河野洋平

こうのようへい



当選回数回

河野洋平の1982年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月28日第96回国会 衆議院 本会議 第4号
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○河野洋平君 私は、新自由クラブ・民主連合を代表して、総理並びに関係閣僚に対し、当面の問題について質問を行います。  まず、教育についてお尋ねをいたします。  大学進学希望者に対する共通一次試験が終わって、入試競争はこれから本番に入ります。毎年三十一万人もの新入生を受け入れて...全文を見る
03月19日第96回国会 衆議院 文教委員会 第3号
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○河野委員 国立学校設置法の一部改正について若干御質問申し上げたいと思います。  まず最初に、大学局長にお尋ねをいたしますが、ここしばらくの間ずっと文部省がつくってこられた医科大学、終始医科の単科大学をつくってこられたわけですが、この医科大学を単科大学でずっとつくってこられたの...全文を見る
○河野委員 いま御答弁のようなこともあると思うのですけれども、実際は大学紛争の経験にかんがみて、四年制と六年制を一緒に管理運営をすることは非常にむずかしい、六年制の大学は六年制だけでやった方が管理運営上うまくいくという、いわゆる管理運営面からきた単科大学重視といいますか単科大学を...全文を見る
○河野委員 その結果、管理運営はわりあいとスムーズに来ていると見ていいのだろうと思うのですが、しかし、その管理運営をうまくやろうと思うばかりに、実際はお医者さんをつくる作業が非常に一本調子になっているということはないのだろうか。あちこちでいろいろなお医者さんのお話などを聞いてみま...全文を見る
○河野委員 厚生省見えていますか。——厚生省、いまの議論を聞いておられてどうお思いになりますか。
○河野委員 医者の倫理観というのが非常に議論になりまして、こういうものをどうやって強く持ってもらうかということが医科大学に期待されているところじゃないかと思うのですね。倫理観と同時に、この倫理観を支えていくさまざまな人間的な体験あるいは人間としての知識、経験、そういうものを考えま...全文を見る
○河野委員 もうおっしゃるまでもなく、相当高い学力がなければ医科大学には入学できませんよね。それは入学者選抜に非常に気を使っておられる証左なんだろうと思うのですけれども、文部省の皆さんの理屈は私はよくわかりますが、現実を見れば、医科大学に進学しようという人は、高等学校の一年のころ...全文を見る
○河野委員 やや前向きの御答弁があって評価したいと思いますが、どうですか、思い切って他の大学と単位の互換制ぐらいやれませんか。そのくらい思い切ってやったって、教養課程の単位の互換制ぐらいあってもいいのじゃないですか。今度のこの法案の中には島根医科大学の大学院の問題があるわけですけ...全文を見る
○河野委員 単位の互換制を御検討いただく際に特に留意していただきたいことは、高いレベルの、たとえば東大と京都大学が単位の互換制があってもいいじゃないかとすぐに思いがちだけれども、いわゆる非常に学力の高い大学と余り学力の高くない大学との単位の互換制、それはいわゆる学力の高いと言われ...全文を見る
○河野委員 厚生省の方に伺いますが、お医者さんが足らぬ、医師養成をもう少しやらなければいかぬと何年か前から話がある。ずいぶん医科大学をつくってきたわけですが、いま厚生省で考えておりますお医者さんの数、もちろん質の問題もありますけれども、量的な問題だけ見て、最近の情勢でお医者さんの...全文を見る
○河野委員 もう一点伺いますが、歯医者さんはどうでしょうか。
○河野委員 文部省に伺います。  医科大学をずっとつくってきましたが、今度は歯科大学についてもう少し配慮しなければならぬ、そんなふうにはお考えになりませんか。
○河野委員 医学部について、単科の医科大学というものの見直し——見直しというと少し大げさですけれども、少し考えられたらどうですかという提案を申し上げたわけですが、たとえば、せめて医科大学と歯科大学、あるいは医学部と歯学部、これが一緒にやれないのは一体どういうわけなんでしょうね。こ...全文を見る
○河野委員 量的にはまあまあのところまで来たけれども、質的な改善が望まれる、こういう御答弁です。  厚生省に伺いますが、文部省はああ言っておられますけれども、質的な改善——改善といいますか、もうちょっと質を上げなければいかぬ。いままでの質が低いということじゃないでしょうけれども...全文を見る
○河野委員 たとえば京都大学の医学部の中で、歯についても相当な研究がなされ、教育がなされていますね。しかし、これは卒業してもいわゆる開業医にはなれないのですね。いまなれませんね。私の認識、違いますか。ちょっと答えてください。
○河野委員 担当でない方に御質問したのは申しわけない。いまのは取り消します。文部省からお答え願います。
○河野委員 つまり、京都大学の医学部でも歯について相当な教育をし、研究も進んでおるけれども、しかしそこを出ても歯医者さんの試験を受ける資格はないということなんですね。これぐらい、せめて歯医者さんになる国家試験を受ける資格ぐらい与える方法はないのですか。それは何かが邪魔しているので...全文を見る
