輿石東

こしいしあずま



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輿石東の1990年の発言一覧

開催日 会議名 発言
04月25日第118回国会 衆議院 文教委員会 第8号
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○輿石委員 私も初めての質問に立つわけでして、なれない点で失礼があろうかと思いますけれども、その点、お許しをいただきたいと思います。  ただいまの公明党を代表された鍛冶委員と文部大臣との話し合いの中で、高等教育においても今現在の教育の中で一番強調され重要視されなければならないの...全文を見る
○輿石委員 ただいま文部大臣から、六十二年四月の臨教審第三次答申の改善提言を受けて今回の教科書検定の改定をしていった、そう言われ、その中での今回の改定の要点として、審査手続の簡略化、それから検定基準の重点化、簡素化、検定の公開、そうした面について検定の複雑さを除いて簡略な検定制度...全文を見る
○輿石委員 ただいま改定のポイントについて御説明をいただいたわけでありますけれども、臨教審第三次答申を受けてこのように改定の背景を語られました。その審議の過程で、このように改定をしなければならないという論議がされているはずですから、その審議の過程についても御説明をいただきたいと思...全文を見る
○輿石委員 それでは、大変親切な御説明をいただきましたので、確認をいたしますけれども、今回の改定については、第三次答申を受げ、適切な教育内容を確保し、個性豊かで多様な教科書が発行できるようにするために改定をしていく。そして具体的には、この改定は教科書の質的向上と多様化の促進にある...全文を見る
○輿石委員 それでは、改定のポイント等が明らかになりましたので、改定をされたものと従前あったものとの比較の中から、私自身大変心配になる点について御質問をしていきたいと思うのであります。  最初に、ただいまお答えをいただきましたように、従来、新規検定と改訂検定の二種類があったわけ...全文を見る
○輿石委員 今局長は、三段階審査を廃止した審査手続の部面にも触れていただきました。そして今のお答えの中で、この三段階審査というところを簡素化して一発検定のような形にしていった、その背景は、発行者や著者に負担がかからないようにという理由でこのようになったというふうに回答をしていただ...全文を見る
○輿石委員 今発行者や著者に不利にならないように指導助言をしていきたい、そういうふうに言われましたけれども、その保証はどこにありますか。
○輿石委員 これから運用してまいりたい、その言葉を信じたいわけですけれども、それならば、そういう憂い、心配があるわけですから、その制度としてきちんと保証できる、そういう制度にさせるべきだと思いますが、その点、いかがですか。
○輿石委員 実施細則で修正表を提示をして、その道がある、このようにおっしゃいましたけれども、そういうものは、先ほどは運用で考えていきますよ、このように申したわけですから、そういう著者や発行者にそうした心配が残る、それは認められたわけですので、今後、運用の面でその辺は注意をしていく...全文を見る
○輿石委員 従来あった改善意見、これは従わなくてもよいという側面のある意見、しかしその改善意見があったがために五百カ所もの修正箇所等があって、調査官との間で大変時間もかかり、煩わしい。その辺を簡明でわかりやすくするために一本化をし、またさらに条件つき合格というものも廃止をしていっ...全文を見る
○輿石委員 細部にわたり過ぎておるというその理解が問題だというふうに私は思うのであります。  手続上の細部にわたり過ぎて細か過ぎると、そう指摘しているのか、それとも調査官との間のやりとりの中で、または、後から質問をしようと思うわけですけれども、指導要領に準拠して、従ってやらなけ...全文を見る
○輿石委員 今後検討してまいりたいというふうに答えられたわけですけれども、検定審の委員の人選や機能や権限、それから教科書調査官の役割とか位置づけ、その辺こそメスを入れて改正をしていくことが本来の検定をよりよくする、文部省で言われている改善につながるというふうに思いますけれども、そ...全文を見る
