木庭健太郎

こばけんたろう



当選回数回

木庭健太郎の1990年の発言一覧

開催日 会議名 発言
04月24日第118回国会 参議院 社会労働委員会 第2号
議事録を見る
○木庭健太郎君 私も、まず最初に、所信に対する幾つかの御質問をしたいと思います。  午前中から審議になっておるんですけれども、とにかく今の現状を見たときに、やはりこれからの老後という問題を振り返ったときに、年金にしても果たして生活できるのかな、病気しても本当にきちんとした医療が...全文を見る
○木庭健太郎君 大臣そうおっしゃっていただきましたけれども、午前中も午後も新行革審の話が出ました。その新行革審の最終答申を見ておると、高齢のピーク時で五〇%未満ということをやっぱり言っていますし、少なくとも二十一世紀初頭で四〇%台半ばというようなことを言っている。これで一体できる...全文を見る
○木庭健太郎君 まさに大臣が言われたとおり、福祉を論じるときは抽象的な概念じゃだめだということは言われるとおりだと思っております。その意味では、今回初めて十カ年戦略という形で、具体的数字を挙げながら大幅拡充という方針を厚生省が打ち出されたということは非常に評価をいたすのですけれど...全文を見る
○木庭健太郎君 先ほど木暮委員の方からは、諸外国との比較は余り参考にならないとおっしゃいましたけれども、やはり福祉を見るときに各国との比較も私は大事だと思っております。その意味では、現在ヘルパーに限ってですけれども、ヘルパー数について諸外国との比較をぜひこの際お伺いしておきたいと...全文を見る
○木庭健太郎君 一応十万人当たりも、もしお調べなら教えていただけますか、十万人当たりのヘルパー数を。
○木庭健太郎君 私は正直言ってまだ日本の現状は、単純比較できないとおっしゃるけれども、やはり十万人で二百人ですから、何人ですか、五百人に一人というような数にしかならない。十万人体制ができ上がったらどうなるかということについて、先ほど午前中御答弁があって、百五十人当たりに一人という...全文を見る
○木庭健太郎君 それならば、大臣に改めてお伺いしたいと思うんですけれども、このヘルパー十万人という数字は現実施策の中で種々の困難が伴うから、本当はまだまだ必要だと考えているけれども、とりあえず十カ年計画では十万人でやむを得ないというような考えで出されたものなのか、それとも我が国の...全文を見る
○木庭健太郎君 そうすると、先ほど聞いていましたら、たしか二〇一〇年がピーク時だというふうにおっしゃいましたけれども、そうなると、この十カ年戦略が終わったとき、大臣のお答えを聞いていますと、ほぼこれで姿としては整った。そうすると、二〇一〇年の時点でもこれだけの体制ができ上がってい...全文を見る
○木庭健太郎君 そう言われるのですけれども、私が今三十代の後半でございます。今一番こういう問題に不安を抱いているのは実は私たち三十歳代ですかね、ピークを迎える世代が本当に公的福祉でやってもらえるのか。もう極めてその辺が、高齢化社会が早く進むとかいろんな要素があるにしても、それ以上...全文を見る
○木庭健太郎君 もちろんそれが一番大事なことでございますし、実現しないと将来の姿も見えませんし、実際そのとおりでございますけれども、ぜひそういった今の若年層に対してそれこそ高齢化社会を教えるためにも、厚生省としてぜひそういった方向のビジョンに早急に取りかかってほしいなという気もい...全文を見る
○木庭健太郎君 その中で今言われたように確かに市町村が実施主体でございますし、そういった意味では市町村が実施をもっともっとしたいというような意欲を上げるためにも、一つは国庫負担率の問題があるんですけれども、この国庫負担の割合をさらに引き上げるようなこととか、そういったものも考えた...全文を見る
○木庭健太郎君 そう言われると思ったんですけれども、生活保護並びでいくと四分の三なんですね。そういったやり方も本気でやるならばあるんじゃないかなと考えるんですけれども、これを検討する考えはないですか。
○木庭健太郎君 もう一つ、手当のことを訴えようと思ったらそちらの方から手当額の改善というのが早々と出てまいりましたので、実際今言われるとおり、ヘルパーの方たち、介護型で年間二百四十三万円、家事型で百六十二万円ちょっとですね。そういった意味じゃ、本当に職務の重要性から見ると非常に低...全文を見る
○木庭健太郎君 それからもう一つ、ホームヘルパーが不足する中で、パートによるヘルパー派遣事業を積極的に推し進めて大きな成果を上げています、そういう自治体もございます。例えば宮崎県ですけれども、ここは公的ヘルパーが百八十六人に対してパートのヘルパーが約二百三十人にもなっている。そし...全文を見る
○木庭健太郎君 それから在宅三本柱の一つになっておりますショートステイの問題についてお伺いいたします。  ショートステイの利用の仕方の問題でございます。現在は、多くの市町村の場合はショートステイを利用しようとするときは、窓口へまず住民票、健康保険証、所得証明書、とにかく書類だけ...全文を見る
○木庭健太郎君 文部省の方に来ていただいておりますので、視点を変えて一つだけお伺いしたいと思います。  新しい時代の真の老人対策を生み出すかぎというのは、一つは若い世代にどれだけこういった高齢化ということに対する問題意識のすそ野を広げるかどうか、それが大きなポイントだと思ってお...全文を見る
○木庭健太郎君 この件についてはぜひいろんな形での展開をお願いしたいと思います。  それから寝たきり老人ゼロ作戦に関連して一つお尋ねをいたします。こういう寝たきりとか痴呆性については、病院に入る前にまず予防策を充実させることというのがどなたもおっしゃることでございます。そのため...全文を見る
○木庭健太郎君 それとゼロ作戦に関連いたしまして、このゼロ作戦をやる中でもう一つのポイントになっているのが訪問看護制度、そういうものがあったと思うのです。それの充実が一つの重要なポイントだと思うんですけれども、ゼロ作戦の戦略からこの訪問看護制度というのが全くどこかに飛んでしまって...全文を見る
○木庭健太郎君 ゼロ作戦の最後にお尋ねしますけれども、機能訓練の充実をして訓練を行う場所の確保としての市町村保健センターなどの活用、また機能訓練会場への送迎体制の確立を考えておられるようですけれども、そもそもセンターに専門のリハビリ要員、センターに限らずこういう機能訓練をやるとこ...全文を見る
○木庭健太郎君 ありがとうございました。
○木庭健太郎君 まず、この制度につきましては、もともとカンピロバクターの問題とか従前から指摘されていたわけですから、正直言いましてようやくできたか、遅かったなということを指摘しておきたいと思います。  それで、私どもは先般党の方で、どういうふうにしてこれを処理するのかということ...全文を見る
○木庭健太郎君 厳正にしてそういうおかしなことがあれば処罰するというんじゃなくて、それじゃ後退した行政ですから、その人たちが本当に保たれるのかどうかというのを積極的に行政が働きかけていくのが私は筋だと思いますので、その辺もお願いしたいと思います。  それともう一つ、実際に行って...全文を見る
○木庭健太郎君 先ほども質問があっておりますけれども、輸入食品の安全性チェックの問題でございます。先ほど御指摘あったように年々増加しておりますし、厚生省としても平成二年度十人の増員ということもおっしゃっております。ただ、大臣として、今後輸入食品の安全性チェックに対して消費者保護の...全文を見る
○木庭健太郎君 最後に一つ。ようやくこうやって食鳥肉の検査制度ができようとしているわけですけれども、もう一つ早急にやらなくちゃいけない問題が今一番指摘されておりますポストハーベスト農薬の問題でございます。例えばアメリカで今収穫後使われている五十八物質のうち二十二種の農薬は日本でま...全文を見る
05月24日第118回国会 参議院 社会労働委員会 第3号
議事録を見る
○木庭健太郎君 きょうは、労働省はまだこういう言葉は使っておりませんけれども、いわゆる過労死の問題についてお尋ねしたいと思っております。  最近、民間保険会社が都内の企業に勤める二十代から五十代までのサラリーマンを対象にしてアンケート調査をやっておりますけれども、このときに、四...全文を見る
○木庭健太郎君 本当に自分自身の問題としてとらえれば、随分こういう問題に対する考え方も変わってくるだろうと思いますし、またこういう予防の問題ですね、本当は一番それをやりたいんですが、それはまた別の機会に残させてもらって、きょうは特に昭和六十二年の十月、労働省の方が二十六年ぶりに労...全文を見る
○木庭健太郎君 そして、六十二年に改正されたわけですけれども、数字をちょっとお伺いしたいんです。六十二年、六十三年度、いわゆる過労死に関連する労災の請求件数、それから認定件数、また逆に業務外と判断された件数、まずこれはそれぞれ何件ですか。
○木庭健太郎君 業務外はわかりますか、業務外決定をした分は。
○木庭健太郎君 いや、聞いたときに、請求件数ありますよね。翌年まで持ち越されるケースもあるわけですよね。そうなると、そういう数字を言っているとちょっと誤りになりませんか、大丈夫ですか。
