木庭健太郎

こばけんたろう



当選回数回

木庭健太郎の2007年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月06日第166回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。十九年度予算案について、総理並びに関係大臣に質問をさせていただきます。  まず最初は、政治と金の問題。衆議院、そして参議院の予算委員会でも昨日議論になりました。この政治と金の問題、これまではどちらかというと、政治と金の問題になると...全文を見る
○木庭健太郎君 今総理の見解をお聞きしました。そして、是非、その政治資金法の改正の問題なんですよね。これだけ問題が起きた場合、政治として一つの答えを出すには、やはり今回、この国会でやはり政治資金規正法の改正、視野に入れるというのでなく、是非、この国会で改正する方向でまとめたいとい...全文を見る
○木庭健太郎君 それでは、外交問題で今もお話ありましたが、麻生大臣の方から、いよいよあしたから日朝の直接の交渉が六か国協議の枠内での進展を始める。さらに、米朝でも協議が始まるわけでございまして、言わば拉致問題はそういう意味でとらえるならば、正に新たな局面に入っていっているのが今の...全文を見る
○木庭健太郎君 今総理がおっしゃったように、六か国、それぞれこの拉致問題についての取組の中でどう協力関係をつくっていくかって大事でございますが、もちろんアメリカの関係、今総理がおっしゃったとおりだと思うんですが、もう一つは、やはり中国というこの国とどうきちんと対応できるかというこ...全文を見る
○木庭健太郎君 外交でもう一点だけ、麻生大臣に。  何か平和構築者の寺子屋構想、これPKOが始まるときですよね。我々は、是非、PKOを始めるんなら、やっぱりそれを始めるための日本は日本でセンターを持つようなことも考えると。これはどっちかというと本当は防衛省ですわな、担当。外務省...全文を見る
○木庭健太郎君 調査入ったところだと思うんですが、できるだけ早く形にしていくということを、我々も知恵かせる部分は一生懸命おかししたいと思います。是非とも実現をということをお願いしておきたいと思います。  地域の活性の問題、格差の問題、これもずっと議論になりました。私は、この地域...全文を見る
○木庭健太郎君 大臣、これ御自身で特約内容とかこの上乗せ金利の問題見られて、どう感じました。  私は、やっぱり新しい、画期的な制度ですよ。画期的な制度だけど、やっぱり何か官僚発想というか、何か上の方からの発想じゃないかな。現場にしてみれば、こんなに特約でいろんな条件付けられて、...全文を見る
○木庭健太郎君 もう一つ、今は担保というのは、単に不動産の担保だけに限らず、様々なものが担保で認められるようにいろんな法改正もなされているんですよ。ところが、現場に行くと、これもうどうなってしまうか。例えば、今はもう売り掛け債権というのは当然担保にできるんですよ。ところが、この売...全文を見る
○木庭健太郎君 今おっしゃったように、民間には民間のいろいろなアイデアもあるし、是非そういうのも活用しながらこういったものを広げていただきたいし、もう一つは、資金繰りの問題でもう一点だけ伺っておきたいのは、再チャレンジという、まあ総理にとっては一番大事な項目の一つで、ところがこの...全文を見る
○木庭健太郎君 今、少し中小企業問題で経済産業大臣と議論しましたが、総理もこの中小企業対策、ともかく必死になってやろうというお考えのようですから、一言、中小企業に対してメッセージを送っていただければと。
○木庭健太郎君 地域活性化という問題で、今日は、小さなお話かもしれませんが、地域にとってはとっても大事な問題の一つである高速道路の使い方の問題なんですよ。(資料提示)  これ何を持ってきたかというと、スマートインターチェンジというのが今あるんです。何かといいますと、インターチェ...全文を見る
○木庭健太郎君 何を言いたいかというと、これが何が一番いいかというと、安上がりにできるということなんですよ。それもインターチェンジでなぜ取付け道路が必要かというと、減速した車が、高速で走っているわけですよ。それを減速させるためには、普通だったらどこかに道路を造らなくちゃいけないで...全文を見る
○木庭健太郎君 今申し上げたスマートインターチェンジだけじゃなくて、ETCの導入ということが料金を割り引く問題含めていろんな役に立っている部分はあると思うんですよ。是非、高速道路というのは、そういう意味ではいろんな活用の仕方というのが私はあるんではないかなと思うんですよ。  例...全文を見る
○木庭健太郎君 バス停の話をしましたので、今度はちょっと、一般の普通のバス停の話をちょっとしたいと思ってパネル持ってきました。(資料提示)  これは何のパネルかというと、私の地元の福岡のど真ん中の天神というところに何ができたかというと、これ広告付きバスシェルターと言います、広告...全文を見る
○木庭健太郎君 地域活性について、小さな課題かもしれませんが、ただ、そういった小さな課題から地域活性が開けていくこともある。本当に民間のお知恵もかりながらそういったことに取り組むのが正に格差の問題、地域の問題の大きな要素だと思っておりますので、それぞれのお取り組みを要望するもので...全文を見る
○木庭健太郎君 次は、障害者の就労支援の問題についてお尋ねをしておきたいと思うんです。  これも総理にお尋ねしようと思っておるんですが、政府において成長力底上げ戦略というものが策定をされたと。その中でも、この障害者の就労支援に政府も一体となって取り組むことが盛り込まれている。こ...全文を見る
○木庭健太郎君 それでは、関連質疑を許していただきたいと思います。
03月15日第166回国会 参議院 法務委員会 第2号
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○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。  まずは、長勢法務大臣の所信の中で一番冒頭に大臣も御指摘をしていただいた問題は、日本司法支援センター、法テラスの問題でございます。  昨年十月、日本司法支援センター、法テラスが業務を開始してそろそろ半年になります。私たちも、こ...全文を見る
○木庭健太郎君 大臣の今の決意とともに、ただ決意と裏腹な面というのは、なかなか充実しないところもあるようでございまして、一つはスタッフの問題だと思います。開始時には常勤のスタッフの弁護士が全国で二十一名であったと、その充実が喫緊の課題だということで、日弁連さんの方は平成二十一年ま...全文を見る
