小杉隆
こすぎたかし
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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01月16日 | 第139回国会 参議院 決算委員会 閉会後第2号 議事録を見る | ○国務大臣(小杉隆君) ただいま御決議のありました学校給食における食中毒再発防止に係る事項につきましては、衛生管理の徹底と施設・設備の充実を促進するなど、御決議の趣旨を踏まえ、安全な学校給食の提供に一層努力してまいる所存であります。 |
01月22日 | 第140回国会 衆議院 本会議 第2号 議事録を見る | ○国務大臣(小杉隆君) 人間形成の教育、道徳教育の充実についてのお尋ねでありますが、山崎議員の認識と私は同一であります。 基本的な考え方につきましては総理からお答えがありましたので、私は、文部大臣として今考えておりますことを率直に申し上げたいと存じます。 これからの子供た...全文を見る |
01月24日 | 第140回国会 参議院 本会議 第3号 議事録を見る | ○国務大臣(小杉隆君) 小野議員から教育改革につきまして貴重な御意見また御提言をいただきました。ただいま総理の総括的な御答弁がございましたので、私からは具体的に留学生問題とスポーツの振興に絞ってお答えをしたいと思います。 留学生の問題につきましては、我が国の国際貢献という立場...全文を見る |
○国務大臣(小杉隆君) まず、薬剤師の業務をより質の高いものとするためには欧米と並ぶ六年制の修学が必要である、こういうお話でございます。 文部省としては、薬剤師の資質向上を図るために薬学教育の改善を進めることが重要であると認識しております。このために、薬学系大学院の量的質的整...全文を見る | ||
01月27日 | 第140回国会 衆議院 予算委員会 第2号 議事録を見る | ○小杉国務大臣 平成七年の六月から、年金会オレンジ共済組合から育英奨学事業を主たる目的とする財団の設立の相談を受けました。その際、共済組合側からできるだけ早く財団が設立できるよう要望があったということは事実であります。 しかし、文部省としては、相談に対して、事業内容や収支計画...全文を見る |
01月28日 | 第140回国会 衆議院 予算委員会 第3号 議事録を見る | ○小杉国務大臣 学生生徒の新卒者の就職状況につきましては、昨年同期に比べますと若干改善の気配が見えておりますが、特に女子については依然厳しい状況が続いております。 少し具体的な数字で申しますと、昨年の十二月一日現在、ことしの卒業予定者の就職内定状況を見ますと、大学生は八三・五...全文を見る |
○小杉国務大臣 委員御指摘のとおり、少子化社会においてあらゆる子育てがしやすい社会を構築していくということは大切なことであり、これは各省協力して、政府として一元的、総合的にやっていかなければいけないと思っております。 文教関係、教育関係におきましても、予算面、税制面で、委員が...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 今、北沢委員から歴史認識について、そしてまた教科書問題についてお話がありました。総理から基本的な考え方が述べられましたので、私は短く申し上げたいと思います。 私は、歴史教科書につきましては、今の日本の制度は検定制度ということをとっておりますので、専門家から成る...全文を見る | ||
01月30日 | 第140回国会 参議院 予算委員会 第2号 議事録を見る | ○国務大臣(小杉隆君) 教科用図書検定規則によれば、明らかに誤りである、あるいはその後明らかに誤りであるという客観的な事実が出てきた場合には訂正を求めることができる、こういうことであります。 |
○国務大臣(小杉隆君) すべて目を通したわけではありませんが、今御指摘されようとしている慰安婦の部分については目を通しました。 | ||
○国務大臣(小杉隆君) 御承知のとおり日本は検定制度をとっておりまして、専門家による記述が行われ、そして学識経験者による検定によって採択をされた教科書であるということで、妥当なものであると考えております。 | ||
○国務大臣(小杉隆君) 私は、従軍という言葉には二通りあると思います。軍と、兵士と一緒に行動をするいわゆる軍属という形と、もう一つは、例えば従軍記者というように兵士とともに移動する、そしていろいろな目的で行動する、そういう二通りがあるというふうに理解しております。 | ||
○国務大臣(小杉隆君) 総理が言われているように、教育は一人一人の国民が夢と目標を持ってチャレンジ精神、創造性を発揮する社会をつくるというのが目的だ、こういうことであります。 私は、もちろん、郷土を愛し国を愛する心を育てるというのは教育の重要な役割だと思っております。同時に、...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 私も、すべての教科書に目を通しているわけではありませんで、今御指摘の点はいろいろ書物にも載った写真だと思っております。 詳細につきましては政府委員から答弁させます。 | ||
○国務大臣(小杉隆君) 教科書に関してはさまざまな御意見があろうかと思いますが、冒頭申し上げたように、検定制度という仕組みでやっておりまして、専門家があらゆる資料をもとにして記述されたものであり、そしてそれを編集されたものを専門家から成る検定審議会で検定をしたものであるというふう...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 繰り返しになりますが、文部大臣として訂正勧告ができることになっておりますけれども、それは極めて限られた場合でございまして、明らかに事実と違う、あるいはその後の客観的な事実の変更によって事実でなくなつたということが明らかになったときは、申請者に対して訂正の勧...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 教育改革をなぜやるか、教育というのは総理が当初主張された五つの改革すべてに通用するといいますか、それぞれの基盤をなすものである、社会経済システムの基礎は教育である、こういう観点から六つ目の改革として加えられたと考えております。 私ども、できるだけ簡単に...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 私は、就任早々宮崎県の五ケ瀬中学・高等学校を視察してまいりました。これは、公立学校で唯一中学、高校、三年、三年を一緒にした六年制の教育をやっているところでございます。 これは、極めて恵まれた自然環境の中で大変ゆったりとした教育をやっておりまして、一つの...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) これは学校制度の複線化という面では私ども大変注目していますし、ことしの三月に初めての高校卒業生を出すわけでございますので、それは全国的にも注目されております。ほかの府県でそういうことをやりたいということであれば積極的に私どもも応援をさせていただきたい、こう...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) これはあくまでも教育改革の第一歩であって、これからが大切だと思っております。私は、さっき申し上げたように、幅広く御意見を徴したいと思いますので、ぜひまたいろいろと御意見を賜りたいと思います。 | ||
○国務大臣(小杉隆君) 従来の教育がともすると知識を教え込むという方向に重点が置かれていましたが、これからはもう少し人格形成という面に力点を置いていきたいと思っております。 | ||
○国務大臣(小杉隆君) 先生御指摘のとおり、著作者、編集者の創意工夫によって教科書ができているわけでありまして、今の検定制度のお話もありましたが、文部省としても学習指導要領とか検定基準に従って検定をさせていただいているところです。 例えば教育基本法の第一条、これはもう私が読み...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 私も教師用の手引書を見せていただきましたが、かなり詳しく書いてあります。例えば、きょうのようなこういう国会の問答も全部書いてあります。これはあくまでも教科書会社が任意に発行しているものでありまして、私たちとして特にこれにかかわっているわけではありません。た...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 繰り返しになりますけれども、そういう場合には記述の改善方について教科書協会を通じて各教科書会社に申し入れる、こういうことになっております。 | ||
○国務大臣(小杉隆君) 教科書に関してはさまざまな御意見や御要望があるところですが、その都度説明はやっておりますし、また必要なものは発行者の方に伝えるというようなこともやっております。 私自身もいろんな方々の御意見をできるだけオープンに聞くように努力をしております。とにかく国...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 教科内容につきましては、教育課程審議会という文部大臣の諮問機関がありまして、もし自分の意見を言いたいということがあれば、所定の手続をとっていただければいつでもヒアリングをする、そういう場を設けております。 | ||
○国務大臣(小杉隆君) そもそもこの慰安婦という記述が教科書に載るようになった経緯については先生も十分御承知だと思うんです。 戦後処理問題が非常に議論されたのがたしか平成三年の三月ごろだったと思いますが、その後政府としてもいろいろな調査、内外のいろいろな調査機関に当たったりあ...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 文部大臣としては政府の調査結果というものは尊重する立場にあるわけですし、それから中学生に云々という話については、現在もエイズなどの教育をやっておりますし、またこの問題は社会的に大きくマスコミでも報道されているということで、私どもはやっぱり事実は事実として伝...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 天下の名勝東尋坊など四カ所の名勝、天然記念物が、油の漂着によりまして大分損害というか被害を受けております。しかし、私どもは、文化財保護ということは大事でありますが、今回のような緊急の油の問題については、本来は事前報告とか事前の協議というのが必要なんですが、...全文を見る | ||
01月31日 | 第140回国会 参議院 予算委員会 第3号 議事録を見る | ○国務大臣(小杉隆君) この問題についての文部省の対応はきのう答弁したとおりでありまして、これはまさにアジア女性基金の側の問題だろうというように考えております。 |
○国務大臣(小杉隆君) 教科書の検定は、それぞれの分野の専門家が執筆をされ発行されたものを、検定審議会で審査したものを教科書として取り上げているわけで、その結論は尊重されるべきものと考えております。 | ||
02月04日 | 第140回国会 衆議院 予算委員会 第6号 議事録を見る | ○小杉国務大臣 戦後の教育五十年が経過したわけですが、今森山委員が言われたように、憲法、教育基本法、学校教育法におきまして義務教育のあり方についての規定があるわけでございまして、特に小学校、中学校で何を教えるか、これについては学校教育法の中で具体的に決めているわけです。 例え...全文を見る |
○小杉国務大臣 最近、子供の発育は非常によくなって、体格も立派になりましたが、反面、体力とか運動能力は劣ってきております。それから、子供の中にも糖尿病とか成人病を思っているというような傾向も出ておりますし、歯医者さんなんかの話を聞きましても、歯が非常に悪くなっている、こういう状況...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 新しい宗教法人法、成立して以来、文部大臣所管に移管されましたものは五百五十四、合計で九百二十七法人となりました。これは、細かい説明は省略しますが、昨年九月十五日この改正案が施行されておりますが、既に従来の申請書などは引き継いでおりますが、財産関係の書類については平...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 この問題は、義務教育に関する根幹に触れる問題であります。したがって、私ども、義務教育というのが、やはり戦後の憲法でひとしく国民が教育を受ける権利がある、また保護者はそれを受けさせる義務がある、こういうことに基づいて、教育基本法で九年間の普通教育に関しては無償でやる...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 中高一貫教育につきましては、今まで数々提言もありましたし、また、自民党初め各党からのいろいろな提言もございます。 私ども、このたび発表いたしました教育改革プログラムの中でも、この中高一貫教育というのは重要な一つの柱として位置づけております。 これはなぜかと...全文を見る | ||
02月06日 | 第140回国会 衆議院 予算委員会 第8号 議事録を見る | ○小杉国務大臣 このたびの教育改革プログラムの中でも、情報化の進展に対応する適切な教育のあり方ということを重要な柱としております。 それから、昨日、アメリカの上下両院での一般教書演説でも、クリントン新政権は、この四年間、最重要課題としてこの教育改革を挙げておりますが、その中の...全文を見る |
○小杉国務大臣 今度の教育改革の考え方としても、学校内だけに目を向けるのではなくて、学校外との、地域との連携ということを非常に重点に置いております。 したがって、最近、少子化によって空き教室なんかも相当ふえてきております。そういう空き教室のスペースをもう少し、そういうコンピュ...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 親子の触れ合いを大事にしたいということで、ゆとりある教育ということで、学校週五日制完全実施二〇〇三年という目標を掲げたわけでありまして、そういう中で、私たちはできるだけ家庭の触れ合い、あるいは自然体験とか社会体験の場を拡大していきたいと思っておりますが、今でさえも...全文を見る | ||
02月07日 | 第140回国会 衆議院 予算委員会 第9号 議事録を見る | ○小杉国務大臣 今先生がおっしゃったように、戦争を知らない子供たちがこれからの二十一世紀を背負うわけでありまして、この子供たちに歴史教育、どう教えていくか、これは非常に重要なことだと思っております。私どもは、過去の歴史につきましては、昨日来からもお話がありますように、光の部分もあ...全文を見る |
○小杉国務大臣 戦後の五十年は、あの戦災によって廃墟と化した国土からいかにして欧米先進国に追いつき追い越すか、こういうキャッチアップの時代が続いてきたと思います。そして、まず物質的な豊かさというものを追求する余り、すべてそれが一つの基本になってまいりました。確かに物質的な豊かさあ...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 このたびの教育改革プログラムにおきましても、「豊かな人間性の育成」ということを一つの大きな柱として位置づけております。 それで、戦後の教育の中でも、道徳教育ということで週一時間の授業が行われてまいったのであります。しかし、私ども、道徳教育について平成五年に本格...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 子供の教育を考える場合に、学校教育の果たす役割は非常に大きいのですが、私は、学校だけではなかなか限界がある、やはり家庭、社会との連携ということが非常に大事だと思うのです。子供というのは大人の社会の反映だと言われておりますように、大人社会全体が物質主義、知識偏重、経...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 先日来、日本の教科書検定制度の仕組みについてはお話ししてまいりました。 特定の歴史的事実について教科書にどのように記述をするか、これは基本的には執筆者や発行者の判断にゆだねられているものでありまして、制度上、文部省としてその内容まで指導するということはないとい...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 学校教育では教科書の位置づけはどうなっているかといいますと、学校教育法で、学校においては教科書を使えということになっております。そして、そのほかに副読本というようなものも使えるということです。 それからもう一つは、検定審議会の委員についてのお尋ねがちょっとあり...全文を見る | ||
02月13日 | 第140回国会 衆議院 予算委員会 第12号 議事録を見る | ○小杉国務大臣 環境教育の重要性については土屋委員の御指摘のとおりであり、また、基本的な考え方は今総理からお話があったとおりであります。 私は、文部大臣として、具体的な今御指摘の点についてのみお答えしたいと思います。 教育のカリキュラムに環境問題を取り入れたのは平成四年か...全文を見る |
○小杉国務大臣 結論だけ申します。 今福祉科という科もありますし、また、普通科でも福祉コースというのがあって、五十時間の講習を受ければ三級の資格が取れることになっております。 今後とも、ますます福祉に関する教育を広めてまいりたいと思っております。 | ||
○小杉国務大臣 大変いい御指摘をいただきました。教員の研修は、初任者研修から経験者の研修と、長期、短期、たくさんあります。それで、今、例えば初任者研修を一年間やっておりますが、一応学校現場に配属して、その合間に外へ出ていく、こういうことをやっておりますが、例えばもう職場につけない...全文を見る | ||
02月14日 | 第140回国会 衆議院 文教委員会 第2号 議事録を見る | ○小杉国務大臣 第百四十回国会におきまして、文教各般の問題を御審議いただくに当たり、私の所信を申し上げます。 国民一人一人が将来に夢や目標を抱き、創造性とチャレンジ精神を存分に発揮できる社会をつくるためには、あらゆる社会システムの基盤である教育について、不断に改革を実行してい...全文を見る |
02月14日 | 第140回国会 衆議院 予算委員会 第13号 議事録を見る | ○小杉国務大臣 まず、O157の問題ですが、これは、昨年来大変大きな社会問題となってまいりましたのにかんがみまして、文部省としても、緊急かつ重要な課題として取り組んでまいりました。 特に、この再発防止のために、専門家から成る協力者会議というのを設けまして、現場の視察を初めいろ...全文を見る |
○小杉国務大臣 私も実際に、共同調理場とか個別調理場を見てまいりました。カレーライスと牛乳の冷たいのを一本当されまして、ちょっと戸惑ったのですね。まあ、中にはポットにウーロン茶を温めて持ってきている子供さんもいましたし、私としては、カフェテリア方式といいますか、何品かおかずを並べ...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 今度の教育改革プログラムでも、できるだけ今までの画一的な制度から、もう少し柔軟性といいますか、そういったものを導入しよう、こういう考え方でおります。 それから、今、保健体育審議会というところに諮問をいたしまして、最近の児童生徒の体力が落ちている、そういうことに...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 御意見は御意見として十分参考にさせていただいて、これから学校給食のあり方も含めまして、青少年の体位向上とか健康、スポーツ、そういう面の検討を本格的にやっていきたいと思っておりますので、貴重な御意見を十分参考にさせていただきます。 | ||
02月14日 | 第140回国会 参議院 文教委員会 第1号 議事録を見る | ○国務大臣(小杉隆君) 第百四十回国会におきまして、文教各般の問題を御審議いただくに当たり、私の所信を申し上げます。 国民一人一人が将来に夢や目標を抱き、創造性とチャレンジ精神を存分に発揮できる社会をつくるためには、あらゆる社会システムの基盤である教育について、不断に改革を実...全文を見る |
02月17日 | 第140回国会 衆議院 予算委員会 第14号 議事録を見る | ○小杉国務大臣 歴史教科書の検定については、国が特定の歴史認識とか歴史事実を確定するという立場に立って行うものではありません。あくまでも、検定の時点における客観的な学説等の状況を見て、記述の欠陥があるかどうか、そういうことを指摘するということを基本として実施しております。 具...全文を見る |
○小杉国務大臣 今御指摘のように、学界における学説の状況については、いろいろ論争がある場合があります。これは、大学というのは文部省の所管ではありますけれども、やはり学問の自由とか大学の自治ということも尊重しなければなりません。そこで、通説とか定説について学者の間でどういう論争があ...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 義務教育の国庫負担の考え方というのは、この前もここで説明したとおり、憲法におきまして、ひとしく国民は義務教育を受ける権利がある、そしてそれを受けさせなければいけない、そして教育基本法とか学校教育法で、無償である、そして国が役割分担としてきちっとやりなさい、こういう...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 戦後の教育については、先ほど総理からお話があったように、国民の間に広く教育の機会均等、あるいは日本の学力水準を高めたという利点はあったと思います。 しかし、反面、画一性とかあるいは硬直性という面も否定できません。そのためにいろいろ今改革を要するわけですが、特に...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 資源の少ない日本にとっては、限られた資源に手を加えることによって新しい価値を生み出すという製造業のとうとさというものを常に考えていかなきゃいけないと思います。バブル時代の、マネーゲームに狂奔して物づくりというものを軽視するような風潮は再び起こらないことを私は祈って...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 時間がありませんから簡潔に申しますが、確かに意識改革が重要であるということは御指摘のとおりです。 まず、私は、文部大臣としての答えに限定して申します。 教育の場でやれることは、やはり教育の中で教材にどんどん盛り込んでいくということ。それからエコスクールとい...全文を見る | ||
02月19日 | 第140回国会 衆議院 文教委員会 第3号 議事録を見る | ○小杉国務大臣 御指摘のとおり、従来、四六中教審答申とか臨教審答申でかなり建設的なあるいは革新的な御提言がされてまいりました。 私どもは、この提言の中で実行に移せるものはかなり実行に移してまいりました。例えば臨教審答申などで生涯学習ということがうたわれたのですが、生涯学習振興...全文を見る |
○小杉国務大臣 今までの教育、どちらかというと知識偏重の教育に傾きがちであった、こういう御指摘であります。 これからの教育におきましては、やはり人間性を育てる、心の教育、こういう点を重視していかなければいけないと思っております。それで、自分自身を大切にするということはもちろん...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 河村委員が御指摘のように、教育は結局人だという点はそのとおりだと思います。やはり全人的なそういう教育というものが大事だと思いまして、今局長から答えたように、教員につきましては、まず養成、教員の養成のカリキュラムをどうするかという問題、それから採用の際に、そういう人...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 行政改革はこの内閣の最重要課題で、もちろん教育についても聖域扱いはしない、こういうことであります。 私ども、従来、いろいろ特殊法人の整理統合については、学校給食とか安全会とか、あるいはオリンピックセンターとか武道館とか、もうずっと一連の統合をやってまいりまして...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 今、民営化については考えておりません。 | ||
○小杉国務大臣 御指摘のとおり、義務教育費国庫負担金が文部省総予算の半分を占める約三兆円という大変巨額にわたっておりまして、この問題は予算委員会でもたびたび取り上げられました。 私は、教育というものは、非常に教員の人件費が大半を占めるわけですが、先ほどから申し上げているように...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 理科教育とかあるいは物づくりに対する考え方、これがどうも薄くなっているような気がいたします。やはり資源の少ない日本にとって、限られた資源をいかに人間の手を加えることによって新しい価値を生み出していくかということは非常に大事なことだと思うんですね。 そこで、最近...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 まず、各省庁の科学技術の予算のあり方、これは、主として大学あるいは研究所における研究というのは、割とロングレンジの、今直ちに実用化とか応用がきくという技術じゃなくて、極めて基礎的な技術ということに中心を置いているわけですね。それに対して、通産省、工業技術院あるいは...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 その前に、日本の研究とか科学技術の面では、総理大臣を長とする科学技術会議というのが総合調整をやっておりまして、基礎研究は主として文部省、応用研究は科技庁とか通産省、工業技術院、こういうところでやっております。私は、ここで一言申し上げたいのは、基礎研究だからといって...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 高齢化社会を迎えて、教員が障害者とか高齢者の痛みがわかるということは大変大事だと思います。したがって、今度の教育改革プログラムの中でも、教員養成に当たっては、福祉とかボランティアでの現場の研修とか、そういう視点を盛り込もうということで取り組みたいと思っております。...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 おっしゃるように、高齢化社会が進んでいく中で、義務教育においても、あるいは高等教育においても、福祉に対する理解あるいは関心を高めるということは非常に大事だと思います。今御指摘になったように体験学習というのもさらに大事なことだと思っております。 従来から、義務教...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 今るるお話しされた、そういう社会を実現することがまさに教育改革の目指しているところだと私は考えます。 今幾つか挙げられましたけれども、子供たちがただ偏差値とか学業成績だけで評価される社会じゃなくて、それぞれの器に応じてみんながそれぞれ目標と生きがいを持って、精...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 まず、今回の教育改革プログラムですが、これは先ほども御答弁しましたが、従来四六答申とか臨教審の答申、かなり本格的な教育改革の内容を含んだものも数多く出されております。実行できるものは逐次実行してきたのですが、なかなか国民全体の合意が得られないために実施に移されてい...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 今までの答申の中にも、非常に価値のある本質論をついた提言もあります。 私は、今回、百の提言、百の議論よりもまず一つの実行ということで、今まで貴重な御提言をいただきながらなかなか実現できなかった部分を、これを何とか実行に移していこう。私は、決してこれは従来の延長...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 当面、第二臨教審的なものは考えておりません。 ただ、今までいろいろな審議会、この審議会、文部省、文部大臣の諮問機関は十五ありますが、その中には学識経験者、学者もおれば、行政の人ももちろん入っておりますし、また、ジャーナリズムの世界の人とか、あるいは利害関係者と...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 地方分権ということは、今度の行政改革の大きな眼目であります。 私は、教育の場で国の役割は何か、地方の役割は何か、それをやはりきちっと分けて考える必要があろうと思います。 まず、国の責任としては、例えば六・三・三・四制度というような学校制度の枠組みをつくると...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 従来、やむを得ない事情で学校へ行けなくて、中学卒業程度試験ですか、これを受けて高校へ入るというお子さんがかなりおりますけれども、御指摘のとおり、十六歳でないと受けられなかった。それを平成九年度から、今度から、ほかの中学卒業生と同じ年齢で受験ができるようにした、これ...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 すべて弾力化して自由にしたらいいじゃないかということにはならないと思うのですね。やはり義務教育ということで、一応小中学校九年間は義務教育ということで、国のお金も地方自治体のお金も相当出していますから、本来ならば学校へ行かないという生徒を減らすというのが本筋であって...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 これは中卒程度認定試験を受けなければ卒業させないというふうに固定的に考えているつもりはありません。これはあくまでも学校長の判断で、その程度によっては、かなり出席できなかったというお子さんであってもいろいろな状況を勘案して、生徒さんの立場というものを十分考えた上で判...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 今回、大学入試センターの数学で、旧課程と新課程で二十二点の差ができたということはまことに残念なことであります。できるだけ、作題、題をつくる場合に一生懸命やっているのですけれども、結果的にこういう差が出たということは、私は本当に残念だと思います。 そこで、得点調...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 私は、これからの国がどうあるべきかとか、我々の人間像がどうあるべきかというような問題は、一方的に文部省が押しつけるべきものではないと思います。これは、やはり社会全体、国民全体が考えるべきテーマだと思います。 そういう中で、今まで臨教審とか中教審の答申とかいろい...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 そのとおりだと思います。 | ||
