木庭健太郎

こばけんたろう



当選回数回

木庭健太郎の1992年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月26日第123回国会 参議院 厚生委員会 第2号
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○木庭健太郎君 午前中も少し堀委員の方から指摘があっておりましたけれども、外国人労働者、とりわけ不法就労者の医療問題について、最近随分いろいろ論議されるようになりましたし、一応厚生省の見解なりをこの際まとめてお伺いしておきたいと思っております。  外国人労働者の入国者数は随分ふ...全文を見る
○木庭健太郎君 なぜ不法就労者のことを言うかというと、不法就労者の方がどちらかというと職場的にもかなり厳しいところ、要請があるから来ている部分もあるんですけれども、そういうところに働いているものですから、どうしても健康管理も行われていない。摘発されれば当然強制送還になるわけです。...全文を見る
○木庭健太郎君 おっしゃっていることもよくわかるんですけれども、根底的考え方の中に、こういう不法就労の人たちをやった場合はこういう不法就労を助長するというような厚生省の従来からの考え方があるんですよ。緊急であってもやるとだめだということの考え方がどうも根底にあるように思うんです。...全文を見る
○木庭健太郎君 別に完璧な制度をつくって、たとえ不法就労者であっても、最初からその不法就労者がどういう状況であっても、全部国が面倒を見ろと、そんなことは私は全然言うつもりありません。それは、当然医療を受けるんですから、本人が払えるなら払うだけの努力はしてもらわなくちゃいけない。次...全文を見る
○木庭健太郎君 そうすると大臣、例えば、本当は順番でほかのをやらなくちゃいけないんですけれども、平成二年十二月に、すべての外国人を対象とする移民労働者とその家族の権利保護に関する条約というのを国連で採択をいたしました。日本はいろんな立場でまだこのことについては見解を示してないよう...全文を見る
○木庭健太郎君 地球市民的といういい言葉を使われました。そうなんですよ。一つは国家というものをまず考え、もちろん今そういう国の体制でやっているわけですからそれが基本なんですけれども、そういう新しい流れがある。  大臣、法治国家だったら違法な者は医療を受けられなくてもしょうがない...全文を見る
○木庭健太郎君 それは根本的に私は、人道的見地から言うならば、大臣の考えとは異なります。どんな状況に置かれた人間であろうと命がかかわるという問題が起きたときは、これから我が国がどういう国家を目指すか知りませんけれども、そういう人権というものを最も大事にする国家になってほしいと私は...全文を見る
○木庭健太郎君 今、きちんとやるというお話をされましたが、ただケースとしては、そうでなく、出ていったケースもあるというようなことも少しお聞きをしているんですよね。まだ治療を要する状態であったけれども、法律的には即刻強制退去になっているわけですから、出したケースがあるとも聞いており...全文を見る
○木庭健太郎君 もう少しいろいろ言ったんですけれども。
○木庭健太郎君 この問題はもっと大臣と本格的にやりたいんですけれども、まだやりたいこともありますので、これを芽出しとしまして、これからもしっかりやらせていただきたいと思っております。  次は、人工透析を受けていらっしゃる腎臓病患者の方々の問題で幾つかお聞きします。  今の高齢...全文を見る
○木庭健太郎君 今おっしゃったように、いろいろ技術の進歩もございまして、だんだん透析の方々が長く生きられるような時代になっているわけです。ただ、長く透析を続ければいろんな問題もまた起こってくるというのも事実でございます。  昨年六月に、全国腎臓病患者連絡協議会の方々が患者さんの...全文を見る
○木庭健太郎君 今移植の問題が出ました。先ほどから論議をずっと、竹村さんの論議も聞きましたし、移植を待つ方々が多いし、この問題は最終的にはそれしか解決の方法がないというのも事実なんです。先ほどの論議聞いていても、なかなかこの問題難しい側面もあるし、だからこそ私は逆に言えばこの移植...全文を見る
○木庭健太郎君 ガイドヘルパーのことをおっしゃったんですけれども、ガイドヘルパー、この実態調査を見たら六百人ぐらいの実態調査の中でガイドヘルパー便えている人は二人だけなんですよ。だから、それもやっているとおっしゃる。大切なことだけれども、そういう面じゃよく意見をお聞きして、どうい...全文を見る
○木庭健太郎君 それでは、ひとつ大臣に、今いろんな問題を御指摘させていただきました。難しい問題が多々あることも事実でございます。しかし、先ほどから言っているように、十万人という大きな数になってきているという今の現状がある。また、高齢化とか合併症の問題が大きくなっているという現実を...全文を見る
○木庭健太郎君 本当は医療法の問題のときにお聞きしなくちゃいけないんですけれども、その前に医療法を考える上でぜひ一点聞いておきたいことがございます。  それは難病患者の方々の問題でございまして、これは慢性疾患で治療法がない、それで結構重症な方もいらっしゃるという現実で皆さん苦し...全文を見る
○木庭健太郎君 そうなると、一番心配されたのは大学の病院なんかに入っていらっしゃる方々だったんです。大学病院の位置づけは今でいけば特定機能病院ですから、長期化している方が結構いらっしゃいます、長く入院されている方が。そうすると、もしこんな法案を通したら、追い出されるんじゃなかろう...全文を見る
○木庭健太郎君 いつ審議させてもらえるかわかりませんけれども、審議の段階になればまたしっかりこの問題やらせていただきたいし、そのことだけをちょっと確認しておきたかったんです。  あと時間が少しだけなんですけれども、新薬開発研究事業のことでちょっとだけお話をお聞きしたいと思います...全文を見る
○木庭健太郎君 こういう少人数のための薬というのは、私もちょっと聞きましたら、民間企業はとても採算に合わずに敬遠されて、いつになっても開発されないというようなことを聞きました。六十三年から平成四年度までの事業の予算がどんなに推移しているかをお聞かせください。
○木庭健太郎君 お話を承ったところによりますと、厚生省としてはぜひこの事業は額をふやしたいということでいつも御尽力をいただきながら、なかなか今全体枠の問題の中で難しい側面があるということも聞いております。  ただ、こういう希用医薬品、オーファンドラッグと言うそうですけれども、こ...全文を見る
○木庭健太郎君 終わります。
03月27日第123回国会 参議院 厚生委員会 第3号
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○木庭健太郎君 午前中から質疑も出させていただきました。まず、今回の健康保険法改正の問題で聞いていてもなかなか納得できないのが、一つは保険料率が千分の八十二と設定された理由。また、国庫補助率に関して、暫定措置と言いながら中期的財政運営の初年度に当たる平成四年度において引き下げると...全文を見る
○木庭健太郎君 懇切丁寧な説明をいただきました。財源にかなり余裕があるという認識も一致はいたしております。  ただ、午前中も論議になりましたけれども、結局この四月一日からの診療報酬引き上げに伴う国庫影響額が千三百四十億円でしたね。今回の改正でやる国庫の削減分が千三百十億円。計算...全文を見る
○木庭健太郎君 今言われたのは、資するものにはなったけれども診療報酬改定のための財源捻出法案ではないというふうに局長はおっしゃったわけですね。そうなると、何もあえて国庫補助率を下げるという必要があったのかというのは幾つかの点で疑問なところもございます。局長はさっき組合健保より低い...全文を見る
○木庭健太郎君 例えば、今指摘した本人負担の問題なんというのは、ある意味では、今から厚生省はいろんな意味で生活大国ということを考えていかれると思うんですよ。生活大国というのを考えるときの基本というのは一体何なのか、だれに焦点を当ててやるのかというような問題も出てくると思うんです。...全文を見る
○木庭健太郎君 どうですか、五年間は国庫補助率のさらなる引き下げはもう必要ないんじゃないか、そういう状況なら。そういうことはあり得ないということぐらいは言えませんか。
○木庭健太郎君 もう少ししっかりした答えが欲しいんですけれども、もう一つ聞いておきたいのは、政管健保の国庫負担の一部繰り延べ措置の返済の問題でございます。  これは六十年度から平成元年度にかけて、元金だけでたしか四千六百三十九億円ぐらいが繰り延べになっていると思います。実際、積...全文を見る
○木庭健太郎君 できるだけ速やかにといつも大抵お答えになるんですよね。この問題、努力はされているんだろうと思いますけれども、本当にやらないとおかしな話になるんですよね、いつも組み立てるときに。国の財政が厳しいこともわかりますけれども、こういった問題もぜひ前向きに取り組んだ上でやっ...全文を見る
○木庭健太郎君 なかなか幸いにはなりませんけれども。  ただ、この医療保険の一元化の問題、従来からの国会答弁を見ておりましたら、昭和六十年代の後半のなるべく早い時期に実現するというのがこれまでの厚生省の答弁だったと私は思います。その意味で、局長が現時点において一元化の問題はこれ...全文を見る
○木庭健太郎君 その中で、去年の九月三十日の日経新聞だったんですけれども、「厚生省 制度一元化着手へ」という表題でございまして、中身は何かというと、給付率を病気やけがの症状によって変動させるとともに、保険給付の守備範囲を抜本的に見直すことを検討し始めだというような記事が載っており...全文を見る
○木庭健太郎君 局長はそうおっしゃるのですけれども、例えばこの記事の中に「給食、ベッド料金については患者が保険給付外の自己負担で選べる幅を拡大する」というのがあるんですよね。そうすると、今回の診療報酬改定を見ていると、何かそれがそのまま具現化されているような面が一面あるわけです。...全文を見る
○木庭健太郎君 ぜひその決意がどう今後反映されるのかを見守らさせていただきたいと思います。  ちょっと個別の問題でこれから何点かお伺いしたいと思います。  一つは、今回改正される分娩費の問題でございます。私、昨年秋にも子供を産み育てる環境整備ということでこの問題を取り上げさせ...全文を見る
