高村正彦

こうむらまさひこ



当選回数回

高村正彦の1998年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月11日第142回国会 衆議院 外務委員会 第3号
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○高村政府委員 平成十年度外務省予算重点事項を御説明いたします。  平成十年度一般会計予算において、外務省予算は、七千四百七十九億一千二百万円が計上されております一これを前年度予算と比較いたしますと、三・五%の減となっております。  今日の国際社会においては、冷戦終結後の新た...全文を見る
06月11日第142回国会 参議院 外交・防衛委員会 第21号
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○政府委員(高村正彦君) ただいまの御決議に対しまして所信を申し述べます。  今般のインド及びパキスタンの核実験は極めて遺憾であり、世界の百八十六カ国が支持している核不拡散体制への重大な挑戦として到底容認し得るものではありません。  今般の核実験を受け、核不拡散体制を堅持する...全文を見る
08月10日第143回国会 衆議院 本会議 第4号
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○国務大臣(高村正彦君) アジア経済に対する我が国の果たすべき役割についてのお尋ねでありますが、我が国は、アジア経済危機への対応として、これまでに世界最大規模の約四百三十億ドルのアジア支援策を表明しており、今後とも最大限の支援を行ってまいります。  また、日本経済の再生こそアジ...全文を見る
08月11日第143回国会 参議院 本会議 第3号
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○国務大臣(高村正彦君) 外交の基本姿勢、方針についてお尋ねがありましたが、我が国といたしましては、これまでの日本外交の成果を踏まえ、引き続き日米関係を基軸としつつ、ロシア、中国、韓国など近隣諸国との関係を強化するとともに、アジア太平洋をめぐる地域協力、国連などにおける国際社会共...全文を見る
08月17日第143回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○高村国務大臣 委員おっしゃるように、日米関係は日本外交の基軸であります。私といたしましては、まず、これからカウンターパートになるべく、オルブライト国務長官と何でも率直に話し合える関係をつくりたい、そのことはそれなりにうまくいったのだと思います。  そして、まさに委員がおっしゃ...全文を見る
08月19日第143回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○高村国務大臣 周辺事態というのは、政府が何度も御説明したように、地理的概念ではなくて、事態の性質に着目した概念でありますので、この地域は入るとかあるいは入らないとかそういうことは一概に言えないということでございます。そのように御理解をいただきたい、こう思います。  それから、...全文を見る
○高村国務大臣 我が国の台湾に対する認識というのは日中共同声明で示されたとおりでありまして、そして中国政府は、台湾の問題というのは中国人同士の問題で、平和的に解決するという意思を持っているわけでありまして、日本としてもそういうことを強く期待している。そういう状況の中にあって、事態...全文を見る
○高村国務大臣 トウカセン外相からは、日中間には歴史という重要な問題がありますねという指摘がありました。今委員がおっしゃったように、具体的に、中川発言がどうだとか、そんなような問題は一切指摘はなかったというのが事実であります。  私の方からは、日中共同声明、そして村山談話、そう...全文を見る
○高村国務大臣 国交正常化以来、このことは両国でいろいろ話し合ってきて、そして、私は、共同声明、そして平和友好条約、そして村山談話、そういったものの上に立ってこれから発展させていきたい、そういうことで、そのことについて、それだけじゃ足りないとか、そういうことは一切なかった、こうい...全文を見る
○高村国務大臣 外相会談は極めて友好的に行われましたし、私は、これからうまくやっていける、こういうふうに思っております。
○高村国務大臣 共同宣言にしても、平和友好条約にしても、それを締結される際に何ら安保条約について言及されることなく締結されたわけでありまして、そういう中で安保条約の解釈が変わるということはあり得ない、こういうことだと思います。
○高村国務大臣 先ほど委員も指摘されたように、政府が何度も説明していますように、周辺事態というのは地理的概念ではないわけであります。地理的概念でないことについて、入るのだとか入らないのだとか、そういうことを言うこと自体ができないし、また適当でもない、こういうふうに思っております。
○高村国務大臣 私が申し上げているのは、台湾が入るとか入らないということじゃなくて、あらゆるところについて入るとか入らないとか言うこと自体が、周辺事態というのが地理的概念でないということにかんがみて適当でない、こういうことを申し上げているわけです。
08月20日第143回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(高村正彦君) 総理がおっしゃったように、日本政府とすれば、アジア女性基金について最大限の協力をしているということであります。それに対して韓国政府は、日本側に要求したいのは心からの反省の気持ちだ、こういうことを言っておられます。そして、この基金のいわゆる償い金については...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 先般、私、アメリカに行ってまいりました。そして、そのときにコーエン国防長官と会って、この厚木の問題、直接ではございませんが、日米安保全体の問題から、ますますこの安全保障関係を強固にするためにも、やはり在日米軍の方たちが日本側の地元住民のよき隣人として振る...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 今おっしゃられたように、展示飛行については、米側によれば、これを大変楽しみにしている人が多いんだ、彼ら独自に行った世論調査でもこうだ、こういうことを言っているわけでありますが、地元の要望、自治体自身も私たちに、これはやっぱりやめてくれ、こういう要望がある...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 米軍側によれば、今やっているのは曲芸飛行ではないんだ、単なる展示飛行であって、日本側からの要請に基づいて、ここ数年いわゆる今おっしゃったただし書きに触れるような曲芸飛行は自粛しているんだと、こういう見解であることも申し添えておきたいと思います。
○国務大臣(高村正彦君) 突然の御質問でありますが、共同文書は日中間でできるのであればつくろうと、こういうことになって、そしてその中身とともに今協議中でございますので、現時点で今どういう内容が入るとかいうことはちょっと差し控えさせていただきたいと思います。
○国務大臣(高村正彦君) まず、オルブライト長官の方から、現下の最大の問題はアジア経済危機である、日本が経済再生することはその解決に大変役立つんだ、世界のためにも役立つんだ、こういうお話がありました。  私の方からも、小渕新内閣の経済再生に向けた努力、決意、そういったものをお伝...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) オルブライト長官からは、私たちがいろいろ言うのは何とか日本経済に対してお手伝いができることがあれば自分たちもしたいという意味で言っているんだ、誤解しないでほしいと、別に私は誤解していませんでしたが、そういうお話がありました。  それでよろしいですか。
○国務大臣(高村正彦君) いわゆる有識者、四人の方といろいろと話をさせていただく機会を持ったんですが、その中で一人の方が言っておられたのは、日本ではアメリカにおいては調子が悪くなった銀行は大銀行であっても市場の趨勢に任せて平気でつぶしちゃうように誤解されているけれども、アメリカだ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 実は四人の方にお会いした私の方の最大の関心事は、小渕内閣で断固たる姿勢で経済を再生しようとしている、そして具体的政策も打ち出している、それにもかかわらず市場が必ずしも評価していない理由はどう考えますかということをお聞きしたいと思ったんです。  それで、...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 御指摘のように、数度にわたって中国の当局者は、元は切り下げないんだ、こういうことを言明しているわけであります。  確かに、輸出競争力の問題はあるにしても、中国全体にとっても元を切り下げないことのメリットの方が大きいのではないかと思われますし、世界じゅう...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 武見政務次官の訪問の目的は、総理も今触れられましたけれども、この殺害事件の真相究明、そして処罰の要求、これが第一であります。そしてさらに、関係者に和平努力をもっとしてほしいと、これを促すということであります。  武見政務次官自身、秋野さんとは国際政治学...全文を見る
08月21日第143回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○国務大臣(高村正彦君) 国連に対してもあるいはいかなる国に対しても事前報告はしていなかったと承知しております。
○国務大臣(高村正彦君) 事後の報告はありました。  ロス国務次官補から在米大使館の小林公使へ、そして二十一日九時半から柳井事務次官に対して在京米国大使館グリーンウッド公使から説明が行われております。
○国務大臣(高村正彦君) 外交において情報が大変大切であるということはそのとおりだと思いますし、我が国としても、在外公館中心に各国政府あるいは民間と情報の交換を行うとか、あるいは情報機能の強化に努めているわけでありますが、今おっしゃった情報を共有することによって安全保障関係をよく...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) ナイ氏が情報の選択的提供と言っていることは、私はよくわかっているわけで、この情報の傘というのは情報を握っている側がつくったものだということはよく承知しているつもりでございます。
○国務大臣(高村正彦君) 今提案している二法案一協定、これはいずれも日米安全保障条約の実効性を確保するために絶対必要な法案である、こういうふうに思っております。
○国務大臣(高村正彦君) 今おっしゃったように、地理的概念ではなくて事態の性質に着目した概念であると。ですから、あらかじめ一概にこの地域がそうだとかそうでないとか、そういうことを画することはできません。どこが入ってどこが入らないとか、そういうことを言うのもできないし、適当でもない...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) ロシアの経済・金融情勢につきましては、注意深く注視しているところでございます。  委員が御指摘になったルーブルの実質切り下げを含むいろいろな金融措置でございますか、このことによってロシアが市場の信認を回復して安定していくことを望んでおりますが、これはこ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 十九日から実務者協議をやっておりまして、きょうも継続してやっているところでございますけれども、隔たりが大きいのは事実でありますが、韓国側の協力も得てその隔たりを縮めていきたい、そして双方の努力によって金大中大統領が日本に来られる前には実質的な合意にこぎつ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) KEDOの中心的なところはもちろん軽水炉プロジェクトでありますが、先月の末、KEDO理事会メンバーの大使級会合において経費負担問題について実質的な意見の合意を見たわけであります。  これを受けて、今月中にも再度大使級会合を開催し、正式に採択、発表する予...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 十三日からイラクを訪問していたシャー国連事務総長特使が、イラク側との協議の結果につき来週早々にも安保理で報告を行う予定であります。  今、委員御指摘になったように、安保理が一致して対処していくことが重要であって、我が国としては、引き続き他の安保理理事国...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) いろいろありますけれども、このマクドガル特別報告者の報告書で、法的賠償を勧告するというような点が中にあります。ただ、これは我が国の従来の立場に反するものでありますから、同報告書の論理及び結論を我が国としては受け入れられないということを同小委員会においても...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 爆弾テロ事件としては、最近では、今月七日にケニアの首都ナイロビ及びタンザニアの首都ダルエスサラームにおいてそれぞれ米国大使館をねらったと思われる爆弾テロ事件が発生いたしました。また、今月十五日には北アイルランド中部のオマー市において繁華街での爆弾テロ事件...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) ペルー事件の教訓を踏まえまして、外務省としては、在外、本省を含めた情報の収集、分析、評価体制の強化、あるいは警備官及び現地警備要員の増員、警備官を補佐する日本人の警備専門員の新規配置、ゲート式金属探知機、エックス線爆弾探知機の配備拡充のほか、外塀、門衛所...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) ありませんでした。
○国務大臣(高村正彦君) なかったと承知しています。
○国務大臣(高村正彦君) テロに対して断固たる姿勢をとるということについては理解を示しております。
○国務大臣(高村正彦君) テロに対して断固たる姿勢をとるという限りにおいて理解ができる、こういうことであります。それ以上のことはさらに事実を調査してみないとわからない、こういうことであります。
○国務大臣(高村正彦君) まず、アメリカでありますけれども、米国は中華人民共和国政府が中国の唯一の合法政府であるという前提に立った上で、台湾との実務関係を維持していくという基本的立場に立っているわけでありますが、クリントン大統領の発言もこうした米国の従来の立場に基づいて述べたもの...全文を見る
08月24日第143回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○国務大臣(高村正彦君) テロ行為に断固たる姿勢をとるという側面を理解するということでございます。
○国務大臣(高村正彦君) 完全に事実関係を掌握しているわけではありませんが、テロ行為に対して断固たる姿勢をとるという側面は理解する、こういうことを申し上げております。
○国務大臣(高村正彦君) これ以上言いようがないんですが、日本政府としては、テロ行為に断固たる姿勢をとること、その側面については理解する、こういうことを申し上げております。
○国務大臣(高村正彦君) やみくもに何をやってもいいとは言っておりません。ですから、事実関係が明らかでないという現時点において、テロに対して断固たる姿勢をとるという側面については理解をする、こういうことを申し上げているんです。
○国務大臣(高村正彦君) アメリカ側の説明では、国連憲章との整合性についてでありますが、米国は、連続的なテロ行為が米国及び米国民に対して向けられており、また同様なテロ行為が再度計画されていることにつき確証を得ている、こういうことを言っております。そして、今回の行動を、かかる継続的...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 現在では、全体的事実関係を把握しておりませんので、今は、先ほどから申し上げているように、テロ行為に断固たる姿勢をとるという側面は理解する、こういうことを申し上げているんです。
○国務大臣(高村正彦君) それは、もろもろの事実関係でアメリカ側が説明したことの裏づけがどこまでできるかとか、そういったかなり広い事実関係の把握が必要になるかと思います。
○国務大臣(高村正彦君) 国連憲章五十一条は、自衛権の行使ということは認めているわけであります。そして、その自衛権に当たるかどうかということについて、アメリカ側はこういう説明をしている、日本はまだ詳細な事実関係を把握していない、こういうことでございます。
○国務大臣(高村正彦君) もろもろのところで情報の把握に努めております。
○国務大臣(高村正彦君) 問題は国連憲章五十一条の自衛権の発動に当たるか当たらないかということでありまして、報復テロがあるから断固たる措置をとらないということは私は本質的な問題ではないんだろう、こういうふうに思っています。
○国務大臣(高村正彦君) それまでに事実関係がはっきりすれば、そのはっきりしたことに基づいた対応をとることはあり得ようと思いますが、事実関係が今の状況であれば、何度も申し上げているように、テロに対して断固たる姿勢をとるということは理解する、そして日本はテロに対しては一貫して断固た...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) おっしゃるとおりであります。
○国務大臣(高村正彦君) 嘉手納基地におけるPCBの問題でありますが、日米合同委員会のもとに設置されている環境分科委員会の枠組み等を通じてその事実関係を現在米側に照会中であります。  政府としては、米側に対し、機会あるごとに環境保全を含め我が国の公共の安全や国民生活に十分な配慮...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) コーエン国防長官から、TMDの問題は大変重要な問題である、こういう指摘がありました。私の方から、日本としてもこれは重要な検討課題である、こういうふうに答えておきました。
08月28日第143回国会 衆議院 安全保障委員会 第2号
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○高村国務大臣 このたび外務大臣に就任いたしましたので、塩田委員長を初め委員各位に謹んでごあいさつをさせていただきます。また、この場をおかりして、外務政務次官を務めておりました際に本委員会の皆様から賜りました御指導と御協力に深く感謝いたします。  私は、我が国の安全保障政策遂行...全文を見る
09月02日第143回国会 衆議院 外務委員会 第2号
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○高村国務大臣 このたび外務大臣に就任いたしましたので、中馬委員長を初め委員各位に謹んでごあいさつをさせていただきます。また、この場をおかりして、外務政務次官を務めておりました際に本委員会の皆様から賜りました御指導と御協力に深く感謝をいたします。  まず、今般の北朝鮮による弾道...全文を見る
○高村国務大臣 ただいま議題となりました深刻な干ばつ又は砂漠化に直面する国(特にアフリカの国)において砂漠化に対処するための国際連合条約の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。  この条約は、平成六年六月にパリで開催された国際会議において作成され...全文を見る
○高村国務大臣 御承知のとおり、今般の北朝鮮のミサイル発射は、我が国上空を通過して三陸沖に弾着した可能性があるとの点で、我が国の安全保障に直接かかわる極めて憂慮すべき事態であります。また、本件は、北東アジアの平和と安定及び大量破壊兵器の不拡散の観点から極めて遺憾であると考えており...全文を見る
○高村国務大臣 委員が御指摘になったように、今般のミサイル発射、このことは、我が国自身の安全に大変な脅威を与えるとともに、北東アジアの安全保障、平和と安定に対して大変深刻な事態である、あるいは大量破壊兵器の非拡散ということに対する挑戦にもなりかねない、こういうことで、官房長官から...全文を見る
○高村国務大臣 委員が御指摘になったこういう意図ではないかという点は、いずれもそれなりの根拠はあるのだと思いますけれども、直ちに政府としてこうだと断定することは適当でないと現時点で思っていますし、北朝鮮側にこのことについて厳重に抗議するとともに、その意図も含めて説明を求めていきた...全文を見る
○高村国務大臣 委員御指摘のとおりだと思いますし、米韓を中心とした国際的な話し合いの中で、北朝鮮がこういうことができないように厳しく対応していきたい、こういうふうに思っております。  このミサイルを発射したことによって、いやしくも北朝鮮が得をしたという結果に絶対にならないように...全文を見る
○高村国務大臣 まず、途上国の自主的努力も必要だ、こういうことでありますが、まさにそうなので、第一義的には途上国が自主的努力をしていただく、その自助努力に対して私たちも支援する、こういうことは、ODAの指針の新開発戦略、日本が従来からとっておる方針でありますので、この条約もそうい...全文を見る
○高村国務大臣 砂漠化対処条約でありますが、その内容が大変多岐にわたるとともに、条文相互の関係等明確化すべき問題が多かったため事務局あるいは各国への照会等が必要だった、あるいはさらに、先進国による支援促進のメカニズムの具体的な内容が昨年十月の第一回締約国会議まで確定しなかった、我...全文を見る
○高村国務大臣 私が先ほど申し上げたことは、私としても随分時間がかかっている、こういう認識のもとに役所の中で言った、ただ、これは環境を軽んじたためではない、こういうことであります。
○高村国務大臣 大転換かどうかという判断は、外務省自身、政府自身が必ずしもしなくて、先ほど申し上げたような転換をする、変える、こういうことでございます。
○高村国務大臣 私は、大転換ではないとかあるとか言わなかったつもりなのです。大転換でないとも言わなかったつもりなので、先ほど申し上げたような変更を行ったと、それを大転換だか小さな転換だか、転換とは言えない単なる変化だとかいうことは第三者の評価に任せたい、こういうふうに思っています...全文を見る
○高村国務大臣 私は、繰り返すようでありますが、日本政府は北朝鮮に対してかなり厳しい見方をしていたと思いますし、甘かったとは思っておりません。
○高村国務大臣 直接のねらいが何であるかということは断定できないと思うのです。ただ、こういったことをやったことによって、場合によったらこういう方面で放置しておくと得をしてしまうことがあるよ、こういう方面であるよということは、幾つかは考えられるだろうと思います。そういうことをできる...全文を見る
○高村国務大臣 委員がさっきおっしゃった、正常化交渉がすんなりいかないからそれに揺さぶりをかけるためということがもしねらいであるとすれば、そういう交渉を当面見合わせるということでありますから、それはその限りにおいて、もしそれがねらいだったとすればですよ、北朝鮮は所期の目的を達しな...全文を見る
