小杉隆

こすぎたかし



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小杉隆の1981年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月12日第94回国会 衆議院 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第4号
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○小杉委員 すでに各党から質問が繰り返されておりますから、私は重点的にお伺いをしていきたいと思います。  まず第一は、定数是正の問題であります。去る一月十一日のNHKの国会討論会には、私も後藤田さんと一緒に出させていただきました。先ほど来の答弁によりますと、定数是正は早急にやら...全文を見る
○小杉委員 去る五十五年十月一日の国勢調査に基づいて、一応私は各都道府県別に現行の五百十一名を割り振ってみました。そうしましたら驚くなかれ、現在の定数よりもふやさなければならないところ、減らさなければならないところ、さまざまありますが、概して言いますと、東京を中心とする首都圏ある...全文を見る
○小杉委員 増員の方は問題なくはないと言いましたけれども、現実には比較をしてみれば、やはり減員区の人たちの反対でつぶれてきたケースが多いのですよ。だからこそ、いままで昭和三十九年と五十年に二回にわたって定数是正をやったけれども、いつも十九名とか二十名とか増員、増員で切り抜けてきた...全文を見る
○小杉委員 先ほど後藤田さんから、一対二の格差で是正をしようとすると、かなり手直しが要る。仮に一対二じゃなくて一対一でやったら、それこそ百選挙区も動かさなければならぬというようなことで、現実的に非常にむずかしいという私見を申されたのですが、それじゃ大体現実的に可能な方法としてはど...全文を見る
○小杉委員 後藤田さんは、一方においては裁判に任せるのはおかしいと言いながら、最高裁の行方を見守るという、ちょっと矛盾したような言い方をしているのですが、いずれにしても、これは純然たる国会が処理すべき問題であるという点においては、私もそのとおりだと思うのですが、なかなか自民党の中...全文を見る
○小杉委員 後藤田さんに伺いますけれども、私の方は増員という手段は絶対とるべきでないと考えておりますけれども、現実に余り急激な変化を及ぼさないということで、いま自治省の選挙部長が申された、要するに議員一人当たり人口の全国平均から、これを基準として上下三分の一、すなわち二対一の範囲...全文を見る
○小杉委員 この問題は、やはりいまの選挙区制で一番恩恵をこうむっている自民党と社会党が、本気でやる気があるかどうかにかかっていると思うのです。  それから、いま定数是正によって被害を受ける方というのは、たかだか長くても二十年か三十年被害を受けるだけですから、このために国民の権利...全文を見る
○小杉委員 私はかつて都議会議員をやっておりまして、国会の選挙に臨んで一番最初に感じた印象は、国会議員の方が非常に恵まれているなということを率直に感じました。選挙はがき、新聞広告、法定ビラ、宣伝カー、政見放送、ポスター、公報、それから乗車券、こういったすべての費用を地方議員の選挙...全文を見る
○小杉委員 それでは提案者に伺いますけれども、私が申し上げている趣旨について、金のかからない選挙を目指すのならば、国政、地方政治を問わず、なるべくそうした仕組みをつくっていく。公職選挙法委員会というのは国会議員だけで審議していますけれども、やはりそういう地方議員のことまで考えた審...全文を見る
○小杉委員 やはり今度の選挙法の改正で、いわゆるポスターの公営掲示板ですね。これは現実にたとえば東京都議会で六月の選挙で実施しようとすると、都選管の試算によりますと約一億円かかるわけですよ。東京都はもう張る場所がありませんから、仮に都選管が国政並みに公営掲示板だけでやろうとすると...全文を見る
02月27日第94回国会 衆議院 大蔵委員会 第8号
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○小杉委員 私は、新自由クラブを代表して、現在議題となっております酒税法の一部を改正する法律案に反対の立場から討論を行います。  わが党は、従来より財政の再建の必要性を強調してまいりました。その意味で、来年度予算案における国債発行額の二兆円削減を評価するものであります。しかしな...全文を見る
02月27日第94回国会 衆議院 文教委員会 第3号
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○小杉委員 私は、まず最初に、学校内暴力、家庭内暴力に関連する問題を質問したいと思います。  昨年の十月二十二日に、この文教委員会で学校内暴力の集中審議を行いました。それ以来、教育関係者はもとより、マスコミあるいは各界各層の間にこの問題の関心が非常に深まったということは、こうい...全文を見る
○小杉委員 文部省に伺いますが、私は、昨年の集中審議の際に、やはりマスコミ等で報道されるような極端なケース、あるいはそうした表にあらわれないで未然に防いだケース、そういったさまざまな事例を徹底的に研究して、そしてそれを集約して各都道府県なり各教育委員会に参考資料として流したらどう...全文を見る
○小杉委員 文部省に伺いますが、ようやく各都道府県からの事例の集計が集まったようですけれども、私は、やっぱりこれを一応整理して、各教育委員会に参考になるようにまとめて送付する必要があると思うのです。今後の文部省のこの取り扱いについて、どういうお考えか、それを聞かしていただきたい。...全文を見る
○小杉委員 それでは文部省にお伺いいたしますが、こうした学校暴力、家庭内暴力の起こる学校を見ておりますと、私立学校はほとんどないですね。ほとんど全部公立に起こるわけですけれども、なぜこういう学校暴力なり家庭内暴力を起こす子供が公立の中学生、公立の高校生に多いのだろうか、率直に疑問...全文を見る
○小杉委員 恐らく初中局長がお答えになった数点が、そうした原因だろうと思うのです。  そこで私も、現場の先生の話を聞いていますと、いま局長が言ったように、中学、特に公立は義務教育だからすべての生徒を受け入れなければいけない、言葉は悪いようですが、私立は選別をして採ることができる...全文を見る
○小杉委員 いまの学校教育あるいは家庭の教育でも、常に知育のみ問題にして、要するに成績のいい子だけが学校でも家庭でもちやほやされるというような風潮が非常にあると思うんですね。  そこで、文部省のいろいろな通達の中でも、やはり勉強だけではなくて、たとえば特別活動とか部の活動、最近...全文を見る
○小杉委員 私は、ここで塾の問題について取り上げたいと思うのです。  中学生、小学生、ほとんどいま塾へ通っているわけですね。そして、この塾の時間というのは、  一種のエアポケットなんですね。家庭でも把握できない、学校でも把握できない。まじめに塾へ通っている子はいいのですけれど...全文を見る
○小杉委員 それは五十一年の調査のようですけれども、私が聞いたところでは、もう多いところでは三分の二ぐらいの生徒さんが塾に通っているということなんですね。これはいろいろ塾帰りに殺されたなんというケースもありますし、この辺はひとつ、これからの研究課題として、やはりおろそかにできない...全文を見る
○小杉委員 文部大臣は、この番組を見てないから、ちょっと見当外れの御答弁をされたのですが、初中局長はごらんになったことがありますか。
○小杉委員 文部大臣も初中局長も見ていないようでございますが、やはり文部行政をあずかるのだったら、いま非常に子供にも受けているのですが、こういうものがなぜ受けるのか、その辺ひとつよく見て御検討いただきたいと思うのです。一口で言えば、本当にいい先生を描いているわけですね。子供の心に...全文を見る
○小杉委員 五千人の計画が五十五年度では約四千人に減っている理由、それから代替教員がないので、海外へ研修へ行くと校長さんや教頭さんがかわりにやらなければいかぬ、だから、もっと徹底してやるためには、産休ということもありますし、やはり定数の問題はもっと考えてやるべきじゃないかと思うの...全文を見る
○小杉委員 次に、家庭や地域との連携という問題を申し上げたいと思います。  私は、子供を四人持っておりますが、私立、国立、公立全部行っておりますから、その違いがよくわかるのですが、私立の学校ですと頻繁に父兄参観とか、特に父親参観日を設けて、忙しい父親を引っ張り出そうとしているわ...全文を見る
○小杉委員 次に、留学生の問題について触れたいと思います。  先般総理大臣は、総理になってから初めての外国訪問にASEAN諸国を選んだわけですね。そして先般の総理の所信表明演説でも、これらASEAN諸国との関係が成熟した関係の域にある、これからASEAN諸国との関係に一層の深さ...全文を見る
