小泉親司

こいずみちかし



当選回数回

小泉親司の2000年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月16日第147回国会 参議院 憲法調査会 第2号
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○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。  憲法の進め方の基本的な問題については橋本委員からもお話がありましたので、特に私の意見について発言をさせていただきたいというふうに思います。  まず一つは、私たちは今度の憲法調査会については憲法改悪への足がかりにするということ...全文を見る
02月22日第147回国会 参議院 外交・防衛委員会 第1号
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○小泉親司君 発言の機会を与えていただきましてありがとうございます。日本共産党の小泉親司でございます。  各大使におかれましては、赴任前の大変お忙しい中、当委員会に御参加いただきまして本当にありがとうございます。  私、二つの点について御質問させていただきまして、あとのことは...全文を見る
03月03日第147回国会 参議院 憲法調査会 第3号
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○小泉親司君 憲法調査会の運営について、前回に引き続きまして発言をさせていただきます。  まず、調査の進め方の問題ですが、先日の憲法調査会で、調査期間について、議員の任期を理由に五年先のことについては責任持てないというような発言がありました。期限を切った審議期間の発言でありまし...全文を見る
03月09日第147回国会 参議院 予算委員会 第8号
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○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。  私は、まず初めに、一連の新潟県警の不祥事問題について質問をいたします。  まず私が質問したいのは、持ち回り決裁問題の一点に絞って保利国家公安委員長にお尋ねしたい。この持ち回り決裁は、警察法の規定にもない、国家公安委員会の運営...全文を見る
○小泉親司君 警察庁から何も言われなかったんですか。
○小泉親司君 先日の同僚議員の質問について警察庁長官がこういう答弁をしております。この場合は緊急でありますので持ち回りという形になりますけれども、持ち回りという手続で進めてよろしいかというふうに伺いましたと、違うじゃないですか。
○小泉親司君 私が初めに聞いたのに、初めには答えない。よろしいですか、私がお聞きしたのは、警察庁から言われたんですね、言われたままあなたが判断したんですね。
○小泉親司君 何はともあれ事実関係としては、警察庁長官が持ち回りにしてほしいと国家公安委員長にまず言った、ここから始まっているわけですね。  もう一つ、持ち回りの問題について言いますと、保利国家公安委員長は、四人の方がお集まりになりまして、処分の基本方向に意見の一致を見たんだ、...全文を見る
○小泉親司君 厳しい処分というのはどういう処分なんですか。
○小泉親司君 私、全く厳しい処分じゃないと思いますが、あなたの答弁で、まず両名から事情聴取し、つまり小林元本部長と中田元関東管区局長、この二人から意見を聞いて、先生方の意見を聞いたら、国家公安委員の方々は、基本的にはこれは更迭すべし、厳しい処分をすべしという御判断だったという意味...全文を見る
○小泉親司君 ということは、中田元局長については国家公安委員会は基本的に了解をしていないということですね。
○小泉親司君 中田元局長についても国家公安委員会で了解を得たんじゃないんですか。
○小泉親司君 警察庁長官は、もう一つ、この前の同僚委員の質問の中で何と言っているかというと、各公安委員に具体的な処分の内容についてはもちろん了解を得ているところではない、その後、私どもに具体的処分の内容等につきまして御下命がございましたので検討し、急いでそれをやったわけでございま...全文を見る
○小泉親司君 このことは、具体的処分の内容等につきまして御下命がございましたと言っているんですよ。あなたは内部のことを言っている。あなたが委員長になっている内部の機構が何であなたに御下命するんですか。だれからだれが御下命されたんですかということを言っているんです。
○小泉親司君 でたらめなことを言っちゃいけませんよ。これは二十五日の午前中に二名から意見を聴取した。よろしいですか。その上に立って各公安委員に全体の説明をした。豊島園かどこか知らないけれども、説明した。その問題について、いろんな意見をとった後、自分らが準備をした。したけれども、そ...全文を見る
○小泉親司君 あなたは具体的処分の内容等につきまして御下命があったと言っているんです。そんなでたらめ言っちゃだめですよ。私の答弁に全然答えてないじゃないですか。
○小泉親司君 私、これは全く、具体的処分の内容等につきまして御下命がございましたと言っているんだから、私の答弁に全然答えてない。委員長、答えていませんよ。
○小泉親司君 答えてないですよ。
○小泉親司君 警察庁長官が御下命を受けるのは国家公安委員長だと思いますが、国家公安委員長はそういう下命をなされましたか。
○小泉親司君 私、これほどくるくる答弁が変わる。先ほど四名の方の場所も豊島園からどこかの育成会の会館に変わって……(「豊島園とは言っていない」と呼ぶ者あり)いや、警察庁長官が言ったでしょう。だから、そういうようなくるくる変わるというのはやはり私は大問題だというふうに思います。 ...全文を見る
○小泉親司君 これはいつでも開けるんですね。
○小泉親司君 国家公安委員長、なぜ開かなかったんですか。
○小泉親司君 私、やはりこの国家公安委員会の運営規則を見ても、会議というのが二つあって、つまり定例の会議と臨時会議、これ以外にないわけで、持ち回り会議とか持ち回り決裁というのは一切この中の規定にはありませんので、それはやはり明確なこの運営規則からも当然警察法からも全く反したものだ...全文を見る
○小泉親司君 私は、やはりこの間の、この持ち回り決裁の経過を見ましても、警察庁言いなりで国家公安委員会が動いている、しかも警察法や法律、この法治国家の最も最高責任者であられる国家公安委員長が脱法行為をやって、これを本当に軽い処分に済ませる、これはやはり重大問題だという点を指摘して...全文を見る
○小泉親司君 日本政府は八七年からこの思いやり予算の特別協定というのを結んでまいりました。この特別協定について、これまで政府の答弁では、特別協定は特例的、暫定的、一時的措置だ、こう言っておりました。  この立場にはお変わりありませんね。
○小泉親司君 九五年の特別協定のときには、河野外務大臣は当時の外務大臣でおられた。  現在、外務省のホームページ、私見ましたが、このホームページで、九五年の特別協定についていろんな理由を書いてあります。その最大の理由は、何と書いてあるかというと、米国が膨大な財政赤字を抱え、国防...全文を見る
○小泉親司君 外務省のホームページを先ほど御紹介しましたが、三点挙げております。外務大臣と違って、すべて財政的な理由でございます。  いいですか、あなたが今おっしゃった、財政上の問題じゃなくて軍事的な問題なんだと、こうおっしゃるのは、アメリカと同じ立場なんですよ。  実際に財...全文を見る
○小泉親司君 特別協定というのは、先ほども外務大臣もお認めになったように、暫定的、特例的、一時的措置、こう言っていたんですよ。  例えば、昭和六十二年、八七年の初めての協定のときに、外務省何と言っていたか。これは五年ということに限ってお願いしているわけでございます。その後一体ど...全文を見る
○小泉親司君 私、これ暫定、特例措置といいながら、どんどん思いやり予算を拡大していく。  実際、八七年の特別協定が出た当時から現在の日本側とアメリカ側の負担は全く逆転しているんですね。だから、日本側がどんどん負担している。  例えば、アメリカの国防総省が毎年議会に同盟国の貢献...全文を見る
○小泉親司君 何で受け取っておらないのですか。
○小泉親司君 私、外務大臣は誤りだと思いますよ。実際にアメリカの九八年度国防予算権限法という法律、大統領も署名した法律で、大統領が各国に対して、米軍駐留経費の七五%を負担するように努力しなさいという決定なんですよ。それに基づいてこういう表が出ているんです。(資料を示す)外務大臣、...全文を見る
○小泉親司君 目標に到達しているんです、あなた。何でこんな馬車馬のように、それじゃ逆に聞きますが、七五%のいわゆる目標に向かって努力する必要がどこにあるんですか。
○小泉親司君 私、そんなことを言っておりません。なぜ七五%の目標に向かって馬車馬のようにどんどんふやしていかなくちゃならないのか、その理由を聞いておるんです。  つまり、特別協定は、地位協定の二十四条一項の暫定的、特例的、一時的な措置であるにもかかわらず、どんどんふやして、何で...全文を見る
○小泉親司君 日本の安全と言うのであれば、日米地位協定という規定は、この部分は日本側が負担するんじゃなくてアメリカ側が負担するんだと決めてあるんですよ。  外務大臣、あなた方、安保条約の効果的運用、私たちは安保条約に反対していますけれども、あなた方が安保条約を勝手に運用するとい...全文を見る
○小泉親司君 だって外務省は、特例的、暫定的、一時的措置だからお願いします、お願いします、五年後になったら廃止しますよ、なくなるんですよと、こう説明してきたんじゃないですか。あなた、そう説明してきて国会の承諾を得て、今度は暫定的、一時的措置じゃない、安保の効果的運用が重要なんだと...全文を見る
○小泉親司君 だから、私が話しているのは、日米安保体制と言うのであれば、あなた方は、地位協定を結んできたんでしょう。地位協定に基づいてやるというのは当然じゃないですか。そのことを思いやりだと言って暫定的、一時的に措置してきたんだから。それが、今アメリカも財政赤字だから少しは思いや...全文を見る
03月14日第147回国会 参議院 外交・防衛委員会 第3号
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○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。  外務大臣と防衛庁長官の所信表明に対する質問をさせていただきます。  まず初めに、沖縄の新しい基地の十五年の期限問題についてお伺いをいたします。  先ほども同僚委員から議論がありましたが、この十五年期限問題については日米防衛首脳...全文を見る
○小泉親司君 私が質問申し上げているのは、まだこれは継続審議ということなのか、それともアメリカ側はもう決着済みで、もうこれは絶対に受け入れられないんだと言っているのか、どっちなのかとお聞きしているんです。簡単に、二者択一の話をしているわけですから、協議しているということは何遍も言...全文を見る
