榛葉賀津也

しんばかづや

選挙区(静岡県)選出
国民民主党・新緑風会
当選回数4回

榛葉賀津也の2003年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月20日第156回国会 参議院 外交防衛委員会 第2号
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○榛葉賀津也君 民主党・新緑風会の榛葉賀津也でございます。  三月十九日、ニューヨーク時間の午前十時三十分よりイラク問題に関する安保理公開会合が開催をされました。日本時間で本日の未明でございます。その中で、アナン国連事務総長がこのような趣旨の発言をされました。共通の立場に到達で...全文を見る
○榛葉賀津也君 川口大臣にお尋ねをしたいと思います。  ヨルダン大使館員が兼務をしてバグダッドに出張していたわけでございますけれども、ブッシュ演説の前に早々に現地を引き揚げたということでございますけれども、これだけの邦人がまだいるという現実を考えると、このバグダッドから引き揚げ...全文を見る
○榛葉賀津也君 今、ロシア大使館の例を挙げられましたけれども、この問題に対するロシアの対応とアメリカを追随している日本の対応では全く違うはずでございます。その中で外務省がそのような判断をしたと。私は、少し早かったんじゃないかなと。ブッシュが演説の中で開戦を表明する前の、はるか前の...全文を見る
○榛葉賀津也君 防衛庁長官、これからイラクの周辺国の支援であるとか、日本として、若しくは何らかの形で戦争が終結したその後の復興支援であるとか、様々日本が国際社会の一員としてやらなければならないことが出てくると思います。ただ、現実的に、さあ開戦だ、戦争が始まったと、その中で現実的に...全文を見る
○榛葉賀津也君 私はここに落とし穴があると思うんですね。アフガニスタンの状況はさほど急変しているわけではない。にもかかわらず、急激に求められる給油の量が増えたり補給する燃料の量が増えたというようなことは、すなわちこれは間接的にイラク攻撃にこのテロ特措法が流用されているという懸念が...全文を見る
○榛葉賀津也君 それでは、もし米艦、英艦から給油の依頼が明らかに目に見える形で急増したと、我々はそれを断ることはできないわけですね。
○榛葉賀津也君 法的にはそのとおりなんでしょうけれども、私は現実問題としてテロ特措法にこのような抜け道があったということは指摘をしておきたいと思います。  次の質問に移ります。  自民党の山崎幹事長はゴールデンウイーク明けにもイラク新法を提出するというふうに報じられているわけ...全文を見る
○榛葉賀津也君 引き続き外務大臣にお尋ねをします。  一昨日のブッシュ演説についてお伺いしたいと思うんですけれども、このブッシュ演説の内容はあらかじめ打診があったんでしょうか、内容について。
○榛葉賀津也君 首相のスピーチは事前に準備をしてありましたか。
○榛葉賀津也君 ブッシュ・スピーチのたった三時間後に日本政府は早々に支持を表明しました。このスピーチの中身をこの三時間で分析して検討されて支持を決定したというふうに理解してよろしいんですね。
○榛葉賀津也君 官邸が支持をしたということは、イコール同時に同じ政府である、当然外交のトップである外務大臣並びに外務省も支持をしたということですよね。ですから、この三時間の中で外務省もこれを検討し吟味をして支持を表明されたということと当然認識すると思うんですけれども、そのように理...全文を見る
○榛葉賀津也君 それでは、以下の点について、ブッシュ政策を支持する、同意する理由をお尋ねしていきたいと思うんですけれども、まず武力行使の法的根拠についてお尋ねをしたいと思います。この問題は既に衆議院の予算委員会等で同僚の前原委員等が大分大臣と議論をされていますので、整理するために...全文を見る
○榛葉賀津也君 大臣、これから聞くことは基本的なことですし、大臣がずっと今まで答弁されてきたことですので、是非大臣にお答えをいただきたいと思います。  今、局長がおっしゃったとおり、すなわち国連決議、国連憲章二十五条若しくは七章若しくは自衛権ということで国連加盟国が他国を攻撃で...全文を見る
○榛葉賀津也君 それでは大臣、今回のイラクの問題は、私、イラクのケースにおいてと言いました、イラクの問題は自衛権の行使で図られる問題なんですか。
○榛葉賀津也君 私の質問に答えてください。ブッシュ演説で言っているんじゃないんです。今回のケースは、アメリカは、武力行使はイラクのケースにおいては自衛権の行使で図られるんですか。
○榛葉賀津也君 そのとおりだと思います。  次に、国連決議一四四一についてお伺いします。国連決議一四四一そのものはイラクへの武力攻撃を認めるものではありませんね。
○榛葉賀津也君 では、なぜ新たに安保理決議なしに武力の行使ができるんですか、大臣。
○榛葉賀津也君 昨日、通告をしてあるわけでございます。是非大臣のお言葉をいただきたいと思います。これは全く新しいことでもなくて、今までさんざん議論し、昨日の衆議院の外交委員会でも議論されていることですから、是非お願いをしたいと思います。  今、局長がおっしゃったとおり、六七八と...全文を見る
○榛葉賀津也君 私、ここが分からないんです、大臣。六八七から六七八になぜ戻ることができるんでしょうか。その根拠が私どうしても分からないんですよ。それを大臣のお言葉で説明いただきたいと思います。
○榛葉賀津也君 確かに大臣の言うように、六八七には大量破壊兵器のことが書いてありますよ。そして、しかし六七八には、イラクがクウェートを侵攻したときのことについて、原状復帰しなければあらゆる手段を取ることができるとしているんです。六七八はこれはクウェートの問題なんですよ。正に今は大...全文を見る
○榛葉賀津也君 局長ね、私、それは根拠付けが弱いと思いますよ。今のお答えは二月二十四日の江田憲司議員による質問主意書に対しても全く同じことを言っています。昨日の参院予算委員会の福島瑞穂委員に対する答弁でもそのようなことを言っています。  しかし、こういった前の決議に戻るというよ...全文を見る
○榛葉賀津也君 細い糸で無理やりつないでいる。だからこそこの砂漠のキツネ作戦も一九九八年十二月十七日も同じじゃないですか。アメリカとイギリスと日本が孤立して、中ロがこれに反対する。世界各国も反対する。そしてアナン事務総長が同じことを言っていますよ。世界と国連にとり悲しい日であると...全文を見る
○榛葉賀津也君 情緒的な話もそれで結構ですけれども、私は今、法的にこれをどう解釈したらいいかと自分自身に今問い掛けているんですけれども、今一四四一の話が出ましたので、それじゃ一四四一の話に入りたいと思います。  一四四一には、重大な違反があった場合、また安保理に報告するというふ...全文を見る
○榛葉賀津也君 武装解除の意思がないことが断定されたと。では、これは一体だれが武装解除の意思がないということを断定されたんでしょうか。国連安保理ではないですね。
○榛葉賀津也君 ですから、それをだれが断定をしたのですか。
○榛葉賀津也君 私は、このブリクスの発言では断定はしているとは言えないと思います。断定をしているのはブッシュだけですね。  イラクの大量破壊兵器保有についてもブッシュはこのように言っています。イラクが大量破壊兵器を保有していることが明らかになったと言っていますけれども、いつ、ど...全文を見る
○榛葉賀津也君 いや、ブリクス委員長の報告は、疑いがあるけれども明らかになるなんて言っていませんよ。それプラス、同盟国だから信用して私は推測するけれどもと。我々はこの大量破壊兵器をなくすために今さんざんすったもんだしているんですね。その問題を推測で、アメリカが言うから私の推測です...全文を見る
○榛葉賀津也君 じゃ、疑わしかったら空爆を開始することはできるんですか。
○榛葉賀津也君 またその点については後ほど触れますけれども、このブッシュ報告を原文でも日本語訳でも両方読んでみると、あいまいなこと、まだ明確でないことを次々にブッシュさんは断言していくんですね。  ブッシュ演説に戻りたいと思います。イラクはテロリストを支援してきた、テロ組織アル...全文を見る
○榛葉賀津也君 イラク人のテロリストがいたと言いますけれども、日本人のテロリストもいましたよ。  続いて、イラクがBC兵器を持っているという根拠はどこにあるんですか。
○榛葉賀津也君 でも、それがブッシュ演説がそうだから戦争を始めると言っているんですね。イラクがテロを支援した証拠がある、イラクがBC兵器を持っている、テロリストがそのBC兵器を使う、だから攻撃するんだとブッシュは断言しているんですよ。そして、この何も定かじゃないことを断言して、そ...全文を見る
○榛葉賀津也君 そんなことを指摘しているんじゃないんです、法解釈を。  現実問題として、まだ定かじゃない、可能性があるかもしれないけれども、私もそう思いますよ、持っているかもしれないと思う。でも、断定はできないでしょう、明確に。そこがブッシュが、私は、すべてファジーなことをすべ...全文を見る
○榛葉賀津也君 大臣ね、ダブルスタンダードなんですよ。原文を読んでも日本語を読んでも、明らかに自衛権の行使でこの先制攻撃をやるということが読み取れますよ。九月の時点で、国家安全保障戦略会議でもテロ攻撃の阻止に向けて先制攻撃があり得るとアメリカは言っている。二月四日も、テロとの戦い...全文を見る
○榛葉賀津也君 これは、もう自衛権自衛権と、もうこれペーパーに書いてあるじゃないですか。ブッシュだって言っていますよ、もう。自国を守るために攻撃をするんだと。これ、自衛権でなくて何ですか。  川口大臣は、ブッシュ同様、以前から、この戦争はイラク対国際社会の戦争であるというふうに...全文を見る
○榛葉賀津也君 それは、もう戦争が秒読み段階になって政治的に現実対応としてどうしようかというから四十になった。アメリカが演説をして即座に表明したのは三十か国ですよね。  私は、国連主義、国際協調を日本が捨ててアメリカに賛同していると、もう今戦争に直面していますからこのような議論...全文を見る
○榛葉賀津也君 それでは、なぜアナン事務総長が本日は国連と国際社会にとって悲しい日であると言うんでしょうか。米英が国連を軽視しているからアナン事務総長は悲しがっているんですよ。  アメリカは国内法があります、大臣、御承知のとおり。イラク解放法。イラクの政権を変えてイラク国民を解...全文を見る
○榛葉賀津也君 簡潔にお願いします。
○榛葉賀津也君 私は、現実問題としてこのイラクの空爆は先制攻撃だと思うんですね、先制攻撃。今るる説明をいたしましたけれども、国連決議に基づいた攻撃であるということは、私、全く皆さん、ほとんどの国民も感じているように、納得しておりません。だからこそ国連がこれだけ割れているんですよね...全文を見る
○榛葉賀津也君 国連がまとまらなかったということは、国連のあるべき姿が問われてきたということですよね。それを悲しんでいる。全くそのとおりだと思いますよ。  そして、今おっしゃった、安保理決議に基づいてやっているんだと。でも、先ほど来ずっと言っているように、大臣の解釈はそれで結構...全文を見る
