小泉純一郎

こいずみじゅんいちろう



当選回数回

小泉純一郎の1997年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月16日第139回国会 参議院 決算委員会 閉会後第2号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 産業廃棄物の最終処分場の設置に当たっては、生活環境保全上、十分な配慮がなされなければならないと思っています。  今、水源地の問題が出ましたが、私は、水源地だけでなく、より広範囲な生活環境面も配慮して、施設設置に伴う地域の生活環境への影響等、関係住民、...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今お話しの点については、労働省で検討されていると私は承知しております。  また、厚生省におきましては、障害者の外出や移動を支援し、社会参加を促進するために自動車運転免許の取得に要する費用の助成事業を実施してきておりまして、平成七年度には全国で約二千名...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) ただいま御決議のありました健康保険及び厚生年金保険の適用の適正化、医療費の請求・審査の適正化並びに特別養護老人ホームの施設整備等に関する補助金の適正な支出等社会福祉事業の適正な実施につきましては、御決議の趣旨を踏まえ、一層努力してまいります。
01月23日第140回国会 参議院 本会議 第2号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 高齢化社会への対応についてのお尋ねですが、これからの高齢者は、健康や知識の面においても、また、所得や資産の面においても一様ではないと思います。さまざまな面で幅の広い集団となっていくことが予想されておりますので、私どもとしては、こうした多様な高齢者像を視...全文を見る
01月24日第140回国会 参議院 本会議 第3号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 山本議員にお答えいたします。  医療保険制度についてのお尋ねについては、既に総理が答弁されておりますので省略させていただきます。  医薬分業の推進についてですが、医薬分業は平成七年度には二〇%を超えたものと推計されております。これからも着実に進展し...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 立木議員にお答えいたします。  寝具の診療報酬引き上げについてでありますが、診療報酬上の基準寝具加算については、昭和三十三年の創設以来、物価や賃金の動向や診療報酬全体の引き上げ幅等を勘案し、中央社会保険医療協議会の審議を踏まえ、必要に応じ引き上げを行...全文を見る
01月27日第140回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○小泉国務大臣 ただいまの新井議員の御意見、筋論であり、傾聴すべき意見だと思います。今後の医療保険構造改革審議会、これは仮称でありますけれども、今の御意見を踏まえながら、今までの行き方について見直す必要があると私も思っております。大変いい意見をいただきまして、感謝しております。
01月28日第140回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○小泉国務大臣 少子・高齢化の社会にどういう対応が必要か。特に少子化の問題は、今後年金を考えますと大変大きな影響を与える問題であります。そして、子育て支援だけでは解決できない問題ではないか。出産費用を与えるというお話もありましたけれども、今国立病院の分娩費、これを平均してみると大...全文を見る
○小泉国務大臣 補正予算における基金と、今主計局長が答弁しました特別養護老人施設に対する補助金、これは別であります。  特に、基金に対するものは、消費税が四月に引き上げられます。平成元年に消費税が導入されたときも同様の施策を行っている、それに倣ってするべきだという与党の御意見を...全文を見る
○小泉国務大臣 調査いたします。
○小泉国務大臣 今までの御質問にありますように、この補助金の仕組みを悪用したために今回のような不祥事が起こった。業務の再点検、審査体制、今進めておりますので、再発防止のためにどのような措置を講じたらいいか、今の御質問、御指摘を参考にしながら、これからよりよき再発防止策をつくってい...全文を見る
○小泉国務大臣 岡光次官の件について御質問が出ましたので、総理の前に答弁させていただきたいと思います。  十一月十九日の時点で新聞に疑惑の報道が出ました。その時点で岡光自身は否定しておりました。そして、事務次官という事務方の最高責任者の立場、そしてこれからの厚生行政を進める、そ...全文を見る
○小泉国務大臣 昨年の厚生省不祥事を反省しまして、年末に新たに厚生省職員倫理規程を設けまして、行政の信頼回復に努めているところであります。  また、社会福祉施設整備補助金等の仕組みを悪用したこの不祥事について、二度と悪用されないように、どういう点が悪かったのか、業務の再点検をし...全文を見る
○小泉国務大臣 私も先日現地を視察して、応急仮設住宅等に住む方々の御意見等を伺ってまいりました。それぞれの問題を抱えて大変御苦労されている実情を伺ってまいりました。  仮設住宅の問題については、今まで建築基準法によりまして、供与期間は二年とされていました。それを昨年六月、特定非...全文を見る
○小泉国務大臣 義援金の配分につきましては、それぞれの災害の規模等に応じておのずから異なってくると考えております。中央防災会議が策定した防災基本計画においても、「地方公共団体が義援金収集団体と配分委員会を組織し、十分協議の上、定めるもの」としております。  阪神大震災においては...全文を見る
○小泉国務大臣 御指摘ですが、地元の兵庫県初め地方自治団体とこの義援金関係者等が十分協議の上定めるものとして決められたものを、また厚生省がああしろこうしろと言うのも、これまた越権行為じゃないかなという点もあります。今後とも、この地元の事情そして義援金の趣旨等に沿いながら、その配分...全文を見る
○小泉国務大臣 前に、出雲市長時代の岩國市長の提言、そして新たな発想に基づいたこのICカードに私も注目しておりました。そして今後、医療福祉保健カード、これはいいことだなと思って、厚生省としてはこれを普及させたいという気持ちで取り組んでいきたいと思います。  具体的なことが知りた...全文を見る
01月29日第140回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○小泉国務大臣 この法律……
○小泉国務大臣 今までのお話を伺っていまして、何とか支援の手を差し伸べたいという中川委員のお気持ち、本当に胸を打たれるものがあります。  また、今までの過去の経緯、いろいろ私も聞いてみました。法的な措置、各省庁のそれぞれの支援の方法、違うわけでありますが、生活支援をしよう、何と...全文を見る
○小泉国務大臣 それは、今の災害救助法がいいのか新たな法律がいいのか、法的には私は詳しくはわかりません。しかしながら、個人補償はしない、同時に生活支援はする、この点の法的な区画区切り、そして、今の困窮されている方々に対して支援の手を差し伸べようとする、これは現在の災害救助法がいい...全文を見る
○小泉国務大臣 これからのいろいろな改革を考えますと、我々議員が心しなければならないのは、一部の利益代表ではない、全体の国民の利益のために、最大多数の最大幸福を図るにはどのような改革が必要かという視点だと思います。  今回の医療保険改革につきましても、今いろいろな審議委員の御意...全文を見る
01月30日第140回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 厚生省内に設けた調査委員会におきまして、昨年来の不祥事の反省を今後どうやって再発防止に生かすかということで省内でも調査を進めております。  一昨日、自民党からの御指摘、御提言を受けて、補助金の交付対象施設の選定手続あるいは建設工事にかかわる手続、さら...全文を見る
01月31日第140回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○国務大臣(小泉純一郎君) ボーナス、期末手当の問題なんですが、これはどういうふうに解釈するか。民間と公務員の場合、若干違っている面もあるんじゃないかと。というのは、民間は盆暮れのボーナスといいますか期末手当について業績によって増減がある。公務員の場合については、あの岡光前次官の...全文を見る
02月03日第140回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○小泉国務大臣 この人口問題、特に出生率の低下というのは、今後の社会保障、財政構造全般に大きな影響を与えていくと思います。特に年金等を考えますと、これから高齢者はどんどんふえていきます。いわゆる給付を受ける方は多くなる。なおかつ、もらう期間も長くなる。一方、保険料を払う若い世代が...全文を見る
○小泉国務大臣 構造改革とは何かという御質問の趣旨だと思いますが、今、人口構造を見ましても、かつてのピラミッド型の人口構造と大きく変わってまいりました。ずんどう型になってきた。同時に、経済も高度成長から低成長化しております。  そういう中で、お互い今までの制度をどのように支えて...全文を見る
○小泉国務大臣 介護においても、社会保険料だけじゃないのです。当然、公費、税も導入いたします。その中で、全部消費税でやるというのは、これはなかなか理解できにくいのじゃないか。しかも、医療も保険であります。医療も全部税で見ているのだったら、私は介護も税でいいと思います。国民の合意か...全文を見る
02月04日第140回国会 衆議院 予算委員会 第6号
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○小泉国務大臣 確かに、今中川議員御指摘のとおり、今回の改革案というのは、患者負担というのが主眼あるいは財政対策が主眼で、本格的な構造改革に踏み込まないではないかという議論が一方にあります。しかし、これからどのような構造改革案が出ても、これから提案する程度の負担は私は必要だと思っ...全文を見る
○小泉国務大臣 昨年十二月に、新しい時代にふさわしい保育所制度の確立を目指して、中央児童福祉審議会基本問題部会で報告がまとめられております。その主な点、二点あります。  その基本的考え方の一つは、保育所の保育内容や保育時間などを情報公開して、利用者が子供の個性や親の勤務状況に合...全文を見る
○小泉国務大臣 薬は、適正に飲まないと毒にもなり得る、これはいかなる薬にも私は通ずることだと思います。副作用が怖い、だからこそ薬の審査というのは厳重にしなければいけない。今御指摘の御意見、参考にしながら、薬価基準の見直し等、積極的に取り組んでいきたいと思います。
○小泉国務大臣 薬価の透明性確保、これは重要な問題でありますので、今後透明化をいかに図っていくか、これも含めて検討させていただきたいと思います。
○小泉国務大臣 昨年十二月十九日で、医療保険改革に関する与党三党確認書、社民党幹事長、政審会長、新党さきがけ幹事長、政策調査会長、自民党幹事長、政務調査会長、この与党三党確認書の三点の、今伊藤議員指摘された意向というものを尊重しながら国会審議を進めていきたいと思います。
○小泉国務大臣 ただいま新井議員がお話しされた、自分のお子さんを亡くされた親御さんの立場に立って見れば、本当に憤慨にたえないと思うんですね。なぜこういうことができなかったのか、私も率直に疑問に思います。  そして、昨年十一月に、医療制度及び医療保険制度の両面から医療提供体制のあ...全文を見る
○小泉国務大臣 審議内容の公開についてですが、自由市場経済の中で医療は統制経済です。今新井議員が指摘されたような、どこで価格が決まるのか、これから税金を投入する、あるいは保険料を上げる、あるいは受益者の患者負担を上げるということを考えますと、国民に適切な情報を提供するというのは必...全文を見る
○小泉国務大臣 その適切な情報というものをどういうふうに情報開示していくかということも、今の御意見も含めて検討をさせて、できるだけ趣旨に添うような努力をしていきたいと思います。
02月05日第140回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○小泉国務大臣 お話を聞いていて、ひどい話だと思います。
○小泉国務大臣 適切な指導をしたいと思います。
○小泉国務大臣 独占はいかぬということで、競争政策を導入することによって各社が奮起してこの状態を改善していくことが望ましいと思います。
○小泉国務大臣 国民に適切な情報を提供するという観点、情報開示の観点から前向きに取り組んでいきたいと思います。
○小泉国務大臣 委員の構成については、支払い側、診療側、公益の三者構成で、現在二十名で組織することとなっています。そして、公益委員については両院の同意が必要となっておりますので、現在この構成を変えようとは厚生省は思っておりません。  しかしながら、審議内容の公開については、協議...全文を見る
○小泉国務大臣 いろいろ御意見がありますから、今のところ厚生省としては、この構成でそれぞれの御意見が聞けると思っておりますから、両院の同意を得る、各方面の意見を聞くということで、変える考えはありませんが、審議内容等もっと情報を提供しようということでありますので、その面については努...全文を見る
○小泉国務大臣 今までの決め方、それぞれあると思いますが、この決め方の透明化については努力していかなければいかぬなと思っております。
○小泉国務大臣 その透明化について努力していきたいと思います。
○小泉国務大臣 医療保険改革について、医療保険審議会、また老人保健審議会、いろいろ御議論をいただきました心また、与党の医療保険制度改革協議会でも、「改革の方向について一年以内に結論を出すこと」としておりますので、その中で当然今後の具体的な制度改革の方向並びにスケジュール等がいろい...全文を見る
○小泉国務大臣 私は、この医療保険がまとまる過程の議論を通じて感じているのですが、どのような構造改革が出たとしても、これから提出しようとしている負担増は避けて通れないと思います。どんな改革が、案が出てきても、この程度の負担は避けて通れない。  そういう中で、私は、これから高齢社...全文を見る
02月06日第140回国会 衆議院 予算委員会 第8号
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○小泉国務大臣 先ほど、甘い話には御用心という話がありました。甘い公約には御用心、そういう時代だと思うのであります。  公的年金では不備がある。これからの時代は、公的年金問題についても大事なんですが、よい給付を得るためには高い負担が必要だ、給付と負担は必ず裏表でついてくるんだ、...全文を見る
○小泉国務大臣 公費の不正使用というのは確かに国民の憤慨を買い、おかしいなと私も思っていますが、一点、私の気にかかることは、不正使用と思っていない体質、これがまた一つの問題なんじゃないでしょうか。  必要な金は使わせる、こういう点からもどれが必要か、確かに交際費というのは私は必...全文を見る
02月07日第140回国会 衆議院 予算委員会 第9号
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○小泉国務大臣 私は、抜本的な金融制度改革にするためには、特に今回、世界に通用する自由で活力ある金融制度改革を目指すならば、政府の大きな金融機関である郵貯、簡保、それと財政投融資制度、これに大胆なメスを入れるべきだと思います。そうすることによって、金融制度改革と財政構造改革と財政...全文を見る
○小泉国務大臣 御承知のように、今の制度を前提にしていく限り、国民負担率はとても四〇%台にはおさまらない。そして、この社会保障制度改革と財政構造改革というのは密接に結びついておりまして、今のままの制度を前提にして国民負担率をできるだけ低く抑えていくとなると、社会保障関係のほかの費...全文を見る
02月10日第140回国会 衆議院 予算委員会 第10号
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○小泉国務大臣 今回の医療保険制度の改革については、患者負担のあり方等についてこれから国会でも御審議いただくわけでありますが、今委員御指摘のとおり、診療報酬体系のあり方とかあるいは薬価基準の見直し、さらには医療提供体制等いろいろ検討しなければならない課題があると思います。  し...全文を見る
○小泉国務大臣 財政投融資制度改革に取り組むべきだという御意見は私も賛成です。  財政投融資制度というのは、本来、郵便貯金、簡保資金、年金、国民の大事なお金ですから、有利で確実なところに投資、融資しなければならないという規定があるにもかかわらず、財政投融資制度は有利でも確実でも...全文を見る
○小泉国務大臣 これについても、行政改革の大前提が民間にできることは民間に任せろということであります。  郵政三事業は、今、はがきや封書の配達以外全部民間でやっているのです。しかも、はがきや封書の配達も民間でできる、やらせてくれと手を挙げているのにもかかわらず国家独占だと言って...全文を見る
○小泉国務大臣 この少子化の問題は、今後の日本の経済活性化の問題、あるいは社会保障の問題を考えますと、大変大きな影響を与えると考えています。  そして、子育て支援策というのが、単に厚生省だけの問題じゃない、いろんな方々の御意見をこれから聞く必要があるし、そして、どうして子供を産...全文を見る
○小泉国務大臣 児童手当が出生率の増加に結びつくかどうかというのは、前回の改正の問題でも議論があったんです。児童手当を支給すれば本当にたくさんお子さんを産んでくれるのかなというと、否定的な意見もありました。もちろん、それ はプラスになるという意見も両方あったんです。  そこで...全文を見る
02月12日第140回国会 衆議院 予算委員会 第11号
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○小泉国務大臣 事務的なことでありますので、局長からの答弁で十分だと思います。
○小泉国務大臣 具体的な数字の点についてのものですから、私は詳しいことは存じません。ただ、実勢価格と現実の価格とどう違っているのかというのを調査して、今でも補助単価が低過ぎるという御要望があるわけであります。両方の要望がありますから、よく調査して、このような事故が起こらないような...全文を見る
○小泉国務大臣 私の答弁と新聞記事の問題ですが、それは、昨年の十二月行政改革委員会より、「シルバーマーク制度に係る国の関与の撤廃によって、競争の促進を行う必要がある。」との指摘を受けておりましたので、本年一月、関係通知の改正を行い、廃止しました。  御指摘の研修事業については、...全文を見る
○小泉国務大臣 個人でも法人でも、もし自分の税金が自分が使ってほしいところに使われると言ったら結構指定するんだと思いますね。しかし、その例を認めてしまうと国家の運営は成り立たない。これだけ税金は取られるんだったら自分の使ってほしいところに使ってもらいたいと言う人は結構います、現在...全文を見る
○小泉国務大臣 ただいまの総理のお話でほとんど大枠の基本的なお話は尽きていると思いますが、昨年十二月、橋本総理の提唱による東アジアでの社会福祉構想という会議が沖縄で開かれました。その会議で、総理も、戦後の荒廃から今日まで振り返って、福祉のあり方を各国の代表の前で述べられました。ま...全文を見る
○小泉国務大臣 確かに、今回の医療保険改革において、保険財政がもたない、これは喫緊の課題であります。今の行政改革、財政改革が、なぜしなきゃならないのかというのも、.考えてみれば、お金がないということ。このお金がないということは、必ず私は構造改革を促していくと思います。これは医療保...全文を見る
○小泉国務大臣 総合的に広範な御質問、御提示、御意見をいただきましたが、最初に指摘されました政管健保の繰り延べについてきちんと返済を求むべきでないかということでありますが、その御意見については私も同感であります。今後とも大蔵省に対して返済を要求していきたいと思っております。  ...全文を見る
○小泉国務大臣 お話を伺っておりまして、さすが専門家の御意見で、教えられる点がたくさんあると思います。しかし、今回の案においても、例えば、今委員御指摘がありました一種一剤十五円はどうかという話においても、この具体案が出てきたからこそ、初めてそういう建設的な案が出てくると思うのです...全文を見る
○小泉国務大臣 補助金を受けている公益法人がそのまま政治献金するということについては問題があると思いますが、公益法人が全く別の政治団体を結成する、そして当然の国民の政治活動に関する権利として政治献金をするというのは、政治資金規正法にのっとっている限り問題ではないと思いますが、現在...全文を見る
○小泉国務大臣 委員御指摘のとおり、長時間勤務は確かに疲労度も多いと思いますし、看護婦さんの御努力、御労苦は大変なものだと思います。しかしながら、一方では、三交代から二交代に変わるという利点としては、患者さんに対して継続的に看護ができるということや、また看護婦さん自身にとっても、...全文を見る
○小泉国務大臣 その看護協会からの御指摘、もっともだと思います。そういう点を勘案しながら、しゃにむに一律的に導入するものではないんです。看護婦さんが多い方が、看護婦さん自身にとっても患者さん自身にとってもいい、望ましいということは言うまでもありません。  しかし、限られた人材の...全文を見る
02月13日第140回国会 衆議院 予算委員会 第12号
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○小泉国務大臣 最近の医療技術のみならず医療機器の進歩発展というのは目覚ましいものがありまして、私自身もその検査等経験がありますけれども、痛みもない、そして苦しみのない中で人体の構造がよくわかる。この医療機器の発展というのは、治療効果を高めると同時に、大変高額なものですから、医療...全文を見る
○小泉国務大臣 改定を行わなくても、だれかがどこかで負担しているわけです。医療費の問題につきましては、公費負担、保険料負担、受益者・患者負担、この三者の組み合わせしかない。患者負担を引き上げないとするならば、当然、働く世代なり企業なり、あるいは公費の負担、だれかがどこかで、医療サ...全文を見る
○小泉国務大臣 今回の医療保険法案を提出することによって、今委員御指摘のような構造問題にも当然メスが入れられてしかるべきだ、同時並行して私は進んでいきたいと思います。歓迎します。
○小泉国務大臣 確かに、予防こそ最良の治療、これは大事なことだと思います。  しかし、医療費が上がったからといって、医療費の増大なりあるいは受診の抑制につながるかというと、今までの趨勢を見ていて必ずしもそうではない。それでは医療費を軽くするかというと、これまた医療費の増大に歯ど...全文を見る
○小泉国務大臣 興味深い、いい提案だと思います。厚生省としても、協力できることがあればしていきたいと思っております。
○小泉国務大臣 私は、朝でも昼でも夜でもいいんですけれども、これは厚生委員長を初め委員の方々の御協力にまっしかないわけであります。ぜひとも、御協力があり、命令があればいつでもどこでも出ていきますので、早速審議をお願いしたいと思います。
02月14日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第1号
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○小泉国務大臣 第百四十回国会における厚生委員会の御審議に先立ち、所信の一端を述べさせていただきます。  まず初めに、厚生行政に取り組むに当たっての基本的考え方を申し上げます。  我が国は、急速な少子・高齢化が進展する一方、経済は依然として厳しい状況にあり、経済や行政、財政の...全文を見る
02月14日第140回国会 衆議院 本会議 第7号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 山本議員にお答えいたします。  政管健保の国庫負担繰り延べと医療費の適正化についてでありますが、政管健保の国庫負担繰り延べについては、先ほど三塚大蔵大臣が答弁したとおりでありますが、厚生省としては今後とも残額の計画的な返済について強く財政当局に求めて...全文を見る
02月14日第140回国会 衆議院 予算委員会 第13号
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○小泉国務大臣 臓器移植は、今問題は、心臓移植、肝臓移植は脳死状態でないとできない、この脳死を死と認めるかどうかというところで、今、日本でも大変な議論が行われて、賛否両論あるんです。臓器移植は行われているんですが、移植しないともう助からないという患者さんは、確かに現在外国へ行って...全文を見る
○小泉国務大臣 先ほどの環境庁長官の答弁の方向で厚生省としても対処していきたいと思いますが、今お話を聞いていまして、給与の面でこれが妥当性があるのか、また、情報公開の面においても批判等をよく聞きまして、もっと国民に理解の得られるような方法はないものか、今後検討させていただきたいと...全文を見る
02月17日第140回国会 衆議院 予算委員会 第14号
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○小泉国務大臣 これからの社会を考えますと、資源は有限である、何でも使いましょう、捨てましようというそういう時代ではなくて、いかに有効に資源を利用していくか、そして大量に排出されるごみの減量化を図り、その再利用を図っていくかということが、多くの方々からその重要性が認識されておりま...全文を見る
○小泉国務大臣 年金の未加入者の問題、さらには未納者の問題、これは大きな問題でありますので、「年金の日」をつくろうかどうかはともかく、年金に対する理解を深める、また若い人から、もちろん二十歳以上なんですが、高校生の段階から年金に関心を持ってもらうというような方法は私も必要だと思っ...全文を見る
○小泉国務大臣 医療の場合に、官と民を分けるというのは実に難しいのです。というのは、出来高払い制度ですから、今。かかった費用、必要な治療のためにはどんな手当てでもする、その手当ての費用は全部面倒を見る。それで、この病気はもう勝手に自分でやってください、これは保険で見ますよというの...全文を見る
02月18日第140回国会 衆議院 予算委員会 第15号
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○小泉国務大臣 高齢者と子供に対する配分の度合いという観点は、今まで、率直に言うと私はありませんでした。高齢者に対してはどういう施策が必要か、子供に対してどういう施策が必要かという点で予算を配分してきたと思うのであります。結果的に高齢者に比べれば子供に対する予算は少ない、事実であ...全文を見る
○小泉国務大臣 私は、基本的に、今坂口委員言われたように、制度も簡素で効率的なものにしようという考え方に賛成です。  しかし、今回の介護保険の問題につきましても、今まで、年金についても医療についても保険と税の組み合わせであります、公費との。年金も医療も完全に税だけでやるというの...全文を見る
○小泉国務大臣 今回の不祥事については、制度の仕組みを悪用したということで、施設をつくる場合に、申請者の選定手続あるいは工事の丸投げ等の問題が起こってきましたから、工事の契約の手続、さらには福祉施設の運営の問題、これをいかに適切にやるかということに重点を絞って所要の改善措置を講じ...全文を見る
○小泉国務大臣 確かに、規制を強化するだけで不祥事がなくなるものでもありません。古来から、浜の真砂は尽きるとも世に盗人の種は尽きまじとか、いろいろ言われております。また、幾ら規制を強化しても汚職はなくならない。しかし、だからといってあきらめてはいけないと思うのであります。日々みず...全文を見る
○小泉国務大臣 今厚生省の業務局長から答弁がありましたが、武藤大臣の答弁のように、出した方がいいのは当然出すべきだし、中には隠さなくてもいいことを隠している向きもあると思います。これは常識の問題。  国民にいかに情報を公開するかというのが橋本内閣の一つの方針ですから、こういう情...全文を見る
02月18日第140回国会 参議院 厚生委員会 第1号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 第百四十回国会における厚生委員会の御審議に先立ち、所信の一端を述べさせていただきます。  まず初めに、厚生行政に取り組むに当たっての基本的考え方を申し上げます。  我が国は、急速な少子・高齢化が進展する一方、経済は依然として厳しい状況にあり、経済や...全文を見る
02月19日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第2号
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○小泉国務大臣 最初から大きな問題を取り上げられまして、もう手短にお話ししたいと思いますが、行政改革、これは、去年の総選挙におきましても、どの政党も公約に掲げた課題であります。一口に言えば、国民の税金を真に必要なところだけに使おうということだと思うのであります。  皆さん、役人...全文を見る
○小泉国務大臣 昨年の検討会で関係者が十分話し合っていただき、今言われた一定の方向が出されたということは大変私も意義が大きいと思います。この提言に沿ってできるだけ早い機会にこれが実現できるように厚生省としても全力を尽くしていきたい、そう思っています。
○小泉国務大臣 今までですと、保健医療サービスと福祉サービス、両方受けなければならない場合でも、どこに行ったらいいか。一カ所じゃ済まない、病院に行ったり役所に行ったり。しかしながら、今回の介護保険制度を導入することによって、どのようなサービスが必要かというのは窓ローカ所に行けば、...全文を見る
○小泉国務大臣 この少子化の問題は一様ではないと思います。意見も、今さまざまな議論が出ています。そして今後、少子化のもたらす影響というのは将来の社会保障制度に深刻な影響を与えていきますから、我々も大変関心を持って、今後、各省庁並びに各界の意見を聞いていかなければいかぬと思っており...全文を見る
○小泉国務大臣 戦後五十年たって、あらゆる制度の根本的な見直しが迫られているという考えは、私も賛成であります。  当然、社会福祉制度、これは多くの国民がその充実を願っていますし、政治家としても、福祉国家の建設がどの政治家も大きな目標であるということは昔も今も変わらないと思うので...全文を見る
○小泉国務大臣 税だけでやるということになりますと、それじゃどこまで最低限度のサービスをするかというところも大きな問題になってきます。あとは、よりよいサービスを求めるのなら自分でやりなさいということになっていくと思うのでありますが、自分はこれだけ負担しているのだからこの程度のサー...全文を見る
○小泉国務大臣 言い方を変えますと、それじゃ、税でやれという人はどこで増税するのかとはっきり言っていただきたい。ところが、言う人はいない。  確かに、税だけでやるとなったらば、この今の御時世で三%から五%に引き上げるのでさえこれだけの反対であります。これを税だけでやるのだったら...全文を見る
○小泉国務大臣 その答弁の姿勢は今も変わっておりません。できるだけ公平化を図っていきたいというふうに今でも考えております。
○小泉国務大臣 率直に言うと、両方ありますね。仕方がないという面もあります。  今言ったように、医療保険なんかの場合は、それじゃ個人負担にするとお子さんはどうするのかとか、あるいは所得のない被扶養者はどうなるのかとか、そういう点もありますし、年金の場合でも、夫も妻も働いていると...全文を見る
○小泉国務大臣 この社会保障制度というのはなぜ一挙に手がつけられないかというと、長い将来にわたって計画を組んで、期待権を与えてやっていくわけですね。一挙に変えられない面がたくさんある。年金にしてもそうです。医療にしても老人保健にしても健保にしても国保にしても、それぞれ負担の割合も...全文を見る
○小泉国務大臣 これはまだはっきり結論が出ていないと思うのですが、私は、ある程度の制限はいいのじゃないかなと個人的に思っております、程度によりますけれども。特に、これから年金を受ける方がふえていきますし、かなりの高額者でも使いようがないお金をもらってもどうなるのかなということも出...全文を見る
○小泉国務大臣 施設の整備費や運営に国が二分の一を補助しているというそういう状況では、ある程度地域によって均衡のとれたサービスがなされるのが望ましいと考えているのですが、一定の水準を得た後では各市町村が、余裕があればもっとサービスをやるという市町村が出てきてもいいと私は思うのであ...全文を見る
○小泉国務大臣 この目標を掲げてきましたけれども、現実には私は難しいと思います。こういう低成長になってくると、そういう目標があっても、近い将来、国民所得の伸びよりも医療費の伸びの方が全然大きいというのはだれが見ても明らかな状況だと思うのです。  そういう目標があるということを見...全文を見る
○小泉国務大臣 公的な医療については、今後とも適切な医療が施されるような体制を残しておきたい。そして、どこが要らない給付か、どこが要る給付かという選別は、私は現実に難しいのではないか。これは、中には、風邪なんかは給付から外せばいいのではないかとか、あるいは特別な問題については保険...全文を見る
○小泉国務大臣 これは、私は原則として公開すべきだと思います。結論だけじゃない、審議の過程が大事だ、そう思っております。
○小泉国務大臣 年金の場合は、給付水準をどうするか、保険料負担をどうするか、支給開始年齢をどうするか、公費をどの程度にするか、この組み合わせしかないと思いますね。  今の少子化の傾向、働く世代の動向を考える、と、このままの給付水準、支給開始年齢を維持するとなると、若い人の負担と...全文を見る
○小泉国務大臣 この年金の問題は大変重要な問題で、行財政改革の本質にかかわってくる問題だと思うのです。  私自身、年金の自主運用を大蔵省に求めておりますが、今の低金利の時代で自主運用をしても、そんなに有利であるとは思わない。むしろ資金運用部に預けた方が、金利は高いのですから、有...全文を見る
○小泉国務大臣 行政改革というのは橋本内閣の最大の課題でありますし、また、地方分権の推進も同様であります。  今回の特養施設の仕組みを悪用した厚生省不祥事に絡みましても、選定基準にしてももっと透明化せよとか、あるいは地方と国の役割、基準というものをもっと明確にせよという議論が出...全文を見る
○小泉国務大臣 今回の件は、公表しないという信頼関係があるものですから、それをまた公表するということは信頼関係を傷つけるから難しいと思うのでありますが、当然、公益法人ですので、問題があればそれぞれの都道府県レベルで調査をなされているところもあると思います。問題ごとに御意見を聞いて...全文を見る
○小泉国務大臣 私は、基本的に性善説をとりたいのです。  一番心配しているのは、こういう仕事に携わってくれる人は、篤志家であり、社会に貢献したいと思う人であろう、意欲のある人であろうという前提にやってきたのが、今回、そうでなかった、大変大きな問題を残したということで、もうかるの...全文を見る
○小泉国務大臣 現在の医療保険制度、基本的によい制度だと思っています。国民皆保険制度、だれでもどこでも必要な医療が受けられるこの医療保険制度を安定的に運営していかなければならないということを考えた場合、財政問題、これが当然出てきます。今後とも安定的に運営するために、適切な医療を国...全文を見る
○小泉国務大臣 今の御質問でびっくりしたのですけれども、私、大臣になってからちょっと歯が痛くなったものですから、ある知っているところに行ったのですよ。そうしたら、今言った、かみ合わせが悪いのじゃないかと。頭が痛くてしようがない。この右の頭が痛くてしようがない。そして、今、歯科治療...全文を見る
○小泉国務大臣 今、厚生省としても八〇二〇運動を展開しておりますけれども、食べる喜びというのは人間の喜びの中でもう最大の喜びのうちに入る、そして食べること、これは健康につながる、そのためにはやはり歯が健康でなくてはいかぬということを考えますと、歯科治療の役割、歯科医師の役割という...全文を見る
○小泉国務大臣 最近のO157の問題を見ても、これからどういう病気が入ってくるかわからない。あるいは、医学の進歩、医療の進歩によって、今までは伝染病だと思われているのがあるいは伝染病でないとか、まだいろいろな直さなければならない点もいろいろ法的にあるようであります。これから国の交...全文を見る
○小泉国務大臣 国民負担といいますか、公的負担を高齢者が一番多くなるときにも何とか五〇%以下に抑える、その中でいかに福祉制度を充実していくかという大変難しい目標に今我々は向かっていると思います。その中にあって、税と保険と受益者負担、この組み合わせを、今後、現代の世代と将来の世代と...全文を見る
○小泉国務大臣 今回の医療保険のまとめる過程で感じたことでありますが、民主主義で合意を得るのは大変難しい。そして、抜本的改革になっていないではないかという批判は甘んじて受けなければならない面が多いと思います。  審議会の答申も、定率制を導入せよという意見が多かったことは事実であ...全文を見る
○小泉国務大臣 五島議員も介護の問題については前から深い関心を持ち、見識を持たれて、私も大臣になってから、かなり前から介護の問題について議論されている座談会等、論文等を拝見しております。非常に先見性のある、また将来の見通しに立った御議論をしていることに対して、私も大変教えられると...全文を見る
○小泉国務大臣 最近ではO157あるいはエボラ出血熱みたいに、今までではちょっと我々予想できなかったような伝染病もこれから予測しなければならない。同時に、結核みたいに一時はもう絶滅近いのじゃないかと思われたものも、最近ではまた、絶滅どころではない、むしろふえているというような状況...全文を見る
○小泉国務大臣 障害者問題のみならず、言われてみればみんな不十分なんですね。財源がないのです。これをどうするかということ、これから本当に大変な問題だと思いますが、この限られた財政状況の中で、不十分と言われながらも、障害者計画については一〇%以上、平成九年度予算で伸ばしたという点も...全文を見る
○小泉国務大臣 私もたまに施設を視察に行ったり、あるいは知っている方がいるものですからいろいろな行事に参加したり、実情を見ていると、御家族の御苦労は大変ですよ。  その中で、最近は、障害者の参加をできるだけ社会が温かく受け入れていこうという雰囲気が出てきている中で、かなりいろい...全文を見る
○小泉国務大臣 検討を進めていきたいと思います。
○小泉国務大臣 精神病だろうとほかの病気だろうと、国立だからしっかりやる、民間だからだめだというふうには私はとりません。むしろ私は、民間にゆだねられるものは病院でもこれからは民間にやってもらうという環境を整えた方がいいという考えを持っている一人であります。要は人でありますから、虐...全文を見る
○小泉国務大臣 私も連日、時間があると厚生省の人から講義を受けているのです。この食品の問題、遺伝子組み換えの話も先日聞きました。  遺伝子組み換えというと、とんでもない変わった食品を我々は食べさせられるのかなと思ったのです。そうしたら、現実に進んでいる度合いはすごいですね。私の...全文を見る
○小泉国務大臣 先ほどと正反対の議論が出てきたな。私も善意を信じたい、この仕事に携わる方の。言いましたように、本来、福祉事業とか教育事業というのは、熱意のある、善意のある方々が使命感を持ってやっていただく、それを国が支援するというのが一番いいと思います。しかし、その善意を信じて拡...全文を見る
○小泉国務大臣 一方では、今ではちょっと優遇し過ぎじゃないかとかという意見もあるものですから、その点はやはり両方の意見を参考にしながら適切な運営をしていかなければならぬなと思っております。
02月19日第140回国会 衆議院 予算委員会 第16号
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○小泉国務大臣 各地域の医療、福祉を充実させ、また整備していくということは、我々も重要だと認識しております。医療法では、各都道府県ごとに医療計画を定めて、少なくとも五年ごとには見直すことにしているということで地域の整備を進めているところでありますけれども、僻地保健医療対策として昭...全文を見る
○小泉国務大臣 日本医療食協会は、公取から勧告を受けてその役割は終わったと思いましたので、厚生省としては、昨年の秋に、本年三月に解散するということを決定しております。
○小泉国務大臣 私は一時期、病院寝具連盟の会長をしておりましたから当然知っております。しかし、名誉的な会長なもので、実際……(細川(律)委員「吉永さんですか」と呼ぶ)それはメンバーですから、それは当然知っております。しかし、どういう働きかけをしたのかというのは私、全く記憶にないも...全文を見る
○小泉国務大臣 シルバーマークの研修といいますか、補助金を交付決定されたのは十月だそうです、決まったのは。それで、私が大臣に就任したのは十一月ですから、廃止を決定したのがことしの一月ということで、既に交付決定された後だ。しかも、もうシルバーマークじゃなくてシルバーサービス全体に、...全文を見る
02月20日第140回国会 参議院 厚生委員会 第2号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 今後、社会保障のみならず、必要な予算をどのように確保するかというのは大問題になると思います。わけても社会保障関係費というのは国債費と地方に行くお金を除けば一番予算を使っているところでもあります。それだけに、歳出の削減、聖域なしとなれば必然的にあらゆる制...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 私は、今までの日本の社会保障制度の成り立ち、そして現状を考えると、保険と税を組み合わせていく方式は定着していると思います。今回の介護保険の法案を御審議いただく中で、税方式にせよという議論が当然出てくると思います。税でやるのか保険でやるのかという問題です...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 先ほどお話ししたところでありますけれども、給付水準の引き下げを検討する、これは私は避けられないのではないかと。  当然どの程度の給付がそれではいいのかという点に入ってくるわけでありますが、これは同時に、じゃどの程度負担できるのか、若い世代なり働く世代...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今の御意見、私も実は賛成して推進しているんです。  透析患者が毎年増加している、糖尿病から人工透析しなきゃならない方もふえている、その糖尿病の部分で食事でかなり改善され、治る方も出てきていると。食事がいかに大事かということで食事に気をつけて、食事療法...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今、年金の話もされましたけれども、確かに現在の老齢年金受給者は自分が拠出している保険料よりも多くの給付を受けられるということは事実だと思います。それに比べれば、若い世代の保険料を拠出している方々は今の受給者に比べれば自分たちの拠出している保険料に比べれ...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 年金も医療も含めて社会保障関係費は十四兆円を超えていますから、今の三%の税収を全部使ったって、これは丸々福祉に行っていますとも言えるわけであります。  消費税が導入された平成元年のときに、もう消費税を福祉目的税にせよという議論がありました。しかし、社...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 負担の面からだけを考えますと、確かに無料化から定額負担をお願いしております。しかし、適切な医療なり、これから介護保険制度を導入するということで、医療環境、介護環境を充実させていこうということを考えると、私は以前より進んでいる段階に来ているのではないかと...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 私は、もし謝るとすれば政治の方だと思います。政治家の方だと思います。役人を責めるのは酷だと思います。財政状況にしても現在の状況にしてもそうです。これだけ経済成長が鈍化して激変があった。これだけ借金して若い世代にツケを回している。大蔵省が悪いと言うのは簡...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 基本的に私も同意見であります。  事実、老人保健福祉計画にしても市町村が計画を策定してこれを国が支援するという形になっていますし、地域の実情を一番よくわかっているのは市町村でありますので、今後そういう実際主体的にこの施設の運営等を図る上で、責任を持っ...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今までのいろいろな薬害事件というものを反省しながら、薬というのがいかに健康に役立つかと同時に、用い方を誤りますと副作用も出てくる、そういう反省をしながら二度と医薬品による健康被害が起こらないようにしっかりとした体制を整えていかなきゃならないと思いまして...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 専門的な見地から御意見を伺っていまして、なるほどなと。確かに医薬品について、欧米に新薬の点については劣っている点が現実の問題としてもあるということは残念だと思っています。  しかしながら、この御質問があるということでいろいろ私も、どういう点が劣ってい...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 実はけさ初めて聞いたんですよ、そういうことがあると。わかりやすく言えば、頭痛の薬だと思っていたのが人によっては腹の痛いのにも効くと。ところが、そういうことができないというので、本当は本人の健康のためによかれと思ったことが、お医者さんにとっては良心をゆが...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今までの御意見を十分参考にさせていただきながら、実際に医療に携わる方、専門家でありますので、そういう意見が十分反映されるような改善措置を講じていきたい、そう思っております。
○国務大臣(小泉純一郎君) 少子化の問題、いろいろな方面に影響を与えてくると思いますが、わけても一番大きな影響を与えるのは年金問題だと思います、将来のことを考えますと。そういう中にあって、今子育て支援対策というのをどのように充実させていくかという議論がいろいろ行われていますが、今...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) エンゼルプランはエンゼルプランとして推進していきたいと思います。  特に、厚生省としては子供を持ちたいという人が安心して子供を持てるような環境をどうやって整備していくか、これが大事であります。また、家庭において子育てを支えるために、多くの社会の皆さん...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今のお話、救急医療等御指摘の点、なるほどなという点が多いわけであります。  確かに、精神障害者に対しての一般の方々の誤解とか偏見、根強いものがあると思います。そういう点をどうやって解いていくのか。今のお話の点、大変重要な点を含んでおりますし、社会的な...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) ただいま今井先生が言っているようなことを私も厚生省内で幹部の皆さんと議論しているところなんです、審議会の問題についても基本的な構造改革の方向についても。どのような構造改革が必要か、どういう点を検討すべきかというのはほぼ出そろっているんですね。ところが、...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 政治というのは、いかに福祉国家を実現していくか、これが政治家として、また政党として最大の責務だと思っております。  そう考えてみますと、戦後五十年、我が国は世界の他の国々に比べて大きく前進を遂げて、公衆衛生の面においても医療の面においても年金の面にお...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) ここまで日本の社会が、医療水準にしてもあるいは平均寿命にしても公衆衛生にしても向上してきた、なおかつ長生きできる社会にしたいというその一応の目標を達成したというのは、現場に携わるお医者さんの皆さんや薬剤師の皆さん、この役割というのは大変大きかったと思い...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 予防ということは大事なことでありまして、今のお話を伺っていましても、寝たきりになるその要因の一つに骨粗鬆症があるということでありますし、特に女性に多いと。  前回の大臣の答弁でも、確かに検討するという答弁をされているようであります。その対策も私も重要...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 検討していきたいと思います。
○国務大臣(小泉純一郎君) 措置制度の役割というものは私も当然あったと思います。しかしながら、今もっと進んで利用者、保育所を利用される親御さんの環境も変わってまいりました。社会環境も変わってまいります。共稼ぎも多くなったし、御夫婦でそろって働きながらという傾向はこれからも多くなっ...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 保育所に限らず、どの業界も新規参入というのは嫌うものだと思います。新規参入になるとプラス面とマイナス面が必ず出てくる。  今言ったような新規参入によってサービスの質が落ちるようなことのないように配慮しながら、いろいろ議論がありますが、中央児童福祉審議...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 大変言いにくい、難しい御質問だと思うんですが、私をなぜ閣僚に橋本総理は起用したのか、いまだに不思議に思っているんです。しかし、不思議に思っていちゃいかぬと。行革に本気で取り組むんだなということを信じて、私は厚生大臣と同時に国務大臣としてやっていきたい。...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) そういう状況にするようにいろいろな基準を今明確化したわけであります、今話したように。確かに税金を使うわけですから、ある程度の規制は必要でしょう。むしろ今の議論から見ると、もっと規制を強化しようという意見が強いわけです。一方、余り規制強化をしたらやる気が...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 財投の改革は大変重要な問題なので、行政改革、財政再建にも大きく影響してくると思うんですが、旧国鉄清算事業団の債務は国民が負担するということを既に十年前の閣議で決定されております。この旧国鉄清算事業団の債務は、今、全部株を処分しても全部土地を売却しても、...全文を見る
02月21日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第3号
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○小泉国務大臣 この介護保険制度は平成十二年度導入を目的にしておりますので、平成十一年度までには新ゴールドプラン、老人保健福祉計画の整備が着実に進んでいなければいけない。そして、介護保険制度の導入時にあわせて、このゴールドプラン、新たに見直しが同時並行的に進められていくと思ってお...全文を見る
○小泉国務大臣 介護保険制度が導入されたことによって家族介護が軽視されるのじゃないかという御懸念でありますが、そうではなくて、介護される方にとっても、できれば親しい身内の家族から介護してもらいたいという方が圧倒的に多いと思うのであります。また、家族にしても、できれば身近に置いて介...全文を見る
○小泉国務大臣 民間が参入できる基盤、これは福祉分野においても大事だと思います。今、あらゆる規制緩和に向けて推進体制を政府も党もとつておると思いますが、今までは、官は民の補完であるという考え方から、今後は、むしろ民が官の分野に進出できるような環境を整えていくことが私は大事だと思い...全文を見る
○小泉国務大臣 介護保険制度は、介護は公的に支えていくということについては必要だという御認識というのは、大方の国民の気持ちだと思います一時期尚早ではないかと言いますが、むしろ、去年の通常国会にもこの法案を出せという要望がかなり強かった。なおかつ、十月の総選挙前の国会でも出せという...全文を見る
○小泉国務大臣 財源の問題は避けて通れない。両方から考えなければいけない。財源だけではありません。必要な需要にどうこたえていくか、基盤整備をどう進めていくか、財源を離れて福祉の問題は論じられない、そういう点で話しております。
○小泉国務大臣 今のゴールドプランを十一年を目標にして進めておりますが、十二年度に介護保険制度が導入され、そして、それにあわせて老人保健福祉計画は十二年度から見直しを進めて整備を進めていきます。その際に税を投入していくのは当然であります。消費税でも目的税ではありません。一般財源で...全文を見る
○小泉国務大臣 今の議論を伺っていまして、保険を納めない人と納めた人と同じというのはおかしいじゃないか、不公平が生じるじゃないか、かといって、要介護状態になって、納めていないから何もしないよというのも、これまた見るに忍びないではないかという議論だと思うのですね。  その辺がどう...全文を見る
○小泉国務大臣 しかし、保険制度を導入することによって、むしろ介護を受けられる人もある程度の負担をしていただく。税だとそれはできませんね。より働く世代あるいは企業に負担を負わせ ることになる。あるいは、直接税でなければ消費税アップをしなきゃならない場合も出てくるかもしれない。そ...全文を見る
○小泉国務大臣 税だけでやりますと、当然、これ以上のサービスは自分でやってくださいという面が出てくると思います。最低限のこれしかやりませんよとなると、所得制限の問題が出てくる。となると、私は民間保険が出てくると思いますね。民間保険制度というのが普及してくる。より所得のある人は、こ...全文を見る
○小泉国務大臣 ゴールドプランは基盤整備ですから、在宅のサービスということを考えるとまた別の観点が出てきます。それと、公費と保険と両方で進めてはいけない、ゴールドプランだけではだめだという声が多いからこそ、この介護保険制度を導入しているわけであります。  そして、医療でさえも保...全文を見る
○小泉国務大臣 どんどん税を払っていいという国民的合意ができればそれはできますけれども、現在の制度を維持して――年金にしても医療にしても介護にしても、このサービスを受ける人数はますますふえていきます。そして、それでは、これを負担する世代、働く世代、あるいは企業にしても、働く若い人...全文を見る
○小泉国務大臣 大変重要な御指摘だと思います。いかなるいいサービスを受けるためにはどこかで必ず負担しなければならない、サービスは改善されます、しかし、その負担として保険料を払ってくださいというのが今回の保険制度導入の一つの意義でありますから、この説明はこれからも十分していかなけれ...全文を見る
○小泉国務大臣 国というか政府というか役所というのは、予算があると必要でなくとも全部使ってしまうという癖がある。これは非常によくない傾向で、民間の経営者と違います。余ったら別の方に回そうとしない。次に大事なところに使おうとしないで、ともかく与えられた予算は、むだとしても不必要であ...全文を見る
○小泉国務大臣 この医療保険についても、未納者の問題というのは大きな問題です。全部納めてくれればもっと財政的にも安定しますし、受益者といいますか、患者さんに対する負担もそれほど上げなくて済むし、働く世代の方々の保険料もそれほど上げなくて済むという点が出てくると思います。しかしなが...全文を見る
○小泉国務大臣 介護の問題というのは今多くの国民が関心を持ってきましたし、現実に介護を要する方々が非常にふえてきた。現に、現在でも約二百万人を超える方々が何らかの介護を必要としている。そして、毎年十万人がふえる見込みである。こういう状況において、介護を身内の者だけに、家族の者だけ...全文を見る
○小泉国務大臣 障害者については、既存の公費で措置するということで何とか対応したい。  今回、新たに介護の方は保険を導入しますから、その点について若干準備について不備があったという点は否めないと思いますが、後ほど調査して御報告いたします。
○小泉国務大臣 一切増税に関与しないとかいうのは国民と政党政治の選択の問題でありますから、よりよい給付を受けるためには必ずどこかで負担しなければならない。これはもう避けられません。どんな政党が政権をとったとしても、ただのものはないという観念を持たないとこれからはやっていけない。 ...全文を見る
○小泉国務大臣 私は、厚生大臣になる前も、なってからも、今委員が指摘された点、大分苦情を聞きましたよ。付添婦さんをなぜ廃止するのか、厚生省はわかっていないのじゃないかというおしかりをさんざんじかに、また手紙等で聞きまして、同じような疑問を持っていました。付添婦さんが医療現場におい...全文を見る
○小泉国務大臣 今、石毛議員が言われた答弁にありましたように、お話を聞きまして、もっともだなと思いまして、公益法人の予算についても改めて見直すべきだと考えました。そして昨年末、予算編成がもう大詰めに差しかかっておりましたので、来年度、ことし四月からの予算等についてはもう間に合わな...全文を見る
○小泉国務大臣 公益法人からの政治献金は、私は受けておりません。(石毛委員「関係団体」と呼ぶ)それは、関係というのはどういう点かわかりませんが、公益法人の関係が政治団体をつくる、その政治団体から受けるというのはどの議員もやっていることであります。また、法的に認められていることであ...全文を見る
○小泉国務大臣 ことしの一月末に、昨年の厚生省に絡む不祥事を反省して、二度とあのような不祥事を起こさないために、今までの補助金のあり方を再点検し、国会にもその結果、今後の方針というものを御報告したわけであります。  特に特別養護老人ホームに関しましては、申請者に問題はないか、申...全文を見る
○小泉国務大臣 ただいまの御指摘、だれもが感ずるところでありまして、これからの福祉充実に当たりましても、どうやって介護の問題というものを家族だけでなく社会全体で支えていくかということの重要性をわかっているからこそ、こうした介護保険制度の導入の御審議をいただいていると思うのでありま...全文を見る
○小泉国務大臣 当然、現状をしっかりと把握するということは重要なことであります。ゴールドプラン、新ゴールドプランも、平成十一年度に目標を達成するようこれから努力していかなければならない。十二年度に新たな視点から見直して、ちょうど介護保険制度が導入されて、いざスタートする年に合わせ...全文を見る
○小泉国務大臣 やるべきことはたくさんあるのです。我々の先輩たちは、戦後一貫してヨーロッパのすばらしい福祉制度を見習いながらここまで進んできて、今や、年金にしても医療にしても、いろいろヨーロッパの制度に比べて遜色のないような水準までようやくたどり着いてきた。これから新しい社会保障...全文を見る
○小泉国務大臣 何事もやってみなきやわからないという点はあると思います。今の予想が狂う場合も当然あります。しかし、現時点で現状を考えてよかれと思ってまず導入してみよう、そして、導入してみた段階で不十分な点があれば、この国会、委員会で御審議いただく点を踏まえながら、より拡充策を目指...全文を見る
○小泉国務大臣 高校教育ということを考えますと文部省にも随分この問題は関係してくると思いますが、この教育問題を当てはめてもホームヘルパーの増員にはすぐつながらないにしても、これは、今委員が指摘されたように、すそ野を広げる、さらにホームヘルパーの質を改善していくという面においても大...全文を見る
○小泉国務大臣 それは、公的介護を必要だという声が今圧倒的に多いという場合に、それじゃ税でやるか保険をやるかというのならば、税だけでやる場合には、今我々が目指しているような介護サービスの提供は無理であろう。そこで、介護サービスを受ける給付の面とこれを支える負担の面を考える場合に、...全文を見る
02月24日第140回国会 衆議院 予算委員会 第17号
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○小泉国務大臣 自然を大事にしなければいけないという議員の認識は、皆が共有しているものだと思います。  我々は、自然の恩恵を受けて生かされているという視点を大事に、いろいろな行政に取り組んでいかなきゃいけないと思っております。
○小泉国務大臣 産業廃棄物をめぐる不法投棄等の問題を解決するために今いろいろ苦心しているわけでありますが、今後廃棄物処理法の改正を含む総合的な対策は必要と考えております。  委員が御指摘のように、もう最終処分場の設置にも限度がある。これから廃棄物の減量化にも取り組まなきゃいけな...全文を見る
○小泉国務大臣 財投改革の重要性を指摘されている議員の認識というのは、私も大変似ている点があります。  財政投融資制度をなぜ改革しなければならないか。簡単に言いますと、財政投融資制度というのは国営の金融機関であります。政府の金融機関であります。今それが多量の不良債権を抱えている...全文を見る
○小泉国務大臣 当然、不利に運用されているわけですから、そんな有利に運用できないのだったらば自分で運用しますということで、今大蔵省に自主運用を要求しております。
○小泉国務大臣 友部氏の件については、新聞報道で見る限り、私もこれは詐欺だなと思っております。また、友部氏の当選というのは、国民がじかに友部氏の名前を書いて投票したわけではありませんし、なぜこういう人を国会議員にしてしまったのか、また、なってしまったのかというのは、法的な問題もあ...全文を見る
○小泉国務大臣 この十数年来、行政改革の主眼、出てくる言葉、これは、官業は民業の補完に徹すべしという言葉がありました、中曽根内閣以来。役所の仕事は民間にできない仕事、しかし国民生活にどうしても必要なものにせよ、民間にできることはどんどん民間に任せておくべきだという考えだと思います...全文を見る
○小泉国務大臣 遺伝子組み換え食品について、私も個人的にも非常に関心を持っております。  品種改良の高度な技術だと言っておりますが、専門的に私は詳しくはわかりませんが、何らかの形で今我々が知らないうちに口にしているというような状況にもあるやに聞いております。この点については、今...全文を見る
○小泉国務大臣 私も、そういう遺伝子組み換え食品が世界的に認められて多くの国民、日本国民にも食せられるというような状況になったならば、ぜひとも表示はしてもらいたいなと思っております。  現に今、いろいろな食品について、この食品はどこの産地ですよとか農薬を使っていませんよとか、い...全文を見る
02月25日第140回国会 衆議院 予算委員会 第18号
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○小泉国務大臣 心の不安を抱えている人々は大変多いと思います。障害者と言うまでもなくその以前の方々がふえているということは、厚生省としてもこの問題に取り組む必要性を認識しているつもりであります。  現に、昭和六十年度より心の健康づくり推進事業を都道府県への補助事業として予算化し...全文を見る
○小泉国務大臣 医療保険の改革を今国会で御審議いただく予定になっておりますが、医療保険というのは国民全体で支えていく制度であります。確かに患者さんに御負担をいただきますけれども、それがないとしても、それでは、保険料を支払っている方々、病気にはかからないけれども保険料だけ出している...全文を見る
○小泉国務大臣 我々は、この医療保険改革案を出しているのは、あすのためにやっているのです。医療保険制度そのものは今後も安定的に運営していかなければならない。お年寄りのためだけじゃないです。働いている方、子供のため、すべてのための改革を促すために、我々は今医療保険改革法案を今国会に...全文を見る
○小泉国務大臣 今までのお話を伺っていまして、話を聞けば聞くほどひどい、悲惨な話だと。確かにこの面については、事前にかなりそういう苦情なり実情なり、関係方面に申し出があったにもかかわらず、この事件の摘発といいますか、この悪質な事業主に対してしかるべき措置がなされなかったという点は...全文を見る
