小泉親司

こいずみちかし



当選回数回

小泉親司の1998年の発言一覧

開催日 会議名 発言
09月03日第143回国会 参議院 外交・防衛委員会 第2号
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○小泉親司君 私ども日本共産党は、今度の北朝鮮のミサイル発射問題については厳しく抗議をしているところでありますけれども、上空通過の事実関係という点について幾つか質問をさせていただきます。  先ほどもお話がありましたけれども、本会議できよう質問をさせていただきましたが、例えば、防...全文を見る
○小泉親司君 独自の情報の中にはイージス艦の情報というのも入っているんですか。
○小泉親司君 私がきのうの理事懇で、事前にイージス艦を配備しておるんじゃないかと御質問しましたら、審議官でございましたか、イージス艦は配備をしていないとおっしゃったんですよ。実際におとといNHKが、「こんごう」が上空通過ないしは太平洋への弾着を初めて探知したんだということを報道い...全文を見る
○小泉親司君 それじゃ、例えば私たちに出された北緯三十九度−北緯四十一度の間で、約五百キロメーターの範囲が捜索範囲であるというふうにおっしゃっているわけですが、これ東経でいきますとどういう地点で、東経何度で北緯何度で捜索区域というのをこの皆さん方の図ですとくくってありますけれども...全文を見る
09月03日第143回国会 参議院 本会議 第6号
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○小泉親司君 私は、日本共産党を代表して、北朝鮮のミサイル発射問題について質問をいたします。  今回の北朝鮮によるミサイル発射は、民間の航空機や漁船など多数が往来する太平洋の公海上に、何らの通告もなく撃ち込まれた危険で乱暴きわまりないものであります。また、ミサイルの着弾点から見...全文を見る
09月08日第143回国会 参議院 外交・防衛委員会 第3号
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○小泉親司君 まず初めに、砂漠化防止条約について質問いたします。  初めに二つの問題についてお聞きしますが、一つは、環境庁からいただいた砂漠化対策ハンドブックというものによりますと、砂漠化の進行によって引き起こされる重大な問題として、食糧問題、難民問題、貧困の問題が挙げられてお...全文を見る
○小泉親司君 次に、国際テロを理由にしたアメリカのアフガンとスーダンに対するミサイル攻撃について質問をいたします。  北朝鮮のミサイル発射問題は非常に重要な問題でありますが、アメリカのミサイル攻撃も私は世界の平和にとっても日本の外交にとっても看過できない問題だというふうに思いま...全文を見る
○小泉親司君 当然私は理解も支持することも反対でありますが、問題は、例えばイギリスは支持を表明しておるわけですが、その点ではイギリスと日本はどのように違うんですか。
○小泉親司君 問題は、このアメリカのミサイル攻撃に正当な根拠があるかどうかという点だというふうに私は思います。アメリカはこの攻撃を正当化する根拠に、一つは自衛権の発動であるということを言っておるわけです。つまり、大使館の爆破事件に対して自衛権を発動したと。私は幾人かの国際法の学者...全文を見る
○小泉親司君 当事者でないのならなぜ理解を表明されたんですか。
○小泉親司君 アメリカは、バーガー安全保障補佐官が八月二十日、つまり攻撃をした日に記者会見をやっております。二つの理由を挙げているんです。一つは、いわゆる自衛権の発動であるということ、つまり国連憲章五十一条に基づいて安保理に報告したということ。もう一つ理由を挙げているんです。もう...全文を見る
○小泉親司君 都合のいいところだけ読まないで、三百二十四条四項はどのように書いておりますか。
○小泉親司君 つまり、アメリカはテロ組織を壊滅するためには他国を一方的に攻撃しても構わないという法律を持っているということですね。
○小泉親司君 自衛権発動も認識を深めただけで理解する、その一方で国内法をもって海外の基地を攻撃できると。ですから、国際法を無視してもアメリカは国内法によって、大統領は他国に軍事的な一方的攻撃ができるという法律があると。私は、法律そのもののことを言っているんじゃないですよ。こういう...全文を見る
○小泉親司君 私は、アメリカ政府が日本政府に何を言ってきているかわかりませんが、詳細はまだ聞いておりませんが、実際に私が言いましたようにオルブライト長官とバーガー安保補佐官はホワイトハウスの記者会見でその二つの理由を挙げているんです。それはもう外務省だってよく御存じのことだという...全文を見る
09月10日第143回国会 参議院 外交・防衛委員会 第4号
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○小泉親司君 防衛庁の背任事件について質問をいたします。  先ほど法務省からも御説明がありましたように、今回の事件は、四兆八千億円という膨大な防衛予算を持つ防衛庁の調達実施本部の元本部長と元副本部長が、東洋通信機の代金水増し請求返還を不正に減額して国に約十七億円の損害を与えたと...全文を見る
○小泉親司君 背任容疑の内容は遺憾ではないんですか。
○小泉親司君 今回の問題は、そもそも外部からの情報で調査をして、結局不正が、つまり防衛庁が言う原価差異が発覚してその返還額を査定した、しかしその査定が圧縮されていたということですね。  問題は、先ほども同僚議員がお聞きしましたが、一番重要な問題は、八億七千四百万円という東洋通信...全文を見る
