木庭健太郎

こばけんたろう



当選回数回

木庭健太郎の2005年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月04日第162回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。  まず、北朝鮮問題で総理にお伺いをしたいと思っております。  北朝鮮の拉致問題に対する不誠実な対応、私も非常な怒りを覚えますし、また、二月二十日でしたか、あの核保有宣言、その怒りというより何か恐怖感というか、そんなものを覚える...全文を見る
○木庭健太郎君 ところで、核保有宣言を北朝鮮したわけですけれども、外務省として、どういうふうな核開発の北朝鮮状況なのか、また中国と北朝鮮が対話をしたわけですが、この会談をどんなふうに受け止めて、この後どう進展しようとしているのか、外務大臣、見解求めます。
○木庭健太郎君 さっき総理も無条件で北朝鮮が六か国協議へ戻ると、これを最大限日本としても努力すべきだし、御自身も努力なさるんだろうと思います。  ただ、核問題は動いていったとしても、そうすると今度は拉致問題が取り残されているんじゃないかというような印象もまた国民受けてしまう。こ...全文を見る
○木庭健太郎君 ところで、参議院は、決算重視の立場から、昨年初めて国会としてODAの調査を行いました。報告書も作らしていただきました。私も一員としてメキシコ、ブラジル、参加したんですけれども、やっぱりODAというのは事前、中間、事後、チェック体制というのは本当大事だなということも...全文を見る
○木庭健太郎君 もうちょっと何か、(発言する者あり)もうちょっとやる気ないかな。タスクフォースの問題とか少し話されたらどうですか。
○木庭健太郎君 ともかく、是非きちんとやっていただきたいことと、もう一つODAについて、これ、国論を二分するような議論ですよね。要するに、今後増やすべきなのか減らすべきなのかと。こんだけ財政苦しいのに何でODAやらなくちゃいけないんだと、こういう話もある。でも、世界にとってみて、...全文を見る
○木庭健太郎君 今、外務大臣から話あったとおり、サミット、今度アフリカ、テーマですから、総理行かれるわけですからね、そこで恥かかせるようなこともしてもらいたくないし、財務大臣も厳しい顔は厳しい顔でしょうけれども、その中でどう、重点化しながらどう国際社会に訴えることができるかという...全文を見る
○木庭健太郎君 いろんな子育て支援あるわけですけれども、今日はちょっと児童手当のことを少し触れさせていただきたいと思うんです。  児童手当は、政府・自民党にも御協力いただいて、三歳未満だったものが就学前になり、昨年からは小学校三年生以下と拡充をされております。ただ、各国見るとそ...全文を見る
○木庭健太郎君 厚生労働大臣はこの児童手当というのは少子化に効果があるのかないのか、どう位置付けていらっしゃるのか、御答弁をいただきます。
○木庭健太郎君 今おっしゃったように、なぜ子供を理想的に持たないのかというのは、教育、子育てにお金が掛かるでしょう。もう一つは、大きいのは、多分仕事と両立しないというのが大きいと思う。そういう意味じゃ、待機児童ゼロ作戦というのは正にぴったしかんかんのやり方なんですよ。すばらしいこ...全文を見る
○木庭健太郎君 実は、財務大臣がやっぱり嫌な顔しているんですけれどもね。結局、この子育て、手当でするのか税の世界の問題なのか、いろんなのあるんですよ、これ。もうそれは総理、厚生労働大臣というか厚生大臣経験したからよくお分かりですけれども、そういう在り方の中でその児童手当というのを...全文を見る
○木庭健太郎君 ですから、是非これはやっぱり社会保障全体の見直しの中でやるしかないと思うんですよ。そのときには当然税制の見直しの問題が出てくると思います。そこも含めて、是非そういう場合にはこの少子化の問題の検討をお願いしたいと、こう思っております。  私は、昨年、この国会で、こ...全文を見る
○木庭健太郎君 今、副大臣から御答弁がありましたが、今回のこの国会の中で予算関連法案として障害者の自立支援法というのを提出していただいております。これでかなり障害者の自立へ向けていろんな制度が変わっていくと思いますが、この法案において、この小規模作業所、この位置付け、機能はどのよ...全文を見る
○木庭健太郎君 大臣、一つだけちょっと確認しておきたいのが、この障害者自立支援法、成立しましたら、中核になっていくのは地域活動支援センターですね。ここへいろんなものが移行していきます。  ところが、この分野の予算というのが、いわゆる国や都道府県の財政責任が明確な義務的経費じゃな...全文を見る
○木庭健太郎君 一つここで、ちょっと障害者問題と直接つながるわけじゃないんですけれども、子供の心の問題というか、引きこもりとかコミュニケーションのなさとか、ある意味じゃ子供の心の悩みというのが近年増えていることも痛感をいたしますし、それが直接事件につながっているわけではないんです...全文を見る
○木庭健太郎君 総理ね、この問題、今両方からお答えいただいたんですけれども、つまりそれぞれに対応していただいたとしても、新しい問題であるために中核的にどこかでやろうというところが今のところないんですよね。そういう心の問題、そういう問題の調査研究を行うようなところ、いろんな大学でや...全文を見る
○木庭健太郎君 というお答えだそうですから、厚労省を中心としながら、ただ、やっぱり少し、研究面とか入れるともう少し広げた方がいいような私は意見は持っておりますから、是非、厚労省からもまた文科省からも併せて意見上げていただければ何かの形ができると思うので、お願いをしたいと思っており...全文を見る
○木庭健太郎君 こういう、ひとつ中小企業が資金を得るという制度の中で、新たに中小企業庁の作っていた制度の中に、売り掛け債権を担保にすると。今までは債権というのは担保になるとしたら家か不動産ですよね。そうじゃないと。そういった以外のものでも着目しながらやろうという制度で、この売り掛...全文を見る
○木庭健太郎君 私が現場を回って聞いたとき、中小企業庁さんも回られたようでございますが、要するに、どんなことが言われるかというと、この売り掛け債権を担保にして金借りるとするでしょう。その企業は何と言われるかというと、いや、あの企業はそろそろ危なくなったんじゃないかと、債権まであん...全文を見る
○木庭健太郎君 是非そういった取組をしていただきたいし、いろいろ中小企業対策については私どもも意見を申し上げて、きめ細かく融資制度の在り方、創業支援の在り方、様々な組立てはしていただいておるんですけれども、ちょっと厳しい話にはなるんですけれども、決算を見るといつも疑問に思うのは、...全文を見る
○木庭健太郎君 大臣、今答えたでしょう。これ毎年同じ答えになる。地方自治体とうまくいかないからという話がある。必ずパーセンテージ高いままなんです、変わらない。そこが問題なんですよ。  制度を一杯つくってもらった。でも、制度の中には、例えば大臣、中小企業の再生支援事業みたいなやつ...全文を見る
○木庭健太郎君 是非、大臣の頑張りを期待しておりますし、全国の中小企業がそれを待っていると私は思っております。  ここで、一つ住宅政策というもの、つまり、なぜ今ごろ住宅政策をと。日本の住宅政策というのはとにかく家を増やすことで一生懸命やってきた時代がある。ところが、今の現状を見...全文を見る
○木庭健太郎君 じゃ、北側さん。
○木庭健太郎君 その中の今日は二つだけちょっと取り上げて、今大臣がおっしゃった中で、例えば住宅セーフティーネットの問題です。  これは、例えば東京を始め大都市で非常に公営住宅に対して入りたいという方が多いけれども現実ないというような問題の中で、民間のものを借り上げたり、民間が建...全文を見る
○木庭健太郎君 今大臣がおっしゃったように、借り上げ、買取りというのもなさっている。ただ、これ平成八年度からの集計実績でやっぱりちょっと少ない気はしますし、やっぱり要件の緩和の問題とかいろんなことを考えられてしていかないとこれがなかなか増えないということもあるんではなかろうかと思...全文を見る
○木庭健太郎君 もう一つ、浄化槽、合併浄化槽、水環境の問題をお尋ねをしたいと思うんです。  今年からこれ、合併浄化槽含めて、下水道、集落排水含めて、この汚水処理の施設整備というのは交付金制度に、裁量制でこうやっていくように今からなっていくんですけれども、私どもも、この浄化槽とい...全文を見る
○木庭健太郎君 今おっしゃったみたいに、答弁あったみたいに、本当は替えりゃもうその水環境の浄化、いろんな意味ですごい効果あるんですけど、何がこう個別からこう替えようと思ってもなかなかできないかという、ネックになっているかというと、要するに財産権の問題とか、そんなことなんですよね。...全文を見る
○木庭健太郎君 この汚水のこの処理問題って、今大臣から御答弁あったように今年から交付金ということで変わって、一つの在り方が変わっていくんですけれども、これまではそれぞれ下水道、集落排水、浄化槽と都道府県ごとに構想を策定して、その上でやってきたわけですよね。ところが、都道府県でここ...全文を見る
○木庭健太郎君 終わります。ありがとうございました。
03月10日第162回国会 参議院 法務委員会 第2号
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○木庭健太郎君 午前中にちょっと引き続いて、午前中も皆さんテーマにいたしておりましたが、いわゆる今国会でも重要なテーマの一つであります監獄法、いわゆる監獄法の改正問題についてまず御質問をしたいと思います。  仮出所中の人が凶悪な事件を起こすというような問題もあり、いろんな意味で...全文を見る
○木庭健太郎君 その一方で、職員の負担軽減のために業務の民間委託という問題についても取り組んでいるようでございまして、来年度中には現在の三倍となる六百人まで増やすというようなことも報じられておるわけでございますが、この点、どんなふうにお考えなのか。また、民間で本当にいいのかという...全文を見る
○木庭健太郎君 ですから、その辺はきちんとやっておかないといけないかなと。本来、民間委託という問題で刑務所というのが済むのかなというような正直思いはするんです。  ただ、先ほども論議になっていましたが、じゃ、刑務所をそんな大きなものにしてしまって、大きな刑務所でいいのかというよ...全文を見る
○木庭健太郎君 そのほか、受刑者の教育に関する問題というのは、これからまた新たな法律も出して、その中で議論することになっていくんだろうと思っていますが、一つその中で、今類型型処遇のプログラムの問題、これも午前中少し話が出ていたと思うんですけれども、これどんなふうにしていくのかとい...全文を見る
○木庭健太郎君 もう一方で、例の安城市の乳幼児の刺殺事件ですか、これは容疑者が仮出所直後の犯行ということで世間に強い衝撃を与えたわけでございますが、この容疑者の場合、刑務所内では模範囚であるというような報道もあっておりました。  一般的で結構でございますが、この仮出所の判断にお...全文を見る
