小林千代美

こばやしちよみ



当選回数回

小林千代美の2005年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月24日第162回国会 衆議院 予算委員会 第18号
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○小林(千)委員 民主党の小林千代美です。  質問に先立ちまして、私からも一言申し上げさせていただきたいと思います。  やはりこの問題、一億円のやみ献金事件、多くの国民が真相究明の解決を願っています。  実は私の地元事務所に、今、大学一年生が議員インターンシップで秘書体験に...全文を見る
○小林(千)委員 その理念のもとでつくられた法科大学院というものが、今まさに壊れかかっているわけでございます。ひいては、これからの日本の法曹を支えるべき司法制度改革、これが本当に実りあるものになるのかどうなのか左右されている問題が今起きているわけです。御存じのように、司法試験の合...全文を見る
○小林(千)委員 私も、何でもかんでも七、八割合格させろというふうに言っているわけではございません。ここに書いてある中には、法科大学院では、その課程を修了した者のうち相当程度、例えば約七、八割の者が司法試験に合格できるよう充実した教育を行うべきである、このように書いてあるわけでご...全文を見る
○小林(千)委員 その実践的な教育というのができない状況に陥ってしまっているんです。  二、三割の合格率ということになりますと、もちろん、すべての入ってきた入学者の学生全員がきちんと教育を受けて、勉強して卒業していただければいい、それは私も思います。しかしながら、それでもなおか...全文を見る
○小林(千)委員 確かに、多くのロースクールというものがこの二年間で誕生をしつつあるわけなんです。もちろん、その中で正当な競争による生き残りというものは行われていかなくてはならないでしょう。  しかし、何をもって競争するかということが大切なんです。お受験勉強をさせて競争させるの...全文を見る
○小林(千)委員 今のロースクールの理念、法曹教育の理念というものが、今までの受験対策の、点ではなくて、教育というものに力点が置かれるようになった。ぜひとも、このロースクールの理念というものが失われることのないように強くお願いを申し上げたいと思います。  次に、司法試験の合格者...全文を見る
○小林(千)委員 司法試験委員会が合格者数を決める、その法的根拠はどこにあるんでしょうか。
○小林(千)委員 その司法試験法なんですけれども、おっしゃっていただきました第十二条の第二項「委員会は、次に掲げる」というところを読んでいただいたわけなんですけれども、これは「事務をつかさどる。」というふうに書いてあるんです。人数を決めるというのは、つまり、これは実施事務なんです...全文を見る
○小林(千)委員 この十二条二項一号の要件に行われる司法試験委員会というのは非公開なんですよ。議事録も作成されておりません。全く密室の中でこれからの司法試験の合格者数というものが議論をされているというのが現状です。開かれた議論というものは何も行われていない。  百年に一度の司法...全文を見る
○小林(千)委員 その司法試験委員会が密室の中で行われている。そんなことで、これからの五十年、百年の日本の司法が、今行われている司法制度改革がいいのか。それを伺っているんです。  開かれたところで、国民にオープンにして当然議論をされる問題ではないんですか。大臣、いかがでしょうか...全文を見る
○小林(千)委員 要旨というものは、だれが何を発言されたかは顕名になっておりません。議事録もありません。それが、非公開、密室だというふうに私は申し上げているんです。広く国民にオープンされて議論をするべきものじゃないんですか。  官邸の中にはこの推進室も立ち上がっているでしょう。...全文を見る
○小林(千)委員 わからないから聞いているんですよ。私の手元にもありますよ、議事要旨というのが。これはわからないですよ。ただの概略だけですもの。  残念ながら時間が来てしまいましたけれども、私も法務委員ですから、大臣、これから法務委員会の中でこれは議論を続けましょうよ。それをぜ...全文を見る
03月08日第162回国会 衆議院 法務委員会 第4号
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○小林(千)委員 民主党の小林千代美です。  裁判所定員法の一部改正について質問をしたいと思います。  この法案については、私も昨年もここの委員会でこの法案改正について質問をさせていただきまして、ことしも同じ質問を実はしなければいけません。というところに、毎年やっているところ...全文を見る
○小林(千)委員 ぜひしっかり取り組んでいただきたいと思います。  続きまして、もう一点。この速記官の皆様ですけれども、平成九年当時は八百七十名近くいらっしゃった。それが、毎年毎年、新しい養成がとまっているものですから、いわば自然減の状態になっているわけなんですね。現在は、昨年...全文を見る
○小林(千)委員 昨年、裁判所法の一部改正につきましては附帯決議もついていたわけでございますけれども、この附帯決議の内容、「将来的に不安定な状況に置かれることのないよう十分な配慮をすべきである。」このような附帯決議も、昨年から一年間かけてしっかりと守られているというふうに先ほどの...全文を見る
○小林(千)委員 この裁判員制度は、実際に市民が裁判に参加をする制度です。その市民の方には、司法の知識が全くない方も当然いらっしゃるでしょう。そういう方々が裁判に参加をして、実際に合議をし、そして判決を下すというような結論に持っていかなければいけません。そのときに、やはり法廷の中...全文を見る
○小林(千)委員 続きまして、これからの司法制度改革をどのように成功に導いていくか。裁判員制度もこの大きな柱だと思いますし、それを成功させるも否も、問題は人ですから、これからの法曹をどのように育てていくかというのは大変重要なポイントだと思います。  ところが、先ほど民主党の松本...全文を見る
○小林(千)委員 大臣の考え方を伺っているわけでございまして、今御発言されたようなことは、ここにもう書いてあるんですよね、二十二年ごろまでには三千人を目指すと。しかし、この中にも書いてございますけれども、これは、あくまでも計画的にできるだけ早期に達成すべき目標である、そして上限を...全文を見る
○小林(千)委員 大臣の考え方はないんですか。(発言する者あり)
○小林(千)委員 私は丸投げと言っているわけではありません、大臣。ちゃんと残しておかなければいけませんので。  やはり、これからの将来をどういうふうに考えるか、責任を持っている、この法務行政の中の最高責任者である大臣の声を伺いたいわけなんです。  大臣がこの制度をどのようにし...全文を見る
○小林(千)委員 大臣、私は別に、他学部の卒業生や社会人を無理やり引っ張ってきて、司法試験を受けろだとかロースクールに入れろというふうに申し上げているわけではありません。  しかし、今、そういった多種多様な人材がロースクールの中で生かされなければいけない、その理念というものがど...全文を見る
○小林(千)委員 ぜひ、御努力よろしくお願いを申し上げます。  質問を終わります。
03月11日第162回国会 衆議院 厚生労働委員会 第5号
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○小林(千)委員 民主党の小林千代美です。  国民健康保険等の一部を改正する法律案に入る前に、質問通告していなかったんですけれども、大臣お戻りいただきましたので、大臣にお考え、御所見を一つお伺いしなければいけません。  きのう、大変ショッキングな事件が起こりました。自民党の中...全文を見る
○小林(千)委員 それだけなんでしょうか。あってはならない、確かにあってはならないことですけれども、それ以外に大臣のお考えというものはないんでしょうか。
