輿石東

こしいしあずま



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輿石東の2006年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月06日第164回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○輿石東君 おはようございます。  与えられた時間の中で、総理及び関係大臣に質問をさしていただきます。  最初に、総理にお伺いをいたしますが、政府・与党はこの国会、行革国会と位置付けているようですけれども、まあ総理は九月の総裁選には出馬をされないと、こんなことも聞いているわけ...全文を見る
○輿石東君 大変御丁寧に説明をいただいたわけですが、一つ、今の政府は大き過ぎる、与野党合意でそういう認識だと、こういうお話があったわけですけれども、私どもは必ずしもそういうふうにとらえておりません。後ほどその点は指摘してまいりたいというふうに思いますが。  総理が今日まで四年十...全文を見る
○輿石東君 全く矛盾するものではない、そう明言されました。まあこれから何点かその矛盾をするであろうところについて御質問をさせていただきたいと思いますが、私もこれまで五回の総理の施政方針演説をお聞きして、改革なくして成長なし、官から民へ、国から地方へ、この三つのキャッチフレーズはも...全文を見る
○輿石東君 分かりましたんで、これ以上は。
○輿石東君 総理にお願いしたいんですけれども、もう少し簡潔にお答えいただきたいと思います。  私が申し上げたのは、稚内から石垣まで、どこに生まれ育っても良質な公共サービスが受けられる、教育もしかりだ、そういうことを言ってほしかった。  で、世界に誇れるものがもし日本に三つある...全文を見る
○輿石東君 いや、そういうことを言っているんじゃないんです。
○輿石東君 それでは、別のサイドでもう一つお聞きします。  今、もし、私どもは昨年〇五年を漢字一文字で愛というふうに名付けました、愛という言葉を使って。私どもの民主党の鳩山幹事長もよく、政治は愛だと、これが口癖であります。もし、今、小泉政治に、小泉改革に愛を感じますかという世論...全文を見る
○輿石東君 最初の演説の米百俵の言葉も今引用されました。小林虎三郎は今言われたとおりで、あしたの幸せのためにここは耐えて、そして何をしたか、学校を造ったんですね。小泉総理は、耐えてくれ、耐えてくれと言って何をしてくれたのかは余りはっきり見えてこない、そこに国民も不安を感じている。...全文を見る
○輿石東君 簡単にやってください。
○輿石東君 いいえ、結構です。
○輿石東君 そうしますと、確認をいたしますが、この行革推進法は、突き詰めると、再三、最初から総理が御答弁していただいていますように、小さな政府を目指す、そういう目的があるわけですね。
○輿石東君 今総理から御答弁いただいたように、この小さな政府というのは分かったような分からないような概念、定義だと思います。  そこで、今度は谷垣大臣にお尋ねをしたいと思いますが、よく谷垣大臣は、社会保障の問題や歳出削減等の問題で身の丈という言葉をよくお使いになる。  そうし...全文を見る
○輿石東君 今お答えいただいた中で、私は四演説の中で、谷垣大臣の財政演説、本会議でお聞きしたわけですが、そこではこのように大臣は言っているわけですね。構造改革の先にある社会は、弱肉強食の世界ではなく、本来日本人が持っている家族や地域社会のきずなの中で支え合っていく、活力と信頼に満...全文を見る
○輿石東君 言葉じりをとらえて大変失礼ですけれども、国民に公共心を求めるならば、公の責任、地方へ任したり民間に任してはいけない、公の責任ということも忘れてはいけないというふうに思いますが、そんな議論をしている時間ないと思いますので。  麻生大臣、麻生大臣は今外務担当ですが、総務...全文を見る
○輿石東君 総理にここでもう一度お尋ねをしますが、谷垣大臣、麻生大臣、それぞれ小さな、向こうに見えてくる国の姿というかイメージ、若干語っていただいたわけですが、総理は、既存のこの仕組みを壊して、やっぱり簡素で効率的な政府、その財政規模も小さくしなきゃいけぬだろうと、そういうものを...全文を見る
○輿石東君 私は、この小さな政府を目指す、その理由は二つあるんだろうと、こう思っています。  一つは、国家財政の四割を占めるという社会保障の問題、これで財政は大変窮迫をしている。そしてもう一つは、やはり地方分権、国から地方へ権限も財源も、できれば人間も三ゲンセットで移動させる。...全文を見る
