小泉親司

こいずみちかし



当選回数回

小泉親司の2002年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月20日第154回国会 参議院 憲法調査会公聴会 第1号
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○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。  今日は、公述人の皆さん、お忙しいところ足をお運びいただきましてありがとうございます。  今回のテーマは、国会の在り方と二院制というテーマでありますが、このテーマでありますと、いわゆる衆議院と参議院の関係、二院制の問題ばかりにとど...全文を見る
○小泉親司君 次に、選挙制度の問題について本田公述人にお尋ねしたいと思います。  大変データを駆使してお話しになって、大変説得力のあるもので、私どもも大変共感できる内容がございます。  そこで、先ほども同僚委員からあるべき選挙制度の在り方については御質問が出ましたので、私一つ...全文を見る
○小泉親司君 次に、いわゆる二院制の問題も含めました参議院の改革の問題ですが、一昨年の四月に「参議院の将来像に関する意見書」というのが出されております。これは御承知かどうかはあれですが、例えば有識者懇談会の報告書を見ますと、参議院の「将来の課題として、参議院の代表制の性格を見直す...全文を見る
○小泉親司君 ありがとうございました。  終わります。
03月13日第154回国会 参議院 予算委員会 第11号
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○小泉親司君 外務省問題及び鈴木宗男氏の疑惑の問題について質問をさせていただきます。  まず初めにディーゼル発電所問題、この三島へのディーゼル発電所問題は、北方支援事業が九八年の七億円から九九年三十億円、二〇〇〇年二十七億円、跳ね上がっているものの主要な問題で、色丹島に十四億円...全文を見る
○小泉親司君 三月十一日に外務省ロシア支援室から資料をいただきました。  これによりますと、今、外務大臣がお答えになりましたように、平成十年一月、日ロ事務レベル協議においてロシア側が要求したのは、四島の電力及び燃料の分野において地熱の技術的利用を軌道に乗せることを提案したい。発...全文を見る
○小泉親司君 あなた方の提出した資料では地熱発電所と言っているんですよ。どこがディーゼル発電所に変わっちゃうんですか。そんないい加減なことを言わないでください。
○小泉親司君 九九年のビザなし交流で来日した択捉のカルプマン副地区長、今回の発電所は島の行政府と事前の打合せが完全に行われていたとは思えない、建設総額の一千万ドルは択捉島の年間予算と匹敵する額、違う分野で使えばもっと島のためになった、こういうふうに語っているんですよ、日本で。択捉...全文を見る
○小泉親司君 私、これ、要請がなかったことははっきりしたと思います。  外務省の発行した「われらの北方領土」というものがあります。資料を配ってほしいんですが。    〔資料配付〕
○小泉親司君 橋本・エリツィン会談を受けて、九八年六月、これは鈴木宗男氏が北海道開発長官として、閣僚として初めて国後島、択捉島を訪問して電力事情調査までやっている。何で宗男さんが電力事情調査やるか、よく分かりませんが。続いて七月、九月、十一月、四回の調査が行われておりますが、どの...全文を見る
○小泉親司君 そうじゃなくて、どういう調査報告を出したんだと言っているんです。
○小泉親司君 私、この三島のコンサルタントを担当したパシフィックコンサルタンツインターナショナルが外務省と支援委員会事務局に提出しました「北方四島住民支援発電設備増強計画 調査報告書」というのを持っております。これは皆さんのお手元に資料でお配りしております。  これで国後島につ...全文を見る
○小泉親司君 これは国後島の発電施設であります。(資料を示す)前のものが、古いものが、茶色いものがいわゆる古釜布の旧の発電所。これ新規発電所、こんなすごい発電所を二十億円で造った。しかし、コンサルタントを担当したこの会社はこの古釜布の増強は必要ないと言っているじゃないですか。何で...全文を見る
○小泉親司君 いや、私は、あなた方がこれが最も詳細な、こんな膨大な報告が出ているんですよ。あなた方がこれが最も詳細な報告だというふうに認めているじゃないですか。ここでは明確に、国後島の古釜布の発電所は必要ない、明確にこれは断じているじゃないですか。  こんな報告書がパシフィック...全文を見る
○小泉親司君 そんなことは分かって言っているんですよ。実際にこの報告書の中には、建屋は建設すべきだ、つまりこの外壁を直すべきだ。それは三億円なんです、この事業見積りの中には。ところが、それが二十億円に跳ね上がっているじゃないですか。  これは明確にしてもらわなかったら審議できま...全文を見る
○小泉親司君 質問に全く答えていないじゃないですか。私、国後島について、この報告には建屋だけだ、発電機は要らないんだ、必要ないんだ、言っているじゃないですか。これはパシフィックインターナショナルというあなた方がやったコンサルタント会社から外務省と支援委員会事務局に提出されている報...全文を見る
○小泉親司君 全く答弁になっておらないと思います。二十億円という膨大なお金が使われているのに、あなたはそんな答弁しかできないんですか。  外務大臣、どうですか、この問題。
○小泉親司君 しかし、調査だけではなくて、この国後島で必要ないと言っているんですよ、大臣。この点について、あなたはこういうのを見ていないんですか。
○小泉親司君 私はこの理由を求めているんですが、これについては全く回答できないということなんですか。実際にそんなことでこの北方支援事業二十億円使っちゃうんですか。これは予算執行の私は重大な問題だと思いますよ。どうですか、外務大臣。
○小泉親司君 私、この点では大変もう、調査をしておきながら、報告が出ていないのに、必要ないと言っているのにどんどんとこれ進める。  じゃ、なぜ進めたのか。  私、「われらの北方領土」というまたさらに本によりますと、九九年七月、鈴木官房副長官が国後島を訪問いたしました。これはは...全文を見る
○小泉親司君 この北方領土、外務省の報告の中に、鈴木内閣官房副長官の国後島訪問及び国後島電力事情調査、これ、地熱発電だけじゃないでしょう。
○小泉親司君 択捉、色丹の発電所の建設決定時期は九八年十月中旬、省内で決定されたと言っておりますが、国後島の発電所は外務省内ではいつ決定したんですか。
○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。  この調査報告は、九八年十一月、このときには国後は必要ないという判断だった。ところが、九八年の、九九年の七月に鈴木官房長官が国後島を訪問して電力事情調査やったら、今度は九九年の十二月にこれがひっくり返っちゃって、今度はディーゼル発電...全文を見る
○小泉親司君 一体いつまで調査されるんです。
○小泉親司君 調査結果については、私、もう一度この場で質問させていただきたいと思いますが、委員長、よろしいですか。
○小泉親司君 私、発電所の最終報告では必要ないと言っているのに、この調査が変えられたと。鈴木代議士が国後行ったら、やらないと、必要ないと言っているものが変わっちゃったじゃないですか。私、この点では大変重大な関与があったと。この点で、やはり私たちは徹底してこれ究明すべきだというふう...全文を見る
○小泉親司君 都甲大使は現在どこに就職されておりますか。
○小泉親司君 いや、この事業全部が三井物産なんですよ。何で当時の駐ロ大使がこういう形で商社に天下りするのか。この点でも、やはり私はこういう点、外務大臣、こういう点も調査されるべきだと思いますが、どうですか。
○小泉親司君 私、川口外務大臣がこのディーゼル発電所も人道支援だ人道支援だと言っておられますけれども、実際にこのコンサルタントの報告書で必要ないと言っているものまで造ってやっているんですから、これが何で人道支援なのか、私、甚だ理解に苦しみます。  そのことを指摘して、ちょっと関...全文を見る
○小泉親司君 扇国土交通大臣にお尋ねいたします。  昨日、大臣がいわゆる北海道開発行政に対する具体的なかかわりとして記者会見やられた。そこで、北海道開発庁所管事業の入札契約に関して鈴木宗男氏から地元業者を参加させるよう強力な要請を受けたが、ルールは曲げなかったというふうに報告さ...全文を見る
○小泉親司君 簡単に申し上げれば、審査基準を下げろ、引き下げろという要望だったということですね。
○小泉親司君 いや、鈴木さんから圧力があったのはどういうことだということをお聞きしているんです。
○小泉親司君 それから次の、私、実弾射撃演習場に係る問題に移りたいというふうに思います。  私、資料で皆さんのお手元にお配りしておりますが、この北海道への米海兵隊の実弾射撃演習、この射撃演習で厚岸町と当時浜中町が強力に反対していた。それに対して厚岸の町長が九六年の十二月二十四日...全文を見る
○小泉親司君 実際に、だって厚岸の町長は何と言っているかといったら、今度は知事さん、当時の北海道知事さんと一緒に、鈴木さんと一緒に、知事さんが、もう少し町のことを、意向を聞いてくれと言ったのに対して、知事が今時分そういう先送り的な発言をするのは、今まで防衛庁と道の幹部による協議が...全文を見る
○小泉親司君 私、九六年十一月十五日、防衛庁は鈴木代議士と会っておられると思いますが、その前の、一か月前ですが、どういう話をしましたか。
○小泉親司君 はい。
○小泉親司君 私、防衛施設庁の九六年十二月十二日の「指定前秘密」という文書の中で、「十一月十五日、本庁施設部長が自民党地域担当議員の鈴木宗男議員を訪問し、説明・協力要請。」と。  どういう協力を要請したんですか。
○小泉親司君 しかし、この文書によりますと、もう九月二十六日から鈴木宗男議員の仲介により三町長と施設庁との間で協議と。  防衛庁と鈴木さんが一体となってこれやっているじゃないですか。
○小泉親司君 この実弾射撃演習に伴いまして宿舎とか隊舎が建設されることになりました。この隊舎とか宿舎は、いわゆる実弾射撃演習の日米合意である九七年六月十六日の日米合同委員会合意ではこういう箱物を造るということは合意されていましたか。
○小泉親司君 合意内容を言っているんですよ。
○小泉親司君 質問を通告していないので答弁できないというんじゃ、これ大問題ですよ。私、通告しているんですから。
○小泉親司君 実際に森内閣の答弁書では、平成十二年十一月三十日の質問書に対する答弁書ではそういうものは含まれていないと言っているんですよ。おかしいじゃないですか、そんな。いい加減なこと言っちゃ駄目ですよ。
○小泉親司君 じゃ、どこにも宿舎なんかを建設するということ書いてないじゃないですか。そんなのおかしいですよ。
○小泉親司君 どこに書いてあるんですか。合意されてないじゃないですか。
○小泉親司君 日米合意なんか全然ないんですよ。おかしいですよ、これ。だから、諸冨さん、当時の諸冨防衛施設長官、新たな施設建設は原則としないと書いてあるんですよ。おかしいじゃないですか。  私は、日米の合意になっていないものを米軍に提供する、これも私、重大だと思いますが、実際に防...全文を見る
○小泉親司君 根拠がないということだけ申し上げて、質問を終わります。
03月15日第154回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○小泉親司君 私は、先日の予算委員会で北方三島へのディーゼル発電所問題を取り上げました。コンサルタント会社が、これは、外務省と契約をし、支援委員会と契約をしたコンサルタント会社が九八年十一月に外務省、支援委員会に提出した報告書では、国後島への発電所増強は必要ないという結論が出され...全文を見る
○小泉親司君 ちょっと、時間がないので、予算をちゃんと説明してくださいよ、質問に答えてくださいよ。
○小泉親司君 いや、答えて、質問に答えてください、私は時間が少ないんですからね。ああいう御託を並べられると、実際に質問妨害ですよ。答えてください、その点を。  私は、なぜ国後島の、省内決定がされていないにもかかわらず補正予算を組んだのか、それぞれ幾らだったのかとお聞きしているん...全文を見る
○小泉親司君 わかっているんですよ、それは。齋藤さん、ひどいよ、これ。
○小泉親司君 それだったら、なぜコンサルタント会社に頼んで予備調査なんかやるんですか。コンサルタント会社、あなたは契約したんですよ、あなたたちは。それでやったそのコンサルタント会社が、国後島には発電所は必要ないという結論を出したんですよ。何でそれだったらやるんですか。  まず、...全文を見る
○小泉親司君 局長が言っていることは重大なんですよ。どういうことかというと、それでは、私ははっきりしましたけれども、四島住民に要望がないのに橋本総理が決めた、橋本総理が先行的に決めたとあなたはおっしゃっているんですよ。  私は、あなたがいみじくも言ったように、JICAの調査報告...全文を見る
○小泉親司君 橋本・エリツィンの川奈会談では、協力の可能性を検討するという文言なんですよ。決定するなんということは一言も言っておりません。それは、当然、首脳会談ですから極めて慎重な合意になっているわけです。そうじゃないんですか。  この点については、そのことだけは確認できますか...全文を見る
○小泉親司君 いや、私は、首脳会談の合意は協力の可能性について検討するということでありまして、局長の言っていることは全くその首脳会談を曲解していると思います。きちんとその点は調査していただきたい。  私は予算委員会で、九九年の七月のいわゆる鈴木官房副長官が行った電力事情調査、こ...全文を見る
○小泉親司君 じゃ、その資料をよろしくお願いします。  次に、支援委員会の巨額なため込み金について質問をさせていただきたいと思いますが、支援委員会の拠出金は、九二年度の補正予算で百二十五億円が計上されて以来昨年度予算まで、通常予算と補正予算を合計しますと約五百九十一億円の日本の...全文を見る
○小泉親司君 拠出金が五百九十一億円、そして残金が百三十五億円に上る。なんでこんな状態になるんですか。
○小泉親司君 繰越金と言ったって二〇%も繰越金というのはあるんですか。全体のこの五百九十一億円が投入されて以降、数年間やっておりますけれども、実質的にまだ百三十億円も、それ二〇%以上ですよ。これは私は繰越金と言わないんじゃないかと。これは、正に外務省のプール金と同じようなもので、...全文を見る
○小泉親司君 違うんですよ。質問をよく聞いていてくださいよ。この間、運営費として使われたお金は幾らですかと。五百九十一億円が総額。先ほど私が言ったお金は、それぞれこの間、出されたそれぞれの項目。運営費は幾らだと聞いているんです。
○小泉親司君 私、質問通告しているんですから、それぐらいはっきりさせてくださいよ、これ。国民の税金がそういういい加減な使われ方をしてよろしいんですか。それは重大問題だと思いますよ。ちょっと時間取ってくださいよ、委員長。これ、ちょっとはっきりさせてください。
○小泉親司君 私、そこで、はっきり、その運営費をさせていただきたいと思います。  実際、外務大臣、このようなため込み金があると。これは私は、不明朗で、それにまた予算が今度は十億円付くわけですから、約、これは幾ら何でも予算の執行にかかわる重大な問題だと思いますが、どのようにこのた...全文を見る
○小泉親司君 私、機動的に使っているところに問題が生じたんだと思うんですよ、ここ。ですから、私はこの百三十数億円のいわゆるため込み金についてきちんと処理すべきだと思います。  私、この前も、三月七日に元千島の島民の方々と、お話をお聞きしてきました。島民の方が異口同音に言うのは、...全文を見る
○小泉親司君 はい、最後にします。  沖縄の振興法は、今度、予算で措置が取られまして当委員会にも出されてきますが、この点でも北特法もしっかりと見直していく必要があるんじゃないかと。やはり、支援委員会の私は予算の見直しと同時にこういう元島民の生活改善……
○小泉親司君 振興をしっかりとやるべきだということを最後に御質問いたしまして、私の質問を終わります。  尾身大臣の見解をお聞きします。
○小泉親司君 終わります。
03月19日第154回国会 参議院 外交防衛委員会 第2号
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○小泉親司君 現在、政府が進めております有事立法に関連して幾つか質問をさせていただきたいと思います。  今年の二月十六日から二月二十日まで、我が国防衛に関する日米共同対処と周辺事態における日米協力、つまり日本有事と周辺有事を一体化した指揮所演習が行われました。この指揮所演習に先...全文を見る
○小泉親司君 ブレア太平洋軍司令官が二月四日、日本に参りました。続いて二月五日に小泉総理大臣とも会見しております。ブレアさんはその後本国に帰りまして、二月二十七日の米下院国際関係委員会東アジア太平洋小委員会で、アメリカ議会で証言しております。  この証言集を私、ここに持っており...全文を見る
○小泉親司君 いや、私がお聞きしているのは、この太平洋軍司令官の証言、この中で太平洋軍司令官は更にそれに付け足しまして、この二国間の計画は米国の作戦に対し追加的な日本の支援を組み込むものであり、防衛協力の新しい領域を切り開くものだと、これ、米議会で太平洋軍司令官は明確に証言してい...全文を見る
○小泉親司君 何かまどろっこしいんですが、原案ができて一定のレベルでサインしたんですね。
○小泉親司君 いや、これははっきりさせていただきたいと思います。  アメリカの議会では、あなた方のカウンターパートである太平洋軍司令官が、我々はサインした、こう言っているんです。最初の二国間計画にサインをしたんだと言っているんですよ。だからあなたがおっしゃっているのは、正式なも...全文を見る
○小泉親司君 いや、同じ答弁を繰り返されるのは、私はおかしいと思います。我々はサインしたと言っているんですから、太平洋軍司令官、あなた方のカウンターパートがアメリカの議会で証言しているんです。あなた方と食い違っているんです。だから問題は、明確に原案ができたんですか。原案ができたん...全文を見る
