小林正巳

こばやしまさみ



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小林正巳の1973年の発言一覧

開催日 会議名 発言
05月30日第71回国会 衆議院 外務委員会 第18号
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○小林(正)委員 大臣にお尋ねをいたします。  まず二十八日に法眼次官が官房長官のところへ行かれて南ベトナム臨時革命政府の代表の入国について了承を求められて了承をされたという報道がされておりますが、それは事実ですか。
○小林(正)委員 一般論として伺いたいのですが、今度の臨時革命政府の代表、いわば要人でございますけれども、そうした問題がこれからもまた北朝鮮についても続いて問題になるのではないかと思うのですが、外務省の考え方として、いわゆる未承認国の要人の入国問題について基本的にどのようなお考え...全文を見る
○小林(正)委員 大体わかりました。ケース・バイ・ケースということなんでしょうけれども、今度の臨時革命政府の代表の場合は北ベトナムの旅券であり、同時に北ベトナムの要人と一緒に入国を希望しておられるというケースなわけです。これがかりにそういう北ベトナムの要人と一緒でないというふうな...全文を見る
○小林(正)委員 次に、ニクソンアメリカ大統領のさきに発表されましたいわゆる外交教書と日米安保条約とのかかわりについて若干お尋ねいたしたいと思うのです。  せんだっての新聞報道によりますと、外務大臣が外務省部内の各部局に対して日本の多極外交における取り組みについて取りまとめるよ...全文を見る
○小林(正)委員 おそらく大臣が指示された案文といいますか、それは八月の田中・ニクソン会談のいわばテキストとして使われるものではないかと私は推察するわけですが、そうした場合に、ただ漫然と取りまとめるということではないのであって、おそらく何らかのやはり方向性を持ったものではないかと...全文を見る
○小林(正)委員 私もニクソン教書の日本に関する部分をずっと読んだのでありますけれども、かなり膨大なものであります。で、率直な印象として非常にきびしい基調のものであると思うわけです。アメリカのいうこともわからぬでもない点もありますし、まあアメリカ自身が反省を書いておるというような...全文を見る
○小林(正)委員 ところで、あのニクソン教書の中で、私は非常に重要だと思うのは、第二条の経済条項に関するものだと思うのです。これは外務省アメリカ局北米一課が翻訳したものですが、いろいろ言ったあと、「この点日米安保条約が、両国は「その国際経済政策のくい違いを除くことに努め、また、両...全文を見る
○小林(正)委員 私は、偶然ではないということを強調しておる点に若干ひっかかるわけです。確かに安保条約二条によりますと「締約国は、その国際経済政策におけるくい違いを除くことに努め、また、両国の間の経済的協力を促進する。」とあるわけですが、アメリカが日本の安保条約のみならず、他の同...全文を見る
○小林(正)委員 その評価の問題は別としまして、ともかく教書は日本に対してかなり責任を果たすよう求めておるということでございますが、そうしますと、教書にいうアメリカのいろいろな日本に対する期待といいますか、要望といいますか、そうしたものを日本が受け入れるということが安保条約を忠実...全文を見る
○小林(正)委員 教書はアメリカの気持ちというものを非常に率直にぶつけておるように思うのです。私もそれはそれとして理解はできるわけですけれども、最後の部分に、日本の政治指導者が大所高所に立って決断すべきことを怠っておるという、日本の政治指導者の怠慢を責めるかのごときことばがあるわ...全文を見る
○小林(正)委員 もう時間がございませんので、最後に、この教書はアメリカが自分の国益を守るということに非常にきびしい態度をとっておるというふうに感じます。そこで、日本が自由化政策その他、米国から求められておるような国際的な役割りを果たしていく、あるいは常識的なアメリカ側の要請にこ...全文を見る
07月12日第71回国会 衆議院 社会労働委員会 第41号