○小泉親司君 日米外相会談の終わった後、二月二十三日に、ベーコン国防総省の報道官、この方はいわゆる広報担当の国防長官補佐官でございますが、このベーコン報道官も、安全保障に制限を加えるべきではないということを我々は明確にしてきたんだ、沖縄に駐留する米軍に人為的な制限を加えるべきでは...全文を見る
○小泉親司君 そもそも十五年問題というのは私たちが出した立場ではございません。自民党の担いだ沖縄の県知事が出した問題でございます、その問題について私はお聞きしているので。  それについて、どうも防衛庁長官の御答弁は継続審議だと言っておられる。ところが、アメリカ側は継続審議じゃな...全文を見る
○小泉親司君 重く受けとめているのであれば、こういう情報について幾つかの政府のコメントがあってしかるべきなんじゃないですか。外務大臣、いかがですか。
○小泉親司君 そういう責任放棄じゃなくて、これは外務省のホームページでございます。外務大臣だって、オルブライトと会って、コーエン国防長官と瓦防衛庁長官の会談は同じ内容か、はいと。それじゃ、具体的にそういう日米協議の場を立ち上げられる予定はあるのかどうか、それに対してあなたは、これ...全文を見る
○小泉親司君 ということは、コーエンさんがこれから来られると、その問題については当然のこととして極めて重要なテーマとして取り上げる、日本政府としては断固として十五年問題は譲れないんだとおっしゃるということなんですね。
○小泉親司君 私はそういう問題を言っているんじゃないんですよ。  十五年問題をあなた方が重く受けとめていると言うんだから、重く受けとめているのであれば、コーエンさんが来られたときに十五年というのは我々は重いんですよということを繰り返し言うべきなんじゃないですか、あなた方は日米協...全文を見る
○小泉親司君 私は、関係各省と相談するより、日米間でよく日本の立場を明確にすべきだと。どうも外務大臣は、参議院予算委員会でも、財政事情は厳しいんだ、しかし日米安保も大事なんだと。私が申し上げたのは、日米安保堅持であろうが日米安保廃棄であろうが、日米関係が対等、平等であるというので...全文を見る
○小泉親司君 日米外相会談で削減ということをあなたは言っておられないとここで言っているんです。言っていないんですか、それは問題ですと言っているんです。
○小泉親司君 いや、私は関係各省で協議するなと言っているんじゃなくて、まず優先すべきは日本側の態度を明確にして、アメリカ側に、我々としては、私は特別協定は廃止すべきだということを要求しろと言っているんだけれども、あなた自身は削減も言っていないんですよ。何で削減も言えないのか。私は...全文を見る
○小泉親司君 私は予算委員会でも外務大臣に申し上げましたが、今、アメリカは国防予算権限法という法律ですべての同盟国に対して米軍軍人の給与以外、これの七五%を負担しなさいと言っているわけです。大統領がそう要求しなさいと。それを達成したのはサウジアラビアと日本だけ。例えば韓国について...全文を見る
○小泉親司君 委員長、結構です。  済みません。ちょっと言っていなかったから申し上げますと、アメリカが一ドル払ったら、日本政府は五十五ドルだというんです。五十五倍だというんですよ。これを在日米軍がやっていますから、防衛庁長官、そうじゃないと言わないで、あなた方調べてみたらよろし...全文を見る
○小泉親司君 私、思いやり予算の問題でも十五年期限の問題でも、日本政府が明確な態度を示さないと、どっちなのかという明確な態度を示すことこそ独立国間の日米間の対等、平等の協議であるということを申し上げて、私の質問を終わります。
03月16日第147回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。  きょうは、いわゆる沖縄に関する日米特別行動委員会、SACO予算についてお尋ねをさせていただきます。  私は、SACOの最終報告に盛られているいわゆる基地の移転、普天間の移転、こういうものは沖縄の県民の方々が願っている基地の整...全文を見る
○小泉親司君 ということは、SACO最終報告のこの政府の閣議決定のうち「法制面及び経費面を含め、政府全体として十分かつ適切な措置を講ずることとする。」という決定は、日本の負担以外にもアメリカの負担が生ずるということなんですか。これは閣議決定の部分でありますので、沖縄開発庁長官、い...全文を見る
○小泉親司君 ちょっとはっきりとさせていただきたいんですが、これは閣議決定に属するものですからね。今私がお聞きしているのは、アメリカ側の負担はあるんですか、ないんですか。私はリロケーションと聞いておりますので、政府の方針のリロケーションということであればアメリカ政府の負担はないと...全文を見る
○小泉親司君 実は、在日米軍が去年の十一月に会議を開きまして、この会議はどういう会議かというと、思いやり予算とSACO関係経費につきまして今現状がどうなっているかというレポートを大変膨大に出しているんです。これは私は別に秘密に入手したわけじゃなくて、インターネットでとれますので、...全文を見る
○小泉親司君 私、これ外務省にもきのう言いましたので、実際に十七億ドルという予算がついているというのは、非常に膨大な金額がこれから負担されるということは目に見えておりまして、今お話しになったように、この負担は全部日本側が負担するということになるんだろうと思います。  もう一つお...全文を見る
○小泉親司君 数千億です。
○小泉親司君 私、先ほどもどちらが負担するんだというお話をいたしました。どうも防衛施設庁の答弁というのは極めて歯切れが悪いんですよ。日本側なのか、アメリカ側なのか。例えば、普天間移設、ひょっとすると何千億円、一兆円近くなるというのは、実際にはどっちが負担するんですか。実際にSAC...全文を見る
○小泉親司君 まだ依然として歯切れが悪いと思いますが、私自身は、この負担は全部日本側が負担するということになる、大変膨大なものを生じる。  それじゃ一体、この普天間移設が果たして日米の地位協定で、皆さん方は、二十四条二項でいわゆるリロケーションであるから日本側の全部の負担なんだ...全文を見る
○小泉親司君 済みません、一言だけ。  試算があるということはお認めになりましたので、十七億ドルであるということと、それからSACO予算についてはやはり日本側が負担するということで膨大な負担になると。やはりこういう負担がSACOの協定の中でもなくて、しかも地位協定上もやはり拡大...全文を見る
○小泉親司君 終わります。
03月21日第147回国会 参議院 外交・防衛委員会 第5号
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○小泉親司君 私は、自衛隊の射撃事件の組織ぐるみの隠ぺい事件について質問をいたします。  やはりこの問題というのは、この前、青木官房長官が、事実を隠ぺいするのは論外で、警察、自衛隊と続いて非常に遺憾だというような発言をされたということでありますけれども、この問題は、いわゆるこの...全文を見る
○小泉親司君 ちょっと済みません。それはここに書いてあることだから、ここに書いておられることを言っておられるんだから。
○小泉親司君 私が言っておりますのは、この防衛庁長官のことを今、私、防衛庁長官のことを全部お聞きしまして、言っていることはさっき冒頭で言ったことを、ただ防衛庁長官の今度はお言葉で言っておられるだけなんです。  よろしいですか。私のお聞きしているのは、事実がどこまで行っているかと...全文を見る
○小泉親司君 私、報告は大変具体的ではないと思います。  そこで、幾つかお聞きをいたします。  報道によりますと、九四年十二月中旬に、第一空挺団はこの事件について供述調書を作成した、十二月下旬には東部方面総監部の人事部は幹部の民間銃使用による射撃事案についてという報告書を作成...全文を見る
○小泉親司君 存在する。
○小泉親司君 どういうことが書かれているんですか。例えば、この事案が外部に漏れ自衛隊の威信失墜となることを懸念していたが、発生から一カ月経過した現在、当日関係した隊員の一部が疑念を持っている以外は部隊内での風評もなく、厳正に処理すれば隊員から告発もないものと思われる、民間人三名に...全文を見る
○小泉親司君 じゃ、例えば、民間人三名についての背景調査と言っておられるわけだけれども、実際に背景調査をしたわけでしょう。自衛隊が民間人に対して背景調査をしたわけだ。どういう調査をそういうときにはするんですか。
○小泉親司君 実際にこの幹部の民間銃使用による射撃事案についてということは、ここでもさっきお認めになりましたように、実際に当日関係した隊員の一部が疑念を持っている以外は部隊での風評もないから厳正に処理すれば隊員からの告発もないということがあったということであれば、この事実そのもの...全文を見る
○小泉親司君 報道では、この報告書には、東部方面総監のほか総監部のいわゆる幹部の八人のサインがすべてあったというふうに報道されておりますけれども、そういう事実も間違いないんですか。
○小泉親司君 その報告書がつくられた翌日に服務班が陸上幕僚長に報告した、これは陸上幕僚長も知っていた、そういう事実を。それは間違いないんですね。
○小泉親司君 ところが、当時の冨澤陸幕長は、さまざまなマスコミのところで、記憶がなく自分のサインじゃないかもしれない、報告書については全く記憶がない、当時見ていれば厳重に調査を命じていたはずだと、サインも自分でないような気がすると言っておられるというふうな報道がありますが、そうい...全文を見る
○小泉親司君 今の磯島陸幕長は、三月十六日の記者会見でマスコミに事件をもみ消そうとしたのかというふうなことを聞かれて、そういう可能性が強いのではないかという認識をしていると答えておる。ところが、その逆に、一方で冨澤元陸幕長は、隠ぺい工作のようなものは記憶にないということを言ってお...全文を見る
○小泉親司君 私、この問題というのは大変重大で、実際に現在の陸幕長と元陸幕長の状況が違うという点では、私は元陸幕長を当委員会でもきちんと招致して真相を徹底解明すべきだということを委員長にお願いいたしておきます。
○小泉親司君 いや、だから私は国会でもその問題について招致をして、きちんと国会でも事態の解明をすべきだということを要求したいわけであります。  その点、委員長、御配慮をお願いいたします。
○小泉親司君 続いて、部隊見学の問題でありますが、この問題というのは、民間人三名が部隊見学をした、しかもそこで自衛隊の小銃を撃ったという事件だという報告が防衛庁長官から先ほどありました。一部報道では機関銃も撃ったと、こういう報道もありますが、その事実はいかがですか。
○小泉親司君 ございます、ですか。
○小泉親司君 ちょっと語尾がいつも聞こえないものですから。  いわゆる民間人はライフル銃を携帯していただけじゃなくて撃っていた、戦闘服やヘルメットをつけていたという情報もありますが、その点も確認しているんですか。
○小泉親司君 自衛隊というのは民間人を部隊に呼んだときにそういうことをさせるものなんですか。