○榛葉賀津也君 大臣にお伺いをしたいと思います。  話題を変えて、中東の民主化と日本のこれからの中東政策について少し大臣と議論をしたいと思います。  ブッシュは中東の民主化を目指すと演説の中で明言しておりますし、昨今のアメリカの政治潮流を見ても、アメリカ政権が、PNACである...全文を見る
○榛葉賀津也君 いや、アメリカは体制転覆して民主化を目指すとあちこちで言っていますよ。  日本は、私は大臣のおっしゃったとおり、その姿勢であるべきだと思います。大量破壊兵器はあっては決していけない、それは大原則です。すべての大原則。そして、今おっしゃったように、私も民主主義の意...全文を見る
○榛葉賀津也君 いずれにしろ、復興支援には何らかの形で参加していくということだと解釈をしています。  日本は、大臣御承知のとおり、アラブともイスラエルとも大変緊密な良好なバランスのある外交を展開してまいりました。よく、日本の外交が三流だとか外務省が駄目だとか面白おかしく言う方も...全文を見る
○榛葉賀津也君 四十年の節目のODAの歴史のこの年に、恐らくイラクの復興支援でまた緊急ODAが発せられるんでしょう。さんざん使ってきたこのODA外交、そして苦労して構築したアラブ諸国との人間関係、それを戦争でずたずたにして、また戦争が終わったらあたかも慰謝料のようにODAをばらま...全文を見る
○榛葉賀津也君 私は、党派を超えて、我々が外交をやっていくときに、アメリカというのは基本的にキリスト教の国なんだという基本的なポイントを押さえておく必要がある。  ヨーロッパに行って、神を信じますか、亡くなった後天国に行きますかと、はいと言う人が五割を切る、所によっては四割を切...全文を見る
○榛葉賀津也君 是非、その視点を忘れていただきたくないと思います。  時間が参りましたけれども、最後に一点、質問できませんでしたけれども、私の考えを申し述べたいと思います。  この問題を語るに当たって我々が忘れていた視点があると思うんです。それはアジアの視点だと思うんですね。...全文を見る
03月25日第156回国会 参議院 外交防衛委員会 第3号
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○榛葉賀津也君 民主党・新緑風会の榛葉賀津也でございます。  冒頭、外務大臣、今日までのイラク戦争の人的被害の状況について、何人死亡し、どのくらいの負傷者が出ているのか、人的被害の状況についてお伺いしたいと思います。
○榛葉賀津也君 イラク側の状況については分かっておりますか。
○榛葉賀津也君 先ほどの同僚の広中委員の質問を聞いておりまして、私はあるユダヤのことわざを思い出しました。ユダヤのことわざに、悪い平和はいかなる善い戦争よりも勝るという言葉でございます、少々情緒的ではございますけれども。この戦争の一刻も早い終結。戦争で御主人を亡くし、また親を亡く...全文を見る
○榛葉賀津也君 開戦前にアメリカから要請をされて、中国を始めとする各国の外相と電話会談を外務大臣は行ったということを承知をいたしておりますけれども、やはり開戦以降、これらの外相とどのような情報交換をし、そしてこの戦後復興も含めたポスト・イラクの状況を考えても、正にこれらの国々との...全文を見る
○榛葉賀津也君 次の質問に移りたいと思います。イラクとの国交停止についてお伺いをしたいと思います。  アメリカからイラクとの国交を停止してほしいというような要請があったということで、昨日の予算委員会では大臣は、実はそういう要請があったと、そういう話があったと初めて事実関係を認め...全文を見る
○榛葉賀津也君 大臣が外務省の役所の一職員であるならそれは結構だと思いますけれども、他国がもう既に早々と、そんなことは断じて許されない、若しくはヨルダンやフィリピンのようにその指示に従ったところもあります。それらの報道が新聞紙上若しくはテレビを通じていち早く我々のところに届いてく...全文を見る
○榛葉賀津也君 マネーロンダリングやテロの関係で口座を凍結するということなら分かるんですけれども、フセイン大統領の口座がテロと関係しているという証拠があるんでしょうか。
○榛葉賀津也君 お答えになっていても多分お分かりでしょうけれども、やはりこれクウェートのときの六六一でございますから、いつもこの話に戻るんですけれども、やはり様々なカウンターが、法的根拠が非常に弱くなってきているというのが事実だと思います。この話はもうこれ以上しません。  次に...全文を見る
○榛葉賀津也君 パレスチナだけではなくて、各国、このイラクの影響を経済的にも財政的にも受けているわけでございまして、加えてパレスチナの改革問題というのは、これは直接今のイラク問題には関係ないと思うんですね。私は決してパレスチナに支援をするなと言っているわけではございませんで、であ...全文を見る
○榛葉賀津也君 パレスチナ自治区内の厳しさというのは、これはもうずっと続いているわけでございまして、とりわけ二〇〇〇年九月からのインティファーダで更にそれが逼迫化しているというのは事実でございますけれども、イラクの問題とこのパレスチナをくっ付けるというのは、私は少し支援の面におい...全文を見る
○榛葉賀津也君 現在、パレスチナ全土にイラク支持のデモが繰り広げられているという現実ですけれども、大臣はこれについてどのように御認識ですか。
○榛葉賀津也君 大臣は、このイラクとパレスチナの関係というのはどのように御認識でしょうか。
○榛葉賀津也君 大臣御承知だと思うんですけれども、対イスラエルの自爆テロ犯に対して、イラクはALFという組織を使って資金提供しているという事実がございます。例えば、自爆テロの実行犯には二万五千ドルを支給している、イスラエル軍による負傷者や家屋の破損に対しましてもその状況、ダメージ...全文を見る
○榛葉賀津也君 我々は今、イラクと戦争するアメリカ、イギリスの支持をした。ところが、緊急ODAではイラクと密接な関係のあるパレスチナ、PLOを援助すると。非常に分かりづらい構図になりつつあると思うんです。  ですから、こういった説明をきちんとしていくこと。そして、こういった極め...全文を見る
○榛葉賀津也君 五十五年の日本の外交の歴史の中で、今年はODA四十年目の大変節目の年だというふうに私自身は位置付けているんですけれども、このODAというのを是非戦略的に、またテロというものに厳しく、そしてイエメンもそうですけれども、様々なテロ支援国との関係も厳しくチェックしながら...全文を見る
○榛葉賀津也君 今回の緊急支援の案件というのは、元々あったものを充てているというよりも、全く新しいものを緊急支援として執行されているというふうに理解しているんですけれども、この財源措置というのは湾岸のときと同じような対応をされるんでしょうか。
○榛葉賀津也君 財源。
○榛葉賀津也君 私の聞き方が、済みませんでした。  湾岸のときに緊急支援を行いました。その財源措置として、政府は、法人臨時特別税であるとか、石油に掛ける臨時特別税であるとか、たばこに対しての、時限を切って、一年間の期限を切って財源を確保したという経緯がありますけれども、今回様々...全文を見る
○榛葉賀津也君 終わります。
03月26日第156回国会 参議院 外交防衛委員会 第4号
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○榛葉賀津也君 民主党・新緑風会の榛葉賀津也でございます。  この法案は、基本的に我が党も賛成でございますので、幾つか具体的なことを聞いてまいりますので、簡潔にお答えを願いたいというふうに思います。  平成十五年度の予算の柱の一つが外務省改革であるということ、そして、この法案...全文を見る
○榛葉賀津也君 どこかで聞いた名前だなと思っていたんですけれども、西村さんは平成十四年四月二十三日に更迭をされているということでございますね。当時の、いわゆる国後島緊急避難所兼宿泊施設、通称ムネオハウスに関与し、鈴木宗男被告ともつながりがあったということでOECD日本政府代表部大...全文を見る
○榛葉賀津也君 鈴木宗男被告が依然、裁判の真っ最中であるということ、そして、時間がたったとおっしゃいますけれども、まだ一年たっていない。そして、この鈴木宗男事件、ムネオハウスの問題というのがまだ国民の感情として生々しくやはり残っている問題でございます。  西村さんが語学に堪能で...全文を見る
○榛葉賀津也君 現実にこの問題、しっかり考えていかなければいけないと思うんですけれども、やはり議員からいろんなものを頼まれれば、現場では、いやそれは便宜供与できませんというようなことはなかなか言いにくいんだろうと思います。だからこそ、我々政治家自身がしっかりとモラルを持ってこの問...全文を見る
○榛葉賀津也君 次に、住居手当に関する配偶者の扱いについてお伺いしたいんですけれども、これ、単身の場合は限度額の八〇%が限度額ということですね。そして、配偶者が一緒ですと限度額の一〇〇%、限度額がそのまま出るということでございます。館長代理なんかもできる偉い職員の方は限度額の一一...全文を見る
○榛葉賀津也君 御丁寧な答弁ありがとうございます。  ただ、この住居手当にはただし書がございまして、ただし、在外職員が平成十五年三月三十一日現在で現に居住する住居に引き続き居住するなどの場合においては居住手当の金額は法改正後も従前の例によるということなんですけれども、これは、限...全文を見る
○榛葉賀津也君 私もサラリーマンの経験がありますけれども、民間だったら多分すぐ出せということになると思うんですけれども、この引き続き居住する職員というのは実際どれぐらいいらっしゃるんでしょうか。
○榛葉賀津也君 ここに、引き続き住居するなどと、などと書いてあるんですけれども、このなどということは、これ以外にはどういったケースが考えられるんですか。
○榛葉賀津也君 次に、子女教育手当の最大支給額について質問させていただきますけれども、様々引き下げられる中で実質これだけがアップだというふうに解釈しているんですけれども、この子女の教育手当の支給年齢を引き下げ、六歳から四歳にしまして、幼児教育への需要を考えるということですけれども...全文を見る
○榛葉賀津也君 お子様も連れながら公務に励んでいらっしゃる方々に本当に心から敬意を表したいというふうに思います。  これらの子女教育手当や館長代理手当というのは、あらかじめ予算を正確に把握するというのはなかなか難しいというふうに思うんですけれども、余った予算というものはプールさ...全文を見る
○榛葉賀津也君 次に、チェンマイ総領事館の設置に伴う費用についてお伺いするんですけれども、これ、チェンマイには従来から出張駐在官事務所というものがあるんですけれども、これをそのまま利用するという解釈でよろしいんですね。
