郡和子

こおりかずこ



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郡和子の2006年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月14日第164回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第2号
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○郡委員 民主党の郡和子でございます。  きょうは、四人の参考人の皆様方、大変貴重な御意見を伺わせていただきまして、ありがとうございます。また、日ごろ、子供たちの安全のために御尽力いただいておりますことに、本当に感謝を申し上げます。  私も、きのうの朝、街頭に立ちましたときに...全文を見る
○郡委員 ありがとうございます。  次に、小宮参考人に質問させていただきます。  地域安全マップづくり、これは私の地元でも大変学校で取り組んでいて、進んでいるんですけれども、中心市街地と地方においてこのマップづくりに手法の違いがあるのかどうか、その点、お教えいただきたいと思う...全文を見る
○郡委員 子供たちの、自分たちの力をはぐくむためのツールであるというお話でした。  これは、森田参考人のお話にもあるCAPプログラムにも通じるものがあろうかと思うんですけれども、この点はいかがでしょうか。
○郡委員 ありがとうございます。  関連して、横矢参考人にお話を伺いたいんですけれども、「犯罪から子どもを守るための対策」というのを政府は昨年末に策定いたしました。そして、ことしの三月末までに安全マップをすべての学校でつくるように、そういうふうにして活用するようにということなん...全文を見る
○郡委員 そうですよね。最後はやはり、子供たちが自分自身でどう自分を守っていくかということが大変重要になってくるんだろうと思われます。  そこで、大変興味深い取り組みをもう既に日本においては十年もやっていらっしゃる、私の地元の宮城でもCAPみやぎの皆さんたちが大変頑張っておられ...全文を見る
○郡委員 ありがとうございます。いただいた資料を拝見いたしますと、全国各地で、さまざまなところでCAPプログラムが実施されているのだということがわかりました。  学校に入っていって、小さなグループでやっていかなくちゃいけないんだ、そしてまた、それに対しては、一人ではなくて、複数...全文を見る
○郡委員 わかりました。なるほど、それぞれの上下関係なり力関係というものも子供たちに大きく影響するのだろうしということもわかりました。  先ほど何度か質問も、ほかの委員からもさせていただいているかと思うんですけれども、森田参考人が先ほど、十代に対する集中的、効果的な対応こそがこ...全文を見る
○郡委員 ありがとうございます。  私どもの地元のCAPみやぎの方々にお話を伺いましたところ、最近の事件の報道で子供たちがとても敏感に反応している部分があって、不審者という言葉を幼稚園や保育園の子供たちでも知っている。何だかわからないけれども、すごく恐ろしいものだというとらえ方...全文を見る
○郡委員 ありがとうございました。  大変貴重な御意見を皆様方からいただきました。皆様方の御意見を政策に反映させるべく、これから私たち、一生懸命頑張ってまいります。きょうはどうもありがとうございました。
03月01日第164回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第2号
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○郡分科員 民主党の郡和子でございます。  私は、二十六年半、放送の現場におりました。障害福祉の分野は特にこだわりを持って取材を続けてまいりました。障害を持つお子さんの保育また就学の問題では、取材でおつき合いの始まりましたお母さんたちと同じ親の立場で運動をしてまいりました。そう...全文を見る
○郡分科員 大臣、着実にということでおっしゃったというふうなことですけれども、議事録を読ませていただきますと、一歩を二歩、三歩と足早に進めさせていただいてというふうにはっきりおっしゃっております。  今のお話、確かに、ともに学ぶということについて大変御理解をいただいているんだろ...全文を見る
○郡分科員 ありがとうございます。  共生社会形成促進のための政策研究会というところが、昨年の六月に「「共に生きる新たな結び合い」の提唱」、こういう提言をおまとめになっていらっしゃいます。これは政府ではどのように扱われているんでしょうか。統括官、お願いをいたします。
○郡分科員 ありがとうございます。  これは、つまりは共生社会が我が国の目指すべき姿であるということだろうと思います。  この中に本当にすばらしいことがたくさん書かれているんですが、文部科学大臣、ここに教育のことにも触れられております。「障害者との共生に関する指標」なんですけ...全文を見る
○郡分科員 今お答えになられました共同及び交流学習、これは特別支援教育のことをおっしゃっているんだと思うんですけれども、私が伺ったのはそういうことではございませんで、一緒に学ぶのだと。区別されている、振り分けられているのを時々交流させるということではありません。ともに学ぶというこ...全文を見る
○郡分科員 時間が余りなくなりましたので、先をどんどん進ませていただきます。  今国会に学校教育法の改正案が出されるというふうに伺っております。その骨子をいただきました。「特別支援学校制度の創設」というところで、「障害による学習上又は生活上の困難を克服し自立を図るために必要な知...全文を見る
○郡分科員 WHOの障害についてのモデル、これを持ってまいりました。障害とは、医学モデルでいいますと、日本はこの考え方に偏っているわけですけれども、異常というふうに見られていますが、社会モデルでは個性であるとしっかり定義されております。そして、社会保障の課題については、これは人権...全文を見る
○郡分科員 であれば、この学校教育法の改正に出てくる文言なんですけれども、「障害による学習上又は生活上の困難を克服し」、「克服し」というのは、その本人が克服しということにはなりませんか。これは大変な差別的な表現で、これによって傷つく方々が大勢いるということをしっかりと認識いただき...全文を見る
○郡分科員 今お話を伺っておりましても、その克服という言葉がどこにかかってくるのかということもあるのかもしれませんけれども、これによって大変傷つき、また差別的な見解にとられていく、これがかえって逆の方向に向いていくということも認識していただきたいと思うんです。文言を、解決するとい...全文を見る
○郡分科員 しかも、これは厚労省の予算でして、文科省の予算ではないわけですから、ぜひそこのところをよろしくお願いいたします。  冒頭申し上げました、小中学校で学んでいる二万人のお子さんたちなんですけれども、これは盲・聾・養護学校に通う児童生徒の数、九万人強ということでしたけれど...全文を見る
○郡分科員 いずれにしても、かなりの額かかるわけですよ。その額をこの子たちが節約しているということになります。それは、裏返せば、この子たちが放置されているということも言えるのだろうと思います。  時間がないということなんですけれども、就学指導委員会についてだけ述べさせていただき...全文を見る
○郡分科員 ぜひスピードを緩めずにお願いをいたします。  最後に、申しわけありません、これだけ。
○郡分科員 はい。先ほどの繭ちゃんのお母さんのお話なんですけれども、ぜひ聞いていただきたい。  重度障害児が普通校で十分な教育が受けられるのかと懸念する(非難する)声を聞きます。しかし、障害児にとって成長、発達や、また健常児にとっての思いやりの心を育てるなど、教育のメリットを強...全文を見る