○輿石委員 教科書調査官の役割については従前の役割、位置づけ等が踏襲をされるというふうにお答えをいただいたわけですけれども、私が申し上げたいのは、検定審の役割といいますか、それは検定春を重視をして、検定審が最後の教科書の合否の決定まですることになったわけですので、なおさらのこと、...全文を見る
○輿石委員 その辺について後ほど文部大臣にもお答えをいただきたいと思いますが、その問題、先ほど局長が高校教科書の問題にもちょっと触れておりましたので、その点についても若干触れさせていただきたいと思います。  答申の中には、高校教科書の一部は検定の対象にしなくてもよいのではないか...全文を見る
○輿石委員 ぜひ、その辺について大臣のお考えをいただきたいというふうに思うわけです。
○輿石委員 高校の教科書の一部は検定の対象にならなくてもよいのではないかという、例えば一例で申し上げますと、古典として出てくる徒然草等の扱いについて、あれはもう私どもの貴重な文化遺産として子供たちの教育の教材としてすばらしいものであるというふうに認められるとすれば、その都度改訂の...全文を見る
○輿石委員 大変真摯な大臣ですから、それを乱用するような考えはない、乱用するつもりはないと言われましたけれども、時が変わり大臣がかわったときにこの権限が発動をされぬという保証はどこにもないはずであります。そのような危険きわまりない権限を大臣のもとに置くということ、それ自体が大きな...全文を見る
○輿石委員 それでは、今の問題も含めてもうちょっと具体的に触れさせていただきたいと思うのであります。  昨年、指導要領も改訂をされました。その中で、小学校の社会科の六年生の教科書の中に戦後初めて東郷元帥が登場をしてきた、そのことについては大変な論議を呼びましたし、また当時の中島...全文を見る
○輿石委員 この問題は、いずれにしましても、この勧告権というものは教科書会社からの訂正申請がない場合でも文部省が恣意で教科書はいつでも書きかえさせることができる道を開いた、そのように私は理解をしたいのでありますけれども、その辺、いかがですか。
○輿石委員 よりよい教科書、多様な教科書をつくるというのが今度の教科書検定の改定の目的でもあるわけでして、そして発行については民間にゆだねる、そういう性格を持っておりますので、当然その著作、編集という立場から言えば言論出版の自由という問題も出てくるというふうに思うわけであります。...全文を見る
○輿石委員 それで、今できることになっているという任意規定だけれども、文部省とすればやる、それから公開については一定の場所を設けて、まあその方法についてはまだ具体的に検討をしていくというふうな過程のような御回答をいただいたわけですけれども、公開の原則として、いつでも、だれでもが見...全文を見る
○輿石委員 文部省のどこかに置いて、それでは国民のだれでもが見てくださいよと言われても見れる保証はないはずであります。部数に制限があるから……。しかし、いい教科書づくり、すばらしい教材として、教育の重要性を考えるときにそれは保証されるべきだろうというふうに思いますし、もう一つ問題...全文を見る
○輿石委員 この公開の問題については今後検討をしていくという余地があるわけですから、今局長言われるように、その審議の経過まで明確になるような公開の方法をぜひ御検討いただきたいというふうに思います。  次に、検定の周期が三年から四年に一年延長をされましたけれども、そのメリットにつ...全文を見る
○輿石委員 そこにも問題があろうというふうに思います。検定周期の延長によりまして、児童生徒が新しい知識や情報に対応できない教科書を長い間使用しなければならないという事態も考えられないことはないというふうに思うのであります。  さらに、いい教科書づくりのために、時間をかけてすばら...全文を見る
○輿石委員 もう時間がなくなってまいりましたから、用意をした質問を少し割愛いたしまして、どうしてもお答えをいただきたい問題として、指導要領との関連であります。  指導要領に準拠した形で検定が行われる、さらにその指導要領は法的拘束性を持つということになって、今回の指導要領、中身に...全文を見る
○輿石委員 当然そのようなお答えになろうかと思うわけですけれども、今回の検定基準の改定は何に主眼を置いておったのか、それは若干冒頭の中でお答えをいただいたわけですけれども、再度検定基準の改定の主眼、その辺について最後に触れていただきたいと思います。
