河野洋平

こうのようへい



当選回数回

河野洋平の1983年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月28日第98回国会 衆議院 本会議 第4号
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○河野洋平君 私は、新自由クラブ・民主連合を代表して、総理の基本的な政治姿勢を中心にお伺いをいたします。  総理、先ほど来、先輩、同僚議員に対する総理大臣の答弁の中で、私にはどうも納得ができない、気になる点が二点ございます。最初に、その点をまず申し上げたいと思います。  総理...全文を見る
○河野洋平君(続) 国民の前に明らかにする厳粛な機会であるはずであります。この問題は、私を含め議員一人一人の倫理が問われています。  総理が、この問題にあくまでもほおかぶりをして、数の力で国会を押し切ろうとされるならば、せめて民主主義国家の総理として最後の責任だけは果たしていた...全文を見る
03月18日第98回国会 衆議院 文教委員会 第3号
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○河野委員 文部大臣の所信に関して、若干の御質問をさせていただきたいと思います。  先般の文部大臣の所信を拝聴いたしましたけれども、非常に率直に申し上げまして、文部大臣の文教政策に対する所信はそれなりに感ぜられますが、文教行政に対する、つまり中曽根内閣というのは行政改革が非常に...全文を見る
○河野委員 私は、ただいまの大臣の考えをおおむね支持したいと思います。確かに当初いいと思っていた制度も、時勢に合わなくなってきているものもたくさんあると思うのです。したがって、相当部分見直さなければならないところも出てきている。それから、お役所はもちろん国会といえども、たとえば文...全文を見る
○河野委員 これはもう何年前からでしょうか、地方の時代などという言葉があって、この地方の時代という言葉は、言葉だけがどんどん先行して、実態、現実はなかなかついていってないです。現実はいまだに、言ってみれば中央集権的な色彩が非常に強い。もっと地方に自主的な判断、メニューをつくらせる...全文を見る
○河野委員 この問題に関しては、文部省は行革に積極的だ、こういうふうに解釈をいたしましょう。  その次に、これも行政改革なんですが、国と地方の権限といいますか、あるいは事務の簡素化、そういったことをもう少し考えてほしい。この「地域からの具体的提言」はそういうことを言っているので...全文を見る
○河野委員 いまの局長の御答弁だと、公告を廃止するということについては可能だ、実現できる、こういうふうに受けとめていいですか。
○河野委員 公告をしなくてもいい、これは確かに一つの前進だと思います。前進といったって、もうほとんど意味を持たないものをやっていたというだけのことですからね。しかし、それでもいま申し上げるように二百件以上あるのですから、これはひとつぜひ実現してください。  その公告を廃止すると...全文を見る
○河野委員 いま非常に細かいことを二つばかり申し上げたのですが、地域が国政に望んでいる、行政改革について、行政内部の規制、民間に対する規制の中で廃止が望ましいと考えますよという七十七項目、各役所にわたって七十七項目あるうちの二項目を私は申し上げて、それはやりましょうと、こういう文...全文を見る
○河野委員 非常に率直な感想をお伺いをしたわけですが、ある人の話によれば、どうも近ごろの大学というのはそれぞれの都市のアクセサリーになっておる。何か地方都市でもちょっと大きな都市になると、大学でも誘致するか、それはあたかも公園とか病院とか公民館をつくった、あとはうちの町にないのは...全文を見る
○河野委員 いまのお話にもちょっとありましたけれども、専修学校とかそういったたぐいの教育機関が非常に多くの生徒を集めている。いまの大学がともすれば学のうんのうをきわめるために一生懸命行くという感じではなくて、さっき大臣もおっしゃったように教養を高める、あるいは多くの友人を持つ、そ...全文を見る
