桑原豊

くわばらゆたか



当選回数回

桑原豊の1999年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月09日第145回国会 衆議院 地方行政委員会 第3号
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○桑原委員 おはようございます。民主党の桑原豊でございます。  まず、現在の大変厳しい深刻な状況にある地方財政の問題でお伺いをしたいと思います。  この地方財政の状況というのは、単に景気が悪いということで、それだけの理由で起きているものではもちろんなくて、いわゆる国に従属をし...全文を見る
○桑原委員 時間も余りないものですから、大臣に大変御丁寧にお答えをいただいてありがたいんですが、もう少し簡潔にお願いしたいと思うんです。  基本的に大変厳しい認識をされて、そして改革の基本方向はこれだというふうなものを大臣はしっかりとお持ちのようでございますし、私は、まさに基本...全文を見る
○桑原委員 税源の問題について、そういうことだということですが、過去のいろいろな事例をひもとくなりすれば、私は平時における税収というものが推測できるというふうに思います。そういう意味ではいろいろ難しいところもあるのかもしれませんけれども、待ったなしの問題なんだということで、この税...全文を見る
○桑原委員 当初、六対四というふうになるだろうと、恐らくだれもが想定をしていなかったのではないか。もっと自治事務の比率が高くなるというふうに思っていたのだろうと思うのですが、どうしてそうなったのかということもあわせてお聞きをしたいと思います。  それから、どうも法定受託事務の定...全文を見る
○桑原委員 今大臣が申されたように、定義と実際の振り分けはそれには左右されないということで言っていただけば本当にありがたいということになるわけですけれども、本当にそうなるのかどうかは私は大変不安でございます。  特に、いかにも地方の事務としてやる必要があるのだということが当初は...全文を見る
○桑原委員 ぜひそういう方向で、一覧が確保されるように御努力をいただきたいと思います。  最後に、時間がちょっとなくなりましたが、地方自治体が分権の受け皿として本当に力をつけていくためにどうすべきかというのが大変大事だろうというふうに思います。  現在、その最大の方策として市...全文を見る
02月17日第145回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第1号
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○桑原分科員 民主党の桑原豊でございます。  私は、地元が石川県でございます。日本海側のちょうど真ん中あたり、能登半島が突き出ているところでございます。  この二十世紀と申しますのは、日本海を挟んだ国々が、ある一時期、大変暗くて不幸な歴史をつづったといいますか、国際関係の面で...全文を見る
○桑原分科員 後で聞くことを先にお答えになられた面もあったんですけれども、図們江地域の開発の構想というのは、一九九〇年、もう十年近く前になりますけれども、七月に、長春市の研究者がある国際会議で提唱した。当時は、黄金の三角地帯というふうな表現を使ったんでしょうか。その後、UNDPの...全文を見る
○桑原分科員 余り詳細に検討をされたというような感触を受けないのですけれども、この諮問委員会も、今おっしゃられましたように、やはり日本の参加を得てこそある意味では機能を十分にする。この計画の前進もそれにつながってくるということでして、やはり日本の正式参加というのが、一つは、私は今...全文を見る
○桑原分科員 最後に、これは大臣にお答えをいただきたいと思いますけれども、私は、このプロジェクトをぜひ北東アジアの情勢の中での位置づけをしっかりされて、確かに、私も何回か現地は見てきておりますけれども、広大なところで、ある意味では投資をしていくということに危険も伴う、そういうとこ...全文を見る
○桑原分科員 どうもありがとうございました。
02月18日第145回国会 衆議院 地方行政委員会 第5号
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○桑原委員 民主党の桑原でございます。地方税法の改正につきまして、まずお伺いをいたしたいと思います。  昨年は大変厳しい不況、そしてまた、ことしもそういう状況でございます。昨年、政府は二兆円程度の特別減税、さらには同じ規模の追加減税ということで、景気対策のための減税を行いました...全文を見る
○桑原委員 地方税法というのは、国会で審議をされて、そこで決められていくという現在の制度でございますから、最終的に国が責任を持って決定をしていく、そのこと自身を今問題視しているわけではございませんけれども、問題は、この先、地方税というものが本当の意味で地方の税源としてさらに拡充を...全文を見る
○桑原委員 地方税源はベーシックなもので安定的で、そして言うならば応益課税的な側面のある、そういうものを基礎に置くという考え方、そして調整的な必要性というものは、私もそのとおりではないかというふうに同感ができるわけでございまして、そういう意味では、私は、もう大方、そういった方向で...全文を見る
○桑原委員 さらに、個人住民税所得割の非課税限度額が引き上げられるということでございます。納税者の側にとってみれば、確かにそのことによって減税だということでございますけれども、住民税というものの性格からして、果たしてそれでいいのかという議論は残るのではないかというふうに思います。...全文を見る
○桑原委員 他の社会保障制度といいますか、そういったものとのかかわりの中でどういうふうに対応していくかという問題もございますけれども、税制そのものの、税の簡素化といいますか、そういうものと、社会的な給付として一体どういうふうな形で見ていくべきなのかというところの本当にきちっとした...全文を見る
○桑原委員 率直なところをお聞かせいただいてありがとうございます。私も、これがなければ地方の運営は一日とてもたない、そういう現実だというふうに認識はいたしております。  そこで、この制度を、いわゆる地方交付税の特別会計の中に、一勘定として置くということでございますけれども、この...全文を見る
○桑原委員 それと、地方特例交付金を地方は減税の減収分として国から受け取るわけでございますけれども、それは足らざる分の四分の三で、あとの四分の一は減税補てん債ということで地方が借金をする、それをまた国が交付税で見る、こういう形になっておるわけですけれども、この特例交付金と減税補て...全文を見る
○桑原委員 私もちょっとよくわからないわけですけれども、それでお聞きをしておるわけです。  いわゆる交付税制度そのものに結局問題があって、本来なら交付税というものを、制度を変えることによってその穴を埋めていかなければならないんですけれども、それがとりあえず不可能だということで、...全文を見る
○桑原委員 私は、やはりこの特例交付金のようなものをどうしてもつくらなきゃならないというようなことは、ある意味では一日も早く解消すべき問題だ。そういう意味でも、国の減税に地方の減税がつき合うことの意味というのが、この問題一つとっても、そのためにこの制度をつくらなきゃいかぬというこ...全文を見る
○桑原委員 特例交付金で減収分の四分の三、そして減税補てん債で四分の一ということでございます。やはり、国に連動して地方の税収が上がり下がりする、非常に不安定だということが繰り返されてまいりますと、自治体によっては、財政状態が極端に悪い、いわゆる格付と申しましょうか、実際に借金をす...全文を見る
○桑原委員 何遍も何遍ももとに戻る話になりますけれども、国の減税そして地方の減税、私は、それなりにちゃんと区分けをして対応していくということがなければ、やはりこういう問題は今後もまた尾を引くことになるのではないか、こういうふうに思いますので、そこら辺は今後の課題としてぜひ真剣に御...全文を見る
○桑原委員 従来、折半されて、半分は地方負担だというふうに言われてきておるわけですけれども、私は、そういう地方負担などという物の考え方がこの交付税制度の中でなぜ成立をするのか、そこら辺がなかなか納得がいかないところでございまして、この交付税というのは、制度の趣旨からして、あくまで...全文を見る
○桑原委員 地方の収入の総額、それを前提にして、国と地方の財源割合といいますか、そういうもので大体一対一だ、こういうふうなことで折半をしておる、そういうことですか。  その場合、交付税の方は地方の方に算入されるわけですか、地方の財源というふうに見られるわけですか。交付税はどっち...全文を見る
