小杉隆

こすぎたかし



当選回数回

小杉隆の1982年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月30日第96回国会 衆議院 大蔵委員会 第2号
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○小杉委員 「財政の中期展望」に関連して、ゼロシーリングということについて伺いたいと思うのです。  この中期展望によると、五十八年度三兆三千七百億円要調整額が出るわけですが、先ほど来の大蔵大臣の答弁を聞いていますと、国債の発行をやるということは言っておりませんし、増税もすぐやる...全文を見る
○小杉委員 行財政改革について伺いたいのですが、五十七年度予算はわずか二千五百億円程度の行財政改革による節減ができたわけですが、これはもう大蔵大臣も再三言われているように、全く一時しのぎの緊急避難措置であって、これから行財政改革については七月に第一次答申が出る予定になっております...全文を見る
○小杉委員 先ほど増税の問題について、直間比率の是正とかというお話が出ましたけれども、最近総理大臣あるいは大蔵大臣の増税に対する態度というのは非常に揺れ動いているわけです。現実、非常にむずかしい財政状況を見ますと同情するところもありますけれども、しかし、やはり増税なき財政再建とい...全文を見る
○小杉委員 もう時間が参りましたからこれで終わりますが、現在の財政を立て直すには、先ほど来お話があったように、歳出カットあるいは増税あるいは国債の発行という三つの方法しかないわけです。私としては、やはりゼロシーリング的な考え方というものを五十八年度も取り入れていくべきじゃないかと...全文を見る
02月10日第96回国会 衆議院 大蔵委員会 第3号
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○小杉委員 今回の農業共済再保険への繰り入れにつきましては、昨年、ことしと予期しない冷害あるいは台風ということもあって、やむを得ない面があります。しかし、農業というのは天候、気象に左右されやすいというのは宿命的な面があるわけでございまして、これは去年とことしだけの例ではなくて、ま...全文を見る
○小杉委員 現在は財政再建中であって、また国民の期待も、やっぱりこういう金額をなるべく早く返していただくという気持ちだと思うのです。  いままでの経過を見ますと、大体最大でも五百億円程度の数字であったわけです。そして大体三年ぐらいの間に一般会計に返してきたわけですけれども、今回...全文を見る
○小杉委員 財政再建期間中ということですから、こういう一時的な措置というのはなるべく早く一般会計に戻すという努力をしてもらいたいと思うのですが、具体的に大蔵省あるいは農水省に対策があればお考えをお聞きしたいと思うのです。
○小杉委員 農業の共済保険に対する農家の掛金ですね、つまり自己負担分というのは昭和五十六年度でどのぐらいになっておりますか。そして国庫補助率というのはどのぐらいか、その金額もあわせてお答えをいただきたいと思うのです。
○小杉委員 いまお答えのありましたように、農家の掛金つまり自己負担金というのは大体三九・七%、約四割、あとの六割は国庫負担になっているわけでございまして、常識から考えても、かなりこれは国庫負担が重いという気がします。  それでなくても、いま農業関係の補助金が非常に大きいというこ...全文を見る
○小杉委員 もう時間が来たからやめますが、私ども都市に住んでいる者から見ると、たとえば農業者の納めている税金が百五十一億円に対して、国が農業につぎ込んでいる国費が何と三兆二百三億円にも達するわけですね。  これは一般の給与所得者と比べましても、一般の給与所得者の場合、大体サラリ...全文を見る
02月24日第96回国会 衆議院 大蔵委員会 第5号
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○小杉委員 まず、土地税制の問題について幾つかの疑問点をお伺いしたいと思うのですが、今度の土地税制の改正のねらいというのは、宅地の供給をふやし住宅の建設を刺激して内需の拡大に役立たせるということですが、果たしてそういうねらいどおりになるのかどうかという点に私は疑問を持つわけであり...全文を見る
○小杉委員 土地を売りたいという人にとっては、確かにいま主税局長がおっしゃったように、いろいろな阻害要因を解いたという点で効果があると思うのですね。ただ、基本的に私が疑問に思っているところは、建設省なり国土庁の期待しているところは、いままで売らなかった人たちを刺激をする。やはり土...全文を見る
○小杉委員 現在ですら首都圏で一万戸を超す売れ残りがあって、しかも最近住宅や土地に対する購買意欲というものが停滞をしているということで、買う側に対して今度の土地税制の改革がどういう一つの効果をあらわすのか、その点はどうお考えでしょうか。
○小杉委員 供給がふえれば買う方もふえるんじゃないかというお答えですけれども、それはマンション業者だって商売ですからできるだけ売りやすい値段で売ると思うのです。いままでは土地が高かったし住宅建設費もどんどん上がっているということで、首都圏なんかは最近三千万出さなきゃ買えないという...全文を見る
○小杉委員 確かに企業努力とかそれから市場原理が働いて、余り高過ぎるものは売れないということで適正な価格になると思うのです。しかし、いまでもマンションは売れ残っておるのがある一方で、非常に場所のいいところはお客さんが殺到する。それに便乗してどんどん値段をつり上げて、値段をつり上げ...全文を見る
○小杉委員 それでは、ここで住宅金融公庫の問題に移りたいと思うのですが、住宅金融公庫の貸付金利が五分五厘になっておりますけれども、これは一般会計からの補給金で五分五厘に据え置いておるわけですが、五十六年度、五十七年度は一般会計が非常に財政が苦しいということで財政投融資が肩がわりし...全文を見る
○小杉委員 そうすると、概略その三年度で幾らぐらいになりますか。
○小杉委員 そうしますと、三年間合計で千五百億円程度になるわけですが、これはどう処理されるのか。  それから、いま五十七、五十八、五十九年度の財政再建期間中だけの措置として繰り延べということを決めたようですけれども、しかし五十九年度で全部財政がきちんと立て直るかどうかというのは...全文を見る
○小杉委員 この問題は財政再建と絡んでいるのでなかなかむずかしい問題ですが、先日の行財政改革特別委員会でも、この五分五厘を据え置けという声が非常に強くて、大蔵省当局も非常に苦労されたと思うのですが、そこで今度新しい制度として段階制の金利を導入されたわけですね。  要するに、十年...全文を見る
○小杉委員 十年後のことは予測のつかないことなんですね。ですから、一般的には所得もふえていくだろうし、支払い能力も上がっていくだろうと思いますけれども、その間に、いろいろ病気になったりあるいは職を失うとかあるいは交通事故に遭うとか、いろいろなことが起こるので、そういう場合はケース...全文を見る
○小杉委員 すでに大蔵大臣も見えましたし、また、この点は今後の政令にゆだねるということですから、ぜひきめの細かい配慮をしながら政令をつくっていただきたいと思います。  それでは、まだ国土庁が来ておりませんので、また質問は後日に譲りますけれども、基本的な面で、大蔵大臣の時間がきわ...全文を見る
○小杉委員 それから、今回所得税減税というものが見送られたわけです。     〔委員長退席、大原(一)委員長代理着席〕  そこで、五十三年以来五年間減税が凍結をされたということとのバランスから考えて、土地保有者というのは、いわば現代においてはやはり資産家であり、不労所得者と言...全文を見る
○小杉委員 大蔵大臣の住宅対策としてできるだけ障害を除くんだというお話はよくわかるのです。  これは建設大臣あるいは国土庁長官にお伺いした方がいいのかもしれませんが、大臣の見解も伺っておきたいのですが、果たして供給を促進することになるかどうかということなんですね。  といいま...全文を見る
○小杉委員 この問題は、後日また所管大臣を呼んで聞いてみたいと思います。  そこで、いま大蔵大臣が一足先に触れましたが、宅地並み課税ですね。本来、A、B農地を含めて十年間営農を継続するという意思があれば宅地並み課税を猶予するということだったのですが、今度、五年ごとの確認で営農が...全文を見る
○小杉委員 私は、大臣の見解とちょっと違うんですけれども、実質的に五年間になってしまったということに対しての罰則も何もないということで、この点はまた別の機会にやりますけれども、非常にしり抜けだと思います。  それから、もう時間がありませんから、私、基本的な問題についてお聞きした...全文を見る
○小杉委員 もう時間が来ましたから、もうあれですか。それじゃ、大蔵大臣、結構です。  これはいままでの質問とは若干違うんですが、政府の税制調査会と自民党の税制調査会との関係について伺いたいと思うのです。  いままでのあり方を見ておりますと、政府の税調というのは、自民党の税調が...全文を見る
○小杉委員 次は、租税特別措置法の中の問題点を伺いたいと思うのです。  今度の租税特別措置法の改正に当たっては、四件の廃止と二十件の縮減合理化、こういうものが取り上げられておりますが、この対象、取り上げた基準、どのような見地から選んだのか、まず聞かせていただきたいと思うのです。
○小杉委員 私も租税特別措置はできるだけ見直すべきだという立場ですけれども、ただ、いま最後の回答の中にもありましたように、特に公害対策というような問題で、ここ数年来、公害規制が非常に厳しくされてきているわけですね。中小零細企業にとって公害防止設備には莫大な負担を感じているわけです...全文を見る