○河野委員 私は一つの例で申し上げただけで、別に具体的、個別的な事例を持っているわけではありません。ありませんが、いまのお話を伺っていても何となく排他的な感じがしますね。私は単位の互換性を冒頭に申し上げましたけれども、単位の互換性もそうだし、それは医科と歯科だってもう少し交流があ...全文を見る
○河野委員 つまり、そういうことを聞いていても、十分に能力的にはあるのだろうと思うのですね、しかし法律的な資格を満たしていないということで、つまり非常に壁をつくって、こちら側の人にはこっちに入ってきてほしくない。つまりお医者さんの領域からは歯医者さんに入ってきてほしくない。同じよ...全文を見る
○河野委員 きょうはいまの御答弁で私は引き下がります。まずは医科の単科大学の交流とか、あえて申し上げれば単位の互換制であるとか、その他一般大学との間の交流によって人間性の涵養に努めるという努力を大学局長がそれからやりましょうということですから、いまの御答弁で私はもうきょうの質問は...全文を見る
03月26日第96回国会 衆議院 文教委員会 第5号
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○河野委員 冒頭に総理府に御質問をしたいのですが、おられますか。——昨年の十月二十三日以降、文部省、文部大臣から総理府総務長官に対して、青少年の非行問題で話し合いが持たれたかどうか、お答えをいただきたい。
○河野委員 文部大臣から総務長官にお話があったかと伺っているのです。
○河野委員 事務的にあったんですな。
○河野委員 それでは、文部省から総理府に事務的に話し合いがあった結果、どういうことになったか御説明願いたい。
○河野委員 前回私は文教委員会で文部大臣に対して、青少年の非行化の一つの契機になるのは未成年者の喫煙、飲酒、これが一つのきっかけになる、これはそのときの委員会で、警察庁の方が御出席になって、警察庁の方がきわめて明快に、それが一つの原因です、こういうお答えがございましたので、私は、...全文を見る
○河野委員 もう一回文部大臣と少しお話し合いをさせていただきたいと思います。  大臣、警察庁は、子供が非行化するときのきっかけは、ちょっとたばこを吸って大人になった気分になってみるとか、酒を飲んで酔っ払っていい気持ちになってみるというのが非行化へ引きずり込まれる一つのきっかけだ...全文を見る
○河野委員 心身ともに大人になり切れないうちに大人のまねをして非行化へ引きずり込まれる、そして特定の暴力団とかかわり合いができてしまうとかということがあると思うのです。そこで、少なくとも心身ともに成長をして、もっと自制心がきちっとできるとか、これはやってもいいけれども、これはここ...全文を見る
○河野委員 ぜひ研究をしていただきたいと思うのです。滋賀県の多賀町の例を申しますと、これは町民会議を開いて全町民が参加をして議論をした結果、やめよう、その結果は小売屋さんからはやはり困るというお話も出たようでございますけれども、いろいろ議論をして、それならば非常に少ない時間でもい...全文を見る
○河野委員 ですから文部大臣、もう一度総理府と御相談をいただけないでしょうか。そうして総理府さんも知恵を出してほしい。ポスターを張って非行化がとまるかな、僕は無理だと思いますね。先ほども申し上げましたように、やはりいまは、大人は不自由になる、あるいはいろいろ問題が起こっても、いま...全文を見る
○河野委員 非常に頼りにいたしております。ぜひひとつお願いをしたいと思います。  ただ、大臣、ちょっと気になりましたのは、つまり国際的相場とおっしゃいましたけれども、これはどうぞ文部省のどなたか、ひとつ大臣に各国の事例なども説明してほしいと思うのです。総理府でも把握しているかど...全文を見る
○河野委員 小中は義務教育ですから十分連係していただいていいです。しかし、中高の連係というのはどこまで踏み込んで考えていいかということには問題がありはしませんか。高等学校は、大臣御承知のとおり、任意に進むわけでございますから、それを義務教育の中学と高等学校をひっかけて一つの連係と...全文を見る
○河野委員 いま最後にちらっとおっしゃった専修学校、専修学校の存在、専修学校の価値といいますか、そういうものはこれから非常に大きくなっていくだろうと見るのはこれは一般的なのじゃないかと思うのです。高等学校への進学率は、いま局長おっしゃったように大体ここらでよくて横ばいと見るのが普...全文を見る
○河野委員 進学率は横ばい、そして恐らく中期的に見ると、専修学校へ行くこの流れというのは相当大きくなるだろうとも思えるし、それから高等学校へ行く人たちの中には、こういう表現はよくないかもわかりませんが、目的意識が非常にあいまいで、やり切らずに途中でやめてしまうという人の数が五%前...全文を見る
○河野委員 局長、ずいぶん長く続いたのだからやむを得ないと思いますけれども、現行の制度にこだわり過ぎているのじゃないでしょうか。現行の制度に人間を当てはめるのではなくて、やはり人間の発達とかいうものに制度を合わせていくというふうにしないと、いまの制度に人間をみんなはめ込んでいくと...全文を見る
