小杉隆

こすぎたかし



当選回数回

小杉隆の1980年の発言一覧

開催日 会議名 発言
10月15日第93回国会 衆議院 決算委員会 第1号
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○小杉委員 私は、新自由クラブを代表して、国連大学について質問をいたします。  本会議で私どもの河野前代表からも質問をいたしましたので、さらに掘り下げたいと思います。持ち時間が大変短いので、私も端的に質問をしていきますので、できる限り簡略に、かつ率直にお答えをいただきたいと思い...全文を見る
○小杉委員 いま三つの約束を述べられたのですが、その約束の中にある本部の土地建物の提供というのはどうなっているのか、いつごろ実現をするのか、その見通しを伺いたいと思います。
○小杉委員 第二の約束事項ですが、国連大学の核となる直轄の研究機関はどの程度検討されているのか、その開設の見通しについてもお答えいただきたい。
○小杉委員 それから約束の第三ですが、一億ドルの拠出つ金について、まだ各国とも拠出の状況がはかばかしくないということですが、日本以外の国々の拠出の状況と、それから日本がまだ九百万ドル未拠出ですが、これはいつごろ実現する見通しか、それらをお答えいただきたいと思います。
○小杉委員 国連大学を誘致した際の三つの約束について一通りお伺いしましたが、いずれもまだまだ不十分でございます。  そこで、一つずつさらにお伺いしたいのですが、まず、本部建物というのが東邦生命ビルという貸しビルで、十分な活動はできないはずであります。  それから第二の直轄の研...全文を見る
○小杉委員 これで終わりますが、ここに外務省の若手の勉強会の資料として安全保障政策企画委員会の資料がありますが、この中では、将来の国連の平和維持活動に対する海外派兵というようなこともほのめかしておりますけれども、たとえばアメリカから防衛負担の増額を要求されているような中で、やはり...全文を見る
10月22日第93回国会 衆議院 文教委員会 第3号
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○小杉委員 それでは、新自由クラブを代表して、数点の問題についてお伺いしたいと思います。  まず第一は、最近、非常に問題になっております学校内暴力あるいは家庭内暴力を中心とした少年の非行の問題を取り上げたいと思います。  昨年からことしにかけていろいろ新聞、テレビ等で学校内暴...全文を見る
○小杉委員 刑法犯の全体の傾向をいま御指摘いただいたのですが、それでは少年の犯罪、触法少年の補導状況というようなものとか、それから特に校内暴力の具体的な数字とか、その点に少ししぼっていただいて、家庭内暴力というのは、警察庁では把握してなければ総理府の方からひとつお答えをいただきた...全文を見る
○小杉委員 警察庁並びに総理府からのいまの御返事で明らかなように、最近特に少年の犯罪、少年の非行というものが顕著にあらわれてきて、特に学校内では教師に対する暴力が大幅にふえている、それから家庭内では特に母親に対する暴力がふえているということが明らかにされました。  昔から学校内...全文を見る
○小杉委員 いま文部大臣からお答えがあったように、家庭というもののあり方、これは確かに問題があると思うのです。戦後特に父親としての一つの権威というものが喪失している。やはり家庭内における父親と母親との役割りというのはあると思うのですが、そういう点で初等中等教育局長、家庭内で父親と...全文を見る
○小杉委員 いま局長から父親の接触時間が少ないということでしたけれども、確かに戦後の経済成長の中で、猛烈社員という言葉が生まれたように、一般に父親というのは非常に忙し過ぎる。もちろん初中局長以下お役所の人たちも、こうやって国会審議の際は、ほとんど徹夜というような状況の中で、家庭を...全文を見る
○小杉委員 「生徒指導の手びき」、これは一九六五年、昭和四十年ですかのときの本なんですが、この「生徒指導の手びき」というのが隠れたベストセラー、非行対策の参考書のベストセラーだと言われておりまして、すでに十三版、二十三万部が発行されているということですが、私も調べたところ、文部省...全文を見る
○小杉委員 家庭教育の重要さをここでずっとやっていきますと時間が足りなくなりますから、そろそろ本題の学校教育の方に入ってみたいと思います。  総理府の方が退席される前にちょっと聞いておきたいのですけれども、やはり子供のこうした非行とか暴力をなくしていくためには、社会、学校、家庭...全文を見る