○小泉親司君 こんな三問やってやっと認めるというのは、大変私は質問に対して失礼だと思いますよ、防衛庁長官。官僚の皆さん、しっかりしてくださいよ。  次に、この合同演習というのは、周辺事態というアメリカ有事と我が国の防衛という日本有事が一体として考えられております。この合同演習に...全文を見る
○小泉親司君 国土交通省と厚生省にお聞きしますが、それぞれどのような目的で日米両軍の演習に参加したんですか、参加したのはどのような部署で何人参加されたんですか、それぞれどのような報告を受けておられますか、まず厚生労働省からお尋ねします。
○小泉親司君 いや、米軍の軍事演習が部外秘というのは分かりますが、何で国土交通省が参加して部外秘なんですか。国土交通省が何をやったんですか。何もやってないでしょう。視察をされただけでしょう。そんな国土交通省、演習のシナリオが分かってしまうというのは大変おかしいと思います。  厚...全文を見る
○小泉親司君 いや、その目的をお聞きしているんですが、どうもお話ししたくないような、答弁をしたくないような雰囲気でありますが、なぜそんなことになるのか。わざわざあなた方が参加したのは、その目的にとって、あなた方の仕事にとって必要だからなんでしょう。そうじゃないんですか、厚生労働省...全文を見る
○小泉親司君 国土交通省は非常に口がお固いようですが。国土交通省のいわゆる日本有事や周辺事態という問題になりますと、米軍による港湾の優先使用、空港の軍事優先使用、空の航空管制の軍事優先使用、これ海上保安庁も同じく参加していますので、海上交通の軍事優先使用、そういういわゆるシナリオ...全文を見る
○小泉親司君 今回の私、演習は、国民生活に直結する厚生労働省や国土交通省が初めて本格的に参加した演習だというふうに思います。その内容を私は公表できないというのは大変おかしいと思います。元々これは米軍と自衛隊の演習でありまして、それに厚生労働省や国土交通省が参加するということになり...全文を見る
○小泉親司君 先ほども国土交通省の方も言われたけれども、周辺有事で行ったと言っておられる。この演習は周辺有事の演習でもあるんです。だから、日本有事と防衛庁長官が言う、これは違います。  百三条の制定当時、宮崎元保安隊法規班長は、災害救助法と異なり、防衛目的のための従事命令に違反...全文を見る
○小泉親司君 いや、憲法上できないということは私、明確だと思いますが、その点ははっきりとさせてください。
○小泉親司君 いや、自衛隊法百三条では、そもそも土地収用法など戦前の私、国家総動員法に大変類似している規定で、徴用や徴発を復活させるものだと、私はこれ自体もう大変憲法違反であるということをやはり私は指摘せざるを得ないと思います。それに更に罰則を科して国民に強制措置を課すということ...全文を見る
○小泉親司君 委員長、一言。
○小泉親司君 私は、そういう罰則を科すということは憲法上非常に重大な問題で、これは決して認められないと。特にその点では、有事立法全体の作業は、やはり国会提出は私はやめるべきであるということを申し上げて、質問を終わります。  ありがとうございました。
03月20日第154回国会 参議院 外交防衛委員会 第3号
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○小泉親司君 私は、核兵器の諸問題について幾つか質問をさせていただきます。  二〇〇〇年の五月に、御承知のとおり、核不拡散の見直し会議がありまして、この会議で、アメリカも参加をいたしました核兵器廃絶の明確な約束ということが合意されました。この約束に従いまして、国連ではアジェンダ...全文を見る
○小泉親司君 日本政府は、私、上ったらいいが、はしごを外された感じだというふうに私は思います。特に、やっぱりこれは京都議定書と同様に、CTBTに実際は賛成しておきながら、実際の段になるとこれを崩してしまうという、私はこの点ではアメリカの覇権主義の表れだということを指摘しておきたい...全文を見る
○小泉親司君 ブッシュ政権は、今年一月の八日、米議会に対して、核兵器体制の見直しにということに関する報告書を提出しました。これについて日本政府は、どのような内容だというふうに聞いておられますか。簡潔に述べてください。
○小泉親司君 この報告書は公表した部分と機密部分が存在すると。外務省はこの機密部分について報道で承知しているということでありますが、その機密部分についてはどういうことが報道されておりますか。
○小泉親司君 いや、私が質問しているのは、外務省は報道で承知しておると私昨日聞きましたので、一体どういう内容なのかとお聞きしているんです。報道の内容はどういう内容ですかと。
○小泉親司君 いつから外務省はアメリカの国防総省になったんですか。
○小泉親司君 だって、あなたが言っておるのは、アメリカの国防総省がコメントしないと言っているだけの話で、日本政府がどういう報道だと承知しているのかと私は質問しているので、そのことについてはっきりお答えください。
○小泉親司君 簡潔に言ってくださいよ、そんな、あなた。  私は、この機密部分を暴露しましたグローバルセキュリティーという団体からこの機密部分の文書を入手いたしました。これによりますと、この機密部分には、ブッシュ政権が、ロシア、中国、北朝鮮、イラク、イラン、リビア、シリアの七か国...全文を見る
○小泉親司君 コメントを差し控えると言いながらアメリカのコメントを発表されておるという大変おかしな私姿勢だと思いますが、核体制見直し報告によりますと、ブッシュ政権がこれまでの核抑止体制を転換して非核保有国を攻撃対象に挙げている、しかも非核兵器保有国への核攻撃に使える核兵器として小...全文を見る
○小泉親司君 国防総省のコメントというのは私も読みましたが、国防総省は軍事計画や事態の機密部分の詳細を議論するつもりはないし、一部を取り出した漏えいにコメントはしないというだけの話で、そのことに対しては否定をしてないんですよ。  だから私は、ボルトンさんのことを、ボルトンさんの...全文を見る
○小泉親司君 オーストラリアの国連大使で前国連のイラク大量兵器廃棄委員会のリチャード・バトラーさんという人が、この問題についてコメントを出されております。  このコメントでは、核兵器体制の見直しというのはブッシュ大統領による悪の枢軸発言の基本的要素、キーエレメントだというふうに...全文を見る
○小泉親司君 いや、それは公表部分を言っておるんで、あなた、機密部分なんて一言も言ってないじゃないですか。機密部分についてどういう報道があるって、あなた、じゃ、端的に私が言っている機密部分についてはお認めになるんですね。
○小泉親司君 そういう内容だということも認められるわけですね。例えば、非核、七か国を、核保有国を対象にしていること、小型の核兵器については使える兵器として開発しようとしていること、この、じゃ二つについては北米局長はお認めになりますね。
○小泉親司君 だから私は、報道を行ったというのが事実であれば、報道内容に私が指摘した二つの点、七か国を核攻撃対象にしている、非核保有国を含む七か国を対象にしている、小型の使える核兵器を使える核兵器として開発しようとしている、この二つが含まれているということについては確認できますね...全文を見る
○小泉親司君 だって、さっきあなたは報道内容について長く言わせていただければよろしいですかと言ったじゃないですか。そんなでたらめな話言っちゃ駄目ですよ。あなた、初めにそう言ったんだから、私が二つのことについて確認させていただきますけれども、それの内容が含まれていますかと聞いている...全文を見る
○小泉親司君 防衛庁長官、防衛庁長官に次にお聞きしますが、私は昨日、周辺事態の戦争計画、日米相互協力計画の原案が作成されたと質問しましたら、三度目にやっと、三度目の正直で防衛庁長官は、幕僚レベルで合意しサインしたと答弁し、その内容は秘密であると答弁しました。  そこでお聞きしま...全文を見る
○小泉親司君 私、ラムズフェルド長官のことは読みましたが、ここでも具体的な根拠は挙げておられない。私は、アメリカが差し迫った事態ということで北朝鮮や台湾の事態で核兵器の使用も検討するということを明らかにしている以上、こういうやはり日米の制服レベルの計画の中に実際に核兵器の使用の計...全文を見る
○小泉親司君 長官はそうすると、核兵器見直し報告の中に、北朝鮮や台湾などの日本の周辺地域でアメリカが核兵器の使用をするということは当然だというふうにお考えなんですか。
○小泉親司君 核兵器、その体制の見直し報告書について、ニューヨーク・タイムズは、核の無法者としての米国と題する社説を発表して、非核保有国を攻撃対象に加えたことは非核保有国に対しては核攻撃をしないという核拡散防止条約上の約束に反するというふうに批判しております。ロサンゼルス・タイム...全文を見る
○小泉親司君 私は、ブッシュ政権は、CTBT、包括的核実験条約も批准しない。米ソとのABM、迎撃ミサイル制限条約もほごにしようとしている。さらに、非核保有国への核攻撃も辞さない。核不拡散条約で禁止されている非核保有国への核攻撃も検討する。今度は、核不拡散体制も突き崩そうとしている...全文を見る
03月25日第154回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号
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○小泉親司君 沖縄振興法について質問いたします。  今回の振興法は、格差是正から自立的発展に力点を移したものだということで、私どももこの点については、自立的発展が沖縄県民の暮らしや福祉、環境の保全に役立てるかどうかということをしっかりと検証していく必要があるんじゃないかというふ...全文を見る
○小泉親司君 沖縄県からいただいてまいりましたこの資料によりますと、実際にこの前も当委員会でこの問題が取り上げられましたが、安達統括官は非常に楽観的な見方をされておられましたが、私どもが調査したものは、例えばこの前お話しになったのはレンタル工場、いわゆる分譲の部分じゃなくて賃貸部...全文を見る
○小泉親司君 いや、今回の法案にも特別自由貿易地域の指定の問題が書いてありますし、さらには、この特別自由貿易地域で更に活性化する計画を作るんだと、言わば第三セクターみたいなものを作るんだということまで書かれている。しかし、現状は先ほど言ったような状況であります。  最近、三月に...全文を見る
○小泉親司君 相応の立地が見込まれるという判断と政府は同じだという意味として今受け取りましたが、どういう根拠でそういうことを言われるんですか。
○小泉親司君 いや、私は、企業主体を変えたところでその大きな変更はないと。実際にこの報告書を見ますと、「当初計画に比べてやや遅れているものの」と。  私、一番初めにどのくらいの当初計画があるんだと県にお聞きしましたら、九十社だとおっしゃいました。今、局長が言っておられるのはレン...全文を見る
○小泉親司君 お二人の局長ともレンタル工場のお話しかされない。分譲住宅がこれは、分譲住宅じゃない、分譲地が主たる中心なんですよ、これは。それについてどういう立地が見込めるのかということについては、私はお答えがないというふうに思います。  そこで、ちょっともう少し先に進みたいと思...全文を見る
○小泉親司君 いや、私は、根拠を示していただきたいという質問をしたんです。  二百四十一万トンが出てくる出てくると言ったって、どこから出てくるんですかと私はお聞きしているので、あなたの答弁は、じゃ、特別自由貿易地域から需要が見込まれると言ったって、特別自由貿易地域は、先ほど言い...全文を見る
○小泉親司君 需要がある需要があるとおっしゃるだけで具体的な根拠は全く示されない。やはりここは問題だというふうに思います。  先に進みますが、その極めて根拠があいまいな大規模なしゅんせつ工事によって、今度は泡瀬干潟という沖縄で重要な干潟が埋め立てられる。  この問題については...全文を見る
○小泉親司君 いや、私が質問しているのは、昨年六月、私、当委員会で質問いたしました。そのときに環境省の総合環境政策局長は、藻場の移植には慎重に対応したい、クビレミドロについての移植は未完成だというふうに答弁されております。  今日、環境省来られていますね。それじゃ、環境省は、こ...全文を見る
○小泉親司君 まだ結論が出ていないということなんですよ、長官。こんな私、やり方はおかしいと思います。  そこで局長にお尋ねしますが、この物はいわゆるワーキンググループの報告書ということで出されているものなんです。私も、これ、ワーキンググループの報告書というのをいただきました。し...全文を見る
○小泉親司君 いや、私が言ったように、おおむね順調だというだけの話で、これから向上させなくちゃいけないと、あなた自分で言っているんだから、まだ結論が出ていないじゃないですか。それを見切り発車して工事再開するというのは、私は、長官、問題だというふうに思います。  もう一回聞きます...全文を見る
○小泉親司君 具体的におっしゃらないので、私の方から言いますと、まず鹿児島大学の水産学部の教授、愛媛大学の助手の方、学識経験者は二人だけ、全体の八人のうち、国土交通省、沖縄県土木建築部港湾課長、沖縄市東部海浜開発局長、沖縄総合事務局那覇港湾空港工事事務所長、沖縄総合事務局開発建設...全文を見る
○小泉親司君 いや、長官の言われるのは、大変おかしいのは、元々埋立てするというのは国がやるんですから、それは沖縄県、沖縄市と言われても国が埋立事業をやるんだから、それぐらいは、そういう自然の保全については国がしっかりと責任を持たなくちゃ私はいかぬと思います。  その意味で、環境...全文を見る
○小泉親司君 いや、今度の法案でも国と県、市が一体となってやるという事業が非常に多いわけで、その意味で私は、この点では国が自然環境の保全の問題についてはしっかりとした立場に立って県にも市にも物申していかなくちゃいかぬと。その点では、先ほども環境省からも発言がありましたように、この...全文を見る
○小泉親司君 私は移設政府方針を聞いているんではなくて、私もそのことは十分承知しておりますが、私がお聞きしているのは、受入れの前提条件であるという認識なんですねと。
○小泉親司君 ということは、代替施設協での沖縄県知事の見解とは違うということですね。
○小泉親司君 使用期限問題については確かにここには書いてあるけれども、問題は、沖縄県知事は受入れ条件だと言っておられる、外務大臣はこの閣議決定、重く受け止めるんだと言っておられる、大きな違いがあるんで、そこは沖縄県知事と違うんですねと私はお聞きしているんですよ。
○小泉親司君 どうもそこら辺が、明確におっしゃらない。  閣議決定は、国際情勢の変化に対応して、本代替施設を含め、在沖米軍の兵力構成の軍事態勢につき米国政府と協議していくというふうに言っているわけですが、ということは、これは九九年の十二月に決定されたものだと。  となってくる...全文を見る
○小泉親司君 パウエル長官が、お互いの立場は、違いは分かると言っておられるのは、日本側の立場というのは、それじゃアメリカ政府と違うんだから、受入れの条件だということなんじゃないんですか。
○小泉親司君 私は、重く受け止めると言っている間にどんどんどんどん、ブレア太平洋軍司令官が恣意的な設定はできないと言い、ブッシュ大統領に至っては、人為的な期限設定は無理だと言う、重く受け止めているうちにどんどん重い負担が私は背負わされているんじゃないかというふうに思います。  ...全文を見る
03月28日第154回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第6号
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○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。  今日は、お三人の参考人、大変御苦労さんでございます。  幾つか質問をさせていただきます。  まず一つは、先ほどからもお話が出ていますように、米軍基地と沖縄の振興という問題であります。  もう御承知のとおり、沖縄県でも、第三次...全文を見る
○小泉親司君 前泊参考人にまずお聞きしたいんですが、先ほども大変お話を興味深く聞いておりましたが、例えば、製造業の振興を実際にうたっていながら振興が大変遅れているというような御指摘がありまして、私も当委員会で、今度の法律にあります産業高度化地域の問題だとか特別自由貿易地区の問題だ...全文を見る
○小泉親司君 ありがとうございました。
03月28日第154回国会 参議院 外交防衛委員会 第4号
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○小泉親司君 私は、日本共産党を代表して、二千五年日本国際博覧会政府代表の設置に関する臨時措置法案に反対の討論を行います。  今回の法案は、愛知万博での政府代表を設置するものでありますが、愛知万博は環境保全上も財政負担の点においても重大な問題があり、その設置を認めることはできま...全文を見る
03月29日第154回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第7号
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○小泉親司君 私は、この前の委員会で、沖縄の振興法に関係いたしまして、特別自由貿易地区とそれから泡瀬干潟の問題を取り上げてまいりましたが、今日は三つの問題についてお聞きしたいと思います。  一つは、沖縄の軍用地等地主会連合会、いわゆる土地連の違法献金問題についてであります。 ...全文を見る
○小泉親司君 この問題は、土地連の会長などが認めているように、土地連の側の違法性は明らかだと思います。しかし、これだけ重大な問題が浮上しているにもかかわらず、鈴木宗男議員の側がいまだに総務省側に訂正申告をしていないということは、政治資金規正法第二十二条六の三項違反、つまり二十一世...全文を見る