○小林(千)委員 人権の問題でもありますし、政治家としてよりも人間としてどのような意識を持っていかなければいけないかというのは大前提にあるわけでございまして、私たちは政治家として国民を代表してここにいる立場ということもありますし、やはりこれからの社会の中の安心、安全、あるいは人権...全文を見る
○小林(千)委員 地方六団体の提案に対して、厚生労働省が対案を示されたわけでございます。その中に、審議会の中に地方の自治体の代表者の方も入っていらっしゃるという答弁だったと思うのですけれども、地方六団体の提案に対しての問題点ということを平成十六年の十月の十二日、厚生労働省の方で「...全文を見る
○小林(千)委員 今後の三位一体の改革についてということで、政府の中では、平成十七年度中に、以下について検討を行い、結論を得るというふうに書いているものの中に、生活保護そして児童扶養手当に関する負担金の改革というものを実際に挙げているわけでございます。これについては、十七年秋ぐら...全文を見る
○小林(千)委員 その地方六団体の提案として、本当にさまざまな項目を挙げられて具体的に金額を挙げられてきていたわけでございますけれども、その中で、例えば少子化対策、これにつきましては、厚生労働省の考え方を読みますと、国を挙げてこれから取り組まなければいけないやさきに補助金を削減と...全文を見る
○小林(千)委員 その一方で、地方六団体に対する提案の問題点のもう一つ、つまり国庫の負担金の割合の高いところについては具体案を示していませんということを指摘されていらっしゃるわけなんですね。  具体的に申し上げますと、今の国庫の状況の中で、例えば国民健康保険については約三〇%近...全文を見る
○小林(千)委員 数字を集めて集めて、何と何と何と何を足せば、やっと九千四百四十四億円になったというような地方六団体の考え方というのは、同じことが政府の方にもあるんじゃないかなと私は思うんですよ。ことしの一兆七千億円を達成させるために、ひいては十八年度までに四兆円というものを達成...全文を見る
○小林(千)委員 そうすると、都道府県の人口規模によっても、あるいは、今回削減をされる補助金部分の七%と、あとは保険基盤安定制度の部分の二分の一、これはやはりそこの運営している市町村によっても格差はかなりあると思います。それにより、配分される部分と削減される部分とで、当然四十七都...全文を見る
○小林(千)委員 では、今回補助金が削減をされる財政調整交付金の一%分、そして定率国庫負担分の六%、足して七%と保険基盤安定制度分の二分の一の部分は所得譲与税、そしてそのでこぼこ部分については交付税で担保するということで、これは間違いないですね。うなずいていらっしゃるので、間違い...全文を見る
○小林(千)委員 この法案が通過するとすると、これは四月一日からお願いしますということですから、四月一日から、通れば行うことになるんでしょうか。各自治体は、都道府県は、条例を大急ぎでつくらなければいけないことになるわけですね。  その中で、その配分方法については、都道府県の裁量...全文を見る
○小林(千)委員 実際に法が施行されるとする四月一日、そこから都道府県も運営に、これが通れば参加するということになるんですけれども、もちろん市町村国保というのは、市町村ごとで哲学を持って国保というものを各自治体で運営しているわけなんですね。老人医療費をどうしようですとか、あるいは...全文を見る
○小林(千)委員 国保の財政についても同じように今検討をしていらっしゃる最中だというふうに思うんですけれども、よくこの国保の財政基盤の赤字の原因として収納率低下ということが言われているんですが、実際には収納率低下だけでここまで赤字に陥ってしまうということではないと思うんですよ。先...全文を見る
○小林(千)委員 今、保険者である市町村の置かれている環境、北海道は全部で二百八の市町村があるんですけれども、全部赤字なんですね。ですから、例えば広域連合みたいなものができるのか、最終的にはオール道というか県になるのか。でも、赤字と赤字がくっついても赤字なんですよ。それは確かに事...全文を見る
○小林(千)委員 実際にこれから高齢化社会がまだ継続をするだろう、さらに進むだろうという中で、医療費が膨らんでいくということは十分考えられることですし、今の市町村国保というものの、先ほど申し上げたような、当時から構造がこれだけ変わってきているといったところを考えてみますと、例えば...全文を見る
○小林(千)委員 何よりもこの課題は地方分権だと思うんですけれども、これから地方分権をどういうふうにしていくかという問題が一つと、そして、少子高齢化、老人医療費がかさんでいく、この医療制度をこれからどのようにしていかなければいけないかという問題は、ともに取り組まなければいけない問...全文を見る
03月30日第162回国会 衆議院 法務委員会 第8号
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○小林(千)委員 民主党の小林千代美です。  きょう、三月三十日に民主党は、野党三党と共同提出といたしまして、夫婦別姓制度に関する民法の一部を改正する法律案を参議院の方に提出いたしました。これは、衆参合わせて十一回目になります。めげずに出し続けなければいけないと思っているんです...全文を見る
○小林(千)委員 この十年間、どのような検討をして、取り組みを関係各府省が行ってきたのかというところも私は指摘をしていかなければいけないと思うわけなんです。  男女共同参画基本法というものができ上がりまして、それに基づき、基本計画というものができ上がっております。  平成十二...全文を見る
○小林(千)委員 では、引き続き法務大臣の方に、このような施策がありまして、それを受けて具体的に実施をしなければいけない担当省として、法務省として、この五年間、どのような取り組みをしていらっしゃるでしょうか。
○小林(千)委員 実際に具体的な取り組みが、十二年、十三年ごろは随分積極的に動かれていた時代もあったようですけれども、当時、大臣は森山大臣でしたね。その後、五年間ぐらい議論がストップしている、取り組みが、あるいは検討がストップしているかのように思えてなりません。  世論調査とい...全文を見る
○小林(千)委員 実際にこのように男女共同参画の視点に立った意識改革、制度改革というものを提案されているわけですから、それの実現に向けて積極的に法務省としても取り組んでいただきたいと思いますし、私たちも、私たちの責任として、世論を盛り上げていく、あるいは国会の中で活発に審議をして...全文を見る
○小林(千)委員 私は、大臣御本人のお考えを聞きたかったんです。自分は当事者でないから必要ないと。いつ必要になるかわからないです、大臣。いつ自分が当事者になるかわからないですし、それは、自分が当事者でなくても、世の中にはそういう当事者はいらっしゃるわけです。もちろん両方の意見があ...全文を見る
○小林(千)委員 承知いたしました。  ただ、家の中で、自分のお父さん、お母さんに向かって、南野さん、吉留さんというふうに話しかけることは余りないのじゃないかなというふうに思います。指摘しておきたいと思います。大臣のお考えは承知をいたしました。  次に参ります。  続きまし...全文を見る
○小林(千)委員 国で定められた省令の改正で地元自治体は取り組まなきゃいけないわけですから、このような不誠実なといいますか十分でない対応では、本当に市町村にとってはいい迷惑ですよ。当然、法務局にお問い合わせくださいということになってしまいますので、ここはもうちょっと丁寧な各自治体...全文を見る
○小林(千)委員 市町村に対しては、もうちょっと親切な対応をしていただきたいというふうに思います。  さて、プライバシーの話も出ましたけれども、そもそも、この施行令の改正、なぜ改正をされたんでしょうか。
○小林(千)委員 一つの裁判の判決がこの改正の理由になっているわけでございます。ところが、この東京地裁の裁判、先日三月二十四日に高裁の判決がおりまして、内容は、一審判決を覆す、プライバシーの侵害には当たらないという内容でした。  個々の裁判について大臣に見識を、これの場合どうな...全文を見る