○小杉委員 きょうはちょっと国土庁が抜けちゃったものですから、十分かみ合った議論ができなかったのですが、また次の機会にひとつ国土庁も出席いただいて、きょう尽くせなかった議論はそこの場に譲りたいと思いますので、一応私の質問はこれで終わります。
02月25日第96回国会 衆議院 本会議 第9号
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○小杉隆君 私は、新自由クラブ・民主連合を代表して、議題となっております昭和五十七年度の公債の発行の特例に関する法律案につき、総理並びに関係大臣に御所見を承ります。  この法律案は、ある意味では事務的な法律案であります。法律案それ自体は、昭和五十年度補正予算審議から毎年同様の法...全文を見る
03月08日第96回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第4号
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○小杉分科員 私は、特にまず最初に白金迎賓館の跡地の利用について質問したいと思うのです。  今度東京都では、白金迎賓館の跡地、約一万坪ですが、これを百三十八億円で買収をして、そして昭和五十七年度予算で調査費ということで、美術館とか迎賓館などに利用するための調査ということで予算を...全文を見る
○小杉分科員 そういう隣に、いま港区なんという都心地域に七万坪という、しかも自然をそのまま残してある非常に貴重な場所の隣に、迎賓館の跡地にコンクリートの大きな美術館とか迎賓館をつくるということになると、やはり公園行政あるいは緑地の行政の点から見て、建設省としてどういうお考えをお持...全文を見る
○小杉分科員 これは、先般の都議会の知事答弁では、美術館並びに迎賓館等の可能性を調査するのだということで少しぼかしておりますけれども、いずれにしても調査費が五百万円ついているわけですから、私が冒頭申し上げたように、やはり緑と自然を保全したいという立場で、隣にそういうものが建つとい...全文を見る
○小杉分科員 特に上流地域の宅地開発が非常に進みまして、水がどっと流れ込むということだと思うのです。特に目黒川の場合には、その上流地域である多摩地区で大規模な宅地造成などが行われて、そして住宅建設が進んできた。もちろん住宅建設ということも大事ですけれども、やはり住宅建設あるいは宅...全文を見る
○小杉分科員 この辺はまた後で触れますけれども、もう一つ、下水道の普及によって河川への流入時間が大幅に短縮されているということも、災害を引き起こしやすい大きな原因になっているわけですね。東京都内の下水道普及率はここ数年来急ピッチで進みまして、いま七六%にも達しているわけです。とこ...全文を見る
○小杉分科員 激特に指定をして緊急にこれをやろうということは結構なことだと思いますが、これは一口に言って後追い行政だと思うのですよ。下水道の方は予算はどんどんつくのですけれども、川の改修費というのは予算が全然伸びないわけですよ。だから私たちはもうここ十年来、こんなことをやっていた...全文を見る
○小杉分科員 いまの総合治水対策の内容を聞いていますと、私が前から指摘をしている宅地開発とかあるいは下水道の整備との関連という分野が入っていないように思うのですが、私はやはり有効な治水対策だったらば、そういう宅地開発とか住宅建設あるいは下水道の整備との関係というものは、やはり軽視...全文を見る
○小杉分科員 建設大臣がせっかくいらっしゃっているんで、いま私が指摘した問題ですが、やはり最近の河川のはんらんというのは、単に天災とだけ言い切れない問題が多いわけですね。上流地域の宅地造成とか、住宅建設あるいはニュータウンの建設等で排水量が非常に増大をする、それでまた都市内の下水...全文を見る
○小杉分科員 残り時間が大分少なくなりましたので、あと一点だけお伺いしたいと思います。これは道路局になるのかあるいは都市局になるのかわかりませんが、最近国民の間にスポーツ熱などが非常に盛んになってまいりまして、たとえばジョギングとかサイクリングとか、非常に要望が強いわけですね。と...全文を見る
○小杉分科員 では時間が来ましたので、終わります。
03月08日第96回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第4号
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○小杉分科員 農林水産省関係の分科会では主として生産者の問題が多く論議されると思うのですが、私は消費と流通の面にしぼって質問をしたいと思います。  すでに食管制度が改正をされまして、ことしの一月十五日から施行されております。今度、小売業者とかあるいは販売所というのは六月から許可...全文を見る
○小杉分科員 厚生省の人口問題研究所が調査した結果によりますと、国民の食生活というのは農村部と大都市あるいは中都市、それぞれの地域によって相当変わっているのですね。農村部ではいまでも大体七割から九割の人が三食お米を食べるということですが、中都市以上になりますと、朝夕は御飯で昼はめ...全文を見る
○小杉分科員 確かに流通面、消費者の利便ということから考えまして、私は決して小売業の増設とか新規参入とかブランチの設置を全面的に否定をしようという気は毛頭ないわけです。しかし、いわゆるお米屋さん、流通の末端を受け持っておるお米屋さんを見ますと、ほとんどが超零細企業なんですね。ほと...全文を見る
○小杉分科員 だから、そういう点、諸条件を勘案した場合に必ずしも千五百人にとらわれない、千五百人に縛られちゃって、何が何でも千五百人になるように出さない場合もあり得るということですね。
○小杉分科員 それで、一方においてブランチを増設するということをやるからには、いわゆる無許可業者、いわゆるやみ業者に対してもいままでのような対応ではいかぬと思うんですね。きょう警察庁来ていますか。――これは食糧庁と警察庁とが一体になってやらないと、いままでも巡回指導とか文書警告と...全文を見る
○小杉分科員 この辺がいままでどうも実効が上がらなかったと思いますが、今回は一方においてこういうあめがあるわけですから、今度はむちの方も厳しくやっていただかないと流通の秩序を乱すし、また住民の信頼も失う結果になりますので、この点は食糧庁も警察庁の方も十分に留意してやっていただきた...全文を見る
○小杉分科員 現実にスーパーマーケットも最近すごくチェーン化しておりますので、すでに一つのチェーンが許可、登録を持っていて、そのチェーン店に全部ブランチを出そうというような計画を進めているわけです。そういう場合に、安易にさっきの千五百人の基準に合っているからというのでどんどん認め...全文を見る
○小杉分科員 そこで、最後に、私は一つの提案をしたいと思うのです。  先ほど長官も申されましたが、やはり配達だけに頼るというのじゃなくて、持ち帰りで、小袋で買って帰るという習慣が大分ふえてきているようですから、スーパーにお米を置いてくれという声が消費者の方から非常に強いことも事...全文を見る
○小杉分科員 時間が参りましたので、終わります。
03月09日第96回国会 衆議院 大蔵委員会 第7号
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○小杉委員 私は、今度の提案されている法律案の中で、租税特別措置法を中心にお伺いしたいと思うのですが、まず土地税制の改正についてお伺いしたいと思います。これは前回の委員会でも取り上げましたが、残念ながら国土庁の方がおられませんでしたので、十分詰めることができませんでした。  そ...全文を見る
○小杉委員 いまの御説明で、昭和四十年代は確かに税制を緩和することによって土地の放出というものが行われたということで、政策効果はあったという御報告がありました。しかし、私は、今回の税制改正によって、果たしてかつてのような効果が期待できるだろうかと非常に危惧するものでございます。 ...全文を見る
○小杉委員 先ほど申し上げたように、国民の可処分所得が下がっている現状から見ますと、この税制の改正によって、じゃ買おうかというような人はなかなか出てこないのじゃないかと思うのですね。  そうしますと、資金に余裕のある法人とか個人が、この土地税制が緩和されたからそれ買おうというこ...全文を見る
○小杉委員 私は、宅地の供給とか住宅の供給をこういう税制改正によるというのは余り好ましくないのじゃないか、土地税制というのはなるべく長期的、安定的に変えないという方が国民のためにもいいことだと思うのですね。  やはり、まだまだ市街地再開発とかそういう手法によって宅地供給なり住宅...全文を見る
○小杉委員 この問題はこれで締めくくりますが、いずれにしても、大蔵省、国土庁あるいは建設省、今回の改正によって宅地供給促進効果というものが実効の上がるように、ぜひよく連携をとってやっていただきたいと思います。  それから、土地税制に絡んで一つ問題点を出したいのは特殊法人ですね。...全文を見る
○小杉委員 ぜひそれは積極的にやっていただきたいと思います。  次に、交際費の問題について触れたいと思います。  今回の租税特別措置法の改正で、一部中小企業を除いて全額損金不算入ということにしたわけですけれども、この考え方の中には、交際費というものは、いわゆる飲み食いの冗費で...全文を見る
○小杉委員 いまの答弁、釈然としないものがあるのですね。  これは五十四年にサンプル調査をやられたそうですけれども、しかし、ここ一、二年企業の方も経費節減ということで非常に締めておりまして、だから、最近は銀座とか新宿とか大分飲み屋さんもさびれているというようなうわさも聞いており...全文を見る