○小泉国務大臣 人権擁護あるいは財産の擁護、障害者のみならず、今お話しの痴呆性老人等、年金とか貯金という問題でも、その財産侵害とか問題が起きているようであります。  そういう点も含めまして、各省、関係者それぞれ権限とかあるようでありますけれども、できるだけ今お話しのネットワーク...全文を見る
○小泉国務大臣 今までのお話を伺ってみまして、そのALSという難病、これは、最近のたしか有名な方ではホーキング博士ですか、宇宙物理学者の、あの方もそのような病気であると。古くは、今お話を聞いて、私、ちょっと思い出したのですが、ルー・ガーリック。戦前、ベーブ・ルースとニューヨーク・...全文を見る
○小泉国務大臣 確定拠出型年金には長所もあれば短所もあると思います。どちらがいいか、また現在の公的年金制度に加えてこの確定拠出金制度も加えるべきかということは、それぞれの年金に関心ある方で議論されていることは承知しております。将来の検討事項としてこの問題、厚生省としても今後研究を...全文を見る
○小泉国務大臣 先ほど委員の御指摘のように、ことし新たに、総理に本部長になっていただきまして薬物乱用対策推進本部が内閣に設置されたということは、いかに橋本内閣においても、若年層に覚せい剤を中心とした薬物乱用状況が広がっているか、大変憂慮すべき状況であるということが認識されている一...全文を見る
○小泉国務大臣 物事には潮どきというのがあるんです。タイミングというのがあるんです。いずれ、だれが総理になっても、どの政党が政権をとっても、増税をしない、国債を発行しない、それで財政再建をしようとするんだったらば、歳出削減じゃできないのはわかり切っています、今の財政状況。必ず郵政...全文を見る
○小泉国務大臣 勧告というのは大事ですから、御指摘の勧告の趣旨を検討しながら、立法措置も含めて今後検討していきたいと思います。
02月26日第140回国会 衆議院 予算委員会 第19号
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○小泉国務大臣 私がなぜ郵政三事業民営化の必要性を主張しているかというのは、説明が長くなりますからはしょりますが、いろいろな仕方はあると思います。  一つには、財政再建をしないと日本はもう立ち行かない、だれもが言うことであります。総論賛成、財政のために経済があるのではない、当然...全文を見る
○小泉国務大臣 私の郵政三事業民営化論は、現職の郵政大臣から暴論と言われましたけれども、これは現在の政界全体がそう受けとめていると私は思っております。しかしながら、いずれ必ず、今は暴論と思われても将来正論になると思って今私は主張を展開しているわけですから、これからも粘り強く私の主...全文を見る
○小泉国務大臣 ごみの固形化というのは、減量という観点からもいいことだし、同時にこの固形化が新たな燃料として消費される、有効利用。いわゆる資源は有限である。資源循環型の社会にしていかなければならない。再生資源化ということを考えても、私は賛成であります。ごみ固形化の施策に向けて、こ...全文を見る
○小泉国務大臣 今までのいろいろな議論を参考にしながら、あらゆる点を見直していくという方針であります。
○小泉国務大臣 それは、与党内でも構造改革を一年以内に結論を出すと言っています、あるいは新たに審議会も設けられます。各般の意見を参考にしながら、できるだけ早い機会に見直していきたいと思っております。
○小泉国務大臣 医療保険の構造改革の問題も、今与党内で議論を進めていただいております。また、新たに審議会を設置しまして、これも御議論いただくと思います。  そして、これからの医療の構造改革と、今回の医療保険改革法案が成立したとしても構造改革を進めなきゃなりませんから、そういう点...全文を見る
○小泉国務大臣 いろいろな御議論があります。しかし、政府としてこの案をまとめたわけです。政党としてまとめて案を出していただければ柔軟に対応いたします。
○小泉国務大臣 それは議論は、政党も違うんですから違っていいと思いますけれども、私は、どのような改革がされようとも、今回、医療保険改革をしている案というのは必要だと思っております。それぞれ患者さんの負担もふえるでしょう。しかしながら、この負担額は、これからどういう改革をされようと...全文を見る
○小泉国務大臣 それは改善の指導を行っております。すぐできるとは思っていません。それぞれ審議会にかけなきゃいけない、中医協の意見を聞かなきゃいけない、病院の判断もある、都道府県の判断もある。改善の措置に従って厚生省は指導しております。
○小泉国務大臣 病院が患者さんに迷惑をかけないように、衛生水準を向上するようにという趣旨だと私は理解しております。  しかし、今言ったような点も含めて、代行制度はもう協会にはする必要はないということで指導しておりますが、実態的に今のような点があって、それがいろいろな業務に支障が...全文を見る
○小泉国務大臣 今お話を聞いていますと、指導しなきゃいけない点と指導する必要のない点、私は実際、どこまで洗濯しているのか、布団の打ち直しがどうなっているのか知りません。しかし、病院として衛生水準の向上を図らなきゃいけない、環境をよくしていくという点について配慮しなきゃいけない点、...全文を見る
○小泉国務大臣 これは、結論は調査しますが、今御質問を聞いてみると、病院に対して、あれをやれこれをやれという注文もある。あるいはやってかえって怒られることもある。これはなかなか難しいなと感じました。どこまで厚生省は関与して指導していいのか。指導すると余計な指導だと怒られる、指導し...全文を見る
○小泉国務大臣 それは事実であります。
○小泉国務大臣 そもそも、資金運用部に年金と郵貯と簡保を一緒に預かって一緒に統合運用している制度が私はおかしいと思っているのです。大事な年金のお金、郵便貯金のお金、簡保のお金、国民のお金ですから、これを有利確実に運用しなきゃならないのが財政投融資制度の基本であります。にもかかわら...全文を見る
○小泉国務大臣 先ほど答弁いたしましたように、年金の自主運用が必要だ。現在時点においては五・五%の利回りを確保するというのはとても難しい状況でありますけれども、一緒に郵貯、簡保資金と財政投融資に預けて、有利に運用されるとは思えませんから、私は年金の自主運用を主張しております。これ...全文を見る
02月27日第140回国会 衆議院 予算委員会 第20号
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○小泉国務大臣 耐震の問題、特に災害が起こってしばらくたってから重要な点を御指摘いただいたのですが、率直に言って全部の病院について厚生省がこれの実態把握に努めろというのは無理な点もあると思うのですが、災害拠点病院の整備等の施策を推進するため、耐震強化が必要な病院についての実態把握...全文を見る
○小泉国務大臣 釈然としないのは当然だと思います。審査体制にずさんな点があった、甘いことがあったということを反省して、今後の事業に生かしていかなきゃいかぬと思っております。
○小泉国務大臣 出向問題について、特定のポストに固定して長年出向をし続けるというのは好ましくないと思いまして、原則としてそういう状況を改めよう。例外としては、都道府県が、特別の技官、専門的な知識のある人はどうしてもそこの部署に欲しいんだという場合は例外になりますが、原則として特定...全文を見る
○小泉国務大臣 方針が変わったわけでないのであって、今、平成十二年度を目途に介護保険制度の導入を目指しております。そして医療保険制度の改革も並行して進めなきゃならないという中で、これからの医療保険を安定的に運営していくためには財政的な問題も解決していかなきゃならない。そして、各審...全文を見る
○小泉国務大臣 与党内でも、一年以内にあるべき姿に結論を出したいという方向で今議論を進めているということに聞いております。  私は、今回の患者に対する負担増、この案というものを御審議いただきながら、その結論、議論のあり方を見ながら、より総合的な改革案を近い将来出していかなきゃな...全文を見る
○小泉国務大臣 医療保険制度を改革していく場合には、国会でも多数の方々の賛同を得ないと改革できません。そういう点も踏まえて、審議会では確かに定率制導入が多数意見だったと思います。しかし、現実、賛否両論があって、構造改革をせよ、せよと言う人は多いのですけれども、今回出している患者負...全文を見る
○小泉国務大臣 議院内閣制として政権に協力してくれる議員、これを主眼に考えるのは当然だと思います。  そういう意味において、与党内の、今橋本政権を支えようとする政党の御意見を十分勘案したつもりでございます。
○小泉国務大臣 今国会では定額制で推進していきたいと思います。  将来の点については、国民の動向、議員の動向、国民負担の動向、そういうことを考えて、私は、必ずしも定額制がいいというのが多数意見になるとは、しばらく見ないとわからない。国会議員の間でも今定額制がいいと言っている人で...全文を見る
○小泉国務大臣 日本の医療は諸外国に比べて薬の使い過ぎではないかとよく言われます。そして、薬に対して、適正使用とかあるいは過剰投与あるいは患者がコスト意識等を持つために、もっと負担がいいのではないかというような議論もありました。  そういう中で、薬に対してはもう少し負担をしてい...全文を見る
○小泉国務大臣 将来の方向として、今岡田委員言われたような考え方の方が私はすっきりしているという事実は認めざるを得ないと思います。
○小泉国務大臣 私も、人間というのは朝起きて夜寝る、これが自然の姿だと思います。健康的に考えても、早寝早起き三文の徳といいますけれども、健康にとってもいいのじゃないかなと今でも思っております。
○小泉国務大臣 少子化の問題は、これさまざまな意見がありまして、一つだけの理由ではないと思っています。むしろ生活水準が向上している国において子供が少ないという傾向を見ても、理由は一様ではないと思います。さまざまな理由があると思います。そういう観点から、この一つの、深夜業だから少子...全文を見る
○小泉国務大臣 雇用機会均等法というのは、むしろ女性の方から要求してきたものじゃないかな、私はそう思っているんです。女性の職場を広げようということなものですから、これが悪政であるかのごときというのはちょっと誤解じゃないかな、むしろ、働きたいという女性の立場を勘案してこの法律を設け...全文を見る
02月28日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第4号
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○小泉国務大臣 概要といいますか、この介護保険制度導入の趣旨というのは、今議員が御指摘のように、介護を要する方が既に二百万人を超え、毎年十万人ずつふえるという見込み、こういう状況において、もう家族だけで介護する、これにも限界があるのではないか。今後、だれでも介護を要する状態という...全文を見る
○小泉国務大臣 福祉の分野にも民間の活力を導入せよという声が各方面から起こっております。今回の介護保険制度導入につきましても、市町村が主体になっていただくわけですけれども、同時に、民間でもこの介護サービスを提供できるということを考えますと、今委員御指摘のように、農協というのは全国...全文を見る
○小泉国務大臣 私は、基本的に、与党も野党も、この介護保険制度についての御意見を聞いていると大して違いはないな、介護支援制度を創設しよう、介護支援が社会的要請に基づいて、全体で支えていこうという認識においては大して違いないと思っております。  そういうことから、今、方法において...全文を見る
○小泉国務大臣 この財政の窮迫状態は厚生省だけではないと思います。各省庁、国民全体、この財政状況をどうするかということで、今、与野党を通じて、歳出を徹底的に見直そう。当然、橋本内閣の最大の課題が、歳出の削減に対して聖域はないということで取り組んでおります。当然必要なところには必要...全文を見る
○小泉国務大臣 八割と言われますけれども、それはわかりません。八割という数は相当なものです。投票率だって、八割なんというのはめったにいかない。知名度だって、どんな有名人だって八割の知名度がある人はめったにいるものじゃない。というと、何割かわかりません。それは定かでありません。しか...全文を見る
○小泉国務大臣 負担があって何の給付もないということでは、これは当然、理解は得られません。給付と負担のバランスというものをどうやってとるかというのも大事でありますし、これは本当に細部まで国民が理解しているかと言われますと、そうだという確信も私は持てませんが、制度を導入して利用され...全文を見る
○小泉国務大臣 それはまだ認識が足りなかったのではないでしょうか。よく考えてみれば、公費と社会保険方式を組み合わせた方がいいという結論に落ちついたのではないかなと思っております。
○小泉国務大臣 この社会保障制度を充実しようという難しいところは、やはり税がいいなという人でも、それでは消費税上げましょうかというと、恐らく私は反対すると思いますよ。所得税上げようか、これも反対すると思います。そこが難しいところですね。  当然、保険料を徴収するのに簡単にはいか...全文を見る
○小泉国務大臣 財源が豊かでありますと、あれもこれもやりたいというのはいいと思うのでありますが、このような財政状況で、まずは在宅介護で苦労されている方々の負担をどうやって軽減しようかということで、施設サービスやら在宅サービス等、基盤を整備して、それを活用してもらって、その実施・施...全文を見る
○小泉国務大臣 これは予防給付という言葉が適切かどうか、介護を必要とするその程度によると思いますね。これは実際施行していかないと、どの程度が予防になるのか、寝たきりになってしまうのか、私は実施状況を見る必要があると思います。
○小泉国務大臣 もう委員は何でも知っている中でそういう質問をされているのはわかっておりますが、中途半端と言いますけれども、私はこれはよく考えられた案だと思っています。  それは、去年の通常国会で早く出せという声があったのです。それをおくらせたというか、今言われたような問題点もあ...全文を見る
○小泉国務大臣 言わんとするところはよくわかります。障害者というのは、現実に公費で措置したり、個人でお願いしたり、都道府県でやったり、市町村でやったり、現在の制度でこの介護保険制度とすぐ一緒にしろという点については現状を考えるとなかなか難しいが、将来のあり方として、坂口先生が今言...全文を見る
○小泉国務大臣 これは、介護福祉士に業務を独占させるとまた別の問題が起こってくると思います。私は、介護サービスが充実していくにおいて、もし希望者が多ければ、法人が介護福祉士資格を取った人を採用するという雰囲気が生まれると、なりたい人は資格を取るでしょう。しかし、資格を持っていなく...全文を見る
○小泉国務大臣 措置と契約、大ざっぱに言って本質的な違いは何かといえば、措置制度では、市町村または市町村から委託を受けた社会福祉法人等の公的主体が中心となってサービス提供をする、この社会保険方式の契約では、一定の基準を満たせば事業参入できる、多様な事業主体の参入が促進されて、その...全文を見る
○小泉国務大臣 できるだけ早くこの介護保険法案を成立させていただいて、平成十二年度を目指して、保険あってサービスなしの状況はないように改善を進めていきたいというので努力しているわけであります。医療保険が導入されたときも、保険あって医者がいないのじゃないかという不安がございました。...全文を見る
○小泉国務大臣 委員会をつくる、つくらないは別にして、市町村が主体になるわけですから、市としても住民の意見をいろいろ聞くのが当然だと思いますし、私は、住民も、議会とは何ぞやということを持ってもらうことが大事だと思います。  議員をもっと活用する。何のために市町村の議会があるのか...全文を見る
○小泉国務大臣 そこがまさに議員の質だと思うのです。よく敏感に反応する議員を選ぶこと、これがまさに地方自治であり、民主主義のいいところなんですから、むしろ、よさを使わないところに今問題があるのじゃないか。それをお互いやはり考えていかなければならない。一緒に努力しようではありません...全文を見る
○小泉国務大臣 委員会を設置するかどうかは別にして、そういう市民の幅広い意見を聞くというのは市町村が主体となってやるべきだと私は思います、どういう形だろうとも。それに必ず市町村の議員は反応してきます、選挙に敏感である議員ならば。それを我々はうまく生かしていく、それが民主主義として...全文を見る
02月28日第140回国会 衆議院 本会議 第13号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 樽床議員にお答えいたします。  郵便貯金制度についての意見を述べよということでございますが、私が主張しているのは郵便貯金制度だけではありません。郵便貯金も簡易保険も、郵便事業いわゆる郵政三事業民営化がなぜ必要かといいますと、それは郵政省だけの改革では...全文を見る
03月03日第140回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第1号
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○小泉国務大臣 平成九年度厚生省所管一般会計及び特別会計予算の概要について御説明申し上げます。  平成九年度厚生省所管一般会計予算の総額は十四兆七千百六十七億円であり、平成八年度当初予算額と比較いたしますと、三千三百九十億円、二・四%の増加となっております。これは国の一般歳出の...全文を見る
○小泉国務大臣 今までの予算委員会あるいは厚生委員会等での議論を伺っておりますと、介護問題について何らかの対策が必要だと、もう家族だけ、個人だけの問題としてとらえるには限界が来ているということで、公費を導入すべきではないかという点については、私は与野党大して違いないと思います。 ...全文を見る
○小泉国務大臣 たばこの害についてはいろいろ指摘されておりますが、禁煙することによって確かに予防的効果もあることは、具体的な数字ではわかりませんけれども、私もそうだと思います。一方においては、喫煙愛好者もいるわけです。そういう中で、最近ではかなり禁煙運動とか嫌煙運動が普及して、た...全文を見る
○小泉国務大臣 ミドリ十字の名前が形式的になくなるといっても、このミドリ十字の責任はしっかりと継承していくということで新会社が設けられるということを聞いております。製薬会社という社会的責任を自覚していると思っておりますので、その辺はきちんと新会社もやっていくと私は理解しております...全文を見る
○小泉国務大臣 血液事業については、今御指摘の点等いろいろ議論する必要があると思っています。既に血液行政の在り方に関する懇談会というのが現在設置されておりますので、その懇談会においてもいろいろ御検討いただきまして、今の山本議員御指摘の点も含めて、今後の血液行政のあり方について、ど...全文を見る
○小泉国務大臣 これは大変大きな問題で、単に年金の自主運用、年福事業団の事業にとどまらないと思うのです。財政投融資全体でこの責任をどうするのかと言われれば、それはもう大蔵省のみならず政治の責任にもかかわってくる。そういう大きな問題でありますので、そういう問題があるからこそ、年金の...全文を見る
○小泉国務大臣 もちろん、自主運用ですぐ解決するわけではありません。自主運用で、むしろ資金運用部に預けたよりも利回りが低くなる可能性もあるわけであります。その点どうするかというものを含めて考えなきゃいかぬし、そもそも年金資金と郵貯資金、簡保資金を一緒に統合運用すること自体が私はお...全文を見る
○小泉国務大臣 国立病院・療養所の再編の問題、これは、大変難航しているというのは長野の問題だけじゃなくて、むしろ国立病院等はもっと全国つくってくれという声の方が強いのですよね。いかに難しいかという問題です。  しかしながら、限られた医療資源というのをどういうふうに効率的に配分す...全文を見る
○小泉国務大臣 歴代厚生大臣の方針、立場を継承していきたいと思っております。
○小泉国務大臣 今までの方針等、できるだけ地元の皆さんの理解を求めながら進めていかなきゃいかぬ、そう思っております。
○小泉国務大臣 いろいろ理解を得るための話し合いが必要だと思っております。また、関係者等、それぞれ意見をお持ちですから、ともかくは国の方針そして地元の意向等いろいろ違う点もあるでしょうが、話し合いによって理解を得られる点もあるのではないか、そういう理解を得られる努力が厚生省として...全文を見る
○小泉国務大臣 廃棄物行政は一省庁だけではとても無理だという、今、御質問を伺っておりまして、感じております。同時に、生活環境保全というのは今大きな国民の声だとも思いますし、大量消費、大量廃棄でいいのかというごみの減量化の問題、各省庁が連携をとって生活環境保全という点から考え直して...全文を見る
○小泉国務大臣 昨年来の厚生省不祥事によって、特別養護老人ホーム、日ごろから現場で苦労されている方々に大変な迷惑をかけたということについては、本当に申しわけないと思っております。  特に、今委員御指摘のように、特別養護老人ホームを経営している方々が、みんなあのような小山容疑者み...全文を見る
○小泉国務大臣 ダイオキシンについては私は専門家ではありませんが、強い毒性を有する化学物質である。現に日本でも既にこういうダイオキシン対策を講じなければならないということで現実の問題となっているという点は承知しております。  毒性を持っておりますから、いかにこれをなくしていくか...全文を見る
○小泉国務大臣 薬害という観点から今のダイオキシンというのは若干違うと思いますが、人体に害を与えるという点においては同じ面が強いわけであります。  今、いろいろ写真を使って拝見させていただきましたけれども、これを放置できる問題ではないと思っております。深刻な毒性、影響を考えます...全文を見る
○小泉国務大臣 ダイオキシンの問題、大変重要な問題だと私も認識しております。どういう方法があるか、いろいろ検討させていただきたいというふうに思います。
○小泉国務大臣 医療の問題については全国民が大きな関心を持っていることだと思います。だれでもいつかは病気にかかるということで、日本も、戦後一貫してよりよき医療制度を確立していこうということで、今日まで努力してきたと思います。  いわば、当初はイギリスのゆりかごから墓場までという...全文を見る
○小泉国務大臣 私もよく大相撲はテレビで観戦する方で、旭道山関の現役時代、小さな体でもあの闘志あふれる相撲ぶりは本当に楽しく、おもしろく観戦させていただきました。  今こうして実際御質問を受けまして、細かいことを勉強されて、医療に関心を持たれているということに対しまして、敬意を...全文を見る
○小泉国務大臣 保険の仕組みとしてこうなっているわけで、これだけ除外するとなると、私は、またほかにもいろいろな影響が出てくるのではないか。国保は三割、健保は二割、そして高齢者に対しては定額ということになっておりますけれども、確かにお気持ちはわかりますけれども、制度としてこれを除外...全文を見る
○小泉国務大臣 准看護婦さんが正看護婦の資格 を取りたいというのは、非常に希望者が多いということは、医療の質を向上させるという観点からも、私はいい傾向だと思っております。そして、准看が働きながら正看の資格を取得できるような方策というものをできるだけ早く整えていきたいと思っており...全文を見る
○小泉国務大臣 医薬分業の重要性を認識しつつ、今、その体制整備を進めているところであります。欧米に比べて日本はおくれてはおりますけれども、着実にその成果は上がっていると考えております。これからも、特に日本人は薬が好きだというか、薬に依存する面が多過ぎるという指摘もございます。薬の...全文を見る
○小泉国務大臣 今のお話を伺っていまして、健康保険法違反で処分されて、実際にはその処分が何らの社会的制裁になっていない、これではまじめにやっていた薬局がばかを見るのではないかというような御指摘だと思います。ごもっともだと思います。  これに対して有効な措置がないか。厚生省は、今...全文を見る
○小泉国務大臣 調査する必要はあると思います。
○小泉国務大臣 最近は、秘密を隠そうと思っても隠せませんから、この点は、隠さなくてもいいことは隠さない方がいいのではないかな、よく検討する必要はあると思います。
○小泉国務大臣 人権というのは医療だけでなくすべてに大事なものでありまして、特に、これからは医師と患者の説明と合意というものの重要性が再三言われております。まして、こういう治験に関しては同意を得るというのは当然のことでありまして、人権に対する配慮というのは最大限なされなければいけ...全文を見る
○小泉国務大臣 氏名を公表することによって少なくなるかどうか、悪いことをしていると思うとやはり良心の呵責を感じますからね、また社会的制裁も受けるということで、それがこういう事故を起こさない抑制策になると思えば、私は公表した方がいいと思っています。
○小泉国務大臣 一般患者にとっては、お医者さんの言われたとおり従うしかないと思うのですね。それだけに、この薬の適正使用、さらに、いい薬を開発する努力というのは大変だと思うのですが、要は、医は算術ではなくて仁術だ、こういう原点に立ち返った認識をそれぞれお医者さんも持っていただいて、...全文を見る
○小泉国務大臣 消費税にしても、あるいは医療保険の患者負担増にしても、負担がふえるというのは、国民、嫌がるのはいつの時代でも同じだと思うのであります。しかし、その負担をどうやって理解を得ながらいただくかということについて、こうして国会で議論をいただき、問題点をそれぞれ議論しながら...全文を見る
○小泉国務大臣 現在、国立病院・療養所の統廃合を進めております。当然、民間経営の病院だから医療水準が低いという時代でもないと思います。逆に、民間ではできないけれども、国として費用がかかっても研究しなければならない、お金を投じなければならない点もあると思います。  限られた医療資...全文を見る
○小泉国務大臣 私も、自分の選挙区にも歯科医師の友人が多いわけであります。また、自分もお医者さんにかかってみまして、歯が痛いとき、物を食べるのが当たり前だと思ったのが食べられない、痛いとこうも不自由なものかということを何度か経験しております。健康にとって歯科医師の役割というのは実...全文を見る
○小泉国務大臣 金曜日の本会議における私の郵政三事業民営化についての主張ですが、これは質問者に私は誠実に答えたと思っております。
○小泉国務大臣 新進党はどういう考えか、まだわかりません。  私は、郵政三事業民営化について今までいろいろ考えを述べてきましたし、これから将来どう思うかと言うから、これはぜひとも行政改革等考えるなら必要だ、そういうことを述べたわけでありまして、まだどこの政党もこの法案は出したこ...全文を見る
○小泉国務大臣 最近は、少子、核家族ということで、一家におじいちゃんおばあちゃん、あるいは実際兄弟も少なくなっていますから、なかなか多様な経験というよりも、親子だけの経験になりがちだと思うのであります。  そういう点を考えましても、小学校あるいは中学校、高校で実際に福祉活動の体...全文を見る
○小泉国務大臣 これからはお金じゃないというお考え、大変貴重だと思います。当然、ある程度のお金は必要でありますけれども、お金だけでいいということではないということだと思うのです。  私、先日、阪神大震災の復旧状況を視察に行って、仮設住宅の方々と懇談した機会に、非常に印象的な言葉...全文を見る
03月04日第140回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第2号
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○小泉国務大臣 もともとこの介護保険法案の作成する過程でさまざまな議論がありました。そういう点も踏まえて、今回の法案の附則に、被保険者の範囲、保険給付の対象者、負担のあり方等について、法施行後、制度全般について検討を加える旨の規定を設けております。ですから、この法案が施行後の状況...全文を見る
○小泉国務大臣 私の発言に対して閣内不統一であるという議論は、総理大臣からも閣僚からも全然出ておりません。
○小泉国務大臣 行財政改革のために必要だということで今まで言ってきたことでありますが、今後ともその必要性を国民に理解してもらうようにするよう努力していきたいと思っております。
○小泉国務大臣 お話しのように、救急医療というのは、数分間で生きるか死ぬかが決まってしまうという、そういう重大な役割を担っておりまして、その人的な質を向上するということは大変重要なことだと思っております。また、当事者においても、思いがけない事故で生死が分かれるという影響も、大変大...全文を見る
○小泉国務大臣 国民皆保険制度、これは、国民だれでも病に対する不安、おそれというのはあると思うのであります。健康に大きな関心をだれでも持っておると思うのですが、病になった場合、いつでもどこでも安心して適切な治療を受けられる、これをどうして社会全体で支えていくかということからこの国...全文を見る
○小泉国務大臣 私もあの日曜日のテレビを見ておりました。これは何とかしなければならぬなと思ったのも事実です。今後、この応能、応益だけでなくて、国保制度、医療全体の構造改革も、こういう保険料を払いたくても払えないという方々に対して配慮する必要があるな、どういう改革がいいか、全体の構...全文を見る
○小泉国務大臣 いろいろ原因があると思います。ごみの処理というのは大事だ、しかし、処理に伴ういろいろな弊害、紛争、あるいは嫌なものが近くに来るという、一種、何といいますか、自分の近くでなきゃいいのだけれどもという、そういう感情もあると思います。同時に、本当に不法投棄を取り締まれる...全文を見る
○小泉国務大臣 今、住民からざる法だと言われているとのお話がありましたけれども、現在の廃棄物法では、一定以下の処分場に対して規制が欠けているという点もあると思います。こういう不法投棄等の問題にどうした対策が可能なのかということを今生活環境審議会の答申を踏まえまして検討最中でござい...全文を見る
○小泉国務大臣 今までの御発言を伺っていまして、産業廃棄物をめぐる不法投棄等の問題、もう各地域で大変な紛争を起こし、また地域住民にも御迷惑をかけている。それで、今回の廃棄物問題にどう対処するかということで、今、政府としても、また厚生省としても、新しい改正法案をどうやってつくってい...全文を見る
○小泉国務大臣 地球環境保全ということについては、今、それぞれ専門家の間でも議論されているわけでありますが、思いがけないところに影響が及んでくる。海と山とは関係ないように思いますが、とんでもない、今や森林、山が海の環境にどれだけ影響あるかということも明らかになってまいりましたし、...全文を見る
○小泉国務大臣 一方で、時期尚早ではないかという議論のあるのも承知をしておりますが、同時に、もうできるだけ早く導入すべきだという議論も多いわけであります。特に、外国の制度を参考にしながら、実施している状況が外国にあるということはそれだけ現実的な参考になるわけであります。そういう点...全文を見る
○小泉国務大臣 私も、かなり長い間、断酒会の活動の問題について骨を折ってきた一人でありますけれども、断酒会の会合に何回か出て感ずるんですが、あの人たちは、お酒におぼれてしまって弱い面もあったけれども、むしろ、あの好きなお酒を断って今強く立ち上がろうとしている、ある面においては非常...全文を見る
○小泉国務大臣 薬物依存症の深刻さについては、政府としても真剣に考えなければいかぬということで、ことしの一月、総理大臣を本部長にしてこの対策本部を設置したわけです。  今お話を伺っていまして、全国の断酒連盟とは違うけれども、あのような組織というのがなぜできないのかなと率直に思い...全文を見る
○小泉国務大臣 機会をつくって、将来、ダルクにも実際足を運んで、現場の声も聞いてみたいなと思っております。
○小泉国務大臣 産業廃棄物の問題については、生活環境保全上、大変な大きな問題になっているというのは御承知のとおりでございます。  現在、この産廃の処理については、排出事業者の処理責任のもとに都道府県が産廃処理計画を策定し、区域内の産業廃棄物が適正に処理されるよう指導を行っており...全文を見る
○小泉国務大臣 このごみ、廃棄物の問題は、人間が生きている限り永遠に続いていく問題であります。と同時に、今、厚生省が主導的にというお話でありますけれども、厚生省だけの問題じゃなくて、各省庁どこの所管だということでなくて、関係ある省庁のみならず、全国民がこれは関心を持たなければなら...全文を見る
03月05日第140回国会 衆議院 予算委員会 第22号
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○小泉国務大臣 橋本内閣において、予算委員会において、この郵政三事業の議論がこれだけ出てきたということ、いかに橋本内閣が改革に熱心であるか、一切の聖域なしで取り組むということは画期的なことだと思います。ようやく大事な問題に日の目が当てられる、日の目が出てきた、私はこれからだと思い...全文を見る
○小泉国務大臣 閣僚懇談会というのがあります。その中で議論したことはございます。
○小泉国務大臣 官房長官の発言をよく注意深く読んでいただきたいと思います。  私の発言が誤解を与えたという面が一部にある、閣内においては今後も議論していただこう、そして、万機公論に決すべしという言葉もあります。その議論の中で方針が決定されたならば、内閣の方針に従うのは閣僚として...全文を見る
○小泉国務大臣 これから財政投融資制度の見直しをしなきゃならない時期に、年金の資金、郵貯の資金、簡保の資金が資金運用部資金に預託されて、それが統合運用されている。財政投融資制度を見直すということならば、当然入り口であるこの資金運用の問題に入ってきます。そういう観点から、この統合運...全文を見る
○小泉国務大臣 預託金利は既に決定されているんです。これからどう変えようかというのをこれから調整しようというのです。私が今引き下げをどうかと疑問を呈している、これは、この預託金利が財政投融資制度改革にも重要である、私が今この問題提起しないと国会でも議論されない。重要問題をこうして...全文を見る
○小泉国務大臣 既に決定されている。これからどう変更しようかということをこれから決めようということであります。しばらく調整には時間がかかると思います。
○小泉国務大臣 まだどういう案か大蔵省から聞いておりません。私は、まず案を聞かせてくれと、私の考えは大蔵省当局に申し述べました。大蔵省からの返事を待っているところであります。待って、それを見て判断させていただきたいと思います。
03月06日第140回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 昨年十一月七日、厚生大臣に就任して以来、橋本内閣は特殊法人の統廃合、所管の大臣は所管の役所の特殊法人を守るというのでなく積極的に行政改革に適進してほしいという方針のもとに、翌日私は年金福祉事業団の廃止を含めて見直しを事務当局に指示しました。  それは...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 少子化の原因というのは一概には言えないし、また一つの理由ではないと思います。  まず、今言われているのが未婚率が上昇している、そしてまた結婚したとしても晩婚化だ、これが少子化のかなり強い原因ではないかと言われております。また、子育ての環境も違っており...全文を見る
03月07日第140回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 本来多くの国民が待っていた補助金、早く福祉施設をつくってくれというこの補助金が悪用された。そして、本来この事業に携わっている方々が、熱意を持って、また使命感を持って一生懸命苦労しているそういう方々が、たった一握りの補助金の仕組みを悪用した不祥事によって...全文を見る
03月10日第140回国会 参議院 予算委員会 第6号
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○国務大臣(小泉純一郎君) むだなところは廃止せよ、新しいものをつくれということではないでしょうか。
○国務大臣(小泉純一郎君) いろいろな理由があると思いますけれども、どんな制度であっても使命感がなくなったらおしまいだと思いますが、特に最近の時代においては消費者の視点が重要ではないか。どちらかというと、戦後日本は生産者側の重要性というものに傾きがちではなかったかなと。今市場性、...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) ただいま総理から出生率低下による影響というのがいろいろお話しありました。  「健やかに子供を生み育てる環境づくりについて」という平成三年一月に各省庁連絡会議で行った中にも主に四つあると。一つは経済活力の低下、二つは社会保障負担の増大、三つ目は労働力供...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 人口増加策をとろうというのはまだ早いんじゃないでしょうか。私はそう思いますね。産めよふやせよという形をとる時代でもないと。  子育て支援策は大事でありますけれども、個人の人生観は多様ですし、国が人口増加策をとるというよりも、もう少し幅広くいろんな意見...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 役人は政治的活動を厳しく制限されておりますから、普通の勉強会ならともかく、政治活動についてはきちんとけじめをつけなきゃいけないと思っております。
○国務大臣(小泉純一郎君) 私は、今初めて聞いたものですから、これが純粋なる勉強会なのかあるいは政治的目的を持った会なのか、今まだ定かに実情を把握しておりません。そういう状況でありますので、何とも言いようがないと。
○国務大臣(小泉純一郎君) 調査いたします。
03月11日第140回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 平成七年九月七日にワタキューセイモア株式会社から二十万円の政治献金を受けていたことがわかりました。これについては、ワタキューセイモア株式会社が公正取引委員会から警告を受けた後のことであり、不適切であったと考え、平成八年十二月十日に返却いたしました。
○国務大臣(小泉純一郎君) 調査しました。
○国務大臣(小泉純一郎君) 事務所に調査させましたけれども、ありませんでした。
○国務大臣(小泉純一郎君) きょうは、具体的でわかりやすい大変いい御意見をいただいたと思っています。時代の変化に対応した人事管理制度の見直しは厚生省でも必要だと思っています。  次の人事異動まで私は大臣やっているかどうかわかりませんが、今の御意見を参考にしながら、ノンキャリでも...全文を見る
03月12日第140回国会 参議院 予算委員会 第8号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 国務大臣として橋本内閣の行政改革、これを進めていかなきゃならない。地方に任せるものは地方に任せていこう、民間に任せていくものは民間に任せていこう、そして新しい時代の変化に対応した行政機構を整備していこうというのが橋本内閣の方針でありますから、その方針に...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 昨年十一月七日に就任して以来、厚生省としての最大の課題、介護保険制度の導入、医療保険制度の改革等、これからの社会保障制度の根幹にかかわる問題の改革に向けて着実に推進していこうというやさきに、あの不祥事の土石流に見舞われたわけであります。  しかし、そ...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 福祉水準を向上させていくということは大事であります。同時に、それでは税負担を上げてもいいのか、社会保険料負担を上げてもいいのか、これまた嫌という反応がある。取り組んでまいります。  ただただ社会福祉水準を上げて税金をどんどんふやしていくかというと、こ...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今のお話を伺っていまして、労働安全衛生法だろうが健康保険法だろうが、健康診断が必要なのは労働者に変わりないんですよ、労働省だろうが厚生省だろうが。健康診断だって、どこのお医者さんが診ようが大体診断項目なんてそんな変わるものじゃない、結構重複しているんじ...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) きょうは阿部議員から大事な点を指摘していただきまして、感銘深く伺っていました。  この財政状況は大変深刻な状況であります。医療保険制度を安定的に運営していかなきゃならない。今回の医療保険制度改革におきましても、経済の動向がどうあれ今後医療費はますます...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 医療は基本的には統制経済です。これ全部自由化はできない。貧富の格差、富める者もそうでない者も適切な医療を受けるというこの権利は保障しなきゃならない。そういう点で統制経済でありますができるだけ自由裁量の分を認めていこうじゃないかという方針で今やっています...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 保険のあり方、まさに相扶共済だと思うのであります。当然保険に入る方は給付を期待して入るんですけれども、それでは医療保険の場合も、自分は保険を掛けているんだけれども、病気にならなかったら損したと思うでしょうか。保険を掛けても、むしろお医者さんに診てもらっ...全文を見る
03月13日第140回国会 参議院 予算委員会 第9号
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○国務大臣(小泉純一郎君) この前の答弁と変わりありません。基本的に賛成であります。  今回の厚生省におけるあの不祥事を契機にした調査委員会におきましても、個々の施設の箇所づけを各都道府県が行うことを基本としていまして、国がその協議基準を示すことによって手続の明確化を図っていき...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 率直に言って、私は迷っているんですよ。池田外務大臣みたいな例もあるし、子供のことを考えてみるとやっぱり同姓の方がいいんじゃないのかなと思うし、別々の姓を名乗るんだったら結婚する必要もないんじゃないかという気持ちもありますし、世論の動向、皆さんの議論を踏...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) これは薬の世界だけじゃなくても、いろんな品に同じ物でも何倍も開きのある商品はたくさんあります。例えばネクタイなんて、どんな安いネクタイだろうが高いネクタイだろうが、効き目とかは関係ないんですよ、千円のネクタイもあれば一万円のネクタイもある。あるいはお酒...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 大手メーカーとか中小メーカーという問題じゃないと思います。これは、薬価基準のあり方等についていろいろ議論がある。大手メーカーとか中小メーカー、これは競争ですから、競争力が弱いものは、またいい薬品を出せないところは、これはある程度競争に敗れていくのは仕方...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 先ほども言いましたように、大手メーカーを優遇する、あるいは中小メーカーをどうだということじゃなくて、薬価の問題についてはいろいろ御批判なり御意見があります。  今回の医療保険改革案を政府が出したことによってこれだけの問題点を指摘していただきまして、国...全文を見る
03月14日第140回国会 参議院 本会議 第8号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 益田議員のお尋ねは、財政構造改革は財投制度や特殊法人の抜本改革を避けては通れず、その意味で郵貯民営化論議を封じ込めてはならないと考えるが、厚生大臣どう思うかというお尋ねであります。  私は同感であります。ただ、郵貯民営化だけを私は言っているのではあり...全文を見る
03月14日第140回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 総理等の答弁また国土庁長官の答弁にもありますように、法的には「給与又は貸与」ということで字句には書いてありますが、これまで生業資金の給与は行われていなかったんです。ただし、災害救助法に基づく生業資金の給与を行うまでもなくいろんな支援する方法があるだろう...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) この准看から正看への移行の問題については今お話しのとおりでありまして、医療関係者と看護婦関係者に十分話し合っていただきまして今言ったような検討会の結論が出てきたということは大変いいことだと思っております。  今後、准看護婦の中で正看護婦になりたいとい...全文を見る
03月17日第140回国会 参議院 本会議 第9号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 小林議員の地方自治体への出向についてのお尋ねですが、特定のポストを独占し続けるのはよろしくないと思いまして、今後は地方自治体の意向を尊重しながら、人事の交流については多様化を図っていきたいと思います。特別に専門的な職務を除いては前任者と同じポストとなら...全文を見る
03月18日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第5号
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○小泉国務大臣 ただいま議題となりました戦傷病者戦没者遺族等援護法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  戦跡病者、戦没者遺族等に対しましては、その置かれた状況にかんがみ、年金の支給を初め各種の援護措置を講じ、福祉の増進に努めてきたと...全文を見る
03月18日第140回国会 参議院 予算委員会 第11号
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○国務大臣(小泉純一郎君) これからの社会において給付と負担両面を考えないとやっていけない、御指摘のとおりであります。  いろんなサービス、給付を受けたい、その受ける人はより多くのものを求めます。しかし、その給付を支える人、だれが負担するのか、まさに給付と負担の関係を抜きに社会...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) もちろん違います。国会全体が今まで私の郵政民営化論を暴論とみなす方が圧倒的に多いということは承知しています。しかし、これからの時代にそれでいいのかと。行政改革をしていく上において、財政改革をしていく上において、これから内閣の方針を決めようというんです。...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) それにお答えする前に、本会議であろうがどこの委員会であろうが、質問者に誠実に答えるのがなぜ悪いのか、私はこれは納得できません。国会議員として議論の活性化を図れというのは国民の声であります。それを質問者が聞いて、誠実に答えたのがおかしいと言う方が私はおか...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 橋本内閣は一切の聖域なしにあらゆる改革問題について議論する。今までタブーと言われていた郵政三事業民営化論が国会の場でもこうして議論される。今までの内閣になかったことなんです。いかに橋本内閣が改革に意欲的か、そのあらわれでもあると思います。  私は、そ...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 子供さんがだんだん少なくなっている中で、保育をめぐる環境もだんだん変わってきております。  特に、今までだと保育に欠ける児童というものが保育園に入るということでありますが、過疎地においては、親御さんが働きに出ていなくても周りにお子さんがいないという場...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 法律は、二重払いの場合は返還してもらうと。そして、二重払いですよという場合は通知して、不審な点があったらどうぞ相談してくださいという通知を出しているということで、判決も読んでみますと、「併給調整は憲法の規定に違反するところはなく、またそれが有効であり制...全文を見る
03月19日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第6号
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○小泉国務大臣 戦争の傷跡が深いとつくづく思いますが、在日韓国人の方、お気の毒だと思う気持ちは同じだと思うのですが、いろいろ調べて見、国籍条項あるいは日韓の条約等を考えると、これはやむを得ないのかな、私の手に負えない、そう思っております。
○小泉国務大臣 昨日の財政構造改革、総理が示された五つの原則、これはみんな閣僚懇談会でも賛成しましたけれども、容易ならぬ改革だなと。むしろ平時において革命的な改革と言ってもいい厳しい改革姿勢、原則を打ち出している。特に社会保障関係、これは総合的な見直しが必要だし、総論としては皆賛...全文を見る
○小泉国務大臣 今の岡田委員の指摘、これは当然、抜本的改革の中で、そのような案を検討せざるを得ないと思います。どうなるにせよ、そういう考え方、今出てきていますし、今後、年金積立金の自主運用も今要求していますし、これが実現すればまた別の方法も考えなければいかぬ。  同時に、財政構...全文を見る
○小泉国務大臣 昨日の総理の提示した財政構造改革五原則の中でも、今の医療保険制度法案と介護保険制度の法案は成立するという前提なんです。その前提のもとに、当然、この国会中でも構造改革案が出てくると思います。成立した後そのままでいいとは思っていない、そういう中でまた見直し問題が当然私...全文を見る
○小泉国務大臣 いろいろな案というのはもう前から言われたことがほとんどです。それができなかった。今回、この医療保険法案が出たからこそ、私は、いろいろな構造改革案が出てきてもう猶予はできないなという状況になってきたと思うのです。いわば今回の患者負担の見直しの案、これが構造改革の促進...全文を見る
○小泉国務大臣 今、その財政構造改革会議、そして企画委員会とかいうものを設けて、これから検討していくということであります。いずれ、私も含めて厚生省担当者が呼ばれると思います。その中で私は考えを聞いてみたいと思っております。今のところ、こういう方向でやるということでありますので、こ...全文を見る
○小泉国務大臣 それは財源の問題もあると思います。どこまでやっていいのか。現行法でいろいろ支援、援助している。そこまでやるのが妥当かどうかという問題があると思います。
○小泉国務大臣 対象者の正確な数というのはなかなか難しいと思うのです。見込みが二十五万人程度だった。実際は十一万三千件ぐらいだ。見込みというのはやや多目に見たという点もあると思います。しかしながら、まだ六月まで時間がありますから、まず周知徹底を図るのが先決ではないかと私は考えてお...全文を見る
○小泉国務大臣 戦没者追悼といいますか平和祈念館の趣旨は、二度と戦争を起こしてはならない、さきの大戦を深く反省しつつ歴史を直視しようということだと思うのであります。そういう点から考えて、我々の国の歩んできた道、そして、あの戦争という災禍を二度と起こさないようにどういう形がいいのか...全文を見る
03月19日第140回国会 参議院 本会議 第10号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 福本議員のお尋ねは、財政投融資制度全体の改革への決意はどうかというお尋ねであります。  年金を担当している厚生大臣として、財政投融資制度、いわゆる資金運用部に預託している年金等が、必ずしも今、有利に運用されていないのではないか、また、年金資金と郵便貯...全文を見る
03月19日第140回国会 参議院 予算委員会 第12号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 基本的に医療保険制度を維持していこうと。今の国民皆保険制度が悪いと言う人は少ないと思います。宮崎議員指摘されましたように、我が国が世界一長生きできる国になったという、その目標を達したということも医療保険制度が整備されてきたということと無縁ではないと思い...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今後ますますふえていく高齢者の医療費を国民全体でどうやって負担していくかということを、昨年来、関係審議会でいろいろ御議論いただきました。この中で、介護保険制度が施行される平成十二年度、二〇〇〇年を目途に抜本的な構造改革に取り組むべきだという指摘を受けて...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今国会の医療問題に対する議論の中でも、今御指摘の薬価問題の指摘、これが一番多かったと思います。確かに、薬は諸外国に比べて高過ぎるのではないか、また薬価を決めるときにどうやって決めているのか不透明ではないかという点、この薬価の基準の見直しを図るべきだとい...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 先ほど薬価の基準の見直しの問題をお話ししましたけれども、今実際の技術料といいますか診療費、確かにお医者さんの技術料が正当に評価されていないという面もあるということは否定できないと思います。例えて言えば、薬は要らない、寝ていなさいというお医者さん、本当に...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今わかりやすく御説明いただきましたように、出来高払い制度にはそのよさがあります。また、全部出来高払いだとこれは国民医療費の増大にどう対処するのかという問題点も御指摘があるとおりであります。ですから、私自身、この出来高払い制度のよさと同時に、総予算、一定...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 基本的に考え方は私もよくわかるんです。保険制度ですから、全国民が病気に備えて負担していこうじゃないか、病気にならない人もなった人もお互い負担していこう、できたら一本化がいいと。ところが、いろいろ調べてみますと、この保険制度の成り立ちから経過から、その保...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 審議会で医師会の代表の方々に参加していただきまして御協力をいただいている、また現場のきちんとした声を伝えていただく、これは大変貴重なことだと思っています。  ただ、その点をすっきりさせるとなれば、定率の方がすっきりしているんですね。国民健康保険に入っ...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) どういう御質問かという趣旨はちょっと理解しかねる点もあるんですが、政治家ですから政治活動の資金をどうやって調達するかということも考えなきゃいかぬ、与野党を通じてこれに大変苦労しているのが現状であります。  そして、過去の献金についていろいろ指摘をされ...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 介護保険制度を導入する、そのための法案を今国会で今御審議いただいております。その中で、介護保険制度が導入されれば高齢者の問題はすべて片がつくという問題ではありません。今介護を要する方々が二百万人を超え、毎年十万人ふえるだろうという、そういう想定のもとに...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今回の医療保険制度改革は、患者さんに負担を求めるというので単なる財政収支の帳じり合わせじゃないかという御批判だと思うんですけれども、これからどのような改革がなされても今程度の負担は私は必要だと思  います。  今、総理がお話しされたように、昨日、財...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 薬価基準の見直しも、今まで言われているように、薬の値段の決め方が不透明であると。また、診療報酬の点についても、薬の使い過ぎがあるんじゃないか、あるいは過剰な診療があるんじゃないかという批判も受けております。そういう点について今回の医療保険制度改革案を提...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 私は、社会保障改革にしても財政改革にしても意識改革が必要だと思います。今言ったように、何でこんな状況にしてしまったんだというのも確かにわかります。現に赤字国債、特例公債、これは当初、特例公債を発行するのでも政府・自民党と野党というのは対決法案でした。一...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) どのように抜本的に見直すにしても一つの基準は示さなきゃならない、なくすにしてもね。実勢価格に合わせるといったとしても一つの基準は示さなきゃならない。それはいろいろあると思いますね。しかし、根本的に見直すということを私は言っているわけです。
○国務大臣(小泉純一郎君) さすが、今井先生は診療もされる、経営も経験がある。率直に伺っていていい案だなと思います。長野県の医療費が少ないのにどうしてこんなに元気で長生きの人が多いのか。長野県を私は参考にしなきゃいかぬ。そして保険集団をどのような形で持っていくか。都道府県単位、難...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) これから医療保険についての構造改革案を考えてもらおうということで、名前はまだ決まっていませんけれども、そういう審議会を設けようということは既に決まっております。  昨年の審議会でもなかなか一本化できませんでした。そういう反省も踏まえまして、もう単なる...全文を見る
03月21日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第7号
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○小泉国務大臣 けさも八時から閣議が行われまして、その後、閣僚懇談会で財政構造改革会議の、会議がつい今し方まで行われたわけであります。時間が足りなくなりまして、各委員会が控えていますからまた次回ということで途中で議論を中断したのですが、その中でも、この財政構造改革、橋本総理の打ち...全文を見る
○小泉国務大臣 全体として、税、社会保険料等を含めても五〇%を超えない、今それはいいことだとみんな言うのですね。ところが、この制度を変えない、既存でいくと簡単に超えてしまう。そこが問題だ。  今、さまざまな、具体的な、建設的な御提案をいただいて、医療にしても介護にしても年金にし...全文を見る
○小泉国務大臣 全体の財政構造改革の中で社会保障関係費をどう賄うかということなんですが、介護保険を導入するにしても、これから高齢者の保健福祉施設等、介護サービス等の施設は拡充していかなければならない。同時に、今まで医療保険で賄っていたところを今度は介護保険の方で賄って、効率的な費...全文を見る
○小泉国務大臣 一切の聖域なしに検討するということですから、当然入ってくると思います。
○小泉国務大臣 それは、あらゆる聖域なく一切見直しをしていくという方向の中で、当然、高額所得者に対してどこに基準を置くかで違ってくると思いますね。年金においてもそうです。受け取る方で制限を設けるのか、あるいは税で制限を設けるのかで違ってくる。当然、介護保険においても、どの範囲に高...全文を見る
○小泉国務大臣 言っている疑問なり趣旨はわかります。しかし、新しい制度を導入するというのと、既存の制度を維持していこうという両方組み合わせていかなきゃならない。将来は一緒にしてもいいじゃないかという議論は、私もその点は理解できます。しかしながら、新たな制度と既存の、既に障害者にし...全文を見る
○小泉国務大臣 高額所得者の場合は、私は、普遍性というのは制限されても本人は利用できると思うのです。自前でやるということを考えれば十分普遍性があるのですね。自分は払うだけだ、しかし、やむを得ないといって払ってくれているのです。それは十分普遍性に通ずるのじゃないでしょうか。
○小泉国務大臣 今までのお話を聞いて、大体わかりました。完全なものを求めていらっしゃるね、完全なものを。しかし、私は完全なものはないと思います。  消費税を福祉に使えといったって、四月から五%に上がります。全部福祉に使ったって、それ以上の福祉関係の費用を使っています。しかし、何...全文を見る
○小泉国務大臣 それは、税に色はついていないから難しいと思いますよ。所得税だろうが法人税だろうが、あるいは消費税だろうが、この税金はここに使うというよりも、全体の税収の中で――それじゃどれだけ社会保障関係に使われているかというと、十四兆円を超えている。消費税五%を全部充てたって十...全文を見る
○小泉国務大臣 いろいろな意見があるなと思っていますが、それはよりよき基準というのは望ましいのですが、施行の段階で、待機者が出た場合、少しぐらい基準が悪くても入りたいという人は出てくると思いますね。そういう場合、移行期として、私は、ある程度望ましい基準よりも落ちるかもしれないけれ...全文を見る
○小泉国務大臣 何事も、最初は質より量だと思うのですね、何でも。量がある程度充足してくると質を求める。今の時点において介護施設が足りないという面から考えると、それは質を求めるのもいいですけれども、ある程度量が充足してから質を向上させていくという段階も必要ではないかなと思います。
○小泉国務大臣 制度が変わりますと、高額所得者のみならず低額所得者についても、負担がふえる場合があると思います。それは、社会保障全体のこれからの見直しの中で、給付だけでなく税の面でも言えると思います。その点、税の把握度の問題もあります。  私は、給付だけ、税だけということじゃな...全文を見る
○小泉国務大臣 介護保険制度導入に際して、今までのゴールドプランの計画を着実に推進していかなきゃならない。そして、この財政構造改革にしても、介護保険法案、医療保険制度改革法案、これの成立を前提にして五原則をどう生かしていくかという視点でとらえておりますので、そのような手順で、私も...全文を見る
○小泉国務大臣 民間、自治体、それぞれ協力していかなきゃいけないのですが、恐らく要介護認定等ではかなり難しい点、あいまいな点も出てくると思いますけれども、それは何度か実施しているうちに、かなり施設も整備してくるでしょうし、人材の方も充実してくるでしょう。決められたとおり全部いくか...全文を見る
○小泉国務大臣 措置と契約、この明確な区別はどうかと言われても、はっきり言えるかどうかわかりませんが、私は、保険の方が公費だけの措置よりもサービスの自由な選択度の度合いが広がると思います。  あとは、専門的な、哲学的な見解はどうかと言われても、ちょっと私の能力を超える面があるも...全文を見る
○小泉国務大臣 全く新しい制度を導入する際に、まだわからない点があると思いますね。導入してみて、どの程度のサービスができるのか、また、どの程度の申請者が出てくるのか、あるいは認定の面においてもどういう点が問題になってくるか、現実にやってみないとわからない点が随分ある。そういうこと...全文を見る
○小泉国務大臣 この介護保険制度というのは、当然国がやる、厚生省が進めているわけですが、同時に、国民が関心を持てば持つほど国民のものとなっていくと思うのです。今から時期を示すというよりも、多くの国民が関心を持つことによって見直すべき点も明らかになってきますから、その辺は、今から時...全文を見る
○小泉国務大臣 私は、この介護保険制度を導入することによって、介護サービスは量的にも質的にも導入しないよりもはるかに向上すると思います。最初から完全なものを求めようという議論はわかります。今からいろいろ心配をしていただいて、よりよいものを目指そうという気持ちがあるからこそこうして...全文を見る
03月21日第140回国会 参議院 厚生委員会 第3号
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○国務大臣(小泉純一郎君) ただいま議題となりました児童福祉法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概略を御説明申し上げます。  児童福祉法は戦後間もない昭和二十二年に制定されましたが、近年、少子化の進行、夫婦共働き家庭の一般化、家庭や地域の子育て機能の...全文を見る
