高村正彦

こうむらまさひこ



当選回数回

高村正彦の2008年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月08日第168回国会 参議院 外交防衛委員会 第17号
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○国務大臣(高村正彦君) 昨七日、佐々江アジア大洋州局長は、来日したヒル国務次官補との間で、六者会合の今後の進め方、とりわけ北朝鮮の核計画の申告に関する問題について意見交換を行いました。  この協議における具体的なやり取りについては、米側との関係もあり、明らかにすることは差し控...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 手短に申させていただきます。  今年五月のTICADⅣでは、近年、平和の定着や民主化の進展、経済の成長で明るい兆しの見られるアフリカ諸国を後押しするために、元気なアフリカを目指してというメッセージの下、アフリカの支援のために我が国を含む国際社会の知恵と...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 司令部がバーレーンに置かれている理由やその経緯に関しては、日本政府としては残念ながら承知をしておりません。委員がおっしゃったように、そこに司令部があったから自衛隊の連絡調整官をそこに送ったと、こういうことでございます。
○国務大臣(高村正彦君) 少なくともインド洋は今平和の海として日本のタンカーも安心して行き来をしているわけですし、そしてインド洋を通ってテロリストが拡散しているというようなことは余り今まで、最近の例では聞いたことがないわけでありますし、またそこからインド洋を通って武器を調達してい...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 我が国は、アフガニスタンが再びテロの温床とならないようにするためには、人道復興支援と治安・テロ対策の双方に取り組むことが必要だという認識の下に、これまでにODAによる支援と海上自衛隊によるインド洋における補給活動を車の両輪として実施してきたわけであります...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) この法人に対しては、多分、町村外務大臣のときだったと思いますが、立入検査を行ってそして大臣命令で正常化すべきところを正常化するように指示をされ、それについては正常化されたというふうに認識をしております。  そして、外務副大臣が検査を行うことあり得べしと...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 補給支援特措法に基づく諸外国の軍隊等に対する補給支援活動につきましては、我が国が補給する艦船用燃料等が新法の趣旨に沿って適切に使用されるよう、新たな交換公文の締結など適切な措置を検討していきたいと考えております。  政府の基本的な考え方は、旧法の下での...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 必ずしも交換公文を行わなくても給油はできると、こう思っておりますが、原則として交換公文を結びたいと、こういうふうに思っております。
01月10日第168回国会 参議院 外交防衛委員会 第18号
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○国務大臣(高村正彦君) 昨年の十二月末日までに完全かつ正確な報告をするということが北朝鮮に義務付けられていたわけでありますが、それについて何らの報告がないということでありますから、日本政府というか、私の不満はヒルさんの不満以上の不満でございます。
○国務大臣(高村正彦君) それは、日米はもちろんでありますが、北朝鮮を除く五か国と緊密な連絡を取りつつ、約束したことはやりなさいよと。お互いに、北朝鮮が具体的な行動を取ればそれぞれの五か国も具体的な行動を取るということになっているんですから、北朝鮮がやるべきことをやらなければそれ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) アメリカはかねてから、指定解除の問題は一義的には非核化の進展具合である、その際には拉致問題を含む日朝関係も考慮されると、こういうことを言っているわけでありますから、そういう観点からアメリカとしてはアメリカの国内法に基づいて、今最初申し上げたような観点を考...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 北朝鮮の方が急転直下政治決断をして、核の問題についてもあるいは日朝関係についても何らかの政治決断をすることによって変わるということもあるので、余り断定的に悲観的なことを申し述べるつもりもございません。
○国務大臣(高村正彦君) 代表者会合という意味ですか。
○国務大臣(高村正彦君) 非公式会合というのはいつどういう形で、全部が集まるかどうかは別にして行われることでありますが、具体的な検討状況については私は必ずしも承知をしておりません。
○国務大臣(高村正彦君) 私の認識からいえば、やはり何らかの申告がないと代表者会議を開いてもそれほど意味があることではないだろうと、こういうふうに思っております。
○国務大臣(高村正彦君) 十二月四日の参議院外交防衛委員会において、福田総理は、国連安保理決議に基づく措置であれば武力の行使に当たる行為を我が国が行うことが許されると、そういう考えは取らないということを強調する文脈でISAFの問題に言及したわけで、そのすべてについて、じゃ全体が極...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 国とは認識しておりませんが、場合によっては国に準ずるか準じないかということについては日本政府として必ずしも断定できないと、こういうふうに思っております。
○国務大臣(高村正彦君) 何度言っても同じ言い方しかできないんですが、タリバンは国ではありません。国に準ずる組織かということであれば、これについては必ずしも日本政府としてどちらかであると、準ずる組織あるいはそうでないと断定しているわけではございません。
○国務大臣(高村正彦君) 旧国軍兵士を対象としたDDRでは対処されなかった非合法武装集団の解体が今アフガニスタンの現在の課題の一つとなっている、今議論されているDIAGであるわけであります。  我が国は、これまでに三千四百万ドルのODA支援、日本での累次にわたる国際会議開催のほ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) アフガニスタンを中心としたテロとの戦いにつきましては、不朽の自由作戦を中心とする取組によりタリバン政権が崩壊するなどの成果が上がっているわけであります。他方で、依然としてアルカイダの影響を受けたと見られるテロ活動も各地で見られ、テロとの戦いは長期にわたる...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) だれが続けるということですか。
○国務大臣(高村正彦君) アメリカが続けるのは、アメリカが、今おっしゃったテロの脅威がなくなったということを中心に諸般の事情を勘案して、費用と効果とかいろいろあるわけでありますから、諸般の事情を勘案してアメリカがテロとの戦いを続けるかどうかはアメリカが決定する、日本が続けるかは日...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 米国の政策どうするかということでありますから、私がどうということを考えるわけではありませんけれども、アフガニスタンにおける米国の行動は、当初においては高度の組織性、計画性が見られるなど通常のテロの事例とは次元が異なって、武力攻撃に当たると考えられる九・一...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) アメリカの人がどう言ったか、なぜかと私に聞かれても困るわけでありますが、一般論を申し上げますと、一般国際法上、軍隊が他国の領域内で活動することは、当該国の同意があれば可能であると。当該国の同意なく軍隊が活動することは、当該国の領域主権との関係で当然に行い...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 一般論として先ほど申し上げたことを繰り返す以外にないわけでありますが、具体的なこととなるとそれぞれの状況によっていろいろあり得ますので、何とも具体的な状況、追撃する場合はいいとか悪いとか、そのくらいの条件でイエスとかノーとか私が申し上げるだけの勇気はござ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 先ほどから一般論については申し上げたとおりであります。  具体的な、いつどういうことがあって、どう抗議したというのは、通告がありませんでしたので、私、調べておりませんので、今何とも申し上げられませんが、主権国家がそれを問題にし、国際場裏に持ち出すのであ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 二〇〇一年九月十一日の同時多発テロでありますけれども、御遺体が発見された十三名と、それから米国の裁判所で死亡宣告がなされた十一名、計二十四名の邦人が犠牲になっております。  そのうち、飛行機に搭乗されていた方は二名であると承知をしております。
○国務大臣(高村正彦君) 邦人の安否確認でありますが……
○国務大臣(高村正彦君) それはもういいんですか。  犠牲者の御遺族に対しましては、緊密に報告、支援を行ってまいりました。特に、御遺体の確認、米国政府が支給する補償金の請求手続に関する情報提供については遅滞なく実施をいたしました。また、御遺体の一部が発見された十三名の犠牲者の御...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 補給活動は、海上阻止活動の正に基盤をつくっているわけであります。海上阻止活動というのは、インド洋をテロリストの自由の海にさせないということであります。テロリストの自由の海にさせないということは、一つはテロリストがインド洋を通って自由に拡散しないようにする...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 目に見えない影響を目に見えるように言うというのは非常に難しいわけでありますけれども、これは世界の国が期待しているわけですから、それができないということはそれなりに日本の信用がじわじわじわじわボディーブローを打たれるように失墜していくと。  例えば世界の...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 補給活動自体は武力行使でもありませんし、それから集団的自衛権の行使にも当たりませんし、武力行使との一体化にも当たりませんから、こんなものが憲法違反になるはずがないことであります。
○国務大臣(高村正彦君) 冒頭申し上げたように、四十か国程度が地上でテロに対する抑止、防止のためにいろいろ努力しておられるわけでありますが、正に武器を調達、タリバンの側が武器を調達するとかあるいはケシの花を売ってその武器調達の資金を得るとか、それをインド洋を通ってされるということ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 今委員がおっしゃったとおりでありまして、日本を含む国際社会の支援のために、パキスタン、イランなどから五百万人以上の難民が帰還しております。二〇〇三年から二〇〇六年のGDP成長率は年平均約一〇%であり、着実な経済成長を達成しております。初等教育就学率は、二...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 補給の対象になる艦船でありますが、これについては海上阻止活動にかかわる船である、そういうふうに限る、そして補給することがその海上阻止活動に資するようになる、そういうふうになるということを明確にするような交換公文を相手方政府とこれから交渉してまいりたいと、...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 最近もカルザイ大統領はテロリストと関連のない勢力との間で平和、和解プロセスを推進していく決意を表明しているのは委員がおっしゃったとおりでございます。我が国もアフガン社会における和解が進展することを期待しているわけであります。こうしたプロセスが確たるものと...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 今委員長から指名がありましたので、お答えをさせていただきます。  今委員がおっしゃったブラウン首相の演説要旨の中に、同じ演説の中で、現在のアフガニスタンにおける英軍兵力の水準を今後も維持していくという言葉がはっきり入っているわけであります。それから、豪...全文を見る
01月18日第169回国会 衆議院 本会議 第1号
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○国務大臣(高村正彦君) 第百六十九回国会の開会に当たり、我が国外交の基本方針について所信を申し述べます。  私は、平成十一年の通常国会における外交演説の冒頭で、国際社会は冷戦の終えんを経て新しい世紀を迎えようとしているが、平和で安定した世界への道のりは平たんでないと述べました...全文を見る
01月18日第169回国会 参議院 本会議 第1号
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○国務大臣(高村正彦君) 第百六十九回国会の開会に当たり、我が国外交の基本方針について所信を申し述べます。  私は、平成十一年の通常国会における外交演説の冒頭で、国際社会は冷戦の終えんを経て、新しい世紀を迎えようとしているが、平和で安定した世界への道のりは平たんでないと述べまし...全文を見る
01月29日第169回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○高村国務大臣 例えば、ダルフール国連AU合同ミッション、UNAMIDと言われるものでありますが、二万六千人という未曾有の規模であって、かつ、スーダン政府の要求により、その要員はすべてアフリカ諸国から派遣される、こういうこととされたわけで、アフリカの平和維持能力向上支援のニーズが...全文を見る
01月31日第169回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(高村正彦君) 日本は、第二次大戦終わってから六十数年間ずっと平和と独立を維持してきて、そしてその中で、世界のレベルからいえば国民はかなり豊かな生活をしていると。そして、我が国が平和と独立を維持するだけじゃなくて、世界のどの国の平和と独立を脅かしたこともないと。そればか...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 先ほども触れましたように、このTICADというのは、まさに一九九三年に、アジアの成功体験をアフリカにと、資源とか何だとかにそれほど世界が着目してないときからもう始めて、そして、一つは自助努力が大切ですよと。被援助国、アフリカの自助努力、そして我々はそれへ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 委員がおっしゃるように、CCWの枠組みというのは主要な生産国、保有国が入っているわけでありますから、ここで国際約束を作るということが重要であると、こういうふうに思っております。  今年、本年一月、第一回のCCW政府専門家会合が開催されたわけでありますが...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) オスロ・プロセスには主要生産国あるいは保有国、アメリカだとかロシアだとか中国、これは参加してないんですね。ですから、このオスロ・プロセスも活用しながら、その意思を反映させながら、そしてあくまで最終的にはCCWの枠組みで実効的な国際約束を作りたい、このため...全文を見る
02月01日第169回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○国務大臣(高村正彦君) これまで我が国がEPAを締結、署名した八か国のうち六か国が東アジアの国々であります。  委員がおっしゃるように、アジア諸国と日本の農業が共生すると、そういうことも視野に入れつつこれからもアジア諸国と連携を図っていきたいと、こういうふうに思っております。
○国務大臣(高村正彦君) 文部科学大臣が言われたことと同様でありますが、政治はなるべくスポーツに干渉しない方がいいと。  今、委員が政治力を使うと。これは、スポーツ界の外から政治が力を行使したというんじゃなくて、スポーツ界の中に政治力がある人がいたという話で、第一義的にはそのハ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 日本は別にEUに加盟しようと思っておりませんので、日本は日本独自に決めていきたいと、こういうふうに思っております。
○国務大臣(高村正彦君) 法務大臣がおっしゃったとおりでありまして、最終的には日本国民の意思によって日本の法律が決まっていくと、そしてその法律に従って司法が判断をすると、こういうことだと思っております。
○国務大臣(高村正彦君) 鳩山法務大臣と同じ意見でございます。
02月04日第169回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○国務大臣(高村正彦君) 外務省が知ったのは、日本でまさに問題になってそのことを知ったわけでありますが、中国にある我が国の大使館は、中国関係当局と緊密に協力をし、連絡をして、調整を行っているわけであります。そういう中で、昨日、中国から調査団がやってきて我が国の関係者と話をしたと。...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) この事件がいわゆる発覚したのは一月三十日でありました。一月三十一日に中国外交部の部長助理、次官補という立場の人でありますが、私のところに来ましたんで、日本国民の食に対する関心は極めて高いと、この問題を重視していると、そして大切なことは、原因を究明すること...全文を見る
02月05日第169回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○国務大臣(高村正彦君) 直ちに分かりませんが、多分、厚生省から行っているのかなとは思いますが。
○国務大臣(高村正彦君) 農水省あるいは厚生労働省と相談して、外務省としては、中国大使館、そういったところに受け入れる用意があるということでこれから相談していきたいと、こう思っています。
○国務大臣(高村正彦君) ある意味で、中国が早かったというのは、日本の食の安全に対する関心の強さを日本側が中国にきっちり伝えて、何亜非外交部長助理が日本に来たときに私自身がきっちり伝えたのが一月三十一日であります。そして、日中協力してこういうことをやるべきだと。それで、現実に事件...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 当然日本からも出すことになるでしょうとその時点で言っております。
○国務大臣(高村正彦君) 三日午後、中国側調査団が日本に来られまして、我が方関係者との間で調査の現状等について情報交換が行われました。また、翌四日の夜には我が方調査団が北京に入りまして、今日、検疫当局幹部との会合に引き続いて、現地の状況把握及び情報収集のため、河北省に移動して天洋...全文を見る
02月07日第169回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○高村国務大臣 昨年の十二月初めに訪中をいたしまして、ヨウケツチ外相とこの問題についていろいろ突っ込んだ意見交換をいたしました。そのときに、この問題の解決というのはかなり大変だなということと、それでも解決しなければいけないんだねという決意を共有したわけであります。  そして、昨...全文を見る
02月12日第169回国会 衆議院 予算委員会 第6号
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○高村国務大臣 日本の方針は、あくまでCCW、特定通常兵器使用禁止制限条約の枠組みにおいて国際約束をつくろう、こういうことであります。  それで、中身について言えば、ことし一月に第一回CCW政府専門家会合が開催されて、我が国は、人道面と安全保障面のバランスを考慮しつつ、CCWの...全文を見る
○高村国務大臣 主要な生産国で、あるいは保有国、最も大きなビッグスリーともいうべきアメリカ、中国、ロシアは、このいわゆるオスロ・プロセスに参加していないわけであります。ですから、オスロ・プロセスで一定の結論が出たとしても、その最も大きな生産国、保有国が参加していない中で結論を出し...全文を見る
○高村国務大臣 まさにあってはならないことで、極めて遺憾であると。  昨日、ドノバン臨時代理大使の方に西宮北米局長から、きょうは薮中外務次官がドノバン臨時代理大使を外務省に招致して、再発防止、綱紀粛正を申し入れたところであります。  その中で、まさに今委員がおっしゃったように...全文を見る
02月13日第169回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○高村国務大臣 長井健司氏が亡くなられたことは極めて遺憾でありまして、政府といたしましては、これまでもミャンマー政府に対し強く抗議するとともに、事件の真相究明及びすべての遺留品の返還を強く求めているところでございます。  本件事件につき、ミャンマー側は非常に遺憾な出来事であった...全文を見る
○高村国務大臣 一月十七日に私から、日本・メコン外相会議のため訪日中のニャン・ウイン・ミャンマー外務大臣に対して、両国の専門家も含めた形での真相究明の機会を設けることを強く求めたわけであります。それについてニャン・ウイン・ミャンマー外務大臣は、そのことについて検討する、こういうこ...全文を見る
○高村国務大臣 日本の警察がもちろんミャンマーで公権力の行使ということはできませんから、あくまで調査でありますが、捜査当局の人が行って、そして、向こうのできれば捜査当局の人に出てきてもらって、その間でお互いの情報を交換して、意見も交換する。そういう中から、お互いが言っていることが...全文を見る
○高村国務大臣 必ずしも我が国の警察がミャンマーに入って捜査そのものをやるわけではないんですが、警察の人に行ってもらって、そして我々が持っている証拠と向こう側が言っているところとお互いに意見を交換する、証拠を照らし合わせる、そういうことは当然する、こういうことであります。  捜...全文を見る
○高村国務大臣 あなたがこのことを聞いたから、このことについて言ったんじゃないですか。何を矮小化しているんですか。民主化について聞かれれば、民主化について我々が言っていることをきっちり答えますよ。そういう質問をしてくださいよ。この問題についてこういうことを言ったから、この問題につ...全文を見る
○高村国務大臣 遺棄化学兵器処理事業の実施プロセスにおいて、万一事故が起きたり、遺棄化学兵器による事故が再発したりすることのないように最大限の配慮を払うことは当然でありますが、同時に、万一に備えた医療体制をしかるべく備えておく必要があると思います。  遺棄化学兵器処理事業を通じ...全文を見る
02月14日第169回国会 衆議院 予算委員会 第8号
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○高村国務大臣 核軍縮、核不拡散というのは極めて大事なことでありまして、日本は唯一の被爆国でありますから、この点については、今までもそうでありましたように、これからも日本として国際社会で主張し続けていかなければいけない問題だ、こういうふうに考えております。  NPT体制あるいは...全文を見る
○高村国務大臣 インドについては、大変悩ましい問題で、今委員がおっしゃったように、戦略的に我が国にとって大変重要な国である。  そういう中で、NPT体制に入っていないにもかかわらず、現実に核を持っている、核実験をした、そういうことで、経済協力等を一時とめていたわけでありますが、...全文を見る
○高村国務大臣 核大国にはなってほしくないというのが、これは当たり前の話でありますが、そういうことでありますし、IAEAとの保障措置協定がどうなるかというのを、これをきっちり見守っていく必要がある、こういうふうに考えております。  いずれにしても、核実験のモラトリアムを今やって...全文を見る
○高村国務大臣 少なくとも、日本は二国間でインドに対してはメッセージを発している、こういうふうに思っています。  まさに、IAEAの保障措置というのは、要するに、原子力供給グループ、いろいろな国からそういうものが、行ったものが核兵器の方に使われないという保証がきっちりなされなけ...全文を見る
○高村国務大臣 いずれにしても、日本としては、インドが核大国になることがないように、そういうことに万全を尽くして、供給グループの中で主張すべきことを主張していく、こういうことでございます。
○高村国務大臣 NPT体制を守ることは大切ですし、それから、包括的核実験禁止条約、CTBT、これに一つでも多くの国が署名、批准してもらうことが大切だ。そういう努力をするとともに、包括的核実験、非拡散についての、核廃絶に向けての決議を国連に毎年提出し、そしてその賛成国もふえている、...全文を見る
○高村国務大臣 現時点で、モラトリアムを宣言して核実験をとめているわけであります。日本は、それを慫慂していると同時に、CTBTに署名、批准してくれるように迫っているわけで、今の体制からいえば、核実験をするというのは、日本の立場から見れば悪いことでありますから、悪いことをしたらどう...全文を見る
○高村国務大臣 アメリカの場合は、原子力協力をしますよ、そのかわり、核実験をやった場合はこうしますよという話で、日本は原子力協力も今していませんし、これからしますよという約束もしているわけじゃない。そういう中で、少なくとも現時点でインドは核実験のモラトリアムを宣言している。その中...全文を見る
○高村国務大臣 今度の事件については、貴委員と怒りを共有しているところでございます。  今度の事件限りで言えば、身柄は既に日本の警察が押さえ、検察に送致されたということでありますから、地位協定の問題は、今回の事件限りのことでは生じてきていないわけでありますが、こういう事件が多発...全文を見る
○高村国務大臣 身の代金を支払ったという事実はありません。  今、そういう発言があったと伝えられているけれども、どういう場所で、だれがどういう機会において発言したのか、あるいはしないのか、そういうことを調べろという指示をしているところでございます。
○高村国務大臣 今委員がおっしゃったと全く同じことをきょうの午前中、早く調べろ、もう時間がたっているではないかと言ったところでございますけれども、いずれにしても、私がここでないと言っているんですから、ないんです。問題ないと思います。
○高村国務大臣 次期大統領の特使として李相得国会副議長が、次期大統領のお兄さんでありますが、日本に来られたときに、私もお会いしました。その際に、日韓関係を一層発展し、新しい未来をつくっていきたい、こういうことをおっしゃったと同時に、在日韓国人に深い関心を持ってほしいという要請があ...全文を見る
02月15日第169回国会 衆議院 予算委員会 第9号
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○高村国務大臣 九条二項に当てはまる、こういうことです。
○高村国務大臣 地位協定上はそのとおりでございます。
○高村国務大臣 どこに住むかということは、日本に住む権限がある人については、何人も日本国憲法で居住の自由というのがあるわけであります。  そういう中で、米軍の綱紀のもとに、おまえは住んではいけないよ、そういうことを決めることは、それは非常に結構なことだ、してもらいたい、こういう...全文を見る
○高村国務大臣 日本国が提供している施設・区域ではありませんから、当てはまりません。
○高村国務大臣 日本の主権はある。今委員がおっしゃった、あらゆることに何ら制限なくという意味がはっきりいたしませんが、それぞれ、施設・区域以外であっても、米軍人についてはこういうことだということが地位協定で定められているわけであります。地域によってどうだという話ではなくて、そうい...全文を見る
○高村国務大臣 おっしゃっている趣旨が私にはよくわかりませんけれども、米軍人の地位というのは全く一般の人と同じだと言っているわけではありません。  ただ、その人たちがどこに住むかということについては、日本国憲法、「国民は、」じゃなくて「何人も、」ということで保障しているわけであ...全文を見る
○高村国務大臣 日米合同委員会でそういう、アメリカ側と話すということは、十分やっていこうと思います。どういう形でどういう要求をするかということについてはさらに検討が必要だ、こういうふうに思いますが、この基地の外にどれだけの、どういう人たちが住んでいるのかということについては、合同...全文を見る
02月18日第169回国会 衆議院 予算委員会 第10号
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○高村国務大臣 これまでも綱紀粛正、再発防止のためのさまざまな取り組みが行われてきたにもかかわらず今回の事件が発生したことは、極めて遺憾であります。このため、在日米軍は、再発防止策を検討するためのタスクフォースを設置し、また、政府としても再発防止策を再点検しているところでございま...全文を見る
○高村国務大臣 パトロール強化ということは、具体的にどういうふうに強化するかということも含めて大いに検討していきたいと考えております。  罰則強化の点でありますが、これは、日本国の刑法というよりも、米軍の中のいろいろな綱紀の点での罰則強化という意味かと存じますが、そういうことに...全文を見る
○高村国務大臣 地位協定が不磨の大典であるなどとは考えておりません。必要であれば、地位協定であろうと、法律であろうと、憲法であろうと、改正することは当然である、こういうふうに思っております。  日米地位協定第十七条五項の(c)は、米軍人等の身柄が米側の手中にある場合、日本側が起...全文を見る
○高村国務大臣 横田空域につきましては、平成十八年五月のロードマップを踏まえて、本年九月までに進入管制業務の一部が返還される予定になっております。  そして、横田空域全体については、平成十八年五月のロードマップにおいて、あり得べき全面返還に必要な条件の検討を二〇〇九年度に完了す...全文を見る
○高村国務大臣 総理がおっしゃったのは、一方的な現状変更につながっていくのであれば支持できない、こういうふうにおっしゃったわけであります。私も、どちらか一方が一方的に現状を変更することは支持できないとはっきり申し上げている。そこに何ら矛盾はない、こういうふうに思っています。
○高村国務大臣 この事件については、私は委員と怒りを共有するものでございます。そして、二度とこういうことがあってはいけないわけでありますから、その再発防止に向けて最善を尽くしたい、こういうふうに思っております。  今までも再発防止、再発防止と言って、また起こったではないか、こう...全文を見る
○高村国務大臣 限りなく事件の数がゼロに近づくように最善の努力をするというのが我々に課せられた役割だ、こういうふうに思っています。
○高村国務大臣 具体的には米軍自身がやることでありますけれども、今までの再発防止策が、基地内に住んでいる若い人たちに対する教育とか綱紀粛正、そういったものが主となっていた。今度の場合は、三十八歳という比較的年長の人で、しかも基地外の人だった、こういうことでありますから、基地内の若...全文を見る
○高村国務大臣 占領地に、占領意識というのは、やはり一歩見下しているとか、そういうことはあったら問題だ、こういうふうに思いますが、米軍全体にそういうことがあるとは私は承知をしておりませんが、一部にそういう意識があるとしたらまさに問題だ、こう思います。
○高村国務大臣 それが占領意識かどうかはわかりませんけれども、余り聞きたくない言葉、不愉快な言葉であります。
○高村国務大臣 海兵隊八千人を減らすという目標で、今、日米政府、動いています。その実現に全力を尽くします。
○高村国務大臣 先ほど、我々も被害者である、こういうことを申し上げました。それについて二人の委員から御批判があった、二人とも沖縄の方でありますが。私たち政府とすれば、やはり、国民の身体、生命、財産を守るという責任があるわけでありますから、国民の被害というのは政府の被害である、こう...全文を見る
02月19日第169回国会 衆議院 予算委員会 第11号
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○高村国務大臣 日本側訪中調査団が中国側に提供を要請した中国側調査資料については、その後、累次、提出方、督促しておりますが、十九日現在、いまだ入手しておりません。本日現在、入手しておりません。我が方としては、引き続き中国側に対し、その提出方、強く働きかける所存でございます。
○高村国務大臣 十日の在沖海兵隊員による未成年者に対する暴行容疑事件を受けて、米側に対して綱紀粛正、再発防止の強化を申し入れている最中に、また、在日米軍みずから米軍人等に対する再教育や再発防止等の再点検に着手しているにもかかわらず、在沖海兵隊員が酒酔い運転や住居侵入で逮捕されたこ...全文を見る
○高村国務大臣 米軍人等は、日米地位協定に基づき我が国に入国し、滞在しているわけでありますが、日米地位協定第九条には、米軍人等は外国人の登録及び管理に関する日本国の法令の適用から除外する旨定められているわけでございます。
○高村国務大臣 委員が精査されたということでありますから、私も改めて勉強してみたいと思いますが、少なくとも、九条二項には、「合衆国軍隊の構成員及び軍属並びにそれらの家族は、外国人の登録及び管理に関する日本国の法令の適用から除外される。」こう書いているわけで、何も出入国の際だけ、そ...全文を見る
○高村国務大臣 今、米軍人等の日本への出入国については、日米地位協定についての合意議事録の第九条に関する規定において、我が国は、入国者及び出国者の数及び種別につき米側から定期的に通報を受けることとされています。これに基づいて、我が国は、日米合同委員会の場において、米軍人等の日本へ...全文を見る
02月21日第169回国会 衆議院 安全保障委員会 第1号
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○高村国務大臣 衆議院安全保障委員会の開催に当たり、嘉数委員長を初め委員各位に謹んでごあいさつを申し上げます。  まず初めに、さきの臨時国会において補給支援特措法が成立しましたことに関し、委員長初め委員の方々に御礼申し上げます。  海上自衛隊の補給活動が一時中断した際には、各...全文を見る
02月22日第169回国会 衆議院 安全保障委員会 第2号
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○高村国務大臣 委員と怒りを共有するものでございますが、再発防止策あるいは原因究明、綱紀粛正、そういったことを、本当に実効性のあるもの、そして継続的なもの、委員から前にお聞きしたと思いますが、最初はそれなりにやっても、司令官がかわるとまた全然だめになってしまうとか、そういうような...全文を見る
○高村国務大臣 今石破大臣がおっしゃったとおりでありますが、普天間の基地を移設する、そして八千人の海兵隊員をグアムに移す、そして嘉手納以南の基地を返却する、日米でそういうような合意ができていることを、沖縄県民の声を聞きながら着実に実行していくということが沖縄県民の御負担を減らすこ...全文を見る
○高村国務大臣 こういう忌まわしい事件というのはあってはならないことでありますし、再発防止のために万全を期さなければいけないわけでありますが、より実効的かつ包括的な対策を講じることが重要である、こういうふうに考えております。  今、地元の意見を踏まえつつ、米側と精力的に協議をし...全文を見る
○高村国務大臣 警察庁からそういうふうに要求があれば、そこで当然協議をすることになります。  沖縄県警が逮捕状をとった、それだけで外務省が直接動くということではない。警察庁から、そういうふうにしてほしい、こういう要請があるということが前提だと思います。
○高村国務大臣 この事件がどういう事件か、まだ、少なくとも外務省にはわかっていないんですよ。  今わかっているところは、沖縄市内のホテルに米軍人の男性と宿泊していたフィリピン国籍の女性が、二月十八日の午前、けがをして病院に搬送された。そして現在、沖縄県警が関係者からの事情聴取な...全文を見る
○高村国務大臣 そういう要望を直接受けまして私なりにいろいろ考えてみたんですが、今の日米合同委員会合意は、殺人または強姦という凶悪な犯罪の特定の場合についての規定のほか、合衆国は、日本国が考慮されるべきと信ずるその他の特定の場合について、日本国が合同委員会において提示することがあ...全文を見る
○高村国務大臣 私の弁護士としての経験からいうと、この三つの犯罪を入れたからそれが抑止力になるというふうには余り考えないんですが、せっかく委員の御提案でありますから、さらに考えてみたいと思います。  九五年に、こういう運用改善のときも、アメリカと日本側の本当にぎりぎりのせめぎ合...全文を見る
02月22日第169回国会 衆議院 外務委員会 第1号
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○高村国務大臣 外務委員会の開催に当たり、平沢委員長を初め委員各位に謹んでごあいさつを申し上げますとともに、現在の主な国際情勢について報告をいたします。  我が国の国益である我が国国民の幸福及び我が国の平和と繁栄の確保は、世界の平和と繁栄の実現なくしてあり得ません。我が国は、日...全文を見る
02月26日第169回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号
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○高村国務大臣 沖縄及び北方問題に関する特別委員会の開催に当たり、藤村修委員長を初め委員各位に謹んでごあいさつをし、所信を申し述べます。  まず、沖縄に関する事項について述べます。  昨今の北朝鮮の行動に見られるように、アジア太平洋地域には依然として不安定性と不確実性が存在し...全文を見る
02月28日第169回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第2号
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○高村国務大臣 平成二十年度外務省所管予算案について概要説明をいたします。  平成二十年度一般会計予算において、外務省は六千七百九十三億七千二百万円を計上しております。これを前年度と比較いたしますと、一・三%の増額となっております。また、ODA予算は、外務省所管分として、対前年...全文を見る
○高村国務大臣 我が国は、唯一の被爆国としての立場から、核兵器の廃絶は極めて重要であると認識しておりまして、そのためにも、核軍縮を含む現実的かつ着実な努力を積み重ねていく必要があると考えております。  こうした考えのもと、我が国はこれまでも、国連決議などを通じて、すべての核兵器...全文を見る
○高村国務大臣 変化というのは確かにあるんだろうと思います。ヨーロッパ正面においては冷戦構造が崩壊した、そして今、テロの脅威というのが大きくなっている、テロリストに対する核抑止力って何だ、こういうことはおっしゃるようにあるんだろうと思います。そういう変化はある。  ただ、この北...全文を見る
○高村国務大臣 残念ながら、見たことはありません。できますれば、外務大臣もそういうものを見るだけの時間の余裕が欲しいものだ、こう思っております。
○高村国務大臣 今、六者会合でやっていること、まず北朝鮮の非核化、それを進めることがともかく一番大切なことである、こういうふうに考えております。  一般的に言うと、非核地帯構想については、世界と当該地域の平和と安定に資するものであること、核兵器国を含むすべての関係国の同意が得ら...全文を見る
○高村国務大臣 また公式的答弁になってまことに申しわけないんですが、非核地帯構想については、一般的に言えば、世界と当該地域の平和と安定に資するものであること、核兵器国を含むすべての関係国の同意が得られること等の適切な条件が満たされるものであれば、核拡散の防止等の目的に資するものと...全文を見る
○高村国務大臣 自由民主党は公明党の言うことをよく聞いていると思いますし、アメリカにも日本の言うことをよく聞かせている外交をやっている、こういうふうに自負しております。
○高村国務大臣 地位協定というのは日本とアメリカの間にだけあるわけではなくて、軍隊を派遣する国と受け入れる国があれば、そこで地位協定は大抵の場合結ばれるわけであります。そして、アメリカというのはいろいろな国に軍隊を派遣しておりますから、それぞれの受け入れ国との間で地位協定を結んで...全文を見る
○高村国務大臣 現実にやっている地域もあります。そして、それなりの効果も上がっていると聞いております。それから、沖縄の方からもそういう要望が、この委員会の中でも沖縄選出の議員の中からありました。そして、私も、沖縄の警察の人が身柄を自分たちが確保すべきときに米側に持っていかれちゃう...全文を見る
○高村国務大臣 必要な調整を行うということであります。
○高村国務大臣 福田総理は、本年一月のダボス会議におきまして、地球温暖化問題への対応としてクールアース推進構想を表明して、すべての主要排出国が参加する枠組みづくり等に関する決意を表されました。同時に、ODA及びそれ以外の公的資金、民間資金を活用した総額百億ドル規模の資金メカニズム...全文を見る
○高村国務大臣 気候変動問題の解決には、すべての主要排出国が参加する枠組みを構築することが、おっしゃるように不可欠だと思っております。  こうした我が国の基本的立場については、先月のダボス会議においても、福田総理より、クールアース推進構想として表明されているところでございます。...全文を見る
○高村国務大臣 テレビ国際放送は、CNNやBBCワールドの例を出すまでもなく、現在では、国際世論の形成に大きな影響を及ぼす存在となっているわけであります。我が国としても、対外発信強化の観点から、テレビ国際放送を抜本的に拡充する必要があると考えております。  委員御指摘の現地放送...全文を見る
○高村国務大臣 これは日中両首脳ではっきりしていることでありますが、東シナ海を平和、協力、友好の海とするために共同開発を行っていく、こういうことであります。その条件をどうするのかということで、今具体的に詰めているところでございます。
02月29日第169回国会 衆議院 予算委員会 第16号
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○高村国務大臣 このたびの忌まわしい、まさに忌まわしい事案については極めて遺憾だと思っていますし、また、沖縄県民の中に地位協定を変えてほしいという意見があることも私は承知をしております。  ただ、一方で、今度の事件だけについて言えば、最初から身柄は日本の警察が押さえているので、...全文を見る