○小林(千)委員 一審でこのような判決が出て、プライバシーの侵害に当たるからこの戸籍法施行規則を改正したんですね。プライバシーの侵害ではないんですか。  確かに、今の民法九百条、嫡出子とそうでない子の相続については差異がございます。しかしながら、それだからといって、公開性のある...全文を見る
○小林(千)委員 この戸籍法の第十条というところには、戸籍は何人でも謄本等の交付を請求ができ、公開が原則とされているというふうに書いているわけなんです。  最近のいろいろな、例えばおれおれ詐欺ですとか振り込め詐欺ですとか、そういったところにこういった個人のプライバシーというもの...全文を見る
○小林(千)委員 どうも、この間の質問の中で答弁がずれているような気がしてなりません。先ほど、戸籍法の改正でこのような市町村にと質問しましたときは、プライバシーの問題もあるから変えたんだということをおっしゃっていながら、今は、プライバシーの侵害ではないというふうにおっしゃっている...全文を見る
○小林(千)委員 確かに、非嫡出子、男の子だったから、女の子だったからで差別されているわけじゃないですよ。嫡出子か非嫡出子かで差別されているわけです。児童の権利に関する委員会でも、そういった観点から日本に対して勧告をしているわけでございます。  それに対して、日本は、批准国とし...全文を見る
○小林(千)委員 条約締約国だけれども、法的拘束力をその勧告は有しているものでないということで切り捨てるんであったら、それは、今度共謀罪が出てくるのかもしれないですけれども、何という条約でしたか、あの条約を日本が批准するために日本の国内の刑法を改正する必要はないんですよ。条約批准...全文を見る
○小林(千)委員 以上です。終了します。
04月01日第162回国会 衆議院 法務委員会 第9号
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○小林(千)委員 民主党の小林千代美です。  行刑施設の法案について質問をさせていただきます。  この大改正の法案審議に当たりまして、この間、私たち民主党も、法務委員のメンバーだけではなくて、民主党所属の多くの衆参国会議員がこの問題に取り組みまして、全国の矯正施設に飛び散りま...全文を見る
○小林(千)委員 今の大臣の答弁の中でも、現段階での刑事施設の中での医療体制の不足度というところは御認識をなさっているのではないかなというふうに感じますけれども、こんな印象を私も持ちながら、先日の本会議、大臣の答弁を聞かせていただきました。刑事施設の医療の充実についてというところ...全文を見る
○小林(千)委員 現実の問題として存在をしているわけでございます。  私の時間は、この医療体制を中心に質問させていただきたいと思うんですけれども、今回、受刑者あるいは職員、医務官に対してさまざまアンケートを実施されたようです。受刑者のアンケートを見てみますと、医療体制に対する不...全文を見る
○小林(千)委員 この法案よりも後退をした答弁ではないということですね。  でも、今実際に現場では、そのような医師にアクセスするまでにさまざまなハードルがあって、スクリーニングをされているという状態が現実としてあります。やはりこれは、医師へのアクセスというものを確実にするために...全文を見る
○小林(千)委員 私が申し上げました修正ができないというのであれば、ここの大臣の答弁、あるいは三十九条に書いてあることというところを確実にしなければいけないわけでございまして、そこをちょっと確認いたします。  大臣の答弁の中にありました、「必要であるときは医師による診療」を行う...全文を見る
○小林(千)委員 ぜひ、ここのところは周知徹底を十分にしていただきまして、門前払いを食らわせるというようなことがないようにお願いを申し上げます。  続きまして、医師以外の医療スタッフの点につきまして質問をいたします。  私が北海道の行刑施設に、さあ、あさって視察だというふうに...全文を見る
○小林(千)委員 それは全国の数字で間違いないですか。
○小林(千)委員 無資格者が調剤、これは薬剤師以外の者が処方せんあるいはカルテをもとにして、では、棚から薬をとってくるのはだめなのかですとか、いろいろないわゆるグレーゾーンがある。大臣、多分その辺はよく御存じなのかもしれませんけれども、そういったところも実際にはあるようです。こう...全文を見る
○小林(千)委員 では、十七年度の、今回の予算の中で、全国の矯正施設に、非常勤ではあるものの薬剤師が配置を既にされているということで間違いないですか。
○小林(千)委員 ここで二度とこのような事件がないように強く意見申し上げたいと思います。  続きまして、医療に携わるスタッフ、こういった方々の認識を問いたいと思います。といいますのも、本来ならば、医療に携わる者の倫理として、体調の悪い人に対して医療へのアクセスを確保する、あるい...全文を見る
○小林(千)委員 ぜひとも、そこのところは充実をしていただきまして、処遇部門に従属をしているという理由で医療が十分にされないということがないようにしていただきたいと思いますし、私は、これは意見として申し上げさせていただきますけれども、医療部分の独立性を確保するといった面から、厚生...全文を見る
○小林(千)委員 続きまして、医師の問題について伺いたいと思います。  行刑施設での医師の確保が大変重要な問題だというのは先ほど大臣もおっしゃっておりましたし、例えば民間に比べてそんなに魅力的な給料でもない、立地条件も余り、実際に僻地にあるところもある。特殊な医療関係で症例も限...全文を見る
○小林(千)委員 私たちも、さまざまな手段をもってこういったところには協力をしていきたいというふうに考えているんですけれども、もう一方で、医師確保のために皆さんがとられているさまざまな処置が、適切なものもあれば適切じゃないものもあるんではないかというふうに指摘をしなければいけない...全文を見る
○小林(千)委員 この制度を生かすとすれば、今この二割という歩どまりをどういうふうに引き上げる努力をするかというのは、当然やらなければいけないことです。  この制度、聞きましたら、医学部を卒業する大学生は、できればこういうところに就職をしながら、自分では、その一方で自分の所属す...全文を見る
○小林(千)委員 私たちも、この医療制度の充実につきましてもさまざま知恵を絞りながら協力体制をつくっていきたいと思います。  質問を終了いたします。
04月08日第162回国会 衆議院 厚生労働委員会 第14号
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○小林(千)委員 民主党の小林千代美です。  ちょっと質問通告したのと順番を変えたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  まずは、一番最初に、モデル事業についてお伺いをしたいと思います。  今回のこの介護予防の導入に当たりまして、平成十六年度に介護予防市町村モデル事...全文を見る
○小林(千)委員 その答えは間違っています。まずは、そのようなエビデンスはもともとないということはこの委員会でずっとこの間言われていることでございますし、そこの内容だけでなく、目的そのものが間違っているんですよ。  調査室の用意していただいている資料の三百一ページに載っているん...全文を見る
○小林(千)委員 まさに私たちはその見直しをするためにここで議論をやっているわけなんです。省令で定めるですとか、ここで決まった後でやられてしまったら、私たちはそこまで責任持てないんですから、ここでちゃんとそこのところはきちっと決めておかなければ、あるいは検証、分析ををしておかなけ...全文を見る
○小林(千)委員 この法案は、省令で決める、政令で決めるというところが余りに多過ぎるために、この場でしっかりと議論をすることが必要なんですよ。それが確保されない限り、私たちはこの法案に対して賛否を表明することはできないんですよ。  少なくとも、この介護予防モデルの事業目的が、効...全文を見る
○小林(千)委員 では、それが出てから私たちは審議を継続し、そしてそれが出てきて検証しないことには、とてもじゃないけれども採決なんてすることはできませんので。  いつ出てくるんですか。それじゃないと理事間協議だってできないでしょう、理事さん。いつ出てくるんでしょうか。