○木庭健太郎君 この問題、大臣に御答弁をいただいておこうと思うんですけれども、結局、彼の、容疑者の場合はどうだったかというと、保護観察中と、それで更生保護会の施設から姿を消していると。ただ、同じように仮出所中にかなりの人数がこのように所在不明になっているということも報道でも見させ...全文を見る
○木庭健太郎君 是非、一か月早いんです、確かにたつのは。う少し詰めをいろんな意味で警察庁ともやっていただいて、やはりこういう問題で国民自身に心配を掛けないような、もう一度再徹底、仕組みづくりというのをやっていただきたいと御要望をいたしておきたいと思います。  今日はもう一つ、不...全文を見る
○木庭健太郎君 その今おっしゃった不送致余罪の手続が取られた事件はこれまでどれくらいあるのか、また、これはいわゆる微罪処分の数と比べてどういうふうになっているのか、教えてください。
○木庭健太郎君 まあ私が言うのもおかしいですけれども、刑事訴訟法を見る限り、警察官が捜査した事件は原則としてすべて検察官に送致しなければならないとされている、刑事訴訟法二百四十六条。これは警察の捜査が適法に行われたかどうか、一応組織外の法律専門家である検察官がチェックすることで、...全文を見る
○木庭健太郎君 ただ、なぜこの平成元年にこんな通達を出してこんなことを始めたのかということなんですよね。知る限りは、やっぱりそれまで犯罪の検挙数というのは非常に六〇%前後で高率だったと。戦後初めて五〇%を割ったのが平成元年なんですよ、四六・二%なんですよ。治安の悪化が言われ始めた...全文を見る
○木庭健太郎君 ただ、そうはおっしゃるんですけれども、そうやって今度は検挙率の問題も変わっていく。そうすると、客観的に犯罪状況というのを本当に分析していくときに、先ほども議論になっていたでしょう、犯罪状況はどうなのかと、事件数がどうだ、検挙数がどうだと。そのときそのとき、結局、統...全文を見る
○木庭健太郎君 ところで、法務省刑事局長大林さん、これ、知っていました、この不送致余罪って。こういうのがあって、こういうふうに扱われていると。  それを取り上げた新聞なんですけれども、最初のこれ法務省のコメント見ると、これだれが話したか知りませんけれども、刑事局刑事課の話では、...全文を見る
○木庭健太郎君 私はそこまで疑っていないんですけれども、新聞によれば、予算との関係でいえば、統計データが常に根拠になると、したがって、やっぱり予算上の問題も考えればこういったものもきちんと、数の問題ですか、出していかなくちゃいけなかったというところがこの通達の出た一つの根拠ではな...全文を見る
○木庭健太郎君 ただ、警察庁にこれだけはきちんとやってもらいたいという点は何かと申し上げますと、この不送致余罪、検挙処理なされた場合、被害者への通知については、内部規定を見る限りは通知するものとすると、こういうふうになされているようでございますが、現実は、通知されたものは少ないよ...全文を見る
○木庭健太郎君 ちょっと、調べてみられました、どんなふうになっているか、通知が、こういう通知するものとしているその不送致余罪について。何か数あれば教えてもらいたいし。
○木庭健太郎君 ただ、不送致余罪にしてしまうと、一応そこで検挙で終わりですよね。終わりですよね、事件は。途中じゃないですよね。したがって、終わったのであればそれなりの処置というのは必要なんじゃないですか、その被害者に対して。
○木庭健太郎君 ちょっと理解できないんで、普通の人にも理解できるように答弁ください。
○木庭健太郎君 それは分からないではないんですけれども、たとえ百件であろうと二百件であろうと、被害者という方は、そういう目に遭った一人にとってみれば、それはもう我々、これ一緒くたにするような話じゃないんですよね、被害者の側からすれば。処理に関してそういうことをせざるを得ないという...全文を見る
○木庭健太郎君 真っ正面から答えてはいただいておりませんが、御意見は御意見として伺っておいて、警察庁にも、是非、やむを得ずこういう一つの仕組み、それはそれで意味があると、こうおっしゃるのであれば、対被害者という問題だけは是非とも見直し、検討をしていただきたいということを強く御要望...全文を見る
○木庭健太郎君 どうぞ。
○木庭健太郎君 法務省としては、来年度からですか、名古屋の入国管理局にも不法滞在の専門摘発部隊を二部隊新たに設置をして取締りを強化すると。これは名古屋というか中部、外国人の非常に多いところでございますから、そういう体制をまず東京の次は名古屋というふうにされたんだろうと思いますが、...全文を見る
○木庭健太郎君 ともかく、その不法滞在という問題は一生懸命取組をしていただきたいと、こう思っておるんですが、ただ一方で、やはり日本に来られて良識ある社会人として生活をされているという者については、この在留特別許可の活用というものは考慮すべき問題だというふうに考えております。やはり...全文を見る
○木庭健太郎君 頑張ってください、大臣。  法務大臣のこれ私的諮問機関でございますが、出入国管理政策懇談会、昨年の十二月でございます。少子高齢化が進む中、人口減少への対応として外国人労働者の受入れの一層の推進が重要とする報告書をまとめられたと。法務大臣の諮問機関として受け入れる...全文を見る
○木庭健太郎君 今おっしゃったように、一番のこれポイントっていうのは、これまでは日本の考え方というのは、専門的、技術的、評価されている分野についてはこれは当然いろんな形で受け入れるということだったんですけれども、今回は評価されていない分野での外国人労働者の受入れも検討する必要があ...全文を見る
○木庭健太郎君 二月一日でございますが、この外国人労働者の問題、受入れ拡大を検討することを柱とする第三次出入国管理基本計画の骨子が発表されております。基本計画というのは五年間のたしか指針となるものだと思いますんで、十七年度から五年間になっていくと思います。基本計画、三月中ですかね...全文を見る
○木庭健太郎君 あと、今度は例えば日本とフィリピンでございますが、FTAを基本合意、十一月、昨年の十一月でございました。この基本合意の中には労働市場の開放の問題も取り上げられておりまして、これは一部開放でございますが、日本での看護師、介護福祉士の国家試験取得を目指す一定の要件を満...全文を見る
○木庭健太郎君 最後に大臣にお伺いをしておきたいと。まだ人身取引の問題はありますが、それはもうちょっとやめにしまして、いわゆる今お話があった、これ、今後FTAの問題進めていくと、マレーシアとかタイとかいろんな国とこのFTAの問題を協議するときに、やはり一つのいつも焦点になってくる...全文を見る
○木庭健太郎君 終わります。
03月17日第162回国会 参議院 法務委員会 第4号
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○木庭健太郎君 今回の法改正は、簡易裁判所の管轄区域について利用者の利便に合致するように見直すものであって、その趣旨には賛成したいと考えております。  すなわち、国民に身近で利用しやすい司法という観点から幾つか質問をさせていただきたいと思います。  簡易裁判所というのは国民に...全文を見る
○木庭健太郎君 そういう意味では、より利用しやすいというか、国民が分かりやすい、使いやすいというためにどんな努力が簡易裁判所としてなされているのか、具体的な取組幾つかあるならば伺っておきたいと思います。
○木庭健太郎君 簡易裁判所が身近な存在であるためには、裁判所の配置も国民に利用しやすいということがあるんだろうと思います。  現在、平成の大合併でございますが、先ほども御答弁あっておりましたが、一般論として、じゃ、市町村合併に伴って裁判所の管轄区域というのを見直す場合、どういう...全文を見る
○木庭健太郎君 是非、いろんな点を勘案しながらやっていくことが大事だろうと思いますが。  今度は法務省の方にお伺いしておきますが、この平成の大合併、平成十八年の三月末まで特例措置が延長されたため、それまで全国規模のこの市町村合併が継続することになるんですけれども、それまでの間に...全文を見る
○木庭健太郎君 例えば、あれですよね、今回の大合併の中では、長野と岐阜でしたか、四十六年ぶりですか、いわゆる県境を越えて合併が成立をするというようなことが報道されたんですけれども、例えば県越えたこんな問題が起きてきた場合ですよね、またこれ、新たな課題になるんじゃないかなというよう...全文を見る
○木庭健太郎君 だから、なかなかうまくできている部分もあるなとは思いながらも、ただ、合併形態によっては本当に今おっしゃるようにいろんなケースということは起こり得ることもあるので、是非情報を収集しながら、国民に迷惑を掛けないような形のこの成り立ちというのをやっていただきたいなという...全文を見る
○木庭健太郎君 これは政令指定が要るんですかね、手続上。その辺をちょっと、どんなふうにされていくかという問題と手続の問題を。
○木庭健太郎君 もう既に副大臣、決意を言っていただきましたんで、是非、ちょっと面倒くさいそういう部分があるようでございますので、各省庁との手続含めてリードする形でやっていただきたいと、このようにお願いをしておきたいと、こう思っております。  そして、司法制度改革の問題、先ほども...全文を見る
○木庭健太郎君 最後に、大臣にお伺いしておきます。  つまり、推進本部がなくなって、今、室長ということで、室になったわけです。我々も、去年、おととしと、この本部の下に、山ほど法律を出していただきまして、山ほど審議させていただいて、山ほど通させていただきました。でも、実際本番はこ...全文を見る
○木庭健太郎君 終わります。
03月18日第162回国会 参議院 法務委員会 第5号
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○木庭健太郎君 まずお聞きしたいのは、午前中というか午後ですね、今日は、午後から始めましたが、最初に、スウェーデンの社会科の教科書の話を千葉委員が、「あなた自身の社会」ですね、というお話をされていましたが、やっぱり何をやるにしても、司法制度の改革、さらに裁判員制度も今からやってい...全文を見る
○木庭健太郎君 是非その時々で、たまたま今日はこの私たちの社会という非常にいい参考資料があるわけで、法教育もその中で触れている面もあるわけであって、適時いろんな情報を得ながら拡充をしていただきたいと思います。  今度は、小中学生の問題ですね、次は若者の問題で、これから総合法律支...全文を見る
○木庭健太郎君 是非様々な、いろんな、時代は随分変わっているようでございまして、古い頭でやったらいけないようなところもあるようでございますので、是非そういうものを取り入れながら取り組んでいただきたいと、このように思っております。  私も先日、NHKスペシャルの裁判員制度特集、放...全文を見る
○木庭健太郎君 今刑事局長おっしゃったように、どういうふうな広報活動、啓発活動をしていくかというのがこれから四年間の勝負になるんだろうと思いますが、これはもうお金の話しょっちゅう出ておりましたんで、一体じゃこの裁判員制度の広報啓発活動に関する予算というのはどのような現状になってい...全文を見る