○高村国務大臣 具体的にどの点をおっしゃっているのかちょっとよくわかりませんが、地位協定を変えるということは、相手もあるわけで、また場合によっては相手の政府だけでなくて、議会ということもあるわけで、要するに、米軍が駐留した場合のスタンダードの地位協定そのものを変えるとなると、まさ...全文を見る
○高村国務大臣 日米合同委員会のもとに環境分科委員会というのが設けられておりまして、環境問題について日米両国は、二〇〇〇年九月の2プラス2において、環境原則に関する共同発表を発出いたしました。これは環境分科委員会等でいろいろ議論を積み上げてきたその結果を2プラス2でまとめてきたわ...全文を見る
○高村国務大臣 一つ一つの事案に対応していくためには機敏な対応が必要なので、先ほど申し上げたように、日米地位協定がもし改定される場合に、すべての場合にアメリカの議会が関与するとは限りませんけれども、場合によっては、アメリカ軍人の権利とかそういうものに重要な変更がある場合には、議会...全文を見る
○高村国務大臣 日米合同委員会で極めて忌憚のない意見を交換しようということで、相手方が同意のないことは公表できないという取り扱いになっています。その上で、私の感覚で言えば、ほとんどのことが公開されている、こういうふうな感覚を持っております。
○高村国務大臣 まさに、極めて忌まわしい事件が起こったわけでありまして、再発防止策、全力を尽くしていかなければいけないと思います。  政府がやれること、政府と沖縄、あるいは自治体で一緒になってやるべきこと、それから、もちろん米軍にやってもらわなきゃいけないこと、そして、米軍がや...全文を見る
○高村国務大臣 米軍が軍隊を派遣し駐留している国は日本だけではないわけでありまして、NATO各国、イギリスにしてもドイツにしてもイタリアにしても、その他たくさんの国に駐留させているわけであります。そういう中で、やはり受け入れ国側がどうしたらいいかということと、派遣する側には派遣す...全文を見る
○高村国務大臣 この問題について、それぞれ、機動的に対応するためには運用の改善が正しいと思いまして、九五年に抜本的な運用の改善が図られた、こういう事実がございます。地位協定そのものについては、ほかの国よりも明らかにおくれている、不平等だというようなことがあれば、もちろんそれはやり...全文を見る
○高村国務大臣 委員もお調べのことだと思いますが、韓国の場合、日本の場合よりもはるかに不利な条件にあって、例えば、判決が確定するまで引き渡さない、こういうような条件になっていた。日本は、公訴提起のときに引き渡すという条件になっている。そして、日本に今、改定をして少し近づいてきたと...全文を見る
○高村国務大臣 グローバルスタンダードがあって、ほかの国が日本より有利なところがあれば、それは不公平ですねということで、申し入れます。韓国の場合は、まさにそういうことだったんです。そういう中で申し入れて、起訴された時点で十二の犯罪だけ引き渡すとなっているわけでありますから、日本の...全文を見る
○高村国務大臣 この問題は、共同開発ということでやりましょう、具体的に申し上げられるのはここまででして、両方の立場が相当狭まってきていることは事実です。ただ、最後の一線を乗り越えるのはなかなか難しい面が今ある。  ただ、何とかして早く解決して、この海を平和、友好、協力の海にした...全文を見る
○高村国務大臣 今、交渉の中身について触れるつもりはない、先ほど言った共同開発ということが、今やっている、そこまでが限度だと申し上げたとおりであります。それ以上のことは申し上げません。  それから、胡錦濤主席がおいでになる前に解決するとか解決しないとか、それまでとかいう線を日本...全文を見る
○高村国務大臣 このたび、アメリカ側にきっちりと申し入れをいたしました。  アメリカ軍自体が基地の外に出たときに銃砲刀剣を持って出ることを禁止しております。禁止しているにもかかわらず、一部の上官が日本人従業員に対してそういうことを命じたという事例があったということは極めて遺憾で...全文を見る
○高村国務大臣 非核・開放・三〇〇〇政策というのは、北朝鮮がやるべきことをやれば韓国は応援しますよ、こういうことでありますが、まだ細かい内容を具体的に示されたことが日本政府としてはないわけで、韓国政府自体としても、これから具体的内容を詰めていく段階にある、こういうふうに思っており...全文を見る
03月13日第169回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○国務大臣(高村正彦君) 総理がおっしゃったとおりでございまして、総論からさらに各論まで総理がおっしゃったこと、まさにそれを拳々服膺して外交を展開していきたいと、こういうふうに思っております。日米基軸、そして日米関係がしっかりしているとアジア関係についても外交を展開しやすいという...全文を見る
03月17日第169回国会 参議院 予算委員会 第9号
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○国務大臣(高村正彦君) 今御指摘のように十一年間で四割減っていると。これは財政が非常に厳しいという状況の中でそういうことに相なったわけでありますが、外交の方面からいうとそろそろもう限界に来ている。早く底打ちさせて、そして反転させなければいけない、こういうふうに思っています。 ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) そこに紛争があり、貧困があると。そうであれば、責任ある国家として、品格ある国家としてお手伝いしなければいけないと。そういうことで、九三年にTICADというプロセスを始めたわけであります。  TICADプロセスはアジアの成功体験をアフリカに適用しようと、...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) アフリカについて、これ成長をどうやって加速化させるか、それからミレニアム開発目標をどう達成していくか、こういう人間の安全保障の面、そういったことをやっていくわけでありますが、今、質、量をどうやっていくか内閣の中で検討中であります。特に、私と額賀大臣の間で...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) すばらしい指摘をいただきまして、ありがとうございます。  そういうことを考えながらアフリカ一国一国を見ますと、債務返済能力が十分でない国がたくさんあるんで大変ですけれども、まさに選択と集中、そしてそういう中でも小規模融資をどうやっていくか、アフリカ開発...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 戦略的互恵関係というのは、いわゆるウイン・ウインの関係といいますか、両方が勝つ、両方にとっていいと、単に日中両国だけでなくて、両国が協力して地域全体にも貢献しよう、世界に対しても貢献しようと、具体的には、具体的というか抽象的に言えばそういう関係だと、こう...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 二〇〇六年の十二月に両国首脳間の合意で開始されたわけでありますが、これまで三回の全体会合を含めて、日中両委員間で有意義な議論が重ねられております。  本年夏をめどに成果を取りまとめの上、報告書を両国政府に提出し、対外的に公表すると、そういう予定になって...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 委員のおっしゃるとおりだと思います。  今後のスケジュールをちょっと御紹介いたしますと、三月十四日から十六日、近現代史分科会が行われ、三月二十日から二十三日は古代・中近世史分科会、五月に近現代史及び古代・中世史の分科会を、これは中国でやる予定、そして六...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 常任理事国に日本が入りたい、入って当然だと私はそう思っておりますので、中国の人に会うたびに、中国の人が私に会うたびに台湾の話をするように、私は常任理事国入りの話を必ずすることにしております。  かつては、数年前まで中国ははっきり反対という旗を掲げて、そ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 中国のいわゆる抗日戦争記念館におきまして、事実関係に疑義のある展示、あるいは青少年教育上過度に残虐な表現のある展示が見られることは残念であります。  一部の記念館におきましては、今委員が指摘されたように、我が国の戦後の平和国家としての歩みや国交正常化以...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 漂流ごみの中に中国語表記があるものやあるいは韓国語表記があるものが含まれているケースがあるわけでありまして、そういうものについては、外交ルートを通じて関係国に調査協力を依頼し、原因究明に努めるとともに、必要な対策を取るように要請をしているところでございま...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 中国の環境問題は、我が国のみならず、アジアひいては世界の環境に影響を及ぼし得る重要な問題であるわけであります。今後、戦略的互恵関係の重要な分野として環境・省エネ分野における日中の協力を更に推進していきたいと思っております。そのため、現在、近年の経済発展が...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) チベットの問題については極めて憂慮し、懸念を持って注視していきたいと、こういうふうに思っているところでございます。  邦人保護の点については、東京で中国大使館の公使に、そして北京で中国のアジア局長に、それぞれ申し入れたところでございます。現時点では邦人...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 我が国は、昨年の国連総会におきまして、劣化ウラン弾決議に賛成票を投じたわけであります。これは、劣化ウラン弾が健康や環境に与え得る影響について国際機関による調査等が行われており、かかる調査の動向等を注視していくとの立場から賛成したものでございます。  日...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 健康や環境に与える影響について国際機関が今調査をしておりますので、その調査結果を全く見ないまま、分からないままイニシアチブというのはなかなか取りにくいと。このことについて今調査をやっているので、この調査を注視していきたいと、こう思っております。
○国務大臣(高村正彦君) 今までお答えしたこと、同じ質問でありますから答えも同じにならざるを得ない、申し訳ございませんが。
○国務大臣(高村正彦君) 主要な生産国及び保有国の参加を確保すべく、人道面と安全保障面のバランスが取れたものになるようにということで、いわゆる、こういう言葉が適当かどうかは分かりませんが、部分禁止という考え方に基づいた代替案を出しているところでございます。
○国務大臣(高村正彦君) 小渕総理が踏み込んで地雷禁止についてしたことは、私は政務次官としてお手伝いしたんでよく存じているところでございますけれども、このクラスター弾について、やはり実効性があるためには、主要な生産国、保有国の参加が得ないとこれは実効性がありませんので、この主要な...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 今までもそのつもりでやってきておりますし、これからもそういうふうにやっていきたいと思います。
○国務大臣(高村正彦君) 今の御指摘の諸機関、いわゆる十五条諸機関と、こう言っておりますが、米軍人等の福祉、士気及び能率を維持することを目的として設立、運営されております。この諸機関の労務の需要については、合衆国軍隊の労務の需要と同様、日米地位協定第十二条四に基づき、我が国当局の...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 委員がおっしゃるように、国民感情からいってすとんと落ちるかどうかという、そういう問題点は私は確かにあると思います。あると思いますが、やはり日米安保条約というのは、まさに、いざというときはアメリカの青年たちに血を流してでも日本を守ってもらわなきゃいけない、...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 今、無駄遣いについていかがですかと、こう聞かれましたが、無駄遣いは悪いに決まっています。付けっ放しにして帰ってもらっては困ります、そういうことは。そして、今度の特別協定の改定のときに、わずかではありますが光熱費については切り込むということをしております。
○国務大臣(高村正彦君) 委員がおっしゃるように、これ、国民がストレートにすとんと、ああ、いいねと言うかどうか、私も委員がおっしゃることは分からないわけではありません。ただ、同盟のコストとして、そして日米両方で話し合って、アメリカ側からも同盟のコストをもっと日本は持つべきでないか...全文を見る
03月18日第169回国会 衆議院 本会議 第10号
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○国務大臣(高村正彦君) ただいま議題となりました日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第六条に基づく施設及び区域並びに日本国における合衆国軍隊の地位に関する協定第二十四条についての新たな特別の措置に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定の締結について承認を求め...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) まず、新たな特別協定の交渉の結果についてのお尋ねですが、新たな特別協定については、政府としては、厳しい財政事情の中で、同経費負担についても節約合理化の必要があり、経費の効率性について国民の支持を得る必要があることを踏まえ、米側との交渉を行ってまいりました...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) まず、米軍の施設・区域がある限り米軍犯罪はなくならないのではないかとのお尋ねでありますが、政府としては、累次にわたり綱紀粛正、再発防止を求めてきたにもかかわらず、先般、米軍関係者による事件が続いて発生したことは、極めて遺憾であると考えております。  米...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) まず、米軍の施設・区域外に居住する米軍人等の氏名や階級等を通告、登録するよう日米地位協定を改正すべきとのお尋ねでありますが、地元から、施設・区域外に居住する米軍人等の実態把握について御要望があったことから、今後、米側が年に一度、市町村ごとに施設・区域外居...全文を見る
03月18日第169回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○国務大臣(高村正彦君) 今御指摘の、労働者の労務費を日本側が負担する法的根拠でありますが、在日米軍駐留経費負担に関する特別協定第一条に基づき、我が国は労働者の基本給等を労務費として負担することとなるところ、その労働者は、同協定の前文において、合衆国軍隊又は地位協定第十五条1(a...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 特別協定で、まさに特別協定第一条で、労働者の基本給等を労務費として負担することとしているわけでございます。
○国務大臣(高村正彦君) 今御質問のところは今北米局長が調べておりますが、いずれにしても、今これから御審議いただく特別協定というのが特則でありますから、それによって法的根拠といたしまして労務費を払うと、こういうことでございます。
○国務大臣(高村正彦君) 今も特別協定あるんです。これから切れるからそうなるんです。切れるときに新たな審議をお願いしている。今の特別協定でそういうふうになっていると、こういうことでございます。
○国務大臣(高村正彦君) 地位協定の特別協定、特別協定ですから、まさに一般法と特別法の関係と同じだというふうに解釈をしております。そして、(発言する者あり)一般法と矛盾する特別法なんて幾らでもありますよ、幾らでもありますよ。それは特別法がそういう効力があると、当たり前じゃないです...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 二十四条一項については、今北米局長に正確な答弁をさせたいと、こう思っております。
○国務大臣(高村正彦君) ですから、この特別協定がなければ米側が負担するということです。まさに、現行も特別協定がありますし、その特別協定が切れるときに新たな特別協定の御審議をお願いすると、こういうことでございます。
○国務大臣(高村正彦君) まさにそこが論点になるんだろうと思います。アメリカの議会あるいはアメリカのタックスペイヤーの中からいろいろ、まさに日本は安保ただ乗りではないかとか、あるいはバードンシェアリングもっとやれとか、そういう議論がもう燎原の火のごとく広がりそうになったときにいろ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 憂慮しておりまして、懸念を持って注視していくということであります。そして、邦人の安全については中国側に万全を期してもらいたいと、こういうことを言っているわけでございます。
○国務大臣(高村正彦君) 大使館の人間がラサに行って調べようとしましたところ、日本だけじゃありませんが、これは内政問題だから来ないでほしいと。あそこは元々開放区じゃありませんので、ふだんから行くときは許可が要るわけでありますけれども、そういうことでありましたから、私は今日、ぶら下...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) これ以上死傷者が出ないように関係者はすべて自制をしてほしいと、こういうことを申し上げて、そしてそれと同時に、私といたしましては、私というより日本国政府といたしましては、北京オリンピックは成功裏に終わってほしいと、こう思っておりますから、成功裏に終わるよう...全文を見る
03月19日第169回国会 衆議院 外務委員会 第2号
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○高村国務大臣 チベットの問題につきましては、歴史的に複雑な背景もありまして、従来から、チベットの帰属及び人権の保障状況をめぐって、ダライ・ラマを中心とするいわゆるチベット亡命政府と中国政府との間で異なる立場の主張がなされているわけであります。  今回の事態におきましても、原因...全文を見る
○高村国務大臣 おっしゃるように、国際社会において普遍的価値である人権及び基本的自由が保障されることは重要だと考えております。  現在のチベット情勢については、まずは今後の事態が早期かつ平和裏に鎮静化することが重要であると考えておりますが、チベットにおける人権状況についても、関...全文を見る
○高村国務大臣 懸念を持って注視していくということを申し上げました。静観というのとはちょっとニュアンスが違うと思いますが。  いずれにしても、この問題は、人権という普遍的な問題も含んだ問題であります。やはりこの問題がどう平和的に鎮静化していくのか、そういったことについて、日本政...全文を見る
○高村国務大臣 現在のチベット情勢につきましては、懸念を持って注視しているわけであります。関係者の冷静な対応を求めるとともに、今後の事態が早期かつ平和裏に鎮静化することを強く期待しております。  こうした我が国の立場につきましては、十五日に外務報道官談話として発出したほか、中国...全文を見る
○高村国務大臣 委員のおっしゃること、極めてもっともなことだ、こういうふうに思っております。より高いレベル、どのレベルか、私のレベルということもあるし、首脳のレベルということもあるし、あるいは事務方の最高レベルというところもありますが、いろいろ、何が一番効果的であり、どういうふう...全文を見る
○高村国務大臣 これは中国の内政問題であると同時に国際社会が普遍的に関心を持つ人権問題である、こういうことだと思います。そういう中で、私も既に公のところで申し上げているように、この問題について事実関係、透明性を持ってもっとオープンにすること自体が中国自身のためにいいことなんだから...全文を見る
○高村国務大臣 ラサに滞在していた日本人観光客につきましては、三月十五日以降十八日までに計八十一人が自主的にチベット自治区外に出たと承知をしております。これまでのところでありますが、こうした日本人観光客がチベット自治区外に出る際に、ビデオカメラの映像を消去されたり、ビデオカメラを...全文を見る
○高村国務大臣 日中両国が協力して早期かつ徹底した真相究明を行うことが重要であると考えておりまして、外務省といたしましても、さまざまなルートや機会を通じて、中国側にそうした問題意識を強調し、一層緊密な協力を促しているところでございます。  最近では、十二日に日本側調査団が求めて...全文を見る
○高村国務大臣 報道官談話に人権という言葉は入っておりませんが、私が記者会見で、これは人権の問題であり、国際的な関心事である、こういうことをはっきり申し上げているところでございます。
○高村国務大臣 これから、日本と中国、少し先になりますけれども、首脳も来られる、その前に中国の外相も日本に来られる。そういうときにこの問題に触れないということはあり得ないということであります。  それと同時に、今起こっている問題でありますから、こういう問題については、人権の問題...全文を見る
○高村国務大臣 既に公のところで、透明性をもっと高めることが中国にとってメリットがあることだということは私自身が言っているところでございます。中国側に対しても、そういうことは、言うというのは当然のことだと思っております。  国際調査団ということについては、それについて、中国側の...全文を見る
○高村国務大臣 どういう言い方が一番いいか、そういうことも含めていろいろ検討をしている、そういうことを先ほどから申し上げているところでございます。
○高村国務大臣 国際的に、調査団を受け入れろと言明している国はそんなに多くない、現時点の私の認識はそうでありますけれども、そういうことも含めていろいろ検討をしていきたい。  現時点では、中国は、外国大使館の人も今ラサに入れていないんですよ。我が方大使館員だけじゃなくて、アメリカ...全文を見る
○高村国務大臣 対話が成立するということは基本的にいいことだ、そういうふうに思っております。  そして、温家宝首相も、いろいろな条件をつけながらも、ダライ・ラマとの対話はあり得る、こういうことを言っていたように思いますから、対話が成立することはいいことであるという認識においては...全文を見る
○高村国務大臣 委員がおっしゃっていることは、在外米軍のF16戦闘機が日本国内の施設・区域を使うこと自体が問題だ、こういうことを言うのであれば、私は、それはそうではないんだろうと思います。日米安保条約第六条は、日本の安全に寄与し、極東における国際の平和と安全の維持に寄与するために...全文を見る
○高村国務大臣 訓練移転によってその場の騒音が全く減っていないということはないと思いますが、先ほど防衛省の方から、さらに具体的に数字を調べてみる、こう言っておりますので、それをさらに調べてもらいたい、こういうふうに思っております。
○高村国務大臣 先般沖縄で起きた米海兵隊員による暴行被疑事件を受け、在日米軍は、性的犯罪の再発防止に向けたタスクフォースを設置したわけであります。  米軍タスクフォースは、在日米軍参謀長以下四軍の関係者から構成され、性犯罪の予防を目的とし、日本国内の米軍施設・区域を巡回し個別指...全文を見る
○高村国務大臣 七日に、外務省沖縄事務所副所長を議長として、在沖米軍、防衛省、内閣府、沖縄県や関係の市町村等の出席を得て、米軍事件・事故防止ワーキングチーム会合が開催されたところでございます。  今回の会合は、先月二十二日に発表した米軍関係者による事件、事故の再発防止策において...全文を見る
○高村国務大臣 ただいま議題となりました日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第六条に基づく施設及び区域並びに日本国における合衆国軍隊の地位に関する協定第二十四条についての新たな特別の措置に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定の締結について承認を求めるの件につ...全文を見る
03月19日第169回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○国務大臣(高村正彦君) 沖縄及び北方問題に関する特別委員会の開催に当たり、市川一朗委員長を始め委員各位に謹んでごあいさつし、所信を申し述べます。  まず、沖縄に関する事項について述べます。  昨今の北朝鮮の行動に見られるように、アジア太平洋地域には依然として不安定性と不確実...全文を見る
03月24日第169回国会 参議院 予算委員会 第13号
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○国務大臣(高村正彦君) 沖縄に基地が集中して沖縄県民に多大な負担をお掛けしているということを改めて強く認識をいたしました。そして、さらに米兵の事件、事故が続いていることについて強い決意を持って再発防止に取り組んでいかなければいけないと、そういう決意を新たにしたところでございます...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 基本的に日米地位協定については、運用の改善を今までも積み重ねてきましたが、これからも積み重ねて機動的に対応していきたいと、こういうふうに考えております。
○国務大臣(高村正彦君) 身柄の引渡しについての地位協定は、これは米軍がNATO諸国と結んでいる地位協定と全く同じでありまして、そういう中で日本の場合は運用の改善で起訴前にも身柄が引き渡されたことがあると。NATO諸国の場合にそういうことがあったというふうに聞いておりません。我が...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 被害者への心のケア等については、被害者及び家族の心情やプライバシー保護に配慮した上で教育相談の充実に努めているものと承知しておりますが、今後、必要に応じ、関係省庁と協力して対応を図ってまいりたいと考えております。
○国務大臣(高村正彦君) 米軍の中で捜査が継続中であると、そういうふうに聞いております。
○国務大臣(高村正彦君) 地位協定については、先ほどお答えしたとおりでございます。
○国務大臣(高村正彦君) いわゆる行方不明の米兵については、政府としてそのすべてについて把握しているわけではありません。その総数は承知をしておりません。
○国務大臣(高村正彦君) 米軍人について行方不明となった場合には、これまで案件に応じて米側から我が国捜査機関に連絡があったということは承知をしておりますが、米軍人が行方不明になった場合の情報共有の在り方については、委員の御意見も踏まえて米側及び関係省庁で検討したいと考えます。
○国務大臣(高村正彦君) 必ずしも質問の趣旨がよくはっきり分からなかったんですが、先ほどお答えしたように、関係省庁連絡を取り合いながらアメリカとどこまで、米軍との関係でどこまで情報を共有できるか、そういうことをこれから詰めていきたいと、こういうふうに考えているわけでございます。
○国務大臣(高村正彦君) 必ずしも外務省とは思いませんが、政府内部でいろいろ検討してみたいと思います。
○国務大臣(高村正彦君) 思いやり予算であろうと何であろうと節約努力ということはしていただかなければいけないと、新たな特別協定において節約努力を規定することになったわけでありますが、相模原地区で平均三十万円というのはどういうところから計算されたのか、ちょっと教えていただければ幸い...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 提供施設整備により建設した家族住宅が百四十戸あるんですが、それと別に、終戦直後に建設したものなど固有財産として管理していた家族住宅が三百十五戸、そして提供施設整備として建設した学校が一棟あります。それから育児所が一棟あります。青少年センターが一棟あります...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 節約努力をお願いしているところでありまして、そういう中で、外務省自体が調査するということではないと思いますが、どういうところでどういうふうに米側にその節約努力、具体的に働きかけていくかということは、政府内部でも検討してみたいと思います。
○国務大臣(高村正彦君) 脱走兵といえども、地位協定に基づいて日本国に入ってきて、それからいなくなっているわけで、米軍の規定で脱走兵になったから当然地位協定から外れるということはないと、こういうふうに思っております。
○国務大臣(高村正彦君) 脱走兵と言いますが、日本国内の法律に脱走というのがあるわけではなくて、これはあくまで米国の軍法典の中に脱走罪というのがあって、そして、脱走したからといっても、まだ調べている段階なので、どの時点から外れるかとか、そういうことはなかなか難しい問題があるんで、...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 入ったときは、まさに米軍人として日本に入ってきているわけですね。そして、そういう中で、脱走という観念が日本自体に、日本の中自体に、法の中にあるわけではないわけですが、離れたとしても米軍の規律の中にある、規律の中にあるから軍法会議で裁かれると、そういうこと...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 総理が答えられると思って安心していたわけでありますが、紆余曲折はありながらもそういう方向に進みつつある、ただそのスピードが我々にとって満足かどうかというのはそれは別でありますが、いずれにしても、豊かで開かれて安定した中国、そして特に大きな国でありますから...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 私自身その論文を読んでおりませんので確実なことは申し上げられないんですが、いずれにしても、中国、これから更に大きくなっていくことが予測される中国には、国際社会に建設的に関与してもらわなければいけないと、そういうふうにしてもらうことが日中双方にとっていいこ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) チベット問題については歴史的に複雑な背景もあり、従来からこのチベット問題については中国政府といわゆるチベット亡命政府との間での全く異なる立場の主張がなされているわけであります。  今回の事態についてもその原因や背景については様々な異なる見解が示されてお...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 私が記者会見で申し上げたことは、できるだけオープンに透明性を持って国際社会に対応することが中国自身のためにとっていいのではないかと、こういうことを申し上げたわけであります。その方向は、今委員がおっしゃったことと同じ方向だと思っております。
○国務大臣(高村正彦君) 全体的な私が感じているところでは、極めて憂慮し、懸念を持って注視しているというのが主要国の反応だろうと、こういうふうに思います。
○国務大臣(高村正彦君) そこに紛争があるときに、両当事者が双方が受け入れられる形で話し合うということは基本的に大変いいことだと、私はそう思っておりますから、ただ言うということでなくて、どういうふうにしたら中国側に聞いてもらえるかと、そういう状況も考えながら、どういう形を取ればい...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 胡錦濤主席が来られる前に楊潔チ外相が日本に来られると、そういうこともあると、私は、どういう機会にどういうふうな言い方で日本政府の求めていることを中国側に伝えたら一番効果的であるかということをこれからも考えていきたいと、そういう文脈の中で楊潔チ外相も来られ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 北京オリンピックは是非成功してもらいたいと、こういうふうに思っておりますから、そういう方向で中国側に努力をしてもらいたいと、これに尽きるわけであります。
○国務大臣(高村正彦君) 何度も繰り返しになりますが、まさに成功してもらいたい、ですからチベットの問題については中国側が成功できるような方向で努力をしてもらいたいと、今おっしゃったマロックブラウンですか、方向性とすれば同じ考え方、言い方はちょっと違いますけれども、と思います。
○国務大臣(高村正彦君) 何か問題があるから首脳会談をやらないというのは良くないのではないかというのは日本政府の一貫した立場だと、戦略的互恵関係が打ち立てられる前からそういう立場であったと、こういうふうに認識をしております。
○国務大臣(高村正彦君) 国連安保理改革については、昨年十二月の福田総理の訪中時に温家宝総理より、日本の国連における地位と役割を重視しており、日本が世界の平和と安定のためにより多くの貢献を行うことを望んでいると、こういう発言があったわけであります。かつて中国がまさに正面から日本の...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 日本の外務大臣としてそういう願望を持っているということを言ったんで、それを決めるのは中国側でありますから、そう確実にいつまでに持っていけると、そういう話ではありませんけれども、やはり戦略的互恵関係という以上、私たちはそうあってもらいたいと、そう思って中国...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 我が国、米国及び中国、いずれも地域及び国際社会に責任を有する国家であり、これら三国の間でそれぞれ良好な関係が築かれることが重要であると考えております。この観点から、米中関係が進展することは我が国として歓迎すべきものだと考えておりまして、これにより日中関係...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) これまでも米側に対し累次にわたり綱紀粛正、再発防止を求めてきたにもかかわらず、米軍関係者による事件が繰り返されていることは極めて遺憾であると、これは委員と全く同じ感じ方でございます。  先月二十七日に訪日したライス国務長官に対して私から、今般の一連の事...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 米軍人が関係した性犯罪は、二〇〇六年は二千九百四十七件であり、また二〇〇七年は二千六百八十八件であったと承知をしております。  これらの統計は、国防省が性犯罪の防止のための取組の一環として性犯罪の透明性をできるだけ高めるために行われているものと承知して...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) いや、米軍人が米軍内あるいは外であるにもかかわらずこういう性的犯罪をするということは、それは当然のことながら大変残念なことであります。それは、外国の軍隊のことであってもそれは大変残念なことであるわけであります。ただ一方で、米軍は、今御紹介あったようなポス...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 私たちは、日米安全保障条約によって日本の平和と安全を守っていく、独立を守っていくという選択をしたわけでありますから、そういう中でどうやって犯罪を減らしていくかと、そういうことに全力を尽くしてまいります。
03月26日第169回国会 衆議院 外務委員会 第3号
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○高村国務大臣 TICADのキーワードはオーナーシップ、自助努力ということでありますが、かなり、自分たちが積極的に何をしていこう、こういう姿勢が見えてきたように思いました。  積極的に、具体的にどういうふうにしていこうと、過大とも思えるようないろいろなものが出てきた。それはそれ...全文を見る
○高村国務大臣 今月の二十日、二十一日、ガボンで開催されたTICAD4閣僚級準備会議に共同議長として参加をしてまいりました。三十名以上の閣僚の参加を得て活発な議論を行って、アフリカ諸国のTICAD4に対する期待の大きさを改めて実感したわけであります。  具体的にということであり...全文を見る
○高村国務大臣 これまで、米軍人が脱走した場合に、米側が必要と判断した際に事案に応じて都道府県警察に逮捕要請がなされる場合があった、こういうふうに承知をしておりますが、脱走の状態が生じた場合に、直ちに我が国の関係当局に連絡がされてきたわけではないわけであります。  今般の事例を...全文を見る
○高村国務大臣 今現在、把握をしておりません。
○高村国務大臣 中曽根元総理のボディーガードをやっていただきまして、ありがとうございました。  日本と韓国は、自由、民主主義、市場経済といった価値を共有し、北朝鮮問題を含む課題を共有する最も重要な隣国であります。過去五年間の盧武鉉政権下においても、当初、首脳間の頻繁な往来に合意...全文を見る
○高村国務大臣 おっしゃったように、李明博大統領でありますが、最近の日経新聞あるいは韓国毎日経済新聞等による共同インタビューに対して、拉致問題は韓国、北朝鮮、米国、日本、中国が互いに協力しなければならない問題である、こういうことを言っておられます。拉致問題の解決に向けた協力の必要...全文を見る
○高村国務大臣 民主的な選挙によって生じた新しい状況のもとで、台湾をめぐる問題が両岸当事者の直接の対話により平和的に解決されることを期待しているわけであります。直接の対話により平和的に解決されることを期待する以上、できるだけ早くそういう対話があったらいいな、こういうふうに思ってい...全文を見る
○高村国務大臣 基本的にいえば、中台関係、台湾海峡は波静かな方が、これは日本の国益にもかなうことだ、こう思っております。  経済関係等、中台関係がどうあろうとも、日本は日本で非政府間の実務関係として発展させていく、こういうことでいいのではないかと思っております。
○高村国務大臣 まず、台中関係でありますが、私が申し上げられるのは、先ほど申し上げたとおりでありまして、台湾をめぐる問題が両岸当事者間の直接の対話により平和的に解決されること、及びそのために両岸対話が早期に再開されることを期待しているわけであります。  このような観点から、我が...全文を見る
○高村国務大臣 大陸棚の自然延長論、中国が今主張していることについては、かつてはそういう意見もあったんです。ただ、最近の国際司法裁判所その他の国際的裁判の判決によると、だんだん中間線論が有利になってきている。圧倒的に有利になってきている。ただ、中間線といっても、どこが中間線という...全文を見る
○高村国務大臣 私は、かつて一議員であったときに、両国の外相同士がメディアを通じてののしり合っているような感じがあったときに、それはよくないと思って、現職の外務大臣にそういうことを申し上げたら、そのとおりだと。それから、相手方外務大臣も含めて、お互いにののしり合うようなことがだん...全文を見る
○高村国務大臣 中国のしかるべき方とダライ・ラマ氏が会って直接話し合うということは非常にいいことだと私は思いますし、そういうことは既に多分国会でも言ったかと思います。それはいいことだ、そういうメッセージは発しているわけであります。  ただ、私とダライ・ラマさんとの間に紛争がある...全文を見る
○高村国務大臣 それぞれ、総理にしても外務大臣にしても大変忙しいわけでありますから、何か積極的に会う理由がある場合には会うことはあっても、積極的に会う理由がない場合に会う必要はない、こういうふうに思っております。  大体、日本でも松原仁さんとか有力な方がお会いしているというふう...全文を見る
○高村国務大臣 何も日本外交はアメリカと一緒にやる必要はない。そういう貴委員のように従米的な考えは、アメリカに何でも従うという考えは私は持っておりません。  ただ、私が言っているのは、やはり人権の問題というのは大切なことであり、中国もこのことについてはもっと透明性を持ち、オープ...全文を見る
○高村国務大臣 お尋ねの追悼式でありますが、日韓両政府間で協議した結果、何よりも御遺族の心情を踏まえて静ひつな環境で実施するために、御遺族と政府関係者のみが参加する形で実施することで一致した経緯があるわけであります。その後、追悼式前日の一月二十一日になって、韓国側より突然、市民団...全文を見る
○高村国務大臣 静ひつな環境でやりたいという要請と、そして、希望する方へできるだけ参加してもらった方がいいという要請と、いろいろあると思います。それで、そういう中で、韓国側と調整をしていきたいと考えております。
○高村国務大臣 いろいろな考え方があると思いますが、副大臣というのは認証官でもありますし、極めて高いレベルの方であるわけで、私は副大臣が出席するというのは相当のことだと思います。もちろん私が出席しちゃいけないということではなくて、私は公務との関係で出席できなかったということもあり...全文を見る
○高村国務大臣 委員の御意見も踏まえて検討してみたい、こう思っています。
○高村国務大臣 民主的な選挙の結果として新しい政権ができたわけでありますから、そのことをそのように受けとめて、そして日本国政府とすれば、非政府間の実務的関係ということでやっていきたいと思います。  それから、SARSの問題、触れられましたけれども、こういう問題については何らかの...全文を見る
○高村国務大臣 米軍人が行方不明となった場合の情報共有のあり方については、情報共有の範囲等を含め米側及び関係省庁で検討したいと考えていますが、具体的な内容としては、米側から日本側の当局に何らかの連絡が行われるといった手続を考えていきたいと思います。  他方で、行方がわからなくな...全文を見る
○高村国務大臣 いずれにしても、関係省庁で情報を共有し、アメリカからも情報をまず得る、そういう仕組みをつくっていきたい、こういうふうに思っております。
○高村国務大臣 外務省の仕事は、アメリカ側との折衝をするというのが外務省の仕事なんです。むしろ国内の治安に責任を持つのは、必ずしも直接責任を持つのは外務省ではないわけでありますが、そういう責任を持っている官庁と協力をして、アメリカ側から情報を得る仕組みをつくるべく、外務省としても...全文を見る
○高村国務大臣 関係省庁と協力してやる以上、それは当然、関係省庁とも情報を共有し、そしてアメリカと折衝をし、アメリカ側から情報をもらえた場合には、またその情報を関係省庁で共有する、こういうことでございます。
