輿石東

こしいしあずま



当選回数回

輿石東の2005年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月03日第162回国会 参議院 予算委員会 第4号
議事録を見る
○輿石東君 おはようございます。  与えられた時間の中で、総理並びに関係大臣に質問をさせていただきます。民主党・新緑風会の輿石東でございます。  まず最初に、総理にお尋ねをいたします。  今国会の中心的課題はどのようにとらえられているか。昨年の通常国会は年金国会、参議院選を...全文を見る
○輿石東君 息つく暇もないと、こういうお話ですけれども、今日の新聞等では既に会期延長をすると、こんなお話もあるわけですけれども、この予算委員会はじっくりとやるという御意思でしょうか。
○輿石東君 今、私たちに、この国会に国民は何を望んでいるのか。このパネルを総理にも見ていただきたいと思います。(資料提示)  まず、年金、雇用、断トツであります。続いて、治安、財政改革、教育改革。これはこの二月に政府の内閣府自身が調査をされたものであります。左は昨年のデータであ...全文を見る
○輿石東君 昨日の衆議院の総括質疑の中で、この民営化問題については総理自身が十年、二十年前にやっておけばよかったと。その意味は何を意味するんですか。
○輿石東君 後ほどその点についてもお聞きをしたいと思いますが、官房長官にお尋ねをいたします。  この国会の法案の数は八十三本、これについて官房長官はどういう認識をされておりますか。
○輿石東君 総理にお尋ねをいたします。  昨年は百二十六本、一昨年が百二十七本、あっ、逆だったかもしれません。ここ五年間を見ても百本を下回ったことはありません。そうしますと、四十本以上の差があるわけですね。これを郵政民営化シフトだと指摘する人もあるわけですけれども、その点はいか...全文を見る
○輿石東君 昨年、国会で、流行語大賞というのがあって、超気持ちいいとか、三つ目にサプライズ人事というような問題もありました。国会では昨年から年金、イラク、そして私はこの国会は何国会というんだと。昨年から引き続いて、国会では年金、イラク、三位一体と、こうつながっていたような気がする...全文を見る
○輿石東君 そういう意味で言っているわけじゃないんです。今、国民が求めている政治課題は何だと冒頭お尋ねしたわけであります。まだ総理は国民が求めている政治課題は何であるかをお分かりにならないんですか。
○輿石東君 ここに昭和三年、今から七十七年前の立憲政友会が使ったポスターがあります。(資料提示)これは地方六団体でもお使いになったそうですが、借りてきたわけであります。  地方分権、「国民諸君は何づれの姿を望むや」「地方分権丈夫なものよ ひとりあるきで発てんす」「中央集権は不自...全文を見る
○輿石東君 そのとおりでしょう。  だから、総理、今、郵政民営化じゃないんです。七十七年、地方分権、地方から日本を元気にする、国から地方へ、総理もそうおっしゃっているじゃないですか。それを総務大臣の麻生大臣と二人でやり遂げたらどうでしょう。歴史に残る総理に名を連ねることは間違い...全文を見る
○輿石東君 両方大事だ、それでは会期延長の問題もあります。私たちが要求をしている年金の一元化、政治と金にまつわる政治資金規正法、被災害者支援法、これらの提案もしているわけですけれども、受けて立っていただいて、この国会でじっくり結論を付けていくという御意思ありますか。
○輿石東君 そう言っているわけじゃないんです。我々が提案をしているものに受けて立つかとお尋ねしているんです。
○輿石東君 岡田代表とも党首討論で、昨日の集中審議でも議論をし、一歩踏み込んで検討すると、総理、答えているんじゃないですか。
○輿石東君 それでは、一つお尋ねをいたしますけれども、年金改革、ゼロからの出発をしようと。今ある現行年金制度は百年安心プランどころか百年不安のプランだ、ゼロからの出発をしようというのが我が党の主張であります。  ゼロから出発する、そのことでいいんですね。