○輿石東君 この財政再建について、じゃ、ここで経済財政諮問会議等で議論が行われるわけですけれども、行われてきたと思いますが、そこで、関係大臣としてお三人にお尋ねをしたいと思います。  竹中、与謝野、谷垣、三大臣にお願いしたいと思いますが、この財政諮問会議でこの財政再建の議論が進...全文を見る
○輿石東君 付け加えることはないと言ったので、あえてお聞きをいたします。  谷垣大臣は、こういう議論をするときに、消費税の議論をすると歳出削減の意欲をそいでしまう、そういうのはエコノミー、経済を知らない人間の言うことだということも発言をされているようですけれども、その消費税につ...全文を見る
○輿石東君 まあ財政再建の話は尽きないわけですが、谷垣大臣、もう一つ。谷垣大臣は、この日本の経済はという、景気回復に絡んで、やっと民間需要の回復軌道に乗ってきたと。これは、今まで成長を妨げていた三つの過剰というものが解消されてきたと、そういう前提に立っていると思いますが、その三つ...全文を見る
○輿石東君 雇用と設備と債務の過剰と、この辺は分かりました。四つ目の過剰として政府の借金だと、こういう話、これが最大のネックだと、こうも言われているわけですね。  そこで、その債務の過剰というのは、企業、銀行等の部門だと思います。この債務の過剰の解消に道筋を付けたのが竹中大臣だ...全文を見る
○輿石東君 席を着かない間に、また再度質問をいたします。  金融庁はこの産業再生機構とどのようなかかわりを持っているのか、そして、今もちょっと触れましたけれども、二点言われてましたね、権利者の調整が大変難しい、それから金融のシステムに専門家が必要、しかしこの機構にはプロの優秀な...全文を見る
○輿石東君 竹中大臣に、個人的な見解でもいいですから先にお聞きをしたいと思います。
○輿石東君 大変失礼しました。それじゃ、与謝野大臣、お願いします。
○輿石東君 それでは、与謝野大臣にお尋ねしますが、この再生機構に最後に、四十一件企業が機構入りをしたと思いますが、最後に入ったミサワホームが、平成十六年十二月二十八日に、年末のぎりぎりの状態で再生機構の支援決定がされたわけですけれども、この決定について金融庁はどのような判断をされ...全文を見る
○輿石東君 一応、大臣はそれを、決定について問題はない、意見がなしということは問題なしというふうに理解ができると思いますので、まあそれはお答えいただかなくても結構です。  で、私は、このミサワホームが年末ぎりぎり、十二月の二十八日に支援決定をされたと。どうもその、元々この支援決...全文を見る
○輿石東君 当時は伊藤達也大臣だったと思いますが、竹中金融担当大臣から伊藤大臣にバトンタッチされたときのことですから、まあ与謝野大臣にそこをこれ以上詰めても仕方がないでしょう。しかし、こういう事実がもし本当であれば、これは大変おかしな話で理解は得られないというふうに思います。 ...全文を見る
○輿石東君 結婚になぞらえて、縁談というのは内々決めることもあると、これは少しちょっと、与謝野大臣、そんな答弁でいいですか。えっ、縁談と同じに機構はやるわけですか、仲人ですか。
○輿石東君 それでは、ちょっとこちらから申し上げますが、この基準ができるまでに、平成十六年の十一月十九日にミサワホームは中間決算短信というのを発表している。そこでは、業績予想として純利益百億を計上している。百億の利益が上がるんだという計上をしている。ところが、その十二月の七日、十...全文を見る
○輿石東君 そうしますと、再生機構の社長、斉藤社長ですかね、とか青山監査法人の、中央青山監査法人の奥山理事長とか、そういう関係者に一度聞いてみなきゃ分からぬという部分もあろうかというふうに思います。  小野委員長、必要によったらそうした関係者を予算委員会にお呼びをし、その真相を...全文を見る
○輿石東君 ありがとうございます。  最後に、竹中大臣にお聞きをいたします。この問題の最後であります。  平成十五年十月十四日に、このミサワホームの創始者であります三澤千代治氏とトヨタ自動車、経団連の会長であります奥田会長が、経団連の会議室、応接室で会談、奥田・三澤会談が行わ...全文を見る
○輿石東君 竹中大臣、竹中大臣。
○輿石東君 今、明確にないというお話をいただきましたのでまあ安心をしているわけですが。以上でこのミサワの話は終わりたいと思いますが、まあ、後日分かるでしょう。  で、次にですね、私は、去年、愛という一文字が使われたと昨年は言われましたけれども、もう一つ、流行語大賞にもなろうかと...全文を見る
