黒柳明

くろやなぎあきら



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黒柳明の1983年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月10日第98回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○黒柳明君 公明党・国民会議を代表しまして質問いたします。  まず総理、内閣誕生以来四カ月になるわけでございますが、これまで中曽根内閣に対して、なかんずく中曽根総理に対して国民の皆さん方がどう評価しているか、総理はどうお考えでしょう。六十点の合格点はつけていただく、こう判断する...全文を見る
○黒柳明君 必ずしも御期待どおりにいかないという自戒、反省はやっぱり合格点無理だと、こういうことでしょうか。
○黒柳明君 先月、各社の世論調査が出ておりまして、もう当然総理はこういうことについて人一倍気を使われる、まあこういう性格だと伺っておりますが、各社の世論調査ですと、残念ながら合格点六十点どころか、まず再試験、留年あるいは退学処分というような三〇%前後の支持率。これは調べてみますと...全文を見る
○黒柳明君 温度計といいますと、まあ外は春雨ですね。これからこの委員会の中豪雨が降りますからね。ひとつその点も自覚された方がいいと思うんですが、当然寒暖計は狂っておりません。どうしてそんなに支持率が悪いのか。やっぱり外交に対しての総理の発言、姿勢、これは野党、国民の皆さんだけじゃ...全文を見る
○黒柳明君 まだ質問してから数分、数問です。いま総理の顔をずっと見てましても非常にいい顔なんですね、にこやかで柔和で。その総理のそういうお顔、姿、そのまま同じく柔和に、にこやかに国民が受けとめられるような政治、外交、安全保障、これを打ち出してもらえると非常に私は結構だと思うんです...全文を見る
○黒柳明君 私も一点の疑念も挟む必要がないのじゃなかろうかと思うんですが、世間の声はそうはいかないわけです。それじゃ、田中邸で高級官僚と田中さんであろう人と対話されるのが仕事のことだか私的なあいさつか、これはわかりませんでしょう、総理。そこがやっぱり常識的な問題として批判の対象に...全文を見る
○黒柳明君 どうも田中問題になると一歩も前進しない。結構です。  それで、いま衆議院の議運で決議案がまだ審議されてないわけです。どうですか、これに反対だと総理大臣おっしゃったですね、決議案に。ただ、この決議案に反対ということは、撤回を求めるという総理の考えでしょうか。
○黒柳明君 そうすると、撤回を求めるとか、決議案が違法であるとか、そういう見解ではない、こう確認してよろしゅうございますか。
○黒柳明君 ですから、撤回を求めるとか、違法という見解ではないですねと、この一点だけちょっと、再確認です。
○黒柳明君 そうじゃない。要するに、決議案に対しまして自民党の総裁として了承しているということでそれはいいんですよ。ですから、その議院運営委員会に出したということは、もうそれは違法とか撤回を求める、こんなことはもう絶対ないのだと、これはもうないという答えしかないと思うんですけれど...全文を見る
○黒柳明君 法制局長官、衆議院が正規な手続によって受けつけたわけですから、この決議案が違法性があるなんということは、これは絶対ないでしょうね。いかがでございましょう。
○黒柳明君 そうすると、総理の考えは、その違法性、撤回云々ということはやっぱりこれからの衆議院の議運の中の与野党の話し合いの中で出る可能性がある、あるいは出る場合も考えられる、いや、それはもうそこの場でどう出ようが任せるのだと、こういうお考えはお持ちですか。
○黒柳明君 そうすると、その過程を見なきゃわからない、それから報告も正確に、まあ受けているのだと思いますけれども、受けなきゃわからない、だけれども、その過程において違法性があるとか撤回するとかという可能性も逆に言うと否定はできない、議運に任せる、こういうことで否定はできない、こう...全文を見る
○黒柳明君 その行動の自由の中には当然違法性の問題とか撤回ということも含めて議論になる可能性がある、こういう判断もあるんですか、総理の考えとしては。
○黒柳明君 堂々めぐりになりますので、これはまた後日に譲ります。  エンタープライズの寄港、三月二十一日ごろ佐世保に来る、こういう報道。政府も県も了承していると。ただし、けさの報道でも、また先般の衆議院の外務委員会でも非核三原則にのっとって、もう一回アメリカに対して核の一時通過...全文を見る
○黒柳明君 総理どうですか。
○黒柳明君 武器輸出なんて相当思い切ってやったわけですから、何かロン、ヤスの関係ですからね、非常に親しい関係でしょう。タカ派だけのロン、ヤスじゃないと思うんです。よく呼吸が合っている。言うことも言うけれども、言うことも聞いてくれる、こういう間柄のロン、ヤスだと思うんですね。もうち...全文を見る
○黒柳明君 外交姿勢、訪韓、訪米、それから五月はASEAN、それからさらにECと日本で対話、中国特使派遣、非常に手の打ち方が早い。こういう手の打ち方、敏速性はこれは評価すべきものはする筋もあるでしょうね。  ところが、この中に一つやっぱり忘れた国があるんじゃないでしょうか。ソ連...全文を見る
○黒柳明君 ですから、総理自身の時間があれば訪ソという考えはいま現在お持ち合わせですか。それから、いま当然客観的に見てぎくしゃくしている。これについて日中、日韓、日米の首脳会談の方向だと思いますな、いろいろなことを含めて。と同じようなものをソ連に対してさらに突っ込んだ対話の姿勢を...全文を見る
○黒柳明君 昨日、ワインバーガー的防長官が発表したソ連のいわゆる脅威と言った方がいいですかな、脅威ということそのものずばりじゃないが、あの報告を見て総理はどういう見解を改めてお持ちになりましたですか。
○黒柳明君 きのう外務大臣は脅威というような発言をしましたが、総理大臣はどうですか。やっぱり脅威の度は増したというお感じを受けてあれを聞きましたか、読みましたか。
○黒柳明君 それでは具体的な問題に入っていきたいと思うんですけれども、衆議院でも何か自衛隊に不穏な動きがあったとかなかったとか、こんなあれがありまして、私は真偽のほどは関知するところじゃありません。しかしながら、私はきょうは具体的な材料をもとにしまして、中曽根総理がよくおっしゃい...全文を見る
○黒柳明君 議会政治の今日、たとえば自衛隊が政党を敵視して、そのための警備を計画しているとか、あるいはみずからの武力制圧下に置くとか、こんなことは間違ってもないと私は信じます。また、こんなことがあったらそれこそ大変である、と同時に、その責任は厳に問われなければならない、こう思うん...全文を見る
○黒柳明君 私は政党に限定して、それでその政党も複数、幾つかの政党と、それじゃこういう言い方にしましょう。そうすると、原則どころか、そんなことは絶対あっちゃいけない、こういうふうに思いますわ。どうでしょう。
○黒柳明君 防衛庁、年度の防衛及び警備に関する計画、これは年防と、こう略している、こう聞いておりますが、その年防作成の法的根拠。これは長官ですか、防衛局長ですか。
○黒柳明君 いま若干触れましたけれども、その手続ないしはその製作者等について、もうちょっと具体的に御説明いただけますか。