○木庭健太郎君 是非、人的確保、また今司法修習を終わった後、その就職先の問題で、何か弁護士さんが逆になかなか大変だという話もあるんであって、そこはそこで、ある意味じゃ利用できる点は利用した方がスタッフを確保するという意味ではいろんなことができると思うので、その辺は創意工夫しながら...全文を見る
○木庭健太郎君 今ありましたその協議会ですね、様々な形で地域と連携する意味で開いていただいているようでございますが、その中で、去る二月二十日、日本司法支援センターの東京地方事務所さんが、弁護士会、警察、民間団体と地方協議会を開かれたと。そうしますと、いわゆる先ほど大臣から紹介があ...全文を見る
○木庭健太郎君 裁判員制度の導入に向けての広報活動の問題は、午前中、簗瀬委員が熱心に議論をなさったわけでございまして、あえてこれを蒸し返してやることはないと思うんですが、大臣と最高裁の当局からそれぞれ、まず大臣から、大臣も所信で、裁判員制度には何よりも参加の懸念や不安が解消される...全文を見る
○木庭健太郎君 大臣の考え方は、今、逆の意味で不安に思っていらっしゃる国民に対しての一つの答えになる方法かもしれません。  やっぱりこの裁判員制度というのは、私たち立法府に携わる人間は選挙で選ばれるということで住民のかかわりがある。行政は行政不服の訴訟があってみたり、そんなので...全文を見る
○木庭健太郎君 是非、少し早めに始めた法務省さんから先ほどもお話あっておりましたが、知恵かりる手も一つの関連としてあるでしょうし、様々な工夫をしていただきながら、是非そういう国民に分かりやすい形にしていただきたいと、こう思っております。  さらに今度は話を変えまして、司法制度改...全文を見る
○木庭健太郎君 今お知らせいただいたこれ一部の学校にと、で、授業で使ったというのはこれどの段階ですか、小中高、どこの段階でしょうか。
○木庭健太郎君 もう一つは、これも先ほど少し午前中議論になりましたが、裁判外紛争解決手続、いよいよ認証制度が本年四月から開始されるわけでございます。  ただ、ADRというと、専門の士業の方たちはよく御存じでそれぞれ対応をいろいろ協議もされておるわけですが、先ほども御紹介がいろい...全文を見る
○木庭健太郎君 是非、取組を強めていただきたいし、何でも対立じゃないですけど、裁判だ何だかんだじゃなくて、正に話合いで物事が解決すればそれが一番いいんであって、そういう意味では解決サポート、考えます、もっといい名前がないかどうか、それなりに。ADRよりは分かりやすいですね。是非、...全文を見る
○木庭健太郎君 今、大臣から決意というか表明があったわけですけれども、私も、昨年六月に提出されたこの有識者会議ですね、先ほど御紹介のあった、あれを見て、これ厳しい報告書だなと正直に思いました。  まず、ともかく、この犯罪者の改善、更生、再犯防止、社会を保護する目的とする更生保護...全文を見る
○木庭健太郎君 今お話があったように、これまで官と民が両方、保護観察官と保護司という制度の中でこの更生保護の問題は取り組んできたわけですが、そういう意味では、今回の法案というか、今回どのように規定しているかというところで一番大事なのは正に保護観察官と保護司の役割分担の問題だろうと...全文を見る
○木庭健太郎君 そうなんですけれども、やっぱり全体を見ても、まだまだ更生保護の歴史が抱えた課題、つまり民間に依存した形でやらざるを得ないような体制の中でやってきた。それは人員の問題もあるでしょう、いろんな問題もあるでしょう。ただ、やはり是非とも、保護観察官が本来の役割、つまりきち...全文を見る
○木庭健太郎君 保護局長ね、こういうときがチャンスなんですよね、法案改正のときとか。何がチャンスかというと、人数を増やすチャンスなんですよ。元気に頑張るしかないんですよ、局長は、法務省の中で声上げて。正にそういう闘いのときが、今から法案審議させていただけると思うんで、やると思うん...全文を見る
○木庭健太郎君 あと、地元の問題を二つほどちょっとお尋ねしておきたいと思うんです。  一つは、更生保護ともかかわる話なんですけど、自立更生促進センター構想というのがございます。宿泊施設まで設けて自立更生のためにきちんとしようと。趣旨、目的、大変立派なものでございまして、私どもも...全文を見る
○木庭健太郎君 最後に、法務局の統廃合問題で一つだけお聞きしておきます。  平成十八年六月三十日の閣議決定で、いわゆる行革の流れの中で定員削減の取組の一つとして、法務局、地方法務局の支局、出張所の統廃合が進められているわけでございまして、これも私の地元の福岡県では、大牟田出張所...全文を見る
○木庭健太郎君 局長、そうすると、例えば証明する機械を市役所なり何か公的機関に置くようなことも検討しているということですかね。済みません。
○木庭健太郎君 終わります。
03月27日第166回国会 参議院 法務委員会 第4号
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○木庭健太郎君 裁判所職員定員法の本日は法案の審議でございますが、本法案は提案理由に、民事事件及び刑事事件の適正かつ迅速な処理を図るとともに、裁判員制度導入の態勢整備を図るためというのが本提案理由でございます。この定員法でも、また、これ毎年審議をしているんですが、増員を図ってきて...全文を見る
○木庭健太郎君 六万二千。
○木庭健太郎君 人的整備をしていく、先ほど議論があったとおりでございますが、もちろん人数を増やしていくとともに大事なことは何かというと、例えば今の裁判迅速の問題もそうなんですが、単に人を増やしただけではなかなかこれうまく物は進んでいかないんで、どれだけその集まってきた人たちの質を...全文を見る
○木庭健太郎君 また、裁判官になってからの研修の問題でございます。もちろん、採用のときにどういう人材を確保するか、それとともにその能力、識見を高めるためにどういう取組を継続的に行うかも一つのポイントになっていくんだろうと思います。  判事補の研修問題、どんな方針でどうやっていら...全文を見る
○木庭健太郎君 もう一つ。先ほどこれ政務官の方からちょっとお答えがあっておりましたが、これから裁判官だけでなくて法律家の増員、法曹人口の増大という問題、大事な問題だということで、我が党もこの司法制度改革の中での言わば中核だということで御指摘もさしていただいて、一層の充実を申し出て...全文を見る
○木庭健太郎君 部長、去年ですか、いわゆる司法修習研修所の卒業試験の落第者、百名超えたのが去年でしたかね。そういう意味じゃ、今量と質という問題おっしゃったんですが、本当にその質という意味をどうこれ本当に増やす中で確保していくことができるのか、なかなか悩ましいなと。定員増やせば増や...全文を見る
