河野洋平

こうのようへい



当選回数回

河野洋平の2000年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月28日第147回国会 衆議院 本会議 第3号
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○国務大臣(河野洋平君) 第百四十七回国会の開会に当たり、我が国外交の基本方針について所信を申し述べます。  新千年紀の幕をあけた世界は、政治、経済、社会のいずれの面でも多くの挑戦に直面をいたしております。冷戦の終えんによって世界的規模の戦争のおそれから解放された世界においても...全文を見る
01月28日第147回国会 参議院 本会議 第2号
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○国務大臣(河野洋平君) 第百四十七回国会の開会に当たり、我が国外交の基本方針について所信を申し述べます。  新千年紀の幕をあけた世界は、政治、経済、社会のいずれの面でも多くの挑戦に直面をしています。冷戦の終えんによって世界的規模の戦争のおそれから解放された世界においても民族紛...全文を見る
02月03日第147回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○河野国務大臣 ODA、すなわち政府開発援助についてのお尋ねでございますが、この政府開発援助は国際社会が非常に注目しているものでございます。これは先進国もそうでございますし、開発途上国あるいは最貧国の人たちも、政府開発援助が一体どういうふうに振り分けられるか、あるいはどのぐらいの...全文を見る
○河野国務大臣 御指導いただきまして、まことにありがとうございました。  先ほど申し上げましたように、国別で考えて九カ国をまず選び出しておりますけれども、これから毎年、十分我々の能力で先方と話し合えるような数、大体十カ国ぐらいを考えて、少しずつ、十カ国ずつふやしてまいりたいとい...全文を見る
02月10日第147回国会 参議院 本会議 第5号
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○国務大臣(河野洋平君) 外交問題につきましてはもう総理御答弁のとおりでございますが、日米関係につきましては、基本的価値観を共有いたします両国でございます。安全保障問題とか国際経済問題など、広範な分野にわたりまして緊密に協議を行っております。協議を行う際には、お互いに主張すべきこ...全文を見る
02月14日第147回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○河野国務大臣 今、総理御答弁になりましたように、国際情勢というものを我々はどう見るかという点では、大変厳しいものがございます。そういう状況を踏まえて、これからいろいろ考えていかなければならない、そういうふうに私どもは思っているわけでございます。  今、議員お話しのように、私は...全文を見る
○河野国務大臣 御指名でございますので私から申し上げたいと思いますが、総理初め私どもは、沖縄県あるいは名護市の市長の非常に苦渋に満ちた御判断であったと思いますが、こうした御判断を重く受けとめる、これはもう当然のことだと思います。  今日の沖縄の状況を考えれば、日本にございます米...全文を見る
02月15日第147回国会 衆議院 予算委員会 第6号
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○河野国務大臣 先般来お申し出がございまして、日米合同委員会におきましてそういう提言を私どもから正式にいたしました。その後、小委員会におきましても、本年一月、先月のことでございますけれども、再びこうした問題提起をいたしておりまして、米側と話し合いをいたしておるところでございます。...全文を見る
○河野国務大臣 いろいろお話がございましたが、最終的には地位協定とは何かというお尋ねと理解をして、御答弁申し上げたいと思います。  日米地位協定は、日米安保条約の目的達成のため、我が国に駐留する米軍の円滑な活動を確保するために、米軍の駐留に関するさまざまな側面について規定したも...全文を見る
○河野国務大臣 およそ外国の軍隊が接受国に駐留をする場合に、本来その外国の軍隊の行動というものは接受国側によって制約ができないというふうに思います。その制約を、あえて外国と接受国との間に話し合って規定をする、そういうものだろうというふうに理解しております。
○河野国務大臣 日米安保体制が円滑にその本来の機能を果たすというためには、もちろん議員おっしゃるように、周辺住民の理解というものが必要であることは言うをまたないところだと思います。  しかし、その一方で、日米安保条約の目的を達成するために米軍がその機能を果たそうとすれば、それだ...全文を見る
○河野国務大臣 議員御指摘のように、私は日本の国の外務大臣として、日本国民の生命財産というものを守るために最善を尽くしたい、こう考えて職務に精励しているつもりでございます。  今、議員がお話しになりました日米地位協定の運用の改善ということを、私はかねてから申しております。私は、...全文を見る
○河野国務大臣 ボンの特別協定のことをお話しになりましたけれども、ボンの特別協定は、まさに東西ドイツの統合という全く新しい状況を受けて、それまでベルリンを中心として非常に厳しい状況の中にあって、とりわけ厳しい地位協定がなされていた、その状況があのボンの特別協定によって、つまり、東...全文を見る
○河野国務大臣 大蔵大臣もいらっしゃいますけれども、お尋ねでございますから、ケルン・サミットでの話し合い、あるいはそれをフォローしたものについて、私から申し上げておきたいと思います。  御指摘のように、昨年のケルン・サミットにおきまして、重債務貧困国に対します従来の債務救済の国...全文を見る
02月16日第147回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○河野国務大臣 アメリカがヨーロッパに対して酒類販売の規制緩和を申し入れたという事実は、承知しておりません。  一方、ヨーロッパがいかなる規制をやっていたか。これは、ヨーロッパは必ずしも一つではないというふうにも思います。
○河野国務大臣 規制緩和とか構造改善というのは、一つの時代の要求というものがあるというふうに私どもも承知をしております。しかし、すべての規制緩和がそのまま一〇〇%、社会を支え、日本のよき伝統をそのまま支えることがいいかどうかという問題提起があれば、それは見直すべきところは見直すと...全文を見る
○河野国務大臣 まだ個々具体の問題について私がすべてを承知しているわけではございませんので、御担当の方々の御判断というものをよく聞かなければ、にわかにここで御返事はできません。
○河野国務大臣 環境庁長官お答えのとおりでございます。  あえてつけ加えることもございませんが、目下のところ、国際的にもいろいろな議論がございまして、有害廃棄物の処理能力につき一定の基準を満たす国であれば附属書へ追加を認めるというような考え方も一つの考えではないか。つまり、リサ...全文を見る
○河野国務大臣 日本で開かれるサミットを沖縄でという小渕総理の決断の前には、沖縄県からの非常に強い誘致の意思表示があったことは御承知のとおりでございます。これは、沖縄の県知事を初めとして各自治体からも、沖縄でサミットをという非常に強い声がございました。これは、沖縄県のみならず、全...全文を見る
○河野国務大臣 日本の国の安全、つまり安全保障の問題、防衛の問題というものは、どこでもいいというわけにはいかないわけでございます。  今回の普天間飛行場の移転ということになりますと、沖縄におります米軍、海兵隊に所属しているわけでございますが、海兵隊がその機能をできるだけ瞬時に、...全文を見る
○河野国務大臣 先ほどから申し上げておりますように、沖縄県知事あるいは名護市長の御決断というものを非常に高く評価をし、敬意を表しているわけでございまして、こうした地元の知事、市長の御判断というものは重く受けとめるというのが内閣の姿勢でございます。  こうした地元の責任者の御判断...全文を見る
○河野国務大臣 先ほど申し上げましたように、現時点では、私どもとしては、閣議決定をお示しして、この閣議決定に従って作業をしますということを申し上げているわけでございまして、それ以上のやりとりにはまだなっておりません。
○河野国務大臣 地元責任者の大変に厳しい状況の中での御判断は、内閣として重く受けとめます。これは重く受けとめます。  しかし、一方で、国際情勢を考え、日本の国の安全を考えるということもまた当然考えていかなければならないわけで、今そうした日米間のさまざまなレベルでの意思の疎通を図...全文を見る
02月22日第147回国会 衆議院 安全保障委員会 第1号
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○河野国務大臣 安全保障委員会の開催に当たり、我が国の安全保障政策についての所信を申し述べさせていただきます。  現下の国際情勢は、複雑で多様な地域紛争の発生、大量破壊兵器などの拡散といった危険が存在するなど、依然として不透明、不確実な要素をはらんでおります。  このような状...全文を見る
02月22日第147回国会 衆議院 予算委員会 第11号
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○河野国務大臣 政府といたしまして、九七年一月にナホトカ号油流出事故が起きました直後から、これはロンドンにございますが、国際油濁補償基金に対しまして、円滑かつ速やかな補償の実現を働きかけてまいりました。  こうした働きかけの結果、被害者からの請求額のうち、基金が最終的に応じるこ...全文を見る
○河野国務大臣 世界の海に面している国々にとっては、みんなこれは大変な問題でございますから、大きな関心を寄せていると思います。ロンドンにございます油濁についての事務局等も、次から次へと大変な仕事が来ているようでございまして、今回も私どもからお願いをして、少し担当者の数などをふやし...全文を見る
○河野国務大臣 そのとおりであります。
○河野国務大臣 おっしゃるとおり、この白書の内容を受けまして閣僚理事会では、このような数値目標を指令などによってEUレベルで導入することの是非を含め、種々議論が行われているというふうに承知しております。
02月24日第147回国会 衆議院 安全保障委員会 第2号
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○河野国務大臣 防衛庁長官と同じ意見でございます。
○河野国務大臣 国会のお許しを得まして十八日からワシントンへ参りまして、十八日にはホワイトハウスの大統領安全保障補佐官でございますバーガー氏、それから二十日にはオルブライト国務長官とそれぞれ会談をいたしてまいりました。もちろん、会談は、日米二国間関係だけにとどまらず、国際情勢かな...全文を見る
○河野国務大臣 今防衛庁長官がおっしゃったとおりでございまして、我々の周辺の状況というものは、一つの事象で平和であったり緊張感が出たりというほど簡単ではないと思うのですね。例えば、現在の状況は米軍のプレゼンスがあるから安定しているんだという見方もあると思うのですね。角度によっては...全文を見る
○河野国務大臣 もちろん、私の立場から申し上げれば、外交努力によって近隣諸国との関係をできる限りよくしていこう、こういう努力をするのは当然のこと、私にとってこれはどうしてもやらなければならないことでございます。  しかし、今、例えばどこかの国と話し合いをしようと考えると、それは...全文を見る
○河野国務大臣 先ほど防衛庁長官からお答えを申し上げましたように、昨年夏の調査の結果を見ますというと、ダイオキシン類の最大値は五十三ピコグラム。これは、我が国の大気環境指針値の約六十六倍という大変な数値を検出しているわけでございます。  今、議員がおっしゃったように、これは確か...全文を見る
○河野国務大臣 先ほども御答弁を申し上げましたので重複することになると思いますが、十八日に、国会のお許しをいただいて訪米をいたしまして、米国要人何人かの方々と話し合いをいたしました。  とりわけ、安全保障大統領特別補佐官のバーガー氏と、それからオルブライト国務長官、このお二人と...全文を見る
○河野国務大臣 先ほど来防衛庁長官が繰り返し御答弁を申し上げておりますように、この問題は極めて重要な問題でございます。  重要な問題という意味は、先生御指摘になりましたように、大変な負担を負うてこられた沖縄県民の皆さんが、みずから県内移設というものに合意をされて、知事が判断をさ...全文を見る
○河野国務大臣 上原先生のお気持ちはよくわかります。よくわかりますが、外交の担当者として考えなければならないことがまた別の角度からもあるということも御理解をいただきたいと思います。  もちろん私は、沖縄県民の皆様のお気持ちというものを大事にしたいと思います。これまで長い間、大き...全文を見る
○河野国務大臣 先ほどから繰り返し申し述べておりますように、閣議決定がございまして、その閣議決定の線に沿って外務大臣は外務大臣としてその役割を果たす、防衛庁長官には防衛庁長官としてその閣議決定の線に沿って仕事をしていただく、これが閣議決定の意味でございましょう。  したがいまし...全文を見る
○河野国務大臣 総括的なことを簡潔にと言われても、なかなかそうはいかないわけでございますが。  沖縄におきますRAPCONの移管に関する日米間の協議について申し上げますれば、沖縄におきます進入管制業務につきましては、昭和四十七年の沖縄における航空交通管制に関する日米合同委員会合...全文を見る
○河野国務大臣 民間航空分科委員会で先ほど申し上げましたように七回にわたって協議をいたしました。その際にも移管は難しいということを言っておるわけでございますが、日米合同委員会におきましても本問題については米側は難色を示しているというふうに理解をしております。
○河野国務大臣 私からオルブライト国務長官に対しまして、日米関係をいろいろと総攬する立場として、問題点も幾つもある、例えばRAPCONのようなものについては問題解決に向かって努力をしてもらいたいということを発言いたしました。オルブライト長官からはその際に、明確に、わかったという御...全文を見る
○河野国務大臣 私が申し上げたかったのは、大変難しい問題だということを申し上げたかったわけです。大変難しい問題だけれども、我々は何とか解決すべく努力をいたしますということを申し上げたんです。
○河野国務大臣 ことしは核軍縮にとりまして非常に重要な年だと思います。今御指摘がございましたように、CTBTもそうですし、それからNPTの再検討会議もそうでございますし、また米ロ間の話し合いもぜひ進めていただかなければならない年だというふうに思っています。  昨年、実は大変ショ...全文を見る
○河野国務大臣 佐藤議員の御提案、お考えに、私はおおむね賛成でございます。しかし、難しい問題も幾つかあると思います。  私は、NGOの力を相当高く評価するものです。NGOが動くということになるとやはり相当な力が出る。しかも、このNGOの方々は国境を越えて連帯をされますから、そう...全文を見る
○河野国務大臣 いわゆる未臨界核実験でございますが、御指摘のように、見方によってはこれは一種の核実験であって、CTBTの抜け穴ではないかという指摘もあると私は思います。CTBTがカバーしていない分野でございまして、これはCTBT違反ではないわけですけれども、CTBTで、みんなで全...全文を見る
○河野国務大臣 この手の話は、つまり決議をするあるいはグループをつくる、いろいろ作業がありますけれども、一番大事なことは、やはり今おっしゃったように、やらないと言ったら、やらないということがどう担保されるかということなんですね。つまり、それは査察がきちっとできるかどうかというとこ...全文を見る
○河野国務大臣 私は、昨年暮れ、それからことしの一月、そして先日と、G8サミットに参加をされる国々の外相、そして、サミットに参加をされる各国の首脳、これはすべてではありませんけれども、可能な限り首脳の方々にもお目にかかりまして、今回のサミットは沖縄で開きます、沖縄というのはこうい...全文を見る
○河野国務大臣 施設の期限の問題につきましては、知事、市長から大変な御決断があって、我々はその御決断に心から敬意を表し、この結論をお受け取りしたわけです。  その際に、小渕内閣としては、この決断は大変な決断だ、知事の御苦労、市長の御苦労、それにも増して県民、市民の皆様方の心中を...全文を見る
○河野国務大臣 東中先生に二つ申し上げたいと思います。  一つは、これは若干私が申し上げるのはどうかと思いますが、先生がそこでお持ちのSWGFの文書、書類でございますが、その書類は、平成八年十一月のものですね。現在、基地問題、つまり普天間の基地移転については、その平成八年十一月...全文を見る
○河野国務大臣 日米安保条約は、日米両国の合意によって存在をし、合意によって運用をされるというふうに私は思います。しかしながら、他方、基地の移転その他については、すぐれて地元の意見その他の調整ということになりますと、これは日本の国内でやれる、やらなければならない問題だと思います。...全文を見る
○河野国務大臣 アメリカはまだイエスともノーとも言っておりません。イエスと言うかどうかは、まだ予見をするところまで残念ながら行っておりません。
○河野国務大臣 これは繰り返し御答弁申し上げておりますが、国際情勢等をにらみながらでなければこの基地の対応あるいは兵力の構成というものについて議論を進めるということがなかなか難しい、つまり、そういう国際情勢の変化を見て議論をするという日米安全保障共同宣言ができているわけですから、...全文を見る
○河野国務大臣 余り事は単純でないと思います。今議員のおっしゃるような、イエスかノーか、できるかできないかと言われると、これはなかなか返事に窮するわけでございますが、岸本市長の御発言、きょう現在の岸本市長の御発言はおっしゃるとおりです。  しかし、他方、普天間の基地周辺の皆様方...全文を見る
02月24日第147回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号
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○河野国務大臣 沖縄及び北方問題に関する特別委員会の開催に当たり、所信を申し述べたいと存じます。  まず、沖縄に関する事項について申し述べます。  私は、外務大臣就任以来、これまで二度にわたり沖縄県を訪れました。米軍施設・区域の集中により、沖縄県の方々が我が国の平和と安全のた...全文を見る
02月25日第147回国会 衆議院 予算委員会 第13号
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○河野国務大臣 この二種類のパンフレットは、それぞれ任意団体がおつくりになって、一方は外国向け、一方は国内向けということでつくられたと思います。本来からいえば、双方同じものがつくられるというのが常識的であろうと思いますけれども、しかし、それぞれPRの方法等を考えて、どこを強調する...全文を見る
02月25日第147回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第1号
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○河野国務大臣 平成十二年度外務省所管一般会計予算の概要について御説明申し上げます。  外務省予算の総額は七千七百三十七億千六百万円であり、これを平成十一年度予算と比較しますと百四十一億九千五百万円の増加であり、一・九%の伸びとなっております。  新千年紀の幕をあけた現在、民...全文を見る
○河野国務大臣 中路議員と同じように、私も神奈川県で地元でございますから、この周辺のことはいささか知っているつもりでございますし、今お話しの市長も、私は知らない仲ではございません。私のところにも何度か電話もかけてきて、いろいろ事情も聞いております。私自身も、このPCB問題は、市長...全文を見る
○河野国務大臣 まず最初に、関係自治体、市長さんからの御要望があれば、私に言っていただければ私が善処いたしますから、御安心をいただきたいと思います。  それから、撤去の話ですけれども、これはもう中路議員はよく御承知で、今の段階だったら、もう行くも戻るもさまざまな法律でがんじがら...全文を見る
○河野国務大臣 これもまた、同じ地元の議員として、おっしゃることはよく理解できるところでございます。  ただしかし、中路議員と私と少し理解が違うのは、硫黄島に訓練施設をつくって、そして基本的にはそちらに持っていこうという話をして、これはもうそちらに相当量が移ったことは間違いない...全文を見る
○河野国務大臣 シアトルにおきます閣僚会議は、その主要な論点として、投資ルールの策定でございますとかアンチダンピングの規律の強化、それから農業交渉の進め方、あるいは環境問題、労働といったような問題がいろいろ問題点として上がっておりました。これに対して、私どもは、それらを全部包括し...全文を見る
○河野国務大臣 これは、やや一般論で申し上げたいと思いますが、労働の問題は、つまり、ILOという舞台が歴史的にもきちんとした舞台として整っているわけでございまして、そのILOの舞台をそのままにして、またWTOの中に労働問題を取り入れて別の舞台をつくるということが果たして適当だろう...全文を見る
○河野国務大臣 貿易問題というのは大変幅が広いわけでございまして、とりわけ今回のWTOの議論などを聞いておりますと、労働もそうだし厚生もそうだし、中にはもし婦人担当という大臣がおられればそういう大臣も当然御関係がおありでありましょうし、それはもう大変幅が広いことになるだろうと思い...全文を見る
○河野国務大臣 最後に私から一言申し上げたいと思います。  松本議員から、詳細、いろいろ御質問をいただきました。私ども、実は外務省の中で、大臣、政務次官、問題を多少分けて研究をし、担当をしているものですから、東総括政務次官から御答弁をさせていただいていることをお許しいただきたい...全文を見る
○河野国務大臣 外国におきます日本人学校は長い歴史的経過がございます。  本来、在外に住む日本人は、その子供たちをその国の学校に入学させる。例えば、ニューヨークで仕事をしている人は、子供はニューヨークの小学校に入学をさせる、あるいは中学に入学をさせる。そのことはまた、子供たちに...全文を見る
○河野国務大臣 御指摘はまことにごもっともな御指摘だと思います。外務省出先機関を通じてできるだけ早く現状を把握するようにいたします。
○河野国務大臣 これは非常に難しい話だと思いますね。議員のように現地で飛んで歩いて仕事をしておられる人と、きのう着いてまだ道もよくわからぬ、あるいは言葉も一言もわからぬという人とでは、まるで危険度は違うわけでございます。それからまた、飛行場の周辺にたまたまいる人と、随分と農村部へ...全文を見る
○河野国務大臣 私も、緊急事態ということになれば、その緊急事態に対応する方法をとるということは当然だと思います。もちろん、相手国との関係もございましょう。我が国国内であればそれは相当なことができますけれども、相手国の問題もありましょうから、何が何でもできるということも申し上げられ...全文を見る
○河野国務大臣 昨年マニラで行われました日ASEAN首脳会議におきまして、小渕総理から、関係国沿岸警備機関等の関係者による国際会議を開こうという御提案を申し上げました。現在、この国際会議の開催に向けまして鋭意準備中でございます。  このほか、こうした問題はやはり相当深刻な問題だ...全文を見る
02月28日第147回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第2号
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○河野国務大臣 川内議員がかねてからこのドミニカの問題に大変誠意を持って取り組んでこられたということを私も伺っておりまして、心から敬意を表したいと思います。  世界各地にさまざまな問題がございます中で、そうした問題一つ一つを私どもも丁寧に検証しながら、確認しながら外交政策を展開...全文を見る
○河野国務大臣 二月の十二日という日は、既に大統領も日本に来ておられたと承知をいたしております。随行してこられた方々とも若干のお話をさせていただきましたけれども、この問題について特段難しいお話を私は聞いておりませんで、今御指摘がございましたように、マスコミとの対応あるいは外部への...全文を見る
○河野国務大臣 過去を振り返りますと、やはり議員御指摘の四十年前、すなわち戦争が終わって十年前後という時点でございますから、現在と比べれば情報量も大変違うでしょう。それから国力も大変違うという状況下でされた判断と、現在のように日本とドミニカの関係も言ってみれば大変にいい関係になっ...全文を見る
○河野国務大臣 議員御指摘のように、昨年八月に、訪日された移住者の方々が高村前大臣と懇談をされました。その際、移住者側から、高齢者対策が喫緊の課題である旨の御発言がございました。これを受けて、前大臣より、在外邦人保護謝金で対応したらどうかという旨の御発言があったわけでございます。...全文を見る
○河野国務大臣 議員お話しのように、私も韓国金大中大統領の日本の国会本会議場におきます演説を非常に感動を持って聞きました。今考えてみると、あの演説と申しますか、あの時点を契機にして、日韓関係は劇的に変化したのじゃないかというふうにすら私は思っているわけでございます。  韓国は非...全文を見る
○河野国務大臣 御質問をいただきますと、私も大分長いことこの問題にかかわり合いを持ってまいりまして、その中で、かつての参議院議長原文兵衛先生の御人徳というものが非常に大きかったし、それから五十嵐先生の御熱意というものがこの問題を引っ張ってこられたということが思い出されます。  ...全文を見る
○河野国務大臣 先ほども申し上げましたように、それぞれ個々具体にいろいろなバックグラウンドがあるわけでございまして、一括して今ここで結構ですと申し上げるのはどうかと思いますけれども、しかし、議員の御指摘のとおり、非常に強い御要望もあるというふうに私ども伺っております。外務省として...全文を見る
○河野国務大臣 いろいろ御教授をいただきましたことをお礼を申し上げたいと思います。  外務省としてでき得る限りの努力をいたしますが、年金には年金の仕組みがございましょうし、大蔵大臣もそこでにらんでおられますから、大蔵省には大蔵省のいろいろな御判断もございましょう。いろいろな面か...全文を見る
02月29日第147回国会 衆議院 予算委員会 第14号
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○河野国務大臣 十八日に、私、アメリカへ参りましてバーガー大統領補佐官等と会談をいたしました際に、今お尋ねの件について、私の方から、沖縄の県民が負担してきた大変な御苦労、御苦心というものを考えれば、沖縄県知事あるいは名護の市長の今回の御決断というものを我々は重く受けとめる必要があ...全文を見る
03月01日第147回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(河野洋平君) 留学生の重要性は、今、文部大臣が申されたとおりだと思います。  外務大臣の立場から少し申し上げさせていただくならば、受け入れる留学生、つまり外国から日本へ来られる留学生は若干地域的な偏りが多いと思うんです。もっと世界各国から来てほしい。例えばアフリカか...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 二月二十一日に中国の国務院台湾弁公室と新聞弁公室が連名で「一つの中国の原則と台湾問題」と題する白書を発表したということは、私ども承知をしております。  この白書は、中国政府が台湾との関係についての中国政府の立場をまとめて書いたものでありまして、我が国と...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 突然のお尋ねでございまして、私どもにはまだ今お話しのような御意向は伝わってきておりません、承知をいたしておりません。したがいまして、御答弁は控えさせていただきたいと存じます。  本来、我が国は日中共同声明の精神というものを守りながら今日まで来ているわけ...全文を見る
03月02日第147回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○国務大臣(河野洋平君) ただいま総理御答弁のとおりでございます。  私も外務大臣就任後、数次にわたって沖縄を訪問いたしまして、沖縄県民の気持ちの一端に触れてまいりました。このたび、知事及び名護市長の大変な御決断もあって、今、総理御答弁になられましたように政府に対しまして御返事...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 沖縄の復帰に当たりましては、それまでの沖縄県民の皆様方の大変な苦しみ、御負担というものを本土と申しますか、日本国民全員の気持ちでこれにこたえる、そういう気持ちが必要であるということを当時の総理以下私どもは考えたと承知いたしております。
○国務大臣(河野洋平君) お許しをいただいて二月十八日から訪米をいたしました。ワシントンにおきまして、今、議員御指摘のクリントン大統領、実は大統領にお目にかかる前に安全保障問題特別補佐官のバーガー氏ともお目にかかったわけでございますが、さらに二十日にオルブライト国務長官とお目にか...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 沖縄県知事及び名護の市長から大変な決断をもって普天間基地の県内移設、そして名護市における受け入れというものについてのお話が政府に対してございました。その中で、名護の市長からは四つの、つまり開発の問題、移転後の跡地利用の問題、さらには軍民共用の問題、そして...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) お答えを申し上げる前に、一点だけお話をさせていただきたいことがございます。  今、議員からは、普天間基地の移設について基地機能を強化し云々というお話がございました。こうしたことについて、今そうしたことを考えているものでは全くございません。軍民共用という...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) こうした例はこれまでございません。ございませんが、今回の場合には、極めて特殊な事情ということを考えて、つまりなかったところに新しく基地を移転してつくるという特別な状況というところに着目をして、名護市と国との間で使用のための何がしかの使用協定と申しますか、...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 政府としては、米軍との間に協議がなければならないというふうに思います。  現時点におきましては、まだ場所も決まっていないわけでございますから、そうした段階ではございませんが、やがて場所が特定をされ事態が進めば、これは一つ一つ個別に問題が提起をされて、名...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 委員長、ちょっと一カ所訂正させてください。
○国務大臣(河野洋平君) 申しわけありません。  私、言葉を間違えまして、政府としては今後、名護市の御意見をよく伺い、また米国政府と協議を行って適切に対処するというのが政府の立場でございます。先ほど米軍と申しましたが、米国ということで御訂正を申し上げたいと思います。
○国務大臣(河野洋平君) 名護市長からの御要請は、名護市と政府との間で使用協定を結ぼうと、こういうお話でございますが、この使用協定は米国政府の意向を全く無視して行うというわけにはいかないかと存じます。
○国務大臣(河野洋平君) 御指摘の五・一五メモといいますのは、沖縄におきます進入管制業務につきまして、昭和四十七年五月十五日の日米合同委員会におきまして、我が国が同業務を実施できるまでの間、暫定的に米軍が行う旨の合意をしているということでございます。
○国務大臣(河野洋平君) これまでも数次にわたって米側にこの点については申し入れはしてきた事実がございます。  私といたしましては、先ほど御報告を申し上げました二月二十日、オルブライト・アメリカ国務長官との会談におきまして、実はこの問題に触れて申し入れをいたしました。私からはオ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) いわゆる世に言う川奈提案、あるいはそれに対するロシア側からの反応ということについて新聞で一部報道されたことがございますけれども、これらにつきましては、私ども外交上の交渉事ということでございまして、その中間におきましてこうした問題について公にすることについ...全文を見る
03月03日第147回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○国務大臣(河野洋平君) 委員お尋ねの我が国周辺のもろもろの問題でございますが、議員が御指摘になりましたように、私どもも最も現在重要な問題の一つは朝鮮半島、いわゆる北朝鮮をめぐる問題だと思っております。この北朝鮮の問題は、ここが国際社会の中にもっと入ってきてくれる、あるいは窓をあ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 台湾が選挙でございますから、この選挙に絡んでいろいろな発言が、選挙ということになると、しかも三つどもえの選挙をやるわけですからさまざまな発言がある。あるいはまた、この選挙前にも台湾の中でいろいろ御発言があったりしておりまして、これについては我々も関心を持...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) ヨーロッパへ行ってみると、私はもう大変感心することが多いんです。  ヨーロッパにも二つの考えがあって、例えばEUのような人たちは、むしろ主権を少し削ってでもEUという地域をつくろうとそれぞれの国が相当な主権を譲歩していますね、貨幣を統一しようとか。言っ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 御質問は、ガイドラインの審議の際に船舶検査活動の問題がありまして、これを削除したということに絡んでのお尋ねだと思います。  もし議員のお尋ねが、こういうことをしたためにアメリカが何か不満を言っているのではないか、アメリカから何か指摘があったかと、こうい...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 大変大事な御指摘だと思います。  私は実は、ちょっと話が横にそれますけれども、かつてジャピーノというフィリピンと日本人の混血の子供たちがフィリピンに取り残された形でおりまして、この子供たちに対する何らかの支援をということをフィリピン政府から言われたこと...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) ただいま官房長官が御答弁でございましたが、現在の段階ではまだ場所の特定その他もできていないわけでございまして、したがいまして、場所の特定あるいは工法についても決定していない段階でございまして、まだまだそうした細かい問題について決定的な御提案があったという...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 議員の御指摘になります問題意識は、例の橋本総理とモンデール大使との間で合意をいたしましたあの時点から今日までの間にいろいろ話があったのではないか、こういう御指摘であったとすれば、あの合意は一九九六年の合意でございますから、それまでの間、先ほど官房長官が御...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 私どもは地元の御意見というものは重く受けとめるということを基本的な姿勢にいたしておりますが、特定の地域の方々のそうした御希望ということについては、市長その他の御判断もございましょうし、まだ三キロ沖とか何キロ沖とかという特定の場所を私どもは一つの候補として...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) キャンプ・シュワブ内の辺野古沿岸域ということで市長からの受け入れの御返事をいただいているわけでございまして、場所を特定しての考え方はまだ決まっていないというふうに受け取っていただきたいと思います。
○国務大臣(河野洋平君) 御指摘の報道は、報道機関とアメリカ政府、政府機関関係者との間のやりとりに基づくものと思われます。政府としてはその詳細を承知する立場ではございませんで、コメントを申し上げるのは適当でないと考えております。  いずれにいたしましても、政府が従来より申し上げ...全文を見る
03月06日第147回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○国務大臣(河野洋平君) 御指摘のとおりだと思います。  我が国といたしましても、国連薬物統制計画への拠出などを通じまして国連の本問題への取り組みに積極的な協力を行っているところでございますが、本年一月には、国連薬物統制計画の参加も得まして、アジア地域の薬物対策機関の協力を推進...全文を見る
03月07日第147回国会 参議院 予算委員会 第6号
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○国務大臣(河野洋平君) 議員御案内のとおり、日本と北朝鮮との間にはさまざまな問題がございます。とりわけ、私どもにとりまして拉致事件という解決をしなければならない問題が目の前にあるわけでございます。これまで慎重にいろいろと情報収集その他をやってまいりましたが、このたび北朝鮮との間...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 今回、外務大臣に就任いたしまして以来、昨日で二回目の拉致された方々の御家族、肉親の方々にお目にかかったわけでございます。  私といたしましても、こうした方々の心情を察すると、本当に一日も早く問題を解決しなければならないという思いが募ってまいります。私と...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 私は外務大臣に再任をされましてからおよそ半年近くたつわけでございますけれども、その間、この問題の解決のために多くの関係者が最善の努力をしてきたというふうに私は考えております。北京におきましてもそうでございますし、それ以外のいろいろな場面で我々はこの問題を...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 訴訟の相手が政府でございませんということもありまして、私ども詳細を承知はいたしておりません。きょう政府参考人も参っておりますので、若干御説明をさせていただきたいと思います。
03月08日第147回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○国務大臣(河野洋平君) ございません。
03月09日第147回国会 参議院 外交・防衛委員会 第2号
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○国務大臣(河野洋平君) お許しをいただいて、座ったままごあいさつをさせていただきます。  外交・防衛委員会の開催に当たり、外交政策についての所信を申し述べさせていただきます。  新千年紀の幕をあけた世界は、政治、経済、社会の各側面で多くの挑戦に直面しています。今日、人類は民...全文を見る
03月09日第147回国会 参議院 予算委員会 第8号
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○国務大臣(河野洋平君) 在日米軍駐留経費負担につきましては、議員御指摘のとおり、その特別協定が来年で切れるわけでございます。  この特別協定につきまして、これを今後どのようにするかにつきましては、まだ国内的にも関係各省との御相談もしなければなりません。そうした相談ができる前か...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) まさに特例措置でございます。しかし、そうした特例措置を始めました状況がどういうふうに変化をするかということについては慎重に考えなければならないと考えております。
○国務大臣(河野洋平君) 確かに、財政的な環境というものも一つの要素であったことは間違いございません。しかしながら、この問題は財政的な側面だけで考えるべきものではないと思います。我が国及び我が国周辺の安定、安全、そうしたものにも十分検討を加えていかなければならないものと考えており...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) ただいまも申し上げましたように、財政的な条件もあったということは私も認めているわけでございます。しかしながら、それだけではないということを私、申し上げたいと思います。それだけではなくて、我が国を取り巻く環境というものにも十分配慮しなければなりません。 ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 特別協定のことをもし指しておられるのであるとするならば、それは、当時私御答弁を申し上げていると思いますけれども、確かにあの当時アメリカは大変な財政赤字に悩んでおられたことは事実でございます。そういう際に、我が国が特例措置をもってこういうことをするというこ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) アメリカの計算方式がいろいろございますから、実態は私にはよくわかりませんけれども、アメリカの報告等を見ますというと、七五%を超えているものはサウジアラビアと我が国というふうに心得ております。  ただ、議員先ほどおっしゃいましたように、アメリカが七五%を...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) アメリカは七五%以上を目標として設定したと、こういうふうに言っております。
○国務大臣(河野洋平君) 今、議員がまさにおっしゃったように、アメリカは目標を設定したのでございます。七五%にしろと決定をしたという事実はないと思います。
○国務大臣(河野洋平君) 別に我々はアメリカから指示を受けたからやっているわけではありません。日本には日本の自主的判断というものがあるのでございます。
○国務大臣(河野洋平君) 大蔵大臣ここにおられますから申し上げるわけではございませんけれども、私どもとて我が国の経済状況が極めて厳しいということは十分承知をいたしております。承知をいたしておりますが、それと同時に、我が国の安全ということにも十分配慮をしなければならないというふうに...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) この問題は、委員いろいろおっしゃいますけれども、私どもは、我が国国会において御賛成をいただいて法律ができているわけでございまして、その法律にのっとって行っているわけでございます。政府が国会の御決定なくやっているということではないのでございますから、ぜひそ...全文を見る
03月10日第147回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号
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○国務大臣(河野洋平君) 沖縄及び北方問題に関する特別委員会の開催に当たりまして、所信を申し述べたいと存じます。  まず、沖縄について申し述べます。  私は、外務大臣就任以来、これまで二度にわたり沖縄県を訪れました。米軍施設・区域の集中により、沖縄県の方々が我が国の平和と安全...全文を見る
03月10日第147回国会 参議院 予算委員会 第9号
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○国務大臣(河野洋平君) 外交政策決定の根本は国益の伸長でございます。つまり、言いかえれば、我が国の平和と繁栄、そうしたものを目指すというのが外交政策の基本にあると考えております。
○国務大臣(河野洋平君) 外交政策におきましても、政治の最終的な責任は内閣がこの責任を有するということは大前提でございますが、外交政策ということになりますと、つまりそれを担当いたします外務省、その外務省の長でございます外務大臣がその責任を担うということになろうかと思います。
○国務大臣(河野洋平君) 日本の外交政策を決定していく上で、個人の思いつきなどがその決定要因になるなどということは決してあり得ないことでございます。  外交政策は、最も我が国の政策の中で私といたしましては重要な問題というふうに心得ておりますから、さまざまな情報が外務省に集められ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) これはもう、日本の国の外交というものは、議員も御承知のとおり、先ほど申し上げましたように我が国の国益の伸長という基本的な考え方に乗って外交政策は立てられているわけでございます。  すなわち、我が国の平和と繁栄というものを考えれば、先ほど官房長官からもお...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 何か具体的にこの問題についてというお尋ねでございましたら御返事を申し上げようと思います。
○国務大臣(河野洋平君) 先ほど官房長官御答弁のとおりでございます。日本と北朝鮮との間にございます長い間の不正常な関係というものを正していく、そうしたことが、我が国のと申しますか、我が国を含むこの周辺の平和と安定あるいは繁栄というもののもとにもなると思いますし、また、我が国と北朝...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 現在、日本周辺に国交が正常化されていないのはロシアとの関係、そして北朝鮮との関係であることは議員もよく御承知のとおりでございます。  こうした不正常な状況は正常な状況に直していくということは一つの重要な仕事と心得ております。
○国務大臣(河野洋平君) 先ほどの答弁の中で、ロシアとの間の国交は正常に行われているというふうに訂正をさせていただきます。  私は、今回の北朝鮮に対します私どもの考え方を進めることによって、両国が話し合いのテーブルに着くということがまずできると。これはもう議員も十分御承知のとお...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 問題を解決しようという気持ちが私には相当強いのでございます。その問題の、私が解決しようと願っております、あるいは解決しようと思っております問題の一つは、拉致事件でございます。
03月13日第147回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○国務大臣(河野洋平君) 残念ながら、私の後援者にはおられないと思います。
○国務大臣(河野洋平君) 議員御指摘のとおり、コモン・アジェンダはここにいらっしゃる当時の宮澤総理とアメリカのクリントン大統領のもとでお話し合いがなされて、これから日米双方でこの問題、共通の課題について取り組もう、こういう合意ができまして、幾つかの課題が挙げられたわけでございます...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 地球上に生きとし生ける生き物、これすべてその命を大事にしたいというふうに考えております。  とりわけ、この地球上の人類が平和に生きていくということのために、先進国は途上国に対して効果的にでき得る援助をしていくということはそれぞれの務めと考えるべきだと私...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 申しわけありません、正確かどうかわかりませんが、私はエイズではないかと思います。  昨年末の調査によりますと、今地球上にはエイズウイルスの感染者は三千三百万と言われておりますが、その三千三百万のエイズウイルスの感染者のうち、サハラ砂漠以南がその三分の二...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 申しわけありません。今申し上げましたように、サハラ砂漠以南で二千三百万というふうに申し上げましたが、私どもが承知をしておりますエイズ感染の状況について申し上げますと、九八年中のエイズによる死者は二百二十万人。これは、世界の人口の一〇%が住むこの地域に、全...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 我が国は、エイズ問題を途上国住民一人一人の生命、健康への大きな脅威であると同時に、途上国の経済社会開発への重大な阻害要因であるというふうに両面からとらえておりまして、昨年八月に発表いたしましたODA中期政策におきましてエイズ問題を重点課題の一つと位置づけ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) ザンビアの国境地帯における長距離トラック運転手、生産業従事者を対象としたHIV啓蒙プロジェクト、JICA開発福祉支援事業により三月より実施をいたしております。  日本側がNGOワールド・ビジョン・インターナショナル・ザンビアの活動を支援し、アメリカ側が...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 成功の理由はいろいろきっとあると思いますけれども、私どもとしては、NGOの協力というものが非常に大きいのではないかと思います。
○国務大臣(河野洋平君) インドネシアは、インドネシア自体の政治的大きな変化がございました。と同時に、議員御承知のとおり東ティモールの独立という問題がございました。それらがインドネシアの国民に対してさまざまな可能性といいますか、さまざまな問題提起をしたということがまず基本にあるん...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 我が国といたしましては、これらの問題解決のためにどういう支援が可能であるか検討をしてきているわけでございまして、既にアチェ特別州や北マルク州の国内避難民に対する人道支援を行ってきております。  しかし、基本的には、我が国としてはインドネシアの領土の一体...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 地域によりまして我が国はさまざまな支援を行っております。この支援は草の根無償その他を通じて支援をしているわけでございますが、例えばアチェ特別州におきましては、アチェの避難民に対しまして、議員今御指摘の医薬品でございますとかテントでございますとか、飲料水を...全文を見る
03月14日第147回国会 衆議院 本会議 第11号
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○国務大臣(河野洋平君) 欧米における規定についてのお尋ねでございます。  フランスでは、消費法典第L百十一の一条におきまして、財の販売者またはサービスの提供者であるすべての職業人は、契約締結前に消費者に対して財またはサービスに関する基本的な特性について知らしめなければならない...全文を見る
03月14日第147回国会 参議院 外交・防衛委員会 第3号
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○国務大臣(河野洋平君) 我が国周辺の国際的な環境の変化は、議員御指摘のとおり、近年大変な変化を遂げつつあると思います。  我が国周辺でも、日本と中国の関係は、日中共同声明が発表せられてからもうすぐ三十年という状況でございますし、この間、両国関係は友好裏に進展をしていると思いま...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 議員が御指摘になりました日米韓という三カ国の協調体制は、まず大きなものは対北朝鮮政策についてでございます。これは、アメリカのペリー調整官を中心として、対北朝鮮政策というものを三カ国が集まって練り上げて、お互いの連携を強化しながらこの問題の解決を探るという...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 私は、日本とアメリカは価値観を共有する国同士でございますから、いずれにせよ、この二国間関係というものはお互いに大事にし合いながら、二十一世紀も非常に友好的な国としてやっていくことに当然なるだろうと思っています。  問題は、友好国として、あるいは同盟国と...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 「国民とともに」というのは、これはもう私が申し上げるまでもなく当然のことだと思いますけれども、私は、外交というものは極めて内政に近いといいますか、あるいは国民とともになければならないというふうに考えておりますし、よりよき未来という意味は、より平和で安定し...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 大変申しわけないことでございますが、中野さんの体験記を私は読んでおりませんで、議員から御指摘をいただきまして、その後概略を読ませていただきました。  このコソボ救援活動体験記というものは、私にとっては大変興味のあるものでございました。それは、昨年の暮れ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 議員がおっしゃるように、インターネットを使う、その他さまざまな近代情報システムを使うということは、もう今や常識になってきているんだと思います。  これまではIT革命を非常に重視して、これによって他国が持たない情報を我が方だけ持とうと思った時期はあるかも...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 外務省は、各国に大使館、その他公館を置いてそこでこれまでは情報収集をしてきたわけです。それは一人一人の人と会って情報を得るとか、あるいは民間の力もかりて情報を得るというようなこともございました。しかし、それでは情報の量としてはそれほど多くないわけでござい...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) ハッカーの侵入あるいはオウムのパソコン機器の導入ということで御心配をいただいておりますが、外務省におきましてはそうしたことはございません。