○小杉委員 それでは、学校教育の問題に移りたいと思うのです。  私も、この質問に当たって、いろいろ現場の学校に行って調査もし、また校長先生のお話も聞いたり、あるいは各区の教育委員会の指導主事の方々にもお会いをして実態を調査いたしました。それから子供たちのいろいろな声も聞いてみま...全文を見る
○小杉委員 それから、学校内暴力で、特に中学生の暴力がふえているわけですけれども、学年別にいうとどの辺が多いという現象なんでしょうか。
○小杉委員 私が学校現場を調べましたら、やはり中学校三年の二学期からが登校拒否とか授業拒否あるいは学校の暴力、先生に対する暴力がふえているということです。一体これはどういう理由なんだろうかというと、高校入試に対する不安が非常に強い。できるお子さんも、自分の希望する学校へ入れるだろ...全文を見る
○小杉委員 次の問題は、いわゆる学校教育の指導のあり方ということですけれども、先日来この文教委員会では愛国心という問題が盛んに論議されております。けさの新聞の投書などを見ましても、一足飛びに愛国心というものを植えつけるということより前に、もっと家庭においても、あるいは社会において...全文を見る
○小杉委員 文部大臣に伺いますが、先日の当委員会での質疑に対して、愛国心とか国防に関して教科書の中に入ってはいないけれども、指導面で十分配慮していくという答弁がありましたけれども、いま申し上げたように、まだまだ学校の中で生徒が教師を殴るとか家庭の中で子供が母親に食ってかかって、母...全文を見る
○小杉委員 こうした意識を子供に植えつけるには、単に道徳の時間だけではなくて、学校教育全体の中で教科の指導にしてもクラブ活動にしても、そういうものを植えつけていくことが必要だと思うのです。学習指導要領の中には「家庭や地域社会の一員としての自覚をもち、協力し合って共同生活の充実を図...全文を見る
○小杉委員 文部大臣に答えていただく前にさらに申し上げたいのですが、確かに学校教育の場だけがすべてではないという御趣旨はよくわかるのです。しかし、両親が一番接触する度合いが多いのはやはり学校であります。十五年間にわたってこれだけベストセラーを続けているというのは、こういうものを求...全文を見る
○小杉委員 文部大臣、一言……。
○小杉委員 それから、いろいろ現場の先生方の意見を聞いてみますと、いまの子供たちは学校へ行くと授業で詰め込まれ、家へ帰ると今度は団地の狭いところへぎゅう詰めにされて、そして塾へ行って夜遅く帰ってきて、遅い食事をとってそれからまた勉強して寝る。結局、活動の場というかエネルギーを発散...全文を見る
○小杉委員 文部大臣に伺いますが、先ほど私申し上げたように、オリンピックというのは、ただすぐれた選手、エリートだけの競技であってはならない。これを名古屋へ誘致することによって、国民の体力あるいはスポーツというものはもっと発展して、国民全体にプラスになるように持っていかなくちゃいけ...全文を見る
○小杉委員 西ドイツのゴールデンプランというのがあります。私も西ドイツへ行っていつも経験をすることですが、ホテルのそばには必ずどこにもプールがあったり体育館がある。手近なところに体育施設、スポーツ施設が非常に完備しているように思うのですが、日本のそうした体育、スポーツ施設の現状と...全文を見る
○小杉委員 いま国際比較をしてもらったのですけれども、確かに数的には日本は遜色ないのですが、いまちらっと言われたように、内容面でちょっと問題があると思うのです。西ドイツの場合は学校の施設が何%くらい占めているのですか。日本は体育施設のほとんど六十数%が学校の体育館だとかプールだと...全文を見る
○小杉委員 いまお答えのように、学校体育に大変重点が置かれていて、いわゆる社会人の体育施設というのは非常に乏しいと思うのです。先ほどの答弁によっても、最近、いわゆる学校を卒業してから後の壮年の運動志向熱というものが非常にふえてきているわけですが、なかなか利用する場所がない、指導者...全文を見る
○小杉委員 文部大臣、先ほどの答弁ではまだ不十分だったのですけれども、オリンピックのために準備をするのは結構ですが、やはりもっと一般国民の底辺の、たとえば社会人が手近に利用できる施設を、せっかく毎年国体も開いているわけですから、オリンピックとか国体とかというものと連動させて、でき...全文を見る