○輿石東君 そういう話ではなくて、今の年金制度に不満を持ち、国民年金を未納というのが四割以上じゃないですか。もう破綻をしている、だから新たな出発で考え直していこうと、そういう基本に立とうという意味であります。
○輿石東君 まあ、総理自身、お分かりになっていないようです。  もう一つ、私どもは政治と金の問題について証人喚問も求めております。  私自身の政治団体について一部の政党から御批判もいただいていることは承知をしております。輿石東、私自身の政治活動について御不審な点があれば、どこ...全文を見る
○輿石東君 国会の動向を見守ろうとおっしゃいました。国会でそういう意思を決めたら必ず実現していただけますね。
○輿石東君 先ほどの地方分権の問題、総理、この問題は、先ほどパネルでお見せしたように、梶原前知事会長が、政府の主催する総理が招いた全国知事会でこのようにあのポスターを引用して言われているのであります。  地方分権、三位一体改革について今日まで歴史の流れを振り返りますと、明治前半...全文を見る
○輿石東君 麻生大臣と一緒に郵政化じゃないでしょう。竹中大臣と一緒に、そうじゃないですか。
○輿石東君 もし、この民営化法案が通らなかったり、自民党の中でまとまらなかったら、総理はいかがいたしますか。
○輿石東君 私どももじっと見守らせていただきます。  麻生大臣、笑っておいでになりますけれども、地方分権について、私は、平成五年の衆参におけるこの推進決議というのからスタートしていると思います。義務教育国庫負担の問題がネックになっていまだ結論が出ていません。この問題を含めて、平...全文を見る
○輿石東君 今、麻生大臣がこの三兆円規模の補助金カット、これを地方に投げたと。これは総理と相談をして、画期的なことだと言われました。私は、そこに問題がある。投げたボールがくせ球だと、こう思いますけれども。  なぜなれば、三位一体というのはキリスト教用語かどうか、そういう話もあり...全文を見る
○輿石東君 一緒に行っていないんですよ。全国知事会へ、三兆円どこを削ったらいいか、削ってみなさいという提案を麻生大臣も言ったじゃないですか。そして、出てきた結果が三兆円にならなかったじゃないですか。麻生大臣、中身を言ってください。
○輿石東君 それで、八月の十八日くらいですか、新潟へ行ったらあらしに遭って、知事がそこで一回解散をし、また改めて協議をした。深夜まで掛かった。そして、あの義務教育国庫負担や生活保護の問題がいまだ解決しないまま秋の中教審の結果待ち、そうなっているはずですね。  それで、知事会では...全文を見る
○輿石東君 今、梶原知事も評価をしていただいた、その梶原知事でさえこの問題は六十点と、こう言っているんですよ。三重県辺りの知事は点数の付けようがない、こういう話だ。  それから、こんな状況で、義務教育国庫負担の問題は後ほど関係大臣にお尋ねをしていきたいと思いますが、この義務教育...全文を見る
○輿石東君 分権一括法で自治事務になった、それは私も承知しています。とすれば、義務教育は国から離れたという意味ですか。
○輿石東君 標準法があればということですけれども、財源がなければ標準法があっても何にもできない、そのことについては。
○輿石東君 麻生大臣にばかり質問して申し訳ないですけれども、もう一点。  合併の問題、進捗状況、今後の見通し、教えてくれますか。
○輿石東君 なぜ急に私が合併、教育には関係ないような形で合併の問題を持ち出したかというと、昭和の大合併と、こう言われたですね。そのときの合併の条件が義務制が中学校までいったと。中学校をどうするかというのが最大のネックになったと理解しているんですが、その点、いかがですか。