○高村国務大臣 日米地位協定第一条(a)は、「「合衆国軍隊の構成員」とは、日本国の領域にある間におけるアメリカ合衆国の陸軍、海軍又は空軍に属する人員で現に服役中のものをいう。」と規定しております。  米軍当局が米国の統一軍法典に従って特定の米軍人に関して脱走兵としての認定を行う...全文を見る
○高村国務大臣 無断外泊している場合、脱走している場合、一般的に言えば公務外だと思います。  ただ、特殊な事情というのは、ちょっと、いろいろな場合、すべて具体的に調べないで、無断外泊しているからすべて公務外と言えるかどうかというのは、私は現時点で言い切れないんですが、一般的には...全文を見る
○高村国務大臣 在日米軍駐留経費負担は、アジア太平洋地域において依然として不安定で不確実な状況が存在している中で、我が国の安全保障にとって不可欠な日米安保体制の円滑かつ効果的な運用に重要な役割を果たしているわけでございます。  現行特別協定は本年三月末で効力が終了するため、政府...全文を見る
○高村国務大臣 我が国は、従来から、我が国の安全保障にとり不可欠な日米安保体制の円滑かつ効果的な運用を確保していくことは極めて重要との観点から、在日米軍駐留経費負担について努力を払ってきたところでございます。このような努力の一環として、昭和六十二年以降、我が国は、日米地位協定二十...全文を見る
○高村国務大臣 政府といたしましては、従来から、日米両国を取り巻くその時々の諸情勢を踏まえ、期間を五年間に限定した暫定的な性格の特別協定を締結してきました。  現行特別協定については、かかる諸情勢と、平成十七年十月二十九日の2プラス2、日米安全保障協議委員会の共同発表に盛り込ま...全文を見る
○高村国務大臣 一般論として申し上げれば、各国が負担している米軍駐留経費は、当該各国を取り巻く安全保障環境等の種々の要因を総合的に勘案して負担されているものであり、この経費の単純な比較及び評価は困難である、こう考えております。  アジア太平洋地域には、冷戦終了後も、地域紛争、大...全文を見る
○高村国務大臣 新たな特別協定について、政府としては、厳しい財政事情の中で、この経費負担についても節約合理化の必要があり、経費の効率性について国民の支持を得る必要があることを踏まえ、米側との交渉を行ってきました。  その結果、過去の協定の単純延長ではなく、実際に一定の削減を達成...全文を見る
○高村国務大臣 新たな特別協定における節約努力の規定は、厳しい財政事情のもとで、在日米軍駐留経費負担についても節約合理化の必要があり、経費の効率性について国民の支持を得る必要があるとの我が方の強い主張を踏まえ、協定本文に盛り込まれたものであります。  第四条は、米側に対して、節...全文を見る
○高村国務大臣 今の答弁は誤解があったかもしれないので、ちょっと申し上げますと、労務者の全体の数はアメリカ側が必要と判断してやっているわけですが、その全部を日本が持っているわけではないわけであります。そのうちの上限価格ということについては日米で話し合って決めている、こういうことで...全文を見る
○高村国務大臣 新たな特別協定における節約努力の規定は、厳しい財政事情の中で、在日米軍駐留経費負担についても節約合理化の必要があり、経費の効率性について国民の支持を得る必要があるとの我が方の主張を踏まえて、協定本文に盛り込まれたものであります。  他方で、第四条は、米側に対して...全文を見る
○高村国務大臣 新たな特別協定は、本年三月末で効力が終了する現行特別協定終了後の措置を規定するものでございます。ですから、仮に新たな特別協定が本年四月一日に効力を生じない場合には、我が国現行特別協定のもとで負担している労務費、光熱費、訓練移転費に係る経費を我が国が負担するための法...全文を見る
○高村国務大臣 過去に特別協定が予定どおり発効しなかった例はないわけでありまして、具体的にいかなる支障が生ずるかをすべて予測することは困難であるわけであります。  他方、新たな特別協定は、四月一日に発効する必要があることを前提に日米間で合意したものであります。米側は、新たな特別...全文を見る
○高村国務大臣 現行特別協定にも米側の節約努力が規定されており、米側がこの規定の趣旨を踏まえ、節約の努力を払っていると承知をしております。  例えば、防衛省、旧防衛施設庁でありますが、その担当者が必要に応じて在日米軍司令部の担当者に対して節約努力の具体例につき聴取を行ってきたと...全文を見る
○高村国務大臣 過去の検証については旧防衛施設庁が聴取してやっていただいていますが、今度の協定について節約努力をしてもらうべきことについては、そういう防衛施設庁からいろいろ聞いたこと等に基づいて相手方にいろいろと交渉をしている、こういうことでございます。
○高村国務大臣 全体的なことももちろん考えますし、個々の節約努力ということも米側に要求をしたわけであります。  メーターがついているかついていないかということについては、これは我が方からの提供施設でありますから、どういう過程でどういうものを提供しているかということになると思いま...全文を見る
○高村国務大臣 特に問題があれば施設分科会で取り上げ得るということでございます。  この規定は、現行協定でもあるいは次期協定でも同じですけれども、アメリカ側に我々が迫って節約をするという決意を表明してもらった、そういう規定なんです。具体的義務を定めた、いわゆる法律的効果とかなん...全文を見る
○高村国務大臣 アメリカ側の決意表明というのは決して軽くないので、決意表明をそういうところに文章として入れさせるというのは、これは協定の中で大変意味があることだと思っております。決意表明だから軽いなんて、そういうふうにとってもらったら困ります。その決意はきっちりやってもらわなけれ...全文を見る
○高村国務大臣 先ほど、政府内部で努力するというのでは、国会が何を、意味がないじゃないかとおっしゃったが、そうじゃないんです。貴委員がそういうことをおっしゃったので私からそういう答弁を引き出しただけで、国会は大変な役割を果たしているんだろう、こういうふうに思います。  まさに今...全文を見る
○高村国務大臣 米軍は、日米安保条約に基づき、我が国の安全に寄与し、並びに極東における国際の平和及び安全の維持に寄与するために我が国に駐留しているわけであります。  米国は、日米安保条約第五条に従って、我が国に対する武力攻撃に際して我が国の防衛に従事する義務を負うとともに、その...全文を見る
○高村国務大臣 そういう機能もありますし、軍隊の特性というのは、移動をすることもあるわけでありまして、よそで何かあった場合に、ふだん日本に駐留している軍隊、部隊がほかに移動するということがあるのと同時に、いざ日本有事のような場合には、よそにいる軍隊がこちらに移動してくるということ...全文を見る
○高村国務大臣 環境問題について、日米地位協定よりもボン補足協定の方が進んでいるのではないかという御質問だったと思いますが、日米地位協定と米国が他国と締結している地位協定との比較については、運用のあり方や締結に至った背景等も検討する必要があるため、一概に論じることは困難であります...全文を見る
○高村国務大臣 在日米軍の兵力態勢の個別の再編案については、一昨年五月の再編実施のための日米のロードマップにおいて、再編案の実施における施設整備に要する建設費その他の費用は、明示されない限り日本政府が負担するものである、また、米国政府は、これらの案の実施により生ずる運用上の費用を...全文を見る
○高村国務大臣 日本側の意図とすれば、第一に、沖縄県民の基地負担を軽減したいという強い願いが日本政府にもありまして、そういう結果でアメリカに強く迫った。そういうこともある中で、まさにそういう施設整備に係る費用については基本的に日本が負担する、そうされたと。だから、アメリカ側にとっ...全文を見る
○高村国務大臣 十八日の本会議における石破防衛大臣の答弁のとおり、駐留軍等労働者の法的雇用主は日本国であると認識しておりますし、それが客観的な事実でございます。
○高村国務大臣 地位協定がどうなるかによって雇用契約がなくなるとかなくならないとか、そういうことは関係のないことでございます。
03月27日第169回国会 参議院 外交防衛委員会 第3号
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○国務大臣(高村正彦君) 外交防衛委員会の開催に当たり、北澤委員長を始め委員各位に謹んでごあいさつを申し上げますとともに、所信を申し述べます。  我が国の国益である、我が国国民の幸福及び我が国の平和と繁栄の確保は、世界の平和と繁栄の実現なくしてあり得ません。我が国は、日米同盟の...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 平成二十年度外務省所管予算案について概要説明をいたします。  平成二十年度一般会計予算において、外務省は六千七百九十三億七千百万円を計上しております。これを前年度と比較いたしますと一・三%の増額となっております。また、ODA予算は、外務省所管分として、...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 既に国会において、あるいは記者会見において、私は中国のためにも透明性をもっと増してほしいと、そしてオープンにしてほしいと、そういうことを数度にわたって申し上げているわけでありまして、そういうことは外交ルートを通じても伝えているわけでございます。
○国務大臣(高村正彦君) まさに、私たちはオリンピックが成功してもらいたいと、こう思っているんです。そのためにも、先ほど申し上げた中国がこの問題について透明性を発揮してもらってオープンにしてもらいたいと、こういうことを言ってきているわけであります。  強いメッセージというのはど...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 基本的にこの問題は、中国の内政問題という問題と、一方で、先ほど委員が指摘された、国際社会全体が関心を持つべき人権問題という面と、双方があるわけであります。  そういう中で、今、日本の政府関係者がダライ・ラマ十四世と会って話すことが、プラスの面とマイナス...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 私たちは、ダライ・ラマ十四世と中国当局が話し合われるということは大いに結構なことだと思っております。そういう私たちの気持ちは中国側に伝わっていると、こう思っております。
○国務大臣(高村正彦君) 横浜宣言自体は首脳が出すんですね、TICADⅣで。それを、首脳に対してこういうものを出したらどうですかというものを準備会合で一応のものを決めてこれ出しているんで、ということを御理解をいただきたいと思います。  主要項目、大体申し上げますと、成長の加速化...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) TICADⅣに期待するものは非常に大きかったと思います。そういう中で、様々な要求といいますか、こういうことをしてほしいといろいろ出ましたけれども、それはいわゆるミレニアム開発目標についてもありますし、開発についてもありますし、必ずしもそのミレニアム開発目...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) TICADプロセスというのは極めて開かれたプロセスで、日本一国とアフリカ諸国と、こういう形になっておりません。例えば国連、あるいは世界銀行、あるいはNPO、市民社会、どういう形かは別に、どうぞ委員にも参加していただきたいと思います。市民社会にも参加してい...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) それこそ行政がそれがいいとか悪いとか言う話ではないかと思いますが、やっていただくのは大変結構なことだと思います。ただ、スケジュールが物すごく各首脳込んでいるということはありますが、具体的にされるということであれば、国会の側でされるということであれば、それ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) よろしく応援をお願いいたします。  確かに、財政が厳しいと、どうしてもタックスペイヤー、委員がおっしゃるようなタックスペイヤーだけなら大変うれしいんです。アフリカで人が亡くなっている、そういうことは大変だと感じてくれるタックスペイヤーばかりだったら大変...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) おっしゃるように、サハラ以南でいいますと、生まれてから五歳の誕生日を迎えられない子供が千人に百六十六人いると、こういうふうなことを聞いております。こういうところに、そこに貧困がある、そこに感染症がある、そういうことに責任国家として、あるいは人道国家として...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 国際社会におきましては、アフリカにおける母子保健の改善の重要性というのは、これは広く指摘されているところでございます。五月に開催されるTICADⅣにおきましても、最も脆弱な立場にある女性と子供に焦点を当てた母子保健について議論を深めていく考えであります。...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 先ほどODA予算減っているという御指摘がありましたが、こんな減っているままにしておくつもりはありませんけれども、いずれにしても、底打ちし、増えるにしても限られた予算でするわけでありますから、委員がおっしゃるように、めり張りを付けて支援をしていくということ...全文を見る
03月28日第169回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第2号
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○国務大臣(高村正彦君) 平成二十年度政府開発援助に係る予算案について概要説明をいたします。  平成二十年度一般会計予算政府案においては、政府全体の開発援助に係る予算として、対前年度比四・〇%減の七千一億七千三百万円を計上しております。  ODAを活用し、途上国の安定と発展の...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 委員がおっしゃるように水は生命の根幹であります。開発途上国における安全な飲料水及び衛生施設へのアクセスの確保ということは、生命、健康の維持に不可欠なものであります。ミレニアム開発目標にも設定されている非常に重要な支援分野であるわけであります。  我が国...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 北海道洞爺湖サミットにおきましては、環境・気候変動問題、開発・アフリカ問題等が主要な議題として取り上げられる予定でありますが、御指摘の水の問題は、環境・気候変動問題、開発・アフリカ問題、双方ともかかわる重要な問題であると認識をしているわけであります。一月...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 青年海外協力隊でありますが、二十歳から三十九歳までの有為な若者を対象としておりまして、今でも大学生も応募することができるわけであります。協力分野については、農林水産だとか保健衛生だとか教育分野、スポーツ等約百九十五種、多岐にわたっていまして、現実的にも大...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 委員がおっしゃるのは、大学の授業として海外に学生が出て行くと。これは、基本的には文部科学省と大学自体の考え方なんだろうと思います。ただ、そういうことをすることについて私として反対するということは全くありません、全くありません。
○国務大臣(高村正彦君) 文部科学省そしてその大学がそういうことをやりたいということであれば、外務省は積極的に協力をしていきたいと、こう思っております。
○国務大臣(高村正彦君) 委員のおっしゃることは基本的に大変結構なことだと、こう思っております。
○国務大臣(高村正彦君) 我が国はこれまで御指摘のカンボジア日本人材開発センターに対して、日本語教育や市場経済化促進等の研修を実施して、対日理解の増進や市場経済に資する人材の育成を図ってきたわけでございます。  一方で、カンボジアの発展にとって日本企業による投資が増進することは...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) イラクにおいてもアフガニスタンにおいてもでありますが、援助需要だとか治安情勢等大きく変化することが想定されるわけであります。これまでもそのような変化を受けて、アフガニスタンにおいては当初の緊急人道支援から復興などへの支援を軸足を移し、またイラクにおいては...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) まず、インフラのリストについては委員の秘書の方と外務省のあれで二週間程度猶予をいただいてリストを出すということになっていると承知をしておりますが、その猶予はよろしくお願いしたいと思います。  我が国は開発途上国の援助需要や経済社会状況や二国間関係などを...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 本年は第四回アフリカ開発会議、TICADⅣやG8北海道洞爺湖サミットが開催される重要な年になる、四十年に一度とおっしゃいましたが、まさにそういう年でございます。  ODAを活用し、途上国の安定と発展のために協力していくことは、我が国自身にとっても有益で...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 委員御指摘のとおり、平和の定着というのは持続可能な開発の前提として極めて重要でありまして、そのためにもアフリカ諸国が平和と安定に基づいた関係を構築し維持することが大切だと考えております。特に、我が国は平和協力国家としてアフリカ諸国のオーナーシップを尊重し...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 済みません、参考人じゃなくて私から答えさせていただきます。  野口英世アフリカ賞につきましては、第一回授賞式及び記念晩さん会がTICADⅣの初日である五月二十八日の夕刻に、TICADⅣに参加するアフリカ首脳や国際機関の長の参列の下、盛大に行われることと...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 二年間というのは、あくまでパイロット事業としての期間が二年間ということでございます。人材の育成という本件事業自体の性質上、これは中長期的視座に立って検討していくということが不可欠であると、こう思っております。  パイロット段階を終えて事業が本格化される...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 途上国の安定と発展のために協力していくことは、これは我が国自身にとっても利益になり我が国の外交政策において重要な課題であります。また、我が国はODAを通じ国際社会の平和と発展に貢献することにより、国際的な評価や信頼、国際社会における発言力を高めてきたとい...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 福田総理は、本年一月のダボス会議におきまして、地球温暖化問題への対応としてクールアース推進構想を表明し、その中で、排出削減と経済成長を両立させ、気候の安定化に貢献しようとする途上国への支援として百億ドル規模の資金メカニズムによるクールアース・パートナーシ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) ODAを通じた地球温暖化対策につきましては、二〇〇二年に策定した持続可能な開発のための環境保全イニシアティブにおいて、我が国の経験と科学技術の活用を基本方針の一つに掲げて取り組んできているところでございます。  具体的には、我が国の省エネに関する知識や...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 草の根・人間の安全保障無償資金協力は、開発途上国における草の根レベルの社会経済開発プロジェクトを実施することを目的とし、NGOや地方公共団体を被供与団体として実施される資金協力でありまして、原則おっしゃるように一件当たりの上限を一千万円としていると。現場...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 委員がお会いになった方のようにすばらしい方はたくさん海外におられるんです。こうした方々が草の根無償外部委嘱員として途上国の草の根レベルの住民や現地NGOとの間で緊密な関係を構築したり、途上国の援助需要を把握することにより国際協力の最前線で経験を積まれるこ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) アフリカは依然として貧困や紛争等の問題がありまして、感染症やあるいは小型武器の拡散等の不安定要素を抱えているわけであります。  アフリカ諸国においては、近年平和の定着や民主化などの進展が見られる部分もありまして、年五%以上の経済成長を遂げる国も少なくあ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 常任理事国入りは目的ではなく手段であるというのは、私はそのとおりだと思います。国際社会で日本がやりたいことを、どうあるべきだということを実現していくための手段として国連常任理事国にいた方がやりやすいと。手段であっても、中期目標ではあるんですよ、最終的な目...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 小型武器は冷戦後に頻発している地域紛争等において主要な武器として使用されているわけで、紛争を長期化、激化させるだけでなくて、紛争後の復興開発を阻害し、さらには紛争の再発生を助長する原因として極めて重要な問題であると認識をしております。  我が国としては...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 武器貿易条約は、今後、通常兵器の輸入、輸出及び移譲に関する国際共通原則を定める国際約束を作成しようという構想でございます。  我が国は、武器輸出三原則等の下、原則として武器を輸出しておりません。また、国連等において小型武器を含む通常兵器の問題に積極的に...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 本年は、国連の枠組みで武器貿易条約、ATTの実現可能性や構成要素等について検討するための政府専門家会合が開催されているわけであります。第一回会合は二月に開催され、我が国からも政府専門家が参加しました。今後、五月に第二回会合、七、八月に第三回会合が開催され...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 政府としては、武器輸出については、平和国家としての立場から、それによって国際紛争等を助長することを回避するとの目的の下で、いわゆる武器輸出三原則及び武器輸出に関する政府見解に基づいて、引き続き慎重に対応していく考えでございます。武器貿易条約は、こうした我...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 御指摘のあった国際熱帯木材機関は、アフリカのコンゴ盆地における取組として、同地域のカメルーン、中央アフリカ、コンゴ民主共和国、ガボン、コンゴ共和国に対して、一九八九年から二〇〇七年までの間に計七十件、約二千九百二十二万ドルのプロジェクトの実施を支援してい...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) CDMは、先進国における排出削減約束の遵守に貢献すると同時に、途上国においても持続可能な開発に資する技術や資金の移転をもたらすわけであります。我が国はODAを通じてもCDM事業を推進できるように努力をしていく考えであります。  先進国によるCDM事業実...全文を見る
04月02日第169回国会 衆議院 外務委員会 第4号
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○高村国務大臣 その考えを踏襲いたします。
○高村国務大臣 基本的にそのとおりでございます。
○高村国務大臣 我が国は、従来より、東南アジアや中央アジア、中東欧といった地域において、民主化や市場経済化を進める国々との対話やODA等を通じた協力をしてきているわけであります。本年の外交白書におきましても、昨年一年を通じて、日本外交の地理的な拡大と深化が顕著に進み、民主化や市場...全文を見る
○高村国務大臣 アジア太平洋地域には、冷戦終了後も、地域紛争、大量破壊兵器やミサイルの拡散等、依然として不安定で不確実な状況が存在しているわけであります。このような現実の中で、我が国は、専守防衛を基本としつつ、みずからの自衛力のみでは自国の安全が脅かされるようなあらゆる事態に対処...全文を見る
○高村国務大臣 在日米軍の兵力態勢の個別の再編案につきましては、平成十八年五月の再編実施のための日米のロードマップにおいて、再編案の実施における施設整備に要する建設費その他の費用は、明示されない限り日本政府が負担するということにされているわけであります。また、米国政府は、これらの...全文を見る
○高村国務大臣 我が国の在日米軍駐留経費負担が我が国国民の税金で賄われている以上、それが効率的、効果的に用いられるべきことは当然のことであります。新たな特別協定の交渉におきましても、米側に対し、日本が負担する経費の削減については強く求めたところであります。  御指摘の、国会審議...全文を見る
○高村国務大臣 米軍再編にかかわる訓練移転の実施に伴う嘉手納飛行場周辺の地元負担の軽減につきましては、どのようなとらえ方をするかにもよりますが、本来であれば米軍飛行場で実施されていた訓練が訓練移転により自衛隊施設で行われたものであり、その分の負担は軽減された、これは間違いないとこ...全文を見る
○高村国務大臣 我が国に駐留する米軍の円滑な行動を確保するために、米軍による我が国における施設・区域の使用並びに我が国における米軍の地位につき規定した日米地位協定は、日米安保体制にとり極めて重要なものでありますが、その日米地位協定については、政府としては、従来から、その改正ではな...全文を見る
○高村国務大臣 報道以上のことでも知っている部分と知らない部分と、外務省より警察の方がはるかに知っているだろうと思います。
○高村国務大臣 いわゆる外交交渉という段階ではないわけです。はっきり警察の方で身柄が欲しいということになれば、外交的な交渉に入りますが。ただ、その前段階的に、やはり何らかの話ぐらいはしているという段階だと思います。
○高村国務大臣 おっしゃるように、これは間接雇用の、日本側がそういう人を雇用することのお手伝いをしますよ、こういう規定で、費用を負担するというまでを言っている規定ではないわけであります。ただ、米側がどれだけ人が要るかということをこうして、それに対して日本がお手伝いする。  ただ...全文を見る
○高村国務大臣 いわゆる十五条諸機関を含め、労務費の一層の節約合理化について米側に強く求めたのは確かでありますが、日米間のぎりぎりの交渉の結果として今般得られたような合意に達した経緯について理解を得たいと考えております。  十五条諸機関の労務の需要については、合衆国軍隊の労務の...全文を見る
○高村国務大臣 交渉経過の一々については申し上げられませんが、我々が、日本国民の納税者の意識、どういうことを感じるかということについては幅広く言っているということだけは申し上げておきたいと思います。そういう結果、ぎりぎりの交渉の結果こういうことになったので。  我が国とすれば、...全文を見る
○高村国務大臣 より効率的な経費負担を求めるとの観点から、御指摘のいわゆる十五条諸機関を含め、米側からできる限りの情報提供を求めた上で交渉をしてきたわけであります。こうしたぎりぎりの交渉の結果、御審議いただいている今般の特別協定の内容となったところでありまして、ぜひ御理解の上御承...全文を見る
○高村国務大臣 議員会館に行くのは、月に一、二回は行くと思います。今はその程度です。
○高村国務大臣 西宮局長から申し上げたとおり、思いやり予算という言葉は使っておりません。  そして、特別協定に基づく労務費、光熱費、訓練移転費について、もう卒業したい、そういう意思表示はしておりません。減額したいという意思表示はいたしました。
○高村国務大臣 政治の意思として、従前の枠組みの中でどうやって減額の方向に行くかということで交渉をしたわけでございます。  同盟のコストということでいえば、在日米軍駐留経費だけ、そこだけ焦点を当てると、我々に言いたいことはたくさんありますけれども、同盟のコストといった広い意味か...全文を見る
○高村国務大臣 特別協定の労務費については、日本の税金で払うのは上限が定まっておりまして、そのどの部分が日本の税金で、どの部分がアメリカの税金か、そういうことはわからないわけであります。  ともかく、上限を定めて、それについては日本が支払いをしている、こういうことでございます。
○高村国務大臣 明確に答えていると思います。  日本の税金が上限を定めて支払っており、その上についてはアメリカが支払っているんですから、そのマッサージ師の分が日本が払った分に入るのか、アメリカが払った分に入るのかということは、そういう一つ一つの仕事について特定する仕組みになって...全文を見る
○高村国務大臣 特にそれがおかしい、絶対的におかしいというふうには思いません。ただし、日本が払っているものについて、日本人のタックスペイヤーの感覚からいえば、そういうものについておかしいと感じるだろうなと。  日本人の公務員に対してそういうことは一般的にしていませんが、ただ、ア...全文を見る
○高村国務大臣 直接雇用か間接雇用かというのは、まさに地位協定で間接雇用ということになっているわけであります。直接雇用か間接雇用かということと、その費用をどちらが持つかということは必ずしもイコールではないんだろう、こういうふうに私は承知をしております。
○高村国務大臣 委員の言っていることは、私は全く理解不能であります。地位協定を改定したら、不祥事がなくなるんですか。そうじゃないでしょう。不祥事というのは、綱紀粛正、再発防止をどうやっていくかという話でしょう。起きた事件の身柄をどっちがとるかとか、そういうことが直接に不祥事の抑止...全文を見る
○高村国務大臣 私が言ったことを聞いておかしいと思う人もたくさんいるかもしれませんが、委員が言ったことを聞いておかしいと思う人もたくさんいると思いますよ。だから各政党があっていろいろな考え方があるんだ、私はそういうふうに思います。  そして、今の地位協定、地位協定と言ってもいろ...全文を見る
○高村国務大臣 ぎりぎりの交渉の結果、こういうことになった。私たちの感覚からいって、すべてそれがすとんと落ちるものではないことも交渉の結果あり得るということは、外交に長く携わった貴委員ならおわかりのことだと思います。  それから、地位協定をどうするかということ。被害者の家族の感...全文を見る
○高村国務大臣 おまえたちの知ったこっちゃないよと言ったわけではございません。おれたちの知ったこっちゃないという話、どっちかというと、どっちかというとですよ。  それは、日本の刑法なら刑法、行政法なら行政法と分かれているんじゃなくて、同じ統一軍法の中に記載されている条文によって...全文を見る
○高村国務大臣 余り実態を知らない私が答弁に立って大変申しわけないんですけれども、常識的に考えると、基地で電力会社と一括契約をして、そこでメーターが出て請求が来るわけですから、そこのメーターから特別の線でも引いて基地の外にやっていない限り外の人の請求が来るということは普通ないので...全文を見る
○高村国務大臣 これは防衛省予算でありますから私が申し上げるのが適当かどうかわかりませんけれども、今、高見澤局長が申し上げた方向でやるということになると思います。
○高村国務大臣 政府とすれば、国会から求められたことはできるだけ説明をするように努めているところでございますが、今、防衛副大臣から、いろいろ苦労して調べた結果をわかった部分についてお伝えした、こういうことであろうかと思います。  委員の御要求からすれば十分でなかったかもしれませ...全文を見る
○高村国務大臣 日米間で検証するということは必要なことだ、こういうふうに思っております。  ただ、その前提として、今防衛副大臣がおっしゃったように、やはりみずから騒音測定等そういうことをきっちりやって、データを調べて、その上でやらないと、ただ減っている、減っていないと言い合って...全文を見る
○高村国務大臣 おっしゃるように、やはり今の枠組みでは、上限労働者の数を日米間で協議して決めて、そしてその上限労働者の数というのは上限労働者の範囲で日本が労務費を負担する、こういう仕組みであります。さらにそれを上回るものについてはアメリカ側が負担する、そういうふうになっていて、こ...全文を見る
○高村国務大臣 今後、アメリカ側との交渉はしていかなければいけないと思います。それは、いろいろな観点があると思うんです。職種がどうだとか独立機関だからどうだとか、いろいろな観点から交渉していかなければいけないと思いますが、我が方の最大の関心事はどれだけ負担するかということであり、...全文を見る
○高村国務大臣 これは、協定の執行の部分ですから、やはり防衛省からお答えいただくのがいいと思います。  我々は、ぎりぎりの節約をしてくれよということは言いまして、協定の中にそれを書き込んでいる、現行協定も書き込んでいますが、次の協定もより一層のものをしてくださいよということを書...全文を見る
○高村国務大臣 防衛省が責任を持って処理をし、会計検査院もそれを是としている、それについて政府内部で、外務省がそれはおかしい、そういう話ではないんだろうと思います。
○高村国務大臣 その前に、米軍駐留経費負担がなぜ日本が突出して大きいのかということについてちょっと申し上げると、例えばドイツについては、北大西洋条約に基づき、米国との関係で相互防衛義務を負っています。韓国についても、米韓相互防衛条約に基づき、太平洋地域において米国との間で相互防衛...全文を見る
○高村国務大臣 これが妥当であるかどうかというのは難しいところでありますけれども、はっきり申し上げて、日本側にすれば低ければ低いほどいいわけであります。アメリカ側からすれば、高ければ高いほどいいわけであります。そういう中の、駐留米軍経費だけでなくて、全体の同盟の負担をどうするか、...全文を見る
○高村国務大臣 アメリカ側もそれなりの評価をしている、そして、そういう評価をしている中で、いざというときはアメリカ国民、若者の血を流してでも日本を守るという決意ができてくるんだ、こういうふうに思っております。
○高村国務大臣 全くしていないということはありません。  李明博政権と盧武鉉政権では若干立場が違うというふうに承知しておりますので、これからも各レベルでその点についても話していくことは当然のことだ、こう思っています。
○高村国務大臣 先ほど、盧武鉉政権と李明博政権は拉致問題に対する立場が若干違うと認識していると申し上げましたが、現在の時点でいえば、日本と新政権においてもそれは差があることは事実であります。  さらに、どういう点で協調体制がとれるかということを、我々としてはあらゆるレベルで働き...全文を見る
○高村国務大臣 日米韓で緊密な連絡をとっていきたいと思います。日米韓だけじゃなくて、ロシアも中国も緊密に連絡をとっていきたい、こういうふうに思います。  それぞれ立場が違いますけれども、それぞれがそれぞれの影響力を持っていますので、できるだけ、北朝鮮に対して影響力を持つ国とは何...全文を見る
○高村国務大臣 まだ四月十三日まで時間があるわけでありますから、断固延長するというんじゃなくて、何とかそれまでにむしろ延長しなくて済む行動を北朝鮮がとってくれないかな、くれるように淡い期待を持っているわけでございます。
○高村国務大臣 現時点で具体的な検討が行われているわけではございません。
○高村国務大臣 現状を正確に把握することは困難でありますが、チベット自治区や自治州以外に、最近、新疆ウイグル自治区においても市民と当局の衝突が発生しているといった情報が出ているわけであります。こうした情勢を引き続き懸念を持って注視しているところであります。複雑な問題ではありますが...全文を見る
○高村国務大臣 異なったメッセージを出すような状況にはなっていないと思います。前に申し上げた、透明性を持ってほしい、オープンにしてほしい、そして中国側とダライ・ラマ十四世の側で話し合いが持たれることは歓迎する。変わっておりません。
○高村国務大臣 事情が変わってきたとおっしゃるけれども、どういうふうに変わってきたんでしょうか。  例えば、北朝鮮が核実験をやったというのは、防衛費あるいは駐留米軍経費を下げる方に働く変わり方でしょうか。例えばドイツなんか、SS20がずっとドイツ国内を射程におさめて本当に危険な...全文を見る
○高村国務大臣 政府といたしましては、今般、米側予算により整備される本件施設については、部隊の練度維持等、日米安保条約の目的の達成のため必要なものと考えておりますが、米側に対しては、訓練の実施に当たっては地元の方々に与える影響が最小限のものになるよう、また安全にはくれぐれも万全を...全文を見る
○高村国務大臣 地位協定十八条の規定は、米軍だけに全面的に過失がある場合に、日本側二五%、米側七五%、こうなっているわけで、まさに米軍の飛行機の運用でそうなっているんだから、そうだという解釈も成り立ち得ますけれども、アメリカ側とすると、日本側が提供した施設・区域を利用して米側がや...全文を見る
○高村国務大臣 委員がおっしゃるように解釈する余地は、それはあるんです。あるんです。あるんですが、アメリカはそう思っていない、そういう中で今交渉が進んでいる、こういうことでありますが、進んでいるといっても、交渉が余りにもゆっくりでありますから、加速させたいと思います。
○高村国務大臣 これは防衛予算でつくっておりますので、できれば、防衛副大臣が来ておられるので、防衛副大臣から答えていただいた方が適切であると私は思います。
○高村国務大臣 午前中もお答えしたように、まだ全額が確定しているわけではありませんけれども、当面、日本が負担する上限については、真水でこれだけだ、それから融資でこれだけだ、そういうことを大体取り決めて、その中の実際の真水部分については、年度年度で予算請求をして国会の判断を仰いでい...全文を見る
○高村国務大臣 三兆というのは全く別の話で、グアム移転ではないんですよ。これは、再編全体についてアメリカのある方がそういう言葉を発したというだけの話で、それについては全く、午前中もちょっとそう思ったんですが、委員がおっしゃっているのは、グアム移転と在日米軍再編全体と混同しておられ...全文を見る
○高村国務大臣 日中両政府は、言うべきことを率直に言い合う関係になっていると思います。なっていますが、まだお互いの国民感情が非常に脆弱なところがありまして、それを、例えば片方がメディアを通じて率直に言うと、それに対して一方の国民感情がののしられたと感じるような面がまだ日中両側にあ...全文を見る
○高村国務大臣 米海兵隊のグアム移転事業では、三千五百戸程度の家族住宅の建設費は、民活による効率化が見込まれる約四億二千万ドルを除き、約二十一億三千万ドルでありまして、敷地造成費及びユーティリティー整備費を含め、単純に平均すると一戸当たりの平均単価は約六十一万ドルとなりますが、こ...全文を見る
○高村国務大臣 特別協定に基づく給与の支払い方法についてでありますが、上限労働者数の範囲内で給与の全額を負担することとなった平成七年度以降、特別協定による日本側負担分が米側負担分に比して非常に大きくなったことから、米側負担分の特別調達資金による立てかえ払いを年度末に集中して処理す...全文を見る
○高村国務大臣 協定を結ぶ交渉は、外務省が防衛省と協力して、外務省が主体となって行うわけでありますが、その執行については防衛省が担当している、こういうことでございます。今の御質問は執行に関する話ですから、防衛副大臣が出ると言っているのにそれを認めないというのは、私の常識ではちょっ...全文を見る
○高村国務大臣 どういうような状況というのを具体的に述べることはなかなか難しいわけでありますが、安全保障環境が全く変わって、日米安保条約を抑止力として活用しなくとも日本の平和と独立が保たれる、こういうような状況になれば、そういうものが全体的に枠組みが変わってくるだろう、こういうふ...全文を見る
○高村国務大臣 いつまでというよりも、この問題について日米間でどういうことをやるんだという具体的な内容が定まらないと積算できませんので、何かお金が先にありきみたいな話でやってはいけないのだろうと思うんですね。ですから、具体的な内容を詰めなければいけない。具体的な内容を詰めるために...全文を見る
○高村国務大臣 いや、安倍総理は、率直な願望を言われたんだと思います。  政府としては、この米軍再編自体できるだけ早くやりたいんだから、できるだけ早くやるために、できるだけ早くそういうことをお示ししたい、そういうことを申し上げたわけであります。
04月04日第169回国会 衆議院 外務委員会 第5号
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○高村国務大臣 極めて遺憾であるということをまず第一に伝えると同時に、逮捕状が発付されたので、起訴前の身柄の移転を求めました。基本的には、その二点でございます。
○高村国務大臣 委員が御指摘のように、再三再四、事件が現実に起きているわけで、極めて遺憾なことであり、本当に、それぞれ基地の近辺の住民の方は大変不安であろうと。  これをなくすために、これも委員がおっしゃったとおり、事件を早期に解決するということと、そして何よりも重要なのは、再...全文を見る
○高村国務大臣 政府の基本的立場といたしましては、日米地位協定の改正ではなく、その時々の問題について、運用の改善により機敏に対応していくことが合理的であると考えております。  平成七年の刑事裁判手続に関する日米合同委員会合意によって、殺人、強姦等の犯罪で我が国として重大な関心を...全文を見る
○高村国務大臣 資源に乏しく狭隘な国土の我が国が発展するためには、国際社会の平和と発展が大前提であると思います。  このような考えのもと、我が国は、本年一月の施政方針演説で福田総理が述べたとおり、世界の平和と発展に貢献する平和協力国家として、国際社会において責任ある役割を果たし...全文を見る
○高村国務大臣 日豪外相会談では、私から、我が国の調査捕鯨は、国際捕鯨取締条約に従って行われる合法的な活動であるとの我が国の基本的立場を説明いたしました。その上で、NGOによる妨害行為は許しがたい違法行為であり、当該NGOの船舶が豪州に寄港する場合は適切な対応を要請したい、こうい...全文を見る
○高村国務大臣 私は、当時の判断そのものは、その時点では聞いていなかったわけでありますが、日本側として、もうこのまま拘束をしていく意思はないということになっていたときに、相手側のシーシェパードがそれを引き取らない。引き取らないで、むしろ、日本側に拘束されている、拘束されていると世...全文を見る
○高村国務大臣 私の考え方は、私は中国の要人に直接伝えます。  本人に直接伝えないで、いろいろなところで外務大臣が大きな声で言うということは、両国の国民感情は非常にまだ脆弱でありますから、そういう中で言うことは、いい影響もなくはないんですけれども、悪い影響の方が多いのではないか...全文を見る