○小杉委員 こういうやり方で、法律によらないでどんどん増収が図られていくということに、私は非常に釈然としないものを感じます。  それだけ申し上げて、まだ質問事項はたくさんありますけれども、時間が参りましたので、これで終わりたいと思います。
03月10日第96回国会 衆議院 大蔵委員会 第8号
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○小杉委員 大蔵大臣は、参議院の予算委員会から非常に忙しいところ御苦労さまでございます。  時間がいかんせん九分間ですから、私は、たくさんの質問事項を持っておりますが、しぼってお伺いしたいと思います。  いま一番焦点になっておりますものはグリーンカードの問題です。昨日の自民党...全文を見る
○小杉委員 本来、議院内閣制で政権を握っている自民党の中の二百人以上の議員がこういう反対運動に立ち上がるということ自体が、私は大変不思議な現象だと思いますし、また、いまのようなこういう事態を考えますと、提案をされた大蔵省側が十二分に事前の調整なり事前の啓蒙なり、そういう点の努力が...全文を見る
○小杉委員 とにかく時間が九分間ですから、余りだらだら答弁されたらずるいよね、私の時間みんな奪っちゃうのだから。だから、私の聞いていないところまで答弁しなくて結構です。  私は、大蔵大臣に答弁を求めているわけですよ。グリーンカードの趣旨をいまさらここで聞こうなんという気はさらさ...全文を見る
○小杉委員 とにかく動きが急に活発になってきておりますから、ひとつ最大の力で努力をしていただきたいというふうに思います。  それから、もう時間がありませんから、さっき主税局長ちょっと触れられたゼロクーポン債の問題ですが、大したことはないというふうに言っておりますけれども、昨日の...全文を見る
○小杉委員 もう時間が参りましたのでやめますが、こういうゼロクーポン債が爆発的に売れるというのも、これはやはり国民感情としていたし方のないところで、グリーンカードに対する一つの不安感のあらわれだと思うのですね。そういう面でも私は、やはりもうちょっと大蔵大臣を中心として大蔵省が腰を...全文を見る
03月24日第96回国会 衆議院 大蔵委員会 第13号
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○小杉委員 お疲れのところ恐縮ですが、できるだけ簡潔に質問をしたいと思います。  今度の関税の改正のそもそものねらいというか、その背景というのを改めてお伺いしておきたいと思うのです。
○小杉委員 わが国の方がそういうふうに貿易摩擦解消のために、これで約四百億ですか、減収も覚悟の上でやるわけですけれども、われわれが考えていると同じようにアメリカやEC諸国が、本当に日本は努力しているのだ、貿易摩擦解消のために涙ぐましい努力をしているのだという受けとめ方をしてくれる...全文を見る
○小杉委員 担当の役所の人は比較的そういう受けとめ方をしていると思うのですよ、日本がかなり努力している。ところがアメリカの上院議員、下院議員あるいはその他の政府の高官のお話を聞きますと、どうも感情的になっているわけです。こういう点でもっとPRといいますか、アメリカの世論にもっと訴...全文を見る
○小杉委員 アメリカ側が一番要求しているのは農産品に対する自由化なんですね。特に牛肉、オレンジ、革、ほかにたばこというのがありますけれども。  私も、アメリカでスーパーマーケットへ入って、二センチぐらいの幅の十センチ、二十センチぐらいの牛肉がどのぐらいするのかずっと見て回ったの...全文を見る
○小杉委員 農林省の数字がどういうふうに出てきているのかわからないのですが、実際に買ってみますと、そんな半分なんという差じゃないですね。少なくとも三倍から五倍、あるいはひどいときには七倍というような数字が出てくるわけなんで、これはすべて土地条件の差だということで宿命的にやっていっ...全文を見る
○小杉委員 現在、牛肉は国内産が三十万二千トンで輸入が十二万トンですね。どうも農林水産省の考え方というのは、海外から輸入をふやすと国内の畜産業者が打撃を受けるという考えのようですけれども、私がさっき言ったように、いままで三日に一回の肉を二日に一遍とか、場合によったら毎晩というよう...全文を見る
○小杉委員 結局、いま貿易摩擦の一番前面に押し出されてきたのが牛肉とオレンジの問題なんですね。この問題がある程度話し合いがつかないと、関税引き下げだとかその他のいろいろな努力にもかかわらず、日本はオープンでないという評価というのはなかなかぬぐい去ることはできないと思うのですよ。 ...全文を見る
○小杉委員 ちょっと質問に答えていないのですけれども。  それはわかりますよ。輸入をふやしたからといって、アメリカの肉ばかりがふえるのじゃなくて、むしろオーストラリアの方が肉は安いのだから、そっちがふえる。しかし、それはもうわれわれの関知したことじゃなくて、向こうが言っている、...全文を見る
○小杉委員 とにかく、消費者は牛肉の輸入に対しては非常に強い要望を持っているということだけは、ひとつ念頭に置いてやっていただきたいということを申し上げて、次に、たばこの問題に移りたいと思います。  まず、いま原料は、国内産のたばこの葉っぱを買うのと外国から買うのと、どのくらい値...全文を見る
○小杉委員 私もノースカロライナの専売公社の方を調べてみましたけれども、アメリカから買えば日本の三分の一で買えるのだ、だけれども、大蔵省の方がなかなかこれを認めてくれないということで、もっと外国の葉たばこを、原料を買えば、専売公社の経営ももっと楽になるし、あるいはたばこの値段もも...全文を見る
○小杉委員 それでは、完成品の輸入の比率ですが、昨年ですか、十月に、従来外国たばこを扱っているお店を一万四千店から二万店にふやしたということでいまもお話があったと思いますが、輸入たばこの比率がふえているということですね。しかし、ふやしたとはいっても、繁華街ではまだ二店に一店の割合...全文を見る
○小杉委員 専売制度、製造の段階でも流通の段階でも専売という形をとっているのは、わが国と、あと一カ国くらいだと思いますが、いま臨調の第四部会でも、この専売公社のあり方について議論がされているわけです。もちろん国内業者を保護することも大事ですけれども、非常に強い不満があるということ...全文を見る
○小杉委員 レーガンの経済政策、特に高金利政策に対しては、日本だけではなくてヨーロッパも非常に影響を受けているわけですね。先ほども申しましたように、アメリカ国内でも、いまのレーガンの経済政策に対しての批判というのが非常に強くなってきております。ボルカー連銀理事長に対する風当たりも...全文を見る
○小杉委員 あと通産省。
○小杉委員 それじゃ時間が来ましたので終わります。
03月31日第96回国会 衆議院 大蔵委員会 第15号
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○小杉委員 大分時間もたちましたし、お疲れのことと思います。また、私の持ち時間がきわめて限られておりますから、私は、いままでの質疑の中で出てきた疑問の中で二、三端的に質問をしたいと思います。  まず日銀総裁に、いまのアメリカの高金利政策に対する対応ということについてお伺いしたい...全文を見る
○小杉委員 もう時間が来ましたからやめますが、アメリカの高金利が結局自動車販売にもブレーキをかけていますし、また住宅とか設備投資の足も引っ張っておる。しかも、財政赤字の返済にも高金利で相当負担になってくるわけですし、いまの景気を刺激するという面でも非常にマイナス要因なわけです。 ...全文を見る
○小杉委員 終わります。
04月02日第96回国会 衆議院 大蔵委員会 第16号
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○小杉委員 大分時間も経過しておりますので、私は、持ち時間の大半を後日に持ち越しまして、きょうはできるだけ切り詰めて、重要な点にのみしぼって質問をしたいと思います。  まず最初に、大蔵大臣にこれからの財政についての認識を伺いたいと思うのです。  確かに、先ほど来議論があります...全文を見る
○小杉委員 そうしますと、単に目先のつじつま合わせとかあるいは財政のつじつま合わせということでは、日本の将来の財政を乗り切ることはできないということで、やはり基本的にいままでの財政体質なり財政構造を変える、そしてまた、そういった体質や構造の変化を断行していくだけの一つのリーダーシ...全文を見る
○小杉委員 そういうことで、最近行財政改革に対する熱意というものがどうも薄れてきたような印象を受けるわけですね。特に景気対策ということが声高に叫ばれる余り、行政改革の必要性が少し主張が弱くなってきたというふうに思いますが、これはぜひひとつ強力に推し進めていただきたいと思います。 ...全文を見る
○小杉委員 大蔵省は、この五十七年度の税収を確実に達成できるというふうにお考えになっているかどうか。
○小杉委員 大蔵大臣にお伺いしますが、大蔵大臣は、よくてとんとん、下手すると穴があくかもしれないということを答弁されておりますが、そういう気持ちに変わりがないかどうか。そして、もうすぐに五十八年度の予算編成が始まるわけですけれども、たとえばこの表によっても、五十八年度の税収見込み...全文を見る
○小杉委員 いまの世界の経済状況とかあるいは日本の国内状況を見ますと、大蔵大臣が答えられたのが正直なところじゃないかと思うのです。少なくとも明るい見通しというのはなかなか立てにくいというのが現実の姿です。私は、その見通しが正しいか正しくないかということをここで論争するつもりは毛頭...全文を見る
