小泉俊明

こいずみとしあき



当選回数回

小泉俊明の2004年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月13日第159回国会 衆議院 予算委員会 第9号
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○小泉(俊)委員 民主党の小泉俊明でございます。自民党の小泉総理に質問させていただきたいと思います。  まず、日本の置かれた時代認識と政治家の重要性についてということであります。  ことし、日露戦争からちょうど百年目という節目の年に当たりますが、日本は、十九世紀の欧米列強によ...全文を見る
○小泉(俊)委員 ウィンストン・チャーチルと総理、自分の危機的状況における存在をダブらせてお答えになられたわけでありますが、先日、一月の十九日、衆議院におきまして、小泉総理の施政方針演説が行われました。この総理の施政方針演説というものは、議院内閣制のもとにおきまして、内閣を代表し...全文を見る
○小泉(俊)委員 この重要性に対する認識についてはいかがですか。どれぐらいの重みを持つものかということについてお答えいただきたいと思います。
○小泉(俊)委員 ところで、この総理の十九日の施政方針演説が行われました二日後の一月二十一日、ちょうど日本時間朝になりますが、ブッシュ大統領の一般教書演説が行われ、日本でも生中継をテレビでされました。これは総理、ごらんになられましたか。
○小泉(俊)委員 これは私は生中継をそのまま見させていただきましたが、ブッシュ大統領は原稿にも目もくれず、アメリカ大統領としての自信と誇りに満ちた、そして十分国民に夢と希望を与える、これはなかなか堂々たるすばらしい演説でした。そして、ブッシュ政権の首脳というのは、テレビに映ったと...全文を見る
○小泉(俊)委員 やはり私は、後ほど景気の問題についても議論させていただきますが、極めてこれは危機的な状況にある、国民は大変な思いの中にいるわけで、その負託をしている大臣が議場でこの一番大切な施政方針演説のときにのうのうと寝ているというのは、これは国民に対して余りにも失礼、国会議...全文を見る
○小泉(俊)委員 これは、いずれにいたしましても、やはり日本の置かれた時代認識、そしてまた日本の置かれている経済の実態の認識が私は極めて不十分だと思うんですね。そのために危機意識がないところにこの原因が私はあると思います。大臣に、ぜひとも猛反省を促したいと思います。  また、今...全文を見る
○小泉(俊)委員 そうですね。これ実は、五年連続三万人を超えています。六年連続になるのは確実の状況でありますね。しかし、実数は、これは暗数がありますので、大体三倍の十万人と言われています。そしてまた、今、年間の自殺未遂者数を調べますと、大体三十万人と言われていますね。これぐらい今...全文を見る
○小泉(俊)委員 ぜひとも総理、総理大臣、ぜひとも一回現場を見に行ってください。百聞は一見にしかずであります。  また、小泉総理大臣は施政方針の中でも、そしてまたこの委員会の中でも、改革の成果として、資本金を一円にした結果八千社近い企業が誕生したと述べています。しかし、問題は、...全文を見る
○小泉(俊)委員 一回でもあれば、ないよりはいいかとは思いますが。  小泉総理大臣が就任された十三年の四月二十六日、これは私の誕生日なんですね。ちょうどことしの四月二十六日で総理三年になるわけであります。ここで、この三年間が、日本がどういう状況だったかということをちょっと総括し...全文を見る
○小泉(俊)委員 これは普通の国会議員とか大臣であるなら、私は総理の言っていることも百歩譲ってあり得るかなと思うわけでありますが、時は、ちょうどイラク、本当に七日というのは、私はちょっと普通は、普通の神経の持ち主なら行かないと思いますよね。自分だけ前線から何十キロも離れた安全な永...全文を見る
○小泉(俊)委員 これは、私は、国家の最高責任者として、総理が行けなくても、少なくとも官房長官、官房副長官とかいらっしゃるわけですから、何で総理、出席を代理でさせなかったんでしょうか。
○小泉(俊)委員 これは、奥大使も亡くなったのは、このイラクという大変な状況の中で殉職をされたわけであります。やはり私は、国家のために殉職された方に対しましては、最後まで哀悼の誠を尽くすというのが国家の責任者としての責務であり、そうでなければ、きのうも迫撃砲の攻撃がありましたが、...全文を見る
○小泉(俊)委員 私は、今後もまだまだ似たような事態が起こると思います。ぜひとも、私は、そのときにしっかりとした対応をおとりいただきたいということをお願い申し上げます。  さて、質問を、国民の最大の関心であります景気の方に移らせていただきたいと思います。  経済月例報告により...全文を見る
○小泉(俊)委員 これは結果を聞いているのではなくて、持続可能性があるかどうかということをお聞きしているんですが、財務大臣。
○小泉(俊)委員 日銀に全額短期証券を受けさせる。戦前は、軍事費を捻出するために国債を全部日銀に引き受けさせたわけですね。ただ、今回一つ違うのは、国内ではなく外に出していますから、インフレとかにはならないとは思うんですけれども、やはり日銀の、ここまで余りにもやり過ぎることというの...全文を見る
○小泉(俊)委員 今お答えいただいたわけですが、先ほどの資料を今度は縦に見ていただきたいと思います。  個人は、平成三年から十三年連続で一貫して売り越しであります。事業法人も、ここ十三年間で十二年間の売り越しであります。生損保も、ここ十年間の売り越し。銀行も、ここ七年の七年連続...全文を見る
○小泉(俊)委員 今、そういうお答えでありますが、世界の内需大国というと日本とアメリカですよね、何といいましても。そのアメリカは、現在、財政赤字と経常赤字で双子の赤字が増大しつつある中でも、今徹底した減税政策をとっています。ブッシュ大統領は、向こう十年間で八十兆円の減税をするとい...全文を見る
○小泉(俊)委員 竹中大臣、いかがですか。
○小泉(俊)委員 私は、世界の二大経済大国におきまして、片方のあのアメリカが非常にまた財政赤字も大きい。日本も財政赤字は大きい。その中で、アメリカが徹底した減税政策をとっているわけですね。この辺については、私は、やはり勉強すべきだと思いますね。  一方、不景気に増税で立ち向かっ...全文を見る
○小泉(俊)委員 私は、なぜ内需拡大に転換を図るべきかというと、今、大胆に、柔軟にとおっしゃいましたよね、今の状況を見ると、先ほど申し上げましたように、輸出も株価もアメリカ経済も中国経済も先行きが極めて不透明なわけであります。ですから、経済大国のこの日本、第二の経済大国の日本こそ...全文を見る
○小泉(俊)委員 先ほど財務大臣おっしゃいましたが、小渕内閣のときにやった最大の減税、定率減税ですね。平成十八年にこれは廃止の方向であるわけでしょう。残っていないですよね。これは三兆三千億円も増税をしようという計画があるじゃないですか。  そしてまた、ちょっと時間がありませんの...全文を見る