○高村国務大臣 食の安全を考えるというのは、それは当然なことだと思います。それは食品衛生等をしっかりやってもらいたい、こういうふうに考えているわけであります。  ただ、日本の軍事的安全保障が突出しているというのは、それはそうじゃないでしょう。GDPの一%でおさめている国はほかに...全文を見る
○高村国務大臣 松原委員の質問にお答えする前に、平沢委員長の高い見識に心から敬意を表するものでございます。  表面で言うことと、水面上で言うことと水面下で言うことと、外交というのは当然あるんです、当然あるんです。ですから、チベットの問題については、私は、かねてからこう言っている...全文を見る
○高村国務大臣 その結果どうなんですかというのは、どういう意味だかよくわかりませんが、とても我々が納得するほど透明、オープンにはなっていない。ただ、全然前進がないかといえば、記者を入れたり外交官を入れたりしている。それはもちろん十分なものではないから、さらに透明性、オープンにして...全文を見る
○高村国務大臣 北朝鮮が三月二十八日に短距離ミサイルを三回にわたり発射したとの報道があったことは承知をしております。  北朝鮮のミサイル関連動向については、我が国として平素より鋭意、情報収集、分析に努めておりますが、さまざまな情報に接しておりますが、個々の具体的な情報の内容に関...全文を見る
○高村国務大臣 具体的行動を私はつぶさに承知しておりませんが、当然のことながら、それぞれの組織の中で情報交換はあって当然のことだ、こういうふうに思っております。
○高村国務大臣 このことについてアメリカとどういう話をしたかということについてはつぶさに承知をしていないということを申し上げたので、短距離ミサイルが発射されたかどうかということについては、私が……(松原委員「国民がみんな知っていることだよ」と呼ぶ)国民が知っているというのは、報道...全文を見る
○高村国務大臣 本件についても種々報じられていることは承知しておりますが、当事国であるイスラエルはシリア攻撃について何ら発表しておりません。また、シリアも詳細については発表しておりません。当事者が本件についての事実関係を対外的に明らかにしていないこともあり、このことについて私が申...全文を見る
○高村国務大臣 私は、前にも委員の同旨の質問にそのようにお答えした、こういうふうに記憶しています。
○高村国務大臣 テロ支援国家を解除するかどうかというのはアメリカの国内法の解釈の問題であるということは、一つ申し上げておきたいと思います。  ただ、私の考えはそういうことでありますから、私、日本側の立場は変わっていませんし、アメリカも日本側の立場はよくわかっていると思っています...全文を見る
○高村国務大臣 政府内部で検討中でございます。
○高村国務大臣 平成十八年七月五日、北朝鮮より七発の弾道ミサイルが発射されたことを契機として、我が国政府は、我が国国家公務員の北朝鮮への渡航は原則として見合わせると同時に、我が国からの北朝鮮への渡航自粛を要請してきております。  一般論として言えば、国会議員についても北朝鮮への...全文を見る
○高村国務大臣 繰り返しますが、一般論として、原則として渡航は自粛していただきたい、こう考えているわけであります。具体的なことは、特別の事情があるのかどうか、そういうことの判断にもなるので、そういう話は私、直接聞いておりませんので、何とも申し上げられません。一般論とすれば、一般的...全文を見る
○高村国務大臣 申しわけありませんが、その詳細な情報を提供されているかどうかということについても、お答えは差し控えたいと思います。  いずれにしても、日本とすれば、米国と同じように、北朝鮮の完全かつ正確な申告の中には当然ウラン濃縮計画も含むと考えておりますので、それはきちっとや...全文を見る
○高村国務大臣 一般的な情報交換はもちろん行われていますよ。一般的な情報交換は行われていますが、どこまで詳細な情報を交換しているかどうかということについてはお答えを差し控えさせていただく、こういうことでございます。  そして、情報のことについて、ここまで情報をもらっているぞなん...全文を見る
○高村国務大臣 綱紀粛正と再発防止ということは、それは当然のこととして言っているわけであります。今まで、当面の措置ということを米側とも話した上で発表してきているわけですが、これを着実にやっていくことが必要だということが一つあります。  それと同時に、脱走兵のような場合に、必ずし...全文を見る
○高村国務大臣 時間的なめどというのは、現時点で申し上げられるのは、この前申し上げたように、できるだけ早くという以上のことを申し上げられる状況ではありません。既にもう米側と、関係省庁含めて、いろいろ始めております。そういう中で、いわゆる脱走だけじゃなくて、行方がわからなくなった場...全文を見る
○高村国務大臣 この関係で地位協定の改定ということは視野に入れておりません。まさに日米合同委員会で、実際にどう行うかという観点から今協議をしているところでございます。  運用の改善で決めたことは、おおむね適正に運用が現実に改善されていると承知をしておりますので、機動的に対応する...全文を見る
○高村国務大臣 米軍人は、日米地位協定に基づき我が国に入国し、滞在しているわけであります。  日米地位協定第九条には、米軍人は、旅券及び査証に関する日本国法令の適用から除外される旨定めているわけであります。一方、同第九条三は、米軍人が、日本への入国または出国に当たって、氏名、生...全文を見る
○高村国務大臣 パスポートは恐らく、私はアメリカの中は知りませんが、多分国務省が発行するんじゃないかと思うんですが、それから、恐らく身分証明書は、国防省が発行するのか軍そのものが発行するのかちょっとよく知りませんけれども、それは国家が、そこをはっきりさせる身分証明という意味では変...全文を見る
○高村国務大臣 これは何度もこの委員会で申し上げているように、NATO地位協定でも米韓地位協定でも、この規定は全く同じなんですよね。そういう中で、運用改善で日本だけは起訴前でも拘禁移転ができるというふうになったわけで、私が知る限り、現時点で起訴前に身柄の移転がされているのは我が国...全文を見る
○高村国務大臣 チベット問題につきましては、歴史的に複雑な背景もあり、従来から、中国政府といわゆるチベット亡命政府との間で異なる立場の主張がなされているわけであります。  今回の事態につきましても、その原因や背景に関してさまざまな異なる見解が示されており、また、直接的に入手でき...全文を見る
○高村国務大臣 ダライ・ラマ氏との接触については、従来から、チベットをめぐるさまざまな要素を総合的に勘案しつつ対応するとしてきており、今回の立ち寄りの際に政府として同氏と接触する予定はございません。  いずれにいたしましても、チベット情勢については引き続き、懸念を持って注視しつ...全文を見る
○高村国務大臣 現時点で予定をしておりません。
○高村国務大臣 我が国政府としては北京オリンピックの成功を期待している、これは委員と同じ立場だと思います。  現在、我が国を含む国際社会が懸念を持ってチベット情勢を注視しているところでございますが、オリンピックへの影響が出ないように、今後、事態が鎮静化することを強く期待しており...全文を見る
○高村国務大臣 ただいま議題となりました在外公館の名称及び位置並びに在外公館に勤務する外務公務員の給与に関する法律の一部を改正する法律案について御説明いたします。  改正の第一は、在青島日本国総領事館及び在ナッシュビル日本国総領事館の新設を行うことであります。  改正の第二は...全文を見る
04月08日第169回国会 参議院 外交防衛委員会 第4号
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○国務大臣(高村正彦君) 日本は従来から引渡しを求めてきたわけでありますから、そういう方向に進むとすれば、それは我が方が求めてきたことにその面ではこたえるということになることだというふうに考えるわけでございます。
○国務大臣(高村正彦君) 米国によるテロ支援国家指定解除の要件については、これはすぐれて米国内法令の解釈の問題でありまして、よど号ハイジャック犯人の取扱いは米国の国内法との関係でどのように整理されるかについては、政府としてはこれを有権的に解釈する立場にはないわけであります。  ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 日本は、従来から拉致問題の進展がない場合はテロ支援国家指定解除をしてほしくないと、そういう立場であるということはアメリカ側はよく承知していると、こういうふうに思います。そういう立場に立って、アメリカ側は解除する場合には日本とまた相談すると言っていますので...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 政府といたしましては、ダライ・ラマ氏と面会することについては、従来からチベットをめぐる様々な要素を総合的に勘案しつつ対処することとしてきており、今後も同様に対処していく考えであります。  仲介、和解というのはそれだけの条件が整わないとできませんので、私...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) これまでどおり総合的に考えてまいりますと申し上げているわけであります。
○国務大臣(高村正彦君) 特別、声明を出すかどうかということはともかくといたしまして、今日閣議後のぶら下がりの記者会見で、ダライ・ラマ十四世が、聖火リレーを暴力的に妨害するようなことはやめた方がいいと、そういうことを言っておられるということについては評価する観点から紹介をしておい...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) ミレニアム開発目標は、国連ミレニアム宣言、二〇〇〇年九月採択でありますが、このミレニアム宣言の実施に関する国連事務総長報告書の別添として二〇〇一年に取りまとめられたものであります。二〇〇五年の国連首脳会合成果文書において、我が国を含む各国の首脳によりその...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 日本国として期限についてはコミットはしておりません。ただ、この〇・七%というのを首脳間で決め、我が国の首脳も自ら〇・七%を達成するという決意を表明した以上、内閣は替わっても日本国としてそれを達成するために努力をしていきたいと、こう思っております。
○国務大臣(高村正彦君) 今、犬塚委員がおっしゃったことで極めて大切なことは、国民の理解をどう得るかと。  昨日、おとといとG8開発大臣会合というのがありました。そのときロシアの閣僚から、新興援助国についてはもう国民の援助、国民の理解を得るのが大変なんだと、何でよその国援助する...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 二〇〇五年三月、国連安保理は、決議第一五九三号でもってスーダン・ダルフールにおける国際人道法、人権法の重大な違反を国際刑事裁判所に付託することを決定したわけであります。これを受けて、ICCは二〇〇七年四月に、スーダンの人道問題国務大臣、元内務大臣でありま...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) これ、スーダン政府の協力がなければできないんです。スーダン政府にどう働きかけてどう動かすかということが一番大事な話なんで、既にそういうことを始めておりますし、これからも更にこれが実現するように努力をしていきたいと、こう思っております。
○国務大臣(高村正彦君) 我が国としては、スリランカにおける人権問題の改善のためには、スリランカ政府の主体的な取組が不可欠であると考えているところでございます。昨年十二月に、スリランカ大統領訪日を始め種々の機会にそうした考えを伝えるとともに、人権面での具体的な改善や成果を上げるよ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) その当時、正確に何と言っていたか、私はよく分かりませんけれども、事実ちょっと申し上げますと、スリランカ政府の取組もあって、強制失踪とか誘拐事件については二〇〇七年六月以降大幅に減少してきているのも事実であります。過去の人権侵害事件の審査については具体的な...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 先ほど申し上げたように、国連人権高等弁務官事務所のスリランカへの設置について、同事務所とスリランカ政府との間で協議が行われていると承知をしておりますし、スリランカ政府が主体的な取組が後押しされる形で両者が早く早期に解決策を見出すことを期待しながら、我が国...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) しっかりと関与を今までもしてきましたし、これからもより以上関与をしていきたいと思います。  やはり援助はその国にどういう国になってもらいたいという、そういう気持ちで日本人の税を使って援助をしているわけでありますから、特にスリランカの場合は具体的な問題を...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 我が国はフィリピンのいわゆる政治的殺害の問題を注視しております。これまで様々な機会をとらえて我が国国内の関心や懸念をフィリピン政府に伝えてまいりました。また、フィリピン政府としても事態解明に向けて取組を行っていると承知をしております。  このような経緯...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 我が国はミャンマーの民主化、人権状況を懸念しております。ただ、何らかの意味でミャンマーとのチャンネルを維持し、粘り強く働きかけることで前向きな動きを促していくべきであるというのが我が国の立場であります。  我が国としては、日本・ミャンマー外相会談等の様...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 何が一番手段としていいかというのは常に考えておきます。圧力が効く場合もあるし、効かない場合もあるし、例えばアメリカはそういう圧力をしようとしています。それから、ASEAN諸国は友人としての忠告をすることによって何とか変えようと努力しているというところでご...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) ICC規程の起草過程におきましては、核兵器の使用をICCの対象犯罪とするか否かについては各国間で意見がまとまらず、最終的には将来の検討会議で議論することとされました。  政府としては、従来から一貫して、核兵器の使用は、その絶大な破壊力、殺傷力のゆえに、...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 積極的に議論に参加をしていきたいと思いますが、一九九四年に国際司法裁判所に提出した日本政府の陳述書というのがありますが、これは、核兵器の使用は、その絶大な破壊力、殺傷力のゆえに、国際法の思想的基盤にある人道主義の精神に合致しないと考えると、こういうものを...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 武器貿易条約、ATTは、今後、通常兵器の輸入、輸出及び移譲に関する国際共通原則を定める国際約束を作成しようという構想であります。本年は、国連の枠組みでATTの実現可能性や構成要素等について検討するための専門家会合が開催されております。第一回会合は二月に開...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 検討したいと思います。
○国務大臣(高村正彦君) 在日米軍駐留経費負担については、我が国の安全保障にとり不可欠な日米安保体制の円滑かつ効果的な運用を確保する上で重要との観点から、従来から我が国としてできる限りの努力を払ってきているところでございます。  新たな特別協定は、四月一日に発効する必要があるこ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 新たな特別協定は、四月一日に発効する必要があることを前提に日米間で同意したものであります。  米側は、新たな特別協定が遅滞なく発効し、日本側が労務費や光熱費等を負担することを当然の前提としているわけであります。新たな特別協定の発効が遅れるほど米国の日本...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) これまでのサミットにおいて発出された不拡散に関する文書では、核軍縮、核不拡散及び原子力の平和利用といったNPTの三本柱、核実験モラトリアムの継続、カットオフ条約への言及等、核軍縮に関する要素が盛り込まれているわけであります。  北海道洞爺湖サミットや京...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 我が国は、核兵器のない平和で安全な世界の実現のために、すべての核兵器保有国に対して核軍縮に向けた努力を粘り強く働きかけております。  米ロに対しては、我が国が国連総会に毎年提出している核軍縮決議等を通じ、米ロ両国が更なる削減に着手することを働きかけてい...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 北朝鮮の核問題は、我が国を含む北東アジアの平和と安定に対する直接の脅威であり、核兵器不拡散条約を基とする国際的な核軍縮・核不拡散体制に対する重大な挑戦であります。  一方で、こうした困難な挑戦に直面しているNPTは、その長い歴史の中で徐々にその普遍性を...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 我が国が昨年の国連総会に提出した核軍縮決議案、核兵器の全面的廃絶に向けた新たな決意は、九四年の決議案初提出以来最多数の賛成票を得て採択されました。このことは、我が国の核軍縮に向けた決意とメッセージが広く国際社会に支持されたことを示すものであると考えており...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 核廃絶を実現するためには、それを支える幅広い世界市民の理解と支援が必要であります。NGOや若い世代との交流を通じた軍縮・不拡散教育の取組が重要と考えます。  そのような観点から、最近、「日本の軍縮・不拡散外交」第四版を発刊するなど、国際的な軍縮・不拡散...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) いわゆる非核地帯構想につきましては、一般的に言えば世界と当該地域の平和と安定に資するものであること、核兵器国を含むすべての関係国の同意が得られること等の適切な条件が満たされるものであれば、核拡散の防止等の目的に資するものと考えているところでございます。 ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) もう少し今おっしゃったようなことが実現してくれば検討するに値しますが、六か国協議にしても、話がまとまってどういうふうに進んでいるかとか、いろいろ検証が必要なんだろうと思うんです。信頼関係が完全にないところで、一方は約束守る、一方は守らないかもしれないとい...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 六者会合は関係各者が北朝鮮の核問題の解決を中核的な目的として行っているものでありまして、非核化が実現した後も同会議が存続すべきか、またいかなる役割を果たすべきかといったことについて、現時点で確定的に論ずることは困難なんだろうと思います。  いずれにして...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 御指摘のとおり、南極条約では、南極地域の平和利用のため、例えば軍事利用が禁止されるとともに、南極地域における生物資源の保護及び保存等に関する措置の立案等を行うために締約国が会合をすることが定められているわけであります。  一方、北極は陸地ではないなど南...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 我が国は、北海道洞爺湖サミットの開発・アフリカの議題の中で保健分野を焦点の一つとして位置付けており、国際保健協力に関する議論を主導していきたいと考えております。このような観点から、私は一月の外交演説におきまして御指摘の行動指針の策定を提案したものでありま...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 北海道洞爺湖サミットにおきましては、環境・気候変動問題、開発・アフリカ問題等が主要な議題として取り上げる予定であります。  御指摘の水の問題は、政府としましても、環境・気候変動問題、開発・アフリカ問題双方にもかかわる重要な問題であると認識しております。...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) おっしゃるように、米軍では、米国籍を有しなくとも、米国居住権や語学能力など一定の条件を満たせば米軍人となることが認められていると承知をしております。  一方、在日米軍人のうち米国籍を有しない軍人数については、米軍の運用にかかわることでございますので、政...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 今般の横須賀における事件が米軍人により引き起こされたことは極めて遺憾でありますけれども、今般の事件については、国籍の問題というよりも、脱走兵のような人物に対してより適切な措置がとられるべきではなかったかとの観点から再発防止を講じることが重要と考えておりま...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 米軍の採用につきましては日本政府としてその詳細を承知しているわけではありませんけれども、米軍は軍人の採用に当たっては、犯罪歴などを申告させ又はこれを調査し、しかるべき審査の上、規律を維持するにふさわしくない人物については入隊を認めていないとの手続を取って...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 二〇〇〇年のNPT運用検討会議最終文書には、CTBTの早期発効、カットオフ条約交渉の即時開始、早期終了、米ロ間の核軍縮の推進及び核兵器の全面的廃絶に対する核兵器国の明確な約束といった核軍縮・不拡散分野における将来に向けた前向きな措置が盛り込まれているわけ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) これを全体を読んだということはございません。
○国務大臣(高村正彦君) この論文については概略の説明は受けておりますし、大変いい方向が出ているなと高く評価するものであります。そして、元高官が、多くの高官がそれを評価しているというのもいい傾向だなと。願わくば現役のときにそういうことを言ってほしかったなと。私以上に読む必要がある...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) そのときそのとき、TPOに応じてそのとき最も全体的なテーマになっていること、そういったことについて述べているわけでありまして、その演説の中で述べていないからといって日本がそれを重要視していないというわけではないと。それは国連等において核廃絶決議案等を出し...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 御存じだと思いますが、サミットは、本来経済サミットとして経済の問題が中心になって始まったものでありますが、その時々の政治問題も取り上げると、こういうことでやっているわけであります。  この核軍縮の問題というのはずうっと続いた問題なんですね。それで、その...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) メア総領事が具体的にどのような発言を行ったかについては、その詳細については承知をしておりませんが、同総領事は、日米地位協定についてはその改正ではなく運用の改善に取り組むとの趣旨を踏まえて発言を行ったものと認識をしております。  米国政府は、昨今の事件に...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 私は、そのケビン・メアさんですか、そういう方を知りませんし、かばい立てをしなければいけない義理もありませんし、別にかばい立てなどしておりません。報告を受けたことに基づいてこういう趣旨で言ったんだということで報告を受けておりますので、そういうことを申し上げ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 前に委員を始め民主党、国民新党、社民党の方も交えて私のところに来られたときに、少なくとも身柄の引渡しについては運用改善を含めれば日本が一番進んでいると、こういうふうに申しました。これについては間違いないと、こういうふうに思っています。  環境については...全文を見る
04月09日第169回国会 衆議院 外務委員会 第6号
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○高村国務大臣 外交を通じて国益を追求し、実現していくためには、それを支える外交実施体制の強化が不可欠であります。自民党におきまして、外交力強化のための提言をまとめていただき、そのために猪口議員には大きな貢献をしていただいたこと、改めて感謝を申し上げるものでございます。  在外...全文を見る
○高村国務大臣 在外公館で勤務する職員の中には、本邦と異なり、子女教育に多額の出費を強いられたり、住居費に多額の持ち出しを強いられている者が残念ながらいるのが現状でございます。  例えば、子女教育に関しましては、在勤地によっては、小学校から高等学校まで学費の安い公立校で教育を受...全文を見る
○高村国務大臣 今までの為替相場とはちょっと構造が変わってきた、こう委員はおっしゃいます。これは委員のお考えでありますが。  私は経済企画庁長官経験者であるわけでありますが、政府が為替の予測というのをやってはいけないというのは、これは鉄則でありまして、ある基準のときに幾ら、こう...全文を見る
○高村国務大臣 これは、その前一カ月とか三カ月とか若干の幅はありますが、それの平均の基準でとっているわけで、先を予測しているわけじゃないんです。その時点で基準額、今の財務省の御説明でいえば、今度はその基準の日の前の一カ月の平均ということでとっているという御説明がありましたが、そう...全文を見る
○高村国務大臣 一九九五年だったと思いますが、ちょっと間違いかもしれません、円は一ドル七十九円ということがありました。その後、九五年以来ずっと、むしろ円安基調なんですよね。今ちょっと円高に振れていますけれども、全体的には九五年以来は円安基調。  そういう中で、全く同じような仕組...全文を見る
○高村国務大臣 指摘を受けた公館につきましては、在留届の確認作業を行いました。また、在外公館に対しては、今後は年一回、在留届の現状確認を行うように指示をしたところでございます。  短期滞在者についても、日本人が多く利用するホテル、旅行代理店、大学、語学学校等との協力関係を構築す...全文を見る
○高村国務大臣 今の委員の御指摘を踏まえまして、より積極的に対応していきたい、こういうふうに思っております。
○高村国務大臣 大使館自体が当時、火災の件について知らなかったのは、それが悪かったかどうかというのは、一概に今言えないと思います。ただ、JBICの方が火災についてきっちり言わなかった、検査院の調査について。これについては、極めて誤解を招きやすいことであったなと。私も誤解しています...全文を見る
○高村国務大臣 古くからの友人である貴委員がポピュリストでないということがよくわかって、大変うれしく思いました。  貴委員とこのことについては意見を全く同じにするものであります。そして、貴委員の言っている方向に従って、その方向のことを今在勤手当等、出しているわけで、非常にささや...全文を見る
○高村国務大臣 在勤基本手当は、在外職員が在外公館において勤務するときに必要な経費に充当することを目的として支給されるものでありまして、他方、報償費なんかは、外務省として公にしないことを前提とする外交活動において、情報収集及び諸外国との外交交渉ないしは外交関係を有利に展開するため...全文を見る
○高村国務大臣 委員が今おっしゃった方向で、これから人事をやってまいります。  既に、次官に指示したところでございます。
○高村国務大臣 昨年十一月、外務省は総務省から、長期滞在者、短期渡航者の所在把握が不十分であること及び在留邦人の緊急連絡網が未整備である等の勧告を受けたところでございます。  これを受けて、外務省としては、直ちに関連公館に対して指摘事項を踏まえた改善をするように指示をし、各在外...全文を見る
○高村国務大臣 気候変動問題は人類全体に深刻な影響を及ぼす喫緊の課題であり、国際社会の一致団結した取り組みの強化が急務と認識をしております。  我が国といたしましても、ことし一月に福田総理が発表したクールアース推進構想に基づき、G8北海道洞爺湖サミットの議長国として、この人類共...全文を見る
○高村国務大臣 日本が提唱しているセクター別アプローチというのは、やれるところまでしかやらない案だという誤解が一部にあるようでありますが、私は、最も公平な算出の基礎になるものであって、また、セクター別アプローチをやることが途上国に対する技術移転等にも役に立つと思っています。  ...全文を見る
○高村国務大臣 世界全体でやらなければいけない問題である、こう思っています。  ただ、何らの基礎の積み上げがない上にやると極めて不公平な結果になるということはあり得る話なので、日本として提唱しているのは、セクター別アプローチというもので基礎を積み上げて、その上でギャップを埋める...全文を見る
○高村国務大臣 セクター別アプローチが国別総量目標にかわるものでないということは、日本政府ははっきり言っているわけです。それについては、少なくとも先進国の間では誤解はなくなった、こういうふうに思っているわけであります。発展途上国の間ではまだ若干の誤解もあるかもしれませんから、誤解...全文を見る
○高村国務大臣 外務省におきましては、1種職員及び専門職員は、それぞれ特定の言語の研修を命じられ、在外研修に従事することとなっております。一般に同じ研修言語を研修した職員を総称してスクールと呼ばれることがありますが、外務省の機構上の組織として存在するわけではありません。  研修...全文を見る
○高村国務大臣 在勤手当は、在外職員が在外公館において勤務するのに必要となる経費に充当するために支給されるもので、その額は、各在外公館所在地における物価、為替相場等を勘案し決定しております。  在勤手当は、近年大幅に削減された結果、世界に展開する日本企業や主要国外交官と比べてむ...全文を見る
○高村国務大臣 在勤手当は、在外公館において勤務するのに必要な経費に充当するため支給するものでありますが、近年大幅に削減された結果、世界に展開する日本企業や主要国外交官と比べてむしろ低くなっているというのは先ほど申し上げたとおりであります。  今般の在勤基本手当基準額の改定は、...全文を見る
○高村国務大臣 合意した賃料につきましては、明治二十三年以来、長期にわたり継続して貸し付けを行ってきたという歴史的経緯、大使館の果たす公的な役割等の事情を総合的に勘案しつつ、両国政府の間で精力的に交渉を行った結果、合意に至ったものと考えます。最終的に従来の約六倍の水準とすることに...全文を見る
○高村国務大臣 在外公館の名称及び位置並びに在外公館に勤務する外務公務員の給与に関する法律の一部を改正する法律案を議員修正の上可決いただきまして、まことにありがとうございました。  外務省としては、ただいまの附帯決議の御趣旨を踏まえつつ、今後とも外交実施体制の強化を図り、種々の...全文を見る
04月09日第169回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第2号
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○高村国務大臣 既に捜査が始まっていると聞いておりますので、法と証拠に基づいて捜査当局で厳格に処理をしてもらえる、こう思っておりますが、当然のことながら、JICAにおいても、そういうことをきっちり配慮した上でこれから対処していくことになる、外務省としてもそれを見ていきたい、こうい...全文を見る
○高村国務大臣 我が国といたしましては、マレーシアとの二国間関係及びマレーシアがASEANの域内協力の拠点であること、また、マラッカ海峡の沿岸国としての地政学上の重要性にかんがみてマレーシアへの援助を実施してきております。かかる考え方は、二〇〇二年に策定した対マレーシア国別援助計...全文を見る
04月10日第169回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○高村国務大臣 委員がおっしゃるように、戦中、戦後、今日に至るまで沖縄県民に大変な負担をかけているということを大変申しわけなく思っておりますし、その負担を少しでも軽減するために、基地の整理縮小、これはしっかりと取り組んでいかなければいけない課題である、こういうふうに思っております...全文を見る
○高村国務大臣 国会の承認さえ得られれば、極めて近い将来訪ロしたいと思っています。
○高村国務大臣 御指摘の建物でありますが、老朽化を理由として、四島の今の住民の方たちが解体する意向を示しているわけであります。しかし、元島民等関係者の方々から、当時をしのぶよりどころになっているとして、その修復、保存について強い要望がありまして、外務省より、四島側やロシア側に対し...全文を見る
○高村国務大臣 北方領土問題が未解決の現状が今後も続くことは日ロ双方の利益に合致せず、現状を打破する必要があります。この共通認識は一応あるわけであります。  これに関しまして、昨年末、福田総理からプーチン大統領に対して親書を送りまして、平和条約締結交渉を含めたすべての分野におい...全文を見る
○高村国務大臣 私の考え方が紙に書かれているわけで、それを正確に読むのが正確に伝わる、こう思いまして読みました。別に紙から離れることが強い決意だと思いませんけれども。  やはり法と正義という立場が一つあります。ただ、法と正義だけでは国際交渉というのはなかなかうまくいかないので、...全文を見る
○高村国務大臣 向こうの利益よりもこっちの国益を考えろとおっしゃいますが、島が返ってくることがこっちの国益になるというのは、ここに一人も異論のある人はいないわけですよね。全員それが当然の出発点です。ただ、外交交渉の上で結果として返ってくるためには、相手にもそれが利益だと思わせない...全文を見る
○高村国務大臣 できるだけ行きやすい環境を整えるということは大切なことだと思いますので、今委員の御提言も踏まえて検討してまいりたい。検討した上で、ロシア側と交渉すべきは交渉する、こういうふうに思っております。
○高村国務大臣 怒りを持つ、こう言われましたが、日本政府にじゃなくて、こういうことを書く新聞にぜひ怒りを持っていただきたいと思います。  これは一年ぐらい前、しかも、これを見ますと、「日本からの消息筋によると、」米軍からじゃないですよね。それで、防衛省がそんなことは全く聞いたこ...全文を見る
○高村国務大臣 国会議員になって二十八年になります。藤波先生にも大変御指導いただきまして、ありがとうございました。  北方領土問題が未解決の現状が今後も続くことは日ロ双方の利益に合致しないわけで、現状を打破する必要があります。これは、日本にとってもあるし、ロシアにとってもある、...全文を見る
○高村国務大臣 ロシア側が領土問題の存在を認めて日ロ二国間で領土交渉が本格的に行われるようになって以降は、政府としては、ロシアと二国間で強い意思を持って交渉していくことが重要だと考えているわけであります。  政府としては、このような考えに基づいて、一九九二年のミュンヘン・サミッ...全文を見る
○高村国務大臣 先ほど申し上げたとおり、本年は七月の北海道洞爺湖サミットの機会にロシアの新大統領の訪日も予定されており、新たな日ロ関係を構築する重要な年にしたいと考えているわけであります。政府としては、日ロ関係を高い次元に引き上げるべく領土交渉を促進するとともに、幅広い分野で関係...全文を見る
○高村国務大臣 基本的に、内外に啓発するということは非常に重要なことだと思っております。効果並びに逆効果、そういったことも考えながら、どういう啓発の仕方が、サミットの際の啓発の仕方にどういうことがいいかということも私なりに考えてみたい、いい考えが出てくるかどうか直ちにわかりません...全文を見る
04月10日第169回国会 衆議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第3号
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○高村国務大臣 日本政府といたしましては、チベット自治区ラサ市において、市民と当局の衝突により死傷者が発生したことが確認された直後の三月十五日、情勢を懸念し、注視するとともに、関係者の冷静な対応を求め、事態が早期にかつ平和裏に鎮静化することを強く期待する旨の外務報道官談話を発出し...全文を見る
○高村国務大臣 総合的に勘案しつつ以外に、こういうふうにおっしゃいましたが、まさに総合的に勘案しつつ、今後ともそうしていく考えでございます。
○高村国務大臣 拉致問題とチベット問題を同列に扱え、こういうことでしょうか。(鷲尾委員「いや、そういう趣旨ではないです。全然違います」と呼ぶ)私はそうではないと思っています。北朝鮮の国内にいろいろ人権問題があります。それで、それについていろいろ日本も注文をつけておりますが、それと...全文を見る
○高村国務大臣 私自身が、このチベットの問題は、中国の内政問題であると同時に、世界が関心を持つべき人権の問題であるから、これについては中国側はきっちり情報を開示するべきである、オープンにすべきである、こういうメッセージを中国側にも伝えていますし、再三再四、公のところで言っていると...全文を見る
○高村国務大臣 日本がそんなに世界から誤解されているかどうかというのは、私は、そうでもないと思います。  BBCで調査をして、世界に肯定的影響を与えている国はどこか。三年連続、日本はトップクラスです。微差で二位だけれども、ほとんどトップと言っていいのを三年連続続けているわけです...全文を見る
○高村国務大臣 委員が、偏狭なナショナリズムが生まれるのを防ぎたい、こういうお気持ちをおっしゃったことを私は評価いたします。  今、日本と中国は戦略的互恵関係をやろうとしているわけであります。戦略的互恵関係は、政府と政府の間ではできているんだけれども、残念ながら、国民感情の点で...全文を見る
○高村国務大臣 重村さんとは私は非常に親しい、十年以上前から親しい間柄でありますが、どういう意味でそういうことをおっしゃったのかよくわかりませんが、金正日氏が拉致ということを認めるよりずっと前から、返せということは言っております。日朝協議で拉致の話を出した途端に席を立ってしまう、...全文を見る
○高村国務大臣 どういう意味で、どういう文脈で言ったか、重村氏自身に私が確かめてみます。
○高村国務大臣 詳しい話は初めてです。  ただ、JBICの債権の保全について、政府が頼んでやってもらったわけですよね、これは。それについては政府が何かしなきゃいけないということは、このKEDOの枠組みがおかしくなり始めたときから、それはそういうふうには思っていたわけですが、詳し...全文を見る
○高村国務大臣 はっきりしていることは、米朝枠組み合意が、想定されたとおりうまくいかなった、これははっきりしているわけですよね。  米朝枠組み合意に基づいてKEDOというものが出てきた。アメリカにとって選択肢というのはいろいろあの当時あったわけですよ。何らかの話し合いで決めるか...全文を見る
○高村国務大臣 肩がわりという日本語を使いたくない人と、そうだろうなと言う人とはいますけれども、それはそれとして、税金が、想定したとおりいかなかったがゆえに、それが北朝鮮から返済されないで、最終的には日本人の税金で、少なくとも九十億円については今そうなっている。  まだ北朝鮮に...全文を見る
○高村国務大臣 委員の気持ちはよくわかります。よくわかりますが、六カ国協議へ乗らないというのは、核をどんどんつくっていくのを放置するという話でありますから、それは、国民の安全を守る日本の政府としてはできない、これだけは御理解をいただきたいと思います。
○高村国務大臣 当然、維持しております。
○高村国務大臣 対話も圧力も拉致問題を解決する手段でありますから、その状況状況において、今は圧力をかけるべきだ、あるいは今は対話をすべきだ、あるいは両方だ、そのときそのときによって違うんだと思うんですね。例えば、ブッシュ大統領が悪の枢軸だなどと言って、ある意味で北朝鮮が恐れおのの...全文を見る
○高村国務大臣 李明博政権は、拉致問題を含む北朝鮮の人権問題を極めて重視しているわけで、私も、先般の日韓外相会談におきまして、拉致問題を含む北朝鮮問題について、柳明桓長官との間でよい議論を行うことができた、こういうふうに思っております。私から、拉致問題を含む人道問題についても日韓...全文を見る
○高村国務大臣 当然、延長されることになるだろうと思います、あした正式に決めるわけでありますが。まことに残念ながら、延長しないような動きは北朝鮮側に全く見られないわけでありますから、当然、延長されることになるだろうと思っております。
○高村国務大臣 北朝鮮が六者会合で二〇〇七年末までの実施を約束したすべての核計画の完全かつ正確な申告をいまだ実施していない、また、拉致問題についても具体的な対応をとっていない。北朝鮮をめぐる諸般の情勢を総合的に勘案すれば、これらの措置を継続すべきという方向で政府内部で検討中でござ...全文を見る
○高村国務大臣 我が国がこれまで実施してきている対北朝鮮措置につきましては、北朝鮮経済に一定の効果を及ぼしているものと考えております。また、その政治的意義に着目すれば、我が国が六カ月ごとに北朝鮮籍船の入港禁止措置及び北朝鮮からの輸入禁止措置を延長していることは、北朝鮮に対し諸懸案...全文を見る
○高村国務大臣 米国は、拉致問題に関する我が国の立場をよく理解していると思います、辟易するほど言っていますから。  これまでも、あらゆる機会をとらえ、北朝鮮に拉致問題の解決に向けた具体的行動を働きかけるなど、アメリカは、日本に対して協力をしてきてくれているわけであります。二月末...全文を見る
○高村国務大臣 福田内閣の総力を挙げて解決へ向かって努力をいたします。
○高村国務大臣 我が国は、これまで、G8サミットを初めとする国際会議やさまざまな二国間の首脳会談等において、拉致問題を含む北朝鮮問題を取り上げ、各国から、この問題に関する我が国の立場への理解と協力が得られてきていると思っております。  G8プロセスは他のG8諸国との協議を得て進...全文を見る