○高村国務大臣 テロに対する断固たる姿勢を理解する、十分理解する、こういうことでございます。
○高村国務大臣 中東諸国の主な反応でありますが、中立的な声明を発表した国はエジプトだとかア首連だとか、こうあるわけでありまして、苦悩した結果、懸念や憂慮という声明を出した国がジョルダン、サウジ、不支持ないし反対、非難を表明した国がスーダン、イラク、それぞれこう分かれるわけでありま...全文を見る
○高村国務大臣 ロシアの内政のことですから、余り日本政府としてこうだということを言うことは適当ではないかと思いますが、今は首相指名について必死で調整が行われている、こういう状況だ、こう思っております。  いずれにしても、日本政府とすれば、首班指名が早く行われて、そしてその上でし...全文を見る
○高村国務大臣 ほかの首脳同士の話の内容というのは確実にはとれないわけでありますが、ブレア首相と小渕首相との電話会談の中では、ロシアがこれからも改革努力を続けていくことの必要性、そして、そういう改革努力をロシアが続ける場合には国際社会がその改革努力を続けて支持していく、そういうこ...全文を見る
○高村国務大臣 事態を的確に把握するといっても、だんだん確実性が増していくわけだと思うのですね。私のところに来た紙にはまだ、三地点に着弾した可能性があると書いてある。先ほどは、可能性がかなり強い、こういうふうに防衛局長が言いましたが。その時点である程度こうではないかということは言...全文を見る
○高村国務大臣 事実だけ申しますと、その時点でイージス艦が把握したという情報は私のもとに入っておりませんでした。それがいいことなのか悪いことなのかよくわかりませんけれども、その時点では入っていませんでした。
○高村国務大臣 事実関係でありますから政府委員から答弁させたいと思いますが、私自身については、この発射の数日前に、もし北朝鮮がやろうと思えば二十四時間以内に発射できる態勢が整っているというような情報は入っておりました。  あとの事実関係については政府委員から答弁いたします。
○高村国務大臣 私がいつ聞いたかということだけは、もちろんもっと早く、発射したということはかなり早い時点で聞いているわけであります。ただ、日本列島を飛び越えて太平洋側に着弾したというようなことは六時少し前であったのではないか、こういうふうに思っています。
○高村国務大臣 私の記憶では、そういう細かいところまで会談では出なかったのではないかと思っています。
○高村国務大臣 当時、そのような情報には私は既に接していたわけであります。オルブライト国務長官からそういう話が出て知ったということはないと思います。
○高村国務大臣 私の記憶が間違いであればお知らせいたします。
○高村国務大臣 そのころの情報というのは、情報の確度がまずわからないわけであります、どの程度の確かな情報か。そして、情報が確実であったとしても、本当にそういう準備を整えた上で必ず北朝鮮がやるかやらないかというのは、直前の情報、例えば今の状況であれば、二十四時間以内にやろうと思えば...全文を見る
○高村国務大臣 正確には、実験だか訓練だか、あるいは百万分の一ぐらいの確率で日本をねらって撃ったということは、私はそういうことはないと思いますが、それははっきり言ってわからないわけでありますが、新しい形のミサイルを第一回目に発射したとすれば、普通の考え方では実験ということが一番大...全文を見る
○高村国務大臣 先生のおっしゃるところの両手を使った外交、そういう言葉を我々が使うかどうかは別にして、何が一番効果的であるかということを考えてプラグマチックな外交をしてまいりたい、こういうふうに思っております。
○高村国務大臣 外交において継続性も必要であるがと、こう先生おっしゃいましたが、継続性が極めて必要だ、こういうふうに思っております。でありますから、日米基軸、その上に立って、近隣諸国との友好関係、そしてアジア太平洋地域協力、そして国連を中心としたグローバルなもろもろのことについて...全文を見る
○高村国務大臣 地球環境というのは相互に密接なかかわりを有しているわけでありまして、この砂漠化対処条約の前文でも気候変動枠組条約及び生物多様性条約に言及している。砂漠化に対処することがこれらの環境に関する条約の目的の達成に寄与できる、こううたわれているわけでありますが、そういう観...全文を見る
○高村国務大臣 今申し上げたように、環境問題というのはそれぞれ入り組んでいて、密接な関係がありますから、こっちは大切だ、こっちは大切でないということはなかなか言いにくい、こう思っております。ただ、それぞれの場において我が国が今どういう力を注ぐべきかということは、それぞれの時点で検...全文を見る
○高村国務大臣 私の危機意識は、貴委員の危機意識を共有するものだと思っております。具体的に防衛庁から答弁……(東(祥)委員「いや、外務大臣で結構です」と呼ぶ)いいですか。
○高村国務大臣 まず、委員が冒頭おっしゃった、米軍基地の安全は日本が保障しなければいけない、この点は、ちょっとそうなのかな。国内の治安の問題で、日本人に限らず、国内でだれかが乱入するような場合については、それは日本国の治安の責任を持っている者はきっちりそれに対処しなければいけない...全文を見る
○高村国務大臣 事実から申し上げますと、国家安全保障会議は開いておりません。国家安全保障閣僚懇談会というのを開きました。  そして、私の理解するところでは、安全保障会議は、安全保障上の脅威があって、それに対する対応を定めるということに主たる目的があって、その対応といっても、もち...全文を見る
○高村国務大臣 推進することを検討する価値があるものだと思っております。  非常に費用もかかるものでありますし、どのくらい効果があるのか、費用効果等も含めて十分検討する価値があるものだと思っております。
○高村国務大臣 米朝枠組み合意を根本的に変えるということではありません。少なくとも現時点で、直ちに、重油についてもあるいは軽水炉、特に軽水炉の話でありますが、そういった負担をきっちり決めてどんどん進めていくことは、北朝鮮に誤ったメッセージを与えることになる可能性があるので、それは...全文を見る
○高村国務大臣 当面というのは、一般的に日本語として通用する言葉だ、こう思いますので、必ずしも一定の期間という意味じゃなくて、状況が変化するかしないか、そういったいろいろな要素を含めて当面でございます。
○高村国務大臣 破綻しかかっているという認識はありません。
○高村国務大臣 ミサイル開発を中止しない、我々は中止してもらわなければ困るわけでありますが、中止しないからといって全部枠組みを壊して核開発までしてしまう、こういう状況を選ぶわけにはいかないということが一方にある。だから、核開発をとめるという意味でKEDOという枠組みは大変現実的で...全文を見る
○高村国務大臣 開発中止を求めてまいりますが、我が国は国交を持っておりませんので、今米朝の話し合いが続けられている中で、私たちはそれはアメリカにも働きかけ、あるいは日本独自としてもさまざまなチャンネルを通じて努力をしてまいりたい、こういうふうに思います。
○高村国務大臣 今そういうことも含めて米朝の話し合いが続いておりますので、私たちも、アメリカに対して、日本の主張はこうであるということは北朝鮮に伝えてほしい、そういうようなことをやりながら、そのチャンネルが一番現時点では大きなチャンネルでありますが、その他もろもろのチャンネルを通...全文を見る
○高村国務大臣 木材の乱伐や排気ガスの増大は、我が国を含む先進国の経済活動に起因する面がありまして、これにより巻き起こされる森林減少や気候変動が砂漠化の進行に影響を及ぼしている可能性はある、こう考えております。したがって、国内外で環境に配慮した経済活動が行われることが何よりも重要...全文を見る
○高村国務大臣 京都会議におきましては、各国が協調して地球温暖化防止への取り組みを進めるために、二十一世紀以降の先進国及び市場経済移行国のための法的拘束力のある目標を定めた京都議定書が採択され、この中で、我が国については、二〇〇八年から二〇一二年までの期間中に温室効果ガスの排出量...全文を見る
○高村国務大臣 一九六〇年代より七〇年代にかけて、嘉手納飛行場内のある地点にPCBが投棄されていたとの報道については、報道を受けて直ちに、日米合同委員会のもとに設置されている環境分科委員会の枠組み及び外務省より在京米大を通じて米側に対し事実関係を照会したのを初め、適切な対応を行う...全文を見る
○高村国務大臣 環境庁において、昭和五十一年から平成九年まで、嘉手納飛行場の排水溝や嘉手納マリーナ等問題とされている場所の近辺の地点を含め、沖縄県に委託して水質調査を行っておりますが、これまで基準値を超えるPCB等の有害物質は検出されてこなかったということでございます。  いず...全文を見る
○高村国務大臣 環境庁における調査を先ほど申し述べたのは、それだから全く問題ないと言ったわけではなくて、やはり情報はそれぞれの情報が公平に流れる必要があると思いますので、こういう点もありますよということを指摘したわけで、これだから全体が問題ないのだ、政府は知らないよ、こう言ってい...全文を見る
○高村国務大臣 地元の方々の不安を解消できるように、できるだけの努力をしてまいります。
○高村国務大臣 再三申し上げておりますように、さまざまなチャンネルを通じて北朝鮮側に抗議するとともに、このミサイル発射についての全容、その意図等も含めて説明するように求めてまいります。
○高村国務大臣 その通告の内容は知っておりませんし、恐らくそういう通告はロシアにもなかったのではないかと認識しております。
○高村国務大臣 ロシアのテレビニュースの番組でありますから、これも報道でありますから、わかりませんが、ラフマーニン局長がこういうことを発言しているということであります。それは、ロシアと北朝鮮との間には、ミサイル発射につき相互に事前通報するとの合意は存在しない、にもかかわらず、隣国...全文を見る
○高村国務大臣 課長級協議の場でそういうことを言ったのは一回だ、こういうふうに思っています。そのほかにも、前にもそういう懸念を相手方に伝えたことがあるということでございます。
○高村国務大臣 相手方が日本の防衛政策を批判するばかりだったというのは、課長級の話し合いの中ではなくて、このミサイル発射が行われた後の国連代表部における相手方に対する抗議の際の反応でございます。  それと別にまた、実は南アで非同盟会議が開かれておりまして、日本の小和田大使も南ア...全文を見る
○高村国務大臣 委員おっしゃるように、既に我が方の考えはきっちり伝えているつもりでありますが、それが上に行かないとか、いろいろ、絶対ないとは言えませんから、さらにいろいろなチャンネルを通じて我が方の考えがきっちり伝わるように何度でも努力してまいりたい、こういうふうに思います。 ...全文を見る
○高村国務大臣 この問題につきましては、米国、韓国と密接な協議をしていくことが最も大切なことでありますし、それと同時に、中国、ロシアその他の国々とも二国間の話し合いを通じて、そういう中から、どういう形でこの問題を国際場裏に出していったらいいかということを検討しながら、最も適切な方...全文を見る
○高村国務大臣 危機をレベルダウンするということはもちろん必要なことでありますが、いわゆる一般的な予防外交とかあるいは信頼醸成措置、こういうようなことを言う場合には、その前提として何らかの信頼関係がないと、そこからそういう信頼醸成措置を図るのにもなかなか難しいわけでありますが、今...全文を見る
○高村国務大臣 今月六日から予定されていた江沢民中国国家主席の訪日については、中国の深刻な洪水災害のため延期となったわけでありますが、できるだけ早い機会に、外交ルート等を通じて訪問を実現していきたい、こう思っております。  我が国としては、江主席の訪日の際に、二十一世紀に向けて...全文を見る
○高村国務大臣 十月の十九日から二十一日に東京で開催される第二回アフリカ開発会議でありますけれども、二十一世紀に向けてアフリカ開発を推進するための行動計画を採択する予定であります。  この行動計画では、教育、保健等を通じた人づくり、女性の社会参画、農業、民間セクター支援等と並ん...全文を見る
09月03日第143回国会 衆議院 本会議 第7号
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○国務大臣(高村正彦君) 北朝鮮のミサイル発射につきましては、日本海及び三陸沖に着弾した可能性が高く、これは我が国の安全保障に直接かかわる極めて憂慮すべき事態であります。本件は極めて遺憾な行為であり、今回の事態につき、我が国としては、毅然とした厳しい対応をとっていく考えであります...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 北朝鮮のミサイル発射と事前通報についてのお尋ねでありますが、我が国には何らの連絡はありませんでした。他の関係国にもなかったと承知しております。  北朝鮮によるミサイル発射の安保理での提起についてのお尋ねでありますが、これまでも国連の場において、大量破壊...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 北朝鮮がミサイル発射を行った目的、意図に関してのお尋ねでありますが、これには、国威の発揚、開発能力の誇示、外交、対外交渉への影響をねらった等々、種々の見方があり得るところでありますが、このタイミングでいかなる意図を持って発射を強行したかについては、確たる...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 北朝鮮からミサイルを輸入した国に対するODAに関するお尋ねでありますが、開発途上国の軍事支出や、大量破壊兵器、ミサイルの開発、製造、武器の輸出入などの動向に十分配慮を払う等、ODA大綱の原則に挙げられている諸点を踏まえて、厳しく対応してまいります。  ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 総理も今説明されましたが、ミサイルの上空通過の事実関係については、防衛当局より公表されたと承知しております。  今回の発射が確認されたことを受けて、三十一日、北朝鮮国連代表部キム・チャングク次席大使に申し入れを行いました。これに対し、先方は、我が国の安...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 北朝鮮の核開発問題についてのお尋ねでありますが、今般の北朝鮮によるミサイル発射を受けて、軽水炉建設費用の負担に関する決議案についてどうするかは、米国、韓国等の理事会メンバーと協議した上で対応ぶりを検討したいと考えております。我が国としては、当面右決議案が...全文を見る
09月03日第143回国会 参議院 外交・防衛委員会 第2号
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○国務大臣(高村正彦君) このたび外務大臣に就任いたしましたので、河本委員長を初め、委員各位に謹んでごあいさつをさせていただきます。  まず、今般の北朝鮮によるミサイル発射は、我が国の安全保障に直接かかわることであり、北東アジアの平和と安定、大量破壊兵器の不拡散の観点からも極め...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 北朝鮮のミサイル発射につきましては、御承知のとおり、日本海及び三陸沖に着弾した可能性が高く、これは我が国の安全保障に直接かかわる極めて憂慮すべき事態であります。本件は極めて遺憾な行為であり、今回の事態につき、我が国としては、毅然とした厳しい対応をとってい...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 北朝鮮との関係でありますが、長期的にはやはり第二次大戦後の不正常な関係を正さなければいけないという考えがあるわけであります。そして、それが朝鮮半島の平和に資することにならなければいけない、こういうふうに思っておりますので、韓国、アメリカと密接な連絡をとり...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) KEDOについてでありますが、KEDOは、要するに北朝鮮に核開発疑惑があったときに、これは何としてでもとめてもらわなきゃいけないということで、いわゆる米中枠組み合意の中でこういうKEDOという話が出てきたわけで、そして日本の安全保障のためにも、やはりどん...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) これから米、韓とよく話し合う、我が方の立場もよく主張する、そして我が方の立場だって将来ともKEDOの枠組みがなくていいと言っておるわけじゃないわけで、そういったことも含めてこれからよく話し合っていきたいと、こう思っています。
○国務大臣(高村正彦君) 具体的な事実関係は防衛庁長官から述べられたわけでありますが、考え方を述べろということなので私なりの考え方。  情報を発表するのは早い方がいいか遅い方がいいかといえば早い方がいいに決まっていると。じゃ、確実な方がいいか不確実な方がいいかといえば確実な方が...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 北朝鮮の発表からどういうことが分析してわかるか、あるいはこれは北朝鮮の意図にもつながることかもしれませんが、現時点でこうだというところまで分析し切れておりません。これだけで分析することは難しいだろう、こういうふうに思っております。
○国務大臣(高村正彦君) 常時というのがどういうことだかよくわかりませんが、国交がない中でそれなりのチャンネルがないことはなかったわけであります。課長級の非公式の会合などは、特にこの問題があったからやっていたというよりも、時々やっている中でこういうことを提起したという話であります...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 最初の一点は明らかに私が答えるべき問題だと思いますので、私からお答えいたします。  抗議をするためにも、事実関係の説明を求めるためにも、一番いいのは相手に直接会うということでありますから、一般的にそういうことはいろいろなチャンネルで求めていきます。ただ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 防衛庁長官が言ったとおりですが、どこの国に売っているというようなうわさはいろいろあるんですが、買ったと認めている国はどこもない、それから証拠もない、こういう状況ですので、あそこが怪しいぞなどということは差し控えさせていただきたいというのは、防衛庁長官のお...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 今、米朝の会合も続けられているようでありますし、一時ちょっと本国からの訓令を待つということで出てこなかったということはありますが、これも続いているようでありますし、直ちにそっちに踏み切っちゃうという危険性は非常に少ないという判断を持っております。
○国務大臣(高村正彦君) ただいま議題となりました深刻な干ばつ又は砂漠化に直面する国(特にアフリカの国)において砂漠化に対処するための国際連合条約の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。  この条約は、平成六年六月にパリで開催された国際会議におい...全文を見る
09月03日第143回国会 参議院 本会議 第6号
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○国務大臣(高村正彦君) 北朝鮮のミサイル発射につきましては、御承知のとおり、日本海及び三陸沖に着弾した可能性が高く、これは我が国の安全保障に直接かかわる極めて憂慮すべき事態であります。本件は極めて遺憾な行為であり、今回の事態につき、我が国としては、毅然とした厳しい対応をとってい...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 国際世論等への訴えかけについてのお尋ねでありますが、北朝鮮による今回のミサイル発射は、我が国の安全保障や北東アジアの平和と安定という観点、さらには大量破壊兵器の不拡散という観点から極めて遺憾であり、このような事態が二度と起こらないように、国際世論、国際機...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) ミサイル輸出管理体制の構築についてのお尋ねでありますが、不拡散を目的とする国際的な体制としてミサイル輸出管理レジームが存在しており、このレジームに参加する我が国を含む三十二カ国は、第三国によるミサイル開発や関連物資及び技術の入手に寄与することがないように...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 北朝鮮のミサイル発射に対する各国の対応に関するお尋ねでありますが、韓国は本件に対し、深刻な憂慮の念を表明しており、また米国は、本件は重大な懸念の対象であり、現在進行中の米朝協議において懸念を表明していると承知しております。また、中国も今回のミサイル発射を...全文を見る
09月04日第143回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号
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○高村国務大臣 このたび外務大臣に就任いたしましたので、五島委員長を初め委員各位に謹んでごあいさつさせていただきます。  また、この場をおかりして、外務政務次官を務めておりました際に本委員会の皆様から賜りました御指導と御協力に深く感謝をいたします。  まず、沖縄に関する問題に...全文を見る
09月08日第143回国会 参議院 外交・防衛委員会 第3号
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○国務大臣(高村正彦君) 先生が指摘されたように、これまで国際的な取り組みは十分でなかったという感じを持っておりますが、この砂漠化対処条約は、これまでの経験や教訓を踏まえて、今後より効果的な砂漠化に取り組んでいこうという国際社会の強い意思を示しているものだと、こう思っています。 ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 防衛庁長官がさっき言ったように、人工衛星であるという可能性は極めて低いと思いますけれども、仮に人工衛星であったとしても、そのブースターが日本列島を飛び越えていって落ちた、それから事前の警告も何にもなかった、こういうことは間違いないわけでありますし、それと...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 先ほど申し上げたように、いわゆるブースターが日本列島を飛び越えていって落ちたということはほぼ確実である、そういう状況のもとにおいては、一番先についていたものがいわゆる弾頭であろうと人工衛星であろうと、我が方からする評価は変わりがない、そういうふうに思って...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) それで結構です。
○国務大臣(高村正彦君) テロに対する断固たる姿勢を理解すると。ですから、このミサイル攻撃そのものがテロに対する断固たる姿勢に基づいて行われたもので、この行為を理解すると、こういうことを申し上げているのであります。