○桑原委員 交付税や譲与税が地方にカウントされるということも、私はなぜなのかなというふうに思うのですけれども、それはどうなんですか。
○桑原委員 そのカウントの仕方もちょっと納得のいかないところがございますけれども、全体の財源が足らざるからそれをそういう形で折半をするんだという考え方そのもの、地方の財源不足というものが何によって生じたのか、そしてそれは一体どこの責任において補てんすべきなのかという根っこの考え方...全文を見る
○桑原委員 単位費用の問題は資料を出してあるということですけれども、私どももそこまで見て今議論しておるわけではございませんけれども、何らかの機会にそこら辺の詳しい御説明をいただければ大変ありがたいというふうに思っております。  と申しますのも、そこら辺が本当にいろいろな実態を反...全文を見る
○桑原委員 交付税制度は地方の足らざる財源を国の責任で補てんをしていく、そして地方はそれを一般財源として、地方の自立性に基づいてそれを扱っていく、これが本来的な姿だと思うのですけれども、私は、この交付税制度そのものの中に地方の自立性、自主性をそぐ、そういう要素があるということをぜ...全文を見る
03月24日第145回国会 衆議院 国会等の移転に関する特別委員会 第4号
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○桑原委員 民主党の桑原でございます。  先生には、きょうはいろいろと、大変建設的な立場でお話をいただいておりまして、ありがたく思っております。  私は、新しい首都を通じて日本の改革というものを考えていくときに、やはり、先ほど来出ておりましたような、地方分権といいますか分権型...全文を見る
03月31日第145回国会 衆議院 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第4号
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○桑原委員 民主党の桑原でございます。  今まで、周辺事態というものは日本の平和と安全にとって大変重要な事態である、国民はもちろん、諸外国もその点をぜひ理解してほしい、そして、国民の皆さんにはそのことについての理解と協力を求めていきたいというような立場からいろんな議論があったわ...全文を見る
○桑原委員 ちょっとわかりませんでしたが、例えば、港は何々港というようにもう既に地名を特定するのかどうかということと、それから、そういったことも含めて、今お話しになられた具体的な、例えば、何隻だとかどういう業務に協力を求めたいとかという具体的なことまでほぼ確定的に決定をされるのは...全文を見る
○桑原委員 どうも、私はそういう答えではよくわかりません。国民の皆さんに協力を求めていく、自治体に協力を求めていくということになれば、やはりそういった内容については国民全体に見えるような形で、しっかりとどこかの時点で協力内容はこういうことなんだということがそれなりにわかるような仕...全文を見る
○桑原委員 そういった内容のことがやはりそこの自治体に生活をする人々にもちゃんとわかって、我が町の我が港にはこういった協力が求められておるんだというようなことがやはり理解をできるような仕組みにぜひ考えていただきたいと思いますし、それがなければ、いつの間にか協力が求められていつの間...全文を見る
○桑原委員 法理論的といいますか、そういうことでは、例えで今例にお挙げになった港湾の管理権の行使をめぐってそういったことが争いになるということはあり得ることだということでございますけれども、ともかく緊急事態なんだから、協力とはいえ一般的義務なんだということになれば、これはもう私は...全文を見る
○桑原委員 まさにそのとおりだと思うんですが、ただ、民間の協力を依頼していくというのは、国民の一人一人に依頼していくわけではございません。いわゆる会社との契約とか団体との契約とか、そういったことで民間に協力をお願いする。結果的に、そこに働く人たちにとっては、その会社との契約に沿っ...全文を見る
○桑原委員 そういったことで、これからそれぞれの企業の中で労使関係などを通じて私はいろいろな問題が生じてくるというふうに思うんですけれども、そこら辺、本当に国民の側に立って、そういった判断というものが尊重されるような仕組みというのを本来的にきちっと保障すべきではないか、こういうふ...全文を見る
○桑原委員 余り長い議論はこの問題でできないわけですけれども、ともかく、協力を依頼するあるいは求めていく、そういったことで、国民のあるいは自治体の正当な権限の手足、自由意思、そういうものを制限したり傷つけたり、そういうことのないような配慮は最大限していただきたいと思いますし、それ...全文を見る
○桑原委員 どうもそこら辺がよく私は理解ができないんですが、それでは、具体的にお聞きをしますと、今度のガイドラインの中でも、例えばテロ的な行為があったような場合、そういう場合での対応というのは決められておったかというふうに思います。  それから、具体的に、例えば日本有事の際、日...全文を見る
○桑原委員 先制攻撃はしないという考え方、アメリカはそういう考え方だから、我々も、日本有事の際にアメリカがそういうことをやるというようなことはあり得ないし、もしやるとしてもそれは認められない、そういうことでよろしいわけですね。
○桑原委員 それじゃ、先に少し進ませていただきますが、周辺事態という事態についてのイメージをいろいろ凝らしてみるんですが、どうも自分の頭がいま一つすっきりと整理をされないので、そこら辺をお聞きしたいと思うんです。  周辺事態というのは常にアメリカ軍が何らかの活動をしているのか。...全文を見る
○桑原委員 具体的な活動として米軍の存在、活動があるということが常識的な線だといいますか、具体的にはそういうふうに考えられるということだということですが、今おっしゃった中に、必ずしも武力行使に及ばない段階でも米軍はいろいろな活動をしている、その段階で既に、我が国が、活動しているそ...全文を見る
○桑原委員 そういう、ある意味では具体的な武力行使に至らない、準備的な段階といいますか、そういう前段でも、周辺事態というふうに認定をして、日本が種々の協力をするということはあるということでした。  そこで、私は、アメリカが武力行使に踏み切る場合というのは、これは言うならば、アメ...全文を見る
○桑原委員 私の言っているのは、武力行使に踏み切るのは、自衛権の発動がなければ武力行使には踏み切れないわけです。その自衛権の内容というのは、日本のために武力行使をするということではなしに、結果的にそこによって生じた問題が日本の平和と安全に影響は及ぼしますけれども、武力行使そのもの...全文を見る
○桑原委員 私は、日本のそういったアメリカに対する協力というものが、武力行使をしているアメリカに協力をするということになれば、結局は、アメリカに協力をするということを通じて、アメリカの同盟国のために戦ったということであれば、特に日本周辺というようなことで考えていきますと、アメリカ...全文を見る
○桑原委員 武力行使に踏み切るアメリカの主な動機というのは、言うならば、自分の自衛権の発動ですから、例えば同盟国のためにやる。結果的にそれが日本のいろいろな問題に、平和、安全に影響を及ぼしてくるという意味で、ある意味では、アメリカが踏み切ったこの行動の主の部分ではなしに、その結果...全文を見る
○桑原委員 振り出しに話は戻りますけれども、やはり世界最強の軍事力を持ち、ある意味ではいろいろな世界の諸問題について積極的に抑止力を働かそうとする、そういうアメリカの物の考え方、自衛権の考え方、そして、精いっぱい抑制的に、自分の手足を縛るという表現もございますほどに自衛権を考えよ...全文を見る
○桑原委員 時間が終了しましたので終わりますが、重ねて、建設的な対応とか、いろいろなことを考えておられるわけですけれども、ある意味では私は、対話を優先させて、いろいろな意味での解決はそれからだというくらいの気持ちにならないとなかなか進まないのではないかということも申し上げて、質問...全文を見る
04月07日第145回国会 衆議院 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第6号
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○桑原委員 民主党の桑原でございます。  参考人の四人の皆さん方には、それぞれの立場から大変貴重な御意見をいただきまして、本当にありがとうございました。  本来、安保、防衛、そういった国の基本にかかわる大きな重要な問題でございますから、国の議論がしっかりと一致をして、一つの方...全文を見る