○木庭健太郎君 そしてまた、業務外になりまして、その後に保険審査官に上がり、それから保険審査会で審査するわけですけれども、この際に却下された件数及び認定された件数、それぞれわかればこれもお願いします。
○木庭健太郎君 それから、この認定件数で都道府県別の認定状況というのがございますか。
○木庭健太郎君 それともう一つ、六十三年度になると今度は新認定基準になって判断されたわけなんですけれども、この二十九件のうち、もし旧認定制度だったら認められなかったなと思われるものは、何件あるかわかりますか。
○木庭健太郎君 都道府県のやつは後でぜひいただければと思います。  この問題をやるときに私もちょっと困りましたのは、基礎データの問題なんですね。例えば、請求件数が出ていて認定件数は出る。しかし、一体本当に却下されたのは何件なのかというのはわからない。それからまた、請求件数はある...全文を見る
○木庭健太郎君 今あったように、確かにこの認定件数というのがまだ現実いろんな問題が起きている中では少ない。特に申請件数が、せっかく新しい基準になったのですけれども、今のところ七百件足らずでございます。もう大臣もよく御存じでしょうけれども、心臓病とか脳疾患で年間亡くなる方というのは...全文を見る
○木庭健太郎君 ぜひそのようにお願いして、先ほど大臣おっしゃったように、本当に血の通った形というものをやるためにはきちんと説明してやることだと思うんです。そういうのが欠落すると、そうやってやってもだめなんだというような形で受け取られがちですから、もうぜひそれはお願いしたいと思いま...全文を見る
○木庭健太郎君 それは何か医学的なデータをきちんと指し示されて出た結果なんですかね。
○木庭健太郎君 じゃちょっと個別の問題として伺うんですけれども、一週間の見方なんですけれども、例えば年末とか年度末とか物すごく忙しいときを乗り切っていって、その一週間後にばたっと倒れた、こういうときは認定されますか。
○木庭健太郎君 ちょっともう少しほかの例で、例えばこんなこと、一週間の中で当然日曜日が一日入ってくるわけですね。このときに一日は休んでしまったと、その一週間のうちの一日だけですね。休日が入ったときは何か業務外となるというようなことをいろいろな人が言われたんですけれども、この点はど...全文を見る
○木庭健太郎君 そうすると、もう一つしつこく聞こうかなと思ったんですけれども、おっしゃいましたので言いますと、確かに最近ある新聞も書いておりましたけれども、労働省の内部資料ということで十二ぐらいモデルケースがあるわけですよ。これにあわせてこれは認める、これは認めないというような、...全文を見る
○木庭健太郎君 もう理解したいと思っているんですけれども、こういう形のやつがいつの間にか労基署段階に流れていて、皆さんがそれを見ながらやっているというようなことがもしありましたら問題だと思うんです。ですから、その点はきちんと、今言われたみたいに労働時間だけではやらないんだというこ...全文を見る
○木庭健太郎君 その点本当によろしくお願いしておきます。  そして、これはこのマニュアルとはまた別の問題ですけれども、新認定基準の中での過重な業務かどうかという判断ですね。それは日常業務に比較して行うということになっています。しかし、今、時代を見ていましたら、日常業務ということ...全文を見る
○木庭健太郎君 それから、今度は労災認定の実務上の問題をちょっとお伺いします。  今請求人となる遺族にとって一番大きなハードルになっているのは被災者、亡くなった方の労働実態の証明の問題です。これは事実上、遺族である請求人が被災者の死が労災であることを証明できないと業務外というふ...全文を見る
○木庭健太郎君 えらく前向きに答弁をいただきまして、いや、そう言われずに多分だめだろうと思って考えてたんですけれども、ぜひそれをやっていただきたいのと、この問題御存じのとおり、同じ労働省が行う最後の労働保険審査会。この段階になるともうプライバシーも企業の秘密も、いろいろ制限あるん...全文を見る
○木庭健太郎君 それともう一点は、労災認定の長期化の問題でございます。  特に、先ほど言われたように原因がなかなかわかりにくい過労死の問題では、労基署段階で少なくとも一年、業務が立て込んでいます東京あたりではまず二年間ぐらい労基署段階での認定が出るのがかかる。さらにまた、審査官...全文を見る
○木庭健太郎君 最後になりますけれども、冒頭述べたように、既にこの新認定基準が始まってから三年近くが経過してまいりました。労基署や審査会が過労死として認定してないものを裁判所が遺族の訴えを認めたような判決も実際に出ております。そのとらえ方はいろいろあると思いますけれども、実際に出...全文を見る
○木庭健太郎君 ありがとうございました。終わります。時間です。
05月30日第118回国会 参議院 予算委員会 第16号
議事録を見る
○木庭健太郎君 私もこの席に着くのは初めてでございまして、きょうは、この委員会でも少し取り上げられましたけれども、ODAの問題、特にインドのナルマダ川流域の総合開発の問題について何点かお伺いしたいと思っております。  御存じのとおり、このプロジェクトの中で今一番問題になっている...全文を見る
○木庭健太郎君 この問題のポイントは、もういつも言われていることですけれども、このダムを建設することで三万七千ヘクタールですか、これはOECFの調査ですけれども、そういう農地や森林が水没して、それに伴って流域に住んでいる少数民族の人たち、これを中心に約二百四十の村、約十万人が移住...全文を見る
○木庭健太郎君 その世銀の調査というやつは、実際に現地住民から話を聞いているんですか。れだけ確認させてもらえますか。
○木庭健太郎君 やはりわからないんですよね。そういうふうに事前調査で本当にそこの人たちと会ってきちんとやったかどうかがはっきりしないんです。  OECF、きょうわざわざ来ていただいて本当にありがとうございました。OECFの方も決定前にこれ事前調査されていますので、まず、いつどこ...全文を見る
○木庭健太郎君 そうすると確認ですけれども、OECFとしてはこれは一部の調査だから、発電機の中の全体の中のたった一つだから、ある意味では大部分は世銀にお願いして、今の話ではOECFとしては水没する住民から直接話は聞いていないということだろうと思うんですよね。そういうことを確認した...全文を見る
○木庭健太郎君 この問題、御存じのとおり、昨年九月に六万人の大集会、大抗議集会があってみたり、水没地域の橋の上の座り込み、一万二千人がやってみたりと。それから、つい先日はこちらの東京のシンポジウムがあって、この中にも出ていらっしゃる方が何人かいらっしゃいますけれども、そういう状況...全文を見る
○木庭健太郎君 今もう先におっしゃっていただきましたけれども、一つの州に入ってない、この入ってない州が実を申しますとその一番反対していた州だと。ということは、結局反対の声は一言もまた聞かずにあれだけいろいろあったのに帰ってこられた。これはどうしてですかね。その要望もあったというこ...全文を見る
○木庭健太郎君 済みません。その見送らなくちゃいけなかったのは、一応どういう理由でというふうに言われて入れなかったんですか。それだけちょっと聞かせておいてください。
○木庭健太郎君 余りやってもこれ以上出てきそうにないんで、せっかく調査を行われたんですから、その結果どんな印象を持たれたか、プロジェクトそのものに対する進展がどうだったかという御感想と、もう一つは環境配慮という面での御感想と二つに立て分けてお聞かせください。
○木庭健太郎君 今回の問題というのは、原点はやっぱり融資を行うときの調査のあり方だ、それ がどうも欠陥があるように思えてならない。言葉で言ってしまえば、開発を優先してしまって現地の声を忘れてしまえば問題が起きるのは当然ですし、世界的に今援助と環境という問題が論議されているけれど...全文を見る
○木庭健太郎君 どうもOECFの方ありがとございました。  ところで先日、このサルダル・サロバル・ダムについてODAの追加融資を中止するという方向を固めたというような一部報道がございましたけれども、外務省、事実関係ほどうなっておりますか。
○木庭健太郎君 それでは、来月十六日にはパリで世界十五カ国それから世銀とか国際金融機関が参加したインド援助国会議が開かれることになっておりますけれども、日本としてはそのときまでにこの問題についての一つの方向性を持っていこうというおつもりでいらっしゃるんですか。
○木庭健太郎君 私も含まれていないということは大体わかっているんですけれども、その会議の席で、今慎重に検討されているわけですから、その席で一つの結論を出すような方向まで持っていくつもりでいらっしゃるのかどうか、まだまだ慎重に慎重に対応しなくちゃいけない、どちらなのかということを聞...全文を見る
○木庭健太郎君 そうすると、もしかしたら後ろ向きのやつだったら要るかもしれないということになるかもしれないと思うんで、その点ちょっと確認させてもらいたいのと、もう一つ、そうしますとこの問題、世界銀行が六月末を期限にいたしましてインド政府に総括的な対策の提示を求めておりまして、そこ...全文を見る
○木庭健太郎君 ところで、世界銀行に大きな影響力を持っていらっしゃいます大蔵省の方は、世界銀行からこの問題について今のところどのような報告をお受けでございましょうか。