03月15日第164回国会 衆議院 厚生労働委員会 第9号
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○郡議員 お答えいたします。  端的に言えばどうなのかという御質問でございましたけれども、この議論の中でもたびたび御紹介されております昨年の二月に行われました政府の子育て女性の意識調査の中では、児童手当の今後のあり方に対する要望について、その支給対象の児童の年齢を引き上げること...全文を見る
○郡議員 民主党案では、子ども手当の財源を全額国庫負担とするというふうなことにしております。  現在、子供を持ちたい人が持てない原因として、子育てに係る経済的負担が重いということが上げられております。民主党では、これも重ねてお話をさせていただくことになりますけれども、党の政策と...全文を見る
○郡議員 お答え申し上げます。  将来的に、子ども手当の支給に要する費用というのは、国が全額を負担すべきであるというふうに申し上げました。当分の間は、現状からの激変を避けるための措置を講ずるわけでございますけれども、その財源ですが、所得税に係る配偶者控除、それから扶養控除などの...全文を見る
○郡議員 私ども、今回、「家庭における生活の安定に寄与する」との規定を削らせていただきました。「児童の養育に係る経済的負担の軽減を図る」というふうにさせていただいたところでございます。  重ねて申し上げますけれども、民主党案は、チルドレンファースト、子供一人一人がとにかく大切に...全文を見る
03月17日第164回国会 衆議院 厚生労働委員会 第10号
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○郡委員 民主党の郡和子でございます。  きょうの審議のトップバッターに立たせていただきました。どうぞよろしくお願いをいたします。  二〇〇四年の国民生活基礎調査によりますと、一歳未満のお子さんを持っている母親の実に六四・二%が、子育てに対して不安や悩みやストレスを感じている...全文を見る
○郡委員 大変高い数字で、本当に痛ましく思いますけれども、これらの結果から見えてくる事件の傾向やそれから特徴ということはございますでしょうか。
○郡委員 ありがとうございます。幼い子供たちが多いということと都市部に多いという傾向があるというふうにうかがえます。  これらの状況というのは、厚生労働省も当然のごとく把握されていらっしゃると思いますが、大臣、いかが思われますでしょうか。
○郡委員 ぜひしっかりと取り組んでいっていただきたいと思います。  虐待の防止対策というのは、虐待防止法が施行されてからさまざまなメニューが用意されております。承知しているところですけれども、改めまして、そのメニューと予算についてお尋ねしたいと思います。
○郡委員 今、法的措置に伴ってさまざまな取り組みを御紹介いただいたわけですけれども、児童虐待の件数というのはなかなか少なくならないというような状況が続いております。その成果と今後の課題というのはどういうふうにお考えになっていらっしゃるでしょうか。
○郡委員 ありがとうございます。  厚生労働省が二〇〇五年、昨年の四月に児童虐待の死亡例の検証結果というのをまとめられております。また、昨年一年間の新聞報道などを検証いたしますと、幾つか問題点が見えてまいります。  先ほど川崎大臣もおっしゃいましたけれども、児童虐待防止ネット...全文を見る
○郡委員 五一%ということで、およそ半分はまだ設置されていないということになろうかと思います。  それから、児童虐待防止ネットワークと要保護児童対策地域協議会、これはどういう違いがあるのか、簡単にお願いいたします。
○郡委員 今御説明いただきましたけれども、半数のところではまだ設置をしていないという状況もございます。それから、設置していない中で、協議会設置予定、ネットワークについても設置予定がないというのが三〇・六%にも上っているということで、もっと特段の御指導をお願いしたいところだと思いま...全文を見る
○郡委員 おととしの十一月の厚生労働委員会の審議の中で、実はこの件に関しまして、我が党から、設置を義務化すべきだというふうに投げかけさせていただきました。これに対しまして、当時の尾辻大臣は、今後の課題になるのかなと思うというふうに答弁されております。もしこれが達成目標に届かないこ...全文を見る
○郡委員 児童虐待による死亡事例の検証結果についてという、これがございますけれども、今までの警察庁の御説明それからこれらの結果から、ネットワークが設置されていながら機能していなかった例というのが随分ございます。報告の中では、二十四例中十九例、七九・二%がネットワークが設置されてい...全文を見る
○郡委員 つまり、まだまだ不十分であるということだろうと思います。  この事例調査の中では、虐待が起こった背景といたしまして、「地域からの孤立」というのが五〇%、また「転居してまもない」というのが三三・三%になっております。警察庁の報告にもございますように、都市部での検挙件数が...全文を見る
○郡委員 こういうメニューを用意しているのでこちらに来なさいという姿勢ではなくて、孤立している、あるいは転居して間もないのだというような例から見ますと、地域の中で仲間に入れるという、こちら側から働きかけるという姿勢が必要なんだろうと思います。そういう意味でも、地域で活動なさってい...全文を見る
○郡委員 全都道府県に設置される目標というのはいつでございますか。
○郡委員 二〇〇九年度ということですけれども、その間、被害を受けた子供たちが置き去りにされるということになります。これはぜひとも急いでいただきたいというふうに思います。  次に、副大臣にお尋ねいたします。  財政難などということは決しておっしゃらずに、まず子供を守るという観点...全文を見る
○郡委員 ぜひお願いをいたします。  次に、里親制度についてお尋ねいたします。  虐待を受けました子供たちを養育する専門里親という制度がありますけれども、これが非常に少ないと聞いております。これは、今お話にも出ている情緒障害児短期治療施設を補完する役割を十分担えるものだという...全文を見る
○郡委員 次の質問に移らせていただきますけれども、このところの新聞報道など、虐待児を守る場、パンク状態という報道が続いております。児童相談所の体制ですけれども、全国の児童福祉司や児童心理司が本当に全国各地で激務のために悲鳴を上げている状況でございます。  ちなみに、昨年の八月の...全文を見る
○郡委員 ぜひ、今の御答弁のように、しっかりとした取り組みを大臣が旗を振って進めていかれますように、なおお願いをいたします。  次に、子育て費用の軽減について伺ってまいります。  格差社会が拡大しております今、子育て世代の所得というのも大変減少傾向にあると言われておりまして、...全文を見る
○郡委員 世界各国を見ましても、日本の今回の政府案の第一子、第二子五千円、そして第三子一万円という額がいかに各国と比べて低いかということをここで改めて申し上げたいと思います。  先ほどの虐待事例調査の中にもございますけれども、虐待家庭の養育背景に、経済的な不安ということを上げて...全文を見る
○郡委員 現行の均等法でも、妊娠、出産についての解雇ということに関しては禁止されるわけですけれども、なぜこのようなことが起こっているのでしょうか。本当に均等法自体もどうなんだろうというふうに悔しい思いがしてならないわけですけれども、実際に事例がございまして、さらには結婚したことに...全文を見る