03月21日第140回国会 参議院 本会議 第11号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 児童福祉法等の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明申し上げます。  児童福祉法は戦後間もない昭和二十二年に制定されましたが、近年、少子化の進行、夫婦共働き家庭の一般化、家庭や地域の子育て機能の低下、児童虐待の増加など、児童や家庭を取り巻く環...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 山本議員の御質問は、長年児童福祉を専門に扱い、取り組んでこられた見識を踏まえた御質問で、多岐にわたっておりますので若干時間を要しますが、御了承いただきまして、順次お答えさせていただきたいと思います。  今回の改正で、認可保育所以外の保育サービスがない...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 三重野議員に対しての答えですが、総理にすべて答弁していただいてしまったので、私も全く同じでありますので、省略させていただきます。(拍手)    〔国務大臣白川勝彦君登壇、拍手〕
○国務大臣(小泉純一郎君) 竹村議員にお答えします。  かなり多いのですが、総理の答弁とできるだけ重複を避けてお答えさせていただきたいと思います。  低年齢児等の受け入れについては、今回の改正により、利用者の多様な保育需要に柔軟に対応し得る保育制度とするとともに、いろいろな工...全文を見る
03月25日第140回国会 参議院 厚生委員会 第4号
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○国務大臣(小泉純一郎君) ただいま議題となりました戦傷病者戦没者遺族等援護法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  戦傷病者、戦没者遺族等に対しましては、その置かれた状況にかんがみ、年金の支給を初め各種の援護措置を講じ、福祉の増進に...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 私も昭和十七年生まれですから、私と同じ世代の方が、年ごろの方々が随分おられたと。前に厚生大臣をしたときにも、中国残留孤児の方が日本に来られて迎えたときも私と同年輩の方がたくさんおられた。一たび境遇が違えばああいう立場に立った方、同じ日本人がああいう立場...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今のお話を伺っていまして、戦争の傷跡というのは本当に深いなと思いました。  二国間の問題、国籍の問題、特に韓国と台湾という日本の特殊な関係を考えまして、本当に複雑だなと。しかも、台湾という問題は中国との関係もあります。より複雑にしていると思います。そ...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 御期待にこたえられなくて本当に申しわけないんですが、本当にお気の毒だと思います。しかし、これ以上の措置は困難だと思います。
○国務大臣(小泉純一郎君) 先ほどの南野先生のお話でもありましたように、その苦難の道というのは本当に涙なしに語れないし、また私も「大地の子」を拝見して、涙なしに見ることができませんでした。本当に苦難の道だと思います。  今お話しの戸籍問題でもこんなことがあるのかと、我々の世代か...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) それは多ければ多いほどいいにこしたことはないと思いますけれども、今の財政状況を考えるとぎりぎりの配慮ではないかなというふうに考えています。
○国務大臣(小泉純一郎君) 御指摘ごもっともだと思います。できるだけ関係機関に働きかけまして、速やかにそういう措置が行われるよう、関係改善の措置をとっていきたいと思います。
03月25日第140回国会 参議院 予算委員会 第15号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 少子化という問題は、これといった一つの原因ではないということは官房長官が今述べられたとおりだと思うのであります。  また、子育て支援というものについても、この子育て支援があるからお子さんがたくさん生まれるかというとそうでもないと思いますけれども、女性...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 理由についてはいろいろあると思うんですが、これはお医者さん自身と患者さんとのそれぞれ病気に対する考え方にもよると思いますけれども、看護婦さんが多い方が患者さんに対するいろいろの配慮が行き届くためにむしろ患者さんの回復が早いんじゃないか。そういうことによ...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 御指摘の点、そのとおりだと思います。  保健と医療と福祉の連携がこれからますます重要になってくると思います。また、在宅においてそういうサービスが身近に受けられるというような施策も大事じゃないかと思います。
○国務大臣(小泉純一郎君) 今回の介護保険の法案もその一環でありますし、それから、これからの医療提供体制、地域の開業医さんあるいは病院との連携、そして種々の、介護保険導入に伴いましていわゆる施設整備とか在宅サービスの基盤というものが充実していきますから、そういう対策と、病院へ行か...全文を見る
03月26日第140回国会 参議院 予算委員会 第16号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 財政学の牛嶋先生に生徒が答えるというのも何か面映ゆい気持ちがいたしますが、私は預託金利を別々に設定するというようなことも一つの考え方だと思いますが、その前に財政投融資制度全体の矛盾をどう考えるかということに思いをいたすべきじゃないか。  年金資金と郵...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今までの考え方も大きく変わってくると思います。また、制度においても、女性の社会参加あるいは高齢者の社会参加、さらに年金にしても医療にしても、どちらかといえばサービスを受ける、給付を受ける方が今のままの考え方でいけば大幅にふえるが、それを支える、負担する...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 女性が外に出て働きたいというのだったらば、子を持っている女性でもそんなに心配なく子育てできるような環境を整える。例えば、保育所の問題等を整備充実していくとか、あるいは夫婦ともに外に出ていくという場合に、残されたお子さんに対して地域でどういう相談相手なり...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) この所定外時間で働けるというのは、むしろ女性の希望を入れる、しなきゃならないというんじゃなくて、そのような希望を持っている女性も男性と同じように働ける環境をつくろうという多くの方の希望を入れて政府は考えたんだと思います。  ですから、それは強制じゃな...全文を見る
03月27日第140回国会 参議院 厚生委員会 第5号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 今までの医療保険制度について、それぞれ歴史的経過もあります。そして、いろいろな集団がともに助け合うということで、どうやって適切な医療を受けるかということを考えてきて、それなりの集団あるいは組合を形成してみずからの医療保険制度をつくってきたと思うのであり...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 私もある程度年がいったら自宅で死ぬ方を選びたいと思いますね。不必要な医療は避けていただいて、できるだけ痛みを少なく死にたいと、しかも自宅でという方をとりたいと思います。
○国務大臣(小泉純一郎君) 先ほどの宮崎先生との議論にもありましたように、各役所は金があればいろんな要望にこたえてやる仕事はたくさんあると思います。また、議員の方も、やらないよりはやった方がいいという国民の要望を聞けば、それだけ地域の人にとってはやらないよりはやった方がいい、施設...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 当初は、資金運用審議会で財投のあり方、特殊法人のあり方を議論しようという段階においては財投の入り口、財投本体まで改革に踏み込むという考えはなかったのではないでしょうか。とりあえず特殊法人の問題、財投本体の改革は大き過ぎるからというような雰囲気がなきにし...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 現在のように資金運用部に預託して、それをまた借りて運用する、これはよくない。資金運用部に預託しないで直接運用する。しかも、有利な運用のためにはいろんな識者の意見をかりて、国民の意見を聞いて、大事な年金の積立金であります、いかに有利、確実に運用するかとい...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今、大変深刻な財政状況にあるということは、今までのやり方がだんだん行き詰まってきたと。特に、借金をこれだけ抱えて、現に納税者自身が今までの借金のツケで困ってしまっていると。年金、医療、福祉等、すべての社会保障関係費よりも今までの借金の利払い償還に回って...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) これも先週でしたか、その五原則を閣僚懇談会で出されまして、これは非常な決意だな、総理の意気込みはわかったんですけれども、各論はこれからやろうと。今、閣僚以外の場で財政構造改革会議を議論しているようだから最終的には閣議決定しないとできないというので、各論...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) その国庫補助でできる部分と、さらに融資が受けられて拡張できる部分、具体的な事例を見ないとわからない。返済能力があればいいんですか。その点は私は、金があれば、しかもしっかりした人が融資の申請をしてきた、ちゃんと返済能力があるというのだったら問題ないと。金...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) いや、今私は一般的な融資の問題なんですが、財投というのだったら話はわかりました。  というのは、そこが問題なんですよ。財投の制度というのは、年金の金、融資の金、簡保の金、国民の金だから資金運用部を通じて有利かつ安全に運用しなさい、投資、融資しなさいと...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 岡光前次官の不祥事につきまして、厚生省職員は国民から多く批判を浴びまして、この反省をしつつ、二度とこのような不祥事が起こらないように昨年来から鋭意服務規程の見直し、あるいは業務の再点検をしてきたところであります。今後、この再発防止のために全省挙げて日常...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 赤ワインと日本酒じゃないんですか。お茶ですか。
○国務大臣(小泉純一郎君) 日本酒はだめなんですか。いや、同じ醸造酒ですか、ワインと日本酒が。日本酒もいいんじゃないのかなと思ったんですけれども。私はそんなに量は多く飲みませんけれども、赤ワインもたまにやりますし、日本酒もやりますし、お茶は好きですからこれからもよく飲むようにした...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 健康を維持していくためにはお医者さんも大事だと思います。また、薬も重要でありますけれども、基本的には健康は自分で守っていくという観点をよくみんなが意識しなきゃいかぬと。いいお医者さんがいるから、いい薬があるから暴飲暴食すればいいかというと、必ずしもそう...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今、局長がお話ししたように、この問題についてはいろいろ問題があるようであります。関係者では早く法制化すべきだという声もありますので、その懇談会の検討状況をよく見守って検討したいというふうに考えております。
○国務大臣(小泉純一郎君) 厚生省としてもこの繰り延べ措置に対して何とか早く返済されるべきだということで今年度予算についても大蔵省に強く求めておりますし、これからもこの要求を強く大蔵省当局にも求めていきたいと思います。
○国務大臣(小泉純一郎君) 御指摘の点、ごもっともだと思いますので、できるだけ速やかに返済を強く求めていきたいと思います。ただ、タイムリミットはいつまでかというと、これはなかなか、全体の財政状況も苦しいのはわかっておりますのでいつまでと言うことはできませんが、できるだけ速やかにと...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 後世といいますか、後代へのツケというのは、今まで我々は気づかないうちにやってきちゃったと思うんですね。国債の発行がまさにそうであります。今のは痛みはないけれども、若い人にどんどんツケを回してきたと。そういうことではいかぬということで、これから一切の聖域...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 足りないかどうか、当然よりよきものを求めいくためには今の時点では足りないという予想をする方が圧倒的に多いと。そういう中で、できるだけ早目にこの法案を成立させていただいて目標に向かって整備していく状況をつくることが私はまず大事だと思っています。そして、公...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 前に長良川の河口堰の問題でもめたことがあります。それで、そういう関係者から意見を聞いたことが私はあるんです。しかし、今、本体はもう完成しているわけでしょう。  今のお話を聞いてみて、どうなっているのか、私自身も検討したいと思います。
○国務大臣(小泉純一郎君) 生活保護行政は厚生省にとって大変重要な仕事でありますし、今の憲法第二十五条、この精神を生かして最低限度の生活を保障する、これは社会保障制度の根幹だと思っております。
○国務大臣(小泉純一郎君) これは、今いろいろなお話を聞いていまして、差別ということではなくて、必要に応じて医療サービスを提供しようということを考えると、全額公費という点を考えても今の方式でいいのじゃないか。ただ、手続等問題点があると思います。手続等をできるだけ支障を来さないよう...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 手続の面においてそのような支障を来さないような改善の余地はあるのではないか、そういうことから簡素化の方法がないものか、それはやっぱり検討する必要があると思います。
○国務大臣(小泉純一郎君) エイズ等薬害の問題はこれからも大変大事な問題でありますので、今言ったように、責任の所在をどうやって明確化するか、そのためにも情報開示、これは重要であります。薬事法も改正されたわけでありまして、その趣旨に沿って万全の体制をとっていきたいと思います。
03月28日第140回国会 参議院 予算委員会 第17号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 前年度予算からいかにふやすかというのが今までの予算編成の一つの習慣だったと思います。また、政党においても政治家においても、前年度に比べて幾ら多く予算をとってくるかというのが政治力をあらわす一つの尺度だった。それを今回、橋本総理の指導力によって、十年度予...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 御指摘のとおり、社会保障関係費は、税金と社会保険料と給付、受益者負担、この組み合わせしかないんです。  今まで、税金の投入と受益者負担の患者負担等、あるいは個人負担を少なくするために借金をして賄ってきた。増税もだめ赤字国債発行もだめ、財政構造改革をや...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 確かに、三時間待って三分診療のほかに、せっかく診療を終わって薬をいただくときにまた薬の会計で待たされる、そういういろいろな苦情が来ているのもわかっております。これは確かに患者さんが多いと待つのは仕方がない。これは医療提供体制そのもの、何でもかんでも、大...全文を見る
04月01日第140回国会 参議院 厚生委員会 第6号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 昨年の検討会報告書は医療関係者と看護関係者が十分話し合って一つの結論を導き出したということについて大変大きな意味があったと思います。今後、准看、正看養成の一本化、将来に向けて正看にできるならば統合していこうという方向、これを踏まえて一日も早いその実現に...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) できるだけ早い機会、二〇〇一年、できればそういう目標に向かって進みたいと思いますが、その間、いろいろな事情等あると思います。できるだけ准看から正看になる道を大きくあけてそのように向けて、資格を取りたい方についてはそういう環境を整備していって、できるだけ...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 戦後五十年たって保育所に預けている家庭の環境も大分変わってまいりました。また、社会的環境も今は夫婦共働きというのが特殊な状況でなくむしろ普通になってきた。保育所にお子さんを預けている家庭の納税状況を調べてみますと、当初は所得税を納めている家庭は二割もい...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 前々から御意見を伺っていますが、これからのあるべき教育方法、研修方法として一つの考え方だと思いますので、よく検討させていただきたいと思います。
○国務大臣(小泉純一郎君) 地域全体で子育て支援体制を整備していくということは御指摘のとおりであります。  また、保育所の機能もいろいろ多角的になってまいりますし、サービス競争によって水準が上がっていくということも期待しておりますが、それだからといって親御さんが保育所に預けてお...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 御指摘のように、これといって少子化を解消する決め手はないと思います。また、政府や国が産めよふやせよという時代でもないと思いますし、個人の価値観、生き方、それぞれ深くかかわっておりますので、この問題は幅広くいろんな方の意見を聞いて、少子化時代にどう対応す...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 実態としてだんだん幼稚園と保育園の垣根が低くなってきているということも今のお話でわかると思います。確かに公費の点では保育園の方がはるかに公費を投じている。幼稚園と保育園の一元化の問題も出ております。お子さんを預かるという点では随分似ている面もあります。...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 国が今回の改正によって保育サービスの責任を放棄するということは全くありません。むしろ、今までの保育サービスを水準させるためには民間の参入を促した方がいい、また親御さんが選べる余地を拡大した方がいいということで今回の改正もやっておるわけでありますので、公...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 子育てを支援するというのは一様ではないと思いますけれども、女性に産めよふやせよとかねや太鼓をたたいても、そういう状況でもないと。女性としてもいろいろ考えがあって仕事に出たり、あるいは子を産むか産まないか判断する余地がかなり広がっていると思います。しかし...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 保育所ができてから現在までいろいろ社会の環境も変わってまいりました。また、保護者、親御さんの所得階層も当初より随分変わってまいりました。  先ほどもお答えしましたように、当初は保育所に入れている家庭では所得税を納めている方が二割にも満たなかった、それ...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 民間導入というのではなくて、公費を通じて。公立と私立、両方あります。そういう面でお互いの、競争が導入されてきますから、私はむしろ公立にはできないような民間施設のサービス競争が始まるのではないかと。それによって公立もおちおちしていられない。さらには、親御...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) どんな仕事でも人が大事ですし、特にお子さんと接するという場合には、保母さんなり施設職員の人柄とかあるいは資質というものを子供は直観的に見抜く能力があると思うんです。いい人に当たればお子さんは心を開くであろうし、精神的にもいい影響を与えていくと思います。...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 児童福祉、児童が健やかに育っていくために社会としてどう支えていくか、これは全体で考えていかなきやならない問題でありまして、子供だからといって大人の言うことを聞くわけじゃない、むしろ子供の権利を尊重しながらどうやって強く優しくたくましく自立した人間として...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 結論から言いますと、公費をどんどんふやせばいいという時代は去ったと思います。いかにこれから公費がふやせない段階でお互いが支えていくか、特に今回の保育の問題は、所得に応じて保育料を払うということに対して非常に不公平感が高まってきた。今や所得税を納める親御...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 児童の権利条約等を踏まえるということ、これも大事でありますが、子供を幸せにするという観点、これは条約とか法律では一概に言えない面も多々あると思います。特に、今御指摘のように、救貧的な考えから子供全体の幸せを考えるといいますか、当初は親がいないお子さんを...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 子供にとってみれば、そんなに長く親元を離れているというのは望ましいことではないと思いますが、親の立場もあると思います。今言われたような、ちょっと延長してくれとか、ちょっときょうは早く帰れるというような柔軟な対応がとれるような形には私もしていく必要がある...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 児童の最善の利益を図るように配慮する、これは今日の社会においてそういう認識が定着していると私も思います。
○国務大臣(小泉純一郎君) なぜかと言われますとちょっと困るんですけれども、いろいろ考え方はあると思います。今言われたような理念の見直しについては、今後やっぱり検討課題にしていきたいと思います。
○国務大臣(小泉純一郎君) 保育所の措置制度については、今までの社会の中で一定の役割を果たしてきたと思います。しかし、この措置制度がいいのかどうかという議論が出てきて今回の法改正につながってきたわけであります。  いろいろ女性の就労状況にも変化が出ております。また、保育所に預け...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 私は、保育所が不十分だったから少子化になったとは思っておりません。少子化の原因というのは多様ではないかと思います。そして、お母さん方が仕事を持って子育てするこの御苦労、本当に大変だと思います。実際、子供を持ってみて、仕事がなくて子供と一緒に遊んでいるだ...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 保育をめぐる環境も、一部の人が保育所に預けるということから保育所に預ける方が一般的になってきた。当然、公費もふえていくと思います。そういう中から、もうこれ以上税負担は嫌だと。まあ共産党と私どもとは大きな政府にしょうというのと小さな政府にしょうという根本...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今の御指摘は保育所だけじゃなくて老人福祉施設でも言えることだと思うんです。ある程度規制を緩和して自由度を高めると変なことをするんじゃないかという御批判も受ける。昨年の例の彩福祉グループ等に出た不祥事なんかでは規制が緩過ぎたのではないかというような御指摘...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 基本的に私はその意見に賛成なんですよ。しかし、一たび不祥事を起こすと、俄然規制を強化しろという声が充満しちゃうんですね。  これから公費を投入するということになりますと、当然自由度がなくなってきます。自由度を生かそうとなると、変な考えを持った、仕組み...全文を見る
04月02日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第11号
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○小泉国務大臣 今いろいろな御意見を伺いまして、二点が主な質問の趣旨だと思います。  一つは、なぜ社会保険方式を採用したのかというのと、社会保険方式でありながら公費を二分の一投入しているのはどういうことかということだと思うのですが、私は、介護を要する方というのは、まず限られたご...全文を見る
○小泉国務大臣 これは、根本議員の御質問と重複すると思いますが、今いろいろ言われたことに含まれているのですが、私は、保険制度がいいという理由の中で極めて整理されて言われているのが、先ほど根本議員の質問に対する答弁で引用させていただいた勧告だと思うのであります。改めてその抜粋を読ま...全文を見る
○小泉国務大臣 障害者に対する施策は、介護保険が導入されようとされまいとやらざるを得ない、またやっていかなきゃいかぬ。そして介護保険が導入されて、これはなかなかいいな、これに統合したいという、実態を見て障害者の団体がそう思えば、私はそうしていくべきだ、将来。私は、介護保険が導入さ...全文を見る
○小泉国務大臣 私もその意見なんです、本来。障害者だろうがそうでない者であろうが、介護を受けるという点では同じではないか。本来、これが理解が進んで全体で支え合おうとなれば、それは四十歳以上に制限する必要もないし、一緒にやった方が国民の理解は進み、支え合うという連帯感も出てくるので...全文を見る
○小泉国務大臣 今まで、老人保健制度、いわゆる医療と、今回導入する介護保険、介護の問題、福祉の問題、分立していたために、いろいろ資源のむだがあるのではないか、あるいは適切な医療と福祉サービスを受ける場合において支障を来しているのではないか、いろいろな点が指摘されてまいりました。そ...全文を見る
○小泉国務大臣 成年後見制度については、法体系の整備も必要であります。それと同時に、身近にそういう相談できる場所を確保するということも大事だと思いますし、後見人が適切な人でなければ困る。適切な後見人を選ぶような仕組みをどうやってつくっていくか、そういう点も含めて、今の御指摘を踏ま...全文を見る
○小泉国務大臣 医療保険制度の構造的な改革案については、各種審議会、また与党においても野党においても、それぞれ今いろいろな意見が出ております。その中で、高齢者独自の保険制度をつくろうじゃないかというのは一つの考え方であります。ほかにも、退職した後、高齢者の保険制度に加入するように...全文を見る
○小泉国務大臣 高齢者への各種サービス、いわゆる給付、医療保険にしても年金にしても介護にしても、いろいろなサービスを受けたい、また、受けてもらいたいという多くの国民の気持ちは当然でありますが、そのサービスを受ける側とそのサービスを提供するために負担している側、これがなければ各種制...全文を見る
○小泉国務大臣 そういう将来的な負担の問題もありますから、当面、高齢者に対しても、今まで外来で月額千二十円を一回五百円にしていただきますよと。人によってはこれでも過重負担だと言う方がおられますし、同時にもう一方の人は、これは余りにもバランスを欠いているのではないか、もっと若い人と...全文を見る
○小泉国務大臣 これは医療保険でも起こり得るのですよ、この前鴨下議員がお話ししたように。では、保険に入ってないから医療見ないか、そんな非情なことできないじゃないか。そして本来、介護保険に入ったら介護を受けた方が得なのかという問題じゃないのです。損得の問題じゃないのです。医療保険に...全文を見る
○小泉国務大臣 措置制度、いわゆる税金で全部やれというのと、やはり保険方式でやるかという議論は、今まで随分この委員会でもなされてまいりました。  介護の問題についても、今まではごく限られた一部の低所得者だけの問題かというと、最近そうでもない。既に介護を要する方は二百万人を超えて...全文を見る
○小泉国務大臣 まさに御指摘のように、企業にも負担していただいている。保険料も折半していただいて企業に負担していただく。公費も投入する。保険料も多くの国民からいただく。利用者にも一割負担いただく。まさに私はよくバランスのとれた、最初の導入時期としては、多くの早くやれという声にこた...全文を見る
○小泉国務大臣 消費税に対する反発なり抵抗は私は非常に強いと思います。  この四月一日に五%に引き上げられたときも、なぜ五%に引き上げられたかということは、既に二年前に所得税、個人住民税を減税したいという声にこたえて、二年間先に減税しますよと、十一兆円既に減税しているわけです。...全文を見る
○小泉国務大臣 私は消費税三%導入のときにも賛成しました。五%に引き上げるときにも、選挙のときでも賛成しました。私ははっきりと選挙でも言いました。なぜか。それは、所得税、住民税減税するのだし、物品税を全部廃止するのだし、はるかに公平だ。消費税はごまかせないから、所得税やそれよりも...全文を見る
○小泉国務大臣 私はむしろそういう考えが今まで強いということは承知しています。しかしこれからは、営利企業であるから公共的なことへの関心が薄いかというとそうじゃないと思います。営利企業であるからといっても、むしろ公共的な分野に進出したいという企業があったらどんどん参入を促すべきじゃ...全文を見る
○小泉国務大臣 これは癒着とかいうことではなくて、保険会社として、保険を考える場合だったら今までの長年の知恵もあるでしょう、工夫もあるでしょう、経験もあるでしようということで、現場の意見を聞かないと新しい制度を導入する場合にはいろいろ不備な点も出てくるだろう。医療保険をやる場合に...全文を見る
○小泉国務大臣 介護保険制度、先送りだろうという一部の新聞報道。新聞報道というのは、何でも先走って書く場合が多いわけですよ。しかし決めるのは国会ですから、一部の、そういう先送りだろうと予想する人は勝手です。例えば、まだ選挙直後なのに、もうじき解散があるんじゃないかと言う人もいるぐ...全文を見る
○小泉国務大臣 先日の委員会でいただきました一万人委員会の御提案、多くは言いませんが、修正案について三つ具体的な案を出しています。市民の手で介護保険の運営をとか、あるいはサービス選択の権利の保障をとか、介護保険適用年齢の見直しとか、それぞれ傾聴すべき意見が多かったと私は感じます。...全文を見る
04月03日第140回国会 参議院 厚生委員会 第7号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 少子化の進行を見ていますと、世の中さまざまだなと。国によってはむしろ産児制限をいかに図らなきゃならないかという国もあるし、また逆に日本みたいに少子化を心配して、どうやって子供を産み、育ちやすい環境を整えなきゃならないか、国によってさまざま。そして、子供...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) お子さんを持った方がいいですよというのは、これは個人的な考え方もあると思います。しかし、持ちたくても持てる環境にないという考えを持っている方もおられると思います。  そういう点を配慮しながら、現在の時代背景を考えながらどうやって活力を維持していくかと...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 児童の支援に対しての問題ですが、今まで児童福祉、児童保護といいますと、戦後間もないころはむしろ親がいない、そういう親のない子供をどうやって保護していくかということが当初の主眼だったわけでありますが、最近は親がいても問題がある、これにどう対応するか、大き...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 不幸にして親に恵まれないお子さんを保護するということから始まったこの児童福祉問題、今や親がいても家庭に恵まれないお子さんがふえている、大変残念なことだと思います。そういう中にあっても、子供というのはこれから社会を支える上においても大変重要な役割を果たす...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 一昨日の委員会でしたか、お話ししたことと重複する面もあると思いますが、私はいかなる時代においても子育ての第一義的な責任は親ではないかと。子供は親を選ぶことはできません。最初に接する親がどうして子供を愛情を持って包むか、これがやはり基本でなくてはいかぬと...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今のお話にあるようにちょっと信じられないような最近の母親の中には考え方なり行動する方が多いと。    〔委員長退席、理事情水澄子君着席〕  私もそのサンデー毎日、「「保母は見た!」びっくり仰天今どきの子育てママ」、どんなものかと思って参考にちょっと...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 私は、保育園と老人福祉施設の併設はこれからも積極的に推進していった方がいいと思います。特に、今、保育園の中ではお子さんを奪い合う地域も出てきていると。少子化でお子さんがいないからできるだけお子さんを預かりたいと。それで、あきが出てくる。一方、高齢者の方...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) いろんな支援体制が必要だと思います。しかし、これを全部役所がやる、国の機関がやるとなると、これは本当にお金もかかるし、役人もふやさなきやならない。そこで、私は民間でそういう支援体制をとれるような体制をむしろ地方公共団体なり国が考えていかなきやならない時...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) その経済審議会の報告といいますか、これは大変参考になる報告だと思います。  これから福祉の充実を考える場合に、公費を今までのようにそれぞれの要請に応じて投入することができるかというと、これまたこれを税金だけでやっていこうというのに対しては非常に問題が...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 介護サービスも保育サービスも現行の措置制度のもとではサービスを選択できません。所得に応じた利用者負担の差が大きいことも現実でありますから、共通点はあるんですが、保育サービスと介護サービスの違いといいますか、これは介護については保険方式を導入しますが、保...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 社会保障の構造改革について主な点を挙げろと言えば四つあると思います。  一つは、情報開示や在宅サービスの促進など、個人の自立を支援する利用者本位の仕組みを重視していくこと、これは介護にしても保育所にしてもそうです。利用者本位に立つものです。  それ...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 女性が自分に合った、またやりがいのある仕事を持っていながらお子さんができるとやめなきやならない、こういう状況は本当にもったいないと思うのであります。私の周りでも、お子さんができたからやめると、もったいないなと思う方が結構います。自分が仕事を持っていて、...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今回の改正法案によって利用者本位の仕組みに変えたいと、それに保育所がどのようなサービスを提供するかによって利用者の対応も違ってくると思います。  公立であろうが私立てあろうが、認可であろうが認可外であろうが、そういう点においてサービス競争が始まるとい...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 拝見いたしました。  この記事で不登校児がすなわち反社会性があるというようにとらえるのは決していいことではないと、学校に通学していないということであって、これが直ちに反社会性ととらえるのは短絡的ではないかと思います。  そして、不登校児にはいろんな...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) そうだなということはどういうことですか。
○国務大臣(小泉純一郎君) はい、そのとおりであります。
○国務大臣(小泉純一郎君) 今回の改正案においては、いわゆる学校教育に準ずる教育に関する規定を削ったわけです。厚生省としては、この改正案が施行された後、すべての入所児童についてできる限り速やかに学校教育が実施されるよう文部省やあるいは地方公共団体等と連携を図りながら取り組んでまい...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 先ほどもお答えしましたように、不登校児については、その原因はさまざまでありますが、基本的には学校における適切な対応に主眼が置かれるべきだと思っています。ですから、今回の児童福祉法改正において不登校児一般が対象となるものではないということを申し上げておき...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) いわゆる放課後児童の健全育成、今言われた学童保育の問題について、時代も変わってきております。社会背景も戦後からは大きく変わっておりますので、今回、児童の健全育成の観点から児童福祉法も改正しなきやならないのではないか、そういう中で放課後児童に対する育成事...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) それはお金があればいろいろ支援したいという気持ちはわかります。しかし、今いろんな方面から補助金はカットせよという声も強い。補助金をふやすどころじゃなくて、補助金も老人福祉施設に対してさえもカットしろという声が一部にある。  この保育所に対する事業も主...全文を見る
04月08日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第13号
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○小泉国務大臣 ただいま議題となりました健康保険法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  二十一世紀に向けて、社会経済の活力を損なわず、公平、公正で効率的な社会保障制度を確立するためには、社会保障の構造改革を進めていくことが必...全文を見る
04月08日第140回国会 衆議院 本会議 第23号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 健康保険法等の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  二十一世紀に向けて、社会経済の活力を損なわず、公平公正で効率的な社会保障制度を確立するためには、社会保障の構造改革を進めていくことが必要であります。社会保障制度の中核と...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 根本議員にお答えします。  社会保障構造改革についてのお尋ねでありますが、個人の自立自助が基本でありますが、それには限界があります。個人では対処でき得ない事態については社会全体で援助し国民生活の安定等を図る、この仕組みを考えることだと思っております。...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 岡田議員にお答えいたします。  競争原理の導入と情報公開の推進が必要でないかというお尋ねですが、大筋で、基本的に私も同感であります。医療における情報公開についても、私は今後積極的に取り組んでいきたいと思います。  企業の競争制限的な行為はどうかとい...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 中桐議員にお答えいたします。  患者への情報提供についてですが、医療は、医療の担い手と患者との信頼関係に基づき提供されるべきものであります。患者への適切な情報提供はこうした関係を築くことに資するものであることから、今後とも、患者への情報提供の促進のた...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 瀬古議員にお答えいたします。  薬価及び医療機器価格の適正化については、議員の御批判、御指摘も踏まえて、抜本的な改革に取り組んでいきたいと思います。しかしながら、どのような構造改革にせよ、私は、今回程度の負担増、これはやむを得ないものと思います。どの...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 中川議員にお答えします。  医療保険制度改革についてですが、これは総理の答弁と全く同じでありますので、省略させていただきます。  出来高払い方式との関係で、定額払い方式の拡大がなぜ図られないのかというお尋ねですが、いろいろ理由はあると思います。しか...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 吉田議員にお答えいたします。  診療報酬についてですが、我が国の出来高払い制度については、とかく医薬品の過剰投与あるいは入院日数の長期化等、批判があるのは事実であります。そういうことから、診療報酬体系の見直しに当たっては、出来高払い制度と定額払い制度...全文を見る
04月09日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第14号
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○小泉国務大臣 今回御審議いただきます医療保険制度改正法案、この中においての案というのは十分でないということから、与党の関係者の間でいろいろ基本的な改革問題が議論されたわけであります。そうした中で、今回、基本的な考え方として出された案というものを我々は尊重して、今後、総合的な改革...全文を見る
○小泉国務大臣 医療給付にしても年金給付にしても介護給付にしても、給付は多ければ多いほどいい、負担は少なければ少ないほどいい、これはだれもが考えることであります。我々も、できたらそうしたい。しかし、給付の陰には、だれかが負担しなきやその給付は受けられない、これがより厳しく問い直さ...全文を見る
○小泉国務大臣 今までですと、高齢者は社会に貢献した役割から、高齢者になったらできるだけ負担は少なくする、ある時期においては無料でもいいではないか。しかしながら、結局、高齢者の医療費等を支えるのは若い世代である。これからの長寿社会を考えますと、高齢者の数も率もどんどんふえてまいり...全文を見る
○小泉国務大臣 御説のとおりだと思います。どえなにいいお医者さん、どんなにいい薬があっても、本人自身が健康管理に配慮しない限り、健康維持とか健康増進というのは図られないと思います。  予防は治療にまさるということは大変重要な点でありまして、そういう観点から、健康に対する日ごろの...全文を見る
○小泉国務大臣 我が国の医療制度が、今日、患者さんが自由に医療機関を選択できるということは、大方の意見として、高い評価を受けていると思います。しかし、反面、自由に病院を選ぶことができるということから、大病院集中の傾向が強まったり、あるいははしご受診とか、今言われたような話、マイナ...全文を見る
○小泉国務大臣 今の制度を前提にしていくと、欧米と違って日本は高齢化社会に進んでいく度合いが非常に速い。当然、医療費、高齢者の医療費は若い人の医療費に比べて大変大きなものがあります。これは、だんだん医療費がふえていくという傾向は否定できないところだと思います。  そういう中で、...全文を見る
○小泉国務大臣 それは、まさに国民の選択の問題だと思います。どの分野のサービスを期待するか、どの程度の負担でサービスを受けられるかという問題に帰すると思います。  しかしながら、この自由市場経済の中で、医療は統制経済であります。その点、統制経済の中でどうやって国民の選択度を広げ...全文を見る
○小泉国務大臣 だからこそ今、今回の改正案を提出して、医療提供体制、診療報酬体系、薬価基準を根本的に見直そうということを進めているわけであります。
○小泉国務大臣 今回の医療保険制度を成立させていただいた後、二〇〇〇年を目途に、今言った医療提供体制、診療報酬体系、薬価基準等の抜本的な見直しをするべく準備をしたいと思いますが、私は、この医療制度の改革、抜本的な改革をしたからもう全部いいかというと、そういう問題でもないと思います...全文を見る
○小泉国務大臣 三年の間にまとめなければいかぬと思います。そして、具体的な案が出ないからこそ、方向は出ているわけですから、具体案づくりは厚生省が責任を持ってやらなければいかぬ。今言った薬価基準の見直しあるいは出来高払い診療報酬、定額・包括払い等の問題、これについても具体案を今後示...全文を見る
○小泉国務大臣 極めてわかりやすく説明していただきまして、参考になりました。そういう御批判があるからこそ、根本的な薬価基準の見直しをしなきゃいかぬと。ある程度、この基準を決めれば、当然、薬価の差は出てきます。それと、現実に一々一万点以上の薬価を決める作業も私は大変だと思いますね。...全文を見る
○小泉国務大臣 医師数が多ければ多いで、また問題は出てくる。しかし、日本人というのは、これは大したものだなという一面もある。というのは、二十年前ですか、田中内閣のときに、医師が少ないからふやそうということで、二十年間で目的を達してしまったのですね。その目的を達すると、今度は別の弊...全文を見る
○小泉国務大臣 今まで国民皆保険制度で、医療制度がここまで発展してきたわけであります。そして、目標としていました長生きできる社会にしようという目標は達成することができた。今や、日本は世界一長生きできる国になりました。これは、医療保険制度と無縁ではないと思います。お医者さんの力、ま...全文を見る
○小泉国務大臣 患者に負担の増加をお願いするというのは、私は、安易なことではないと思います。苦痛を伴うものであります、政治家にとって、政党にとって。だからこそ、今まで公費を投入して若い世代にツケを回してきて、これだけ借金財政になってしまった。むしろ、借金することの方が私は安易なこ...全文を見る
○小泉国務大臣 失政のツケはどうかというお尋ねだと思いますが、高度経済成長が続いていれば、このような医療費は、経済成長の伸びに合わせて医療費の伸びがおさまっていたと思うのであります。しかし、医療費の伸びは経済成長以上にふえていくというそういう情勢の中で、今後、高度成長が見込まれる...全文を見る
○小泉国務大臣 その袋、全部が薬ですか。(青山(二)委員「はい」と呼ぶ)こちらの方で、二年間じゃまだ少ないのじゃないかという声も聞こえるぐらい、一週間でもそのぐらいもらう人もいるというような話が町の中では流布されております。これは、出来高払い制度のいい面があるのですけれども、制度...全文を見る
○小泉国務大臣 先ほども申しましたように、どの制度でも一長一短あるわけです。出来高払い制度のよさあるいは短所、包括払い制度の長所、短所。  その一長一短ある中で、最終的に大事な点は、医師の質も大事だと思いますね。医師の倫理観といいますか使命感とか、必要な治療をどの程度施すか。ま...全文を見る
○小泉国務大臣 答申の報告、それを我々は真摯に受けとめなければいけないと思います。今回の改正案で事足れりということではなく、むしろ、今回の改正案によっていろいろな問題点が浮かび上がってきたと思います。また、この改正案だけでは済まないという議論も出てきました。まずは、今回の改正案は...全文を見る
○小泉国務大臣 私は、この改正案をまとめる中で感じたのですが、いかに利害調整が難しいか。国民的合意を得ると言いながら、どういう案を出しても納得できない国民は出てくるわけです。そういう中で、いかに改革案を出そうか。今までもいろいろな改革案は出ながら、抜本的な改革策は講ずることはでき...全文を見る
○小泉国務大臣 政治家とか政党に対してはいろいろな団体の働きかけがあります。いわゆる利益団体、特定団体、これは目に見えますから非常に強いように見えます。しかしながら、国民全体の数から比べればごく一部であります。  しかし、政治家と政党、気をつけなければならないのは、この目に見え...全文を見る
○小泉国務大臣 今の日本の医療制度は、患者の立場に立ってみればかなり便利なんですね。病院は選べる、お医者さんも選べる。また、どの病院に行ったって、一回行こうが二回行こうが、医者を変えようが病院を変えようが自由だ。こういうことは確かに便利なんですが、それによって、今言ったような、何...全文を見る
○小泉国務大臣 都会に住んでいますと、お医者さんを選ぶことができる。何も恩恵ではないと思って当たり前のことが、僻地へ行くと、診てもらいたくてもお医者さんがいないという、世界に比べれば小さな日本と言われながらも、それだけの差がある。私は、僻地に行かれる医師に対しては優遇策がとられて...全文を見る
○小泉国務大臣 具体策は今局長から答弁させますが、僻地医療に行ってみようという意欲をかき立てるような、また、行ってもいいなというような奨励策がないか、いわゆる優遇策がないか、それは私は考えていいことではないか。具体的な方法はどうあるか、これは厚生省だけの問題ではありませんし、まし...全文を見る
○小泉国務大臣 抜本的改革の第一歩か、健保財政の緊急避難的な措置かということなんですが、率直に言って両方じゃないか、正直に言って両方の面がある。  緊急避難的だという批判をされている方の気持ちもわかります。しかし、だからこそ抜本改革の機運が出てきたということも否定できないと思い...全文を見る
○小泉国務大臣 介護保険制度が導入された時点で、今の状況そのままでいいとは思っておりません。当然、そのような整合性のとれた改革を視野に入れて今後検討していきたいと思います。
○小泉国務大臣 今日までの、昭和、戦後当初の平均寿命と現在の平均寿命を最初出されましたが、驚くべきほどの平均寿命の延び、長生きできる社会になったもろもろの原因等の指摘、同感するところ、全く多いわけであります。  そして、今の、必要な受診の問題につきましても、確かに患者さんにして...全文を見る
○小泉国務大臣 予算委員会から、いろいろな議論、各委員からも各政党からも出てまいりました。私は、これからの抜本改革、特に薬価基準の見直しについては、今言った御指摘、御批判も踏まえて、大して効き目も変わらないのに新薬に移行していく、先ほどの議論もありましたが、そういうことのないよう...全文を見る
○小泉国務大臣 私は、千二十円から一回五百円、四回までが限度というのが過重負担か、自分の健康状態を考えてその医療サービスを受けるのがそれほど過重負担かというと、必ずしもそうでないのではないか。そして、低所得者に対しても配慮があります。  私は、そのような状況で、できれば、財源が...全文を見る
○小泉国務大臣 私は、若い人にもさまざまな考えがあると思いますが、今、それでは、今の高齢者の負担をそのままにして、増税、いいかという声はないと思います。では、社会保険料負担、引き上げていいか、それもないと思います。では、赤字国債を発行してまた若い世代にツケを回せ、これもいかぬとい...全文を見る
○小泉国務大臣 この病院のサロン化を何とか防ごうではないかということで、今皆さんが苦労しているのではないでしょうか。それは、地域の老人の生き方と、病院をサロン化しようというのとは全く別の問題だと私は思うのであります。
○小泉国務大臣 病院のサロン化を肯定したら、私は、医療改革はなし得ないのではないか。この病院のサロン化ということによって、それでは真に必要な医療行為ができなくなるという批判がまた多いのも事実であります。そして、診てもらわなくても病院に行こうということから、むだな医療があるのではな...全文を見る
○小泉国務大臣 いや、今最初の御質問は、五百円では行けないという質問だったのではないですか。千二十円だったら行けたけれども五百円にしたら行けないという質問で、私は、自分の健康を考えれば、それは五百円程度の負担はこれはお願いできないだろうかということを言ったのであって、その点と今の...全文を見る
○小泉国務大臣 手始めに何かということよりも、先ほどお話ししましたように、薬価基準の見直しも一つであります。それから、診療報酬体系の見直し、出来高払い制度、包括・定額払い制度、これも一つであります。それから、医療提供体制、これの、かかりつけ医とか地域支援病院の役割分担の見方も一つ...全文を見る
○小泉国務大臣 私は、医療改革を考える場合に、現場の声は聞かなければいかぬと思います。医師だろうが看護婦さんだろうが、あるいは薬剤師さんだろうが、現場の声はよく聞く。しかし、最終的に国民全体のためにどれがいいか、単に医師会だけの利害を考えるということは私のとる立場じゃない。当然、...全文を見る
○小泉国務大臣 十分時間をかけて理解を求める努力をしていきたいと思います。
04月09日第140回国会 参議院 本会議 第17号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 廃棄物の処理及び清掃に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  我が国においては、経済成長や国民生活の向上等に伴い、廃棄物が大量に排出される一方で、廃棄物の減量や再生利用は必ずしも十分に進んでいない状況にあります...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 木暮議員にお答えいたします。  原状回復制度についてのお尋ねですが、法案においては、産業界からの拠出を受ける基金や、原状回復資金の出捐等を行う指定法人など、基本的な仕組みを定めております。  また、基金への拠出につきましては、適正に処理している事業...全文を見る
04月10日第140回国会 参議院 厚生委員会 第9号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 先日の本委員会でも申し述べましたように、不登校児であるという理由によって入所対象になるものでないということをはっきり申し上げました。きょうの委員会でも再度明確にしておきますが、この趣旨を踏まえて地方公共団体等関係者にあらゆる機会を通じてその趣旨を周知徹...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 大変厳しい財政状況でありますが、保育所に対する公費、いろいろ民間の方にも今後は知恵を絞っていただきまして保育サービスの向上に努力していただくわけですが、国としても、将来の子供をどうやって健全に、社会に健やかに参加してもらうかということを考えますと大変責...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 保育料については、事実、一般の家庭の親御さんも大変関心を持っているようであります。現行の所得に応じた負担方式を今回は保育サービスの対価に応じて負担していただくということでありますが、均一化といっても急に一本化ということは無理だと思います。できるだけ急な...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) どのような状況にあっても子供というのは弱い立場ですから、しかも将来この社会を担っていく大事な宝的な存在であります。そして、この子供たちが健やかに成長してもらうというのはだれでも願うことでありますので、今後とも、国はもちろん、地方公共団体、地域、全体が子...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今までの審議を通じまして、だれもが子育ての重要性を認識しているわけであります。  今後とも、大人が子育て支援環境を整備していかなければならないという責任を感じながら、あらゆる面からの支援体制をとっていく必要があると思います。努力をしていきたいと思いま...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 保育に関する予算が二千八百五十億円程度、それに比べますと平成九年度、今年度の予算の中で十六兆円以上のお金が何の新規の政策需要に使えない、今までの借金の利払い償還に回ってしまう状況を我々政治家はどう考えるのか、国民はどう考えるのかということを真剣にもっと...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 我々を取り巻く環境は時代とともに大きく変わっております。特に、保育関係にしても当初は親御さんのいない、そういうお子さんを預かっていたのが保育所の大きな役割だった。それが現在のように、女性は家事、育児だと思っていた状況が当然女性も一緒に男性と同じように仕...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 与党三党の間で確認されました趣旨等については、これをもう十分尊重してこれからも予算編成に取り組みたいと思っております。
○国務大臣(小泉純一郎君) 待遇改善あるいは施設の整備拡充、これに対してできるだけの努力をしていきたいと考えます。
○国務大臣(小泉純一郎君) これは逆にそれじゃ不良行為は何かといったら、私はもっと難しくなると思いますよ。いかがわしい行為とは何か、非行とは何か、これは私はもっとややこしくなるんじゃないかなと。そこら辺は大人の常識といいますか、社会の進展に伴って常識は変わってまいりますけれども、...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 言葉の定義をやっていますと、それはいろんな法律全部問題が出てきます。これは切りがないんじゃないかな。そこら辺、確かに常識ある人とない人がいますから、これは難しい問題ありますよ。ある場合においては漠然とした問題、言葉の定義はできないけれども、それは国会等...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 基本的に子供の意見を聞くのはいいんですが、それじゃどういう子供を選んで聞いたらいいかとか、実際に子供というのは何歳ぐらいの児童を呼んだらいいのか、親に吹き込まれて言わないような自分の意見を持った子供はどのように人選したらいいのか、なかなか難しい問題があ...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 財源が豊かであるとそれもできるんですが、今のような財政状況が厳しい中では、むしろ今までよりも、毎年度ふやしていく方向じゃなくて、逆に前年度より減らすという方向に予算編成をしなきやならないような財政状況の中で、どうやって保育関係の予算を確保していくかとい...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) なかなか親御さんにとっても、核家族化が進んで相談する人がいない、身近な親戚もいない、あるいは家族もいないということで、実際いわゆる経験者の知恵をかりたくてもかりられないという親御さんが結構いるのも事実であります。本来だったらば周りの方がそういう相談に乗...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) どのような施設でも一番大事なのは人だと思います。児童に対して実際に接する人の人間性、人格、これが子供に与える影響というのは非常に大きいと思います。  ただ、余り専門性にこだわって、児童に接するというのは本来常識ある大人だったならば愛情を持って接すると...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 子供はもうこれから社会の宝であるという、そして子供の健やかな成長を願うというこの権利条約の趣旨を踏まえていろいろな施策の充実に努めていきたいと考えます。
○国務大臣(小泉純一郎君) 老人福祉に比べて子供に対しての配慮が若干足りなかったんじゃないかというのは、私も同じような気持ちを持っております。それはどちらかというと、働く若い世代といいますか、働き盛りの年代の人がお子さんを抱えているから、そちらに責任を任せようという気もあったのだ...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) まず、昭和二十二年の時代背景と現在、大きく変わっていますね。昭和二十二年に児童福祉法が制定されたというときは、むしろお子さんというのは親がいない、戦争で死んじゃった、そういう厳しい状況の中で子供たちを保護、養育する、これが精いっぱいだった。そして、当時...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 教護院というのは私は行ったことがないんです。養護施設は行ったことがあるんですけれども、教護院というところは残念ながらまだ行ったことがございません。
○国務大臣(小泉純一郎君) いろんな省庁の審議会、確かに隠れみのになっているところがたくさんあると思います。自分の省庁の考えに客観性を持たせたいとか、箔をつけたいとか、より中立性を保ちたいとかいう意味を込めた審議会は私はたくさんあると思います。その点は否定いたしません。  しか...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 児童福祉法等の一部を改正する法律案に対する日本共産党の御提案による修正案については、政府としては反対であります。
○国務大臣(小泉純一郎君) ただいま御決議のありました附帯決議につきましては、その御趣旨を十分尊重いたしまして、努力をいたす所存でございます。
○国務大臣(小泉純一郎君) ただいま議題となりました廃棄物の処理及び清掃に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  我が国においては、経済成長や国民生活の向上等に伴い、廃棄物が大量に排出される一方で、廃棄物の減量や再生利...全文を見る
04月11日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第15号
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○小泉国務大臣 ことしの国会では、予算委員会でも、また本委員会でも、薬価に対する問題指摘、御批判がかなり多く、私もこの問題を根本的に改めるべきだというふうに考えております。今国会におきまして法案が成立次第、できるだけ早い時期にこの薬価基準制度の見直しに本格的に取り組んでみたい。そ...全文を見る
○小泉国務大臣 今回、いろいろ御意見があると思いますが、目に見える患者負担増の今回の案が出てきたからこそ、それぞれ意見が出てきたのだと思います。  各党においても、また各議員においても、意見が違う点がたくさんあります。そういう中でいろいろ不備があったと思います。足らない点もある...全文を見る
○小泉国務大臣 今回の法案を時限的にせよということですが、私は、これからどのような改革案が出ようとも、今程度の負担より下がることはないと思います。ほかのむだを省いて浮いた費用を回したとしても、医療機器、医療技術の進歩は日進月歩であります。質の向上を考えるならば、私は、どのような改...全文を見る
○小泉国務大臣 医療、福祉の役割というのは、これからどういう時代になっても大変重要なものがあると思います。まず、働くにも健康でなくてはならない、そして病気になったときには適切な医療ができるだけ軽い負担で受けられるという、医療保険制度の安定的運営というのは今後の社会を考えても大変重...全文を見る
