桑原豊

くわばらゆたか



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桑原豊の2001年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月28日第151回国会 衆議院 外務委員会 第2号
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○桑原委員 民主党の桑原でございます。  民主党内でも機密費の疑惑問題につきましてのプロジェクトチームをつくりまして、いろいろ、予算委員会の審議に加わる、あるいはさまざまな関係省庁にも来ていただいたりして議論をしてきたわけでございますが、やっていけばいくほど、疑惑が解明されるど...全文を見る
○桑原委員 それじゃ外務省にお聞きしますが、上司の決裁も受けずにそういう仕事をしていたのは室ができて以来ずっとそうなんですか。それとも、松尾氏にかわってからそういうことになったのですか。どっちですか。
○桑原委員 なぜ、その時点から急に決裁を受けていたのに受けなくなったのか。そしてまた、なぜそんな重要なことにその当時の上司が気がつかなかったというか、なぜそういうことになったことを見過ごしたのか、そこら辺答えてください。
○桑原委員 平成二年の四月の段階で、今まで地域主管局が取り仕切っていたロジの仕事を、要人外国訪問支援室というのをつくって、そこが中心的に集中的に担うということにしたわけでしょう。  そこで、その段階でどういう振り分けをしたのですか。地域主管局が何をして、新しくできたロジ室なるも...全文を見る
○桑原委員 いや、そんなことを言っているのではなしに、新しく二年の段階でロジ室ができたわけでしょう。では、そのロジ室というのはその間は一体何を担当していたのですか。そのことを答えてくださいよ。そして、地域主管局とこういう業務分担をしていましたということを。では、ロジ室なんて要らな...全文を見る
○桑原委員 新しくロジ室ができたわけでしょう、平成二年に。今まで地域主管課がやっていた仕事をそこが集中的に、効率的にやるんだということでできたわけでしょう。ところが、依然として地域主管課も総理の外国訪問についてはかかわりを持っているわけでしょう。だから、どういう役割分担をその時点...全文を見る
○桑原委員 その説明ではさっぱり中身がわかりませんね。  それでは、ちょっと話を変えますが、外務省から出された報告書の八ページに、松尾元室長は必要経費の見積もりを作成して総理官邸に提出をしていた、そして主管課は総理府、現の内閣府に経費要求を行う、こうなっておるわけですね。この主...全文を見る
○桑原委員 では、外務省が内閣に経費を要求するんですか。それはどういう意味ですか。外務省が経費を計算して、そして内閣官房に要求するんですか。それはどういう意味なんですか。
○桑原委員 それは、松尾元室長も見積もりを提出するわけですね。そして主管課も見積もりを提出する。この見積もりは、ではどう違うんですか。
○桑原委員 そうしますと、支援室ができた当初は、松尾室長が新たにやるようになった宿泊費の差額についても、主管課が請求をしていたわけですね。
○桑原委員 このことに余り時間をとるとあれなんですが、では、なぜ松尾が室長に就任して、そこら辺を変えなきゃいけなかったんですか。当初は、地域主管課がそういうふうに経費請求をして——恐らく私は、松尾室長がそういうふうに見積もった請求も、彼が見積もりをしてその部分を主管課に渡せば、主...全文を見る
○桑原委員 そんなばかな話はないでしょう。だって、今までは地域主管課がちゃんとやっていて、松尾室長が室長になったからといって、勝手にそれをやれる、そういう仕組みになっていないじゃないですか。なっていないのにそうやったということは、明らかにだれかが明示の指示をして、あなたはこれをや...全文を見る
○桑原委員 ぜひ私は調べてほしいと思うのは、松尾室長がどの総理訪問のときからそういうふうにしたのか、そのときの主管課はどこなのか、これをはっきりしてください。
○桑原委員 それでは、その訪問のときから松尾室長は就任以来そういうふうにしたということですね。そして、そのときの主管課の責任者はだれなんですか。松尾といろいろ協議をしてやった主管課の責任者はだれなんですか。
○桑原委員 その方に聞かなきゃなりませんし、それから恐らく地域主管課と連携をとりながらこの仕事はやったわけですから、地域主管課も、今まで自分たちがやってきたような経費請求ではなしに、形を変えた請求を認めたわけですから、その地域主管課の責任者にも話を聞かなきゃなりません。これはちゃ...全文を見る
○桑原委員 そういう又聞きの話ではとてもこれは信用できません。担当しておられる衛藤副大臣の責任で、その当時の上司の皆さんがどういう意図でもってそれを許したのか、やったのか、そこをはっきりさせてください。
○桑原委員 この問題でこれ以上時間がございません。ただ、私は大臣のおっしゃることもそれなりにわかりますけれども、しかし現実に地域主管課は松尾元室長になった時点でも経費要求をしているわけですね。ですから、そこら辺がどうなっていたのかというのは極めて不分明だというふうに言わざるを得ま...全文を見る
○桑原委員 では。
○桑原委員 それでは、次の話に移ります。  九七年の十月から九九年の三月までの間に、いわゆる公金と私金の出入りがそれなりに明確であったということで、この間に松尾元室長が使った、支出をした約五千四百万、これがいわゆる横領額なんだ、こういうことが明白だということで告発をされたという...全文を見る
○桑原委員 前者の方ですが、五億六千万という公金が松尾の口座に入ったということが明らかになっておるわけですね。そして、九七年の時点では、その時点で一億三千万円が公金であった、こういうふうに特定ができた、その当時の口座にあった。そういうふうな全体の入りとその時点での特定ができたとい...全文を見る
○桑原委員 前者については全くお答えがございません。なぜ入りと出を特定できているのにもかかわらずその以前の段階での横領というものがはっきりしてこないのかということが、いまだにさっぱりわかりません。  それと、調査は全部警察にゆだねてあるような言い方ですけれども、皆さんは、この調...全文を見る
○桑原委員 どうも松尾氏からいろいろ聞かれておることが正確に伝わっていないように私は思います。直接本人に話を聞かなかったら、これ以上私は解明できないというふうに思います。特に、松尾元室長は、大臣などもいろいろ答弁をされておりますけれども、今に至るも自分のそういう横領というものは認...全文を見る
○桑原委員 そういうことでは、とてもではないが私はこの委員会でもって問題の解明をこれ以上進めていっても難しいのではないかと思うので、ぜひ松尾元室長を、予算委員会では証人喚問要求をいたしておりますけれども、参考人としてこの委員会に呼んでいただきたい、こういうふうに思います。委員長、...全文を見る
○桑原委員 こんな靴の上から足をかくような話を何十回やったところで、私は全然問題の解明にはつながっていかないと思うんです。ぜひ、松尾元室長はまだ逮捕されていないわけですから、任意のいろいろなものには応じていただける状況にあるわけですから、私は強く求めたいと思います。  最後に、...全文を見る
○桑原委員 時間が来ましたので終わりますが、最後に、旅費の運用方針を変えるに当たって、外務省から、外務省が非常にこういった関係では集中的にこういう問題が起きやすい役所ですね、そういう意味では、外務省から宿泊差額を報償費で払ってきたんだというような理由をお聞きになったのか。それから...全文を見る
