小林正巳

こばやしまさみ



当選回数回

小林正巳の1978年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月27日第84回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第1号
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○小林(正)分科員 私は、同和問題についてお尋ねをいたしたいと思います。  同和問題というのは、一口に言って日本社会の恥部であると言って差し支えございません。歴史的に、徳川家康の時代からと言われておりますけれども、同じ日本人、その一部の人たちが全くいわれのない差別に苦しんできた...全文を見る
○小林(正)分科員 実際、先ほど総務長官いらっしゃらないときに申し上げたのですが、四百年前の為政者のつくり出した制度というものが今日にその累を及ぼしておるということは、やはり政治というのは大変恐ろしいものでございます。私どももお互い、いま私どもがやる政治的施策というものが将来の世...全文を見る
○小林(正)分科員 特別措置法の延長問題で、総務長官は過般の予算委員会でございましたか、延長を含めて真剣に取り組んでいくというふうな答弁をなされたやに伺っております。この延長がなされなくても、法律自体はなくなっても、同和関係事業予算を組むことには差し支えないという考え方もあるよう...全文を見る
○小林(正)分科員 この法律自体が、政府提案という形はとっておりますが、当時の四党の合議によってつくられた、こういう経過がございます。でありますから、各政党ともよく話し合ってということはよくわかるのですが、各政党は政党として、政府の判断がどうかということを示していただくべきではな...全文を見る
○小林(正)分科員 いろいろ措置法に伴う財政的な面については、いままで予算委員会におきましても多くの議員から細かい数字を出しての質疑がございましたから、私はそれを繰り返す気はございません。  そこで、先ほどちょっと申しましたように、自治体における同和関係予算の負担というのは大変...全文を見る
○小林(正)分科員 それぞれの補助事業についてはいわゆる十条適用というふうな道があるわけでございますが、この単独事業について、それではせめて起債の面、そうした償還の面なんかで特別の配慮ができないものかどうか。これは自治省の所管にかかわるところかもわかりません。自治省はそれぞれの自...全文を見る
○小林(正)分科員 自治体の財政需要の中でこの同和問題というのは大変重荷になっておる。もうこれは繰り返し言うまでもありませんけれども、それというのも、この同和対策特別措置法の中に、国または県、自治体というものの責任ということになっておるために、そういった各地域の要望というものがそ...全文を見る
○小林(正)分科員 同和対策事業特別措置法、そして同和対策長期計画というものは、これができた時点、昭和四十四年において大変画期的な問題であったと思うのです。やはりこの法律を施行した時点の発想に立ってこの問題を解決すべく、今後も引き続き、何十年かかろうが、この日本の恥部を解消するた...全文を見る
○小林(正)分科員 総務長官、どうも御苦労さまでございました。お引き取りいただいて結構でございます。  行管の方はお見えになっていますね。いわゆる定員外の職員、これは一例でございますけれども、全国の国立病院とか療養所、これはここ数年来医療需要が大変増大をしておるわけでございます...全文を見る
○小林(正)分科員 そればかりではありませんね。定員外職員の場合は通勤手当、住居手当、被服費、そういった予算はもちろんない。あるいは社会保険は厚生年金、健康保険の加入であって、掛金は定員内職員の共済組合掛金よりも高いという実情、また健康保険には雇用主の負担分の予算措置がありません...全文を見る
○小林(正)分科員 恐らく厚生省としても、これをそういった実態に合わせて定員化していくということになりますと、大変混乱をするというふうなおそれもあるでしょう。あるいはまた、厚生省としては、まず看護婦さんの要員確保が先決であるという事情がございますから、まずそれを実現したい、こう考...全文を見る
○小林(正)分科員 大体お答えをいただいておるようでございますが、パートタイマーのことなんか私は申し上げておるわけではないのです。それは御理解をいただいておるだろうと思うのですが、要はこの常勤職員とは何かという定義、一日八時間労働で月に二十日間ですか、それが一年間連続して勤めたと...全文を見る
02月28日第84回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第2号
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○小林(正)分科員 大臣に最初の一問だけお答えをいただきましたら御退席いただいて結構でございます。  私も繊維問題をお尋ねしたいわけでございます。  今月の構造不況業種の中で、来年度大変積極的な大型の予算を組んでおりますが、繊維業界には余り関係がないわけでございます。そこで抽...全文を見る
○小林(正)分科員 いま確かに大臣がおっしゃるとおりであろうと思うのですが、発展途上国の追い上げによって日本の繊維業界が大変苦境に立っておるという事実もあると思います。かつて日米繊維交渉のときの日本とアメリカの関係というものが今日では日本とその周辺の発展途上国との関係に置きかえら...全文を見る
○小林(正)分科員 国と国との関係でそういうことを決めていくといってもなかなか実現性に乏しいということもよくわかります。それはむしろ他の国の業界との話し合いというふうな問題、そうした場合に政府がやはりサポートするというふうなあり方が望ましいのではないかと思うわけでございます。 ...全文を見る
