河野洋平

こうのようへい



当選回数回

河野洋平の1994年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月07日第129回国会 衆議院 本会議 第8号
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○河野洋平君 私は、自由民主党・自由国民会議を代表し、細川総理に質問をいたします。  総理、私は質問を始めるに当たって、細川内閣が通常一月に行うべき国会への予算案の提出、そして施政方針演説を恣意的に三月四日までおくらせたことが、いかにさまざまな混乱を呼び、結果として国民生活に重...全文を見る
○河野洋平君(続) ところで総理は、施政方針演説で、ゴールドプランの抜本的な見直しを述べておられますが、大切なのはこの計画の着実な実施ではありませんか。介護や保育の充実に向けて、総理の御決意を承りたいと思います。  なお、一言つけ加えるならば、介護や保育の充実に必要な行政経費は...全文を見る
05月12日第129回国会 衆議院 本会議 第18号
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○河野洋平君 私は、自由民主党を代表し、新たに政権の座につかれた羽田総理に、基本的な政治姿勢及び当面する内外の諸課題の解決策について質問をいたします。  質問に先立ちまして、去る四月二十六日、多くの犠牲者を出しました中華航空機事故の御遺族に謹んでお悔やみを申し上げ、負傷者の方々...全文を見る
07月18日第130回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第1号
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○国務大臣(河野洋平君) このたび、外務大臣を拝命いたしました河野洋平でございます。沖縄及び北方問題に関する特別委員会の開催に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げたいと存じます。  まず、北方領土問題について申し述べます。  第二次大戦が終了して後四十九年が経過しようとして...全文を見る
07月20日第130回国会 衆議院 本会議 第2号
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○国務大臣(河野洋平君) 三党によります連立は、東西の冷戦構造の崩壊を背景として、これまでのいわゆる保守革新の壁を乗り越えた、安定した本格政権のスタートであると認識をいたしております。  これまでほぼ一年間にわたって政権を担当した旧連立内閣は、その不安定さ、脆弱性から政策遂行に...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 尊敬する石田委員長のお尋ねではございますけれども、政策の隔たりについては、先ほどの総理の御答弁をお聞きいただけば御心配には及ばないと存じます。  私に対しての、以下若干の御質問がございました。  おまえは旧連立政権を野合と言って国会で批判したじゃない...全文を見る
07月21日第130回国会 衆議院 安全保障委員会 第1号
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○河野国務大臣 今般、外務大臣に就任をいたしましたので、委員長を初め委員の皆様方に謹んでごあいさつを申し上げます。  私は、我が国の安全保障政策遂行の任に当たる者の一人として、また安全保障会議の議員として、その使命と責任を全うすべく全力を尽くす決意でございます。  冷戦終結後...全文を見る
07月21日第130回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号
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○河野国務大臣 このたび外務大臣を拝命いたしました河野でございます。  沖縄及び北方問題に関する特別委員会の開催に当たりまして、一言ごあいさつ申し上げます。  まず、北方領土問題について申し述べます。  第二次大戦が終了した後四十九年が経過しようとしている今日に至っても北方...全文を見る
07月21日第130回国会 衆議院 外務委員会 第1号
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○河野国務大臣 このたび外務大臣を拝命いたしました河野洋平でございます。衆議院外務委員会の開催に当たりまして、皆様にごあいさつを申し上げるとともに、所信の一端を申し述べたいと存じます。  国際社会は今、新たな平和と繁栄の枠組みに向けての変革期に置かれております。その中で、民族や...全文を見る
07月21日第130回国会 衆議院 本会議 第3号
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○国務大臣(河野洋平君) 政党のとるべき姿勢についていろいろと御意見をいただきました。しかし、米沢委員長がおっしゃるとおり憲政の常道というものを大事にしろというならば、私としては、細川内閣退陣の場面で、旧連立の皆さんは野党第一党の自民党に政権をお渡しになるべきではなかったのだろう...全文を見る
07月21日第130回国会 参議院 外務委員会 第1号
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○国務大臣(河野洋平君) このたび外務大臣を拝命いたしました河野洋平でございます。参議院外務委員会の開催に当たりまして、皆様にごあいさつを申し上げますとともに、所信の一端を申し述べたいと存じます。  国際社会は今、新たな平和と繁栄の枠組みに向けての変革期に置かれております。その...全文を見る
07月21日第130回国会 参議院 本会議 第2号
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○国務大臣(河野洋平君) 申し上げるまでもなく、日の丸を国旗、君が代を国歌とする認識は国民の間で既に定着をしていることではありますけれども、教育の場で国民として国旗・国歌を尊重するという基本的、基礎的な資質を身につけるための指導が適切に行われることは必要なことであると考えておりま...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 国際平和協力法及びその見直しについてお尋ねがございました。  具体的な方針は、総理先ほど御答弁のとおりでございます。私といたしましては、見直しに当たりましては、カンボジアでの一年余、さらにモザンビークで継続中の活動などの貴重な経験などをも踏まえて検討す...全文を見る
07月22日第130回国会 参議院 本会議 第3号
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○国務大臣(河野洋平君) 久保議員にお答えを申し上げます。  村山総理が所信表明演説で述べられた憲法の理念の尊重と軍備なき世界を人類の究極の目標とするという考え方につきましては、私ども三党の合意した政策の基本をなす考え方というふうに私は考えておりまして、賛成でございます。  ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 大久保議員にお答えをいたします。  自社さきがけの連立は基本理念までその結果変えたのか、こういうお尋ねでございます。  私は、理念の違いは違いとして、政策の一致あるいは政治手法の合意、そういったものを確認して連立政権に踏み切ったわけでございます。 ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) かつて我が国の植民地支配や侵略行為が多くの人々に苦しみや悲しみをもたらしたということを認識し、世界平和の創造のために一生懸命力を尽くしていく考えでございます。(拍手)    〔国務大臣武村正義君登壇、拍手〕
08月24日第130回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号
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○国務大臣(河野洋平君) このたび外務大臣を拝命いたしました河野洋平でございます。参議院の委員各位にはこれから先いろいろまた御指導をいただくことも多かろうと思います。どうぞよろしくお願いを申し上げます。  ただいま委員からお尋ねがございました件は、お尋ねのとおり、村山総理ととも...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 今申し上げましたように、かなりの乗客の乗ったタイ航空でございます。そのタイ航空の判断で、香港に着陸をできなかったために最寄りの飛行場に緊急避難的に給油のために着陸をさせていただいたということでございます。そういう意味では大変お世話になったということはもう...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 実は、韓国からタイのバンコクへ参りまして、その晩のうちに中国の銭其深外相と会談をする予定になっておりました。あらかじめアポイントをとって時間をあけておいていただいたわけでありますが、今申し上げたような事情で私の到着が深夜になったために、途中から連絡をして...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 十月二日から広島で行われるアジア大会は、私も若いころはスポーツマンの一隅におったわけでございますから、大変関心を持って見ております。  このアジア大会が、今お話しのように後で残念な大会だったと言われるようになってはならぬというふうに私も思っております。...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 今申し上げましたのは、まず第一に関係者の協議というものが重要だというふうに申し上げたわけでございまして、関係者の協議の結果、どういう結果になるかということを今見守っているわけでございまして、その結果が出たときに我々が判断をするということになるだろうと思い...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 先ほど申し上げましたように、アジア大会がみんなの祝福の中で開かれるということが重要だということを前提として私どもはこの問題を考えているわけでございます。  日本と中国の関係というものは、先ほど委員御指摘のとおり、二十数年間の歴史を積み重ねてきております...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 台湾の昨今の経済的な発展ぶりは目覚ましいものがあると私も思って見ております。  委員御指摘のように、人的な交流、民間の方々の交流も非常に盛んになってきているのは事実でございます。そうした経済的な交流、あるいは民間の方々の交流、こういったものがあるという...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 基本法について申し上げる前に、今お尋ねがございました点について一言申し上げたいと思います。  国民の皆様方の貴重な税金を使ってのODA政府開発援助でございますから、これが適正に効果的に使われるということは何より重要なことでございます。したがいまして、外...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 御指摘のとおりだと思います。世界の多くの国々から日本の政府開発援助に対する期待が寄せられておりまして、その中で一体、優先順位をつけるというと甚だおごった言い方にあるいはなるかもしれませんが、当事者としては当然、すべてに対応できないわけでございますから、ど...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) ナポリのサミットは村山政権がスタートをした直後でございますから、準備はなかなか大変なことであったわけでございます。政権発足十日足らずに先進国の首脳会議に出席をされるということで、村山総理も大変にお気も使われたでありましょうし、新たな問題について勉強もなさ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 日米包括経済協議は、現在中断をしているわけではございません。ずっと継続しているわけでございます、たまたま夏休みということで、先方も休暇をとっておられるということでここ少し間があきましたけれども。よく言われますが、アメリカはレーバーデーが過ぎると、つまり九...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 公共投資の基本計画につきましては、昨日、閣議でもいろいろ議論がございまして、総理から経済企画庁に対して指示をされたところでございます。  これは一つは、内需の拡大という視点から見ても非常に重要だと思います。日米関係、経済問題が非常に厳しいのは、一つはや...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) ルワンダの難民が国境を越えてザイールに大変な人数の人たちが避難をしている、その地域はまことに悲惨な状況だというニュースが流れました。  私はそのニュースを見ると同時に、UNHCR、難民高等弁務官の緒方貞子さんから電話をいただきまして、大変悲惨な状況で緊...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 海外広報について仕事自身は大変いい仕事をしておられるというふうに聞いておりましたけれども、委員御指摘のように、その首脳の中に社会的に極めて批判を受けた人間がおりましたことはまことに残念なことでございます。御指摘のとおり公益法人ということでございますから、...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) いろいろ御指摘をいただいてありがとうございます。  私、現場を承知しておりませんので的確にお答えできるかどうかわかりませんが、推察をいたしますのに、現地の大使の方々は、日本から例えば議員の皆さんあるいは日本からおいでいただく方にお目にかかってお話を伺う...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 委員御指摘のとおり、一年間に四回も内閣がかわるということはやはり正常な状況ではないと見るのは当然だろうと思います。  したがいまして、村山政権発足直後、先ほども御答弁申し上げましたが、ナポリの先進国首脳会議に参りましたときにも、外国の首脳の中にはやはり...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 考え方は変わっておりません。変わっておりませんが、その手順、手続について慎重に行おうということで、私は与党三党の方々と話し合いをいたしております。与党からも慎重に手続をしろという御指摘がございます。私自身もそういうふうに考えております。  それは、もう...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) きょうの委員の御質問は、国民的理解を深めるために極めて有効だと思います。国会での議論あるいはその他マスメディアを通しての議論、いろいろ起こってくるに違いないというふうに思っているわけでございます。  先ほどお話がございました権利と責任につきましても、今...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) あるかもしれない。
○国務大臣(河野洋平君) 国会のお許しがあれば、私、国連総会に出向いて演説をしたいという気持ちでございます。  この国連総会は、先生おっしゃるように大事な場面だというふうに私は思っております。それは常任理事国問題だけを指して言うのではなくて、先ほどから申し上げておりますように、...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) いろいろな視点があると思います。  先生の御指摘のような御意見があることも承知をしております。また一方で、現在の日本の社会経済全体を見ますと、むしろここは政治が安定して推移してほしいという気持ちが一方にあるということもまた無視できないと思います。  ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) さきの大戦に関する認識につきましては、村山総理が過日所信表明演説でお述べになりましたとおり、我が国の侵略行為や植民地支配などが多くの人々に耐えがたい苦しみと悲しみをもたらしたことへの認識を新たにして、深い反省の上に立って、というのが私の基本認識でございま...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 委員の御指摘は国会決議という意味だと思いますが、国会決議ということであればこれは国会、院の問題でございまして、閣僚として院の決議について余り申し上げる立場でないと言うべきだと思います。
○国務大臣(河野洋平君) 私は、国連が主催をいたしました軍縮会議がことし広島でございましたけれども、その広島で行われました会議に出席をいたしまして、来年決意を新たにするべきだということを申し上げたことがございます。  現在、国連におきましては、来年長崎でやはり軍縮のための会議を...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) さきの大戦にかかわる賠償、財産請求権の問題につきましては、サンフランシスコ平和条約あるいは二国間の平和条約及びその他の関連する条約などによって誠実に日本は対応してきているところでございまして、政府として御指摘がございました元慰安婦の方々に対する個人補償を...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 民間の募金でこの問題を云々ということを政府が考えるというのは正確ではないと思います。民間の募金なり、民間が自発的にこういうことをやろうといってそういう機運が高まって、国民的活動というんでしょうか、そういうものが高まってきて何かをなさるということがあれば、...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 私のかつて行った記者会見の内容については、ちょっと資料を持っておりませんので、正確に記憶をしておりませんので、それについてはお許しをいただきたいと思います。  被爆者援護法の制定問題につきましては、これまで自由民主党といたしましては、少なくともこの援護...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 日米安保条約の目的を達成するためにパイロットの技能の維持というものが重要であるという問題が一方にあると思います。もう一方で、先ほど来御答弁申し上げておりますように、公共の安全というものをきちんと守るということがこれまた極めて重要だというふうに思います。 ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 一番大事なことは、アジアの国々とともに考え、ともに行動するということだと思います。我々がアジアがどうあってほしいとか、どうあるべきだということを日本だけで考えるのではなくて、アジアの国々とともに考えるという態度、そして、ともに汗を流すという姿勢が何より必...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 喜屋武委員がかねてから御指摘のとおり、アジアの国々と日本との関係について何代もの政権がいろいろと発言をし、主張をし、また実行もしてまいりました。しかし、依然としてこの問題についてはまだ残されている問題もございます。その問題についても、今先生御指摘のとおり...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 受けておりません。
○国務大臣(河野洋平君) 書類の性質によると思いますので、いかなる性質のものか私が一遍調べてみます。
○国務大臣(河野洋平君) 先ほども御答弁申し上げましたように、日米安保条約の目的が達成されるためのパイロットの技能の維持というものはやはり必要なんだと思います。そういう技能が維持されなくていいということではないわけでございますから。  しかし他方、公共の安全、あるいは地域住民の...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 先ほど北米局長が申し上げましたとおり、米軍、米側とは必要あるときには随時話し合いを持っているところでございます。この話し合いはお互いに誠心誠意話し合うものでございます。
09月16日第130回国会 参議院 決算委員会 閉会後第5号
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○国務大臣(河野洋平君) 日ごろからODA問題について深い御関心をお持ちいただいておりますことを心から敬意を表したいと思います。また、先般の人口会議に私どもも出席をさせていただいて、我々の人口問題に対する考え方を申し上げたわけでございますが、これらにつきましてもいろいろ御指導をい...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) もう清水委員十分御承知でございますが、今回、公正取引委員会から調査を受けております問題は、まだその結果が出ておりませんので、我々も正確に事の次第を把握しているわけではございませんが、例えば外国から人が日本へ来て技術を学んで帰る、そういうときには、やはり日...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 今、局長御答弁申し上げましたように、十分研究をして、方向としてはその方向で改善をさせたいというふうに考えております。
○国務大臣(河野洋平君) 時系列的に今お話のございました問題について申し上げてみたいと思います。  昭和五十八年十月九日、ビルマ、現在のミャンマーにおきまして爆弾テロ事件が発生をいたしまして、同国を公式訪問中の全斗煥大統領一行の閣僚四名を初め、韓国、ビルマ両国の二十一名が犠牲と...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) どういうふうに申し上げていいか迷っておりますが、ちょっと前置き長くなるのを申しわけありませんがお許しをいただいて。  そもそも自由民主党という政党が昭和三十年の十一月に、「党の使命」あるいは「党の政綱」というような二つの文書、まだ幾つかたくさんあるわけ...全文を見る
10月04日第131回国会 衆議院 本会議 第2号
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○国務大臣(河野洋平君) 私は、九月二十一日より米国ワシントンを訪問し、クリントン大統領を、初め米国主要閣僚と会談した後、二十四日にニューヨークに移動して第四十九回国連総会に出席をいたしました。  その際、二十七日に国連総会におきまして一般討論演説を行ったほか、エッシー国連総会...全文を見る
10月04日第131回国会 参議院 本会議 第2号
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○国務大臣(河野洋平君) 私は、九月二十一日より米国ワシントンを訪問し、クリントン大統領を初め米国主要閣僚と会談した後、二十四日にニューヨークに移動して第四十九回国連総会に出席をいたしました。  その際、二十七日に国連総会において一般討論演説を行ったほか、エッシー国連総会議長、...全文を見る
10月05日第131回国会 衆議院 本会議 第3号
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○国務大臣(河野洋平君) 戦後処理の問題について申し上げます。  さきの大戦にかかわる賠償、財産、請求権の問題につきましては、サンフランシスコ平和条約、二国間の平和条約及びその他の関連する条約などに従って、我が国は誠実に対応してきているところでございます。このような我が国の立場...全文を見る
10月06日第131回国会 衆議院 本会議 第4号
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○国務大臣(河野洋平君) 核廃絶、軍縮への働きかけについて具体的なプログラムがあるか、こういうお尋ねでございました。  先ほど総理からも御答弁を申し上げましたけれども、私は、先般の国連演説におきまして、この点については力を入れて述べたつもりでございます。全面核実験禁止条約、これ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 反省のないまま大国的地位を追求しているのではないか、こういう御質問でございました。  しかし、私は、我が国は戦後一貫して、さきの大戦の反省の上に立って新しい国づくりをみんなでやってきたんじゃないか、こういうふうに見ているわけでございます。したがいまして...全文を見る
10月06日第131回国会 参議院 本会議 第3号
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○国務大臣(河野洋平君) ルワンダ難民支援のために自衛隊を派遣したのは常任理事国入りの実績づくりのためではないか、こういう御質問でございます。  これはもう先ほど総理から御答弁がございましたので私からつけ加えることはございませんが、まことに悲惨な状況にある難民の支援のために自衛...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 我が国は、国際の平和と安定のため、これまでも憲法の範囲内で可能な国際貢献を行ってまいりました。このような我が国の国際貢献は、軍縮・不拡散、国連平和維持活動、あるいは開発、環境、人権、難民、これらかなり幅広い分野にわたっております。我が国としては、今後とも...全文を見る
10月07日第131回国会 参議院 本会議 第4号
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○国務大臣(河野洋平君) 国際貢献に関する我が国の基本的な考え方につきましては、憲法との関係を含め、ただいま総理が御答弁されたとおりでございます。  我が国は、かねてから社会経済開発あるいは環境保護、人口、そういった面でODAの供与などを通じまして大きな貢献を既にいたしておりま...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) ウルグアイ・ラウンド協定についてお尋ねがございました。  政府といたしましては、ウルグアイ・ラウンド交渉の結果作成をされましたマラケシュ協定の締結は、貿易立国でございます我が国経済にとりましてトータルに考えて極めて重要である、こう考えているわけでござい...全文を見る
10月11日第131回国会 衆議院 予算委員会 第1号
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○河野国務大臣 北方領土関係について、私から御報告を申し上げます。  先週末、九日現在でございますが、八名の死者がロシア非常事態省、これは役所でございます、ロシア非常事態省により確認されたほか、負傷者も多数発生している模様でございます。多数の建物が倒壊、発電所、パイプライン、電...全文を見る
○河野国務大臣 ロシア政府、今申し上げましたのは、ロシア非常事態省より確認をされた情報でございます。
○河野国務大臣 現在、政府としては、現地のニーズを確認をいたしまして、非常事態における人道的見地から適切な支援を行うべく情報の収集に努めている段階でございます。  その関連で、ロシア政府内に設置されております、ヤーロフ副首相を長とする災害復旧に関する政府委員会から派遣された視察...全文を見る
○河野国務大臣 イラク軍の動きについて、私どもが掌握しているところを少し御説明申し上げたいと思います。  最近、イラクは、十月六日の革命指導評議会の声明等がござましたが、国連がイラクに対する経済制裁の解除に見通しをつけなければ、国連への協力を見直すということを言っておるわけでご...全文を見る
○河野国務大臣 今お尋ねがございましたように、立党当時、自主憲法を制定すべしという党の規定がございます。しかし、現在、国民の中にそうしたことを望む声が大多数になっているとは思っておりません。これは長い間、自民党の政権担当時代も一貫して、自民党は、憲法改正をその当時の内閣が政治的テ...全文を見る
○河野国務大臣 四十年ほど前の話でございます。我が党事務当局をして調査をさせても、そうした事実は見当たらないということでございます。いろいろと新聞その他が書いたというふうに聞いておりますが、私はそうした事実はないと確信を、事務当局の答弁を信頼しております。
○河野国務大臣 委員ももう承知の上でお話をしておられると思いますけれども、我々は村山首班指名に臨むに当たって、三党で政策についての大枠合意をしているわけでございます。その政策の大枠合意には、外交政策を初めとして主要政策についてこれを継承するということについて合意があるわけでござい...全文を見る
○河野国務大臣 あの経緯について十分御承知だとは思いますけれども、我々は政権構想をそれぞれ持っていたわけです。自由民主党は自由民主党であの時点で政権構想というものを持っておりました。基本的な考え方を我々は当時の社会党委員長であった村山さんに部屋を訪ねてきちんとお渡しをして、村山さ...全文を見る
○河野国務大臣 草川委員御指摘のとおり、クリントン大統領は日本時間の十一日九時演説を行いまして、イラクは国境付近に集結させた軍隊を撤退させると言っているが、撤退しているという証拠を見せていないというふうに指摘をして、さらに、我々はイラクが本当に撤退するかを注視していきたい、こう述...全文を見る
○河野国務大臣 昨年夏の選挙は、大変残念ながら我が党は立党以来初めて過半数を割りまして、政権の座から野に下るという状況となりました。我が党も過半数を割って野に下るという状況になりましたが、我が党以外にそれでは過半数を制した政党はいるかといえば、何党も過半数を制した政党はないわけで...全文を見る