○小泉国務大臣 それぞれの特殊法人は存在しているから意義がある、役割があると言われればそれまででありますけれども、これは特殊法人だけの問題ではないと思います。財政投融資制度、そして財政の費用と効果を考えなければならない問題である。  この財政投融資制度という制度を考えてみますと...全文を見る
○小泉国務大臣 なぜ、これまでこういう深刻な状況を放置してきたのかというお話も先ほどありましたが、私は、それは医療保険制度だけじゃないと思います。国全体の財政状況もそうであります。  何が改革の原動力か。いろいろありますが、その一つの原動力は、行き詰まるということであります。今...全文を見る
○小泉国務大臣 財政構造改革の五原則を、先般、橋本総理が打ち出し、橋本内閣全体としても、この五原則をもとに行財政改革に取り組もうという結論に達しております。  その中で、社会保障制度をどのように今後見直していくか。私は社会保障というのは大変重要な制度でありますから、国民経済と調...全文を見る
○小泉国務大臣 この医療保険制度の問題は、現在の自由主義体制、市場経済の中で、医療制度の問題は統制経済です。なかなかすっきりした案が出しにくい。同時に、各関係者間の利害が錯綜している、  今回、高齢者の医療に対しては定額制を打ち出しました。しかし、委員の中には、定額よりも定率の...全文を見る
○小泉国務大臣 それは、給付と負担の均衡を図るということであります。どんな案を考えても、国民の税金と社会保険料といわゆる患者負担、受益負担、この組み合わせしかないと私は思います。患者負担が嫌だったら税金をさらに投入するしかない、あるいは保険料を上げるしかない、保険料を上げるのも嫌...全文を見る
○小泉国務大臣 その建議の中で、厚生省と審議委員との間でいろいろ協議が行われただろうということでありますが、当然、いろいろな質疑応答、協議が行われたと思います。しかしながら、その建議においても、高齢者の医療についても一割から二割ということでありますが、今回の案はそれより低いわけで...全文を見る
○小泉国務大臣 私は、どのような案が出てきても、今お願いしている法案の患者の負担増以下はあり得ないと思います。
○小泉国務大臣 健康を考えますと、ある程度の規制は必要だということはわかっております。しかしながら、その規制が政策目的に沿った必要最小限のものにとどめていきたいという観点から、医療の分野でも規制緩和があるのじゃないかということで、当面、具体的なものを挙げますと、考えられるのは、患...全文を見る
○小泉国務大臣 出来高払い制度と包括払い、いわゆる定額払い制度の組み合わせというのは、いろいろあると思います。率直に言って、考えられるのは、急性期の患者さんには出来高払いの方がいいのじゃないかな、包括払いというのはどちらかといえば慢性期の患者さんに適しているのではないかなと。 ...全文を見る
○小泉国務大臣 医療費が多いか少ないかというのは相対的なものでありますから、人によってはこれでもまだ不十分だ、決して高くないという方もいるでしょう。いや、高いと、いろいろあると思いますが、私は、医療費だけという点ではなく、全体の社会保障ということを考えますと、このまま現在の制度を...全文を見る
○小泉国務大臣 政党が選挙のときにどういう約束をするかというのは、政党によって違ってくると思います。そのときの判断だと思います。  選挙民は、医療だけが関心がある問題でもないと思います。ある人は税に関心があったり、安全保障に関心があったり、教育に関心があったり、一点集中主義にマ...全文を見る
○小泉国務大臣 私は、先ほど年金と医療が大事だと言いましたけれども、介護が大事じゃないとか言っているのじゃないのです。すべて大事だ。生活保護も大事です。しかし、その中で、わけても一番大事なのはやはり年金と医療だろう。ほかを全部捨てるのだったらば、どれか二つを選べというのだったらそ...全文を見る
○小泉国務大臣 低所得者には十分配慮しております。無料で医療サービスもやっている。それを御理解いただきたい。行けなくてもやむを得ないと言っているのじゃないのです。私は、千二十円で行けたけれども二千円では行かないという人はそんなに多くないのじゃないかと言っているのです、自分の健康度...全文を見る
○小泉国務大臣 大して必要でもないのにお医者さんに行くということ、また、お医者さんに行けるということは、ある面においては、日本の医療制度のよさがあったからこそこういう状況になったと思うのです。日本みたいに、だれでもお医者様を選ぶことができる、病院を選ぶことができる、また病院をはし...全文を見る
○小泉国務大臣 連日精力的な御審議をいただいているということに対しては、私自身も、国民に理解をしてもらうという立場から、大変好ましい、望ましいことだと思っております。  今後の審議の方法等については、委員長を初め委員の皆様方に今お任せしているわけですので、私としては、その委員会...全文を見る
○小泉国務大臣 ほかの問題と違って、医療というのは、ほかの経済活動とは違って割り切れない面がかなりあると思います。  市場経済という枠で日本経済は発展してまいりましたが、その中で医療というのは統制経済であります。普通の市場経済だと、供給が多ければ値段も下がる、需要と供給というの...全文を見る
○小泉国務大臣 文章的には落ちているとしても、この基本的な方向、考え方というのは変わっていないと私は認識をしております。
○小泉国務大臣 私も同感です。そういう仕組みで、むだのないような効率的な制度がつくられないかなと思いますので、出来高払い制と包括・定額払い制のよさが出るような組み合わせを考えていきたいなと思います。
○小泉国務大臣 国立病院が備品を購入する際に、できるだけ質がよくて値段の安いものを選択するということが必要であると私も思います。そのためには、各企業は競争するでしょうし、競争することによって質の向上にも価格の安さにも反映できる、そのような契約ができるように、今後適切に国立病院にも...全文を見る
○小泉国務大臣 五月一日に施行できるようにできるだけ御審議に協力いただきまして、速やかに御採決をいただきたいと思います。
○小泉国務大臣 保険財政を安定的に運営していかなければならないという面から見て緊急避難的じゃないかという御指摘、私はあえて否定はいたしません。  しかし、この案が出たからこそ、これでは足りない、もっと根本的な構造改革をせよという議論が出てきたのであって、私は、総合的な改革をする...全文を見る
○小泉国務大臣 与党の中での今後の医療制度改革の案が、基本方向として出されました。その中で、私は、ほぼ問題点は整理されていると思います。薬価の問題、診療報酬の問題、医療提供体制の問題、高齢者の保険制度の問題、これをひっくるめて、私は、できるだけ早い段階に厚生省としての具体策をまと...全文を見る
○小泉国務大臣 私もそういうふうに思っています。  改革の目指す方向としては、大体、識者の意見も与党の中の今回の考え方も、問題点は整理されているな、あとはどれを選択するか、どういう決断をするかという問題ではないかなと。そして、いろいろ構造的な、根本的な改革案が出ますが、どんな案...全文を見る
○小泉国務大臣 今私が段階的と言ったのは、今回の案が段階的だ、そしてできればこの法案が成立してから、九年度中には段階的ではない総合的な案を厚生省としてまとめてみたいと思います。
○小泉国務大臣 そういう方向で行きたい。というのは、今年度中に総合的な厚生省としての案をまとめてみたい。それは当然審議会にかけます。そして、介護保険制度が導入される三年後、平成十二年度をめどに実施できるような、また、国民に理解を得られるような形に持っていければなと考えます。
○小泉国務大臣 今年度中に薬価基準の見直しについても総合的な改革の一部として厚生省案としては出したいと思っています。ただし、これは厚生省案であって、これが国民の理解を得られるかどうかというのは、審議会もあります、各政党の意見もあります。その案というものが受け入れられるかどうかとい...全文を見る
○小泉国務大臣 九年度中というのは私は一番早い段階じゃないかと思います。ことし九年度ですから、これ以上早くはできない。
○小泉国務大臣 それは今言えません。できるだけ早い段階にまとめたいと思っております。
○小泉国務大臣 少しは幅を下さい。一番早い九年度中ですから、その中でできるだけ早い時期ということで御理解いただきたいと思います。
○小泉国務大臣 それは、全額税金で月三万三千円年金を支給している。入院するということは全生活ですから、その二万四千円、命にかかわる問題であり、恐らく入院される方はそれが最優先だと思いますよ。この程度の負担はお願いしないと、ほかの、税の公平の問題が出てくるのではないかというものがあ...全文を見る
○小泉国務大臣 国民皆保険制度、これは大方の人はいい制度であると。病気にならない人も、お医者さんにかからない人も保険料を負担していただく、同時に、病気になった場合は保険制度のおかげで高額の負担なく適切な医療を受けられる、この制度は安定的に維持していかなければいけないと思います。 ...全文を見る
04月15日第140回国会 参議院 厚生委員会 第10号
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○国務大臣(小泉純一郎君) ただいま述べられましたように、廃棄物に対する国民の不信感が非常に多くなってきている。同時に、廃棄物のもたらす生活環境に対する汚染、産業活動に対するいろんな支障が出ているのは今御指摘のとおりであります。そういう深刻な状況を踏まえまして、今回の改正案は国民...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今までの議論を伺っていまして、この廃棄物の問題は、人間社会どうしてもこれから環境保全ということを考えますと解決していかなきやならない最重要課題の一つだと思います。  私は、動植物の生き物の世界、あのドキュメンタリーの映画を見るのが好きなんですけれども...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 昨年でしたか、福島県の佐藤知事が厚生省にお見えになりまして、例のいわき市の廃坑跡の廃油問題をお聞きしました。先ほどの豊島の問題にしても、業者に責任を負わせても業者が倒産したり、原状回復能力がないと。これは本当に困った問題だと思いました。  今のお話で...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 毒性の強い物質が各施設によって基準が違うというのは、千倍も開くというような基準があるというのは私、今初めて聞いたんですけれども、これは好ましくないのではないかと。やはり、毒性が強ければ強いほど、より注意が必要でありますし、一つの一定の基準というものを示...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 産業廃棄物の不法投棄とかあるいは不適正処理、こういうことから国民の間に根強い不信感があるのは事実だと思います。これからはこのような不適正な処理が行われないように、事業者の資質の向上はもちろんであります。そして、施設の安全性、そういうものも高めていかなき...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) この問題、環境面から考えても当然環境庁としても十分な関心を持っておられるでしょうし、国民としても厚生省、環境庁、よく連携をとってやってもらった方がより安心だという気持ちが強いと思います。そのような両省の連携というのは大切だと思います。十分検討させていた...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 具体的にといっても、これ今すぐできないものですから、ごみの減量化ということに対してはどうやって事業者なり消費者一般なりに理解していただくか、また国がその減量化対策に新策を講じていくか、いろんな面から必要だと思います。  資源は有限であると同時に、もう...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 生活環境の保全ということについては、どの役所がやるというんじゃなくて、必要であれば各省庁とも連携をとって十分な配慮がなされてしかるべきだと思います。
○国務大臣(小泉純一郎君) 産業廃棄物の処理については、不法投棄とか不適正処理、これが国民の不信を大いに招いているということで、今回管理票制度を導入しまして廃棄物の流れを明確化する、そして不正が行われないようにするという趣旨で今回の改正案をお願いしているわけですので、この趣旨に沿...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 先ほど来ダイオキシンの毒性の強さ、また発がん性等多くの障害を生ずる等から、いかにこのダイオキシンの発生を削減するかということに対してそれぞれ御指摘をいただき議論をしておりますが、私自身も、普通のごみの焼却から出る、しかもこのような毒性の強い物質が出ると...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 母乳にも出ているということは、これは相当環境が汚染されているんだと思うんです。恐らく動植物、人間の口に入るものまでも汚染されているのではないか。かなり、このダイオキシン対策に対して対応がおくれてきたのではないかと心配しています。  今後、環境保全、人...全文を見る
04月16日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第17号
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○小泉国務大臣 そのような御批判、御指摘があるのは承知しております。  今後、アメリカのFDA等の組織機構、審査体制等を参考にしながら日本の体制も改革していかなければならぬ、これからの大きな課題だと受けとめております。
○小泉国務大臣 基本的に、私は、日本の医療制度も、日本が見習ってきたイギリスやヨーロッパの社会保障制度に比べて遜色のない水準になってきたと思います。  人間社会の難しさは、一つの目標に達すると、当初予想しなかった弊害が出てくる。いい例が、人生五十年、長生きできる社会にしようとい...全文を見る
○小泉国務大臣 この法案が成立した後、できるだけ速やかに、この国会での御議論も踏まえて、医療提供体制そして診療報酬体系、薬価基準の見直し等、抜本的な改革案について厚生省は案をまとめたいと思います。当然、並行して、今、与党で協議していただいている――必ずしも与党だけじゃありません。...全文を見る
○小泉国務大臣 総合的な見直しをしなくてはいけないという多くの方々の意見を踏まえまして今回まとめた案は、御指摘のとおり、まず第一歩である。こういう案が出てきたからこそ、これでは不十分である、もっと改革すべきだという声がたくさん上がってきたと思います。  そして、抜本的な改革がな...全文を見る
○小泉国務大臣 行財政改革において基本的な方向というのは、まず、国民負担をそれほど重くしない。当面の大きな目標は、国民負担五〇%を超えないようにするということの中で、あらゆる構造改革に取り組まなくてはいけない。  そういう中にあって、社会保障制度におきましても、いろいろな国民の...全文を見る
○小泉国務大臣 技術料を適正に評価する、これは大変大事なことだと思いまして、今後の医療改革の中でもそれは大きな課題であり、その面に配慮して改革をしていかなきゃならないと思っております。
○小泉国務大臣 国民負担率を五〇%を超えないようにしていこうという総論の中で推し進めていくと、年金にしても、医療にしても、そのほかの制度についても、かなり切り込まないと無理だと思います。それが二割切り込むかどうかというのは今後やってみなきゃなりませんが、現状を維持したままに置いて...全文を見る
○小泉国務大臣 我々としては、五〇%を超えないという方向でやってみたいと思います。しかし、そのときに国民がどう判断するか、それは、出てからの反応を見ないとわかりません。  五〇%を超えないことについて、今、みんな賛成であります。社会保険料もこれよりふえるのは嫌だ、増税も嫌だ、赤...全文を見る
○小泉国務大臣 介護保険制度がこれから今国会で法案が成立すれば、十二年度を目指してその整備を進めていかなきゃなりません。その時点において、医療、福祉、介護、それぞれ連携をとりながら、整合性を持った改革をしていかなきゃならないという点を考えますと、医療の面においても今のままでいいと...全文を見る
○小泉国務大臣 自由価格というのはその定義によって違ってくると思いますけれども、今の薬価基準が公定制である、これについての批判が本委員会でも非常に多いということから、少なくとも今後の薬価基準の見直しについては市場取引の実勢にゆだねるという原則に立ちたい。  そして、どの点まで保...全文を見る
○小泉国務大臣 薬というのはみんな多かれ少なかれ利用して恩恵を受けていると思うのですが、私も先年、製薬業界を視察して、よくここまでやっているなと。恐らく実験段階を見たら、目を背けたくなるような場面もあるわけです。そういう嫌な仕事にかかずらわっているから、我々は何げなく薬の恩恵にあ...全文を見る
○小泉国務大臣 末期医療について、これはどういう方がいいかというのは、個人それぞれの人生観なり死生観なり違いますから一概には言えないと思います。しかし、人間として、できれば痛みのない安らかな死を迎えたいというのは共通していると思うのであります。  そういう中にあって、どこまで治...全文を見る
○小泉国務大臣 返してもらうのは容易ではないという財政状況はわかっております。今の議論でありましたように、やりくり算段してきたのですね。そしてその都度、特別会計だろうが一般会計だろうが同じ金じゃないか、国民に負担をお願いするよりも税金でやった方が楽だという形で、ある方から借りたり...全文を見る
○小泉国務大臣 去年の十月の総選挙では、すべての政党が行政改革、財政再建を掲げたと言ってもいいくらいであります。それは、今まで何とかなるだろうということでツケを先送りしてきた、ようやく、もう何ともならないなということに気がついてきたからだと思います。  この医療改革もそうだと思...全文を見る
○小泉国務大臣 今週の月曜日、財政構造改革会議の企画委員会でしたか、そこに呼ばれまして、社会保障の問題、いろいろ議論されました。その中で今の年金の話が出まして、私が言わんとしているところは、社会保障費用、年金にしても医療にしても介護にしても福祉にしても、ほとんど削るところはありま...全文を見る
○小泉国務大臣 橋本総理が打ち出した財政構造改革五原則、この原則を貫いていきますと、十年度予算というのは、今は九年度ですから、九年度予算よりマイナスにするというのですから、そういう中で、年金も医療も福祉もすべて総合的に見直さざるを得ないというのが現状です。  そして、私がおとと...全文を見る
○小泉国務大臣 昨年暮れ、今回の改正案をまとめるに当たりまして、いかに、多くの意見、合意をとりながらまとめていくのが難しいかということを痛感いたしました。すっきりした案、合理的な案を出そうとしますと、必ず一方で反対論が出ます。あちらを立てなきゃいかぬ、こちらを立てなきゃいかぬとな...全文を見る
○小泉国務大臣 順序が逆ではないかという御指摘だと思うのでありますが、今回の案を出す前に抜本的改革案なり方向を示せということだと思いますが、私は、今の定率制の問題にしても、今回の案は患者さんに負担をしわ寄せしているからいかぬという批判がかなり多い。しかし、抜本的な案を出したとして...全文を見る
○小泉国務大臣 そのような議論が再三行われておりましたので、我々厚生省としては、基本方針を既に出しております。今回の法案を出したからこそ、薬価基準も抜本的に見直します、診療報酬体系、出来高払い制度も定額を組み合わせます、医療提供体制も見直しますと。既に抜本的方向は明示しています。...全文を見る
○小泉国務大臣 今の御意見にありましたように、両方のよさ、また両方の欠点があるのは事実であります。しかしながら、今まで長く言われてきたことでありますので、出来高払い制度と定額・包括払い制度のよさを引き出せるような組み合わせをぜひとも考えて具体案を示したいと思っております。
○小泉国務大臣 患者さんを消費者という立場に置きかえてみると、今まではあらゆる産業において、どちらかといえば消費者よりも生産者重視の立場に立っていた、これからは消費者に対していかに配慮していくか、むしろ重視していくかというのが、今、経済界全体の一つの動きだと思います。  当然、...全文を見る
○小泉国務大臣 私は、患者の権利の保障というのは法律に明記した方がいいのかどうか。医者と患者というのはまさに信頼関係じゃないでしょうか。だからこそ、努力規定に私は意味があるのだと思うのです。  そして、患者にとっても医師にとってもさまざまです。患者は、努力規定がなくたって、堂々...全文を見る
○小泉国務大臣 その期待にこたえるべく、薬価基準の抜本的な見直しをできるだけ速やかにやっていきたいと思います。
○小泉国務大臣 そういう状況は、私も何度か見舞いに伺っているときに見ております。この人生最後の段階の治療をどうするか。また、病院での適切な治療なり介護ができないから、いろいろな社会的問題も起こっている。  そういうことから、今回、介護保険の導入やら医療制度の改革をしなければなら...全文を見る
○小泉国務大臣 出来高払い制度と包括・定額払い制度、これは一長一短あるわけでありますけれども、今お話しのように、本来、出来高払い制度のよさの面と、今言ったような過剰検査あるいは過剰診療、過剰投薬ということを考えますと、包括払い制度のよさも取り込むべきではないかという意見も各方面か...全文を見る
04月17日第140回国会 参議院 厚生委員会 第11号
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○国務大臣(小泉純一郎君) これは、産業廃棄物以外の問題でも起こってくる可能性はあると思います。国の一般的な基準と地方自治体の住民との考え方の違い、この問題、法律的な問題もあると思います、事務的な問題も。
○国務大臣(小泉純一郎君) 将来も国の基準よりももっと厳しくしょうという自治体が出てきて、この問題が起こらないとは言えません。どうなるかわからないけれども、ともかくこの産業廃棄物にかかわる問題で、国、地方団体、事業者、住民がよく協議することが必要じゃないかと。今の段階であり得ない...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) これは従来から選挙の争点になっていますね、地方自治団体では。候補者がごみの有料化をしますとなると、違う人は無料化します、結構争点になっています。私は市町村の判断に任せるべきじゃないか、やろうと思えば当然できると、そう考えます。
○国務大臣(小泉純一郎君) 現在の社会、これからリサイクル型社会にしていこうという御趣旨、賛成であります。もう使いましょう、捨てましょうという時代ではなくて、いかに今まで人類が努力していろいろ便宜をこうむってきた文明の利器、それによって同時に被害を受けている面が多方面で出ておりま...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 私は、このダイオキシン問題というのを深刻に受けとめております。余り一挙に顕在化していないけれども、見えないところでじわじわと相当深刻な影響を及ぼしているんではないか、いわゆる汚染されているんではないかと私は感じています。  ですから、これは世代間にわ...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) フロンがオゾン層を破壊するという問題は、数年前でしたか、これは日本だけじゃなくて世界で非常な問題提起がされて、私も大変関心を持って見ていたんですが、最近余り問題にならなくなったなと、ちょっと心配してきたんです。  これは、厚生省とか日本だけじゃなくて...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) なぜ安定型というふうに名をつけたのかちょっと不思議に思うぐらい、不安型処分場と言ってもいいんじゃないかと思うぐらいに現状はお寒い状況がかなりあるように見受けられます。  この安定型処分場をなくすことはできませんが、今言われたような非常に不安な点、安全...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) まず、廃棄物の処理施設、これを確保することが必要である。その処理施設は、安全で適正に処理しなければならないということが大事だと思います。そして、排出事業者に責任を持ってもらう。なおかつ、この大量消費、大量廃棄という今までのあり方も見直しまして、できるだ...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) この廃棄物の問題は、大変重要でかっ解決の難しい問題でありますが、実際今、廃棄物処理場を確保するということも非常に困難になっているんですね。この仕事をやってもらわなきやならない。ところが、なかなか民間業者も、やっても規制は厳しい、住民からは反対される。結...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) ただいま御決議のありました附帯決議につきましては、その御趣旨を十分尊重して努力したいと思います。
04月18日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第18号
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○小泉国務大臣 長年この問題にかかわってきた方々が法案を提出され、審議を重ねて、ここまで多くの国民の関心を集め、いよいよそれぞれの議員も賛否の判断をしなきゃならない状況まで議論を進めてきた御苦労に対しましては、心から敬意を表したいと思います。  私は専門家ではありませんから、死...全文を見る
○小泉国務大臣 施設を限定すべきだという御意見、もっともだと思います。  厚生省としては、臓器の提供が必ずしも多く期待できない当初の段階においては、実施施設を限定された施設に集約していくことは、移植医療の技術の向上や国民の安心感を高める観点からも適切なことと考えており、このこと...全文を見る
○小泉国務大臣 これは、長年議論されている段階で、政府部内におきましても賛否両論あり、人の死という、定義するのには社会的通念、いろいろ問題がある、相当時間がかかるなということで、議員の見識によって議員みずからこの問題に結論を出そうじゃないかということで議員提案なされたものであると...全文を見る
○小泉国務大臣 私は、この法案ができたからといって、臓器を提供すべきだという考えはありません。それは、本人が、臓器を提供したいという方が、臓器を受けたい人があるとき、その素直な感情を法的にも整えていこうじゃないかということであって、この法律ができたから臓器を提供しようなんという考...全文を見る
○小泉国務大臣 この問題は、そういう死に対する気持ちが国民さまざまであり、法律を制定しないとできないということで持ち上がってきた案じゃないでしょうか。法律で押しつけるのではなくて、脳死はどんな治療を行っても絶対生き返らない、本人の臓器を提供したいという意思がある、患者もその意思を...全文を見る
○小泉国務大臣 一つの御意見だと思いますが、私は、国会の意思を明らかにするというのが法制定だと思います。そして、今御指摘の点が乗り越えられなかったからこそ移植ができなかった。そういう御苦労をして案を出されたわけでありまして、私は、国会の意思をあらわすのだったらば法律制定が最も国民...全文を見る
○小泉国務大臣 この移植法案に限らず、医療に対する不信感を取り除くということと、医療に対する信頼を確保していくということは、これからも大変重要なことだと思っております。  特に、今回の移植につきましては、臓器を提供していただく方、御家族、そして受けたいという方の体なり気持ちに対...全文を見る
○小泉国務大臣 常識で考えて、脳死はどんな治療を行っても生き返らない。脳死か心臓死か、現場の家族は私は知らないと思いますね。医者が判断する。脳死だけれども、心臓死まで治療してくださいと、私は家族が言うとは思いませんね。そして、この脳死の今の場合は、臓器を提供したいという方と受けた...全文を見る
○小泉国務大臣 それは、医学の進歩によって、今は治らない病気でも治る可能性は私は否定しません、今までも随分そういうことが起こってきたわけですから。しかし、現在考えられる限り、脳死は決して蘇生しないというのは、世界の医学水準においても、日本の水準においても定着しております。それは、...全文を見る
○小泉国務大臣 それは一つの画期的な医学技術として、今後、私も大いに期待したいと思っております。それはまさに医学の進歩につながるわけですから、そういう点については、脳死のこの移植とは切り離して対処すべき問題ではないかなと思います。
○小泉国務大臣 私もその意見に賛成です。
○小泉国務大臣 ただいま御指摘のように、我が国財政は非常に深刻な状況にあります。そういう中で、社会保障制度、わけても今回御審議をいただいております医療保険制度の改革案につきまして、国民は非常に関心を持っておりますし、この医療水準を何とか維持、高めていきたいという気持ちを持っている...全文を見る
○小泉国務大臣 民営化できるところはすべて民営化していかないと、なかなか行政というのは効率的に機能していかないと思うのであります。私は、医療機関においても例外ではないと。  昔だったらば、官がやる、これは公共的である、民間は公共的な分野はできないのだ、大事な仕事は官がやるのだ、...全文を見る
○小泉国務大臣 田中眞紀子議員から、私もじかにその趣旨、お話を伺ったことがあります。大変熱心に取り組んでおられて、今、自民党の社会部会、文教部会、両方の部会で協議が進められているということも伺っています。  教員になる若い人たちは、最近、核家族化していまして、家に祖父祖母がいな...全文を見る
○小泉国務大臣 今までの薬価の決め方によりますと、先発品の努力は後発品に比べて評価しなければならない点があったと思いますね。新薬を開発するには、実験をするにしても、研究投資にしても大変なものだと思います。そういうことから、そういう労力に比べれば、後発医薬品はかなりそういう手間を省...全文を見る
○小泉国務大臣 いかに税金を使って、公費を使っているからといっても、細か過ぎると私は思いますよ。細か過ぎる、決めるのが。この公定の矛盾が出てきている部分です。だからこそ、この公定価格制度にもう限界が来ているのであって、これでは企業の自主性が発揮できないなと。  統制経済、市場経...全文を見る
○小泉国務大臣 私が平成元年に大臣に就任したときも、この医薬分業、大事だと言ってやってきたわけですが、今二割ちょっと超えたぐらいですか、これは今後とも医薬分業を推進していくのは大事ですから、せめて国立病院は率先垂範して医薬分業を推進していく体制をとっていくべきだと私も思います。
○小泉国務大臣 その議論、私は否定いたしません。手続が煩雑だというのだったら定率がよかったのですよ。お医者さんも、それはだめだと言うわけでしょう。いかにまとめるのが困難か。根拠も、そうすると月千二十円もどういう根拠なのかというと難しいですね。かなり合理的説明が難しいのが今の医療制...全文を見る
04月23日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第20号
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○小泉国務大臣 薬価の算定基準について、現行制度ではもう限界があるのではないかと、この委員会におきましても各委員から御指摘もございました。今のお話を伺っておりましても、現行方式での価格設定については無理がきているなという感じを持っておりますので、この法案が成立次第できるだけ早く、...全文を見る
○小泉国務大臣 難しい問題だと思いますが、毒にも薬にもならない薬というのはやはりあるのじゃないですかね。精神的に安定する、これを飲んでいると何か効くような気がするという薬も中にはあるのじゃないか。  医者にしても、決して効かないわけじゃないということは、効いているともとれますし...全文を見る
○小泉国務大臣 今までの御議論を踏まえ、なおかつ、審議会等の建議もございます。今後、この法案が成立次第できるだけ速やかに、そういう意見、御批判を踏まえて、抜本的な改革案をぜひとも厚生省でまとめて、その案を国民に十分考えてもらう期間をつくりたい。また、いろいろな識者から批判を仰ぐ、...全文を見る
○小泉国務大臣 この膨大な作業量をどうやって細かく一々やればいいのか。一方においては、細かくすればするほど費用にしても大変な額がかかってくる。その点、どうするかというのは、これから大事な検討課題だと私は思っております。
○小泉国務大臣 日本の国民の考え方もG7の国とは違いがあると思いますね。どちらかといえば患者さん自身も、お医者さんからじかにもらいたい、また別に足を運んで薬局に行くのも面倒だという考えもあるのだと思います。脳死の問題につきましてもG7の国と日本の国と随分国民性が違うように、お医者...全文を見る
○小泉国務大臣 今のままでいいということになりますと、患者負担はこれ以上ふやすのは嫌だといいますと、結局、税金をもっと投ずるか、保険料をもっとふやすか。増税も嫌だというと、若い人に、もっと先にツケを送るかということになってしまうのですね。  だれでも、医療サービスを受けるのは、...全文を見る
○小泉国務大臣 とかく同じ職業の人は、できるだけサービス競争を避けようとする傾向がどの職業にもありますね。国会議員の場合でも、現職優先となると、新規参入を、新人のサービス競争をできたら避けたいなという気持ちは結構存在していますね。医療間でも私はそうだと思うのです。弁護士の間でもそ...全文を見る
○小泉国務大臣 やはり名医もいればやぶ医者もいるのですね。そういう被害を私もちょくちょく聞きます。健康診断を毎年やっている人も、診断を受けて翌年の診断を受ける前に、何ともないと言われたのにがんで死んだということをよく聞きます。何のための健康診断だったのだろうかというのはちょくちょ...全文を見る
04月25日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第21号
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○小泉国務大臣 今、昭和四十八年当時からの状況、お話ありましたけれども、当時の状況と現在の状況とはがらりと変わってまいりました。  昭和四十八年当時の高齢者の医療無料化というのは、財政的にも余裕があった、そして多くの高齢者も望んだ、政治的にもそれが可能だったということで実現でき...全文を見る
○小泉国務大臣 財政構造改革会議におきましても、一切の聖域なしに、前年度マイナス予算を組むという大方針で当面やるということになっております。  私も先日、その会議に出席いたしまして、社会保障関係も一切の聖域なしでやるという方針だけれども、これは他の予算と違って、年金にしても医療...全文を見る
○小泉国務大臣 医薬品産業、これは日本にとりましても大変重要な産業だと思います。国際的に通用する薬を開発する、国内的にもできるだけ安い薬を供給する、さらにこれは知識集約産業ですから、今後、日本の科学技術研究という観点、医学の日進月歩の進歩状況、こういうことからできるだけ基礎研究等...全文を見る
○小泉国務大臣 「当分の間、」という言葉は非常に便利な言葉で、期間を何カ月とか何年とか区切らないで、いろいろな状況を見ながら決めるという、極めてあいまいといえばあいまいなんですが、大事なことは、この脳死法につきましては、脳死状態から心臓死に至る間でまだ生き返る可能性があると思って...全文を見る
○小泉国務大臣 しかし、脳死になっているけれども、家族が、いや、これはまだ死じゃない、心臓死までやってくれと言う家族もいないとは言えない。私だったら、常識的に考えて、それではもう結構ですと言う家族の方が圧倒的に多いのではないかというふうに思うのです。
○小泉国務大臣 将来、今の財政状況、この赤字国債、高齢者がふえる、若い世代の保険料がふえる、そういう中で、高齢者だけ特別扱いといいますか、特別に軽い負担でこの医療保険財政がもっかというと、なかなかそうにも思えない。国民健康保険は三割負担をしていただいている、健保の方は二割負担して...全文を見る
○小泉国務大臣 固まっているかどうかはともかく、その介護保険導入時においては、医療保険の制度改革においても、かなり総合的な、抜本的な改革の方向が示されているような案を出したいと思っています。その中においては、私は、高齢者においても一割程度の負担、どういう方法があるか、まだこれから...全文を見る
○小泉国務大臣 政府案として出すためには、当然、与党と協議して、閣議決定がなされると思います。それには相当時間がかかる。しかしながら、その前に、厚生省案としてはそれよりはるか前に出したいと思っております。
○小泉国務大臣 この法案が成立し次第、できるだけ速やかに出したいと思っています。
○小泉国務大臣 三十年間かかってもできなかったのです。すぐ出すのは、法案成立前に出すのは困難です。
○小泉国務大臣 この三十年間の経緯、本法案を出した昨年来の与党内初め審議会、また野党の御意見を踏まえて、いかに医療保険、医療制度の改革案が難しいか。あちらを立てればこちらが立たず、こちらを立てればあちらが立たず、片一方では賛成、片一方では反対、どんな案を出しても賛否両論出る、そう...全文を見る
○小泉国務大臣 程度というのは、これまたあいまいな言葉でありますけれども、そのときの状況によって違ってきますね。  それは、今、国民健康保険に入っている人は三割負担しておられる。健保に入っている方は一割から二割にしていただく。今、高齢者は定額ですけれども、これは一割にもなってい...全文を見る
○小泉国務大臣 私の考えとしては、一割程度の負担、これは過重な負担とは言えない、そう思っております。
○小泉国務大臣 一つの案として大変参考にしてみたい、傾聴すべき御意見だと思います。
○小泉国務大臣 大阪の病院について、名前は具体名を挙げるのは控えますが、この問題については、私も、なぜこんなことが行われたのか、当初半信半疑だったわけです。そして、早急に調査を指示いたしましたけれども、調査をすればするほど驚くべき実態が明らかになってきた。厚生省だけではこれは調査...全文を見る
○小泉国務大臣 効率的な質の高い医療ということを一口に言うのは難しいと思いますが、お医者さんから見れば、この患者はどこが悪いのか、ぴたりと当てるというのは至難のわざだと思います。検査も、ここだけ検査すればいい、患者にとっても余計な検査をされない方が体は楽なんです。費用から見ても、...全文を見る
○小泉国務大臣 それは、薬が必要な病気なのか、本人が不摂生をしているのか、両方あると思いますね。例えば、胃もたれとか便秘とかいうのは、普通の体である限り、胃もたれだったら食事をしなければいいのですね。薬飲むよりも、少し食を控えなさい、便秘だったら運動してもっと野菜、繊維のあるもの...全文を見る
○小泉国務大臣 三時間待って三分診療というのは、これは私は一つのごろ合わせといいますか、三時間待つのは本当でしょう。それで、実際は十分、十五分診ても、三時間と三の方がごろ合わせに都合がいいから、わかりやすいということで三分診療というのが言葉としてはやってきたのだと思いますよ。実際...全文を見る
○小泉国務大臣 先ほども申し上げましたけれども、出来高払い制度のよさも十分あります。定額払い制度の、今言ったような、必要な治療が行われないのではないかという危惧、欠点もあると思います。どっちの制度をとるにしても一長一短は出てくると思います。  しかしながら、現在、出来高払い制度...全文を見る
○小泉国務大臣 お医者さんからいただいた薬を、飲まなかった分を返して、そのお金をまた返してもらうというその案というのは今初めて伺いまして、これは考えようによったはいい案だと、現実的にどうなるのか、検討させていただきたいと思います。
○小泉国務大臣 委員の言っているとおりだと思います。これは告知すべきだ。そのようにさせます。
○小泉国務大臣 この問題は、厚生省の医薬分業を推進するという趣旨を、文部省なり大蔵省なりがよく理解していなかったと私は考えています。省庁の縄張り意識を捨てて、医薬分業を進めるためにどうやって限られた財源を活用していくかという観点から考えると、これは若干問題があったなと。  確か...全文を見る
○小泉国務大臣 今回の患者の負担増、また薬剤一種類十五円、この負担というのは、考えてみれば、この負担がなかったから国民は負担がないとは言えないのです。それじゃ、今回、現行法どおりすると言ったらば、どこかが、だれかが負担しなければならない。結局、このままがいいと言ったら赤字国債でし...全文を見る
04月30日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第22号
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○小泉国務大臣 今後、医薬分業を進めていくということを考えますと、医薬品の専門家である薬剤師の資質向上というのは不可欠だと私も考えております。この六年制の問題は、文部省とも協議しなければなりませんので、この点についてはよく協議して、今後検討を進めていきたいと思います。
○小泉国務大臣 御指摘のとおり、被保険者も、そして保険者も、医療機関も、お互いの役割と責任というものを自覚しながら、これから医療保険制度の抜本的改革に取り組んでいかなきゃならないと思います。  被保険者は、お互い助け合うという観点から保険料を出して、保険料を負担していただく、ま...全文を見る
○小泉国務大臣 地域において、医療費が低い、しかし元気で長生きだというところとそうでないところ、それぞれ参考にすべき点、いろいろあると思いますが、同時に、その地域の人の考え方の差もあるのじゃないでしょうか。  長野県と北海道の例がよく出されますが、今話されなかった中に、長野県は...全文を見る
○小泉国務大臣 私も、健康診断というのは前にしたのですけれども、して、何か苦しい薬を飲まされて結果的に何でもないというとき、何かやって損したなという気分もあって、苦しんだだけということで、これじゃ、する必要ないのじゃないかというような観点で、そんなに自覚症状がなかったらばしないと...全文を見る
○小泉国務大臣 一定の地域に脳卒中が多いというのは、食生活にも随分関係があるのではないでしょうか。それと、寝たきりの方が多いというのも、リハビリによってはそういう状態から免れるということでありますので、まず食生活に日ごろの心がけを持っていただく、そして不幸にしてそういう病気に見舞...全文を見る
○小泉国務大臣 私は今までの負担がむしろ若い人に比べて軽過ぎだと思うのであります。若い方々は、自分は病気にならないけれども保険料を負担している、このまま高齢者がどんどんふえる、この給付と負担の均衡をどう図るかということで、国民健康保険に入っている方は三割負担している、若いサラリー...全文を見る
○小泉国務大臣 統計というのは、調査対象とか標本とかによってそれぞれ違ってくると思いますが、現実の、実際に携わっている方から聞いてみると、この解明は困難だということであります。むしろ私は、今後、こういう不透明性がないような薬価基準を決めた方がいいのではないか、前向きに今のような制...全文を見る
○小泉国務大臣 だれでもこの国民皆保険制度を維持していこうと思っていると思います。保険に入っていると適切な医療が受けられる、この制度を安定的に運営していくためには、国民全部が給付を受けると同時に負担をしていくということでこの制度は成り立っていくわけでありますので、その給付と負担の...全文を見る
○小泉国務大臣 お気持ちはわかります、抜本的な改革をやれと。しかし、三十年間できなかったのですね。それも考えていただきたい。そして、財政的な逼迫状況だからこそ、抜本的改革をしなきゃならないという機運が出てきたと思うのです。不十分だといいながら、ともかくまとめた。このまとめた経緯を...全文を見る
○小泉国務大臣 一段ロケットが今回の案であります。その辺を御理解いただきたいと思います。
○小泉国務大臣 議院内閣制、政党政治の民主主義下においては、それぞれ協議の場があると思います。当然、この委員会も協議の場であります。今回、与党三党そして民主党と非公式な協議が今始まっておりますが、各政党の内部においてもさまざまな意見が交錯している。その政党内を一つの意見にまとめて...全文を見る
○小泉国務大臣 きょうは四月三十日ですから、これは幾ら何でも五月一日を期待していると言えないのはわかっています。もう五月一日は不可能だと認めざるを得ません。しかし、できるだけ早期に成立させていただきたい、その努力に期待しているところであります。
○小泉国務大臣 医薬分業体制を整備、促進して いくためにも調査は必要だと思います。これからも、どうしたら国民の理解を得ながら医療関係者に医薬分業促進体制をとっていただけるか、積極的に対応をしていきたいと考えます。
○小泉国務大臣 デット・ジ・アンサーズ・キャンペーン、答えをもらおう運動というのですか、どういう薬を使われているのか、患者さんにしてみればその答えが欲しい、よく説明してほしい。これは、インフォームド・コンセントの説明と同意、よく説明して同意を得てから治療をするというお医者さんと患...全文を見る
○小泉国務大臣 少子化対策については、医療の面だけでなく、ほかの問題も幅広く検討していただいていますし、少子化の原因というのは一様ではないと思います。さまざまな原因があるということで、これから少子化対策というのに対して、どういう原因からこのような少子化になっているのか、また、この...全文を見る
○小泉国務大臣 そのとおりです。
○小泉国務大臣 それはやってみなきやわかりませんが、今までの改革の手法も内容も違ってくると思います。がらりと違ってくる。まず、厚生省が案を固めて出すということは今までできなかった、しなかった。それを今回やろうというのですから、そして、その案によって審議会が賛成するのか反対するのか...全文を見る
○小泉国務大臣 やってみなきやわからないと申し上げたのは、やってみた案がこれだけ批判を浴びているのです。各党がよかれ、利害関係者がよかれと思った案がこれだけ批判を受けているということを我々は反省しなきゃいかぬ。いかにこの医療保険改革というのは、あちら立てればこちらが立たず、こちら...全文を見る
○小泉国務大臣 地方がどの程度自主性を発揮していくかということと関連してくると思いますが、地方は地方で、その財源状況、財政状況は違います。その中で、どの分野に地方の財政を優先順位をつけて使うかというのは、当然、地方に裁量権がありますから、国が一定の基準を示した中で、私は、地方が判...全文を見る
○小泉国務大臣 それは、今、医療費全体の額に対する、国民健康保険は三割、健保に入っている人はこれから一割から二割にする、高齢者は率じゃなくて額、定額になっているということでありますので、もし定率ということになれば、医療費全体に対して何割かというのがわかりやすいのではないかなと思っ...全文を見る
○小泉国務大臣 それは、基準の決め方によって、一割がいいのか二割がいいのか三割がいいのかによって違ってくると思います。今、国保は三割ですけれども、これだって、それじゃ全体を、国保も二割、健保も二割、高齢者も二割にしようという意見も一部にあるくらいですから、その場合どうするのか、そ...全文を見る
○小泉国務大臣 私の率直な気持ちとして言えば、現在、定額ですけれども、お年寄りでも一割程度の負担は過重な負担ではないというふうに言っているのが今までの答弁の趣旨であります。
○小泉国務大臣 それは、今後、若い世代、高齢者、そして診療報酬とか薬価基準とか医療提供体制全体をひっくるめた中でどういう議論が出てくるか、その中で判断をさせていただきたいと思います。
○小泉国務大臣 現代の西洋医学ではわからない点で効果を発揮している、はりやきゅうやマッサージもその一つだと思います。  私も今まで、はりなんというのはちょっとどうかなと思っていたのですよ、率直に言うと。あのはりを体に刺して血が出ない方がおかしい。ところが、ある人から、いいところ...全文を見る
○小泉国務大臣 いや、私は効果がないというのじゃないのです。効果は大いにあると言っているのです。だからこそ、活用の仕方を検討する必要があるのではないかと思います。
○小泉国務大臣 ただいまの御指摘も含めて、審議会のいろいろな議論も賛否両論あったようであります。そしてまた、この医療保険と年金との関係もあるという議論もあります。今の御意見も踏まえまして、今回できませんでしたけれども、今後の抜本的な改革の中で検討をしていかなければならない問題だと...全文を見る
○小泉国務大臣 今回の改正案は、総合的な、抜本的な改革案への一つの段階的な案だと理解しておりますが、その中で、今の審議されております法案について、今、各政党間で改正の余地はないかという協議が行われていると聞いております。その辺を踏まえて、総合的な改革に結びつけるものがあれば柔軟に...全文を見る
○小泉国務大臣 医療保険にしても、年金にしても、介護にしても、そのサービス、給付を受ける人と、その受ける背後には負担している人がいるということを我々は忘れてはいけないと思うのであります。若い方々は、自分は病気をしないけれども、保険料は高齢者以上に負担している。高齢者ということに対...全文を見る
○小泉国務大臣 今回も改正案でありますから、当然、改革案なんです。このまま放置していくとますますツケを先に送っていくだけだ、これではならぬということで、今回、一定の負担を患者さんにお願いしていただくということでありますので、これがすべてとは言いません、第一段階だ、総合的な改革につ...全文を見る
○小泉国務大臣 今、患者さんに対する負担だけを言っていますけれども、患者さんに対する負担をなくすれば、それじゃどこが負担するのでしょうか。保険料を負担するのでしょうか、増税するのでしょうか、企業に負担させるのでしょうか、赤字国債を発行するのですか、何ら改革できない。  そういう...全文を見る
○小泉国務大臣 それがいまだにできないのです。いかに難しいか。三十年来できなかった。去年の選挙から十二月の予算編成まで、時間が限られています。しかし、基本的方向を見せたい、三月末に政党で決めたいと言っていたのに、なおできない。いかに難しいか。  でありますから、私は今回、総合的...全文を見る
○小泉国務大臣 安易に若い世代にツケを送ろうという国債発行が限度に来たということが、改革をしなければならない大きな促進剤の一つになっていると私は思います。
○小泉国務大臣 御意見の趣旨はわかります。抜本改革をまずやってから今回の案を出せということだと思うのですが、そうなりますと、赤字をほっておく状況が続いてしまう。これも大変無責任なことでありまして、それはできないということで第一段階の案を出しました。しかし、総合的な、抜本的な改革案...全文を見る
○小泉国務大臣 今まで三十年間にわたって委員会なり国会でできなかった案を、厚生省独自で責任を持って出したい。それをどう政党なり議員が判断するか。私は、今までのいき方、経緯、反省を込めて、厚生省独自の案をまとめてみたい。それを判断するのは、国会が決めることであります。
○小泉国務大臣 厚生省としては、責任を持って案をまとめたいと思います。しかし、最終的にこれを成立させるのは国会議員、政党の判断です。それは中身によっても違うでしょうが、私は、厚生省としては思い切った、踏み込んだ改正案をまとめて、あとは各党議員、国会の御審議にお任せしたいと思います...全文を見る
05月01日第140回国会 参議院 決算委員会 第2号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 御説のとおりだと思います。
○国務大臣(小泉純一郎君) 見積もりに当たっては、適正になるよう努力していきたいと思います。
○国務大臣(小泉純一郎君) 年金を担当する大臣として年金を積み立てている方々の望むところは何かと考えれば、老後に備えてその給付は多ければ多いほどいい、年金を掛けている人から見ればその保険料は低ければ低いほどいいということを考えますと、年金福祉事業団のやっている事業、大規模保養地と...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 社会保障は、まず、みずからの力によって立つ基盤をそれぞれの国民がつくる、そしてさらに、お互い足らざるところを補い合って、支え合ってよりよき制度をつくっていくという原則に立って、今後、戦後築いてきた年金とか医療とか、あるいはこれから導入する介護等、いろい...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) フィリピンにおいては戦後引き揚げは順調に進み、昭和二十二年ごろまでに集団引き揚げは終了したが、その後昭和三十年代の初めまで個別引き揚げは続いておりました。また、戦後早い時期から文通が可能であり、人の交流も自由であったと聞いております。  そこで、フィ...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 最終処分揚については、これは今後、地域の環境保全等大事な問題ですので、安全性、信頼性を向上させるように必要な措置をとるよう強く指示していきたいと思います。
○国務大臣(小泉純一郎君) 今国会においても、予算委員会においてもあるいは厚生委員会においてもかなり多く取り上げられたのがこの薬価の問題であります。現行の薬価基準また価格を決める際に不透明ではないかという御指摘がかなりの議員からございました。  これからの医療制度改革におきまし...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 薬価の問題につきましても、また製薬産業の問題につきましても、これは改革する際には大事な点でありまして、薬価基準を根本的に見直すということになりますと製薬業界の環境もがらりと変わってくると思います。この製薬産業ももう国際化を免れ得ないと思いますし、薬とい...全文を見る
05月02日第140回国会 参議院 決算委員会 第3号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 一般的に申しまして、資格のある人がやるべきだと思います。
○国務大臣(小泉純一郎君) 適切な運営がなされるように厚生省としては指導していくべきだと思っております。
○国務大臣(小泉純一郎君) 指導した結果、適切な措置がなされたということを聞いております。
○国務大臣(小泉純一郎君) そういうことがあってはならないから、適切な指導をして改善されている、当然適切な運営がなされなきゃいかぬということを答弁しているわけであります。
○国務大臣(小泉純一郎君) それは程度の問題もあると思います。それはいかぬ、注意をしたら直ちに改善したと。本来あってはならないことでありますけれども、それは程度の問題で判断される問題じゃないでしょうか。
○国務大臣(小泉純一郎君) 注意喚起を徹底して被害を最小限に食いとめる努力、あるいは被害を起こさないような努力をさらにする必要があると思っております。
○国務大臣(小泉純一郎君) 徹底した対策をとるようにこれからも努力をしていかなきゃいかぬと思っております。
○国務大臣(小泉純一郎君) 自己血輸血というのは、確かに今いろいろ言われているような、被害を最小限に食いとめる有効な方法だということを聞いております。  今後とも、この自己血輸血、この普及をどうやって図るべきか、具体的に検討して何とか普及促進に努力をしていきたいと考えております...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 血液製剤の安全性確保等につきましては、いろいろ懇談会でも検討されております。できるだけ早期に立法措置を含めて適切な対応を検討していきたいと思います。
○国務大臣(小泉純一郎君) この情報公開、できるだけできるように努めていきたいと思います。
05月06日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第23号
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○小泉国務大臣 シベリア抑留者の皆さんには、本当に同情すべき、また、お気の毒と思わざるを得ないような大変厳しい環境下に置かれていたと、私も幾つかシベリア抑留に関する本を読みまして、何と理不尽なことをされたのかと。  特に辺見じゅんさんの著作になります「収容所から来た遺書」という...全文を見る
○小泉国務大臣 私も専門的なことはわかりませんが、その臍帯血移植というものが効果的で、いいならば、これは活用する道を開くべきではないか、前向きに取り組んでいくべきだ、そう考えます。
○小泉国務大臣 遺伝子組み換え食品も、私もいろいろ説明を聞いているのですけれども、わかったようなわからないような、品種改良にちょっと技術を加えたようなものだという話を聞くとそんなものかなと思うのだけれども、現に食料というのは健康に非常に大事なものですし、アレルギーなんかも、例えば...全文を見る
○小泉国務大臣 この問題は、今、国際機関でも議論されているというふうに聞いておりますし、もし国際機関の中でこの表示が問題ないとされた場合に日本だけがそれを義務づけすることができるかどうか、そういう問題も含めて、今後、国際機関の中での議論もよく注視しておかなければなりませんので、し...全文を見る
○小泉国務大臣 遺伝子組み換え食品については、安全性に問題はないと専門家は言っていますが、これだけ国民が不安に思っている、この点を我々は重視しなければいけないと思います。各国の動向も踏まえ、そして、国民の生命と健康を守る、安全な食品を食べてもらうという観点から、私は、厚生省として...全文を見る
○小泉国務大臣 この病院のひどい運営ぶりについては、報道されたことが事実であるならば、現実にこんなことがあっていいのかと、みんな唖然とするような状況だと思います。実は、ある投書から私もこの問題を知りまして、むしろ厚生省が大阪府に対して、大阪市に対して、いかがなものか、何をしている...全文を見る
○小泉国務大臣 今御指摘の点は、患者さんも望むところでありましょうし、今後の課題として積極的に取り組んでいかなきゃならないと認識しております。
○小泉国務大臣 この新聞の調査といいますか、「遺伝子組み換え食品 七割が「抵抗感」 「表示必要」八割」、全国世論調査で「主婦、根強い不信」という記事が出ておりますが、私も率直に言って、大臣になるまで、遺伝子組み換え食品が既に日本においても何種類か食卓に供されているということを知ら...全文を見る
05月06日第140回国会 衆議院 本会議 第31号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 塩田議員にお答えいたします。  男女の労働者を支援する仕組みについてのお尋ねですが、働く両親が仕事と子育てを両立できるような環境を整備することや、また要介護者を抱える家族を支える社会的な仕組み、これを構築していくことは、これからも大変重要なことだと考...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 松本議員にお答えいたします。  子育て支援策の拡充についてですが、今国会において児童福祉法改正案を提出して御審議いただいておりますが、この法案の中におきましても、利用者の保育需要に柔軟に対応し得るような保育所制度としたいという内容も含んでおります。ま...全文を見る
05月07日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第24号
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○小泉国務大臣 健康保険法等の一部を改正する法律案に対する修正案については、政府としては、現下の財政事情等から見て問題があるものの、諸般の事情を勘案して、やむを得ないものと考えます。     ―――――――――――――
○小泉国務大臣 今回の修正案が成立し次第早急に、厚生省案としての総合的な改革案を取りまとめたいと思っております。これは当然、九月一日までに間に合わせなきゃなりません。できるだけ早くまとめて、この案を与党の協議会にもお示しする。同時に、審議会、そのときに審議会ができているかどうかま...全文を見る
○小泉国務大臣 いかなる案を出しても、国会で過半数の賛成が得られないと成立いたしません。財政状況的に穴があきますけれども、また、五月一日に施行できないという状況を考えるならば、できるだけ多くの皆さんに理解を得られやすい道をとるのもやむを得ないのではないかなと。厚生省よりも国会の意...全文を見る
○小泉国務大臣 それは、保険でそのような制限をするのか、税で制限するのか、違ってくると思います。  今、年金等は非課税限度があります。総合課税にすれば違ってくる。いろいろなやり方があると思います。確かに保険は全部くれという人もいるでしょう。それを総合課税にすれば変わってくる。保...全文を見る
○小泉国務大臣 理論は一筋ではございません。何筋もある。どれも一つの見識があって、どれが正しいというのは、なかなか言うのは難しいのではないかと思います。
○小泉国務大臣 合意案を尊重して対処したいと思います。
○小泉国務大臣 私は、委員会の運営は委員長初め理事、委員の方々にお任せして、口を出す立場にはございませんが、厚生大臣として、この医療保険関係の法案はかなり十分に審議していただいたと思っております。長時間にわたり、ほとんど議論が出尽くしたと言っていいぐらい、多くの方々に熱心に議論い...全文を見る
○小泉国務大臣 本委員会で、できるだけ早い機会に、年度内中に厚生省案としての総合的な、抜本的な改革案をまとめたいというふうに発言してまいりました。しかしながら、今回、修正案におきまして、与党の方から、九月一日までに厚生省として案を取りまとめろという方針が出てまいりました。年度内か...全文を見る
○小泉国務大臣 厚生省としては、今までの審議していただいた意見、また審議会における答申等の意見も踏まえて、総合的な案を提出いたします。それに対して与党がどう反応するか、出てみなければわかりませんし、厚生省の案をどう評価するかというのは、それは皆さんでありまして、私どもが、今出てい...全文を見る
○小泉国務大臣 厚生省としては、与党の考え方、本委員会での今までの議論の意見、これを参考にしながら、厚生省としての案をまとめるつもりでおります。それに対して与党がどういう反応をするか、これは今後の推移、経過を見なければ、今の段階で断定的に言うことは困難だと思います。
○小泉国務大臣 厚生省としての案が出た段階で各政党なり委員会がどういう指示なり判断を下すか、今の段階で言えませんが、厚生省が案としてまとまったものを世間に公にするという段階で、委員会の御指示があれば、大臣としても、役所としても、委員会に出席せよということがあれば、私どもは当然出席...全文を見る
○小泉国務大臣 総合的な、抜本的な改革をするという以上、薬価の問題につきましても思い切って現行制度を改正したい。その際、市場取引の実勢にゆだねるという原則に立って踏み込んだ改革案を出してみたいと思います。
○小泉国務大臣 新たな構造改革審議会、まだ名前は決まっておりませんけれども、その審議会が設置されるのは九月一日以降であります。その前に、厚生省は、今回の合意案によって案を取りまとめなければならない。その厚生省の出した案を、与党改革協議会においても、新しい審議会においても、私は当然...全文を見る
○小泉国務大臣 そのとおりであります。
○小泉国務大臣 厚生省は、与党のいろいろな議論、合意案、意見を参考にしながら、独自の案を取りまとめたいと思っております。それを与党協議会と審議会に提示して、国民の批判を仰ぎたいと思っております。
○小泉国務大臣 今日までの議論でもいろいろ出ていましたけれども、この三十数年来、ほぼ抜本改革の方向というのが出ていながら、なぜできなかったのか。これは、直接患者さんの負担が上がるのはだれでも好みません。これはもう安ければ安いほどいい。三割より二割の方がいい、二割より一割の方がいい...全文を見る
○小泉国務大臣 私は、健康と命にかかわる問題で、千二十円が一回五百円になった、それで行かないという人はごくまれであると言っているのであります。健康と命を考えるのだったらば、五百円程度の負担はこれはお願いしたい。  医療費というのは、税金で面倒見るか、若い人の保険料でこれを支えて...全文を見る
○小泉国務大臣 根本的な薬価基準の見直し、診療報酬の見直し等をしても今程度の負担は避けられない。当然、この法案が成立次第直ちに手をつけます。  しかし、その抜本的な改革をやったからといって、今よりも患者さんの自己負担が減るということは私はあり得ないと思います。
○小泉国務大臣 私も、政府がやっていることがすべて正しいとは思っておりません。現に赤字国債などは、特別に例外で一年限りと言っておきながら毎年出している。これは特例でも何でもない。通例になってしまっている。こういうところを見ると、今までの約束がすべて守られているとは言えない。  ...全文を見る