○小泉(俊)委員 中川大臣にもっと詳しくお話を聞きたいところですが、時間が参りましたようですので。  いずれにいたしましても、日本経済は、私は、卵の上に乗っているほど脆弱であるというのが現実の姿であると思います。ぜひとも、もっと現実を直視して、かたくなな態度ではなくやはり柔軟に...全文を見る
02月20日第159回国会 衆議院 予算委員会 第14号
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○小泉(俊)委員 民主党の小泉俊明でございます。質問させていただきます。  国会の論議というものは一見しますと非常に抽象的なんでありますが、実は、ここの議論というのは、国民生活そのものに直結する、人の生き死にを左右する重要なものであります。今、こうしているこのときにも、大体毎日...全文を見る
○小泉(俊)委員 実は、何年か前の新聞報道、たしか元旦だったと記憶しておりますが、官僚が選ぶ総理大臣候補ナンバーワンに、谷垣議員、今大臣が選ばれたわけでありますが、それに対する感想はいかがでございますか、お読みになられたと思いますけれども。
○小泉(俊)委員 実は、これをお聞きしたのは、本会議そして予算委員会における谷垣大臣の御答弁というのをずっと静かに聞いてまいりましたが、どうも、大臣の政治家としての顔とか大臣の見識がなかなか伝わりません。私は、ずっと財務金融委員会で塩川さん、宮沢大臣に何回も質問してきましたが、是...全文を見る
○小泉(俊)委員 ぜひとも、今先生おやりになられている財政政策とか税制のすべての出口、結果がまさにそこにあらわれておりますので、ぜひともお時間をとっていただいて、新宿にありますよ、すぐそばに、ぜひとも現場を見てください。  それでは、次の質問に移りますが、国債について質問をさせ...全文を見る
○小泉(俊)委員 昨年の三月、個人向けの十年物、変動金利の国債を発行されましたね。二月十日の報道によりますと、来年、二〇〇五年までに新しい個人向けの五、六年物の国債の発行を検討しているという報道がありましたが、これは事実ですか、財務大臣。
○小泉(俊)委員 報道によりますと、固定金利、中途換金でも手数料だけで元本を全額返還するという、これは、民間の貸付信託などでは、当然、固定金利の商品の場合には、解約の場合、金利負担のリスクは解約者が負うというのは常識ですよね。  今、検討を進めるというお話が政府委員からありまし...全文を見る
○小泉(俊)委員 確かに、すそ野を広げるというのはいいんですが、絶対に民間のできないダンピング商品みたいなものというのは、やはり私はやるべきじゃないと思いますね。  特に、戦中は、日銀にこれを引き受けさせたり、銀行に強制引き受けさせたり、国債消化のための国民貯蓄奨励策をやったわ...全文を見る
○小泉(俊)委員 内閣府の河出事務次官が、昨年の十一月十日、GDPの算出方法を見直すということを記者会見で言われたと思うんですが、この内容について御説明いただけますか。
○小泉(俊)委員 これは、消費者物価と企業物価が下げどまりしているのに、総合的な物価変動の指数であるGDPデフレーターはマイナス二・六%、前期よりマイナス幅が拡大している。特に設備投資のデフレーターは六%マイナスですね。実は私は、当選以来ずっと、経済統計に関して財務金融委員会で質...全文を見る
○小泉(俊)委員 GDP、今回、非常に高目に出たわけでありますが、数字を見てみますと、内需が一・三%、純輸出が〇・四%、ただ、民間内需につきましても、家計は〇・八%で、設備投資が五・一%ですね。これ、内需も、よく言われるように、報道でもされていますけれども、結局は輸出に関連する設...全文を見る
○小泉(俊)委員 輸出産業は一円高になりますと百億円利益が飛ぶと言われていますね。逆になると、百億円利益が出るわけですよね。通常、実務家に聞きますと、十兆円で大体二十円動くと言われています。当然、これは二十七兆円も買っているわけですから、計算すれば出てくるわけであります。ですから...全文を見る
○小泉(俊)委員 非常にわけのわからない御答弁でありますが。ですから、経国済民の志から、ぜひとも政治家の見識としてお答えくださいね。  輸出は、私は、アメリカの双子の赤字もありますし、どうしても円高の方向に進みつつありますので、輸出の先行きというのは全く楽観できない状況にあると...全文を見る
○小泉(俊)委員 まさに、これは十八年前の昭和六十一年、一九八六年なんですよね。ただ、当時は一般会計が五十三兆六千四百億円ですね。実はそのときと一緒なんです。  税収で見ますと、平成十二年五十兆七千億から、十三年、十四年、十五年そして十六年と、一貫して税収が、財務大臣、減ってき...全文を見る
○小泉(俊)委員 時間がないので先に進ませていただきますが、この税収、半分しかない税収で予算を組むというのは明らかに失敗ですよ。そして、ここの、ずっとバブル崩壊以来、何でこれほど景気が落ち込んでいるのか。私は、大きな自民党政権の失敗、二つの理由があると思います。  まず一つは、...全文を見る
○小泉(俊)委員 今聞いたとおりでありますが、実は個人の土地所有者がどのくらいいるか。これは三千六百万人です。何と全人口の、赤ちゃんまで入れて、三・五人に一人なんですよ。  土地の価値が、あるところによっては三割、一割になっちゃったところもあるんですが、大体平均で半分ぐらいだと...全文を見る
○小泉(俊)委員 実は、百三十年前のイギリスで同じことが起きまして、地価が下落して経済が破綻しちゃったんですね。それ以来、イギリスもアメリカもヨーロッパ諸国も、大体、資本主義諸国というのは年間三%ぐらいの地価を上昇させる政策をとっているというのを、私はいろいろな文献によりまして勉...全文を見る
○小泉(俊)委員 具体的に言いますと、私はやはり、まず一番大切であるのは、この地価の下落がいかに大きいインパクトを日本経済のマイナスの方に与えているかということを、もう建前ではなくて本音で正直に見ることだと思います。そこに向けて、何もしないでどうやっているかというんじゃなくて、私...全文を見る
○小泉(俊)委員 これは世界の有史以来の歴史といってもいいんですが、為政者というのは、取る前に与えよというのは当たり前なんですよね。それを、やはり長期的な視野で、確かにアメリカの大統領みたいに四年とか八年の任期はないわけですよ。二年に一人しか総理が出ない。今、非常に不安定な状況で...全文を見る
○小泉(俊)委員 時間がちょっと限られているものですから、明確に質問にお答えいただきたいんです。  今の大臣のお話、前回の十三日金曜日のお答えを今見ますと、マクロとミクロというのは非常にちゃんと今やっていると。ですから、私が言うような個人消費の冷え込みによる景気失速はないという...全文を見る