○黒柳明君 約して言うと、長官が当然オーソライズしたものである、これは集約して言えるかと思うんです。  その年防の中に、治安維持上対処すべき事態とか、区分とか、要綱とかということがあるんですが、これはどういう考えなんでしょうか。
○黒柳明君 いまおっしゃったところで、対象が国内勢力と国外勢力に分かれている、私はこういうふうに認識しておりますが、それも間違いありませんですね。
○黒柳明君 そこで、私は国外、外国からの侵略じゃなくて、国内勢力、いわゆる国内治安上の問題、ここの項目を取り上げたいと思いますけれども、その項目、自衛隊が対処する特に留意すべき行動の中に、基地施設に対するゲリラ攻撃及び部隊に対する謀略活動、こんなようなものについての諸団体、これに...全文を見る
○黒柳明君 ゲリラ、謀略、そしていまちょっと局長が触れましたが、武器、車両、弾薬等の奪取、あるいは隊員、家族に対する心理的圧迫、こういうものについて行動を起こす可能性がある団体、まあ団体であるのか分子であるのか、これはわかりません。それについて自衛隊が対処する、そういう計画ですね...全文を見る
○黒柳明君 その対象に幾つかの複数の政党がなっているということは、これは考えられませんでしょうな、局長。
○黒柳明君 ところが、私の知っている限りなんですが、ここにその年防があるんです。この中に複数政党の名前が含まれている。だから私の知っている限り——それは防衛局長だって二、三年で任期がかわりますわな、だけれども、行政はいつの世にも連続性があると、長官だって同じ立場だと思いますね。知...全文を見る
○黒柳明君 ただ中央、地方ということは、これはさっき言った製作者、あるいは製作手続で、これは言えない問題であろうことは間違いありません。そこがいま焦点じゃありません。  それじゃひとつこの年防を出していただけませんか。私のはこれは入っているんです。入っているから言っているわけで...全文を見る
○黒柳明君 だから、きょうもマスコミで報道されていましたな、統幕議長がやめるときに捨てぜりふを残していった。またこれ物議を醸し出しますよ。おれたちは政治にはコントロールされるけれども、内局にはコントロールされている覚えはないと、こんな何かこれから尾を引くような発言をしております。...全文を見る
○黒柳明君 わかりました。そのとおりです。  さあ総理、いまのこの具体的事案についてどう判断しますか。どっちを重きに置かなきゃならないですか。最大限協力すると言いながら、やっぱり行政の責任の立場もある。やっぱり個々の事案で検討するよりほかないというケースですね。さあ、政党がそう...全文を見る
○黒柳明君 資料はここにあるからお見せするんですけれども、要点は一つです、いま言いましたように。政党がゲリラ活動、武器奪取、謀略活動、自衛隊に対しての、そういう団体と見られているというものがある、それを極秘資料だから出せない、出せなければ私の持っているのは対照、突き合わせができな...全文を見る
○黒柳明君 ちょっと待ってください——ちょっと待って。いい、またいま順にやっていきますから。  総理だって最高責任者ですよ、自衛隊のね。最高責任者ですよ、いいですか。  三矢研究、これはどういう事態だったですかね。昭和四十年政府が統一見解を出しましたね、三矢研究。
○黒柳明君 そうですね。あくまでも自衛隊の中央からの指示じゃないです。統幕会議の事務局長を中心にして有志がやった、しかも図上の作戦であります。それがあの内部告発によって大問題になった。  これはそうじゃないですよ。長官がオーソライズされたものですから、その中にあるわけですから。...全文を見る
○黒柳明君 私は、これだけの重大——資料がありますからいつでも見せますよ。だけれども、これだけの問題を提起して資料が出てこない。私、これ見せたってまた同じ答弁が返ってくるでしょう。調査します、そんな簡単なものじゃないですな。ともかく資料が出てくれば突き合わせできます。どうですか。...全文を見る
○黒柳明君 だから何回も言うように、その極秘の資料の中に、総理が——総理だけじゃないですよ、もう議会制民主主義、政党政治を守る根幹である政党——一議員じゃないですよ、総理、一議員だってその議席を剥奪することはとんでもないと、こういうふうに盛んに言い続けてきているじゃないですか、田...全文を見る
○黒柳明君 極秘……、これは非常にいまの守秘義務と国政調査権の関係、大問題だと思います、これだけ具体的事案を出したわけですから。ひとつどうですか、公開しなくても、ここに持ってきて長官にそれ確認させるということはできませんかな、防衛局長。それもやっぱりだめですかな、同じことでしょう...全文を見る
○黒柳明君 長官、これちょっと見てください。見た方がいいということがあるからね、ちょっとこれ見てください。(資料を示す)私、この資料を長官にいま確認してもらいました。間違いなくこの中には複数の政党名が挙がっております。長官、いかがでしょう。
○黒柳明君 複数政党でありますね。
○黒柳明君 だから、複数ですねということ、複数ですねと念を押しているんですよ。
○黒柳明君 じゃ、ごゆっくりどうぞもう一回よく見てください。複数ですね。
○黒柳明君 複数政党名が、総理、確認されていると、こういうことであります。いいですね。  そうすると、これどうでしょうか、責任問題はこれどうなるでしょうかね、責任問題は。
○黒柳明君 どことかこことかじゃなくて、長官の指示でつくられたものだから冒頭これ言ったわけですよ。その責任というのはどこここじゃないですよ。年防の手順というのは、やっぱりすうっと防衛庁長官のこう系統でつくられるものですから、どこここという問題じゃないんじゃないでしょうかね、確認し...全文を見る
○黒柳明君 そうすると、下級の基地——下級という言葉をさっき使ったから、どこかの基地でやっていれば長官の責任じゃないという断定の答弁ですか。そんなことが許されますか。
○黒柳明君 それだから、そういう問題があれば長官の責任でしょうと念を押しているわけですよ。
○黒柳明君 だから、調査するまでもなく、ここにあるのを、現物を見せたわけでしょう。この問題で論議しているのです。この真偽のほどをどうかといったら——現物なんですよ、あなた方は近代科学というのは信用しないんですか。写真に撮ったからこれだけのものがある。これは専門家じゃなければわから...全文を見る
○黒柳明君 だって、いま複数政党が入っていますという確認をしたじゃないですか。だからそれを言っているんですよ。事実があるんですから、だから責任はどうなんですか。
○黒柳明君 当然そうじゃないですか。お手元にある資料ですよ。お手元を離れてどこかに資料だけふわふわ浮いていやしません。表紙もある、その次も一ページ、二ページ、三ページ、四ページ、五ページとあると、いまこう説明したじゃないですか。ちゃんと具体的に説明したじゃないですか。これが複数政...全文を見る
○黒柳明君 何回も言いますように、現物ここにあるんです。これを否定するなんというわけにいきません。それを持って私は言っているわけです、きちっと。調査活動をしているわけです。調査させることはやぶさかじゃありません、私は。だけど、いまここに現物があるものについて確認をしてもらって、そ...全文を見る
○黒柳明君 確か、重要と言えば、核攻撃に対する対処の仕方なんて重要な問題が出ています。確か、これは重要だと思いますね。重要だからいまここで取り上げて、重要でなきゃ取り上げないですよ、私の立場から言うと。これは理論整然なのは私の方なんですね、どう考えたって。委員長、同じ答弁がこれ操...全文を見る