○木庭健太郎君 ポスターやそれだけで足りるのかという議論はしょっちゅうあるんであって、正にNHKにやってもらったあれが一番効果があったんじゃないかと思うような次第もあるし、どんな方法があるのか。しょっちゅう、最近そう言うと法務省はホームページ、ホームページとおっしゃる。ホームペー...全文を見る
○木庭健太郎君 そして、是非、おやりになられるときにマスコミへの周知徹底をされるといいと思います。マスコミに報道させることがその後の実際にやることと波及効果の部分で、裁判員制度というのはこうなっていくんだということの効果につながっていきますので、是非いろんなことをやるときは思い切...全文を見る
○木庭健太郎君 終わります。
03月29日第162回国会 参議院 法務委員会 第7号
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○理事(木庭健太郎君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  去る二十三日、蓮舫君が委員を辞任され、その補欠として江田五月君が選任されました。     ─────────────
○理事(木庭健太郎君) 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  裁判所職員定員法の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に内閣官房司法制度改革推進室長本田守弘君、金融庁総務企画局参事官大藤俊行君、法務大臣官房司法法制部長倉吉敬君及び文部科学大臣官房審...全文を見る
○理事(木庭健太郎君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     ─────────────
○理事(木庭健太郎君) 裁判所職員定員法の一部を改正する法律案を議題といたします。  本案の趣旨説明は既に聴取いたしておりますので、これより質疑に入ります。  質疑のある方は順次御発言願います。
○理事(木庭健太郎君) 他に御発言もないようですから、質疑は終局したものと認めます。     ─────────────
○理事(木庭健太郎君) 委員の異動について御報告いたします。  本日、尾辻秀久君が委員を辞任され、その補欠として秋元司君が選任されました。     ─────────────
○理事(木庭健太郎君) これより討論に入ります。──別に御意見もないようですから、これより直ちに採決に入ります。  裁判所職員定員法の一部を改正する法律案に賛成の方の挙手を願います。    〔賛成者挙手〕
○理事(木庭健太郎君) 全会一致と認めます。よって、本案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、審査報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○理事(木庭健太郎君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午前十一時十一分散会
03月30日第162回国会 参議院 本会議 第11号
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○木庭健太郎君 ただいま議題となりました法律案につきまして、法務委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。  本法律案は、下級裁判所における事件の適正迅速な処理を図るため、裁判所職員の定員を改め、裁判官のうち、判事の員数を四十人、判事補の員数を三十五人、また、裁判官以...全文を見る
04月12日第162回国会 参議院 法務委員会 第11号
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○木庭健太郎君 論点はかなりお二人の、吉田先生さらに千葉先生の話で出尽くしているような気もしますが、確認の意味もあって質問させていただきたい点もございます。  今、千葉理事が御指摘なさった事故というのは、平成十五年七月に福岡県沖の玄界灘で巻き網漁船がパナマ船籍のコンテナ船に追突...全文を見る
○木庭健太郎君 その意味では今回の改正は廃止には至るわけではないんですが、大臣おっしゃるように改善はされているというような点はございます。  ただ、ある意味では、我が国独自にそういう被害者の保護により厚い責任制限に関する制度ということをつくり得るというようなことはできないのかな...全文を見る
○木庭健太郎君 今副大臣おっしゃったように、先ほどから議論しているように、旅客については日本の長年の努力があって一つの改善点が今回見られたわけでございます。そういう意味で、やっぱり人的問題と物的問題は別だという考え方に是非立っていただきたいし、その意味では日本がこれから、今副大臣...全文を見る
○木庭健太郎君 今お話があったように、結局その条約があり、いろんなものはあるんですけれども、この船主の責任制限制度というものを見た場合、まだ五七年条約の国もあれば、七六年条約の国もあれば、また違う考え方に立っている国もある。言わば、国際的になかなか統一されていないというのが今現状...全文を見る
○木庭健太郎君 ところで、先ごろ日本のタグボートがマラッカ海峡で海賊行為の被害に遭いましたが、海賊船が他の船に与えた損害、こういうものは責任制限の対象となるのか。どうなんですか、こういうのは。
○木庭健太郎君 更にもう一点、近年我が国の近海では放置座礁船の問題が非常に問題になっておりますが、このような船舶の撤去費用についても責任制限ができるのか。もしできるとすると、船主が自分では撤去しなくなるという弊害が生ずると思うんですが、この点はいかがでしょうか。
○木庭健太郎君 今後、この九六年議定書の責任限度額、これを更に引き上げる必要が生じた場合にはまた改定議定書というのを作成する必要があるのかどうか伺っておきたいと思うんです。それをやるとまたかなりの時間が掛かるのではないかとも思いますし、この点について伺っておきたいと思います。
○木庭健太郎君 最後に大臣に、やはりこの問題を論議するときに、今回限度額が引き上げられたわけですが、やっぱり大きな事故が起きると実損額とその責任限度額に差ができてしまうところに一番の問題があると思うんです。だから、この点に関して、やはり冒頭申し上げたように、私は、被害者の立場とい...全文を見る
○木庭健太郎君 終わります。
04月19日第162回国会 参議院 法務委員会 第13号
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○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。  今日は四人の参考人の方、人身取引という、まあ日本としてこういう問題に取り組み始めるという、私は法改正そのものは大変いいことだと思っておりますし、それに対して貴重な御意見をいただきまして、本当にありがとうございます。  私も限...全文を見る
○木庭健太郎君 それと、今回、法改正によってこの人身取引に対するいろんな取組が強化できるとは思うんです。  ただ、我が国にはこれまでだってその人身取引の加害者を処罰できる法律というのは数多くあったと思うんですけれども、現実にはこの加害者の検挙というのは少ない。ある意味では十分に...全文を見る
○木庭健太郎君 大事な点、運用上でも御指摘をいただいてありがとうございます。  そして、先ほどから議論になっている、今回法改正したとしても、その被害者の部分の保護という問題がこの法改正で十分担保されているだろうかと、疑問点が随分出されたわけでございまして、まだまだやるべき課題が...全文を見る
○木庭健太郎君 終わります。
04月21日第162回国会 参議院 法務委員会 第14号
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○木庭健太郎君 本法律案、今日が質疑最後でもございますので、確認の意味も含めて、幾つか質問をさせていただきたいと思っております。  この法律案は、平成十二年十一月に国連総会において採択された、国際的な重要課題とされる人身取引等の防止、撲滅に向けた人身取引議定書及び密入国議定書の...全文を見る
○木庭健太郎君 今お話があったように、この密入国議定書の締結に伴いまして、テロ対策の一環とも兼ね合いあるんですけれども、民間の航空会社などいわゆる輸送業者等に旅券の、旅客の旅券確認義務に関する規定が新設をされておるわけでございますが、今この変造また偽造旅券というものというのはもう...全文を見る
○木庭健太郎君 今回は、民間業者に対しては、今言ったような旅券の確認行為ですか、これをきちんとやらないと、怠ると過料が科されるという厳しい内容になっているわけですよね。ただ、前回質疑のときお聞きしていると、現行のものと余り変わらなくてもいいような話もあるし、ただ、その中で見抜けな...全文を見る
○木庭健太郎君 もう一つは、こういうテロとか国際組織犯罪を水際で食い止めようということで新たなシステムが今年一月から、この事前旅客情報システムですか、乗るお客のお名前を送信してもらって、航空会社から、チェックするというシステムでございます。これ、もう既に機能しているのか、どんな効...全文を見る
○木庭健太郎君 さて、今回の法改正、もちろん人身売買という問題に本格的に取り組み始める大事な法改正でございますが、今回の法改正の中で特にこの組織的な逮捕監禁罪の法定刑の上限を上げております。これは、その人身売買罪、先ほどから議論になっておりますが、やはり組織ぐるみで行われる問題で...全文を見る
○木庭健太郎君 やはりこの人身取引の問題、今マネーロンダリングのお話ありましたが、結局国内だけでなくて国際的にもこれは一つの取組をしない限り検挙又は摘発できない問題でもありますし、国際社会とより一層ある意味では協力して厳しい取締りをしていくことが大事になってくると思いますが、今後...全文を見る
○木庭健太郎君 これも今日の議論の焦点になり、前日、参考人の方からも御意見があったわけですが、結局、この法律がうまく機能するにしても、犯罪を摘発するにしても、何が一番大事かといえば、被害者をどうきちんと保護の対象として位置付けられるかということに尽きるわけですよね、本当は。ただ、...全文を見る
○木庭健太郎君 いやいや、まあ法務省としてはそう答えざるを得ないだろうし、ただ現実には、先ほどからこれも議論になっている、一番その相談窓口なり、例えば大使館に駆け込んでいろんなことがあったとしても、まずその次に行く先というのは、どうも婦人相談所になりそうなんですよね、形としては。...全文を見る
○木庭健太郎君 ちょうど富田政務官が母国語のお答えをしていただいたので、じゃ、今度は婦人相談所について、母国語でこれどうやるつもりでいらっしゃるのか。それは全国の婦人相談所に、今後これに対応しようと思って全相談所に母国語で対応する人を置くというようなことができるんですか、現実的に...全文を見る