○郡委員 出されております雇用機会均等法については、また議論を別の場でさせていただこうと思います。  次が育児休業制度なんですけれども、これは、まだ育児休業制度について就業規則の中に明記していない企業というのが随分あるというふうに知って、びっくりいたしました。この底上げを図って...全文を見る
○郡委員 今、十八年度には特段の予算をつけたという御説明がございましたけれども、なかなか実効性が上がっていないという状況だと思います。子育てを支援する企業というのは、先進的な取り組みをなさっている企業、ぽつぽつと出ておりまして、この春闘でも賃上げのほかに、これは少子化対策というよ...全文を見る
○郡委員 やはり、国が国の責任において、子供を育てる人たちを大切にしていくんだ、そしてまた子供を大切にしていくんだということを示していただき、そして企業への働きかけというのも、企業の自助努力を待つのではなくて、やはりそこは国としての姿勢というのをしっかりとお示しいただきたいと思い...全文を見る
○郡委員 それでは、女性職員の育休の取得についてはいかがでございましょうか。
○郡委員 やはり随分と男性と女性の間に差があるということがはっきりしたかと思います。  厚生労働省では、男性の育休の取得をさらに推し進めようということで目標値を設定されているわけですけれども、これも随分先の話で一〇%。この一〇%で本当に十分なんだろうかどうなんだろうか。私なんか...全文を見る
○郡委員 徹底をしながらやってまいりたいと思いますという御答弁でございましたけれども、この一〇%という目標値を掲げていらっしゃるわけですから、厚生省がどこよりも早くこの目標値に達するように、本当に大臣には頑張っていただきたいというふうに思います。  今日本の社会は、子供がなかな...全文を見る
○郡議員 お答えさせていただきます。  子ども手当を何歳までにするのかということにつきましては……(高木(美)委員「そのようには聞いておりません、財源です」と呼ぶ)はい。いろいろ議論があるところですけれども、私どもは、さまざまな手当額の水準ですとか、それから所要財源、財源措置あ...全文を見る
○郡議員 高橋委員にお答えいたします。  将来的に、民主党では、子ども手当の支給に要する費用というのは国が全額負担すべきだということを旨としておりますけれども、そのための財源を補うためには、所得税にかかる扶養控除、また配偶者控除などの改廃によっておよそ二兆円を、またそのほかにつ...全文を見る
04月06日第164回国会 衆議院 本会議 第20号
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○郡和子君 民主党の郡和子でございます。  提出者として、園田議員の御質問にお答え申し上げます。  なぜ小児医療に絞った法案の提出かという御質問でございました。  子供は国の宝、チルドレンファーストという視点に立って、民主党は、子供の安全や子育て支援について特に最優先課題と...全文を見る
04月14日第164回国会 衆議院 厚生労働委員会 第15号
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○郡議員 お答え申し上げます。  今二点御質問がございましたが、私、前半の質問に対してお答えさせていただきます。  小児医療を取り巻く現状というのは、核家族化そしてまた共働き家庭の増加などを背景にして、保護者の救急、休日夜間診療へのニーズが高まっております。一方、不採算経営に...全文を見る
04月25日第164回国会 衆議院 厚生労働委員会 第17号
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○郡委員 民主党の郡和子でございます。  きょうは、参考人の皆様方、それぞれのお立場で大変貴重な御意見をお聞かせいただきました。私からも深く感謝を申し上げます。  今般審議に上がっております医療改革関連法案、政府の案は医療費の抑制が第一義に掲げられております。私は、本来の医療...全文を見る
○郡委員 ありがとうございます。  先ほど来のお話の中にもございましたけれども、産婦人科学会の女性医師の割合が、三十五歳以下ですと五七%にも上っている、四十歳以下で四九%になっている、女性も本当に働きやすいような職場環境の整備が必要であろうと思うわけですけれども、大変ハイリスク...全文を見る
○郡委員 ありがとうございます。  奥田参考人のいらっしゃるところは、日本の中でもハイレベルの産科医療の施設だと伺っておりますけれども、そういう現場においても大変ぎりぎりのところでいらっしゃるということがよくわかりました。  次に、がん対策基本法についての大きな期待をお寄せい...全文を見る
○郡委員 情報センターを構築する上でも、この情報というのが、根本的な基礎研究がしっかりなされているのか、情報の格差はないのかどうかというところも気になるところだと思います。情報の格差が依然ある中、そしてまた未承認薬の問題などもあると思うんですけれども、そのためには、しっかりとした...全文を見る
○郡委員 ありがとうございました。  時間も余りなくなってきたんですけれども、次は鴨下参考人にお話を伺わせていただきたいと思います。  産科医療と同時に、また小児科の現場も大変厳しい状況を先ほどお話しいただきましたけれども、これを、勤務医の方々を二交代あるいは三交代にして勤務...全文を見る
○郡委員 ありがとうございます。  先生がおまとめになられました小児科産科若手医師の確保・育成に関する研究の報告書の中にも、小児科の病院の収支というのが大変厳しい状況である、その施設の四割が赤字であるというふうな御報告がありまして、地域医療圏ごとの小児医療体制の見直しと赤字対策...全文を見る
○郡委員 大変ありがとうございました。  河内山参考人、それから奥野参考人、また近藤参考人にもお話を伺うべきところでございますけれども、時間が参りました、これで質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
04月28日第164回国会 衆議院 文部科学委員会 第16号
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○郡委員 民主党の郡和子でございます。  本委員会で質問の機会を与えていただきました。先輩、同僚議員の皆様方に感謝を申し上げます。  私も子育てをしながら仕事を続けてきた女性の一人であります。私が子育てをしておりましたときはもうはるか昔になりましたけれども、綱渡りのような毎日...全文を見る
○郡委員 ありがとうございます。  今、中野副大臣から児童福祉法のお話がございました。この法案には、児童福祉法と学校教育法が含まれるというか、それに貫かれているというふうに考えていいのだろうというふうに私どもも理解いたします。  そこでですけれども、児童福祉法の一条、二条、三...全文を見る
○郡委員 ありがとうございました。確認をさせていただきました。  では、法案の詳しいところを伺わせていただきたいと思います。  この法案は、認定こども園の条件として第三条が、また申請事項について第四条の第一項が規定されておりますけれども、その第三号、四号、保育に欠ける子とそう...全文を見る
○郡委員 それでは、実際の入園についてですけれども、例えば、保育所を希望するというお子さん、あるいは認定こども園を希望したいというお子さん、認定こども園の場合でも、保育所型を希望するというお子さん、幼稚園型を希望するというお子さん、大変ニーズは広がってまいります、複雑化してまいり...全文を見る
○郡委員 ですから、お話しのように、さまざまなケースがあって、それぞれで大変事務的な手続が煩雑になるであろうというふうに懸念しているということを申し上げたわけでございます。  ところで、先日の御答弁の中で、大臣がこのようにおっしゃっておられます。十四日の御答弁でございましたけれ...全文を見る