○桑原委員 終わりますが、私は今の答弁は大変に問題があるというふうに思わざるを得ません。こういうふうな方針を変えるときは、恐らく理由がしっかりしていなかったらできないはずですよ。外務省に問い合わせをしたのかしなかったのかもわからないような言い方をされましたけれども、外務省がどうい...全文を見る
03月01日第151回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第1号
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○桑原分科員 民主党の桑原でございます。  私は、今大変問題になっております内閣官房報償費にかかわる疑惑に関連して、会計検査院の皆さんに御質問をさせていただきたいと思います。  まず、いろいろな具体的なお話を聞く前に、今回の、総理外国訪問に伴う内閣官房報償費の疑惑、これは総理...全文を見る
○桑原分科員 後で具体的な、会計検査院がどんな検査をされていたのかということをお聞きしますから、それとの関連でまたお尋ねをしたいと思いますけれども、官房報償費が差額に充てられていた、あるいは、外務省は、例えば外務省の職員が海外へ出張して、そして差額が生じたような場合には、外務省の...全文を見る
○桑原分科員 これが問題になって、当時、ちゃんと実地検査に赴かれた方々はそのことを既に知っておったのかどうかということは、お聞きになっておるのではないかと思うんですが、それはどうなんですか。
○桑原分科員 いや、その結果、その検査に行かれた方々は、報償費がそれに使われていたということをその時点ではわからなかったと言っているのか、そのことは検査の中でわかったと言っているのか、どっちなんですか。
○桑原分科員 その肝心のところがはっきりしないと、この先、質問をしていくにしても、非常にこちらもやりにくいんですが。そこら辺がはっきりわからない、どうも説明を受けていなかったようだというニュアンスが強いんですけれども。  それで、そういうことで、今使われていたということが明らか...全文を見る
○桑原分科員 現在の時点で、外務省も、報償費をそういうものに使っていた、こういうふうに述べられております。それから内閣の方も、ちゃんと、内閣の報償費をそれに充てたんだと。こういうことを前提にして今みんな議論をしているわけですよね。  ですから、皆さんが皆さんの立場からある意味で...全文を見る
○桑原分科員 では、私の聞き方を一般的な聞き方に切りかえて聞きますが、そういった旅費の差額を報償費で充てていくというようなことは、一般的にはどうなんですか。
○桑原分科員 一般的にもお答えになれない、こういうことですね。  それじゃ、財務省、当時は大蔵省ですけれども、平成十二年、昨年の三月三十一日付で旅費法の運用方針を改定いたしました。そして、従来、そういった宿泊差額に報償費を充てていたという運用を改めて、旅費の差額は旅費の中で補て...全文を見る
○桑原分科員 それじゃ、これまたひとつ一般的なあれですけれども、財政法の第三十二条は予算の目的外使用というものを禁じております。そして、三十三条は予算の彼此移用、要するに、予算をこっちからこっちへ流用したり、あるいは移用したりする際には国会の決議を要するというようなことで、そうい...全文を見る
○桑原分科員 そういうことが検査の対象になり得るということであれば、報償費が旅費の差額に充てられていたという問題を検査するときに、その充てられている経費が目的に沿って使われているかどうかということは、それはどういう目的の経費なのかということを知らなければそんなことを検討することも...全文を見る
○桑原分科員 今後、そういう観点も含めてこの問題については検査をしていく、こういうことでよろしいわけですね。
○桑原分科員 三十三条の予算の彼此移用または流用という問題です。  予算委員会の審議の過程で、外務省の報償費が内閣の報償費に上納された、それは三十三条のこの規定に違反をしているのではないか、そのことを示唆する文書がここにあるということで、我が党の同僚議員も質問をして、この文書に...全文を見る
○桑原分科員 ですから、内閣の報償費が外務省の報償費からいわゆる三十三条に違反をして無断で彼此移用されたというような疑いもあるということでいろいろ議論をしているわけでして、そういう議論を踏まえて、そういったことなどの真偽も含めて検査の中では対象にしてやっていく、そういうおつもりで...全文を見る
○桑原分科員 それじゃ、具体的に内閣官房報償費の検査についてお聞きをしたいと思います。特に今回のこの件ということに限ってお聞きをしたいと思うのです。  この内閣官房報償費、報償費一般について言えることですけれども、いわゆる計算証明上の特別扱いをされておりまして、計算証明の関係書...全文を見る
○桑原分科員 そうすると、単刀直入に聞きますと、松尾元室長に面接して、彼が提示するいろいろな証拠書類あるいは彼のいろいろな報告、そんなものを受けて検査をされたんですか。
○桑原分科員 いや、私は、今この問題の発覚があって行っている調査のことをお聞きしているのではなしに、過去、この検査はどこまで行われてきたのかということの中で、かつて松尾元室長のときに彼も含めて調査をしたのか、こういうふうに聞いておるんです。
○桑原分科員 今のお話ではさっぱり、従来の検査のやり方も、もう既に終わった話なのに、そのことの中身もよくわかりませんね。  例えば、これは新聞報道ですけれども、情報提供者の領収書などについては取扱責任者の手元に保管する、これは特別扱いのやり方ですね。しかし、内閣官房のある幹部は...全文を見る
○桑原分科員 全然話がわかりませんが、皆さんは従来のこの種の検査で一体どこまで検査をされていたんですか。  例えば会計法上は、取扱責任者のところまでで検査は打ち切りなんだ、取扱責任者が会計担当に請求をして、そこからお金がおりて取扱責任者の手に渡れば、そこまでで会計検査というのは...全文を見る
○桑原分科員 どうもわからないのは、報償費であるからその先までちゃんと見るのが責任だ、こういうふうにおっしゃるんだけれども、今これまでの議論では、報償費であるかどうかもわからなかった、こういうふうにずっとおっしゃられてきたわけですよね。どうもそこら辺が矛盾するんですけれども、従来...全文を見る
○桑原分科員 最後に、もう一回だけ確認をして終わります。  九七年の段階から九九年の段階に五千四百万円にわたって松尾元室長が横領をしたという疑い、この部分が今問題になっていますね。この時点においては、松尾元室長も含めて、会計検査院は報償費の行方を追及するということも含めて検査を...全文を見る
04月04日第151回国会 衆議院 外務委員会 第7号
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○桑原委員 民主党の桑原でございます。  国際電気通信連合、ITUの憲章及び条約の改正ということは、最近の通信技術の急速な進歩、そういったものに対応して組織をどう強化していくかという意味で、私は、その内容にあえて異を唱えるというものではございません。  ただ、最初にお聞きをし...全文を見る
○桑原委員 大臣の御答弁は、どうもいかにも審議をため込んでいる国会にも何か責任があるような言い分で、そのような言い方に聞こえましたけれども、そういうふうにたくさんの外交懸案があるなら、それをどう本当に国を挙げてしっかりした審議をしてやっていくのかということは、まず外務省のそういっ...全文を見る
○桑原委員 時間がもうなくなってしまいましたけれども、最後に、この条約改正とは関係ございませんが、一つだけお許しをいただいて、先ほど赤嶺政賢委員からもお話がございました、私どもの民主党としても、今回の佐世保の例の事前通報なしの無断入港について非常な憤りを持っておりますので、外務大...全文を見る