○小泉(俊)委員 個人消費が冷え込み、景気が失速しという影響はないということを言われているわけですよね。私は、大臣としては責任があると思います。これは、私たち議員とは、大臣、極めて重い責任がありまして、ぜひとも、その見込みが違った場合には、私は、責任とらないとやはりまずいと思うん...全文を見る
○小泉(俊)委員 大体年額一万百円ずつ増加し、現行と十三年後というと大体十三万二千五百円増加するということだと思うんですね。  私は、前回申し上げましたが、どうしてもお聞きしたいのが、実質給与が六年連続減少している。年収に占める割合というのは、教育費の割合は今もう三〇%を普通超...全文を見る
○小泉(俊)委員 今、大臣、余りテレビをごらんにならないと思うんですが、お昼のワイドショーは全部、年金ですよ。それで、いろいろな家計、五百万の世帯、七百万、一千万の世帯、実はこの年金の上昇によってほとんどみんな白旗が上がるというのを、よく家計の実態をもう少しきちっと認識をしていた...全文を見る
○小泉(俊)委員 私は現実の企業経営者から国会に上がりましたので、実はこの負担はかなり重いです。これはやはり経営をされていないとなかなかわからないと思いますが、悲鳴に近い状況です。やったらわかりますから。  それで、私は、将来の年金も確かに大切だが、今これを負担する世代自体が極...全文を見る
○小泉(俊)委員 質問通告を全部してありますので。総額は幾らでしょうか、合計で。きちっと質問通告してあります。
○小泉(俊)委員 それは資料の提供を要求いたします。ちゃんと質問通告を全部細かくしてあります。しかし、出てこないんですね。数字があるはずですので、ぜひとも、この数字、資料を提出いただけますことを……。
○小泉(俊)委員 では、後で文書で出してくださいね。  それで、坂口大臣、民間企業でもしグリーンピアみたいなこれほどの放漫経営をした場合には、まず、役員は全員、会社に対して商法上の責任を負います。そして、当然、株主代表訴訟の対象になります。そしてまた、会社債権者からも損害賠償の...全文を見る
○小泉(俊)委員 それは全然責任をとったことにならないんですよ。国民はそんなことを求めているんじゃないですよ。  やはり、先ほど申し上げました、民間企業であれば、今まで、ここ五、六年でもありますよね、全員、役員をやった方は莫大な損害賠償請求を受けているわけですよ。何で国だけ、や...全文を見る
○小泉(俊)委員 私は、まだこの点、追及を引き続きさせていただきますので、大臣、よろしくお願いいたします。  最後に、時間がちょっとないんですが、包括根保証の問題につきまして、今、大変大きな問題になっています。  同じ保証でも、全く限度額と期間の定めのない包括根保証によりまし...全文を見る
○小泉(俊)委員 時間を終わりましたが、何しろ、現実を直視して対策をとる、妄想であっては私はいけないと思います。現実をちゃんと直視してすべて経済政策をやっていただくことをお願い申し上げて、質問を終わります。
02月27日第159回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第2号
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○小泉(俊)委員 民主党の小泉俊明でございます。  本日は、お忙しいところ、四人の先生の皆様方には御出席いただき、ありがとうございます。  まず、先ほどお話をいろいろ聞きまして、特に田島公述人の、中小企業のまさに血を吐くような現実のお話をお聞きし、胸が詰まる思いがいたしました...全文を見る
○小泉(俊)委員 ありがとうございました。  引き続き宮本先生にお伺いいたしますが、先ほど、今年度の特別会計は切り込んでいて評価できるというお話をされていたと思います。  実は、私は今、自民党のここ五年間、特に今年度の予算もそうでありますが、最大の問題は、特別会計中心の会計で...全文を見る
○小泉(俊)委員 引き続き、宮本先生にお尋ねをさせていただきますが、今予算委員会におきまして、私は、小泉総理そして谷垣財務大臣も含め、自民党の予算編成、これの過去のずっと失敗というのは、要するに、積極財政で歳出を増加していくわけですね。ところが、景気がよくなり始めた時点で、すぐ緊...全文を見る
○小泉(俊)委員 続きまして、新藤公述人に御質問をさせていただきます。  三位一体の改革についてお尋ねさせていただきますけれども、本来、三位一体の改革の目的というのは、やはり地方自治の裁量権を拡大していくことにあると思います。  小泉総理は常々、中央から地方へ、官から民へとい...全文を見る
○小泉(俊)委員 先生、私の認識と全く同じで、ありがとうございます。  引き続き、新藤公述人に御質問させていただきますが、今、二、三周おくれて来たサッチャリズムというお話なんですが、私は、小泉総理のやり方を見ていまして、どうも中国の列子に出てくる朝三暮四と非常に似ている。朝三つ...全文を見る
○小泉(俊)委員 引き続き新藤先生にお伺いさせていただきますが、一つ今、地方自治で大きな流れが、先生いろいろな論文等でもお書きになられていると思いますが、合併です。  今、合併特例債の期限があるものですから、もう慌てたように、しゃにむに、何しろ合併をしないと合併特例債が使えない...全文を見る
○小泉(俊)委員 まさに先生のおっしゃるとおり、後ろの委員も皆さん大分声がかかっておりますが、そのとおりだと思います。  一つ、今どうも、私は、この予算も含めまして、小泉総理のやっている改革の大きな問題点、目的と手段が取り違っちゃっているんですね。要するに、明確なあるべき姿とか...全文を見る
○小泉(俊)委員 一応時間が参りましたので、大変貴重な御意見をどうもありがとうございました。また今後とも御指導のほどよろしくお願い申し上げます。
03月16日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第10号
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○小泉(俊)委員 民主党の小泉俊明でございます。  まず、質問に先立ちまして、昨日、竹中大臣が女子高校で講義をなされたということをテレビで拝見させていただきました。講義されることはいいとは思うんですが、学術的な講義をされるのであればまだしも、その中でされたのが、財政投融資と郵貯...全文を見る
○小泉(俊)委員 時間がありませんので、ちょっと質問の方に移らせていただきます。  まず、関税定率法の改正に関しましてですが、これは同僚議員が後ほど詳しくされると思います。一点だけ御質問させていただきたいと思います。  知的財産権の侵害物品や薬物、銃などの社会悪物品の水際阻止...全文を見る