○国務大臣(高村正彦君) 我が国とすれば十分理解するということでありまして、これがどう違うのかということは、イギリスがどう考えているかということもあるのでそこは私が論評することではないと。ともかく我が国とすれば十分理解すると、こういうことでございます。
○国務大臣(高村正彦君) 私は、正確にアメリカが国内法でどういう法律を持っているか存じませんけれども、国内法でどういう法律を持っていようとも、アメリカが我が方に言ってきているのは、連続的なテロ行為が米国及び米国民に対して向けられており、また同様のテロ行為が再度計画されていることに...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 仮に危険区域を通告したとしても、それが日本列島を飛び越えてその先に落ちるような危険区域を通告したのであれば、それは通告しないよりはいいと言うかもしれませんけれども、それはもう全体としてとても評価できることではないし、過去にソ連邦の時代に危険区域を指定して...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) これは法だけの問題ではなくて、国際法上仮に問題がなくとも、領空よりさらに上を飛んだ場合に、それでもなおかつ日本国にとって危険きわまりないことでありまして、それに対してきっちりした対応をとるのは当然だし、国際社会もそれを支持してくれている、こういうふうに思...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 本日、ODA年次報告を発表いたしましたけれども、できるだけ情報公開あるいは広報の観点から、国民の税金を使う以上、そういったことを今まで以上にきっちりやってまいりたい、こういうふうに思います。
09月09日第143回国会 衆議院 外務委員会 第3号
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○高村国務大臣 この情報を積極的に政府の外に出さなかったということは、おっしゃるとおりでございます。  なぜ出さなかった、一番大きい理由は、やはり情報提供者との関係、これを出すことによってその情報提供者、情報提供者は一つだけかどうかはともかくとして、情報提供者自体が公表していな...全文を見る
○高村国務大臣 米国に対しては、米朝協議の折にそういうことを言ってほしいと、当然我が方の意向を伝えております。  さらに、事実関係でありますから、詳しくアジア局長の方から答弁させたいと思います。
○高村国務大臣 国会の先生方に対する連絡がおくれたということと、それから国民全体に対するいわゆる発表が遅かったのではないか、私は率直に言って、その両方について反省すべき点がある、こういうふうに思っております。  一つとして、特定のしかるべき方にお知らせするということについては、...全文を見る
○高村国務大臣 日米安保条約五条、該当部分だけ読んでみますけれども、「各締約国は、日本国の施政の下にある領域における、いずれか一方に対する武力攻撃が、自国の平和及び安全を危うくするものであることを認め、自国の憲法上の規定及び手続に従って共通の危険に対処するように行動することを宣言...全文を見る
○高村国務大臣 私は政務次官として、ことしの四月、イランに行ったわけでありますが、それは、本当に久しぶりの政治対話ということでありましたが、イランのハタミ政権、まあ穏健な対外政策をとっているということで、今までも日本はイランとそれほど悪かったわけではありませんが、関係改善しようと...全文を見る
○高村国務大臣 ミサイル協議を再開するということは入っているというふうに聞いております、米朝合意でありますが。  それから、2プラス2では、いろいろいたしますが、この北朝鮮のミサイルの問題も当然話題にいたします。
○高村国務大臣 江沢民主席が急遽洪水のために来られない、こういうお話のとき に、唐家セン外相から直接私に電話がありまして、そして、この洪水がおさまり次第できるだけ早く来たい、こういうことを言っておられたわけであります。  そういう中で、そろそろ日中で具体的な日程を決めていかな...全文を見る
○高村国務大臣 年内の可能性はあると私は思いますが、その前の遅くともというのは必ずしもわからないので、できれば年内にしたい、あるいはそれより少し先になるかもしれない、双方の日程をすり合わせなければいけないということだと思っています。
○高村国務大臣 この問題については、緊急援助を数回しておりますが、事実関係でありますので、アジア局長から答弁させたいと思います。
○高村国務大臣 先生が一番先に述べられたとおり、日中共同声明、日中平和友好条約に基づいて対処する、こういう答弁を繰り返しているわけでありますが。  三つのノーと言われていることの一つ一つについて、これでいいのですか、違いますか、こう言われる場合と、積極的にこの三つを取り上げて三...全文を見る
○高村国務大臣 先生おっしゃるように外交ルートはないわけでありますが、北朝鮮は公に、これは人工衛星である、こういうふうに言っていると承知しております。
○高村国務大臣 人工衛星であると主張しているのは北朝鮮だけであって、そして、その人工衛星であることを確認した国は一つもないということは客観的事実でありますが、さらに防衛庁の方で、人工衛星である確率は非常に低い、こう言っておられますので、防衛庁長官からお答えいただければと思います。
○高村国務大臣 外務省では、従来より、我が国政府として画像衛星に関する将来的政策の検討を進めるために調査を実施してきているわけであります。  外務省としては、今般の北朝鮮によるミサイル発射を踏まえて、今後も本件調査を継続し、また今後いかなる方策をとることが可能か検討していきたい...全文を見る
○高村国務大臣 多目的であれば国会決議に反しないという考え方もあり得ると思いますが、いずれにしても、最終的な有権解釈は国会でやっていただかなければならないわけでありますから、私たちが政府としてこう考えるというきっちりした線は非常に出しにくい、こういうふうに思っています。
○高村国務大臣 日本としても、中長期的に米朝間の枠組み合意というのは大切だと思っていますし、KEDOの枠組みを壊すというつもりは、これはないわけであります。封じ込めたりあるいは孤立化政策を日本がとっているのじゃなくて、北朝鮮がみずから孤立化するような政策をとっているのが非常に残念...全文を見る
○高村国務大臣 KEDOの枠組みというのは北朝鮮の核開発をやめさせるための枠組みでありますから、これは日本の安全保障に直接かかわる問題でありまして、私はこのKEDOの枠組み自体は大切にしていきたい、こう思っています。  ただ、軽水炉の費用負担に関する合意を見合わせたのは、日米韓...全文を見る
○高村国務大臣 現在の進捗状況について簡単に述べさせていただきたいと思いますが、土地の返還では安波訓練場の返還について、本年四月の日米合同委員会で合意されていましたし、他の案件についても地元の理解を得るべく、鋭意努力しているところであります。  訓練面では、委員も御指摘になった...全文を見る
○高村国務大臣 一九六〇年代から七〇年代にかけて、嘉手納飛行場内の一定の地点にPCBが投棄されていたという報道につきましては、報道を受けて直ちに、日米合同委員会のもとに設置されている環境分科委員会の枠組み、それから、外務省から、在京米国大使館を通じて、米側に早急な調査状況の報告、...全文を見る
○高村国務大臣 立派な環境管理基準をつくってもらっているわけですから、それをきっちり実行してもらうように、そしてこれは一九六〇年代、七〇年代に原因は起こったことであっても、現時点で住民の人たちが不安を感じるような状況であるとすれば、きっちり調査してもらうように、また、きょう下地政...全文を見る
○高村国務大臣 中長期的にいえば、北朝鮮との関係正常化というのは、第二次大戦後の不正常な関係を正す、そして、それがまた朝鮮半島の平和と安定に資すればいいな、そういった気持ちを持ちながら、米韓とも協議しながらいろいろな話し合いを持ってきたわけでありますが、今までもそれはそれは大変な...全文を見る
○高村国務大臣 日本国は日本国として独自の情報を持てるようにするということは、これは非常に大切なことであるというふうに基本的には思っています。そういう中で今、その情報、この情報という一つの方向に限らないで、多目的の情報を持つということはいいのではないか、こういうふうにも考えており...全文を見る
○高村国務大臣 私自身が、日本が偵察衛星というか情報衛星というか多目的衛星というか、そういったものを持つことを反対だとアメリカのしかるべき人から言われたことはないわけなんです。ただ、アメリカ側が日米安保条約が最良の保険だと思っていることは事実だと思いますし、私も、日米安保条約は最...全文を見る
○高村国務大臣 一つの見識だと思っております。
○高村国務大臣 北東アジア全体の脅威であるということは全く私も同じ考えであります。  それで、日米韓外相会談については、私から発案してそれをやることになりまして、まさに北朝鮮のミサイル問題を討議するわけであります。温度差があるといえばあるわけでありますが、いずれも同じ方向にとら...全文を見る
○高村国務大臣 余りに大きな質問なので、質問の意味が必ずしも的確に受け取れているかどうかわかりませんが、我が国とすれば、我が国として大きな形でどう対応するかということはそれなりに、先生から見ればとても十分ではないと言われるかもしれませんが、考えているつもりです。  それは、一つ...全文を見る
○高村国務大臣 合意する方向に進んでいると認識しております。
○高村国務大臣 現時点において一〇〇%解明されているとは思いません。そして、そういう中にあって、さらに、その解明について今度の米朝協議の中でどうするんだという話が出ているというふうに承知しております。
○高村国務大臣 日本の方の意向は事あるごとに伝えているわけであります。そういう中で、日本の意向というものが全然無視されているとは思っておりません。
○高村国務大臣 これは米朝間の話し合いでありますから、一〇〇%の担保がない限りできないとかそういう話ではなくて、安全の確率をどうやって高めるという話なんだろうと思うんです。ですから、米国の側と言ってもいいし米韓日の側と言ってもいいわけですが、一〇〇%こちらの思いどおりにならなけれ...全文を見る
○高村国務大臣 当然に日本独自の見方があるからいろいろアメリカ側にも注文をつけているわけであります。
○高村国務大臣 委員がおっしゃるそこまで、ちゃんとというのがどのぐらいのことかわかりませんし、開発がもうないということであればKEDOの枠組み、開発を完全に断念しますという約束がない限りKEDOの枠組みを崩すということは、私は直ちにそういう考えではありません。
○高村国務大臣 米朝で事実上、日本の言うことも聞いた上で、既に交渉担当者間では合意ができているんだろう、こういうふうに思っています。そしてそれを、これから議会の関係とかなんとかいうことでまだ発表できないでいるわけであります。それで、近く、そう遠くない時期に発表されるのではないかと...全文を見る
○高村国務大臣 核のない世界を必死に目指したい、こういうふうに思っております。
○高村国務大臣 どうしてというその理由をせんさくするということではなくて、事実として核兵器国と非核兵器国の対立を助長してきたわけであります。まさにそういう期限を切ったことを入れるか入れないかということで、例えばカットオフ条約交渉自体に入れないということが数年間続いてきたわけであり...全文を見る
○高村国務大臣 私がいけないと言っているわけじゃなくて、現実問題として、それでは核兵器国が話に乗ってこない。そういう中で、期限を決めないということであれば乗ってくるということであれば、全体が話し合えるそういう状況の中で一歩一歩進めていった方が結果としては核のない世界に早く近づき得...全文を見る
○高村国務大臣 広島の方がそういう宣言をする、長崎の方がそういう宣言をする、それは私は理解ができるところであります。日本というこの国が、世界の中でかなり大きな比重を占める国がそのようなことを言うことは、事実の問題として、カットオフ条約等、今まで対立があってなかなかできなかった、そ...全文を見る
○高村国務大臣 将来の話は、国際社会全体の流れの中で、日本としても、そのとき一番現実的であるという対応をとっていくわけで、アメリカがしないから未来永劫しないかどうか、そういうことは今の時点で私が言うべきことでもないわけでありますが、ただ、逆に言えば、今日本が、期限のついた決議案、...全文を見る
○高村国務大臣 私が将来のことを言う立場にないということを言ったのです。
○高村国務大臣 日本政府がやる以上は、現実に動いてそれが効果があることをやるので、ただ日米関係を悪くするだけの効果があることを、そういうことを言えば、私も被爆国の国の一人ですから、私自身いい気持ちにはなるかもしれませんが、そういうために日米関係を悪くするということではなくて、ある...全文を見る
○高村国務大臣 そういうものを無視するとか無視しないとかいうことではなくて、私が先ほどから申し上げているように、核のない世界を目指すためにどういうことをやったら一番現実的に早く到達し得るかと私たちが考えた道を歩んでいる、こういうことでございます。
○高村国務大臣 当時のジュネーブの軍縮会議では、期限つき核廃絶を主張する非同盟国とそれに反対する核兵器国との対立によって、さっき委員もお認めになったように、カットオフ条約交渉が長期にわたって開始できずにいた、こういう状況があったのです。林大使は、こうした対立により実際の核軍縮に向...全文を見る
○高村国務大臣 現実的に一歩でも進むように最大限の努力をしているわけでありますが、具体的なアプローチの方法は委員と日本政府はちょっと違う、こういうことでございます。
○高村国務大臣 ニューヨーク時間の四日午後でありますが、小和田国連大使より安保理議長に対して、今回の北朝鮮の行為が我が国の安全保障及び北東アジアの平和と安定に直接的な影響を与えること等を指摘する内容の書簡を手交いたしました。これを受けて、ニューヨーク時間八日午後、日本の時間でいう...全文を見る
○高村国務大臣 今、各理事国といろいろ協議をしているところでありまして、どういう形になるのか、正式に安保理で取り上げていただいた上で、これは実際コンセンサスでありますから、全員が一致でなければいけないということでありますので、慎重に、そして真剣に前向きに検討しております。
○高村国務大臣 おっしゃる限りそのとおりだと思いますが、米朝協議の枠組みが一つありますし、その他国際的な枠組み、ミサイル関係の物資やあるいは技術、そういったものが輸出できないようにしよう、こういう枠組みについても、できるだけそれが実効的になるように努力していきたい、こういうふうに...全文を見る
○高村国務大臣 国会決議との関係で聞かれれば、前に答えたように答えざるを得ない、こういうことでありまして、私たちはかなり積極的にこういうミサイル発射準備をしているというようなこともわかるようなものが欲しい、こう思っているわけであります。  それで、それは多目的と言っているのは別...全文を見る
09月10日第143回国会 衆議院 安全保障委員会 第3号
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○高村国務大臣 本当は防衛庁長官にお聞きした方がいいのだろうと思いますけれども、これまでのところ、再度ミサイル発射を実施するといった確度の高い情報は持っておりません。引き続いて関連情報の収集に努めていきたいと思います。
○高村国務大臣 具体的に送金停止ということをやるかやらないかと今から明言することはできないのだろうと思います。できないのですが、このような無法な行為を二度やった場合に、断じて得をさせない、損をしていただく、そういうことを一般的な話として申し上げておきたいと思います。
○高村国務大臣 具体的にどういうことをおっしゃっているのかわかりませんが、当然こういうことがあればこういうことを一つの大きな要素としてこれから外交政策も立てていくということであります。
○高村国務大臣 委員御指摘のように、これはゆゆしきことでありますから、北朝鮮に対してもしかるべき対応をとっていきたいと思いますし、そして、韓国、アメリカと情報をしっかり交換するとともに、例えば国連における対応、安保理で実効的な取り上げ方というのはなかなか難しい面もあるのですが、あ...全文を見る
○高村国務大臣 KEDOは本来、実質合意が軽水炉の費用分担についてできていたわけで、それをきっちり取り決める、こういう方向で進んでいたわけでありますが、こういう状況のもとであっては延期する、延期するというのが適当か一時中止するというのが適当かよくわかりませんが、いずれにしてもこれ...全文を見る
○高村国務大臣 ロシアについては確認をしていないということです。それから、アメリカについてはないと思っています。
○高村国務大臣 ミサイルがどの程度の高さでどの地点を通ったかということがきっちりわからないと、国際法上問題があるかないか、きっちりした形で言えない、こういうふうに思っております。
○高村国務大臣 必ずしも全行程を大気圏外で通ったかどうかまだ確認されていないと思っておりますので、ああいう答弁をいたしました。わざわざしち面倒くさくするためにああいう答弁をしたわけではないということを御了解いただきたいと思います。
○高村国務大臣 北朝鮮に対しては、直接日本から、これは北東アジアの平和と安定にゆゆしき事態であるのでやめてほしいということは、一度でなく複数回言っているところでございます。
○高村国務大臣 私は、国連に提訴という言葉を使ったことはないんだろうと思います。安保理もしくは総会においてしかるべき形で問題を提起するように努める、こう申し上げたつもりです。直ちに提訴というのは、国際法違反だというようなことがはっきりしていない形の中で非常に難しい面もありますし、...全文を見る
○高村国務大臣 ちょっと私、質問の意味がよくわからないので見当違いの答弁になるかもしれませんが、日本とすれば、これは我が国の安全保障上大変な問題であるとともに、北東アジアの平和と安全に大変害のある問題である。それから、大量破壊兵器の非拡散という問題にも関連がある。こういう問題につ...全文を見る
○高村国務大臣 日本政府とすれば、最低限、国連の総会もしくは安保理、それが公式会合の場か非公式会合の場かは別として、我が国の代表がしかるべき意見を述べて、皆さんにそういう考えを共有していただくというのが、それが最低限のことなのだろうと思います。そういう中で、さっき申し上げた例えば...全文を見る
○高村国務大臣 最終的なときのことだけ申し上げますが、八月二十九日だか三十日だか、ちょっと、私、明確ではありませんが、課長級の非公式会合の中で、これは北東アジアの平和と安定を害するものであるからやめてほしいということを言っている、こういうことでございます。
○高村国務大臣 今後の動向次第では政府全体でいろいろな措置を考えていかなければならない、こう考えておりますが、現時点でそこまでやるということを、政府全体はもちろん、私自身としても考えておりません。
○高村国務大臣 それに対応した意味のある回答はなかったというふうに承知しております。
○高村国務大臣 我々が入手していた情報というのは、こういうことをするかもしれないという情報でありまして、確定的にするとかなんだとか、そういうことではないわけであります。しかも、どの方面にどういうふうに撃つかわからない。そういうときに公表することがいたずらに国民の不安をあおる可能性...全文を見る
○高村国務大臣 この発射を行った後、日本はニューヨークにおいて抗議を申し込んでおりますけれども、少なくとも現時点において、北朝鮮側は、そういうことがあったともなかったとも言わない。そして、一方的に日本の安全保障政策について非難を述べる、こういう状況であるわけであります。  我が...全文を見る
○高村国務大臣 ある面においては見直すということであります。  例えば、国交正常化交渉はこれまで無条件で応ずる、応じる用意があるとしてきたわけでありますが、当面は交渉の開催に応ずることは見合わせる方針に変更したい、こういうふうに思っております。また、北朝鮮に対する食糧等の支援は...全文を見る
○高村国務大臣 今、小和田大使が南アに行っておりまして、帰り次第、特にこの問題で重要な国、中国だとかロシアだとか、あるいはもっと大切な国は米国、韓国でありますが、そういった国と情報交換をしながらどういうことが一番効果的なことかということを求めていきたい、こういうふうに思っています...全文を見る
○高村国務大臣 もうすぐ帰るということであります。
○高村国務大臣 現時点で確実に固めたとは私は承知しておりませんが、一つの選択肢として検討をしているというふうに理解しております。
○高村国務大臣 今回の実験という事態が必ずしも直ちにガイドラインに言うところの周辺事態に当たるということではない、こういうふうに思っています。
09月17日第143回国会 参議院 外交・防衛委員会 第5号
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○国務大臣(高村正彦君) 本件に関しましては米国側から種々の機会に情報提供や説明を受けてきているわけであります。  十四日、ワシントンで開催された日米韓の局長協議においても、米側としては引き続き本件について分析中であるが、北朝鮮が非常に小さい衛星を軌道に乗せようと試みたが、それ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 昨日の議長ステートメントを私が覚えている限りで要約して申しますと、ロケット推進物体を発射したことを懸念する、それから、それが無通告で行われたことは遺憾である、そしてこのことは地域の信頼醸成に逆行するものである、そして再発防止を求めると。ちょっと言葉は不正...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 我が国は、金正日総書記が今までも政府と軍を掌握してきていたと、こういうふうに思っておりますので、このたび国防委員長、これは再選でありますが、国防委員長に再選し、国家主席を廃止した、そういったことによって特に大きな変化が生じたとは見ていないわけであります。...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 拉致事件については、日本人のまさに生命、今の問題でありますから、これについてはあらゆる機会にあらゆる手段で解決しなければいけない問題だと、こう考えておりますが、極めて残念なことに、今これさえやれば解決できるというウルトラC級の手段がないということでありま...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) プリマコフ首相という極めて知日派の首相ができたということは、ロシア政局が安定の方向に向かっているということとともに、ひとまずよかったなと、こう思っているわけであります。  そういう中で、いろいろな人事とかそういったことから、今までの改革に逆行する方向に...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 米国政府は、依然分析中としながらも、先般の北朝鮮の行為につき、非常に小さい衛星を軌道に乗せようと試みたが失敗したものであったとの結論に達した、こういうことでありました。