○桑原委員 どうもありがとうございました。
05月18日第151回国会 衆議院 外務委員会 第8号
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○桑原委員 民主党の桑原でございます。  大臣は新潟県、私は石川県で、同じ日本海側に面したところでございますけれども、私は、日本の外交、言うまでもございません、平和で繁栄した、安定した国際社会をつくっていく、その中で積極的な役割を果たしていくということが肝要でございます。特に我...全文を見る
○桑原委員 それを発展させて一つのそういう形をつくっていくということが私は大変大事だろうというふうに思いますので、そういう展望を持ってぜひやっていただきたいというふうに思います。  それで、実は、この地域というのは国家体制の違いがある国々の地域でもありますし、また経済的な力の差...全文を見る
○桑原委員 私は、大臣就任以来、発言でもいろいろな話題を呼んだり、あるいはいろいろと撤回を、修正をさせられるような話になったりいろいろあるわけですけれども、日本の外交を、外務省改革も含めて根本的に改革をしていくという意欲のあふれた姿勢であるというふうに基本的には考えておるわけです...全文を見る
○桑原委員 一般的に言われるそういう言い方はわかりますけれども、私の申し上げておるのは、例えば十五年問題を、沖縄の知事がアメリカへ行って関係者の皆さんにある意味では直訴している、こういう状況をさっきはさらりと大臣はおっしゃられましたけれども、私は、ある意味では日本外交の不在を証明...全文を見る
○桑原委員 移設に関する最終方針がおととしの十一月にまとまったわけですけれども、その中では、いわゆる十五年問題に関連をして、国際情勢、世界情勢に関連をして、軍事的な配置、兵力構成、そういうものを検討していくんだ、協議をしていくんだということになっておるんですが、先ほど来の伊藤議員...全文を見る
○桑原委員 積極的に対応されていくということを確認したいと思います。  そこで、稲嶺知事そして岸本名護市長が連れ立って、大臣はお会いできなかったわけですけれども、アーミテージさんにお会いした。そしてパウエルさんにもお会いをして、短い時間だったけれども、この十五年問題について、残...全文を見る
○桑原委員 それはそれで私もそう思うんですが、それを見たときに、日本外交としてそれをさせていいのか。ある意味では、私たちの力足らずの結果だというふうに見ないのかどうかということを聞いたのです。今後も含めて、決意も含めておっしゃってください。
○桑原委員 もうそろそろ時間が終わりますが、最後にもう一つだけ。  伊藤議員が、大臣が非常に前向きに対応されたというふうに確認したんですが、地位協定の改正は、本当に、我々も長い間いろいろ申し入れをし、要望し続けてきた事柄です。いわゆる運用の改善というものについては、SACOの最...全文を見る
○桑原委員 どうもありがとうございました。
○桑原委員 外務省の報償費、いわゆる機密費についてお伺いをいたします。  昨日の新聞でしたか、外務省は、機密費について今年度一〇%以上節約を考えている、検討しているというような記事が載っておりました。何ゆえに、どのような部分を削減するというふうに考えておられるのか、また、どんな...全文を見る
○桑原委員 今年度の予算からそういうふうに点検をして、検討して、削るべき部分、必要のない部分は削っていく、こういう考えで取り組んでおられるということで理解をしてよろしいのでしょうか。
○桑原委員 外務大臣の外務省改革、とりわけこの問題を通じてのいろいろな再調査や改革ということについては、就任以来非常に意欲的にその部分については語られておられますので、我々もその点については大変大きな期待をいたしております。ぜひそういうふうに、前言は翻すことなく、しっかりとそうい...全文を見る
○桑原委員 やはり、いずれの時期にか公開をされるんだということであれば、そういった機密にかかわるものであっても、何でも好き勝手にやっていいということではなしに、おのずから、それなりの自制というのが働くわけでして、そういう意味では、私は、何十年後かにちゃんと公開し得る部分は公開する...全文を見る
○桑原委員 それから、上納と言われる問題、これは上納という表現が適切かどうかは私はよくわかりません。上納という表現ではその我々が意図するものは余り正確にあらわしていないのかもしれませんけれども。要するに、外務省の機密費が外務省の機密のために使われずに、他省庁、今問題になっているの...全文を見る
○桑原委員 ないと言っているから、ないというのでは、これは今までだってずっとそう言い続けてきたわけで、田中大臣にかわって、意欲的にこの問題に切り込んだということにはやはりならぬわけです。  それで、私どもからすれば、ここら辺の報償費関係はすべて情報公開なしですから、何の手がかり...全文を見る
○桑原委員 お待ちいたしておるのではだめなので、私どもには手だてがないんですよ、はっきり言って。手だてがあるのはまさに大臣、あなたのところにすべてのそういった情報は集中しておるわけですから、それを何かうまく料理して、本当に国民に、はっきり、ないというふうに解明できるような手だてを...全文を見る
○桑原委員 これは引き続きの中でまた我々の同僚議員から追及していただきたいと思いますけれども、今言われたことはこれからやるべき当然のことなんです。それは当然そういうふうにやっていかなきゃならないわけだけれども、今まで出されてきた疑惑を解明して、それはなかったんだ、あるいはこうだっ...全文を見る
○桑原委員 そういう方向でひとつ積極的に取り組んでいただきたいともう一度申し上げておきます。  それから、要人外国訪問支援室というのが設置をされました。平成二年ですか、設置をされたわけですけれども、その当時の、設置をされた決裁文書をぜひ出してくれ、我々は常々それを要求してきまし...全文を見る
○桑原委員 中身を見ましたけれども、そんな、公開してもおかしなような話はどこにも書いていないわけです。総理が訪問するときの仕事をするための部屋だということを書いてあるだけで、そんなものは何にも書いていないわけですよ、秘密にしなきゃならないような内容は。私は、それが秘の無期限だなど...全文を見る
○桑原委員 ぜひ検討してほしいと思いますし、官房長が答えられた所掌事務や精算事務等についても、ちゃんと文書を出して、そのときからきちっとした説明をすれば、私のような誤解をだれもしないのですよ。ちゃんと説明をしないから要らぬ疑いをいろいろなところにかけられるのです。ちゃんと反省して...全文を見る
○桑原委員 この施設の大半の業務というのは、八五%と言われていますけれども、核兵器関連の維持管理、そういったものを中心にやっているということはもう常識であります。そういう意味では、私は、CTBTに直接触れるかどうかは別にして、非常に触れる可能性がある、あるいは武器の輸出三原則、禁...全文を見る
05月30日第151回国会 衆議院 外務委員会 第10号
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○桑原委員 十分しか時間がございませんので、早速質問に入ります。  まず、日本と欧州共同体の相互承認協定について、三点お伺いしたいと思います。  まず最初に、欧州共同体との間に相互承認協定を結ばれた、その理由は何か。なぜ欧州共同体と結んだのか。  それからもう一点は、現在、...全文を見る
○桑原委員 輸出入に関しての手間を省く、あるいはコストを下げていくという意味では、大変有益な協定だというふうに思いますし、私は、これからさらに品目等についても拡大をしていく、そういった方向で頑張っていただきたいと思います。  ただ、やはり、最初の三年間でその点の調査というのは十...全文を見る