○木庭健太郎君 今大臣からおっしゃっていただきましたけれども、この六月三十日、一つの期限がある。またもう一つ、大蔵省としては本当に最近環境には熱心でいらっしゃるようで、世銀とアジア開銀に環境アセスメントに関する基金の創設というようなこともお考えになって、非常に前向きに取り組んでい...全文を見る
○木庭健太郎君 このナルマダの問題だけじゃなくて、これまでもODAプロジェクトについては環境破壊の指摘が随分ございます。確かにOECFの方がガイドラインというのを策定してありますけれども、最近の状況を見ると私としてはこのガイドラインの内容充実がもっと必要だというふうに思えてならな...全文を見る
○木庭健太郎君 きょうは通産大臣がおりませんのでもうそれ以上突っ込む気はないんですけれども、どうしてももう少しこういった問題について前向きの姿勢を示しておかないと、やはり今、海外のどこへ出たときもそういう指摘される問題が本当に多いわけですから、その辺もう少し検討していただきたいよ...全文を見る
○木庭健太郎君 今おっしゃったようにばらばらでなかなかわかりにくいんですけれども、一まとめにすると、日本の人員は今援助のために千六百人程度になっておりますね。よく言われることですけれども、同規模のアメリカが三千六百人というようなことも言われておりますし、その他の援助国と比べても確...全文を見る
○木庭健太郎君 きょうは外務大臣がいないとわかってやっておることですが、官房長官いらっしゃいますね。  外務大臣代理、何か一言ありませんか、この体制について、どれくらいに持っていこうというようなお気持ちがあれば。
○木庭健太郎君 もう一つは、量から質への転換ということがODAについては盛んに言われております。質の面ではまだまだ援助各国と比べておくれているのも現実でございます。例えばアジア各国を回りましたら、日本のODAというと何と言うかというと、ローンと、つまり貸付金、借款のことだというよ...全文を見る
○木庭健太郎君 もう一つ、この有償資金協力のやり方についてももっと工夫が必要だというようなことがよく言われます。それが例えば量から質への転換といっても、そういう努力のあらわれというふうにもなるかと思うのでございます。例えばこの有償資金協力ですけれども、貸し付け後何年間か据え置きが...全文を見る
○木庭健太郎君 それからもう一つ、自分自身ODAを少し勉強しながら非常にわかりにくかったのは、ODAに関する資料の問題でもございます。この資料は各担当機関、省庁それぞれに見事なものがいっぱいございます。ただ、ある意味ではばらばらと出て、どれか一つ見て、じゃ日本のODAの全体像は何...全文を見る
○木庭健太郎君 そうは言われますが、なかなか本当はこの資料の中身というのは正直言うとわからないことが多いんですよね、出ている項目なりそういうのを見ていくと。そのことを本当はちょっと聞きたいんですけれども、何か官房長官は御用事があるようですから。  官房長官にちょっとお尋ねいたし...全文を見る
○木庭健太郎君 甚だ不満でございます。私たちとしてはぜひともやっぱり責任体制の明確化と、理念も非常に抽象的だと私は思っております。そういった意味では、その点はまだまだこれからやっていきたいと思うんですけれども、そこで打ち切りまして別の問題に移ります。  雇用保険の問題で、まず平...全文を見る
○木庭健太郎君 ただいま数字をいただいたんですけれども、この数字の中で私が一番注目したいのは、この数字は前年度より資格喪失者がわずかではありますけれども増加しているんですけれど も、それにもかかわらず受給者実人員数が減少して、しかも基本受給率も〇・二ポイントばかり低下しておりま...全文を見る
○木庭健太郎君 そのとおりだと思います。そのおかげで、雇用保険の方の余剰金でございますけれども、この三年間調べましたら、年間大体二千億円から四千億円、雇用保険の積立金、六十三年度末実績は一兆六千六百七十億円、平成元年度末は一兆九千億円が見込まれる。六十一年度末に比べると、これは実...全文を見る
○木庭健太郎君 理解するわけにいかないわけでございまして、さっきもおっしゃったんですけれども、労使折半という問題についても、確かに日本の制度は労使折半でございます。しかし、例えばEC各国を見てみれば、この社会保障費というのは当然事業者側が高くて、働いている方が少ないんですよね。そ...全文を見る
○木庭健太郎君 確かに、雇用三事業で就業率が伸びていればいいんですけれども、どっちかといったら五十八年と比べて六十三年の就業率の方がむしろ低下している現実もあるわけです。だから、もうちょっといろんな角度からやらなくちゃいけないんじゃないかなということを特に感じるわけでございます。...全文を見る
○木庭健太郎君 終わります。
06月01日第118回国会 参議院 社会労働委員会 第5号
議事録を見る
○木庭健太郎君 きょうはこの前も少しお聞きしましたけれども、将来の我が国の社会保障制度と国民負担率のあり方、これについて何点かお伺いしたいと思っております。  税と社会保障負担合わせた国民負担率、この対国民所得比は平成二年度で四〇%を超えるというようなことがほぼ確実と今見られて...全文を見る
○木庭健太郎君 そのときもうちの同僚議員が言ったんだと思うんですけれども、確かに今言われたように、状況を整えていく面も大切でしょうけれども、逆にコンセンサスを得るためにこそそういった一つの方向を示すことも大事じゃないかというふうに私も感じるんです。  それはそれとしまして、今大...全文を見る
○木庭健太郎君 今五〇%の問題、未満におさめるというのはなかなか厳しいというような大臣も御認識だと思います。  五月二十一日の記者会見で、これは厚生省の吉原次官だったと思いますけれども、年金や老人医療費の将来を考えるとなかなか難しい要素が多いというようなことを記者会見でもおっし...全文を見る
○木庭健太郎君 今福祉の充実、それこそ厚生大臣が最も取り組むべき仕事だと私も思います。また、それは国民負担率、低ければ低いほどいいのはもうわかり切ったことでもあるんですけれども、ただ何か今の政府の議論を聞いていると、印象的に一番前面に押し出されてくるのが、国民負担率の上限引き下げ...全文を見る
○木庭健太郎君 ちょっともう一つ、午前中もちょっと出ていました日本型福祉というやつですね。どういうやり方かというのはいつも御説明いただいていて大体理解しているつもりではございますけれども、ただよくわからないのは、この日本型福祉で最低限必要な保障を公的サービスで受けることができるの...全文を見る
○木庭健太郎君 もう一度ちょっと再確認なんですけれども、そうなると、せめてミニマム、最低水準というのをどこに置くかという問題あるんですが、少なくとも現行制度程度の社会保障は、日本型福祉社会であってもその一定レベル、現行レベルといいますか、これから変更あるにしても、最低水準は保障し...全文を見る
○木庭健太郎君 そうなると、また五〇%論とのあれになってくると思うんですよね。今言われた守っていくということと、五〇%という上限を見ていったときに、何か一つの矛盾が出てくるんじゃないかなという、正直言って思いがするんです。だから、ある意味では、厚生省としてはもう五〇%未満というこ...全文を見る
○木庭健太郎君 私はなかなか難しいというような気もしているんです。できれば厚生省で五〇%に抑えるという考えをお持ちなら、そうやっていかなくちゃいけないのであれば、逆に言えば、今言われた日本が今からかつてない高齢社会を迎えようとしている、そういう体験をせざるを得ないわけですね、国民...全文を見る
○木庭健太郎君 まだやりたいんですけれども、もう時間がこの分なくなりましたので、午前中も生活保護の不動産保有の問題が一点出ておりました。この制度来年からということでございますけれども、都市部を見ましたら、これわずかな土地でもすぐ最低生活費の十年分という基準は超えてしまうのが実態だ...全文を見る
○木庭健太郎君 運輸省の方がお見えですので、鉄道の駅における障害者用のエレベーターの件をお伺いしたいと思います。もし調査されたことがございましたら、こういう障害者用のエレベーターがある駅というのは日本の全体の駅のうちどれくらいあるのか、そんな調査があれば教えてほしいんですけれども...全文を見る
○木庭健太郎君 障害者の方たちが自立するため、またそういうふうに行動するため、さっき厚生大臣もおっしゃっていましたけれども、ノーマリゼーションという立場からいえば、今一番重要なのはこういう公共輸送機関の設備だと思うんです。  実は、私の地元の福岡でも、福岡県の古賀町というところ...全文を見る
○木庭健太郎君 そこが運輸省の残念なところで、指導しているんですよね、一応話はしているんだけれども、だからといって運輸省さんとしてはまだ手伝ってないんですよね。だから先ほど私が指摘したように、形として地方公共団体は一生懸命そういう障害者の申し出があれば積極的に取り組んできちんとつ...全文を見る
○木庭健太郎君 できれば私は、運輸省としてもそういう福祉という面で一生懸命乗車するときの問題については取り組んでいらっしゃいますけれども、こういう施設の面にそろそろ取り組む時期が来ているだろうと私は指摘しておきたいと思います。  大臣、お聞きになったとおりでなかなか厳しいんです...全文を見る