○河野委員 いまの大臣の御答弁を私流にこういうふうに解釈したいと思うのです。現行の制度というものを固定してその中でいろいろ議論するということよりも、もう少し幅を広げて、その制度についてもいろんなところでいろんな議論をまずはしてほしい、一遍に制度改革とはいかないけれども、現行制度の...全文を見る
○河野委員 これも大臣から、現行の学校教育制度を含めて、本当に日本のすぐれた能力を生かすために教育制度についてみんなで考えようじゃないかと呼びかければ、それはもうさまざまな知恵が集まるだろう。いままでは現行制度というものをとにかく前提にして、この中でどうするかということだけを考え...全文を見る
○河野委員 そういう形のあるものはそうだけれども、実際は母親教室とか、そういうものにも文部省は予算を出しているのでしょう。そういうことを考えれば、ある意味ではゼロ歳あるいはおなかの中にいるときからと考えてもいいのじゃありませんか。
○河野委員 そうなんですよ。家庭教育とか母親教室に予算をつけていらっしゃるから、文部省とすればもうゼロ歳から死ぬまでの教育みんなあずかっている、そういうふうにむしろ自信を持っておっしゃっていただきたいのだけれども、しかし、一歩入ってみると、母親教室にお金は出しているけれども、金を...全文を見る
○河野委員 大臣に御答弁をいただいて恐縮いたしております。  幼児教育はなかなかむずかしいですね。子供が生まれた時期がとにかくばらばらなんですから、それを一括して教育するわけになかなかいかない。マンツーマンでやらないとなかなかうまく指導ができないというようなことがありますから、...全文を見る
○河野委員 そうすると、保育所は、幼稚園の機能プラス保育に欠けるお母さんといいますか、お父さんの保育に欠ける部分を支える。幼稚園の機能プラスそれがある、こう考えてよろしいですか。
○河野委員 そうすると今度は文部省に伺いますが、これは子供を預かる時間もたしか幼稚園は四時間、保育所は八時間を超えておるのでしょうか、八時間ぐらいでしょうか。子供を預かる時間の違いも相当あると思いますが、幼稚園でやっていることは保育所でやっているという保育所側の御説明があって、私...全文を見る
○河野委員 よけいなことはちょっと省いて、小学校の一年生に上がってくる学童といいますか、子供たちで、幼稚園を経験して小学校に入る子供と保育所を経験して小学校に入る子供とそのいずれでもない子供とあるわけですね。いずれでもない子供は申しわけないけれども、この際こっちへ置いておいて、幼...全文を見る
○河野委員 いま局長そういうふうにおっしゃったけれども、幼稚園だからこう、保育所だからこうということよりも、むしろもっと個別的なものなんじゃないでしょうか。そして知的なものよりもむしろ集団生活にどういうふうにうまくなじんでいく訓練ができているかとかそういうことなんだろうと思うので...全文を見る
○河野委員 大臣はお気づきになっていらっしゃると思いますけれども、いま全国的に幼稚園と保育所というのはかなり偏在している。地域によって非常に幼稚園の多い地域、そしてその地域には保育所が比較的少ない、ある地域には非常に保育所が多くて幼稚園が非常に少ない、そういう地域がある。それは、...全文を見る
○河野委員 ということになると、本来保育所と幼稚園というのはそれぞれの目的がちゃんとあって、保育所には保育に欠ける子供たちとか、幼稚園にはそれなりの目的があったわけですけれども、いまそういう地域的な偏在などを考えますと、全く同じとは言えるかどうかわかりませんけれども、かなり同じに...全文を見る
○河野委員 もう一点伺っておきますが、幼稚園と保育所では父兄の負担は相当に違うのでしょうか。これは比較がむずかしいのでしょうかな。もし比較ができる材料をお持ちだったら、幼稚園と保育所と父兄負担はどのくらい違うか、あるいはどのくらい似ているか、御説明いただければ御説明いただきたい。
○河野委員 大臣、私いまいろいろなことを申し上げましたけれども、さっき大臣がおっしゃった学校制度の改革について、いまは財政の問題もあるし、恐らくその言葉の裏には行政改革その他非常にこれから行政的にも問題が出てくる時期だという御認識が大臣におありなんだろうと思いましてこういう御質問...全文を見る
○河野委員 ありがとうございます。  確かに、私もその懇談会の報告書なるものも読ませていただきました。読ませていただいて、結論は簡単にはいかぬのだというのが結論のように拝見をしましたが、これは大臣お立場上あれでございますけれども、こういう懇談会の報告書というものは大体文部省と厚...全文を見る
○河野委員 相当に数がふえたということは大変結構なことだと思います。それだけ地方自治体には負担も多いかと思いますけれども、地方自治体がそういう理解を示していただいているということは大変ありがたいことでございます。  しかし、そうは言っても、これからもまだまだ調査しなければならな...全文を見る
○河野委員 相当に充実をしていただきましたけれども、まだまだ埋蔵文化財にぶつかって公共事業が長期に停滞をしてしまうとかあるいは民間の企業が工事をかなり長期にわたってストップをせざるを得ない、そういうこともあるやに聞いておりますが、その辺はどう把握しておられますか。