○小林(千)委員 前段の部分は長いからいいですから、後段の部分、市町村は四月十一日までに報告書を出してくる、できるだけ速やかにというのはいつですか、一カ月後ですか、二カ月後ですか。通常国会終わっちゃいますよ、百五十日。いつ出てくるんですか。
○小林(千)委員 十一日までに市町村からは出てくるんですね。それは間違いないですよね。十五日までに資料を出してください。そこまで、それが出てこないと、私たちはそれから先、審議に応じることはできません。
○小林(千)委員 いつまでに出していただけますか。もう一度お答えください。
○小林(千)委員 何で私がここまで粘ったかといいますと、去年の年金審議みたいに、審議が終わってから合計特殊出生率が予想とは違ってこうでしたなんというふうにもうだまされるわけにいかないんですよ。ですから、議論の間にしっかりとその資料を私たちは精査しなければいけないんですよ。  今...全文を見る
○小林(千)委員 ということは、今回の新予防給付に要介護二の人は含まれないということで間違いないですね。うなずいていらっしゃるので、間違いないと確認をいたしました。  それから、このモデル事業を行っている市町村の中、特に五十一の市町村が筋力向上事業に取り組んでおります。それはも...全文を見る
○小林(千)委員 私は札幌市の住人なんですけれども、札幌市のせいにしないでくださいよ。実際に、このモデル事業に取り組んだ五十一の市町村の中でトレーニングマシンを使っているところが四十二、八〇%以上のところはジムをやっているんですよ。器械を購入するなりレンタルするなり、既存のという...全文を見る
○小林(千)委員 先ほどの北海道新聞の資料、よかったですね、「薄れる「マシン頼み」」というふうにばんと出ましたので。それだけですけれども。よかったと思います。  続いて、このモデル事業は、三月いっぱいで十六年度は終わっていますけれども、これは追跡調査はされる予定なんでしょうか。...全文を見る
○小林(千)委員 報告書が出てこないので、私は自分で実際にモデル事業をやっているところを見に行きました。  ちょうどこのモデル事業、筋トレをやっている五十一の市町村の中の一つ、北海道江別市というところが私の地元なんですよ。ちょうどよかったんですよね。それで、実際にやっているとこ...全文を見る
○小林(千)委員 ぜひ大臣の御感想を聞かせていただきたいと思います、この具体的な数字を見て。
○小林(千)委員 私たちが知りたいのは、この具体的な数値などじゃないんですよ。それによって生活の質がどういうふうに変わっていくのか、変化するのか、向上するのか、それが知りたいんですよ。  先ほどお配りをしました北海道新聞の一番下のところをごらんになってください。真ん中辺です。器...全文を見る
○小林(千)委員 それから、もう一つなんですけれども、実際にこのモデル事業を行って、途中で脱落者がいなかったのかですとか、けがや事故は起きなかったのか。これはちゃんと聞かなければいけません。  この江別市は、すばらしいことに途中で脱落者もいなかった。一人途中で入院してしまったん...全文を見る
○小林(千)委員 残りの質問は十五日以降にさせていただきます。十四日までのデータをお待ちしております。
04月08日第162回国会 衆議院 法務委員会 第11号
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○小林(千)委員 民主党の小林千代美です。  松本委員の教育に対する質問に引き続きまして、私も、行刑施設における、特にこの改善指導、今回の目玉の一つだとも思います、これについて質問をいたします。  私たち民主党も、今回、性犯罪者を対象としまして処遇類型別指導を実施している全国...全文を見る
○小林(千)委員 それを実行するために何が必要なのかということがこれから必要になってくるわけです。  次に、では具体的に、作業。作業というのは、私も視察をしてまいりました。大体五十人、多いところだともっと多い人数が一つの工場の中でさまざまな作業に当たっているわけなんですけれども...全文を見る
○小林(千)委員 今現在でも、私たちが視察に行った十三の施設の中で、これは性犯罪者を対象とした視察をしてきたんですけれども、性犯罪者に該当する受刑者はトータルで七百五十一名、その中で、任意ですから、そのプログラムを受けていたのが十三施設合計で、その年度、一年間で百二十八名でした。...全文を見る
○小林(千)委員 今現在でも、さまざまな施設で独自のプログラムを利用しながら類型別処遇というものを、教育指導というものを実際にも行っているところです。  その中で、視察に私たちが行ってまいりましたある施設、具体例で申し上げますと、例えば私は帯広に行ってきたんですけれども、ここは...全文を見る
○小林(千)委員 続きまして、改善指導プログラムなんですけれども、今プログラムをそれぞれの類型に合わせて作成中だというようなお話も伺いました。  やはり、私も視察に現場に行って、今はその施設独自独自の取り組みをやっていたと。一番問題だったのは、プログラムをどういうふうに自分たち...全文を見る
○小林(千)委員 もう一つ、現場視察に行ってきた現場の担当の方から伺ったお話の中に、プログラムはやっとの思いでつくった、つくったんだけれども、実際に自分たちはそれはできないという話を伺ったんですね。  特別の研修を受けているわけでもない、専門的知識を持っているわけでもない刑務官...全文を見る
○小林(千)委員 先ほどの松本委員の指摘ですと、教育専門官はことしは純増ゼロだそうですので、本当にそれにどういうふうに取り組んでいくのか、本当にやる気があるのかというところは確認しなければいけないところですし、プログラムは矯正局がつくったところで、現場でそれが本当にやっていけるか...全文を見る
○小林(千)委員 さまざまな、そういった団体やNPOというのはあると思います。ぜひ、そういうところと積極的に連携を強化していただきたいと思います。  それから、これはすべての受刑者に対して行われる指導あるいは教育です。すべての受刑者ということは、その中に当然、知的障害を持ってい...全文を見る
○小林(千)委員 精神、知的障害者に対しては医療刑務所に入所している、そこまでの必要がない者でも、通常の刑務所の中で必要な処遇をしているというような話でしたけれども、元衆議院議員の山本譲司さんのお書きになった「獄窓記」という本を見てみますと、そういった知的障害、精神障害を持った受...全文を見る
○小林(千)委員 ぜひ、しっかりと取り組んでいただきたくお願いを申し上げます。  続いて、プログラムがこれから始まるのはいいんですけれども、実際に本当にこれが効果があるのかというのはなかなか検証が難しい。実際に、今までこういった処遇類型別指導をやっていたところに聞きましても、具...全文を見る
○小林(千)委員 やはりこれは、追跡調査は難しいかもしれないですけれども、このプログラムがどの程度有効的なものであるのか、あるいは効果がないとすればどこをどう変えなければいけないのかというのは、これから時間をかけて行わなければいけないことですので、難しい問題ではあると思いますけれ...全文を見る
○小林(千)委員 実はそこが十分じゃないと思っておりまして、今回の視察の中でも、出所後もアドバイスをしたいんだけれども、刑務官自身も、その刑務所の周り、あるいはその出所する者が帰住する近くに何があるのかというのは具体的に知らないから、アドバイスすることもできないといったような声も...全文を見る
04月20日第162回国会 衆議院 厚生労働委員会 第17号
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○小林(千)委員 質問の前に、今、二十三分、二十二分でしょうか。私の持ち時間は三十分ですけれども、私の質問時間は何時まででよろしいんでしょうか。
○小林(千)委員 承知いたしました。  質問に先立ちまして、一言言わせていただかなければなりません。  前回、私が質問をいたしまして、このモデル事業における報告書というものを提出してくださいということをお願いいたしまして、それにつきましては四月の十四日の日に提出をいただきまし...全文を見る