○木庭健太郎君 確信されるのは結構です。それはそれでいいと思います。ただ、実際にそうなのかどうか。先ほども指摘したとおり、一回は例えば民間病院を対象にしてみて、本当にどうなのかという調査もぜひやっていただきたいと思うんですけれども、この調査をしようということに関してはどうでしょう...全文を見る
○木庭健太郎君 もう一つそのとき質問しておりましたのが、正常分娩を医療保険へ適用することの問題でございました。このときの黒木局長の答弁は、勉強させていただくという答弁でございました。半年たちました。勉強の成果を聞かせてください。
○木庭健太郎君 別に私たちも簡単にできる問題だと思って質問しているわけではないわけです。難しい問題をいろいろ抱えているだろうということも認識しながらやっているわけです。お互いにそういうところは本当に努力し合って、何ができるのかというのをきちんとやっていかなくちゃいけないと思うんで...全文を見る
○木庭健太郎君 次は、高額療養費制度の問題で、これは先般の衆議院の附帯決議を見てみましても、この問題は、「レセプトの機械処理の進捗状況等も踏まえて、合算の対象となるレセプトの限度額の改善について検討を進めること。」という項目が盛り込まれておりました。この問題も検討を加える必要があ...全文を見る
○木庭健太郎君 最後の項目で、保健施設事業の問題についてお伺いをしておきたいと思います。  この医療保険における保健事業に関しては前回、五十九年でしたかね、健康保険法の大改正の際に、ここに座っておりますうちの高桑委員がこの必要性を強調されたことを受けて、参議院修正においてその実...全文を見る
○木庭健太郎君 そこで、この政管健保の中期的財政状況の見通しを見たときに、保健施設費については五年度以降も四年度と同じ千百九十億円ということで固定して並んでいるわけです。これだけ見ると何か伸ばさないような感じを思わず受けてしまうんです。確かに(注)の中で「資金を活用することによっ...全文を見る
○木庭健太郎君 今後やっていく事業の一つの中で健診の問題を先ほども挙げられておりましたけれども、実際の受診率の方は非常に問題だと思っております。  平成二年九月の総務庁行政監察局が行った成人病対策に対する実態調査というのを見ましたら、健診の受診率は「健保組合では七五・九%ある。...全文を見る
○木庭健太郎君 老人保健事業は国の保健事業の柱としてきちんとした目標値を定めて実施しております。ところが、医療保険の保健施設事業を見たときは、要するに次はどんなことしてくれるのだろうか、次は何をやろうとしているのかというのがその次の年の予算を見ないとわからない。何をどこまでやって...全文を見る
○木庭健太郎君 最後に大臣にお伺いしたいと思います。  いずれにしましても、出生率は低下する、その裏腹で高齢化時代を迎えていく、要するに赤ちゃんからお年寄りまで健康づくりということがますます重要な課題になってくると思います。そして医療保険が予防給付というものに積極的に取り組むこ...全文を見る
○木庭健太郎君 終わります。
03月27日第123回国会 参議院 労働委員会 第3号
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○木庭健太郎君 大体論議はほぼし終わったような感じもございます。ただ、我が党としてもぜひ確認したいこともございますし、いつも西川委員が一緒の委員会のときは私が最後でございますとおっしゃっておりましたけれども、今回私が最後でございますので、ぜひおまとめのつもりで答弁をしていただけれ...全文を見る
○木庭健太郎君 それでは、この継続期間がどの程度継続し、いつ基本的な検討が行われるのか。当分の間、当分の間とおっしゃっていますけれども、当分の間というのは大体十年ぐらいの話なのか二十年ぐらいの話なのかよくわからない。当分の間というのは大体どれくらいを目標にされておられるのかお伺い...全文を見る
○木庭健太郎君 そうすると、二つ目の制度体系の見直しというのはやられていくわけですね。そういう結論というのはいつごろまでに出してやろうと思っていらっしゃるんですか。
○木庭健太郎君 中央職業安定審議会専門調査委員雇用保険部会の報告、今回の論議の中ですけれども、労働側委員からいろんな意見が出ておりました。「育児休業や介護休業などに係る休業給付制度の導入」そのほかさまざまな点が指摘をされておりました。こういう意見というのをもちろん基本論議の対象に...全文を見る
○木庭健太郎君 国庫負担率の引き下げの問題について何点がお聞きします。  今回の改正においては、国庫負担額を平成五年度には現在の負担額の十分の八に相当する額に引き下げることにしているわけでございます。この点については先ほどの部会報告を見ましても、労働側委員からは、福祉の水準の確...全文を見る
○木庭健太郎君 原則で言えば、この雇用保険制度というのはやっぱり給付費のうち四分の一の国の負担ということは、ある意味では雇用保険制度に対する国の財政的責任分担のあり方を明確に示したものだと私は思うんです。給付費が増加する見通しのもとで国庫負担を削減することは、この制度に対する責任...全文を見る
○木庭健太郎君 そうすると、今後審議会でこの削減の問題、これが本当に福祉水準の引き下げになるのかどうかというような問題も含めてやはり重要な議題の一つだと思うし、私は本当にこの法案が出てきたときに、ああいろいろ考えてある意味ではうまいことやったなとも思ったんですけれども、でもある意...全文を見る
○木庭健太郎君 労働省予算というのを拝見させていただきますと、平成四年度は総予算規模は五兆四千億円というすごい数字でございますけれども、一般会計予算を見たときは約四千九百億円でございまして、全体の一割にも満たないというのが今の労働省予算の現実でもございます。特に厳しいシーリングを...全文を見る
○木庭健太郎君 次に、積立金の問題で伺っておきたいと思います。  現行制度によりますと、積立金の累積額が保険料収入の二倍を超えた場合には保険料率の見直しを行うということにされているわけであります。先ほどから御説明になっているように、今回の改正も平成二年度決算において積立金の保険...全文を見る
○木庭健太郎君 いろんな意見を参考にしていただけるということであれば、もう一つぜひこれも論議の対象にしていただきたいという問題があります。それは、高齢者の雇用の問題に絡めて、これも私ども提案しましたけれども、現行制度においては六十四歳以上の高年齢者にかかる雇用保険料というのは免除...全文を見る
○木庭健太郎君 最後に大臣にお聞きをしておきたいと思います。  雇用保険部会の報告で、先ほども言いましたけれども、労働側委員から、特に育児休業や介護休業などに係る休業給付制度導入について雇用保険制度の中で検討する必要があるという旨の指摘が強く出されたと思います。積立金が今こうや...全文を見る
04月07日第123回国会 参議院 運輸委員会 第3号
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○木庭健太郎君 私も国鉄の長期債務問題についてお伺いをしたいと思います。  ただいま野沢委員の方から、専門家の幅広い形での国鉄改革問題の指摘がございました。ただ、お話をお聞きしていて、やはり国鉄改革の中で残された最大の問題は国鉄の長期債務問題だと感じてならないわけでございます。...全文を見る
○木庭健太郎君 政府の責任についての御発言が余りなかったんですけれども、厳しく言えば土地の高騰という問題についても、本来はやっぱり政府の責任というのがあるわけですよね。そういう意味で、その辺について大臣お考えがあれば。
○木庭健太郎君 率直な意見をいただきました。  今、大臣がおっしゃったとおり、国民負担の問題がやはりこれから残っていくと思うんです、やはり土地を売っても株を売っても返し切れないものはどうしても残るわけですから。  今運輸省の方で、こういう国民負担の部分についてどうやって返そう...全文を見る
○木庭健太郎君 こんなことを聞きましたのは、実は日経新聞の報道で、昨年秋の国鉄改革推進税というような話がちょっと出てまいりまして、これはどんなものかといいますと、運賃の一%程度を税金として徴収するというようなもので、こういう新しい税金を創設するといううわさがJR各社を駆けめぐった...全文を見る
○木庭健太郎君 事実関係はどうかわからないんですけれども、要するに国民負担という考え方と違ったようなものがどうして登場してくるのかなということを非常に不思議に思うわけですよね。事実としてないとおっしゃったけれども、こんなことをもしつくるとするならば、結局国民負担というのがある意味...全文を見る
○木庭健太郎君 その点、ぜひ国鉄改革の趣旨から本当に逸脱するような形にならないように、利用者もふえてきているわけですから、その辺はきちんとしていただきたいと思っております。  ところで、国鉄清算事業団補助金について昭和六十二年度から平成四年度までの予算額を一応教えていただきたい...全文を見る
○木庭健太郎君 ここ三年間順調に減ってきているわけですね。私がよくわからないのは、国鉄の長期債務の返還というのが余りうまくいっていない、債務処理も難航しているというのが現在の状況なわけですね。その中で、国鉄清算事業団の補助金がこの三年間どんどん減少していくというのは理解しがたいん...全文を見る
○木庭健太郎君 先ほども、長期債務の返し方の一つの重要な課題としてJR株式の売却についてのお話が出ておりました。御説明では本州三社を売却されるというような御説明があっていたようでございます。  見通しについて、もし野沢委員の方につけ加える話がありましたらぜひしていただきたいし、...全文を見る
○木庭健太郎君 なかなか、本当に魅力のあるものになるかどうかというところにかかるんだろうと思うのであります。  それから、先ほどもこれはお話しになっておりましたけれども、要するに株式市場がどういう状態になったときにJR株式が売却可能だと判断するのかということをぜひ聞いておきたい...全文を見る
○木庭健太郎君 それくらいしか今は答弁できないだろうと思います。  先ほどお話があった中で、要するにJRの株式をどう魅力あるものにするかというお話があっております。最近の証券市場をめぐる論議の中でいつも話題になるのが、配当性向をもっと高めるにはどうしたらいいかというような議論が...全文を見る
○木庭健太郎君 こういう問題でもう一つ指摘しておきたいのは、株主への利益還元の問題なんです。  NTTの株価というのが今下落の一途をたどっておるわけですけれども、その背景に、NTTが株主への利益還元をやろうと思っでもさまざまな規制によって会社の判断だけではできないということが指...全文を見る