○木庭健太郎君 そのとおりでね。結局、婦人相談所ではどうしようもなくなって民間シェルターにお願いするわけですよね。民間シェルターはたしか全国二か所、この前参考人で来ていただいてお聞きしましたが、そのいろんな言語で対応できるシェルターがあると。ここでやるしかないわけです、今。ところ...全文を見る
○木庭健太郎君 今のお話でいくと、一応一千万組んでいるけども、もし実態として増えてきてそういう費用が掛かるようになれば、その分については増やしていく考えがあるということですか。
○木庭健太郎君 そういった点も含めて、それは一時預かりの話なんですよね。是非、ちょっとこの民間シェルターの方たちともう少し話をしてもらいたいんですよ。どんなことで困り、どんなことで実際の費用が掛かっているのか。帰国のためのいろんなことでこの民間の方たちが出歩く交通費共々、いろんな...全文を見る
○木庭健太郎君 大臣、是非、厚生労働省は今、尾辻大臣でございます。同じ参議院出身の大臣がたまたまこの問題に取り組む主要官庁にいらっしゃると。是非御協議いただいて、もうずっと議論してきたわけでございますから、是非ともこの法律が実効性あるためには、もう少し主導性を持って様々な、取り組...全文を見る
○木庭健太郎君 終わります。
04月26日第162回国会 参議院 法務委員会 第15号
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○木庭健太郎君 今日は、刑事施設及び受刑者の処遇等に関する法律案の質問でございます。一回目でございますし、総括的な質疑を行いたいと思っております。  今回の受刑者のこの処遇法案というのは、監獄法の制定から見れば百年ぶりの実質改正だということでございます。改正内容そのものは評価で...全文を見る
○木庭健太郎君 もう一つは、是が非でも今回この法案を出して改正をしなければならないという理由の一つは、これはやっぱり、内閣府も社会意識に関する世論調査をやっておりますが、結果を見てみますと、やはり今国民が一番求めているのは景気、雇用、これも大事な問題ですけれども、それよりもやっぱ...全文を見る
○木庭健太郎君 それとともに、この法案を出す前のいわゆる行刑改革会議におきまして、国民に理解され、支えられる刑務所というような言葉を用いられております。今大臣からも御答弁ありましたが、刑務所の在り方、つまり何をするところかと。受刑者がその中できちんと教育もされ、社会復帰できるよう...全文を見る
○木庭健太郎君 今お答えを一部いただいたような気もするんですけれども、治安の維持との関連性の問題で、衆議院の審議の参考人質疑だったと思いますが、江川紹子さんは「私の視点」という記事の中で「刑務所は治安の最後の砦」という言葉を使っておられて、これはもう一人、これは元刑務官の浜井浩一...全文を見る
○木庭健太郎君 是非御努力をいただきたい点だと思っております。  それから今日はもう一つ、性犯罪の再発防止策という問題でもちょっとお伺いしておきたいと思います。  先日、この問題、奈良の事件について公判があったばかりでございます。この法案そのものも、性犯罪の再発防止というのが...全文を見る
○木庭健太郎君 今お話があったように、二十八日ですか、第一回目のこのプログラム研究会の会合があるということでございますが、これ具体的に、話せる範囲内でメンバーとか内容とか、そしていつまでにこれをまとめ上げようとなさっているのかその見通し、その辺についてもお話を併せて伺いたいと思い...全文を見る
○木庭健太郎君 先ほども話があったように、一つの統一的なものがないことで今非常に困っている面もありますし、まあ慌てて変なものができても困りますが、できるだけ早い段階でこういうプログラムを作り上げる必要があると思いますので、精力的な審議をお願いをしておきたいと、このように思うわけで...全文を見る
○木庭健太郎君 それとともに、この性犯罪者の出所者情報の提供という問題が、これもマスコミにも報道され、大きな論点になっているようでございます。  警察庁とも協議を進められ、ある程度の方向性は出ていると思いますが、その対応策、提供の対象、内容について確認をしておきたいんですけれど...全文を見る
○木庭健太郎君 そうすると、法務省そのものの、この十二歳の問題については、法務省そのものの考えというのは何か表明されているんですか、法務省そのもの。
○木庭健太郎君 大事な問題なので、是非これの協議を詰めた上で、これも結論を出すようにお願いをしておきたいと思います。  もう一点だけお聞きしておきたいと思います。これは、受刑者の移送制度の問題でございます。  大臣にお尋ねをしたいんですけれども、この受刑者移送制度に関連する研...全文を見る
○木庭健太郎君 終わります。
04月28日第162回国会 参議院 法務委員会 第16号
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○木庭健太郎君 前回は性犯罪者の処遇について特にお聞きいたしましたが、性犯罪者に限らず、受刑者が自分が犯した罪を心から反省して、本当の意味で立ち直って社会に復帰し、健全な社会の担い手として生活していくことができれば、正にこれが治安を維持回復できる大切な点であると考えます。そのため...全文を見る
○木庭健太郎君 その一方で、個別処遇ということを大きなテーマと掲げながら、法案の第六十三条では集団処遇を行うというふうにしておるわけでございまして、この辺をどういうふうに読み取ればいいのか、矛盾はないのか、局長の答弁をいただきます。
○木庭健太郎君 おっしゃるように、個人を指導する場合に、一人でやった方がいいのか、それとも集団の中でやった方がいいのか、それぞれ様々なケースもあるし、それはそれとして大切なことだというふうに理解はするんですけれども。  ただ、いずれにしても、一番私が思うのは何かというと、本当に...全文を見る
○木庭健太郎君 おっしゃるように、矯正処遇というものの義務付けというのが今回の法案の一つの特徴だというお話でございます。  ただ、なかなかそういったいわゆる改善指導というやつは、自分が犯した罪を自分で自覚して立ち直ろうとする努力を受刑者が持つということ、これは簡単なことではない...全文を見る
○木庭健太郎君 もう一つ、やはり受刑者の皆さんに、やっぱり自分が犯した罪ということであるならば、その起こした相手方、つまり犯罪被害者、この人たちのことをどう、その痛みなり心情なりをこの受刑者の皆さんが自覚なさるのかということが正に本当に、二度と帰ってくるか帰ってこないかと、その一...全文を見る
○木庭健太郎君 それから、午前中からもずっと議論をしたわけですが、それは、府中刑務所を皆さんと一緒に見学した、それを踏まえながらいろんなお話をお伺いしたわけでございますが、やはりこれから大事になってくるのは、この刑事施設の人的、物的体制の問題、つまり、特に人の体制の問題だと思って...全文を見る
○木庭健太郎君 もうちょっとよく分からないんですよね、地方の実態がどうなっているかと。どの刑務所でどんな差があってどんな不具合になっているのかと。私たちが見た府中が標準だと考えていいのか悪いのか。その辺も含めて、もう少し御答弁ありますか。
○木庭健太郎君 まあ、その件は、行刑改革会議ですか、提言においても、職員の人権意識の改革の問題とか、それから具体的に職員の人事異動の見直しの問題等も指摘をされておりましたよね。そういう意味では取り組んでいかなければならない課題だろうと思うし、これ衆議院では、職員に対する研修等の実...全文を見る
○木庭健太郎君 研修も一生懸命進めてもらいたいし、きちんとした処遇の在り方にも取り組んでもらいたいし、ただそうは思いながら、先日見た府中刑務所を見る限り、収容、受刑者の方も大変だなと思うんですよね、狭いところに押し込められたような状況で。ただ、その一方で、職員の方も大変だなと思う...全文を見る
○木庭健太郎君 そういう現状の中で、先ほどからお話があっているように、今後、矯正処遇というのは専門的知識とか技術とかそんなものが要るんだと、こうおっしゃる。これは職員にとってみれば、これ、ちょっとたまらない話であって、じゃ、そういうものは新たな職員をこうお入れなさるつもりでいらっ...全文を見る
○木庭健太郎君 そうやって教育することによって専門家を増やしていくというような視点もあるんでしょうけれども、じゃ例えば、受刑者にしてみて必要なものの一つは医療という問題ですよ。医療というのは、着るというんじゃなくて、お医者さんの方の医療の問題ですよ。やはりこの受刑者の方たちも一般...全文を見る
○木庭健太郎君 様々な機関との連携を強めながらやっていただきたいし、またそれだけでは足りないということの部分、またほかの面からもでしょうが、いわゆる外部病院への移送体制の充実というような問題、これも行刑改革会議の提言においてなされております。正にこれは、それぞれ地域の医師会、医療...全文を見る
○木庭健太郎君 それと、今度は大臣に、いわゆるその受刑者の面会とか手紙ですね、そのやり取りの問題、これを何か外部交通というんですか、なかなか難しい言葉になっているなと思いながら、外部交通が手紙であり面会なのかなとも思うんですけれども、つまり外との、どう通じ合うかという問題、この辺...全文を見る
○木庭健太郎君 そういう意味じゃ今回の法案は、どちらかというと、この外部交通というんですか、つまり外との接触面を拡大していこうという方向性の下に作られているわけであって、そうなると、例えば、これは行刑改革会議の提言でございましたが、面会というもの、なかなか普通の人にとってみれば平...全文を見る
○木庭健太郎君 やっぱり、ちょっと職員増加をもう少し図らにゃいかぬようなところがちょっとありますね。やっぱりそうしないと現実的に対応できないわけですから。  そういう一番大事なことができない理由は何かといえば、それはきちんとした体制が組まれてないからだというんであれば、体制を組...全文を見る
○木庭健太郎君 あと今日は少ししか時間がないので、富田政務官にちょっとお尋ねしますが、この法案、つまり、これは受刑者の処遇であって、刑務所という施設に関するという法律ですよね。そういう意味では、受刑者の処遇に関する部分については監獄法が改正されたと。ところが、もうこれさんざん議論...全文を見る
○木庭健太郎君 じゃ、今日の最後にお聞きするのは、代用監獄問題の今後の見通しの問題について今どんなふうになっているのかなと、状況をお伺いしておきたいと思うんです。  今回、この代用監獄の問題があって、そこが一番のポイントになって結局未決勾留者の処遇の改正が見送られたわけでござい...全文を見る
○木庭健太郎君 終わります。
05月10日第162回国会 参議院 法務委員会 第17号