○小泉親司君 いや、私は、いわゆるこの問題については、土地連の会長の方、つまり渡した方が違法だと、つまり名義貸しの違法献金をやったということを明確に認めている。だから、当然のこととして鈴木宗男議員側の二十一世紀政策研究会の側が訂正しなくちゃいけない。ところが、その訂正もしていない...全文を見る
○小泉親司君 それでは、次に国後島へのディーゼル発電所建設問題について質問をいたします。  この問題は、当委員会を含めて、私、二回にわたって質問し、資料を要求してまいりましたが、先日、やっと二週間ぶりで資料が届いたので、この場で関連して質問をさせていただきたいと思います。  ...全文を見る
○小泉親司君 確かに、今言われることは、JICAの調査は、鈴木宗男議員と一緒にJICAが一番初めに行った。報告書をいただきましたけれども、局長の言われるように、そんな明確なことがあれは書いてあるわけではない。実際に、今、局長が言われたように、本格的な調査として行われたパシフィック...全文を見る
○小泉親司君 いや、私は、今、局長がお話しになったのは、択捉、色丹のディーゼル発電所については、島民からもロシアの方からも要請がないということを指摘してきましたが、あらゆる調査でもこの色丹と択捉については何も異論が、調査はありません。しかし、国後については、先ほども言ったように、...全文を見る
○小泉親司君 私が指摘している調査報告書の二つも地震の後の調査なんです。地震の前の調査じゃないんだよ。そんないい加減なことを言っちゃ駄目ですよ。  実際に、地震の終わった後の調査で──それじゃ、外務省というのはあれですか、政策判断して首脳会談で合意した、しかし調査で否定したとい...全文を見る
○小泉親司君 私たちはこの問題はやはり外交をねじ曲げた問題だと、鈴木宗男議員が外交をねじ曲げた問題だということを指摘しましたけれども、外務大臣の話を聞いておりますと、どうも宗男議員と言っていることは同じような方向で、外務省もこの問題については私は責任ある対応をしていないと思います...全文を見る
○小泉親司君 私、豊原区では区長さんから直接お話をお聞きしました。区長さんの御意見では、区内の住民の中では大変意見が分かれて地元の意見を集約するのは来年になる、つまり今年じゅうには無理だと言っておられるのは、今年一月になるまでにはこの区の意見集約はできないということを私たちに言っ...全文を見る
○小泉親司君 私、豊原区の区長さんに直接お聞きしましたので、豊原区の、少なくとも豊原区だけの住民についてはそういう意見集約がされていない、全体として地元の尊重はされていないというふうに思います。  そこで外務大臣にお聞きしますが、SACOの計画について、この普天間移設については...全文を見る
○小泉親司君 今、外務大臣、大変重要なことをおっしゃられた。この前の代替施設協で、田中外務大臣が出た代替施設協では、SACO最終報告の内容に変更はなく、政府として、これを明確にお答え申し上げますと。変更したじゃないですか。これ、違うじゃないですか、十二月の代替施設協とは。おかしい...全文を見る
○小泉親司君 いや、外務大臣は変更したとおっしゃったんだから、田中外務大臣の方針、これは代替施設協では、私、これ議事録を読んでいるんですからね、SACO計画の最終報告の内容に変更はなく、政府として、これを明確にお答え申し上げておきますと、これは外務大臣の今の答弁と全く違いますよ。...全文を見る
○小泉親司君 終わります。
04月04日第154回国会 参議院 外交防衛委員会 第5号
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○小泉親司君 外務省の処分問題について幾つか質問させていただきます。  今回の処分は、外務大臣の報告によりますと、二つの調査報告、結果報告書に基づいた処分だと言っておられます。川口外務大臣は記者会見で、宗男代議士との関係については問題ではなかったかという質問に対して、一連のそう...全文を見る
○小泉親司君 先ほど外務大臣は、二つ理由があるんだと。一つは、対ロ外交を進める省内体制を混乱させた、外務公務員への信用を失墜させた、こういうふうに述べられております。どうも初めの調査結果報告書の中には、日本外交の問題については具体的には取り上げられておりません。つまり、宗男代議士...全文を見る
○小泉親司君 いや、三つのことはいいですよ、さっき聞きましたから。
○小泉親司君 私は、だからお聞きしているのは、あなたの外務省の議事録をしっかりと熟読をして質問しているので、省内体制を混乱させた、対ロ外交において省内体制を混乱させたと。先ほどその理由を三つおっしゃいました。しかし、三つとも省内をどういうふうに混乱させたのか、具体的には全然分から...全文を見る
○小泉親司君 いや、先ほど言われた三つの問題というのは、何遍も言うようですが、対ロ外交とは関係ないでしょう。対ロ外交の省内体制を混乱させたとあなたはここで明確に言っているんですよ。対ロ外交の何を混乱させたんですか。
○小泉親司君 東郷氏は、鈴木宗男氏が積極的に主張した、先ほどもお話がありましたが、二島先行返還論やいわゆる二元外交において大変積極的な役割を果たしていると。我が党の志位委員長が明らかにしました二〇〇一年三月五日のイルクーツクでの森・プーチン会談を前にした鈴木・ロシュコフ・ロシア次...全文を見る
○小泉親司君 ということは、二島先行返還論については東郷氏は何にも責任は問われなかったということなんですね。
○小泉親司君 だから、私はそれがとんちんかんだと言っているんですよ。よろしいですか。あなたは、鈴木宗男氏と東郷氏の関係は非常に密接だということは認められていた。  それじゃ、角度を変えてお尋ねしますが、鈴木宗男氏というのは二島先行返還論は主張しておられなかったんですか。
○小泉親司君 いや、私はコメントを求めているんではなくて、事実として、鈴木宗男代議士は二島返還論をやったことは、私も何遍も根室だとかその他旧島民の方々といろいろとお話をしていますけれども、多くの方がこのことについてはもう確認済みの話で、これを、事実関係を否定されるというのは私は非...全文を見る
○小泉親司君 いや、それでは質問の答えになっておられない。  私は、あなたが対ロ外交を進める省内体制を混乱させたというふうにおっしゃるから、それじゃ具体的に何なのか。これまで鈴木宗男氏と東郷氏が一体となって二島先行返還論を主張してきたことは、先ほども同僚委員が繰り返し質問してい...全文を見る
○小泉親司君 そんなことを聞いているわけではないんですよ、私は。それはもうあなたがこれ、ここの中で何回も言っておられるから、そんなことまで私は批判しているのじゃなくて、あなたが処分されたんでしょう。処分された人が、それじゃ何で処分されたのかと聞いているわけですから、二島返還論の中...全文を見る
○小泉親司君 ということは、この二島返還論は全く問われなかったと、こういうことであれば、じゃ一体何が対ロ外交を混乱させたのか、私は非常に不鮮明で、これ自体やっぱり私は、東郷氏を先にやはり、しっぽを切ったのか頭を切ったのか知りませんが、首を切ったのか知りませんが、事実上、先にそうい...全文を見る
○小泉親司君 あなた、そんないい加減なことしか言えないんですか。武力攻撃の重要な事態に国民の権利を侵害するときに、その武力攻撃というのは一概には言えないなんて、こんなことは私は通じないと思います。  私は、具体的に聞いているんだから。あなた方が作成した、事態が緊迫し、武力攻撃が...全文を見る
○小泉親司君 防衛庁長官、私は非常に、今の答弁についてもう少し具体的にお聞きしたいのは、いわゆる周辺事態法というのは、本来は周辺事態の話だったんですが、これは御承知のとおり、たしか自由党の修正が入りまして、当時の自由党の修正が入りまして、「そのまま放置すれば我が国に対する直接の武...全文を見る
○小泉親司君 ちょっと自信のなさそうな御答弁ですが。ということは、周辺事態が発動されている時点から現在政府が考えておられる有事法制というのは動き出すと、そういう仕組みを作るということだというふうに理解してよろしいんですね。
○小泉親司君 では、すべてではないが、一部はそういう有事立法の発動に入る場合があると、動き出す仕組みがなるというふうなことなんでしょう。そうじゃないと、あなたの答弁とは整合しないじゃないですか。
○小泉親司君 いや、直結しないがつながっておるとおっしゃっているわけだから。そうじゃないんですか、連動するというふうにおっしゃっているわけだから。
○小泉親司君 次に、総理大臣の地方自治体への指示権及び代執行権についてお尋ねします。  この内閣官房の案について見ますと、総理大臣が地方自治体に対して指示権及び代執行権を行えるようになっている。なぜこの指示権、代執行権が必要なんですか。
○小泉親司君 自衛隊法の百三条については今度改正されるとおっしゃっている。  百三条は、周知のように、戦闘地域では都道府県知事が防衛庁長官の要請に基づいて土地、家屋の強制収用、物資の保管命令、これを発することができる、戦闘地域外においては防衛庁長官が都道府県知事に要請して従事命...全文を見る
○小泉親司君 いや、今は百三条を今は防衛庁長官は説明しただけです。私が言っているのは、首相の指示権、代執行権ということを明記すると、それは総理大臣の命令として直接、もうすぐに百三条の一項、二項が動くような仕組みになるんですかとお聞きしているんです。余り勉強されておられないようで。
○小泉親司君 いや、これは、百三条の関係というのは、よろしいですか、自衛隊法というのはそういう意味では、都道府県知事に重要な点を委任している部分は主にこの百三条が大変中心的な中身なんですよ。あとはほとんどあなたの命令で動くようになっておるでしょう。それに今度はいわゆる総理大臣の指...全文を見る
○小泉親司君 基本的に総理大臣が百三条においても指示権、命令権を発する場合があるというふうにお認めになったというふうに私は理解をいたします。  そこでお聞きしますが、周辺事態法ではこの自治体の協力をめぐって非常に大きな問題になった。周辺事態は、御承知のとおり、自治体に対しては一...全文を見る
○小泉親司君 最後になりましたので、私、三月十五日に、日弁連で「「有事法制」法案の今国会上程に対する理事会決議」というのを見ておりますが、ここでもやはり、今はどうもお話を聞いても、国民に対して具体的な内容が全く明らかになっていないと、弁護士連合会のその決議では、国民が十分に議論す...全文を見る
04月09日第154回国会 参議院 外交防衛委員会 第6号
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○小泉親司君 環境関連の三条約については、我が党は賛成であります。特に、残留性の有機汚染物質に関するストックホルム条約は、人の健康と環境を保護するためにPCBやダイオキシンなどの九つの残留性有機物質の製造、使用、輸出入を禁止し、廃絶のために必要な法的、行政的措置を取ることを明記し...全文を見る
○小泉親司君 私、一昨年の五月十日に、当時は河野外務大臣でございましたが、アメリカの国防総省の報告書に書いてあるとおり、日本に総計二百五十一トンのPCBが残存しているということを明らかにしてまいりました。そのときには河野外務大臣は、まだ在日米軍に確認していないということでしたが、...全文を見る
○小泉親司君 外務大臣、私が取り上げてきたのは二〇〇〇年五月、つまり二年間にわたって外務省が発表してから全く変化がないと。つまり、国防総省も何て指摘しているかというと、PCB廃棄物を長期に貯蔵するということに伴う危険と損失は時間とともに大きくなるんだということを言っておる。  ...全文を見る
○小泉親司君 外務大臣、いかがですか。
○小泉親司君 つまり、二年間、外務省が七月、二〇〇〇年の七月四日に調査した以降、全く変化がないと。変化がないのか、外務省が怠慢でこれを米軍に対して要求をしていないのか、どっちなんですか。二年間全くその総量が変わらない、こんなおかしな話はないんじゃないですか。外務大臣、どうですか。
○小泉親司君 私は、この条約上も重要だとおっしゃる、しかも北米局長も繰り返しこの問題については重要だとおっしゃる。それであれば、この二年間でこのPCB廃棄物の貯蔵、保管が一体どういうふうな流れになっておるのか、そのことを確認して当委員会に報告していただきたいと思いますが、外務大臣...全文を見る
○小泉親司君 いや、委員長、この問題は条約上も重要な問題だと思いますので、是非当委員会にこの経過、二年間で全くこのPCBの廃棄物は変わっていないなんという一方で、こういう条約をどんどん通す、こんなおかしな話ないと思うんですよ。その点については、委員長、報告を求めたいと思いますが、...全文を見る
○小泉親司君 相模原の廃棄物の百五十トンばかりじゃなくて、総量四百四十トンですから、残りはあと二百九十トンあるんです。その二百九十トンというのはどこの在日米軍基地で使用されているんですか。その点についても、私、確認していただきたいと思いますが、全く、自治体が米軍基地に対して使って...全文を見る
○小泉親司君 アメリカの議会調査局が、三月七日、現在行われているアメリカの議会に対して日米関係・百七会期の課題と題する報告書を提出いたしました。その中身について少しお伺いをしたいと思います。  この議会調査局の報告書は、テロ特措法や京都議定書、捕鯨問題、普天間基地の十五年使用期...全文を見る
○小泉親司君 安全保障の問題では、九七年に締結された日米ガイドラインが取り上げられております。ここでは、小泉内閣が集団的自衛権行使に言及していることを強調した上で、ブッシュ政権は、日本周辺地域での危機を含め、九七年の日米ガイドラインを実行する上での日本の役割を向上させるための協定...全文を見る
○小泉親司君 今、外務大臣がお話しになっていることは新しいことだと思いますが、ということは、日米ガイドラインの中で、その実効性を確保する上で日本の役割を向上させる新しい協定をこれから締結していこうということなんですか。
○小泉親司君 私、このような協定を作るということまで言っている報告書がアメリカの議会、先ほど外務大臣もアメリカの議会の議員に参考資料として配付をされておるということをお認めになりましたが、こういうものがやはり出回るというのは非常に私重要な問題だというふうに思います。  もう一つ...全文を見る
○小泉親司君 報告書については防衛庁長官の方がよく読んでいると思いますので、もう一つだけお尋ねしますが、せっかくですから。  じゃ、合意とおっしゃっていることは、日米ガイドラインの実効性を確保するための新しい合意をこれからは作っていく、そういうことなんですか。
○小泉親司君 だけれども、先ほど合意ということを結ぶんだと、それはアグリーメントという合意だとおっしゃったわけですから、そういう合意を追求していくということなんでしょう。違うんですか。
○小泉親司君 大変あいまいですが、どうも合意ができるような、そういうお話であります。  米議会の調査局報告書、また、この報告書とは別に弾道ミサイル防衛に関する日米協力という報告書も、大変分厚い報告書も出されております。この中で、弾道ミサイル防衛の日米研究の現段階を非常に詳しく具...全文を見る
○小泉親司君 何か、あなた方はこの文書を非常に何か出所不明のような印象を与えようとされておりますが、私も三年近くこういうことを取材してまいりましたが、アメリカの議員は全部こういう報告書を読んで、それで対応しているわけです。日本問題についてもこういうふうな資料を基に対応しているわけ...全文を見る
○小泉親司君 防衛庁長官もこの報告書が大変詳細に分析しているとお認めになりましたので、私もそのように読みました。  この報告書の中では、例えばクリントン政権の政策変更したときに日本の防衛当局者はびっくり仰天したと、こんなことになったら大変だということを指摘をしておりまして、その...全文を見る
○小泉親司君 報告書は、日本の現在の五か年計画、いわゆる中期防の中で日本はBMD協力の予算を付け続けている。確かに、この予算委員会に提出されました防衛庁の資料を見ますと、平成十三年度、二〇〇一年度が三十七億八百万だったのに対し、今度は一・八倍、六十九億三千七百万円の技術提供の予算...全文を見る
○小泉親司君 BMDと関係ない。
○小泉親司君 委員長、最後に。  米議会調査局の報告書というのは、私は、この日米共同研究が憲法で禁止されている集団的自衛権の行使に当たるという点を随所で指摘しているわけですね。それにもかかわらず日本政府が今やっているのは、研究だから開発、配備にならないといって、そういう理屈でご...全文を見る
04月16日第154回国会 参議院 外交防衛委員会 第8号
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○小泉親司君 まず、受刑者移送条約について質問をいたします。  今回の条約は、先ほど同僚委員からも指摘されたように、八三年の締結から二十年間たなざらし状態に置かれてきたわけでありますが、この間、政府は、アメリカ政府の要求で日米受刑者移送条約、いわゆる二国間条約の締結の交渉を進め...全文を見る
○小泉親司君 先ほどからも話がありますが、日本の今回の批准はアジア地域では初めてだと。  法務省の資料によると、外国人受刑者の主な国籍は、中国人が千六十五人、イランが三百二十五人、ブラジル百九十四人、韓国百四十四人、フィリピン九十八人、ベトナム八十八人、タイ六十八人と、アジアが...全文を見る
○小泉親司君 アメリカ二十七人のうち十三人なんですか。
○小泉親司君 だから、ということは、法務省の資料のアメリカ二十七人とは別に、基地犯罪の駐留米軍人による犯罪の受刑者が存在するということになるわけですね。  そうすると、例えば条約の第十条では刑の執行の継続ということを定めていますが、これは刑の内容を自国の刑に合わせると、簡単に言...全文を見る
○小泉親司君 いろいろ言われましたが、刑が軽くなることがあり得るということなようでありますが、日本の場合というのは、特に在日米軍基地が大変多く存在して基地犯罪が続出しているという点では他の国と比べても大変特殊な問題があると思います。特に私どもは、米軍人の受刑者が日本の刑務所で大変...全文を見る