○小杉委員 諸外国の例を外務省からお答えいただきたいのですが、アメリカとかイギリスとか西ドイツとかの先進諸国は、諸外国からどのぐらい留学生を受け入れているか、もしわかればお答えいただきたい。
○小杉委員 日本が最近国際社会の中で、たとえば防衛費をもっとふやせとか、あるいは経済的には自由世界第二位だと言いながら、こういった教育の上での留学生あるいは交流という面では、きわめてお粗末な数字なんですね。  そこで、日本の大学生、短大生、大学院の学生全部合わせますと約二百万人...全文を見る
○小杉委員 文部大臣、ちょっと質問の趣旨を取り違えているのじゃないかと思うのですけれども、日本が国際社会の中で果たすべき役割りをいま問われている現今ですね。そういう際に、特に東南アジアの人たちで日本へ留学を希望している人がたくさんいるにもかかわらず、受け入れがもうわずか六千五百人...全文を見る
○小杉委員 諸外国の例はわからないですか。
○小杉委員 OECD、経済協力開発機構の人たちは、日本はいまの留学生受け入れを十倍にすべきじゃないか。アメリカはさっきの報告のとおり、二十三万六千人ありますね。それから、フランスなどは日本の人口の半分なのに十万四千人も受け入れている。イギリスも日本よりはるかに人口が少ないのに五万...全文を見る
○小杉委員 私費留学生はめんどう見なくてもいいというような考え方もあるかもしれませんが、やはりまだまだ東南アジアの人たちは経済的にも貧しいですし、世界一物価の高い、特に住居費については、日本人の学生ですら下宿が著しく高いのに困っているときに、やはり国費留学生だけじゃなくて、私費留...全文を見る
○小杉委員 時間がありませんから、もう一つだけ聞いて終わりますが、とにかく希望しても、宿舎その他の条件、受け入れ体制ができていないために、なかなか来られないという実態を、やはり全力で解消していただきたいということでございます。  それから、帰国子女の受け入れについても申し上げた...全文を見る
○小杉委員 問題点はまだまだたくさんありますが、時間が来ましたので、これで終わります。ありがとうございました。
02月28日第94回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第2号
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○小杉分科員 大変長時間にわたる審議で、大臣以下皆さんお疲れだと思います。また、きょうは特に営団の山田総裁、また自治省の井上公営企業第一課長、御苦労さまでございます。  それでは、時間に制約がありますから、私は東京都の地下鉄計画あるいは地下鉄の一元化というような問題にしぼって質...全文を見る
○小杉分科員 質問の趣旨は、要するに十五号答申が出されてすでにもう十年近くたっている、実際に建設をしている立場で、建設というのは十五年とか二十年とか非常に長い期間かかるわけですから、実際にやってみて、あの答申の計画をいまのうちに早急に手直ししなければいけないとか、そういう個所はな...全文を見る
○小杉分科員 運輸大臣、同じ質問で……。
○小杉分科員 いまの地下鉄の計画を見ますと、大体東京都心を中心として放射状の路線が非常に多いわけですね。環状線の計画が非常に少ない。せっかくある地域から横へずっと行けば短距離で行けるのに、わざわざ都心へ出でまた戻るというような不都合なことがあるわけです。  そこで、たとえば環状...全文を見る
○小杉分科員 それはおかしいですよ。すでに昭和四十五年度に東京都の交通局では目黒通り延伸の予定で沿線の地質調査まで全部済ましているわけです。各民家にも立ち入り調査までして、地質調査まで全部やって受け入れ体制をつくっているわけです。それからさらに四十八年度、四十九年度、五十年度と三...全文を見る
○小杉分科員 それはちょっとおかしいですよ。清正公前まではすでに計画も確定しているわけですから、これは当然だと思うのです。しかし東京都はどうしても目黒駅まで延伸しなければ、やはり採算からいってもあるいは乗客の利便からいってもこれは早急にやらなければいかぬということで、四十八年度か...全文を見る
○小杉分科員 これはこれ以上論争していると時間がなくなりますから、どうして東京都の申請を握りつぶしたのか、その経緯をひとつ資料で後刻出してください。  それでは次の質問に移ります。先ほど運輸大臣は、いまのところは新たな答申の必要性はないと言いましたけれども、先ほど営団の総裁から...全文を見る
○小杉分科員 私は、経営主体の問題を言っているのではなくて、路線の計画自体を言っているのです。だれが経営するかというようなことは後の問題ですから、計画自体、その後の交通情勢とか人口移動とか、そういうことを考えて、やはり検討してみる必要があるのじゃないかと思うのですけれども、鉄監局...全文を見る
○小杉分科員 環状線の問題はどうでしょうか。いま環六までは大体言葉では必要性をほのめかしているのですけれども、私はいまの東京の人口分布から言いますと、環状七号線、八号線等に地下鉄を入れるということは非常に有効だと思うのですけれども、いかがでしょうか。
○小杉分科員 この点は鉄監局の方が主管ですから、十年間もそのままにしておいていいのだろうかという疑問を率直に抱きますので、これはひとつもっと前向きに検討してください。  それから次に、運賃のあり方について申し上げたいと思います。都営地下鉄は、都議会で今回初乗り百円を百二十円とす...全文を見る
○小杉分科員 これは財政再建にとって非常に重要な柱になっておりまして、東京都の方は三月の予定ですけれども、いまの説明ですと現実には三月不可能ということですが、四月から実施できる見通しがあるのかどうか。
○小杉分科員 私は、いまのそういう認可制度のあり方に非常に疑問を持っているのです。これは私鉄とか営団とかということで、直接運輸省が管理しているところ、監督権限のあるところならいいのですけれども、やはり地方公営企業というのは、その法律に従って住民の代表である地方議会がこれをやってい...全文を見る
○小杉分科員 たとえば今回もし都議会あるいは都庁が予定どおり三月に実施できた場合とまたは四月から実施した場合、一カ月間にどれだけのずれができるかというと、バスで大体二十億、地下鉄で二十億、それだけ減収になるわけですね。地方議会だって値上げなんというのは余り歓迎しないわけですから、...全文を見る
○小杉分科員 運輸大臣、そんな認識であったら大阪の地下鉄できないですよ。  それじゃ、とにかくこの議論は運輸大臣、もうちょっと認識を改めてもらわなければいけないと思うのですけれども、まず現実の問題として、仮に今度都営が現在の初乗り百円から百二十円に上がりますと、いまの営団が初乗...全文を見る
○小杉分科員 営団の総裁に伺いますが、都営に乗るか営団に乗るかによっていまでも八十円と百円の差があって、今度は八十円と百二十円というような、そういう利用の仕方で運賃負担が異なるという事実、それから地下鉄は相互にネットワークを組んでいるわけですから、都営一駅乗って営団一駅乗って、普...全文を見る
○小杉分科員 たとえばロンドンとかパリとか外国のそういうところですと、パリ運輸公社とかロンドン運輸公社とかというふうに一元化されておりますから当然一区間で乗れるのが、東京では二区間買わなければいけない。それでいま運賃割引をやっていると言いましたけれども、せいぜい一五%程度ですね。...全文を見る
○小杉分科員 私は、地下鉄の路線の免許のあり方についても非常に問題があると思うのです。いま都営線は三線あります。それから営団は七線あります。都営線を仮に三線全部一緒にしたとしても、一日の乗客数は八十二万二千人にしかすぎない。これに対して営団の方は四百二十六万余人ということですから...全文を見る
○小杉分科員 時間がありませんから、これ以上議論を進めることができないのは非常に残念ですけれども、いま鉄監局長が言われた地下鉄建設の補助制度というものについても、建設費の七〇%補助と言われていますけれども、実質的には六〇%弱ですね。そしてしかも十年間に分割交付されるために、その間...全文を見る
○小杉分科員 大都市の議員としての運輸大臣の奮起をお願いするとともに、きょう特別に御出席いただいた営団総裁と自治省の方に感謝を申し上げます。遅くまでどうも御苦労さまでした。
03月02日第94回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第3号
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○小杉分科員 私は、高齢化社会への対応という面から、主として年金を中心にお伺いしたいと思います。  厚生省が昭和百年を見通した一つの財政再計算というものを厚生年金、国民年金について行ったことを、私は非常に評価したいと思います。  そこで、この内容はざっと見ましたけれども、概括...全文を見る
