小泉親司

こいずみちかし



当選回数回

小泉親司の1999年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月18日第145回国会 参議院 外交・防衛委員会 第1号
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○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。きょうは大変御苦労さまでございます。  私は三つの点について質問をさせていただきます。  初めに、久米大使と林大使にお尋ねしますが、先ほどから同僚委員が御質問していますけれども、欧州の安全保障問題、確かにおっしゃるとおりに、今度のE...全文を見る
○小泉親司君 どうもありがとうございました。
02月25日第145回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。  日米ガイドラインについて質問をいたします。  まず初めに私質問したいのは、自衛隊の後方支援問題と憲法の問題であります。  政府は、自衛隊の後方支援問題について、武力行使と一体でないから憲法違反ではないとか、後方地域支援で後方地...全文を見る
○小泉親司君 ということは、憲法上問題はない、合憲であるという見解なんですか。
○小泉親司君 それは大変ひどい答弁ですよ。法制局長官、どうですか。
○小泉親司君 法制局長官は、一月二十八日、衆議院の予算委員会で何とおっしゃっているか。よろしいですか。憲法の問題について、今回はこの戦闘作戦行動に日本から出撃する発進準備中のアメリカの戦闘機に対して給油や整備をしていいかということを鋭意政府で検討したんだ、ところが、アメリカに問い...全文を見る
○小泉親司君 あなた、さっきの答弁と全然違いますよ。もう一回明確に、合憲、違ったということをあなたはっきり言いなさいよ、そんな。
○小泉親司君 政府でこの件について憲法判断が違うというのは、私は重大な問題だというふうに思います。  戦闘作戦行動という言葉は、一九六〇年の日米安保条約の岸・ハーター交換公文に出てまいります。戦闘作戦行動というのはどういう行動を指すんですか。
○小泉親司君 あなた、もっと正確に読んでくださいよ。戦闘作戦行動というのはどういう行動を指すのですか。あなたは事前協議の話をしているんでしょう。でたらめ言っちゃだめですよ。
○小泉親司君 岸・ハーター交換公文の実際に統一見解は、戦闘行動というのは航空機による他国への爆撃だと書いてあるじゃないですか。
○小泉親司君 ちゃんと読んでください。
○小泉親司君 航空機から他国への爆撃、これに対して自衛隊が周辺事態の際に発進準備中の米戦闘機に対して給油や整備を行う、こういうことは憲法上あなたは認められると考えておられるんですか、どうですか。総理、これは重要な問題ですよ。
○小泉親司君 法制局長官は、衆議院の予算委員会で、この点については慎重な検討を要する問題だ、絶対クロとは断定できない、つまり灰色である、こう言っておられるわけですよ。  ところが実際は、先ほど防衛庁長官が言いましたように、この問題は合憲だということになったら、米軍に対して補給、...全文を見る
○小泉親司君 私は、この問題は後でしっかりとやりますが、この問題はもう一つ重要な問題があると思います。  どういう問題かというと、戦闘作戦行動に発進準備中のアメリカの航空機に対しては給油や整備はしない、つまり発進準備中以外の航空機であれば整備や給油をしていい、こうなったら完全に...全文を見る
○小泉親司君 私が質問いたしましたように、今度の問題というのは、日本の後方支援の周辺事態法の別表二、先ほど言いましたように、戦闘作戦行動に発進準備中のアメリカの航空機への給油と整備は含まないということを差し入れたんですよ。  その点について、法制局長官は衆議院の予算委員会で、こ...全文を見る
○小泉親司君 つまり、法制局長官がおっしゃっておられるのは、発進準備中以外の戦闘機はすべて合憲だとあなたはおっしゃったんです。よろしいですね。  ということになりますと、私、個々の問題についてあなたは判断を迫られるとおっしゃったのでお聞きしますが、では、例えば戦闘作戦行動に日本...全文を見る
○小泉親司君 あなたが個々の問題について判断するとおっしゃったんで聞いたんですよ。もう一回言ってください。あなたがおっしゃったんです。
○小泉親司君 これは憲法判断でございますから、総理、同様の質問をお願いいたします。
○小泉親司君 ということは、戦闘作戦行動に出撃した戦闘機、その再出撃に対して、補給や、つまり給油や、再出撃する戦闘機ですよ。あなたは、発進準備中以外は全部含むとおっしゃったじゃないですか。よろしいですか。ですから、そういう戦闘機に対して点検、整備、補給をする、これは憲法違反じゃな...全文を見る
○小泉親司君 そういうことを言っておるんじゃないんですよ。あなた方が文章の中に戦闘作戦行動に発進準備中のアメリカの航空機と書いてあるんだから。つまり、いろんな段階があるでしょう。あなた方は発進準備中ということで線を引いたんですよ。あなた方自身が引いたんでしょう。そこから先は憲法違...全文を見る
○小泉親司君 それでは、発進準備中というのはどういう状態を言うんですか。
○小泉親司君 ですから、発進準備中というのは極めて限られた、極めて特定されたことを言っているんですよ。そういう段階を言っておるんです。だから、それ以外はすべて合憲だ、つまり憲法上できるんだということに、今度の問題というのは、たった別表の一文に差し入れただけですべてそれが合憲だとい...全文を見る
○小泉親司君 私が聞いているのは、そういうことを聞いているんじゃないんですよ。発進準備中以外は全部認めたんでしょう。今までの政府見解は、戦闘作戦行動に出る、極東有事に出る戦闘機に対しては一体となった補給業務はできないんだと言っていたんです、あなた方は。それを、今度は政府見解を変え...全文を見る
○小泉親司君 戦闘作戦行動に発進準備中の航空機、それ以外のものでも戦闘作戦行動に参加する航空機なんですよ。その戦闘機に対して給油や整備をすることがなぜ憲法上認められるんですか。なぜ武力行使と一体とならないということになるんですか。これは明確に戦闘作戦行動と一体をなす行動以外の何物...全文を見る
○小泉親司君 この点も法制局長官と防衛局長の見解が違うんですよ。  スターズ・アンド・ストライプスは、これは例えば発進準備中と書いてあるんだけれども、実際にもう戦闘機に武装もされ、給油もされ、整備もされ、直ちに出撃する。さっき防衛局長はそうおっしゃったじゃないですか。あなたと全...全文を見る
○小泉親司君 総理、今までの審議の中で、例えば周辺事態の認定に当たりまして、国家間の武力紛争以外でも周辺事態に認定することはあるとか、ある事態が国家間の紛争でない場合でも、内戦でも周辺事態に該当することがあるとか、こういうことが言われておりますが、総理も同様のお考えなんでしょうか...全文を見る
○小泉親司君 国家間の武力紛争以外でも周辺事態として認定することがあるということですか、総理。
○小泉親司君 私は、日米安保条約の審議の中で、アメリカの行動というのは制約をされておると思いますが、外務大臣、それは御存じですね。
○小泉親司君 アメリカの行動は日米安保条約で制約をされておられると思いますが、どういう制約をされておられますか。
○小泉親司君 あなたがよく引き合いに出される極東有事の見解、この中にも米国の制約の問題が出ておりますね。どういうことを言っておりますか。
○小泉親司君 どうもとんちんかんな答弁なんですが、極東の範囲の問題での政府統一見解、岸答弁の中にどういうことが書いてあるかというと、まず極東の範囲について、まず第一の、外務大臣のお言葉ですから、パラグラフで極東の範囲が書いてある。続いて米軍の行動範囲が書いてある。  続いて何て...全文を見る
○小泉親司君 私、その点は全く今までの政府統一見解と違うと思いますよ。  いいですか。岸総理は、この米国の行動というのは、常に国連、国際連合憲章の認める個別的または集団的自衛権の行使として侵略に抵抗するためにのみとられるんだと言っているんですよ。その点について岸総理は、再び当時...全文を見る
○小泉親司君 そんなあなたの解釈を聞いておるんじゃないんです。ここに明確に言っているのは、あなたは国際法という言葉を強められたので私も強めますが、米国の行動は、国連憲章の行使として侵略に抵抗するのみですよ、外務大臣。侵略に抵抗することのみに米国の行動は制約があるんだというのが政府...全文を見る
○小泉親司君 総理はいかがでございますか。政府統一見解は、外務大臣と違って、明確に侵略に抵抗することのみ、のみですよ、米国の行動は制約されておるんだと言っているんですよ。しかも、先ほども私紹介しましたように、岸総理の政府見解は、武力行使が現実に行われたその事実がない限りにおいては...全文を見る
○小泉親司君 あなた、どんどん拡大解釈しちゃだめですよ。いいですか。ここの見解は何と言っているかというと、米国の武力行使なんて言ってないんですよ。米国の行動と言っているんです。米軍じゃないんですよ、あなた。米国の行動はおのずから制約されているのであります。  何でこれが出てきた...全文を見る
○小泉親司君 日本の官僚が政府統一見解を勝手に変えてきてしまうというのは、私は重大な問題だと思いますよ。  それで、今の国会答弁でも非常に間違いがあるんです。六条なんというものには国連憲章なんて一つも書いていない。総理の答弁で書いてあるのは、第一条と第七条で国連憲章が書いてあり...全文を見る
○小泉親司君 だから、何遍も言っているように、日本の官僚の方が政府統一見解は変えられません。総理。(発言する者あり)
○小泉親司君 総理。
○小泉親司君 私は、政府統一見解についてこの場で今さら統一見解は変わっていないとおっしゃっても、あなたがこの間ずっと答弁してきたことについて私は言っているんですよ。米国の行動は侵略に抵抗することのみじゃないじゃないですか、あなたの答弁は。全然違うことを言っているんですよ。  あ...全文を見る
○小泉親司君 それは本当に曲解ですよ、あなた。先ほども、岸総理が言っているように、私はこちらだけを言っているんじゃないんです。政府統一見解だけについて言っているんじゃないんです。全部六〇年の岸さんの答弁やりましたよ。よろしいですか、あなたの先輩の愛知外務大臣の質問です、元外務大臣...全文を見る
○小泉親司君 防衛上の実力を使わない、つまり侵略なんだから、そのことを言っているんです。あなた、どんどん統一見解を曲解しちゃだめですよ。防衛上の実力と、あなた方は自衛隊のことを防衛上の実力と言っているんでしょう。私たちはそういうことを認めていないけれども、防衛上の実力というのは米...全文を見る
○小泉親司君 ですから、政府統一見解は、米国の行動はおのずと制約されている。いいですか、「米国の行動は常に国際連合憲章の認める個別的又は集団的自衛権の行使として、侵略に抵抗するためにのみ執られる」、こう言っているわけです。つまり、内戦でありますとか、例えば米国民の保護で米国が行動...全文を見る
○小泉親司君 私はやはり政府がしっかりとこの問題について統一した見解を出されるべきだと思います。総理、どうですか。
○小泉親司君 ということは、高村外務大臣は今まで内戦とかそう言ってきたことは全部撤回されるんですか。
○小泉親司君 侵略の行動と内戦とは全然違うんですよ、あなた。侵略というのは国から国への侵略なんです。内戦と違うんですよ。
○小泉親司君 私はそんなことは言っておりません。そんなことはよく承知しております。  政府統一見解が「米国の行動は」といって武力の行使だけを言っているんじゃないんですよ、これは明確に。統一見解、どうですか、総理。違うんだから、外務大臣の答弁では。
○小泉親司君 私はこの点は大変大事な問題だというふうに思います。実際に六〇年には政府統一見解で米国の行動は侵略のみであると言っておきながら、いつの間にか内戦だとか自国民の保護だとかさまざまにどんどん広がってしまう、これは私は重大な問題だというふうに思います。この点は明確に安保条約...全文を見る
○小泉親司君 防衛庁は、四社事案の二社、東洋通信機とニコー電子の水増し確定額を発表いたしました。これによると、東洋通信機は三百七十三億円、契約総額の一八%が水増しであった、ニコー電子は百一億円、契約額の三四%が水増しであった、こういう驚くべき状況が報告されております。  東洋通...全文を見る
○小泉親司君 このことを見ましても、四社事案そのものが決着していないことは明らかだと思います。  もう一つ、やはり重要な問題は、日本電気、NECの二重帳簿問題であります。NECは、これまで防衛庁に対して五年以上にわたって二重帳簿をつくっていたことをみずから認めております。私は、...全文を見る
○小泉親司君 私、非常に不思議なのは、このNECの二重帳簿システムによる水増しのからくりを防衛庁がなぜチェックできなかったのか、この責任は私は極めて重大であるというふうに思います。  その点、長官、いかがでございますか。
○小泉親司君 防衛庁は特別調査をやっていると言いますが、もう発覚してから五カ月もたつのに、五年以上前からやっていたと言うだけで、二重帳簿による水増しの規模もその手口も私はまだいまだに不明だというふうに思います。  しかも重要なことは、防衛庁はNECとその関連会社については特別調...全文を見る