○榛葉賀津也君 その場合の、ここに物件費として一千九百二十万円が計上されているんですけれども、この使途はハード面で使われるわけですか。
○榛葉賀津也君 館員が七名のうち新規が三名ということで、新規分の人件費が約一千百八十一万円ということに計上されているんですけれども、これ、ちょっと教えてほしいんですけれども、一人当たりにすると三百九十三万六千円ということになるんですけれども、そういう理解でよろしいんですか。
○榛葉賀津也君 済みません、時間を間違えました。  最後に、ちょっと大臣にお伺いしたいんですけれども、今、現地に、各国に大使館、在外公館があるんですけれども、外務省改革もしくは行動計画の一環で七つの公館を廃止していくというような形なんですけれども、私は、外務省改革というのは、い...全文を見る
○榛葉賀津也君 終わります。
04月24日第156回国会 参議院 外交防衛委員会 第8号
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○榛葉賀津也君 民主党・新緑風会の榛葉でございます。  国際民間航空条約の改正議定書について質問をしたいと思います。  我が党は、この議定書の批准については賛成でございますので、基本的なこと数点について絞ってお伺いをしたいというふうに思います。  我が国は、無論、島国ですか...全文を見る
○榛葉賀津也君 先ほども言いましたけれども、この航空行政、とりわけ航空保安というものは双方向でなければならないと思うんです。幾ら日本の航空行政のセキュリティーを高めても、相手国があるわけですから、飛行機が来る、若しくは飛行機が行く先がセキュリティーが確保されなければいけない。今、...全文を見る
○榛葉賀津也君 何かソフトの面での人的支援というか、人材育成の面で日本が講じている面はあるんでしょうか。
○榛葉賀津也君 その航空保安セミナーの実施要綱というのを少し拝読させていただいたんですけれども、この十七回分の費用の総額と平成十七年度分の費用、それぞれ少し教えていただけますか。
○榛葉賀津也君 私もこのプログラム内容について少し確認したんですけれども、研修期間や内容を見て、費用対効果の観点から私は少し問題があるんじゃないかなという疑問、正直、違和感を覚えました。一か月という期間、費用は全部日本で持って、沖縄行ったり、京都行ったり、それも研修でしょうけれど...全文を見る
○榛葉賀津也君 ICAOの問題についてはこの辺にしたいと思いますので、もしよろしかったら結構でございます。  引き続き、少し中東情勢について大臣並びに安藤局長にお伺いしたいというふうに思うんですけれども、今朝の新聞でアッバス内閣が難産の末にどうやら発足をしそうだと、若しくはした...全文を見る
○榛葉賀津也君 次に安藤局長にお伺いしたいんですけれども、今年の一月にイスラエルの総選挙が行われまして新たなシャロン政権が発足したと。日本の報道では、極右政権であるとか、シャロン政権になったから和平が遠のいたんじゃないかというような文字が躍ったんですけれども、過去の政権と比べて今...全文を見る
○榛葉賀津也君 よく日本のメディアでは、リクードのシャロン政権イコール右派だというような評価があるんですけれども、私はこれは、実は間違っているんじゃないかというふうに実は私は思っています。  確かにさきの選挙では、リクードが十九議席も伸ばしまして四十議席を確保いたしました。しか...全文を見る
○榛葉賀津也君 今回のイラク問題で、私は、日本の従来の中東外交というものが大きく私はかじを取ったんだなと、方向転換を、方向転換というか大きな一つの分岐点に立っているというふうに感じています。  大臣のロードマップがブッシュのロードマップよりも先に提示をされた、これは事実だと思い...全文を見る
○榛葉賀津也君 それでは、川口ロードマップの最終日時も二〇〇五年ということに置いていいわけですね。簡潔に。
○榛葉賀津也君 その内閣が今日発足をしたという報道でございましたけれども、このアメリカのロードマップの背景というものは、外交というのは当然ゼロサムゲームではなくて、とりわけ中東外交というのはとみにゼロサムゲームとは言えないんですけれども、私は平たく言うと、このロードマップの後ろの...全文を見る
○榛葉賀津也君 大変模範的な回答が返ってまいりましたけれども、正にそうだと思います。  ただ、今回、マーゼンが私は本気になってPAを改革しよう、この和平を推し進めようとしているんだと私は信じています。ファタハの設立のときからPLOにかかわっているマーゼンでありますし、正にマーゼ...全文を見る
○榛葉賀津也君 シャロン政権は、実は和平に対しての環境整備は国内も、そして政府内も整っている。イラクの戦争が収束に向かって、アラブ解放戦線等のバース党のPLO支部に資金が送金されなくなって、恐らく自爆テロという具体的な闘争も私は減ってくるんだろうというふうに感じています。そして、...全文を見る
○榛葉賀津也君 確かに、中東ですから、どの地域でも一〇〇%安全ということはないと思います。しかし、今のパレスチナの情勢は十分JICAの邦人職員を送るに値する状況にあるというふうに思いますので、是非よろしくお願いしたいというふうに思います。  そして、これは最後に私の提案なんです...全文を見る
○榛葉賀津也君 ありがとうございました。
05月07日第156回国会 参議院 決算委員会 第6号
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○榛葉賀津也君 民主党・新緑風会の榛葉賀津也でございます。  長官、結構でございます。  平成十三年度の決算の場ではございますけれども、冒頭、外務大臣、先般の中東外交について若干の指摘をしたいというふうに思います。  まずは大臣、大変タイトなスケジュールの中で中東を歴訪され...全文を見る
○榛葉賀津也君 私がまだ学生でイスラエルの地にいるときに、初めて日本の外相がかの地を訪れました。それが首相を経験された当時の宇野外務大臣でございました。十五年が流れまして、川口大臣がこのように正に積極的に中東外交を推進してくださるということ。  今回のパレスチナ、イスラエル訪問...全文を見る
○榛葉賀津也君 聞きたいことがたくさんありますので、是非簡潔に、申し訳ございませんが答弁していただきたいと思います。  参加者からの感想の一つに、日本に求めることは何ですかという問いに答えまして、セキュリティーインストラクターの派遣や最新技術の共有をしてほしいというものがござい...全文を見る
○榛葉賀津也君 航空保安部門に対するJICAさんの取組というものに関しましては、専門家の派遣等、様々なことをやっていらっしゃるということでございますので、是非こういったほかのアプローチとこの航空保安セミナーをうまくリンクさせて有機的なセミナーをやっていただきたい、そして参加国や参...全文を見る
○榛葉賀津也君 確かに日本の農政保護とこのODA案件の問題は難しいと思います。しかし、大臣、このトンガの問題については明らかです。農林水産省が、過度な日本の農業擁護のために、現場から上がってきた案件を覚書一つで、しかもこれは前もってもう決まっていた、予算も前年付いていた案件をこの...全文を見る
○榛葉賀津也君 シニアボランティアの件では十件が不採択ということだと思いますけれども、私は農水絡みで少し調べましたら、二十以上の案件がもう、すぐ見付かるんですね。非常に、この農水省絡みのブーメラン効果を危惧してのODA案件の却下が非常に多いと。しかし、その反面、技術者が余っている...全文を見る
○榛葉賀津也君 ありがとうございます。  過去この五つの、JICAの今と未来を決める五つのポストが、大臣、すべて天下りです。そして、経理部長は毎年財務省からやってまいります。総裁、筆頭理事、総務部長、企画部長は歴代ずっと外務省なんですね。副総裁、農水担当理事、これが理事の中でも...全文を見る
○榛葉賀津也君 是非、大臣の政治的決断に私は期待をしたいというふうに思います。  先ほど少し触れましたが、この十月一日から、独立法人化に伴いまして、外務省や官邸が重視する平和構築であるとか復興支援というものにJICAが積極的に力を入れてくるというふうになります。しかし、現実は新...全文を見る
○榛葉賀津也君 JICAについては何点かお伺いしたいわけですけれども、時間がございませんので、少し私の方から指摘をさせていただいて、是非、大臣、そして局長にこの点につきましても今後御尽力を賜るように御要望したいというふうに考えています。  まず一点目がタスクフォースの件でござい...全文を見る
○榛葉賀津也君 外務省に、最後にJAIDOについてお伺いしたいと思います。  JAIDOというのは株式会社日本国際協力機構という会社なんですけれども、お手元にA3の大きな紙がありますので是非これを御参照いただきたいと思うんですけれども、一九八九年に資本金の三分の一に当たる二十億...全文を見る
○榛葉賀津也君 局長らしからぬ、急に歯切れが悪くなるんですけれども。  この国の公金を支出すると、この責任について局長はどのように考えていらっしゃいますか。  資本金の六十億のうち二十億がJBIC、いわゆるODAですよね。その後も合計六十三億の公金が投じられている。私が以前電...全文を見る
○榛葉賀津也君 局長、駄目ですよ。重大な関心を持っていると言ったって、三年間何もやってないじゃないですか。全面的な総点検をすると、五年後には判断をすると言いながら、三年間何もやっていなかった。  加えて、これ責任が非常にあいまいなんですね。これ、国が金を出しているにもかかわらず...全文を見る
○榛葉賀津也君 後日確認されなくても、昨日のレクで、関与があったというふうにおっしゃっておりました。  これ、外務省と通産省からJAIDOの方にこのサウジの案件を是非やってくれという依頼が行っているんですね。しかし、外務省は、これ民間ですから、外務省は関与しておりませんと言う。...全文を見る
○榛葉賀津也君 サウジは製薬だけでなくて五つ六つの様々なプロジェクトがあることを指摘をしておきたいと思います。  ここで、時間もないんですけれども、検査院に少しお伺いをしたいんですけれども、このJAIDOの経営実態について、また今の我々の質疑を聞いておられて、この外務省の対応に...全文を見る
○榛葉賀津也君 会計検査院は、国の出資が二分の一未満のものについては義務的検査の対象外なんですね。これ、国の出資が二分の一以上あるとこれは義務的検査の対象になるんですけれども、私は、こういった二分の一未満のものであっても先行きが滞っているものが私、実はあるんじゃないかと、このJA...全文を見る
○榛葉賀津也君 ありがとうございました。
05月15日第156回国会 参議院 外交防衛委員会 第11号
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○榛葉賀津也君 民主党・新緑風会の榛葉でございます。テロ特措法に基づく基本計画の変更ということで、自衛隊の活動を延長するということについて質問をするんですけれども、まず冒頭に、一昨日起こりましたサウジのテロについて、若干冒頭触れたいと思います。大臣には通告をしていなくて大変申し訳...全文を見る