○小杉委員 どうもそういう程度の話ですと、とてもちょっと心もとないのですけれども、では角度を変えまして、行政管理庁の方にお伺いをしたいと思うのです。  いま、七月の基本答申を目指して四つの部会が精力的に作業を進めておりますが、マスコミ等で報道は断片的にされておりますけれども、こ...全文を見る
○小杉委員 この行革に対する大蔵省の取り組み方について、私は質問をしてみたいと思うのです。  昨年の第一次答申というのは、いわば五十七年度予算に合わせるというような形で、できるだけ緊急的に間に合うものにしぼって答申を出したわけですが、今度の基本答申というのは相当長期的な基本的な...全文を見る
○小杉委員 質問はいっぱい予定しているのですけれども、そういった先ほど冒頭申し上げた事情で、私はもう一点だけ最後に申し上げて終わりたいと思います。  大蔵大臣、この予算が終わったらじっくりというお話でしたけれども、やはり早目に大蔵省の厳しい五十八年度予算編成に対する一つの方針な...全文を見る
○小杉委員 大至急それはひとつ検討して、出していただくことをお願いをして、また、きょう御出席いただいた各省庁の人には質問ができなくて申しわけなかったのですが、以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。
04月09日第96回国会 衆議院 大蔵委員会 第19号
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○小杉委員 私は、三つばかり質問をしてみたいと思います。一つは、いまも問題になっておりましたが、大幅な歳入欠陥に関連をして当面の財政対策、二番目はグリーンカードに関連する問題、最後に税制についての考え方、こういった点について質問をしたいと思います。  先ほど来いろいろ議論が出て...全文を見る
○小杉委員 いずれにしても、新聞報道あるいはけさの閣議での発言では、二兆円を超えるだろうと言われておりますが、この税収不足いわゆる歳入欠陥をどう処理するかというのが当面の課題になるわけです。  先ほど来の質疑を通じて、決算調整資金と国債整理基金から一時出すということになるわけで...全文を見る
○小杉委員 答弁が漏れている。赤字国債……。
○小杉委員 ついこの間五十七年度予算が成立したばかりなのに、もう次の予算を心配しなくちゃいけないというのは非常に悲しむべき状況ですね。  私も前回の質問でも申し上げたのですが、もう間もなく五十八年度予算の編成に入るわけですけれども、いまの状況からいきますと、五十六年、五十七年以...全文を見る
○小杉委員 けさの閣議でも河本経済企画庁長官が、これから真剣に財政の穴を埋める対策、景気対策を講じなければいかぬという発言をされたそうですが、きょうは企画庁長官は呼んでおりませんので、大蔵省としてこの景気対策についてどんなものが考えられるか、ひとつお答えをいただきたいと思うのです...全文を見る
○小杉委員 大蔵大臣、先ほど臨調答申を待ってというお話でしたけれども、今度の予想される答申内容というのは、公社の経営のあり方とかあるいは中央省庁の再編成であるとか、いわゆる直ちに財源になりにくいような内容が主として多いわけですね。ですから、ちょっと矛盾した答弁だと思うのです。 ...全文を見る
○小杉委員 私は、干渉すべきだということじゃなくて、こういう財政状況ですから、臨調の出発点はやはり財政再建ということにかなりのウエートがあるわけですから、緊急に五十八年度予算に対応した一つの考え方も求めるように努力を払うべきだというふうに思います。  それから、恐らくこれから大...全文を見る
○小杉委員 いまの状況は、単に大蔵省だけで、いままでと同じ手法で打開できるようななまやさしい状態ではないということで、ぜひいま大蔵大臣が答弁されたような姿勢で、具体的には私どもは臨時国会を開いてやるべきだという考え方は持っておりますが、それはこれからの問題でもありますから、そうい...全文を見る
○小杉委員 いま主税局長から、いろいろな経緯の説明があったわけですね。そして、いろいろな方法論の中でやはりこの制度が妥当であろうということで選択をし、さらに自民党内のあるいは世間のいろいろな反発にこたえて、本人確認をグリーンカードだけに限らないで免許証とかそういったものにも融通性...全文を見る
○小杉委員 理屈以前のそういう心理的な恐怖心、過大なそういう不信感というものを一つ一つほぐしていくような努力を、ただ論理的に説明をするだけでなくて、やはり心情的に国民に訴えるような方策を大蔵省も考えていただきたい。  それから、相当の数の署名が集まって万が一これが中止なんという...全文を見る
○小杉委員 大蔵省では、建物以外にいろいろコンピューターの会社なんかとの問題もあると思うのですが、どんな状況ですか。
○小杉委員 もうすでにそういう状況で走り出しているわけですから、これは相当反対論が強くなっておりますが、大蔵大臣あるいは総理大臣も、予定どおりこれは実施ということを重ねて決意表明されております。  これは最後の質問と関連しますので申しますが、昨日の信託大会で大蔵大臣は、グリーン...全文を見る
○小杉委員 重ねて伺いますが、確かに、減税をやる場合に結局財源が問題になるわけですが、先ほど来申し上げているように、税収不足は深刻の度合いを非常に深めておりますし、いま直ちに具体的な財源というものは明らかでないということでありますが、大臣は、たとえば大型間接税の導入をお考えになっ...全文を見る
○小杉委員 もうやめますが、直間比率を変えるということは、結局大型間接税の導入に結びつくのじゃないですか。
○小杉委員 終わります。
○小杉委員 時間が九分間ですから、続けて三点申し上げたいと思います。  まずグリーンカードですが、すでに自民党は三百人を超える反対の署名があった、民社党もかなりの部分が廃止または延期ということでありますので、いま自民党の政調あるいは税制調査会あるいは部会等ではまだ全然相談をして...全文を見る
○小杉委員 終わります。
○小杉委員 私は、新自由クラブ・民主連合を代表して、現在議題となっております昭和五十七年度の公債の発行の特例に関する法律案に対し、反対の立場から討論を行います。  一体政府は、いつまでつじつま合わせの財政運営をやっていくつもりなのでしょうか。この法案も、単年度均衡主義に基づく帳...全文を見る
04月16日第96回国会 衆議院 大蔵委員会 第20号
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○小杉委員 グリーンカードの廃止ということについて、署名がいま自民党内で着々と進んでいるようですが、大臣、この制度の廃止を求める署名がどのくらいになっているか、それから、きのうの対策議員連盟に出席した数は何人ぐらいか、御存じでしょうか。
○小杉委員 ずいぶん無責任な答弁ですけれども、やはり与党の自民党の中でグリーンカードの反対の署名が三百十四人にも達している。そして昨日の総会での出席者数は百六十四人と、こういう数くらいは大臣は大体つかんでいなければいかぬと思うのですが、何か非常に取り組みが甘いように思うのですが、...全文を見る
○小杉委員 報道によると、大蔵省首脳も、グリーンカードの延期はやむなし、あるいはグリーンカードの延期に柔軟というようなニュアンスのことが出ておりますけれども、どうでしょう。
○小杉委員 本質的な議論というのは、具体的にはどういうことが必要だと考えているのでしょうか。
○小杉委員 大蔵大臣が言うその環境整備とか周辺整備というのは、具体的にはどういうことですか。
○小杉委員 それじゃ具体的に聞いていきますけれども、かねがね大蔵大臣が言われているのは、高額所得者の累進税率が高過ぎるから、いまの七五%を五五%にしろということですね、これが一つのこと。あるいは、五年間据え置かれている給与所得者の課税最低限現在二百一万五千円を引き上げるということ...全文を見る
○小杉委員 私が挙げた例のうち、課税最低限の引き上げには全然触れなかったのですが、グリーンカードにあわせてこういう問題の本格論議、これはもちろん当委員会でも小委員会でこれからやるわけですけれども、そういうことも含めて考えるべきじゃないかと思うのですが、いかがでしょうか。  それ...全文を見る
○小杉委員 私が試算をした資料をいまお配りしたのですが、たとえば、かねがね大臣が言っている直接税、間接税の比率を見直すということですね。仮に昭和五十七年度予算で見ますと、現状は三十八兆余の税収のうち直接税が二十七兆余、七二・四%、そして間接税が十兆余、二七・六%ということでありま...全文を見る
○小杉委員 時間も来ましたので、この議論はまた小委員会等でもやりたいと思いますので、きょうはこの程度で終わります。
04月20日第96回国会 衆議院 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第1号
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○小杉小委員 一年後から始まる国債の窓口販売に関連して、幾つか問題点を質問したいと思います。  五十八年四月からいわゆる十年ものの長期の公債が発行される額は大体どのくらいか、銀行局長はおわかりになりますか。
○小杉小委員 細かい数字は局長の言われたとおりだろうと思いますけれども、おおよそのところは、たとえば「財政の中期展望」によりますと、五十八年度の公債発行は八兆四千八百億円、このうち、いままで大体八〇%程度が十年ものだったわけですね。それから政府保証債とあと地方債があるわけですが、...全文を見る