○黒柳明君 これは本参議院予算委員会の悲しさでありまして、衆議院の場合には空転なんということがあって、これはもう野党じゃなくて与党・政府が予算の成立で非常に苦境に立たされるんですが、参議院の場合にはこれはもう三十日以内に自動成立でございますので、一分たてばたつほど予算の自動成立に...全文を見る
○黒柳明君 責任の所在まできちっとしますね、善処なんてしゃれた言葉を使わないでください。責任はきちっとさせますね。
○黒柳明君 だから、それで責任の所在もきちっと調べなさい。責任の所在をはっきりしなければだめですよ、調査に伴って。いま責任問題ですから、だから責任を調査して事実であると私断定しますから、そのときは責任問題を含めて。
○黒柳明君 責任問題も含めて。何か防衛庁長官、おれが首になっちゃ困るななんというような心境で、どうも責任問題についておっしゃいませんな。もうこれだけの人が証明であります、テレビを通じまして、全部とは言いません、相当の国民の皆さん方が聞いていらっしゃるわけで、調査してこれが事実だと...全文を見る
○黒柳明君 その手順、仕組み。
○黒柳明君 その特殊法人である労働福祉事業団それから雇用促進事業団まではいいけれども、その後の再出向、これはだめですね、法的に。
○黒柳明君 いや、退職手当法にのっとって、公務員の。
○黒柳明君 全然わからない、官房長、いまの答弁。労働大臣、おかしいぞ、いまの答弁は。国家公務員等退職手当法にのっとって、二つのいま言った事業団から認可されないそこの公益法人に行って、退職金を通算されることは違法ですね。
○黒柳明君 違法ですね。
○黒柳明君 若干ですか、完全に違法じゃないですか。
○黒柳明君 何を言っているのですか。この公務員退職手当法の中に再出向したところは合法と書いてありますか、書いてないじゃないですか。違法じゃないですか。ことに認可されていない公益法人に行っているじゃないか、出向で。そんなことをやったら、この退職手当法は何のために法として生きる。違法...全文を見る
○黒柳明君 全然とんちんかんな答弁なんです。 この法律にのっとっていいですか、違法じゃないですか。ここにのっとった公益法人、それじゃ何のために手当法の公益法人を指定しているんですか。答弁が悪いからだ。同じ答弁幾らやったって同じじゃないですか。そんなことはもう明瞭ですよ。違法では...全文を見る
○黒柳明君 問題があるということは、違法だということでしょう、と言うんだ。大臣、はっきり答えてくださいよ。
○黒柳明君 そうすると、各省がこの国家公務員退職手当法施行令で指示されない公益法人に全部天下って、それでまた本省に戻ってきて退職金をもらってもいいんですな、いま大臣の、便宜上やっても。便宜上やってもいいんですな、それじゃ各省庁が全部。それじゃ何のためにこの法律があるのか。
○黒柳明君 問題があるから違法じゃないですか。大臣、その出向任命権者は大臣ですね。八年も前からこれについて政府に陳情している。われわれの公益法人も入れてくれと、退職金手当法の中に。政府はこれ入れてくれない。違法を知りつついままでずっとやってきた。大臣が任命権者だよ、出向の。大臣の...全文を見る
○黒柳明君 事業団の出向を任命して、そこから自動的に八年間もその不法行為やらしていた。それは大臣が判こを押していたんじゃないですか。それもずっと七年も八年も労働省は知っていてやっていたんですよ。
○黒柳明君 これ見てください。ずっとこんなに多く、五十三年から代々代々こんなに多く出向している。
○黒柳明君 そんなこと聞いているんじゃない。だから、違法をやっちゃいけない、そのとおりです、問題あります、違法ですといったのは、そんなのはもう前に終わっているのよ。一幕、幕はおりた。二幕目、大臣の出は二幕目です。  五十三年からこんなに多くやっているんじゃないですか。官房でやっ...全文を見る
○黒柳明君 そうなんですよ。私のストーリーには、この欄では大きい声を張り上げるなんて書いてないんです。いいですか。官房長が変なこと言っている。それは大臣を守ろうという気持ちはわかります。りっぱ。それだけは褒めておきますよ。ですけれども、この欄で私は大きい声でどなるなんてこと書いて...全文を見る
○黒柳明君 そうじゃないよ。法律に照らして悪うございましたでいいんじゃないですか。
○黒柳明君 問題というのは、悪い、違法行為だ、こういうことです。もう大臣をこれ以上煩わせないで、忠臣の気持ちはわかります。だけれども、これは立法府じゃないですか。法律に照らして問題があるというのは悪いということです。それを冒頭に言えばそれでおしまいじゃないですか。悪いことを何も私...全文を見る
○黒柳明君 法制局長官、違法な行政行為というのはこれは無効でしょう、当然。
○黒柳明君 いま完全に法的に違反して、それで退職金——確かに会計検査院が言うように、個人個人が行きたくて行ったんじゃないんですな、出向を命じられたんだから。民間に行っちゃった。 ところが、その退職金は通算される。給料もここに行くと一〇%ぐらいふえる。まあこれは大した問題じゃない...全文を見る
○黒柳明君 文部省との関係どうですか、文部省との。
○黒柳明君 要するに、その課の予算がない。だから、飲み食いの予算も別の旅費で浮かして取って、それがわかっちゃった。それで、それを課で使ったんだけど、課長が責任持った、こういうことですよ。それだったって、やっぱり責任者は責任持つんですよ。自分で使ったんじゃない、課の人に、旅費で浮か...全文を見る
○黒柳明君 すると労働大臣、まあいま全貌ははっきりしたとおりです。ただし大臣がここまで、出向任命者だったって、それが長い間——大臣はまだ三カ月だから知らない、まあ知らないということを是としましょう、そのとおりと認めましょう。ですけれども、仕組みの中においてはそれはやられてきたわけ...全文を見る
○黒柳明君 在日米軍の基地の駐留費の分担金のことについて取り上げますが、施設庁長官、五十三年からの駐留費の経費の分担金の状況、最近は非常にふえているんですけれども、いわゆる思いやりですな、各年度の予算執行状況、またその運用状況、伸び率等について御説明いただけますか。
○黒柳明君 いわゆるこの駐留費の分担金、五十四年から百億、それからいま五百億、一年ごとに大体百億ずつふえていますね。それで、五十三年までは新築がなかったのが五十四年から新築がふえ、五十六年から今度はオペレーション、作戦関係が出てきた。この思いやりといわゆる分担金についてどういう基...全文を見る
○黒柳明君 要するに、緊縮財政の中で、マイナス予算の中でこれだけが二〇%ですな、総理。まあこれから発展さしていきますけれども、この思いやり分担金というのは基本的にどういう考えでしょうか。異常な伸びなんです、これは。
○黒柳明君 そうすると、この思いやり分担金というのはいまの緊縮予算の中じゃ全く例外で、防衛費の突出のさらに上乗せした突出で、二〇%も今後いく可能性、ともかくつかみ取りで何でもやるんだと、こういう基本線ですか。
○黒柳明君 少なくとも総理、福田内閣までは歯どめがあったわけです、大平外務大臣のころは。いわゆる代替——米軍基地の設備区域内においては代替の範囲を超えないと、AやA′ならいいけど、BもCも新築もつくっちゃいけないと、これで歯どめかけていたんですよ。ところがその歯どめなくなっちゃっ...全文を見る