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○小林(正)委員 この法案につきましては、私はたいへん賛成でございます。冒頭からその態度は明白にしておきますが、ただ、若干の点について伺いたい、こう思うわけです。  この法律が今日出されてきたことは、むしろおそきに失するの感がある。何だってこういうふうに、いままでいろいろな被害...全文を見る
○小林(正)委員 いろいろなその被害が実際に起こっておるわけですが、大体こういう法律というのは実際被害が起きてから適用されるということになるわけでございます。それで、いろいろな有害物質を含んだ家庭用品を、この法律では事前にチェックすることが不可能であるように思います。もちろん、一...全文を見る
○小林(正)委員 諸外国では、こうしたものについて具体的にどういう法律で規制をしておるか、その辺をひとつ参考のためにちょっとお聞かせを願えませんか。
○小林(正)委員 実際これは、最初にチェックすることがなかなかむずかしいとしました場合に、逐条的なこまかいことは野党の皆さんがおやりになるでしょうから私は大ざっぱにいきますが、何らかの有害製品が出て、そういう被害があった場合に、回収命令を出すというようなことが予想されますね。その...全文を見る
○小林(正)委員 実際そういうことは起こり得ると思うんですよ。私が何らかの製品を買ったとしますね。それによって被害を受けた——それを使わないで持っておれば、また福田さんなり何なりに返して、有害でないものと引きかえることができるであろうと思うのです。回収命令が出ているんならばですよ...全文を見る
○小林(正)委員 先ほど申し上げたように、たいへん製品が多いわけですから、一つ一つ事前にチェックするということは、国の能力としても限度を越しておるということはわかるのですが、その中でもとりわけ、おとなの場合はまだしも、子供、赤ん坊、乳幼児に関するような製品というものは、やはり私は...全文を見る
○小林(正)委員 私は自然科学に弱いから、舌をかみそうなことばは一切使わぬことにいたしますが、せっかくこういう法律をつくるわけですから、法律が成立した暁には、運用面といいますか実施面で、できるだけ実効のあがるようにしていただきたい。そういう努力を厚生省当局に特にお願いをいたしてお...全文を見る
○小林(正)委員 これは私の選挙区の中で実際にそういうことが起きておるわけです。ある薬屋さんにいままでニューレーベンスを子供に飲ましておった母親が買いに行った、先月ですね。ところが品不足でないということなんですね。私は値上げ自体は、妥当かどうかということは、これはまた別の観点で考...全文を見る
○小林(正)委員 赤ちゃん用の粉ミルクというのは寡占状態ですね。これは四社でほとんど圧倒的なシェアを固めておるわけですから。  そこで公取の方、きのう公取の委員長は記者会見で非常に勇ましいお話をされていますね。前科があるというか、いままでもそういう価格協定をやっておるような業界...全文を見る
○小林(正)委員 よけいなことかもいれませんけれども、公取の場合、証拠主義というか、証拠が出そろってから問題になる。ところが証拠は、すべて価格の値上げが行なわれてから御用といったっておそいのですよ、実際問題。公取がそうした問題について、事前に勧告とかあるいは何らかの形のチェックを...全文を見る
○小林(正)委員 ほかの業界の場合と違って、粉ミルクというのは、先ほど申し上げたように何百万という乳幼児の主食であるということ、そしてメーカーが事実上寡占状態にあるということなんですから——こういう問題は、値上げの可否の問題はわかりませんよ。ただ、さっき農林省が言われたように、三...全文を見る
○小林(正)委員 そういう問題について公取は、いま農林省などと横の連絡といいますか、そういうものは一切ないんでしょうか。
○小林(正)委員 農林省に伺いますが、農林省はこういう業界に対して、監督官庁としてどの程度の権限の幅を持っておるのか、それをちょっと説明してください。