○小杉分科員 いま、現在の年金水準を維持していくためには、適正な負担をしなきゃいけないというお答えがありました。今日、勤労者一人当たりの税負担率、そして社会保険料の負担率、これを合わせますと大体一二%ぐらいですね。これはいま、このままでいきますと、これが四〇%ぐらいまで上がってし...全文を見る
○小杉分科員 厚生大臣に伺いますが、昨年、法改正のときに、厚生省としては支給開始年齢を六十五歳に引き上げるということにしたわけですけれども、これは各党の反対、特に与党の中にも反対があって日の目を見なかったわけですが、将来の方向としてこの六十五歳に引き上げるということは断念をしたの...全文を見る
○小杉分科員 はっきりしたお答えはなかったのですけれども、現在のままでいくと、非常な負担になるということでありますから、六十五歳引き上げということは、一つの検討課題として厚生省もやっておられると思うのですが、いま大臣が出されたその定年制の問題についてですが、労働省は、いま定年延長...全文を見る
○小杉分科員 いま東京都区内で高齢者事業団というのができておりますけれども、この実態を調べてみますと、仕事の確保というのがなかなかうまくいかない。仮に確保されたとしても、特定の、たとえば大工さんの技術を持っている人の仕事はたくさんあるけれども、また雑役とかあるいは経理事務とかは比...全文を見る
○小杉分科員 仏つくって魂入れずということにならないように、すでに実績のある高齢者事業団の実態を十分調査をされて、労働省として仕事の需給のギャップをなるべくなくすように、できるだけ大ぜいの人が仕事につけるような研究を大いにやっていただきたいと思います。  それから、再び年金局長...全文を見る
○小杉分科員 次に、老人保健法に関連した問題ですが、いま厚生省では、この立法の準備を進めているということですが、この事業の内容と、そのねらいを簡単にお答えいただきたいと思います。
○小杉分科員 ここでつかぬことを大臣に伺いますが、大臣は、何か朝五時ごろから剣道の訓練をしているということであります。今度の老人保健法の考え方として、健康な老人づくりということで四十歳以上の健康ということを非常に大きな柱にしておりますが、大臣は、日ごろ訓練している場合と、そうでな...全文を見る
○小杉分科員 そういう考え方はもっともだと思います。  そこで、いま中年、高年の人たちの健康づくりということは、文部省でも労働省でもやっておられると思うのですが、各省でいまどんなことをやっておられるか、参考までに聞かしていただきたいと思います。
○小杉分科員 いま、文部省、労働省から聞いたわけですけれども、今度やろうとしている四十歳以上の健康な老人づくりは、厚生省とどういうふうに違うのか、その辺明確にしていただきたいと思います。
○小杉分科員 よくわからないのですけれども、具体的にどういうことなのでしょうか。労働省は、主として職域を対象とした対策のように伺ったわけですし、それから、文部省の方は各市町村で地域的にやるいろいろな健康づくりの援助というふうに受けとめているわけですけれども、厚生省がやろうとしてい...全文を見る
○小杉分科員 これからの年金あるいは雇用の問題を考える場合に、老人をできるだけ健康に生きがいのあるものにという願いは、各省すべてに関連する問題であります。厚生省が今度せっかくこうした新しい考えでやられるわけですから、文部省なり労働省とよく連絡をとって、広く国民の健康増進に寄与でき...全文を見る
○小杉分科員 最後に地方事務官の問題です。  いま労働省あるいは厚生省には、どんな事務官が何人くらいいるか、それぞれお答えください。
○小杉分科員 勤務の実態ですけれども、ほとんど地方自治体の職員と同じようにやっているんですね。そして国家公務員ではあるけれども、給料も実際には大体地方自治体の職員と同じ金額をもらっているということですから、私はかねがね、こういう人たちは地方自治体に移管すべきであると考えております...全文を見る
○小杉分科員 時間が来ましたからやめますけれども、まだまだ追及したい点があります。特に、年金がどんどん成熟していきますと窓口を訪問する住民が非常にふえていくわけですよ。従来厚生保険は会社相手の仕事がほとんどだったわけですけれども、最近、退職して個人でいろいろ社会保険事務所なんかに...全文を見る
○小杉分科員 終わります。
03月25日第94回国会 衆議院 文教委員会 第6号
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○小杉委員 今度の国立学校設置法の一部を改正する法律案の中で、いままでの東京大学の宇宙航空研究所を廃止して、宇宙科学研究所にする、国立大学共同利用機関として新たな機構にするということですが、こうしたことをするねらいとか目的を、まず聞かせていただきたいと思うのです。
○小杉委員 いま宇宙研究のためにいろいろな大学で研究が行われているということですが、具体的には東京大学のほかにどういう大学でいままで研究が行われてきているか、もしおわかりでしたらお答えいただきたいと思うのです。  それからもう一つは、いままでわが国では宇宙研究あるいは開発のため...全文を見る
○小杉委員 私、各大学のを聞いたのは、航空の方じゃなくて宇宙開発の方をやっている大学はどういうところがあるかということを聞いたのですが、これは東京大学だけというふうに理解してよろしいのですか。ロケットをやってきたのは東大の宇宙航空研究所だけだというふうにお答えがありましたが、その...全文を見る
○小杉委員 先ほどの説明ですと、要するに宇宙開発研究について日本のいろいろな大学の英知を結集するのだとか、あるいは国際協力があるのだというようなお話がありましたけれども、ただいまの説明では、結局ロケットをやってきたのは東京大学だけなんですね。ですから、ここでいわゆる共同利用機関と...全文を見る
○小杉委員 先ほどの御説明では、この文部省所管の研究所のほかに、宇宙開発事業団その他の機関があるということですけれども、ちょっと私が調べてみたところ、この宇宙開発に関係をする機関というのは、総理府を中心とする科学技術庁、そして宇宙開発委員会というようなのがありますし、また外務省、...全文を見る
○小杉委員 そういう御答弁ですけれども、私の聞いたところでは、大体宇宙開発事業団は、主として外国からのいろいろノーハウを学んだり、あるいは機材を輸入したりしてやっている、それで、東大の研究所の方は、純国産で自分たちだけのノーハウを開発しているというふうに聞いておりますので、そんな...全文を見る
○小杉委員 私どもから見ると、同じ宇宙開発でありながら、こうしていろいろな機関がばらばらにやっている。目的が違うのだとは言うものの、やはり基礎研究と応用とか実用という面は密接不可分につながっているものだと思うのです。  アメリカのNASAの機構とか予算とか、それと日本のこうした...全文を見る
○小杉委員 アメリカの宇宙開発というのは、NASAで一本化されているというふうに聞いておりますが、そう理解してよろしいわけですか。何かほかに基礎研究のようなセクションもあるのかどうか。
○小杉委員 文部大臣に伺いますが、いま日本は世界でも有数の科学技術水準を持つ国だと言われておりますね。特に最近の自動車産業、世界一になって、いま日米の自動車摩擦などが非常に緊急の課題になっておりますし、またカラーテレビやVTR、カメラ、時計、その他精密機械においては恐らく世界一の...全文を見る
○小杉委員 東大宇宙航空研究所は、三十年にペンシルロケットを打ち上げて以来、いろいろなロケットを打ち上げてまいりましたけれども、いままでの実績をひとつお答えいただきたいと思います。  そしてあわせて、宇宙開発事業団が昭和四十四年に発足以来、人工衛星を幾つか打ち上げておりますけれ...全文を見る
○小杉委員 いまの経過を聞いておりますと、東大の方はかなり成果を上げているようですけれども、大体そのロケットについては、東大の方は小型で固体燃料を使っている、宇宙開発事業団の方は大型で液体燃料を主に使っているわけですけれども、実用性の点からすれば液体が主流になると私は考えておりま...全文を見る
○小杉委員 同じ質問に対して、科学技術庁の方はどういうお考えでしょうか。
○小杉委員 先ほどの予算を聞きましても、日本の場合は各省庁全部合わせても一千億、NASAの十分の一ということですから、今度こうして大学の共同利用機関として発足した以上は、単なる実験のための機関じゃなくて、基礎研究と同時に、やはり本当に実用に役立つ研究もあわせてやっていくということ...全文を見る
○小杉委員 最後の質問ですけれども、国立大学の共同利用機関として各大学の共同というふうな観点だろうと思うのですが、私は、やはり単にこれは国立大学だけに限定をすべきものではなくて、広く民間のいろいろ優秀な技術者とか研究者も求めて、そういう人たちからも広く人材を集めるということが必要...全文を見る