○黒柳明君 だから、それはどういう歯どめかって言うんです、地位協定の歯どめというのは。地位協定はずっとあるわけですから、だから歯どめも何もなくなっちゃっているんですよ。どういう歯どめですか、地位協定に基づく歯どめというのは。
○黒柳明君 だから、地位協定におけるというのは、これはやっぱり個々の施設であるとか区域、これはありますね。そうじゃなくて、私は予算、お金のことを言っているわけです。それについてはもう歯どめがあったのがなくなりましたねと、代替を超えちゃいけない、新築は、というようなことがあったんで...全文を見る
○黒柳明君 外交、防衛の問題でお尋ねしますが、衆議院の予算委員会で総理が同心円というような言葉をお使いになりまして、日米の防衛構想はその同心円上にあるもの、現実的な共通した部分も相当あると、日本列島防衛上同心円にある部分は協力するとか、この同心円という考え方はどんなことかお聞かせ...全文を見る
○黒柳明君 いまさらアメリカの世界戦略、戦術について私言う必要はないと思います、釈迦に説法かと思いますが。当然その考えは対ソ戦略でありますし、世界的には通常兵器を踏まえて核戦略構想でありますし、そうなると、円の中心というのはどうしても対ソ戦略構想、あるいは核を中心にした世界戦略構...全文を見る
○黒柳明君 アメリカの核の抑止力、日米安保による核の抑止力、これはどうでしょうか、評価は。最近は対ソ戦略を考えた場合に、抑止力がずうっと低下していると、これは客観的な評価ではないでしょうか。総理、いかがでしょう。
○黒柳明君 先ほども質問しましたが、ワインバーガー国防長官が昨日発表いたしましたソ連の軍事勢力、その中で極東につきましてはそんなに、ミンスク、バックファイアを中心に極東の勢力がふえてると、SS20三百五十一のうち百ぐらいが向けられている、こんな程度だったんですが、防衛局長、できれ...全文を見る
○黒柳明君 ちょっと最後の点お伺いしたいんですが、いわゆるこちらの自衛隊機に対して何か北方領土に常駐していると思われるミグ21がスクランブルをかけてきている。いわゆる向こうの領域ということを設定して、要するにバックファイヤーなんかにこちらがスクランブルをかけるのと同じスクランブル...全文を見る
○黒柳明君 そうすると、これはスクランブルをかけられる対象というのは、ただ、距離が近うございますね、あの北方領土と北海道とは。そうすると民間機についてはそういう危険性は絶対ないんでしょうか。それは向こうも自衛隊機と民間機の区別ははっきりしているだろうと思いますが、わずか十キロぐら...全文を見る
○黒柳明君 いや近くまで、稚内や釧路なんか行くでしょう、民間機は。北方領土なら行くわけないですよ「撃ち落とされるから。
○黒柳明君 わかりました。  それに当然関連するんですけれども、P3C、これ現在八機、これから七十五機。防衛局長ですかね、これは当然P2Jよりも機能がすぐれておる、これは間違いありません。優秀である。ただ、これはどうなんですか、潜水艦探索能力。これは聞くところによりますと、型式...全文を見る
○黒柳明君 いや、国籍。
○黒柳明君 そうすると、逆に言うと状況によってわからないと、こういま発言が隣でありましたけど、そういうことは言えるわけですね。
○黒柳明君 それから型式はわかりましても、通常型になりますと今度はソ連型のを使っている国、そうなると、その国籍は必ずしも判別できないんじゃないでしょうか。
○黒柳明君 その音紋、いわゆるソフトウエアについてはアメリカ側から教えてくれない部分があるんじゃないでしょうか。
○黒柳明君 事前に教えてもらったところでは、「日・米の情報 日米合同委員会で情報交換は約束されているが米側よりソフトウエアーの核心部分(音紋等)は教えてくれない。(有事の際は教えてくれるだろう)」と、こう書いてあるんですけれどもね、これは判断間違いでございましょうか。
○黒柳明君 ですから、有事のときには教えてくれる可能性はあるけれども、平時のときには教えてくれないという判断でいいわけですか。
○黒柳明君 それから、今度、P3Cが通常型原子力潜水艦を探索するわけですけれども、原子力潜水艦をつかまえたときの、そんなことはあり得ないでしょうけれども、攻撃ですな、これは抑止力の一部ですから。そうすると魚雷というのは、いま自衛隊が持っている魚雷、原子力潜水艦は五百から六百深海中...全文を見る
○黒柳明君 そうすると、九百までもぐれるというのですな、原子力潜水艦。それも対処できる……
○黒柳明君 それも極秘ですな、そうなると。
○黒柳明君 ただ、常識的にはその原子力潜水艦に、五百から九百に届く魚雷はいま技術研究所で開発していると。これはもう秘密じゃありませんから。開発しているのに、いまこちらにあるのはどうかわからない、極秘というのは、これはとっても矛盾した話ですけれども、まあ極秘といっても、これもさっき...全文を見る
○黒柳明君 そうすると、いまでもその概念の差はあるという認識ですね。これは間違いないんですね。これは要するに総理の、これを見ますと、これは私たちが従来考えていたこちら側はルートで一本の線だと。向こう側は、アメリカ側が考えているレーンというのは海峡とか、港湾とか、周辺とか、そういう...全文を見る
○黒柳明君 この時点においてはちょっと総理の認識が食い違っていたということですね。いまアメリカ側に寄ったというわけじゃないわけですね、そうなると。
○黒柳明君 海峡コントロール、この有事というのは、総理、いつから有事をスタートして、機雷の投下なり設置などをやるんですか。いつの時点をつかまえて、有事というのは。
○黒柳明君 そうすると、戦争が始まった、もっと平たい言葉で言うとね。要するに攻撃が始まったと、こういう時点を有事。その時点から海峡封鎖を始める、平たく言うと、そういう考えでいいわけですか。
○黒柳明君 わかりました。  そうなりますと、海峡についてもいろんな問題論議されておりますけれども、宗谷でも津軽でも、もういまの時点においてミグ21はこちらにスクランブルかけてきているというんですから、そうすると有事のときになって、敷設艦が一隻であり、C130が機雷を投下するわ...全文を見る
○黒柳明君 ですから、艦船は非常にむずかしいと、航空機、潜水艦。ということは、やっぱり制空・制海権を確保しておかないと、空にせよ潜水艦にせよ非常に敷設はむずかしい、こういうことになるんじゃないでしょうか。
○黒柳明君 いま持っている自衛隊の能力で海峡を封鎖した場合、三海峡、対馬の西側は別にしまして、どのぐらいかかっていまある能力の中で一〇〇%の敷設というのはできるんでしょうか、この期間。これも秘密ですか。
○黒柳明君 要するに、それも秘密の中に入ると。衆議院やいままでの答弁は——どうも午前中の質問が悪かったかな、何か硬化させちゃったですかね、防衛庁を。それも秘密で言えないというんですか。これ困っちゃったですね。  そうすると、対馬の西海岸、これこそ私もいろいろな状態が想定されると...全文を見る
○黒柳明君 そうすると——日韓で相談するということについては答弁ありましたね。そうすると、そのときに、要するに日韓で共同でやろうといったことについてはやっぱりそれはもうできないと、有事のときでも拒否せざるを得ない。集団自衛権に抵触するからだ。こういう判断はもういまから固まっている...全文を見る