○河野委員 文化財を守るという立場から、時に少しかたくなであっても守るときには毅然として守ってほしいというふうに思いますが、一方でそのために思わざる長期間工事をとめられてしまう場面もあるわけで、少なくともお役所内部での書類審査その他のスピードアップ、これはぜひやってあげていただき...全文を見る
04月09日第96回国会 衆議院 文教委員会 第8号
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○河野委員 私の手元に、大変古い資料でございますが、昭和四十四年に総理府の青少年対策本部が行った「社会環境の浄化に関する世論調査」という資料がございます。この調査は、つまり青少年を取り巻く社会環境についていろいろなアンケート調査をしたものでございます。総理府おいでをいただいており...全文を見る
○河野委員 その四十四年の調査を見ましても、青少年を取り巻く社会環境というのはかなり心配があるという調査になっているわけですが、総理府から四十四年の調査について、少しその内容の主なところを御説明をいただくと同時に、できれば、いまお話しのように四十八年、五十一年、五十二年と、もし調...全文を見る
○河野委員 社会局見えていますか。——いま総理府から調査の概要についてお話がありましたが、文部省はいまの児童生徒を取り巻く環境について非常に悪くなってきているというふうな認識でしょうか。それとも、いやいやそうでない、大分よくなってきているという認識でしょうか。一般的な認識で結構で...全文を見る
○河野委員 文部省の考え方は、悪いものを規制するということよりも、むしろそうでない非常に健全な健康的な場を提供したり児童生徒の関心をそういう健全な方に向けるということに主眼が置かれているというふうにいまの答弁から受けとめましたが、それはそれで結構だと私は思うのです。結構だと思いま...全文を見る
○河野委員 総理府に伺いますが、いま文部省はじみちな長い努力があってそれを評価し協力するのだと言っておられるが、こうした問題をもしやるとすれば総理府がその調整機関としての役割りを担うことになるのじゃないかと思うのですが、総理府いかがですか。
○河野委員 御苦労、御苦心は非常によくわかるのですが、私は毎回ここで質問に立たせていただくたびに青少年の健全育成のことをばかの一つ覚えのように申し上げているのです。営業の自由とか表現の自由とか一それはそれなりになかなかむずかしい問題があることはわかるのですが、おっしゃるように毎年...全文を見る
○河野委員 この問題は、まさに社会教育局長がおっしゃったように、社会一般の問題としてとらえなきゃいかぬという、全くそうだと思うのです。ただ、そうだと思いますだけに最終責任がどこにあるかわからない。この問題がこれ以上悪化していくという場合にはどこが責任を負うのだ。文部省じゃない。警...全文を見る
○河野委員 文部省はギブアップという感じですね。しかし、この問題を文部省がギブアップするのはどんなものでしょうか。文部省だけではできないというふうに受け取らしていただきます。文部省だけではできないということになれば総理府が関係各省との調整を引き受けて、総理府にもう一度ボールが投げ...全文を見る
○河野委員 少し細かい話をさせていただきますが、文部省は、小学校、中学校教育で、発明する、新しい知恵をみんなで生み出すということを子供たちに期待していますか、期待していませんか。
○河野委員 創意工夫というか、創造力を養うということが小学校、中学校、まあ高等学校もそうでしょうけれども、教育にとって非常に重要だ。義務教育の中で創造力を養い、新しいアイデア、物をみんなが考え出すということを奨励しているというとおかしいけれども、そういうことを期待しているわけです...全文を見る
○河野委員 初中局長、少し頭をやわらかくして、近代社会にマッチしたような発想をしてもらわないと困る。これは小中学校で、つまり社会的なルールも教えなければいけませんよ。いままでは目に見える財産を保全する、つまり人の物をとってはいけないとか、人の土地に勝手に家を建ててはいけないとか、...全文を見る
○河野委員 私は、そんな詳細なことを教科書に書きなさいとか、教えなさいとか言っているのじゃないのです。そんなことまで言っているのじゃないのです。少なくとも創意工夫、創造力を期待して、そしてとにかく発明の日なんというものをつくって、文部大臣の賞状まで出して、発明こそ無資源国日本を支...全文を見る
○河野委員 すでに商業科とか工業科ではやっているのでしょう、局長。だけれども、それはそういう知的財産を所有している側に立つであろう人たちにそういうことは教えているけれども、つまり一般の生徒に教えろというのは、それを利用する側にも教えておいた方がいいですよということを私は言いたいの...全文を見る
○河野委員 ユネスコに対する拠出も、日本の経済力をもってすれば、世界第三位というのも、それは当然のこととは言いながら、ずいぶん積極的に寄与しているというふうに評価していいのでしょう。  これはどうでしょうか、ユネスコの当局からすれば、もっとやってくれていいのじゃないかなと思って...全文を見る