○国務大臣(高村正彦君) 五千三百キロ云々というのは公式に伝えられたというふうには聞いておりません。  ちょっと政府委員から補足させます。
○国務大臣(高村正彦君) 宇宙条約の第四条が禁止しているのは核兵器等の大量破壊兵器の配置であって、これ以外は禁止しておりませんので、その点は問題がない、こういうふうに思っております。
○国務大臣(高村正彦君) いろんな考え方があり得ると思うんですが、例えば多目的ならいいのではないかとか、あるいはその場合多目的というのはどのくらいなのかとか、あるいはそうではないとか、いろんな考え方があり得ると思うんですが、国会の決議でありますから、有権解釈といいますか、どの範囲...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 宇宙条約の解釈ではなくて国会決議の解釈ということであれば、最終的な有権解釈は国会がされるものだ、こういうふうに考えていると。ただ、我々としても、いろんな考え方があるなと、そういう検討はそれなりにさせていただいておる、こういうことです。
○国務大臣(高村正彦君) KEDOの枠組み自体は、これはまさに委員が今おっしゃったように、北朝鮮の核開発を阻止するためでもございますし、現実的で有効なただ一つの手段と言っても言い過ぎではないようなものでありますから、これを日本政府が壊すというようなことは考えていないわけであります...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) ビジョンというのがどういうことをおっしゃっているのかよくわかりませんが、日本政府とすれば、中長期的に考えれば、国交正常化の問題、これは第二次大戦後の不正常な関係を正す、そしてそのことが朝鮮半島の平和にも資する、こういう観点から、米韓とも相談しながらこのこ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 日本とアメリカの間にそんなに大きな差があるとは考えていないわけで、日本政府としても、KEDOの枠組みというのは北朝鮮の核開発を凍結し阻止するためのものであるから、これは大切だ、こういうふうに考えているわけであります。  それから、北朝鮮が、先生、呼び方...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 私がアメリカと違わないと言うのは、KEDOについての話を申し上げたんで、全体について、まさに日本列島の上をミサイルが飛び越えていった、無通告、無警告であった。そういった状況から、日本独自の反応がその限りであることは、私はそれは当然のことなのではないか、こ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) KEDOの進行を見合わせる、現実に署名すべきときに署名しなかった。そのことは米韓とも相談した上でやったことで、その時点でも差はなかったと思いますし、現時点で私は米韓とも相談しながらこれからどうしていくか、もろもろの条件を考えながらやっていく、こう申し上げ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 北朝鮮側がそういうことを言ったということは私も知っておりますが、無警告、無通告で日本列島を飛び越える、国連の言葉をかりればロケット推進物体を発射しておいて、そしてそれに対して毅然たる態度をとった我が国に対して、おまえが悪いんだ、戦争の瀬戸際だ、こういうこ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 現実に北朝鮮というのは我が国の近くにある国ですから、先生おっしゃるように、あらゆるルートでいつでも話し合いはできるようにしておきたいと思います。  それから、私自身は朝鮮通じゃありませんので、先生の言葉を素直に受けて、私自身はもうちょっと勉強したいとは...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 先生御指摘のように、日本国民が拉致されたわけでありますから、まさに日本人の生命の問題、今の問題であります。これに対して、あらゆる手段を使って本人の安全をできるだけ確保しながらもとに戻す、取り戻すように努力をしたい、こういうふうに思います。  今、米朝協...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 私も担当者になぜ結ばなかったと、こう聞いてみまして、いろいろ言われたんですが、その理由に私は納得しませんでしたので、けさでありますが、この作業を急いで法務省と協議して、そして韓国とも相談の上こういうものをつくったらどうだと、きょう、けさ指示をしたところで...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 韓国という相手もあることでありますし、それから今初めて、今初めてというのは、今まで反対だったという意味じゃなくて、法務省と話をしたことが私自身なかったので、今法務省も積極的であると聞きましたので、けさ作業を急げと指示したばかりでありますので、今めどといっ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 御質問の趣旨がちょっとよくわからないんですが、例えば……
09月18日第143回国会 衆議院 外務委員会 第4号
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○高村国務大臣 日ロ間の平和条約交渉でありますが、日ロ双方における内閣の交代にもかかわらず、クラスノヤルスク合意の実質的前進及びそのための作業の加速化を図ることで日ロ双方は一致しているわけであります。十月中にも行う方向で調整を進めている私自身の訪ロや、十一月に予定されている小渕総...全文を見る
○高村国務大臣 おっしゃるように、日ロ関係のさらなる進展のためには、政府間交渉だけではなくて、両国民レベルの幅広い交流を通じた信頼関係の強化も必要だと思います。その観点から、議員交流だとかあるいは技術支援、報道関係者招聘、対先進国招聘等の枠組みを通じて、各界各層での交流の活発化を...全文を見る
○高村国務大臣 弾道ミサイル防衛につきましては、我が国の防衛政策にとっても、あるいは日米安保体制の運用にとっても重要な検討課題と認識しております。技術研究の可能性も含めて、我が国が今後いかにBMDに対応していくか、今委員がおっしゃった費用対効果とかその他もろもろの点を含めて、十分...全文を見る
○高村国務大臣 BMDを採用する場合には、当然のことながら法整備等を含めたソフトの面の検討も必要になってくるだろう、こういうふうに思っております。
○高村国務大臣 外務省としては、今回の衛星に関する議論は、そもそも北朝鮮によるミサイル発射が契機となっていることを十分勘案した上で、種々の意見にも配慮しつつこの検討を続けてまいりたい、こういうふうに思っております。  ちなみに、国会決議との関係、国会決議の解釈の問題等いろいろあ...全文を見る
○高村国務大臣 我が国が毅然たる措置をとり、例えば当面国交正常化交渉に応じないとか食糧支援を見合わせるとかKEDOの進行を見合わせるとか、こういうことを決めましたのは、ミサイルと言っていいのか、国連の言葉をかりればロケット推進物体が発射されたことによって我が国の安全自身が害される...全文を見る
○高村国務大臣 対人地雷の禁止について委員がこれまで大変御尽力いただいておりますことを、心から感謝申し上げるものでございます。  冒頭委員おっしゃったように、喜ばしいニュースでもあり、ちょっと残念だな、まさに私たちもそう感じているところでございますけれども。四十カ国というのは、...全文を見る
○高村国務大臣 今さまざまな手続を行っているところでありますので、何月何日ということは大変難しいわけでありますが、先ほど申し上げましたように、極めて近い将来国会に提出できるように努力したい、努力をしている最中でございます。
○高村国務大臣 そういう方向で基本的に米側の理解を得た、こういうことでございます。
○高村国務大臣 そういうことも含めて米側の理解を得た、こういうふうに考えております。
○高村国務大臣 私、地雷というものをよく、申しわけないのですが、知らないのですが、地雷の部品であっても汎用品みたいなものはどうかなとか、地雷特有の部品はどうかなとか、そういうことでも違ってくるのではないでしょうか。そういったことも含めて、国会へこの条約を提案した後で、細かい点につ...全文を見る
○高村国務大臣 対人地雷の禁止に多くの国が取り組んで、それによって禁止の効果を上げていく必要があるということは当然のことだと思っております。日本としては、より多くの国が対人地雷禁止条約に署名するように、今までも働きかけてきましたし、これからも働きかけていく所存でございます。  ...全文を見る
○高村国務大臣 意図については当初からいろいろ言われているわけでありまして、また、この後から人工衛星だと言ったということも含めて、確実にこういう意図であったということを日本政府として断定することはなかなか難しいのだろう、こういうふうに思っております。戦争の瀬戸際にあるかどうかとい...全文を見る
○高村国務大臣 私が把握をしているというよりも、防衛庁の方で、アメリカ側からの情報も含めて独自の情報も合わせて、今までのところは衛星を打ち上げようとした可能性はそれほど高くないのではないか、こういう認識だというふうに承知しております。  ただ、防衛庁長官も言っておられたのですが...全文を見る
○高村国務大臣 北朝鮮が衛星の打ち上げを意図していたかどうかという事実認識については、これからさらに防衛庁長官もアメリカ等と情報交換をしていく、こういうことを言っているわけでありますが、それが直ちに政策転換に結びつくということではない、つくべきではない、こういうふうに思っておりま...全文を見る
○高村国務大臣 米国は、我が国及び韓国との二国間安全保障体制に対する強固なコミットメントについては疑いない、こういうことを十日の米朝合意の発表の際に明確に述べているわけでありまして、日米安保条約の趣旨は北朝鮮にもはっきり伝わっているものだと思います。  我が国自身といたしまして...全文を見る
○高村国務大臣 合同国際選挙監視団も、カンボジア国民の意思が信頼できる形で反映する程度に自由かつ公正であった、こういう認識を示しているわけで、我が国政府としても見解を同じくしているわけであります。  自由で公正であった根拠といっても、これはなかなか難しいわけで、こうこうこういう...全文を見る
○高村国務大臣 選挙の不正の一番大きなものは、やはり投票、開票なんですね。ともかく、開票で変えられたらもうすべてがひつくり返ってしまうわけでありますから。ですから、監視についても、投開票のときに一番多くの人数を派遣するのは当然だ、私はそう思っています。ただ、長期的にも、数が少ない...全文を見る
○高村国務大臣 金大中大統領が、過去を清算して終止符を打ち、新たな日韓関係を構築したいとの強い決意を有しているということは、私たちも十分承知をしておりますし、我が国としてもこれを受けとめて、今般の訪日の機会に、過去をきちんと直視しつつ、二十一世紀に向けた新たなパートナーシップの構...全文を見る
○高村国務大臣 国連麻薬乱用撲滅の十年は、国連における薬物対策強化の一環として、一九九〇年の国連麻薬特別総会において採択されたものであります。これまでの間に、一九八八年に採択されたいわゆる麻薬新条約への各国の加入や批准が促進される等、薬物の不正取引防止に対する国際的な枠組みが確立...全文を見る
○高村国務大臣 委員と同じように私も不安に感じておりますので、財政当局に働きかけていきたい、こういうふうに思っております。
○高村国務大臣 全く同感でありまして、薬物対策の有効な手段の一つとして、麻薬に頼らないで済む生活の確保、これが重要なんだと思います。このために我が国は、薬物対策の一環として、食糧増産援助等による代替作物の栽培への支援、草の根無償資金協力等による麻薬中毒者のリハビリや職業訓練への支...全文を見る
○高村国務大臣 情報衛星は有力な情報収集手段の一つでありまして、情報収集機能強化が極めて重要である中、我が国の政府としても、これに関心を有してきているわけであります。  外務省では、従来から情報衛星に関する調査を実施してきておりますが、先般の北朝鮮によるミサイル発射を踏まえて、...全文を見る
○高村国務大臣 日本はアメリカと同盟国でありますし、アメリカがきちっと情報を提供してくれることについては信頼をしております。信頼をしておりますが、それでもなおかつ、我が国独自の情報というのは、これから国際社会、いろいろな複雑になる中で必要なものだ、こういうふうに考えております。
○高村国務大臣 私が答えるべきことなのかどうかよくわかりませんけれども、先日、参議院の外交・防衛委員会でたまたま防衛庁長官が答弁しておりました。その言葉をおかりすれば、防衛庁とすれば、米側の情報、そして独自の情報、そういったものを総合して、衛星という確率は低いと思うけれども、アメ...全文を見る
○高村国務大臣 当然、今委員が言ったようなことも含めて、幅広い観点から検討していくことになると考えております。
○高村国務大臣 私が申し上げたのは、具体的意図を断定することはできない、相手が考えることだからと。ただし、北朝鮮がミサイルを発射したことによって、その結果、国際社会が対応を誤れば、北朝鮮がこういう点で利益を得てしまう可能性があるとか、ああいう点で利益を得てしまう可能性がある、そう...全文を見る
○高村国務大臣 そういう条件をつけてKEDOの署名をするということ、そういう条件ができればいいかもしれませんけれども、そういう条件ができるまで待つということは、KEDOの署名が何年も先になるということになりかねないという面もあるということは御理解いただきたい。  委員が御指摘に...全文を見る
○高村国務大臣 私は、政策を先に決めて、それに合うように事実認定するというのは基本的に間違っている、こう思いますので、単純に、まず事実を確定するということが必要だ、こう思います。  そして、今まで防衛庁が、米軍の情報も含めて独自の情報と合わせて、そして、衛星打ち上げを意図した可...全文を見る
○高村国務大臣 現時点ではミサイルの発射ということを変えていない、ただ、さらに検討する必要がある、こういうことだと思います。
○高村国務大臣 詳細は専門家である条約局長に言わせますが、日本政府の今までの見解は、国際法に違反する可能性が強いという言い方では必ずしもなかったのではないか。国際法上問題がある、こういうような言い方ではなかったか。私の記憶ではそうなんですが。
○高村国務大臣 はっきり違反と断定できなくとも、法の趣旨からいって当然守るべきものがある、そういう場合に、法律上問題があるという言い方は一般的になされていると思います。
○高村国務大臣 まさに機微な問題でございまして、これから米韓と協議をするわけでありますが、極めて抽象的な言い方で申しわけないのですが、まさに総合的に状況を判断して決めるということで、前もって、この条件がクリアできればという一点、あるいは一点じゃなくても数点でも、そのことをきっちり...全文を見る
○高村国務大臣 謝罪あるいは再発防止の確約、それが得られればいいなと私も思います。思いますが、それがなければKEDOの進行をすること絶対まかりならないと言って、そしてKEDOの枠組みを壊した場合に、北朝鮮が核開発を続ける、それを阻止する手段が日本にあるか、そういったことも総合的に...全文を見る
○高村国務大臣 北朝鮮がミサイルを開発、製造、配備するというのは、我が国に大変な脅威であります。一方、核を開発するというのも、我が国にとって大変な脅威であります。それが合わさればもっと大きな脅威になる、こういうことでありますが、こっちの、ミサイル開発の方が、それを阻止するうまい手...全文を見る
○高村国務大臣 日本は防衛政策において専守防衛という形をずっととってきているわけです。それについてまだいろいろ議論があるとは余り聞いておりませんが、それは議論があるところかもしれませんが。そういうことを前提にして、抑止力という意味では、専守防衛でなくて相手の基地もたたくよ、場合に...全文を見る
○高村国務大臣 委員が前回防衛庁長官に質問しているのを聞いておりまして、そういうことを言いたいのだろうなと私なりに思っていました。ただ、そこはまさに委員と日本政府の政策の違うところでありまして、日本政府とすれば、日本がたたかれた場合に、間違いなくアメリカは日本のために戦ってくれる...全文を見る
○高村国務大臣 そのために新ガイドラインもつくり、そして新ガイドラインの実効性を高めるための二法案、一条約、一協定を国会に出して、そして一刻も早く審議をお願いしているところでございます。
○高村国務大臣 私は、この問題についての事実関係も詳細にわかりませんし、所管でもありません。この問題については、防衛庁長官が責任を持って答えるべき問題でありまして、私が事実関係を十分に知らないまま横から何かを言うというのは適当でない、こういうふうに思っています。
○高村国務大臣 我が国はアメリカとは日米安全保障条約を結んで同盟国になっている。同盟国になっているということは、それは信頼関係を前提にしているわけで、アメリカが国連憲章五十一条に違反するようなことをやるということは基本的には想定されない、こういうふうに思っています。
○高村国務大臣 政府は従来より、国連憲章第五十一条は、自衛権の発動が認められるのは武力攻撃が発生した場合である旨規定しているが、武力攻撃に至らない武力の行使に対し、自衛権の行使として必要最小限度の範囲内において武力を行使することは一般国際法上認められており、このことを国連憲章が排...全文を見る
○高村国務大臣 この判決に反して、こうおつしゃいましたが、この判決というのは、そのときの具体的な事案について判決が下ったので、これから起こることに何も判決が下っているわけではないので、この判決に反してということの意味が私には理解できないところであります。
○高村国務大臣 周辺事態に当たるかどうか、日本政府が自主的に判断をしてまいります。
○高村国務大臣 再三、日本政府が自主的に判断すると申し上げているところでありまして、アメリカが行動したら何も必ずそれに対して後方支援を行うというわけではありません。
09月28日第143回国会 衆議院 安全保障委員会 第5号
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○高村国務大臣 2プラス2ではただいま額賀長官がおっしゃったとおりでありますが、日米首脳会談におきましては、北朝鮮のミサイル発射が北東アジアの平和と安定とに憂慮すべきものであり、北朝鮮に毅然とした対応をとること及びこれ以上のミサイル発射、開発及び輸出を行わないよう、種々の場におい...全文を見る
○高村国務大臣 まことに申しわけないのですが、御質問の趣旨は、死刑もしくは無期、七年以上ということだと重過ぎるという趣旨なんでしょうか。
○高村国務大臣 地雷というのはまさに爆発物そのものでありますから、地雷を使用することが正当であるという場合がなくなったとすれば、爆発物として扱われるというのは至極当然のことであると私は考えております。
○高村国務大臣 地雷というのは、本来的に武器として使用されるものである。ですからその武器として使用されるときに、まさに自衛隊で使っている場合には一定の正当性がある、こうされてきたわけです。もし使用するとすればですよ、一定の要件のもとに使用するとすれば、それは正当性があると。しかし...全文を見る
○高村国務大臣 ですから、爆発物取締法違反の場合は、そういう目的がある場合にそのことに当たるということですから、地雷もそういう目的を持って使用された場合はその法に当たるということだと思います。
○高村国務大臣 ですから、爆発物取締法というのも目的罪ですから、一定の目的のもとに使用された場合にこういう罪に当たりますよということですから、地雷を使用した場合も、そういう目的を持って使用した場合には爆発物取締法違反に当たるということであって、そのほかそういう目的がなくて使用され...全文を見る
○高村国務大臣 条約は、締約国に対し、自国の管轄または管理の及ぶ範囲で、条約が禁止している対人地雷の使用、生産、保有等の活動を防止し及び抑止するため適当な措置をとることを求めているわけでありますが、我が国は、在日米軍による対人地雷に係る活動につき、条約上それらを防止し抑止する義務...全文を見る
○高村国務大臣 一般に言う在日米軍が即国連軍だとは考えておりません。
○高村国務大臣 そのように考えていただいて結構です。
○高村国務大臣 在日米軍の対人地雷は、日米安保条約の目的を達成するために施設・区域内に貯蔵されているものと承知しております。  我が国としては、犠牲者ゼロの早期実現を目標に、普遍的かつ実効的な対人地雷の禁止と地雷除去や犠牲者支援への協力に努めていきたい、こう考えているわけであり...全文を見る
○高村国務大臣 委員の御指摘は、爆発物取締法違反の罰則が殺人罪より重いというのをどう思うのかというのと同じ質問だろうと思うのですね。  ほかの爆発物よりも、爆発物がたくさんある中で、地雷という爆発物についてだけ軽くする理由があるのかということを考えていただければ、そんなことはな...全文を見る
○高村国務大臣 今おっしゃられたような事実はありません。
○高村国務大臣 いわゆる弾道ミサイル防衛につきましては、我が国防衛政策にとっても日米安保体制の運用にとっても重要な検討課題と認識しております。  画像衛星については、有力な情報収集手段の一つと言われておりまして、我が国政府としてもこれに関心を有してきているわけであります。外務省...全文を見る
○高村国務大臣 両方とも検討課題でありまして、検討を進めていく中で優先順位がついてくるかもしれませんが、現在の段階で、現時点で、こっちが先、優先的だ、こっちが後だという話ではない、こういうふうに承知しております。
○高村国務大臣 いわゆる未臨界核実験についてでありますが、米国は、貯蔵する核兵器の安全性及び信頼性を確保し、抑止力を維持するために行っている、こういうことを言っているわけであります。そして、包括的核実験禁止条約において禁止される核爆発に該当するものではないというのが国際的な常識で...全文を見る
○高村国務大臣 先ほども申し上げましたように、我が国としては、今アメリカに対しても、CTBTを批准してくださいと働きかけております。まだ、CTBTの批准自体を、アメリカもあるいはロシアも中国もそうですけれども、そういうことを果たしていないわけでありますから、そこをまずやっていただ...全文を見る
○高村国務大臣 現実的に一歩一歩やっていくという立場から、まずCTBTを批准してもらいたいということを今後ともアメリカ、ロシア、中国等に働きかけていきたい、こういうふうに思っております。
○高村国務大臣 北朝鮮のミサイル発射を契機として、情報収集のための衛星を持つべきだ、こういう議論が起こったことを契機として、今内閣を中心に、持つとしたらどういうものを持つのかといったことも含めて検討しているところと承知をしております。  例えば、多目的といっても無制限に多目的な...全文を見る
○高村国務大臣 胸を張って言えると思います。
○高村国務大臣 当然のことながら、これからも強い姿勢を持って環境の点に配慮してもらうように求めていきます。  それと、委員が先ほど、米国の環境基準が本国と日本とでは差異があるのではないか、こういうふうにおっしゃったわけでありますが、日米地位協定には、米軍が使用している施設・区域...全文を見る