○小泉国務大臣 審議会が多過ぎるという批判は、かなりの方面から出ているのは承知しております。  そこで、今御審議いただいている法案においても、今後、医療制度に関する構造改革については、今までの老人保健福祉審議会と医療保険審議会、これを廃止しまして、新たに一つの構造改革の審議会を...全文を見る
○小泉国務大臣 これは、今、橋本内閣の目指しております六つの改革の中で、社会保障の改革も大きな柱であります。そして、今回の与党の合意案にもありましたように、財政構造改革で論議中のこの方針も踏まえて改革案を考えるわけですから、将来、高齢者がますますふえる、若い世代が減る中で、国民負...全文を見る
○小泉国務大臣 何度もお答えしておりますように、どのような抜本改革案、構造改革案がなされようとも、今提出している法案程度の患者負担増は避けられない。これ以上低くすることはいかなる改革案が出ても無理だということを、再三お答えしているとおりであります。総理と同様であります。
○小泉国務大臣 ただいま御決議の附帯決議につきましては、その御趣旨を十分尊重して努力いたします。(拍手)     ―――――――――――――
05月13日第140回国会 衆議院 本会議 第34号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 児童福祉法等の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明申し上げます。  児童福祉法は戦後間もない昭和二十二年に制定されましたが、近年、少子化の進行、夫婦共働き家庭の一般化、家庭や地域の子育て機能の低下、 児童虐待の増加など、児童や家庭を取り巻...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 大口議員にお答えいたします。  子育て支援基本法の制定につきましては、総理がお答えいたしましたとおりでございます。  保育所入所に係る保護者の権利については、今回の改正案によりまして、市町村に対して、希望する保育所における保育の実施について、保護者...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 保坂議員にお答えいたします。  保育所の入所方式の転換についてですが、保育所が利用者から選ばれる立場となることから、利用者の要請に即した創意工夫のある運営面での努力が図られ、私は良質な保育サービスが柔軟に提供できるようになると考えております。  ま...全文を見る
05月14日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第25号
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○小泉国務大臣 それは、負担はない方がいいに決まっているのですが、低所得者に対しては、それなりに低い保険料額を設定しておりますので、これが負担できないかどうかというのはその人によって違うと思いますが、私は、負担できない範囲ではない、負担し得る、そう思っております。
○小泉国務大臣 私は、給付に見合ったそれほど無理のない、負担とは思っておりません。
○小泉国務大臣 介護保険が導入されて、その分の負担が今の医療保険の負担とプラスになっていくということには直接にはならないと思います。  介護保険を導入することによって、今まで医療保険の方にかかっていた費用の中でも重複する場合がありますから、介護保険が導入されて、今までの医療保険...全文を見る
○小泉国務大臣 それは、医療保険制度の抜本改革の中で、医療も介護も国民が給付を受ける、同時に国民が負担もするという問題ですから、医療保険の負担が減ると自分がプラスになるという一面的なとらえ方は私はしたくないと思う。介護保険制度、医療保険制度あるいは年金制度、いずれも給付の裏には負...全文を見る
○小泉国務大臣 これからは高齢者がふえてまいります。すると、国民負担率がふえてくる。このままであったら大変多くなって、負担にたえられないから、今、抜本改革をしようというのであって、私は、介護保険制度の導入をやって、今までの保険料の負担が軽くなるとは思っていません。年金、医療に介護...全文を見る
○小泉国務大臣 先日、ALSの恵者ざんと御家族の皆さんにお目にかかりまして、その御苦労、苦痛、大変だなと実感いたしました。  そこで、このALSは、加齢に伴う単なる疾病、障害ということだけでなくて、若い人にも発生しますし、この難病によってむしろ障害になってしまうという面が強いわ...全文を見る
○小泉国務大臣 それは介護手当とかどうかということはまだわかりませんが、新たな対策は必要だと思っております、難病を含めて。その点も検討させていただきたいと思います。
○小泉国務大臣 仕組みなりこれからの拡充策等は幾ら口で言っても、現実に実施されていないわけですから、それはある程度不安があるのはやむを得ないと思います。  初めての制度を導入する、どんな制度でも、いい面もあればあるいは弊害点も出てくると思います。しかし、今の社会におきまして、だ...全文を見る
○小泉国務大臣 先ほどの北側委員の質問でもこのALSの問題を指摘されまして、大変ALSの患者さんが御苦労されている、また、それを支えておられる御家族の方の御苦労も一方ならぬものがあるということは、私も重々理解しているつもりであります。先日もお目にかかりまして、今もこうしてこの委員...全文を見る
○小泉国務大臣 お話しのとおり、どういうサービスを受けるか、選ぶためには情報がなければ選ぶにも選べない、当然だと思います。情報によって、うちはこういうことをしていますよ、よそのところはああいうことをしている、情報によってどういうサービスを受けられるかということをいわゆる消費者が決...全文を見る
○小泉国務大臣 これは、この介護保険制度を導入する際にかなり議論された問題であります。  そこで、現金給付を導入した場合に伴う問題点として主に三つありました。一つは、現金を支給したからといって、それが介護サービスに使われる保証はなく、高齢者の生活が改善したり、家族による適切な介...全文を見る
○小泉国務大臣 介護保険制度が導入されようとして、導入された場合にはどういう点が問題点か、また、よりよいものを目指そうとしている皆さんの御意見というのは私も十分理解できます。  しかし、今までの日本の戦後の社会保障制度の歴史を振り返ってみますと、よくここまで日本も進んできたなと...全文を見る
○小泉国務大臣 この介護保険制度が導入されれば、必ず苦情が出てくると思います。その際に、苦情処理機関がどこにあるからというよりも、身近な市町村に出てくる、あるいは、身近な公的な機関に出てくる。そういう点を考えますと、私は、身近に、苦情処理を的確に受け付けるようなところが必要である...全文を見る
05月14日第140回国会 参議院 本会議 第24号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 山下議員にお答えいたします。  ダイオキシンの基準の見直しについてですが、今回の八カ国環境大臣会議における合意は新しい視点からの提案であると受けとめておりまして、乳幼児を含めて国民の健康を守るということは最も大事であるという視点から、今後、WHO、O...全文を見る
05月16日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第26号
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○小泉国務大臣 各地方自治体の長の取り組み方、熱意、そして住民のこの介護保険制度に対する関心、これは大いに影響してくると思います。そのような期待なり関心を受けて、厚生省としても基盤整備拡充のために関係省庁と連絡をとって、保険あってサービスなしという状況にならないように整備を進めて...全文を見る
○小泉国務大臣 さまざまな介護サービスを提供するということの場合には、そのような参入がいわゆる消費者といいますか、介護を要する人のためになるかどうか個別に対応して、適切に対応していくのが筋ではないかと思います。個別に対応していきたい。
○小泉国務大臣 この介護保険の導入の問題については、昨年から、早く導入せよという意見から進んできた問題でありまして、いざ具体化していきますと、いい面だけではないな、給付の陰には必ず負担があるからという問題がだんだん明らかになってまいりました。  本来であれば、去年の衆議院総選挙...全文を見る
○小泉国務大臣 介護サービスを受けるためには、どの程度の状況か、当然、認定の手続が必要なわけでありますので、受けられた希望者、申請者からいえば、認定で、この介護サービスが必要だ、そうでないという人に対しては、私は不満が出てくるのは想像できます。  しかし、その混乱を最小限に食い...全文を見る
○小泉国務大臣 医者と患者の信頼関係を維持するということは大変大事なことであり、説明して理解を求める、どういう病状か、そして、同意を得た後に適切な治療行為を行うというのが医療のあるべき姿だと私は思っております。  それが、全部のお医者さんがそのようなことをしているかというと必ず...全文を見る
○小泉国務大臣 これは今後の検討ですが、審議会等でも定率というのは多数意見であったということですから、それも十分検討して、今後、抜本改革の中で議論をしていきたいと思います。
○小泉国務大臣 規制緩和の流れの中で、消費者保護をどういうふうに図っていくか。何でも役所が有料老人ホーム協会に対して口出しすべきではないという考えもありますが、入居者からしてみると、こういう協会があるのは安心なんだという安心感を持っていると思います。  しかし、そういう中で、今...全文を見る
○小泉国務大臣 公共事業のあり方を厳しく見直すということは必要だと思います。そして、この諫早湾の干拓の事業についても、私は地元の問題もあると思います。地元の意見をよく聞くことが必要だと思います。地元が、干拓も必要だ、防災も必要だ、また事実、水害に遭って大変困っているという実情もあ...全文を見る
○小泉国務大臣 私も、つい最近この諌早湾干拓の問題ということを知ったわけで、この水門を閉じればどうなるかというのは、専門的な知識を持っておりません。今聞くところによりますと、水門を締めることになると、かえって地元が困るという声も強いと聞いております。その点について、私は正確な判断...全文を見る
○小泉国務大臣 介護保険事業の運営主体は市町村でありますので、その市町村は今後大変大きな役割を担っていくと思います。その役割を果たすために、円滑な財政措置というのは国としてもきちんと考えていかなければならないと思います。
○小泉国務大臣 なぜ介護保険を導入する必要があるか。これは、介護を必要とする人たちが二百万人を超えて、これから毎年十万人増加する、このままもう放置できないという声にこたえて、多くの関係者、議員の皆さんが、早くこの介護保険制度を創設しようということで、昨年来鋭意御努力をいただき、よ...全文を見る
○小泉国務大臣 ただいま議題となりました児童福祉法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概略を御説明申し上げます。  児童福祉法は戦後間もない昭和二十二年に制定されましたが、近年、少子化の進行、夫婦共働き家庭の一般化、家庭や地域の子育て機能の低下、児童虐...全文を見る
05月19日第140回国会 参議院 本会議 第26号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 関根議員にお答えいたします。  脳死についての世論の状況についてでありますが、最近の新聞報道によりますと、調査の中には若干異なる結果のものもありますが、各種の世論調査等の結果を見ますと、脳死はいわゆる人の死である、脳死状況からいかなる治療を施しても生...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 水島議員にお答えいたします。  脳死判定を行う者の資格についての御質問ですが、脳死判定基準として考えております竹内基準におきましては、脳死判定を行う医師については、移植と関係がなく、かつ脳死判定に十分な経験を持つ医師が二名以上で行うこととなっておりま...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 山崎議員にお答えをいたします。  脳死後の医療費等はどうなるかでありますが、中山案においては、脳死を人の死と認めることをちゅうちょする人に配慮するという観点から、健康保険法等に基づく医療の給付に継続して脳死体へ処置された場合にも、当分の間、医療の給付...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 谷本議員にお答えします。  人工臓器の開発についてのお尋ねですが、厚生省としては、今後とも積極的に研究開発の推進等に努めていきたいと思います。(拍手)
○国務大臣(小泉純一郎君) 一井議員にお答えいたします。  海外の移植医療の現状及び日本の移植医療水準についてですが、脳死体からの臓器移植は、欧米豪で、一年間に心臓移植は約三千六百件、肝臓移植は約六千二百件の移植が行われており、既に一般医療として定着しているものと理解しておりま...全文を見る
05月21日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第27号
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○小泉国務大臣 介護保険法案及び介護保険法施行法案に対する日本共産党の御提案による修正案については、政府としては反対であります。     ―――――――――――――
○小泉国務大臣 税か保険かという議論は、いろいろ今までの御審議の中でもしておりますが、私は、税と保険の組み合わせを適切に考えていくのがいいのではないか、特に、現在におきましては、年金についても医療についても保険方式が定着しておりますので、介護についても税と保険との組み合わせ、その...全文を見る
○小泉国務大臣 税と社会保険、両方、適切な組み合わせが必要ではないか。もちろん、介護の場合には自己負担と保険料と税、その組み合わせですから、この点については、どういう組み合わせがいいかというのは、その時々の財政状況、経済情勢によっても違ってくると思いますけれども、保険料なくして税...全文を見る
○小泉国務大臣 一般的なことから申しますと、目的税よりも一般財源でいろいろな必要な支出を賄った方がいいとは思います。しかし、今の社会保障制度を全部税で賄うということになりますと、現在の財政状況を考えて、かなりの増税をしなければならない。果たして理解が得られるか。ということから考え...全文を見る
○小泉国務大臣 これは、前にも答弁いたしましたけれども、社会保障制度に関する考え方の問題だと思います。  昭和二十五年度において、社会保障制度審議会の勧告に、次のようなことが言われております。  国民が困窮におちいる原因は種々であるから、国家が国民の生活を保障する方法ももとよ...全文を見る
○小泉国務大臣 この介護保険法案においても、社会情勢の推移を見きわめて検討するという条項も入っておりますし、国費の割合については、今後、検討する場合も当然出てくると思います。
○小泉国務大臣 それは、上げるか下げるか、そのときの社会情勢によっても違ってくると思います。それはまた、サービス状況、民間の参入度合い、国民の感じ、すべて、上げるのも下げるのも検討の対象になり得ると思います。
○小泉国務大臣 高齢者に対するこの介護保険制度は、いざ法を施行し実施していく中で定着していくと、将来は要介護者には全部適用するという方向になってくるのじゃないか、私はそういう感じを持っておりますが、まずは高齢者に対してこの介護保険制度を導入しようということで、その実施状況を見なけ...全文を見る
○小泉国務大臣 介護保険と医療保険、できるだけ整合的に両者が相提携協力してこれからの社会保障制度を支えていこうという観点からすれば、私は、介護保険制度、医療保険制度、それぞれ連携していく必要があると思いますから、この抜本改革案によりましても、平成十二年度に介護保険.制度が導入され...全文を見る
○小泉国務大臣 今回の介護保険制度導入は初めてのことでありますから、最初からより完全なものというのは難しいと思います。やはり当面の財政状況を見ながら、まずは一番必要としている高齢者の介護状況にどう対応していこうかというのが政治の大きな課題であるということを考えますと、私は 今回の...全文を見る
○小泉国務大臣 それは、理論的に言えば、上げることもあるし、下がることもある。しかしながら、これは、医療とか介護だけじゃありません。年金も含めて、福祉の全体を含めて、そして国民負担率の、五割以上をたえられるのか、五割以下に抑えるのか、財政状況、経済状況を見ながら決めるものであって...全文を見る
○小泉国務大臣 利用者保護と事業者の信頼性、いわばこれは規制する方と自主性の尊重の調整に関係してくる大事な問題だと思うのであります。  事業者は信頼できないという立場をとるのか、お上の方が信頼できるという立場をとるのか、これはどちらにも偏ることができない問題であって、利用者保護...全文を見る
○小泉国務大臣 この介護保険制度が導入される平成十二年度、それまでに、医療についても抜本的な制度改革をまとめなければならない。今回は介護を医療から切り離して一つの制度をつくるわけですが、当然、医療と介護は連携していかなければならない面が強いわけであります。  その中で、この介護...全文を見る
○小泉国務大臣 同感であります。
○小泉国務大臣 介護保険と医療保険との関連ですが、老人医療の問題につきましても財源を抜きには考えられません。当然、財源問題も含めた抜本的な改革を目指しております。その際に、老人医療と介護保険、当然、対象者やサービス内容も違いますが、介護保険との整合性を考えて老人医療制度の抜本的改...全文を見る
○小泉国務大臣 抜本改革を考える際には、利用者負担と保険料負担と公費の負担、この均衡をどうやって図るか、これを重視して考えていきたいと思います。
○小泉国務大臣 当然、介護保険制度と医療保険制度との関係というのは連動してくる面がありますから、介護保険制度が成立してから医療保険制度の抜本改革に手をつける場合にも、介護保険制度がどういう状況になるかということの見通しを立てながら制度改革に取り組みます。  また、制度を改革した...全文を見る
○小泉国務大臣 仮定のことをお話ししたから仮定のことを話しているのです。可能性のことを話したから、私は可能性を否定しないということを言ったまでであります。  介護法を早く成立させていただいて、平成十二年度導入を目指して早く整備をしたい。当然、医療制度は関連してきます。整合性を持...全文を見る
○小泉国務大臣 この介護法案が成立しますと、当然、この実施に向けて整備を進めていかなければなりません。そういうのを想定しながら、それでは医療保険制度をどう改革していくかという視点も、当然、抜本改革案に重視しなければならない問題だと。私は、この法案が成立してから、これを変える前提で...全文を見る
○小泉国務大臣 これから、初めての制度を導入するわけですから、当然、予定していたものと、実際やってみてこんなはずじゃなかったいう面が出てくるかもしれません。不備な点も、不十分な点もあるかもしれませんが、私は、この介護保険制度を導入すれば、なくそうという機運は起こらないと思います。...全文を見る
○小泉国務大臣 昨年来、この介護保険制度の必要性が各方面から叫ばれ、そして、各党いろいろ御苦労をいただきまして、ようやくこの法案を昨年の臨時国会に提出することができた。昨年の選挙後の臨時国会よりも、むしろ選挙前に成立を図ろうという機運が多かったにもかかわらず、まだいろいろな意見を...全文を見る
○小泉国務大臣 今までの御審議の中で御指摘、質問された事項でありますが、確認の意味ということでありますので、正確を期して答弁をさせていただきたいと思います。  介護保険事業計画の策定は、当該市町村の保険料設定の前提となるサービス水準等を定める重要な計画であり、その策定及び改定に...全文を見る
○小泉国務大臣 国保連合会における苦情処理業務については、業務の公正中立な運営が確保されるよう、事務局とは別に、苦情処理業務を担当するにふさわしい学識経験等を有する者を置くこととするとともに、当該担当の選任に当たっては、被保険者の視点で対応できるような者が含まれるよう配慮すること...全文を見る
○小泉国務大臣 サービス水準に関する経過措置は、保険者としての住民に対して直接責任を有する市町村が、地域における介護サービス基盤の整備状況等を踏まえ、サービス水準を段階的に引き上げることにより、制度施行後の過渡期において、いたずらに被保険者を混乱させることなく公平に介護サービスを...全文を見る
○小泉国務大臣 介護サービス基盤の整備が介護保険制度の円滑な施行にとって何よりも重要であると認識しており、まずは、各市町村が地域の実情に応じて掲げたサービス目標を全国的に積み上げた新ゴールドプランが確実に達成されるよう、最大限の努力をしていきたいと思います。  介護保険制度の導...全文を見る
○小泉国務大臣 介護保険料については、所得段階別の保険料とし、低所得の高齢者については負担の軽減を図るとともに、高額介護サービス費の設定に当たっても、低所得者については、医療保険における高額療養費の自己負担限度額や老人医療の自己負担額等を勘案しながら、関係審議会の意見を聞いて、適...全文を見る
○小泉国務大臣 今後、介護費用でふえる部分をどうやって賄っていくかという点は、単に介護問題だけではなくて、年金についても医療についても福祉においても共通して言えることは、公費いわゆる税金と保険料負担、利用者負担、この組み合わせをどうやってうまく調整していくかだと思うのであります。...全文を見る
○小泉国務大臣 この法案提出に至る過程で大変御努力をいただきました。この法案に対しての賛成者であります与党の皆さんの御意見、そして本委員会における審議の状況を踏まえながら、市町村における安定的な保険財政の運営及び円滑な保険者事務の執行が行われるよう、十分意見交換を行いながら、実情...全文を見る
○小泉国務大臣 介護認定審査会の意見に基づき、被保険者が利用できるサービスの種類を市町村が指定できる旨の規定は、特に、リハビリテーションの必要性が高い場合や、医学的管理の必要性が高い場合など、被保険者の要介護状態の軽減や悪化の防止に必要な場合を念頭に置いたものであり、被保険者本人...全文を見る
○小泉国務大臣 御指摘を踏まえて、しかるべき措置を講じてまいりたいと思います。
○小泉国務大臣 それじゃ、間違いないように再答弁させていただきます。  難病患者を含む若年障害者に対する介護サービスについては、御指摘の趣旨を踏まえ、高齢者に対する介護保険給付と遜色のないものとなるよう、障害者プランに基づきその拡充を図ってまいります。  また、障害者基本法に...全文を見る
○小泉国務大臣 これは、たしか議員立法じゃないでしょうか。厚生省所管じゃないものですから、発言を控えさせていただきます。
○小泉国務大臣 ただいま御決議のありました附帯決議につきましては、その趣旨を十分尊重して努力したいと思います。     ―――――――――――――
○小泉国務大臣 まず、最後の、なぜ五十年を契機にこういう改正をするのかということでありますが、別に五十年だからといって改正するのじゃないのです。この制度制定以来五十年を経過した、今、二十一世紀を控えていろいろな制度改革の時期に来ている、それに並行して、児童福祉制度そのもの、児童や...全文を見る
○小泉国務大臣 このことは参議院でも何回も指摘されまして、不登校児という理由によって教護院に入るという、そういう趣旨ではないということを何度も答弁しております。それを今繰り返させていただきたいと思います。
○小泉国務大臣 子育て支援に対する事業は、今後とも着実に推進、整備していきたいと思います。
○小泉国務大臣 少子化傾向が今後続いていくということで、今、これからの子育て計画、いろいろな重要性が指摘されております。  これについては、少子化についての原因とか対策というのは単に厚生省だけの問題ではないと思っていますし、雇用あるいは教育等、いろいろな面にかかわっていると思い...全文を見る
○小泉国務大臣 子育てをめぐる環境も時代とともに大分変わってきております。かつては、女性の仕事は家事、育児と言われておりました。このことに対して、女性も疑問に思っていなかった。男も、当然だと思っていた。今や、夫婦共働きの状況が当然、普通になってきた段階におきましては、男性も家事、...全文を見る
○小泉国務大臣 この問題は、今回の改正法案の中でもまとまらなかったから触れなかったのです。  児童扶養手当の問題ではいろいろな議論があったところであります。今のように、児童の権利に関する条約では、父母を知る権利を規定している、そして、一方では相当な生活水準等を規定している、これ...全文を見る
05月23日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第28号
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○小泉国務大臣 今回の法改正の趣旨、目的いかんというお尋ねですが、具体的に言いますと、主な点は三つあると思います。  まず第一には、就労形態の多様化等により、保育需要も多様化している状況に適切に対応し得るよう、保育所に関する情報に基づき保護者が希望する保育所を選択できる仕組みに...全文を見る
○小泉国務大臣 私は、少子化問題という重要性は私なりに認識しているつもりでありますが、少子化になったから、大変だ、何かすぐ手を打てということに対して慎重だと言っているのです。  少子化の問題は厚生省だけの問題ではない。なおかつ、今の時代に、産めよふやせよ、子供をふやせばいいとい...全文を見る
○小泉国務大臣 児童福祉法は、今お話しのように、児童は心身ともに健やかに育成されるべきこと、児童は生活を保障され、愛護されるべきこと、国及び地方公共団体は、児童の保護者とともに児童を心身ともに健やかに育成する責任を負うべきことと、児童福祉法の基本理念及び児童育成の責任について明ら...全文を見る
○小泉国務大臣 学童保育という問題がこれから大変重要だという御指摘ですが、これも大きな社会環境変化の一つだと思います。本来、保育所というのは就学前の児童が対象であったのが、最近では、小学校へ入ってからもこの学童保育をどうしていこうかと。  我々の子供のときを考えてみますと、学校...全文を見る
○小泉国務大臣 財政構造改革とこれからの予算編成に向けて密接に関連があるのですが、今言った年金改革の問題、当然、これから国民の負担を将来五〇%を超えないようにしよう、そういう中での改革にどう取り組むかという問題なんですが、まず介護保険、そして医療保険の改革がなされた後、平成十一年...全文を見る
○小泉国務大臣 まず、医療保険の問題については、健保法改正案が今国会で成立すれば、できるだけ早く、九月一日の実施の前に抜本的な、総合的な案を厚生省としてはまとめたいと思います。そして、与党としてこの八月いっぱいにまとめる材料を提供したい。  その後、年金についても、この一つしか...全文を見る
○小泉国務大臣 介護というのは、新進党は税でやれということなんですが、私どもとしては、年金も保険、医療も保険、そして、介護というのは税だけでやると必要最小限度のサービスの提供しかできないのじゃないか、それよりも、各段階のサービス、医療以上に介護の面においては、より快適さを追求する...全文を見る
○小泉国務大臣 現在は公立の方が民間を上回っているわけでありますが、これは地域によっても違うと思いますが、本来、保育事業については、民間の使命感、情熱あふれる方々が保育事業に携わる、これが私は好ましいものと思っています。しかし、公立は公立としての役割もあります。そして、サービス競...全文を見る
○小泉国務大臣 これは、地域なり市町村なりがどう対応するかという部分が非常に多いのですけれども、基本的には、市町村としても、公立をふやすべきか、あるいは民間にゆだねるべきかということならば、むしろ民間がやりたいという意欲をそがないためにも、公立の方は一歩身を引いて民間の活力を促そ...全文を見る
○小泉国務大臣 その点は、共産党と自民党の私とは根本的に違うところですね。民間人でできることは民間に任せた方がいい。役人じゃなきゃ公共的な仕事はできないというのは、これは共産主義的な考えであって、私は断じてとるところではない。  基本的に、民間でも公共的な仕事ができるのだ。民間...全文を見る
○小泉国務大臣 同じ費用の中で公立と民間とどっちがいいか。それは別に、時間においても、規制を緩和すれば、公立だったらば、同じ時間内でやりなさい、民間だったら、時間の制限を取っ払ってくれればもっと自由にやりますというところも出てくるでしょう。同じ費用でどっちが利用者から喜ばれるかと...全文を見る
○小泉国務大臣 私は、ただ金をかければいいというものじゃない、公立をふやせばいいというものじゃないということを言っているのです。現実に、同じ金、同じ人でやっていながら、ある場合によっては公立の保育園より民間の保育園の方が喜ばれるという場合もあるのですよ。また、逆の場合もあるでしょ...全文を見る
○小泉国務大臣 子育てしやすい環境というのは、本当に難しいと思います。  もっと日本が貧しかったころ、今よりも子育てしやすい環境だったかというと、そうじゃないのですね。戦争時代、戦前、今よりもはるかに貧しく環境は悪かったにもかかわらず、あのころは大変子供が多い。四人、五人は当た...全文を見る
○小泉国務大臣 ただいま議題となりました廃棄物の処理及び清掃に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  我が国においては、経済成長や国民生活の向上等に伴い、廃棄物が大量に排出される一方で、廃棄物の減量や再生利用は必ずしも...全文を見る
05月23日第140回国会 参議院 厚生委員会 第12号
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○国務大臣(小泉純一郎君) ただいま議題となりました健康保険法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  二十一世紀に向けて、社会経済の活力を損なわず、公平公正で効率的な社会保障制度を確立するためには、社会保障の構造改革を進めてい...全文を見る
05月23日第140回国会 参議院 本会議 第27号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 健康保険法等の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  二十一世紀に向けて、社会経済の活力を損なわず、公平公正で効率的な社会保障制度を確立するためには、社会保障の構造改革を進めていくことが必要であります。社会保障制度の中核と...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 佐々木議員にお答えいたします。  医療保険の問題点と解決策についてですが、現在、医療保険財政は構造的な赤字体質に陥っています。医療費の伸びと経済成長率が乖離している。  こういう中で、世代間の公平の問題や薬剤費の問題、そして患者の大病院志向や重複受...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 渡辺議員にお答えします。  大変数多くの質問がなされておりますので、多少時間がかかりますが、順次答弁させていただきますので、よろしく御協力お願いします。  まず、薬剤負担の導入についてでありますが、我が国においては薬剤使用が多過ぎるという問題が指摘...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 渡辺議員の質問に対して答弁漏れがありましたので、補足させていただきたいと思います。  医療費の地域格差についてでありますが、これは人口当たりの病床数や医師数の違い、高齢者の割合、診療行為の違い、さらには住民の医療に対する意識等、複雑な要因によるものと...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 菅野議員にお答えいたします。  医療改革に取り組む決意でありますが、これは医療提供体制及び医療保険制度の両面にわたる総合的な改革が必要だと考えております。診療報酬体系あるいは薬価基準の見直し等、この問題、構造的に改革しなきゃなりませんが、九月一日まで...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今井議員にお答えいたします。  抜本的改革がなぜ行われなかったのか、その責任ということについては、今、総理からお答えしたとおりでありますので、省略させていただきたいと思います。  それから、かかりつけ医の制度化に関する件でありますが、医療は患者の身...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 西山議員にお答えいたします。  政治資金についてでありますが、政治資金規正法にのっとっている限り、個人であれ、企業であれ、団体であれ私は問題ないと思っております。国民が政治活動を支える政治資金をどのように視供するかということは、今後、各党各会派の御議...全文を見る
05月26日第140回国会 衆議院 決算委員会第二分科会 第1号
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○小泉国務大臣 今後の方策ということですが、これは、私が昨年大臣に就任早々、年金福祉事業団の事業活動、これが年金積立金の有利かつ確実な運用につながっているのか、いわゆる年金積み立てをしている方々の有利になるように運営されているのかということに疑問を持ったものですから、これについて...全文を見る
○小泉国務大臣 年金積立金の資金の運用ですけれども、直接自主運用すべきだと考えております。
○小泉国務大臣 年金の自主運用については、単に年金福祉事業団とか資金運用部に借りている資金をどうするかという問題にとどまらないで、財政投融資制度全体にかかわる問題だと私は認識しております。そういう意味から、私は、大蔵大臣に対しても、財政投融資制度の根幹にかかわる問題だから、年金の...全文を見る
○小泉国務大臣 私は、年金福祉事業団の繰り上げ返済だけに終わらせたくないのです。平成十一年の年金の次期財政再計算期、これまでに間に合うように、年金資金の運用のあり方について懇談会において検討してもらうよう今大蔵省に話しているわけでありますので、繰り上げ返済だけということよりも、一...全文を見る
○小泉国務大臣 そんな悠長な時間、情勢ではないのではないか。まず、年金の自主運用が決まったことだけで、百兆円の原資がなくなるといった場合、どうなりますか。財投そのものにつながっていきます。今、一つ一つだけの改革で済むような状況ではないと思います。一つとればいいという問題ではないと...全文を見る
○小泉国務大臣 ないと聞いております。
○小泉国務大臣 今のお話を伺っていまして、人間社会、さまざまだなと思います。というのは、先日、何とか避妊用のピルを早く認めてくれという陳情を受けまして、普通だと妊娠してしまうからしたくないという人がいると思えば、今のように、妊娠したくてもなかなかできないという方もおられる。人間社...全文を見る
○小泉国務大臣 個人に対する経済的支援というよりも、そういう希望されている方に対しての適切な指導助言の支援体制とか、あるいは医学の進歩を受けてどういう問題があるかというのを厚生科学審議会等で今後とも生命と倫理の問題で検討していただくことになっておりますけれども、そのような面での支...全文を見る
○小泉国務大臣 先ほどもお話ししましたが、この不妊の問題については、医学面のみならず、倫理面あるいは法制面等にも及ぶ問題であります。科学技術がどんどん進歩発展していく、そういう中にあって、今までの常識ではちょっと考えられないような高度の医学上の発展もあるようでありますので、今年度...全文を見る
○小泉国務大臣 幼稚園、保育園の一元化問題については、今まで長年議論されてきたわけですが、今後、子どもたちや保護者の立場に立ってよく考える必要があると思うのです。  同じ、お子さんを預かるという面においては共通面が随分あると思います。かつては、保育園におきましても保育に欠けると...全文を見る
○小泉国務大臣 基本的に、委員の指摘する問題点、同感であります。今後、子供本位、保護者本位の立場に立った共用化、連携強化、そのような点に向かった抜本的改革が必要だと思いますので、そのような方向でぜひ検討を進めてみたいと思います。
○小泉国務大臣 今のお話を伺っておりまして、医薬品というのは今や世界的に使われている、一国だけでは対処できないという面がかなり出てきております。今後、そのような世界的な医薬品の安全性に対して各国がどうやって協調体制をとれるか、これは政治的にも十分考えていかなければならない問題だ。...全文を見る
○小泉国務大臣 御指摘の点については、幅広く各方面の意見を聞きながら、安全性の面についても十分過ぎるぐらいの配慮が必要だと考えておりますので、各方面の意見、そして情報開示、委員会で指摘された各点を踏まえて対応していきたいと考えております。
○小泉国務大臣 西山議員に答弁したとおりなんですが、このダイオキシンというのは大変深刻な問題だと思います。テレビ、新聞等で報道されている状況を見ましても、人体に対する影響、環境全体に対する影響、さらには動植物、非常に毒性の強い物質が我々の知らないところで拡散している。こういう点に...全文を見る
○小泉国務大臣 排出事業者の責任を強化していくという視点で今回の廃棄物改正法案も提出しておりますので、基本的に、しっかりと、みずからの業務がどのように行われているのかという処理の点検、こういう点についても、今よりもさらに明確に責任を持ってもらうという方向で今後の改正を検討しており...全文を見る
05月26日第140回国会 参議院 本会議 第28号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 川橋議員にお答えいたします。  働く女性の保育・介護問題についてですが、現在国会に提出中の児童福祉法の改正法案及び介護保険法案の早期成立に向けて全力で取り組んでまいりたいと思います。  関係省庁との連携のもとに、いろいろ工夫をしながらエンゼルプラン...全文を見る
05月27日第140回国会 参議院 厚生委員会 第13号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 一番わかっていると思われる方からわかっていないと言われて、私の方は戸惑うぐらいなんですけれども。  それだけいろいろな立場の方がおられる。また、医療関係、健保法関係の法案というのは多くの関係者が注目し、それぞれの立場というのが利害相反する面もあるので...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) この今回の法案を出す経緯、そしていろいろ各党の議員の皆さん方からの御議論、さらに厚生委員会での審議の状況を見ながら、もう一時的な手直しては許されないという状況にあると私は感じております。  三十数年来、抜本改革をしなさいと言われながら、なぜ構造的な抜...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 薬価の問題につきましても、診療報酬の問題につきましても、老人保健の問題につきましても、具体的な案を提示したいと思います。その際には、今考えている案は、今までの審議会、医療保険審議会やらあるいは老人保健福祉審議会、さらには与党における基本方針、そして今国...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) そういう方向で検討したいと思っております。
○国務大臣(小泉純一郎君) 当然、薬価だけではありません。診療報酬、技術料を含めまして、出来高払い制度あるいは定額・包括払い制度、その組み合わせ等を一緒にまとめて提示しなきやならないと思っております。
○国務大臣(小泉純一郎君) 三十ページから六百ページですか、それだけ規制は規制を呼ぶという一つのあらわれだと思いますが、自由市場経済の中で医療というのは統制的な色彩が強いものですから、また公共的な面、公正公平を図るという面から一定の規制は必要だと思いますけれども、今回の抜本改革の...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 患者が病院を選ぶことができるというのは、私は基本的にいい制度だと思っております。しかし一方、大病院に集中を招いて三時間待って三分診療というようなことも一部では言われております。  今言われたように、イギリスみたいに、まずかかりつけ医に行って、その紹介...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今日、日本が世界で一番長生きできる社会になれたということは、医療関係者の努力に負うところが大変大きいと思っております。  これからは、どうせ長生きできるのだったらば、いかに元気で長生きできるかという目標に向かって努力を続けていかなきやならないわけであ...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 御指摘の点はあってはならないことでありまして、この不適切な取引上の商習慣、これをなくすようにしていかなきやならないと思っています。これからこのような問題が改善されるように関係法令の周知徹底、よく実情を研究しながら少しでも改善措置をとっていきたいと思いま...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 現在でも個室等を希望される方についてはかなり今まで以上に自由選択の余地を拡大するようにしておりますが、医療サービスそのものについては基本的に保険で見るという方向の方が好ましいのではないかなと。しかし、最近いろんな方から、一月で二千万円を超えるような治療...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 日本人は外国の制度を取り入れるのに大変積極的な民族だとよく言われております。確かに、明治におきましてもいろいろな外国の制度を見習いながら今日まで発展してきたと思います。ですから、外国の制度と日本の制度、あるいは日本と外国の違いを取り上げながらよりよきも...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) いろいろな専門家の方から言われていますことは、たばこは健康によくないということのようであります。私もかつてはたばこを吸っておりましたけれども、十年ほど前、選挙期間中だけはいつもたばこを一月ほどやめていたものですから、選挙が終わってみて、ああこれなら大丈...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) これからの社会は官から民といいますか、官は民の補完というよりも、一歩進めて、民間人でも公共的な仕事ができるんだと、その意欲をどうやってくみ上げていくかというのが大事だと思います。社会保障分野におきましても、民間事業者が、本来だったらば社会保障事業は役所...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 私は、今回の案というのは国民に負担を押しつけるから反対だという議論をよく聞きますけれども、じゃ今回の案をやらなかったら国民に負担を押しつけないのかといったらとんでもないのであって、税で面倒を見るのか、保険料で負担するのか。患者の負担がなかったならば国民...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今回の審議会というのは、今までの審議会とは違うというよりも、審議会で重複しているところがあるんじゃないか。医療保険審議会にしても老人保健福祉審議会にしても、別々に議論するよりも総合的に議論する必要があるんじゃないかということから、一つにまとめて構造的な...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) それは今までの過去の経緯を反省しつつ、今回は厚生省がまず責任を持って具体案を提示すると、それを与党三党の協議会がありますからそこでも議論をしていただく。と同時に、その案について八月末までに与党でまとめるという方向を打ち出していますから、その厚生省案と与...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今言われた具体案というのは衆議院の厚生委員会でも出た議論であります。それぞれ、薬価基準を見直しなさい、診療報酬体系を見直しなさいという意見、衆議院、参議院の厚生委員会で出た意見を踏まえて、問題はここにあるという方向は政府の財政構造改革会議の中でも出た議...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 混合診療についてですが、我が国では基本的には混合診療を医療の面においては認めておりませんし、基本的な医療サービスについては公的医療保険で賄うということで今の保険制度は成り立っております。しかしながら、最近はより高度な医療環境を望む患者さんもふえておりま...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) コスト意識を涵養するかどうかというのは、これは程度の問題だと思いますが、基本的には医療給付を受けるためにはだれが負担するかという問題だと思うのであります。財政が豊かであれば医療費は無料の方がいいに決まっていると私は思います。もう最高の治療を施しなさい、...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 現在の負担の問題、一割がいいか二割がいいか。この程度が妥当じゃないかなということで現状があるんだと思います。しかし、これから給付と負担の公平化を図る、そして患者さんにも無理のない負担をしていただくということを考えますと、これは一律全部一割がいいのか二割...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 私は二割がいいという案、これは当然一つの案として検討する価値があるんだと思っております。その場合考えなきゃいけないのは、高額療養費制度とか低所得に対する負担ですね。これさえ国民に納得が得られれば私は二割でもいけると思う。しかし、それは程度の問題ですから...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 御指摘のように、薬剤の負担が受診抑制につながらないというのだったらば負担できないという心配はなくなりますよね。逆に、これだけの患者負担をやるんだから、受診抑制になるんだったらば、これはやはりコスト意識を持つということになる。確かに、患者さんが薬の値段を...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 私は、今回程度の患者負担によって、本当に医療が必要だ、治療行為が必要だという人が手控えるということはないと思っております。やはり、ある程度医療給付を受けるためには負担が必要だと。一回五百円取られる、二種類で四百円取られるということも、取られるという観念...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 定額負担である限り不合理な面は残ると思いますね、負担が軽くなるにせよ重くなるにせよ。より合理的な案というんだったらば、むしろ定率の方が私は合理的だと思います。しかしながら、定率に対しては一方で強力な反対運動があるということで、今回そういう方々の意見も勘...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 私は、今回の定額負担をお願いすることによって幼児の受診を差し控える親御さんはいないんじゃないかなというふうに考えておりまして、この程度の負担というのは御負担いだだける範囲内ではないかなと思っております。
○国務大臣(小泉純一郎君) 与党の協議の中で、「今国会で審議中の健保法等改正案が施行されるまでの間に医療改革プログラムをとりまとめるよう努める。」という方針がなされておりますが、厚生省としては、この法案が成立すればできるだけ速やかに厚生省としての案を取りまとめて御提示したいと思い...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今までのいろいろな御審議を伺っておりまして、いよいよ抜本的改革をしなければならないという空気が盛り上がってきたものと思います。いわばそれだけこれまでの制度ではいけないんだという意識を多くの方々が持ってきたあらわれだと私は受けとめております。  考えて...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 私としては厚生省案というものをできるだけ速やかに提示したいと思いますが、それを与党の医療協議会がどう判断するかの問題もあります。また、厚生省が案として出したものが、これはいいと国民が判断するかどうかというのは出してからの問題であります。  厚生省が独...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 九月一日までに出す厚生省としての案には当然具体的な内容と時期は明示したものを出したいと思っております。
○国務大臣(小泉純一郎君) 今回の改正案が今国会で成立しますと、直ちに抜本改革案づくりに着手して、できるだけ早い機会にその案を御提示したいと思います。  その中で当然、薬価にしても診療報酬にしても医療提供体制にしても総合的な構造改革案を提示するわけですが、それの案を与党の医療改...全文を見る
05月28日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第30号
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○小泉国務大臣 入所児童について学校教育が実施されるようにという改正がなされたわけでありますが、厚生省としては、できるだけ早くその学校教育が実施されるように、地方公共団体、文部省と連携をとって努力をしていきたいと思いますが、その実施方法については、地域によって実情があると思います...全文を見る
○小泉国務大臣 いろいろたくさんの質問をお聞きしておりまして、もっともな御指摘が多いと感じました。  保育所については、現在ではもう夫婦共働きが一般化しております。そういう中で、子育てと仕事を両立させたいという父親、母親を支援する施設として、保育所というのはこれからますます重要...全文を見る
○小泉国務大臣 今、いろいろ御意見の中で、子育てしやすいような環境についていろいろ御意見を伺ったわけでありますが、日本というのは特に諸外国に比べて子育てに喜びを持たない親御さんが多いということは、非常に残念なことだと思います。  今後、この少子化の影響を考えますと、お子さんを持...全文を見る
○小泉国務大臣 保育所に預けている親御さんと家庭で育てている親御さんとの負担の均衡、バランスというものも考えなければいけないと思います。社会化する、基本的に国も責任を持ちますが、一義的には親御さんの責任であるということも自覚してもらわなきゃ困る。その保育に欠ける児童をどうやって社...全文を見る
○小泉国務大臣 アメリカが虐待問題に対する施策が進んでいるということは、それだけ深刻な状況だと思いますが、本来一番大事にされなきゃならない身近な親から虐待されるという、これほど子供にとって悲惨なことはないと思います。また、しつけと虐待との違い、他人がなかなか関与できない面もある。...全文を見る
○小泉国務大臣 積極的に対応していきたいと思います。
○小泉国務大臣 私もよく親しい人から聞くのですが、近所で子供が本当にかわいそうなぐらいに泣きわめいている、親御さんに注意すると、しつけに口を出さないでくれと言われる方も結構ある。  このしつけと虐待、非常に難しい問題があるのですね。現実問題として、私は、親御さんの子に接する態度...全文を見る
○小泉国務大臣 直接の担当ではございませんが、昨日のあの小学生に対する残酷な殺人事件、多くの国民を震憾させたと思うのであります。また、このような事件に対して極めて多くの国民が関心を持ったと思います。  当然、捜査当局も全力を傾注して犯人逮捕に取り組んでいると思いますが、このよう...全文を見る
○小泉国務大臣 戦後、児童福祉法が制定されてから五十年たった。この五十年の変化というのは、今までの歴史の数百年にまさるとも劣らないような大変化だと思います。  当時の戦後の状況から考えてみましても、親御さんのいない方が保育所に預かってもらうのだという考え方から、今や、むしろ親御...全文を見る
○小泉国務大臣 戦後の福祉政策の主眼は、いかに貧しさを救うかということにあったと思うのであります。貧困を解決すれば多くの弊害は是正されるのだという観点から、救貧政策が社会保障の第一義的な位置づけだったと思いますが、今や、戦後あのイギリスの、揺りかごから墓場まで、すばらしい社会保障...全文を見る
○小泉国務大臣 大事な御指摘だと思います。感謝の目を閉じた者にとっては何をやっても不愉快だという言葉がありますが、いかに権利があっても、人の協力、支えに対しては感謝の念を持つことが大事ではないか。まして、自分の子供を見るだけでも大変なエネルギーであります。それを、人のお子さんを預...全文を見る
○小泉国務大臣 全体の財政状況の中から、財政構造改革五原則というのを橋本内閣は打ち出しております。将来、国民負担率が五〇%を超えないようにしようという中で、諸施策の徹底的な見直しはしなければいけないということで、一切の聖域なしという方向で進んでおりますが、そういう中でも、社会保障...全文を見る
○小泉国務大臣 今の御指摘の問題については、今回の児童改正法については盛られておりませんが、性的虐待の問題について、これは大変深刻な問題でありますので、例えば刑法において、十三歳未満の児童を姦淫した者については国外犯を含めて法定強姦罪として処罰対象とされておりますから、現行法上で...全文を見る
○小泉国務大臣 局長から答弁しましたが、不登校児も対象になるということは、不登校児であるがゆえに施設に入るということではないのです。不登校児の中で、施設に入った方がいいのか、そうでない方がいいのか、それは、その児童にとって最善の処遇は何かということを考えるのであって、それだけの理...全文を見る
○小泉国務大臣 お話を伺っていまして、教護院改め児童自立支援センターに対する考え方について、ちょっと我々と違っている点があるのじゃないか。  というのは、我々は、強制的に入所させるのではないのです。刑務所でないということを御理解いただきたい。福祉施設なんです。むしろ、家庭にも居...全文を見る
○小泉国務大臣 逆に言いますと、居場所がないという児童に対して、対象を狭くしたらどうなるのでしょうか。別に入らなくてもいいのですね、この施設には。入ったくない人を入れる施設じゃないのです。入りたい人に手を差し伸べる施設なんです。専門家は信用できないというのだったら、素人が信用でき...全文を見る
○小泉国務大臣 理想の家庭像、子供像、これは、親が子供を慈しむ、子供は親の愛情にはぐくまれて健やかに成長していく、そして、生活習慣等、社会に順応できるようなしっけも親から受けている。そして、子供にとっては、失敗や困難に陥っても屈しないといったくましさ、逆境に陥ったときに立ち直る強...全文を見る
○小泉国務大臣 時代が変化するにつれて、水準も変わってくると思います。その時期の生活環境、財政状況、生活水準、いろいろな視点から、当然、水準向上のために努力をしていかなければいけないと思っておりますし、これからも一歩一歩でも施設の水準向上に努力をしていきたいと思います。
○小泉国務大臣 二十一世紀に向けて、ああ、日本に生まれてよかった、日本に住んでみてよかった、そして外国の人も日本に行ってみたい、そして日本人も日本の国を誇りに思えるような国にしてみたい、そのための努力をこれからも傾注することが必要だと考えております。
○小泉国務大臣 本来、愛情を受けてしかるべき子供たちが虐待されるということはまさにあってはならないことでありまして、しかも、このような、恩寵園なんという、恩寵どころじゃない、全く文字とは逆のことをやっているかのような誤解を与えただけでも、その施設の責任というのは大変重いのではない...全文を見る
○小泉国務大臣 何遍もその通知を厚生省としては出しております。さらに徹底するように指導していきたいと思います。
○小泉国務大臣 そのような御意見も踏まえて、通達の面において指導していきたいと思います。
○小泉国務大臣 今、五カ年計画の途上でありますけれども、今後、この計画に沿って着実に施策を推進していく、同時に、十二年度以降も状況を見ながら改善措置に努力をしていきたいと考えております。
○小泉国務大臣 今いろいろお話を伺っていまして、保育所なり子供の環境は時代とともに随分変わってきたなということを痛感していました。  当初は、保育所というのは、三歳児以上の幼児が入るのが原則だった。ところが、最近はむしろ乳児、二歳以下のお子さんに対する対応をどうしようかというの...全文を見る
○小泉国務大臣 時代の変化に伴いまして、児童養護施設あるいは教護院、児童自立支援施設の役割も変化してくると思いますが、保護者がいるにもかかわらず社会的支援を受ける必要のある児童が増加している状況を考えますと、これからも変化に応じた的確な対応が必要だと思っております。  特に、児...全文を見る
05月29日第140回国会 参議院 厚生委員会 第14号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 長生きしよう、あるいは長生きできるというのは長年人類が望んできたところだと思います。日本は幸いにして今世界で一番長生きできる国になりましたけれども、これからは、いかに元気で長生きできるかということを今目標にしなきやならないところに来ていると思います。 ...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 薬剤使用の適正化の問題については、この国会におきましても、参議院においても衆議院においても、あるいはまた本会議場におきましても多くの委員から指摘されたところであります。今後、医療全体の構造的な改革の中で当然この問題に取り組まなきゃいけないと思っておりま...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) けさ八時から一時間ちょっと財政構造改革についての閣僚懇談会が行われたんですが、その中で社会保障関係として、財政構造改革五原則の中には、十年度予算は九年度予算に比べてマイナスにすると、一般的政策経費はマイナス予算にするということが五原則の一つとしてうたわ...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 来年なり、これから行われる制度改正において、今までの決められた年金給付が削られるということはありません。はっきり申し上げます。  この問題については、過日の財政構造改革の企画委員会でも出まして、一部の委員の方から、年金改革が平成十一年度の財政再計算の...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) けさの閣僚懇談会でも私は財投の見直しについても触れておきました。  今、委員御指摘のとおり、財政構造改革という限りは単なる財政再建では終わりませんよ、財政構造を根本的に見直すというならば、財投の見直しを避けて通れないという点から、その財投に来ている資...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今いただいた資料を見ますと、確かに七十歳以上の高齢者にかかる医療費というのが若い世代の大体五倍ぐらいですか、そういう状況ですね。確かに高齢者の方が病気にかかる率というのは多いから、これはやむを得ない面もあると思いますが、この資料を見ても高齢者の医療のか...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今のいろいろな御議論をされている中でも老人医療制度だけを切り離して改革するというのは難しい。むしろ総合的に考えるべきではないかと思っております。  当然、老人医療保健制度の場合には高齢者の経済能力というものも考えなきゃいかぬ。しかし、基本的には高齢者...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 専門的なお話を伺って大変参考になりますが、今回の総合的な改革に取り組む姿勢として、保険制度はもちろんでありますが、医療提供体制、いわゆる病院の機能分担、これも当然視野に入れて総合的な改革に取り組んでいきたいというふうに考えております。
○国務大臣(小泉純一郎君) 今のお話を伺っていまして、建前と本音の部分で、建前上は許されないけれども、実際の面においてはある程度規則を破ればその人のためによくなるという場合は随分あると思います。うそを言っちゃいけないというのはだれも認めるところでありますけれども、場合によっては、...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 修正案がその日のうちに採決されて、強引ではないかというようなお話ですが、この修正案は、今、長勢議員がお話ありましたように、原案と全く無関係なものではありません。むしろ、原案の審議の中で薬剤の負担方式においていろいろ問題があるのではないかという御指摘は与...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今回の改正案は、確かに総合的な抜本的な改革案とは言えないと思いますが、これだけ長年いろいろ問題点が指摘されながら抜本的な改善策が講じられなかったと。そういう中で出てきた今回の案が、いよいよもう構造的な本格的な改正案をまとめなきゃいけないなという雰囲気に...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) これから高齢社会が進んでいくうちに社会保障関係の費用が増大していくということは避けられないと思います。そういう中にあって、我々長年社会福祉を充実させていくということに日本国民は政府挙げて取り組んできて、このような欧米に遜色のないような社会保障水準を持つ...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 年金改革につきましても財政構造改革の企画委員会で議論がなされました。その際、次期財政再計算の年であります平成十一年度前に前倒しで抜本的改革案を示せないかという議論も出たのは事実でございます。  しかしながら、年金制度というのは、長年議論されて、そして...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) この医療制度の改革と年金制度の改革は、私は違う方法で行うということを考えております。  医療保険の方は、今までの議論で早く厚生省出しなさいという意見が多かったと。この三十数年来、大体の方向はあるいは考えなきゃならない案というのはほぼ出そろっているじゃ...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 診療報酬の改定については今までも必要な改定を行ってまいりました。また、今後の診療報酬の改定につきましては、これは保険料、また公費に対して国民に負担を求めるところでありますので、理解を求める、また協力を求めるために十分な議論が必要だと思います。これまでも...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 実に傾聴すべき御意見だと思います。  出来高払い制度と定額・包括払い制度の最善の組み合わせを考えるということは、要するに今までの診療報酬制度を抜本的に見直すということで御理解をいただきたいと思います。
○国務大臣(小泉純一郎君) 後ほど老健福祉局長にも足りないところは答弁してもらいますが、今、老齢福祉年金が月額三万三千五百三十三円なんですよね、年金を掛けていない方が。この老齢福祉年金しかもらってない方に対しても一月当たり食費も合わせて大体二万四千円となると。この額は老齢福祉年金...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 老齢福祉年金よりも下回る額を配慮しているわけですから、私は全部の生活費を考えればこれは負担していただけるのではないかなと考えております。
○国務大臣(小泉純一郎君) 定年制の問題ですが、これは確かに余り年をとって技術なり治療行為が劣る場合もあり得ると思いますが、何歳でいいのか、現在の高齢者の時代では七十歳なんというのは本当に元気な方が多いですし、むしろ経験を積んでますます診る目が高くなって、黙って座ればすぐ病気がわ...全文を見る
05月30日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第31号