○桑原委員 そういう御説明では、この先この種のものを政府としても早くやっていく、先進国の中では非常におくれをとっているわけですから、国内的なそういう整備も早急にやって、条約をきちっと早期に締結ができるように努力をしていく、そういう対応というのがどうも出てこないんじゃないかというふ...全文を見る
○桑原委員 終わります。どうもありがとうございました。
06月20日第151回国会 衆議院 外務委員会 第15号
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○桑原委員 おはようございます。  大変な期待とそして注目のもとに、外務大臣は訪米をされて帰ってまいりました。本当に御苦労さまでございました。  今回の訪米、いろいろな目的がおありだったと思いますし、また、外務大臣は日ごろ、日本の外交は自立しなきゃならない、あるいは自主性を持...全文を見る
○桑原委員 一つ一つ課題別にお聞きをいたしますが、自立した外交ということを非常に強調されておられたものですから、そこら辺にスポットを当てて、外務大臣として特段に何かに力を入れて、この外交の中で成果を得たというものがあったのかどうかということを私はお聞きしたわけですけれども、個別の...全文を見る
○桑原委員 その部分について、理解をされるという部分について少し議論したいのです。  このミサイル防衛構想、冷戦が終わったことが一つのきっかけであろうと思いますし、それから、米ソ以外にもミサイルあるいは大量破壊兵器が拡散をしているという現状があるということが一つ。それに、アメリ...全文を見る
○桑原委員 ならず者国家、アメリカはそういう、いつミサイルを撃ち込んでくるかわからないような危険な国がある、こういうようなことをこの計画の、ある意味では大前提にしているわけですね。そういうことに対して、ロシアなども、果たしてそういうような対応でいいのか、確かにそういう危険性はある...全文を見る
○桑原委員 ところで、このミサイル防衛構想なんですが、クリントン時代は、御存じのように、アメリカ本土を防衛するNMDと、それから同盟国やアメリカの海外基地、そういったところを防衛するためのTMDと、二つの区分をしながら、区別をして対応していくんだということであったわけですが、今回...全文を見る
○桑原委員 BMD、TMDのことでしょうけれども、TMDは、言われたように、我が国の個別自衛権の範疇に入る問題だということで、アメリカと共同技術研究をやる、こういうことで、二年間もう既にやってきておるのですね。  今回、アメリカのミサイル防衛構想というのは、私が今ほど言いました...全文を見る
○桑原委員 いや、ですから、大臣、TMDはそういうことで、新しい構想では、NMDと一体化して、そして先ほど言いましたような段階で迎撃をするということを基本に置いて対応していくということになるのだが、そうなったときに、日本のTMD研究というのはそれに合わせて変わっていくのかどうかと...全文を見る
○桑原委員 変わらないということはどういうことなんですか。新しいミサイル防衛構想のもとで、日本の対応というのはそれに合わせてどうなっていくのですか。
○桑原委員 概念的にそういうふうに変わっていくわけでしょう、今回のミサイル防衛構想が。それに合わせて、日本が今までアメリカと共同で研究してきたTMDに関する研究というのも対応が変わっていくのかどうか。あるいは、それに合わせて変わっていくときには、集団的自衛権の行使の問題がかかわっ...全文を見る
○桑原委員 TMDという個別自衛権の範疇のことに関しての技術研究を共同でやってきたわけですよね、今もやっているわけですけれども。そうすると、日本の考え方としては、その研究はこのまま続けていくということなんですか。
○桑原委員 いや、私は、大臣が、新しいアメリカのミサイル防衛構想を理解する、こういうふうにおっしゃって、ある意味では、ある部分では共感もする、こういうふうにおっしゃっておるわけですね。ですから、そのことに対応して、従来日本がアメリカと共同で取り組んできた共同技術研究、これもミサイ...全文を見る
○桑原委員 ちょっと話がどうもうまくかみ合わないので、もう時間がなくなってきましたので、この問題では後ほどまたしっかりとした議論をしていきたいというふうに思います。  それから、外務大臣は自立自立と言われておるのですけれども、どうも私はこの問題に対する対応を見ても、極めてアメリ...全文を見る
○桑原委員 私は、やはりこの問題についてももう少し国内のさまざまな意見を聞き、自分の国の置かれている立場、真正面に中国、そして北朝鮮との国交回復、そういったことなどをどうこれから友好関係的に打開をしていくかというような大変重要な、アメリカとある意味では違う位置に日本がいるというこ...全文を見る
○桑原委員 朝鮮半島、特に北朝鮮との問題というのは、日本の平和と安定にとってはかなめの問題の一つですね。私はやはり、アメリカは、この月の初めに政策の見直しを行って、そして北朝鮮との協議を再開していこう、こういうことになりました、それは大変喜ばしいんですけれども、政策の見直しそのも...全文を見る
○桑原委員 アメリカの協議再開についてのこういった状況についてはどう見ておられますか。
○桑原委員 私が当初に申し上げた、少しハードルが高過ぎて、なかなかこういう状態では北朝鮮との話し合いがスムーズにいかないのではないかというような、そういう危惧はお持ちではありませんか。(田中国務大臣「はいっ……」と呼ぶ)  いや、だから、アメリカが北朝鮮政策の見直しをして、三つ...全文を見る
○桑原委員 どうも、何か紋切り型の返事では、大臣がこういった問題について、自分でどうそしゃくして、どう考えているというのか、そういうことが伝わってきませんね。何か非常に紋切り型で、話が私はかみ合わないような気がするんですけれども、そういう状況ではいたし方ありませんね。  それで...全文を見る
○桑原委員 それは、その要旨をつくるという決裁のときに見られたのか、それとも、決裁は別個に、大臣が一々されずに、それが終わった後見られた、そういうことですか。どっちなんですか。
○桑原委員 四つともです。オーストラリアの外相、それからイタリアの外相、それにドイツですね。それと、中国の外相とは電話会談。この四つです。
○桑原委員 提出の問題は今はさておき、大臣はその会議録なるものをいずれかの段階でごらんになっておるわけですね、見たということですね。  それで、大臣は原本なるものを見ておられるわけですから、マスコミを通じて流布されている内容と、大臣が確認をされた要録ですか、何かそういうものと非...全文を見る
○桑原委員 そこをコメントしてもらわないと話にならぬのですね。大臣は、では、原文を見られたときに、原文というか、原本でありますね、それを見られたときに、特段その内容に異議はなかったわけですね。自分が会談で発言をしたようなことがそのまま記録をされているというふうに感じられたわけです...全文を見る
○桑原委員 私はそんなことを言っているじゃなしに、大臣は会議録の原文を見ておられるわけですから、それを見た段階では、御自分のおっしゃられた発言も含めてそう異議はなかったわけですね、その議事録に。どうなんですか。そこではやおかしいと思ったんですか。それとも、そこでは別に問題はないと...全文を見る
○桑原委員 貴重な時間ですから、もうちょっとしっかり答えていただきたいと思います。(田中国務大臣「答えてます」と呼ぶ)  そんな、あなたが見られたんでしょう、自分で原文を。見られた原文に異議があったのか、なかったのか。その時点でおかしかったとすれば、外務省の中であなたの言うこと...全文を見る
