小林正

こばやしただし



当選回数回

小林正の1991年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月22日第120回国会 参議院 国民生活に関する調査会 第1号
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○小林正君 国民生活調査会に所融をいたしまして一年半が経過をしたわけですけれども、この間、そのときどきの社会情勢等を踏まえまして極めて時宜を得た調査が行われてきたというふうに思います。最初にいわゆる土地・住宅問題、狂乱地価と言われる状況への対応のさまざまな問題、そして日米構造障壁...全文を見る
03月01日第120回国会 参議院 本会議 第11号
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○小林正君 私は、日本社会党・護憲共同を代表して、財政演説に関連して総理並びに関係大臣に質問いたします。  昨年八月のイラクのクウェート侵攻という暴挙に端を発した湾岸危機は、国連安保理の十二に及ぶ決議を経て、一月十五日のデッドライン直後からの空爆開始によって湾岸戦争となりました...全文を見る
03月07日第120回国会 参議院 文教委員会 第3号
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○小林正君 先日、井上文部大臣の所信表明を伺いました。私、存じ上げておりますのは、文教行政について通暁されておられますし、また教育の条理という問題についても卓見を持っておられる大臣というふうに承知をしておるわけでございます。二十一世紀を展望する我が国の教育行政という点で大変なキャ...全文を見る
○小林正君 実はシロウリガイの問題と別に、このアセスの結果、縄文後期以降のいわゆる埋蔵文化財等の発掘も現在調査が行われております。アルバイトも使われまして、百六、七十人の方がその用地内に入って連日発掘調査を進めているわけですね。湾岸情勢が緊迫をしたからその発掘調査が中断していると...全文を見る
○小林正君 この池子地区というのは、御存じの方もおありだというふうに思うんですけれども、戦前日本軍によって接収をされ、引き続いて米軍弾薬庫として使用されて、現在は弾薬庫ではありません、跡地です。そして、その跡地問題として、自然の豊かな、そして縄文期以降の文化財の宝庫と言われ、さら...全文を見る
○小林正君 このパンフレットがございますが、これは横浜防衛施設局がつくった池子の米軍家族住宅建設事業に関するPR用のパンフなんですけれども、これで「アセス審査書及び知事調停案を尊重して最大限環境に配慮しました。」と、こういうことで概要がそこに載っているんですが、一つは、「提供施設...全文を見る
○小林正君 今の最後におっしゃった点、親善交流ということに配慮して、今後要請があれば前向きに対応するということですか。それとも、例えば具体的に私たち調査団が再び、湾岸戦争が一応終結という段階を迎えているわけなんですけれども、そのとき理由にされたものは既になくなっているはずで、それ...全文を見る
○小林正君 米軍側のさっき言ったような理由による断りということは、問題が解消しているわけですから、そのことについて取り次いだ外務省としては、そういう事態なので、こういう要望の窓口という立場で受けとめて、今度はいかがでしょうかということについてどう積極的に対応されるのか、再度お伺い...全文を見る
○小林正君 湾岸情勢だけではないと今度おっしゃっているわけですけれども、湾岸情勢が緊迫をしている事態なので全国の米軍の施設については厳戒態勢に入っていると、したがってこの池子についてもそういうことなのでというのが理由だったというふうに承っているんですが、違いますか。
○小林正君 冒頭私が申し上げているのは、埋蔵文化財の調査は営々として続けられているわけですよ。みんな学生アルバイトのような人たちも含めて自由に出入りしてやっているわけですよ。そんな緊迫した情勢は何もない。弾薬庫がまだそこにあって火をつければ爆発するという場所でもないんですね、跡地...全文を見る
○小林正君 そういうことであれば、私どもとしても再度そうした手続を経て、事実として、外務省の考え方なりを事実をもって対応していきたい、このように考えます。  次に、防衛施設庁の関係についてお尋ねしたいというふうに思います。  県と防衛施設局との関係の中で環境評価の調査が行われ...全文を見る