○黒柳明君 いまの第七艦隊ですね、日本を母港としている。これは機雷戦闘能力は持たない艦隊ですか。
○黒柳明君 第七艦隊は機雷に対する戦闘勢力ではないと、こういうふうに聞いております。そうなると、有事のとき日本から第七艦隊が出動して機雷を敷設する、米軍が単独で。そんなことは想定の中にせよまず考えられる状態じゃないわけですね。
○黒柳明君 時間がありませんもので、国内問題ちょっと触れたいんですが、総理、中国孤児の問題ですね。いま盛んに各マスコミが、あるいはボランティア団体が全面的な応援をしておりますね。ただ、予算の問題なんですよ、厚生省の援護局ですか。これ、予算どうでしょうか、この中国の残留孤児対策に対...全文を見る
○黒柳明君 肉親捜しのための来日孤児の増員、百二十人から百八十人にする、一回六十人で年間三回実施する。それで、五十七年が五千三百万を五十八年は八千万にすると、こういうことですね。ただ、この八千万、億にもいかないわけなんですよ。ちょっとこれは少ないんじゃないんでしょうか。まあちょっ...全文を見る
○黒柳明君 当面の問題ですからこれ以上は申しませんけれども、やっぱり民間ボランティアから始まったこの孤児の肉親捜し、それについてはもうちょっと——この八千万の金額だけじゃないことはよく知っております。いろんなところで費用があろうけれども、圧倒的には総理、ボランティア活動に頼ってい...全文を見る
○黒柳明君 総理が提唱した緑化の「みんなで木を植える国民運動」ですか、これは党、あるいは内閣にそういうのをつくろう——まあ閣議でちょっとがちゃがちゃしたとはいうけれども、これも非常に結構ですね、趣旨としましては。ただ、この生活環境保全林整備事業、ここで新たな補助金を出していますね...全文を見る
○黒柳明君 それからもう一つ。同じく経済林の人工造林の推進地域指定をされている山林、これも問題がある。要するに花を植えると、こういうわけです。そこには補助金が来てるから。こんなところ花なんか植えなくてもいいと言うんだけど、補助金使えということで植えると。これも県名もみんな出ている...全文を見る
○黒柳明君 総理、靖国神社の公式参拝。大阪での判決がありました。これは公務員の宗教行事への参加は憲法解釈上常に私人としての行為と見るほかはなく、公務となる余地は全くない、大阪地裁の判決、これは御存じのとおりであります。そうなりますと、靖国神社の公式参拝というのは一切まかりならぬと...全文を見る
○黒柳明君 時間ありませんから、経企庁長官と通産大臣に三つだけ。  いまOPECががたがたしてますですね。石油の値下げか、あるいは生産量の調節かであれしておりますけれども、その値上げの見通しをどう見ておりますか。それから一〇%、二〇%下げられた場合のわが国の経済成長、これはどう...全文を見る
○黒柳明君 労働、防衛の方に怒ってください。
○黒柳明君 値下がり。
○黒柳明君 冒頭の問題がありますから、若干時間残っておりますけれども、保留させていただきます。  以上でおしまいになります。ありがとうございました。(拍手)
03月24日第98回国会 参議院 運輸委員会 第4号
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○黒柳明君 大臣、一昨日、衆議院の本会議で監理委員会の法案がスタートしたのですけれども、新聞の報道、きのうのあの報道によりますと、何か民営分割五年、大臣は必ずしも、臨調の答申を尊重するということは前提ですけれども、これからの話し合いだ、こんなことが報道されておりましたが、この真意...全文を見る
○黒柳明君 そうすると、総理のニュアンスというのは、終始一貫しまして臨調最大限の尊重、それを今度は実行に移す。なかんずくポスト臨調の構想もまとまっておりますから、内閣が今度は実行に移す段階であるわけですけれども、総理の考えというのは終始一貫変わらないような感じがするのですが、きの...全文を見る
○黒柳明君 ポスト臨調の方は名前——名前は、こちらはもうはっきり前から決まっておりますね。メンバーも決まっている。それからポスト臨調の方は、労使、労働界も含めてあるいは政、官、財含めてというようなこと、学識経験者、この五人の方は相当構想はまとまっているのですか。あるいはまだまだま...全文を見る
○黒柳明君 当然、法案の審議がスタートしたばかりですから、人選は成立してからということでも別に遅くはないのですけれども、臨調の方は総理が力を入れていて、全面的にこちらが期待する以上にとっととっと進んでいるみたいですけれども、その行革の目玉でありますので、五人だけ決まって、まずその...全文を見る
○黒柳明君 世界で優秀な国鉄の技術が正々堂々と、単なる一部のところじゃなくて、天下のアメリカに行って、それが貢献し、役に立つことも大いに結構なことなわけでありまして、そうすると、いまのロス—サンジエゴ間のフィージビリティーが終わった、融資関係もいま話し合って、非常に採算もとれそう...全文を見る
○黒柳明君 それについて、政府が金を出さないと言うのですから、ホワイトハウスの方は直接関係あるのかどうか。あるいは議会サイド、あるいは地域住民、そんな点は当然アメリカ側が積極的に、アメリカン・ハイウェー何とかというのですか、向こうの新しい会社ができて手を打っているのだとは思うので...全文を見る
○黒柳明君 運輸大臣、当然事情は御存じかと思うのですが、国内では守勢側に立っている国鉄がアメリカでは攻勢側に立って大活躍する方向にあるわけですけれども、これをどういうふうに対外技術援助の一環として大臣は御評価いたしますか。
○黒柳明君 見守っているにしてはちょっと理解がないので、ひとつ国鉄側とタイアップして、運輸省当局もただ見守っているだけじゃなくて、もうちょっと積極的にやっていただくと日米鉄道議員会議のメンバーも非常に張り合いが出てくるのじゃなかろうか、こんなふうに思います。  青函トンネルの先...全文を見る
○黒柳明君 けさ発足してお話しし合ったばっかしということですが、若い人に夢を持たして国鉄に借金を持たすわけで大変なことだと思うわけですけれども、大臣の私的諮問機関でございます。大臣の一応考えとして、きょうスタートして、メンバーはいま三人お挙げになって、優秀な、独自の見解をお持ちに...全文を見る
03月30日第98回国会 参議院 運輸委員会 第5号
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○黒柳明君 マラッカ・シンガポール海峡は、わが国の経済安全保障にとって非常に重要なところであることはもちろんでありますが、ここは分離方式がとられて、その効果のほどはどういうことになっておりますでしょうか。御説明いただきます。
○黒柳明君 海難救助についていろいろ海上保安庁も手をお打ちですが、広域海難救助について将来具体的にどのような方策をお持ちでしょうか。
○黒柳明君 大型のタンカーに対する安全対策、なかんずく今度の改正案では小型のレジャー用のボートについても大幅に規制が緩和される、こういうことでありますけれども、これから夏にかけてレジャー用のボートがしばしばいままで事故を起こしたりなんかしておりますが、そのレジャー用のボートについ...全文を見る
○黒柳明君 最後に、次官、六月一日施行で、いまも話がありましたが、世界中に散らばっている海員の皆さん方にこれを周知徹底するのは非常に大変な作業でありますが、当然、これは改正を促進し、わが党としてもこれを全面的にバックアップする意味におきまして、この周知徹底の万遺憾なきを図らなけれ...全文を見る