○木庭健太郎君 是非、法科大学院の在り方、その授業内容、司法試験の在り方含めて様々な意味でよくチェックしながら、どういうふうになっているのかと、何をやることによってこの質の向上ができるのか、その辺を是非いろんな角度で検討もしていただきたいなという強い要望をしておきたいと思うんです...全文を見る
○木庭健太郎君 もう一つは職員の方の問題でございますが、もちろん、先ほどの迅速化、裁判員制度、いろんなことを導入される中で、裁判官だけでなくて裁判所職員、どうここも教育していくかという問題で、この問題につきましては、平成十六年、この法務委員会でございましたが、裁判所法を改正をさせ...全文を見る
○木庭健太郎君 もう一つ、研修の中でもおやりになっているのでしょうが、事件を処理していく、その中で何が一番多分増えていくかというと、IT化というか情報化、どうこれを処理していくかという問題だと思っております。事務ももちろんIT化が進んでいくことになっていくんだろうと思いますが、た...全文を見る
○木庭健太郎君 最後に大臣に。  今、今日は質の問題含めてやったんですが、もちろん質の問題大事なんですけれども、その前には量の問題がもちろん第一番に大事なのは当たり前のことであって、法務省として、量の確保というか、裁判員制度、迅速化に向かってこれまでも取組をやってきましたが、な...全文を見る
○木庭健太郎君 終わります。
04月10日第166回国会 参議院 法務委員会 第5号
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○木庭健太郎君 法案の審議に入る前に、一問だけ法務大臣にお伺いしておきたいと思います。いわゆる三百日規定、民法七百七十二条二項の問題でございます。  離婚後三百日以内に生まれた子供が前夫の子として扱われるこの民法規定、様々な論議もありまして、実態とともかく合っていないということ...全文を見る
○木庭健太郎君 大臣の基本的考え方お聞きをいたしました。  ただ、今大臣も御指摘があったように、与党は与党として、この問題今自民党さんと公明党、私どもで検討させていただいておりますが、なお一層詰めた議論もさせていただきたいし、その議論を経た上で出たものについては真正面から受け止...全文を見る
○木庭健太郎君 今局長がおっしゃった中で、特に女性の方になるんでしょうが、育児とか介護、これによって参加の懸念を持つというケースが事実あるのはそのとおりでございまして、じゃ具体的に今これについても取り組まなければならないと局長おっしゃいましたが、具体的にこういった、個別の課題では...全文を見る
○木庭健太郎君 先ほど仕事との懸念という話がございました。そんな中で、これをできる企業というのはそう多くはないんでしょうけども、最近は大企業、報道によりますとトヨタ自動車さんとかキヤノンさんですか、そういった大手の企業が裁判員の特別休暇制度の導入を検討してみようかというような話が...全文を見る
○木庭健太郎君 今回の法案、つまりこの部分判決制度の導入、一番の目的は何かといえば、今お話のあっている裁判員の負担軽減をどれだけ図っていくかと、そのためにもこういった仕組みが必要でないかということで今回の法案提出になったわけでございます。  これも従前から議論をされておりますが...全文を見る
○木庭健太郎君 そういったことも含めて、それだけではなかなかすべて裁判員の方たちの負担軽減、もちろんつながっている部分もあれば、まだ進めなければならない部分もある。そういった中で、この部分判決という一つの手法、これ途中段階でも導入の問題について審議会で付された問題ですが、そういっ...全文を見る
○木庭健太郎君 それとともに、別の法制審議会の議論の中で、つまりこの部分判決というのは、この部分判決の宣告をすることによってすべての裁判員の任務は終了するわけですよね。ところが、一方の一緒にやってらっしゃる裁判官の方たちはこれは交代しないわけであって、これも議論の中で、多分、裁判...全文を見る
○木庭健太郎君 それはそれで一つの理由だと思うんですけれども、部分判決の宣告によって裁判官は交代しないで裁判員が交代する制度というふうになると、何か、裁判官はそのままきちんと続けるわけですよね。裁判員は何かお客さんみたいに、この部分だけ来て、こっちはまた違う。何か、本来、趣旨は、...全文を見る
○木庭健太郎君 八十八条関係ちょっと聞きたかったんですけれども、その中で一点だけ刑事局長に聞いておきます。  今回、審理又は評議における裁判員の職務の的確な遂行を確保するために、訴訟関係人の尋問及び供述等を今おっしゃった記録媒体へ記録する制度を導入するということにしておりますが...全文を見る
○木庭健太郎君 最後に、大臣に伺っておきたいと思います。  大臣は、自由民主党の政務調査会の司法制度調査会のときもこの裁判員制度の小委員長として、この制度設計の問題のときは随分自民党の中の論議をきちんとまとめていただいたり、いろんなことをやったわけでございますが、先ほども議論が...全文を見る
○木庭健太郎君 終わります。
04月17日第166回国会 参議院 法務委員会 第7号
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○木庭健太郎君 先ほどから議論があっておりますように、昨今というか、自動車運転による様々な痛ましい事故があり、それを受けて法整備が追い付いていないんではないかというような指摘を受け、また被害者の皆さんの署名活動を含むいろんな要望がある中での今回の刑法改正の議論であると思っておりま...全文を見る
○木庭健太郎君 今お話があったように、今回はこの当法務委員会では自動車によるこういう刑法改正をやらしていただいているわけでございまして、同時に、今国会におきましては道路交通法の一部改正案も提出され審議をしていただいている。先ほども概括的にどういう法案かということはありましたが、御...全文を見る
○木庭健太郎君 そうすると、今回この刑法改正が成立をし、なおかつ道交法の改正が成立する、いずれも成立したという場合、飲酒運転中に事故を起こした場合の刑はこれまでと比べてどんなふうに変わっていくのか、御説明を刑事局長いただきたいと思います。
○木庭健太郎君 つまり、今回の自動車運転過失致死傷罪の懲役、禁錮の法定刑は七年になっているわけですよね。ただ、この七年という問題、そして併合罪がなった場合は今おっしゃったような形になるわけでございますが、やはりこの危険運転の二十年というのがある。そして今の業務上過失致死傷罪がある...全文を見る