○輿石委員 時間も終了したようですが、私は今回の検定の中身につきまして大変心配をしている一人であります。しかし、何としても子供に魅力ある個性豊かな教科書をつくるために、子供の立場から、使う教師の立場から検定が行われ、指導要領が改訂をされていく、そういう視点での今後の文部行政に対し...全文を見る
06月01日第118回国会 衆議院 本会議 第21号
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○輿石東君 私は、日本社会党・護憲共同を代表し、ただいま御提案のありました生涯学習の振興のための施策の推進体制等の整備に関する法律案につきまして、法案提出に至る経過も含め、基本的な事項について御質問をいたします。  最初に、生涯学習に対する国の姿勢と法案上程に至る経過とその背景...全文を見る
06月13日第118回国会 衆議院 文教委員会 第14号
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○輿石委員 私は、最初に文部大臣の決意をお聞きをしたいわけです。  途中で中断があったりしまして大変時間も延びているわけでございますけれども、私自身、本法案が一日に文部大臣から趣旨説明をいただいて代表質問をさせていただいた経過もあるわけでございますが、この法案がここまで来る経過...全文を見る
○輿石委員 私どもといたしましても、国民一人一人の学習需要にこたえて、いつでもだれでもどこでもそういう学習権が保障されていく、そのことを否定するものでもありませんし、大いに賛成でありまして、そういう法案ならば一日も早く成立を図り、国民の前に提示すべきだというふうに思います。  ...全文を見る
○輿石委員 きょう、我が党の佐藤委員、ただいまの土肥委員の方から既に繰り返し指摘されました法案のいろいろな問題点または心配される事項等については、条文を逐一追いながら御提起を申し上げたり御論議をしていただいたところですから、私の場合は重複をなるべく避けて違う角度から御質問をしてい...全文を見る
○輿石委員 その辺の根本的なことを幾らやりとりしていても切りがないということですので、納得できる形ではありませんけれどもさておきまして、前回の八日の文教委員会でも本日も再三出てきている言葉に、生涯学習社会の実現、そこに到達する目標がある。とするならば、午前中もそのことについてお答...全文を見る
○輿石委員 今の局長のお答えを聞きますと、生涯にわたっていろいろな個人の学習需要にこたえて、しかも自発的な意思に基づいて行われる学習を、各都道府県、いろいろな立場の中で保障していくのである。それを裏を返せば、そうした学習機会が用意され、提供されていくというのがまた行政の責任でもあ...全文を見る
○輿石委員 そうしますと、学歴社会の是正ということが盛んに言われ、それを何とかしなければならない、そのために生涯学習を持ち出してきたということは先ほどから指摘をされているところでありますけれども、まず学校を卒業してから社会に出た後も、みずからの能力、適性とか意欲に応じて学習できる...全文を見る
○輿石委員 学歴社会から生涯学習社会へ移行しなければならない理由の一つに、学歴社会の解体といいますか是正というものが当然考えられますし、また、だからこそいろいろな形で、広い意味で生涯学習を行っていくという視点からすれば、この法案が出てきた経過へ立ち戻らざるを得ないというふうに思う...全文を見る
○輿石委員 そうしますと、今厚生省にしても、通産省にしても、文部省と連絡を密にとりながら強力な体制の中でこの生涯学習を推進をしてまいります、していきますよ、そういうことはよくわかるわけですけれども、この審議会を各県につくり、望ましい基準を設定し、そして、その中で、先ほどからも指摘...全文を見る
○輿石委員 その点についてはわかりました。  したがいまして、文部大臣は教育の中核にいる大臣ですから、先頭に立つのは当然でありましょう。通産大臣がこの法案に入ってきている経過については、民間事業者の効果的な利用という点で入ってきている、そういうふうに聞こえるわけでして、先ほどか...全文を見る