○木庭健太郎君 ありがとうございます。
○木庭健太郎君 きょう六月一日は改正入管法の施行日でございます。ただ、施行前に新聞報道随分ありましたけれども、みずから不法残留を申し出る外国人が入管局に殺到するというような非常に混乱を生じております。  法務省、来ていただいておりますんで、これどう受けとめていらっしゃるか。これ...全文を見る
○木庭健太郎君 本当ちょっとひどかったような気もいたします。  それで、今おっしゃった七十三条の二の問題なんですけれども、これちょっと確認させていただきたいんです。助長した場合の罰則、これは要するに、具体的には例えば、不法就労と知って雇っていた使用者はすべて処罰されるかどうか、...全文を見る
○木庭健太郎君 ありがとうございます。その二点だけでございます。  今度は大臣の方に。単純労働者の外国人の受け入れ問題ですけれども、これは昭和四十二年、四十八年、五十一年、三回閣議で、一応口頭ですけれども、原則として受け入れないという方針が出ております。その理由は何かということ...全文を見る
○木庭健太郎君 今言われたとおりのような状況だと思うんですけれども、ただ、現実としては、外国人の労働者の問題というのは現実の方が先行しているような気もいたします。  もうごらんになっているでしょうけれども、中小企業の経営者災害補償事業団、KSDですね、あれが行った最近の調査を見...全文を見る
○木庭健太郎君 先ほどもちょっとおっしゃっていましたけれども、ただ、この人手不足の問題というのは、不法就労者の問題というのは、これはいつも表裏一体で出てくることは、先ほども指摘もあったとおりなんです。何となく今の感じでいくとまだ取り締まり強化の方が先行してしまっているような気もす...全文を見る
○木庭健太郎君 前の方でいいですよ。
○木庭健太郎君 もう一つ、今の制度上の問題でいつも言われるのが入国後のフォローアップ体制の問題でございます。入国の際に、入管法に定める在留資格に該当するかどうかがまず審査が行われますけれども、入国してしまえば、後は資格どおりに行動しておるかどうかチェックするような仕組みが現在ござ...全文を見る
○木庭健太郎君 そういうフォローアップの問題ともかかわるんですけれども、労働省がかつておっしゃっていました雇用許可制度、外国人を受け入れる際に経営者に対する雇用許可の問題なんですけれども、これはたしか検討されたと思うんですが、もう最近ニュースで出てこないものですから断念してしまっ...全文を見る
○木庭健太郎君 研修制度の問題も聞きたかったんですけれども、ちょっと時間が足りないようです。  一つ、これも確認したいんですけれども、外国人の不法就労者の対応ですね。労基署とか職安窓口で今いろんな形でつくっていらっしゃいまして、成果も上げていらっしゃるようなことも聞いているんで...全文を見る
○木庭健太郎君 最後に大臣に。もうちょっと本当は論議したかったんですけれども、こういう日本の国際化とか労働環境の変化とか、また労働省にとっては深刻な人手不足の中ということで、外国人労働者の受け入れ問題というのはもう避けて通れない課題であるということは大臣も何回もおっしゃっていると...全文を見る
06月14日第118回国会 参議院 社会労働委員会 第8号
議事録を見る
○木庭健太郎君 まず、中小企業退職金共済法の改正に関連いたしまして何点か最初に伺いたいと思います。  先ほどもちょっと御指摘があっておりましたけれども、今回の改正の中で一つの大きなポイントは、パートタイム労働者が加入しやすい状況をつくられたということが大いに評価できるものだと思...全文を見る
○木庭健太郎君 事業主の判断に任せる場合には逆のケースも、今度は選別みたいなことも起こり得るわけですね。その辺どちらがいいかというのは状況を見ながらということになると思うんですけれども、促進という意味でいけばそういった方法も必要だと思うんです。  それともう一点、加入促進のため...全文を見る
○木庭健太郎君 来年度の予算という話が具体的に出ましたので、その段階で何かできる手だてがあればぜひ工夫をしていただきたいし、そういうものが出てきましたら喜んで応援をさせていただきたいというふうに思っております。  それから、パートの問題ではもう一つ、中退金の適用対象とならない一...全文を見る
○木庭健太郎君 やはりこういう中退金の枠内だけじゃなくて、今おっしゃったみたいにパートタイム全体のそういう問題に取り組むとするならば、例えばこれは将来的な課題になってまいりますけれども、パートタイム労働者全体を対象にしたような退職金制度を検討する必要もあると私は思うんです。この点...全文を見る
○木庭健太郎君 それでは次に、中退金の掛金の通算の問題で何点かお尋ねしたいと思います。  まず、掛金の月数が二十四月未満の場合の問題でございます。中退金法の第十四条を見ますと、括弧書きでありますけれども、その中に、自己都合などであってもやむを得ない事情が認められるときは通算され...全文を見る
○木庭健太郎君 今おっしゃったとおりなんです。本当なら女性の働きやすい状況をつくるためには育児休業法でもできればより一層いいんですけれども、そういった問題は今のところまだ難しい面もございますし、そういった意味では、それは別問題としまして、今おっしゃった明文化の問題ですね。やはりそ...全文を見る
○木庭健太郎君 それからもう一つ、通算の問題でお聞きしたいと思いましたのは、現行制度では中退金制度のない企業から制度のある企業へ再就職いたしましても、前の企業の勤続年数というのは再就職後の中退金制度の中には全然反映されないことになっております。  確かに、退職金の性格ということ...全文を見る
○木庭健太郎君 それでは次は、国の助成のあり方でお伺いしたいんですけれども、見ましたらこれ六十一年度の改正で一般会計予算から行われていた給付費補助が廃止されるとともに、事業主が掛金を納付することのインセンティブの強化というような意味もございまして、掛金助成へと変更になっております...全文を見る
○木庭健太郎君 掛金助成の問題なんですけれども、掛金助成は現在労災勘定と雇用勘定で行われているというふうに聞いておるんです。素人の私が非常にわかりにくいのは、中退金とは直接関係のない労災勘定が使われているというのがどう理解しようもないわけですね。なぜ労災という勘定が中退金に持って...全文を見る
○木庭健太郎君 ちょっとまだ私にはよく理解しにくいところがございますけれども、中退金制度について、最後に、今からより一層魅力あるものとするということが必要だと思うんです。特にまた、中小企業で働く人たちへの配慮をするためにも、例えば掛金助成の割合を二分の一まで引き上げてみたり、また...全文を見る
○木庭健太郎君 そうしましたら、もう一つの法案の方の労働者災害補償保険法の改正に関連して、先ほども少し指摘があっておりましたけれども、介護補償のあり方についてまず聞きたいと思います。  先般、財団法人の労災年金福祉協会が行った労災障害年金受給者の生活実態調査でしたか、あれを見ま...全文を見る
○木庭健太郎君 早急に結論を得るというのがいつごろなのかよくわからないので、ぜひもし教えていただけるものなら。いろんな建議があっておりましたけれども、あの建議の中で一番最優先課題はこの介護補償の問題じゃないかなというふうに私は感じたんです。ですから、最優先課題としてもちろん審議会...全文を見る
○木庭健太郎君 ぜひ本当に、次の審議会の最優先課題として、何としても早い時期に本当に結論を出していただきたいなと思っていますし、ぜひこの点をやらないとますます厳しい状況になるんじゃないかなというふうにも感じます。  そして介護についてもう一点、労災特別介護施設のいわゆる労災ナー...全文を見る
○木庭健太郎君 最初たしか、六十二年ですかね、高齢被災労働者に対する福祉・援護事業についての調査研究会の報告ですね、あれにおきますと、まず当面全国に四カ所ということで、そういった意味じゃ、ややちょっとおくれているんじゃないかなという気もしないでもないんですけれども、そしてこのナー...全文を見る
○木庭健太郎君 たしか千葉県のが平成三年の七月の開所予定でございますし、それまでにできるだけそういった面を整備しながらやっていただきたいと思います。  それと、ナーシングホームの考え方なんですけれども、将来的には、それは各都道府県ぐらいにあれば一番いいんだろうと思うんです。実際...全文を見る
○木庭健太郎君 何か前これ全国八ブロックぐらいに分けて、それぞれ一カ所はとかという話はございませんでしたかね、最低。
○木庭健太郎君 次は、被災労働者の社会、職場復帰対策についてお伺いいたします。  被災労働者に対するリハビリから円滑な住生活の確保、職業訓練、職場復帰、雇用保障、こういう一連の流れに向けた対策確保が今求められているわけですけれども、まず大臣に、この社会、職場復帰対策に対する基本...全文を見る
○木庭健太郎君 じゃ、具体的な問題に少し入らせていただきまして、被災労働者対策の一つの核となるはずの労災病院の問題について伺いたいんです。  この労災病院、今全国で三十八病院と聞いておりますけれども、労災病院における労災患者比率が数字を見ましたら年々低下する一方でございまして、...全文を見る