○小泉親司君 先ほどもいろいろ同僚委員からもいろんな問題点が指摘されておりますが、この点について、私は、この条約の運用、執行に当たっては大変慎重に対応する必要があるということを申し上げて、次にパレスチナ問題について質問させていただきます。  パレスチナ問題は大変深刻な様相を呈し...全文を見る
○小泉親司君 私は昨日、アメリカの調停がなぜ成功しないのか、中東問題に大変詳しい寺島三井物産戦略研究所長が何と言っていたかといいますと、イスラエルは今、アメリカのテロに対する戦争という論理でやっているので、イスラエルにこの点を突かれるとアメリカは何にも言えなくなってしまうんだ、だ...全文を見る
○小泉親司君 ちょっと私の質問に答えていただいていないようですが、つまりシャロン氏はテロに対しては戦争だと、こういう論理を取っている。特に、先ほども御紹介しましたように、中東の専門家たちは、テロに対して戦争だという論理を認めてしまうともう実際に出口がなくなっちゃうんだと。テロを根...全文を見る
○小泉親司君 いや、私たちは、このテロという問題についてはいかなる政治的、宗教的、思想的理由があるとしても絶対に認められないという立場を私たちはこれまでも表明してきておりますが、イスラエルの事問題について言えば、私も三年前にイスラエルを訪問いたしましたけれども、テロという問題は大...全文を見る
○小泉親司君 先ほど御紹介しましたように、シャロン首相はこれまでもあらゆるところでいわゆるテロを根絶するまで戦争は続けるんだと言っておられるわけですよ。  そうなってくると、一体、じゃ外務大臣は、今の御答弁だとすると、どこに出口をお求めになるんですか。我々は国会決議でも、まずイ...全文を見る
○小泉親司君 アナン国連事務総長は、今年三月の初めのコメントで、イスラエルの占領の継続は大変違法行為だというふうに明確に指摘している。特に、別の中東の専門家は、この政策を変えさせることがパレスチナ人にテロをやめさせる唯一の道ではなかろうかという点を強調されている。  先ほども紹...全文を見る
○小泉親司君 次に、ミサイル防衛問題について、防衛庁長官がおられるので、少しお尋ねさせていただきます。  ワシントン・ポストでは、国防長官の諮問機関国防科学技術委員会のシュナイダー委員長の言明として、この前私も取り上げましたが、迎撃ミサイルに核弾頭の使用を検討するという研究をラ...全文を見る
○小泉親司君 このミサイル防衛の問題は私もこの前の委員会でも取り上げましたが、例えば相手国のミサイルを初期段階で破壊する事実上の攻撃ミサイルになっちゃっているという問題、それからアメリカの本国の防衛まで防衛対象にされているという、日本にとっては集団的自衛権にもかかわる問題、こうい...全文を見る
○小泉親司君 事実関係については、ただす考えはないんですか。
○小泉親司君 いや、私、日本の研究の部分だけを言っているんじゃなくて、全体像としてそういうことがあり得るということになれば、その一部を負うわけですから、最低これは事実関係を私ただすべきだと。これは、別にどっかの新聞が暴露した話じゃなくて、シュナイダーといういわゆる国防総省の諮問機...全文を見る
○小泉親司君 最後にもう一問だけ、PCBの問題についてお尋ねをいたします。  この前の委員会でPCBの問題を取り上げまして、今日、委員のお手元に外務省のPCB問題についてのこの二年間の報告が出されました。しかし、この中身というのは二年間外務省が何にもしてこなかったと。私、この前...全文を見る
04月18日第154回国会 参議院 外交防衛委員会 第9号
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○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。  私は、やはり拉致疑惑を解決する上で何といっても重要なのは、北朝鮮、朝鮮民主主義人民共和国との交渉のルートを開くということが非常に肝心なことだというふうに思います。  先ほども同僚委員からも紹介があったように、参議院での決議案も「...全文を見る
○小泉親司君 二つ、時間がありませんので二つまとめてお聞きしますが、一つは、報道によりますと、日本外務省の北東アジア課長と北朝鮮外務省の日本課長を中心とした、これは新聞報道ですが、秘密接触が再開し、昨年、これは二〇〇〇年ですが、昨年から断続的に中国で行われているという、そういう接...全文を見る
04月23日第154回国会 参議院 外交防衛委員会 第10号
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○小泉親司君 日米共同作戦計画と有事法制について幾つかお尋ねをいたします。  先日の委員会で、中谷防衛庁長官は、九七年の新しいガイドラインに基づいて日米共同作戦計画、いわゆる二国間の共同作戦計画ができ上がった、それは共同計画検討委員会のレベルで作業の進捗を確認したものだというふ...全文を見る
○小泉親司君 日米ガイドラインを読みますと、「日米両国政府は、共同作戦計画についての検討と相互協力計画についての検討との間の整合を図るよう留意することにより、周辺事態が日本に対する武力攻撃に波及する可能性のある場合又は両者が同時に生起する場合に適切に対応し得るようにする。」という...全文を見る
○小泉親司君 日米ガイドラインでは、こればかりではなくて、日本への武力攻撃の差し迫った事態ということが検討の対象にされてきております。今回の確認された日米共同作戦計画には、この差し迫った事態というものの計画、こういうものも含まれていると、この点も当然のことだと思いますが、いかがで...全文を見る
○小泉親司君 もう一つお尋ねしたいんですが、日米ガイドラインには、例えば日本の有事の場合に航空侵攻に対処するための作戦とか日本周辺海域の防衛及び海上交通の保護のための作戦とか、そういう中身が大変具体的に述べられている。周辺事態については、非戦闘員の退避でありますとか、米軍への周辺...全文を見る
○小泉親司君 いや、私がお聞きしているのは、日米ガイドラインに明記されていることで、これは秘密でも何でもないわけですね。日米ガイドラインに明記していることを私は読んでいるので、このことが含まれていないんですか。
○小泉親司君 私は、ガイドラインに書いてあることもないということになると一体何のためにやっているのかという、もう根本的な疑問を持たざるを得ないんですが。大分機密性のことを言っておられるんですが、私、もう一つお尋ねしたいのは、今度の新しいガイドラインというのは、古い七八年のガイドラ...全文を見る
○小泉親司君 いや、私はそういうことをお聞きしているんじゃなくて、長官が日本有事の日米共同作戦計画と周辺事態の日米相互協力計画というのが、確認が、一定の確認作業のものがあるというふうに言われているので、それでは日本有事の日米共同作戦計画で検討されたこと、これは当然のこととして軍事...全文を見る
○小泉親司君 いや、直接を、私は直接なんて一つも聞いていないので、そういう軍事作戦の計画の内容が有事法制という法制面では全く反映されないんですか。  例えば、いわゆる六八年だと思いましたが、ちょっとあれは六八年の三矢作戦計画のときにも、三矢作戦という軍事作戦の下でこういうふうな...全文を見る
○小泉親司君 それじゃ、あなた方は日本の武力攻撃事態に対して今回有事法制を作ったとおっしゃっている。日本の武力攻撃に対処するために自衛隊と米軍がどういうふうに動くかということを作っているのが日米共同作戦計画じゃないんですか。それとは全く関係なく有事法制というのは存在するんですか。...全文を見る
○小泉親司君 関連性があるんでしょう。今おっしゃったでしょう、ちょっと今、最後が聞こえなかったんですが、失礼。
○小泉親司君 どうもこの問題がよく、私、初めの説明ではよく分からない、どうも。  そして、問題は、今回の武力攻撃事態対処法、通称どういうふうに言うかよく分かりませんが、長い法律なので。我が国に対する武力攻撃及びおそれのある場合ということと、それから武力攻撃事態として事態が緊迫し...全文を見る
○小泉親司君 いや、私が質問したのは、長々と御答弁されましたが、おそれと予測についてお聞きしているんじゃないんです。それを長々と答弁されて、全然答弁になっていないと思いますが。  中谷長官は二月二十八日の衆議院の安保委員会で、周辺事態において、公海上で米軍に対して後方地域支援を...全文を見る
○小泉親司君 全然答弁になっておりませんので、もう一度はっきりと、武力攻撃というのは周辺事態で我が国艦艇が計画的、組織的な攻撃を受ける、米軍の支援を行うことによってその攻撃を受ける場合も我が国の武力攻撃として認定するのかと、認定するんでしょうということを聞いているんですよ。そんな...全文を見る
○小泉親司君 例えばあれですか、テロ特措法でインド洋に行っている艦艇も、組織的、計画的な行動が起こればこれは我が国の武力攻撃ということになるんですか。
○小泉親司君 違う。私の聞いているのは、インド洋で今現実に活動しているものに組織的、計画的な武力攻撃があった場合は我が国の武力攻撃とみなすのかと、こういうことをお尋ねしているんです。
○小泉親司君 今、非常にお認めになって、と思いますが、今までの政府解釈になるとそういうふうな解釈になっちゃう。だから、我々は、こういうふうなものはどんどんどんどん結局有事を拡大していくと、武力事態、事態、さらに恐れ、予測どころか、一層やはりアメリカの戦争に協力すると、こういうふう...全文を見る
○小泉親司君 真田法制局長官は、私、その憲法の枠内という話をしているんじゃなくて、真田法制局長官は、戒厳令の中にも現行憲法に合わないものもあるかもしれない、合うものもあるかもしれない。だから、その点については、例えば命令の中身ですとか手続とか、これは内閣委員会の、七八年十月十七日...全文を見る
○小泉親司君 私の答弁に答えていないので。実際には旧憲法下のようなものはできないけれども、現行憲法の枠内でそういう言論統制も戒厳令の中身も具体化するんだと言っているんで、その点について明確な御答弁をいただかないと、ちょっとこれは納得いかない。その点、いかがですか。
○小泉親司君 私は、日本共産党を代表して、防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  本法案は、周辺事態やゲリラ特殊部隊による攻撃などを口実に、日米ガイドラインに基づいて自衛隊の強化を進めるものであり、反対であります。  反対の第一の理由は、周辺...全文を見る
04月24日第154回国会 参議院 憲法調査会 第5号
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○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。  戸松参考人、今日は大変貴重な御意見をいただきまして、ありがとうございます。  私、まず初めに、先ほど参考人が述べられた人権保障の特徴と課題の中で、参考人は発展領域とそれから一層発展が求められる領域というふうに定式化をされてお...全文を見る
○小泉親司君 その表現の自由を一層発展領域に広げるためには、どういう課題があるかというのをもう一つお尋ねしたいんですが。
○小泉親司君 先ほどの同僚委員の質問と少し重なるんですが、先生は発展領域の中に政教分離を挙げられておられるわけですが、私も、先ほどの意見でもありましたように、今度、靖国神社への公式参拝みたいなものというのは、先生が定式化されている発展領域の中の政教分離ということになってきますと、...全文を見る
○小泉親司君 参考人は、著書の中で、雇用問題における人権の問題に触れられまして、雇用その他の社会における諸関係で生じている差別問題は、それが私人間の関係であるときに憲法の平和原則を直接的、失礼、平等原則を直接適用して司法上救済することは法理論上困難な問題が伴う。そのような場合は、...全文を見る
○小泉親司君 私たちは、本調査会で昨年アメリカに行ってまいりました。アメリカ憲法は日本と同じような硬性憲法で、私は最高裁判所の、アメリカの最高裁判所のオコナー判事にお会いいたしまして、新しい人権の問題についてもお聞きしました。そのときにも、オコナー判事やジョージタウン大学のタシュ...全文を見る
○小泉親司君 ありがとうございました。  終わります。
04月26日第154回国会 参議院 外交防衛委員会 第12号
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○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。お三人の参考人、大変御苦労さまです。大変貴重な御意見をお聞かせいただきまして、ありがとうございます。  私、一問だけお尋ねさせていただきます。  先ほど、宮内参考人が、今度の問題というのは単なる外務省ばかりじゃなくて、広く全省庁にか...全文を見る
○小泉親司君 ありがとうございました。
05月07日第154回国会 参議院 外交防衛委員会 第13号
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○小泉親司君 日本・シンガポール自由協定について質問をいたします。  我が党は、今回の協定は、平等、互恵、経済主権の見地に立っているという点で賛成であります。  以下、質問をいたしますが、今回の協定は我が国にとって初めての自由貿易協定になるわけですが、既にWTO協定があり、各...全文を見る
○小泉親司君 今回のシンガポールの場合は、農林水産分野が極めて小さいことから締結が容易であったというふうに説明されております。今後、外務省によりますと、韓国やメキシコやASEANなどとの自由貿易協定の締結の可能性を探るというようなことが行われてきているというようなことでありますが...全文を見る
○小泉親司君 次に、鈴木宗男疑惑の問題について質問させていただきます。  四月の三十日、連休前の四月の三十日に、宗男氏の秘書宮野氏と渡辺建設工業社長、犬飼工務店社長、日本工営、日揮の関係者が逮捕されました。この逮捕は、偽計業務妨害事件被疑事実の要旨によりますと、六月上旬、北海道...全文を見る
○小泉親司君 私どもの調査では、この鈴木宗男代議士の事務所に集まったのが六月三日、これは外務省の調査報告でもはっきりしていることであります。この六月三日に先立ちまして六月一日、支援委員会の事務局において、外務省の支援室、支援委員会、日本工営、この三者が集まりまして、総工事費を目標...全文を見る
○小泉親司君 この問題については、続いて六月三日に鈴木事務所で協議が行われ、六月八日、支援委員会の担当者と日本工営との間で総工事費は三億九千八百万円というふうにすることが電話において合意されたと、こういう事実がありますが、この点はいかがでございますか。
○小泉親司君 それでは、見積額が三億九千八百万円ということであったという事実については確認できますね。
○小泉親司君 外務大臣、いい加減なこと言っちゃいけないと思います。この日本監査委員会の、あなたがおっしゃった監査法人の中に見積額、予定価格は三億九千七百万、ちゃんと書いてあるじゃないですか。何でそれが秘密なんですか、おかしいですよ、そんな。
○小泉親司君 私は通告しておりますのでね。
○小泉親司君 見積額とどう違うんですか。
○小泉親司君 じゃ、ということは、私が調査をしまして、まず総工事費の目標額三億五千万円だった、それが今度は六月八日に総工事費は三億九千八百万円に変えられた、こういうふうなことを今、外務大臣はお認めになっているわけですが、そういうことなんですか。
○小泉親司君 捜査中、捜査中とおっしゃるけれども、日本監査法人の公開されたものでは、「入札は同年七月七日におこなわれ、予定価格は三億九千七百万円に設定されていたが、三回にわたり執行された入札では四億三千万円、四億二千三百万円、四億二千万円と予定価格に達しなかった。そこで支援委員会...全文を見る
○小泉親司君 それじゃ、まずお聞きしますが、私は、六月一日に支援委員会の事務局において外務省の支援室が参加して、外務省ですよ、対ロ支援室が参加して会議を行った、こういう事実は外務省としてお認めになるんですか、認められないんですか。
○小泉親司君 何でそれが捜査と関係あるんですか。外務省が、私は、参加したのかしないのかとお聞きしているんで、それがどういうふうにじゃかかわりがあるのか、そういう説明をしなかったらこれは答弁にならないんじゃないですか、外務大臣。
○小泉親司君 私は、この問題というのは単なる検察当局ばかりじゃなくて、外務省改革と言っているわけですから、外務省が当然やるべきことはやる必要があるんじゃないですか、外務大臣。  その点では、外務省も参加した会議が支援委員会で行われた、しかもそれに日本工営が参加して三億五千万とい...全文を見る
○小泉親司君 私、日本工営というコンサルタント会社が今回のように見積価格を漏らす、それから、漏らすばかりじゃなくて見積価格に上乗せしていわゆる予定価格を設定する、こういうことが本当に許されていいのか。  日本工営というのは、外務大臣も御承知のとおり、このムネオハウスばかりやって...全文を見る
○小泉親司君 それは外務大臣、もう一度すべての、四つの報告書とあなたが言っておられるので、その四つの報告書を全部読んでいただきたい。  今、外務大臣がいみじくも言ったように、建屋の話なんですよ、これすべて。いわゆる建屋というのは、いわゆる発電所を覆う建築物が非常に老朽化している...全文を見る
○小泉親司君 調査していただきたいと思います、その点は。これは私が言っているんじゃなくて、あなた方が依頼した新日本監査法人が言っている中身ですから、これを明確に調査をしていただきたいと思います。  この点については、例えばこのディーゼル発電所の問題については、例えばなぜ三島とも...全文を見る
○小泉親司君 あなた方は、国後島のディーゼル発電の問題について、私は、パシフィックインターナショナルが九八年の六月にやった調査においては、この国後島へは発電所の供与は必要なかったということを報告書で発表している。しかし、この新日本監査法人の報告書によりますと、いろんな調査をしまし...全文を見る