○小泉親司君 この返納額、八億七千四百万円は、平成元年、つまり八九年から平成五年、九三年までの金額を合計したものというふうに説明されておりますが、間違いございませんね。
○小泉親司君 八億七千四百万円の、それでは年度別に幾ら原価差異があったのか、その点をお答えいただきたいと思います。
○小泉親司君 おかしいじゃないですか、それは。いいですか、鴇田装備局長は五月二十七日の衆議院安保委員会でこう言っているんですよ。あなたが言うように、「企業において最も信頼性の高いとされております」「決算資料、損益計算書をもとに、対防衛庁向けの各年度の売り上げ、各年度の原価コスト、...全文を見る
○小泉親司君 では金利はいいですから、その前の、あなたがおっしゃっている一番初めの額は出せますか。
○小泉親司君 いや、それは出せるんですか。
○小泉親司君 いや、何の微妙でもないじゃないですか。私は司直の手が入ってからの話をしているんじゃないんですよ。あなた方が以前からずっと説明していることをお聞きしているだけなんですよ。そうでしょう。全然微妙なものじゃないじゃないですか。おかしいじゃないですか、それは。各年度別のいわ...全文を見る
○小泉親司君 いや、司直の捜査の話をしているんじゃないんですよ。あなた方がこれまで国会でずっと適切だ適切だと答弁してきているが、子供みたいに適切だ適切だと泣き叫んでもこれは片づかない問題なんですよ。あなた方が適切だと言っているんだから、このように適切なんだと説明しない限り、事は司...全文を見る
○小泉親司君 新聞報道では、この減額査定について例えばへ理屈でいいんだと、つまり適当な金額を見積もればいいんだという報道もあるんですよ。つまり、これは減額査定、減額査定といいながら実際は防衛庁がつかみ金でやっていた、そういう疑惑すらも持つ問題でしょう。だからここを、あなた方が適正...全文を見る
○小泉親司君 一言で言えば適切であったということを言っているわけですか。それぐらいはいいでしょう。
○小泉親司君 もう一つ、会計検査院にお聞きします。  会計検査院の方は、昨年の十一月の衆議院決算委員会で調本の計算した過大請求額について、「著しく実情に沿わないものとは認められなかった」という御答弁をされておりますが、これは事実でございますか。
○小泉親司君 これはおかしいじゃないですか。もともと防衛庁自身がそれ自体も明確な資料が示せない段階で、どのようなあなた方検査をして、著しく不正な請求はなかったというふうに断定されたんですか。それは重大な問題ですよ、あなた。
○小泉親司君 否定することができなかったということと「著しく実情に沿わないものとは認められなかった」というのは、全然違いますよ。あなた方はそういう事実はなかったということを言っているんじゃないですか、これ。
○小泉親司君 新聞報道では、さすがに最近はないが、以前は調本幹部が検査院の課長クラスを年に数回懇親会に連れ出した、飲み代は検査の重点対象になった企業が払ってくれる、六本木では目立つから企業の工場所在地にある料理屋などを使ったと、こういう報道もあるわけですよ。これはあなた方、この問...全文を見る
○小泉親司君 報道でも資料でも、防衛庁の天下りというのは、防衛庁の登録会社の天下りでも過去十年間で千三百二十一名あるんですね。そのうち役員として天下った人は二名なんですよ。あとほとんどはつまり非役員ですね。このことはもう防衛庁の資料ですからおわかりになると思いますが、つまり二年間...全文を見る
○小泉親司君 全く野放しということなんですよ。全くないということでしょう。つまり、自衛隊法六十二条で天下りの規制をやっていると言いますけれども、実際規制は全くないんですよ。だから、今度の上野憲一容疑者のように、実際に防衛生産管理協会といういわゆる公益法人に天下りをする、その一方で...全文を見る
○小泉親司君 新聞の報道によりますと、防衛産業の主要企業百三十五社に約千四百二十人に上る防衛庁OBが天下っているというデータが「防衛庁OB就職状況」と題した名簿に明らかになっていると。この中では、いろいろと言われているけれども、例えば退官五年前までに従事した部署とかかわる企業の役...全文を見る
○小泉親司君 時間が参りましたので最後にいたしますが、やはり私は今度の事件で、先ほども御質問いたしましたが、防衛庁が十分な根拠も示せないままにこの事件をうやむやにするというのは私は間違いだというふうに思います。  これからの対策をとるためにも、きちんとやはり真相究明がなされなく...全文を見る
09月17日第143回国会 参議院 外交・防衛委員会 第5号
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○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。  防衛庁の背任事件について質問いたします。  今回の事件は、御承知のとおり、装備品の調達に当たって水増しの請求があった、それについていわゆる返納額を決めたわけですが、この返納額が圧縮されていたという背任事件であったわけですが、それ...全文を見る
○小泉親司君 長官の決意は先ほどからもるるお聞きしておりますが、問題は、私は具体的に本当に解明する意思がおありなのかどうかという点だというふうに思います。  その意味でまずお聞きしたいのは、長官の冒頭の発言ですと約八十名について意見を聞いたということでありますが、どういう部局の...全文を見る