○河野国務大臣 深谷議員御指摘のとおり、国連に対する期待は今や大変高うございます。東西の冷戦構造が終わるという事態から、世界は国連に対してさまざまな問題の解決を真剣に望んでいると思います。  その国連でございますけれども、国連創設時、つまり今から四十九年前、国連加盟国は五十一カ...全文を見る
○河野国務大臣 今まではどちらかといえば後ろ向きの問題をどう改善するかということが多かったわけでございますが、国民の期待にこたえて前向きの改革ということをぜひ進めていかなければならぬ。もちろん立法府の問題を行政府がとやかく言うべきでないと思いますが、そういう気持ちを私個人持ってお...全文を見る
○河野国務大臣 先ほども申し上げたところでございますが、昨年夏の選挙の結果は、自由民主党にとりましては、選挙の直前の議席を上回る議席を国民からいただいたわけでございます。しかしながら、自由民主党は、その選挙の結果に対しまして、これを厳粛に受けとめて、総裁以下三役がそろって責任をと...全文を見る
○河野国務大臣 大変多数の御質問でございますので、もし答弁が漏れましたら、後ほどまた御指摘をいただきたいと思います。  まず最初に、国連改革についてお尋ねがございました。国連改革、なかんずく安保理の改組について、これは国連の中で目下作業グループなどが各国の意見をそれぞれ出し合い...全文を見る
○河野国務大臣 御指摘の従軍慰安婦問題は、個人的に人間として感じたことを率直に申し上げれば、まず第一に、極めて恥ずかしい問題だというふうに私は感じております。さらに、今総理からも御答弁がございましたように、多数の女性の尊厳というものを傷つけた、あるいは、それはただ単に尊厳だけでは...全文を見る
○河野国務大臣 政府といたしましても、北方四島周辺水域における漁業をめぐる昨今の状況は大変心配をいたしておりまして、先般の国連総会の際、私とコズイレフ・ロシア外務大臣との会談におきましても、私より、民間人に対する発砲事件が再発することのないよう強く申し入れたところでございます。 ...全文を見る
○河野国務大臣 外務大臣といたしまして、アジア地域フォーラムという、ことし始まった会議がございます。これは、アジア・太平洋地域の代表者が、外務大臣が集まりまして、アジア・太平洋地域の安全というものに対して話し合うという会議でございますが、同じテーブルに着いて、それぞれの平和、安全...全文を見る
○河野国務大臣 我が国外交にとっても極めて重要な問題でございますから、でき得る限り多くの方々の意見を慎重に聞き、演説草稿もつくりたい、こう思っておりました。  もう一つ申し上げれば、それはただ単に演説草稿をつくるためだけではなくて、こうした態度を表明するためにも十分な議論が必要...全文を見る
○河野国務大臣 私から先に答弁をさせていただきます。  私のこのたびの国連演説におきましては、私は、憲法のもと、日本は武力行使を行わないということを国連の場で述べたわけでございます。国際連合という公式の場で日本国政府を代表して、私はそうはっきり申し上げてまいりました。この私の演...全文を見る
○河野国務大臣 国連はずっと改革についての議論を行っているわけです。現に国連の財政についても改革が行われなければならないということで議論がございまして、国連の財政改革については提案が出て、その方向が定まりつつございます。  今回は、主として安保理の改組という視点で議論が行われて...全文を見る
○河野国務大臣 現在の常任理事国五カ国は、国連創設時の国際社会の中でだれしもが認める五カ国であったと思います。しかし、その後半世紀近くたちまして、現在では、現在の常任理事国五カ国以外にも、グローバルに国際社会のことを考え得る能力といいますか知識といいますか、そういうものを持つ国が...全文を見る
○河野国務大臣 安保理の役割は、国際の平和と安全について議論をし、実効ある行動について論ずるということがまず最初だろうと思います。一たんトラブルが起きた後、それをどうやって抑え込むかという議論と同時に、そうしたトラブルが起きないような、問題を未然に防ぐということもまた重要なことで...全文を見る
10月12日第131回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○河野国務大臣 我が党に関する問題でもございますから、私から御答弁をさせていただきたいと思います。  ニューヨーク・タイムズの記事を私も拝見をいたしました。ニューヨーク・タイムズは、あの記事を掲載する前に我が党に問い合わせがございまして、我が党は党の事務局をして調査をいたしまし...全文を見る
○河野国務大臣 議員も十分御承知の上でのお問いかけだと思いますけれども、仮にこのニューヨーク・タイムズの記事を詳細に読んでみたところで、これは四十年前の記事でございます、問題でございます。現在、村山政権と連立をいたしております現在の自由民主党と四十年前のそのことと、一体どういう関...全文を見る
○河野国務大臣 私は、この問題は政府の問題ではない、自由民主党の問題であるというふうに思うわけでございます。そして……(「政権政党じゃないか」と呼ぶ者あり)政権政党ではないかという御疑念であるとすれば、先ほど申し上げたように、我が党は、出る者は出て、生まれ変わった新生自民党が現在...全文を見る
○河野国務大臣 ちょっと事実関係だけ私からまず御説明をしたいと思います。  ルワンダの難民問題につきましては、事の起こりはと申しますか、七月二十二日に国連でルワンダの難民についてアピールが出ておりまして、ぜひこの難民を助けなきゃならぬというのは七月二十二日が事の起こりでございま...全文を見る
○河野国務大臣 議員御指摘のように、北朝鮮における核兵器開発疑惑、これは我が国にとって重大な関心を持たざるを得ない問題でございます。と同時に、国際社会にとってもこの核拡散という問題は極めて重大な問題でございますから、この問題の解決こそ今我々がやらなければならない問題だと思っており...全文を見る
○河野国務大臣 先ほどアメリカが極めて慎重に、粘り強い交渉を北朝鮮としておられることを申し上げましたが、アメリカが北朝鮮といたしておられる交渉は、私どもが聞く限り、そして私どもがアメリカに対して話をする場面で、核疑惑が完全に払拭される必要がある、それはNPTへの完全復帰であり、I...全文を見る
○河野国務大臣 この問題について、アメリカ、日本、韓国、緊密な連絡をとっております。私は、先ほど申し上げましたように、この問題は我が国にとっても極めて重大な、我が国の安全にとって影響のある問題でございますし、それはただ単に我が国のみならず、国際社会にとっても極めて重大な問題でござ...全文を見る
○河野国務大臣 現在はまだそんな話まで全く進んでおりません。エネルギー機構をつくるとかどうするとかという話以前の問題として、北朝鮮がこの核開発疑惑を払拭する誠実な態度を示すということが何より重要であって、その態度が示されない限り、それ以上話は前に進まないというのが現在の状況でござ...全文を見る
○河野国務大臣 繰り返し申し上げるようで恐縮でございますが、米朝の話し合いは、極めてアメリカは粘り強く慎重な交渉をしておられます。これはもちろん交渉でございますから、一方だけではございません。双方がテーブルに着いて話し合いをしておられるわけですが、私どもはアメリカとは緊密な連絡を...全文を見る
○河野国務大臣 現在、北朝鮮とは国交もないわけでございまして、そうした問題以前の問題でございます。
○河野国務大臣 国連憲章には、常任理事国になろうとなるまいと、新たな義務が課せられるということは書いてございません。したがいまして、留保条件をつけるとかつけないとかという、法的に留保条件をつけるかどうかなどという議論をする必要はないわけでありますが、私が国連総会で申し上げましたの...全文を見る
○河野国務大臣 拒否権については実はさまざまな議論がございます。拒否権というものが民主的なものであるとかないとかということを含めて、さまざまな議論がございます。しかし、現在我が国がとっております態度は、常任理事国というものは、いずれにせよ常任理事国というものの中に拒否権を持つ常任...全文を見る
○河野国務大臣 竹下議員の問題は、山田議員も御承知と思いますけれども、あの言われております問題に端を発して、選挙の際に公認を御自身辞退をなさいました。これは、我が党の党籍は引き続きお持ちでございましたけれども、御自身、党の公認を辞退をされて、全く無所属で、一個人として選挙民に問う...全文を見る
○河野国務大臣 この問題が事件として、例えば司法の場で裁かれるとかという問題であれば、それはまた別の問題であろうと思います。この問題は、御自身が道義的責任を感じて公認を辞退をされて、繰り返しになりますが、個人の立場で選挙民に自分の立場、考え方を述べて、そして選挙民がその主張、立場...全文を見る
○河野国務大臣 先ほどお答え申しましたように、この記事が出る前にニューヨーク・タイムズから問い合わせがございました。事務局長を初め事務当局に調査をするようにという指示を、私から直接ではございません、問い合わせがありましたのは事務当局に問い合わせがあったようでございまして、党内で相...全文を見る
○河野国務大臣 先ほども申し上げましたように、四十年前のことでございます。四十年前に問い合わせがあったかどうかという記録が残っているというふうに私は常識的に思いませんが、党の事務当局は誠実に調査をしたというふうに言っております。
○河野国務大臣 我が党の名誉に関することでございますから、徹底的な調査はしなければならぬと思います。調査はしなければならぬと思いますが、私は、我が党の事務当局を信頼をいたしておりますから、事務当局の調査、これが何より私が信頼すべきものだというふうに思います。
○河野国務大臣 先ほど来から繰り返しお答え申し上げているとおりでございます。
○河野国務大臣 先般国連に参りましたときに、かなり多くの国の外務大臣と意見交換をする機会がございました。いろいろ意見交換をしてみますと、それぞれの立場がございまして、いろいろな意見がまだあって、収れんをされてはおりません。  今議員おっしゃいますように、つまりアジアから幾つとか...全文を見る
○河野国務大臣 まず最初に申し上げますが、安保理改組というのは国連改革の一環でございますから、国連改革がなされなければ安保理改組にならない。つまり、安保理が改組されるということは国連改革がなされるということでもあるわけで、そこは御理解をいただきたいと思います。  それから、拒否...全文を見る
○河野国務大臣 過去において社会党が自由民主党の政策についていろいろな意見を述べられた、これは社会党の見解であって、我が党のあずかり知らぬことでございます。我が党はかつて政権政党として我が国の安全のために適切な措置をとってきたと我が党は考えております。
○河野国務大臣 今津議員は、長い間自由民主党で政治活動をされたかつての同志でございます。かつての同志からいろいろと御意見をちょうだいしたことを大変ありがたく拝聴はいたしますが、少し今の御意見と私は見解を異にいたします。  二、三私の感想を申し上げれば、今津議員は、まず、保守中道...全文を見る
○河野国務大臣 社会党の問題、社会党委員長の御発言を信頼したいと思います。
○河野国務大臣 今村山総理は、社会党をして同じくモスクワへ調査を出して調査をした、その結果、そういうことはなかったという御発言をしておられるわけでございますから、その御発言も信頼をしていいと思っております。
○河野国務大臣 恐らく我が党調査局の出版によるものだと思います。
○河野国務大臣 今読み上げられた速記録のくだりは、私ちょっと読んでおりませんのでわかりませんが、そういう自民党からの質問に対して社会党が何か答えておられますか。もし答えている部分があったら引用していただきたいと思います。
○河野国務大臣 政党はお互いに批判し合い、切磋琢磨して進んでいくものだと思います。時にお互い厳しい批判をし合うという場面もあると思います。しかし、国家国民のためにここは一致して協力し合っていかなければならぬという場面もあるということをぜひ議員に御理解をいただきたいと思います。
○河野国務大臣 一遍よく読んでみます。
○河野国務大臣 私は国連で演説をいたしましたが、その国連で演説をする前に、閣僚懇談会等でどういう演説をするかという議論をしていただきました。また、与党三党の中でも演説についての内容について御議論をいただきました。そういう与党三党さらには閣僚懇談会における議論を踏まえて私は国連に臨...全文を見る
○河野国務大臣 条件をつけて安保理常任理事国に入る用意があると言ったわけではありません。我が国には我が国の立場がございますということを明確に国際社会の中で表現をしたわけです。  それはなぜかというと、安保理に入るための規定というものがあるわけではないのです。国連加盟国と安保理あ...全文を見る
○河野国務大臣 私は、今、軍事的貢献という言葉を使っておりません。
○河野国務大臣 法律のもとに厳格に対処すべきものと思います。
10月13日第131回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○河野国務大臣 委員御指摘のとおり、ヨーロッパにおける状況とアジアにおける状況は、全く同じではないと思います。ヨーロッパにおいてはもう既に、その平和に向けての準備が着々と整ってきております。これは、いわばNATOというヨーロッパを一つにまとめた体制というものがあって、新しい体制を...全文を見る
○河野国務大臣 我が国といたしましては、アメリカに対しまして、北朝鮮におきます核疑惑は我が国にとって極めて重大な懸念を有しております、そしてそれは、我が国のみならず北東アジア、ひいては国際社会にとって重大な問題でありますので、この核疑惑が完全に払拭されるための努力をともどもにいた...全文を見る
○河野国務大臣 十分に韓国、米国、日本、さらには中国も含めてこの問題解明のための努力をいたすつもりでございます。とりわけ日韓米、十分緊密な連絡をとりつつこの問題に対応したいと思います。
○河野国務大臣 目下裁判中でございます。その中途で一方的な意見を取り上げて、立法府の場で相手を誹謗、非難するようなこともいささかいかがかと思います。  私は、同志二人、先輩、同志を信頼しておりまして、そうした事実があるとは決して考えておりません。  政治改革を我々は進めていか...全文を見る
○河野国務大臣 今、松本議員から、質問の参考にということでしょうか、マッカーサー氏からの手紙が配付されました。私は実は、このマッカーサー大使からの書簡というものも読んでおります。  ちょっと長くなって恐縮ですが、我が党の名誉にもかかわりますので少し説明をさせていただきますが、こ...全文を見る
○河野国務大臣 あの当時、私は今お読みになった総裁声明を出しました。当然の声明と考えておりました。
○河野国務大臣 ちょっと松本先生の御質問で、余計なことかもわかりませんが、我が党の選挙公約は、「米の市場開放問題については、国内産で自給するとの基本方針を今後とも堅持し、ガット・ウルグアイ・ラウンド農業交渉の場で、引き続きこの方針を反映さ甘るよう全力を傾注します。」これが我が党の...全文を見る
○河野国務大臣 署名者がお答えになっていることですから、私がお答えをするのは蛇足であるかもしれませんが、マラケシュ閣僚会合においては、ウルグアイ・ラウンド交渉の結果を取りまとめた、世界貿易機関を設立するマラケシュ協定などの文書が添付されたウルグアイ・ラウンド最終文書に各国の代表が...全文を見る
○河野国務大臣 マラケシュ協定における署名はそのとおりであります。
○河野国務大臣 松本議員はマラケシュ協定を引用されて、一月一日は義務的なものではないというふうにおっしゃいましたが、それはもうそのとおりでございます。  しかしその一方で、先進国の首脳が集まって、一月一日までにお互いやろうではないかという話し合いをして、それぞれ合意ができている...全文を見る
10月14日第131回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号
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○河野国務大臣 十一日付ロシア非常事態省災害処理委員会報告書によりますと、被害地域の総人口は二万二千四百人でございまして、被災者約千五百人と報告されております。死者九名、負傷者三十二名、四百十九世帯、およそ千三百人が家屋を喪失した、全壊家屋は百七十一軒、部分壊家屋は二百六軒との報...全文を見る
○河野国務大臣 政府といたしましては、今回の地震によりまして北方四島において多大な被害が発生したことにかんがみまして、非常事態における人道的見地から、現地のニーズを踏まえて支援を行うという考えでございますが、今お尋ねのように、状況等は、ロシア政府から、現地のニーズとしては、パン焼...全文を見る
○河野国務大臣 現地の支援の実施に当たりましては、現地のニーズを踏まえまして、物資の供与を基本として、人の派遣については、物資の供与に必要な限度で実務者、専門家を派遣することとしたいと考えております。また、ロシア側より要請があれば、地震専門家の派遣は検討できると考えております。 ...全文を見る
○河野国務大臣 災害救助要員について現地からはそのニーズはないというふうに、現地のニーズを確認をいたしまして、そういうことはないと承知をいたしております。
○河野国務大臣 委員も御承知だと思いますが、サスコベッツ・ロシア第一副首相の訪日が予定されております。そこで、サスコベッツ第一副首相の訪日の日程等の打ち合わせもあって、我が方の渡辺駐ロ大使がサスコベッツ第一副首相に会っております。その際、日程を含めていろいろ話があったという報道が...全文を見る
○河野国務大臣 ただいま私が申し上げましたのは一般論として申し上げたわけでございまして、渡辺大使とサスコベッツ第一副首相との間の話の詳細は目下コメントを控えさせていただいております。機微に触れる点もございますので、少しその点は御容赦をいただきたいと思います。
○河野国務大臣 安全操業の問題は、極めて重大な問題だと思います。操業をなさる方々の安全をいかにしていくかということを我々としては真剣に考えなければならないと思います。  北方四島周辺水域におきます日本漁船の操業問題につきましては、政府としては、北方領土問題に関する我が方の基本的...全文を見る
○河野国務大臣 議員も御承知のとおり、この手の交渉は、相手のあることでもございますし、なかなかこの交渉は微妙なところがございます。したがって、いつまでにできるかと言われて、できますと一方で胸を張るというわけにはまいりませんが、確かに御指摘のとおり、漁期の問題という問題がございます...全文を見る
○河野国務大臣 まさにおっしゃるとおりでございます。漁期の問題などを考慮しつつ、できるだけ早く解決するべく努力をいたします。
10月14日第131回国会 参議院 予算委員会 第1号
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○国務大臣(河野洋平君) ただいま総理大臣御答弁のとおりでございます。
10月17日第131回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(河野洋平君) 私ども連立に参加いたしましたときに、自由民主党としては、過去を振り返って、我々が失敗したのはなぜか、我々に足らざるところがあるとすればどこかというようなことについて十分反省をして、そういう反省に立ってこの政権に参加をした。そして今、片山議員お話しのように...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 国民の皆様には、国連改革が一体どういう方向に進むか、あるいは国連改革の中で安保理の改組がどういうふうに行われるかということについてさらによく知っていただきたいという気持ちもございます。  幸いなことに、こうして国会での御議論、さらには新聞、テレビあるい...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 御承知のとおり、現在国連は百八十四カ国という大変多数の国が参加をいたしております。現在は百八十四カ国という多数の加盟国がございますが、安全保障理事会、この安保理の常任理事国は、御承知のとおり五カ国でございます。五つの常任理事国、さらにそれを取り巻く若干の...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 私から御答弁をさせていただきます。  先ほどの総理の御答弁の中でも総理御自身がお触れになっておられますように、先般、総理のアジア訪問では、アジアの国々から日本の国際貢献に対する強い期待が述べられたことは事実でございます。  一方、今、議員がお尋ねのよ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 例えば私の国連演説の中で、「武力の行使はいたしません。」、こういうことを言いました。これに対して国内外にいろいろな評価、批評がございますけれども、アジアの国々の中には、日本が改めて武力行使をしないということを明言したということで好感を持った国もあるという...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 議員お尋ねのとおり、国際社会は援助疲れと言われる状況でございます。  これは御承知のとおり、ここ数年、近年と申しましょうか、政府開発援助に熱心だった国々もさすがに伸びが鈍って前年比マイナスになってしまうというような状況で、上から二十ぐらいの国を見まして...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 御指摘はよくわかります。ただ他方、外国から、どうも日本は国際貢献などと称して援助を出しながら、それは一方で、自国の利益に皆ひもをつけているではないかという批判が一方で起こることがあってはならないと思うんですね。  今、議員がおっしゃるように、日本が持つ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 御指摘のとおりだと思います。  NGOの方々は、なかなか政府開発援助では気がつかないといいますかあるいは手が届かない、そういうところにまで細かく入り込んで作業をしていただいて高い評価を受けております。また、地方自治体は地方自治体で、姉妹都市もございます...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) アメリカは中間選挙に入ってしまうということがございまして、これはもう中間選挙が終わってからの議会で承認をするということにならざるを得ないだろうと思います。  これは各国ともに国会の会期でありますとか選挙の時期でございますとかいろいろありまして、必ずしも...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 我が党は三十八年間にわたって政権を担当してまいりました。その間、国家の運営についてその大筋において間違いはなかった、そういう自負がございます。しかし、残念ながら近年におきまして何度か金銭にまつわる不祥事が起きまして、国民から厳しく批判をされたところでござ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 国連が国際社会から期待をされている大きな問題は、議員御指摘のとおり、国際の平和と安全でございます。その国際の平和と安全のために安保理はいろいろな議論をするわけですが、その安保理の議論の中には、新しい時代に新しい議論もこれから起こってくるに違いないと私は思...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 国連総会におきまして私が述べましたことは、そういった意味でございます。
○国務大臣(河野洋平君) 委員会におきます議員の質問について、閣僚の立場からあれこれ申し上げることは差し控えさせていただきたいというふうに思います。  ただ、強いて申し上げれば、先般の質疑は私も閣僚席で聞いておりましたけれども、雑誌の書いております内容をただすというよりは、この...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 聴濤議員にまず最初に申し上げておかなければなりませんことは、今御議論をされておりますことは、現行の国連憲章について御議論をされているわけでございます。もし仮に、全くもじ仮にでございますが、日本が安保理に入る、常任理事国になるという状況の場合には、国連憲章...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) ちょっと重ねて申し上げるようで恐縮でございますが、国連憲章を改正しなければ日本が常任理事国になるということはあり得ないわけでございます。
○国務大臣(河野洋平君) 私が申し上げているのはそういう意味で申し上げているわけではありませんで、余り議員から現行の国連憲章に基づいての御議論があるものですから、こういうこともあるのですよということをお答え申し上げたわけでございます。  今、議員がお尋ねの四十七条の問題について...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 私が申し上げておりますことは、先ほど来政府委員から御答弁を申し上げましたように、この問題は国連創設以来一度も現実の問題になったことがないわけです。そしてしかも、例えば正規の国連軍云々というくだりは特別協定を結ぶということになっているけれども、いまだに特別...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 軍事参謀委員会が何十回も開かれたという回数だけをここで取り上げて、あたかも軍事参謀委員会が内容のある委員会を開いていたように印象づけることは適当でないと思います。  私どもも軍事参謀委員会が開かれているということも聞いておりますけれども、内容のある委員...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 誤解があるといけませんから、余計なことかと思いますが答弁をさせていただきます。  私どもは、国連改革が行われて、我々の考える基本的な国際貢献に対する考え方を表明した上で、こういうことであるならば国連改革があるということを前提として安保理常任理事国に入る...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) たくさんお尋ねでございまして、できるだけ落とさないように御返事をしたいと思いますが、冷戦時代と冷戦後とどこが違うのかというのがまず最初のお尋ねでございました。  確かに、冷戦が終えん、終結をいたしまして国際社会の中には安堵した部分がございます。しかし一...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) ヨーロッパにおきましてはどうやら戦後は終わった、ロシア兵も完全に撤収をして完全に終わったというふうに我々は思うわけでございますが、アジアはいささか状況を異にしているのではないか。これはアジア・太平洋地域が最近経済的にも非常な活況を呈しているということも一...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 第一点については、議員のお尋ねを承らせていただきます。  第二点、第三点は、それぞれ防衛庁の中で適切に措置されるものというふうに考えております。  駐留経費の問題につきましては、これもまた私ども十分御意見は承らせていただきながら、適切に措置したいと思...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 総理大臣御答弁のとおりのように私は思います。政治に対する白け、こういったものに対して我々がどうしていくかということは深刻に考えなければならぬと思います。
10月18日第131回国会 衆議院 本会議 第6号
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○国務大臣(河野洋平君) 中島議員からのお尋ねでございます。  自民党に問題があって行政改革が難しいのではないか、こういう御心配のようでございますが、国鉄、電電、こういったものの民営化を断行したのは自民党政権下でございました。(拍手)そういうことをぜひ思い起こしていただきたいと...全文を見る
10月18日第131回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○国務大臣(河野洋平君) 昨晩遅く、ジュネーブにおきまして核開発問題についての米朝代表団間で暫定合意に達したという連絡がございました。両代表団は、本合意については本国の了承を取りつける必要があるということで、合意内容自体についてはいまだ発表はなされておりません。  この合意につ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) いただいております。今ここに持っております。