○小杉委員 時間がもうなくなってまいりましたので、最後に一言だけ申し上げたいと思うのです。  先ほど来学校暴力、家庭内暴力というものを取り上げてきましたけれども、いろいろ考えてみますと、その原因はたくさんございます。確かに現象だけとらえて、そこの部分だけを解決していけば、こうし...全文を見る
○小杉委員 時間がなくなりましたからもう終わりますが、ことしの一月の新聞報道によりますと「英才教育、体系作り」、「「六・三・三・四制」見直し」ということで当時の谷垣文部大臣が事務当局に指示したということでありますけれども、こうしたことが事実行われているのかどうか。  それから、...全文を見る
○小杉委員 まだほかにありますけれども、時間が来ましたので、この辺で終わります。ありがとうございました。
10月24日第93回国会 衆議院 文教委員会 第4号
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○小杉委員 放送大学につきまして質問をいたします。  昨日の新聞に報道されたところによりますと、大学の進学率が横ばいになってきているということでございます。そして一方において、いま大学というものが各所に整備されて、諸外国、たとえば英国などはオープンユニバーシティーをやっている国...全文を見る
○小杉委員 そうしますと、国民一般のそうした高等教育に対する多様な希望というものにこたえるためには、できるだけそういう機会に恵まれないところの人たちというものを相当重要視しなければいけないと思うのですが、今度の放送大学、まず第一期は東京を初めとする関東地域を先にやるということです...全文を見る
○小杉委員 冒頭の私の質問に対して、この放送大学の対象というのは、むしろ社会人あるいは家庭人の生涯教育にあるということだったわけですね。そうしますと、社会人とかあるいは家庭の奥様方も、やはり東京とか大阪とかそういう大都市の方は、そういった教育に触れる、あるいは文化に触れる機会とい...全文を見る
○小杉委員 それでは、全体計画はいままで三十六時間の当委員会の審議で明らかにされておりますが、しかし、計画がだんだんずれ込んできておりますから、物価も変わってきておりますから、現時点における全体計画、それで、まず第一期は何年から何年までで関東地域、それから第二期計画はこうだという...全文を見る
○小杉委員 第一期だけではなくて、放送衛星との関係もありますから私、後で触れますけれども、第二期の現時点における一応の見通しと、それから、その経費見積もりをお答えいただきたいのです。
○小杉委員 それは第二期ですか、第一期、第二期合わせてですか、全部ですか。
○小杉委員 いまの金額は第二期計画だけのものなのか、あるいはさっきお答えになった第一期を含めての総額なのかというのが第一点。  それから第二は、この見積もりは五十年十二月現在ですから、いまから五年前の数値ですね。いま仮に現在の物価水準でいったらどのくらいの金額になるのか、ひとつ...全文を見る
○小杉委員 千億を若干上回るというのじゃ、五十年当時が、さっきの試算を合わせますと千百五十億ですからね、違うのじゃないですか。
○小杉委員 やはり審議が相当進んでいるのですから、どうしても文部省がこの放送大学法を成立させたいというのだったら、もう目前に控えているのだったら、もう少し的確なお答えをいただきたいのです。資本的な経費八百七十億が大体一千億を超える程度だということだけの答弁がありましたけれども、や...全文を見る
○小杉委員 さてそこで、これだけ膨大なお金をかけてその全体計画が完成した暁には、年次計画というか第二期の全部、全国をカバーするそのタイムスケジュールがまだ示されていないのですが、一体どういうことになりましょうか。
○小杉委員 文部省としては、放送衛星によって全国規模の放送大学を完成しようとするのか、あるいは今度関東から始める地上局の全国ネットワークでカバーしようとするのか、いまの段階ではまだ方針が決まっていないのでしょうか。
○小杉委員 放送衛星というのは相当前から計画しておかないと、今度放送衛星を使うことになったからといって急にやったってなかなか間に合うことではないわけなんで、とにかく第一期さえ始めれば、その間に第二期のことは考えるのだというような姿勢が私には見えてしようがないのです。  この間も...全文を見る