○小泉親司君 いわゆる資料の焼却、隠ぺいというのは、長官が御報告されておりますように三回あったわけですね、昨年の九月と、五月と八月と。それについて、それぞれについて調べておられるんですか、それとも一緒にまとめて調べられておるんですか。
○小泉親司君 先ほどもお話がありましたように、二回は前防衛庁長官、一回は、つまり八月から九月にかけては額賀防衛庁長官の就任の期間ということになりますが、額賀長官の就任以降のいわゆる焼却ないしは隠ぺい事件そのものについても現段階で何もわかっていないんですか。
○小泉親司君 少しの事実はあったんですか。
○小泉親司君 理由はともかく、そういう事実はあったということなんですね。
○小泉親司君 そうすると、それはどこの建物なんですか。報道では、いわゆる海幕のところも一部あったと、そういう事実も入手しておられるわけですね。
○小泉親司君 理由は関係ないんですよ。事実を究明すると長官は言われているんですから、事実を出してくださいよ。理由はともかく、つまりこれは証拠隠滅という意思があったかなかったかというのは関係ないんですよ。そうでしょう。だから、その事実をまとめて、現段階のものを出していただけますか。
○小泉親司君 それはどこからの情報なんですか。つまり、調本の契約一課なんですか、原価一課なんですか。つまり、どこからそういう情報が得られているわけですか。
○小泉親司君 私も六本木に行っていますけれども、あんな狭いところで官房長のもとに資料が、情報が来ないなんというのは大変異常で、防衛庁が一体何をしておるのかということをやはり私は示す問題だというふうに思います。  これだけやっていますと時間がありませんので先に進みますが、次に、上...全文を見る
○小泉親司君 やはりこの上申書の問題というのは、防衛庁の姿勢を示す上で私は大変重要なものだというふうに思います。  そこで、実際には多くのマスコミでこの問題は取り上げられて、中身も取り上げられているわけですよ。その点で私は防衛庁に資料の名前、上申書の名前と日付、それから差出人と...全文を見る
○小泉親司君 題名。
○小泉親司君 この文書は、額賀長官は、前長官の文書でありますが、お読みになりましたか。
○小泉親司君 いや、それがおかしいんですよ。これだけ問題になっている問題で、上申書がこれだけ取り上げられているのに、防衛庁長官が概要しか知らないということは、私は重大な問題だというふうに思います。  それでは、防衛庁長官に聞きますが、概要をお読みになったということですが、内容は...全文を見る
○小泉親司君 私は内容を聞いているんじゃないんですよ。長官がお読みになった感想について述べていただきたい。
○小泉親司君 私は大変重大だというふうに思います。私も私たちの独自の調査で持っておりますが、内容は、先ほど装備局長が言っているように、「東通事案に対する現時点での評価について七月十四日防衛庁」と。この内容はどういうことを書いてあるのか、ちょっと読みますと、「唯一絶対の客観的数値を...全文を見る
○小泉親司君 もう一つ、中には安全保障上の問題への考慮というのがあるんですよ。それは、いわゆる防衛装備品は、これが代替できないから、供給に支障を来したら自衛隊の部隊活動に重大な影響があるんだと。だから、本件東洋通信機の場合、味方識別装置等の防衛装備品の供給を専ら請け負っており、こ...全文を見る
○小泉親司君 ということは、上申書は依然として防衛庁長官は正しい、正当な防衛庁の見地だというふうにお考えなんですか。
○小泉親司君 いや、この上申書というのは、調達本部、つまり本部長、副本部長が逮捕された、その人たちを一つは弁護している弁護論だというふうに思います。  もう一つは、防衛産業の、いわゆる兵器産業の原価査定に当たって、それについての防衛庁の見解、つまり先ほど述べましたように、非常に...全文を見る
○小泉親司君 どういう企業が参加しているんですか。
○小泉親司君 いや、簡単でいいですよ。
○小泉親司君 防衛庁側はどういう方が参加しているんですか。
○小泉親司君 この通信・GM懇話会というのは、これは日本防衛装備工業会の年鑑がありますのでそこに出ておりますが、もう一つは武器等懇話会という二つの懇話会があるんですね。これは防衛庁と企業がやっているんですよ。つまり、平成五年三月以降隔月に定期会合をやっているわけです。実際に例えば...全文を見る
○小泉親司君 装備業界の年鑑に何と書いてあるかというと、その目的、これについては「官民の意思の疎通を図るとともに、困難な時期における防衛装備業界の適切な対応に資するよう努めている。」、これが目的なんだ、つまり装備業界の適切な対応に役立つようにやっているんだと。  防衛庁は、私た...全文を見る
○小泉親司君 私は、ゆがんだかどうか皆さん方が具体的にお話しにならないからわかりませんが、実際にいわゆる不正の水増し事件を起こしたようなそういう企業と定期的な会合を持つという形は、この装備工業会の年鑑でも、装備工業会が具体的な部会をたくさん設けていますよ、あなたがよく御存じのよう...全文を見る
○小泉親司君 監査つき契約でなぜ十億円もの誤差が起きるのか、これが非常に重大な問題で、実際に今度の問題は六十件の中に十億円が不正に隠れていたわけです。実際に六十件に十億円が隠れていたといったら、これは確信犯で、連続的な監査つき契約における不正事件でしょう。そこがどういう認識なのか...全文を見る