○小泉親司君 戦闘服もつけてヘルメットもつけて小銃も撃って機関銃も撃ったという情報もある。こういうものであれば、事実上、民間人をこの訓練場にわざわざ招致して事実上の訓練をやっていたというのとほぼ匹敵しちゃうじゃないですか。何でそんなことが許されるのか。これ防衛庁長官、この点でも私...全文を見る
○小泉親司君 私は、冒頭申し上げましたように、防衛庁長官が事実関係の段階について国会に報告しない、事実上報告していない、だから私は聞きただしているだけの話で、私は別にこうだと断定したということはございません。どうだと人事局長に私はお聞きしているんですよ。こういう事実すらあなたの冒...全文を見る
○小泉親司君 そうしたら、近々中間報告を出すということは御了解いただけますね。中間報告を出すと、国会に、当委員会に。
○小泉親司君 しかし私、この間の予算委員会等の議論を見ていまして、全部読みまして、今私が質問したような中身についてはまだ当委員会ないしは予算委員会、国会などについては何ら明確になっていないと思いますよ。だから、そういう問題について現在わかっている事実関係を、それぞれ到達したものを...全文を見る
○小泉親司君 これをやっていますと切りがないので、私は防衛庁のもう一つNECの問題だけ最後に触れさせていただきます。  今度のNECの問題では、この前、装備局長に返還請求の報告をいただきました。ところが、この一番の問題というのは、NECの問題でもその他の問題でも、一番最後に問題...全文を見る
○小泉親司君 やはりこの問題というのは、幾ら国に返還したかという問題じゃなくて、この問題の本質が一体どこにあって、防衛庁として反省すべき点がどこにあってということをきちんと国会に報告して、その教訓をやはり国会でも明確にさせて、これからの再発防止ということがそれによって私は可能にな...全文を見る
03月27日第147回国会 参議院 行政監視委員会 第4号
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○小泉親司君 参考人の方は大変お疲れさまでございます。日本共産党の小泉親司でございます。  まず、お三方に二つの質問をそれぞれさせていただきたいと思います。  猪瀬参考人の「日本国の研究」、私も大変興味深く勉強させていただきました。道路公団のお話もありましたが、特に住都公団の...全文を見る
○小泉親司君 まだもう少し時間があるようですので松原参考人にお尋ねしたいんですが、先ほど財投機関の情報公開のところで、東京湾横断道路株式会社、関西国際空港株式会社、中部国際空港株式会社、それから民間都市開発推進機構がいわゆる情報が公開されない可能性が検討されておるというふうな御報...全文を見る
○小泉親司君 どうもありがとうございました。  終わります。
03月30日第147回国会 参議院 外交・防衛委員会 第8号
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○小泉親司君 在外公館の法案の審議でありますけれども、我が方は賛成でありますので、きょうはちょっと一般質疑で、主に防衛庁への質問をさせていただきたいと思います。  まず初めに、幹部自衛官による射撃事件の問題についてでありますけれども、この問題については委員長を初め各会派の理事の...全文を見る
○小泉親司君 私の質問は、一月に参議院の外交・防衛委員会で佐世保を視察いたしまして報告書を出しましたが、お読みいただけましたかとお聞きしたのでございます。
○小泉親司君 佐世保の問題は、御承知のとおり、大変急激な増強が進みまして、もう今佐世保自体も大変な状況で、いわゆるすみ分け問題などもありまして、やはりこれからいわゆる在日米軍基地の問題としては重要な問題ですので、国会での調査もぜひお読みいただきたいというふうに思います。  そこ...全文を見る
○小泉親司君 ちょっと済みません、いてください、時間がないので。  この文書の中には、アメリカ軍は横瀬におけるLCACの米軍基地を新たに建設する、二〇〇五年までに我々は建設を要求しているんだというふうに明記してあります。政府答弁書によりますと、早期に完了をしたいというふうに言っ...全文を見る
○小泉親司君 ということは、この内容の中に二〇〇五年というのがあるということは、存在を肯定されたわけですから、そういう存在があるということはお認めになりますね。
○小泉親司君 だって、文書の存在はお認めになっているのだから、私聞いているのは、文書にそういう明記がされておるということは、そういうものはお認めになるんでしょうとお聞きしているのでございます。
○小泉親司君 どうもいつも要領を得ないんですが、それでは政府答弁書の中で、いわゆる航路の設定の問題でありますとか、夜間、早朝の訓練をしない問題ですとか、そういうことについては現在米軍と調整中だという回答でございました。ところが、同じように設置場所であります西海町、いわゆる横瀬地区...全文を見る
○小泉親司君 私の質問は、米軍は受け入れると言っているんですか。
○小泉親司君 防衛庁長官にお聞きしますが、LCACというのは、自衛隊も配備されている、どこへ配備されておりますか。
○小泉親司君 呉に配備されている「おおすみ」に配備されております。  その「おおすみ」の配備状況というのはどういう状況かといいますと、「おおすみ」は呉に停泊できないので沖に停泊する。LCACは事実上呉の湾内では一切航行しない。なぜかというと騒音があるので航行しない。事実上タグボ...全文を見る
○小泉親司君 協定書には、夜間航行、早朝の航行については行わないよう米軍と調整するものとするとちゃんと書いてあるんです。よろしいですか、行わないよう米軍と調整するんですよ、行うかどうかを調整するんじゃないんです。これは全然、防衛庁長官の言っていることは西海町の協定とは違うんですよ...全文を見る
○小泉親司君 ということは、行わないよう米軍と調整するということは間違いないんですね、行わないよう調整する。
○小泉親司君 この基地は埋め立てしてつくると、一部埋め立てしてつくるというふうになっているんですね。この建設費用はどっちが持つんですか。日本側が持つんですか、米軍側が持つんですか。
○小泉親司君 提供施設整備費で何でこれ出せるんですか、お金が。これから、何ですか、日本は米軍が新しい基地をつくるときには提供施設整備費でお金を出せるんですか。
○小泉親司君 一言でいいですから、リロケーションでやるんですか。一言でいいです、時間がないから。
○小泉親司君 そんな地位協定には、そんなことができないじゃないですか。どこからどこまで提供施設整備なんですか。全く新しい基地を提供施設整備で全部つくって、どこの地位協定に基づいてそれやるんですか。
○小泉親司君 私、これ大変おかしいと思うんですよ。なぜおかしいかといいますと、ちょっと聞いていてくださいよ、なぜおかしいかといいましたら、もともと崎辺というのは崎辺補助施設というのがあって、あなたよく御存じのように、もともと廃屋しかないんですよ。全然寂れたところにLCACが初めて...全文を見る
04月05日第147回国会 参議院 憲法調査会 第5号
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○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。  きょうは大変御苦労さまでございます。いろいろな立場からお話をお聞きしまして、大変貴重な御意見をありがとうございます。  本来、時間があれば全員の皆さんにお聞きしたいんですが、時間が限られておりますので、私一問ということで、な...全文を見る
○小泉親司君 一問ですか。
○小泉親司君 お聞きしたいのは、まず岡村参考人と平山参考人にお聞きしたいんですが……
○小泉親司君 五分で終わりにしますので。  それでは、岡村参考人にお聞きします。  暮らしの中の憲法というお話をされましたが、私たちは、それぞれ日本国憲法は恒久平和の問題、基本的人権の問題で大変先駆的な内容を持っているというふうに考えております。  その点で、憲法九条の問題...全文を見る
○小泉親司君 会長、もう一分だけ。
○小泉親司君 西脇参考人にお尋ねしますが、私たちも憲法九条に基づいて、国際貢献ということがいろいろ言われるんですが、私たちは、やはり国際貢献というのは憲法に基づいて非軍事的な手段で積極的な貢献をすべきだと。その点については、今の紛争の問題について言えば、根源には貧困だとかそういう...全文を見る
04月13日第147回国会 参議院 外交・防衛委員会 第9号
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○小泉親司君 初めに、日英の社会保障の協定について質問いたしますが、私たちはこれに賛成をしておりますので、一問だけ質問させていただきます。  先ほど松前委員からも質問があったので、重複をしないように質問させていただきますが、例えばG7の関係諸国を見ますと、それぞれ多くの国とこの...全文を見る
○小泉親司君 先ほども同僚委員からお話がありましたが、突然の質問なんですが、河野外務大臣ですからお答えが十分できるということを確信いたしまして質問をいたしますけれども、石原都知事の発言、マスコミの報道を見ますと、外務大臣は適切ではないとおっしゃった。先ほども御答弁でそうおっしゃい...全文を見る
○小泉親司君 この問題とも若干関係はしておりますけれども、私は在日外国人の地方参政権の問題についても一言ちょっと外務大臣にお尋ねしたいんですが、三月の日韓外相会談でこの問題が取り上げられた。外務省のインターネットの資料を見ますと、韓国の外務大臣からこの点が強く要望されて、河野外務...全文を見る
○小泉親司君 もう時間が参りましたので最後でありますけれども、私どももこの問題については地方参政権ということで、選挙権、被選挙権両方含めた法案も国会へ提出しておりますし、先ほど外務大臣も言われましたように、昨年十月の自自公で合意されたときにもこれは討議されているというんじゃなくて...全文を見る
○小泉親司君 終わります。
04月21日第147回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号
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○小泉親司君 沖縄米軍基地と環境問題について、外務大臣と沖縄開発庁長官にお尋ねをさせていただきます。  まず、今問題になりましたPCBの廃棄物の問題であります。  このPCBの廃棄物については、アメリカの太平洋軍のスターズ・アンド・ストライプス、星条旗紙という新聞によりますと...全文を見る
○小泉親司君 いや、私の質問は、百二十トン、百トンというのはお聞きしましたので、アメリカ側の見解と違う、事実関係と。ということは、相模補給廠以外にもPCBの廃棄物がどこかに保管されているのかということをお尋ねしているんです。
○小泉親司君 ということは、相模補給廠の百二十トンばかりではなくてもっとたくさんあるということをおっしゃっておられるんだと思いますが、先ほど言いましたような有害物質の移動に関する条約、いわゆるバーゼル条約というのは低濃度の五〇ppm以下のものの搬出以外は認められていないわけで、と...全文を見る