○小杉委員 科学技術庁の方見えていますか。——アメリカとかソ連というのは、もう相当宇宙衛星の技術が進んでいるということですが、わが国の衛星の技術というのは一体どのぐらいなのか。たとえばいろいろいままで実験衛星「あやめ」一号とか二号というのが失敗しておりますけれども、いま打ち上げて...全文を見る
○小杉委員 いま打ち上がっている第一号機ですね、この実験衛星はその後順調にいっているのでしょうか。それと今度五十八年度に上げる第二号機の一つの確実性とか姿勢制御の点で疑問はないかどうか、いまの段階でひとつお答えいただきたいと思います。
○小杉委員 そうすると、今度NHKが難視聴対策に予定している第二号機ですね、これは、いまのように三年の予定が二年で落っこっちゃったとか失敗したとかというおそれはないとは言えないわけですか。
○小杉委員 仮に途中で、たとえば三年なり五年の予定が二年でだめになったという場合にどういう措置を考えるわけですか。
○小杉委員 郵政省に伺いますが、先ほどのNHKが今度利用しようとする放送衛星は、やはり本機と予備機の二機で大体カバーできるというふうに見込んでいらっしゃるのでしょうか。
○小杉委員 五十八年度にNHKが使用すると言われる放送衛星の打ち上げには相当莫大な経費がかかると思うのですが、おおよその費用と、それから、それをどのように費用分担をするのか、それから、もし仮に放送大学がNHKが使う予定の衛星に相乗りをすることが可能かどうか、お答えいただきたいと思...全文を見る
○小杉委員 いま予定しているNHKの分では、もう余裕がないということですが、その次に打ち上げるいわゆる第二世代の衛星は、大体いつごろを予定されているのか。それから、たとえば放送大学そのものだけじゃなくて、仮に私立大学とか私立の通信制の大学がそれを活用したいといった場合に、いまのN...全文を見る
○小杉委員 再び文部省に戻りますけれども、先ほどの答弁では、まず関東で始めて、それから、その第一期をやっている間に第二期の計画をいろいろ練ろうというような姿勢ですけれども、いまのお話にもありましたように、放送衛星を使うか使わないかということは、数年前から準備をしなければいけないわ...全文を見る
○小杉委員 さっきの全体計画によりますと、五十四年度の試算で資本的な経費で一千億を上回るということですけれども、これは地上ネットワークということで計算した数字なのでしょうか。それから、もし放送衛星に乗っかる場合は、こういう資本的な経費というのはどのぐらいになるのか試算したことがあ...全文を見る
○小杉委員 郵政省に伺いますが、いまNHKは難視聴区域解消で一生懸命やっておられると思うのですが、最大限やってみてカバー率というのは大体どのぐらいになるのでしょうか。それから、放送衛星の場合には一〇〇%カバーできるのかどうか。放送衛星の場合は受ける側がパラボラアンテナを設置しなけ...全文を見る
○小杉委員 パーセンテージはお示し願えなかったのですが、パーセンテージでは答えられないでしょうか、そのいまの視聴範囲ですね。それから、世帯数のお答えはあったのですが、放送衛星を使った場合には大体何%カバーできるとか……。
○小杉委員 それじゃ地上ネットワークで完全に整備したとしても、最大リミットはせいぜい何%ぐらいでしょうか。
○小杉委員 やはり放送大学という貴重な電波、これは日本のものだけではなくて世界の財産を使うわけですから、特に放送大学が生涯教育とかあるいは家庭人、社会人を対象とするならば、むしろそういう教育とか文化の機会に恵まれない辺地とか僻地の人にまであまねく行き渡るというのが私は理想だと思う...全文を見る
○小杉委員 どうも大臣の答弁、余り慎重過ぎて非常に物足りないというか食い足りないところがあるわけですが、私がなぜこんなにくどくどと科学技術庁や郵政省にまで来ていただいて質問をしたかといえば、放送大学というものがどうしても必要なのだという点から出発をいたしますと、今度第一期とにかく...全文を見る
○小杉委員 それでは、次の質問に移ります。  次の質問は、今度のこの放送大学が始まりますと、私立大学の通信教育あるいは夜間大学あるいは国立大学もそうだと思うのですけれども、特に私立大学の通信教育というものに相当甚大な影響を与えると思うのです。やはり文部省の立場というのは、ただ自...全文を見る
○小杉委員 通信制の大学がこの放送大学を利用したい、時間枠を使いたいというような場合はどう対応されますか。