○小泉親司君 私は、国政調査に基づき、NEC本体とその関連会社の二重帳簿システムによる水増し問題を解明することは当委員会の責任であると思います。その点で、これを明らかにするために、関本忠弘NEC元社長、金子尚志社長、副島俊雄東洋通信機社長を当委員会の証人として喚問することを要求し...全文を見る
03月08日第145回国会 参議院 予算委員会 第11号
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○小泉親司君 日米ガイドラインについて質問をいたします。  今度の新しい日米ガイドラインは、日本が武力攻撃を受けていない段階からアメリカが起こす戦争や紛争に自衛隊の部隊を後方支援だとか後方地域支援だとかいいまして出動させる内容だというふうに思います。  そこで、まず私は自衛隊...全文を見る
○小泉親司君 大蔵大臣はいかがでございますか。
○小泉親司君 ということは、自衛隊や自衛隊の輸送や通信のようなロジスティックスは戦争でないとは言いがたいと、この点はお変わりにならないということでございますね。
○小泉親司君 このやりとりはそういうことの背景もありますが、一般的に宮澤さんがおっしゃっておられることなんです。    〔理事竹山裕君退席、委員長着席〕  同時に、先ほど有力な方とおっしゃったのは後藤田正晴さんなんですが、もう一つ大変重要な点は、後藤田さんが、負傷兵の治療は戦...全文を見る
○小泉親司君 いいですか。実際にこの宮澤さんのやりとりはそんな背景のことを言っておられるんじゃないんですよ。明確に負傷兵の治療とかそういうものは戦争に加担するんだと言っておられるわけです。そして、一国の総理をやられた方がこういう公の場で、兵たんは戦争でないとは言いがたいとか、それ...全文を見る
○小泉親司君 それでは、よろしいですか。  今度の、今の問題というのは、日本の平和と安全、先ほども議論がありましたけれども、日本の平和と安全における重大な事態ということで、日本有事のことを論じているんじゃないんですよ。日本が攻撃を受けていなくたって、あなた方はアメリカが武力行使...全文を見る
○小泉親司君 実際、今度は部隊の関係でいけば、宮澤さんはいろんなところでおっしゃるからお話をいたしますが、あなたの「ワシントンの密談」、この中でもあなたは重要なことを言っておられるんですよ。実際に、今度は、あなたはカリフォルニア沖と言ったけれども、それじゃ戦闘部隊と後方部隊がどう...全文を見る
○小泉親司君 私が言っておるのは、それこそあなた方こそ、ある戦闘地域があって、全然違うカリフォルニアの方に後方地域をつくって後方支援をするというんじゃないでしょう。あなた方が言っておられるのは、ある戦闘地域があって、さっき言いましたけれども、ディスティングイッシュ・フロム、つまり...全文を見る
○小泉親司君 ということは、一般的に戦闘部隊と後方兵たん部隊が一つのリンクとして結びついているということはお認めになるわけですね。
○小泉親司君 どこから評価されるわけですか。
○小泉親司君 あなたがどこかから評価されるとおっしゃったので、どこから評価されて、そういうふうに間違われないようにやるのかということをお聞きしているんです。
○小泉親司君 ですから、私が指摘しましたように、宮澤大蔵大臣もお認めになり、後藤田正晴さんという方もお認めになり、国際社会でも米軍がこれは戦闘部隊と後方兵たん部隊は一体なんだということを言っておられるわけですから、ほかの人たちがみんな評価するのは、こういう自衛隊の輸送だとか兵たん...全文を見る
○小泉親司君 大蔵大臣、無責任なことを言っちゃだめですよ。そんなことはだれだっておわかりになる話じゃないですか。宮澤さんがコカコーラと言ったのは後方兵たん部隊のことなんですよ。あなたはあちこちでお書きになっているんですよ、それは。私はあなたの文章でお話ししたので、コカコーラが武器...全文を見る
○小泉親司君 だから、先ほども言っておりますように、日本が武力行使をまだ受けていない段階から自衛隊がやるんでしょう。あなた方は日本有事日本有事と言うけれども、周辺事態は日本有事と違う概念としてあなた方は持ってきているんですよ。私が言っているのは、そんな日本有事とごちゃごちゃにしな...全文を見る
○小泉親司君 安保条約の根拠がないということですね。
○小泉親司君 総理はこれまで日米安保条約の枠内だ枠内だと言っておられましたけれども、日本有事の日米共同作戦計画は安保条約の五条に基づくものだと説明をしておいて、周辺事態における相互協力計画は、これは安保条約の実効性を図るためなんだという条項がどこにもないということは、総理、この点...全文を見る
○小泉親司君 ということは、条約の枠外だということなんですね。
○小泉親司君 私、この相互協力計画は条約そのものでは規定はないと今外務省がおっしゃいましたので、条約の規定上はないものだということは言えると思います。だから、実際にこういうことを総理がこれまで日米安保条約の枠内だと条約論として言っておられるわけですから、私はこういう点は大変重要な...全文を見る
○小泉親司君 この相互協力計画が基本計画に反映されると、私は大変その関係というのは非常に重要だというふうに思います。  防衛庁はこれまで、相互協力計画について、いろいろな事態があるが、そのうち幾つかの対応を想定して検討することになるという答弁をされております。ということは、例え...全文を見る
○小泉親司君 先日、いわゆる九四年の北朝鮮の核疑惑の際、日本の新千歳とか成田とか関西とか、福岡空港その他の八つの民間空港や、松山とか大阪、名古屋とか福岡、神戸の六つの民間の港湾、こういうものの使用を初め千五十九項目に上る対米支援を要求しているということが明らかにされました。  ...全文を見る
○小泉親司君 私、この点は大変重要だと思います。  それともう一つお聞きしたいのは、こういう相互協力計画では、自衛隊の運用ばかりじゃなくて、例えば自治体にどういう協力が必要なのかとか、それからどこどこの港湾をどういうふうに使用するとか、いわゆる自治体へのさまざまな要望ですとか、...全文を見る
○小泉親司君 私は具体的にお聞きしているので具体的にお答えしていただきたいんですが、例えば政府はこの間、自治体に示して、国会にも自治体、民間への十項目の協力例などをも示しておられます。そういうような項目もこの相互協力計画の中に入るのかどうなのかということをお聞きしているんです。長...全文を見る
○小泉親司君 とすると、例えばどこの港湾をどういうふうに使用するとか、民間の船舶、民間の航空機、こういうものはどのくらいでどういうふうに調達するか、さまざまなこういうこともこの相互協力計画の中には書き込まれるということになるんですね。
○小泉親司君 しかし、国民に関係する、つまり民間業者ですとかそれから自治体だとか、国民に直接関係することが何か着々と進められているというのは、そういう態度は私はおかしいと思います。  例えば、この相互協力計画を検討している日米共同計画検討委員会は既に昨年三回、昨年の三月十三日、...全文を見る
○小泉親司君 どういう部隊が参加してやっておるんですか。
○小泉親司君 とすると、米軍と自衛隊の間でもう着々とそういう相互協力計画がいろんな検討の段階に入っておる。例えば、先ほど防衛庁長官が御答弁されましたが、既に九四年のいわゆる朝鮮半島有事の際のさまざまな計画なども、もうこの共同計画検討委員会の俎上にのっていると言っても、長官、差し支...全文を見る
○小泉親司君 ということは、この協力計画というのは、現在は在日米軍とそれから太平洋軍との、米軍と自衛隊の軍レベルでさまざまな検討をしておるということでありますけれども、これは例えば作成された場合は個々の事態に分けて、つまり台湾の危機ですとか東南アジアの危機ですとか、そういう個別の...全文を見る
○小泉親司君 キャンベル国防次官補は、一昨年の九月十七日の国防総省の記者会見で、今度の相互協力計画について何と言っているかといいますと、この相互協力計画というのは、港を使用するとかそれから港湾を使用するとか、こういういろんな日本の後方地域支援について明確な保障と明確な了解をアメリ...全文を見る
○小泉親司君 私、キャンベルさんのお話を聞いているんじゃなくて、相互協力計画というのは、あなた方繰り返し何か公表しないようなことを言っているけれども、大統領まで持っていくとあなたおっしゃったから、実際にはこれは当然基本計画の大もとになるわけですから、周辺事態を判断する基本計画の大...全文を見る
○小泉親司君 ということは、あなた方がおっしゃるのは、米軍と自衛隊はいろんなさまざまな数百ページにも及ぶ相互協力計画というものをお互いに持っていて、お互いの共通認識になって、それで今度は政府が基本計画というものをつくるとなると、その引き出しから一枚か二枚ぐらいの紙を出して国会に提...全文を見る
○小泉親司君 私、やはり米軍と自衛隊が着々と、長官は着々とじゃないと言っておられましたけれども、具体的な活動がどんどん進んで、実際にはこれをあなた方は非公開にして、どんどん軍レベルでは進めて、こういう重大な内容を持つ相互協力計画が基本計画の大もととして進められて、実際、基本計画の...全文を見る
○小泉親司君 相互協力計画は公表するんですか。あなた今おっしゃったでしょう。
○小泉親司君 基本計画の話をしているんじゃないんですよ。相互協力計画の話をしているんですよ。相互協力計画も国会へ出すんですか。
○小泉親司君 この基本計画の大もとになる相互協力計画が米軍と自衛隊によって着々と進められていく、それで国会には基本計画として出されると。やはり問題は、相互計画を秘密にしながら、実際に基本計画になったら日の目を見るというのは大変私は国会を無視したことだというふうに思います。  こ...全文を見る
03月15日第145回国会 参議院 外交・防衛委員会 第5号
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○小泉親司君 米軍機による低空飛行訓練についてお尋ねいたします。  まず初めにお伺いしたいのは、青森県や秋田県にまたがる白神山地での米軍機による低空訓練の問題でございます。  環境庁の出先の事務所ですとか青森県と秋田県でつくります白神山地世界遺産地域連絡会議が、三月八日に、こ...全文を見る
○小泉親司君 ということは、通過であるだけならば、世界遺産の地域であるとか、イヌワシの生息が大変危惧される地域でも米軍機が通過をしてもよろしいということが外務省の御見解なんですか。
○小泉親司君 環境庁がまとめられた報告書は、もうお手元にはあるんだろうと思いますが、例えばその報告書でどういうことが書かれているかというと、通常、イヌワシの飛行高度よりも低く飛ぶときが見えたとか、例えば二ツ森の方から海岸に抜けるのを二、三回見て、かなり低空でヘルメットが見える感じ...全文を見る
○小泉親司君 私は、低空訓練かどうかは別にして、低空の飛行というのは少なくともこの地域で事実関係として環境庁の、私どもが言っているんじゃないですよ、私どもはもっと厳しいことを言っておりますが、少なくとも環境庁の事務所の巡視員の方々が言っておられるわけですから、それは国のお役所の事...全文を見る
○小泉親司君 今度の合意では、「在日米軍は、低空飛行訓練を実施する区域を継続的に見直す。」ということが述べられております。私、飛行ルートの問題じゃなくて、今度の合意では「飛行訓練を実施する区域」、つまりエリアなんだということが今度の合意の中で新しい点だと思います。一体このエリアと...全文を見る
○小泉親司君 ということは、現に行われている区域についても外務省は知らないんですね。
○小泉親司君 ということは、今、外務大臣が一定の区域で云々かんぬんということを言われたけれども、実際に外務省としては、見直す前、つまり現にやっている低空飛行訓練を実施する区域というのは外務省自身も全然知らないんでしょう。となったら、これを継続的に見直すなんということを書いても、ど...全文を見る
○小泉親司君 つまり、除外するものだけは決めたけれども、あとは日本全国どこでも、低空飛行訓練はこの合意では在日米軍が、言葉は悪いですが自由勝手にやってよろしいと、こういうことでございますね。
○小泉親司君 しかし、この文書を読む限りでは、日本政府がどういうことをやるかということは何ら書いていないんです。主語が全部「在日米軍は、」ということが書いてあるだけで、一体日本の外務省がこの低空飛行訓練についてどういうことが言えるのかというのは、ただ最後の六項で苦情処理を行います...全文を見る
○小泉親司君 それから、この合意書は、在日米軍のどこの部隊の航空機に適用されるんですか。
○小泉親司君 ということは、すべての戦闘機、在日米軍に置かれているすべての戦闘機に適用する、戦闘機部隊に適用するということなんですか。
○小泉親司君 もう一つお聞きしますが、米軍自身は低空飛行訓練ということを当然やっていますから義務づけているわけですが、具体的に在日米軍の米軍機に対してどういう義務づけを低空訓練で行っているんですか。その点は外務省は承知しているんですか。
○小泉親司君 例えば、先ほど高村大臣は百五十メートル以下じゃないから大丈夫なんだ、こういう合意なんだと言っておられたけれども、実際にこの日米合意自身が余り有効な米軍に対する制限は私は全然ないということを前提にお話しします。  例えば、三沢のF16の乗員マニュアルというのがインタ...全文を見る