○河野委員 仮に自画自賛としても、悪い評価じゃないというふうに考えていいのでしょう。  そこで、非常に積極的に四十億を超えるお金をユネスコに拠出をしているわけですけれども、一体ユネスコ活動というものを日本国民はどの程度知っているのだろうか、ユネスコというものをどのくらい日本人は...全文を見る
○河野委員 国内のユネスコ活動の啓蒙はそれなりに相当やっていらっしゃる。いただいた資料だと、国内のユネスコ協会連盟にも二、三千万の金を出して、啓蒙運動に資する努力をしていらっしゃるというのは非常によくわかります。努力は評価します。  ただ、実際のユネスコ活動、国内におけるユネス...全文を見る
○河野委員 非常に残念なことなんですけれども、私のところに印刷物が一つ昨年届きまして、この印刷物に、ユネスコ協会連盟にもっとしっかりやってほしいということを一生懸命書いてきておるわけです。  この文章には、この人は昨年国際障害者年を記念してパリのユネスコ本部でしょうか、パリに日...全文を見る
○河野委員 これは、日本ユネスコ協会連盟の理事会がこの「たけのこ村」をパリに派遣するということを決めたのですね。あなたを派遣します——普通、派遣しますと、こう言われれば、何か多少は、たとえば運賃を多少出してくれるとか、何か多少の便宜を図ってくれると思っていたところが、派遣するとだ...全文を見る
○河野委員 大臣、こういうことでございまして、ユネスコ活動等非常に重要なものだという認識を私たちも持っておりますので、ぜひ健全なユネスコ活動が発展するように御指導をいただきたいということを最後に御要望申し上げておきたいと思います。
○河野委員 私は、最後にもう一言だけつけ加えて質問を終わりますが、国内委員にしても何にしても、名前だけ並べてユネスコの何たるか全然わかっていない。名前だけずらずら並べておけばいいというものじゃないから、国内委員なんかももう一度見直されたらどうですか。そして本当にユネスコというもの...全文を見る
07月30日第96回国会 衆議院 文教委員会 第17号
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○河野委員 外務省においでをいただいておりますから、外務省に最初に少しお話を伺いたいと思います。  日中の国交正常化を進めるに当たって、その原点として日中共同声明というものがございましたが、その日中共同声明をつくるに当たって、外務省は、日本と中国との間の不幸な関係をいろいろ認識...全文を見る
○河野委員 日本が戦争を通じて中国に重大な損害を与えたことを非常に深く反省するということをこちら側が言って、それに対して中国側から賠償権を放棄するということがこの国交正常化のもとになったわけですね。この日中国交正常化のもとというのはやはりわれわれは動かしてはいけない、外してはいけ...全文を見る
○河野委員 この十年間、両国がお互いに非常に相手のことを考えて、とにかく日中両国の友好関係を積み上げていこうという非常に慎重な努力、配慮というものがあってこの十年間来たのだと思うのです。もともと日本と中国との間には非常に不幸な歴史があるわけで、その歴史を乗り越えて両国が友好のきず...全文を見る
○河野委員 日本側が中国側に与えた物的な損害を初めとするさまざまな大きな損害というものがありながらそれを乗り越えて両国が友好関係を続けていくためには、日本側の中国側に対する慎重な、十分な配慮、思いやり、そういうものが必要だというふうに私は思うのですが、文部大臣はどうお考えになりま...全文を見る
○河野委員 国際交流、日中間の交流、その他にいろいろ御努力をしておられるということでございますが、さまざまな努力が今回のこの問題でかなり傷ついてしまった、残念ながら傷ついてしまったということもまた否定できないだろうと思うのです。ずいぶん学術その他の交流を積み重ねてこの十年間こられ...全文を見る
○河野委員 お互いに自分のとっている立場あるいは自分のとっている態度が独善的であるかどうかいつも見ながらいかないと、自分はいいつもりでいてがんばっても相手には相手の立場があったりして、おれは正しいことをやっているのだ、おれは間違ってないのだ、おれは自分の信念を貫いているのだと幾ら...全文を見る
○河野委員 日本には日本の、中国側には中国側の、何といいますか、言葉の解釈の違いなんというものもあるのだろうと思うのです。わりあいと漢字が同じだったりなんかするものですから、受け取り方、意味のとり方なんかで多少の違いがあるということは、かえって問題をむずかしくしている部分もあるい...全文を見る
○河野委員 どうも問題は、鎮静化するだろうとか、余り広がらないだろうとか、何とかなるのじゃないかとか、説明すればわかってくれるだろうとかという非常に希望的観測が政府内部にあるように思うのですけれども、余り甘く考えると、まず国際的にいっても、これは文部大臣の所管じゃないかもしれませ...全文を見る
○河野委員 気がつかないうちに相手を傷つけていた場合に、急いで他意はなかったという説明だけでは相手の傷がいえる場合といえない場合とあると思うのですね。これは大臣、お気持ちはよくわかりますけれども、説明をしただけではなかなか直らないということになったら、これは本当に両国関係も、せっ...全文を見る