○小林(千)委員 いつ出しますかということはきょうは申し上げませんので、よろしくお願いをいたします。  さて、きのう私たちもこのモデル事業中間報告書というものをいただきまして精査をいたしました。まず、大臣、まだ途中の中間報告の四十八ですけれども、この分析結果をごらんになりまして...全文を見る
○小林(千)委員 この効果につきましては、私どもの党でもいろいろ言っておりますけれども、例えば、改善が四三・九%、維持が三九・八%、悪化が一六・三%、こういうふうに出ておりますけれども、それは確かに改善はある人はあると思うんですよ。私はすべて認めていないわけではありません。この事...全文を見る
○小林(千)委員 大臣に対して、再質問を二点にわたってしたいと思うんですけれども、私も一番最初に申し上げましたとおりに、ここの、山口県の一つの町が日本の一万分の一の縮図だというふうにして申し上げたわけじゃない。乱暴な比較になりますけれども、一つの傾向としてわかるんじゃないかと思っ...全文を見る
○小林(千)委員 そうすると、このモデル事業は何のためのモデル事業だったのかということを考えなければいけません。さまざまな、体に不都合を持った方も、病気を抱えている方もいらっしゃるでしょう、そういう方に対して危険度はないのか、例えばどれだけ人をつければ事業が成り立つんだですとか、...全文を見る
○小林(千)委員 それでは、もうちょっと違う方向から聞いてみたいんですけれども、今回の私のとても乱暴なやり方の、山口県のこの町のデータでいきますと、スクリーニングの結果、適用対象者は百四人、百四万人です。そうすると、今回、日本全国でこれを一般事業化されるとしますと、今の新予防給付...全文を見る
○小林(千)委員 私、質問して聞きたいのは、結局のところ、これで全国でどのぐらいの方が対象になって、それにより、厚生労働省の今回の目的でいいますと悪化予防一〇%ということを実現させるわけですね、将来的には。そういった方々に効果あるサービスというものを提供するためのモデル事業なんで...全文を見る
○小林(千)委員 残り時間七分、よろしくお願いをいたします。  大臣、やはり私、この間ずっと討論しておりまして、この法案はわからないことだらけなんですよ。例えば、新予防給付といったものが一体どういうものなのか、具体的にわからない。介護予防訪問介護というのはどういったサービスなの...全文を見る
○小林(千)委員 私は、新しいサービス、特に筋力トレーニング、栄養改善、それから口腔ケアについてお伺いをしたところです。ほかの介護予防サービスの中の、介護予防と名のつく幾つかのサービスのことに触れているわけではございません。  それから、そちらからデータを出していただかないので...全文を見る
○小林(千)委員 確かに私も否定しているものではありません。確かに、とても生き生きと参加をされている方もいらっしゃいます。効果が全くないわけでもないでしょう。効果はあるというふうなデータも出ているんです。しかし、それで一体どのぐらいの方々にこの効果があるのかということを考えていた...全文を見る
○小林(千)委員 よくわかりません。  この財政難の中に、どういうふうに効果的にこの介護保険の財政を使用していくのか、使っていくのかということを、やはり私たちは真剣に議論しなければいけないというふうに思います。かわりにカットされるもの、あるいは介護の普遍性というものがしっかりと...全文を見る
04月25日第162回国会 衆議院 決算行政監視委員会第二分科会 第1号
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○小林(千)分科員 民主党の小林千代美です。  本日は、三月の五日に起きました北海道大演習場島松地区におきます自走百二十ミリ迫撃砲砲弾の行方不明事件について御質問をしたいと思います。  この演習場のある場所は私の選挙区でございまして、地元の方々もこの問題に対しまして大変大きな...全文を見る
○小林(千)分科員 いまだたって明確な結果も出ていないところなんですけれども、この事件が起きたのが三月五日の、時間は十三時三十分ぐらいというふうに聞いております。その後、関係自治体あるいは関係諸機関にこの連絡が入ったのが約十時間後の二十三時、夜中の十一時ぐらいだったというふうに伺...全文を見る
○小林(千)分科員 きょうの結論を先に申し上げたいんですけれども、共存していくためには、住民と自衛隊の間で信頼関係がなければいけないのは当然のことです。信頼関係はどのように発生するかといえば、やはり安全対策が十分にされていること、そして相互理解がされること。相互理解のためには、も...全文を見る
○小林(千)分科員 ぜひ、誤解がないように、マニュアル見直しをしていただきたいと思います。  それから、このマニュアルについてもう一点質問をさせていただきます。  今回のこの事故の場合、このマニュアルの中のどこに当てはまるかというふうに伺いましたら、「武器弾薬類の事故等」とい...全文を見る
○小林(千)分科員 マニュアルというものは当然わかりやすくなければいけない。だれがそのマニュアルを見て判断を下しても同じ結果にたどり着かないと、それはマニュアルの役目を果たさないわけです。  もう一つ、気になるところがあります。  今回の事件に対する中間報告というものが三月十...全文を見る
○小林(千)分科員 前向きな御発言、本当にありがとうございました。  この件につきましては、現地の第七師団長も、私、申し入れに伺ったんですけれども、そのときにも、どこの時点でゴーサインを出すかというところが明確にされる必要があるだろうというふうに師団長もおっしゃっておりまして、...全文を見る
○小林(千)分科員 このようなさまざまな問題が起こったときに、やはり現地と共通の認識を持つために、例えばこの事故調査委員会の中に住民代表あるいは自治体代表の方が入るというようなことも検討されていいのではないかと思いますけれども、この点についていかがでしょうか。
○小林(千)分科員 事故調査委員会の中が難しいとすれば、やはり何らかの形で外部のチェックが入るような組織形態というか形にしていったらというふうに思います。これは私の意見とさせていただきます。  次、ここの演習場、先ほどの地図を見ていただければわかるとおりに、結構狭いんですよ。今...全文を見る
○小林(千)分科員 人間のやることは、一〇〇%というものはなかなか難しい。先ほど言いました航空自衛隊のミスもありました。また、この地域じゃありませんけれども、北海道の矢臼別ですとか、あるいは然別ですとか、さまざまなところの演習場で誤射事件というのもこの間実際起きているわけです。ぜ...全文を見る
○小林(千)分科員 捜索地域ということは、捜索地域全域が入山禁止になるということでよろしいですね。
○小林(千)分科員 承知いたしました。この地域でのことしの山菜とりはあきらめます。ぜひとも、周辺住民の信頼を得られるための安全対策、そして情報提供というものをしっかりと確保していただきたくお願いを申し上げまして、質問を終了いたします。
05月13日第162回国会 衆議院 厚生労働委員会 第21号
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○小林(千)委員 民主党の小林千代美です。よろしくお願いします。  今回のこの障害者自立支援法案、審議が始まりましたけれども、審議の前から言われておりました一番の問題点は、やはり自己負担、一割負担、そしてホテルコストの負担、ここの部分だと思います。障害者の当事者の方々の所得の状...全文を見る
○小林(千)委員 今大臣は、将来的には法定雇用率への算入も考えたいというふうにおっしゃいました。  振り返ってみますと、身体障害者の方々が実雇用率から法定義務化されるまで十六年間かかっております。そして、知的障害の方々も法定雇用に算入されるまで十年間かかっております。  今回...全文を見る
○小林(千)委員 できるだけ早期にというふうにおっしゃいましたけれども、知的障害者の方々のときと同じように、また十年間かかるんでしょうか。企業の理解を深めて十分にさせていくのに十年も時間がかかるんでしょうか。それよりも短いですか。できるだけ早期にというのは、どのぐらいの期間を考え...全文を見る