○小泉親司君 私、先ほども申し上げましたが、この点については明白にこれまでの外務省答弁と違う。この新日本監査法人の報告書は、元々、あなた方は初めから、例えば国後島へのディーゼル発電については、行政府の地区長から外務省に対して要請があった、要請があったと繰り返していた。しかし、実際...全文を見る
05月15日第154回国会 参議院 本会議 第23号
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○小泉親司君 私は、日本共産党を代表して、中国瀋陽総領事館事件の外務省報告について質問をいたします。  今回の問題では、事件の本質的な部分で日本側と中国側の説明が食い違っており、事実の解明が必要であります。そこで、幾つか事実関係をただしたいと思います。  昨日、総理は、我が党...全文を見る
05月16日第154回国会 参議院 外交防衛委員会 第14号
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○小泉親司君 テロ資金の条約の問題でありますが、我が党はいかなるテロに対しても、当然、政治的、宗教的、思想的な理由があろうとも、テロについては断固として許すことはできない、このテロを根絶するということが二十一世紀の中で極めて重要な問題だということを強調しております。しかし、このテ...全文を見る
○小泉親司君 館内定例会議における阿南大使の発言については外務省が資料を出しておりますが、この中では、脱北者は、いわゆる北朝鮮からの脱出された方々は、「一旦館内に入った以上は人道的見地からこれを保護し、第三国への移動等適切に対処する必要がある。」、その一方で、「不審者が大使館敷地...全文を見る
○小泉親司君 いや、私がお聞きしているのは、総理大臣の対処処置に対して、阿南大使の発言というのは、この総理大臣や外務大臣の対処処置には従わなかった発言なのか従った発言なのか、どっちなんですかと。それは、申し訳ないですが時間がないので、従ったものなのか従わないものか、内容を私聞いて...全文を見る
○小泉親司君 それでは、阿南大使発言では脱北者と不審者と、こう区別されていますが、外務省のこの中では「規則通り」と、「規則通り」という言葉が出てまいりますが。その規則どおりにいきますと、この脱北者と不審者というのはどういうふうに区別されるんですか。
○小泉親司君 私は、全部、その対処処置を全部外務大臣がここでしゃべれといっていることを言っておりませんので、前段のことは時間上省いてください。  私の質問は、阿南大使が言っている発言を、外務省が出された資料によりますと脱北者というのと不審者というのを分けておるわけで、この違いは...全文を見る
○小泉親司君 それじゃ、今回駆け込んだ五人は、外務省の規則によると脱北者なんですか、不審者なんですか。
○小泉親司君 違う、私が言っているのは、このことは極めて重要なんですよ。何で重要か。脱北者はいったん館内に入った以上は人道的見地からこれを保護するんでしょう。だから、この方は脱北者──いや、あなたに聞いていないですよ。外務大臣、これは外務省の基本にかかわる問題なんですよ。あなたが...全文を見る
○小泉親司君 いや、私は、北から来たかどこから、北朝鮮から来たのか、どこから来たのかということを聞いているんじゃなくて、保護の対象になるのか、それとも追い出す対象になるのか、このことはそういうことを言っているんですよと。  つまり、それじゃ、その段階では分からなかったわけですよ...全文を見る
○小泉親司君 ということは、脱北者においても許可なく館内に入ることはできないと。
○小泉親司君 だって、阿南大使の発言は、脱北者は中国へ不法入国している者が多いが、いったん、いったん館内に入った以上は人道的、これから保護しと言っているわけですから、それを許可なく、もし、入るということが可能だということなんですか。
○小泉親司君 とすると、その方が現場に行った、そうするとその現場に行った人は、基本的には門外で、あなたは脱北者ですか、不審者ですか、門外で確認するんですか。どっちなんですか。  例えば、あなたがおっしゃっているのは、人が行った、五人の方が行った、ひょっとして警報を押して、ピンポ...全文を見る
○小泉親司君 ということは、今回の事件みたいなものは、これは規則どおりでいきますと大使館の門外でまず事情聴取をして、それをいわゆる脱北者、言葉はこれは外務省の言葉を使っておるわけで、北朝鮮からの脱出された人々と不審者を門外で区分けするんですか。どっちなんですか。
○小泉親司君 これは、そうすると現場ではこの作業はだれが執行することになるんですか。  つまり、門外では、門外では基本的に中国の側の警察官が警備をやっている、これは報告書の中でも書かれているわけですね。よろしいですか。そうすると、門外であなたは今これを脱北者と不審者を分けるとお...全文を見る
○小泉親司君 いや、私はそういうことをお聞きしているんじゃなくて、通常、それでは、通常、来られたときにまず一番初めに対応するのは、中国側警察官が警備しているんじゃないんですか。それは、小野部長は、あなたが行かれているんですから。基本的には、日本の中国大使館で日本の警察が前を警備し...全文を見る
○小泉親司君 ということは、脱北者か不審者かということを確認する、その規則は中国側に一部を任せていた、こういうことを部長言っているんですか。そういうことなんですね。
○小泉親司君 外務大臣は領事館の、記者会見で、領事館の門扉が一メートル開いていたことに関して、閉めておけばよかったというふうにおっしゃった。ということになると、実際にこういうふうな形だとしますと、今回のようないわゆる脱北者は訴える方法がなくなるということになると私は思いますが、こ...全文を見る
○小泉親司君 ということは、ほとんどこれは受入れ方法、今回のような事案では絶対にこれは日本大使館では受け入れる方策がないということになるんですね。
○小泉親司君 あなた方は、門外でまず脱北者か不審者かということを区別する、確認するとおっしゃった。とすると、次の問題というのは、五人のうちのお一人が所持していた手紙の問題であります。  この手紙の問題では、これまで、この手紙の中には米国への亡命を希望する事実が書かれていたと伝え...全文を見る
○小泉親司君 だって、あなたもおっしゃったし、外務大臣も言ったけれども、脱北者か不審者かは門外で確認するんじゃないんですか。門外で確認するんであれば、その方々がいかなる手紙を持っていたのか、どういうことを主張されているのか、このことを聞くというのは規則どおりの話なんじゃないんです...全文を見る
○小泉親司君 それでは、外務大臣はこの点について、国会の報告書、国会への報告書、私は、この点は外務大臣が言われるように、この方々の要望をきちんと総領事館が取るためには、私、極めてこの内容は重大な内容だというふうに思いますが、これが欠落していても外務大臣はこれは国会への報告は問題な...全文を見る
○小泉親司君 あなたは五月十三日の火曜日の十時十五分から会見をされて、国会への報告書を発表していますが、その時点であなたはこの事実を知っていましたか、知っていませんか。
○小泉親司君 十時十五分でしょう、五月十三日火曜日。外務省のインターネットの資料ですよ。
○小泉親司君 昨日の官房長官の記者会見によりますと、これを報告書に記載しなくてもよいというふうにしたのは中国課長の意見であったというふうに官房長官が述べられているということでありますが、この中国課長の意見は至極当然であるというふうに外務大臣はお考えなのか、それともこれは誤った対応...全文を見る
○小泉親司君 あなたは本会議で同じような私の質問に対して答弁をされましたが、つまり日本側と中国側の論点の違いに中心を置いたんだと言っておりますが、報告書の中にそれではなぜ総領事館の意識面の問題とか、総領事館と外務省の指揮命令系統の問題とか、警備面の問題点とか、こういうのが報告書の...全文を見る
○小泉親司君 そうすると、全体としては、これは記載しなかったのは不適切だという考えなんですか。
○小泉親司君 では、もう一つ、いわゆる本会議で、私は北朝鮮の方々を含む外国の方々が海外の在外公館に何人言わば亡命などの申込みをし、何人を受け入れたのかについて総理に質問をいたしました。総理のお答えは、その人たちの安全のために公表できないということでしたが、私がお聞きしているのは人...全文を見る
○小泉親司君 何で人数も差し控えるんですか。どういう理由なんですか。
○小泉親司君 時間が参りましたので、終わります。
05月30日第154回国会 参議院 外交防衛委員会 第18号
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○小泉親司君 京都議定書について質問をさせていただきたいと思いますが、まず初めに、質問に入る前に、防衛庁の情報公開のリストを作成した問題について質問をさせていただきたいと思います。  この問題は、防衛庁が情報公開によって定められた国民の情報公開の権利を逆手に取って、申請者の思想...全文を見る
○小泉親司君 このリストがなぜ海自の中央調査隊や調査課保全室といういわゆる情報、諜報部門に渡っている、なぜこれは渡したんですか、どういう調査されて、この点については。その理由は何ですか。
○小泉親司君 いや、中央調査隊や調査課というのは情報部門であると、これは防衛庁長官もお認めになるわけですね。
○小泉親司君 ちょっと、中央調査隊なんですか、中央資料課なんですか。そんな中央資料課なんという組織があるんですか。
○小泉親司君 ということは、中央調査隊や調査課といったいわゆる情報部門から今回の点での指示が行ったというふうな事実はあるんですか。
○小泉親司君 ということは、中央調査隊や調査課から指示があったかどうかというのも調査の対象に入っている、こう理解してよろしいですね。
○小泉親司君 私、この調査隊というのは、先ほど長官も述べられましたが、これは例の防衛庁設置法の改正によりまして、今度、情報保全隊に改編される組織ですね。その組織の具体的業務を見ますと、自衛隊に対する外部からの働き掛け等から部隊等を保全するために必要な資料及び情報の収集整理などと。...全文を見る
○小泉親司君 防衛庁が五月二十九日に「開示請求者の個人情報を記載したリストについて」という発表文書を出しておりますが、この中で防衛庁は「このような資料作成は、思想・信条の調査を行っていたかのような誤解を与え、」というふうになっておりますが、これはあれなんですか、個人の行為かどうか...全文を見る
○小泉親司君 私、大変その点ではこの事実関係はまだ不明確だと。  そこで、五月の二十八日に防衛庁長官は防衛庁で記者会見をやっておられますが、この中で新聞記者の質問に答えまして、防衛庁長官が「外務省とか防衛庁等の場合は、国の機密でやはり外交・安全保障に関する情報も扱っております。...全文を見る
○小泉親司君 さらに、防衛庁長官は、リストを作ることについてはどうお考えかという質問に対しまして、個人の身上、身の上ですね、とか背景などを載せたリストは作るべきではないと答えておりますが、これなぜ作るべきじゃないんですか。法律的に禁止されているからなんですか、憲法上抵触するとお考...全文を見る
○小泉親司君 あってはならないことだと私も思いますが、請求者の個人情報を防衛庁・自衛隊が調査すること自体私は憲法違反だという認識を持っていますが、その点は防衛庁長官も同じような御認識なんですか。
○小泉親司君 いや、私が御質問しているのは、あってはならないことだというのは私も同じようにそう思いますが、自衛隊自身がこういうふうな請求者の個人情報を調査するということは、憲法上のゆゆしき問題だという認識があるのかないのかということをお聞きをしているのであります。
○小泉親司君 もう一つ、私は、今回の情報、個人情報の自衛隊による収集問題というのは、長官自身がこういうリストが作成されていたということを知らないという問題も大変ゆゆしき私は問題だというふうに思うんです。その点は、防衛庁長官としてはどういうふうに認識されているんですか。  これは...全文を見る
○小泉親司君 私は、先ほど申し上げましたように、この問題というのは人権やプライバシーにかかわる問題で、特に情報公開という極めて画期的なものを悪用したといいますか、それを逆手に取ったという点では大変重大な思想、信条の侵害であるという点で、その事実報告については、調査についてはこれを...全文を見る
○小泉親司君 長々とお答えになりましたが、結局、建設的な提案だと御理解されておるわけですか。
○小泉親司君 そもそも、だってアメリカはこの京都議定書にも一度は参加しているわけですから、そういう意味では別に取り組むことについては一向に、今までも繰り返し表明していることで、私が質問しているのは、二月十五日のいわゆる代替案というアメリカの地球温暖化の政策、この問題について外務大...全文を見る
○小泉親司君 余り中身のことをおっしゃらないので次に行きますが、今度の条約につきましては、世界と日本のNGOは、抜け穴が二つある、一つは森林吸収という問題、もう一つは京都メカニズムという問題、こういうことを指摘しております。  そこで、お尋ねしたいんですが、日本の削減目標は六%...全文を見る
○小泉親司君 じゃ、京都メカニズムは。
○小泉親司君 いや、私がお聞きしているのは、森林吸収で先ほどお答えは三・九%、じゃ、京都メカニズムで何%なんですかと。
○小泉親司君 しかし、いずれにしろ森林吸収と京都メカニズムで削減目標が緩和されるということは事実でしょう。それを言っているんですよ、私は。
○小泉親司君 私は、ですから、申し上げているのは、削減目標の六%のうち、森林吸収では三・九%とおっしゃった。私らの説明を受けたのは、京都メカニズムで一・六%という。そうすると、どんどんどんどん削減目標は必然的にそのことによって減らされていってしまう、実質的には。だから、NGOの人...全文を見る
06月06日第154回国会 参議院 外交防衛委員会 第20号
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○小泉親司君 まず、私は、福田官房長官は、非核三原則について、今は憲法だって変えようという時代だから国際情勢の変化や国民が核兵器を持つべきだということになれば変わることもあるかもしれないというふうに発言しながら、今度は、見直しなんて言っていない、そんなことを言ったら政権がつぶれる...全文を見る
○小泉親司君 私は、一般的にこれは北方支援の問題について言っているんじゃない。国後の発電所について、本来望ましい形じゃなかったとおっしゃっているわけで、国後発電所の設置、供与の問題についてはどの点が望ましくなかったんですか。
○小泉親司君 いや、余り具体的じゃないんですが、外務大臣が望ましい姿ではないとおっしゃっているわけですから、どこが望ましくないのか、具体的に私は示すべきだと思いますが、ちょっと私は答弁が支離滅裂であるということを指摘して、次に私は移りますが、私の一番知りたい疑問は、二つの本格的な...全文を見る
○小泉親司君 私の事前の回答書に対して、外務省は、東京電力の調査に際しては、当該調査結果を同議員に説明することとしたということ、また同議員は従来より北方四島住民支援について高い関心を有していたことから、一般的な形で意見交換を行っていた可能性はあると思われますというふうに回答されて...全文を見る
○小泉親司君 じゃ、なぜこういうふうに私に回答したんですか。一般的な形で意見交換を行っていた可能性はあるということは、その根拠が外務省にあるということじゃないですか。
○小泉親司君 じゃ、その鈴木議員と意見交換が行われた場所には外務省のだれが行く予定になっていたんですか。
○小泉親司君 いや、全くおかしいですよ。あなた方は鈴木議員の関与がなかったと、ディーゼル発電についてはこれまで言ってきた。ところが、鈴木議員と国後島のディーゼル発電の問題については具体的な、一般的な形で意見交換があった可能性があると言い始めた。それじゃ、だれが行ったのかと聞いたら...全文を見る
○小泉親司君 じゃ、あなたはそれを何の根拠で言われているんですか。その根拠資料はどういうものなんですか。
○小泉親司君 いや、私は結果を聞いているんじゃなくて、あなた方が意見交換を一般的な形で行った可能性があると言っているんだから、それをあなたはどういう形で知り得たんですかと聞いているんです。外務省のこれは回答なんですよ。外務省はどういうふうに知り得たんですか。
○小泉親司君 外務大臣、これは私は大変重大な問題だというふうに思います。東電では不要であったものが、実際はその不要が覆った。これは覆って九八年の十二月七日に決定された。そこの間に、少なくとも鈴木議員との一般的な意見交換の場があった。それに対してだれが行ったのか、鈴木議員からどうい...全文を見る
○小泉親司君 じゃ、そのメモはこの委員会に出していただけますか。──いや、外務大臣、外務大臣。
○小泉親司君 委員長、よろしくお願いしたいと思います。提出をよろしくお願いしたいと思います。
○小泉親司君 ということは、そのメモには正確にはどういうふうに書いてあるんですか。ここではっきり言ってくださいよ。どういうふうに書いてあるんですか、案文として、メモとして。メモとおっしゃったんだから。推測じゃなくて正確に。
○小泉親司君 だれが起案したメモですか。
○小泉親司君 そんなでたらめなことがあるんですか、起案した方が分からないメモなんというのは。それはもうどこからどういうふうに出たメモか分からないんじゃないですか。  それから、私もう一つお聞きしたいのは、それじゃ、その東京電力の調査報告が出た後、外務省ロシア支援室のだれかが説明...全文を見る
○小泉親司君 同じことを繰り返し言われても、私は別のことを聞いているので。  十二月七日に省内決定がありますが、その省内決定の最終決裁者はどなたなんですか。東郷欧亜局長ですか。
○小泉親司君 メモも決裁書もだれが最終決裁か分からない。メモも起案した人が分からない。これが外務省なんですか。これはいささか私はおかしいと。こんな重大な、鈴木議員がこの国後島のディーゼル発電所に関与していた問題、この問題についてただしているのに、その重要な点が極めてあいまいだと。...全文を見る
○小泉親司君 先ほどの、メモについて三つの例があるとおっしゃいましたが、今度のメモはその三つの例のうちどれですか。
○小泉親司君 どこの所属ですか。