○河野委員 時間が来ましたからやめます。やめますが、私はこの問題、先ほどから申し上げておるように、お互いにもう一度、大臣のお言葉をかりれば謙虚にひとつ見直す必要がある。謙虚に耳を傾けて、説明するというのも結構ですけれども、そうではなくて、やはりその前に謙虚に自分たちのやってきたこ...全文を見る
○河野委員 終わります。
08月04日第96回国会 衆議院 文教委員会 第18号
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○河野委員 法案について少しお尋ねをしたいと思います。  本法案は石橋さん以下の議員の方々によって提案された法案でございますが、この法案に文部大臣は御賛成でございますか。
○河野委員 なぜこの法案を文部省が提案をされなかったのか、理由を伺いたいと思います。
○河野委員 大学局長、もう一回御答弁をいただきたいと思います。
○河野委員 いろいろいきさつがあったけれども、さっき大臣がお答えになったように、文部省とすればもろ手を挙げてこの法案に賛成である、こう考えていいわけですね。しかし内閣といいますか、役所間のやりとりの中では、越えるハードルはなかなか高かった、こういうことに聞き取りました。そこで、そ...全文を見る
○河野委員 非常に謙虚な御答弁で、かえってこちらが恐縮するわけでございますが、教育の問題は一党一派に偏さないことがいいということから考えますと、この手の法案はできることなら——つまり議員立法でいくということであれば、反対があって対立すれば別でございますけれども、各党の合意が得られ...全文を見る
○河野委員 具体的な事態が起きないと実際はなかなかわからぬ問題だ、だから、わからぬ問題はできるだけ任せてしばらく様子を見よう、こういうこと、多少無責任と言えば無責任かもわからぬけれども、非常に大学側を信頼していると言えば信頼している、こういうかっこうになっていると思うのですね。 ...全文を見る
○河野委員 もうちょっと踏み込んで、見定めるのにどのくらい時間がかかりますか。三十年もかかりますか、それとも三年あるいは五年ぐらいでいいですか。一応見定めてみようというのに、一つのめどを言ってください、何年くらい見定めたら大体わかるか。どうですか。
○河野委員 まあ引き続き検討してください。  そこで大臣、先ほど大臣から、こういう法案には賛成だ、これから国際化時代に対応するために、あるいは学問の普遍性というようなことを考えると、国際交流といいますか、世界に開かれた学術、教育ということが必要だからこういう問題に賛成なんだとい...全文を見る
○河野委員 私は、いまの大臣の御答弁では国際化社会に対応できない。つまり、向こうから日本にも分校を開こうという大学をむしろそれでは排除してしまうのじゃないか。  大学の設置基準と一言で言いますけれども、アメリカの分校を日本につくろうと思うときに日本の大学の設置基準全部を当てはめ...全文を見る
○河野委員 確かに設置基準はもう見直すべき時期に来ていると私も思うのです。これはぜひ見直してほしいと思うのです。  ただ文部省は、いまの答弁だと、私がお伺いしているように、この設置基準では外国から——何も外国資本で新しい大学をつくるという意味じゃないのですよ、私の言っているのは...全文を見る
○河野委員 どうも大学局は大臣に対する物の言い方を少し気をつけてもらわないと、せっかく大臣のお気持ちを途中で変えるようなことがあるのははなはだ遺憾ですね。大臣にそこで耳打ちするだけではなくて、一遍ひとつやってみましょうか。大臣は必要最小限度とおっしゃった。学生の入学定員百人の文学...全文を見る
○河野委員 いまの答弁は校舎だけでしょう。それ以外に運動場も要るのでしょう、講堂も要るのでしょう。体育館も要りますね。図書館もそれ以外につくらなければいけませんね。それが必要最小限とは思えないですね。インチキ言ってはだめですよ。では、それだけあれば認可しますか、いまの三千平米と五...全文を見る
○河野委員 いま非常にラフなお答えですけれども、私が申し上げた文学部の百人、理学部の百人の学生を入れる学校をつくろうと思えば、文部省の考える必要最小限度の面積だって一万七千坪かそこら要りますよ。そんな面積、百人ずつ四年間ですから八百人になりますか、八百人の学生を入れるためにいま一...全文を見る
○河野委員 どうもありがとうございました。  質問を終わります。
08月06日第96回国会 衆議院 文教委員会 第19号
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○河野委員 今回の教科書の問題で閣議でいろいろな御議論があったということを新聞で拝見をいたしました。一部の閣僚から、これは内政干渉ではないかという意見があったと新聞が伝えておりますが、大臣は中国側のこうした意見を内政干渉だとお考えになりますか。いかがですか。
○河野委員 外務省お見えでしょうか。——外務大臣は外務委員会で、これは内政干渉ではないと答弁しておられるというふうにこれも新聞に出ておりますが、確認できますか。
○河野委員 八月四日の新聞を読みますと、宮澤外務大臣臨時代理は衆議院の外務委員会で、中国の申し入れば内政干渉には当たらない、こう述べておられる旨新聞が報道しております。  今度の問題が、もちろん本質では非常な問題があるわけでございますけれども、その本質の問題にプラス感情的な部分...全文を見る