○郡委員 ありがとうございます。  事務的な手続を一つにしていく方向だということで、通知を考えたいというような御発言がありました。大変ありがたいと思うんですが、しかしまた、通知であれば強制力は持たないわけでして、この間の議論の中でも、市町村に対する負担というのがかなり大きくなる...全文を見る
○郡委員 ですから、先ほど申し上げましたように、さまざまな混乱が起きないように、しっかりとした仕組みをつくっておくべきではないかということを申し上げたのでございます。政省令でぜひお定めいただきたいと思います。いかがでしょうか。
○郡委員 余り前向きな御回答ではないので、大変残念に思います。  では、次の質問に移らせていただきます。  現在、保育所にも、また幼稚園にも行っていない子供たちというのが、今全国でどのぐらいいるのか、そしてその理由は何であるのか、それについてお尋ねをいたします。
○郡委員 およそ三百五十万人ということでよろしいんでしょうか。  それでは、馳副大臣にお尋ねしたいと思います。  所得が低くて、しかも子育て力が不足しているという若い親御さんたちの世代なんですけれども、これは、親が家庭にいれば、保育に欠けない子というふうなくくりに入ります。こ...全文を見る
○郡委員 児童虐待防止法のときにも大変御尽力いただきました馳副大臣ですから御答弁いただきましたけれども、子育て支援事業だけで間に合うのではないという、ぜひそういう観点で取り組んでいただきたいと思います。現行制度の中でも置き去りにされている子供たちが多いのだということ、その子供たち...全文を見る
○郡委員 そのプログラムを見てという御答弁でございましたけれども、その判定される方の基準はどこに持ってくるのか等々、非常にあいまいなままであるということが言えるわけでございます。  本来、地域での子育て支援事業というのは自治体が責任を持ってやるべき仕事でございまして、そこで高い...全文を見る
○郡委員 それは、指針で示していくということでございましたですね、今の答弁は。
○郡委員 わかりました。私自身はなかなかすっきりいたしませんけれども、次にまた大きな心配事がありますので、お尋ねをさせていただきます。実は、保育料、利用料のことなんですけれども、利用料の未払いの場合について伺いたいと思います。  認定こども園では、厚生労働省側からは、こども園の...全文を見る
○郡委員 ですから、認定こども園で料金の未納があった場合は、そのお子さんは退園を余儀なくされるということですね。これは、お金次第だということを国が認めるということであろうかと思います。  同じ園の中で、あの子はお金がないから追い出されたんだとというようなことが、それこそ教育の現...全文を見る
○郡委員 私は、質問ということではございません、私の考えを申し述べただけでございます。  重ねて質問させていただきます。給食室の規制緩和について質問をさせていただきます。  十四日の委員会で、大臣は調理室についても、設置が望ましいが外部搬入を認めると、評価委員会の最終まとめの...全文を見る
○郡委員 総合施設モデル事業の評価委員会の最終まとめの中にもございます。「一部の施設については子どもの年齢に応じた給食の提供等の面できめ細やかな対応が行われていない状況も懸念されており、」「食育を推進する観点から、調理室についてはその設置が望ましい。」というふうに、これは三月三十...全文を見る
○郡委員 確かに、私もこれを読ませていただきましたけれども、外部搬入なので細かい対応が十分にできていない、〇—二歳児に対応できるような食事ではないといったようなことも随分と挙げられているわけでございます。  食育基本法に位置づけられました基本計画というのがことしの三月にできたば...全文を見る
○郡委員 ですから、認定こども園の保育所機能を持ったところですよ、そこについて申し上げているわけですけれども、そこが一定基準で緩和されるということは、この食育基本法についても、一方では必要だよと言っていながら、全くこれは整合性がとれていないのではありませんか。  通知も出ていま...全文を見る
○郡委員 さらなる危惧についてお尋ねしたいと思います。  総合施設におきましては、職員の配置というのをより手厚くしなくちゃいけないんじゃないかということであります。  幼稚園や保育所などに、どういう事故があるかというようなことを調べました。文科省は、幼稚園を含む学校における事...全文を見る
○郡委員 また、これは幼稚園が認定こども園となった場合なんですけれども、そもそも幼稚園の職員の方々というのは、夏休みなどの休暇が魅力で教諭になったんだというようなことも聞くわけですけれども、預かり保育ということもふえてまいりましたし、これまでよりも勤務時間がかなり長くなって残業が...全文を見る
○郡委員 伺いたいことはもっとたくさんあったんですけれども、時間が参りました。  冒頭、大臣、副大臣にお尋ねいたしました「子どもの最善の利益」ということを第一に考えるということであれば、子供は親を選ぶことはできないわけでありますし、そのすべての子供たちに対して、愛護するための最...全文を見る
05月10日第164回国会 衆議院 厚生労働委員会 第20号
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○郡委員 民主党の郡和子でございます。  連休明けの月曜日、福岡そして福島で地方公聴会が開かれました。私は福島の地方公聴会に参加をさせていただきました。政府・与党の招かれた公述人の皆様方も、今回政府が提案されております医療制度改革法案に対して、さまざまな危惧や、また不安や御要望...全文を見る
○郡委員 大臣からるる御答弁がございましたけれども、これは日経メディカルのことしの二月号でございます。ここに、二木日本福祉大学教授が「「健診で医療費抑制」への疑問」という論文を書かれております。よくお読みいただきたいと思います。  メタボリックシンドローム、この内臓脂肪症候群に...全文を見る
○郡委員 議論させていただきたい項目がたくさんございますので、短く御答弁願います。  今お話ありました九月の十五日に発表されました厚生科学審議会の地域保健健康増進栄養部会、「今後の生活習慣病対策の推進について(中間とりまとめ)」では、  運動習慣の徹底と食生活の改善を中心とし...全文を見る
○郡委員 今御説明いただきましたけれども、それは、危険因子のすべてが改善されるということの科学的な根拠、エビデンスにはちっともなっていないということをここで重ねて申し上げさせていただきたいと思います。  私、きょう配付させていただきました資料一、これは私の事務所でつくらせていた...全文を見る
○郡委員 質問したことに的確にお答えいただきたいと思います。  検討会で、これほど、黙殺できるような、黙っておられるような共同声明ではありません。ちょっとやそっとのものではないんです。  また、日本でも、「医学のあゆみ」、ついこの間、四月一日に出たばかりでございますけれども、...全文を見る
○郡委員 ですから、そのエビデンスが全く根拠のないものだということはあらかじめ申し上げました。そして、今御説明にありましたように、厚生労働省からいただいている資料、皆さんにもお配りしておりますけれども、「一に運動 二に食事 しっかり禁煙 最後にクスリ」というキャッチフレーズでござ...全文を見る
○郡委員 それはそうですよ。そういうふうに製薬会社と深いつながりをお持ちの先生がいらっしゃるわけですから、やり直そうとはやはりおっしゃらないと思いますよ。それはだれが考えても、ああ、そうだろうなというふうにうなずくしかないわけですよ。そこを厚労省はしっかりしなくちゃいけないわけじ...全文を見る