○小泉親司君 ということは、調べるすべがあるということですね。調べるすべがあるということですね。支援室の人が、だれかが書いたんでしょう。だれが書いたかって特定できるでしょう。
○小泉親司君 もう一つだけお聞きしますが、東電の報告書、つまり不要であったという報告書は、鈴木議員に対しては要旨が行ったんですか、本文が行ったんですか、どっちが行ったんですか。
○小泉親司君 外務大臣、私、まだこれ調査するべきことが幾つか残っていると思うんですよ。外務大臣も、国後島のディーゼル発電の問題では、極めて望ましい形じゃないとおっしゃっているわけですから、当然これについての追加調査を私はやるべきだと。一体、ロシア支援室のだれがメモを出して、だれが...全文を見る
○小泉親司君 何でこの残っている、今の私と欧州局長のやり取りでも、まだ調査しなければならない残っている問題がありながら、そういうことをしないと言うんですか。その点だけについては別に、私がただしていることについては、きちんと外務省としては調査することは可能なんじゃないでしょうか。
○小泉親司君 私は、こういう事実が明白でもあるにもかかわらず調査をやり直さないというのは、私は、外務省や外務大臣自体も、こういう問題については同罪だと言わざるを私は得ないと思います。  きちんとこの点については調査をすべきだということを要求いたしますが、同時に、その先ほどお話し...全文を見る
○小泉親司君 私は、この点については、まだ依然として疑惑が解明されていないという点では、私は引き続きこの点についてはやりたいと思います。  時間がまだありますので、もう一つだけ防衛庁長官の問題についてお尋ねしたい。  防衛庁長官の問題については、私どもは、今度の防衛庁のリスト...全文を見る
○小泉親司君 時間が来ましたので、終わります。
06月11日第154回国会 参議院 外交防衛委員会 第21号
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○小泉親司君 我が党は、文化財保護条約、知的所有権に関する二条約については賛成であります。  そこで、文化財保護条約について一つだけお聞きしたいと思います。  今回の条約は、文化財の不法な輸出入、所有権の移転の禁止、盗難文化財の原産国への返還などを盛り込んでおります。今、日本...全文を見る
○小泉親司君 やはり日本が盗難大国と言われている以上、やはり条約の批准とともに文化財の保護の対策を本格的に行う必要があるということを指摘しておきたいと思います。  次に、防衛庁のリスト問題、いわゆるリスト問題について質問をいたしますが、長官は今日の午後、この点について報告をされ...全文を見る
○小泉親司君 私は、今日、委員会の始まる前におきましても、この点については当委員会でも集中的な審議をさせていただきたいということを要望しておりますので、その次のこの調査報告を見まして徹底的な議論をしたいというふうに思います。  先週、私、テロ特措法に基づいて質問が途中になってし...全文を見る
○小泉親司君 もしアメリカが、その点についての、補給を、この点について第三国に譲渡しているということになると、当然これは協定違反だと。自衛隊は、当然それはテロ特措法の違反だというふうなことに私はなると思うんですが、その点だけ、時間がないのでお聞きしたいと思います。防衛庁長官。
○小泉親司君 防衛庁に、アメリカの補給艦に補給した場合、その後、アメリカの空母などに補給するのかというふうに聞きましたら、その答えは、その後のことはアメリカのミッションのことなので分からない、教えてくれない、テロ特措法の範囲で補給してもらっていると信じているという回答でありました...全文を見る
○小泉親司君 私、アメリカの海軍のホームページに米海軍がどのような作戦をやっているかということを調べました。  ここには実は写真が載っておりまして、自衛艦が、自衛艦の補給艦が米補給艦「シアトル」に補給している写真が報道されております。この報道の中で何と言っているかといいますと、...全文を見る
○小泉親司君 だって、ホームページに書いてあることをあなたたちは承知していないということであれば、当然これは、ホームページというのはこれはだれだって見られるわけですからね、私も見ているように。そのところに、他国の連合国に対して「シアトル」は補給をしておりますと、自衛隊からもらった...全文を見る
○小泉親司君 私たちは、こういう行動そのものが、当然、テロ特措法でのテロ戦争への協力自体が大変集団的自衛権の行使に非常に近づけるもので、私たち自体はこういった活動はやるべきじゃないというふうに指摘をしていますけれども、実際に協定を結びテロ特措法に基づいて自衛隊がやっていると言って...全文を見る
○小泉親司君 いたしませんと言ったって、やっているじゃないですか。それはおかしいですよ、そういうことを言われるのは。やっているとアメリカが言っているんだから、何でそれがしていませんということになるんですか。アメリカがやっていると言っているんですよ。
○小泉親司君 この点は、私、重大な問題だと指摘しておきたいと思います。  次に、アメリカ・エネルギー省のプルトニウム起爆装置の製造再開の表明の問題についてお聞きしたいと思います。  エネルギー省は、三十一日に、プルトニウムを使った核兵器の起爆装置を二〇二〇年ごろに製造を再開す...全文を見る
○小泉親司君 二〇〇〇年の、いわゆる核不拡散条約のNPTの再検討会議は大変核廃絶の方向を明確に示しております。唯一の被爆国である日本政府が、こういうやはり原爆のプルトニウムの起爆装置の製造再開という問題については、日本政府としてもきちんとアメリカ政府に抗議すべきだというふうに思い...全文を見る
○小泉親司君 私、この点では、ブッシュ政権の核政策というのは、この前も私お話を、質問いたしましたが、この点では大変危険な方向に向かっているというふうに思いますので、この点、プルトニウムの起爆装置の製造再開表明という問題については日本政府が厳しく私は抗議をすべきだというふうに要求を...全文を見る
○小泉親司君 ということは、この前の答弁とちょっと違うんですよ。防衛庁長官は、日本有事の共同作戦計画と周辺有事の相互協力計画が存在していると、もう既に九月に日米の制服組でサインアップしたというふうに言っているんですよ。話が違うじゃないですか、全然。これ答弁が全く違う。じゃ、どうい...全文を見る
○小泉親司君 ということは、日本有事の共同作戦計画と周辺有事の相互協力計画という二つが九月に具体的にはサインアップされたんですね。
○小泉親司君 じゃ、その進捗状況のまとめというものは二つのことが含まれているんですか。
○小泉親司君 それはばらばらなものですか、それとも一つのタイトルによった一つの文書ですか。
○小泉親司君 いや、一つの文書に二つがあるのか、一つが全部まとまっているのか。  その点で私、最後にお聞きしたいのは、要するに、先ほどお話があったように、周辺事態の波及型といわゆる同時並立型、これは私の言葉で言っているんですが、周辺事態と日本有事の周辺事態波及型と同時並立型を作...全文を見る
○小泉親司君 時間が参りましたので、終わります。
07月04日第154回国会 参議院 外交防衛委員会 第23号
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○小泉親司君 エネルギー憲章に関する条約等二本の条約について質問をさせていただきます。  私どもは、この二つの条約についてはソ連、東欧その他の諸国のエネルギーを確保するという見地から賛成であります。  そこで、一つだけお尋ねをさせていただきたいと思いますが、この条約の第十九条...全文を見る
○小泉親司君 私、この条約の批准及びその実行に当たっては、十分やはり、環境保護が十分に重視されるべきだというふうに指摘をしておきたいというふうに思います。  次に、先日、私の六月六日の当委員会での資料要求に基づきまして、当委員会に、国後発電所の、ディーゼル発電所施設の供与につい...全文を見る
○小泉親司君 この決裁書を見ますと、実はこの決裁書には添付資料というのが入っています。この添付資料を読みますと、鈴木宗男容疑者がいわゆるムネオハウスの起工式に参加をしまして、その後、当時のゼーマ地区長と会談をした、その会談の要旨の議事録が添付されております。  これには、国後島...全文を見る
○小泉親司君 いや、私がお聞きしているのはそうじゃなくて、鈴木議員がゼーマ南クリル地区長との会談で要請を受けて、ディーゼル発電がいいんだと、地熱発電よりディーゼル発電にするんだというふうに言った。それは外務省の国後島ディーゼル発電供与に、決定に非常に大きな影響を与える。なぜ影響を...全文を見る
○小泉親司君 私はほかの報告のことを言っているんじゃないんですよ。だって、外務省のこの決裁書の中でも、鈴木議員とゼーマ地区長との会談って書いてあるだけで、現地派遣団とゼーマ地区長の会談なんて書いていないですよ。鈴木議員との会談ですよ、これ。それで、そこに同席したと、我が方と同席し...全文を見る
○小泉親司君 じゃ、この支援団の団長ってどなたなんですか。
○小泉親司君 そんなでたらめなこと言っちゃ駄目ですよ。実際に支援団として構成されて、団長なんていないんだから。鈴木議員という一人の立法府の議員、これがお一人なんだから。  それじゃ、その鈴木議員を始めとする支援団に要請されたというんじゃ、じゃ、鈴木議員にも要請されたんでしょう。...全文を見る
○小泉親司君 いや、ですから、鈴木議員にも要請をされたんですね。だから、それは鈴木議員に対する要請なんじゃないんですか。
○小泉親司君 私ね、そういうごまかしの話じゃなくて、鈴木議員の関与の問題が今大事になっているわけですから、鈴木議員自体がその要請を受けた、少なくともそれに関与したという事実はなぜ外務大臣はお認めになれないんですか。
○小泉親司君 この問題については入札関与の問題が今回非常に重要になっている。この問題では、入札関与について、支援委員会の幹部が入札に当たって丸紅を外したことを鈴木容疑者に報告したという事実が今伝えられております。  そこで、明らかになっている問題を挙げますと、例えば色丹島では伊...全文を見る
○小泉親司君 いや、もう外務省がやらないというのは、外務大臣が、この間、私二回も質問いたしましたが、二度とも再調査はしないしないと、それだけ言い張っておられるから、私が言っているのは、支援委員会の幹部が鈴木容疑者に対してこの入札問題に関する関係で丸紅を外したということを報告しに行...全文を見る
○小泉親司君 高野事務局長がそういうことを言ったことも確認できないんですか。
○小泉親司君 もう一つお尋ねしたいのは、私の要求で、国後の地熱発電所に関する東電の報告書についてのメモが同時に資料として提出をされております。そこでは、国後発電所の供与の問題について東電の報告書を鈴木内閣官房副長官に報告することとしたいというふうな記述があります。その記述の中で、...全文を見る
○小泉親司君 例えば、この前の質問の答弁では、このメモを作成したのはいわゆる欧州・ロシア支援室だというふうな答弁がありましたが、そのロシア支援室の、例えば私どもの情報では、鈴木宗男容疑者に説明に行ったのは当時の倉井室長だというふうな情報がありますが、そういう点も確認されていないん...全文を見る
○小泉親司君 倉井室長は否定されているんですか。
○小泉親司君 先ほど外務大臣は検察に任せているという話を、趣旨を言いましたが、実際、鈴木容疑者にだれがどのような報告をしたのか、そして、その際、鈴木議員がどういうことを言ったのかというのは、これは検察当局ばかりじゃなくて、外務省が独自にできることだというふうに思いますが、そういう...全文を見る
○小泉親司君 私、外務省としてやるべきことは、きちんと調査をすべきだというふうに思います。  時間がないので、もう一問だけ防衛庁長官に御質問をしたいというふうに思いますが、この前、私が、テロ特措法で自衛艦がインド洋に行って、派遣されて給油活動をやっていることについて、米海軍のホ...全文を見る
07月11日第154回国会 参議院 外交防衛委員会 第25号
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○小泉親司君 瀋陽の総領事館事件の問題について質問をいたします。  外務大臣は、七月四日に瀋陽問題で関係者の処分を発表されました。今、処分の軽重の問題が議論されておりますけれども、私は、この問題では、この問題の事件の何が問題だったのか、外務省がこの問題にどのように接近しようとし...全文を見る
○小泉親司君 どんな問題なんですか。
○小泉親司君 田中アジア大洋州局長がおられますが、あなたは給与の一〇%、一か月間自主返納ということになっておりますが、どんな責任を問われたと御認識されておりますか。
○小泉親司君 北島官房長は、同じではありますが、どんな責任があったと御認識されておりますか。
○小泉親司君 私は、危機意識云々と言われておりますが、事件と今回の処分がどういうふうな関係にあるのかちょっとよく分からない。例えば、外務大臣は、三月十四日にスペイン大使館に北朝鮮難民、言葉はあれですが、外務省がよく使っておる言葉では脱北者と言っておられますけれども、この方が二十五...全文を見る
○小泉親司君 いや、私が言いたいのは、危機意識と、意識の問題とおっしゃるけれども、少なくとも外務省は、瀋陽周辺が一種の緊張状態にあったということは、あなた方の報告書でも書いてありますし、そのためにいわゆる対処ぶりを作った。つまり、意識の問題じゃなくて、外務省としての一定の方針を作...全文を見る
○小泉親司君 いや、ですから私お聞きしているのは、対処ぶりがうまくなかったと、今、外務大臣おっしゃったけれども、そのことで問われた方はいらっしゃるんですかとお聞きしているんですよ。
○小泉親司君 いや、ちょっと意味がよく分かりませんが、つまり対処ぶりという中身がよく分からないので、実際にその対処ぶりに、ということは、今回の事件というのは、対処ぶりに対しては従わなかったんだという判断なんですね。
○小泉親司君 外務省の事件直後の調査結果では、事件の発生中に外務省本省から積極的な指示はなかったと私たちは理解をしております。唯一、五月十三日の調査結果では、その指示があったのは、事件の発生中ですよ、あったのは、総領事から、本省担当者は取りあえず国際法上の問題点を指摘しつつ、追っ...全文を見る
○小泉親司君 私は、事件の発生中に、いわゆる脱北者と言われる方が提示した手紙を調査報告に記述しなかったという問題がありました。私は、これは外務省がこの事実を隠ぺいしたということを指摘をいたしましたけれども、外務省が、私は、この問題を重大だというふうに認識していたのかどうなのかと、...全文を見る
○小泉親司君 私、どうもその事実関係の究明という点で、一体この処分が適切なのかどうなのかという点をただしてきましたけれども、ちょっとよく私は、この問題について外務省が十分に接近しているかどうかというのは非常に私疑問でありますが、時間の関係で、もう一つのいわゆる日本の難民政策の問題...全文を見る
○小泉親司君 確かに、その申請者の概念、定義といいますか、それが若干違うということは十分に承知した上でお聞きしているんですが、そこで外務大臣にお尋ねしますが、今法務省からお話がありましたように、日本の申請者となると、すべての国が日本の二十年間の申請者の二十倍、一番多いところで二十...全文を見る
○小泉親司君 外務省の瀋陽事件を踏まえた改善策というものが発表されております。この改善策を見ますと、非常に特徴的なのは、「亡命希望者等への対応」というのと、それから「脱北者への対処方法」といって、言わば脱北者と亡命希望者等というふうに分けて一つは説明されておられる。この点で、亡命...全文を見る
○小泉親司君 もう少し細かくこの点についてはお聞きしたかったんですが、時間がないので、時間が限られておるので、どうしても一つだけお聞きしたいことがあるので、その点ちょっとお聞きしたいというふうに思いますが。  国際法のこの点での難民の庇護申請について、難民認定を受けることができ...全文を見る
○小泉親司君 一言だけ、申し訳ありません。  警備面での改善策について、私は、先日の委員会で、何か自国要員の派遣ということで何か自衛隊の派遣も検討しているというふうなお答えでありましたが、私たちは、この難民政策の見直しがあいまいなままにこういう形でどんどん自衛隊の海外へのまたの...全文を見る
07月16日第154回国会 参議院 外交防衛委員会 第26号
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○小泉親司君 四月に引き続き、大変御苦労さんでございます。共産党の小泉でございます。  先ほども瀋陽事件の問題が出ましたが、私もちょっとその件でお聞きしたいんですが、瀋陽事件のときに結局、今日のこの議事録を読ませていただきますと、どなたがお話しになったかはこの議事録ではつまびら...全文を見る
○小泉親司君 ありがとうございました。
07月18日第154回国会 参議院 外交防衛委員会 第27号
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○小泉親司君 昨年四月に小泉内閣が発足をしましてから、この外交防衛委員会では、御承知のとおり、機密費の事件、宗男疑惑に係る北方支援事業の関係、続いて瀋陽事件、私は今度の外務省改革というのはこの問題、この事件が問われているというふうに思います。  そこで、外務大臣はいわゆる開かれ...全文を見る
○小泉親司君 使命感とか言われておりますけれども、例えば瀋陽事件の問題でも危機意識と、意識の問題とか、組織が本当に機能しているのかどうかとかという問題よりも、私はやっぱりその点の、外交戦略の問題をきちんとやはり議論しないとこれは定まらないと。だから、どこが問題なのか、この点が私も...全文を見る
07月23日第154回国会 参議院 外交防衛委員会 第28号
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○小泉親司君 アジア=太平洋郵便連合憲章の問題については私ども賛成ですので、今日は二つの問題について質問をさせていただきたいと思います。  まず一番初めは、いわゆる急使の問題、急ぐ使いの問題についてであります。  去る六月十六日の深夜、沖縄の那覇市で米軍整備士がライターを盗ん...全文を見る