○黒柳明君 以上です。
04月20日第98回国会 参議院 本会議 第11号
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○黒柳明君 私は、公明党・国民会議を代表いたしまして、ただいま説明のありました臨時措置法案について、総理並びに関係大臣に質問をいたすものであります。  いまや、国鉄の改革は政治的、国民的課題であるとともに、その成否いかんは、国家財政や国民生活に多大な影響を及ぼすだけではなく、行...全文を見る
04月26日第98回国会 参議院 運輸委員会 第7号
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○黒柳明君 大臣、私ども、周知のとおりに、この法案賛成でございまして、臨調の答申も大枠においては尊重する、こういう姿勢なんですが、衆議院の議事録を読ましていただきまして、先般の参議院本会議、それから委員会の質問、どうも何かすっきりしない点がありまして、どうも反対と同じような立場か...全文を見る
○黒柳明君 そうすると、必ずしも終着点のゴールが栄光のゴールであるかどうかわからないけど、冒険する意欲だけは満々である、こういうふうに理解させていただいて、到達するゴールというものはどういうことかわかりませんが、ともかくそこに栄光のゴールをつくるために最大の努力をする。いままでい...全文を見る
○黒柳明君 臨調の場合も、全く白紙から多角的に各界の人をえりすぐって人選して、そして部門別に分かれて、一生懸命努力して各部門において答申が出された。そうすると、今度の監理委員会の場合には若干性格が違うのじゃないかと思うんですが、すでに臨調の答申が民営分割ですから、それに沿ったやっ...全文を見る
○黒柳明君 そうすると、いまこの分割民営に反対している層というのは完全に排除される。臨調の答申ということについてこれは尊重する、しかし委員会の審議の過程において何か別の方向もあり得るということ、これはたびたびおっしゃっていますですね。一時は総理と運輸大臣の意見が違っているのじゃな...全文を見る
○黒柳明君 そうなりますと、必ずしも、ちょっと先ほどおっしゃった——いやいや、林さん待って、いまそちらでまた言っていただきますから。大臣だっていま体の調子が悪いから、ちょっとやっぱり発言だってあれですから、いいですよ、私、賛成ですから、大丈夫ですから。  そうなりますと、私、林...全文を見る
○黒柳明君 いまの条件と、やっぱり専門的ということを、いまの高い識見という中に専門的というのも含まれるといえば含まれるんですけれども、やっぱり先ほど、午前中に社会党の先生おっしゃいましたように、一番これに造詣が深いのは国鉄総裁であり、国鉄の幹部であり、当然、運輸大臣もそのお一人で...全文を見る
○黒柳明君 当然、大所高所からすべて国の施策も踏まえて、ただ単に、国鉄の一つの専門的なことですけれども、これだけのことだけじゃだめでしょうな。やっぱり長期債務をどうするとか、いろんなことがひっ絡みますし、分割した場合には今度は地元の受け入れがどうなるのか、そうなった場合にはやっぱ...全文を見る
○黒柳明君 そうすると、先ほどあれしましたけれども、基本的には中立公平ということは、必ずしも分割民営に対して賛成する人だけを入れるのじゃなくて、それに反対の意見の人も中には入る可能性もある、こういうことで理解してよろしゅうございますか。
○黒柳明君 そうすると、分割民営賛否は問わない、条件としては、こういうふうな理解でいいですか。
○黒柳明君 大臣、委員会の審議の過程において分割民営になるかどうか、それはお任せする、そうすると、逆のことも出る可能性だけはあるわけですよ。そうすると、中曽根内閣がどこまで継続するかわかりません。同時選挙ですと、終わった後反主流に足を引っ張られてすぐいなくなっちゃうかわかりません...全文を見る
○黒柳明君 私が基本的にわからないのは、先ほどから何かおっしゃっていた、総裁が一生懸命がんばってきた、その総裁ががんばってきたけれども再建できない、四次ももう不可能だというには、それなりの総裁に対して負わされたマイナスのお荷物があるからだめなんだ。運輸大臣が最高責任者だから、ほか...全文を見る
○黒柳明君 総裁、いまの段階に来まして、総裁にこういう質問してもしようがないとは思いますけれども、確かに総裁になってから再建プランも立てて、なかんずくいまの六十年をめどに立てましたけれども、これは軌道に乗らない、これははっきりしているわけです。ただ、衆議院を通じて、参議院でもいろ...全文を見る
○黒柳明君 林さん、当然、いまの段階に来て総裁の方に聞いても時期的にちょっと御無理かと思うのですけれども、だけれども政府の理解があれば相当のところまでできそうな感じがするというようなことはやっぱり大きな一つのポイントだと思いますけれどもね。  それから、先ほどの人選の中で、臨調...全文を見る
○黒柳明君 この監理委員会は、臨調と当然性格が違うので、ここには「非常勤」とも書いてありますし、「五人」と。この五人と決められたのには何か根拠があるんですか。特別にないんですか、五人というのは。これは大臣の方ですか、林さんの方ですか。
○黒柳明君 そうすると、その答えを出す作業をやる過程において、先ほど専門的なことは国鉄に聞けばいいと。そうすると、やっぱり臨調の委員と同じように各方面からの意見を聞きながらまとめるということをやるんですか。もっとはっきり言うと、政治家との接触もやるんですか、各党と対話したり接触し...全文を見る
○黒柳明君 大臣、先ほどから話ありました議事録の非公開ということ、大臣は分割民営ということを最終ゴールだけで、あと過程というものについては余り承ってはいないんですか。相当やっぱり議事録なんかをお読みになって、具体的にこうすれば、分割民営にすれば大丈夫だからと……。
○黒柳明君 そうすると、先ほども冒頭に分割民営ということに一〇〇%自信があるんですかといったら、それは一〇〇%あるとは私受け取れないような、極論すればともかくやってみるんだ、こういう意欲が先行しているような感じがあったんですが、少なくとも部会では幅広く意見を聞き、それからさらに国...全文を見る
○黒柳明君 先ほど、理事会でこれから検討するということになっているので、検討しなきゃならないと思うんですが、相当やっぱり中曽根内閣が答申を尊重するという全面的な信頼をしたわけですから、それについて相当な議論の中に細部の積み重ねはあって、試行錯誤もあって、それから相当の知識もそこに...全文を見る
○黒柳明君 ただ問題は、この法案を通すことじゃなくて、六十二年の七月までに経営内容、事業を再建させる、赤字から黒字に転換させること。そのときは、失礼ですけれども、大臣は責任の当事者じゃないわけでして、ここにいらっしゃる人は、総裁もそのころは盛んに横目で、あんなものはできるかい、ざ...全文を見る
○黒柳明君 そうすると、鉄監局長、六十年から六十二年まではどういうふうになるんですか。
05月10日第98回国会 参議院 運輸委員会 第8号