○小泉親司君 私が申し上げておるのは、相模補給廠に百二十トン、そのうち百トンが今移動されておるということは、少なくともこの問題を、私が米軍の発表をうのみにしたとしても、二十トンは移動できないものかどうなのか、いわゆるバーゼル条約に基づいて五〇ppm以上のものなのかどうなのかという...全文を見る
○小泉親司君 確認していただくことはできるんですか。
○小泉親司君 その点については、私が先ほど質問いたしましたように、実際に在日米軍のPCBの廃棄物が現在日本にどれくらいあるのか、総量として。相模補給廠には百二十トンあるということらしい話でありますけれども、先ほども報道で示しましたように二百五十一トンという報道もある、つまり報告書...全文を見る
○小泉親司君 五〇ppm以下というのはバーゼル条約で移動する場合の基準だけですから、日本の場合の基準は、地位協定の壁はありますが、基本的には検出をしてはならないというのが、水質においてはゼロであるということは基本でありますから、その点はもう外務大臣も御存じのこととして答弁されてお...全文を見る
○小泉親司君 はい。  そして、もう一つの問題というのは、先ほどからカナダ、アメリカで拒否されたというお話は衆議院でも繰り返しあるんですが、なぜカナダとアメリカで拒否されたんですか。アメリカ国内で拒否されたというのは、報道によりますと、何かアメリカの国内でつくっていないものだっ...全文を見る
○小泉親司君 私たちは、すぐにPCB廃棄物はアメリカが責任を持ってやるべきだという立場なんだけれども、外務大臣は一カ月の保証があるんだ、米軍が保証してくれたんだと言うけれども、実際に米国国内自体からも拒否され、その同盟国であるカナダからも拒否され、一体どこに行く先があるという、そ...全文を見る
○小泉親司君 外務省のホームページを見ますと、日本国内で処理すべきではないということを米側に対して再度申し入れたという河野外務大臣の記者会見のものがありますが、実際に外務大臣として、アメリカ政府とこの問題を私はきちんと外交ルートを通じて話し合うべき性格のものだというふうに思うんで...全文を見る
○小泉親司君 九二年に横須賀、厚木、岩国、佐世保、沖縄のほとんどの米軍基地でのPCB汚染が大問題になっているという米下院のいわゆるレイ報告というのが出されたときに、九二年の二月二十六日の外務委員会で当時の渡辺美智雄外務大臣が何と言っているかというと、まず調査をさせること、これは必...全文を見る
○小泉親司君 もう一つ、ちょっと時間もありませんが、SACOの報告に基づきまして、北部訓練場のいわゆるヘリパッドというヘリコプターの訓練場の問題についてお尋ねをいたします。  SACOによりまして、北部訓練場の一部が返還されることに伴って七カ所のヘリパッドがなくなるということで...全文を見る
○小泉親司君 ここに北部訓練場内のヘリパッド建設予定地の見直しに関する要望書という、琉球大学の先生方が調査をされておられまして、これは防衛施設庁長官の大森さんあてに出している文書でありますが、私は外務大臣と沖縄開発庁長官にお尋ねしたいんですが、今回のヘリパッドの建設が予定されてい...全文を見る
○小泉親司君 終わります。
04月27日第147回国会 参議院 外交・防衛委員会 第12号
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○小泉親司君 私も先ほど防衛庁長官が報告をされました違法射撃事件の問題とNECによるいわゆる水増し問題についての報告について幾つか質問をさせていただきます。  この問題については改めて当委員会でも質疑をさせていただくということになっておりますので、私、きょうは基本的な点だけをお...全文を見る
○小泉親司君 そこのところが一番大事な問題で、そんな猟銃事件はどうだとか小銃・機関銃事件はどうだ、こういう問題じゃなくて、この問題というのはいわゆる猟銃、小銃、機関銃をめぐる一連の事件で組織的な隠ぺいがあったかどうかという問題が問われているわけで、これ五年前の話なんですから、そも...全文を見る
○小泉親司君 私、そこのところが非常にこの報告というのはあいまいなんですよ。さっき、じゃ防衛庁長官が言われたけれども、部隊特有の体質というのは、部隊特有の体質とは何なんですか。要するに隠してしまうという特有な体質なんですか。だから秀島がそうなったと、こうおっしゃるんですか。
○小泉親司君 そこのところは全然あいまいなんですよ、全く防衛庁長官の報告というのは。さっき、私の立場は違うというのはもう既に明らかなことで、自衛隊問題に対しては、私初めから自衛隊が隠ぺい的体質なんて一言も言っておりません。あなたが自衛隊の部隊というのは特有な体質を持っているとおっ...全文を見る
○小泉親司君 私が指摘しているのは、秀島一佐の公判の起訴事実というのは組織的な隠ぺい工作じゃないんですよ、そうでしょう。秀島一佐が公判で問われているのはいわゆる銃刀法違反なんでしょう。防衛庁の組織的な隠ぺい工作の問題が公判で問われるんですか。問われないじゃないですか。  だから...全文を見る
○小泉親司君 私の質問をよく聞いていただきたいと思います。私、そんなことを質問いたしておりません。  私が質問したのは、この前の当委員会で、東部方面総監の、総監のものの判こを押したものが全部、文書が存在するというふうに人事局長がおっしゃっていた。それについて今どういう性格のもの...全文を見る
○小泉親司君 東部方面総監の文書というのはどういうものだったかといいますと、人事局長がこれは存在しているという問題を答弁されたものは、実際にこの事案について部隊内でも風評もないから、まあ隊員から告発なんてないと思われると、民間人三名もいろいろと自衛隊が調べたけれども、そこからは、...全文を見る
○小泉親司君 我々のはページが振っていないんです。
○小泉親司君 この文書の問題というのは、組織的な隠ぺい工作があったかどうかという点でのキーポイントなんですよ。それをきちんと防衛庁長官のところで触れていないというのは、私は非常に重要な問題だというふうに思います。私、きょういただきましたので、改めてまた質問させていただきます。 ...全文を見る
○小泉親司君 おかしいよ、それは。
○小泉親司君 報告内容だって知らされていないんですよ、長官。初めて私ここで聞いたんですよ。よろしいですか、報告内容はきょう初めて聞いたんですよ、私はここで。だからそれについて質問しているんです。あなたが今報告したもののうち、これまでの答弁にない新しいものというのは何なんですか。は...全文を見る
○小泉親司君 私、極めて不誠実で、極めてこのNECの報告書はでたらめ、でたらめというか不誠実な報告だと思いますよ。今まで答弁したことを全部まとめただけなんです、これ。  いいですか、この前三月二十一日に当委員会で議論になってこの報告書を提出すべきだというところの質問、私の質問は...全文を見る
○小泉親司君 以上で終わります。
○小泉親司君 ちょっと委員長、一言だけ言わせてください、防衛庁長官が言われるので。  私は質問通告はいたしました、NEC問題に関する報告書について。NEC問題に関する報告書について質問をするということは事前に通告いたしております。ただ、内容についてはきょう聞いたんですから、よろ...全文を見る
○小泉親司君 私は、日本共産党を代表して、防衛庁設置法等の一部を改正する法律案に対し反対の討論を行います。  本法案は、海上警備行動発令下において、不審船の武装解除、無力化を行う特別の部隊として海上自衛隊に特別警備隊を新編するものであります。  本来、海上における人命、財産の...全文を見る
05月10日第147回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第6号
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○小泉親司君 沖縄振興開発金融公庫法の改正案について質問させていただきます。  私どもの党は、今回の改正案は第三次振興開発計画、いわゆる三次振計の諸事業を達成するということと、沖縄県民の暮らしと利益を守る事業を財政面から支えるという点で、賛成であります。  沖縄の返還以来、三...全文を見る
○小泉親司君 政府の沖縄政策協議会は昨年六月に二十一世紀の沖縄のプラン、中間報告を発表された。これから二十一世紀に沖縄をどういうふうに発展させるかという点、大変大事な問題であるというふうに思いますが、この中で沖縄の自立型の経済をこれから確立していく上で二つの課題があるんだと。二重...全文を見る
○小泉親司君 SACOの問題が出ましたけれども、やはり私は二十一世紀プランの中間報告の中で政府自身が言っているような米軍基地の整理、縮小という点では若干やはり逆行していて、キャンプ・シュワブへの新たな基地の建設などはその象徴だというふうに思います。  マスコミでは沖縄振興策につ...全文を見る
○小泉親司君 いや、しかしその北部開発の問題でいけば、代替基地の受け入れに伴う新たな負担を軽減するための地域の振興ということで一千億円がつけられるわけで、基地を受け入れることを前提にしたいわばひもつきの振興策でこういうことをやっていると、結局そういうふうなことで基地依存の経済体質...全文を見る
○小泉親司君 では次に、この法案に関連して、沖縄の基地問題で前回、四月二十一日の当委員会で取り上げた幾つかの問題についてちょっとお尋ねをさせていただきたいと思います。  一つは、PCBの問題であります。  先日の当委員会で、有害物質であるPCBが沖縄の米軍基地や東京周辺の米軍...全文を見る
○小泉親司君 この前の委員会で、一体PCBが沖縄基地を初めどこにどれだけあるのか米軍に確認して、しっかりとした廃棄物の処理体制を米軍ないしはアメリカに対して要求すべきだということを私は質問しました。その際、河野外務大臣は、合同委員会の枠組みを使ってどれぐらいの数字があるのか先方に...全文を見る
○小泉親司君 既に三週間たったのにまだ確認されておられないんですか。
○小泉親司君 それは非常に怠慢でありますし、当委員会でも外務大臣が確認をする、努力をすると言っておられるのに、三週間近くほうっておくというのは私は問題だというふうに思います。  そこで、アメリカの議会で外国製のPCBに対する一九九九年三月の報告書が出ております。外務省、入手され...全文を見る
○小泉親司君 これは、アメリカの国防総省が一九九九年、昨年の三月にアメリカ議会に報告した報告書です。この中に、日本関係のPCBがどのくらいあるかということが詳細に書いてあります。  その詳細に書いてあるものを少し御紹介しますと、国別でいきますとベルギー、ドイツ、イタリア、日本、...全文を見る
○小泉親司君 これだけ公式の報告書があって、アメリカの議会に米国防総省がきちんと報告をして、それに対して外務大臣が合同委員会を通じて調べると言っているわけです。しかも、超高濃度のものについては、この前たしか照屋委員が質問されたときにも、この点については確認していないとおっしゃって...全文を見る