○榛葉賀津也君 イエメンのテロについては局長、何か把握されていますでしょうか。
○榛葉賀津也君 テロというのは歴史が非常に長いわけで、古代ギリシャの時代からテロがあったと。テロという語源も、フランス革命の恐怖政治という言葉からテラーにイズムをくっ付けてテロリズムという言葉が語源だそうでございますけれども、この無差別な、人間をテロ攻撃するという近代のテロという...全文を見る
○榛葉賀津也君 長官、これだけ我々は貢献しているんですから、別に、どこの組織のだれを捕まえたとか、どの辺で捕まえたということは別に聞いてないんですから、何人拿捕したかとか、そういう基本的な成果は我々当然知らされてしかるべきだと思うんですけれども。これ、別に秘密でも何でもないと思い...全文を見る
○榛葉賀津也君 これ、外務省は、各国に連携を取って、何らかの、どういう実績があるんだということをやるべきだと思うんですけれども、外務省はどういう対応されているんですか。
○榛葉賀津也君 それは、聞いているけれども答えられないのか、各国に問い合わせもしていないのか、どちらですか。
○榛葉賀津也君 官房長官、先ほどお二人の大臣、大臣と、長官と局長が答弁されましたけれども、これ国民としては到底納得できないと思いますよ。  百十三億の公金を使って、最低限の情報も出せないと。今、外務省はその情報を取っていらっしゃると言ったけれども、オペレーション上しゃべれないと...全文を見る
○榛葉賀津也君 これ、おかしいんですよね。イラクの戦争やアフガンの攻撃では、もうこれ見よがしに成果を自慢して、もうどんどん情報公開して、今ここまで行きました、作戦はこうです、だれを逮捕いたしました、画像でも文書でもどんどん出てくるんですよ。ところが、この問題については、臨検の状況...全文を見る
○榛葉賀津也君 これ実際、もうずっと延長のたびに議論していますけれども、何をもって九・一一に絡むテロの終結とするのかということは、これはもうサウジやイエメンのテロを見てもほぼインポッシブルですよ、テロの終結を探すというのはですね。これで更に六か月延長してその先をどうするのかと。先...全文を見る
○榛葉賀津也君 官房長官、この後六か月の十一月一日でこれ切れますよね。十一月で切れます。それから先はこれはあれですか、じゃ、テロ特措法そのものの法改正して、更に二年ないし何がしの延長をしていくんですか。
○榛葉賀津也君 長官、見極めるといったって、もう明らかですよ。これは終わりがないんですから。十一月でテロ終わりっこないんですよ。これは明らかに何らかの対応、これ政府として考えるということだと思うんですけれども、もう少し、今の答弁ではちょっと納得できないんですけれども、あと半年でこ...全文を見る
○榛葉賀津也君 それ以上の答弁は出ないんでしょうから、方向を変えますけれども。  この日本のアフガニスタン外交というのは、私、二つのポイントがあると思うんですね。一つはテロとの戦い、もう一つが、これはいわゆるフェールドステートとなってしまったアフガニスタンの平和構築と復興支援と...全文を見る
○榛葉賀津也君 じゃ、防衛庁長官、お伺いしますけれども、正にそうなんですよ、日本の補給艦も限られているんですよね、四そう、四隻しかないんですから。私は、その正に長官のおっしゃった軍事合理性から考えてもこれはそろそろシフトするべきじゃないかと思うんです。一そうは現場に行っている、一...全文を見る
○榛葉賀津也君 今、お二人の殉職とおっしゃいましたが、このお二人の殉職がマスコミでも国会でも関心が非常に小さかった。私は、国会議員の中にもこのミッションでお二人の方が亡くなっているという事実を知らない方が一杯いらっしゃるんですよ。  今、長官が殉職とおっしゃいましたが、実は、お...全文を見る
○榛葉賀津也君 今、防衛庁長官に、様々な観点からインド洋においてのテロ対策、このミッションをシフトするべきじゃないかというふうに言ったんですけれども、私は外務大臣にも、片やアフガニスタンの現場を見て、私はそろそろ外務省側のサイドからもこれをシフトしていく時期に入っていると思うんで...全文を見る
○榛葉賀津也君 ラムズフェルドの宣言であるとか、今、様々言った防衛庁サイドの要素、それからアフガニスタン内部の復興支援というものを考えても、私はそろそろ、小手先の、この基本法を延長したり、基本計画の延長であるとか、テロ特措法を改定してまた数年延長するということ以外の、これは抜本的...全文を見る
○榛葉賀津也君 官房長官、その中の一つに、日本は特定団体をテロ組織と認定する法整備ができていないんですね。  情報関連のエキスパートで、イスラエル大使をされ、前の国連テロ担当大使であった茂田宏さん、彼も指摘をしているんですけれども、日本には特定団体をテロと認定する、そこから始め...全文を見る
○榛葉賀津也君 今お話があった米軍の、再建ですけれども、現在三千人で、これ二〇〇四年中に九千人に持っていくという計画ですよね。そして、二〇〇七年に四個軍団の四万人にすると。これは私、少し遅いんじゃないかというふうに思いますし、現場をよく熟知されている方々もこれは遅いんじゃないかと...全文を見る
○榛葉賀津也君 局長、この具体的なMDDUの展開において最も予想される困難なものの中に、私、人的ツールがあると思うんですよ。  これ、今、駒野大使と現場の国防大臣が詰めていると思うんですけれども、これ、日本人がどれだけこのプロセスに積極的に関与する方向なんですか。どれだけの日本...全文を見る
○榛葉賀津也君 これ、日本がDDRを担当して、それを絶対に成功させなきゃいけない。そして、この秋には憲法ロヤ・ジルガも始まる。そして、DDRプロセスが前に進まないと国軍の再建であるとか警察の再建ができないと。これは現場の人間は現地のアフガニスタン人でいいとしても、その総括というの...全文を見る
○榛葉賀津也君 いや、その安全確保の、具体的に、これはPKO適用できませんから、アフガニスタンは、自衛隊は入れない、JICAも現地へ入れない、もう大使館員か国際機関の職員しかこれに携わることはできないと。それなのに、DDRという形で治安維持の一翼を日本が担わなきゃいけない。これは...全文を見る
○榛葉賀津也君 ありがとうございました。
05月23日第156回国会 参議院 決算委員会 第8号
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○榛葉賀津也君 民主党・新緑風会の榛葉賀津也でございます。  平沼大臣始め経産省の方、結構ですので御退席ください。お疲れさまでした。  私、さきの外務省絡みの決算におきまして、実はODAについて若干指摘をさせていただきました。こちらの質疑通告表の方には書いてございませんが、昨...全文を見る
○榛葉賀津也君 大臣、国内の影響云々ではなくて、私はこれ政策立案の透明性だと思うんです。実際、外務省でトンガのかんぴょうのODAが必要だといって予算も付いている、それが国民の公開もなく、課長クラスの覚書によってこれがとんざをしてしまう。政策の透明性もなければ、一貫性もない。このよ...全文を見る
○榛葉賀津也君 端的にお願いします。
○榛葉賀津也君 私、栃木県にも問い合わせているんですけれども、実は日本のかんぴょうの一番の脅威は今正におっしゃった中国なんですよね。輸入総量が二千九百四十三トン、そのうち中国から来ているのが二千九百二十二トン。九九%以上が中国で、たったの二十一トンがインドネシア。  しかも、こ...全文を見る
○榛葉賀津也君 おっしゃいましたが、これは、トンガのかんぴょうというのは、オーストラリアとかニュージーランドとかヨーロッパの日本料理店に向けてトンガがやろうという約束をODAでやっているんですよ。  こういった、私は、日本のODA外交、正に予防外交の柱である外交に覚書という形で...全文を見る
○榛葉賀津也君 今、正におっしゃったように、三つ目なんというのは、飼養と肥育の二種類があるなんというのは、これは畜産事業団からすれば当たり前のことですね。こんな問題でダブルカウントしていたなんというのは非常に違和感を覚えるんですよね。こんなミスが普通なら考えられないわけでございま...全文を見る
○榛葉賀津也君 大臣、大臣の口から具体的な個別の評価というよりも、大変御苦労が多いと思います。私、昨年一年間、農林水産委員会に所属をしておりました。そのときは武部農水大臣がBSEで正に御苦労されました。この二年間で大臣が三人替わられました。さきの本会議場でもあえて大臣が自らの口で...全文を見る
○榛葉賀津也君 ありがとうございました。  この六兆百億の予算のうち、国費は二兆六千億円ということなんですね。当初予算では実は九千億円だけなんですね。これはあとは補正、補正で積み上げてこの金額になったんです。しかも、手続的に二日で積んで補正されている。これは、私、シーリング逃れ...全文を見る
○榛葉賀津也君 ほかの省庁じゃ、これ考えられない現象だと思うんですね。  次に、二〇〇〇年に中間評価を出されていますね、中間評価。このときの予算達成率が九八%ですから、そろそろ最終評価という形でできていてしかるべきだというふうに思うんですけれども、最終報告というのはどのようにな...全文を見る
○榛葉賀津也君 UR対策は御承知のとおり公共と非公共があるんですよね。公共部門は十四年で完了しているんです。そうですね。これは六兆も使っているんですから、それで中間報告やっている。最終報告を出すんですか、出さないんですか、端的に答えてください。
○榛葉賀津也君 出すのか出さないのかということを聞いているんです。そして、しかもこれ中間報告のときも大分指摘があるんですけれども、第三者を入れた検証システムを作っていくということも言っているんですね。これ明確に答えてください。
○榛葉賀津也君 それがあなた、六兆ものお金を使って、中間報告を出して、そして正にこれがどういうふうに日本の農業強化になったのか、農家育成になったのか、担い手育成になったのか、世界に対応できる農業が構築できたのか、WTOでさんざん今やっているわけですね。これ、最終報告を出さなきゃい...全文を見る
○榛葉賀津也君 大臣、これは六兆ものお金を使って、これから日本の農業をどうしようかと言っている。これは是非大臣の御指示によって何らかの形で最終報告を出すべきだと思うんですけれども、どうですか。
○榛葉賀津也君 そんなものなんですか。これ、そもそもきっちりと進捗状況がどうだという報告を出して、そして事業が平成十四年に終わっているんですから、その段階できっちりと全体の状況を、影響というのはどんどんどんどん行くんですから終わりないですよ。これは、事業が終わった段階で、この時点...全文を見る
○榛葉賀津也君 これ、約五百億以上皆さんからちょうだいして、予測が全く立てていなかったというのは、私、疑わしいと思いますよ、それは。もし本当だったら、それは極めて無責任だと思いますよ。  この制度は、当時、別名、緑の財形貯蓄と言われていたんですね。これ、バブルの前の、非常に私、...全文を見る