○輿石委員 その点については、また後ほど触れさせていただきますけれども、問題点としては、先ほどありましたように、この法案自体の持っているかなり大きな欠陥、理念もない、定義も明確でない、そして、学歴社会の是正と言いながら、この形で学歴社会が是正される保証もない。さらに一人一人の学習...全文を見る
○輿石委員 生涯学習と家庭教育、社会教育、学校教育、三者緊密な連絡をとり合って相互に補完し拡充し合ってやっていくという点はだれでもそのように理解をしていますし、そう考えるのは当然だというふうに思うのであります。  そこで、もう少し個々にわたってお尋ねをいたしますが、やはり子供や...全文を見る
○輿石委員 基盤を養うとは基礎・基本を育てることであり、みずから学ぶという自己教育力の実現にある、そのために今回の学習指導要領も改訂をし、それに備えたとお答えをいただいたわけですけれども、学習指導要領の話が出ましたから、そこへ話を移らせていただきたいというふうに思うわけでございま...全文を見る
○輿石委員 教え込む教育からみずから学ぶ教育へ、その発想の転換を図り、中学校では選択科目等をふやし、そういう手法をとっているその文部省の考えられる考え方には賛同できるわけですけれども、実際、教育現場がそれではみずから学ぶゆとりがあり、自分で選ぶ価値判断ができるような、中学段階でそ...全文を見る
○輿石委員 私が申し上げたい点については、基礎・基本を学ばせるように教育内容も精選をし、授業時数も一割カットで教師も子供にもゆとりを持たせ、創造性豊かな子供を育てたい、そういうために指導要領も改訂をしていった、その趣旨は理解できますけれども、それでは子供たちを取り巻く学校現場の状...全文を見る
○輿石委員 今この法案の背景には、目的は三つの側面がある。それはずっと論議をされましたから、私もわかるような気がするわけであります。  学校教育にかかわれば何としてもこの学歴偏重の弊害を取り除いてもらいたい、それが子供の悲鳴であり、教師の願いである。そしてまた、所得が向上し自由...全文を見る
○輿石委員 その点について、労働省は今の時点でどのようにお考えですか。
○輿石委員 それで、もう一度お伺いをしたいと思うのですが、ILO百四十号条約が我が国では批准をされておらない。それは各関連省庁等のいろいろな協議も必要であろうし、それよりももっと根本的には、一省庁ではなくて、国の施策として、政府みずからどう考えるかということにこの問題は大きくかか...全文を見る
○輿石委員 今のお答えで、一二・五%の企業で既に行われている、これは諸外国から見れば本当にまだまだ低い数字でありますから、ぜひこの拡大に向けて御努力をいただきたいということですが、これとかかわって本法案にかかわらしていただくならば、今、生涯能力開発給付金というのを私が調べたところ...全文を見る
○輿石委員 私がそのように細かい点を御指摘申し上げたのは、やはりやらなければならない基本、一番大事なところは、法律としてきちんと整備をしておくということが一人一人の学習権なり働く権利というようなものについても保障できる裏づけだというふうに思いますので、この生涯学習法案についてもそ...全文を見る
○輿石委員 ただいま文部大臣がみずからの経験を含めてその必要性を語られたわけですけれども、入社試験にかかわってもやはりペーパーテストで人間をはかるという偏差値がひとり歩きをしているこの世の中を何とか解消していく、その手だてとしてやはり考えられていかなければならない。そして前回の文...全文を見る
○輿石委員 今、社会人の大学等への受け入れという問題が出てきたわけでありますけれども、もう少し具体的に、例えば単位制高校の模索とか単位をどこの大学で取ってもというような単位の互換とか、そういうことも高等教育の中で盛んに叫ばれておりますし、強調もされつつあるわけです。その点について...全文を見る
○輿石委員 今単位制高校にかかわって局長の方から若干お話がありました。これは学習者の多様なニーズにこたえ、一度学業を中途でやめた者についても再度チャンスが回ってくる、そういう点で、生涯学習という視点からもこの単位制高校をさらに拡充強化していかなければならないというお話だったように...全文を見る