○高村国務大臣 未臨界実験については、CTBTにおいて禁止される核爆発に該当するものではないということは、これは言えるのだろうと思います。  そして、そういう中で、アメリカ、ロシア、中国など、核保有国がCTBTの批准さえ行っていないという現状において、私たちが今するべきことは、...全文を見る
○高村国務大臣 対人地雷問題につきましては、我が国としては、地雷除去活動に対する支援として国連等国際機関を通じた資金協力を行ってきたほか、草の根無償やNGO事業補助金を通じた犠牲者支援を行ってきているわけであります。  具体的に言いますと、カンボジア地雷対策センターに対する六百...全文を見る
○高村国務大臣 我が方から米側に説明したのは、いろいろあるわけでありますが、我が国領域内での対人地雷の使用、開発及び生産については、いかなる国によるものであれ、条約を締結する我が国の立場から認めない、こういう説明をいたしました。これに対して米側から、我が国の条約上の義務及び関連す...全文を見る
○高村国務大臣 我が国が我が国の立場から、使用することを認めないと言って、相手が、それを理解する、こう言ったわけでありますから、そういうこと、だと思います。
○高村国務大臣 地雷を含まないと理解していただいて結構でございます。
○高村国務大臣 そういうふうに理解していただいて結構です。
○高村国務大臣 安全保障条約第六条のいわゆる事前通知の対象にはなっていないわけであります。
○高村国務大臣 一般に、犯罪を犯す人が事前通告なんかしていなくとも、捕まえるべきときは捕まえているということですから、アメリカが事前通告しなくても、日本のだれかが輸送にかかわって、そういうことが証拠があればきっちり捕まえる、こういうことであります。
○高村国務大臣 そういう協議は累次にわたって行われました。
○高村国務大臣 委員がおっしゃっている事前通告というのが、もし安保条約六条の言うところの事前協議という意味でおっしゃっているのであれば、それは、岸・ハーター交換公文でいろいろあるわけであります。  三つあるわけでありますが、軍隊の装備における重要な変更の場合には事前協議の必要が...全文を見る
09月29日第143回国会 参議院 外交・防衛委員会 第6号
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○国務大臣(高村正彦君) 先般、国会に提出いたしました対人地雷の使用、貯蔵、生産及び移譲の禁止並びに廃棄に関する条約の締結について承認を求めるの件につきましては、同条約の署名を国会に提出するまでの間、種々の検討に時間を費やし、国会提出がおくれることとなりました。特に、参議院におい...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) ただいま議題となりました対人地雷の使用、貯蔵、生産及び移譲の禁止並びに廃棄に関する条約の締結について承認を求めるの件につきまして提案理由を御説明いたします。  この条約は、平成九年九月にオスロで開催された国際会議において作成されたものであります。  ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 我が国といたしましては、従来より特に人道上の観点から対人地雷の全面禁止に向けた国際協力を支持してきたところであります。対人地雷問題に積極的に取り組む我が国にふさわしい姿としてこの条約に署名したわけであります。  本条約の締結により対人地雷の使用等を禁止...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 我が国は普遍的かつ実効的な対人地雷の禁止を実現することが重要であるとの一貫した立場をとっているわけであります。より多くの国がこの対人地雷禁止条約に署名するよう国連総会等適切な場で呼びかけているわけであります。  今御指摘のロシア、中国等対人地雷禁止条約...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 我が国は昨年十二月の対人地雷禁止条約署名式において、今後の対人地雷問題に対する取り組みとして犠牲者ゼロ・プログラムを提唱いたしまして、地雷除去及び犠牲者支援として今後五年間を目途に百億円程度の支援を行うことを表明したところであります。  具体的には、従...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 私は個人的には大変謙譲の美徳を持っているものでありますが、外務大臣といたしましては仰せのごとくいたします。
○国務大臣(高村正彦君) 署名されたという事実はありません。
○国務大臣(高村正彦君) うそをついたかどうかは知りませんが、米側もそのような報道内容を否定しているものと承知しております。
○国務大臣(高村正彦君) 見ておりません。
○国務大臣(高村正彦君) 見る必要もなく、私自身が署名していないんですから、あるいはだれも日本人が署名していないんですから、この署名したという事実はないわけであります。
○国務大臣(高村正彦君) 私は見ておりませんし、うその証言したかどうか知りません。
○国務大臣(高村正彦君) 事実関係を確認するまでもなく、日本政府はそんな署名をしたことはないということであります。もし日本政府が署名したということであれば、私は責任をとります。
○国務大臣(高村正彦君) 間違いないものでありますし、一貫して貫きます。
○国務大臣(高村正彦君) 在日米軍による我が国国内における対人地雷の使用、開発及び生産については、我が国政府の政策判断として認めないということにしておりまして、そしてアメリカとの間でいろいろあった結果、アメリカ側が最終的にこれに理解をするということで決着がついた問題でありまして、...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 多くの人が地雷除去に携わっていただいているのは大変ありがたいことだと思いますし、それも委員がおっしゃるように、一つ一つじゃなくて一遍にたくさんできる、そういうことになればそれはまたまさにノーベル平和賞ものなのかもしれない、こう思っていますので、とりあえず...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 日本政府は政策判断として米軍に対しても日本国内での使用を認めないと、こういうことをアメリカに言い、アメリカはそれをわかったと、こう言ったわけでありますから、アメリカも使用しないわけであります。使用しないんですから共同対処のときに問題が起こるはずはない、こ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 日本政府としては使いません。日本政府としては使わないし、政策判断として、日本国内において米軍が使うことも認めない、こういうことであります。  ただ、米軍がこの条約に加盟していない範囲の中で、両方が話し合ってきたところが今までるる説明したとおりのところで...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 同盟国の間でるる話し合って、日本の政策判断はこういうことだ、わかったと、そういうことで十分足りると考えているわけであります。
○国務大臣(高村正彦君) そういう感じではなくて、日本政府としては使用することを認めない、同盟国であるアメリカがそれでわかりましたと、こう言って、佐藤先生はそれでは足りないと思うとおっしゃるけれども、日本国政府としては足りると思っている、こういうことでございます。
○国務大臣(高村正彦君) 今月十六日に行われた米側との協議で、米側代表団であるニューサム国務次官補代理より、須田審議官に対し、米国政府の考え方として理解するということが表明されたものであります。
○国務大臣(高村正彦君) ニューサム国務次官補代理と外務省須田審議官との間で交わされたものであります。
○国務大臣(高村正彦君) 同盟国としてそういうことはあり得ないと思っておりますが、国際信義上の問題としてそういうことはあり得ない、こういうふうに考えております。
10月01日第143回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○高村国務大臣 KEDOの進行を当面見合わせると言った時点で既にKEDOの枠組み自体は維持するんだ、これは、北朝鮮の核開発を阻止する、そういう重要な枠組み、現実的で効果的な枠組みであるからと、こういうことを言っていたわけで、これはいつかは解除されるということであったわけであります...全文を見る
○高村国務大臣 いわゆるKEDOの進行凍結ということでありますけれども、その凍結措置をとったときから、このKEDOの枠組み自体は日本は維持していくんだ、このKEDOの枠組みは、北朝鮮の核開発を阻止する最も有効で最も現実的な仕組みであるから、こういうことを言っているわけでありますか...全文を見る
○高村国務大臣 一応、強いメッセージを北朝鮮に送った、北朝鮮はそれなりに理解している、こういうふうに思います。  ただ、そのことは、北朝鮮がどうするということもあるわけでありますが、そういったことに対して日米韓の間でどういう話し合いが持たれるのか、そういったもろもろのことを総合...全文を見る
○高村国務大臣 日韓外相会談では、現時点ではそういうことは、解除はお約束できないということは申し上げてきたところであります。  私たちは、戦術的に、北朝鮮に対して強い対応をする、毅然とした対応をするということでKEDOのいわゆる凍結を決めたわけでありますが、これは戦略的に言えば...全文を見る
○高村国務大臣 枠組みを確保すること自体が目標ではなくて、枠組みを確保することによって核開発を阻止することが目標でございます。
○高村国務大臣 日本人であればだれでもテポドン発射について大変怒っておりますし、感情的には、北朝鮮の謝罪が必要だ、あるいは再発防止が必要だ、こう考えるわけでありますが、それを絶対的条件としているうちにKEDOの枠組みが壊れることになっても大変だという観点もあるわけでありますから、...全文を見る
○高村国務大臣 そこまで言って動かないということで元も子もなくなる、そういう瀬戸際政策をとることだけが外交だとは私は思っていません。
○高村国務大臣 まさにそれだけの覚悟をしてやっているわけであります。  そのために防衛庁長官おられるのでしょう、こう言いますが、残念ながら、日本独自の防衛力だけでそれを阻止するということは不可能でありますから、安保条約があるわけであります。その安保条約の機能をきっちりするために...全文を見る
○高村国務大臣 いろいろ話し合った結果、北朝鮮は日本をミサイル攻撃すれば北朝鮮が破壊されることを知っているということまでアメリカ側から引き出してまいりました。
10月01日第143回国会 参議院 外交・防衛委員会 第7号
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○国務大臣(高村正彦君) 委員が御指摘になったように、行政改革を断行する必要があると思いますし、私も内閣の一員として一生懸命そういう方向でやっていきたい、こう思うわけであります。外交を担当する責任者といたしまして、二十一世紀の日本のあるべき姿、日本の国益を見据えて行政改革に取り組...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 日本国政府の立場とすれば、ロケットの先端にたまたま衛星がついていようとそんなに違う評価をすべきものだとは思っておりませんが、日本政府とすれば今までも冷静かつ慎重に対応してきているつもりでございますし、これからも冷静かつ慎重に対応していきたい、こう思ってお...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) まさに、このテロ協議で拉致問題についてしっかりと米側が取り上げたというふうに承知しておりますし、日本の期待とすれば、北朝鮮がその言動を改めて建設的な対応を行ってほしいという期待はしているわけであります。  この拉致問題については、まさに我が国国民の生命...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) そういうことも将来の課題として考えてまいりたい、効果が少しでもありそうなことはあらゆることを考えていきたい、こういうふうに思っております。
○国務大臣(高村正彦君) KEDOの問題は、また、単に日本が北朝鮮を支援しているという話の側面だけではなくて、北朝鮮の核開発をやめさせるというこれは国際的な取り組みでありますから、そういった観点も考えると、何か一つのことを絶対的な条件としてKEDOと絡ませるということは、それは非...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 委員と全く同じ感じを持ちながら、一生懸命取り組んでいきたい、こう思っております。
○国務大臣(高村正彦君) 本事件の犯人たちは国際手配されているわけでありますから、受け入れるというのはどういう意味かよくわかりませんが、帰ってきて日本にいれば当然法律に基づいて厳正な措置をしていく、こういうことでございます。
○国務大臣(高村正彦君) 日本人でありますから、日本に帰ってくれば、北朝鮮が日本に送還するというのを受け入れないという、受け入れないというのはよくわかりませんが、帰ってきたら法律に基づいて厳正な措置をする、こういうことでございます。
○国務大臣(高村正彦君) 我が国はKEDOの進行を米韓等と協議の上で当面見合わせることとしているわけでありますが、今後の対応、特に凍結解除の時期については、内外の種々の要素を総合的に検討して決めていく必要があると考えているわけであります。  私は、これまでの方針、解除に踏み切る...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 戦術的に北朝鮮に対して強いメッセージを送るということで私は意味があったことだと思いますし、そうだからこそ国際社会の理解がその点について得られているんだろう、こう思います。  そういう中で、解除するとか、いつ解除するとか、まだそういう方針を決めたというこ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 単なる感情的な反発だったら国際社会は理解しなかったと思います。アメリカも韓国も少なくとも当面進行を見合わせたことについては理解をしたわけであります。そして、それはそれなりに強いメッセージとして北朝鮮側に伝わっている、こういうふうに思っております。私は、大...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) いわゆる2プラス2でありますが、その共同発表において共国技術研究を実施する方向で作業を進めていくということを表明したわけであります。これは共同発表そのものに書いてあることであります。2プラス2において日米間で一部に伝えられているように、了解覚書が署名され...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 正確には防衛庁からお答えいただいた方がいいんだろうと思いますが、日米で共国技術研究をする、一緒に技術研究まで入るということであります。
○国務大臣(高村正彦君) それは特に通告したということはありませんが、これはかなり古い時代の国会答弁でそういうことが出てきていますし、それは当然のことだと私たちも理解していますし、このたびのミサイル発射に関連して国会のやりとりでそういうことが公になっていますから、北朝鮮は当然知っ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) そういうことを通告することが、法的に権利があるということをわざわざ通告することがいいことなのかどうなのか、そういう能力があるのかどうかということも含めて、それはそのときの外交判断として決めることだと思っています。
○国務大臣(高村正彦君) 同様の認識でございます。
○国務大臣(高村正彦君) おわかりいただけるだろうと思うんですが、情報収集活動の性格上、どういうものが来ていたとかそういうことは詳細に申し上げることができないんだということを御理解いただきたいと思います。
○国務大臣(高村正彦君) 米側からは最大限の情報を得てきていた、こういうふうに思っております。それと同時に、独立国としてみずからできるだけの情報を収集できる体制をつくりたいと思うのは当然のことだと思います。
10月02日第143回国会 衆議院 外務委員会 第6号
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○高村国務大臣 我が国と韓国は、国連海洋法条約の趣旨を踏まえた新たな漁業秩序を構築するための協議を進めてきたわけであります。今般、新たな日韓漁業協定について基本合意に至ったわけであります。両国の漁業が今後長きにわたって共存していく基礎がつくられたことは、政務次官時代から関与してき...全文を見る
○高村国務大臣 漁業協定との関係でいえば、平成八年三月の日韓首脳会談において、国連海洋法条約の批准に伴い生じ得る諸問題については竹島の領有権にかかわる問題とは切り離しつつ協議していくということを合意した経緯があるわけで、まさに棚上げといえば棚上げという形で今度の漁業協定はできたわ...全文を見る
○高村国務大臣 我が国といたしましては、七日からの金大中大統領の訪日を契機として、両首脳間の信頼関係の強化を図りますとともに、二十一世紀に向けた新たな日韓パートナーシップの構築を通じた未来志向的な日韓関係を構築していきたいと考えているわけであります。  日韓双方とも、政治、経済...全文を見る
○高村国務大臣 橋本前総理の訪ロという、まさに橋本前総理から日ロ関係の一層の発展のために協力を得たいという小渕総理の意向に基づいて行われたものであります。  この十六日から十九日までロシアを訪問されたわけでありますが、エリツィン大統領との会談では、我が国の対ロ姿勢がこれまでと変...全文を見る
○高村国務大臣 江沢民主席の訪日については、日本側もぜひことしじゅうに来ていただきたいと思っていますし、中国側も、ぜひことしじゅうに訪日したい、こういうことを言って、中国側から具体的な日時の提示があったこともあったのですが、それについて、我が方でちょっと対応し切れない日だった、そ...全文を見る
○高村国務大臣 ことしじゅうに訪日していただければ、これはまさに日中平和友好条約締結二十周年という年の訪日になるわけでありまして、二十一世紀に向けた長期安定的な日中関係の枠組みを構築して、さらに、アジア太平洋地域、ひいては世界の平和と安定に対し責任を有する国家として、日中両国の国...全文を見る
○高村国務大臣 台湾と日本の関係というのは、まさに非政府間の実務的関係である、こういうことであります。  我が国の対中国、台湾政策は、歴史的経緯を踏まえてさまざまな要素を考慮して作成しているものでありますが、その基本原則はやはり日中共同声明と日中平和友好条約に集約されているわけ...全文を見る
○高村国務大臣 今ちょうどアジア金融経済危機の真っただ中にあるわけでありますが、そういう経済危機に対する支援というのは、日本も厳しい中でも継続していかなければいけない、こう思っていますし、また、それぞれの二国間の友好関係を増進する、そして、アジア太平洋という広がりの中で、開かれた...全文を見る
○高村国務大臣 最近、韓国大統領府スポークスマンが、御指摘のように、韓国政府の見解を明らかにしたというふうに承知しておりますが、これは日韓両国の相互理解の進展を目指す韓国側の努力のあらわれである、私としても歓迎したい、こういうふうに思うわけであります。  歴史認識に対する政府の...全文を見る
○高村国務大臣 いわゆる従軍慰安婦問題でありますが、多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題である、こういう認識をしており、政府は、これまでも、おわびと反省の気持ちをさまざまな機会に表明するとともに、元慰安婦の方々に国民的な償いを行うことなどを目的に設立されたアジア女性基金に対し...全文を見る
○高村国務大臣 法理的にはそういうことでございます。ただ、韓国側が不法に占拠をしているところでありますから、実際問題として大変難しいということは事実であります。
○高村国務大臣 委員がおっしゃるように、孤立された国がほかの国を分断しようとするということは、そのとおりだと思うのです。ただ、北朝鮮は決してそれに成功してはいないわけでありまして、むしろ結束を固めてしまってしまったなと思っているのじゃないかな、こういうような感じすらしています。 ...全文を見る
○高村国務大臣 北朝鮮が謝罪すべきだという決議があったとかいろいろおっしゃいますが、私も北朝鮮は謝罪すべきだと思っていますし、再発防止を約束すべきだと思っています。  ただ、それをKEDO解除のための絶対的条件にするかどうかというのは、これはまた別問題だと思うんです。そういうこ...全文を見る
○高村国務大臣 神環保の問題、細かい点については政府委員から答弁させますけれども、これは解決したのじゃないのです。米側の要求から見ればまだまだ隔たりのあるものを、これ以上悪くなるような状況に一応ストップをかけたというだけのことでありますからまだまだ、解決したのじゃなくて、米側はも...全文を見る
○高村国務大臣 いわゆる曲芸飛行と展示飛行というのは違うのでありまして、厚木の航空祭で今まで行われていたのはいわゆる曲芸飛行ではなくて展示飛行である、こういうことでありますから、合意文書そのものからやるとかやらないとかいうことが出てくるわけではないわけであります。  しかしなが...全文を見る
○高村国務大臣 同席しておりません。
○高村国務大臣 知りませんでした。
○高村国務大臣 今初めて聞きました。
○高村国務大臣 委員が本会議でそういう質問をされたというのは知らなかったのですが、質問通告がありましたので一応、私自身がニューヨーク・タイムズを読んだわけではないのですが、九月二十一日に行われたニューヨーク・タイムズ紙との懇談において小渕総理は、現在、内閣が金融再生及び景気回復に...全文を見る
○高村国務大臣 国内の発言と外国での発言と違うということでは必ずしもないのではないかと思います。  ただ、小渕総理といいますか小渕内閣の政策を説明する仕方が、日米首脳会談を控えてかなり思い切ったものになってきた、こういうことで、外国に行ったからこうだ、日本だからこうだという話で...全文を見る
○高村国務大臣 それを押さえていた方がよかったのか押さえていなかった方がいいのかと問われれば、押さえていた方がよかったに決まっているのだろうと思うのですが、ニューヨーク・タイムズだけじゃなくてワシントン・ポストにもその質問に答えておられますし、ワシントン・ポストの方はちょっと見た...全文を見る
○高村国務大臣 北東アジアの平和と安定のための六者協議と承知しております。それも、現実的に、近々の話としてではなくて、将来的にそういうことができることが望ましいという話を提案したものだと思っております。だから、今の四者協議そのものを六者協議にしろという話ではなくて、やはりこの地域...全文を見る
○高村国務大臣 遠い将来の単なる願望ではないだろうというのはそのとおりだと思います。ただ、極めて近い将来にそういうことが実現する何らかの裏づけがあったというものでもないのだろう、その中間ぐらいに位置するものじゃないかな、こういうふうに思っています。
○高村国務大臣 私も大変結構なことだと思っています。
○高村国務大臣 今、具体的なスケジュールを描くということから離れて、そういった広い意味での構想というのですか、そういったものを考えながらいろいろなことに当たっていくという段階だろうと思っております。