○輿石東君 そこで、先ほどのまた七十七年前の古いポスターを見てください。  ここに注目すべき点があると思うんです。「地租ヲ市町村ニ移セバ」、永久減税を得て、市町村民の負担が軽くなり、したがって地方は発展し、地域、そしてその後です、「地域セマキ町村ニ対シテハ例外ヲ設ケ教員ノ俸給ヲ...全文を見る
○輿石東君 県立高校と小中学校、授業料を取るか取らないかと、大きな違い、義務制ですから、そこはきちっと区分けはしなければいけないと思います。  文科大臣、中山大臣、この義務教育国庫負担、教育の在り方を含めて御意見をいただきたいと思います。
○輿石東君 今大臣が教育の機会均等、憲法二十六条、教育基本法三条の理念を言われたんだと思います。そのとおりだと思う。  そして、総理、この義務教育国庫負担が中教審の秋の結論待ち、こういう結論を与党で出したのが昨年の十一月二十六日、そのときに官邸で中山大臣と握手をし、まあ済まぬな...全文を見る
○輿石東君 総理も苦労しているな、そんなことで、中山大臣、むしろその折に、総理、郵便局じゃありません、学校ですとなぜ言ってくれなかったのか。
○輿石東君 総理、それは中山大臣に済まぬなと言うことも必要でしょう。しかし、それ以上に、全国三万三千の小中学校に学ぶ一千万を超える子供たち、その親御さん、そこで懸命に子供に勉強を教えている先生方に済まぬな、こらえてくださいと、なぜそういう言葉が国民に向かって出ないんですか、総理。
○輿石東君 私は、地方の創意工夫と財源の問題と切り離してほしいと。
○輿石東君 確認できてほっとしているわけであります。国の責任で財源は確保する、あとは地方で工夫しなさいと、そういうことですね。
○輿石東君 これは、今日は大変、文科大臣経験者も大勢おります。島村大臣、町村大臣にもこの辺の御意見を伺いたいと思います。
○輿石東君 島村、町村両大臣は東京と北海道ですよね。どこに生まれ育っても同じ教育が受けられる、御両者ともそういうお話でありました。  島村大臣、ちょっと話が外れますが、一昨日、BSE、牛の全頭検査は世界の非常識と。総理は、今食べ物が危ない、食育をきちんとやりなさいというお話。そ...全文を見る
○輿石東君 まあ、食育をどこでやるかという話をこれ以上しても仕方ありません。  ちょっとパネルを出してくれる。(資料提示)  町村大臣、海の向こうのイギリスでは、サッチャーさんは、一に教育、二に教育、三に教育。それを受けたブレア首相は、この平成、六年には全額国庫負担を行うとい...全文を見る
○輿石東君 このパネルを総理、見ていただけますか。  今、日本の子供たちはこんな状況にあると思います。「三失に三間なし」、自由に遊ぶ時間、遊び場、空間、仲間もいない。そして、ずっと下がって、「遊びは子どものご飯です」、これは十五年前に旧厚生省が作ったポスターであります、の言葉で...全文を見る
○輿石東君 今、十年、二十年前の子供と違って三つのものを失った。自由に遊ぶ時間がない、遊び場、空間がない、仲間がない、三つの間、三間。(発言する者あり)三間。間です。
○輿石東君 三つのものを失ったと。
○輿石東君 時間、空間、仲間の三つを失ってしまったと。お分かりですか。  こういう状況に置かれ、この三つの空間を、間を取り戻すためには、子供は危険でどうにもならないという状態、学校、子供は学校へ預けておけば安心だという学校神話も崩壊した。これこそ、郵便局でなくて学校を何とかしろ...全文を見る
○輿石東君 委員長も元文部大臣経験者として何か御意見ありますか。
○輿石東君 そうでしょう、その立場にないから。  これは、郵政、郵政民営化内閣ではなくて、これだけそろっているんですよ、文部大臣経験者。そして、総理のおじいさんも旧義務教育国庫負担法を提出したその人だと、その一人だと、衆議院で議論があったじゃないですか。谷垣大臣のお父さんも文部...全文を見る
○輿石東君 それは、今日、国民の皆さんが、そんなこと私は言ってない、それを判断してくれるでしょう。  中山大臣、最後に、教育問題で締めくくってくださいよ。