○木庭健太郎君 今もう御説明いただいたんで、やはり被害者の皆さん、遺族の皆さんにとってみると、故意犯と過失犯という違いがあるとはいうものの、危険運転致死傷罪の法定刑がやはり致死の場合が一年以上二十年以下という大きなものになっている。過失ということなんですけれども、今回の自動車運転...全文を見る
○木庭健太郎君 是非、特に一生懸命この問題に取り組んでいらっしゃる被害者、遺族に対して、やはりいろんな形でのきちんとした説明ができるようにこれはお願いをしておきたいと、こう思っております。  そして、内閣府に来ていただいておりますので、この自動車の運転による死傷事故に対して、今...全文を見る
○木庭健太郎君 非常に、やってください。どうしても総合対策になると、言葉が優先してしまって、具体的にどうこうなるのかというところがちょっと欠けてしまうようなところが、まあ内閣府がやることですから、大きく網を掛けてそれぞれの省庁にやっていただくということになるんでしょうから、是非そ...全文を見る
○木庭健太郎君 是非そういったものを徹底していくことが一つの大きな事故を防いでいくという視点になると思います。  それともう一つ、先ほど委員の方から生活道路での事故の問題の指摘がありました。川口の事故、正に狭い道路で起きているということの問題、ガードレールがなかったことの問題。...全文を見る
○木庭健太郎君 それと、国交省にお聞きしておきたいんですけれども、福岡のあの痛ましい事故があった後、いわゆる何か運転者の呼気から一定量のアルコールを検知するとキーを回してもエンジンが始動しないというアルコールインターロックという装置があって、海外ではこんなものもあるんだと盛んにテ...全文を見る
○木庭健太郎君 是非、ちょっと検討会やったやつをもう少し何か派手に露出する手はないのかと。いや、やっているんならやっているということが見えないと、国民には。何か一時花火のように上がったけど、また消えてしまっている。これじゃ総合対策にならぬのであって、是非その辺は、今お取り組みいた...全文を見る
○木庭健太郎君 終わります。
05月17日第166回国会 参議院 法務委員会 第12号
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○木庭健太郎君 四人の参考人の方、本当にそれぞれの立場で、それぞれの経験から貴重な御意見をこの少年法改正にいただきまして、本当にありがとうございます。  まず、四人の参考人皆さんにお聞きしたい点がございます。  それは、御意見の中でもおっしゃっていただきましたが、今回は衆議院...全文を見る
○木庭健太郎君 長沼参考人に。  今回、警察官による任意調査権限の明確化の問題が起きまして、強制捜査権限が付与することができるという問題があった。この問題について黒岩参考人からは、これだけ権限が強化されるんであれば、当然いろんな途中の過程の、つまり警察官が触法少年に権利保護の内...全文を見る
○木庭健太郎君 黒岩参考人に、冤罪根絶のためにということで幾つかの点の御指摘を先ほど御意見でいただいたわけですね。様々な御意見いただきました。  私はその中で、少年事件に限ったことではないんですけれども、やはりそろそろ我が国も、いわゆる可視化という問題ですね、こういう問題を取り...全文を見る
○木庭健太郎君 武参考人に、先ほど、今回のいろんな改正の中で、虞犯少年の問題を取り上げていただいてお話をしていただきました。  ただ、この少年法の改正そのものは、正に皆さん方がこれまで悩まれていた点、ここだけは変えてもらいたいという点についてはかなり組み込んだ形での改正少年法に...全文を見る
○木庭健太郎君 ありがとうございました。終わります。
05月24日第166回国会 参議院 法務委員会 第14号
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○木庭健太郎君 本日は、これまでの質疑を踏まえながら、関係する幾つかの点について確認を求めながら質問をしたいと思います。前の方々と重なる部分もございますので、そこもよろしくお願いをしたいと思っております。  まず、虞犯少年の調査手続の問題についてお尋ねをしたいと思っております。...全文を見る
○木庭健太郎君 もう一つ、調査手続の整備のところでお聞きしておきたいのは、触法少年の事件について、警察官による任意調査権限を明確化する規定に関しまして、衆議院におきまして、これが、対象となる少年が触法少年である疑いのある者から、客観的な事情から合理的に判断して触法少年であると疑う...全文を見る
○木庭健太郎君 もう一つ、冤罪を生じさせない措置の問題です。  今日は、可視化の問題も含めて、両側からの意見で随分いろんな議論がなされました。  ただ、それでも私どもはやはり、この委員会でも議論になりましたが、去る十四日の日のあの大阪高裁の判決、どうしても頭に引っ掛かるわけで...全文を見る
○木庭健太郎君 警察庁の方をちょっと呼んでいないものですから、ただ、そういう今の法案に基づく問題に更に伴っていく問題としては、先ほど警察の方もおっしゃっておりましたが、やはりこの法案成立後はひとつそういう専門家の意見もお聴きになられて、一つの準則みたいなもの、マニュアルですか、や...全文を見る
○木庭健太郎君 もう一つ、刑事局長、可視化の問題も、これはいろんな意見はあると思います。ただ、我々この当委員会では、単にこの少年法だけでなく、裁判員制度の問題から始まって長い期間を掛けていろんな問題を議論してきました。いろんな議論をする中で、やはりこの可視化の問題というのは検討の...全文を見る
○木庭健太郎君 それでは、先ほども議論になりましたが、もう一回、これは保護観察中の少年の措置の問題なんですけれども、先ほどもお聞きしておりましたが、つまり、保護観察中の少年が遵守事項を遵守せず、保護観察所長の発する警告にも従わず、その程度が重く、保護観察によってその改善更生を図る...全文を見る
○木庭健太郎君 ただ、逆に、先ほど保護局長おっしゃっていたみたいに、これまでその少年たちの間と保護司さん、保護観察官の方の間にある一定程度の人間的きずなができている。いろんなことの中で保護観察というのが機能している面もある。  確かに、手を焼いてどうしようもない人がいるときどう...全文を見る
○木庭健太郎君 そこまでやるためには何が必要かというと、やはり同じ議論になるんですよ。何が同じ議論かというと、人が足りねえじゃねえかという議論ですよ。  今、保護観察官というのは約六百五十名ですよね。これで見ていらっしゃる年間の対象者が約六万人ですか、この指導監督、補導援助、六...全文を見る