○桑原委員 憲法の九条もいろいろとやかく大変な議論になる条文なんですけれども、この周辺事態法案の九条もいろいろな意味で、笹森参考人が言われた、本当にこれが必要なのか、そしてこれをつくったときにどんな効果が及んで、国民の権利義務に影響を及ぼさないという大前提があるわけですけれども、...全文を見る
○桑原委員 ちょっと私の理解のあれなんですけれども、本質的な差異がないというのは、一元指揮と二元指揮といいますか、その調整のシステムで対処するやり方との間に本質的な差異はない、そういうことでよろしいのでしょうか。
○桑原委員 それから、同じときの参考人のお話をまた引用させていただきながら御質問させていただきたいと思うんです。  これは、西元参考人、それから笹森参考人、そして岡崎参考人のお三方にちょっとお聞きをしたいと思うんですけれども、その委員会の中で、冷戦時代には、周辺事態に対応するガ...全文を見る
○桑原委員 ちょうど時間となりました。大変貴重な御意見、ありがとうございました。
04月15日第145回国会 衆議院 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第8号
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○桑原委員 民主党の桑原でございます。  きょうは、それぞれのお立場で大変率直な、そしてまた、非常にいろいろとお考えになった上でのこの問題に対する考え方をお聞きいたしまして、本当にありがとうございました。感謝をいたしております。  私は、お隣の石川県の出身でございまして、やは...全文を見る
○桑原委員 どうもありがとうございました。  それでは、もう時間もなくなってまいりましたけれども、小林先生に一点だけお伺いいたします。  周辺事態に対する国会の関与ということが問題になっております。私どもは、緊急の事態であるというふうなことも想定できるわけでございますけれども...全文を見る
○桑原委員 どうもありがとうございました。
04月22日第145回国会 衆議院 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第10号
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○桑原委員 本委員会で二回目の質問に立たせていただきます民主党の桑原でございます。  きょうは、最初に、この前の質問でも触れたわけでございますが、いま一つ内容がどうもはっきりしないということでございますので、まず、周辺事態確保法案のいわゆる九条、自治体及び民間の協力の問題につい...全文を見る
○桑原委員 何ら新しいものはないんだということでございますけれども、私は、やはりそういう説明では、国民の皆さんがいろいろ考えておられる疑問であるとか不安であるとか、そういうものにこたえることにはならないというふうに思います。  これは、この間の審議の中でもいろいろやりとりがござ...全文を見る
○桑原委員 法案が成立をするまでの間にマニュアルとして確定されたものを示すということは、それはなかなか難しいのかもしれませんけれども、法案を成立させるに当たってこんな協力内容を考えているので協力をしてほしいというのがちゃんとした政府の国民に対するやり方ではないかというふうに私は思...全文を見る
○桑原委員 この十項目は、あらかじめ具体的にこういったものは確定されるものではない、そして、「以下のものに限られないが、例えば」ということで例示的に十項目が挙げられておるわけですね。  そういう意味では、まさにいろいろなものがあるけれども、そのうちの一部なんですよ、典型例なんで...全文を見る
○桑原委員 ぜひ、そういった事例がわかり次第といいますか、こういったものが考えられるということがやはりきちっと国民に示されるように、その都度その都度、やはりきちっとした対応をしていただきたいということを申し上げておきたいと思います。  それから私は、この九条という条文の持つ意味...全文を見る
○桑原委員 この条文が入ることによって、いわゆる単なる協力ではなくて、その協力に応ずるそういう必要性、あるいは、義務とまではいきませんけれども、そういう必要性が非常に大きくなっていくんだ、こういうような内容を込めているということでありますか。それとも、単なるそういうものが込められ...全文を見る
○桑原委員 どうも、お話を聞いておりますと、法律的に協力に応ずる必要性がどうこうということよりも、むしろ協力を求める側の、内閣の一体性といいますか、そういうものがこれによって強調されているというような受けとめ方に私はなるわけです。  そうであるとすれば、ある意味では、さきの話に...全文を見る
○桑原委員 先般、私は地方公聴会で福井の方へ行きました。そのときにも、やはり公述人の方からは、いわゆる情報が非常に少ない。いろいろ周辺事態というのはこうでないか、ああでないかというふうなことはみんな想定をしておりまして、特に日本海側のような場合には北朝鮮で何かがあってどうこうとい...全文を見る
○桑原委員 労使の間で交渉の結果、そういった業務はやらないんだ、引き受けないんだというような協約を締結することが可能だというふうに私は思うのですけれども、そういったことについてどう考えるかというふうにお聞きしましたので、大臣のそういう御返事で了解いたしたいと思います。大臣、それで...全文を見る
○桑原委員 私は、やはり事前ということに意味があるように思います。例えば、日本の基地を発進した後に言うというよりも、この発進行動というのは政府の了解を得てやったんだということがちゃんと事前に国民にわかる、国民に知らす、そんな義務があると思いますし、国会にということもございますけれ...全文を見る
○桑原委員 いろいろな緊急の場合で、どうしようもないという事態もあり得るかもしれませんけれども、基本的には、やはり国民にちゃんと了解を得た行動なんだということがわかるようにきちっと知らせていくということは、私は、事前協議というものを本当の意味で実効あらしめるといいますか、国民にと...全文を見る
○桑原委員 政府答弁は今言われたような姿勢でやられていくということでありますから、その姿勢を私は堅持をしてほしいと思うんですが、常にアメリカが正しく、日本はそのアメリカに常に従うというような、そういう印象を国民は一部ではやはり受けているんではないか、こんな気もいたします。そういう...全文を見る
○桑原委員 次に、戦時国際法の適用関係で少しお伺いをしたいと思います。  政府はこの間の答弁の中で、周辺事態について、我が国が周辺事態に当たって中立的な立場を選択することは考えられない、要するにアメリカにくみする立場だということだと思うんですけれども、これは国際的にどういうこと...全文を見る
○桑原委員 第二次大戦ではラテンアメリカやアフリカ諸国は日本と戦闘をしなかったわけですけれども、それでも参戦国となって平和条約にも署名をしている。国際法上、武力紛争に関与する意思を持てば、意思を持つということで参戦というふうになるというふうに考えられるのではないかと思うのですけれ...全文を見る
○桑原委員 湾岸戦争に参加した国が二十九カ国とも三十一カ国ともいうふうに、非常に多くの数に上っておるわけでして、言われているわけですけれども、そのほとんどの国は、直接武力を行使するというよりも、例えば基地を提供したとか、あるいは領海、領空の通航を許可したとか、輸送活動、救難活動を...全文を見る
○桑原委員 そうすると、紛争当事国ではない、中立ではない、こういう何かよくわからない立場みたいなものがあるわけですか。それをお聞きしたいと思います。
○桑原委員 戦時国際法という、そういうもとでの話ではございませんからあれなんですけれども、実際に武力行使が行われて戦闘状態に入ってしまったときにはどういう立場なのか、どういう側なのかというのが一つの問題に、当然事実上の問題としてなるのではないかというふうに私は思います。  それ...全文を見る
○桑原委員 日本の主体的な立場の表明としては、そういうことはあり得ないというふうに言えると思うのですけれども、そこは理解をできるんですけれども、そういった姿勢で、具体的な協力の仕方いかんによっては、日本はそう主張するけれども国際法的にそう認められない場合があるのではないか。具体的...全文を見る
○桑原委員 それは、私も湾岸戦争のときの参戦国の中身を逐次調べたわけではございませんのであれですけれども、湾岸戦争のときに日本のようなかかわりで参戦国と認められた、そんな国はないわけですか。それはどうですか。
○桑原委員 今表明された国際法的な根拠というのは、何かあるんですか。