○輿石委員 今四万を超える小中の登校拒否児、十一万を超える高校中退者、そして挫折をしていく子供たちを何とかしなければということで教育相談、手引書をつくり、治療教室をつくり、そして対応していく、その努力は敬意を表したいと思うわけですけれども、そういう生徒や児童が出てくる背景を断ち切...全文を見る
○輿石委員 今、初中局長の方からのお答えにありましたが、子供たちは一日たりとも成長をやめていないわけで、絶えず毎日成長していく子供たち、小学校五年生という時期は生涯を通じて一度しかないわけであります。後でできるというものでもない。そのときでなければ、そのときこそ必要だ。その発達段...全文を見る
○輿石委員 同一か同質かと言葉の遊びをしているわけじゃないですからその辺は省略をいたしますが、法的拘束力を指導要領に持たせなければいけない根拠、その点についてお伺いをいたします。
○輿石委員 今生涯学習の質問だから生涯学習の法案にかかわる質問をするようにという御指摘がありました。それはまさに生涯学習というものをどう理解されているのか、私は大変疑わしいわけであります。  と申しますのは、午前中に佐藤委員、さらに土肥委員の方から定義が欠けているとか生涯学習と...全文を見る
○輿石委員 これはそのような判断は、大変教育的な配慮とか学校行事との性格、それから学校外の教育とかかわって、そこの境界線といいますか、そういう問題が今後ますます出てきますし、だからこそ余り規定、規約、そういう法規というようなものでがんじがらめにするとその辺の弾力的な応用とか創意工...全文を見る
○輿石委員 そこで学校等の施設または学校自体が持つ能力の活用という点をお答えいただいたわけですけれども、学校施設の開放にかかわって今でも各学校は地域の文化的なセンターとしての位置づけという性格から、夜間には夜間照明を設置し社会体育の面ですばらしい効果を上げている、そういう事実もあ...全文を見る
○輿石委員 今、短期大学の問題にかかわりまして社会人入学の問題が関連として出されましたので、その点についてお伺いをいたします。  社会人入学制度は、私がちょっと調べさせていただいたところによりますと、五十三年に立教大学法学部が昼間部として初めて導入しまして、五十八年には国公立の...全文を見る
○輿石委員 そういう方向で、ここへ入学をし学習の機会を得てまた再び職場へ戻ってすばらしい職業人として成長をしていかれる、そういうふうに私どもも望みたいわけですけれども、その問題とかかわって、生涯学習とかかわった専修学校、各種学校との関係はどのような現状にあるか、お聞かせをいただき...全文を見る
○輿石委員 専修学校が三つの課程に分かれていて、一般課程については、当然のことでしょうけれども、入学資格とか年齢制限はないわけですね。
○輿石委員 それでは別の問題をお尋ねいたしたいというふうに思うわけですけれども、既に午前中の質問にもありましたが、四十七各都道府県で生涯学習推進会議というような名前で、名称はいろいろあるでしょうけれども、十四県に至っては生涯学習センターというふうな名称も使いながら、生涯学習へ向け...全文を見る
○輿石委員 もう時間がなくなりました。まだお尋ねをしたい問題があったわけですけれども、時間切れになりますので、最後にどうしても心配になる点をお尋ねいたします。法案にかかわった方がよろしかろうと思いますので、お尋ねをいたします。  学習塾とのかかわりについてであります。第三条第一...全文を見る
○輿石委員 学習塾の情報は私どもとしては期待をしていない、とすれば、入る余地もある、そういうふうにも受け取れますが、いかがですか。
○輿石委員 私どもとしては入れるべきでないというふうに思うと言われたわけですから、学習塾の情報なるものがこの生涯学習の事業の一環として入ってくるというようなことになれば、まさに過去にもそれで政治問題になった背景がありますから、ぜひその辺についてはそれの歯どめなり入らないという保証...全文を見る
○輿石委員 審議の時間が終了したという連絡が入りましたので、以上で質問を終わらせていただきますが、私は、子供たちが塾通いをし、悲鳴を上げているこの子供、青少年の叫びを何としても生涯学習、文教政策の中心の柱として考えていっていただくことを要請をいたしまして質問を終わります。ありがと...全文を見る
06月22日第118回国会 衆議院 文教委員会 第16号