○輿石東君 総理、今、中山大臣が最後に言われた子育ての育成コンテストのように、地域で、地域ごとに、どれだけうちの地域は子供を大事にするかと、そういうものを競い合うと、地方で。そういう意味では、地方に任してくれと、そういう声なんですよ。  まあ教育はこのくらいにして、本年度予算の...全文を見る
○輿石東君 今、財務大臣から、歳出削減を三年ぶり、国債の発行も四年ぶりに縮小したと、収支のバランスに第一歩を踏み出し、一里塚だと、こういうお話ですね。  そこで、お伺いをしたいと思いますが、大臣は経済財政諮問会議という政策決定の重要な場で、地方には八兆円から、七兆円から八兆円の...全文を見る
○輿石東君 麻生総務大臣、今、交付税の、七、八兆円の過大計上、この問題について麻生大臣はどんな認識ですか。
○輿石東君 総理、今、総務省と財務省と見解が若干違うようですけれども、どうですか。
○輿石東君 それ、今の御発言でも小泉総理の政治手法がうかがえます。私の出番じゃないと。あの知事会から投げられた三兆円を削るときもそうじゃないですか。私の出番をつくるな、勘違い大臣がいる。今度は、二人で調整をしてくれ、おれは見ている。これで一国の総理として、そういうときこそリーダー...全文を見る
○輿石東君 財務大臣、今の七兆、八兆のことですが、もし私の県内にそれを当てはめると、九十万県民、五千億、県予算はない。今年、四千六百四十六億、知事はヨロヨロ予算だと、こう言うんです。四十、四千六百四十六億。ヨロヨロ予算で困る、地方交付税も削られた。しかし、我が県議会で、その地財計...全文を見る
○輿石東君 麻生大臣と協力をして、出口の総額、地方税の総額は前年度並みに確保したと。  一つだけ確認をしておきたいと思います。  また、この予算が成立したら、財務大臣、実は計画と決算の乖離もあって七、八兆円の無駄がありましたと、そんなキャンペーンをまさか張らないでしょうね。
○輿石東君 麻生大臣、今後の地方財政の中期ビジョンというようなものも御提言をされているようであります。今後の地財計画の在り方も含めてどんな提案をされているのか、どんな見通しを持っているのか、お答えください。
○輿石東君 その法定率の改正、そこまでいかないと地方税は確保できない、そういう時代がやがて来ると私も思っております。  地方はこのように、非常に国と地方でスリム化をしようという努力をしているというにもかかわらず、中央は相当の無駄遣いをしているではないかという批判もあります。例え...全文を見る
○輿石東君 似たような税金の無駄遣いという例に倣って、新聞報道によりますと、住宅金融公庫を改組して十九年度から独立行政になっていく。これは、この法案も今国会に出されていると思います。この問題について国土交通大臣並びに財務大臣にお伺いをしたいと思います。
○輿石東君 今お聞きのとおり、独立行政法人に移行するのに二兆円、三兆円という国民の税金をぶち込まなければ処理ができない、こういう実態ですね。だから、総理、この財投改革、財投を使って金流れている、あるいは郵貯に関係する、そこを十年、二十年前にやっておけばよかったと言ったのは、そうい...全文を見る
○輿石東君 その十三名で行う、そして財務省のそれは官僚が兼務でやるということですか。
○輿石東君 まあ、財務省の官僚たちが現地監査をして、その体質から見てきちっとできるような状態ではないと思いますが、それはさておいて。  この特殊法人関係の財投機関にかかわって、谷垣大臣の前任者であります塩川元財務大臣がうまいこと言ったんです。一般会計、メスを入れないと大変なこと...全文を見る
○輿石東君 まあ、そんな細かい数字を求めているわけじゃないわけで、八十二兆円の一般会計予算を今これから審議をするわけでしょう。それを、二百三十兆も見えないところにある、それをメスを入れないで、そこに大きな無駄遣いがあるのにそこへメスを入れないで、地方の歳出だけ削ろうと、こういう手...全文を見る