○小泉親司君 私が指摘したのは、エアフォースインストラクション11の2Fの16、一九九八年五月一日、フライングオペレーションズ、F16のエアクルートレーニングという乗員マニュアルです。これはインターネットでもとれて、だれだって見られるものですから、実際にきちんとやるべきだというふ...全文を見る
03月16日第145回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○小泉親司君 先ほど議論のありました沖縄振興対策調整費について幾つかお尋ねをいたします。  まず、そもそも沖縄の振興対策というのは、沖縄復帰の際に当時の山中総理府総務長官が、多年にわたる忍耐と苦難の中で生きてこられた沖縄県民の方々の心情に深く思いをいたして、県民への償いの心を持...全文を見る
○小泉親司君 長々と大分御成果ばかりを強調したように私はお見受けいたしますけれども、実際に先ほども指摘がありましたが、私どもはこの点について沖縄の県民の方々にいろいろと調査いたしますと、沖縄の調査機関、いわゆる地元発注が非常に少ない、それから地元企業の育成や地元の情報蓄積に役立っ...全文を見る
○小泉親司君 私は、どのように総括しておるのかといって内政審議室にもいろいろお話を聞きました。資料が出てきましたが、私が計算した範囲では二十六の事業しかございませんでした。実は私どもがこの五十億円について、これまで明らかにされてきた新聞の報道ですとか、沖縄県のさまざまな取り組みを...全文を見る
○小泉親司君 私がいただいた資料は六十一事業なんてございませんよ。実際に二十六事業しかない。例えば、あなた方が米軍基地の米軍施設・区域返還跡地の整備検討一億一千万円と言っているものも、中身は、米軍施設・区域返還跡地の都市開発事業に関する検討調査、米軍施設・区域返還跡地整備に関する...全文を見る
○小泉親司君 最後になりますが、やはり総括という点でございますので、約六十一事業、先ほど私が言いましたような責任官庁、予算、それからその結果、こういうものはやはり当委員会にもきちんと出していただいて、沖縄振興のために、この委員会は主管委員会でありますから、当然提出を要望いたしまし...全文を見る
○小泉親司君 答弁をお願いいたします。
03月18日第145回国会 参議院 外交・防衛委員会 第6号
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○小泉親司君 在外公館の今回の改正案と関連する若干の問題について質問させていただきます。  まず、今回の改正案は、ドイツの大使館をボンからベルリンへ移転する内容が含まれておりますけれども、これはドイツの首都機能の移転に伴うものだというふうに説明されております。  国土庁がドイ...全文を見る
○小泉親司君 次に、在外邦人の選挙権問題について、この改正案との関連でお聞きをいたしたいと思います。  昨年の国会で、御承知のとおり在外邦人の選挙権を認める法律が制定されました。これは大変大きな前進だと思いますが、問題は、在外邦人の選挙権の実施が十分に保障されるか、その運用面で...全文を見る
○小泉親司君 今度のこの在外邦人の選挙人名簿への登録開始というのは、在外公館を窓口として行われるわけですね。その点では在外公館に新しい仕事を付与することになるんじゃないかと思うんです。  例えば、ニューヨークやロサンゼルスやロンドンなど、大変在外邦人の多いところでは大変な作業に...全文を見る
○小泉親司君 今度の在外邦人の選挙権では、当面二〇〇〇年五月からの選挙の実施ですから、その点では、解散総選挙があるかどうかは別にして、一番早いのが参議院の比例の選挙ということになるわけですね。  先ほどもお話がありましたが、例えば選挙公報の配布ですとか、先ほども外務大臣が細かく...全文を見る
○小泉親司君 終わります。
03月23日第145回国会 参議院 外交・防衛委員会 第7号
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○小泉親司君 日米ガイドラインについてお聞きします。  先ほどからも問題になっておりますように、日米ガイドラインとその関連法では周辺事態がどういう事態なのか、だれがどういうような手続でどういう形で認定するのか、こういう基本的な点が非常にあいまいだというふうに思います。そこで、時...全文を見る
○小泉親司君 私が質問しているのは、そういうものも考え方の一つだというふうに理解されておるということですか。
○小泉親司君 この周辺事態というのは実は大変あいまいで、先ほども議論がありましたが、高村外務大臣はこの前の衆議院の委員会で四つの事例ということを示されているわけです。  この四つの事例というのは、別に目新しい問題ではなくて、既に防衛庁のパンフレットにも全部載っていることなんです...全文を見る
○小泉親司君 自衛隊法七十六条で、自衛隊が防衛出動する場合には外部からの武力攻撃のおそれがある場合というのを含んでいるわけです。ところが、旧ガイドラインでは日本への武力攻撃のおそれがある場合ということを初めて盛り込んだわけです。既に国会でこの点が論議をされておりまして、自衛隊法に...全文を見る
○小泉親司君 だから、外務大臣や防衛庁長官が、日本の存立にかかわる事態とか日本の有事に大変近い概念としてよく説明されておりますが、今度の日本の平和と安全に重要な影響を与える事態というのは非常に広い概念なんです。そうでしょう。そういうことを東郷さんはおっしゃっているんでしょう。
○小泉親司君 私、この日本の平和と安全に重要な影響を与える場合というのは極めてあいまいな基準だというふうに思います。実際に外務省でも今御説明になったように、外務省自体もよく整理されておらないというふうに思います。  そこで私聞きますが、日米ガイドラインでは、政府が周辺事態の認定...全文を見る
○小泉親司君 久間元防衛庁長官は、去年の四月十七日、国会で答弁しておりまして、「周辺事態というふうに認定するといいますけれども、今の情報収集を始める最初の段階では、まさに情報収集だけでスタートすることもあるわけでしょう。そして、ずっとなだらかにといいますか、ずっと何らかの変化が起...全文を見る
○小泉親司君 政府が周辺事態と認定する前から、自衛隊は周辺事態の準備行動を起こすということなんですねとお聞きしているんです。
○小泉親司君 あなた全然ガイドラインを学習していないですよ。ガイドラインにはそんなこと書いてないんだから。私は、自衛隊が平時でやることを言っているんじゃないんです。あなたはわかって答弁されておるのかわからないで答弁されておるのかわかりませんが、周辺事態に対する準備行動の話をしてい...全文を見る
○小泉親司君 これも私は大変おかしなことだと思います。  例えば、日本有事の場合の共通の基準というのが旧ガイドラインではありました、これは御承知のとおり。どういうことが書いてあるかというと、この共通の基準は、情報活動、部隊の行動準備、移動、後方支援その他の作戦準備に係る事項に関...全文を見る
○小泉親司君 私は、今の答弁は非常にあいまいだし、問題をぼかしていると思うんです。  だって、旧ガイドラインでは、準備段階について主体は米軍と自衛隊でありました。よろしいですか。新ガイドラインでは、今度は日米両政府がとなっているんですよ。日米両政府が共通の基準に従って共通の準備...全文を見る
○小泉親司君 あなた、問題をぼかしちゃだめですよ。  ガイドラインに何と書いてあるかといったら、「日米両国政府は、周辺事態における協力措置の準備に関しても、合意により共通の準備段階を選択し得るよう、共通の基準を確立する。」と書いてあるんです。  周辺事態が動き出しているんです...全文を見る
○小泉親司君 だから、だれがやることになっているんですか。
○小泉親司君 時間がなくなりましたのでまとめますが、答弁は非常にあいまいで問題をぼかしていると私は思うんです。  だれが認定するのか、だれが命令するのか。防衛庁長官とおっしゃいましたけれども、実際に基本計画を決定して周辺事態を認定するのは総理大臣です。総理大臣の前に防衛庁長官が...全文を見る
○小泉親司君 終わります。
03月25日第145回国会 参議院 外交・防衛委員会 第8号
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○小泉親司君 今回の問題について、幾つか質問させていただきます。  私は、海上保安庁が領海の不審船舶に対して必要な処置をとるということは当然あり得ることだというふうに考えております。しかし、自衛隊の海上警備行動、今回の措置が妥当なものであったかどうかという点については、事態の全...全文を見る
○小泉親司君 海上保安庁は、その二十一日の段階からそういうふうな捜索もしていたんですか。
○小泉親司君 外務省は米軍から情報を入手したということでありますが、ベーコン国防総省報道官は、この議事録を見ますとP3Cが出たということを記者会見で認めておられます。しかも、ワシントンからの報道によると、アメリカ海軍のP3C一機か二機が不審船の追跡に協力しているという報道もありま...全文を見る
○小泉親司君 私のお聞きしているのは、一緒に米海軍も追跡に協力したという報道があるんですが、米軍は一緒にやったのかということをお聞きしているんです。
○小泉親司君 いや、一緒に追跡行動をやったのかという点をお聞きしているんです。
○小泉親司君 きのうも私防衛庁に資料をお願いしてあったんですが、きょういただいたものだと海上警備行動を発動した以降の自衛隊部隊の詳細は載っておりますが、それ以前にもう既に自衛隊は行動を起こしているわけで、そこの部隊はどことどこの部隊が出たというところを資料でお願いしたいということ...全文を見る
○小泉親司君 どうもこういう経過を見ますと、海上保安庁が第一義的というより海上自衛隊が第一義的のような印象をお受けいたします。海上保安白書を見ますと、九八年の白書では不法行為、不審行動船舶は三百件から四百件毎年あると。九七年では不審な行動をとった船舶三百十三隻に当該行動の中止を警...全文を見る
○小泉親司君 今回のものも漁船なわけでしょう、偽装はしていましたけれども。しかも、今おっしゃっていることからすれば、立入調査をしなければその国籍はわからないわけでしょう、そうでしょう。だからそのときに、発見しているときには国籍はわからないわけだから、そこら辺の区分けが非常にあいま...全文を見る
○小泉親司君 長官が長くしゃべられるので時間がなくなってしまいましたが、参議院本会議で長官がおっしゃっていることを私がまとめているだけの話で、私が恣意的にまとめたわけじゃないんです、これは。だから、長官はそうおっしゃっているので、私の質問には何にも答えていないんですけれども、高度...全文を見る
○小泉親司君 時間がないので終わりますが、もう少し簡潔に御答弁をいただきたいというふうに思います。
04月05日第145回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号
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○小泉親司君 領土問題について少しお尋ねをいたしたいと思います。  一九九三年の東京宣言では、領土問題について「歴史的・法的事実に立脚し、両国の間で合意の上作成された諸文書及び法と正義の原則を基礎として解決する」ということが合意されました。  それからこの一、二年、幾つかの動...全文を見る
○小泉親司君 ということは、例えば川奈会談では北方四島での日本の主権をロシアが確認するかわりに日本もロシアの施政権を認めるということも提案されたというふうに伝えられておりますけれども、この点も否定も肯定もされないということでございますか。
○小泉親司君 どうも非常に中身が不明確なわけでありますけれども、それじゃ昨年十一月の小渕・エリツィン日ロ首脳会談によるモスクワ宣言では、つまり日ロ首脳会談の中に川奈会談についてというのがありまして、ロシア側からの回答が伝えられたことにかんがみて云々かんぬんということが書かれており...全文を見る
○小泉親司君 ということは、対案でありますから、先ほどもお話ししましたが、ことしの大臣とイワノフ外相との間でロシア側は、二〇〇〇年までの締結を目指すことで合意しているとされる平和条約には領土問題の解決は盛り込まず友好条約を締結したいというふうに提案したと報道されておりますが、その...全文を見る
○小泉親司君 非常に内容的にはかみ合わない話なんですが、このイワノフさんの報道されている発言だけを見ますと、私、領土問題としては非常に重要なことなんだと思うんですよ。つまり、外務大臣は二つの領土問題の問題がテーブルにのっておるとおっしゃっておりますけれども、イワノフさんの発言は、...全文を見る
○小泉親司君 もう一つお聞きしますが、日ロ首脳会談では国境画定委員会を設置するということが合意されたわけです。そうすると、どこかで線を引くということが合意されているだけなのか、それとも日本側からの川奈提案では、報道によりますと、国境線を択捉と得撫の間で引くという提案がされておると...全文を見る
○小泉親司君 外務大臣、もう一つ形式的な問題ですから、お答えをいただきたいんですが、日本側は、つまり国境線画定については四島に限っているのか、全千島まで含めて考えておられるのか、どちらなんですか。