○小泉(俊)委員 次に、これは、この委員会そしてまた予算委員会で何度も質問させていただいているわけでありますが、すべての政策の基礎となり大前提となるのが、何といいましても、やはり正確な、政府の景気に対する現状の認識とその見通しを持っていることだと思います。その中で、これを考えると...全文を見る
○小泉(俊)委員 諸外国は毎年GDPデフレーターの基準年、ちゃんと更改しているということだと思うんです。ですから、とりあえず、やはり変えるものはいち早く変えて、前もお答えいただきましたが、統計の精度を極力早く高めていただきたいというのをお願い申し上げます。  また、引き続きまし...全文を見る
○小泉(俊)委員 数字の簡単なお尋ねでありますので、政府委員でもいいですから、統計のお話を今ちょっとさせていただいておりますので、質問に答えていただきたいんですが、そもそも最初の発表の〇・二%マイナスを達成するためには、これから二月、三月期、何%プラスにならなければならないんでし...全文を見る
○小泉(俊)委員 引き続きちょっと中身を質問しますが、今度、見通しの一—三月期、非製造業の見通しはマイナス二・二%だったんです。しかし、一月の非製造業の実績は前月比マイナス一七・四%と、二十二カ月ぶりの二けた台の落ち込みになったわけであります。これは、当初の統計の見通しでありまし...全文を見る
○小泉(俊)委員 一つずつ聞いていきたいんですが、ちょっと時間ありませんので一番差の大きいところを聞きますけれども、平成十六年一—三月期の外需の見通しがプラス五・六だったんです。しかし、この一月の外需の実績は、前月比マイナス、何と一三・三%になっているわけであります。これは、当初...全文を見る
○小泉(俊)委員 今、実は幾つかの見通しと実績のギャップについてお尋ねさせていただいたんですが、やはりこれは、私はデータが振れるというのは確かにあると思うんですが、今機械受注統計の見通しと実績をお聞きいただきましたように、ギャップが余りに大きいんですね。これだけギャップがでかいと...全文を見る
○小泉(俊)委員 標本調査をされているわけでありますから、サンプリングのとり方を極力幅を広げるなり、その辺の努力を、いろいろ財政的な問題があるでしょうけれども、すべての議論が実はそこから成り立ってまいりますので、やはり実績プラス、将来を見通すためにも、なぜこれを申し上げますかとい...全文を見る
○小泉(俊)委員 やはりいろいろなものには光と影があります。プラスマイナスというのは必ず両面なんですね。ですから、必ずそれが、原則いいことばかりやっていると、やはり忙しい中で見ていますと、本当に日本というのはすばらしい、ますますよくなっているんじゃないかと勘違いされる方もたくさん...全文を見る
○小泉(俊)委員 竹中大臣がお答えいただきました月例経済報告、これによりますと、やはり、ずっと何カ月か同じ記述があります。「家計の所得環境が改善していけば、個人消費の回復が期待される。」しかし、これは、最大の問題は、最後に竹中大臣がお話しになられましたように、この家計の所得環境が...全文を見る
○小泉(俊)委員 輸出が本当に好調なわけでありますが、私はこれは毎度毎度、予算委員会でも言わせていただいておりますけれども、やはり輸出が好調な本当の理由は、ここ十四カ月間で三十兆円ものドル買い・円売りをしている。やはり、この円安誘導、輸出保護政策のたまものが現下の輸出の好調に結び...全文を見る
○小泉(俊)委員 今、お手元の資料に、四ページ目、投資主体別売買動向をお配りさせていただいています。この平成十五年と十六年、上に「外国人」というところがありますが、これは、後でゆっくりごらんになれば一目瞭然なんですが、実は昨年から外国人が、十兆円を超える株を、ただひとりだけプラス...全文を見る
○小泉(俊)委員 これはいろいろな見方もあると思います。  ただ、今一般に言われておりますのは、やはりここ十四カ月間で三十兆円を超える巨額のドル買い、積み上がった外貨準備高で米国債を、後でまたやりますけれども、約二十兆以上きっと買われている。そこによってアメリカで余裕資金が生ま...全文を見る
○小泉(俊)委員 やはり、アメリカ経済の最大の懸念は、竹中大臣おっしゃったように双子の赤字ですね。三月十二日に発表されましたデータによりますと、二〇〇三年経常赤字、過去最大の五千四百十八億三千万ドル、また財政赤字も二〇〇四年度には五千二百億ドルに達する見通しだと言われています。 ...全文を見る
○小泉(俊)委員 今お答えいただいたわけでありますが、米国財務省の資料によりますと、二〇〇三年、日本全体で、これは政府も民間も含めてでありますが、米国債を一千六百七十一億ドル、日本円で約十七兆五千五百億円購入されている。これは、二〇〇二年末と比べても四四%もの急激な増加なんですね...全文を見る
○小泉(俊)委員 谷垣大臣、過度の変動や行き過ぎがあったときには断固としてやるというのは、予算委員会でも、きょうもたしか記者会見で言われていると思うんですが、介入というのは、基本的には、急激な円高から輸出産業を守るためにされているんだと思います。それでは、もし介入をしなかった場合...全文を見る
○小泉(俊)委員 二月十一日、グリーンスパンFRB議長は、下院で、もしこうした巨額の介入をやめれば少なくとも短期的には円相場は上昇するだろう、しばらく上昇するだけでそこにとどまることはないというのが私の印象だ、これはグリーンスパン議長のお話であります。  実は私も、本当にそんな...全文を見る
○小泉(俊)委員 これは実は、やはり日銀が政府短期証券を一たんであれ引き受けるということは、そもそも日銀の政府短期証券の引き受けは、財政法五条の、要するに、日銀による国債の引き受けを禁止した例外規定ですよね。しかし、ここまで巨額の介入をするために巨額の政府短期証券を引き受けるとい...全文を見る
○小泉(俊)委員 説明はわかるんですが、やはりこれほど巨額のものは法の予定の範囲を私は超えていると思いますので、これはやはり財政法五条の脱法行為として非常に財政法上の問題もあるということを指摘させていただきたいと思います。  また、実は、この巨額の介入によりまして、東京の為替市...全文を見る
○小泉(俊)委員 実は、谷垣大臣、ここ三十年間で、大蔵、財務大臣が大体何人いると思いますか。これは二十人目ですよ。それで、これほど短期、財務大臣になられてから二カ月で十兆円も介入した財務大臣、史上初めてなんですね。私は、歴史上悪名を残す財務大臣になる可能性が多分にあると思いますの...全文を見る
○小泉(俊)委員 前、予算委員会で政治信念を尋ねましたら、経世済民と言っていましたから、政治家のそのポリシーでちゃんとやってくださいね。  最後、時間がありませんから、端的に聞きます。  最大の問題が中国の元の切り上げだと私は思います。これが、為替の問題、特に世界経済に極めて...全文を見る