○小林正君 報告書によると、特に続編の方なんですけれども、この調査の目的について、「シロウリガイ化石層の地下での分布を確認し、地質構造との関連を検討する。」、「前報告書の段階でシロウリガイ化石層の堆積環境については、海底谷の埋積層との見解を得たが、さらに地下での岩相変化をおさえて...全文を見る
○小林正君 二回に分けて報告がなされていますね。これはどういう関係になるんですか。その報告書の続編という関係になっていますね。その関係が、一部からは、何か施設局としての報告を受けてどう対応するかという関係からすると、やりにくい面が出てくるというようなことがあったんではないかという...全文を見る
○小林正君 報告書によりますと引き続く調査の必要ということも指摘をしているわけであります。また、逗子市の教育委員会も、事業区域内全域にわたる調査によって全容を把握をしたい、その上に立って国の天然記念物指定を望んでいるわけであります。こういう当地の状況。既に逗子市の文化財保護委員会...全文を見る
○小林正君 そういうことで、続編の中でも、冒頭言っているように、現状保存することが一番望ましいんだという指摘をされているわけです。そしてまた、県のアセスの関係で言えば、あくまで事業を行うためのアセスということですから、その調査結果がこういう形で出てきた場合、それは計画そのものにつ...全文を見る
○小林正君 経過としては確かにそういう手続を経てやってこられたと、それは一つの筋としては、あるいは流れとしてはそのとおりだというふうに思うんですけれども、しかし、当初こうした計画がされた時点で予期していなかったことがそこから出てきているというこの事実に着目をして、判断として、それ...全文を見る
○小林正君 恐らく今後の問題として、こうした天然記念物の扱いについてこれから文化庁にも御質問さしていただきたいと思うんですが、そういう関係の中で、既に当該の逗子市が天然記念物指定を早急にという答申もされているという段階を踏まえますと、やはり貴重な文化財としてこれをできるだけ生の形...全文を見る
○小林正君 大体同じお答えを繰り返しおっしゃっておられるので、きょうのところはそのぐらいにさせていただきましょう。結構です。  次に、文化庁にお尋ねしたいんですが、いわゆる文化財保護法に基づく天然記念物指定について、まあいろんなケースがあるんでしょうけれども、こうした類似の場合...全文を見る
○小林正君 今回のこのケースについて、そうしますと今の御説明ですと、地元なり逗子市の文化財保護委員会等の答申というものを踏まえて神奈川県というものを経由する場合、あるいは直接的という場合もあり得るかと思いますが、要件は満たしているというふうにお考えでしょうか。
○小林正君 確かに技術の進歩とかあるいは研究の発展ということを通して、無意味なものが意味を持ってくるということがありますし、価値があるものに変わってくるということもあるんですけれども、この問題についてはかなり学術的に既に海底移動、いわゆるプレートテクトニクスの理論から巨大地震の問...全文を見る
○小林正君 ちょっと今の結論の部分が聞こえなかったんですが、もう一回お願いします。
○小林正君 報告書というか、県と施設局の間の三点にわたる保存措置、概要、そのことについて妥当だとお考えだという意味ですか。
○小林正君 実は、この件については、池子シロウリガイ化石群を国の天然記念物に指定することを求める署名ということで、文部大臣のところにも要請署名が集中しているというふうに思います。また、文化庁というのはやっぱり文化行政の最高の責任ある立場として、こうした地元の要請等を受けて、現時点...全文を見る
○小林正君 現時点では考えていないというふうな御回答として承っておきたいと思います。  私は、冒頭申し上げましたように、やはり緑とか自然、文化、こういうものについて、そのときの都合で破壊をしてしまいますともとには戻らないという苦い経験を私たちは持っているわけであります。  実...全文を見る
03月26日第120回国会 参議院 文教委員会 第4号
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○小林正君 私は、ただいま可決されました法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、連合参議院、民社党・スポーツ・国民連合の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     国立学校設置法及び学校教育法の一部を改正する法律...全文を見る