○桑原委員 私は、これ以上ちょっと議論を進められません。大臣がその議事録を見たときに、それでいいと思ったのかどうかと聞いているんですよ。公とかどうのこうの、ほかの国がどうのこうの、そんなことはどうでもいいんです、私は。大臣が議事録を見られたときに、これでいいと思ったのかどうかとい...全文を見る
○桑原委員 私が聞いていることでないから、そういうことを聞いているんでないということで、どうでもいいと言っているんですよ。ほかの大臣がどう言ったとか、そんなことをだれも聞いていないんですよ。大臣が外務省がまとめた議事録をごらんになったときに、その議事録そのものが、もう既に自分の言...全文を見る
○桑原委員 個別でなくていいんです。全体でどうだったか。全体でどうだったのか、それでいいです。
○桑原委員 委員長、これね、全然だめです。
○桑原委員 その時点で、大臣は指摘をされたんですか、外務省に対して、事務方に対して。
○桑原委員 そうしますと、結局、出されたものは本物のものが出されたわけですね。公表されたと言われるものは、決裁をされた本物だということになるわけですね。(発言する者あり)そうなるんですか。(田中国務大臣「もう一回」と呼ぶ)  いや、だから、大臣が見られたときには、自分の思いと違...全文を見る
○桑原委員 大臣は、決裁をされた後で見た、そして、その見た……(田中国務大臣「違う」と呼ぶ)違うんですか。ちょっと、では……(田中国務大臣「もう一回どうぞ、質問」と呼ぶ)どういう意味ですか、違うというのは。(田中国務大臣「もうさっき答えましたから、私。どうぞ」と呼び、その他発言す...全文を見る
○桑原委員 大臣決裁前のものが流布された、こういうことですか。  そうすると、大臣は、見られたときは、決裁をするという段階で見られたのですか。大臣決裁なんですか、これは。ちょっとそれを教えてください。
○桑原委員 それはわかったのですが、大臣がその原文を見られた段階というのは、報道があった後見られたのですか、報道があった後見られたのですね。  そうすると、その大臣が見られた文書というのは、見られた時点で決裁前の文書であった、そういうことですか。(発言する者あり)ちょっと黙って...全文を見る
○桑原委員 そうすると、私が聞きたいのは、流出したものと大臣が見られたものとは一緒なものなんですか、同じものなんですか。それはどうなんですか。  流出して報道されたものを見てびっくりしたとおっしゃられたわけですけれども、その後大臣が見たものと報道されたものは同じものだったんです...全文を見る
○桑原委員 違っていたわけですか。(田中国務大臣「違っています」と呼ぶ)大臣が見たものというのが、それが全然違っていたわけですね。大臣が見たものと報道されたものが全然違っていたわけですね。(田中国務大臣「そうです」と呼ぶ)  大臣が見たものの中でもやはり自分が言ったことと違うよ...全文を見る
○桑原委員 ちょっと時間がもう過ぎましたので私はこれで終わりますけれども、やはりそこら辺の事実関係というものは少しきちっと解明をしていかないと、どこでどういうふうに捏造されたのか、改ざんされたのか、その責任が果たしてどこにあるのか、外務省内にあるのか、外務省外にあるのか、そこら辺...全文を見る
07月10日第151回国会 衆議院 外務委員会 第19号
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○桑原委員 私も、先般、委員会の派遣で、一員として沖縄の方に訪れて、つぶさにいろいろなお話をお聞きし、現場を見て、いろいろ考えさせられることがございました。本当に痛ましい今回の事件、そして繰り返されて、いつまでたっても問題の根本的な解決というところには至らない。これをどうしていく...全文を見る
○桑原委員 協定の改定ということが頭をよぎったことがあったけれども、今は運用の改善に、運用問題にすべてを集中していくということなのか。そういうふうに今おっしゃったのですけれども、では、協定の改定を視野に入れるというのはどういう意味なのですか。
○桑原委員 後から我々は、委員会の全会一致で、この緊急な非常に問題のある事態を改善していくためには、もはや地位協定の見直しというのは避けられない、抜本的な改革なしにこの事態を打開することはもはや難しい、私たちはこういう認識を全会一致で示すことになるのですが、今の大臣の御答弁では、...全文を見る
○桑原委員 もし会われるということになれば、この問題についてお話しされるのですか。
○桑原委員 ぜひ、お会いになるということであれば、私は、積極的にやはりこの地位協定の問題、もちろん運用の改善を含めてですけれども、お話をされて、日本の立場、日本の国民の利益、そういうものをしっかり打ち出していただきたい、こういうふうに思います。  さて、今回のこの事件、一九九五...全文を見る
○桑原委員 いや、私が言うのは、こういった被疑者が起訴前に引き渡されるというようなことがあらかじめ運用の改善で合意をされていたとすれば、その被疑者がどういう扱いを受けるのか、弁護士をどうするのか、あるいは通訳をどうするか、この種の問題は、もう運用の改善が決められた時点でちゃんと話...全文を見る
○桑原委員 結果がよかったわけですから、それはそれとして、問題は、今のそういう問題の中に運用の改善というものの限界があるのではないかというふうに私は逆に思うんです。最終的に政治的なそういう力にゆだねなければならないというところに問題があると私は思うんです。  というのは、これか...全文を見る
○桑原委員 最後に、私は、今回のこの事件の身柄の引き渡しが大変おくれたということの理由の一つになるかどうかはわかりません、大臣のお答えを聞かなきゃわかりませんが、七月五日の産経新聞ですか、大臣がこの問題について、七月二日の日でしょうか、同僚の国会議員の皆さんと食事をした際に、この...全文を見る
○桑原委員 私は、新聞の報道が事実でないというお話ですから、それはそれとして受けとめておきますけれども、大臣の発言が、しょっちゅうこんな形で、発言をしたというふうな報道があって、大臣にお聞きするとそれは違うと、これが余りにも多過ぎるものですから……(発言する者あり)黙っていろ。お...全文を見る
09月18日第152回国会 衆議院 外務委員会 第2号
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○桑原委員 私は、自由民主党、民主党・無所属クラブ、公明党、自由党及び無所属柿澤弘治君を代表して、ただいま議題となりました動議について、その趣旨を御説明いたします。  本件は、今月十一日、米国において許しがたい凶悪なテロが行われたことに対し、本委員会としても、我が国が、国際社会...全文を見る
10月11日第153回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第3号
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○桑原委員 民主党の桑原でございます。  安住同僚議員と項目的にはダブるところがかなりございますけれども、少し角度を変えて質問をさせていただきたい、こういうふうに思います。  まず最初に、今度のこの新しいテロ対策の新法でございますが、自衛隊というものを海外に展開をする、こうい...全文を見る
○桑原委員 私は、自衛隊を海外に展開していくということについては非常に重いものがあるというふうに思っております。  例えば、周辺事態安全確保法の場合は、これはその事態を放置しておくならば日本の有事につながるような、大変日本の平和と安全にとって重要な影響を及ぼす、そういう事態だと...全文を見る