○河野委員 私は、先ほどからこの短大というのに非常に興味があると申し上げているのですが、この手の学校は非常に地域の実情と密着して考えないといけない。したがって、本来短大をつくる場合には、県立といいますか公立でやることの方が時勢に合っているのではないか、あるいは第三セクターとか私学...全文を見る
○河野委員 いまも御答弁の中にちらっと出たのですけれども、余りこの問題に入るつもりはありませんが、高岡の短期大学という計画ですね、大臣、これは事務当局から御説明があったと思うのです。  実は、私もかつてこれにかかわり合ったことが若干ございますので、多少経緯については知っているの...全文を見る
○河野委員 この問題は法案審査のときにするべきことで、少しよけいなことまで立ち入りまして御無礼をいたしました。  大学局にもう一点、共通一次の方について少し伺いたいと思うのです。私は本会議の代表質問でも共通一次について大臣にちょっとお伺いをしたのですが、昨今の報道にもまた出てお...全文を見る
○河野委員 相当幅広く慎重に、こうお答えになっているのですけれども、五教科七科目を減らした方がいいのじゃないか、これはもう世論の大勢だと思うのですね。専門家は知りませんよ。担当者はやはり自分のところは減らしたくないと思っているかもわからぬけれども、世論は、五教科七科目が多過ぎるよ...全文を見る
○河野委員 全体がまとまるのはいつごろと考えればいいのですか。
○河野委員 それはそうでしょう。少なくとも高等学校の三年になって急に変わっちゃ困るわけですから、六十一年実施ということなら、来年高校に入った人が準備するのですから、それは来年から変えなきゃいかぬ。それはわかりますね。それはいいですね。ということは、もうことしじゅうに結論が出る、こ...全文を見る
○河野委員 もう一つちょっと念のため伺いますが、入試改善会議とか、この改善のためのいろんな意見を聴取している。まず最初に、入試改善会議に私立大学の関係者は入っていますか。
○河野委員 今日の共通一次には私立大学が全然参加してない。全然参加してないと言うと、すぐ局長は、いや、一つ入っていますと言うけれども、僕はあの一つは私立と思っていない。思っていないというのは言い過ぎかもわからないけれども、あれは非常に公立的な私立だから、あの一校参加している分につ...全文を見る
○河野委員 局長、私学側から、共通一次の改善のための提言がある、あるいはこうすれば私学は参加できるというところまで言っているかどうかはよくわかりませんけれども、何か私学側からその種の提言がもしオフィシャルにあるとすれば、委員長、ぜひ資料としていただきたいと思うのです。後で理事会で...全文を見る
○河野委員 局長、これは私も勉強したいと思いますから、ひとつ資料などをいずれの機会かに御説明願いたいと思います。  もう時間でございますからこれで終わりますが、実は私は、青少年対策というのにかねてから非常に関心を持っておりました。毎度毎度この文教委員会で質問をいたしますときに、...全文を見る
○河野委員 もう本会議の予鈴のようでございますから、質問をやめますが、大臣の所信表明の中には、教育をきちっとするためには、みずからの行いをもって全身でこれに当たらなければだめだ、大臣はこう言っていらっしゃる。あるいはまた、社会の風潮が非行や校内暴力の背景にある、これは大臣の所信表...全文を見る
03月23日第98回国会 衆議院 文教委員会 第4号
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○河野委員 もう設置法についてはかなり同僚議員が御議論になった後でございまして、極力重複も避けたいと思いますので、私は順番上いわば締めくくりみたいなかっこうになりましたので、一、二点だけ文部省にお伺いをしたいと思います。  国立学校設置法というのは、かなり頻繁にこの委員会に毎年...全文を見る
○河野委員 もうちょっと具体的に言いますと、三重大学ですけれども、三重大学においては、従来の学部はすでに新入生の選抜は終わっておりますか。それともまだこれからでございますか。
○河野委員 そうすると、この法律が衆参両院で成立をいたしますと、新たに三重大学人文学部は学生募集をするわけですか。