○小杉委員 国立大学としての制約があると思いますけれども、できるだけそうした外部の知恵を吸収していかれるように望みたいと思います。  次の質問は、鳴門教育大学の問題であります。  まず最初に、こうした新しい構想のねらいとか目的というものを聞かしていただきたいと思うのです。
○小杉委員 現職教員の資質の向上ということを目的とする、これは大学院だと思いますけれども、そうであるならば、この新しい構想の大学を兵庫と上越と鳴門の三つにしぼったというのはどういうわけなんでしょうか。これはもう全国的に現職教員の再教育というのは必要だと思うのですけれども、その辺を...全文を見る
○小杉委員 既設の教員養成大学の大学院というのは、いま何カ所、どこにあるのでしょうか。
○小杉委員 従来の既設の教員養成大学の大学院と新しいこの三つの大学の大学院とは、同じ目的だと考えてよろしいのですか。いままでの説明ですと、この三つの新しい構想の大学と、それから既設の教員養成大学の大学院、これをひとつ両々相まってという説明ですと、全く機能は同じだというふうに考えて...全文を見る
○小杉委員 明らかに既設の教員養成大学の大学院と新しいこの三つの大学院とは違うわけですよね。そうすると、いまの既設の教員養成大学が八校ですか、こういう学校は、従来、大学院の定員に対して応募者というのはどういう状況なんでしょうか。新たに現職の教員の再教育のための募集定員をふやすとい...全文を見る
○小杉委員 たとえば東京学芸大学の大学院というのは定員が二百七名ですね。これは各教科ごとの専攻になっておりますけれども、こういう区割りの中で、こういう既設の、たとえば東京学芸大学の大学院が数学専攻とか英語教育専攻というふうに科目別にきちっとやっている中に新たな構想を盛り込む余地が...全文を見る
○小杉委員 何か答弁が非常に不明確なんですよ。要するに、既設の教員養成大学の大学院と今度の新しい構想の大学院とは本質的に違うわけでしょう。従来の教科ごとにきっちり分かれているものを、今度の新しい構想では、そういう科目にとらわれないで、もっと総合的ないろいろ新しい一いま学校内暴力と...全文を見る
○小杉委員 何か本当に納得のいく説明ではないのです。いままでの既設の大学の大学院には、現職教員が入るような配慮をしていると言いますけれども、では具体的に、いま東京、大阪、愛知、広島、岡山、横浜等の六大学で大学院を設置して以来、現職教員がどのぐらい入っておられるのか、定員の中でどの...全文を見る
○小杉委員 現職教員の再教育については、一応の計画があるわけでしょう。研修については、このくらいの人数を一応定数とするというふうな計画はないのですか。
○小杉委員 私は、ちょっと計画としてはずさんだと思うのです。確かに現職教員の資質の向上のためには、何も大学院ばかりじゃなくて、各都道府県にある教育研究所とか国立の教育研究所とか、そういうところももちろんいまでも研修をやっているわけですけれども、鳴り物入りで新しい構想の大学院を設け...全文を見る
○小杉委員 これ以上議論しても、水かけ論というか平行をたどると思うので、せっかくこうした新しい構想に基づいて画期的な教育をやろうということであるならば、兵庫県と鳴門なんてもう本当にくっついているところですし、上越といったら日本海側ですし、こういう配置の状況を考えますと、本気でやる...全文を見る
○小杉委員 社会体育の指導者育成ということが主たる目的だと言いますが、現在、体育指導者の需要というのはどの程度あるのでしょうか。こういう指導者というのは、具体的にどういうところでどういう仕事をするのか、その点お聞かせいただきたいのです。
○小杉委員 いまいろいろな数字を出していただきましたけれども、この体育指導者の需要というのはますます高まるばかりだと思うのですが、そうしますと、いま体育教員の養成というのはどんな実態になっているのか。いま体育局の方から申された数字に対応していまのような教員養成、今度鹿屋を一つつく...全文を見る
○小杉委員 大学局長は、何か教員になった人数だけを主体にお話されましたけれども、ただ単に体育の先生になるということだけからすれば、鹿屋体育大学なんか必要ないわけで、文部省としては、たとえば体育大学の人たちが教員にならなかったら、どういう先へ就職したかということの調査をされたことが...全文を見る
○小杉委員 体育局長、何かあったら……。
○小杉委員 もう時間が来ましたからやめますが、高齢化社会を迎えて国民の健康増進ということがいま望まれているわけです。年金財政もこれから非常に逼迫をしてくる。できるだけ高齢者が元気で雇用の機会をたくさん持つということが、日本の全体にとっても大事なことですし、また高齢者がいたずらにお...全文を見る
○小杉委員 これで最後にしますけれども、文部大臣、大体名古屋オリンピックも非常に可能性が強まったというふうに聞いておりますし、また最近では、老人保健法を新たに法律案として制定をして、四十歳以上の健康管理という新しい構想も盛り込んでいるようですけれども、やっぱりいままでどうも文部省...全文を見る
04月10日第94回国会 衆議院 文教委員会 第8号
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○小杉委員 私は、数点についてお伺いしたいと思います。  まず最初に、高校野球の問題についてでございますが、つい数日前に春の選抜高校野球大会が、数々の哀歓のドラマを織り込みながら終わったわけでございます。この高校野球には文部大臣も始球式に出席をしているということで、私どもも、こ...全文を見る
○小杉委員 私の聞いたところによると、いま体育局長から報告があったように、この暴力事件があったのは昨年の九月二十五日でございます。ところが、そのとき学校から県の高野連に一応事実を報告したわけですけれども、そのときは不問に付されて、ことしの三月二十日になって何かマスコミですっぱ抜か...全文を見る
○小杉委員 私は、この経緯についていろいろ調べてみましたら、愛甲選手がそうした暴力をふるった一つの原因というのは、牧田選手が愛甲選手のプライベートな問題、たとえば、おまえの家は汚いとか、おまえの兄貴には身体障害者がいるとか、そういうようなことを言ったことが発端になって殴った、その...全文を見る
○小杉委員 愛甲選手は母子家庭で大変けなげな青年だというふうに言われております。そして、このような事情から殴ってしまったということで、かなり同情できる部分があるわけですし、もうすでに卒業してしまっている。さらに最近問題となった早稲田の野球部の主力選手が、成績原簿の改ざんによって単...全文を見る
○小杉委員 くどくは申し上げませんが、とにかく実力で競わせて実力本位でやるというのが本来の姿なんで、こんなささいなことで出られなくするようなそういう高野連のあり方は、常識的に考えてちょっと厳し過ぎやしないか。暴力行為そのものを認めるわけではありませんが、やはり行き過ぎに対しては十...全文を見る
○小杉委員 私学振興財団の理事長さん、こうした不祥事件について、いろいろ補助金あるいは援助をしている立場でどのように受けとめておられますか。
○小杉委員 文部大臣に伺いますが、最近、行政改革という声が非常に高まってきまして、その対象に私立大学に対する補助金を含めよう、この私立大学の補助金をカットしようというような動きが強まってきております。これは、やはりいま私学財団の理事長からお話があったように、関係者の熱心な努力によ...全文を見る
○小杉委員 いま文部大臣から、断固たる措置をというお話がありました。いままで問題を起こしてきた北里大学あるいは北陸大学、東海大学、今回の早稲田はまだこれからということですけれども、こうした大学に対して、いままでどのような措置をとってこられたか、ひとつ管理局長からお答えいただきたい...全文を見る
○小杉委員 今度の早稲田の問題で、補助金を返還させるという意思はあるかどうか。
○小杉委員 すでに大学の手でかなり解明された部分もありますし、それから司法当局、警察当局でこれから明らかにされる部分もかなりあると思うのです。その後もマスコミ等で次々にいろいろな事実が出てきているわけです。そうしますと、恐らくこれで全く何もなかったということにはならぬと思うのです...全文を見る
○小杉委員 早稲田大学の商学部の場合は、一部の職員のしでかしたことであって、大学全体の管理運営の問題ではないから、北里大学や北陸大学とは違った扱いをせざるを得ないというニュアンスの御答弁ですが、私学振興助成法の第五条には、補助金の減額をできる一つの規定がありますね、これによります...全文を見る
○小杉委員 観点を変えて、少し別の問題を取り上げたいと思いますが、最近、私立大学と国立大学の教授、助教授、講師、助手の給与を比較してみますと、かつては私立大学の方が非常に悪かったと言われておりますけれども、どうも最近比較をしますと、必ずしもそうではない、むしろ私立大学の方が国立大...全文を見る