○小杉委員 そういった既存の大学というものの側の実情もよく調べて、ひとつそういったものも全部のみ込んでといいますか、めんどうを見るというような配慮でやっていただきたいと思うのです。  大分時間がなくなってまいりましたので、最後に、ひとつ文部大臣にお伺いしたいと思うのですが、今度...全文を見る
○小杉委員 それでは、以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。
10月29日第93回国会 衆議院 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号
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○小杉委員 すでに各党から七人の質問者が出て、かなり質問も進行いたしましたので、私はできるだけ重複を避けて、時間も二十分でございますので、端的に質問をいたしますので、ひとつお答えもできるだけ簡明にお願いしたいと思います。  今度の政治資金規正法の改正の中身に入りたいと思いますけ...全文を見る
○小杉委員 ほとんどの方が政治団体をいま持っているということですが、今度の改正案によりますと、その団体の力、政治資金を取り扱うべき政治団体を指定することができるというふうにしてありますけれども、そうしますと、たとえば一人の政治家がたくさん集めるために多い人は二けたぐらいの政治資金...全文を見る
○小杉委員 現在政治家が持っている団体というのは、ほとんどその政治資金を調達するための団体ですから、言ってみればすべて指定団体にならなければいけないと思うわけですね。ですから、たとえば三つとか四つ持っている政治家は、その三つ、四つというその全部を指定団体として届け出をしなければい...全文を見る
○小杉委員 そうしますと、今度の改正の目的というのかやはり政治活動の公明、公正ということの確保にあるわけですね。それで、やはり公開ということによって一つのチェック機能を果たそうということなんですから、やはりその政治家にかかわる政治団体というのは、目的がその資金を調達するということ...全文を見る
○小杉委員 ちょっと答弁がよくのみ込めないのですけれども、公開ということのねらいは、できるだけやはりその政治活動あるいは政治家の資金を明らかにするという目的ですから、その政治家に関係のある団体の収支というのは、やはりすべて指定にして明らかにするというのが望ましいと思うのですが、三...全文を見る
○小杉委員 やはり政治を志す者は、その選挙区で他の候補者がたくさん資金を集めて一生懸命お金を使えば、やはりそれに対抗してその人も集めざるを得ないということで、悪循環がどんどん続いていくわけですから、やはりいま大臣が、いまの法律はまだまだ不完全であるということをお認めになったわけで...全文を見る
○小杉委員 しかし、抜本的な見直しというのはもう近い時期にやられるわけですから、いまの段階でやはり検討しておられる点もあると思うのですね。そういう点をひとつ事務当局からでも結構ですから、主としていままでやってきた資金規正法の現状と、それから法律と実態とのギャップ、どういう点が主と...全文を見る
○小杉委員 第二の問題は、今度の「基本理念」の中で「政治資金をその他の資金と明確に区別する」ということをうたっておりますけれども、この公私の区分というのは非常にむずかしいと思うのですね。いろいろいままでこうした政治資金にまつわる問題点の中に、たとえば書画骨とう類を利用したというや...全文を見る
○小杉委員 今度の法律では、ちょっと確認したいのですが、金銭だけでなくて、金銭以外のものも報告の義務を課しているのじゃないでしょうか。
○小杉委員 そうすると、書画骨とうのたぐいあるいは貴金属、そうしたものは報告の義務はないということですか。
○小杉委員 だんだん政治資金についての世論も厳しくなってきますと、やはりいろいろなことを考えて、そして現実にいままでもなかったことではないことで、大変高価な貴金属とか書画骨とう類を、その寄付をしようとする人が画商と話をつけてあるいはその政治家と話をつけて、みんなが合意のもとにそう...全文を見る
○小杉委員 時間が来ましたから最後に一点だけお伺いしますが、報告義務者というのがありまして、これは衆参両院議員、都道府県の議会の議員もしくは長または指定都市の議会の議員もしくは長というふうに限定してありますけれども、そうしますとたとえば二十三区の特別区の議員とか長あるいは指定都市...全文を見る