○桑原委員 この決議は、国連憲章の五十一条の、いわゆる国連が具体的に対応措置を決めるまでの間に出された決議だというふうに私は理解をしております。そして、我々が根拠として、何らかの行動を国際的な協調に求めてやるとすれば、国連における対応措置が具体的に決定をした、そういう根拠によって...全文を見る
○桑原委員 それでは、官房長官は、これは対応措置までも含めて国連が明らかにした決議だ、そういうふうに認識をされておられるということですか。(福田国務大臣「何ですか、何を」と呼ぶ)  いわゆる国連としての対応措置を具体的に提起した、そういうことも含めた決議だというふうな理解だとい...全文を見る
○桑原委員 どうも何かかみ合わないところがあるようですけれども。  外務大臣、今のやりとりをお聞きになっておられたと思うんですが、大臣はこの一三六八というのをどのような性格を持った決議だと。  私は、先ほど申しましたように、これは国連が具体的な対応措置を決めるまでの間の一つの...全文を見る
○桑原委員 そうしますと、今のお答えの中で大臣は、自衛隊の海外展開による行動は武力行使を伴わないんだと。一体化もしないということは言わなかったけれども、そういうことなんだと。だから、いかなることをやるにしても、国連決議というのは必要条件ではないんだ、こういうことでよろしいんですか...全文を見る
○桑原委員 それではもう一度、新法の根拠についてただしたいと思うんですが、総理は、時々の御答弁の中で、いわゆる憲法のいうところの前文での国際協調主義といいますか、そういうものもこういうことの一つの根拠になり得るんだというような趣旨で発言をされておるようですけれども、そのことについ...全文を見る
○桑原委員 それもまた、ある意味ではこの法律の考え方の根拠をなすものだ、そういうふうな理解でよろしいのですか。
○桑原委員 私は、先ほどから、周辺事態法は安保という一つの後ろに控えた大きなものがある、それから、いわゆるPKO法は国連憲章あるいは諸決議というものがある、これは一体どうなんだ、こういうふうに聞いているわけですが、それは国連を中心にした国際の協調、連帯ということなんだということで...全文を見る
○桑原委員 自衛隊というものを海外に展開していく、法律をつくれば、憲法の武力行使に触れないのなら、その法律を根拠にして自衛隊はできるんだ、そういう考え方で来ておられるわけですけれども、私は、あくまでも自衛隊というそういう重い存在を、特に海外に展開していくというようなことになれば、...全文を見る
○桑原委員 決議がなされて、その後犯人を特定した、そして支援者や支援組織というものも目星がついた、そしていろいろな国際的な協調の活動が行われているんだ、既に事実はそういうふうになっているんだからそれでいいじゃないか、我々もそれに一緒に加わってやっていくんだということなんです。 ...全文を見る
○桑原委員 さまざまな世界の国々が、軍隊を出すところもあれば、日本のように、そういうことではなしに、軍隊は出すけれども、軍事力を行使するような形はとらないという、そういう支援をするというところもあります。いろいろな、さまざまなやり方の支援があるわけですけれども、日本のような、軍隊...全文を見る
○桑原委員 ちょっと今の答弁はよくわかりませんが、イギリスは武力行使をしましたね。いや、だから、ちょっともう一度。
○桑原委員 それ以外の国は武力行使をやっていない、集団的自衛権の行使をしていないという、そういう意味ですか。  私の聞きたいのは、日本のように、集団的な自衛権の行使でも個別自衛権の行使でもなく、武力を行使しないという形で軍隊を出して、軍隊というか自衛隊を出して、まあほかの国でい...全文を見る
○桑原委員 その国はいわゆる集団的自衛権を行使しているのか、していないのか、それはどうなんですか。日本の考え方でいえばしていないことになるんでしょうけれども、それはどうなんですか。
○桑原委員 日本のようなそういう集団的自衛権が認められていない国というのは、恐らくほかには余りないんでしょうけれども、いわゆる日本のような形で非軍事の支援をしている国というのはたくさんあるということですか。
○桑原委員 私は、日本のようなこういう支援のあり方というのが世界的に一体どういう形で行われているのかということを、まあ日本の場合は今回初めてなわけですけれども、どういう形で行われているのかということを聞きたかったわけです。  それで次に、新法の目的についてお伺いいたします。 ...全文を見る
○桑原委員 そういう位置づけであるということなら理解ができます。  そこで、この目的を達成するために、具体的な手だてを二つ挙げておるわけですね。その一つは、アメリカを初めとしたそういう目的を達成するために活動する軍隊等に対する支援措置だ、こういうことになって、そこに自衛隊が出動...全文を見る
○桑原委員 この法律は、九月十一日のテロというものに限って、それをどう解決していくのかという、そういうための法律なんですね。ですから、脅威というものも、もうそういう抽象的な言い方ではなしに、いわゆるこの脅威のもとになるのはだれだれで、そしてどういう組織で、どういう支援者なんだとい...全文を見る
○桑原委員 このアメリカの報告、イギリスの報告の中には、アルカイダ、そしてもちろんビンラディンですか、あわせてタリバーン政権に支援をされているというふうな表現もあるわけですね、彼らが。そういったものも脅威なんだというふうに考えておるということですか。
○桑原委員 アメリカの、あるいはこの書簡の意図がよくわからないというのはわかりましたけれども、我が国としては、先ほどから、主体的にいろいろなことを考えて、諸外国の情報を集中して、そして判断をしたんだ、そういう結果の法律だと言われているわけですから、我が国として、ではこの脅威という...全文を見る
○桑原委員 それともう一つ、このくだりに、国連憲章の目的の達成に寄与するアメリカ合衆国その他の外国の軍隊と、こうなるわけですけれども、この国連憲章の目的達成という部分を具体的にちょっと説明していただけませんか。
○桑原委員 そういう目的を示していると同時に、いわゆる集団的自衛権あるいは個別的自衛権、そういうことをも国連憲章の中では認めているわけですね。アメリカのいわゆる今度の行動というのはそういう自衛権の発動だ、こういうことを認識しているわけですから、おのずから、アメリカあるいはアメリカ...全文を見る
○桑原委員 そうではなしに、アメリカの自衛権の発動だから何をアメリカがやってもいいということではないんだよと。要するに、自衛権というもののおのずからの範疇の中にアメリカの行動は制約をされるんではないですかということなんです。
○桑原委員 もちろんそうでありまして、私が言いたいのは、アメリカがいろいろなことをやるわけですが、そのことをアメリカの自衛権の発動だというふうに判断をし、評価をするのは我が国なんですね、この法律では。そうですね。これはアメリカが判断するわけじゃないので、我が国がそれを判断するわけ...全文を見る
○桑原委員 我が国は自衛権というものを考えたときに、三原則といいますか、あれがございます。急迫不正の侵害であるということ、あるいは反撃のほかにとるべき手段がない、そして過剰防衛になるようなことがあってはならない、こういう三つの考え方があるわけですけれども、アメリカの自衛権の行使に...全文を見る
○桑原委員 そうすると、後で少し具体的なことも聞きますけれども、基本的な考え方としては、そういうアメリカの自衛権の行使について我々は協力をする、支援をしていく、そういうふうに理解してよろしいわけですね。
○桑原委員 それもまたちょっとおかしいと思うんですけれども。日本は、自衛権についての考え方は持っているわけですね。だから、自衛権だけでそれは判断できないというのは多少わかるような気もします。しかし、アメリカが自衛権の行使であるとすれば、それをはかる尺度というのはやはりそういう尺度...全文を見る