○郡委員 いろいろガイドラインや何かをおつくりになるというふうにきのう厚労省の方々がお話をされていましたよ。でも、そういうふうなシステムをつくっても、これは、営利企業は、営利企業の論理で動いていくわけですから、お金をもうけて株主の方々に支えられて企業活動をやっていくわけですから、...全文を見る
○郡委員 ですから、利益相反はしっかりと食いとめなくちゃいけないという立場におられるわけですよ。本当にびっくりいたします。私、一年生の議員ですけれども、本当に残念に残念に思うことが多くて、憤りでもう頭が本当にかっかかっかしておりますよ。こういうような土台をつくっているところがずた...全文を見る
○郡委員 そうですよね。  こういったような医学研究というのが大変重要であるということは、私も、そしてここにおられる委員の皆様も、そして厚生労働省の皆さんも同じ思いであろうと思います。  しかし、その研究というのは、健診を受ける私たち市民や医療を受ける患者、また医師、そして研...全文を見る
○郡委員 国立大学などが混合診療の解禁というのを唱えているわけですけれども、そういう中で、これも本を持ってまいりました、京都大学医学部の福島雅典教授が「現代」の去年の二月号に「混合診療で「医療詐欺社会」となるか?」という論文をお書きになっておられます。ここで心配されている医療詐欺...全文を見る
○郡委員 ですから、そういうところを野放しにしておいていいんですかというふうに聞いているわけです。このほかにも、だれが聞いてもよくわかるような一流の病院において日常的にこの混合診療が行われているということを聞いております。  しかも、ここで大変重要なことは、これらの医療機関で混...全文を見る
○郡委員 私の事務所でもさまざまな書類、手元にございます。これは、なお今後調査をさせていただきたいと考えております。  前に述べました福島教授の「混合診療で「医療詐欺社会」となるか?」という論文でございますけれども、この福島先生は、英米独仏で標準治療となっているような抗がん剤で...全文を見る
○郡委員 ですから、日本での薬の承認というのには大変時間がかかるわけです。それによって、個人輸入をされたりしている方々、わらをもつかむような思いでいろいろな薬を試されたいというような思いを持っておられる方、そういう方々がおられるわけですよ。  それに対して、対応できるような国と...全文を見る
○郡委員 今副大臣、御答弁いただきましたけれども、この検討会の中では反対の御意見をお持ちの方々もおられたようでございますが、黒川審議官が先にこういうような御発言をされたことによって誘導されたのではないかというふうに私は大変疑念を持っております。  そしてまた、さまざまなところで...全文を見る
○郡委員 わかりました。  時間が参りました。しかし、私、本当に悲しい思いで、怒りの思いでいっぱいで質問をさせていただきました。薬害エイズの問題の反省もない。これはずっと綿々と続いていることであります。  水俣病の五十年ということもございましたけれども、あれも、一企業の起こし...全文を見る
05月12日第164回国会 衆議院 厚生労働委員会 第21号
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○郡委員 民主党の郡和子です。  今も岡本委員御指摘ございましたけれども、私も、一昨日のこの委員会におきまして、メタボリックシンドロームの虚構性について議論をさせていただきました。実に多くの方々から反響がございました。医療現場の方々、そしてまたメディアの方々、よく言ったというふ...全文を見る
○郡委員 一方では、混合診療を解禁したいというような、そういう主張も多いようでございますけれども、混合診療を解禁することは、私自身は絶対あってはならないのではないかというふうに考えております。前回、十日の質問でも例を引かせていただきました、効果のない実験的な段階の治療を患者の負担...全文を見る
○郡委員 データベース化せよというのは、一種の妥協策でございます。  ここで、私がきょう用意させていただきました資料の一をごらんいただきたいと思います。  アメリカ、EU二十五カ国すべてが、臨床治験についての法律あるいは被験者保護法によって、日本のように医薬品の製造、販売、承...全文を見る
○郡委員 ぜひ法制化していただいて、それを目標にしていただきたいと思います。通知ですとか指針ではなく、ぜひ法律化をお願いしたいということを改めて申し述べさせていただきます。  これは先ほども申し上げましたけれども、抗がん剤の併用療法の検討会の成果が初めて出たときに、これは資料二...全文を見る
○郡委員 ぜひ周知だけでも徹底していただきたいと思います。  それから、がん対策と関連した問題ですけれども、京都大学の福島教授、神戸の臨床研究情報センターというところで、これは実は皆様方にお配りするのが間に合いませんでしたけれども、がん情報サイトというすばらしいがん情報のホーム...全文を見る
○郡委員 これで安心をされたお医者さんたちも多いんじゃないかと思います。切り離して考えるということでありましょう。  しかし、古いガイドラインをいつまでも飾っておくような方々、それから適切に最新のバージョンをアップできないでいるという状況、それから、治療指針を療担規則で位置づけ...全文を見る
○郡委員 老健施設というのは、在宅復帰型施設でございまして、医師が常勤配置、それから看護職員の配置も多く、ある程度の医療面の提供ができると同時に、そうしたコストの報酬が含まれていて、余りお金をかけずに医療の必要性が低い高齢者を受け入れる場合には適切かもしれません。しかし、今考えら...全文を見る
○郡委員 ですから、その検討の大前提である調査を今すぐにも始めなければならないのではないですかということを申し上げました。  これは、今申し上げました中医協の療養型のところを話し合われた議事録を拝見させていただいております。  この中で、医療区分のところを非常に気にされて委員...全文を見る
○郡委員 議事録を見させていただきましたけれども、その形跡がないというので質問をあえてさせていただきました。  しかしながら、ここで皆さん心配しておられるところを、この中医協の議論の中でも、ある方が議論を食いとめるような形で引っ張っておられるというところにも、私は実は大きな疑念...全文を見る
05月18日第164回国会 衆議院 本会議 第31号
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○郡和子君 民主党の郡和子でございます。  私は、民主党・無所属クラブを代表して、政府提出の健康保険法等の一部を改正する法律案及び良質な医療を提供する体制の確立を図るための医療法等の一部を改正する法律案に反対の立場から討論を行います。(拍手)  この国に民主主義はないのか、医...全文を見る
○郡和子君(続) 民主党は、傷ついた兵士のような医師や医療従事者をいやすことで患者の安全を確保することを最優先に考え、緊急に対策が必要な小児医療、がん対策の法案、そして、医療現場に信頼関係を取り戻すことに軸を置いたいわゆる医療の安心・納得・安全法案を提出し、雪崩を打つかのような医...全文を見る
06月05日第164回国会 衆議院 決算行政監視委員会第三分科会 第1号
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○郡分科員 民主党の郡和子でございます。  このところ、小泉さん、間もなく任期が終わるというところで、ポスト小泉をめぐってのいろいろ報道もなされているところであります。  安倍官房長官が靖国神社の参拝については明言を避けられました。小泉さんが靖国神社参拝をするということをめぐ...全文を見る