○小泉親司君 最後に長官に、この問題は沖縄の基地の問題というばかりではなくて、これからの跡地利用の問題でも大変重要な問題ですので、きちんとやはり当委員会に対して外務省その他という形で報告をして、米側にも確認をして、直ちにこの廃棄物についてはアメリカ本国において処理すべきだという点...全文を見る
○小泉親司君 終わります。
05月11日第147回国会 参議院 外交・防衛委員会 第14号
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○小泉親司君 今回の三つの条約については我が党は賛成であります。  きょうは、日本への核兵器の持ち込みに関する秘密の協定の問題について幾つか質問をさせていただきたいと思います。  我が党の不破委員長は、これまで、六〇年の日米安保条約改定の際に核兵器を日本に持ち込む密約が存在す...全文を見る
○小泉親司君 私たちは、ライシャワー大使がラスク国務長官に四月の四日に行った大平・ライシャワー会談について詳細にアメリカ政府にその内容を明示した、そうした公式の電報を送ったというアメリカ政府の公式の資料から明らかにして、外務大臣にないしは日本政府に提示している。しかも、その大もと...全文を見る
○小泉親司君 私たちは事実関係を明確にしているわけで、ということは事実というのは一つしかないんだから。そっちがあって、我々が提示して、物的証拠も示した事実があって、実際に政府高官であるイエーガー氏に我々が取材をして、実際そういう事実すらも確認するんですか、そうしたら、外務大臣は。
○小泉親司君 いや、コメントをしないというのと事実関係を認めないというのとは違いますからね。どっちなんですか、あなたは、そうしたら。
○小泉親司君 我々は、アメリカの公式の記録に基づいて実際に密約が存在するということはこの間のものでも繰り返し言っておる。例えば、今度のケネディ大統領の対策の会議でも、当時参加した高官の名前は、ジョセフ・イエーガー氏を初め、実際には国務長官や特別補佐官ばかりではなくて副次官補という...全文を見る
○小泉親司君 ですから、私たちは現在アメリカの公式文書でこういう秘密協定が存在するんではないかということを提示しているわけで、それに何ら確認もしようがないで、もうひたすら隠し続けるというのは、やはり大変重大な問題だというふうに思います。  先ほど外務大臣は、これが一体公式文書か...全文を見る
○小泉親司君 それは外務大臣、リアクションがないとか云々の話じゃないですよ。実際に、私たちはこの公式記録で秘密協定の存在を実際に認めている。それで、イエーガー氏に私たちは、今度の、一九六三年の四月四日に行われた大平・ライシャワー会談について、ライシャワー大使がラスク国務長官に送っ...全文を見る
○小泉親司君 この問題は日米関係の話なんですよ。実際にどこかの日本の首相が勝手にそういうことを言った話じゃないんです。日米でそういうことを言って、実際に食い違っていると、外務大臣の見解では食い違っているというわけですから、事実関係が。実際にはアメリカ政府が、私たちはアメリカ政府が...全文を見る
○小泉親司君 はい。私が言っておるのは、アメリカ政府が藤山・マッカーサー口頭了解はこういう形で存在しているんだということを認めたものはどこにあるかとお聞きしているんですよ。そんな、外務大臣が言っておられるのは、外務大臣は私の質問をよく聞いておられないかと思いますが、実際に外務大臣...全文を見る
05月18日第147回国会 参議院 外交・防衛委員会 第16号
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○小泉親司君 今回の協定については、私どもは賛成であります。  この協定に密接に関連して、マグロ類の資源管理の問題について質問をさせていただきたいと思います。  先ほど外務大臣からもお話ありましたように、我が国はマグロ類の世界有数の生産国であり最大の消費国だということは明白で...全文を見る
○小泉親司君 この便宜置籍船の問題については、国際機関でも、先ほど、違法で、無規制で、無報告の違法な活動だということが指摘をされ、地元の漁協の皆さんは泥棒船だと言っておられる。そして、問題は、私大変時間が限られておりますので、やはり私は、この便宜置籍船からのマグロ類の輸入というも...全文を見る
○小泉親司君 最後の質問でありますけれども、私はWTO協定の幾つかの条件も輸入制限措置には決して障害にならないというふうに思います。つまり、差別的条件という問題で、正当な活動をしている人に対して、船に対して一方を輸入制限すれば、それは当然のこととして差別的な待遇になるかもしれない...全文を見る
○小泉親司君 終わります。
05月22日第147回国会 参議院 行政監視委員会 第9号
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○小泉親司君 私は、長期テーマであります財投問題に関連をしまして、東京湾の横断道路アクアラインの問題について少し建設大臣にお尋ねをしたいと思います。  まず初めに総務庁にお尋ねをいたしますが、きょうは総務庁長官は何か出張だそうでありますけれども、昨年四月に道路公団の関係の四公団...全文を見る
○小泉親司君 道路公団の調査報告では、今御指摘ありましたように、いわゆるアクアラインの今後というのは有料道路の将来を左右する問題だというふうに指摘されているわけですね。それと同時に、この点でいけば財投問題でも大変大事な内容を持っておるということであります。  そこで、建設省にお...全文を見る
○小泉親司君 アクアラインの問題は再三当委員会でも取り上げられておりますし、最近の雑誌でもこういうふうに指摘しているわけですね。  例えば、建設費用は着工前の計画を三千億円以上オーバーして一兆四千四百億円だと、トンネル部分が長いので照明や換気などのメンテナンス費用も膨大である、...全文を見る
○小泉親司君 経済の動向とかおっしゃられるけれども、それは確かにありました。しかし、三万三千台から一万台も行かない、つまり三分の一以下だというこんな推定交通量が果たして成り立つのか。  もともと、このアクアラインの問題というのは当時からもうずっと取りざたされてきた問題なんですね...全文を見る
○小泉親司君 どうもおっしゃっていることは、陸上の道路と違ってこういう橋上型の道路ではいろんな要素が見込めなかったんだとおっしゃっているようでありますけれども、幾つか私、大臣にお聞きしたいのは、今それでどういうふうに改善するかという点で、昨年の十二月に東京湾アクアライン事業事後評...全文を見る
○小泉親司君 どんと構えて質問しておりますけれども、実際に国際的なお話をされたけれども具体的なお話が全然ない。  やはり財投問題でも、先ほども指摘しましたように、この東京湾アクアラインは一般有料道路時代のリスクを四〇%も抱えているという大変ひどいものなんですから、それを私は、国...全文を見る
○小泉親司君 提言の試算はこの推定交通量に基づいて、これまで三十年の償還期限だったアクアラインの事業を四十年にしたものをさらに今度は五十年にすると。どんどん赤字を先送りしちゃうと。だから、実際にはどんどん金利がふえると。これでは赤字を先送りして金利をふやすだけではないかというそし...全文を見る
○小泉親司君 どんどん改善されたとおっしゃっているけれども、私、日本道路公団の九九年度の決算ファイルを見まして、つまり収支率が一〇〇%を超えているものということになると六〇%近くが超えているわけです。収支率のトップが伊勢湾岸自動車道の三三八、続いて東京湾アクアラインの三一六と、こ...全文を見る
○小泉親司君 やはりここでも問題になっております財投問題で、一般有料道路の最も重点的な問題を占める東京湾アクアラインが現実に失敗のプロジェクトで大変な赤字をつくっている、そういう反省もなしに湾口道路、第二湾岸道路とどんどんやっても、私、アジアの平和と安定とは全く関係ない話だと思い...全文を見る
08月09日第149回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号
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○小泉親司君 日ロの領土問題について質問をさせていただきます。  今度の問題では、日ロ領土問題が大変困難になったということでいろんな報道がされております。しかし、外務省で発表されている文書というのは、日ロ首脳会談でプーチン大統領が、日ロ関係の全面的な拡大が大事だ、難しい問題も避...全文を見る
○小泉親司君 それは私がさっき読んだことです。
○小泉親司君 いや、私が先ほど読み上げましたのは外務省が発表した文書を読み上げているんです。ですから、それと同じものなんです。  私が言っているのは、領土問題で難しいというものがいろんな形で出されているんだけれども、つまり野中幹事長の発言もあるわけでしょう。問題は、プーチン氏は...全文を見る
○小泉親司君 そうしましたら、なぜ野中幹事長はああいう発言をされたんですか。
○小泉親司君 伝えられるところですと、ロシアには大変領土問題がたくさんあるんだと、この問題を解決したら、日本との関係の領土問題を解決したらほかのところで火がついてしまう、だからなかなか解決しないんだというような発言をされたというような報道もありますが、そういうことをプーチンさんは...全文を見る
○小泉親司君 この日ロ領土問題は、私は高村外務大臣のときにも議論いたしましたけれども、かように中身がわからずに、つまりいわば政府の大変秘密外交的な形で事がどんどん進んでいくと。例えば川奈の会談の問題でも、今度野中幹事長が言われたと言われている領土問題を切り離した平和条約という問題...全文を見る
○小泉親司君 私、決まるというよりも、クラスノヤルスク合意、川奈会談それから今度の問題も、一体領土問題で日ロがどういうそれぞれの主張をしたのか。よろしいですか、領土問題ですよ、今の日ロ関係ではなくて。このことが全く不鮮明なんですよ、不明確なんですよ。  それで、新聞がいろんなこ...全文を見る
○小泉親司君 時間がないので最後にいたしますけれども、野中幹事長の発言でも、先ほど出ましたが、中間条約とか云々かんぬんとかというのは、やはり中間条約があるのかないのかというより、そういうもの自体は決して認められないもので、これはロシアが、先ほども申し上げましたように繰り返し主張し...全文を見る
○小泉親司君 今のは。
08月09日第149回国会 参議院 外交・防衛委員会 第1号
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○小泉親司君 核兵器の廃絶問題について質問させていただきたいと思います。  きょう九日は、御存じのように長崎に原爆が投下された日であります。核兵器の廃絶が人類の共通の願いであるということはもう論をまたないというふうに思いますが、やはり先ほどの領土問題ではありませんが、二十世紀に...全文を見る