○国務大臣(河野洋平君) 私どもの政府開発援助は、国際的に見ましても、開発途上国、そして懸命に自助努力をしておられる国のそうした努力を支援するということに役立てなければならないと思っております。  議員も御承知のとおり、インドネシアはアジアの人口からいえば大変大きな国としてその...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 竹村委員を初め調査団の方が大変熱心にあちこち見ていただいたということは伺っております。今いろいろ御指摘がございましたが、通訳の問題その他はよく皆さんのお話も伺った上で考えさせていただきたいと思います。  余計なことでございます、申し上げることがいいかど...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 竹村議員のお気持ちは私は十分理解できます。  ただ問題は、法律的には、先ほど外務省条約局長から申しましたように、国家間の問題としてはこれは終わっていると。問題は、国家間でやりとりをする問題ではなくて、他の角度から何か考える方法があるかどうかということに...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 竹村議員が御指摘の問題は、昨年十月二十七日及び二十八日、市民的及び政治的権利に関する国際規約、いわゆる国際人権B規約に基づき設置されているB規約人権委員会において、我が国政府が提出した第三回報告について審査が行われて、この審査の席上三人の委員から、これは...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 御承知のとおり、日米包括経済協議は、昨年の夏、宮澤・クリントン会談を受けてその交渉がスタートをいたしました。お話しのとおり、二月には一時中断という極めて残念な事態になりましたけれども、再開され、その後も引き続き協議が続けられていたところでございます。 ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 議員御指摘のとおり、この問題は極めて重大であり、緊急性を持った問題であると思います。  今御指摘のサミットでこうした問題を取り上げるべきではないかという御意見はまことにそのとおりだと思いますが、既にサミットでもこの問題は再三取り上げられております。過般...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 西岡議員御指摘のとおり、他国におきます議会の審議の状況は、米国におきましては、十一月二十九日に下院で、十二月一日に上院でそれぞれ本会議で採決が行われる予定である、これは予定であるというふうに聞いております。この予定でございますけれども、かなりその日にちに...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) もう議員十分御承知のとおり、WTOは多角的自由貿易体制を維持強化するということを目的にしているわけでございまして、多角的自由貿易体制の中核的役割をこのWTOが果たすということになると期待をされているわけでございます。  したがいまして、御指摘のように、...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 結論から言えば、我が国への米輸出国の反応について十分考慮を払う必要があるというふうに思います。  ウルグアイ・ラウンド農業合意に基づく外国産米の輸入などによりまして備蓄余剰米が生じた場合、その一部を食糧援助に利用することについてやってはどうかという意見...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 創立五十年を目前にした国連は、何回も申し上げていることでございますが、創設時五十カ国を少し超える程度の加盟国であったものが、今や百八十カ国を超えるという大変人きた世帯になったわけです。そこで、国連を改革すべしという声が国連の中で大変強くたりまして、国連改...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 世論調査について御指摘がございました。  確かに世論調査の中にはいろいろな数字がございまして、御指摘になられました数字は日本経済新聞の比較的新しい数字だと思います。この日経の数字、賛成二五、他国に推されるならいいじゃないかというのが一〇、合計して三五。...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) けさ申し上げたこと以降、実は詳細な報告がまだございません。  けさ申し上げましたように、暫定的な合意ができたと。しかし、これはいずれも本国の了承を得る必要があるので、本国の了承取りづけのために時間がしばらく必要だということでございまして、それ以上の詳細...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 未知認でございます。  我が方としては、その内容の詳細な報告を受けるまで推定でこの事柄を申し上げるにはいささか問題が重大過ぎるというふうに考えております。
○国務大臣(河野洋平君) はい。
○国務大臣(河野洋平君) 先ほども申し上げましたように、暫定合意ができたという連絡はいただきました。そして、ちょっと繰り返しになって恐縮ですが、本国に了承を求めるというのが今の状況でございます。そこで、両国本国が了承すれば改めてそこで合意ができるということになるだろうと思います。...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) もちろん、これからアメリカから報告が我が方へ来ると思いますのでそれを待って、その報告を受けてこれから次のステップ、次の仕事をどういう形で進めていくかあるいはその内容についての分析検討に入るということにたろうかと思います。    〔委員長退席、理事伊江朝...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 議員のお尋ねは、あくまで我が国が安保理常任理事国になったという前提の議論の中で出てきたというふうに解釈をいたしたいと思いますが、安保理の常任理事国となれば、その席においてそうした議論に我が国が参加をするということはあると思います。  もう議員御承知のと...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 本当にこれは繰り返しの議論になってしまうわけでございますが、軍事参謀委員会が何をするかという問題は、四十七条三項に書いてございます軍事参謀委員会は、安保理の自由に任された兵力の戦略的指導をするというのがまず一つ書いてございます。  しかしながら、安保理...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 私は、常任理事国に日本の国がなったと仮定してということをまず冒頭に申し上げてお話をしているわけでございますが、私は常任理事国に入ること、したがって軍事参謀委員会の構成メンバーになることと特別協定に関係があるなどということを申し上げているのではありません。...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 誤解が後に残ってはいけませんからそこははっきりさせておきたいと思いますが、四七年、すなわち一九四七年にそういう議論が一部であった。しかし、その一九四七年のそうした議論は全く安保理でも合意をされていなければ総会でも合意をされていない。そういう、つまり一つの...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 今、政府委員から御答弁申し上げましたように、そういう解釈が最も今、多数意見だということを承知しております。
○国務大臣(河野洋平君) 議員の御質問は、時々、戦略的指導の議論をしていると軍事的指導と言葉が変わったり、いろいろ変わるように思うんですが、今、議論をしているのは、軍事参謀委員会における戦略的指導についての御議論だというふうに私は思います。今、政府委員から御答弁を申し上げたとおり...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 冷戦後の国際情勢について、それはもう昨日来、総理からも御答弁がございますように、冷戦のさたかと冷戦後では国際情勢には変化があったということは申し上げたとおりでございます。ただ私、申し上げましたが、ヨーロッパにおける大きな劇的な変化に比べるとアジアには問題...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 繰り返しの御答弁になって恐縮でございますけれども、日本の安全ということを考えますれば、日本の安全は米軍と日本の自衛隊と、これが車の両輪のような形で我が国の安全を支えているわけでございますから、そうしたことも日本の国の安全という意味で考えなければならないと...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 総理の御答弁のとおりでございます。
○国務大臣(河野洋平君) 一九九五年の米国防歳出認定法に基づく点についてのお尋ねでございますが、在日米軍施設・区域の提供は日米安保体制の効果的運用にとり極めて重要でございますが、他方、周辺住民にいろいろな御迷惑をかけていることも承知をいたしておりまして、従来から、個々の施設・区域...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 御指摘のとおり、情報というのは一番重要だと思います。ある人によれば、政治は情報戦争だとまでおっしゃる方があるわけで、情報をどう管理するかということが一番重要だと思います。  しかし、情報の中にはいい情報もあれば悪い情報もあり、本当に重要な情報もあればそ...全文を見る
10月20日第131回国会 衆議院 安全保障委員会 第1号
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○河野国務大臣 冷戦後の新しい国際情勢のもとで、国連に対する国際社会の期待はかってないほどに高まっております。  国連がこのような世界の期待に的確にこたえるためには、国連の改革が必要であります。国連が機能強化に向けた改革を進める上で特に重要なのは、安全保障理事会の改組です。安保...全文を見る
○河野国務大臣 当時私は、イタリーのナポリで先進国の首脳会議がございまして、それに出席をいたしておりまして、ナポリのホテルで一報を聞きました。当時は、御承知のとおり先進国の首脳がナポリに皆集まっておりまして、そこには、例えばアメリカは大統領ももちろんお見えですが、クリストファー国...全文を見る
○河野国務大臣 私、ちょっと時間を正確に覚えておりませんが、総理は当時、今申し上げたように体調を崩しておられまして、病院におられたわけでございますが、病院から関係者を通しての指示で、万全を期すようにという御指示がございました。  私は、韓国の外務大臣、韓昇洲外相にも電話連絡をい...全文を見る
○河野国務大臣 今お答えをいたしましたように、当時総理は体調を崩して病院におられて、その病院に詰めておりました関係者を通して、私に、万全を期すようにという御指示がございました。ぞうお答えいたしました。
○河野国務大臣 直接はございません。
○河野国務大臣 ちょっと私から補足をさせていただきたいと思いますが、委員は、どうも日本の危機管理体制があの当時十分でなかったではないかという御指摘でございました。 ただ、私申し上げておきたいと思いますことは、当時官邸に官房長官がいたと先ほど私御答弁を申し上げましたが、当時の官房長...全文を見る
○河野国務大臣 米朝会談は、アメリカの粘り強い真摯な態度での話し合いによる協議が続けられて、私どもへの連絡では、先ごろ暫定合意に達したという御報告をいただいておりますが、このことは、我々としても基本的に大変歓迎をすべきことだと思います。朝鮮半島における核問題というものは、近隣諸国...全文を見る
○河野国務大臣 連立のパートナーとはいえ他党の内部の問題でございますから、私がそこまで申し上げることはどうかと思います。  しかし、村山総理の御答弁を横で聞いておりますと、社会党の中にはやはり相当に議論をし、苦悩と言ったら言い過ぎかと思いますが、さまざまな角度で議論をされたので...全文を見る
○河野国務大臣 先ほども申し上げましたように、他党の議論でございますから、わきまえて申し上げなければならないと思います。  ただ、今の委員のお尋ねの中に、憲法全体を指してと総理がおっしゃったというふうに言われましたが、私は横に座って聞いておりましたが、私も正確でないかもしれませ...全文を見る
○河野国務大臣 党大会におきます委員長の御発言でございますから、それを他党の人間がとやかく批評することは御勘弁をいただきたいと思います。  しかし、私どもは、村山総理が、今議員のお話の後段の部分でおっしゃった、国際情勢が冷戦が終わって新しい状況に変わってきている、そういう一つの...全文を見る
○河野国務大臣 我が国の政府といたしましては、要員の安全確保の観点から、派遣先国たるザイール共和国政府に対する安全確保の要請、現地における治安情勢の十分な把握、護身用の武器などの装備品の携行などの措置をとっているところでございます。  特に、お尋ねのザイール共和国政府に対しまし...全文を見る
○河野国務大臣 政府といたしましては、今浜田議員御指摘のように、十二月末日までという決定をいたしております。現地でのさまざまな御要請もあることは承知をいたしておりますが、現時点では、定めた任期を全うしてほしいという気持ちを今持っております。
○河野国務大臣 防衛庁長官御答弁のとおりと心得ておりますが、来年が見直しの時期でございます。カンボジア、モザンビーク、今回のザイールと、それぞれ違ったケースでの派遣でございまして、それぞれの経験が貴重なものと思っております。こうした経験をもととして判断をすべきと思っておりまして、...全文を見る
○河野国務大臣 PKO活動を自衛隊の主たる任務に位置づけるという御指摘でございますが、これにはさまざまな議論が実はございます。憲法九条にかかわる議論もございますし、自衛隊法の中での議論もあろうかと思います。慎重に検討しなければならないというふうに私は心得ております。
○河野国務大臣 今回のザイールへの派遣は、国際平和協力法の中でも、先ほど申し上げたように人道支援ということでございます。しかしいずれにしても、PKO五原則をどう考えるか、少し緩和してはどうか、こういうお尋ねだろうと思いますが、国連の中で、もっと具体的に言えば事務総長などはもう少し...全文を見る
○河野国務大臣 議員お尋ねのように、国連改革は極めて重要な課題だと思います。  一九四五年当時、国連創設時に国連加盟国の数は五十一カ国、現在では既に百八十四カ国になっております。そして、なかなか一国では解決できない問題、あるいは二国、三国集まっても解決できないような環境問題であ...全文を見る
○河野国務大臣 議員の御指摘、そのとおりだと思います。  多少私から申し上げることがあるとすれば、実は安保理改組の中で論ぜられておりますのは、安保理をもう少し大きくしよう、もっと、例えば地域別に代表者を送り込んではどうか、あるいは先進国、開発途上国それぞれのバランスのとれた国が...全文を見る
○河野国務大臣 このたびの米軍機の事故は、まことに遺憾なことだと思います。確かに議員御指摘のとおり、今回の事故で亡くなられたのは米軍パイロットの方でございまして、それはその米軍にとっても大変ショッキングな出来事であった、パイロットの御自身あるいは御遺族の方々にも大変お気の毒なこと...全文を見る
○河野国務大臣 日米関係の中にあって重要なものの一つにホスト・ネーション・サポートがございます。ホスト・ネーション・サポートは、平成二年に我が国の方から、段階的に米軍の経費について日本側がこれを支援するということを官房長官が明確にしておられまして、このことについてアメリカはいろい...全文を見る
○河野国務大臣 日米関係には十分な信頼関係がございます。この問題も、平成二年十二月、我が方から、こういうことをしていくよということを談話の形で申し上げて、そのとおりここまで実行してきているわけでございまして、この問題は十分な信頼関係の上で進んでこれまでまいりましたし、この信頼関係...全文を見る
○河野国務大臣 このたびの国連改革に当たりまして、とりわけ安保理の改組の中で、常任理事国が拒否権を持つべきか持つべきでないか、あるいは新たに常任理事国となる国があるとすれば、その国が、従来の常任理事国が持っているような拒否権を新規参加者も持つべきか持つべきでないか、こういったこと...全文を見る
○河野国務大臣 北朝鮮におきます核問題についての米朝協議は、アメリカの非常に粘り強いそして注意深い協議、もちろんこれは協議ですから双方でございますけれども、双方の誠実な協議が実って暫定合意に達したということは、我々は基本的に歓迎をいたしておるところでございます。  いずれにいた...全文を見る
○河野国務大臣 先ほども申し上げましたように、詳細はまだ私どもつまびらかにアメリカから正式な報告を聞いておりませんが、大枠において今回の暫定合意が我々が主張いたしましたものである、あるいは我々の主張の線であるというふうに私どもは理解をいたしております。
○河野国務大臣 前回伊藤議員にもたしかお答えをしたかと思いますが、交渉の経過においてアメリカを中心に、米日韓といいますか、この三国は緊密な連絡をとっております。我々は我々の考え方をそれぞれアメリカに述べているわけでございまして、アメリカはそうしたことにも十分耳を傾けてさらに米朝会...全文を見る
○河野国務大臣 一番大事なことは、過去、現在、未来にわたって朝鮮半島から核開発についての不規則な状況、不透明な状況が完全に払拭されるということが重要だという点について、私も伊藤議員と全く同意見でございます。今回のこの合意が、そうした私どもの期待といいますか願いといいますか、そうい...全文を見る
○河野国務大臣 今政府委員が御答弁申し上げましたけれども、この過去の問題については米朝協議の中で大変長時間議論のあったところだったと聞いております。これについて、先ほど来申し上げておりますように、アメリカ側も極めて粘り強く協議を続けて、そして結果として今政府委員の御答弁のとおり、...全文を見る
○河野国務大臣 IAEAの事務局長のコメントは新聞で私も読みましたが、その内容が何を指すものであるかということについてはちょっと定かではございません。恐縮ですが、政府委員からその点について答弁をさせたいと思います。
○河野国務大臣 今回の場合には、エネルギー源として軽水炉をつくるという作業を一方でするわけです。これが行われなければ軽水炉は完成しないわけでございますから、つまり、お互いにそういう約束をし合っているわけで、一方的な約束ではないわけでございますから、一方的な約束に比べれば信頼度はは...全文を見る
○河野国務大臣 これから、まさにこれから、この米朝協議についてのサインが行われて、アメリカ、日本、韓国を中心に、あるいはG7まで加わるかもわかりませんが、どういう組み合わせでこれらを支援していくかという話はこれからまさに始まるというふうに考えております。     〔委員長退席、...全文を見る
○河野国務大臣 今度の米朝協議の合意は、朝鮮半島における北朝鮮の核問題がこれによって解決をされるということを目的にして、米朝の最終的な合意が正式に行われるわけでございます。  それで、こういうことになれば、アメリカはもちろん、韓国にしても日本にしても、北朝鮮がこれからどういう行...全文を見る
○河野国務大臣 議員御承知のとおり、日朝の話し合いというものは、私の記憶が正しければ、李恩恵の問題がテーブルにのったときに、先方は非常な不快感を示して、たしかその後もう交渉は行わなくなってしまったということが過去にあったと記憶をいたしております。私は、今議員が御指摘になったような...全文を見る
○河野国務大臣 小沢議員がいろいろとこれまでの研究の成果を交えて御指摘、御発言をいただいたことに敬意を表したいと思います。  二、三感想を申し上げれば、在日国連軍についての御指摘は、随分大勢の人がそれについてはほとんど意識がない、小沢議員からの御指摘で、ああそういうものがあった...全文を見る
○河野国務大臣 このたびの事故は、まことに遺憾なことでございました。亡くなられたのは米軍のパイロット二名と伺っております。この方々には弔意を表したいと思いますが、地元の村の方々が受けたショックは極めて大きかったというふうに伺っておりまして、我々としても強い衝撃を受けているところで...全文を見る
○河野国務大臣 そういう説がございます。しかし、その説は正しくない説だと私は常に否定をしているところでございます。  ただ、前段の議員の御指摘、つまり第一次調査団の調査の報告が違っていた、結果として間違いであった、あるいは間違いというか、状況の変化を読めなかったという点は事実で...全文を見る
○河野国務大臣 今防衛庁から御答弁ございましたように、一つのアイデアであろうと思います。  これは防衛庁に伺った方が正確だと思いますが、防衛庁も日本の自衛隊も、PKOに出ていく前に、たしかスウェーデンかどこかへ行ってトレーニングの仕方を見てきたというような実績があったと思います...全文を見る
○河野国務大臣 ただいま政府委員から申し上げましたように、常任理事国であろうとなかろうと、憲章上の義務については差異はないというのがまず基本、ベースだとお考えをいただきたいと思います。  今御指摘の平和維持活動、あるいは湾岸戦争当時の多国籍軍とか、そういったものへの参加について...全文を見る
○河野国務大臣 熊代議員の御見識を拝聴いたしました。  私は、現実の問題を少し申し上げたいと思いますが、国連に参りましていろいろな各国の代表の演説なども伺いました。それから、常任理事国と言われる五カ国のさまざまな政策についても伺いましたけれども、私は、やはり今、何といっても一つ...全文を見る
○河野国務大臣 先ほどから政府委員が御答弁申し上げておりますことに尽きるのですが、中谷議員、地元の皆様方との密接な話し合いの上に立ってのお尋ねでございますが、米側に反省の色がないのではないかというお尋ねですが、我々としては米側に対して、地元の受けたショックといいますか、これまで受...全文を見る
○河野国務大臣 本日もこの委員会におきまして、中谷委員ほか、この件について各党からそれぞれの御注意、御意見をちょうだいいたしました。この御意見は、私どもにとりましても重い御意見だと受けとめております。  一方、私の方から繰り返しで大変恐縮でございますが、日米安保条約、そして日本...全文を見る
10月25日第131回国会 衆議院 安全保障委員会 第2号
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○河野国務大臣 委員御指摘のように、国際情勢は極めて流動的な状況に今入っていると思います。東西の冷戦が終えんをして新しい国際秩序ができる、そういういわばちょうど間の時期ということもあって、流動的な部分というものがあると思います。また他方、貧富の差、国と国との貧富の差、あるいは国内...全文を見る
○河野国務大臣 今回のこの邦人救出の問題は、一つは極めて緊急度の高いものでもございます。そうしたこともあって、適宜適切に外務大臣、防衛庁長官が十分相談の上判断を下すということでよろしいのではないかと私はまず思っておりますが、今委員からも御指摘がありましたように、種々の条件というも...全文を見る
○河野国務大臣 御質問でございますから、念のため申し上げておきたいと思います。  外国におきまして災害、騒乱その他の緊急事態が発生をして在外邦人の退避が必要となった際、次の基準によって依頼をするということになっております。  一つ、定期便などの利用が可能な場合はこれによる退避...全文を見る
○河野国務大臣 御指摘のとおりかと思います。  ただ、こういう法律ができたからといって、むやみに飛んでいくということではないと思います。邦人救出に当たっては、今委員御指摘のとおり、迅速に対応するということが必要かと思いますが、迅速に対応するまでには十分慎重な、法の趣旨について考...全文を見る
○河野国務大臣 この法案は、いずれにしてもで きるだけ早く成立をする必要がある。世界じゅうどこでどういうことが起こるかわからない、そういう状況の中で、二つの法律案がそれぞれ内容的にはごく一部の問題を除けば同じもの、しかもそのごく一部といいましても、それは高市議員よく御承知のとお...全文を見る
○河野国務大臣 今も申し上げましたとおり、その当時、とても法案の成立が時間がかかるあるいは法律案の成立がおぼつかない、こういう状況でございました。したがいまして、私どもは衆法を提案をしたところでございますが、今日、政局に大きな変化がございまして、コンセンサスができそうだという状況...全文を見る
○河野国務大臣 それぞれの政党にはそれぞれの考え方があるわけでございまして、お互いに合意のできる案をつくるということが何より大事だと思います。みずからの案をごり押しをして、全部他党を抑え込んでそのとおりやるということによる失敗は、我々目の前で見ているわけでございますから、合意でき...全文を見る
○河野国務大臣 高市議員は中谷議員の質問の部分だけ読み上げられたと思いますが、それに対する答弁の部分も読み上げられると、内容はさらに一層よくわかってくるのではないかと思います。
○河野国務大臣 中谷議員はそういう心配を述べられました。中谷議員の主張も正論だと私も思います。しかし、それについて防衛庁当局その他政府側は、そういう心配はあるかもしらぬけれども、これでも十分邦人救出はできるというふうな見解をとっていたというふうに記憶しております。
○河野国務大臣 個々のケースはいろいろなケースが想定されると思います。しかし、いずれにしても私どもは、外務大臣として政府専用機を派遣をするというときには、安全性を確認して要請をするわけでございます。その安全性の確認のためには、恐らく在外公館はまだ現地におって、在外公館を中心にして...全文を見る
○河野国務大臣 私の家族が旅行する場合には、何か問題が起きそうだとあらかじめ思えば、なるべく取りやめるように私は説得をしたいと思いますが、それはそれとして、高市議員から自民党案の方がよかったではないかというお褒めのお言葉をいただいたことは、大変恐縮に存じます。  しかし、いずれ...全文を見る
○河野国務大臣 事柄は、自分の主張が一番正しいと思ってもそれが少数であることはあるわけですね。もし自由民主党が過半数を一党でとっておれば、当然その自民党案を成立させるための努力はいたします。
○河野国務大臣 自由民主党は現在政権与党でございます。しかし、一党で政権を支えているわけではございません。社会党、新党さきがけともどもに政権を支えているわけでございまして、三党での民主的な話し合いというものは当然あってしかるべきというふうに思っております。
○河野国務大臣 PKO法というものは、あの審議の過程において三年後に見直そうということになっておりますから、来年がちょうどその三年目に当たるわけですから、三年後の見直しということがあり得ると思います。  その場合にはどの部分を見直すかということまでは言っていないわけで、この当時...全文を見る
○河野国務大臣 お尋ねでございますけれども、全く法律がない邦人救出のための法律案を急ぐべきだと言っているのと、法律に基づいてPKO活動を現にやっているものを急ぐか急がないかというのは、全く別の次元の話でございますから、そこはきちんと整理してお考えをいただきたいと思います。  さ...全文を見る
○河野国務大臣 立法府がお決めになったことでございます。行政府としては、決まった法律に基づいて執行をするというのは当然だと思います。
○河野国務大臣 我が国外交の重要性がだんだんに増大していることにかんがみまして、定員を初めとする外交実施体制の整備を鋭意行ってきているところでございます。  定員につきましては、厳しい行財政事情の中で近年特に着実な増加が見られ、国家公務員の定員が厳しく抑制される中で、平成六年度...全文を見る
○河野国務大臣 議員も既に御承知のとおり、この法律の立て方は、外務大臣が防衛庁長官に依頼をするということになっておりまして、外務大臣が防衛庁長官に依頼をし、協議をして決めるということになっておりますわけですから、防衛庁長官がどんなに勇ましい人であっても、防衛庁だけで飛んでいくとい...全文を見る
○河野国務大臣 連立内閣とはいえ、法律がきちっとできておりますれば、その法律に基づいて運用をするということで、閣議が最後までもめてということはないと私は思っております。  しかしながら、邦人救出のためには、先ほども御答弁申し上げましたが、民間機をチャーターして救出をする場合もご...全文を見る
○河野国務大臣 先ほど申し上げましたように、できるだけ早く問題の本質を見抜いて邦人を誘導するということが私どもの仕事だというふうに思っております。  それから、安全かどうかというものは、一つは、飛行場の管制センターといいますか、管制官の判断ももちろんございましょう。あるいは、我...全文を見る
○河野国務大臣 先ほどから繰り返し御答弁申し上げているところでございますが、私どもは、邦人救出のための法律を一日も早く成立をさせるということが何より大事と考えております。自由民主党が衆法を提案をいたしました当時を思い起こしていただけるとよくおわかりだと思いますが、当時の政権はなか...全文を見る
○河野国務大臣 国会で法律を通すためには、賛成者が過半数いなければ基本的に通らないわけでございますから、どんなにいい法律案を提案したとしても、それは主張はできますけれども成立は見ないということでございます。  自由民主党は、当時提案した案が最もいい案だということで皆さんに説明を...全文を見る
○河野国務大臣 どこでどういうケースが起こるかわからないということを考えて申し上げたわけでございます。  ちなみに、例えば運輸省との協議ということも場合によってはあるかもしれません。世界各地でどんな場面でどういう状況が起こるかわからないということを考えて申し上げたことで、今どん...全文を見る
○河野国務大臣 例えば、厚生省と協議をして医師の協力を得るというようなこともあるかもしれない。その他、あらかじめ想定できるものであれば今からやっておけばいいわけですけれども、あらかじめ想定できないような問題が起こってくる、そういう場合を考えて申し上げたわけでございます。
○河野国務大臣 いろいろなケースがあるのだろうと思います。東中議員が想定しておられるような場面というのは私にはよくわかりませんが、それは以前にも議論をしたことがあったかと思いますが、それは、例えば自然災害だってあり得るわけでございますし、さまざまな問題があるだろうと思います。 ...全文を見る
○河野国務大臣 基本的にはそのとおりだと思います。ノーマルな状況で避難や何かがしにくくなるという状況があると思います。
○河野国務大臣 依頼をいたしますのは外務大臣でございますので私から御答弁を申し上げたいと思いますが、私は、航空機で邦人を輸送する場合に、安全であるということがどうしても必要な要件であろうと思います。  しからば、民間チャーター機と政府専用機とはどこが違うのかということでございま...全文を見る
○河野国務大臣 山崎議員御指摘のとおり、今回の米朝協議の合意は北東アジアの安全のために大きな意味を持っていると思います。  北朝鮮の核開発疑惑に対しまして、北東アジアの国々は大きな懸念を持っておりました。もっと言えば、それはただ単に北東アジアにとどまらず、国際社会が望む軍縮、核...全文を見る
○河野国務大臣 本来我が国と地理的に極めて近 いところに存在をするものでございますから、当然話し合い、ひいては正常な話し合いができることが重要であろうと思います。しかし、一時は話し合いが持たれておったわけでございますが、その話し会いも途絶えて今日に至っているということは、決して...全文を見る
○河野国務大臣 昨日の政府・与党首脳会議でその問題について出席者から意見が出たようでございます。しかし私は、実は昨日の政府・与党会議に出席しておりませんので詳細承知しておりませんが、その手の話がなされたということは聞いておりますが、その結果、具体的にどういうふうにしようというふう...全文を見る
○河野国務大臣 私からちょっと前段だけ所見を申し述べさせていただきたいと思います。  山崎議員は、この米朝協議の合意を受けて日朝の国交正常化が並行して進むということが望ましい、そしてその中で、軽水炉支援、その他の話も一緒に進んでいくことか一番理解しやすいのではな いか、そうい...全文を見る