○郡分科員 今御答弁いただきました軍医学校時代の標本類、あるいは標本製作用の医学教育用に集められた死体の一部であったろうという調査結果が出たわけでございます。  きょう、実は川崎大臣に事前に写真をお見せいたしているかと思います。私もこういうふうに提示をさせていただくのが大変つら...全文を見る
○郡分科員 これらの骨の鑑定結果では、顔面等の人種特徴から、大部分がモンゴロイドに属すると推定されるが、モンゴロイド中の特定の人種に同定することは不可能であるなどとございまして、日本人が含まれていることもあり得るが、少なくとも一般日本人集団の無作為の標本ではない可能性が大きいとい...全文を見る
○郡分科員 鑑定の結果では七三一部隊との関係は確認できなかったということではありましたけれども、全く関係がないという鑑定結果ではなかったわけで、関係もあり得るということであろうと思います。  実は、夫ではないかという申し立てをされておりました敬蘭芝さん、夫を七三一部隊に送致され...全文を見る
○郡分科員 保管をしているというふうな御答弁でございました。これは、新たな調査の手がかりが得られることもあり得ることから現状のままで保管をするというふうな御説明であったかと思います。そういう御説明がなされてから、もう既に四年経過しております。このままですと、もう半永久的にあの施設...全文を見る
○郡分科員 今、まだスーパーインポーズ法についても確かな技術法ではないというような御発言もありましたけれども、なぜやってみないのかということの方が私にとっては疑問であります。  確かに、七三一部隊に送致されていって、私の夫ではないかという申し立てがあるわけです。御遺族の方は、写...全文を見る
○郡分科員 それでは、ちょっと質問を別の方向に持っていきたいと思います。  実は、陸軍軍医学校に勤めておられました看護婦さんが、現在の国立国際医療センターの宿舎付近に敗戦直後多くの標本を埋めたと聞かされたという証言をなさっておられます。この土地というのは東京都に売却する方針だと...全文を見る
○郡分科員 都の方は買いたくないということなんでしょうか。これは、その標本があるのかないのかしっかり調べて、なければそれで売れるわけでしょうし、そういう調べもせず、そのままその土地を宙ぶらりんの状態にしておくというのは大変、どんなものなのかというふうに思います。  厚生労働省と...全文を見る
○郡分科員 今局長から御答弁ありました、たった一人の伝聞にすぎないということでございましたけれども、そういうふうな話を聞いていると。そして民間のこの問題を追及している団体がいらっしゃるわけですけれども、この方々の調査では、その場所というのも特定されております。こういうことを考えま...全文を見る
○郡分科員 今川崎大臣から大変力強い御答弁をいただきました。NGOの方々が、本当に一生懸命一生懸命調査を続けられております。その結果、埋められたというふうにされる地域の特定を既に行っております。これは、住宅地図と、それから航空写真でもしっかりと確認できるものでございます。ぜひ、大...全文を見る
○郡分科員 はい。  ありがとうございます。それぞれに名前があった人たち、名前も知らされず、言いたいことも言えないまま、この地に眠らざるを得なかった方々、ある期を経て、この世に再び骨として出てこられたわけであります。その方々の叫びというもの、真摯に耳をそばだて聞いてまいりたいと...全文を見る
06月14日第164回国会 衆議院 厚生労働委員会 第31号
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○郡委員 おはようございます。民主党の郡和子です。  合計特殊出生率一・二五、女性たちの出産ストライキはなかなか終息を見ることができません。理由はさまざまでございます。  先日、こんな新聞記事が載っておりました。  「高速で近代化を成し遂げた国はある種のショック状態に陥った...全文を見る
○郡委員 「新しい考え方や振る舞い方を見いだすのに苦労している。日本も多くの女性が働き始めたが、男性は自分がどう変わるべきかを自覚しておらず、社会全体にその傾向が残っている。これで出生率を一・八とか一・九に持っていこうというのはどだい無理な話だ。まず考え方を変えることから始めなけ...全文を見る
○郡委員 今局長が最後の方で触れられました自律的労働時間制度の創設、それから裁量労働制の見直しというのもこの審議会で話し合われているようでして、これは実は、今おっしゃられた生活と仕事の調和というか生活を見直すという観点からはまた逆行するものだというふうにとらえておりますけれども、...全文を見る
○郡委員 いわゆる日本版ホワイトカラーエグゼンプションというような形で、残業がそれこそ天井なしにあるんじゃないか、サービス残業もふえるんじゃないか、労働強化につながるんじゃないかというふうに大変懸念しているところです。  長時間労働というのが生活と仕事との調和を妨げて、そして少...全文を見る
○郡委員 二十一世紀職業財団のアンケートで、労働者百人以上の企業に勤務する四十代以上の労働者のアンケートなんですけれども、男性の六八・六%が、育児支援に役立ったのは何だというふうに尋ねたところ、配偶者の協力というのを上げているんですね。これに対して、女性は二六・三%が配偶者で、女...全文を見る
○郡委員 続いて、また修正案について伺いたいと思います。  この間接差別の対象の中に賃金が加えられているわけですけれども、この趣旨はどういったことでしょうか。お尋ねします。
○郡委員 世帯主条項、主たる生計者というのを証明するのを女性にばかりいろいろな証明用紙の提出を求める、そういう手続的な差別もまだ現存していると承知しております。  次に、省令による限定を設けないことによって、それではどのような間接差別があるというふうにとらえられるんでしょうか。...全文を見る
○郡委員 ありがとうございます。  重ねて修正案についてお尋ねをしたいと思います。  修正案では、基本理念の中に、仕事と生活の調和、ワークライフバランスが規定されているわけですけれども、基本理念に盛り込んだその趣旨というのはどういうことでしょうか。
○郡委員 ありがとうございます。  その仕事と生活の調和というのは、これまで政府の御答弁などでもありましたけれども、労働法制全体を通じて考えるべきものであって、性差別以外の要素をこの均等法に規定するのは適当ではないというような御意見だったかと思いますけれども、これについてはどう...全文を見る
○郡委員 ありがとうございました。私もそのように思います。  次に、これも二十一世紀職業財団が行ったアンケートなんですけれども、昨年の九月に実施されたものでありまして、パートタイム労働者の実態調査報告書から引いております。  正社員とほとんど同じ職務についているパートがいる事...全文を見る
○郡委員 そのパートタイム指針ですけれども、人材活用の仕組みや運用などが正社員と実質的に異ならないパートタイム労働者かどうかというのを判断する物差しとして、人事異動の幅や頻度や役割(責任、権限の重さ)の変化など、職務経験を積む仕組みが設定されているかを見るとともに、運用の実態を見...全文を見る
○郡委員 若者の非正規雇用の問題も重要な問題だというふうに承知しておりますけれども、長い間低賃金のパート労働に従事してきたのは女性たちでありまして、大部分が女性であるということも、先ほど私もアンケートの数字を申し上げました。  あくまで低賃金に甘んじさせるパート労働をそのままに...全文を見る
○郡委員 短時間労働者と通常の労働者の均等待遇については指針で定めるというふうに言われておりますけれども、この指針に示される基本的な考え方というのでしょうか、これをお示しいただきたいと思います。
○郡委員 もう一点伺わせていただきます。  所定労働時間を超える労働、それから所定労働日以外の労働を制限するということですけれども、これはどういう効果をねらってのことでしょう。