○小泉親司君 本会議の答弁では、森総理は、我が国がこれまで提出してきた究極的決議は、核兵器国に究極的とはいえ核兵器廃絶を認めさせた点では画期的なものであり、今回のNPT検討会議において核廃絶に向けた明確な約束を導き、その歴史的使命を果たしたと、こういうふうに答弁されておる。じゃ、...全文を見る
○小泉親司君 山本政務次官がおられないのは残念でございますが、政務次官が演説されたのは、「NPT体制の堅持・強化による国際安全保障の確保、並びに核兵器の究極的廃絶という、我々共通の旗の下への国際社会全体の参集を強く呼びかける次第であります。」と。つまり、究極的廃絶論を展開されてお...全文を見る
○小泉親司君 今御紹介した文書によりますと、外務大臣が言うように橋渡し役なんかしていないんです。何と言っているか。「最初からミドルグラウンドを狙ったことについては、「核廃絶の明確な約束」は我が国としては「究極的廃絶」を主張してきたこと等から言い出しにくい面はあった」と反省している...全文を見る
○小泉親司君 私は、究極的廃絶論が核兵器の明確な約束を導き出したなどという発言は大変おこがましい発言だと思います。  実際に、これまでのNPT再検討会議での全経過は、先ほども言いましたように日本政府と核兵器保有国は究極的廃絶論を展開したんです。これはお認めになるんでしょう。その...全文を見る
○小泉親司君 じゃ、八項目の提案の中に明確な約束というのは入っているんですか。究極的廃絶というのは入っているんですか。入っていないんですよ、八項目の提案の中には。究極的廃絶論というのは、山本政務次官が演説した、先ほど御紹介した究極的廃絶の旗のもとに結集すべしという演説しかないんで...全文を見る
○小泉親司君 全経過は、新アジェンダ連合と核兵器保有国の協議が行われた、その橋渡しはスウェーデンであって日本政府ではないと、皆さんあちこちの論文で書いてありますよ。もしそれを否定されるんでしたら、そういう論文自体を、いろんな報告、レポートを否定されたらよろしい。意見を言われたらよ...全文を見る
○小泉親司君 それ一つということは。
○小泉親司君 そういう要求を提示したのは新アジェンダ連合であるということはお認めになるんですねということを言っておるんです。
○小泉親司君 私は、やはり幾ら強弁をされても、全経過は、新アジェンダ連合の作業文書の中に核兵器保有国による核兵器廃絶、全廃の明確な約束をすべしと、こういうことが盛り込まれて、その要求が核兵器保有国と新アジェンダ連合とのNPT再検討会議での協議の中で、それはさまざまな国の要求があり...全文を見る
○小泉親司君 先ほど紹介しました外務省の文書でも、「核廃絶の明確な約束」ということが書いてあるんです。この中で、いわゆる新アジェンダ連合は「最終的にはこの点を取ることを最大の目的とした。米・英・中は比較的早い段階で合意したが、露・仏が最後まで反対。これが今次会議の第一の決裂の危機...全文を見る
○小泉親司君 それは外務大臣が誤解されておると思います。核兵器廃絶論ですよ、私が言っているのは。
○小泉親司君 私が言っているのは、新アジェンダ連合の期限つきの核兵器廃絶決議であるとか、いわゆるドイツの外相などが支持している核不使用決議などについて国連で日本政府が賛成すべきなんじゃないですかと、こういうことを私は求めているんです。どうですか。
○小泉親司君 実際にNPT検討会議でも、新アジェンダ連合の決議は二〇〇五年までに軍縮交渉を加速するということを明記しておりますし、新アジェンダ連合ばかりじゃなくて、非同盟諸国でも核兵器の期限つきの廃絶決議を提案しているでしょう。そういうものに賛成の態度をとるべきじゃないかと言って...全文を見る
○小泉親司君 ですから、国連でそういう決議が出ていると私は発言しているでしょう。
○小泉親司君 外務大臣が大分混乱しておられるようですので私がまとめてお話をしますと、これまで日本政府は、国連に提出されている核兵器の期限つきの廃絶決議ないしは核不使用決議について、これに賛成するということは核兵器国と非核兵器国の対立を助長して核軍縮を困難にするんだとおっしゃってい...全文を見る
11月09日第150回国会 参議院 外交・防衛委員会 第1号
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○小泉親司君 外務大臣も冒頭のあいさつでお述べになられましたように、現在日本では、日朝交渉の問題、日ロの領土問題、核兵器をめぐる国連総会の問題、外交問題が山積をしております。  まず、私は初めに日朝交渉の問題についてお尋ねをさせていただきたいと思います。  十月末の十一回会談...全文を見る
○小泉親司君 過去の清算の問題というのは、やはり何か北朝鮮が今経済的な危機で援助を欲しがっているとか金額をどのくらい提示するとかそういう種の問題じゃないということは外務大臣も御承知のことだろうというふうに思います。私、この問題で一番やはり大事なのは、我々が、日本側が、交渉の主題で...全文を見る
○小泉親司君 いや、私は交渉の中身に立ち入っているわけじゃないんです。例えば日韓の国交回復交渉、一九六五年に行われた交渉でも、日本政府は韓国に対して財産権といわば請求権の処理という立場で一貫して臨んでいたわけですね。このことは外務省だってお認めになるわけでしょう。
○小泉親司君 もう一回言いますと時間がなくなりますので私の方で申し上げますと、日韓国交正常化交渉のときにも、日本は謝罪と補償という立場では臨んでいないんです。なぜかといったら、一九六五年当時には、例えば日韓交渉での高杉首席代表は何と言っていたかというと、日本は朝鮮を支配したと言う...全文を見る
○小泉親司君 外務大臣のお話を聞いていますと、どうも歴史的認識がはっきりしていない。日韓国交回復交渉においては、当時は日本政府は謝罪をしていないんです、まず。侵略戦争と植民地支配を認めていないんです。認めたのは、河野外務大臣がおっしゃっているとおり、一九九五年の村山談話であります...全文を見る
○小泉親司君 私の質問したのはそういうことじゃありません。それは経緯の話です、外務大臣。  基本的に、六五年の日韓交渉のときには謝罪をしていないであいまいな政治決着、いわば経済協力とおっしゃったことで形としては決着したわけであります。しかし、北朝鮮に対しては謝罪と補償をしていな...全文を見る
○小泉親司君 そういうことでお逃げになるのであれば、私一つだけ確認させていただきますが、北朝鮮に対しては謝罪をしていませんね。
○小泉親司君 いや、国交正常化交渉の中でそのような謝罪と補償、過去の清算の問題をしているわけですから、その議論をしているということは、深みがあるか深みがないかは、その評価は別にして、していることは間違いないわけでしょう。だから、そのときになぜ謝罪をしないんですか、それじゃ。謝罪と...全文を見る
○小泉親司君 私たちは、国交回復交渉において侵略戦争と植民地支配の反省と謝罪と補償という問題は、やはり日本側の歴史的責任として日本がみずからこの交渉においてきちんと解決すべきという問題だというふうに思います。その解決が、やはり拉致疑惑問題の解決とかミサイル問題の解決とかそういった...全文を見る
○小泉親司君 次に、核兵器の問題について、国連決議についてお尋ねをいたします。  私、この前の委員会で外務大臣に国連における核兵器廃絶決議の問題についてお尋ねいたしました。そのときの外務大臣の答弁は、私が混乱しているのかあなたが混乱しているのかどちらかわからないという、今後また...全文を見る
○小泉親司君 私、外務大臣の説明ではちょっとわからないと思うんですよ。私の質問は、究極的決議案と、いいですか、今度の決議案とどこがどう違うのか。  例えば、外務大臣が国連総会でお話ししているものはこう言っているんですね。本年の国連総会においてCTBTの早期発効、カットオフ条約の...全文を見る
○小泉親司君 じゃ、例えば日本政府はこの前までは究極的廃絶決議案を出した。それから、今度はNPT二〇〇〇の核兵器廃絶の明確な約束で大変主体的な力を発揮した新アジェンダ連合、この決議案について、今回は昨年の棄権から賛成に態度を転換されました。それは間違いないですね。  その上で、...全文を見る
○小泉親司君 質問していただいたのでお答えいたしますと、新アジェンダ連合の決議に今度は政府は棄権から賛成に回ったわけです。  じゃ、棄権していたときはどういう理由だったんですか。
○小泉親司君 何しろ、新アジェンダ連合を棄権していたときにも、日本の代表の発言というのは、いわゆる核兵器国の脅威を大変大げさに言い立てていると、それから核保有国の軍縮努力を評価していないと、これが主眼なんですよね。やはり一番問題なのは、NPT二〇〇〇で核兵器廃絶の明確な約束という...全文を見る
○小泉親司君 最後でございます。時間が参りましたので、私その点だけ最後に申し上げると、私たちは、この新アジェンダ連合とのNPT二〇〇〇における努力された核兵器の廃絶の明確な約束、これをやはり本当に前進させるためには、日本政府自体が期限を切った核兵器廃絶決議案にも当然賛成して、それ...全文を見る
11月10日第150回国会 参議院 本会議 第8号
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○小泉親司君 日本共産党を代表して、日米地位協定に関する特別協定について質問いたします。  今回の特別協定は、本来アメリカ政府が負担すべき米軍基地の維持経費を日本政府が肩がわりするために特例措置を設けるものであります。  日本政府はこれまで、米軍への思いやりと称して、アメリカ...全文を見る
11月15日第150回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○小泉親司君 領土問題とその関連する問題についてお尋ねをしたいと思います。  まず領土問題でございますが、この問題については私も当委員会で何度か質問させていただきました。  東京宣言及びクラスノヤルスクの合意、川奈会談、モスクワ会談と一連の合意がされて、私も元島民の方と、この...全文を見る
○小泉親司君 きょうは時間がありませんので長々と私やる必要はございませんが、やはり道理に立った外交でこの領土問題の一日も早い解決というのをきちんと政府としてやるべきだということを申し上げて、私、領土問題に関連する若干の諸問題について三つお尋ねさせていただきます。  一つは北方領...全文を見る
○小泉親司君 いや、配分しようにできないから、だからその基金を例えばふやしてほしい、ないしは基金を取り崩していいのか、こういう問題が地元から要望として寄せられているわけですね。  例えば、この法律が成立するときに全会一致で附帯決議が出て、「基金の運用に当たつては、元居住者及び地...全文を見る
○小泉親司君 政府として積み増しをすれば事足りることで、なぜ一定の利息の支払いの目減り状態を補てんするための、つまり基金というのは百億円であるという現状はそのとおりでありますから、そんなことは当たり前で、基金というのは積んでそれを運用益でやるということは別に私も十分承知しているこ...全文を見る