04月09日第120回国会 参議院 文教委員会 第5号
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○小林正君 既に衆議院、参議院の予算委員会等の場の中で、八九年の十一月に国連総会で全会一致で採択をされ、そして翌年の九月ですか、発効いたしました子供の権利条約の問題についてお尋ねをしておきたいというふうに思います。  限られた時間ですから、条項の各項目、内容にかかわりまして御質...全文を見る
○小林正君 今の話ですとまだ検討中ということなんですけれども、今の学校教育法上のいわゆる学齢児童なんという使い方、それから学校現場で児童生徒と言う場合、一般社会的あるいは教育現場で使われている用語の方からしますと、児童というのを十八歳末満の子すべてに適用するというのはいかにも無理...全文を見る
○小林正君 この条約という面からいくと確かに外務省が主管をされているということを伺っておりますし、今文部大臣の御答弁でも省庁間云々というお話もあったんですけれども、やはり基本的には文部省が子供と深くかかわっているという点では一番中心的な部分だろうというふうに思いますので、ぜひ教育...全文を見る
○小林正君 次に、批准にかかわって幾つかお尋ねしておきたいと思うんですけれども、実はユニセフの駐日代表事務所の方とこの問題で話し合いをしたことがあるんですが、発展途上国の問題、そして先進国、日本のような国々の課題というのは、この条約を受けとめる問題意識というのはやっぱりかなり違う...全文を見る
○小林正君 というのは、今の質問と関連をして、例えば道交法上自動二輪について十六歳で免許が取得できるという問題がありますよね。これについて各県段階では、今の交通戦争と言われるような状況の中で子供たちが命を落とすケースが大変に多いということで、いわゆる三ない運動とか、神奈川の場合で...全文を見る
○小林正君 もう時間がありませんが、これから子どもの権利条約批准に向けての体制を整える意味で、文部省として国民各界各層、教育現場等から御意見を聴取されるというような場面をおつくりになる意思があるのかどうか。仮にその場合に、対象になっております子供の代表を入れるというようなことをお...全文を見る
04月23日第120回国会 参議院 文教委員会 第6号
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○小林正君 私は、ただいま可決されました法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、日本共産党、連合参議院、民社党・スポーツ・国民連合の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。    著作権法の一部を改正する法律案に対する...全文を見る
06月25日第120回国会 参議院 国民生活に関する調査会 閉会後第1号
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○小林正君 私は、この委員会に所属をいたしまして一年半以上たつわけですけれども、きょうテーマになっております内外価格差、そして土地・住宅問題をずっとさまざまな参考人の皆さん、そしてまた海外にも行って実態を調査しながら研究を進めてきたという経過できょうを迎えているわけですけれども、...全文を見る
12月12日第122回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○小林正君 質問に入る前に、総理にお伺いしたいと思います。  私が政治家になりましてからある方の本を読みましたら、政治学者の言葉を引用して、その中に政治家の資質として三つの条件を書いておられました。一つはパーソナリティー。政治家というのは何よりも人柄がよくなくてはならないという...全文を見る
○小林正君 これからお尋ねしようと思ったことについて先にお答えをいただいたような気がいたしまして、組合用語ではそういう回答を満額回答というふうに言って評価をするわけでございます。  今、総理の教育観もお伺いしたわけですが、先進国首脳会議参加の各国首脳の皆さん方が日本の教育水準に...全文を見る
○小林正君 文部大臣にお伺いをしたいというふうに思いますが、八〇年当初、国家予算に占めます教育費の割合というのが一〇・二%ということで、今総理もおっしゃいましたけれども、いわゆるシーリングの問題が出てまいりまして年々低下の一途をたどって、九二年度、ことしの概算要求も七%を割って六...全文を見る