○小泉親司君 私は、この川奈会談で日本側が提案したことが非公式であって、回答されたのも非公式、実際かみ合っているのか、それとも前進しているのか、後退しているのか、どうもその辺が非常にあいまいです。外交交渉というけれども、これまでは幾つかの問題については公表されてきた経過があるわけ...全文を見る
○小泉親司君 日ロ間の領土問題の根本は、やはり第二次世界大戦後の戦後処理で、ソ連のスターリンが領土不拡大という国際的な原則に反して日本の歴史的な領土である千島列島を併合した、この点に非常に重大な問題があるというふうに私どもは思います。ですから、この領土問題では根本的な誤りを正すと...全文を見る
○小泉親司君 私がお聞きしているのは、スターリンの誤りについて一度でもきっぱりと言ったことがあるのかとお聞きしているので、その点はやはり最後にきちんと答えていただきたいと思います。  領土交渉の対象を四島に限定することは何の根拠もないわけで、当然一八七五年の樺太千島交換条約で既...全文を見る
○小泉親司君 終わります。
04月14日第145回国会 参議院 外交・防衛委員会 第10号
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○小泉親司君 初めに、アフリカ開発銀行設立協定の改定案について質問いたします。  今回の協定は、アフリカ以外の諸国の出資比率を引き上げることを通して、銀行の運営におけるアフリカ諸国以外の国の発言権を高めるものだということが一つの改定内容になっております。  アフリカ開発銀行は...全文を見る
○小泉親司君 仕組みとしてそういう仕組みがつくられるということについては、外務省としては了解しているというか承知しておられるわけですか。
○小泉親司君 どうもお聞きをしていると、お金が、いわゆる増資が必要なんで少しは緩和してやろうか、いわばアフリカ域外国の発言権や投票権を高めてやろうかというのが非常にニュアンスとしてあるんですが、そういう趣旨なんですか。
○小泉親司君 先ほどから繰り返し債務の履行遅滞の増加による財務状況の悪化ということを言われておるわけですが、この原因というのはどこにあるというふうに考えられておるわけですか。例えば融資が焦げついた主な原因は、いわゆるアフリカ開発銀行の融資の判断の基準が甘いとか、いわば南北問題その...全文を見る
○小泉親司君 銀行の運営の改革だけでは問題は片づかないということをおっしゃっておるのだと思いますが、その点、単にこの銀行の出資比率や発言権の改革だけではやはり今のアフリカ開発銀行の非常に重要な問題というのは解決しないという点を指摘して、次に、ユーゴへの空爆の問題について質問いたし...全文を見る
○小泉親司君 これまでコソボの問題については、国連の安保理で昨年一一六〇、一一九九、一二〇三、一連の決議が上がっておるわけです。平和解決への努力が国連の場で進められてきたわけです。  ところが、今回の空爆は、一つはNATO軍による国連安保理決議なしの域外紛争への軍事介入という特...全文を見る
○小泉親司君 ということは、三月二十六日の国連安保理での空爆停止決議が否決されたということで、まさか安保理で武力行使の容認が授権されたと、どうも今おっしゃっているのはそのようなニュアンスに聞こえますが、そうではないということは確認できるわけですね。つまり、国連においては依然として...全文を見る
○小泉親司君 ということは容認する、つまりNATOに国連安保理が通常やるべき武力行使の容認が授権されていない、その点は現在もなお変わっていないということなんですね。
○小泉親司君 まとめて言いますと、空爆を人道上の問題で理解を表明された、いわばやむを得ない処置と理解をされたと。  しかし、今度の空爆の問題というのは、世界でいろいろと各国が態度を示しておりますが、御承知のとおりNATOの諸国内でも、例えばイタリアの下院では空爆反対の決議が出さ...全文を見る
○小泉親司君 ですから、私が言っているのは、コソボ問題の危機的な状況という国際世論は非常に強いし、しかし、だからといって空爆で問題は解決するのかと。ここが非常に重要な問題だというふうに私は思います。  その点では、空爆を今停止して、きちんと国連の主導のもとに、この和平問題を改め...全文を見る
○小泉親司君 ではどういうことですか。その点お聞きしたいと思います。
○小泉親司君 いや、今度のユーゴ問題が周辺事態という認定をされることになるのでしょうかという質問に対して、三月二十六日の衆議院のガイドライン特別委員会で大臣が言っておられるのは、「いろいろな類型がありますので、与件というか、いろいろありますので何とも言えないわけでありますが、」と...全文を見る
○小泉親司君 いや、私がそういうことを言っているんではなくて、大臣がそう言っておられるからその答弁について質問をしているんです。  それでは、我が国周辺地域ではないけれども、周辺事態、つまり事態としてはこのコソボ問題というのはそういう性格の問題に当たるのか。これまで周辺事態の四...全文を見る
○小泉親司君 終わります。
○小泉親司君 私は、日本共産党を代表して、国際通貨基金協定改定案とアフリカ開発銀行設立協定改定案に対する反対の討論を行います。  国際通貨基金協定改定案の反対の理由は、この改定によってIMFが国際通貨・金融体制において果たしている否定的な役割をさらに拡大するものだという点であり...全文を見る
04月27日第145回国会 参議院 外交・防衛委員会 第11号
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○小泉親司君 私は、日本共産党を代表して、マレーシアとの租税条約、カナダ及びスウェーデンとの租税条約改正議定書に対して反対の討論を行います。  我が国は、これまで租税に関する四十四の条約を締結してきましたが、これらの条約の大半は、基本的に、大企業が海外に進出し、より安価な労働力...全文を見る
04月28日第145回国会 参議院 本会議 第17号
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○小泉親司君 私は、日本共産党を代表して、日米ガイドライン関連法案について質問いたします。  ガイドライン関連法案が、戦争か平和かという日本の二十一世紀の命運にかかわる重要な法案であることは、法案に対する立場を超えて、だれもが認めることでしょう。ところが、政府が法案の根本的な問...全文を見る
05月12日第145回国会 参議院 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第5号
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○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。  日米ガイドライン関連法案について質問をいたします。  まず初めに、防衛庁長官の沖縄に関する問題の発言について、私はただしていきたいというふうに思います。  先ほど防衛庁長官は訂正すると言っておられましたけれども、この問題という...全文を見る
○小泉親司君 あなたは、過重な負担を強いるとは考えていないとか、実際にあなた自身が沖縄は周辺事態の対象になるという発言をされているわけですから、その点ではこんな過重な負担云々かんぬんというのは新聞の見出しの話なんですよ。あなたはこのことを言っているんですよ。あなた自身の言っている...全文を見る
○小泉親司君 私は、この訂正だけではやはりごまかし以外の何物でもないというふうに思います。  これは、私は政府の本音が出たという沖縄の声がまさに正直に物語っていると思いますが、総理はいかが考えておられるんですか。
○小泉親司君 私、今の発言を聞いていますと、だんだん何かこの事実関係がぼやかされてきて、質問は、私も周辺事態に巻き込まれる可能性は沖縄が一番高いというふうに認識しておりますけれども、いかようにお考えですかというのが島袋宗康議員の質問で、それに対して、確かに地理的条件からいっても基...全文を見る
○小泉親司君 林答弁は、日本が武力攻撃を受けていないときに、周辺事態というのは日本が武力攻撃を受けていない事態なんでしょう。そのときに自衛隊が米軍を応援することはできないと言っているんですよ。あなた、実力行使の話じゃないんですよ。  実際に私たちは、日米安保条約は憲法に明確に反...全文を見る
○小泉親司君 後方地域支援だから問題がないとか、武力行使と一体ではないから憲法上の問題はないと言っておりますけれども、私はそういう点では済まない問題だというふうに思います。ここの答弁でも、実際に憲法九条の、先ほど言いました戦争放棄、武力の威嚇、行使、こういうことが許されないという...全文を見る
○小泉親司君 もう要らないですよ。だって、総理が答弁されているでしょう。(「補足説明」と呼ぶ者あり)そんなの要らないですよ。  それでは、総理は後方地域支援だから問題はない、いわゆる武力行使に該当するものではない、こういう武力行使との一体化を生じさせるものも想定していない、こう...全文を見る
○小泉親司君 いや、リアエリアサポートという言葉は米側も了解した言葉なんですかという質問をしているんです。
○小泉親司君 そこで、私は、リアエリアというのがどういうふうになっているか、アメリカの統合参謀本部の資料を検討してみました。これには、リアエリアオペレーション、つまり後方地域作戦に関する陸海空三軍の教本、九六年五月二十八日のものであります。この教本は、米軍の後方地域での陸海空三軍...全文を見る
○小泉親司君 私、あなた方の相手方の米軍の資料を提示して言っているんですよ。リアエリアというのは実際に前線と一体の戦争遂行能力を、継戦能力を持つものだということを明確に言っている。さらに、後方地域といえども、実際には長射程のミサイルであるとか監視システムだとか、そういうふうな近代...全文を見る
○小泉親司君 実際、米軍と共同作戦をやるとあなたはおっしゃいましたけれども、米軍の方は、後方地域とは前方と全く一体となった、つまり戦争遂行能力を維持する重要な作戦なんだということを言い、それで米軍自身の文書は、ここでは大変攻撃には脆弱になる、実際に戦争に、戦闘に巻き込まれる危険が...全文を見る
○小泉親司君 まず、我が国の周辺地域がどこなのか、そういう法案のいわば骨格部分といいますか主要な部分が明確になったのかという点であります。  修正では、法案に日米安保条約の目的に寄与する活動を行っている米軍ということが明記されておりますが、この点について、政府はこれまで原案の審...全文を見る
○小泉親司君 公明党の冬柴幹事長は、公明新聞のインタビューで、今回の法案に日米安保条約の効果的な運用に寄与するということが明記されたという点について、周辺事態は、「今回、法案に、日米安保条約の効果的な運用に寄与することを目的に加えたことで、「周辺事態は地理的概念ではない」という当...全文を見る
○小泉親司君 私、遠藤さん今答弁をされましたけれども、遠藤さん公明新聞でもやっておられるんです。あなたが言っておるのは、「この法案が日米安保条約の枠内である旨を法文上明記させることで、自衛隊の出動範囲が安保条約と同じ範囲(極東地域)に限定され、」、こう言っておられる。政府はそれで...全文を見る
○小泉親司君 おかしいじゃないですか。政府と修正者が違うと。この法案どうやって執行するんですか。
○小泉親司君 私、この問題で大変重大なのは、修正者の間でも意見が食い違っているわけです。だって、冬柴幹事長は、周辺事態は地理的概念ではないという政府の当初の説明は事実上撤回されたと受けとめられていると言っておるわけです。今、赤城議員のお話だと、地理的概念じゃないんだと、こう言って...全文を見る
○小泉親司君 そんなこと当たり前ですよ。
○小泉親司君 私が言ったのは、外務大臣、よく聞いていていただきたいんですが、遠藤議員の本会議での質問は確かに修正前の発言であります。これはいかに遠藤議員がこの問題を重視しているかということを紹介しただけの話であります。遠藤議員と冬柴幹事長のこの公明新聞での発言は修正の後なんです。...全文を見る
○小泉親司君 私は、それは極めて不誠実で極めて重大な問題だというふうに思います。五月八日といったら、四、五日前にあなたはこの新聞で言っておられるんですよ、あなた自身が。それが政府と全く違うということは明確だし、さらに修正者との間でも違うというのは明確じゃないですか。  今度の周...全文を見る
○小泉親司君 大変苦しい答弁だと私は思います。あなたの発言が全く明確にならないし、修正者の修正も全く明確にならない。この点では修正は、幾ら修正しても法案の主要な部分が変わるものではない。この周辺事態法が、私たちが指摘するように本当に戦争法案であるということがますます明確であるとい...全文を見る
○小泉親司君 六類型の前に四つのケースがございましたが、外務大臣、この点も米側との了解はないんですか。
○小泉親司君 私、外務大臣、少し北米局長とよく相談をされたっていいと思いますが、竹内北米局長はこの前の衆議院ガイドライン特別委員会で、四つの類型についてアメリカと正式に合意したことはない、これは外務大臣と同じでございます、周辺事態については、その意味するところについて、米側と実態...全文を見る
○小泉親司君 あなた方は、周辺事態については、地理的な概念はなく事態の性質に着目したものだと説明してきた。地理的な概念を示さないのは私は重大な問題であるというふうに思いますが、今度の四類型、六類型の問題では、その大もとであります米側と実態的な定義があるということがはっきりしている...全文を見る