○河野委員 いま私は、八月四日付の新聞から私が見た一部を申し上げたわけですが、八月五日の新聞にもまた、これは政務次官会議でいろいろ議論がある、この政務次官会議の議論の中には「「侵略」も「侵入」も「侵」の字が入っており、外国がいうほどの大問題ではないのではないか。」というような発言...全文を見る
○河野委員 やはりこういう政務次官会議のやりとりなどは相当慎重に把握する必要があるのじゃないでしょうか。これはもう本来から言えば、中で完全に把握され、外に出るときには非常に注意深く出すということでなければならないのに、きわめて不注意に外に出て、中では全く把握されていないというので...全文を見る
○河野委員 いまの外務省の御説明はそれは報道機関が報道をしているということであって、いまお話しのような国の政府とか公の立場の人が何をしたということではないと受けとめていいですか。(発言する者あり)
○河野委員 しかしこれは非常に大事なことですから正確に言ってもらわないと困るのですね。こういうASEAN諸国でのいろいろな不協和音あるいは不安、心配、そういったものを余り隠していると問題が起こったときにまた解決をむずかしくするわけですから、できるだけ未然に防ぐ意味でも外務省はこの...全文を見る
○河野委員 まあ社会主義国の報道機関ならば政府とほとんど表裏一体をなすと考えていいでしょうし、その報道機関の種類、従来の論調を見れば、これがどの程度公的な機関の考えに近いものかということは、外務省は恐らく実際は把握しておられるのだと思うのです。ここで言いにくければおっしゃらなくて...全文を見る
○河野委員 できるだけ早手回しに誤解を解く努力をすると同時に、もう一つは、やはり誤解を受けないやり方を考えるということがどうしても必要だろうと思います。  そこで大臣、先ほど来検定問題にかかる議論の中で検定官の人たちの話がいろいろ話題に出ている。いまさらここで検定官についていろ...全文を見る
○河野委員 知らされると驚くことがたくさんあるのです。最近この検定問題がこれだけやかましくなりますと、新聞各社は盛んにその問題に触れて記事を書きますからいろいろなことが目につきます。私の目につくということは日本全国それに関心のある人はみんな目につくはずでございまして、しかもこれ一...全文を見る
○河野委員 これは外務省に伺うのがいいのか文部省に伺うのがいいのかわかりませんが、今度の中国側からの意見は、教科書検定制度について中国側が異議を言っているのではなくて、教科書の記述の問題について異議を言っているのでしょうか。それとも、ああいうふうに記述を変えてしまうような検定のあ...全文を見る
○河野委員 外務省に伺います。  どうなんでしょうか外務省、いま文部省の答弁はああいう答弁ですけれども、教科書の検定制度というものが正確に中国側に理解されれば、この記述がこのままでも、中国側はなるほどそうだったのかということでオーケーになると思いますか。
○河野委員 もう一回事実関係だけ伺いましょう。  中国側からの申し入れば記述についてでしょうか、検定制度あるいは検定制度によって改められたという行為、どれでしょうか。
○河野委員 何を申し入れられているのかが正確にわからないのじゃ解決策が出ないのじゃないですか。何について申し入れを受けているのでしょうか。いま私が少なくとも外務省の御答弁を承ったのでは、やはり記述のようにも聞こえましたね。記述がおかしい、こういうおかしいことを記載している検定教科...全文を見る
○河野委員 これは、ここで議論していてもなかなかわからないのかもしれませんが、外務省、お気の毒ですけれどももう一度答えてほしいのです。たとえばいまの日本と中国とのやりとりから言えば、中国が指摘している記述だけ直すと問題は全部解決するでしょうか。どうですか。
○河野委員 当然認識が一番大事——一番大事というより基礎なんですから。ただこの認識については、大臣が繰り返し繰り返し、日中共同声明の精神というものが一番重要な基礎だということは確認しておられるわけです。その認識が具体的な行動としてあらわれてきていないと見えている、あるいは見ている...全文を見る
○河野委員 ひとつ一日も早くこの問題が解決されるように、文部省、外務省、力を合わせて取り組んでいただきたい。この問題は、一日延びれば延びるだけ非常に解決が困難になると同時に、国内にも混乱が起こる。私は、前回の質問でも申し上げましたように、こうした問題をこのまま長引かせれば、必ず教...全文を見る
○河野委員 終わります。
08月27日第96回国会 衆議院 文教委員会 第21号
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○河野委員 大分時間が超過して申しわけないと思いますが、ごく簡単に二、三点お尋ねをしたいと思います。  今度の問題が非常に感情的、複雑になった原因の一つに、閣議におけるはなはだ軽薄な発言が外部に伝えられたことがあるのじゃないかと私は思います。つまり、今度の教科書問題についての外...全文を見る
○河野委員 つまり、御注意があったということだろうと思います。しかしその後も二度、三度にわたって、これは閣議ではありませんけれども、地方遊説でございましょうか、地方の場で似たような発言が繰り返されたという報道がございます。これはやはりもっと事の本質を理解させる必要があるのではない...全文を見る