○郡委員 はい、わかりました。  続いては、妊娠、出産を理由とする不利益取り扱いについてお尋ねをしようと思っております。時間もわずかになってまいりましたので、とんとんと質問をさせていただきたいと思います。  今回は、募集、採用時における妊娠、出産を理由とする不利益取り扱いとい...全文を見る
○郡委員 今の御答弁で、済みません、妊娠していることを理由に採用を拒否することというのは、職務に影響がない場合でもあり得るということですか、それでは。
○郡委員 これは、欧米諸国の例を見ましても、妊娠、出産を理由とする雇い入れの拒否というのを禁止しておりますし、それからまた、採用する場合、募集をする場合、妊娠しているのかというようなことを確認することさえも禁止されているわけです。せっかくの改正の機会でありますので、多くの相談とい...全文を見る
○郡委員 ぜひ前向きに御検討いただきたいと思います。それでこそ、やはり女性たちが安心して働き、安心して子供を産み育てられるということになろうかと思います。そしてまた、男性たちの働き方というか、育児へのかかわり方というのも変わってくるんだろうと思います。  参議院に大臣が向かわな...全文を見る
○郡委員 ですから、やはり本人の申請に基づかないとそれらは機能しないわけですよね。ぜひそこのところ、もう少し前向きに取り組んでいただきたいということを大臣に強く要請させていただきたいというふうに思います。  それから、セクシュアルハラスメントの規定について確認をさせていただきた...全文を見る
○郡委員 今北井局長もお話しされましたように、このジェンダーハラスメントというようなことがセクハラを生んでいく背景にやはりあるわけですから、ぜひとも、かたいことをおっしゃらずにセクシュアルハラスメントの中にジェンダーハラスメントをぜひ含むべきだというふうに考えております。ぜひここ...全文を見る
10月27日第165回国会 衆議院 厚生労働委員会 第3号
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○郡委員 民主党の郡和子でございます。  柳澤大臣の厚生労働大臣の御就任をお祝いするとともに、きょう直接質問させていただく機会を与えていただいたことに感謝を申し上げます。  私、今園田委員からもお話がございました障害者自立支援法について、主に大臣のお考えを伺わせていただきたい...全文を見る
○郡委員 今の、障害福祉を所管するトップリーダーであられる柳澤大臣の御答弁、障害を持っておられる方の自立というのは、今、身の回りのことができることがスタートであり、所得をしっかりと持てるようにすることであるというようなお話でございましたけれども、そこに至らない障害を持っておられる...全文を見る
○郡委員 もう既にこの十月から三百時間という時間が減らされまして、この方というのは、二十四時間の介護を必要とされる方で、これまで支援費のもとで二十四時間の介護を受けておりました。ところが、今回、夜間の分を訪問介護という形に変えることが言われたわけでございます。このことは何を意味す...全文を見る
○郡委員 今の御発言、ちょっとよくわかりませんでした。しかも、全国課長会議の資料にも、しっかりと国庫補助基準の中でサービスを低下しないようにちゃんと保障するというふうに書いてございます。これはもうほごになったものですか。
○郡委員 ですから、言いますように、実態をちっとも把握なさっていないということです。現状をしっかりと見詰めていただきたいと思います。  とにかく、私からも、ぜひ参考人を呼んでいただく、あるいは全国の自治体に対してしっかりとした調査を行う、そのことをお約束いただきたいと思います。
○郡委員 次に、障害程度区分、これも大変いいかげんなものであったのではないかという指摘をさせていただきたいと思います。  千葉県の我孫子市では、障害程度区分を決めるツールを、政府が取り決めた百六項目の調査だけではなくて、てんかん発作の頻度や時間の長さ、あるいは危険や危ないことに...全文を見る
○郡委員 議論が平行線のままで大変残念なんでありますけれども、十月の十八日、宮城県の大崎市、きょうは自民党の厚労委員会の理事の伊藤信太郎先生もいらっしゃいますけれども、伊藤先生のおひざ元でございますが、そのおひざ元で東北市長会の総会が開かれました。十月の十八日のことでございます。...全文を見る
○郡委員 ですから、まだまだ国の方はその実態というのを把握していなくて、制度を決めて、今二五%移行する見込みだということでのものだというふうにおっしゃいましたけれども、それも実態に即していないのですよということです。  まだまだたくさんございまして、時間も限られてきますので、こ...全文を見る
11月01日第165回国会 衆議院 厚生労働委員会 第4号
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○郡委員 民主党の郡和子でございます。  感染症予防法改正案についての質疑の前に、まず、先週末金曜日の当委員会におきまして、障害者自立支援法が当事者にとって、あるいは施設運営者にとって、大変にその法の理念、目的と逆行したものであるという実情をお訴えさせていただきました。  週...全文を見る
○郡委員 本当に、この報告書を読むと甚だお寒い状況なんだなということが明らかでありまして、第一種感染症指定医療機関が指定できない都道府県の中には移送先も確保できないものもあり、さらには、その施設整備についても大変に脆弱であるという状況が明らかになっているわけです。  この報告書...全文を見る
○郡委員 まさに大臣がおっしゃられる工夫がされているのであれば、こういう状況にないということなんだろうと思います。ちなみに、私の地元宮城県でも、第一種感染症指定医療機関はまだ決まっておりません。  これは、地財特措法のただし書きというのがございます。「地方公共団体がその施設を国...全文を見る
○郡委員 実は昨日、厚労省の方にお尋ね申し上げました。そういうようなお話は総務省にもさせていただいているのだということでございますけれども、厚労省の立場でのお話でしたから、総務省の方がなかなか応じてくれないというような御説明と私はきのう受けとめさせていただきました。  そこで、...全文を見る
○郡委員 ぜひ、事の重要性をお考えいただきまして、一日も早い指定に導いてくださいますように、厚労大臣そして総務副大臣にもお願いを申し上げたいと思います。  次に、今回の法改正で統合されることになりました結核のことにつきましてお尋ね申し上げたいと思います。  結核の感染動向でご...全文を見る
○郡委員 今の局長の御答弁、大変前向きなことだというふうに受けとめさせていただきます。改善されることになるというのは喜ばしいことだと思います。  では、さらにお尋ねをしたいと思うんですけれども、感染症法改正案におきまして、結核も含む二類感染症にかかった患者さんが、自覚症状が出て...全文を見る
○郡委員 申しわけありません、今ちょっと事務連絡を受けたものですから、一部聞き漏らしましたけれども、これも公費負担の対象になると今御答弁いただいたのでしょうか。どうですか。
○郡委員 これは、先ほどの質問では公費負担をしてくださる方向で今度の法改正がなされるということですから、大変喜ばしいことだというふうに私も思いますし、そのようにお話もいたしました。  しかし、今の場合は、実際に結核というふうなことが判明するわけですけれども、自覚症状でみずから一...全文を見る
○郡委員 既に申し述べましたように、結核の効果的な予防ですとか治療を図る上でも、必要な入院等に係る医療費の公費負担の範囲が狭められていることになるのではないかというふうに思われます。  その背景には、今、局長答弁にもございましたように、勧告ですとか措置というような法的な強制力を...全文を見る