○高村国務大臣 議長国が自由になるものではないということであります。  ただ、大きな議題としては、もう既に開発・アフリカ、そして気候変動、そしてサブプライムを含む喫緊の経済問題、そして政治問題。だから、政治問題の中でこういうことに取り組むということは十分にあり得るわけで、ある意...全文を見る
○高村国務大臣 政府としては、引き続き、日朝平壌宣言にのっとり、拉致、核、ミサイルといった諸懸案を包括的に解決し、不幸な過去を清算して日朝国交正常化を早期に実現するとの方針であり、六者会合共同声明を全体としてバランスよく実施するために、朝鮮半島の非核化と拉致問題双方を含む日朝関係...全文を見る
04月10日第169回国会 衆議院 本会議 第20号
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○国務大臣(高村正彦君) 日中環境協力についてのお尋ねでありますが、中国の環境問題は、我が国のみならず、アジアひいては世界の環境に影響を及ぼし得る重要な問題であります。今後、戦略的互恵関係の重要な分野として、環境・省エネ分野における日中の協力をさらに推進してまいります。  その...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 温室効果ガスの排出削減の数値目標の達成についてお尋ねがありました。  二五%から四〇%という御指摘の数字は、バリ気候変動会議の結論文書の一つに記載されているものであります。これは、IPCCの報告書における、一定のシナリオに基づいた場合の、先進国全体とし...全文を見る
04月10日第169回国会 参議院 外交防衛委員会 第5号
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○国務大臣(高村正彦君) ただいま議題となりました日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第六条に基づく施設及び区域並びに日本国における合衆国軍隊の地位に関する協定第二十四条についての新たな特別の措置に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定の締結について承認を求め...全文を見る
04月11日第169回国会 衆議院 外務委員会 第7号
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○高村国務大臣 国連は、唯一の普遍的かつ包括的な国際機関といたしまして、国際の平和及び安全の維持を初め、経済的、社会的、文化的及び人道的な国際問題を解決し、自由及び基本的人権を保護、促進する上で中心的役割を果たすという広範な使命を有しておりまして、そういう認識は全く変わっていない...全文を見る
○高村国務大臣 我が国の大使の平均的な在勤期間はおおむね二年から三年でありますが、過去十人の国連日本国政府代表部の館長である特命全権大使の在勤期間を見てみますと、平均して三年を超えており、平均的な日本の大使の在勤期間より長い期間となっております。  今、委員から国際的にどうかと...全文を見る
○高村国務大臣 大変壮大なお考えなので、しっかり勉強し、検討していきたいと思います。
○高村国務大臣 我が国は、UNEPに対する主要拠出国として、またUNEP創設以来の管理理事国メンバーとして、従来よりUNEPと協力して地球問題対策に取り組んできているわけであります。  我が国は、国際機関の意思決定に我が国の立場や考え方を適切に反映させるためには、当該国際機関の...全文を見る
○高村国務大臣 ほかの省庁の所管の問題でありまして、そして、自民党、あるいは他の、公明党その他各政党の中でいろいろ議論がされているところだ、こういうふうに考えておりますので、今、外務大臣が個人の所感を余り申し上げるのは必ずしも適当でないかな、こういうふうに思っております。
○高村国務大臣 それぞれの国で、それぞれの人事のタイミングというのはあるんだろうと思います。北朝鮮の担当をしている方、アメリカでも、日本がかわったときに今かわったということはありませんけれども、長い流れを見ていると、ずっと同じ人が必ずしもやっているわけではないし、中国でもまたこれ...全文を見る
○高村国務大臣 ラブロフ外相と、それからフリステンコさんという方、これは、日本とロシアの貿易経済日ロ政府間委員会の、フリステンコ産業エネルギー大臣があちら側の議長で、私が議長ということなので、その共同議長間会合を行ってきたい、こういうふうに思います。  それで、ラブロフ外相との...全文を見る
○高村国務大臣 六カ月延長ということで閣議決定がされました。
○高村国務大臣 今、齋木局長から報告があったとおりでありますが、北朝鮮の問題については、日本も、あるいは北朝鮮を除くその他の国が、完全かつ正確な申告が必要だ、そういうことで一致をしておりますので、そのことは北朝鮮側にもよく伝わった、伝わっている、こういうふうに思いますし、それをき...全文を見る
○高村国務大臣 日本の法律の立て方で、刑法の流れとそれから行政法の流れの中で、刑法の流れの中ではこれは刑事罰が科されますよ、行政法の流れの中に職務怠慢というのがあって、それに対して懲戒処分もなされますよ、そういう感覚から見れば、ちょっと変だなと感じられるのはもっともだと思うわけで...全文を見る
○高村国務大臣 アメリカ法の解釈の問題ですから、有権的にこうであるということは私の立場からは言えない、こう思います。  一般に日本の場合、犯罪を犯したと思われる者について名前を明らかにすることが多いというふうに承知しておりますけれども、アメリカにしかるべきそういうプライバシー保...全文を見る
○高村国務大臣 私が委員よりよく知っているわけじゃありませんけれども、要するに、プライバシー保護法等を踏まえて、最終的に国防長官が判断されたことである、こういうことなんだと思うんですよね。日本においても、犯罪者ならあらゆる場合に名前等のプライバシーがなくなるんだというわけでもない...全文を見る
○高村国務大臣 立件するときに、氏名、住所で特定するというのが一般的でありまして、それは普通のことなんですが、氏名が特定できなかったら立件できないというわけでもないので、いろいろな方法はあるかと思います。この一つの事案がすぐ日米合同委員会で検討すべきことかどうかというのは、私、今...全文を見る
○高村国務大臣 必ずしも正確じゃないんですが、三回お会いしていると思うんです、ミャンマーの外務大臣には。それで、一番先に会ったのは、外務大臣に就任したその日に立って、ワシントン、ニューヨークに行って、ニューヨークの国連の場でミャンマーの外務大臣に会って、そこで初めてミャンマーの外...全文を見る
○高村国務大臣 憲法草案全体を残念ながら見ておりません。
○高村国務大臣 今見ているところでございます。
○高村国務大臣 それなりに受けた。それなりにというのは……(末松委員「説明を受けたか受けていないか、それをきちっと教えてください」と呼ぶ)受けましたよ。受けましたが、いつ通告されたかはわかりませんが、私たちの時間は非常にタイトでありまして、通告したら全部読んでいるのが当然だという...全文を見る
○高村国務大臣 他国の憲法草案について日本国外務大臣があれこれ言うというのは、それがいいことかどうかわかりませんけれども、日本国憲法が制定されたときも国民投票もやらないでして、改正には国民投票をしなきゃいけないとか、いろいろあるんですよ。ただ、日本国憲法のところから比べてこれが民...全文を見る
○高村国務大臣 どの段階で拒否されたかということは、私は正確な情報を持っていませんが、これからもそういうことは国際社会全体でずっと言っていくべきだし、この国で、国際社会の監視がない中で選挙が行われた、国民投票が行われたとしても、国際社会は、それは民主化の進展とは認められないという...全文を見る
○高村国務大臣 日本政府が国際社会に入っていないなんてことはあり得ない話です。
○高村国務大臣 私たちは、プロセスを問題にしているんですよ。だから、草案をつくるについて、やはり国内各勢力が話し合った上で草案をつくり、そして公正な国民投票で行われるということが大切であるという、そのプロセスを何よりも大切にしているんです。そして、これについては、内容はともあれ、...全文を見る
○高村国務大臣 ミャンマーの民主化については中国とはかなり深い話をしています。影響力を行使してくれとストレートに頼んでいます。  ただ、この問題についてはやはり二国間でやるべき話だというふうに考えております。確かに何の成果も得られていませんが、やはり、警察の関係者もミャンマーの...全文を見る
○高村国務大臣 例えば日本国政府が、これは非常に重要な問題でありますが、非常に重要な問題の中でも優先順位みたいなものがまたありまして、例えば拉致の問題なんかは、これはあらゆる国、中国なんかには本当に影響力の行使をかなり一生懸命頼んでいるわけでありますが、何でもかんでも頼めばいいと...全文を見る
○高村国務大臣 政府といたしましては、クラスター弾の不発弾等による人道上の懸念に実効的に対処するとの観点から、人道面と安全保障面のバランスのとれた新たな国際約束を作成することが重要であると考えているわけであります。政府といたしましては、かかる観点から、特定通常兵器使用禁止制限条約...全文を見る
○高村国務大臣 政府といたしましては、クラスター弾の人道上の懸念に実効的に対処するためには、クラスター弾の主要な生産国及び保有国の参加も得て、人道面と安全保障面のバランスのとれた国際約束を作成すべきと考えているわけであります。  主要な生産国及び保有国の参加も得なければ、何か余...全文を見る
○高村国務大臣 横須賀市における強盗殺人事件を受けて、横須賀市からも要望があったことを踏まえ、脱走米兵の情報共有のあり方について、米側及び関係省庁で検討を行ってまいりました。  その結果、今般、昨夜でありますが、日米両政府は、今後、在日米軍人の脱走が判明した場合には、そのすべて...全文を見る
○高村国務大臣 ただいま議題となりました経済上の連携に関する日本国とブルネイ・ダルサラーム国との間の協定の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。  平成十八年六月以来、両国間で協定の締結交渉を行ってきた結果、平成十九年六月十八日に東京において、我...全文を見る
04月16日第169回国会 衆議院 外務委員会 第8号
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○高村国務大臣 日中間の人的往来は非常に盛んでありまして、交流の増加に伴い、自国における相手国民による犯罪も増加しております。近年の国際犯罪の増加という背景のもと、日中間で刑事共助をより効果的に行うことが日中関係全体の観点から望まれているわけであります。  この条約を締結する意...全文を見る
○高村国務大臣 東シナ海の資源開発問題を解決し、日中間をさらに発展させたいと私は考えているわけであります。昨年末の福田総理訪中時の首脳会談におきましては、この問題を一刻も早く解決するとの断固たる決意のもとで協議を継続していくということが確認されているわけであります。私自身も、二月...全文を見る
○高村国務大臣 極めて難しい交渉であると。ただ、これは、共同開発ということで、とりあえず妥結しなければいけない話であります。それは精力的にやっていて、私は余り悲観的ではありません。いつまでにということになると、これはまだいろいろありますけれども、できるだけ早くということで、余り悲...全文を見る
○高村国務大臣 我が国としては、北京オリンピックの成功を期待しているということでございます。  我が国を含む国際社会が懸念を持ってチベット情勢を注視しているところでございますけれども、オリンピックへの影響が出ないようにするためにも、国際社会の関心を踏まえ、透明性を持った対応がな...全文を見る
○高村国務大臣 近年の国際犯罪の増加に伴いまして、捜査、訴追その他の刑事手続に関する国際的な協力の重要性が高まっていることにかんがみて、政府としては、米国、韓国及び中国以外の外国等との間の刑事共助条約の締結についても積極的に検討していくこととしております。  現時点では、御指摘...全文を見る
○高村国務大臣 広域経済連携については、現在さまざまな構想が検討されているところでございます。  御指摘の東アジアEPA構想については、我が国が提案した東アジア包括的経済連携構想の民間研究の報告書が本年夏に取りまとめられ、関係国首脳、閣僚に提出予定となっているわけであります。さ...全文を見る
○高村国務大臣 我が国企業が急成長するアジア各国に生産拠点を確立していく中、東アジア全体に切れ目ない物流ネットワークを構築していくことは、我が国とアジア各国双方のさらなる成長にとって重要な課題の一つであると認識をしております。  一方で、我が国としては、東南アジア各国とのEPA...全文を見る
○高村国務大臣 東アジア共同体の形成でありますが、これは極めて長期的な目標というふうに思っております。  その具体的なあり方については、今後、関係国間で議論を深めていくことになるわけであります。今は、将来の東アジア共同体の形成を、私は「視野に入れ、」という言葉を前も使っているわ...全文を見る
○高村国務大臣 EPA、FTAでありますが、経済のグローバル化が進む中、WTOを中心とする多角的な自由貿易体制を補完するものとして、我が国の対外経済関係の発展及び経済的利益の確保に寄与するものと位置づけているわけであります。  すなわち、WTOが世界規模で貿易自由化を推進し、ル...全文を見る
○高村国務大臣 おっしゃるように、隣り合う先進国であります。東アジアの経済リーダーである日韓が経済連携協定を締結することは、両国の関係強化のみならず、東アジア地域の経済連携の促進にとっても重要であるわけであります。  今月四日の日韓外相会談におきましては、二月の日韓首脳会談で交...全文を見る
○高村国務大臣 日米間、日・EU間の経済関係は、貿易や投資はもちろんのこと、人や情報の往来も含めて、全分野において高度に深化したものとなっているわけであります。  また、経済社会分野の二国間条約は、二国間における成長のための日米経済パートナーシップ、日本・EU間においては、日本...全文を見る
○高村国務大臣 東アジアの大国であるインドネシアは、我が国の主要な市場、投資先であり、重要なエネルギー供給国として、また我が国のシーレーンに位置する国として、我が国の外交戦略上極めて重要な地位を占めているわけであります。我が国は、このような重要性を持つインドネシアと伝統的に友好関...全文を見る
○高村国務大臣 日本・インドネシアEPAは、我が国とインドネシアとの間の経済連携を構築するため、物品・サービスの貿易及び投資の自由化、円滑化、人の移動、エネルギー・鉱物資源分野での関係強化、人材養成等の協力、ビジネス環境の整備等について定めるものであります。日本・インドネシアEP...全文を見る
○高村国務大臣 現状の啓蒙教育がどうなっているかということはちょっとわからないんですけれども、委員がおっしゃるように、人の移動の問題は、うまくいけば物すごいメリットがあるし、まずくいくと何だというデメリットもあるし、非常に幅が広くなることだと思います。  例えばインドネシアで、...全文を見る
○高村国務大臣 成功事例にしなければいけないということ自体に関しては全く同じ意見でありますので、いろいろ検討してみたいと思います。
○高村国務大臣 副大臣が言ったとおりでありますけれども、これは成功事例にしなきゃいけないというのは、日本側にとってもそうだし、インドネシア側にとっても成功事例にしなきゃいけないわけで、これは両方が努力しなきゃいけない。  日本に入ってからの日本語の研修というのは、日本側がきっち...全文を見る
○高村国務大臣 准介護士の問題については、これは、フィリピンと協定を結ぶときに、こういうことをしようということでつくったような制度でありまして、国内で非常にそれについて批判が高かったので、もうそういう制度をやめよう、こういうことになった。そして、インドネシア側は、そういう経緯も知...全文を見る
○高村国務大臣 交渉相手国・地域の決定については、二〇〇四年十二月二十一日の第三回経済連携促進関係閣僚会議にて決定された今後の経済連携協定の推進についての基本方針にのっとり、東アジア諸国とのEPAを中心に推進してきているわけであります。それ以外の各国とのEPAについても、同基本方...全文を見る
○高村国務大臣 アメリカがNAFTAをどうするかというのは、それは日本が余り論評すべき話でもなくて、自由貿易というものを標榜しながら、一方でいろいろな国益を考えながらやるというのは、それは同じことだと思います。  基本的には自由貿易というのはいいことだというのは、アメリカもその...全文を見る
○高村国務大臣 人身取引議定書について、日本がこれに加入していないということは非常に残念だというのは、貴委員と全く同感でございます。  なぜできないかというのは、先ほど政府委員からお話がありましたような事情でありまして、民主党の中で連絡を密にして賛成していただければ、すぐできる...全文を見る
○高村国務大臣 今回のロシア訪問では、十四日、ラブロフ外相と外相会談を行うとともに、フリステンコ産業エネルギー大臣との間で貿易経済日ロ政府間委員会共同議長間会合を行いました。  外相会談では、まず、北海道洞爺湖サミットの機会に日ロ首脳会談を行うことで一致したほか、同サミットの成...全文を見る
○高村国務大臣 中国側に、日中刑事共助条約の批准をおくらせるような動きがあるとは承知しておりません。この条約を批准するために必要な国内手続を鋭意進めているところであると承知をしております。基本的に、万が一のことはないと思っています。万が一のことは、万が一にもないと思っています。
○高村国務大臣 戦略的互恵関係を構築するということは両首脳で一致しているわけでありますが、一つ一つの事件を丁寧に両国で処理していくということが本当に戦略的互恵関係を構築するために必要だ、こういう相互理解を、ヨウケツチ外相が来られますので、そういう理解を一致させてやっていきたい、こ...全文を見る
○高村国務大臣 北方領土問題につきましては、先ほど申し上げたように、日ロ関係を高い次元に引き上げていくための努力を行うとともに、領土問題の最終的解決に向け、双方にとり受け入れ可能な解決策を見出すべく、一層真剣に交渉を続けていくことで一致しました、こういうことであります。  そこ...全文を見る
○高村国務大臣 まず、六者会合から申し上げますと、六者会合については、当然のことながら、私の方から、完全かつ正確な申告が必要であるということを申し上げております。ラブロフ外相は、それに対して異議を言ったというようなことは全くありません。一致した、こういうふうに考えております。ただ...全文を見る
○高村国務大臣 サミット前に訪ロして首脳会談を行いたいということで日ロ間で一致しておりますが、現時点でまだ国会の承認がとれていると承知をしておりませんので、私は承知していないわけでありますが、日程等も詰めてまいりましたが、国会の承認を得た上で、得られたら訪ロする、こういうことでご...全文を見る
○高村国務大臣 拉致問題を含む日朝関係についてはお話をいたしましたが、深い話をこの時点でしたわけではありません。むしろ、日ロ関係ということが主たる課題でありました。
○高村国務大臣 親書の中に書かれていることを、私見ておりませんので、正確には存じません。  仮に知っていたとしても、総理みずからがおっしゃるか、受け取った方がおっしゃるかされない限りは申し上げることではないだろう、こういうふうに思っております。
○高村国務大臣 高度な政治問題に格上げされた、その指摘が何を言っているのかわかりませんが、そういうことは全くありません。  全部が全部そうとは言いませんけれども、警察あるいは向こうの公安当局も含めて、日中両政府は相当冷静にこの問題について対応している、こういうふうに思っています...全文を見る
○高村国務大臣 国民感情が脆弱だ、こう申し上げたのはそのとおりでありまして、だからこそ冷静な対応が必要である。冷静な対応というのは、政府間で意見をきちっと言わないということではないんです。それは首脳間でも外相間でもきっちり言うわけです。ただ、それが、国民感情が脆弱な中で、お互いが...全文を見る
○高村国務大臣 国際会議というほどのものではありませんが、他国と映像でやりとりしたことはございます。
○高村国務大臣 私自身、ミャンマーのニャン・ウイン外務大臣に、今事務方から説明があったようなことを繰り返し言っているわけであります。お会いしたのは三度だと思いますが、三度ともそのことについてはきちっと申し上げています。  そのほか、この問題だけを話しているわけじゃなくて、民主化...全文を見る
○高村国務大臣 長井さんの問題も含めて、総合的に判断をしてまいりたいと思っています。  このODAについては、もともと日本は人道的なものに絞ってやってきたわけでありますが、この事件を受けてさらに絞り込んで、人道的といっても間接的なものも含めていろいろあったわけでありますが、本当...全文を見る
○高村国務大臣 そういうふうに聞こえたとしたら必ずしも正確ではないので。  昨年十一月に介護福祉士法が改正されて、准介護福祉士が平成二十四年に導入されることになったのは委員が御指摘のとおりでございます。  他方、この法律の審議時には准介護福祉士導入への反対論も強かったわけであ...全文を見る
○高村国務大臣 国民に対する説明はしっかりやっていかなければいけない、そういうふうに思っております。
○高村国務大臣 所管外でありますが、厚生労働省もやるべきことはしっかりやってくれている、こういうふうに思っております。
○高村国務大臣 警察庁の方から答弁されたとおりだと思いますが、アメリカ側が善処すると言っていることは善処してもらいたい、こういうふうに思いますし、さきの万引きの件については、今事実関係を照会中であるということでありますから現時点で断定的なことは申し上げられませんが、大いに問題があ...全文を見る
04月17日第169回国会 参議院 外交防衛委員会 第6号
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○国務大臣(高村正彦君) 先ほど西宮局長からもお答え申し上げましたように、アメリカ並びにアメリカの同盟国の防衛費、軍事費を比較してみますと、日本は二十七か国中二十六位、最も低いわけであります。委員が御指摘の、駐留米軍経費は突出して日本が多いじゃないかと言いますが、その防衛費の中に...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 皆さんが外務省に私に会いに来ていただいたときに私が申し上げたのは、やはり沖縄が非常に厳しい状況に置かれていると、それについては是正をしていかなきゃいけないということを申し上げました。そういう中で沖縄の方たちが大変いろいろな心情があると、そういうことも私は...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 本気であります。
○国務大臣(高村正彦君) 防衛庁から防衛省になったというのはなるべくしてなったと考えておりますし、石破大臣の下にその防衛省としての実体を着々と固めていただいていると、こういうふうに理解しておりますが、外交、防衛一体となって日本の平和と安全、独立を守っていきたいと、こういうふうに思...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) NATOとの協定について私は定かに今お答えするだけの知識がありませんので、今度よく調べておきます。  NATOとの地位協定と日米地位協定に、日米地位協定が劣っているというところが、日本側にとって不利な点があるというふうには存じておりませんが、具体的に駐...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 外務大臣として、財政制度審議会による建議を含めて、他省庁設置の審議会の提言にコメントする立場には本来的にないんだと思っております。  予算の編成等に関する建議に述べられている昭和五十三年当時と現在の社会・経済財政状況の変化についても、財政制度審議会の考...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) これも私がコメントするのが適切かどうか分かりません。財政制度審議会が何をもってその建議で非効率的な支出と記述したのかについて説明できませんが、政府としては、厳しい財政状況の中で在日米軍駐留経費についても節約合理化の必要があり、経費の効率性について国民の支...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) これも全く同じように私がコメントすべきかどうか分かりませんし、また在日米軍駐留経費負担の執行については防衛省が行うわけでありますが、防衛省及び会計検査院において適切な確認作業が行われており、透明性はしっかりと確保されているものと理解をしております。  ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 我が国は、国際安全保障環境の改善のための国際社会の取組に積極的かつ主体的に寄与するために、例えば旧テロ対策特措法やイラク人道復興支援特措法、補給支援特措法に基づく活動を行ってきたところでございます。これは日米安保体制とは別問題として議論されるべき問題であ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 特別協定が発効するに至っていないことから、具体的には訓練移転について既に支障が生じていると承知をしております。  他方、そうした具体的支障に加えて、私はもっと大事なことだと思うんですが、新たな特別協定が四月一日に発効する必要があることを前提に日米間で合...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 私、事実関係を存じませんので何とも言えませんけれども、そういう場合にこれがなぜ公務に当たるのか、そういう場合があるとしてですよ、仮にあるとして、なぜ公務に当たるのかということについては、問題意識を持って米側とちょっと話してみたいと思います。
○国務大臣(高村正彦君) 先ほど申し上げたとおりでございます。
○国務大臣(高村正彦君) 米軍人家族が万引きしたとされる件で憲兵隊が連れていったということについて、今事実関係を米側に問い合わせているところでございますが、地位協定上、事実関係いかんによっては大いに問題があり得るところだと思っております。そういう意識を持って米側に事実関係を問い合...全文を見る
04月18日第169回国会 衆議院 外務委員会 第9号
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○高村国務大臣 今回の判決は、自衛隊のイラク派遣等の違憲確認及び差しとめを求める訴えは不適法なものであるとして却下されたものであります。また、損害賠償請求は法的根拠がないとして棄却されたものであります。要するに国側勝訴の判決であります。  航空自衛隊の空輸活動が違憲であると判示...全文を見る
○高村国務大臣 委員と全く同じ意見であります。  こういう判決を根拠にして、インド洋の補給活動、これが違憲であるとしたら、それはまさに暴れる方の暴論でありましょう。  このイラクについては、傍らの論であっても一応裁判所が書いていることでありますから、私はあえて暴れる方の暴論だ...全文を見る
○高村国務大臣 今回のロシア訪問では、十三日、サンクトペテルブルク市においてトヨタの工場を視察した後、マトヴィエンコ・サンクトペテルブルク市知事と会談を行いました。  翌十四日には、ラブロフ外相と外相会談を行うとともに、フリステンコ産業エネルギー大臣との間で、貿易経済日ロ政府間...全文を見る
○高村国務大臣 ロシア極東におきましては、我が国の協力により、これまでに二隻の退役原潜が解体され、また今後四隻の解体が予定されているところでございます。  こうした我が国等による国際協力とロシアみずからの努力により、ロシア極東においては、これまで五十数隻の退役原潜が解体されたと...全文を見る
○高村国務大臣 今おっしゃったような実務分野の協議も促進していきたいと考えておりますが、詳しくは政府参考人から答弁させます。
○高村国務大臣 今回の判決は、自衛隊のイラク派遣等の違憲確認及び差しとめを求める訴えは不適法なものであると却下されているんです。また、損害賠償請求は法的根拠がないとして棄却されたんです。この裁判は、国側勝訴の判決であります。  航空自衛隊の空輸活動が違憲であると判示した部分があ...全文を見る
○高村国務大臣 政府としては、従来からクラスター弾の不発弾等による人道上の懸念を十分に認識しておりました。クラスター弾の主要な生産国及び保有国の参加も得て、人道面と安全保障面のバランスのとれた実効的な国際約束を作成することを今までも支持してきましたし、これからも支持していくわけで...全文を見る
○高村国務大臣 先般、カペタノビッチ・クラスター兵器連合スポークスパーソンが来日した際には、木村外務副大臣が表敬を受け、クラスター弾の問題について意見交換を行いました。私自身は、当日はロシア出張中であったわけであります。  表敬では、カペタノビッチ氏より、五月のダブリン会議にお...全文を見る
○高村国務大臣 極めて日程がタイトでありまして、副大臣が既に会っている中で、優先順位をどうするかという話はあると思うんですが、私自身は時間さえあればお会いしたいとは思っております。
○高村国務大臣 調整可能であればお会いすることはやぶさかではございませんが、たくさんの方が日本に来ておられる中で、私のところでお断りして、副大臣あるいは政務官が手分けしてやっている中で、副大臣が既にお会いしてお話を聞いてということが、なかなか全体の調整の中で難しいかなとも思ってお...全文を見る
○高村国務大臣 クラスター爆弾の悲惨さ、非人道的な面というのは、私は十分承知しているつもりでございます。先ほどから地雷についてよくおっしゃいますが、私は小渕外相のときの政務次官でありまして、小渕総理のときの外務大臣でありまして、当時の防衛庁等に対して説得するについては私も随分骨を...全文を見る
○高村国務大臣 武器というものは、あらゆるものが非人道的といえば非人道的なわけであります。人類というのは愚かなもので、その非人道的なものを使って戦争をやってきたわけで、そういうものがなくなれば一番いいわけであります。  そういう中で、現時点では、まだそれぞれ、一般の武器そのもの...全文を見る
○高村国務大臣 私としては、できるだけ実効的なものができるようにリーダーシップをとっていきたい、こういうふうに思っております。  対人地雷について、日本国内でもそうでありますが、その他のところで割といい方向に進んだというのは、やはり代替兵器の開発というのがある程度できて、対人地...全文を見る
○高村国務大臣 先ほどから言っていますように、何を主張するかではなくて、結果としてどれだけ被害を受ける方が少なくなるか、世界全体で、地球上、人類全体でどれだけ被害を受ける方が少なくなるかという中で、主要生産国、主要保有国がそっぽを向いている形でつくるよりも、それは、少しでも主要生...全文を見る
○高村国務大臣 中国国家主席の十年ぶりの訪日でありますから、それをお迎えする以上、日本政府としてもぜひ成功させなければならないと思っております。  中国政府も、当然のことながら成功させなければならないと思っているだろう、こう思っております。  お迎えするに当たって非常にいい環...全文を見る
○高村国務大臣 今捜査当局がお互い協力して詰めているところでありますから、今、私の立場で一般常識的なことを述べることは、協力に資さないことだろう、そういうふうに思っております。
○高村国務大臣 米国の国際宗教自由委員会が、脱北者を強制送還しないように中国政府に求める報告書を発表するとともに、この発表に同席した米国議員が、北京オリンピックをてことして脱北者に対する中国の扱いを改めさせる必要があるとの認識を示したと報じられているということは承知をしております...全文を見る
○高村国務大臣 国際監視団を入れるべきだと私が申し上げた記憶はないのですが、透明性を増すべきだとか、ダライ・ラマ側と対話をすべきだということはここでも申し上げましたし、ヨウケツチ外交部長にも直接申し上げました。  それから、時期を見て、脱北者の問題についても中国側にいろいろ言っ...全文を見る
○高村国務大臣 トップリーダーに伝わるような議論は十分行われていると思いますし、これからも行っていきたいと思います。トップリーダー同士が直接やることもある、こういうふうに思っております。どのことをどうするかということは、今委員がおっしゃったように、それはそれぞれの問題についてそれ...全文を見る
○高村国務大臣 中国側が辟易するぐらい伝わっていると思います。
○高村国務大臣 比較的広い範囲で共同開発ということで決着をつけたいと思っておりますが、進展をしているわけでありますが、まだ一山越えなければいけないところが残っている、こういうことでございます。
○高村国務大臣 今回の判決は、自衛隊のイラク派遣等の違憲確認及び差しとめを求める訴えは不適法なものであると却下されたものであります。また、損害賠償請求は法的根拠がないとして棄却されたものであります。国側全面勝訴の判決でございます。航空自衛隊の空輸活動が違憲であると判示した部分は、...全文を見る
○高村国務大臣 私が申し上げたのは、傍論であるから、司法判断だからといって行政の判断に特別優越するものではないということを申し上げたので、その中身については、同じような中身を御党もかねがね主張しておられるし、ほかの党でも主張しておられる方がおられますし、それについては国会でいろい...全文を見る
○高村国務大臣 今回の判決は、自衛隊のイラク派遣等の違憲確認及び差しとめを求める訴えは不適法なものであるとして却下され、また、損害賠償請求は法的根拠がないとして棄却された国側勝訴の判決と承知しておりますし、国側勝訴の判決であることは貴委員も認めていただきました。法律家照屋寛徳先生...全文を見る
○高村国務大臣 ただいま議題となりました投資の自由化、促進及び保護に関する日本国とカンボジア王国との間の協定の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。  平成十九年一月以来、両国間で協定の締結交渉を行ってきた結果、平成十九年六月十四日に東京において...全文を見る
04月18日第169回国会 参議院 決算委員会 第3号
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○国務大臣(高村正彦君) 二〇〇三年度より、我が国は国際的な合意に基づいて債権を放棄してまいりました。その際、放棄される債権に関連する法律等に従って決算報告書を国会に提出すること等により適切な処理を行ってきました。また、債権放棄の実績等については外務省ホームページ及びJBIC年次...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 二〇〇七年の我が国のODA実績でありますが、前年の三位から順位を落として、米国、ドイツ、フランス、英国に次いで五位となりましたが、国際社会の諸課題の解決に貢献し、国際社会における発言力及び信頼を高めるためにODAの一層の活用は不可欠であると思っております...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 今政務官が述べましたように、ロゴマークを変える方向で検討しております。  ただ、今委員から御指摘もありました。そういうことも更に考慮しながら検討を進めていきたいと、こう思います。
○国務大臣(高村正彦君) その国の人のためになると思ってやることでありますから、本当にその国の人のためになり、評価されて、そしてそれが日本の外交手段としても役に立ち、そういうことになるようにフォローアップをしっかりやっていきたいと、そういうふうに思います。
○国務大臣(高村正彦君) チベットの地位の問題は、中国の内政問題だと思っております。一方で人権の問題というのは、普遍的な、国際社会全体が関心を持ってしかるべき問題だと、こういうふうに思っております。  そして、まさに中国側と、先般のラサ市で起こった問題については、中国側とダライ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 中国に限らず、どこの国であっても、外国から言われてすぐやったというのは、これは国民感情がなかなかもたないです。日本でもそうなんです。同じやるにしても外国から言われてやったというのはなかなかもたないんで、それは、中国は原則的立場、これは内政でありますよと、...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 静かに、しかし強いメッセージを発出していきたいと、こういうふうに思っております。  水がしみ込むような説得力というのは私より福田総理の方がもっとあると思っていますんで、胡錦濤主席訪日のときにまた総理がしっかりされるだろうと、こういうふうに思っております...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 拉致問題は、我が国の主権及び国民の生命と安全にかかわる重大な問題でありまして、日本政府としては、北朝鮮側から納得のいく説明がなされていない以上、安否不明の拉致被害者はすべて生存しているとの前提に立って、北朝鮮側に対して、すべての被害者の安全確保及び即時帰...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) できるだけ早く取り戻したいという以上のことは申し上げられない状況であります。  この問題を解決するのは、金正日委員長が解決しようと決断する以外にこれは解決しないんです。だから、どうやってそういう決断をさせるかということ以外にないわけですね。金正日国防委...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 小泉総理が北朝鮮に行って、いろいろ日朝平壌宣言について批判する方もおられますけれども、あの金正日という人に拉致という事実を認めさせて、何人かでも連れて帰ったというのは私は大変大きな功績だと、こう思っているわけであります。  ただ、それは、行くという決断...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) なお追求している最中でございます。間違っておりません。
○国務大臣(高村正彦君) 国際社会が二十一世紀の課題に効果的に対処する上で、安保理を改革することというのは引き続き国際社会の喫緊の課題でありますし、安保理改革実現に向けた試みは先ほども申し上げたとおり全く終わっていないわけであります。  我が国としては、引き続き安保理改革の早期...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 今、具体的にいろいろ動いております。
○国務大臣(高村正彦君) 途上国の平和と安定や発展のために協力していくことは、我が国自身にとっても利益であり、我が国の外交政策において重要な課題であるわけであります。これまで我が国は、そうした協力のためにODAを積極的に用いて、国際的な評価や信頼、国際社会における発言力を高めてき...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 御指摘のように、一般会計のODA予算は過去十一年間で四割減という厳しい状況にあるわけであります。二〇〇七年の我が国のODA実績は米国、ドイツ、フランス、英国に次ぐ第五位となりました。近年、他国がODA実績を伸ばす中、国際社会の諸課題の解決に貢献し、国際社...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 国際協力に関する有識者会議の中間報告では、対アフリカODAは贈与を中心に拡充していく御提言をいただいておりますが、その点については政府としても重視をしているところでございます。ODA予算をめぐる状況が厳しく、全体として削減される中で、アフリカ諸国に対する...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 予算執行調査では、留学生施策間の連携を強化し、留学生の国別配分等の見直しを図ることが必要、帰国後のフォローアップの取組を充実させることが重要といった指摘を受けているところでございます。  留学生施策間の連携強化につきましては、国費留学生、ODAを活用し...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 日米両政府は、日米地位協定の運用改善として、平成十一年一月に、低空飛行訓練に関する合同委合意に合意をいたしました。その中で、在日米軍は、国際民間航空機関や日本の航空法により規定されている最低安全高度と同一の飛行高度規制を適用していることとされているわけで...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 在日米軍は日米安保条約の目的達成のために所要の活動を行っているものと認識をしておりますが、本件米軍機の飛行目的等の詳細については、米軍の運用にかかわる問題であり、政府としては承知をしておりません。  委員がこういうふうな問題提起している以上、米側にもう...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 基本的には、米軍の運用というのは教えないんですよ、基本的には。ただ、場合によっては、我々としてもどうしても知りたいというとき聞くということはあり得ることだと思うので、もう一度聞いてみたいと、こういうことを先ほど申し上げたわけであります。  爆心地の方た...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 一般国際法上、駐留を認められた外国軍隊には特別の取決めがない限り接受国の法令は適用されません。したがって、航空法第八十一条は在日米軍に対しては適用されておりませんが、先ほどから申し上げているとおり、日米間では、日米地位協定の運用改善として平成十一年に在日...全文を見る
04月21日第169回国会 衆議院 決算行政監視委員会第一分科会 第1号
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○高村国務大臣 平成十八年度外務省所管一般会計歳出決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。  歳出予算現額は九千三百二十九億二千百二十万円余でありまして、支出済み歳出額は八千五百十億五千五百三十二万円余、翌年度繰越額は七百九億六千三百七万円余、不用額は百九億二百八十万円...全文を見る
○高村国務大臣 会計検査院の検査の結果、在外公館の会計経理について指摘を受けたことはまことに遺憾であります。  当省としては、このような不正行為のないよう、在外公館に対し注意喚起を行い、改めて会計手続の厳守及び館内におけるチェックについて、職員に対する指導の徹底を図る等の措置を...全文を見る
○高村国務大臣 チベットの地位の問題というのは、これは内政問題だというふうに認識をしております。ただ、その中で起こるもろもろのことは人権問題になり得るわけで、まさに人権問題として国際社会が注目をしている、こういうことであります。日本を含む国際社会が、人権問題もあるのではないか、こ...全文を見る
○高村国務大臣 通告していただければ、もう少し正確にお答えすることができたわけでありますが、私の認識として、今、聖火防衛隊というのが何者であるかということがはっきりわからないわけであります。はっきりわからないんです。だから、あれがどういう形で走りたいと言っているのか、言っていない...全文を見る