○小泉(俊)委員 やはり将来を見通す目が、この現下の極めて微妙な大変な世界情勢の中で一番大切なことだと私は思います。ですから、極力将来の見通しを誤らずに正確に判断をし、やるときは毅然と政治的決断をしていただくことをお願いして、質問を終わります。
04月13日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第16号
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○小泉(俊)委員 民主党の小泉俊明でございます。まだ谷垣大臣が——お見えになられましたので質問を始めます。  質問に先立ちまして、今月四月二十六日で、小泉総理大臣就任後ちょうど三年目を迎えるわけであります。これはちょうど私の誕生日の日なものですから。この三年間を総括しまして、小...全文を見る
○小泉(俊)委員 今、それぞれの大臣のお話をお聞きしたんですが、特に谷垣大臣に関して意外だったのは、人質の問題が出てこないのは、やはり大臣としては私はまずいと思います。  今、やはり、この三年間総括して、結果で見た場合、小泉内閣のやった大きなことと申しますと、まず、対外的には、...全文を見る
○小泉(俊)委員 今、実体経済の現状について両大臣がどういう認識をお持ちかということをお尋ねさせていただいたわけでありますが、私は、やはりまだまだ認識が、正確な国民の皮膚感覚が、どうもやはり大臣たち遠いところにいらっしゃるものですから、伝わっていないんだなということを思います。 ...全文を見る
○小泉(俊)委員 実は、十二月調査につきましては二月にも訂正があったんですよね。また、内閣府は、二〇〇二年度の国民経済計算におきましても二回訂正しています。ことしに入って全部で何と四回も訂正しているんですが、これはやはり、先ほど申し上げましたように、議論の前提が全部飛んでしまうし...全文を見る
○小泉(俊)委員 これは毎回、実は、当選以来私はずっと竹中大臣に統計の問題を言っているわけであります。これがいかに大切かということを肌身にしみて感じているからです。ですから、その基礎が揺らいだのでは、今やろうとしているすべての発言が全部、大臣の発言も狂うんですよ。現状認識ができて...全文を見る
○小泉(俊)委員 時間なくなりましたので、午後三時以降にさせていただきます。
○小泉(俊)委員 先ほど竹中大臣に、三時間前、お尋ねいたしましたが、再開ですのでもう一度お尋ねいたしますけれども、結局、不良債権の額は減ってきたわけでありますね、ここ三年間。ところが、資料でお渡ししておりますように、実際のところ、銀行は国債だけを買い上がり、市場にお金が回らない、...全文を見る
○小泉(俊)委員 今お答えいただいたわけでありますが、これは今までもう三年たっているんですね。そんなことを言っていると、百年河清を待つように、百年待ってもこれはできないと私は思います。ですから、今現実を見れば、銀行は国債消化銀行になってしまっているというのが私は今のこの三年間の金...全文を見る
○小泉(俊)委員 端的に言いますと、最終の目的は、一番最初、三時間前にも私がお話しさせていただいておりますように、金融機能の強化、要するに、経済の血液であるお金がきちっと循環する、これをつくるのが本来この最終目的であると思うわけであります。  それでは、何といいましても、今回こ...全文を見る
○小泉(俊)委員 今いろいろお答えをいただきましたが、私は、すべての金融政策の基本というのは、やはり、必要な企業、個人に資金が回る、これを最終の目的にしなければ、どんな理屈を並べても最終的にはそこで判断されるんだと思います。  その中で、今度、この新法の経営強化計画の中には、中...全文を見る
○小泉(俊)委員 それは前の質問の答えなんですけれどもね。私が聞いているのは、よく聞いてくださいよ。結局今回も今までと同じように、今回の法律を使って資本注入しても、結局地銀等が国債を買うだけの結果に終わるのではないですかと聞いているんですよ。その点について、大臣、いかがですか。
○小泉(俊)委員 そもそも、今まで総額三十七兆四千億を超える公的資金の注入をやってきたわけです。その結果が、先ほど私が資料を出していますように、国債だけが三倍も買い上がる形になっているわけですね。ですから、今回のこの法案が通ったときに、結局地銀等に国債を引き受けさせるためだけの結...全文を見る
○小泉(俊)委員 それでは、結果を見て判断させていただきますので、しっかりとチェックしていただくよう、よろしくお願いいたします。  あと、この法律は、合併をする金融機関に対して優遇をしているわけでありますので、事実上、合併を促進する効果を持った法律であると思います。そもそも、こ...全文を見る
○小泉(俊)委員 今、この法律は地銀等の合併を目的にしたものではないという御答弁をいただきました。確かにそうかもわかりません。しかし、これは、内容をよく見てみますと、間違いなく合併を促進していく効果を持った、事実上その効果を持った法律であるのは間違いないと思います。今そういうふう...全文を見る
○小泉(俊)委員 私は、これは今そういうふうにいろいろおっしゃっていますが、結果として、この法律を通した後に、本来の目的であります、社会に、経済に資金を循環させるという金融仲介機能がより悪くなったり、反対に、地域経済が疲弊する、立法趣旨と全く逆の効果をもたらす可能性があるというこ...全文を見る
○小泉(俊)委員 きっとそういうお答えだと思いましたので、民間の調査機関によります、毎年この調査が行われております。この調査によりますと、全百二十五行の金融機関中、二〇〇一年、二〇〇二年度におきまして、旧大蔵省、日本銀行、他の公的機関からの天下り役員は、何と百十一人もいるわけであ...全文を見る
○小泉(俊)委員 健全行と破綻行は、足利だってそうであって、たった一夜で変わるんですよね。私は、これは事実上、この八十三人の役員の責任を回避するための合併を促進するかなりの効果を持つ法律だと思います。そうなるかどうかちゃんと見ておきますから、しっかり運用してくださいよ。  時間...全文を見る
○小泉(俊)委員 最後、時間ありませんが、三月二日、グリーンスパン議長、そして三月十七日、スノー財務長官も介入を批判しましたね。三月十七日の前日の十六日に私が質問をして、その日から円高が始まりました。私の質問の次の日に、十七日に、スノー財務長官が介入を批判して、その途端、それ以後...全文を見る
○小泉(俊)委員 それでは、アメリカの批判によって介入姿勢を変えないということは最後に確認させていただいて、それだけで質問を終わります。
○小泉(俊)委員 終わります。
04月22日第159回国会 衆議院 本会議 第26号
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○小泉俊明君 民主党の小泉俊明です。  民主党・無所属クラブを代表して、ただいま議題となっております信託業法案に関し、質問をさせていただきます。(拍手)  さて、小泉総理は今月の四月二十六日で就任満三年を迎えるわけでありますが、政治と行政は結果で判断されるのが鉄則であります。...全文を見る