○小林(千)委員 同時に、やはり雇用をする企業側の理解、あるいはともに働く労働者の理解というものも十分に進めていかなければいけないのは重要なことです。  今回、この精神障害者の方々を雇用率、実雇用率に算入されるまでは、この間歴史的にもさまざまな背景がありました。特に、平成十四年...全文を見る
○小林(千)委員 ガイドラインの中身については、今現在どのようなことで考えていらっしゃいますでしょうか。
○小林(千)委員 このガイドラインの作成につきましても、例の三百にも及ぶ政省令の中に含まれる、法案成立後に決められる内容になると思いますけれども、このガイドライン策定につきましては、ぜひとも、今までのこのような附帯決議ですとか歴史的背景、こういったものを十分に考慮した上でのガイド...全文を見る
○小林(千)委員 平成十年以降、特に厳しい経済状況の中で伸びなかったという答弁をいただきましたけれども、私はそれは言いわけでしかないと思います。  法定雇用率の算出方法というのは、一般労働者と同じ水準において常用労働者となり得る機会をはかっているわけですから、全体的に社会の失業...全文を見る
○小林(千)委員 今のような経済状況の中、特に障害を持っている方々に対して厳しい雇用状況にある。ですから、そこのところはやはり十分な対策をとっていかなければいけない。これは間違いなく言えることだと思いますし、厚生労働省では、平成二十年には雇用障害者数というものを六十万人までふやす...全文を見る
○小林(千)委員 この後、未達成企業に対する厚生労働省の指導というところに対しても質問していきたいと思っているんですけれども、この納付金の性格というものは、厚生労働省は、ペナルティー的意味合いは持っていない、それはあくまでも、未達成の企業と、達成している、頑張っている企業に対して...全文を見る
○小林(千)委員 指導の最後の最後は公表という行政措置をとるわけですね。これは、公表するといったらもう本当に悪質ですよ。三年間、改善計画だとか特別指導というものをやりながら、それに従わなかった企業ですので、本当に意識のない企業、これに対して厚生労働省として的確な行政罰というものを...全文を見る
○小林(千)委員 記者クラブに投げる、投げるは適切じゃないというんだったら、発表するということは適切な行政処分なんですか。記者クラブがその記事をどう扱おうと、その社の勝手じゃないですか、早い話が。私たち民主党だって、民主党のいろいろな政策を発表したくて記者クラブにいろいろとアプロ...全文を見る
○小林(千)委員 この間の指導のあり方を見てみても、あるいは納付金の性格、色合いというものを考えてみても、それが企業に対してどのぐらい痛いかということは、余り真剣に障害者を雇用しようというふうに厚生労働省が意識を持っているとは、とてもじゃないけれども、今のこの公表状況や納付金のこ...全文を見る
○小林(千)委員 どうやら私の望みが今のお答えの中には入っていないようなんですけれども、大企業の方が社会的道義、責任というものも大きいですよ。大企業の方が法定雇用率未達成企業の割合は多いんです。大企業ほど社会の中でそれだけ役割を求められているにもかかわらず、それを達成していない。...全文を見る
○小林(千)委員 今の話をまとめると、やっています、例えば試験では点字で問題をできるようになっているですとか、そういったアクセスを確保していますというふうに言っています。だけれども、もともと学校の先生になる障害者が、こっちは雇用したいと思ってもいないんだという言いわけですよね。採...全文を見る
○小林(千)委員 私は、そういった答えを聞きたかったわけではありません。高等教育、学校の先生になるための高等教育だけではありません。そこまでの間に、障害者の方々がどれだけ学習の権利というものをしっかりと確保されているか、そういったことが奪われているから、結局教育大学に入れないんで...全文を見る
○小林(千)委員 その子供の持っている能力を最大限引き出す、そういった教育を与えていく、これは障害児でも健常児でも同様のことです。当たり前のことです。ぜひとも、文部科学省、言いわけをせずに、しっかりとこういった子供たちの学習の権利というものを今後も果たしていただきたいというふうに...全文を見る
○小林(千)委員 そのように地域で頑張っている小規模作業所が、こういった指定団体になりまして登録できればいいと思っているのですけれども、登録するのに税金がかかるのですね。厚生労働大臣による登録をするためには、初回登録には登録免許税の納付が必要ですというふうになっています。納付の金...全文を見る
○小林(千)委員 ぜひそこは、貸金業者みたいに営利目的で稼ぐために認定される団体じゃないのですから、それは厚生労働省の立場で、ここのところはぜひとも十五万円もかからないようにお願いをします。  そして、結局、こういった作業所に通うためにも、今度は利用料がかかるんですよ、一割の利...全文を見る
○小林(千)委員 先ほどの法定雇用率の件にしましても、今回のこの就労支援にしましても、本当に障害をお持ちの皆さんの雇用の促進、就労の促進、デーアクティビティーに対して改善になるのかと思うと、本当に疑問に思えてなりません。障害者の方々のこういった社会参画も自立の一つです。それに結び...全文を見る
06月10日第162回国会 衆議院 法務委員会 第22号
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○小林(千)委員 民主党の小林千代美です。金曜日の夕方でちょっと寂しいんですけれども、暑い中ですけれども、よろしくお願いをいたします。  今回の刑法の一部改正、入管法の改正により、今まで本当にひどい立場にいられた人身売買の被害者の方たちを救えるようになることは、私も本当に必要な...全文を見る
○小林(千)委員 被害者保護ということを大変重要にお感じになっていただいていて、私もそのとおりだと思います。  ただ、例えば犯罪被害者保護ですとか暴力を受けていた被害者の保護という問題になりますと、どうも関連してくる部署がたくさんありまして、きょうも多くの参考人の方に来ていただ...全文を見る
○小林(千)委員 もちろん、そういった包括的な法律があろうとなかろうと、省庁の枠を超えた取り組みというものは十分にしていただかなければいけないことは当然なことなんですけれども、DV防止法のときも、質問取りすると部屋の中がわあっと、もう十五人ぐらいの方に来ていただくことになってしま...全文を見る
○小林(千)委員 DVの場合は加害者処罰よりも被害者保護ということが一歩進んで起こっていたわけなんですけれども、今回の場合は逆に、今まで被害者保護というのがどこかにすっ飛んでいたものが、やっとこのポイントが出てくるようになったということは私は評価をしたいと思います。  さて、そ...全文を見る
○小林(千)委員 では、今回の法改正により、ここの、先ほど読み上げた「悪質な」ですとか、証人として、はっきり言って、利用できる場合ですとかというようなハードルはなくなるというふうに考えてよろしいですね。
○小林(千)委員 もう一つ、この同じペーパーの中で気になったところがあります。  一番下のポツに書いてある、これは去年の入管法の改正内容なんですけれども、例のあめとむちの関係で、自主出頭、みずから出頭した者は上陸拒否期間が五年であるものを一年に短縮するという法改正が、昨年の入管...全文を見る
○小林(千)委員 ちょっと納得することができません。  もし自分が人身売買の被害者であったら、警察にも行きづらい、入管に行ったら不法滞在だということで収容されるかもしれない、こんなことを思っている被害者が、インセンティブがありますから、みずから出頭すれば上陸拒否期間が五年から一...全文を見る
○小林(千)委員 大臣、答弁をお願いします。
○小林(千)委員 どうも今回の法改正の一つの理由である被害者の人権救済、保護ということを考えてみますと、前回の入管難民法の法改正のこのインセンティブというのは、人権面から有意義だとはちょっと考えられないと思います。  先ほど答弁を局長と大臣の方からも伺いましたけれども、やはり被...全文を見る