○河野国務大臣 昨年十一月ですか、閣議決定が行われたと承知をしております。先ほど来、政府委員その他答弁をいたしておりますように、この閣議決定というものは踏襲を、引き継がれるというふうに認識をいたしております。
○河野国務大臣 PKOにつきましては、国際社会の中にもさまざまな議論がございます。我が国よりもはるかにPKOに経験の深い国々からもさまざまな意見が出ております。そうした意見も一方で聞き、やはり一方で我が国のPKO活動の経験、そうしたものをきちんと踏まえて判断をすべきであろうと思っ...全文を見る
10月26日第131回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号
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○国務大臣(河野洋平君) お尋ねをいただきましたロシアとの関係についてでございますが、私、外務大臣を拝命いたしまして四カ月になりますが、七月にイタリーのナポリ・サミットにもコズイレフ外相はエリツィン氏とともに来ておられまして、サミットにおきます外相会議でもお目にかかりました。さら...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 私どもといたしましても、北方四島周辺水域におきますこうした事案には大変憂慮すると同時に、こうしたことに対しては極めて遺憾というふうに思っているわけでございます。  私も、先ほど申し上げましたが、ニューヨークにおきますコズイレフ外相との会談におきましても...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 現在、事務レベルでロシア側関係者との間の非公式かつ予備的な意見の交換を行っているところでございます。実は、今月も二十四日、二十五日、おととい、きのうと二日間にわたりまして意見の交換を行ったところでございます。  今お尋ねのように、いつごろまとまる見通し...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) これは一般論でまずお答えをしたいと思います。  昨今、ロシアはロシア議会の選挙などがございまして、御承知のとおり、民族主義的な主張を激しくする集団といいますか政党が一定の支持を得たということなどもありまして、ロシアの対外的な発言には、まあいわば民族主義...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) いつも板垣先生には国家戦略について御指導をいただくわけでございます。いろいろ貴重な御意見でございますが、私の立場から申し上げますと、現地の住民のニーズがコンテナにあるか小学校にあるかというのは、先ほども申し上げましたように現地のニーズがいずれにあるかが正...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 先生御指摘のように、ロシアのサスコベツ第一副首相の訪日が今検討されているところでございます。外交ルートを通じまして訪日についての調整が今行われているところでございます。これは御承知のとおりサスコベツ氏は第一副首相としてロシアの政治の中では非常に高いランク...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 大変長い期間がかかるということは、子供たちにとっては大変つらい思いをすることになるかもしれません。  しかし一つは、すぐ見えるそこなんだけれども六カ月、六カ月かどうかわかりませんが、大変長い時間がかかってしまうのだという現実を知るということもまた大事だ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 大変御支援をいただいてありがとうございます。  私は今、日ロ交渉をやる状況の中で、冬の時期だというふうには思っておりません。私は常に、チャンスがあればいつでも思い切って交渉を進めるという心構えを持たなければならないと思っております。  ロシアは、こと...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) かつてのソ連でございますが、日ソ関係というものは極めて不正常な関係でございました。我々は、領土問題を解決して、平和条約を締結して、日ソというものが正しい姿で交流ができる、国交が正常化されるということが望ましい、こう考えて日ソ交渉というものをずっと続けてき...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 先生もよく御承知のとおり、我が方は我々としてこの領土問題に絡んで曲げることのできない基本的な姿勢がございます。  こうした基本的な我が方の考え方をきちっと踏まえて交渉を進めているところでございますが、そうした基本的な姿勢、そして一方で現実に漁民の方々が...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 御質問がございました第二陣、さらに何かするかと、こういう御質問でございます。  先ほど来お答えをしてまいりましたけれども、現地のニーズというものをできるだけ正確に把握をしたいというふうに考えております。現地のニーズというのは、つまり現地に住んでおられる...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 領土問題という極めて難しい状況下にある地域でございます。私どもはただいま、この支援については原則があって緊急で人道的なもの、こういうことを申し上げましたが、やはり何といっても、我々の主張する領土問題解決という基本的立場を崩すということのない、そういう支援...全文を見る
10月27日第131回国会 衆議院 安全保障委員会 第3号
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○河野国務大臣 一言だけ申し上げたいと思いますが、かつて自衛隊を違憲だと言い、現在合憲だと言われる党が、私が見ているところ幾つかあるわけです。社会党もその一つですし、公明党もその一つだと思います。いずれも、なぜ違憲であってなぜ合憲であったかということについて、国民に説明をする必要...全文を見る
○河野国務大臣 私は、今回の米朝両国間による話し合いによる合意というものを評価したいと思います。我々は、極めて近い朝鮮半島の一地域に核疑惑というものがあるということに対して重大な懸念を持っておりました。もし、この懸念が事実であって、黒鉛減速炉が、言われるように現在五メガワットの黒...全文を見る
○河野国務大臣 御質問が多岐にわたっておりますが、私の考えていることを少し申し上げたいと思います。  今度の米朝の話し合いによります合意は、今申し上げましたように、核疑惑が払拭されるという、今総理から御答弁がございましたように、そのための道筋を決める重要な合意であったというふう...全文を見る
○河野国務大臣 議員の御心配といいますが御指摘もよく理解できますが、先ほど来総理が御答弁申し上げておりますように、現在、朝鮮半島において平和裏に問題を処理するための努力が続けられている場面でございます。我々としても、平和裏に問題を解決するためのこうした努力というものに協力をすると...全文を見る
○河野国務大臣 私の記憶いたしておりますところによれば、かつて社会党が政府案の中でいろいろと発言をし、気を使われた点は、安全のためにより慎重でなければならぬ、それからもう一つは、とにかく政府専用機を使うということにできる限り限定をするというこの二点。つまり、自衛隊機は余り使わぬと...全文を見る
○河野国務大臣 申しわけありません、私から答弁をさせていただきます。  過去にいろいろないきさつがあったということは、議員御指摘のとおりだと思います。ただ、私どもといたしましては、さまざまな議論はあったとしても、少なくともこの法案、きょうまだここで議論をしているわけでございます...全文を見る
○河野国務大臣 御指摘の問題は、我が国が国連に加盟する際にも議論になったところだと思いますが、そうしたことに憲法との矛盾はないという判断に基づいて我が国は国連に参加を、国連に加盟をいたしているところでございます。
○河野国務大臣 先ほども御答弁申し上げましたが、我が国が、戦争が終わってから不正常な状況で残されている数少ない地域でございます。こうした不正常な状況は解消されることが当然重要だと考えております。
○河野国務大臣 昭和六十二年に国際緊急援助隊法というものができまして、この国際緊急援助隊法に基づきまして今日まで相当多数の活動が繰り広げられております。  お許しをいただければ若干御披露をしたいと思いますが、六十二年から今日まで三十一回、この国際緊急援助隊は出動をいたしているわ...全文を見る
○河野国務大臣 ちょっと私から先に御答弁をさせていただきたいと思います。  附帯決議その他で、この法律が成立の暁には、迅速、果断に運用をする必要があるだろうという趣旨のことを言っていただいたことは大変ありがたいことだと思います。  この飛行機の運用に当たっては安全面で慎重を期...全文を見る
10月27日第131回国会 参議院 外務委員会 第1号
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○国務大臣(河野洋平君) 議員御指摘のとおり、今般合意をされました米朝協議につきましては、私ども、両国の誠実な話し合い、とりわけアメリカの粘り強い交渉に敬意を表しつつ見守っておりましたが、この合意は我々にとって高く評価できる内容というふうに考えております。  今、議員御指摘のと...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) この問題、現状を政府委員から御説明させていただきたいと思います。
○国務大臣(河野洋平君) お尋ねでございますが、ただいま政府委員から御答弁申し上げましたように、現時点では詳細全くまだ、報道等はございますけれども、具体的な話はございません。
○国務大臣(河野洋平君) 議員御指摘のとおり、この米朝合意というものは北東アジアにとっては重大な関心事でございます。もっと申し上げれば、北東アジアのみならず国際社会の大きな懸念であったわけでございますから、この解決の道筋が合意されたということは我々にとっても、ぜひこの道筋をきちん...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 御指摘のとおり、日朝関係は、両国はそれぞれさまざまな関心事を持っているわけでございまして、話し合う必要があるということはもう間違いがないと思います。一時、両国間で話し合いが持たれておったわけですが、残念なことにこの話し合いが現在中断をいたしております。 ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 国連に対します国際社会の期待というものが、現在の国連発足時、国際の平和と安全というものに言ってみれば集中していたと言ってもよろしいかと思いますが、もしそうだとすれば今は国連に対する期待は随分変わってきている。もちろん国際の平和と安全というものに対する期待...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 安保理の改組は当然のことながら国連憲章の改正でございますから、加盟国の三分の二の賛成がなければ実現しないわけでございますから、当然多くの国々の賛同がなければこれは実現をしないわけでございます。  私どもといたしましては、したがいまして多くの国々の賛同を...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 具体的な御指摘を踏まえて外交の基本方針をお尋ねいただきました。  基本方針を申し上げる前に具体的なことを、これはもう議員もよく御承知の上で御指摘だろうと思いますので、余計なことであるかもしれませんが、一言ずつ申し添えたいと思いますことは、議員外交という...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 政府委員から答弁させます。
○国務大臣(河野洋平君) ODAが我が国の国際社会に対する貢献の最も重要な柱であることは、議員もよく御承知をいただいております。このODAが透明である必要があるという点も、全く私も議員の御指摘のとおりだと思います。  経済局長から詳細お答えを申し上げればさらにいいかと思いますが...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 日米関係は日米双方にとって極めて重要な二国間関係だというふうに私も思いますし、アメリカ側もそう思っていると確信をいたします。  もちろん、アメリカの持ちます関心はヨーロッパにもございます、今御指摘のように中東にも大きな関心を持っておられますが、現在の国...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 大木議員御指摘のとおり、我々は中国に対して、中国の核実験についてはこれを行うべきでないということを申し上げるつもりでおります。私も中国の銭其シン外交部長とお目にかかった際にもそのことを申し上げました。これは被爆国たる我が国の国民感情からすれば、こうしたこ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 議員の御指摘は、我々にとって極めて大事な御指摘だと思っております。確かに、核開発にまつわる疑惑、心配、懸念というものは、今回の米朝協議の合意によって解決に向けての道筋ができたということは申し上げていいと思います。先ほども申し上げましたように、この道筋に沿...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 非常に簡単に申し上げれば、アジアにおけるアメリカのプレゼンスというものがアジアの安定にはまだまだ意味がある、大いに意味があるというふうに我々は考えております。
○国務大臣(河野洋平君) 御指摘のとおり、日朝関係は、領土問題を残している日ロ関係と並んで我が国にとって極めて重要な問題だと思います。二国間関係というものは一方的に、一方の側だけが努力をするのではどうしても解決をいたしません。双方がそれぞれ解決のための気持ちを持って臨むということ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 議員外交について私の考え方を先ほど申し述べたところでございます。国交のない国との問のやりとりについて議員外交が果たす役割というものは、やはりそれなりの意味があるというふうに私は考えております。  私は、この際、今矢田部先生お話がございましたが、少し私の...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 私は、さきに南米諸国を訪問いたしました。この南米訪問の中で大変印象に残りましたのは、南米諸国のトラテロルコ条約に対する大変積極的な思いでございます。このトラテロルコ条約は、徐々にその参加国の数をふやしていっております。  ただ、私が多少気になりましたの...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 先ほども申し上げましたように、国連が現在の国際社会の期待にこたえるためには、矢田部先生も今御指摘になりましたように、やはり新しい考え方でこうした新しい問題にどう的確に対応するかということを考えるべきだと思います。それは私だけがそう思っているのではなくて、...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 確かに拒否権が国連の機能を機能くせなかった時期というのがあることは、もう議員の御指摘のとおりです。東西冷戦時代におきましては、P5内におきます拒否権の行使によって機能が停止をしてしまうということがしばしばあったと言われております。しかし、今日のように東西...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 私どもは、常任理事国の中に二種類あって拒否権を持つ常任理事国と拒否権を持たない常任理事国があるというような常任理事国は我々は納得できないということを実は言っております。そこまで申し上げているところでございます。
○国務大臣(河野洋平君) 矢田部議員はどうも行間を読まれたり、書いていないことまで推測をなさるわけでございますが、私どもは日独だけ入れろということを要求しているわけではありません。  ただしかし、常任理事国というものは一体どういうものであることが大事かという議論をいたしました中...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 今回の国連総会の一般演説でアジアの諸国から明示的に日本の安保理入りに賛成だということを述べた国はございません。
○国務大臣(河野洋平君) 矢田部先生から示唆に富むお話をいろいろ伺いました。大変大事な御指摘だと思って十分受けとめさせていただきます。  ただ、私も幾つか申し上げたいと思っておることがございます。世に外務省の突出という言葉がございまして、これがしばしば批判の対象になっております...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 清水議員が御指摘のとおり、チマ・チョゴリを傷つけるとかそういった行為はもうこれは論外のことであって、我々にとっても極めて恥ずかしい行為であるということはもう全く御指摘のとおりだと思います。  他方、北朝鮮における核開発疑惑の問題については、これは世界が...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 私ども割合とはっきりしているつもりでございます。我々は話し合いをしていたわけでございますが、残念ながらその話し合いの途中で北朝鮮側がテーブルから離れてしまわれた。これは我々にとって非常に残念なことでございます。  私どもは、政府委員からも御答弁を申し上...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 今回の核開発疑惑を払拭するための作業というものは、清水議員御指摘のとおり、国際的に持つ懸念の解消でございますから、私も御指摘のように思っております。  少なくとも、核の問題については、NPTに加盟をすること、あるいはIAEAの監視下に入ること、これが国...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 先ほど政府委員から申し上げましたように、戦後の問題で未解決のこうした問題を一日も早く解決することは当然のことだと思います。  私は、先ほども申し上げましたが、日ロ間にある領土問題等もそうですが、この日朝関係についても早く問題を解決するということは当然我...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 猪木議員の貴重な体験を御披露いただいて、まことにありがとうございました。我々にはなかなか体験することのできない、聞くことのできないお話でもございまして、拝聴をさせていただきました。朝鮮半島における民族の問題、我が国との歴史的な問題等、大いに我々が考えなけ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 武田議員の中国に対する御観察はよくわかりますが、私どもは実は現実の問題として米中関係、アメリカと中国の関係は両国がそれぞれ非常に気を使っているというふうに見ております。  つい先ごろ中国を訪問したアメリカのペリー国防長官は、中国訪問の帰途日本に立ち寄ら...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 御指摘は大変貴重な御意見として受けとめさせていただきます。  日中関係は、御案内のとおり、我々の先輩の大変な苦心もあって現在国交は正常化されて、今さまざまなレベルでの交流が進んでおります。まだまだ両国の長い歴史を考えれば、改めて国交が正常化くれて二十年...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 今回のイスラエル、ヨルダンの平和に向かっての決断というものを我々は高く評価したいと思います。長い歴史の中で、双方が大変厳しい状況の中で決断をされたこの決定というものを我々は敬意を持って評価したいと思っております。この決定というものかこれから先尊重されてい...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 今、事務当局から御答弁申し上げましたように、まだ現時点では派遣について何も決めておりません。法的に十分その範囲であるかどうかというような判断を事務当局がいたしますれば、全体的な問題を考えて最終的には政治が判断を下すということになろうかと思いますが、現時点...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 現在我が国は、先ほど御指摘のとおり、モザンビークあるいはルワンダの難民支援のためにザイール等に多数の自衛隊員が派遣されております。このことは我が国のPKO活動、ザイールの場合には少し性格が違いますけれども、我が国の国際貢献におきます歴史から申しましても極...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 自衛隊を派遣いたしますに当たりまして、その目的、使命というものははっきりさせておかなければなりません。今回の派遣に当たりましては、先ほど来御説明を申し上げておりますように、給水、防疫等、運輸まで入れて四つの仕事を目的として指示しておるところでございます。
○国務大臣(河野洋平君) 自衛隊が警護のために現地に行っているのではないということははっきりさせておかなければならないことであると思います。
○国務大臣(河野洋平君) 究極的な核廃絶は、唯一の被爆国でございます日本にとってどの国よりも強く主張すべきものだと思います。  現状では、核問題について核軍縮、そしてさらには究極的な廃絶に向かう道筋としてNPT体制を強化するといいますか、国際社会のすべての国がこれに参加をすると...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) このことは、今も申し上げましたNPT体制を進めるに当たりまして、NPTの前文にも記されておるところでございます。私はこうしたことを忘れてはならないということだと思っています。
○国務大臣(河野洋平君) 北方四島に対します支援につきまして、私どもは基本的に緊急、そして人道的、二つの見地から支援について考えなければならないと思っております。さらに、現地のニーズを確認するということが極めて重要だというふうに見ているわけでございます。  先ほど来御指摘がござ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 議員のお気持ちはよくわかりますが、どうもこの問題をチャンスととらえるというのは私にはよく理解ができないのでございます。さらに、私どもは現地のニーズということを申し上げておりまして、これはもう議員御承知のとおり、領土問題という極めて注意深く考えなければなら...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 私は、さきの大戦につきましての政府の認識というものは、我が国が過去の一時期に行った侵略行為や植民地支配が多くの国民に多くの犠牲をもたらした、それのみならず、アジアの近隣諸国などの人々にも今なお大きな傷跡を残しているということを直視して、我が国は再びこうし...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 橋本大臣も御自身の委員会における議事録を正確に読んでいただきたいという意味の説明を記者会見でしておられると聞いております。ぜひそうしていただきたいと思っております。
○国務大臣(河野洋平君) 繰り返して申し上げますが、私は村山総理の認識に基づいて閣僚はそのもとで仕事をすべきであるし、しております。この考え方をぜひ理解してほしい、そう思っているところです。
○国務大臣(河野洋平君) 繰り返しで恐縮でございますが、したがって橋本大臣は御自身の発言について議事録を読み返してほしいということをおっしゃっておられるわけですから、ぜひ読み返していただきたいと思っているわけでございます。
○国務大臣(河野洋平君) 橋本大臣の発言を通して読んでいただきたいと思います。その部分をとって私に聞かれても、これは私がお答えをする範囲を超えていると思います。
○国務大臣(河野洋平君) 橋本大臣は、恐らく中国に対する侵略は明確にあったと、韓国に対する植民地支配もはっきりしていると、この二つをはっきりと例示に挙げておっしゃっているというふうに私は思うんです。
○国務大臣(河野洋平君) 私は、あの戦争を二つに分けるか三つに分けるか、あるいは部分的にどうであったかというふうに実は余り分けて考えていないのであります。
○国務大臣(河野洋平君) ただいまの御指摘は、国際法上あるいは法律的にこの部分について法的に留保をつけたかという御質問であれば、これは常任理事国であるとないとにかかわらず国連加盟国は同じ立場に立つわけでございますから、法的な問題について留保をつけた、いわゆる留保条件つきのものかと...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 私は、議員のお尋ねでございますが、確かに常任理事国あるいは安保理に日本も入るべきだという明示的な発言、演説はなかったのはもう御指摘のとおりでございます。しかし、そのことが日本が安保理に入ることを支持しないということと一緒にして説明をするのは少し無理がある...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) あえて申し上げる必要はないと思いますが、私がぜひ御理解をいただきたいと思いましたことは、村山総理のこの問題に対する認識のもとに我々は認識を同じくして活動をするということが基本的な考え方だということをぜひ御理解いただきたいと思います。
○国務大臣(河野洋平君) 条約局長をもって答弁せしめます。
○国務大臣(河野洋平君) わかりました。
○国務大臣(河野洋平君) 今の議員の御指摘のまず前提でございますが、国連軍が組織された場合という仮説を立てておられますが、現状では国連加盟国いずれの国も四十二条によります特別協定を結んでおられないわけですから、国連軍が組織くれるという状況に今はないわけでございます。恐らくこれから...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 私は、議員の御指摘はよくわかります。しかしながら、もうこの憲章が始まって以未来年で五十年になる。およそ半世紀、つまり一度も国連軍というものは組織されたことがない。されたことがないところか、国連軍を組織するための特別協定を、つまり国連と各加盟国との間に特別...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 戦略的指導の内容が何かという問題が……
○国務大臣(河野洋平君) ちょっと待ってください。大事なところは聞いていただかないといけない。  戦略的指導の内容が何かという問題は、今議員がお読み上げになった四十七条の後半にそれが書いてあるわけです。つまり、それは明確に指揮とは違うということは明確になっているんです。
○国務大臣(河野洋平君) その指揮については後ほど解決すると書いてあって……
○国務大臣(河野洋平君) その戦略的指導の中には兵力を指揮することではないということは、そこははっきりしています。
○国務大臣(河野洋平君) そこだけは指摘しておかなければならない。
○国務大臣(河野洋平君) 四十七条第三項には御指摘のとおり書いてございます。
○国務大臣(河野洋平君) 現在のP5、常任理事国の各国もこの軍事参謀委員会にはいろいろな人が参加をしているようでございます。軍事的参謀が参加している国もあれば、そうでない国もある
○国務大臣(河野洋平君) ちょっと失礼。  P5の国々は、参謀総長ではなくてそれにかわる参謀または各国国連代表部の書記官が出席しているという国もあるというのが我々の調査でございます。私どもは、まだ安保理の常任理事国にもなっていない現在、具体的な出席者をだれにするかなどということ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 国連憲章の規定四十七条の二項には、「軍事参謀委員会は、安全保障理事会の常任理事国の参謀総長」、確かにそこまでは正しく読み上げられましたが、「参謀総長又はその代表者で構成する。」と引き続き書いてあるわけです。と同時に、現在軍事参謀委員会に出席しているメンバ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) そのとおりでございます。
○国務大臣(河野洋平君) 委員に申し上げたいと思いますが、どうも委員、我々の答弁を聞かずに一つ一つ決めつけて前へ進まれる場合があるので我々若干不本意でございます。  先ほどから繰り返し申し上げておりますように、軍事参謀委員会のメンバーは参謀総長または代表者と書いてあるわけで、こ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 大事なことですから、事実関係について、この解釈についてはぜひ責任がある答弁は聞いてほしいと思います。
○国務大臣(河野洋平君) 私が申し上げたのは、国連憲章にそう書いてありますということを申し上げたんです。参謀総長または代表者がこれに当たると書いてありますということを申し上げただけであります。
○国務大臣(河野洋平君) 先ほど来から申し上げておることの繰り返しで大変恐縮でございますが、今の御議論の前提は理事会の自由に任された兵力というものが前提なんです。理事会の自由に任された兵力というものがあり得るか。少なくともこれは、議員に申し上げますが、あくまでも今おっしゃるように...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 議員御指摘でございますけれども、憲法上の問題は厳しく判断すべきものだという点では私もまた一貫しているところでございます。  どうしてここは変えないんだという御指摘でございますけれども、もし我々が常任理事国になれば、我々の主張、意見というものは今よりはる...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 私は、議員の御心配、御注意、よくわかりますが、ただ御発言は若干いろいろと混乱をしておられると思います。