○榛葉賀津也君 農水省側として、林野庁側としては、これ、投資の側面を持っていたんですね。イエスかノーで。
○榛葉賀津也君 そうですよね。  これ、政府の広報室も森林と生活に関する世論調査というのをやっているんですよ。そこに、正にこの緑のオーナー制度に対して、資金の投資対象としてというようなアンケートもきっちりとやっていらっしゃる。それだけじゃなくて、当時の新聞やパンフレットを読むと...全文を見る
○榛葉賀津也君 当時の融資利率はどうなっていますか。
○榛葉賀津也君 ということは、当然、利率を上回る利益を上げるつもりだったというふうに思うんですね。  私は、この緑のオーナーローンの存在を考えましても、非常にやはり投機的、金融商品的側面がこの緑のオーナーローンにあったということは否定できないと思うんです。  これ、緑のオーナ...全文を見る
○榛葉賀津也君 そのパンフレット等に元本割れ、若しくは契約書に元本割れがきちっと明記されていましたか。
○榛葉賀津也君 そのパンフレット、また後で私の方にコピーで結構ですからちょうだいできますでしょうか。
○榛葉賀津也君 私がこの質問を作っているとき、何回もパンフレットありますか、契約書ありますかと言ったら、いや、もうありませんと言われて出てこないんですよ。秘書が何回言っても出てこない。私が言ったらやっと契約書のコピーは出てきた。そして、私、あちこち調べたんですよ。過去の委員である...全文を見る
○榛葉賀津也君 これ、更に見ますと、バブルが崩壊した後の平成三年度以降も、九年度まで、七年間にわたって毎年七十億円分のオーナーを募集しているんですよ。これ、私は、当時の状況と、林野庁はプロですから、これからの木材価格というものを考えた場合、この事業撤退が明らかに遅過ぎると思うんで...全文を見る
○榛葉賀津也君 林野庁が本当に御努力されていることは、私、現場の、現場のですよ、現場の職員を見て、静岡にも山がたくさんありますからよく分かっています。五十万円以上のいわゆるもうかったという方々もいらっしゃいます。しかし、二十万の方もいらっしゃるのは事実なんですね。  私、これは...全文を見る
06月02日第156回国会 参議院 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第9号
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○榛葉賀津也君 民主党・新緑風会の榛葉賀津也でございます。  それぞれの公述人の方々には貴重な御意見、心から敬意を表したいというふうに思います。  お二人の公述人に御意見を求めたいと思います。  まず、河瀬公述人にお伺いをします。  この有事三法が通りますと、一年以内に国...全文を見る
○榛葉賀津也君 今、村田公述人から議員会館の金属探知機の話がございましたけれども、実は山崎委員長が議運の委員長のときに英断でやってくださいまして、私がイスラエルに留学しているとき、あちらは有事の国ですから、郵便局に行ってもスーパーに行っても、学校の門でも常にボディーチェックとバッ...全文を見る
06月03日第156回国会 参議院 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第10号
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○榛葉賀津也君 民主党・新緑風会の榛葉賀津也でございます。  四名の参考人には、お忙しいところ本当にありがとうございます。大変豪華な、日曜日の報道番組のような様相を呈してまいりましたけれども。  先ほど、石埼参考人から若輩者ですがというお話がございましたけれども、決してそうで...全文を見る
○榛葉賀津也君 次に、草野参考人にお伺いをしたいと思います。  政府原案とこの修正案と、元々の修正案と民主党案の違いの一つに、緊急事態における基本法というものがございまして、これは五月十三日の四党幹事長の覚書によって今後整備していくという話になっているわけでございますけれども、...全文を見る
○榛葉賀津也君 次、森本参考人にお伺いをいたしますけれども、先ほど民主党の対案の中の危機管理庁、日本版FEMAというやつですけれども、これに対しまして参考人は、災害対策基本法等を活用して現場の都道府県知事にイニシアチブを与えていくべきだ、それで対応できるんじゃないかというような御...全文を見る
○榛葉賀津也君 大変丁寧な御意見、ありがとうございました。  次に、石埼参考人にお伺いをしたいと思います。  参考人も私も同じ世代でございますけれども、誤解を恐れずに言うと、我々の世代は、戦中、戦前、戦後の先輩たちの世代に比べると大変恵まれた世代に我々は生を受けたんだろうとい...全文を見る
○榛葉賀津也君 この法律は、私は憲法の趣旨に背いているとは思いません。  次に、小川参考人にお伺いしたいんですけれども、実は、先ほど日本国民の中にある危機管理、危機に対する意識の希薄さという御発言がありました。私も全くそのとおりだと思っております。  実は、九・一一以降、この...全文を見る
○榛葉賀津也君 残り時間が三分になりました。短い時間で一点、この有事法制とは関係のない、実はせっかくこれだけの方々がおいでですので、イラク新法について最後質問をしたいというふうに思います。  今、報道では、イラク新法の話が持ち上がってきております。その報道によりますと、政府が考...全文を見る
○榛葉賀津也君 ありがとうございました。
06月05日第156回国会 参議院 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第12号
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○榛葉賀津也君 民主党・新緑風会の榛葉賀津也でございます。  昨日、私の尊敬する山本一太先生が、防衛庁長官が正に適材適所ですばらしいという発言がありました。私は、長官もすばらしいですけれども、今ロードマップの話もありましたが、とりわけ中東問題に関しますと、川口大臣の今日までの御...全文を見る
○榛葉賀津也君 有事法制を語るときに欠かせないのが、その反対側にある外交努力、とりわけ信頼醸成や予防外交といったものなんだろうというふうに思います。よくこの有事法制を語りますときに、九・一一であるとか、イラク情勢であるとか、北朝鮮の脅威からこの有事法制が急に今国会で上程されてきた...全文を見る
○榛葉賀津也君 次の質問に入るには最高の前振りをしていただきまして、ありがとうございました。  ジュネーブ条約に関してお伺いしたいんですけれども、日本は一九五三年、いわゆる陸の条約、海の条約、捕虜の条約、そして文民の条約といういわゆるジュネーブ四条約に、五一年のサンフランシスコ...全文を見る
○榛葉賀津也君 じゃ、外務省が所管ということでいいんですね。
○榛葉賀津也君 防衛庁が所管なら防衛庁の方が御答弁してくださればいいと思うんですけれども。  では、もし捕虜が発生した場合、その捕虜はどこに収容されるんですか。
○榛葉賀津也君 私、国会議員になって二年なんですけれども、いろいろなことが分かってまいりました。難しい質問というか分かりにくい質問になると答弁長くなるんですね。だんだん、私、ばかなものですから、聞いている方も分からなくなってきて、何を聞いているのかも分からなくなってくる。これ今、...全文を見る
○榛葉賀津也君 その第一議定書にはまだ批准してないんですから……(発言する者あり)追加議定書ですね、してませんから、いろいろな問題もあると思うんですけれども。  もう一度聞きます。端的に、捕虜はどこに収容されますか。石川さん、お願いします。
○榛葉賀津也君 同僚の松井議員が決算の場において、また様々な場において、この縦割り行政の弊害というものを事あるごとに訴えてきてまいりました。いわゆる縄張意識の問題。しかし、この問題はその逆で、非常に消極的な縄張意識。質問取りをやっているときも、これは私のところではと言ったり、非常...全文を見る
○榛葉賀津也君 はい、いいです。  ただ、私、いろんな情報をあちこちから、専門委員会も安全保障会議も取るんだろうというふうに思います。情報というのはえてして恣意的なものもありますし、何が客観的な情報かというものも難しい、不確実な情報もあるでしょう。イラクの状況を考えましても、大...全文を見る
○榛葉賀津也君 私は、一九三一年の満州事変の後の三三年のリットン調査団、そういう例もありますし、また実際に、この有事というものは、例えば原発の問題なんかを考えると、外からの武力行使による有事よりも、比較的、災害であるとか人的ミスであるとか国内のトラブルによって起こる問題もたくさん...全文を見る
○榛葉賀津也君 様々な問題の透明性や説明責任を考える、そういった点で私は民主党の提案者はですね、この問題に判断の根拠というものを主張されたんだろうと思います。  最後に、この問題について民主党の提案者の御意見を聞いて、私の質問を松井委員に替わりたいと思います。
○榛葉賀津也君 ありがとうございました。
○榛葉賀津也君 民主党・新緑風会の榛葉賀津也でございます。  総理、サミット、本当にお疲れさまでございました。お疲れだと思いますけれども、国民が注目をしている大変重要な法案ですので、是非明確な御答弁をお願いをしたいと思います。  冷戦終結後、世界は安定に向かうどころかますます...全文を見る
○榛葉賀津也君 それでは、具体的に不安について官房長官に二つお伺いしたいと思います。  まず一つは、信教の自由についてお伺いしたいと思います。  国民が有事の際に懸念している基本的人権の担保についてお伺いするんですけれども、民主党の提案により基本的人権が法案にきっちりと明記さ...全文を見る
○榛葉賀津也君 次に、災害との関連についてお伺いしたいと思います。  私は、先日、地方公聴会で原発を十五基有する福井県に行ってまいりました。私の地元の静岡県の浜岡町というところにも原子力発電所があるんですけれども、国民にはこの原子力発電所に対する不安が大きく存在しているというの...全文を見る
○榛葉賀津也君 続いて、二つ目の、誤解に基づく不安と、このことについてお伺いしたいんですけれども、これは国民が素朴に抱いている疑問ですので、是非率直にお尋ねをしたいと思います。  まず、官房長官、外部からの武力攻撃に際し、予測やおそれの段階では日本は武力行使をすることはできない...全文を見る
○榛葉賀津也君 武力攻撃事態が発生したときに、憲法や国連憲章の第五十一条のこの自衛権の範囲内で、今、長官がおっしゃった武力行使というものは行われると、そして日本の先制攻撃は決して許すものではないということをここで確認をしたいと思いますけれども、長官の答弁をお願いします。