○小泉親司君 おっしゃるように、九年度だけで十億円の不正なものがあったんでしょう。だから、六十件の十億円という不正があったということ自体私は非常に重大な問題だというふうに思いますが、そういう御認識はおありなのかということをお聞きしているんです。
○小泉親司君 だってあなた方、この日本航空電子についてはあなた方の報告書の中にあるように取引停止にしたんでしょう。ということは不正があったということじゃないですか。私も防衛庁にお聞きしたら不正があったかどうかわからないとおっしゃるけれども、実際にあなた方は取引停止にしているんです...全文を見る
○小泉親司君 ということは、真にやむを得ないものというのは安全保障上やむを得ないものと理解してよろしいんですね。
○小泉親司君 最後にいたしますけれども、(「もう時間ですよ」と呼ぶ者あり)失礼。この日本航空電子は九一年にもイランに武器輸出をやって、国内の取引は停止されなかったわけでしょう。
○小泉親司君 やはり私はこういう点ではきちんと防衛庁と防衛産業の癒着の関係を正すべきだということを申し上げて、時間が参りましたので私の質問を終わります。     —————————————
09月25日第143回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。  私は、防衛庁の背任事件に絞って質問をさせていただきます。  今回の事件は、御承知のとおり、外部の情報で軍事企業による装備品の水増し請求が発覚した、防衛庁が過去五年間を調査して国への返納額を確定したが、この返納額が防衛庁とNEC、...全文を見る
○小泉親司君 起訴状によりますと、本来二十九億円返還させるべきところを八億七千四百万円に減額した、差額はつまり約二十一億円であります。私は、やはり予算がこのように使われていたというのは予算委員会としても大変重大な問題だというふうに思います。  そこで、まず総理にお聞きしますが、...全文を見る
○小泉親司君 既に、九月十二日に東洋通信機側は国に返納するということを言っておるんですね。ですから、これは直ちに私は返還交渉に入ってすぐにやるべき、そういう指示を総理が出されるべきだと思いますが、もう一度お願いをいたします。
○小泉親司君 起訴状でも二十一億円と言っている、東洋通信機側も返すと言っているわけですから、額ははっきりしているわけですから、直ちに返還を要請したらどうですか。
○小泉親司君 次に、資料の焼却・隠滅問題であります。  防衛庁は、私の外交・防衛委員会での質問に対して、証拠書類を移動したという事実はお認めになりました。秋山防衛庁事務次官は、報道によりますと、さまざまな書類について、オフィスだけでなくほかの場所に保管したり、調本から別のビルに...全文を見る
○小泉親司君 総理は、先ほども最高司令官とおっしゃいましたから、法律的には防衛庁を指揮監督し、自衛隊の最高司令官であられます。ですから、これは大蔵省などのいろんなスキャンダルの事件や汚職事件などと違って、総理みずからが私は責任を問われる大変重要な問題だというふうに思います。その意...全文を見る
○小泉親司君 刑法の定説によれば、防衛庁が組織ぐるみで資料の焼却、隠匿などをやったことというのはやはり明確な隠滅行為であるというふうに思います。  ある新聞の社説にこのようなことが載っておりました。住宅専門会社での大蔵省や農水省、薬害エイズでの厚生省など、情報を隠す体質は防衛庁...全文を見る
○小泉親司君 いや、その資料が果たして今回の事件に関係するかどうか。つまり、わからないとおっしゃいましたけれども、先ほど私、刑法上の問題を言いましたように、それが含まれているかどうか別にして、そのものが顕出するのを妨げる行為も証拠の隠滅行為なんですよ。先ほど法務省が言っているでし...全文を見る
○小泉親司君 この上申書には、総理、大変重要なことが書いてあるんです。つまり、いろいろ報道されていますが、本来二十九億円の返還すべき金額を八億七千四百万円に圧縮したという事件でありますが、この圧縮は正当だったんだ、やむを得なかったんだということが書いてあるんです。  総理、この...全文を見る
○小泉親司君 私、先ほど述べました現時点での評価という上申書を持っておりますが、これを防衛庁が総理に読ませないなんというのは非常に重要な問題ですよ。  これは例えばどういうことが書いてあるのか。まず第一は、価格の決定について、今回の問題ですよ、この辺についてどのように書いてある...全文を見る
○小泉親司君 ということは、間違っていたという認識に到達したということでございますね。
○小泉親司君 確かにこれを認めますと、結局諸冨容疑者や上野容疑者、こういう人と同じ立場になってしまうんですよ。だから、この点は非常に重要で、この点を私は、現在のこの起訴状で防衛庁の上申書がやはり間違った立場であったと防衛庁長官も今お答えになりましたが、そうであれば当然撤回されるべ...全文を見る
○小泉親司君 いや、撤回されるのかどうなのかということをお聞きしているんです。
○小泉親司君 私、上申書のもう一つの重要な問題は、今回の事件の当事者であるNECの関連会社、つまり東洋通信機に対して至れり尽くせりの優遇処置を主張している点だというふうに思います。  今回の事件で不正請求が発覚した事件はまず四社事案といいまして、御承知の日本工機、藤倉航装、ニコ...全文を見る
○小泉親司君 ところが、上申書はそういうことは書いてないんですよ。上申書は取引停止にしなかった理由というのをこう言っているんです。「東洋通信機の場合、味方識別装置等の防衛装備品の供給を専ら請負っており、これが供給停止といった事態となれば、航空機等の装備システムの円滑な運用ができな...全文を見る