○桑原委員 そうしますと、武力行使に直接関与するといいますか、直接武力行使に至らないところは、中立を表明していなくても、いわゆる参戦国というような範疇には入らないんだ、そういう考え方ですか。
○桑原委員 私が心配をするのは、我々の側に理があって、そしてなおかつ武力行使に及んでいないということですから自分たちは正しいんだというのは国際的にもそうなんだというふうに言うわけですけれども、事実の問題として、そういうふうなかかわりを持った我が国に対して、相手国といいますか、から...全文を見る
○桑原委員 このことに関連をして一つお伺いしたいのです。  周辺事態法でさまざまな活動を行うわけですが、その活動によって自衛官が、万が一、不幸にして、アメリカと敵対をして戦っている国に捕獲をされた。これは、船舶検査の活動ですとかあるいは捜索救難の活動ですとかいろいろの際に、そう...全文を見る
○桑原委員 万が一か万々が一かというお話でしたけれども、私は、先ほども少し触れましたが、万が一ぐらいのことではなしに、かなり想定をされるんではないかというふうにも思うんです。  というのは、一方で武器の使用というようなものがいろいろ議論をされました。そして、もちろん自然権的な武...全文を見る
○桑原委員 それは、いわゆるジュネーブ条約の第三条約が適用されるということなんですか。
○桑原委員 第三条約の適用が全体としてどうなるかはまだはっきりしない、しかし、人道的な扱いをすべきだという点はこれはそうだということなんですが、そうなると、また先ほどの話にちょっと戻りますけれども、いわゆる紛争の当事国というような扱いを受けるということですか、日本の自衛隊の活動と...全文を見る
○桑原委員 どうもこの点、我々の側の言い分というものと、実際に捕獲をされたときに国際法的に一体どういう扱いを受けるのかということについては、きちっとした、まとまった考え方がどうも示されていないように私は思いますので、この点については改めてまた、機会を見ていろいろ問いただしていきた...全文を見る
○桑原委員 私は、周辺事態というものに一体どれくらいの経費が必要なのか、あるいは、ある意味では大変厳しい財政事情の中で、どういう見通しを持って、まあ周辺事態なんだから、かかった経費は全部しようがないなというようなことなのか、あるいは一定の周辺事態に対応した見通しを持った予算という...全文を見る
○桑原委員 思いやり予算ということで、既に米兵の給料なんかを除いた米軍駐留費の八割近くが日本の負担で賄われているというふうにもお聞きしております。米軍の周辺事態での活動費も日本の平和と安全の確保というような形で行われるということになれば、なおなお、この思いやり予算というものがある...全文を見る
○桑原委員 日本の平和と安全の確保という形で、そういったものが余り精査もせずにどんどんふえていくというようなことがもちろんあってはならないというふうに私は思いますし、今後、周辺事態ということでの共同対処ということになってまいりますと、例えば包括的なメカニズムを動かし、あるいは日米...全文を見る
○桑原委員 周辺事態が予想される場合、いろいろな兆候があるというようなことで、ふだん以上に警戒監視活動が活発になったり、あるいは共同演習の拡大とか、財政負担についても急増するというようなことが十分考えられるわけですけれども、こういった場合のいわゆる予算執行というのは、それに合わせ...全文を見る
○桑原委員 時間もございませんので、最後の質問になろうかと思いますけれども、周辺事態への対応の予算の編成の仕方については、これからどうやっていくのか、その事態に合わせてどうしていくのか。その事態によってもいろいろと違ってくるというようなお話もございましたけれども、各省庁がいろいろ...全文を見る
○桑原委員 それでは、一応地方の負担はない、国で措置をするのだ、こういうことで受けとめてよろしいのですか。
○桑原委員 はい、これで終わります。  ただ最後に、周辺事態というものがはっきりどれだけの財政規模なのかということがわかるような形で、周辺事態の予算の問題も含めて、周辺事態の内容を議論できるような、そういうやはり編成のあり方が私は必要ではないか、こういうふうに思いますので、意見...全文を見る
05月06日第145回国会 衆議院 地方行政委員会 第14号
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○桑原委員 民主党の桑原でございます。  きょうは、四人の参考人の先生方、大変貴重なお話を賜りまして、本当にありがとうございます。  この問題というのは、ある意味では国民の生活が将来大きな影響を受ける大変重大な課題だろうというふうに私は思っております。しかし、その議論は今始ま...全文を見る
○桑原委員 もう時間も余りございませんので、最後に、梶原参考人とそれから五色町長さんにちょっとお伺いしたいんですけれども、私は、梶原知事が県内の一郡の五町村を束ねて一つの仕組みをつくられて、試みをされているというのは、この情報化社会を先取りして非常に創意工夫に富んだやり方だという...全文を見る
○桑原委員 どうもありがとうございました。
05月13日第145回国会 衆議院 安全保障委員会 第4号
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○桑原委員 民主党の桑原でございます。  まず最初に、今提案をされております法案の部分について御質問をさせていただきたいと思います。  今回の防衛庁設置法の改正によりまして、統合幕僚会議に所属をする自衛官の定数で情報本部の運用態勢の充実等のために五十三人が増員となる。それから...全文を見る
○桑原委員 平成八年から各自衛隊の情報部門といいますか、そういったものを統合幕僚会議の中に集約をしながら大規模な体制を目指して拡充を図ってきておられるわけでございますけれども、中央における情報本部と新中央指揮システムのそれぞれの活動の内容と、さらにその機能の充実を図っていくという...全文を見る
○桑原委員 情報の方はそれでわかったんですけれども、新中央指揮システムの中身はどういうことでしょうか。
○桑原委員 さきの衆議院におけるガイドラインの議論の中でも、こうした情報の米軍との協力のあり方、あるいは、中央指揮といいますか、そういった部門での協力のあり方、そこら辺がいろいろと議論をされたと思います。  そこで、米軍との一体的なありようがどうなのかということで、さまざまな角...全文を見る
○桑原委員 それは必要に応じということですが、何かいわゆる定期的にそういったことをやられておるとか、あるいは常に情報本部の中に、あるいは指揮システムの中に米軍の参画があるというような形でやられているのか、そこら辺はどうなんでしょうか。
○桑原委員 次に、即応予備自衛官。先ほど田村委員の方からもいろいろお話がございました。できるだけダブらないようにお尋ねをしたいと思います。  この制度が平成九年に発足をして、自来、募集等については大変順調に進んできておる、先ほどそういうお話がございました。  実際にそういった...全文を見る
○桑原委員 防衛出動ですとか災害派遣等に一定の役割を果たしてもらう、こういうことになっておるわけですが、現在までのこの二年間、活動の実績等あるのかどうか、あるいはいろいろ議論になっている周辺事態などの場合にも即応予備自衛官というのは具体的に参画をするのか、参画をするとすればどうい...全文を見る
○桑原委員 今まで、陸上自衛隊あるいは統合幕僚会議というようなことでこの法案に関連をしてお聞きをしたわけですけれども、法案からちょっとそれますけれども、周辺事態ということになりますれば、日本が周囲を海に囲まれているということもございます。そういう意味では、例えば捜索救助の活動です...全文を見る
○桑原委員 海上自衛隊の周辺事態に関連をするのではないかと思われることで少しお聞きしたいいんですが、新聞の報道で八月に韓国の海軍と初めて海上自衛隊が共同訓練を行うというようなことが伝えられておりますけれども、これはそういうことなのか。だとすれば、その目的であるとかあるいは内容がど...全文を見る
○桑原委員 過去、日米同盟、そして米韓の同盟、そういうことを前提にしながら日米韓で合同した訓練を行うというようなことは行われてきたと思います。  しかし、そういった日韓の間には、確かに防衛交流というような形で政府間のいろいろな緊密な連携が行われてきたことは、私も、そのとおりでも...全文を見る
○桑原委員 今、周辺事態が議論されているさなかでのそういうことでもございますし、それから、訓練というのが、単に親善交流だけではなしに、具体的な事象に対してどう対処していくのかという、現実の問題に対応する、そういうためのものであるというふうに考えますと、私は、御説明のとおりで、はい...全文を見る