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○黒柳明君 大臣、時間が限られております。昨日の連合審査会でもありましたように、地方公聴会で賛成の財界、学者も、私は北海道に行ったわけですけれども、法案自体には賛成ですが、北海道に限ってはやってもらっちゃ困る、困るどころじゃなくて分割民営なんか絶対できない、こういう地域エゴと申し...全文を見る
○黒柳明君 いま申しましたように、長い審議の過程ですから、五人の人選なんかも腹案なんか準備室にはある、林さんの胸にもあるし、大臣はもう大体コネはつけていると思います。了承も得ているのじゃなかろうか。こう思いますけれども、二十六日、いずれにせよ国会が終わって、延長も参議院の選挙の動...全文を見る
○黒柳明君 総裁、当然、監理委員会が発足しますと、これはお金の問題。だけど、お金の問題は、長期債務や年金の問題はある程度結論は出ているわけでありますが、これから数年にわたって国鉄が監理委員会と調節をしながらこれから新しい事業経営に対する土台づくりと申しますか、いままでよりもこれは...全文を見る
○黒柳明君 駅周辺はなるたけ使うということで、ちょっと前ですか、何か新宿の西口の貨物操車場ですか、中曽根総理のたっての要望で三千戸ぐらい収容する高層住宅をつくる、それからさらに通勤新線が池袋から新宿に乗り入れた場合、同じくそこに駅をつくるとか、そこらあたりがひとつ競合して同じ場所...全文を見る
○黒柳明君 東京駅。
○黒柳明君 いつごろですか行管庁が発表した国鉄の全国の保有地が六億幾ら平米で、価格が七千億ぐらい、これはちょっと素人考えでも、どこにどういうものを持っていて、どこがどれだけの価格かというのはわからないんですが、何か入手価格というような感じがするんですが、これはどうなんでしょうか。
○黒柳明君 だから、含み資産が何十兆あるとかなんとか、よく国鉄の赤字に伴って書かれる、批判される、こういうことになっているわけですけれども、どうなんでしょうか、監理委員会にいろいろ細かいことの検討が移れば、まず国鉄の全財産はどれだけあるのか、こんなことを当然まず明らかにせずして、...全文を見る
○黒柳明君 全国的にやるというのは大変な作業であろうことは前から言われておりますが、いわゆる北海道等を中心にして、廃止決定したわけじゃありませんが、話が進まないと二年後には廃線になる可能性がある線があるわけですから、そこらあたりから始めるという構えもやっぱりこの際、先が見えたと言...全文を見る
○黒柳明君 時間でございますので、また次回に譲って質問いたしますが、ともかく五年後には監理委員会が何らかの形を出して形態が移行するわけでありますが、三十二万になるのか、二十八万になるのか、ともかくいまの国鉄の従業員が、ただ単に高級OBだけが天下るところの場じゃなくて、すべての人が...全文を見る
05月12日第98回国会 参議院 運輸委員会 第9号
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○黒柳明君 加藤先生には、臨調解散した後、また緊急に御足労いただきまして、恐縮です。  私どもは、この法案に賛成の立場なんです。ただ、賛成の立場なんですが、どうも審議の経過、政府側の答弁を聞きますと、賛成者が疑惑というと反対に回りゃいいじゃないかとこうなるので、不安がいろいろあ...全文を見る
○黒柳明君 現状がだめだということは、恐らく反対する方の中でも大多数の方が現状はうまくない、しからば便法はというとちょっと考えつかない、こういうことだと思うんですが、大確信を持たれている。人間として、日本人としてという非常に強烈なお言葉を承った。  政府の方からそういう答弁が出...全文を見る
○黒柳明君 神ならぬ身ですから将来的なことはわからない、この言葉は確かに私もそうだと思いますが、これだけの大確信を持たれて検討された、しかも国鉄百年の歴史を根底的に明らかに五年間で変えるこれだけの答申を出されたわけなので、幅広い縦横の知識を駆使されまして出された答申かと思うんです...全文を見る
○黒柳明君 これは当然、失礼ですけれども、政府の立場と臨調の立場とは完全に違いますので、政府がそういう大確信を持て、あるいは時間的なタイムテーブルを出せといっても全く困難のことは承知の上ですけれども、何かやっぱり――私たちこの法案に賛成しますと、賛成したということはこれは将来とも...全文を見る
○黒柳明君 先ほどもお話がありましたけれども、北海道と福岡の地方公聴会、賛成の人たちも北海道は反対だ、分割なんかしてもらっちゃ困る、民営化なんか実現不可能だと、北海道に長く住まわれていた財界の方、しかも将来ともに北海道の有力な地位あるいは北海道で相当専門的な知識を持っている学者の...全文を見る
○黒柳明君 済みません。また、マターに戻った質問ですけど、そうすると、答申は明らかに分割民営、それから監理委員会の法案はちょっとそれが効率的なという、それは分割民営なんだと、こういうことですが、先ほどは大確信を持ってこれでなきゃならない、分割民営なんだ、この大確信を持たれておっし...全文を見る
○黒柳明君 済みません。それじゃ、もう一回北海道につきましてですけれども、そうすると、その答申をつくられた現時点までのお考えで結構なんですが、北海道については当面どういうふうにやった方が一番いいのかなと、こういうお考えをお持ちでしょうか。
○黒柳明君 総理大臣、私たちはこの法案については賛成の立場ですが、またいろいろ審議の過程においてまだまだすっきりしないものもありますけれども、疑惑も解明してきました。今回、連休も続きましたし、総理も東南アジアからお帰りになったばかりなものですから、いい機会ですから、まず冒頭、当面...全文を見る
○黒柳明君 そういう答弁がこういう問題についていままで絶えず総理の口から出てきたわけでございますけれども、重要だというこの総理の御発言、重要だからこそ審議の状態というものが非常にいまデッドロックに上っているわけであります。総裁としても、やはりこれについて重要だという立場から国会、...全文を見る
○黒柳明君 済みません。もう一つだけ、くどいようですけれども。  先国会からの重要案件なわけです。あと参議院の選挙もありますし、もう二週間足らずで国会が閉会するわけです。延長したって、これは一週間延びるか延びないかです。そうすると、いまのままですと、これは完全にたなざらし、マス...全文を見る
○黒柳明君 もう一つ、済みません。  緊急の政治課題ですが、衆議院の解散のことですけれども、同時選挙は一〇〇%近くない、こういうふうに総理みずから断言されたわけでありますが、しかしいままで総理大臣は野党から内閣不信任案が出されればそれに応ずる、解散の示唆と、こういうことが報道さ...全文を見る
○黒柳明君 確かに衆議院の解散は総理の専権事項であります。しかし、かといいまして、その解散権をいたずらに乱用することはまかりならぬ。国民に対して政策の選択を問うとか、あるいは野党から不信任案が出た場合、そういうときに当然総理の専権事項である国会の解散権、こういうものについて決を下...全文を見る
○黒柳明君 秋十月ごろに予定されております第一審判決、ロッキードの田中元総理の判決と解散とは総理の頭の中で何らかの関係性というものを持って考えておりますか、あるいはそんなものは全然関係がない、こういうふうに思っていますか。
○黒柳明君 先ほど加藤さん、臨調の元第四部会長に話を聞きまして、その前に政府側といろいろ国鉄の今回の委員会の問題につきまして論議したんですが、結論としまして、臨調の加藤元第四部会長は非常に大確信を持って分割民営について将来は明るい、ただし、これも絶対成功するかどうかということは神...全文を見る