○国務大臣(河野洋平君) 十三日に北京におきまして日朝赤十字会談が開催をされました。日朝双方が互いに関心を持っているさまざまな人道問題について話し合われて、その結果は共同発表ということになりました。共同発表には双方署名がなされております。  具体的に申し上げますと、今回の会談に...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 私は、今回の日朝赤十字会談に対しまして一定の評価をいたしております。それは、少なくとも遠く離れて一方的に物を言い合っていたという状況から、今度はテーブルを囲んでお互いにそれぞれの関心事項を述べ合って、それに対して応答をする、お互いに質問をし回答をし、話し...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 日本と北朝鮮との関係は、議員御承知のとおり、我が国周辺で唯一残された国交のないまことに不正常な関係でございます。この不正常な関係を正常化していくということは、日本の外交にとってやらなければならない重要な仕事というふうにまず考えております。  さらには、...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 我が国政府の考え方、作業は、今、防衛庁長官が述べたとおりであります。  ベーコン報道官がどういう発言をなさったにせよ、アメリカ国防省における最高責任者はコーエン長官でありますから、コーエン長官と防衛庁長官の話し合い、それがアメリカの最も責任ある発言とと...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 議員のお話でございますけれども、日米間で行われた会談における我が方の発言それから先方の発言は、先ほど防衛庁長官が述べられたことに尽きていると思います。  アメリカはアメリカ政府の一貫した考え方がおありだというふうに思いますし、我が方は我が方としての現時...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) まず、コーエン長官が訪日をされまして、私も時間的な調整がつけばお目にかかりたいと思っております。極めて短時間の訪問でございますから、どういうことになるか、まだはっきり、判然といたしませんが、お目にかかりたいと思っております。  お目にかかった際には、先...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) ちょっと御質問の意味がよくわからないんですが、もう一度お願いできますか。
○国務大臣(河野洋平君) 私は、この問題については米側には米側のお気持ちがあるだろうと思います。しかし、我が国には我が国の考え方があるわけで、本来自主的に判断すべき問題だろうというふうにまず思います。  その自主的な判断の基礎として、つまり我が国は我が国の安全をどう考えるかとい...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 私は、少し議員と意見が違います。そこははっきり申し上げておきたいと思います。  私は、この問題が確かに一時的、暫定的、特例的なものであるということをかつて国会でも説明をしたということはございます。しかし、今日の状況を考えれば、日本を取り巻く安全保障の状...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) ちょっと待ってください。
○国務大臣(河野洋平君) 先ほども申し上げましたように、議員と今日の日本の安全保障を考える考え方に若干の考え方の違いがあるように思います。  私はそうしたことも踏まえて、もちろん日本の財政状況等も考えないわけではありませんけれども、我が国が最もよくこれからも生き続けられるように...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 個人にせよ地方自治体にせよ、みずからの主張というものがだんだんはっきりしてくるということは決して悪いことではないと思います。  ただ、問題は個人にせよ自治体にせよ、十分な情報がその耳に届いている上でみずからの主張というものがはっきりしてくるということが...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) オーストリアの問題は我々にいろんなことを示唆したと思います。もちろんオーストリアに対するEUの反応というのは、オーストリア自身がEUのメンバーであって、EUができ上がるときにEUの中で人権の尊重とかいろいろな項目での合意を確認しているわけで、そのEUの合...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) ODAについてはこれまた幾つか考え方があるのだと思います。  今、議員がおっしゃるように、国家意思としての表現あるいは外交手段としてのツール、そういう意味でのODAというものが一つあると思います。それからもう一つは、やはり何といっても国際社会に対する貢...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 前回、シアトルにおきますWTOの閣僚会議は、残念ながら合意を見ることができませんでした。  しかし、アメリカを初めとして各国ともに、各国というのは自由貿易体制を大事にしようと考えている各国は、できるだけ早くWTOを立ち上げようという気持ちがあるようです...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 最近はとにかくマスコミが大変発達しておりまして、ほんの一言つぶやいてもそれが大きな活字になる、つぶやかなくても中くらいの活字になるという状況で、私は小渕総理から、サミット、いわゆるG8に中国の参加を求めろとか、あるいは求めたいということを直接聞いたことは...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 中国については、田議員は随分古い友人、中国の友人と言われて、多くの中国に知人、友人を持っておられるわけで、さまざまな中国側の意見、主張を聞かれる機会は多いのだと思います。しかし、最近の中国は随分と国際問題については敏感ですし、いろいろな変化をすることもあ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 人の命のために自分の命を捨てるということは、どんなに表現しようとしても表現し切れないほどの大きなことだと思います。心から敬意と哀悼の意を表したいと思います。  恐らくお二人の方にも愛する御家族もおられたに違いない、そうしたことを考えるにつけて本当に痛ま...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) ペルーにおきます早大生殺害事件につきましては、本委員会に大変お世話になりまして、本委員会の御判断というものがこの事件を動かす大きなかぎであったということに改めて感謝をいたしたいと思います。  今お尋ねでございますが、昨年末に両遺族は、弁護士を代理人とし...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 木谷大使でございますが、十日にペルーに着任をいたしまして、昨日十三日に信任状を奉呈されたようでございます。したがいまして、フジモリ大統領その他ペルー政府関係者とまだ実質的な会談を持つに至っておりません。昨日、とにかく大使として認められたということでござい...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) ちょっと正確な事実がわかりません。調べますが、たしか二月に発令、三月に赴任ということであったというふうに記憶をいたしております。もう一度正確に調べてみます。
○国務大臣(河野洋平君) 議員御指摘のとおりでございます。  日韓逃亡犯罪人引き渡し条約締結につきましては、九八年十月の金大中大統領訪日の際の日韓共同宣言におきまして、日韓の両首脳の間で日韓逃亡犯罪人引き渡し条約の締結のための話し合いを開始するということにつきまして合意をいたし...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) この問題は、解決を先に延ばそうとか調整を先に延ばそうということは全くないことだけ申し上げておきたいと思います。  できるだけ早く問題を解決したい、問題を解決したいといいますか、日本側の調整を終わらせて韓国側に草案を提示したいという気持ちでおります。私自...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 参議院の外交・防衛委員会において非常に強い御意見があったということを伝えます。
○国務大臣(河野洋平君) ちょっと御答弁申し上げる前に、木谷大使の問題でございますが、今確認をいたしましたが、一月十七日に発令をいたしておりまして、着任は三月七日になっております。少しその間期間が長いのは、若干健康上の問題、健康診断を受けたということがございまして、しかし、もう元...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 先ほど申し上げましたように、小渕総理よりの懸念表明の後に、有効な解決策についてはなかなかないようでございまして、朱総理はGITICについては救済が不可能となったので破産の決定をしたが、債権者の利益にも配慮している、債権者と債務者との間の話し合いが大切だと...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) いかなる解決策があるかよく検討させていただきたいと思います。
○国務大臣(河野洋平君) ただいま議題となりました就業が認められるための最低年齢に関する条約(第百三十八号)の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明申し上げます。  この条約は、昭和四十八年六月にジュネーブで開催された国際労働機関の総会において採択されたもの...全文を見る
03月15日第147回国会 参議院 外交・防衛委員会 第4号
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○国務大臣(河野洋平君) 平成十二年度外務省所管一般会計予算の概要について御説明申し上げます。  外務省予算の総額は七千七百三十七億一千六百万円であり、これを平成十一年度予算と比較いたしますと百四十一億九千五百万円の増加であり、一・九%の伸びとなっております。  新千年紀の幕...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 議員御指摘のとおりだと思います。相当な額を我が方で負担をする以上は十分に国民の理解を得る努力も一方で必要であろうと思っております。  私どもといたしましては、日米安保条約の重要性、そしてその日米安保条約が効果的、機能的に運用されるように、つまり日本の安...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 日米地位協定の改定と申しますか改正する仕組みについて御説明を申し上げたいと思いますが、日米地位協定、協定上の仕組みにつきましては、同協定の第二十七条に改正に関する規定が設けられております。  この規定によりますと、日米両締約国政府の一方が改正を希望する...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 議員御指摘のとおり、日米地位協定の第五条にただいま議員が読み上げられました文言が書いてございます。  米軍の航空機は、第五条に基づきまして我が国の飛行場に出入りする権利が認められております。外務省は個々の出入りの詳細について把握しているわけではございま...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 基地の存在は、その基地周辺の方々にいろいろな御負担をおかけしているということは事実だと思います。しかし一方、そこに基地を置くあるいは基地の存在は我が国の安全保障上の問題として重要であるということについても、また御理解を周辺の方々にいただく努力をする必要が...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 御指摘の低空飛行訓練につきましては、かなり各地から問題、危険が多いとか、今お話しのような問題が存在するということをおっしゃってこられる方が大勢いらっしゃるのを私は承知をいたしております。  今、議員もお話しのとおり、この低空飛行訓練は米側の説明によれば...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) いわゆる神環保問題と私ども言っておりますけれども、この神環保問題は、平成四年の四月に日米合同委員会のもとに設けられた環境分科委員会におきまして米側が正式議題として初めて提起をされた問題でございます。しかし、平成四年以来の問題でございますから、やはりかなり...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 私どもはそういうふうに聞いておりません。  ただ、この問題は、昨年の二月に当時の神環保の会長が法人税法違反容疑で逮捕をされるというようなことがあったり、これまでにかなりいろいろな状況があったということはございまして、それから、神奈川県が大気汚染のための...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) コソボ周辺の状況は、極めて議員御指摘のとおり流動的でございます。一時はやや安定の方向に向かって多民族社会建設に向けて動き出すかに見えておりましたけれども、なかなかそう簡単にいかないほど民族的な対立の根は深いのでございます。私どもといたしましては、少なくと...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 確かにEUの動きは極めてあらゆる面に意欲的、積極的であると思います。しかし、EU自身もいろいろな問題を抱えているわけでございまして、議員御承知のとおり、EUの中にもNATOに参加をしている国もあればNATOに参加をしていない国もあるわけでございます。スウ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 防衛庁長官にお尋ねでございますけれども、外交上の問題もございますので、私から御答弁することをお許しいただきたいと思います。  と申しましても、実は今、議員お話しのように、コーエン長官はベトナムに参りまして十三日から十五日までベトナム滞在というふうに聞い...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 在日米軍横田基地の第三次訴訟についてのお尋ねでございます。  当時も政府委員並びに私から御答弁を申し上げましたように、こうした訴訟の判決、そして今、議員が提起されましたような問題はこれまでになかったことでございます。こうした判決に基づいて、その賠償額を...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 第十八条第五項の(e)の(1)でございます。読み上げましょうか。
○国務大臣(河野洋平君) 第十八条は、先ほど議員のお話にありましたように、  公務執行中の合衆国軍隊の構成員若しくは被用者の作為若しくは不作為又は合衆国軍隊が法律上責任を有するその他の作為、不作為若しくは事故で、日本国において日本国政府以外の第三者に損害を与えたものから生ずる請...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 御指摘の点が、実は日米双方で協議をしている大事なポイントだと私は思います。  思いますというのは、ちょっと私そこの協議の実態まで現在承知をしておりませんのでそれ以上申し上げかねますが、恐らくそういうところ、そこがまさに大事なところなんだというふうに思っ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 私、昨日も申し上げましたように、米側に対しては言うべきことはきちっと言うと。お互いに、先方も我が方に言うべきことは言うでしょうし、我が方も先方に言うべきことはきちっと言うということが日米関係をよりよく、しかも長く続かせるゆえんのものだと考えておりますから...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 一般論から申し上げて、当然私用のものはあくまで私用というふうに判断をするのが当然だろうというふうに思います。ただ、恐らく、一体公用と私用の境目をどうするか、どれが公用であってどれが私用であるかの判断をだれがするかという問題はあるだろうと思います。  そ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 今の議員の御指摘は一体どこまでが基地を構成するか、あるいはどこまでが日本の安全保障に意味のあるものであるかということも含めた判断が必要なんだろうと思います。外見上の問題だけではなくて、基地を構成する、つまり日米安保条約によって必要な基地、その基地を構成す...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 繰り返し御答弁で恐縮でございますが、在日米軍の光熱水料などの我が国の負担につき規定する特別協定第二条に言う公用の調達とは、米軍または米軍の公認調達機関が公用のものとして証明書を付して行うものを言うということにしておりますので、これはその規定に従えば、米軍...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 正直、具体的に今すぐ挙げろと言われても、申し上げるだけの今材料を持ちません。
○国務大臣(河野洋平君) 申しわけありません、一言だけ。  私どもは米軍との間の信頼関係というものを考えなければならないと思いますし、信頼関係が今十分あるというふうに考えております。これは性善説をとるか性悪説をとるかという違いでもあるかと思いますけれども、私どもは日米の信頼関係...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 済みません。
○国務大臣(河野洋平君) 先般、両国赤十字の会談が行われたわけでありますが、御案内のとおり、両国赤十字の会談は、かなり長時間にはわたりましたけれども、極めて実務的であり友好的な雰囲気であったという報告を聞いております。したがいまして、この赤十字会談を行いました後、私どもとしては、...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) お尋ねでございますが所管外のことでございまして確たることを申し上げられませんが、行革会議の最終報告によれば、庁から省への移行については別途新たな国際情勢のもとに考えるという文言で締めくくられております。  私は、この問題は国内的な判断と、それから国際的...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) この条約は、十五歳未満の者及び義務教育修了年齢に達していない者の就業を原則として禁止する一方で、一定の要件を満たす軽易な労働については加盟国が国内法令において十三歳以上十五歳未満の者による就業を認める旨定めることができるということを規定しております。 ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) おっしゃることが理由の一つでございます。  この条約は、児童労働の実効的な廃止を確保する観点から、それまで特定の経済分野ごとに就業の最低年齢を定めてきたILOの諸条約を一つにまとめてすべての経済分野を対象とした一律の基準を設けたものであります。この条約...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 先ほど来お尋ねがございますように、この条約の締結が大変おくれておりますことは申しわけなく思っておるわけでございますが、この条約にうたってありますように、児童労働の実効的な廃止というものを確保するという意味から、すべての経済部門においての就業が認められるた...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 人権問題につきましては、西欧諸国と我々が位置しますアジアの国々との間において、残念ながら歴史的経過その他で違いがある、あるいはおくれがあると言っていいかもしれませんが、スタンダードに遺憾ながら差があるということは認めないわけにいかないと思います。  さ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) この手の問題は、今申し上げましたように、各国の政府あるいは労働者及び使用者のさまざまな関心というものが反映をされて、その批准が非常に早い時期になされる国もありますし、やや遅くなっているという国もあるんだろうと思います。それはその国の国情等が反映されている...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 今、議員御指摘の第百八十二号条約につきましては、政府としてこの条約の重要性、この条約を締結する意義というものは十分に認識をいたしております。この批准につきましては、条約の内容と国内法制などの整合性などについて検討を進めてまいりますが、この重要性にかんがみ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 覚せい剤の密輸あるいは密輸入というものが今国際的に最も非難されるべき犯罪というふうに私は考えております。こうした問題が根絶されることが今国際社会が望んでいる大きな問題でございます。  私は、こうした覚せい剤事件と申しますか問題と申しますか、こういう問題...全文を見る
03月17日第147回国会 参議院 予算委員会 第13号
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○国務大臣(河野洋平君) 昨日の会談でRAPCONの問題が提起された、私の方から提起したことは事実でございます。それにつきましてアメリカ側は、米軍の運用上の所要が満たされることを前提に日本側への返還に同意する、詳細、技術的な問題もあるので専門家に検討させようと、こういうことでござ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 厚木基地周辺の騒音の問題にもお触れになりましたが、確かに厚木基地の、とりわけ夜間の騒音については周辺住民から大変強い要請がございまして、この問題につきましては夜間の騒音を防止する意味でいわゆるNLPの場所を、基地をほかに求めるというような施策を講じている...全文を見る
03月21日第147回国会 参議院 外交・防衛委員会 第5号
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○国務大臣(河野洋平君) 十六日、私は来日したコーエン・アメリカ国防長官と会談し、日米安保関係とアジア地域の諸情勢について率直な意見交換を行いました。  まず、在日米軍駐留経費負担につきましては、私とコーエン長官の間で引き続き事務レベルで協議していくことを確認いたしました。 ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 議員御指摘のとおりだと思います。  台湾におきます民主主義が定着をしているということについては、我々としてこれを支持し歓迎することは重要なことだと思います。今回の総統選挙におきまして陳水扁氏が新たな台湾の指導者に選ばれたということについて、これは今、議...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) そのとおりです。
○国務大臣(河野洋平君) 選挙の結果の分析についてはまだ明確に申し上げられません。現実に台湾におきまして国民党の分裂ともいうべき状況が非常に流動的に現在なっているわけでございまして、これらを含めてもう少し我々は台湾の状況というものを冷静に見たいというふうに思っております。今回の結...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 私、ちょっと直接お答えをする前に申し上げたいと思いますことは、台湾海峡の緊張が非常に高まっている、高いレベルの軍事的なバランスというものが今できつつあるという議員の御指摘は私もそのとおりだと思いますが、台湾海峡と申しますか、この海峡全体を見てみると、中国...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 確かに、議員御指摘のとおり、環境問題は日本全国、問題があればどこでもできるだけ早く処理をしなければならないことでございます。  先ほど施設庁長官からお話がありましたのは、モニタリングの問題について環境庁が予算計上するという御説明があったというふうに承知...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 日本政府が中国にG8サミットに参加をしてほしいという要請をしたことはございません。  九州・沖縄サミットはアジアで開かれるサミットでございますから、しかもそれは東京ではなくて沖縄という、言ってみればかなりアジアの懐に近いところで開くということでございま...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 中国のWTO参加、加盟につきましては、アメリカ政府は非常な熱意を持って中国のWTO参加、加盟について努力をされたと承知しております。  これは、本年のシアトルにおきますWTOの閣僚会議直前までアメリカは大変努力をした。しばしばこれはもうまとまらないので...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) アメリカと中国の話でございますから推測の域を出ないことをお許しいただきたいと思いますが、アメリカは、今、議員お話しのように、アメリカの議会におきましてはいろいろな動きがございます。しかし一方、アメリカ政府ははっきりと台湾の独立にはくみしないということも言...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 従来から我々が述べてきているこの問題と申しますか、中国と日本の関係、あるいは中国の動向に対する我が国の基本的な考え方は今すぐに変える必要はないと思っておりまして、そういうことを前提に注意深くなお見たいというふうに思っているわけです。
○国務大臣(河野洋平君) 台湾総統選挙の結果を受けまして、私は談話を発表いたしました。  もうお目にとまっているかと思いますが、その談話では、このたび台湾において陳水扁氏が新たな指導者に選ばれました。我が国としては、このような新たな状況のもとで、台湾をめぐる問題が海峡両岸の直接...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) そのことは把握しております。
○国務大臣(河野洋平君) 議員御指摘の、昨年十月に行われましたラオス、ベトナム及びカンボジアの三カ国による非公式首脳会議につきまして、タイでございますとか中国でございますとかいう近隣地域がこの会議はASEANを分断するものではないかという警戒感を表明しているという今の御指摘ですが...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 平成九年十二月の行革会議の最終報告及び平成十年六月の中央省庁等改革基本法におきまして、防衛庁は平成十三年一月の中央省庁再編に際して現状どおりとするということになっているわけです。その最終報告には、新たな国際情勢の下におけるわが国の防衛基本問題云々というこ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) これは、議員は十分御承知の上での御質問だと思いますけれども、我が国と中国との関係の正常化に当たりまして日中共同声明が発出されているわけでございます。この日中共同声明の発出に至りますまでの日中間のやりとりの中で、台湾につきましては、非政府間の実務関係として...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 日中共同声明の中に今私が申し上げたことが具体的に書かれているわけではございませんが、日中共同声明におきまして、台湾が中華人民共和国の領土の不可分の一部であるとの中華人民共和国政府の立場を十分理解し、尊重すると、こう書いてあるわけでございます。この立場を我...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 先ほど来申し上げましたように、経済的な実務にわたります交流は日本で現在行われているわけでございます。議員が御指摘のように、他国との比較というのはこれはなかなか難しいことでございまして、日本と中国との長い歴史的な経過その他にかんがみ、またさらに繰り返しにな...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) ただいま議題となりました著作権に関する世界知的所有権機関条約の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。  この条約は、平成八年十二月にジュネーブで開催された国際会議において採択されたものであります。  この条約は、情報関...全文を見る
03月22日第147回国会 衆議院 外務委員会 第2号
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○河野国務大臣 どうも、議員の御質問は、仮定の質問ではないと言いながら、もし中国が云々と。もし中国が云々というのはまさに仮定の質問でありますし、もし中国が云々、そしてその場合にはアメリカはこうであろうということも、これまた仮定の上の仮定を重ねて質問をしておられるように思うんです。...全文を見る
○河野国務大臣 オスプレーの性能については、アメリカの報告書によって低騒音だということが記されているということは、我々は承知しております。また、これは、安全性について我々が問い合わせたとか確認をしたとかということはありませんが、アメリカがその機種を生産を始めるということになれば、...全文を見る
○河野国務大臣 日朝交渉を行うことの意味というものはいろいろございます。  まず、日朝間の極めて不正常な状況を正常化する。これはまさにこの五十年、我が国がやらなければならなかった国交の正常化という意味で、一番大きな問題であろうと思います。しかし一方で、緊急度の高い、あるいは我々...全文を見る
○河野国務大臣 ちなみに申し上げますが、三月の十三日の日朝赤十字会談におきます共同発表というものがございます、もう御存じのとおりだと思いますが。この共同発表におきまして、四点、双方が合意をしているわけでございます。第一にふるさと訪問、第二に拉致問題、第三に一九四五年以前の行方不明...全文を見る
○河野国務大臣 確かに、議員がおっしゃるとおり、食糧問題というのは近年ますます緊急度が高くなっている問題であって、ずっとさかのぼって、どこまでさかのぼるかというのは問題がありますけれども、最初からこういう問題があったかどうか、双方が突きつけ合っていたかどうかということになると、今...全文を見る
○河野国務大臣 確かに、議員がおっしゃるように、前回も一度は先方からそういうものはないという旨の返事があったわけでございまして、今回それをさらに重ねて要求をするということにどれだけの成算があるか、そういう意味だと思いますが、私どもも、前回と同じようなことを同じように求めては意味が...全文を見る
○河野国務大臣 これまでも、しばしば我が方としてはこの問題を提起しているわけでございます。したがいまして、北朝鮮側は、この問題が我が方にとっていかに高い関心度を持っているか、非常に痛みを伴っているかということを十分に理解をしているはずだと我々は考えております。そして、他の問題を議...全文を見る
○河野国務大臣 米朝協議の極めて重要な点は、この協議が継続している間はミサイルは凍結をされるということが極めて重要で、この約束をアメリカは極めて重要視しているわけであります。我が方としても、もちろんそこに注目をしているというわけでございまして、この協議が継続中にもしミサイル問題と...全文を見る
○河野国務大臣 議員がおっしゃるように、サミットの成功というのは語る人によって意味が違ってくると思います。ロジスティック担当者が語る場合には、無事に終了する、大変気持ちよく会議に参加された方がさよならと言って飛行機に乗られるということが成功だという意味の場合もあると思います。 ...全文を見る
○河野国務大臣 議員がおっしゃるゲスト・ネーション・マナーというのは、まことに一つの問題点を指摘していると思います。  ただ、日本人の感覚からいうと、これは、それこそこちら側が向こうに押しつける、こうしろということとはちょっと違うように思うのですが、しかしそれはそれとして、私ど...全文を見る
○河野国務大臣 今議員が提案をなさいましたことにつきまして、我が国はかねてから、御承知のとおり、国連中心といいますか、国連外交といいますか、そういうものを極めて重視しておりますし、議員が御指摘の、沖縄でサミットを開いたこの機会にこうした問題が少しでも前進することを期待しておられる...全文を見る
○河野国務大臣 このたび台湾におきまして陳水扁氏が新たな指導者に選ばれたわけでございます。我が国としては、こうした新しい状況のもとで、台湾をめぐる問題が海峡両岸の直接の当事者間の話し合いを通じて平和的に解決されること、そしてそのために両岸間の対話ができるだけ早期に再開されることを...全文を見る
○河野国務大臣 台湾が指導者を選ぶために再び民主的な手法によって、つまり選挙によって選ばれたということは、非常に意義のあることだというふうにまず思います。  それで、その選挙の結果につきましては、現在までいろいろと選挙結果についての分析等が行われているわけでございます。私ども外...全文を見る
○河野国務大臣 いや、そうではございません。民主的な手法によって、つまり選挙によって指導者が選ばれたということは大変意義深いということを申し上げているわけでございます。
○河野国務大臣 台湾の選挙の仕組みについて、その仕組みがいいか悪いかということを我々が言う立場ではないということをまず申し上げたいと思います。そして、世論調査の結果については世論調査の結果として、我々は一つのデータというふうに見てとらなければならないと思いますが、確かに、当選者が...全文を見る
○河野国務大臣 私は、台湾におきます選挙の方法というものは定着をしているというふうに思っておりまして、その都度その都度、そのことを大歓迎すると言う必要がもう既にあるかどうかというふうにすら思っているわけでございます。仮に、日本の選挙が終わった後でどこかの国が、日本が民主的選挙を行...全文を見る
○河野国務大臣 どうも、台湾の問題について、確たる証拠といいますか、事実を見ずに、こういうことがあるのではないかとか、こういう感じだとかといって論評をすることは控えさせていただきたいというふうに思います。  それぞれの考え方で、それぞれのやり方でよりよく納得のいく結果を得る努力...全文を見る
○河野国務大臣 中国が台湾白書、つまり「一つの中国の原則と台湾問題」と題する白書を発表されたわけですが、この発表の時期とか発表の仕方等を考えれば、やはり何がしかの意図があったかもしれないというふうに思われても仕方がないタイミングのように思います。  しかし、その台湾白書なるもの...全文を見る
○河野国務大臣 先ほども申し上げましたように、投票動向にどういう影響を与えたかということは、確たる事実関係とかがございませんし、しかも、このことは我が国として論評をするということは控えるべきだろうと思いますので、御容赦をいただきたいと思います。
○河野国務大臣 いわゆる三通政策、通信、通商、通航でしょうか、航海・航空路開設、こういうことを中国側は呼びかけているわけでございます。これらは、海峡を挟んで経済活動が非常に活発になってきております。この活発な経済活動を考えれば、通信も通商もそして交通問題についても積極的になろうと...全文を見る
○河野国務大臣 台湾側の考え方を推測いたしますと、やはり安全とか互恵とかという点が非常に重要だと考えているのではないかというふうに思います。私どもは、両岸の対話ということを求めている、あるいは対話が必要だというふうに思っているわけでございますから、ぜひその対話の中でこうした問題も...全文を見る
○河野国務大臣 それは、双方の合意によって、この両岸の対話の中でいろいろな話がなされるでしょう。その話の中でこういった問題も議題に上ってくるであろうというふうに推測できるということを申し上げたわけです。
○河野国務大臣 双方が合意をされることを期待します。
○河野国務大臣 早期加盟に向けて積極的に日本としても努力をするという立場でございます。
○河野国務大臣 台湾安全保障強化法という法律案は、二月一日に米国議会下院を通過しております。まだ上院における審議日程等は未定でございまして、上院がどういう審議をなさるか、どういう御判断をなさるか、これは我々にはよくわかりません。よくわかりませんが、我々がこれまでさまざまな機会にさ...全文を見る
○河野国務大臣 これはアメリカ国内の問題でございますから、先ほども申し上げましたように、まだ上院がどういう審議をなさるか、どういう判断をなさるかということもわかりません。今、アメリカ国内の議会におきますそうした議論について我が方があれこれ申し上げるというつもりはございません。
○河野国務大臣 私はもうかねてから中国政府に対しましては、台湾をめぐる問題について武力を行使するということは適切な対応ではない、そういうことはすべきでないということは繰り返し述べてきておりまして、この考え方はこれから先も伝えたいと思っております。
○河野国務大臣 台湾に対しては、政府としての立場と申しますか、パイプはございません。したがいまして、政府として台湾に何か物を言う、政府として何か物を言うということはありません。  しかし、先ほども申しましたように、アメリカは台湾の独立を支持しないということを明確に繰り返し言って...全文を見る
○河野国務大臣 全く仮定のお話でございまして、今そのことに我々がコメントする立場ではないというふうに申し上げておきます。
○河野国務大臣 申し上げることはありません。  しかし、先ほど来の自民党議員の質問につきましては、やはり我々は国益を考えて問答をしなければならないと思います。外務省という立場、特に外務大臣とか外務政務次官という立場で公式の場で物を言うときには、やはり国益を考え、国際的に見てもそ...全文を見る
○河野国務大臣 国連改革は、二十一世紀を目の前にして極めて重要な問題だと思います。  議員も御承知のとおり、昨今国際社会の中で起こっているさまざまな問題は、なかなか現在の国連では解決が難しい問題が次から次へと起きている。それは、もっと言えば、現在の安保理が十分機能し得ないような...全文を見る
○河野国務大臣 サミットの議論に国連改革が重要だという議論はあり得ると思いますが、具体論になると、これはG8の国々では利害が対立をするわけでございまして、それ以上踏み込むことはなかなか難しいかもしれないという感じがいたします。  今私がG8であり得るかもしれないと申しましたけれ...全文を見る
○河野国務大臣 まず、一般論をひとつ申し上げたいと思います。我が国は被援助国の民営化を支援するという立場にあるということは、まず一般論として申し上げたいと思います。つまり、経済構造を国営化から民営化に移すということが、我々、被援助国に対しての期待の一つであるということを一般論とし...全文を見る
○河野国務大臣 先般、コーエン国防長官が訪日をされました。その際、普天間飛行場の移設、返還問題に関しまして、私とコーエン長官との会談におきまして、私から、普天間飛行場の移設、返還に関する日本政府の立場は、先般、瓦防衛庁長官よりコーエン長官に対し、また私からオルブライト国務長官及び...全文を見る
○河野国務大臣 まず申し上げられることは、知事あるいは市長の御発言、問題提起というものは、沖縄県民あるいは市民の気持ちというものを体して述べられたものだというふうに私は思います。恐らく、知事のお気持ちの中にも市長のお気持ちの中にも、県内移設であるとか受け入れであるとか、そういった...全文を見る
○河野国務大臣 政府としては、国際情勢もあって大変厳しい問題であるという認識を持っているということでございます。
○河野国務大臣 先ほども申し上げましたように、正しいか正しくないかというよりも、少なくとも現在我々は、知事、市長の御判断を重く受けとめる、そしてアメリカとの話し合いの中でこれを取り上げていくという態度をとっているのでございまして、私は、このことが正しいか正しくないかということを今...全文を見る
○河野国務大臣 必ずしもそうと言い切れないこともあると思います。つまり、この手の話は、ケース・バイ・ケースといいますか、一つ一つの問題についてしっかりと話し合うべきものであって、一般的なマニュアルに当てはめてイエスとかノーとか、正しいとか正しくないとかという判断をする問題ではない...全文を見る
○河野国務大臣 もう一度申し上げますが、普天間飛行場の代替施設の使用期限問題につきましては、政府としては、昨年末の閣議決定にあるとおり、国際情勢もあり、厳しい問題であるとの認識を持っておりますけれども、沖縄県知事及び名護市長からの御要請があったことを重く受けとめまして、これをアメ...全文を見る
○河野国務大臣 全く繰り返しで申しわけありませんが、正しい、正しくないという判断を今持っているわけではございませんが、米国政府と協議をしていくということは申し上げていいと思います。
○河野国務大臣 御心配をいただいて大変ありがたくお礼を申し上げますが、私がこれからやるべきことは二つでございます。一つは、米国政府と協議をするということ。もう一つは、外交政策あるいは外交努力によって国際情勢を肯定的に変化させていく努力をする。この二つが私がやらなければならない重要...全文を見る
○河野国務大臣 先ほどから繰り返しの御答弁で申しわけございませんが、私としては、小渕内閣として、閣議決定をした内閣としての方針をもって米国政府と協議をするということ以外に、今申し上げるべきものはございません。
○河野国務大臣 先ほどから、協議をしていくと申し上げております。
○河野国務大臣 普天間の移設問題についての代替施設の問題についての閣議決定でございますから、そこに含まれているというふうに理解していただいて結構でございます。
○河野国務大臣 繰り返しでまことに恐縮でございますが、政府として代替施設の使用期限につきましては、国際情勢もあり厳しい問題があるとの認識を有しておりますが、知事、市長からの要請がなされていることを重く受けとめ、これを米国政府との話し合いの中で取り上げるとともに、国際情勢の変化に対...全文を見る
○河野国務大臣 国際情勢もあり厳しい問題があるということも、閣議の決定の中にはそういう認識も入っているわけでありますけれども、国際情勢もあって厳しい問題があるという認識は持っているけれども、やはり、知事、市長の要請というものが一方にあるんだよ、だからそれは重く受けとめますというこ...全文を見る
○河野国務大臣 サミットをどこで行うか、これはいろいろ議論がございました。世界各国、八カ国でサミットが行われるわけでありますけれども、過去三回同じ場所、つまり東京で行った、同じ場所で行ったという国は余りないわけでございます。日本としても、今回は東京を離れて地方で開催をしてはどうか...全文を見る
○河野国務大臣 アメリカのクリントン大統領も、沖縄県民のお気持ちについて自分は十分センシティブだということを言っておられました。これはまさに今議員がおっしゃったことへの答えであろうと思います。
○河野国務大臣 まだサミットの議題が正式に決まっているわけではございませんから、確たることを申し上げることはできませんけれども、ただ、サミットの議題の中には、やはりもう少しグローバルな問題を議論しようというG8のメンバー国の意見というものがあるということは我々も承知をしております...全文を見る
○河野国務大臣 アメリカ大統領は、自分は沖縄に行くことを非常に楽しみにしているという意味のことをおっしゃっておられたと記憶をいたしておりますが、沖縄の問題が日米両国の首脳によって話をされる、つまり日米首脳会談というものが行われ、これも、いつ、どこでやるかということについてもまだは...全文を見る
○河野国務大臣 私、先ほど赤松議員にお答えをいたしましたけれども、サミットの成功というのは、語られる人あるいはそれぞれの役割によっていろいろな成功というようなものがある。ロジスティックを担当する人にとって成功といえば、全く無事にサミットが終了すれば成功とおっしゃるかもしれないし、...全文を見る
○河野国務大臣 二月の二十九日、米空軍が三沢飛行場第三五戦闘航空団第一三飛行隊所属のF16CJ戦闘機八機と約二百七十名の支援要員を、第五航空宇宙遠征部隊の一部として、サザンウオッチ作戦のため湾岸地域に展開する旨発表したことを承知しています。
○河野国務大臣 第五航空遠征軍の一部として編入をされたと。
○河野国務大臣 日米安保条約第六条は、米軍が我が国及び極東の平和と安全の維持に寄与するために、我が国において施設・区域を使用することを認めているわけでございます。我が国の施設・区域を使用する米軍が、その抑止力をもって我が国及び極東の平和と安全の維持に寄与していることは明らかであっ...全文を見る
○河野国務大臣 この航空宇宙遠征部隊というのは、アメリカの本土空軍、予備役空軍及び海外に駐留する米軍の一部を十個の航空宇宙遠征軍に分けまして、二個遠征軍ごとにローテーションを組んで、一回九十日を基準として海外に展開するものであって、突発する地域紛争に空軍戦力を迅速に展開させるため...全文を見る
○河野国務大臣 恒常的なものではない、ローテーションに組み入れられているものだということを議員もおっしゃっておられるわけで、私も先ほど、これはローテーションの一部になっているというふうに我々の認識を申し上げたわけです。これが、もしローテーションではなくて恒常的にそのものだというこ...全文を見る
○河野国務大臣 イラク南部の飛行禁止区域の監視ということが一つの任務だ、こういうふうに言われているわけでございますが、このサザンウオッチ作戦、イラク南部飛行禁止区域監視というもの自体が恒常的に続いていくものかどうかという問題もあるだろうと思いますし、私は、恒常的という意味をどうい...全文を見る
○河野国務大臣 今まさに議員がお話しになりました、イラクにおける作戦が終われば別のところへ行くだろうということをおっしゃったと思いますが、我が国の施設・区域を使用する米軍がもしこういうことが認められないということになれば、我が国の施設・区域を使用する米軍はいわゆる極東とは関係のな...全文を見る
○河野国務大臣 低空飛行の問題は、これまでも何度か、こうした低空飛行を体験した方々から連絡がございまして、私からもアメリカ政府あるいは米軍関係者に注意を喚起したところでございます。  もちろん、一般論として、米軍が行う訓練は日米安保条約の目的達成のために必要であるということはあ...全文を見る
○河野国務大臣 先ほども御答弁申し上げましたように、これまでも、低空飛行による体験を訴えてこられた方がおられます。そうした場合に、私どもとして、米軍に対して事実関係を確認すると同時に、米軍に、十分安全が確認されていたかどうかということ等についても話をしているわけでございまして、私...全文を見る
○河野国務大臣 委員御指摘の件につきまして、事実関係を外務省から在京米大を通じて確認をいたしましたが、昨年八月の本委員会において御指摘のあった期日、すなわち平成十年十一月二十日に米軍所属のF16が当該地域を飛行していたかどうかは確認できませんということでございます。
○河野国務大臣 その他の作業があったという報告を聞いておりません。
○河野国務大臣 十分調査してみます。  低空飛行訓練というものの必要性については、我々もこれを認めざるを得ないと思います。先ほど申し上げましたように、この手の訓練が日米安保条約の目的を達成するために必要だということであれば、それは認めざるを得ないと思いますが、その方法等について...全文を見る
○河野国務大臣 嘉手納RAPCONの問題は、しばしば本委員会でもお取り上げがありまして、私としても、時期が来ればこの話は必ず米側と話をしてみたい、こう考えていたところでございます。  本年になりまして、ワシントンで行われましたオルブライト長官との外相会談におきまして、私から取り...全文を見る
○河野国務大臣 議員が御指摘になりました問題でございますけれども、私は、コーエン長官との話し合いの中で、嘉手納RAPCONの問題については日本側に返還する、こういうことを言っておられるわけでございますから、今議員が御指摘になりました問題は、日本側に返還するという意味で読み取ってい...全文を見る
○河野国務大臣 これから先専門家レベルで詰めていただくわけで、専門家でない私が軽々に軽受け合いをするわけにはいかないと思います。どれだけ専門的な問題が今後克服されなければいけないかが私にはよくわかりませんので、ここでいい返事を申し上げるというわけにはまいりませんが、今議員がお話し...全文を見る
○河野国務大臣 結果は一つしかないわけでございますから、その唯一の結果を得るべく努力をするということでございます。  先ほど玄葉議員にも繰り返し御答弁を申し上げましたように、今議員がお話しのように、沖縄県民の大変つらいお気持ちというものにもこたえなければならないし、日本の安全と...全文を見る
○河野国務大臣 議員御承知のとおり、SACOの最終報告というものは、沖縄の意見も十分尊重をし、日米両国で合意をしたものでございます。このSACOの最終報告を着実に実施することが当面最も重要だという認識に立っております。  確かに、議員が御指摘の部分について、既にもうその日は超え...全文を見る
○河野国務大臣 名護市長の御発言は新聞等を通じて拝見をいたしております。まだまだやらなければならない問題が幾つもあるということを名護市長の御発言の中から私どもは読み取っておるわけでございます。  基地の中のごみの問題も議員ちょっとお触れになりましたが、この問題は、在日米軍がアメ...全文を見る
○河野国務大臣 在日米軍の費用負担につきましては、七月に行われると予想される日米首脳会談でこの問題について結論が出るというふうに考えておりません。
○河野国務大臣 国務大臣として憲法遵守の義務がございますということをまず最初に申し上げた上でお答えを申し上げたいと思いますが、私は、日本国憲法の民主主義そして基本的人権の尊重あるいは平和主義と申しましょうか、そういった基本理念というものは広く国民の支持を受けているし、これは新しい...全文を見る
○河野国務大臣 私も、議員がお話しのように、神奈川県の県民の一人として、さらにまた、厚木基地はかつて私の選挙区でもございました。随分とあの周辺には、私も支持者の声を聞くために回った経験もございます。支持者と一緒に米軍の飛行機のおなかというものを随分見せられ、真上を飛ぶ飛行機のおな...全文を見る
○河野国務大臣 議員の御忠告を大変重要な御忠告だと思って受けとめさせていただきます。
○河野国務大臣 大変勇気の要ることだと思います。  少なくとも、現実はアメリカのプレゼンスというものがこの周辺の安定の支えになっているというふうにだれもが、だれもがというのは言い過ぎですけれども、多くの人が思っているわけでございまして、その大きな柱を一遍見直そうということでござ...全文を見る
○河野国務大臣 ただいま議題となりました在外公館の名称及び位置並びに在外公館に勤務する外務公務員の給与に関する法律の一部を改正する法律案について御説明申し上げます。  改正の第一は、在ユジノサハリンスク日本国総領事館の新設を行うことであります。  改正の第二は、ナイジェリアの...全文を見る
03月23日第147回国会 参議院 外交・防衛委員会 第6号
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○国務大臣(河野洋平君) 御質問でございますが、著作権に関する国際条約を管理する機関といたしましては、世界知的所有権機関が知的所有権の全世界にわたる保護の観点から、ユネスコが国際文化交流促進の観点から、またWTOは国際貿易の観点からそれぞれ著作権に関する国際条約を管理しているわけ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 議員が御指摘になりましたように、近隣諸国がこの条約に対してどういう対応をしているか、さらにまた、仮に対応がおくれているとすると、我が国の権利が近隣諸国においてどうやって守られるかという視点に立って申し上げれば、アジア諸国におきまして、御承知のとおり、ゲー...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 恐らく隣接権にかかわる問題について御指摘なんだろうと思いますが、私も極めて重要なポイントだと思っております。今の御意見をよく承って取り組みたいと思います。
○国務大臣(河野洋平君) NPTの再検討会議が行われる、これは無期限延長になって最初の五年目ということで再検討会議と、こういうんですが、正直申し上げて、国際的にも国内的にも少し熱が下がっているんじゃないかという感じがしないでもないんです。その理由の一つには、どうも再検討会議という...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 議員御指摘のとおりだと思います。  先ほども申し上げましたように、我々に興味のあるものはやっぱり我々の周辺国には興味があるわけでございまして、どうしてもそれは同一文化圏ということもございますし、同じような関心を持つということになる、近隣諸国で評判のもの...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 議員御指摘の前段のお話については、大変申しわけありませんが、私も知識がございませんでした。一度研究をさせていただきたいと思います。  著作権につきましては、これは議員も御承知のとおり、台湾は著作権について定めた国際条約に加入していないわけでございまして...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 御指摘のように、我が方から中国に対して指摘すべきものだというふうに考えます。適切な時期に中国側に指摘したいと思います。
○国務大臣(河野洋平君) ただいま議題となりました万国郵便連合憲章の第六追加議定書、万国郵便連合一般規則及び万国郵便条約の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。  この追加議定書並びにこれに関連する一般規則及び万国郵便条約は、平成十一年九月十五日...全文を見る
03月24日第147回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○河野国務大臣 議員御指摘のとおり、ロシアの大統領選挙は、その投票日を目前にしているわけでございます。私どもといたしましても、エリツィン大統領の突然の辞任ということを受けまして、新しい後継者がこの選挙で決まるわけでございますが、新たな後継者が一体どういう考え方を持って今後政権を担...全文を見る
○河野国務大臣 これまでの日ロ関係は、橋本、エリツィンという個人的に大変な信頼関係のある双方の首脳の、今議員もお話しになりましたけれども、個人的な信頼関係と申しますか、個人的な話し合いというものを中心にして、あるいはそれをまず先に置いて、後から事務的に詰めていく、こういう状況も一...全文を見る