○桑原委員 アメリカの方では、世界的な戦略配置といいますか、西側はNATO、そして東の方では日米安保条約、日米同盟ですね、そういったものを通じて世界の平和というものに貢献をしていくというような物の考え方であろうと思います。  そうなりますと、NATOがそういった新しい戦略方針を...全文を見る
○桑原委員 中国大使館への誤爆の問題がございまして、G8で七項目の合意ができて、その線に沿って平和的な紛争の解決に向かう、そういう兆しが見えたわけでございますけれども、そのことがとんざをした。そして、今また新たな動きもあるようではございますけれども、ともかく、この問題について早期...全文を見る
○桑原委員 一般的なお話としてはそのとおりなんですけれども、やはりもう少し具体的に、既に難民の対応策ということで、二億ドルですか、拠出をするというようなことが決められておりますし、また、経済制裁に当たるのかわかりませんが、石油の禁輸措置等については同一歩調をとるんだというようなこ...全文を見る
○桑原委員 ぜひ、より積極的な役割を果たすために御努力をいただきたい、このように思います。  最後に、北朝鮮に対する外交について、お伺いをしたいと思います。  先般の新聞の報道で、アメリカのペリー政策調整官が、今月の末か来月の初めになるのでしょうか、北朝鮮政策の見直しを含めた...全文を見る
○桑原委員 包括的なアプローチという、抑止と対話を基本とした方向性が明示をされているのではないかということでございまして、報道によりますれば、抑止部分については、いわゆる軍事的な制裁をほのめかしていくということではなしに、経済的な援助などの停止ということで働きかけをしていくという...全文を見る
○桑原委員 日米韓三国の協力ということがうたわれるのではないか、こう言われておりますが、既に、日本とアメリカと韓国、三カ国がこういった北朝鮮政策の協調をしていくというようなことで定期協議を発足させるというようなことも伝えられておるわけですけれども、この点についてどこまで具体的にな...全文を見る
○桑原委員 私は、アメリカは核それからミサイル、そういったものの問題を最重視しながら進めていく、そして韓国は、いわゆる太陽政策ということで、まさに韓国と北朝鮮の間の包括的な解決、そういうものを目指して進めていく、日本の場合に、そこら辺どこに重点を置いて、日朝関係を一言で言ってどう...全文を見る
○桑原委員 どうもありがとうございました。
05月18日第145回国会 衆議院 地方行政委員会 第17号
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○桑原委員 おはようございます。民主党の桑原でございます。  今までこの住民基本台帳法の改正の議論を私なりに聞いてまいりました。法案の提案理由にもございましたように、住民の利便を増進するということと国や地方公共団体の行政の合理化、そういうものを進めていく、そして、あわせて住民の...全文を見る
○桑原委員 都道府県そして市町村の自治事務ということでございます。  そこで、私は、本来この情報というのは、市町村が汗をかいて住民一人一人と接しながら情報を収集し、登録し、そして、市町村の住民の皆さんにとっても、この情報というのは市町村が責任を持って管理そして運用していく、こう...全文を見る
○桑原委員 連携をしていくということですけれども、私はどうもそこら辺にむだな、ある意味では屋上屋を重ねて、そして結局は都道府県のさらに上に情報処理の指定情報処理機関を置いて、それは県の委任によってやるとはいえ、中身的には完全に国の監督下でいろいろなことを行っていくということで、ま...全文を見る
○桑原委員 その下請というのは全く私は逆だと思うのでして、国が下請ではなしに、県や市町村がまさに末端であり下請であるというような、そんな扱いを実際には受けざるを得ないのに、虚構的にそういうものを説明するというのでは、本当に私は実態に合わない、実際の運用に合わない、そういうことにな...全文を見る
○桑原委員 連携をしてその処理を行うというのはそれでわかるのですけれども、そのことによって、一体どの市町村がその交付のことについて受理をし交付をするという責任を負うのか、権限があるのか、一体住所地の市町村というのはどんな位置づけになるのか、住所地の市町村が非常に問題があるとしてそ...全文を見る
○桑原委員 ですから、住所地の方は、例えば十二条の四項では、市町村長は「請求が不当な目的によることが明らかなときは、これを拒むことができる。」というような規定になっていますね。それでは、こういう判断は住所地の市町村長がするのですか。
○桑原委員 それでは、住所地の市町村長というのは管理している個人情報についてどういう管理責任を果たすことになるのですか。交付地の市町村長というのは、まさに全くある意味では便宜的にそこを通るわけですから、そこら辺はどういうふうな組み立てになるのですか。
○桑原委員 本人とその家族だからそういうことはあり得ないというふうにおっしゃるわけですけれども、私はどうもそこら辺も、たとえ家族であろうと本人であろうと、そんなふうに規定をするというのはどうも納得がいかないわけです。  それと関連をしてですが、この四情報は、都道府県と全国センタ...全文を見る
○桑原委員 市町村が県に、県が指定情報機関にということで、先ほどの説明では、まさに下請的にそれを受けてネットワークが形成されるんだ、こういうことであるならば、私は、下請をしたところはそのとおり元請の要請に基づいてちゃんと執行されているのかどうか、そこら辺に問題がないのかどうか。そ...全文を見る
○桑原委員 どうも制度の組み立てに私はやはり問題があるのではないか、こういうふうに思わざるを得ません。  そこで、改正法案の三十条の六という条文を見ておるのですけれども、この条文では、いわゆる四情報で、他の市町村から条例の定めによって本人確認情報の提供が求められたときは、市町村...全文を見る
○桑原委員 私の言うのは、法律で細々とこういうふうに規定をしなければそういったことができないのかと。市町村が管理をする情報を、市町村の自治事務ということで、いろいろ条例でやろうが何でやろうが、それは自分の判断に基づいてやるべきことだろうと思うのですけれども、こんなふうに条例をつく...全文を見る
○桑原委員 それでは、次の課題についてお伺いいたします。  住民の利便性の向上を図るということが大きな目的でございます。私は、これが最大の目的だろうというふうに思うのですが、しかしながら、その目的の割に、本当に住民の利便性が大きく向上するようなことになっているのかということにつ...全文を見る
○桑原委員 このカードの暗証番号なのですけれども、これは、カードのICチップの中にその番号を入れるというふうに理解をしてよろしいのですか。
○桑原委員 いや、住民票コードではなしに暗証番号の方なのです。
○桑原委員 それは、ICチップの中に入れるということですね。  それで、最近の犯罪といいますか、暗証番号などを違うものに偽造して、そのカードを使って金融犯罪に及ぶというようなケースがあるわけですけれども、そういったことに対する予防というのはどういうふうに考えておられるのでしょう...全文を見る
○桑原委員 例えば、暗証番号を偽造することによって、そういうことによる犯罪があるということなんですけれども、そういうことを予防するセキュリティーというのはあるのですか。例えば、直接役所のコンピューターに暗証番号を登録をして、それと連動しない限りは使えないというような仕組みにすると...全文を見る
○桑原委員 そういうセキュリティーがあるにもかかわらず、それを偽造するということが行われている。  さらに、そういうことで悪用させないために、先ほど私が申し上げましたように、役所なり、民間でやられる場合には、金融機関なりのコンピューターにパスワードを登録して、そしていかに偽造し...全文を見る
○桑原委員 住民票の写しの広域交付の問題でございますけれども、法案では、台帳カードまたは自治省令で定める書類を提示すれば住民票の広域交付が受けられるということで、台帳カードを持っていない場合もかわるもので対応できるということなんですが、この自治省令で定める書類というのはどんなもの...全文を見る
○桑原委員 現在、全国的な広域交付ではございませんけれども、例えば浜松方式であるとか、各地で、私の住む金沢なんかも周辺のところと提携をしてやろうということですけれども、そういった周辺を含めたいわゆる広域交付ということでいろいろな試みが行われておるわけです。私は、住民の利便を考えて...全文を見る