○小泉俊明君(続) 政府はこの流れをつくり出す大きな責任を負っているのであり、もし小泉内閣がこの責任を果たせないのであれば、即刻総辞職をし民主党に政権を譲ることを要求し、質問を終わります。(拍手)     〔国務大臣谷垣禎一君登壇〕
04月27日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第22号
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○小泉(俊)委員 民主党の小泉俊明でございます。  質問に先立ちまして、今、何といいましても国民の最大の関心事は、大臣の考えられないような国民年金の未納の問題であります。実は、この事態が発覚しました後、テレビを見ていましたら、二十代のサラリーマンの方たちが何人かインタビューを受...全文を見る
○小泉(俊)委員 本来、谷垣大臣はさっき刑法の問題をお話しになりましたが、やはり私人と政治家、特に大臣は違うんですよね、法律上も。その点については、今のような御答弁ではなくて、私はきちっと堂々とお話しされた方がよろしいと思います。信なければ立たずというのが、一番の、政治家が信頼を...全文を見る
○小泉(俊)委員 いろいろな統計をホームページで見ますと、私が指摘した以外にも実はかなり訂正があります。私は大分緩んでいると思うんですね。これは五十ぐらいある経済統計がすべて、特に一次統計が狂うと二次統計のGDPも全部狂ってきますので、またこれは別途御質問させていただきますが、竹...全文を見る
○小泉(俊)委員 実は、これは四月十五日に発表されました、アメリカ財務省の主要貿易相手の為替政策に関するアメリカ議会に対する報告書というのがありますね。これは、八八年の包括通商競争力法ですか、これに基づきまして、アメリカ財務省が年二回議会に報告するわけですね。  不公正な為替操...全文を見る
○小泉(俊)委員 谷垣大臣、G7では今お話しのとおりだったとは思うんですね、私も。  ただ、これは、テーラー財務次官が二十二日に記者会見されている内容、そしてまた二月に入ってからのグリーンスパンFRB議長のお話、そしてまたスノー財務長官の三月に入ってからの批判とか、また、IMF...全文を見る
○小泉(俊)委員 今、マスコミの方がちょっとマゾヒスチックじゃないかというお話もあるんですが、私は、客観的にかなりきちっと分析されて、いろいろな問題があることは確かですので、その点から実は書かれていると思います。  それで、私は、何で今回のG7で為替の問題が問題にならなかったか...全文を見る
○小泉(俊)委員 今、資金繰りを平準化するというお話なのでありますが、余りにも巨額過ぎるために、平準化しなければいけないぐらいかなりの、実際は一遍にやっちゃうと短期金利が上昇したり、いろんな弊害があるから平準化する必要があるわけでありますが、三カ月後の六月末、大臣、これは間違いな...全文を見る
○小泉(俊)委員 巨額資金介入のもう一つの副作用が、日経の報道等によりますと、介入に伴う資金調達により日銀に対する政府の借金がことしの三月で十五兆円に急増してきたと言っているわけですね。この日銀に対する政府の借金について、まず財務大臣、これは財政規律のゆがみというかそういう観点と...全文を見る
○小泉(俊)委員 十五カ月間で三十五兆円為替介入したわけでありますが、その介入資金というのは、政府短期証券を一たん全部日銀に引き受けていただいて、それで資金調達をしている。また足らなくなったものですから、米国債を買った十兆円分をまた日銀に引き受けてもらって、また買って、いわゆる、...全文を見る
○小泉(俊)委員 日銀総裁、どうもありがとうございました。  日本の現下の経済を見てみますと、三割を超えるアメリカに対する輸出とともに、中国と言われておりますが、中国だけではないんですね、実際数字を見ますと、NIES、ASEANの方が数字が大きいんですね。ということは、G7とい...全文を見る
○小泉(俊)委員 今までも証券取引法等においていろんな不正監視システムというのはあったんですよね。ところが、今まで何が現実に起きてきたかといいますと、バブル期に変額保険ですよね。これは、銀行が自分の関連の生命保険会社に利益を上げさせるために顧客に融資をしてそれを買わせる。これをあ...全文を見る
○小泉(俊)委員 竹中さん、それが違うんです。銀行が仲介業務をやった場合、そこを通じて顧客は銀行との契約関係はないんですよ。契約関係は、あくまでも仲介業務をやっているだけですから、証券会社としか契約関係がありません。ですから、銀行に対して損害を受けた方が損害賠償請求をするのは、民...全文を見る
○小泉(俊)委員 時間が来ましたので。何しろ、いろいろな法制度があったとしても、機能するかどうかが一番問題となります。確かに、証券市場の活性化とか個人株主をふやすというのは、私もずっと言ってまいりましたので、その趣旨はわかるんですが、弊害が大き過ぎたら意味ないですね。大企業と一般...全文を見る
05月18日第159回国会 衆議院 決算行政監視委員会第一分科会 第2号
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○小泉(俊)分科員 民主党の小泉俊明でございます。おはようございます。朝早くから御苦労さまでございます。  早速質問に移りますが、四月の二十七日、財務金融委員会におきまして、銀行に証券仲介業務を認めるという法案につきまして質問をさせていただきましたが、その中でも私が大臣に強くお...全文を見る
○小泉(俊)分科員 旧関東銀行はY商店に対し、昭和六十一年十二月三十日に五億円を貸し付けました。そして同日、これを両建て預金にしたんですね。また、翌年の一月五日、先ほど申し上げましたように、これはY商店に全く無断でこの両建てにした預金を流用して、倒産直前の取引会社に送金してしまい...全文を見る
○小泉(俊)分科員 この事件で、もう一つ極めて私は重要だと思うんですが、決してやってはならないことをやっています。  金融機関が顧客の預金の不正流用をした事実がこれは判明しているんですね。これは業務上横領ですね、刑法上は。こういうような顧客の預金の不正流用に関しまして、大蔵省、...全文を見る
○小泉(俊)分科員 また、旧関東銀行が両建て預金とした五億円の融資につきまして、これは資料をお手元に配っています。これは、稟議書を改ざんしていることが裁判上も明らかになっています。  この稟議書は、まず一ページは改ざん前であります。二ページ目が改ざん後なんですが、これは裁判の過...全文を見る