○小林(正)委員 ほかの商品と違って、値が上がったらやめておこうとか、あるいは消費者としての抵抗運動とか、そういうことはできないのですね。日本じゅうの赤ちゃんの大体七〇%は粉ミルクを飲んでおる。食糧ですね。それでいて消費者は非常に立場は弱い。赤ん坊を持つ親は、値上げされても、それ...全文を見る
○小林(正)委員 厚生省に伺いますが、この粉ミルクに関して、地方の保健所の保健婦さんや何かが、一般の民間のお医者さんはいいですが、公共的な医療機関で生まれてきた赤ちゃんの母親に退院のお祝いに業者から受け取っておるミルクをプレゼントするというふうなことが実際に行なわれておるようです...全文を見る
○小林(正)委員 商行為としてそういうサンプルをばらまいて、できるだけシェアを広げようということの是非、これは別です。それから粉ミルクの値上げが妥当であるかどうか。常識的に考えて、先ほど御説明がありましたように、三十年からですか、一二〇%ですか、常識的に言うと他のものに比べて少な...全文を見る
○小林(正)委員 もう時間でございますので、私はこれで終わりますが、厚生大臣にもお願いをしておきたい。  いまの赤ちゃんのミルクと同様、乳幼児の健康というものは、とりわけ神経を使ったきめのこまかいやり方が必要だと思うのです。この有害物質を含有する家庭用品の規制の実施面においても...全文を見る
09月25日第71回国会 衆議院 外務委員会 第37号
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○小林(正)委員 たいへん時間の制約がきびしいので、私は日中関係の中の一、二の点についてお尋ねをいたしたいと思います。  昨年十二月暮れに田中訪中によって日中関係が回復されて以来、共同声明の線に沿って実務協定の締結に向かって接触が行なわれておるわけでございますが、肝心の航空協定...全文を見る
○小林(正)委員 マスコミ情報その他によりますと、航空協定の一つの隘路というのは、現在日本に参っておる台湾の飛行機がつけておる旗、それから中華航空という名称にあるというふうなことを、この間もテレビの解説で、そこに隘路があるんだということを言っておりましたが、そういうことは事実でし...全文を見る
○小林(正)委員 それでは、航空協定の問題はそれまでにしまして、戦前中国に渡られて、結婚その他の事情によって現在中国に居住しておる、そういう邦人がざっと四千人近くおられる。そうして、その中のある部分の方が、日本への里帰りを希望しておられるというふうなことを聞くわけでございますが、...全文を見る
○小林(正)委員 いまのその九人の方の名前をあとでひとつ教えていただきたいと思います。で、いまの青年の船のお話ですが、この場合は、旅費なんかはどういう扱いになっておるのでしょうか。その辺、厚生省のほうですか。
○小林(正)委員 このけさ着いた「ぶらじる丸」のは、そうすると、自費でお帰りになられたケースですか。
○小林(正)委員 それで、厚生省にずっとお尋ねをいたしますが、三千人、七割が帰還を希望しておられるのではなかろうかという推測です。この推測は、いかなる根拠に基づいておるのか私はわかりませんが、三千人ということになるとたいへんな数であるし、それから、日本のような社会体制の国と違って...全文を見る
○小林(正)委員 費用の点はさておいて、そうしますと、厚生省の依頼といいますか、受けて、北京のほうの大使館で中国側に具体的に大体どの程度この一時帰国の希望者がおられるかという照会をしておるという事実はあるんでしょうか。   〔委員長退席、西銘委員長代理着席〕
○小林(正)委員 簡単でけっこうですが、大体七割というのは、三千人という数字ですね、これは、ほんとうに感じで、腰だめ的に出しておる数字なのかどうか。それから、こちら側がそういう希望をするならば、日本におる中国人ですね、国籍問題は別として中国人が、中国に一時帰国したいという方もおら...全文を見る
○小林(正)委員 腰だめのものか……。
○小林(正)委員 こういった問題は、やはりじかに非常に身近な問題として感じられる方も、この日本に関係者もおられることと思いますので、これからもひとつ前向きに中国側とお話し合いをしてくださって、何とか実現の方向に努力してくださるように希望いたしまして、質問を終わります。