○高村国務大臣 そこまで現実的な問題としてとらえられると、この前の答弁に戻らざるを得なくなってくるわけでありますが。  十月の下旬ぐらいに四者協議も開かれる予定でありますし、これも紆余曲折があって、やっと開かれるというような状況、そしてまさに北朝鮮は明確に日本が入ってくることを...全文を見る
○高村国務大臣 必ずしもそうではないんだろうと思います。ただ、全体の雰囲気の中で、アメリカ側は、韓国もそうでありますが、EUもそうでありますが、日本もそう長く凍結したままでいては困りますよ、そういう雰囲気は持っているわけでありますが、それから、我が方とすれば、米朝協議でこういった...全文を見る
○高村国務大臣 まことに残念なことでありますが、こうやれば間違いなく帰ってくるということがないから苦慮しているわけで、ただ、ないから苦慮している、それでいいという話でももちろんないわけでありますから、それはあらゆる、少しでも可能性のあることを少しでも追求していくということをやって...全文を見る
○高村国務大臣 まず、その問題に直接的にお答えする前に、私の外務大臣としての仕事は、国際社会の声を日本国民に伝えること、そしてもう一つは、日本国民の声を国際社会に伝えることだと思っています。その二つのことを私なりにきっちり努力して、成功しているか成功していないかは別として、これか...全文を見る
○高村国務大臣 委員が御指摘になる、KEDOの直接対象物以外にもほかで核を開発しているのではないかという疑惑というのは、それは存在するわけであります。そういう存在は、KEDOあるいは米朝協議、そういったものの中で解消していくようにしなければいけないわけでありますが、KEDOを凍結...全文を見る
○高村国務大臣 KEDOが壊れたら、その最大の責任は北朝鮮にあるんだということは、それはだれでもわかっているのです。日本もわかっている、アメリカもわかっているし、韓国もわかっているし、EUもわかっているのです。それにもかかわらず、このKEDOの枠組みを壊すようなことは日本さんして...全文を見る
○高村国務大臣 わからない国だから心配しているのです。
○高村国務大臣 これは米ソ冷戦構造のときもよく言われたことですが、自由社会の方の弱みは、こっちの考えがそうでない方に伝わってしまう。向こうは伝わらないでやれる。そういうあれはずっと抱えていたのです、米ソ冷戦構造の中でも。  ですから、私は、聞かれれば言わざるを得ないんだから、そ...全文を見る
○高村国務大臣 申しわけないのですが、議事録は読んでなかったのですが。  宮城県伊豆沼での未確認飛行機による低空飛行事実の確認については、防衛施設庁仙台防衛施設局より在日米軍三沢基地に対し米軍機の飛行事実の有無の照会を行って、同基地から仙台防衛施設局に対し米軍機は伊豆沼上空は飛...全文を見る
○高村国務大臣 調査といいましても、事実上、米軍機以外の、F16ですか、F16が飛んできたとも思えませんし、仮に飛んできたとしたら、これから調査するなどということはとてもできないことだと思っております。  本件については、既に、政府の機関である防衛施設庁仙台防衛施設局より在日米...全文を見る
○高村国務大臣 私は、事実関係が全くわかりませんので、抗議をしたのかどうかとか、それについてどうしたのかとか、そういう事実関係はわかりませんので、答弁は差し控えたいと思います。
○高村国務大臣 大変申しわけありませんが、そういう質問通告があったということすら私は知らなかったもので、大変申しわけないのですが、もう一問は質問通告がありましたので、前の問題ですね、それについてはそれなりに答えさせていただいたわけであります。よく事情を調べまして、そして、委員が御...全文を見る
○高村国務大臣 我が国といたしましては、今般の金大中大統領の訪日を契機といたしまして、首脳間の信頼関係の強化を図るとともに、過去を直視しつつ、二十一世紀に向けた新たな日韓パートナーシップの構築を通じた未来志向的な日韓関係を構築していきたいと考えております。  金大中大統領は、過...全文を見る
○高村国務大臣 北朝鮮との関係は、中長期的には、第二次大戦後の不正常な関係を正す、そしてそれが朝鮮半島の平和と安定に資するものであればいいという立場から、韓国や米国と緊密に連絡しながら対応していくという姿勢をずっととってきたわけでありますし、これは中長期的にはこれからもそうなんだ...全文を見る
10月14日第143回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○高村国務大臣 大変痛ましい事件で、遺憾に思っているところでありますが、今回の事件発生当日の七日、フォーリー駐日米国大使が参りまして、申しわけないというようなことを言っておられました。私から、かかる不幸な事件につき遺憾の意を表明いたしますとともに、在日米軍の綱紀粛正、事件の再発防...全文を見る
○高村国務大臣 軍隊が他国に駐留している場合、その駐留軍と接受国、この場合でいうと日本と米軍でありますが、そういう関係というのはどこの国でもある問題であって、それぞれの国が、駐留する軍隊の側から見ても、あるいは接受国側から見ても、非常に悩ましい交渉があるわけであります。現時点での...全文を見る
○高村国務大臣 法務大臣がそのようにおっしゃったということは私確認しておりませんが、日本国民、特に沖縄県民の感情とすればそういうこともあるんだろうということもありますが、現実の問題として、捜査の任に当たっている警察の側あるいは検察の側、警察庁といいますか法務省、そういったところか...全文を見る
○高村国務大臣 沖縄県に所在する米軍施設・区域の整理、統合、縮小につきましては、沖縄県民の方々の御要望も踏まえながら、さまざまな可能性につき検討を行って、日米両国政府が最大限の努力を払ってSACO最終報告を取りまとめました。このSACO最終報告は、基地アクションプログラムの第一期...全文を見る
○高村国務大臣 残念ながら、限りなく不可能に近いことだと思います。
○高村国務大臣 沖縄県民、もっと広く言えば日本国民の感情というのはよくわかるところでありますし、直ちに米側と協議に入るということではなくて、私たちも、委員がおっしゃったようなことも含めて勉強してみたい、こういうふうに思っています。
○高村国務大臣 勉強してみたいと思っています。
○高村国務大臣 基本的には、政府としては、SACO最終報告の内容の着実な実施が沖縄県民の方々の御負担を一歩一歩軽減する最も確実な道であると考えておりまして、今後とも沖縄県民の方々の御理解と御協力をいただきたいということでありますが、いろいろな問題について、県内においてどのような議...全文を見る
○高村国務大臣 「殺人又は強姦という凶悪な犯罪」、こういうふうに文章でなっているわけであります。そして、第二文では「その他の特定の場合」というのがあるわけで、その佐世保の事件は、おっしゃったように強盗殺人未遂事件でありまして、首をばっと切ってショルダーバッグをひったくったというわ...全文を見る
○高村国務大臣 領土問題につきましては、御指摘のように、東京宣言に基づき二〇〇〇年までに平和条約を締結すべく全力を尽くすとの昨年十一月のクラスノヤルスクの両国首脳の合意に従って、日ロ双方の間で交渉が進められているところであります。本年四月の川奈における日ロ首脳会談においては、平和...全文を見る
○高村国務大臣 今御指摘になった報道の内容については私も一応承知をしておりますが、報道を通じて伝えられる個々の発言に私の立場で逐一コメントすることは余り適当でないというふうに思っています。  日ロ間の平和条約締結交渉については、日ロ双方における内閣の交代にもかかわらず、クラスノ...全文を見る
○高村国務大臣 おっしゃるように、今世紀起こったことですから今世紀中に解決したいという強い意欲を持って、全力を尽くしてやってまいりたい、こう思っております。  相手方は時々いろいろ言っていますけれども、法と正義に基づいてあの島の主権はこちらにあるということでありますから、いやし...全文を見る
○高村国務大臣 大変痛ましい事件であり、また遺憾である、そしてこの被疑者、既に起訴されたのですから被告人ですか、被告人は大変悪質な行為をした、こういうふうに思っております。
○高村国務大臣 運用の改定によりまして、この規定の運用の方針として、まず、殺人または強姦という凶悪な犯罪の特定の場合に日本側が行うことがある被疑者の起訴前の拘禁の移転についてのいかなる要請についても好意的考慮を払うこと、こうなっておりまして、また次に、日本国が考慮されるべきと信ず...全文を見る
○高村国務大臣 日米地位協定は、日米安全保障条約の目的の達成のため、我が国に駐留する米軍の円滑な活動を確保するため、米軍の駐留に関するさまざまな側面について詳細に規定したものであります。  受け入れ国の同意により駐留する外国軍隊の構成員に対して一定の特別な法的地位を認めることは...全文を見る
○高村国務大臣 普天間飛行場の移転先につきましては、SACO中間報告以降、嘉手納飛行場、キャンプ・シュワブ等が挙がったわけでありますが、沖縄県議会等において、騒音、事故、水源や自然環境の破壊、基地の固定化につながるような基地の新設になるなどいろいろな懸念が表明された、そういう過程...全文を見る
10月14日第143回国会 衆議院 外務委員会 第7号
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○高村国務大臣 内閣の一員としまして、また外交を担当する責任者といたしまして、二十一世紀の日本のあるべき姿、日本の国益を見据えて行政改革に取り組む所存でございます。  冷戦後の激動の時代を迎えて、またグローバリゼーションの急速な進展を迎えている今日、我が国全体としての対外関係の...全文を見る
○高村国務大臣 簡単に私から答弁いたします。あと、必要あれば、政府委員から答弁させます。  北朝鮮をめぐる情勢等に見られますように、ポスト冷戦期において、国際情勢はますます複雑化しているわけであります。  我が国としても、良好な国際環境の形成及び国際社会における国益の追求のた...全文を見る
○高村国務大臣 平成十一年度の外務省ODA予算概算要求につきましては、援助のより効率的、効果的な実施体制の構築に向けて改革努力を進めていきますとともに、アジア経済危機支援を初め、増大する援助ニーズに応じ、我が国の国際的責務を果たしていくことは極めて重要である、こういう認識のもとに...全文を見る
○高村国務大臣 我が国政府といたしましては、中国における洪水災害の深刻な状況にかんがみ、七月、八月の二度にわたって、合計二億五千万円相当の緊急援助を実施いたしました。  九月以降、洪水はピークを超えたものと承知しておりますが、今後は疫病防止等の衛生対策、東北部越冬のための居住対...全文を見る
○高村国務大臣 我が国といたしましては、シャリフ首相が国連総会演説の際に、明年九月までにパキスタンがCTBTに従う用意がある旨表明したことは、我が国を含む国際社会の要請に応じた前向きの一歩と評価しているところであります。また、インドのバジパイ首相も署名に前向きと受け取れる発言を行...全文を見る
○高村国務大臣 先月の国連総会の際に、小渕総理はニューヨークでクリントン大統領と有意義な首脳会談を行い、日米関係の重要性を確認した上で、両首脳間で密接、緊密に協力していく信頼関係を構築したところであります。  この成功裏に終わった最初の首脳会談から二カ月を経ずして大統領が訪日さ...全文を見る
○高村国務大臣 まず、アジアに関する日米協議について簡単に触れたいと思いますが、アジア地域の平和と安定に貢献するため、日米間におきましては、北朝鮮、カンボジア、アジア経済危機等の課題について、首脳、外相を初めさまざまなレベルで、機会をとらえ緊密に意見交換を実施してきているわけであ...全文を見る
○高村国務大臣 韓国との間では、国際海洋法条約の趣旨を踏まえ、新たな漁業秩序を構築するための協議を進めてきたわけでありますが、今般、新たな日韓漁業協定について基本合意に至ったわけであります。今後、暫定水域における資源管理の問題、これが一番大切だと思いますが、そういった問題を含めて...全文を見る
○高村国務大臣 竹島については日本の考え方は一貫しております。ただこれは、竹島の問題を片づけないと漁業交渉ができないということになりますと、何十年も、あるいは相当長い期間漁業協定自体ができないことになるということで、交渉に入る前に、竹島の問題については両方の主張、それぞれの立場を...全文を見る
○高村国務大臣 先ほどの竹島の話については、常にしかるべき主張をしてまいります。  それから、既に基本合意ができているわけでありますが、その中で、できるだけ細田委員がおっしゃったようなことに沿い得るように努力をしてまいりたい、こういうふうに思います。
○高村国務大臣 基本的には、日米安保条約の実効性を確保するために制定されるものでございます。
○高村国務大臣 枠外、枠内という言葉が必ずしも正確にわかりませんが、日米安保体制と関係のある、日本独自にやることも含まれていますが、枠の外に出てしまう、外とか中とかいうこともまた誤解を招く言葉でありますのでなかなか難しいのですが、具体的な御質問の中でお互い明らかにしていきたい、こ...全文を見る
○高村国務大臣 いずれも周辺事態において行われるものでございます。(玄葉委員「それはもちろんわかります」と呼ぶ)ですから、委員の御指摘の言葉でちょっとわからないところがあるもので、我々が言うところでは、いずれも周辺事態の中で行われるものでありますから、こういう後方地域捜索救助活動...全文を見る
○高村国務大臣 同じ範囲という言葉の中に先生がどこまで含ませているかがよくわからないので私たちも慎重になるのですが、周辺地域というのが地理的概念でないということを前提にして、先生がおっしゃったことでいいのだろうと思います。
○高村国務大臣 法理的には米軍の存在を前提にしなくても考えられると思います。実際問題は、そういう可能性というのはそんなに多くないかな、こう思っています。
○高村国務大臣 法理的にはそういうことです。現実問題としては余りありそうもない。
○高村国務大臣 枠の中という言葉がよくわからないので、今まで私たちが言っていることから論理的に枠の中でないのだということであればそうでありますが、枠の中だ、中でないということがひとり歩きしてこうすると大変困る、こういうことであります。
○高村国務大臣 同じ概念で整理していいというのがよくわからないのですが……(玄葉委員「対象範囲です」と呼ぶ)だから、先ほど北米局長が答えられたように、目的からいえばその範囲内ということも言えるかもしれませんが、その実施法、実施法という言葉がこれもまたどういう意味だかよくわかりませ...全文を見る
○高村国務大臣 今の考えというよりも、署名を見合わせたときから考えは全く変わっていないわけであります。このときは、毅然とした態度をとる、そういう戦術的な対応として今KEDOの署名を見合わせると。そのとき既に、同時に、KEDOの枠組みを壊すことは考えていない、こういうことを申し上げ...全文を見る
○高村国務大臣 日本国民の国民感情として、当然、謝罪があってしかるべきだ、再発防止を約束すべきだと。私も、べき論であればそうだと思っていますけれども、一方で、先ほど言いましたように、KEDOの枠組みは維持するという大方針があるわけでありますから、そういうことがなくたって、その枠組...全文を見る
○高村国務大臣 判断しなければいけないわけですから、判断に必要な要素というのはたくさんあるわけで、それを総合的に判断する。これだけが絶対的条件ということはありません。  それからもう一つ、枠が壊れる、壊れないといっても、何月何日を期してここから先は壊れるんだ、それまでは壊れない...全文を見る
○高村国務大臣 私はそういうふうに考えない、日本政府はそういうふうに考えない。アメリカ政府もそう考えていない、韓国政府もそう考えていない、理解をしていただいている。  この署名をするはずだった日というのはどういう日かといえば、まさにミサイルが飛んで、日本列島を飛び越えた日なんで...全文を見る
○高村国務大臣 米国が理解している、米国が理解しているといって、米国がどう考えるかだけが大切だと。私はさっきから米国と韓国と言っているわけです。そして、KEDOというのは、まさに日本と米国と韓国、EUもほんのちょっと参加していますが、基本的には日本と米国と韓国の共同事業であります...全文を見る
○高村国務大臣 今まで、例えば北朝鮮と韓国のもろもろの出来事においても、こういうことで、北朝鮮が通常のことで謝るということはまず考えられないことであります。まず考えられない。ただし、謝るべきかどうかといったら当然謝るべきことでありますし、それから、再発防止を約束すべきことでありま...全文を見る
○高村国務大臣 そうはならないと思いますね。アメリカ、韓国からすれば、日本に対してもう少し早くKEDOの署名をしてもらいたいと思っていますが、少なくとも現時点でやっていないということはそれなりの判断でありますし、そして、どうやって署名をしてもらおうかということは、アメリカなり韓国...全文を見る
○高村国務大臣 この委員会で私何度も述べていますように、基本的には、第二次大戦後の不正常な関係を正すという観点、及び朝鮮半島の平和と安定に資するようにするという観点を踏まえて、韓米と密接に連携しながら対処していく、こういうものであります。  我が国は、先般の北朝鮮のミサイル発射...全文を見る
○高村国務大臣 先ほど申し上げたように、当面は毅然とした対応をとっていく。国交正常化交渉も当面見合わすということでありますが、そんなことを言っても、未来永劫に不正常な関係が正されなくていいわけではないわけでありますから、相手が建設的な対応をしてくればそれに応じて我々も考えてまいり...全文を見る
○高村国務大臣 日韓共同宣言では、過去に関する小渕総理大臣の認識の表明に対し、金大中大統領がこれを真摯に受けとめ、評価すると同時に、両国の過去の不幸な歴史を乗り越えて、和解と善隣友好協力に基づいた未来志向的な関係を発展させるため、お互いに努力することが時代の要請である旨表明したこ...全文を見る
○高村国務大臣 政府レベルで、かつてあったように、歴史認識をめぐってこうだああだと言い合うような形で触れられるようなことはもうないのだと認識しておりますし、金大中大統領も、政府レベルで韓国側から言うことはない、こういうふうに言っておられるわけであります。
○高村国務大臣 それは杞憂であります。  日韓間における財産請求権の問題は、一九六五年の日韓請求権・経済協力協定により、完全かつ最終的に解決済みであり、政府レベルにおいて新たに補償の問題が出てくることはないと考えております。
○高村国務大臣 私、防衛政務次官のときに国防長官のカールーチ氏とお会いしたときに、カールーチ氏の方から、日韓安保ということを考えてみたらどうか、安全保障条約という意味じゃないんだと思いますが、そういうことを考えたらどうかと。盧泰愚大統領に会ったときにそういうことを言ったら、盧泰愚...全文を見る
○高村国務大臣 今回の事件発生当日の七日、フォーリー駐日米国大使が私のところに参りまして、その際に私から、このような不幸な事件について遺憾の意を表明するとともに、在日米軍の綱紀粛正、事件の再発防止、日本側当局による捜査への協力を申し入れました。そして、もう一つ言えば、事態の推移に...全文を見る
○高村国務大臣 地位協定は、その運用を含めて、NATO諸国と大体同じような感じになっているというふうに承知をしております。  それから、私も、この事件、極めて痛ましい事件であり、極めて遺憾な事件であり、極めて悪質な事件だ、こう思っております。ただ、合同委員会合意で右規定の運用の...全文を見る
○高村国務大臣 折田局長の答弁、今初めて聞かせていただきましたが、その中に、捜査の必要性というようなことを言っておられたわけでありますが、本件については、先ほどから言っていますように、捜査の必要ということからすれば、現実に米側が身柄を拘束し、そして米側が捜査に全面的に協力をしてい...全文を見る
○高村国務大臣 いろいろな要素があると思いますが、一つは、NATOの空爆があるかもしれない、それを避けたいということが一つの大きな要素であったことは間違いないと思います。
○高村国務大臣 現実問題とすれば、武力を背景としたことによって物事がいい方向に解決していくということはあるということは事実だと思います。
○高村国務大臣 日本国自体は、日本国自体が武力の行使もしくは武力による威嚇、そういったものを通じて国際紛争を解決することはないという、これは憲法で、これは我が国自体がやるということでありますが、そういうことはないということは憲法で宣言をしているところであります。  そういう国が...全文を見る
○高村国務大臣 日本国政府とすれば、あくまでボールはミロシェビッチ大統領の方にあるので、その国連決議を完全に履行してほしいと現時点で願っている、こういうことでございます。
○高村国務大臣 アメリカ側からわざわざ私の見解を聞くかどうかということは非常にそういう可能性はないのだろうと思いますが、むしろロシアが言っているように、いかなる場合でも空爆はないということをこちら側から申し上げることもない、こういうふうに思っております。
○高村国務大臣 みんなが思っていても、意見は意見だと思います。
○高村国務大臣 八月二十一日から九月五日まで米朝間で協議が実施されて、十日合意に至ったことが発表されたわけであります。この合意の結果、さらに一連の米朝協議が行われているわけであります。  米朝テロ協議においては、米国は、米国のテロ支援国家リストから北朝鮮を削除するために北朝鮮が...全文を見る
○高村国務大臣 おおむねそのように言っていると承知しております。
○高村国務大臣 第一義的には強いメッセージを北朝鮮に出すためであります。そして、それと同時に国際社会にも、日本はこういうときには強い毅然とした態度をとるよというメッセージを出しました。そして、戦術的対応をとったことを国際的に理解されないような戦術的対応を日本はとるべきでない、こう...全文を見る
○高村国務大臣 短期的にとめることがKEDOの枠組み自体を崩したというふうには考えておりません。
○高村国務大臣 私は極めて単純でありますから、だれにでも簡単に思考形態が理解されるだろう、こう思っていますけれども。  ただ、日本の対応、そのことによって北朝鮮がミサイルを発射した後にさらに日米安保条約のコミットメントがきっちり再確認されるとか、あるいは日米韓の結束がきちっと固...全文を見る
○高村国務大臣 今後も北朝鮮が衛星の打ち上げを続けますよということを引き出したなどということを私は言った覚えは全くありません。やめるという答えは引き出せなかったものの、それまで途絶えていたミサイル協議が行われるようになった、さらに引き続いて行いましょうという約束はできましたねと。...全文を見る
○高村国務大臣 安全保障に絶対ということはありません。断言できるのですかと聞くのは、絶対になどということは安全保障にないということを理解している人の言葉とは思えない。
○高村国務大臣 ミサイルの話、それはプラスアルファだとおっしゃいますが、ミサイルの話よりも核疑惑施設の方がKEDOの枠組み自体に関連する話でありますから、ミサイルの話はプラスアルファだということは、こっちの方が重いということは先生と私は同じ意見だろうと思います。核疑惑施設の建設と...全文を見る
○高村国務大臣 多分委員も同じだと思いますが、私は、北朝鮮という国が、核を持った北朝鮮、ミサイルもそうですけれども、ミサイルと核を持った北朝鮮と近くに同居していることは極めて嫌だと思っています。嫌だとすれば、核についてはこれはやめてもらわなければならないのです。やめさせる手段とい...全文を見る