○桑原委員 特殊な仕事をやっておられて、しょっちゅうそのような広域交付の必要性があったり、あるいは届け出についての住民票の写しの添付を省略することが非常に大きなメリットになるという方もそれはあるとは思うのですけれども、一般の住民の皆さんにとって、そういったケースは非常に数少ないも...全文を見る
○桑原委員 どうもその利便性というものがこの法案提案の一番最初に最大のメリットとしてうたわれている割には、私は必ずしもそのような内容になっていないのではないかと思うんです。そして、むしろそれにかわる手段、先ほどの、自動車の免許証やパスポートで本人識別をして、そしてファクスなりでや...全文を見る
○桑原委員 住所地は別にして、名前の方は図形情報ですか、そういう形で尊重していくんだということですが、私はこの外字というのはかなりの量があるのじゃないかというふうに思いますので、そういった意味でのコストなんかについてはどういうふうに考えておられるのか、お尋ねをいたします。
○桑原委員 それでは次に、現行法第十一条では「住民基本台帳の閲覧」「何人でも、市町村長に対し、住民基本台帳の閲覧を請求することができる。」ということで、原則公開といいますか、そういう仕組みになっており、市町村長がその必要によってそれを制限できるというような規定になっていると思うん...全文を見る
○桑原委員 今度の改正では、四情報が原則公開、こうなるというふうに解してよろしいわけですか。今までの住民基本台帳の物の考え方と今度の四情報の公開の考え方、ここら辺の関係はどうなんですか。
○桑原委員 そうすると、新しい改正案での考え方と基本的に相違はない、こういうふうに解してよろしいわけですか。
○桑原委員 ここで大臣にお伺いしたいと思います。  私は、四情報の公開は、プライバシーを尊重していくという新しい社会でそれでよいのかというふうに思っておるわけですけれども、四情報というのは氏名、住所そして性別と生年月日ということなんです。  これまでいろいろダイレクトメールな...全文を見る
○桑原委員 時間も迫ってまいりましたが、住民票登録情報の閲覧、交付の問題なんですけれども、自己情報の開示につきましては、その情報の開示を求めるとかあるいは訂正を求める、それに対する通知というようなことが規定をされております。しかし、先ほど、県は市町村の、そして指定情報機関は県の、...全文を見る
○桑原委員 不正なそういうアクセスなどというものはあり得ないというような考え方のようですけれども、私は、やはり個人情報の保護ということを考えるならば、そうした履歴を知り得るそういう制度的な保障というのは当然必要だろうというふうに思います。  時間がなくなりましたが、最後に、厚生...全文を見る
○桑原委員 時間が参りましたので、これで終わりたいと思います。どうもありがとうございました。
05月19日第145回国会 衆議院 国会等の移転に関する特別委員会 第7号
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○桑原委員 民主党の桑原でございます。  きょうは、内仲参考人には分都の問題を初め大変示唆に富んだお話を聞かせていただきまして、大変参考になりました。私は石川県で、先ほど金沢市に文部省、金沢の名前が挙がっておりましたけれども、そういうふうな身近な話が加わりますと首都機能の移転も...全文を見る
06月02日第145回国会 衆議院 国会等の移転に関する特別委員会 第8号
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○桑原委員 民主党の桑原でございます。  きょうは、三知事には大変含蓄のある、それぞれ個性的な首都機能移転にかけるいろいろな思いを聞かせていただきまして、本当に参考になりましたし、これからのこの委員会での審議に生かしてまいりたい、このように思っておるところでございます。  ま...全文を見る
○桑原委員 大変意欲的な御説明、ありがとうございました。  次に、神田知事にお伺いいたします。  愛知の方も見させていただきました。それぞれに大変すばらしいところだったというふうに思っております。また、西三河の方も、まだのようですけれども、これも恐らくまた見させていただくこと...全文を見る
○桑原委員 ぜひ、日本海側をお忘れなくしっかり位置づけをしていただいて進めていただきたいな、こういうふうに思っております。  それから、北川知事にお伺いいたします。  月へ行こうよというような壮大な夢を本当にどう実現していくのか、そのことの一つのきっかけにこの首都機能の移転を...全文を見る
○桑原委員 どうもありがとうございました。ぜひ、壮大なそういう夢の実現に向けた話になるように、我々も努力をさせていただきたいと思います。  もう時間がございませんが、最後に、本当に簡単に一言ずつで結構ですが、この秋にも候補地の最終選考が行われる、こういうようなことになっておるわ...全文を見る
○桑原委員 どうも、無理な注文をいたしましたが、大変適切にお答えいただきまして、ありがとうございました。
06月04日第145回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第12号
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○桑原委員 民主党の桑原でございます。自治大臣にお伺いをいたしたいと思います。  法定受託事務というものが、機関委任事務の廃止に伴って、自治事務と区分けをされて新たにできるということでございます。我々は当初、大半が自治事務になるものだ、こういうふうに考えて期待をしておったわけで...全文を見る
○桑原委員 従来の機関委任事務よりも、区分けのメルクマールといいますか、そういうものをはっきりさせたということはそれなりに私は一歩前進かな、こういう気もいたしますが、国会でいろいろ審議をするからそこでチェックをするんだということに関しては、そういった従来の経緯もありながら機関委任...全文を見る
○桑原委員 具体的に、そういう自治事務を拡大していくということを保障していく手だてとしては非常に不十分ですので、私は党として修正を求めていきたい、こういうふうに思います。  それと、個別法で、政令によって法定受託事務が定められる場合の法律の書きぶりの問題なんですけれども、個別法...全文を見る
○桑原委員 そのことを確認させていただきたいと思います。  それからもう一つ、通達行政がこのことによって廃止をされる、その種の議論も行われてきたわけですけれども、改正自治法の二百四十五条の九、法定受託事務については処理基準というものを各大臣が定められることになっております。この...全文を見る
○桑原委員 今大臣、私がその後聞こうと思ったことも含めてお答えになられましたけれども、新たな、法令にない事務を課すとか、あるいは新たな関与を課すとか、あるいはまた必置規制を創設するとか、そういったことはないんだ、そして、個別の事案についてやるということではなしに、一般的にきちっと...全文を見る
○桑原委員 今の総務庁長官の議論でいきますと、すべてのことが国の監査の対象になるというような論理に、自治事務も含めてなっていくような言い方ではなかったかというふうに私は思います。  私は、法定受託事務というのも、地方自治体の事務として、そして、もちろん議会の審議も及びますし、国...全文を見る
○桑原委員 私は、勧告の基本的な精神にもとっているのではないかというふうに思いますし、そういう意味では、いわゆる国の行政との一体性の考え方も、あるいは自治体の裁量という点でも、やはり勧告の精神に沿って厳密にそれを考えていく、運用していくということが、監査の調査の対象というものを決...全文を見る
○桑原委員 質問の仕方が余りにも抽象的だったかもしれません。  私は、まず、国の関与の主体の違いがある、こういうふうに思います。これまでは各大臣が総理大臣に請求をして内閣総理大臣が是正措置要求を行うというような仕組みで、これは恐らく今まで一度も行われたことがない、こういうふうに...全文を見る
○桑原委員 自治事務というものが一体、本来どうあるべきなのかという点が、どうも大臣の答弁からは伝わらない。私は、自治事務というのは、自治体が自分の責任において自己解決をしていく、その能力を認めていくということだと思います。  そういう意味では、国の立場から是正の要求、確かに、事...全文を見る
○桑原委員 自治事務というものが本来どういうものなのか。自治体が自分の責任において、そして住民の意思に基づいてそれを自己完結的にやっていくということが自治事務だというふうに私は思いますし、勧告の段階でも、そういうことを踏まえて、是正要求に基づく改善義務などというものが勧告の中でも...全文を見る
○桑原委員 そうしますと、今度の改革によって狭い意味での総定員法の中にカウントされる、そういうふうに考えてよろしいわけですね。