○河野国務大臣 今私は、事務的な作業は相当進んできたということを申し上げました。  ちなみに、両国が双方の外務大臣を共同議長にして行った会合が、これまで、モスクワ、モスクワ、東京、モスクワ、東京と五回ございますし、次官級の分科会は既に九回を数えております。さらに、国境画定委員会...全文を見る
○河野国務大臣 二段階論をとるべきではないと思います。平和条約の締結は、国境を画定する、領土問題を解決するということがあくまで重要なのであって、そのことを先に延ばして平和条約の締結のみを行うということをすべきでないというふうに考えております。  クラスノヤルスク合意等もございま...全文を見る
○河野国務大臣 私どもが目指しております平和条約は、両国の関係を正常化するということを目指しておるのでございまして、先ほど申し上げましたように、領土問題を先に延ばして云々ということで平和条約ができるというふうには私は考えておりません。
○河野国務大臣 領土問題を含む交渉でございますから、これは双方の合意というものを得るのはそう簡単なことではないということは、だれもがおわかりいただけると思います。だからこそこれだけの長い年月がかかって今日に至っているわけでございます。しかし、とにかく双方の首脳が合意をしたクラスノ...全文を見る
○河野国務大臣 例えば、今回沖縄で開かれますサミットにロシアの首脳は参加をされます。ロシアの首脳が沖縄に来られるとどういうことを感ずるか、どういうことを考えるかというのは、いろいろな見方があると思いますけれども、日米間で、話し合いによって、二十七年間にわたる施政権を持っていたアメ...全文を見る
○河野国務大臣 先ほど来私は、この種の問題は両国首脳の決断にかかっているんだということを繰り返し申し上げたわけでございますが、日本もロシアも民主主義、すなわち立法府があって行政府があってということでございますから、それは首脳だけがいいよと言ったって、当然議会の御承認を得なければ最...全文を見る
○河野国務大臣 本来、先進国の首脳が集まって世界の経済をどういうふうにリードするかということを考えたのがサミットの始まりだったと思います。それが、何年か前から政治的な問題にも関心を持つようになって、今や経済、政治双方に、サミット、つまり先進国の首脳が集まって話し合うということにな...全文を見る
○河野国務大臣 御指摘の在日米軍駐留経費負担の問題につきましては、コーエン・アメリカ国防長官との間で会談の際に、この話題、当然触れました。来年の三月には、議員御指摘のとおり、特別協定の期限が参りますから、これを今後どうするかということは、双方にとって十分考えなければならぬことでご...全文を見る
○河野国務大臣 官房長官が御答弁になられたとおりだと存じますが、補足をすれば、過去三回、いずれも東京で開かれたサミットを今回は沖縄で開くという決断を小渕総理がなさったわけでございます。東京以外の都市で開こう、こういうお考えに対して、全国各地でその誘致についていろいろなお話がござい...全文を見る
○河野国務大臣 G8、すなわち八カ国の首脳が集まって会議を行うわけでございますが、そうした首脳だけではなくて、各国から数千人と言われる報道陣も沖縄に来られることになろうと思います。首脳の方々が沖縄を直接ごらんになる、あるいは肌で感ずる、さらには数千人と言われる報道陣がそれぞれに沖...全文を見る
○河野国務大臣 沖縄県民のお気持ちというものは、私どもは十分理解をしているつもりでございますし、これからも理解するための努力をしていかなければならないと思いますが、サミットにおきます会議それ自体は、先ほど官房長官からも御答弁ございましたように、日米二国でやるわけではございません。...全文を見る
○河野国務大臣 戦後と言わず、戦争の末期、一番戦争の最終盤に沖縄県民を巻き込んだ地上戦が行われて、二十万人と言われる多くの方々が亡くなられたという、まことに我々にとってつらい、厳しい歴史が沖縄にあるわけでございます。その点は、私も幾たびか沖縄に参りまして、その都度本当に肌で感じて...全文を見る
○河野国務大臣 戦後の一時期に、大変沖縄の皆様方が苦労なさったことを、いろいろな方々から口づてにお話を伺っております。その御苦労には心から本当に御苦労さまと申し上げると同時に、その御苦労にどうしてお報いをするかということを考えるばかりでございます。
○河野国務大臣 戦争というものがいかに人間性というものを失ってしまうか、失わせてしまうかということをしみじみ思うわけでございます。日ごろ友好的に話し合うことができる、そういう国と国とでも、時に戦争という事態が起こりますと、そこにはもう本当に信じられないような事柄が次々に起きてしま...全文を見る
○河野国務大臣 お答えを申し上げるに先立ちまして、今日の在日米軍は、日米安保条約の取り決めによりまして、我が国の安全ということのために日本におるということをまず認識しなければならないと思います。  ではあるけれども、基地周辺にいろいろな問題がある、危険もある、今議員御指摘のよう...全文を見る
○河野国務大臣 私どもも、沖縄の基地の現状というものは十分に理解をし承知をしているつもりでございます。  今官房長官からお話がありましたように、この問題を解決するためには、日米両国の合意によってSACOの最終報告がまとめられ、このSACOの最終報告を着実に実施するということが当...全文を見る
○河野国務大臣 この問題は、ワシントンでオルブライト長官との会談で持ち出して、先般コーエン国防長官が東京へ来られましたときに再び持ち出したところ、長官からは、原則的にこれは返還する、ただし米軍の運用の所要というものがある、そこをしっかりやるために専門家同士でひとつこれから先は詰め...全文を見る
○河野国務大臣 まさに伊藤議員がお話しになりましたように、我々は外交努力によって肯定的な国際情勢をつくるということが我々の目的でなければならないと思っております。  我が国周辺には、残念ながらまだまだ不透明な状況がございます。こうした不透明な状況をできるだけ解決して、お互いに相...全文を見る
○河野国務大臣 G8サミットの前にG8の外相会議が九州宮崎で開かれるわけでございますが、このG8の外相会議におきますもろもろの議論を踏まえ、これもさまざまな国際情勢によって議論の焦点は移ると思いますけれども、恐らくどんな状況であっても必ずG8の外相会議で議論されるであろうと思うこ...全文を見る
○河野国務大臣 そう思います。  私は、今のようなやり方が今後何十年も続いていくかどうかということについては、はっきりと続くと明言をするほど勇気はございません。恐らく、国際情勢も将来は変わっていくでありましょう。そうして、それぞれの国々の考え方にも変化が出てくるに違いないという...全文を見る
03月24日第147回国会 衆議院 外務委員会 第3号
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○河野国務大臣 私は、かねてから、国会議員経験者が大使になるということがあってもちっともおかしくないというふうに思っておりました。ただ、恐らく議員の頭の中には、アメリカでは随分そういうことがあるではないかと。日本でも、マンスフィールド大使がおられましたし、またモンデール大使もそう...全文を見る
○河野国務大臣 人事というのはやはり相当慎重に考える必要もあると思います。確かに、議員御指摘のように、どういう問題が今重要な問題か、あるいはこの任地にはどういうタイプの人がふさわしいかということをよく考えるということが重要だと思いますが、一方で、その任に当たる方がそれだけの外交的...全文を見る
○河野国務大臣 世界遺産登録という話は新聞記事で承知をしております。しかし、いずれにせよ、我が国としては、ロシアによる北方四島の不法占拠を前提とした行為を認めることは当然ながらできないわけでございます。政府としては、北方四島の帰属の問題を解決して平和条約を締結することが何よりも重...全文を見る
○河野国務大臣 いずれにいたしましても、これがロシア政府の行為ということであれば、我々としては認めるわけにはいかないのでございます。四島はあくまでもロシアによって不法占拠されているわけでございまして、その不法占拠をしているものが行政行為を行っていく、それをこちらが認めるということ...全文を見る
○河野国務大臣 在勤手当につきましては、民間で働かれる方々とのバランスということには、我々は意を用いているつもりでございます。それぞれの地域の民間の方々とも累次お話し合いをしておりまして、大体どのぐらいのレベルであるかということを我々としても把握をしながら決定するということを考え...全文を見る
○河野国務大臣 海洋生物資源の保護は極めて重要な問題だというふうに私も認識をいたしております。そして今議員が御指摘の、北方四島周辺水域におきますロシアのトロール船による乱獲が、この貴重な海洋生物資源に大きな影響を与えているということもまた事実であろうと思います。  ということに...全文を見る
○河野国務大臣 本年二月にイワノフ・ロシア外相が訪日をされまして、私もかなり長時間にわたってロシア外相との間で外相会談を行いましたが、そのときにも、私の方から、北方四島周辺水域操業枠組み協定に関して、ロシアのトロール船の操業により日本漁船に被害が生じている、この被害は非常に深刻だ...全文を見る
○河野国務大臣 当然そうだと思います。  松本議員がおっしゃるように断固たる態度で臨めというのは、どういう態度をすればいいのか、一遍教えていただきたいと思います。どういうふうにやればそれは断固たる外交態度なのかということを具体的に教えていただければ、私も勉強したいと思いますが、...全文を見る
○河野国務大臣 従来からの、国会承認を経るべき国際約束についての考え方は、その国際約束が法律事項を含む国際約束である、あるいは財政事項を含む国際約束である、あるいは、これらの事項を含まなくとも、我が国と相手国との間あるいは国家間一般の基本的な関係を法的に規定するという意味において...全文を見る
○河野国務大臣 日ロ関係に横たわる領土問題を解決して一日も早く平和条約を締結する、これは長年にわたる我が国国民の悲願であり、我が国政府の一貫した方針でございます。そのために、これからも全力を挙げなければなりません。しかし、そのためにも国民の理解あるいは協力というものが必要であると...全文を見る
○河野国務大臣 知人に、日本から外国へ出る人は千六百万人いて、外国から日本を訪問する人は四百万人しかいないのだと言うと、なかなかすぐには信用してくれない、うそでしょうと言われるような数字だと私は思います。  日本を訪問される外国観光客の数が少ないのにはそれなりのいろいろな理由が...全文を見る
03月28日第147回国会 参議院 外交・防衛委員会 第7号
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○国務大臣(河野洋平君) 議員御指摘のように、昨今の新たな通信手段の多様化と申しますか、大変革命的な変化が起こっているわけでございますが、万国郵便連合それ自体は、その憲章の前文にございますように、「郵便業務の効果的運営によつて諸国民間の通信連絡を増進し、かつ、文化、社会及び経済の...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) これまで大統領代行であったプーチン氏がこのたびの選挙で大統領に当選をされたわけでございます。私どもとしては、昨年十二月三十一日に突如エリツィン大統領が辞任をされてプーチン氏が大統領代行になられたときから、エリツィン大統領と我が国首脳との間につくり上げられ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 私は、チェチェン問題はいろいろな時間的な流れがございましたけれども、基本的にチェチェン問題について人道的観点から懸念を表明したことがございます。  ただ、我が国の基本的な態度は、これは基本的にロシアの国内問題だという認識もかねてからロシア側に伝えてきて...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) ヨーロッパの対応は、やや国内問題という認識よりも人道問題が極めて問題だという点で我が国よりも少し強い部分がございます。しかし、私としてもチェチェンにおきます状況について、繰り返し申し上げますが、時間的な経過がございますが、大変懸念をしたという時期にはロシ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) この問題を簡潔に申し上げるのは極めて難しいわけでございますが、しかし、この委員会でも何度か申し上げたと思いますが、ヨーロッパにおきます国家主権に対する考え方と人道問題に対する考え方との調整の仕方というのは、国際的に見てやはりかなり進んでいる。進んでいると...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 昨年の北京の大会議におきまして、民間クーリエを利用したダイレクトメールの迂回などについては特段の議論の対象となっていないという報告を聞いております。
○国務大臣(河野洋平君) 先ほども御答弁を申し上げたところでございますけれども、この郵便は、議員御指摘のとおり、遠隔地間の伝統的な通信手段としてこれまで利用されてきたわけでございます。しかし、そうした伝統的な通信手段の中に、近来、技術進歩によりましてさまざまな通信手段が出てまいり...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 私も、今、議員の御指摘の部分について、その前段の部分につきましては、報道その他で承知いたしております。  事実関係について申し上げたいと思いますが、本件記事は、中国の英字紙チャイナ・デーリーの関連記事を引用しつつ、対外経済貿易部の部長が、開発援助の合計...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 一九六四年に作成された万国郵便連合憲章は、御指摘のようにその前文において、万国郵便連合は、「郵便業務の効果的運営によつて諸国民間の通信連絡を増進し、かつ、文化、社会及び経済の分野における国際協力という崇高な目的の達成に貢献するため、」云々と、こう書かれて...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 私は、日米両国は、民主主義あるいは基本的人権の尊重と、こういった考え方、こういった基本的な理念についてその理念を共有しているということを念頭に置いて外交問題について述べさせていただいたということを御理解いただきたいと思います。
○国務大臣(河野洋平君) 議員御指摘でございますけれども、私は自由主義とか基本的人権の尊重という価値は極めて重要な価値だというふうに思っております。その価値観を私は共有しているというふうに思っておりまして、それはただ単なる体制とかいうものではない、もっと根本的な価値を共有している...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) それはもうございます。アメリカは、日本とともに国際社会の中で民主主義というものをさらに重要視していきたい、あるいは基本的人権を国際社会が尊重する、そういうことのために協力をしてやっていこうと。それはなぜかといえば、両国は同じ価値観を持っているからそういう...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 私は、基本的にはイギリスもフランスも価値観は共有できる、そういう意味において価値観は共有できる、できているというふうに考えております。
○国務大臣(河野洋平君) 同じ価値観を持っている国は国際社会の中にたくさんあると思います。その中で日米関係が議員のおっしゃるような同盟関係を結んだと、それは一つの選択であって、我が国がそうした選択をしたということだと思います。
○国務大臣(河野洋平君) 私は、価値観を共有しない国とも外交的に友好関係を持っていくという努力をする必要は当然あると思います。価値観を共有しないから、あるいは体制が違うからこことは友好関係は持たないというような考え方は私は持っておりません。
○国務大臣(河野洋平君) 例えば自由主義、民主主義体制でない国、あるいは民主主義の価値を認めていないという国があったとしても、その国との例えば経済活動は十分行われるでありましょうし、その国の国民との間の、国民と国民との関係というものも十分友好的なおつき合いがなされるのは当然だと思...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 今日、現実的にアメリカは中東和平に大変な努力をして、中東和平達成のための仲介役といいますか、そのための努力をしているわけです。民主主義あるいは基本的人権を尊重するという立場であってもそこまでできないという国ももちろんあるわけでございまして、アメリカはその...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) もし具体的にここが違うという御指摘をいただけば私なりに考えたいと思いますが、私はこれまでアメリカとの間で価値観は共有できると、これはアメリカのクリントン大統領も演説の際そう述べておりますし、日米首脳会談でもしばしば両国は価値観を共有しているということを確...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 他国の選挙の予測をここで申し上げるのは控えさせていただきたいと思いますが、確かに政権が交代する可能性もある、あるいは継続する可能性ももちろん十分あると思いますが、そういう選挙が行われているということを踏まえて、事件の早期解決が重要だという議員の御指摘は私...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) お役人の経験のある議員でございますから、どうもお役所の仕事についても精通しておられるのでいろいろ御指摘をいただくわけでございますが、先般も御指摘をいただきましたように、この問題できるだけ早く国内調整を終えて草案を韓国側に示したい、こう考えておりまして、本...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) この問題につきましても議員から繰り返しての御指導がございまして、私どもといたしましても、累次にわたって中国側に対して申し入れをいたしております。当然のことだと思います。  我が方からは、我が国の債権者の声を中国側に伝える有効な手段として累次にわたって我...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) ただいま議題となりました在外公館の名称及び位置並びに在外公館に勤務する外務公務員の給与に関する法律の一部を改正する法律案について御説明申し上げます。  改正の第一は、在ユジノサハリンスク日本国総領事館の新設を行うことであります。  改正の第二は、ナイ...全文を見る
03月30日第147回国会 参議院 外交・防衛委員会 第8号
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○国務大臣(河野洋平君) 武見議員の基本的な認識は私も同様の認識を持っております。  この五十年間、日本の国が今日のような経済状況になれたということも、やはり国際社会の中で非常に安定した平和な国際環境の中でこそ我が国の存在、今日の存在があるというふうにまず思います。それから、国...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 今、議員が御指摘になりましたように、我々の気持ちと、この援助を受け取る側の気持ちがぴったりいっているということは非常に重要なことだと思います。  しかしながら、一つ考えなければなりませんことは、我が方も援助とはいうものの、先ほど議員もおっしゃったように...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 大変難しいことをお尋ねになっておられると思います。  私は、これはこういう言い方が適当かどうかわかりませんけれども、こうした感謝とか評価とかという言葉の使い分けというのはなかなか、政治家と役人でやっぱり使い分けになる可能性もあるんじゃないかというふうに...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) お尋ねの研修員でございますけれども、研修員には本俸及び研修員手当を支給しております。研修員手当は、外国において研修するために必要な衣食住及び大学授業料など研修費が含まれております。
○国務大臣(河野洋平君) 後で山本政務次官からも一言あるかと思いますが、私は、基本的には日本政府といいますか外務省が研修員にそんなに多額のものを出しているというふうには思いません。そして、しかもキャンパスライフを見ていると、年代的にもかなりいろいろな年代の人たちがおりますからつき...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 私も繰り返して申しわけありませんが、私は人権という問題について価値観を共有すべきだと思いますし、したいと望んでおります。  問題は、そうした価値観を共有するという認識と、そのためにとる手だての問題というのがあるんだろうというふうに思います。EUにはEU...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 私どもの考え方、それから現在の作業は、三月末までに三基ある煙突のうちの二基についてバグフィルターを装置する、そして四月からは残った一基についてバグフィルターをつけるための作業に入る、こういう考え方でございます。  もちろん、煙突にバグフィルターをつける...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 外務省といたしましても、ただいま防衛庁長官がお話しになりましたように、北朝鮮のノドンの配備の可能性につきまして懸念を有しております。  今、議員からお話がありましたように、日朝交渉の際にこの問題は極めて重要だという御指摘については、私どももそうした考え...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 二つお尋ねがあったと思います。二十九日におきます我が方大使の発言ぶりについて一つお尋ねがございました。この我が方大使の発言ぶりについては、中国側に対して、日中政府間で議論を深めていかなければならない問題がある、それは貴国の軍事費の問題だということについて...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) いろいろな方法を考えなければなるまいと思います。  高速道路につきまして、今、議員からいろいろな角度からの御指摘がございました。私も、議員の御意見十分拝聴させていただきました。高速道路の中には例えば世銀の援助などもあったりいたしておりまして、こうした国...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 先般の訪韓に際しまして、ぜひこの在サハリン韓国人の定住施設は訪問したいと思って、ソウルの飛行場に着きましてそれから直ちに訪問をいたしました。多くの方々がサハリンから戻ってこられて住んでおられるわけです。施設は、私が言うのもおかしいですが、大変立派ないい施...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) そうしたことができるということは承知をしておりません。しかし、金正日総書記がピョンヤンにあります中国大使館を訪問したという事実はございますし、韓国大統領が中国を訪問した実績も既にございます。したがって、そうしたことが期待されているということはあるかもしれ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 防衛庁長官がおっしゃったように、適切な対処ということが重要だと思います。すなわち、適切な対処というのは、一定のルールに基づいて事が行われるというべきことであろうと思います。
○国務大臣(河野洋平君) 議員お尋ねでございますが、御承知のとおり、我が国と北朝鮮との今日のような状況でございまして、まことに十分な情報が入手し得ない状況でございます。  しかしながら、外務省としては、事件発生当初より中国にございます我が国の大使館を通じるなどいたしまして、北朝...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 先ほど申し上げましたように、なかなか直接先方にこの問題をただすという場面ができません。したがいまして、在中国の我が方の大使館からさまざまなルートを使って情報を得るという努力をしているということでございます。
○国務大臣(河野洋平君) 邦人保護、日ごろから議員が主張されているとおりだと私は思います。  邦人保護の観点から、この問題を、もちろん今までもないがしろにしているつもりはございませんが、この問題につきましても、先方との話し合いをしっかりとやらなければならないと思っております。先...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 日本人配偶者のふるさと訪問事業の対象者は、原則として北朝鮮への帰還事業が始まった一九五九年以降、配偶者とともに北朝鮮に渡り、現在まで北朝鮮に在住している方々であって、基本的には我が国出国当時日本国籍を有していた方々などとしてきております。  したがって...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 議員御指摘のように、我々が行いますこれからの仕事は、最終的にはそうした自由な往来ができるというようなことを追求すべきであろうというふうに思います。現実の問題として、まだまだ、相手のある交渉でございますから、ここで胸を張ってそこまで申し上げられませんけれど...全文を見る
04月11日第147回国会 参議院 本会議 第14号
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○国務大臣(河野洋平君) いわゆる慰安婦の問題につきましては、先ほど総理大臣御答弁のとおりでございます。  総理もおっしゃいましたように、この問題、大事なことは、多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけたという問題でございます。こうした認識を持ちまして、これまでもたびたび政府といたし...全文を見る
04月12日第147回国会 参議院 本会議 第15号
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○国務大臣(河野洋平君) 万感の思いを込めて沖縄にサミット開催の地をお決めになった小渕前総理の指導のもとで、私は外務大臣としてその準備に当たってまいりました。現在は、森総理大臣のもとで、そのサミットが立派に成功されますようにでき得る限りの努力をいたしたいと考えております。  幸...全文を見る
04月13日第147回国会 衆議院 安全保障委員会 第3号
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○河野国務大臣 まず最初に申し上げておかなければいけないのは、都知事は都民の直接の選挙によって選ばれております。したがいまして、私がここで、都知事としてこういう発言をしたことがいいかどうかということについて言うことは、十分慎重でなければならないと思います。  ただしかし、その発...全文を見る
○河野国務大臣 南北の話し合いがこの六月に行われるという発表がございました。この六月に南北の話し合いが行われるということが現実のものになるとすれば、振り返ってみると、南北が分割をされて戦ったのはちょうど五十年前の六月でございますから、半世紀を経て初めて両国の首脳が話し合うというこ...全文を見る
○河野国務大臣 この問題は、これまで累次にわたって西村議員からお尋ねがございました。  御指摘のとおり、外務省、防衛庁双方によります昭和三十年の時点でございます覚書が残っているわけでございますが、その覚書の書きぶりについては問題があろうという御指摘でございます。それにつきまして...全文を見る
○河野国務大臣 私どもは、日本に住んでおられる外国人の方々とでき得る限り友好的にやっていきたいというふうに考えて、さまざまな施策を行ってきているわけです。事実、ほとんどの日本におられる外国人の方々は、ルールにのっとってお互いに友好的に生活をしておられる、私は、そうしたことが現実だ...全文を見る
○河野国務大臣 第三国人という言葉は、私の経験、体験で申し上げれば、昭和二十年代に多く使われたと思うのです。それが、三十年代、四十年代に、もうそういう言葉はほとんど使う人がいなくなって、今は恐らく死語と言っていいのではないかとすら私は思います。  そういうほとんどの人が使わない...全文を見る
04月13日第147回国会 参議院 外交・防衛委員会 第9号
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○国務大臣(河野洋平君) 昨年十二月、当委員会にて御決議のありましたペルー国軍人による日本人学生殺害事件につき御報告を申し上げます。  本件につきましては、過般、両遺族とペルー政府との間で円満裏に和解が図られ、御遺族に対し相応の慰藉の措置が講じられました。  この間、政府とし...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) ただいま議題となりました社会保障に関する日本国とグレート・ブリテン及び北部アイルランド連合王国との間の協定の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。  政府は、従来から英国との間で両国間の人的交流に伴って発生する両国の公的...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 幾つか理由があると思います。  我が国の経済発展のスピードを考えてみますと、一九六〇年代になって急激に海外との関係、取引というものが急増いたしまして、海外在留邦人の数が急激に増加したということがございます。そのあたりからこの問題は非常に強い要請があった...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 議員御指摘のように、各国との間の話し合いにつきましては、それぞれの国にそれぞれの仕組みがございます。そうしたそれぞれの国の仕組みと合わせまして我が方との協定を結ばなければならないわけで、それぞれの国の事情等もよく考えて行わなければならないと思います。 ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 都知事は都民の直接選挙によって選ばれたわけで、その都知事の職にあることがいいかどうかということを私が申し上げることはできないと思います。  しかし、外務大臣として非常に率直に申し上げれば、この発言は国際的に見て非常に強い批判を受けることは間違いないとい...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 我が国の立場は、過日、四月十日に政府の姿勢は発表させていただきましたので議員御承知のことかと存じます。  サミットにおきます議論につきましては、やはり先進国の中にも若干の議論が残っておるというふうに聞いております。  最貧国に対します債務の切り捨てに...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 中国側が日本からの援助について感謝の気持ちをあらわしていないではないかという議員からの累次にわたるお尋ねでございます。  しかし、私どもといたしましては、中国の江沢民主席が日本訪問の折に、日中共同宣言の中で我が国のこれまでの経済協力に対し感謝の意を表明...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) これは先ほど山本政務次官からも御答弁をさせていただきましたが、日米間でこの問題について議論をして締結をしようではないかという話があったことは、事実議員御指摘のとおりでございます。  ただ、この締結によってそれぞれの国は保険料収入がそれだけ減るという事態...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 繰り返して申し上げますけれども、私は都知事というのは都民の直接の選挙によって選ばれたわけでございますから、その都知事が都知事としてふさわしいかどうかということを私は申し上げる立場ではございません。  ただしかし、外務大臣として国際的な関係を考えれば、三...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 在日の方々の参政権問題は、例えば日韓議員連盟でしたか、においても大変重要な問題だというふうに韓国側から指摘があって、それにこたえて日本側の議員の方々もそれは十分承知をしているというやりとりがたしかあったというふうに記憶をいたしております、ちょっと正確にい...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) はい。自自公の合意でこの法案を成立させると書いてございますが、この法案というものがまだない、つまり三党共同提案なる法案というものがまだないわけでございます。その法案をまずおつくりいただくということが重要だと思います。私の立場は先ほど申し上げたとおりでござ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 非常に残念だと思いますことは、我が国は近隣諸国の方々との間には非常に友好的な対応ができていると思うんです。日本に来ておられる近隣諸国の方々は、そのほとんどが非常に誠実に日本の法律を守り、あるいは日本の国内でともに積極的によき地域社会をつくるために努力をし...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) ちょっと私の発言ぶりが議員に正確に受け取っていただけなかったかと思いますが、私はけさの新聞あたりを見ると、辞職を勧告するとか辞任すべきだというような記事が出ておりましたが、私の立場は都知事に辞職を勧告するとか都知事は辞任すべきであるとかということを申し上...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 考えさせていただきます。
○国務大臣(河野洋平君) 先ほど申し上げましたように、これを推測だけで論ずるというのは余りいいやり方ではないと思います。したがって、私申し上げましたのは、もう少し直接、何を考えておっしゃったのかということが知りたいというふうに思っているわけです。  その知るための方法はいろいろ...全文を見る
04月14日第147回国会 衆議院 外務委員会 第4号
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○河野国務大臣 ただいま議題となりました国際原子力機関憲章第六条の改正の受諾について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。  この改正は、平成十一年十月に、ウィーンで開催された国際原子力機関の総会において採択されたものであります。  この改正は、国際原子力...全文を見る
○河野国務大臣 議員お尋ねでございますが、日朝交渉はまさに七年半ぶりのことでございます。この交渉の再開に向けまして、本院議員村山富市元首相を初めとして、各党の議員の皆様方が訪朝されまして、今回のような国交正常化交渉の環境づくりといいますか、きっかけをつくられるために大変努力をして...全文を見る
○河野国務大臣 昨今の北朝鮮の国際社会に対します態度は、以前とは少し違ってきたように感じられるのは私だけではございませんで、国際社会の中でもそうした判断をする国はたくさんございます。そして、それは事実、ファクトとしても出てまいりまして、例えば、ことし一月に北朝鮮はイタリーと国交の...全文を見る
○河野国務大臣 私どもは、日朝交渉、日朝の政府間交渉を始めたということは、日本の政府と、北朝鮮の体制を認めて、北朝鮮の金正日総書記のもとでの体制との間に交渉を行うということを意味すると申し上げていいと思います。  私どもは、これまで政党間のやりとりもございましたし、さまざまなチ...全文を見る
○河野国務大臣 ダライ・ラマ氏の入国につきましては、過去にもダライ・ラマ氏は日本に入国をされた実績もございます。今回も、査証の発給の要件が整えば粛々と発給をされるということであろうというふうに思っておりまして、ダライ・ラマ氏は査証を受けて入国をされたというふうに聞いております。 ...全文を見る
○河野国務大臣 せっかくの御質問でございますけれども、そうしたことが足りるか足りないかというのは、具体的な問題にならなければ判断できないわけでございますから、今足りるか足りないかとおっしゃられても、御返事を申し上げることはできないのでございます。
○河野国務大臣 この問題はこれまでにも当委員会で御質問をいただきまして、私の考えを述べさせていただいたことがございます。  今、伊藤議員がお話しになりましたいわゆるポリティカルアポインティーという考え方、仕組みについて申し上げれば、国際的に見ましても、ポリティカルアポインティー...全文を見る
○河野国務大臣 御指摘のように、意欲、専門知識、能力、実績等の評価、まことに私もそう思います。意欲のない者が大使としてただそこにいるということであってはならないと思います。また、十分な能力を備えていなければなりません。そうしたことを十分考えて、先ほども申し上げましたように、適材を...全文を見る
○河野国務大臣 先般、ハンガリーの大統領が国賓として日本を訪問されました。御承知のとおり、ハンガリーにおきます日本の大使は民間から起用した大使でございます。経団連に勤めておられた方でございますけれども、ハンガリーの方々との話の中で、ハンガリーが今非常に強く求めておられるのは、ハン...全文を見る
○河野国務大臣 今のお尋ねは、事実関係がどうなっておるかという意味はどういう意味なのか、もう少し正確に述べていただけると答弁がしやすいのでございますが、この問題は、かねてから共産党が大変強い関心を持っておられて、昨今ではクエスチョンタイム、党首討論の場で、常に共産党の党首からはこ...全文を見る
○河野国務大臣 そのとおりでございます。
○河野国務大臣 これはこういうことだということを申し上げるのは大変難しい、また、厳密に言ってこうだと言えるような立場ではございませんが、我々として我々なりに推測をしたり観察をしたりしておりますところを申し上げれば、これは幾つかの理由があるのではないか。  それは、先ほども坂口議...全文を見る
○河野国務大臣 一つは、つまり国内を完全に掌握したということもあると思います。それからさらに、国際的な話し合いで十分話し合うことができるさまざまな準備ができ上がってきたのではないかというふうにも思え、そういうこともあるかもしれません。さらには、これも全く推測でございますからお許し...全文を見る
○河野国務大臣 これはどうもよくわかりません。少なくとも今回の南北会談には出席をされるというふうに聞いておりますけれども、それ以外のどこにでも出てきて陣頭指揮をするだろうというふうにまで私はまだ予測はできないのでございます。  ただ、他方、今、伊藤議員がいろいろお話しになりまし...全文を見る
○河野国務大臣 南北対話がまだこれから、六月に行うという今の時点で、余り早々とその場へそれがどういう影響を与えるかという議論をするのは少し早いような、少し期待値を上げ過ぎてしまうかもしれないので、我々としては少し慎重に見たいとは思っておりますが、いずれにせよ、先ほど来議員もお話し...全文を見る
○河野国務大臣 日米韓はそれぞれ相当綿密に打ち合わせをし、現状認識を、十分お互いの情報を持ち寄って認識の差のないようにしておりますから、もちろん、それぞれの国が持っている歴史的な経過とか、あるいはそれぞれの国が持っている目的とか、あるいは力関係とかというものが違いますから、三つが...全文を見る
○河野国務大臣 現在、何日にやるという予定は聞いておりませんが、しかし、当然、そうした協議といいますか、話し合いは行われることになるだろうと思います。それがどのレベルで行われるかということについてはいろいろなレベルがあろうかと思いますけれども、いずれにせよ、相互にといいますか、三...全文を見る
○河野国務大臣 六月に行われます南北対話は、それ以前にいろいろと準備のための会合が行われたり、いろいろなやりとりがきっとあるに違いないと思っております。また、私どもの行います日朝国交正常化交渉も、恐らくそれ以前に行えるものと思っておりますので、それらを踏まえてと申しますか、それら...全文を見る
○河野国務大臣 御承知のとおり、サミットは、メンバーでございます八カ国がそれぞれ持ちます関心事をお互いに事前に出し合って整理をして、そしてこういう問題について首脳の皆さんに特に議論をしていただこうというような準備段階の作業もあるわけでございます。その準備段階の作業もありますけれど...全文を見る
○河野国務大臣 私は、小渕総理が入院をされたというお話を、余り正確ではありませんが、二日の日曜日の午後十時前後に知ったというふうに覚えております。
○河野国務大臣 私はちょっと意見を異にいたします。  あの場合に、外務大臣が病床に立ち会うとか病院で意見を述べるということに実際問題としてなっただろうかと思うと、私が入院を即知らされたとしても、あれは午前一時何分かと伺いましたけれども、そのときに知らされたとしても、私が仮に病院...全文を見る
○河野国務大臣 まず、私が思いますことは、サミット議長国の議長という点を大変強調されますけれども、私はむしろ、日本の総理大臣がということの方がとりあえずは事は大きいんだろうと思います。  しかし、総理が入院をされてからの期間も内閣の機能はきちんと動いているわけでございます。政治...全文を見る
○河野国務大臣 現在の小渕前総理の御病状その他については、当然これは個人的なプライバシーの問題がございますから、つまり、今や公人ではないわけですから、そうしたことを求めることはできないと思います。  公人であった小渕総理の当時の状況についてどうすべきであったかということについて...全文を見る
○河野国務大臣 森総理は、サミットにかける熱い気持ちを持っておられます。それは、小渕前総理がサミットに対して万感の思いを込めて沖縄にその開催地を決めたということから始まって、サミットに対する小渕総理の強いお気持ちをそのまま継承すると言っておられるわけで、その点は御心配要らないと思...全文を見る
○河野国務大臣 在日米軍駐留経費負担の問題は、確かに議員が御指摘のとおり、アメリカの財政状況が非常に厳しいということもございました。しかし、それと同時に、日米安保条約の円滑な運用ということも考えているわけでございます。  今日、確かに、経済状況といいますか財政状況は、我が国の非...全文を見る
○河野国務大臣 この問題は、現在、事務レベルで協議を行っているところでございます。
○河野国務大臣 先般、私訪米をいたしましたときに、オルブライト国務長官などとこの問題について意見の交換はいたしましたけれども、そのときにも、現在は事務レベルで協議が行われているので、その協議の状況を見守ろうということを二人で言い合ったところでございますが、現在の時点では、双方課長...全文を見る
○河野国務大臣 在日米軍駐留経費負担の問題については、経済的な事情も当然勘案する必要があるというふうに私は考えておりますので、経済的な事情も勘案しつつ、この問題について議論をさせようということを私は申したと記憶しております。
○河野国務大臣 この在日米軍駐留経費負担問題について、廃止を提案したことはございません。それから、削減という方向性を示唆したこともございません。
○河野国務大臣 平成十二年の三月に行われました柳井駐米大使の定例記者会見を引用してのお尋ねだと思います。その記者会見あるいは記者懇談のメモがここにございますけれども、柳井大使は、削減するとは一度も自分は言っていないということを、米側に削減すると伝えているわけではないとあなたの話を...全文を見る
○河野国務大臣 今も申し述べましたとおり、私どもは我が国の経済状況が非常に厳しい状況にあるという認識を持っておりますから、こうしたことを勘案しつつ議論をしようと言っているわけでございまして、このことは、恐らく双方の共通の認識として、日本経済の現状というものは大変厳しいという認識が...全文を見る
○河野国務大臣 思いやり予算という言葉は公式に使われたことは実はないわけでございます。この思いやり予算という使い方は、ここで申し上げるまでもないと思いますが、いろいろな方がいろいろなことを考えて述べられたということはあると思いますけれども、外務省が公に思いやり予算というふうにこれ...全文を見る
○河野国務大臣 これは地位協定上当然に負担すべきものであるという意味であれば、そうではないと思います。  しかしながら、これらのことを負担することによって日米安保条約が非常に円滑に効果的に運用することができるという意味、そしてさらに、このことが衆参両院でお認めをいただいて、特別...全文を見る
○河野国務大臣 お答えをする前にちょっと申し上げますけれども、委員はどうも少し話が先へ先へ行き過ぎていて、この特別協定が二〇〇一年には切れる、切れてしまえばそれから先はなくなるということをおっしゃったわけですが、それは、なくなるかどうかはまだこれからということでございまして……(...全文を見る
○河野国務大臣 いや、私は当然だとは思いません。当然だとは思いませんが、大使のお書きになった文章では、つまり過去五年間の実績を見るといずれも〇・二五%以下だというファクツを、事実を述べておられるというふうに私は拝見をしたわけでございまして、それ以上のものでもない。  先ほどから...全文を見る
○河野国務大臣 経済事情も重要な要素であったというふうに思います。私は、経済的な事情がこの特別協定をつくるときの理由でなかったということを申し上げるつもりはございません。一つの要素であったことは否定できない事実だと思います。  しかし、それでは、財政的な事情だけがこの特別協定を...全文を見る
○河野国務大臣 財政事情は、議員のおっしゃるとおり、非常に厳しい状況にあることは私もそう思っております。しかし、そのことと我が国の安全を守るということとは、必ずしもそれを全面的にリンクさせるわけにいかないという部分があると思います。財政事情が厳しいから戸をあけっ放しでいいというわ...全文を見る
○河野国務大臣 具体的に何をやることがプラスになるかということについては、それぞれの政党にそれぞれの主張があると思います。  しかし、いずれにせよ、私が申し上げたいと思いますことは、南北対話というものが両国の首脳によって行われる、その結果として緊張が緩和されるということになると...全文を見る
○河野国務大臣 沖縄におります海兵隊の存在というものが、あのプレゼンスが周辺の安定に大いに役立っているという認識を私は持っております。これは御認識があるいは違うかもしれませんが、私はそういう認識でございまして、それ以上のことは申し上げるべきでないと思いますけれども、そうした周辺の...全文を見る
○河野国務大臣 イタリーの外務大臣が北朝鮮に行かれていろいろなことを言われたようですけれども、その中の一つに、孤立主義をもう捨てるべきだ、孤立主義では決してやっていけないぞということをディーニ外相は北朝鮮で言われたというふうに聞いております。  私は、今や北朝鮮は、我々から見て...全文を見る
○河野国務大臣 大体、伊藤議員がおっしゃるようなスケジュールで進んでいくのだろうと思います。  ただ、それは公式の会談がそういうスケジュールでございまして、例えば、南北の会談を行うということになれば、恐らく事前に相当予備的なと申しますか、準備のための会談が南北間で行われることは...全文を見る
○河野国務大臣 そうした点は十分気をつけていかなければならないことだと思います。同じ民族といいますか、同じ立場に立っておられたわけでございますから、我が国の対応が違ってしまうということは十分気をつけていかなければならない、そう思います。
○河野国務大臣 沖縄の持つ歴史、それは、十六世紀当時から大陸との間に盛んな貿易が行われて、その結果、非常に多様な文化も沖縄は持っている。そしてまた、そうした開放的な精神もそこにはあるということを考えますと、沖縄というところが、広く国際社会に向けた情報発信あるいはさまざまな問題を研...全文を見る
04月18日第147回国会 衆議院 安全保障委員会 第4号
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○河野国務大臣 少なくとも現時点では、米軍のこうした廃棄物については米軍において処理をするという考え方を我々としてはとっていってほしい、支持したいと思っております。  今下地議員のお話しになりました考え方は確かに一つのアイデアだと思いますが、少なくとも現時点におきましては、この...全文を見る
○河野国務大臣 御指摘のとおりでございます。  普天間基地の移設、移転につきましては、サミット以前から普天間基地周辺住民の非常に強い希望もあってこの問題は提起をされているわけでございまして、このことが、サミットと絡めて何か少しブレーキを踏んでいるのではないかというふうにお考えの...全文を見る
○河野国務大臣 下地議員の、いつもながら大変郷土を愛し、そしてまた未来を考えた御発言に感銘を受けております。  確かに、我が国を取り巻く国際情勢については、今議員がおっしゃいましたように、朝鮮半島の問題があり、一方で中国周辺の問題があり、単純化すればそういう二つの問題が極めて大...全文を見る
○河野国務大臣 現在の時点で、船に積んでカナダへ行くべく向かったわけでありますけれども、カナダで荷役を断られてシアトルに回って、シアトルでもさらに積みおろしが困難という状況になって、再度日本に向かいまして、けさ横浜港にその船は着いております。横浜港で現在一時的にこの荷物を積みおろ...全文を見る
○河野国務大臣 先ほども御答弁申し上げましたが、この廃棄物の処理につきましては、米側からの我が方に対します返事は、一カ月以内に再び搬出をする、一カ月以内ということを申しておるわけでございます。また、その行く先につきましては、日本以外の場所ということでございまして、その積み出し先に...全文を見る
○河野国務大臣 もう議員も御承知だと思いますが、今のPCB廃棄物の輸送の問題についてもう少し申し上げておきたいと思いますが、廃棄物を積んでカナダに向かいました船はパナマ船籍の船でございます。このパナマ船籍の船に積んだ廃棄物、これはPCB濃度が五〇ppm未満のものというふうに、私ど...全文を見る
○河野国務大臣 私どもが承知しておりますのは、船長は中国で、パナマ船籍の船だというふうに聞いております。  それからもう一点、今議員お尋ねでございましたので申し添えますが、今回輸送されております廃棄物の内容につきましては、使用済みの変圧器、オイル、それからブレーカー、それ以外に...全文を見る
○河野国務大臣 どういうものがどこまで情報開示の対象にし得るかということについては、もう少し検討をさせていただきたいと思います。  私、先ほど環境問題についての情報開示、あるいは環境問題についての検討が必要だということを申し上げましたのは、もう少し一般的な環境問題について申し上...全文を見る
○河野国務大臣 確かに、議員がおっしゃるように、この問題は、日米間の政治的な問題として私どもは考えなければならないと思います。基本的に、よき隣人関係を築くということはどういうことかということを我々も考え、米側にも考えてもらいたいという気持ちで米側と話し合いたいと思います。
○河野国務大臣 外務省にもそうした御提案が公式にあったという報告は聞いておりません。報道によって私は承知をしておりますが、直接アーミテージ氏からそうした提案が、公式、非公式いずれもございません。  以下、防衛庁長官御答弁のとおりでございます。
04月19日第147回国会 衆議院 外務委員会 第5号
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○河野国務大臣 今回の改正につきましては、今議員お話しのように、IOMの機構の簡素化と申しますか、速やかな意思決定が行えるようにするということが一つございます。さらには、分担金滞納国に対します措置、こういった点が今回の機構改革の中に盛り込まれているわけでございます。  御案内の...全文を見る
○河野国務大臣 御承知のとおり、IOMの予算というものは、管理予算とそれから事業予算と二つに分けられておりまして、管理予算は今お話しの分担金によって充てられておりますが、事業予算は加盟国からの拠出金、任意の拠出によって充てられているわけでございます。しかし、管理予算が加盟国からの...全文を見る
○河野国務大臣 今の御質問にお答えをする前に、ちょっとここに資料がございますので、前に戻りまして一言だけ申し上げておきたいと思いますが、一九九八年のIOMへの我が国の拠出実績は二百七十四万ドルでございますが、一九九九年の任意拠出は、それが千四百三十六万ドルということでございますか...全文を見る
○河野国務大臣 人種差別撤廃条約でございますが、その第四条に、「締約国は、世界人権宣言に具現された原則及び次条に明示的に定める権利に十分な考慮を払って、特に次のことを行う。」と書いて、(a)、(b)、(c)と三つの項目をそこに挙げてございます。しかし、我が国は、その(a)、(b)...全文を見る
○河野国務大臣 議員もおっしゃいましたように、表現云々というくだりは実は留保しているわけでございまして……(藤田(幸)委員「いや、前文は留保していませんよ」と呼ぶ)  失礼しました。ちょっと勘違いをいたしました。  今議員の御指摘は第四条の前段でございますから、留保はしていな...全文を見る
○河野国務大臣 先ほどから申し上げておりますように、第四条の(a)項と(b)項については、これこれしかじかの場合には処罰すべき犯罪であることを認めることとか、法律で処罰すべき犯罪であることを宣言することと、それぞれこの場合にはこうしろということが書いてあるわけでございますが、(c...全文を見る
○河野国務大臣 それを含めて研究をさせていただきたいと思います。  私どもの考え方としては、先ほども申し上げましたように、今回の御発言が、都知事の権限に基づく公権力の行使であるとか施策の遂行に該当すると解されないというふうに考えて、今申し上げた第四条(c)項が想定している事例と...全文を見る
○河野国務大臣 そこのところが議論のあるところだと思います。  御本人がその後何度かマスコミの前に出て、真意はこうであった、あるいはこう言ったつもりがこうとられたのだというようなことを繰り返し言われて、少なくとも真意はべっ視しようと思って使ったものではないのだということを言って...全文を見る
○河野国務大臣 議員もよくそこは御理解をいただいているところですが、IOMの機構の改革といいますか、簡素化といいますか、そういった問題、つまり、IOMは本来移民についてお世話をするという機構でございますが、昨今は大変大量の難民が移動をして、その大量の難民の移動のお世話にもう本当に...全文を見る
○河野国務大臣 それはもうそこに書いてあるとおり、私は、法律を遵守したい、遵守する義務がある、そう考えます。
○河野国務大臣 私は、シアトルのWTOの閣僚会議に出席をさせていただきまして、私が現実この目で見たWTOの会議は、やはり何といいましても先進国間の対立というものも一つありました。これは、例えば、非常に端的に申し上げて、アメリカと日本との間でアンチダンピングの乱用と申しましょうか、...全文を見る