○高村国務大臣 委員がこの委員会で自主防衛の方向を目指して極めて論争的な質問を行っていることを、私はそれなりに評価をするわけであります。  ただ、法理的に、座して死を待つことなく、我々はたたかれたら基地をたたき返すことができますよということと、現実問題として今の自衛隊にそんな能...全文を見る
○高村国務大臣 何点かあったので、ちょっと落とすかもしれませんが、とりあえず御答弁いたします。  米軍の低空飛行問題の日米交渉の経過がどうかということでありますが、政府といたしましては、米軍が飛行訓練を行う場合において最も重要なことは安全対策であると認識しており、飛行に際しては...全文を見る
○高村国務大臣 飛行ルートを明らかにしろということは要求をしておりません。  高度については、日米地位協定第十六条において、在日米軍の我が国の法令尊重義務が定められているわけでありまして、在日米軍はこのような一般的義務に従って、低空飛行訓練の際、国際基準を遵守し、我が国法令を尊...全文を見る
○高村国務大臣 今の問題に特にないんですが、駐留軍と接受国の関係で、日本が植民地的であるとすれば、少なくともこの高度の問題に関する限りはNATOの諸国すべて植民地だ、こういうことだと私は思っています。
○高村国務大臣 それは、これから要望等を聞いて決めていくことでありまして、現時点でまだ答えられることではありません。
○高村国務大臣 読んでおりません。
○高村国務大臣 私が文書を読んでいないことについて、正直申し上げて、文書を読むだけの時間が全くありませんでした。睡眠時間を三十分ぐらいにすれば読む時間もあったかもしれませんが、申しわけございません。
○高村国務大臣 大変痛ましい事件でありますし、遺憾なことであるという感じは全く同じでありますし、それから沖縄県民の人たち、あるいは日本国民全体と言ってもいいと思いますが、そういう感じ方を持っているというのは、それは当然のことなのだろう、こういうふうに思います。  ただ、地位協定...全文を見る
○高村国務大臣 警察側がこの種の事案について、逮捕状をとり、そしてそれを執行しょうとするのは当然のことであります。その行為がいわゆる地位協定上の身柄引き渡し要求ということではないのだろうと思うのです。  そして、さらに、そのことによって捜査ができにくいとかいう状況があれば、今ま...全文を見る
○高村国務大臣 私は全く同じだと言ったつもりはないので、もしそのようにお聞きになったとすれば、私の言い方が悪かったんだと思います。  例えば日米地位協定とボン協定の比較、ドイツの場合でありますが、一概に論ずることは困難でありますけれども、被疑者の拘禁の移転に関しては、日米地位協...全文を見る
○高村国務大臣 そのようにやってまいります。
10月15日第143回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第3号
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○高村国務大臣 今後の北朝鮮の動きを予測するということは容易なことではないわけでありますが、我が国としては、北朝鮮が新たな体制のもとでより開放的かつ改革志向の政策をとるよう粘り強く求めていこうと思っております。  我が国は、先般の北朝鮮のミサイル発射を受けて、北朝鮮に対し毅然と...全文を見る
○高村国務大臣 最初のボールがどっちにあるか、こっちからボールを投げろという話でありますが、向こうはボールを投げないでミサイルを発射してきたわけでありますので、やはりこれに対しては、厳しい対応をとるというボールをこちらが投げる必要があった、こういうふうに思います。  ただ、委員...全文を見る
10月15日第143回国会 参議院 外交・防衛委員会 第9号
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○国務大臣(高村正彦君) 佐藤先生の今の御質問にお答えする前に、ちょっと時間をいただきたいんですが、七日に発生した米軍人によるひき逃げ事件の被害者の上間悠希さんは、昨夜十時過ぎ、入院先の病院でお亡くなりになりました。被害者の御冥福を衷心よりお祈り申し上げますとともに、御遺族に対し...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 日本国政府も、いろいろ大変御遺族の方お気の毒だと、こういうふうに思っておりますし、現地大使館で大使館に顧問弁護士というのがおりますから、そういう方の御意見も聞いたと。そういう中で、ペルーには国家賠償法というようなものがないので、この場合具体的に訴訟を起こ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) それが常識の話とおっしゃるのは、それは日本の国民感情に極めて合っていると思いますが、本当に国際常識かどうか私なりに調べてみたいと思います。
11月30日第144回国会 衆議院 本会議 第2号
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○国務大臣(高村正彦君) 日韓閣僚懇談会についてお尋ねでありますが、閣僚懇談会の開催が、十月の金大中大統領訪日の際の日韓共同宣言でうたわれてから二カ月足らずの間に実現したことは、二十一世紀に向けた新たな日韓パートナーシップが着実に実践されていることの証左であります。今般の閣僚懇談...全文を見る
12月03日第144回国会 衆議院 安全保障委員会 第1号
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○高村国務大臣 弾道ミサイル防衛の問題につきまして、中ロ韓三カ国首脳と小渕総理大臣との会談においては、全くどちら側からも触れられておりません。  それで、それぞれの反応につきまして、私の方が承知している限りで申しますと、まさに中国は、今委員がおっしゃったように、一般的に否定的な...全文を見る
○高村国務大臣 御指摘があったような報道は知っているわけでありますが、その真意については私どもは承知しておりません。  我が国は、現在、弾道ミサイル防衛に関する日米共同技術研究を実施する方向で作業を進めているところでありますが、この枠組みを第三国、地域に広げることは考えておりま...全文を見る
12月03日第144回国会 参議院 外交・防衛委員会 第1号
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○国務大臣(高村正彦君) ただいま議題となりました漁業に関する日本国と大韓民国との間の協定の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。  政府は、大韓民国との間で漁業協定を締結するため、大韓民国政府と交渉を行いました結果、平成十年十一月二十八日に鹿児...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 新日韓漁業協定についてでありますが、国連海洋法条約の趣旨を踏まえまして、原則として沿岸国が自国の排他的経済水域において海洋生物資源の管理を行う新たな漁業秩序を日韓間に確立するということを目的としたわけでありますが、その基礎は築かれたと、こういうふうに思っ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 基礎は。
○国務大臣(高村正彦君) 日韓漁業協定の締結によりまして日韓間で国連海洋法条約の趣旨を踏まえて新しい漁業秩序を構築していく基礎が築かれたこととなるわけでありますが、確かに暫定水域における資源管理の問題を初め協定に基づき設置される日韓漁業共同委員会において協議される、こういう課題も...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 竹島の領有権問題についての我が方の立場は一貫したものであるわけであります。  すなわち、竹島に関し、政府は従前より、韓国側に対し、これが歴史的にもかつ国際法上も我が国固有の領土であるとの立場を繰り返し明らかにしてきているところであります。他方、この問題...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 漁業交渉についてはできるだけ早くしなければいけないということで両首脳間でこの竹島の領有権問題と切り離して行う、こういうことがあったわけであります。  排他的経済水域の画定ということになると、これは切り離すということもなかなか難しいわけでありますが、私た...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 現実問題としては、粘り強く話し合うということ以外にないんだろうと思っています。
○国務大臣(高村正彦君) 委員のお考えも頭の中に入れながら、粘り強く交渉してまいります。
○国務大臣(高村正彦君) 御質問の趣旨は、この協定が締結されたことによって実効支配が進む、こういう趣旨ですか。
○国務大臣(高村正彦君) 本件漁業協定、国連海洋法条約の批准に伴い生じ得る諸問題については、竹島の領有権にかかわる問題とは切り離しつつ協議していくとの日韓両首脳の合意を踏まえつくられたものであります。棚上げではなくて、切り離しつつということでつくられたものであります。竹島に関する...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) こういう問題で共通点があるかどうか、全く関係ないかどうかというのは非常に難しいわけでして、その根底に似たような面が全然ないとは言えないかもしれないけれども、同じ共通点があるという話でもないんじゃないかなと。どういう切り口からいって共通点があるかどうか。あ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 金大中韓国大統領の訪日におきましては、日韓共同宣言の作成等により、日韓両国が過去の問題に区切りをつけて、二十一世紀に向け新たな日韓パートナーシップを構築し、両国関係をさらに高い次元の友好協力関係に発展させていくという基本的方向性を確かにした、これが成果で...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 江沢民中国国家主席の訪日においては、日中共同宣言等の作成により、日中両国の一致のもと、両国が共通の目標に向けてともに行動する枠組みを示し、未来へ向けての新たなスタートの基礎を構築することができた、こういうふうに考えています。
○国務大臣(高村正彦君) 日本の中にもいろんな考え方をする人がいるのと同じで、中国の中にもいろんな考え方をする人がいる可能性はあるかと思いますが、中国の政府が何らかのそういう認識をきっちり決定したなどということは全くない話だ、こういうふうに認識しております。  私は、先ほども申...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) これは外交交渉の内容にかかわる問題であって、その内容に言及することができないということはぜひ御理解をいただきたい、こういうふうに思います。
○国務大臣(高村正彦君) 私も、一般的な政策、そういったことについてはできるだけ国民に説明しながらやる方が、一般的なことでいえばいいことだ、こういうふうに思いますが、領土問題というのは両国国民の感情が物すごく結びついているわけで、その問題について交渉の内容を明らかにしないといけな...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) もう頼れるものには徹底して頼ろう、こう思っていますが、それだけでいいと毛頭思っていないわけでありまして、まさに首脳レベルの信頼関係が牽引車となる形で、そしてあらゆる分野で私は着実に進展をしてきているということは事実だと思います。  このような状況は、閣...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 沖縄県民がこの報告書によってどう影響されるかということはわかりませんが、そういうことと関係なくアメリカ側がこの時期に発表されたものだ、こういうふうに思っております。
○国務大臣(高村正彦君) できるだけ筋を通そうとしてできる限り努力した結果が、こういうことになったということで御理解をいただきたいと思います。
○国務大臣(高村正彦君) 私は、昨年の十月に直接交渉いたしましたので、この東限線の話というのはよくわかっているんですが、我々は百三十五というのをそれなりの根拠を持って主張したつもりですが、韓国側からいえば、そこは何の根拠もないので東限線を引くこと自体がおかしいというのが韓国側の立...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 暫定水域の中の取り締まりの運用の問題というのは確かに大変な問題だと思っていますが、ここがきっちりできないとまさに日韓間の信頼も失われるわけでありますから、これは我が方もきっちりやるが、韓国側にもきっちりやってもらえるように外交当局としても常に目配りをしな...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 現行の日韓漁業協定につきましては、昨年の段階で何とか新協定の交渉をまとめるべく努力を傾けたわけでありますが、私自身もかなりやったつもりですが、残念ながら合意に至らなかった。まさにやむを得ず本年一月二十三日終了通告を行ったわけでありますが、政府としては、交...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) それでおしまいだと困ると言われると答えようがなくなってしまうわけでありますが、我が国は北朝鮮との間に国交を有していないので、現在御審議いただいている日韓漁業協定のような協定を北朝鮮との間に締結することは困難であります。  仮に、我が国の漁業者の間に新た...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 一般に太陽政策と呼ばれている金大中韓国大統領の対北朝鮮政策は、北朝鮮の武力挑発は拒否する、吸収統一はしない、和解と協力を可能な分野から促進するという三原則を基本としているわけでありまして、北朝鮮に対して毅然とした対応を示すと同時に、可能な分野の協力を進め...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 日本とすれば、北朝鮮に対しては毅然とした対応をしてまいります。
○国務大臣(高村正彦君) 一番最近の例で言いますと、つい先日、鹿児島で私が洪淳瑛長官にやめてほしいということを申しました。それに対して、やめるという返事はいただけませんでした。
○国務大臣(高村正彦君) 国際司法裁判所で解決するというのは、それは考えられ得る一つのことだと、私はそういうふうに思います。思いますが、現時点でまだ言っておりませんし、今が言う時期かどうかということは私はあると思います。洪淳瑛外務大臣との間で灯台の建設はやめてほしいということはき...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 残念ながら、韓国は現時点で領土問題があることすら認めていない。そういう態度の状況の中で、今やって実効が上がるかどうかということも含めていろいろ私なりに考えてきましたが、今まだそういう交渉を直ちに開始するという結論には至っていない、こういうことであります。
○国務大臣(高村正彦君) 法治国家というのは、その国家の中の主権で法によって統治される国家であって、国際社会の中で残念ながらまだそこまで進んでいないわけであります。  そういう状況の中で、ですから国際法に応じて片方がそういうことを提起しても、相手が応としなければ管轄権が及ばない...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) KEDOの署名をする日にまさにテポドンが日本列島の上を飛び越えていったわけであります。そういうことを何事もなかったように見過ごすわけにはいかないということで、日本政府とすればその日に署名はできないよと、そして翌日に協力を当面凍結する、こういうことを発表い...全文を見る
12月07日第144回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○高村国務大臣 御指摘のように、今まで旗国主義、韓国の漁船は韓国が取り締まるということでやってきたわけでありますが、これからは沿岸国主義、日本の沿岸は日本が取り締まるということで資源管理をきっちりやっていこう、こういうことでございます。  ただ問題は、どっちの沿岸であるかという...全文を見る
12月08日第144回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○高村国務大臣 今そういった画像衛星の開発を問題にしているところで、日本側の情報をどう提供するか、そういった場合にそれがどういうふうに使われるかといったところまでまだ検討が進んでいるわけではありません。
○高村国務大臣 今、日本はアメリカからいろいろな情報の提供を受けている部分もあります。あるいは、もちろん衛星はないわけでありますが、日本側からアメリカにいろいろな情報を与えているところもあります。それは、それぞれの時点においてどういう情報を与えるべきか、そういった具体的な判断をし...全文を見る
○高村国務大臣 質問通告がございませんので、制度等々全く知らないことを前提にお答えいたしますと、私は、それは、それぞれの、個人の自由が最大限に発揮できるようにするのがいい、こういうふうに思っております。全く個人的見解でありますが、ドラフト制は余り好きではありません。  ちなみに...全文を見る
○高村国務大臣 私は、キューバのある偉い方に、キューバのすばらしい選手が日本で活躍できるようにしたらどうですかと申し上げたことがあるわけでありますが、その方は、キューバの選手は自国の名誉のために野球をやりたがっている、こういうお答えでありました。  それはそれとして、日本でキュ...全文を見る
12月09日第144回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(高村正彦君) 今御指摘ありましたように、この問題、まさに小渕外務大臣がリーダーシップをとって行ってきたものでありますが、昨年の十二月に小渕総理、小渕外務大臣みずからが署名を行って、その際に犠牲者ゼロ・プログラムというのを提唱いたしました。これは、五年間をめどに百億円程...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 今おっしゃられたように、これはまさに人道上の問題であるとともに紛争解決後の復興のために必要なことでもあるわけでありまして、そういう中で国連を通じた援助だけではなくて二国間あるいはNGO、日本国民もありがたいことに大変NGOとして参加していただいていますし...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) アメリカは、日本に対してだけでなくて常に自国の農産品の参入拡大を各国に迫っているわけであります。そういう中で、日本とすれば今の食糧自給率の問題を含めて日本の農業全般が置かれた状況をアメリカだけでなくて国際社会に理解されるように最善を尽くしていくというつも...全文を見る
12月10日第144回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○国務大臣(高村正彦君) これは、今まさに外交交渉をやっている内容をその都度明らかにするものでは一般的にないと思います。  大きな方針は、東京宣言で言われているとおり、四つの島の帰属を解決して二〇〇〇年までに平和条約を締結する。そういう中で、お互いにそれぞれの考えを述べ合いなが...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 四つの島の帰属を確定してそして平和条約を締結するということについては、はっきり国民に東京宣言ということで明らかにしているわけでありますし、モスクワ宣言その他で明らかにしていることもあるわけでありますが、その一つ一つについてどちらがいいかということについて...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 二〇〇〇年になったときに我々が考えているような方向に何とか進みたいと思っていますし、そうして何らかの平和条約を締結するということになれば、そこではっきり国民の前に示すことは当然のことでございます。
○国務大臣(高村正彦君) 我々は今まとめるために一生懸命にやっているわけでありますが、まとまらなかった場合どうするかと言われても、そのときの状況がどういうことかによって決まるわけであります。相手があることでありますから。(「そんなのわかっているよ。外交というのは相手があるんだよ、...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 川奈提案の内容は申し上げることができないと先ほどから繰り返し申し上げているところでございます。
○国務大臣(高村正彦君) 潜在的主権という言葉は、後で正確には条約局長等に言っていただいた方がいいのかもしれませんが、例えばかつて沖縄で米国が施政権を持っていたときに日本には潜在主権があると、こういうふうに言われていた、一般的に私はそういうふうに理解しています。
○国務大臣(高村正彦君) 日本とロシアの両方の状況等を深く考えれば、私は川奈提案がベストであろう、こういうふうに考えております。
12月11日第144回国会 衆議院 外務委員会 第1号
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○高村国務大臣 ただいま議題となりました漁業に関する日本国と大韓民国との間の協定の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。  政府は、大韓民国との間で漁業協定を締結するため、大韓民国政府と交渉を行いました結果、平成十年十一月二十八日に鹿児島において...全文を見る
○高村国務大臣 暫定水域につきましては、日本側としては、これに関する交渉が行われた期間を通じて、可能な限り小さくする方向で鋭意韓国側と協議を行ってきたところであります。最終的な大きさについては、日韓双方の操業の状況、両国の排他的経済水域において今後相手国漁民の既存の操業実績にどの...全文を見る
○高村国務大臣 日本側としては、可能な限りこれを暫定水域に含めない方向で鋭意韓国側と協議を行ってきたわけで、日本側としてこれの必要性があったわけではもちろんないわけであります。  暫定水域の範囲は、そういう中で日韓間の協議の結果、大和堆の一部を暫定水域に入れることも含めて交渉全...全文を見る
○高村国務大臣 先ほど申し上げたとおりでありますが、暫定水域の範囲は、大和堆の一部を暫定水域に入れることを含め交渉全体をパッケージとしてまとめる上でぎりぎりのものとして合意されたものであります。確かに大和堆の一部は暫定水域に入ることになりましたけれども、日本の沖合の一部水域におい...全文を見る
○高村国務大臣 そういう陳情も受けた上でまさにぎりぎりの交渉を行ってきたものでありますが、これは、韓国の漁民の方もまさに今大変な反対運動が起きているということも仄聞しておりますし、一概にいずれがより多く譲歩したかということは難しいと考えているわけであります。  いずれにしても、...全文を見る