○小泉親司君 最後に私、四島の墓参問題についてお尋ねしたかったんですが、時間がありませんので要求だけいたしておきたいと思います。  今、墓参で五十二カ所中一カ所だけ、国後島の瀬石というところで現地調査、所在確認が実施できないというような状況があるというふうに聞いておりますので、...全文を見る
11月16日第150回国会 参議院 外交・防衛委員会 第3号
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○小泉親司君 思いやり新特別協定について質問をさせていただきます。  質問をさせていただく前に、まず、沖縄のジュゴンの保護問題について初めに質問をさせていただきたいと思います。  沖縄のジュゴンの保護問題は、国際自然保護連合、IUCNが、軍事施設の建設に関する自主的な環境影響...全文を見る
○小泉親司君 私の質問は、この予備的調査の目的はジュゴンの保護、このことだということなんですねとお聞きしたんですが。
○小泉親司君 今の御答弁は経過を御説明しているので、目的を私は聞いているのであります。ジュゴンの保護ということを目的としておるんですね。
○小泉親司君 国際自然保護連合の勧告は、「ジュゴンの更なる減少を食い止め、その回復を支援するジュゴン保全措置を、可能な限り」「実施する」というふうにしているわけですね。代替施設協で合意された予備的調査というのは、やはりジュゴンの保護ということを目的にするということが当然であって、...全文を見る
○小泉親司君 この予備的調査については、なぜ環境庁がやらないのか、私大変疑問が残るところであります。代替施設協議会にも環境問題については環境庁長官が出席するということになっております。  それはともかく、これまで政府は予備的調査というのは環境庁からの助言を得てと繰り返し言ってお...全文を見る
○小泉親司君 いやいや、内容なんか聞いていないですよ、全部知っておりますから。
○小泉親司君 済みません、そこにいていただけますか。  松本環境庁自然保護局長が来られていると思いますが、自然保護局長は、現在持っているジュゴンに関する知見をもとに必要な助言あるいは指導をするというふうに答弁されておられる。そして、科学的知見は一〇〇%ではないけれども、現在ある...全文を見る
○小泉親司君 ちょっと済みません、そこにいてください。  環境庁は、丸山自然保護局長さんというのは松本さんの前任者だというふうに思っておりますけれども、丸山局長は二年前どういう答弁をされているかというと、ジュゴンの生息状況につきましては十分な知見がありませんし、まだ国際的にも十...全文を見る
○小泉親司君 局長は衆議院の委員会で、藻場の調査もやっておりますし、あるいはジュゴン研究会など、民間の団体でございますが、いろんな調査をやっている、こう答弁されておるんですね。今も同じような答弁だというふうに私は趣旨を理解しておりますが、その知見というのは、環境庁独自が持っている...全文を見る
○小泉親司君 環境庁が持っていないというのは私ははっきりしたと思うんです。それを環境庁が、防衛施設庁がやる予備的調査の助言、指導をするなんというのは非常に私おかしいと思うんですよ。  そこで、私もう一つお聞きしたいんですが、環境庁は今、国内、国際的なとおっしゃったけれども、それ...全文を見る
○小泉親司君 今代表的なものとおっしゃったジュゴン研究会、これは粕谷教授が主宰しておるんです。二番目におっしゃった粕谷教授の論文、これも粕谷教授がやっておられる。粕谷教授が第一人者だと私は思っておりますが、粕谷さんの報告というのはどういうことを報告されておりますか。
○小泉親司君 今の局長の御答弁は、いわゆる方法論を言っておるだけで、私が聞いておるのは粕谷教授はどのような報告の内容を発表されておりますかということを質問しているんです。そんなやり方で藻場をやっている、そんなことはさっき大森施設庁長官が言っているとおりで、藻場の調査と航空機なんと...全文を見る
○小泉親司君 ちょっと私、自然保護局長にしては現状認識が不十分だというふうに思います。  私も粕谷教授の報告書をすべて読まさせていただきました。この粕谷教授の報告書は何と言っているか。これは約二年間をかけて、日本自然保護協会の予算でこれは二年間調査をいたしました。その二年間の調...全文を見る
○小泉親司君 じゃ自然保護局長としては、三カ月の予備的調査では不十分だとお考えなんですね。
○小泉親司君 私、先ほども冒頭も申し上げましたように、何が代表的なものかと環境庁が言われるから、日本の代表的なものは何かと質問されれば、それは粕谷教授のものだと、これは否定すべくはない話なんですよ。実際に、粕谷教授、それからジュゴンネットワーク沖縄がやっている調査というのが大変貴...全文を見る
○小泉親司君 環境庁が代表的なジュゴンの生息状況について報告していると言うジュゴン研究会の「日本産ジュゴンの現状と保護」と題する報告があります。先ほど局長にお聞きしたら、詳しいお話がされないので、私がかわって御報告いたしますと、この報告書で粕谷教授は何と言っているかというと、ジュ...全文を見る
○小泉親司君 私、このやりとりで環境庁長官とぜひ議論をしたかったところなんですが、先ほども指摘しましたように、環境庁が責任を持って指導、助言するような現段階では十分な知見を持ち合わせていない、こういうことははっきりしたんじゃないかと思います。  私、もしおやりになるのであれば、...全文を見る
○小泉親司君 次に、空中給油機の導入問題について質問させていただきます。  先ほども同僚委員から御質問がありましたが、まず初めにお聞きしたいのは、来年度概算要求に空中給油機導入のための二百三十八億円の予算を組まれておられる。防衛庁は中期防で、「空中給油機の性能、運用構想等空中給...全文を見る
○小泉親司君 空中給油機の導入問題というのは、これまで他国に脅威を与える兵器ではないのかという議論がこの間行われてきて、いわゆる専守防衛、政府が説明する専守防衛の原則に反しないのかどうなのかと。ここはやはり私、政治的な空中給油機導入の最大の問題だと思うんです。  防衛庁は、この...全文を見る
○小泉親司君 七三年の田中内閣の国会見解というのは、空中給油はいたしません、空中給油機は保持しません、空中給油に対する演習、訓練その他もいたしません、これが田中角栄総理の統一見解なんですね。これは、いわゆる他国に脅威を与えないという原則はこういうものなんだという立場で当時の田中内...全文を見る
○小泉親司君 では、攻撃兵器でも、他国が持てば自分も持ってもいいと、こういう見解なんですか。
○小泉親司君 ですから、私が質問しているのは、なぜ専守防衛の大枠を外すことがないと、こういうふうに至った経緯というのは何なんですかというふうにお聞きしているんです。  装備体系の変化、装備体系の変化と言いますけれども、実際に田中内閣のときには、空中給油機というのは他国に脅威を与...全文を見る
○小泉親司君 ですから、私がお聞きしているのは、将来のことについてというよりも、空中給油機を導入しても他国に脅威を与えないんだと、こういうふうに判断されて概算要求を出したということなんだから、どういう判断を防衛庁としてはしたのかという質問をしているんです。別に私、それは政府答弁、...全文を見る
○小泉親司君 周辺の状況の変化と言いますけれども、周辺の状況の変化を挙げられるけれども、例えばきょう付の読売新聞は、野中氏が防衛庁長官に対し、「南北対話が進展しており、有事法制の整備は(内閣支持率低迷にあえぐ)森政権が体力を整えてからでもいい」んだと、つまり状況は若干変わっている...全文を見る
○小泉親司君 私は、やはりこの空中給油機の導入というのは、他国に脅威を与えないという政府が説明した専守防衛の政策にももとるもので、やはりこういう導入はあってはならないと。今防衛庁にもお聞きしましたけれども、他国に脅威を与えないんだということの明確な説明が私ないように思えますので、...全文を見る
○小泉親司君 私がお聞きしたのは、今の説明は防衛施設庁があちこちで文書で説明していることですから、大体施設庁長官の説明されていることは別に協定の説明書にも載っているもので極めて初歩的なことで、私がお聞きしているのは、そのSACO予算において、例えば一〇四号の実弾射撃演習の移転に係...全文を見る
○小泉親司君 例えば、実弾射撃演習の移転として、日本政府は北海道の矢臼別、宮城県の王城寺原、それから北富士、東富士、大分県の日出生台、この自衛隊の演習場を地位協定二条四項bということで米軍に一時使用させているわけですね。  ところが、この演習場に自衛隊が使っていたときにはない、...全文を見る
○小泉親司君 私、今おっしゃった日出生台の施設を見てまいりました。例えば、日出生台の場合は自衛隊の演習場でありますから、自衛隊の食堂も自衛隊の宿舎もございます。私、率直な感想だけ申し上げれば、自衛隊の隊舎、いわゆる野戦演習をする演習場でありますから、いわば私流に言うと女工哀史の中...全文を見る
○小泉親司君 この前調査に行きましたときに、この施設は、一年間で三百六十五日のうちに訓練期間は約一カ月弱ですよね、ということは、この施設を使う期間というのは一カ月弱なわけです。ということは、十一カ月はそのまま放置されているわけです。何でこういう施設をつくる必要があるのか。例えば、...全文を見る
○小泉親司君 時間が参りましたので、私終わりますが、防衛予算の枠ははめておいて、SACO予算で青天井でどんどん拡大して、実際に、米軍だ米軍だと言っておきながら、いつの間にかそれが第二の思いやりの、今度は自衛隊への思いやり予算みたいに回ってきて、それを自衛隊の増強に使うというのは、...全文を見る
○小泉親司君 私は、日本共産党を代表して、在日米軍駐留経費に関する特別協定、いわゆる思いやり新特別協定に反対の討論を行います。  理由の第一は、新特別協定を締結する根拠が明確に崩れた点であります。  七八年の思いやり予算導入の当初、日本政府は、アメリカの財政赤字で国防費、駐留...全文を見る
11月27日第150回国会 参議院 憲法調査会 第2号
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○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。  きょうは大変貴重な意見をいただきまして、本当にありがとうございます。お疲れのところだと思いますが、二、三質問をさせていただきたいと思います。  まず初めに、加藤参考人にお尋ねいたします。  ちょっと大局的な話ですが、先ほど...全文を見る
○小泉親司君 はい。
○小泉親司君 加藤参考人は、先ほど三つの要素、平和主義、国民主権、人権、この三つの要素に相互の関連があるというふうに追加しておっしゃっておられます。私も、確かにこの問題は相互の関連があって、先ほど参考人も明治憲法との比較の問題でお話をされていたのは、やはり明治の憲法下での日本とい...全文を見る
○小泉親司君 次に、加藤参考人と内田参考人に、同じ質問で恐縮でございますが、お答えをいただきたいと思いますが、先ほど加藤参考人は九条について先取りだとおっしゃられた。加藤参考人がお書きになっていた「時代を読む」の中にも同じ文章がありまして、「日本の憲法は、」「国際的な理想の、ある...全文を見る