○河野国務大臣 相当速いスピードで大きな変化があちこちで起こっているということは事実であろうと思います。それは、開発途上国が持つ非常な不安感というものはそうしたものであろうと思いますし、他方、例えばシアトルで大変大量のNGOが集まって議論がなされておりましたものの一つに、やはりア...全文を見る
○河野国務大臣 WTOは自由貿易体制を維持発展させるためにさまざまなルールをつくっているわけです。もし議員の御指摘のようなことがあるからWTOはだめだということになりますと、完全に二国間の交渉ということになりかねません。アメリカとグアテマラの二国間の交渉ということの方がいいか、あ...全文を見る
○河野国務大臣 いや、私は決して極端な例を申し上げているつもりはございませんで、WTO体制のもとで何とか世界的に、開発途上国の方々も先進国の人たちも、よりよい持続的な繁栄というものがもたらされる努力というものが行われる必要があるし、また、そのために有効なルールがそこでできることが...全文を見る
○河野国務大臣 シアトルの会議が時間切れということになりました最後の場面で、バシェフスキー議長は、今回は合意ができなかった、まことに残念であったということを言われると同時に、既にこれまで決まっている農業とサービスについては、来年速やかに二月からジュネーブで会議をスタートさせるとい...全文を見る
○河野国務大臣 私どもは、WTO協定の議論については包括的な議論をするべきである、どこか一カ所を取り上げて云々するということではなくて、包括的な議論の中でこれを行っていくべきだということを主張しているわけでございます。  もちろん、松本議員が御指摘のとおり、開発途上国の立場とい...全文を見る
○河野国務大臣 難しい問題ばかり三ついただきましたが、まず、未臨界核実験の問題は、核廃絶を願う人の気持ち、とりわけ我が国の多くの方々の気持ちからいえば、未臨界核実験が行われるということについて決してプラスの感情を持たないと思います。未臨界とはいえ核実験が行われる、そして、それは確...全文を見る
○河野国務大臣 ただいま議題となりました保存及び管理のための国際的な措置の公海上の漁船による遵守を促進するための協定の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明申し上げます。  この協定は、平成五年十一月にローマで開催された第二十七回国際連合食糧農業機関の総会に...全文を見る
04月20日第147回国会 衆議院 決算行政監視委員会第二分科会 第1号
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○河野国務大臣 外務省所管平成八年度決算につきまして御説明を申し上げます。  平成八年度外務省所管一般会計歳出決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。  歳出予算現額は八千八百六十二億四千九百七万円余でありまして、支出済み歳出額は七千五百五十九億五千八百五十二万円余、...全文を見る
○河野国務大臣 御議論を伺って、大変感銘をいたしました。アフガニスタンというと、私どももそうでございますけれども、世界的に見てまことに今厳しい状況の中におるわけでございます。そうした国に議員のような熱い思いを持っておられる議員が日本の議員でおられるということは、私は本当にうれしい...全文を見る
○河野国務大臣 私どもは国際社会の中で生きているわけでございます。国際社会が平和で繁栄をしていなければ、我が国は決していい状況の中で生きていくことはできないというふうにまず思っております。それから、我が国が現在こうして今日のような状況になっているということもまた、国際社会に感謝を...全文を見る
○河野国務大臣 私は、債務の帳消し問題には、いろいろ議論はありますけれども、代表的に二つの議論があるんだろうと思います。  一つは、もうここで一遍全部債務を帳消しにしてゼロからスタートしていかなければ、どんなに応援をしても、それが全部債務の返済に回るだけで、ちっともその国のプラ...全文を見る
○河野国務大臣 この重債務貧困国の問題は、ケルンのサミットでも大変重要なテーマとして扱われて、先進国の首脳が集まって、これはやらなきゃいかぬということを決められたわけでございます。  そこで、どういう方式をとるかという問題になるわけですけれども、その方式は、必ずしも全部の国が同...全文を見る
○河野国務大臣 私は、先ほど来のお話を伺っておりまして、藤田議員から、飯村局長が御答弁で申し上げたモラルハザードの問題に、モラルハザードは双方にあるのじゃないかということを御指摘になりました。まさに貸し手にもモラルというものがなければならないという御指摘は、恐らくそういうケースが...全文を見る
○河野国務大臣 沖縄サミットにおきます議題の整理は目下行われているところでございますが、少なくとも、私の知るところでは沖縄サミットは、二〇〇〇年という一つの節目の年である、これから二十一世紀をずっと望んで、広く国際社会の中で心の安寧とか、あるいは繁栄とか、あるいは安心とか、つまり...全文を見る
○河野国務大臣 サミットの議長として、当然、前回のサミットつまりケルン・サミットの議長から、いろいろな議論についての引き継ぎと申しますか継承があるということは事実であろうと思います。また、ケルン・サミットから九州・沖縄サミットまでの間にフォローアップとしてどういうことができたかと...全文を見る
○河野国務大臣 前段の、九州・沖縄サミットにおきます議論は、森総理は小渕総理の思いを一〇〇%継承したいという強いお気持ちがこの沖縄サミットに向けてあるというふうに私ども拝察をしておりまして、先ほど議員がおっしゃった小渕総理に対する申し入れは、恐らく、森総理がその申し入れは引き継い...全文を見る
○河野国務大臣 もうこれは議員もよく御承知のとおり、本来、法的には完全かつ最終的に解決済みだというのが日韓間の法律的な取り決めでございます。でございますけれども、今議員がお話しのように、この問題に関する限り、いろいろなケースがあって、本当にお気の毒な立場の方々もおられる、かなりた...全文を見る
○河野国務大臣 まことに御無礼なことを申し上げますが、きょうの委員会におきまして、松浪議員といい、藤田議員といい、また栗本議員といい、私にとりましては大変示唆に富むお話をいろいろと伺う本当にいい機会をいただいたことに、お礼を申し上げたいと思います。  とりわけ栗本議員におかれて...全文を見る
○河野国務大臣 我が国の議員の中にもイラク議員連盟というのがございます。このイラク議員連盟は、あの湾岸戦争当時、大変厳しい状況に立たされて、大変苦しい立場の中にあったということも、私の仲間が何人かその議連に入っているものですから、聞かされたことがございます。  しかし、そうした...全文を見る
○河野国務大臣 前段のイタリーのゾルジという人の問題でございますが、総理とお話し合いの中でそうした問題が出て、総理からも、政府部内で検討中というお答えをしたようでございます。事実、そのとおりであると私は思います。  正直、突然のお尋ねで、この問題、私は詳しく承知しておりませんの...全文を見る
○河野国務大臣 アジア留学生協力会は、私の記憶が間違いでなければ、外務大臣もなさった福田赳夫先生の肝いりで、呼びかけでと申しますか、著名な財界人もこれに賛同をされてつくった協会だと承知をいたしております。  今、議員がお話しのように、極めて意味のある仕事をしておられた。ただただ...全文を見る
○河野国務大臣 もうまことにお恥ずかしい事態と言うよりほかにないと思います。こうしたことが決してあってはならないというふうに思いました。
04月20日第147回国会 参議院 外交・防衛委員会 第10号
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○国務大臣(河野洋平君) 本委員会におきましては、これまで何度かこの問題についてお話を申し上げてきたところでございますが、本日機会をいただきましたので、改めて整理をして御報告を申し上げたいと存じます。  最近、日朝国交正常化交渉が約七年半ぶりに再開され、また北朝鮮と諸外国との関...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 会議に出席をした我が方スタッフの報告を聞きますと、会議におきまして先方からさまざまな発言がございますが、その発言の端々にそうしたことが感ぜられると。  例えば、拉致問題につきましても、我が方から拉致疑惑の解明というようなことを指摘いたしますと、先方から...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 今回の北朝鮮との交渉におきまして、御案内のとおり、我が方は韓米とともに北朝鮮に対する対応について十分政策的なすり合わせをいたしております。この日米韓三国によります協調した政策というものが北朝鮮政策の一つのベースになっていると考えていただいていいと思います...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 韓国政府から我が方には事前の説明がございました。それからまた、私はあのちょうど十日前ですか、直前に訪韓をいたしておりまして、韓国側首脳と会談を行った経緯がございます。しかしながら、韓国首脳との会談においてはこの問題は先方からは説明はございませんでした。ご...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 先ほど御報告を申し上げましたように、昨年あたりから北朝鮮は、例えば国連を中心に、北朝鮮外務大臣はしきりに多くの国の外相との会談を行っているという事実がございます。そしてまた、本年一月にはイタリーを初めとしてかなりの国と積極的な外交を展開しております。この...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) ちょっと言い落としましたが、私は北朝鮮の積極的な外交姿勢の中で、我々が相当しっかり見なければならないことの一つは、金正日氏がピョンヤンにある中国大使館を訪問したということが一つございます。北朝鮮と中国との関係というものが、どこまで相互の利害が一致している...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 朝銀の問題は、これは国内法規に基づいて設立された銀行でございますから、この問題についてどうするかという話は少し、外務省というよりは大蔵省か金融監督庁か……
○国務大臣(河野洋平君) どうも私が御答弁を申し上げる柄でないといいますか、能力がないといいますか、というふうに私は思っておりまして、これはやはり日本の金融監督庁なりがきちんとした法規、法令に基づいて処理をなさることでいいのではないかというふうに私は思います。
○国務大臣(河野洋平君) まず最初に、益田議員からペルー問題について御連絡をいただきまして、お目にかかってお話を伺うことがおくれておりましたことをおわびいたしますと同時に、大変御丁寧な総長からのお言づけ、感謝を申し上げたいと思います。  今お尋ねのKEDOの問題でございますが、...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 七年半の時の流れというものがさまざまな国際環境の変化というものを引き起こしたと思います。  それは例えば、ベルリンの壁が崩壊した直後のかなりまだ落ちつかない状況から、今やそうしたものが本当になかった、最初からなかったんじゃないかと思う人がふえてきたよう...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) ARFの参加につきましては、四月九日、コロンビアで行われた非同盟諸国会議、閣僚会議に際しまして、北朝鮮からタイに対してARF参加に関心があるという趣旨の発言があったというふうに私ども聞いております。まだ現在ではARFに正式な参加申請が来ているというふうに...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 前回も申し上げたと思いますが、私は、我が国は話し合いによって問題を解決するという方法を原則としてとってまいりましたし、これからもそうした姿勢を持っていくべきだというふうに思います。しかし、他方で、これまた繰り返し申し上げておりますが、日米韓という三国の政...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 結論を先に申し上げますと、今の時点、南北の首脳は統一ということを考えていないだろうと思います。それは、むしろ統一を望むよりも、平和を望むということに最大の眼目があるのではないかと。つまり、平和の定着といいますか、そうしたことを考えておられるのではないかと...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) お言葉でございますけれども、ダライ・ラマの入国について、もし中国側に意見を聞けば、ダライ・ラマの入国を認めるなと中国側は言うに違いない。私は、そういうわけにはいきませんと。ビザの申請があって、きちんとした手続が踏まれれば、私は入国を認めますということを申...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 私が承知する限り、ダライ・ラマ十四世は環境問題を講義する、あるいは宗教について講義をするために、それが入国の目的だということでありましたから、結構ではないですかと申し上げているわけで、その渡航目的のとおり行動されることについて、我々はそれに対して、何とい...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) ダライ・ラマ十四世が日本に来たら自動的に外務大臣が会うというものでもないのではないでしょうか。つまり、どういう目的で、例えば外務大臣に対してどういう目的で会いたいというお話があれば、そこはそこで検討するということになると思いますけれども、ノーベル賞をとっ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 前回も佐藤議員からそうしたお話がございました。私どもも、邦人保護という立場は我々に与えられた重要な責務でございますから、この問題を軽んずるつもりは毛頭ございません。  ただ、先方は先方の法令で、言ってみれば勾留をして取り調べをするというようなことを言っ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 二つ申し上げたいと思います。  最初の杉嶋氏の問題につきましては、議員から日朝交渉のたびに言えと、こういう御指摘でございますが、日朝交渉は一回ずつ相当間の長いものでございますから、むしろ私は北京の大使館を通じて話し合うということの方が話し合いのインター...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 食糧不足の現状が一体どういうことからきているか、もう構造的に足らないものなのか、あるいはそれが自然災害によってひどく足らなくなっているものか、あるいは肥料とか農業機械とかいうものを持っていけば自助努力というものがそこで生まれて、その結果、食糧の自給はでき...全文を見る
04月21日第147回国会 衆議院 外務委員会 第6号
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○河野国務大臣 小渕総理の突然の御病気ということで森新総理が誕生いたしました。森新総理もまた、小渕総理の気持ちを体して、その考え方を継承して、ひたむきに我が国が国際社会の中で信頼される国になるための努力を続けていかれる、こういうお気持ちでございます。  さらに、ことしは、九州・...全文を見る
○河野国務大臣 我が国経済が台湾との間にさまざまな関係を持っている、日本のメーカーが台湾に工場を移したというようなことはよくあることでございます。台湾経済の中に占める日本経済の影響力というものは非常に大きい。もちろん、逆もまたそうだと思います。しかし、一方で我が国は、日中関係とい...全文を見る
○河野国務大臣 李登輝氏の訪日について、これが私人としてと議員はおっしゃいますが、一体、私人というものをどういうふうに見るかということも、よく考えなければならないと思います。この問題については、十分注意深く考える必要があるだろうと思います。  今ここで余り細かい具体的なことを申...全文を見る
○河野国務大臣 二十九日に森総理は訪ロをされまして、五月の一週目には大統領として就任式を迎えるプーチン氏と会談をすることになりました。  これは、ちょうど我が国が、小渕総理の病気ということで新しい総理が誕生するかしないかというぎりぎりの場面に、モスクワ行きの飛行機の中におられた...全文を見る
○河野国務大臣 日曜日でございますから、四月二日でございますか、日曜日の午後、というよりは夜十時前後だったと思いますが、電話で、入院をされたという報告をたしか聞いたと記憶しております。
○河野国務大臣 全く非公式なルートでございまして、名前を申し上げることはお許しをいただきたいと思います。
○河野国務大臣 在日外国人の方々に地方参政権を付与するという問題につきましては、かねてから大変議論になってきております。今、議員おっしゃいましたように、三党合意の中にもそのことがたしか書き込まれておりまして、三党間でさまざまな議論が行われていると承知しております。  この問題は...全文を見る
○河野国務大臣 選挙制度の問題でございますから、選挙制度を担当する部署が積極的に作業をしていただくことが重要でございますが、今議員がまさにおっしゃいましたように、外交的な問題としても十分かかわり合いのあることでございますから、私どもとしても、意見を求められれば意見を申し上げる必要...全文を見る
○河野国務大臣 議員御指摘の件につきましては、政府といたしまして、当時のレバノン政府関係者などに対する照会を実施したり、各国の報道を調査したりしてまいっております。  その結果、レバノン政府が在レバノン北朝鮮通商代表部に抗議を行ったことは事実でございますが、北朝鮮側からはこれに...全文を見る
○河野国務大臣 今お尋ねの韓国の関係でございますが、政府といたしましては、韓国政府との間で必要な情報の交換を行っております。  もちろん、一口に拉致といいましても、さまざまな形態があり得るため、我が国政府が拉致の疑いがあると判断している七件十名の事案と単純に比較することはできま...全文を見る
○河野国務大臣 外務省として、日本や韓国のケース以外に、我が国政府が拉致の疑いがあると判断している七件十名の事案と同様の意味における拉致問題があるかどうかということについて、こういう問題が存在しているという情報は今のところ持っておりません。
○河野国務大臣 我が国と北朝鮮との間には正常な国交がないわけでございます。そういう状況下において、しかも我が国の現在の状況を考えれば、ほかにどういう方法があるかということはなかなか考えにくいわけでございまして、我が国としては、まず北朝鮮との間の正常でない関係を正常化するという大き...全文を見る
○河野国務大臣 日本国民の世論といいますか、感情といいますか、そういうものを私は十分承知しておるつもりでございます。しかし一方で、先ほどから申し上げておりますように、日本と北朝鮮との間の正常でない関係を解決するということも、これはまた重要な問題だと思います。  こうした問題を放...全文を見る
○河野国務大臣 当然持ち出すつもりでおります。
○河野国務大臣 ニューヨークにおきます米朝会議におきまして、今議員がお話しになりました、リストから外せという北朝鮮側の提案に対して、アメリカ側は、日本における拉致問題が北朝鮮をリストから外すために大きな問題の一つだということを指摘したというふうに承知しております。
○河野国務大臣 ことしの一月にイタリーを訪問いたしまして、日・イタリー関係について話をいたしました中で、私は、北朝鮮との関係について取り上げて話をいたしました。ちょうどイタリーは北朝鮮との間の国交の正常化を行うという場面でございましたので、イタリー外務大臣は、自分は近々訪朝するつ...全文を見る
○河野国務大臣 でき得る限り、我が国とのよい関係を持つ国々に対して、この問題の理解を得て力をかしてもらいたい、こう考えて、私から積極的にお話をしているところでございます。  今議員御指摘のように、残念ながらまだ具体的な形になっておりませんけれども、私は、国際世論を形成する、そし...全文を見る
○河野国務大臣 政府としては、できるだけのお手伝いをいたしたいと思っております。議員も御承知のとおり、国連の人権擁護機関等への申し立ては個人がするということになってございますので、個人がこういう申し立てをするというのはそう簡単ではないと思います。助言をしたり、あるいはまた提起手続...全文を見る
○河野国務大臣 十八日に本件船舶が横浜に到着をいたしまして、同日夕刻、横浜市内の米軍施設・区域へ移送され、現在、同施設・区域内にて適切に保管をされているというふうに承知しております。
○河野国務大臣 私どものところに参っております報告は、コンテナに収納されているわけでございまして、そのコンテナは横浜のノースドック内に置かれているということでございますが、この廃棄物は、風雨にさらされることがないよう厳重にこん包の上、コンテナの中で適切に保管されており、安全上の問...全文を見る
○河野国務大臣 相模総合補給廠を含め全国の米軍施設・区域内に保管されているPCBを含む変圧器の数については、米側からの詳細な情報には接しておりませんが、在日米軍は、PCBを含む廃棄物を管理する場合には、厳格な環境管理基準に基づき、我が国の一般の保管者と同様に、安全かつ適切に保管し...全文を見る
○河野国務大臣 恐らく、その当時御答弁を申し上げましたとおりに、順次日本から日本以外の場所に移すということで、今回もまた百トンと言われる量のものが船積みをされたものと思います。  今議員がお話しになりました二千五百基云々という数字につきましては、今手元に資料がございません。申し...全文を見る
○河野国務大臣 私が承知しております限りにおきまして、在京米大の担当官から、相模総合補給廠にあるPCB含有廃棄物の総量は約百二十トン、そのうち今回搬出されたもの約百トン、こういうふうに口頭説明を受けております。
○河野国務大臣 PCB含有物が相模総合補給廠で保管されているか等については、平成十一年三月四日、防衛施設庁を通じて米軍に照会をしておるわけでございます。米軍からは、同年十一月十日、同施設のPCB含有物の保管については国防省日本環境管理基準に基づき安全な方法で適正に管理されていると...全文を見る
○河野国務大臣 我が国におきましても、PCB含有物資を保管する者は、生活環境の保全上支障のないように保管する義務が課せられているわけでございます。  従来より米軍は、我が国のこのような事情を踏まえて、PCBを含む廃棄物を管理する場合には、厳格な環境管理基準に基づき、我が国の一般...全文を見る
○河野国務大臣 沖縄県民の強いお気持ちを体して、私としてはできる限りの交渉を米側といたしたわけでございます。その結果、米側はこのたび嘉手納RAPCONについて返還を原則的に認めるということになりまして、今後はいわゆるテクニカルなといいますか技術的な問題、これは技術関係者の協議とい...全文を見る
○河野国務大臣 大変御無礼な申し方をして恐縮でございますが、議員に申し上げておきますが、私は、アメリカ側と交渉するときに、日本側の外務大臣として交渉に臨むわけでございます。アメリカ側の国務長官とは対等な関係で話をするのであって、お願いをするとか何をするとか、そういう交渉の仕方をす...全文を見る
○河野国務大臣 達増議員のお尋ねには幾つかのポイントがあると思いますが、まず申し上げたいと思いますことは、サミット議長として森新総理が議長席に座られて議長職に当たられることについて、総理御自身も私どもも全力を挙げて、円滑に作業が進むように努力中でございます。  G8メンバー国は...全文を見る
○河野国務大臣 そのとおりです。  今、達増議員がおっしゃるのは、官房長官、外務大臣云々という順位を今度はつけたわけですけれども、これは森内閣が順位をおつけになったわけでございまして、小渕内閣の当時にはそうした順位はなかったわけでございます。したがって、どういう順番で情報が進ん...全文を見る
○河野国務大臣 議員の思いといいますか、議員が描いておられるアジアの将来像という意味では、私は大変敬意を持ってお伺いをいたします。  しかし、先進国首脳会議というものの性質、性格をどう考えるかということもまた重要だろうと思います。先進国が八つ集まっていろいろ議論をして、開発途上...全文を見る
○河野国務大臣 先ほども御答弁申し上げましたが、相模総合補給廠にあるPCB含有廃棄物の総量につきまして、在京米大は百二十トンと、口頭でございますが説明をいたしておりまして、今回そのうちの百トンを船に積んだというふうに言っておるわけですから、残りは二十トンというふうに見ていいのだと...全文を見る
○河野国務大臣 神奈川県知事、横浜市長、相模原市長からの手紙をまさに受け取りまして、ここにも持っておりますが、この中で、搬出されたPCBが戻ってきた、戻ってきたものについて米国政府の責任において適正に処理するよう申し入れろ、こういうことがまず最初に書いてございます。これはきちんと...全文を見る
04月21日第147回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号
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○国務大臣(河野洋平君) 中川議員のお話を伺っておりまして、本当にうれしく存じます。  私もあの当時のことを思い出しますと、随分多くの都市が、東京以外でサミットを開催するという考え方が伝わりますと、手を挙げてその誘致に大変取り組んでおられた中で、北海道選出の中川議員が沖縄がいい...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 議員御指摘のとおり、アジアで行われますサミットでございますだけに、小渕前総理はぜひここでアジアの声をこのサミットに反映させたいというお気持ちが強かったと思います。  そうしたことを踏まえて、小渕前総理はUNCTADの会議でございますとかその他アジアで行...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 中国がG8に参加をするかどうかという議論は、実は最近はございません。  少し以前にさかのぼりまして、非公式にとあえて申し上げますが、中国をサミットに参加させることについてどうかという議論を、私はG8メンバーの外務大臣と、全く個人的にしたことがございます...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) G8サミットという、今申し上げました先進国の首脳が集まりますこの会議、しかも今回はまことに二〇〇〇年という、先ほどお話がありましたように節目の年でございます。それだけに多少気負いもございまして、議論はでき得べくんば二十一世紀をずっと視野に入れて、これから...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 今月の初めに小渕前総理の特使として鈴木議員がモスクワを訪問されてプーチン次期大統領と会談をされる、これは小渕前総理からもプーチン氏に、自分の特使を向けるので手紙も持たす、よく話を聞いてくれということを直接電話でも言われて、そして鈴木特使が行かれたわけです...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 森総理としてはG8の議長としてG8メンバーにはG8の折に初めて会うということでない方がいい、これは橋本元総理からのアドバイスもあって、G8の会議の前にはとにかくメンバーとは事前に会っていろいろ話をしておくことが大事だという御忠告もあったというふうに伺って...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) いろいろ御経験を交えての御忠告をいただきましたことを感謝いたします。いろいろ考え方があるのだと思います。  私は、先般来より、総理が行かれる前におまえが行ったらどうだとか、もう少し外相同士で事前の打ち合わせが必要ではないかとかいろいろな御意見も伺ってお...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 基本的なことを申し上げますと、チェチェン問題はロシアの内政問題だということが基本的な認識でございます。しかし、内政問題とはいえ、その解決の仕方によっては多くの市民を巻き込むということになりかねません。そうした多くの市民を、市民の人権というものを全く無視す...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) ちょっと戻りますが、チェチェン問題については私どもも、先ほど申し上げましたように、人道的な問題、見地から懸念を持っておりますということを伝えましたが、ロシア側の認識は、少なくとも自分たちはテロリストを何としても根絶したいという気持ちを持っていると。ロシア...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 私も官房長官と同じ気持ちでございます。  沖縄は、十六世紀以来、アジアの国々との交流が極めて盛んであったところでございます。中国大陸とも朝鮮半島とも、あるいは遠くアジアの国々とも交易の拠点となっていた歴史もございます。さらには、先ほど来お話がございまし...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) このたびのPCB問題といいますか、相模総合補給廠にございましたPCBが残留している、これは日本製の変圧器と聞いておりますけれども、これらを含む廃棄物がパナマ船籍の船に積まれてカナダへ行ったということを承知いたしております。  カナダの国内法によりますれ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 今、議員は恐らくスターズ・アンド・ストライプス紙の記事から引用をされてお尋ねだろうと思いますが、私どもも在京米大担当官に確認をいたしておりますが、在京米大の担当官からは、相模総合補給廠にあるPCB含有廃棄物の総量は百二十トンである、そのうち今度搬出された...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 日本全国にどのくらいあるか、こういうお尋ねだと思いますが、これは実はまだ確認ができずにおります。これらの数字につきましては、確認方努力はいたしますが、現時点におきましては、まだ先方からこれまでございました説明の中にはその数値はございません。
○国務大臣(河野洋平君) 委員会で御報告を申し上げるほど確たるものを持っておりません。まことに申しわけありませんが、確認した数字というものは御報告、現在できません。
○国務大臣(河野洋平君) いや、実はそこまで私どもは米軍に確認をしておりません。百二十トンのうち百トンを船に積みましたけれども、残りの二十トンも都合のいい船便があればそれに積むつもりであるかもしれませんし、もちろん議員がおっしゃるように濃度が高いために積み出す先を別にしなければな...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 私どもとしては、いつも申し上げていることでございますが、日米合同委員会の枠組み、特にこの枠組みの中で委員会のもとに設けられております環境分科委員会というのがございますが、この環境分科委員会などを活用して米側と意見交換をこれまでも行ってまいりましたし、今後...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 恐らく多少の移動がある、出入りがあるということもあろうかと思います。したがって、どこの時点でどういう数字がつかめるかということについて検討をしてみなければしかと申し上げかねますが、できる限り努力をしてみたいと思います。  ただ、この問題はPCBの含有量...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 動きやすいかどうかということですね。
○国務大臣(河野洋平君) お尋ねの問題にまず申し上げますが、カナダが引き受けなかった理由は、本来カナダは、カナダの国内法上五〇ppm以下は輸入規制の対象にはならないということであったわけでありますが、アンダーソン・カナダ連邦環境相が、カナダ政府としては積み荷がカナダの環境基準を超...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) そこまで私が指図をするという立場ではございません。私は、アメリカに対して、一カ月以内に持ち出しますというアメリカのその約束が実行されるということを確認するという立場でございます。
○国務大臣(河野洋平君) このPCBを一カ月以内に持ち出すべしということを日米間で話し合いましたのはもちろん外交ルートでございます。かなり高いレベルの外交ルートと申し上げていいと思います。東京でもワシントンでも双方で申し入れをきちっとしております。
○国務大臣(河野洋平君) 外交ルートを通じてきちっとした申し入れをいたします。
○国務大臣(河野洋平君) 今、官房長官御答弁のとおり、環境アセスは現在行われているというふうに聞いております。  かねてから沖縄の問題につきましては、豊かな自然というものに十分配慮がなされるべきだというふうに考えておりまして、そうしたことをしっかりと踏まえて事態が進んでいくよう...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 照屋議員がお話しになりましたように、地理的には極めて近い距離にあるわけでございますが、これまで近い距離にありながら人の往来というものはなかなか頻繁にというわけにいかなかったわけでございます。しかし、今回大型の訪朝団が北朝鮮に向けて出発をされるというお話を...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 確認しておりません。
○国務大臣(河野洋平君) 伺いましたので、確認をしたいと思います。
○国務大臣(河野洋平君) そうした義務はございません。ただ、先ほど私が申し上げたのは、そうした義務はないけれども、これは本来原状回復をすべきものである、そういうことを申し上げたわけでございます。  今、照屋議員から、特定の地域を明示して、あそこはやっていないではないかという御指...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 在日米軍は基本的に我が国の法令の適用は受けないということになっておりますけれども、我が国の法令を尊重する義務というものはございます。  しかし、今、議員がお話しになりましたように、環境問題という極めて重大なと申しますか、重要な問題がここにございます以上...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) お考えはよくわかります。私も議員のお考えを共有いたしております。方法論について少し検討をさせていただきたいと思います。
04月24日第147回国会 衆議院 予算委員会 第15号
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○河野国務大臣 菅議員からいろいろ中国、台湾について御発言がございましたが、我が国政府は日中共同声明の精神というものを踏まえてこの問題には対処しているわけでございまして、このことは我が国の政府が一貫してとっている態度でございますから、これについてあれこれおっしゃられても、それは従...全文を見る
○河野国務大臣 私的な電話について一々申し上げるつもりはございません。
○河野国務大臣 閣僚間で電話があることはよくあることでございます。いろいろな問題について電話がございます。  私が小渕首相の状態を伺いましたのは、公式には青木官房長官の記者会見でございます。
○河野国務大臣 菅議員は、公的なものと私的なものとの区別が私の物差しとはどうも違うようでございます。私どもは、例えば大蔵大臣といわず、その他の閣僚ともいろいろな電話連絡はございます。私的なものもありますし、公的なものもございます。  今回、四月の二日に電話があったかと、外務委員...全文を見る
○河野国務大臣 普天間の基地の移転の問題につきましては、議員も御承知のとおり、沖縄県知事あるいは名護市長等の御判断、これが極めて重い御判断であったと思いますが、こうした知事、市長の御発言等を政府としては重く受けとめて、このお気持ちを十分体して、そして閣議で行いました閣議決定という...全文を見る
○河野国務大臣 小渕総理のとき以来サミットの準備にかかわってまいりましたので、私から御答弁をさせていただきたいと思います。  沖縄で開かれますサミットは、二十一世紀を視野に入れて節目の年、しかもアジアの一角で開かれるサミットということで、大変重要な意味を持つサミットである、これ...全文を見る
○河野国務大臣 岸・ハーター、藤山・マッカーサー、岸・ハーターは交換公文でございます、藤山・マッカーサーは口頭了解でございますが、いずれも昭和三十五年に行われているものでございます。  これはもう議員十分御承知のとおり、岸・ハーター交換公文を説明するものが藤山・マッカーサーの口...全文を見る
○河野国務大臣 まず、先ほどの私の御答弁を委員長は少し誤解しておられるといけませんので、もう少し説明をさせていただきますが、私は、昭和四十三年、一九六八年に文書にして国会にお出しをしたということを申し上げました。これは日本の外務省と国会との間の問題であって、日本の政府とアメリカと...全文を見る
○河野国務大臣 御質問でございましたから、御答弁だけさせていただきたいと思います。(発言する者あり)委員長からの御質問でございますから、御答弁だけさせていただきます。(発言する者あり)
○河野国務大臣 御答弁だけさせていただきます。(発言する者あり)
○河野国務大臣 委員長は、三十数年間云々というお話をされましたけれども、現在、日米関係は、信頼感に基づいて、日米安保条約をもとにして我が国の安全保障もやっている。そういう日米関係において、三十数年間も、委員長がおっしゃるようにうそを隠し続けるなどということがあるはずがない。どうぞ...全文を見る
○河野国務大臣 議員御承知のとおり、普天間飛行場の移設問題は、サミット以前から、普天間基地周辺住民の非常に強い要望があって、ぜひ一刻も早く移転してほしい、こういう希望に基づいてこの移転問題というのはテーブルにのったものでございますから、サミットと関係づけて考えるということは適当で...全文を見る
○河野国務大臣 SACOの最終報告につきましては、これはたくさんございますから、誠実に一つ一つ実行し、具体化いたしております。  今御指摘の普天間飛行場の移設につきましては、地元からいろいろな要望、要請が来ております。これは私どもは重く受けとめております。しかし一方で、国際情勢...全文を見る
04月25日第147回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○国務大臣(河野洋平君) かねてからアメリカといろいろ話をいたしておりますときに、私はアメリカに対して、我々はお互いに米中というものが平和裏に話し合ってお互いが持っている問題を解決してもらわなければ困るねと、アメリカも全くそのとおりだというような話し合いをいたしました。  それ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 環境問題とりわけ有害物質の保管に当たりましては、適切な保管をするということでなければならないと思います。そのことはしばしばこちらからも米軍に言っておりますし、今、厚生大臣からお話がございましたが、今回もまた、米側に対しまして現状その他についての報告を要請...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 相模補給廠につきましては、百二十トンのPCBを含みます有害物質があるという情報を受けております。  そして、その百二十トンのうちの百トンが、今、議員がお話しになりましたように船に積まれて日本から持ち出されたということになっておりますが、その船は、今お話...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 政府といたしましては、これまでのところ、相模総合補給廠に御指摘のようなPCB油が保管されているとの情報には接しておりません。  いずれにしても、政府としては、相模総合補給廠に保管されているPCBを含む廃棄物に関し、現在さらに米側に情報提供を求めている段...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 私も、議員が今御指摘になりましたように、この問題は大変な不安を市民に与えていると思います。そして、それはただ単に不安にとどまらないかもしれないということがあればこれは大変なことでございますから、できるだけ早く日米合同委員会その他の枠組みの中で日米地位協定...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 厚木基地で行われておりましたNLP、夜間の飛行訓練でございますが、これは議員御承知のとおり、硫黄島に練習場をつくりましてそちらで練習をやってもらうということでございました。  現在は、以前に比べますと八〇%前後の練習が硫黄島に移っているという数字が出て...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 照屋議員の質問の答弁が一カ所、私の勘違いで間違えておりました。  アクロバット飛行につきましては、既にこれは中止しております。あと、展示飛行というショーがございますが、これについて協議をいたしているところでございます。
04月26日第147回国会 衆議院 外務委員会 第7号
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○河野国務大臣 私は、食べ物で何が好きかと言われれば、すしといつも答えておりますが、そのすしの中でもとろが好物でございます。
○河野国務大臣 今、議員が御指摘になりましたホンジュラスあるいはパナマ、こういったところが非常に問題のあるところでございますが、今日までのところ、パナマ、ホンジュラスが近くこの協定を締結するという情報には、残念ながら接しておりません。
○河野国務大臣 先ほどから議員お話しのように、水産資源と申しますか、とりわけマグロが注目を浴びているところでございますが、こうした水産資源をいかにして守るかということは、その水産資源に頼っている国あるいはその水産資源の大きな消費国、それからまた水産資源そのものを守ろうという気持ち...全文を見る
○河野国務大臣 議員も十分御理解をいただいておりますように、何としてもこの資源を保護しなければならない。我々の時代にとり尽くして、食べ尽くしていいというものではありませんから、何としても資源保護ということをやらなければならない。そのために多くの国が集まって本協定もつくって、そして...全文を見る
○河野国務大臣 この協定自体が消費者の利益を保護するということを目的にしているわけでございます。その消費者の利益保護を目的とする本協定が、議員が御心配のように、運賃の値上がりということで消費者に最も不利益をしわ寄せするようなことがあってはこの協定の意味がないという御指摘は、私もよ...全文を見る
○河野国務大臣 先ほども申し上げましたように、本協定の目的でございますけれども、公海における保存、管理というものをしっかりやろうということがこの協定の目的でございまして、そのために現在の状況を改善する努力というものがなされなければならないと思います。  議員もおっしゃいましたよ...全文を見る
○河野国務大臣 横道にそれるつもりは全くありませんけれども、消費者の問題というものを別にしてと議員おっしゃいますから、私もそのつもりで、実は消費者にとってみれば、私は決していいことだと申し上げているのではありません。いいことだということを申し上げようとしているのではありません。一...全文を見る
○河野国務大臣 一つは、やれるかどうかという問題がございますから、一概にそうすべきだというふうに私は申し上げませんが、したがって、先ほどから自主的な規制ができればということを繰り返し申し上げているわけです。  これはもう議員もよくおわかりの上で言っていらっしゃるようでございます...全文を見る
○河野国務大臣 大変いろいろなことをおっしゃるので、十分御答弁ができるかどうかわかりませんが、まず最初に議員は、仕事が遅いじゃないか、なぜこんなに何年もほっておいたのだ、こういうことをおっしゃられたわけでございます。確かに私も、平成五年に採択されたものでございますから、もう七年も...全文を見る
○河野国務大臣 時間が過ぎておりますので、ごく簡単に申し上げたいと思います。  議員の御質問の第一は、御指摘のような事件に起因する場合であっても、無過失責任による賠償責任を負うことになります。  第二の問題は、戦争行為または武力紛争云々ということの定義いかん、こういう御質問で...全文を見る
○河野国務大臣 国際化時代にふさわしい玄関口を整備するということは、何も一つと限らないわけでございますけれども、最も重要なことだと思います。  運輸省が、昨今、海外へ出ていく人はたくさんいるけれども外国からのお客様が極めて少ない、海外から日本を訪問する人たちをもっとふやしたいと...全文を見る
○河野国務大臣 ただいま議題となりました就業が認められるための最低年齢に関する条約(第百三十八号)の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。  この条約は、昭和四十八年六月にジュネーブで開催された国際労働機関の総会において採択されたものであります。...全文を見る
05月09日第147回国会 参議院 外交・防衛委員会 第13号
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○国務大臣(河野洋平君) ただいま議題となりました国際原子力機関憲章第六条の改正の受諾について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。  この改正は、平成十一年十月にウィーンで開催された国際原子力機関の総会において採択されたものであります。  この改正は、国...全文を見る
05月10日第147回国会 衆議院 外務委員会 第8号
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○河野国務大臣 松本議員はILOの問題は御専門でございますし、かねてからこの問題に大変な深い御関心をお持ちでございます。  先ほどお話がございましたように、分科会でも御質問をいただいたことを私も記憶をいたしておりますが、ただいまの御質問は大変多岐にわたっておりまして、答弁漏れが...全文を見る
○河野国務大臣 議員御指摘のとおり、この百八十二号条約の批准は極めて重要なものだというふうに私どもは認識をいたしております。議員がお話しになりましたように、児童に対する最悪の労働というものを課するということについて、これを放置することは決してするべきでない行為というふうに考えてお...全文を見る
○河野国務大臣 先ほどから申し上げておりますように、我が国政府としては、百八十二号条約につきまして、この重要性、この意義を認めて速やかに批准の作業をいたす決意を持っておるということは、この場で繰り返し申し上げておきたいと思います。  児童の問題につきましては、森山議員がここにい...全文を見る
○河野国務大臣 大変多数の御質問をいただきましたが、時間がございませんので、恐縮ですが、ごくごく簡単にお答えをさせていただきたいと思います。  そもそもこの手のものは二国間の協定でございますから、先方の都合というものもあるわけでございまして、我が方の都合だけで、我が方の希望だけ...全文を見る
○河野国務大臣 これはもう議員がよく御承知のとおり、極めて重要な、労働関係の根幹をなす労働基準法というものがございまして、釈迦に説法でございますけれども、この労働基準法を改正しなければこれらの条約との整合性ができないという状況になると、その都度労働基準法の改正がお願いできるのかど...全文を見る
○河野国務大臣 確かに、この労働問題について我々は本当に真剣に取り組む必要があるというふうに考えております。  しかし、それぞれの国にはそれぞれの国情と申しますか、その国が持っているさまざまな条件というものもあるだろうと思います。私どもとしては、いずれにせよ、今議員がおっしゃい...全文を見る
○河野国務大臣 私としては、まだ大変多く残されている、先ほども御質問にお答えをいたしましたが、七十本近い条約が批准のための作業をしなければならないものとしてあるわけでございますが、これらのものにつきまして、関係する省庁等から、これは早急にやってもらいたい、あるいはこれをやらなけれ...全文を見る
○河野国務大臣 いずれにしても、百五号につきましても百十一号につきましてもまだ問題が残っているというふうに認識をいたしております。  百五号につきましては、国家公務員の争議行為の問題というのは、これはもう従来から指摘をされているわけでございまして、こうした問題についての国内にお...全文を見る
○河野国務大臣 努力をいたします。
○河野国務大臣 残念ながら読んでおりません。
○河野国務大臣 先ほどから繰り返し申し上げているわけでございますが、各省庁間の連絡を密にして、こうした問題をどう解決するかというための答えを出すべく努力をしなければならないというふうに思っております。事態がどういう状況で起こり、どういう状況になっていったかというようなこと等につき...全文を見る
○河野国務大臣 そうしたことはあってはならないことだというふうに考えます。
○河野国務大臣 議員のお考えは、それが実現できれば大変いい制度だと言えるかもしれません。しかし、現実問題、そうしたことが実現できるかどうか。それぞれの国にはそれぞれの国の財政状況もございましょう、経済力もございましょう。大変違う財政力、経済力を持っている国から国へ就労のために一時...全文を見る
○河野国務大臣 当初からこの問題にかかわってきたスタッフに聞きましても、こうした構想といいますか、こうした考え方で先方と話し合ったということは余り記憶がないようでございます。  私も、議員から今お話があって、掛け捨て分が先方の財源になるではないか云々というお話は一つの考え方であ...全文を見る
○河野国務大臣 私は、きょう御提案を申し上げて、ぜひここで御審議をいただきたいと思っておりますこの案件は、いろいろな問題がまだあるというふうに思っております。しかし、できるものはやはり早くスタートをさせたいということも、一方でそういう非常に強い要求、要望もあるわけでございまして、...全文を見る
○河野国務大臣 先ほどから御指摘をいただいておりますように、この条約の締結がおくれましたことにつきましていろいろと御指摘をいただきました。御答弁を申し上げてまいりましたように、いわゆる基本的な労働法規でございます労働基準法の改正問題というのが一つあったことは、ぜひ御理解をいただき...全文を見る
○河野国務大臣 御指摘のリヨン・サミットにおきまして、いわゆる世界福祉構想のもととなるものが出たわけですが、これは当時の橋本総理が最もお得意の分野で、橋本総理はこのリヨン・サミットにおいて世界福祉構想の提唱に相当な役割を果たされたというふうに伺っているわけでございます。  この...全文を見る
○河野国務大臣 ただいま議題となりました万国郵便連合憲章の第六追加議定書、万国郵便連合一般規則及び万国郵便条約の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。  この追加議定書及び関連文書は、平成十一年九月十五日に北京で開催された万国郵便連合の大会議にお...全文を見る
05月11日第147回国会 参議院 外交・防衛委員会 第14号
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○国務大臣(河野洋平君) 議員からお話がございましたように、私は東チモールへ行ってまいりました。  東チモールの印象は、飛行機から見た感じは、大変美しい海と非常に緑豊かな島、しかし相当な山もあるという状況でございました。飛行場そのものは飛行機が十分着陸もできますし、飛行機から降...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 今、山本政務次官から申し上げましたが、今回の改正によりまして、これまでいずれの地域にも属していなかった、したがって理事国ともなり得ない、そういう立場のイスラエルにも理事国となる機会を、理論的には理事国となる機会が与えられるということになるわけでございます...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 御指摘のとおりだと思います。この改正の発効要件は、全加盟国の三分の二が自国の憲法上の手続に従って受諾をし、かつ各加盟国がいずれかの地域に割り当てるすべての加盟国の表を理事会が十分の九の多数により採択をした後、さらに総会が十分の九の多数によって確認をすると...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 議員御指摘のとおり、東西冷戦の終結後、先ほど森山議員の御質問の中で御指摘がございましたように、難民あるいは国内避難民の数というものは大変に激増しているわけでございます。こうした状況に対応するということのために国際移住機関を強化しなければならないということ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 今般の森総理の欧米訪問の中で多数の首脳と会談をしておられますけれども、私どもが伺っておりますところでは、この首脳会談の中で、特にクリントン・アメリカ大統領及びプロディ欧州委員長との首脳会談では、WTO新ラウンドの立ち上げに向けて御議論があったと承知をして...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 御指摘の我が国の米の関税化につきましては、唯一ウルグアイが異議を唱えているわけでございまして、このウルグアイが異議を撤回しないために譲許表の修正が実現していないということでございます。  ウルグアイは、関税の設定方法などの技術的観点からさらに検証したい...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 現在、具体的にどうということを申し上げる状況ではございませんが、しかし、今、議員が御指摘のように、非常に幅広い情報の収集ができるということは大変外交の充実といいますか、外交政策の充実といいますか、そういうことに資するものになるというふうに私ども考えており...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 議員御指摘のとおり、現在訪日中の唐家セン外交部長との間で昨日、日中外相会談を行いました。相当長時間にわたって幅広くさまざまな問題について議論をいたしまして、今、議員御指摘のとおり、サミットにつきましても、沖縄サミットにおいてG8メンバーと議長国として話し...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) まず、事実関係について申し上げたいと思いますが、今、議員が御指摘になりましたように、株式化という措置を中国側がとったことに対しまして我が方から中国側に対して、こうしたことは少なくとも事前に我が国に協議があってしかるべきであろうという旨、申し入れをいたして...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 民営化について私どももしかと調べておりますけれども、現在民営化された案件は北京首都空港のみということに少なくとも現時点ではそういうことになっております。  今、議員がお話になりましたように、ODAとしてこの二十年間におよそ二兆五千億前後の資金を中国に出...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 小泉議員は、先般の不破委員長の御質問に次いでこの問題をお取り上げになっていろいろお述べになっておられますが、小泉議員がおっしゃるような米国の公式文書と断定をされる根拠は何なのか。私どもは、そうしたものが米国の公式文書としてあるということは全く承知をしてい...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 私は、今申し上げましたように、この問題については日本サイドで、日本側で鈴木総理、明確に大平外務大臣とそうしたことはないということをはっきりと述べているわけでございまして、私はこの公式な発言というものを信頼するというのは、私の立場からすれば当然のことだと思...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 繰り返しになりますが、政府として、先般、不破委員長がお示しになったような文書については、小渕前総理も森総理もこれらについてコメントをしないというふうに申し上げているわけでございます。