○木庭健太郎君 清算事業団の方からきょう来ていただきました。まず、ちょっとお伺いしたいんですけれども、土地の売却に関してであります。  平成二年度では、当初見通しの一兆円に対して実績では八千百億円の収入しか確保できなかったわけでございます。また、平成三年度においては一兆五千億円...全文を見る
○木庭健太郎君 なかなか厳しい状況でもあるようでございます。  先ほども御指摘あっておりましたけれども、昨年の資産処分審議会の提言を受け入れて、国土利用計画法に基づく監視区域での売却に落札価格の上限をあらかじめ設定するという上限価格つき入札制度というのを新たに導入されたわけです...全文を見る
○木庭健太郎君 じゃ、清算事業団の方にお尋ねしますけれども、この上限価格つき入札制度による売却の実績、そして上限価格との乖離状況はどの程度になっているのか。  あともう一つ、新聞の報道を見ておりましたら、清算事業団の理事長みずからが、この「上限価格には意味がない」というような指...全文を見る
○木庭健太郎君 大臣、今お聞きになってもらったとおり、やっぱり結構厳しいようですね、この制度でやっていこうとすると。やはりその辺は、確かにあのときはそういう問題が必要だったし大事な判断だったかもしれません。しかし、時代というか土地の値段というのも流れが変わってくる。そういう時期時...全文を見る
○木庭健太郎君 それではもう一つ、今度は自動車の安全基準の問題で数点ちょっとお伺いしておきたいと思います。    〔委員長退席、理事櫻井規順君着席〕  三月三十一日に運輸技術審議会が衝突時の衝撃吸収性能の向上など安全基準の見直しを行った答申を出しているわけでございますけれども...全文を見る
○木庭健太郎君 今おっしゃったとおり、この自動車の安全基準の見直しというのは、背景に確かに第二次交通戦争とでも言いますかそういう交通事故の死亡者の増加に何とか歯どめをかけたいという、そういう要請からやられたことと思うんですけれども、今回の答申の中で義務づけを行うというふうにした項...全文を見る
○木庭健太郎君 今、懇切丁寧に御説明をいただきました。確かに規制を強化されているというのはよくわかるんですけれども、例えば最近乗用車ではかなりふえてきましたエアバッグみたいな問題、これについては「推奨」にとどめてしまう。また、アンチロックブレーキシステムというのは本当に非常に役立...全文を見る
○木庭健太郎君 今おっしゃったように、前面衝突についてはかなりの部分が強化されてきているわけですよね。ただ、最近の事故は前面だけじゃなくて横にぶつけられる側面衝突というのが結構数も多くございます。  そのための対応策としては側面補強板、インサイドドアビームというんですか、これは...全文を見る
○木庭健太郎君 今回の答申の中でも指摘されておりますけれども、先進安全自動車開発の推進という問題でございます。これは具体的にどういった安全自動車を開発されようとしているのか、またこの自動車の実用化の時期というのはどの程度と予想されているのかをお聞きしたいと思います。
○木庭健太郎君 最後に、大臣に一言この自動車の安全基準問題でお伺いしておきたいと思います。  運輸大臣は、以前自治大臣の時代に交通事故対策に非常に積極的にお取り組みになりまして、私どもの党の常松というのが救急救命士の問題を取り上げて、少しでも死亡率をなくそうというときにも積極的...全文を見る
○木庭健太郎君 ありがとうございました。
04月16日第123回国会 参議院 厚生委員会 第6号
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○木庭健太郎君 まず、人材確保二法案の質疑に先立ちまして、本年度で三年目を迎える高齢者保健福祉推進十カ年戦略、ゴールドプランの問題についてお尋ねをしておきたいと思います。  これまでの実施状況をお尋ねしようと思いましたけれども、前回民社党の勝木委員が同じような御質問をいたしてお...全文を見る
○木庭健太郎君 確かに数字でそうなるというおっしゃり方をされましたけれども、ショートステイがそれだけある意味では人気がある、皆さんが使いたいということがある。しかし、国の予算としては七日分ですかしか予算づけをしない、そこが逆に私たちは問題だと思うんです。それだけ十一日使う方が実績...全文を見る
○木庭健太郎君 ホームヘルパーの問題も私は同じようなことを言いたいわけであります。  一応、ホームヘルパーというのが十万人という目標があるわけですよね。目標があっても、肝心の派遣世帯、全体でこの十万人を整備したら何世帯ぐらいにするんだというような目標値というのは、全然これ定めら...全文を見る
○木庭健太郎君 そうすると、ちなみに平成四年度予算におけるめどだけ聞いておきます。
○木庭健太郎君 同じことはデイサービスのことでも言えると思うんです。デイサービス事業の推移についても、箇所数は出てまいります。ただ、これについても、デイサービス最終的にどういう目標にするかということは、これもまた出てないですね。拾っていくと、一応デイサービス利用状況という都道府県...全文を見る
○木庭健太郎君 今さまざま三つの問題をお聞きしましたけれども、やはりやっていく中で状況の変化が、大臣、あるわけですよね。そうなると、それに応じて計画なりそういうものも見直さなくちゃいけないし、利用人員の問題にしてもきちんとしなくちゃいけない点が出てくると思うんです。そういうのを適...全文を見る
○木庭健太郎君 ぜひ十万人に関しては、政府の約束ですし、何回も言っていることですから、毎年チェックをさせていただくつもりですけれども、きちんと実行させていただきたいと思っております。  最後に、ゴールドプランの問題で、これは何回か言っておりますけれども、いつも十カ年戦略というの...全文を見る
○木庭健太郎君 それでは、午前中から論議になっておりますこの法案の実効性の問題について何点かお伺いしておきたいと思います。  といいますのも、この法案、看護婦さんの悲鳴の中からようやく出てきた法案だと私たちも認識しております。ところが、実際法案を見たときに、マンパワーの確保のた...全文を見る
○木庭健太郎君 そうすると、今の御意見ですと、私たちはこの問題で最低限確保していただきたいのは、一つは看護婦さん、午前中から論議になっておりましたけれども、やはり離職の問題が多いということが問題になったわけです。そうなると、離職率をどこまでとどめるつもりでいるのか、年度で見ていっ...全文を見る
○木庭健太郎君 言葉ではいろいろおっしゃるんですけれども、そういう一つのものをきちんとしないと看護婦さんたち不安だと思うんですよね。まだこれから図ることだからというお気持ちなんでしょうけれども、その辺は少し具体的に踏み込んでいただきたいし、それがなければどうなのかという問題になっ...全文を見る
○木庭健太郎君 それは労働省、よくわかるんですよ、全体やっていただくのは。ただ、こういう問題、例えば今から聞こうと思っているんですけれども、最低連続十二時間の休憩時間の問題については既にILOの勧告でもなされているわけですよね。今からやっていかれるというのはよくわかります。  ...全文を見る
○木庭健太郎君 まだ納得してませんけれども、ということは、今大きな枠でくくられたわけですから、大きな枠でくくられるということであれば、例えばILOの勧告の問題があります。そうすると、勧告の中は、この休憩時間の問題だけじゃなくていろんな問題が含まれております。当然その基本指針を検討...全文を見る
○木庭健太郎君 もちろん、もう一歩進んで条約の批准の問題も本当は聞かなくちゃいけないんですけれども、この基本指針の中でどれくらいできるか、それに向かってどれだけやるかの中でこの問題が出てくるし、私どもとしてはこの批准の問題についてはもちろん早急に行うべきだという考え方を持っている...全文を見る
○木庭健太郎君 含めじゃないんですよ。看護婦さんたちを含めてと言っているんじゃないんですよ。看護婦さんたちにまず一番大事じゃないかと言っているんですよ。いろんなところ、それはリフレッシュ休暇を今の労働条件の中でいくととらなくちゃいけないところはある。でも、今のこの状態を見ていけば...全文を見る
04月21日第123回国会 参議院 厚生委員会 第7号
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○木庭健太郎君 きょうは四人の方々から貴重な御意見をいただきまして本当にありがとうございます。  私、公明党・国民会議の木庭健太郎でございます。  まず、有田参考人にお尋ねをしたいと思います。  私たちもこの法案が出てきたことに対して同じように喜びましたし、看護婦さんの現状...全文を見る
○木庭健太郎君 もう一つお聞きしておきたいんですけれども、先ほど板山参考人の方からゴールドプランの評価の問題が出ました。年次計画でホームヘルパーさんを確保していく、年次計画で具体的に示したものが初めて日本の高齢化社会の中で出てきたと。福祉部門でそういうふ、つな同じように年次計画を...全文を見る
○木庭健太郎君 坂上参考人にお尋ねをいたします。  先ほどから同じような質問が出ているわけでございますが、私たちが医師会の皆さんにぜひ御要望もし、お聞きもしたい点というのは、今回診療報酬の改定があった、ぜひそれを看護婦さんのところに生かせないものかというもちろん希望があるわけで...全文を見る
○木庭健太郎君 小笠原参考人にお尋ねをしたいと思います。  現場からのお話というのは本当に説得力がございまして、お聞かせいただいた一言一言が本当に大事な問題だと思っております。  先ほど海外との人員の配置の違いなども指摘をしていただきました。措置費のあり方の問題もあると思いま...全文を見る
○木庭健太郎君 最後に板山参考人に、キーパーソンの話を先ほどされておりました。介護福祉士、社会福祉士という制度ができまして、ただその地位がどうなのかという問題も残っているわけであります。こういった形で本当にキーパーソンに高めるためには国としてどのようなことをやっていけばキーパーソ...全文を見る
○木庭健太郎君 ありがとうございました。
○木庭健太郎君 本案の審議をさせていただく前に一問だけ大臣にお尋ねをいたします。  実は、去る四月八日の予算委員会で我が同僚議員の高桑委員ガ質問の中で、国際貢献の立場からポリオとかエイズ対策に積極的に取り組むべきだということを提案をいたしたわけでございます。けさテレビのニュース...全文を見る
○木庭健太郎君 それでは、本法案の審議に入らせていただきたいと思います。  今、竹村委員の方から確認質問があっておりました。私どももこの法案の中の実効性の問題を取り上げ、やはりその点が一番大事な点だろうということでずっと前回も質疑をさせていただきましたし、大臣もきちんと御答弁い...全文を見る