○小林(千)委員 どうもそのような親心には感じられません。  これはちょっと認識が違うということを、これ以上同じことをやっていても同じ結果しか出てこないようですので、認識が違うということを指摘させていただきたいと思います。  そして、具体的な保護の流れというのを確認させてくだ...全文を見る
○小林(千)委員 被害者であるかないかということが仮放免許可を得られるか、在留特別許可を得られるかどうかというものの大変大きな判断基準だと思うんですけれども、では、被害者ではないケースというのはどういうことが考えられますか。  例えば、その方は命からがら交番に駆け込むというケー...全文を見る
○小林(千)委員 この被害者認定というのが、比較的条件がそろっていて早く認定されるか、あるいは、その審査に長く時間がかかるという場合もあると思います。とりあえず全件収容主義といいますか、退去強制手続というのは既に始まっているんでしょうから、認定されるまでの間は収容されることになる...全文を見る
○小林(千)委員 ぜひ、それぞれの被害者の状況あるいは家族的状況を勘案した上での運用をいただきたいというふうに思います。  それから、具体的な被害者の保護の流れというのを確認したいと思います。  きょう、資料を用意させていただきました。A4の二枚ものを配っております。法務省の...全文を見る
○小林(千)委員 大臣、これはごらんになったことはあるでしょうか。六カ国語で、英語、中国語、ロシア語、スペイン語、タイ語、タガログ語だということだそうです。このように表面に、黒と黄色ですからかなりショッキングな色使いで、英語だと「Help!」と大きく書いておりまして、一枚ぺらをめ...全文を見る
○小林(千)委員 御答弁いただいたんですけれども、余りにも現実とかけ離れているのではないかなという気がしてなりません。  空港の入管のところ、入国審査のところに置いてあるということですけれども、そのときは、だまされて、日本で稼げるぞということで連れてこられるわけですから、それを...全文を見る
○小林(千)委員 せっかくつくっていただいたものですから、ぜひとも適切な、そして効果ある使い方をしていただきたいと思います。  そしてもう一点、当事者の方々をどういうふうに保護していくかということになると、婦人相談所、各都道府県にあるような女性相談センターですとか、そういったと...全文を見る
○小林(千)委員 確かに、全国平均で、押しなべて平均すれば稼働率五〇%なのかもしれないですけれども、DVの被害者もそうなんですけれども、顔が割れてしまうような小さな村には逃げないんですよ。人口がたくさんいて、紛れてもわからないようなところに逃げるわけなんですね。  そういうとこ...全文を見る
○小林(千)委員 実際、民間シェルターは大変厳しい中で運営をされているところがほとんどですので、しっかりとそういった対応措置をとっていただきたいと思います。  そして、最後、外務省の方に伺いたいんですけれども、この一番下のところ、「被害者の母国における社会復帰」。  当事者の...全文を見る
○小林(千)委員 今御説明していただいた内容だと、どっちかというと、被害者個人への支援というよりも、発展途上国の場合が多いんですけれども、そういったところの貧困解決、あるいは女性の人権の確立ですとか教育の充実ですとか、そういった大きな国際協力の枠組みの中であるような御答弁をいただ...全文を見る
○小林(千)委員 ぜひよろしくお願いをいたします。  時間が押し迫ってまいりましたので、最後に一つ、入管メール通報システムについてお伺いをいたします。  これは二〇〇四年の二月から始められたシステムで、法務省の入国管理局のホームページ上に、怪しい外国人を見たら通報しろ、はっき...全文を見る
○小林(千)委員 ほとんどが匿名で来ているわけですね、九割ということは。  三百三十一人摘発されているというふうにおっしゃいましたけれども、件数としては何件ですか。
○小林(千)委員 七千二百件、超過滞在者数に関しては六千件の中で三百三十一人の摘発に至ったということですので、これが多いか少ないかというような判断は一概にはできないと思いますけれども、しかしながら、九割、ほとんどの方が匿名でこのような通報をしている。  それで、実際、この通報と...全文を見る
○小林(千)委員 メールの存在自体に対する意見ですよね。八百件寄せられている、内容についてはいろいろとあると思いますけれども。  このメール通報システム自体についてお伺いをしたいと思います。  なぜこのような制度が存在をしているのか。解釈の一つに、通報制度というものは刑事訴訟...全文を見る
○小林(千)委員 時間が終わってしまいましたので、この入管メール通報については、また後で質問をさせていただきたいと思います。  人身売買被害者保護につきましては、ぜひとも包括的な体制整備を整えて、実効ある保護をしていただきたく、お願い申し上げまして、質問を終わります。
06月15日第162回国会 衆議院 法務委員会 第24号
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○小林(千)委員 おはようございます。民主党の小林千代美です。  きょうは、一般質疑、裁判員制度導入に向けて、この点について質問をさせていただきたいと思います。  その導入部分に、マイケル・ジャクソンは無罪判決が下されました。これは、私は別にアメリカンポップスですとかに興味が...全文を見る
○小林(千)委員 確かに、アメリカの陪審員制度と日本で始まる裁判員制度は、制度も違いますし、並べて比べることは一概にできないのかもしれませんけれども、大臣がおっしゃったように、普通の素人である市民の感覚を評決の中に生かしていく、市民の常識で判断するというのは、私は大変大きな役割を...全文を見る
○小林(千)委員 私もそれには期待をしているところなんですけれども。  私もこれ、きのう見ました。前野沢大臣も出ていらっしゃいまして、結構熱演をされていらっしゃいまして、南野大臣、まあ、大臣はお忙しいでしょうからなかなかあれでしょうけれども、ぜひ出ていただきたかったですね、この...全文を見る
○小林(千)委員 この事件だけではなくて、似たような事件はほかの地裁でも起こっているわけでございますし、今、プライバシーの問題というのは大変深刻な問題になっていて、例えば住民基本台帳を閲覧してダイレクトメールを送る、ダイレクトメールだけだったらまだしも、それが犯罪に使われてしまう...全文を見る
○小林(千)委員 やはりこういうようなことが起こるとやりたくないなというふうに思う人もふえるでしょうから、そういったことのないようにひとつお願いをいたします。  そして、同じこの世論調査の結果の中に、先ほどは国への要望ナンバーワンでした、裁判官への要望といたしまして挙げられてい...全文を見る
○小林(千)委員 理由は今、二つお述べになったと思うんですけれども、被疑者との信頼関係を傷つけるものになる、それから供述をためらわせるものになる。これは一体何を証拠として、どういった要因があってこのようなことになるというふうに思われているのか、聞きたいと思います。  信頼関係を...全文を見る
○小林(千)委員 今、一つの例をおっしゃっていただきましたけれども、世の中、何か一つのことを始めようとすると、もちろん、お互いにメリット、デメリットというものはあると思うんですよ、当然。どうやってデメリットの部分、マイナス要因をなくしていくかという努力は当然やらなければいけない。...全文を見る
○小林(千)委員 さまざまな、公平公正なやり方というものを今苦労されているんだと思いますけれども、やはりわかりやすい方法で、そしてお互いに公正公平なやり方でということを当然念頭に入れた上で、私は、この可視化というものは裁判員制度を導入するに当たりましても必要なものではないかな、ぜ...全文を見る
○小林(千)委員 承知いたしました。無償において上映することはオーケーということですね。積極的に私もこれで北海道でやろうと思いますので。  これを見ましたけれども、格好いいんですよね、中村雅俊も。別に二枚目だとかという意味じゃなくて、裁判官の役どころとして格好いいんですよ。それ...全文を見る