○国務大臣(河野洋平君) 明確に憲法に違反するというのは、どうも議員の御発言を聞いていると自衛隊の人間が軍事参謀委員会に出て判断をすることがいけないとおっしゃっているのか、日本の国が安保理に入ってだれが軍事参謀委員会に出ようともだめだと言っているのか、その辺は明確でない。
○国務大臣(河野洋平君) いや、議員の仮説は明確でない。ここは整理をしていただかなければならぬと思います。
○国務大臣(河野洋平君) 日本の国の地理的条件というものもヨーロッパの国などに比べるとやはりなかなかハンディキャップはあるように思うんですね、外交の面だけについて言いますと。  例えば、話がちょっとそれて恐縮ですが、先般ASEANの閣僚会議に参りました。ASEANの閣僚は大変意...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 一言だけ申し上げたいと思います。  椎名委員には大変貴重な御意見をいただき、我々も大いに努力しなければならぬと思います。  ただ、私思いますのは、量と質というものは別のことではないんですね。同じごどのように私は思っているわけです。例えば、外務省の在外...全文を見る
10月28日第131回国会 参議院 本会議 第5号
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○国務大臣(河野洋平君) 私にも附則第二条の御質問がございました。  明示できないのはなぜかということについては、総理あるいは大蔵大臣その他から御答弁がございました。  私から申し上げるものは、各党にはそれぞれ各党の政策があって、それぞれの主張がございますけれども、この問題は...全文を見る
11月01日第131回国会 参議院 外務委員会 第2号
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○国務大臣(河野洋平君) 国連改革についてはかねてからさまざまな御議論がございます。これまでにも財政問題についての改革の議論がございましたし、現在では安保理改組問題というのがその大きなテーマになっております。  しかしながら、今委員御指摘のとおり、私どもといたしましては、安保理...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 議員御指摘のとおりだと思います。  今、政府委員から御答弁申し上げましたが、作業部会というのはオープンでございまして、特定の何カ国かが作業部会に参加しているということになっておりません。つまり、すべての国連加盟国が作業部会に希望すれば出席をすることがで...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) この安保理問題は、国内では私はこの一、二カ月の間、テレビ、新聞、雑誌等が安保理問題について報道する記事は、以前に比べると格段に多くなっていると思います。そうした記事を通して国民の皆様は関心をお寄せいただいているというふうに私どもは思っておりますが、私ども...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 与党三党が訪朝団を計画しておられるということは伺っております。これは、国交のない国同士が何かの話し合いをしようとすれば、政府を窓口として話し合う交渉ももちろんございますけれども、いわゆる民間外交といいますか議員外交というものが一定の役割を果たすということ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) WTO協定につきましては、議員が御指摘のように、国内法につきましても政府として準備を既に完了いたしまして、政府としては国会に既に提出済みでございます。私どもとしては、国会におきます審議が一日も早く始まって、これらが御承認いただけるように心から期待をしてい...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 私もアメリカの動向に十分注意を払っていかなければならないというふうに思っております。  御指摘のように、先々月、少し長くアメリカに私もおりまして、専らUSTRの方々と交渉をいたしておりました。その前からUSTRのカンター代表はこの問題にも役割を果たして...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) ポーツマスにおきます小村大臣の大変な御努力は、吉村さんがお書きになった「ポーツマスの旗」という本で私も読ませていただきました。あのころですから随分御不自由もあって、延々汽車の旅があったり、あるいはポーツマスヘ行くまでに船に乗っていくか何で行くかというよう...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 大渕委員の御指摘でございますが、この問題はすぐれて厚生省の問題ではありますが、私、人口会議に政府代表ということで出席をさせていただきましたので、厚生省からも来ておりますけれども、できるだけ私からいろいろ申し上げたいと思います。  まず最初にリプロダクテ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 外務大臣としては非常に難しい質問をされているわけで、私の認識がもし浅く、間違っているようだったら厚生省に訂正をしていただかなきゃならぬと思います。  先ほど私申し上げたように、リプロダクティブライツという視点というものは実は非常に重要なのではないか。こ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 医師の判断というものがかなり重要だという視点もあると思うんです。それは医学的知識を持たずに産むか産まないかという判断をするということについて、医師がその判断について医学的に医師としての判断をするということも、それも私は全く否定するわけにはいかないだろうと...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 御意見は十分伺いました。
○国務大臣(河野洋平君) 国際社会の中にある貧困とか飢餓とかいうものをどうやってなくしていくかというのは、我々の考えなければならない重要な課題だと思います。しかし、一方で食糧供給を国の中心に据えている国があって、例えば米をつくって米を売ることで国の経済を支えているという国があると...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 私が先ほど申し上げたのはいわゆる一般論として申し上げたので、特定の問題を頭に描いて申し上げたわけではありません。  それからWTOの問題は、まさにWTOの中に、これは恐らく我が国を初めとする食糧輸入国が主張したことだと思いますが、食糧安全保障ということ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 国際的問題としてはもう極めて恥ずかしい問題でございます。また、そういう日本男性に対して憤りを感じておるわけでございます。モラルの問題からいって全く話にならぬというふうに私は思います。一つ一つのケースにそれぞれいろいろな事情があるんだろうとは思いますけれど...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 議員が日本からいえば大変遠隔の地であるボスニアの問題、旧ユーゴの問題について大変強い関心をお持ちいただいて現地まで調査に行かれたということを私どもも伺いまして、大変敬意を表する次第でございます。  国際社会全体にとって極めて注目度の高いといいますか心配...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) お話しのとおり、先般、ブラジル、アルゼンチンを訪問いたしました。ブラジルについては九年ぶり、アルゼンチンについては十三年ぶりの日本の外務大臣の訪問ということでございまして、現地の方からは大変久しぶりに来たなというお話を受けました。  今、猪木議員御指摘...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 外務省でさせていただいております政府開発援助の場合には、これはもう皆様からいつも御指摘をいただくように国民の税金を便わせていただくということでありますから、これが効果的に、しかも現地の方々によりよく使われるということを最後まで確認するというのは必要だと思...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) かねてからEAEC構想というものがございます。ございますが、このEAEC構想の目的が一体何か、どういう意図を持ってこれをつくろうとしているかということ、それからまたどういう構造を持ってこれに当たろうとしているかということについてまだ十分理解ができないとこ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 確かに御指摘のとおり、来年は日本、そして大阪でAPECの会議を行いたいという私ども心づもりを持っております。そして、その心づもりを持っておりますだけに、今回のインドネシアのAPECは成功してほしいと思っておりますし、さらにこのインドネシアの会議の議論によ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 中国の核実験については、私から銭其シン外務大臣に対して、日本の国民感情に照らしてこういうことは決してやらないでもらいたいということをかねてから直接私は申し上げてまいりました。残念なことに中国は核実験を行ったわけでございまして、この点はもう甚だ遺憾に存じま...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) きょうの外務委員会の議論はお伝えしたいと思います。
○国務大臣(河野洋平君) 議員はもう十分御承知の上で聞いておられると思いますが、国際緊急援助隊の派遣は自然災害を中心として、そういう災害のときに行くというのが考え方の中心にあるわけなんです。今回の難民支援のための派遣ということになりますと、国際緊急援助隊法ではなかなか読めない。こ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 私は何回も委員から御質問をいただいて、どうも考え方が合わないのを甚だ残念に思うんですが、少なくとも多くの人がルワンダの難民がザイールで大変困難な状況に追いやられているということをテレビで見、新聞の情報で見て、多くの方がこの悲惨な状況を何とかみんなで救おう...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 私は、考えはそのとおりだと思います。  ただ問題は、あれだけ危険を感じて国外に流出してしまった難民が、ルワンダの本国に帰るためには帰れるだけの状況というものがなければ、つまり彼らは報復を恐れたり虐殺を恐れている部分もあるわけですから、その部分が解決しな...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) この問題についての考え方は、私はかなり合意できるところがあります。しかしながら、もしルワンダの本質が解消するまでそれでは難民には何の援助もしなくていいのかということになったら……
○国務大臣(河野洋平君) しかし、議員のおっしゃるところを聞けば、まず何にも救助に行かないで本来のルワンダのその本質の解決に努力しろと。では、この本質の解決ができなければ、それまで難民はそのままあの炎天下に野ざらしのような状況で置かれている。そういうことを我々は見ていながら、何に...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 繰り返し申し上げますが、議員はおわかりの上で言っておられる。国際緊急援助隊は法律の建前からいって出せないということになっているにもかかわらず、それを出せと言う。
○国務大臣(河野洋平君) 自衛隊に命令をする、命令があるから行くなどと言うけれども、自衛隊が命令なしに行かれたなんということになったら大問題ですよ、それは。
○国務大臣(河野洋平君) そうではない。これは国の意思として難民の人道的支援に行っているということだけははっきりしてもらわないと困る。
○国務大臣(河野洋平君) 防衛庁長官が「義を見てせざるは勇なきなり」とおっしゃったときに私もおりました。防衛庁長官のお気持ちがああいう言葉になって出たんだと思いますが、その意味は、私の理解は、少なくともだれかが一緒におって、それが外国の人であろうと同僚の隊員であろうと同じ場所に同...全文を見る
11月02日第131回国会 衆議院 本会議 第10号
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○国務大臣(河野洋平君) 世界貿易機関を設立するマラケシュ協定の締結について承認を求めるの件につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  この協定は、昭和六十一年九月に開始された関税及び貿易に関する一般協定のもとにおける第八回目の多角的貿易交渉であるウルグアイ・ラウンドの結果...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) アメリカにおける審議の状況等についてのお尋ねがございました。  アメリカのウルグアイ・ラウンド合意実施法案の審議につきましては、アメリカ議会下院におきまして、十一月二十九日に本会議で採決を行うことにつき既に本会議の合意が得られていると承知をいたしており...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 日米経済問題のような二国間の経済問題につきましては、当事国同士がそれぞれの関心事項と利害調整の必要性に応じ随時二国間の協議を行って問題の解決を図っていっているわけでございます。その場合にも、我が国としては、二国間の話し合いの結果を原則として最恵国待遇で適...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 米につきましては、特例措置の適用を含む農業協定の受け入れが我が国にとって極めて厳しい、難しいものであることについては全く異論のないところでございますが、ウルグアイ・ラウンド合意全体を見た場合、国会意は全体として我が国の国民生活に多大の利益をもたらすもので...全文を見る
11月07日第131回国会 衆議院 世界貿易機関設立協定等に関する特別委員会 第2号
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○河野国務大臣 ただいま議題となりました世界貿易機関を設立するマラケシュ協定の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。  この協定は、昭和六十一年九月に開始された関税及び貿易に関する一般協定の第八回目の多角的貿易交渉であるウルグアイ・ラウンドの結果...全文を見る
11月07日第131回国会 衆議院 税制改革に関する特別委員会 第7号
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○河野国務大臣 委員会においてさまざまな角度から検討をされ議論された結果でございますから、私は、その結果を尊重したいと思っております。
○河野国務大臣 外務省に対します御理解をいただきましたことをお礼を申し上げたいと思います。  人間、欲を言えば切りがないので、多ければ多いほどいいということもあると思いますが、そこはそれ、全体のバランスを考えながら適正な定員というものを考えていかなければならないと思います。 ...全文を見る
11月08日第131回国会 参議院 内閣委員会 第5号
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○国務大臣(河野洋平君) 板垣議員が御指摘のとおり、国際社会で邦人の活動は極めて活発でございます。我々が旅行いたしましても日本人に会わない場所はないというどころか、本当にびっくりするようなところで大いなる活躍をしておられる日本人の話をよく聞くわけでございます。他方、国際社会は冷戦...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 議員御指摘のとおりでございます。私の気持ちをもう少し申し上げれば、私は緊急の事態が発生したという仮定をするわけでございますが、我々としてはできるだけ早く情報をキャッチして、それはもうできるだけ早く危ない地域から別の地域に移ってもらうという指導をするという...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 御指摘のとおり、民間の定期便で移動していただくことが一番いいわけでございますが、それが例えば緊急な状況になって切符がとれないというようなことが当然考えられるわけでございます。  ということになりますと、民間の飛行機をチャーターするということもあり得るわ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 私どもはこれまでの経験にがんがみまして、もっともっと出先大使館を初めとする出先機関の危機管理体制といいますか、そういうものを充実させなければならないというふうに考えております。  これは日本の国の外交能力をもう少し高めるという意味でも極めて重要だと我々...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 議員御指摘の後段については私も同意でございます。  東西の厳しい対立、いわゆる冷戦状況というものが終わりを遂げて今、国際社会が新しい秩序を模索する、そういう状況下では一つ一つの国がみずからの意思というものをしっかりと持って近隣諸国との友好関係というもの...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 最初に申し上げますが、中国の核実験はまことに遺憾と考え、中国政府に対しましても日本の政府の気持ちを伝えでございます。少し前でございますけれども、中国の外務大臣に対しまして、核実験をやるという情報があるが、こうしたことはぜひやめてもらいたいということを私か...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) どういうふうに御説明を申し上げればいいのか少し言い方を迷っておりますが、基本的に私が御答弁申し上げようと思いますことは、議員が御心配になっておられるように、例えば戦闘機の護衛をつけないということを法律に書けと、こういうお気持ちがおありなんだろうと思います...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 邦人を安全な場所に輸送するというんですからそこはきっと安全でない場所なんだろう、もともと行く場所は。安全な場所なら何も輸送する必要はないのだから、輸送するために飛行機をやろうというくらいだからそこは余り安全でない、したがって護衛も要るんじゃないか、武器も...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 久保田議員はこの閣議決定のときには閣僚でいらっしゃったわけで、そのときの状況をつぶさに御存じでございますから、そのとき閣僚でもなかった私が説明をするのはまことに妙なことでございます。  ただ、ぜひ御理解をいただきたいと思いますことは、私どもが提案をいた...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 今御指摘のとおり、国連は来年創設五十年を迎えます。  繰り返しになって恐縮でございますけれども、創設時五十一カ国でスタートをした国連が今百八十カ国を超える大変多数の加盟国を擁するようになりました。そしてまた、こういう表現は若干問題があるかもわかりません...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 議員の御指摘のとおり、国連は役割を十分果たしたものとなかなか役割が果たせなかった分野とあるという御指摘はそのとおりだと思います。  中でも安保理は、東西の厳しい対決という状況下ではP5がそれぞれ拒否権を使うということもあって、東西対立状況では安保理はほ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 非常に貴重な御意見だと思います。御指示のとおり十分研究をさせていただきます。
○国務大臣(河野洋平君) 国連における演説はそのとおりでございます。
○国務大臣(河野洋平君) 官房長官は恐らく、あれは立候補表明かと質問をされて、立候補をして選挙を行うという仕組みではないからそうではないというふうにお答えになったんだと思います。  私は、今の中村議員からの御指摘について申し上げれば、我々は安保理常任理事国として責任を果たす用意...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 私は、この問題を少し冷静に考える必要があると思っております。先ほど来から御議論がありますように、国連の今の姿とあるべき姿、そして国連が何を目指していくかというようなことについてもこの機会に十分議論をする必要があるんだろうと思います。  先ほども申し上げ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 外務大臣として御答弁を申し上げるつもりでここに来ておりますが、私はこういうふうに思っております。  自由民主党としては自由民主党としていろいろ研究、検討を加えた結果、前回提案をした案を最善のものとして国会に提出させていただきました。最善のものと考えて提...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) それはもう我々としても大変心配をしているわけです。  先ほども申し上げましたが、今世界に百八十幾つですか、百九十カ国にちょっと足らないぐらいの国があって、我が国が大使館を持っている国は百十カ国ですから、あとのおよそ八十カ国近くは大使館がない。これは大使...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 外国におきまして、災害、騒乱、その他の緊急事態が発生をして在外邦人の退避が必要となった際、どういう基準でどういう飛行機を使うか、こういうお尋ねでございます。  まず一番最初は、先ほどから申し上げておりますが、定期便の利用が可能な場合にはこの定期便を使っ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 私は実はその原稿を読んでおりませんので、多少行き違いの答弁になったらお許しをいただきたいと思いますが、まず海外におられる邦人の保護については外務省としては大きな責任があると思います。これは場合によれば後ほど条約局長からもその法的根拠について御答弁をさせた...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 飛行機の特殊性は、極めて限られた場所にしか行けないということだと思います。飛行場がなければおりられない、いや道路でもハイウエーにでもおりることができるじゃないかとあるいはおっしゃる方があるかもしれませんが、そうしたことは我々は全く想定していないわけで、当...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) この飛行機は邦人を輸送するということを目的に飛ぶわけでございます。したがいまして、少なくとも邦人が乗れないのに外国人を乗せるということは想定をしていないと思います。  しかし、一方、人道的見地というものもまた重要であろうと思います。先ほども中村議員の御...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) これは先ほど御質問がございました。民間機をチャーターしたときには何もそういうことはしないのだから、こちらもそんなことは要らないではないかという議論も一方あると思います。他方、少し性格が違うのだから閣議に諮る方がいいという議論もあろうかと思います。  こ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 私の答弁ぶりがお気に召さなかったようですが、私どもはこの法案が極めて重要な法案だと考えてここ数年間国会でずっと御議論が続けられているというふうに思います。これは率直に言って、内閣がかわってもほぼ同じ法案が議論され続けているということを見ると、まあ共産党を...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 私は、先ほどから申し上げておりますが、この邦人輸送の問題は、今、聴濤議員がおっしゃるような想定で考えていないわけでございます。私どもは、あくまでも戦闘機が護衛につかなければいけないというようなところにこの飛行機を出してほしいというようなことを申し上げるこ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) まず最初に、私は御指摘の質問を行ったときと全く気持ちが変わっておりません。現在でも、外務大臣といたしましても、先般の国連演説におきましては、我が国は平和国家としての行動に徹すべきである、徹しますということを国際社会に申し上げてきたわけでございます。  ...全文を見る
11月17日第131回国会 衆議院 世界貿易機関設立協定等に関する特別委員会 第3号
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○河野国務大臣 議員もよく御承知のとおり、このウルグアイ・ラウンド交渉は、七年を超える長い年月大変厳しい交渉が続けられたわけでございます。その交渉の中で、かなりの年月自由民主党政権下で行われたわけでございまして、それぞれ担当する大臣あるいは関係者は、大変厳しい交渉に臨んで懸命な努...全文を見る
○河野国務大臣 非公式首脳会議で大きな政治的なビジョンを打ち出されたわけでございますが、そうしたビジョンに向かって歩を進めるためには具体的なさまざまな問題を乗り越えていかなければならないと思います。今、議員御指摘のように、具体的な問題を一つずつ解決をするために、我々も努力をしたい...全文を見る
○河野国務大臣 赤城議員御指摘の問題は、我々もともに憂いを共有するところでございます。ミニマムアクセスの受け入れという問題を初めとする農業分野に対する影響というものをどう考えるか、さらには消費者が安全性の高い、あるいは安全性が確認できる食糧というものをきちんと手に入れることが果た...全文を見る
○河野国務大臣 農業問題については、多くの国が問題意識を持っておられると思います。議員御指摘のとおり、ウルグアイ・ラウンド交渉の最終段階までこの問題について強く主張をしてきた国の一つが我が国でございますが、私の聞いておりますところでも、我が国の強い主張によって、ウルグアイ・ラウン...全文を見る
○河野国務大臣 WTO協定を来年一月一日から発足させたい、あるいは発足させるべきだという点については、多くの国々がそう考えているというふうに感ぜられます。これは、G7におきましてもあるいはAPECの閣僚会議におきましてもそうした意見が述べられ、そうした認識を共有するための議論が重...全文を見る
○河野国務大臣 私からちょっと御答弁をさせていただきたいと思います。  議員御指摘のとおり、確かにWTOの精神から考えますと問題があるというふうに私どもも一般的に考えております。ただ他方、WTOにおきましては、WTO協定の対象事項についてWTOの紛争解決手続を経ることなく一方的...全文を見る
○河野国務大臣 今回のAPECにおきましては、非公式首脳会談におきまして、非常に高い次元から政治的な方向性を示す宣言が出されたわけでございます。この政治的な指針とも言うべき方向性を示された宣言について、これをいかに具体化していくかということにつきましては、その分野でありますとか範...全文を見る
○河野国務大臣 欧米諸国の審議状況などは、我々逐一情報を得ているわけでございまして、現在でもアメリカ及びヨーロッパの主要国の審議は、我々が聞いております範囲、順調に進んでおります。  アメリカは、先ほどもちょっと申し上げましたが、中町選挙の結果などを踏まえて若干不透明なところが...全文を見る
○河野国務大臣 アメリカはしきりに、直ちにという話をしております。これには、アメリカにはアメリカの思惑があるんだろうと思います。いろいろな説明をして、そうやることが早くガット体制からWTO体制にみんなを変えるというインパクトもあるんだという説明もございました。そういう点もあるとい...全文を見る
○河野国務大臣 ドイツ、イギリスについては、議員お話しのとおりでございます。フランスにつきましては、十一月末ごろに国会に協定を提出をいたしまして、秋の国会会期中、すなわち十月二日から十二月二十日までが秋の国会と聞いておりますが、審議が終わる予定である、こういう情報を得ております。...全文を見る
○河野国務大臣 環境問題は、ウルグアイ・ラウンドにおいてはいわゆる正式の交渉対象とはなっておりませんけれども、貿易と環境に対する強い関心というものがございました。したがいまして、世界貿易機関、すなわちWTOでございますが、設立協定の前文におきまして環境への言及がなされておりまして...全文を見る
○河野国務大臣 私の記憶が正しければ、たしか倉成外務大臣当時からであったかと思いますが、まさに議員お尋ねのように、営々としてこの交渉に携わってこられた幾多の先輩の気持ちを我々は忘れてはならないと思います。ウルグアイ・ラウンドという名前もたしか倉成大臣の命名であったという話もたしか...全文を見る
○河野国務大臣 議員御指摘のとおり、日本とアメリカとは、それぞれ国内におきます議会と政府との関係はいささか違っております。一方、アメリカは経済が一時低迷をしておりましたし、それから、貿易のインバランスということで、議会は大変強く政府にこのインバランスの解消について迫った部分もござ...全文を見る