○小杉国務大臣 御指摘のように、すべてのプログラム、全部具体的なスケジュールは明示できませんでした。これは、今それぞれの該当する審議会で審議している内容もございますし、そう簡単に、早急に、いついつまでにやるという結論が出されない、そういうテーマもたくさんございます。 したがっ...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 これは教育制度の改革ではありませんで、新進党さんの御提案ですと、すべて中高一貫教育に移行せよという御主張のようですけれども、私たちは全部これを一律に導入するという考え方ではなくて、従来の六・三制をそのまま生かしながら、しかし他面では、この中高一貫の学校も選択できる...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 午前中の議論でも申し上げましたけれども、義務教育については、その枠組みとか、それから指導の内容の基準とか、そういうものについてはやはり国の役割というものは厳然としてあるわけですね、憲法、教育基本法に基づいて。そして、もちろん都道府県という地方公共団体にも責任あるわ...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 国会の各会派、各党の意見というものは、私は大いに尊重したいと思います。 先ほど申し上げたように、これは文部省という行政だけではなかなか限界がありまして、やはり政治の立場からのいろいろなサジェスチョンというものが必要だと思いますので、もちろん、文部省としては、中...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 社会人文科学系の大学院大学の意義につきまして御評価をいただいて、大変ありがたいと思います。 それに対して、事前の説明が不十分であったということは申しわけないと思っております。まあ、昨年の予算編成の過程とか、そういうときを通じて、できるだけ国会の先生方にもこの件...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 ある意味では文部省と日教組の対決というのは非常に不幸なことだったと思います。私は、やはり教育における教員の役割というのは非常に大きいわけですから、とにかくこれから文部省と教員の方々とのパートナーシップというか協力というのは非常に大事だと思っております。 それは...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 所信表明は枚数に限りがありますので細大漏らさず全部網羅することはできなかったんですけれども、だからといってこの問題を軽く考えているわけではありません。今御指摘のように、小中高にまで及んでいる薬物乱用のこの蔓延、これは極めて憂慮すべき事態だと受けとめております。 ...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 実態把握については、覚せい剤の所持とか使用というものが違法性を持っているわけですから、そういう違法行為が明らかにならない段階で調べ上げるというのは、どうも実態的にはなかなか難しいところなんですね。しかも、相手が発達段階にある児童生徒ですから、これは保護者の理解を得...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 現在、保健体育で、いろいろ麻薬、薬物乱用の危険性とか有害性を指導しておりますが、それに加えて、今御提案のように、警察官とか麻薬取締官のOBとか、そういう人に積極的に学校現場で教えていただく、そういう専門的知識を持った人に大いに生徒に指導していただく、こういうことは...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 薬物乱用防止教育については、今局長から答弁したように、非常にいろいろなことをやっております。ただ、ここ最近急激にふえてきておりますので、これだけでは不十分でありますので、私ども、来年度もその次も、予算の際にはできるだけ、さらにこの施策というか防止教育の充実が図られ...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 もう二月二十五日、国公私立の試験が始まるわけでありまして、今新たな対策を指示するということはいたずらに受験生に混乱を与えるだけですから、私は今のままぜひ受験生は全力を出し切って頑張っていただきたい、こうお願いいたします。 入試が終わりましてから、今御指摘のよう...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 現在の教科書制度は、戦前と違いまして検定制度ということでやっております。 これはもう釈迦に説法かもしれませんが、民間の執筆者、教科書会社がそのときの客観的な、あるいは学問的な成果を踏まえて教科書を書く、そして、それに対して、それぞれの科目について、学識経験者、...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 中学校や小学校あるいは高等学校でもそうですけれども、まずやはり自分自身というもの、そして他人に対する気持ち、さらに自然とかあるいは世界、そういうふうにだんだん発達段階に従って関心を自分のことだけから、また他人とか自然とか世界に広げていくということを社会科なりなんな...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 学校教育におきましては、平和的な国家とか社会の形成者を育成するということを目的として行われているわけですが、その際に国際理解とか国際協調の資質を培うことも重要なことだと考えております。この点については、何も官房長官談話が出たからとかいうことは関係なしに、教科書の検...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 教育権というものを司法、立法、行政の三権と同列に位置づけることがいいのかどうかわかりませんが、教育は、憲法からさかのぼっていえば憲法、教育基本法、その他法令で規定されておりますように、国民全体のために行われるものであって、不当な支配に服することなく、政治的にも中立...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 検定について文部大臣が意見を申し上げることは可能であります。そして、そのときには、明らかに誤字とか誤記があったり、あるいは事実と明らかに違う、あるいはその後の事情、客観的な状況が変わったということがあれば、それは修正を求めることはできますけれども、そうでない限りは...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 私、今の教科書の検定制度というのは、国が特定のそういう教育、歴史観とかそういうものを押しつけるということではなくて、民間の自由な発想に基づく、執筆者そして発行者の裁量によって出版をされて、それを検定基準に基づいて審議会が検定をする、そしてそれを採択する、こういう仕...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 幾つか問題があると思うのですが、少なくとも教科書を自由発行にしたらどうか、こういう御意見です。 もちろんそういうお考えの人もいるかと思いますけれども、考えていただきたいのは、日本はやはり義務教育制度ということで、小学校六年間、中学校三年間、そして国の責任として...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 午前中にもそういうお話がありましたが、従来、地理的あるいは身体的あるいはいじめ問題等の場合には通学区域の変更ということを認めてきたわけですが、昨年の十二月に行政改革委員会の「規制緩和の推進に関する意見」が出されまして、保護者の意向にもより配慮する必要がある、こうい...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 パラリンピックについては厚生省が主体でやっているわけですけれども、世界の身体障害者が集まって、スポーツを通じて身体障害者の自立と社会参加を促進するという面で、しかも国際交流を深めるという面で非常に私は意義のある大会だと思っております。 障害者福祉という観点から...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 来年の二月の長野オリンピックにおきましても、例えばいろいろな競技に文部省所管の競技団体から組織委員として参加するなど非常に協力をしておりますし、またこのパラリンピックで使う施設の建設が今進んでおりますが、そういう補助につきましても文部省は一生懸命やっているところで...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 今、野茂選手の話を出されましたけれども、私も、三沢さんより大分年上ですけれども、終戦直後に古橘さん、水泳選手が世界新記録を続出して随分希望と自信を植えつけられた経験を持っておりますが、こういうようにスポーツというのは非常に活力を与えるものだということで、特に私はこ...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 プロとアマの垣根がだんだん低くなっているというのは世界の趨勢だと思います。ただ、日本の学校教育の中でスポーツというのは比較的、ピューリタニズムというのでしょうかね、そういう部分がなかったとは言えないと思います。教育という側面から考えて、高校生までの段階で余りプロと...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 その点はちょっと研究してみたいと思います。 | ||
○小杉国務大臣 文部省としてはスポーツ振興についての責任を持っているわけですけれども、学校体育、生涯スポーツあるいは競技スポーツ、各般にわたって関係政策を推進しているわけですが、政府全体の中で、今御指摘のように、数々の省庁が国民の体力向上という観点からそれぞれの行政目的に応じてさ...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 文部大臣というのは、これは公人でありますので、個人の見解といってもやはり公人として受け取られるわけですから、おのずから制約があるわけでありまして、ありきたりになるかもしれませんし、繰り返しになるかもしれませんけれども、やはり私は、五つの行政改革を初めとする改革、今...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 先生の言わんとするところはよく理解できるわけです。ただ単に経済成長とか物質文明の道具としての人材養成という響きはよくないというお気持ちはよくわかりますが、私ども、しかし、資源にしても食糧にしてもほとんど外国からの輸入に頼らなきゃいけない、そういう制約条件の中で、日...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 ちょっとつけ加えますが、先生が御指摘のように、五日制になったらただ塾がはやったとか、あるいは家でごろごろしているということになっては困るわけでありまして、五日制になって、子供がゆとりを持って主体的に使える時間がふえる、そして自然体験とか社会体験ができるような豊かな...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 審議会のあり方については、今、総理のところでもいろいろと考えているところでございます。そして、私も、各審議会の横の連携ということも考えまして、今まで、教育改革プログラムに関連のある審議会に大勢集まっていただいたり、そういうことを二、三回やっておりますが、それと、今...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 これは、全国化を図るという考えは今、持っておりません。 要するに、教育制度の複線化構造を進めよう、こういうことの観点から、今、中央教育審議会で審議をしていただいて幅広く考えていただいているわけですけれども、一応六月をめどに結論を出してほしいと言っておりますけれ...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 憲法の基本精神の中で基本的人権の尊重ということがうたわれているわけですし、それに基づいて教育基本法もできているわけであります。 確かに先生御指摘のとおり、今度の教育改革プログラムには人権という言葉はありませんが、これは、教育改革プログラムのコンセプトの中に全く...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 先生の懸念しているような方向に進むということは私はないと考えております。 もちろん、そういう落ちこぼれをなくしていくという視点は大事でありますけれども、同時に、今の日本のこれからの経済構造というものを考えた場合に、世界の先端的な、あるいは独創的な技術というもの...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 平成九年度の入学試験については、あらかじめ得点調整は行わないということを受験生には周知していたところです。 しかし、結果的に二十二点もの差ができたということで、私は非常に釈然としない。いろいろと説明聞いたのですが、釈然としなかった。したがって、いろいろと今お話...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 私は、単に経済的あるいは財政的側面からだけ大学教育を考えるべきではないと考えております。高度な学術研究とかすぐれた人材養成という基幹部分は国の大事な基盤でございまして、これは国の責任である。まして日本は、公教育に対する政府の投資というものは非常に少ない、公的じゃな...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 大江巳之助さんが大変貢献されたことは私たちも理解をしております。今次長から答弁の理由によって人間国宝にはなり得なかったわけですが、私どもは、重要無形文化財については、対象範囲の拡大のための関連予算の拡充を図り、毎年その保持者の増加に努めているところでありますが、残...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 先ほどから申し上げているように、すべての社会システムの基盤が教育である、したがって、今言われた五つの改革を進めていく場合にも、この教育改革というのは一体となってやっていくべきだ。 端的に申しますと、例えば、まあ今、行革という面から見ますと、中卒認定試験の受験資...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 教育改革プログラムで文部省が将来の国家像とか人間像を、こうあるべきだということを示すというのは、ちょっと文部省としては限界があるわけでして、これはこれからの国民全体の議論にまつわけです。 今までいろいろな提言で言われておりますのは、一人一人が将来に対する夢や目...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 これからの人口の増加あるいは資源エネルギーの制約ということを考えますと、結局私たちは、今までの無尽蔵に物を使い大量生産し大量消費して大量廃棄するという生活パターン、あるいは企業パターンというものは変えないと我々自身が将来存続できなくなる。つまり、我々は同じ地球の中...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 国立学校設置法の一部を改正する法律案につきまして、提案理由の説明を行います。 この法律案は、政策研究大学院大学の新設、短期大学部の廃止及び国立大学の学部の名称を政令で定めることとすることなどについて規定するものであります。 まず第一は、政策研究大学院大学の...全文を見る | ||
02月19日 | 第140回国会 衆議院 予算委員会 第16号 議事録を見る | ○小杉国務大臣 過度の受験競争が子供たちの生活を非常に多忙なものにしております。それから、遊ぶ時間があってもファミコンで、自然との触れ合いというのは大分少なくなっておりまして、私は、やはり青少年期こそいろいろな自然との触れ合いとか社会体験が必要だと思うわけであります。 文部省...全文を見る |
○小杉国務大臣 現在、環境教育を進めるについては、次の視点に立ってやっております。 一つは、自然に対する豊かな感受性や環境に対する関心等を培うということ。二番目に、環境や自然と人間とのかかわりや、環境問題と社会経済システムのあり方や生活様式とのかかわりについて理解を深めること...全文を見る | ||
02月20日 | 第140回国会 参議院 文教委員会 第2号 議事録を見る | ○国務大臣(小杉隆君) 馳委員がこの生きる力の不易の部分と流行の部分につきまして学校と地域、家庭との役割分担ということでこういう分類をされたことにつきましては、非常に私も興味深い分類だなと思って、非常に示唆を与えてくれる分類だと、こういうふうに受けとめさせていただきました。 ...全文を見る |
○国務大臣(小杉隆君) まず技術的な部分を。 | ||
○国務大臣(小杉隆君) 今具体的な内容について審議官からお答えいたしましたが、私も入社試験とか大学入試、高校入試、こういうところも変わっていくべきだと思っております。経済界の人たちとの懇談でも、必ずしも入社試験でペーパーテストでいい成績をとった者が、その後会社の中で長い間活動して...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 最近の部活は先生方も忙しくてなかなかやりたがらない、あるいはまたそういう教える能力が少ないというようなことが指摘されておりまして、私どもも憂慮しております。今御提案のように、部活動に地域の人たちの協力を得るということは私は大変貴重な御提案だと思います。 ...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 今、馳委員と体育局長のやりとりを聞いておりまして、私もいろいろ感ずるところはありました。 確かに、競技スポーツの現状を見ますと、ソウル、バルセロナ、アトランタと国民が期待したほどの成果を上げ得なかった。そういうことで、私は文部大臣になりましてから、競技...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) ちょっと。私も文部大臣になりましてから、文部大臣としては異例だったんですが、JOCのコーチ会議に出席をさせていただいて、とにかく競技力向上のために各競技団体ごとにひとつ強化のプランを作成してほしいと、こういうことを強く要請してまいりましたが、競技団体によっ...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) ドーピング問題に対する意識は、私は欧米諸国に比べて日本人は余り鋭敏ではないように思います。日本は昔から武士道というようなことでこういうものは潔しとしないという風潮があったんですけれども、しかし、最近は風邪薬の中にもドーピングにひっかかるようなものが含まれて...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 御指摘のように、このスポーツ振興法は昭和三十六年、議員立法で制定されました。その後、各地域のスポーツを取り巻く実情というのはもうさまざま千差万別でありますということと、それから財政状況、やっぱり計画をつくるということになれば、具体的に財政がどうなるか、ある...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 今までパラリンピックを初め障害者のスポーツについては、障害者福祉という観点から厚生省が中心になって行われてきたんですが、御指摘のように、最近競技スポーツという部分も非常にふえてまいっておりますし、また日本の選手の活躍も目覚ましいものがあります。したがって、...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 入試センターのねらいは、生徒たちが高校の学習をどれだけ達成したか、どれだけ到達したかというのをはかるものでありまして、そして各大学がそれぞれの判断とか創意工夫を凝らして、センター試験と独自のいろいろなやり方を組み合わせて、大学教育を受けるにふさわしい能力、...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 先ほど御指摘のあったように、今回数学で現役と浪人の間で二十点以上の差が出たということはまことに私は残念に思います。 ただ、それだからといって得点調整をやることについて、私は入試センターでも検討していただいたところですが、先ほど技術的に非常に難しいと、す...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 今局長が答弁したとおりですが、先ほどお話が出ているように、今回非常に規模が膨らんだものですから、例えば問題の作成者も従来二百七十人であったのを四百人に増員したり、あるいは二十三の部会に分けて問題作成を行ったんです。 ところが、先ほど来御指摘のようなこと...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 今度の教育改革プログラムのねらいもまさにそこにあるわけでございまして、確かに人材養成という側面、新しい時代に合ったいわゆる創造的な人間、新しい技術を生み出すようなそういう人間をつくるということとか、あるいは国際化に対応した例えば英語力の向上というようなこと...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 先日の予算委員会における委員の御質問でもお答えしたとおり、従軍慰安婦の記述を含む社会科の教科書については、専門家から成る教科用図書検定審議会のさまざまな角度からの審議を経たものであって、その後客観的な情勢、事情の変更等がないので、訂正を行う考えはありません...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 留学生の受け入れば、我が国にとっても極めて重要な国際貢献だと思っておりますし、そして我が国の教育の国際化にも役立つというふうに考えておりまして、このたびの教育改革におきましても、留学生交流と国際化の推進ということを柱の一つにしております。 文部省として...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 文化は、生活に潤いとかゆとりを与える、そして社会への活性化を与える原動力だというふうに受けとめておりまして、特に文化への投資は未来に対する投資だというふうに考えまして、文化立国ということを目指して今後一層努力していきたい、こう考えております。 | ||
○国務大臣(小杉隆君) 理想はそうあるべきだと思います。 今後、できるだけ小中高生に対しましては、教育的配慮で極力御主張のような方向に近づけたいと思っております。 | ||
○国務大臣(小杉隆君) 児童生徒の薬物乱用の実態は、御指摘のとおり極めて憂慮すべき状況にあります。特に、高校生が平成七年度から平成八年度にかけて約二・三倍に覚せい剤乱用によって補導されております。 こうした状況を踏まえて、今お話しのとおり、総理大臣を本部長とする薬物乱用対策推...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 知らないです。 | ||
○国務大臣(小杉隆君) 委員の御指摘、私どもも大変深刻に受けとめております。薬物乱用の及ぼす危険性とか有害性というものに対する認識というものがまだまだ不十分だということは、御指摘のとおりだと思います。 そこで、実態調査というお話がありましたが、これはいわば違法行為をしたかどう...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 確かに、資料を見せていただきましたけれども、使っている資料はちょっと古いですね。私は、やっぱり縦割りじゃいけないんで、こういう教育用の資料、パンフレットあるいはビデオテープ、それはやはり厚生省なら厚生省の資料というものをもっと有効に活用するということが必要...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 今おっしゃられたように、社会の変化によって教育内容がどんどん肥大化していく、そして専門化していく傾向があることは否定できないと考えております。 これからの学校教育におきましては、今指摘されたように、指導する側から一方的にこれを教えなきゃいけないというよ...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 教育課程の充実を図っていくためには、学習指導要領に対する教員の理解と実践に裏づけられた意見というものを踏まえていくことは大事だと思っております。文部省、具体的にはいろんなことをやっているようですけれども、例えば、教員を対象とした教育課程運営改善講座とか、教...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 大変いい質問をしていただきました。 今度の教育改革プログラムにおきまして、私は強く指示いたしまして、環境教育の充実というものを一本の柱に入れさせました。今、人口がどんどん急増して、資源、エネルギー、食糧が枯渇していく中で、やっぱり今までの我々のライフス...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 今までは量の充足に追われまして、今現在でも確かに老朽の建物がたくさんありまして苦労しているところですが、これから建てかえていく場合には、単に本当の実用的なといいますか、限られた規格品の建物だけではなくて、やっぱり教育研究の高度化に対応した新しい建物とか、あ...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 今お答えしたように、現在二つの理由から国立大学としては受け入れないことにしているわけです。 一つは、学校教育法に基づいて、高校卒業程度以上の学力を有する者、こういうことで、それからもう一つは、ほとんどの朝鮮人学校ですか各種学校ということで、日本の学校体...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 別に特定の民族を選別してという考えはありませんで、私どもとしては、高等学校卒業以上の学力があるということで文部大臣が決めたものは受け入れているわけでございまして、先ほどドイツその他の話がありましたけれども、それは高等学校以上の実力があると、こういう認定がさ...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) この記事は必ずしも正確に私の真意を伝えてはおりません。その際に私が述べた趣旨は、現在、教育課程審議会で教育関係団体など一般の幅広い意見を公募している、それでもし意見を申し述べたいということであれば所定の手続をしてひとつ意見の陳述をする場が与えられていますよ...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) そのとおりです。 | ||
○国務大臣(小杉隆君) 先ほどの御意見も貴重な御意見として承っておきますが、大学入試につきましてはかねてから文部省としても非常に心を砕いているわけでありまして、特に今度の教育改革プログラムにおきましてもあるいは各種審議会におきましても、できるだけ選抜方法を多様化し、そしてまた評価...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) これは、今度の教育改革全体を通じてやはり教育制度の弾力化という観点を相当盛り込んだんです。それで、今これ中教審で鋭意審議していただいておりますが、特に経済構造改革の中でいわゆる先端的、独創的な技術の必要性、そしてそれに基づく新しい産業とか新しい雇用の場を創...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 心身ともに発達途上にある子供がそういうポルノ雑誌の対象となることについては、その心身の発達に有害な影響を与えるということから懸念をしております。そして、刑法におきまして公然わいせつ物の頒布の禁止とか、児童福祉法では有害な影響を与える行為をさせる目的を持って...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) さっき局長が答えましたように、会議とか研修会とかパンフレットとか、いろいろ文部省としてやれることは一生懸命やっております。そして、それに基づいてそれぞれの教育委員会で独自のパンフレットをつくったり啓蒙活動をやっていただくということはまことに結構でありまして...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 学校図書館は非常に大きな役割を果たしていると思います。子供に読書のおもしろさを教えたり、あるいはオアシスとしての役割、そして、これはいわゆる高度情報社会の中の情報センターという機能も持ち得ると思います、そこまではまだいきませんけれども。 そこで、今御指...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 局長からもるる申し上げたとおり、私どもとしてはそうしたいろいろな手法を通じて、今後ますます地域における学校図書館の充実に努めてまいります。 | ||
○国務大臣(小杉隆君) やっぱりスポーツは人々に活力を与える、あるいは感動を与える、そして非常に鼓舞するものを持っておりますから、私は非常にスポーツの重要性というものは認識しております。 先ほど午前中の馳委員の質問にも答えましたが、今回二十八年ぶりに文部大臣の諮問機関である保...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) スポーツ振興くじは、平成四年からJOCと体協がスポーツ振興の財源としてぜひ創設をしてほしいと、こういう要望が行われて以来、スポーツ議員連盟、私も所属しておりますが、各党におきましてもスポーツ振興の実現のための財源確保策として検討されているというふうに私は承...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) まず、日の丸が国旗、そして君が代が国歌という長年の慣行がもう定着していると思います。したがって、今確認的に法律によって制度化するまでもないというスタンスでおります。 それから、高知県知事の発言については、詳細を私は承知しておりませんが、高知県の教育委員...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 文部省としては、客観的あるいは学問的な成果を踏まえて、検定基準に基づいて専門家から成る審議会で検定をする、こういう建前になっております。いろいろ歴史上の事実についての論争がある場合には、やはり学界の定説とかそういうものは常に注目しながらやっております。そし...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 今まで森戸先生のそういう答申あるいは四六答申そして臨教審答申と、その都度非常にすぐれた提言をしていただきました。その中で文部省としてできることは鋭意やってきたつもりでありますが、国民の理解が得られずに積み残しといいますか、まだ実施に移されていない部分もいっ...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 今、教育会館と教育研究所を統合せよというお話がありましたが、従来、それぞれ設置形態も違いますし、また目的とするところも違っておりましたので、今直ちに統合することが全体として本来の機能を発揮するかどうかについては慎重な検討は必要だと思います。 ただ、言わ...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 昨年七月の中教審の第一次答申では、大体、堂本先生が言われたような趣旨の答申をしております。 例えば、教育課程審議会の中に継続して調査できるような常設の委員会を設けろと。そして、国立教育研究所とか今言われた各都道府県の教育センターとか民間の教育研究団体の...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 今のお話のとおり、中教審の第一次答申では、環境、国際化という視点からの教育を各教科、そして特に道徳とか特別活動を通じて取り組めと、こういうことでありますが、今言われたように環境とか国際化への対応は今後の教育を考える場合には非常に重要な視点だ、私もそれは同感...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 高等学校の入試につきましても、大学入試と同じように、生徒の能力とか適性とか、興味、関心の多様化に対応して選抜方法をできるだけ多様化していく、あるいは選択をする場合の尺度を多元化していく、そういう観点から改善を図っていくことは大事なことだと思います。 文...全文を見る | ||
02月24日 | 第140回国会 衆議院 予算委員会 第17号 議事録を見る | ○小杉国務大臣 この予算委員会でも環境問題がこうして議論されるということは、私は、本当に今までの国会では珍しいことだったと思います。たしか四人ぐらい発言をされたと思います。 自然と人間とのかかわりというのは、私、今青木さんのおっしゃること、ほとんど同感でございます。日本人は特...全文を見る |
02月25日 | 第140回国会 衆議院 予算委員会 第18号 議事録を見る | ○小杉国務大臣 日野委員が言われるように、留学生交流は、我が国と外国との国際理解、相互理解に非常に寄与いたしますし、また我が国の教育の国際化にも貢献すると思っております。 文部省としては、昭和五十八年以来、二十一世紀十万人受け入れ計画ということで努力をしてまいりまして、急ピッ...全文を見る |
○小杉国務大臣 最近、青少年の薬物乱用の状況がここ一、二年急激にふえている、今御指摘の数字のとおりでございまして、私ども、こうした事態を大変深刻に憂慮すべき状況だと受けとめております。 そこで、こうした状況を踏まえまして、総理大臣を本部長とする薬物乱用対策推進本部の副本部長と...全文を見る | ||
02月26日 | 第140回国会 衆議院 文教委員会 第4号 議事録を見る | ○小杉国務大臣 我が国が国際社会の中で発展していく場合には、やはり独創的な学術研究というものが必要であり、またそれを担当する高度な専門的能力を有する人材の養成確保ということは非常に大事であって、そういう観点から、大学院の役割というものは非常に大きいと考えております。 そうした...全文を見る |
○小杉国務大臣 従来から、大学の学部があって、その上に大学院という形に適する分野と、それから従来のそういう縦割りといいますか、例えば人文・社会科学系あるいは自然科学系というふうに分けて、そしてその上に、学部の上に大学院が乗っかる、こういう形は一つあったと思います。 特に、今御...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 教育の場でも聖域は設けない、こういう総理の考え方でありまして、私たちも決して、例えば国立大学のあり方について一切検討しないという姿勢はとらない。しかし今、仮に国立大学を民営化した場合には、私は、学問的分野とか地域的な偏りが出てきてしまうと思います。 現実に、今...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 私が担当しております教育、学術、文化、スポーツ全般にわたって予算が非常に制約をされております。そういう中で、できる限り公費、国費でそういう予算を措置をするのが望ましいところですけれども、この寄附金に関する閣議決定の趣旨もまさにそういう精神に基づいて、ただし、強制は...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 私は、やはり基本的には、できるだけ公費をもって充てるというのが原則だと思います。この自発的行為による寄附の場合も、あくまでもこれは例外として考えているわけであって、それを余り裁量の幅を広げてしまうということは逆に疑惑を招くということですから、当面は私は、この閣議決...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 そういう事態が起こったことは残念に思います。私ども、こういう事態が起こらないように今後とも十分注意をし、適切な措置をしていきたいと思っております。 | ||