○小杉小委員 銀行局長に伺いますが、実際に来年、一年後から始まるわけですけれども、銀行局としては、こういう試算をしているはずなんですね。五十八年度から銀行の窓口で扱う国債というのは大体どのくらいの規模になるのか、そういう試算をされていると思いますけれども。
○小杉小委員 銀行を監督する銀行局として、私は、もう少し具体的な検討が行われていると思ったのですが、そんな程度で果たしてできるのだろうかという心配を持つわけです。  たとえば、一説によると、金融機関で大体百億円ぐらい扱わないと採算が合わない。コンピューターだとかいろいろな事務の...全文を見る
○小杉小委員 それから、三人委員会の答申というか結論では、窓販を扱う機関というのはすべての金融機関ということにしておりますね。しかし、その実施時期については、対応の体制が整うのを待ってからとするというふうになっておりますね。  そうしますと、五十八年の四月から実施するのは全金融...全文を見る
○小杉小委員 銀行局長から答弁をお願いしていたのですけれども、証券局長からばかり発言があるわけですが、窓口販売ということになると、直接個人個人の消費者に相当大きな影響を与えるわけです。一年先だから、その間に検討するのだということですけれども、相当きめ細かに事前の準備をして、せっか...全文を見る
○小杉小委員 今度の場合は長期国債だけに限定されておりますが、中期国債あるいは割引国債そしてディーリング、いわゆる既発債の売買ですね、これは今後検討するということになっておりますが、これの実施時期は大体いつごろですか。検討するということは、やるという方向で検討すると思うのですけれ...全文を見る
○小杉小委員 最後に、この実施時期はいろいろ検討されたようですが、グリーンカードとの関連もあったと私は思うのです。仮に、グリーンカードが延期または廃止となった場合でも、国債の窓口販売は予定どおり来年の四月から実施をすると考えてよろしいですか。
○小杉小委員 では、終わります。
04月21日第96回国会 衆議院 大蔵委員会 第21号
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○小杉委員 提出されている法案に関連して、対外経済協力の問題について質問したいと思います。時間の節約上、ちょっと資料を配って質問をしたいと思います。  この表にありますように、日本の政府開発援助というのは〇・三四ということで、諸外国と比べてそんなに遜色はないということがわかるわ...全文を見る
○小杉委員 諸外国も当然、軍人恩給というのは継続しているものですから、日本のは旧軍隊だから含めないんだと言いますけれども、日本だけが防衛予算の中に軍人恩給とか海上保安庁のようなものを含めないために、諸外国から、何か日本は防衛費が少ないじゃないかという批判があるわけなんで、この辺の...全文を見る
○小杉委員 一番右端の数字を見ていただきたいのですが、開発援助と防衛費を足したもののGNP比は、アメリカが五・四七%、イギリスが五・二四%、フランスが四・五二%、西ドイツが三・七三%、それに対しまして日本は一・五四%ということで、三分の一から半分ということでございまして、私は、い...全文を見る
○小杉委員 これは、決して私がことさらに円安で計算したわけじゃなくて、ミリタリーバランスに基づいて換算をした数字です。もちろん私は素人ですから、また大蔵省でもっと的確な資料があれば出していただきたいと思うのです。  これは、外務省にお伺いした方がいいのかもしれませんが、大蔵大臣...全文を見る
○小杉委員 大蔵大臣としては、そういう答弁にならざるを得ないと思いますが、やはり長い将来の展望の中でそういう考え方を私はとるべきだというふうに申し上げて質問を終わります。  ありがとうございました。
○小杉委員 しんがりでございますので、大分用意していた質問も重複しておりますから、ごく簡単にやりたいと思います。  まず最初に伺いたいのは、共済年金の将来がどうなるかということです。いろいろ資料をいだたいたのですが、たとえば一番深刻なのは国鉄ですね。これはもう昭和六十年には収支...全文を見る
○小杉委員 先ほど来答弁にありますように、共済年金制度基本問題研究会というのが昭和五十五年六月から二年間の予定で設置されております。これは、ことしの六月ですから間もなく結論が出るわけです。先ほどからその中身については御答弁がないわけですが、もう二年目の大詰めを控えているわけですか...全文を見る
○小杉委員 そして将来厚生年金とか国民年金も統一を図るという……(私語する者あり)
○小杉委員 そういう考え方に立つのか、その辺の議論はこの研究会ではどんなぐあいに展開されているのでしょうか。
○小杉委員 いずれにしても、将来統一化というか一元化に持っていかなければいけないと思うのですね。  それから、たまたま大蔵大臣が厚生大臣をやっておられた昭和五十二年でしたか、加藤紘一氏が年金の官民格差を取り上げられたわけですが、そういう面では最近かなり改善をされてきて格差は減っ...全文を見る
○小杉委員 指摘したことは小さなことかもしれませんが、今後の統合一元化ということを考えますと、できるだけこうした格差を埋め不公平をなくしていかなければいけないということを申し上げたいと思います。  そして、いま共済年金については制度についての基本問題研究会が設置されてやっており...全文を見る
○小杉委員 時間が参りましたから終わります。
04月22日第96回国会 衆議院 内閣委員会 第14号
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○小杉委員 時間が制約されておりますので、お手元にお配りした資料に基づいて質問します。  まず、いま国民が一番関心を持っている問題はグリーンカードがどうなるかという問題あるいは所得税減税だと思います。最近自民党の中でも三百名を超える反対署名が集まったし、対策議員連盟は反対決議を...全文を見る
○小杉委員 こうした動きに対応したのかどうかわかりませんが、最近、大蔵大臣あるいは大蔵省首脳がグリーンカードの実施に合わせて、たとえばいま最高税率七五%になっているのを五五%に引き下げるとか、あるいはシルバーマル優等も検討したいというふうなことを言っております。こういう考え方につ...全文を見る
○小杉委員 そういういろいろな工夫をするならば、最高税率の部分を引き下げるということはいわば金持ちの部分だけに手をつけるということですから、私は国民の納得はなかなか得られないと思うのです。私は、いま懸案となっている所得税減税をこういう最高税率の引き下げとあわせてこの機会にやったら...全文を見る
○小杉委員 これからの減税小委員会なりあるいは税調の議論の前提として、増税というものの定義は総理がはっきりつかんでおかれないといかぬと思うから聞いているわけなんで、私はむしろ助け船を出したつもりで言っているのです。もし総枠を変えないで直間比率を変えることも、部分的に見れば直接税は...全文を見る
○小杉委員 時間に制約がありますから、第二の問題に移ります。  最近貿易摩擦にしてもあるいは防衛努力に対しても、諸外国から非常に圧力がかかってきているわけですが、私はここで防衛予算のとらえ方と対外経済協力ということについて質問したいと思うのです。  いまこの資料IIの方に書い...全文を見る
○小杉委員 まだ質問がありますが、時間がありませんので終わります。
06月17日第96回国会 衆議院 大蔵委員会減税問題に関する特別小委員会 第2号
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○小杉小委員 ちょっと資料を一つ。  所得別の租税負担率の世界各国との比較というものができましたら、その資料を出していただきたい。
○小杉小委員 たとえば年収一千万以上とか。
○小杉小委員 所得段階別というのかな。いままで総体の比較は出るのですけれども、もう少しきめ細かに……。
○小杉小委員 それじゃ、とりあえず国内のだけ出していただいて、もし国際比較がわかれば、時間をかけて結構ですから、いずれ出していただければと思うのですが。
07月07日第96回国会 衆議院 大蔵委員会 第23号
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○小杉委員 きょう三時に五十六年度の決算が出たと思いますが、歳入欠陥の額とその原因について、一言お答えいただきたいと思うのです。
○小杉委員 それ以上はいいです。あと税外収入とか不用額とかというのは、この間の予算委員会と同じかどうか。
○小杉委員 大蔵大臣はしばしば、この歳入欠陥の原因は主として物価の安定によるものだというふうに言っておられると聞きましたが、そのとおりでしょうか。
○小杉委員 そうしますと、歳入の面でも確かに物価が鎮静したことが響いてきた。同時に歳出の面でも、たとえば建設事業などのコストとかいろいろな面で物価がこれだけ上がるだろうと見込んでいたのがそれだけ安定化したために、歳出もまた同時に減額をされると考えていいと思うのですが、どうでしょう...全文を見る
○小杉委員 私は、いままでの予算委員会とか決算委員会あるいは参議院でのやりとりを聞いていますと、五十六年度の歳入の方は非常に議論が行われたのですけれども、歳出の方の議論が全く欠落しているのですよね。それで、いまの御説明のように税収が二兆八千八百億円も落ち込んだのだから、それは主と...全文を見る
○小杉委員 いま具体的に御説明がありましたけれども、これは物価が安定したためにこれだけ減額になったということではなくて、ほかの原因に基づいて減額になったことなんで、五千百億減額になっていると言うけれども、私は、これは物価の安定に伴う減額ではないというふうに考えざるを得ないわけです...全文を見る