○小泉親司君 周辺事態について、周辺事態がどういうものかという日米の実態的な定義があるということなんでしょう。それは存在を認めるんですか。
○小泉親司君 それが実態的定義と言うのですか。おかしいじゃないですか。それは実態的定義じゃなくて概念的定義ですよ。実態的というのは概念や理念じゃないんです。実際にどういうふうなもの、例えば朝鮮半島は含むのか、台湾は含むのか、実態的な定義というのはそういうことでしょう。実際、そんな...全文を見る
○小泉親司君 ですから、実態的な定義というのは何なんですか。もっと説明しなさいよ、実態的な定義なんですから。
○小泉親司君 私、時間ですからあれですが、最後に……
○小泉親司君 最後です。  実際にあなたがたの、竹内さんの答弁は、そういう考え方に基づいて六類型が出たんだ、つまり大もとがあるんだということを言っているわけです。その点で私、周辺事態のこういう実態的な定義も示さないで六類型とかわけのわからないこと、それから、先ほど修正議論でも言...全文を見る
05月13日第145回国会 参議院 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第6号
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○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。  きょうはどうも大変御苦労さまでございます。幾つか質問をさせていただきます。  質問に入る前に、御承知のとおり私たち日本共産党は、今度の周辺事態法案及び日米ガイドライン関連法案は、戦争放棄それから武力の威嚇、行使を禁止した憲法九条...全文を見る
○小泉親司君 衆議院のガイドライン特別委員会では、自衛隊のそれぞれ佐久間元統合幕僚会議議長、それから松島中部方面隊の司令官でございますかが来られて、前線と後方というのはそんなに、区別なんか非常に難しいんだ、できないんだと。今、先ほども志方参考人、同じような御意見をおっしゃっておら...全文を見る
○小泉親司君 政府は、何か後方地域支援というところは大変安全なところで、いわば弾は飛んでこないというようなことを言っておられますが、私もいろいろとこの間のNATO軍の、NATO軍といってもアメリカ軍が主力ですが、ユーゴの空爆を見ましても、参考人がおっしゃるように、何かどうも補給路...全文を見る
○小泉親司君 次に、浜谷参考人にお尋ねいたします。  私も「米国戦争権限法の研究」でありますとか「防衛法研究」での浜谷参考人の本や論文なども読ませていただきました。それで、私どもは今度の国会関与の問題についても、国会で承認するから今度の法案の性格が変わるのかといったらば、そうで...全文を見る
○小泉親司君 その点では、参考人のこの考察の論文でいきますと、歯どめがないと。だから地域的に、ちょっと申しわけないんですが、読ませていただいた範囲だけの私の意見を申させていただくと、ここで参考人は後ろの方で、政府の見解によって極東とその周辺地域までなんだとおっしゃっているんですが...全文を見る
○小泉親司君 もう一つ、先ほど浜谷参考人が冒頭の御発言の中でおっしゃっていた点でありますけれども、修正について実質的には事後承認なんだ、歯どめ処置にはならないんだと。先ほども同様の質問があったように思いますが、実質的には事後承認だと言われているその理由、その辺をちょっとお聞かせい...全文を見る
○小泉親司君 もう一つ浜谷参考人に聞かせていただきたいのは、衆議院ガイドライン委員会の御発言では、国会承認に関連して、「特に、自衛隊が、場合によっては我が国領域外で活動するようなことも想定されている以上、たとえ紛争地域とは一線を画するとはいえ、領域内での危険度よりは格段に大きい危...全文を見る
○小泉親司君 実は、栗山さんとおっしゃる元駐米大使、浜谷参考人などは詳しく御承知の方かと思いますが、この点についてはちょっとお三人にお聞きしたいんですが、五月十三日の読売新聞で、「輸送、捜索救助などの自衛隊の支援活動は、この後方地域内で戦闘行為が発生したり、その可能性が予想される...全文を見る
○小泉親司君 どうもありがとうございました。  時間が参りましたので終わります。
05月21日第145回国会 参議院 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第10号
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○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。  まず初めに、一昨日、渉外関係主要都道県知事連絡協議会が、小渕総理大臣、高村外務大臣、野田自治大臣それから野呂田防衛庁長官、四名の方々に緊急の要請を行っております。  この主要都道県知事連絡協議会は、岡崎神奈川県知事、木村青森...全文を見る
○小泉親司君 そんな一般的なことじゃなくて、これ自体が何と言っているかといいますと、二月三日に政府が十項目の自治体、民間の協力例を出した、さらに四月二十三日に十一項目の協力例を出した、しかしそれでも具体的な内容が全く明らかになっていないじゃないかということを言っておられるわけです...全文を見る
○小泉親司君 これは、これまで全く出されていないというところが重大な問題なんですよ。その点では、やはり私どもはこういう点を徹底して解明しなきゃいかぬ。  特に、この知事会でも「参議院の審議における活発な論議の中で、明らかにされることを期待する」と言っておられるわけですから、特に...全文を見る
○小泉親司君 私は実態的には、防衛庁長官が今机上の空論みたいな形で、机の上で書いた話を繰り返しておるいうふうに思います。  そこで、幾つかお聞きをしますが、政府の依頼する民間協力例の中に、人員、物資に関する民間輸送業者の協力というのが書き込まれております。ここには、現に戦闘が行...全文を見る
○小泉親司君 当委員会の中央公聴会で、特に民間船舶による米軍の弾薬や武器の輸送があるという先ほどのお話でありましたけれども、この輸送を担当される全日本海員組合の平山誠一教宣部長が公述をいたしました。この中で平山さんは、イラン・イラク戦争の例を挙げて大変生々しい体験を話されておられ...全文を見る
○小泉親司君 そういうのは机上の空論だというふうに思います。  さらに、平山公述人は何と言っておられるかというと、NATO軍によるユーゴ空爆が四月に入ってからはコソボ地区のユーゴ軍の補給路を遮断する作戦、すなわち後方支援活動を主たる攻撃目標として補給路である橋や鉄道や道路などが...全文を見る
○小泉親司君 この地図を見れば、私が何遍も示していますように、この黄色の水域が戦争水域なんですよ、イラン・イラク戦争においては。つまり戦闘地域が黄色の地域なんです。いいですか。黄色の地域以外のところでもたくさん攻撃されているじゃないですか。このことを私は言っているんです。  そ...全文を見る
○小泉親司君 よろしいですか。それではもう一回お尋ねしますが、民間は休止するということが法案に書かれておりますかということをお尋ねしているんです。それだけ答えてください、防衛庁長官。
○小泉親司君 いいですか。私が防衛庁長官に質問しているのは、平山公述人の生の体験をお話しして、実際に当初の、初めの契約、つまり民間が依頼をされてやっているときには安全かもしれないけれども、戦争などというのは一たん戦端が開いたらもうどこも安全だというようなところはないんだと、実際に...全文を見る
○小泉親司君 私は大変おかしいと思うんです。  自衛隊は戦闘に巻き込まれることになったら休止するということが法案で決められている。ところが、民間が後方地域支援、自衛隊と同じような米軍の物資、武器弾薬の輸送、武装米兵の輸送、こういうものをやる。後方地域支援をやる民間の船舶には休止...全文を見る
○小泉親司君 安全だ安全だと言っているだけで、その具体的な根拠を何ら示せないじゃないですか。  よろしいですか。平山公述人がもう一つ言っておられるのは、何と言っておられるかというと、この地図のイラクの領土のところからホルムズ海峡の出口まで、これがちょうど日本海の最も広い幅の区域...全文を見る
○小泉親司君 全く合理的ではないと思います。頭の中の組み立てだけにすぎないというふうに思います。平山公述人のこの体験にあなた方は何にも答えていないじゃないですか。  もう一つ、私は平山公述人が話された中身で大変重要な中身を指摘したいと思います。  平山公述人は、後方地域支援と...全文を見る
○小泉親司君 前段の、主として日本の領域、それから公海及びその上空、こういうことをあなた方はテープレコーダーのようにずっと衆議院からやってきたんだから、そんなこと答弁する必要ないんですよ。  私が言っているのは、平山公述人という全日本海員組合の教宣部長が、日本の船舶というのはそ...全文を見る
○小泉親司君 私、全く誤解をしておりません。あなた方が提出した協力例の中に何て書いてあるかというと、民間のいわゆる輸送業者、つまり、先ほども御答弁されているように、船舶が実際に運ぶと言っておられるわけでしょう。その大半が実際には洋上で積みかえることはできない。先ほどそちらから何か...全文を見る
○小泉親司君 あなた、領域内、領域内と言われますけれども、この民間協力例では公海上の輸送も排除されるものじゃないと言っておられるでしょう。公海上のものも排除されるわけじゃないんだから、公海上に設定される後方地域に行くということです。しかし、行っても積みかえられない。どうするんです...全文を見る
○小泉親司君 政府が関与しない以外はできるということですか。
○小泉親司君 つまり、政府が関与しなければ行けるということを言っておられるわけで、私はやはりこれは大変重大だというふうに思います。  例えば、「一九九一年日本の敗北」という本の中で、湾岸戦争のときに日本政府がどのような協力をさせられたか、特に民間の協力がどういう状況だったか、大...全文を見る
○小泉親司君 私は、平山公述人の生の体験を中心にして、実際に先ほど私が言ったのは、長官、全然私、わかっていないと思うのは、そのときに戦闘地域でなくても戦闘地域になる場合だってあるということをあなたは認めているわけでしょう。ところが、自衛隊には休止する規定があるけれども、民間船舶が...全文を見る
○小泉親司君 惨劇が広がるかもしれないというふうに外務大臣は言われましたけれども、私は空爆でまず人道的な惨劇が深まっているというふうに思いますよ。  実際にこの問題というのは、最後に大臣も言われましたように政治的解決が、平和的解決が大変大事なわけで、その点で空爆を即時中止して平...全文を見る
○小泉親司君 大分以前よりは空爆停止のことを考えておられるやに思われますが、このユーゴ空爆というのはそもそも国連で授権された武力行使ではない、このことは大臣も繰り返し当委員会でも認めておられることであります。  問題は、大臣はこれは人道上の介入、日本政府としてはそういうふうに見...全文を見る
○小泉親司君 そんなことは全然聞いていないですよ。
○小泉親司君 そんなことは聞いていないですよ。私の質問に答えてないんですよ。だって大臣、私の質問全然わかってないですよ。私が質問しているのは周辺事態の話じゃないんですよ。あなた、官僚の答弁を読まれるからそういうことになってしまうんですよ。  私が聞いたのは、日本政府は人道上の理...全文を見る
○小泉親司君 形成上の問題というのはどういう意味なんですか、大臣。
○小泉親司君 実際、人道上の介入というのは国際政治の中でも形成過程の見解で言っているけれども、これは十九世紀に大国が他国に介入するときの論理なんです。だから国連ができて、国連の場でやろうということになったわけでしょう。こんな形成過程の見解などというものはごまかしの議論なんです。 ...全文を見る
05月24日第145回国会 参議院 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第11号
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○小泉親司君 私は、重要問題が山積をいたしております日米ガイドライン関連法案について引き続き質問をいたします。  まず初めに、小渕総理に憲法問題についてお尋ねをしたいというふうに思います。  我が国の憲法は、二千万人以上のアジアの諸国民、三百万人以上の日本の国民、この犠牲の上...全文を見る
○小泉親司君 どんな政府でも、国会の多数を占めるどんな政党や多数派でも、国民の意思を問うことなしに憲法を踏みにじって日本が戦争に参加する法案をつくる権限はない、私はこのように考えますが、この点、総理はどのようにお考えですか。
○小泉親司君 私は、国会でそういう権限があるのかないのか、この点をお尋ねしているんです。総理、どうですか。
○小泉親司君 当然です。
○小泉親司君 私はそんなことを聞いておりません。  総理は、この間の論議の中でも、本会議の答弁の中でも何と言っておられるかというと、今回の法案は、戦争協力法、こういう御指摘は当たらない、こう言っておられます。ところが、今度の「正論」という雑誌の六月号で、あなたと連立を組む自由党...全文を見る