○桑原委員 私も、残虐非道なそういうテロの芽を絶つという大目標は当然だと思いますし、それには全く異議はありません。ただ、それを急ぐ余りに、いろいろな意味でむだなというか、無辜の人たちがたくさんの命を落としていく、あるいは一層厳しい状況になって、その国が、その国土が、そして、ある意...全文を見る
○桑原委員 大変力強く、力まれておっしゃっていますけれども、私も、あのテロの攻撃というのは、人類の共有するある意味ではいろいろな価値観、そういうものに対する攻撃であろう、こういう意味では我々自身に向けられた攻撃でもあるというふうに理解いたします。  しかし、テロを起こした彼らの...全文を見る
○桑原委員 日本が攻撃をされるから、それがどうのこうので私はさっき言ったわけじゃないんですよ。いわゆるアメリカの反撃行動、その他の国の集団的自衛権の行使、そういうものはやはりおのずから制約があるんだと。そのことをちゃんとしっかりと日本は、支援する以上は、何でもかんでもやってもいい...全文を見る
○桑原委員 もちろん、やるとすれば戦闘地域ではない非戦闘地域で行われるわけですけれども、私は、こういった状況での病院をイメージいたしますと、いわゆる野戦病院、そういったものをすぐ思い浮かべるわけですけれども、具体的に、非戦闘の地域で、どういったところでどんな活動をするのかというイ...全文を見る
○桑原委員 今、イメージも含めてお話をいただいたのですが、いわゆるこの医療活動は、アメリカ軍のような兵隊さんも医療活動の対象になっていますね。要するに、傷ついた兵隊さんですね。それから、一般のというか被災民の皆さんの医療活動もあるわけです。  そういう意味では、軍隊も被災民もひ...全文を見る
○桑原委員 私は、この医療行動というのは非常に大切な活動だというふうに思います。それで人の命を救うわけです。人の命を、ある意味では死からこっちへ持ってくる、そういう大変大事な仕事ですね。  そこで、何を言いたいかといいますと、絶対に安全なところで、いかなることがあっても、この行...全文を見る
○桑原委員 この法律は、周辺事態法の物の考え方というものをさまざまなところで取り入れておるわけですけれども、しかし、幾つかの点では、周辺事態よりもさらに自衛隊の活動を踏み込んでやれるような、そういう内容にもなっております。  例えば、武器使用の範囲をある意味では広げていく、ある...全文を見る
○桑原委員 捜索救助活動について、これは今回のような場合に具体的にどういうことが想定されるんですか。私は、とてもこのような事象がここで大きな条文を形成するほどの内容があるのか、よくよく考えてもよくわからない。何かあったときには人道的なそういう措置として当然なし得るのではないかとい...全文を見る
○桑原委員 海上での可能性というのは、確かに私は否定できないと思います。しかし、陸上でそういうことがあり得るのかと。とても、ちょっとイメージが浮かばないんですけれどもね。まあそれはそれで、またさらに議論したいと思います。  そこで、先ほど来の議論にもございましたが、国会のいわゆ...全文を見る
○桑原委員 私は、ほかの問題ならある意味ではそういうことがあり得てもいたし方ないという気もいたしますが、事ある意味ではこういう危険な、いかに戦闘地域と画されているとはいえ、いろいろな問題をはらんでいる地域に自衛隊を出して、そしてその人たちのいろいろな意味での、ある意味では非常に危...全文を見る
○桑原委員 私は、今こそ日本の外交、今まで蓄積してきたそういう力というものを平和に向けて有効に発揮すべき時期ではないか、こういうふうに思います。  特に、アメリカが一方で、ビンラディン、アルカイダ、そういった基地を中心に爆撃をして、そのことによってまた副次的な難民が出てくる可能...全文を見る
○桑原委員 今こそ外交の重要さ、そして支援の中身も、現実の、一次情報と言われますけれども、そういう現実の、現場の状況というものをしっかり見据えて、効果的な支援をやっていくということをいま一度申し上げて、私の質問を終わりたいと思います。     —————————————
10月16日第153回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第7号
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○桑原委員 私は、民主党・無所属クラブを代表して、ただいま議題となりました内閣提出のいわゆるテロ対策特別措置法案並びに自由民主党、公明党及び保守党提出の修正案に反対、民主党提出の修正案に賛成、内閣提出の自衛隊法の一部改正案並びに海上保安庁法の一部改正案に賛成の立場で討論いたします...全文を見る
10月30日第153回国会 衆議院 本会議 第10号
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○桑原豊君 私は、民主党・無所属クラブを代表して、ただいまの総理の御報告に関し、総理に質問いたします。(拍手)  今回のAPEC会合は、二十一世紀に入り、世界経済が厳しさを増してきた中で、前代未聞の同時多発テロが発生するという極めて深刻な状況を背景に開催されました。参加各国が強...全文を見る
11月26日第153回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第10号
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○桑原委員 先ほど民主党の伊藤委員の方からいろいろございましたが、その中で、アフガン情勢が急展開をして、事態が非常に変わってきている、タリバーンが事実上全土的な実効支配をできなくなって、敗退をして、北部同盟などを中心にした反タリバーン勢力がほぼ国土の大半を支配していると。ただ、そ...全文を見る
○桑原委員 そういうことになればなおのことなんですけれども、私は、アメリカがこれからやろうとする軍事行動と、日本の自衛隊がインド洋上で補給やあるいは輸送しようというこの支援活動、中心的な支援活動との間にテンポのずれがあるのではないか。要するに、もうそこから重点が移って、地上戦を中...全文を見る
○桑原委員 ショー・ザ・フラッグということで、これは自衛隊を送らなきゃいかぬのだというふうに、かなりアメリカの言い方を曲解している部分もあったり、あるいはこれの意味するところは自衛隊を送る以外に——そのこと、そのものを言っているんだ、自衛隊を送ることそのものを言っているんだという...全文を見る
○桑原委員 今おっしゃられたようなことは、私は、法律にちゃんと書いておかなきゃならぬのじゃないかと。目的の達成、いわゆるテロの脅威を除去する、これも非常に抽象的ですよね、いつをもってして、何をもってしてというのがわからないわけですから。  そういう意味では、今回のこの特殊な事態...全文を見る
○桑原委員 それからもう一つ、この行動を我が国が、自衛隊が行うためには、諸外国の、その該当する地域の同意を得なければならないとなっております。  まず、この同意の中身についてちょっとお聞きいたしますが、この同意というのは、いわゆる活動の範囲、基本計画に定めてございますけれども、...全文を見る
○桑原委員 そういう活動範囲の同意と、実際に実施する区域を実施要項で定めるわけですけれども、その区域についても改めて、こういう区域で実際の活動をやるんですよというような同意を得るんですか。
○桑原委員 さて、もしこの同意が、相手国がそれを撤回する、あるいは、同意を得たけれども、その相手国の政府が事実上崩壊状態、その国の実効支配を一体だれがしているのかもはっきりしない、こういうような状態になって、その同意がある意味では失効したとみなさざるを得ないような、まさにそういう...全文を見る