○輿石東君 それでは、これ以上総理とやっていても見方が違う見方が違うですから、議論にはならないと、そういうふうに理解しますので、私は、今回のこの三位一体改革を私の言葉で言わしていただけば、丸投げ、数合わせというふうに評価をしたい。  なぜ丸投げなのか。最初に、地方六団体の声をし...全文を見る
○輿石東君 お手洗いですか。後で麻生大臣にもお聞きをしたい。必要なときにいなくなるわけですな。  で、私は、だから片山知事の発言になるし、更に言わしてもらえば、私が評価しているんじゃないです、知事たちが言っている。浅野前宮城県知事は、義務教育は削るとしても九番バッターだと、なぜ...全文を見る
○輿石東君 小坂大臣も、苦渋なと、こういう言葉を使われました。じゃ、快くということじゃないわけです。そして、地方に何とか裁量権をと。こんなもの、裁量の余地ないですよ。小中学校の教員の給与でしょう。これ人件費ですから、ほかには使えない。そういう性格のものだから、片山知事が言うように...全文を見る
○輿石東君 総論賛成各論反対の一番難しい問題がここに集約されたというだけの、総理、評価で、子供とか教育とか弱い立場の人を大事にする、そこに政治の責任もあるんじゃないですか。まあこれ以上申し上げませんが。  最後に、この問題でもう一回最後のパネルを見てください。(資料提示)これは...全文を見る
○輿石東君 今、地方交付税の性格、それは財源保障か財政調整かという二つの要素があるなんということは、みんな御案内のとおりであります。で、今、竹中大臣が言われているのは、地方から見れば歳入だと、収入だと、固有の財産だと、そのとおりだ。で、国から見れば、これは支出だ、出ていくお金だと...全文を見る
○輿石東君 大分、私に与えられた時間があと十分ほどになりましたんで、ちょっとはしょって質問をさしていただきたいんですが。  この三位一体改革で、地方からは単に補助率を下げただけではないかと、この義務教育国庫負担金、児童手当というような問題について若干触れさしていただきますと、今...全文を見る
○輿石東君 足立区の例、これに比べて足立区の例がよく予算委員会で取り上げられたと思います。生活保護世帯、全国で百万を超えてしまったと。足立区は、同じ二十三区でも四五・二%、半数近い生活保護の実態だと。全国は一二・八ですから。これを東京学芸大の山田教授は、富が親から子へ受け継がれ、...全文を見る
○輿石東君 そのことじゃなくて。
○輿石東君 いや、習熟度別の話聞いているんじゃないですよ。
○輿石東君 そのことを聞いているんじゃなくて。
○輿石東君 先ほど、今御指摘をいただきましたように、足立区の生活保護という言い方しましたけれども、これは就学補助、援助四五・二、この誤りでしたので、訂正いたします。  本当に最後になりますけれども、参議院の在り方、それからアジア外交等にも聞きたかったわけですけれども、時間が来ま...全文を見る
05月16日第164回国会 参議院 国土交通委員会 第17号
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○輿石東君 民主党の輿石ですが、与えられた時間の中で質問をさせていただきたいと思います。  末松委員の議論の中で、私が印象に残った言葉は、このまちづくり三法に対する国民の声は、本当の声はどこにあるのかと、こういう冒頭質問がありました。商店主からは嘆きの声が、そしてもう一つ、市民...全文を見る
○輿石東君 今大臣が、中心部に人が住まないようになった、生活がない、そんな御答弁をいただきましたけれども、今の地方の中心市街地というのは、まあ商店街が衰退をしていったという現象の中で、ここ十年ぐらいシャッター通りと、こういう言葉が生まれたわけですね。昔は駅に降り立つと、この町の目...全文を見る
○輿石東君 大臣、今商業の振興策というものにちょっと比重を掛け過ぎた、傾斜をし過ぎたと。そのために、中心部の生活空間というところでどういうふうな住まい方をするかという視点が欠けていたんではないかという御答弁をいただきました。そしてまた、なおこの中心市街地の空洞化と言われる現象は、...全文を見る
○輿石東君 まちづくりというものや都市の在り方を考える前提として、私は都市政策を考える前提に国土政策というものとリンクした考え方でないとうまくいかないんじゃないのかと。  先ほども議論の中で、国土交通省の守備範囲は、この都市計画の及ぶ範囲は四分の一、全国土の二五%という言い方も...全文を見る
○輿石東君 今お答えをいただいて、一九六二年というと昭和三十七年、年でいうと幾つになるんですかね、四十幾歳か、そういう長い年月掛けて、今お話があったように、これは高度経済成長期に生まれた計画ですから、経済も右肩上がり、人口もどんどん増えていった時代ということですから、こういうこの...全文を見る