○高村国務大臣 このたびの協定によって、原則として沿岸国主義が採用される、そういう秩序が形成されるわけでありますから、先ほど水産庁長官が述べたように、日本としても強い態度で臨んでいきたい、こういうふうに思っております。
○高村国務大臣 三カ国は同じ海を挟んでいるわけでありまして、御指摘のように、今後、そういうことについて必要に応じて話し合っていくことがいい、こう思っております。  ただ、現在はようやく日中、日韓そして韓中、それぞれの二国間の新たな漁業協定が締結、発効しつつあるところである。まず...全文を見る
○高村国務大臣 今の段階で、終了通告があり得るとかあり得ないとか、特に、あり得るということは余り穏当な言葉ではないと思いますが、期間を三年として、終了通告をしたら、六カ月で終了する、規定がそういうことになっているということを指摘するにとどめておきたいと思います。
○高村国務大臣 非常に参考になりました。ありがとうございました。  そういうことは検討はしていかなければいけない、こういうふうに思います。ただ、まさに、日中韓三カ国、それぞれ二国間協定、まだこれから発効してこれから実施に移される、そういう中で、その二国間協定をそれぞれ実際にどう...全文を見る
○高村国務大臣 委員の意見も参考にしながら検討させていただきたいと思います。  水産庁長官の答弁を私から求めたいと思います。
○高村国務大臣 私からは、北朝鮮のミサイル発射に対する我が国の懸念を説明いたしました。北朝鮮が核兵器を保有することを阻止するための手段としてKEDOを維持していくことが重要であり、そのKEDOに対して国民の理解を得るためにも北朝鮮がミサイルや秘密核施設問題に適切な対応を行うことが...全文を見る
○高村国務大臣 それは、アメリカ政府とすれば、北朝鮮の核開発を阻止するためにKEDOという枠組みが大切だと考えているけれども、そのKEDOの完全な抜け道になってしまいかねない核疑惑施設というようなものがある、あるいはミサイル発射によって特に日本国民の反応が大変厳しい。そういった状...全文を見る
○高村国務大臣 少なくとも第一選択肢としては、KEDOの枠組みを維持していきたい、アメリカ政府が今そう考えているということは感じました。
○高村国務大臣 近い国でありますから、今厳しい対応をとっておりますけれども、いろいろなチャンネルで接触することは大切だ、こう思っております。
○高村国務大臣 暫定水域におきましては、協定に基づき設置される日韓漁業共同委員会における協議に基づいて資源管理が行われることとなります。  具体的には、各締約国は、日韓漁業共同委員会における協議の結果による勧告を尊重し、またその決定に従い、自国の国民及び漁船に対し、海洋生物資源...全文を見る
○高村国務大臣 問題点は、暫定水域の中は、実際に取り締まりを行うのは旗国主義ということでありますので、違反操業があっても韓国漁船を日本側が直接取り締まることができない、これが最大の問題点なのかな、こういうふうに思います。  そういうことに対しましては、韓国側の違反操業等を見つけ...全文を見る
○高村国務大臣 船名を隠匿して、また国旗も掲揚せず、船名照会にも応じない漁船が操業を行っている場合でありますが、船舶の国籍が確認できないので、そのような船舶については日韓漁業協定上の韓国漁船とは認定し得ないわけでありますから、暫定水域内であっても我が国の漁業関係法令に従って必要な...全文を見る
○高村国務大臣 少なくとも私は現在のところ、その日の閣議でそういうことを決定するということは承知しておりません。
○高村国務大臣 私が申し上げたのは、いついつの閣議でどういうことが決定されるということはまだ知らない、こういうことを申し上げたので、大体、閣議の直前まで余り知らないことが多くの決定について多いということは一般的なことであるということは御理解いただきたいと思います。  ただ、二〇...全文を見る
○高村国務大臣 食糧、特に米の安定供給ということは、米は日本人の主食でありますから、絶対に必要なことだ、こういうふうに思っております。  これまで我が国は、各種の国際会議や二国間会議などの機会を通じて、農業の持つ多面的機能や食糧安全保障、輸出輸入国の権利義務関係のバランス等の重...全文を見る
○高村国務大臣 日韓の間においては、本件協定の交渉とは別途に排他的経済水域の境界画定に関する交渉を行っているわけでありますが、残念ながら、双方の基本的立場の隔たりは大変大きいわけであります。境界画定について早期に合意に達することは相当困難であることが見込まれます。  現時点で見...全文を見る
○高村国務大臣 暫定水域における第三国漁船の取り扱いについては、操業許可の可否等も含めて、日韓漁業共同委員会において協議されることとなっているわけでありまして、北朝鮮漁船の扱いについても、必要に応じてこの委員会で協議することになるわけであります。  それから、北朝鮮との民間レベ...全文を見る
○高村国務大臣 先ほどから、各委員からそのような御指摘があるわけでありまして、大変有意義な御示唆だと思いますので、この問題の主体は水産庁にならざるを得ないかと思いますが、外務省としても関心を持って、どういうことができるか検討してまいりたいと思います。
○高村国務大臣 新たな日韓漁業協定のもとでは、我が国の排他的経済水域として、韓国漁船を取り締まることのできる水域が大幅に拡大することになります。そうでありますから、これまでの旗国が漁船を取り締まる体制に比べて、取り締まりについても相当な体制整備が必要になる、こういうふうに考えてお...全文を見る
○高村国務大臣 昭和三十年代というのは、国内において海外移住に対する期待が最も強い時期であったわけでありますが、ドミニカ移住に対する我が国内の反響も極めて大きいものであったわけであります。  政府としては、本件移住の環境を整えるために当時としてはいろいろな措置をとったわけであり...全文を見る
○高村国務大臣 外交交渉の過程というのは、相手の立場もあるので余り詳しく話すべきことでもない、こう思っておりますが、もちろん我が方が考えてすべて万々歳と言えるような結果が得られたとは思っておりません。そうは思っておりませんが、ぎりぎりの交渉をして今の暫定水域ということにたどり着い...全文を見る
○高村国務大臣 貴委員とはこの問題についてかなり友好的な議論を重ねてきたわけでありますが、何ら状況が変わらないまま凍結を解除した、こうおっしゃられましたが、北朝鮮側の対応が何ら変わらないままという意味ではそのとおりであります。ただ、私は、KEDOの枠組みは壊さないということを最初...全文を見る
○高村国務大臣 現時点では、日米韓が協力して北朝鮮に建設的な行動を起こさせるために全力を尽くすということに尽きるのだろうと私は思うのです。確かに、貴委員がおっしゃるように、凍結を解除したことによるデメリットというのは、全然なかったとは言いません。北朝鮮に対するメッセージが弱くなっ...全文を見る
○高村国務大臣 国民の理解を得ることが非常に難しくなるであろうということは、当然申し上げております。当然言っています。  それと、さらに言えば、この間の日韓閣僚懇談会の席で、洪長官に対してでありますが、核疑惑の問題、これはまさにKEDOの目的そのものの抜け道になることであるから...全文を見る
12月17日第144回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号
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○国務大臣(高村正彦君) 十七日午前七時前、日本時間でありますが、米国及び英国の合同軍がイラク国内の軍事目標に対する爆撃を実施いたしました。  イラクのUNSCOM、大量破壊兵器の廃棄に関する特別委員会への協力再開は不十分であると言わざるを得ず、イラクの対応は、九一年の湾岸危機...全文を見る
12月18日第144回国会 衆議院 安全保障委員会 第3号
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○高村国務大臣 御承知のとおり、日本時間で昨日午前七時前及びその後断続的に、米国及び英国の合同軍がイラク国内の軍事目標に対する爆撃を実施いたしました。  本件につきましては、既に昨日、内閣総理大臣コメントにおいて我が国政府の立場を明らかにしておりますが、イラクのUNSCOM、大...全文を見る
○高村国務大臣 この内報自体ではそれほど詳しい説明があったというわけではないと思いますが、イラクの大量破壊兵器開発を防ぐため軍事関連施設に対して相当規模の攻撃を行う、こういう説明があったわけであります。
○高村国務大臣 正確な時間はちょっとわかりませんが、八時四十五分から野中官房長官のもとで話し合って、そして、その後野中官房長官が小渕総理と連絡をとり合って、そして決定したものであります。今おっしゃった時間とそれほど差はない、こう思っています。
○高村国務大臣 UNSCOMによる査察の受け入れということは、イラクのクウェート侵攻により引き起こされた湾岸戦争の停戦の条件として国連安保理決議によってイラクに義務づけられて、イラク自身が受け入れたものであります。  しかるにイラクは、昨年六月ごろよりUNSCOMの査察に対する...全文を見る
○高村国務大臣 十五日のUNSCOMの報告書にもあるように、イラクのUNSCOMへの協力再開は不十分であると言わざるを得ないわけでありまして、イラクの対応は、九一年の湾岸危機の際の停戦条件を定めた安保理決議六八七を含む一連の関連安保理決議及び本年二月にアナン国連事務総長とイラク政...全文を見る
○高村国務大臣 現時点でまだ具体的な協力要請も来ておりませんし、もしそういうものがあればその時点で考慮することになると思います。
○高村国務大臣 外務省としては、湾岸危機以来、イラクに対しては、海外危険情報危険度五、退避勧告をもう既に発出していたわけでありますし、十二月十七日付で退避勧告を改めて発出をいたしました。  そういう状況でありますが、御本人たちがそれぞれどう考えるかということもあるわけですが、そ...全文を見る
○高村国務大臣 十一月以来、クウェートに対して、海外危険情報危険度一、注意喚起を発出していたところでありますが、十二月十七日付で、海外危険情報危険度三渡航延期勧告をクウェート、イスラエル及び西岸ガザ地区に、同危険度二観光旅行延期勧告をサウジアラビア(カフジ地区)、ジョルダンに、危...全文を見る
○高村国務大臣 注意深く状況を見ながら、その危険度等についても見てまいりたいと思います。
○高村国務大臣 米英軍は、イラク軍及び親衛隊の軍事拠点を重点的に爆撃していると承知しておりますが、これまでに十数名の死者、数十名の負傷者が出たという、必ずしも確認した情報ではありませんが、そういう情報があるわけであります。
○高村国務大臣 軍事関連施設と言っておりました。純粋の軍事施設から少し広い意味かもしれません。
○高村国務大臣 余り確度の高い見通しというものは、私はちょっと、現時点で英米軍による爆撃が行われている中で、難しいのだろうと思います。例えば、コーエン国防長官が、イラクはラマダンに入ったら米英の爆撃がやむと思っているというような情報があるなどということを言っていたわけでありますが...全文を見る
○高村国務大臣 先ほども浅野委員にお答えしたことと重複をいたしますが、十五日のUNSCOMの報告書にあるように、イラクのUNSCOMへの協力再開は不十分であると言わざるを得ず、イラクの対応は、九一年の湾岸危機の際の停戦条件を定めた安保理決議六八七を含む一連の関連安保理決議及び本年...全文を見る
○高村国務大臣 純粋に法的に言えば、それぞれの加盟国に判断が許されているということであります。
○高村国務大臣 その後に六八七という停戦決議があるわけでありますが、その停戦決議が事実上基礎を失った段階において法的にはそういうことだと思います。
○高村国務大臣 国連の努力を踏みにじったのはイラクでありサダム・フセイン大統領だ、こういうふうに思っております。まさにたび重なる警告にもかかわらず、たび重なる国連決議に違反をした、万やむを得ず踏み切った、こういうふうに思っておりますから、私たちは支持をしたところであります。
○高村国務大臣 イラクがたび重なる国連決議の違反をしている、さらに外交努力を続けていればそれがなくなるというような見込みがまだまだあるというのであれば、日本も平和外交努力を第一にしている国でありますから、そうすべきだ、こう思いますけれども、今までの流れを見ていると、それが非常に困...全文を見る
○高村国務大臣 それは委員と私たちの見方の差でありますが、今まで随分忍耐強く国連の場でみんなで努力してきたんだ、こういうふうに考えております。
○高村国務大臣 少なくとも現時点では何ら要請をされていないという以上のことは、ちょっと申し上げにくいんですが。
○高村国務大臣 ペリー調整官としては、要するに、アメリカの政策を立てるために、日本、韓国あるいは中国、そういった北朝鮮の近くにある国の意見を聞きたい、そういうことでありました。  まさにアメリカという国は、例えば北朝鮮の核を初め大量破壊兵器を阻止するために、日本と違っていろいろ...全文を見る
○高村国務大臣 日本国民がKEDOの協力はもう嫌だという場合というのはどういう場合かと考えたら、それはまず第一に、テポドンがまた発射されるというような場合があり得るわけで、あるいは、KEDOの目的そのものが北朝鮮の核開発を阻止するためにあるのに、疑惑核施設の解明ができないなどとい...全文を見る
○高村国務大臣 日本政府は、KEDOへの協力を当面見合わせるといったその時点で、同時にKEDOの枠組みは壊さないと最初から言っていたわけでありまして、そして、そういう中で、この北朝鮮に対応するには日米韓の緊密な協力体制を絶対に崩すわけにはいかないということを主体的に判断して決めた...全文を見る
○高村国務大臣 昨日八時四十五分に野中官房長官のもとに私を初め数人の関係者が集まって、そして、みんなの意見が支持すると、そして、このようなコメントを総理に出していただいたらどうだろうかということについてまで意見の一致を見て、そしてその場で野中官房長官が総理に電話をし、いろいろ話し...全文を見る
○高村国務大臣 私もその経緯、つぶさに存じませんが、事務局として事務局がどこであったかということを示したものだと思いますが、私が今持っているのは、案というものにそういうことが書かれていますが、それは案が取れているものに書かれているのですか。(赤松(正)委員「案が取れております」と...全文を見る
○高村国務大臣 この文章の三の中の一番末に「誠に遺憾ながら、」という言葉があるのでおわかりのように、私たちが最初から武力行使ということを言ってきたわけではない。ここに立ち至っては、万やむを得ずとここに書くか、まことに遺憾ながらと書くか、それはちょっと書き方の相違なんだろう、私はそ...全文を見る
○高村国務大臣 国連事務総長として、そして特にこの問題に直接かかわってきた方としてそういう気持ちを持たれるのはごくもっともなことだ、こういうふうに思っております。私としても、できればこんな武力行使ということにならないで、そして、イラクの方が国連決議を遵守することによって平和的に解...全文を見る
○高村国務大臣 委員のようなジャーナリスト経験を持った文章の専門家である方から見るとそういうふうに感じ、お考えになるのかもしれませんが、あの文章の中で私たちの立場をできるだけ簡潔に、紛れがないように示したつもりでございますが、ただ、全体としてそうならざるを得なかった残念さ、無念さ...全文を見る
○高村国務大臣 その時点で、日本は英国と行動をともにしながらああいう決議案をつくるのに大変努力をして、そして、やはりイラクの側に建設的な努力をしていただく、建設的な努力というのは、安保理決議を遵守してもらう、こういうことをしてもらおう、そのために、もし守らなかった場合には重大な結...全文を見る
○高村国務大臣 先ほどから申し上げていることの繰り返しになって恐縮でありますが、UNSCOMによる査察の受け入れということは、イラクのクウェート侵攻により引き起こされた湾岸戦争の停戦の条件として国連安保理決議によってイラクに義務づけられ、イラク自身が受け入れたわけであります。しか...全文を見る
○高村国務大臣 北朝鮮の問題はこのことに直接関係がないことでありますし、この問題について何か第三国のことを言うという意図は私はないわけであります。  もちろん、日本の外交の目的というのは、日本の平和と安全を守るあるいは日本の繁栄を図る、これが最終目標でやっているわけでありますか...全文を見る
○高村国務大臣 国連の安保理決議六七八で、各加盟国がしかるべき手段をとることを認めている。そういう中で、そういうしかるべきとる力のあるアメリカが今そうしているということだと思います。  もちろん、御指摘のように、国連自体がもっと力があって、国連自体がきっちりした形で世界の安全保...全文を見る
○高村国務大臣 日本政府としても、委員と同じような考え方に立って支持ということをしたわけであります。
○高村国務大臣 委員の立論の前提に立つと、やはり国連の権威に水を差したのはイラク以外の何物でもない、こう思いますし、根回しをすることによってうまくいくことであれば、私は、その根回しというのは一つも悪いことだとは思いませんし、それは日本の中でも国際社会でもやっていいことだと思います...全文を見る
○高村国務大臣 これからのことでありますから、確定的な予測はできないのですが、全く武力を行使しないままにいつまでも交渉をしている場合と、そしてここで武力を行使した場合と、どっちが将来イラクが国連決議を遵守する可能性が強いかといえば、武力を行使した場合の方が強い、私の判断はそうであ...全文を見る
○高村国務大臣 大量破壊兵器の開発を阻止するために空爆をしたということを支持しているわけであります。
○高村国務大臣 少なくとも公式に言われていることは、この空爆は大量破壊兵器の開発を阻止するためである、そして、それにもかかわらず、さらにイラクが国連決議を遵守しない場合はという中長期的なことも触れていますけれども、この空爆の直接的目的は大量破壊兵器の開発を阻止することである、そう...全文を見る
○高村国務大臣 アメリカ自身もこの空爆の直接の目的は大量破壊兵器の開発を阻止することだと言っていると聞いておりますし、そのことを日本政府は支持しているわけであります。
○高村国務大臣 現時点でそのような要請が全くないということだけ申し上げておきたいと思います。何かやるといって、何かこっちがオファーするようなことは言うべきではない話だと思っております。
○高村国務大臣 北朝鮮の問題は直接的には関係ないことでありまして、イラクの問題を処理するに当たって第三国との関係を云々することは適当でない、こう思っています。  先ほども申し上げたのですが、日本の外交の目的は、日本自身の平和と安全を守ること、そして繁栄を築くこと、そういったこと...全文を見る
○高村国務大臣 議員がおっしゃったような方向で、できるだけの外交努力を尽くしてまいります。
○高村国務大臣 UNSCOMによる査察の受け入れは、イラクのクウェート侵攻により引き起こされた湾岸戦争の停戦の条件として、安保理決議六八七によってイラクに義務づけられ、イラク自身が受け入れたものであります。  しかるにイラクは、昨年六月ごろよりUNSCOMの査察に対する協力拒否...全文を見る
○高村国務大臣 アメリカの世論も反対だとおっしゃいましたが、アメリカの世論の大部分は支持しているというのが客観的な事実だと思いますし、日本に反対の社説があったと言いますが、賛成の社説もあったわけであります。  私は、アメリカがそう考えれば何をやってもいいということを言っているわ...全文を見る
○高村国務大臣 イラクが国連決議を守らないままに放置しておくことこそ国連の権威をじゅうりんするものだ、こういうふうに考えております。
○高村国務大臣 もちろん国連加盟国が一致して対応できればそれにこしたことはないわけでありますが、一応直接の法的根拠とすれば六七八があって、そして日本、イギリス共同提案のものについては、これはイラクに対しても時間的猶予を与え、そして強い警告も与えた、そういう文脈で申しているので、こ...全文を見る
○高村国務大臣 私は、国連はそれを許さないなどと決めたことは知りません。そんなことはないだろう、こう思います。  それから、今正確には、今文書がありませんからわかりませんが、クリントン大統領が言った言葉は、アメリカの国益にもかなうし、近隣諸国の利益にもなるし、世界の利益にもなる...全文を見る
○高村国務大臣 何分間受けたのかは私存じませんので、もし後で政府委員がわかれば答えさせますが、内容は、米英共同でイラクに対して攻撃をする、それは軍事関連施設が対象である、そして、その目的はイラクの大量破壊兵器の開発を阻止するためである、こういった内容の説明を受けました。
○高村国務大臣 私自身は、攻撃の内容等について通知があったという報告は受けておりません、その決めるまでにですね。もし間違いがあったら訂正させますが。
○高村国務大臣 事実関係としてはそのとおりであります。
○高村国務大臣 同盟国である米国からきっちりと、軍事関連施設に限ってするのだ、そしてそれは大量破壊兵器の開発を阻止するという目的でするのだという説明を受けておりますので、そういうことを、それと全く違った事実でも出てくれば別ですけれども、そういうことについては信頼し、その上に立って...全文を見る
○高村国務大臣 最終的には、適当である措置をとることを加盟国に許しているのは六七八なんです。その六七八が、イラクが停戦を受け入れて、そして六八七によって停止がされていた。しかし、その六八七について違反があるということは、これは明白なんです。六八七にイラクが違反していないなんという...全文を見る
○高村国務大臣 法律的にとり得るかどうかということとその行為が適当かどうか、どういう時期にどういう目的でどの程度行われるかということがあるわけですね。だから、我々は、今イラクに大量破壊兵器を開発することを阻止するためにこれは適当だという判断に立っているわけです。そういう判断と、ど...全文を見る
○高村国務大臣 周囲の状況が全く同じ条件で中国、ロシアがそういうことをとるということはあり得ないわけですから、その設問自体が、大変申しわけないのですが、余り意味のある設問だとは思えません。
○高村国務大臣 全く矛盾しないと思います。  私たちは、現実の問題として、一〇〇%信頼できる国と一〇〇%信頼できない国なんというのはないと思いますが、それぞれの国の中に、日本国としてこれはこの程度信頼できるとか信頼できないとかいう国があるわけで、そして相当程度信頼できる国として...全文を見る
○高村国務大臣 中心的な理由は、まさにイラクに対して国連決議を遵守させよう、そしてその国連決議の目的は、大量破壊兵器を開発させない、そういったことを目的とする行為である。そして、その目的、どういうところをどのように、それはその目的のために最小限に攻撃するという技術を持っている国が...全文を見る
○高村国務大臣 細かい検証については政府委員から答えてもらいたいと思いますが、全体の確率の問題だと思うのですね。こうやれば一〇〇%うまくいくとか、こうやったら一〇〇%失敗するとか、そういう話はないからこそいろいろな選択肢に、どっちを選ぶかということで我々は苦労することがあるわけで...全文を見る
○高村国務大臣 周辺事態というのは地理的概念ではありませんが、気持ちとして、無制限に遠くまで広がることを阻止しようと思って入れている言葉でありますから、イラクの事態は周辺事態に常識的に当たらない、こういうことであります。