○桑原委員 これも、ある意味では活動停止あるいは撤退というような一つの条件になる、こういうふうに理解してよろしいわけですね。  それから、これは先ほども議論になりましたけれども、アメリカが、いわゆる正当な自衛権の行使の間はいいわけですけれども、それを超えていろいろな過剰な行動に...全文を見る
○桑原委員 例えば、大量の民間人が犠牲になる、あるいは新しい新型の爆弾が投下されて、本当に、非常に悲惨な状態が現出してきたとか、あるいは周辺国にまで空爆が及ぶとか、例えば今イラクなどという話も出ておりますけれども、アフガン以外に戦火が拡大をするとか、そういったことなど、幾つか私は...全文を見る
○桑原委員 常に、アメリカを初めとしたそういった軍事行動というものが、本当に国連憲章の目的にかなったものであるかどうか、あるいは正当な自衛権の範囲を逸脱しないものであるかどうか、そういったことは、私は、ちゃんとしっかりした評価を冷静にして、主体的にと今までおっしゃってきたわけです...全文を見る
○桑原委員 今の御報告からは、米側からは特に、これしてほしい、あれしてほしい、こういうような特別の要望はなかったのかあったのかよくわからないわけですけれども。  それじゃ、具体的にお聞きしますと、イージス艦の派遣というものがいろいろ報道もにぎわわせておりましたけれども、そのイー...全文を見る
○桑原委員 このイージス艦が具体的に俎上に上って、最終的には取りやめになったということがいろいろ報道されてきたわけですけれども、あるいは自民党の、あるいは与党の内部でもこの問題がいろいろ議論をされたわけですけれども、これが俎上に上って取りやめになった理由というのは何ですか。
○桑原委員 アメリカ側からは具体的な要望もなし、それからイージス艦以外についても、こういったことをぜひやってほしいというような特段の要望もなかったと。  これはもう一度確認いたしますが、そういうことで実際に基本計画を決める段階では日本側の考え方で、アメリカ側の、いろいろな話し合...全文を見る
○桑原委員 輸送とか補給は、あるいは捜索救助活動などもそうですが、これは米軍がある意味じゃオペレーショナルな形で、私は米軍自身も自己完結しているような仕組みじゃないかと思うんですが、それはどういうふうに理解されたんですか。
○桑原委員 どうもそこら辺、本当に必要な支援なのかということが、今のお話を聞いている限りではよく私は理解できません。米側が本当に、この部分は手薄なんだ、この部分は日本の力をかりたい、そんな形での議論ではなかったように、どうも今までのお話を聞いていますと受けとめるんですけれども、ま...全文を見る
○桑原委員 もしこれらを含むようになったときには、含むようになったということをどういう形で明らかにされるんですか。
○桑原委員 いつ、どこにという話ではなしに、この輸送の中に武器弾薬が含まれるようになった、含まれるんだと。それは今は輸送しないと言っているわけですね。それで、輸送するときにはちゃんと、輸送することになった、こういうふうには一切明らかにならないわけですか、それは。いつの間にか武器弾...全文を見る
○桑原委員 私は、基本計画の中身を一読しても判然としないわけですね、そこら辺が。そして、そういった武器弾薬等の輸送以外の燃料等の輸送も含めて、見方によってはやはり米軍等の武力行使との一体化、ある意味ではすれすれの活動だ。これが例えば国連決議のもとで行われるような行動であれば、敵の...全文を見る
○桑原委員 例えば、場所によっては非常に危険なものになるのではないかという心配もあるわけです。アラビア海での米軍空母への艦船用燃料等の補給とか輸送がもし行われるとすれば、私は、アラビア海というのはかなり危険な状態にある地域と考えられるのではないかと思うんですが、そういう場合はどう...全文を見る
○桑原委員 今申し上げたアラビア海というのは、この活動の実施区域に入っているんですか、入っていないんですか。
○桑原委員 首藤防衛局長は、アラビア海の北部の方は、北の方は戦闘区域になる可能性がある、こういうふうに発言をされたというようなことが新聞に出ていましたけれども、アラビア海の北部は除くということですか。
○桑原委員 一体どこが含まれているのか、どこが含まれていないのか、実施区域が明らかにされていませんから、そういうような問答になるわけですけれども。  では、もう一つ聞きましょう。インド洋沿岸に入るパキスタンのカラチ港というのは実施区域に入るんですか。カラチ港までいろいろ物資を運...全文を見る
○桑原委員 協力支援活動を行う実施地域には含まれているんですか、いないんですか。
○桑原委員 被災民支援活動についてはカラチ港は入っている、しかし協力支援活動についてはわからない、言えないと。どうもそこら辺も考え方がしっかり統一がとれていないように私は思います。  そして、実際に自衛隊を派遣してどこで行動するのかということをそれなりに判断できなくて、私は、や...全文を見る
○桑原委員 そこら辺もはっきりしないと。  先ほど長官は、この区域がはっきり公表できないのは、自衛隊の安全の問題もある、あるいは米軍の作戦の問題もある、そういったことなども含めてできないんだ、こういうふうにおっしゃったわけですけれども、私は、こういった、ある意味では最低限の話で...全文を見る
○桑原委員 その中には、実施する区域、期間、そういうものも含まれるんですか。
○桑原委員 まだ聞いていないことまでお答えをいただかなくてもいいんですが。  実施する外国、そして活動内容ということなんですけれども、それぞれに国会の承認を必要とする理由があると思います。どうしてそれらが承認を要するのかという理由について、ひとつお聞きしたいと思います。
○桑原委員 私は、そういうことよりも、なぜ派遣国が承認の対象になるのかと。というのは、具体的にやはり自衛隊がどこへ派遣されるのかということが国民の皆さんの関心事でもあり、心配事でもあるわけです。もちろん、派遣される自衛隊の皆さんにとってはどこへ行くかわからないということではだめな...全文を見る
○桑原委員 改めて申し上げますが、だとすれば、今のような二枚の紙切れで、基本計画に定めた活動の範囲を超えない、その範囲内でのそういう提示では、本当に、自衛隊の皆さんがどこへ行くのか、そういうことがはっきりしないではないですか。  そこら辺、私は、承認を求める側の皆さんに、一体我...全文を見る
○桑原委員 この艦船は、基本計画の段階で、そのままとどまって新たな任務を付与されたわけですが、この任務は何かということと、それから、従来の情報収集の活動、これは引き続き任務として残るのかどうか、お聞きいたします。
○桑原委員 新たに基本計画で付与された任務は輸送ということですね。そして、従来の情報収集の活動は引き続きそのまま任務として残されているということですか。そういうことですね。どうなんですか。
○桑原委員 私は、こういった活動における情報収集の重要性というのはわかりますし、また、アメリカ軍へも情報を提供する、こういうような任務があるのかどうか、その点はどうなんですか。
○桑原委員 そこら辺が極めてあいまいなんです。  私は、こういった活動を行う際の情報収集あるいはその活用ということは極めて重要だというふうに思います。そういう意味では、本来なら、法律の中にちゃんと協力支援活動あるいはその他の活動と同じような比重で情報活動を位置づけていなきゃいか...全文を見る
○桑原委員 最後に、私の思いですが、情報収集なら何をいつやっても、それは情報収集なんだということで許されるということであってはならないと思うんです。この法案の目的のためにやるのなら、それはちゃんと明記をすべきだと思うんですよ、計画の中にも。  そういうやり方というのは、私はやは...全文を見る