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○小泉国務大臣 高齢化の一方で少子化の傾向が進み、この対策にどう取り組むかということは、厚生省だけの問題ではないと思っております。この少子傾向というのはどういう理由で起こってくるかというのは一様ではないと思いますし、先進国といいますか、生活水準が上がった国では共通して発展途上国よ...全文を見る
○小泉国務大臣 よりよきものを目指すという場合に、これでいいということはないと思うのであります。十分過ぎるということはない。一歩でも二歩でも前進させようということを考えますと、私は、今回の改正法案におきましても、保育所の面に関しまして、むしろ親御さんが選べるような、範囲を広くした...全文を見る
○小泉国務大臣 私もお気持ちわかりますし、できるならそうしてみたいなと思っているのですが、いざ現実の予算を見ますと、やらなければならないことがたくさんあって、全部増額要求ですね。しかし、そうなると、この財政はどうなるのか。  今、厚生省予算でも、前年度からいかに減らすことという...全文を見る
○小泉国務大臣 公立と民間とのサービス競争を、私はどんどんやってもらいたいと思います。  金が来るからやる、金が来ないならやらない、これは公立の悪いところであります。民間は、金がなくても、創意工夫を発揮していろいろサービスをやってくれる、延長保育にしても乳児保育にしても。今後、...全文を見る
○小泉国務大臣 本来、子育てに第一義的な責任を持つのは親でありますが、そうでない、どうしても仕事とか特別な事情で自分で世話ができない場合、あるいはできない時間があるという場合に、保育所を初め社会全体が子育てをどうやって支援していくか、この仕組みを構築するということがこれから大事な...全文を見る
○小泉国務大臣 医療制度全般にわたる改革につきましては、今回御審議いただいております健保法改正法案等成立し次第、早急に総合的な構造改革案をまとめるよう努力をしたいと思います。  その際に、九月一日に施行されます現在御審議いただいている法案、それまでに、いわゆる八月中に案を示せと...全文を見る
○小泉国務大臣 自立とは、読んで字のごとく、みずから立つということでありますので、これは精神的にも経済的にも社会的にもみずからこの社会を生き抜いていこうという気持ちを持ってもらわなければならない。そうした本人の、この世の中で生きていくのだという気持ちを持った上で独立的に、経済的に...全文を見る
○小泉国務大臣 私もそう思います。以後、検討させていただきます。
○小泉国務大臣 五十年ぶりの改正でありますから、保育所においても、また児童自立支援施設におきましても、この五十年間の大きな変化に対応していかなきゃならない。しかし、今回の改正ですべて終わったということではありませんで、今後、よりよき改善を目指して、さらに手直ししなきゃならないとこ...全文を見る
○小泉国務大臣 ただいまの附帯決議につきまし  ては、その御趣旨を十分尊重して努力いたします。     ―――――――――――――
○小泉国務大臣 ただいまのお話を聞いておりまして、在宅医療を推進するに当たって、今後大変重要な課題だと思っております。医療系廃棄物をどのように適正に処理していくか、今後、早急に検討して、適正処理のためのあり方を進めていきたいと思います。
○小泉国務大臣 具体的にというよりも、考え方としてどういうことを期待しているかといいますと、今回の改正案は、リサイクル、いわゆる循環型社会を推進していこう、施設設置手続を明確化する、維持管理の適正化、産業廃棄物管理票制度、いわゆるマニフェストの拡充、罰則の大幅強化、原状回復制度の...全文を見る
○小泉国務大臣 地球環境をいかに保全するかということは、周りの我々の生活環境を保全するということと密接に結びついていると思います。  私は、動物の生態の映画とかフィルムが好きなんですが、動物の世界、植物の世界というのは実に絶妙のバランスが図られている。もう人知を超えたといいます...全文を見る
○小泉国務大臣 私も、豊島のごみの問題をテレビの報道で拝見しまして、なぜここまでほっておいたのかなと大変残念に思いました。これは、もとより厚生省の責任もあるでしょう。県当局の責任もある。事業者はもちろん、第一義的には事業者が最大の責任を負うべきものでありまして、住民が怒るのは当然...全文を見る
○小泉国務大臣 今回の法案が成立したとしても、原状回復ということは、法施行以前の事案については対象となりませんから、そのため、今までに起きた不法投棄にかかわる問題については、その事案、事案といいますか、個別の問題ごとに対応していかなきゃいけないと思っております。  しかし、今回...全文を見る
○小泉国務大臣 こういう問題、だれが責任をとるかわからない。この問題というのは、製造段階そして排出事業者、処分場、一貫して責任の所在がわかるような対応をとっていかないと後を絶たないと思うのであります。メーカーにしても、環境基準というのが大して問題ではないということでは、これから似...全文を見る
06月03日第140回国会 参議院 厚生委員会 第15号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 制度にはそれぞれ一長一短あると思います。今のお話の定額制にしても定率制にしても、どちらにもそれぞれの理由があると思いますが、今後抜本改革を進める上において若い世代、高齢者の世代、そして給付と負担の均衡、さらには介護保険制度との整合性等いろいろ考えまして...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 専門委員に入れるべきか、あるいは中医協の委員に入れるべきか、いろいろ議論がありますので、今の時代において看護の重要性はますます高まっていますし、どちらがいいのか両面から検討した方がいいのじゃないか。中医協委員はだめだ、専門委員ならいいという問題でも私は...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 診療側の委員が八名。医師会、歯科医師会、薬剤師会。なぜ看護婦の代表の方が入っていないのかという点も私なりにこれでいいのかなと、もうちょっと検討する必要があるのじゃないかと。八名がいる中でなぜ除外されているのかその積極的理由を見出す理由がちょっとわからな...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 医療に関してどのように適切な情報を国民に提供していくか、これは今後大変重要なことだと思っていますので、レセプトによる情報提供やカルテの診療情報の活用についてこれから幅広く検討していきますが、医療機関の機能評価結果の情報公開についても積極的に取り組んでい...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 老人保健福祉制度等のあり方についてはいろいろな議論がありまして、経済的弱者でない高齢者もいるのではないか、それ相応の負担を課してしかるべきという御意見もあります。一方には、そうはいっても年金だけで生活している低所得者の方々が多いんだよ、それに対してどう...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今までのお話でもおわかりのように、時代に合わなくなったもの、当初の目的から違ってきたもの、厚生省でもかなりあると思います。私も、先般、年金福祉事業団のあり方、廃止を含めて見直すということでありますが、社会保険庁の仕事でも似たような仕事があるんですね。こ...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 諸般の事情やむを得ないと答弁しましたのは、政府原案から比べますと、当初政府原案では三千五百億円程度の削減を考えていましたけれども、これでは負担が重過ぎるということで与党で協議して修正案が出されました。これによりますと、大体千七百億円程度減額されるとなり...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) それは今回の法案の御審議の中で各党各会派の委員の皆さんからもう抜本的な改革をしなさいという意見が非常に強く、これからの医療制度全般を考えても小手先の手直しては済まないという機運が今日ほど盛り上がったことはないと思うのであります。そういうことから、厚生省...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 厚生省が案をできるだけ早い機会に、できれば七月中に出したいと思いますが、これは必ずしも一つの案とは限りません。場合によっては複数になる。それを与党の医療制度改革協議会の委員の方々がどう判断するか、同じになるのか、違う案を出すのか、あるいは修正するのか。...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 次の抜本的な改革案には当然医療提供体制の改革も含んで提案をさせていただきたいと思っております。
○国務大臣(小泉純一郎君) 手順の違いだと思うんです。どちらを先にするかという考え方には相違があると思いますが、私は、今回の改正案が出てきたからこそ、もうこの一部の患者負担の引き上げ等の手直してはもたないな、本格的な総合的な抜本改革が必要だという声が強く上がってきたんだと思います...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) ことしの予算委員会から始まりまして、厚生委員会、衆参の本会議、それぞれの御審議の場におきまして、何とかせよという声が一番強かったのが薬価基準の見直したと思います。これについては、今の算定価格、現行どおりでは今後なかなか本格的な改革は進まないのではないか...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 人間も動物の一種ですから、動植物の状況に変化が兆した、異常だと思われる事態が起こったときにやはり敏感に反応は示すべきだと私は思います。  動物の世界で、雌同士がつがいになったり雄同士がつがいになって異常だと。考えてみると、人間の世界も最近そういう事例...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今回の改正案につきましては、薬剤にも負担をお願いしているわけでありまして、先般、衆議院を通過する際に修正案が提出されました。その際にも、薬剤については別途負担をルートの中で御議論いただきまして、修正案が出され、今、参議院において御審議いただいているわけ...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 十年度予算を考えますと、九年度に比べて当然増、いわゆる義務的経費が八千億円ぐらいふえるということが見込まれております。その中で、橋本内閣が財政構造改革の五原則の一つとして、十年度予算は一般政策経費として九年度に比べてマイナス予算を組むというのが大原則に...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 西暦二〇〇〇年までの三年間を集中改革期間とする財政再建を最優先にする。もう国債発行予算というのは限度がある、増税もできないということの中で、いかに効率的な予算を組むかということで今後進まなきゃいけないと思いますが、その中におきまして厚生省関係予算という...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 年金改革に当たりましては、若干一部の報道でひとり歩きしている面があると思います。  というのは、何歳から支給するかという、二〇二二年に六十五歳支給を開始して今の給付を維持するか、保険料負担を給付を維持するために上げていくかという既定路線と、物価スライ...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 厳しい財政状況のもとで構造改革はどうしてもしていかなきやなりませんが、厚生省として社会保障制度を充実させていくということと財政再建を果たしていく、さらには根本的な構造改革に取り組んでいくということを両立させるようなことを必死に考えなきゃいけないと思って...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 医療保険制度における高齢者の位置づけ、そして保険制度の体系のあり方については与党の医療保険制度改革協議会の基本方針や関係審議会の提案等でも出ているところであります。今後、抜本改革案を策定する中で今までの御意見も踏まえながら一つの方向を出していかなきゃい...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今後、年金にしても医療にしても介護にしても、特定の人が恩恵を受けるということでなくて、すべての人がこの給付を受ける、そして同時にすべての人がその給付を支えていくという観点から制度改革が必要だと思いますが、その中でも特に留意しなきやならないのは真に手を差...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 逆に言いますと、今の制度を放置しておきますと、そうするとますます公費を投入するか、若い方々の、保険料を払いながらむしろ病院に行かない方々の負担をどう考えるかという点もこれから解決する上で検討しなきやならない。  高齢者の皆さんに対して、今まで一月千二...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今お話を伺った南光町の歯科保健対策は、私は大変いいことだと思います。妊婦に対して歯科保健対策をやる、これは私はぜひとも歯科保健だけじゃなくて、妊婦の皆さんには子供の健康ということに対しても妊娠中から十分な食生活、休養、運動、そして歯科保健対策をしていた...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今の制度でも何らかの税が入っていますから、公費が入っています。それだけ切り離してやるということではなくて、医療保険制度全般を見直さないとこれから抜本改革、総合的改革にならない。老人保健制度だけ切り離してやるということではなくて、すべての、この三十数年来...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 当然、今後の抜本改革の中には保険集団を見直すということも必要でありますので、これからの産業構造も変わるでしょう、社会経済状況も大きく変わってきましたので、お互いが支え合っていく中でどういう制度が効率的で適切かということを考えると、今の保険者集団の規模が...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 国保の制度も当然国民皆保険制度を支える制度として大変重要なものですし、ほかの制度に属していない者が国保制度に入ってくる、そうすると必然的に負担能力のある者がほかの保険集団をつくって、残された者は高齢者と低所得者だけになったら国保はもちませんから、その点...全文を見る
06月04日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第32号
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○小泉国務大臣 ごみはどうしても生活していけば出るわけですから、地域住民に対する配慮がないとこの施設も設置されないということから、施設の設置許可に当たっては、生活環境影響調査を実施していく、さらには、地域住民に配慮するような意見の聴取の仕組みをきちんとつくること、何よりも地域住民...全文を見る
○小泉国務大臣 御指摘のとおりだと思います。この不法投棄が後を絶たないということが、廃棄物処理に対して非常に国民の不信感が広がっている大きな原因だと思います。  今回の改正案では、不法投棄に対する罰則の強化、そしてだれが出してどのように処理したかという廃棄物管理票制度の拡充、そ...全文を見る
○小泉国務大臣 お話を伺っておりまして、前の委員会でもこの危険性に対する御指摘をされた、そして厚生省も通産省もその検討をしてきて、今どうなっているかという状況について、委員は、この反応に対してまだ十分でないという印象を持たれているようです。  このPCB等の処理をどのようにして...全文を見る
○小泉国務大臣 参議院の委員会での御審議でも、ダイオキシンの問題について大変危惧の念を持った質問が多かったわけであります。  母乳にも既に影響が出ている。しかも、毒性が極めて強いダイオキシン対策という問題というのは、今後深刻な影響が出ると思いますので、星省として、きちんとした調...全文を見る
○小泉国務大臣 昨日の財政構造改革に関する臨時閣議におきまして、厚生省関係予算は、十年度八千億円増が見込まれるが、そのうち五千億円を上回るような削減をしてもらいたいという指示がありまして、その方針に従って、今後いかなる削減策があるかということを厚生省としても取り組んでいかなきゃな...全文を見る
○小泉国務大臣 廃棄物、ごみはどうしても出るものですから、この処理を考えるのは当然であります。しかしながら、大量生産・大量消費・大量廃棄、つくりましょう、使いましょう、捨てましようというこの状況を野方図に置いていたら、幾ら処理場をつくったって足りないと思うのですね、日本の国土から...全文を見る
○小泉国務大臣 私はフロンについて専門的な知識はありませんが、これはもうかなり前から、地球全体の環境問題を保全するということで、国際的に大きな問題になっているということは承知しております。また、フロンによって、いろいろ種類があるようで、オゾン層を破壊するその度合いも違うというよう...全文を見る
○小泉国務大臣 きょうはそのお話、初めて伺ったのですが、ホタテの内臓が産業廃棄物だというのは、私、初めて知りましたよ。自然資源じゃないでしょうかね、むしろ。これを資源として活用できないか。動物でも肝というのは最初に食べますよね、アワビだってサザエだって肝がおいしい。なぜホタテだけ...全文を見る
○小泉国務大臣 不法投棄というのが後を絶たないし、その後、原状回復をどうやるかというのはどこの地域でも悩んでいるところだと思いますね。これは行政と産業界、理解と協力を得なければならない。そのための今回の法改正ですから、まずは今回の法を成立させて、現在の不法投棄等産業廃棄物処理に関...全文を見る
○小泉国務大臣 ダイオキシンの問題は、特に母乳まで汚染されているということは、相当深刻に考えなきゃいけないと思います。  乳児にとって最良であるべき母乳、どんなミルクにもかなわない最良であるべき母乳がかえって危険であるということは、相当長期間にわたって汚染されていると考えなきゃ...全文を見る
○小泉国務大臣 御指摘のとおり、国民全体へのごみに対する啓発活動というのは大変重要だと思います。  先般のリレハンメルのオリンピック大会で、世界の観光客が集まる、そのときに、環境を大事にしようということで、ナイフもフォークも食器もたしかトウモロコシでつくったのですか、捨てたとし...全文を見る
○小泉国務大臣 別に反論はありませんし、この法律によってより国民の理解が深まり、廃棄物が適正に処理されるということを期待しております。
06月05日第140回国会 参議院 厚生委員会 第16号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 国民の知らないところで勝手にやっているというわけではありませんで、事実、昨年末の与党三党の合意でもいろいろ指摘されております。  例えば、市販の薬品とか高額療養費について抜本的な見直しの中で検討すべきだとか、特定の療養について特別の病室に入ったときな...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今のお話のとおりで、医療費についての改革をしない限り五千億円を上回る削減というのはほとんど不可能だと思います。そういう前提で案を考えざるを得ないと。困難、不可能と思われるような改革をしなきやならない、大変な重荷を負ったと思います。
○国務大臣(小泉純一郎君) 抜本的な案の中でその削減策を示していかなきゃならない。できるというよりもやらなきゃいかぬと思っております。
○国務大臣(小泉純一郎君) 非常に困難な作業ですけれども、厚生省としての案を提示して、これを与党なり国会がどう判断するかにかかっていると思います。
○国務大臣(小泉純一郎君) これは利用者、いわゆる患者負担でなくても国民負担は税金か保険料かで負担を負ってもらわなきゃならない。今回、将来五〇%の国民負担率を超えないという範囲内での改革ですから、患者負担を避ければ国民負担がないかというと違うのでありまして、現世代に増税するのか、...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 財政構造改革五原則の一つに、将来国民負担率が五〇%を超えないようにするという、そういう前提の中で今回出てきた案であります。今まで国民負担というとすぐ患者さんの負担、それが嫌だからいうことで赤字国債、国債を発行してきていた。気がついたら二百五十兆円、これ...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 厚生省だけが前年度から伸びるということといっても、この社会福祉に対する国民の期待とか要望というのは多いですから、それを当然増五千億円削減するというのは、実際案が出てみれば大変な痛みを伴う案になると思います。  それだけに、厚生省関係だけでなくて全体の...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) これからの抜本改革に当たっては、医療保険制度のみならず医療提供体制も並行して見直していきますから、この中で病床数については地域差を配慮しながらも全体としていかに削減をしていくか、この点につきましても削減の方向で見直しを進めていきたいというふうに思ってい...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) お医者さんの数を減らすということも問題なんですが、お医者さんの資質を向上させるということも問題だと思うんです。  当面、お医者さんの数を減らす場合、今言ったような、数を決めますと、医学部とは何なのかという御批判も出ています。それから、定年制を導入しよ...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 医薬品の有効性、専門的なことは私もよくわかりませんけれども、再評価するということは必要でしょうし、これから薬価基準を見直す際にどのような改善策があるか、さらにはどの程度保険で見てどの程度自由裁量をきかすかという点は今後の抜本的改革の中で検討させていただ...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 私の地元です。結構反対運動ありますよ。やはり、国立病院というのはあった方が地元の人にとったはいいんですね。しかし、全体の方向としてこれは早く移譲を進める、十二年度までに移譲できなかった場合は廃止を含めて見直す、その線に沿って鋭意努力していきたいと思って...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 連立内閣ですから、法案を政府案として出す際には当然政党間で調整がなされます。議院内閣制のもとにおきましてはそれが通るのが一番いいと思うんですが、その中でも委員会、国会での審議を聞きながら議員独自が、また政党独自が判断して修正するというのもこれまたやむを...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 財政構造改革会議の結論というのは、これから改革を考えた場合に大変重要な意味を持っていると思います。その枠組みの中で我々は来年度予算編成に取り組む、そういう中でこれから医療制度につきましても抜本的な総合的な案を厚生省で取りまとめなきゃならないし、その案を...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) あの安田病院等の問題につきましては、これは医療というよりも病院に対しても国民の信頼を大変傷つけたといいますか、損なったと思うのであります。かなり前からこういう状況を心配していた方も多かったと思います。にもかかわらず、なかなかその実態が明らかにされなかっ...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 医薬品の安全性確保につきましては、昨年六月の薬事法改正により、ことしの四月から国際基準に則した治験の実施基準の導入等、制度的枠組みの整備を図ってまいりました。  今後、これを着実に実施していくため、七月から医薬安全局の設置、医薬品医療機器審査センター...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今国会の審議の中で一番批判が多かったのは今までの薬価の決め方でした、薬価基準の見直し。そういう御意見、御批判を踏まえてこれからの抜本改革、薬価基準の見直しについては抜本的な改革をしていきたいと。  当然、薬価基準だけじゃありません。診療報酬体系、医療...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 出来高払い制度にしても定額払い、包括払いにしても一長一短があります。今、出来高払いが原則ですから過剰診療、過剰検査、過剰投薬という批判がありますが、そういう点も踏まえまして、これからは一定の疾病に対しては一定の額で診療してもらう方がより適切ではないかと...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) これからの抜本改革の中で効率的な厳正な審査体制ができるように改善を図っていきたいと思います。
06月06日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第33号
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○小泉国務大臣 豊島の問題は、私も何回か新聞やテレビでの報道、状況を見て、ああ、これはひどいものだな、不法投棄の中でも大規模なものであり、住民の方々の怒りも当然だなと感じております。  今までの経緯を見ていますと、行政面で立入検査したけれどもわからなかったという、県当局において...全文を見る
○小泉国務大臣 今、公害等調整委員会で話し合いが行われていると聞いております。しかし、結果として住民に不安と苦痛を与えたということは私も否定できないと思います。県当局がどう判断されているかということについてはつぶさには存じておりませんが、今後、関係者の間で一日も早く合意が図られて...全文を見る
○小泉国務大臣 第一義的には業者の責任が一番大きいと思います。  そして、県当局が立入調査を何回やってもわからなかったという点、こういう点も今後反省すべき材料ではないか。どのような立入検査の方法がいいのか。  そして、ようやくこの問題の重大性を、豊島の住民のみならず、厚生省と...全文を見る
○小泉国務大臣 撤去が望ましいということは、住民が求めている限りそうだと思います。  しかし、それがなかなかできないというので、無害化とか、あるいはこの廃棄物をどう処理するか、あるいは利用できるかとか、いろいろ今考えているのではないでしょうか。現地の話し合いを待って、それを見て...全文を見る
○小泉国務大臣 私が言うのは、撤去は望ましいと言っているのです。今どうかというものについては、私はまだ知識がない。将来の解決として、撤去できればそれが一番いいに越したことはない。  現状については、私は、実際、県当局ほど知識がありませんので、答えようがないと思います。
○小泉国務大臣 私は、この問題は、いろいろなテレビとか新聞報道で、個人的にも大きな関心を持って見守っておりました。当然、これは廃棄物処理の問題として、国としても、この問題を今後教訓にして、このような事件が二度と起こらないような対策を講じなければいかぬというふうに考えておりますし、...全文を見る
○小泉国務大臣 先ほど来から、厚生省がもっと指導監督を強めるべきではないか、責任を持つべきではないかという御議論もいただいております。確かにそうなんですが、実は、一番主体性を持ってもらうということになりますと、都道府県なんですね。地方分権の時代であります。都道府県と国、対等です。...全文を見る
○小泉国務大臣 一般の住民はマニフェストと言ったって何だかわからないと思いますね。私は、つい最近、厚生省というのはもっとわかりやすい言葉を使え、余り片仮名を使うんじゃないと。幾ら外国語の翻訳をしても、わからなければしようがないのだからということですが。  マニフェスト、最近は英...全文を見る
○小泉国務大臣 将来は今御指摘のような方向に持っていく方が望ましいと、私もそう思います。
○小泉国務大臣 暴力団関係者あるいは悪質な人がこのような業務に携わらないようなために欠格要件を設けているわけですから、そのような法の趣旨にのっとって注意深い配慮が必要ではないかと思います。
○小泉国務大臣 その施設を設置する際には、地域の住民が一番環境に関心を持っているわけでありますので、御嵩町においては近く住民投票が行われるということを聞いておりますし、県におきましても、地域住民の理解と協力を得ないとこのような施設を設置するのは大変難しい。  よく地域住民、県当...全文を見る
○小泉国務大臣 投票の結果を、当然、市なり町なり県当局は尊重されると思います。
○小泉国務大臣 ただいまの附帯決議につきましては、その御趣旨を十分尊重して努力いたします。     —————————————
○小泉国務大臣 ただいま議題となりました精神保健福祉士法案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  我が国の精神障害者の現状につきましては、諸外国と比べ入院して医療を受けている者の割合が高く、また、入院して医療を受けている期間が著しく長期にわたること等...全文を見る
06月10日第140回国会 参議院 厚生委員会 第17号
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○国務大臣(小泉純一郎君) だれでも長生きしたいというのは今までの一つの大きな夢といいますか目標でありました。いつの間にか日本は世界で  一番長生きできる国になった。この点については、医療関係者並びに現在の医療制度の果たす役割は大変大きかったと私は思います。基本的に、今の医療に...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今まで医療制度については各方面からいろいろ改革すべきだという声が出ておりました。また、与党におきましても医療制度改革の基本方針というものも出ております。その中には、医療提供体制あるいは医療保険制度の両面にわたる改革を実施することが不可欠であるというふう...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今、私が感ずるのは、改革の速度が実に速い、のんびり構えていられない、時は待ってくれないということだと思うんです。  当初はもう少し悠長に構えていた方がいいんじゃないかという考えがかなり多かったと思うんですが、いろいろ論議をしていくうちに、そんなに状況...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 財政構造改革会議には私が出席して各省庁大臣、総理にお話ししたんですが、財政構造改革五原則で、将来国民負担率が五〇%を超えない、そして十年度予算は九年度予算よりマイナスにするという大方針を打ち出しております。それに全大臣は従っているわけです。そういう中に...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 三歳児未満の乳幼児に対する医療費を無料化すると四百億円かかる、六歳児までで七百億円ということを考えますと、今十六兆円というお金が何の政策事業にも使われないで借金の利払いに回っている、いかに我々はひどいことをしてきたか、これは深刻に考えなきゃいけないと思...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 橋本総理は社会福祉に実に熱心な総理でありまして、昨年十二月も沖縄県で東アジア社会保障担当閣僚会議というものを開催して、社会福祉、社会保障制度に関する経験なり知恵を共有しながら今後の社会福祉の充実に生かしていこうじゃないかという会議が開かれました。総理も...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 来年度に関係してきます。これから抜本改革案を示しますが、これは十年度にできるものと十一年度以降でないとできないものがあると思います。当然、十年度にできるものは十年度に実施していきたいと、そういう  ことでございます。
○国務大臣(小泉純一郎君) 結局、医療にしても年金にしても、すべて国民負担なんですね。税金をどれだけ投入するか、保険料をどのぐらい出してもらうか、自分から給付なり受益を受けた場合の負担をどのぐらいにするか、年金の場合は支給開始年齢も入ってきます。現在の負担割合だったら、じゃ若い人...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) これからの活力ある日本経済社会を考えると、民間の方々が、民間人にしても民間企業にしても、どうやって今まで公的な分野、役所の仕事だと思われた仕事に参入してもらうかと、これは大変大事なことだと思います。そういうことを考えますと、いわゆる非営利団体が非常に活...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今国会の衆参両院の委員会の御審議を伺いまして、もはや一部的な手直してはいけない、抜本的な総合的な改革に踏み切れという委員の方々の大変強い御指摘も踏まえまして、私ども厚生省としてできるだけ早い機会に抜本改革案を取りまとめなきゃならないと思っております。 ...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 高齢者に対するいろんな調査を見ても、平均的な収入で見ますと若い世代と高齢者において大して遜色ない、余り違いがないという結果が出ておりますが、これからの国民皆保険制度を永続的に安定的に運営していくということを考えますと、世代間、若い世代と高齢者もお互いこ...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今国会の議論におきましても、現状の薬価の決め方に問題があるという意見が非常に多かったわけです。そういう中で、今後総合的な抜本的な改革案の中では当然薬価基準を根本的に見直していく、その際には市場取引の実勢に見合った薬価の決め方を考えるということを原則にし...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今までいろいろな委員の方から御意見を伺いまして、根本的な構造的な抜本改革をしなければこの医療保険制度ももたない。医療制度を今後より安定的に運営するためによりよき改善策を図れという声を受けましてこれから抜本的改革に取り組むわけでありますが、その際には、当...全文を見る
06月12日第140回国会 参議院 厚生委員会 第18号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 健康保険法等の一部を改正する法律案に対する修正案については、政府としては諸般の事情を勘案してやむを得ないものと考えます。
○国務大臣(小泉純一郎君) 今までも国保の加入者は三割負担、健保はこれから二割負担していただきます。高齢者に対しては一割に満たない負担をお願いしているということは今までも高齢者に特別の配慮をしてきたあらわれだと思います。  今回におきましても、一般が三割負担、二割負担、高齢者も...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今まで抜本改革をしなければならないと言いながらできなかったではないかと。そのような難しさをはらんだのが私は医療制度だと思います。過去何度も抜本改革ができなかったという歴史の教訓も踏まえて、今度こそ抜本的改革に踏み切りたい。よろしくお願いいたします。
○国務大臣(小泉純一郎君) 去年の十月に選挙が終わった、橋本第二次内閣が十一月七日に成立した、予算編成を年末までに編成しなきゃならない、その短期間では私はある面においてはやむを得ない面があったと思います。そういう中で出てきた案に対して、これは抜本的改革案じゃないじゃないかという御...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 週刊誌の取材を受けたことは事実であります。そこで、私は批判は歓迎する、この批判にこたえたような改革を今後したいから批判はどしどししてくださいという形で受けました。  天下り問題、いろいろ言われていますが、そのような問題も含めまして、変な勘ぐりを受けな...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 薬剤の負担についてのあり方についていろいろ御批判があるということは承知しております。しかし、我が国医療について薬剤の使用が多過ぎる、適正な薬剤に対する負担をお願いしょうという場合に、一定の額の方がいいという場合に、ある一定の額を決めた場合は必ず払い過ぎ...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) ただいまの附帯決議につきましては、その御趣旨を十分尊重して努力をいたします。
06月13日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第34号
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○小泉国務大臣 政府案が一番よかったのじゃないかなと思っております。
○小泉国務大臣 小児に対して今回は薬剤負担を取らないということに修正がされたわけですが、私は、財政が許せば、小児に対しても高齢者に対しても、ある一定の配慮があっても悪いとは思っておりません。今後、少子化対策等もあります。高齢者対策に比べると小児対策というのに対して配慮が足りないの...全文を見る
○小泉国務大臣 その御意見も私なりに理解できると思うのでありますが、一律の配慮という面において、一方では特別の配慮をした方がいいという意見が必ず出てきます。その際に、私は、余り複雑にならない方がいい、あくまでも簡素の方がいいと思います。そういう際にはどのような層に対しても、どのよ...全文を見る
○小泉国務大臣 私も、特別の配慮というのは限定すべきだと思います。例外的だという意識を持って、あるときにある特別の配慮というのは政治の世界では否定されるものではないのではないか、しかし、その特別の配慮というのは極めて例外、限定的だという意識を持つことも大事だと思います。
○小泉国務大臣 この国会が閉会すれば、直ちに抜本策取りまとめに全力投球いたしますが、できるだけ早く、七月中にはその案をまとめたいと思います。その際には、与党の協議会等もありますが、私は、委員会のことについてはとやかく言う立場にも今ありませんけれども、委員会の要求等、指示あれば、い...全文を見る
○小泉国務大臣 厚生省予算について五千億円を上回る額を削減しなきゃならない、そういう中で、その五千億円を上回る削減の中で一番の部分を占めるのが医療関係になると思います。今国会の御審議の中でも、一部の患者負担だけではもう限界に来ている、抜本的な、構造的な改革案を示せという御意見も多...全文を見る
○小泉国務大臣 その感染された方は本当にお気の毒だと思うのですが、現在の科学水準といいますか医学水準のもとにおいては、最大限の安全対策をしてもこのような危険性を排除できないということでありますので、エイズウイルス感染者に対すると同じような補償の仕組みというものは困難だと思います。...全文を見る
○小泉国務大臣 年金制度というのは、保険料に見合った給付をもらうという仕組みであります。同時に、もし保険料を払わなくても払った人と同じように年金ということになりますと、それじゃ保険料を払った人はどうなるのかという公平の観点でも問題があるという点から非常に難しい問題がありますが、障...全文を見る
○小泉国務大臣 先端医療技術の進歩というのは、ある意味においては、人類に今まで考えられないような恩恵をもたらす面もあると思いますが、また一方では、ここまで人間はやっていいのかなという、むしろ人間の限界を超えた神の領域に踏み込んだ人間のおごりというもの、自制心をないがしろにするよう...全文を見る
○小泉国務大臣 将来、国民負担率といいますか公的負担率を五〇%を超えないという中で財政再建をいかに果たしていくか。一切の聖域なしという中で、十年度予算におきましては、一般政策経費は九年度に比べてマイナスにするということでありました。その中で今国民の税金を一番使っている部分はといい...全文を見る
○小泉国務大臣 八千億円増が見込まれる当然増の中では、すべて見直していきますが、その大半を占めるのが医療関係費だと思います。今後、抜本改革をする中で医療関係費をどの程度削減できるか、五千億円といいますと、その大半、八〇%か、その前後ぐらいは医療関係費で削減するような努力をしないと...全文を見る
○小泉国務大臣 今後の予算編成作業は、今までと発想を変えまして、どの省庁も、前年度からどれだけ伸ばすかということを考えるのが当然だと思われてきた時代とは違いまして、いかに非効率でむだなところはなかったか、減らすということを考えなければならない。厚生省も例外ではないと思います。 ...全文を見る
○小泉国務大臣 私は、大蔵省に対して物を言っていないと言われるのは心外であります。年金の自主運用にしても、預託金利引き上げにしても、いつも大蔵省と、意見は違ってまいりましたけれども、厚生省なり私の主張を展開しております。  郵政三事業の見直しにつきましても、財政投融資の根幹にか...全文を見る
○小泉国務大臣 今後検討させていただきたいと思います。
06月13日第140回国会 参議院 厚生委員会 第19号
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○国務大臣(小泉純一郎君) ただいま議題となりました介護保険法案、介護保険法施行法案及び医療法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  まず、介護保険法案について申し上げます。  我が国においては、急速な高齢化の進展に伴って、介...全文を見る
06月13日第140回国会 参議院 本会議 第35号
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○国務大臣(小泉純一郎君) ただいま議題となりました介護保険法案、介護保険法施行法案及び医療法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明申し上げます。  まず、介護保険法案について申し上げます。  我が国においては、急速な高齢化の進展に伴って、介護を必要とする者の数も急...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 大島議員にお答えいたします。  市町村に対する支援策についてですが、公費や医療保険者が徴収する保険料を財源とした交付金の投入により安定的な財源の確保を図るほか、都道府県に財政安定化基金を設置し、財源不足が生じないようにするとともに、要介護認定に係る事...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 和田議員にお答えいたします。  政府案が安心して介護が受けられる制度かとのことですが、これはただいま総理からお答えしたとおりでございます。  国民に対して理解を求める姿勢についてですが、これも今、総理からお答えしたところでございます。  保険料未...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 大渕議員にお答えいたします。  新ゴールドプランの達成と新たな計画による基盤整備についてですが、まずは各地方自治体が作成した老人保健福祉計画の集大成であります新ゴールドプランの推進にできる限りの努力をしていきたいと思います。  また、介護保険法案成...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 朝日議員にお答えいたします。  制度運営への住民参加についてですが、介護保険事業計画の作成について、被保険者の代表も参加した委員会を設置するなどの措置を講ずることとしております。  また、市町村に対する支援についてですが、保険運営の広域化や認定審査...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 有働議員にお答えいたします。  二十四時間対応ホームヘルプ事業についてのお尋ねですが、介護サービスの基盤整備を進める観点から、早朝、深夜を含め二十四時間対応できるホームヘルプ事業を普及させるとともに、在宅介護支援センターの計画的な整備を図るべく、現行...全文を見る
06月16日第140回国会 参議院 臓器の移植に関する特別委員会 第7号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 移植医療については、国民の理解、そして信頼を確保していくということは大変重要だと思っておりますので、今後移植分野における情報についてはできるだけ公開していくという方向で努力をしていきたい。御趣旨については賛成であります。
○国務大臣(小泉純一郎君) ことしの三月に公衆衛生審議会の中に臓器移植専門委員会を設置しておりまして、この専門委員会には移植医、救急医、法律家、ジャーナリスト等の幅広い分野から委員が選任されております。  法案成立後三カ月ということでありますが、この法案が成立しましたら、広く各...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 国会の委員会で決められたことに従って、最大限の努力をしていきたいと思います。
○国務大臣(小泉純一郎君) この臓器移植について、特に脳死を人の死とするかどうかについてはいろいろな議論があるからこそ本国会で慎重な審議が行われているんだと思います。  しかし、私としては、脳死臨調の答申において、「脳死をもって「人の死」とすることについては概ね社会的に受容され...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 私は、臓器移植医療というのは極めて特殊な、例外的なものだと思っております。ふやせばいいというものでもない。しかし、臓器を提供したいという方の意思と受け入れたいという方がある限り、その環境整備に努めるのが厚生省の役目だと。  私は、臓器移植がどんどんふ...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 私は、好ましいとか好ましくないとかと言っておりません。我々は、今、人類の考えないような医学技術の進歩でこういう環境が出てきた。それだったならば、両者の意思が合致する場合にはその環境整備に努めたいということであります。好ましい、好ましくないという点は触れ...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 法案が成立しましたら、本委員会、国会での審議を踏まえまして、移植医療というものが公平に、公正に、そして円滑に実施されるような環境整備に全力を尽くしていきたいと思っております。
○国務大臣(小泉純一郎君) 脳死について先ほども御意見がありましたけれども、一般国民からすれば、植物状態と脳死の違いというのがよくわからないというのがまだ結構いるということから、脳死になってもまだ生き返るんじゃないかという危惧というか期待といいますか、両方、不安だという面もあると...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) いかに丸投げされたといいましても、厚生省が勝手にやるわけじゃありませんので、この移植医療が円滑に実施されるためにはいろいろな環境整備が必要だと思います。  本年三月には公衆衛生審議会の中に各界各層の専門家から成る臓器移植専門委員会を設置しておりまして...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 公衆衛生審議会の中にも医療関係者のみならず、いわゆる有識者にも専門委員になっていただいています。同時に、本委員会の審議、これはもうまさに各界各層から出てきた意見だと私は思います。この本委員会の国民を代表する意見というものを踏まえて政省令を考えていかなけ...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 提供された臓器に一番適している移植希望者を選択するための医学的かつ客観的な基準の作成、そして公平公正な臓器の配分のためのネットワークを構築するということがこの移植医療を信頼あるものにするために不可欠だと考えております。  それで、脳死体からの心臓、肝...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 行っていきたいと考えております。
○国務大臣(小泉純一郎君) はい、いいです。
○国務大臣(小泉純一郎君) この移植医療が成功するかどうかというのは、医療関係者に対する信頼が確立されるかどうかに大きくかかっていると思います。  そこで、臓器を提供したいという方と受け入れたいという方の間に立つ方が、受け入れたいという側の意向ばかり聞いて提供者の立場を配慮しな...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) そこまで疑うと切りがないんですね。その間に立つ人は、受けたい人ばかりの意向を尊重しちゃいかぬ、提供したいという人と公正中立にやってくれと。それで、そうでないんだと決めつけられますと信頼が成り立たない。  ですから、コーディネーターといいますか、その間...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 死者の体にメスを入れるということに対して非常に抵抗感を持っている国民はいまだに多いと思います。死者にむち打つなという言葉があるぐらい、むち打つだけでも非常に死者を冒涜するという言葉があるぐらい、死者を丁重に葬るということに対しては非常に強い感情を持った...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) できれば人の臓器を移植することなしに人工の臓器が開発されればこれにまさることはないわけです。今後、この移植医療の環境整備に全力を尽くしますが、あわせて人工臓器の研究開発にも積極的に取り組んでいきたいと思います。
○国務大臣(小泉純一郎君) ただいまの附帯決議につきましては、その御趣旨を十分尊重いたしまして、努力をいたします。
06月17日第140回国会 衆議院 決算委員会 第10号
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○小泉国務大臣 ただいま御決議のありました保険料の徴収や補助金の交付等につきましては、適正及び効率性等の観点から、御決議の趣旨を踏まえ、一層努力してまいります。
06月17日第140回国会 参議院 厚生委員会 第20号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 厚生省が案をつくる場合にも地域の実情を考えなきゃいかぬ、地域の市町村が今度責任を持つことになりますから市町村が独自の調査をする、これをやはり尊重していかなきやならない、両方不十分な点があると思います。あるいは全国一律の基準を市町村が導入する場合にも、市...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) これは衆議院の委員会でも税方式がいいか保険方式がいいかということはかなり議論したところであります。私としては今までの議論の経過、過去のいろいろな勧告を見ましても、介護も税方式よりも保険方式の方がいいのではないかという点を主張してきたわけです。まず社会保...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) この介護保険制度は、昨年来から熱心に導入すべきだという方々が働きかけられて、むしろ選挙前にこの保険法案を国会に提出しようという声が一部から強く上がったわけであります。しかし、もっとじっくり議論した方がいいということで、昨年の通常国会が終わってからも、閉...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 私は、介護保険が導入されれば介護の心配はなくなるだろうと思っている人は少ないんじゃないかと思います。  むしろ、今個人だけで介護の問題はもう解決できない、やはり社会的な公的な支え合いの制度が必要だろうという理解はかなり多数の方が持ってきたのではないか...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 直接的なお答えにならないかと思いますが、じゃ逆に税方式でやろうといった場合、どういう問題点があるかということをちょっと考えてみると、どの税項目を今増税するか。消費税を増税するんでしょうか、所得税を増税するんでしょうか、あるいは法人税を増税するんでしょう...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) この介護保険制度が十二年度に施行されるように我々は準備を進めているわけですが、当然、この国会で今の状況を考えますと継続審議になるような状況でありますけれども、準備は早くすればするほどいいと思いますし、十二年度といってももう三年もないわけですから、私は相...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) ちょうど昨年の十一月、岡光前次官事件の問題等が多くの国民の厚生省に対する不信を招いて大変な批判を浴びました。ちょうどあの事件が報道されてから七カ月が経過したわけであります。その間、地道に努力されていた方々にも大変御迷惑をかけ、福祉に携わっている方にも大...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) この現金給付の是非についてはもういろいろ議論が今までもありました。  しかし、限られた財源というものをどちらに優先的に配分しようかということを考えると、私は当面は基盤整備の充実に向けた方がいいのではないか。これからもこの現金給付の是非は必ず出てくる問...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今、委員の指摘されたことは行政の難しさなんです。厳しくしろというのは、国会のあの不祥事件以来ほとんどの委員が言ったんです。むしろ、余り規制が強過ぎるんじゃないかと言ったのは衆議院の中でごく少数でした。本来、善意の人なんだからそんな規制なんかなくていいん...全文を見る
07月09日第140回国会 参議院 決算委員会 閉会後第2号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 医療制度の改革につきましては、ことしの国会におきます各委員会での審議状況、さらに御意見等を踏まえ、そして年党医療保険制度改革協議会の基本方針等がございます。その点を十分参考にしながら、今鋭意作業を進めている最中でございます。薬価の問題あるいは診療報酬体...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 確かに六月三日の閣議におきまして、財政構造改革の推進方策において大学医学部定員の削減や医師国家試験の合格者数の抑制について盛り込まれておりますが、今のところこれをどうやって具体的に進めていくかということについてまだ結論が出ているわけでは承りません。今後...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 准看護婦から正看護婦への移行については、看護の質の向上という観点からもこれを拡大する方向で今関係者と調整を進めております。そして、看護の指導者を養成するということも重要だと思っておりますので、この看護大学構想の中で看護教育の一層の充実を目指して、どうい...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 旧軍人に対する施策についてどこが責任を負うべきかということについては、私は政府全体が負うべきだと思っております。厚生省だけが負うべきものではないと。そして、厚生省の管轄あるいは所掌している事務についてはやるべきことはあると思いますが、これは戦争責任とも...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 私は、きょうこの山西軍のお話は初めて聞かせていただきました。戦争が終わった後の日本軍の混乱のみならず、中国において内戦状態、新たな戦いにまた巻き込まれざるを得なかった山西軍の状況等は、今から考えますと想像を絶するような苦難の状況ではなかったかと私は想像...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) ダイオキシンの対策につきましては、今国会、閉会いたしましたけれども、ことしの各委員会においても大変取り上げられた課題でございます。  厚生省としても、このダイオキシン対策については今後重視していかなきゃならない、人体に対する影響、これも大変大きなもの...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 母乳にも汚染が見られるということは、食物連鎖の関係からいっても、動植物全体に対して相当深刻な影響を与えているのではないかと考えられます。  この問題につきましては、いろいろ御議論をいただきましたけれども、厚生省としても、ダイオキシンによる人体の汚染等...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 医療法人制度については見直せという声は以前からあったわけでありますが、今後、将来的に考えましても、医療法人でもかなり社会福祉事業を実施するようになってくると思います。  昨年の四月二十五日に医療審議会から、公益性の高い、「保健、医療、福祉の総合的なサ...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 厚生省としましては、このアカス事件を踏まえまして、今後労働省等関係機関とよく連携しながら、知的障害者の人権侵害事件の再発防止に鋭意努力をしていきたいと思います。
○国務大臣(小泉純一郎君) この二交代制勤務は選択肢です。二交代が好ましい病棟には導入してもらいたい、そういうことでやっておりますので、選択していただいた方については今後改善すべき点は改善したい、その中で質の向上に努めていきたい、そう考えております。
○国務大臣(小泉純一郎君) 実際の実情について一人一人から聞いているということはありません。
○国務大臣(小泉純一郎君) 現場の意見をよく聞いて、賛成の方もおられるわけですから、両方の意見を聞いて考えていけばいいんではないかと、そう思います。
○国務大臣(小泉純一郎君) どちらが多いかということはわかりませんが、両方の意見があるということは承知しております。
○国務大臣(小泉純一郎君) 病棟ごとによって二交代がいいか三交代がいいかというのは違ってくると思います。患者さんにとっても、二交代の方がいい患者さんもおります。看護婦さんにとっても、二交代になれると二交代がいいという看護婦さんもいるわけです。  いずれにしても、新しい制度を導入...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) それと統廃合とは直接関係はありません。
○国務大臣(小泉純一郎君) 私どもは、二交代制勤務というのが、患者へ提供する看護の質や看護婦の勤務環境がよりよいものになると思っているから導入をしているわけです。よく実情を調べなきゃ、一方的に言って是正するということではなくて、両方とも是正の観点は違うんですから、両方実情を調べて...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) その要望点をよく踏まえながら、実情を調査して改善を図っていきたいと思っております。
○国務大臣(小泉純一郎君) 導入してある程度時間がたたないと実情はわかりません。しかるベき時期に実情を調査して、その上でやるべきことはやっていく必要があるのではないかと思います。
○国務大臣(小泉純一郎君) よく実態を調査してから検討したいと思います。
○国務大臣(小泉純一郎君) 国立病院、療養所の統廃合を今進めています。それは、限られた医療資源をどのように有効に活用していくかという観点から、国立医療機関にはふさわしい政策医療というのがあるだろうということで、一般的な地域医療の機関や民間機関とはそれぞれ違う役割があるだろうと私は...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 基本としては、認可保育所を中心に考えるべきだと思いますが、その認可保育所を補完する意味において認可外の保育所というのも私は役割があると思います。  しかし、いずれにしても、そのお子さんの環境がどういう点が望ましいか、また、働く両親にとってその間お子さ...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 結論から申しますと、時期は未定なんです。
08月26日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第36号
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○小泉国務大臣 医療保険及び医療提供体制の抜本的改革につきましては、前国会における健康保険法等の一部改正法案の審議の過程におきましても、早急に全体像を示し改革に着手すべきであるとの強い要請がなされたところであります。厚生省としては、去る八月七日、抜本的改革の方向について厚生省案を...全文を見る
○小泉国務大臣 基本的に日本の医療保険制度は、国民の努力によりまして、世界の医療水準に比べて遜色のないかなりすぐれた制度を構築してきたと私は思います。だれでもいつでもどこでも良質な医療サービスを受けられる国民皆保険制席である。この良質な医療サービスをだれでも受けられるという国民皆...全文を見る
○小泉国務大臣 社会保障制度の根幹をなすもの医療であり、年金であり、それぞれの福祉諸制度であると思います。当然これから介護も入ってまいります。  その際に、限られた財源をどのように生かしていくか。医療ばかりに財源を充当することはできません。既に国民の税金は医療費に対して、防衛費...全文を見る
○小泉国務大臣 言うはやすく行うはかたしと言われましたけれども、この保険制度の第一案だけではないと思います。今まで、薬価にしても診療報酬体系にしても、それぞれ言うはやすく行うはかたしだったからなかなか踏み込んだ改革案はできなかった。それではいけないという御指摘にこたえて、今回いず...全文を見る
○小泉国務大臣 先ほども述べましたが、日本の医療制度というのは先進諸外国と比べても基本的に遜色のない水準にある。だれでもいつでも適切な医療を受けることができるというこの国民皆保険制度を二十一世紀の社会においても維持発展させていきたいというのが基本であります。  その際に、これか...全文を見る
○小泉国務大臣 私、同感であります。  先ほどの答弁の中でもそれに触れたつもりでございますけれども より具体的に申し上げますと、医療費というのは、税金と保険料と自己負担の組み合わせなのですが、さらに、薬価にしても診療報酬体系にしても、これは医療関係者、医療提供者の効率化に大きく...全文を見る
○小泉国務大臣 総理は、社会保障改革を六大改革の一つに掲げて、社会保障制度につきましては、医療のみならず各般にわたって一つの見識を持っておられる政治家であります。当然、私もその点を考慮に入れながら、その都度総理から細かな指示なり助言なりがあるかと思っていたのですが、実を言いますと...全文を見る
○小泉国務大臣 御指摘のとおり、中医協につきましても、国民の信頼性を高めていく、そういう観点から現在のあり方を見直していきたい。委員の人選につきましても、御指摘の点を踏まえまして、より透明性、信頼性を高めるような人選をし、今までのあり方を検討して、よりよい構成にしていきたいと考え...全文を見る
○小泉国務大臣 これは極めて専門的なことで具体的なものについては局長なりに譲りますが、要は、今の薬価制度においては、高い薬を使いたがる、安い古い薬よりも高くて新しい薬を使いたがる傾向があって、これが薬価を押し上げているのではないか、また医療費の膨張をもたらしておるのではないかとい...全文を見る