○小泉親司君 今のお話ですと、急使の任務というのは、公の機密文書の保持の責に任じている者というふうに合意でもされておりますが、今回のような深夜、レストランであった事件でも、これは急使という身分証明書があればすべて身柄は拘束されないということになるんですか。
○小泉親司君 私の質問にちょっとお答えになっておられないような気もいたしますが、もう少し進めますと、この前衆議院の外務委員会で外務省は、今、急使というのは日本に十数人おるというふうに答弁をされております。この十数人というのは、それじゃ陸海空別の急使というのは何人ずつおるのか、しか...全文を見る
○小泉親司君 私は、この刑事裁判管轄権の問題というのは、いわゆる日本の主権にかかわる問題としてこれまでも極めて重視されてきたわけですね。その刑事裁判権の中で、なぜ急使がその身柄を拘束されないのか。一体急使というのは何なのか。私、この点ではこの裁判権のかかわる重要な問題だというふう...全文を見る
○小泉親司君 答弁が全然分からないんですが、日米合同委員会の合意では、「権限を与えられたすべての急使その他機密文書若しくは機密資料を運搬又は送達する任務に従事するすべての軍務要員は、」と、特別の身分証明書を支給されると。その身分証明書の中には刑事裁判管轄権から除外されると、身柄を...全文を見る
○小泉親司君 そうしますと、今回の事件のように公務中ではなく私的に、言わば遊んでいても、急使であれば身柄は拘束されないと、そういうことになると思いますが、その範囲は日米ではどういうふうに合意されているんですか。
○小泉親司君 ちょっと答弁を繰り返さないで、私の質問に答えてください。  この日本語は、「権限を与えられたすべての急使その他機密文書若しくは機密資料を運搬又は送達する任務に従事するすべての軍務要員は、」と。急使というのは、権限を与えられたすべての急使という規定なんです、これは。...全文を見る
○小泉親司君 私、現在、急使というものがどういうものなのか外務省がきちんと把握しないと、これ合同委員会で言われている、アメリカからそう言われているだけだというのでは私は問題だと思うんですよ。  主権にかかわる刑事裁判権の問題で、実際に外務省自体がこの急使というのはどういう任務を...全文を見る
○小泉親司君 いや、国防総省にはディフェンス・クーリエサービス・レギュレーションというきちんとした文書があるんです。私はもう既に入手しております、外務省も入手していると多分思いますが。この文書の中には、機密文書を運ぶというばかりじゃなくて、核兵器の問題について、いわゆる核兵器の運...全文を見る
○小泉親司君 そんないい加減なことを言っちゃ駄目ですよ。ここにちゃんと政策と、あなたは自分で持っておられるんだから、しっかりと読んでくださいよ。ちゃんと三十三ページ、三十三ページにクーリエの政策についてちゃんと書いてある。  どういうふうに書いてあるかといえば、日米合同委員会の...全文を見る
○小泉親司君 いや、そんなことを言っているんじゃないんですよ。  日米合意は、それは日本政府とアメリカ政府の主張が一致したものだって、そんなことはごくごく当たり前で、それは常識の問題じゃないですか。私は、だから、この日米合同委員会の合意の解釈及びその合意事項の中にこういうふうな...全文を見る
○小泉親司君 ということは、除外はされているんですか、いないんですか。そこを聞いているんです、私は。どうですか。
○小泉親司君 どうも訳分かりませんが、急使という訳の分からない要員が刑事裁判管轄権から除外されているというのが私は、外務大臣、非常に重大な問題だと思います。  急使の任務についてはどうだと、初めは言わなかったけれども、どんどんどんどんお詳しい、大分外務省の北米局長もよく調べてお...全文を見る
○小泉親司君 それでは、次の問題に移りますが、自衛隊のインド洋での給油活動の問題であります。  報道によりますと、政府は、アメリカがイラク攻撃に出てきた場合に、自衛隊による米艦船への洋上補給を継続する案を選択肢の一つとして非公式に検討しているということでありますが、そうした事実...全文を見る
○小泉親司君 ブッシュ大統領は、イラク攻撃について再三にわたって言明している。しかも、その理由というのは、大量破壊兵器の査察をめぐってテロ集団が大量破壊兵器を手に入れる状況を作り出すことを防止するためだというふうな趣旨を言っておられます。この点は、一貫してこの点を強調している。 ...全文を見る
○小泉親司君 私は、先日、自衛艦の「ときわ」がアメリカの補給艦シアトルを通じて米英軍以外の第三国に給油をしているという事実を米海軍のホームページから明らかにいたしまして、防衛庁長官にお聞きしました。そのときの答えは調査するということで、後で私もホームページを開いてみましたら、それ...全文を見る
○小泉親司君 そんなでたらめなこと言っちゃ駄目ですよ。  二〇〇二年の六月十四日、十二日以降の国防総省のファクトシート、この中でどういうふうに言っているか。五月中旬までに自衛隊の部隊は連合国の部隊に七十五回の洋上補給を実施した、さらに米英軍に対しては燃料F76を三千五百万ガロン...全文を見る
○小泉親司君 あなたがどのチャンネル使っているか知りませんが、国防総省はファクトシートという世界に通じる文書の中で、これは私も入手しているんですから、日本共産党が入手しているんですから、その人も見られるファクトシートで、あなた実際に連合国に対して七十五回の洋上補給をやったって国防...全文を見る
○小泉親司君 いや、それは防衛庁長官が出していない出していないと言うだけで、国防総省は出していると言っているんだから。国防総省が出していると言っているんですよ、私が言っているんじゃないですよ。ファクトシートにあるじゃないですか。防衛庁だって、こういうのは入手しているはずですよ。 ...全文を見る
○小泉親司君 いや、ですから、事実だ事実だと防衛庁長官はおっしゃるけれども、国防総省は違うと言っているんですよ。国防総省は七十五回洋上補給やっていると言っているじゃないですか、六月十四日。また誤記ですか、そういうことを言うんですか。完全に常態化しているということですよ、これは。
○小泉親司君 それでは私、納得いきません。これは国防総省の資料ですから、私が明確に示した資料ですから、その資料の中で、ちゃんと、七十五回連合軍にやっていると、米英軍とは別に記載されているじゃないですか。これ、今読みましたように、米英軍とは別に記載されているんです。だから、明確に連...全文を見る
○小泉親司君 いや、理事会の協議じゃなくて、委員長、もう一回答弁して。
○小泉親司君 私、これは非常に常態化していると。第三国軍に対して明確に自衛隊が給油をやっているということは、私は明確だというふうに思います。私が指摘したら、やっと分かって、それを誤記だといって訂正する、訂正して次の二日後にはまた改めて国防総省が第三国にやっているとやる。これは明確...全文を見る
09月26日第154回国会 参議院 決算委員会 閉会後第7号
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○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。今日は、日朝首脳会談について質問をさせていただきたいと思います。  我が党は、今回の首脳会談について、過去の植民地支配の謝罪と清算の問題、日本国民の生命と安全にかかわる懸案問題の再発防止措置などに関して日朝平壌宣言が交わされた、国...全文を見る
○小泉親司君 私はやはり北朝鮮政府に対しまして、例えば十七日に明らかにされました拉致事件での被害者の方々の名簿、これにとどまらないで、本当にこれがすべての、拉致問題のすべてであるのか、拉致犯罪を行った責任者は一体だれなのか、拉致被害に遭った方々が北朝鮮においてどのような扱いを受け...全文を見る
○小泉親司君 伝えられるところでは、十月の国交正常化交渉再開の日程や議題などの調整に着手した、死亡が伝えられた被害者についての詳細な経過の説明を要求した、曽我ひとみさんを含め五人の詳細情報を要求して、被害者家族のピョンヤン訪問の日程なども協議したというふうに伝えられておりますが、...全文を見る
○小泉親司君 もう一つ。私たちは、十七日に明らかにしたものが北朝鮮がかかわる拉致問題のすべてであるのかどうなのかということについての真相を究明すべきだというふうに思いますが、この点で田中局長はどのような感触といいますか、点をお持ちなのか、この点をもう一つお尋ねしたいと思います。
○小泉親司君 先ほども出ましたが、あさってからの、二十八日から十月一日まで、政府の調査チームが派遣されるということでありますが、大変四日間の短い滞在であります。この派遣チームは主にどのような点の調査を行うことを目的としているのか、その交渉の見通し、どうなのか、この点をお尋ねしたい...全文を見る
○小泉親司君 伝えられているところでは、いわゆる生存されている方の五名の方にお会いするというふうなことが主な調査団の目的だというように伝えられておりますが、そればかりじゃなくて、当然北朝鮮政府から、先ほど私もお聞きしましたように、北朝鮮がかかわっている拉致問題のすべてであるのか、...全文を見る
○小泉親司君 有本さんの事件では、伝えられているところで逮捕状が出されたということでありますが、北朝鮮に対してはこうした犯人の引渡しを求めるということも考えておられるわけですか。  この点、外務大臣、どうですか。
○小泉親司君 我が党は、こうした真相の全面的な究明とともに責任者の厳正な処罰と被害者への謝罪それから補償、こういうものが行われるべきだというふうに考えております。新聞の報道などでは国としての補償とか個人の補償とか、様々な補償措置がいろんな巷間流れておりますが、外務省としてはこの点...全文を見る
○小泉親司君 私は、いずれにしろ、この拉致問題の真相究明というのを徹底的にやはり行うと、その点で外務省としてもしっかりとこの点をやっていただきたいということを強調したいというふうに思います。  もう一つ、今度の首脳会談と平壌宣言の問題についてお聞きいたしますが、私たちは、先ほど...全文を見る
○小泉親司君 昨日閉幕しましたアジア欧州会議、ASEMでも、日朝首脳会談での合意が高く評価されて、朝鮮半島の平和のための政治宣言が合意されている。この中では、日朝間の諸問題及び国際的な安全保障上の諸問題及び国際的な安全保障上の懸案を解決するための首脳レベルの対話を高く評価し、AS...全文を見る
○小泉親司君 外務大臣。
○小泉親司君 次に、私はイラク問題について質問をさせていただきます。  ブッシュ政権は、イラクが大量破壊兵器の開発をしているので軍事攻撃を行うということを再三にわたって公言されております。しかし、イラクは既に国連に対して核査察を無条件で受け入れることを表明しております。この点で...全文を見る
○小泉親司君 私は、イラクが無条件の査察を受け入れられている以上、この実施を国際社会がまずきちんと実施させるということが何よりも大事だということは明らかだというふうに思います。  しかし、それだからといって、その査察を、無条件査察を受け入れられているにもかかわらず、これに対して...全文を見る
○小泉親司君 国際法上、もし軍事攻撃を行うということであれば、国際法上と言われた、に従うのは当然と言われたけれども、私はこのような核疑惑だけで軍事攻撃を行うというのは先制攻撃そのものだというふうに考えております。  その点で、私は外務省にお尋ねしたいのは、国連憲章上、いわゆるブ...全文を見る
○小泉親司君 いや、私がお聞きしているのは、それは国際法に従うということはこれは当たり前の話で、私がお聞きしているのは、国連憲章上、つまり先制的な攻撃、自らの国が攻撃を受けていないのにその国に対して攻撃をすると、軍事攻撃を行うということが国連憲章上認められているのかどうなのかと、...全文を見る
○小泉親司君 ということは、アメリカが国防報告や国家安全保障戦略の中で、必要に迫られたら先制攻撃も辞さないと、つまりアメリカが攻撃を受けていないのにそうした行動を行うと言っていることは国連憲章上は反することであるということを政府としてはお認めになることなんですね。
○小泉親司君 私がお尋ねしたのは、一般的にあなたが、国際法にのっとってやる、従ってやるとアメリカが言ったので、アメリカ自体は先制攻撃をすると。ということは、アメリカの国が攻撃をされていなくても先制攻撃をするということは、これは国連憲章上は認められない、これは反することだというふう...全文を見る
○小泉親司君 私は、だから一般的にそういうふうな先制攻撃については国連憲章上は認められないんだなと、政府としてはそういうことなんだなということをお聞きしているわけです。  時間がちょっと迫ってきたので、私は、アメリカは国連安保理でも、イラクが例えば無条件査察を受け入れると言って...全文を見る
○小泉親司君 終わります。
10月10日第154回国会 参議院 外交防衛委員会 閉会後第1号
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○小泉親司君 私は、日朝首脳会談に関連をいたしまして幾つか質問をさせていただきたいと思います。  我が党は、今回の首脳会談については、過去の植民地支配の清算を行ったこと、日本の国民の生命、安全を守る上での再発防止策で合意したこと、こうした点を踏まえて大変重要な前進の一歩だという...全文を見る
○小泉親司君 生存者の方々については、先ほども話しましたように帰国の手続が進んでいると。しかし、亡くなったとされておられる方、この点については家族の方々からもいろんな要望や疑問や御意見が出されている。政府は、この正常化交渉の中でこうした疑問点をきちっと解明していくということが私は...全文を見る
○小泉親司君 今回、調査報告があった方々は首脳会談で北朝鮮が発表した方々にとどまっておられますが、私たちはやはり拉致問題のすべてを明らかにするということが大変大事だというふうに思いますが、それ以外に拉致の被害者がいるのかどうなのか。その点で、今後の交渉ではこういう点をどういうふう...全文を見る
○小泉親司君 政府は正常化交渉の中で拉致問題の真相究明を進めるということを明らかにしておられますが、二十九日から始められるいわゆる協議、正常化交渉の再開ということに、点ではどういう点をまず要求されるのか。その見通しをお尋ねしたいと思います。
○小泉親司君 外務大臣は、米朝首脳会談、米朝会談に出席しましたケリー国務次官補と、会談後だと思いますが、会談されておられる。先ほど、事前のケリー長官と局長の議論については既にこの委員会に報告が今ありましたが、この外務大臣とケリー次官補との会談ではどういう点が議論されて、日本側とし...全文を見る
○小泉親司君 我が党は、拉致事件を始めとしまして、ミサイルの問題、不審船の問題、核兵器の問題、こういった様々な日朝間にあります諸懸案は国交正常化交渉できちんと追及していく必要があるという立場を表明しておりますが、特に、アジアにおいてアメリカ、それから朝鮮半島の韓国と北朝鮮、中国、...全文を見る
○小泉親司君 私たちは、この日朝首脳会談で合意された国交正常化交渉をできるだけ早く再開して、先ほども申し上げましたように、拉致事件の解決を始めとして、ミサイルの問題や不審船や両国にまたがる懸案事項をしっかりと解決していただきたいということ、そのために政府が十分な努力を果たすことを...全文を見る
○小泉親司君 いや、私はそういうことを聞いているんじゃなくて、あなたが「徴兵制は憲法違反だと言ってはばからない人がいますが、そんな議論は世界じゅうどこにもないのだろうと私は思っています。」と言っているので、それじゃ、それはどういう根拠であなたがおっしゃったんですかと。別に長官の話...全文を見る
○小泉親司君 あなたの今日の、私、今日、あなたのホームページを見てまいりました。あなたのホームページに何と書いてあるのか。徴兵制は採用しないという政策はあり得るが、憲法論と結び付けることには賛成しかねる、ましてや憲法改正でそれを明文で定めるなどというのはとても正気のさたとは思われ...全文を見る
○小泉親司君 あなたが閣僚になったから変わったんだとおっしゃるから私は今ホームページを言ったので、これは、六月の時点であれば当然あなたはこれを消すべきなんですよ。あるんだから、現実に。  今、国民は防衛庁長官としての石破茂さんがどういう見解を持っておられるかというのを引いたら、...全文を見る
○小泉親司君 私、これは成り立たない議論だと思いますよ。  私は別に、あなたと今議論したら百八十度見解は違うが、少なくとも、この国会の場でどういう理由であなたがこういうことをおっしゃったのか、あなたの見解の理由を聞いているのに、それは閣僚になったから私は違うんだと言われても、そ...全文を見る
○小泉親司君 これはちょっと、幾ら、それはあなたが政治家と大臣だと、これを分けておられても、これ、全然あなたが言っていることと違うじゃないですか。それはちょっと議論に成り立たないですよ。あなたはホームページで、外国の方に徴兵制を奴隷的、苦役に当たると言ったら、余りにも恥ずかしくて...全文を見る
○小泉親司君 あなたは、集団的自衛権を解釈改憲でいくということは言っていないと言っておられますが、私、ここに日本戦略研究フォーラム、二〇〇〇年四月五日にアルカディア市ケ谷の、昔の私学会館でシンポジウムをやっておられる。このシンポジウムのホームページが実はございまして、あなたが発言...全文を見る
○小泉親司君 私はいい加減なことで言っているのじゃありませんで、あなた自身が全部言っているんです、これは。改正には大変なエネルギーが要る。私も本来、明文で憲法改正すべきだと思う。しかし、これは、これを明文で改正するということは極めて困難で、時はそれを待ってくれないだろうと。十年、...全文を見る
○小泉親司君 いや、私はこういうことを今なお内外に、徴兵制は合憲だ、集団的自衛権は合憲であり、解釈改憲でいくべきだということを主張されている防衛庁長官が閣内に入るというのは大変おかしな問題だということでありまして、これはもう今の内閣の方針とは全く相入れないということを最後に申し上...全文を見る