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○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。  三人の参考人の方、今日は本当に貴重な意見をありがとうございます。私からもそれぞれ皆さん方に御専門の立場からお聞かせ願いたいと思っております。  まず、藤本参考人にお尋ねでございますが、参考人は、独立監視委員会、これ英国でござ...全文を見る
○木庭健太郎君 鴨下参考人にお伺いをいたしたいと思います。  私ども法務委員会も先日、府中、見させていただいて、この過剰収容の問題、大変な問題だなということも深く実感はしたわけでございますが、参考人は特に過剰収容の関係では共同室の環境整備の重要性という問題を指摘されておられたん...全文を見る
○木庭健太郎君 黒田参考人にお伺いをいたしたいと思います。  黒田参考人は、八王子の医療刑務所にも勤務をされていたという御経験もお持ちになっていらっしゃると。本当に、今私たち法務委員会のお話をしたんですけれども、実際に府中刑務所を見てみて、これは、本当にその医療体制という問題は...全文を見る
○木庭健太郎君 藤本参考人に外部交通の問題について御意見を伺っておきたいと思うんです。  今回、この外部交通の問題も随分いろんな点ができてきたとは思うんですけれども、面会の問題、電話の問題は先ほど少しお話をされておりましたが、外部交通の重要性という、もうこれは大事なことなんです...全文を見る
○木庭健太郎君 最後に、鴨下参考人に。  論文も幾つか読ませていただいたんですけれども、PFIの問題について一言お伺いしておきたいと思うんです。  PFIによって今後この刑務所の建設、運営という問題が具体化今していこうとしておるわけでございまして、この問題について対症療法だと...全文を見る
○木庭健太郎君 ありがとうございます。
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。  御三人の参考人の方、貴重な御意見をありがとうございます。私もそれぞれの方にそれぞれの課題についてお尋ねをしたいと思っております。  まず、浜井参考人にお尋ねをしたいんですけれども、今も論議し、お答えもございましたけれども、処...全文を見る
○木庭健太郎君 そういう意味でいくと、続けて浜井参考人にお尋ねしますが、法務省が性犯罪者の再犯防止策ということで、今社会的に極めて関心が高い問題ですから、四月二十八日が第一回目で、これは研究会を立ち上げてしまったと。専門家を中心とした検討に今入っているわけでございまして、先ほど江...全文を見る
○木庭健太郎君 西嶋参考人にお尋ねをしたいと思います。  いわゆる行刑改革会議の提言見ましたら、国民に理解され、支えられる刑務所ということが打ち出されていると。この法律案見ても、刑事施設視察委員会など国民の目線による行刑運営をチェックというものも図られているというふうに私は思う...全文を見る
○木庭健太郎君 もう一つ西嶋参考人にお尋ねしたいのは、日弁連として例のPFI刑務所問題について提言を行っていらっしゃって、私たちもその提言拝見もさせていただきましたが、ちょっとお尋ねしておきたいのは、その提言で挙げておられる問題点が完全に解消されない限りPFIの刑務所は一切駄目と...全文を見る
○木庭健太郎君 山本参考人に、貴重な体験を踏まえて、貴重な体験と言えるのか、いろんな意味で大変だったろうと思うんですけれども、参考人は今、障害を抱えた受刑者の受入れ施設を造るための活動の内容、今いろんなことをお考えでしょうから、どういったことをお考えになりながら取り組もうとされて...全文を見る
○木庭健太郎君 終わります。
05月12日第162回国会 参議院 法務委員会 第18号
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○木庭健太郎君 午後の質疑でございます。  午前中も議論があっておりましたが、この法案につきましては、審議を重ねほぼ大詰めの段階を迎えてきていると指摘がございましたが、先日は、午前、午後、参考人にお話をお聞きしたり、本当に貴重な意見を伺いながら、一つの方向性も示しながら審議がで...全文を見る
○木庭健太郎君 そうすると、この刑事施設視察委員会はどのような人たちが委員になるかというのがとても大事な問題になってくると思うんですが、この人選の問題、これ一回議論もいたしておりますが、どのようにこれを行って人選を行うのか、これはまたいつまでにというか、法案成立すればすぐおやりに...全文を見る
○木庭健太郎君 ちょっとイメージがわきにくいんですけれども、そういう人たちも含めて大体総人数でこれくらいの規模になってこんな形になると、イメージ的にちょっと浮かびにくいんですけれども、どんな形にされようと、全体像としてですね。
○木庭健太郎君 これは前回の委員会で参考人質疑をしたんですけれども、その際に藤本参考人から、この刑事施設視察委員会について、アメリカのミシガン州というところは、これプリズンオンブズマン、受刑者の訴訟という問題、これ訴訟も扱うんですよね、この施設視察委員会が。これが、訴訟が殺到して...全文を見る
○木庭健太郎君 初めてやる制度でございますから、私も法務省が今考えているような考え方でのスタートでいいんだろうと思いますが、そのやった中でいろんな対応はまた出てくるんだろうと、このようにも考えておりますし、また、本当に国民の理解を得るためということであるならば、この刑事施設視察委...全文を見る
○木庭健太郎君 それから、不服申立て制度についても、これも午前中から議論があっておりました。  この不服申立て制度、やはり十分に機能するためには何が大事かということで、行刑改革会議の提言では、とにかく被収容者が萎縮することなくどうやって不服の申立てができるようにするべきであるか...全文を見る
○木庭健太郎君 それから、例えば受刑者の中には文字が書けないような人もいるかもしれないわけであって、こういう人たち、一体どうやってこの不服申立てという問題に合致するのかなと。こういう人たちにどんな対応をすればいいのかとか、例えば実際に府中見させていただいて、まあそれだけと決め付け...全文を見る
○木庭健太郎君 今お話が出た弁護士との問題なんですよね。つまり、多分その不服申立てとかいろんなことと関連して弁護士との面会ということは起こり得ることだろうと思うんですよ。受刑者の方が訴訟の提起含めて弁護士と面会して相談したいことがあったとして、でもその面会にその施設の職員が例えば...全文を見る
○木庭健太郎君 それと、今回の法案の中で一番特徴的なことは、受刑者の行動制限の緩和ということに取り組んでいる点だと思っております。  つまり、社会復帰へ行く途中の過程で、様々にそういった行動制限を緩和していくことによって社会行動へつなげていこうというような形でいろいろなことがな...全文を見る
○木庭健太郎君 そういう意味では、例えば今開放的施設という言葉がございましたが、現在でも開放的施設で処遇を実施しているのであれば、具体的にそれはどんなふうな状況でどんなふうになっているのかということもイメージとして浮かべるために伺っておきたいし、実際にその開放的施設における処遇の...全文を見る
○木庭健太郎君 何か言葉が難しいですよね。だから、具体的にその受刑者の中、どんな人なのかと言われても、一般の人分かりにくいなという感じがするんですよ。だから、実際におやりになられるときはもう少し分かりやすくしてあげないと外の人は安心できない。  更にお聞きしますけれども、今回は...全文を見る
○木庭健太郎君 じゃ、例えば私が言うなら、刑が例えば三年の方がいらっしゃったと。二年間きちんとした形でお勤めになられ、ある意味では仮釈放してもいい状況にあるような方と。そうすれば、こんな状況でその人、こういう事故も一件もなく見事に勤め上げと、何かそういう少し中身があった方がいいよ...全文を見る
○木庭健太郎君 終わります。
05月19日第162回国会 参議院 法務委員会 第20号
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○木庭健太郎君 参議院でようやくこの会社法制の審議に入ったわけでございます。この会社法制につきましては、厚い資料、午前中から何かありましたけれども、ある意味では、これまでばらばらだったもの、不整備だったものを一つに統一するという意味では、この会社法制は極めて重要な問題として、商法...全文を見る
○木庭健太郎君 これから何回かこの会社法案、論議をしていくことになるんだろうと思いますし、また論議を重ねていきたいとは思っておるんですけれども、今日は、その中でも中小企業にとって本当に使いやすい制度になっているのかどうかということについて幾つかお伺いをしておきたいと思うんです。 ...全文を見る
○木庭健太郎君 この会計参与制度ですかね、会計監査というのは海外でも例は幾らでもあるんでしょうけれども、この参与制度という形、今おっしゃるように内部にかみ込むような形ですね。海外ではこんなケースというのはあるのかないのか、我が国独特のものとして今回つくり上げているのか、そこをちょ...全文を見る
○木庭健太郎君 さっきもお話をされていましたけれども、この会計参与制度というのは、会計の専門家が一応計算に関与する制度として、資格そのものは税理士さんか、まあ、これは法人も含んでいます、会計、公認会計士かということに限定されているわけですよね。  さっきお話があったように、確か...全文を見る
○木庭健太郎君 今おっしゃったみたいに、ただその公認会計士の皆さんにとってみれば、今回この会計参与制度というのは税理士さんが中でかみ込んでくるわけですから、ある意味では公認会計士さんにとってみれば、自分たちが本来持っている分野に、一つの仕事分野の中に税理士という大きな軍団がばあっ...全文を見る
○木庭健太郎君 その辺は是非、よく説明もしながら、理解もしてもらいながらということが大事だと思うんですけど、法案の中で、これ見ましたら、この会計参与の選任というのは株主総会で行われて、取締役などと同様の説明義務が課されているわけですね。責任についても社外取締役と同様の規律が適用さ...全文を見る
○木庭健太郎君 だから、同じようなことを聞くことになってしまうかもしれませんけど、営業活動、経営には直接関与しないという会計参与の法的位置付けについても確認しておきたいと思います。
○木庭健太郎君 そこまでしてこう新しい制度をつくる以上、これがやはり会計を明確にする、中小企業にとってこれまで課題になってきたことをするとともに、やはりそれをすることによるメリットというか、何がそれによって得するのかということがはっきりしない限り、せっかくこれは新しい制度をつくっ...全文を見る
○木庭健太郎君 中小企業庁さんもそういった意味ではこの制度に期待をされるんであれば、メリットのある制度だという御判断をなさるんであれば、それは法案成立の後の話になるのかもしれませんが、こういったものを中小企業にどう普及推進させるのかという広報活動を含めて力を入れるべきだと思います...全文を見る