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○輿石議員 ただいま議題となりました学校教育法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  学校教育法は、高等学校の目的として、「心身の発達に応じて、高等普通教育及び専門教育を施す」と定めております。  今日の科学・技術の進展は目を...全文を見る
○輿石委員 私は、週休二日制、学校五日制の問題について御質問をしてまいりたいと思うわけですけれども、ただいま土肥委員の方で私学の教育費助成の問題をめぐって何点か指摘がありました。その中で、私も聞いていて、これから私自身が質問する問題とも大変かかわりますので、問題点が浮き彫りにされ...全文を見る
○輿石委員 今文部大臣の方から、九都県六十八校ですか、試行に入った経過等が話されましたし、またこの実験校を指定したねらいや事情等についても触れていただきました。  そこで、後ほどその問題にかかわって質問をさせていただきますが、今文部大臣の方から言われた中身とすれば、そのための教...全文を見る
○輿石委員 今局長の方から、まさに戦後最悪の、登校拒否児四万人を超える、高校中退者は十一万人を超えるというこの状況、この十一万人という数は、御説明のように百校に在学する生徒が一遍にいなくなる、そういう状況であります。これは何としても、我が国の文教政策としてその辺に大きくメスを入れ...全文を見る
○輿石委員 いろいろな原因が複雑に絡んでいることは私もそのように理解できるわけですが、一九八九年に文部省が調べられた児童生徒の問題行動の実態調査、私もそれを分析をさせていただきましたし、見させていただきました。  私がその調査によって把握しているところですと、小学校と中学校で若...全文を見る
○輿石委員 先ほど冒頭に私が申し上げましたように、塾通いが中学へ行くと半数以上にというふうに今言われた調査でも出てくるわけであります。したがいまして、日本の教育が金で買わなければならないというような風潮があるという指摘が既にされたわけですけれども、まさにこの塾通い、子供たちはここ...全文を見る
○輿石委員 その辺にこだわるわけではないのですけれども、今局長の方は高校中退者の対策として進路指導のあり方、さらにはカリキュラムの弾力的な運用、大学の準備的な教育に陥らないような弾力的な運営をし、そういう教育をしてほしい、そんなことを言われましたけれども、そこでお尋ねをいたします...全文を見る
○輿石委員 今の局長の答弁をしていただいた点は、大変学校教育制度の根幹にかかわる点ですから、確認をしておきたいと思うわけですが、学校の実態や地域の実態、子供の実態に応じてカリキュラムは弾力的に運用されるべきだし、そのように各学校にもお願いをしている、そう言われましたけれども、その...全文を見る
○輿石委員 それでは、学校五日制の問題についてお尋ねをしたいわけでありますが、昨年の十二月、人事院の勤務時間問題研究会が出されました報告書では次のように言っているわけです。「現在文部省において検討が進められている学校五日制の問題は、週休二日制社会の実現に当たって避けて通れないもの...全文を見る
○輿石委員 この激動する社会の変化、それに対応できる教育をという点から学校五日制は避けて通れない課題だ、そういう認識はお互いに一致をしているわけですが、そこに教育をつかさどる教職員の勤務態様も、それは当然教職員だけは別だという感覚ではなくて、今後どのように週休二日制を保障していく...全文を見る
○輿石委員 今、最終的には実験学校での研究成果を待つ、こう言われて、そのための試行でしょうから当然だというふうに思います。  しかしながら、今局長言われましたように、教育水準の維持という点で、六日でやったものを五日に持ってきた場合に、学習者である子供の負担、それから、教育水準が...全文を見る
○輿石委員 必要ならば手直しも考える、理論的にはというその理論的にはというところがわかりにくいところですけれども、ぜひ、そういう弾力的な運営をというところでは限界があるわけですから、何とか子供たちのために、余り枠組みのされた教育ではなくて、再三局長言われているような方向で学校、教...全文を見る
○輿石委員 それでは、私の質問は以上で終わらせていただきます。ありがとうございました。