○郡委員 おっしゃられましたように、人権上に配慮をする、人権を尊重するというのは、これはもちろん当たり前のことでありますけれども、実は、人権を尊重する余り人権侵害に通じることもあるという、非常にこれは難しい表裏一体の部分というのがあるんだと思うんですね。このこともしっかりとお考え...全文を見る
○郡委員 今、先進的な取り組みをされている自治体があるということを一部御紹介いただいたわけですけれども、これは結核対策特別促進事業に各自治体が手を挙げてやられていたり、あるいはそれぞれの自治体が独自予算で行っているものでありましょう。  私、先ほどちょっと申し上げました、国が、...全文を見る
○郡委員 ですから、今、しっかりと予算についてもというふうにお答えでしたけれども、これは各自治体が独自に頑張ってつけているところがあるわけで、国としてはそこに対しての対策というのは不十分であるということを指摘させていただいているわけです。  そして、先ほど申し上げました指針に基...全文を見る
○郡委員 であるならば、その計画に基づいてそれぞれの自治体が、手挙げの事業ではなくて、国としてもそこに十分な財政措置を講じるように努力をしていくべきではないかと思います。国としてのこれも危機管理の部分にも入ってくるような、そういう問題になるんだろうというふうに思っていますので、そ...全文を見る
○郡委員 午前中の審議でも出てまいりましたけれども、こういう方々に対する治療の継続等がなされないと、多剤耐性菌ということになって大変治療が困難になりますし、また、それが広く感染するということになりますと、これまた大変なことになります。ぜひそのところをしっかりと御認識いただきたいと...全文を見る
○郡委員 今、予算は年々ふやしているのだという御説明でした。そしてまた、最後にワクチンのお話をなさいましたけれども、新薬の開発研究事業に関してはどの程度の予算規模でございましょうか。
○郡委員 先ほど、私、エイズに感染している方の中で、また結核も合併し亡くなる方々が三分の一というような調査もあるということを申し述べましたけれども、結核とエイズというのは、それぞれの治療薬というのが、一緒に服用すると拮抗してしまう、まるっきり違う働きをするということで、エイズの患...全文を見る
○郡委員 重点的に新薬の開発、あるいは治験の促進に関して予算措置をするんだというふうなことでありましたのでしょうけれども、それは薬全体のことをお話しなさっているんだと思います。結核に関して言えば、結核非常事態宣言というのが出された後に、日本において抗結核薬の開発というのを主に担っ...全文を見る
○郡委員 全体的なことでいたし方ないということなのかもしれませんけれども。海外ではこの抗結核薬の研究というものに対してしっかりとした財源的な後押しもしているという中で、我が国では、唯一機能しているこの結核研究所に対して、ここ数年、人員も削減された、予算も削られていっている、そして...全文を見る
12月01日第165回国会 衆議院 厚生労働委員会 第7号
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○郡委員 民主党の郡和子でございます。午後の審議もどうぞよろしくお願いをいたします。  午前中、自民党の加藤委員からも御地元の難病のお子さんのことを例に引いて御質問がございましたけれども、私も難病対策について御質問させていただきたいと思います。  私の地元の宮城県にも、FOP...全文を見る
○郡委員 この新しい認定、指定につきましては懇談会の検討の結果を見てからということになるんだろうと思いますけれども、それでは、その懇談会の検討についてお尋ねをしてまいりたいと思います。  ことしの八月九日、厚労省健康局の特定疾患対策懇談会、これは、パーキンソン病と潰瘍性大腸炎に...全文を見る
○郡委員 今、大臣、長く御答弁いただきましたけれども、短目に御答弁をお願いしたいと思います。  懇談会の運営方針というのが手元にございますけれども、特定疾患治療研究の対象疾患の選定などを懇談するというふうなことがこの会の目的でございまして、今私が申し上げましたように、難病対策の...全文を見る
○郡委員 ですから、それらの制度の基準値とされる五万人をそのままこれに持ってくるのは妥当性がないのではないですかということを申し上げました。  そもそも、昭和四十七年当時、難病対策要綱では、難病の範囲というのを二つ制定しております。それは、原因が不明で、治療法が未確立、かつ、後...全文を見る
○郡委員 何か全然お答えいただいたような気がいたしませんでした。  日本では、これまでも何度か機会があるごとにお話をしておりますけれども、海外で非常に効果が上げられている、いわゆる世界標準治療薬というふうに呼ばれているものの承認がなかなかできないでいる、治験にもなかなか上がって...全文を見る
○郡委員 局長、もう一つ指摘をさせていただければ、やはり軽症者を外していくということになりますと、難病、その病気の全体像という調査研究が目的である事業でもあるわけですから、これが崩れていってしまうということにもなるわけです。軽症者の方々を安易に外す方向では困るということを重ねて申...全文を見る
○郡委員 今大臣もおっしゃられましたように、この就業の問題も大変重要でして、患者の皆さんたちは難病とともに生きているわけです。そして、生きていかなければならないわけです。就労については、パーキンソン病患者の潜在的失業率というのは五四%だそうです。これは四十疾患の中で最高なんだそう...全文を見る
○郡委員 余り歯切れのいい御答弁はいただけないので大変に残念でありますけれども、私はそもそも、予算でこっちを外してこっちを入れるという議論はすべきでないということを言っております。総合的な難病対策のあるべき姿としては、残る、要請のある七十六疾患を治療研究の対象にできる限り加えてい...全文を見る
12月13日第165回国会 衆議院 厚生労働委員会 第9号
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○郡委員 民主党の郡和子でございます。  きょうは、朝早くから、本当に大変重いお話ではございましたけれども、皆さんのそれぞれのお立場の御意見を大変興味深く聞かせていただきました。  まず、今し方、福島委員とそれから田中参考人とのやりとり、さすがお医者様同士だなと。大変、人の死...全文を見る
○郡委員 今、可能性があるというお話でしたけれども、その点についての確実な調査というのは行われておりますのでしょうか。
○郡委員 実は、私、今お尋ね申し上げましたのは、これは移植でしか助からないと診断をされる、これは医療機関でお医者様からそういうふうに診断をされるわけですけれども、その後、移植をせずともしっかりと生存を続けているという方々もここには含まれているのだろうというふうに私は見ているという...全文を見る
○郡委員 今、光石参考人から、丸山参考人の意見陳述、やりとりの中でのお話も出てきたわけですけれども、丸山参考人は、その点について、人の死ということについてどういうふうなお考えなのか、ちょっと補足説明をしていただけましょうか。
○郡委員 ありがとうございました。  今度は少し対象年齢のことで、子供たちが海外での移植ということに、そういう状況が後を絶たないということを受けて、年齢を引き下げるというような案が出ているわけなんですけれども、子供の自己決定をどういうふうに尊重していくのかということをどうお考え...全文を見る
○郡委員 ほかの参考人の皆様方にもお話を伺いたかったところですが、質問時間が過ぎてしまいました。きょうは本当にありがとうございました。  質問を終わります。