○木庭健太郎君 大臣、そんな具合だそうです、現場は。なかなか大変です。是非、本当これがうまく機能するためには、やはり一番大事なポイントがそこなんだろうと思います。もちろん、施設の収容の問題とかいろいろありますよ。でも、やはりその保護観察の部分というのは本当に大事な部分だなと思いま...全文を見る
○木庭健太郎君 最高裁にお尋ねします。  児童自立支援施設送致とするか少年院送致とするか、家庭裁判所における判断基準は何か、お伺いしておきたいと思います。
○木庭健太郎君 最後に、大臣にお伺いをいたしたいと思います。  実際に私ども、両方の施設を見させていただいて、大臣が何か少年院はそんなところじゃないんだとおっしゃったとおり、私ども見させていただいて、この初等の少年院というのがいかにいろんな形の受入れ、個々に応じた処遇プログラム...全文を見る
○木庭健太郎君 終わります。ありがとうございました。
05月31日第166回国会 参議院 法務委員会 第16号
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○木庭健太郎君 午前に引き続きまして、質疑を続けたいと思っております。  更生保護法案、今回新たに出たわけでございますが、午前中から議論があったように、この法案が出た大きな理由は、やはり保護観察対象者による痛ましい事件が相次ぎ、これはいろいろ議論は分かれるところですが、やはり重...全文を見る
○木庭健太郎君 今回のこの更生保護法案、これまではこの更生保護という面は、犯罪者予防更生法という法律と執行猶予者保護観察法という法律と、この二つで対応してきたわけですが、今回これを一本化するようになったわけでございますが、そもそも、じゃなぜこれまで我が国はこの更生保護に関してこの...全文を見る
○木庭健太郎君 今回それを一本化するわけですから、有識者会議の指摘の中の抜本改正という抜本的な改革というのはまさかこの二つを一つにすることだけが抜本改正と思っていらっしゃらないと思いますが、抜本改正というのは一体、この新しい法案を見ていくと、どこが一体その抜本改正というふうに当た...全文を見る
○木庭健太郎君 今おっしゃったように、今度の法案というのが第一条に再犯防止を第一に掲げたと。先ほど、これは午前中、山東先生からも御指摘があってたんですけれども。  ただ、今ある二つの法律ですよね、今度統合する、前の二つの法律がどうなっているかというと、例えば犯罪者予防更生法の第...全文を見る
○木庭健太郎君 その法律の書き方とはどうあるべきかというのがちょっと分からないところあるんですけど、やはり今回の法律の第一条読むと、どうしても何かこの再犯防止というものが前面に出ているようなイメージを与えかねない。表裏一体なら、どちらも大事だというならば、どちらも大事というふうに...全文を見る
○木庭健太郎君 それでは、今度は第二条、国の責務についてお聞きしたいと思います。  第二条は、国の責務につきまして、前条、つまり一条の目的に資する活動であって民間の団体又は個人により自発的に行われるものを促進し、これらの者と連携協力するとともに、更生保護に対する国民の理解を深め...全文を見る
○木庭健太郎君 今回のこの更生保護法案の、私たちも大きく前進したととらえている一つの点は何かというと、犯罪被害者の方たちの関与というところを明確にしてきたと、これまでになかった点をきちんと入れ込んできたというところを高く評価をしているわけでございますが、この犯罪被害者等の関与の問...全文を見る
○木庭健太郎君 しんしゃくって難しいですね。だから、それがどう取り入れられてどうなっているのかというのが、その委員の方たちを信頼し、委員の方たちが御判断なさる問題なんでしょうけど。ただ、何かもう少し分かりやすい方法はないかなと思うんですけれどもね。まあ、でも、しんしゃくですかね、...全文を見る
○木庭健太郎君 じゃ、この場合、被害者等ですよね、関与できる、犯罪被害者等の関与となっています。この被害者等という範囲というのは、どんなふうに考えればいいわけですか。例えば、犯罪の種類によって、例えば死刑の方だったり、無期の方だったり、長期十年、いろいろ、それによって仮釈放の条件...全文を見る
○木庭健太郎君 もう一つ、この被害者等の意見とか心情を述べるわけですよね。ただ、その被害者の皆さんにとってみると、やっぱりその相手のイメージというのは犯行時のイメージであってみたり、裁判時におけるその加害者ですよね、この印象とか感情にやっぱり基づいて、そこの時点でとどまっている可...全文を見る
○木庭健太郎君 今おっしゃるみたいに、今後、その情報伝達の在り方、いろんな形で詳細をお定めになるんだろうと思いますが、改善更生というのはその保護観察対象者本人の意欲に基づくものでもあるんですけど、それをより実効性を高めるための一つの方法として、仮釈放の審理において、この被害者等の...全文を見る
○木庭健太郎君 それでは、仮釈放の審理の問題について何点かお尋ねをしていきたいと思います。  仮釈放の審理、この在り方もやはり不透明さとかいろんなことも言われました。やる人はこれでいいのかと、いろんな問題があるんだろうと思います。必要があれば見直すことも検討しなければならないと...全文を見る
○木庭健太郎君 今教えていただいたとおり、過去五年間を見れば、ほぼ毎年棄却率が数%しかないわけですから、九六%以上が許可決定を受けると。約二万一千人ぐらいが仮釈放されていることになるんだろうと思うんですけど、これについては、仮釈放の審理の現状、これは更生保護のあり方を考える有識者...全文を見る
○木庭健太郎君 これも午前中、大臣が答弁なさっておりましたが、何とか民間の登用もしようという努力はするけども、時間的にも非常に拘束されてなかなかその候補者も見付けにくいというような御指摘も実際ございました。ただ、それはそうでしょうけども、やはりそうであっても見付ける努力をしないと...全文を見る
○木庭健太郎君 駄目か。
○木庭健太郎君 是非御努力をしていただきたいと、もうこう申し上げるしかないんであって、是非努力を続けてもらいたいと思います。  ところで、この審理の実態なんですけども、実際にその申請から許否、いわゆる認めるか認めないかの決定までの期間はどのくらい掛かっておるのか、今おっしゃった...全文を見る
○木庭健太郎君 そうすると、先ほど被害者等の意見の聴取の問題をちょっとお聞きしましたが、そうなると、今の形でいくと、被害者等の意見を聴取する場合は、地方更生保護委員会の合議体が直接聴取することはなかなか難しいんじゃないかとちょっと思うんですけれども、じゃ、あらかじめ例えば保護観察...全文を見る