○桑原委員 今後二五%の削減を目指して定員管理を行われていく、こういう目標があるわけでございますけれども、私は、社会保険の事務に関して申し上げますと、その中の例えば国民年金法の事務などは、従来、市町村の大きな協力を得て大変緻密に、綿密に、いろいろな努力を重ねられてやってこられたわ...全文を見る
○桑原委員 私は、例えば、二五%削減のプロセスの中では、従来国が総定員の中で考えていたけれども、独立行政法人化で、できるだけそういう形で削減の中にカウントしていくのだというようなこと、あるいは、従来地方と一体になってやってきたようなことはできるだけ地方へやるとか民間へやるとか、そ...全文を見る
○桑原委員 地方事務官をどこに位置づけをしていくかということについては、確かに、国家公務員の中で位置づけをされてきましたけれども、暫定的に地方事務官制度というものをつくって、それが将来的に都道府県に行くのか、あるいは国へ行くのか、それは種々の議論があったところだと思うのですよ。決...全文を見る
○桑原委員 いろいろお話をされても、私はいわゆる種々の国民年金に関して言えば、届け出等の受け付けを除いて国が直接執行するという形になって、従来とは違って市町村の関係は大変希薄になることだけは確かなんですよ。そこら辺を何か従来と全然変わらないようにおっしゃるなら、一体今までとこれは...全文を見る
○桑原委員 時間も来ましたので、私は、やはり実際の事務の流れというものと規定の仕方というのは乖離しているのではないか。もし実際の事務の流れに合わすなら排除の規定が必要ですし、今大臣が言われたように、時には県に協力をしてもらうことがあるかもしれないというようなことを想定されるのなら...全文を見る
○桑原委員 どうもありがとうございました。
07月13日第145回国会 衆議院 地方行政委員会 第23号
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○桑原委員 民主党の桑原でございます。  ただいま山本議員の方から質問をされました点と大変私もダブっておりまして、同じようなことを聞いてもしようがないわけでございますから、予告をしてはおりませんでしたが、ちょっとだけ変えたような質問になるかもしれませんけれども、お許しをいただき...全文を見る
○桑原委員 単純に定年制を延長するというあり方ではなしに、多様な就労形態といいますか、あるいは高齢者のそういう経験や知識というものをいろいろ生かしていくというふうなことを考慮しながら、この制度も、言うならば同じ職場の関連で再任用されるということですけれども、そういう中にあってもや...全文を見る
○桑原委員 どうもありがとうございました。  私が想像していたよりも企業別のそういう格差が余りなくて全体的に普及をしている、こういうことですから、そういう意味では一安心なんですが、六七・八%ですから、まだ三割以上はそういった制度化がされていないということですので、今後に残された...全文を見る
○桑原委員 法律が制定をされただけで、通知を流して一斉に自治体がスタートを切れるというようなことではなかなかなかろうと思います。それほどまでにそれぞれの自治体別にいろいろな変化、条件の違いがあると思いますので、ぜひきめの細かい対応に心がけていただきたいと思いますし、また、自治体自...全文を見る
○桑原委員 もう一点ですが、希望する意欲と能力を持った人すべてが再任用されるわけではない、こういうことでございますけれども、それもそれなりに理解はできるわけですが、意欲と能力があるが再任用がかなわなかった人、この方々にどういう次善の策があるのかということが一つと、それから、これに...全文を見る
○桑原委員 制度の目的を踏まえて、そういった心配りのある運用をしていただきますようにお願いを申し上げて、質問を終わりたいと思います。どうもありがとうございました。
11月17日第146回国会 衆議院 科学技術委員会 第3号
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○桑原委員 民主党の桑原でございます。  原子力関係、特に防災の問題というのは、本当に今までいろいろな角度から議論をしてきたわけでございますけれども、今回、法案の提出ということで、実効のあるものに、本当に現地の住民の皆さんにとって頼りがいのある、信頼の置ける、ぜひそういうものに...全文を見る
○桑原委員 大臣の決意は承りましたけれども、原発などを立地している現地の県や市町村は、ぜひ防災対策法をつくってほしいと相当前から常に要望を繰り返してきたわけでございまして、今回のこの反省の中では、現地の声をしっかり常に聞いておく、そして、そのことがなぜ起きてきているのかを常に研究...全文を見る
○桑原委員 それと、三百五十メートル以内の方々には避難勧告、そして十キロ以内の方々には屋内退避というようなことで、大変多くの住民の皆さんを大変な不安の状態から何とかあれしようということでいろいろな手だてが講じられたわけですけれども、放射線の被害というのは、単に現在どうかということ...全文を見る
○桑原委員 ともかく、そういった意味での不安を解消し、異状が発見された時点ではしっかりそのことに対応できるような措置に万全を期していただきたい、そのことを申し上げておきたいと思います。  次に、やはり、事故通報がいかに迅速に的確に行われるかということが、その後の対応を決定づけて...全文を見る
○桑原委員 私は、事故が起きたらすぐに早く通報するというのももちろん大事なんですけれども、できるだけ早い段階で事故を認識、認知するような、あるいは事故に至る手前ででも、未然に防げるような段階で事故を察知する、こういうことが迅速性の中では非常に大事だと思うのです。  そういう意味...全文を見る
○桑原委員 ぜひそういった政令の内容にしていただきたい、重ねてお願いをしておきます。  それと、アメリカでは、事故が起きて十五分以内に通報するというようなことが、法令かマニュアルかはよくわかりませんけれども、一応時間的な制限というものが義務づけをされている、こういうふうに聞いて...全文を見る
○桑原委員 直ちにと書いてあってもそうならないのが現実だというふうにお話もしました。法律の中でそういうふうなことを明記することは難しいとしても、具体的な運用の中では、遅くとも何分以内にというようなことぐらいはやはり目標として書かないと、いろいろな日本語のすり抜けの議論がまた行われ...全文を見る
○桑原委員 オオカミ少年になるということを恐れる前に、やはり万が一ということの危険に備えてどうしていくのかということを私は考えてほしいと思うのです。  また、私は、このことに関してオオカミ少年になっても国民から非難を受けるべき問題ではない、こういうふうにも思いますので、ぜひそう...全文を見る
○桑原委員 もう一度確認しますが、そういう緊急事態宣言が発せられて、それが収束されるまでの間でもそういうふうなことができるというふうに解釈してよろしいのですか。
○桑原委員 そうしますと、考え方としては、災害対策基本法とこの法律が、その部分に関しては両立しているということで、お互いに補完し合うといいますか、そんな関係でとらえるというふうに考えてよろしいのですか。  というのは、新聞の報道だとか一部の中には、避難勧告とか指示は総理が言うま...全文を見る
○桑原委員 それともう一つ、防災訓練もそうなんです。これも、今度の法律では、主務大臣が計画をつくって、そのもとで防災訓練をやるんだ、被害想定もちゃんと国がやって、行うんだ、こういうふうになっておりますけれども、そうすると、この防災訓練も、同じように、市町村、知事独自の判断で、独自...全文を見る
○桑原委員 そこで、ひとつ基本的な考え方についてですけれども、今度の事故があって、国が原子力防災については前面に出て、住民の避難や訓練なども含めて、すべて国が第一義的な責任を持って対応するんだ、むしろ県や市町村はその指示を待って、その助言を受けていろいろな行動を考えればいいんだ、...全文を見る
○桑原委員 私も、党内で法案づくりをする過程で各県の方々ともいろいろなお話をしたわけですけれども、やはり県や市町村、特に市町村の段階になるともっと強いのですけれども、特に原子力発電所などは国策で、我々にはいろいろな思いがあったけれども受け入れたんだ、それが事故を起こしたんだから、...全文を見る
○桑原委員 それでは、次に進みます。  今申し上げたような問題とも少し絡んでくるんですけれども、いわゆる緊急事態応急対策拠点施設、まさに事故が発生をした場合の対応の拠点となる施設、オフサイトセンターがあらかじめ設置をされる、指定をされるということでございます。  これはぜひ必...全文を見る