○河野国務大臣 確かに、WTOという組織に対して我々は重大な関心を有しております。そうしたことからいえば、我々が候補者を擁立をして事務局長のポストに積極的にかかわっていくということが正しい判断であったかもしれません。  しかし一方、隣国韓国がいち早く金喆寿氏を候補者として擁立を...全文を見る
○河野国務大臣 本年の議長国インドネシアのリーダーとして、スハルト大統領がイニシアチブをおとりになったというふうに聞いております。
○河野国務大臣 ちょっと先に一言、お許しをいただいて私から首脳会談に至るまでの経過がございますので、御説明をさせていただきたいと思います。  私は、議員がまさにおっしゃったように、この問題をインドネシアが提案をしたというところに非常に意味があると思うのです。それはもう、つまり先...全文を見る
○河野国務大臣 御指摘のとおり、国会は三度にわたって決議をいたしました。その決議に基づいて、かつて自民党政権は懸命な努力をして、国会決議に反しないように努力をしてきたところでございます。しかしながら、自由民主党が政権の座をおりまして、その後政権につかれた方々も懸命の努力をなさった...全文を見る
○河野国務大臣 アメリカと日本とは法律の立て方が違うわけでございまして、アメリカが実施法でやるのはおかしいという御指摘でございますが、これはアメリカの制度の問題であって、アメリカは、上下両院、この法律をきちっと通して、そしてWTOに参加をしてくるということにいささかの疑いもないと...全文を見る
○河野国務大臣 WTOが発足するのは、主要国が参加をするということが最も効果的であるというふうに思います。したがって、日本というものを特定するものではありませんが、国際社会の中で、多くの主要な国々が、それぞれいろいろな国内事情を持ちながらも、やはり明年一月一日にはスタートをさせよ...全文を見る
○河野国務大臣 WTOという多角的自由貿易体制を進めていくことは、繰り返し申し上げておりますが、我が国にとって極めて重要なことだと私どもは思っております。しかしながら、そのために農業の分野で極めて困難な状況に陥る方が出るということもまた我々は心配をして、先ほど来申し上げております...全文を見る
11月21日第131回国会 衆議院 世界貿易機関設立協定等に関する特別委員会 第4号
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○河野国務大臣 ちょっとアメリカ、ヨーロッパ等の状況について私から御報告を申し上げた方がいいかと思いますので、お許しをいただいて申し上りたいと思います。  アメリカの問題につきましては、今議員からもお話がございましたように、中間選挙の結果が御承知のような結果でありましただけに、...全文を見る
○河野国務大臣 議員先ほど御指摘のように、明年一月一日をもってこの協定を発効しようという申し合わせが、G7あるいはAPECの席上主要国でそれぞれ確認をされておるところでございまして、私どもといたしましても、我が国の国会での御承認を得て、来年一月一日発効というふうに考えているところ...全文を見る
○河野国務大臣 その点、私どもも非常に関心を持っているところでございます。  中間選挙前から実は民主党劣勢というふうに伝えられておりまして、私どももその点大変関心を持っておりましたが、実は、選挙前にも既に、選挙が終わった後にも、下院十一月二十九日、上院十二月一日に、それぞれ上下...全文を見る
○河野国務大臣 先ほども申し上げましたように、関係国はそれぞれこの協定の批准承認につきまして誠実に国内手続を終了して、明年一月一日の発効までに準備を整えるということを各国それぞれが確認をしているわけでございまして、その点については、我が国もまた誠実に国内での手続を終えて、一月一日...全文を見る
○河野国務大臣 御承知のとおり、世界の貿易のルールを定める、こういう問題でございますから、アメリカは、世界の貿易量から考えましても最も主要な国でございます。アメリカがこの協定に参加をしないということになれば、このルールはその持つ意味が減ってしまうわけでございまして、私どもとしては...全文を見る
○河野国務大臣 過般行われましたAPECにおきましても、御承知のとおりインドネシアのスハルト大統領のイニシアチブで、ああした自由化に向けて大きな方向性が打ち出されるという状況でございます。当然、インドネシアは既にWTOの準備を整えておられますが、アジア諸国におきましても、準備には...全文を見る
○河野国務大臣 御指摘のように、近年目覚ましい経済成長を遂げつつございます中国、台湾、これらは国際経済と整合性のとれた方向に進んでいってくれることが、国際経済にとっても極めて重要でございます。また、これらの主要な貿易相手である我が国にとっても、このことは極めて重要なことだと思いま...全文を見る
○河野国務大臣 ちょっと私から申し上げたいと思います。  十分委員御承知のとおり、APECの閣僚会議には台湾は経済担当、貿易担当の閣僚が出席をして、これはもう非常に活発な議論をしておられます。しかしながら、今御指摘の問題はいわゆる非公式首脳会議の問題だろうと思います。非公式首脳...全文を見る
○河野国務大臣 従来のガットは、議員御指摘のとおり物の貿易というものを対象としてきたわけでございますが、今回のWTO協定におきましては、物の貿易に加えて、金融、運輸あるいは通信などのサービスの貿易、あるいは特許、商標、著作権などの知的所有権の貿易関連側面といった非常に幅の広い分野...全文を見る
○河野国務大臣 議員、最終文書、昨年の十二月だったじゃないか、こういう御指摘でございますが、WTO協定は、本年の四月十五日にマラケシュの閣僚会議において、最終文書への署名が行われて確定をしたものでございます。すなわち、四月十五日に最終文書ができて、そして、明年一月一日の発効を目標...全文を見る
○河野国務大臣 今回のウルグアイ・ラウンドの問題について、私も山本議員と同じ立場で、米の輸入自由化反対ということをかねてから主張してまいりました。それはもう国会で、御指摘のとおり三度にわたる決議が行われていたことでも明らかであります。今回のこうした事態が日本の農業にとって極めて重...全文を見る
○河野国務大臣 今回のWTOは、議員も御承知のとおり、関税の引き下げとかそういうものがございます。そうしたことを考えれば、むしろアクセスは非常によくなるわけで、外国から物が入ってくるという部分は非常に多くなると思います。先ほどメリット、デメリットということをおっしゃいましたけれど...全文を見る
○河野国務大臣 まさに議員がおっしゃるように、自由貿易体制というものをさらに発展させていこうという今回の考え方からすれば、アメリカのスーパ三〇一条なるものはその精神において、我々から見ればこれは好ましいものではないというふうに思うんです。ただしかし、WTO協定の範囲の外にあるもの...全文を見る
○河野国務大臣 国際的な条約を我が国が認める場合には、国内的にその条約が責任を持って実施できるという体制でなければならないと思います。
○河野国務大臣 そのとおりだと思います。
○河野国務大臣 議員御指摘のとおり、今回の農業協定におきましては、食糧の輸出の禁止または制限を新設する国は、輸入加盟国の食糧安全保障に与える影響に十分な考慮を払うとともに、同協定の規定に従って協議、通報などを行う旨の規定が置かれております。  それで、この協議、通報程度では心配...全文を見る
○河野国務大臣 今回のウルグアイ・ラウンドの交渉は、もう議員十分御承知のとおり、交渉のスタートから一括方式という方式をとって、百二十を超える国と地域が話し合ったわけでございます。それぞれの国にはそれぞれの国のアドバンテージもあるし、ディスアドバンテージもあるわけでございますが、と...全文を見る
11月21日第131回国会 参議院 本会議 第8号
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○国務大臣(河野洋平君) 世界貿易機関を設立するマラケシュ協定の締結について承認を求めるの件につきまして、趣旨の御説明を申し上げます。  この協定は、昭和六十一年九月に開始された関税及び貿易に関する一般協定のもとにおける第八回目の多角的貿易交渉であるウルグアイ・ラウンドの結果作...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) アメリカ、欧州連合における審議状況はどうか、こういうお尋ねでございました。  過般、インドネシア・ジャカルタで行われましたAPECの際に、村山総理とアメリカ首脳との会談でもこの話は出ておりまして、アメリカ首脳の説明によりますれば、米国におけるウルグアイ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 非公式首脳会議で村山総理が主張された自由化に対する考え方の具体的進め方につきましては、今後APECメンバー間で検討されていくということになるわけでありますが、我が国は、明年、議長国でございます。議長国といたしまして、農業問題など種々配慮すべき問題があるこ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) アメリカにおけるWTO協定批准の状況いかんというお尋ねでございます。  先ほど総理が御答弁したとおりでございます。(拍手)    〔国務大臣大河原太一郎君登壇、拍手〕
○国務大臣(河野洋平君) 繰り返して申し上げることは恐縮でございますが、私自身も、米についての特例措置の適用を含む農業協定の受け入れは我が国にとって大変厳しいものであるという認識を持っております。しかしながら、村山政権としての外交の継続性という原則及びWTO協定が多数国間条約であ...全文を見る
11月22日第131回国会 衆議院 世界貿易機関設立協定等に関する特別委員会 第5号
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○河野国務大臣 御案内のとおり、先ほど来農水大臣からもるる御説明がございましたように、我が国農業の構造といいますか、あるいは国際的な競争力といいますか、そういったものが本来充実をして、そういうものを身につけていっていただくということが本来一番望ましい姿でございます。  しかしな...全文を見る
○河野国務大臣 ガット・ウルグアイ・ラウンドの交渉の際にも、我が国は、今御指摘のような問題について強く主張をしたこともございます。  この協定の中で我々が強く主張をいたしましたのは、御指摘のとおり、農産物の輸入国として、果たして輸入がいつまでも安定的に行えるのかどうなのかといっ...全文を見る
○河野国務大臣 一つのストーリーを申し上げたいと思いますが、先般行われましたAPECの議論を少し御紹介を申し上げたいと思いますが、APECは、御案内のとおり、二〇一〇年先進国、二〇二〇年発展途上国がそれぞれ自由化の目標を定めて努力をするということになりました。このAPECは、今御...全文を見る
○河野国務大臣 少しさかのぼって申し上げますが、ことしの夏のナポリのサミットにおきましても、G7それぞれ、このWTOの重要性というものをそれぞれこもごも語って、明年一月一日からは新体制がスタートするべきものであるという合意がなされておりますし、さらに九月には四極通商会議、日米加、...全文を見る
○河野国務大臣 百二十を超える国々が、大変長い間、さまざまなレベル、さまざまな角度から議論をして、最終的に合意をして、そして今度は各国それぞれ持ち帰って、国会で批准、承認を得る作業を今やっているところでございます。それぞれの国は、既にマラケシュにおいて最終文書への署名等を行って、...全文を見る
○河野国務大臣 アメリカには繰り返し問いただしておりまして、十一月末下院、十二月初めに上院、それぞれ審議が終わる見通してあるという旨、大統領を初め首脳から返事をいただいておりまして、仮にこれがそういかなかったとしても、恐らくアメリカは来年の一月一日にスタートをできるような何らかの...全文を見る
○河野国務大臣 アメリカは、譲許表におきまして農業調整法第二十二条にかかわるウエーバー品目を関税化する旨約束をいたしております。現在、米国議会で審議中のウルグアイ・ラウンド合意実施法案によりますと、農業調整法第二十二条は、同条による輸入制限措置がWTO協定の発効日からWTO加盟国...全文を見る
○河野国務大臣 WTOを設立をしてそのWTOにみんなが加盟するということは、それぞれが同じルールで貿易を行う、これは物品だけではなくてサービスも含めて同じルールによって仕事を進めるということでございますから、私どもとしては、ウルグアイ・ラウンドの交渉に参加をせられた百二十を超える...全文を見る
○河野国務大臣 中国は、御承知のとおり、大変目覚ましい経済成長を遂げているわけでございまして、この中国のガット加入は、国際経済の枠組みの中で責任ある役割を果たしていくということになるわけでございます。したがって、私どもとしても、中国のガット加盟はこれを積極的に支持したいというふう...全文を見る
○河野国務大臣 今申し上げましたように、中国はガット加盟に意欲を持っておられるようでございます。いろいろ努力もしておられるというふうに伺っておりますので、現在ここで我々が、中国がガットに加入しない場合を想定して議論をするということは適当ではないように思いますが、しかし、いずれにい...全文を見る
○河野国務大臣 余剰米を食糧援助に使うという考え方は、この地球上で余剰米を持つ国もあれば、子供たちが食糧を全く口にすることもできずに飢餓に悩むという地域もあるという状況を見ると、こちらのものを向こうへ持っていったらいいじゃないかと思う人も大変多いと思います。  しかし、それはそ...全文を見る
○河野国務大臣 今議員が御指摘になりました平成五年十二月の自由民主党の党声明の中に、「ダンケル最終合意案を上回るミニマム・アクセスを受け入れ」云々と、「輸入拡大への道を開いたことは、国会決議に明らかに反する行為といわざるをえません。」こう党声明に書いてございます。  これは我が...全文を見る
○河野国務大臣 その後、大変農業、農村に大きな影響を与えたこうした受け入れに対しまして、現在、政府・与党が厳しい議論の結果、対策を決定をいたしておりまして、恐らく国会決議の中には、すべてとは申しませんが、国会決議の中には、そのことが農家の皆さん、農業従事者の皆さんに大きな打撃を与...全文を見る
○河野国務大臣 結構でございます。
○河野国務大臣 村山総理の御答弁は、アメリカがWTO協定を締結する限り、そのすべての規定を誠実に履行する義務を負うことは当然であり、アメリカのウルグアイ・ラウンド合意実施法案は、アメリカとしてWTO協定上の義務を履行できるよう必要な立法措置のすべてを盛り込んだものと承知しており、...全文を見る
○河野国務大臣 松本議員はお読みになっておられると思いますが、アメリカ政府が実施法案とともに議会に提出をいたしました行政府の措置についての声明、ステートメント・オブ・アドミニストレーティブ・アクションにおきまして、実施法案はアメリカの法律をWTO協定のもとでの米国の義務に完全に整...全文を見る
○河野国務大臣 私は、甚だ恐縮ですが、委員と見解を異にいたします。  この協定は、御承知のとおり、七年余にわたって百二十を超える国が十分な討論をした上で、合意をしてでき上がったものでございます。日米二国間で議論をしているわけのものでもなければ、アメリカが一方的に百二十幾つの国を...全文を見る
11月24日第131回国会 衆議院 世界貿易機関設立協定等に関する特別委員会 第6号
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○河野国務大臣 小委員会でさまざまな団体であるとか個人であるとかの意見を聞く、あるいは意見を聞く必要があるという場合があると思いますね。そういうときにその小委員会においては、WTOの協定上、小委員会はいかなる個人または団体に対しても情報及び技術上の助言の提供を要請できる、こういう...全文を見る
○河野国務大臣 ウルグアイ・ラウンド交渉の結果、日本の農業に与える影響は極めて大きい、こういう認識のもとに、この対策のために新しい事業、新しい対策を立てていかなければならない、こういう認識は非常にはっきりした認識として持っております。  その新しい事業、ウルグアイ・ラウンド対策...全文を見る
○河野国務大臣 我々は、国際社会の中で正しい相互依存関係をしっかりと認識をして生きていくということが大事だろうと思います。秋葉議員がおっしゃるように、かつては加工貿易ということを言っていた時代もありますけれども、今や物の貿易だけではない、知的所有権等、目に見える、形のあるものでな...全文を見る
○河野国務大臣 前段の方は私がお答えを申し上げたいと思います。  WTOという百二十を超える国と地域が参加をする本当に世界的な貿易のルールを決めるというこの問題がいよいよ明年からスタートをしようというこの場面で、実は、APECの参加諸国、本年の議長国でございましたインドネシアか...全文を見る
○河野国務大臣 御指摘のとおり、今回WTOが発足いたしますと、事務局長人事というものが出てくると予想されます。それで、事務局長大事につきましては、現在、我が国といたしましては隣国韓国の金喆寿氏を支持するという旨公にしているところでございますが、なぜ我が国が事務局長に候補者を擁立し...全文を見る
○河野国務大臣 今前原議員がお話しになったように、EAECについてはさまざまな解釈をそれぞれの人がしているわけで、どれが正しいEAECの本音というか、正しいものなのかということは、まだ余りよくわからないと、とりわけアメリカなどは言っているわけです。  我々もEAEC構想について...全文を見る
○河野国務大臣 いずれにいたしましても、世界の貿易が一方的措置あるいは二国間主義、地域主義、こういったことになるということは決して好ましいことではないわけでございまして、こうしたWTOが設立をされて共通のルールで世界貿易が拡大をしていくという点は、何よりも高く評価をしなければなら...全文を見る
○河野国務大臣 今通産大臣御答弁申し上げたとおりだと思います。このことと、つまりルールを確立をするということと日米関係におきますインバランスというものとは必ずしもそのままつながるものではないと思います。ただ、関税の引き下げその他によってさらに一段と日本国内の規制緩和へのモメンタム...全文を見る
○河野国務大臣 ただいま通産大臣申し上げましたように、経常収支の黒字というものは、むしろ我々はマクロ経済政策によって問題の解決に向けて進んでいくべき課題ではないか、こう考えているわけでございます。WTO協定の枠組みの中で我々が行動するということは、即黒字幅を縮めるということのため...全文を見る
○河野国務大臣 先ほどから申し上げておりますように、WTO協定の批准承認をお願いするに当たってそういうことがあるかというふうに私どもが議員のお尋ねを聞いたものですから、これまでのような御答弁を申し上げたというふうに御理解をいただきたい。  しかし、政府とすれば、いずれにしても国...全文を見る
○河野国務大臣 規制を緩和しなければならないという政府の方針を正しく理解をして、適切な措置をとっていただきたいと大蔵省に申し上げたいと思います。
○河野国務大臣 本年、前内閣が公共料金の一括凍結という決定をなされたわけでございます。これは、さまざまな公共料金の値上げが一時期に集中したということもあって、そのことが国民生活に大きな影響を与えるという配慮から、恐らく一括、当分の間凍結という御判断をなさったものと私は思っておりま...全文を見る
○河野国務大臣 それはもうリストラ、リエンジニアリング、当然考えるべきことであって、これらはそれぞれの公団なりその他真剣に考えて対応しているというふうに考えます。
○河野国務大臣 ちょっと半分しか質問を聞いていなかったものですから、もう一回お願いできますか。
○河野国務大臣 ちょっと中座をしておりまして、申しわけありませんでした。  確かに、先ほども御質問をいただきましたが、WTOの事務局長については、このWTOという組織が自由貿易の新しいルールを定めるための中核的な役割を果たすというものだけに、大きな関心を持たなければならないと思...全文を見る
○河野国務大臣 WTO協定の締結は、今議員がお話しになりましたように、百二十カ国を超える世界貿易を担う国々が集まって、大変長い時間をかけて議論をした来合意をした、こういうことでございます。  その結果は、まさに新しい貿易のルール、これは物ばかりではなくて、サービスに関するものま...全文を見る
○河野国務大臣 多くの国々が集まって一つの合意をつくり出すためにはさまざまな知恵、さまざまな議論が必要であったに違いありません。大きな知恵は、これは一括して決めよう、こういうのはまさに大きな知恵であったと思います。シングルアンダーテーキング方式というものについて、我が国は米という...全文を見る
○河野国務大臣 アメリカ、欧州、それぞれの審議状況等を我々は視野に入れて、国会における御審議のお願いをいたしておるわけでございます。  そこで、欧州におきましては、今まさにお話がございましたように、裁判所の決定を受けまして、これは欧州各国が一つずつそれぞれ審議をして批准、承認の...全文を見る
○河野国務大臣 御案内のとおり上下両院の審議というものを見ていかなければならないわけでございますが、下院におきましては、十一月十六日付、ウルグアイ・ラウンド実施法案の議会通過に協力するという下院指導部発クリントン大統領あての書簡というものがございます。この書簡は、今御指摘になりま...全文を見る
○河野国務大臣 WTO協定というものは、やはりアメリカ及びヨーロッパの、世界の貿易の中に大きな役割を占める国々が参加をすることによって本来の意味といいますか、本来のという言い方は適当でないかもしれません、大きな意味を持つという認識に立つとすれば、それは欧米諸国の審議の進み状況とい...全文を見る
○河野国務大臣 国際機関の事務局長については、我々も御指摘のとおり関心を有しております。今、日本人が国際機関の事務局長をやっておりますのは、WHOがそうでございます。あるいはUNHCRの緒方さんなども挙げられると思いますが、こうした機関におきまして大変積極的、活発に活動をしていた...全文を見る
○河野国務大臣 御意見はまことにごもっともだと思います。国際機関の職員というものがいずれの国にも偏ってはならぬと、恐らく公正中立を求められるという点から、国が大きなサポートをするということに問題があるかもしれません。そうした点を十分注意深く調べながら、しかし我が国が、御指摘のよう...全文を見る
○河野国務大臣 WTO協定を実施に移すことの大きな意味は、一方的措置であるとか二国間関係による解決でありますとか、あるいは地域主義とか、そういったものを排して、世界共通のルールの上で世界貿易を拡大しようというのがその大きな目的でございますから、この目的に向かって我々は進むと。した...全文を見る
○河野国務大臣 議員からいろいろと農業問題について御指摘がございました。私どもも、かねてからこのウルグアイ・ラウンドの交渉が日本の農業に影響を与えるということについて懸念を持っているということは、我々も申し上げているところでございます。したがって、その懸念を払拭するために、政府・...全文を見る
11月24日第131回国会 参議院 世界貿易機関設立協定等に関する特別委員会 第2号
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○国務大臣(河野洋平君) ただいま議題となりました世界貿易機関を設立するマラケシュ協定の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。  この協定は、昭和六十一年九月に開始された関税及び貿易に関する一般協定の第八回目の多角的貿易交渉であるウルグアイ・ラウ...全文を見る
11月25日第131回国会 衆議院 世界貿易機関設立協定等に関する特別委員会 第7号
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○河野国務大臣 今国会におきまして御承認をお願いしているWTO協定の締結は、多角的自由貿易体制の維持強化、国際経済秩序に対する信頼の確保という観点から、極めて重要なものという認識を持っております。御案内のとおり、我が国は貿易立国として今後の我が国の発展というものを考えているわけで...全文を見る
○河野国務大臣 世界貿易の中で我が国が生きているということを考えますれば、世界の百二十を超える国と地域が参加をして合意をし、新たに新しいルールのもとで進もう、こう多くの国とともに決意をしたわけでございまして、この協定についてはぜひとも議員各位の御理解と御承認をいただきたい、こう考...全文を見る
○河野国務大臣 議員もお述べになりましたように、このウルグアイ・ラウンド交渉というものは、大変長い年月、多くの関係者が大変な努力を積み重ねて行われたものでございます。我が国は我が国の事情から、農業問題についてはぜひ我が国の主張を入れてほしいということを繰り返し主張して、それぞれの...全文を見る
○河野国務大臣 私、原文を持っております。今ここに持っておりませんが、もしそこにお持ちならば、昨年十二月の自由民主党のこの問題に対する党声明の一番最後の部分をお確かめをいただきますと、我が党は世界貿易の拡大のためにこうしたことが必要なのだという意味のことが書いてあると思います。た...全文を見る
○河野国務大臣 今も申し上げましたように、農村そして農業に従事しておられる方々の気持ちは、どうしても農業に大きな影響を与えるこの問題の交渉の任に当たる方々に対して最後まで頑張ってほしいという強い気持ちがあったことは、議員もお感じになっておられたんではないでしょうか。恐らく農業に従...全文を見る
○河野国務大臣 私は、今政府の一員としてWTO協定の承認のお願いをしているわけでございまして、自由民主党の総裁とはいえ、今議員が御指摘になりました法案の発議者の意見を、今ここで私が代弁をするというだけの資料を持ち合わせておりませんので、お許しをいただきたいと思います。
○河野国務大臣 何度がごの委員会でもお答えを申し上げましたが、WTOの事務局長というのは非常に重要な役目でございます。世界貿易の中でかなり大きなウエートを占めます我が国が、この事務局長に関心を持つのは当然だと思います。  私どももそういう気持ちでおりましたけれども、現在、御指摘...全文を見る
○河野国務大臣 ウルグアイ・ラウンドの関税交渉の成果の実施によりまして、例えば先進国の鉱工業品の平均関税率は六・三%から四割削減をされて三・八%になると言われております。我が国の輸出もこの関税引き下げの利益を受けるということになるであろうと思われます。  なお、関税引き下げを含...全文を見る
11月28日第131回国会 衆議院 外務委員会 第3号
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○河野国務大臣 まず最初に、小杉議員ほか我が国国会議員の方々が現地を訪れて詳細な調査を行われたということに心から敬意を表したいと思います。  本件、極めて歴史的にもあるいは宗教的、民族的さまざまな要素が入り組んで、極めて難しい、解決の糸口を見つけることが難しい状況になっておりま...全文を見る
○河野国務大臣 確かに議員御指摘のとおり、我が国はこの地域に対して、過去の歴史の中で手を汚したということはございません。したがって、我が国の発言は非常にフェアな発言として聞いてもらえるという要素はあると思います。  しかし、他方、この地域はそれぞれ、例えばロシアと長い関係がある...全文を見る
○河野国務大臣 いろいろなお尋ねがございましたけれども、まず、このボスニア・ヘルツェゴビナに対する経済制裁による弱者に対する影響についてお尋ねがございました。  これはもう議員御指摘のとおり、国連の制裁委員会というものが人道的配慮を含めた監視をするということになっております。な...全文を見る
○河野国務大臣 予防外交につきましては、先般ニューヨークの国連総会におきます私の演説の中にもその点は指摘をいたしておきました。紛争が抜き差しならぬ状態になる前に手を打つことが重要だ、予防外交の推進を強く提唱します、こういうことを私は演説の中で切り出して、以下若干述べたわけでござい...全文を見る
○河野国務大臣 少なくとも現在の状況、つまり激しい戦闘状態というものが何らかの形で終止符を打つ、あるいは中断されるということが今一番望まれていることだと思います。もちろん、季節は厳しい冬の季節に入るわけでございまして、民生には非常に困難が訪れるというふうに思いますが、一方、何とし...全文を見る
○河野国務大臣 今の御質問にお答えする前に、一言だけ申し上げておきたいと思います。  きのうソスコベツ第一副首相との議論の中で、私は、日本漁船に対する拿捕とか発砲とか、こうした事態というものは我々としては容認できない、極めて遺憾、しかも人道的に考えても、これは決して認めるわけに...全文を見る
○河野国務大臣 昨日、私とソスコベツ第一副首相との間で、前後六時間ほど話をいたしました。この問題は極めて重要なことでございますから、累次にわたって私から第一副首相には考えを申し述べたところでございます。  今も申し上げましたように、非公式の会談というものは重ねてまいりまして、徐...全文を見る
○河野国務大臣 繰り返しになって大変恐縮ですが、私は鈴木議員の気持ちはよくわかっているつもりでございます。問題は、相手のあることでございますから、相手がどういうふうに対応するかということもよく考えてやらなければなりません。お気持ちは十分理解をして対応したいと思っております。
○河野国務大臣 どういう顔ぶれで行うかということもこれからよく部内で相談をいたしますし、先方の出方も見てやりたいというふうに思っております。  これも繰り返しになりますから多くを申しませんが、難しい問題がある、非常に難しい問題があるということを認識した上でのこの作業でございます...全文を見る
○河野国務大臣 今回の第一副首相のシスコベツさんの訪日というものは、非常に意味があると思います。  それは今議員が御指摘になったように、エリツィン大統領以来一年ぶりにロシアのハイレベルの方が見えたということだけではなくて、今回のソスコベツ氏の訪日を見ますと、特別機に乗って何十人...全文を見る
○河野国務大臣 先方の同意が得られれば、そうした方向で努力いたしたいと思っております。
○河野国務大臣 これまで、緊急、人道という原則を私ども持ってこの問題に対応してまいりました。状況は極めて困難な状況というふうに聞いておりまして、鈴木委員のいつもいつもヒューマニズムに富んだ御示唆をいただいておるわけでございますが、御指摘、よく受けとめまして検討したいと思います。
○河野国務大臣 アメリカの事情に詳しい秋葉議員には、御経験から、この問題について非常に大きな意味を感じておられると思います。私も、真珠湾攻撃というものが奇襲、だまし討ちだったのかというアメリカにおられる方々の気持ち、何人かの方から伺ったことがございます。この点を真実を明らかにする...全文を見る