○榛葉賀津也君 防衛庁長官にお伺いします。  自衛隊が、日本がこの法律を持つことによってアメリカの戦争に巻き込まれるということがあるのでしょうか。
○榛葉賀津也君 では、具体的にお伺いしたいと思います。  さきの九・一一後のアフガニスタンへの空爆、そしてイラク攻撃というものは、よくアメリカの無法な戦争の代名詞にされることがよくあります。では、もしその当時、日本がこの有事法制を所有していた場合、日本に有事法制が存在した場合、...全文を見る
○榛葉賀津也君 次に、武力攻撃事態の認定から対処基本方針が策定されるまでの経緯について若干お尋ねをしたいというふうに思います。  事態の認定を行う場合、現実的には米軍の情報に基づいて判断するということが容易に想像できるわけでございますけれども、それゆえ、実際はアメリカに対する攻...全文を見る
○榛葉賀津也君 その民主党の主張に対して、与党はどうしてこれ同意されなかったんでしょうか。
○榛葉賀津也君 私は、ですからそこで大事になってくるのが、今度はシビリアンコントロール若しくは説明責任、情報公開といったことなんだろうというふうに思っています。  判断をした情報がどこから来たのか、どのような情報だったのか、若しくは安全保障会議で議論が、どのような議論をされたの...全文を見る
○榛葉賀津也君 この法案に対して、有事法制に対して、国民の中には何かいわゆるもやもや感というものがなかなか払拭できないというのが現実なんだろうと思います。  六月三日の同僚の佐藤雄平議員の質問にもございましたが、日本の安全保障とこの外交との関係が分かりにくいということもあるのか...全文を見る
○榛葉賀津也君 明快な答弁をありがとうございました。  今、慌てて構築する法律というふうにおっしゃいました、私が申しました。そして、総理、実はこの慌てて構築していると思われている法律の中に、私は、今新聞で報道されているイラク新法というものがあるんだろうと思います。  エビアン...全文を見る
○榛葉賀津也君 そのとおりなんです。しかし、現実として、このイラク新法の話が有事法制に関する国民のもやもや感というのを増長させているんですよ。  そして、総理正におっしゃったように、イラク新法なんというのはまだ出ていない。にもかかわらず、自民党の山崎幹事長は、イラク新法を作るん...全文を見る
06月06日第156回国会 参議院 本会議 第30号
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○榛葉賀津也君 私は、民主党・新緑風会を代表し、ただいま議題となりました武力攻撃事態における我が国の平和と独立並びに国及び国民の安全の確保に関する法律案、安全保障会議設置法の一部を改正する法律案、自衛隊法及び防衛庁の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、賛成...全文を見る
06月10日第156回国会 参議院 外交防衛委員会 第13号
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○榛葉賀津也君 民主党・新緑風会の榛葉賀津也でございます。  舛添委員の今、提案を聞いて、大変良識ある提案だなというふうに思います。  私もこの問題、触れようと思っていたんですけれども、その前に冒頭、八日にイスラエルで再びテロが発生して、五名のイスラエル兵士が銃殺をされると。...全文を見る
○榛葉賀津也君 六月号の月刊イスラエルにも安藤中東局長の大変熱いメッセージが三ページにわたって載っていますけれども、正に五月の十九、二十日と信頼醸成会議を日本において実施をされた。大変、今までにない、いいアプローチだと私は評価をしたいと思いますけれども、そういう行動をしている日本...全文を見る
○榛葉賀津也君 今、大臣は北部、南部、そしてバグダッドにおいては治安は回復されてきたとおっしゃいましたけれども、それはどこの情報によるものでしょうか。
○榛葉賀津也君 どこの調査団でしょうか。
○榛葉賀津也君 その今の調査団の資料をまた後ほど是非提供していただきたいと思うんですけれども、よろしくお願いしたい、これは要望しておきます。  これ、南部においては、ハキムが武力によっての闘争はやめようというメッセージを流しているからだと思うんですけれども、治安が改善をしている...全文を見る
○榛葉賀津也君 もし、大臣が今のイラクを戦闘地域、非戦闘地域に分けることができるという認識であるならば、私は非常に、イラクの現状把握した報告の内容も含めて、その感覚を疑わざるを得ないと思います。分けれることができるわけがないんですよ、現場の声を聞いたら。  この話を詰めていくと...全文を見る
○榛葉賀津也君 今回の主な条約の改正内容は、非国際的武装紛争にも適用すると、すなわち、内紛であるとかそういった国内的な紛争に対してもこの条約を適用しようというわけですけれども、だからこそ、内紛が起こりそうな国が条約に批准してもらわないと意味がないわけでございまして、途上国の批准状...全文を見る
○榛葉賀津也君 今、どのように、期待するのはいいんですけれども、どのように、そういった国がこれを批准するようにアプローチをどのように我が国がするかということを聞いたんですけれども、結構です。是非、積極的にこれは取り組んでいただきたいと思います。  ただ、この適用とする内戦という...全文を見る
○榛葉賀津也君 これ、テロ同様、する側される側によって主客が替わり、定義も非常に難しくなってくると思いますので、この辺の整理はやはり日本は積極的にしていくべきじゃないかというふうに私は思っています。  この特定兵器使用禁止制限条約の一番の私ポイントは、いわゆる爆発性戦争残存物、...全文を見る
○榛葉賀津也君 この今議論されている第五議定書というのは、いわゆる不発弾についての議論なんですよね。であって、その不発弾を生む兵器の議論ではないと。  私は、この不発弾を高い確率で、製造するというか、発生させ得る兵器を、そもそものそういった兵器をなくしていくという議論こそを日本...全文を見る
○榛葉賀津也君 外務大臣、どうですか。
○榛葉賀津也君 たくさんの国が持っているから難しいんではなくて、日本がやればいいんですよ。日本が率先してやればいいんですよ。そして、比較的、自己爆破装置であるとか中立化装置であるとか不活性化装置というのは、途上国にとったらコストアップになりますから大変ですけれども、先進国だとこれ...全文を見る
○榛葉賀津也君 では、日本が持っているクラスター爆弾の数というのは、以前、長官がお答えできないとおっしゃいましたが、その答弁に変わりないですか。
○榛葉賀津也君 それでは、日本のクラスター爆弾の精密度についてお伺いしたんですけれども、不発弾になる率というのはどれぐらいあるんでしょうか。
○榛葉賀津也君 私の時間が来てしまいました。  最後に、アメリカがこの第三、第四議定書に批准していないんですけれども、その理由について、日本で把握されている限りで結構ですので、もし理由が分かったら説明いただきたいと思います。
○榛葉賀津也君 以上です。  ありがとうございました。     ─────────────
07月17日第156回国会 参議院 外交防衛委員会 第17号
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○榛葉賀津也君 民主党・新緑風会の榛葉でございます。  前半の齋藤委員に続きまして、関係大臣に質問をしたいというふうに思います。  まず冒頭、資料の方を配付させていただいたんですけれども、先ほど齋藤委員からインドのお話がございました。この昭和二十九年、一九四九年十月二日の新聞...全文を見る
○榛葉賀津也君 岡本行夫さん始めJICAのメンバーや様々なメンバーがこのミッションに加わっているということですけれども、防衛庁長官、ちょっと通告していないんですけれども、この事件は多分長官も御存じだろうというふうに思います。断片的な情報ですけれども、この話を聞いて、この二十名若し...全文を見る
○榛葉賀津也君 この議論はまた後ほどさせていただきたいというふうに思います。  川口大臣、イラクにとりまして七月という月は大変特別な月でございまして、一九五八年のあのカーセムの自由将校軍のクーデターが起こったのは実は七月でございます。そして、一九六八年のあのバース党のクーデター...全文を見る
○榛葉賀津也君 引き続き防衛庁長官にお伺いしたいんですけれども、そもそもこのゲームが、ゲームと言ったらちょっとあれですけれども、この議論の一番は、午前中も議論があったように戦闘地域、非戦闘地域でした。ただ、この法案の審議の最初の方は、イラクの地図をしっかり区分けをして、この地域が...全文を見る
○榛葉賀津也君 昨今、イラクで行われている米軍への攻撃にアルカイーダが犯行声明を出し、アルカイーダがこの武力攻撃に、米軍攻撃に関係をしているという主張があちこちで出始めました。このアルカイーダは国又は国に準ずる者ですか。
○榛葉賀津也君 では、その相手の見極めの判断基準は、ずっと議論のあるように、国際性、計画性、組織性そして継続性の四つの基準があるということですけれども、この判断は、これは防衛庁長官が最終的に、これが国又は国に準ずる者という判断は防衛庁長官が最終的にはなさるという認識でよろしいわけ...全文を見る
○榛葉賀津也君 では、想定される相手、これは武力攻撃を仕掛けてくる相手なんですけれども、これが国又は国に準ずる者でなければ、その他は盗賊のたぐいというふうに理解をしてよろしいんでしょうか。
○榛葉賀津也君 それでは、国又は国に準ずる者でないという判断はだれがするんですか。
○榛葉賀津也君 これ、野盗、盗賊のたぐいがアルカイーダとコンタクトを取る可能性は十分にある。そして、大臣は今、アルカイーダは国又は国に準ずる者であるというふうにおっしゃった。これは極めて、加えて、今言った国又は国に準ずる者でないという判断は、これは現場の自衛官がやるわけですよね。...全文を見る
○榛葉賀津也君 この相手の見極めの問題というのは、テロ特措法のときもやりました、有事法制のときもやりました、そして今回もやっている。これ非常に情報によって左右されるもろい組立てになっていると思うんですよ。そして極めて情報によって、恣意的な情報によって結果が左右されがちだと。非常に...全文を見る
○榛葉賀津也君 イラクの問題がずっと起こってから、私は実は二つのことを頭の中でずっと考えていました。  一つは、日本の中東外交がどうしてもいまだにゼロサムゲームでこの問題を見ようとする。アラブの敵はイスラエル、イスラムの敵はユダヤ、アラブの敵はアメリカと、すべてをゼロサムゲーム...全文を見る
○榛葉賀津也君 医療以外に日本がほかのアラブやアジアの国々と共同してできることがたくさんあると思うんですけれども、大臣は具体的に医療以外のどのような分野でこのような支援体制が可能だと思いますか。