○小杉委員 別の側面で質問をいたしますが、私立大学の入学寄付金とか施設整備費あるいは学債というようなものの実態調査をしたことがあるかどうか、もしあれば、国立大学と私立大学の比較をしていただきたいと思うのです。これは医学部や歯学部の関係もわかれば、ざっとでいいですから数字を出してい...全文を見る
○小杉委員 ちょっと質問の趣旨と違った答弁なんですけれども、国立と私立と、授業料とか入学金とか施設整備費というものの比較をちょっと具体的にお話いただきたい、特に、医科系、歯科系もあわせてお答えいただければということなんです。
○小杉委員 国立大学の場合には、施設費というのは、全部税金でやるわけですから、かからない。私立大学の場合は、そうした施設費にお金がかかるので、これが相当国立と私立の格差になってきているわけですが、最近、授業料などを見ましても、国立と私立の差、一般の文科系とか理科系ですと、大体一対...全文を見る
○小杉委員 国家的なあるいは社会的な要請に基づく人材養成が国立大学の使命だというようなことの答弁がありましたけれども、これは明治の学制の発布によって国立大学をつくったときの発想がそのまま今日まで引き継がれてきていると思うのです。いま、大学の進学率も四〇%になろうとしていて、何も国...全文を見る
○小杉委員 大学全体で学生の比率、学生数で言うと、国立と私立の対比というのは大体二五%と七五%ですね。それから、それに対して国費がどのぐらい投じられているかというと、国立には昭和五十六年度で約一兆三千億円ですか、その二割程度が私立大学に補助されているということからすると、国立大学...全文を見る
○小杉委員 これだけいま財政が窮迫をして、しかも行政改革が大変な重要テーマになっている今日、明治以来の固定観念にとらわれて——私は、国立大学といえども、やはりある程度コスト主義というものを導入していかなくちゃいかぬと思いますが、いまの御答弁ですと、ちょっと平行線ですから、この問題...全文を見る
○小杉委員 第一の問題は……。
○小杉委員 文部省に伺いますが、私立学校振興助成法の第十四条では、私立学校に対して財務計算の書類を作成することを義務づけておりますね。それから、その書類を届け出ること、あるいは公認会計士または監査法人の監査報告書というものを出させることになっているわけですが、こういうことをやりな...全文を見る
○小杉委員 文部省も財団の方も、そうやっていろいろ調査したり、指導していると言うのですけれども、しかし、いろいろな会計基準にのっとっていろいろな帳簿を出させたりなんかしていますけれども、こうした不正な事実というものは後を絶たないということですから、さらに一層、そうした調査なり指導...全文を見る
○小杉委員 大体配分の基準というのは、いろいろ教員の給与費とかありますけれども、そのいま言われた傾斜配分というのは、どの程度の余地があるのでしょうか。
○小杉委員 時間が大分迫ってきましたので、もっと具体的に聞きたいのですけれども、なかなかできませんから、最後に文部大臣に、きょうの午前中の答弁でも、私学の管理体制というものを厳しくやっていくというお話がありましたけれども、まず管理局長に、私学の管理体制をどう見直していくのか、それ...全文を見る
○小杉委員 起こってはならないことが現実に起こりかねない状況ですから、今後とも一層、内部改革というか内部の見直しということに努力していかないと、補助金カットのやり玉にどんどん上げられていくということになりますので、ぜひその点は御努力をいただきたいと思います。  時間が来てしまい...全文を見る
○小杉委員 時間も来ましたから一まだ不十分ですけれども、これはまた次の機会にやらしていただきます。  ありがとうございました。
04月22日第94回国会 衆議院 文教委員会 第11号
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○小杉委員 すでに各党からいろいろな質問が出されましたので、重複する部分はなるべく除いて、要点にしぼって質問をしたいと思います。  まず最初に、大変率直に私は感ずるのですが、いまやっている日本の学校給食会の仕事にしても、あるいはまた学校安全会のやっている仕事にしても、これは何も...全文を見る
○小杉委員 学校安全会についてですけれども、いま局長からお話がありましたが、いまでも国庫補助金が十八億円支出されているわけですね。ですから、仮に民間の保険会社にそうしたいま出している国庫補助金をつぎ込んでも民間ではやっていけないというふうにお考えでしょうか。
○小杉委員 この辺は私、もうちょっと研究してからまた改めて質問したいと思います。  そこで、先ほども質問がありましたが、今度の統合というのは、放送大学を新設するための対応措置としてとられたということでございます。ところが、この放送大学というのは、これから一千億円以上の投資が必要...全文を見る
○小杉委員 形の上では結局、二つの特殊法人を合併しても、人間も余り減らないし経費もそんなに違わない。ですから私は、やはり根本的に、いままでの学校給食会のやっている仕事あるいは学校安全会がやっている仕事の中で民間に移管できるものは思い切ってこれを切っていくという姿勢をとらなければ、...全文を見る
○小杉委員 いま二点挙げられましたけれども、確かにいろいろむずかしい点があると思うのですが、この問題については、時間をかけて、何とかそういう既存の流通機構を活用するという方向に移行できないものかどうか、これは食糧庁の方でもう一度検討しておいていただきたいということをお願いしたいと...全文を見る
○小杉委員 肉の関係はいますか。——いない。そうですか、それではいわゆる承認物資の問題に触れたいと思うのです。  先ほどからの質問でいろいろいままでの経過が述べられましたけれども、承認物資について、その質の面とか値段の面は、仮に日学給あるいは県学給を通じてやった場合と民間業者が...全文を見る
○小杉委員 品質の点はどうですか。
○小杉委員 いま体育局長からは、ある特定の品物についての値段の比較をされましたけれども、いろいろな調査を見ますと、古い調査の資料は省きまして、新しい、五十四年度の調査を見ましても、たとえばマカロニ、スパゲッティについては、一年五カ月も経過した商品を使っている。日学給は捨て場がない...全文を見る
○小杉委員 先ほどから日学給の役員とか一般職員の人員のことが問題になっておりますが、いま四十七都道府県の県学給で給食の仕事をしている職員というのは、全国で大体何名ぐらいになるでしょうか。
○小杉委員 それから先ほど、いわゆる県学給が扱う物資と民間の扱う物資で、日学給と県学給で扱っているのは一〇%だから、余り民業圧迫にはなっていないという御説明ありましたけれども、基本物資から承認物資、一般物資全部含めた場合は、大体どのくらいの割合になるのでしょうか。  たとえば私...全文を見る
○小杉委員 いま承認物資として二十四品目、今度三品目減らして二十一品目とさっき答弁がありましたけれども、一般の県学給でやっているのは、承認物資だけじゃなくて一般物資まで相当扱っているわけです。たとえば私の持っている資料によれば、五十品目以上を扱っている県が三十県、中でも二百品目以...全文を見る
○小杉委員 それは、いまの行政改革の方向に全く逆行する考え方だと私は思うのです。もうすでに民間にも物資供給の流通機能というのはかなりできてきているわけですし、各地に倉庫とかいわゆる貯蔵施設なんかもできているわけです。それにもかかわらず、毎年毎年こういう倉庫をつくるようなセンターの...全文を見る
○小杉委員 もう午前中からこの問題についてのいろいろな質疑がありまして、私は、重複しない部分だけの質問にとどめたいと思います。  以上で私の質問は終わりますが、また機会を改めて質問したいと思います。  それで最後に、きょうはこの法案とは直接関係ありませんけれども、やはり学校の...全文を見る
○小杉委員 管理の問題で事故が起こったらどうするとかそういうお役所的な発想でなくて、部活動まで邪魔して貸せとは言わないんですよ。そうじゃなくて、部活動でも使わない休日とか日曜日、そういうときにもっと貸すという方向でひとつ検討をしていただきたいということを申し上げて、私はこれで質問...全文を見る
○小杉委員 終わります。      ————◇—————
05月08日第94回国会 衆議院 文教委員会 第14号
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○小杉委員 すでにこの問題については各党から質問がありましたし、また時間の制約もありますから、なるべく簡潔に質問をしたいと思います。  いまのいろいろ質疑を聞いておりまして、考え方としては、大学教育が量から質へ転換すべきだというような考え方とか大学院の充実とか教養学部のあり方と...全文を見る