○輿石東君 総理、そこで総理にお尋ねをいたしますが、予算は、予算案というのは税、国民の税金をどう使うか、その使い方を審議するところで、計画と決算の乖離ということが度々今日は出てきました。税金がどう使われたか、ここが決算。普通の会社や民間では決算が承認されなければ予算は組めない。そ...全文を見る
○輿石東君 会計監査院の充実強化というような話もあるわけですけれども、そういうもので私ども党派を超えてその問題には改革協辺りで取り上げていく問題だろうとも思っていますので、総理の方もきちっとそれにこたえるようにしていただきたいということをお願いしておきます。  次に、先ほどから...全文を見る
○輿石東君 官房長官にも一言お願いしたいと思います。
○輿石東君 じゃ、人事院にもう一度お尋ねします。  この今回の国家公務員の給与の見直し、大変不思議、マジックみたいなんです。なぜならば、人事院は給与費の総原資は変わらない、総額は変えない、それでどうやって国家公務員の給与を引き上げるんですか。さっき言われた公務員には独自の工夫が...全文を見る
○輿石東君 分からないでしょう、言っていることが。私の推測によれば、いいですか、その工夫というのは、国家公務員の中で付け替えをできる、だとすれば、霞が関の官僚だけ厚くして地方の出先の方は低くする、そういう工夫ができるんです。それはそれでいいかもしれない。しかし、地方公務員は国家公...全文を見る
○輿石東君 退席した官房長官も、そういうことはいたしませんと。人事院総裁、どうですか。そういうごまかしやからくりを考えているんじゃないですね。
○輿石東君 総裁、その本省府庁手当とかなんとかという、そういうものはあるんですか、霞が関だけに手当を厚くするという。
○輿石東君 まあいいでしょう。しわ寄せやごまかしのないようにお願いしておきたいと思います。  竹中大臣、お待ちでしょうから、お尋ねをします。  あなたはよく、もはや戦後ではないという言葉を引用するのか、もはやバブル後ではない、定率減税を半減しても景気に影響はない、そういう意味...全文を見る
○輿石東君 この問題は衆議院でも相当議論されていますから、そういう議論されたものを重ねて質問はいたしません。  ただ、一つ、七九年に減税をやめたときの状況に今が大変似ていると。人件費を圧縮し、そして国民負担はどんどん、いよいよ増税へかじを切るのかな、そんな不安があって個人消費は...全文を見る
○輿石東君 国債を買ってもらう層を増やすと言ったって当てにならない、下がるかもしれない国債を買う人間はいないはずだと。今、この八十二兆円の国家予算は半分は借金でしょう。この借金ができるのは、郵貯、簡保、年金等の金を借りているから予算が成立するんじゃないですか。これは郵政民営化とも...全文を見る
○輿石東君 海外へ、外資に頼る、これは返ってこない場合もあるわけですから大変な危険もあるわけでしょう。その辺いかがですか。
○輿石東君 今の問題、竹中大臣、いかがですか。
○輿石東君 もう一点、郵政の問題、時間なくなりましたので、総理と竹中大臣にお伺いをいたします。  三百五十兆円にも及ぶ巨額の金が民間へ流したい、それが郵政民営化の最大の理由。しかし、これは平成十三年の財投改革でそのバブルは締められている、そう理解をしているんですが、それでもなお...全文を見る
○輿石東君 総理も一言御意見いただけますか。
○輿石東君 民営化しなくても、財投機関はそこへメスを入れればそれで済む話でしょう。しかし、まあこんなこと議論をしても仕方ないので。  今民間へ三百五十兆のお金を流したって借り手がないんですよ。だぶついている。企業も金余り現象。そんな中へ三百五十兆流れていくわけがない、私はそう思...全文を見る
03月31日第162回国会 参議院 国土交通委員会 第7号
議事録を見る