○小泉(俊)分科員 これは昭和六十年から六十一年にかけての事件なんでありますから、今までずうっと長い時間をかけて争われてきた事件であります。  この中で、一つ、この事件当時、関東財務局勤務の方の息子さんが関東銀行に就職されたと。これにつきまして、やはり地元では、金融検査との関連...全文を見る
○小泉(俊)分科員 竹中大臣、李下に冠を正さずと言いますね。やはり疑わしきことは、極力——確かに、職業選択の自由というのは憲法上ありますのでわかるんですが、非常に強大な権限を持っている監督官庁、特にその幹部の方に関しまして、やはり何らかの、決まりじゃないですよ、しかし、事実上何ら...全文を見る
○小泉(俊)分科員 また、この旧関東銀行のY商店に対する貸し付けは、先ほど冒頭で申し上げましたように、これは関東銀行からの持ちかけ融資なんですね、バブルの前後によくありましたが。  その際、裁判所も認めた事実によりますと、高額な利益が保証されているなどのセールストークをこれは行...全文を見る
○小泉(俊)分科員 冒頭申し上げましたように、銀行に今度証券仲介業務等を認められるわけでありますね。まさにこのセールストークなんですよね。ですから、いろいろな預金の情報からすべての情報を金融機関が持っていまして、一般顧客、本気でこれをだまそうとしたら、銀行は、簡単に、赤子の手をひ...全文を見る
○小泉(俊)分科員 私も、当然聞いて愕然としたんですが、私は、ずっと当選以来、大蔵と財務金融一貫しておりますので、こんなことは聞いた瞬間に絶対ないと自信を持って私は言いました。ただし、みんなそう言われますと信じちゃうんですよ。ですから、みんなびびっちゃうんですね。非常に、やはり金...全文を見る
○小泉(俊)分科員 はい。  時間が参りましたが、何度も申し上げますけれども、一般の、本当にまじめにこつこつ働いて生きている国民にとりまして、預金者とか顧客とか一般公衆を守ってくれる最後のとりでが金融庁なんですね。ですから、今後とも私は、この監督の実効性を保っているかどうかとい...全文を見る
05月26日第159回国会 衆議院 文部科学委員会 第22号
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○小泉(俊)委員 民主党の小泉俊明でございます。  私は、当選以来四年間、実は、ずっと一貫しまして大蔵委員会と財務委員会に在籍をしてまいりました。しかし、資源も軍事力も乏しいこの日本の国にとりましては、何といいましても人材こそが国力の源泉であります。そういった意味で、やはり教育...全文を見る
○小泉(俊)委員 大臣、全く同じ認識でありまして、私は、特にオリンピック、日本人の誇りとか一体感がこれほどあらわれるものはないんですね。ですから、その基本認識はまず全く一緒ですので、そこを前提に御質問させていただきたいと思います。  ところが、三月十五日に、実は日本ばかりでなく...全文を見る
○小泉(俊)委員 実は、この発表がありました後に、報道を見ていますと、日本陸連に一万通以上の抗議のメールが行ったんですよ。また、陸連の電話は、抗議の電話で鳴りやまなかった。  実は、高橋尚子選手というのは、決して中学校、高校、大学と強い選手じゃなかったんですね。彼女は、駅伝に出...全文を見る
○小泉(俊)委員 これは、今お答えいただきましたように、JOCに二十億円ですよ。日本陸連にも、JOCを経由しまして五千万円もの国民の血税が入っているんですね。この国民の血税がこれほど使われている以上、やはりJOCとか日本陸連というのは私は国民に説明の義務があると思います。  そ...全文を見る
○小泉(俊)委員 今、大臣はわざわざ、実はマラソンの試合の始まる前に出していた基準を言ってくれたんですよ。ところが、そうじゃないですよ。結果を見ればわかりますが、タイムで単純に選んだんです、これは。言っていた基準と違う基準で、後出しじゃんけんをしたんですよ。  ですから、私は大...全文を見る
○小泉(俊)委員 大臣、よく質問を聞いてくださいね。私は将来に向かってと言っています。過去を覆すなんて一言も言っていないんです。そうではなくて、二度とこんな悲劇が起こらないように、これからの将来に向けて事前に選考基準を明示すべきだというお話を、そういう指導をしてくださいと申し上げ...全文を見る
○小泉(俊)委員 では、引き続き、またオリンピックの問題に移りますが、オリンピックの代表の支援体制なんですね。  実は、きょうも朝日新聞にでかでか載っていました。実は私が話している女子マラソンとか女子バレーというのは非常に恵まれているんですね。ところが、女子のホッケーとか女子サ...全文を見る
○小泉(俊)委員 大臣、よろしくお願いいたします。  次に、教育の機会均等ということにつきまして、スポーツに関連してお尋ねいたします。  もうすぐ夏の甲子園の大会が始まるわけであります。私のいます茨城県なんかは、県のどこから球場、例えば水戸に行くにしろ、大体一時間から一時間半...全文を見る
○小泉(俊)委員 スポーツ関係予算は平成十六年度で二百六十三億円もトータルであるんですね。ぜひとも大臣、その辺はひとつよろしくお願いをしたいと思います。  次に、歴史教科書の問題に移りたいと思います。  中学校の教科書が、平成十二年に新しい歴史教科書が検定を通り、十三年の採択...全文を見る
○小泉(俊)委員 大臣、ぜひとも私の論文を読んでください、参考になりますからね。  かつて、イギリスの哲学者バートランド・ラッセルは、世界の教科書を使って世界史を教えたらいい、ゆがみを通して、自分の姿が最もよく見えてくるだろうと語ったんですね。これは、私は非常に正鵠を得ていると...全文を見る
○小泉(俊)委員 今さっき、外務省の外郭団体、四つの国しかないですからね。これは実は、やはりアメリカ、アジア、ヨーロッパ、世界のGDP一五%を占めるこの日本において、ほとんど手に入る教科書というのはないんですよ。大臣、こんな惨めなことはないですよ。  ですから、ぜひとも研究機関...全文を見る
○小泉(俊)委員 大臣、ぜひともよろしくお願い申し上げます。現実には、ほとんど手に入りません。国会議員でも手に入らないですからね。これは自分で聞くとわかるんですが。  次に、時間が最後五分になりましたので駆け足になりますが、小中学校の教育についての提言をちょっと幾つかさせていた...全文を見る
○小泉(俊)委員 カリスマ美容師とかシェフなんかにもすばらしい方いますよ、デザイナーはもちろんそうですが。ありとあらゆる人材をぜひとも日本の教育界、それが日本の将来のためになりますので、よろしくお願いいたします。  最後に、実は地元の中学校、高校の卒業式に出ていましたら、某市立...全文を見る
○小泉(俊)委員 何しろ、冒頭申し上げましたように、日本は国力の源泉は人材しかありません。それを担っているのが、文部大臣初め文部省の皆さんなんですね。ぜひともその誇りと責任を持って今後とも邁進していただきますことをお願いして、質問を終わります。