○河野委員 官房長官がおっしゃるのですから、官房長官の御答弁を信頼したいと思いますが、事実関係だけは確かめておきたいと思います。  総理大臣の閣僚に対する御注意は、閣議における閣僚内政干渉発言の当日行われたのでしょうか、それとも後日行われたのでしょうか、いかがですか。
○河野委員 先ほど同僚議員からも似たような御趣旨の御質問がございましたが、私はこの一カ月の間にこの問題の処理について文部、外務両省が非常に懸命な努力をなさったということを新聞等で承知をいたしております。またさらに、自民党の文教部会あるいは外交部会というのでしょうか、そうした政党の...全文を見る
○河野委員 審議会を開くということはこの一カ月間にはなかったわけですが、ごくごく早急に開くという御予定がありましょうか、日時等決まっておれば教えていただきたい。
○河野委員 文部省の指導要領というものは教科書と表裏一体をなすものだと思いますが、この指導要領にもこの問題が影を落としている。中国大陸に対する説明については進出という言葉を使って指導要領にも書かれている。これは文部省で直す準備、用意、ございますか。
○河野委員 最後に官房長官にお伺いをいたします。  今度の取りまとめで中国、韓国から理解が得られることが望ましいわけでございますが、なかなかこれはそう簡単にいかないかもしれない。先ほどのアジア局長の御説明でも、一定の部分は評価するけれども失望したという部分もあるわけでございまし...全文を見る
○河野委員 終わります。
○河野委員 外務省、局長にお待ちいただいておりますので、先に一問だけ外務省にお尋ねをいたします。  文部省が国際的にさまざまな情報を入手するなどを一つの目的にして、在外公館にアタッシェを何人か文部省は出しているわけですね。相当数、二、三人ですかパリにも出ておりますし、その他の国...全文を見る
○河野委員 この文部省から出ている——文部省から出ているという表現がいいのでしょうかよくわかりませんが、少なくとも文部省から派遣をされているアタッシェ、中国、韓国の大使館にいるアタッシェの方々が、今回のこの教科書批判について文部省にあるいは外務省を通してということになりましょうか...全文を見る
○河野委員 韓国について言えば、事前に韓国ソウルにある大使館からの連絡ですね。感触を外務省に報告してきたものを外務省としては文部省に連絡をしておられますか。文部省に対して、こういう動きがある、あるいは感触がある、これらについては相当注意深く検討すべきではないか、分析すべきではない...全文を見る
○河野委員 文部省は恐らく、これはどこが受けとめるのでしょうか。私は文部省にこの問題について質問通告してございませんから、担当者はおられないかもしれませんが、もし出席しておられる方でおわかりでしたら、この受け皿は学術国際局が受けたのでしょうか。それとも初中局が受けたのでしょうか。...全文を見る
○河野委員 私はかねてから、文部省がもっと在外公館に人を出すべきではないか、そして世界各地と教育、文化の面での交流ということもあって、もっともっと文部省は在外公館に人を派遣する必要があるのじゃないかということを考えていたわけです。私もかつてそうしたことを考えて外務省当局にもアタッ...全文を見る
○河野委員 この問題はひとつ今後の問題としてお考えをいただきたいと思います。  さてそこで文部省に少し御質問をしたいと思いますが、今回の政府見解、文部省は満足しておられますか。どなたでも結構です。
○河野委員 日中共同声明、日韓共同コミュニケの精神がよりよく教育に反映をされる必要がある、こういうことですから、文部省はこれから先、日韓、日中、共同コミュニケ、共同声明の精神がよりよく教育に反映されるように最善の努力をなさるということになるわけです。最善の努力をするということにな...全文を見る
○河野委員 先ほど来からいろいろな議論がありまして、いまの大臣の御答弁、一応私は評価いたします。一応評価しますが、先ほど来からたとえば官房長官の御答弁を聞いても、先ほど来からの同僚議員の議論の中でも出てまいりますように、教科書批判というものの底流にはやはり第二次大戦における日本の...全文を見る
○河野委員 ぜひひとつ大臣、いまの御答弁を、私は何と言いますか期待をしたいと思いますね。本当に国際的に見て、あるいは日中関係、日韓関係を考えて、もうバナナのたたき売りみたいな、ここまで、ここまでというようなやり方ではなくて、やはり一カ月間いろいろ国内でも議論をし、眠らぬ夜を何晩か...全文を見る
○河野委員 私は委員長にも理事会にも提案をしたいと思いますけれども、与野党間で検定制度については相当議論が対立している。検定制度をやめろという政党、そういう立場の党もあれば、手直ししろという立場もあれば、これは絶対守りたいという立場の政党もあるわけですけれども、少なくともこの部分...全文を見る
○河野委員 行政府にいまの質問は、余り適切な質問ではなかったかもしれません。しかし私は、立法府というのはそういうことを思い切って考えるべきではないのかと思うのです。いまの制度の中で変えろ、変えるな——繰り返し申し上げますが、私は変えられると思うけれども、文部省とすればこれは絶対変...全文を見る