○木庭健太郎君 ここで、仮釈放の問題で先ほど改悛の状という話をしたんですけど、刑法二十八条、つまり仮釈放の場合は改悛の状がまずある。そして、有期刑については三分の一やった、無期刑については十年経過した、これを要件にして改悛の状というのが認められると仮釈放、仮出場、仮退院というよう...全文を見る
○木庭健太郎君 もう少しこの問題を議論したかったんですが、私は五十五分までですから。ただ、また議論の機会があるようですから議論をさせてもらいますが、大臣にちょっと一つだけ先に聞いておきたいなと思ったのは、やっぱり仮釈放基準の問題なんですよ。  やっぱり、更生保護のあり方を考える...全文を見る
○木庭健太郎君 終わります。
06月05日第166回国会 参議院 法務委員会 第17号
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○木庭健太郎君 専門の立場から、また現場の立場から、四人の参考人、御意見をいただきましてありがとうございます。  私からも若干皆さん方に質問をさせていただきたいと思います。  まず、藤本参考人にお伺いしますが、藤本参考人、御意見は保護観察官の任務、第一義的に再犯防止ということ...全文を見る
○木庭健太郎君 宮川参考人にお伺いしたいんですけれども、今お話があったように、遵守事項違反の問題ですね。これについて、では、仮釈放者については仮釈放を取り消す、少年院の仮退院者に対しては差戻しになっていくということになるわけですね。  ただ、こういう不良措置を積極的にとるという...全文を見る
○木庭健太郎君 すばらしい決意というか、そういった視点で今までもやっていただきましたし、これからも取組をしていただきたい。ただ、そういう伝家の宝刀をつくることも必要なんだという藤本参考人の御意見なんだろうと思います。  そういったことが相まって、江田先生は厳しく指摘されましたが...全文を見る
○木庭健太郎君 堀野参考人にお伺いをいたします。  正に更生保護、最後、その実効性を高める一番大事なものは何かというと、これ、堀野参考人が有識者会議への意見という、見解ということでおっしゃっているように、正に社会の受容性を拡大すべきであり、その意味で、定住と就労の機会を拡大する...全文を見る
○木庭健太郎君 終わります。
06月07日第166回国会 参議院 法務委員会 第18号
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○木庭健太郎君 質問通告をしておりませんが、保護局長にちょっと確認というか、聞いておきたいんですけど、今、千葉先生の議論の中で自立更生促進センターの問題、御答弁なさいました。全国三か所で試験的に直ちに始めたいというようなお考えの答弁に聞こえたんですけれども、私は、こういう新たな施...全文を見る
○木庭健太郎君 それでは、今日は保護司制度の在り方についてお伺いをしたいと思います。  更生保護制度は、正に民間に依存をした形というか、民間を中心とした形で今後も進められていくわけでございまして、その意味では更生保護制度の主役は正に保護司さんになっていく。ただ、保護司さんが抱え...全文を見る
○木庭健太郎君 今おっしゃった保護司適任者確保の問題でございますけれども、従来は保護司の個々の人脈の活用をして、これで多く採られたという方法が一番多かったと思います。今後導入することが望ましいと思われる候補者確保の方法として、保護司会に推薦委員会を設置するとか、民生委員等関係団体...全文を見る
○木庭健太郎君 今おっしゃった全国の保護司連盟がアンケート調査をしたときに、保護司会で予算上の問題を生じているという回答が六九・四%ございました。そして、その対応策としては何が一番多かったかというと、自治体による助成金の義務化が最も多く挙げられておりました。  法務省として、こ...全文を見る
○木庭健太郎君 もちろん、地方公共団体とのそういう助成の問題を含めて、なるべくこれはお願いを強化しなければならない面あると思うんですけれども、やはり保護司会の方々が望んでいる一つの問題は、国から直接的な予算措置必要じゃないかと、これは意見としては圧倒的で、九〇%を超えております。...全文を見る
○木庭健太郎君 もう一つ、先ほど局長がおっしゃったように、保護司会というか保護司の皆さんが悩んでいるというか要望が強い一つが保護司研修の問題ですね。この回数、種類について、種類を増やしてほしい、日数、回数を増やしてほしい、これも七割程度という結構高い比率になっていると。この保護司...全文を見る
○木庭健太郎君 私、この保護司制度に関するアンケートを見させていただいて、もう一つ、あっ、すごいなというか、大したもんだなと思った一つのものは何かというと、これだけある意味じゃ仕事が日常的にあっているわけであって、したがって、今後その保護司の在り方の中で、有給化というか、費用をき...全文を見る
○木庭健太郎君 今、保護司の皆さんのそういう現状、そして要望について質疑を交わしてきたわけでございますが、こうやって見てくると、今日の保護司の仕事というのは既にボランティアの範囲を少し超えたようなところまで行っているというような気がしてならないんです。国は保護司の負担に甘え過ぎて...全文を見る
○木庭健太郎君 正におっしゃったとおりで、世界に誇る更生保護と言うと江田先生から何かおしかりを受けるようなところあるかもしれないんですけど、正に民間がこういった形でこの更生保護という問題全面的にやっている。厳罰主義じゃなくて、社会の中でこうやって抱えながらやっていくという国は世界...全文を見る
○木庭健太郎君 今、そばで自民党も応援するというお話もありました。自民党だけでなく、これは与野党を超えてとにかくこの問題は我々も是非支援をしていきたいと思っていますんで、これは声を上げてもらった方がいいんだろうと思います。私たちも横から支援しますし、是非とももうこの辺は、大臣、決...全文を見る
○木庭健太郎君 先ほど大臣は保護司について深い理解をなさっていたという感じを受けましたが、ただ、今回法律を定める中で、第二条には、社会内処遇として保護観察に対する国民の理解を深めていかなければならないということが規定されている。こういった、ある意味では、法律が施行されるわけですか...全文を見る
○木庭健太郎君 つまり、やはりこの更生保護という部分が一連の刑事司法制度の中で本当は最終段階で最も大事な一つなんですけれども、国民の皆さんから見ると、もうその具体的形がなかなかないんで分かりにくいところがあるんですよね。  仮釈放の問題のときも議論になりましたが、じゃ、一体どう...全文を見る