○輿石東君 民主党の輿石ですが、与えられた時間の中で質問をさせていただきたいと思います。  今、徳島の小池元市長さんですか、立場から、内水、外水というような言葉もありまして、堤防を挟んで河川に流れる方を外水、市街化、人間が住む方を内水と定義するならば、今回の法改正の柱は三つある...全文を見る
○輿石東君 今大臣からも、時代とともに下水道の役割がますます大きくなって、それに対応できる法改正だと。先ほど小池議員からは、それにしてはこの法案は不備があるのではないかと、研究会小委員会等の答申等をきちっと受け入れた法改正になってないと、こういう指摘があったわけですけれども、それ...全文を見る
○輿石東君 このように一つ一つ聞いていくと時間が掛かるわけですけれども、では下水道のこの普及率はどのくらいですか。
○輿石東君 そうしますと、今言われたように、下水道の方は、国民の三人に二人は下水道を使っていると。しかし、裏を返せば三分の一はまだ下水道の恩恵にも浴していないと、こういう人たちがいるということと、高度処理に至っては、そういう危険な余り目に見えないものに至っては一二・二%というこの...全文を見る
○輿石東君 今局長から話があった中では、大都市では用地の確保が大変難しいと、小さい、中小になると、用地はあるけれどもコスト高になると、だから一緒に共同で連携をしてこういうものに当たっていこうと。そうしますと、肩代わりという言葉がありました。肩代わりしてもらう方とする方と二つの立場...全文を見る
○輿石東君 今、東京湾は三・六%という話がありましたね、現状。これを今の目標値まで、本当にいつまでにどこまで達成できるかということはなかなか難しいと思うんですがね。私の山梨なんかはこの国土交通省の調べでは〇・二%、こういう驚くような数字があると。山梨の知事以下みんな、きちんとこう...全文を見る
○輿石東君 今、滋賀県の先進的な事例ということで出されましたんで、全国の高度処理の現状が一二・二%と、東京が三・六という数字が出たわけですが、琵琶湖を抱えた滋賀県は、この私が調べたやつだと七四・七で間違いないですか。
○輿石東君 そういう影響があって、京都府が三五・一、大阪、大臣のところの大阪も大変いいですね、三九・一。これはやっぱり大阪や京都府がいいというのは、この琵琶湖、上流にある琵琶湖の水がきれいと、こういう水を使っていると、こういうことが影響しているのかなというふうにも思うわけで、この...全文を見る
○輿石東君 是非そういう先進県な例を取り入れて努力をしていただきたいというふうに思いますが。  先ほど雨水対策のところで一つだけ確認をしておかなきゃいけないなという問題がありますので、一つお尋ねをします。  都市部における浸水対策が重要だというのは小池議員の方から再三にわたっ...全文を見る
○輿石東君 あれ、もう実施、指定したわけですね。
○輿石東君 局長と、もう責任ある人間が一日でも、一日日付が変わると年度が変わるわけだから。これは、実施されているというのと、これからしますというのと大きな違いですよ。まあ気を付けてもらって。  そこでお尋ねをしますけれども、この特定都市河川浸水被害対策法と今回創設されている雨水...全文を見る
○輿石東君 そういう答弁になるとは思いますけれども。  先ほど小池議員の質問の中にありました汚水対策と雨水対策、雨の方と汚れた水の方の対策で、これを、今回の法改正は雨水だけに限ってその下水道水域使って流していこうと、こういうことですから、じゃ雨水は全然害がないんだよという認識も...全文を見る
○輿石東君 この市街化区域、特に都市部の雨水対策、内水対策ということがずっと議論をしてまいりましたけれども、昨年は「災」という言葉で一年を締めくくらなければならなかった、それだけ、台風が十個上陸したとかと先ほどお話がありました。その中で非常に、この東京でも赤坂で建設中の作業員が一...全文を見る