○木庭健太郎君 私もちょっと調べてみてびっくりしまして、やはりできた趣旨があるわけですから、今検討されているというふうに、問題と認識されているともおっしゃいましたし、健康診断体制の中でもぜひこういう労災病院を活用していただきたいし、また、今具体的にいろいろお話がありましたけれども...全文を見る
○木庭健太郎君 それともう一つ、これも五十九年の行政監察結果で一点ありましたので、ちょっとお尋ねしようと思ったんですけれども、今被災労働者の社会復帰のために労働省とその関係団体で社会復帰指導官、労働保険相談員、社会復帰指導員というのをそれぞれ置かれて対応なされております。ところが...全文を見る
○木庭健太郎君 ぜひ努力をしていただきたいし、実際になかなかこれ連携とれてなくて、現場からの声が上がってくる部分もございます。  今度は一つなかなかいいことをやっていらっしゃるなというやつで、その後の経過を聞きたいんですけれども、リハビリテーションということではもちろん医学的リ...全文を見る
○木庭健太郎君 それでは、先ほどまでやっておりましたけれども、労災保険の未手続事業の問題について数点伺いたいと思います。  今、労働省として未手続事業所の数と、そこで働く労働者の数をどれくらいあるというふうに現在推計されておりますか。
○木庭健太郎君 まず最初の基本となるどれくらいあるかが六十一年度以降ないというのも私は、積極的にやっていこうという先ほど少しお話もあったんですけれども、それと比べると何か納得がいかないような部分もございます。大体どれくらいあるのかという部分を何とか調べる方法はないのかとも思うんで...全文を見る
○木庭健太郎君 そしたら、この未手続事業における労働災害に関して労災保険給付種類別の支給状況は何か把握されておりますか。
○木庭健太郎君 それともう一つ、もしわかれば教えてほしいんですけれども、この未手続事業の存在によって保険料収入に与えている影響額をどのくらいと推計されているかも教えていただきたいと思います。
○木庭健太郎君 最後に、大臣に見解を伺って終わりたいと思いますけれども、法の履行の面とか費用の公平負担を考えまして、また労働者の福祉などどんな観点から見ても、未手続事業の解消というのは早急に進めなければならないというふうに私も考えております。先ほど大臣、幾つかのPRの問題とか組合...全文を見る
○木庭健太郎君 終わります。
06月18日第118回国会 参議院 本会議 第16号
議事録を見る
○木庭健太郎君 私は、公明党・国民会議を代表し、ただいま趣旨説明のありました老人福祉法等の一部を改正する法律案について、総理並びに関係大臣に質問いたします。  私たち公明党は、新しい時代の福祉とは何かを常に問い続け、その新しい日本の指針づくりに着手してきました。年齢的、身体的に...全文を見る
06月21日第118回国会 参議院 社会労働委員会 第10号
議事録を見る
○木庭健太郎君 人生八十年時代ということが朝からいろいろ論議になっておりましたけれども、この高齢者の雇用の問題は、まさに国民的課題というような御認識は大臣もあると思います。  ところが、その一方で、これもいつも言われることですけれども、人手不足、人手不足といいながら高齢者の雇用...全文を見る
○木庭健太郎君 六十歳定年の普及の問題ですけれども、確認のためにちょっとお伺いしておきたいんですが、六十歳定年の普及というのを、具体的な目標として初めて労働省として打ち出されたのはいつのことになるんでしょうか。
○木庭健太郎君 四十八年というと、私がまだ大学生時代のころですから、随分古い話なんですけれども、既に二十年近くたっている。その中でようやく六割程度だというようなのも、これまでのあり方がどうだったのかなという一つの論議にもなると思うんです。  その中で、いつも言われるのは、行政指...全文を見る
○木庭健太郎君 確かに、最近の六十歳定年の水準を見ると、急カーブで上がってきていてかなり努力はなさっているなというのはよくわかるんですけれども、逆に言えば依然として厳しい面があるなと、私自身は思うんです。そして、こういう問題を本気で実現しようとするなら、今から中長期的なプランをつ...全文を見る
○木庭健太郎君 今長寿社会雇用ビジョン、一生懸命論議をなさって策定中だとは思います。その策定する中でぜひ私は何か具体的な数字というものが出てこないものかなということも実際感じるんです。例えば、そういうビジョンの中に雇用を確保すべき高齢者数を盛り込んでみるとか、これはいろいろ論議の...全文を見る
○木庭健太郎君 ちょっと話変えまして、シルバー人材センターについてお伺いしたいんですけれども、仕事の受注件数を見させていただきました。確かに受注件数そのものは順調に伸びておりましたけれども、若干気になる点もございまして、それは受注件数における公共分の割合なんです。ずっと一〇%未満...全文を見る
○木庭健太郎君 いろいろ聞きたいんです。もう一つ、今度は今年度高齢者雇用の一つの目玉として出されます高齢者地域雇用開発事業というのを創設されるということでございますけれども、この事業で高齢者の雇用創出効果として具体的にどのくらいの人数を見込んでいらっしゃるのかお尋ねしたいと思いま...全文を見る
○木庭健太郎君 次は、長寿社会雇用ビジョン研究会の中間報告、平成元年八月八日です。この中で、高齢者関係の各種助成金の問題について「制度が複雑でわかりにくく、かつ、不十分である」という指摘がされて、それを受けた形で労働省でも今回助成金についてスクラップ・アンド・ビルドされたのか、か...全文を見る
○木庭健太郎君 中小企業への配慮として私が一つお伺いしたいのは、今回新しく改正された高年齢者多数雇用奨励金のことでございます。  以前の雇用報奨金の場合では、たとえ高年齢者を六%を超えて事業主が雇用したとしても、月平均で最低三人を超えて雇用しなければ助成が受けられないというよう...全文を見る
○木庭健太郎君 そうおっしゃるんですけれども、こうなると中小企業で雇うとき非常に苦しいと思うんですね。例えば、三十人規模ぐらいのところが、多数といったら、月に三人雇えばすごい多数になると思うんです。二人だって十分な多数だと私は思うんです。だから、さっきも言いましたけれども、中小企...全文を見る
○木庭健太郎君 確かにそう言ったら多数ですけれども、そうとらずに、何か本当に利用したいときに、特に中小に利用していただけるような形というのはぜひやっていただきたい。実際にいろいろできているけれども、さあというときに壁があるような気もいたすんです。そういう細かいところにもぜひ目を配...全文を見る
○木庭健太郎君 午前中同僚議員が言っておりましたけれども、労働省の一般会計予算のうちに高年齢者雇用対策費として、政策的経費として使えるのが平成二年度でざっと百四十五億円程度にしかならない。国を挙げて本気で高齢化社会の問題に取り組もうとしているときに、余りにも少ないような気がしてな...全文を見る
○木庭健太郎君 確かに伸びが大きくなっているとも知ってはおるんですけれども、ある意味では、日本というのはこれから本当に信じられないようなスピードで高齢化社会を迎える。そんな中で厚生省さんのお取り組みとしてはいろんな形のものが出てきている。一方、労働省の方はどうだろうかなと思うと、...全文を見る
○木庭健太郎君 それから、衆議院の審議の過程で、六十歳定年完全定着の時期を平成六年度から平成五年度と、今までからいえば一年前倒しになったわけです。今も確かに厳しいのですけれども、一年前倒しにされたのですが、その目標実現へ向けて具体的施策、あと数年間ですけれども、特にどんなものを重...全文を見る
○木庭健太郎君 もう一つ。これも同僚議員が午前中言っておりましたけれども、六十歳定年が普及していく中で、大企業を中心に早期退職優遇制度とか退職出向の問題が取り上げられておりました。定年前に退職するという、いわば六十歳定年の形骸化、空洞化の問題でございますけれども、私も何かこういう...全文を見る
○木庭健太郎君 その辺もちょっと何となくわかりにくいんです。というのは、この早期退職優遇制度に伴う再就職先での雇用保障年齢をちょっと見てみましたら、企業平均で大体六十一・二歳、退職出向者の出向先での雇用保障年齢の方は大体六十二・八歳。そうなると、確かに再雇用をするということになっ...全文を見る
○木庭健太郎君 高齢者の法定雇用率の問題なんですけれども、高年齢者雇用率制度というのは六十一年の法改正で一応廃止をされました。この法定雇用率が設定された当時は、労働省の方で、高齢者の雇用状況についてというようなやつをたしか毎年六月時点でまとめて発表されたと思うんですけれども、この...全文を見る
○木庭健太郎君 確かに法定雇用率というのがなくなったわけですから、未達成企業の割合とかそういうものは出せない形になったんでしょうけれども、じゃ実雇用率がどんなふうにして推移しているのかというようなことは、逆に言えば今どういう状況に高齢者が置かれているかというのを国民の側に知らせて...全文を見る
○木庭健太郎君 もう時間になりましたので、そういうことをぜひ、現状認識を皆さんにしていただくというような態度が非常に不足しているようにも思いますので、その辺はよろしくお願いしておきます。  時間になりましたので、終わらしていただきます。