○高村国務大臣 基本的には、日本政府とすれば、北京オリンピックは成功してもらいたい、こういうふうに思っております。  そういうことでありますから、私たちとすれば、こうした方が成功するのに資するのではないですかということを中国側にいろいろ申し上げているところでございます。  と...全文を見る
○高村国務大臣 次に国連憲章が改正されるときはこれは削除されるということにほとんどの国のコンセンサスが得られている、こういうふうに思います。  国連憲章を改正するというのは、まだ一度も改正されたことがないわけですね。ですから、余りこの問題だけを、敵国条項を削除せよということだけ...全文を見る
○高村国務大臣 先ほどの答弁の訂正をすべきところがありますので、ちょっと訂正をさせていただきます。  国連発足以来、国連の主要機関の構成国数拡大に伴う改正以外では国連憲章が改正されたことがない。全くないわけではないということで、ちょっと訂正をさせていただきます。  それから、...全文を見る
○高村国務大臣 やはりODAというのは、日本国の国民の税金でやる、相手国民に喜んでもらう、喜んでもらったそのことが我が国の援助でできたということも知ってもらう、その結果、我が国の外交を展開する上にも役に立つ、そのことがまた日本国民によく知られる、そういうことで、ODAの理解が得ら...全文を見る
○高村国務大臣 基本的に共同責任だと思います。それができていなかったら両方が責任を感じる。共同責任は無責任じゃなくて、共同責任はあくまで共同の責任だ、こういうことでやってもらいたいと思っています。
○高村国務大臣 外交について見識のある貴委員の御示唆でありますから、我々も検討いたしましたが、やはりこれは二国間で解決すべき問題であるという結論に至りましたので、そのことを申し上げておきます。
○高村国務大臣 かたくなになっているわけではありません。ミャンマーとの間では一応日本政府との間の話し合いが続いている状況で、これを中国に頼む、アメリカに頼む、どこに頼むという話では必ずしもないんだろうと思います。  中国の方が日本よりミャンマーに対して影響力があるかどうかという...全文を見る
○高村国務大臣 日本政府は、ガンバリさんの努力を全面的に支援するという立場であります。でありますから、ガンバリさんが対外的にそう言っているのに、日本政府がそれは間違いだとか何だとか言うのは正しいか正しくないかわかりませんが、ガンバリさんは、長井さんの件でミャンマー政府にきちっと伝...全文を見る
○高村国務大臣 ガンバリさんの努力を全面的に支援しているんですよ、民主化努力を。全面的に応援しているんです。だから、ガンバリさんがどういうつもりでそういうことをおっしゃったか、そこを私に詳しく聞かなくてガンバリさんに詳しく言うということは、決してそれは外交的にいいことではないので...全文を見る
○高村国務大臣 前から述べておりますように、長井健司さんが亡くなられたことは極めて遺憾であります。  政府としては、これまでも、ミャンマー政府に対し強く抗議をするとともに、両国の専門家を含めた会合を設けるなど、事件の真相究明及びすべての遺留品の返還を強く求めているところでござい...全文を見る
○高村国務大臣 現時点でターゲットサンクションをやるつもりはございません。  ただ、日本政府は、今までも人道案件に絞ったODAしかやってこなかったところを、より厳しくして、直接ミャンマー国民が裨益すること以外には人道支援としてでもやらない、このように絞り込んでいる。これについて...全文を見る
○高村国務大臣 G8北海道洞爺湖サミットにおきましては、政治問題に関しいかなる議論が行われるかは、直前の政治状況を見て判断することになりますので、現時点で予断をすることは差し控えたいと思います。  政府としては、引き続き、ミャンマーの民主化につき関心を持つ国々と、さまざまな機会...全文を見る
○高村国務大臣 現在、ガンバリ国連事務総長特別顧問がミャンマーの民主化に向け努力をしており、我が国を含め、ミャンマー問題に関心を持つさまざまな国がさまざまな機会をとらえ、ミャンマーの民主化に議論を行っているところでございます。ガンバリ顧問の努力の一環として、国連事務総長のフレンズ...全文を見る
○高村国務大臣 民主化勢力の支援という場合に、今の政権側に対して、民主化勢力と話し合え、それからガンバリ特使の努力を全面的にバックアップする、これ以上の民主化勢力への支援というのは私はないと思うんですよね。  そして、まさに、前回の憲法の問題についても、私は、プロセスが大事だ、...全文を見る
○高村国務大臣 政府参考人が申し上げたような支援は現実にやっておりますし、そういう問題はこれからも引き続いてやっていきたい。  それから、現状を把握しつつ、より強化すべきであればしていく、そういうことは当然やっていきたい、こう思います。
04月22日第169回国会 参議院 外交防衛委員会 第7号
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○国務大臣(高村正彦君) 今回の判決は、自衛隊のイラク派遣等の違憲確認及び差止めを求める訴えは不適法なものであるとして却下され、また、損害賠償は法的根拠がないとして棄却された国側勝訴、国側全面勝訴の判決であります。航空自衛隊の空輸活動が違憲であると判示した部分は、判決の結論を導く...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) これまで、米軍人が行方不明となり米側が必要と判断した際に、事案に応じ都道府県警察に脱走兵として逮捕要請がなされる場合もあったと承知しておりますが、脱走の状態が生じた場合に直ちに関係当局に今まで連絡がなされていたわけではありませんでした。  先般の横須賀...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) おっしゃるように行方不明の方が広い概念でありまして、その中に、まあ未来永劫かどうかは別として、部隊から離脱する意思を持って行方不明になった人、そういう認定ができた場合に脱走兵と認定するわけでありますが、今、現時点でアメリカ側とできたのは、脱走と認定した場...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 私はよく分かりませんけれども、一般的に例えばおふろ屋さんに写真が張ってあるような例というのは凶悪犯ですよね。凶悪犯ですよね。脱走兵が凶悪犯を、犯罪を犯したことがあるからといって、脱走兵だから直ちに凶悪犯だという、そういう関係には必ずしもならないのではない...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 日本側の見解に米側の見解が一致してくれることが早ければ早いほどいいというのは、それは当然のことでありますが、これは何分相手があることで、相手側はアメリカ側の見解に日本側が一致してくれればいいし、それが早ければ早いほどいいと考えているわけで、そういう中で一...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) アメリカ側と日本側はこういうふうにしたいということが違うから解釈が違ってくるんですね。こういうふうにしたいという願望が違うところでその条約そのものを、協定そのものを変えるというのはより困難が伴うので、まず、こういうことをしたいというそのことの中で解釈を一...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) そういう考え方もあると思うんで、まさにいろいろなところから総合的に考えなければいけないと思っております。そういう個々のことも大切なんですけれども、全体をどう見るかということが必要だと思うんです。  よく委員会等で日本の米軍駐留経費はほかのアメリカの同盟...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 現在、アフリカ諸国との協議において立ち上げが議論されているフォローアップ委員会については、TICADⅣにおいて我が国が表明する具体的支援策の実施状況を報告することを目的としておりまして、政府、国際機関がその主体となることで検討をしているところでございます...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 国連緊急平和部隊、UNEPSというアイデアが存在することは承知をしておりますし、今委員からお聞きしてもう少し内容が深く分かったわけでありますけれども、本件については、個人参加という点などその実現可能性について今後更なる議論が行われていくものと考えており、...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 委員がおっしゃるような見方というのは、それは一つの見方なんだろうと思います。  逆に言うと、日本は必ずしも、人道的介入、それから保護する責任、言葉を言い換えても結局中身は同じだと思うんですね、人道的に介入するその根拠として保護する責任があるから主権国家...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 昨日の日韓首脳会談の結果につきましては、日韓新時代、成熟したパートナーシップに向けて大変良いスタートを切ることができたと考えております。特に昨日の会談では、若者の交流を拡大することの重要性で一致し、ワーキングホリデー制度の拡大や大学生の相互留学など具体的...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 首脳会談でございますから日韓間の大枠について話合いがあったわけでありまして、拉致問題について協力するという大枠が話し合われた。そういう中で、これから具体的なことについてはまた、特に具体的なことは一方の当事者である北朝鮮抜きに余り突っ込んだ話しても、協力す...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 首脳会談の中でいろんな言い方して、その言い方がよく分からないとか分かるとか余り言わなくてもいいんじゃないでしょうか。一つの分かりやすい比喩だと思います。
○国務大臣(高村正彦君) 首脳会談の性質上、どっちがどっちを引っ張るという話ではなくて、お互いにお互いの政策を大きなところをすり合わせて、そして、非核・開放・三〇〇〇とそれから日朝平壌宣言に書かれている日本の政策と相通ずるものがある、一緒にやっていきましょうよと。必ずしも前の政権...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) よりいい方向に進んでいるというふうに私は思っておりますし、委員もそういうふうに感じておられるのではないかと思います。
○国務大臣(高村正彦君) いずれにしてもアメリカは、北朝鮮が第二段階の義務を履行した上でないと解除はしないと、そして履行する前においてもいろいろ日本と緊密な打合せをしておりますし、履行した上でも、仮に解除する場合には日本ときっちり相談をすると、こういうことをかねてから言っているわ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 義務を履行し終わったかどうかというのは非常に難しい判断で、完全に履行し終わる前からいろいろ緊密な打合せを日米間でしておりますから、そういう中でもいろいろな話はしていると、こういうことでございます。  最終的に、もう解除したいと思うんだがどうだということ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) これはずっと前からお互いに、日本は拉致問題が進展しない限り解除してもらったら困るよと、アメリカはアメリカの考えをいろいろ述べると、そして日本の考えに対しても一定の理解を示し、日本も示す中でずっと行われてきているので、どの段階がまさにテロ支援国家を解除する...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 日本政府はそういう立場なんですよ。で、アメリカにそういうことを言っているわけです。ただ、最終的に決定するのはアメリカであると、アメリカ法の解釈の問題であるというのがアメリカの立場ですよね。そうであるけれども日本に相談すると、こう言っているという状況でござ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) アメリカが言っているのは、第二段階の核の完全かつ正確な申告と三つの施設の廃棄ですか、この二つを第二段階と、こう言っているわけですね。それが終わらないとやらないよと、そういうところが終わっただけでやるかどうかということについては日本とも相談をすると、こうい...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) アメリカ側が基本的に考えている第二段階の終了というのは、核の話をアメリカ側は基本的に考えていると、こういうことです。それに対して日本側は、拉致というのはテロなんだから、やはりそこについては日本の立場を考えてくださいよということを言っているわけで、そしてア...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 基本的に進展がなければないというのが日本政府の方針でございます。
○国務大臣(高村正彦君) 進展がなくて誠意ある対応ととらえることがあるかどうかというの、これもちょっとよく分かりませんので、いずれにしても具体的な対応を見て判断すると、こういうことでございます。
○国務大臣(高村正彦君) 思いやりの言葉が込められているか込められていないかというのは非常に情緒的な判断でありますから、何とも、込められていると言えないこともありませんし、本来そういうものではないんだということも言い得ると思うんですね。  日本とアメリカとの間の日米安全保障条約...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 日本政府としては思いやりという言葉は使っておりません。思いやり予算という言葉を専ら使っているのは、野党の方たちが使っている、思いやり予算についてどうだどうだと、こういうことを言っているんで、日本国政府は思いやりという言葉は使っておりません。そのことだけ申...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) それは、私の記憶では、当時の防衛庁長官金丸信先生が最初使ったと記憶をしておりますけれども、そのときは特別協定というものがなくて、日本側の一方的措置としてそれをしたと、そしてこれは思いやりだと、こういう説明をされたんだと思います。今は日米間で話をして、特別...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 総体的に見なきゃいけないと思うんですね。費用対効果、実現可能性につき十分精査する必要があると考えております。  電気料の場合、在日米軍は通例、ビル、店舗、工場等が使用する電気料金メニューを基に施設・区域ごとに使用形態、使用電気量、電圧等に応じた内容で電...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 新たな特別協定は、日米地位協定第二十四条に定める経費負担の原則それ自体は維持しつつ、一定の期間に限り特定の経費に限って負担することとするものであり、日米地位協定の特則であるわけであります。  在日米軍駐留経費負担は、アジア太平洋地域において依然として不...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 日米安保体制の円滑かつ効果的な運用というのは、あらゆる地域においてそういうことがあるわけであります。  それから、確かに今急激な円高、ある意味では急激な円高少しあったわけでありますが、かつてのような急激な円高ということは言えないかもしれませんが、長い目...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 必ずしもそう、御党の立場からこれに反対するという意味でとらえるとそう受け取られるかもしれませんが、そういうことでは決してないわけでありまして、円高が急激に進んでいたというときと、やっぱり長い目で見た円高水準で高止まりしているというときに、今、そういうとき...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 必ずしもそうではなくて、ヨーロッパ正面で冷戦構造が崩壊したように北東アジアでも完全にそういう状況から脱するということは、それはいつかどうかは分かりませんけれども、我々は期待をしているわけですね。期待をしているわけであります。  そういう状況の中で、やは...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 予算審議の中だけで担保するという話ではなくて、これは日米協定というのは日米の双方の義務ということになりますので、その義務をここで、国会で承認をしていただくということでございます。  それと、それは日米安保条約がある限り円滑かつ効果的な運用は必要なんだと...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 条約上はまさに双務契約なんです。双務契約なんです。ただ、その双務契約の内容を、あるものを買うのに百円で買うか五十円で買うか三十円で買うかという話はあるんで、形の上で双務契約になっていても、その同盟のコストを、ふさわしいコストを払っているかどうかというのは...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 事実だけ申しますと、在日米軍駐留経費負担でありますが、平成十一年、十二年をピークにずっと、少しずつではありますが、減ってきております、減り続けているということが一つであります。  それから、日本の日米安全保障条約の最大の効果というのは何かというと、やっ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 今回の判決は、自衛隊のイラク派遣等の違憲確認及び差止めを求める訴えは不適法なものであるとして却下され、また損害賠償請求は法的根拠がないとして棄却された国側勝訴の判決、国側全面勝訴の判決でございます。航空自衛隊の空輸活動が違憲であると判示した部分は、判決の...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 必要なこと、そして国際場裏からいって明らかにできることについては明らかにしてきていると思います。  先ほども申しましたように、私はこの判決そのものに、こういう傍論を書いたからけしからぬとか何だとか一言も言っていないんですよ。ただ、傍論の部分は別に行政判...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 米軍機による騒音に係る訴訟の判決に基づき国が支払った損害賠償金等に関する日米地位協定に基づく分担の在り方につきましては、政府として米国政府に損害賠償金等の分担を要請するとの立場で協議を重ねてきているわけであります。  しかしながら、本件については、日本...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) ゆっくり解決するよりは早く解決した方がいいという観点から我々は我々の立場で米側と折衝を続けているところでありますが、基本的な立場が異なっているというのは、この問題について、要するに、アメリカ側からすれば、日本側が提供した施設・区域を利用して普通の訓練をし...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 現在、米海兵隊が全世界に保有しているCH46及びCH53ヘリコプターがオスプレーに代替更新されていくという一般的な予定があるということはこれ事実だと思います。こういう文脈において将来オスプレーが沖縄に配備される可能性がないことはないということだと思います...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 最近では今月になってから米側に照会しておりますが、現時点では具体的に決まっていないと説明を受けているところでございます。
04月23日第169回国会 衆議院 外務委員会 第10号
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○高村国務大臣 二十一日に行われた日韓首脳会談では、核問題について、北朝鮮が早期に完全かつ正確な申告を提出する必要性が確認されましたが、この点については、先週末の米韓首脳会談でも認識が一致したものと承知をしております。  また、北朝鮮による拉致問題を含む人道、人権の問題について...全文を見る
○高村国務大臣 我が国の国益であります我が国国民の幸福及び我が国の平和と繁栄の確保は、世界の平和と繁栄の実現なくしてあり得ないわけであります。そうした観点から、我が国は、日米同盟の堅持と国際協調を外交の基本方針として、近隣諸国や国連等とも緊密に協力してまいります。  中でも、豊...全文を見る
○高村国務大臣 チベットの地位をめぐる問題は中国の内政問題であるというのが我が国の一貫した立場でございます。同時に、我が国としては、普遍的価値である人権及び基本的自由が保障されることは国際社会の正当な関心事項であるという認識のもとに、チベットの人権状況についても関心を持って注視し...全文を見る
○高村国務大臣 きっちりきっちり伝わっております。伝わっている中で、胡錦濤主席が来られる中で、中国側としても日本との共通点を見つけようとして、ああ、地位の問題は内政問題であるということはわかってくれているな、そのことを言った上で、人権の問題についてはそれなりの反論をこちらにもして...全文を見る
○高村国務大臣 聖火リレーについては、日本側としてしっかりとした警備はいたします、こういうことを我が方として伝えて、ヨウケツチ外交部長の方からは、よろしくお願いします、こういう話があった、こういうことであります。
○高村国務大臣 ヨウケツチ外交部長が来られる前に、私は崔天凱大使に対して、ヨウケツチ外相が来られたとき私はチベットの問題をきちっと話しますので伝えておいてくださいということを、かなり前でありますが、お伝えをいたしました。そのときに崔天凱大使が、チベットの問題が出れば、ヨウケツチ外...全文を見る
○高村国務大臣 二国間協定は、一般に、多国間の枠組みに比べて、二国間で機動的、柔軟に対応可能であり、二国間投資協定は、相手国の投資政策、相手国が有する産業の実態等を十分踏まえた形で投資促進のための法的枠組みを提供することが可能であります。その結果、投資家にとって良好な投資環境の整...全文を見る
○高村国務大臣 資源の多くを海上輸送によって輸入している我が国にとって、海上交通の安全の確保は極めて重要でありまして、近年、アジア及びアフリカ地域で頻発する海賊問題は、我が国の海上輸送への脅威になっているわけであります。  こうした海賊行為に対して、まず、沿岸国の海上警備当局が...全文を見る
○高村国務大臣 ガス田から申し上げますと、東シナ海資源開発問題を解決し、日中関係をさらに発展させることが重要と考えているわけでありますが、昨年末の福田総理訪中時の首脳会談において、この問題を一刻も早く解決するとの断固たる決意のもとで協議を継続していくことが確認されました。  そ...全文を見る
○高村国務大臣 東シナ海の問題については、日本側の主張はきっちりと主張をしているところでございますが、今どこがどうなっているか、具体的に申し上げることが解決のために資さない、こう思いますので、申しわけありませんが、今申し上げることはできません。御了解をいただきたいと思います。 ...全文を見る
○高村国務大臣 内海さんのITUの選挙のときは、私も一生懸命応援した立場でありますが、任期がありますのでやめられるのはやむを得ないことだ、こういうふうに思っております。  今総務省の政務官も言っておられたように、もっとふやした方がいい、そして民間から少し出てもらえないか、もちろ...全文を見る
○高村国務大臣 できるだけ把握するように努めたいと思います。  ただ、NPOの中には余り政府と関係を持ちたくないんだというところもありますが、協力できる点は、まさにオール・ジャパンとして力を発揮することは委員が言うように大事でありますから、できるだけ情報を持っているようにしたい...全文を見る
○高村国務大臣 食料問題、極めて大切だと思っております。  バイオエタノールについてメリットとデメリット、どういったものがいいのか、私自身が知見を持っているわけではありませんが、世界の知見を集めて、どういうふうにしたら食料問題に対処できるか、あるいはエネルギー問題に対処できるか...全文を見る
○高村国務大臣 日本政府としても関心を持って見守っていくということでございます。
○高村国務大臣 米軍が岩国飛行場において例年実施している基地開放日の航空ショー等は、毎年多くの方が観覧される日米の友好親善を目的とした行事でありまして、米軍が地元自治体と連絡をとりながら実施しているものと承知をしております。  このような状況を踏まえ、外務省としては、B52爆撃...全文を見る
○高村国務大臣 核兵器は当然搭載していないと承知をしております。
○高村国務大臣 今委員みずから答えをおっしゃったように、事前協議もありませんし、積んでいないということでございます。
○高村国務大臣 その前に、B52に核を積んでいるかどうか。私は、積んでいないことはそれは常識だと思いますよ。日本が非核三原則を持っていることはアメリカもよく知って、航空ショーに来るのにわざわざ核を積んで来るなんということは、常識からいってあり得ないことであります。  それから、...全文を見る
04月24日第169回国会 参議院 外交防衛委員会 第8号
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○国務大臣(高村正彦君) 国連開発計画が本年四月に発表したクラスター弾に関する報告書においては、クラスター弾が被害国の開発に与える影響についても委員がおっしゃるように言及されていると承知をしているわけであります。  政府といたしましては、クラスター弾による人道上の懸念を十分認識...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) あらゆるバランスについて数字があった方がいいということを我々も考えたからこそアメリカ側に要求をしてきたわけであります。ただ、アメリカ側はそれを出さなかったわけでありますが、これは強制的に出させるわけにいきませんので、そういう中で我々が調べられる範囲の必要...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) このことについて事前には知っておりませんでした。どう考えるかと言われましても、まあ一人の議員の方がこういうことを言っておられるということを認識するということであります。  前々から藤田議員もいろいろ言っておりまして、私は藤田議員の人柄はよく知っています...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) この文書はアメリカの公的文書でありまして、確かに、委員から教えられるところによりますと、個々的にはいろいろ問題にしている方が多いわけでありますが、やはりアメリカの中で、上下院とも野党が過半数を持っている中で、そういう中で特別のこれを全体的に否定するような...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 施設・区域外の居住については、例えば昭和六十一年の三月の国会審議におきまして、沖縄における約六千五百戸の米軍家族用の貸し住宅のうち約五千五百戸は米軍家族が住んでいるものの、昭和二十年代、三十年代に米軍からの協力依頼もあって建てられた約千戸が空き家となって...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) アメリカ本土で行われることを何でもかんでも日本国内に持ち込んでいいという話ではありませんけれども、このことについて、アメリカ本土で行われている、日本の中で個人と民間業者がするのに軍の方でこういうふうにしたらいいですよという老婆心でそういうことをやったから...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 米軍専用マンションで主権の制限が起こり得ないかというその質問自体の意味がよく分かりませんが、何か起こるということは、私の常識の範囲では起こり得ないのではないかと思います。
05月07日第169回国会 衆議院 外務委員会 第11号
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○高村国務大臣 先ほどまで福田総理と胡錦濤国家主席の会談に同席していたわけでありますが、非常に充実した有意義な会談であったと思っております。  両首脳は、多くの共通認識を得て、その方向性を示す指針となる共同声明に署名をいたしました。  互恵的な協力を進める観点からは、気候変動...全文を見る
○高村国務大臣 議題として出ました。これについても双方でこれから協力をしていく、こういうことでございます。
○高村国務大臣 我が国国民の幸福及び我が国の平和と繁栄を確保することが我が国の国益でありまして、これを外交を通じて追求していくことが外務省の存在理由でございます。  そのような観点から、外務省設置法は、外務省の任務として、「平和で安全な国際社会の維持に寄与するとともに主体的かつ...全文を見る
○高村国務大臣 十年前に私が外務大臣をやったころは、外務省は国益という言葉を余り使わなかったんですよ。私があるところで国益という言葉だけを使って演説をして、それからみんなが使うようになって、それは、使うようになって非常にいい面と、何か短期的国益だけが国益だみたいな、そういう、余り...全文を見る
○高村国務大臣 これは一般論として申し上げることは困難というか不可能に近い、近いというか、不可能と言ってもいいわけです。個々の事案に応じて、いかに国民全体の幸せを実現し、我が国の国益を確保すべきかという観点に即して、個別具体的に判断するべきものであると認識をしております。
○高村国務大臣 先ほどお答えしたとおりでございますが、一般論として申し上げることは非常に困難でありまして、個々具体的に、事案に応じて私は判断していくという以外にない、こういうことであります。  今の日本の世の中的にはこのくらいだけれども、自分はどっちの方だとか、こういうことはあ...全文を見る
○高村国務大臣 御指摘のとおり、外交政策によって国民が受ける影響は必ずしも同一ではない。国益の観点からは短期的に不利に見えても、中長期的な観点からは利益になる場合もあり得る。ただ、だからといって、短期より中長期の方が大切だと具体的事例から離れて言い切ることも、それはそう簡単ではな...全文を見る
○高村国務大臣 外交政策については、外務省内の担当部署が関係部署と調整しつつ、案件に応じて私や副大臣、政務官と協議し、また必要に応じ官邸や関係省庁とも協議しながら、最終的には私の責任で決定をしております。
○高村国務大臣 委員がおっしゃったとおりだと思いますが、仮に課長レベルで個々のことを決めたとしても、最終的には責任は私に帰する、こういうことだと思っています。
○高村国務大臣 外交を含めて政治の最終的な責任は、内閣が全体として負うべきものであります。外交政策については、内閣総理大臣の方針のもとで、外務省の長である外務大臣が責任を持って決定するものと認識しております。
○高村国務大臣 外務省におきましては、副大臣及び政務官にそれぞれの担当分野が割り当てられておりまして、私のもとで一体となってさまざまな分野の外交政策を推進しております。  副大臣及び政務官は、それぞれの担当に関し担当部局より説明や報告を随時受けており、また、大臣の決裁を必要とす...全文を見る
○高村国務大臣 我が国が民主主義国家として外交政策を実施していくためには、マスコミや世論の動向にも留意しつつ、タイミングよく、かつ、わかりやすい情報発信を行い、説明責任を果たしながら国民の理解を得ることが極めて重要と考えております。そのために、私も機会をとらえて主要な外交政策につ...全文を見る
○高村国務大臣 いろいろあると思うんですが、先ほどもちょっと述べましたように、国会に御理解願うというところもあると思いますし、それから、政府専用機、あんなばかでかい専用機じゃなくて、もっと小型、中型の、足の長いものがあればいいなと思うことはよくありますし、いろいろあると思います。...全文を見る
○高村国務大臣 二〇〇一年のイルクーツク声明は、一九五六年の日ソ共同宣言が平和条約交渉の出発点を設定した基本的な法的文書であることを確認した上で、一九九三年の東京宣言に基づき、北方四島の帰属の問題を解決することにより平和条約を締結すべきことを再確認した重要な文書である、こう考えて...全文を見る
○高村国務大臣 小泉総理の在任中を含め、政府としては、我が国固有の領土である北方四島の帰属の問題を解決してロシアとの間で平和条約を締結するとの方針のもと、ロシアとの間で交渉を行ってきているところでございます。  また、政府としては、ロシア側が一九九一年後半以降示してきた領土問題...全文を見る
○高村国務大臣 まことに申しわけありませんが、委員の質問の御趣旨が私はちょっと明確にわからないところがあるわけでありますが、歯舞、色丹及び国後、択捉の、歯舞、色丹の引き渡しの態様の議論と国後、択捉の帰属の議論を同時にかつ並行的に進めていくとの考え方については、おっしゃるように、二...全文を見る
○高村国務大臣 私、その新聞報道というものが何かよく、ちょっとわからないわけでありますが、我が方とすれば、一貫していることは、四島の帰属の問題を解決して、そして平和条約を締結する、帰属の問題を解決すれば、その返還、いつだとかどういうふうにとか、そういうことは必ずしもこだわりません...全文を見る
○高村国務大臣 日ロ行動計画につきましては、採択以降五年間の間に、日ロ間の貿易額が五倍になる等、平和条約交渉を除くすべての分野で進展が見られているわけであります。加えて、日ロ行動計画を補完するものとして、昨年六月に我が国から極東・東シベリア地域における日ロ間協力強化に関するイニシ...全文を見る
○高村国務大臣 政府としては、日ロ行動計画に基づき幅広い分野で日ロ関係を発展させていくと同時に、北方四島の帰属の問題を解決して平和条約を締結するとの基本方針に従い、強い意思を持って交渉を進めているところでございます。他方、日ロ行動計画の重要な柱の一つである平和条約交渉だけに進展が...全文を見る
○高村国務大臣 どのこと一つが領土問題解決に直結する、そういうことには必ずしもならないかもしれませんが、エネルギーを獲得するというのは日本にとっても非常に重要なことでありまして、これはまさに互恵的なことで、これは別に、領土を返してもらうために一方的に援助をするという話ではないとい...全文を見る
○高村国務大臣 双方が受け入れ可能な解決策とは、これは文字どおり双方が合意できる解決策であり、領土問題の最終的解決に向けて、そのような解決策を見出すべく双方が話し合いを行っております。  また、先般の日ロ首脳会談では両首脳が改めて指示を出すことで一致しましたが、これは両首脳から...全文を見る
○高村国務大臣 二〇〇四年十一月十四日のテレビインタビューにおきまして、ラブロフ外務大臣は、ロシアはソ連の継承国であり、ソ連が負った義務の中には一九五六年の日ソ共同宣言が含まれる、ロシアは共同宣言を認めているが、その実現には日ロ両国が話し合う必要がある、中ロ国境の最終的画定は両国...全文を見る
○高村国務大臣 少なくとも、我が方からそのような案を提案するということは全く頭の中にありません。
○高村国務大臣 外務省のペーパーに正確にどう書いてあるか、私、今ちょっと頭の中にありませんが、それぞれが解決に向けて努力するように指示を与えよう、こういう趣旨だったと思います。  交渉内容の指示というよりも、首脳が外務大臣あるいは外務省に指示するわけでありますから、真剣に取り組...全文を見る
○高村国務大臣 委員もさっきから言っておられるように、日ロ行動計画の中で我々にとって一番重要だと思うことだけが動いていなくて、そのほかだけが動いている。そのほかが動くということも決して日本にとって悪いことではありませんけれども、一番重要な部分が動いていないということは非常に残念な...全文を見る
○高村国務大臣 メドベージェフ次期大統領、もうすぐ大統領になるんだと思いますが、それとプーチン次期首相ですか、この影響力でありますが、私の立場で具体的にコメントしろというのは無理な話だということは御理解いただけると思います。プーチン大統領もメドベージェフ次期大統領も、現行のロシア...全文を見る
○高村国務大臣 今までアメリカも協力してくれると言っていますし、それから中国も、具体的な言葉はともかく、それなりのことを言ってくれていますし、韓国も同じであります。  ロシアからまたそういう話があったというのは非常にいいことでありまして、この問題は、日本だけではなかなか難しい話...全文を見る
○高村国務大臣 我が国自身がするかしないかと決めるときについては、我が方であらゆる情報をすることは当然でありますが、アメリカ側とも、いろいろな話し合いの中で、当然言うべき話は言ってまいりたいと思います。  ただ、当然のことでありますが、アメリカが人道支援をするということについて...全文を見る
○高村国務大臣 どこにあるか聞いているか聞いていないかということについては、聞いておりませんでしたが、いずれにしても、完全な申告の中に核計画というものが含まれるので、そういうものが最終的に出てこない限り、私としては完全な申告ではない、こういうふうに思っております。
○高村国務大臣 六カ国協議の一番主たる課題は核問題である、これは客観的な事実であります。ただ、その成果文書の中に拉致問題を含む日朝関係を進めろということも書いてありますし、それについて六カ国協議がこれに関与しない、こういうことではもう既にないわけであります。  日本は、核の問題...全文を見る
○高村国務大臣 おっしゃいますけれども、テロ支援国家指定解除の問題についても、アメリカの国内法の、アメリカの問題であることについて、日本側がずっと日本側の意見を伝えて、そして今こういう状況にあると。それは、核が進まないからそういう状況にあるだけだとか、あるいはアメリカの議会の中で...全文を見る
○高村国務大臣 いつどのように言うかは別にして、それはずっと言い続けますよ。そういうことを言い続けてきているから、成果文書の中にも、テロに関するものも含めて日朝関係を進めるということも入っているわけですよ。これは六カ国の合意文書で入っている。  これは、いつどの時期にどういうふ...全文を見る
○高村国務大臣 民主党のスタッフの方がどういう観点からそれを言ったのか、私は全く知らないわけでありますが、戦時における捕虜と平時における拉致、誘拐と全く違うというのは、それはそのとおりです。解決の方法について同じ面があるのかないのか、どういうことを言ったのか、それは私は直接聞いて...全文を見る
○高村国務大臣 六カ国協議から抜けるつもりはございません。六カ国協議から抜けて、核の問題にしても、拉致の問題にしても、ミサイルの問題にしても、日本が一国で、今やっていることに不満があるとしても、今やっていることよりさらに有利にできるとはとても思えないからであります。
○高村国務大臣 福田総理と胡主席の首脳会談におきましては、北朝鮮の核問題や拉致問題についても議論がなされました。  福田総理からは、六者会合における中国の役割を評価している、北朝鮮の廃棄に向け、引き続き連携していきたい旨述べました。また、拉致問題を含む日朝関係も前進したい旨述べ...全文を見る
○高村国務大臣 主張すればそれでいいというのであれば、そういう方法もあるでしょうが、中国との間でどこまでとれるかということを考えてやっていくとすると、福田総理がおっしゃったような言い方で中国が答えたような言い方が現時点で限度ではなかろうか、こういうふうに思っております。
○高村国務大臣 私みずからではありませんが、遺憾の意をきっちりと我が方からアメリカ側に伝えているということでございます。
○高村国務大臣 ただいま議題となりました千九百九十四年の関税及び貿易に関する一般協定の譲許表第三十八表(日本国の譲許表)の修正及び訂正に関する二千八年一月二十二日に作成された確認書の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。  この確認書は、世界貿易...全文を見る
05月08日第169回国会 参議院 外交防衛委員会 第9号
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○国務大臣(高村正彦君) ただいま議題となりました在外公館の名称及び位置並びに在外公館に勤務する外務公務員の給与に関する法律の一部を改正する法律案について御説明いたします。  改正の第一は、在青島日本国総領事館及び在ナッシュビル日本国総領事館の新設を行うことであります。  改...全文を見る
05月09日第169回国会 衆議院 外務委員会 第12号
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○高村国務大臣 胡錦濤中国国家主席の訪日は、中国国家主席として十年ぶりの訪日であります。この重要な節目におきまして、両国首脳が長期的、大局的観点から率直に語り合い、大きな存在となった日中両国がその責任をかみしめ、絶えず相互理解、相互信頼を深め、互恵協力を拡大しつつ、アジア太平洋及...全文を見る
○高村国務大臣 具体的には、協議及び交渉を通じて懸案の解決に取り組みつつ、五つの柱に沿って対話と協力の枠組みを構築し、協力していくことで一致をいたしました。  第一に、原則として毎年どちらか一方の首脳が他方の国を訪問することも含め、頻繁に首脳会談を行い、政策の透明性の向上に努め...全文を見る
○高村国務大臣 山を越えるめどが立ったということであります。まだ山を越えるに至ったということではございません。両首脳が、これは山を越えられるだろうなというめどが立った、こういうことでございますから、これからその一山を越えるべく全力を尽くしたい、こういうふうに思っております。
○高村国務大臣 今最後の詰めを行っているところでありますので、交渉の詳細についてはここで述べることを差し控えさせていただきたいと思います。  ただやみくもに隠しているというんじゃなくて、まさに日中双方で、お互いにこのことは発表できるまで言わないという約束がありますので、そのよう...全文を見る
○高村国務大臣 これは、大事なことは、真相が究明されないと日中双方にとって不利益なんだということが両首脳によって確認された、その上で捜査をさらに強化しましょう、こういうふうにしたということでありますから、御理解をいただきたいと思います。
○高村国務大臣 首脳会談に私も立ち会っておりましたが、このギョーザの問題について総理が言った言葉で、非常に強い言葉で言った、この問題はうやむやにはできないと。非常に強い言葉で言ったのは私に非常に印象的でございました。
○高村国務大臣 国内のことは厚労省の所管ではありますけれども、オール・ジャパンとして、日本の国益になるように外務省としても関心を持っている、こういうことでございます。