○榛葉賀津也君 私は、是非、エジプトに加えてその他のアラブ、イスラム諸国、そしてアジアの国々と共同してこういう問題に関与していくということが重要なんだろうと思います。  今、支援を表明しているアジアの国だけでも、中国、韓国、バングラデシュ、タイ、シンガポール、インドネシア、フィ...全文を見る
○榛葉賀津也君 これ是非、後ほどで結構ですから私の方に教えていただきたいんですけれども、七月一日の参考人の答弁で、政府・与党の調査団の杉浦議員がこう言っているんです。国連も自衛隊の浄化能力は高く評価されていますから、日本が水を作ってくると国連も有り難いというふうにおっしゃっている...全文を見る
○榛葉賀津也君 では、自衛隊がやるこの水の活動というのは、ペットボトルに水を詰め込んで皆さんに配給するようなことを考えているのか、それとももっと包括的なニュージーランドやカザフスタンがやっている、現在イラクでやっているような包括的な水問題を根本的に考えるようなアプローチをしようと...全文を見る
○榛葉賀津也君 まだ決まっていないということだと思います。  では、この水の浄化、補給、供給という問題は、米英軍若しくは自衛隊のためにやるのか、それともイラクの国民のためにやるのですか、どちらですか。
○榛葉賀津也君 私、川口大臣始め内閣の皆さんに提案をしたいんですけれども、この水の問題、とりわけ砂漠地域での水の問題、中東に行きますと水効率という言葉をよく使います。いかに効率よく水を使うかということですね。  イスラエル等の農場には水は散布することはしません。地中の中にパイプ...全文を見る
○榛葉賀津也君 それでは、具体的に、大臣はアメリカ若しくは国連にどのように具体的に一日も早く国連の査察を再開するように呼び掛けるお考えですか。
○榛葉賀津也君 UNMOVIC、IAEAは一刻も早く国連による査察を再開するべきだということをあちこちでブリクス元委員長も言っていますよ。  これは一日も早く、私は大量破壊兵器がイラクになかったなんて考えていませんよ。あったんでしょう。しかし、恐らく攻撃の前にイラクによってこれ...全文を見る
○榛葉賀津也君 大量破壊兵器同様にイラク人とアメリカの溝が埋まらないもう一つの要因は、私は劣化ウランだと思っています。この劣化ウランの問題はきっちりと日本が明確に真相究明をしていく必要があると思うんですね。川口大臣は九日の連合審査で、米軍の劣化ウラン弾の使用の有無について同僚委員...全文を見る
○榛葉賀津也君 ちょっと待ってくださいよ。今日は十七日ですから、もう一週間以上たっていますよね。この照会は、じゃ、いつ、だれにされましたか。
○榛葉賀津也君 外交ルートはもうごまんとあるんですけれども。  では、アメリカは、大臣、劣化ウラン弾を使用したということを公表していませんよね。使ったか使わなかったかも言っていない。使っていなかったから使っていませんと言えばいいんですけれども、公表しないと言うんですね。これ、な...全文を見る
○榛葉賀津也君 いや、もう一点、報告する義務はあると思いませんか。
○榛葉賀津也君 先ほど様々な外交ルートを使ってワシントンに問い合わせたという答弁ですけれども、では、いつ問い合わせました。日にちだけ言ってください。
○榛葉賀津也君 もう少し待ってほしいということは、もう少し待てば答えが出るということですね。
○榛葉賀津也君 では、追っての連絡を待ちましょう。  私がこの問題を言うのは、決して重箱の隅をつっつくために言っているんじゃないんです。一つは人道上の理由。我が国は広島、長崎で被爆をし、極めて特有の歴史観を持っているはずです。そして、先ほども言った我が国の品性として、我が日本の...全文を見る
○榛葉賀津也君 今、長官御指摘のとおり、アメリカはまた違った見解をされています。しかし、極めて多くの研究者や極めて多くの国がその因果関係を示唆する論文なり発表をしている。であるならば、我々は、少なくとも安全を担保するためにそちらのサイドに立ってこの問題を吟味する必要があるのは明確...全文を見る
○榛葉賀津也君 論じられると思いますよ、これは筋の問題ですから。やったやらないをはっきり言わない、隠しているんじゃないか、シロだということを言わない、それが悪いと言うんでしょう。同じですよね。  確かにシチュエーションは違いますよ。これ、アメリカだって積極的にこの問題を公表して...全文を見る
○榛葉賀津也君 私は、イラクの復興のかぎはいかにしてイラクの市民をこの復興の運動に巻き込むかということなんだろうと思います。一部のサダム・フセインをいまだ支持しているゲリラ、そして片や米英軍による解放によって歓喜しているイラク人、実はこの両方は極めて私は少ないと思っているんです。...全文を見る
○榛葉賀津也君 その大臣の答弁を聞いて安心をいたしました。  五月七日の決算委員会の質問において、山本一太委員がJICAの理事長は外部から登用したらどうだという質問に際して、大臣が、今おっしゃったオールジャパンを舞台に適材適所で考えたいということをおっしゃいました。  私は、...全文を見る
07月24日第156回国会 参議院 本会議 第43号
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○榛葉賀津也君 私は、民主党・新緑風会を代表して、ただいま議題となりました川口順子外務大臣に対する問責決議案に賛成の立場で討論を行います。  川口大臣は、前任の田中眞紀子大臣が数々の問題ある言動で物議を醸し出し更迭されたことから、元通産官僚としてその手腕を買われ、伏魔殿と言われ...全文を見る
07月25日第156回国会 参議院 外交防衛委員会 第19号
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○榛葉賀津也君 民主党・新緑風会の榛葉でございます。  私の時間も限られていますので、是非簡潔な答弁をよろしくお願いいたしたいと思います。  質問通告をしたのが数日前でございまして、様々な政局の変化もありますので多少通告外の質問をさせていただくこともあろうかと思いますけれども...全文を見る
○榛葉賀津也君 状態を見極めなければいけない、しかるべき調査もやらなければいけないとおっしゃいますが、もう現実じゃないですか。安全と言われていた、町も破壊されていない、そして安全だから米兵も余りいなかった、このモスルにウダイ、クサイが隠れている。そしてこれをかくまう多くの組織の人...全文を見る
○榛葉賀津也君 いや、そうではないと思います。  例えば、今この町がある、この町の現状はこうこうこうこうこういう状況だから、今の現状においてはこの地域は非戦闘地域と言ってもいいんではないですかという国民に対する分かりやすい説明、提案、例えばこういう町は今後非戦闘地域にカテゴライ...全文を見る
○榛葉賀津也君 外務大臣にお伺いします。  今、バグダッドの大使館に何人いらっしゃって、CPAに日本人は何人いるのですか。
○榛葉賀津也君 計十八名ですね。
○榛葉賀津也君 十六名ですね。合計十六名の方が、日本人が現地にいらっしゃると。  当然、この現地の日本人とは外務省として連携を取っていると思うんですけれども、これらの方々の情報から、少なくとも現在でどの町若しくはどの地域が非戦闘地域として想定をされる可能性があるかということは、...全文を見る
○榛葉賀津也君 全くもって無責任だと思います。  我々政治家は戦場に行くことはありません。戦場に行って汗を流すのは自衛官であります。我々は、あの五十度の灼熱の中で命の危険にもさらされながら人道復興支援に汗を流す、ひょっとして血も流すかもしれない、相手に血を流させるかもしれない可...全文を見る
○榛葉賀津也君 安全な場所の法的概念をここにきっちり盛り込まないと、この法律を背中にしょって現地に行く自衛官はたまったものではありません。この安全な場所の法的概念は一体何なんですか。
○榛葉賀津也君 戦闘地域、非戦闘地域の区分けの問題、そしてこの安全な場所という概念の問題、今の答弁を聞いて、私はますますこの法案は絶対に通しちゃいけないという意を強くいたしております。  長官は十五日の防衛庁長官記者会見で、大臣自ら現地視察を考えているというコメントを述べておら...全文を見る
○榛葉賀津也君 法律が通過したと仮定して、そのどれくらい後に行かれるお考えですか。
○榛葉賀津也君 それでは、長官が行く場所は、安全な地域に行かれるんですか。
○榛葉賀津也君 私はどこに行くんですかなんて聞いていませんよ。安全な地域に行くんですかと聞いているんです。
○榛葉賀津也君 大変上手な答弁ですけれども、私の答えには、余り答えていないというのが現実だと思いますけれども。  長官、昨日の私の本会議場での討論の中でも述べさせていただいたんですけれども、今イラクには三つの地域があるんです。一つが戦闘地域、もう一つが戦闘地域の中で危険な地域、...全文を見る
○榛葉賀津也君 今の防衛庁長官の説明で自衛官が納得をしてイラクに行ってくださるというふうには私は思えません。  外務大臣にお伺いします。  バクダッドの南方約八十キロにヒッラという町があるんですけれども、ここでICRCのマークの入った車が銃撃をされ、赤十字の職員が殺されました...全文を見る
○榛葉賀津也君 外務大臣、三人がこれまでに殺されている。そして、そのうち二人がこの一週間以内に殺されている。これは正にゲリラの攻撃が過激化をし、いら立ち、米英兵だけではなくて国際機関、いわゆる民間の方々や中立公正を保つこういった方々にまで攻撃の手が及んでいる。この現実を外務大臣は...全文を見る
○榛葉賀津也君 昨日、一昨日ですね、国連安保理決議でイラク現状における報告書というものが提出をされ、報告がありました。全体的に米英に批判的なトーンでこの報告書は書かれていたということなんですけれども、この報告書の中で、国連のイラク支援団、これウンナミと言うんでしょうか、UNAMI...全文を見る
○榛葉賀津也君 私は、やっぱり日本はそういった支援をしていくことに全力を傾けた方がいいと思いますよ。  これ、通告してなくて大変申し訳ないんですけれども、今日の新聞、朝日新聞で、「NGO、資金難で撤退へ」ということで、イラク、ヨルダンの国境の難民キャンプの医療支援に当たっている...全文を見る
○榛葉賀津也君 局長、駄目ですよ。ジャパン・プラットフォームは極めて日本政府、外務省と関係の強いNGOの受皿であります。そして、このジャパン・プラットフォームが活躍すると、外務省は連携を取ってやっているんだと、そして資金難で撤退すると、直接我々の関与している組織ではありませんと、...全文を見る
10月06日第157回国会 参議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第2号
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○榛葉賀津也君 民主党・新緑風会の榛葉賀津也でございます。  総理、イスラエルは十日前、五千七百六十五年目の正月を迎えました。何を基準にして五千七百六十五年目の正月を数えたかというと、神が天地創造してから、正に日曜日に光をつくり、月曜日に水と空をつくり、そして火曜日に大地と植物...全文を見る