○木庭健太郎君 同じような法案で差ができているという問題について、次は看護婦や社会福祉事業従事者の処遇の改善等について、ほかに国家公務員法や地方公務員法、人事院勧告や条例があるということで、今回の場合は国家公務員や地方公務員は対象となっていないわけでございますけれども、この点につ...全文を見る
○木庭健太郎君 納得しているわけではないんですけれども、ではもう一つお聞きいたします。  この二つの法案は同じような趣旨で組み立てられているわけでございますけれども、これは局が違うためなのかどうなのかわかりませんが、規定ぶりも違っております。例えば、看護婦の促進法の場合は第四条...全文を見る
○木庭健太郎君 法律ですから難しいところもあるんでしょうけれども、国民の目から見た場合に、本当にそういう差異があるようなことを感じざるを得ない面もあるわけでございます。法律上の問題とおっしゃいましたけれども、そういうところもできれば配慮をしていただく部分、それならばもう少しきちん...全文を見る
○木庭健太郎君 大臣、今まで幾つかの点を挙げさせていただきました。それぞれ御理由を挙げられておりましたけれども、私ども基本的にこういう問題というのは総合的な取り組みが必須だと思いましたし、党としても昨年五月医療・保健・福祉人材確保法案の要綱を発表させていただきました。その際も、こ...全文を見る
○木庭健太郎君 それでは次に、看護職員の新需給見通しの点で何点がお尋ねをいたします。  この需給見通し、平成十二年に均衡ということで見直しをなされたわけでございます。そこで第一にお尋ねしたいのは、見通しの上でも大変な不足が予想されるここ数年の問題でございますけれども、これをどの...全文を見る
○木庭健太郎君 この見通しの中では今おっしゃいましたように、週四十時間制に伴う需要、月八回以内の夜勤等の勤務条件の改善によって、百床当たりの看護職員数は現在の三十五・九人から四十八・二人になるというふうに見込まれているわけでございます。しかし、百床当たりの看護職員数がそういう状況...全文を見る
○木庭健太郎君 この需給見通しの中でお聞きしておきたかったのは、例えば現在看護職員の中で最も充足が求められているのはいわゆる正看護婦さんであると思うんです。この需給見通しの中においては看護婦の内訳というのが出ていないわけでございますけれども、厚生省として需給見通しにおける保健婦さ...全文を見る
○木庭健太郎君 看護婦さんと准看護婦さんだけの内訳というのはあるんですか。
○木庭健太郎君 できれば、本当はわかりやすくするためにはそういう区分けも私は必要じゃなかったかなと思うんです。  ただ、局長今おっしゃったみたいに、今出てきているのは准看護婦の養成よりも看護婦の養成の問題が来ているとおっしゃいました。それならば、今准看護婦養成所があるんですけれ...全文を見る
○木庭健太郎君 看護婦養成施設の問題ではさまざまお聞きしたいこともありますけれども、厚生省にいつものこの点を聞きますと、今年度においても国庫経費の大幅増を図ったというふうにおっしゃるわけでございますが、大幅増額したという平成四年度を見ますと、看護婦養成所における一人当たりの年間経...全文を見る
○木庭健太郎君 あわせて、先ほども少し御論議になっておりましたけれども、大学、看護大学ももちろんなんですが、新設の医科大学の問題でちょっとお尋ねしたいんです。  せめて新設の医科大学については看護婦養成施設を設置するというようなことを今進めなければいけないと思っておるんですが、...全文を見る
○木庭健太郎君 以上、看護職員の需給見通しとその養成の問題を少しお尋ねしたわけですけれども、この需給見通しの問題で、最後の締めくくりとしてお聞きしたいのは、一つはこの見通しというのは各都道府県の積み上げの数字でおるという点でございます。私どもとしては、もちろんそういう積み上げの数...全文を見る
○木庭健太郎君 それともう一つ、これは政府の新経済五カ年計画に絡んで我が党の書記長が総理に、この新五カ年計画においてもこういった保健医療・福祉マンパワーの問題、きちんと入れていくべきだというような質問をした際に、総理はできるだけその方向で盛り込みたいというような答弁をいたしており...全文を見る
○木庭健太郎君 大臣の答弁は非常に簡潔ですけれども、何かもう一つどうなのかなというふうな思いもすぐいたすんですけれども、決意を本当に込められているならば、たまには声が大きくなっても結構でございますし、御自分の意見を交えながらおっしゃっても結構ですし、何かそういう姿勢をぜひ見せてい...全文を見る
○木庭健太郎君 ありがとうございます。  次に、少し今度は福祉部門のことでお尋ねをいたします。  先般、平成三年度版の厚生白書で「広がりゆく福祉の担い手たち」と題して、民間サービスと個人、企業の社会貢献活動を中心に取り上げた一文がございました。読ませていただきました。その中に...全文を見る
○木庭健太郎君 今おっしゃったみたいに、確かに国民の社会参加を促進することは大事なんですけれども、その辺の区分けをきちんとしておかなくちゃ非常に誤解を与えると思うんです。  そういう社会参加の促進の一つの方法として、よく地方自治体で取り組んでいるところもございますけれども、いわ...全文を見る
○木庭健太郎君 賃金職員の皆さんの話をぜひ指摘したかったんですけれども、時間が余りないので、少し取りまとめた形で聞くようになるかもしれません。  国立病院や療養所の賃金職員の皆さんの問題というのは、同じ仕事をしていながらあらゆることで格差が出てくるという問題、私もお聞きしていて...全文を見る
○木庭健太郎君 いっぱいやりたかったんですが、例えば人事院勧告の問題で、賃金職員の場合は人事院勧告というのが即座に反映されないような問題もあるし、昇給の問題でも、普通の人は一年に一号俸ずつ行くのに、賃金職員の場合は二年に一号俸とかいろんな問題があるし、育児休業をとる問題もあるし、...全文を見る
04月28日第123回国会 参議院 国際平和協力等に関する特別委員会 第3号
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○木庭健太郎君 私は、公明党・国民会議を代表いたしまして、この法案の審議をさせていただくものであります。  きょうからようやく日本の国際貢献のあり方を問う論議が再開されたわけでございます。私たちは、国会の論議を通じて私たちなりに考えている日本の国際貢献のあり方、特に人的貢献のあ...全文を見る
○木庭健太郎君 総理は今、この状況の中からPKO法案の必要性というのを強調なさったわけです。私どもの立場もやはりPKOの本格参加にはこの法案が欠かせないという確信を持っております。  しかし、一方では、いまだに今のこの日本の法律の範囲内でPKOに本格参加できるんだ、昔、選挙監視...全文を見る
○木庭健太郎君 今、総理から具体的な話でカンボジアのUNTACという話が出たわけでございます。私は、この点も国民の皆さんにはっきりわかるようにする必要があると思うんです。  何をわかるようにする必要があるかというと、UNTACの実体は何なのか、そして本当に日本が今例えば現行法内...全文を見る
○木庭健太郎君 もう一つ、同じような問題があるわけです。  先ほどUNTACの問題で指摘があっておりました。例えば輸送、通信、医療それから復旧の問題、これは民生でもできるじゃないかとおっしゃった方がいらっしゃいました。ただ、じゃ今のUNTACの実態で、こういう輸送、通信、医療、...全文を見る
○木庭健太郎君 ちょっと聞きたいんですけれども、中国が工兵隊を派遣しているんですけれども、これは何のために派遣しているんですか。
○木庭健太郎君 だから国連局長、その辺まで、いわゆる橋をかけるとか道路を整備することに関しても、現地の状況で言えば、現段階。では軍人を派遣せざるを得ない状況があるわけですよ。そういうことをきちんとわかるように言わなければ、それは文民、民生でできるならやってほしいですよ、結局もうで...全文を見る
○木庭健太郎君 今、UNTACの現状、それから実際のPKOの現状を聞いてまいりました。私たちも国連がこれからPKOの中で民生、文民の分野を広げていただくことを念願しております。  しかし、何回も指摘しているとおり、現実のPKOを見たら、やっぱり軍事的知識なり、総理も何回もおっし...全文を見る
○木庭健太郎君 ということは、外務大臣、もう一回ちょっと聞いておきますけれども、承認を盛り込まなかったことまでお話しになったんですけれども、政府として、自衛隊派遣に現法案の中で法的に十分な歯どめができているという認識を外務大臣はお持ちになっていると理解してよろしいんですか。
○木庭健太郎君 私どもは、先ほどから指摘しているように、今外務大臣もおっしゃったように、現法案の中に既に五原則、報告義務、事後の承認といういわば三つの国会承認があり、政策的には十分な歯どめができているというふうに認識をいたしております。  多数決で事前にPKF派遣を承認すること...全文を見る
○木庭健太郎君 国民の理解ともう一つ非常に大事な問題は、やはりアジア各国の理解という問題がどうしても残ります。  私は戦後世代でございますけれども、日本が戦中戦後から行ってきたことに対してまだまだいろんな意味で認識の違いもあるし、そういう責任についてもいろんな形で論議がなされて...全文を見る
○木庭健太郎君 私は、このPKOへの国民の理解の問題、またアジア各国の理解というものを考えた場合、やはりこのPKOは慎重にできるところからやっていくのが大事なことではないかと思います。  外務大臣、外務大臣御自身もこのPKOのやり方について、若葉マークからとか青葉マークからとお...全文を見る
○木庭健太郎君 最後に、総理に伺っておきたいと思います。  PKOの参加については、これまで各国の状況を見てきましても、スイスにしてもまたオーストリアを見ても、どちらもある意味では段階的に徐々にPKOに参加する分野を広げてきて、今のオーストリアは実際にPKFまで参加するようにな...全文を見る
○木庭健太郎君 ありがとうございました。
05月12日第123回国会 参議院 国際平和協力等に関する特別委員会 第7号
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○木庭健太郎君 公明党・国民会議の木庭健太郎でございます。  本日は、明石参考人、お忙しい中を立ち寄っていただきまして、私たち今このPKOの法案を審議しておりますし、非常に参考になる御意見をいろいろ賜りまして、心から感謝いたしております。さらに、私たち若い人間にとっては、日本人...全文を見る