○高村国務大臣 外国で働く日本の方が二重の負担を負うようなことがないように、やるべきことはきっちりやっていきたい、促進していきたい、こういうふうに考えています。
○高村国務大臣 今回の胡錦濤国家主席訪日の日中首脳会談においては、昨年十二月の福田総理訪中時に表明した三年間で一万人の研修計画や省エネ・環境協力相談窓口等の具体的な環境協力案件の進捗を確認するとともに、中国の水汚染対策や黄砂の共同研究等の協力について意見交換をいたしました。  ...全文を見る
○高村国務大臣 日中首脳会談におきましては、気候変動問題における協力の強化について話し合われ、この機会に発出した日本政府と中華人民共和国政府との気候変動に関する共同声明では、日中双方がバリ・ロードマップのもとで二〇一三年以降の実効的な枠組みを強化する交渉に積極的に参加し、二〇〇九...全文を見る
○高村国務大臣 削減数値というのはどういう意味かよくわかりませんが、日本もまだ国別総量目標の数値は言っていないわけでありまして、これからみんながそれぞれ出していくということが必要になってくる、こういうことだと思います。
○高村国務大臣 今副大臣から答弁しましたように、なかなか条件が整っていないところもありますが、こういう制度はできた方がいいに決まっているわけでありますから、そういう制度の整いぐあい等も考慮に入れながら、アジアだからやらないとかそういうことではなくて、考えていきたい、こう思っていま...全文を見る
○高村国務大臣 総務省とよく相談しながら、在外の人たちの意見等は総務省に伝えていきたい、こういうふうに思っています。
○高村国務大臣 調整がつくまでやらないと言っています。そして、国内法に違反するような調整はいたしません。
○高村国務大臣 委員が御指摘の感染症や熱帯病等の治療薬につきましては、おっしゃるように、製薬企業にとっては余りもうからない、そういう理由によって民間ベースの研究開発は活発でない、私もそういうふうに聞いております。一方で、厚生労働省によりますと、WHO関連の公的研究機関等によりこれ...全文を見る
○高村国務大臣 ただいま議題となりました国際物品売買契約に関する国際連合条約の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。  この条約は、一九八〇年四月に採択されたものであります。  この条約は、企業間等の国際物品売買契約について、その成立及び契約当...全文を見る
05月13日第169回国会 参議院 外交防衛委員会 第10号
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○国務大臣(高村正彦君) 国際社会におきましてアフリカにおける母子保健の改善の重要性が指摘されておりまして、TICADⅣにおいても、最も脆弱な立場にある女性と子供に焦点を当てた母子保健について議論を深めていく考えでございます。  特に、母子手帳は健康一般についての母親の知識を高...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 今般の胡錦濤国家主席の訪日は、戦略的互恵関係の具体化を通じアジアと世界のより良き未来を共につくり上げていくとの日中関係の歩むべき方向性を示したものとして、非常に意義があったものと認識をしているところでございます。  我が国の国連安保理常任理事国入りにつ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 今月末に迫ったTICADⅣでは、近年、平和の定着や民主化の進展、経済の成長で明るい兆しの見られるアフリカ諸国を後押しするために、元気なアフリカを目指しての基本メッセージの下、アフリカ開発支援のために我が国を含む国際社会の知恵と資金を結集したいと考えており...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 我が国は、諸外国での我が国に対する信頼と理解の増進が外交政策の円滑な推進に資するとの観点から、海外における日本語の普及に取り組んでいるところであります。  積極的に日本語普及を図るために、今委員が御指摘になったとおり、昨年度には、既存の交流基金の海外事...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) NGOによる国際協力活動は、現地の状況に応じたきめの細かい援助や迅速かつ柔軟な緊急人道支援活動の実施という観点から極めて重要と考えておりまして、NGOと連携を積極的に推進していきたいと、こう考えているところでございます。  具体的には、NGOの創意を尊...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 現時点でつかんでいる被害状況でありますが、必ずしも正確につかんでいるわけではありませんけれども、十三日未明現在、四川省における死者が八千五百三十三名、その周りの地点を合わせると八千七百名を超えると。ただ、どんどん増えている状況でありますんで、もう一万人を...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) ルワンダ、ジブチ等の国々は経済的に大きな負担を抱えながらも我が国に大使館を開設しているにもかかわらず、我が国がこれらの国々に大使館を設置していないという状況は残念でもあり好ましいものでもないというのは委員御指摘のとおりでございます。また、ブルンジ、シエラ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) その前に、先ほどの戦略性を持ってということでありますが、大使館を新規に設置するに当たっては、主として安全保障などの政治的重要性とか、あるいは日本企業支援や資源・エネルギー獲得を含む経済的重要性とか、あるいは邦人保護の観点、そして国際場裏での支持獲得等の観...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 先ほど防衛省地引局長から答弁したとおりでありまして、防衛省とともに、防衛省を通じてと言ってもいいんですが、事実関係確かめているところでありまして、まだ返事来ておりませんので更に督促をしてみたいと、こういうふうに思っております。  ホームページから消えた...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 前回もお答えしたように、米軍にどういう観点からどういうことをしているのか、どういうことをしていて、そしてそれはどういう観点からそれが今の地位協定に合うとお考えですかということ、事実をきっちり聞いた上でしかるべき判断をいたします。
○国務大臣(高村正彦君) 合意が守られているかどうかきっちり、委員が御指摘のように、そこに疑問があるわけでありますから、今、回答待ちでありますが、そういう点について日米合意が守られるように、そして日米合意がまだ詰め切っていないところは早く詰めるように努力をしてまいりたいと、こうい...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 在ミャンマー日本大使館は、サイクロンがミャンマーを直撃した当初よりミャンマー政府と連絡を取りつつ被害状況や援助要請などにつき情報を収集してきました。  その結果として、我が国政府は、五日にはテントや発電機等から成る約二千八百万円相当の緊急援助物資供与を...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 日本政府は、このサイクロン発生以来ずっと働きかけてきております。最近では、佐々江外務審議官が駐東京ミャンマー大使を外務省に呼びまして人的支援を受け入れるべきだということを言っておりますし、それと時を同じくしても、在ミャンマー日本大使の方から、多分ミャンマ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) その前に、先ほどの人的支援を受け入れるようにどういう働きかけをしているかということについて、福田総理からもタン・シュエ・ミャンマー国家平和開発評議会議長あてに親書を発出して、国際機関や各国からの援助要員を受け入れるように働きかけを行っているというのを、一...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 在外公館の名称及び位置並びに在外公館に勤務する外務公務員の給与に関する法律の一部を改正する法律案を可決いただきまして、誠にありがとうございました。  外務省としては、ただいまの附帯決議の御趣旨を踏まえつつ、今後とも外交実施体制の強化を図り、種々の外交課...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) ただいま議題となりました経済上の連携に関する日本国とブルネイ・ダルサラーム国との間の協定の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。  平成十八年六月以来、両国間で協定の締結交渉を行ってきた結果、平成十九年六月十八日に東京に...全文を見る
05月14日第169回国会 衆議院 外務委員会 第13号
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○高村国務大臣 八日に行われた日豪外相会談では、捕鯨問題に関する互いの立場が異なることを前提に、捕鯨問題が良好な二国間関係を阻害すべきでなく、外交的解決を目指す努力をしていくこと、また本件については引き続き二国間及び国際捕鯨委員会の場で議論を行っていくことで一致をいたしました。 ...全文を見る
○高村国務大臣 日本人にとって、水産物は貴重な食料資源でありまして、世界的に需要が高まりつつある中で、我が国の漁業権益を確保し、水産物の安定供給を確保することは、我が国にとって極めて重要な外交課題であると認識をしているところでございます。  他方におきまして、過剰漁獲が世界的に...全文を見る
○高村国務大臣 我が国は、水産分野につきまして、開発途上国の水産業の振興に貢献するとともに、漁業面における友好協力関係を維持発展させる観点から、一九七三年より水産無償を実施しているところでございます。  水産無償は、漁港等の漁業生産基盤や水産物流通・加工施設等の整備に必要な資金...全文を見る
○高村国務大臣 中国四川省における地震により甚大な被害が発生したことを受けまして、福田総理から胡錦濤国家主席及び温家宝総理に対して、また、私から戴秉国国務委員及びヨウケツチ外交部長に対してお見舞いの意を表明するとともに、できるだけの支援をする準備がある旨をお伝えいたしました。 ...全文を見る
○高村国務大臣 我が国として締結が必要であり、かつ可能でありながら、締結をちゅうちょしている条約というのは特段ない、こういうふうに思っております。  政府としては、作成された多数国間の条約のうち、締結の必要性が認められるものについて、実施のための国内法制のあり方を含めた個別の検...全文を見る
○高村国務大臣 政府としては、すべての拉致被害者の一刻も早い帰国を実現し、不幸な過去を清算して国交正常化を実現するとの方針を実現すべく、最大限の努力を行っていく考えであります。  拉致問題を含む日朝関係につきましては、昨年十月三日の六者会合成果文書において、日朝双方が、平壌宣言...全文を見る
○高村国務大臣 確定的なことはわかりません。ただ、いるかもしれない、そう思っています。
○高村国務大臣 ファクトに基づいて確実なことは申し上げられない、こういうことを言っているわけであります。いろいろな状況から見て、いるかもしれない、そうは思っております。  それ以上のことを申し上げるつもりはございません。
○高村国務大臣 突然の御質問なので、ちょっと私自身はわかりません。政府参考人が認められていないと承知していますので、帰ってしまいました。
○高村国務大臣 既に中国側には人的援助をする用意があるということを伝えてきているわけであります。昨日、現時点で受け入れ体制が整っていないという返事をもらっていますが、これからいろいろあり得ることだと思っております。  阪神大震災のときにも、いろいろ外国から申し出があったのを全部...全文を見る
○高村国務大臣 国際機関で活躍する日本人は、我が国の国際貢献の顔であるとともに、国際社会において我が国の考え方を実現していく際にも重要な役割を担っております。外務省としては、関係省庁や民間とも十分に連携しながら、日本人の国際機関への送り込みを強化する必要性を認識しているところでご...全文を見る
○高村国務大臣 これは、税務当局にとっても大切なことだし、特に経済界にとって二重課税されるということは耐えがたいことでありますから要望も強いわけで、積極的に進めていきたいと思います。
○高村国務大臣 ちょっと最後のところが聞き取れなかったんですが。
○高村国務大臣 そういうことは今度の災害についてもあり得ることだと思いますし、それから、中長期的にもそういう知見を中国に伝えていくということは大切なことである、こういうふうに思っております。
○高村国務大臣 日本のビジネスが世界で大いに活躍するというのは日本の国益だと思いますし、それぞれの国際的にも役に立つことだ、こういうふうに思っております。  それで、この条約が今まで提出されなかった、遅過ぎるじゃないか、そういう意見は確かにあるんだろう、こう思います。あるんだろ...全文を見る
○高村国務大臣 租税条約全体の中の考え方でありますから、今後、その問題が起こってくるときは当然この問題を提起する、こういうことであります。
○高村国務大臣 日本は原則的に、この問題についてはみなし税額控除を見直すという方向で考えておりますから、それが中国だとかどこだとかこれだとか、そういうことではなくて、この問題について交渉をする際には、当然見直し、今委員が言った方向の見直しを日本は提起する、こういうことであります。
○高村国務大臣 委員がどういうことを想定しているのかよくわかりませんが、例えば外国との交渉については、できるだけ一元的にやるという中で、各内政とのつながりがあって、それぞれ専門があるわけですね。税制についていえば、外務省よりもはるかに財務省の方がよく知っている。そういう中でも、外...全文を見る
○高村国務大臣 理想的なところから比べて、足りているはずはないんですよ。足りているはずはないんだから、理想的なところに近づくようにもっともっとやるというのは、それは当然のこととして、日々努力をしてまいります。  中国はそれがうまくいっているとおっしゃったけれども、私は、中国とハ...全文を見る
○高村国務大臣 一億円だかどうか、私は存じません。そこまで詰めているのかどうか、レンタル料がかかるのかかからないのか。一般に、今までの例を見ると一億円だったから一億円かかるらしいというマスコミ報道は随分見ましたが、本当にそうだかどうか、私は現時点で存じておりません。
○高村国務大臣 先般この委員会で同じことを聞かれて、今教えるわけにはいきませんという趣旨のことを答弁して、委員によって違う答弁はできません。
○高村国務大臣 解決した時期にしゃべります。
○高村国務大臣 両首脳が解決のめどがついたと言っているんですから、めどがついたんです。今までみたいに、例えば昨年、確かに、秋までに両首脳に報告できるようにしましょうと、あれは願望でありますが、今度は両首脳みずからが解決のめどがついた、こう言っておられるんですから。そして、現時点で...全文を見る
○高村国務大臣 総理が知っていることと同じだけのことは知っております。
○高村国務大臣 両首脳がめどが立ったと言っているのと同様に、私もめどが立ったと思っております。
○高村国務大臣 両首脳の意向を受けて、捜査当局同士がさらに捜査を強化してもらえるだろう、協力を強化してもらえるだろう、こういうふうに思っております。
○高村国務大臣 残念ながら、二十年前にこういう表をいただいたのを覚えておりませんけれども、おっしゃるように、日本のODAというのは、おなかの減っている人に魚を上げるよりも、魚の釣り方を教える、また魚の育て方を教える、そういうことだろう、こう思います。漁業だけに特化するというわけじ...全文を見る
○高村国務大臣 我が国としては、このような重大な被害が発生したことを受けまして、福田総理から胡錦濤主席及び温家宝総理に対して、また私から戴秉国国務委員及びヨウケツチ外交部長にお見舞いの意を表明するとともに、できるだけの支援をする準備がある旨をお伝えしたところでございます。これに対...全文を見る
○高村国務大臣 魚つながりで外務大臣に感想が求められているんだ、こう思いますけれども、やはりこの問題は、東京都がきちっとした対応をすること、そしてそれに対して農林水産省、環境省がきちっと見ていくこと、それに尽きるんだ、こういうふうに思います。
05月15日第169回国会 参議院 外交防衛委員会 第11号
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○国務大臣(高村正彦君) ミャンマーの現状というのは、サイクロンの関連でよろしいですか。
○国務大臣(高村正彦君) 今般のサイクロンによる被害は数万人に及ぶ犠牲者を含む大きなものでありまして、ミャンマー政府による我が国を含む国際社会からの援助要員の受入れが喫緊の課題で、人道上極めて重要であると考えております。  そのような観点から、我が国はミャンマー政府に対し、国際...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 表現を強めたら受け入れるということであれば幾らでも表現強めますが、必ずしも表現強めるから受け入れるということではなくて、国際社会がそれぞれどうやってそれぞれの立場で説得していくかということが一番大切なんだろうと思います。  先週、私、アメリカのネグロポ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 注意深く見守るのではなく、懸念を表明する以上の働きかけを行ってきているところでございます。先ほども御紹介ありましたように木村副大臣からも行いましたし、その他いろいろなレベルで働きかけを行ってきているところでございます。  そして、日本が直接働きかけるの...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 保護する責任ということに委員が前々から関心を持っておられることをよく承知しておりますし、まさにこういう場合に適用できるのではないかと考えるのも一つの考え方としてあり得ると思います。  ただ、保護する責任というのは、要するに主権国家の主権を全く無視して人...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 私から委員にちょっと質問してよろしいでしょうか。  この趣旨は、現時点で外為法において日本国が独自にやれという趣旨なんでしょうか、それともその前段階として、そういうことをやるように国際社会に働きかけて、個人の資産凍結のようなことを求めるというような安保...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 外為法に基づく経済制裁措置は必ずしも外務大臣の所管ではないと思いますが、私、外務大臣として見ても、先ほど副大臣が言ったように、一気にそれに行くのはちょっと唐突ではないかなと、こういう感じがいたします。委員がおっしゃるように、まさにICCというものがあって...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 委員がおっしゃるように、すべての主要国、主要国といわず、すべての国が加盟した方がいいに決まっているんですよ。ただ、今の大統領候補者がどういうことを言っているか私余りウオッチしてないんですけれども、少なくとも現時点のアメリカはこれには入らないということをず...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 委員の御意見を参考にしながら検討させていただきたいと、前向きに検討させていただきたいと思います。
○国務大臣(高村正彦君) 私も科学者じゃありませんので委員以上に分からないわけでありますが、核兵器の定義に関しては、これは日本国だけじゃなくて、国際社会は今政府参考人が述べたように理解されていると私は承知をしているわけであります。    〔理事浅尾慶一郎君退席、委員長着席〕 ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 我が国は、一貫してNPTを基盤とする国際的な核軍縮・不拡散体制の維持強化を重視しているところでございます。このような観点から、我が国は、今回の二〇一〇年NPT運用検討会議第二回準備委員会の議論に積極的に参加し、二〇一〇年のNPT運用検討会議の成功に向けて...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 麻生大臣がどう答えたかというのは今初めて聞きましたけれども、麻生大臣も、注意深く検討しているということは懸念を表明しているということだと、こういうことを言っているわけで、注意深く検討している、それは懸念を表明しているということです。  今申し上げました...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) もう一度申し上げます。  国際的な核軍縮・不拡散体制の維持強化に支障のないように積極的に議論に参加していく。要するに、原子力供給グループから供給したものが間違っても核兵器開発に使われることがないように保障措置をしっかりとって、そこがきっちり確認できるか...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 我が国政府は、当初からミャンマー政府と連絡を取りつつ、先方の要請に基づき約六千四百万円相当の緊急援助物資の供与及び一千万ドルを上限とする緊急支援の実施を決定したところでございます。  今御指摘の衛生面における支援の重要性は深く認識しているところでござい...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 我が国は、米国、韓国及び中国以外の外国等との間の刑事共助条約の締結についても積極的に検討していきたいと思っております。  現時点において、我が国は、香港及びロシアとの間で刑事共助条約の締結に向けた交渉を開始し、締結に向けた作業を行っております。香港との...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) WTOを中核とする多角的な自由貿易体制を維持強化することは我が国の対外経済政策の基本であります。WTO交渉は、年内妥結に向けて、今後閣僚レベルで農業、NAMA、非農産品市場アクセスのモダリティー、関税削減等の方式でありますが、に合意できるかどうかの重要な...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 日本・インドネシアEPAでは、両国間の貿易・投資を自由化する一環として、我が国はインドネシア側の要請に基づき、看護師・介護福祉士候補者等の受入れを行うことを約束いたしました。今後とも、我が国のニーズ、相手国の要請、我が国の出入国管理政策等を総合的に勘案し...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 英、仏、オランダ等の欧州諸国と我が国との間では共助実績が比較的多いというのは御指摘のとおりであります。  政府としては、この点も踏まえつつ、国際捜査共助の強化の観点に立って今後の刑事共助条約締結へ向けた取組を進めていく考えであります。前向きに検討したい...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 我が国は、二〇〇四年の国連人権委員会で採択された食料の権利決議に賛成したほか、国連総会で毎年採択されている食料の権利決議に対しても賛成票を投じているところでございます。  食料の権利決議においては、国、地域、国際的なレベルにおいて貧困を取り除くための緊...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) かつて具体的なプロジェクトに対しての支援はしてきたという事実があります。ただ、今そういうことは一切なくなっているというふうには承知をしております。  行政は法律によって行われるものでありますから、法的に何ができるか検討してみたいと思っています。
○国務大臣(高村正彦君) ただいま議題となりました投資の自由化、促進及び保護に関する日本国とカンボジア王国との間の協定の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。  平成十九年一月以来、両国間で協定の締結交渉を行ってきた結果、平成十九年六月十四日に東...全文を見る
05月16日第169回国会 衆議院 外務委員会 第14号
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○高村国務大臣 五月二十八日から開催する第四回アフリカ開発会議、TICAD4では、「元気なアフリカを目指して」の基本メッセージのもと、成長の加速化、人間の安全保障の確立、環境・気候変動問題への対処を重点事項としております。これら重点事項のもとで、アフリカにおけるミレニアム開発目標...全文を見る
○高村国務大臣 そういう方向で努力をしてまいりたいと思っております。
○高村国務大臣 GDPの〇・七%ということは、期限は明確に定められていないわけでありますが、その点については、みんなで〇・七%を目指そうということでありますから、それを目指さなければいけないんだ、こう思っております。  一方で、日本の財政事情とかいろいろなことがありまして、ピー...全文を見る
○高村国務大臣 我が国は、アフリカにおける民主主義、グッドガバナンス、よい統治は社会経済の持続可能な発展のため大変重要である、こう認識をしているところでございます。  TICAD4における四つの協力分野の一つは、平和の定着とグッドガバナンスであります。グッドガバナンスは民主化を...全文を見る
○高村国務大臣 委員がおっしゃったような方向でしたいと思っております。TICADプロセスの一つの特徴は、単に日本対アフリカ諸国ということではなくて、国際機関だとかあるいは市民社会だとか、非常に開かれた会議でありますので、そういう中にNGOの方たちもどんどん入ってきてもらって、まさ...全文を見る
○高村国務大臣 海外における邦人の保護は政府の重要な任務の一つであります。このため、外務省としては、渡航情報の発出や旅行業者への申し入れを含めた各種啓発活動を通じて、邦人がテロ、誘拐などの事件に巻き込まれないように必要な注意喚起を行ってきているところでありますし、不幸にして邦人が...全文を見る
○高村国務大臣 アメリカと中国というお話がありましたが、アメリカも中国も、現時点での最も大きなCO2排出国であり、これからも最も大きなCO2排出国、こういうことでありますから、やはり新しい枠組みの中に積極的に入ってきてもらわなければいけないわけです。  そして、日中首脳会談の中...全文を見る
○高村国務大臣 昨日、三十一名、国際緊急援助隊の人が出発をいたしまして、きょうの未明に四川省に着いた、こういうふうに承知をしております。現地に既に着いたのかな、こういうふうに思っております。正確にちょっとわかりません。  そして、きょう、さらに三十人出発をいたします。昨日立った...全文を見る
○高村国務大臣 これだけの大災害でありますから、お手伝いすべきものがあればお手伝いをしたい。ただ、中国政府の考え方もありますから、これからどういう形でどういうものをどういう限度でお手伝いするかということは、これからの検討事項ということでございます。
○高村国務大臣 尖閣諸島はもともと私有地であります。平成九年四月、島の所有者から、国の機関を除き上陸等を認めない、また、第三者による権利侵害行為に対し厳重な対処を求める旨の要請が行われているところでございます。  また、平成十四年四月には、政府が尖閣諸島の平穏かつ安定的な維持を...全文を見る
○高村国務大臣 いずれにいたしましても、委員がおっしゃるように、化学兵器禁止条約や関係法令に従ってこの経費についても適正な執行がなされるべきものと考えております。
○高村国務大臣 本年一月のダボス会議におきまして、福田総理は地球温暖化問題への対応としてクールアース推進構想を表明して、すべての主要排出国が参加する枠組みづくりなどに積極的に取り組む決意を示しました。その一環として、我が国は、みずから積極的に気候変動対策に取り組む途上国を総額百億...全文を見る
○高村国務大臣 日本の中でいろいろな声があると思います。委員はかなりインテリですから活字メディアばかり見ていると思いますが、テレビコメンテーターなんかは全く反対でございますよ。いろいろな声がある、こういうふうに思っております。  それから、日本政府と韓国政府が違うと言いますけれ...全文を見る
○高村国務大臣 ただいま議題となりました東南アジア諸国連合貿易投資観光促進センターを設立する協定の改正の受諾について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。  この改正は、平成十九年十一月に採択されたものであります。  この改正は、東南アジア諸国連合貿易投資...全文を見る
05月16日第169回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第8号
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○国務大臣(高村正彦君) 超党派で決議をしていただいたわけでありますから、この人間の安全保障センターの創設の可能性を将来的な検討課題として念頭に置きつつ、それができた場合にきっちり対応できるような援助人材の育成に取り組んでいきたいと、こういうふうに思っております。
○国務大臣(高村正彦君) 今総理が過不足なくおっしゃったとおりでございまして、私といたしましても、総理の指揮の下、一生懸命努めていきたいと、こういうふうに思っております。
○国務大臣(高村正彦君) 委員が御指摘のとおりでありまして、二〇〇七年の我が国のODA実績は前年より約三割減の約七十七億ドルにとどまりまして、米国、ドイツ、フランス、英国に次ぐ第五位となりました。我が国の開発援助の効果を上げていくため質の改善に引き続き努めていくことは重要でありま...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 債務救済を実施したアフリカの国々の一部に対しては、相手国の債務持続性の向上などを十分に確認した上でアフリカ開発銀行との協調融資により円借款供与を再開しておりまして、これまでにセネガルを始めとする債務救済実績がある国に対して合計四か国、約百四十六億円の円借...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 国連改革、国連常任理事国入りについてのアフリカ各国の日本に対する態度でありますが、常任理事国入りという日本が入るか入らないかという前に、国連改革のまず枠組みといいますか、安保理の枠組みというのをどうするかということについて日本とアフリカは必ずしも一致して...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) ODAの選択と集中を進めODAの一層効果的な実施に努めることは重要であると、こう考えておりまして、このような観点から、外務省におきましては、国際協力の重点方針、地域別重点課題を策定して公開しているところでございます。  他方、ODA予算につきましては、...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 我が国は、被援助国側との協議も踏まえて国別援助計画というのは策定しているわけであります。各国の状況に応じた援助を実施しております。プロジェクトの実施に際しては、適切に援助手法を組み合わせるなど最大限に援助効果が発揮できるように努めているところでございます...全文を見る
05月20日第169回国会 参議院 外交防衛委員会 第12号
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○国務大臣(高村正彦君) ラオス及びカンボジアは経済発展のため外国資本受入れを積極的に進めております。特に、日本からの投資促進に強い期待を寄せているわけであります。日本でも両国の低い労働コスト、安定した社会情勢、豊富な天然資源等に着目し、投資を検討する企業が増加しつつあります。こ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) そういうふうに聞いていただければ、それにふさわしい答えをできるだけしたいと思って、努力をしながらお話をさせていただきたいと思います。  日本という国は島国であって、世界の平和と安定がないと日本自身が発展することができない国だと思うんですね、資源にも乏し...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 日本外交に対する批判というのはいろいろあるし、その批判については謙虚に耳を傾けたいと思っております。  ただ、ごく大きなところから言うと、外交の目的って何だ、それは国益を実現することだ。国益って何だ、これは私が言ってそれほど多くの人が違わないと思います...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) より事実を直視するということが大切だと思うんですね。より事実を直視するということが大切なんだと思います。そして、もう少し、長期的に日本は平和と独立を維持してきていますし、それなりに豊か、今ちょっと日の出の勢いだったときから比べれば厳しくなっていますが、今...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 発展途上国の汚職の問題というのは、これは我々も、我々だって汚職が根絶できているわけではないですよね、根絶できているわけではない。ただ、十年前より良くなった、二十年前よりはもっと良くなっている、三十年前よりは良くなっている、だんだんだんだん良くなっているこ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 国際的にお互いの知見を共有し合うということは極めて大事なことでありますので、外務省としてもお手伝いできるところはお手伝いしていきたいと、こういうふうに思っております。
○国務大臣(高村正彦君) 見ておりません。
○国務大臣(高村正彦君) 一般論として言えば、国家の最大の責務といいますか、政府の最大の責務は日本国民の命を守るということが一番重要な責務だと、こういうふうに思っております。  ただ、この具体的な例からいえば、それは法的にいっても軍事能力的にいっても、そして私は、仮に法的、能力...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 近年、豊富な資源を有するラオス及びカンボジアに対する日本企業の関心は高まってきております。ラオスにおいては水力発電、カンボジアにおいては石油、天然ガス及びボーキサイトの採掘への進出が見られます。これらの日本企業に対して、我が方大使館等を通じて投資関連情報...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) JICAにおきましては、複数年度を要する調査については全体を一本の契約とみなして、初年度に企画競争を行い、形式的には契約は年度ごとに行っているわけであります。平成十七年度の契約、御指摘の十七件でありますが、すべて複数年度の二年目以降の契約に該当しているわ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) JICA及びJBICは、特にPCI社の不正行為が判明した再委託契約について、これまでもPCI社以外のコンサルタントとの契約についても、受注実績上位の業者等が受注した案件から抽出調査を行っており、適正を欠く事例は見付かっていないと承知をしております。  ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 主権国家として、イコールパートナーとして外交を進めてまいりました。  日米安全保障条約がそれぞれの義務が違う双務契約になっておりますので、そういうところから発生するいろいろなことがありますけれども、イコールパートナーとして外交を進めてきたわけでございま...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 年金が消えた話と昔の刑事事件の処理がどうなったかということの話とは、これは全く別の話だと私は思います。  それで、なお、二〇〇七年度において言いますと、我が国が第一次裁判管轄権を有する七百二十二件の米軍関係者による事件のうち、法と証拠に基づき三百五十一...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 岸信介首相がそのようなことを言ったということを私は把握をしておりません。そして、九七%について裁判権を放棄していたということも私は把握をしておりません。ですから、私が把握をしていない事実について私の見解を述べるということはできないことでございます。
○国務大臣(高村正彦君) 委員会でそういう資料を求められるのであれば、外務省が法務省の方にそういうお願いをしてみたいと、こういうふうに思っております。
○国務大臣(高村正彦君) できれば法務省に直接資料要求していただいた方がいいかなとは思いますが、もし外務省に提出しろということであれば、法務省にお願いした上で間接的にするということになると思います。
○国務大臣(高村正彦君) 当時の国会答弁を見てみましても、裁判権を放棄したのではないんだと。裁判権はあることを前提としつつ、お互いの意見が違っていたわけですから、どちらかが譲らないと、どちらかが最後までこれ処罰されないままにずっと行くわけで、この事件については日本側が裁判権を行使...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) ただいま議題となりました千九百九十四年の関税及び貿易に関する一般協定の譲許表第三十八表(日本国の譲許表)の修正及び訂正に関する二千八年一月二十二日に作成された確認書の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。  この確認書は...全文を見る
05月21日第169回国会 衆議院 外務委員会 第15号
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○高村国務大臣 今、日を追うごとに被害の拡大が確認されておりまして、委員もさっきおっしゃったように、死者は四万人を超えて、負傷者が二十五万人近くに達しております。  我が国としては、地震発生直後に五億円相当の緊急援助物資及び緊急無償資金協力の供与を決定して、既に一部実施している...全文を見る
○高村国務大臣 中国政府は、今般の震災発生を受けて、温家宝総理をトップとする対策本部を設置して、我が国を含む諸外国、国際機関からの支援も受けながら、人命救助や負傷者の治療等の災害救助に全力で取り組んでいると承知をしております。  日本政府としては、引き続き、被災地の状況も踏まえ...全文を見る
○高村国務大臣 今次国際緊急援助隊救助チームは、中国からの要請を受けて約六時間後には、救助チームが本邦を出発いたしました。海外の救助チームとして最初に被災地に入りました。  今回の活動では、残念ながら生存者の救出には至りませんでしたが、隊員たちは、活動時間及び活動場所が限られて...全文を見る
○高村国務大臣 我が国が、アフリカ諸国だけでなくて、ドナー諸国及び国際機関、アジア諸国、NGO等の市民社会にも広く参加を呼びかけてTICADプロセスを開始したのは、おっしゃるように一九九三年でございます。  TICADは、冷戦終結後の、当時低下していたアフリカ開発に対する国際社...全文を見る
○高村国務大臣 五月二十八日から開催されるTICAD4では、近年のアフリカにおける政治、経済両面での前向きな変化を後押しするため、「元気なアフリカを目指して」との基本メッセージのもと、成長の加速化、人間の安全保障の確立、環境・気候変動問題への対処、この三点を重点項目として、アフリ...全文を見る
○高村国務大臣 自民党が政権を失っている間に米を輸入するようになってしまったなということを思い出しながら、委員の言うことを聞いておりました。  我が国の食料の安定的な供給については、国内の農業生産、輸入及び備蓄を適切に組み合わせて行う必要があると考えております。このうち農業生産...全文を見る
○高村国務大臣 中国側は、近隣国で迅速な派遣が期待できたと説明しておりますが、震災対策に豊富な経験を有する日本の国際緊急援助隊の能力と技術の高さが評価されたということだと考えております。要するに役に立つと思った、外交当局同士で役に立つよということをきっちり伝えて、そういうことを納...全文を見る
○高村国務大臣 今委員がおっしゃったことに、今の部分だけに限れば反対するところは全くございません。そうだと思います。  東南アジアでも、日本の軍事力というのをそんなに心配している国はないと私は思います。あるとすれば、むしろ国内が火つけ役になって心配だ心配だと言うから心配している...全文を見る
○高村国務大臣 先ほどおっしゃったことは賛成でありますが、自衛隊が行くということについても国際社会は心配しないということも委員はおっしゃったわけであります。だから、緊急援助隊から自衛隊を排除する必要は毛頭ない、こういうふうに思っています。
○高村国務大臣 私にはちょっと、正確な答えをしかねます、わかりませんが、衆知を集めていいバランスで送ったのだとは思っておりますが、今コメントするべきことはございません。
○高村国務大臣 先ほどの、警察十三名はちょっと多過ぎるんじゃないか、消防はもっと多くというのは、これは同じような訓練を平素から受けている人たち、消防十四名、警察十三名、海保十二名が小隊三十九名、同じ隊となって行った、こういうことだそうであります。  それから、ASEANのレスキ...全文を見る
○高村国務大臣 アフリカ開発会議、TICAD4に際しましても、本会合や農業分野に係る分科会等を通じて、アフリカ諸国首脳、国際機関代表等参加者よりさまざまな議論が当然行われるものと考えております。特に、この問題に焦点を当てて、世銀、WFP、FAO及びIFAD主催によるハイレベルパネ...全文を見る
○高村国務大臣 こういう取り組みは専門家である財務省が、日本だけでなくて各国ともそれでやっておりますが、やはり外交の一元化という話もあるので、外務省が関心を持つのは当たり前のことでありまして、財務省と連携をとりながら、日本外交そしてこの地域全体の繁栄のために生かしていきたい、こう...全文を見る
○高村国務大臣 ASEANと日本との関係は、伝統的に非常にいいものだと思っております。ASEANが統合してどういう形になっていくのかというのは、これはASEAN自身が決めることでありますが、日本もASEANがどう発展していくかということに、情報をとりながら、連携を密にして、日本に...全文を見る
○高村国務大臣 私も現場へ行っておりませんから確たることは申し上げられませんけれども、私はかなり心配性でありますから、ヨウケツチ外交部長に対しては、日本の警察がちゃんとやるから心配するなとここまで言って、その後、本当にやってくれるかどうかと思っていたんですが、全体的には日本の警察...全文を見る