○小杉国務大臣 御指摘のとおり、科研費は基礎研究にとっては非常に重要な役割を果たしております。平成九年度予算でも一千百二十二億円、前 年度よりも百四億円、率にすると一〇%を超える伸びを示しているわけでありますから、それだけに情報公開というのは非常に大事でありまして、前々から努力...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 そもそもこの就職協定は大学側と企業側が協議して決定してきたものでありまして、文部大臣が直接的にこれを、何というか、強権発動というような形ではなかったわけであります。これはあくまでも大学の卒業予定者が就職活動を秩序を持ってやってもらいたい、そしてその正常な教育活動が...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 あくまでも企業側と大学側でそういう自主的な良識に基づくルールをつくられたわけですから、まずこれを遵守していただくということを期待したいと思います。 ただ、今言われたように、大学教育四年間、四年の授業が全く就職活動に費やされて乱されてしまう、あるいは短大などはも...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 私もその番組を見ておりましたが、その真意が必ずしもよくわからない面があったので、所長に真意を聞いたところ、所長自身も今回のことについては胸を痛め、そして自分自身も浪人の経験がある、私自身も浪人の経験がありますが、受験生の気持ちはよくわかるけれども、くじけずにしっか...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 御指摘のとおりの傾向をたどっておりますことを大変残念に思っております。しかし、外国人留学生を受け入れることは日本にとって世界、特に途上国の人たちに対する国際貢献でもあり、また日本の国際化にも貢献するわけでありますから、今この十万人の計画を直ちに見直すという考えは毛...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 今度のこの政策研究大学院大学というのは、従来の縦割りではなかなか研究できない新しい学際的な分野、つまり、自然科学と人文科学、社会科学との融合を図るというようなねらいもあるわけでありまして、最近の経済の高度化とか国際化とか、あるいは情報化という新しい時代に合った大学...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 これから介護というものが非常にニーズが高まってくるわけでありますし、看護の人材養成ということは非常に時代の要請の強いものでございまして、そういう人材の需要に対して、そしてその高度化に対して対応する、そういうことでこのような変更をするわけでございます。そういう趣旨で...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 新しい時代の要請に応じて薬剤師の資質向上を図るための薬学教育の重要性というのは十分認識しているつもりでございます。 今、例えば平成九年度でも千葉大、東大、京大に専攻の増設や整備など薬学系の大学院の量的、質的な改善を図っておりますし、また、学部段階でのカリキュラ...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 検討委員会でも一応そういう提言をしているわけでありますから、当然、修業年限の延長も視野に入れながら検討を進めてまいりたいと思います。 | ||
○小杉国務大臣 簡潔にということでありますから一言ずつ申し上げますが、私は、教育改革というのはすべての社会経済システムの基礎である、国政の中でも最重要課題の一つであるという認識のもとに、今回、教育改革プログラムを発表いたしました。全力を挙げて、文部省を挙げて、今この改革に取り組ん...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 今度の教育改革プログラムでも、大きな三番の柱として、「学校外の社会との積極的な連携」ということで、もちろん家庭、地域社会あるいは学校外のいろいろな団体との提携とか、そして特に五番目におきましては、経済団体等。今までは教育関係というと、いろいろなボランティア団体とか...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 今おっしゃるように、これからの教育というのは、ただ一方的に教え込むというのではなくて、本来エデュケートというのは引き出すという意味でございますので、子供の本来持っている個性とかいい点を引き出す、こういうことが必要だと思います。そういう面では、みずから学び、みずから...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 言われたように、学校図書館というのは、心のオアシスとして、読書を楽しめる読書センターという機能もありますし、また、高度情報通信社会における学習情報センターとしての機能も持っていると思うので、こういうものを積極的に活用していっていただきたいと思っております。 し...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 平成九年度で全くやめてしまうという考えは持っておりません。今局長が答えましたように、今までの実態を十分把握した上で、これからもし計画をつくるとすればどういうところをもっと重点を置いていったらいいのか、いろいろと試行錯誤をしながら検討して、ぜひ新しい計画には前向きに...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 それは、先ほどからお答えしているように、私は大変重要だと思っております。 | ||
○小杉国務大臣 一番望ましいのは第五段階だと思いますが、現状はなかなかそこまでは行っていないのではないかなと思っております。 | ||
○小杉国務大臣 肥田先生のような方が全員学校図書館の司書になっていただいたら本当にすばらしいなと今聞いていて思いました。おっしゃるようなそういう形の図書館、本当に実現したいと思いますが、財政的な制約とかございまして、その点ではぜひ国会の先生方に御協力をいただきたいと思っております...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 今、財政が危機的状況を迎えまして、福祉でも教育でも、その他もちろん公共事業もそうですけれども、聖域を設けないということで徹底した見直しを迫られているわけですね。特に、今度予算委員会などでも、義務教育費国庫負担金、これを鳩山元文部大臣も指摘されましたけれども、こうい...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 参議院の方で子ども国会の構想があるということは聞きました。 それで、政治に対する関心を高めていくという面では非常に有意義だと思います。これをどう進めていくかというのはまだ参議院の方でも具体的な検討をされている最中だと思いますが、文部省としては精いっぱい御協力を...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 まだ時間があるようですから。 文部省としては、やはり子ども国会が教育的にどういう効果を持つか、そういう見地から協力をしていくべきだと思っておりますから、仮に、大人の感覚で、あるいは国会の方の考え方でこう やってくれと言われましても、それがもし教育上に悪い影響...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 大学が社会の期待にこたえてその役割とか使命を果たしていくためには、各大学における教育内容とか方法が一層改善充実されることが必要だと考えておりますが、こういうことは、基本的にはそれぞれの大学の自主性にゆだねられるというか、自主的な努力によって実現されるべきものだと考...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 国民の血税を使って国立大学は運営されているわけですから、全く野放しに自主性に任せるというわけにはまいらないと思います。したがって、私どもはそうしたことを踏まえて、しかし、なおかつ大学の自主的な運営ということを尊重していきたいということで、例えば、今度の平成九年度な...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 この問題は、教育研究活動とか大学運営の問題であって、これはまさに大学自身がお考えになるべき問題だと思っております。 事実関係について私はよく承知しませんが、今までの大学院大学、三つありましたけれども、北陸それから奈良、これは主として自然科学を中心とした大学であ...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 平成九年度の予算の編成に当たりましても、大変危機的な厳しい財政状況の中で、私どもも精いっぱい努力をさせていただきました。特に、国立大学における教育研究費、そういうことで、科学技術研究費についてはほかの予算よりも大幅にふやしまして、先ほど申し上げたような数字で伸ばし...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 大学の組織編制については、極力各大学の創意工夫が尊重されることが必要だ、こういう認識は持っておりますが、一方において、国立大学はあくまでも国民の税金を使うものであり、国家行政組織法上の国の機関という位置づけになっておりますし、また予算とかその定員、機構というもので...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 体験に基づいた貴重な御意見を拝聴させていただきました。 今のお話を伺っていて、やはり情報提供ということと進路指導の大切さということを痛切に感じました。中退したからといって人生がそれで終わりでもうドロップアウトしてしまうということは、これはまことにゆゆしき問題だ...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 やはり点数ですね。 | ||
○小杉国務大臣 間違ったところを見ました。 | ||
○小杉国務大臣 確かに、ペーパーテストの点数だけでもう自分はだめだと自己評価をしてしまう、こういうことは非常にまずいと思います。やはり、おれはこの科目はだめだけれどもこっちは得意なんだということで、常にプラス思考に転換できるような、そういう評価方法が私はもっと取り入れられていいな...全文を見る | ||
02月27日 | 第140回国会 衆議院 予算委員会 第20号 議事録を見る | ○小杉国務大臣 公立学校の施設が、児童生徒の安全確保とかあるいは地域住民の応急避難所として大きな役割を果たしたことは、阪神・淡路大震災等で証明されております。 そこで、文部省としても、この昭和五十六年以前の学校、特に全体の約四分の三が以前の基準の、前の建物でありまして、面積に...全文を見る |
○小杉国務大臣 家庭は、親と子の触れ合いの中で、基本的な生活習慣あるいは倫理観、道徳観などの生活態度を身につける最初の場であるということから、家庭教育の重要性ということは大変私も認識しております。 近年、御指摘のように女性の社会進出がふえ、さらに都市化現象、少子化現象の中で、...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 新年の一月七日に総理から、教育はすべての社会経済システムの基礎であるから、教育改革プログラムをまとめてほしい、こういう指示をいただきまして、文部省挙げて作業をいたしまして、一月の二十四日に総理に報告をいたしました。その後、二十七日の閣僚懇談会で各閣僚にも協力を求め...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 戦後の教育は六・三・三・四制という単線型でありましたけれども、最近は、もっとこの複線化を図ってほしい、こういう要望がございまして、特に中高一貫教育につきましては、ゆとりの中で子供の人間性を育てたい、そして複線化をしてほしい、こういう要請から、この中高一貫教育という...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 中高一貫教育をすべての学校に実施する、つまり全国化を図るという考えはありません。こういう制度も選択肢の中にあっていいではないかという複線型であります。 それから、確かに中高一貫になりますと、小学生段階で進路を決めなきゃいけないとか、受験競争がそこで起こるという...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 質問の趣旨がちょっとはっきりしないのですが、私は、何もすべての学校を中高一貫教育にしようというのではなくて、中高一貫教育という制度も選べる、こういうことであります。したがって、例えば、中学、高校、三年ごとに一つのチャレンジの機会があるわけですから、自分はそんな六年...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 高校もかなり入りやすくなっているという現状があります。それで、子供がどういう能力、どういう適性を持っているか、そしてどういうことに興味を持ち、関心を持って、どういう進路を選ぶかということは、やはりそれを見きわめて進路指導が行われるのがふさわしいと思うわけでございま...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 四十人学級という制度を一応持っておりますけれども、実態を調べてみますと、全国を平均いたしますと、小学校は一クラスの平均大体二十八人、それから中学校で三十二名ぐらい、詳細はまた必要があれば答えさせますが、そういう実態になっております。 それから、現在の四十人学級...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 繰り返しになりますが、現在四十人学級というもとでいろいろな工夫をしております。チームティーチングとか、できるだけ一人一人の生徒に応じたきめ細かい教育をやろうということで第六次の計画に基づいてやっているわけでありまして、今委員から試算が出されましたけれども、これは一...全文を見る | ||
03月03日 | 第140回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号 議事録を見る | ○小杉国務大臣 平成九年度文部省所管予算につきまして、その概要を御説明申し上げます。 二十一世紀を目前に控え、我が国が、創造的で活力に満ち文化の薫り高い国家として発展していくとともに、国民一人一人が、ゆとりと潤いのある生活を実感し、多様な個性を発揮できる社会を築いていくことが...全文を見る |
○小杉国務大臣 今まで体育局長から、このスポーツ科学センターをつくるまでの経緯とか目的とか、あるいは施設の内容とかトレーニングの中身、そういったことがるる御説明がありました。 今御指摘のように、平成九年度から実際に建設に着手するわけですが、でき上がった後の利用あるいは運営、そ...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 私も先日現場を視察してまいりまして、今御指摘のように地域住民あるいはあそこの利用者が非常にスポーツサウナを活用しているという実態を見てまいりました。現在、スポーツ科学センターの設計が既に大体終わっているところでありまして、今本体に直ちにスポーツサウナ施設を含めると...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 このスポーツ科学センター、これはもう長年のスポーツ界の悲願でありました。 御指摘のとおり、ソウル、バルセロナ、アトランタと日本の競技成績は必ずしも国民の期待にこたえ得なかったということから、とにかく科学トレーニングあるいは医学的なトレーニング、そういったことが...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 戦後の学制改革によって、六・三・三・四制という制度のもとで日本人の間にあまねく教育の機会均等が図られたし、また全体として日本の学力水準が上がったということは、評価されていいと思います。 ただ、今御指摘のようなさまざまな弊害も一面ではあります。特に、過度な受験競...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 今度の教育改革プログラムのねらいというのは、まさに先生の御指摘のようなところにあるわけでありまして、今まではいわば単線型の教育制度でしたけれども、できるだけこれを複線化していこう、そしてできるだけ子供たちの選択が多様にできる、そういう仕組みを考えていこう、こういう...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 社会人をできるだけ学校の現場に活用していこうという考え方は、おっしゃるとおり必要だと思います。 そこで、特別非常勤講師というような制度をつくりまして、教員免許を持っていない社会人もできるだけ学校現場へ来て教えていただく、例えば最近のコンピューターの操作の仕方な...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 子供の体力の問題と留学生問題についてお話ししたいと思います。 確かに、御指摘のような子供の体力の低下ということを、私たちも同じ認識を持っておりまして、これは学校教育の場でもさまざま、発達段階に応じた子供の運動能力とか体力の向上に努めているところですが、週五日制...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 まさに週五日制をいつ完全実施するかというのが、今度の教育改革プログラムをまとめるに当たっての最大の焦点でした。昨年の七月に出された中教審の第一次答申では、「二十一世紀初頭」こういう漠然とした言い方だったんですが、私は、今回はきちっと時期を明示すべきだ、できるだけ早...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 国と地方の役割分担というのは厳然としてあると思うのですね。国の方は、学校の枠組み、例えば六・三・三・四制とか、あるいは、国が義務教育費国庫負担金ということで二分の一は負担しますよというような、そういう枠組みをつくるということと、それから、東京と鹿児島とか沖縄で教育...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 今の時代は、もうほとんどの人が中学だけではなくて高校まで進むという時代になりました。大野委員が高校へ進学されるころはたしか四〇%、私も同じ年代ですけれども、その当時はやはり職業につく人もいたし、また職業高校を選ぶ人もいたわけですが、その後経済社会が大分変わりまして...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 スポーツ振興くじにつきましては、今御指摘のとおり、平成四年にJOCと体協の方から、何とか制度を創設してほしい、こういう要望をいただいて、小坂委員も私も委員を務めておりますスポーツ振興議員連盟を中心に、何とか実現をさせてほしい、こういうことで運動を続けてきたわけです...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 私は最近のオリンピックとか世界選手権の状況を見守っておりますが、例えばソウル・オリンピックに備えて韓国が大変立派なナショナルトレーニングセンターをつくった。それから、先日のアトランタ・オリンピックで好成績を上げたオーストラリア、あるいはヨーロッパの中でもフランスな...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 長野オリンピックは、日本における冬季オリンピックとしては二十六年ぶり、そして世界的に見ても今世紀最後の冬季オリンピックということで、何とか成功させたいと思っているわけでありまして、これはもう日本のスポーツ振興あるいは国際親善にも貢献するわけでございますので、私ども...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 地元の小坂委員のお尋ねであり、その気持ちは十分理解できます。先日も長野市長とお会いしたときに本音を聞かされましたが、誘致するときは、一生懸命、こういう施設をつくって、ああいうこともやる、こういうこともやるといって、そして全責任は地元で負うからと、こういうことで誘致...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 今までの戦後の教育制度は、六・三・三・四という制度で、いわば単線型の教育制度、これの導入によって、日本の国民の教育機会の均等というものは大幅に図られたと思いますし、また日本全体の教育水準を高めることにも貢献したと私は思います。しかし反面、余りにも均質性とか平等性に...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 具体的には承知しません。 | ||
○小杉国務大臣 今度の教育改革プログラムのねらいは、従来の単一の教育制度から、できるだけ多様性、弾力性を導入しよう、こういうのが本来の趣旨でございますから、私は、小学校、中学校が今御指摘のように、北海道で大変少人数でいろいろ、自然あるいは環境あるいは人間としての豊かな素養を身につ...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 単に今の六日制を前提とした週一回、今度は週二回にしましたけれども、やった、そのシステムの延長線上に完全週五日制はないということをまず御理解いただきたいと思うのです。 やはり今の週五日制というのは、本当に限られた、今までの六日制を前提とした中でぎりぎり努力した結...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 二年生ですか。 | ||
○小杉国務大臣 おっしゃる趣旨というか気持ちはよくわかるのですが、少し根本にさかのぼって、教育についての国の役割とは何か、地方の役割は何かということを考えますと、やはり明治以来、日本がこれだけ教育が普及してきたというのは、あるいは戦後の教育がこれだけ発展してきたというのは、やはり...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 専修学校といっても千差万別でして……(吉川分科員「ですから、私は少なくとも法人立と申し上げたのです」と呼ぶ)これは、一条校になりたいということであれば私立学校として申請すればいいわけでありますし、一条校と比べるとやはり、一条校とまではいかないのですけれども、さまざ...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 教員養成大学あるいは学部で、この学生に学習指導要領に盛り込まれている国旗・国歌のことを理解させるということは、極めて重要だと考えております。 今、実態については局長から答弁したとおりであります。そういった実態を踏まえて、私としてもあるいは文部省としても、かねて...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 今までお話伺いましたところで、結いという制度、私はその地域の人たちの連帯感とかあるいは地域愛といいますか、そういうことに非常に敬意を表したいと思います。 ただ、今まで白川郷につきましては、私どもも貴重な文化財として白川郷の合掌造りの集落を重要伝統的建造物群保存...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 私も白川郷へ行ってきまして、ほかの文化財と違いまして、今御指摘のように、日常そこで生活をしながら、指定された建物の中あるいは町の中で生活をしながらああいう景観を保っているというのは並々ならぬ御努力だと思います。 従来、文化財というと、観賞用というか、そこへ置い...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 富士山は、我が国を代表する景観であり、誇るべき私は財産だと思っております。環境庁は環境庁として、国立公園法とか、あるいは特別区域に指定をしたり、文化庁としても文化財保護法に基づいて特別名勝に指定したりして、それぞれの省庁が一生懸命努力をしております。 世界遺産...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 これは、共産党とは我々は安全保障についての政策が違うということが前提でお答えするのですけれども、国の安全を守るというのはやはり非常に重要な国の政策であります。そして一方、自然の景観を守る、文化財としての価値を保全していく、そしてすぐれた自然の生態系を守る、豊かな自...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 私は、文部大臣に就任直後に、O157対策ということを兼ねまして、共同調理場、給食センター、それから個別調理をやっている学校の給食の現場を視察してまいりました。そのときに私が一番関心を持ったのは、センター方式と個別方式とどちらがいいんだろうかということを伺いました。...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 御指摘のとおり、予算委員会等でもこの義務教育費国庫負担制度についての議論がありました。教育も聖域ではない、こういう観点からの縮減を求めるような意見もございました。 しかし、私どもは、義務教育費国庫負担制度というのは戦後一貫して堅持してまいりました教育の機会均等...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 御指摘のとおり、総理から新年早々に教育改革プログラムをまとめるようにという指示をいただきまして、一月の二十四日にこれを提出いたしました。今、国として、行政、財政、金融、経済構造、社会保障、そういった分野で五大改革を掲げているわけですけれども、それらの改革のすべての...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 新藤委員のお気持ちは十分理解できます。 私ども、今日本が直面している状況というのは生易しいものではありません。猛烈な勢いで経済が高度化し、国際化が進み、高齢化社会が進行していく、そして情報化ももちろん進んでおります。そうした中で、日本がこれから二十一世紀、従来...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 まず申し上げたいのは、教育という仕事は人間がやることでありますので、まさに教育は人なりということで、人件費の占める割合というのはもう宿命的に大きくならざるを得ないのですね。これを削れということは、もう先生を全部解雇しろ、こういうことにもなるわけでございまして、そう...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 これからの教育の中では、自分のことばかりではなくて、他人を思いやる心とかあるいは感謝の心、公共のために尽くす心、そういうものを育てることが必要だということで、今度の教育改革プログラムの中でも特にこのボランティア活動ということを強調しております。 従来からも、道...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 おっしゃることは同感であります。すべて金銭万能の社会とか、あるいは利益追求社会の中で、私はいろいろ疎外する部分があったと思います。青少年の教育についても、相当私は悪影響を及ぼしたところがあると思います。 しかし、私は、時代は少しずつ変わってきていると思いますし...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 学校教育の場でのボランティア教育というのは今初中局長が答弁したとおりでありますが、私は、それにとどまらず、例えば教員養成、教員の研修のカリキュラムの中にも導入していく、それから、地域におけるボランティア活動への参加をもっと積極的に働きかけていくとか、あるいはボラン...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 先ほども申し上げたように、やはりそういう他を思いやる心とか、あるいは公共のために働くとか、そういうことによって自己の充足感を満たし、また生きがいを見出していくということは大事なことでありますので、あらゆる場を通じて、学校教育あるいは社会教育、家庭教育の中でも、そう...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 単に医療活動に参加するボランティアを養成するだけではなくて、そういう人たちを組織的にコーディネートする、そういう人材の養成ということは文部省としても重要であると認識しております。 で、そのような観点から最近大学の学部とか学科とか大学院が整備されてきております。...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 日本は、憲法の制約によって軍事的な国際貢献は制約されているわけであります。冷戦後、今世界で一番問題となっておりますのは、人口問題、食糧問題、環境問題、エネルギー問題、そういうグローバルなイシュー、問題でございます。 で、そういった面で私は日本が国際貢献できる分...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 定時制高校は、戦後の昭和二十三年に制度が発足してから、働きながら学ぶ多くの青少年に高等学校教育を受ける機会を保障してまいりました。その重要な役割は認識をしております。今御指摘のように、最近はそういった働く学生のみならず、全日制高校を中退した人とか、かつて高等学校教...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 そういう具体的な事実については詳細は承知しておりませんので、必要があれば初中局長からお答えさせます。 | ||
○小杉国務大臣 基本的には、高等学校の設置とか廃止の問題はそれぞれの都道府県の判断によるものであります。今、初中局長から答弁したことに尽きるわけでございますが、なお現場の状況等もよく聴取したいと思っております。 | ||
○小杉国務大臣 御意見として承っておきます。 | ||
○小杉国務大臣 冒頭からお話がありましたが、児童の権利に関する条約が批准されてから、文部省としてもいろいろその趣旨の徹底を図ってきたところですが、特に児童生徒の基本的人権というものを大事にして一人一人が大切に育てられる、そういう教育が行われるように、条約の趣旨を踏まえてさらに徹底...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 私は、学生時代スポーツをやっていましたから、もうとにかく長髪よりは短い方が便利だということでやっておりましたけれども、各運動部はみんなそうだと思いますが。 校則は各学校の責任において決めるべきものであって、文部省が直接これに関与するということは差し控えておりま...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 これは、それぞれの学校なりそれぞれの地域で適切に指導していただくというのが妥当かなというふうに思います。何もこちらから校則について、一々あれこれ言うのは控えていかなくてはいけないと思っております。 | ||
○小杉国務大臣 集団生活を行っていく場合には一定のルールは必要だと思いますし、それぞれの学校が校則をつくっているというのは、これは当然だと思うのですけれども、ただその校則の内容が児童の権利とか人権を損なうようなことであれば、これは当然、指導助言ということは必要だと思います。 ...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 今の事例の場合は、先生がやはり適切な場所に移動するとか、もう少し何か工夫があったんじゃないかなと思います。子供の側に立って考えるという、そういう姿勢は必要かと思います。 | ||
○小杉国務大臣 この子ども国会の企画は参議院が今立てて検討しているようでありますので、委員の御指摘のようなアイデアもお伝えをして、そして検討していただくように私の方からもお話ししたいと思っております。 | ||
○小杉国務大臣 先ほど旭道山委員から御指摘のとおり、やはり学校教育においては、知育、体育、徳育、これのバランスが必要だという認識でやつておりますし、また中教審のさきの答申でも、子供たちの生きる力というものを育てるには、単に知識だけではなくて、いろいろな困難に打ちかっていく体力、そ...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 プロスポーツの重要性というのは、今御指摘のとおりでございます。 今お尋ねのスポーツの国際交流ということですが、これはもう確かに日本のスポーツの普及向上あるいは発展に寄与するものであることは間違いないと思いますし、また、諸外国との友好親善とか相互理解にも役立つと...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 御承知のとおり、中途退学が十万人にも達しているということは非常に重大な私は問題だと思っております。で、今初中局長から、その中途退学、約十万人に近い退学者の中の主な理由は、進路変更、そして、学校生活や学業に不適応、適応できない、こういうことでございます。 今、高...全文を見る | ||
03月04日 | 第140回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第2号 議事録を見る | ○小杉国務大臣 国旗・国家を尊重するということは、当然これは学校教育の中で私たちも心を砕いているところであります。個人的な見解といいますけれども、ここに立った以上はやはり公的な立場になるわけですから、おのずからそういう立場でお話をさせていただきます。 言うまでもなく、今下村委...全文を見る |