○木庭健太郎君 最後に大臣に、本日、多分法案が無事に委員会可決するだろうとは思うんですが、ここの委員会でも議論、衆議院でもありました。つまり、再犯防止と改善更生の問題、どう進めていくのかというような問題もありました。これから本当に、法律が通った後の運用が極めて大事だということも痛...全文を見る
○木庭健太郎君 終わります。
06月13日第166回国会 参議院 法務委員会 第20号
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○木庭健太郎君 今日は四人の参考人の方、貴重な御意見を賜りまして、本当にありがとうございます。  まず、四人の参考人にお伺いをしたいと思っているんですけれども、私どもも今回、刑事裁判への被害者参加を道を開いた今回の制度につきましては、いい形というか、被害者の尊厳を考え、正義を実...全文を見る
○木庭健太郎君 高橋参考人にお尋ねをしたいんですけれども、意見としてよくあるのは、犯罪被害者が被害者参加人として刑事裁判に参加しないというふうになってしまうと、加害者への処罰感情が逆に薄いというふうに、例えば裁判員制度始まった場合、判断されるような、こういう問題があるんじゃないか...全文を見る
○木庭健太郎君 もう一度御質問いたします。  犯罪被害者が参加人として法廷に出席した場合に、被告人側から、例えば何か言われたり、逆にその場で謝罪されたり、参加することで被害者側、精神的ダメージの問題をある意味では今回この制度が導入されることで増幅されてしまうんじゃないかというよ...全文を見る
○木庭健太郎君 それでは、大澤参考人と後藤参考人に、これも少しお答えはいただいているんですけれども、今回、一つの焦点になっている問題が、事実又は法律の適用について意見を陳述することができるとして、言わば求刑という問題に対して被害者参加人も参加できるという問題が一つの大きな争点には...全文を見る
○木庭健太郎君 終わります。
10月30日第168回国会 参議院 法務委員会 第2号
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○木庭健太郎君 公明党の木庭健太郎でございます。  今日は、大臣の所信ということで、大臣が様々に御発言になられたことに対して朝から様々な質問があっておるようでございますが、その中の一つの、まず私は新司法試験の問題について確認の意味でもお尋ねをしておきたいと思うんです。  この...全文を見る
○木庭健太郎君 今、法科大学院からの合格者の割合の問題、大臣は大臣で考え方を一つ示されたわけですが、私たちはやっぱりこの法科大学院つくった趣旨の一つというのは、やはり法学だけを専門にやってきた人以外もそこに入ることで、そこで鍛えてもらうことによって、そこを窓口として、ロースクール...全文を見る
○木庭健太郎君 大臣がその三千人問題で、将来のことを見据えて日本を訴訟国家にはしたくないんだというようなこともおっしゃっておりました。それはそれで一つの考え方として私はよく理解はできるところはあると思うんです。  ただ、どうしても数字が先に三千人、もうこれ以上、こんな多過ぎるん...全文を見る
○木庭健太郎君 もう一つ、実は先ほどは、外国人労働者の問題というか、丸山委員の方からもっと高度な移民という非常に大きな観点でのお話があったんですけど、その外国人労働者の問題、正にそういう大きな観点よりも具体的な、今目の前に起きている問題で言うと、この外国人労働者を日本にどうしてい...全文を見る
○木庭健太郎君 そういう考えでいいんでしょうが、発言のときに何か、受入れが犯罪につながるようなおそれがあるというようなもし御発言をなさったんなら、それはやめられた方がいいんではないかなと。  それは正に違法で入国した人たちの問題、そんな問題ありますよ。それは正に外国人の方たちで...全文を見る
○木庭健太郎君 それでは、単純労働というより、厚生労働省にも来ていただいておりますが、今、介護福祉士、看護師、この受入れについてフィリピン等と具体策が進められているとお聞きしております。そういう海外からどうしても労働力として不足だから入れざるを得ないような現状とともに、実はこの問...全文を見る
○木庭健太郎君 先ほど、大臣、この技術を持った人たちをどうするかという問題についてはちょっとお答えもいただいたんですけれど、今お話をちょっとお聞きしたのは、その中でも今EPAというのを使いながらこういったものが新たに始まろうとしている。私は是非、このEPA使ったこういう受入れ、も...全文を見る
○木庭健太郎君 もう一つ、法テラスがちょうど一年を迎えましたので、これも新聞報道がいろいろなされております。一年たってみて、ゼロワンの解消であるとか様々な意味での問題解決にも非常に大きく貢献している一方、一番多分法テラスの中核事業は電話相談というようなことになるだろうなと我々も予...全文を見る
○木庭健太郎君 是非、この法テラス、長い審議の果てに仕上げた一つの大事な機関ですし、是非とも私たちも見守って育てていきたいし、より一層多くの市民の方に使っていただけるということが一番大事な観点ですから、その取組を強めていただきたいと思います。  最後に、裁判員制度について刑事局...全文を見る
○木庭健太郎君 終わります。
11月08日第168回国会 参議院 法務委員会 第3号
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○木庭健太郎君 今日は、今年からPFIで刑務所が幾つかできるようになりました。十九年四月からは我が国初のPFIの刑務所、美祢社会復帰促進センターが収容を開始いたしましたし、また十月からは播磨社会復帰促進センター、東日本初のPFI刑務所の喜連川社会復帰促進センターも十月から開所した...全文を見る
○木庭健太郎君 今おっしゃった中で、こういう施設というのは地域との連携、その後社会へ復帰していくわけですから、そういった地域、言わば地元の方たちにどう理解していただけるかというのが一番のポイントの一つになると思うんですね。これだけじゃなくて、自立更生センターもそうですけどね。 ...全文を見る
○木庭健太郎君 ともかく、そういったせっかく始めたもの、きちんと地域へ開けるような形への処理を、処理というかやり方をやっていただきたいし、その問題だけじゃなくて幾つかもやってもらいたいんですけどね。  ただ、美祢の今社会復帰促進センターが、先ほど定員のお話ありましたが、千名のと...全文を見る
○木庭健太郎君 つまり、このPFIの刑務所、さっき御説明があったように、初犯というか、まず軽い方たちというか、そこを対象に考えているわけですよね、施設の在り方からいって。ただ、現実に、もう犯罪白書がつい最近発表されたばっかりですけれども、現実の社会がどうなっているかというと、実は...全文を見る