○輿石東君 したがいまして、ずっと今日、スタートからそんなお話が続いたわけですが、いかに都市部の市街化された浸水対策が重要であるか、被害額の約半分はそういうところにあるというデータからもそういうことが言えると思います。  そして、先ほど局長は、昨年五月に制定をされた特定都市河川...全文を見る
○輿石東君 時間もなくなりましたので、高度処理の問題にかかわって、私は、小池議員が徳島、先ほど一番後れていますよなんて局長が言われたわけですけれども、ここの下水道管理者が高度処理についてどう判断をしていくかということも大事でしょうし、その肩代わりをしている、先ほど肩代わりされる方...全文を見る
○輿石東君 今、窒素、燐の削減目標が達していなかったら許可がされないと、そういう答弁だったと思いますが、そういう事例ありますか。
○輿石東君 これからだからやってみなきゃ分からぬという話ですね。  罰則規定は明確にありますか。
○輿石東君 私も罰則をどんどん設定すればいいという意味のことを言っているんでなくて、そういうふうに今言われた中でも、この実効性、果たしてどうなのかなという疑問があるということであります。  そこで、国と県又は下水道管理者と、こういう、県になったり市町村になったりする場合があるわ...全文を見る
○輿石東君 流域が複数にまたがるときにはその当該の地方公共団体に、これは当然だと思いますが、もう一つ大事な視点として、住民がこういう問題にどうとらえて、どういう認識をし、各家庭から出している生活用水、これを余り汚いものを出さないというのが基本になると思います。とすれば、地域住民に...全文を見る
○輿石東君 もう一つだけ確認をさせてもらいたいのは、私が改めて地域住民という言葉を使いましたけれども、こういう問題は、自分で出した汚水なりそういう生活用水は自分が出したという意識がある。しかし、窒素や燐が川の中へどのように流れているかというのは目に見えない。  だとすると、受益...全文を見る
○輿石東君 今大臣言われましたように、補助事業とか都道府県が代行というような形で弱い市町村、地方公共団体にはサポートしていくということが何よりも大事だというふうに思いますので、是非配慮していただきたいというふうに思います。  もう一つ、局長の方で結構ですから、私ども、これまで下...全文を見る
○輿石東君 ちょっと外れますけれども、この政治の社会、大人の社会もやっぱり川上の文化を見直すというところへ目を向けないと大変なことになると。同時に、子供の学校の中でも、私も予算委員会でちょっと触れましたけれども、貯水池というのを書かせると、水がたまる貯水池の池を、池と書かずに土地...全文を見る
○輿石東君 終わります。
06月09日第162回国会 参議院 国土交通委員会 第21号
議事録を見る
○輿石東君 民主党の輿石ですが、与えられた時間の中で質問をさせていただきたいと思いますが。  私、本案の質問に入る前にちょっと、新聞で質問するということは余り性分に合わないわけですが、月曜日の朝日新聞のトップ記事に、今日議論をさせていただく中身のヒントを与えられているような気が...全文を見る
○輿石東君 今の局長のお話を聞いていますと、今までの我が国の住宅政策というのは、単に住宅を建設をすると、そこに重点が置かれたと。今、働き方とか住み方自体も多様化しているわけですから、まちづくりと住まいづくり、これをセットで考えていかない限り、今の時代の対応をし切れないということか...全文を見る
○輿石東君 今丁寧に説明していただいたわけですけれども、私の言いたいのは、そういう中身で五つの法律にかかわっているけれども、もっと簡単に突き止めると、公営住宅法の一部改正というのは、ある市に県営住宅と市営住宅が一緒にあったらどちらも一緒に管理できますよと、管理の代行ということがこ...全文を見る
○輿石東君 今、大臣からも、先ほど北川議員が質問をされた中身でも市場重視とかストック重視というような言葉も出てきました。ただし、国の任務として住宅に対するセーフティーネットというものを忘れてはいけないという補足もありました。  そこで、私は、少しこれまでの、よく戦後六十年という...全文を見る