○小杉国務大臣 学校教育において、平和的な国家とか社会の形成者として国や郷土を愛する心を育てることは重要であります。今、各教科にしても、あるいは道徳教育などの指導を通じてその推進を図っているところであります。 社会科の歴史教育におきましても、小学校では、「我が国の歴史や伝統を...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 今度の教育改革。プログラムの中でも、私どもは二つの大きな目標を掲げております。一つは、新しい時代に対応できるすぐれた人材を養成する、そしてもう一つの重要な柱は、人間性を育てる、豊かな人間性の育成ということを一つの柱にしております。 この中身については、例えば正...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 私立学校は、大学生の約八割、高校の約三割、幼稚園の約八割を担って、重要な比重を占めております。そこで、私学の振興ということは、文部省としても重要な政策ということで今日まで努力をしてまいりました。 ただ、やはり公教育の役割と私学の役割というのはおのずからあるわけ...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 今御指摘のように、「スペシャリストへの道」というのが平成七年三月に出されました。この中で、特に、従来の職業高校という呼び名を専門高校と改めること、専門高校と産業界、大学及び地域社会との連携強化を図ること、三つ目に、社会の変化に対応した施設設備を充実すること、四番目...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 確かに、御指摘をいただきました教育改革プログラムでも、「職業教育の改善」などというタイトルがありますように、どうしても、長い間なじんできた職業教育という呼称からまだ脱却し切れていないという面があります。 今局長から答弁いたしましたように、新しい専門高校の呼称を...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 基本的な考え方だけ私から申し上げたいと思います。 今度の教育改革プログラムの中でも、従来の単線型の教育制度からできるだけ複線型構造にして、子供の適性とかあるいは興味、関心に応じて多様な選択ができるという、そういういわば複線型の教育制度というものを提唱しているわ...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 与野党の協力によって科学技術基本法あるいは科学技術基本計画が制定されまして、今度の予算でも、他の予算は非常に低い伸びに抑えられたのですが、科学研究費は大体一〇%以上の伸びを示しておりますし、また学術振興会、これも約八六%増という、大変予算をつけていただいたわけでご...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 岩田委員と生涯学習局長とのやりとりを聞いておりまして、私も実態がよくわからないのでここで断定的なことを申し上げることはできないということをまずお断りした上で、確かに公民館、今全国で一万七千館、これは各市町村で設置して、生涯学習の観点からもすばらしい活動をしておられ...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 これは岩田先生御承知だと思いますけれども、今までの経緯を考えますと、村山内閣のときからこれは今政府が答弁したスタンスでおりまして、これは学校教育制度全体の根幹にかかわる問題でありますので、私たちも慎重にやはり検討すべき課題だろうと思って対処しております。 | ||
○小杉国務大臣 学校給食調理員の増員につきましては、やはりこれは各自治体がその地域の状況に応じて判断されるべき問題だと考えております。 | ||
○小杉国務大臣 ギャンブルに高校の生徒がかかわるということは、社会的にまだ未成熟な生徒の射幸心をあおる、こういう見地から、それぞれの法律で禁止をされています。競馬法、自転車競技法、小型自動車競走法、モーターボート競走法、こういうところでやっておりますけれども、学校教育におきまして...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 学校の施設の整備指針では、学校の新設の場合には周辺環境が教育上ふさわしい環境のところへつくることが望ましい、こういうことで設置者に指導しているところです。もう既に立地されている学校については、直接触れられていないわけですが、これは各関係法令の定めるところによって、...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 先ほど申し上げたとおり、適切に対処してまいりたいと思っております。 | ||
○小杉国務大臣 今御指摘のように、教育改革プログラムの中では、いわゆるゆとりある教育ということで二〇〇三年を目標に完全五日制を実施しようとしておりますし、また子供の個性、能力をはぐくむということで学校制度複線化構造を進めよう、こういうことで中高一貫教育もその一つの選択肢として導入...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 教育費は年々増加しておりまして、例えば文部省の学生生活調査によりますと、昼間部の大学の学生の一人当たりの学費が、平成四年度の約九十五万円から平成六年度の約百一万円に増加しております。また、子供の学習費調査等によりますと、公立高校生徒一人当たりの授業料等の学校教育費...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 御質問の趣旨はよく理解できますが、私どもは、教育費がなるべく過大にならないように、従来からも予算面、税制面でさまざまな努力を積み重ねてまいりました。 で、先ほど審議官からお答えしたとおり、現状ではそういった手だてを講じておりますが、教育減税という法律をつくるか...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 御指摘の問題は、極めて深刻であり、重要な問題だと思っております。 教育改革を進めていくその担い手である教員の年齢構成が、特に人口急増地域の東京周辺とか、あるいは大阪、近畿圏、あるいは中京圏、こういうところではもう少子化でどんどん子供さんが減っていて、新規採用教...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 今御指摘のように、教育改革プログラムを取りまとめたところでありますが、これは再々総理からもお答えのとおり、従来の平等性や均質性を重視した形から、もう少し個々人の多様な能力を伸ばして、創造性やチャレンジ精神を重視した教育に転換していくことが必要であるという認識に立っ...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 今お話しのように、国際化が進展していく中で、国と国、人と人の交流が飛躍的に拡大をしております。こうした中で、世界のどの国におきましてもそれぞれの国旗と国歌が存在しておりますし、自分の国の国旗・国歌はもとより、他国の国旗・国歌に対する敬意を払うというのは基本的なマナ...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 近年、児童生徒の減少によって、都市部を中心に余裕教室を持つ学校が生じてきていることは御指摘のとおりでございます。 この余裕教室を積極的に活用していくことが重要だと考えておりまして、文部省では、平成五年の四月に余裕教室活用指針というものを作成して、余裕教室につい...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 貴重なお話、ありがとうございました。 学校施設として、あるいは学校施設以外の活用の事例というのはいろいろあるわけですね。例えばコンピューター教室とか多目的教室等、これは学校施設として使いますし、学校以外の施設としては、今社会福祉関係というようなことがありました...全文を見る | ||
03月06日 | 第140回国会 参議院 予算委員会 第4号 議事録を見る | ○国務大臣(小杉隆君) アメリカのクリントン般教書におきまして教育の重要性を強調されたわけですが、日本は先般、総理から教育改革、一人一人の個性を、そして自立のできる子供を育てる、そして夢と目標を持ってチャレンジ精神、創造性を発揮できる社会をと、こういうことで教育改革プログラムの作...全文を見る |
○国務大臣(小杉隆君) 一言だけ申し上げます。 まさにそこら辺が今度の教育改革プログラムの大きな視点であります。新しい時代への人材養成とともにすばらしい人間性の育成、こういうことで先生が今御指摘された自然との共生、この共生というキーワードは、これからの環境問題を考えましても、...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 急ピッチで進む高齢化、少子化の中で、弱い者へのいたわり、恵まれない人への優しい心、それは非常に重要であります。先ほど総理からも言われたように、これは学校教育はもちろんでありますが、家庭教育、社会教育の中で全体がやはり責任を持っていかなきゃいけないと思ってお...全文を見る | ||
03月07日 | 第140回国会 参議院 予算委員会 第5号 議事録を見る | ○国務大臣(小杉隆君) 今御指摘のとおり、留学生の増加の趨勢が今までは急ピッチでふえてきたのがここ二、三年鈍化しておりまして、特に昨年は御指摘の数字のとおりになったわけでございます。 フルブライトの例を挙げられましたが、戦後、日本が東南アジアの学生を大変多く受け入れたというこ...全文を見る |
03月10日 | 第140回国会 参議院 予算委員会 第6号 議事録を見る | ○国務大臣(小杉隆君) 基礎研究の重要なことは、先生御指摘のとおりであります。 国立学校、国立大学等の教員が行う研究に係る特許につきましては、昭和五十二年の学術審議会の答申に基づきまして、昭和五十三年に学術国際局長会計課長通知に基づいて行われているところであります。現在、国立...全文を見る |
○国務大臣(小杉隆君) 厚生大臣からも答弁があろうかと思いますが、文部省としてやっておりますのは予算、税制面での対策なんです。例えば育英奨学事業、これも日本育英会を中心に今度の予算でも六・一%増の二千五百三十八億円を計上しておりますし、また幼稚園就園奨励費の補助もふやしております...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) この問題につきましては、昨年十二月四日に日経連の根本会長から、平成九年度から従来の就職協定を廃止したいと、こういう発表がありました。私は、先生が今憂慮されているようなことを考えまして、直ちに翌日、十二月五日でしたけれども、日経連を訪れまして、根本会長にその...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 先ほど政府委員から答弁があったように、家畜の複製をつくるのに大変画期的な技術であるというお話があった反面、科学技術庁長官から今言われたようなマイナス面、重大な倫理上の問題があるということから、去る三月七日の学術審議会におきましては、これからのクローン動物作...全文を見る | ||
03月12日 | 第140回国会 参議院 予算委員会 第8号 議事録を見る | ○国務大臣(小杉隆君) 戦後の五十年間、六三三四制度のもとで、私は、日本の国民がひとしく教育の機会を与えられた、そういう教育の機会均等ということと、それから国民全体の学力水準を高めたということには相当寄与したと思っております。その結果として戦後の日本の社会経済の発展があったという...全文を見る |
○国務大臣(小杉隆君) 新しい時代に対応する創造的あるいは個性的な人材を養成していくために、文教予算というのはいわば未来に対する先行投資という位置づけが必要だと私は思います。したがって、文教予算と申しましても、私の所管する教育のみならず、学術、文化、スポーツ全般にわたって財政をど...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 教科書につきましてはさまざまな御意見とか御要望が寄せられております。その都度説明を行っておりますが、その際、教科書発行者にも連絡をするようにしておりますし、それから教科書に対する信頼を高めるということは御指摘のとおり大事なことでありますので、私ども、いろい...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 今直ちに目安箱というようなものをつくるという気はありませんが、今御答弁したように、さまざまな方法によってそういう意見を伝達する、そしてできるだけ透明性を高める、そういう努力は今後とも続けていきたいと思っております。 | ||
○国務大臣(小杉隆君) 厳密に言いますと、七冊の教科書のうち単に慰安婦と表現しているのが三冊、従軍慰安婦と言っているのが三冊、そういう言葉を使わずに慰安施設と使っているのが一冊、こういう内訳でございます。 私どもは、今政府の調査の報告の話がありましたが、そこでも使われておりま...全文を見る | ||
03月13日 | 第140回国会 参議院 文教委員会 第3号 議事録を見る | ○国務大臣(小杉隆君) このたび、政府から提出いたしました教育公務員特例法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 大学を初めとする学術研究機関が、民間等各方面から寄せられる要請に機敏に対応し、学術研究の社会的協力・連携を深めていくこと...全文を見る |
03月13日 | 第140回国会 参議院 予算委員会 第9号 議事録を見る | ○国務大臣(小杉隆君) 私は、文部大臣になって、キーワードはまず文教行政をオープンにしようと、こういうことを呼びかけました。今、中島委員御指摘のケースはまことに私は遺憾であると考えております。 そこで、今国立博物館等で所蔵しております文化財については積極的に公開をし活用を図っ...全文を見る |
○国務大臣(小杉隆君) 答えはたくさんあるんですけれども、なるべく端的に申しますと、今挙げられましたように、今まで臨教審を初め中教審の各種の答申が出されました。その中ではかなり実行に移されたものもあります。例えば臨教審で三つ提言されまして、個性重視とかあるいは生涯教育、さらに新し...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 男女共同参画型社会を形成するためには、従来のような固定的な性別役割分担という概念は取り去るべきだと思います。私ども教育の場におきましても、そうした男女共同参画の社会をつくるべく努力をしていきたいと思います。 ただ、お尋ねの選択的夫婦別姓の問題につきまし...全文を見る | ||
03月18日 | 第140回国会 参議院 文教委員会 第4号 議事録を見る | ○国務大臣(小杉隆君) 今御指摘のとおり、大学教員の任期制につきましては、昨年の十月二十九日の大学審議会からの答申がなされたことで、これは各大学の判断によって任期制を導入できる、そういういわば選択的任期制、こういうことであります。 先生からるる御指摘があったように、こうしたこ...全文を見る |
○国務大臣(小杉隆君) 逆説的に、じゃ今の国立大学をすべて民営化したらどうなるかといいますと、これは地域的に非常に偏りが出る、それから専門分野の偏りが出る。あるいは大学院と大学とのバランス、こういうことを考えますと、現在大学院は国立大学に六割あります。それから地域的に見ますと、私...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 限られた予算の中でこれをどのように配分するかというのは非常に大変なことでありまして、やはりただ漫然と平等に分けるということよりも、今社会が一番何を求めているか、ニーズの問題ですね。例えば、遺伝子工学であるとかコンピューターの部門であるとか、そういった新しい...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) このたび、政府から提出いたしました国立学校設置法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 この法律案は、政策研究大学院大学の新設、短期大学部の廃止及び国立大学の学部の名称を政令で定めることとすること等について規定...全文を見る | ||
03月18日 | 第140回国会 参議院 予算委員会 第11号 議事録を見る | ○国務大臣(小杉隆君) 検定の責任は文部大臣にあると考えております。 |
○国務大臣(小杉隆君) これもそのとおりであります。 | ||
○国務大臣(小杉隆君) 歴史教科書の検定につきましては、再々申し上げておりますように、検定の時点における客観的、学問的な成果や、適切な資料に基づいてその記述が適切であるかどうかということで検定を行うものでありますが、平成五年八月の政府調査を適切な資料として採用し、検定を行ったとこ...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 従軍慰安婦という言葉自体については法令上定義があるものではありません。 しかし、この問題については、政府の調査を初め種々の調査あるいは歴史家による研究等が行われておりまして、その結果、従軍慰安婦という用語は歴史辞典等にも広く収録されておりまして、一般的...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 従軍慰安婦という言葉は法令上定義はないところでありますが、先ほど申し上げたように、政府の調査を初めとするいろいろな各種調査、研究者の調査というものにあるわけでございまして、今御指摘のこの言葉につきましては、七冊の中学の教科書のうち三冊は確かに従軍慰安婦とい...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) さっき報告があったとおりの結論でありますから、その結論が変わらない以上、私たちは客観的な事情の変更はないというふうに思っております。 | ||
○国務大臣(小杉隆君) この問題の経緯については板垣委員よく御承知だと思いますが、平成三年十二月から国会等でもあるいはマスコミ等でも大変議論になったところであります。その後、政府として一年八カ月かけましていろいろ調査をした結果が先ほどのお話の政府調査の結末でございます。そういうも...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 教科書の検定については、再々申し上げておりますように、民間の執筆者並びに民間の教科書発行会社の判断にゆだねているわけでありまして、それを学識経験者から成る検定審議会で慎重に審議をして決める、こういうことになっております。私どもは、その時々の歴史的事象につき...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 教育の場で我が国の文化とか伝統を尊重し、また自分の国に対する誇りというものを持つということは今度の教育改革プログラムの大きな目標でもあります。先ほどインドネシアのお話がございました。私は執筆者がそういう記述を出してくれば、それは史実に基づいて検定をするとい...全文を見る | ||
03月19日 | 第140回国会 参議院 予算委員会 第12号 議事録を見る | ○国務大臣(小杉隆君) 国立大学の医学部教官の給与につきましては医師とちょっと差がありますので、国立大学病院の医師との均衡を考えて初任給の調整手当というものを支給しておりますのと、勤務の特殊性を考慮した診療業務当直手当というようなことで増額を図りつつ医師との給与格差をなくそうとい...全文を見る |
○国務大臣(小杉隆君) 御指摘のとおり、保護者の家計における負担というのが非常に大きいことはそのとおりだと思います。 昨日、政府として取り組むべき財政構造改革五原則、聖域なしということで非常に厳しい案が示されております。文教予算につきましても、例えば高等教育あるいは義務教育、...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 患者に対するインフォームドコンセントは今後ますます重要になってくると思います。そこで、今大学の医学教育におきましては、できるだけ患者さんに親切にいろいろ説明をする、そしてこれをきちっと理解してもらう、そういうコミュニケーション能力とかあるいは説得力、こうい...全文を見る | ||
03月21日 | 第140回国会 参議院 本会議 第11号 議事録を見る | ○国務大臣(小杉隆君) 山本議員から、文部大臣に二点質問がありました。 まず、児童自立支援施設入所児童に対する就学義務の扱い及び学校教育についてのお尋ねでありますが、従来、教護院入所児童については、学校教育法二十三条に基づきまして、原則として一律に就学義務の猶予・免除の扱いと...全文を見る |
○国務大臣(小杉隆君) 三重野議員からは、文部大臣に対して、今回の改正によって登校拒否児童にまでその対象を拡大されるのではないかという保護者や教師等の懸念についてのお尋ねだと思います。 今回の改正によって新たに児童自立支援施設の対象となる児童は、「家庭環境その他の環境上の理由...全文を見る | ||
03月25日 | 第140回国会 参議院 予算委員会 第15号 議事録を見る | ○国務大臣(小杉隆君) 先ほどから、少子化の背景とか原因については、未婚の増加とかあるいは晩婚化あるいはその他の理由によって進行している、これを食いとめるためにはどうしたらいいか、これは文部大臣の守備範囲を超える問題でございます。 ただ、今のこの少子化の時代あるいは核家族の時...全文を見る |
○国務大臣(小杉隆君) 私は、日本の歴史をひもといてみると女性の地位というのは決して低いものではなかったと思うんです。 今、先生が言われた紫式部にしろあるいは遠く卑弥呼とか、そういうことで、私は本来的には、日本の社会における女性というものは非常に強かったという面もあったと思い...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 今、石田委員が指摘されたスペースシャトルが打ち上げ直後に爆発したあの場面は、私もテレビを見て非常にショッキングであったわけですが、そのことが基金を募って、そうした日本の女性が向こうへ行ってアメリカの女性学について学び、またそういった貴重な資料もつくられたと...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) きょうは数々の啓発を受けるようなお話を伺いました。時間もないようですから、今まで歴史の中でも弥生時代からずっと今日に至るまで、先ほどちょっと申しましたように、卑弥呼とか清少納言とか紫式部とか淀君だとか、女性が歴史の中で活躍したさまはかなり取り上げております...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 日下部委員がイギリスの経験を踏まえて、先ほどから厚生省とのやりとりを非常に興味深く拝聴しておりました。かかりつけ医としてこれからの地域医療の中核をなす医師の資質向上というのは非常に大事なことだと思っております。 私ども文部省としては、昔はインターンと呼...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) ますます国際化が進んでいく中で、例えば私も含めて政治家同士が話をする場合に、諸外国の政治家は英語が流暢に話せるということでもう本当にうらやましく思うわけですし、恐らく各界各層がそういう気持ちを抱いておられると思うんです。 私、つい先日、東南アジア諸国を...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) まだしていない。 それでは、とにかくそういう基本的な考え方で今いろんな施策を考えたいと思っておりますので、またいろいろ国際経験豊かな日下部委員から御示唆がいただければ大変ありがたいと思っております。 | ||
○国務大臣(小杉隆君) 日下部委員には第一次橋本内閣で文部政務次官をお務めいただきまして、ちょうど昨年はJETプログラムが始まりまして十周年を迎えましたわけですが、その記念の式典のときにも、また昨年のJETプログラムで来日した方々に対するオリエンテーションの場でも英語で激励をして...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 私はJETプログラムの先生が小学校に行ってどれだけの効果を上げ得るかというのは限界があると思うんですね。 私、実は「セサミストリート」という幼児向けの漫画をつくっている会社の方にきのうお会いしまして、要するに、エンターテインメントといいますかおもしろみ...全文を見る | ||
03月26日 | 第140回国会 参議院 予算委員会 第16号 議事録を見る | ○国務大臣(小杉隆君) 去る一月末に、総理の指示に基づきまして教育改革プログラムを提出したところであります。 この教育改革のプログラムにおきましては大きく二つの視点に立っておりまして、一つは新時代にふさわしい人材の育成ということと、もう一つは豊かな人間性の育成、つまり、今御指...全文を見る |
○国務大臣(小杉隆君) 確かに、公私格差があることは厳然たる事実でありまして、文部省としても財政当局と毎年激しい攻防を繰り広げながら私学助成に全力を注いでいるところであります。 今指摘されましたように、私どもは年々、公私格差の是正に努めているところでありますが、今例えば初年度...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 昨年の四月に、文部大臣の諮問機関である生涯学習審議会、ここから答申が出されました。それに基づきまして、奥田前文部大臣が昨年の五月から十月にかけて経済団体のトップと直接意見交換をいたしまして、今お話しのとおり、もう少し父親が家庭教育に参加できるような勤務時間...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) そこまで言うと越権行為ですから、私どもは、家庭教育の重要性ということをよく認識していただいて、いろいろな、例えば勤務時間もありますし、また父親、勤めている人が自分自身の生涯学習のためにいろいろ勉強したいという場合にはそういういろいろな便宜を計らってほしいと...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 私も父親としては失格の立場なんですけれども、どこの家庭でも今の日本社会では教育がほとんど母親任せになっているという現実は否めないと思います。 そこで私は、特に生涯学習審議会でも中教審でも、家庭教育における父親の役割、こういうことを強調して、特にそれは経...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) その辺は私の守備範囲じゃないので、これは労働大臣並びに労働省の答弁に尽きているわけですが、一般的に言いまして、長い間女性の社会進出というのが非常な社会的なニーズになってきまして、今回、男女共同参画社会というものが実現しつつあるわけですから、やっぱり雇用の場...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 同じ答えになろうかと思うんですが、私どもは教育的な見地から、とにかく家庭における教育、特にそうしたお子さんに対してやっぱり父親も母親も同じ責任を持って当たると、こういうことだと思っております。 | ||
○国務大臣(小杉隆君) 労働問題は私が口を出す立場にありませんが、やはり吉川委員にも考えていただきたいんです。 長い間、社会に女性が進出をしたいということでずっと運動されてまいりまして、最近ようやくこの男女共同参画社会の実現という方向へ向かってきて、労働の分野でもあるいは雇用...全文を見る | ||
03月27日 | 第140回国会 参議院 文教委員会 第5号 議事録を見る | ○国務大臣(小杉隆君) 少子化が進んでいく中でのスポーツの役割というものは、今橋本委員がおっしゃったとおりでございまして、私はスポーツの持つ効用というものをもっともっと再認識する必要があろうかと思います。スポーツを通じて子供たちが健全に育成される、あるいはまた今日の非常に複雑多様...全文を見る |
○国務大臣(小杉隆君) 確かに、学校におけるスポーツ活動の指導と、それから地域社会におけるいろいろな団体との連携というものは非常に大事だと思います。 ただ、学校教育の場でトップアスリートの養成というのはなかなか大変な手間と暇のかかる話ですし、お金もかかることですが、しかし今御...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 体験者として、またトップアスリートとしての体験を踏まえてのお話、大変私も身にしみて感じました。 確かに、日本の競技力は、ソウル、バルセロナ、アトランタと日本の国民の期待に沿えない成績であったと思います。 そういうことで、今数々の御提言がありましたが...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) スクールカウンセラーの成果ということについては、先ほど初中局長からお話があったように、学校の教師あるいは保護者、子供たち、それぞれに成果をもたらしたという報告がありました。ただ、今後の問題点として、今御指摘のような人材確保とか、二年の後のフォローアップをど...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) なぜ中高一貫教育を導入するかというその趣旨については、今総務審議官からお話があり、また具体的な導入方法とか実施の仕方については、初中局長からお答えしたとおりであります。 今、菅川委員御指摘のように、一県に一校とかそういうふうに機械的に割り振っても、やっ...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 教育というのは、ほかの行政と違ってすぐ効果が上がるという性質のものではありませんで、かなりロングレンジで物を考えていかないといけない分野だと思います。社会のすべての基盤をなすものでありますから、ただ財政が苦しいからといって短期的な視点からこれを切り込むとい...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 昨年の十二月にいろいろな団体から予算陳情を受けた際に、日教組の委員長も私の部屋に参りまして、そのときに私は、教育界の対立を解こうとする新しい路線を日教組がとり始めたということは評価したい、そしてそうした新しい運動方針が各県の段階でも定着するようにお願いをし...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 今御指摘の三点の指摘を地方分権推進委員会第一次勧告で出されたところであります。 これは、まずこうした事業は地方公共団体の主体的な判断によるところが多々ございます。したがって、文化・生涯学習につきましても、これは地方公共団体の首長の部局と教育委員会という...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 青少年施設の教育的意義というものは、生涯学習局長から今お話ししたとおりでございます。 私は、これから国も地方も財政が非常に厳しくなっていく中で、従来のように箱物をどんどん知事部局もあるいは教育委員会もつくっていくのは非常に困難な時代になってきたと思いま...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) これから学校週五日制というものが普及していく中で、しかも少子化の中で子供たちが学校の場での勉強のみならず、そういった週末を利用した社会体験とか、自然観察とか、ボランティア活動とか、親子の触れ合いとか、そういう場がますます重要になってくると思います。いずれに...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 先ほど学術国際局長から答弁したとおり、グラフにいたしますと、ここ遠くて見えないかもしれませんが、昭和五十八年から予想を上回る急ピッチの増加をしてきたのですが、平成五年から少しこれが鈍化しまして、平成七年にはついに目標を下回る、平成八年も一万人以上予想を下回...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 私はきのう始球式の帰りに大阪大学の学長と話をしまして、大阪大学要覧というのを見せていただきました。そうしましたら、病院会計が幾ら入って幾ら出て、そういう大学としての会計はしっかり明示されておりましたので、こういうものをオープンにすれば本岡委員の疑問は解ける...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 本岡委員は誤解があるんじゃないかと思うんです。 今の大学を含めた高等教育についてこっちはもう余分だからもうちょっと私学助成とか義務教育の方へ回せと、こういう議論のようですけれども、私は決して我が国の高等教育は十分であるとは考えません。高等教育に対する公...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 日本の高等教育をすべて国立大学が受け持っているなんという、そういう傲慢不遜な考えは持っておりません。しかし、現実を見ますと、私も私学の経営者にも随分お願いをして、要するに今まで以上にもっと理科系の教育とか研究開発とか、そういう分野にも充実していただきたいと...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 詳しく説明されましたが | ||
○国務大臣(小杉隆君) 女性の尊厳と人格を傷つけるこうした問題は、私はやはり過去の影の部分ではなかったかと、こういう感想を持っております。 | ||