○河野国務大臣 日本のシンドラーと呼ばれた杉原さん、それ以外にも、杉原さんはほかにもいたという報道もございまして、私どもも、外交官の中に人道的な判断を勇気を持って下した方が何人がおられるということは、我々にとっても大変ほっとするといいますか、あるいは誇りとするものでございます。一...全文を見る
○河野国務大臣 広島の気持ちを持っての御質問でございますから、一つ一つが私には非常によく理解ができます。私は、やや個人的なことを申し上げて恐縮ですが、数年前に広島市に対しまして、毎年行われる広島の八月の世界に対するアピールの中で、やはり真珠湾攻撃までさかのぼって言及をされる方が説...全文を見る
○河野国務大臣 国際社会の中で、さまざまな問題はございますけれども、特にルワンダの難民の方々の生活困窮状態というものは大変悲惨なものだというふうな私どもも報道で見聞きしております。  現地の状況等、累次にわたる調査団を出しまして状況把握をしてきたわけでございますが、我が国として...全文を見る
○河野国務大臣 自衛隊の諸君が現地で懸命の努力をしてくれているということに、心から敬意を表したいと思います。  私どもとしては、柴野議員おっしゃるように、日本から大変離れた遠隔地でございます。遠隔地なればこそ、過去何回かのPKO活動の経験からいって、日本は、利害のあるところにP...全文を見る
○河野国務大臣 詳細、私実は把握しておりませんが、ザイールにルワンダ難民支援のために我が国自衛隊を派遣するに当たりまして、玉沢防衛庁長官はザイールの大統領に直接会っております。私も国連におきましてザイールの外務大臣、ブルル外務大臣にはお目にかかりましたし、また外務省としては柳沢政...全文を見る
○河野国務大臣 二十一日にガリ事務総長は、ルワンダ難民キャンプの安全に関する報告書というものを安保理に提出をされました。事務総長としては、三つの選択肢を掲げた上で、現在の状況下では通常の手続で設立される国連PKOというものが最も現実的な方法であるというふうに述べておられます。 ...全文を見る
○河野国務大臣 ザイールにおきます自衛隊の活動というものは、いわゆるPKOの活動ではございません。PKO法に基づいてはおりますけれども、PKO法の中の人道的支援という立場で現地に行っているわけでございまして、国連が我が方に仮にとおっしゃいましたが、まさに仮に我が方に何か要請してく...全文を見る
○河野国務大臣 これはまさに現地の状況次第でございます。ルワンダ難民支援のためにザイールにPKOを出すという状況というものが、これまでの我々の経験の中ではなかったことでございます。現地の状況によって判断をしなければならぬと思います。
○河野国務大臣 ちょっと私の答弁、わかりにくかったのだろうと思いますが、少なくとも現在の時点においては、柴野議員がおっしゃる意味の五原則というものは現在の時点では満たされているということでございます。  しかし、仮に国連から、仮に、全く仮にそういう要請があったときには、やはりそ...全文を見る
○河野国務大臣 なかなか当事者だけでは話ができないという事情もあると思います。それは、議員御指摘のように、長い長い部族的対立などもあるわけでございますし、そうした怨念を持つ人たちだけではなかなか解決しないということは、よくわかります。ただ、一方、アフリカにはアフリカの、何といいま...全文を見る
○河野国務大臣 今回、三党による、連立与党三党の意味ですね、連立与党三党によります訪朝団は、何の前提条件もない、何の条件もなく、つけないという状況の中で訪朝するというふうに私は報告を聞いております。
○河野国務大臣 米朝協議というものは、大変長い時間をかけて米朝両者が粘り強い交渉の末合意をいたしました。  アメリカ側は、その協議の間、詳細に我が国にも報告、連絡をしてこられまして、我が国として はその報告や連絡を十分聞きましたし、我が国も我が国としての希望、意見を述べた場面...全文を見る
○河野国務大臣 アメリカ側から、今申し上げましたようにしばしば報告を聞いておりましたけれども、その報告の中身については公表はしないということになっております。
○河野国務大臣 北朝鮮に核開発疑惑というものがある、この核開発疑惑をどうやって解消するかということについて、基本的に我が国もアメリカ、韓国とも相談をいたしましたが、この核開発疑惑解消のために北朝鮮に対して経済制裁をとるとか、強硬措置をとることによってこの核開発疑惑が払拭できるかど...全文を見る
○河野国務大臣 ちょっと、御答弁を申し上げる前に、一言その前の御意見について私の気持ちを申し上げておかなければならないと思います。  米朝合意というものについて柴野議員はどういうふうにお考えになっておられるのか、私によく理解できませんが、あの当時、現在でもそうですけれども、北朝...全文を見る
○河野国務大臣 柳井局長が予算委員会で答弁をいたしました答弁に間違いはございません。私もまた同様の趣旨の答弁をしたつもりでございます。
○河野国務大臣 そういう解釈でございます。
○河野国務大臣 私は、今少なくとも安保理についてだけ申し上げれば、かつて五十数カ国でスタートした国連が、今百八十カ国を超えるようになったにもかかわらず、当時にほぼ同じ状況の代表制が持たれている。つまり、常任理事国は五カ国だし、非常任理事国についても当時と同じような地域の構成という...全文を見る
○河野国務大臣 御承知の上のお尋ねだと思いますが、一兆数千億というのは五年間の問題でございます。これは御承知の上のお尋ねだろうと思います。  今現在、私どもと中国政府との間での議論は、五カ年計画というようなものではなくて、もう少し期間を短縮したもので調整をしようという議論がなさ...全文を見る
○河野国務大臣 現在自衛隊はルワンダの難民支援のためにザイールに出ておりますものと、モザンビークにも現在出ていただいております。このいずれも大変日本から遠隔の地でございますし、もちろんふなれな環境の中で大変な努力をしていてくれるということに心から敬意を表したいと思います。  極...全文を見る
○河野国務大臣 PKO活動というのはその地域、その地域、一つ一つのケースによって全く違う場合もあると思うのですね。我々はまだPKO活動について数少ない経験しか持っておりません。しかし、この一つ一つの経験をやはり大事にして、今後、国際貢献に役立てていかなければならないというふうに思...全文を見る
○河野国務大臣 これまでも、非常に狭い範囲のマンデートにもかかわらず、責任者が適宜適切な判断を下してくれていたということを私は大変喜んでおります。  それで、問題は、法律上に問題があるとすればそれは直さなければならないと思います。ただ、このマンデートが適切であったかどうか、つま...全文を見る
○河野国務大臣 中国に対してODAをどのような形で実行するかというのは、まさに非常に高いレベルの政治判断が必要だと思います。今回中国へ派遣をいたしました調査団と申しますか、ODAのこの調査団は、ODAをもし実行するとすれば一体どういうプロジェクトがあるか、どういうプロジェクトが効...全文を見る
○河野国務大臣 総理の訪中問題は、その時期その他、まだ全く決まっておりません。  それから、先ほどから赤羽議員いろいろ御所見をお述べになりまして、私非常に大事な意見だと思って伺っておりました。しかし、他方、我が国と中国との関係というものは、遠い将来を考えてみても、この関係は大事...全文を見る
○河野国務大臣 けんかをすればするほど仲よくなるという言葉もあるわけで、基本的に、基礎的に合意ができていれば、考え方の合意ができていれば、もう率直に意見をぶつけ合う、何もお世辞を言い合う必要はないというふうに、つき合い方としてはそういうふうに私は思っております。  先ほども申し...全文を見る
○河野国務大臣 米朝会談で、米朝両国の間で行われた問題で、米朝両国がこれは不公表ということにすると言っている以上、第三国が、たとえ秘密会であってもそれを、いわゆる複数の方々に発表するというわけにはいかないということでございます。
○河野国務大臣 米朝会談の合意の中には、米朝がそれぞれ事務所を開設する、あるいは南北の会談を行うというようなことまで入っているわけでございます。これは、すなわち、米朝会談によって北朝鮮が国際社会の中に出てくる。我々は、北朝鮮という国が国際社会の中で、いわゆる相互依存関係というもの...全文を見る
○河野国務大臣 私の先般の国連での演説は、多くの国々の賛同を得て常任理事国として責任を果たす用意がありますということを、我が国の国連活動に対する基本的な認識を述べた上で、この基本的な考え方に立ってという前置きをした上で述べたものでございます。  これは、今局長から申し上げました...全文を見る
○河野国務大臣 この国連の常任理事国問題は、この数カ月間、かなり多くの新聞、雑誌あるいはテレビで取り上げられました。ことしのお正月、春先に比べれば、格段に多くの方々がこの問題について関心をお寄せいただいたというふうに思います。  世論調査、これはまあ一つのデータでしかないと思い...全文を見る
○河野国務大臣 国際社会に対して、我が国が行い得る貢献を誠実に行っていくということは極めて重要なことだと思います。しかし一方、常任理事国がどうなるかということについては、先ほど御答弁申し上げましたように、まだまださまざまな議論がございます。  これは、名のりを上げたからだれしも...全文を見る
○河野国務大臣 国際社会の今日の状況を見てみれば、我が国が国際社会の中にどういう地位を占めているかということはどなたも御理解いただけることだと思います。日本よりもはるかに国民所得の低い国であっても、我が国よりも高いパーセンテージで開発援助を開発途上国に出している国も幾つもあるわけ...全文を見る
○河野国務大臣 私は全く違うと思います。企業におきます交際費というものは、交際費を使って何らかの利益を上げるための一つの手段ということ、そういう要素が非常に強い、またそうでなければならぬのだろうと思いますが、国におきますODAは、このことによって我が国が具体的に利益を受けるという...全文を見る
○河野国務大臣 十分伝える意思がございます。
○河野国務大臣 従来まで、ODAにつきましては毎年報告書をお出しをいたしまして、ODAの透明性はどこよりも高いという自負がございます。このODAの報告書等を十分御検討いただいて、基本法が必要であるかどうか御判断をいただきたいというふうに思っておりますが、私は当面、基本法の必要性を...全文を見る
○河野国務大臣 基本法をつくることによって、今あなたがおっしゃったような事態が完全に防げるというふうに私は思っておりません。
○河野国務大臣 ODAは、議員御指摘のように大変大きな金額になっているわけでございまして、しかもこれは、議員がおっしゃっておられますように、武力を持たない平和国家が国際社会の中で何か戦略を持つとすれば、これは非常に重要な要素だろうという、そういう側面なども考えますと、このODAに...全文を見る
○河野国務大臣 村山総理の御意向もございまして、私どもこの基地に対するこれまでの態度、さらに一層努力をしたい、こう考えております。
○河野国務大臣 先ほどからお答えをいたしておりますように、今回の事故の調査というものは米軍が今行っているわけでございまして、私どもはその調査結果を待っているわけでございます。  そもそも脱出装置をなぜ使用しなかったのか、残念ながら使用すべき人は死んで亡くなられているわけでござい...全文を見る
○河野国務大臣 事故発生以来、私も何人かの高知県の方々にお目にかかって、高知県民のお気持ちというものは十分伺っております。そうしたお気持ちを体して、私は米側とも話し合いをいたしております。その点は、どうぞ議員からも高知県関係者にお伝えいただきたいと思います。
○河野国務大臣 二つお尋ねがございましたが、後の方からまず申し上げたいと思いますが、オゾン層の保護などの地球環境問題については、官民あわせた取り組みの重要性が国際的に一層強く望まれているところでございます。海外進出企業におきましても、その事業活動に際しまして、現地の環境基準を遵守...全文を見る
○河野国務大臣 現在代替フロンに適当な物質を探しているわけでございますが、まだその物質が十分に確立されておりません。それらが実用化されるまでの間には若干の年数を要すると見込まれているわけでございます。理想は理想として、問題を解決するために一つずつ実行することが必要でございまして、...全文を見る
11月29日第131回国会 衆議院 世界貿易機関設立協定等に関する特別委員会 第8号
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○河野国務大臣 これは何せアメリカの問題でございますから、私どもとしてはできるだけ注意深く情報を入手するという努力をいたしておりますが、その入手した情報を私どもなりに分析をして、時にこの委員会でお尋ねがあれば申し上げる、こういうことでございます。  基本的に申しまして、ウルグア...全文を見る
○河野国務大臣 お答えする前に、誤解があるといけませんから一言だけ申し上げておきますが、村山、クリントン間の会話は電話ではなくて、ジャカルタでの首脳会談で直接お会いをいただいて、そこで村山総理からクリントン大統領のこの問題に対する決意のほどを問いただしたところ、強い決意と同時に、...全文を見る
○河野国務大臣 これはもう議員よく御承知のとおり、WTOは日米の二国間の問題ではございません。世界百二十を超える国と地域が集まって世界貿易のルールをつくるという問題でございまして、アメリカが議会の中でどういう議論をしたかということと我が国の態度というものが直接かかわるものではない...全文を見る
○河野国務大臣 WTO協定が実施をされてWTO体制がスタートをするということと、貿易のインバランスが解消するということとは別の問題ではないかというふうに思っております。輸出入のバランスはむしろそれぞれの国のマクロ経済政策が大きな意味を持つのであって、WTO体制がスタートをするとい...全文を見る
○河野国務大臣 ちょっと御理解がいただけなかったかと思いますが、WTOが発足することとインバランスが是正されることとは直接関係しない、こう申し上げているのです。
○河野国務大臣 経常収支のインバランスを是正するためには、今も申し上げましたように、それはそれぞれの国のマクロ政策というものがより効果的なものだというふうに思っております。
○河野国務大臣 WTO協定というもの、WTO体制というものが世界経済の中に与える影響は、貿易の拡大といいますか、貿易・投資が促進をされる、拡大する、そういう点。それはつまり、すなわち物ばかりではなく、サービスに至るまで新たな世界的なルールが確立をされる、あるいは何かトラブルが起こ...全文を見る
○河野国務大臣 質問の御趣旨をあるいは正確に私が受けとめていなかったかもしれません。繰り返して申し上げますが、WTO体制というものがスタートをすれば世界の貿易は拡大の方向に進んでいくであろう、そのことは、言ってみれば競争力の強いものがよりよく海外に出ていくという、海外で動くという...全文を見る
○河野国務大臣 確かに、議員お尋ねのように、WTO協定は貿易の自由化と規律の強化を図ったものでございますから、こうした交渉の成果は輸出国のみならず輸入国にとっても本来利益をもたらすものでなければならないと思いますし、そうした仕組みになっておるわけでございます。  この協定では、...全文を見る
○河野国務大臣 長年にわたる我が国の主張というものがかなり反映されているというふうに思います。
○河野国務大臣 貿易と環境の問題は、ウルグアイ・ラウンドにおいて正式の交渉対象とはなりませんでしたけれども、各国から強い関心が示されたことは事実であります。  これまで、ガットやOECD、UNCTADなどにおいて、これらの問題は取り上げられてきております。こうした中で、持続可能...全文を見る
○河野国務大臣 御指摘の趣旨は十分理解できますので、我々としてできるだけの努力をいたしたいと思います。
○河野国務大臣 私は、この夏に、当時の、かつての、あるいは旧と言った方がいいかもわかりませんが、旧連立政権が政権を投げ出された、そういう政局が混乱した状況の中で、社会党の村山委員長と十分なお話し合いを申し上げ、政局混乱のこうした状況を何としても直さなければいかぬ、そのためにはそれ...全文を見る
○河野国務大臣 昨年十二月の党声明は、政府がドゥニ調停案を受け入れたという段階で出した党声明でございます。その後マラケシュにおきまして、ラウンドの最終的な合意というものは四月に行われているわけでございまして、その段階で明らかに国際的な合意というものができたわけです。  ドゥニ調...全文を見る
○河野国務大臣 いずれにせよ、ウルグアイ・ラウンド交渉の中で農業問題が日本農業に大変厳しいものであったということは、議員も恐らくお認めになるのではないでしょうか。我々は率直に、当時野党におりまして、野党の立場でこの受け入れについて、日本の農業が受ける大きな打撃というものにかんがみ...全文を見る
○河野国務大臣 議員も十分おわかりの上で御発言をいただいていることと思いますけれども、十二月の時点のドゥニ調停案の受け入れの段階よりは、四月のマラケシュにおきます最終文書の確定に閣僚が署名をした段階というのは一歩も二歩も、あるいはここで最終文書に確認の署名をするわけでございますか...全文を見る
○河野国務大臣 これは議員まさに御指摘のように、このWTO体制といいますか、こうしたものができる過程、つまりもう六年も七年も前からこうした構想を練っておられて、恐らくその当時はまだ東西冷戦の終盤だったということを考えますと、その東西の冷戦構造も終わってまさに世界が一つになっていく...全文を見る
○河野国務大臣 御指摘のとおりだと思います。  だからこそ、農業問題でありますとか環境問題でありますとか、そういったことについても慎重にといいますか、十分に考えた上で、どういう新たなルールでありますとか考え方を持って取り組むかということが重要になってくる。それは我々が十分考えな...全文を見る
○河野国務大臣 現地を御視察いただいたわけで、まことにありがとうございました。  現地御視察の今津議員の御認識は最もリアルなものであろうと思いますが、私どもも実は常々いろいろな報告は受けております。私はその報告を見まして、今津議員と同じように、ふなれな遠隔の地で大変に努力してお...全文を見る
○河野国務大臣 御指摘のとおり、我々は一つ一つの経験を踏まえて、その経験を生かしていかなければならないと思います。ただ、法律の整備、あるいはマンデートのつけ方などにつきましては、私はどちらかというとやはり抑制的に考えるべきではないかというふうに思っております。  もちろんこれは...全文を見る
○河野国務大臣 今津議員が今整理されたのは、極めてうまく整理をされたというふうに私は伺いました。  私ども自由民主党は、過去三回にわたる国会決議というものがございまして、それは尊重されるべきものだというふうにかねがね考えておりました。そういう状況の中で、しかし一方、ウルグアイ・...全文を見る
○河野国務大臣 科学技術の進歩、これは、ただ単に科学の世界だけではなくてさまざまな分野に我々がびっくりするような変化をもたらすということもございます。今我々、石破議員もそうですけれども、五年前の我々はどういうことをしていたか、あるいは五年前の日本社会というものはどういうものであっ...全文を見る
○河野国務大臣 先ほども申し上げましたけれども、東西の対立という国際的な枠組みが終わりまして、新しい大きな国際社会が秩序を求めるという、政治的にも経済的にも新しい秩序が求められている状況の中で、WTOという、物ばかりではなくサービスの分野にまで新しいルールをつくるというこのガット...全文を見る
○河野国務大臣 将来の問題として、人口と食糧の問題は極めて重要であると考えます。これらは、OBサミットでございますとか、その他、私どもが承知する限り、幾つかの先輩によって議論をされ、また、我々も大いにこの点については議論をしてまいりました。私自身、先般カイロで行われました世界人口...全文を見る
○河野国務大臣 それぞれの分野ごとに交渉の仕方が違うわけでございまして、その一つの例を挙げて、日本が交渉の仕方がなまぬるいとか交渉の結論が納得できないというふうにおっしゃるのだとすれば、それは分野別に交渉のルール、交渉の仕方が違ったということを指摘しなければならないと思います。
○河野国務大臣 当時、我々野党におったわけでございますが、ドゥニ調停案の受諾につきましても、我々は、その最終段階におきましてなぜ我が国閣僚が現地におって交渉しないのかということを我々もまた指摘をしたところでございます。  確かに、当時はジュネーブにおきまして、アメリカはカンター...全文を見る
○河野国務大臣 もうこの場で御答弁をたしか申し上げたように思いますが、農業分野は、農業協定によって例外をなくすという一つの交渉方式が確立をされて、その方式の中で農業協定というものはつくられているわけです。サービス分野につきましては、全く新たなルールをつくる、まずルールづくりだとい...全文を見る
11月30日第131回国会 衆議院 世界貿易機関設立協定等に関する特別委員会 第9号
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○河野国務大臣 私どもが連絡を受けましたところによりますと、米国議会下院は、日本時間でけさ、現地時間で二十九日の夕方でございますが、ウルグアイ・ラウンド合意実施法案を賛成多数で可決したという報告がございました。
○河野国務大臣 ウルグアイ・ラウンド交渉の主要な目的の一つは、従来、限定的な形でのみガットの規律が適用されてきた農産品貿易を改革して、公正で市場指向型のものにすることであったと思います。こうして開始された農業交渉におきましては、包括的関税化に例外を設けるべきではないとする国が世界...全文を見る
○河野国務大臣 自由民主党中曽根内閣のときだったと記憶しております。
○河野国務大臣 一九八六年でございます。
○河野国務大臣 この委員会でも繰り返しお答えをいたしておりますが、世界経済の中にあって、経済、貿易、物ばかりではなくサービスの分野にまで共通のルールをつくる、そして世界の経済、貿易というものを公正なルールに基づいて拡大をさせていくということが一つの目的であったと思います。
○河野国務大臣 確かに補助金が大変巨額になったという事実があると思います。そしてまた、食料品といいますか、農産物の市場アクセスということに大きな関心を持っておられたことは事実だと思います。ただ、これはあくまで農業協定の分野でございまして、WTO全体から見れば、それは全体の中の農業...全文を見る
○河野国務大臣 米の問題につきましては、一九八六年の九月、すなわちウルグアイ・ラウンドの開始直前に、米国精米業者協会、RMAでございます、米国精米業者協会が米国通商代表部に日本の米の貿易制度につき三〇一条の提訴を行い、USTRはこれを却下するとともに、本件をウルグアイ・ラウンドで...全文を見る
○河野国務大臣 お言葉でありますが、米問題をウルグアイ・ラウンド交渉で取り上げるということと、どういうルールをつくるかということとはまた別の問題だと考えていただきたいと思います。  いずれにせよ、我が国は、包括的関税化は受け入れられないという立場を終始とってきたことは議員もよく...全文を見る
○河野国務大臣 たしか、当初は四年間で決着をするということで始まったと記憶しております。
○河野国務大臣 議員の御記憶と私の記憶とはいささか異なっております。  当時、私の記憶によれば、宮澤総理はウルグアイ・ラウンド交渉というものはまとめなければいかぬということは考えておられたと思いますが、そのこととダンケル・ペーパーをそのまま認めるということとは全く違うのでござい...全文を見る
○河野国務大臣 国会の前に、大変厳しい気象条件の中を頑張っておられたことを私は記憶をしております。よく覚えておりますが、恐らく、皆さんが宮澤内閣の退陣を要求されなかったところを見ると、そういう状況はなかったということではないかと思います。
○河野国務大臣 やはりウルグアイ・ラウンド交渉というものは、農業交渉というものも非常に重要なものの一つだったと思います。
○河野国務大臣 調停案をのむかのまないか、イエスかノーかということではなくて、調停案についてもさらに交渉をしるというのが我々の気持ちであったわけでございます。ここ数日来この委員会でも御審議をいただいておりますように、各国がそれぞれの国益をかけて厳しい交渉をしたではないかという具体...全文を見る
○河野国務大臣 どんな場面での御発言が、あるいは前後の関係がどういう話の筋道であったかということも全く私は承知をせずに、議員のお尋ねの部分にだけお答えをするということは、御本人の真意を正しく理解をして答えることになるかどうか、私は甚だ心配でございます。
○河野国務大臣 そのことだけで評価をするというわけにはいかないと思います。もしそのこと、ガットではノーと言うべきではなかったかというだけの発言なら、恐らく星野議員もうなずかれるのではないか、うなずかれる部分があるのではないかと私は思います。むしろ、やはり話の道筋というものを十分聞...全文を見る
○河野国務大臣 過去を振り返ってみて、日本の国内で農産品、食料品の価格は比較的安定的に推移をしたということもあると思います。主たる食糧の安定的な供給という点も評価をしていただいていいのではないかというふうには思います。  一方、農村あるいは農業に従事する方々というものには大きな...全文を見る
○河野国務大臣 先ほども申し上げましたけれども、一つの演説、しかもその演説がどういう状況の中でなされたかわからぬという演説の評価をここでするということは適当ではないというふうに私は思います。
○河野国務大臣 全くそう思います。
○河野国務大臣 議員の心配の気持ちは、私も同じように、日本の農業が今言われるような傾向をたどるということがあってはならないというふうに考えております。それで、多く農村、農業を語るときには、農家戸数であるとか農業従事者の人数で語る場合もあるわけですけれども、これはもう議員御承知のと...全文を見る
○河野国務大臣 細川・クリントン会談におきまして、地球規模問題イニシアチブという構想が打ち出されたわけでございます。私の理解では、この構想は、それより少し前から、つまり、日米関係というものは日本とアメリカの二国間関係という狭い範囲で考えるべきではない、むしろ日米が共同して地球規模...全文を見る
○河野国務大臣 これは議員御承知のとおり、ケネディ・ラウンドにおいて合意をされました食糧援助規約というものがございます。つまり、食糧というものがこの地球上に偏在していて、おっしゃるように飢餓に悩む人のところに余剰米を届ける、これは国民感情からいえばそれが一番いいわけでございますが...全文を見る
○河野国務大臣 昨年十二月におきます自由民主党の党声明についてお尋ねだと思います。  御案内のとおり、十二月はウルグアイ・ラウンド交渉の中の農業協定、ドゥニー調停案の受け入れに関するものでございまして、その際の党声明におきましては、ドゥニー調停案の受け入れは日本農業に大きな影響...全文を見る
○河野国務大臣 何事も交渉事というものは前方、後方両方にそれぞれの主張があって、そのはざまに入って大変厳しい交渉をせざるを得ない場合が多いわけであります。私は議員と閣内でも一緒に仕事をさせていただいて、当時議員が自由民主党におられたころ、自民党の農林関係の中にあって極めて信頼厚く...全文を見る
○河野国務大臣 議員が御指摘になっているような問題点については各国に共通の認識が既にあるわけでございまして、これをあえて明文化する必要はない、こう考えます。
12月01日第131回国会 衆議院 世界貿易機関設立協定等に関する特別委員会 第10号
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○河野国務大臣 この委員会で何度がお尋ねがございまして、私から何度がお答えをいたしましたが、もう一度申し上げておきたいと思います。  自由民主党は、昨年十二月に、細川内閣がドゥニ調停案の受諾、受け入れということを言われたときに、当時、我々自由民主党は野党として、それまで長い間与...全文を見る
○河野国務大臣 これも何度がお答えを申し上げました。恐らく小平議員も、日本の農業に対する大きな打撃については心を痛めていらっしゃるに違いないと思います。そういう気持ちを我々は非常に強く持っているわけです。  しかしながら、そのためには農業農村対策というものをできる限り十分な対策...全文を見る
○河野国務大臣 条約を締結をして国際的な約束とするためには、その条約が締結後、きちんと我が国が守れるという体制でなければならないと思います。協定だけは批准した、しかしその協定に基づく国内の諸規定というものがまだできておりませんという形で協定が締結されるということは、実は大変不誠実...全文を見る
○河野国務大臣 我々は、ガット体制の中で貿易問題についてさまざまな議論をしてきたわけでございます。しかし、世界経済あるいは貿易全体を見渡したときに、議員も御承知のとおり、農業問題は極めて重要でございますが、他方、サービス分野、知的所有権を含むサービス分野の取引というものも非常に多...全文を見る
○河野国務大臣 私からも一言申し上げたいと思います。  先ほど総理御答弁がございました。私どもは村山内閣の閣僚として、村山総理のもとで一致して事に当たるということでございますから、総理御答弁があれば、我が内閣は一致してそうした原則に従って事に当たるということでございます。
○河野国務大臣 食糧問題が今後極めて重要になってくることはもう議員御指摘のとおりでございます。人口の増加をわきに置きましても、現在食糧、農産物の偏在という問題もございます。現に、現在世界全体では約七億八千万人の慢性的栄養不足人口が存在する、こう言われているわけでございまして、こう...全文を見る
○河野国務大臣 これまで東西の対立というような、二極に世界が分かれて対峙するような形でございましたが、冷戦の終えんということもあって、世界が一つという方向性が出てまいりました。そういう中にあって、これまで類を見なかった大変多数の国が集まって一つの貿易のルールをつくるという合意がで...全文を見る
○河野国務大臣 閣僚として議員立法の取り扱いについて答弁をすることはいかがかと思います。議員立法はあくまで議員立法でありまして、今仲村議員いろいろと御指摘になりましたが、私どもは政府としてWTO協定及び七法案を一括御審議をいただいている。これは政府の立場でお願いをいたしているわけ...全文を見る
○河野国務大臣 繰り返しになりますが、国会は、議員がそれぞれの考えに基づいて議員立法として議案を提案する立法権というものはお持ちでございますから、その議員の立法権に従って議員提案をなさるということは、これは議員もお認めいただけるのだろうと思います。  私の立場からそのことについ...全文を見る