10月04日第118回国会 参議院 決算委員会 閉会後第2号
議事録を見る
○木庭健太郎君 きょうは、土地と住宅の問題について少しお伺いしたいと思います。  言われるとおり、世界第二の経済大国と言われながら、今、私もサラリーマン出身ですが、サラリーマンにとっては特に厳しい状況ができている。首都圏を見ましたら、大体平均的なサラリーマンが標準的なマンション...全文を見る
○木庭健太郎君 長官、大臣おっしゃったように、土地問題、今土地政策審議会でもやっておりますし、税制その他の問題というのはまたそれが出た時点で論議しなくちゃいけないとも思っております。  また、おっしゃるように、土地政策というのは単に一つの政策で解決できる問題でないのも事実でござ...全文を見る
○木庭健太郎君 確かに日本も地区計画がありますね。五十五年できたものですね。  ただ、この地区計画というのは、都市計画法を見ますと、必要に応じて定めるということになっておりまして、調べますと、八九年三月現在で地区計画を実施しているのは、全国の自治体のうち、全部調べると百六十五自...全文を見る
○木庭健太郎君 本来なら、私自身は地区計画というものは既存地域も含めてというような考えでやるべきものだろうと思うんですけれども、新しく開発する場合ですね、そういった場合というのは、今おっしゃったみたいに、今度宅地並み課税の問題が出てきたり、新しい土地が生まれてくるという場合という...全文を見る
○木庭健太郎君 日本も昔は、江戸時代まで振り返れば、行政主導じゃないんですけれども、城下町があったり門前町があったり、ある意味ではその都市なりの景観というものをつくり出していたのは、一つの主導性みたいなものがあったからだと思うんです。何か戦後というのは無秩序にやられてしまったとい...全文を見る
○木庭健太郎君 おっしゃるとおりなんです。おくれると、ひどくなるんです。先ほどの、今年度の地価調査を詳しく見させていただきましたけれども、届け出面積が百平米以下になった東京の四十六市区ですか、ここの地価上昇は大体二%と、きっちり効果が出ている。ところが、同じように監視指定地区にな...全文を見る
○木庭健太郎君 その予算の問題なんですけれども、平成元年度から少し上がっておるんですが、ちょっと見ますと、平成元年のときは監視指定区域がふえたということで補正を行いまして、大体最終的には約五十二億八千万ぐらいまでなっているわけですよね。多分ことしも補正予算のときに大蔵大臣にお願い...全文を見る
○木庭健太郎君 地方も地方なりに金がない中、要員の問題を抱える中で一生懸命やっておりますし、大蔵大臣もぜひこの交付金のことについては頭の片隅にでも入れていただいて何かぜひお手伝いをいただければという気もいたして、これは要望だけにとどめておきます。  それともう一点、この国土利用...全文を見る
○木庭健太郎君 今度はちょっと、住宅問題についても何点かお伺いしたいと思います。  住宅問題、特に私たちが考えますのは、結局土地問題といっても住む家がどうなるかという住宅の問題が基本になるんじゃないかなというふうに考えます。特に東京あたりになったら、大都市の住宅難というのは、従...全文を見る
○木庭健太郎君 昨年度のから見ると、今年度のはやや私たちの党から見れば後退しているというような感じも受けざるを得ないんですけれども、それでも、そういう控除に向かって前進されているということは非常に評価いたします。ぜひ実現できるといいなとは思っております。やっぱり私たち考えますのは...全文を見る
○木庭健太郎君 この問題は、またいずれ何かの場で何度でもやらせていただきたいというふうに感じております。  それで、ちょっとお伺いしたかったんですが、東京都の台東区が新婚家賃補助制度というものをスタートさせたんですけれども、実はこの補助制度は、家賃の高騰による人口減少とか、住民...全文を見る
○木庭健太郎君 余り理解したくないですけれどもね。  全然例が違うんですけれども、例えば水田農業確立助成補助金の法人所得税及び法人税の臨時特例に関する法律みたいなやつですね。個人が交付を受ける補助金を一時所得とみなした事例も、これは議員立法なんですけれども、あると思うんです。そ...全文を見る
○木庭健太郎君 まだいろいろ伺いたかったんですけれども時間がございません。最後に、これは回っていると、公共住宅なり住宅についてが一番要望の強い問題でしたので、建設大臣、最後にぜひお伺いしたいと思うんです。  いわゆる高齢化社会への対応の問題なんです。特に高齢者が一般住宅に住む場...全文を見る
○木庭健太郎君 終わります。
10月31日第119回国会 参議院 決算委員会 第1号
議事録を見る
○木庭健太郎君 まず、埼玉県浦和市のしらさぎ幼稚園の集団発病の問題について、簡単に二点ほどお伺いしたいと思っております。  この集団発生の場合、死者がもう既に二人出ているということでございます。大変痛ましい事故でございます。また、幼稚園というある意味では公的な場で起きている。亡...全文を見る
○木庭健太郎君 本当に痛ましい教訓でございますけれども、ぜひこれを教訓にしていただきたい と思うんです。  もう一点は、発病の原因とされた出血性大腸菌の問題でございます。新しいタイプの病原菌ということでございますけれども、一応新聞報道を見ましたら、これは一九八二年にアメリカで...全文を見る
○木庭健太郎君 この問題、今後その責任関係はどうなっていくとか、いろんな問題が出てくると思うんですけれども、それはそれで出たときの問題として、そのときに少し角度を変えてやらせていただきたいと思っています。  きょうは、実は清水先生の御専門ではございますけれども、看護婦問題につい...全文を見る
○木庭健太郎君 その一環で、厚生省の、昨年五月でございましたか「看護職員需給見通し」というものを発表されて、それをもとにした形でさまざまな施策を展開もされていらっしゃるんですけれども、あの見通しを見るときにやっぱり厳しいのは、離職者が復職するときの問題とか、それから今の待遇の問題...全文を見る
○木庭健太郎君 ぜひそうなることを私もお祈りしたいと思っております。  先ほどちょっと大臣おっしゃったんですけれども、五月二十二日ですか、本院の予算委員会で、大臣のおっしゃったのをそのまま言いますと、「九十三万人の目標ではなおかつ不足ではないかというのが私の率直な感じでございま...全文を見る
○木庭健太郎君 まさに大臣おっしゃったとおりだと思うんですよね。労働環境の改善であり、ゴールドプラン、これから介護、福祉という分野にもどんどん看護婦さんたちにもぜひ生きがいを持って活躍していただきたい、それが願いだと思うんです。  そうなると、私たちがぜひ言いたい部分というのは...全文を見る
○木庭健太郎君 ぜひ立派なものができることを期待いたします。  ところで大臣、看護婦不足看護婦不足と言われているのですけれども、大臣御自身は、いろいろ看護婦不足の要因はあるのですけれども、何で看護婦さんが不足しているのだろうなというその原因、大臣御自身は一番の原因は何だと考えら...全文を見る
○木庭健太郎君 すべて網羅されたので、本当は一つでやっていただきたかったのですけれども。  私はやっぱり前の医療行政というのはどうしても看護婦さんの献身とか忍耐とかそんなものに頼ってきたのではないかなと思うのですよ。そこが一番の原因だが、それを変えることによって随分がらっと変わ...全文を見る
○木庭健太郎君 書き方の問題なんです。二ページ目に、「三交代制の看護単位における看護職員の夜勤回数」というのを書いているんですよね。それで、一応解説がついているんですよ。その解説がついた、「一般病院」と書いたところの四番目、「夜勤回数階級別に見ると、全体の四八・七%が八回以下とな...全文を見る
○木庭健太郎君 ぜひそれこそ早目にこういうことはできるように、最低条件だと思うんですけれども、これをやっていただきたいと思います。  それからもう一つ、看護婦さんたちから聞いていて一番びっくりしたのは、子供の問題なんですね。一応労基法でいうと妊産婦の夜勤禁止というようなこと、こ...全文を見る
○木庭健太郎君 制度の普及はもちろんやっていただきたいんですけれども、やはりこういうなかなかできにくいところですね。こういうのはやっぱり法的な輪をかけないと難しいと思うんですよね。だから、できればそこまで本当は踏み込んでいただきたいと思うんです。なかなか労働省、そこまでいつも言い...全文を見る
○木庭健太郎君 看護婦さんの問題で、もう一つそういう職場環境の問題以外でもっと根本的なのは、やっぱりお金の面だと思っております。  人事院が平成元年の四月に出した資料を見ましたら、看護婦さんの給料というのは、二十代の前半までは大体他業種を上回っているんですよね。若い人は何とかつ...全文を見る
○木庭健太郎君 やっぱりこういうものは本当に抜本的にやらないと急な改善は難しいし、敵がいますから、厚生省にとってもなかなかうまくいかないのかもしれませんけれども、きちんとやらない限り本当にこの不足の問題というのは厳しいんじゃないかなと私自身は実感しているんですけれども、その点をち...全文を見る