10月19日第161回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○小泉(俊)委員 民主党の小泉俊明でございます。  まず、質問に先立ち、先ほど法務大臣の御意見を後ろで聞かせていただいておりましたが、法務省は、死刑の執行までする大変重要な官庁であります。私は、はっきり申し上げて、その役職を法務大臣ができるのかなということに本当に疑問を感じまし...全文を見る
○小泉(俊)委員 私は、政治の最も基本的な責務は国民の命を守ることだと思っています。ですから、今まで二十五回、十四人の、総理を含め大臣、いろいろな方に質問しました。必ずこの質問をしています。しかし、質問通告なしに答えられた大臣というのは一人も実はいないんです。  今、質問通告し...全文を見る
○小泉(俊)委員 今、官房長官もお答えいただきましたが、統計上出ているだけでも自殺者の二五%、八千九百人が経済問題、過去最高になってまいりました。また、三十代、四十代の働き盛りの自殺者が急増しているというのも十五年の特徴であります。しかし、私は、この背景となっている日本の現状をし...全文を見る
○小泉(俊)委員 私が冒頭申し上げましたように、現実をありのまま直視してください。  小泉内閣になって三年間、着実に自殺はふえているんです。そして、小泉さんが政治をやられて二年、去年ですよ、やったばかりじゃないですよ、やってきて、統計をとって以来最高の自殺者になったんです。それ...全文を見る
○小泉(俊)委員 何度も言います。政治の根本は国民の命を守ることであります。これができない政治はもう政治じゃないんですよ、国家じゃないんですよ。ですから、官房長官、ちゃんとこれは明確に対策をとっていただくことをまずお願いします。  次、郵政民営化の問題についてお尋ねいたします。...全文を見る
○小泉(俊)委員 やはり、私は冒頭に申し上げました、日本がよくならない本当の理由は大臣たちがずれちゃっているんですよ。郵政民営化の国民的関心が三%ぐらいしかないということは、国民は、もっと先にやることがあるんじゃないの、優先順位の高いものがあるんじゃないのと言っているんですよ。 ...全文を見る
○小泉(俊)委員 ちょっとこの資料の一ページ目、傍線を引いてあります。一番下のところに、「規制改革イニシアティブは、ブッシュ大統領と小泉首相により二〇〇一年六月にキャンプデービッドで、「成長のための日米経済パートナーシップ」の重要な要素として立ち上げられた。」その中で、二段目であ...全文を見る
○小泉(俊)委員 実は、建築基準法の改正、時価会計、減損会計という会計制度の導入、ペイオフ、社外取締役など商法の大改正、独禁法の強化と今の改正も出ていますが、実はこれは、要望書を読むと、アメリカのこっちを読んだ方が早いんですよ、内容とかが先にわかるような状態になっております。 ...全文を見る
○小泉(俊)委員 三位一体改革を見ていますと、どうも、今おっしゃいましたが、量的な分配権限を変えているだけなんですよね。この国家の財政、国債だけでも七百十九兆、そして、先ほど、六月に発表された七百二十九兆の国の借金、私は、これほど膨大な借金がたまったら、量的な解決では解決にならな...全文を見る
○小泉(俊)委員 そこで、財務大臣にお尋ねいたします。  先ほどから、私はやはり、国家が破綻、財政上から大変な問題になってきていますね。合併特例債をもらえると思って合併して、本当に、これは七割国がいろいろな形で面倒見てくれるということになっていると思うんですが、これは、財務大臣...全文を見る
○小泉(俊)委員 実は、合併特例債が何に使われるかというのをコンサルタントとか地方自治体でいろいろやっています。これを現実に見られたことありますか。見ると、ほとんどまたかつてのように、多いのが小中学校が耐震構造になるとか、結局、非常に旧公共事業でやっていたようなことに近いことが行...全文を見る
○小泉(俊)委員 最後にお話しさせていただきますが、日本の農政というのは、米価二万円を基準に今までの耕地整理の負担金とかそういうものの仕組みができているんですよ。これを下ったら農家はもたないんです、実は。大臣、東京ですから、私はちょっと認識が甘いと思いますね。  それで、一つ、...全文を見る
10月28日第161回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第2号
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○小泉(俊)委員 民主党の小泉俊明でございます。  まず、質問に先立ちまして、台風、地震により亡くなられた皆様方に心より哀悼の意を表するとともに、被害を受けられた皆様方に対しては原状回復のために全力を尽くすことをお誓い申し上げ、質問に入らせていただきたいと思います。  まず、...全文を見る
○小泉(俊)委員 政府は、四月にも日本人人質事件があったわけでありますが、そのとき以降、退避勧告以外に予防のための十分な措置をとってこなかったことも今回の人質事件が起きた一つの大きな原因だと私は思っているわけでありますが、この点については、外務大臣、いかがでございましょうか。
○小泉(俊)委員 大臣、現地は実際には戦闘行為、戦争状態がまだまだ続いているわけであります。私は、退避勧告というレベルのものではなく、イラクへの入国禁止や渡航禁止という強いメッセージを政府としてきちっと出すべきだと思います。それを大臣に御指摘しておきたいと思います。  また、今...全文を見る
○小泉(俊)委員 次の質問に移らせていただきたいと思います。  次は、質問通告にありますように、総理、官房長官初め、官邸の危機意識についてであります。  私は、当選以来の四年半で、二十六回、十六人の総理大臣、大臣また日銀総裁に予算委員会や財務金融その他の委員会で質問させていた...全文を見る
○小泉(俊)委員 今、お答えの中に、官房長官は、翌朝、被害が大きいというのを聞いたと言っていますね。何言っているんですか。テレビ見ればわかるじゃないですか、夜のうちに。また、官房副長官も似たようなことを言っていますけれども、これは私は、明らかに危機意識が足りないと思いますよ。危機...全文を見る
○小泉(俊)委員 しかし、この前の台風二十二号、二十三号、そしてまた今回の地震、ライフラインが寸断され、道路は寸断され、動けるのは現実には自衛隊しかないわけであります。こういうときに自衛隊がその活動を、姿を示さなければ、私は本当の意味で国民の信頼は高まらないと思っているわけであり...全文を見る
○小泉(俊)委員 これは、確かに水流は強かったと思います。しかし、六十代、七十八歳ですよ、最高齢の方は。あのバスの上で、つかむものもなくいられたわけでしょう、三十七名が。本当に自衛隊の持っている全装備、全能力を発揮すれば、私は十分救助ができたと思います。  また、ヘリコプター、...全文を見る
○小泉(俊)委員 終わります。