○国務大臣(小杉隆君) 学校における歴史教育は、児童生徒が我が国及び世界の歴史に対して理解を深め、国際社会に生きる民主的、平和的な国家や社会の形成者として、必要な資質を身につけるということを目指して行われております。特に、近現代史の教育については、従来から国際理解、国際協調という...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) これまでも予算委員会や文教委員会でお答えしてまいりましたが、こうした記述を含む社会科の教科書につきましては、専門家から成る検定審議会の審議を経て、さまざまな角度からの検討を経た後に検定がされたわけでありまして、私ども、その後客観的な事情の変更がないという段...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 江本委員御指摘のとおり、国際競技力の向上のためにはハードの部分とソフトの部分があろうかと思いますが、御指摘のように、すぐれた指導者や専門スタッフを配置したり、あるいは海外における強化合宿とかあるいは国際試合に積極的に選手を派遣するとか、そういったソフトの面...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 江本委員が言われるように、大変大規模な大会になるわけであります。したがって、これは一九七二年札幌オリンピック以来二十六年ぶりの大会でありますし、また長野県とか長野市あるいはNAOC、長野オリンピック委員会、こういうところもなかなか経験も不足ですし、いろいろ...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 確かに、日本の選手がオリンピック等で活躍をしている姿というのは、日本人にとって大変刺激を与え、活力を与える。終戦直後の古橋選手を初めとする日本の水泳選手の例を前にも出しましたけれども、やっぱりそういうことで競技力の向上ということは非常に意義深いものと考えて...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 近年における医学医療の変化というものは大変急ピッチでありまして、今まさに過渡期にあると思います。 今、堂本委員の指摘された質的転換というものは大変重要なテーマでありますし、また将来のドクターの過剰という問題も深刻に受けとめていかなければなりません。こう...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) じゃ一言だけ。 今、お話を傾聴いたしました。この問題は、やっぱり生徒自身の自覚を促す教育が必要ですし、また子供を取り巻く社会環境というものも整備していかなきゃいけない。各省力を合わせて、できるだけ壁を取り払って垣根を低くして我々協力してやっていきたいと...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 大きく言って二つあると思います。これは、学術研究というものをもっと高めていくということ、それから専門的なそういった能力を有する人材の育成、この二つに私は主たる眼目があると思っております。 | ||
○国務大臣(小杉隆君) 社会がますます高度化し複雑化してまいっておりますし、最近は情報化、国際化というものが急ピッチで進んでいる中で、私なんかもいろいろ環境問題に取り組んでみまして、単にこれは自然科学だけでアプローチしていったのでは限界があるということを痛切に感じておりまして、こ...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 先生の言われる大学の大衆化という側面と、それからやっぱりそうはいっても新しい時代に対応できる質の向上といいますか、そういった面の両面があろうかと思います。 教育の大衆化ということにつきましては、小中、高等学校もほとんどもう九六%以上という非常に普及した...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 東京とか大阪とか名古屋とか、あるいは今言われた神戸とか、そういう三大都市圏で条件の整ったところは、あるいはそう いうことも可能になるかもしれませんけれども、例えば過疎地域の大学ですぐれた教員を確保できるかどうか、財政的に維持ができるかどうか、そういった...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 確かに、今の物価水準から見ると、私は高いものとは言えないと思います。 現在、非常勤講師は、各大学における非常に多様化した教育を実施する上での非常に必要欠くべからざる存在でありますし、教官のみではなかなか担当できない部分についても、学外からそういう非常勤...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) かつて東京都、ほかの県もやったと思うんですが、学校群制度というのをやりまして、大体希望者を割り振ってやったことがあるんです。それ以来、都立高校というものは活力を失ってきたということでありまして、私は、ただ機械的に全部の人を割り振って入らせればいいじゃないか...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) そうですが。 とにかく、放送大学が全国化することによって、学びたい人が大いに学べるというシステムができることは大変すばらしいことだと思います。 | ||
○国務大臣(小杉隆君) 放送大学と東京大学を合併してという話はちょっと奇抜なアイデアだと思いますけれども、私は少しずつ変わっていると思うんです。 これはやっぱり悪循環といいますか、いい会社へ就職するためにはいい大学、いい大学のためにいい高校、いい中学というふうにだんだん循環し...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 山本委員のおっしゃることはよく私も共感するところもありますが、この間、私、放送大学の卒業式に行って本当に感動したんです。最高齢八十四歳の方がいろんな悪条件を克服して卒業された。それから家庭の主婦とかあるいは勤めている人も、本当に大変だったろうなと思うんです...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 先ほどは大分私もちょっと興奮したようなことを言いまして……。 私は、議論は大いに歓迎しますし、こういう議論を通じて日本の高等教育なり国公私立のあり方というものを考えるのは非常にいいことだと思っております。 長くなりますから簡単に言いますと、私は、こ...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 今度、学部の名称を政令で定めることを含むこの改正案を出しましたのは、今まで長い間衆参の文教委員会等で、学部設置までそんな一々法律で決めなくていいんじゃないかということ、そういう御指摘が長く行われてまいりました、そういうものを踏まえたものであります。 そ...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 大学院の学生の要望としては、今指摘された施設設備の充実という点と奨学金という経済的な援助の充実が主な点でありますが、大学院の目的というのは、やはりこれからの高度の専門的な能力を有する人材の養成ということと独創的な学術研究を進める、こういう二つの目標があるわ...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) ボランティアに対する意識を高めるということは必要ですし、それに対応する施策は今高等教育局長が答弁したとおりでございます。 特に、お医者さんなどはそういう意識を持っていただくということは大事なことだと思います。現に、AMDAですか、国際医療チームとして率...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 堂本委員と一緒に環境問題をやっていまして、確かに先ほど申し上げたように、社会科学、自然科学両面からアプローチしないとなかなか問題が解決できない。最近のクローンの研究なども、あれはもう科学技術の大変なすばらしい成果だと思いますけれども、一方においては倫理の問...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) おっしゃることは全く同感でございまして、私は特に、医療に従事する医師、看護婦には、やはり幅広い教養とかあるいは弱い者に対するデリカシーといいますか、そういった豊かな人間性とか感性、あるいはアカウンタビリティーというんですか、そういうことを特に要求されると思...全文を見る | ||
03月28日 | 第140回国会 参議院 予算委員会 第17号 議事録を見る | ○国務大臣(小杉隆君) 木庭委員提出の資料を見ますと、私学関係の金額が非常に大きいんですが、これは平成会を初め各党から毎年強い要望のある私学助成が大半でございまして、あと教職員の年金とか医療とか実質的に私学にとっては大変重要な法人でございます。しかし、私どもはこれを、私学振興を図...全文を見る |
04月02日 | 第140回国会 衆議院 文教委員会 第6号 議事録を見る | ○小杉国務大臣 このたび、政府から提出いたしました教育公務員特例法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 大学を初めとする学術研究機関が、民間等各方面から寄せられる要請に機敏に対応し、学術研究の社会的協力連携を深めていくことは、社会に...全文を見る |
○小杉国務大臣 三沢委員がるる、近年の生徒児童の減少によって都市部を中心に余裕教室が出てきたということで、それを積極的に活用すべきではないか、そういう御趣旨でございますが、私も同感でございます。 特に最近は、そういった不満の声が私のところにもたびたび寄せられまして、あんなに教...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 これは、薬物が簡単に手に入るという社会的な状況があると思いますし、それから、薬物を使うことの罪悪感とかモラルの欠如、こういうことがあろうかと思います。 | ||
○小杉国務大臣 もちろんそういう要素もあろうかと思いますが、私はそこまで深く研究したことがありませんので。そういうことも十分考えられると思いますので、なお私どもも研究してみたいと思っております。 | ||
○小杉国務大臣 文部大臣として何ができるかというのはおのずから限界があろうかと思いますが、先ほどから体育局長がお答えしておりますように、学校教育の場でしっかり、薬物乱用の恐ろしさとか、あるいは有害性というものを教えるということがまず大事だと思います。 そのために今年度予算で、...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 文部省としてやっていることは、主として予防という面だと思います。一回そういう薬物に手を染めた子供のアフターケアとかそういうものをどうするかというのは、これは文部省だけでできることではありません。今、総理大臣を本部長とする薬物乱用対策推進本部というのをつくりまして、...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 この問題はまさに石井委員が所属しておられる政党が常に言っておられる大学の自治の問題でありまして、学校の施設の管理権というのは大学にあるわけでございます。しかも、話し合いを数百回やって、やむなく司法手続に依存せざるを得なかったという経過があるわけでありますから、私ど...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 今の局長の答弁のとおりだと考えます。 | ||
○小杉国務大臣 教員がそういったボランティア活動を通じて柔軟な幅広い発想ができるようになること、あるいは交友関係が広まるということは非常に有意義なことだと思います。ただ、ボランティア休暇制度というのはことしの一月から始まったばかりでありまして、私は、そういう実態をもうちょっと精査...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 私娼、詳しいことはよくわかりませんが、まだ先住民族という言葉は定説にはなってないと承知しております。ただ、先住性については、懇談会の報告書でも記述されておりますように、先住性は認めるということは私は定説だと思っております。 | ||
○小杉国務大臣 おっしゃるように、社会環境の変化でアイヌ語を話す人がもう激減している状況でございます。そこで、今御指摘のように、アイヌ語の普及あるいは指導者の育成というのは非常に重要だと思っております。 文部省としては、アイヌの伝統文化を継承するという観点から、北海道教育委員...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 だんだんアイヌ語を教える指導者が、もう確保するのが本当に難しくなっている現状というものがあります。しかし、やはり日本古来のこのアイヌというのは伝統であり文化であり、これを継承していくという観点は忘れてはいけないと。こういうことでいろいろ困難な状況の中で何をすべきか...全文を見る | ||
04月08日 | 第140回国会 参議院 文教委員会 第6号 議事録を見る | ○国務大臣(小杉隆君) これは、児童福祉の観点から学童保育というものは行われているというふうに承知しております。 |
○国務大臣(小杉隆君) 教育基本法第二条は、「教育の目的は、あらゆる機会に、あらゆる場所において実現されなければならない。」、こういうことであります。中教審等の答申を見ましても、教育というのは学校だけではなくて家庭あるいは社会との連携ということを強調しているわけでありますので、私...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 要は、健全な子供を育てるにはどうしたらいいかということで、私は別に厚生省と文部省と権限争いをすべき問題ではないと思うんですね。今指摘された余裕教室の活用、これは国民共有の財産ですから、この空き教室をできる限り活用するということは、今の財政状況から考えたって...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 先般、財政構造改革五原則というものが発表されまして、あらゆる歳出の見直し、特に聖域を設けない、こういうことで見直すことになったわけであります。この見直し項目として指摘をされた中に、高等教育、私学助成、あるいは義務教育、こういった事項が含まれているわけであり...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) その前に、今お尋ねがありました身障者、障害者の雇用につきましては、今まで特例的な扱いをされてきたわけですが、平成七年から方針が変わって、そういう特例的な扱いはしないと、こういうことでありますから、いろいろ障害者が、例えば教員の実際の活動に本当に対応できるか...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 助成局長の話に尽きているわけですが、障害者の雇用の促進に関する法律の趣旨を踏まえて今までもさまざまな工夫とか配慮をしてきたんですが、今局長が答弁したように、昨年の四月に各都道府県あるいは指定都市の教育委員会に対し通知したところであり、今後とも指導の徹底をし...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 学校教育におきまして、今、みずから調べ、みずから考え、みずから問題を処理していく、そういう能力を培う、それがまさに生きる力を育てる教育だと思うわけで、そういう機能を持つのがこの学校図書館だろうと思っております。 しかし、今御指摘のように、学校図書館の実...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 活字離れ、読書離れという事態はまことに憂慮すべきことだと考えております。今、司書教諭の話がありましたが、これもできる限り努力をしているんですが、財政事情もあって十分に発令ができないというのが実態であります。この問題は、司書教諭をふやすということと同時に、ほ...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) どうしたら学校図書館をもっと魅力あるものにし、また児童生徒が活用するようになるのか、これはいろいろな側面があろうかと思います。先ほどから局長が答えているように、蔵書の面あるいは今委員が御指摘の人の面、そのほかにも多々あろうかと思いますが、平成五年から五年計...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 私は、教員養成あるいは教員の採用、そして採用した後の研修、こういうすべての段階でそういった人の養成ということは大事だと思いますし、また学校図書館に対する認識というものを持っていただくということは大事なことでありますから、そういうことを教員の養成、採用、研修...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 今までのやりとりを聞いておりまして、今御指摘のように、これからの文部省なり教育委員会の役割というのは非常に重要になってくると認識をしております。 何せ長い経緯がありますので、右から左へすぐうまくいくかどうかというのはなかなか大変だと思いますが、特に、今...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) おっしゃるとおり、橋本総理はそういう発言をされたわけですが、財政構造改革というのは政府全体として、歳出全体について聖域を設けない、徹底した見直しによって実現すべきものであるというふうに考えております。 文部省としても、財政構造改革は極めて重要であるとい...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 先日来、本岡議員、御自分なりの一つの見解を述べられている。それも一つのお考えだとは思いますけれども、歴史的に見ますと、国立大学は明治維新以来、やはり次代を担う人材養成ということでスタートしたと、そしてさらに、戦後、私立大学がそれぞれの独自の建学の精神で続々...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 阿部委員がるる申されましたけれども、言い過ぎかもしれませんが、ちょっと独断が過ぎるんじゃないかなと。 かねてから大学の活性化ということは言われてきたことです。これは何も経済界だけの要望じゃなくて、大学人自身もそういうことを指摘してきたわけです。 し...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 今御指摘のように、四月五日の春の高校選抜大会の、たしか準々決勝の第二試合だったと思いますが、途中から雨が降り出したために、非常によくない条件のもとで試合をせざるを得なかった。選手の皆さんには大変気の毒だなと私も思っております。 この大会の運営につきまし...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 今申し上げたように、これは高野連の主体的な判断に期待すると言うしか、こちらでこうしろああしろと言うことはむしろ高野連の自主性を損なうということでありますから、私はそういうスタンスでいきたいと思っております。 | ||
○国務大臣(小杉隆君) 具体的な問題は後で局長から答弁させますが、基本的な考え方だけ申し上げたいと思います。 子供の教育は、主として教護院、今度は自立支援施設、こういうことになりましたけれども、従来は教護院の役割が主体的に大きかったわけですけれども、これからは教育の果たす役割...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) そのとおりです。 | ||
○国務大臣(小杉隆君) ちょっと技術的に…… | ||
○国務大臣(小杉隆君) 私は、児童自立支援施設への入所の要件ということと、それからその児童自立支援施設に入所している児童生徒に対する教育と、この二つに分けてお答えしたいと思います。 まず、入所の要件の問題ですが、ただ単に登校拒否を理由として児童自立支援施設に入所をさせるもので...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 要は、児童一人一人に適切な教育の機会が確保されるという立場で文部省と厚生省、垣根を取っ払ってやっていきたいと思っております。 | ||
04月09日 | 第140回国会 衆議院 文教委員会 第7号 議事録を見る | ○小杉国務大臣 このたび、政府から提出いたしました日本私立学校振興・共済事業団法案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 この法律案は、平成七年二月二十四日の閣議決定「特殊法人の整理合理化について」に基づき、特殊法人の整理合理化を推進し、あわせて私立学校教...全文を見る |
04月10日 | 第140回国会 衆議院 日米安全保障条約の実施に伴う土地使用等に関する特別委員会 第5号 議事録を見る | ○小杉国務大臣 今御指摘の問題につきましては、学校教育におきましても、憲法や教育基本法に基づいて行っております。小学校、中学校の社会科、高等学校の公民科におきまして、日米安全保障条約、そして我が国の安全と防衛について教えることとしております。 さらに具体的に申し上げますと、例...全文を見る |
04月11日 | 第140回国会 衆議院 文教委員会 第8号 議事録を見る | ○小杉国務大臣 行政改革は今次内閣の最重要課題であります。そこで、文部省におきましては特殊法人あるいは規制緩和ということを進めてまいっております。今御審議をいただいている日本私立学校振興・共済事業団法案もその行政改革の一環として、平成七年に閣議決定されました「特殊法人の整理合理化...全文を見る |
○小杉国務大臣 御指摘のように、この間栃木県であのような事例があったということは非常に残念なことであります。 国際化が進展していく中で、公立の小中学校に入る外国人の子女が増加してきておりまして、こうした外国人の子女が一刻も早く学校生活に適応できるように指導していくことは非常に...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 行革は現内閣の最重要課題であります。文部省におきましては特殊法人の整理合理化、規制緩和の推進などを行っておりますけれども、今回御審議をいただいているこの新しい事業団、これもその行政改革の一環として、平成七年の「特殊法人の整理合理化について」という閣議決定に基づいて...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 今度の二つの法人の統合ということですが、一つは私学振興財団、これは私学助成を中心としてやっておりますし、共済組合は教職員の福利厚生、年金、医療など、こういうことを中心としてやっているわけで、この業務は、これからもますます重大になっていくと思っております。 そこ...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 今回の特殊法人の統合といいましょうか、これは二つの観点から行っております。それは、特殊法人の整理合理化という観点と、もう一つは、一層の私学の基盤整備の強化を図る、こういう二つの観点から実施しようとするものでありまして、そういう考え方で今後私学助成並びに教職員の福利...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 そのとおりと考えて結構です。 | ||
○小杉国務大臣 公益法人、特に文部省所管のところが多いということですが、これは先ほど官房長からお答えしたとおり、教育、学術、文化、スポーツ、これらはいずれも本来ならば公費で賄えば一番いいんですけれども、なかなか財源が足りないということで、自発的にそうした公益法人を設けて財源の確保...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 確かに、私立大学に通う学生の父母の負担が非常に大きいということは私も認めます。そのために私どもも毎年予算要求において私学助成の拡充を一生懸命やっているところでございます。今後とも、厳しい財政状況ではありますが、少しでも父母の負担の軽減のために、できる限りの努力を続...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 文部省としても、従来から、学生の経済負担を軽減をするために、私学助成の増額やあるいは育英奨学資金の拡充に努めてきたところでありますが、現下の厳しい財政状況、そして特に今回は財政構造改革ということで五原則が発表されまして、その中に聖域を設けないということで、文部省の...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 形式的には共済組合が事業団というふうに変わりますけれども、共済事業の中身は絶対変わらないわけでございますので、私は、本来共済事業というのは、組合員、今度は加入者ですが、そういう方々の拠出によって自発的に行われているものであって、いたずらに国が口を差し挟むべきもので...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 私学の場合は大体、教育委員会じゃなくて、学事部というところが所管をしております。 私は、私学の自主性というものを尊重しなければいけないと思います。しかし、文部省としては、公私を問わず、やはり学校運営の適正化ということについては十分注意していかなければいけないと...全文を見る | ||
04月14日 | 第140回国会 参議院 日米安全保障条約の実施に伴う土地使用等に関する特別委員会 第3号 議事録を見る | ○国務大臣(小杉隆君) 学校教育におきましては、憲法や教育基本法に基づきまして、国を愛する心とか、あるいは自分の国の防衛とか安全という、国を考える、そういう心を育成するという見地に立って教育を行っております。 |
○国務大臣(小杉隆君) ただいまの質問は、政府の従軍慰安婦に関する調査の信感性について問題を提起されたと思いますが、今御指摘の最近の予算委員会での政府答弁におきましては、一定の強制性を認めた平成五年の政府調査の結果は現在でも変更されていないという立場を明らかにしております。したが...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) そういう発言はしておりません。 | ||
04月15日 | 第140回国会 衆議院 本会議 第26号 議事録を見る | ○国務大臣(小杉隆君) マルチメディア時代に対応する人材の育成についてのお尋ねですが、マルチメディア社会を主体的に生きる国民を育成し、マルチメディア社会の発展を支える専門的な人材を育成することは、極めて重要な課題と受けとめております。この視点に立って、子供たちに、あふれる情報に埋...全文を見る |
04月15日 | 第140回国会 参議院 文教委員会 第7号 議事録を見る | ○国務大臣(小杉隆君) このたび政府から提出いたしました日本私立学校振興・共済事業団法案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 この法律案は、平成七年二月二十四日の閣議決定「特殊法人の整理合理化について」に基づき、特殊法人の整理合理化を推進し、あわせて私立...全文を見る |
04月22日 | 第140回国会 参議院 文教委員会 第8号 議事録を見る | ○国務大臣(小杉隆君) 学校の規模につきましては、学校教育法施行規則で「十二学級以上十八学級以下を標準とする。」というふうに決められております。ただ、実際には、少子化に伴いまして、その規模に達しない学校が小学校、中学校とも約五〇%、約半数に達しているというのが実情であります。しか...全文を見る |
○国務大臣(小杉隆君) 率直なところは今読み上げられたような気持ちが大きいわけでありますが、しかし、閣議決定で特殊法人の整理合理化ということを強く打ち出したものですから、それをやはり一つの根拠として今回の法案を提出したわけであります。それからもう一つの大きな根拠は、私学振興という...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) この法案に反対というお立場からかなりそうした御意見を出されたと思うんですが、歴史的に見ますと、この私学振興財団と私学共済組合はもともと一つの団体でございまして、私学振興会というのが共通の母体でございました。そういう経過もあるということと、それから、先ほど私...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 今、私学部長からの答弁に尽きるわけでありますが、これはやはり今までの経過というものは十分尊重しながら、労働組合等との協議も整えた上でやると、こういうことでやってまいりたいと思います。 | ||
○国務大臣(小杉隆君) この問題は、基本的には新事業団の労使間の協議によって自主的に決めるべき性格のものだと思います。 ただ、個々の職員が統合の結果給与が切り下げられるとか、そういうことがあってはならないと思いますから、その辺は保障とかなんとかというそういうかたい言葉じゃなく...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 財政構造改革ではまさにそこら辺が一番議論が出たところであります。私は、この件に関しては、全会一致でこの標準法に基づく定員の計画ができているということ。それから、少子化に伴って減らないじゃないかと言われるけれども、改善増を差し引いても三万人の純減になっている...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) そういう決意でやってまいりますから、ぜひ文教委員の皆様の御支援もお願いをしたいと、こういうことでございます。 私は、かなり協力するところは協力したと思っております。例えば、育英資金の返済免除をなくしたり、それから大学のいろんな事務職員の削減とか、具体的...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 公私格差を是正して私学の充実を図るということは重要な政策課題であると、こう受けとめて、毎年私学助成の増額については全力で取り組んできたところであります。特にきょう御指摘のこの四十人学級を維持、推進していく、そういうための補助制度を平成七年度から三年計画で、...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) この二つの法人が一緒になって新事業団ができますと、この法人は私学振興の中心的な役割を果たすことになるわけですから、私はこの役員等の選出についても非常に重要だと思っております。 私ども、特殊法人の役員の選考に関する閣議決定というのがありまして、できるだけ...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 新事業団がどのくらい有益な仕事をしているかということの啓蒙というかPRというものはしっかり、これは法人自身もやると思いますし、文部省としてもやっていきたいと思います。またこの法人が健全な運営、効率的な運営ができますように一層私どもとしても努力をしていきたい...全文を見る | ||
04月23日 | 第140回国会 衆議院 文教委員会 第9号 議事録を見る | ○小杉国務大臣 おはようございます。 このたび、政府から提出いたしました放送大学学園法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 我が国が二十一世紀に向かい、豊かで活力のある社会を築いていくためには、人々が生涯のいつでも自由に好きなこ...全文を見る |
04月25日 | 第140回国会 衆議院 文教委員会 第10号 議事録を見る | ○小杉国務大臣 今まで放送大学は、関東エリアの一部という限定された区域でやってきたわけで、全国各地から放送大学を早く全国化してほしい、こういう要望が出されてきたところであります。そこで、新年度からCSによって放送大学の全国化を図ろう、こういうことになったわけでございます。 い...全文を見る |
○小杉国務大臣 放送大学の位置づけですけれども、生涯学習の中核機関という位置づけで、より多くの国民に教育の機会を提供する、そうした目的で今回CSによる全国放送ということに踏み切ったわけでありまして、できるだけ効率的にあるいは効果的に国民に高等教育の機会を与えたい、こういう趣旨で、...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 現在BSは一千万台普及しております。それに対してCSの方はわずか二十四万台ということでありますから、今委員が御指摘のように受講者の便宜を考えますとBSでやるのが望ましいと思うわけですが、ただ、一方において、今指摘されたようにBSの後発機は平成十二年度からということ...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 今御指摘の、放送大学の学部を教養学部からもっと拡大すべきだという御意見とか、あるいは放送大学で大学院の教育もやるべきだとか、あるいは国際放送にも乗り出すべきだ、こういう御意見ですが、いずれも前向きのお話ですが、先ほど生涯学習局長からお答えしたとおり、なかなかまだ検...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 放送大学におきましても、私は、コスト意識を持つということは、御指摘のとおり非常に大事だと思います。 特に今、財政構造改革の中で、教育分野も聖域を設けず、こういう方針でありますので、今の収支状況を見ますと、百二十八億円の経費に対して自己収入が二十八億円ということ...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 井上委員、西委員を初め、新進党の皆さんがこうした分野で大変建設的な御提言をされていることに、まず敬意を表したいと思います。 今御指摘のように、この情報通信、マルチメディア時代における教育の多様化といいますか、その可能性というのは非常に広いものがあろうかと思って...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 具体的なことは後から局長から答弁させますが、基本的に私は委員の御意見と同感でございます。これは放送大学にとっても、また他の大学にとっても、双方向の協力というのは非常に有益であろうと思います。お互いに刺激をし合いながら、生涯学習の促進あるいは一般の大学の学習にもプラ...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 委員の言わんとしているところはわかりますが、基本的に放送大学と普通の大学とは違うと思うのですね。放送大学というのは電波を利用してやるという特性を持っておりますし、一般の大学は施設とか教員の数とかいろいろな制約条件がありまして、一概に両者を比較をするということはでき...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 一定の単位を取って卒業認定をするということについては、放送大学も一般大学でも、これは全く同一だと思います。 ただ、その問題と、じゃ希望する者を全員入れてという話とはちょっと同一線上にはないと私は思うわけであります。 もちろん、委員が御指摘のように、大学入試...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 私は、放送大学の任期制というのはぜひ必要だと思っております。といいますのは、これからCS放送によって全国化が図られて、受講生が激増すると我々も期待しておりますし、努力をしていかなけりゃいけない。そのためにはすぐれた教員をやはり確保する。これはもう地域的にも全国規模...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 いじめの問題とか命の問題は、非常に私ども深刻にとらえて、その対策を一生懸命頑張ってやっているところでございますが、放送大学そのものの放送でそういう問題を取り上げられるかどうか、これはちょっと研究してみる必要があろうと思います。 きちっとカリキュラムを決めて放送...全文を見る | ||