○小泉親司君 総理、私の質問に総理は全く答えておられない。総理が署名をして連立を組んだ一方の連立の自由党党首の小沢さんが「戦争に参加する話」なんだと言っておられるわけですよ。明確にこう言っておられるのに、総理、そんないいかげんな答弁で私は済まないと思いますよ。  問題は、法治国...全文を見る
○小泉親司君 アメリカのせい。
○小泉親司君 長いだけで全く無内容、説明になっていないというふうに私は思います。  小沢党首が何と言っておるかというと、日米ガイドラインは、「ごく大ざっぱにいうと、まさに戦争に参加する話なんです。そんな大事なことを、まったくいい加減な、嘘をついてごまかそうとしているわけだ。その...全文を見る
○小泉親司君 だめだよ。
○小泉親司君 先ほどこちらでちょっと言われましたけれども、私の審議権を妨害しないでくださいよ、長々と。全く質問に答えていない。  小渕総理、それじゃお聞きしますが、戦争協力法案でないと小渕さんはおっしゃる。小沢さんは何と言っておられるかというと、戦争に参加する話だ、そして政府・...全文を見る
○小泉親司君 何遍も言っておりますように、あなたは戦争協力法案でないと言う。連立のもう一方が戦争に参加する話だと言っているんですよ。あなた、その食い違いをどう説明するんですか。その説明がない限り、何でこの法案が憲法上許されてこの審議に付されるのか、こういう重大な問題なんですよ。あ...全文を見る
○小泉親司君 片言隻句どころの話じゃないですよ、あなた。  表現のお話と言いましたけれども、「今度のガイドラインは、ごく大ざっぱにいうと、まさに戦争に参加する話なんです。」、こういうふうに表現されているじゃないですか。(「誤解の余地なし」と呼ぶ者あり)誤解の余地なんて全くないん...全文を見る
○小泉親司君 あなた、伺っておらない云々かんぬんじゃなくて、小沢党首がこういうふうに言っているんですよ。あなた、この問題というのは、憲法上の重大な問題、まさに百八十度違うんですから。この問題については、あなた、全くそういうことを問題にしなくてもいいというお考えなんですか。どうなん...全文を見る
○小泉親司君 総理が呼ばれると言ったんですから、呼んでいただいたらどうですか。あなた、そう言うのであれば、この問題についてどちらがうそをついているのか、どちらがごまかしているのか、明確にすべきじゃないですか。どうですか。
○小泉親司君 総理は御党、御党と言われるけれども、私どもだけが戦争協力法案と言っておるんじゃない。小沢さん自体が本当に正直に言っておられるんですよ。戦争に参加する話だと言っているじゃないですか。  実際に、この審議の中でも全日本海員組合の方が公述いたしました。この方も私どもと立...全文を見る
05月27日第145回国会 参議院 外交・防衛委員会 第12号
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○小泉親司君 NATO軍によるユーゴの空爆問題について質問をいたします。  まず初めに、NATO軍によるユーゴの空爆は二カ月が経過いたしました。一体この空爆がいつまで続くのか、今のユーゴの問題の打開が図られるのか、こういう憂慮の声が世界各地で出されているというふうに思います。 ...全文を見る
○小泉親司君 二十四日のワシントンポストで、NATO軍のショート司令官がインタビューに応じております。そのインタビューによりますとショートNATO軍司令官は、我々は今まで軍事施設に限ってきた、それはなぜ限ってきたかというと、NATO十九カ国で、この爆撃が実際に大衆的な規模に及ぶと...全文を見る
○小泉親司君 私は、そのような民間人まで殺傷している行為について、政府としてしっかりとその点は調査もし、踏まえていく必要があるというふうに思います。  特に、政府は今度のNATO軍による空爆について、一つは、国連決議があるわけではない、国連から授権されていない。二つ目は、日本政...全文を見る
○小泉親司君 高村大臣は、これは私の質問なんですが、国際法においてはそういう一般国際慣習法というのは非常に多いわけで、そういう中で人道上の介入というのが許されるのではないかという意見が台頭してきている、まずこう言って、それから、台頭してきているけれどもそれについては適法かどうかわ...全文を見る
○小泉親司君 私は今、人道的な介入の問題が議論がないなんて言っておりません。確かに議論はございます。しかし、その議論は、今条約局長がいみじくも言ったように、一定の厳しい条件のもとで認めるという議論があるのであって、人道介入による武力行使は国連憲章上できないんだというのが多数の現代...全文を見る
○小泉親司君 説があるんではなく、多数説なんですよ。
○小泉親司君 先ほど条約局長は、NATOが人道介入でやむを得ない措置だと言っておるとおっしゃった。  ところが、ソラナNATO事務総長が九九年二月一日、これは空爆の前であります、このときにアスペン研究所でNATOの二十一世紀の戦略ということを演説しております。この中で、NATO...全文を見る
○小泉親司君 私は大変矛盾した御答弁だというふうに思います。  実際にソラナさんが、私が言っているんじゃないんだから、ソラナさんがそのような国際法に違反しても人道介入や武力行使もしていいというふうにおっしゃっているんです。あなたはソラナさんのことを説明するまでもないと言いました...全文を見る
○小泉親司君 新同盟戦略概念に今外務大臣がおっしゃったことは事実そのとおり書いてあります。  その後に大変重要な指摘があるんです。NATOの戦略では、この前もどなたかが質問して西村欧亜局長ですか、お答えになっていないんだけれども、その文脈において、NATOはバルカンにおける危機...全文を見る
○小泉親司君 私は理解できません。それはなぜかといえば、あなたが私の意見を認めましたように、あなたは欧亜局長ですから、まさかバルカンにユーゴが入らないなんということを言われないと思います。そうですね。  クライシス・リスポンス・オペレーションズと言っているんだから、実際にクライ...全文を見る
06月01日第145回国会 参議院 外交・防衛委員会 第13号
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○小泉親司君 日本共産党を代表して、ロシア及びバングラデシュとの投資保護協定に反対の討論を行います。  我が党は、我が国企業の海外での投資活動を全面的に否定するものではありません。しかし、今回の二つの協定には次の点で重大な問題があります。  その第一は、投資受け入れ国は自国の...全文を見る
06月08日第145回国会 参議院 外交・防衛委員会 第15号
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○小泉親司君 日本共産党を代表して、韓国との租税条約に対する反対討論を行います。  この法案に反対する理由は、これまでに四十四カ国と締結した租税条約と同様、以下の点にあります。  第一に、現地の安い労働力などを使って日本国内で活動する以上に大きな利益を上げる海外進出企業に対し...全文を見る
07月02日第145回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第9号
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○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。  中央省庁再編法案を中心に質問をさせていただきます。  今回の中央省庁再編は、「この国のかたち」の構築ということで、旧来の行政の官僚主導から政治主導への改革、それから機動性、減量化ということが理由とされております。私たちは、国...全文を見る
○小泉親司君 日本の公務員の定数がサミット諸国と比べても大変少ないということは総務庁の調査でもはっきりしたことだというふうに思います。千人当たりの公務員の数で見ますと、アメリカやイギリスやドイツは日本の約二倍、フランスに至っては三倍というような状況で、いわばこの点だけを見ますと、...全文を見る
○小泉親司君 やはり国家公務員の大幅削減という問題は国民へのサービスの低下に直接つながる問題ですから、私はこの点については国民へのサービスの低下、切り捨てにつながらないようにすべきであるということを強く指摘したいと思います。  そこで、この問題と関連してお聞きしますが、今度の中...全文を見る
○小泉親司君 私、資料をお配りいたしましたが、政府の資料からこれはつくった資料なんです。例えば、お手元の資料を見ていただければおわかりのように、総務省では、自治省、郵政省、総務庁の二省一庁が総務省に統合される。本来事務次官一名なのに、それにプラスして総務審議官三名を置く。これは、...全文を見る
○小泉親司君 局長のポストのお話もされましたので、局長のポストについては先ほど長官も百二十八から九十六に削減されるとおっしゃいました。これ確かに計算しますと二五%であります。  ところが、今回の国家行政組織法の改正案では、局長級のポストである分掌職というのを置くわけですね。先ほ...全文を見る
○小泉親司君 実際あなた方は、内閣府の局長を、大臣官房、賞勲局、男女共同参画局、国民生活局、沖縄振興局、五つじゃないですか。あなた、移ってくるなんといったらどこだって移ってくるんですよ、そんなのは。当たり前の話じゃないですか。それを局長は五局だと。よろしいですか、五局じゃないんで...全文を見る
○小泉親司君 理屈を聞いているんじゃなくて、それでは内閣府の局長級職は、局長五プラス局長級分掌職七の十二じゃないとおっしゃるんですか。  私はそのような資料を出したんです。あなたはそのことはお認めになるんでしょう。そんなぐちゅぐちゅ言わなくたってよろしいんですよ。数を言っている...全文を見る
○小泉親司君 それではあなたに逆に聞きますが、事務次官級のポストが実際問題として三十一から一しか減らないということは、事務次官のポストの機能でいったら本来要らないじゃないですか、ほかは。あなたがそういうふうに説明されるのであればそれは要らないんですよ。  ですから、こんなへ理屈...全文を見る
○小泉親司君 私は、職務を全うするというのであれば、国家公務員の二五%の削減だって、皆さん職務を全うしておられるんですよ。それだったら、削減なんかしないで職務を全うさせたらいかがでございますか。それを二五%削減して、局長級や事務次官は職務を全うするから残すんだと、私はこれでは全く...全文を見る
○小泉親司君 私は、先ほども指摘しましたように、政と官の癒着、政官財の癒着、こういう問題が非常に大きな問題になっているわけで、それに見合う行政改革をする、これが最も大事な問題だというふうに思います。国民サービスの問題も、一名減るから二名減るからというのではなくて、行政というのは国...全文を見る
○小泉親司君 今、関係省庁と協議を始めるというお話でありましたが、既に日米ガイドラインの実効性の確保という点では日米ガイドラインの実効性確保に関する関係省庁会議というのが九七年十月二十日、官房長官の決裁で設置をされています。この関係省庁会議というのはどういう目的で日米ガイドライン...全文を見る
○小泉親司君 私は関係省庁のことだけをお聞きしたんですが、官房長官が包括メカニズムとお話しいただきましたので、もう一つだけ包括メカニズムに関係してお聞きしますが、この関係省庁会議が包括メカニズムという、何が何だかわからない機構でありますけれども、この機構のもとにあるということは政...全文を見る
○小泉親司君 包括メカニズムというのは、政府の資料を読みますと、アメリカ大統領と総理大臣を筆頭としまして、それぞれの日米の国防・国務大臣、日本では外務大臣、防衛庁長官、それからこれはまた米統合参謀本部、在日米軍、太平洋軍司令官、自衛隊統合幕僚会議。こうやって見ますと、外務、国防と...全文を見る
○小泉親司君 防衛庁長官、この関係省庁会議について、新治防衛大学校助教授が「防衛法研究」という論文の中で、旧ガイドラインというのは、米軍と自衛隊の間の対処要領を決めたものであるのに対して、新ガイドラインというのは、日米両国の総合的な協力の枠組みを規定したものと言えるんだ。日本側が...全文を見る
○小泉親司君 少し具体的にお聞きしますが、関係省庁会議には十八省庁、先ほど二十二省庁と言いましたので、宮内庁とか環境庁だとか、こういう一部の省庁を除いてほとんど参加しておられる。いわば軍事色の強いというと言葉があれかもしれませんが、航空法とか港湾法を担当する運輸省、これは運輸政策...全文を見る
○小泉親司君 文部大臣の答弁が一番具体的じゃなかったんですが、ちょっと時間がないので。  私、本当は十八省庁の大臣全部にお聞きしたいんですが、職業安定、労働省の問題だけについてちょっとお尋ねをさせてもらいますと、今、労働大臣は、今度のものは職業安定所での労務提供、こういうものの...全文を見る
○小泉親司君 普通の企業がちょっとトラックの運転手が足りないから貸してくれという話じゃないんですよ。先ほども言いましたように、周辺事態といういわゆるそういう紛争時に例えば米軍のトラックの運転手を探すということなんでしょう。これが何で職安法でできるのか、私、大変、甚だ疑問であります...全文を見る
○小泉親司君 いや、今の文書は官房長官が決裁されていまして、野中官房長官かどうかは、九年の十月二十日でございますから。  この中には明確に「法的側面を含め、指針の実効性を確保するための各種の措置についての検討。」ということでありまして、周辺事態法だけの話じゃないんですよ。指針の...全文を見る