○高村国務大臣 米側に防衛省を通じて問い合わせております。その返事が既に来たかどうかはまだ私は正確に存じておりません。
○高村国務大臣 残念ながら、河野議員の質疑を聞けなかったわけであります。  このセンターは、一九七七年に当時の福田赳夫総理とASEAN首脳とが発出した共同声明を踏まえ、設立されました。このセンターは、過去三十年近く、貿易、投資、観光面でASEANとの協力を具体的に促進する機関と...全文を見る
○高村国務大臣 我が国は、経済連携協定を、世界貿易機関を中心とする多角的貿易体制を補完し、相手国・地域との間で貿易自由化等を通じてさらに経済連携を深めるとともに、我が国の経済的利益の確保に寄与するものとして積極的に推進しているところでございます。  今後とも、二〇〇四年十二月二...全文を見る
○高村国務大臣 そういう理解で結構でございます。
○高村国務大臣 WTOを中核とする多角的な自由貿易体制を維持強化することは、我が国の対外経済政策の基本であります。WTOの存在意義は、世界規模で貿易自由化を進めるとともに、ルールを構築して世界経済に法的安定性や予測可能性をもたらすことにあり、これは今後とも薄れることはないと考えま...全文を見る
○高村国務大臣 日本・ASEAN包括的経済連携協定の締結は、ASEANの一体性を尊重した形でASEANの統合を支援し、ASEANとの戦略的パートナーシップを強化する意義があるわけであります。  また、日本ASEANセンター設立協定の改正により、ASEAN構成国の経済発展に我が国...全文を見る
○高村国務大臣 お互いがウイン・ウインの関係になるように、お互いが、どっちかがどっちかに押しつけるという形でこの経済連携協定を結んでおりませんし、日本にしてもASEAN諸国にしても、余りドラスチックなことを考えてやっているわけではありませんので、これが一気に格差を生むとか、そうい...全文を見る
○高村国務大臣 先ほどお答えしたつもりだったんですが、日本にしてもASEAN諸国にしても、それほどドラスチックに今までとさま変わりなことをする、そういうことではなくて、例えば、例えばはちょっと置いておきまして、モデレートに、お互いが裨益し、そして国内でもやはり、例えばASEAN諸...全文を見る
○高村国務大臣 TICAD4では、成長と人間の安全保障、それから環境、地球温暖化、この三つを主要テーマにしております。  それで、NGOのほとんどの方たちも理解してくれていますが、一部のNGOは、成長というと格差が生まれるじゃないか、すぐそう言う方もおられますけれども、そうじゃ...全文を見る
○高村国務大臣 他国の協定と単純に比較することはそんなに簡単なことじゃないわけでありますが、例えば自由化内容という点につきましては、中国・ASEAN・FTAや韓国・ASEAN・FTAのいずれにおいても、中国側とASEAN側、また韓国側とASEAN側の自由化率はそれぞれ九〇%未満で...全文を見る
○高村国務大臣 基本的にそう考えていただいて結構です。
○高村国務大臣 ASEANと第三国のFTA交渉について我が国が見通しを述べることは控えるべきだと考えますが、その上で、ASEANといわゆるプラス6との間の個別のEPA及びFTA交渉がまとまった後のいわゆる広域経済連携についてのお尋ねだと思います。  現在、東アジア及び太平洋につ...全文を見る
○高村国務大臣 国内農業振興策等の農業政策については、既に農政改革に向けた真摯な取り組みが行われているところと承知をしております。  今後のEPA交渉に当たっても、我が国の農林水産業における構造改革の進捗状況に配慮しつつ、攻めるところは攻め、譲るところは譲り、守るところは守ると...全文を見る
○高村国務大臣 東アジア共同体の形成は、長期目標であり、その具体的なあり方については、今後、関係国間で議論を深めていくことになります。今は、将来の東アジア共同体の形成を、もう一度使いますが、視野に入れて、地域各国で一致した共通の課題に取り組み、地域全体の平和、安定、繁栄を目指して...全文を見る
○高村国務大臣 我が国としては、引き続き、政府全体として発出した今後の経済連携協定の推進についての基本方針等に基づいて、我が国及び国民にとって最大限の利益を実現できるよう、政府一体となってEPAを推進していく所存でございます。  確かにセンシティブな面もありますけれども、全体と...全文を見る
○高村国務大臣 アジア太平洋地域には、冷戦終了後も、複雑で多様な要因を背景とした地域紛争、大量破壊兵器やミサイルの拡散等、依然として不安定で不確実な状況が存在しております。  そのような状況の中で、在日米軍は、日米安保条約の目的の達成のために、本国を離れて我が国に駐留し、日々訓...全文を見る
○高村国務大臣 海外における国民の安全確保は、政府の最も重要な任務の一つであります。このため、海外において国際紛争やテロ等の緊急事態が発生し、国民の渡航、在留環境に悪化が見られる場合には、迅速かつ的確な渡航情報の発出及び旅行業者への申し入れ等を通じ、国民が事前に危険を察知し十分な...全文を見る
○高村国務大臣 おっしゃるようなことを今後センターで検討することも一案だと考えております。
○高村国務大臣 小野寺副大臣にこの件は全権を一任しておりますので、私から小野寺さんにすら具体的な指示はしたことがありません。信頼して副大臣にお任せしている、こういうことでございます。
05月21日第169回国会 参議院 本会議 第20号
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○国務大臣(高村正彦君) 国内排出量取引制度導入の必要性についてのお尋ねでありますが、この制度につきましては、二月に総理が設置された地球温暖化問題に関する懇談会において、排出削減を進めるための有効な政策手法の一つとして総合的に検討を進めるというところと承知をしております。我が国と...全文を見る
05月23日第169回国会 衆議院 外務委員会 第16号
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○高村国務大臣 このたびの、国際緊急援助隊が中国で評価されて、そしてその評価したことをまた日本の国民が評価するという、それなりにいい循環が生まれたということ、これは大変すばらしいことだと思いますし、国際緊急援助隊のようなものをさらに強化するということは私は大変結構なことだと思って...全文を見る
○高村国務大臣 民意をどうとらえるか、それは両方あると思うんですね。民主主義ですから、民意は大切にしなければいけない。では、すべて民意に従うべきか、そうではない。いわゆるバランスの話だと思うんです。どっちかだけ強調すると、国民がみんな鬼畜米兵討つべしと言えば戦争を始めるのか、こう...全文を見る
○高村国務大臣 やはり、一番大切なことは国民の命を守るということだと思っています。ですから、軍事的、軍事というのは日本で今使わないのかどうか知りませんが、防衛的安全保障というのは大切だと思っています。また、食料の安全保障も大切だと思っています。  ただ、どちらも、一国だけで全部...全文を見る
○高村国務大臣 中道を行くべきだ、中庸を行くべきだという篠原委員の指摘には、極めて、私はそのように考えておりますので、そういう外交をやっているつもりであります。  民主党の委員の方たちからいろいろ質問をされ、篠原委員からも質問され、近藤委員からも質問され、松原委員からも質問され...全文を見る
○高村国務大臣 二十一日まで齋木アジア大洋州局長がワシントンに出張し、六者会合の進め方について米国及び韓国の首席代表と個別に意見交換を行うとともに、日米韓三カ国首席代表会議に出席をしたところであります。  これらの意見のやりとりにおきましては、これまでの米朝間のやりとり、また、...全文を見る
○高村国務大臣 核兵器計画の全貌が示されることが必要だ、そういうふうに考えております。
○高村国務大臣 日本政府なりアメリカ政府が、何を知っていて何を知らないかということを明らかにするというのは、決して得策でない、こういうふうに思っているんですよ。  北朝鮮がこれから申告をしてくる、それを検証する、その申告の中自体に矛盾があるか矛盾がないかということも当然調べます...全文を見る
○高村国務大臣 要するに、全体的に、核兵器計画の全貌が明らかになることが必要だ、こういうことを申し上げているわけであります。  それ以上のことは差し控えたいと思います。
○高村国務大臣 アメリカはまだ決定をしていないというふうに承知をしております。そして、決定をする際には日本に当然相談をする、こういうふうにも承知をしております。
○高村国務大臣 拉致問題の解決なくして国交正常化なし、国交正常化なくして経済協力なし、その経済協力というのは過去の清算としての大型経済協力のことでありますが、そういうことを一番先に言った政府要人は私だと思っております。
○高村国務大臣 拉致問題の解決なくして国交正常化はありません。そして、過去の清算としての大型経済協力は、国交正常化後でなければできません。
○高村国務大臣 例えば人道支援のようなものは、拉致問題の進展とか、その他いろいろな状況の中で、絶対にあり得ないということは言えないんだろうと思います。ただ、今の状況でするような状況ではないということは当然のことであります。
○高村国務大臣 私が十年前に外務大臣のときに、拉致問題の解決なくして国交正常化なし、国交正常化なくして経済協力なし、こういうことを言いました。そして、私が外務大臣のときは人道支援もしませんでしたが、その後に人道支援をしたことはあります。一度じゃなくてある、こういうふうに承知をして...全文を見る
○高村国務大臣 拉致問題が全く進展がないのに国民の理解は得られない、そういうように思っております。かつて人道支援をしたときに、一自民党議員であった私が反対した理由は、そういうことで反対をいたしました。
○高村国務大臣 科学技術外交を強化すべきとの主張の背景には、我が国が有する世界最先端の科学技術を外交資産として活用し、環境、エネルギーなど国際社会が抱える諸問題の解決に貢献すべきであり、また同時に、科学技術のさらなる発展のため外交活動を強化すべきである、そういう問題意識があると考...全文を見る
○高村国務大臣 今般、野田衆議院議員を初め宇宙問題に関心のある議員の方々から、与野党の枠を超えて、議員立法として提案された宇宙基本法に関し、皆様方の御尽力にまず敬意を表する次第でございます。  宇宙の開発及び利用に関する国際協力の推進、産業の振興、宇宙活動に関する法制の整備等を...全文を見る
○高村国務大臣 外務省といたしましては、これまでも、宇宙関連諸条約の適切な実施、宇宙の開発及び利用に関する国際協力、環境監視や防災等を目的とした人工衛星のデータ利用等に関する支援等の施策を推進しているところでございます。  今後もこれらの施策を関係省庁と連携しつつ一層推進すると...全文を見る
○高村国務大臣 もうすべて委員がおっしゃったとおりだと思います。  代表的な宇宙開発利用の国際プロジェクトとして国際宇宙ステーションがありまして、三月には、米国スペースシャトルにより我が国初の有人宇宙施設である「きぼう」の船内保管室が打ち上げられ、土井宇宙飛行士により取りつけら...全文を見る
○高村国務大臣 宇宙開発担当大臣につきましては総理大臣が選任するとされており、諸般の事情を総合的に考慮し、最も適切な方を任命されるものと考えております。
○高村国務大臣 平成十六年の沖縄での米軍ヘリ墜落事件に関する情報公開に関する訴訟に関し、十二日付で、福岡高等裁判所が国に対し検証物提示命令の決定を行ったということは承知をしているところでございます。  国としては、行政機関情報公開法その他現行関係法令において、開示、不開示の妥当...全文を見る
○高村国務大臣 本件訴訟におきまして、昨年十二月、控訴人から福岡高裁に対し、いわゆるインカメラ審理を求めるための検証物の提示命令の申し立てがあったことを受けて、三月七日に、福岡高裁から外務大臣に対する求意見がありました。  外務省としては、行政機関情報公開法その他現行関係法令に...全文を見る
05月23日第169回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号
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○国務大臣(高村正彦君) 普天間飛行場の移設・返還につきましては、海兵隊司令部要員のグアム移転とともに沖縄の負担を軽減するものであり、是非とも実現する必要があります。  日米両政府は、二〇一四年までに普天間飛行場の代替施設を完成することで合意しており、これを着実に実施してまいり...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) アイヌの人々は、いわゆる和人との関係において日本列島北部周辺、とりわけ北海道に先住していたことは歴史的事実であります。また、独自の言語及び宗教を有し、文化の独自性を保持していること等から少数民族であるとも認識をしております。御指摘の宣言には先住民族を定義...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 政府は、北海道が進めているアイヌの人たちの生活向上に関する推進方策が円滑に推進されるために必要な協力を行うとともに、アイヌ文化の振興並びにアイヌの伝統等に関する知識の普及及び啓発に関する法律に基づいてアイヌ文化振興等に関する施策を推進しているところであり...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 要するに、アイヌ民族を先住民族と認定していない、認定ができない。これは、国際的に確立した先住民族の定義がなくて、宣言におきましても先住民族の定義規定がない、定義についての記述がない。そういう状況でありますから、アイヌの方たちが先住民族だと現時点で認定でき...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) アイヌを先住民族と日本政府が認めたからといって拉致問題が直ちに解決するとも思いませんし、認めないからといって北方領土の問題に、解決に支障が生じているとは思いません。別の理由で今のような状況になっていると、こういうふうに考えております。
○国務大臣(高村正彦君) 日本政府が北方四島を我が国固有の領土だとして返還を求めていることにつき国際社会で広く理解をされていると、私はそのように思っております。残念ながらロシアが理解しないから返してくれないと、こういうことでありまして、何か今委員が御提案のようなこと、よく聞こえな...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 動物の多様性、生物多様性というのは非常に大切なことだと思いますし、人間の民族そしてそれに伴う文化の多様性というのも極めて大切なことだと思って、私は常にそれを尊重しているものでございます。
○国務大臣(高村正彦君) 先ほども答弁いたしましたように、アイヌが少数民族であるということは間違いないことだと思います。  私が申し上げているのは、この宣言に基づく先住民族であるかどうかということについてはにわかに断定できないと、こういうことを申し上げているわけでございます。
○国務大臣(高村正彦君) アイヌの方も含めた人の権利、人権というのは極めて重要なものであると、こういうふうに考えております。
○国務大臣(高村正彦君) 一般的にそういうふうに感じる方が多いということを私は否定するものではございません。
○国務大臣(高村正彦君) 福田総理はロシアを訪問した際、メドベージェフ大統領及びプーチン首相との会談を行いましたが、北方領土問題や、当時はプーチン大統領でメドベージェフ次期大統領と、こういうことでありましたが、日ロ関係を高い次元に引き上げるためにも平和条約交渉の進展を図る必要があ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) こういう交渉は、進んでいるとかあるいは停滞しているとか、なかなか難しい判断でございますが、少なくとも後退はしていないと、こういうふうに考えております。  いずれにしても、領土問題というのは両国民が納得するという非常に難しい解決を図らなければいけないんで...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 戦後六十年余を経過しまして、我が国固有の領土である北方四島がロシアにより不法占拠をされ続けている現状は極めて遺憾であります。ロシアによる不法占拠が国際社会において事実上容認されるようになっているとは毛頭考えておりません。  この問題は、両国間の外交交渉...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 英語の知識は多分委員の方が私よりあるんだと思いますけれども、地図の場合、その地図を作る人の考え方によって、どこの国の正当な権利があるかということと現実に占有しているのがどこかということで地図を作るということはあり得ると、こういうふうに思います。  そし...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) ロシア側が領土問題の存在を認め、日ロ二国間で領土交渉が本格的に行われるようになって以降、政府としては、ロシアと二国間で強い意思を持って交渉していくことが重要だと、こう考えているわけであります。政府としては、このような考え方に基づき、一九九二年のミュンヘン...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 先月の日ロ首脳会談では、北方領土問題に関し、両首脳が改めて指示を出すことで一致したわけであります。これは、両首脳から外交当局に対してそれぞれ交渉の進展を図るべく一層真剣に話し合うよう指示を出すものと理解しておりますが、外務省は福田総理よりそのような指示を...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) この問題について先ほど厚生労働省から答弁ありましたけれども、援護法に基づく現行の制度を超えていかなる措置をとり得るかについては、外務省としてお答えすることは困難であります。  台湾の軍人軍属につきましては議員立法として措置されたというふうに承知をしてい...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 今外務大臣として答弁をしておりますので、外務省としてお答えすることは困難でございます。
05月26日第169回国会 参議院 決算委員会 第10号
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○国務大臣(高村正彦君) はっきり申し上げて、情報はあればあるほどいいと、そういうことでありますから、基本についてはそれぞれの国が一番つかんでいるはずなんですね。それぞれの国が一番つかんでいるはずです。それは情報をつかむ人間も多いわけであります。  ただ、必ずしもそれじゃ一〇〇...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 委員がおっしゃるように、中国国内、極めて高い評価を受けたと思っていますし、国際的に高い評価を得たと思っております。  これまでの国際緊急援助隊の活動に対して日本政府としての敬意と各隊員の御努力に対し感謝の意を表するために、外務大臣名で感謝状を授与してい...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 我が国国民の更なるこの国際緊急援助隊に対する理解を得ることも重要と認識しておりまして、様々な手段を活用して分かりやすい形で情報提供を行うように努力していく考えでございます。  今までいろいろやってきましたが、ODAホームページやODA広報テレビ番組にお...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 四月に開発大臣会合というのがあったときに、ロシアの代表が、ロシアのような新興援助国では国民に対して自分の国だってまだ大変なのに援助するということを納得させるのが大変なんだという発言がありました。そうしたら、そこにいる全部の閣僚が、いや、新興援助国だけじゃ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 政府参考人が述べましたように、円借款については円満終了と、こういうことが両方で共通認識を持っているわけであります。  こういう大きな大災害があって、その復興資金をどうするのか、何らかの形で支援をする必要があるかと思いますが、現時点でどういう形でどのくら...全文を見る
06月02日第169回国会 参議院 行政監視委員会 第4号
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○国務大臣(高村正彦君) 五月二十八日から三十日にかけて開催いたしました第四回アフリカ開発会議、TICADⅣには四十名の国家元首、首脳級を含むアフリカ五十一か国のみならず多数の先進諸国、アジア諸国、国際機関及び地域機関の代表が参加し、国際社会のTICADプロセスに対する高い関心が...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 国別援助計画でございますが、今委員が御指摘になったように、現在二十三か国について策定済みであります。そして、今後、三十五か国まで対象国を拡大する予定でございます。これによって、三十五か国の円借款、無償資金協力及び技術協力の援助実績合計は、全体額のおおむね...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 内閣総理大臣が主宰する海外経済協力会議で審議する基本戦略の下、ODA大綱、中期政策、国別援助計画を踏まえつつ外交政策を踏まえた国際協力を推進するために、平成十九年度から国際協力の重点方針・地域別の重点課題を定めているところであります。平成二十年度の重点方...全文を見る
06月04日第169回国会 参議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第2号
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○国務大臣(高村正彦君) 一般的に言えば、進展とは、拉致の解決に向けて北朝鮮が何らかの具体的な行動を取ったと、解決に向けて具体的な行動が取られたときに進展というというふうに理解をしております。  私がここで、多分、白眞勲さんの質問だったと思いますけれども、数人帰ってきたら進展で...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 私が今申し上げたのが、一般的に言えば進展とは解決に向けて動くことですよと、それが定義でありまして、じゃ具体的にどういうことかというと、その定義を当てはめて何がこうかということは、実際に北朝鮮がそういう行動を取ったときに、これはそれになるねとかならないとか...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 進展というのは、それに当たるか当たらないかという、オンかオフかという関係じゃなくて、この程度の進展ならそれに値するかとか値しないとか、そういう具体的な判断があると思うんですね。だから、確かにこれは進展と言えるけど、そんなに日本政府として評価すべき進展と言...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 五月二十七日及び二十八日に米朝協議が行われて、米側から北朝鮮側に対し、同月十九日に行われた日米韓三か国会合の結果を踏まえて、申告を早期に議長国中国に提出することを求めるとともに、米朝間で今後のプロセスについて議論が行われたものと承知をしております。  ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 昨年の十月の六者会合成果文書におきましては、核計画の申告の提出などの非核化措置に加え、日朝関係についても日朝双方が平壌宣言に従って早期に国交を正常化するため誠実に努力すること、また精力的な協議を通じて具体的な行動を実施していくことが明記されているわけであ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 日朝協議もやりたいと思っていますし、六者会合もやりたいと思っています。日朝協議を前にできればそれにこしたことはありませんが、日朝協議がその前になければ六者会合をやっても全く無意味だとか、日朝協議がその後になったから全く無意味だとか、そういうわけでもないと...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) アメリカの立場は一貫しておりまして、テロ支援国家指定解除をするかどうかは北朝鮮の非核化措置次第である、ただそのときには同時に日朝関係の進展も考慮に入れる、日本とよく相談する、こういう一貫してかなり前からそういう立場を取り続けていると、こういうふうに理解を...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 小泉総理が平壌宣言の究極的目的は国交正常化と、こういうことをおっしゃったこと、それはそのとおりだと思います。  ただ、拉致、核、ミサイルの問題を解決して国交正常化、この拉致、核、ミサイルの問題を解決するというのは単なる国交正常化のための手段というだけじ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 李明博大統領は、大統領就任前から公約として朝鮮戦争時に北朝鮮側の捕虜となった韓国軍兵士に関する諸問題を最優先課題とする旨明らかにしてきたものと承知をしております。  また、本年三月、韓国政府は、北朝鮮の人権問題等に関して、韓国人拉致問題及び国軍捕虜問題...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) おっしゃるように、情報はあればあるほどいいわけでありますから、これからも更にあらゆる面を通じて情報を収集してまいります。
○国務大臣(高村正彦君) 今、大臣政務官が答えたとおりでありまして、報道されていることが事実かどうかも含めて、これはお答えしないということになっておりますが、一般的な対応についても、先ほど政務官が答えたとおりでございます。
○国務大臣(高村正彦君) その国がどこだとか何だとか具体的なことはちょっと差し控えますけれども、ある公館で脱北者が、日本が身柄を預かっていると。それを外に出す場合に、そこの国の協力が得たいと。ただし、そこの国の協力という場合には非常に、国のそれぞれの事情が違いますけれども、それぞ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 日本政府の立場とすれば、核兵器計画あるいはウラン濃縮の問題、そういうことがされていることが望ましいと、そういうことを考えて、そういう主張をしているところでございます。
○国務大臣(高村正彦君) 私は元々余りパフォーマンスが好きな人間じゃありませんけれども、それは、そのことは、世界に生中継するというのはパフォーマンスだと言われれば、そうだと思います。私は、そういうことがあるかどうか齋木局長からも報告を受けておりませんので、そういうことが本当にある...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 目的は核の無能力化じゃありません。無能力化というのは途中の段階であります。だから、途中の段階でも、それを爆破させて、ほんの一部についてでもそれが核の廃棄になったということ自体は、それはそれで意味があることだと思います。  それから、世界がどう思うかとい...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) ほんの一部であっても、それは完全に廃棄されることは結構であると。ただし、それはほんの一部であるというのは委員がおっしゃっているとおりであります。  それを世界中に放映するというのはそれはメディアの問題でありますから、北朝鮮は放映したいと、させたいと思う...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 我が国の対北朝鮮措置につきましては、拉致、核、ミサイルといった諸懸案に対する北朝鮮の対応や、六者会合、国連安保理等における国際社会の動き等を踏まえ、総合的に判断することとしております。こうした観点に立てば、現在の我が国の対北朝鮮措置は、北朝鮮が拉致、核、...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 先ほども述べましたように、我が国の対北朝鮮措置については、拉致、核、ミサイルといった諸懸案に対する北朝鮮の対応や六者会合、国連安保理等における国際社会の動きを踏まえ総合的に判断すると、こういうことでございます。追加的な措置については、現時点で具体的な検討...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) テロ支援国家指定解除の問題は米国内法の適用に関する問題でありまして、米国は、北朝鮮のテロ支援国家指定が解除されるか否かは北朝鮮による非核化措置次第であるという立場を維持しているわけであります。一方で、拉致問題に対する我が国の立場をよく理解しており、これま...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 北朝鮮によるミサイル開発は核開発と相まって我が国の安全保障にとって重大な脅威となっているわけであります。政府としては、六者会合等を通じてこの脅威の排除に全力で取り組んでまいります。  六者会合の作業部会では、日朝国交正常化のための作業部会においてミサイ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 北朝鮮が米国に提出した寧辺の五メガワット実験炉及び再処理工場の運転記録等に関する資料に関しましては、現在検討、分析が進められているところでございますが、その概要については、五月十九日に行われた日米韓三か国会合等の機会において米国より我が国は説明を受けたと...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) むしろ、核廃棄すべき範囲はどれだけのものを廃棄するかということを第二段階で明らかにして、そして第三段階で廃棄に至ると、こういうふうに御理解をいただきたいと思います。だからこそ我々は、廃棄するものがこれだけだよということの範囲を明らかにすることが重要ですよ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 北朝鮮は、昨年十月の六者会合成果文書におきまして、すべての核計画の申告を行うことを約束しております。残念ながら、いまだこれを行っていないわけであります。  米国は、北朝鮮による申告の提出が早期に実現するよう努力を重ねており、米朝協議にそういう意味で積極...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) テロ支援国指定解除の問題については、米国は北朝鮮の非核化次第であるとの立場であり、現時点では北朝鮮のテロ支援国家指定解除を決定したわけではないと理解をしております。  この問題は、米国法の適用に関する問題であります。米国は、北朝鮮のテロ支援国家指定が解...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 大変含蓄深い前置きをありがとうございました。  いずれの候補者も日米同盟の重要性を理解し、支持をしていると、こういうふうに認識をしております。  現職の日本国の外務大臣が公の場でこれ以上申し上げることは、だれかを好ましいと思っている、支持している、そ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 核、拉致、ミサイル、これがバランスよく進むのがベストだと、こういうふうに思っておりますが、何も進まないよりはどれか一つが進んだ方がいいし、どれか一つが先に進んじゃうとほかが進みにくくなるということは私は、場合によったらあるかもしれないけれども、むしろそう...全文を見る
06月06日第169回国会 衆議院 外務委員会 第17号
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○高村国務大臣 今回のハイレベル会合では、現在の食料価格高騰問題に対応するため、短期的、緊急的に国際社会として何ができるか、また、中長期的にいかなる対策をとるべきかという点が議論されたわけでございます。個別の論点としては、幾つかの国でとられた輸出規制の是非及び食料生産とバイオ燃料...全文を見る
○高村国務大臣 本会合におきまして、福田総理は、食料価格高騰問題に対し、緊急対応から中長期にわたる包括的かつ一貫性のある対策を国際社会が一致団結してとる必要がある、こう主張したわけでございます。  まず、緊急対応としては、既に発表した約一億ドルの追加的緊急食糧援助に加えて、貧困...全文を見る
○高村国務大臣 担当官はいざというときにやるということでありますが、いざというときにそういう職務を尽くせるように、ふだんからそういう人的関係を築くとか、そういうことはやっていると思うんですが、例えば中国みたいな広大なところで、どこで起きそうだとか何だとか想定してやるというのは、そ...全文を見る
○高村国務大臣 予算が十分か足りないかと言われれば、足りないということは言えると思うんです。一方で、外務省は、いろいろな分野で、あらゆる分野でかなり足りないという面があるわけでありますが、この分野は本当に国際社会から、出るたびに感謝されているということでありますから、非常に予算の...全文を見る
○高村国務大臣 自衛隊機で送ってくださいという要請があったというふうには理解をしておりません。こうこうこういうものを下さい、そういう場合に、送る手段としていろいろ話している中で、自衛隊機という可能性もあるね、そういうような話が出たということで、自衛隊機で送ってくださいという要請が...全文を見る
○高村国務大臣 だれとだれということではなくて、日本政府側と中国政府側というふうに御理解をください。いたずらにどこでどうだという、中国側でもまた、中でもいろいろ連絡とか縦割りとか日本と同じようにある中で、ここがこう言ったからこうだとか、ああ言ったからこうだとかいうことを日本政府の...全文を見る
○高村国務大臣 一般論として、常に見直し、反省をしていかなければいけない、こういうふうに思っております。  ただ、先ほど防衛副大臣からもお答えしましたように、政府部内全部で十分なふだんからの連携ができているかという点は大いに反省しなきゃいけないと思いますが、外務省と防衛省の間で...全文を見る
○高村国務大臣 最も効率的に、効果的に日本の国際緊急援助隊が活動するためには、情報というのは委員がおっしゃるように絶対に必要なものでありますから、いざ起こってからどう効率的に集めるかということだけでなくて、事前にも、やはりそれぞれの国が何が足りなくて何をやってほしいのか、それと日...全文を見る
○高村国務大臣 我が国政府が地位協定の締結に向けてイラク政府と交渉する方針を固めたという事実はございません。  いずれにいたしましても、今後のイラクにおける空自部隊の活動については、イラクの政治状況、現地の治安状況、国連及び多国籍軍の活動や構成の変化等の諸事情をよく見きわめつつ...全文を見る
○高村国務大臣 日本NGO連携無償資金協力では、緊急人道支援や保健分野などの人間の安全保障の理念が強く反映されている分野においては、一億円までを限度として供与することが可能となっているわけであります。  また、予算については単年度主義が原則ですが、まさに事業を複数年にわたり切れ...全文を見る
○高村国務大臣 五月二十五日にヤンゴンにおきまして開催されたサイクロン被害に関する支援国会合において、おっしゃるように、テイン・セイン・ミャンマー首相が、現在、緊急支援の第一フェーズから復旧復興の第二フェーズへ移行したと述べた、それはそのとおりでございます。  他方で、ミャンマ...全文を見る
○高村国務大臣 NGOによる国際協力活動は、現地の状況に応じたきめの細かい援助や、迅速かつ柔軟な緊急人道支援活動の実施という観点から、極めて重要だと考えているところでございます。  このような考え方に基づいて、外務省は従来から、我が国NGOとの連携を推進すべく、我が国NGOが途...全文を見る
○高村国務大臣 厚労省中心に取り組んでおられますので、積極的に応援していきたいと思っています。
○高村国務大臣 できる限り把握していくように努力したいと思います。
○高村国務大臣 五月十四日に、国連人権理事会が各国の人権状況を定期的に審査する普遍的、定期的レビューの作業部会において、五月九日行われた我が国の審査に関する報告書が採択されたところであります。同報告書は、六月十二日に人権理事会で正式に結果文書として採択される予定であります。  ...全文を見る
06月06日第169回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第6号
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○高村国務大臣 ただいま議決されました政府開発援助、ODA事業に係る検証や評価、情報開示の推進につきましては、御趣旨を踏まえ、今後一層努力してまいる所存でございます。
06月06日第169回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第9号
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○国務大臣(高村正彦君) 先週、五月二十八日から三十日まで、我が国、世銀、国連及びUNDPの共催により、横浜において第四回アフリカ開発会議(TICADⅣ)が開催されました。同会議では、「元気なアフリカを目指して 希望と機会の大陸」との基本メッセージの下で、経済成長の加速化、人間の...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 本格的捜査が始まったところでありますが、法と証拠に基づいてきちんとした対処を検察あるいは司法当局でしていただきたいと、こういうふうに思っております。  外務省は、捜査等に協力すべきところがあれば全面的に協力していく所存でございます。
○国務大臣(高村正彦君) TICADⅣは、近年、政治、経済両面で前向きな変化の見られるアフリカの発展を一層後押しするために、成長の加速化、人間の安全保障の確立、環境・気候変動問題への対処を重点事項として、国際社会の知恵と資金を結集することを目的として開催したわけでございます。 ...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 農業につきましては、TICADⅣにおいて、三つの重点項目の一つである成長の加速化を支える重要な柱としての役割及び生産性を高めていくことの必要性が強調されたわけであります。  アフリカでは人口の三分の二が農業に従事しておりますが、厳しい自然条件や干ばつな...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 六千万人の人たちに電波が届くようになったということ自体、大変重要なことだと思いますが、そういう中で現実にどういう密度でどういう人が聴いているか、そういったことも我々は意識を持ってやっていかなければいけないと、そういうふうに考えます。
○国務大臣(高村正彦君) ODAを取り巻く状況、非常に厳しいわけでありまして、一般会計のODA予算は過去十一年で四割減であります。二〇〇七年の我が国のODA実績は、米国、ドイツ、フランス、英国に次ぐ第五位となりました。  我が国の開発援助の効果を上げていくため質の改善に引き続き...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 国際社会におきまして最も脆弱な立場にある女性と子供に焦点を当てた母子保健の改善の重要性が指摘されており、TICADⅣで採択された横浜宣言においてもその重要性が確認されているところでございます。  御指摘の母子健康手帳でありますが、健康一般についての母親...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 今の質問、今の御説明のとおりでありまして、外務省としてもそのようにバックアップをしていきたいと、こういうふうに考えております。
○国務大臣(高村正彦君) TICADⅣ終了直後の五月三十日に、私はアフリカでもいまだに紛争が残存する北東アフリカ地域諸国及び関連機関を招いて北東アフリカ地域連携協力会議を主催いたしました。これは、これら諸国間の相互理解、信頼醸成を促進し、紛争予防、紛争の早期解決を目指す上で、まず...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 先月二十八日から三十日に開催されたTICADⅣは、「元気なアフリカを目指して」との基本メッセージの下、成長の加速化、人間の安全保障の確立、環境・気候変動問題への対処を重点事項として、アフリカ開発の方向性について活発な議論が行われました。  向こう五年間...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 私は性格的に遠慮深い方でありますが、貴委員に励まされて、来月には我が国はG8北海道洞爺湖サミットを主催する、国際社会の課題の解決に向けて議長国である我が国としてしっかりした成果を上げ、それをフォローアップしていく必要があります。  外務省としては、財政...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 世界エイズ・結核・マラリア対策基金は国際的な三大感染症対策において中心的な役割を担っておりまして、我が国は世界基金を通じて途上国に対して積極的な支援を行っているところでございます。したがって、委員御指摘のとおり我が国のNGOが世界基金に関与することは極め...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 委員御指摘の横浜行動計画に盛り込まれた目標については、我が国は関係諸国、国際機関、民間や市民社会とも協力し、その達成に向けて取り組んでいく考えでございます。まさに世界で毎年亡くなっている結核病患者の一割を救うという目標も念頭に置きつつ、我が国の具体的な貢...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) G8やTICADⅣが開かれる本年、外務省といたしましても厚生労働省と協力して保健分野での国際協力の強化に取り組んでまいります。結核につきましても、日本の戦後の結核対策の経験を生かして、官民が連携してアフリカ支援や国際協力を推進していきたいと考えております...全文を見る
○国務大臣(高村正彦君) 日本は国際社会の中で約束したことは最も、少なくとも今まではちゃんとやってきた国であります。これからもちゃんとやってまいります。  それで、骨太をそのまま維持すると大変しんどいのは、事業量だけだと円借款をどう工夫するとかいろいろできるんですけれども、無償...全文を見る