○木庭健太郎君 先ほど明石参考人から日本に対する期待も述べていただきました。あの湾岸戦争以来の私たちの反省というのは、やはり金や物だけじゃなくて人的にどれだけ協力していけるのかというのが、これまで論議をし、またそれをやらなくちゃいけないという決意で今この法案を私は審議をさせていた...全文を見る
○木庭健太郎君 ありがとうございました。
05月19日第123回国会 参議院 厚生委員会 第9号
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○木庭健太郎君 戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案を審議するに当たりまして、最初に、先日台湾人元日本兵訴訟の最高裁判決がございました。この訴訟は、第二次大戦中に旧日本軍の軍人軍属として死傷いたしました台湾人の元日本兵とその遺族が、援護法や恩給法の国籍条項は法のもと...全文を見る
○木庭健太郎君 そうおっしゃると思うんですけれども、ただ、この訴訟の経過は厚生省も御存じだと思います。六十年八月、第二審の高裁判決のときでしたけれども、このとき判決理由の中で、原告が著しい不利益を受けているのは明らかで、外交上、財産上の困難を越えて早急に不利益を取り除くよう尽力す...全文を見る
○木庭健太郎君 今、韓国の問題もお取り上げになりました。私はこれもよく理解できないわけでございます。在日韓国人に対しては援護法は適用されてないですね。しかも、今言われた日韓協定以降は、その前までは帰化すれば法の適用を受けるということになっていたけれども、日韓協定以降は帰化しても法...全文を見る
○木庭健太郎君 外務省にちょっとお尋ねしておきますけれども、今、日朝交渉が始まっているわけでございます。この日朝交渉の問題、いろんな複雑な問題、大きな問題もいっぱいあるわけです。そうは言いながら、一つ援護法の例を挙げましたけれども、こういった戦後処理の問題というのが私は個々人にか...全文を見る
○木庭健太郎君 そういうことになるでしょうけれども、しかし、こういう問題をやっておかなきゃまた同じ問題を繰り返すわけですよね。そういうことはぜひ避けていただきたいし、こういう問題も取り扱っていただきたいということを要望します。  そこで、大臣にこの問題ひとつ伺っておきたいんです...全文を見る
○木庭健太郎君 大臣のお気持ちもよくわかりますけれども、大臣がどう考えるかで随分変わってくるんですよ、こういう問題というのは。厚生省は非常にかたいガードでやるでしょうけれども、この前も話しましたけれども、じゃ人権という立場からやるか、それとももう決まっているんだからしょうがないん...全文を見る
○木庭健太郎君 これを受けて、五月十四日でしたか、沖縄の厚生年金に関する諸問題についての関係省庁検討会の設置についてということで関係事務次官の申し合わせがなされて、この問題について関係省庁検討会が設けられるという運びになったと聞いております。  ただ、この関係事務次官申し合わせ...全文を見る
○木庭健太郎君 まさに局長おっしゃったんですけれども、私が非常にこの問題で不満に思っているのは、今おっしゃいましたよね、諸問題に関する関係省庁検討会の設置についてと次官申し合わせの中にもあるんですけれども、何らかの対応があり得るかについて検討するとおっしゃるんですよね。  そう...全文を見る
○木庭健太郎君 じゃ、局長の方にちょっと聞いておきましょう。  この検討会というのは、構成はどうされるのか、構成員というのはどんなふうになるのかという点が一つ。それから検討会としていつまでに結論を出していこうとするのか。  少なくとも私の認識が間違っていなければ、検討会という...全文を見る
○木庭健太郎君 一つ心配しているのは、そういうレベルの人たちでやるから、この前発足しましたよね、五月十四日がこれは決定ですよね。そうすると、一体次回をいつやるかもなかなか決まってないというような話もちょっと聞いているんですけれども、その辺月に一回ぐらいはできるようなベースでやって...全文を見る
○木庭健太郎君 まあ大臣、勘弁してほしいということでございましたけれども、最後にぜひこの問題についての決意を聞かせておいていただきたいわけでございます。  私たちは、この問題については事務レベルを越えたものだと正直言って思っています。最大限努力していろんな経過があってこうなった...全文を見る
○木庭健太郎君 ありがとうございました。
05月22日第123回国会 参議院 国際平和協力等に関する特別委員会 第11号
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○木庭健太郎君 今回の審議の一つの焦点になっておりますカンボジア問題で、きょうはお伺いし。たいと思います。  私たち公明党も、石田委員長を団長にカンボジア訪問団を先日派遣いたしまして、現地の実情をつぶさに調べてまいりました。昨年七月にも、私物め党調査団をカンボジアに派遣しており...全文を見る
○木庭健太郎君 今、総理からカンボジアに対する基本姿勢をお聞きしたわけですけれども、一つは、私ども非常に心配しているというか、現地でも既にどういう声が上がっているかということも調査団、訪問団が聞いてまいりました。  例えば、プノンペン政府のフン・セン首相、あの方が日本に強い期待...全文を見る
○木庭健太郎君 UNTACの協力の問題でお伺いしたいと思います。  UNTACは、六月からいよいよ武装解除の監視、動員解除の監視といった第二段階に入ります。そういった監視業務を行うPKFの本体、いわば歩兵大隊の部門は要員がほぼ充足したとも間いております。先日、参考人として御出席...全文を見る
○木庭健太郎君 もう一つは、UNTACにどういう人たちを派遣できるかという問題であります。  訪問団の報告、また私自身カンボジアの現状を見てまいりまして、隊員の住居の確保とか飲料水とか食糧の確保、四十度近くにも達する気候、いまだ不安定な治安状況など、私はやはり極めて困難な状況だ...全文を見る
○木庭健太郎君 ちょっと突然ですけれども、一つ聞いておきたいのは、文民警察はどういう装備を持っていくかという話が先ほどのやりとりの中であったんですけれども、丸腰という話がちょっとあったんです。私の認識では、文民警察の場合は日本の警察官と同じですから、少なくとも短銃の装備は持ってい...全文を見る
○木庭健太郎君 わかりました。ちょっと疑問だったのでお聞きしました。  次は、先ほど外務大臣もおっしゃったUNTACに対する財政上の負担の問題であります。  確かに、日本は今一生懸命やっております。一二・四五%の枠ということもきちんと果たされようとしている。ただ、世界的なPK...全文を見る
○木庭健太郎君 もう一つUNTACの問題でお聞きしておきます。  このUNTACというのは選挙が終了すれば任務が終了するわけでございます。ただ、カンボジアの現状を見、選挙後の政治情勢を考えると、まだ各派の間には根強い対立感情もございますし、予断は許されないと感じるわけでございま...全文を見る
○木庭健太郎君 次は視点を変えまして、現地で頑張っていらっしゃるNGOの方々の支援策についてお伺いいたします。  今回の訪問団もプノンペンで、現地で頑張っていらっしゃるNGOの方々約六十人と懇談の機会を得させていただきました。一番やはり意見が多かったのは、住居、水、食糧といった...全文を見る
○木庭健太郎君 確かにやっていらっしゃる面があるんですけれども、例えば現地で聞くとどうなのかというと、今、日赤からカンボジアの中でいわゆる出産技術というのが、出産技術というのは子供を取り上げる技術がまだ余りきちんとできていないということで、日赤からこのためにお医者さんと看護婦さん...全文を見る
○木庭健太郎君 もう一つ、NGOへの支援という問題とともに、やはり緊急的に必要なのは具体的に目で見える、いわば即効薬的な援助というのも要ると思います。これは特に人道上の面からどうするかという視点でございます。  前回この委員会で同僚の太田委員が、タイで義足をつくっていらっしゃる...全文を見る
○木庭健太郎君 もう一つ、今度は中長期的、総合的な援助を検討する場合のことでございますけれども、これも現地を見た調査団から復興援助のあり方についてひとつ褒言をしたいと思っております。  先ほどもお話があっておりましたけれども、六月にカンボジアの復興会議が開かれる。そこでカンボジ...全文を見る
○木庭健太郎君 次は、カンボジアの大使館の問題でございます。  私どもの党も、今川大使初めカンボジアで日本大使館の方々には本当にお世話になりました。たまたまあの時期社会党からも調査団が出て、連合さんもたしか調査団を出されてどっと錯綜したものですから、大使館としては非常に御苦労な...全文を見る
○木庭健太郎君 カンボジアのホテルですか。
○木庭健太郎君 ぜひこういった面、私たちも本当にお世話になりましたし、ぜひこういう面は対応を緊急の場合は考えていただきたいと思うんです、本当に御苦労なさっていますから。  最後に、総理にお伺いをいたしたいと思います。  先ほども総理からお話がありましたけれども、私たちカンボジ...全文を見る
○木庭健太郎君 終わります。
05月27日第123回国会 参議院 国際平和協力等に関する特別委員会 第12号
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○木庭健太郎君 きょうはカンボジアの集中審議ということでございます。私、前回カンボジア問題については実は随分やらせていただいておりまして、私どもの立場は質疑の中でやっていけばいいんじゃないかという気持ちも本来は持っているんですけれども、集中ということでまた機会を与えていただきまし...全文を見る
○木庭健太郎君 もちろんいろんな案件があると思います。ただ、確かに私たちが考えると、湾岸戦争以後、日本の国際貢献などをずっと論議してきたわけですが、やはりその試金石がカンボジアにあるわけですから、外務大臣、ぜひ御検討をしていただきたいし、外務大臣御自身の判断でできないならば、総理...全文を見る
○木庭健太郎君 あと、経済協力の問題で外務省として既に五つの調査団を送った。医療、農業、海外青年協力隊、橋の修復、電力、この五分野について調査団を送られた。先ほど午前中、その結果について局長の方から御答弁があっておりました。それぞれどういったところに問題点があるかということがほぼ...全文を見る