○小杉委員 終わります。ありがとうございました。
11月07日第93回国会 衆議院 本会議 第13号
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○小杉隆君 私は、新自由クラブを代表して、昭和五十三年度決算に関連する幾つかの問題について質問いたします。  まず第一に、決算に対する政府の基本的な姿勢についてであります。  決算は、予算の執行結果であるということで、ややもするとその審査を軽視する風潮が感じられます。しかし現...全文を見る
11月10日第93回国会 衆議院 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第4号
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○小杉委員 私は、総理に三つの点についてお答えをいただきたいと思います。  第一に、総理はこの政治資金規正法の一部改正をどのように評価しておられるかということです。  いままでこの委員会におきましても、今回の法律改正は、いまの指摘にもありましたように、入りの方は規制しても出の...全文を見る
○小杉委員 時間がございませんから次に進めますけれども、第二に、政治への信頼回復とか政治腐敗の防止のためにとるべき道が幾つかあると思いますが、総理はこれから最低二年間在任されるわけですが、その間に選挙制度の見直しとか法律の制定等を積極的に推進していくお考えがあるかどうかということ...全文を見る
○小杉委員 最後の一点は、これからのこうした政治資金規正法とか、公職選挙法あるいは政党法、もし制定するとすればの話ですけれども、今後こうした法律の改正についての進め方、この点について私は少し質問をしてみたいと思うのです。  今度の政治資金規正法改正の問題でも、私どもには事前のい...全文を見る
○小杉委員 時間がございませんのでこれで終わりますが、特に総裁としての総理、また竹下さんもちょうどこの委員会でありますから、今後こういうたぐいのものは、私はできれば議員提案というような形で各党が意見の合意を見た上で出す、そうでなければ、この委員会で幾ら議論しても自治省の人だって答...全文を見る
○小杉委員 私は、新自由クラブを代表し、ただいま議題になっております政治資金規正法の一部を改正する法律案について賛成の討論を行います。  ロッキード事件に始まり、ダグラス、グラマン、KDD、富士見産婦人科病院など、国民の信頼を裏切り、または不信を買うような政治の体質が世の批判を...全文を見る
11月12日第93回国会 衆議院 大蔵委員会 第3号
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○小杉委員 きょうは柿澤委員にかわりまして、私、質問をしたいと思います。  かなり長時間にわたりまして大臣以下大変御苦労だと思いますが、きわめて短い時間でありますので、最後まで誠意ある答弁をいただきたいと思います。時間がきわめて限られておりますから、端的に伺っていきたいと思いま...全文を見る
○小杉委員 私どもは、かつての昭和三十年代、四十年代であれば、公債を発行してたくさん公共投資をすることが景気回復につながるという古典的な考え方はよかったと思うのですが、しかし、最近のような複雑な経済の仕組みの中で公共投資をふやしたから直ちにそれが景気回復につながるとは即断できない...全文を見る
○小杉委員 もう少しお答えを詳しく願いたいと思うのですけれども、要するに、国債というのはいま特例公債と建設公債と二つあるわけですね。それで、最近国債の消化が芳しくない、必ずしも景気刺激に回らない傾向が出てきているということで、来年の二兆円の減額は、要するに設備投資を活発にするため...全文を見る
○小杉委員 先ほども申し上げたように、経済発展の原動力はあくまでも民間部門の創意工夫を踏まえた活動にあって、経済の短期的な変動に機動的に対処することに財政というのは限定すべきだと思います。財政の関与すべき分野あるいはその限界を明確にして、簡素で効率的な財政を実現をしなければならな...全文を見る
○小杉委員 そこで、私は特にこの機会に、いままでの仕組みの中で見直すべき点として地方財政関係費について触れたいと思うのです。  いままで、地方財政のサイドから見ますと、補助金が主要な財源で、歳入の約二五%、四分の一を占めるまでになっております。私自身も地方自治体に十数年身を置い...全文を見る