○木庭健太郎君 先ほど清水先生もおっしゃっていましたけれども、海外に行ったときに看護婦さんが大学を出ていないような、いろんな問題である意味でみじめな思いをしているということをおっしゃっておりました。より専門化の問題もございます。  私どもとしては、この看護の専門の問題、より充実...全文を見る
○木庭健太郎君 最後に大臣に一言。  看護の日という問題でございます。社会的にやっぱり理解を得るために、そういう看護の日、これはぜひ、ナイチンゲールの誕生日でもあり、国際看護婦の日である五月十二日が適切であると考えますけれども、これについて伺って終わります。
○木庭健太郎君 ありがとうございました。
11月01日第119回国会 参議院 社会労働委員会育児休業制度検討小委員会 第1号
議事録を見る
○木庭健太郎君 じゃ、一言だけ。  労働省にちょっとお伺いしておきたいんですけれども、さっき糸久委員の方からお話しされていましたように、今回労働省の方が何かそういう案を検討しているという報道をされたことに対して私たちも遺憾なんです。労働省としてやはり法的な育児休業制度が必要な時...全文を見る
11月08日第119回国会 参議院 社会労働委員会育児休業制度検討小委員会 第2号
議事録を見る
○木庭健太郎君 今、前島委員の方から御説明がありましたけれども、少し何点かお聞きしたいと思います。  自民党がこういう形で法制化へ向けて「早急に」という言い方をされて考え方を出されたということは、非常に私どもとしても評価をいたしますし、御努力には敬意を表します。ただ、今糸久委員...全文を見る
○木庭健太郎君 そこの論議はまた後にしまして、私たちとしては負担というのは、四党提案では労働者も均等負担の一部に巻き込んでいますし、ある意味では非常に汗をお互いに流しながら国も企業もというのになっているし、そういう部分はぜひ欲しいなという、これはこちらの希望でございます。  そ...全文を見る
○木庭健太郎君 それと、一番私が心配しますのは、これを見ますと、「早急に法的整備」、二の(二)で「中小零細企業の実態等をふまえつつ、」という二項の具体的提示をなされています。今具体的に提案が出ているのは野党の共同提案でございます。そうすると、野党の共同提案をベースに自民党さんは今...全文を見る
○木庭健太郎君 若干、もう少し出していただいたら論議がしやすかったなという気はいたします。  それと、最後に一点だけ。ここに書かれているとおり、「早急に法的整備を図る」というような非常に踏み込んだ形でおっしゃっていただきましたし、私たち野党の思いとしては、ある意味では次期通常国...全文を見る
11月14日第119回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号
議事録を見る
○木庭健太郎君 まず、中小企業近代化資金制度の問題でお伺いしたいと思っております。  この中小企業近代化資金という制度は、都道府県が特別会計を設置いたしまして国から補助金を受け入れ、そしてそれを元にして地方自治体が一般会計から同額の資金を繰り入れて、これを原資といたしまして中小...全文を見る
○木庭健太郎君 福岡だけじゃないんですよ。ちょっと東京も調べさせてもらったんですけれども、東京の場合は昨年度も年度途中でお金がなくなっちゃった。結局どうしたかというと、先着の問題でまずもめまして、苦情が殺到しまして、そしてことしはそういうことを防ごうということでどうしたかといいま...全文を見る
○木庭健太郎君 理解したいんですけれども、今事実足りないわけですから、現実に。そのことを知っていただきたいんですよ。もう正直言いまして、この問題、早急に対応することが私は必要だと思っておりますので、まずとにかく補正あたりで手を打つ必要があるんじゃないか。現実にもうどこも底をついて...全文を見る
○木庭健太郎君 とにかく、現状底をついているところに対して、そういう形できちんとした御配慮をまずいただきたいということをお願いします。  また、先ほどちょっと御指摘ありましたけれども、今金利高でございまして、そういう現象の中でこれは当分続くような事態でもございます。特に中小企業...全文を見る
○木庭健太郎君 大臣おっしゃるとおり、時代の変化ですごく制度自体、いろいろ実際今中小企業に対する制度は物すごくありますよね。見ましたらほとんど利用されていない制度もあるなという部分もあるし、そういう意味では時代の動きとともに柔軟な対応をすること自体が中小企業の対策だと思っています...全文を見る
○木庭健太郎君 今お約束の話が出ましたので、そのお約束のことをちょっと聞きたいんですけれども、行動計画の政府の政策指針でございますね、一項と二項がございまして、一項が国民一人当たりのCO2排出量を「二〇〇〇年以降概ね一九九〇年レベルでの安定化を図る。」と。第二項が続いてありまして...全文を見る
○木庭健太郎君 私もその会議に出席したメンバーから話を聞きましたら、海外は、特にイギリスあたりは、先ほど第二の目標、大臣が努力目標だと言われている方が日本の目標だととらえているみたいなのですね。そうなると話がちょっと食い違ってくるなと私は思うのです。だから、じゃ日本として目標とは...全文を見る
○木庭健太郎君 それは今まで日本がこういうものを出していなかったからですよ。どちらかというとアメリカと一緒で、CO2の問題では取り組んでいないところだというようなやっぱり意見があったわけでしょう。その中で初めて日本が出してきたわけですから、それは評価する者は評価するでしょう。ただ...全文を見る
○木庭健太郎君 これは通産省だけかかわる部分じゃなくて、例えば森林の問題が出てみたりいろんな形で幅広くやる分野でもございますし、なかなか出しにくい部分もあると思うんですけれども、ただ今後の問題といたしまして、やはり、これは通産省だけ言ってもしようがないんですけれども、閣僚会議全体...全文を見る
○木庭健太郎君 余り新税とか言われると、こっちもつらいところがありますので。  ただ、もう一つ、行動計画を全部読ませていただいて気になりますのは、一つ大きな枠を出された。今後二〇〇〇年に向かってやっていくわけですけれども、どんな形でこれが展開されていくのかなというのが少し見えな...全文を見る
○木庭健太郎君 ぜひ国民に理解を得るためにも、報告とともにできれば今年度は大体こんなことをやりたいんだということをやっぱり先に明らかにしていただきたいと思うんですね。国民一人一人は何をやればいいのかという問題をやはり国民の側に投げてあげないと、実際これは本当に大きな問題でもござい...全文を見る
○木庭健太郎君 ただ、やっぱり最終的に普及の問題がかかわってくる場合、実際にそういう委員側からもこの法改正の問題をやらないと難しいんじゃないかという話もあるわけですから、その問題についてはやはり検討だけはしていかなければいけない時期とは思うんですよ。いろんな技術上の問題もある、そ...全文を見る
○木庭健太郎君 続いて、フロンの問題について一つ伺います。  現在、特定フロンの代替フロンとして研究開発が進んでおりますフロン134aに対する通産省の現状認識を簡潔にちょっとお伺いしたいんです。
○木庭健太郎君 私もこれ少し調べさせていただいたんですけれども、フロン134aというのは、確かにオゾン層は破壊しません。ところが、温暖化能力というもの、これはIPCCの報告なんですけれども、いわゆる二酸化炭素に比べると実に三千二百倍の温度化能力があるというふうに指摘されているわけ...全文を見る
○木庭健太郎君 もっと質問したいこともありましたが、時間になりましたので、単にこのフロン134aだけの問題じゃなくて、代替フロンの問題についてはきちんとそういう研究結果が実際に、IPCCというのは信用できる機関ですからね、ここに基づいて温暖化の問題は討議が始まったわけですから、代...全文を見る
11月20日第119回国会 参議院 決算委員会 閉会後第3号
議事録を見る
○木庭健太郎君 きょうは最初に、昨年春からずっと、ボートに乗りまして中国からやってまいりました、いわゆる偽装難民の問題でお伺いしたいと思っております。  昨年あれほど大騒ぎいたしましたけれども、ことしは鎮静化したというようなこともあって、話題にも上らなくなっておりますけれども、...全文を見る
○木庭健太郎君 具体的に中国政府とどのような交渉をずっとなさっているか、教えてください。
○木庭健太郎君 数次というのは何回のことですか。
○木庭健太郎君 私は、一年前にも決算委員会でこの問題を取り上げさせていただきました。そのとき大臣は、いろんな問題があるけれども、できる限り早くこの問題は解決したいというふうにおっしゃってもおりました。私、日本語はよくわからないのですけれども、できるだけ早くというのは、一年以上もか...全文を見る
○木庭健太郎君 大臣、たしか昨年この問題が起きたとき、もちろん東京の難民収容所にも行かれましたけれども、長崎までわざわざ足を運ばれてレセプションセンターものぞかれた。そこで生活している人たちの状況を見て、非常に大変だなということをたしかおっしゃった記憶があるんです。  私も先日...全文を見る