○河野委員 共通一次はかぶらない。共通一次はかぶらないが、国立大学として三重大学の人文学部は、新たに二百二十名の学生を募集する。これは、新たな学生募集についてはどんな方法、手段――公募するわけですからね、学生さんに新しくこういう学部ができました、さあ受験なさい、どうやって周知徹底...全文を見る
○河野委員 多分法案は成立するだろうという予想のもとに大体予告はしてあるというような御答弁でございますが、やはり国会の審議というものは相当権威のあるものでなければならぬわけでございまして、私は別にとやかくいちゃもんをつけるつもりは全くないのです。受験生の心情その他を考えれば、こう...全文を見る
○河野委員 私は、いま局長がおっしゃったことがやはりいいと思うのですね、大臣。少なくとも高岡の短期大学について、これは問題も全くなくはないけれども、学生募集への姿勢としては、いまここでもちろん法律も整備され、建物も整備し、何年後には学生を受け入れますよということをいまからやる、こ...全文を見る
○河野委員 お話しはよくわかります。よくわかりますが、大学の方の準備が整ったからやるよとおっしゃるけれども、やはり法律が整備されるということも準備が整う一番重要なことなんです。もっと言えば、法律が先行して、法律が通らなければ本当は準備だってできないのですよ。法律が通るか通らぬかわ...全文を見る
○河野委員 私はこの法案についてはもう結構だというふうに思っております。ただ、恐らく来年も国立学校設置法はお出しになるのじゃありませんか、どうですか、局長。
○河野委員 少なくとも既設の大学に学部を増設をするなんという計画を国会にお出しになるならば、それはもう明らかにどうやってみたってこの通常国会で議論をするのはこの時期になってしまいますよ。衆参両院の予算の総括質問だ何だという従来の慣例、慣習を、これは慣例、慣習を全部破るのだと言えば...全文を見る
○河野委員 あと私は少しオーバードクターの問題でございますとか、行政改革に伴う定員増の問題とか、少し御議論申し上げたいと思うこともございますが、私はこの法案について概略は過日の大臣に対する質問で行っておりますので、本日はこの法案に対する質問はもうこれで終了したいと思います。  ...全文を見る
05月11日第98回国会 衆議院 文教委員会 第7号
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○河野委員 もう同僚議員の質問で大体問題点は出尽くしておると思いますので、私はごく一、二点、補足のような質問をさしていただきたいと思っております。  水産庁おられますか——水産庁に伺いますが、魚病技術士と獣医師との関係について、ちょっと御説明をいただきたい。
○河野委員 けさほど来、同僚議員からの質問にも答えておられますように、現在では相当な魚病による被害も出ていますね。漁業関係者に相当な被害がある。それに対する魚病技術者を相当に育成はしておられるというお話ですが、そうするとその対策に当たっている人たちは資格はないのですか。全く資格が...全文を見る
○河野委員 これは水産庁に伺うのはちょっと酷なのかもわかりませんが、鑑賞用の魚類がありますね、たとえばニシキゴイであるとか、こういう鑑賞用の魚類というのは、一匹当たり数十万円なんというのがいる。これらの病気に当たる人は、ではだれですか。これは水産庁に聞くのはちょっと気の毒かもわか...全文を見る
○河野委員 まあお尋ねするのは無理でしょう。無理でしょうが、水産技術者といいますかそういうものを育てておられるわけで、そういう人たち以外の人にはこれはもっと無理ですね。畜産局長おられるけれども、獣医師に診ろといっても、これはとても無理でしょう。これは、どっちかと言えば水産庁の縄張...全文を見る
○河野委員 また、さらに別のページには、ここ数年来大変なペットブームといいますか、ニシキゴイ、熱帯魚、金魚など、こういうものが大変なはやりでございまして、そのために何万円、何十万という魚を飼って、それが病気になる、これは殺すわけにいかぬというので最寄りの獣医さんに駆け込む、獣医さ...全文を見る