○黒柳明君 先般の臨調の最終答申を見ますと、このいまの第一次から第三次までの答申の指摘事項がずっと書いてありまして、遺憾ながらその答申の実施状況は必ずしも十分と言えないと、こう政府に対してクレームをつけているわけです、総理も御存じかと思いますけれども。当然、鈴木内閣の副総理格の行...全文を見る
○黒柳明君 総理大臣は、これは正確かどうかわかりませんけれども、行革や教育問題を取り上げたい、参議院選挙に。そうすると、行革は推進するんだ、やるんだ、こういう総括的なことでこの 参議院選挙に臨むのか。それとも、もっと具体的なテーマを出して、そしてその参議院の一つの争点にしていく...全文を見る
○黒柳明君 秘中の秘と言ったって、各党ともいわゆる選挙に臨むための政策を国民の前に示して、それにのっとってやっぱり一つの選挙戦をやるわけです。ですから、選挙戦術は秘中の秘と言ったって……。  そうすると、総理大臣が六月六日に街頭に立って初めて行革に対する姿勢というものを打ち出す...全文を見る
○黒柳明君 それはそうですね。党として決めることですから、総裁が先行するわけにいきませんけれども。  そうじゃなくて、私は、いままでの国会の審議の中で総理大臣がそういう発言をしていますから、だから今回も参議院の選挙に臨んではやっぱり行革問題も具体的な問題で国民に信を問うていくの...全文を見る
○黒柳明君 そうすると、適当な考えであるということを前提にこれから事務局で設置の方向で決めていく、こういうことで考えていいわけですか。
○黒柳明君 そうすると、自民党の政調会の検討を待ってという前提はあるけれども、総理としてはやっぱり総合管理庁の設置は一応妥当である。そうすると、まだその検討を待つ前には、権能とか、権限とか、いつごろ設置するとか、そういうことについてはまだ考えとしては未定である、こういうことでしょ...全文を見る
○黒柳明君 ポスト臨調の法案も衆議院を通過して、今国会で成立する可能性が出てきたわけでありますが、土光さんにその委員長を依頼するとか、あるいは固辞するとか、マスコミは先行してたびたび出ておりますけれども、これは土光さんに正式に依願はしたんですか。あるいは受けるかどうかの可能性につ...全文を見る
○黒柳明君 これは三年となっていますけれども、総理大臣は行革というのは十年もかかるのだ、こういうような発言もしておりますけれども、それとこの三年というのはどうなんでしょうか。やっぱり行革の答申をつくるのだって相当精力的にやってきたわけです、一次、二次、三次と。これから三年間でポス...全文を見る
○黒柳明君 済みません。ちょっと下を見ていて聞こえなかった。  機関車を乗っけるまで三年かかるんですか。
○黒柳明君 そうですか。  そうすると、十年のうち三年はやっぱり基本的なものをつくっていく、それだけの間のポスト行革推進の委員でいいんだ、こういうお考えですね。
○黒柳明君 減税のことですけれども、臨調は税の公平、これしか触れてないですね。減税のことは書いてないんです。増税なき財政再建ということは、これは政府・与党としましても臨調としましても、ある程度基本精神として踏まえているんですけれども、税の公平というキャッチフレーズのほかは臨調は何...全文を見る
○黒柳明君 それで、減税で与野党いままでも当事者が論議をしてきまして、七月以降にという話がきのうも出ておりますけれども、少なくとも、 総理大臣、どうなんでしょうか、五十八年度内にやっぱり相当規模の減税はする、間接税の増税とは別にしまして。何か増税と減税と対になってくるようなこと...全文を見る
○黒柳明君 私は、公明党・国民会議を代表して、日本国有鉄道の経営する事業の再建の推進に関する臨時措置法案について、賛成の立場から討論を行うものであります。  現在、国鉄がどのような経営状態にあるか、深く認識すべきであると思います。国鉄の経営状態は、破産という言葉が適当な事態に直...全文を見る
10月06日第100回国会 参議院 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会 第2号
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○黒柳明君 公明党の黒柳でございます。  佐伯先生と漆山先生の貴重な御意見を拝聴させていただきまして、感謝する次第でございます。  往復で十分という非常に限られた時間でございますんで、もう相当大幅に時間が超過しておりますんで、常識の線に沿いまして、簡単に質問させていただきたい...全文を見る
○黒柳明君 ありがとうございました。
10月07日第100回国会 参議院 外務委員会、内閣委員会、運輸委員会連合審査会 第1号
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○黒柳明君 公明党の黒柳でございますが、本日はお四方の貴重な御意見を拝聴させていただきまして感謝する次第でございます。  時間が往復で十八分と限られておりますものですから早速質問さしていただきますが、青木さん、先ほどこのオホーツク海周辺というのは米ソの軍事緊張、新しい軍事緊張が...全文を見る
○黒柳明君 巖さん、いま青木参考人がおっしゃったような、こういう米ソの緊張が非常に最近高まった地域がR20だということを認識しておりましたですか。
○黒柳明君 先ほど関川さんから、いわゆる予備的に領空侵犯を避けるには、やっぱり共産圏なんか相当国境を離れた方がいいとこんな御意見もありまして、これは経済的なことも考えなければならない、こんな話があったわけでありますけれども、どうですか。先ほどR20に航行することについて恐怖はない...全文を見る
○黒柳明君 先ほども米ソの資料が出てないと。関川さんと青木さんにお聞きしたいんですけれども、確かにこの委員会におきましても、本来的にはこういう参考人の御意見を聴取する場合には、少なくとも政府のいろんな資料を私たちなりにこう詰めさせていただきまして、そして参考人の御意見を承ると。し...全文を見る
○黒柳明君 ブラウン管を通じて、あるいは活字で読んだ知識しか私もないんですが、当然先生方の御意見もその中にあったかと思うんですが、私もちょうど一日には下田会議でワシントンに行っておりまして、シュルツ国務長官の発表がすぐさまにあった。その時点では国内情報が余りわからなかったんですが...全文を見る
○黒柳明君 私も下田会議では、国防総省あるいは国務省の高官がおりまして、そこでいろんな——当然インフォーマルですけれども、この問題は発展しないぞと、こういうインフォーマルな雑談もいやというほど聞かされていて、もうその時点においてこれはソ連はとんでもないという話から、何となくやっぱ...全文を見る
○黒柳明君 三重ですか、KALは。
○黒柳明君 KALはインプットしたのをペーパー出しますか、コンピューター……
○黒柳明君 結構です。  ですから、要するに五年前にも同じような全く考えられないことがあって、また今回も考えられないことがあった。ということは、どなたかの参考人がおっしゃったように機械に対する過信、これが相当やっぱりあったんじゃなかろうか。だから、日航の経験ですと三人コックピッ...全文を見る
○黒柳明君 どうもありがとうございました。