○小杉委員 反論はありますけれども、時間の関係でこれは次に回します。  最後に、政府の税制調査会の答申に触れたいと思います。  これはいままでの質問にもありましたけれども、今度の大型間接税と昨年つぶれてしまった一般消費税とどこがどう違うのか、まずお聞きしたいと思います。
○小杉委員 大蔵大臣の熱意を疑うような発言ですけれども……。  そこで、昨年の国会決議とかあるいは批判のあった物価上昇への影響とか、低所得者層に重い税負担がかかる逆進性などに対して、適切な措置で「難点を克服できる」というふうに言っておりますけれども、どういう工夫ができるのか、大...全文を見る
○小杉委員 それでは、時間が来ましたので終わります。
11月12日第93回国会 衆議院 文教委員会 第8号
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○小杉委員 私は、新自由クラブを代表して、放送大学学園法案に賛成する討論を行います。  そもそも私たちにとって、教育は、日本の置かれた環境、つまり、限られた国土や資源を考えるとき、最も重要視すべきものであります。日本の今日あるを振り返るとき、国民がいかに教育に熱心であったか、あ...全文を見る
12月12日第93回国会 衆議院 文教委員会 第12号
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○小杉委員 すでにたくさんの質問が出ましたし、私も、すでにこの問題については去る十月二十二日の当委員会で質問をいたしておりますので、時間もかなり制約されておりますから、ごく要点だけの質問にとどめたいと思います。  きょうは、警察庁から少年非行の状況の資料をいただきました。私は、...全文を見る
○小杉委員 最近、教室の外の廊下をオートバイで乗り回すとか、それから、さっき指摘がありましたように、ベルが鳴ってもなかなか席に着かなくて授業が即座に始められないとか、学校現場で大変苦労されているところが多いわけなんですね。そういうものは警察庁の統計にも出てきませんし、あるいは都道...全文を見る
○小杉委員 先ほど、警察庁の方から学校の対応に問題があるという指摘がされましたが、学校の先生の中だけで、学校の体面を考えたり教育的配慮をして自分たちだけでおさめようとして、結果的に抑え切れなくて事件になってしまったというような場合、山原さんのように警察力に頼ってはいかぬという話も...全文を見る
○小杉委員 私も、二、三、いろいろ教育委員会とか学校現場を調べてまいりましたけれども、実際に事件が起こってから警察に頼むのではなくて、いま警察庁からの発言にもありましたように、何か不穏な動きがあったり、あるいはその学校の生徒が町でいろいろ非行的な行動を繰り返すといった場合に、警察...全文を見る
○小杉委員 もう時間がなくなりましたから、最後に一点申し上げます。  先ほども和田委員から御指摘がありましたが、今度の通達の中での一つの特徴は、生徒指導の面で教師が一体となって積極的に行うという点でございます。従来から生徒指導というのは、学級の担任の先生とか学年主任とか生徒指導...全文を見る
○小杉委員 終わります。
12月22日第94回国会 衆議院 外務委員会 第1号
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○小杉委員 本会議の時間が迫っておりますから、また、各党から質問が出されておりますから、ごく簡潔に質問をしたいと思います。  伊東外務大臣、ヨーロッパ歴訪でお疲れのところと思いますが、ひとつ日ソの関係についてお伺いしたいと思うのです。  アフガニスタンの侵入に関連して、アメリ...全文を見る
○小杉委員 時間がありませんから続けて質問いたします。  NATO諸国と日本とはおのずから違うと思うのです。アメリカやNATO諸国と完全に歩調を合わせるということは、私は日米関係を基軸にするという点においては同意しますけれども、しかし日本は欧米とまた違った立場にある。たとえばシ...全文を見る
○小杉委員 それでは最後に、アメリカとかNATOという大西洋地域と、日本とソ連あるいは中国、東南アジア、こういった太平洋地域とはおのずから利害が違うわけですから、西側の一員という側面ばかりを強調して極東地域における日本という立場を忘れていってはいけないと思うのですね。ですから、い...全文を見る
○小杉委員 終わります。