○国務大臣(河野洋平君) これはもう明確に、核持ち込み問題に関する密約があるのではないかという御指摘に対してそうしたことはないということは、これはもう累次にわたって明確に述べております。
○国務大臣(河野洋平君) 繰り返し申し上げて恐縮でございますけれども、この問題については、つまりこの問題というのは私がまず申し上げたいのは、事前協議の問題につきましては、岸・ハーター交換公文、それから藤山・マッカーサー口頭了解、それだけが存在するのであって、それ以外名称、形式のい...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 私が申し上げた意味は、議員が先ほど来からお話しになっているものが事前協議に関する安保条約の関連取り決めについて最終的に決めた公式のものであるかということについて私は疑義を申し上げているわけでございます。  私は、今申し上げたとおり、もう長い間繰り返し累...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 議員にぜひ御理解をいただきたいと思いますことは、三十年、四十年経た今、記憶をたどっていろいろとお話をされるということも非常に大事なことだと思います。しかし、もっとその近くの時点で、日本の総理大臣が、外務大臣のこの発言、行動についてそうしたことはないとあれ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 議員の御発言ともちょっと思えない御発言で戸惑っておりますが、昭和三十五年、すなわち一九六〇年一月十九日に岸・ハーター交換公文が署名をされました。そして、藤山・マッカーサー口頭了解がそこであったわけでございます。  このことは昭和四十三年、すなわち一九六...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 委員長、一言だけ。  議員の御発言でございますから私は十分注意深く伺いましたけれども、先ほど申し上げました藤山・マッカーサー口頭了解の内容を国会にお出しをした後に、上記文書についてはアメリカ側から異存がないという旨の回答があったこともその後国会に報告を...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 北朝鮮が昨年後半から本年にかけて非常に活発に対外的な活動をしているということは御承知のとおりでございます。例えば一月にはイタリアと、今月八日にはオーストラリアとそれぞれ外交関係を樹立したり回復したりするという動きがございます。  他方、けさの新聞も報道...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 非核三原則をどうやって法律的に担保するかという議論は、確かに随分長い間あるというふうに承知はいたしております。  しかし、この問題は、法律的に仮につくったとしてもその法律の実効性をどうやって担保するかということが非常に難しくなるわけでございまして、むし...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 議員から御指摘の問題は、昨日会議の中で取り上げました。私どもからこの問題の本質についても指摘をいたしましたし、また、これは中国側ができるだけきちんと処理をしなければ、今後、世界各国の民間の投資というものは中国には出ていきませんと。つまり、投資環境というも...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 日を切っての御返事ではありませんでした。
○国務大臣(河野洋平君) 外交部長とのやりとりにつきましては、先ほど申し述べたとおりでございました。  この問題は、既に先方は破産をしているわけでございまして、その破産後の処理をどういうふうにするかということがこれからの問題だろうというふうに私は理解をいたしております。外銀を優...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 私ども政府といたしましては、中国のノンバンクに対する邦銀の債権回収にかかわる問題についてどういう態度でどういうかかわり方をしていくかということについて、今、議員御指摘がございましたが、よく考えなければならぬと思います。
05月12日第147回国会 衆議院 外務委員会 第9号
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○河野国務大臣 日米安保条約が効果的に運用されるためには、日本にある米軍の基地あるいはそれに付随するいろいろな施設、そういうものの利用もまたしっかりとできるようになっている必要があると思うのです。  しかし一方で、もう一つ考えなければならないことは、そうした米軍の人たちと日本人...全文を見る
○河野国務大臣 賢明な議員のことですから、御自身の頭の中では整理がついていることだと思いますけれども、G8サミット、八カ国が集まるサミットの場と日米の二国間の会談、これは明らかに性格を異にしているわけでございます。  八カ国、G8サミットで日本が議長国となって議論をするこの場は...全文を見る
○河野国務大臣 伺っておきます。
○河野国務大臣 大変御心配をいただいておりますことを、何とか議員の御指摘にあった作業がなされることを私も期待をしておりまして、今米軍の問題について、最初の御質問でございますから、事実関係をまずひとつ申し上げたいと思います。  五日に、アメリカの国防兵たん支援庁は、現在横浜ノース...全文を見る
○河野国務大臣 二つの御指摘がございましたが、最初のPCBの搬出の問題でございますが、先ほども御答弁申し上げましたように、米側は、五月十八日までに日本からウェーク島に移送する、十八日までにと言っているわけでございます。  確かに、今議員がお話しになりましたように、新聞報道等によ...全文を見る
○河野国務大臣 恐らく議員がお話しのものは、昨年三月にアメリカの国防省がアメリカ議会に対して提出した報告書ではないかと思いますが、これによりますと、日本には約二百二十八トンのPCBを含む廃棄物が保管されている、こういうふうに書かれているということを私ども承知いたしております。 ...全文を見る
○河野国務大臣 ちょっと順番が逆になりますが、十八日までに搬出するということは米軍が明らかにいたしておりまして、私どももその点については、約束は必ず履行されるであろうというふうに考えております。先ほど、一両日中もあり得るということを申し上げましたが、一両日中を含めて、十八日までの...全文を見る
○河野国務大臣 先般の森総理の訪米の折にワシントンで首脳会談が行われたわけですが、時間的には一時間ちょっとのことでございまして、広範な議論ということでございましたが、この問題についてもお話をされたというふうに聞いております。  今議員がお話しになりました十五年問題でございますが...全文を見る
○河野国務大臣 いや、事実関係を確認しようと思いましたが、首脳会談後のブリーフにも今議員がおっしゃったようなことが出ておりませんので、ちょっと確認が正直できません。アメリカ大統領が日本に来られて沖縄に行かれて、沖縄滞在日数がどのくらいになるか、その間にG8の会議もあるわけでござい...全文を見る
○河野国務大臣 東京でと申しましたのは取り消しまして、まだわからないというふうに申し上げたいと思います。
○河野国務大臣 NTTの接続料問題は、目下日米間で協議中でございます。  この問題につきまして、ワシントンで行われました首脳会談におきまして、森総理から、日米双方の努力によって接続料問題を可及的速やかに解決したい、事務的に協議を進めたい、こう述べられまして、クリントン大統領は、...全文を見る
○河野国務大臣 核保有国間でいろいろな議論をされていると思いますが、今日の国際情勢というものも十分視野に入れた上で、アメリカが、この核不拡散、そしてさらには核軍縮につながる一連の核の議論に一定の役割を果たしておられるというふうに私どもは期待をしているわけでございます。
○河野国務大臣 先ほど私が申し上げましたのは、米ロは例のSTART交渉、STARTI、STARTII、そしてさらにはSTARTIIIへこれが進んでいくはずでございまして、そういう意味で一定の役割を果たしてきているというふうに、それを素直に受け取ればそういうことでございますから、一...全文を見る
○河野国務大臣 先般のNPTの会合におきまして、山本政務次官を参加させて、日本の提案をそこで演説させたわけですけれども、その際に、カットオフ条約というものは非常に重要だ、そして二〇〇三年、それができなければ二〇〇五年までにカットオフ条約についての話し合いを終わるべきだということを...全文を見る
○河野国務大臣 カットオフ条約についてのいろいろな議論があるわけでございますが、その主要論点というものは、兵器用核分裂性物質の生産を将来にわたって禁止することだけを目的とするのか、現在保有されている物質を規制することもあわせて目的とするかというのは一つの争点になっている、そういう...全文を見る
○河野国務大臣 ちょっと正確な事実を承知しておりません。
○河野国務大臣 一般的に申しまして、核軍縮という方向は、とにかく核兵器を減らしていくということがその方向でございます。もちろん、議員がおっしゃるように、その爆発力、威力、そういう問題についても十分議論が行われなければならないと思いますけれども、いずれにせよ、核兵器の数を減らしてい...全文を見る
○河野国務大臣 どうも議員と少し違いますのは、私は、仮に再利用をされるとしても、格差が広がるというふうには思えないのです。同じレベルで、格差が縮まらないとおっしゃるなら、それは一つのお考えかもしれませんが、格差が広がるというのは一概には言えないのじゃないかというふうに私は思います...全文を見る
○河野国務大臣 いわゆる非核地帯構想というものは、一般的に言えば、先ほど議員がお話しになりましたように、池田大臣がお述べになったと思いますが、核兵器国を含むすべての関係国の同意が得られる、あるいは世界と当該地域の平和と安定に悪影響が及ばない、国際法の諸原則に合致している、こういう...全文を見る
○河野国務大臣 これは、国際法との関係を考えなければならないと思います。非核地帯構想についていろいろな議論がございますが、やはり現実的な問題についても考えなければならないわけでございまして、例えば、現実的な問題の中には、査察ができるかどうかとか、そういった問題もきっとあると思いま...全文を見る
○河野国務大臣 御指摘のとおり、総理の外遊の最初の地がロシアでございました。これは、いろいろ経緯があってのことでございますけれども、いずれにせよ、森総理と、当時はまだ大統領予定者であられたわけですが、プーチン氏との会談が行われて、私どもとして一番大事なことは、まずは、このお二人が...全文を見る
○河野国務大臣 承知をしております。  当該地域には、例えばノグチゲラを初めとして希少鳥類が生息をしているということも、これはその報告書の中ではございませんけれども、私どもはかねてから承知をいたしておりますから、その報告書については私は関心を持っております。
○河野国務大臣 ちょっと詳細存じません。
○河野国務大臣 どうも議員の御質問の趣旨が私にはよく理解できません。青木官房長官が小渕当時の総理とお二人で話し合われたことについて、あなたが、疑惑がある、あれはおかしかったのではないかと言うことの方がはるかに根拠のないことを言っておられるように私には聞こえまして、官房長官が総理か...全文を見る
○河野国務大臣 私は、シンガポールでゴー・チョクトン首相、それからインドネシアでワヒド大統領、それぞれ首脳にお目にかかって、沖縄サミットで今私どもが考えている議題等について御説明をしたわけでございます。少なくとも現時点における我々の考え方について、そういう説明のために行ったわけで...全文を見る
○河野国務大臣 総理のお考えの中に、そうした今お話しのようなことが総理の頭の中にあるというふうに私は思います。  新生という言葉をしばしばお使いになりますが、そうした新生という言葉の中には、IT革命でありますとか構造改革でございますとか、そしてそれに伴って規制緩和に関するさまざ...全文を見る
○河野国務大臣 これは早く妥結することが望ましいと思います。しかし、国益を踏まえた協議をしなければ、これもまたならぬと思っております。協議に臨む方々は、国益を踏まえて、できるだけ早期の妥結を目指されるというふうに私は思っております。
○河野国務大臣 まだ議長宣言の中身にまで入って議論をするという状況ではございません。しかし、今議員がおっしゃいますように、とにかく日本が議長国でございますから、議長国としてきちんとした態度、対応をとるということの努力は必要だと思っております。
○河野国務大臣 まず、IT革命について一言だけ私から申し上げたいと思いますけれども、IT革命は、確かに議員がおっしゃるように光と影の部分があると思います。  それは、先進国と途上国との間にも大きな格差が出てくる可能性がありますし、同様に、例えばアメリカや日本でも、年齢によってデ...全文を見る
○河野国務大臣 シエラレオネの問題は、私ども大変懸念をいたしております。この問題の解決方法は一体どういうことがあるかということを含めて、これはそう簡単ではないなという感じも実はしているわけでございまして、大変深く懸念をしながら現在は注視しているという状況でございます。  確かに...全文を見る
○河野国務大臣 そう思います。情報の開示でありますとかきちんとしたルールというものはぜひとも必要だと思いますし、私は、先ほど施設庁の長官から御答弁を申し上げましたが、これらのものをどう処理するか、つまり処理するための技術がまだ確立されていないというような意味の御答弁があったと思い...全文を見る
○河野国務大臣 同意でございます。
○河野国務大臣 NPTの会議は五年に一度の会議でございますから、この会議がどういう終わり方をするかといいますか、どういうふうに総括をされるかということによって、今後五年間の問題に非常に影響がある。というよりは、むしろ、五年目の最初の会議でございますから、この会議のできぐあいという...全文を見る
05月16日第147回国会 参議院 外交・防衛委員会 第15号
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○国務大臣(河野洋平君) ただいま議題となりました保存及び管理のための国際的な措置の公海上の漁船による遵守を促進するための協定の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。  この協定は、平成五年十一月にローマで開催された第二十七回国際連合食糧農業機関...全文を見る
05月17日第147回国会 衆議院 安全保障委員会 第5号
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○河野国務大臣 村山談話でございますが、一九九五年に村山内閣で出されたものでございます。御承知のとおり、我が国としてこの戦後五十年という節目の年に総理大臣談話としてまとまった文書を出すことが適当だということから、内閣が協議の結果、村山総理大臣談話というものを出したわけでございます...全文を見る
○河野国務大臣 先ほど申し上げましたように、村山談話を練り上げておりますときの、私は当時外務大臣として村山内閣に列しておりましたが、現在の森総理は、当時、自民党の幹事長でございまして、与党の極めて重要なポストにおられた方で、森幹事長もまた村山談話をつくり上げ、これを発表するときに...全文を見る
○河野国務大臣 総理大臣の御発言につきましては、既に総理よりその真意について御説明があったと聞いております。そして、誤解を生じたとすれば申しわけないという御発言があったと承知しておりまして、私としては、こうした総理の御発言がありましたからには、これ以上コメントすることは差し控えさ...全文を見る
○河野国務大臣 先ほど来から申し上げておりますように、森総理は、かつて自民党の幹事長当時に、村山内閣総理大臣が発出いたしました村山総理談話の作成にもかかわっておられたわけでございまして、村山談話の精神、村山談話について、全くその考えを、その歴史観を共有しておられるということは疑い...全文を見る
○河野国務大臣 西村議員にお答えをいたします。  ダライ・ラマ十四世の訪日につきまして、外国からその訪日について何らかの注文がついたとかということはございません。私どもは、我が国の独自の判断におきましてこの査証審査をしたということをまず申し上げておきたいと存じます。  議員も...全文を見る
○河野国務大臣 先ほど私が日本独自の判断と申し上げましたのは、他国の指図をこの問題について受けないという意味で独自の判断ということを申し上げたわけでございます。  また、ノーベル平和賞につきましては、さまざまな方がさまざまな御功績によってノーベル平和賞をお受けになっておられて、...全文を見る
○河野国務大臣 今、瓦長官からお話がありましたように、総理は、本日の参議院の本会議におきまして、御自身が真意を改めて述べられて、説明をされたと伺っております。私もまだ詳細を聞いておりませんが。ということで、このいわゆる森発言の真意が正しく伝わるということになれば、今議員がおっしゃ...全文を見る
○河野国務大臣 正式に、何か政府レベルで日本の外務省に話があったという報告は聞いておりません。  しかし、たしかテレビでしたか、新聞でしたか、日本から行かれた、北京を訪問された方との会談においてこの問題についてお話があったという報道を、一点私は目にしております。
○河野国務大臣 今、山本政務次官から御説明を申し上げましたように、新アジェンダ連合の発想と私どもの考え方は、その方向においてそう違いはないと思います。ただ、新アジェンダ連合は、大変に畳みかけて、時間を切って急速な核廃絶を求める、こういう主張をしておられるわけですが、それらは核保有...全文を見る
05月17日第147回国会 衆議院 外務委員会 第10号
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○河野国務大臣 特許権の問題はかねてから指摘をされる方が大変多くて、この問題については、弁理士を初めとして多くの団体がこの特許権の整理と申しましょうか確立と申しますか、そういう点を指摘される方が非常に多うございました。  今議員がお話しのように、知的財産権あるいは知的所有権、こ...全文を見る
○河野国務大臣 著作権でございますとかこういう知的所有権というものは、近年になって、技術の進歩と申しますか、そうした分野への大変積極的な技術の導入、そういったものがございまして、急速にその分野は重要視されるようになったわけでございます。  今議員からちょっと御指摘がございました...全文を見る
○河野国務大臣 まさに議員おっしゃるとおりだと思います。  私どもも外国に出かけますと、よく出張先でこの海賊版の問題が話題に上ります。とにかく、日本で発売されると、ほぼ同時期、同時刻にはもう海賊版が出回ると、驚くばかりの話を聞かされることがたびたびございます。多くの国では既にこ...全文を見る
○河野国務大臣 突然のお尋ねでございますけれども、郵政事業の中で、とりわけ郵便の配達に着目をされてのお尋ねだというふうに思います。  この問題については、民間の活動からかんがみまして、民営化という議論も一方でございます。また一方には、郵便の配達の地域性の問題、非常に山間僻地もあ...全文を見る
○河野国務大臣 十二月の会議に向けまして、国内の関係者の御意見も十分伺いながら、そして今議員がお話しになりましたように、国際的な会議におきましても、それぞれの国にはそれぞれの主張がございますので、その主張をでき得る限り一つにするべく、私どもとしても努力をしていかなければならないと...全文を見る
○河野国務大臣 IT革命の問題について、まず私から御答弁を申し上げたいと思います。  今次沖縄サミットにおきましても、IT革命というものが世界の一層の繁栄のかぎであろうという認識から、この問題について先進国間で議論がなされるということを私ども想定しているわけでございまして、その...全文を見る
○河野国務大臣 私どもがまず最初に考えなければならないことは、G8という先進国、八つの先進国によって世界の国々がリードされるというほど今世界は簡単ではないというふうに思うんです。むしろG8の国々は、G8メンバーでない国々の意見をどうやって聞いていくかということについて考えなければ...全文を見る
05月18日第147回国会 参議院 外交・防衛委員会 第16号
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○国務大臣(河野洋平君) 議員御指摘のとおり、近年中国の海洋調査船の活動が極めて活発になってきているのは今お話しになった数字を見ても明らかでございます。  その原因につきましては、まだこれということを、確定的なことを申し上げられる状況ではございませんが、いずれにいたしましても我...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 過去にも非常に高いレベルで中国側に申し入れを行った経緯がございます。私の承知をいたしておりますところでは、高いレベルの申し入れに対して中国側も対応をして、その時点におきましては秩序を維持するための努力がなされたというふうに私は記憶をいたしておりますが、今...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 日米安保条約に言う極東の範囲という範囲に入っているというふうに考えております。
○国務大臣(河野洋平君) 極東の範囲という範囲の中に入っていると私申し上げましたが、これは何も日本側だけの判断ではないというふうに承知しております。
○国務大臣(河野洋平君) 私は、森総理御自身が現行憲法を遵守するという強い決意を持っておられるというふうに確信をいたします。と同時に、その歴史認識におきましても、村山談話と同様の認識を持っておられるというふうにこれまた確信をしているわけです。  その確信していることの根拠は何か...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 議員御指摘のとおり、この協定は、国際連合食糧農業機関、いわゆるFAOの「事務局長が二十五番目の受諾書を受領した日に効力を生ずる。」ということになっております。現在たしかまだ十四カ国でございまして、この協定が発効するためにはさらに十カ国の受諾が必要でござい...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 有限天然資源を守るという視点に立っていえば、何とかしてマグロ消費国である我が国が何らかの措置をとっていくということも重要ではないかという御指摘を各方面から伺っております。  しかし、これは国際的な取り決め、例えばWTOとの整合性その他を考えますと、我が...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) マグロ漁船というものが、大変活発にマグロ捕獲に当たって高い技術を駆使してマグロ捕獲に当たっていることから、有限の天然資源というものが枯渇するおそれがあるという指摘がまず起きてまいりまして、そしてこのマグロ漁船を減らさなきゃいかぬという話になって、このマグ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) これは国際会議で大変激しい議論もありましたし、なかなか国際会議の結論が出ないという状況にもあるわけです。  我が国としては、確かにマグロ資源の保護というものも極めて重要だと考えておりますし、こうした置籍船、便宜置籍船をどうやって排除するかということにつ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) マグロ漁船に関係する、あるいは一般的に日本の漁民の大変な御苦労、御苦心というものを我々は十分理解をし、この漁民の利益というものを守るために最大の努力をしなければならないというふうに考えるのは当然のことで、我々も基本的にそうした姿勢で臨みたいと思っておりま...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 日朝の国交正常化交渉は、御承知のとおり四月の初めにピョンヤンで行われたわけでございますが、このピョンヤンでの協議、本会談の結果を受けまして次回は東京で行うと、しかもその時期については五月の下旬ぐらいを目標に東京で行おうということを前回の本会談で合意をした...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 一回目の会議の席上で私どもは、この拉致疑惑といいますか拉致疑惑の解明というものについて、これは極めて我が国として重要な問題である、さらにはミサイル問題というものもはっきりさせてもらいたいということを述べているわけで、先方からは過去の清算ということが重要な...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 先ほどの武見委員の質問に対しまして、私から、尖閣諸島は安保条約の極東の範囲内と答弁をいたしましたが、尖閣諸島が日本の固有の領土であることは歴史的にも国際法上も疑いのないことでございます。  一般的な意味で、極東の中にはもちろん日本も含まれているわけであ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 佐藤議員から、かねてからこの問題について御指摘をいただいておりますが、私は、はっきり申し上げて、政府として邦人保護ということは極めて重要な、当然のことながら重大な問題である、したがって、大きな関心を持っておるということは、これまでも申し上げておりますよう...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 御指摘の件については、国際刑事警察機構、ICPOを経路とする仮拘禁請求制度導入の是非に関連して関係省庁間で意見の相違があって、現在詰めの作業をしているというふうに承知をいたしております。  議員から再三御指摘をいただいておりますが、私としても本条約につ...全文を見る
05月23日第147回国会 参議院 外交・防衛委員会 第17号
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○国務大臣(河野洋平君) ただいま議題となりました国際航空運送についてのある規則の統一に関する条約の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。  この条約は、平成十一年五月にモントリオールで開催された国際会議において作成されたものであります。  こ...全文を見る
05月25日第147回国会 参議院 外交・防衛委員会 第18号
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○国務大臣(河野洋平君) 議員御指摘のとおり、我々もあの就任演説については非常に高い関心を持って見ており、そして聞いていたわけでございます。  陳水扁氏の演説は、今、議員は非常に巧妙なレトリックというふうにおっしゃいましたが、私どもは、非常に慎重な言い回しで、しかしこれまで述べ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) これはまだもう少し見てみないとはっきりしてこないと思います。  いずれにしても、これから通商問題があったり、さまざまな現実、具体的な動きというものがあるわけで、それについて双方がどういう発言をし、行動をするかということがあると思いますが、私どもとしては...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 大変御心配をおかけしておりますが、日朝の国交正常化交渉は先般四月にピョンヤンで久しぶりに再開をされたわけでございます。  その四月に再開をされました日朝国交正常化交渉で、双方は双方の関心事を述べ合うということに終始して、一歩突っ込んだ話は次の回にしよう...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 私からまず御答弁を申し上げられるのは、日朝の国交正常化交渉の中でこの朝銀問題が取り上げられたあるいは議論されたという事実はありません。  それから、朝銀の問題について今、議員からいろいろ御指摘がございました。大変な問題だという御指摘がございましたが、こ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 委員長、一言だけお願いします。  ちょっと細かいことですが、先ほど私、日朝正常化交渉が五月の末というふうに申し上げましたが、当時のやりとりでは五月の下旬というやりとりであったということで、そこは訂正をさせていただきます。  それから、日朝国交正常化交...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 私どもも、今、議員御指摘のように、七月という時期も承知をいたしておりますから、この七月という時期、もう目前に迫っているわけでありますが、この七月という時期を頭に入れながら、しかしこれは交渉で解決しなければならないわけですから、米側とそして地元企業との間の...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 世界で唯一の被爆国である日本は、核軍縮、そして最終的な核廃絶、核のない世界をつくるということは我々の使命だ、我々がどうしてもやらなければならない問題だというふうに私は思っております。  しかし、その一方で、国際社会はバランス・オブ・パワー、力のバランス...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 私は、議員の御意見と若干考え方が違うんです。  それは、今回のこの決議で究極的核廃絶が新たな文言に取りかえられた、それはただ単に言葉が変わっただけじゃないと。この文言をつけるに当たってさまざまなやるべき問題を中に組み込んでいます。それは、日本側の山本政...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 私は、今回のNPTの成果について一定の評価をしておりますけれども、この成果を上げるためにかかった年限というものは相当長時間の年限を要したわけです。これだけの前進を遂げるために相当な時間を使い、そして最後のこの会議でも時計をとめて最後ぎりぎりのやりとりにな...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 非核三原則については、今、田議員からもお話しのとおり、累次にわたって総理大臣から国会の場で発言をし、答弁をしてまいりました。さらに、国際条約ではございませんけれども、国際会議の場で繰り返し日本の立場、日本の政策として発言をしてきているわけです。このことは...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) お尋ねの件数、訴訟が提起されている件数は二十数件と承知しております。今、議員からもお話がありましたように、政府は御指摘の訴訟の当事者ではございません。被告とされているのは日本企業でございまして、その企業名及び具体的請求額などについて政府が説明をするという...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) と申しますのは、我々が承知をしておりますものだけでそれがすべてかどうかという問題もございますので、ここで何件と明確に言い切るということは、もし間違いがあってはいけませんし、そもそも当事者でない者がこのことについてあれこれ言うことは控えるべきだと思っており...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) はい。
○国務大臣(河野洋平君) 今、議員がおっしゃったとおり、さきの大戦にかかわる賠償、財産及び請求権の問題は、日本国民がとった行動から生じた個人の請求権の問題を含めてサンフランシスコ平和条約によって日米両国間で既にすべて解決済みということになっております。  そして、この点につきま...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) ちなみに、この手の問題で州法に書き加えた州はカリフォルニア一州でございます。現在、ロードアイランドとニューヨークで審議はされているようでございますけれども、既に審議が終わってそうした措置がとられているのはカリフォルニア州一州であり、さらにニューメキシコと...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 委員長、最後に一言だけ。  今、議員御指摘の問題は、二月の二十日に私ワシントンへ参りまして、オルブライト国務長官にこの問題については取り上げて我が国の立場を述べたところでございます。
05月29日第147回国会 参議院 本会議 第29号
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○国務大臣(河野洋平君) お尋ねの在日米軍駐留経費負担についてでございますが、議員も御承知のとおり、これは法的根拠があっての支出でございますし、他国のための支出ではございません。まず最初にそれだけ申し上げておきます。  在日米軍駐留経費負担の問題を考える際には、これが日米安保体...全文を見る
07月06日第148回国会 衆議院 安全保障委員会 第1号
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○河野国務大臣 第二次森内閣の外務大臣に就任をいたしました。岡田委員長を初め委員各位に謹んでごあいさつを申し上げます。  私は、我が国の安全保障政策遂行の任に当たる者の一人として、その使命を全うすべく今後とも全力を傾注する所存でございます。  今週末より九州・沖縄サミットが開...全文を見る
07月06日第148回国会 衆議院 外務委員会 第1号
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○河野国務大臣 このたび、再び外務大臣を拝命いたしました。中野委員長を初め委員各位に謹んでごあいさつを申し上げます。  私は、引き続き使命を全うすべく全力を尽くす決意でございます。  私は、今後とも、日米関係を我が国外交の基軸としながら、最近になり前向きの大きな動きを見せてい...全文を見る
08月02日第149回国会 衆議院 予算委員会 第1号
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○河野国務大臣 地元の地方公共団体を初めとして、大変強い、今甘利さんから御指摘になりました御趣旨の要望が私のところへ来ております。私どももその御要望はまことにそのとおりだと思いますので、四月の二十日の日米合同委員会におきまして、アメリカ側に強く申し入れたところでございます。  ...全文を見る
○河野国務大臣 事実関係でございますから、私から御答弁をさせていただきたいと思います。  アメリカがNMDについての構想を持っているということは、御指摘のとおりでございます。しかし、この構想については、まだそれがどういうふうになっていくかということは確定をされたというふうに承知...全文を見る
○河野国務大臣 委員長の指名ですから。  日ロの首脳会談が九月の三日から行われるわけでございます。議員が御指摘のとおり、この首脳会談で、いわゆる議員がおっしゃる難しい問題について率直な話し合いが行われるということを我々は期待しているわけでございますが、議員がお話しのとおり、領土...全文を見る
○河野国務大臣 外務大臣として、外務省の人間をして幹事長の真意を当たらせておりますので、私から御答弁をさせていただきたいと思います。  幹事長の御発言は、東京宣言を前提として、あるいは踏まえてと申し上げてもいいかもわかりませんが、東京宣言を前提として日ロ問題を当然考えておるとい...全文を見る
○河野国務大臣 先ほど来から総裁・総理が申し上げておりますように、森内閣の基本方針、そして自由民主党の方針というものは一貫しております。領土問題を解決して平和条約を締結する、そのための努力をするということで、もう一致しております。私はけさほど、この予算委員会が始まります前に、自民...全文を見る
○河野国務大臣 これは、これから国交正常化交渉を行うわけでございまして、議員がおっしゃるように、国交を正常化しよう、こういう目的で行う交渉でございますから、国交の正常化のために考えられるさまざまな問題について議論をし、最終的には日朝関係を最もいい状況にしたいというのが我々の念願で...全文を見る
○河野国務大臣 朝鮮民主主義人民共和国との間の交渉につきましては、基本的には、韓国、アメリカ、日本、この三カ国が政策調整をしながら交渉に臨んでいるわけです。これは、今横路議員もおっしゃったペリーさんの御努力というものがあって、その枠組みというものを見ながら、三カ国は、それぞれの立...全文を見る
08月03日第149回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○河野国務大臣 北方領土返還のためのいろいろな努力というものの中に、確かに議員がおっしゃいますように、国際世論を喚起して、国際世論の力で北方領土の返還をやろうということを私どもも考えておりました。  ちょっと急なことで定かに申し上げられませんが、私の記憶では、G7サミットで何度...全文を見る
○河野国務大臣 考え方として私も同じような考え方を持っております。大事なことは、民主主義、基本的人権の尊重あるいは自由経済、そういったものを大事にしていく、そして相互が話し合いによって問題を解決する。今のARFの考え方などは一つ非常に重要な場を提供してくださっている。この場を使っ...全文を見る
○河野国務大臣 私から申し上げれば、いろいろございますけれども、二〇〇〇年最後のサミット、二十一世紀を視野に入れて、二十一世紀がこの世界の中でどういう世界になるかということをいろいろ御議論いただいて、その中から、今後の世界の繁栄のかぎはIT革命であろうということになって、IT憲章...全文を見る
08月04日第149回国会 衆議院 安全保障委員会 第1号
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○河野国務大臣 閣議決定の問題でございますから、外務大臣としてもこの閣議決定に沿って活動をしているわけでございますから、私から御答弁をさせていただきたいと思います。  私、外務大臣として、この問題については数回にわたって米国政府と話し合いをいたしております。その米国政府との話し...全文を見る
○河野国務大臣 人間の安全保障という考え方は、まだそう歴史が長いわけではないと私承知しておりますが、しかし、相当多くの方々から、こうした考え方をもう追求すべきであるという声は上がっていることも事実でございます。  今議員がおっしゃいましたように、小渕前総理はこの問題に非常に強く...全文を見る
○河野国務大臣 新しい時代になりましても、この国際社会の問題を解決する中心的役割を果たすのは国連以外にないというふうに考えております。そのことは、例えばG8が、先進国の首脳が集まっても、G8でどんな議論が行われたとしても、結局、この国際社会の問題解決、あるいは国際社会に対する説得...全文を見る
○河野国務大臣 国連の安全保障理事会、理事国にせよ非常任理事国にせよ、もう少しこれを拡大するという必要がある。しかも、それは先進国も入らなければいけないけれども、開発途上国にも安保理のシートを渡した方がいいというような、さまざまな意見がございます。  それからまた、やはり安保理...全文を見る
○河野国務大臣 お話しのとおり、我が国には、二百数十人、三百人近い国連職員が我が国から採用されてもおかしくないだけの枠を持っていると言っていいと思います。枠といっても、これはなかなか、バランスでいえばそのくらいあってもおかしくないよというバランスなのでございますが。  最近は、...全文を見る
○河野国務大臣 私は、八月十五日は、戦没者を追悼し、平和を祈念する日だと思っております。この日を国民の祝日といいますか、休日といいますか、として休みにするかどうかということについては、やはり今防衛庁長官がおっしゃいましたように、相当慎重に考える必要があるというふうに思います。
○河野国務大臣 特別協定、在日米軍駐留経費負担でございますが、この経費負担につきましては、五年前に議論がなされて、五年間の年限を切って実施されてきたわけでございます。来年、その実施期限が切れまして、それをさらに延長するかどうか、こういう問題になっているわけでございます。  五年...全文を見る
○河野国務大臣 確かにこの規定は地位協定の第二十四条の例外をなす特別な措置を規定するものでございまして、お話のとおり、暫定的、限定的、特例的なものというものを特別協定によって行うということを説明をいたしたことがございます。  しかし、私が今申し上げましたように、現在の日米安保条...全文を見る
○河野国務大臣 日米安保条約は、御承知のとおり、日本及び極東の平和と安全のためにあるわけでございます。  日本で訓練をせずに、あるいは日本にいないでアメリカで訓練しろ、アメリカへ戻れという非常に素朴なお気持ちを私は全く理解しないわけではありませんけれども、この日米安保条約で日本...全文を見る
○河野国務大臣 今回の協定を延長するあるいは新しい協定を結ぶに当たりまして、合理化あるいは節約を米側に求めるということになりますれば、当然そうした検討を加えるということはなされたものと思っております。
○河野国務大臣 今御指摘になりましたように、例えて申し上げますと、施設・区域外の米軍住宅のために調達されている光熱水料等を負担しないこと、これは今議員が御指摘になって、それは当然だろうとおっしゃった部分でございますが、これらについてもきちんと仕分けをするという作業がございます。 ...全文を見る
○河野国務大臣 沖縄サミットは、今総理の言葉を引用してくださいましたけれども、サミットに参加をして、サミットの議論としては非常にレベルの高い議論が行われたというふうに私どもは承知をしております。ただ問題は、つまりサミットの議論と、議員がおっしゃいますように、沖縄県民の受けとめ方と...全文を見る
○河野国務大臣 御無礼しました。  人間の鎖につきましては、あの基地を取り巻いて、主催者発表で二万七千人と言われておりますが、大変多くの方々が行動をなさったということにつきましては、私ももちろん承知をいたしておりますし、これはこれで大変大きなムーブメントであるというふうに思いま...全文を見る
○河野国務大臣 森内閣は日本の新生ということをテーマに掲げておりまして、外交の新生もまたその中にある五本柱の一本でございます。極めて重要な柱ということを我々は考えております。  いろいろ申し上げなければならないと思いますが、時間を区切って申し上げれば、恐らく森総理の頭の中にあっ...全文を見る
○河野国務大臣 基地の問題について申し上げれば、私は、少なくとも今のところは米軍のプレゼンスというものがあって、この周辺の安定というものが維持されているわけでございますから、この安定がなければ何も動きは始まりません。  そして、それではどういうことになるかといえば、例えば朝鮮半...全文を見る
○河野国務大臣 米軍の軍事構成につきましては、私どもが今ここでにわかに申し上げることは控えさせていただきたいと思います。  国際情勢その他を十分議論し、両国の話し合いその他必要なことについて作業をしなければ、米軍の中でこの種のものは要るとかこの種のものは要らないとかということを...全文を見る
○河野国務大臣 最近起こりました一連の問題は、まことに我々として怒りが込み上げてくる事件でございます。こうした事件の再発をどうして防ぐかということを考えましたときに、もちろん綱紀の粛正というのは当然ございますけれども、それともう一方、教育の強化ということがあるのだというふうに思い...全文を見る
○河野国務大臣 議員御承知のとおり、日米合同委員会は日米地位協定の第二十五条に基づいて、同協定の実施に関して、日米相互間の協議を必要とするすべての事項に関する日米両政府間の協議機関として設置をされております。  同委員会におきましては、在日米軍にかかわる諸問題について、日米間で...全文を見る
08月04日第149回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号
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○河野国務大臣 このたび引き続き外務大臣の職を務めることとなりました。北村委員長を初め委員各位に謹んでごあいさつを申し上げます。  まず、沖縄について申し述べます。  先般の九州・沖縄サミットは、小渕前総理が万感の思いを込めて決定されたものであり、二十一世紀に向けての明るく力...全文を見る
○河野国務大臣 政務次官からもるる御答弁を申し上げたと思いますが、もう九月の三日にはプーチン大統領御訪日で、日ロ首脳会談が開かれるわけでございます。この日ロ首脳会談におきまして、あらゆる問題について率直に、そうして十分御議論をいただく、しかも難しい問題も避けて通らないということを...全文を見る
○河野国務大臣 大事なことは、政府・与党はきちっと一体となっていかなければならないというふうに思っております。そして、少なくとも私どもは森総理と野中幹事長との間に意見のそごがあると思っておりません。十分にお二人はそれぞれのお考えのものを持って、どういう交渉に臨むかということはもう...全文を見る
○河野国務大臣 これは交渉の前でございますから、ひとつこれ以上申し上げることはお許しをいただきたいと思いますが、私は議員の御心配はないと申し上げていいと思います。
○河野国務大臣 こういう交渉というものはそのときそのときの国力でありますとか国際情勢というものも考えなければなりませんから、その当時それが非常に高い評価があったとしても今はそうでないということもあると思うのです。  私はやはり、少なくとも善隣友好条約というようなものは、両国間が...全文を見る
○河野国務大臣 沖縄の米軍基地で難しい問題がいろいろございます。例えば普天間にございます飛行場は、何といってもあの周辺の住宅の密集ぶりを見ますと、あそこに住んでおられる方々から、危険だから、あるいは騒音がいかにもひどいからというお話が来るのは当然だというふうにも私どもは思っている...全文を見る
○河野国務大臣 議員いろいろお話しになりますが、日米間でまじめな議論をしていないではないかというおしかりでございますが、日米間で議論をしているのは私自身でございまして、私はそんなふまじめな議論をしているわけではございません。  先ほどから申し上げておりますように、地元の御要請を...全文を見る
○河野国務大臣 七月の十二日、アメリカ海兵隊は、六月二十一日にアメリカ・カリフォルニアで発生したハリアー航空機のエンジン発火事故を受け、事故原因が完全に解明されるまで、岩国飛行場に配備しているものも含む一部のAV8Bハリアー航空機の飛行活動を停止する旨発表をいたしました。本件事故...全文を見る
○河野国務大臣 もし誤解があるといけませんので、私が申し上げた真意は、日米首脳会談におきましても、閣議決定の問題、閣議決定の線に沿って総理はお話しになったわけで、昨年末の閣議決定において、政府、沖縄県及び地元地方公共団体との間で協議機関を設置して協議を行うことにしておる、今後沖縄...全文を見る
○河野国務大臣 総理も繰り返し述べておられますし、先般はアメリカの大統領もそうした点にも触れておられますが、何としても沖縄県民の皆様方の御負担を軽減する努力をしなければいけないと私どもは考えております。  具体的に何だ、こういう御質問でございますが、今すぐにここで申し上げられる...全文を見る
○河野国務大臣 日米間で既に合意ができているものが相当数ございます。ただ、これを実施するためには、まだそれだけではできないものもございますので、ちょっとここで、すべての基地縮小についての時期を申し上げるだけの資料が今ございません。できるだけ早くこれに取り組みたいと思っております。
08月04日第149回国会 衆議院 外務委員会 第1号
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○河野国務大臣 外務委員会の開会に当たりまして、最近の国際情勢について申し述べさせていただきます。  外務大臣に再び任命されましてから、本日でちょうど一カ月が経過をいたしました。このごく短い間にも、九州・沖縄サミットが開催され、また、その後、私は、ASEANプラス3外相会議、A...全文を見る
○河野国務大臣 鈴木議員御指摘のとおり、杉原さんは外交官として、もう多くの人が知っている、ナチスの迫害のもとに命を失いかけているユダヤ人の人たちのために、本当にみずからの命をかけてでもこれを守って仕事をやり抜いた、そういう意味で、日本国内はおろか国際的に非常に高い評価を受けておら...全文を見る
○河野国務大臣 御指摘を踏まえて、十月十日をめどに努力したいと思います。
○河野国務大臣 九月の三日にプーチン大統領が日本を訪問されるわけで、この九月三日、四日、恐らくこの二日間にわたって首脳会議が行われる可能性が非常に強いと思います。この二日間の首脳会議で双方首脳があらゆる問題について議論をする。そして、先般沖縄でもそうでございましたけれども、難しい...全文を見る
○河野国務大臣 これは、政治家として一つのお考えというふうに私どもは伺っております。それが与党の幹事長であるという職責上も大変重いものだとは思いますけれども、私は、日本の国内には、与党にも野党にもいろいろな御意見がきっとあるのだろうというふうに思っておりまして、そうした国民的な期...全文を見る
○河野国務大臣 外務省の事務次官の記者懇談が一部だけを取り上げられて見出しになったということは大変不幸なことでございまして、私は、本人からも、あるいは記者懇のメモも全部読んでみましたが、必ずしもそういうことが彼の真意ではない。これは、何としてもこの二〇〇〇年に締結するように努力を...全文を見る
○河野国務大臣 これはこれから議論がなされるわけですが、私どもとしても、何らかの森・プーチン・アクションプログラムといいますか、森・プーチン・ジョイントプログラムといいますか、そういったものができてくることはいいことだと思っています。  これからどういう会合がどういう形で行われ...全文を見る
○河野国務大臣 私はそういう下地がだんだんできてきているのだろうと思います。あのサンクトペテルブルクで行われました森・プーチン、これは最初の会談でございますが、あれは六時間でしたか七時間でしたか、二人で大変長い時間を過ごしてさまざまな話し合いをなさって、そこで総理から日ロ関係とい...全文を見る
○河野国務大臣 私は、現在、日中関係はおおむねいい方向にあるというふうに思っておりますが、しかし、一部非常に懸念すべき部分もあると思っているのです。  その懸念すべき幾つかの部分のうちの一つは、今議員が御指摘になりましたこうした艦船の動き、つまり我が国周辺を中国艦船が動き回る、...全文を見る
○河野国務大臣 中国もやはり大変関心を持ってこの問題を見ております。  私は、このBMDの問題の基本的な考え方は、とにかく弾道ミサイルが存在するあるいは拡散する、そういう状況の中でどうやって身を守るかということについての議論もまたしなきゃいけない。しかし、それは、議員が日ごろか...全文を見る
○河野国務大臣 今これも議員がまさにおっしゃったように、ODAの心というものを中国側にも理解してほしいし、そしてまた、我々は国民の皆様にもそれをよく説明して理解をしていただく必要があるんだと思います。我が国は我が国として、なぜODAを中国のみならず世界の貧困国に対して実施している...全文を見る
○河野国務大臣 李登輝氏が訪日を希望しておられるという記事は新聞で読んで知っております。しかし、現時点ではまだ査証申請等具体的な動きがあるとは聞いておりません。  御指摘のとおり、李登輝氏は、三月に与党国民党の主席をおやめになりまして、五月には総統職を交代されたということは事実...全文を見る
○河野国務大臣 南北首脳会談というものは、まことに大きな出来事でございました。史上初のというほど簡単なことではなくて、もっともっと大きな出来事だったというふうに私は思います。あれだけ長い間の対立といいますか分裂をしていた、あるいは時に憎しみを持っておられたかもしれない二人の首脳が...全文を見る
○河野国務大臣 先般、バンコクで先方外務大臣と会談をしました直後、同行の記者諸君と話し合ったときのことを指しておられると思いますが、あの当時、記者諸君から受けました質問は、会談で米支援の話が先方から出たか、あなたは支援についてどういう対応をするのか、こういう御質問でございましたか...全文を見る
○河野国務大臣 これは、外相会談の折に、善隣友好のために努力をいたしましょう、二人でできる限りの努力をしよう、その一環として日朝間にある諸問題の解決も適切にやろうということを共同文書で署名をしているわけです。その日朝間の諸問題の中には当然今お話しの問題が入っているわけでございまし...全文を見る
○河野国務大臣 今回回答がございました二人は、日本赤十字社より、それぞれ一九七〇年及び一九九七年に依頼をした二件であったと承知をいたしておりますが、これらの方々の詳細な情報については、御本人及び御家族のプライバシーに配慮する観点から、これ以上のことはお答えを差し控えさせていただき...全文を見る
○河野国務大臣 少なくとも四十五人以上と思います。