○木庭健太郎君 一方、中小企業に対してはそれを是非やっていただきたいんですけど、今度は金融機関、また公的、民間も公的金融機関も両方ですよ、これらに対して、やはりそういうものが、今度会社法の改正によって新しい制度ができる。これによって財務諸表の質の向上は間違いなくできる。じゃ、それ...全文を見る
○木庭健太郎君 是非、今申し上げた点がなければ、本当にせっかくやっても何のためにやっているのかという話にもなりかねない問題がございますので、是非とも金融庁、中小企業庁含めて、是非是非より推進をお願いをしたいと、このようにお願いするものでございます。  一方、こういった新しい制度...全文を見る
○木庭健太郎君 話を今度はちょっと変えまして、会社法案の、中小企業というか、小さな企業にとって一番の今回この改正の目玉の大きな一つは、やはり最低資本金制度の撤廃の問題だと思います。これに踏み込めたということが大きな特徴だと思っております。  これは新事業創出促進法、これ平成十五...全文を見る
○木庭健太郎君 その中で、本当の一円というのはどれくらいありました。
○木庭健太郎君 今度、会社法案、これ成立しますと、この特例制度と違うところは何かというと、特例制度では五年間ですね、五年間で資本金の要件を満たすことということが要求されていたわけであって、そういう意味ではそれはそれで結構高いハードルだったわけでございますが、今度はそれがなくなって...全文を見る
○木庭健太郎君 ただ、この資本金制度の問題というのは、ある意味じゃここ十年ぐらいで本当に大きく変化をしてきている制度の一つなんじゃないかなと思うわけでございまして、最低資本金制度については今お話があっておりましたが、これは平成二年だったと思います、改正が行われて、設立時の振り込み...全文を見る
○木庭健太郎君 その意味では、今回法案、もちろんやられるときに法制審で同様の議論をいろんなことでなさったんだろうと思うんですけれども、その債権者保護の観点から、一体、この一円でもいいということにどういう経過の中から、ある意味じゃ上がって下がってついに一円になったわけですけれども、...全文を見る
○木庭健太郎君 勉強のために、こういう最低資本金というのは、これは諸外国はどんなふうになっているか。これも例として知っている限りで結構でございます、お知らせいただければと。
○木庭健太郎君 流れはそうなんだろうとは思うんですけれども。  私、一千万を三百万にするときの論議の中で、たしかあのときは、社会的に暴力団がペーパーカンパニーつくってみたりいろんな問題があってみてこの最低資本金の問題というのはやはり必要なんだというような、たしかそんな議論も結構...全文を見る
○木庭健太郎君 私も、今局長がおっしゃったように、どちらかというと、本当はこれえらい、会社側というのは、前は資本金積めと言われたのに、十年たってみたらあなた要らないよと言われてみたり、これは戸惑いもあるんでしょうけれども、ただ、確かに全体の今の企業の流れから見れば、本当に資本金が...全文を見る
○木庭健太郎君 終わります。
06月07日第162回国会 参議院 法務委員会 第21号
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○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。  三人の参考人の方々、貴重な御意見をありがとうございます。  まず、個別の課題で何点かお伺いしたいんですけど、まず神田参考人にお伺いしたいんですけども、先ほども松村委員の方から話がありましたが、擬似外国会社の件でございます。こ...全文を見る
○木庭健太郎君 次に、益田参考人にお伺いをいたします。  今回、いわゆる最低資本金制度について撤廃をすることになったわけでございますが、この最低資本金制度については払込価額規制が依然として一定の機能を果たしていると、益田参考人始め日弁連の考え方あるようでございますが、本制度の撤...全文を見る
○木庭健太郎君 太田参考人に、先ほど、先月二十七日に発表された敵対的買収防衛策指針、いわゆるガイドラインに対する評価等を言っていただきましたが、一方、東京証券取引所におきまして、四月二十一日だったと思いますが、株主総会を控えて各企業が防衛策の検討を進めている現状を踏まえて、過剰な...全文を見る
○木庭健太郎君 神田参考人及び益田参考人、御両人にお伺いしたいんですけれども、今回、法案、先ほど神田参考人から度重なる改正というお話も、その一定の整理という問題もございました。ただ、今回の法改正を行った上で、その後、例えば企業の結合法制などの問題などが言われておりますし、そういっ...全文を見る
○木庭健太郎君 じゃ、最後に太田参考人に、今のお話の続きになるかもしれませんが、親会社と子会社間の法整備ということは課題となっているわけですが、この点について何か所見があれば伺って、私の質問を終わりたいと思います。
○木庭健太郎君 終わります。
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。  今日は午後からお二人の参考人に、特に中小企業という問題も含めて貴重な御意見をいただいておりまして、本当に心から感謝を申し上げます。  まず、私は、坂本参考人の方にお伺いをしたいと思います。  会社法は、この法案第四百三十二...全文を見る
○木庭健太郎君 正にそうできればいいし、省令でもそういう定めができるならばいいだろうとは思うんですけれども、もしそうなった場合、今度はそれをする側の方の問題でございます。  記載条件を言わばこれは義務として課してしまうと、中小企業の皆さんにとってはかなりの負担になるのではないか...全文を見る
○木庭健太郎君 じゃ、もう一つだけ坂本参考人に聞いておきますが、税理士法三十三条の二項ですか、ここに書面添付制度がありますけれども、この記帳条件の整備でこれまで以上に品質の高い書面添付というのが作成できることになるのかどうか、その点、お答えいただければと思います。
○木庭健太郎君 それでは、成宮参考人にお尋ねしたいと思います。  成宮参考人おっしゃったように、会社法というのは最大のユーザーは中小企業でございますし、その意味では会社法制の改正、見直しというのは本当に中小企業のために便利なものなのか、使いやすい制度なのかということがポイントだ...全文を見る
○木庭健太郎君 成宮参考人にもう一問。  会計参与の問題について、会計参与が生まれることによって金融機関からの融資の面でどのような変化が生まれてくると期待されているか伺いたいし、逆に、会計参与を、生まれることで、創設されることで心配な点があれば併せて伺いたいし、また行政当局に要...全文を見る
○木庭健太郎君 あと、私、持ち時間一分なので、坂本参考人に手短に最後に、この会計参与制度が創設されて、もちろん税理士等の職域拡大につながると思われるんですけれども、この利用促進の観点から団体としてどう対応されるのか、所見を簡潔にいただいて、質問を終わりたいと思います。
○木庭健太郎君 終わります。
06月09日第162回国会 参議院 法務委員会 第22号
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○木庭健太郎君 今日は会社法の法務委員会で三回目の審議でございます。午前中は連合審査もやらしていただきましたが、今日は何か一日、衆議院ではほとんど話題にならなかった擬似外国会社の問題で、もう朝からそれ一色のような形で論議がなされているような気もいたします。  確かに、外国会社の...全文を見る
○木庭健太郎君 もう一つ、例えば、もう先ほどから議論になっているんですけれども、この外国証券、特に証券会社の問題で、この多くが擬似外国会社に該当するというようなことも言われたりしておりますが、今回、商法の四百八十二条から会社法八百二十一条に変更されることによってこういう会社は不利...全文を見る
○木庭健太郎君 もう一つ局長に聞いておかなくちゃいけないのは、この擬似外国会社に該当するおそれがあるというような会社が商法四百八十二条、会社法八百二十一条が適用されるリスクを回避したいと考える場合はどういうふうにしたらいいのかということについても伺っておきたいと思います。
○木庭健太郎君 どうせまた、これ次に議論されるような話になっていくんだろうと思いますが、今基本的なことをお尋ねしたわけであって、私が感じているのは、やはり八百二十一条そのもののこの言葉ができないということを言っている点、つまり、ここがどう英語で訳されるのか分かりませんが、そこがあ...全文を見る
○木庭健太郎君 大臣そして局長、局長も含めて、是非本当に、これどういう状況で推移していくかは、私たちは私たちでこれ審議をきちんとしていきますが、周りの状況を見ておいて本当にいただきたいと思います。やっぱり、変な国際問題にだけにはしたくないし、その辺だけはきちんとやっていかなくちゃ...全文を見る
○木庭健太郎君 経済産業省、ありがとうございました。もうこれでほかはありませんから、どうぞ引き揚げられて結構でございます。  その後、このガイドラインが出た後でございますが、六月一日でしたか、制御メーカーのニレコが導入する新株の予約権を活用したポイズンピルに対して、株式の、外資...全文を見る
○木庭健太郎君 とにかく今回のガイドラインというのは、企業価値とは何かとか、例えば買収防衛策とは何か、そういうものに定義が、定義として定められているわけです。しかしながら、こういう問題についてはまだもういろいろ様々な意見もございまして、私が知る限り、今回のガイドラインというのはど...全文を見る
○木庭健太郎君 もう一つ、ちょっと話題を変えまして、合同会社についても少し今日は聞いておきたいと思います。  今回の会社法案の中で一つの新たな会社類型がこの合同会社というのの創設でございまして、これは、合同会社は会社の内部関係について組合的規律が適用される、社員については有限責...全文を見る
○木庭健太郎君 ただ、まだ中小企業の皆さんはこの合同会社というのがよく何なのか、同じような名前が合名とか合資とかあるわけですから。ところが、実際はその合名、合資というのは余り利用されていないのも事実でありまして、逆に言えば、その合名、合資というのは何で利用されなかったのかという理...全文を見る
○木庭健太郎君 今、富田政務官からお話があったように、このいわゆる合同会社の良さというのは、組織変更が本当に柔軟にその後認められていくというところなんだろうと私も思っておりますし、ある意味じゃ、これは非常に柔軟な形でいろんなことができる形態になっております。逆に言えば、何でこんな...全文を見る
○木庭健太郎君 今日も本当、一日いろんな議論があっているわけですけれども、私はやっぱり今回のこの会社法改正というのは、例えば、まあいろんな意見はございますよ、でも、私はやっぱりこの会計参与制度という新たな制度、会計を明確にしていく、それによって融資を中小企業も受けられやすいような...全文を見る
○木庭健太郎君 終わります。
06月10日第162回国会 参議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第2号