○小林正君 大蔵大臣は長野の御出身で、信濃教育というのは全国でもユニークな教育実践でかなり有名なところで、その人づくりが成功したいい例として大蔵大臣がそこに座っていられるんだろうと、こういうふうに思いますので、ぜひ今後引き続いて教育重視の政策を進めていただきたいというふうに思いま...全文を見る
○小林正君 次に、学校事務職員、栄養職員の問題なんですけれども、国庫負担の適用除外ということが毎年のように繰り返されて、ことしで八年越しの問題になっているわけです。事務職員の問題についていいますと一九五三年から、そして栄養職員については七四年から適用職員になっておりまして、過日、...全文を見る
○小林正君 文部大臣として、昭和二十二、三年のいわゆる第一次ベビーブーム、私も教えたことのある世代が文部大臣になられたわけで、家系的にも非常に好調なスタートを切ったというふうに思うんですけれども、そういう点で言いますと、文部大臣就任の年にこの制度がカットされるという記念すべき年に...全文を見る
○小林正君 先ほどの学校事務職員の問題、栄養職員の問題、それから今の私学助成等の問題については、長年自治体で頑張っておられた塩川自治大臣からも御決意をいただければというふうに思うんですけれども。
○小林正君 今、自治大臣からお話を伺ったんですが、経過的にもよくわかる話なんですけれども、わかればわかるほど、実はこれは大変危険だなと言わざるを得ない側面があります。  それはなぜかと申しますと、三千三百、それぞれ自治体の体力が違うんですね。そうすると、同じものをしょわせたとき...全文を見る
○小林正君 それでは、文教委員会から少し趣をかえましてお伺いしたいと思います。  子供の権利条約の批准の問題については、ちょうど昨年のこのころだったと思いますけれども、中山外務大臣から次期国会において云々というお話がありまして、それを次期通常国会と、こういうことですから、この一...全文を見る
○小林正君 なるべく早くというのは、さっき申し上げましたような一月から始まる通常国会ということで考えておいてよろしいでしょうか。
○小林正君 国連中心主義、特に日本の政府がそういうことを言いながらも、どうも人権については非常に消極的な対応をしてきたということで、超党派の国連人権議連の会議の中でも、人権に関する批准の実態というものを考えますと非常に低いわけです。ですから、やっぱり人権外交というのは基本的に大き...全文を見る
○小林正君 日米関係を重視していくという基本的な立場、私たち全くそれは大事だというふうに考えておるわけです。特に、パールハーバー五十年のいろんな記念式典やさまざまな方々の発言等を聞いておりましても、太平洋新時代と言われる中で、非常に重要な課題だろうというふうに思っているところです...全文を見る
○小林正君 日本がいわゆる近代国家に発展する過程で脱亜入欧といったような言い方もされたり、あるいはアジアに友人がいない、孤立しているというような指摘もされながら今存在しているわけですけれども、このことを通して、今首相がおっしゃったような意味で、やっぱりアジアの中で生きる日本として...全文を見る
○小林正君 四十一年前、いわゆる朝鮮動乱のあのさなか、いわゆる国連憲章七章に基づく国連軍ということではないというふうに思うんですね。そして今、国連平和協力問題というのがこれだけクローズアップをされている中でそうした事態がなお残っているというのはいかにも紛らわしいというふうに思うわ...全文を見る
○小林正君 実は、今までの論議の中でこうした視点からの吟味がされていないというふうに思うんです。これは今後また深めていきたいというふうに考えております。こういうような意図と内容を仮に持っているとすれば、国民的な合意というのは到底得られないだろうというふうに思います。  昨年の国...全文を見る
○小林正君 最後に、この法案の審議経過でも問題になったわけでありますけれども、アジアの近隣諸国に対するいわゆる十五年戦争の謝罪と償いの問題についてお尋ねをしておきたいというふうに思います。  これまでの政府答弁は、政府間で解決済み、謝罪演説で事足れりとする姿勢に終始していたので...全文を見る
○小林正君 この問題については、まだいろいろございますけれども、時間にもなりましたので申し上げておきますが、十五年戦争、侵略、植民地支配という状況の中で非常に非人道的な行為が行われて、その資料がない、だからこれについてはということであっては、国家間の約束事は済んだかもしれませんけ...全文を見る