○小杉委員 前の法律の成立の経過とか自民党が単独で提案をしたとかあるいは時間的な制約があったとか、そういう理由もわかりますけれども、やはりすでに五年たっておりますし、先ほど申し上げたような教育のあり方ということから考えると、自民党が昨年の選挙で絶対多数をとったと言っても、やはり教...全文を見る
○小杉委員 いま局長が答弁された数字をパーセンテージにいたしますと、総計で二万九千人が二万三千二百九十二人ということになると八〇・三%ですね。要するにこの計画で見込んだ数よりも二割よけいに削減をされてきた、抑制が効いたということですね、そうしますと、仮に今度の法律が通った場合に、...全文を見る
○小杉委員 最近五年間の動きをいろいろなデータで調べてみますと、何もこんな制限法案をつくらなくても、もう自然の流れでこれは抑制が効いてきているというふうに考えられないかということなんですね。  先ほど局長からも数字の説明がありましたし、また提案者の方からもありましたように、私学...全文を見る
○小杉委員 同じ質問を文部当局にもしたいわけですが、確かに私は、この法律が果たした抑制効果というのは否定はしません。否定はしませんが、しかし、それと同じか、あるいはそれ以上に、やはり経済的な要因とか国民の意識の変化というものが、この五年間の流れの中で出てきているのではないかという...全文を見る
○小杉委員 大学紛争が終わって、第三の教育改革という当時の中教審の見通しは、先ほど私が指摘したように七〇%……(発言する者あり)四七ですか、非常に高い見通しを持っていたわけですね。それから、この大学設置審議会の前の高等教育懇談会ですか、これでも相当高い数値を見込んでいて、そして今...全文を見る
○小杉委員 この「高等教育の計画的整備について」でもくろんだ、たとえば大学の地方分散とかあるいは高等教育の柔軟化と流動化ですか、それから大学、短大の規模設定というような諸点が、この五年間でどうなったかということを伺いたいわけです。  確かに大学、短大の量の抑制という目的はある程...全文を見る
○小杉委員 それは私立ですか。
○小杉委員 一部分そうした前進は見られたとは言っても、まだまだ単位の互換制度とかいわゆる本当の流動化というのが行われていないというふうに私は考えますので、なお一層の努力を要望したいと思うのです。  私は、先ほどから申し上げているように、量的な制約を法律という形で歯どめをかけなく...全文を見る
○小杉委員 私学については、確かにこの法律の果たした機能は大きいと思うんですね。  ここで文部省に伺いたいのですが、私学の定員の超過率というのが、先ほど申し上げたように一・四くらいに減ってきた、しかしながら、一方において欠員の状況はだんだんふえていく一方で、五十五年度などは一万...全文を見る
○小杉委員 私は、学生の方でも選別が始まったと思うのです。何でもかんでも大学さえつくれば入った時代ではなくて、もう大学離れとか、あるいはいいところとか志望の多い、ニーズの多い大学には殺到をするけれども、そうでないところはどんどん志願者が減っていくという、そういう選別傾向はこれから...全文を見る
○小杉委員 確かに学部とか短大の分野では、量の面で世界一のトップランナーの位置を占めておりますけれども、大学院の教育とか大学院の進学の状況を見ますと、まだまだ貧弱な状況でしかないということがわかるわけでございまして、やはりそういったものも含めて、日本の高等教育の水準を高めるという...全文を見る
○小杉委員 いわゆる越智答申というのが出されて、いま局長が答弁されたように、学部の統廃合とかあるいは学科を学部に昇格させるというような趣旨の答申が出されましたけれども、現実には、この獣医学関係学部の国立について考えましても、十の学部を五つか六つに統廃合しようというもくろみだったの...全文を見る
○小杉委員 人事院の方来ていますね。——獣医師法の改正で、獣医師になるのには六年間の大学教育を義務づけられたわけです。ところが、いまのような情勢ですと、仮にいま全国で五千人ぐらいいるのでしょうか、特に食品衛生とか公衆衛生の面で、いろいろ地方自治体の保健所とかそういうところできわめ...全文を見る
○小杉委員 大変数が少ないので、皆さんの関心が薄い分野だと思うのですけれども、いままでの食品公害とか薬害とか、そういう問題から考えますと、法律で六年間の義務づけをして専門知識をもっと身につけろということにしておいて、一方においては、こうやって待遇面で見ましても、大体三割ぐらい差が...全文を見る
○小杉委員 大学局長に伺うのですけれども、先ほど、これから調査会をつくって検討するなんて言いますけれども、現実にもう学生が四年生になって卒業を間近に控えているわけですね。  それで、検討課題としていろいろ二つの面、すなわち学部として独立させるとかあるいは六十人にするとかいうこと...全文を見る
○小杉委員 学年進行中でまだ余裕があるなんという答弁ですけれども、そう簡単に、法律改正だっていろいろあるわけで、いまやって来年からすぐ間に合わせるというわけにもいかないわけですから、この問題、真剣に結論を出して法改正の方へ進まれるように要望いたします。  時間が多少余っておりま...全文を見る
○小杉委員 大分時間が経過してお疲れだと思いますし、また多角的な質問で、私の質問したいことも半分以上出尽くしておりますから、重複しない範囲でひとつ簡潔に質問をしたいと思います。  まず、尾形憲先生にお伺いしたいと思うのですが、大学離れという現象がどんどん進行するだろうということ...全文を見る
○小杉委員 先生の議論を聞いていますと、六十一年度から急激にふえていきますね、そういう場合にも大体そうしたいまのような働きが作用して、特に急増対策というのは考える必要がないというふうにお考えかどうか。
○小杉委員 次に、国大協の香月先生と私大連盟の尾形先生に伺うのですが、先ほど来量の拡大から質の改善というようなことで、創造的な人間をつくるとか、あるいは研究・教育条件を整備、拡充、充実するというようなことがございました。大学院の問題も出ましたが、国立大学の会長として、あるいは私大...全文を見る
○小杉委員 矢次先生にお伺いします。  私学助成もいま大学だけで三千億を超えるという状況ですし、いま行政改革というのが国を挙げての一つの課題になっておりますが、中には私立大助成を行政改革の対象にすべきだというような機運もあります。そういうさなかに、私立医大のいろいろな問題、不正...全文を見る
○小杉委員 もう時間が来たからやめますが、大体従来こういう国会なんかの議論でも、大学の中身の問題、質の問題というのは余り論じられないで、量の問題、文部省の資料なんかも大体全国的なそういう配置とか人員とか施設とか、そういう量的な問題にばかり集中していたと思うのです。それは、やはり大...全文を見る
○小杉委員 それじゃ終わります。どうもありがとうございました。
06月03日第94回国会 衆議院 文教委員会 第19号
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○小杉委員 まず、社会党の方に質問をいたしますが、従来この衆議院の文教委員会で論議をしていたときには、大体において特殊法人ということで議論をしていたわけです。一転してNHKにやらせるというふうな形に変わってきたわけですけれども、そういうふうに変わった理由、これをまず聞かしていただ...全文を見る
○小杉委員 私はいま言われた後段の部分ですね、いま行政改革で非常に財政が苦しいときに、全く新しい放送大学をつくって、また莫大な投資をかけるということがどうなのかという観点からちょっと聞いているわけなのですが、仮に社会党案でNHKに委託してやった場合は経費は大体どのくらいかかるのか...全文を見る
○小杉委員 きょう電波監理局の方見えていらっしゃいますか。恐らくいまNHKの電波も、ほとんど現在の放送で手いっぱいだと思うのですが、私はいま嶋崎さんがお答えになった部分は、確かに考えてみる要素はあると思うのです。  そこで、別にNHKに限らず、たとえば社会党案の中には、放送大学...全文を見る
○小杉委員 先ほどから経費の話が出ておりますが、文部省に伺いますが、基本的な経費として千百億円、それから経常費として三百六十億円ということですが、経常費というのは毎年毎年これだけかかっていくということなんでしょうか。
○小杉委員 文部大臣に伺いますが、いま行政改革旋風の中で教科書無償についてもいろいろこれを取りやめるべきだという意見がありますし、また私立大学の補助金につきましてもあるいは私立の高等学校以下の補助金につきましても相当強い批判が出ているわけですけれども、こういう中で文教委員会のわれ...全文を見る
○小杉委員 もう一度電波監理局の方に伺いますが、文部大臣がいまおっしゃったとおりわれわれも考えておりますけれども、しかし、いまのこういう客観情勢から見てやはりできるだけ効率的にこういう放送大学をやっていくということも考えてみなきゃいかぬと思うのですね。そうでないとなかなか説得力を...全文を見る