○河野国務大臣 人数は把握しておりますが、プライバシーの問題等もございますので、正確に申し上げることはお許しをいただきたいという意味でございます。
○河野国務大臣 失礼しました。数字がございました。  一九九〇年以降に依頼をした数は四十五名でございます。
○河野国務大臣 もしそういうふうにおとりいただくと、まことに私の答弁がふできであったと反省をいたしますが、こうした調査は、調査対象が我が家の家族がという調査の依頼もございますので、つまり家族が一人であるか二人であるかという問題がないわけではないということでございまして、私は、四十...全文を見る
○河野国務大臣 京義線の接続といいますか連結といいますか、そうした問題が話し合われているということは報道で承知をいたしております。  まだ私どもに、そのために例えば投資をしろとか資金援助をしろとか、そういったような要請は全くございません。まだこの時点ではそこまで話がきっと進んで...全文を見る
○河野国務大臣 これは、一般論からいって、北朝鮮がさまざまな国際機関に参加して国際社会に発言をされるということについては、我々は基本的にそれは前向きにとらえたいと思っておりますが、今お話しのアジア開銀その他、つまり融資その他を伴う部分については、これはやはり慎重に考えなければなら...全文を見る
○河野国務大臣 野中幹事長の御発言も、東京宣言というものを十分御承知の上で、それを踏まえて御発言をしておられるというふうに承知をしております。  先ほども御答弁を申し上げましたように、これまで私どもは、クラスノヤルスク合意であるとか東京宣言であるとか、そうしたものはエリツィンさ...全文を見る
○河野国務大臣 そう思います。
○河野国務大臣 実現するために最大の努力をいたすわけでございますが、実現するかと言われれば、それは先方もあることでございますから、私一人でできますという御答弁をすることは適当でないかと思います。  しかし、私どもとしては、そうした合意を踏まえて全力を挙げるというふうにお答えする...全文を見る
○河野国務大臣 繰り返して申し上げますが、東京宣言というものがあって、その東京宣言というものを十分に踏まえてさまざまな御発言があるというふうに私は理解しておりますから、矛盾、そごはないというふうに思っております。
○河野国務大臣 南北首脳会談で私が一番印象深かったのは、金大中大統領という人物が、もう二十年、いやそれ以上前から包容政策という政策を主張し続けて、時にその政策を主張するがゆえに容共派ととられて身柄を拘束される、あるいは死刑の宣告まで受けるという大変な状況であったにもかかわらず、そ...全文を見る
○河野国務大臣 今申し上げたように、これまでどおり我々は日米韓の政策協調というものを続けていくべきだと考えております。しかし、朝鮮民主主義人民共和国との話し合いは従来よりも積極的に進めていくということができると私は思っております。  先般、バンコクで外相会談を行いましたけれども...全文を見る
○河野国務大臣 これはくれぐれも誤解をされませんようにお願いをいたしますが、人道援助というものは何かの交換条件でするものでしょうか。そういうものを人道援助というのでしょうか。そこはやはり言葉の使い方は考えなければならぬのじゃないでしょうか。人道援助というものは、自分に何のあれがな...全文を見る
○河野国務大臣 ですから、私は誤解のないようにと繰り返し申し上げたわけでございまして、ぜひ誤解のないようにお願いをしたいと思いますが、我々は世界各地に人道的な援助を現実にしております。また、朝鮮民主主義人民共和国にも米支援をWFPに対してしたという事実がございます。  これは、...全文を見る
○河野国務大臣 議員がかねてからNGOを指導して、あるいはNGOの一員となって大変な御努力をなさっておられるということは、我々もよく承知をいたしております。NGOはさまざまなプロジェクトに取り組んでおられるわけでございますが、とりわけ紛争予防についてのNGOの活躍というものは、我...全文を見る
○河野国務大臣 私ごとで大変恐縮でございますが、初めて国会議員になって取り組んだ問題が、東京と申しますか日本に国連大学を誘致する問題に私は取り組みまして、カナダを相手に大変な誘致合戦を繰り広げたことを覚えております。その国連大学がなかなかうまく離陸しないということで、私も、一時は...全文を見る
○河野国務大臣 大変難しい問題でございまして、両側からの強い議論がございます。  できるだけ早く債権を全部放棄しなければいかぬという御議論と、今議員がおっしゃるように、それはタックスペイヤーに対して少し無責任ではないかという御議論と、両側の御議論があることを私どもも承知いたして...全文を見る
○河野国務大臣 今防衛庁から御答弁がありましたように、通常の演習だというふうに私どもは承知をしているわけでございまして、今回の演習につきましても、特別に事前の協議などはなされていないというふうに承知をいたしております。  当然のことながら、外務省といたしましては、こうした訓練と...全文を見る
○河野国務大臣 沖縄サミットの意義についてお尋ねでございますが、私は、沖縄サミットと一言で言いますけれども、今回沖縄でサミットが行われたということは、そのサミットで世界の首脳が集まって、有益な議論が行われて、いいメッセージが出たということについて、出たか出ないかを含めてですけれど...全文を見る
○河野国務大臣 沖縄サミットの最後に発出されたコミュニケの中身について申し上げると少し時間が長くなりますから、コミュニケについては一つ一つ申し上げません。しかし、コミュニケの中にあったITにかかわる沖縄憲章でありますとか、あるいは朝鮮半島に対する特別声明でございますとか、それらは...全文を見る
○河野国務大臣 韓国とは、実は極めて緊密に連絡をとり合っておりました。そして、私は、宮崎の外相会議の直後に宮崎から直接ソウルへ行って、韓国側に宮崎の外相会談の説明もすると同時に、さらに何か韓国側から御要請がありますかということまで聞いておりまして、韓国側は非常にそうしたことを多と...全文を見る
○河野国務大臣 議員が今御自身でおっしゃるように、ITについて関心度は非常に高くて、我が国もそうですけれども、これからの国際社会全体がやはりITに向かって流れていくだろうと思うのですね。IT社会といいますか、ITを中心とした経済、あるいは政治、あるいは社会、どの分野にもITが大き...全文を見る
○河野国務大臣 議員御承知のとおり、クリントン大統領は、当時、キャンプ・デービッドで中東和平交渉に取り組んでおられたわけでございまして、そういう中でも、沖縄サミットはどんなことがあっても行きます、おくれずに行きますということを繰り返し連絡をしてこられました。  私は、中東和平と...全文を見る
○河野国務大臣 日米首脳会談におきましては、さまざまな議論について森総理との間にお話がございました。もちろん、その中には普天間の問題も話題になったことは当然のことでございます。さらに、今お尋ねのSACOの問題についても話題になっております。  普天間飛行場の移設問題につきまして...全文を見る
○河野国務大臣 プーチン大統領は、今回のサミットに参加をされる前に、今議員御指摘のように、北朝鮮その他を歴訪した後沖縄に来られたわけでございます。  余談で申しわけありませんが、サミットに参加された首脳の方々を横で私も見ておりまして、最も緊張して用意万端、準備万端整えてこられた...全文を見る
○河野国務大臣 結論的に申し上げれば、我が国がこの問題について何らかの考え方の変更を行ったということではございません。御承知のとおり、NMDはあくまでアメリカの安全保障の問題でございますから、アメリカが国際社会の中で大陸弾道弾その他運搬手段等が拡散してきているということに対する不...全文を見る
○河野国務大臣 まことに申しわけなく思っておりますが、確かに私は、相模総合補給廠に保管されているPCB廃棄物の残されたものは二十トンであるということを国会で答弁いたしました。しかし、その後、アメリカ側が調査をいたしまして、アメリカ側から、実は、よくよくよく調べてみたら二十トンでは...全文を見る
○河野国務大臣 これが実はなかなか難しい問題でございまして、PCBの廃棄物の問題は、一般論として申し上げれば、米軍がこうした廃棄物を国外に持ち出すといいますか、国外に持ち出すということは輸出するということになるわけでございますが、本件廃棄物を国外に輸出しようとする場合には、バーゼ...全文を見る
○河野国務大臣 御案内のとおり、サミットは、特定の国、二国間問題について議論をするということにはなっておりませんので、二十一世紀に向けて国際社会全体の問題について議論をするというふうに議題設定その他が整理されておりますから、私は、サミットの議論の中で基地問題が議論をされた、あるい...全文を見る
○河野国務大臣 私は、沖縄からさまざまなメディアがさまざまなニュースを発信されたということ自体大変結構なことだと思います。それはやはり、沖縄でサミットが開かれたことのその機会にそれだけ多くのマスコミの方々が沖縄を訪問されたわけですから、沖縄でサミットを開いたということの意義という...全文を見る
○河野国務大臣 アメリカ大統領の平和の礎の演説は、議員がおっしゃるような部分だけを述べられているわけではございません。アメリカの大統領は、自分は沖縄県民がどういう気持ちを持っておるかということをよくわかっています、よく理解をしておりますということを言っているのであって、今議員がお...全文を見る
○河野国務大臣 今川議員からの御提言は十分注意深く伺いました。  この問題は、韓国の金大中大統領から森総理あてに、南北首脳会談の後、首脳会談の報告、説明のための、たしか電話だったと思いますが、電話でお話がございまして、そのときのやりとりの中で金大中大統領は、こうした問題はなるべ...全文を見る
○河野国務大臣 議員がおっしゃいます調査というものが何を指すかということが余り定かでないので、御答弁も大変抽象的かつ難しくなって恐縮でございますが、今、議員のお話を私なりに受けとめるとすれば、米軍基地の、この基地の役割があるかどうかということについて調べたか、そういう意味だという...全文を見る
○河野国務大臣 国連におきます決議を提出いたしましたのは今から七年ほど前でございましょうか、私どもがいわゆる究極的核廃絶という決議を国連に提出をいたしました。  思えば、あのときは国連で決議案を日本が出したということがそもそも初めてでございまして、さらに、国連の場で、究極的であ...全文を見る
08月07日第149回国会 参議院 予算委員会 第1号
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○国務大臣(河野洋平君) そのとおりでございます。
○国務大臣(河野洋平君) 領土問題を解決し平和条約を結ぶと、こうしたことは我が国の一貫した対ロ、この問題に対する政策でございまして、こうした考え方に基づいて首脳会談が行われるというふうに考えております。
○国務大臣(河野洋平君) ちょっと総理のお話の補足をまず最初にさせていただきますが、サミットと日米間の問題とは分けてこの際考えた方がいいのではないかと。私は、サミットはサミットの議論として非常な成果をおさめたというふうに評価をしていただいて、それと同時に、今まさに議員がお話しのよ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 日米首脳会談におきまして、総理より、代替施設に関する使用期限の要請につきましては、既に貴国政府との間の話し合いの中で数回にわたって取り上げてきたところであり、今後国際情勢の変化に対応して、同飛行場の代替施設を含め在沖縄米軍の兵力構成などの軍事態勢につき貴...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 私どもがこうした説明を申しましたことに、アメリカ側は耳を傾けておられます。
○国務大臣(河野洋平君) クリントン大統領からは、在沖縄米軍を含む在日米軍の兵力構成などの軍事態勢については、SACOの最終報告及び一九九六年の日米安保共同宣言を踏まえて日本側と緊密に協議をしていきたい、こういうふうにアメリカ側は述べておられます。
○国務大臣(河野洋平君) コーエン長官の諮問機関がいろいろな提言をしておられるということは議員御指摘のとおりでございますが、恐らく、こういう言い方はあるいは言い過ぎかと思いますけれども、アメリカはこの秋に大統領選挙がございまして、新政権の誕生はこれは不可避でございます、任期が満了...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 日米安保条約というものは特定の国とか地域を対象にしているわけではございません。日本及びその周辺、極東と申しますか、その周辺の平和と安定を考えた米軍のプレゼンスというものは現在でもなお効果的であり、我々にとってやはり必要なものだというふうに考えていいと思い...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) デジタルデバイドを初めといたしますIT関係の問題につきまして、五年間で百五十億ドルを日本としては支出する気持ちがある、さらに感染症その他の対策にこれまた五年間で三十億ドルの拠出を、支出をする用意がありますということを申したわけでございます。  これにつ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) そうとられてもいいと思います。
○国務大臣(河野洋平君) イギリスの新聞が一部そうした記事を書かれたわけでありますが、私の知る限り、例えばアメリカとかイタリーとか、そういったところにはそうした批判の記事は見当たらなかったというふうに承知をしております。  今、議員がお話しのように、それはイギリスで古いお城を使...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 朝鮮半島をめぐります動きは、御案内のとおり、首脳会談が行われて緊張緩和に向けて動き出しております。  サミットでは、プーチン大統領が北朝鮮を訪問された、あるいはイタリーが国交の回復をする、あるいはカナダも比較的積極的だというようなことでお話し合いもあっ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 対中ODAにつきまして、いろいろ問題を御指摘いただいていることは事実でございます。  今、議員御指摘のとおり、私も中国との外相会談におきましてその点について触れまして、今のような状況では、国内には対中ODAについてさらに不満不平が多くなることは必至であ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 援助に対する政策、考え方は国それぞれございますけれども、確かに議員が御指摘になりましたような問題意識を私どもも承知いたしておりますから、これから私は、この月末に北京へ参りまして日中外相会談をやる予定をいたしております。  そうした場面におきましても、今...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 議員が御質問になりましたように和解が成ったときにと、こういう仮定を前提にしておられるわけでございますが、まだまだ私どもは、南北の首脳会談が行われて緊張緩和へ向かって歩き出したばかりのところでございます。まして、日本との間にはこれから国交正常化交渉が緒につ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 今も申し上げましたように、日朝国交正常化交渉は四月に七年半ぶりにピョンヤンで開かれまして、その後延期等がございまして、言ってみれば二回目の会談がこの八月下旬に行われるという状況でございまして、いまだ全く本格的な議論には入っていないのが状況でございます。 ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) けさほども申し上げましたように、九月三日からロシアのプーチン大統領は訪日をされまして森首相との間に首脳会談が行われることになっております。この首脳会談におきまして、森総理よりはロシア・プーチン大統領に対しましてあらゆる問題について話し合う、そのあらゆる問...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 米側とのやりとりを通じて受けた報告によりますれば、普天間飛行場所属のKC130空中給油機が四日午後七時ごろ、四基のエンジンのうち一基の不調のため、念のための予防措置として通常の対処手順に基づいて当該エンジンのみを停止させ同飛行場に着陸したが、何らの人的被...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 米側とのやりとりによりますれば、通常の対処手順に基づいて当該エンジンのみを停止させて着陸をした、こういう報告でございます。
○国務大臣(河野洋平君) クリントン大統領は、日米首脳会談の席上、大変丁寧な物の言い方で今、総理がお話しになったようなせりふを言われたわけでございます。これは同席をいたしておりました双方通訳がそれぞれ申しております。私も同席をしておりまして、大変大統領としては胸中非常につらいとい...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) アメリカ側は遺憾の意の表明をしたというふうにたしか言っておられると承知しております。
○国務大臣(河野洋平君) 今、総理からも御答弁を申し上げましたように、稲嶺知事あるいは岸本市長から、普天間基地の移設につきまして非常に積極的に取り組んでいただいたわけでありますが、昨年、移設先候補地の表明及び受け入れを表明されたわけでございます。  政府としては、この知事や市長...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 日米首脳会談の席上、使用期限についてはというふうに総理は言われました。  これまでも使用期限につきまして、防衛庁長官あるいは外務大臣がそれぞれ米側とはこの問題を取り上げてきておりますから、その脈絡からいって総理の御発言は十分先方に通じたと思っております...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 先ほど御答弁を申し上げましたように、使用期限についてはということを総理から言われたわけでございます。
○国務大臣(河野洋平君) 知らせを聞いて、外務省、科学技術庁その他専門家が参りまして調査をいたしました結果、問題はないという結果だと報告を受けております。
○国務大臣(河野洋平君) 鳥島誤爆事件と私ども仮に申しておりますけれども、恐らくそのときのものであろうというふうに……
○国務大臣(河野洋平君) 失礼しました。  今お示しになりましたものを含めて、米側の調査結果によりますれば、本件薬きょうはおのおのの記載番号より、一九九五年十二月に鳥島射爆場において劣化ウラン弾誤使用事件が発生する二週間前に在沖海軍から在沖海兵隊に渡された劣化ウラン弾のものであ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 御指摘をいただきましたので、私どももなお米側とは十分連絡をとるつもりでございますが、日米安保条約というものは、日本、アメリカ双方で合意の上、日本が基地を提供し、米側がそこに駐在をして、そして日本及び極東の平和と安全のためにお互いに努力をしているという存在...全文を見る
08月08日第149回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(河野洋平君) 昨日も御答弁をいたしておりますが、九月三日にプーチン大統領が訪日をされまして森首相との間で首脳会談を行う予定になっております。この首脳会談は、我々は極めて重要な首脳会談だと考えておりまして、もちろんこの首脳会談は双方が関心を持つすべての問題、もうどれでも...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 東京宣言を踏まえましてクラスノヤルスクにおきます合意がございます。御承知のとおり、クラスノヤルスク合意は東京宣言で合意されました問題を二〇〇〇年を目標に全力を挙げようと、こういう合意でございます。当然そのことも生きていると思っております。
○国務大臣(河野洋平君) 二〇〇〇年をめどに合意をしようということはあくまでも双方の努力目標と申しましょうか、そういったことでございまして、二〇〇〇年という、二十世紀に起きた問題を二十世紀中に片づけようという、こういう意図もあったと思いますが、そうした期限について言及をされました...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) もちろん領土問題とか平和条約の問題は最高首脳の決断がなければできないわけでございますから、最高首脳の意思というものは我々にとっては極めて重要なことでございますけれども、ただ単に何の理由もなく、何の根拠もなしにできるかというと、それはなかなかそうはきっとい...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 確かに御指摘の問題は十分考えなければならないと思います。  こういう言い方は多少言いわけがましい言い方と聞こえるかもしれませんけれども、私どもとしては、やはりエリツィンさんが向こう側の代表でいてこうした問題を組み立ててきたわけでございますが、我々が想像...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 半世紀を超える分断された民族を統一しようという両首脳の決断というものはまことに、評価は幾ら評価してもいいというふうに私は思います。  キム・デジュン大統領は、もう二十年あるいは三十年近く包容政策というものを主張し続けて、その結果、政治的には大変厳しい状...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 両首脳はピョンヤンで会談をされまして、統一の問題、離散家族の問題、経済協力の問題、あるいは当局間対話の問題、それからキム・ジョンイル総書記の訪韓などについて書かれた南北共同文書に署名をされました。首脳が直接意見を交換し、文書にしてこれに署名をされたという...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 朝鮮半島がその緊張を緩和するという方向に進みますことは、我が国にとって大変いいことだと思います。  まだ両首脳が会談をしたというだけで、幕があいたという段階だろうと思います。実態としてどういう状況がこれからその舞台の上で展開をするかということはまだわか...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 朝鮮民主主義人民共和国の外相と史上初めての外相会談を行いました。時間も二十分間という限られた時間でございますから、ごくごく原則的なお話し合いでございました。  お互いにお互いの人物を確かめるということと同時に、私どもは新しい善隣友好関係を築こうというこ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 御指摘のとおり昭和四十八年、すなわち一九七三年に東京の九段のホテルからキム・デジュン氏が拉致された事件でございます。発生以来、ことしで二十七年でございますが、本件につきましては、当時の捜査の結果、在京韓国大使館書記官が犯行に加担した容疑が濃厚となったもの...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) キム・デジュン氏拉致事件はまことに不幸な出来事であったと考えておりますが、本事件に関する外交的決着は、その当時の日韓双方の最高首脳が日韓関係の大局を考えて高度な政治的判断を下したものであると考えております。  以来、本事件が発生して既に二十七年が経過を...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 閣議決定を私どもいたしましたときに、地元の話につきましては、知事及び市長から要請がなされたことを重く受けとめというふうに閣議決定の中に書き込んでございまして、私どもの受けとめ方は地元から要請があった、こういう受けとめ方になっております。
○国務大臣(河野洋平君) 私どもは重く受けとめると言っておりますことは、まさにただ単なる地元からのお話というふうに軽く受けとめているわけではございません。十分重く受けとめておるわけでございます。
○国務大臣(河野洋平君) 私は、地元の知事さんあるいは市長さんの文書等を拝見をいたしました。たしかその中には、移設に当たって整備すべき条件というふうに書いてあったと記憶をいたしております。これは、移設に当たって整備すべき条件と、こう書いてあるわけでございますから、今、照屋議員がお...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 私どもは、今も御説明を申し上げましたように、閣議決定というものがございまして、しかしその閣議決定を念頭に置きながら、やはり地元の方々の生活環境でございますとかあるいは自然環境でございますとか、こういったことに極力配慮をしながら基本的な作業をしていくという...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 目下、それらについて話し合っているところでございます。
08月09日第149回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号
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○国務大臣(河野洋平君) このたび、引き続き外務大臣の職を務めることとなりました。立木委員長を初め、委員各位に謹んでごあいさつさせていただきます。  まず、沖縄について申し述べます。  先般の九州・沖縄サミットは、小渕前総理が万感の思いを込めて決定されたものであり、二十一世紀...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 日ロ間で首脳がいろいろと会談を持ちまして、領土問題を解決して平和条約を締結するための作業と申しますか話し合いをいたしまして、重要なことが何カ所かございます。  一つは東京宣言でございます。東京宣言には、まさに領土問題を解決し平和条約を締結しようという両...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 新聞の取り上げ方もございますけれども、私は、野中幹事長からその真意を伺うように指示をいたしまして、私どもの者が伺いに参りまして、幹事長からは東京宣言を踏まえて発言をしたものだということを直接聞いて帰ってまいりましたので、東京宣言、すなわち領土問題を解決し...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 御心配をいただいて大変恐縮に存じます。  議員もお話しになりましたように、まだまだ我々は交渉する時間を十分持っておりますから、全力を挙げて御期待に沿うべく努力をいたします。
○国務大臣(河野洋平君) 朝鮮半島がその緊張を緩和させていくということは大変重要なことだと思います。したがいまして、この両首脳の会談というものを我々は歓迎いたしたいと存じます。そして、この緊張緩和への動きをできるだけバックアップしていく必要があるだろうというのがまず基本的な我々の...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 領土問題を切り離して中間条約を考えるということを私どもは考えておりません。
○国務大臣(河野洋平君) プーチン大統領と森総理との沖縄におきます首脳会談において大統領は、両国関係の全面的拡大が大事だ、同時に、難しい問題についても避けて通らずに対処していく必要がある、自分たちは、この自分たちはというのはプーチンさんと森さんという、この二人はという意味だったと...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 慎重に一貫して着実に前に進んでいく必要がある、こういうことでございまして、時間にして恐らく四十分ぐらいの会談だったと思いますが、その中で日ロ関係の具体的な問題があったというふうには私記憶をしておりません。
○国務大臣(河野洋平君) 事実関係がどうかと言われても、首脳会談に私も同席いたしましたけれども、こういう話で、これ以外の具体的な話はなかったと記憶しております。
○国務大臣(河野洋平君) これは本人でないからわかりませんけれども、たしか以前に伺った話では、プーチン大統領という人の若さとか人物像とかそういうものを頭に置いてお話しになったのではないかというふうに思います。しかし、それがどの程度的を射ているかどうかということは私にもまだよくわか...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) そんなにたくさん領土問題があるというふうには私は聞いておりません。
○国務大臣(河野洋平君) ございません。  今、議員がいろいろお話しになりましたが、どんどん何か決まっていってしまうのではないかというお話ですが、そうしたことが決まっていっているというふうなことはございません。
○国務大臣(河野洋平君) 領土問題は、明らかにロシア側の不当な占拠でございますから、これはもう理論的にソ連共産党の何がどうとかなんという問題ではないのではないかと思います。これはもう明らかに一九四五年、当時のソ連軍隊がまさに不法にああいう状況をつくり上げたわけであって、このことは...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 一言だけ、私、実は御説明を落としておりましたのは、東京宣言の中に「日本国及びロシア連邦が、全体主義の遺産を克服し、」云々という文言がこの中に入っておりまして、それはまさに議員のおっしゃったものであろうと思います。念のために申し上げておきます。
○国務大臣(河野洋平君) 中間的なものというお話だったと思いますが、この手の話を私どもは今全く考えておりませんので、これについて申し上げることはございません。
○国務大臣(河野洋平君) 堂本議員はその専門家でございますから御指導をいただくことが多いわけでございますが、私も鳥類保護連盟のメンバーの一人として、北方四島にはシマフクロウでありますとかあるいはエトピリカでございますとか、我々にとっては本当に何よりも大事な宝物のような鳥たちもいる...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 余談でございますが、もう本当に羽を広げれば一メートル近くあるようなシマフクロウが釧路の林の中を飛んでいるのを私は直接見たことがございますが、ああした鳥たちが北方四島の中にはまだ生き残っていてくれることを本当に願うものでございます。こうした生き物たちを保護...全文を見る
08月09日第149回国会 参議院 外交・防衛委員会 第1号
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○国務大臣(河野洋平君) 外務大臣の河野でございます。  矢野委員長を初めとする委員各位に改めてごあいさつを申し上げます。  外務大臣に再び任命をされてから約一カ月が経過をいたしました。この短い間にも、九州・沖縄サミットが開催され、またASEAN地域フォーラムなどに出席し、さ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 議員御指摘の人間の安全保障につきましては、小渕元総理も極めてこの点に注目をされて熱心にこの問題を提言されたことはもう御記憶のとおりでございます。  我が国といたしましては、今議員が御指摘になりましたような視点に立ってこの問題に取り組みたいと思っておりま...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 議員御指摘のとおり、こうした問題についてはでき得る限り話し合いによって問題を解決するということが我が国の考え方でございます。これは、近隣諸国との間、しかも友好国と考えている国との間の問題処理としては当然のことだと思います。  ただ、今議員が御指摘のとお...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 今の議員の御質問にお答えをする前に、こういうことも申し上げておきたいと思います。  中国側が行っております海洋調査活動は、試掘などを伴わないものだというふうに私どもは承知をしておりまして、このような調査活動と我が国鉱業法に基づく試掘などを伴うそれとを単...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 今御指摘のような我が国近海における中国艦船の行動が、防衛庁から御報告があったような目的であるということであるとすれば、私は甚だ残念なことだと思います。  議員が御指摘になりましたように、日中両国は友好関係をさらに強めていかなければならぬ、信頼関係を構築...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 日中関係の重要性は、私が再び申し上げる必要もないことだと思います。  二十一世紀を考えれば、日本と中国の関係ほど注意深く大事にしていかなければならない関係はないだろうというふうに思っているわけでございまして、この関係をどういうふうに、言葉は適当でないか...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 我が国の対ロシアとの間の領土問題の解決というものは極めて重要な課題でございまして、我々としては、領土問題を解決し平和条約を締結するという考え方を一貫してとっております。
○国務大臣(河野洋平君) そうした事実は全くありません。
○国務大臣(河野洋平君) 私は、国会であろうとどこであろうと、中間条約を認める、あるいは中間条約について発言をしたことは一度もありません。恐らく、もしそういう記事が新聞に、私が中間条約について云々という発言をしたという記事があるとすれば、それは間違いだと思います。私は一度も中間条...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) いろいろなアイデアがあったりいろいろな提言があっていいではないかと言ったことは事実でございます。  私は、政府間の交渉がございますけれども、その間にロシア側にもさまざまな発言があったりさまざまな考え方が出てきておりますし、日本の国内にも、学者の方々ある...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 恐らく議員は自由民主党の野中幹事長の御発言について意見を述べられておるんだと思いますけれども、野中幹事長も、自分の発言は東京宣言というものを踏まえての発言だということをその後言っておられまして、東京宣言というのは先ほどから申し上げておりますような内容でご...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) そういう情報は私どもは聞いておりません。  聞いておりませんし、私どもは今ロシア側に対して、問題を先に延ばせば延ばすほど、本来ロシア側も得るべき利益と申しますか、例えば極東地区の開発その他が遅くなってしまうよということも、こちらからは言っておりませんけ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 私が持っておりますロシアの新外交政策概念、これは日本語に訳されたものでございますが、その日本語に訳した部分は、今議員がお話しになりましたように、ロシアは国際的に認められた両国間の国境線画定に関する双方に受け入れ可能な解決の模索を継続していく、こういう訳に...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 交渉に臨む態度は変更はありません。
○国務大臣(河野洋平君) 今般のサミットの折に行われました日ロ首脳会談におきましては、朝鮮半島情勢につきまして森総理から、今まで四者で話し合いがいつも行われてきたわけであるが、朝鮮半島の情勢も新たな段階に入ってきたので日ロも入った枠組みができないものだろうか、どうお考えですか、こ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) いずれにしても、弾道ミサイルとかあるいは核兵器の問題については、国際社会がこれから先も議論を続けなければならない大事な問題だというふうに思っております。そしてしかも、その核兵器を保有している国とそうでない国、この間の議論というものも当然あると思いますが、...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 朝鮮民主主義人民共和国に対するアメリカ、日本、韓国それぞれの交渉があるわけですけれども、しかし、いずれにしてもこの三カ国、日米韓の三カ国は政策調整といいますか政策協調を非常に緊密にいたしております。それはあらゆる発言の一字一句にまで調整をしているわけでは...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 御指摘のとおり、南北共同宣言というものには五項目あって、その第一項目と第二項目にはそれぞれ統一問題は云々というふうに書いてございます。南側の連合提案と北側の低い段階の連邦提案が互いに共通点があることを認めて、この方向で統一を目指していくことにした云々と、...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) この方が軍国主義という言葉をどういうふうに考えてお使いになったかということももう少しお尋ねをしたいようにも思いますが、少なくとも現時点で、自民党のみならず日本社会において軍国主義というものが、何といいますか、力をつけてきているというような状況があるという...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) ちょっとまず、御答弁がずれることをお許しいただけるなら、ARFという会議で、何とかこの地域の安全といいますか、そういったものを維持していくために何が必要かということで、お互いの信頼醸成措置が一番重要だと。その信頼醸成措置を育てるために何が大事かといえば、...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 先月のバンコクにおきます日中外相会談におきましては、私より、我が国の事前の同意なく我が国排他的経済水域または大陸棚において行う海洋の科学的調査は直ちに中止するように申し入れまして、本件は放置できない問題だとして中国側の責任ある対応を求めました。また、我が...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 事前の通告だけではなく、事前の同意を求めた次第でございます。  それから、境界画定ができていない地域というのも、これは海洋法条約の後の作業でまだそういう箇所があることはまことに残念なことでございますが、そういう箇所があることは事実でございます。  た...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) CTBTにつきましては、中国はCTBT条約をつくるときに最終的に賛成をしてCTBT条約がつくられております。したがって、その条約がつくられた直後に中国は直ちに署名をいたしております。ただ、批准がまだしてございません。  その点については中国側は、自分は...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 今月二十一日から開催をいたします日朝国交正常化交渉につきましては、私は先方外務大臣との間で会談を行いまして、八月二十一日から開催することを決めてまいりました。その会談の席上、先方外務大臣からは米支援については一言の発言もございませんでしたし、当然私の方か...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 議員も御承知のとおり、これまで我が国は国連総会の折にしばしば究極的核廃絶についての決議案を提案してまいりました。しかし、過日のNPTの再検討会議には究極的という言葉を取った決議が行われたということもございまして、究極的核廃絶という我々の主張というものは新...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) これは当委員会でも何度も御議論をさせていただいたと記憶しておりますが、今この委員会のメンバーでございます山本一太当時の政務次官を中心に、私どもはNPT再検討会議にも山本当時の政務次官を派遣いたしまして相当積極的な活動をいたしました。  申し上げると少し...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 私どもは、新アジェンダ連合の主張と核保有国の主張との橋渡し役を務めたと。これは、ほうっておけば確実に新アジェンダ連合の提案も実現をしないし、結果、NPTの再検討会議は不成功に終わる可能性も非常に強かったわけです。そういう中で、我が方は核保有国と新アジェン...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) あの会議は、もう議員は御承知の上でそういう御発言をしておられると思いますが、極めて難航をいたしまして、何日間も徹夜の議論が続いて、最後は時計をとめてまで作業をするという状況であったわけです。そして、しかしすべての参加国はこの会議を不成功に終わらせてはいけ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 究極的核廃絶については、過去何年か何回かの国連の中での決議としてもう既に定着していると申し上げていいかと思いますが、こうした考え方はほぼ定着をしていると私は思っているわけです。それを定着させるのには相当我が方は努力をしたわけでございますが、いずれにしても...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 繰り返し申し上げますが、合意ができなければ決議はできないわけでございます。どうやって合意をつくり上げるかという作業の中で果たした役割が大きいということを私は申し上げているわけでございまして、新アジェンダ連合がどういう提案をしようが、新アジェンダ連合の提案...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 新アジェンダ連合の中に明確な約束という文言があることは認めます。
○国務大臣(河野洋平君) どういう意味ですか。
○国務大臣(河野洋平君) それは認めます。  ただ、それはただ単なる要求であって、それは要求したからそのとおりになるというものではないということも認めていただきたい。
○国務大臣(河野洋平君) どうも議員と私は残念ながら見解を異にいたします。山本政務次官が席に戻られましたから、政務次官御本人のいる前で議論をすることになって、私は大変その点は有利だと思いますけれども。  繰り返し申し上げますけれども、新アジェンダ連合の提案と核保有国との間では合...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 議員、ちょっと私が混乱しているのか、あるいは議員が混乱しているのか、もう一度整理をしたいと思うんですが、カットオフ条約交渉の即時開始、望ましくは二〇〇三年、遅くとも二〇〇五年までの交渉終了、これは日本が提案したものだということはおわかりですね。
○国務大臣(河野洋平君) 私が申し上げているのは、カットオフ条約で期限つきを日本が提案したということはお認めになりますねと。
○国務大臣(河野洋平君) 大変申しわけありませんが、今私が持っております、きょう持ってまいりました資料の中の新アジェンダ連合の決議案には期限の入ったものが見当たらないんですけれども、ちょっともう少し明確に、どういう期限がどこに入っているかおっしゃっていただけますか。
○国務大臣(河野洋平君) この間のNPTの話ではなくなっちゃったわけですね、今の議論は。
○国務大臣(河野洋平君) わかりました。  確かに国連の場においては期限つきの決議を出しておられるということは承知をしております。しかし、この場合は、先ほども申し上げましたように、こうした提案は私は一つの提案だと思っております。しかし、一つの提案だとは思いますけれども、核兵器国...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) どうも今の整理を聞いても私にはもう一つ納得がいかないので、またこの議論は続けさせていただきたいと思いますが、どうも議員の今の整理は、国連総会のときの議論とNPT再検討会議のときの議論とを、途中でそのつながり方に整合性がどうも欠けているというふうに私には思...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 政府は、国民の生命、財産というものを何よりも大事にしなければいけないということがあると思うんです。したがって、人道的な問題あるいはミサイルを含む安全保障の問題について、我々は、これを軽視すると申しますか、これを横に置いて話をするということはするべきでない...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 国交正常化交渉を行うわけですから、先方の体制というものをきちんと認めるということは重要なことだと思います。先方の体制を認めないと言って交渉をするということはできないだろうと私は思います。したがって、先方の体制はきちんと認める必要があるだろうと思います。 ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 九州・沖縄サミットの評価をする場合に、非常に狭い意味であのサミットにおける議論とサミットにおける声明について評価をするという評価の仕方と、少なくとも沖縄でやって、沖縄に先進国の首脳が来られて沖縄の実情も見た、あるいは日本の文化の多様性にも触れられた、そう...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 御指摘をすべてそのとおりですとはちょっと私の立場から言いにくいわけですけれども、G8のメンバーが非G8の声を聞かなければならないということで合意をしたことは、前進といいますか変化だろうと思います。  G8だけで相談をしてもなかなか的を得た議論というもの...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 御指導いただいてありがとうございます。  確かに、沖縄サミットは、警備をしてくださった皆さんの御努力、一番の私にとってありがたかったのは地元沖縄県民の皆さんの大変な御協力、こうしたことがあって初めて沖縄サミットは事故もなく行うことができたという点はもう...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 大変私どもにとりましてもうれしい御提案でございまして、ぜひその御提案は実現をさせてまいりたいと思っております。  留学生制度が、つまり人づくり、人材育成というものは非常に重要だというふうに私どもも認識をいたしておりますので、今の御趣旨を生かしたいと思っ...全文を見る
09月26日第150回国会 参議院 本会議 第2号
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○国務大臣(河野洋平君) 対ロ交渉についてお尋ねでございました。  対ロ交渉につきましては、外交担当者として総理の指示のもとにクラスノヤルスク合意の実現のための努力を継続してまいります。  今月上旬の日ロ首脳会談におきまして、両首脳から平和条約締結問題合同委員会の代表者として...全文を見る
09月28日第150回国会 衆議院 予算委員会 第1号
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○河野国務大臣 お尋ねでございますが、この問題、使用期限の問題は、これまで何度か日米間で日本側から取り上げてきているわけでございます。  総理が今御説明になりましたのは、菅議員が指摘をされました、先般の日米首脳会談の折にどういう話をしたか、こういうお尋ねであったわけで、今総理か...全文を見る
○河野国務大臣 外交担当者として私から申し上げたいと思いますが、まず最初に、その二枚舌とかなんとかということはぜひ御勘弁をいただきたい。私は、一つ一つの問題について、でき得る限り正確に誠実にお答えをしているつもりでございますから、これはぜひおわかりをいただきたいと思います。  ...全文を見る
○河野国務大臣 私から総理の御答弁を補足するというのはどうかと思いますけれども、十五年の期限というのは、沖縄県知事及び名護の市長からその後にそうした御提案がございましたことは、菅議員のおっしゃるとおりでございます。しかし、こうしたことを重く受けとめて日米間の交渉に取り上げろという...全文を見る
○河野国務大臣 我が党幹事長からいろいろ御発言があることを私は承知しております。しかし、これらの発言は、外交をしっかりやれという御激励と私は受けとめておるのでございます。  幾つか具体的に、例えば総理が出かけたときのODAの問題はばらまきではないかというような御指摘もございまし...全文を見る
09月29日第150回国会 参議院 予算委員会 第1号
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○国務大臣(河野洋平君) 議員御指摘のとおり、朝鮮民主主義人民共和国、いわゆる北朝鮮は昨年あたりから大変積極的な外交政策を展開しているように私どもには思えます。ヨーロッパの各国あるいはアジアの各国にも積極的にアプローチをしておりまして、幾つかの国と新たな関係を修復あるいは結びつつ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 先般、国連総会の折を利用いたしまして、ニューヨークにおきまして2プラス2の会合を開催いたしました。その席上ではさまざまな問題、例えば国際情勢全般について話し合いもいたしましたし、それから、とりわけ議員今お尋ねの沖縄の問題についても話し合いをさせていただき...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 使用期限問題につきましては、日本政府の立場はこれまで説明してきたとおりであり、沖縄県知事及び名護市長から御要請があったことについて、七月の日米首脳会談を含め米国政府との話し合いの中でこれまでも取り上げてきたところであり、今後、国際情勢の変化に対応して、同...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 繰り返して申し上げますが、地元の知事あるいは市長の要望というものは政府として重く受けとめる、これは当然のことだと思いますが、この地元の市長、知事の御要望というものを受けて私どもは日米間の主要な会談の席で取り上げてきております。
○国務大臣(河野洋平君) SACOの最終報告の中では、普天間の移転ということは書いてございますが、当時はまだ海上移転ということがございまして、その点では当時の、一九九六年のSACO最終報告の中身と普天間の移転の計画につきましては現在変わってきているということはもう議員よく御承知の...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) SACOの最終報告の中で、先ほど申しましたように、普天間飛行場の移転ということについては書かれているわけでございまして、その移転の方法と申しますか、そうした問題についてはその後も議論が続いているわけでございます。  一九九八年に大田知事が、海上ヘリポー...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 使用期限問題というものはこれは極めて重要な問題でございます。もちろん、その地元の皆さんにとっても重要でございますと同時に、日米安保条約を踏まえた日本の平和と安全ということを考えましても、米軍の兵力あるいは軍事態勢その他につきましても十分議論をしなければな...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 今申し上げましたように、この問題は日米で基本的な認識の協議というものが必要であろうというふうに考えております。
○国務大臣(河野洋平君) 今申し上げましたように、日米で協議をするということが重要でございまして、先般も官房長官から御発言があったと承知をいたしておりますが、議員の御指摘の委員会でこれを扱うということにはなっていないと承知しております。
○国務大臣(河野洋平君) 繰り返してまことに恐縮でございますが、この十五年使用期限問題につきましては、私ども、日米の首脳会談でもそうでございますし、2プラス2あるいはその他ハイレベルにおきます日米間の話し合いでしばしば取り上げてこれまでまいりました。そういう状況の中でこれは議論が...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) ちょっと御質問の意味が正確に受け取れませんが、それぞれの委員会はそれぞれの役割がございますから、最終的に十五年の使用期限問題に限定してのお尋ねであるとすれば、それは先ほどから申し上げておりますように、日米間の話し合いということであろうかと思います。
○国務大臣(河野洋平君) 沖縄県から地位協定の改正についての要請があることは承知をいたしております。しかし、私どもといたしましては、これまでも沖縄県の御意見を踏まえましてSACOの最終報告に九項目の地位協定の運用の改善措置を盛り込んで、その後これらはすべて実現をしているわけでござ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 嘉手納飛行場におきます航空機騒音問題につきましては、周辺の地域住民にとって大変深刻な問題であるということを政府としても認識をいたしております。  今般の嘉手納基地騒音訴訟におきまして、従前の訴訟に比べて、今、議員お話しのとおり、幅広い年齢層にわたって多...全文を見る
10月31日第150回国会 衆議院 本会議 第8号
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○国務大臣(河野洋平君) 日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第六条に基づく施設及び区域並びに日本国における合衆国軍隊の地位に関する協定第二十四条についての新たな特別の措置に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定の締結について承認を求めるの件につきまして、その...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 御質問にお答えしたいと思います。  我が国政府は、最近の朝鮮半島を取り巻く好ましい流れを積極的に後押しするために、本年七月に開催されましたG8首脳会議、沖縄サミットでございますが、におきまして、議長国として歴史的な南北首脳会談を後押しし、同時に、国際社...全文を見る