05月01日 | 第140回国会 参議院 決算委員会 第2号 議事録を見る | ○国務大臣(小杉隆君) お話のとおり、この滞納という問題は、モラルの観点からも、あるいは社会的公正という観点からも許しがたいことだと考えます。 現状を申しますと、この育英会の制度は昭和十八年からもう五十年以上にわたって行われてきておりまして、累計九千四百七十三億円、もうすぐ一...全文を見る |
05月02日 | 第140回国会 参議院 決算委員会 第3号 議事録を見る | ○国務大臣(小杉隆君) 新しい中学校と高等学校のエイズの教材についてはこの二つございますが、今厚生省から答弁のとおり、昨年の平成八年九月の厚生省のエイズサーベイランス委員会で、輸血によって感染する可能性なしとしないと、こういう結論がありましたので、心配はありませんというような表現...全文を見る |
○国務大臣(小杉隆君) 現在、国立大学附属病院が全国で四十二ありますが、そのうち既に三十の国立大学附属病院におきましては放射線照射装置を完備しております。残りの十二カ所につきましては、平成九年度、今年度予算でもう既に入札の手続に入っているということで、本年の十月までには完全に一〇...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 委員が御指摘のとおり九八三年、つまり昭和五十八年以来十四年間にわたって留学生十万人受け入れ計画を実施してまいりまして、御指摘のように今までは急ピッチでふえてまいりまして、二〇〇〇年までに十万人の計画は容易に達成できると思っていたところですが、平成五年あたり...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 最近のその受け入れ状況にかんがみまして、本年の一月から留学生政策懇談会を開催いたしまして、何とか本年の夏を目途に第一次の報告を取りまとめていただきたい、こう思っております。 先ほど申し上げた理由のほかに、先ほど外務大臣からもお話がありましたが、いろいろ...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 今、田委員が御指摘のように、最近国民各層のスポーツに対するニーズが高まってまいりまして、例えば世論調査によりますと、生涯スポーツをこれから振興させていく場合にはすぐれたスポーツの指導者が欲しいというのが約四割に達しております。 そういうことで、文部省は...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 大体、スポーツをやる人というのは割と素直な方が多いものですから、文部大臣認定なんというと、お上からの押しつけというふうに受け取る向きもあるかもしれませんが、私どもはそういう権威主義的な、決して上から押しつけるような考えは毛頭ございません。それはぜひ誤解とし...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) この法案につきましては、平成四年に体協とJOCからスポーツ振興の財源確保ということでこういう制度を創設してほしいと要望して以来、たしかスポーツ議員連盟、田委員も有力なメンバー、私もそのメンバーに入っておりますが、十分連絡が行かなかったというのは、私も実はそ...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 私も最近のオリンピックの商業主義はちょっと行き過ぎているのではないかなというふうに思います。 例えば、この間、バレーボールの世界選手権を東京でやりましたけれども、実際にスポンサーになっている方も非常に悲鳴を上げているんですね。こんなに高いお金じゃもう私...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 先ほど体育局長がお答えしたとおり、何せ小中高合わせますと、全国で小学校が二万四千、中学校が一万百、それから高等学校は四千百、こういうことで、合わせますと数万の学校があるわけでして、これを全部把握するというのはなかなか大変なことでありまして、特に小中学校は義...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) まず、世界遺産委員会では戦争関連の施設の指定については慎重にやろうと、原爆ドーム、あれは世界でも本当に希有な爆弾ですからあれですけれども、毒ガス製造というのは世界各地であったわけですから、これは事実上非常に困難だと思います。 その前に、国内の史跡として...全文を見る | ||
05月06日 | 第140回国会 参議院 文教委員会 第9号 議事録を見る | ○国務大臣(小杉隆君) このたび、政府から提出いたしました放送大学学園法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 我が国が二十一世紀に向かい、豊かで活力のある社会を築いていくためには、人々が生涯のいつでも自由に好きなことを学ぶことができ...全文を見る |
05月08日 | 第140回国会 参議院 文教委員会 第10号 議事録を見る | ○国務大臣(小杉隆君) 私は、大規模小規模を問わずすべての学校に司書を置くということが望ましいと考えるわけでありますが、現実は、今初中局長から答弁したとおり、今議員提案をされている十二学級以上にこれから配置するとしても、今後平成十年から十五年までで毎年六千人ずつふやしていかなきゃ...全文を見る |
○国務大臣(小杉隆君) 先ほど提案者の南野議員からもお答えがあったと思いますが、これからの学校教育においては、ただ一方的に教員から教わるというだけではなくて、みずから考え、みずから調べ、みずから問題を解決する、こういう能力とか豊かな人間性をはぐくむということが必要、つまり生きる力...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 一月の末に取りまとめました教育改革プログラムの中でも、生きる力をはぐくむということを重要な目標にしております。すなわち、一人一人の子供の個性を生かして豊かな人間性や創造性をはぐくむ教育を進めるという観点に立っているわけでございます。そのためには、先ほどから...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 先日、政府並びに与党の財政構造改革企画委員会で、私もヒアリングに出たわけでございますが、特に教育分野では今まで聖域と言われてきた分野にもメスを入れるんだということで、高等教育、義務教育、私学助成、この三分野について私も意見を申し述べました。 ここでは具...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 確かに、子供の読書習慣を身につけさせるためには、学校図書館のみではいけないのであって、社会あるいは家庭の連携も必要だと思っております。最近、特にテレビを初めコンピューターその他マルチメディア時代を迎えて、子供たちが昔のように読書に浸るという習慣が、習慣とい...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 今御指摘のとおり、学校図書整備五カ年計画というものを平成五年度から実施しておりまして、今年度がその最終年度でございます。五年間で約五百億円の地方交付税措置でやっていくということで、今、去る五月一日現在の調査を進めているところでございます。調査項目としては、...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 今、日下部委員が御指摘のように、現状は大変憂うべきものがあります。小学生で一カ月に一冊も本を読まないという子供の比率が、これは平成六年三月の文部省が全国学校図書館協議会に委嘱して行った調査によりますと、小学生で八・一%、中学生で四四%、高校生で四〇・五%と...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 御指摘のように、昭和二十八年の文部広報にはそのように書いてあるわけでありまして、文部省としては、この法律ができた直後、ほぼ十年ということで養成をしていこう、こういうことで昭和二十九年以来大学に委嘱をして司書教諭についての講習を実施してきたところでありまして...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 具体的なことはまた局長から必要があれば答弁させますが、私は基本的に司書教諭を専任化すべきかどうかという点、まず申し上げたいと思うんですけれども、やっぱり学校の教育指導とこの図書館の仕事というのは非常に密接な関連があると思うんですね。ですから、教育を指導しな...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) ユネスコの学校図書館奉仕宣言や子どもの権利条約を引用してのお話でしたけれども、確かに学校図書館を充実させるということはこうした趣旨にも沿うわけでございまして、ソフト、ハード両面の充実は大切であるということで、今回、議員提案によって特に人的な司書教諭の配置と...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 学校図書館法の一部を改正する法律案に対する修正案につきましては、政府としては反対であります。 | ||
○国務大臣(小杉隆君) ただいま御決議をいただきました事項につきましては、十分その趣旨を検討いたしたいと思います。 | ||
05月09日 | 第140回国会 衆議院 本会議 第33号 議事録を見る | ○国務大臣(小杉隆君) 大学の教員等の任期に関する法律案について、その趣旨を御説明申し上げます。 変化の激しい時代にあって、大学が学問の進展や社会の要請に適切に対応して教育研究を推進していくことが求められている今日、各大学において不断に改革を進めて教育研究の活性化を図る必要が...全文を見る |
○国務大臣(小杉隆君) まず第一に、教育研究の活性化についてのお尋ねでありますが、任期制の導入によって、大学において異なる経験や発想を持つ多様な人材を受け入れ、相互に教育研究面における刺激を与え合うことによって、教員の能力を向上させる効果が期待されます。教育研究が活性化している状...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 石井議員のお尋ねは、次の八点に集約できると思います。 まず第一は、任期制の導入による教育への影響についてでありますが、大学において教育面での業績評価が適切に行われることによって、一層すぐれた教育指導が期待されること、また、多様な知識経験を有する人材を大...全文を見る | ||
05月13日 | 第140回国会 衆議院 本会議 第34号 議事録を見る | ○国務大臣(小杉隆君) 大口議員の質問は、三点あったと思います。 まず、幼稚園と保育所のあり方についてのお尋ねでありますが、既に総理から御答弁がありましたように、私ども、この四月に厚生省との間で検討会を設けまして、両施設の共用化などの弾力的な運用などについて協議を始めておりま...全文を見る |
○国務大臣(小杉隆君) 保坂議員の質問は、四点だったと思います。 まず第一に、子供の遊び場の確保についてのお尋ねでありますが、子供にとって遊びは、調和のとれた人間形成を図る上で極めて重要な役割を担っていると考えております。このような観点から、文部省では、地域の遊び場開拓事業を...全文を見る | ||
05月13日 | 第140回国会 参議院 文教委員会 第11号 議事録を見る | ○国務大臣(小杉隆君) 今、田沢委員から御指摘のとおり、この放送大学は、生涯学習の中核的な機関として、より多くの国民に大学教育を受ける機会を提供するということを目的としてスタートしたわけであります。 今お話しのとおり、学生の年齢層は大変幅が広くて、二十歳代から六十歳代までの広...全文を見る |
○国務大臣(小杉隆君) 私は、放送大学というのは公共の電波を使うという非常に公共性が強い放送事業でありますので、やはり国がかなりの関与をすべき性格の大学だと思っております。 そこで、今お話しのとおり、特殊法人の整理合理化ということの閣議決定が行われましたので、それを踏まえまし...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) はい。そのとおりでございます。 | ||
○国務大臣(小杉隆君) 先ほど申し上げたようにCSによって放送エリアが全国化するわけですから、今委員から御指摘のような、いろいろな図書館や私立大学やら公立大学、国立大学の協力を得てできるだけ多くの視聴者が受講できるようにする、こういう精神でやっていきたいと思っております。 | ||
○国務大臣(小杉隆君) 先ほど来申し上げているような精神で、ぜひ実質的に今の視聴者、学生数が飛躍的にふえるあらゆる努力をしていきたいと思っております。 | ||
○国務大臣(小杉隆君) 公共の電波というのは非常に貴重な私は国民全体の共有財産だと思うんです。そういう公共の電波を使った大学というのは極めて私は公共性が高いと思うわけでございます。また一方、私立大学におきましては大学の自治とか自主性というものがありまして、放送大学の持っている公共...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 今までは大体関東地域というふうに放送対象地域が限定されておりましたことや、また学生の大半が社会人であるというような新しいタイプの放送高等教育機関、こういうことでありますので、社会的な認知度というのは必ずしも高くはないということは御指摘のとおりでございます。...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 私もできるだけ閣議あるいは閣僚懇談会で発言の機会をふやすように努力をしておりますが、この放送大学そのものについて発言する機会があればぜひやりたいと思っております。 今お話しのとおり、教育は人なりと。しかも教育改革が今回の内閣の最重要課題の一つとして、あ...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) これは昭和五十八年、一九八三年に大学が設置されて、実際の授業開始は昭和六十年、一九八五年ということで、まだ十年ちょっとたったところでありまして、試行錯誤の部分も随分あったと思います。 もともとこの放送大学は、先ほど田沢委員それから本岡委員からもお話があ...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 御指摘のとおり、大変厳しい環境にございます。 私としては、先日来お答えしているように、現在進行中の第六次改善計画を当初予定どおり来年度で完結をさせたいと、こういうことで取り組んで全力で頑張りたいと思っております。現在のところは以上しかお答えができません...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) けさそういう報道がされたことを私も残念に思います。 今、江本委員から御指摘のように、このスポーツ振興くじは、平成四年からスポーツ議員連盟が中心となってやってきたものでありまして、報道によりますと、この常務理事の金銭授受というのは、日本体育協会の職務とは...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 第一点の、新しいタイプの大学として時代を先取りした大学ではないかと、こういうことでありますが、私もそのとおりに思っております。これをさらに充実させるための努力を今後ともやっていきたいと思っております。 それから第二点の、学校に行けない高校生等にも授業が...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 堂本先生も民放で働いておられ、私も同じ職場で働いた経験も持つ者として、公共の電波を使うということが、商売というふうに考えるといかに大きな価値があるかということは御承知だと思います。 現在、NHKが年間聴視料で収入を上げておりますのは、その他の収入も含め...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) このたび、政府から提出いたしました著作権法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 近年、コンピューターを用いた情報処理の技術及びネットワークを用いた送信の技術が著しい進歩を遂げ、インターネットを初めとするさまざ...全文を見る | ||
05月14日 | 第140回国会 衆議院 文教委員会 第11号 議事録を見る | ○小杉国務大臣 このたび、政府から提出いたしました大学の教員等の任期に関する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 変化の激しい時代にあって、大学が学問の進展や社会の要請に適切に対応して教育研究を推進していくことが求められている今日、各大学において不...全文を見る |
05月16日 | 第140回国会 衆議院 文教委員会 第12号 議事録を見る | ○小杉国務大臣 栗本委員から体験を踏まえての御質問でありますが、今回の大学教員の任期制の導入の目的は何かというところが主題だったと思います。 私は、まず、公務員全体の大事につきましても、できる限り省庁間の、何といいますか交流というのは非常に大事だと思います。よく省益というよう...全文を見る |
○小杉国務大臣 まず、資格の問題ですけれども、小学校の教員とかそういうものと違って、大学教員というのはある一定の資質があるということを認められて教授になっているわけですから、そういう資格化というのは一種の規制強化であって、私はなじまないと思います。 それから、大学の研究と教育...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 アメリカと日本では、おのずから大学教員の任用についての制度上の違いとか、あるいは現実のいろいろな経過がありますので、一概に並べて比較することはできないと思います。 アメリカの場合は、今お話しのとおりテニュアという終身在職権制度というのがありますが、これも、アメ...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 けさの閣議におきましても経済構造改革についての行動計画を決定したわけですが、これから日本の将来を考えた場合に、あらゆる分野での活性化が必要であるということで、その経済構造改革の前提として、特に教育研究の分野においては、できるだけ活性化を図っていく、そのための手段と...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 今委員の申されたとおり、研究の活性化を図っていくためには何らかのインセンティブが必要だということは、私もそのとおりだと思います。ただ、給与につきましては、公務員の給与は、いわゆる職務給の原則に従って、その職務と責任に応じて決定されるということになっております。今回...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 何らかのインセンティブがなければ異動しようという人は出てこないと思います。しかし、だからといって、今まで日本の公務員制度というのは終身雇用制それから年功序列型賃金、こういう形で来たわけですけれども、時代の変化に伴ってそれがやや流動化しつつある、こういうことで、これ...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 決して意図的に財政誘導を行おうというつもりはありません。結果としてそういう有利性が出てくるという可能性を私は申し上げたのであって、これはあくまでもそれぞれの大学が知恵を絞って、大学の自主的判断でこういう研究をやろうとかこういう人を任期つきの採用をしようとかいうこと...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 私も、私立大学が非常勤の方が常勤よりも多いという実態、これはいろいろ経営上の問題もあろうと思いますし、またそれぞれの大学の自主的な判断でそういう形態になっているのだろうと思いますが、これはあくまでもやはりそれぞれの大学の自主的な判断によって決定されるべきことであっ...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 確かに、現在非常に深刻な財政難の中で財政構造改革を進めていかなければいけない、こういうことで今いろいろな検討を行っているわけです。教育の分野でも聖域を設けないということで、特に高等教育、私学助成、義務教育の国庫負担金、こういったことが指摘をされているわけですが、短...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 大学の自由といいますか大学の自治についてですけれども、現在でも大学における学問の自由ということについては保障されているわけでありますし、教員の大事についても大幅な自主性が認められているところであります。今回の任期制は、このような教員人事の基本的な仕組みを変えるもの...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 現在の国公私立の各大学を見ましても、それぞれ歴史とかあるいは沿革を持っておりまして、現状においても内容とか規模は異なっているわけですね。そこで、文部省としては、今回こういう任期制を導入することによって各大学の教育研究の活性化を図ろう、こういうことで支援をしていこう...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 環境問題は、教育の場のみならず、あらゆる施策の場で配慮をされなければいけない重要な課題だと思います。殊に、自然の生態系の中で人間も生かされているということを子供たちに教えるということは、極めて重要であります。 したがって、文部省としても、学習指導要領の中に、主...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 簡単に申し上げますが、私が財政構造改革会議で主張したことは何点がありますが、まず、この少子化を迎えた今日ほど、日本にとって重要な資源である人間というもの、この教育というものはより質を高めていかなきゃいけない必要があるということが大前提であるということを申しました。...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 今度の任期制の導入の目標は、大学教員の流動化によって教育研究面での活性化を図るというのが目標でございまして、これを導入したことが直ちに今お話しのような妨げになるというようなことは当たらないと私も考えております。 | ||
○小杉国務大臣 総理の答弁は、決して国立大学を民営化するということを言ったのではなくて、国家機能のあり方とかあるいは中央省庁の再編を検討する中で国立大学のあり方についても検討していく必要がある、こういう答弁であったわけであります。 私は、再三申し上げておりますが、国際的に見て...全文を見る | ||
05月21日 | 第140回国会 衆議院 文教委員会 第14号 議事録を見る | ○小杉国務大臣 今回の大学教員の任期制は、今御指摘のとおり、教員の流動性を高める、そのための一つの方策として導入をしようというものでありまして、この任期制を導入するかどうかについては大学の判断にゆだねるという、いわば選択的任期制、こういう考え方をとっております。したがいまして、各...全文を見る |
○小杉国務大臣 先ほど高等教育局長から答えたように、従来の公務員法制とか労働法制というのは終身雇用制あるいは年功序列型賃金という原則で来たわけです、したがって、国家公務員法でも任期つき任用は原則としてできないというふうに言っておりますけれども、しかし、いろいろそういう特別の法律を...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 たびたび申し上げているように、任期制の導入は、これを通じて教員の流動性を高める、そして異なった経験とか発想を持つ多様な人材が交流をして相互に学問的な刺激を与え合う、そのことによって、教員の教育研究能力を高めるということで大学の活性化を図る、こういうことが目標という...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 大学教員の仕事は、研究のみならず、教育ということも非常に重要な部分を占めているわけでありまして、最近は、今御指摘のように、学生のニーズも多様化しておりますし、学生に対する教育機能というものの充実は強く求められているところだと思います。 今御懸念がありましたよう...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 本会議で答弁したとおり、任期制ということを強要したりということは考えておりません。 | ||
○小杉国務大臣 たびたびの御指摘ですが、概算要求とか新学部、新学科の設置とこの任期制とは全く別個の問題であります。 私は、そういう懸念を抱かれないようにするためには、できるだけ大学の設置あるいは学部の設置についての透明性を高める、そういう工夫も文部省としてはやっていかなければ...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 この法案の目的はあくまでも教育研究の活性化ということでありますから、今度の法案でも、任期を私立大学が決める際には学長の意見を聞くべし、こういうことにしているところでありますし、また各私立大学でも、教学部門の運営に関しては独自に規則を定めて、それに基づいて運営が行わ...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 男女共同参画型社会ということで女性の社会進出が非常にふえておりますし、教育研究の場においても例外ではないと思います。 私は、やはり保護的な規定というもので今まで男女差別があったわけですけれども、これからは、女性研究者だからといってただ保護されるという甘えは許さ...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 今御指摘のように、分野によっては直ちにその業績が評価しにくい、あるいは非常に長期間かかるというようなものがあることは事実であります。また、そういう基礎的、また目立たない、創造的な、新しいものを生み出すというのも、これは学術研究あるいは教育の本質でございますので、こ...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 冒頭お答えしたことに尽きるのですけれども、実用研究ももちろん大事ですけれども、その基礎となる原理原則を探求するということは非常に大事だと思います。 私も昨日東北大学の研究室を拝見してきましたけれども、結局、企業とか実用研究をやっている機関ではなかなかそこまで手...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 おっしゃるとおり、長期間を要する研究の業績評価というのは大変難しいと思いますけれども、私どもは、大学審議会で提言されているように、たとえ研究の途中であっても適切な評価ができるように、そういうことは徹底してこれからやっていくべき問題だというふうに考えております。 | ||
○小杉国務大臣 粟屋委員御指摘のように、大学の教育研究の活性化の一つの方策がこの任期制であるという認識でございまして、あくまでもこれは大学の教育の活性化のワン・オブ・ゼムである、こういうふうに考えております。 そこで、従来から、大学における教育機能の強化とか研究の高度化等につ...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 先ほども申し上げましたが、やはり基礎的、独創的な研究の必要性というものは、御指摘のとおりでございます。 今お話しのように、研究者の多くは大学におります。ちなみに数字を申し上げますと、我が国の研究者数で見ますと、大学には二十四万三千人、そして国公民営研究機関約四...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 ただいまの御決議に関しましては、その御趣旨に十分留意して対処してまいりたいと思います。 ————————————— | ||
05月22日 | 第140回国会 参議院 文教委員会 第12号 議事録を見る | ○国務大臣(小杉隆君) 私も数年前から使わせていただいておりますが、これは飛躍的に情報交換がふえたと言うことができますし、また例えば、文部大臣ですとなかなか一般の国民の声というのが直接に聞けない場合があるんですが、そういうものを直接知ることができて非常に有益だと思っております。今...全文を見る |
○国務大臣(小杉隆君) その前に、今、馳委員から専門的な質問が出始めたので、私自身も勉強のつもりで、異例ですけれども、パネルを用意しましたので、今回の改正の基本だけちょっと簡単に御説明させていただいて、それから次長から専門的に説明していただきます。以後、必要があれば次長もこれを利...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 今回の改正の点は主として二つございます。著作権課長に図示させます。まず第一点目は、インターネットなどを用いてインタラクティブ送信を行う場合に、実演家・レコード製作者に送信可能化権を創設するとともに、著作者につきましても公衆送信の中に送信可能化の部分を含める...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 今の御指摘のように、現行の著作権法では著作者に著作物等を勝手に改変されないことなどを内容とする人格権が与えられておりますが、実演家についてはこれが認められておりません。しかし、近年の情報技術の発達によって実演の改変利用が今御指摘のように容易に行い得るように...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 非常に急ピッチで情報技術が進んでおりますし、また社会も変化しております。また国際的にもいろいろと動きがあります。そうした中でこの著作権問題をどう考えるか。私は、やっぱり著作者のそうした権利を守るという基本理念においては、どんなに状況が変わってもこれは不変の...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 今村昌平監督の「うなぎ」がカンヌ映画祭で賞を得たということは、私は、そんなにお金をかけないでつくった作品であってもあのようなすばらしい受賞ができたということは非常な快挙であったと思います。 それはともかくとして、映画はもう長い間私たちの身近な娯楽として...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 今お話しのとおり、著作権に対する国民の意識はまだまだ十分とは言えないと思います。最近少しずつ高まってきてはおりますけれども、やはり意識を高めるためには国民に啓蒙をするということも必要だと思いますし、また今、江本さんが言われたように、何も言わないで使っちゃう...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) マルチメディア時代がどんどん進んでいきますと、私は光の部分と影の部分が両方出てくると思うんです。今は光の部分が喧伝されていますけれども、これの普及に伴う影の部分も決して私は無視し得ないと思います。 今、ヨーロッパとアメリカの間でも論争があるようですけれ...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) これは、不適切な情報へのアクセスを防ぐためのフィルタリングなんという技術開発に今取り組んでおります。それから、インターネットの接続業者が自主規制のためのガイドラインを制定するというような動きがあるということも承知しております。文部省としては、こうした動きを...全文を見る | ||
05月23日 | 第140回国会 衆議院 文教委員会 第15号 議事録を見る | ○小杉国務大臣 今お話しのとおり、このくじによって売り上げられたお金は、半分が還元をされて、一五%が経費、残り三五%を二つずつに割って国庫納付金どこの特殊法人に与えられる、こういうことであります。国庫納付金の方はいわば一般財源化というふうに考えていいと思いますが、残りの一七・五の...全文を見る |
○小杉国務大臣 スポーツというのは、やはり国民に非常に明るさとそして希望を持たせるものであるということから、従来から文部省としても文教予算、特にスポーツ予算の確保に努めてきたところでありますが、なかなか今お話しのとおり困難でございました。これから、スポーツといいましても私は主とし...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 この特殊法人の変遷については、今御説明のとおり、学校安全会、学校給食会そして国立競技場、こういうものが全部統合されたという経緯がありますので、この法人は、今の経緯から考えましても、学校給食もやる、それから子供の安全も考える。そういった、いわば我が国唯一のスポーツ行...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 直接の提案者ではありませんので私の答弁は限界がありますが、今お尋ねの実施主体でありますが、イギリスは民間会社、フランスは政府出資の機関、イタリアはオリンピック委員会、エクアドルは教育文化省の附属機関、ベルギーやギリシャは文化スポーツ省やその下部機関であるなど、国情...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 先ほど申し上げたように、これは議員立法でありますので私が直接コメントをすることは差し控えたいと思いますが、今るるお話がありました文部省の綱紀粛正については私ども真剣に取り組んでいるところでありますし、また、今回のこのスポーツ振興くじにつきましては、今まで長い経緯が...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 スポーツは、国民に活力を与え、また子供の健康とか国民のそうした活力を生み出す面で非常に有用、有効であるという基本認識を持っておりますが、スポーツといいましても、先ほど申し上げたように、学校の体育をどう充実させていくかという面と、それから人生八十年時代の生涯スポーツ...全文を見る | ||