○小泉親司君 私は、安全保障のために違法なことが行われていいというものじゃないというふうに思います。やはり国の安全保障というのは国民の財産を守ることですから、それが何か国民の財産を守ることじゃなくて、逆に防衛産業が国の予算を食い物にするような行為を、これは安全保障上の理由だから取...全文を見る
○小泉親司君 私は今回の問題というのは、本当に防衛庁が組織ぐるみでこの事件の隠ぺいを図るということもあるし、現実問題としてこのような事件を引き起こしているというふうに思います。その意味では、この証拠隠滅の問題でも今度の上申書の問題でも私はやはり防衛庁長官の責任は重要だというふうに...全文を見る
○小泉親司君 もう一つ、私は防衛庁の天下りの問題についてお聞きをいたします。  今回の事件は、水増し請求を見逃したり返納額を過小に見積もるということを見返りにして防衛庁が天下りを強要していたという事実がもう一つあります。  報道によりますと、諸冨容疑者や上野容疑者は東洋通信機...全文を見る
○小泉親司君 報道によれば、諸冨容疑者の計らいで東通への三人の天下りが決まった、そのうち諸冨容疑者の同期の防衛庁キャリアは非常勤のポストにつきながらほとんど仕事もしない、年間七百万円の顧問料を受け取っていた、こういうことであります。起訴状でも、「金員の提供を受けさせるなどの目的を...全文を見る
○小泉親司君 いや、実際わいろに等しい行為で、資金提供だというふうに私は思うんですが、この点は防衛庁はお調べになっているんですか、こういうことを。
○小泉親司君 いいですか、報道では、いわゆる防衛庁の場合はたすきがけと言いまして、たすきをかけるんじゃないんですよ、あっちの会社こっちの会社とたすきがけのように企業に天下りしていく。一方の企業の顧問をやりながらもう一方の企業でコンサルタント契約を結ぶ。実際には在職時とほぼ同様の金...全文を見る
○小泉親司君 防衛庁長官はそうおっしゃいましたが、それでは防衛庁の職員が他の国家公務員と天下りの問題で違うということ、そういう御認識はお持ちですね。どういう点が違いますか。
○小泉親司君 防衛庁の契約というのは、天下りの問題だけについて言いますと、結局、他の国家公務員は人事院という第三者のチェックを受けているんです。防衛庁は受けていないというのが特徴なんです。  防衛庁の契約というのは、八六%が競争のない随意契約であります。ですから、契約企業との癒...全文を見る
10月01日第143回国会 参議院 外交・防衛委員会 第7号
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○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。前回の委員会に引き続きまして、防衛庁背任事件に絞って質問をさせていただきます。  まず、防衛庁長官にお聞きします。まず藤島官房長の問題でありますが、今回の委員会でも処分の理由は一体どういうものなのか、こういう質問がありました。  そ...全文を見る
○小泉親司君 私がお聞きしているのは、長官は証拠隠滅問題に限ってお話をされているようですが、それだけの責任が問われたということなんですか。
○小泉親司君 いや、私が再度お聞きしているのは、それでは官房長は証拠隠滅で事情聴取を受けたという御認識なんですか。
○小泉親司君 一番初めに防衛庁に強制捜査が入ったのは九月三日なんですね。このときには、防衛庁の方は認めておるかどうか私はわかりませんが、新聞報道では官房長室と装備局長室に強制捜査が入ったというふうにお聞きしております。次に第二回目の強制捜査に入ったのは九月十四日、これはいわゆる証...全文を見る
○小泉親司君 ある社説には、三人の更迭を単なるトカゲのしっぽ切りに終わらせてはならないというふうな主張も出ております。私も同様と思いますが、その点長官にお聞きしたいと思います。
○小泉親司君 続いて、証拠隠滅の問題でありますが、先ほども午前中の質疑で同僚委員からもお話がありましたが、やはりこの証拠隠滅問題は、実際にもう既に第二次の捜査が入ってから二週間、初めの捜査が入ってから一カ月かかっているわけです。大変遅々として進まない。先ほども官房長代理がおっしゃ...全文を見る
○小泉親司君 きょうは時間厳守になっておりますので、午前中のような答弁は結構でございますから、申しわけございませんがお聞きする点だけお答えいただきたいと思います。  会期中ということは七日まででございますね。
○小泉親司君 やはり自浄能力発揮とおっしゃられておるわけですから、その点はぜひ約束をしっかりと守っていただきたいというふうに思います。  続いて、NECの水増し請求の問題に入ります。  先ほど同僚委員からもお話がありましたが、まず上申書をめぐる問題であります。  九月二十五...全文を見る
○小泉親司君 お答えのように、私はこの上申書問題というのはその内容はまだ生きていると思うんです。  私が幾つかお聞きしたいのは、まず、私の質問に対して官房長は、今度の上申書は久問前防衛庁長官の了解を得て行われたものだということをおっしゃっておられました。  ところが、きょうの...全文を見る
○小泉親司君 ですが、上申書の最も重要な内容である裁量権の範囲内、つまり担当者の裁量権の範囲内というのは前長官自身は了解していないということなんですよ。そういうことでしょう、毎日で言っておられるのは。  そこでお聞きしますが、防衛庁は、先ほど同僚委員の質問でも出ましたが、「東通...全文を見る