○輿石東君 今、一つの、四十一年に住宅建設計画法ができて、そして第三期の居住水準というものを目標に掲げたと、その辺から質の問題も考えてきたというお話ですが、とりわけ、今の住宅局長の発言だと、ここの直近十年では相当そのことについて考えたとこう言いますから、じゃ、直近の十年ぐらいの歴...全文を見る
○輿石東君 住宅局長もよく調べていただいて、間に合わしていただいてありがとうございました。  もうちょっと私が調べさしていただいた資料によると、議員立法で出したその方は元総理の田中角栄さんだったと。あの人は建設族のドンと、こう言われてその後きたわけですが、その辺から力量を発揮さ...全文を見る
○輿石東君 そうすると、全国で千五百団体ということになれば、半分行ってないですよね。四〇%だよね。だから、私が申し上げたいのは、これから新たな住宅政策とか何とかプランというのが出てきても、十年、十一年たってもこの住宅マスタープランというのは、その前の五十八年の、今お話がありました...全文を見る
○輿石東君 もう一点だけ過去にさかのぼってお尋ねをします。  量から質、居住水準というものを出したころ、あれは出さざるを得なかった、外圧、よその国からの圧力もあったと聞いているわけですね。というのは、その端的の一つの象徴として前川レポートというのがありました。そこには、よそから...全文を見る
○輿石東君 少しは法案の中身にも触れて質問させていただきたいと思います、時間も少なくなりましたので。  私は、当初、この二法の中身をあえて住宅局長にお尋ねをし、少し表現は悪いわけですが、今までの日本の住宅政策の後始末法案だと、こういう言い方をさせていただいた。それは、公庫も機構...全文を見る
○輿石東君 さっきの北川議員の質問にもそこが出てきたと思いますが、本来なら財投へ返さなければならない金利分、これが七千億とかと言っていますね。それだけは財投へ返すというより国民に損をさせているということですから、分かりやすく言えば。その責任をきちっと持っていただきたいと。それを経...全文を見る
○輿石東君 局長にもう一回念押しみたいに質問をするわけですが、この住宅再生機構の基盤整備をしていくという見通しですね、これがちょっと資料によると、中長期的な経営改善見通しとして第三期中期計画中にというんだから、これでいうと平成三十年ということになるわけですかね、を目途にニュータウ...全文を見る
○輿石東君 それでは、この公庫と機構の繰上償還についてはこの程度にして、法案の中身で、住宅建設五か年計画、四十一年に始まった計画も第八期住宅建設五か年計画の最終年、十七年、今年ですね、これでこの計画は終了をすると、終わりにするというのも先ほどのやり取りの中で明らかになりました。 ...全文を見る
○輿石東君 その最初のうちの第八期に至る前半のこの計画は、五期ぐらいまでは九割方進捗率も達成されたと。ここで、ここへ来たらもう、財政的ないろんな要因はあるでしょうけれども、半分にも行かないと。こういう計画を、もうここで終わりだからこれはまあこれ以上言う必要はないけれども、そういう...全文を見る
○輿石東君 持ち時間があと十分になりましたので、いろんな質問もしたかったわけですが、大変時間が過ぎましたので、はしょって、一つだけ、どうしてもお尋ねをし確認をしておかなきゃならない問題として、私が長い時間を掛けて昭和二十六年の公営住宅法の法案成立の経緯をあえてしつこくやったのには...全文を見る
○輿石東君 最後になろうかと思いますが、そういう大臣の姿勢で是非行政担当をお願いしたいというふうに思います。  今大臣からも、建設を前提としない借り上げ公営住宅制度というのもあるのでと、それも加味しながらと、そういうことでしょう。  それからもう一つは、財政的にこの家賃制度を...全文を見る
○輿石東君 終わります。