○小泉親司君 最後にお尋ねしますが、今、九条改憲論ということで自衛隊を認知しようというようなことが言われておりますが、私自身この間いろんな書物を読んでみますと、例えば元上智の教授でありましたダグラス・ラミスさんが「憲法と戦争」などで書いておられる本なんかによりますと、日本の自衛隊...全文を見る
○小泉親司君 ありがとうございました。
11月28日第150回国会 参議院 外交・防衛委員会 第5号
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○小泉親司君 周辺事態における船舶検査法について質問をいたします。  法案の具体的な中身に入る前にまずお聞きしたいのは、今回の法案は九七年のいわゆる日米ガイドライン、防衛協力の指針に基づく周辺事態法の補強という性格を持った法案だということはもう周知のことであります。日米ガイドラ...全文を見る
○小泉親司君 不透明さで見えないと言いながらもこういう軍事活動を強化する法案というのは私は妥当性がないと思いますが、先ほどこの委員会でのいろんな議論の中でも、外務大臣は繰り返し日米安保条約の効果的な運用のためということをおっしゃっているわけですが、この法案をやはり新たに現局面でき...全文を見る
○小泉親司君 私、先ほど申し上げましたが、こういうアジアの平和の流れが出ているもとで、これをやはり加速させるということが大事で、その意味ではやはりこういう軍事活動を強化する法案というのは私は大変いただけないものだということをまず申し上げて、具体的な問題に少し入らせていただきたいと...全文を見る
○小泉親司君 外務大臣は、まず外交努力を行うんだ、国連安保理決議の採択のために努力するんだと今も答弁されて、これを繰り返し答弁されておられる。  私、そこで本法案の担当大臣であられます防衛庁長官にお尋ねいたしますが、この法案の中には確かに、当該厳格な実施を確保するために必要な措...全文を見る
○小泉親司君 防衛庁長官、これはそうすると国連憲章四十一条に基づく決議だと、この部分は。こう理解してよろしいですか。
○小泉親司君 この法案の主管庁は防衛庁長官なんですから、防衛庁長官に私は繰り返しお尋ねしているんですが、当該厳格な実施を確保するために必要な措置をとることを要請する国連安保理の決議というのは国連憲章四十一条に基づくものなんですかと。これは法案の基本中の基本ですから、これを外務省の...全文を見る
○小泉親司君 実は、この法案は御承知のとおり周辺事態法に含まれていたものを改正したものであります。  では、周辺事態法のときの船舶検査活動の定義というのはどういうのだったか。周辺事態に際し、これは同じであります、国連安保理の決議に基づく貿易その他の経済活動に係る規制措置の厳格な...全文を見る
○小泉親司君 法案の担当大臣である防衛庁長官が国連憲章四十一条だと言い、それではない外務省の局長がこれは四十一条に基づくものじゃないと。この法案の条文に即して私は言っているんですよ。  これは全然見解が、主管庁である防衛庁と外務省が、この法案の私が指摘している国連安保理事会の決...全文を見る
○小泉親司君 全然不明確です、防衛庁長官。私の問題に答えていない。  この安保理決議に基づいてというのは、この安保理決議というのはどういう性格の決議なんですか。国連憲章四十一条なんですか、それともそれじゃない措置なんですか、どっちなんですか。
○小泉親司君 私が質問している問題を、防衛庁長官、全然理解されていませんよ。  国連安保理の決議というのは、先ほど私が言いましたように、国連憲章四十一条に基づいて兵力を伴わない、これは国連憲章を読めば明確にわかりますけれども、国連憲章は、「安全保障理事会は、」「兵力の使用を伴わ...全文を見る
○小泉親司君 先ほども局長が事実関係をお間違えになったけれども、私はちょっと違っていると思うんです。それはどこが違っているかというと、湾岸戦争でいえば、六六一という決議は少なくとも国連憲章四十一条の非軍事的、平和的な経済制裁措置なんです。よろしいですか。ところが、六六五というのは...全文を見る
○小泉親司君 それでは防衛庁長官にお尋ねしますが、この法案に占める、当該厳格な実施を確保するために必要な措置をとることを要請する国連安保理決議に基づいてと、こう言っておられるのは、湾岸戦争でいえば六六一の四十一条に基づく経済制裁措置の決議なんですか。それとも六六五の船舶検査決議、...全文を見る
○小泉親司君 どっちなんですかとお聞きしているわけです。単純にお聞きしているわけですよ、六六一ですか、六六五ですか。
○小泉親司君 五ですね。ということは、国連憲章四十一条の非軍事的、平和的な経済制裁は回避した、こういうことでしょう、外務大臣。これ、おかしいじゃないですか。答弁と違うんです、ここは。  だから、私の質問にここは全くお答えになっていないのは、先ほどもこちらでも議論がありましたけれ...全文を見る
○小泉親司君 この国連決議六六五というのは、一般的にアメリカは武力行使をするということと解釈しているわけですね。ということは、実際には、例えば湾岸戦争の例で言えば、六六五みたいなものを船舶検査活動として日本政府が国連決議を求めるということになると、一般的に武力行使を当然要請すると...全文を見る
○小泉親司君 先ほど、前段の局長が言われた、この措置が四十一条か四十二条か、つまり武力行使を伴うものかどうかというのは異論があるということは、私も事実関係としてそのとおりだと思います。  ただ、今度のやつは周辺事態に際して、つまり日米ガイドラインに基づくものでありますから、日米...全文を見る
○小泉親司君 委員長、最後に。
○小泉親司君 私、引き続き次の質問でこの点を詰めますけれども、やはり私は今の議論をしていても、今度の法案は中身が極めて欠陥的で、防衛庁の解釈と外務省の解釈が私は違うというふうに思うんですよ。ここが違うままにこういうことが実際にやられるということになったら、私、非常に危惧する中身を...全文を見る
11月30日第150回国会 参議院 外交・防衛委員会 第6号
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○小泉親司君 二十八日の委員会に続きまして、周辺事態における船舶検査法について質問いたします。  さきの委員会で、今回の法案が国連憲章四十一条の非軍事的外交手段によるいわゆる経済制裁を回避したものだということが私は明らかになったと思います。しかも今回の法案は、国連憲章や安保理決...全文を見る
○小泉親司君 全くいいかげんだと思います、法案に「旗国の同意」というふうに書いてあるんだから。旗国の同意を得るというのは簡単なことじゃないんですよ。これは自衛隊が軍事活動として強制活動を第三国について行うわけですから、そんないいかげんなことで同意を取りつけたと言っていいんですか。...全文を見る
○小泉親司君 全くでたらめだと思います。ちょっと統一見解を求めます。  私、旗国の同意をだれがどのように判断して、この条項の中にはどこに入っているのか。これがない限り、防衛局長は重大だと言っているんだから、そもそも重大で第三国に強制することに対してそんな勝手なことでいいんですか...全文を見る
○小泉親司君 旗国の同意を得るということは二条に書いてある。旗国の同意を得るということが極めて重要な条件になっておるわけでしょう。  それじゃ、旗国の同意を得たと判断して自衛隊に命令されるのは、だれが旗国の同意という判断をして、だれが命令されるんですか。防衛庁長官が実施計画をつ...全文を見る
○小泉親司君 私は、とり方やり方なんて聞いておりません。外務大臣は心の準備をしておられると。では、心の準備をしてどうされるんですか。心の準備をするだけですか。  旗国の同意を得た、これが条件になっているんだから、どういうふうに旗国の同意を得てどういうふうに判断されるのか。これは...全文を見る
○小泉親司君 それじゃ、心の準備をされておる外務大臣にお尋ねいたします、同じ質問。
○小泉親司君 私、この点では極めて欠陥立法である、二重の欠陥立法であるということをまず指摘させていただきます。全然答弁になっておりません。この点は、私明確にしていただきたいと思います。  次に、委員会でも議論になりましたが、国連安保理決議もない、旗国の同意を得られない場合は船舶...全文を見る
○小泉親司君 私は、経済制裁対象国に対してどういう同意を求めるのか、今の防衛庁長官の答弁では極めて不明確であります。なぜ私、この問題をしているかというと、今度のこの法案は、日米の周辺事態、つまり日本がまだ武力攻撃を受けていない段階から検査活動をやるわけですから、しかもそれを第三国...全文を見る
○小泉親司君 局長、へ理屈を言っちゃだめです。それでは経済制裁対象国が旗国であったときはどうするんですか。
○小泉親司君 だから、先ほどのやつがへ理屈なんですよ。つまり、旗国というのは経済制裁国だってあり得るわけじゃないですか。あなたは、経済制裁対象国が旗国である場合もあるし旗国でない場合もあるということを言っているだけの話で、私が聞いているのは、経済制裁対象国が旗国であったときのその...全文を見る
○小泉親司君 ということは、この法案の最大の目的は経済制裁活動の厳格な実施なわけですが、厳格な実施はできないと、今の防衛局長の答弁からしますとそうなりますが、長官、それでよろしゅうございますか。
○小泉親司君 防衛庁長官は、この法案は不要であるということをお認めになったということなんですよ。だって、もともと経済制裁国の貿易活動の厳格な規制をするというんでしょう、この法律は。違うんですか。ほかの国の貿易を規制しようというんですか。違うでしょう。この法律の最大の目的は、防衛庁...全文を見る
○小泉親司君 私は全く答弁になっておられないと思います。  なぜなっていないのか。それは、外務大臣が繰り返し言っておられますように、国連安保理決議がなぜなくちゃいけないのかということを私が繰り返し言っているのは、つまり国連加盟国には国連安保理決議があった場合は少なくとも受忍義務...全文を見る
○小泉親司君 失礼しました。
○小泉親司君 失礼しました。こんな委員会は取り消します。こんな法案は、であります。  こんな法案について先ほど政務次官答弁されましたけれども、私の質問に答えておられないんですよ。経済制裁対象国に対して、よろしいですか、旗国の同意だけを得られるのかという質問に対して、得る努力はす...全文を見る
○小泉親司君 最後に、時間が参りましたので、私、当委員会でもいろんな議論をしてきましたけれども、大変この法案は二重三重に欠陥的な法案だというふうに思います。実際に、この実態と全く乖離した法案をなぜこのように急いで採決する必要があるのか。  私たちのところには、私自身もきょうこれ...全文を見る
○小泉親司君 日本共産党を代表して、周辺事態における船舶検査活動法案に対し、反対の討論を行います。  本法案に反対する第一の理由は、本法案がアジアの平和の流れに反して、周辺事態法、いわゆる戦争法の補強を進めるものだからであります。  今日、南北朝鮮首脳会談や米朝会談に見られる...全文を見る