○榛葉賀津也君 新聞報道によりますと、十二月にもイラク派兵をするという報道がありましたが、先ほどの本会議で何らかの説明があろうかと期待をしておりましたが、極めて抽象的な答弁に終始をされておられました。  もう一度お伺いをしたいと思います。十二月にイラク派兵を検討されていらっしゃ...全文を見る
○榛葉賀津也君 では、どういう条件が整ったときにイラクに自衛隊を派遣することができるんですか。
○榛葉賀津也君 極めて答弁が恣意的というか、原理原則に基づいていないと思うんですね。  防衛庁長官にお伺いします。今の、今後のアフガニスタンに自衛隊を送る可能性はありますか。
○榛葉賀津也君 総理がよくお使いになるテロとの戦いと。私、この言葉がマジックワードだと思うんです。ある方が総理はマジシャンのようだとおっしゃいましたが、このテロとの戦いという言葉だけが独り歩きしていく。確かに現象面では結構でしょう。しかし、法律的にはきちっと原理原則を定めて、アフ...全文を見る
○榛葉賀津也君 アフガニスタンの話に移りたいと思います。  国民の中に、何となくもやもや感、最近よくこのもやもや感という言葉を使いますが、すっきりとしない。それはなぜか。説明が足りないんですね。そして、国民が、なぜアフガニスタンに自衛隊が給油艦で支援をするのか、一体何をやってい...全文を見る
○榛葉賀津也君 外務大臣、先ほど、今封じ込めを図ると、そして拡散させないためにこのテロとの戦いのミッションをするんだと。実際は逆なんですよ。これによって今アフガニスタンにはほとんど幹部は残っていない。それがパキスタンに行ったり、イラクに行ったり、またある者はインドネシアと連携を取...全文を見る
○榛葉賀津也君 私は、なぜこの成果が軍事上若しくはオペレーション上機密であり、出せない数字なのか理解できません。六百億の税金を使い、延べ七千人以上の自衛官が、正に今、防衛庁長官おっしゃったように、過酷な任務を遂行され、うちお二人が亡くなっている。その日本にとって、当然、少なくとも...全文を見る
○榛葉賀津也君 四十名のタリバーン若しくはアルカイダの幹部で、ところが三分の二というのはアルカイダの幹部の三分の二ということですから、これはきっちりと一体どういう状況を持っているのか、みんなして今タリバーンの幹部、アルカイダの幹部を捜しているわけですよね。それがアフガニスタンのト...全文を見る
○榛葉賀津也君 それでは、現在アルカイダというのは一体、全体でどれぐらいいるのか、そして世界のどういった国々に拡散しているのか、その国には一体どれぐらいのタリバンがあると思われるのか、それ大体の、恐らく調査されていると思うんですけれども、その点について説明されますか。
○榛葉賀津也君 今、外務大臣はインドネシアとフィリピンとおっしゃいましたが、そのほかにはないんですか。
○榛葉賀津也君 まだまだたくさんあるんですよね、オーストラリアもそう、ヨーロッパもそう、あちこちにあるんです。私は、その可能性のある国々をしっかり国民にお知らせする、それでないと、各地に邦人がいるんですから、きっちりとしたテロ予防を行っていく、そして現状を把握していく、それを説明...全文を見る
○榛葉賀津也君 外務大臣、オマル師の顔、知っていますか。
○榛葉賀津也君 アメリカが数千枚のオマル師のビラをまきまして、これがオマルだ、捕捉しろと、賞金まで付けて大々に捕獲キャンペーンをやりまして、ところが、我々がオマル師と、今、大臣おっしゃったように、ぼんやりとした顔が写っていますけれども、あの顔は実はオマルじゃないということが判明を...全文を見る
○榛葉賀津也君 長く厳しい戦いはよく分かりました。  それでは、二年後、恐らくテロとの戦い、とりわけ、このアルカイーダとの戦いは私は終結するのは厳しいんじゃないかと思っています。二年後にこの問題が終結しなかったら、また延長するんですか。
○榛葉賀津也君 私は、洋上でのガソリンスタンドの継続や日米絶対主義の考えも恐らく間違っていないかもしれない、それも一つの外交の選択肢でしょう。しかし、私は、アメリカのパートナーとして、日本はアメリカのパートナーですから、アメリカにできないことを我々がやっていく、アメリカにできない...全文を見る
○榛葉賀津也君 それでは、大臣、今後インドネシアでアルカイーダによるテロが増えたり、若しくはインドネシアにいるアルカイーダのメンバーが増えるとお思いですか。
○榛葉賀津也君 今、アルカイーダがインドネシアを中心に東南アジアで極めてネットワーク化して増殖している。従来のように、アフガニスタン内部で軍事訓練をやったり、そして大規模なテロを指示するということはなくなりました、なくなったと言われています。しかし、その分、逆にテロが拡散し、テロ...全文を見る
○榛葉賀津也君 インドネシアのデジタルジハード、正にインターネットやコンピューターによってテロを勧誘しテロリストを養成していく。そして、この一番のネックが資金源と武器の調達であります。獨協大学の竹田先生も詳しくこの問題を研究されていますが、少し今のインドネシアの状況について皆さん...全文を見る
○榛葉賀津也君 極めて具体的なこのような質問を私は本来民主党の冒頭の質疑でするべきではなかったかもしれませんが、総理が夕刻からASEANに行かれる、極めて重要な問題だと思いまして、あえて総理にこの問題認識を持っていただきたいと思っておりました。  フィリピンは、島がたくさんあっ...全文を見る
○榛葉賀津也君 幸いにして、日本の海上保安庁はこの海賊対策において非常に国際的な共同訓練を今までやってきているという実績もございます。是非、日本がイニシアチブを取られまして多国間レベルでの協議、海上での臨検態勢というものをしっかり構築していく、それを是非大臣に、総理に強く要望して...全文を見る
○榛葉賀津也君 次、テロとアフガニスタン国内での治安の問題について川口大臣にお伺いしたいと思います。  ちょうど一か月前の九月八日、アフガニスタン南東部のガズニ県というところのマクール村でダカールというデンマークの給水専用のNGOが襲われまして、現地人のドライバーとダカールの現...全文を見る
○榛葉賀津也君 DDR、元兵士の武器を解除して、社会復帰させて、そして動員を解除しているというような運動に、正にとてもチャレンジングな非常に重要なミッションに日本が初めてコミットしていると、私は極めて注目しているんですけれども、心配している点が二つあります。  まず一つは、DD...全文を見る
○榛葉賀津也君 従来はアフガニスタンにおいて外国人、とりわけ欧米人がテロの対象になりましたが、現在はNGOに関与するアフガニスタン人や、様々な部族の人間でさえテロのターゲットになるようになりました。そして、必ずテロリストは、NGOに協力するなと言ったはずじゃないかと。彼らのねらい...全文を見る
○榛葉賀津也君 ありがとうございました。
12月16日第158回国会 参議院 外交防衛委員会 閉会後第1号
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○榛葉賀津也君 民主党・新緑風会の榛葉賀津也でございます。  質問の冒頭、まずもって、イラクのため、日本のために文字どおり命を懸けて御尽力をされました奥大使、井ノ上一等書記官、そして現地職員のズーラ氏に心から哀悼の誠をささげたいと思います。  尊い三名の死から我々が学ばなけれ...全文を見る
○榛葉賀津也君 昨夜、イラクではフセインを支持する者たちのテロも発生をいたしました。そして、正体不明、アルカイダかもしれない、正体不明のテロも続発している。そして、フセインの恩赦によって釈放された様々な犯罪者も凶暴な事件を起こしている。ゲリラ戦ともテロとも事件とも言えない、すべて...全文を見る
○榛葉賀津也君 国又は国に準ずる者の判断は防衛庁長官がなさるんですね、イエスかノーでお答えください。
○榛葉賀津也君 一時退避するんですね。それまでの間、じゃ防衛庁長官が判断するまでの間、現場の自衛官は何をするんですか。
○榛葉賀津也君 それが現場が全く分かっていないと思うんですね。事件はですね、映画じゃないけれども、防衛庁の会議室で起こっているんじゃないんですよ、現場で起こっているんですよ。正にテロリストかどうかも分からない、武器を持っているかどうかも分からない。しかし、その可能性のある人間が、...全文を見る
○榛葉賀津也君 長官が行うんでしょう。
○榛葉賀津也君 ここから先が安全で、ここから先が安全でないということは何にも書いていないんですよ。それは正に現場が防衛庁長官の判断を、来るまでに常に危険に遭遇するんです。  次に、交戦規定、いわゆるROEについてお伺いします。  これも極めて非現実的なんですね。交戦規定、いわ...全文を見る
○榛葉賀津也君 アラビア語で言えますかどうかなんということを言っているんじゃないんです。そういった基本的な訓練を防衛庁がやっていることは私もよく存じ上げている。しかし、現場ではいろいろなことが起こるということです。正に防衛庁長官おっしゃったように、机上の空論ではなくて、現場の自衛...全文を見る
○榛葉賀津也君 私がなぜこのような具体的なことを例に挙げるかというと、やはり奥さんと井ノ上さんの例なんです。我々はこのような悲劇を絶対に起こしてはいけない。しかも、彼らは交通事故で死んだんじゃないんです。我々がなぜこの事件にショックを受けるのか。それは、ひょっとしたら起こるかもし...全文を見る
○榛葉賀津也君 戦争開戦以来、五百名を超える米英兵が既に命をなくしました。そして、それよりもはるかに多くのイラク人も亡くなっております。五月一日のいわゆるブッシュの戦闘終結宣言以降も、その戦闘終結宣言前の死よりもはるかに上回っている。昨日もテロが起こった。  自衛官にどのような...全文を見る
○榛葉賀津也君 テロリストが説得に応じるかどうかは別問題としてですね。  では、イラクの復興支援職員、これが拉致された場合はどうなるんですか。
○榛葉賀津也君 そうですか、人道復興支援職員と違うんですか。以前は同じというふうに言っていたんですけれども。まあ、結構でしょう。  NGOの職員が拉致された場合、これはどうなりますか。先ほど、そういった想定は考えにくいと言った。でも、あちこちであるんですよ、想定できるんですよ。...全文を見る
○榛葉賀津也君 それはダブルスタンダードですよ。今の治安の悪化の状況と、これから先、NGOも行く可能性があるんですから。そして、その状況で治安が悪化して、若しくはその治安がいいと思っても拉致される可能性があるんだ。そして、そのときにNGO職員、日本の旗の下で、奥さんも言っています...全文を見る
○榛葉賀津也君 時間がなくなりました。  復興支援の途中に犠牲者が出た場合、撤回もあり得ると。それは長官が昨日の衆議院の答弁でもおっしゃったことでございますけれども、そのような場合、イラク国民にとっても日米同盟にとっても、正に最悪のシナリオですよ。正にこのような形で、私は大義も...全文を見る