○小杉委員 大蔵大臣が何か余り物わかりがいいので、質問のあれがなくなってしまったのですけれども、しかし、口でそう言っても、現実に切ろうとするとなかなかむずかしいと思うのです。  私、もう少し具体的に言いますと、たとえば五十七年度、本年度予算は約四十九兆六千八百億ですけれども、こ...全文を見る
○小杉委員 では、大蔵大臣のお考えはどうですか。
○小杉委員 歳入の方はまだこれからいろいろ経済動向にもよると思うのですけれども、少なくとも、歳出削減という面で各省庁に徹底をさせるために減額補正を組むという気持ちはないかどうか、あるいは減額の補正予算を、そういう機会がないとしても、何らかの形で大蔵省として努力目標を、これだけの減...全文を見る
○小杉委員 もう時間が来ましたからやめますが、財政再建というのは相当国民に苦痛を強いなければいけないし、また国民の全面的な協力も必要ですけれども、やはりそれには、役所側、行政側も相当厳しく自己規制をしていかない限り、国民に理解はされないと思うのですね。  そこで私は、五十六年度...全文を見る
07月08日第96回国会 衆議院 大蔵委員会減税問題に関する特別小委員会 第3号
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○小杉小委員 地方交付税の八千五百八億余の原資の減少という事態になったのですね。  そうしますと、国から国税三税の三二%はもうすでに地方団体にいっているわけでしょう。そうすると上げ過ぎているということですね。この八千五百八億は返してもらわなければいけない。その処理が、例年何か、...全文を見る
○小杉小委員 非常に単純な質問なんですけれども、その上げ過ぎた地方交付税が五十八年度に返ってくるというふうに見ていいわけですか。
○小杉小委員 わかりやすく言うために……。
○小杉小委員 国の財政と地方財政の規模を比べますと、大体同じくらい、やや地方財政全体が小さいと思うのですけれども、その規模に対して国の方はきのうの結果では二兆八千八百億ですか、相殺して二兆五千億の歳入欠陥。それに対して地方の方は都道府県、市町村合わせて三千二百億程度と非常に少なく...全文を見る
○小杉小委員 それにしても、歳入欠陥について地方と国とずいぶん格差があるなというふうに思うのです。ですから、各地方団体は恐らく相当苦労して、年度途中でたとえばどうも税収が思わしくないということで六月議会とか九月とか十二月の段階で減額補正組んだり、そういうやりくりをしてかなり赤字幅...全文を見る
07月27日第96回国会 衆議院 本会議 第29号
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○小杉隆君 私は、新自由クラブ・民主連合を代表して、ただいま議題となっております公職選挙法の一部を改正する法律案について、提出者並びに総理及び関係大臣に質問をいたします。  本議案については、すでに参議院で、比例代表制と憲法とのかかわり合い、参議院の機能と役割りなど、いわゆる総...全文を見る
08月03日第96回国会 衆議院 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第5号
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○小杉委員 それでは質問をいたします。  私は、現在の全国区制度が非常に金がかかる、あるいは候補者にとって肉体的に大変な負担である、あるいは日本列島すべてを選挙区とする大選挙区で八千万の有権者がこれを選択するというのは非常にむずかしいというようなことから、今回拘束名簿式比例代表...全文を見る
○小杉委員 それでは、政党と個人が混在をするのはまずいということであれば、一人でも政党の要件を備えておれば政党としてみなすというような考え方はできないのかどうか。たとえば、ヨーロッパでやっているように、有権者の一定数以北の署名を持つとか、あるいは個人の名前をその団体の名前として使...全文を見る
○小杉委員 それでは、一体ヨーロッパがそういう一人一党を認めているというのは研究されたことがあるのかどうか、そして具体的にどんな弊害があるのか、その点もしおわかりでしたらひとつお示しをいただきたいと思うのです。
○小杉委員 現在の制度から変えるということになりますと、法律論もさることながら、やはり現在の実態をもとにして考えていく必要があると思うのです。一方では、参議院全国区のいいところというのは、政党に縛られない、政党ではなかなか出られなかったような人が出られるという利点もあるわけですね...全文を見る
○小杉委員 政党らしい政党というのは一体何を指すのか非常に不明確ですけれども、私は、ただやみくもにだれでも無所属で、個人でどんどん立っていいということではなくて、たとえば一人一党を認める場合には有権者の一定数以上の署名、たとえば実際に有効投票が五千万票あるとすればその〇・一%とす...全文を見る
○小杉委員 私は、冒頭申し上げたように大筋においてこの拘束名簿式比例代表制というのは支持をしているわけですけれども、そういう本当に具体的な、末端の部分で修正を要するあるいは政党要件の緩和というようなことでもう少し検討の余地があるのじゃないかということで私の見解を申し上げたわけです...全文を見る
○小杉委員 金丸発議者に聞きますが、金丸さんのお書きになった本の中に比例代表制の長所と欠点ということで、特に欠点としては、個人選挙に比べて政党選挙になると非常に親近感が薄れる、候補者と有権者との間の関係が非常に疎遠になるということを指摘されておりますが、これはいまでも変わらない考...全文を見る
○小杉委員 そこで、有権者はいままで個人本位で選んできたわけですが、今回は政党に投票するということで、有権者の側としては従来も政党で選んでいる人もいれば個人にウエートを置いて選んでいる人もいると思うのですね。今度改正されて政党本位の選挙になったとして、その投票行動というか有権者の...全文を見る
○小杉委員 今度の改正案ですと、たとえばはがきを例にとりますと、候補者一人についていままでは十二万枚あって、たとえば候補者は大体九十人前後ですか、そうしますと仮に百人立候補したと仮定いたしますと、いままでは全国区候補は千二百万枚のはがきが配られていたわけですね。それが今度はがきと...全文を見る
○小杉委員 新聞広告は、いままで候補者一人について六回ということは六百回分ですね。これを従来と同じように使うということですが、これは今後法律で決めるのじゃなくて、政令とか省令とかいうことになると思うのですが、それはどういうところで規定をするわけですか。
○小杉委員 それからテレビとラジオ放送については、これは自治大臣と放送局が時間とか回数を協議して決める、これは二十五人限度ですね。しかし、これだけではなくて、これはいわゆる公営選挙で公費負担でやってくれる回数であって、そのほか政党など確認団体が政策広告をやる場合には、有料なら何回...全文を見る
○小杉委員 ですから、その辺が人間というのは現在の経験からすべてを判断するということで、変わったらどうなるかというのはイマジネーションがなかなかわいてこないので、いままでそういう弊害がなかったから大丈夫だということですが、やはりいままでは個人の選挙運動がどんどん行われていた時代は...全文を見る
○小杉委員 選挙公報、これについては従来候補者一人につき六百字以内ということですが、これもさっきのテレビ、ラジオ、新聞広告と同じ考え方でいくのでしょうか。
○小杉委員 先ほど大林部長は、選挙運動の総量がどう変わるかというのはまだ検討していないということでしたが、公営の費用の方は検討しているというお答えだったですかね。どう変わっていくのか。たとえばいま公営の部分というのは、ここに挙げた部分で大体どんなものがどのくらいあるかというのはお...全文を見る
○小杉委員 減額になる部分というのがその当時の費用で約八億円ということですが、これは物価が上昇していますからさらに上昇していることは間違いないわけです。  それから、ではこれが減った分が、今度個人の分が全部政党にいくかというと、必ずしもそうじゃないのですね。これはたとえば新聞広...全文を見る
○小杉委員 費用の点はそういうことでしょうが、いわゆる選挙運動そのものの総量というのは、有権者にとってみればかなり激減をするわけですね。これは、はがきは一切だめだ、ポスターも十万枚というのは全部なくなってしまうというようなことになると、果たして有権者はどういう人がどこの政党から出...全文を見る
○小杉委員 含みのある御答弁ですが、恐らく私は、この立法の段階で、先ほども御指摘があったように、当初一票制を考えておりまして、そして地方区の投票で全国区を配分するという考え方で、政党のそういう選挙運動というのは余り重要視しないで済んだと思うのです。しかし、これが二票制にかわった以...全文を見る
○小杉委員 やはり長い間個人選挙になれてきた有権者にとって、余り急激に百八十度変わってしまって、個人の選挙運動が一切なくなってしまう、しかも政党ができる活動も従来と余り変わらない、局限されてしまうと、これは非常に戸惑うと思うのですね。いま御答弁にありましたように、各政党がそれぞれ...全文を見る
○小杉委員 たとえば、いま全国の自治体は幾つあるのですか。三千幾つありますね。三千で単純に割りますと、一区市町村に大体二十三枚ぐらいですよね。しかも、これは個人名も書かなければ、名簿の登載順も書かないということで、全国区の候補者はどなたが出ているのかということを七万枚だけで果たし...全文を見る