○木庭健太郎君 ぜひそういうめどをつけていただきたい。  残された人たちは本当に大変でございますし、そういう問題で暴動でも起きたら、また今度は付近の問題にもなってきますし、日中関係の問題になりますし、ぜひともその点を強力に推し進めていただいて、この十一月末の事務レベルの会議のと...全文を見る
○木庭健太郎君 そうすると、追加融資の要請はインド政府からあったんですか。
○木庭健太郎君 そうすると、外務省の認識としては、このナルマダ川の問題については、現在融資を中止している状況だとは判断していないわけですか。
○木庭健太郎君 そうすると、現状としては、インド政府からこの問題について具体的要請もあっていない、ただ別に融資どうのこうのという話までは至っていないというふうに外務省として判断しているということですか。
○木庭健太郎君 そうすると、これからそういう融資が起きてくるかもしれない、そういう融資の問題が起きた場合、日本政府としては事実関係をきちんと確認した上で慎重に対応をしたいということでよろしいんですか。
○木庭健太郎君 その重要だというのは、やっぱりそういうものを満たさない限り日本としては追加融資はできないというふうに理解してよろしいんでしょうか。
○木庭健太郎君 調査しているというのは、実際に現地に外務省の方から人をやられて、今何か現地で調査されているということでしょうか。
○木庭健太郎君 そうすると、現地住民に今どういう反対運動、動きがあるのかというのは、大使館を通じてだけは話を聞いているけれども、実際にどのようなことが起こっているかは、外務省としては掌握されていないということですか。
○木庭健太郎君 はっきりした情報じゃないですけれども、私が聞いていたのは、日本政府に一応二百五十億円の追加融資要請というのがインド政府からあった。額の問題は要請主義の問題ですから言えないにしても、一応要請があったけれども、この前の六月の会議がございましたね、そのとき日本政府として...全文を見る
○木庭健太郎君 正式な要請として出ていないということは、先ほどの私が言ったことは違うということでよろしいわけですね。とにかくインド政府から追加融資の要請は、今のところ正式な形では出ていないということでございますね。
○木庭健太郎君 私の判断といたしましては、外務省としては、そういう正式要請が出る前にこの問題については一つの結論を出されて、現在現地が非常に混乱もしておりますし、環境の問題もございますし、そういったことを外務省としては検討した上で、環境面それから住民の移住ということをある意味では...全文を見る
○木庭健太郎君 非常にそれは的確な判断だと思うんですけれども、ぜひそういう際に日本政府としても、外交上の問題があるんでしょうけれども、現地の声を直接日本政府が、ある意味じゃそれは第三者に委託するかもしれませんけれども、調査団としてきちんと聞くという作業がこの問題では大事じゃないか...全文を見る
○木庭健太郎君 私もそのとおりだと思うんです。第一義的にはインド政府です。ただ、最終的な形の上で日本政府として行く気はありませんかと聞いているんですけれども、このことについてはどうですか。
○木庭健太郎君 大臣、今こうやってこの問題を論議したんですけれども、予算委員会でも随分このナラマダの問題が出ましたし、私はもうちょっと外務省に踏み込んで答えていただきたかった部分もあるんですけれども、この問題の最大の問題としてやっぱりODAを援助するときの事前調査はどうあるべきか...全文を見る
○木庭健太郎君 もう一つは、事後評価の問題をおっしゃいましたけれども、事前調査の問題なんです。  大臣、今これは世銀との協調融資だったと。このナルマダの問題のときにいつも出てくるのも、要するに世銀の方が融資額は大きいわけですから、そうすると、世銀が調査をきちんとした、日本政府と...全文を見る
○木庭健太郎君 せっかく経済協力基金の方が来られていますので、先ほども何も発言がなかったみたいですから、私は一言聞いておきます。  インドネシアのコタバンジャンダムの問題です。新聞にも報道されましたけれども。八二年に十一億円かけて事前調査をやっていらっしゃいますね。その後、こと...全文を見る
○木庭健太郎君 外務大臣、お聞きになったように、これもやっぱり最初に調査するときは相手国政府にお金を出すだけなんですよね。本当にそういう意味では、何か悔しい気もするんです。  ただ、今回の再調査で私聞いておりますのは、ここがスマトラゾウの住んでいる地域である、しかも仏教遺跡であ...全文を見る
○木庭健太郎君 ただ、それでまた私が腑に落ちないのは何かというと、せっかく行かれたというのに、確かに象の調査はしてきた。遺跡の調査もしてきた。ただ、移転する住民もいるわけですよ。一万人超えますよね、十二分に。もっと多くの人間が移住しなくてはいけないかもしれない。そういう住民からの...全文を見る
○木庭健太郎君 そうすると、今度行かれた調査団も、実際には現地へ入っていって現地の状況は見られていないわけですかね。インドネシアに行って、政府から、そういうのがどうだったという書類を見ただけで終わっているんですか、調査は。
○木庭健太郎君 そうすると、実際には現地には行かれたんでしょう、一応。現地に足は踏み込んで、全員は聞けなくても一部の人ぐらいは、聞いていないんですか。全然現地に足を踏み込んでいないんですか、このダムの現地の住民たちがいるところには。
○木庭健太郎君 その辺が非常に、人数がいないのかもしれません、日数がないのかもしれません。ただ、もちろん相手国政府の言うことを信用しないということになれば、外交問題ですからそれは大変なことになるでしょうけれども、そういった作業もこれからは交換公文を結ぶに当たっては必要になってくる...全文を見る
○木庭健太郎君 そうすると、交換公文を結ぶに当たって、今のところもう障害はなくなっているという認識を持っているということでしょうか。
○木庭健太郎君 残されたわずかな時間で、最後に、熱帯林破壊の問題で今世界的に注目を集めておりますマレーシアのサラワクの問題について何点かお伺いしたいと思います。  先日、ITTOの理事会が開かれまして、熱帯林破壊ということからサラワクを守ろうという立場でITTOの理事会が開かれ...全文を見る
○木庭健太郎君 今言われたとおり、ITTOが初めてミッションを送ったところがサラワクというところでもございます。そして、報告を出されてきて、今からそういう対応を決めていこうと、今まで広がってきた熱帯林の破壊を防止するためのモデルケースというようなふうにもある意味では今見られており...全文を見る
○木庭健太郎君 最後に、大臣にぜひ知ってほしいんですけれども、このサラワクの問題では、外務省さんと林野庁さんは非常に熱心でございまして、熱帯林を守っていこうという立場でさまざまな努力をなさっているんですよ。ところが、実際にこのサラワクの木の問題になると、輸出される半分が日本なんで...全文を見る
○木庭健太郎君 終わります。
11月28日第119回国会 参議院 社会労働委員会育児休業制度検討小委員会 閉会後第1号
議事録を見る
○木庭健太郎君 きょう「考え方」をわかりやすくまとめていただきました自民党の皆さんには感謝いたします。ただ、ここまでまとめられるのなら、どうせなら大綱まで踏み込んでいただいて、対比されて出すぐらいならここまで出してもらえたらうれしいな、その辺が若干残念かな、こういうのが私の個人的...全文を見る
○木庭健太郎君 続きまして、今回の配付資料の「適用」の欄なんですけれども、この欄に「民間部門を念頭におき、公務員についてはそれぞれの法体系で措置」というふうにございます。これは前回たしか御説明がなかったし、今ちょっとお聞きしたところでは現行のある法制度、公務員に対して、そういう部...全文を見る
○木庭健太郎君 とにかく公務員については今法制度がある部門もあるということですね、一つは。それと公務員の特殊性みたいなものを考えながら、ただ将来的には形としてはより広い方向でということで理解していいんですね、今のところは。
○木庭健太郎君 次は、育児休業期間というのは長期にわたるため、休業中個々の育児事情の変化によって延長または短縮する場合もあると思います。四党の提案では、そういう育児休業期間の延長、短縮について、一定の条件はもちろんありますけれども、それをもとに請求できることにしているんですが、こ...全文を見る
○木庭健太郎君 もう一点、私の方からお聞きしたいのは、育児休業請求権というのを法的に保障する場合は、これは産前産後休業について規定している労働基準法の場合のように、やはり違反する労働契約についてはその部分を無効とし、その部分はこの法律の規定によって補充するというような措置を講じる...全文を見る
○木庭健太郎君 そういう法的な面もぜひ詰めていただきながら、そうするとよりわかりやすくなりますので、その辺はぜひこれからこの委員会でまとめたいし、そういう方向でお願いしたいなということをお願いして、私は終わります。
12月11日第120回国会 参議院 本会議 第2号
議事録を見る
○木庭健太郎君 私は、公明党・国民会議を代表し、ただいま議題となりました昭和六十三年度決算と、これに関連して当面する諸問題について、海部総理大臣並びに関係大臣に質問いたします。  まず、土地問題について伺います。  総選挙後、総理御自身が土地問題は内政の緊急課題だと何回もおっ...全文を見る