○小泉親司君 私が言っているのは、この包括メカニズムはあなたたちが出した資料の中に明確に総理大臣の指揮を受けることになっているんです。  私、時間がありませんので、中央省庁再編問題が進むその一方で、こういう日米ガイドラインの推進機構づくり、周辺事態法という戦争法の推進機構づくり...全文を見る
○小泉親司君 私は重大な問題だというふうに指摘して、質問を終わらせていただきます。(拍手)
07月06日第145回国会 参議院 外交・防衛委員会 第17号
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○小泉親司君 IAEAの追加議定書に関連をいたしまして幾つか質問をさせていただきたいと思います。  今回の追加議定書は、IAEAの加盟国への査察に関して、その対象範囲を研究施設にまで拡大するなど、従前より厳しい措置を定めているわけです。そもそもこのNPT条約というのは、条約に関...全文を見る
○小泉親司君 ここ数年、核兵器廃絶を求める国際世論は非常に高まっていて、特に、国連総会でも、非同盟諸国を初め、幾つかの核軍縮ないしは核兵器廃絶を求める決議が次々と出されているわけですね。  九七年の七月には、これはもう御承知のとおり、国際司法裁判所で各国は核軍縮へと導く交渉を誠...全文を見る
○小泉親司君 私は、核兵器を廃絶するには国際世論を高めるということが非常に重要で、特に、小渕総理の今紹介しました発言というのは、私は被爆国の主張としては非常に重大だと思うんです。  なぜ重大かといいますと、期限つきの核兵器廃絶や核兵器の使用を禁止する、この主張が核軍縮の進展を妨...全文を見る
○小泉親司君 今お聞きしていて、私への明確な反論になっておらないと思いますが、この総理の発言というのは私は大変重大だということを指摘しておきます。  日本政府として、核兵器廃絶のイニシアチブをしっかりとること、このことが大変重要なわけで、その点でもう一点だけお聞きをしますが、九...全文を見る
○小泉親司君 一言だけ申し上げますと、域内の対立云々かんぬんとおっしゃっておられますけれども、現実に、朝鮮半島の非核宣言などを見ましても核兵器廃絶で一致していると。つまり、韓国と北朝鮮との間の問題はありますけれども、核兵器の廃絶で一致するという非核構想というのは、諸問題があっても...全文を見る
○小泉親司君 日本共産党を代表して、保障措置協定、IAEAの追加議定書に反対の討論を行います。  その理由は、今回の追加議定書が、核不拡散条約、NPT条約に基づいて、核保有国の核独占体制を一層強化するものであるからであります。  そもそもNPT条約は、五大国だけに核兵器の保有...全文を見る
07月26日第145回国会 参議院 行政監視委員会 第7号
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○小泉親司君 私は二つの点で意見を表明させていただきたいと思います。  先ほどからも議論になっております基本法の問題については、援助のあり方、援助の目的、意義、そういうものをはっきりさせるということが大変大事だと思いますので、私どもぜひそういう形で推進をしたいというふうに思いま...全文を見る
07月27日第145回国会 参議院 外交・防衛委員会 第19号
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○小泉親司君 防衛二法案に関連いたしまして、空中給油機の導入問題について質問いたします。  最近の報道を見ますと、来年度の概算要求で空中給油機を導入したいというようなアドバルーンが、防衛庁が上げているのかどうかわかりませんが、上がっておる。この問題については防衛庁長官も、今国会...全文を見る
○小泉親司君 済みませんが、もうちょっと短く。
○小泉親司君 私の質問に答えておられないで、それで長々と五分以上も御発言されると質問する時間が非常に制限されてまいります。私はまず一つは、概算要求を決めたなんということを言っておりません、アドバルーンを上げていると言っております。  それから、長官が十五年検討されてきたというの...全文を見る
○小泉親司君 空中給油機能は、例えばF15が今持っておりまして、今度F2も持つ。それぞれ空中給油機能を持つ。それに空中給油機を導入したら、必然的に長距離の攻撃や長距離の爆撃が可能になるわけですから、この点についての検討というのをないがしろにして、これは他国に脅威を与えないんだとい...全文を見る
○小泉親司君 だから、私がお聞きしているのは発進準備中の中に入るんですか入らないんですかとお聞きしているんですよ。つまり、発進準備中の航空機には給油はしない、これは周辺事態法にあります。しかし、後方地域支援ではそういうことを行っても構わないんですかとお聞きしているんです。これは想...全文を見る
○小泉親司君 ちょっと、防衛局長ごまかさないで。発進準備中に入るのか入らないのか、それをお聞きしているんです。
○小泉親司君 ですから、発進準備中は給油しないと。米軍が飛んでいって攻撃して、後方地域に帰ってくると、そのときに給油はしていいんですか悪いんですかということをお聞きしているんです。
○小泉親司君 時間になりました。大変長い答弁をされましたので、質問が十分やれませんでした。やはり、防衛庁長官もお話しになっているように、十五年の長きにわたって、この問題については大変国民的にも議論のある問題でありますし、政府が説明してきた専守防衛政策にもとる、他国へ脅威を与えるも...全文を見る
○小泉親司君 日本共産党を代表して、防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  反対の第一の理由は、今回の法案が日米ガイドライン関連法の推進を図るものだからであります。  法案には統合幕僚会議の定数の増員が計画されており、これは、周辺事態での相互...全文を見る
08月06日第145回国会 参議院 外交・防衛委員会 第21号
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○小泉親司君 今回の自衛隊法等の改正案は、昨年八月の防衛庁背任事件を発端にしたものであります。私は、その点でまず初めに、防衛庁背任事件にかかわる諸問題について質問をさせていただきたいと思います。  先ほども申し上げましたように、この事件は昨年八月に発覚してからもう既に一年が経過...全文を見る
○小泉親司君 年内ということはまだ半年近くあるわけですが、中間的な報告はするというお気持ちはないんですか。
○小泉親司君 私、今回の改正案の問題でも、それから今調本の廃止とかが法案で決まりまして、私どもから言えば組織いじりをして、この問題を未解明なまま決着するというのは非常に問題であるというふうに思います。今防衛庁がやっている調査も、そういう意味では過去五年間にわたっての調査を今してい...全文を見る
○小泉親司君 昭和四十年代の後半と装備局長が言いましたように、裁判でも、これは東通事件でありますけれども、永元被告は何と言っているかといいますと、昭和四十六、七年ごろから既に水増し請求というシステムが恒常的にあったんだと言っているわけです。ということは、約二十七、八年近くにわたっ...全文を見る
○小泉親司君 ということは、先ほど長官が言われた年内までに解明されると言っておられるのは、そういう約二十七、八年にわたるこの二重帳簿に基づく不正な水増し請求の全容を解明される、こういう報告をされるということなんですね、長官。
○小泉親司君 ということは、NEC本体は、先ほど昭和六十年代の後半とおっしゃったですね。
○小泉親司君 東通との損害賠償額をめぐる裁判では、防衛庁は東通事件は一九七一年ごろからと反訴状で言っておられます。ニコー電子は遅くとも一九八七年、日本工機は一九八三年、NECは昭和四十年代の後半とおっしゃれば一九七〇年代の初めというふうな理解をしているということ。今私、年号を検察...全文を見る
○小泉親司君 私、今度の背任事件の裁判はこの調達問題の大変重要な問題を幾つか指摘していると思うんです。  例えば、七月二日の裁判で、永利被告、元NECの専務は、その最終弁論で何と言っているかというと、今度の東通やニコー電子の過大請求は、両社のみならず、防衛産業全体の共通の問題と...全文を見る
○小泉親司君 そういう点について、防衛庁長官、どういうふうにお考えですか。
○小泉親司君 私は、宿命的であるがゆえに厳正な処理が必要であるというふうに思うんです。今度の問題でも、どうも全体として雰囲気が防衛庁の側に決着してしまったような対応で終始する。こういう問題は国会の規制などもきちんと受けながら、そういう意味では、先ほども言いましたように、できる限り...全文を見る
○小泉親司君 いろんな細かい公認会計士の方がやっておられるような、額の算定の話を私はしているんじゃないんです。つまり、この手口が一体どういうものだったのか。例えば、NECというのはコンピューターの専門会社で水増し請求のソフトまで持っているんだ、コンピューターをたたけばすべて水増し...全文を見る
○小泉親司君 この問題は、条例が入るという問題じゃないんです。  例えば、渉外知事会の、伊藤さんは要望書を読んでおられないのかなと疑問に思うんですけれども、七月二十九日の要望書の中には、「米軍の艦船及び航空機(米軍に徴用された民間船舶及び民間航空機を含む。)が、地方公共団体の管...全文を見る
○小泉親司君 ということは、この解説書案の中には港湾条例を尊重するということは明記しないということでございますね。
○小泉親司君 いや、自衛隊の話をしているんじゃなくて、米軍の話をしているわけで、そんなことはよくわかっている話なんです。米軍が入る場合の話をしているわけで、自衛隊が地位協定五条で入ってくるわけがないでしょう。自衛隊が地位協定五条で入るんですか。そんなことはあり得ないでしょう。そう...全文を見る
○小泉親司君 周辺事態法には罰則はございません。ところが、さっき輸送の計画とおっしゃった。これは有事法じゃありません、平時法でありますけれども、御承知のとおり刑特法というのがございます。  地位協定六条に基づく刑特法、この刑事特別法の第六条においては、合衆国軍隊の機密を犯す罪は...全文を見る
○小泉親司君 時間が来ましたのでまとめますが、私は周辺事態法で罰せられると言っておりません。ところが、刑特法では罰せられてしまうわけだから、こういうひどい状態というのはやめるべきで、今度の問題についても、それぞれの自治体は情報公開条例に基づいてちゃんと公表すべきだということを要求...全文を見る
11月11日第146回国会 参議院 外交・防衛委員会 第2号
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○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。  北朝鮮の問題と防衛庁の燃料談合事件の問題について質問いたします。  まず、北朝鮮の問題でありますが、我が党は、ことし一月の国会で不破委員長が、北朝鮮問題の解決のために北朝鮮と正式な対話と外交交渉のルートを確立すること、それを...全文を見る
○小泉親司君 今、外務大臣のことをお聞きをいたしまして、そのとおりかもしれないけれども、問題は日本政府がどういう外交ルートを開くのか。実際に、今お話しになりましたように、米朝協議があり、四者協議があり、南北の協議があると。しかし日朝はないわけですから、ここにやはり最大の問題がある...全文を見る
○小泉親司君 ということは、対話と抑止の政策ではないとおっしゃるわけですね。
○小泉親司君 既に報道によりますと、阿南局長、局長級の何か接触がことし行われた、しかも課長級のレベルも行われたということであれば、それは一体どういう論議をされておられるか。つまり、大臣は外交ルートがないんだ、その立場で云々かんぬんとおっしゃるけれども、実際そういうものを求めておら...全文を見る
○小泉親司君 概括のお話では私は一致をしておりますけれども、問題は、具体的にどういうことをやっておられるんですか。  先ほど私が質問したのは、外務大臣のいわば北朝鮮問題の哲学をお聞きしているのじゃなくて、具体的にどういう外交ルートを、交渉を開くべきなのか、その積極策について私は...全文を見る
○小泉親司君 アメリカ側は、今度のペリー報告も大変、オルブライト国務長官などもより希望ある道を切り開くものだという非常に積極的な評価をして、大変積極的なシグナルを送りつつ、いわゆるペリー・プロセスができたわけです。  その点、もし外務省や外務大臣がこれを全面的に支持すると言うの...全文を見る
○小泉親司君 また改めてしっかりやります。
○小泉親司君 燃料談合問題についてお聞きをいたします。  今度の発覚いたしました燃料談合問題というのは、この前の水増し事件に続きまして、防衛予算が大変企業のもうけのために食い物にされているという実態を私は再び示したんじゃないかというふうに思います。  新聞で伝えられております...全文を見る
○小泉親司君 問題は、ジェット燃料にしても先ほど言いました重油、軽油、さまざまな油種類にしても、一体防衛庁長官は、こういう談合や、ジェット燃料においては防衛庁の調本の指し値まであったという事実が会計検査院からも指摘をされているんですが、この点については、いつからそれが続いていたと...全文を見る