○木庭健太郎君 私がなぜこんなことをわざわざ聞いているかというと、要するにこのカンボジア支援の問題で反対される方は、これは自衛隊派遣のためのカンボジア支援だ、ほかは政府は一切やっていないと。別に政府を守るわけじゃないです。ただ、いろんな形でやっていることをある意味では国民の目に見...全文を見る
○木庭健太郎君 それでは、少し角度を変えまして社会党の発議者の方にお伺いをしたいと思います。カンボジア問題に関連してですから、特に私はUNTACの協力のあり方についてお聞きをしたいと思うんです。  UNTACの形も、ほぼ形がかなり見えてまいりましたけれども、社会党案に即してする...全文を見る
○木庭健太郎君 今、UNTAC側から別に本格的な要請があったわけではございません。ただ希望として、例えば停戦監視団が不足しているから欲しいという話もあります。確かに今おっしゃった文民警察の話もございました。この辺は、停戦監視団については、社会党案で言えば軍事部門ですからだめだとい...全文を見る
○木庭健太郎君 厳しい言い方をして申しわけないかもしれませんけれども、そうなると要望の出ている輸送、通信、緊急のインフラ整備みたいなものは、現状では取り組めないという御返事だと私は聞こえました。  法案を見ると、軍事部門を除くと言いながら、一応紛争被害者の帰還の援助、それから輸...全文を見る
○木庭健太郎君 そういう区別がなかなかできてないのが、このPKOの私は本質だと思っております。  先ほども論議になっていましたけれども、例えば今カンボジアで医療というものを考えた場合、ドイツが確かに派遣しております。だれを派遣しているかというと、これは軍人を派遣せざるを得ない状...全文を見る
○木庭健太郎君 今短いやりとりをやらせていただきましたけれども、やらせていただくと、結局、現状で社会党法案でやろうとしても事実上できるのは文民警察と選挙監視である。そのほか、ボランティアの方たち、NGOの方たちにお手伝いをいただいて、これは別の形で、NGOの形で支援をする、野田発...全文を見る
○木庭健太郎君 終わります。
05月29日第123回国会 参議院 国際平和協力等に関する特別委員会 第13号
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○木庭健太郎君 きょうは、公述人の方々に貴重な御意見をお伺いいたしまして、とにかく今、日本が軍事大国になってはならない、また平和のために尽くしていかなくちゃいけない、そのことは皆さんお訴えになりながら、そのやり方についてさまざま貴重な意見を伺ったと思っております。  ただ、私、...全文を見る
○木庭健太郎君 芹田公述人にもう二点あるんですけれども、まず一点目お伺いしたいのは、五原則という問題を御指摘をしていただきました。私ども公明党・国民会議でございますけれども、私どももこの五原則の問題については非常にこだわりました。最初にこういうものを法案に明文化する必要はないとい...全文を見る
○木庭健太郎君 私どもも皆さんが御指摘されているように、今世界は軍縮の時代であり、その方向で日本も進んでいかなければならない。そういう意味では、自衛隊の問題にいたしましても、これをどう位置づけ、どう縮小し、どう見直していけるのかというのをきちんと論議もし、実際にそういう取り組みも...全文を見る
○木庭健太郎君 能村公述人にお伺いしたいんです。  先ほど能村公述人、私は経済人だから現場から物を考えているんだというような御発言がございました。世界に今日本人がいっぱい出ていっているわけですよね。そういった中でいろんな評価も受けております。私どもこのPKOの法案を審議するとき...全文を見る
○木庭健太郎君 ありがとうございました。
06月02日第123回国会 参議院 国際平和協力等に関する特別委員会 第15号
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○木庭健太郎君 きょうは修正案に対する審議でございます。  このPKO法案を考えてまいりましたときに、もう既に二年近く審議をさせていただき、総理もほぼ、きょうまでやれば、本会議含めて百時間のおつき合いでございます。かなりの時間を審議することができてきたと私どもは認識をいたしてお...全文を見る
○木庭健太郎君 先ほど、世論調査のお話もあっておりました。国民の理解という問題、私はこれは二分されているというよりもさまざまに分かれているというふうに考えております。いろんな調査を見ましても、一万の意見は、このPKOというのはすなわち戦争だからそれに参加しちゃいけない、いまだにそ...全文を見る
○木庭健太郎君 総理に一問お聞きしておきたいと思います。  随分社会党の小川先生頑張っていただきましたので、時間が少し長くなっております。私はこれを最後の質問にしたいと思うんです。  修正案の評価というのはまたひとつ別でございますけれども、UNTACに対する協力というのはやっ...全文を見る
○木庭健太郎君 ありがとうございました。
06月05日第123回国会 参議院 国際平和協力等に関する特別委員会 第18号
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○木庭健太郎君 まず冒頭に、今まで審議がずっと中断をしておりました。中断したことで幾つか論点になっておりました。私どもはこの修正案にある「平和維持隊」という言葉について問題はないと考えております。文書も出されたようですけれども、平和維持隊の考え方について三党修正案の発議者より答弁...全文を見る
○木庭健太郎君 次に、もう一つ問題になったことがございました。  事前承認、修正案にある事前承認の問題で七日間というのが入っていることに対して、社会党の方からこれは憲法違反であるというお話がございました。私どもはこの七日間という規定、その後に「努めなければならない。」、努力義務...全文を見る
○木庭健太郎君 今、発議者の方から法制局のというお言葉もありました。先ほどから論議しておりまして、そういう法律の専門家の言葉が一言もないまま論議が中断しておりました。私は法制局から、この問題が憲法違反なのかどうか、明確に答えていただきたいと思います。
○木庭健太郎君 ようやくそういう答弁が聞けました。  各党各会派でこの問題の考え方はいろいろあると思います。そういう意見がある中で、それは違いがあるでしょう。ただ、私が言いたいのは、やはりそういう憲法を守る番人である法制局の考えというのをきちんと最初から求めていれば、こういう混...全文を見る
○木庭健太郎君 きのうで雲仙災害から、あの大火砕流が起き多くの犠牲者が出てからちょうど一年でございます。昨日も映っておりましたけれども、自衛隊の方々がこの雲仙災害で活躍をされておりました。  私は九州出身でございます。また、佐藤三吾先生は大分県の御出身でございますけれども、昨年...全文を見る
○木庭健太郎君 社会党さんは対案の中で、国内の問題も取り組むことにされております。これは今はおっしゃいませんでしたけれども、自衛隊が出ることに対しては好ましくないという御判断だろうと私は思いますけれども、それでよろしいでしょうか。
○木庭健太郎君 それでは、今度はPKOの問題でそれぞれにお伺いいたします。  PKO、平和維持活動と武力行使の関連について、それぞれこれも対案提出者の社会党と、連合は何回も登場していただくのは大変ですから、社会党と三党の方から一人ずつ平和維持活動と武力行使の関連について御説明を...全文を見る
○木庭健太郎君 次は、自衛隊を海外へ派遣することに対するそれぞれのお考えを伺いたいし、またこれに対する国民の評価をそれぞれどうとらえていらっしゃるのか。社会党、三党の方、連合も御意見をいただければいただきます。
○木庭健太郎君 この委員会でも一番話題になったのはカンボジアの問題でございます。カンボジアに対してどう取り組むかということが一つの争点になり、なおかつUNTACというPKOにどう取り組むかが最大の焦点でもあったと私は思っております。  このUNTACに対してどう取り組むのか、ど...全文を見る
○木庭健太郎君 もう一つ、PKOに関して指揮権、武器の使用をめぐっていつも問題になったのが、PKOに関する国連文書と政府案、それから対案を出されております。修正案というのが出ておるわけでございます。このPKOに関する国連文書と政府案、またそれぞれお出しになった案の整合性についてど...全文を見る
○木庭健太郎君 もう一つ、各党の理念として、国際社会に対して日本がどういう貢献をしていけばいいのか。特にこの委員会で一番論議になったのは、どういう人的貢献をすればいいのかというのが最大の論議の焦点でございました。百時間を超える審議をしながら、どの党も国際社会へ我が国は人的貢献を今...全文を見る
○木庭健太郎君 なぜこんなことをお聞きしたかといいますと、これだけ審議を本当に重ねてまいりました。お互いに接点を見つけようということでもやってまいりました。社会党さんはベストとして対案も提出もされたわけでございます。ただ、この百時間を超える審議の中で私はなぜこれだけ溝が埋まらない...全文を見る
○木庭健太郎君 終わります。
06月08日第123回国会 参議院 本会議 第22号
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○木庭健太郎君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました自由民主党、公明党・国民会議、民社党・スポーツ・国民連合三党提案による国際連合平和維持活動等に対する協力に関する法律案に対する修正案並びに修正案を除く政府原案及び国際緊急援助隊の派遣に関する法律の一部改正案...全文を見る
09月08日第124回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号
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○木庭健太郎君 きょうは、決算委員会の全般質疑ということでございます。さまざま決算も問題にしたいとも思っておりますが、やはり今ある意味では私たち政治家また政府が一番考えなければならない問題は、私たち公明党は佐川急便の問題だと思っております。ぜひそういう問題にもきちんとした形でやり...全文を見る
○木庭健太郎君 そのことももちろんだと思います。ただ、本当にそれだけでいいのかという問題が私は常に残っていると思うんです。  宮澤内閣の看板はたしか政治改革、政治倫理の確立ということが一つの看板だったと思います。それならば、やはり一つは御自身の党の副総裁が辞任されたという問題も...全文を見る