○小泉親司君 ということは、容疑者の一部だということですか。
○小泉親司君 おかしいじゃないですか。だって防衛庁の見解で二つの理由を挙げておられるんですよ、そうでしょう。一つの理由は、国への返還額を決定したのは要するに起訴がされたからなんだと。もう一つの理由は、関係者の一部からそういうことが行われたんだと。  さらにこの文書の不可解なとこ...全文を見る
○小泉親司君 私はおかしいと思いますよ。それだったら、こんな文章を私は要求もしていないのに私の部屋にファクスで来ましたからね、皆さん方、議員さんにもこれは来たかと思いますよ。ところが主語が全然不明確で、実際に返納することを決定したのは防衛庁じゃないんですよ。起訴をしたのは法務省で...全文を見る
○小泉親司君 私は、これは大変不明確だというふうに思います。  そこで、この問題についてもう少しお聞きしますが、この文章の中では、今度の東洋通信機の問題は「法令の適用に問題があるのを認識しながら行われた」、つまり法令をきちんと適用しなかったことに原因があるんだと言っておられるわ...全文を見る
○小泉親司君 そんなこと聞いているんじゃないんですよ。訓令を適用して、あなた方が言う原価差異、水増し請求の返納額を決めたのはどことどこなんですか。
○小泉親司君 いや、これが答弁されませんと話は進まないんですよ。だって、上申書の中には、日本工機は訓令を適用してやったんだというふうに書いてあります。これは間違いなく書いてあります。それじゃ、あとの三つ。まず、東洋通信機は訓令を適用しなかったんです。だから罪に問われたわけでしょう...全文を見る
○小泉親司君 私は、何でこれを公表できないのかおかしいと思いますよ。先ほどの装備局長の答弁の中で、ニコー電子の問題について計算等が適切であったかどうか検討しているとおっしゃったんです。  じゃ、あなたがおっしゃらないのなら例えばのお話にしますが、ニコー電子が訓令を適用しないで今...全文を見る
○小泉親司君 そうすると、訓令は適用してなかったということですね。
○小泉親司君 どうもそれじゃ話が進まないと私は思うんですよ。実際にニコー電子の問題ではもう二億円以上の膨大な水増しがある、返納額の差額があるということがいろんなところで報道されているわけですから、実際にそれではこの国会の中にあなた方が自浄能力を発揮して今の根拠を示したということに...全文を見る
○小泉親司君 私は、証拠隠滅問題でも今回の問題でも、自浄能力を発揮すると幾ら長官が口でここで何遍言ってみてもけりはつかない問題で、実際にやはりこのことを実行、つまり態度で示さないことにははっきりしないと思うんですよ。  ニコー電子の問題は、私自身は非常に重要な問題だと思うんです...全文を見る
○小泉親司君 最後ですが、そこはさっきも繰り返し皆さん方が要求しておられるわけですから、きちんと私はその点を実行していただきたいということを強く要求して、私の質問を終わります。
10月02日第143回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。  私は沖縄の嘉手納基地のPCB環境汚染問題について質問をいたします。  この問題は、もう御承知のとおり、一九六〇年から七〇年代にかけて沖縄の嘉手納米軍基地に有害物質でありますPCBを含んだ変圧器のオイルが基地内に投棄されてありまし...全文を見る
○小泉親司君 沖縄の評価はいろいろと新聞でも出されておりますが、この下地調査団ですか、これの結果というのは、そういう意味では米側が嘉手納基地の記録や聞き取り調査でやっているもので、実際に科学的な根拠という点では非常に乏しいというようなことが共通の評価でありまして、やはりこの点はき...全文を見る
○小泉親司君 ボーリング調査とかそういうものもやるんですか。その点はいかがですか。
○小泉親司君 この嘉手納の汚染は、実際に嘉手納基地にある二十二の井戸から、これは県議会の答弁書ですが、平成九年度実績で日量二万二千立米の地下水を取水しているという、県民の飲み水にかかわる大変重要な問題であります。  先ほどもお話しありましたが、実際にアメリカでも、私は九六年度国...全文を見る
○小泉親司君 今まで防衛施設庁は、日米地位協定で立入調査ができないということを中心にして、しかもいろんな国会議員の方を含めて立入調査の要求については拒否をされておる、これは外務省も関係しますが、拒否をされておる。さらに、この問題というのは、同じ地位協定で今度は米軍基地が返還された...全文を見る
○小泉親司君 終わります。
10月08日第143回国会 参議院 外交・防衛委員会 第8号
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○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。  先ほど、同僚委員からも繰り返しお話がありましたように、この証拠隠滅問題については、私の前回の質問でも会期内とおっしゃっていたものでありますので、十四日に出すということですから、その点はきちんと出していただきたい。特に私も繰り返しお...全文を見る
○小泉親司君 例えば、あなたもそういう資料というのは自宅に持ち帰ることが通常ございますか。
○小泉親司君 私は、職員から聞き取りをした資料などを自宅に持ち帰るなんというのはどだい信じられない話だというふうに思います。  この点では官房長代理は想定問答とおっしゃいましたけれども、これはどういう想定問答なんですか。衆議院では国会答弁云々かんぬんとおっしゃられましたけれども...全文を見る