11月01日第150回国会 衆議院 外務委員会 第1号
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○河野国務大臣 ただいま議題となりました日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第六条に基づく施設及び区域並びに日本国における合衆国軍隊の地位に関する協定第二十四条についての新たな特別の措置に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定の締結について承認を求めるの件につ...全文を見る
○河野国務大臣 議員が御指摘になりましたように、本協定締結に向けまして、政府部内には、それぞれの立場からそれぞれの視点に立った御議論がございました。もちろん、今議員が御指摘になりましたように、財政当局の意見というものもございましたし、防衛庁の御意見も十分聞くべき意見として我々は拝...全文を見る
○河野国務大臣 お答えをいたします前に、そそっかしくも先ほどの御答弁で事実関係を間違えましたので、訂正させていただきます。  特別協定、私とオルブライト長官との間で署名をいたしました、七月と申しましたが、九月でございましたので、訂正させていただきます。  広報の問題について、...全文を見る
○河野国務大臣 議員の御指摘はそのとおりと思いますので、引き続き努力をしてまいりたいと思っております。  途上国に比べてアメリカのメディアの発達というものは大変なものでございますから、メディアに乗って広報をうまく進めることができれば、相当隅々まで行き届く可能性というものはあるわ...全文を見る
○河野国務大臣 議員が御指摘になりましたように、確かに今日、アジアの各地にはさまざまな問題がございます。その一つ一つの問題は、それぞれ全く理由の違う問題だというふうに申し上げていいと思います。これら一つ一つの問題がどう解決されていくかということについて、我々は決して無関心でいてい...全文を見る
○河野国務大臣 今議員が御指摘になりましたアーミテージさんとかナイさんたちが集まっていろいろと政策についての研究をし、その成果をまとめられているということは私も承知をしております。今お話しのように、これが、民主党でもない、共和党でもない、超党派で、それぞれ支持政党は違うけれども一...全文を見る
○河野国務大臣 日米防衛協力のための指針は、議員御指摘のように、より効果的かつ信頼性のある日米協力を行うため、日米防衛協力のあり方に関する一般的な大枠及び方向性を示すことを目的としたものであります。このような指針及びそのもとでの取り組みによって日米防衛協力を一層充実させることがで...全文を見る
○河野国務大臣 御指摘のとおり、欧州各国が北朝鮮に大変な関心を持って、外交関係を樹立しようという動きが非常に多うございます。  ちなみに、ちょっと申し上げてみたいと思いますが、EU十五カ国の中で、現在北朝鮮と外交関係を有している国は、イタリア、オーストリア、ポルトガル、スウェー...全文を見る
○河野国務大臣 御案内のとおり、北朝鮮に対しましていろいろと働きかけをしたり話をいたしますときには、いつも日米韓三カ国で政策的な調整を行うということで今日までずっとやってまいりました。したがって、オルブライト長官が訪朝いたしますときにも、我々は、訪朝前に話し合うか、あるいは訪朝後...全文を見る
○河野国務大臣 今回の日朝交渉は、私が交渉に臨む交渉団の人たちにも申し上げてまいりましたのは、できるだけ接点を見出す努力をしてもらいたいということを申し上げたわけでございます。  二日間にわたって交渉が行われたわけでございますが、先方との約束でやりとりについては一切外に出さない...全文を見る
○河野国務大臣 御指摘のように、朱鎔基首相の日本訪問時におきます努力というものは、私も大変積極的な御努力をなさったというふうに思います。  今議員がお話しになりましたように、ああしてテレビに出て、素顔のといいますか、朱鎔基さんという人物を見せるということが今まであったかというと...全文を見る
○河野国務大臣 私は、非常に率直に申し上げて、例えば住宅事情を一つとってみても、もう一つ一つの家の大きさが違う、庭の面積も違うだろうということがあると思うのですね。今議員がおっしゃるように、それはぜいたくじゃないかという指摘をするとすれば、これは、つまり何をもってぜいたくと言うか...全文を見る
○河野国務大臣 きのう首藤議員の御質問に本会議でお答えをした点についてのお尋ねでございます。  本年のこれまでのところ、硫黄島の使用頻度というものが非常に少ない。全体の二五%程度。これまでは八〇%前後であったものが、ことし、これまでのところ二五%前後になっておるということでござ...全文を見る
○河野国務大臣 政府としては、この問題についていろいろと部内の検討をいたしてはおりますけれども、しかし、SACOの最終報告の中に盛り込んでおりますように、地位協定の運用の改善を図っていくということを米側と取り決めをいたしまして、この地位協定の運用の改善の部分についてはおおむね米側...全文を見る
○河野国務大臣 国連の第一委員会での採決が今夜深夜に行われるという予定でございます。この第一委員会におきまして、我が国は、今お話しの「核兵器の全面的廃絶への道程」の決議案を出しております。  九四年に私どもはいわゆる究極的核廃絶についての決議案を提案いたしました。これをその後も...全文を見る
○河野国務大臣 新アジェンダ連合提出の決議案につきましては、まだなお審議が行われているわけで、ここで確たることを申し上げられませんが、私といたしましては、ぜひ前向きに対応をしろ、できることなら賛成をしたらどうか、こういうふうに考えております。  文書を精査しなければならない部分...全文を見る
○河野国務大臣 議員がお話しになりましたように、思いやり予算というのはどなたが名づけられたかわかりません。恐らく金丸防衛庁長官当時にそういった話があったわけでございますが、これはあくまでも言ってみればニックネームといいますか、どなたかが名づけられたことでございまして、あの当時はな...全文を見る
○河野国務大臣 日米地位協定の改正についての民主党の労作は、ちょうだいをして拝見をいたしました。言ってみれば、日米地位協定締結当時には余り重要視されなかった問題で、今日非常にクローズアップされて重要だということになっている問題、例えば環境の問題などそうでございますが、これらについ...全文を見る
○河野国務大臣 議員に御答弁を申し上げます前に、誤解があるといけませんからもう一度確認をさせていただきたいと思いますが、日米安保条約におきます地位協定の改正が本筋だと私が申し上げたのは、それがいいということを申し上げたわけではございません。つまり、物事というものは、本筋を変えると...全文を見る
○河野国務大臣 私は、双方ともに大変努力をされたというふうに思っております。
○河野国務大臣 大変恐縮ですが、申し上げられないという状況でございます。
○河野国務大臣 先方がどういう理解をするかというのを私が推測して申し上げることは適当でないと思いますけれども、私の気持ちから言えば、国交のない国と国交正常化交渉をしようというときに、今までもあったケースで、まず議員外交が手がかりをつくる、そして手がかりができると政府間の交渉、政府...全文を見る
○河野国務大臣 日英の首脳が会っていろいろな話をなさったということについて公表された、ブリーファーがブリーフをしたということについて、その中身も含めて、これは官房長官が政府の見解として述べておられるわけでございまして、これは官房長官の御発表、御発言をそのまま私としては政府の見解と...全文を見る
○河野国務大臣 外務大臣としては、与えられた条件の中でベストを尽くすというのが外務大臣としての務めでございます。
○河野国務大臣 私どもは、先ほど申し上げましたように、これまでの外交交渉をそのまま続けるということで全く問題はない、つまり、官房長官の御発表はそういう御発表であるというふうに考えております。
○河野国務大臣 先ほどから申し上げておりますように、内閣の一員として現在の状況というものを踏まえて交渉を進めるということであって、現在の状況について私があれこれ言うべきでないというふうに思います。
○河野国務大臣 現在の時点では考えておりません。
○河野国務大臣 これは、私からお答えすることは大変難しいことでございます。
○河野国務大臣 いや、私が申し上げようと思いましたことは、例えば、少なくとも現在、アメリカは大統領選挙の直前でございます。こういう状況の中で大きな外交政策を実行するかしないかというのは、これはただ単に外交政策という視点だけでない判断も働く可能性があるというふうにも思います。  ...全文を見る
○河野国務大臣 テロ支援国家のリストからどうやれば除外されるかというお尋ねでございますが、これはアメリカの国内法令でございますから、その解釈について私が、こうなりゃ解除、これだと解除でないということを申し上げるのはなかなか難しいと思います。例えば、解除をするにしても、一定期間、い...全文を見る
○河野国務大臣 先ほど私が申し上げましたのは、テロ支援国家リストの対象国の政府が過去六カ月の間国際的なテロ行為を支援しない、あるいは将来国際的なテロ行為を支援しないと保証するということが必要だというふうに私は理解しておりますので、そのスタートの時点は、仮にやろうとすれば今であって...全文を見る
○河野国務大臣 日米韓三カ国の政策調整はこれまで非常に緊密に、そしてうまくいっていると思っています。ただ、これからが非常に重要なところだと思います。しかし、それは今議員もおっしゃったように、何も同じペースで全部が進んでいかなきゃならないというわけではなくて、例えばどこかが進むこと...全文を見る
○河野国務大臣 私は、日朝交渉についてというよりは北朝鮮の外交について議員がどういうふうにお考えになっておられるかわかりませんが、北朝鮮の外交は昨年の暮れあたりから非常に積極的に国際的に動き出した、そしてそれが顕在化し始めたというふうに考えているわけです。恐らく水面下ではもっと早...全文を見る
○河野国務大臣 ないと思います。
○河野国務大臣 そういう事実はないというふうに申し上げていいと思います。
○河野国務大臣 この文明子(ムンミョンジャ)という女性につきましては、報道などによりますと、本年六月末に金正日総書記と面会したことがあるとされておりまして、在米韓国人ジャーナリストであるというふうに承知をしております。
○河野国務大臣 議員からの質問主意書は、総理にあてて、こういうものを出したかどうかというお尋ねでございますから、これは、官邸においてそういう事実がないという御答弁をなさったわけでございまして、外務省と合議をするという筋のものではございません。お出しになった御当人、御本人が官邸でそ...全文を見る
○河野国務大臣 質問主意書に対する答弁は閣議でも諮られるわけですから、そういう意味では、内閣が責任を持つということはおっしゃるとおりだと思います。  しかし、この問題は、こういう文書を出したか、あるいはその質問主意書の中にはこういう人物と面識があるかということを森総理に聞いてお...全文を見る
○河野国務大臣 拉致というのは、明らかにだれかが意図を持ってある人物を連れ去る、行方不明の場合には、まさにどういう状況かわからぬけれども行方が知れないということだと思います。
○河野国務大臣 いろいろなケースがあるんだと思います。  例えば、これは例に挙げては大変申しわけないことでありますけれども、現在の金大中韓国大統領が日本を旅行中に事件に遭って、いわば拉致されて、そして韓国へ連れ戻されたといいますか何といいますか、韓国で発見をされたという状況にあ...全文を見る
○河野国務大臣 先ほどからお答えをいたしておりますように、今回の交渉のやりとりについては明らかにしないという先方との約束がございますので、今回の問題については答弁を御容赦いただきたいと思いますが、これまでの交渉の中では拉致という言葉を使っております。
○河野国務大臣 前段について申し上げますと、総理の御発言は、現在は総理でございますけれども、かつて総務会長当時、訪朝団の団長として訪朝したときの話を一つのエピソードとして話をされたということであって、総理が、総理と総務会長を混同しているとか、そういうところがはっきりわかってないと...全文を見る
○河野国務大臣 どういうエピソード、話をすることが適切かどうかということについては、これはいろいろそのときの状況もあると思いますが、今回の場合には、とりわけ御自身が近くにおられたわけですから、そういうエピソードを話されたのではないかというふうに思います。そのこと自体、私どもはその...全文を見る
○河野国務大臣 ニューヨークで国連総会に出席をする北朝鮮の要人が国連に来られる。森総理もたまたまそのときに国連におられるわけでございまして、チャンスがあれば、会談といいますか、会ったらいいと。(安住委員「リクエストはあったのですね」と呼ぶ)ありました。
○河野国務大臣 私としても、総理にはチャンスがあれば会っていただきたいというふうに思っておりましたから、会っていただけるように努力をいたしました。残念ながら、御承知のような状況でこの会談はできなくなってしまったわけですが、もし会談の機会があれば、あのとき会っていただいておればなと...全文を見る
○河野国務大臣 数量については私が決めました。
○河野国務大臣 WFPのアピール、及び翌年に向かって米の北朝鮮における供給量が少ないという状況を私どもは承知しておりましたので、その数量をできるだけカバーする数字を考えたわけでございます。
○河野国務大臣 詳細は食糧庁なり農水省から申し上げるのが正確だと思いますが、私どもが考えております数字は、今回の食糧支援にかかる経費として、WFPが五十万トンの我が国の援助米を国際価格で調達して北朝鮮に配付するための所要経費としておおむね百七十五億円、それからどういう米を使うかと...全文を見る
○河野国務大臣 それは何かの間違いだろうと思います。むしろオルブライト長官御自身が、先ほども御答弁申し上げましたけれども、まだ自分は大統領に詳細報告をしていないわけで、ここで説明をするのも限界がある、十分自分自身注意深く話をしなければならないと思っているということを言われたことは...全文を見る
○河野国務大臣 双方の準備ができたらやろう、そういうことになっております。
11月06日第150回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第2号
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○国務大臣(河野洋平君) 本日、参議院の国際問題調査会の開会に当たりまして、ただいまお話しのように、国連をめぐる最近の動向と我が国の対応についてお話をさせていただきたいと存じます。少し長くなりますが、お許しをいただきたいと思います。  二十一世紀の国際社会は種々の課題に直面して...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 国連改革は、議員の御指摘のとおりもう七年にわたって国連は改革されなければならないという議論を続けているわけですね。毎年毎年国連改革について議論を続けているわけですが、何か一つの節目というかきっかけをつかんでそれを実現したい、こう思っておりまして、その節目...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 議員、誤解があるといけませんので、ちょっと答弁の前に一言だけ申し上げておきますが、私が先ほど申し上げたのは、私の答弁の中で日本の国連常任理事国入りに反対する国があるということを言ったつもりはございません。中国はいまだにはっきりとその意思を表明してくださら...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 正直、大変難しい問題提起で、これは武見委員から御答弁をいただいた方がいいのだろうと私は思っているんです。いつも武見委員からこの問題については考え方についていろいろ御教授をいただいているものですから、そんなことで、もし後で御意見があれば武見さんからもお願い...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) インドネシアの問題を提起されましたが、インドネシアの問題について国連は懸念を表明していることは事実だと思います。懸念は表明しておりますが、現時点では国土の一体化といいますか、やはりインドネシアという主権のもとで、イリアンジャヤにしてもアチェにしても、今そ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 議員御指摘のとおりだと思います。  私もユネスコの重要性というものを非常に強く感じておりまして、これは、今そんなことを言ってはいけないのかもわかりませんが、日本人が、松浦さんがユネスコの責任者になられたということもあって、大いにユネスコがこれから新しい...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 先ほど来のいろいろなお話を踏まえて、私なりにまず一つ考えを申し上げたいと思いますが、それは、今お話がございましたように、国際社会の中でグローバリゼーションが進んでいって一種の経済中心の合理主義というものがだあっと地球上を覆ってしまうと、そういう中で長い間...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 分担金の問題については高須君から御答弁をさせたいと思いますが、ODAその他、一兆円を毎年使って云々というお話は、私どもにとりましても、まことに貴重な国民の皆様からいただいているお金の使い道については十分注意をしなければならないと思いますし、それがよい方向...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 大変重要な御指摘だと思います。  国連を舞台にして一体国際社会にどういうスタンスで臨むか、日本の特色といいますか、そういうものがもう少し輪郭が明確になった方がいいのではないかという御指摘だと伺いましたが、先ほどから御議論がありました人間の安全保障という...全文を見る
11月07日第150回国会 衆議院 安全保障委員会 第1号
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○河野国務大臣 下地議員はもうこの問題に精通しておられるわけでございますから、私から重ねて御答弁をするのもどうかと思いますが、今のお尋ねでございますから、十五年期限問題ということについて申し上げれば、閣議決定には、沖縄県知事及び名護市長の要請はこれを重く受けとめるということが、閣...全文を見る
○河野国務大臣 この閣議決定は、代替施設をつくっていくという作業の中で非常に重要な閣議決定でございます。  この閣議決定の中の一部を取り上げて今我々は議論をしているわけでございますけれども、ここに書かれておりますように、非常に重要なことは、基地問題というのは国際情勢というものが...全文を見る
○河野国務大臣 大変繰り返しで申しわけありませんけれども、知事や市長の御要請というものを政府としては重く受けとめて、これは取り上げてまいりますということを今申し上げているわけで、これは閣議決定でございますから、こう申し上げる以外に御答弁のしようがないわけでございます。
○河野国務大臣 二〇三〇年ということをおっしゃるのですが、私は、まだ二〇三〇年という数字を入れるということにもいろいろ問題はあるだろうと思っております。  と同時に、国際情勢につきましては、外務省として肯定的に、この北東アジアあるいはアジア太平洋周域の平和と安定のために、外交努...全文を見る
○河野国務大臣 ミサイルの問題についてのお尋ねでございます。  一番直近の具体的なことを申し上げれば、アメリカのオルブライト国務長官がピョンヤンを訪問されたわけですが、このオルブライト長官がピョンヤンを訪問する、アメリカを出てピョンヤンに向かう飛行機の中から、外務省、私のところ...全文を見る
○河野国務大臣 私は、まず基本的に、今日のような日朝関係で考えれば、日本が北に対して何か考えるときには、人道的支援ということが言えると思います。この人道的支援についてはどういうものがあるかといえば、恐らく食糧であるとか医薬品でございましょうか、そういったようなものが考えられるとい...全文を見る
○河野国務大臣 私は、北朝鮮の食糧事情というものが今のままだと、恐らく恒常的に毎年毎年相当な量の不足が出てくるだろうと思います。  それからまた、これはあくまで推測でございますから、見てきて申し上げているわけではございませんので当たらない部分もあるかもしれませんが、聞いておりま...全文を見る
○河野国務大臣 KEDOのプロジェクトというのは非常に重要なプロジェクトでございます。これは議員よく御承知のとおりです。このプロジェクトをしっかりやることが、北朝鮮がこれまで使用してきた黒鉛炉を軽水炉にかえていくというためのものでございますから、非常に重要だと思っております。 ...全文を見る
○河野国務大臣 お尋ねの目的から少し外れるかもしれませんが、非常に事務的でございますけれども、まず世銀への加盟要件について申し上げれば、世銀に加盟するためにはIMFへの加盟がまず条件でございます。IMFへの加盟資格は、IMF協定上に定められた加盟国の義務、クオータの支払い義務であ...全文を見る
○河野国務大臣 在韓米軍につきまして、我が国がこれについて何か言ったということは私は記憶しておりません。在韓米軍は、米軍と韓国といいますか、北朝鮮といいますか、朝鮮半島がまず第一義的にこれについては話し合われるのだろうと思っています。  金大中大統領は、在韓米軍の存在は非常に意...全文を見る
○河野国務大臣 みんな難しいことばかりおっしゃっておられるわけですが、六者会談といいますか六者協議といいますか、私もこれは非常に重要だと思っています。  ただ、現状では、日本から呼びかけて北朝鮮が入った六者協議が、北側がそれに対して、結構でしょう、六者協議いいでしょうと現実に言...全文を見る
○河野国務大臣 先般、私が申しましたのは、まさに日朝国交正常化交渉の最前線で先方と、交渉相手とやりとりをしている部分については、大変申しわけございませんが、先方との約束といいますか、了解もあって、確認もあって、これは申し上げることができませんとまず申し上げました。それから、外交交...全文を見る
○河野国務大臣 手のうちにはカードはたくさんあるわけでございまして、いろいろな交渉の仕方ということも我々はいつも考えているわけでございます。でき得べくんば、手のうちのカードの種類が多いということが一般的にはいいのではないかというふうに思われがちでございますけれども、そうした問題と...全文を見る
○河野国務大臣 御答弁を申し上げる前に、先ほどの私の答弁でもし誤解があるといけませんので、ちょっと確認のために発言をお許しいただきたいと思います。  先ほど私は、森総理が、北朝鮮との外交関係を持とうとしているイギリスのブレア首相に日本の立場について説明をした、その中の一つだとい...全文を見る
○河野国務大臣 申しわけありません、ちょっとどの議事録を指しておられるのかが今急な御質問でわかりかねますので、改めて外務省からどの部分かをお尋ねに上がって確認をさせていただきたいと思います。
○河野国務大臣 まず、人的交流の問題から申し上げたいと思いますが、浅野政務次官から御答弁申し上げましたように、私どもとしても、人材育成といいますか、それぞれの地域に優秀な人材を育てるということに着目をして、こうした作業にこれから特に重点を置きたいと思っております。  その場合に...全文を見る
○河野国務大臣 どうも、国防省昇格問題というのは所管外でございまして、私からこれについてあれこれ申し上げることはいかがかと思っておりまして、できますれば答弁は差し控えさせていただきたいと思います。
○河野国務大臣 議員御指摘でございますNLPでございますが、政府といたしましては、NLPでございますとかデモフライトの実施に伴う飛行場周辺住民への騒音などの影響を十分承知いたしております。とりわけNLPは夜間でございますから、周辺住民の皆様方に対する騒音による被害というものは大変...全文を見る
○河野国務大臣 コーエン国防長官との会談で、私はこのNLPの問題を取り上げて十分話をいたしました。  私は、かねてから、こうした訓練が重要であるという米軍の主張というものもこれは一理あると思います。いや、それはどこでやるかは別として、このNLPという技術を錬磨するということが重...全文を見る
○河野国務大臣 議員が今御披露になりましたように、私としても、このNLPが本州の基地の中で行われるということをできる限り減らさなきゃいけない、できることなら一〇〇%硫黄島なりあるいはその他の訓練基地でやってほしいという気持ちを私は持っておりますし、米側に対しても、できるだけ周辺住...全文を見る
○河野国務大臣 これは、私、しゃくし定規に物を言う男ではございませんけれども、母港という言葉、よく母港化とか母港とかというふうに使われるわけですけれども、そういう概念はないということをぜひ御理解いただきたいと思います。  言ってみれば、米軍が日米安保条約及びその関連取り決めのも...全文を見る
○河野国務大臣 議員のお話でありますと、横須賀の母港化は三年と言ったじゃないか、こういう話をされましたけれども、これは、私のもとにございます少し古い速記録等を見てみますと、空母ミッドウェーの乗務員の一部の家族が横須賀に居住することとなった昭和四十八年当時、政府は、ミッドウェーは、...全文を見る
○河野国務大臣 まず、日米合同委員会について申し上げたいと思いますが、日米合同委員会は、日米地位協定上、同協定の実施に関して協議を必要とするすべての事項に関する日米政府間の協議機関として設置をされております。  これまでも政府は、日米合同委員会の枠組みを通じ、施設・区域の提供、...全文を見る
○河野国務大臣 もしそういう御希望があるとしても、それは無理でございまして、先ほど申し上げましたように、日米合同委員会は日米政府間の協議機関ということになっておりまして、地方自治体がそこに参加をするということは想定をしておらないのでございます。
○河野国務大臣 議員が今お話しになりました地位協定の改定の問題は、私どもはいろいろ研究をし、検討をした結果、SACOの最終報告にございますように、地位協定は運用の改善をもってしようということにいたしておりますが、私、考えてみますと、地位協定を結びました時代と今とでは、議員がお話し...全文を見る
○河野国務大臣 御指摘の地位協定第二十四条の二項におきまして、地位協定第二条に定めるすべての施設及び区域をこの協定の存続期間中合衆国に負担をかけないで提供することと規定をされておりまして、日本側は、施設及び区域を提供する一般的な義務を負っているわけです。この規定に基づきまして、我...全文を見る
11月08日第150回国会 衆議院 外務委員会 第2号
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○河野国務大臣 日米安保条約、そして日本におきます基地の問題について議論をするわけでございますから、我が国を取り巻く国際情勢というものについて、それぞれの認識というものが議論されるのは当然のことだと御理解をいただきたいと思います。  私どもは、冷戦後今日に至るも、依然として我が...全文を見る
○河野国務大臣 在日米軍の持つ意味というものを私どもが従来と変わらず認識しているわけでございますから、そのコストにつきましても、基本的にはそうした状況というものを肯定的に見ているわけでございます。  しかしながら、とは申せ、財政状況もございます。それ以外にも、我々として努力をす...全文を見る
○河野国務大臣 私どもは、日米安保条約に基づく在日米軍の存在というものを肯定的に見ているということは、先ほど来申し上げております。そういうことを前提にいたしまして、その経費につきましては、義務的に我々が負担すべきもの、そしてまた特別協定によりまして我々が支出すべきもの、こういうも...全文を見る
○河野国務大臣 この経費の負担につきましては、いろいろな視点で議論をする必要があると思います。そこにおります米軍の置かれている環境、状況、そういったものも十分議論をしなければなりません。受け入れている接受国側の態勢、あるいは接受国を取り巻く国際環境、そういったものまで含めて考える...全文を見る
○河野国務大臣 私どもは、十分にそうした点につきましても目配りをしてこうした数字をはじき出しているわけでございます。米軍の若い兵士たちが本国を離れて、故郷を離れて遠い外国におるという状況下、そして、それはその周辺の国際状況あるいはその接受国の態勢、そういったものを全部勘案し、また...全文を見る
○河野国務大臣 今御審議をお願いしておりますこの特別協定は、二〇〇六年までの協定をお願いしているわけでございます。二〇〇六年三月にこの協定が終わるわけでございますが、それから先の問題について、今私がその二〇〇六年を予見して予断を持って申し上げることは適当ではないだろう。つまり、二...全文を見る
○河野国務大臣 これから五年間のことをお願いしておるときに、さらにその先のことについて御議論をと言われても、ちょっとそれは申しかねるわけでございます。  それからまた、国際情勢の変化については、我々もいろいろ考えないわけではございません。ただ、どうしても、私どもの立場に立ちます...全文を見る
○河野国務大臣 職種が極めて多い、それはいろいろな仕事をしている人にそれぞれの職種をつけなければなりませんから、相当多くなるという話は聞いておりましたが、千幾つというふうに言われると、改めて、ああ、随分多いなという感じを持っております。
○河野国務大臣 ミャンマーの現状は、我々にとっても大きな関心を払っていかなければならない状況だと思っております。  我々が望むのは、政権側とアウン・サン・スー・チー女史に代表されるグループとの間の対話がまず始まるということが必要ではないか。国連が指名をいたしました、ミャンマー問...全文を見る
○河野国務大臣 日米安保条約が日本及びその周辺の平和と安全のために役割を果たしている、これは議員もお認めをいただいていると思います。これは、我々の先輩がさまざまな議論を経て、日本の安全のために米軍の力をかりるという決断をして日米安保条約を結んだ。そして、その日米安保条約を結ぶに当...全文を見る
○河野国務大臣 今回特別協定を皆さんに御提案して御審議をいただいておりますに当たりまして、その目的として、日米安保条約の円滑な運用ということがこの特別協定の目的だということを書かせていただいております。地位協定によりまして日本が果たしております義務的なものに加えまして、この特別協...全文を見る
○河野国務大臣 恒久的、恒常的なものでないという意味で暫定的、一時的と申し上げてきたわけでございまして、そういう意味でも今回も五年間ということを申し上げているわけでございますから、今回もまた暫定的なものだという御理解をいただきたいと思います。
○河野国務大臣 これは、何とかして我々の負担を減らしたいという気持ちから、日米間で協議を行いまして交渉を行った結果、一〇%ということになったわけでございます。
○河野国務大臣 NLPにつきましては、その使用頻度が、硫黄島が減って本州内にございます基地が使われるということについては、私としては、これは甚だ不適当だということを、米軍には何度か申し上げております。これはコーエン長官にもそうでございますし、国務省のタルボット氏にも伝えましたし、...全文を見る
○河野国務大臣 どうも議員の御議論が私と認識が少し違うので、まことに申しわけございませんが、私の考え方を申し上げますと、この特別協定は、そもそも議員がおっしゃるようないわゆる思いやり予算というものではございません。私どもはあくまでも、在日米軍駐留経費負担というものでございまして、...全文を見る
○河野国務大臣 議員もお話しになりましたように、この話は、与党の訪朝団が訪朝をされたときの話だということで伝えられているわけでございます。政党レベルの訪朝ということで、これは非常に意味のある、つまり、国交正常化交渉を始める手がかり、足がかりを求めていただくという意味では大変私ども...全文を見る
○河野国務大臣 まず、事実関係を申し上げますと、九月のWFPの発表といいますか、アピールといいますかは、今議員がお話しになりました十九万五千トンでございますが、WFPも承知をしておりますように、それ以前に不足分としてWFPがアピールをしながら充足されていない分が十万トンございます...全文を見る
○河野国務大臣 私は、日朝交渉というものはこれからしっかりやっていかなきゃならないことであって、議員がおっしゃるほど簡単なことではない、五十万トン出せばどの問題が解決するというほど簡単なものではない、あれだけ長い歴史、さまざまないきさつ、双方の感情、いろいろなことを考えればこれか...全文を見る
○河野国務大臣 日米安保条約の存在というものについて繰り返し申し上げてまいりましたので、そのことの意義等については重ねて申し上げることは控えたいと思いますが、今議員がお話しのように、米朝接近がこういうことに関係があったのではないかとか、いろいろ議員の御見識を御披瀝になりましたけれ...全文を見る
○河野国務大臣 日ロ間にはいろいろな経緯がございまして、両国首脳の合意によりますクラスノヤルスク合意というのがございまして、二〇〇〇年にこの合意をするために懸命の努力をしよう、こういうことで、何としてもそのクラスノヤルスク合意に書かれているような状況をつくらなければならぬというふ...全文を見る
○河野国務大臣 政務次官から御命令をいただきましたので、日程の調整がつけば中東欧圏に行ってみたいというふうに思っております。ただ、今、まだまだいつどこに行くかというようなことを申し上げられる状況ではございませんので、議員のお考えは十分承ったということにさせていただきたいと思います...全文を見る
○河野国務大臣 我が国は、京都会議を主催しておるわけでございまして、この環境問題にはとりわけ真剣に取り組まなければならない立場にあるというふうに思っております。  ハーグで行われます今回の会議におきましても、我が国としては、我が国自身のビヘービアのみならず、開発途上国との間の調...全文を見る
○河野国務大臣 私は、とにかくこの問題は、国際的にできる限りの合意が必要だというふうに思っているわけです。議員がおっしゃるように、ヨーロッパは環境問題には非常に大きな関心を持っている、アメリカはアメリカで議員がおっしゃるようにライフスタイルがある、開発途上国には開発途上国の強い主...全文を見る
○河野国務大臣 日米安保条約の重要性、そして日米安保条約の今現在の状況、そして我が国を取り巻く周辺状況、そうしたことを十分協議する必要があったのではないか、こういうお気持ちからのお尋ねだろうと思います。  私どもは、防衛庁、外務省、いずれもこうした問題についてはもう常時議論はし...全文を見る
○河野国務大臣 今日の我が国を取り巻く状況についての認識の問題が一つあると思います。  どうも我々は、朝鮮半島の我々にとって好ましい緊張緩和への動きというものを少し楽観的にとり過ぎて、もう緊張は緩和したんだ、もう朝鮮半島には本当に平和が来て春うららだというふうに決めつけ過ぎてい...全文を見る
○河野国務大臣 もう議員よく御承知のとおり、日米安保条約というのは、特定の国とか特定の地域を指しているわけではございません。その辺は十分御承知の上でのお尋ねだと思いますが。  ちょっとこれは話が長くなって恐縮でございますけれども、今北朝鮮に対して、米朝も協議を非常に努力をしてお...全文を見る
○河野国務大臣 私、決して消極的なことを申し上げるつもりはございません。ございませんが、先ほどもどなたかに御答弁を申し上げましたように、例えば、米軍のプレゼンスがあるということが一種の安定をつくっているということもあるわけですね。ですから、安定しているから米軍のプレゼンスは要らな...全文を見る
○河野国務大臣 もちろん、外務省には外務省として、つまり行政として政策について考えるポジションはございます。それは北米局にもございますし、総政局、総合政策局にあるわけです。  しかし、今議員の頭の中にある、ナイさんとかアーミテージさんとか、ああした方々が集まって非常に先駆的な政...全文を見る
○河野国務大臣 この問題は、普天間飛行場の代替施設をつくるための議論を日米間でしているわけでございますが、私どもとしては、代替施設の問題についてアメリカと話し合う、それは、国際情勢とかそういうものを先ほどから申し上げているように話し合い、認識を同じくするということが重要なわけです...全文を見る
○河野国務大臣 お答えを申し上げたいと思いますが、もし御関心があれば、大統領選挙の一時現在の票数についてちょっと申し上げたいと思います。  とにかく、今議員がお話しのように大接戦でございまして、十二時二十五分現在では、百七十二対二百十七でブッシュ・リードということでございました...全文を見る
○河野国務大臣 この環境原則に関する共同発表は、2プラス2の折に日米で合意をして決めたものでございます。  議員が今御指摘になりましたように、環境の問題は、基地周辺の住民の皆さんを初めとして、基地で働かれる方々もそうでございますが、大変関心が高いし、それから当然この問題には我々...全文を見る
○河野国務大臣 お互いに地元の問題でございますから、地元の市長さん、地方自治体がどういう心理状態にあるかということもお互いによく知っているわけでございます。  そこで申し上げるわけですが、神環保の問題につきましては、これも恐らく議員は現地も御承知だと思いますが、この煙突から出る...全文を見る
○河野国務大臣 我が国と東南アジアは、地理的、歴史的に大変深い関係がございます。政治、経済、その他の面で密接な相互依存関係を有しております。また、近年の目覚ましい経済発展により、国際的な役割も拡大をいたしております。  一方、九七年に始まった通貨・金融危機が、東南アジア諸国に内...全文を見る
○河野国務大臣 通貨・金融危機に見舞われました東南アジア諸国は、一時期、外国からの投資の落ち込みを経験したものの、その後、国際的な金融支援によりまして、通貨の安定及び国際流動性の確保を実現いたしました。さらに、不良債権処理の推進などを通じて投資環境の改善に努力をしているものと承知...全文を見る
○河野国務大臣 幾つかの事例について我々も報道等で承知をいたしておりますが、全般的に申しまして、多くがそうだというふうには感じておらないのでございます。
○河野国務大臣 いろいろ連絡は受けていると報告を受けております。先ほど申し上げましたが、このCLAエアトランスポート社の問題につきましては、私としてもその事柄については承知をいたしております。
○河野国務大臣 昨年六月の日比首脳会談で小渕総理から、我が国投資家の意欲をそがぬよう、貴国政策の一貫性、透明性及び公平性を確保し、投資環境の整備、維持に善処を求めたいと申し入れたのに対しまして、エストラーダ大統領より、今後とも投資分野の自由化を進めてまいります、また、投資環境整備...全文を見る
○河野国務大臣 率直に申しますと、現在、投資保護協定について具体的な検討は行われておりません。  一般に投資保護協定の締結につきましては、我が国からの投資実績でございますとか我が国経済界からの要望などを踏まえて検討することにいたしておりまして、フィリピンとの投資保護協定につきま...全文を見る
○河野国務大臣 きょう午前中にもいろいろ御質問があって、御答弁を申し上げました。重複するといけませんから、できるだけ簡単に御答弁をさせていただきます。  WFPからのアピール等を受けまして、年内そして来年分も含めて相当数の不足分が出る、相当数というのは少し乱暴ですが、百万トン近...全文を見る
○河野国務大臣 先般の日朝交渉におきましては、もう交渉がその接点を探るという場面に差しかかってきております。先方との約束によりましてその議論の中身については公表しないということになっておりますが、私は、交渉団に対しまして、国民の意見をきちんと踏まえ、国民の期待にこたえる態度で臨め...全文を見る
○河野国務大臣 今議員がお触れになりましたKEDOの問題について少し申し上げたいと思います。  KEDOというプロジェクトは、北朝鮮が黒煙炉型の原子炉で発電をする、この黒煙炉型の原子炉で発電をするということになると、これは非常に危険なものが残ってくる、ウランが残ってくるというこ...全文を見る
○河野国務大臣 議員のお尋ねでございますが、まず最初に、政府は思いやり予算と名づけてあれこれしたということをしきりにおっしゃるけれども、この特別協定を政府が思いやり予算と名づけたとか、政府が思いやり予算などと言ってやった事実はないということだけははっきり申し上げておきますので、ど...全文を見る
○河野国務大臣 私は、議員とは見解を異にいたします。  日米安保条約の重要性というのは、日本及びその周辺の平和と安全を維持するということが目的なのであって、安上がりだからどこに行ってもいい、それなら、もっと安いところがあるならそっちへ行くかというと、そういう問題ではないと私は思...全文を見る
○河野国務大臣 議員は、「共同防衛に対する同盟国の貢献に関する報告」というものをお読みになって、その中から今お尋ねになったと思います。  しかし、その報告書を詳細に読んでいただけば、各国が負担している米軍駐留経費の単純な比較及び評価は困難であるということを本レポートでは書いてい...全文を見る
○河野国務大臣 私も、沖縄県民の皆さんが大変な御負担、精神的にも御負担をしていただいているということを十分承知いたしております。したがいまして、先ほど来から申し上げておりますように、SACO合意によりますれば、基地の整理、縮小、統合ということがSACOの中に合意されているわけでご...全文を見る
○河野国務大臣 先ほど来から何度か同じようなお尋ねがございまして、御返事を申し上げたわけでございます。できるだけ重複しないように申し上げたいと思いますが、議員が引用をなさいました数字その他は「共同防衛に対する同盟国の貢献に関する報告」二〇〇〇年版の中からとられていると思いますが、...全文を見る
○河野国務大臣 前回も私は暫定的なものだという御説明を申し上げたことがございますが、五年後にまた再び特別協定をお願いするという状況でございまして、私としては若干じくじたるものがございます。  しかしながら、考えてみますと、こうして五年刻みにお願いをする、将来のことはいざ知らず、...全文を見る
○河野国務大臣 これはどうも異なことを伺うわけでございまして、我々が日米安保条約というものを締結して、我が国の安全を維持するためにこの方式をとるということが我が国にとって十分なメリットがあるということを、多くの方々は御理解をいただけているものと私は思います。  それは、この五十...全文を見る
○河野国務大臣 そう簡単におっしゃっていただくと、それはなかなかそれほど単純化して申し上げているわけではございません。ございませんが、我が国が戦後の復興を遂げ、国際社会の中にも信頼というものをかち得てきたプロセスの中で、日米安保条約が果たした役割というものはやはり大きいのではない...全文を見る
○河野国務大臣 ある時期にこの特別協定について思いやり予算とどなたかがおっしゃって、それから、先ほど共産党の方からもお話がありましたが、思いやり予算、思いやり予算と言われますが、私どもはそうしたことを申し上げたりそういうことを考えているわけではないのでございます。  今回の特別...全文を見る
○河野国務大臣 ちょっとお尋ねを逆の順番でお答えをしたいと思いますが、この特別協定は五年間の限定した協定でございますから、五年がたてばなくなるんです。そして、また新たなものをつくるということになるわけです。  今回提案をしている特別協定も、二〇〇六年の三月には終わってしまうんで...全文を見る
○河野国務大臣 これは先ほども御答弁を申し上げておりますが、五年間の限定的な特別協定を行いまして、国会の御審議をいただいて御承認をいただき、それを実行しているわけでございますが、今回もまた、今回もまたという言い方も実は甚だ適当でないかもしれませんけれども、御提案を申し上げますに当...全文を見る
○河野国務大臣 積極的に米軍の削減を主張したか、こういうお尋ねでございますが、それは、そういう議論をする前に、国際情勢の認識について議論をしなければなりません。  私は、先ほど御答弁を少しはしょり過ぎたと思いますが、この特別協定をこれからまた御審議いただきます一番重要な部分は、...全文を見る
○河野国務大臣 これはいろいろ御議論があると思います。例えば韓国の金大中大統領は、御自身、思い切ってピョンヤンを訪問して首脳会談を行ったわけですけれども、決して、そのときに軍事的な韓国のプレゼンスに変化をさせたということは私は聞いておりませんし、また、その南北の首脳会談において在...全文を見る
○河野国務大臣 お話しのように、沖縄県の皆様方が基地問題を初めとして大変な御苦労をされておられますことを、私も十分承知をいたしているつもりでございます。日本政府といたしましても、そうした沖縄県民の皆様方の御苦労、御苦心というものに少しでも報いたいといいますか、その御苦労、御苦心を...全文を見る
○河野国務大臣 代替施設協議会の場は、使用期限等を議論する場ではございません。これは、かねてからそういう話し合いになっております。  代替施設の問題の議論が進んでいく状況下では、先ほどからお話がございますように、まだまだ、さまざまなアセスメントが行われるとか、そうしたことがある...全文を見る
○河野国務大臣 地位協定の改正について多くの地方自治体から御要請をいただいていることは事実でございます。  しかしながら、私自身の経験からいって、地位協定の改正にかかる時間と労力、そしてその可能性というものをずっと考えてみますと、地位協定の改正にかかわっていったのでは、むしろ、...全文を見る
11月09日第150回国会 衆議院 本会議 第11号
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○国務大臣(河野洋平君) 朝鮮半島情勢についてお尋ねでございますが、御承知のとおり、六月の南北首脳会談以降、南北対話が着実に進展し、米朝間でもまた大きな動きが見られておりますが、安全保障上の問題は依然として存在しております。こうした動きは、朝鮮半島の緊張緩和に資するものであり、こ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 船舶検査活動法案は、日米防衛協力のための指針の実効性を確保するための国内法整備の一環として国会に提出したものであります。本法案に基づき行われる船舶検査活動は、我が国の平和及び安全に重要な影響を与える事態である周辺事態に際し、我が国が参加する経済制裁の厳格...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 我が国が位置する東アジア地域では、近年、相互依存の進展を背景とした、域内各国間の対話、交流の進展という好ましい動きが見られることは、事実でございます。  また、朝鮮半島において、緊張緩和に向けた努力がなされていることも御指摘のとおりでございますが、しか...全文を見る
11月09日第150回国会 参議院 外交・防衛委員会 第1号
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○国務大臣(河野洋平君) 外務大臣の河野でございます。  服部委員長を初め、委員の皆様方にごあいさつを申し上げます。  二〇〇〇年も残り二カ月を切りました。本年も、国際社会においては重要な動きがありました。朝鮮半島では、六月の歴史的な南北首脳会談の後も前向きの大きな流れが継続...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 議員御指摘のとおり、アメリカの大統領選挙は、昨日新しい大統領を選ぶものと私どもも思っておりましたところが、選挙中から言われておりましたようにまことに大接戦となりまして、きょう現在もまだフロリダの票をめぐって投票が確定しないということから、当選者が確定をい...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 北朝鮮の動向は、いつも申し上げておりますように、昨年の後半から北朝鮮が国際社会とのかかわりを持つという、言ってみれば新たな外交政策をとっているかのように見えます。そして、ことしの六月には南北の首脳会談ということで緊張緩和への一つの流れができてきた。そして...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 各種の世論調査などを拝見しますと、この日朝交渉に対して、今議員が御指摘のように決して急ぐべきではないと、慎重にやれというそういう調査の結果が非常に多い。それから、もっと言いますと、北朝鮮という国に対して何といいますか、好感度は決して高くないというようなこ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 二つお答えをしたいと思います。  一つは、昨年来、北朝鮮が非常に積極的に外交の分野で活躍をした。ヨーロッパ各地とも外交関係を樹立するし、新たな相手とも積極的に交渉に当たっている。こういう状況は一体何を意味するのかということが我々にとってはどうしても知っ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) それは違います。ありません。
○国務大臣(河野洋平君) 食糧支援を日米でシェアしようといいますか、そういうことを言っているわけではございません。  韓国は韓国で北に対する支援をしようと考えておられるようで、ただし、韓国の場合には、米の支援というよりは肥料を支援したいというようなことを主として言っておられます...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 強いて言えば、同じように支援するなら支援の発表を早くした方がインパクトが強いだろうという私の判断はありました。日本はこれだけしますということを言えば、いずれそれはもちろんアメリカも何がしかの支援はなさると思います。  しかし、私は私なりに、繰り返して申...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 食糧支援は米ではなくてもいいではないか、トウモロコシでもいいではないかという、あるいはそれ以外のものでもいいのではないかというまず最初のお尋ねについて申し上げれば、確かに韓国が北朝鮮に食糧支援をしたのはトウモロコシでございます。トウモロコシと米でございま...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) ことしの九月二日に、今御指摘の非転向長期囚が韓国から北朝鮮に送還をされたわけですが、その中に、我が国政府が北朝鮮による拉致の疑いがあると判断しております事件の実行犯と見られる辛光洙が含まれていたということは承知しております。  我が国政府としては、従来...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 我が国の基本をしっかりと守って交渉に臨みたいと思います。  交渉をどういう形で進めるか等については、この場面でございますからこれ以上申し上げることはお許しをいただきたいと思いますが、今の議員からの御指摘は十分お伺いをさせていただいた上で、私なりに判断を...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) ODAの実行に当たっての難しさというものを、私は一つ一つのケースを見るたびに大変難しいことがあるというふうに自分自身思っております。  例えば、今議員がおっしゃったように十分な調査、事前の調査さらには事後の調査が必要だ、私も全くそう思います。しかし、そ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 答弁漏れで申しわけありません。まさに議員がおっしゃった、いわば人材支援と申しますか人材育成のための支援というものに我々は大いに力を入れるべく考えております。  人材支援は、例えば先方のしかるべき場所にセンターをつくって、そこにこちらから指導者を送り込ん...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 中国とのこうした関係、実はロシアとの関係でもそうした問題があることを私も承知をいたしておりますが、中国との問題は、まことに中国側の対応には我々も残念でならないわけでございます。  この問題、本来は商業的な、商業ベースで行われるべきものでございますが、も...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 中国のWTO加盟については、我が国はかねてからこれを支持をしてまいりました。中国もこの国際的な自由貿易体制の中に責任ある立場として参加をされることを我々としては強く望んでおります。  共通のルールに基づいて自由貿易を行っていくということは、私は、結果と...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) よど号事件の犯人につきましては、これも実はアメリカとの間で話し合いをいたしております中で、先般アメリカの国務長官がピョンヤンを訪問するという以前に、この問題について私は話をいたしました。  アメリカは、御存じのとおり北朝鮮をテロ国家リストに載せている。...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 御指摘のとおりでございます。今、私、言葉が足りませんでしたが、このハイジャック犯につきましては、我が方の立場は、犯人の行為は我が国刑法上重大な罪に当たるものであって、既にこれら犯人の国際手配がされているわけで、本事件に関する我が国政府の立場として、北朝鮮...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 今御指摘の超党派によります、アーミテージ氏でありますとかナイ氏でありますとかいう、いわば日本研究では大変な権威、見識のある方々のグループによる提言でございますが、これは民間の提言ということでございまして、政府としてはそうした民間グループの提言にコメントす...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 申しわけありません。今ちょっとその部分を持っておりませんので正確な言い回しがよくわかりませんけれども、先ほどおしかりがありましたけれども、私としては、こうした専門家と言っていい方々が研究の成果を発表されたわけでございますが、これらについては、今少なくとも...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 日朝の国交を正常化しようと考えて行っている日朝国交正常化交渉でございますから、私はやはり過去の清算というものは極めて重要なテーマだということははっきり申し上げていいと思います。  そこで、じゃ過去の清算はどういうことを考えているかということをお尋ねだと...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 議員のせっかくのお尋ねでございますけれども、この部分についてはもうしばらく答弁を控えさせていただきたいと思います。
○国務大臣(河野洋平君) 申しわけありません。もう一回お願いします。