○輿石東君 先ほどの答弁と今の答弁を合わせると、今この全総計画、三次までは時代の流れに合って成功したと、四次以降、時代の流れにそぐわなくなってきたというようなニュアンスで答弁をされたと私は理解しました。  今、最後に、これからは新たな国土形成計画に基づいてやっていくという、そう...全文を見る
○輿石東君 確かに、御答弁があったように、時代に合った三全総まで、これは田中角栄さんの言う日本列島改造論と、こういうような路線で一つの目標値も掲げて明確な目標があったと、それで新幹線を造ろうとか。  これからは財政的にも厳しい、そして人口減少だと、なかなかままならない、簡単に数...全文を見る
○輿石東君 よく言われる言葉に、格差社会、人間の二極化と、そんなことまで出てきているわけですから、この都市計画にしても国土計画にしても、間違ってもそういう過ちのない、これからの五十年、百年後を見据えていってほしいというふうに思います。  なお、じゃ具体的にもうちょっと個々の問題...全文を見る
○輿石東君 まあ目先の利益を追求すると、そういう立場に立つと、先ほど末松議員も言われましたように、商店街の商店主はこんなものを規制強化でと、今のような声になっていく。おれたちがもうからないじゃないか、困るじゃないかと嘆きの声にもなっていく。だから、大型店の店主は、また何でこんなこ...全文を見る
○輿石東君 まちづくりの要素として、今局長言われたように、歴史、文化、美しさという要素も大事だと。そういう町をつくらない限り、大臣が冒頭答弁していただいた、生活空間が生きてくる、そういう町にならないということになるんだろうと、こう思っていますけれども。  よく我々は、ここは城下...全文を見る
○輿石東君 柴田局長が辞典まで引いて目抜き通りの解説をしていただきました。私ももう一つ、辞典でも引いて調べてもらえばいいのかなというような言葉があるんで。  私が先ほど国土政策と都市政策をセットで考えていかなきゃ駄目だろうと言ったいわれは、国土交通省の守備範囲が二五%とすれば、...全文を見る
○輿石東君 まあよく研究してきていただいたと思います。  私が言いたいのは、あえてその言葉を使わしてもらったのは、この農地法、農地の転用と、この問題を、その農地の規制のルールなり、ものをきちっとしておかないと、先ほどの議論にもありましたように、ある面では規制を緩和をしたり特例を...全文を見る
○輿石東君 もっと何回も聞きたいんですけど、今日は農水委員会じゃないから、まあやめておきましょう。  私が言いたいのは、やっぱり農村と町、都市、これが有機的につながって初めてすばらしい町ができる、だって、必ず隣接していくわけですから。だから、日本の農業政策と国土政策、都市計画と...全文を見る
○輿石東君 そうしますと、百万戸ずつもし年間にこの調子で建設されていくと、四十年か五十年たつとそっくり全国の全世帯が建て替えをしてしまったと、そんなこと、まあ単純にそうはいかぬでしょうけれども、そういうふうにも単純に計算できるわけですけれども、そういう形でどんどん建設ラッシュにな...全文を見る
○輿石東君 バリアフリー法のときだったかと思うわけですが、大臣が、この住宅問題にかかわって既存のストックを有効活用したいというお話があったと思うわけですけれども、その既存の住宅のストックを有効利用するということも大きな一つの課題だと考えられますけれども、その辺はどのように考えられ...全文を見る
○輿石東君 住宅局長についでに、ついでにと言っちゃ悪いんですが、じゃ中心市街地への居住促進策というのを具体的にどんなことを考えていますか。  平成十六年の十一月に内閣府が調査した住宅に関する世論調査だと、依然として郊外に居住をしたい、住みたいという人が六割、町中へというのは三割...全文を見る
○輿石東君 NHKの番組の中で、最近急に人気が出てきたという番組の中に「ご近所の底力」というそういう番組があるわけですけれども、町中に、中心市街地に住みたくなるまちづくり、それが魅力あるまちづくり。そして、あの「ご近所の底力」というのは、子供たちを地域の力で守っていこうといういろ...全文を見る
○輿石東君 もう時間もなくなりましたので、ちょっと地元の悩みを訴えさせていただきたいと思います。  四十七都道府県の中で、海もないわけで、山梨は。空港もない、新幹線も通っていないというのは私のところの山梨と、自民党の中島先生、いなくなったけれども、きっと同じ思いだと思いますが、...全文を見る
○輿石東君 最後に大臣に、私がしきりに五十年後、百年後を見据えた都市計画、まちづくりでなければと、それへ向けての決意をお聞きして、終わりたいと思います。
○輿石東君 ありがとうございました。