○小杉委員 いまテレビ、ラジオの話が出ましたけれども、最近の科学技術の進歩というものは非常に目を見張るものがあるわけでして、テレビ等の活用、あるいはそのほかの媒体も大いに取り入れるべきだと私は思いますし、また現在のテレビ政見放送、ラジオ政見放送というのは、たとえば民間放送がわずか...全文を見る
○小杉委員 具体的に指摘をすれば、今度変わってもまだまだ非常に疑問点がたくさんあるわけですけれども、ここですべてを羅列することはできませんので、これはもうこの辺で打ち切りますが、いま御答弁をずっと聞いておりますと、非常に含みのある御答弁があったわけですが、これからこの問題を審議す...全文を見る
○小杉委員 これがこの委員会で通るか通らないか、これからの問題ですけれども、たとえば各党が合意した部分については附帯決議なり、あるいは今回間に合わなければ次の臨時国会で修正部分をつくるとか、そういうふうに柔軟に対応する用意があると考えていいでしょうか。
○小杉委員 あと少し、時間が限られてきましたので、二、三点伺いたいと思うのです。  私は、この前の本会議で供託金の問題、記号式の投票の問題等取り上げましたので、きょうは繰り上げ当選の問題について触れたいと思うのです。  今度は、繰り上げ当選の資格を六年間認めているわけですけれ...全文を見る
○小杉委員 現在だって欠員というものはあるわけですし、それから今度の法案でも、四分の一ですか、それ以上欠けた場合には補欠選挙ができるということになっているのですから、こういう時代の変化の激しいときに六年間ずっと認めているというのはどんなものか。やはり国民の意識もどんどん変わってお...全文を見る
○小杉委員 最後に、名簿作成時の不正についてということで今回罰則規定がありますけれども、名簿の選定に当たって、選定機関の名称及び構成員の選出方法、名簿登載者の選定の手続を文書で報告をして、適正に選定が行われたことを誓うことになっていますけれども、この事実はだれがチェックをするので...全文を見る
○小杉委員 これは参議院でも大林部長が答弁しているのは、中央選挙管理会には事実調査の権限は全くないということを答弁されておりますし、いま松浦さんの答弁でも、行政がこれに立ち入るということになれば結社の自由を侵すことになるということで、もっぱら政党の良識に信頼をするということなんで...全文を見る
○小杉委員 時間が来ましたからやめますが、どうもその辺がまだちょっとあいまいだと思うのです。やはり事実を監視する公正で実権を持った人とかあるいはそういう機関がなければ罰則の規定が幾らあったとしてもそれはすでに死文化しているんじゃないかというふうに思うのですけれども、この点について...全文を見る
○小杉委員 以上で終わりますが、まだまだ検討すればするほどいろいろ従来と大幅に変更になりますので有権者側もあるいは候補の当事者もいろいろと迷う点が多々ありますので、これはやはり各党、各会派の意見も十分に参考にしながらよりよいものに練り上げていく努力を提出者として、発議者としてやっ...全文を見る
08月07日第96回国会 衆議院 公職選挙法改正に関する調査特別委員会公聴会 第1号
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○小杉委員 私の質問時間は本来、ドント方式でありますと七分間ですが、諸政党の御配慮によりまして十二分間ということで延長していただきました。選挙法の審議に当たっても、こういう精神を持っていただきたいものだということをまず申し上げたいと思います。  そこで、いままで公述人の皆さんに...全文を見る
○小杉委員 提案者の考えの中には、余り小党分立をして政治が不安定になってしまうんじゃないかという懸念があると思うのですね。そういう点では、福岡先生も欧米諸国の例を挙げられたわけですけれども、小党分立してもかまわないじゃないか、それはそれぞれの国の政治風土によって、たとえばドイツな...全文を見る
○小杉委員 阪上先生は原則的に今度の提案に反対ということですが、どうしてもこの制度が通ってしまうのならばという注釈つきで、無所属立候補、個人立候補を認めよという御意見だったわけですが、こういう政党本位の選挙になった場合に政党と個人とがまじって選挙が行われるということで好ましくない...全文を見る
○小杉委員 それでは、西平先生に、先ほどから名簿連合というのがよく出てきておりますが、たとえば日本でいま衆議院では新自由クラブ・民主連合という一つの会派を組んでいますが、選挙のときになれば、これは現実には新自由クラブという政党と社会民主連合という政党があるわけですね。その名簿連合...全文を見る
○小杉委員 福岡先生に伺いますが、先ほど来無党派層とか無関心層ということが言われておりますが、私は、無党派と言われる、三割とか四割とか言われておりますけれども、厳密に分析をしますと、もう全く政治その他選挙に無関心で投票に行かないという人たちと、意識的に、いまの政治に満足できないか...全文を見る
○小杉委員 時間が参りましたので終わります。  どうもありがとうございました。
08月12日第96回国会 衆議院 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第9号
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○小杉委員 皆さんには長時間本当にお疲れだと思います。先ほどから聞いておりまして、衆議院として参議院の方々をお呼びするというのは非常にユニークな初めてのことでありましたのでいろいろ事務局も心配していたようでありますが、私がこう聞いてきた中では、やはり実際に全国区の選挙を戦った人な...全文を見る
○小杉委員 斎藤栄三郎先生は、主として四年先ということでそれまでのことをおっしゃったわけですが、当面これは来年七月に控えているわけでして、いま自民党の中でもいろいろ党に対する貢献度だとかいままでの実績とかあるいは支持者の組織の強弱だとか、そういうことを参考に決めるというふうな選考...全文を見る
○小杉委員 きょうは意見を述べる場じゃありませんから余り申し上げませんが、そういう点では残酷区と言われるいまの制度を改めようという点で、今度の制度が通ったとしても、恐らく全国を走り回って地方区の応援に回るということになると、この点は変わらないのじゃないかという印象を受けるわけです...全文を見る
○小杉委員 強いて長所を挙げれば、どうですか。
○小杉委員 時間が参りましたからこれでやめますが、それぞれお考え、非常に率直なところを聞かしていただいて、きょうは別に討論でもないし、議論の場でもありませんから、生の感想を伺っただけでございます。  今度個人本位から政党本位というものに変わっていくためには、いまの衆議院にしても...全文を見る
○小杉委員 それじゃ、終わります。
08月13日第96回国会 衆議院 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第10号
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○小杉委員 時間が限られておりますから、私は三点まとめて御質問をしたいと思います。  まず第一は、政党要件の緩和ということの修正についての基本的な考え方であります。  この委員会で一番論議が集中した点は、まさにこの無所属候補とか少数政党、いま全国区の最も特徴とも言うべきこうい...全文を見る
○小杉委員 答弁が長くて持ち時間が終了したのですけれども、答弁漏れが若干ありますので、もう一度伺います。  まず、この制度が実現したら、提案をしている側ですから余り欠点というのは申し述べにくいのだと思うのですが、総裁として、この制度が実現をしたらどういう点に懸念があるかという点...全文を見る
○小杉委員 終わりますが、提案者の総裁としてはそのくらいしか答えられないと思います。これはいろいろ議論がありますが、やはり自民党としてもっと大きな度量を持って対応していただくことをお願いをして、終わります。
○小杉委員 ただいま議題となりました公職選挙法の一部改正案に対する修正案につきまして、新自由クラブ・民主連合を代表いたしまして、その趣旨を御説明申し上げます。  詳細につきましてはお手元配付の資料に基づいて御理解いただくといたしまして、ここでは要旨のみを簡単に申し上げます。 ...全文を見る
○小杉委員 それでは、質問をいたします。  いま私どもが提出した修正案につきまして趣旨説明をしたわけでありますが、今回のこの審議におきまして一番論議が集まった問題はこの政党要件という面であります。従来の全国区選挙につきましては、金がかかる、肉体的に負担が大きい、あるいは有権者が...全文を見る
○小杉委員 提案者としてはその答弁が限界だろうと思いますが、私どもも、自民党とか社会党はある程度政党としての形態が整っているかもしれませんが、まだまだ成熟していない政党もあり得るという現状からいたしまして、将来はこういう厳しい政党要件でもいいと思いますけれども、経過的な過渡的な措...全文を見る
○小杉委員 事前の、日常の政党活動で周知徹底できるという面もありますが、今回の改正の趣旨が、できるだけ事前の金をかけないようにする。これは個人に限らず政党といえども余り——結局個人でかけていた分が政党がよけいまた使ってしまうということになれば、これは人格が違っただけであって、この...全文を見る
○小杉委員 当選人の決定の方法ですが、ドント式というのが一番単純で計算も速いという利点はありますが、そしてサン・ラグ式でやっても結果的にはそんなに大した違いはないということもよく承知しておりますが、ただ、最後の議席の一つか二つという、五十議席のうち四十八番目、四十九番目、五十番目...全文を見る