○小泉親司君 今度の防衛庁の捜索で事務次官室が新たに捜索対象に入りましたね。この点ではどういうことが想定されるんですか。
○小泉親司君 次に、NECの問題に入ります。  一昨日ですか、東通に続いて日本電気の子会社ニコー電子の役員が逮捕されて、NECグループが組織的に水増し請求を図った事実が明らかになって、この事件自体非常に大きく拡大しているところであります。しかも、報道されているところでは、NEC...全文を見る
○小泉親司君 東通事案の起訴状、それからニコー電子の背任事件の概要、この二つを読みますと共通点が一つあるんです。それは何かといいますと、いわゆる宣伝広告費や交際費などの一般管理費、販売費を、いわゆる非原価と言われるもの、それを算入していたということは共通した問題なんですね。  ...全文を見る
○小泉親司君 じゃ、そういうことを調査しているということですね。
○小泉親司君 だって、二つの事案は一般管理費を算入したということが起訴ないしは事件の最も大きな中心になっているわけでしょう。この点では共通しているわけでしょう。そういう点は常態化していないか。いわゆる非原価項目を原価に算入したということは実態としてあり得ないんですか。
○小泉親司君 最後にいたしますが、この上申書の中にそのことは非常に明確に書いてあるんですよ。  どういうふうに書いてあるかといいますと、「広告宣伝費・交際費については、予定価格算定の訓令上調達物品に直接関係のない物品に対するものが非原価として規定されている。」。つまり、訓令上は...全文を見る
○小泉親司君 私は、日本共産党を代表して、防衛庁職員給与法改正案に反対の討論を行います。  今回の法案は、国家公務員の一般職のベースアップに準じるもので、防衛庁職員を特に優遇するものではありません。  しかしながら、小渕内閣が、アメリカへの公約を最優先して、アメリカの無法な軍...全文を見る
10月15日第143回国会 参議院 外交・防衛委員会 第9号
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○小泉親司君 防衛庁背任事件のいわゆる証拠隠滅に係る中間報告について質問いたします。  今回の中間報告は、午前中に同僚議員からもお話がありましたように、決して防衛庁が自主的に自浄作用を発揮して出されたものではなくて、当委員会の理事懇等での各党の強い要求によって出されたものであり...全文を見る
○小泉親司君 全容の国会報告は出すということを約束できるわけですね。
○小泉親司君 そういうことを言っているんじゃないんです。今度の中間報告でも防衛庁長官が何と言っているかと言ったら、昨年九月以降今日までの防衛庁の動きが、国民の目に分かりにくく不透明なものと映っていると、だから今までの一連の事件の背景にまで踏み込んだ改善策を国民に示さなければ防衛庁...全文を見る
○小泉親司君 いや、ですから問題は証拠隠滅だけじゃないんです。いいですか。防衛庁が組織的にいかにNECグループと協力して今度の水増し事件を起こしたか、この問題が解明されない限りそういう意味では、証拠隠滅が組織的であったかどうかというのは後で具体的に質問いたしますけれども、まずそこ...全文を見る
○小泉親司君 国会へ報告されるわけですね。
○小泉親司君 それでは、具体的に中間報告の問題に移ります。  私は、今回の中間報告を読みまして、やはり一番大きな問題というのは、昨年十月からつまり約  一年間にわたって防衛庁が今度の事件に関してさまざまないわゆる東京地検に対する対策をとっていた、このことを中間報告は大変鮮明に...全文を見る
○小泉親司君 強制捜査が行われた場合の対応要領というのは、この間新しく出てきた問題でありますけれども、具体的にはどういう内容が書いてあるんですか、これ。そんなにあいまいな問題じゃだめなんですよ。初めに言われていますように、昨年十月から東京地検に対して任意提出が行われて、いいですか...全文を見る
○小泉親司君 だってあなた、対応要領と言っているんですよ、書いてあるんですから。私は書いてあることを言っているんで、あなたが対応要領と言えるかどうかと言ったって、対応要領なんですから、これを国会に提出してください。  中間報告にこういうことが書いてあって、いいですか、あなた方は...全文を見る
○小泉親司君 前回、私の想定問答集に関する質問に対して官房長は、地検に対してそのような強制捜査が云々かんぬんが行われた場合の資料は作成しておりませんとおっしゃっているんですよ。いいですか。そう言っておきながら、今度はこの中間報告では「強制捜査が行われた場合の対応要領なども、逐次作...全文を見る
○小泉親司君 いや、私そこは大変おかしいと思います。中間報告でこう言っておきながら、私は中間報告はこの点で第一の大きな欠陥があると思います。  第二の問題は、この文章の中で大変たくさんの言葉が出てくる。一つの言葉は、大量にという言葉なんです。大量に大量に、じゃ大量に焼却しなかっ...全文を見る
○小泉親司君 組織的かつ大量と言っておられますが、私は大量というのはそういう量の問題じゃないということを指摘しておきたいというふうに思います。  時間がありませんので次に行きます。いわゆる額賀防衛庁長官の任期中の問題、つまり八月から九月の問題で、「部下職員宅への資料の移転」とい...全文を見る
○小泉親司君 当時は現でございましたから、それは業務命令でございますか、業務外命令でございますか。