○小泉国務大臣 これからは、医療機関におきましても、より積極的な情報公開が要求されると思います。また、そのような情報公開をすることによって患者との信頼関係を構築していかないと医療機関もやっていけないという時代になっていくと私は思います。領収証等におきましても今積極的に出す医療機関...全文を見る
○小泉国務大臣 できるだけ、効率的な制度はどういうものがいいかという点につきまして、これからの審議の中でもいろいろ御意見を聞かせていただきたいし、少しでもいい点を取り入れていくという形で進めていきたいと思います。  また、安田病院等における問題につきましても、確かに行政のおくれ...全文を見る
○小泉国務大臣 それぞれの統計のとり方があると思いますが、日本は、今、一般会計予算に見ましても、公共事業費よりも社会保障関係費の方が国費を投じている額は多いわけです。厚生省関係予算だけにおいても十四兆円を超えている。公共事業は、建設、運輸、農水ほか合わせたって十兆円そこそこだと思...全文を見る
○小泉国務大臣 一面的に言って、日本は社会資本投資がおくれている、そういう面から公共事業に莫大な投資をしてきた、投資の効果が出ていなくて借金がふえてしまった。一面において、それは私は当たっていると思います。
○小泉国務大臣 まず最初に、二十一世紀を見据えて、この国民皆保険制度を維持していこうと。医療制度は国民全体が支えるんだと。国民全体のものであるという視点から、今回の厚生省の抜本案をまとめたわけであります。  増税はしない、若い世代にツケを回さない、赤字国債を出さない、そういう中...全文を見る
09月18日第140回国会 参議院 厚生委員会 閉会後第1号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 引き続き厚生行政を担当することになりました。よろしくお願い申し上げます。  委員の皆様には、日ごろから厚生行政の推進に格段の御理解と御尽力をいただいておりまして、この場をおかりしまして厚く御礼申し上げます。  我が国は少子・高齢化が急速に進む一方で...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 医療保険及び医療提供体制の抜本的改革につきましては、前国会における健康保険法等の一部改正法案の審議の過程におきましても、早急に全体像を示し改革に着手すべきであるとの強い要請がなされたところであります。厚生省としては、去る八月七日、抜本的改革の方向につい...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今回、八月七日にお示ししました医療制度全般にわたる改革案、これは厚生省といたしましても、さきの通常国会において当厚生委員会の委員の皆さんから御指摘されましたように、今後二十一世紀の社会を展望する際、一部の手直しては済まないのではないか、二十一世紀に通用...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) さきの国会でも答弁いたしましたように、中医協のあり方について、今のままではいいとは思えない、見直しすると答弁したと思います。その線に沿って今後の中医協の機能あるいは委員構成等を検討して、できるだけ早い機会に法案提出にこぎつけたいと思っております。
○国務大臣(小泉純一郎君) 介護保険制度については、今、委員御指摘のとおりであります。  これから医療制度改革を控えておりますけれども、今後、老人福祉と老人医療、この介護と医療という問題をどうやって解決していくか、また社会的入院等の問題も指摘されておりますので、そういう両面から...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 自己負担、いわゆる患者負担ばかり取り上げられて、先に患者負担だけが前面に出ている、三方一両損ではないのではないかというのは、私は誤解だと思います。すべてに痛みを伴う改革案を出しております。  マスコミ等では三割負担ということがかなり強調されております...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今回の厚生省の案というのは、医療制度を支えるにおいてはまず小費、税金をどのぐらい投入するのか、保険料負相をどのぐらいにするのか、それと患者負担、自己負担をどのぐらいにするのか、だれが考えたってこの組み合わせしか医療費を支えることはできますん。そういう中...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今回の厚生省案にねきます今までの薬価の公定価格というのを廃止して新たな薬価基準制度を設ける、これが受け入れられれば新たに薬剤だけに別途負担をいただくという必要は私はなくなると思っております。
○国務大臣(小泉純一郎君) 国民の声を聞くという点については、基本的に一番大事なのは国会だと思います。委員会の各党各会派の委員の方々の意見、これは国民の声を代弁していると受け取るべきだと私は思っております。それが第一点。同時に、いろいろな識者の審議会がございます。この審議会の意見...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) これはそのときの経済情勢あるいは経済成長率、高齢者の割合、若年人口の割合によっても変わってくると思います。もっとはるかに経済は弱く貧しい時代であったにもかかわらず、日本はかつては自己負担が三割を超えていた。豊かになってくるうちに自己負担の方も減ってきた...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今回の厚生省案は、総合的に、構造的に抜本案を出せと言ったから出したのでありまして、あえて患者負担を逃げだかつたんです。じゃ、患者負担だけだったのかというと、そうじゃないんです。薬価にしても診療報酬にしても、すべて出しているわけです。今言ったように、三割...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 九月一日から実施された状況で、まだ一月たっていません。ですから、その実態というのはまだ把握できておりませんが、今回、高齢者につきましては一回五百円、四回までという配慮をしておりますし、私は、必要な医療が抑制されているということはないのではないかというふ...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 九月一日に実施されたんですから、まだその状況は把握しておりません。
○国務大臣(小泉純一郎君) 与党案でいろいろ示されている御議論は、今後新たに設置されます審議会においても当然議論されていくと思いますが、なぜ今までの薬価の決め方を廃止してこのような新しい薬価基準制度を設けるかということは、今までの国会での議論を踏まえて、不透明な部分、あるいは薬価...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) その厚生省案あるいは与党協議会での議論の中で、製薬団体が厚生省案を厳しく批判したり、あるいは評価する点があるという見解を出しているというのは承知しております。  しかし、なぜこのような抜本的な薬価基準制度を設けるかということは、今までの国会議論にもあ...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今回の医療制度にねける抜本改革というのは、何としてでもこれからの国民皆保険制度を維持発展させていきたい、そういう中でのあるべき姿を総合的に考えて打ち出したものであります。  今までは総論賛成といいますか、政府はむだ遣いが多過ぎるんじゃないか、医療関係...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) どのような効果が出てくるのかということでありますが、これはまさに政治家が真剣に考えなければならない問題であります。政党が真剣に考えなければならない問題であると私は思っております。  厚生省としてもその点を十分配慮しました。独断でやっちゃいかぬ、しかし...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) これから四千二百億円程度を削減するというのは、抜本改革案の中でその削減を考えておるというわけではなくて、現行制度の中で年末の予算編成に向かって四千億円程度医療関係で削減しなきゃならない。これは抜本改革案とは別であります。抜本改革案と関係ないとは言いませ...全文を見る
10月03日第141回国会 参議院 本会議 第3号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 長尾議員にお答えいたします。  まず、薬価制度についてですが、薬価基準制度、現行の制度を抜本的に改めて、今後薬価差益を生じないような新しい仕組みを検討してまいります。  また、改革のスケジュールなんですが、抜本改革案、厚生省が示した案は平成十一年度...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今井議員にお答えいたします。  十年度予算編成における医療費の削減ですが、御指摘のように極めて困難なんです。一般歳出は九年度予算に比べてマイナスにする、その中で厚生省予算は例外として三千億円の増を認められましたけれども、当然増八千五百億円を考えると五...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 及川議員にお答えいたします。  まず、これ以上の国民負担増をかけずに医療制度の抜本改革をしていく道はないのかとお尋ねであります。  まさにこの点に最大の配慮をして厚生省案として八月七日まとめた案を提示したわけであります。どの政党が政権を担当しても、...全文を見る
10月07日第141回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○小泉国務大臣 九月一日から実施されました医療制度の改正案につきましては、まだ実施後一月ちょっとしかたっておりません。実態がどうあるか、今後、より詳しく調査したいと思いますけれども、私は、一月千二十円の高齢者に対する医療が一回五百円になった、四回まで二千円、それ以上は支払わなくて...全文を見る
○小泉国務大臣 日本の社会保障給付費が低いと言われておりますが、これからの高齢化率を考えると、私は、今やヨーロッパの福祉水準に遜色ないと思っております。  現に今年度予算においても、また来年度予算においても、国民の税金がどの分野に一番使われているかというと、厚生省、社会保障関係...全文を見る
10月14日第141回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 去年の総選挙を思い起こしていただきたいんです。どの政党も、どの候補者も、もう増税はできない。所得税等の減税を先行実施して、その後、三%を五%に引き上げの際も抵抗は強かった。もう増税はできない。国債の増発も、これから借金を払うために納税するようになるから...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今の基本的な国営維持という、現状維持という決断を下すはずがない、橋本総理の行財政改革にかける熱意は本物である、そんなはずはないと言っているんです。それを信じていただきたい。
○国務大臣(小泉純一郎君) 臍帯血移植治療について、私もこの問題に熱心な方からいろいろ話を聞きまして、大変いいことだと。今まで捨てられていたへその緒が骨髄移植治療と同じような効果を発揮する、しかも副作用がない。この捨てられていたものが貴重な利用価値があるということに気づいて、これ...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) これから参議院で御審議いただく介護保険法案の中にも、この認定の問題は重要視されている方が多いわけでありますが、今のところ六段階の認定を考えております。六万円から大体一番いいサービスが三十万円。一割負担ですから、三十万円のサービスを受けるためには三万円負...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 私もデンマークの事情を聞いたり勉強したりしまして、施設に任せるよりも、一般都市生活者として在宅と施設との両方のサービスが必要だと思っています。  特に、別々の省が独自にやるよりも、建設関係あるいは社会保障関係が連携を密にしまして、何でも要介護者は施設...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 自由民主党は、自由闊達な議論を阻止しない大変おおらかな政党であります。内閣におきましても、議論は活発にやろう、議論を闘わせるうちにおのずから合意ができてくるであろう。そういう意味におきまして、この議論はしてはいけない、あの議論はしろというような指示は総...全文を見る
10月15日第141回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○国務大臣(小泉純一郎君) あすから移植医療法が施行されるわけですので、この移植医療が公平に公正に、そして円滑に実施されるように環境整備に全力を尽くしていきたいと思います。  特に、今お話がありました臓器提供者の意思表示カード、これの普及に当面は全力を尽くしていきたい。また、具...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 食品等の表示については、安全性の基準にかかわるものは義務づけることはできますけれども、消費者の選択にかかわる問題におきましては義務づけるのは難しいと聞いております。  この点について、今盛んに食品についてはどこの産地であるとか、あるいは消費者が選択し...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 景況感につきましては、専門の経企庁長官に譲ります。  社会保障を担当する厚生大臣として、将来の高齢化社会を臨み、二十一世紀にたえ得るような改革をしなきゃいけないということで、社会保障の構造改革も現橋本内閣の最重要課題の一つになっております。    ...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 年金にしても医療にしても、将来のことを考えて今改革に取り組んでいるところであります。そして医療につきましても、国民の自己負担をふやすばかりではありません。薬価の問題、診療報酬の問題、医療提供体制の問題、公費、税金の問題、保険料負担の問題、そして自己負担...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 基本的に議員の御指摘、私は賛成なんです。  というのは、医療改革というのは今総合的に進めていかなくてはならない。当然であります。患者の自己負担だけではありません。その中にあって、病気に対する治療も大事ですけれども、いかに病気にならないような、健康づく...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今後、リハビリ治療の重要性は十分認識しなきやならないと思っております。その点も含めまして、この抜本的改革案の中で検討させていただきたいと思います。
○国務大臣(小泉純一郎君) まことにいい御指摘、御提案をいただきましたし、今回の介護保険制度でもそれに関連して出てくると思います。  今、本来治療が必要でない、むしろ介護サービスが必要な方までが病院に行ってしまう傾向が強い。これを何とか改善したいという点からも、この介護保険制度...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 難病対策ですが、この二十五年間、医学や医療技術の進歩は目覚ましいものがあります。そして、難病に対しても今後その治療等については基本的には質的な充実を図っていきたいと考えております。  そこで、今どういう見直しをこれからしょうとしているかにつきましては...全文を見る
10月17日第141回国会 衆議院 本会議 第5号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 横光議員にお答えいたします。  介護と子育て支援についてのお尋ねですが、介護につきましては新高齢者保健福祉推進十か年戦略、いわゆる新ゴールドプラン、子育てにつきましては子育て支援のための施策、いわゆるエンゼルプラン、この着実な推進を、税制改革時の議論...全文を見る
10月20日第141回国会 衆議院 財政構造改革の推進等に関する特別委員会 第3号
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○小泉国務大臣 先ほど総理がお答えしましたように、このままの制度を維持していきますと税と保険料負担が七〇%を超えてしまう、現在の三〇%台を将来最も高齢者がふえた時点においても何とか五〇%以下に抑えたいという方向で、各種社会保障制度の構造改革に取り組んでいるところであります。  ...全文を見る
○小泉国務大臣 大変いい、また参考にすべき指摘だと思います。人生五十年の時代の年金だったからこそ、支給開始年齢は六十歳だった。今人生八十ですか。七十七歳が男性、女性が八十二歳。六十五歳というのは二〇一三年からですから、今言ったように、今取れるのをすぐ引き延ばすということは、今まで...全文を見る
○小泉国務大臣 お尋ねですが、私は二者択一をとりません。セーフティーネット、いわゆる低所得者を支えるという救貧法みたいなものにとどまらない、今や、年金にしても医療にしても介護にしても、社会全体で支えて、この制度が安定しているということにおいて、単なる貧しい者ではなくても安心して働...全文を見る
○小泉国務大臣 来年度予算におきましては、今年度に比べて一般歳出をマイナスにする。しかしながら、今、役所の中で一番国民の税金を使っている役所が厚生省であります、社会保障関係。そこで、このままの制度をそのままにしておきますと、当然約八千五百億円ふえます。各省庁、来年度マイナスにする...全文を見る
○小泉国務大臣 現在、入院の食費が一日七百六十円、これをどの程度にするかというのは、今与党の協議会で議論してもらっております。その与党の議論を踏まえながら、年末までに予算編成ですから、予算は皆さんに審議していただくわけです。まだ具体論が決まっていないというのは、あらゆる点を検討し...全文を見る
○小泉国務大臣 しかし、今の法案は、全体として三千億円増を認める。具体というのはこれからですよ。今決まるわけないじゃありませんか。
○小泉国務大臣 来年度予算において具体化すると言っているのです。今、来年度予算を審議しているわけじゃないのです。全体として三千億円増を認めている。来年度予算においては、当然増八千五百億円を認められているうちの約五千五百億円を削減しなきゃならない。その中で四千億円程度は医療関係費で...全文を見る
○小泉国務大臣 これも、今、一月百万かかろうが一千万円かかろうが、上限が六万三千六百円御負担いただいている。これが適当かどうか、今後の議論なのです。これも年末には具体的に決めて、来年の通常国会で御審議いただく。総額五千五百億円をカットしなきゃならない、削減しなきゃならない中であら...全文を見る
○小泉国務大臣 あらゆる項目を検討しております。どの程度引き上げるか、下げるかというのは、これからの問題であります。
○小泉国務大臣 今回の法案におきましては来年度予算案のことを決めているんですよ。来年度に三千億円増を認められているんですよ。その中身は年末までに詰めるというんです。そのときに明らかになります。その明らかになったのは、来年の通常国会で御審議いただくんです。おわかりですか。  それ...全文を見る
○小泉国務大臣 あらゆる項目を見直していこうという中で、難病対策についても、制度が発足してから二十五年たった。この間、医学、医術の進歩は目覚ましいものがあります。  そういう中で、今後、公衆衛生審議会の専門家の意見の中で、見直すべき項目として、対象疾患はこのままでいいんだろうか...全文を見る
10月21日第141回国会 衆議院 財政構造改革の推進等に関する特別委員会 第4号
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○小泉国務大臣 極めてはっきりしているんです。五千五百億円削減しなきゃならない、そのうちの約四千二百億円、医療関係費で削減する、その項目については年末までにあらゆる項目を見直して削減する。極めて明快であります。御理解いただきます。     〔委員長退席、中山(成)委員長代理着席...全文を見る
○小泉国務大臣 私も常々、予防は治療にまさるという観点から、日ごろから健康に心がける、当然病気になったときの治療も大事でありますが、多くの国民が今後いかにお医者さんにかからないで元気になるか、あるいは薬を飲まないで元気になるかということを考えて、元気で長生きしてもらいたいという施...全文を見る
○小泉国務大臣 これからの抜本改革案におきましても、当然今言われたような案も御意見として各方面から出ております。そして予防について、恐らく議員は保険適用を拡大すべきではないかという御意見だと思うのでありますが、その点、どれを保険適用するか、費用はどのぐらいになるか、いろいろな観点...全文を見る
○小泉国務大臣 さきの通常国会等での御議論を踏まえて、医療保険制度、総合的、抜本的な改革をしなければいかぬ、九月一日実施された改正案は、これは単なるびほう策にすぎない、もっと根本的な、構造的な改革をしなさいという声にこたえまして、去る八月七日、薬価から診療報酬、さらには医療提供体...全文を見る
○小泉国務大臣 どれだけの国民負担増が出てくるかというのは、はっきりと数字は、まだ私はここで言う段階ではないし、今のところ提示できる段階ではありませんが、いずれにしても、国民負担といいますと、税金も国民負担であります。保険料も国民負担であります。病気になったときのいわゆる自己負担...全文を見る
○小泉国務大臣 議員と我々の立場とは、全く見解を異にしております。我々は改正の立場で提出しているのです。改悪とは思っていない。  今のままだったら保険制度は破綻してしまう。こういうことがないように、どうやってお互いが支えていけるような保険制度をつくるか。そして、今後、高齢者がピ...全文を見る
○小泉国務大臣 だから大変なんですよ。容易じゃないと前から言っているでしょう、総論賛成、各論反対が一番出てくるのはこの厚生省予算の分野だと。あの財政構造改革案が出していた、さきの通常国会でも、これは今何げなく聞いているけれども、革命的と言ってもいい案だと私は言ったんです。それをや...全文を見る
○小泉国務大臣 これは現在、年金審議会で議論をしていただいておりますが、平成十一年の財政再計算、年金改正に向けまして、給付水準をどうするか、負担をどうするか、そして支給開始年齢を幾つにするか等を含めて議論をいただいております。  この問題は、現在六十五歳支給になるのは二〇二二年...全文を見る
○小泉国務大臣 そういう意見も出ておりまして、当然検討課題になっていくと思います。しかし、いろいろな選択肢、議論が出てまいりますが、決定しているということではございません。
○小泉国務大臣 誤解しないでいただきたいんです。やめると言っているんじゃないんですよ。いろんな議論がある、それを検討課題にのせて多くの方々の意見を聞きながら決めていこうというのであって、当然、いろんな政党の方、立場の方おるわけですから、賛成、反対、たくさん意見が出ます。その中で決...全文を見る
10月22日第141回国会 衆議院 財政構造改革の推進等に関する特別委員会 第5号
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○小泉国務大臣 私は、財政構造改革五原則が出てきたとき、総理が、これをやり抜かなければあすの日本はない、非常な決意だなと思いました。容易ならざることであると。だからこそ、これが具体的になったときには大変だなと思いましたけれども、そこまで総理が決意を固めている、これは、これを支えて...全文を見る
○小泉国務大臣 基本的に今の御意見に私は賛成なんです。  ただし、平成元年に年金改革案、私、厚生大臣のときに大きな話題になりました。当時から、このままでいくと、六十歳支給になると若い人の負担は大変だ、もたないよということで、六十五歳支給の改正案を出しました。しかし、結局、国会に...全文を見る
○小泉国務大臣 我が党の加藤幹事長がどのような発言かというのは詳しくは聞いておりません。新聞報道でそのような御趣旨の発言をしたというのは見ましたが、実際に七十歳にするということ、した方がいいという意見はあっても、これをしようという議論の方向には私はなってないと思います。  これ...全文を見る
○小泉国務大臣 これはよく税制の議論でも出るのです。いわゆるクロヨン。サラリーマンに比べて、自営業者の収入の把握度、所得の把握度、問題がある。保育園に入る場合も、近所から見てみればサラリーマンよりもいろいろ裕福ではないかなと思われるのでも、実際は保育園に入る場合は負担が軽いとか、...全文を見る
○小泉国務大臣 いや、確かに今の議論、多いんですよ。所得のある人から、高額所得者から年金をカットすればいいじゃないかと。今御指摘のように、俗受けはするんですが、年金制度の趣旨からいうとこれは問題が多いという議論も出ています。その点も含めて、十分両論を考えながら、どちらがいいか、あ...全文を見る
○小泉国務大臣 自己負担の消費に対しての影響ということだと思いますが、これは、当面医療保険財政の破綻を防ぐという意味において健保法を改正したわけでありまして、これが消費にどの程度影響を与えるかという点については、私よりも尾身経企庁長官の方がその辺は詳しいのではないかと私は思います...全文を見る
○小泉国務大臣 平成七年の社会保障制度審議会における勧告、短いですからちょっと読ませていただきます。公的年金のように持続的に行われる所得保障の制度は、消費支出を安定的にし、ひいては国民経済を安定化させてきた。公的年金の積立金は社会資本の整備等に用いられることによって、経済成長の基...全文を見る
○小泉国務大臣 これは総論的な話にも関連してきますが、このままの制度を維持していきますと、将来、国民負担率は七〇%を超えます。現在三〇%台。それでは余りにも国民の活力をそぐのではないか、負担に耐え切れないのではないかということから、総合的、構造的な改革をしなきゃいかぬ。五〇%以下...全文を見る
○小泉国務大臣 福祉の、また社会保障の果たす役割というのは、各般にわたって国民経済にも影響を与えていくということは否定いたしません。  と同時に、これは程度の問題だと思うのですけれども、結局、福祉の給付をよりよくしようとするためには、税と保険料を国民により多く拠出を求めなきゃな...全文を見る
○小泉国務大臣 お話の趣旨は私は理解できますが、現実の問題として上限を設けない限り、どのような視点にいたしても、私は増額要求ばかりだと思います、現実の手法として。費用は関係ありません、見直しますよと言ったら、恐らく減額の要求は出ないと思います。全部ふやしてくれ。私はあらゆる省庁に...全文を見る
○小泉国務大臣 具体論に入っていきますと、例えば医療制度の改革ですね。これも、できたら自己負担をふやさない方がいいというふうには政治家ならだれでも考えると思います。そうすると、薬価の問題、診療報酬の問題、これに切り込むかというと、これまたいろいろな医療関係者の抵抗が強い。じゃ税金...全文を見る
○小泉国務大臣 私は、不正請求の点につきましても、上限があるからこそ今までの審査の体制でいいだろうかという視点が入ってくると思うのであります。  新聞に出ている三千二百億円のいわゆる不正請求の問題は、これは全部が全部じゃないと思います。詳しくは事務当局から必要ならば答弁させます...全文を見る
○小泉国務大臣 各種項目、徹底的な見直し、削減できるところはないかという準備を進めておりますが、三プランについては、増額し、所期の目的が達成できるよう全力を尽くしていきたいと思っております。
○小泉国務大臣 毎年度二%程度の増しか見込めない中で、あらゆる項目を見直しながら必要な予算は確保していく、できるだけむだを排除していく、この作業は大変困難でありますけれども、やり抜かなければならないことだと思っています。
○小泉国務大臣 与党三党で精力的に御審議をいただきまして、薬価の問題、診療報酬の問題、また老人保健の問題について、それぞれ重要な提案をいただいておりまして、今後ともこれらの協議というものを、十分参考にしていくべき協議だったと私は評価しております。
○小泉国務大臣 今後、十一月中には新たに審議会が設置されるように、今準備を進めております。その審議会で御審議をいただき、合意を得られるものから順次法案化したい、そして抜本改革の法案を来年の通常国会には御審議をいただきたいと思っております。  来年の通常国会に法案を提出できるよう...全文を見る
○小泉国務大臣 来年度予算編成におきまして、約四千二百億円程度を医療関係費で出さなければいけない、削減しなければならない。ということは、抜本改革案の中では出すことはできないと思います。現行制度の中で出さなければいかぬ。それと抜本改革案との調整といいますか整合性をとりたいと思ってお...全文を見る
○小泉国務大臣 これからの高齢者の問題を考えますと、いろいろな統計調査を見ていますと、高齢者だからといって、二十代、三十代の世代の可処分所得と遜色ない、むしろ高齢者であっても若い世代と同じように、あるいはそれ以上に可処分所得を得ている層がかなりあるわけです。そういうことを考えます...全文を見る
10月23日第141回国会 衆議院 財政構造改革の推進等に関する特別委員会 第6号
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○小泉国務大臣 保険でやるべきか、税でやるべきかということなんですが、日本としては、今まで年金にしても医療にしても、保険、税、組み合わせてやってまいりました。ドイツにおいても介護は保険を導入しております。  そして、社会保障制度の根幹をなす年金にしても医療にしても保険であり、確...全文を見る
○小泉国務大臣 社会保障制度の構造的な改革を図るために、まず、今後は年金にしても医療にしても、給付と負担の公平をいかに図っていくか。そして、特に社会保障サービスというのは、地方の住民に密着した活動といいますか、市町村が一番、身近な住民サービスをどうすべきかということについては一番...全文を見る
○小泉国務大臣 私も、率直に言って、この時代の流れの速さに内心びっくりする点があるのです。  昨年の十一月厚生大臣に就任してから、年金の自主運用を指示してきました。特殊法人の整理統廃合、財政投融資制度の改革を考えるのだったらば、今の年金と郵貯と簡保の財投に対する預託制度はおかし...全文を見る
○小泉国務大臣 日にちは忘れましたけれども、財政構造改革会議に出てこいという会議がありまして、厚生大臣としてその財政構造改革会議に出席しました。  そのときに、政府歳出を削減しなさい、しなさいというのをみんな賛成しているけれども、厚生省関係予算というのは大変なんですよ、みんな総...全文を見る
○小泉国務大臣 今後日本の経済発展を維持するために、国民負担率を五〇%以下に抑えるということに私は賛成であります。増税をできるだけ避ける、これも賛成であります。赤字国債を増発しない、賛成であります。総論の中で決めよう。総論、賛成しました。この総論を実行するためにどういう方法がある...全文を見る
○小泉国務大臣 五千五百億円の分のうち、約四千二百億円程度を医療関係費で削ります。これは、年末の予算編成までに具体的に決めていかなきゃならないところであります。
○小泉国務大臣 今後すべての項目を洗い直して、その中で年末までに結論を出したいと思います。
○小泉国務大臣 できるできないではなくて、やらなきゃならないと思いました。
○小泉国務大臣 財源が豊かであれば、望ましいことは全部するというのが一番いいと思います。給付と負担を考えながらやるしかないのではないでしょうか。病院でも総予算制をとっているヨーロッパの制度もあります。この額しかもう見ませんよというなら、やらざるを得ない。  この点は、できれば必...全文を見る
○小泉国務大臣 それはケース・バイ・ケースという場合が多いと思いますけれども、全体として予算というのは、例えば公益法人の補助金は前年度に比べて大幅に減らせという指示をしないと減らしませんね。全部必要で、増額要求です。しかし、だめだと。個別に全部、例えば半分減らせとか三分の一減らせ...全文を見る
○小泉国務大臣 この高額所得者に対しての年金給付なんですが、一部に、御承知のとおり、たくさん収入があるのに年金要らないじゃないかという声が出ているのは事実であります。そういう議論がなされましたけれども、年金というのは長年培ってきた約束事ですから、すぐにはできませんと私の方からは主...全文を見る
○小泉国務大臣 法的な、事務的なことは事務当局から答弁させます。
○小泉国務大臣 それは、私が出ていた会議の範囲しか知りません。その私が出ていた会議で、どなたが言ったのかわかりませんが、そういう問題があるけどどうだという質問を受けたことがあります。私に対して、そういう世間の声があるがと。私は、それは来年度からは無理だということを主張しておきまし...全文を見る
○小泉国務大臣 日にちは忘れましたけれども、私呼ばれて、厚生省予算を前年度マイナス予算組むのは大変ですよ、皆さん総論で賛成と言っているけれども、いざ具体的にやったら厚生省予算をマイナスというのはほとんど不可能だ、どうしてもやらなきゃならないと言うんならやるけれども、やって一番びっ...全文を見る
10月23日第141回国会 参議院 厚生委員会 第3号
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○国務大臣(小泉純一郎君) いろいろ問題が多いからもう一度白紙に戻して考えればいいじゃないかという御議論と、これは初めての制度である、介護状況も十人十色、それぞれ難しい点はあるけれども、これから家族だけに介護を押しつけるのは限界であろう、社会全体で支えていこうという気持ちから、ま...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 税がいいか保険がいいかという議論になってくると思いますけれども、私は、現在の社会保障制度において、年金においても医療においても保険制度は定着していると思います。そして、昭和二十五年度における社会保障制度における勧告においても、あるいは平成七年度における...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 私もかねがね税制議論の中でそのアメリカの例を参考にすべきだという意見を持っております。  もとより、一長一短あるのは承知しておりますが、考えてみれば、一方ではそういう寄附を奨励しますと税収が落ちるという面もあるけれども、逆に本来税で見るべきところを民...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) これは介護にどこに線を引くかの問題だと思います。今後継続して議論の対象になると私は思います。配食だけでなくさまざまな、どこに線を引くべきかというのはたくさん出てくると思いますが、その中でやっぱり検討していくべき問題じゃないかなと思っています。
○国務大臣(小泉純一郎君) 介護保険は医療と福祉を切り離すという面もありますが、同時に連携する方がむしろ私は多いと思います。そういうことを考えますと、地域でそのような連携機関というものを充実させていく、拡充させていくということが非常に重要ではないかと。いろいろな地域で実際施行して...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 先日の参考人の質疑においては、賛成、反対の立場からいろいろな意見が交わされたと聞いております。もちろん、立場の違いによって否定的、肯定的、積極、消極いろいろあると思いますが、今回の介護保険制度は、むしろ多くの国民の要望にこたえて、この介護問題というもの...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 公的介護保険制度の導入、創設というのは社会保障制度改革の一環でありますし、今後よりよい給付を受けるためにはどのように負担していくかという給付と負担の公平を図るという観点からこの社会保障改革も進めていかなきゃならないと思っております。  そこで、今後増...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今、局長が答弁しましたように、待機希望者、待機者と実際の必要量というのはどうかという問題が一つあります。特別養護老人ホームにおいて二十四時間の専門的な介護を必ずしも必要としない者や在宅サービスを全く受けていないという者も含まれているようであります。しか...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 実際に導入された後もいろいろ問題点が出てくると思います。今想定していますけれども、現実には、導入された後、想定しないような問題も出てくるのではないか。しかしそれは実地に見てよりよき改善に進めばいいのではないか。まずは、すぐといいますけれども、これは法案...全文を見る
10月24日第141回国会 衆議院 財政構造改革の推進等に関する特別委員会 第7号
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○小泉国務大臣 来年度予算の中で四千二百億円程度を医療費の中で削減するということは、今御指摘のように非常に苦しい作業であります。まず平時だったらこういうことは考えられないようなやり方だ、非常時だからこそやらなきゃならないということでやるわけでありますが、去る八月提出しました抜本改...全文を見る
○小泉国務大臣 この財政構造改革法案の中でもっと具体的に示した方がいいという御意見だと思いますが、現実的に、暮れに予算編成をしなきゃいけない、それまでまだ間があるわけであります。大体、例年の予算編成作業を見ますと、実際具体的な項目が浮かび上がってくるのが十二月に入ってきてからだと...全文を見る
○小泉国務大臣 具体的な、実際違反であるか違反でないか、正確には事務当局から答弁させますが、御指摘の批判に対しては、謙虚に検討しなさいと指示しております。直せるのか直せないのか、また、直せないのだったらどういう妥当性があるのか。批判を謙虚に受けとめて、その批判が正しいのならばそれ...全文を見る
○小泉国務大臣 前半のラボナールの件につきましては、どういう理由で製造を中止するのかと具体的にその理由等を関係者によく聞きまして実情を調査して、何かいい対策はないか講じてみたいと思います。もう少し時間をかしていただきたいと思います。  それと、国立病院の購入価格の問題であります...全文を見る
○小泉国務大臣 私は、この点については御意見が違うと思うんですが、年金福祉事業団の運用、年金積立金、なぜしているのか。保険者から見れば、この保険料は低ければ低いほどいい、給付を受ける人から見れば、この給付は高ければ高いほどいいんです。そのために、年金積立金の運用というのは確実で有...全文を見る
○小泉国務大臣 現下の財政状況厳しい中で、財政再建、大事であります。しかし、毎年毎年、前年度に比べてマイナス予算を組んで本当に財政再建が達成できるのかなということを考えますと、マイナス予算を組むことも大事ですが、同時にむだな蛇口を閉めるべきだ、効率化を図らなければならない。同時に...全文を見る
10月27日第141回国会 衆議院 財政構造改革の推進等に関する特別委員会 第8号
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○小泉国務大臣 実情を国民にわかってもらわなきゃいけないと。  今、十六兆円のお金が新規の政策事業に使われればどんなに楽だったかしれない。それを今、国民の税金の十六兆円が、ただ国債を買ってくれた、国にお金を貸してくれた人の懐に行ってしまう、来年はこれが十八兆にも及ぼうとしている...全文を見る
○小泉国務大臣 政治活動にどのような資金が必要か、旺盛な政治活動を支えていくための資金は国民がどのように提供していくかということは、大事な問題だと思っております。  そこで、私は、どの政治家も、一定の額、個人であろうが、企業であろうが、あるいは団体であろうが、その政治献金を提供...全文を見る
○小泉国務大臣 今、医療費の不正請求問題については与党の協議会でも審査、協議していただいています。その議論を踏まえながら、当然、むだを省くあるいは不正をなくしていくという観点から、鋭意取り組んでいきたいと思っております。
10月28日第141回国会 衆議院 財政構造改革の推進等に関する特別委員会 第9号
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○小泉国務大臣 厚生省としては年金の自主運用を検討して大蔵省に要求しておりますが、これは、年金自主運用検討会あるいは年金審議会等で御審議いただくと思いますが、厚生省がじかに運用することは考えておりません。責任は持つとしても、これは民間に委託したい。どういういい方法があるかというの...全文を見る
○小泉国務大臣 私は、財投機関債というのは何を意味しているのかわからないんです。名前だけが躍っているんであって、国債とどう違うのかもわからない、どういう人が買うのかもわからない。買った場合に、国家保証がない場合には国債よりも高い金利をつけるのか低い金利になるのか、買う人がいるのか...全文を見る
○小泉国務大臣 これは今後の行財政改革の中で、エージェンシーとか独立行政法人という名前が出ていますが、これも私はわからないと言っているんです。エージェンシーというのは、防衛庁も英語で訳すとエージェンシー、経済企画庁もエージェンシー。何だと。独立行政法人と特殊法人とどう違うのかもわ...全文を見る
○小泉国務大臣 厚生省予算も、身を切るような思いで、これから予算編成に向かって、むだがないか、非効率がないか、切り込むのです。当然、他の省庁もそのような気持ちを持って切り込んでいただきたいと思います。
10月28日第141回国会 参議院 厚生委員会 第4号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 調査ではいろいろな反応が出ておりますが、まだ具体化していない段階ですから関係者にとっては不安な点もあるのは事実だと思います。また、質問の仕方によってもこの調査結果というのは違った反応が出てくると思いますが、現在の時点で介護問題をこのまま放置していいかと...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今までのお話を伺ってみて、よくこういう難しい問題を法案化したな、関係者の努力は大変だなと、敬意を表したいと思っております。  大事なのは、政治が大方針を決める、後、行政がその方針に従って細かいことを決めていくという点にかなっているのではないかと。法律...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 現在、御審議いただいておりますこの介護保険の制度が導入されるという可能性が高まってくるにつれて、私は、関係市町村、国民の理解も深まってくるのではないか、一方で不安が出ているのもそのあらわれだと見ております。現実に、だんだんこの法案が成立するな、自分たち...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 新たな介護保険制度が導入された段階で保険あってサービスなしということのないように基盤整備を進めていくということは当然でありますので、その基盤整備に向けて全力投球していきたいと思っております。
○国務大臣(小泉純一郎君) 早期成立を求める声が少ないということなんですが、財源の問題についても、あるいは保険制度導入に伴って事務的な準備等を考えると不安になるという気持ちも私はわからないではありません。率直な気持ちをあらわしたものだと思います。  しかしながら、介護の問題を重...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) この法案において基盤整備を着実に進めていくというのは、これは当然必要なことでありますが、介護保険法案第五条で国の責務とされている「必要な各般の措置」、これには基盤整備に対する支援が当然含まれていると私は考えているんです。介護保険制度施行後は基盤整備の計...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) この制度が施行された後、いろいろ今までの議論でも御指摘いただきましたように、保険あってサービスなしという事態を避けるために介護基盤の整備というのがこの保険制度導入の成否のかぎを握っていると言っても過言ではないと思います。  そういう意味におきまして、...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 介護保険給付というのは高齢者が対象なんですが、高齢者すべてということでなくて、いわゆる保険ですから、事故と言っては変ですけれども、要介護状態になった人の認定がまず第一で、その認定からはみ出した、認定を受けられなかったということに対してのサービスはどうか...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 介護問題について今お話しの人材の確保とその人材の養成あるいは資質の向上、これは大変大事な点だと思います。  今お話しのように、労働省でもこの人材の確保で鋭意努力されている。幸いにして今度省庁再編において労働省と厚生省が一緒になってやると言っていますか...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 医療法の改正案は医療提供に当たっての患者への説明の努力規定やかかりつけ医の支援等を行う地域医療支援病院の創設、広告規制の緩和等により医療提供体制の整備を図るものであります。  今回の介護保険法案との関係については、同法案は有床診療所にも療養型病床群を...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 専門家の先生からいろいろ聞かれて、素人の私が答えるのもおかしいんですけれども、お話を聞いていると、確かに両方受ける可能性が結構多いと思いますね。というのは、在宅サービスを受けている、それは病気になればお医者さんも来る、だから両方受けるわけでしょう。そう...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 私が先ほど話したのもそこなんです。それは介護サービスと医療サービス、両方受ける場合が随分出てくると思いますよ。片一方は介護保険で給付を受ける、片一方は医療保険で給付を受ける、これは例外じゃなくてかなり多く起こってくるんじゃないですかね、現に私のおふくろ...全文を見る
10月29日第141回国会 衆議院 財政構造改革の推進等に関する特別委員会 第10号
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○小泉国務大臣 今文部大臣が言われたようにいろいろあると思いますが、私は、一番大事なのは、幼児教育は、しっかり抱いて、そっとおろして歩かせるとある専門家が言っていました、そのとおりだと思います。  特に、三歳までの間、親というのは、早く子供を自立させたいと思って歩かせることばか...全文を見る
○小泉国務大臣 ことしの五月十六日の閣僚懇談会において、武藤前総務庁長官からの国家公務員新規採用抑制についての要請について、私はこれを重く受けとめまして、事務当局に対し、新規採用者数を抑制するよう指示いたしました。そして、平成十年度の厚生本省及び社会保険庁本庁の新規採用予定者数は...全文を見る
○小泉国務大臣 二年前の自民党総裁選挙で橋本さんと私が総裁候補になりました。そのときの総裁候補の演説会で、私は、これから行財政改革が政治の最大課題になる、行財政改革というのは官僚に対しても、国民に対しても既得権益を手放すことを求めなければならない仕事だ、その前に、国会議員として身...全文を見る
○小泉国務大臣 私は五十年やろうといってもできないと思いますけれども、また、やるつもりもありませんけれども、胸像を建てるかどうかというのはそのときの時点で国民が判断するものじゃないでしょうか。  私は、五十年勤めたから胸像を建てるとか銅像を建てる問題ではないと思っています。国民...全文を見る
○小泉国務大臣 基本的に、個人の選択が広がる制度の方が私は好ましいと思っています。ただ、国民がどの程度受け入れるかですね。  現在の厚生年金を例にとりますと、将来、保険料負担が三〇%を超える、現行の給付水準を維持すればという話ですけれども。負担している方から見れば、若い世代から...全文を見る
○小泉国務大臣 自助努力を奨励するためにどういう措置がいいかという問題は、今主税局長がお話しされたように、公的年金の水準はどの程度がいいか、あるいはまた、個人年金を奨励する場合はどのような優遇措置がいいかということの中で議論されるべき重要な課題だと私は思っております。
○小泉国務大臣 この数年間、行政改革というといつも出てきたのが特殊法人の整理統廃合の話ばかりだったのです。私は、それもいいけれども、もっと大事なことがあるのじゃないのか。それが財政投融資制度であり、もとの郵政三事業、これを一体でとらえないと真の行政改革、財政構造改革は始まりません...全文を見る
○小泉国務大臣 この点は、既に民間に移譲できるところは移譲すべきだ、あるいは地方公共団体に移譲すべき問題は移譲すべきだというところで進めているのですが、どうもこんなところを引き受けてもやっていけないというのが強くて、なかなかうまく進まない。そこに問題があるのです。そのうまく進まな...全文を見る
○小泉国務大臣 私の発言に不穏当な点がありましたら、訂正させていただきたいと思います。
10月30日第141回国会 参議院 厚生委員会 第5号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 介護保険よりも介護支援保険の方がより適切ではないかという御指摘だと思いますけれども、介護保険制度というのはもともと介護を支援する保険制度ですから、私はむしろ用語というのは短い方がいいと思う。厚生省も保健、医療、福祉を担当しているんです。保健医療福祉省よ...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) お話のように、国民もこの制度の趣旨、内容というものをよく理解してもらわないと協力は得られないということでありますので、この保険制度の内容等、どのように国民に理解していただくか、パンフレット等あるいはいろんな機関を通じて今後理解を深めるようにいろいろな方...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 私は数字が苦手なもので、それは専門家にちょっとお任せしてみたいと思います。
○国務大臣(小泉純一郎君) この前資料をいただきまして、今事務当局にそのアメリカ等と日本との寄附金に対する税制上の措置と相違点、類似点、またいろいろ今までの創設された背景等を調査して研究しようということで今その作業に取りかかっているところであります。今のお考え等も含めまして参考に...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今のお話、十分参考にすべきだと思いますし、そういう考えを我が党の税制調査会でも何人かの方々が主張しているということも私聞いております。その点も含めまして、今の寄附金が集まらない、制度面によって奨励すべきじゃないかという点も、アメリカの例等、また今の御意...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 福祉事業に対して民間の熱意とか活力をもっと導き出せという御意見、賛成です。どういう基準の見直しがいいか、今言ったように、一億円が妥当なのかどうかも含めて、規制緩和は今一つの時代の流れでありまして、多くの民間人の参入を促して福祉サービスの水準を向上させる...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 社会保障制度の先進国でありますヨーロッパと日本の背景はそれぞれ違うと思います。人口においても、あるいは租税制度につきましても考え方が違うと思いますが、保険ではなくて税でもできるのではないかというのは、私はあえて否定はいたしません。  しかしながら、今...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 介護保険が導入されることによって今までの障害者施策によるサービスが受けられなくなるんじゃないか、あるいは低下するのではないかという危惧だと思うんですけれども、介護保険が導入されれば、障害者施策による介護サービスから介護保険によるサービスに移行するわけで...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今後、サービスに係る費用、どういうものかということについては実態をよく把握して、平均的な費用の額はどういうものか、地域の実情においても違うと思います。審議会等の意見も踏まえた上で、この介護保険制度導入後におきましても適切な運営費が確保されるように努力を...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 過去に整備された施設の中には八人部屋という大部屋があるということを承知しております。しかし、これらについては今後増改築の際にそのような点をできるだけ解消していくように対応を図っていきたいと思います。
○国務大臣(小泉純一郎君) 午前中の議論にもありましたけれども、できるだけ民間がこういう福祉事業に参入しようという意欲というものをむしろ奨励する方が私はいいと思います。  ただし、普通の営利法人に対して国が補助とかそういうことはできませんから、その点、既存の非営利法人と営利法人...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 判定資料については、個人情報そのものですから第三者に開示するというのは適当でないと思いますが、申請者本人が請求した場合には本人に開示するよう、その方向で検討していきたいと思います。
○国務大臣(小泉純一郎君) 協調と連帯という言葉があるように、社会保障制度におきましても協調と連帯というのが大事な観念だと私は思います。そして、今、保険料を払っている人と払っていない人の公平性というものを考えて、当然払っていない人と差をつけるのは、これはやむを得ないことではないか...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 社会保障を考える場合、今後個人か世帯かというのは大変大事な問題だと思っています。  今、国民年金も学生は親が負担している方、結構多いですね。今回の介護保険におきましても、一つの生計を世帯で一体として営まれているということからこういう世帯の連帯責任とい...全文を見る
10月31日第141回国会 衆議院 本会議 第8号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 中川議員にお答えいたします。  有効期間のある許可等の更新手続を撤廃すべきとの御提案でございますが、医薬品販売や食品営業等の営業に当たっては、国民の健康を守る観点から、衛生等の面において一定の水準を常に保っため、許可の更新や立入検査等を行っているとこ...全文を見る
11月04日第141回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○小泉国務大臣 行財政改革といいますと、今まで特殊法人の整理統廃合が焦点になっておりました。私は、本格的な行財政改革を進めるためには、単に特殊法人の整理統廃合でとどまってはいけない。むしろ、財政投融資制度の改革、そして入り口であります郵政三事業、年金等のこの預託制度をどう見るか、...全文を見る
○小泉国務大臣 私は、一切、泉井氏と会ったかどうかというのは、テレビとか新聞報道であのような報道をされるまで知らなかったのです。私と会ったのが泉井氏かどうかというのも記憶ないのです。しかしながら、実際には会ったんでしょう。それで、きちんと領収書を出しておいたということがああいう記...全文を見る
○小泉国務大臣 政治家としては間々あることだと思います。親しい人から誘われた、小泉さん応援しょう。好意を受ける。しかし、いかなる金も領収書を出す。私は、間々あると思います。
○小泉国務大臣 ですから、そのときまで会ったことありませんでした。だから、会った後も、その人が泉井氏かどうかというのは、テレビで報道されるまでわからなかったんです。
○小泉国務大臣 私に献金してくれる方は、私が会ってない方もたくさんいます。全部の人を知りません。しかし政治活動を応援してくれる、あるいは秘書が知っているという形で応援してくれる人の方が、むしろ私が知っている人より多いと思います。
○小泉国務大臣 全く聞いておりません。
○小泉国務大臣 全く知りません。
○小泉国務大臣 いただいたことはありません。
○小泉国務大臣 私は全く知らないものですから、泉井氏に聞いていただきたいと思います。
11月05日第141回国会 衆議院 決算委員会 第3号
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○小泉国務大臣 今の御質問、もっともだと思うのです。私も、何でこんなことがわからなかったのか、何しているんだ、徹底的に調査するべきだと言って、結果的にこうなったのですよ。大阪府にしても大阪市にしても何やっていたんだという強い指示のもとに、結果的にこういう調査が入った。  具体的...全文を見る
○小泉国務大臣 今お話しの点も含めて、各都道府県と連絡をとりながら、町の声あるいは病院等に関するうわさ等についても、鈍感ではなくて、常に注意しておくという、日ごろの気配りというんですか、監視というのが大事じゃないか。私は、これは制度を変えなくても、そういう気があったら防げたと思う...全文を見る
○小泉国務大臣 そういう話も含めて検討させていただきます。
○小泉国務大臣 担当局長から、そういう点になるとどういういい点とどういう問題点があるかというのを、答弁させます。
○小泉国務大臣 検討いたします。
○小泉国務大臣 医療費は国民が負担しているということを考えても、医療費のむだとか非効率をいかに排除していくかということは、今後の医療制度の改革に当たるに大変大事であり、前提であると思います。  このような観点から、医療費請求に対する審査の充実とかあるいは保険医療機関に対する指導...全文を見る
○小泉国務大臣 基本的にその考え方は私は賛成です。確かに一枚三秒か五秒、見れるわけないんですよね。現状に問題がある。現状ではだめだという観点から見直しが必要ではないか。今の一点も含めて、いかにむだを排除して効率的な制度にしていくかという観点から見直しをすべきだと思っております。御...全文を見る
○小泉国務大臣 私も、今、委員が思った疑問というのを共有していると思うのです。一月に二千万以上かかる、何百万、一千万円を超えるのがどんどん出てきたということを知りまして、早速、本当なのか、実態はどうなのか、それでは月一千万円以上かかった具体的な資料、名前はいい、何歳で、どういう病...全文を見る
○小泉国務大臣 保険医療機関の取り消しの前に医療機関名を公表せよというお話ですか。
○小泉国務大臣 私は、その指導してなお改善を講じないという医療機関に対しては、もう取り消しが相当じゃないか、まず取り消しの前に公表があるのだというよりも、よく指導して、それに従わないようでは、むしろ公表する必要はなくて、取り消しと同時に公表でいいのじゃないだろうか、そういうふうに...全文を見る
○小泉国務大臣 いつも熱心な共産党の瀬古議員からもっと厳しく審査せよというふうなことを言われるのかと思ったのですけれども、もっとお医者さんを信用しろということで、なるほどなと。本来、お医者さんを信頼して、すべての診療は適切にやっているんだというのが望ましいと思うのです。  この...全文を見る
○小泉国務大臣 審査は当然厳正にすべきだというふうに考えております。
○小泉国務大臣 現場の治療を担当する医療機関なりお医者さんなりにやはりわかりやすい基準を提示するということは、これから大変大事なことだというふうに思っております。
11月06日第141回国会 参議院 厚生委員会 第6号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 現在の制度では患者が病院、お医者さんを選ぶことができる、この基本的な制度は私は維持した方がいいと思うんです。  その場合に、今の大病院集中傾向をどうやって変えていくかというと、紹介制だけで果たして可能かなと。むしろ、患者は病院を選ぶことができるけれど...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 大病院集中の流れを変えようとして、仮にそういう方法を講じたとする、あるいは紹介制と直接行った場合にも料金に差をつけるような形で今の外来患者が大病院から減ったとすると、大病院の経営にも大きく影響してくる。今、当然、外来の患者が来ることによって経営が成り立...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) ドイツの介護保険制度については問題点があるということは承知をしておりますが、全体として定着してきている、また評価も、むしろ積極的に受け入れている人が多い、整備も順調に進んでいるということを聞いています。  主な点、三つあると言われています。一つが、制...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 財政構造改革と介護基盤の整備との問題ですが、今回の財政再建、財政構造改革の方針における厳しい枠、この中でいかに介護基盤を充実させていこうかということは私は両立できると思っております。  三千億円の枠が設定されましたけれども、その中で、十年度予算の概算...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 税でやるか保険でやるかというのはこれからいろんな問題が出てくると思います。保険料を上げるのは嫌だとなると、税をどのぐらい投入するのか、利用料、自己負担をどの程度にするのかという組み合わせですから。  私は、むしろ今回の介護保険の審議の中で野党側から税...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今のデイケアとデイサービスの問題ですが、確かに制度としてはいい効果を発揮するであろうと思われたこの制度が悪用されているということなんですが、これも今後改善する点があるとすれば、デイケアなりデイサービスなり、いい給付が受けられる、あるいはいいサービスが受...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 介護保険が導入された場合に、認定の問題は最も重要な点の一つになると思っています。  当然、認定されようと申請する方は採択されて必要な介護サービスが受けられると思っていますから、それに対して、客観的に公平に見てそうじゃないと判定された場合、これは不満が...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 要介護認定はこの介護保険制度の核的な大変重要な問題だと私は思っています。一次判定、二次判定の問題ありますが、これはコンピューターの判定で振り落とすということじやありませんから、コンピューター判定の上にさらに二次判定をやると。今、五分では十分ではないと、...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) この介護サービス事業に対して民間の参入を期待しているわけでありますが、農協もこの事業の一翼を担ってくれるものと私は期待しております。そして、公益事業に対する課税措置については、関係省庁と連携をとりながら、公益事業に対する課税というのはどうあるべきかとい...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今の委員のお話を伺っていますと、これは指導の本旨を理解していないなと。まさにしゃくし定規の解釈というのはこのことを言うのじゃないかと。常識の問題であり人間性の問題じゃないかと。そういうことがないようによく指導しなきゃいかぬと。やはり対応する際は常識を発...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) きょうは、お話を伺っていて、わかりにくい問題を実に整理していただいて、わかりやすく質問をしていただいてありがとうございました。今の一問一答を手際よく整理することによって、国民も、また医療関係者もこの介護保険の内容をより理解していただけるんじゃないかなと...全文を見る
11月07日第141回国会 衆議院 厚生委員会 第2号