○国務大臣(河野洋平君) 交渉にはいろいろな経緯があって、さまざまな意見の開陳があったということでございます。しかし、最終的には御承知のような決着が図られたわけでございます。日韓請求権・経済協力協定というものができまして、あわせて三億ドルの無償、二億ドルの有償経済協力を実施すると...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 村山談話はアジアの諸国に向けたものだと仮に私が答弁したとしても、当然朝鮮半島はアジアの諸国には入っているわけでございまして、別に村山談話が朝鮮半島を排除して出されているものでないことは議員もよくおわかりのことだと思います。
○国務大臣(河野洋平君) 北朝鮮側との交渉を今行っているところでございますから、その交渉の中身にかかわる問題、そしてまた交渉の先行きを予断するようなことについて申し上げることはお許しをいただきたいと思います。
○国務大臣(河野洋平君) 北朝鮮とは現在国交正常化交渉を行っているわけでございます。
○国務大臣(河野洋平君) 繰り返し申し上げますが、今議員がおっしゃったように、この問題をまさに正常化交渉の中で議論をしなければならないわけでございます。深みのある議論をしているということを申し上げているわけでございまして、それ以上の中身については今は申し上げられないということをぜ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 小泉先生の御意見は御意見として十分承らせていただきました。
○国務大臣(河野洋平君) 私は、議員が究極的核廃絶の決議案を失敗したとおっしゃる意味が全くわかりません。  少なくとも、国連総会第一委員会におきまして核廃絶というタイトルの決議案を出した、この核廃絶というタイトルの決議案があれだけ多数で合意されたという状況をつくり出したのは、日...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 繰り返し申し上げますが、究極的核廃絶というのは、核廃絶という目標を明確にみんなが確認をし合ったという意味なんですね。今回の全面的核廃絶への道程は、そのためのプロセスを確認しているわけです。そこは大きな違いがあるのであって、これはわかっていただかないと、決...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) そこは共産党と自民党の違いのようなものでございまして、全く現実性がない提案に、提案だけして賛成をしていくということに意味があるかというふうに私は思うんです。つまり、核廃絶を実行しようとするためには、核保有国が理解する、核保有国も含めて納得をして進んでいく...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) これは私は前回、委員の御質問にそういうお答えをしたのではないかと思いますが、私は基本的に新アジェンダ連合の考え方というものにそう違和感はないんです。あの道行きというものはそんなに違和感はありません。しかし、少なくとも新アジェンダ連合の決議案も核兵器国の賛...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 非同盟諸国の核廃絶を目指す決議というのは、これも核廃絶を目指すという方向性については、先ほども新アジェンダ連合について申し上げたのと同じように、その方向性について私は違和感はありません。その方向だというふうに申し上げていいと思うんです。ただし、先ほど申し...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 政府として調査をしたということはございません。しかし、民間の方々が、例えば農業関係者の団体が北朝鮮を訪問して農村部を見てきたというような方は何人もおられるわけで、そういう方々の話を伺いますと、必ず御指摘になることが二つございます。  一つは、やはりかん...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) この食糧の問題については、議員ももう十分御承知のとおりでございますが、WFPという国連の機関がございます。国連世界食糧計画という機関がございまして、そこは北朝鮮に人も出して、そして北朝鮮の食糧事情というものを把握しているということになっておりまして、そこ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) これは議員、そこが国交がないということが非常にネックになっているわけでございます。したがって、国連機関からの要請を受けて、仕組みからいうと、国連機関に出して、国連機関がそれを流すという仕組みもできているわけでございます。
○国務大臣(河野洋平君) 与党の訪朝団につきましては、政府側と発言内容についての事前の調整はございません。これはあくまでも政党レベル、政治家レベルで話をされているわけで、我々としては、あのような政党レベルの訪朝団が正常化交渉の手がかりをつくっていただくという点で大変ありがたいこと...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 訪朝団が帰国された後に当時の橋本総理や小渕外務大臣に報告をされたということはそのとおりでございまして、当時の話を聞きますと、その報告の際に、北朝鮮側とのやりとりの結果、北朝鮮側が一般の行方不明者として調査をするということになったという御報告があったという...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 与党の訪朝団の訪朝の報告は、これは与党の訪朝団御自身の御判断があるわけで、私どもがその御報告を伺ったという記録はございますけれども、それ以上にこの問題について、今議員がお話しのようにこれをこうしようああしようということにはどうもなっていない。
○国務大臣(河野洋平君) はい。  与党訪朝団の御報告でございますから、そのことについて外務省がマル秘扱いにしようとかなんとかという判断を加えたということは、事実関係だけを申し上げますが、ございません。
11月10日第150回国会 参議院 本会議 第8号
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○国務大臣(河野洋平君) 日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第六条に基づく施設及び区域並びに日本国における合衆国軍隊の地位に関する協定第二十四条についての新たな特別の措置に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定の締結について承認を求めるの件につきまして、その...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) まず最初に、政局についてのお尋ねがございましたが、私といたしましては、内閣の一員として国民の御意見や御批判を謙虚に受けとめて、国民の信頼を得るべく全力を尽くして努力をする覚悟であることだけ申し上げておきます。  大統領選挙についてお尋ねがございましたが...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 先ほども御答弁申し上げましたけれども、新たな特別協定はその前文に明記されているとおり、「両国を取り巻く諸情勢に留意し、合衆国軍隊の効果的な活動を確保するため」に締結しようとするものでございます。  政府としては、アジア太平洋地域において依然として不確実...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 海兵隊を含め沖縄に所在する各米軍施設・区域は、我が国及び極東の平和と安全に寄与するという日米安保条約の目的達成に重要な役割を果たしている一方で、在日米軍の施設・区域の約七五%が集中することにより、沖縄県民の方々に多大な御負担をおかけしていることは私として...全文を見る
11月14日第150回国会 衆議院 安全保障委員会 第4号
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○河野国務大臣 第七章の四十一条というふうに承知しております。
○河野国務大臣 品目等は、制裁委員会という委員会がございまして、この制裁委員会の中で判断をされるというふうに承知しております。
○河野国務大臣 先ほど申し上げましたように、内容は個々の事例、要請に基づきまして審査をされるわけでございますが、おっしゃるように、大変多岐にわたっているわけでございます。もちろんこうしたことがしょっちゅう起こるわけではない、起こっては困るわけでございますから、日ごろからそういうも...全文を見る
○河野国務大臣 こうした問題について特定の国が特定の国に対して一国の判断で決めるということにつきましては、今議員がおっしゃるような側面もあるいはあるかと思いますが、一般的に言いまして、国連という国際社会全体に目配りのできる、国際社会を代表する唯一の機関が判断してこそその普遍性があ...全文を見る
○河野国務大臣 ちょっと一般論でお答えすることをお許しいただきたいと思いますが、仮にアメリカからそのような請求があった場合には、今お話がありました日米犯罪人引き渡し条約及びその関係する国内法などに基づきまして、我が国として主体的に判断をしていく考えであります。
○河野国務大臣 正確にお答えしたいと思います。  集団安全保障とは、平和に対する脅威、平和の破壊または侵略行為が発生したような場合に、国際社会が一致協力して、このような行為を行ったものに対して適切な措置をとることにより平和を回復しようとする概念でありまして、国連憲章にはそのため...全文を見る
○河野国務大臣 まず、国連安保理決議がある場合の船舶検査活動でございますが、国連憲章第四十一条に基づく経済制裁の実効性を確保するための活動といたしまして船舶検査の実施を要請する国連安保理決議に基づき行われる国連憲章第七章のもとの措置であって、国連の集団安全保障措置の一環と位置づけ...全文を見る
○河野国務大臣 そのとおりでございます。
○河野国務大臣 安保理決議が存在しない場合に、この法案に基づいて行われる船舶検査活動は国連の集団安全保障措置の一環とは位置づけられませんが、いずれにせよ、旗国の同意を得て行われるものであるわけでありますから、国際法上の問題はない、適法な活動であるというふうに考えられます。
○河野国務大臣 今議員がお話しになりましたように、まずは旗国の同意というものがあるということが一つの前提でございます。それと、それはそれとして、先ほども御答弁申し上げましたけれども、国連の決議があれば、そこで既に国連加盟国に対して受忍義務が出てくるわけでございますから、それは、国...全文を見る
○河野国務大臣 繰り返して御答弁申し上げて恐縮でございますが、この法案のつくり方といいますか、この法案の目的、そしてその作業の方法については、今申し上げましたように、国連の決議というものを前提にする、もしくはそれがない場合には旗国の同意というものをもってこの作業に当たるということ...全文を見る
○河野国務大臣 もう議員御承知のとおり、本法案に基づく船舶検査活動は、周辺事態に際し、我が国が参加する経済制裁の実効性を確保するために、国連安保理決議に基づき、または旗国の同意を得て、制裁対象国に出入りする商船などの検査、確認を行い、要すれば進路変更を求めるなどの措置をとろうとす...全文を見る
○河野国務大臣 周辺事態が我が国の平和及び安全に重要な影響を与える事態である以上、現実の問題として、このような事態が生起する地域にはおのずから限界があるわけでございます。例えば、周辺事態が御質問のイラク、クウェート近辺といった中東で生起することは現実の問題として想定をすることはで...全文を見る
○河野国務大臣 私も核問題には随分と長い間関心を持ってまいりましたので、被爆による状況がいかに悲惨なものであるか、しかも、それは人間の一世代にとどまらず、二世代、三世代とそうした不安とか恐怖というものが続いていくということを考えれば、こうしたことが二度とあってはならぬという強い気...全文を見る
○河野国務大臣 ちょっと御答弁申し上げます前に、今私の答弁がちょっと間違えまして、究極的核廃絶の決議を出したのは九五年と申しましたけれども、正確には九四年でございました。訂正をさせていただきます。  北朝鮮、すなわち朝鮮民主主義人民共和国と我が国との間の関係というものは、歴史的...全文を見る
○河野国務大臣 御指摘の点は、韓国政府は我が国に対してできる限りの協力を行うという立場でございまして、我が国からの捜査共助要請に応じております。そして、既に捜査関係書類の提供を受けるなどしているところだと思います。  これらの捜査資料を公表すべきかどうかは、本事案の捜査を遂行し...全文を見る
○河野国務大臣 本法案に基づきます船舶検査活動についてのお尋ねでございますが、これはあくまでも周辺事態に際しまして、我が国が我が国の平和及び安全の確保のためにとる対応措置の一つとして行うものでありまして、日米安保条約の効果的な運用に寄与するものであります。このような船舶検査活動の...全文を見る
○河野国務大臣 幅を狭めてとおっしゃいましたけれども、国連の決議があれば国連加盟国はみんな受忍義務があるわけでございます。その国連決議が何らかの事情で行えない場合ということになりますと、複数の国々とタイアップをして経済制裁措置を行うなりなんなりという作業をし、その中から旗国の同意...全文を見る
○河野国務大臣 議員がお話しになりましたように、周辺事態が起きている、その周辺事態が起きているということから国連ではさまざまな議論が行われて、決議が行われるということになれば、これは議員も御承知のとおり、国連の決議でございますから加盟国は受忍義務が生ずるわけで、これはどの船であっ...全文を見る
○河野国務大臣 旗国の同意が必要でございますから、旗国が同意したということがあいまいな形であっては困るわけで、今御答弁申し上げましたように、そういうあいまいでないはっきりとした同意ということが重要だと思います。
○河野国務大臣 旗国の同意と船長の承諾ということが必要だろうと思います。
11月14日第150回国会 参議院 外交・防衛委員会 第2号
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○国務大臣(河野洋平君) ただいま議題となりました日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第六条に基づく施設及び区域並びに日本国における合衆国軍隊の地位に関する協定第二十四条についての新たな特別の措置に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定の締結について承認を求め...全文を見る
11月15日第150回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○国務大臣(河野洋平君) 北方領土問題を解決して平和条約を日ロ間に締結をするということは極めて重要な政治課題でございます。  御承知のとおり、クラスノヤルスク合意におきまして、二〇〇〇年に問題を解決するために全力を尽くすという両国首脳の合意がございまして、その両国首脳の合意に従...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 私の印象を申し上げることになると思いますが、プーチン大統領は、大統領になられて以来極めて精力的に国の内外でさまざまな仕事をしておられまして、ロシア国内におきます支持率も非常に高いというふうに聞いております。潜水艦の事故を初め、問題も全くないわけではござい...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) まず、日ロ首脳会談について申し上げたいと思います。  森総理とプーチン大統領との間でことしに入りまして四回目の首脳会談ということになります。  一回目は、これは先方も大統領になって直後、総理も総理になられて直後の会談でございますから、そう深い領土問題...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) オブザーバーというロシアの、何というんでしょうか、公務員とでもいうんでしょうか、そういう人が船に乗り込んで漁獲量その他をチェックするというようなことがあるというのは私も聞いて知っております。  今、議員がお話しのように、ロシアの官憲が根室まで入ってきて...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) IUCNは、堂本議員が長い間その主力メンバーとして活躍をされておられた国際的に認知されたといいますか知名度の高い環境保護団体であるということは私も個人的によく承知しております。  そのIUCNが希少動物について大変心配をして、世界各地で希少動物を保護す...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 今やこうした自然環境を守るという考え方は世界の一番大きな潮流の一つになっているわけでございます。とりわけ種の保存といいますか、こうした問題については決して無関心でいてはいけないわけでございまして、私どもとしても、この問題には十分、何といいますか関心を持っ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 副会長をやっておられた団体でございますから、今回は任期が満了だということでおやめになるということを伺いましたので、日本からこうした団体にやはりきちんとした情報がとれる、あるいは情報をこちらから送り込む、そういうことができる必要があるというふうに考えており...全文を見る
11月16日第150回国会 衆議院 安全保障委員会 第5号
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○河野国務大臣 ただいま防衛庁長官御答弁のとおりでございます。
○河野国務大臣 長官御答弁のとおりでございます。
○河野国務大臣 アメリカの知日派の方々が提案されているこの一文の中で、私にとりましても、アメリカのこうした、今議員がおっしゃるようにかなり重要なポストを占めるかもしれない人たちが、沖縄に非常に過重な負担を強いているという点について認識を強く持っておられるということを、私は大変喜ん...全文を見る
○河野国務大臣 アメリカの知日派の方々が集まって研究をされる、提言をされる、それはそれで、先ほど申しましたように我々としては十分関心を持って拝見をしなければならないと思っていますが、こうした方々は、もちろん日米関係に十分な経験をお持ちである、知識をお持ちであるということは認めます...全文を見る
○河野国務大臣 御意見を伺っておきます。
○河野国務大臣 議員の先ほどの御質問、浅野政務次官の答弁、ぜひそこははっきりさせておいていただきたいと思います。  議員は、いかにもあいまいだあいまいだとおっしゃいますけれども、我が方としては、明確に明確に、旗国の同意がなければだめだということをはっきり申し上げているわけでござ...全文を見る
11月16日第150回国会 参議院 外交・防衛委員会 第3号
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○国務大臣(河野洋平君) 国会のお許しをいただきまして、先般APECの閣僚会議に出席をさせていただきました。  APECは、議員も御承知のとおり、アジア太平洋経済協力会議でございますが、これはかねてからアジア太平洋地域におきます経済問題をかなり実務的に議論するということで会議が...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 慎重論は、表向き、議論では議題がまだ整理できていないと、議題もできていないのに開始の期日だけ議論してもしようがないじゃないか、まず議題を整理するところから始めろというのが議論でございますが、恐らくその議論の裏側にはいろいろな駆け引きがあるというふうに感じ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 北朝鮮の問題について、私から少し申し上げたいと思います。  議員がもう御指摘になりましたとおりでございまして、朝鮮半島は今、南北首脳会談から緊張緩和の方向に動く兆しを見せているというふうに感じてはおりますものの、それはあくまでも兆しでございまして、現実...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 調査船の問題につきましては、私と唐家セン外相との間でフレームワークをつくりまして、事務的な作業を今いたしております。もうこれは既に五回、六回と会議を重ねておりまして、そう大きな難しい問題があるとは思っておりません。若干の問題がございますが、これらをクリア...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 議員のお尋ねでございますが、これはいろいろな見方がございまして、日米安保条約が片務的な条約だと見る見方もございますし、いやそうではないと、日米安保条約はきちんと双務的な条約になっているんだ、それは我が国がアメリカに対して極東の平和と安全のために我が国の施...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 本法案を御審議いただきますにつきましてお願いをいたしておりますことは、この法案の目的は、あくまでも日米安保条約の効果的なスムーズな運用のためにこうしたことが必要だということをこの法案の目的にいたしているわけでございます。  私どもは、日米安保条約をより...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 思いやり予算という言葉はだれが言い出したかとか、だれが言ったかとか、いろいろなお話がございますけれども、そのときそのときにマスコミなどに取り上げられて、何か一番わかりやすい、ニックネームといいますか、表現だということで取り上げられて、それがひとり歩きをす...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) これは、少し今回の特別協定の締結に至った経緯などを申し上げることで御理解をいただきたいと思いますが、現在行われております特別協定の実施が来年切れるということから、アメリカ側からも、この協定は米軍にとっても極めて重要な部分をなすものであるので、もう一度特別...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) これは、安全のコストというのは大変難しい御質問でございまして、現実問題としてどういう危険があるか、どういう状況の中で安全を確保するかということから考えなければなりません。  ただ、一般的に安全のコストといってもそれは全く計算のできるものではないのであり...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) アメリカが出します報告書の中にはいろんなことが書いてございまして、日本のこうした財政的な貢献についてアメリカは日本という国は非常に、議員は気前がいいとおっしゃいましたけれども、あれは何というんですか、ジェネラスというんでしょうか、我々は寛大だとでも訳した...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 過日、防衛庁長官と一緒に2プラス2の会議に出席をさせていただきましたけれども、少なくとも2プラス2の会議などでは、今議員がおっしゃったような、もちろん具体的な話はございませんし、話のところどころにそうした文言があったかと思い出してみても、私には思い当たり...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 我々といたしましても、先ほどから御議論がございましたように、アジア太平洋地域においてまだ依然として不安定な状況、不確実性と言われる状況がまだあるということであるとか、日本がその国力にふさわしい役割を果たす、それは果たし方はいろいろな果たし方があるんだと思...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 場合によっては詳細は政府参考人から答えさせますが、私から申し上げておきたいと思いますことは、基地の地域外にある住宅が使います光熱水料については、これは日本は負担しないと。そうして、一〇%というのは、その光熱水料の一〇%ではなくて全体の一〇%の削減というこ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 地位協定につきましては、民主党からも具体的な地位協定改正についての提案がなされておりまして、十一項目でしたかの提案について私も注意深くそれを拝見いたしております。  他方、政府は、地位協定の運用の改善ということで九項目、これはSACOの最終報告に入れて...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 沖縄の皆さんからも、この地位協定の改正についてはかねてから御提案がございますし、民主党からも具体的な御提案がございました。  私どもとしては、日米合同委員会その他を通じて、個々に具体的な問題があればそれを処理する、その処理において不都合があるということ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) ちょっとその問題にお答えする前に、先ほど議員から租借地でない以上云々というお尋ねがございましたので、それについてまず先に御答弁をさせていただきたいと思います。  議員が御指摘のとおり、米軍施設・区域は、属地的には我が国の法令が適用されておりますけれども...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 運用というものが何か意味を持つかとおっしゃられると、私は運用そのものが意味を持っているとは思いませんが、それこそ日米安保体制にとって日米地位協定は日米安保体制を存在させるための基盤でございますから、その地位協定が双方の合意によってできている安保条約そのも...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 私は、在日米軍というのはそのプレゼンスが非常に重要なものだと思うんです。日本及び極東の平和と安全のために、米軍のプレゼンスがそうした平和と安全あるいは安定というものをつくっているというふうにも見るべきではないかと思っているわけでございます。
○国務大臣(河野洋平君) 議員が御指摘になっておられる報告書というのは、アーミテージさんとかキャンベルさんとか、知日家というんでしょうか、アジアの問題にかなり長い間携わってこられた、時にはアメリカの政策担当者の一員であった方々が集まってつくられた報告書ということで、これは我々とし...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 議員が先ほど地位協定のところでおっしゃったように、やはり二十一世紀の同盟関係について中長期的に考えるべきではないかという御議論がこの部分でもやっぱりあるんだろうと思います。  私どもは、今後の日米関係、それは短期的なものではなくて、中長期的に見て日米同...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 二十一世紀が目前に迫っているわけですが、先ほど来から御議論がありますように、この新しい世紀に北東アジアに緊張緩和に向けての動きが出てきて、それが本当に具体的に緊張が緩和されるという状況が来れば、これはまた新しい北東アジアの平和と安定をつくり上げ、維持する...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 日米関係は、今議員がおっしゃったように、民主主義とか自由主義とか、あるいは経済でいえば市場経済とか、そういう共通の価値を持っている、まさに議員がおっしゃったように血ではなくて理念といいますか考え方といいますか、そういうもので結ばれている部分が強いというの...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 日朝交渉は、三回の交渉をいたしまして、合意できる部分について探り合うというような状況にもう入れという指示を私からいたしました。  二日間にわたって日朝交渉が先般北京で行われたわけでございますが、その交渉の際に先方から、交渉もこれから佳境に入るので、ここ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 日ロの首脳会談がおよそ一時間、五十五分とか聞きましたけれども、およそ一時間行われたわけですが、それはもう議員がおっしゃるように、当然この議論の中身は領土問題、あるいは領土問題を解決して平和条約を結ぶためにどうするかというようなことについて非常に率直な話し...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) アメリカの経済をどう見るかというのは、これまた専門家の方々によって大分見方がいろいろあるようでございます。今議員が御指摘になりましたナスダックにしてもダウ平均にしても、この下落は四月十四日の下げ幅に比べれば、それよりは大分小さいではないかという見方もござ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 中国の核に対する考え方については、私も、中国のハイレベルの方々にお目にかかるときには、いつもこうした点については私の持説は申し述べているところでございます。  しかし一方で、中国はCTBTには既に署名をしております。これは非常に早い時期に中国は署名をい...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 私も、今の議員の御意見に全く同感でございます。  私は、中国がどんなに日本に対して投資を要請しても、求めても、投資環境がこういう状況であれば、日本からの投資はもうなくなる、だんだん減っていくというふうに私も思います。中国側は、そうした状況をよく考えて、...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 私、そう思います。議員がおっしゃるように思います。  私が今申し上げたのは、中国の首脳がそういうふうに発言をしたということを御披露したのでございますが、実際問題として、それは国際的な慣例でございますとか法律に従ってこれまでは処理されていないというふうに...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 日本政府のNMDに対します考え方について、私は先般の国連総会におきます一般演説で述べております。  その私の演説は、こういうふうに演説をいたしました。「私はアメリカ政府がNMDの配備決定を先送りしたことを、この重要な問題についての一層の対話を重視する慎...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) ジュゴンの保護の問題は非常に難しい問題だと思います。私自身にそんなに知見があるわけではありませんから、私が言うのはどうかと思いますけれども、これは一般的にジュゴンの生態というものはまだよくわからないと言う人さえいるわけで、一般的に生態がよくわからないもの...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 余り高邁なことを申し上げることもできませんが、議員が例に挙げられました韓国とかドイツとかと比べて日本が米軍に対して大きな経済的な協力をしているではないか、こういうお尋ねでございますが、これは私はいろいろな角度からやっぱり考えていただきたいと思うんです。 ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 大和、厚木、綾瀬はかつて私の選挙区でございましたから、事情は私はもう十分承知しております。  この夜間着陸訓練というものは、事の重要性というものもまた認識しなければなりませんが、基地周辺の住民に与える影響は非常に大きいものがございます。したがって、地元...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 米軍の、米軍のといいますか、アメリカのコーエン国防長官とのやりとりもいたしておりまして、コーエン長官はその後東京での記者会見で、在日米軍は日本の方々に迷惑をかけない訓練を行うために非常に努力しておると、例えばNLPについては硫黄島でできる限り実施をする、...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 会計検査院の指摘について申し上げます前に、佐藤議員からNLPについて一〇〇%硫黄島でやるように働きかけろと、こういう御指摘でございました。  私もできるだけのことをいたします。ただし、硫黄島の場合には、やはり天候その他の条件ということになると、これはな...全文を見る
11月22日第150回国会 参議院 本会議 第12号
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○国務大臣(河野洋平君) ブルネイにおきます日ロ首脳会談についてのお尋ねがございました。  森総理から、川奈提案、これは御承知のとおり、川奈におきます橋本・エリツィン会談のときの日本側からの提案でございますが、川奈提案が日ロ双方が受け入れられるぎりぎりの案と考えているということ...全文を見る
11月22日第150回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○国務大臣(河野洋平君) 一般国際法上、拉致について確立された定義があると承知しておりません。
○国務大臣(河野洋平君) 私どもとしては、具体的なケースというものを見ないと、一般論として申し上げることは差し控えたいと思っております。
○国務大臣(河野洋平君) 北朝鮮によって拉致された疑いがある云々という文言が今、総理から御披露がございましたが、正確に書いてございます。
○国務大臣(河野洋平君) 法的な問題というよりは事実関係として述べられていると思っております。
○国務大臣(河野洋平君) 先ほどから申し上げておりますように、一般国際法上は拉致という言葉については定義は定かではないと。確立されたとは我々思っておりませんが、事実関係としてそういう状況があったということが警察からの文章の中に書かれているということを申し上げているわけです。
○国務大臣(河野洋平君) 先ほど来から総理から御答弁がございますように、政党レベルの日朝の議員外交と申しますか、議員団の北朝鮮におきます御発言あるいは先方との話し合い、これはもう議員も御承知のとおり、当時は日朝の国交正常化、つまり外務省レベルでの政府間での交渉が中断をいたしており...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 交渉じゃない、話し合い。
○国務大臣(河野洋平君) 政党レベルと申しますか議員同士で、先方が議員であったかどうかということには多少問題がございますけれども、日朝間で自由な意見の交換が行われたということを何年かたって話をされるということについては、それは、私どもは総理からこういう話を英国の首相としたぞという...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 日朝の正常化交渉は続いております。それはもう議員がおっしゃるとおりでございます。  しかし、私が申し上げましたのは、何年か前に議員レベルの訪朝団として行ったときにはこういうやりとりもあったぞということを先方に話されるということは、私が伺っております限り...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 拉致問題の解決については、今私ども先方との話し合いをいたしておりますけれども、私どもとしてはさまざまなケースを考え、さまざまな状況を頭に入れながら先方との話し合いをこれからもしていかなければならないわけでございまして、私は、解決策は一つしかないと、今、議...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 外交交渉はさまざまなやりとりがあるわけでございます。  これは本当にケース・バイ・ケースでございますから、一概に申し上げて誤解をされると困るのですが、場合によっては先方にかなり機微な話をすることによって信頼を得るという、この国はいろんなことは我々には教...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 議員御指摘のとおり、日本から中国に対しますODAは大変巨額に上っておることは事実でございます。しかし、これを他国と横並びに比較するということは必ずしも簡単ではございません。その国土の広さ、人口の多さ、そういったことを考えますと、ただ単に金額だけを並べてみ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) NLPの事実関係だけ私から御答弁をさせていただきたいと思います。  NLP、つまり夜間の離発着訓練でございますが、これはもう議員がお話しのとおり、基地周辺の住民に対しては大変な騒音被害というものがございまして、周辺住民あるいは自治体から非常に強い抗議が...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 政府といたしましては、拉致問題は我が国国民の生命にかかわる重要な問題であると認識しておりまして、国交正常化交渉その他の日朝間の対話の場でこの問題の解決に向けて粘り強く取り組んでいるところでございます。  今、議員がお話しになりましたように、この問題は、...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 食糧支援のあり方については議員十分御理解をいただいていると考えますので、五十万トン支援の規模といいますか、考え方を御説明申し上げたいと思います。  世界食糧計画、つまりWFPでございますが、WFPによりますと、ことしの緊急食糧支援活動についてはおよそ三...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 北朝鮮が昨年来急激に国際社会に向かって積極的な外交姿勢をとるようになった、この理由がどこにあるかということについては全く私どもも推測の域を出ないわけでございますけれども、その中には、やはり我々の推測からすれば経済上の問題もあるのではないかと。非常に厳しい...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 採択された勧告決議におきまして、我が国及びアメリカに対し、ジュゴン、ノグチゲラ及びヤンバルクイナの生存の確保を助けるための適当な措置を講ずることが要請をされていますが、政府としては、これらの動物の保護策のあり方については今後よく検討していく必要があり、確...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 海牛目ジュゴン科といいますか、このジュゴンが貴重な種であるということは私も十分承知をしております。さらに、沖縄にはヤンバルクイナであるとかノグチゲラであるとかホントウアカヒゲであるとか、鳥を愛する人間にとってみれば本当に貴重な種が幾つか残っているというこ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) ODA大綱の中には四つのポイントが指摘をされております。ただし、このODA大綱は、その四つのポイントを一つずつ見るということと同時に、総合的な判断ということも考えていかなければならないわけでございまして、そうした総合的な判断をしつつODAを実施していると...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 北朝鮮に対する米の支援についてのお話でございますが、これは我が国として、近隣諸国で食糧に極めて乏しいという状況になっている国があれば、それは人道的支援として我々としては考えなければならないというふうに思います。  そして、さらに国際的に見ましても、北朝...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 米の支援が直ちに目に見える形で、これを出したから何が起こる、何が解決をするという、直接つながったものだというふうには実は考えられない状況でございます。  現在の日本と北朝鮮との関係を考えれば、双方が交渉相手をいかに信頼するかということを、その信頼を醸成...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) ちょっと事実関係だけ。  先月のことでございますが、WFPのアピールその他を見まして、私どもとして、今、田名部議員に御答弁を申し上げましたが、総合的な判断をして、これは五十万トンの米支援を今行うことが有効だというふうに考え、政府としてこうした判断をさし...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 議員からいろいろと御説明がございましたけれども、私どもはそうした話を一切聞いておりません。  また、政府間の交渉についても、私どもは私どもなりに議員間の、政党間の日朝の交渉が一つのきっかけといいますか、一つの要素となって復活をいたしまして、今回で三回の...全文を見る
11月28日第150回国会 参議院 外交・防衛委員会 第5号
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○国務大臣(河野洋平君) 今議員からお話がございましたように、過日御審議をいただきました周辺事態法の中でさまざまな御議論がございまして、今もお話がございましたように、その御議論の中で当時は合意できなかった部分でございましたけれども、国会におきます御議論などを踏まえて与党内で改めて...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 議員から今も御説明がございましたとおり、この船舶検査活動法案は、日米防衛協力のための指針の実効性を確保するというために法整備の一環として提出して御議論をいただいているわけでございまして、今議員がお話しになりました国連協力といいますか、そうした視点は、船舶...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 今防衛庁長官からお話がございましたように、外交活動というものは極めて重要で、近隣諸国との関係をよい状況にしておくという努力が必要と思います。と同時に、日米安保条約がその目的を達成するために円滑にスムーズに運用されるということが重要だというふうに考えており...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 外務省といたしましては、この法案が成立をいたしました後も、とにかく安保理での決議を、もしそういう事態が発生するということであれば安保理の決議を得るというための努力をやらなければならぬというふうに考えております。
○国務大臣(河野洋平君) 議員がもう今御指摘になりましたように、繰り返して恐縮でございますけれども、この船舶検査活動を実施する場合には、何よりもまず安保理の決議というものがあればこれはもう一番いいと。安保理の決議があれば、国連憲章第二十五条によって加盟国には皆受忍義務が生ずるわけ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 今議員がお話しになりましたような状況で海域をどうするかというような場面になれば、これは防衛庁が先方といいますか仲間の友好国との間で話し合われるということであって、あらかじめ外交政策上の合意があるというものではないというふうに私は今考えております。
○国務大臣(河野洋平君) 先ほども申し上げたわけでございますが、この船舶検査活動法案はあくまでも日米防衛協力のための指針の実効性を確保するための法整備の一環でございまして、周辺事態に対応して我が国が実施する船舶検査活動に関して定めるものでございます。周辺事態安全確保法と相まって日...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 日ロ関係を、領土問題を解決して平和条約を締結しようという両国首脳の非常に強い意思が表明をされて、まさに日ロ関係が交渉を深化させていかなければならないそういう場面で起こった事件でございますだけに、私どもとしてはまことに遺憾千万と考えております。  この事...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) ロシアサイドは事実を全く否定、否認しているわけでございまして、このことについてロシア側は、我々が述べている問題については向こう側は承知をしていないという対応ぶりでございます。  こういう状況下で、先ほども申し上げましたように、外交官としての身柄を訴追す...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 御指摘をいただきましたけれども、沖縄サミットにおきまして日本が表明をいたしましたこの疾病対策は、議員もお話しのとおり、大変多くの国々から歓迎をされているわけです。  問題は、疾病対策とはいいますものの、薬だけを送り届ければいいということでは決してないと...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 日朝の国交正常化交渉は、前回、先月の末に北京で行われたわけでございますが、その北京で行われました第十一回の正常化交渉におきまして、その会談の終わるまでの間に次回の開催について協議をしておりまして、その協議によりますと、双方の準備が整ったところで次はやりま...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) これは、我が国の国内におきます考え方が整理される必要もありますし、今申し上げましたように日米韓の政策協議等も行うこともあるかもしれません。そうしたことを考えて、私は、決して急ぐ必要はないけれども、時間をむだに費やしてもいけないというふうに考えておりまして...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 日朝につきましても、現時点ではまだ、何といいますか、先送りという状況でございまして、これにつきましても、今私が申し上げました本会談の準備その他を視野に入れて恐らく開く時期を探っているものというふうに思います。
○国務大臣(河野洋平君) 本年初頭にシアトルで行われたWTOの新ラウンドの立ち上げが不成功に終わりまして、自来、多角的自由貿易体制というものに対する信頼感というものがこのままでは薄れていってしまうのではないかという心配も多くあるわけでございまして、私どもとしてはWTOの閣僚会議を...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 世界の民主主義のリーダーと自他ともに思っておられたに違いないアメリカの大統領選挙の状況は、本当に我々が思ってもみない、予想もできないような混乱を来していると。まだまだこの状況は少し続くんじゃないかという報道もございます。一日も早くしっかりとアメリカがリー...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) お尋ねがいろいろございましたけれども、まず最初にはっきり申し上げておきたいと思いますことは、我が国日本としてペルーに対します政策は、フジモリ氏が大統領をやめて新たな方が大統領になられたとしても、これまでのペルー政策については我が国は基本的に変更することは...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 何度も申し上げておりますが、私も今、小泉議員がお話しになりましたように、我々の周辺、つまり朝鮮半島とかそういった地域に緊張緩和へ向かっての流れが出てきた、いろんな言い方がありますが、緊張緩和の兆しが見えてきたというふうに私も思っております。これは、ここ数...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 日米安保条約というものを我々は我が国の安全のために極めて重要なものと考えてきているわけで、そうである以上は、日米安保条約が十分にその機能を発揮するように整備をしておくということは重要なことであるというふうに考えます。
○国務大臣(河野洋平君) どうも委員がおっしゃる安保理決議を回避してという言葉が私にはとても気になるんです。我々は別に安保理決議を回避しているわけではないのであって、きょう午前中の質疑にもお答えをいたしましたように、我々としては安保理決議があるということが非常に有益だというふうに...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) まず最初に、今回のASEANプラス3の会議というのは、非常に二十一世紀を視野に入れた前向きの議論が何カ所か行われていると思います。  これはちょっと質問から脱線をして恐縮でございますが、例えば日中韓の首脳会議を定例化しようと。これは中国も非常に積極的だ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) これはかねがね我が国政府は答弁を申し上げておりますが、自衛隊は憲法上必要最小限度を超える実力を保持し得ないなどの制約を課せられておりまして、通常の観念で考えられる軍隊とは異なるものだというふうに考えております。
11月30日第150回国会 参議院 外交・防衛委員会 第6号
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○国務大臣(河野洋平君) 安全保障政策の中枢にいつもおられました依田先生でございますから、この間の経緯はだれよりもよく御存じで、今お話がありましたような状況と目的をもって今回の法案も提出をさせていただいているわけでございます。  今お話がありましたように、船舶検査活動につきまし...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) この法案、御審議中ということもございまして、私どもとしても具体的に作業があるわけではございませんけれども、今御指摘のように旗国の同意を取りつける方法は、鈴木政務次官からお話がありましたようにさまざまなケースがあるだろうと思います。しかし、そのさまざまなケ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 幾つかのお尋ねでございますが、次回の国交正常化交渉を年内断念したのではないかという感じをお持ちのようでございますが、新聞にはそういった記事が散見されることは私も承知しておりますが、年内の正常化交渉を断念したことはございません。  もっと言えば、これはい...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) まず最初に申し上げますことは、外務省が組織的に関与した事実はございません。これははっきり申し上げておきたいと思います。  元外交官の委員が検定のためのメンバーに加わっている実態は、二名でございますが、加わっているということは事実でございますが、外務省と...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 日米安保条約が片務的であるか双務的であるかというのはさまざまな議論がございます。しかし、私は日米安保条約が必ずしも片務的なものであるというふうには考えておりません。  御承知のとおり、安保条約によりまして米軍に対して基地の提供その他、我々として極東の平...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 非常に仮定の問題についてのお尋ねでございますが、まず申し上げたいと思いますことは、我が国の態度は一貫して、台湾をめぐる問題が海峡両岸の直接の当事者間の話し合いによって解決をされることを望んでおります。  話し合いによる平和的解決、これが我が国のこれまで...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 御承知のとおり、ODA大綱というものがございます。このODA大綱に従って我が国のODAは運用されているわけでございますが、ODA大綱の中には、今も御指摘がございましたように、軍事的用途及び国際紛争助長への使用というものがあってはならないという趣旨のことが...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 前回も御指摘をいただきましたし、また本委員会では佐藤議員を初めとしてこうした問題に大変御注意をいただいておりますことを、しかも繰り返し御注意いただいておりますことを恐縮に存じております。  前回御指摘をいただきましたときに申し上げたことを重ねて申し上げ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 前段は、鈴木政務次官御答弁のとおり、同意を得てというんですから、同意がなければだめだということははっきりしているわけですね。そして、その同意の方法については、先ほど私申し上げましたように、外務省が文書であるとかあるいは外交ルートを通じて得るということがそ...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) こんな法案というのも取り消していただきたいと思うんですが、確かに議員が御指摘のとおり、経済制裁対象国が旗国であって、同意がなければそれはできない、これはもうはっきりしています。はっきりしていますが、船は別に制裁対象国の船ばかりではないわけで、その他の船も...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) いわゆる花岡事件でございますが、この事件について和解が成立をしたということについて私は幾つかの感想を持っております。  一つは、非常に素朴な言い方でございますが、二十世紀に起きたこの事件が少なくとも二十世紀中に解決されたということについて、一種の何とい...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 私もその場におりましたので、そのやりとりは聞いておりました。  恐らく二つあると思うんです。  森総理は、あのクエスチョンタイムと呼ばれるいわゆる国家基本問題について党首討論をやろうと思って出ていくけれども、なかなか国家の基本についての議論にならない...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 特別円借款は、今議員がおっしゃいましたように、日本がアジアの国々の経済危機に際してこれを支援するということで六千億を決めているわけでございますが、その概要を申し上げますと、対象国としては、経済危機の影響を直接または間接に受けたアジア諸国を中心とする開発途...全文を見る
○国務大臣(河野洋平君) 佐藤議員前段の御指摘の自民党の外交部会はそんな、そんなとかこんなとか言うとしかられますけれども、そういう部会ではございませんで、むしろ非常に対中ODAに対しては厳しい対応をしておられる。それはただ単に対中だけではなくて、今後のODAに対してもきちっと見直...全文を見る