○小杉委員 いまの御報告にありましたように、地方議会では大体二千七百有余の都道府県並びに市町村で一万五千人近い減員が行われているわけなんですね。日本の場合も、衆議院は公選法で定数は四百七十一名とするとはっきりうたってあるわけです。ところが、定数是正ということで、昭和三十九年と昭和...全文を見る
○小杉委員 じゃ、時間が来ましたので、終わります。(拍手)
08月17日第96回国会 衆議院 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第12号
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○小杉委員 お答えをいたします。  この委員会でも、また参議院でも非常に議論の集中したところがこの政党要件の緩和であることは、堀委員の指摘のとおりでございます。いまの全国区制度というのは無所属でもあるいは少数会派でも、だれでも立候補ができるというところにあるわけですが、今回政党...全文を見る
○小杉委員 実は選挙運動につきましては、私も質問の際に当委員会で申し上げたように、従来は個人選挙で、たとえばポスター一人当たり十万枚、はがき一人当たり十二万枚、そのほか選挙事務所が一人につき十五カ所、あるいは宣伝カーが全国で三台ということで、選挙運動の総量としては、いままで百人程...全文を見る
○小杉委員 確かに政党要件が緩和されますと少数政党でも立候補できるということで、立候補の名簿提出政党が非常にふえることは予想されるわけです。しかし、現行の候補者が百名おりまして、私ども現行の候補者から見れば相当減るわけですし、自民党、社会党というのは相当数が一緒に束ねられるわけで...全文を見る
○小杉委員 私どもはかねてから議会改革ということを唱えてまいりまして、特にいま行政改革の必要性が叫ばれているときに国会議員がみずから率先垂範して姿勢を正すべきだということから、国会議員の定数削減を初めもろもろの国会議員の特権を是正すべきだという主張を繰り広げてまいりました。特に定...全文を見る
○小杉委員 特に答弁を求められておりませんが、いま堀委員の御指摘の量よりも質の問題だということについては、全面的に賛成でございます。私も少数精鋭主義ということで、アメリカの上院議員などは一人の議員に平均三十人以上のスタッフがついて、外交問題から経済問題からあらゆる分野にわたって情...全文を見る
○小杉委員 全国区制度の存在の理由というのは、参議院の地方区あるいは衆議院の選挙区というのは大体その地域地域の代表という側面が非常に強いわけでございまして、そうなりますと、やはり地域の利害にとらわれる、利害だけを念頭に置いて政治活動をするという弊害が起こりがちである、したがって、...全文を見る
○小杉委員 非拘束の場合は、たとえば名簿に載った個人の名前を書いてもよろしい、個人の名前を書いてもその所属する政党の得票に計算される、こういうことでありますが、そうなりますと、いまこの全国区制度の弊害として、金がかかり過ぎるとか肉体的な負担が大きいとか、あるいは選択が非常にむずか...全文を見る
○小杉委員 おっしゃるとおり参議院の全国区が一番得票率と議席率が比例しているわけですね。いわばいまの全国区制度が一番日本の選挙制度の中では比例代表的な要素を持っているということは御指摘のとおりでありまして、なぜここに先に導入するのかというお話がありました。しかし参議院の地方区は、...全文を見る
○小杉委員 お互いに選挙をやる身ですからよくわかっていると思うのですが、選挙期間中にかかる金というのは皆さん恐らく法定選挙費用で納めておられる、納めなくちゃいけないことになっているわけですが、実感として感じることは、周知徹底させるための費用が事前に相当かかることだと思うのですね。...全文を見る
○小杉委員 私は、新自由クラブ・民主連合の立場から、公職選挙法の一部を改正する法律案につきまして、私どもが提出した修正案に賛成、修正部分を除く原案に対し賛成、共産党提案の修正案に反対の立場で討論をいたします。  私どもは、参議院が第二院としての機能を有効に生かし得ず、二院制度が...全文を見る
10月28日第96回国会 衆議院 大蔵委員会減税問題に関する特別小委員会 第10号
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○小杉小委員 同様です。
12月22日第97回国会 衆議院 大蔵委員会 第2号
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○小杉委員 時間が限られておりますので、単刀直入に伺います。  今度補正予算で三兆九千億円の国債を発行いたしますと、大体国債の残高はどのくらいになるのか、それから一般会計における国債の依存度はどの程度になるのか、まずお答えいただきたいと思います。
○小杉委員 今年度末で九十七兆円ということは、来年度五十八年度末では恐らく百兆円を超えるだろうと言われております。  いままでずっと国債の残高がGNPに対してどのくらいふえてきたかというと、これはもう非常に増高の一途をたどっているわけなんですが、外国の経済学者の中には、この国債...全文を見る
○小杉委員 大蔵大臣に伺いますけれども、いまのお答えを聞いていますと、何か国債残高についての限度額というのはその国によって違うのだ、その状況によって違うのだというような大変あいまいな答弁ですけれども、いままでの傾向を考えますと、国債費というのはどんどん一般会計の中でふえていきつつ...全文を見る
○小杉委員 竹下大蔵大臣だから、もう少し定見のあるお答えをいただけるのかと思ったのですが、いままでの傾向をずっとたどっていきますと、これは本当に歯どめなしに国債費が一般会計の中でふくらんでいってしまう一方だし、公債残高もGNP対比で本当にふえる一方だということで、恐らくこれから中...全文を見る
○小杉委員 これはこれから勉強するということでございますが、ぜひこういう点についての将来の歯どめ策というものをしっかりと出していただくことを要望して、もう一点、五十六年度末の決算処理に伴って、国債整理基金の二兆二千五百億円を取り崩しているわけですね。  これは、法律によりますと...全文を見る
○小杉委員 返済するということですね。
○小杉委員 時間が参りましたが、最後に一点だけ伺いたいのですが、今度の補正で歳出削減にどれだけ努力をしたのかという点を見まして、私は、残念ながら努力が足りないのではないか。歳入の方は六兆円も落ち込んでいる、つまり見込んだ三十六兆円のうち六分の一も落ち込んでいるのにかかわらず、今度...全文を見る
○小杉委員 これは議論を展開すると時間を食いますから、まあ数字的なことはわかりましたが、年度途中だから政策的なカットはしなかった、既定経費の中でカットしたということですが、私は、公務員の人勧まで凍結するぐらいなんだから、年度当初に決めた当初予算の中でも政策的にやはりおかしいと思う...全文を見る
12月23日第97回国会 衆議院 大蔵委員会 第3号
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○小杉委員 時間も大分遅いことですし、私は、昨日の時間切れによって質問を十分尽くせなかった点にしぼって質問をしたいと思います。  まず、今度の補正予算案を見まして、いかにも経費の節減が少な過ぎるのではないか。それは、歳入が六兆円も落ち込んだ、これは収入の見込みの三十六兆円の約六...全文を見る
○小杉委員 いまの説明を聞きますと、従来と比べれば相当財政当局が努力したということはわかるんですが、私は、これは歳入が六分の一も減っているのに、歳出の方の削減対象がわずか一兆円足らずということでいいんだろうかというのが率直な疑問なんです。  これは、財政当局に聞くよりも大蔵大臣...全文を見る
○小杉委員 後段の答弁はそれで結構だと思うのですが、前段の方は、国会の議決を経たのだから政策の転換にわたるような修正というか見直しはできないのだということですけれども、それじゃ、国会にかけたこの予算の収入の見積もりですね、三十六兆円がなぜ六兆円も落ち込んだのだ、その辺の政府の責任...全文を見る
○小杉委員 私は、これは文教委員会でいずれ指摘をいたしますが、たとえば私学の中には、どんどん過大な設備投資をして、それを回収するために在校生とか新入学者から相当多くの寄附金を集めて、それでしかも私学助成をもらっているというようなケースが非常に多いわけでございまして、こういう点は、...全文を見る
○小杉委員 私は、新自由クラブ・民主連合を代表して、ただいま議題となっております昭和五十七年度における国債整理基金に充てるべき資金の繰り入れの特例に関する法律案に対し、反対の立場から討論をいたします。  まず、今回政府がとろうとしているこの繰り入れ停止措置は、質疑の中でも指摘し...全文を見る
12月24日第97回国会 衆議院 大蔵委員会減税問題に関する特別小委員会 第1号
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○小杉小委員 竹本先生の言われることとほぼ同様でして、いままでの経過を見ますと、いろいろ財源問題も出されてきているわけなんで、この辺でそろそろ自民党がやる気を出して、具体的に政府なり与党としての考え方をきちっと出していただかないと、幾ら小委員会を開いても会議は踊るという結果に終わ...全文を見る
○小杉小委員 減税小委員会が結論を得ないまま終結せざるを得ない状況に至ったことを大変残念に思います。しかし、減税問題について各党が本音を出し合いながら議論を展開したということは、それなりに私は無意味ではなかったというように評価しております。  いままでの審議経過を見ますと、野党...全文を見る