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○小泉国務大臣 厚生大臣の小泉純一郎でございます。  委員の皆様には、日ごろから厚生行政の推進に格段の御理解と御尽力をいただいており、この場をおかりしまして厚く御礼申し上げます。  我が国は、少子・高齢化が急速に進む一方で、経済、財政が厳しい状況にあり、これらに対応した社会保...全文を見る
11月07日第141回国会 参議院 本会議 第4号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 谷本議員にお答えいたします。  社会保障改革について、総理が今お答えしたとおりでありますが、特に低所得者対策についてはきめ細やかな配慮が必要であると考えております。同感であります。  また、相互扶助的居住福祉についての御提案ですが、個人の自立を基本...全文を見る
11月10日第141回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第3号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 今の低金利政策、〇・五%で有効に働いていない。確かに、私は金利政策も財政政策も限界に来たと思っております。十六兆円の国債を発行しても、なおかつもっと赤字国債を発行せよという方が私はおかしいのではないかと思っております。今年度予算でも十六兆の国債を発行し...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 廃棄物処理施設の予算につきましても、財政状況が厳しい中でできるだけ対応できるように今苦しい作業を進めておりますが、今後、各市町村、いろいろ計画が上がってくると思います。その時点でこの廃棄物処理関係施設については重点的に対応していきたいと思っております。
○国務大臣(小泉純一郎君) このダイオキシンの問題につきましては、さきの通常国会におきましても、それぞれの委員が真剣に危機感を持っていろいろの問題点を指摘していただきました。  私は、このダイオキシン問題、大変重要であるという共通の認識のもとに、今後いかにダイオキシンの規制をし...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 限られた予算の中で、それぞれ市町村から今後いろいろな要望が出てくると思います。その要望に重点的に効率的に対処していきたいと思っております。
○国務大臣(小泉純一郎君) 一般の国民にわかりやすくお話しすると、国民負担というのは税金も国民負担、保険料も国民負担、病気になったときお医者さんに払う自己負担も国民負担、これはわかりやすいと思うんです。しかし、政府が使っている国民負担というのは、今言ったように公的負担と言った方が...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今、総理が席を外されていましたから、いろいろお話しされていましたので、その前に私にもちょっと話させていただきたいと思います。
○国務大臣(小泉純一郎君) 国民負担というのは、税金も国民負担なんです。保険料も国民負担。そして今、薬価とか診療報酬にむだがないか、効率化していこう、できるだけ国民負担を減らしていこうという改革案を練っているわけであります。  そういう中で、今どのような改革があるか。いろいろ自...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 前回の改正時と現時点では何がどういうふうに変わったのかということなんですが、ことし初めて六十五歳以上の人口が十四歳以下の人口を上回りました。  高齢化と子供が少ない少子化の傾向は今後続いていくと思いますが、今の時点でこのまま何も改正しないということに...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 次期財政再計算のときまでにどういう選択肢があるかということですが、年末までには幾つかの選択肢を提供したいと思います。  今の時点でいったら、先ほどお話ししましたように一七%台の保険料率が三四%ぐらい、いわゆる倍になる。厚生年金の場合、これは企業と折半...全文を見る
11月11日第141回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第4号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 介護保険の導入を展望しますと、できるだけ民間事業者の参入を期待することによって水準が向上していくのではないか。  そういう点を考えますと、農協はまさに御指摘のとおり全国津々浦々、地域に密着した活動を展開しております。でありますから、できるだけ農協にも...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 老人福祉施設の整備に対する公費による補助というのは、憲法八十九条ですか、憲法によって禁止されているということであります。  でありますから、これはできないんですが、現在でも農協を母体として設立された社会福祉法人に対しては施設整備費補助が行われておりま...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今回の財政構造改革というのは、このまま制度をほっておきますと厚生省関係予算だけでも年八千五百億円の増が見込まれる。大方の人は、もう増税はだめですよ、歳出削減で徹底的にむだな面を排除しなさい、非効率な面をなくしなさいということで、厚生省予算のみならず全省...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今の御意見についても議論の俎上に上っているんです。  施設入所者の所得保障の必要性が低いことを理由として年金支給を制限すべきである、そういう意見が一方にあるんです。他方では、社会保険方式のもとでは一定年齢への到達といった保険事項に対して一律に経済的な...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) それはこれからいろんな意見を聞いて、最終的に国民世論はどっちが納得するかというところで判断したいと思います。
○国務大臣(小泉純一郎君) 制度の安定的な運営のために事務費を国庫負担しているのは事実でありますが、制度の安定的な運営の事務費負担でも、むだはないか、非効率な運営はないかということに着目して徹底的に削減する。しかし、削減した場合でも保険料を上げるようなことはしませんよと。ぎりぎり...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 次期制度改正に向けて、給付と負担の問題あるいは今お話しの民営化論、いろいろ選択の材料、議論の材料を提供します。その中でどういう改正がいいかということをこれから決めるんです。この一つだという選択肢は出しません。幾つか選択肢を出して、今のままの給付だったら...全文を見る
11月12日第141回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第5号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 確定拠出型の年金ですが、これは現在の日本の公的年金とどういう関連性を持つか。同時に、運用利回りによって給付が変わってまいりますから、税制優遇策なしにはこれは導入できないと思います。そういうことも踏まえて、今後検討課題として勉強させていただきたいと思って...全文を見る
11月13日第141回国会 参議院 厚生委員会 第7号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 障害者に対しては介護保険が導入されようがされまいが対策は講じていかなきゃならないということで、障害者プランの中で今までの計画を整備していく中で対応していこうということで、介護保険とは切り離しております。  今後、障害者プランに支障がないようにこの財政...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) その点は多くの方が心配しておられる点だと思います。保険あってサービスなしという点が何回も当委員会でも言われましたし、我々としてもこの制度を導入するからには、多くの方に、やっぱり保険に入ってよかったな、あるいは必要だなと思われるような、できるだけ低い保険...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 人間生きていく上において、食べるということ、これは最も重要な点でありますから、歯科の果たす役割というのは、介護の問題を考える場合においても私は大変重要な要素だと思っております。  特に要介護高齢者の生活の場合に、口腔管理等については今お話を聞いており...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 私は保険方式でなければならないということではなくて、税と保険を組み合わせた方がいいのじゃないかと言っているわけです。  年金も医療も保険方式が基本でありますが、税も投入しております。同じように、介護も保険だけじゃありません、税半分、保険半分、利用者一...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 世代間の給付と負担の問題というのは、これから大変重要な問題になってくると思います。お互いいい給付を受けるために過重な負担をさせないような社会保障制度を構築していかなきゃならない場合に、当然年齢構造の問題が出てきます。給付と負担の均衡を図るということは、...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 私は、個別と全体、関連があると思います。  しかし、当然年金の保険料、医療の保険料、介護の保険料、全体を組み合わせて、どの程度の負担が可能かということを考えないと、これは過重な負担になってしまうのじゃないか、そう考えております。
○国務大臣(小泉純一郎君) この介護保険制度が導入された後では、そういう議論がまた出てくると思います。保険料に見合った給付が受けられないではないかと、あるいは今の給付状況では不満だという声が出てきた場合に、もう保険料を上げるのは嫌だ、何とか税でやってくれという国民の声が上がれば、...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 基本的に私も賛成です。  施設に入っている、あるいは施設に入る方にしてみれば、特養であろうが老健であろうが療養型病床群であろうが、いいサービスを提供してもらいたいということが第一主眼であって、これは介護保険で給付されますよ、これは医療保険で給付されま...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) この介護保険制度が円滑に実施されるためにも相当数の介護支援専門員が必要とされると思います。今お話しのように、能力のある方、現場でいろいろ実務経験のある方を幅広く、この専門員になりたいという方が出ていただくということは大変好ましいことでありますので、そう...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 保険制度というのは皆さんに参加していただかないと成り立たない制度でありますので、当然負担能力に応じた保険料を設定しなきゃならない、そして確実に納付していただくために、よく制度の趣旨を理解していただき協力を仰ぐ。特に、今お話しのように、低所得者に対しても...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) お話のとおりだと思うんです。  名医にかかれば一人が一番いいと思います。もうそんなに多く要らないと思います。ところが、世の中そうじゃないということでこういうややこしい複雑な用法を用いなきゃならない。しかし、今お話しのとおり一月というのは確かに長過ぎる...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) もうお話を聞けば聞くほど難しい点が出てくるなという率直な印象です。  あいまいな点があって、どっちでも解釈できるというような点は、やっぱり人が大事じゃないですかね。お医者さんなり介護支援専門員なり、そこが人間性の重要な点だと思うんです。全部法律で規定...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 最初の段階の質問ですが、自治体の方がいろいろ計画を立てるのにわからない点が多過ぎるというようなお話ありました。  できるだけこれを早期に成立し、十二年度まで若干間がありますから、その間に計画の立てやすいような、わからない点をできるだけわかりやすく説明...全文を見る
11月13日第141回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第6号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 確かに委員御指摘のとおり、これは好ましいことではなく、窮余の策だと思うんですね。繰り延べしてきたという、隠れ借金も。窮余の策であり、なおかつ特別に例外な措置が当然視されてきている傾向があると思うんです。  今の御趣旨を踏まえて、こういうことを改めるべ...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 現在の財政状況が深刻をきわめている、こういう中から行政改革、財政構造改革をしなきゃならぬというその認識に立って橋本内閣が一丸となって対処していかなきゃならない。そういう中で、この財政構造改革法案を提出したわけでありますので、その趣旨にのっとって厚生省と...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 当然増が八千五百億円程度と見込まれますが、その中で三千億円増しか認められないということでありますので、五千五百億円程度削減する。その削減の項目を、予算編成にこれから十二月に入ると思いますけれども、その中で具体的項目を削減していかなきゃならないということ...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 五千五百億円程度減額しなきゃならない中で、医療関係については大体四千二百億円程度ですから、これを予算編成で現行制度の中で削減しなきゃならない。  さらに、今後制度的にも構造的にも改革しないと、毎年二%増ぐらいしか認められませんから、これは容易なことじ...全文を見る
11月14日第141回国会 衆議院 厚生委員会 第3号
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○小泉国務大臣 ただいま議題となりました言語聴覚士法案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  脳卒中等による言語機能障害や先天的難聴等の聴覚障害を有する者等に対するリハビリテーションにつきましては、近年の人口の高齢化、疾病構造の変化等に伴い、その必要...全文を見る
11月14日第141回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第7号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 薬は大変大事なものでありまして、薬が悪いということではなくて、薬も用い方を誤れば毒にもなる、有効な薬であればあるほど管理服用規定をしっかり守らないととんでもない副作用を起こすということだと思うのであります。  医薬品の重要性、健康に与える影響、これは...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今後の医療制度改革については、国民皆保険制度を維持しつつ、いかに適切な医療の質を確保するか、また国民負担というものをできるだけ低く抑えてどのようにむだを排除していくか、効率的な制度を維持していくかということについて、薬価の問題につきましても、診療報酬の...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 九月から実施されたものでありますので、その調査が出るのは十二月だと聞いております。現時点ではまだどのような動向なのかはっきりした状態はわかりませんが、私は今回の改定で受診抑制ということは起こっていないのではないか、もし減っているとすれば、むしろ行く必要...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今までの過去の例を見ますと、薬価を改定しますとその分診療報酬を引き上げてきた。しかし今回は、この財政構造改革法案でも御承知のとおり枠がはめられております。五千五百億円削減する中で厚生省関係予算四千二百億円程度を医療関係で削減しなきゃならない。となります...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 四千二百億円削減する中であらゆる問題を見直すということであります。
○国務大臣(小泉純一郎君) 財政を削減する中で構造的な改革を進めていかなきゃならないということでありますので、薬価についても診療報酬についても、むだな面を排除する、非効率な面をなくしていくという中で何とかやりくりしていかなきゃならないというふうに考えております。
○国務大臣(小泉純一郎君) 現在の薬価基準制度を廃止して新しい制度を導入するという中で、今いろいろ想定されております。  お話のように、法の網を何とかかいくぐろうという動きが心配されますけれども、そういう点もいろいろ専門家の意見を聞いて、法の趣旨が生かされるような基準を導入して...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) いわゆる俗に参照価格制度と言われていますけれども、厚生省としては償還基準額とも言っております。保険で支払う上限を決めるということでありますが、これは、同じ効き目のある薬の場合は、高くて新しい薬でなくて、古くても安い薬を使いやすいような制度を何とか導入し...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) けさの新聞報道で私も知ったんですが、このような報道が事実だとすれば、あってはならない人権侵害ですから、関係者等に対して適切な指導をしていかなきゃならないし、また実情をよく調査して、どういう今後の改善措置があるか、よく調査してみたいと思います。
○国務大臣(小泉純一郎君) 薬剤師が配置されていない老人保健施設においては、通常、医師から調剤とか服薬指導が行われていると思います。そして、適切な薬剤使用のあり方については、今年度、全国老人保健施設協会の協力を得て調査を行っているところであります。  今後、老人保健施設において...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 毎日新聞に報道されました白河育成園、この施設の整備については、国庫等の補助を受けることなく私的な事業として独自の財源で整備されたものであります。また、施設の運営費については、平成八年一月にこれまでの私的な事業が精神薄弱者更生施設として認可されたことに伴...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) あの新聞の報道が事実であったとすれば、あのような人権侵害はあってはならないことでありまして、従前から都道府県や法人に対し入所者の人権を尊重した処遇が行われるよう指導しておりますが、今回の件に関して、この施設で行われていた入所者処遇の実態を調査して、現に...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今後、高齢化社会、少子化社会を展望しますと、今の制度をそのまま維持していくといわゆる国民負担率が七〇%を超えてしまう。年金にしても、若い人の保険料は倍負担していただかなきゃならない。これで果たして若い世代は承知するだろうか。お互い、給付と負担の均衡を図...全文を見る
11月17日第141回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第8号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 金利と年金というのは、直接的には関係ないかもしれませんが、ある面においては似ていると思います。  金利も預金者にとっては高ければ高いほどいい。しかし、ローン等を借りている人にとってみれば、貸出金利は低ければ低いほどいい。両方相関関係があります。この低...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今後の経済活力を考えますと、いわゆる国民負担率を五〇%を超えない程度に抑えるというのは妥当な結論ではないかと思っております。  若い世代に対してそれほど過重な負担を押しつけない。当然、若い世代というのは子育ての費用もかかるでしょう、子供の教育の費用も...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 財源を考えないで自由にあるべき姿を描きなさいといえば、大変楽しくまた楽な仕事かもしれません。しかしながら、何をするにしても財源という、国民のお金というものを期待しながらいかにいい制度を構築していくか。わけても、今のような財政が深刻な状況においては、当然...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 税も国民負担、保険料も国民負担、自己負担も国民負担、全部国民負担でありますが、四千二百億円を医療費で出せということについては、薬価、診療報酬等、医療費全体にかかわる問題を全部見直しながら、年末の予算編成で具体的な項目を詰めていきたいと思っております。
○国務大臣(小泉純一郎君) 御指摘の健康づくり、疾病対策よりも健康投資等健康そのものに対する総合的な視点が必要ではないかという御指摘は、私も同感であります。  そこで、現在、来るべき少子・高齢化社会を展望して、できるだけ多くの国民に健康でいてもらいたい、どうせ長生きするのならば...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 日本人は教育に投資するのに非常に熱心な国民だと言われますけれども、本来一番大事なのは健康ですね。健康に投資しようというのは最近盛んに多くの国民が関心を持ってきたと思います。  健康投資法という法律をつくるかどうかは別にして、健康の基礎づくりの三原則と...全文を見る
11月18日第141回国会 参議院 厚生委員会 第8号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 今のお話、問題点として挙げられましたけれども、この介護保険法案の本旨は何かといえば、それは二百万人以上に達している要介護者の問題を個人の問題、家族の問題にとどめておいていいのか、社会全体で支える仕組みをつくりたいというのが大方の国民の声だったと思います...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 介護保険制度が導入された後についても、有料老人ホームというのは在宅というように考えますから、当然そこに入っている方々は介護給付を受けられる。在宅サービスと同じように介護保険で給付が受けられますから、有料老人ホームとしては介護事業の提供形態の一つとして新...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) その点、確かに今までとは違った点だと思いますが、考えてみますと、四十歳以上から六十四歳までの方は普通保険料を負担するだけで給付受けられないんですね。六十五歳以上の方が給付を受けると。発生率が高いということから考えて、このような差が出てきている。実際には...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 低所得者の定義ですけれども、住民税非課税というのが定義になっていると、これがどうかという問題で、これは今後やっぱり年金との関係で考える必要があるんじゃないか、そう思います。
○国務大臣(小泉純一郎君) それも含めて、どういう定義が必要かというのは、今のままの住民税非課税でいいのかという問題は出てくると思います。その点を含めて、どの程度負担能力があるかという点については今後やっぱりさらに検討を加える必要があるんではないかと、そう考えております。
○国務大臣(小泉純一郎君) 今のお話によりましても在宅介護支援センターの役割というのは大変大事なものだと理解できると思います。そこで、地域の実情によっても違ってくると思いますけれども、どのような充実策がいいか、今後それぞれの施設、地域に応じて充実策を図ることが必要ではないかと、そ...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) それをはっきり截然と分けることはできないと思います。  家族だけに介護問題を押しつけていいのか、個人だけでは限界があるのではないかということで社会全体で支えようということでこの介護保険制度導入を企図している。当然、自立を助ける、自立を促す、できたら家...全文を見る
11月18日第141回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 事務所の調査によりますと、平成八年十月十四日、農業と緑の代表を国会へ送る会より八十万円、同じく平成八年十月十六日、三十万円、合計百十万円、政治資金管理団体が受領したということであります。浄財と思って受領いたしました。
○国務大臣(小泉純一郎君) 農業と緑を守るために浄財を活用してくれと。なぜ返す必要があるのかわかりません。
○国務大臣(小泉純一郎君) 省益より国益優先という言葉は抽象的なことのようでありますが、一省庁の代弁者にとどまることなく、国務大臣として広く国民全体の立場から政治を考えろということだと私は理解しております。  郵政大臣当時にその発言をし、厚生大臣就任のときも同じような発言をいた...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 厚生年金基金の予定利率については、従来、全基金一律で五・五%としてきましたけれども、ことしの四月より個々の基金の実情に応じて主体的に設定できる仕組みに改めました。  現在の運用利回りの悪化というのは、市場金利の低下等だけでなくて、株式市場の低迷、運用...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 身体障害者に対する自動車税の減免措置の対象範囲について、内部障害者については歩行や外出の困難性に着目して三級以上とされていると私は承知しております。三級以上。
○国務大臣(小泉純一郎君) そうですね。御指摘の四十五年加入の特例というのは、中学卒業時から働いた者が六十歳から満額の年金を受給することを念頭に設けられている。ただし、中学卒業時から働いた場合であっても、誕生月と事業所の定年退職日の考え方によっては特例の対象とならないケースが生じ...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 児童扶養手当制度について先般の児童福祉法改正時に附帯決議がありました。その附帯決議において、「民法における扶養責任との関係等を含め総合的に検討すること。」とされているところでありまして、現在、中央児童福祉審議会において制度全体にどういう問題があるかとい...全文を見る
11月19日第141回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第10号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 私が初めて当選した昭和四十七年、そして四十八年がたしか福祉元年と言われた年だと思います。ヨーロッパの先進諸国に倣って福祉充実を図ろうと。そのころは高度成長がずっと続く前提のもとでの福祉諸施策の拡充だったと思います。いわば経済成長が進み、黙っていても自然...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) ちょうど二十五年前の社会保障制度を考える場合は、いかにふやして改革を進めるかという時代だったんですね。今はさま変わりになって、いかに減らして社会保障改革を進めるかという全く逆のことをしなきゃいかぬ。それだけつらく苦しい作業でありますが、私はこの二十五年...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今国会の介護保険法案の御審議の中でも、むしろ野党の方から保険の財源ではなくて税で見ろという意見が出てきたことについて私は注目しているんです。これは今御指摘の年金にしても医療にしても介護にしても、保険料についての若い世代に対する過重な負担、これをどうする...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 若い世代の保険料負担というのは、私は今後年金も医療も介護も総合的に見なきゃいけないと思います。一部分で、年金だったらこの程度負担できるだろう、医療だったらこの程度負担できるだろう、介護だったらこの程度と、やっぱりこの三つはみんな保険ですから、この総合と...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 障害者基本法の理念に沿って施策の充実を図っていきたいと思います。
○国務大臣(小泉純一郎君) 障害者を抱えておられる家族、特に重度の障害者を抱えている御家族の苦労というのは本当に大変だと思います。御自身でさえもうへとへとに疲れてしまう、家をあけられない、いろいろ家族の事情を伺うにしても大変な御苦労だなということはよく理解できます。  そういう...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今回の報告書は、人口が減少する社会をどのように予測するか、未婚率の上昇等、少子化の要因に対してどのように対応するかといった点について、公的な審議会として初めて取りまとめを行ったものでありますが、少子化については個人の価値観にもかかわる問題だと思います。...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) いわゆる第三号被保険者がみずから保険料負担をしない反面、基礎年金を受給できる仕組みとなっていることについての意見が大きく分けて二つあると思います。  一つは、働く女性と専業主婦の間で負担が不公平であるという視点や女性の就労が抑制的に働いているという視...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 保育所と幼稚園、それぞれ役割が違うんですが、最近では同じお子さんを預かるということで共通している面も出ているんじゃないかということから、お互い文部省とよく連携して、補い合うような形で何か改善できる点はないかということで今まで検討してまいりました。  ...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 現在の雇用慣行を変えるということと、お互いがゆとりある生活、子育てについてどういう意識を持っているかというのは、一人ではなかなかできません。男は仕事、女の仕事は家事、育児なんというのはもう何十年も前のことでありまして、今は男も、家事も育児も仕事も分かち...全文を見る
11月21日第141回国会 衆議院 厚生委員会 第4号
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○小泉国務大臣 財政構造改革法案、さらに三千億円増という上限枠が設けられておりますので厳しい予算編成なんですが、九年度予算から十年度予算にかけては大方伸び率が低くなるのですが、障害者プランに関しては他の予算よりも伸び率を確保して必要な施策ができるように今後とも十分配慮していきたい...全文を見る
○小泉国務大臣 今お話しのように、環境整備というのは大変大事なんですが、精神障害者のうち三十三万人が精神病院に入院しておりますが、このうち約五〇%が五年以上の入院患者と、長期入院が問題になっておりまして、その社会復帰の促進が今後重要な課題だと思っております。  このため、社会復...全文を見る
○小泉国務大臣 それぞれ重要な役割を持っていると思いますが、今局長が答弁されたように、医療関係の従事者なのか、福祉関係の従事者なのか、その線を引ける部分と引けない部分が出てくるんだと思います。  それで、ケースワーカーというのを日本語でどう訳すのか、難しいのですが、まさにケース...全文を見る
○小泉国務大臣 最初に、過分な評価をいただきまして恐縮でございます。  行政改革というのは、郵政だけでなくて、あらゆる行政機構を見直ししなくてはいけないという視点が大事ではないかと思います。  もともと行政を担当しているのが官僚諸君ですから、行政機構を見直していこうとなると、...全文を見る
○小泉国務大臣 直接のお答えになるかわかりませんが、確かに、社会の制度が進んでいくと、縄張り争いみたいな、あるいは自分の業務を正当に評価してくれという要求といいますか、なかなか難しい問題が各所に出てきていると思うのであります。  お医者さんが足りないとき、あるいは余り医術も進歩...全文を見る
○小泉国務大臣 絶対的欠格事由、相対的欠格事由というのもなかなか難しい法律用語だと思うのです。お話の言わんとしているところはわかります。もともと、設けなくたって、そういう人は試験に受かりっこないではないかというお話だと思うのですけれども、一定の人間を対象にする場合に、その業務に支...全文を見る
○小泉国務大臣 資格問題というのは、余り細分化していくと、本来意欲のある人、実際は資格がなくてもできる人が排除されるという面が出てくると思うのです。そういう面において、私は、今言っているように、できたら一本化したい。  この医療関係の部分とあるいは福祉関係の部分、専門的に勉強さ...全文を見る
○小泉国務大臣 先ほど来からの資格の問題、特に一本化の方向について、私も基本的にその方がいいなと思っているのです。  ただ、今回のPSWというのですか、これを制定する間も、紆余曲折、関係者間でさまざまに意見があったということを聞いております。この制定と同時に、またすぐ直すという...全文を見る
11月21日第141回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第12号
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○国務大臣(小泉純一郎君) ただいま総理が答弁された中で指摘された点は、私は大変重要だと思っております。今までの行財政改革で、特殊法人の整理統廃合、財政投融資制度の改革、郵政三事業の見直し、簡潔にしてすべてを総理が要約して答弁されました。  民営ならば危なくて国営の金融機関なら...全文を見る
11月25日第141回国会 参議院 厚生委員会 第9号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 具体的なことについては政府委員から答弁いたしますが、基本的な今のお話でありますが、確かにまだ具体的な事項は決まっていない部分が多いものですから御指摘のような心配は多いと思います。この点につきましては、法案成立前の説明と成立後の説明とではより受けとめ方が...全文を見る
11月26日第141回国会 衆議院 厚生委員会 第5号
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○小泉国務大臣 委員御指摘のように、文部省との連携協力は不可欠だと思いますので、どのような対応がいいか、それぞれ文部省と相談しながら厚生省としても適切な対応をしていきたい、そう思っております。
○小泉国務大臣 基本的に、レセプトというのは保険者からの要求についてもあるいは患者本人からの要求についても開示すべきだと私は思うのです。  ただ、今保険局長から答弁ありましたように、これは医師と患者との信頼関係にもよるものでありますし、病気の種類によっていろいろ難しい問題もある...全文を見る
○小泉国務大臣 それはいいと思いますね。
○小泉国務大臣 基本的にその方向であるべきだと思っております。
○小泉国務大臣 カルテ情報の提供について、現在、カルテ等の診療情報の活用に関する検討会において議論されております。原則として診療情報は患者に提供する方向で今議論が進んでいると理解しておりますし、法律に明記すべきかどうかについては、この検討会における結論を得た上で、今後改めて検討し...全文を見る
○小泉国務大臣 本年度中に検討会の結論が出ますから、それを踏まえてできるだけ早く準備をしたいと思います。
○小泉国務大臣 できるだけ早くしたいと思います。
○小泉国務大臣 できるだけわかりやすい日本語を使うというのは、私は事務当局に指示しております。そういうことから、今委員御指摘の点は私は当然だと思いまして、現在のレセプトでも一私が大臣に就任してからも、レセプトって何だという苦情が随分私の事務所に来ています。診療報酬明細書というより...全文を見る
○小泉国務大臣 私のへその緒はどこにあるかわかりませんけれども、もう捨てられてしまったんだと思いますけれども、前から、へその緒を桐の箱に大切にとっておく方がたくさんおられるということは、私は知っております。  それと同時に、このへその緒が大変重要な治療に使われる、臍帯血移植にと...全文を見る
○小泉国務大臣 欧米に比べて少ないということでありますが、むしろ、欧米で先に行われていたそのことに着目して、日本でもこのいい制度といいますか、移植医療を生かせる方法はないものかということでこの運動が盛り上がってきたと思うのであります。欧米の例を参考にしながら、日本でもこの臍帯血移...全文を見る
○小泉国務大臣 具体的な取り組みについては事務当局に指示しておりますが、いずれにしても、この臍帯血バンクという名称がいいかどうかはと一もかく、大きな可能性を持った治療法だと私は思っているのです。今まで捨てられていたものがこのように多くの人に役立てることができるということであります...全文を見る
○小泉国務大臣 スモンという病気が薬害であるという認識は持っております。今後ともこのスモーン病対策事業については、厚生省としても積極的に取り組んでいくという姿勢には変わりありません。
○小泉国務大臣 エイズ予防法制定当時の状況を調べてみましたけれども、法制定に当たって、国会において三度、延べ二十一人にわたる患者・感染者、医療関係者、弁護士等の参考人から意見聴取を行った、あるいは各方面からいろいろな意見を伺ったということを聞いております。  そして、その中で、...全文を見る
○小泉国務大臣 私としても、総理答弁の趣旨に沿って今後検討を進めていきたいと考えております。  現在、公衆衛生審議会伝染病予防部会において、感染症対策の見直しについて最終的な意見の取りまとめが行われているところでありまして、今後厚生省においても、同審議会からいただく御意見を踏ま...全文を見る
○小泉国務大臣 委員御指摘の研究費について、透明性、公平性の確保が重要であるということは全く同感であります。  本年八月に「国の研究開発全般に関する評価の実施方法の在り方についての大綱的指針」というものが定められ、現在政府全体として研究費の適正な活用に取り組んでいるところであり...全文を見る
○小泉国務大臣 今政府委員から答弁しましたように、この問題についてはいろいろ難しい点もあると思いますが、消費者も気をつけてもらわないといけないと思うのです。  業界といっても、業者はたくさんいる。その水準も大違いだ。中にはいいかげんなものもあるかもしれませんし、問題のないところ...全文を見る
○小泉国務大臣 今お話を聞いておりまして、患者さんの中にも希望なり意向が十人十色的なものがあると思いますけれども、できるだけ希望に沿うような対応が必要ではないかと思っています。  また、このハンセン病患者の中で特に社会復帰を望む方々については、円滑に行われ、不安のない生活が送れ...全文を見る
○小泉国務大臣 今後、この対応によっておこたえしていきたいと思います。
○小泉国務大臣 過去の経緯を踏まえて対処していきたいと思います。
○小泉国務大臣 今政府委員が答弁しましたように、技術的な問題、あるいは官庁に人手を要するとか手間をかけるという問題もあるようでありますが、情報を知りたいという一般の市民の方々、そして、情報公開法として、適切な情報公開というのはどういう方法があるかという点を踏まえて、基本的に情報公...全文を見る
11月27日第141回国会 参議院 厚生委員会 第10号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 今お話しの、社会福祉法人のあり方について見直しを検討しよう、できるだけ社会福祉活動に参加しようという意欲のある人には参入してもらおうという視点での見直しというのは、これからのサービス水準を向上させようという観点からも必要だと思っております。  そうい...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今後高齢者福祉サービスについてできるだけ多くの方々に関心を持っていただく、またこの事業に参加していただくということは、私は介護保険制度が導入された後はますます重要になってくると思います。多くの人が参加するという意欲を持つことは当然競争も激しくなりますし...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 私は両方見ることが大事じゃないかと思っています、供給者の立場、利用する立場。今から心配すると本当にあれこれ心配の切りがないんですけれども、いずれの例を見ても実施してみてそういう問題が出てくるわけですね。心配も大事ですけれども、私は、この支援専門員という...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 大方の人は、この介護保険制度の趣旨とか必要性ということに対しては理解をいただいているものと思っているんです。問題は、その趣旨どおりに制度が運営されるかどうか、そういう点でいろいろな不安やら御心配等があるのはわかります。  しかし、この制度、平成十二年...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 常勤、非常勤というのをどうやって適切に組み合わせていくか。要は、介護を希望される方のいろんな要望にどのように応じていくか、その体制を整えることが一番重要なことではないか。その体制整備のために、厳しい財政状況ではございますが、格段の努力をしていきたいと思...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 郵便局員に介護サービスの研修をさせる、あるいは介護サービスに従事させるというのは、これは私は全く別の問題だと思っています。郵便局員は郵政三事業のサービスで精いっぱいだと思いますよ。それに余分なサービスなり研修をさせるというのは、本人の特性もあります、適...全文を見る
11月28日第141回国会 衆議院 厚生委員会 第6号
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○小泉国務大臣 精神障害者施策については、現在、我が国の精神医療の水準の向上を図る中で充実に努めておりますが、特に昭和六十二年の法改正以降三回にわたる改正によって、人権に配慮した適正な精神医療の確保とともに、精神障害者の社会復帰の促進を図るための所要の措置を講じて、精神障害者の福...全文を見る
○小泉国務大臣 御指摘にありますように、今後、いろいろな重要課題があると思いますが、精神障害者施策においては、特に人権に配慮した精神医療の確保とともに、精神障害者の社会復帰の促進及び地域における社会参加の推進を図ることが重要ではないかと考えております。  このため、精神医療につ...全文を見る
○小泉国務大臣 今、委員の御指摘の問題点、私も十分理解しているつもりであります。しかし、今回の精神保健福祉士法については、精神障害者の保健及び福祉に関する専門性を有するという観点から、独自の資格として本法案を提案したものであります。  また、資格の一本化については、さきの委員会...全文を見る
○小泉国務大臣 要するに、保健福祉全般の人材確保にどういう質の高い.いい人材を集めるかということだと思うのであります。その点については、今委員のお話、細分化し過ぎるんじゃないか、もっと全体的な視野から、全人的な教育というのですかね、そういう方が、いろいろ専門性だけの殻に閉じこもら...全文を見る
○小泉国務大臣 それぞれ厳しい財政状況の中でどのように重点化、効率化を図っていくかということでありますので、その点も含めて今鋭意努力しているということを御理解いただきたいと思います。
○小泉国務大臣 検討いたします。
○小泉国務大臣 基本的に御指摘のとおりだと思っています。現在、関係審議会において、障害者の権利擁護の方策を含む今後の障害保健福祉施策のあり方や、社会福祉事業等の運営の透明性の確保を図るための方策を含む社会福祉の基礎構造改革に関し、審議が行われております。この審議結果を踏まえて、必...全文を見る
○小泉国務大臣 今後検討していきたいと思います。
○小泉国務大臣 それで結構だと思います。
○小泉国務大臣 国立病院また療養所については、定員事情というのは極めて厳しいのですが、今後その必要性について検討していきたいと思います。
○小泉国務大臣 今まで、予算というのは毎年毎年伸びるのが当たり前という考えでありましたけれども、来年はがらりと変えて、前年度よりマイナスにするという、異常な財政状況に対してどう取り組むかということでやっているわけです。厚生省予算は各省に比べて増枠したではないかと言いますが、現実に...全文を見る
○小泉国務大臣 縦割り行政というのじゃないですが、この言語聴覚士にしても、お話を伺えば、医療の面もある、福祉の面もある、教育の面もある。お医者さんだってそうですね、教育を受けなければお医者さんになれないのですから。そして、医療と介護、これは治療を要するか介護を要するか、微妙な関係...全文を見る
○小泉国務大臣 考え方はよくわかるのです。しかしながら、現実の問題として、できるだけ障害者の社会復帰を促進したい、専門家としての能力も、あるいは自負もあると思います。そういう方に意欲的に今後活動してもらうためにも、関係者の要望を聞いて、今回この法案の提出にこぎつけたわけであります...全文を見る
○小泉国務大臣 ただいま御決議のありました精神保健福祉士法案及び言語聴覚士法案に関する附帯決議につきましては、それぞれの御趣旨を十分尊重し、努力いたします。     ―――――――――――――
12月02日第141回国会 参議院 厚生委員会 第11号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 要介護認定の手続については、手間をかけないように、できるだけ迅速に対応するようにという御指摘でありますが、この点については多くの方が心配するところだと思います。  私どもも、この認定手続についてはできる限り迅速な認定が行われるよう今後体制を整備してい...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 御指摘の趣旨、十分理解しております。  実際の保険料額は、物価上昇の影響や今後設定される介護報酬額等により推計額とは異なるものでありますけれども、まず制度施行時の要介護者数に大きな変動はないと見込まれること、そして現在も介護サービスが運営されている公...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今、上野議員御指摘の問題については、独自の見識を持たれて、先日、上野議員みずからが作成されたビデオですか、デンマークに赴かれて現地の介護サービス、福祉サービスを視察されてこられたあのビデオを拝見しました。なるほどなと、非常に日本としても参考にすべき点が...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) この介護保険制度が導入されるに当たっていろいろまだ明らかな点が少ないのではないか、政省令事項が多過ぎるのではないかというような御心配、そしてできるだけ早くその内容というものを情報開示すべきだという御意見、これはもっともだと思っております。今後、政省令を...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) この介護保険法案においては政省令に委任しているところが多いんですが、具体的な手続とが技術的事項について法律の範囲内で政省令に委任しているものでありまして、この政省令の内容によって法案自体の見直しが必要になることはないのではないかというふうに私は考えてい...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 御指摘のように、介護休業制度という制度が効果的に機能が発揮されるというのは、この介護保険制度が導入された後も大変大事だと思っております。  今後、労働省と必要に応じ連携をとりながら連絡調整を行っていきたいと思っております。
○国務大臣(小泉純一郎君) 要するに、集約しますとこの介護保険制度というのは保険あってサービスなしという点が一番心配されている点だと思います。そういうことがないように基盤整備等必要なサービスが給付されるように最大限の努力を傾注していきたいと思います。
○国務大臣(小泉純一郎君) 介護認定調査あるいは介護サービス計画の策定のための介護支援専門員が行う業務については、確かに公平性、中立性、いわゆる公正な方にやってもらわないとゆがんだものになってしまう、御心配は当然だと思います。  このため、この要介護認定の調査を行う介護支援専門...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 確かに、本人の希望を入れるということが一番重要なことだと思っています。  そのために、介護サービスについて公平に幅広く情報提供を行うことや、作成された介護サービス計画について本人の同意を得ること等を居宅介護支援事業者の運営基準で位置づけることを検討し...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 国保連で行われる苦情処理についても、市町村や居宅介護支援事業者等の身近な窓口で行えることにしております。確かに国保連だと一つですから、県単位の一つよりも身近といえば市町村の方が身近だと思うのであります。そういう点についても、今後事業者等の協力を得ながら...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) サービスの質を確保するという観点から、介護サービス事業者が人員基準や設備・運営基準に違反する場合には、都道府県は必要に応じて監査を行い、指定の取り消し等の適切な措置を講ずることとしております。  また、国民健康保険団体連合会に苦情処理、いわゆるオンブ...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 保険あってサービスなしということがないように体制整備に全力を尽くしていかなきゃならないわけでありますが、今回の介護保険制度において市町村というのが主体的な役割を担っていただきます。そして、市町村によって地域の実情が違いますから、その地域の実情に応じて掲...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今、私はそのお答えをしたつもりなんですけれども。  要するに、市町村が掲げた目標に対して必要な支援をしていくということは、保険あってサービスなしというようなことのないような財政支援を行うということで御理解いただきたいと思うのであります。
○国務大臣(小泉純一郎君) この介護保険法施行後の制度全般の検討には、御指摘のサービスが受けられる者の範囲も含まれております。ですから、仮にこの給付事由が変更されれば、それに合わせて、必要な場合には目的規定の改正も行うことになると私は思います。
○国務大臣(小泉純一郎君) ヘルパーの問題で、介護報酬だと思いますが、人員、設備等サービスの質の確保に関する一定の用件を満たすことを前提に、費用の実態等を把握した上で、サービス内容、事業所の所在地等に応じた平均的な費用を勘案して、今御指摘の趣旨を踏まえまして、安定した質のよい在宅...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) この介護保険制度が評価されるか失敗だったかというかぎは、保険あってサービスなし、この問題に尽きると思います。それで、提案者としてもそのような介護保険制度導入は失敗だったと言われることがないように、やはり導入してよかったと言われるかぎはまさに基盤整備、こ...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 薬剤師の配置を義務づけるべきではないかという御提言だと思うんです。現在は義務づけられておりませんけれども、老人保健施設における適切な薬剤使用のあり方についてはいろいろ委員から御指摘がございます。  現在、全国老人保健施設協会の協力を得まして調査を行っ...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) それは、この介護保険制度導入に反対する立場からする議論というのはわかりますが、むしろ保険あってサービスなし、保険あって介護なしを一番心配するのは賛成者だと思うんです、せっかく導入を推進しているんですから。これができなかったら、何で賛成したのかという批判...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今お話ししましたように、慎重に検討が必要だと思っております。
○国務大臣(小泉純一郎君) 個室化というのはやはり時代の流れではないかなと私も考えております。今後、入所されている方々のプライバシーの保護とかあるいは個人の意向、趣向、それぞれ違いますから、大部屋よりは個室を希望される方も多く出てくると思います。その点を考えながら、この個室建設の...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 認定結果に時間がかかり過ぎるのではないかという御心配だと思うのでありますが、この点については先ほどもお話ししましたように、申請時にさかのぼってまずはサービス給付を行うということも考えておりますし、運用面で今後そのような配慮や工夫をしていきたいと思ってお...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 普通の介護状態よりもぼけの問題というのは難しいのではないかというのは、私もそのとおりだと思います。  そのようなぼけの問題についてどうするかという御心配だと思いますけれども、現在、いろいろな試行作業をしておりますけれども、このぼけの問題というものにつ...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 配食サービスについては、生活支援サービスの一環として市町村の実情に応じてこの支援体制をつくっていきたいと考えております。  また、これを給付対象に追加したらどうかということなんですが、この問題については、この法律が施行された後、制度全般の検討の際には...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今の御指摘の趣旨を踏まえて、通院とかリハビリのため必要性の高い外出の介護といいますか介助に対しては、訪問介護、ホームヘルプサービスの中で対応していったらどうかということでありますが、そのとおりだと思います。
○国務大臣(小泉純一郎君) このサービス提供というのが実効あるものにするために、情報公開、情報提供が大変重要だと思います。  厚生省のみならず都道府県、市町村、これらの機関が正確な、また選択できる情報提供をどのようにしていくかということにつきましても、厚生省としては関係団体とい...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) ただいま御決議のありました附帯決議につきましては、その趣旨を十分尊重し努力いたします。
12月03日第141回国会 参議院 本会議 第8号
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○国務大臣(小泉純一郎君) ただいまの御決議に対して、所信を申し述べます。  政府といたしましては、ただいま採択されました御決議の趣旨を十分尊重いたしまして、介護サービス基盤の整備の推進などに努力してまいります。(拍手)      —————・—————
12月04日第141回国会 参議院 厚生委員会 第12号
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○国務大臣(小泉純一郎君) ただいま議題となりました二法案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  まず、精神保健福祉士法案について申し上げます。  我が国の精神障害者の現状につきましては、諸外国と比べ入院して医療を受けている者の割合が高く、また入院...全文を見る
12月05日第141回国会 衆議院 厚生委員会 第7号
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○小泉国務大臣 介護保険制度と医療保険制度、これの関連性についてはいろいろな議論がありました。この介護保険法案が成立しますと、本来、治療よりも、医療給付よりも介護の給付を受ける方が適切な方でさえも、病院に入院している人がかなり存在している、いわゆる社会的入院の解消の一助にもなるの...全文を見る
○小泉国務大臣 どっちが先か、どっちが大事か。これは両方大事であって、体制が整備されなければサービスができない、幾ら体制を整備したって、サービスされなかったらこれは全然問題にならない。両方大事じゃないかというふうに考えております。
○小泉国務大臣 この法案の提出の経緯をちょっと振り返っていただくと、昨年の通常国会から、もう待てない、早く提出しなさいという声が急激に盛り上がってきたわけです。昨年ですよ。まだ私が大臣になっていないときに。しかしながら、まだ問題点が多いんじゃないかということで、昨年、通常国会が終...全文を見る
○小泉国務大臣 まさに御心配の、保険あって介護なし、サービスなしという御指摘だと思うのでありますが、それがないように、できるだけ早く準備を進めていかなくてはいかぬということで、早期成立を今お願いしているところであります。  当然、いろいろな御心配が出てきておりますけれども、その...全文を見る
○小泉国務大臣 一面からいえばその不安はあると思いますが、逆に言えば、問題点を解消するためにもこの介護保険制度を導入した方がいいという議論にもなってくるわけであります。本来、特別養護老人ホームに入らなくても、在宅で介護サービスを受けて自立が図れるのだったらその方がいい、特別養護老...全文を見る
○小泉国務大臣 ボランティア活動というのは、これからの福祉社会といいますか、社会をお互い連帯して支えていこうということが重要であると考えるならば、私はますます大きな役割を担っていくべきものではないかと。しかも、ボランティア団体というのは、自発的に、みずからこの仕事に取り組みたいと...全文を見る
○小泉国務大臣 この法案は政省令にゆだねられた部分がかなり多いのは事実であります。しかし、法律の趣旨、精神、さらに、国会、衆参両院で議論されました御意見というものを踏まえた範囲内での政省令でありますので、その点につきましては、今までの御意見というものを十分踏まえた政省令を施行して...全文を見る
12月11日第141回国会 参議院 厚生委員会 第13号
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○国務大臣(小泉純一郎君) お話のとおりだと思うのであります。  大変厳しい財政状況でありますけれども、精神障害者等の社会復帰、この環境をどうやって整備していくかというのは大変重要でありますので、限られた財源の中でどうやって確保していくか、私といたしましても、障害者プランの着実...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 精神障害者の問題について外国と日本はどうなのかという御質問も衆議院段階ではございました。いろいろな諸外国の例を参考にしながら、どうしたら精神障害者の保健、医療、福祉の充実につながるかということを今後も考えていかなきやなりませんが、特に外国との比較におい...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今、部長から答弁がありましたが、厚生省としては今後、社会福祉士の受験資格として医療施設における相談援助業務を追加することによって、これらの施設で相談援助業務に従事する人々が社会福祉士の資格を容易に取得できるような方向で検討していきたいというふうに考えて...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今御指摘の問題についてさまざまな議論がされているというのは私も承知しております。医療関係者、福祉関係者あるいは厚生省内においても局、担当部それぞれ違いますから、今までの仕事の経緯を考えて、難しい問題があるということも経緯を知っている方であればあるほどよ...全文を見る
12月12日第141回国会 参議院 厚生委員会 第14号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 精神障害者の社会復帰をどのように促すか、また助けていくかということが必要だということは御指摘のとおりだと思います。  そういう中で、今回精神保健福祉士法を御審議いただいているわけでありますが、この精神障害者のいろんな問題を図るためには、医師等の医療従...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 御指摘のとおり、乳幼児の言語障害とか聴覚障害については、早期発見、早期治療が大変重要だと、今かなり進歩しているというお話ですが、そうだと思います。  この言語聴覚士の配置について各施設がもっと必要な人員を配置すべきではないかというお話だと思うんですけ...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) ただいま御決議のありました精神保健福祉士法案及び言語聴覚士法案に関する附帯決議につきましては、それぞれの御趣旨を十分尊重し、努力いたします。
12月16日第141回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号
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○国務大臣(小泉純一郎君) 今御指摘のお話のように、これは一つの慣行になっていると思うんですが、これは適切であるとは言いがたいと思います。病院と卸との力関係もそれぞれあるんでしょうけれども、今後、期間をできるだけ短くするように指導を強化していきたいと思っております。
○国務大臣(小泉純一郎君) 大変大きな時代の変わり目にありまして、今までよかったけれども、これからこのままのやり方でいいのかというと、あらゆる分野において見直しが必要な時代に来ていると思うのであります。  行政改革もしかりでありまして、病院経営あるいは薬と医院との関係もそういう...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 今までのお話にありましたように、確かに慣行というものを変えるというのには抵抗があると思いますが、今後、医療制度の抜本改革の中で、特に薬価制度の見直しというのも重要な項目として今改革を考えているわけであります。その見直しを契機に、今までの慣行というものは...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 大変大きな課題を言われましたけれども、地球環境の保全ということと人間の生命と健康というのは私は深くつながっていると思います。想像もできない一地域の汚染が全世界につながる、気がつかない問題が地球の生態系を壊す。最近ではよくわかっていることでありますけれど...全文を見る
○国務大臣(小泉純一郎君) 白河育成園事件等については、大変ゆゆしき事件でありまして、あってはならない事件であります。今政府委員から答弁いたしましたように、既にこの問題について厳正な処分をするように指導しているところであります。今後、障害者に対する人権侵害等の発生防止について迅速...全文を見る