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○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎と申します。  今日は横田さん御夫妻、また荒木さん、率直な御意見をこの参議院の場に届けていただきまして、私どもも本当に有り難いと思っておりますし、またこれを受けての対応をしなければならないと感じながら、もう一点は、横田早紀江さんがおっしゃったよ...全文を見る
○木庭健太郎君 私の持ち時間は、もうほぼ終わりでございます。  横田早紀江さんにもう一度何をお聞きしたいかというと、もう今はとにかく一つの方法は経済制裁しか道は残されていないというお気持ちを十分聞いたつもりですが、さらにもう一度、間もなく座込みもしなければならないという事態にな...全文を見る
○木庭健太郎君 終わります。
○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。  まず、両参考人にというか、森本参考人も先ほど日本の対応の問題、つまり日朝の直接の問題、さらに拉致、経済制裁、いろんな問題を含めて質問があればお答えしたいとおっしゃっておりましたので、どうぞ時間を使っていただいて、少しその辺につ...全文を見る
○木庭健太郎君 ありがとうございました。  それと、もう一つ、その六か国協議のとらえ方なんでございます。  何を申し上げたいかというと、お二人から意見を聞いておりまして、私は、六か国協議が早く開かれれば様々な問題の解決へ向かって、再開されることによって物が動き始めるのかなと、...全文を見る
○木庭健太郎君 終わります。
06月14日第162回国会 参議院 法務委員会 第23号
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○木庭健太郎君 会社法、重要法案でございますし、多くのいろいろな課題があっていろんな点で野党の皆さんからも鋭い質問もいただいておりますし、いろいろ問題点も指摘をいただいておりますが、全体としてはやはり久しぶりにきちんとこの会社法というものが一つの形でまとまったと、この成立へ向けて...全文を見る
○木庭健太郎君 破産法というのは、破産者の手元に残る財産、つまり自由財産の問題でございますが、この問題についても、法改正によってこの自由財産の範囲を拡張するなど、言わば事業者の再起に配慮した見直しが破産法の中でもこれ既に行われておりますし、もう一つ大きかったのは、昨年の臨時国会で...全文を見る
○木庭健太郎君 もう一つ、この取締役の問題で一つ大きな争点にもなってまとめられた問題が、取締役の任期という問題でございました。  法案では、委員会設置会社以外の株式会社では原則として二年、委員会設置会社では十年ということにした上で、一年、ごめん、一年とした上で、株式譲渡制限会社...全文を見る
○木庭健太郎君 そういった現状を踏まえてなのかどうか、よく理解はできるとも言い切れないんですけれども。  とにかくこの要綱試案の段階でこの任期の問題については、取締役会を置く会社、つまり大きな会社ですね、これでは法定の制限を課すということを要綱試案の段階では出しておりましたが、...全文を見る
○木庭健太郎君 逆に、その株式譲渡制限している会社の場合、これは株主も相当多い会社もある中で、今度はその任期が十年延ばせるということにすること自体は、やはり会社にとってみると今度はガバナンスを弱めるといったような批判も出てくるんだろうと思うんです。  じゃ、そういったことを考え...全文を見る
○木庭健太郎君 また、この点に関しましてもう一点確認しておきたいのは、休眠会社の整理期間の問題でございます。  この休眠会社の整理期間についても、改正が併せて行われているというふうに承知をいたしておりますが、これについても、今は現行法では五年でございますが、これが十二年に延長さ...全文を見る
○木庭健太郎君 まあ取締役の問題、今いろいろ聞かせていただきましたが、もう一つ、今日は特別清算の問題についても整理してお尋ねをしておきたいと思います。  これは、倒産法制の問題についてはもう平成八年からの課題でございまして、ここからスタートして全体的な見直しをずっとやってまいり...全文を見る
○木庭健太郎君 まあ、今副大臣が見直しのポイントとかちょっと御説明をいただいてしまったんですけれども、特別清算って、なかなか普通の人、分かりにくいんですよ。したがって、この特別清算の利用実態とか問題点とか、そういうのを踏まえて今回こういう点を見直したという、もう副大臣からかなり答...全文を見る
○木庭健太郎君 先ほど副大臣から説明ございましたように、今回はこの協定の可決要件を変えていますね。今までは四分の三以上の同意という、議決権者の、そういうものがあったものを、法案では議決権の総額の三分の二以上ということで、要件がかなり緩和されていますが、これ、緩和されて少しは増える...全文を見る
○木庭健太郎君 その一方で、会社の整理という会社再建のための制度、いわゆる会社整理というのが今回廃止されることになったわけでございますが、これも、利用の現状と廃止の理由について伺っておきたいと思います。
○木庭健太郎君 今まとめてお伺いしたように、言わば倒産法制の見直しというのが、ある意味では今回のこの会社法によって一段落、今まで、平成八年以降やったやつが終わるということでございますが、倒産法制の見直しはこれで一段落。  じゃ、今後、取組としてどういったことをやる必要があるのか...全文を見る
○木庭健太郎君 終わります。
06月16日第162回国会 参議院 法務委員会 第24号
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○木庭健太郎君 会社法の審議も本当に大詰めを迎えてきたなと。衆議院では審議できなかった擬似外国会社の件も参議院ではきちんとした論議ができましたし、言わば収束方向の中での審議だと思っております。今日は、何点か確認の意味でお尋ねしたいような点もございますので、そういった意味で質疑を重...全文を見る
○木庭健太郎君 この法案を見ますと、会社の資金調達の円滑化を図るという意味で、会社についてはどんな形態の会社であれ、つまり株式会社であっても合名でも合資でも合同でも、いずれも社債が発行できるというのが今回の法案になっているわけでございます。  現行法を見ますと法律上特に規定ござ...全文を見る
○木庭健太郎君 さらに、もう一つ確認をしておきたいんですけれども、今回変わったというのは、今回の法案で何が変わるかというと、社債管理会社の件でございます。  この社債管理会社というのは、これまでの法律でしたら辞任するためには発行会社と債権者集会の同意が必要とされておりましたが、...全文を見る
○木庭健太郎君 同じようにというか、この社債権者集会、非常に大事な集会でございますが、この決議事項についても今回の法改正において変わっているというふうに聞いております。  もちろん、この社債権者集会というのは言わば社債権者の利害に重大な関係がある事項について定めるところでござい...全文を見る
○木庭健太郎君 また、特別決議の成立要件についても今回の法案では、言わばこの充足数というのも廃止し、出席債権者の元本総額の三分の二以上であって、総社債債権の元本総額の二〇%以上の同意で成立することとして、現行法の要件から見ると、今までお話しいただいたものと同様に大きく緩和をしてい...全文を見る
○木庭健太郎君 もう一つの観点で、有限会社の問題について聞いておきたいんです。  今回有限会社が廃止されるということになるわけでございまして、この点についても、今有限会社の人たちは、それは法案改正されてどうなるかということは注目はしているんですけれども、一体自分たちがどうなって...全文を見る
○木庭健太郎君 その不利益がないようにすると言うんですけれども、じゃ具体的に、例えば現行の有限会社法とほぼ同等の規律が適用されるということになったとしても、それは全く同じ規律ということにはなかなかこれならないわけになるんじゃないかなと思いますし、だから今既存の有限会社が受けている...全文を見る
○木庭健太郎君 概略大体分かりますけれども、そうすると、もっと分かりやすく聞いておきたいんですけれども、例えば既存の有限会社が株式会社に移行したいと、そう考えたとしますね。そうすると、それのためにはメリットが何かあるんだろうと思いますが、じゃ既存の有限会社が通常の株式会社に移行す...全文を見る
○木庭健太郎君 ちょっといろいろ伺いましたけど、富田政務官に伺っておきたいんですけど、結局、この会社法が施行されたら、どっちが得なんでしょうか。有限会社は、結局、今までどおりあり続けた方がいいのか、通常の株式会社へ移行した方がいいのかと。まあ、どっちか一概に言えないというんなら、...全文を見る
○木庭健太郎君 最後に大臣にお伺いしておきたいと思います。  今会社法案、今回の会社法案によって現行の有限会社がどういうふうにして変わっていくかというようなことについて御説明をいただいたわけでございますが、ともかく、今回の会社法案というのが、今まであります有限会社に対してどのよ...全文を見る
○木庭健太郎君 終わります。
07月21日第162回国会 参議院 法務委員会 第27号
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○木庭健太郎君 今というか、最近重大な社会問題になっております悪質な住宅リフォームの事業者の問題について、消費者トラブルが非常な大きな問題になっておりますので、法務省にもかかわるようなお話でもございますし、私ども公明党、この問題に対してはリフォーム詐欺等の問題対策PTも立ち上げて...全文を見る
○木庭健太郎君 こういうお年寄りねらった悪質な住宅リフォームについて消費者保護を強化するというのはもちろん大切なことであって、これについて内閣府の方で各省庁をまとめていただいて、今月十三日だったと思いますが、総合対策打ち出したばっかりだと思います。  悪質な業者に対してどのよう...全文を見る
○木庭健太郎君 今、緊急にまとめたばっかりですから、ともかく今おっしゃった部分をきちんとやっていくことがもちろん必要になっていくと思いますし、是非強力に推進していただき、また連携して何回も会議を開くということになっているわけですから、状況も掌握されながらやっていただきたいと、この...全文を見る
○木庭健太郎君 五倍とおっしゃいますけれども、やはり今回のこういういろんな問題を見たときに、やはりこの成年後見制度がどうされているのかなということをちょっと疑問に思う。例えばですよ、このリフォーム販売の訪問、たまたま今回起こって社会問題化したというものの、いわゆる判断能力を持たな...全文を見る
○木庭健太郎君 厚生省に伺っておきたいんですけれども、この成年後見の申立て手続というのは市町村でも行うことができるようになっていると。ただ、今回もこの対策の中にも出てきているように、結局、ある意味では市町村がこの制度を活用するということになると、なかなかこれうまくいってない部分が...全文を見る