○河野国務大臣 議員十分いろいろと御承知の上の御質問と思いますが、現在国会に提出をして御審議をいただいておりますWTO協定は、シングルアンダーテーキング、つまり一括処理で合意をするという前提で提案をしているわけでございます。この問題について、今少なくとも現在、各国がそれぞれ批准、...全文を見る
12月01日第131回国会 参議院 外務委員会 第3号
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○国務大臣(河野洋平君) ただいま議題となりましたオゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書の改正の受諾について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。  この改正は、平成四年十一月にコペンハーゲンで開催されたオゾン層を破壊する物質に関するモントリオー...全文を見る
12月05日第131回国会 参議院 世界貿易機関設立協定等に関する特別委員会 第4号
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○国務大臣(河野洋平君) ガット事務局の発表によりますと、十二月一日現在で二十九カ国が既に国内手続を終わったと、こういう報告でございます。二十九の国及び地域でございますが、さらにそのほかに七カ国が国内の手続を既に終わったというふうに私ども承知をいたしておりまして、現在三十数カ国と...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 確かに欧米主要国の動向というものはWTOスタートに当たって極めて重要でございます。したがいまして、総理からも再三国会での承認をお願いしながらも欧米諸国の動向を視野に入れつつこの手続を進める必要があるというふうに御答弁も申し上げておりますし、私どももそうし...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 御案内のとおり、アメリカは先週この実施法案を下院及び上院で承認いたしまして、議会の手続を終わったわけでございます。  アメリカがこの実施法案の議会手続を終えだということは、アメリカの議会がウルグアイ・ラウンド合意をきちっと認めたということでございまして...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 御指摘のとおり、事務局にいる日本事務局員の数はまことに少ない数でございまして、これらは考えていかなければならぬことだと思っております。 もちろん事務職員というものは、それ自体はどの国に対しても公正であらねばなりませんので、我が国の事務職員がいるからといっ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 私の方からお答えをさせていただきたいと思います。  御承知のとおり、サービス貿易はこれまでルールがございません。物の貿易についてはこれまでルールがあったわけでございますが、全く新たにサービス貿易の分野でルールをつくるということになりました。したがいまし...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 今回のWTO協定もそうですし、先般のAPECの会合でもそうでございましたが、我々見ておりましても、発展途上国が極めて積極的、意欲的にこの問題に対応していることが非常に印象的でございました。先般のAPECでも、インドネシアがイニシアチブをとって自由化に向け...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 御案内のとおり、WTO協定は百二十五の国と地域が参加をしている。これは言ってみれば、国際社会の中で国連に次ぐ最も多くの国の参加によって経済貿易のルールをつくると、こういうことであろうと思います。  私どもは、こうした共通のルールのもとで経済や貿易が発展...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) アメリカの行政府とドール議員との間に話し合いが成立をしたと。  そこで、幾つかあるわけでございますが、その中で、我々、新聞等も大変関心を持ったのは、五人の連邦判事を選び出して、五年間の間に三件以上アメリカに対して不利益なしかも不当な判断が出ればそれはチ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) WTOにおいてパネルが正確に判断するかどうかということに何よりも問題があると思います。  今回は、仮に紛争が起こった場合には紛争当事者はもちろんそのパネルに参加することはないわけで、その紛争処理のための小委員会が、パネルが、まさに正確な事実関係に基づい...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 御指摘のとおり、極めて画期的な貿易・経済体制をつくろうと、こういうわけでございます。多数国間の約束事でございますし、今までルールが全く確立されていなかった分野にも新たに踏み込んでおりますだけに御指摘のような心配をする向きがあると思います。しかし、私どもは...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 御指摘のとおりでございまして、アメリカの法律の仕組みは国内法優先ということになっておりまして、これは何もこのWTO協定と国内法の関係だけが国内法が優先ということではございません。アメリカは本来、国内法優先主義といいますか国内法優先という法体系をとっている...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 国会で協定を御審議いただくために提案理由の説明を行いました本人でございますので、私からまず先に御答弁をさせていただきたいと思います。  確かに、議員が御指摘になりましたように、提案理由の説明の中には二つの点を強調して御提案申し上げました関係で議員の御心...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 経済主権という角度からの御意見でございます。  もちろん我々は国の主権というものを大事にしながら、これは徹底的に守るという姿勢で国際的な交渉に臨まなければならないのは当然のことでございます。しかしながら、多数国間のこうしたルールづくりということになりま...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 前段、清水議員がお話しになりました、まだ協定でははっきりしない部分があるではないかという点につきましては、もう議員も十分御承知のとおり、これからWTOがスタートをいたしますと、事務局長が決まり、いろいろな機構が整ってきて、その中でいろいろな問題が議論され...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 議員から発展途上国についてのいわば問題提起がなされたように受けとめますが、今、政府委員から御答弁申し上げましたように、一定期間の時間的な猶予と同時に、我々は我々としてこれら途上国に対する技術協力でありますとか資金援助でございますとか、そうした支援について...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 御指摘の点はよく理解できますので、十分気をつけるようにいたします。
○国務大臣(河野洋平君) 恐らく議員の御指摘になっているのは、食糧の自給を義務づける、各国に食糧の自給を義務づける協定のようなものを提案したらどうかと、こういう御指摘だろうと思います。  確かに最近は、人口爆発といいますか、人口急増地域とそしてまた食糧問題というのは必ずしもパラ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 先ほど私は、三〇一条があること自体はWTOの精神から見ればこれは非常に問題があるけれども、それ自体違法だとは言えない。それがWTO協定に加盟している国に適用されればそれは違法になる。これは明らかに違法になる。ただし、WTO協定に加盟していない国もある。そ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 国際機関の長といいますか事務局長は、各国それぞれいろいろな人材を擁して立候補し、あるいは推薦をし合うということが多うございます。  御案内のとおり、日本でもWHOの事務局長に中島氏、あるいはUNHCRに緒方さん、こういった方々がその立派な国際機関のリー...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 農業関係者がこの問題について本当に心配をして希望を述べておられることは、我々ももう十分承知をいたしております。  しかしながら、立木議員はもう大変よく御承知の上での御質問だと思いますが、この時点で再交渉をせよと、言われてもそれは無理というものでございま...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) WTOは、議員も御承知のとおり、世界百二十五という大変多くの国と地域が参加をして、合意の上いよいよスタートしようと、こういうわけでございます。  一方、APECも、これまた先般ジャカルタで開かれた会議におきまして、インドネシアのイニシアチブで自由化の方...全文を見る
12月06日第131回国会 参議院 世界貿易機関設立協定等に関する特別委員会 第5号
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○国務大臣(河野洋平君) WTOにつきましては、議員ももう御承知と思いますけれども、ガットの中で新しい貿易の仕組みを検討するという状況の中で、七年余りをかけまして各国が議論を続けてきた結果によるものでございます。南米のウルグアイ、プンタデルエステの会合におきまして、こうした新しい...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 先ほども少し触れましたけれども、一般的に先進国におきましては経済発展に伴って産業構造が変化をしてまいりましてサービス産業が拡張されてきた、どんどんとそのシェアを大きくしてきた、そして経済のソフト化あるいはサービス化というものが非常に顕著になってきたという...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 現在、合意をされました百二十五の国及び地域はそれぞれ国内の手続を進めておられます。それで、現在のところ、ガットの事務局の報告によりますと、およそ三十カ国程度が手続をしたというふうに報告されておりますが、そのほかに、既に国内での手続が終わっております国も七...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 議員が御指摘になりましたように、戦前の世界経済というものは、保護主義あるいはブロック化といいますか、関税の引き上げその他があって保護主義につながり、ブロック化につながる、それが戦争にいろんな意味でつながっていったという今の御指摘は私もそうだろうと思います...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 農業は自然の恵みを受けて持続的に行われていくというのが最も基本的な認識だろうと思います。しかしながら、一方で人口の爆発的増加という状況がございます。これは我々予測ができる、計算ができる状況に今もう既になってきております。これだけの人口の増加というものを支...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 議員も御承知のとおり、本件は百二十五の国と地域が大変長時間にわたって議論をして、合意を見るためにさまざま紆余曲折があって最終的な合意を見たというものでございます。  御指摘のように、国の主権にかかわる問題という見地から見れば、これは多数の国が集まって合...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 確かに和田議員が御指摘のように、このWTO協定のうち農業部分につきましては我が国にとって大きな影響を与える厳しいものであるという御指摘は私もそのとおりだと思います。  他方、WTO協定全体を見た場合に、これは議員もお認めいただけると思いますが、関税の引...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 先般もお答えをいたしましたが、お尋ねでございますので欧州の関係について少し御説明を申し上げたいと思います。  現在、イギリス、ドイツ、アイルランド、オーストリアは既に必要な国内手続は終了いたしております。また、今、御指摘がございましたフランスにおきまし...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) アメリカがその実施法の中に三〇一条というものを書き込んでいるということについては、これまでもしばしば御質問、御指摘がございました。  そこで、もう一度お答えを申し上げておきたいと思いますが、アメリカの通商法三〇一条やスーパー三〇一条などの一方的措置の発...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) アメリカは、中間選挙の結果、行政府にとっては非常に厳しい議会運営を強いられるということになったと思います。しかしながら、アメリカの行政府としては、国際的な約束事でございますWTO協定の国内手続を進めなければならないという状況下にあって、行政府は議会関係者...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) APECを今後とも、WTOを補完するあるいは多角的自由貿易体制を強化するという意味で我々は大事にしていかなければならないと思います。明年は我が国が議長国ということもございますから、APEC全体のレベルアップということに我が国としてでき得る限りの協力をする...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 総理大臣が答弁でおっしゃったとおり、このWTO協定は農業の分野については大変厳しいものであるという認識を私も持っております。
○国務大臣(河野洋平君) 御指摘でございますけれども、WTO協定は農業協定ばかりではございません。今、農水大臣からもお話がございましたように、WTO協定は御案内のとおり物の貿易のみならずサービスの貿易、その他世界のさまざまな貿易のルールを定めるというものでございまして、繰り返しに...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 農業に対して大変御心配をいただいていることは私も大変ありがたいことだと思います。  繰り返しになって恐縮でございますが、農業が大変厳しい状況に直面をしているということを我々は認めております。その上に立って、できる限りの国内対策によって農業の体質といいま...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 再交渉するならもう少し早く再交渉をしなければならなかったと思うんです。昨年のドゥニー調停案受け入れのあの時点で交渉がもっとできたかと、我々はもっとしてほしかったと、こう思っておりますが、あの当時の担当者の方から見れば、もうあれはぎりぎりのものであったとい...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 大変含蓄のあるお話を伺いました。  確かに、二つ申し上げたいことがございます。  一つは、アジアにおける日本というものがどういう役回りをするかということについてでございます。  お気づきだろうと思いますが、ASEANとかインドシナとか、日本にとって...全文を見る
12月07日第131回国会 参議院 世界貿易機関設立協定等に関する特別委員会 第6号
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○国務大臣(河野洋平君) 大塚議員からいろいろな点について御意見、お尋ねがございましたが、私は今、議員がお尋ねの一番最後の部分についてまず申し上げたいと思います。  確かに議員が御指摘になりましたように、世界の大きなうねりというものが経済、貿易の拡大ということに集中をして、その...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 御指摘を踏まえまして研究をいたします。  恐らく百二十を超える国と地域が集まる協定の中で議論を展開するのには、一国のエゴととられるような議論では決して成功はしないわけでございまして、国際社会がやはりこういうものが重要だという認識を多く持つということが必...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 御指摘のとおり、大変長い時間をかけてそれぞれの国がそれぞれの主張をぶつけ合ったわけでございます。  御指摘のとおり、各国がそれぞれ大変困難な事情を抱えながら議論をいたしました中身についてごく簡単に申し上げれば、先進国につきましては主として農業分野、それ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 世界的規模で人口の増加に食糧をどう対応させるかという問題については、学者がさまざまな意見、議論をしていると思います。  最近までは人口の増加率と食糧の増産率というものは統計的にはややパラレルにきたわけでございますが、どうやらそれも限界に来たようだという...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 国際社会全体が何を考え何を目指すかという中で、我が国が何を主張していくかという問題だろうと思います。  議員も御承知のとおり、この七年間、農水大臣からも通産大臣からもお話がございましたが、我が国は、これまでの我が国の経験に照らし、あるいは我が国の国情に...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) アメリカは、西野議員御指摘のように、監視委員会のようなものをつくろうという話が、まだ具体的に決まったわけではないのですが、行政府と議会との間でそうした話し合いがあるというふうに伺っております。これらは、WTOというものが本当にフェアに動くのかなという、や...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 先ほど西野議員のお尋ねにもございましたが、WTO協定が仮に発足をいたしますと、さまざまな機構ができてくるわけでございます。そこで、どういうことがどういう順番で進んでいくかということは今まだちょっとこの時点で想定ができませんが、お尋ねのように、国会で御下問...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 著作者人格権は、議員がおっしゃいましたように、著作者が創作者であることを主張する権利、あるいは著作者の名誉などを害するおそれのある侵害に対し異議を申し立てる権利というものでございます。TRIPS協定の交渉の過程で、こうした権利は国際貿易に密接に関連するよ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) WTO協定の中で、先ほども御答弁申し上げましたが、各国がこの問題でいろいろ議論はございましたけれども、最終的に各国は納得をしてこの協定をつくり上げたわけでございます。  問題は、この協定が誠実に履行されるかどうかということが人、の段階は何より重要でござ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 議員からの御指摘は我々も十分考えているところでございます。  七年間にわたる交渉の中では、そうした視点に立って我が国が外国の方々と交渉をしたという場面もしばしばあったというふうに聞いております。まことに残念ながら、国際社会の中でそれがマジョリティーにな...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 議員のようなその道の権威に対して、しかも専門的な御質問でございますから、大変申しわけありませんが政府委員から答弁をさせたいと思います。
○国務大臣(河野洋平君) 基本的には、WTO協定によって世界の経済、国際的な貿易事情というものが統一のルールにのっとって拡大していくことが望ましいという基本的な考え方を持ちました。しかしその中で、蔵員も御指摘のとおり、日本の国内には農業分野その他国際的な競争力という点で問題のある...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) WTO協定中の補助金協定は、東京ラウンドにおいて作成された現行の補助金協定を受けて作成されたものであります。我が国はこれまでの現行協定を誠実に遵守してきたところであって、WTO協定中の補助金協定において交付を禁止されている補助金は交付していないと認識いた...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) これまでも御答弁を申し上げてきましたが、各国はそれぞれ主権と申しますか自国の国益にのっとって大変長い間議論をし、厳しい論争を続けてきたわけでございます。そして最終的に各国がそれぞれ厳しい議論を絆て納得をして、それは一〇〇%みんなが。百点満点であったかどう...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 議員ももう既に研究をし尽くされておられるわけですから十分御承知、お読みになっていらっしゃると思いますが、協定の第一条の一には「加盟国は、この協定を実施する。加盟国は、この協定の規定に反しないことを条件として、この協定において要求される保護よりも広範な保護...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 単純にはそうならぬという議員のご発言は、なる可能性も非常にあるということも御承知の上でのことだろうと思います。    〔委員長退席、理事稲村稔夫君着席〕  私は別に妙なことを申し上げるつもりはありません。発展途上国において先進国の知的所有権の保護が透...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 私、答弁をさせていただきたいと思います。  議員から再交渉を行うべきだという御指摘がございました。私はこれまで再交渉は難しいということを申し上げてまいりました。今となって日本一国が再交渉をせいといっても、それはなかなか再交渉ができるわけのものではない。...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 青島議員の御心配、御指摘は私もよくわかります。音楽著作権などをどうやって守るか、権益を守るかということは相当技術的な問題もあると思います。協定だけが結ばれていても、それは十分な権益を守るということにはならないと思います。つまり、技術も必要だし、知識も必要...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) コピーとかテープとかというものが出回るころ我が国でもそうしたことが随分と議論になって、著作権法というものをもう少ししっかりしなければならぬという議論をしたことを私は覚えておりますし、最近でも貸しレコードなんというものがどういうふうに扱われればいいかという...全文を見る
12月08日第131回国会 参議院 世界貿易機関設立協定等に関する特別委員会 第7号
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○国務大臣(河野洋平君) 笠原議員からいろいろと御指導をいただいておりますが、私も議員と同じように、将来、地球上のさまざまな問題が我々の前にやってくるけれども、予測できる範囲で我々が大変な問題と認識しなければならないのは人口問題であり、それと同じ問題意識を持たなければならないのは...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) APECの非公式首脳会議におきましては、インドネシアのスハルト大統領のイニシアチブで、APECは自由化に向かって進んでいこう、こういう御提案がございました。それについて各国はさまざま国内事情等もございましたけれども、村山総理からは、今、議員が御指摘になり...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 議員も御案内のとおり、WTO協定はその前文を初め数カ所にわたって非貿易的関心事項についてというくだりがございます。この非貿易的関心事項は、我々は食糧安全保障を初めとして食糧の問題、環境の問題等、あるいはまだほかにもございますけれども、そうした問題があると...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) いよいよWTOが明年、これから実施のための会合が本日ジュネーブにおいて開かれるわけでございますが、その会合の結果を踏まえてWTOスタートの日にちを決めるということになっておりますが、そういうことになりますれば、今申し上げましたようにまず環境と貿易の委員会...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 環境問題の重要性というものを十分考えて取り組みたいと思っております。環境問題が、先ほど総理御答弁になりましたように、非常に重要だという認識は、残念ながら今回のWTO協定に具体的に書かれている部分は少のうございますけれども、貿易と環境の問題はこれからやろう...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) しばしばのお尋ねでございますので、少し整理してお答えを申し上げておきたいと思います。  今、議員からお尋ねのWTO協定十六条の四項、すなわち「加盟国は、自国の法令及び行政上の手続を附属書の協定に定める義務に適合したものとすることを確保する。」と、こう十...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 今の議員の御提案は私は大変意味のある御提案だと思います。民間その他からの出向、そうしたことも十分視野に入れて考えなければならないと思います。  一言だけ申し上げますれば、もう議員十分御承知のとおり今度のWTOの事務局に我が方としても人を入れたいというふ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 議員がもう既にお調べをいただいているように、第十条ですか、改正については確かに条項がございますけれども、その改正をするためには三分の二の合意がないとできないということになっておりまして、これは非常に厳しい。それは三分の二で改正ができるくらいなら最初から我...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) WTOは、もう議員十分御承知のとおり、世界共通の貿易のルールをつくろう、物ばかりでなくサービスの分野に至るまでルール化しようという目的を持って、百二十五の国と地域が参加をして合意をして、いよいよスタートをしよう、こういう状況でございます。これらは世界共通...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 先ほど申し上げましたように、共通のルールで貿易をしようということになりますと、南北間の格差がさらに開いてしまうのではないかという心配がございます。しかし、考えてみますと、APECで自由化の方向に向かって進もうという提案をなさったのはインドネシアでございま...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) ちょっと一言だけ私から先に。
○国務大臣(河野洋平君) では一言だけ。  確かに、WTOの規定どおりやっても二十数カ月かかる、これはもう議員の御指摘のとおりです。しかしながら、WTO協定なかりせばもっと時間がかかる。WTO協定は、もっと時間がかかっていたものが少なくとも改善をされたということだけはお認めいた...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 通産大臣は不協和音という言葉で表現をされましたが、APECが極めて重要視しておりますことは多様性を認め合うということでございます。開放性、多様性、これがまさにAPECの最も重要なところでございまして、さまざまな意見があるということをお互いに認め合って、し...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 今、開放性というところで私は御説明を申し上げるつもりでおりました。これはAPEC加盟国が相談をして行うことではありますが、外に向かって開放的な体制をとるということであろうと思います。
12月14日第131回国会 参議院 内閣委員会 閉会後第1号
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○国務大臣(河野洋平君) 何か特定の疑惑があるということであれば、それは司法の問題であろうと思います。司法の問題ではなくて四閣僚がこの問題について集まって相談をしろ、こういう御指示がございましたのは、機種選定について慎重に対応する、いやしくも村山内閣において機種選定が間違えるよう...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 防衛庁の説明を伺いますと、来年度予算の要求にこれを入れているわけでございますから、議員御承知のとおり、もう間もなく予算の政府案を決めなければならぬという時期でございます。私どもとしては本来可及的速やかに判断を下す必要のある時期になっていると思いますが、し...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 大変多岐にわたるお尋ねでございますが、まず最初に申し上げたいと思いますことは、あちこちで起きております紛争の原因は何だということを幾つか例を頭に描いて考えてみますと、一つは民族間の争い、一つは宗教上の問題、一つは貧富の格差がいかにも大きいといったようなこ...全文を見る