○木庭健太郎君 収容とともに、先ほど申し上げたように、どうしても再犯問題が起きていくという背景は、もうこれもさんざん論議しているんですけど、やはり出所した方々の職、働けるかどうかということが極めて大きな問題の一つであって、この問題も様々な指摘の中で、総合就労支援ということで様々な...全文を見る
○木庭健太郎君 もう一つ、この沼田町のいいところは何かというと、結局、例えば駐在の保護司さんを置いてみたり、農業団体がそういういろんなことの指導のときにお手伝いしていただいて、言わば地域住民の方々がある意味じゃこの施設そのものを支えていこうということで非常な一体感ある取組をしてい...全文を見る
○木庭健太郎君 終わります。
11月29日第168回国会 参議院 法務委員会 第5号
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○木庭健太郎君 今日は、裁判官及び検察官の報酬、俸給の改正そのものは賛成でございます。それに取り巻く課題について何点かお伺いをしていきたいと思います。  一つは、法テラスの問題でちょっとお伺いをしておきたいんです。  法テラスは、ちょうど一年余りが経過をいたしまして、この間に...全文を見る
○木庭健太郎君 もう一つは、裁判官や検察官の資格を持つ人で裁判所、検察庁あるいは法務省からこの法テラスに出向するというようなケースがあるのかどうか、もしあるとするならば、この人たち、役職とか職務がどんなふうに位置付けられるのか、もっと言うと、給与の保障の問題含めてどんなふうになっ...全文を見る
○木庭健太郎君 今幾つかお聞きしたんですけれども、法テラスで一番の課題は、申し上げたように、やっぱりそこにどれだけの、弁護士だけじゃなくて一般職員も含めて、有能な人材が確保できるかどうかだと思うんです。そのために、具体的にどこまでお取り組みなのかを再度きちんとお伺いしたいと同時に...全文を見る
○木庭健太郎君 是非、様々な面、御検討もいただいておきたいと思うんです。  もう一点は裁判員制度の問題で、今も御質問があっておりましたが、いよいよ実施へ向けて様々な動きがあっている最中ではございますが、一つの、これは報道でお聞きしましたら、来年の秋ぐらいからいわゆる裁判員候補の...全文を見る
○木庭健太郎君 もう一つは、やっぱり今ずっと模擬裁判、先ほど大臣からもお話がありましたが、これやっていただいている。つまり、実際行う上での具体的な課題の洗い出しの点も含めていろんなことをやっていらっしゃる。もちろん、法務省、日弁連、いろんな形で本格的な模擬裁判も行ったり、その際の...全文を見る
○木庭健太郎君 是非やった上で、大事なことは、その参加された方々から、参加した体験を含めてきちんとした感じたこと、自分たちが参加してこういうところに問題点があるんじゃないかと感じたというようなところを是非これはヒアリングをしていただくことが実際に裁判員制度をやる上で最も大事な点だ...全文を見る
○木庭健太郎君 最後に大臣に、先ほど山内委員にも御答弁されておりましたが、この裁判員制度が始まるわけですけれども、先ほどの御答弁を聞いている限り、私はやっぱり認識は同じなんです。一番の裁判員制度が始まるまでの課題は何かというと、国民の理解だと。まだ理解されていない。これをいかに理...全文を見る
○木庭健太郎君 終わります。
12月11日第168回国会 参議院 法務委員会 第6号
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○木庭健太郎君 今日は、一つは、高齢犯罪者の発生防止の問題、また社会復帰の問題をまずちょっとお尋ねをしておきたいと思うんです。  これは、なぜこんなことをお尋ねするかというと、高齢者、つまり六十五歳以上の方による犯罪が平成元年ぐらいには六千人台、六千六百二十五人なんですね、交通...全文を見る
○木庭健太郎君 そういうふうに、特徴的に万引きとかいうお話もありましたが、ともかく増え続けている現状だけは間違いないのであって、ただ、高齢者の、これ処罰を受け、ある意味では処遇という問題、受刑者になったときの問題というのは、通常の受刑者と違う点も起きてくるんだろうと思います。 ...全文を見る
○木庭健太郎君 今お話あったみたいに、ちょっと法務省そのものでは、一省だけではできにくいような問題がどうも高齢者を抱える場合は起きてくるというようなことなんだろうと思うんですね。医療、介護とか福祉的対応がどうしてもその背景に必要になってきますので、もちろん矯正の場、そして出ていっ...全文を見る
○木庭健太郎君 今法務省としてのちょっとお話があったんですけれども、結局、高齢受刑者の難しさというのは何かというと、この方たちは、なかなか引受手がないとかいろんな理由で、結局何が起きているかというと、なかなか仮釈放になりにくい。つまり、満期まで勤める方が多いわけですよ。要するに、...全文を見る
○木庭健太郎君 是非その辺の調整を少ししといていただきたいんですよ。ある意味じゃ、生活保護は最後の手段と、何かほかに方法があればということで、逆に言うと、出て行ってしまう、駄目になる、じゃ今度は生活保護みたいなパターンあるんですよね。実際その人の状況を判断していただいて、出るとき...全文を見る
○木庭健太郎君 成年後見制度を支えるいろんな仕組みをそれぞれつくっていただいて、民間がサポートしていただくいろんなものがあるんですけれども、その一つに、市町村も含めて取り組む成年後見制度利用支援事業というのがございます。これは介護サービスとか障害者福祉サービスを利用するためにこの...全文を見る
○木庭健太郎君 是非、どこの市町村であっても使えるということへ向かって努力を更に続けていただきたいと、こう思います。  最後に、この成年後見制度をいろんな意味で広げていただきたい、徹底していただきたい、利用しやすいようにしていただきたいという問題とともに、今年になってこの成年後...全文を見る
○木庭健太郎君 終わります。
12月14日第168回国会 参議院 本会議 第13号
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○木庭健太郎君 ただいま議題となりました法律案につきまして、法務委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。  本法律案は、衆議院法務委員長提出によるものでありまして、最近における社会経済情勢の変化に伴う土地の利用形態の多様化に対応するため、事業用建物の所有を目的とする...全文を見る