○小泉親司君 だんだん笑い話的になってくると私は思いますが、実際にあなた方、それだったらそういうふうに書いてくださいよ。あなたの文章は「部下をして、」移転させたんですよ。だから、だれが命令されたんですか。石附副本部長が業務命令でやったということなんじゃないんですか。それだったらあ...全文を見る
○小泉親司君 ですから、これは組織的じゃないなんということは絶対に言えないんですよ。実際、部下をしてやらせているんですからね。これを業務外命令だというようなことなんて絶対言えないじゃないですか。しかも、いろんなヒアリングもしているわけですから。それは時間内にしているわけでしょう。...全文を見る
○小泉親司君 時間が来ましたので、最後にいたします。  長官、そういう問題じゃないんですよ。九月三日にだってもう一回やっているんですから、調本は。つまり、もう既に事実関係がわかっている間にも、ミサイルが飛んできた間に証拠隠滅をやっているわけですよ。  ですから私は、こういうや...全文を見る
10月16日第143回国会 参議院 本会議 第19号
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○小泉親司君 私は、日本共産党を代表して、額賀福志郎防衛庁長官問責決議案に、賛成の討論を行うものであります。  今回の防衛庁背任事件は、兵器の調達に当たって、防衛庁と日本電気・NECとその関連企業が共謀して、国民の税金である四兆八千億円にも上る軍事予算を食い物にした重大な事件で...全文を見る
12月11日第144回国会 参議院 外交・防衛委員会 第2号
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○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。  野呂田新長官に三点について御質問をいたします。  まず第一は、新たな証拠隠しの問題であります。先ほどからこの問題が取り上げられておりますが、新長官は、十二月三日、当委員会でこういうふうに言われております。みずから「国民の信頼回復...全文を見る
○小泉親司君 ということは、あなたがおっしゃっていることは、結局徹底的と言いながら、実際これに関連していることですから、ただ単にこの問題というのは中央指揮所の問題ばかりではなくて、衆議院の予算委員会で防衛庁が言っていることは、市ケ谷の自衛隊の部隊であるとか、そういうところにも証拠...全文を見る
○小泉親司君 それだったら、全庁的にやっておるのは何のためにやっておられるんですか。この、いわゆる四社事案に関係してやっておられるんでしょう。だから、そこが不明確だというふうに私は思います。
○小泉親司君 実際、あなたがおっしゃっていることは、最終報告の問題については非常に不備だつたということを内容的にはおっしゃっておるわけです。最終報告、最終報告とあなた方は言うが、それにこだわらないで、私はこの問題というのは真相を徹底的に解明して、当委員会に対しては徹底的にやったと...全文を見る
○小泉親司君 ということは、詐欺罪を前提にして特別調査をされているということですね。
○小泉親司君 長官、今のやりとりでおわかりになったかと思いますが、十一月五日にNECが防衛庁に来て説明した時点、これは二重帳簿をつくっていたという、防衛庁がだまされていた事件なんですよ。これは、公務員がもともとこういう不当な行為をやっていたときには直ちに告発すべき問題なんですね。...全文を見る
○小泉親司君 長官、NEC側があなたをだましていたよと十一月五日に言ってきたんですよ。いいですか。それは、膨大な資料を精査するまでもなく、言葉は悪いですが、ある犯人が私がやりましたと言ってきたわけです。なぜ防衛庁はその時点で——、それじゃだまされたというふうには長官は認識されてい...全文を見る
○小泉親司君 長官、あなた方は今までの問題も同じことを言っておられたんですよ。しかも、今度の四社事案の最大の問題というのは、上申書を出してそれを捜査妨害したと、これはあなたの報告書にも載っていますので、捜査妨害したというのが問われたわけでしょう。それで責任が問われたわけですよ。だ...全文を見る
○小泉親司君 私は、そういう姿勢が、防衛庁が兵器産業と大変癒着をしているということになると思うんです。  防衛庁のインターネットを見ますと処分理由が書いてあるんだけれども、その処分理由はどういう処分理由かというと、秋山さんだとか及川さんもみんな一緒に処分されたのは、国民の信頼を...全文を見る
○小泉親司君 NECの場合は、やむを得ない場合には事業を続けるということが取り決められておりますが、この新中央指揮所をやむを得ない場合というふうに認定するということはしないということですね。それを前提としないということですね。
○小泉親司君 NECは取引停止になっておりますが、真にやむを得ない場合は取引停止の対象外になっていますでしょう。新中央指揮所は、そういうふうに真にやむを得ない場合ということでこれをやらせるというようなことがあってはならないと私は思います。非常に膨大な額で、これ自体はNECには大変...全文を見る
○小泉親司君 私は、証拠隠しの問題でも、NECやその他水増しの問題でも、それから富士重工の問題でも、あなた方がおっしゃる国民の信頼を傷つけるという点では大変重大な問題が次々と出ているという点、この問題については真相究明をきちんとすべきだと。そして、やはり国会にもきちんと報告して、...全文を見る