○木庭健太郎君 これもまあ政党間の問題と言われればそのとおりかもしれませんけれども、政治改革の問題については臨時国会の冒頭処理というような問題もございました。  ただ、最後の方で、政治資金の問題、官房長官少し補足していただきましたけれども、何かお話の流れを聞いていると、今度の臨...全文を見る
○木庭健太郎君 もう一つ、午前中から論議になっておりましたが、佐川急便事件という問題が起きた、閣僚の名前も出てきたというような問題があった、内閣としてそれに対してどうやるのかという話がございました。先ほど官房長官は、それぞれの大臣がそれぞれの記者会見でやれば済む話であってというお...全文を見る
○木庭健太郎君 私は、その考えは正直言ってなじみません。例えば資産公開の問題がある。それは内閣で決められたことで、政治と金という問題で内閣としてはきちんとしていきたいということで、みずから皆さんそれぞれきちんとした形で、内閣でまとめた形でなった時期なった時期になさっている。やはり...全文を見る
○木庭健太郎君 そうはおっしゃっても、事実きょう出てこられていない方もいらっしゃるわけですから、その辺はやはりぜひとも、内閣でできないとおっしゃるならやる気がないということでしょうから、私たちはそれはそれで別の方法をいろいろ考えるしかないということになっていくんだろうと思っており...全文を見る
○木庭健太郎君 自治省にお伺いしますけれども、金丸氏は献金を受けたとおっしゃっておられるわけでございますけれども、献金を受けたとおっしゃっているその時期、金丸氏あるいは金丸氏の指定団体から届け出はあっておるんでしょうか。
○木庭健太郎君 もう一つ、記者会見をされてから日にちがたっておりますけれども、記者会見の後、同じように五億円ということをおっしゃっていますから、五億円について金丸氏あるいは金丸氏の指定団体ですか、そこから届け出というのはあったんでしょうか。
○木庭健太郎君 一般的に、政治家本人あるいは政治団体が届け出をしない場合は、政治資金規正法上これは違反となるのか。その際、政治家本人が罪を問われるというようなことは起こり得るのかどうか。一般的な話で結構ですけれども教えていただきたいと思います。
○木庭健太郎君 もう一つ、同じように一般論でお聞きしておきますけれども、一般的に政治家個人あるいは一つの政治団体が五億円というような額を受領した場合は、政治資金規正法上どういう問題が出てくるのかということについてお教えを願いたいと思います。
○木庭健太郎君 政治資金規正法がいつもざる法だと言われる原因は、もし違反した場合なんですけれども、違反して上回ったお金というのは、これは結局どういう処理がなされる形になるんですかね。違反を超えた額、これについては政治資金規正法上は何かやりようはあるんですか。
○木庭健太郎君 ただ、罰則があるにしても、それを上回った額については、結局、例えば没収するとかそういう問題がないからこそ、この前、政治資金規正法の改正の中でそういう話が出てきたんだろうと思うんです。  大蔵省にお伺いしたいんですけれども、政治資金規正法上違反となったようなお金と...全文を見る
○木庭健太郎君 もう一つ聞いておきたいんですけれども、大蔵大臣、金丸副総裁はああいう会見をなさったわけですけれども、非常に額は大きいです。それは全部それに使ったのかもしれない。陣中見舞いということもおっしゃっているし、そこはわかりません。それはもちろん今からやるべき課題だと思いま...全文を見る
○木庭健太郎君 もう一つ、大蔵省に課税という面でぜひお尋ねをしておきたいのは、一つは、今回この事件の中で渡辺被告は、これまで報道で読む限りは、例えば稲川会の石井前会長側から資金提供の見返りとして十億円をもらったとか、平和堂グループから四百三十億円の債務保証をした見返りとして十九億...全文を見る
○木庭健太郎君 もう一点、これは自治省にお伺いしておきます。  これも会見の中で、同志への陣中見舞いという認識だというようなお話が金丸前副総裁の会見の中でございました。それが、どういうことかわかりませんけれども、派閥の収入となされた場合、例えば、経世会への寄附だったということで...全文を見る
○木庭健太郎君 今いろいろお聞きしただけで、私は金丸氏の問題、いろんな形で、先ほど自治大臣からもお話がありましたけれども、政治資金規正法上どうなるのかというような問題も残っておると思うのであります。その辺をきちんと明らかにする必要もあると思います。法務大臣は先ほどそういう立場にな...全文を見る
○木庭健太郎君 いや、そうじゃなくて、別に大臣の主観を入れろと言っているわけじゃないんですよ。そういう記者会見がなされた、それならば大臣の立場とするならば、本当に法的に問題がないのかどうか、それについて本当に事実関係はどうなのかということを事実として調べるという形というのは、私は...全文を見る
○木庭健太郎君 それでは、検察として興味を持って、興味を持つという言い方はおかしいですね、検察としてきちんとこういう問題については調べていくんでしょうか、刑事局長。
○木庭健太郎君 刑事局長としてはいつもそういう言い方になると思います。  ただ、これはやはり金丸氏本人も含めてさまざまな方からいろんな形で話を聞きながら、そういった中で司法として、検察として関心を持ちながらやっていかなくてはいけないんじゃないかなと。ぜひ私どもとしてはやっていた...全文を見る
○木庭健太郎君 今回、あるテレビ局におきまして、佐川急便から何十億ものお金が流れたということの中で実名報道がされた閣僚というのは渡辺外務大臣及び奥田運輸大臣、この二人でございました。ある意味ではこのお二人の方にはぜひきちんとした形でお話をお伺いしようと思ったんですけれども、私ども...全文を見る
○木庭健太郎君 外務大臣から鋭い指摘をいただきましたが、今私たちもこの問題で鋭意調査をさせていただいております。それは調査をさせていただいた段階で、ある一定期間来ましたら、そういうことを真剣にやり合う場を外務大臣もぜひつくっていただきたいと思っています。  徹底究明のために私は...全文を見る
○木庭健太郎君 ただ、一応知事という公人ですよね。別に細かい内容を私は聞こうとは今のところ思っていません。検察庁に今から詰めなくちゃいけないし、検察庁としては、これまでの報道を見ますと、政治資金規正法の中で虚偽記入という極めて新しいやり方で捜査に臨もうとされているというような報道...全文を見る
○木庭健太郎君 非常に微妙な答弁というか、新潟ルートという問題は今そういう形で一つの政治資金規正法上の問題について多分お取り組みになっているんだろうと思います。  それだけじゃなくて、やはり知事の一本化というような問題もございます。知事の一本化というのは、ある意味ではどこでもや...全文を見る
○木庭健太郎君 それでは、政治資金規正法の問題で、自治大臣、九月一日でしたか、閣議後の記者会見をなさっておりまして、そのときに、新聞的見出しで言うと、実態に合った規正法をと、そうならなければいけないというような趣旨の御発言をなさっていたというふうに見受けたんですけれども、これの真...全文を見る
○木庭健太郎君 わかりました。  ただ、自治大臣、そうはいっても、例えばそれは一企業から五億円みたいなことがあったらこれは私はいけないと思いますよ。やっぱりそれは私は常識外れだと思う、そういうことが起きたなら。ただ、自治大臣のこれだけの聞き方をしていると、要するに制限を緩和して...全文を見る
○木庭健太郎君 終わります。
09月17日第124回国会 参議院 決算委員会 閉会後第3号
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○木庭健太郎君 最初に、佐川急便問題で数点だけお伺いいたします。  先ほども御論議あっておりましたけれども、佐川急便事件の中で渡辺東京佐川急便元社長から金丸自民党前副総裁に渡された五億円が、事件となるのかどうかということで、問題は金丸さんが記者会見後捜査が行われて、今政治家本人...全文を見る
○木庭健太郎君 この問題、先ほど上申書ということが出ておりました。これは共和のときに鈴木元総理でありましたか、やはり上申書という問題が上がっておりました。私がここで刑事局長にお尋ねしたいのは、上申書というのが一般的にどういうものをいい、法的性格はどのようなものをいうかという点であ...全文を見る
○木庭健太郎君 先ほど刑事局長は、一般論として捜査当局が捜査を進める場合、必要な場合は被疑者、参考人の取り調べを行うとおっしゃいましたね。そうすると、上申書というものは、この場合の取り調べという概念に当たるのか当たらないのか。例えば一般の場合、上申書をだれかに出す、出したことで、...全文を見る
○木庭健太郎君 ちょっと専門的な話をしていただいたんですけれども、そうすると、一般的に考えれば、上申書というのは取り調べには該当しにくいというふうな認識を持ってよろしいんでしょうかね。
○木庭健太郎君 今お話をお聞きしたんですけれども、こういう問題、具体例のときはお答えできないということですけれども、今お話を聞いている限りでは、この問題、私どもは、金丸氏御自身からぜひとも、検察当局も御努力をいただいて事情聴取をしていただきたいし、そのように努力もされると思うんで...全文を見る
○木庭健太郎君 法務大臣に佐川の問題、もう一つ聞いておきます。これはまた少し先の話になると思いますけれども、今から一応お伺いしておきたいと思うんです。  こういういろんな事件というのは、一つは政治家の道義的責任とか政治倫理の問題というのを考えていった場合は、たとえ事件にならなく...全文を見る
○木庭健太郎君 この問題、もう少し事件の解明が進みましてある一定程度の処分の問題が出てきたときにもう一回論議をさせていただきたいと思います。  それでは、今度は国連の平和維持活動への我が国の参加の問題についてこれから少しお伺いしたいと思います。  新しく制定されました国際平和...全文を見る
○木庭健太郎君 そうすると、もう一つ同意という問題では、我が国の実施についてという部分がございますどれについても、今の御説明で大体わかる部分もございますけれども、一応具体的にどういう形で受け入れ国及び紛争当事者の同意が得られているとしているか、簡潔にひとつお願いします。
○木庭健太郎君 次は、停戦合意受け入れの同意、中立性が万が一崩れた場合の中断及び撤収の問題でございます。  これは防衛庁にお聞きしておきたいと思うんですけれども、カンボジア派遣に際してこの実施要領の中では、漏れ伝え聞いた話では休止というような考え方も持っていらっしゃるというふう...全文を見る