○木庭健太郎君 そうすると今は、包括支援センターは間もなくできますけれども、今は教育指導みたいなことはどこの窓口、どこに対してやっているんですか、今。
○木庭健太郎君 ある意味じゃこういう制度ができているんですけれども、今おっしゃったみたいに、これから一生懸命取り組んでいただきたいと思っているんですけれども、法務省は、認知度を上げるために一生懸命努力していると、こうおっしゃる。でも、じゃ市町村窓口に行くと、今どうなっているかとい...全文を見る
○木庭健太郎君 是非これからも御努力をいただきたいし、そういった意味では、こういった問題が起これば起こるほどそういった制度の有効性というものがある意味では役立っていくわけですから、それにきちんとはまるような手続、その面でも御努力をいただきたいと、このように思っております。  こ...全文を見る
○木庭健太郎君 総合的にお聞きしましたが、この悪質リフォームの問題、私たちの党も中間報告もさせていただきましたが、更にいろんな点でまた御提言もさせていただき、ともかくこういったものがなくなり、なおかつ被害者がなくなるように最大限努力するつもりですから、是非ともまた力を合わせてやっ...全文を見る
○木庭健太郎君 そのとおり、広報啓発、いろんなことをやってもらうしかないだろうと思うんですね、理解いただくために。  具体的にお聞きしますが、じゃ、この参加したくないという人たちが参加したいというぐらいになるみたいに、また裁判員制度に対してある意味では理解いただくために、具体的...全文を見る
○木庭健太郎君 いいんですか。最高裁とか推進室とか、言わなくていいですか。
○木庭健太郎君 もう一つは、これ、裁判官や裁判所職員の研修の問題ですね。そちらも大切だと思う。  今日たまたま新聞を見ておりましたら、これは質問通告しておりませんが、この裁判員制度について、検察庁が東京地検に専門の検事養成の部を新設するというようなことが載っておりましたが、そん...全文を見る
○木庭健太郎君 何か周りでいろいろおっしゃっていますが、いろんな角度で、いろんな形で取組を是非いただきたいと思います。  最後に、先ほど法教育の問題もちょっと出ておりましたが、やはり子供たちに対するこういう教育というのが大事だと思います。  法務省は、五月の下旬に法教育推進協...全文を見る
○木庭健太郎君 終わります。
10月25日第163回国会 参議院 法務委員会 第2号
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○木庭健太郎君 南野法務大臣、先ほどこれまでの自分の取組についていろいろお話をされておりましたが、その中でも、大臣、所信でもおっしゃいましたが、国民を犯罪から守ると、安全を確保するということが自分の使命であり、それに取り組んできたというお話でもございました。その中でも、やはり再犯...全文を見る
○木庭健太郎君 今大臣御指摘されたように、まず、指摘の中の第三点で情報提供の問題をお話をされました。これは、ある意味では再犯防止へ向けて新たにスタートしたものだとも思っております。  一つは、大臣御指摘された性犯罪者に対する再犯防止制度の問題。痛ましい事件がありまして、十三歳未...全文を見る
○木庭健太郎君 状況をもう少し、仕組みは分かりましたが、どんな状況かというのが、言える範囲内で。
○木庭健太郎君 この制度のねらいというのは、声掛けや付きまといなんとかいう不審情報があれば、この制度を利用して人物特定、警告という、未然防止というような観点から一つはこういう仕組みになっているというふうに思っておりますが、実際にこれなかなか難しい点ですけれども、そういう防止、検挙...全文を見る
○木庭健太郎君 もう一つ始まったのは、九月一日がスタートだったと思いますが、出所情報提供制度ですか、始まったばかりですけれども、状況としてどんな具合になっているのか。例えば、対象罪種とか対象者の数とか、提供した情報の内容、数で何か御指摘していただけるものがあればお伺いもしたいし、...全文を見る
○木庭健太郎君 ようやくこういった制度が我が国でも始まったわけでございますが、海外ではこういった仕組みを更に強化させたような仕組みを取り入れるところも多いし、ある意味では、こういう情報提供という意味でいくと、欧米に比べて日本はまだまだ後れているんじゃないかという声も現実にございま...全文を見る
○木庭健太郎君 それでは、仮釈放の審理の充実の問題について何点かお伺いしたいと思います。  これも今年の二月のあの乳児殺害事件が起きました。犯人が仮釈放中だったこと、また更生保護施設から無断で抜け出した直後の犯行だったというようなことから、仮釈放を認めた判断とか出所後の対応など...全文を見る
○木庭健太郎君 もう一点、先ほど、これ大臣もおっしゃっていましたが、仮釈放のこの審理の際に、精神科医などの意見を聴く方針を固めたというような話もございました。逆に、精神科医含めて専門家に意見を聴くことはこれまでも制度上は可能だったと思うんですが、逆にちょっとお聞きしておきたいのは...全文を見る
○木庭健太郎君 もう一点、再犯防止の中で一番のやっぱりポイントは、これも大臣が最後の方で御指摘されましたが、いわゆる働くという問題でございます。  保護観察中の仮釈放者の再犯率見ると、有職者に比べて無職者が高いというような話が、データがあるのか、データがあるならちょっとこれ教え...全文を見る
○木庭健太郎君 そういう意味では、今検討を始めていただいた、どう就労支援をしていくかという問題、極めて大事だと思いますが、既に仕組みの中である試行雇用奨励金制度ですか、こういった活用の問題とか、また様々な刑務所を始め、施設とハローワークとの連携強化の問題、いろいろ取り上げているよ...全文を見る
○木庭健太郎君 いろんな取組をしていただいているようなんですが、例えば更生保護施設ですか、これは全国に百一か所あります。これお聞きすると、入所歴がある人は再びの入所を断られることが多いというような話があってみたり、意外に、本当に支援が必要な人に対して有効に機能しているのかというよ...全文を見る
○木庭健太郎君 大臣、今議論をちょっとさせていただきましたが、私は特にこの就労の問題含めてまだまだいろんな問題あると思っております。更なる取組、大臣の決意を伺って、質問を終わりたいと思います。
○木庭健太郎君 終わります。
10月27日第163回国会 参議院 法務委員会 第3号
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○木庭健太郎君 議論があっているように、今回の法案は、裁判官の報酬法、最高裁判所裁判官退職手当法、この二つは裁判官の給与など処遇を見直すものでございます。見直しに当たっては、これも議論されているとおり、憲法で独立が保障されている裁判所の考えを十分に尊重する必要がある。当たり前のこ...全文を見る
○木庭健太郎君 これもお二人議論をされておって聞きながら、やっぱり司法の独立性とか特殊性、そんなことを考えていくと、本当に一般の政府職員の給与改定に連動する必要があるんだろうか、なくてもいいんじゃないかなという考えも出てきても構わないんではないだろうかと思うんです。  特に、や...全文を見る
○木庭健太郎君 もう一点、最高裁判所裁判官退職手当法のこの退職手当水準の問題でございます。  今回の引下げは、ずっと検討された中でようやく結論が出てきた問題であり、裁判官の皆さん方が自分たちで検討して出された結果ですから、それはそれで尊重しなければならないとは思うんですが、それ...全文を見る
○木庭健太郎君 処遇の在り方、ただ、これ特殊法人なんかとは全く別の考えで私はいいと思うんですけれどもね。あれはあれでまた問題があったわけで、そこは直してもらわなくちゃいけなかったわけで、それと合わせたわけではない部分もあるわけであって。  ただ、その処遇とともに、やはり司法制度...全文を見る
○木庭健太郎君 最高裁は一生懸命という話のようでございますが、何か政府全体を見ていると、司法制度改革推進本部が解散されて以来、何か急に熱が冷めたような、そんなイメージもなきにしもあらずのようなことも思いますが、どうですか、法務大臣。
○木庭健太郎君 仕組みはつくりましたから、大臣、あと本当にお金の問題なんですよ。予算をきちんと取って体制つくらないと、これ、形はできたけれども、さっきおっしゃったみたいに、国民に本当に役立つものになるかどうかというのは正にそこなんですよ、それが今一番大事な点だとも思っていますが。...全文を見る
○木庭健太郎君 今おっしゃった中の一つ、その日本司法支援センター、先日、法テラスですか、名前が、愛称も決まったということでこんなロゴマークも何か決まったんですかね、取組始まっていると思いますが。正に国民が、供与するという意味では一番大事なセンターだと思っておりますが、どのように、...全文を見る
○木庭健太郎君 あと私一分しかないんです。  室長、司法制度改革推進室長来てもらっていますので、一年間立ち上げてからやってきたわけですから、一年、どこまでいろんなことができたかと、簡潔にまとめていただいて御答弁いただいて、質問を終わりたいと思います。
○木庭健太郎君 終わります。
11月24日第163回国会 参議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 閉会後第1号
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○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。  質問通告をちょっとしていなかったんですけれども、外務大臣に一点伺っておきたいのは、今日の報道でKEDO組織解体という報道がなされておりました。一連の経過の流れからいえば当然そういう帰結を迎えるんだろうということは認識できるんで...全文を見る
○木庭健太郎君 どうですか、これ六者、今後の六者とか日朝にこのこと自体が直接波及することは私はないとは思うんですけれども、何かその辺、お考えがあれば伺っておきます。
○木庭健太郎君 それでは、通告に従って質問をしたいと思います。  まず一点目は、先ほどからずっと御議論になっている点でございますが、北朝鮮の今回の日朝交渉に対する対応、言わば一年間、遺骨と言われる問題をめぐって以降極めて、反応もせず不誠実だったものが、急遽今回になって何回もの会...全文を見る
○木庭健太郎君 ただ、残念ながら私たちが取り扱うこの拉致の問題ですね、これに関しては今回も結局お互いに、日本側は主張すべきことを主張する、相手方は相手方で拉致問題は解決済みと、新たな情報もないと、報告のあったとおりの状況でございます。安倍官房長官が変節したか変節しないかというお話...全文を見る
○木庭健太郎君 正に対話と圧力、これをどう、どの時点でどう使いながらどう強めていくかと。そういう意味では、この拉致問題に関しては正にそういった問題を進めていただきたいし、またその意味で、先週十七日、麻生大臣もおっしゃっておりましたが、国連総会の第三委員会において国連総会初の北朝鮮...全文を見る
○木庭健太郎君 終わります。