05月26日 | 第140回国会 衆議院 決算委員会第二分科会 第1号 議事録を見る | ○小杉国務大臣 平成六年度文部省所管一般会計及び国立学校特別会計の決算の概要を御説明申し上げます。 まず、文部省主管一般会計の歳入につきましては、歳入予算額二十七億二千四百二十八万円余に対しまして、収納済み歳入額は五十三億三百九十九万円余であり、差し引き二十五億七千九百七十万...全文を見る |
○小杉国務大臣 平成六年度及び平成七年度予算の執行に当たりましては、予算の効率的な使用と経理事務の厳正な処理に努力したところでありますが、平成六年度及び平成七年度決算検査報告において会計検査院から御指摘を受けましたことは、まことに遺憾に存じます。 指摘を受けた事項につきまして...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 人生八十年時代を迎えて、生涯教育というのは非常に重要になってきました。生涯教育の場としてはいろいろありますけれども、その中の中核的な機関として我々は放送大学を昭和五十年代後半から進めてまいりまして、今もう十数年が経たわけであります。 長年悲願でありました、この...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 今のお話、私もおおむね賛成でございます。 今言われた平成五年度学習塾等に関する実態調査、文部省が実施したものですが、学習塾に通わせている理由として「学校の授業だけでは受験勉強が十分できないから」と答えた人が、保護者では四分の一、約二五%見られるほか、「塾では一...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 私が文部大臣に就任してからのキーワードはオープンということなんですね。 大体文部省とか教育委員会とか学校というのは何か閉鎖社会というような印象を持っている人が結構多いのです。そこで、私は、できるだけオープンな学校運営ということで、今言われたように学校と社会との...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 今の予定では、本年七月一日までに外務省を通じてユネスコ世界遺産センターへ、今申された奈良市の地域の推薦書を提出する予定であります。この中には、国宝二十五棟、重要文化財五十三棟の建造物群が含まれておりまして、これらは文化財保護法によって国の文化財として従前から十分な...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 ここに地図を持っておりますけれども、大体この茶色い濃い部分が登録物件でございますが、このピンクのところは調整区域、そして黄色い部分は今おっしゃられた歴史的環境調整地域ということですから、本体を守るためにはその周辺を一体として守らなければなかなかその地域の保全という...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 アジア・太平洋地域に所在する世界遺産、これはアジアは大変長い歴史を持づておりますから、そうした世界遺産が多いわけでありますが、そうしたものに対して管理の援助や情報の収集・提供などを行う機関を日本に設置してほしいという要請がユネスコの事務局長や世界遺産センター所長か...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 私も先日、奈良平城京跡とか今御指摘になりました文化財研究所とか国立博物館等を相当精力的に見てまいりましたけれども、奈良県並びに奈良市、その周辺の市とも、こういう文化財に対しては非常に熱心なところですね。例えば県庁の建物を見ましても古都にふさわしいような形で建造して...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 今の次長の答弁のとおりでありますが、私どもは、共管の一つの官庁としてむしろ文部省が主体的な立場でその役割を果たせ、こういう御趣旨は貴重な御意見として承っておきたいと思います。 今までいろいろと過去の経緯があったようでございますので、また総合的な施策が必要だとい...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 今岩國委員が言われたように、再販制度が果たしている役割というのは非常に大きなものがあろうと思います。 規制緩和と一口に言いますけれども、経済的規制はできるだけ撤廃した方がいい、しかし文化的な規制、例えば安全とか環境とか文化とか、こういう社会的な規制については必...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 私は、東京生まれの東京育ちですが、東京という土の中でまみれて育ってきた者でありまして、東京も壮大な田舎だ、その田舎者の一人だというふうにお考えいただきたいと思います。 私は、ビールも酒もウイスキーもワインも飲みますけれども、最近はどこの飲み屋さんや酒屋さんへ行...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 我が国の国公立の学校では、憲法とか教育基本法で、特定の宗教のための宗教教育その他宗教的な活動を行うことは禁止されております。この辺が特に戦後は強調され過ぎた嫌いなきにしもあらずですが、しかし、宗教的な情操を深める教育というのは大切であると考えております。もちろん、...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 ますます少子化が進行し、女性の社会進出がふえていく中で、幼児を取り巻く環境が大幅に変わってきております。保育所とか幼稚園に対する国民のニーズも変わっていく中で、従来の幼稚園と保育所のあり方がどうあるべきかということについては、私も同じような認識を持っております。た...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 公務員の倫理につきましては、昨年、政府全体として各省において公務員倫理規程を制定せよ、こういうことになったわけであります。これを受けまして、文部省でも、昨年十二月二十六日に倫理規程を制定、実施いたしております。そして公務員としての厳格な服務規律の保持ということは極...全文を見る | ||
05月27日 | 第140回国会 衆議院 決算委員会第二分科会 第2号 議事録を見る | ○小杉国務大臣 私、文部大臣に就任いたしましてから、今御指摘のように、保健体育審議会に対しまして三分野の諮問をいたしました。それはまず、生涯スポーツ、それから競技力向上、それから学校における体育、こういう三点について諮問を行いまして、ことしの秋までに答申を得たいということで取り組...全文を見る |
○小杉国務大臣 私は、スポーツの価値というか、スポーツの効用というものをそう過小評価すべきではないと思うのです。やはり個人個人が心身ともにたくましく生きるということは、すなわちそれは国力にもつながっていると思うわけでありまして、最近社会構造がどんどん変化していく中で、こういう体力...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 今までの経過がそういうことでありましたので、私は、今回保健体育審議会に三つの分野の諮問をして、ことしの秋までに答申を得たいということで、この答申を踏まえて来年度以降の予算要求についても精力的に努力をしたいと考えております。 | ||
○小杉国務大臣 この問題については、平成四年にJOCとか体協からスポーツ予算、スポーツ財源の確保という見地から大変強い要望が行われまして、超党派のスポーツ議員連盟を中心に議員立法でこのスポーツ振興くじの提案に至った。今まで何度か挫折をいたしましたけれども、今回は何とか提案にこぎつ...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 このスポーツ振興に関しては、国と地方と民間とそれぞれ役割分担があると思うのです。国としてやるべきことは、やはり人、物、金、国としてやるべき施設、例えばナショナルトレーニングセンターとか、今度の予算で計上されましたが、長年の悲願であったスポーツ科学センター、こういう...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 確かに最近、国際的にもプロとアマの垣根が低くなっていることは事実であります。しかし日本では、社会人野球、大学野球、高校野球とそれぞれみんな歴史があり、また経緯を持っておりますので、それぞれが規定を持って一定の制限を加えてまいったことは仰せのとおりであります。 ...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 現在、社会人の野球チームを統括する財団法人日本野球連盟におきましては、今先生が御指摘の方向で検討中と聞いております。 具体的には、ことしの二月に連盟の評議員会理事会におきまして、プロ野球選手の具体的な受け入れ基準、条件等を検討するということを決定しまして、平成...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 二〇〇〇年のシドニー・オリンピックから、野球へのプロ野球選手の参加が認められるということは決定しております。今、お話によりますと、毎年百名前後の人が退団をして、ぶらぶらしている人も中にはいっぱいいる、こういうことでございまして、私は本来、スポーツというのは、トップ...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 先ほど来委員が指摘されているような、そういう国際的な動き、特にオリンピック等でもプロ・アマの壁を取り払っているという状況、特に野球界におきましても、先ほど申し上げたようなシドニー・オリンピックの状況も踏まえ、また国内の状況とかそういうもの万般を勘案しながら、私の方...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 これも、それぞれのスポーツ団体、競技団体の判断の問題だと思いますので、私が直接コメントすることは避けたいと思うのですが、それぞれの団体で見識を持って判断をされるというふうに期待をしております。もし、それ以上の答弁と言われても、今直ちにここでコメントすることはちょっ...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 国際的なプロ・アマの交流の緩和の方向という動き、あるいは選手と競技団体との関係を踏まえながら、JOCや各競技団体で検討する必要があると私は考えております。 保健体育審議会で、今後こうした点も含めて審議を深めまして、六月の末までに中間まとめを行う予定になっており...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 私は、幼児教育というのは、生涯の人格形成にとって大変重要な場だと思っております。そして、今御指摘のように、最近は都市化、核家族化、少子化、こういう中で、幼稚園の役割というのはますます重要になってきていると思います。 今、教育課程審議会で、学校完全週五日制という...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 この点が、まさに現在、財政構造改革会議で文教予算の中での最大の焦点となっているわけであります。 現在、第六次の教職員配置改善計画というのが平成五年度から六年計画で進んでおりまして、平成十年度、来年度が最終年度ということになっております。 これは、少子化の中...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 今でも毎年五千人ぐらいずつ減少させているわけですね。ほっておきますと一万人減るところを、改善計画で五千人穴埋めというか採用しておりますから、ですから六年間で三万人純減ということになるわけであります。 それから、やはり教員養成課程の学生というのは、生徒指導とかそ...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 御意見はよくわかりますが、詳細につきましては政府委員から答弁をさせます。 | ||
○小杉国務大臣 今度まとめました教育改革プログラムの中でも、ボランティアの重要性を指摘しております。 特に、最近の子どもたちは生活体験が非常に希薄になっているのですね。そこで、できるだけ体験を通して勤労のとうとさを知ったり公のために尽くすという精神を養ったりするということは非...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 今のお話は、愛媛県に関する争訟事件であって、文部大臣として基本的にコメントする立場にはありませんが、これは国家と宗教のかかわりに関する重要な判決と受けとめております。 今回の最高裁判決は、宗教団体の行う行事に公金を支出したことが憲法の禁止する宗教的活動に当たる...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 詳細は政府委員に答弁させますが、私は基本部分だけちょっと申し上げたいと思います。 創価学会と創価大学というのは、これは形式的には分離された存在であります。それで、私立学校はそれぞれ建学の精神に基づいて設置をされているわけでありまして、学校に対しては、学校教育法...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 私どもとしても、国際化に伴ってこれからの話学教育をどう進めていくかということは、委員と同じような問題意識を持っております。今度の教育改革プログラムでもそうした観点から記述をしているわけですけれども、確かに従来の外国語教育ではなかなか、会話能力というのでしょうか、コ...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 今までJET計画というのがありまして、ネーティブスピーカーを、英国、米国、カナダ、最近はオーストラリア、ニュージーランドまで含めまして、そういう国から今御指摘のような外国人教師を招くという計画をやっております。年々これがふえておりまして、今年度の予算では五千人にな...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 これは、完全学校週五日制というのを二〇〇三年度までに実現をする、こういうことで、教育課程審議会では、授業時間数が大幅に減るわけですから、何を教えていくかということについて今慎重な検討を進めております。 いろいろ時間が減らされると思われるような団体とか学会から相...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 大学教育は、社会や国民の、今お話しになられたような多数の要請に適切に対応しながらその役割を果たしていくためには、各大学がそれぞれの理念、目標に応じて不断の大学改革を進めていくことが必要でありまして、それぞれの大学が特色ある教育研究活動を展開していくことが必要だと思...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 通信制大学院の制度化については、先ほどから御指摘のように、最近の高齢化に伴い社会人の学習ニーズ、特に生涯学習ニーズというものが高まっておりますので、そういった状況も踏まえて、現在大学審議会で今年度じゅうを目途に検討を進めております。マルチメディアの活用といった点も...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 放送大学は、設置をされましてから十二、三年たっていると思います。今までは関東地域を中心とした非常に限られた放送エリアであったものが、ことしからCSを利用して全国化を図ったわけでありまして、まず全国化をいたしますと、受講者も飛躍的にふえるだろうと思われるわけですし、...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 具体的なことは政府委員から答弁させますが、私は、基本的に教科書のあり方というものは、その経過も含めてすべて国民にできる限り明らかにされる、そういうことで具体的にいろいろとやっておりますので、それは局長の方から答弁をさせます。 | ||
○小杉国務大臣 歴史教育におきましては、先ほど局長が答弁したように、学問的、客観的な研究成果を踏まえて、事実は事実として教えていくということが大事だと思います。 その際、過去の歴史の中には、光の部分と影の部分があるわけでありまして、当然影の部分も児童生徒に教えていかなければい...全文を見る | ||
05月27日 | 第140回国会 参議院 文教委員会 第13号 議事録を見る | ○国務大臣(小杉隆君) このたび、政府から提出いたしました大学の教員等の任期に関する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 変化の激しい時代にあって、大学が学問の進展や社会の要請に適切に対応して教育研究を推進していくことが求められている今日、各大学に...全文を見る |
05月29日 | 第140回国会 参議院 文教委員会 第14号 議事録を見る | ○国務大臣(小杉隆君) これはあくまでも大学の教育や研究の活性化を図るための方策の一つということで、数々の大学の活性化の方策の中のワン・オブ・ゼムである、こういう位置づけをしております。 本来、教員の流動性を高めることによって多様な人材を交流して大学の教員相互に学問的な刺激を...全文を見る |
○国務大臣(小杉隆君) 今回の法案の趣旨は、先ほども申し上げたように、教員の流動性を高めて教育研究の活性化を図る、こういう趣旨でございます。 先ほど患者の楽園という御指摘もありましたが、これは現状認識が少し足りないんではないかなと思っております。十年一日のごとく同じノートで講...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 確かに、自己評価並びに外部評価というのは重要だと思います。それぞれの大学でも、そういった外部評価を導入してその結果を公表している大学もかなり挙がっております。北大、東北、筑波、東大、東工大、名古屋大、京都大、大阪、岡山、広島、高知、九州、鹿児島、その他私立...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 大学がこの任期つき教員についてすぐれた人材を確保しようという場合には、やっぱりインセンティブが必要だと思うんですね。ただ、給与面でどうかと言われると、今局長が答弁したような状況がありますから、私はそれ以外の教育研究条件をやはり提示する必要があると思うんです...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) この件に関しては、けさの閣僚懇談会におきましても私から発言をしたところでありますが、この教職員の配置改善計画については、超党派の全会一致で成立した標準法に基づいているわけでありますし、この少子化の中で改善計画をやってもなおかつこの六年間で三万人の縮減がある...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 先ほど来御説明しておりますように、今回のこの大学教員の任期制というのは、大学教員の流動化を促進する一つの方策ということで、それを採用するかどうかは各大学の判断にゆだねるといういわば選択的任期制、こういう建前になっておりますから、各大学でそれぞれ検討を加えて...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 今お話しのとおり、任期制の導入はあくまでも大学の教育研究活性化の方策のワン・オブ・ゼムと。一つの手段でありまして、おっしゃるように文部省としては、教育研究条件の整備というその全体にわたって財政的にも措置をしていかなきゃいけないと思っておりますし、また、その...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 社会に開かれた大学づくりというのは非常に大事だと思います。かつてのような、何か徒弟制度のような閉鎖的なイメージを払拭して、非常にオープンな大学ということが私は必要だと思います。そのために、大学でも社会人をどんどん採用するとか、今でも社会人から大学の教員にな...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 大学の改革につきましては、大学審議会でたびたび答申も出しておりますし、私は大学自体もかなり時代の変化に合わせて進展してきていると思っております。 今回提案したこの任期制法案もこの大学改革の一つの有力な方策であると、これがすべてではありませんが、この一つ...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 私もこの間、東大総長にお会いしたときに、これからは少し研究とか評論を書くのを断念せざるを得ないのかなというようなことを言っておられましたけれども、もう本当に学長になると大学のマネジメントの方にほとんど精力を使い果たすというのが実態であります。 私は、大...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 大学の機能として今言われた教育、研究、社会へのサービス、この三つがあることは御指摘のとおりだと思います。 今、大学改革を進めておりますけれども、こうしたそれぞれの教育機能あるいは研究機能あるいは社会サービス機能というものをそれぞれ強化していくことが必要...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 大変難しい質問なんですけれども、私は今言われたことで感ずることは、点検とか評価ということが非常に大事だと思うんですね。ひとりよがりでただ教育をする、あるいは研究をするというんではなくて、自分がやっている研究とか教育とかあるいは社会へのサービスというものがど...全文を見る | ||
05月30日 | 第140回国会 衆議院 文教委員会 第17号 議事録を見る | ○小杉国務大臣 おおむね西委員が発言された内容に私も同感でございますが、特に、今までの教育、一方的に教え込むという姿勢から、これからは、子供たち一人一人が考え、そして調べ、学習して判断していく、こういうことが物すごく大事だと思っております。 そこで、学校図書館を整備するという...全文を見る |
○小杉国務大臣 お話しのとおり、平成五年度から学校図書館図書整備新五カ年計画というのがスタートしまして、今年度で終結をするわけでありますが、五百億円のうち既に昨年度までで三百八十億円が使われているわけですけれども、実際に措置された予算の状況を見ますと、達成状況はおおむね五〇%にし...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 特に、視覚障害を持つ子供さんに対して、その学習活動、読書活動を助けるために果たす図書館の役割は非常に大きいと思っております。今いろいろ具体的な御指摘がありましたことは、そのとおりだと思います。 文部省としても、学校図書館図書標準に基づきまして、ほかの聾学校や養...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 時間が制約されておりますので余り多くを申せませんが、学校図書館の重要性は再々今までもお話が出たとおりでございまして、できることなら司書教諭の専任化ということはしたいところでありますが、学校にはもうさまざまな役割分担がありまして、今も充て職というような形でやらざるを...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 読書離れというのは、もう社会一般の風潮になっておりますし、特に子供のときから読書に親しむということの重要性、昨今ますます高まっていると思います。 今、理想像をという話ですが、なかなか難しい質問です。今までの教育はどちらかというと先生から一方的に教え込むという教...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 現実と理想とのギャップということで、やむにやまれず、今回、超党派の議員の方々が立ち上がってこうした法案を出されたと思います。肥田議員も大変熱心な推進者の一人ですが、これはあくまでも図書館改革の第一歩だ、スタートラインに立ったという認識は私も同じでございまして、私は...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 学校図書館の役割は、私は大きく分けて三つあると思います。一つは、子供たちが読書に親しむという読書センター。そして学習センターという機能もあると思います、いろいろ調べ物をする。それからもう一つは情報センター。これからの情報化時代に向かって、例えばクリントン政権などで...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 なかなか財政上から手が回りかねるというのが実情でございますが、学校図書館の重要性にかんがみまして文部省として何ができるか、それは今配置している事務職員をできるだけふやすことで何とか努力したいということで、例えば、現在進行中の教職員配置改善計画では、高等学校について...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 学校図書館法の一部を改正する法律案に対する修正案につきましては、政府としては反対であります。 ————————————— | ||
○小杉国務大臣 ただいま御決議がございました事項につきましては、御趣旨に沿って十分検討いたしたいと存じます。 ————————————— | ||
○小杉国務大臣 高齢化が急ピッチで進んでいく中で、人をいたわる心とか人の痛みのわかる心を育てるという教育は、まさに重要であります。そうした見地から、今回提案された議員の皆様の御努力に心から敬意を表したいと思いますし、今回のこの法案がそうした趣旨に添うものだということで、私は、法案...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 本来提案者が答えるところですけれども、非常勤特別講師ということに該当すると思われますので、私から一言申します。 これからの教育改革を進めるに当たって、教員免許状を持った人以外の社会人の先生にも随時この非常勤特別講師として教壇に立っていただく、つまり社会と学校と...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 少子化によりまして、年々歳々、生徒が減っております中で、教員の志望者が教員になれる割合、教員の就職率というんですか、これが年々低くなっておりまして、今五割を切っているという状況です。せっかく教員を目指して一生懸命、勉強をしてきたにもかかわらず、教員になる道が閉ざさ...全文を見る | ||
06月03日 | 第140回国会 参議院 文教委員会 第15号 議事録を見る | ○国務大臣(小杉隆君) 従来からも任期つきの任用というものは行われていたわけですけれども、今回この法整備を行うことによってきちっと位置づけようと、こういうことであります。 そこで、今度の法案でもこの任期に関する規則を定めたり公表しなければいけないということを言っているわけであ...全文を見る |
○国務大臣(小杉隆君) いろんな理由があると思うんですけれども、確かに諸外国と比べると流動性が低いということは事実でございますが、今局長からも答えたように、昔からある国立大学と戦後できた新設の大学というように、それぞれの大学に固有の歴史があって、現状においてもそれぞれ規模とか内容...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 局長は慎重にああいう答弁をしましたけれども、私は端的に実感を申し上げたいと思うんです。例えば環境問題なんかは、地球環境がどうやって悪化していくのか、地球温暖化がどうして起こるのか、そういうような科学的な解明と同時に、それではその地球の温暖化を防ぐために我々...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) この法案の成否とは別に、やっぱり大学間で人事交流というのが盛んに行われる、そして研究が活発化するということは望ましいことでありますから、私は今おっしゃることにおおむね賛成するものでありますが、特に教員や研究者に関する人材情報の流通というものを活発化すること...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 今度の任期制導入というのは、これはあくまでも選択的導入ですから、本人が嫌だと言えばこれは任期つけられないわけですから動かなきゃいいわけであって、やっぱりそういう新しいプロジェクトなり新しい先端的な研究に携わりたいという本人の希望で動くわけですから、本人も動...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 今読み上げられた趣旨は全く同感でありますし、私はその趣旨にのっとって今日まで、財政構造改革会議の中でも一切の聖域なしと、こういう原則のもとではありましたけれども、企画委員会におきまして四月十五日にその義務教育費の問題、教職員定数の問題について力いっぱい主張...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 今回の任期制は各大学がその責任において行うわけでございます。今お話しのとおり、大学教員の中で女性の占める割合が低いということも事実であります。しかし、最近女性の進学率も上がっておりますし、また大学院等への進学率も上がっている。そして、公立、国立あるいは私立...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) これは当然保護されるべきものだと思います。 | ||
○国務大臣(小杉隆君) 私は、教育改革プログラムの中でも二つの視点と三つの手法ということを要約として申し上げているんです。 二つの視点とは、一つは、知識どか偏差値というものに優先される教育ではなくて、もっと豊かな人間性というものを育てる。それから第二の視点は、新しい時代、例え...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 日本の場合は、転々と職を変えるというとマイナスイメージがつきまとう、変なレッテルが張られるというのが今日までの社会風潮だったと思います。アメリカでは逆に職が頻繁に変わることによって地位もあるいは待遇もよくなっていくということで、むしろプラスイメージで受け取...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) この任期制法案の趣旨が、先ほど来申し上げているように、異なる経験や発想を持つ多様な人材を積極的に受け入れることによって活性化を図るということにあるわけですから、私は、そういう趣旨を体して、大学側がそれだけの見識と自主性を持って大いにそういう女性とかあるいは...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 御指摘のとおり、大学の役割というのは、教育、研究だけではなくて、地域社会のニーズにこたえるということも重要な使命の一つだと認識しております。 今回の法案は大学の活性化ということが目標ですけれども、今後、こうした大学の活性化を通じて、その結果として地域社...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 昭和六十年に大学設置基準を改正しまして、社会人を大学の教授等に採用できるように大学教員の資格に関する規定を改正した経緯がありますし、また平成六年の大学審議会の答申では、教員の採用の改善ということで、社会人教員の積極的登用、こういうことを提案されております。...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) ただいまの御決議につきましては、その御趣旨に十分留意をいたしまして対処してまいりたいと考えております。 | ||
06月04日 | 第140回国会 衆議院 文教委員会 第18号 議事録を見る | ○小杉国務大臣 このたび、政府から提出いたしました著作権法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 近年、コンピューターを用いた情報処理の技術及びネットワークを用いた送信の技術が著しい進歩を遂げ、インターネットを初めとするさまざまな情報...全文を見る |
06月06日 | 第140回国会 衆議院 文教委員会 第19号 議事録を見る | ○小杉国務大臣 著作物の保護期間の延長については、昨年九月の著作権審議会の小委員会でもその報告の中に盛り込んだところでありまして、我が国としても積極的に取り組んでいくべき課題というふうにされております。その際に、今御指摘のように、国際的な動向も踏まえつつ、こういうことも言われてお...全文を見る |