○小林(千)委員 これ、今の現職裁判官の判事の方、ごらんになっているでしょうか。
○小林(千)委員 せっかくつくったんですから、同じ法務省の中ですから、これがベストだと言っているわけではないですけれども、研修の一環として、これを現職判事の方に見ていただくみたいなことがあっても当然いいのではないかなというふうに思います。  残された期間が四年間ですので、これか...全文を見る
○小林(千)委員 ぜひ、実施までに向けて、市民に対する広報とともに、やはり関係する法曹三者の皆さん方にも正しく積極的に理解をしていただけるような働きかけを十分していただきたくお願いしまして、質問を終了させていただきます。
06月29日第162回国会 衆議院 厚生労働委員会 第30号
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○小林(千)委員 おはようございます。民主党の小林千代美です。  建設労働者雇用改善法の一部改正案について質問をいたします。  トップバッターなんですけれども、与党の皆さん、質問されないんですね。この法案に対して御興味がないんでしょうか。  この法案は、一部改正どころか、一...全文を見る
○小林(千)委員 確かに、今の建設業の現状は大変厳しい状態にあると思います。特に、建設業における投資というものもバブル崩壊後ずっと減少をしております。金額にいたしますと、一番ピーク時では八十五兆円あった産業、これが今は、その約三分の二ぐらいになるでしょうか、五十三兆円規模まで減少...全文を見る
○小林(千)委員 今回法案の中で書かれている二つの事業により約二万人の労働者が対象になるのではないかというふうな内容ですけれども、現在建設労働者は五百八十万人存在をしているわけなんです。その中でどれだけ雇用調整あるいは雇用の安定化を図っていくかということを考えますと、今回の法改正...全文を見る
○小林(千)委員 建設雇用再生トータルプランの中の一環の法改正なんですけれども、やはり今の現状の建設業に従事する労働者の雇用の安定ということを考えますと、ほかの新分野への進出、あるいは過剰労働者の労働移行というものや技能労働者、特に若手の育成というものに力を、こちらの方にこそ力を...全文を見る
○小林(千)委員 この建設雇用再生トータルプランについて、もう一つお伺いしたいと思うんですけれども、これは例えば何年後に建設労働者の雇用の安定が図られるというような期限の目標をつくってやっているものなんでしょうか。何年後には何万人の労働者の方々が円滑に移行できるというふうな考え方...全文を見る
○小林(千)委員 その建設雇用再生トータルプランの考え方の中身の一つが今回の新たな労働力需給システムというふうになるんですけれども、これで、さっき局長がおっしゃった過剰となっている労働者対策というものがどの程度緩和されることになるのか、解消されることになるのかということが大変私は...全文を見る
○小林(千)委員 その狭いサークルの中に加盟をしている事業主の間で、うちはここが足りない、こちらではこちらが過剰になっている、本当にそこのバランスがとれるのかなと思いますと、疑問に思えてなりません。  まずは、その狭いサークルというものは、狭いというのは多分、地理的な意味でも狭...全文を見る
○小林(千)委員 それはあくまでも狭い地域のサークルの中の本当にマッチをする部分でしかないというふうに考えるんですよね。  もう一つなんですけれども、この法案の考え方なんですが、この法案は審議会を通ってまいりました。審議会の中で、緊急避難的、限定的という考え方が初期から何度も何...全文を見る
○小林(千)委員 一時的という言葉が何回か出てきましたけれども、一時的というものはどのような期間を想定しているんでしょうか。先ほど伺った建設雇用再生トータルプランというものは、いついつまでにどうこうというようなものではないというふうに答弁をいただきました。一時的というものはいつま...全文を見る
○小林(千)委員 確かに、一つの事業だけとって見てみますと、家を建てるのだって数カ月でしょうし、大きい建造物で、大きなビルディングですとか病院ですとか、そういうものを建てるとなると三年ぐらいかかるものがあるのかもしれませんけれども、一人の労働者がずっと三年間、例えば鉄筋工が三年間...全文を見る
○小林(千)委員 私が質問した内容とちょっと違う答弁だと思うんです。  確かに一つの事業はそうです。何カ月で終わるもの、何年かかるものあるでしょう。しかし、私が伺っているこの一時的というのは、一つの事業を指しているのではなくて、この新たな労働力需給システム自体の考え方です。シス...全文を見る
○小林(千)委員 よくわかりません。確かに、一つの事業所が一時的に人を余す、あるいは一時的に仕事を請け負って何カ月間人が足りないということはあり得るだろうと思います。それは一つの事業です。でも、それが結局セットになって三年の事業体なんでしょうけれども、その後にもこのシステムは存在...全文を見る
○小林(千)委員 それでは、このシステム自体はというよりもこの法案は、時限立法的性格を持つものではなくて、そのような一時的な需給調整というものはこれから建設業の中で永遠にあり続けるということなんでしょうか。
○小林(千)委員 この法案の中で、一つの構成をする事業団体というのは、年限が三年というふうに書かれているようで、延長もあり得るんでしょうけれども。そうすると、三年後あるいは何年か後にも、こういうようなシステムがあるんだったらうちもやってみようかというような事業団体がこれから出てく...全文を見る
○小林(千)委員 大変危ない、危ないといいますか問題のある中身なのではないかというものがだんだんわかってまいりました。といいますのも、今回のこの、新たな労働力需給システムといえば格好いいのでしょうけれども、労働者派遣法の適用除外をなくしてしまうというような見方もされております。派...全文を見る
○小林(千)委員 労働者派遣法の適用というわけではないとおっしゃるのですけれども、あちらこちらに、この法案の中にも、考え方にも派遣法の理念みたいなものがちらついているといいますか、においがするといいますか、臭い法案になっておりまして、全体の法案のつくりも、労働者派遣事業というもの...全文を見る
○小林(千)委員 悪質なブローカー等が入り込まないような措置というものは、これはきちんと明確にしていただかなければいけないと思いますし、そこまでちょっと質問する時間がないので、同僚議員が質問をしてくれると思いますけれども、そこのところの、まあ、塀の高い規制のかけ方につきましては、...全文を見る
○小林(千)委員 ここのところの責任の体制というもの、責任を明確にしておく必要が十分にあると思います。特に賃金の関係、送り出し事業主が倒産をしたらどうなるのか、どこから給料をもらえるのか、逆に受け入れ側が倒産をしてしまったらどうなるのか、こういった複雑な問題もあります。労災が起き...全文を見る
○小林(千)委員 ですから、この四十四条のところに、これは労働者派遣法を読みかえますというふうに書かれるから、派遣じゃないのか、臭いんだと言われるわけなんですよ。そういうところから問題のある法律だと思っています。  最後に、時間がないんですけれども、ちょっと北海道の話をさせてい...全文を見る
○小林(千)委員 全体的に、審議をしておりまして、どうしてもその臭さというものをぬぐい取ることができません。派遣につながる内容になるのではないのか、緊急避難的かつ限定的と言いながら、こういったシステムというものを三年後にも継続させようとしている。その中で、本当に悪質な業者が入り込...全文を見る
06月30日第162回国会 衆議院 本会議 第33号
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○小林千代美君 民主党の小林千代美です。  私は、民主党・無所属クラブを代表して、政府提案の建設労働者の雇用の改善等に関する法律の一部を改正する法律案に反対をする立場から討論を行います。(拍手)  日本の建設業は重層的な下請制度です。この制度は、複雑な雇用関係と、そして建設業...全文を見る