○木庭健太郎君 そうすると、この場合の部隊の長という言い方は、例えば部隊派遣をしています、部隊派遣をすべて指揮している部隊の長という認識なのか。中隊ごとなり小隊ごとに各方面に展開する可能性があります、その長もそういう権限を有するのかという問題についてはどうなんですか。
○木庭健太郎君 当たり前の話ですけれども、各方面に展開した場合は、通信隊も行っていますから、通信連絡というのはそういう形で行うということでよろしいんですね。
○木庭健太郎君 それから武器の使用の点で、部隊派遣である施設大隊の場合、一人一人の隊員に武器を持たせず保管するというような考え方のようでございます。これについて簡単に理由を説明していただいて、具体的にどのようにされるのかという問題、また必要と認めた場合は隊員に渡すこととしています...全文を見る
○木庭健太郎君 もう一つ、先ほどもありましたが、例えば中隊単位でもし展開した場合なんですけれども、今の考え方は大隊一括保管だと思うんですよね。ただ、それほど離れた展開というのはあり得るのかどうかわかりませんけれども、そういった展開がある場合はどんなふうに考えればいいのかなとちょっ...全文を見る
○木庭健太郎君 それから少し話を変えまして、国会論議の中でPKOの派遣に当たっていろんな論議がありました。その中の一つが、日本はこの法律の中で五原則というある意味では独特のものを法律の中に織り込んでいる、国連に対してそのことはきちんと認識させているかどうかという問題が国連文書との...全文を見る
○木庭健太郎君 隊員選考の問題でお聞きしたいんですけれども、いろいろ報道によりますと希望者が殺到したという話もあるし、辞退者もいたというような話もいろいろあってはおりましたが、どのような点を特に考慮されたかという点。それから、ある意味では初めてのケースでもありますし、自衛隊員の個...全文を見る
○木庭健太郎君 ぜひそういう点も考慮をしていただきながらやっていただきたいと考えております。  そうすると、UNTACからのさまざまな要請があると思うんです。私は、こうやってもちろん人的交流をすることも大事だけれども、またその一方で物資面でもさまざまな要請があればそれなりにこた...全文を見る
○木庭健太郎君 そのほかいろんな問題を挙げて、労働省の方もお呼びしていた分もあるんですけれども、質問する時間がなくなりましたので、最後に防衛庁長官に。  九月十三日の完結式のときに、自衛隊法の問題について触れられております。私どもも、やはりこれからそういう国際的任務をやるに当た...全文を見る
○木庭健太郎君 終わります。
12月10日第125回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○木庭健太郎君 本日は締めくくりの総括でございます。私どもこの締めくくりに当たって、今国会通じてやっぱり一番大きな問題になった佐川の疑惑というのが、いずれにしても、証人喚問を通じ質疑を通しながらも、ますます疑惑が深まったというのが正直な感想でございます。今後、次の国会へ向けてもぜ...全文を見る
○木庭健太郎君 七人ですね。
○木庭健太郎君 総理、私が言いたいのは、少なくとも供述調書の問題については党の名誉、個人の名誉にかかわることだ、みずから真相を明らかにしたいとおっしゃったわけです。おっしゃったにもかかわらず、今のお話ですと、例えばこの問題、最初、検察当局を告訴する問題から始まって、個人がばらばら...全文を見る
○木庭健太郎君 何でこんな問題しつこく言うかというと、金丸氏が証人尋問のときに、自民党の皆さん何人かが褒め殺しの中止に動いたということを質問されたときに、金丸氏本人からその中止工作の問題について、「三十万円なり二十万円なりという話は聞いていますよ。」とおっしゃっているんですよね、...全文を見る
○木庭健太郎君 それともう一つ、これは衆議院の予算委員会の締めくくり総括だったと思いますけれども、我が党の冬柴委員の方から金丸氏がまだ自民党籍を持っていることを指摘して、党としてきちんと決着をつけるべきだというふうにただしたと思います。そのとき総理は、重く受けとめるというふうに御...全文を見る
○木庭健太郎君 総理、党総裁として、昨日、猪熊委員の質問に対して、この皇民党問題だけじゃなくて佐川問題全体を含んで自民党としてもできることは執行部に今言ってあるんだから、この真相についてはきちんと究明をして、ある時期が来ればきちんとそれはやっていくということを御答弁になりました。...全文を見る
○木庭健太郎君 そういうこともございましょうし、ただ私としては、やはりこういう問題は何年も先というわけにはいかないわけですから、その辺はぜひ自民党としてもお考えになっていただいて、私たち次国会はそれこそこの真相究明の一番大事な国会だと逆に思っておりますので、そのことを総理にお願い...全文を見る
○木庭健太郎君 それでは確認の意味で、新潟で、現地で渡邉被告及び金子前知事と三人でお会いになったことはございますか、その時期に。
○木庭健太郎君 それともう一つ、郵政大臣は東京佐川の本社というのは何回もお訪ねになったことあられるんでしょうか。
○木庭健太郎君 平成三年の六月という御記憶はございますか。  郵政大臣がおっしゃった再建会議には出られたという話がございましたね、竹下氏と金丸氏と。その前の時期でございますけれども、そのころ本社をお訪ねになったことはございますか。
○木庭健太郎君 いや、もう渡邉被告の供述調書もお読みになっていると思うんですけれども、供述調書によると、渡辺郵政大臣があの再建問題がある前のときにわざわざお一人で来社された、同県人が来てくれたし本当に渡邉被告は涙が出るほどうれしかったというような供述調書があるわけですね。それだけ...全文を見る
○木庭健太郎君 これは、政治資金規正法違反事件について捜査をしてきた。そうすると、それ以外の問題、例えば脱税の問題、まあ贈収賄になるかどうかわかりませんけれども、そういった問題も含めて捜査はなさったようにお聞きしているんですけれども、その辺はどうなんですか。
○木庭健太郎君 私は、一言率直に、終わったか終わってないかと聞いているわけで、とにかくすべていろんなものを含めて終わったということなんですか。
○木庭健太郎君 ほんとわかりませんけれどもね、日本語で答えてほしいなという気がいたします。  ところで、この十七億五千万円、これは裏金として渡邉被告が受領していたという事実の点でございますけれども、これについても同じようなことをお書きになっているんですけれども、そうすると十七億...全文を見る
○木庭健太郎君 今の答弁を聞いておりますと、尽くしたと言いながら、この十七億五千万円についてはまだ検察では一生懸命やっていると聞こえるわけです。しかも、中間報告を読ませていただきましたけれども、これはわざわざ二つの件、三億円の問題と十七億五千万円の問題については書き方を変えていら...全文を見る
○木庭健太郎君 そうすると、私がまたこれでわからなかったのは、現在の捜査状況についてでございます。  これについては、告発したものしか書いてないんですね。告発したことだけで、これが終わってしまえばすべて捜査は終了するというふうに普通の人間が読めば読めるんです。これはそういう意味...全文を見る
○木庭健太郎君 捜査の秘密上のことですからとおっしゃっていつも、決算委員会でもありましたけれども、同じ答えなんですね。ただ、国民の目から見れば、中間報告を読んでしまうと、これは中間報告じゃない、終了宣言だと、こうもとれてしまうんです。しかも、この五億円の告発については、もうきょう...全文を見る
○木庭健太郎君 関連質問がございますので、同僚委員にかわります。
○木庭健太郎君 私が総理が言われていることでよくわからない点は、今回の問題の中で総理は、皇民党と竹下氏、金丸氏の関係について、どこまでが一つの事実だというふうにして掌握されているのかどうかというのが何回御答弁を聞いてもわからないんですけれども、総理がお言葉の中で疑いのない事実とお...全文を見る
○木庭健太郎君 そうすると、総理としては、初公判の冒頭陳述をいつもお挙げになりますけれども、それが私として言える、今回の事件に関する事実としてはそれしかないということになるわけですかね。
○木庭健太郎君 私がこれだけ見ると、冒頭陳述だけ見ると、政治家としかない。団体がやったんだとある。そうすると、総理としては、現時点では皇民党というのもはっきりお認めにならない。政治家というのは、金丸氏は証人尋問で自分が最終的にかかわってしまったということをおっしゃっている。それも...全文を見る
○木庭健太郎君 だから、いつもこの問題を論議するときに、私どもは総裁選にやっぱり直接暴力団がかかわっているというふうな全体の証言から認識をしているわけです。総理はそれと見解は違うというふうにおっしゃっているのか。評価できないとおっしゃっている。そっちの方が正しいかもしれません。 ...全文を見る
○木庭健太郎君 ところで、先ほど政治倫理の話をちょっと出しましたけれども、総理自身がお考えになる政治家の政治的、道義的責任とは何かということを教えていただきたいんですけれども。
○木庭健太郎君 そうすると、これまでの総理の答弁を聞いていて、刑事責任と政治家の道義的、それから政治的責任が何か同一のように聞こえることがございました。しかし、刑事責任を問われなければ政治的、道義的責任が問われないということじゃなくて、同一じゃないとお考えなんですね、総理としては...全文を見る
○木庭健太郎君 そうすると、やはり総理としては、個人の問題であるけれども、例えば政治家そのものがどうこうしたということじゃなくて、秘書あるいは親族とかそういった人たちが重大な問題を生じた、そんなときでもやはり政治家がおのずから政治的、道義的責任をとるということがあり得るというふう...全文を見る
○木庭健太郎君 もう時間があとちょっとですので、まず一点最後の方で聞きたいのは、野党が竹下さんの辞職勧告決議案を出しました。やはり私たちはまだぬぐい切れないということで勧告を出しました。この重みについて総理はどう受けとめていらっしゃるか、お聞きしたいんです。
○木庭健太郎君 最後に私どもの意見を言い、なおかつ私が一番言いたいのは、冒頭申し上げましたとおり、今国会は佐川疑惑の第一歩であるという認識を持っているということでございます。  やはり私は、証人の証言を聞きながら、国会論議を通じながら感じた問題は、今までは竹下総理というのが結果...全文を見る
○木庭健太郎君 終わります。