○小杉委員 放送局の数はどのぐらいあるのですか。
○小杉委員 社会党の提案によりますと、今度大学の教員の定数ですか、これが千八百七十人ふえることになっているわけですね。いま行政改革ということで国家公務員の定数削減ということが叫ばれている中でこれだけの人員をふやすということになりますが、これは相当過大な数字ではないかと思うのですけ...全文を見る
○小杉委員 もうすでに私の質問したいことはこれで終わりますけれども、いままで私申し上げたように、この計画が相当膨大な経費を要するプロジェクトでありますし、いまのこういう行政改革というムードの中でこれを財務当局に納得をさせるということはきわめて困難だと思うのです。  たとえば既設...全文を見る
○小杉委員 これで終わりますが、これは法律が通っても恐らく実行の段階に至るまで非常に大変だと思うのです。そこで私は、社会党提案のNHKの電波を活用するという点も含めて柔軟に現実的に対処していくという姿勢が必要だと思うのです。恐らくこんなに膨大な金がいま直ちに出るということを考えて...全文を見る
10月09日第95回国会 衆議院 行財政改革に関する特別委員会 第3号
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○小杉委員 私は、新自由クラブ・民主連合を代表して、行政改革についての質問と提言をいたします。  私たちが五年前に立党して以来叫び続けてきた行政改革が今日ようやく国政の中心課題となり、今国会においてもこのような特別委員会が設置されて審議されるというところまでこぎつけたことにつき...全文を見る
○小杉委員 次に、特殊法人等の整理合理化、特に三公社の民営化という問題について触れたいと思います。  世間一般で言われていることですが、あるいは私たちもいままでの経験で十分承知をしておりますところは、官業に比べて民営が経営効率の点においてもあるいは能率向上の点においてもすぐれて...全文を見る
○小杉委員 東京-小田原間の運賃は、国鉄では千六十円、私鉄では半分以下の五百円であります。かつては国鉄とかあるいは公共の鉄道の運賃というのは民間よりも安かったのが常識でありますが、最近は公共の方が民間よりも高い。しかも、いつも運賃値上げの引き金になっているのが現状であります。現在...全文を見る
○小杉委員 いまお答えになったような事情が三公社それぞれにあることも私も承知しておりますし、一概に否定はいたしません。しかし、納税者の立場から考えますと、国鉄はどうしていまのような状態なのか、率直な疑問を持ちますし、また電電公社というのは、郵政大臣は大変自信たっぷりにお答えになり...全文を見る
○小杉委員 次の質問は、地方公共団体の合理化、効率化対策についてであります。  たとえば公務員の数を比較してみましても、国が八十九万人に対して地方公務員は三百十六万人、そして財政の規模を見ましても、地方は国の二倍以上であります。地方公共団体は全国で三千三百二団体ございまして、国...全文を見る
○小杉委員 いま地方も行政改革に積極的に取り組んでおります。特に昭和五十年以降は地方の行政改革が非常に進んできている。しかし、その努力に対して、国の姿勢とかあるいは国の制度や法律が足を引っ張っているという側面があります。そこで、私は幾つかの問題点を抜き出して質問をしたいと思います...全文を見る
○小杉委員 いま自治大臣が言われたように、職員の配置基準というのは全部国で主なものは決められてしまっているわけでして、したがって地方が自主的に自治体の定員を弾力的に管理をするという幅は非常に狭められているわけでございます。しかし、そうはいっても、やはり定員抑制について自治体にも協...全文を見る
○小杉委員 次の問題は、地方自治体の仕事の中で、民間委託をした方が能率が上がる、あるいは地方行政として支障が比較的少ないと思われるものがたくさんあるわけでございます。  私は、その中で清掃作業の民営化という問題を取り上げたいと思うのですが、たとえば日本都市センターの調査によりま...全文を見る
○小杉委員 厚生大臣は大変前向きの理解ある答弁をしましたけれども、実は私もいろいろな自治体へ行って調べてみますと、どうもいままで厚生省が余り乗り気でないというようなことで、いままで進んでなかったわけであります。  自治大臣に伺いますが、各省庁の所管事項で、これはもう民営化が好ま...全文を見る
○小杉委員 それから次は、地方自治体のいろいろな審議会についてであります。いま地方でも行政改革でいろいろな調査会とか審査会、審議会というものを整理縮小をしつつありますが、これまた国の法令で設置が義務づけられているために、これが整理縮小できないという面がたくさんございます。  農...全文を見る
○小杉委員 各省庁にとっては大変細かい問題と思って見過ごしておられるかもしれませんが、これは地方自治体にとっては非常に壁になっているわけです。地方自治体、数が多いわけですから、中央省庁は一つですけれども、それに関連する各自治体のそういった迷惑を考えて、こういうものは速やかに手をつ...全文を見る
○小杉委員 時間の関係でお答えが短いのですけれども、この車検制度は三十四年前、昭和二十二年に制度化されたもので、いま車の性能とか道路事情を考えますと、三十四年前とはもう格段の差があって、いまや車の安全性についても日本の市は世界一の性能を誇っておりますし、また公害対策も世界で一番進...全文を見る
○小杉委員 いま国家公安委員長から、即日交付という点がきわめて実現間近ということを聞きまして、私も大変意を強くしたわけですが、更新期間の延長についてもぜひ国民の、特に大多数の国民の関係する問題ですから、ひとつ積極的に取り組んでいただきたいと思います。  最後に、医療費の適正化と...全文を見る
○小杉委員 時間が来ましたからこれでやめますが、いずれにしても、きょう取り上げた問題は大変具体的な問題が多かったわけであります。私は、理念や理屈を申し上げる前に、やはりできるところから着実にやっていく、気のつかなかったところ、あるいは怠慢でできなかったところ、そういったところをじ...全文を見る
10月22日第95回国会 衆議院 行財政改革に関する特別委員会公聴会 第1号
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○小杉委員 私は、住本公述人には国会改革と議員特権の見直しという点をお尋ねし、また、藤田公述人には人事院勧告のあり方について御意見を伺いたいと思います。  まず住本公述人に伺いますが、先ほど来、省庁の統廃合などをやるときは官僚とか組合の抵抗がある、あるいは補助金整理などの場合に...全文を見る
○小杉委員 終わります。
10月27日第95回国会 衆議院 行財政改革に関する特別委員会 第9号
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○小杉委員 私の時間はわずか九分間でありますから、基本的な問題にしぼってお伺いしたいと思います。  それは、これからの臨調の姿勢とかあり方の問題です。今回の一次答申に対しては、政府は、いま審議している三十六の一括法案を提出したり、あるいはまた、五十七年度予算編成に当たってはゼロ...全文を見る
○小杉委員 大体いい線をいっているのじゃないかという御答弁でしたけれども、今回のは、言ってみれば本当の緊急的な、一時的な即効薬ですから、たとえば血が出ているところをちょっと血どめ薬を塗ったという段階だと思うのです。ところが、これから本格的な手術に入りますと、たとえば中央省庁の統廃...全文を見る
○小杉委員 そこら辺が非常に微妙なんですね。反対が強くて実行ができないから、そういうものは実行できないものとして答申をしないということになってしまうと、結局いままでと同じように総論賛成、各論反対という形をたどらざるを得ないわけですから、場合によっては、政府の対応が十分に臨調答申に...全文を見る
○小杉委員 どうもちょっと答弁があいまいなような感じがするのですが、やはり土光さんなり圓城寺さんなり、外部の人が入って臨調をつくられたのですから、余りにも実現可能なものだけに矮小化してしまうと、何のための臨調かということになりかねませんので、いろいろな圧力や抵抗があろうかと思いま...全文を見る
○小杉委員 いろいろ細かい問題がございますが、一つ二つちょっと私は触れておきたいところがあるのです。  今回の答申では、立法府や司法府のことについては余りお触れになっておられないわけですね。若干、自発的に合理化、効率化の努力をされるよう要望するというくだりだけですけれども、もち...全文を見る
○小杉委員 この辺は私はちょっと見解が違いますが、立法府あるいは司法府の中にも、予算という関係あるいは行政との関連の中で手をつけるべき点が多々あると思うのですね。いままで自発的に、自主的にと覆われながらなかなかできなかったのが実態ですから、画期的な臨調ができたわけですから、そうい...全文を見る