○河野委員 ちょっと研究課長さんの御答弁とは思えぬ御答弁だね。水産庁の研究課長さんがそんなことを言っておったのでは実際は話にならぬのじゃないですか。魚の方は公衆衛生上大した問題がないとか、あなた、冗談言ってはいかぬですよ、そんなでたらめを言っちゃ。はるかにこっちの方が公衆衛生上問...全文を見る
○河野委員 私、これ以上きょうは言いません。これ以上言いませんけれども水産庁さん、もう少し柔軟に対応されたらどうですか。これは水産庁さんのお家芸だけれども、養殖漁業がこれからどんどんさらに進むのでしょう。そうすると、病理学的に言っても何から言っても、もっと人間がめんどう見なければ...全文を見る
○河野委員 六年間みっちり勉強なさることは大変いいことで、ただ技術だけが進んで獣医師としての倫理観というものがどこかへ置き去りにされないように、教育課程をもう一度見直すに当たっては、そうしたこともきちっと手を入れてお考えをいただかなければいけないのじゃないか、そしてりっぱな獣医さ...全文を見る
07月27日第99回国会 衆議院 文教委員会 第2号
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○河野委員 まず最初に、当初予定されていた質問順位を繰り上げさせていただいた委員長及び理事会の皆様方の御理解に、感謝を申し上げたいと思います。  以下、若干の質問をさせていただきますが、まず冒頭に、東京医科歯科大学の問題を一点だけ伺います。  新聞その他で事態がだんだん明らか...全文を見る
○河野委員 わかりました。  次に、九州産業大学あるいは国士館大学、こういった私立大学の運営をめぐって学内、理事会、あるいはいわば学内が非常に混乱をする、こういう混乱に対して文部省が指導をするというのは実際問題なかなかむずかしいのだろう。法的根拠がなかなかない。どの程度指導がで...全文を見る
○河野委員 いま局長からお話がありましたような指導助言、こういったようなものは学校、私学それ自体がやや正常な形で運営をされている、たとえば命令系統がはっきりしているとか、責任の所在がはっきりしているとかいう場合に効果があるのであって、責任の所在がよくわからぬ、あるいは命令系統もめ...全文を見る
○河野委員 直接の担当ではない、現在は違いましたね。御無礼しました。直接の担当局長さんにできればもう一度伺いたいと思いますが、私は、もうそろそろそういう法律を時限立法でつくらなければならぬ時期かもしれないなと。この手の問題を余りに放置し過ぎると、先ほども同僚議員からもお話がありま...全文を見る
○河野委員 戸塚ヨットスクールの問題は、いま文部行政に携わる人間としてよく考えなければならぬことが二つあると思うのです。一つは、いまも大臣お話しになったように、民間会社だ、民間会社のやっていることで何とも、つまり、先ほどもこれは局長の御答弁にありましたが、法的にこれも余り根拠がな...全文を見る
○河野委員 私は、学制改革を文部省が省内でそういう形できちっとなさることを歓迎しているのです。大いに議論をしてもらいたいと思うのです。従来の学校制度ではもう入り切れない、対応し切れない、そういう認識に立っているからでございまして、特に私は文部省の皆さんにもう一点だけ注文をいたしま...全文を見る
○河野委員 時間がありませんので質問をやめますが、それはもう大臣のおっしゃることが正しいと思います。正しいと思いますが、現実は、先ほど私が申し上げたように、塾産業というものはもう新聞の経済欄にまで堂々と出て、塾産業の売り上げが日本経済の動きの中にまで顔を出すという事実があるのです...全文を見る
09月13日第100回国会 衆議院 本会議 第5号
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○河野洋平君 私は、新自由クラブを代表して、民主政治の基本となる公正な選挙を総理がどう認識しておられるかを初めとして、政治倫理、外交政策、教育問題などについて総理の御所見をお尋ねいたします。  まず最初に問題にしなければならないのは、さきの参議院選挙で目立った自民党の露骨な利益...全文を見る