11月12日第155回国会 参議院 外交防衛委員会 第3号
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○小泉親司君 引き続き、イラクの問題について質問をさせていただきたいと思います。  繰り返しになりますが、八日に国連の安保理がイラクに対して大量破壊兵器の査察の受入れの決議を行いました。私たちは、イラクは、この大量破壊兵器の査察を受け入れて、国際社会の疑惑を晴らすべきだというふ...全文を見る
○小泉親司君 要するに、外務大臣としても今回の決議は自動的な武力行使を排除しているというふうに答えられたというふうに考えますが、これは日本政府全体の認識がそういうことなんですか。
○小泉親司君 私がお聞きしているのは、防衛庁長官は昨日の事態特の、官房長官のお隣におられたから、官房長官がそのように答弁されたことは防衛庁長官の、お隣に聞いていただけりゃ分かることでありますので、官房長官も外務大臣も今回の決議は自動的な武力行使については排除しているんだというふう...全文を見る
○小泉親司君 この決議がありますが、この決議が採決をされた後でも、アメリカ政府は、イラクが応じない場合については直ちに武力行使に打って出ると、新たな決議がなくても攻撃するということを明言をしている。特に、外務省の資料でも、いただいた資料によりますと、ブッシュ大統領は八日の演説でも...全文を見る
○小泉親司君 いや、私が言っているのは、外務省からいただいた十一月十一日の中東二課がまとめられた安保理決議一四四一採択に関する主要国の反応の中に、アメリカの八日のブッシュ大統領の発言として、先ほど読み上げたように、安保理で議論することについては合意しているけれども、自国防衛のため...全文を見る
○小泉親司君 一昨日にはカード大統領補佐官が、国連は集まって議論することはできるが米国は国連の許可を必要としないと、新たな行動に対しては必要としないと、こういうふうなことを繰り返しアメリカが言っているということは、やはり何が何でも国連決議による平和的な解決という立場よりは軍事攻撃...全文を見る
○小泉親司君 私が繰り返し言っているのは、アメリカが、国連決議が採択された後においても国連決議にとらわれないで行動することができるんだよということを、大統領や大統領補佐官やアメリカの政府高官が次々と言っているという問題については、これは明らかにアメリカの勝手過ぎる行動であると、こ...全文を見る
○小泉親司君 私の言っていることを、国連の許可は要らないで勝手にやれるというふうなことをアメリカ高官が言っているということについては今、北米局長がお認めになりましたので、そのことについて外務大臣は、これは余りにもアメリカの勝手過ぎる行動だというふうに私は思いますが、外務大臣はどう...全文を見る
○小泉親司君 時間がないのでね。
○小泉親司君 私は、ブッシュ大統領の演説、それからカード大統領補佐官の演説、それからパウエル国務長官の演説、この点については、自動的な武力行使については今度の国連決議には配慮しているということは認めながら、今度の決議については実際にはとらわれないでアメリカが行動できる自由は存在し...全文を見る
○小泉親司君 仮定の問題、仮定の問題ということを繰り返しているわけですが、私自身は、やはりこのイラクの問題というのは、あくまでもこれは戦争の手段によって解決すべき問題じゃないんだということは基本的な立場として私は明確にすべきだと思いますが。  じゃ、その点は、外務大臣は、一般的...全文を見る
○小泉親司君 いや、私は、あなたが仮定の問題とおっしゃるから、一般論として、あなたは戦争の手段に訴えることなく、これは平和的に解決すべき問題なんだよと、これは様々な手段があるでしょう、そういう方策を取るんだよというふうな立場なんですかというふうにお聞きしているんです。そのことにつ...全文を見る
○小泉親司君 外務大臣は、仮定の問題だとこの問題についておっしゃるけれども、例えばこれは、世界の多くの国々やアメリカの国内でもこれについては、もうイラク攻撃は反対だという世論が高まっていることは、私は外務大臣はよく御存じなんだろうと思います。それはアメリカ国内ばかりじゃなくて、N...全文を見る
○小泉親司君 いや、私がお聞きしているのは、平和的にというのは分かりますよ。あなたがこの前も、さっきの議論の中でも外交努力と言うと。しかし、それは、その手段はどういう意味かといったら、戦争による解決というのは駄目なんだという意味なんですね。
○小泉親司君 私、もう一つ質問させていただきたいのは、このイラクの問題に関する国連安保理決議の採択と同時に、ファイス・アメリカの国防次官が来日をして、テロ組織アルカイダとイラクの関係について外務大臣や防衛庁長官にお話をしたということが伝えられております。  この前の委員会におい...全文を見る
○小泉親司君 ちょっとちょっと、質問に答えてくださいよ。幾ら読んだってだれも分かりませんよ。
○小泉親司君 私は質問通告をしておりますので。一体どうなっているのか。この問題については私は極めて、日本の対米支援、つまりテロ特措法との関係で大変重要だと思いますよ。  今度の国連決議については、テロの問題については文言がありませんよ。それ、なぜ認めないんですか。長いと言ったっ...全文を見る
○小泉親司君 全然私は、それは答弁になっていないですよ。私が通告していることに対して答弁まとめておられないから、それは幾つ幾つ幾つといって前文に決議の文言が出ておりますよ、六八七から始まりまして六八八、様々出ていますよ。じゃ、どれがテロの決議なんですか。今、そうとおっしゃるんなら...全文を見る
○小泉親司君 ちょっとこれはおかしいですよ。現実問題として極めて重要な点ですから、これ、今はっきりさせてくれませんか。だって、テロ特措法と関係するんですから。  つまり、私が言いたいのは、テロ特措法というのはいわゆるテロの脅威の除去ということがありますが、国連決議という問題が当...全文を見る
○小泉親司君 いや、私がお聞きしているのはテロ特措法の関係で、テロ特措法というのはどういうふうにできているかというと、九・一一の同時多発テロに関連するテロの脅威の除去及び国連決議に基づいてこれは実施されるということになっているんですよ。今お話しになっているのは、湾岸戦争時の停戦決...全文を見る
11月19日第155回国会 参議院 外交防衛委員会 第4号
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○小泉親司君 私は、日本共産党を代表して、防衛庁職員給与法一部改正案に対し反対の討論を行います。  本法案は、一般職給与法の改定が行われるのに準じて、裁判所職員や国会職員などと同様に、特別職である防衛庁職員の給与を改定するものであります。  人事院は今回、一般職国家公務員の給...全文を見る
11月21日第155回国会 参議院 外交防衛委員会 第5号
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○小泉親司君 テロ特措法に基づきます基本計画の変更に関する問題について質問させていただきたいと思います。  まず、テロ特措法の具体的な質問に入る前に、喫緊の二つの重要な問題について質問させていただきたいと思います。  一つは、米軍による水中爆破訓練の問題であります。  米軍...全文を見る
○小泉親司君 この水中爆破訓練につきまして、漁業関係者や関係地方自治体から非常に危惧の声が上がっている。  防衛庁長官のお隣の島根県の知事、島根県の知事は何と言っているかというと、日本の政府を通じて米軍に抗議を申し入れると。同時に、水産庁や外務省にもそうしたことに関するチェック...全文を見る
○小泉親司君 例えば今回の問題は、先ほど申し上げましたように、隠岐西方の海域が領海に掛かっていた。つまり、米軍は当初の計画は領海内でもやろうとしていたんです。ところが、これを海上保安庁がハイドロパックといういわゆる水路通報により、水路警報によりまして、その領海内だということを発見...全文を見る
○小泉親司君 私は、米軍に対してきちんとそれこそ事前に漁業の安全性の問題を含めて、どういう区域を設定してどういう訓練をやるのか、きちんとそれを私は今の仕組みの中できちんと外務省も要求を私はすべきだというふうに思います。  もう一つの問題は、大分で行われております日米合同演習での...全文を見る
○小泉親司君 私も、衆議院の委員会で長官がそのようなことを繰り返されたので、私も、大分合同新聞を始め各紙のマスコミについて全部問い合わせました。しかし、ビデオテープというのはほんの少ない部分でありまして、これは長官うなずいておられるからそのとおりだということはお分かりになると思い...全文を見る
○小泉親司君 次に、テロ特措法の問題についてお尋ねをいたします。  今回の延長問題について、多くの国民の皆さんやマスコミは、アメリカがイラクへの攻撃を待って日本政府が延長しているんじゃないかという危惧の念を持っておられる方がたくさんおられる。  そこで、私がお聞きしたいのは、...全文を見る
○小泉親司君 ということは、テロ特措法で可能なような状況が生まれてくる可能性があるということですね。
○小泉親司君 外務大臣はもうこの委員会では繰り返し言っている。これでは、一体このテロ特措法の問題についてどういうふうな議論をしたらいいのか。予断、予断と言うけれども、実際にこれから将来起こり得る問題を政治家として考えるのがこれは国会の重要な役割だと思うんですよ。  ところが、国...全文を見る
○小泉親司君 じゃ、官房長官に一つ、いや、その答弁はもうこの前繰り返し、くだらない答弁ですから、そんなことは何遍も、分かっている話を何遍も言わないでくださいよ。  じゃ、官房長官にお尋ねしますが、私がお聞きしたいのは、それじゃ、現在の国連一四四一決議というのは同時多発テロ問題に...全文を見る
○小泉親司君 私は、国連安保理決議に従うというのであれば、これは従えとイラクにも言っておるわけだし、日本政府もそれに対して従うと言っているわけだから、つまりそれを実施させると言っているわけだから、当然そのあれによれば、これはテロ特措法上できないとなぜ明言できないのか、政府が。私は...全文を見る
○小泉親司君 アメリカの海軍のホームページを見ますと、日本の燃料はアメリカの補給艦を通じまして空母それから駆逐艦というものに行っている。防衛庁に聞きましたら、直接空母にはできないんだそうですから、アメリカの補給艦を通じて空母に行っている。  じゃ空母が今何をやっているのか、アメ...全文を見る
○小泉親司君 違う違う、防衛庁長官。あのね、防衛庁長官、質問に答えていない。後ろ、ちょっとしっかりしてくださいよ。そんな、答弁じゃない、質問じゃないことを言っちゃ駄目ですよ。それは、日本の燃料が米英以外の他国の連合国に対して渡しているのかどうかという問題について私が質問したことに...全文を見る
○小泉親司君 私は、何遍も言いましたように、今アメリカの空母はアフガニスタンについては余り仕事がないので、現実問題としてはイラクのサザンウオッチ作戦という南方監視作戦、これは最近よく出ておりますが、空爆作戦をやっているんです。二つの任務を持ってやっているというのはアメリカ海軍にも...全文を見る
11月26日第155回国会 参議院 外交防衛委員会 第6号
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○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。  今日は、お三人の先生方、大変貴重な御意見をお聞かせいただきまして、本当にありがとうございます。私、三つの点について質問をさせていただきたいと思います。  まず、お三方に、ブッシュ政権の先制攻撃論についてお尋ねをしたいと思いま...全文を見る
○小泉親司君 私は、あと二つの問題についてお尋ねいたしますが、一つは横田参考人にテロ対策とイラク問題という問題であります。  この問題というのは、テロとして認定するかどうかという問題は、日本のテロ特措法によってこれは支援が行えるかどうかという関係と大変密接に関係ある問題で、私も...全文を見る
○小泉親司君 四十五分までですからね。
○小泉親司君 じゃ、その点だけお尋ねいたします。
○小泉親司君 先ほどお聞きできなかった点について、質問をさせていただきます。  まず、山内参考人にお尋ねしたいんですが、いわゆる日本外交がどうあるべきなのか、この時期、この点で。特に我々が何をすべきなのかという問題ですが、私たちは、既に中東諸国に対しまして、緒方靖夫参議院議員の...全文を見る
○小泉親司君 ありがとうございました。
11月27日第155回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号
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○小泉親司君 北方領土問題対策協会の独立法人化の法案について質問をさせていただきたいと思います。  まず、細田大臣にお尋ねをいたします。  今回の法案は、特殊法人から独立行政法人になると。この法人は、元々、御承知のとおり、千島列島の、千島領土の旧島民の様々な支援策を講じる団体...全文を見る
○小泉親司君 私たちは、これはやはり特殊法人から独立行政法人という、いわゆる看板を掛け替えただけであるというふうに指摘をしておりますが、大臣の御答弁はこのことを大変実証されたと私は思います。この協会が本来果たすべき千島領土元島民に対する様々な支援策を後退させるおそれがあるんじゃな...全文を見る
○小泉親司君 私はこの間、この委員会でも、細田大臣が就任される前の尾身大臣のときにも、その前の大臣のときにも繰り返し要求してまいりましたけれども、やはり私たちは、今の北特法、この枠組みでは今の現状を打開することはできないと、やはり新しい振興計画を作る前にして新しい枠組みが必要なん...全文を見る
○小泉親司君 私たちは、この千島領土問題は、一つは、領土不拡大の原則を破ったいわゆるスターリンの大国主義の横暴だという点が一つ、二つ目は、やはりそれと、国際的な道理をもって毅然として対処できなかった日本政府の誤った、その二つの問題が重なり合っている問題で、その犠牲になっているのが...全文を見る
○小泉親司君 いや、私、実績をお聞きしているんじゃなくて、国土交通省としてそういうことを耳にも挟んでいないんでしょうか。要するに、検討する対象にもならないというふうな見解なんですか。それは、ちょっと議員立法云々の問題じゃなくて、やはり政府全体の北方領土隣接地域の振興策の大変重要な...全文を見る
○小泉親司君 耳にしておるのであればよろしいんですが、問題は、そこから先の検討という問題を国土交通省として私、本気にやるべきだというふうに思います。  例えば、もう一つ。地元では、例えば自治体の単独事業のうち、消防ですとかへき地教員住宅、老人福祉施設、港湾改修、こういう事業は北...全文を見る
○小泉親司君 もう一つ、北特法の十条の関係では、この委員会でも再三、自民党から私ども日本共産党まで広く指摘をされているところでありますが、いわゆる基金の運用益の目減り問題が問題になっている。この問題については細田大臣もお詳しいと思いますが、内閣府の方は二〇〇三年度の概算要求で北方...全文を見る
○小泉親司君 私は、今お話をしましたが、この点の要求については、是非、当委員会におきましても、それぞれ委員の方との十分な議論もして、旧島民の方々の生活改善に資するような方向での検討を強く呼び掛けたいと思います。  次に、私は支援委員会の問題についてお尋ねをさせていただきます。 ...全文を見る
○小泉親司君 先ほども申し上げましたが、外務省は支援委員会の廃止を既に打ち出していますが、もうそうなったら責任は全くないと、こういうことなんですか、外務大臣。
○小泉親司君 私、なぜこのような膨大な滞留金が生まれたのか、この点を明らかにすることは今後の外務省の改革の上でも大変大事だというふうに思います。  そこで、私、外務省に、百四十億円の滞留金がどういうふうに、どういう事業に対して出たのかというふうなことの資料要求をいたしました。出...全文を見る
○小泉親司君 私は、事実でありますと言われても困るので、問題は、こういうふうな工事が実際に予算化されながら何もやられないと。今挙げましたのは全部繰越しだということで、例えば色丹島の桟橋補修工事十三億一千六百万円、それから国後島燃料パイプライン補修工事、二億一千五百万円、こういうふ...全文を見る
○小泉親司君 例えば、この事業は、パイプライン新設の調査などを担当するコンサルタント会社に、東京中央区の日本オイルエンジニアリングというのがやっていたと。その関係者によりますと、報告書で提案している工法では施工できる業者が新日鉄などの大手企業に限られる、鈴木宗男議員の地元北海道の...全文を見る
○小泉親司君 そろそろ時間が参りましたので、例えば会計検査院報告では、国後島のディーゼル発電所問題については、元々支援委員会では物品などの物品役務の提供だけなのに、いつの間にか箱物ができていたと。その箱物については、ディーゼル発電については、既存設備の改修等により電力不足は解消可...全文を見る
12月04日第155回国会 参議院 憲法調査会 第5号
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○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。  基本的人権に関連して発言をさせていただきたいと思います。  まず指摘をしたいのは、皆さんも御承知のとおり、日本国憲法は人権に関して大変先駆的な内容を持っているというふうに思います。第三章の国民の権利及び義務では、十九条で思想...全文を見る
○小泉親司君 今の意見にかみ合わせて発言をさせていただきますが、私は、もう既に憲法調査会が発足した当時からずっとこの憲法調査会に属しておりまして、もう既にその議論は何遍も行われております。  それは、まず村上正邦会長が、できたときからそういう議論がありますが、今度の憲法調査会は...全文を見る