○小杉国務大臣 インターネットなどマルチメディアが急ピッチで普及発展している中で、こうした著作権の問題も、もうほとんど毎国会改正案をお願いしているという状況でございます。 確かに、今までの著作権保護に関する日本の国民の認識というか、それは決して深いものではなかったと思います。...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 神戸市の須磨区を初め、実を言うと、個人的なことですが私の家内は神戸市の須磨区の出身でございまして、あのような事件、そして今御指摘の一連の最近の事件を見るにつけましても、私は、本当に痛ましく残念なことだと思っております。 学校現場では、日ごろから特別活動を通じて...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 御指摘のとおり、今回の事件は極めて衝撃的であったと思います。特に、近隣の小中学校の子供たちに与えた心理的な影響、これは非常に無視できないものがあります。 そこで、文部省としても、養護教諭初め学校医、あるいはスクールカウンセラー、こういう人たちの協力を得て適切に...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 著作権の保護の重要性について、国民の意識改革を図ることは重要だと思います。 特に、アジア地域では、今御指摘のように、まだまだこの著作権制度というものが十分整備されておりませんし、意識もそれほど高いとは言えないと思います。そういう状況を改善するために、アジアの一...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 今、具体的には小野次長から答弁いたしましたが、今後、この分野は大変急ピッチで情報技術の発展が見込まれているところであり、また、それに伴って、著作権保護の意識をもっともっと深める必要がある、こういうことから、そして国際的な動向も目まぐるしく動いておりますので、私ども...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 この問題は閣議でも、特にこれは警察、当事者である兵庫県警のみならず、全国の警察を総動員をしてこの凶悪な事件の解決に当たる、そして各省も自分のできる分野を徹底的にやってほしい、こういう申し合わせがありますので、文部省としても、先ほど来お話ししている各般の施策を通じて...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 先ほど小野次長から答弁したように、映像に関する実演家の権利の問題については各国間の意見が合わずに見送りということになりましたが、この問題については平成十年度、来年度中に協議をする、国際的にも新条約の検討が九月に開始される、こう聞いておりますので、私たちとしても、そ...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 お話しのとおり、仲介業務法、今法律の現物を見せていただきましたが、確かに片仮名になっておりますし、また内容も基本的に変わっていない。これだけ社会が激変しているにもかかわらず、果たして今のままでいいのか、こういうことから、現在、著作権審議会の中に権利の集中管理小委員...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 肥田委員の言われること、私はほぼ同感でありますが、特に最近、物の豊かさよりも心の豊かさを求めるという風潮、機運が高まってきたということは、私は喜ばしいことだと思います。そういう見地から、今文部省でも学習指導要領とかその他で古来の伝統文化の継承発展、あるいはすぐれた...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 では、私から概括申し上げて、あと具体的な取り組みについては次長から答弁をさせます。 一度切れた著作権を復活させるということは、既存の利用関係者には重大な影響を与えるわけで、そこら辺がいろいろ利害がふくそうして調整が難しいところですが、関係団体からこの件について...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 著作権とは何ぞやというこの概念ですけれども、従来、個人の所有権とか権利というものは見えるものが中心でしたけれども、私は、やはり創作者がいろいろな新鮮な着想力で、そして創造力を生かしてつくったものは十分保護されるに値する貴重お財産である、そういう概念がまだまだちょっ...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 私の近所でも、子供劇場みたいなものをつくって、もう本当に手弁当でやっている人たちを見て、大変いいことだなと思っております。 今文化庁次長から答弁したのは、文化庁としてやっている、比較的公的な関与のできる部分の助成をやっているのですが、そういう草の根的なものにつ...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 後で初中局長から説明させますが、概括的に申しますと、今国で一律にこうしなさいということを決めているわけではありません。これは、地域の実情とか保護者の考え方にゆだねているという考え方でございます。 | ||
06月09日 | 第140回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第5号 議事録を見る | ○国務大臣(小杉隆君) 教育改革プログラムの中身を要約して申しますと、教育改革は二つの視点と三つの手法に集約できると思います。 二つの視点とは、まず一つは、今お話しのとおり、現在国際化とか経済の高度化、グローバル化、さらには情報化、高齢化、少子化、こういう時代の変化の中で、そ...全文を見る |
06月10日 | 第140回国会 参議院 文教委員会 第17号 議事録を見る | ○国務大臣(小杉隆君) 近年、介護等の社会福祉の分野のみならず、教育やスポーツあるいは文化、自然環境保護、国際交流など幅広い分野でボランティア活動は行われております。ボランティア活動に参加することは、他人を思いやる心とか命のとうとさを学んだり、またそれによって自己実現を図るという...全文を見る |
○国務大臣(小杉隆君) 先ほど申し上げたように、ボランティア活動の意義というものは非常に大きなものがあります。ただ、ボランティア活動というのはあくまでも自発的でなければいけないし、また無償、要するに報酬を求めない、無償性とか公共性というものが基本理念でなければならないと思います。...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 今御指摘のように、昨年七月の中教審第一次答申においてそういった提言がなされております。そしてまた規制緩和推進計画、政府の計画でも、これは三月に発表したんですが、その中でも取り上げておりまして、単位認定については、生徒のみずから学ぶ意欲の向上等の生涯学習の基...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 我々の問題意識は今度提案された方々と全く同じです。しかし、今までは、今厚生省からお答えがあったように、これだけ大量の教員志望者を受け入れる施設の受け入れ体制とか、あるいはその期間とか、そういう詰めるべき問題点が多々あったということで今日まで来たと。今回はよ...全文を見る | ||
06月17日 | 第140回国会 衆議院 文教委員会 第20号 議事録を見る | ○小杉国務大臣 基本的な問題ですので、私からちょっとお話ししたいと思います。 今、鴨下委員が御指摘のように、単なる机の上の勉強、知識の詰め込みだけではなくて、実体験、社会体験を通じて、本当にいろいろ自分で考え、自分で判断をし、自分で行動するという、そういうみずから生きる力をつ...全文を見る |
○小杉国務大臣 昨日、生涯学習審議会に私が諮問したのは、今後の週五日制実施に伴って、家庭や社会の果たすべき役割が非常に大きくなってくる、そして、図書館とか博物館のあり方についても検討の余地がないか、そういう主として二つの側面から諮問したわけですが、学校の中でボランティアの時間を設...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 例えば、最近大学の中にはアドミッションオフィスというような仕組みが導入をされまして、これはもうずっと常設して、入学者の選抜のためのいろんな資料を集めたりそういうことをやって、単なる瞬間的なペーパーテストの成績だけじゃなくて、その学生が高校生活でどういう活動をしてき...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 私は実体験というものは本当に大事だと思います。そのために、今度週五日制が完全実施になれば、私は単に学校だけの改革にとどまらず、社会全体そして家庭が、その休みのふえたお子さんたちをどう実体験、社会体験あるいはボランティア体験あるいは環境体験をさせるか、これが重要だと...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 戦後、新しい憲法のもとで、基本的人権の尊重ということは大きな柱の一つです。それから、学校教育法あるいは教育基本法に基づきまして、いろいろ児童の発達段階に応じたそういった人権の教育をやってきたところでありますが、しかし昨今、国連を初めとする内外の人権に対する関心の高...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 人権問題というのは、これはもう文部省のみならず法務省なり総務庁なり、各省庁挙げてやるべき仕事だと思っております。 文部省としては、先ほど来申し上げているように、今年度から推進地域とかあるいはモデル校というようなことでやっておりますし、資料の作成とか教員の養成面...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 おもしろい数字を御紹介したいと思います。今、盲聾養護学校で教育を受けている、特殊諸学校への就学率の国際比較を見ますと、日本は〇・三八%に対して、アメリカ〇・五%、ドイツ三・八二%ということで、日本が一番盲聾養護学校へ行く率が低いのですね。そのことは、障害を有する子...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 今回、教職員定数改善計画が来年度で完結すべきところを二年延長になったということは、残念なことであります。 しかし、今危機的な財政状況の中で、聖域を設けない、こういうことで、文部省関係でも、私学助成、義務教育費国庫負担金、そして高等教育、こういう分野にも非常に厳...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 この決議がなされたときと現状とはもう相当財政状況が違っているということが一つあります。附帯決議、何とか私どもも尊重して着実にこれを実行したい、こういうことであったわけですけれども、全体として二年間延長になったことは残念だというふうに思いますけれども、そうした事態、...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 今国会でも重要な法案であった健康保険にしてもあるいは介護の問題にしても、本来、教育とか文化とか社会保障というのは、油断していますとどんどんどんどん膨らんでいく、要求にはもう限りがありませんから、当然これは財政に非常に大きな影響を与えるという要素を内在していると思う...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 ここに限らず、学校法人の適正な運営あるいは土地取得の適正化、こういう問題については、これからも注意深く適切に対処していきたいと思っております。 | ||
○小杉国務大臣 今度の教育改革プログラムでも、柔軟性、多様性ということを一つの柱に考えておりまして、今までのような単一の考え方ではなくて、そういった要素を取り入れるようにということですけれども、おのずからこれは、憲法から、教育基本法、学校教育法あるいは学習指導要領という一つの制約...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 私は余り専門的によくわかりませんが、常識的には、やはり小学校低学年ぐらいまでは余りそう差別をつけるような、そういうのはよくないと思っております。 | ||
○小杉国務大臣 実は、私もこの間孫が生まれまして、ゼロ歳から塾へ通っているから、何をやっているんだと娘に聞いたら、何か右脳を開発する塾だというのですね。いや恐るべき時代だなと自分自身びっくりしたのですが、これはどういうふうに考えたらいいのか。いろいろまた委員の御意見も伺いながら、...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 保坂委員がいろいろな角度から研究されておりますので、そういったことを十分参考にさせていただいて、とにかくいじめの問題なんかにしても子供の視線で考えるということは非常に大事だと思いますので、大いに参考にさせていただきたいと思います。 | ||
07月10日 | 第140回国会 衆議院 文教委員会 第21号 議事録を見る | ○小杉国務大臣 まず、今回の事件で亡くなった土師淳君に心から哀悼の意を表したいと思います。また、この件に関して非常につらい思いをされている御家族を初め御親族の皆様に、遺族の方々に心からお悔やみを申し上げたいと思います。 今回の事件で、十四歳の中学三年生が容疑者であったというこ...全文を見る |
○小杉国務大臣 まず、文部省としての基本的な対応について私は申し上げ、もし必要があれば、詳細は担当の方からお答えいたします。 この十四歳の少年が容疑者として逮捕されたというニュースを聞きまして、私も、これは非常に重大な事態だということで、早速文部省に駆けつけ、深夜、事務次官、...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 心の教育とは何ぞやというその概念は、非常に漢としていると思われるかもしれませんし、私自身もまだきっちりした概念でとらえているわけではございません。これはいろんな角度から検討されるべき問題だと思っております。 ただ、こうした事件に限らず、最近青少年の犯罪が凶悪化...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 先ほどお答えしたように、中央教育審議会に対して、幼児期からの心の教育のあり方を来月上旬諮問するという予定にしておりますが、今河村委員から御指摘のように、この問題は学校教育のみならず、家庭教育、社会教育も重要なかかわりを持っている、そういう認識でおります。 そう...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 官房長官の発言は閣議で行われたものではありませんで、記者会見の席上であります。したがって、閣議の場ではこの問題について議論したことはありません。 | ||
○小杉国務大臣 これは、官房長官は官房長官としてのお考えを述べたものだと思います。私からは、閣議の席では、この問題が非常に社会的注目を浴びているという見地から発言をいたしました。 その内容は、先ほどお答えしたように、文部省としてこの事件が起こってからどういう対応をしてきたかと...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 中教審の第二次答申が先般出されましたが、これはひとつ、それがイメージが強過ぎると思うのですが、第一次答申もあわせて総合的に御判断いただきたいと思うのです。 今御指摘の点は、第一次答申では、個性尊重とかゆとりある教育とか、そういう部分がかなり指摘をされております...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 公立学校の役割というのは、さっき答弁を漏らしましたけれども、これは、憲法とか教育基本法とか学校教育法で国民に広く学習の機会を与え、ある一定の水準以上の知識を習得してもらう、こういうことだと思いますが、今最後の部分でおっしゃられたように、私の経験でも、公立の小学校、...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 私は、文部大臣になってキーワードといたしましたのは、オープンということです。とにかく開かれた学校づくり、こういうことで、今言われた教師、非常に多様な教師が必要じゃないかという観点から、例えば社会人教師、教員免許状を持たなくても、特別非常勤講師としてどんどん教壇に立...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 来月上旬にこの件で諮問をするということは、そのとおりでございます。 具体的な諮問内容については現在鋭意詰めている段階ですけれども、特に、生命を尊重する心とか他人に対する思いやり、そういった社会性、倫理観というものを幼児期からはぐくんでいく、こういうことが大切で...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 基本的なことは私から申し述べて、補足があれば局長の方から答弁させます。 まず、心の教育については、今御指摘のとおり、第一次答申の中にもかなりこの部分は含まれております。といいますのは、いじめ、登校拒否というような事態を踏まえてそういう答申になったと思うのですが...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 御指摘のように、従来の知識を一方的に教え込むという教育から、生徒が一人一人みずから考え、主体的に判断し行動する、そういう教育をという、新しい学力観に基づいた教育、これは私は必要だと認識しております。ただ、今お話しのとおり、従来型の学科、教育内容でやっている上にさら...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 今、情報が非常に多く得られる 時代ですから、昔のように学校でしか知識を教えられない時代とは違うわけですから、この部分は学校で教えなければいけない、この部分は学校で教えなくとも他の情報メディアから得られるとか、そういうふうに仕分けをきちっとして、学校で教える必要が...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 今度の事件の背景なり動機というのがどこにあったのか、何がそこまで追い込んだのか、その子供個人の何か事情によるものなのか、あるいは学校教育に端を発しているのか、あるいは家庭なり社会に問題があったのか、その辺はまだ十分今の段階では明らかにすることは不可能であります。 ...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 この神戸市須磨区の事件については、いろいろな情報、未確認の情報も含めて飛び交っておりますが、私としては、できるだけ冷静に、客観的に事実を把握するということがまず先決だろうと思いまして、直ちに担当官を派遣し、またプロジェクトチームをつくり、政務次官も派遣をして情報収...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 たまごっちの例を出されましたけれども、テレビゲームあるいはビデオにしても、大変どぎつい暴力の場面とか性の場面が出てまいりまして、何か幻想というのか空想というのか、そちらばかりが肥大化する傾向があります、バーチャルという言葉がはやっていますけれども。 私は、今の...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 薬物乱用というように割と特定したテーマについては、割と各省庁でもそれに焦点を当てて協議しやすいと思うのですが、青少年問題全般ということになりますと非常に多角的な要素が含まれておりまして、なかなか焦点が絞りにくい。そういう中で、今御指摘のように、総務庁を中心とした青...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 私は、就任以来、O157を学校給食の現場からは絶対出すな、こういう趣旨を何回も強調してまいりましたし、私自身が給食関係者の会議に出てそういうことを強く要請しましたし、また予算面でも、ドライシステムを初め施設設備の面でも相当破格の予算措置をしました。それから、たびた...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 今までの答弁と重複するところは省きます。 私は、子供が成長していく過程の中には、家庭、学校、社会とそれぞれ教育的な働きかけがあり、それぞれ機能があると思うのです。しかし最近、こういった教育機能が果たして十分子供の成長にマッチしていっているかどうか、それは大いに...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 私は、小手先の対策じゃなくて、できるだけ根源に迫るといいますか、どこに問題があるのか、そういったことまで含めてやっていただきたいと考えております。 | ||
○小杉国務大臣 心の教育については、学校の先生も親も模索を続けておりますし、また、子供自身も、日々いろいろな悩みの中で一生懸命生きようと努力をしております。私は、今度の中教審の答申に当たっては、できる限りそうした親とか教師の意見も聞く、それから、長い間子供のそういった問題について...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 必ずしも八月中に結論を得るということは決めておりません。できるだけ早くということはお願いしておりますけれども、今御指摘のように、幅広い観点から、そして大所高所から検討していただくということから考えますと、そう性急に結論を求めるということは酷ではないかと思っておりま...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 この定数改善計画につきましては、この委員会でもたびたび各委員から御指摘がありました。私も財政構造改革会議で何度か発言をしまして、そういう短期的な視点からやっては困るということ、教育改革を進めていく場合に、やはり教職員の確保というのは重要な要素であるということを再三...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 中学生の時代というのは、非常に心身の発育が著しい時期であり、自我に目覚める時期でもありますし、また特に受験ということを考えますと、非常に精神的な動揺とか将来に対する不安というものがあるわけでありまして、学校全体あるいは社会全体に対する批判の気持ちがあるというふうに...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 まだ真相が解明されておりません段階ですし、捜査が進展している中でありまして、私もできるだけ早く真相、背景、動機を探りたいということで、早速担当官を派遣したり、佐田政務次官にも行っていただいたりして情報収集に努めているのですが、正直なところを言って、今までこれぞとい...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 私は、地方分権とか規制緩和とかと言われる根本のところは、やはり自己責任原則だと思うのです。ですから、こういう細かいことまで一々文部省なり教育委員会が口出しする前に、私は、学校長なり学校が判断をして決めるべきことだと思うのです。 けさの河合隼雄さんの論文なんかを...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 私は、先ほども申し上げたように、文部大臣になって一番心がけたことは、公開というか、オープンということなのですね。ですから審議会も全部公開に踏み切ったわけです。今こそ私は、学校と父母、あるいは生徒、教育委員会、こういったところがもっと胸襟を開いてフランクに話し合う、...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 心のケアというものは非常に大事でありまして、あの後、心の動揺を持っている 子供が非常にふえているということで、須磨区内に特別にカウンセラーを配置したり、それを継続して夏休み前までやっていこう、こういうことを決めて対応しております。子供それから御両親からの相談もか...全文を見る | ||
○小杉国務大臣 なかなか難しい問題なのですけれども、どういう方法があるのか、いろいろ研究してみたいと思っております。 | ||
○小杉国務大臣 子供の悩みとか訴えに耳を傾けていくということは大事なことで、文部省としても、今、国立教育会館でフリーダイヤルというのをやっております。それから、今保坂委員が指摘されたイギリスのチャイルドライン、私もできたら現場を見てみたいと思っておりますし、近くその関係者も文部省...全文を見る | ||
07月16日 | 第140回国会 参議院 文教委員会 閉会後第1号 議事録を見る | ○国務大臣(小杉隆君) まず、神戸市須磨区内で起きた一連の事件で亡くなられました土師淳君、山下彩花ちゃんに謹んで哀悼の意を表したいと思います。そして、心に深い傷を負われた遺族の方々にも心からの弔意を表したいと思います。また、けがをされたお子さんにもお見舞いを申し上げたいと思います...全文を見る |
○国務大臣(小杉隆君) 私は、子供の心の教育は、家庭、学校、社会、この三者が連携してやっていかなければいけないと思います。 今御指摘のように、最近の家庭を見てみますと、核家族化、少子化という中で子供に対する教育力は非常に低下しております。昔はおじいちゃん、おばあちゃんが大変い...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 今度の教育改革プログラムの中でもあるいは中教審の答申の中でも、今まさに小野委員が言われた方向を目指したところでございます。 そこで、今度の教育改革プログラムにしても中教審の答申にしても、子供たちにできるだけボランティア活動、自然体験、あるいは共同体験、...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 今、北岡委員が言われた内容について私もほぼ同感であります。権利を主張する一方では義務を果たさなければいけない、こういう気持ちは根底に持っていなきゃいけませんし、自分自身持つと同時に、相手にもそうした権利を侵さない、あるいは義務を果たさせる、そういう気持ちも...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) スポーツくじにつきましては長い経過がありまして、平成四年に体協、JOCからぜひこういう制度をつくってほしい、こういう要望がありました。そして、各党とも検討され、スポーツ議員連盟を中心に議員提案という形で提案をされてきたものであります。先般の通常国会におきま...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) この事件の容疑者が十四歳の中学三年生であったということを私は深刻に受けとめるとともに、さらに連続通り魔事件の容疑者としても再逮捕されたということに改めて大きな衝撃を覚えております。 現在、この事件の背景なり動機がどこにあったのか捜査当局で懸命に捜査が続...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 今回の事件は現在捜査中であって、その事件の直接の動機なり背景というものはこの捜査の進展にまたなければなりませんが、この事件に至った一連の社会の状況等あるいは学校、家庭、それぞれ分析をする必要があると思っております。 文部省として何をなすべきか、これを先...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 一部に、心の教育についての答申を八月中にという報道がありましたけれども、これは誤りでございます。私どもはこの心の教育という概念は非常に幅広いものがあろうと思いますし、それぞれの人によって受けとめ方もさまざまだと思います。 私どもは、そういった観点からじ...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 今御指摘のことは私もおおむね同感できる部分ですけれども、従来、学校で何か事件が起きますと、例えば子供が先生に率直に話したことが警察へすぐ伝わると子供と教師との信頼関係が損なわれるというような点もありましたし、また学校が教育を放棄したというような批判もされる...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 今回の事件の直接の動機や背景は警察当局の捜査の進展を見きわめなければなりません。現時点で断定的なことを申し上げることは私は控えるべきだと思っております。 ただ、この事件の当事者、つまり被害者も、また加害者と思われる容疑者も、ともに義務教育にかかわる子供...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 今、定数問題を中心に語られましたけれども、私は、まず大事なことは、未確認情報がはんらんしている中で、この事件の背景、動機がどこにあったのかということを冷静に客観的に分析をし究明することが大事だと。そして、だれかに責任を負わせる、例えば定数問題だけが果たして...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) お気持ちはよくわかりますが、私は現実には大変難しいと言わざるを得ません。来年度予算、例えば公共事業費あるいはODA、相当大幅にカットしております。これから将来の世代にツケを残さない、こういうことからすべて聖域を設けないということでいろいろ財政再建計画あるい...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 来年度予算に関しては既に先日財政構造改革会議の結論のとおり閣議決定をしておりますので、今さらこれを変えるということは不可能であります。 | ||
○国務大臣(小杉隆君) 余り短絡的に物を考えたくないんですね。事件の背景、動機その他を冷静客観的に今究明しているところですから、お気持ちは再々申し上げているようによくわかりますけれども、現実を冷静に客観的に直視いたしますと、先ほど来の答弁以上のことは申し上げかねます。 | ||
○国務大臣(小杉隆君) 現在捜査中であって、この原因がその子供固有のものであったのか家庭に原因があったのか、あるいは学校、社会に問題があったのか、その辺は今捜査当局で懸命に捜査をされておりますので、その背景なり動機というものは、まだ現時点では何とも申せないわけでございます。 ...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 今その背景、原因というものを捜査中でありまして、因果関係が本当にあったのかどうか、その辺はまだつまびらかにしておりません。ただ、学校教育の場で現実にいじめとか不登校という事態をもたらしていることは現実でありますし、全く関係がないと言い切れるのかどうか、その...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 本岡委員への答弁と同じことになるんですけれども、上山委員も与党の一員としてこの問題については財政構造改革会議のあのプロセスの中で相当御努力をいただいた結果、総定数は減らさないと。ただし、期限を二年延長ということで結論を得たわけですけれども、他の予算との関係...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 去る六月十六日に発足した第四期の生涯学習審議会においては、青少年の生きる力をはぐくむ地域社会の環境の充実方策について諮問を行いました。その中で、子供たちを取り巻く学習環境の一つとして、おけいこごと、塾とかスポーツ教室、学習塾など多様な民間教育事業の役割とか...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) お言葉ですが、認知をしたということではありません。私どもは、厳然として塾が存在すると、こういう実態を直視して考えていかなきゃいけないということであります。それから、学校五日制の趣旨はできるだけ子供たちにゆとりを持って自然体験なり社会体験を積んでいただこうと...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 今度の中教審の答申は、規制緩和という観点よりもむしろ子供一人一人の個性を生かすという面から、今までの単線型構造からできるだけ選択ができる複線型構造にしていく一環として、中高一貫教育とかあるいは大学入学年齢の特例、こういうことを設けたわけでありまして、ただこ...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 現在、この事件についてはその動機なり背景を捜査中でございますが、それの詳細な事実関係はさておき、こうした事件の被疑者が中学生であったということから、私たちはその事実関係はさておき、いずれにしても子供たちの心にかかわる問題だという受けとめをしておりまして、そ...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 今引用されたように、人ごととは思えないとか、気持ちがわかるということを同世代の子供たちが感想、意見を述べているという報道は私も承知しております。 中学校の段階というのは、私も振り返ってみますと、心身の発達が非常に著しく、また自我にも目覚める時期でもあり...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 事実関係は今局長から答弁したとおりでございます。 私は、基本的には、教育というのは学校と児童並びに家庭との信頼関係の上に築かれるべきものであって、そういった観点から今後とも教育委員会に指導あるいは助言を行っていきたいと思っております。各教育委員会が責任...全文を見る | ||
○国務大臣(小杉隆君) 私は事実関係はよく承知しませんが、一般論としてはおっしゃるとおりだと思います。 | ||
○国務大臣(小杉隆君) 必要性は認めます。 | ||
○国務大臣(小杉隆君) 少年法をめぐっては、今御指摘のとおり、審判の非公開とかあるいは手続関与者が限定されているとかいろいろな問題点がある、あるいはいろいろな議論があることは承知しております。 それはさておきまして、私どもとしては現行法を前提として何ができるのかということで、...全文を見る | ||
10月17日 | 第141回国会 衆議院 本会議 第5号 議事録を見る | ○小杉隆君 私は、自由民主党を代表して、財政構造改革の推進に関する特別措置法案に関して、次の五点に関し、総理大臣並びに大蔵大臣に質問をいたします。 まず第一は、財政赤字の国民生活に及ぼす影響について、大蔵大臣にお伺いいたします。 現在、我が国は、他国に例のない急速な高齢化...全文を見る |