○小泉親司君 公正取引委員会の指摘されているのは、平成十年度の取引について告発されているんです。私がお聞きしているのは、何年からその問題は続いていたんですか。新聞では一九七三年のオイルショック以降、つまり約二十年近く続いていたという指摘がありますが、その点長官はどういう報告を受け...全文を見る
○小泉親司君 三十年前半といいますと、どういうことですか、五五年……
○小泉親司君 昭和三十年からですか。
○小泉親司君 いや、そういうことをお聞きしているんじゃないんですよ。それは飛行機が導入されたのが三十年ですから、それはそのとおりで、このような談合が行われたのはいつだとお聞きしているわけです、談合が始まったのは。
○小泉親司君 時間が参りましたので、最後に一言。  今度の問題というのは、先ほども言いましたように、公正取引委員会では平成十年度の取引だけが告発されているもので、やはり新聞報道でも七〇数年から非常に長い期間にわたっているという点では、防衛庁が独自に真相を究明すべき責任を負ってい...全文を見る
○小泉親司君 日本共産党を代表して、防衛庁職員給与法改正案に対し反対の討論を行います。  本法案は、九九年度人事院勧告に基づき一般職給与法の改定が行われるのに準じて、裁判所職員や国会職員などと同様に特別職である防衛庁職員の給与の改定を行うものであります。今年度の人事院勧告は、期...全文を見る
12月10日第146回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。  普天間の移設問題について質問をさせていただきたいと思います。  今回の沖縄の普天間基地の県内移設問題というのは新たな基地の増強であって、やはり今、基地の撤去、基地の整理縮小を求める沖縄県民の世論からしても世界の世論からしても...全文を見る
○小泉親司君 まず、平成八年、九六年十二月二日にSACO合意というのがあるわけです。今官房長官がおっしゃっているということは、SACO合意というのはなくなったんですか。
○小泉親司君 ということは、SACO合意には「普天間飛行場の重要な軍事的機能及び能力を維持しつつ、」、それから「海上施設の建設を追求し、」というのがありますが、海上施設の建設を追求しというのは今回の知事見解にはありません。それから、「普天間飛行場のヘリコプター運用機能の殆どを吸収...全文を見る
○小泉親司君 私、それは大変おかしいと思うんですよ。なぜおかしいかというと、SACO報告というのは現存していて、先ほども外務大臣は何とおっしゃっているかというと、これを誠実に実行するんだとおっしゃっている。  このSACO合意の中にはどういうことが書いてあるかといいますと、先ほ...全文を見る
○小泉親司君 ということは、ちょっとそこで幾つか私はお聞きしたいんですが、「普天間飛行場の重要な軍事的機能及び能力を維持しつつ、」というのは、これはSACO合意に書いてあることです。それは守られるとおっしゃるのであれば、それじゃ「普天間飛行場の重要な軍事的機能及び能力を維持しつつ...全文を見る
○小泉親司君 私は、これは日米で合意されていることなんですから、その解釈をお聞きしているんですよ。重要な機能を維持しつつとおっしゃっているのは、絶対に機能強化にはつながらない、こういうお約束ができるのかと、そういうふうに日米間が合意しているのかどうかということをお聞きしているんで...全文を見る
○小泉親司君 私たちは、SACO合意に反対しております。  私がお聞きしているのは、あなた方がどういう合意をしたのかということをお聞きしているんですよ。あなた方は合意しているんだから、SACO合意について、その解釈を私はお聞きしているので、私は解釈する立場にないからあなた方にお...全文を見る
○小泉親司君 私の質問に正確に答えていただけないので、私ぜひもう一つちょっとお聞きしたいのは、SACO合意の中に、「海上施設は、ヘリコプターに係る部隊・装備等の駐留を支援するよう設計され、」、これは海上施設だったからそう書いてあるんですね、主語が。「ヘリコプターに係る部隊・装備等...全文を見る
○小泉親司君 外務大臣、ちゃんと答えてくださいよ。短距離で離発着できる航空機というのは何ですかとお聞きしているんです。
○小泉親司君 日米合意でございますから。
○小泉親司君 これは私どもが提起しているMV22オスプレーです。なぜかといったら、普天間飛行場にはヘリ部隊が存在する。よろしいですか。そして、KC135という給油機が存在する。  しかし、SACO合意においては、給油機は岩国へ、ヘリ部隊はすべて今度の新たな施設がやるというわけで...全文を見る
○小泉親司君 納得いたしませんが、終わります。
12月13日第146回国会 参議院 行政監視委員会 第2号
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○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。原子力の安全行政の問題と防衛庁の調達行政の問題について、二つの問題について質問をさせていただきます。  まず初めに、原子力行政の問題でありますが、先ほどからも繰り返しお話がありますように、原子力の今度の東海村での臨界事故は日本国民...全文を見る
○小泉親司君 どうも長官の答弁はかみ合っておりませんが、私がお聞きしたのは、ダブルチェックとあなた方はおっしゃっている、それが日本の規制上大変重要なんだとおっしゃっているわけなんだけれども、それではそのダブルチェックがどういう経緯で出されてきたのか。  時間がありませんから私の...全文を見る
○小泉親司君 「むつ」の放射能漏れの調査報告書でも、当時の規制部門に当たる原子力委員会の原子炉安全専門審査会というものがありまして、その報告書の中で規制部門についてもこのように言っているわけですね。「原子炉安全専門審査会の委員は非常勤と定められており、一般に大学、研究所の研究者が...全文を見る
○小泉親司君 ということは、マスコミで報道されているような数にはならないということなんですか。
○小泉親司君 原子力安全委員会は現在の諮問機関のようなものではなくて、しっかりと規制の処置がとれるようなまず原子力安全委員会をつくること、それから、それをきちんと独立もさせて、その独立したもとで事務局のしっかりとした体制をとる、例えばアメリカではNRCみたいな三千人という大変しっ...全文を見る
○小泉親司君 省庁再編では国家公務員の二五%削減という問題があるんですね。一律にこういう原子力行政の安全問題でこれを削るということになりますと、もっともっと安全体制が縮められるというふうに思うんです。その点でこの原子力の安全体制の問題についてはこういう二五%の削減の枠内でしっかり...全文を見る
○小泉親司君 冒頭申し上げましたように、規制部門と安全部門を完全に分離して、どうも科学技術庁長官が時には規制機関になったり、時には推進機関になったりするような、そういう異常な事態がないようにするということを私たちは繰り返し要求してまいりましたけれども、そういうことをやらないという...全文を見る
○小泉親司君 私はこの点では厳正な調査をしていただきたいと思います。  例えば、これは読売新聞でありますけれども、今回の談合事件、これはジェット燃料その他の談合事件でありますが、やはり調本が関与していたということを証言して調本と防衛産業との癒着構造がクローズアップされ、国民の不...全文を見る
○小泉親司君 はい、済みません。  やはり、この関係をきちんと総点検してこういう関係をやめるべきだというふうに思いますが、長官に最後にお聞きをしまして、私の質問を終わります。
12月14日第146回国会 参議院 外交・防衛委員会 第5号
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○小泉親司君 私に与えられた時間が五十八分までで、十二時から本会議だそうでありますので、簡潔に御答弁をいただきたいと思います。  一つは、国連の平和維持軍、PKFの本体業務の凍結問題について質問をいたします。  いわゆる自自公の政策合意では「PKOのうちPKF本体業務の凍結を...全文を見る
○小泉親司君 「国連平和維持活動の50年」というパンフレットが出ているんですね。外務大臣はPKO法の御説明をしているだけで、私が質問したのは、国連でどういうふうに区分けされているかという質問をしているわけなんですが、「国連平和維持活動の50年」というパンフレットには、国連PKOと...全文を見る
○小泉親司君 私は、PKFは武力行使が伴う部隊であるという認識は、外務大臣はそれでは国連というのはそういうふうに規定しているということをお認めになっているというふうに思いますが、そういうことなんですね、要するに。
○小泉親司君 必ずしもというのは、それこそいわゆるTPOに関係するものだから必ずしもじゃないかもしれないけれども、基本的には武力行使もできる部隊だという御認識なんですか。そこの点をお聞きしたいんです。
○小泉親司君 私、質問通告しているわけですから、そこのところを正確に、よく研究され勉強されてくる必要が私はあると思うんですよ。  つまり、PKFというのは、国連の資料では、少なくとも武器使用だけについて、私たちは当然PKOについても軍事活動だから反対しておりますけれども、PKF...全文を見る
○小泉親司君 私、何遍も言うようですが、自衛のためというのは、侵略のためとはだれも言わないんですよ、だから自衛のためと言うのであって、問題は、武器使用のうち今おっしゃられた、河野外務大臣にお聞きしますが、今言ったのが私は正解だったと思うんです。一つは正当防衛、もう一つは任務を妨げ...全文を見る
○小泉親司君 外務省、もう一回そのPKO法と今おっしゃったことの二つの違い、つまりPKO法にどっちが含まれていて、両方含まれているのかどうか、それだけでいいですから、時間がありませんから。
○小泉親司君 ちょっとさっき正確に御説明したんですから、正確に答えていただきたい。前者、後者のうち、前者しか認められていないと思いますが、そのとおりでございますか。そのとおりかどうかでいいですから。
○小泉親司君 先ほども外務大臣もお話ありましたように、PKO活動の見直しが行われてきたというのは、確かに国連で見直しをされてきた。ところが、問題は、どういうふうに見直しをされてきたかという点でありますけれども、九五年、九二年に国連事務総長による平和の課題が出されて、PKOの見直し...全文を見る
○小泉親司君 十一月十七日の読売新聞で、PKF問題について、高村元外務大臣とそれから防衛庁の西元元統合幕僚会議議長がいろいろ対談をやっておられるんですね。  その対談の中で、西元氏はこういうことを言っているんです。「PKF凍結解除も重要だが、PKO参加五原則をどう考えるかの方が...全文を見る
○小泉親司君 同じ座談会で、高村元外務大臣は、大変最近のPKO活動には国連憲章第七章、つまり平和に対する脅威、破壊などへの武力行使を含む強制措置、こういうものに基づくPKO活動が非常に多くなってきているんだということを前提として、「こういう七章型PKOに出せるかどうかという問題は...全文を見る
○小泉親司君 実態としてお聞きしたいんですが、九二年の「平和への課題」が出てから、国連のPKO活動についてPKFというのが何回か出動しているんです。そのときには何回で、どういうところにPKF活動というのは、国連自体、日本とは別に国連ではどういうところに参加しておられて、そのうち七...全文を見る
○小泉親司君 七二年以来九回という意味なんですか。
○小泉親司君 ちょっと正確にしていただきたいんですが、九〇年代に入って何回なんですか。私は、その点はそういうふうに質問通告していますので、その事実関係だけ正確にしていただきたいんですが。
○小泉親司君 今の答弁はだから非常におかしいんですよ。四八年から九回だと言っておいて、九〇年からは八回だと。つまり言っている意味は、私が指摘している意味は、九〇年からほとんどと言っていいほど第七章に基づくPKO活動だということなんですよ、PKFは。よろしいですか。あなたが答弁して...全文を見る
○小泉親司君 参加五原則を守ると言いながら慎重に検討するというのは、私は筋違いだと思います。参加五原則を守るのであれば、警備任務は当然のこととしてその中に含めることはできないというふうに思いますので、その点は後できちんと、また改めて議論をさせていただきたいと思います。  次に、...全文を見る
○小泉親司君 協定上可能ということは、今回の上瀬谷の使用目的、これはどういうふうになっているんですか。  例えば、五・一五メモ、つまり沖縄返還の際に五・一五メモというのが提示されていることは御存じだと思います。御存じですね。──それは外務省としては私、大変失格だと思いますが。 ...全文を見る
○小泉親司君 その通信施設が事実上埼玉県の大和田基地に移されているということはもう既に外務省も御存じだと思いますが、協定上日本側からその施設の返還について発議することができるのに、なぜ、そのことについて日米合同委員会で、使用目的が変更されているんじゃないかということを発議しないん...全文を見る
○小泉親司君 私、そのことは認めますが、先ほど言いましたように、わずか二割しかないんですよ。あとの八割は全部遊休地だと司令官が言っている。これはやはり、もし日本側から発議するものであれば、日米合同委員会において当然発議すべきだというふうに思います。  その点、外務大臣に最後に、...全文を見る
○小泉親司君 終わります。