○桑原委員 公民館とかそういうところも指定するということですけれども、やはりここにいろいろな情報が集中して、そしてここが管理センターのような形になるとすれば、常々そういった機器なども含めて常備できるような、そういう仕組みでないといけないんじゃないかと思うのですが、公民館とかそうい...全文を見る
○桑原委員 それとあわせて、今度新しく、原子力防災専門官、通産省そして科技庁に属するそういう新しい制度がつくられることになりました。私は、この制度は中身的にどういうことになるのか、今からお聞きしたいと思うのですけれども、大変重要な役割を果たす、そんなものではないかというふうに思っ...全文を見る
○桑原委員 監督官庁、事業所、自治体、それを結ぶ連携の役割を果たすとか、連絡調整、情報伝達、そういうのは私は読み込めると思います。しかし、自治体にとって、やはり何らかの措置をしなきゃならぬとか、あるいは何らかの対応を自己決断でやらなきゃならぬというようなときに、一番ある意味では頼...全文を見る
○桑原委員 ぜひ御検討をお願いしたいと思います。  それでは最後に、原子力レスキュー隊というふうに言えばいいのか、機能と言えばいいのかわかりませんが、考え方としては、そういう常設の特殊部隊をつくるということではなしに、何かあったときにそういった機能を持ったものを編成して、そして...全文を見る
○桑原委員 それはそのとおりなんですけれども、このレスキュー隊というのは青森県などからも強い要望があったわけですし、我々も、今回の事故のような場合に、今回は不幸にしてそういうものがございませんでしたから、例えば従業員の中から、ある意味では決死隊のような形で水抜きであるとかあるいは...全文を見る
○桑原委員 事業所に防災組織というものが編成をされるというふうになったわけですから、事業所で起きた事故にまず対応するのはその組織なんだろうと私は思います。  しかし、原子力災害という特殊な厳しい事故を想定しますと、それだけで足りるのかという問題も当然起きてくると思うのですね。そ...全文を見る
○桑原委員 どうもはっきりしたイメージがわきませんけれども、非常に大事な部分ですので、今後も議論をやはり詰めていただいて、もっと国民に、ああ、そういう形でいざとなれば対応するのかということができるだけ見えるように詰めていっていただきたいということを御要望としてお願い申し上げて、質...全文を見る
11月18日第146回国会 衆議院 安全保障委員会 第4号
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○桑原委員 民主党の桑原でございます。瓦長官は同郷の尊敬する大先輩でございまして、質問をさせていただくことで大変気持ちが引き締まった思いがいたしております。  そこで、まずお伺いをしたいんですが、このたび出されております自衛隊員の皆さん方の給与、待遇、そういったものの改善につい...全文を見る
○桑原委員 御丁寧にお答えをいただきましてありがとうございました。  次に、先月の十二日に公開をされましたアメリカ大統領国務長官特別補佐官ペリー氏の報告についてお伺いをしたいと思います。  このペリー報告は、新しい情勢のもとでアメリカが北朝鮮政策を見直していく、どういう方向で...全文を見る
○桑原委員 長官の率直な、肯定的な評価、そしてペリー長官の忍耐あるいは対話重視の路線というものに対する率直な考え方、私も同感でございます。  ただ、公表されていない部分がございまして、それがどうなのかというのがもちろんわかりませんので、全体的な評価ということにはならぬわけですけ...全文を見る
○桑原委員 この報告の中で、私は一つ気になるところといいますか、私の思いともとる、違うところがございます。それは、提案される戦略の長所ということの中で、こういうくだりがございます。安全を、安定を脅かしているのは北朝鮮の核兵器及び長射程ミサイル関連活動である、同様に、政策見直しによ...全文を見る
○桑原委員 研究に着手をすることは開発に直接つながるものではない、こういうような理由づけもあって、我々も認めてきたという経緯がございますけれども、研究段階とはいえ、やはり私は、そのことを通じた近隣諸国の反応というものを常に見きわめながら慎重に対応していく、そういう考慮が必要だとい...全文を見る
○桑原委員 このことに関連をして、自民党の亀井政調会長が、十月の三十一日に松江市で開かれた島根県連のパーティーでごあいさつをしまして、その中で、ガイドライン関連法に基づく対米支援について、新聞報道では、米軍に協力した場合、相手国は日本を敵性国家とみなし宣戦布告する、周辺事態はその...全文を見る
○桑原委員 いたずらに、短絡的な発想で危機感をあおるような影響を与えると私は思います。そういう意味では、そんな環境の中で有事立法を議論するということにはならないと私はやはり思うんですよ。有事立法の問題というのは、そんなこととは切り離して、具体的にこんなことを考えているんだというこ...全文を見る
11月18日第146回国会 衆議院 地方行政委員会 第3号
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○桑原委員 民主党の桑原でございます。  まず、年金制度と申しますのは、やはり高齢社会の社会保障の基礎をなす最も大切な要素だというふうに思うのですけれども、私は、その中で、基礎年金の制度というのは、現在、国民皆年金のそういう理想というものはあるわけですけれども、その中核をなすも...全文を見る
○桑原委員 基礎年金の部分で、結局、そういう国民年金の空洞化的な現象が、共済年金であるとか厚生年金であるとかいうところの負担として転嫁をされていって、非常な不公正を生んで、それがまた年金に対するいろいろな意味での不信感を募らせていくのではないかというふうに私は思うわけでして、そう...全文を見る
○桑原委員 大臣の御見解で十分でございまして、時間もございませんので先に進ませていただきますが、ぜひ、そういった矛盾が生じないように、年金制度そのものに対する信頼が確保されるような手だてを早急に講じること、その必要性があるということを訴えておきたいと思います。  それと、報酬比...全文を見る
○桑原委員 それともう一つ、地共済に限って申しますと、先ほど大野委員のお話にもございましたけれども、やはり今後公務員の数が減っていくといいますか、いろいろな意味で、従来のような増加をしていくというような傾向はなかなか望めないと思いますし、そういう意味では、次第次第に減っていく、そ...全文を見る
○桑原委員 非常に厳しい前途があって、それに合わせて給付を適正化するという表現をとられていますけれども、そして負担を今後なだらかに漸増させていく、そういう対応の仕方で本当に年金の将来像というものをしっかりしたものに描けるのかどうか、私はそこを非常に疑問に思っています。  従来か...全文を見る
○桑原委員 総合的に見ればというお話もございましたけれども、私は、なかなか厳しい制度的な矛盾ではないかなというふうに思います。そういう意味では、運用に当たってはぜひもう一工夫されますように要望もしておきたいと思います。  そこで、年金の問題はそういうことで、私は、小手先の改革を...全文を見る
○桑原委員 そういう大きな問題と同時に、私はもう一つ、この間の地方分権の中で積み残された問題があると思いますのは、単に国から地方へ分権をするということで終わってはならないと思うんです。  この分権というのは、あくまでも、最終的には地域に生活をする住民の皆さんにとってどうなのかと...全文を見る
○桑原委員 分権の最後にお聞きしたいのは、今ちょっとお触れになりましたけれども、これからの分権自治の推進をどういう形でやっていくのか、推進委員会がもう任期切れで終わるということでございまして、しかし、一方ではまた自治省が、従来の独立した自治省というものから総務省の中に組み込まれて...全文を見る
○桑原委員 それでは、きょうは警察庁長官にもおいでをいただきましたので、神奈川県警の問題について二、三お聞きしたいと思います。  大変不祥事が連続をしておりまして、不祥事のさなかにまた不祥事が起きる、こういうようなことで、どうなっておるのか、あいた口がふさがらない、こういうふう...全文を見る
○桑原委員 これだけ世間が騒いで、まさにすべての国民の目が神奈川県警の一挙手一投足に注がれているさなかにそういうことが起きるというのが、とてもじゃないけれども常識では私は考えられないことなんですね。もし、それが、大変なことだという認識がなしにそういうことが行われているとしたら、も...全文を見る
○桑原委員 自戒の念も込めて強い決意で臨んでいただくことを申し上げて、質問を終わりたいと思います。