○小杉委員 時間が来ましたので終わります。
○小杉委員 たびたびこの委員会で議論が出たことで確認の意味でお聞きしたいのですが、増税なき財政再建は、五十七年度だけではなくて、五十八年度、五十九年度ずっと考えていくべきだと思っておりますが、中曽根長官並びに大蔵大臣のお考えを聞かしていただきたいと思います。     〔委員長退...全文を見る
○小杉委員 増税をしない、それから国債も減らすということになれば、こうしてこの財政再建を図っていくためには行政改革以外に方法がないわけでございます。  そこで、大蔵大臣に伺いますが、「財政の中期展望」によりますと、要調整額は五十七年度二兆七千七百億円、五十八年度四兆九千六百億円...全文を見る
○小杉委員 どういう要因が一番そういう単純にいかない要素なのか。これは大蔵大臣が答弁できなければ事務当局で結構だと思うのですが、どうして単純にはいかないというその辺をもう少し説明してもらいたいと思います。
○小杉委員 最終的には税収その他の情勢も考えてみないとわからないということでしょうけれども、五十七年度、来年度だって第二次の答申が出るし、また第三次の答申が五十八年度に出るということで、行政改革がどんどん進んでいく中でむしろ節減効果というのが増すという要素もあるわけですね。ですか...全文を見る
○小杉委員 きょうは経済企画庁長官がどうしても所用で来られないということなんで事務当局に伺いますが、先日来の議論の中で経済企画庁長官は、五十七年度にゼロシーリングをやったとしても、日本の経済規模から考えて、国間の経済活力を失わないで何とか予定した税収も得られるだろうという見通しを...全文を見る
○小杉委員 私どもは、今回のこの一括法案というのは行政改革の本当の氷山の一角でしかないと思うのですね。これが第二、第三の本格的な答申があって初めて行政改革の名に値するものができるというふうに私は考えております。  そこで、来年度第三次答申、再来年に第三次答申が出されるわけで、こ...全文を見る
○小杉委員 私どもは、行政改革を進めるに当たって立法府や司法府も聖域扱いにしてはならないという考えでございます。私たちは、むしろ国会議員がみずから自分たちの特権を見直すという姿勢こそ国民に対して痛みを分け合おうじゃないかという説得力も生まれてくるという見地から、具体的にさまざまな...全文を見る
○小杉委員 本来ゼロシーリングというのは、新しく事業を始めていままでよりも予算がよけいかかるという面と、もうすでに仕事が終わって減る分と、それを相殺してゼロになるという考え方だと思うのですよね。ですから、国会図書館とか高等・簡易裁判所ですか、こういったものも、そういうふうな考え方...全文を見る
○小杉委員 終わります。
○小杉委員 すでにたくさんの質問が出ましたし、また時間も大分経過しましたので、私は簡単に二、三の点を伺いたいと思います。  きょうは六人の方に非常に貴重な御意見、特に東北ならではの窮状もいろいろ教えていただきまして、非常に参考になりました。  まず私は、地方自治体の責任をとっ...全文を見る
○小杉委員 まあここは議論の場ではありませんから反論はいたしませんが、これは国、地方を問わず、やはり長い間の慣例といいましょうか、既得権といいましょうか、とった予算は必ず減らさないで上積みしていくという習性がなかなか抜け切れないように思うのですね。ですから、完全に前年度と同じに抑...全文を見る
○小杉委員 私どもも国会改革あるいは議員の特権の見直しということで、たとえば議員定数を削減すること、あるいはその格差を是正すること、あるいは議員年金に対する国庫負担をもっと減らすべきではないかとか、国鉄無料パスとか、あるいは海外出張についても見直すべきだということで、実際に行動で...全文を見る
10月28日第95回国会 衆議院 行財政改革に関する特別委員会 第10号
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○小杉委員 私は、新自由クラブ・民主連合を代表いたしまして、ただいま本委員会で議題となっておりますいわゆる行革関連特例法案について、賛成の立場から討論を行います。  戦後三十六年、行政機構の肥大化や既得権益擁護の拡大によって徐々に管理社会化し、往時の活力を失いつつあるわが国の現...全文を見る
10月29日第95回国会 衆議院 本会議 第8号
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○小杉隆君 私は、新自由クラブ・民主連合を代表して、ただいま議題となっておりますいわゆる行革関連特例法案について、賛成の立場から討論を行います。(拍手)  戦後三十六年、わが国は、行政機構の肥大化や既得権益の拡大によって徐々に管理社会化し、往時の活力を失いつつあります。こうした...全文を見る
11月06日第95回国会 衆議院 大蔵委員会 第2号
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○小杉委員 河本経済企画庁長官が五日の経団連の講演で、国民の経済活力を伸ばすためには数兆円の大型所得減税が必要であるということを強調されたそうでございます。まあこの国会でも、とにかく行革国会ということでできるだけ歳出削減の方に重点を置いた議論が行われておりますし、また大蔵省もゼロ...全文を見る
○小杉委員 いま次官は特例公債をゼロにするまでは減税はとても考えられないということですけれども、そうすると、五十九年度まではもうとても減税などは論外だという御答弁です。五十七年度はともかくとして、五十八年、五十九年と総理並びに大蔵大臣も増税をしないということでやっておりますけれど...全文を見る
○小杉委員 昭和五十四年度で見ますと、給与所得者のうち源泉で納税している人が八〇・七%いるわけですね。これが昭和五十六年度、つまり今年度ですが、総理府の労働力調査の見通しによりますと八三・八七%、源泉徴収で納税する人が実数で三千百二十八万人から三千三百九十七万人と二百六十九万人ふ...全文を見る
○小杉委員 終わります。
11月13日第95回国会 衆議院 大蔵委員会金融機関の週休二日制に関する小委員会 第1号
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○小杉小委員 時間がきわめて限られておりますから、続けてお話ししたいと思います。  銀行なり金融機関というのはやっぱり普通の業務と違って、人が休みのときになかなか一緒に休みにくいという一つの宿命的なものもあろうかと思うのですね。先ほどからいろいろアンケートのことも出されておりま...全文を見る
○小杉小委員 それから、先ほどから銀行局長は土曜日を休日とするというふうに書きたいというお話ですけれども、私は何も政令を一律にする必要はないんじゃないか。やっぱり需要に対応して、たとえば郊外の団地なんかで土日完全に休まれちゃったら、団地の人たち、共かせぎの人なんか本当にお手上げで...全文を見る
○小杉小委員 もう時間が参りましたからやめますけれども、私は先ほどから、ほかの金融機関との横並びという問題がありますけれども、銀行とか郵便局とかあるいは農協とか信用金庫とか、そういうのはみんなそれぞれ競争してお互いにサービスし合っているわけですから、やはり銀行が土曜日休んじゃった...全文を見る
○小杉小委員 日本は自由経済の国ですから、自由競争の国なんですから、私はやはり銀行がいろいろな工夫あるいはいろいろな条件整備をして競争力をつければ、必ずしも銀行が先行して二日制とったってお客さんは減らないというふうに考えておりますので、その辺ぜひ研究をしていただきたいということを...全文を見る
11月27日第95回国会 衆議院 大蔵委員会税制及び税の執行に関する小委員会 第1号
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○小杉小委員 私は自動車重量税の還付という問題とその徴収方法について質問をしたいと思います。  もうすでに日本の自動車というのは非常に大衆化しておりまして、運転免許の所有者は四千三百万人、これは免許取得可能年齢の十六歳以上の人口の約五〇%ということでございますから、二人に一人は...全文を見る
○小杉小委員 否定的なお答えばかりなんですけれども、先ほど申し上げたように車検の問題というのは国民すべての関心の的ですね。ですから、私は、調査もやってないというのは非常に問題だと思うのですね。いま検討されている、運輸大臣の諮問機関の運輸技術審議会の答申が近く出る予定ですけれども、...全文を見る
○小杉小委員 これは走ることができる権利を得たんだから、それに対する税金だと言いますけれども、一般のユーザーなり車検工場の人というのは、税金をこれはこういう性格の税金だとか、これはこういう性格の税金だとかなんて、そんな厳密に考えてないですよね。一般に、もう自動車に関連する税金とし...全文を見る