○小林(正)分科員 大変前向きな目で見守っていただいておるということはわかりましたけれども、しかし、よかったといっても相対的によかったのであって、絶対的によかったわけではございません。やはり長期の不況と円高で経営的に大変困難を招いているところもある。そこで、産地の中でもそういった...全文を見る
○小林(正)分科員 実情に応じてというのはどういうことでございましょうか。手続的にそれぞれの産地なら産地の商工会議所とかあるいは組合とか、そうしたところを通じて——なかなか通産省自体で個々の企業について把握するというのは不可能なことだと思うのですが、どういうふうなことで手続的に配...全文を見る
○小林(正)分科員 それでスムーズにいっておるのだろうと思いますが、先ほども出ましたように、やはり繊維産業というものはデザイン性とかファッション性とか、そういった付加価値の高いものをつくることによって伸ばしていかざるを得ないと思うわけでございます。  そこで、そういった新しい商...全文を見る
○小林(正)分科員 金利その他返済などの条件は  どういう条件でやられておりますか。
○小林(正)分科員 これからの進路としてはそうした付加価値の高いものをつくっていかなければならない。当面は過剰状況でございますから、設備の廃棄をしておるわけでございますね。ところが、設備を廃棄して生産を落としても、一方で輸入がどんどん入ってくるということになるわけですから、これは...全文を見る
○小林(正)分科員 産地の関係者が、輸入の問題について、韓国の産業界、繊維業界に一遍話をしてみようというふうな機運があるというふうにも仄聞しておるわけですけれども、通産省はお聞きになっていらっしゃいますか。
○小林(正)分科員 私、先ほど大臣に伺ったときに、国際分業の面であるいは大臣ちょっと誤解をされたのかもしれませんけれども、何とか産業の国際分業ではなくて、繊維産業の中においてそれの、たとえば非常に技術的に初歩的なもの、あるいは非常に高度なものというふうな分業が将来は必要になるので...全文を見る
○小林(正)分科員 ひとつ地域の実態に応じて前向きにサポートしていただきたい、こういうふうにお願いをいたしておきます。時間がございませんので結構です。  あと大型店舗の問題について伺いたいと思います。  先ほどの発言者もこの大型店舗法のことを言われておられましたが、確かに法律...全文を見る
○小林(正)分科員 慎重に取り扱っていただきたいと思います。大変多くの人たちの生活上の利害にかかわることでございますから、そういった実情をよく踏まえて判断をしていただかなければならぬ。そういった点を特にお願いをいたしまして、私の質問を終わります。
03月06日第84回国会 衆議院 予算委員会 第21号
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○小林(正)委員 一カ月余にわたる予算審議もいよいよ大詰めに来たわけでございますが、私どもの締めくくり総括質問に当たって、以下何点かお尋ねをいたしたいと思うわけでございます。  まず初めに、この予算についての修正問題をめぐって与野党間に折衝が行われてまいった、その経緯は総理もお...全文を見る
○小林(正)委員 幹事長レベルの合意について政府もそれを尊重して対応される、こういうふうに承っておきます。  次に、今日の経済状況、大変な長期的構造不況的な様相を呈しておるわけでございます。倒産も相変わらず相次いでおりますし、失業者も累増をしておるこういうときに、やはり経済の各...全文を見る
○小林(正)委員 それほど自信がおありになるのならば、もし七%とほど遠い状態になるような場合は、自分はピッチャーズマウンドをおりますよというぐらいのことをおっしゃれば、そうした意味での心理的好影響があるのではないか、こう思うわけでございますが、それ以上のお答えを期待することは無理...全文を見る
○小林(正)委員 次に、農林大臣に伺いますが、水田利用再編対策という名の新生産調整でございます。過去八年間、全国の農民の協力で相当な生産調整をやってきておるわけでございますが、なおかつ百七十万トン、転作によって農業の体質を改善しなくちゃならない、こういう仕儀に相なった。それ自体、...全文を見る
○小林(正)委員 この減反問題についても当委員会で再々論議が重ねられてきたわけでございますが、農林大臣、これはペナルティーではない、罰則ではないとおっしゃるけれども、実際問題、農林大臣もこのペナルティーにしがみついておるとここでおっしゃったように、もう罰則であることは間違いないわ...全文を見る
○小林(正)委員 つまり、相当弾力的に条件というものにある程度幅を持たして、その認定は市町村長に任せる、こういうことでございますね。
○小林(正)委員 まあ相当幅を持って考えておられるということは一応わかりましたが、しかしこの農林省のデスクプランでございますと、集団転作をする、補助金がそれに加算される、こういうことで、いままで米をつくっておった場合と大体見合った収入になる、こういう全国平均のトータルで、平均値で...全文を見る
○小林(正)委員 学校給食などは可能な限り米飯に切りかえるということは必要であろうと思うわけでございますが、この消費の拡大のために、いまや食管の財政圧力も弱まりつつあるわけでございますから、ことしは消費者米価は据え置きぐらいにしなくちゃいかぬのではないか、そういうふうに思うわけで...全文を見る
○小林(正)委員 この消費拡大について農林大臣もいろいろPRされていますけれども、同じPRでも農林大臣がされると、ためにするPRのように聞こえてどうも説得力が弱くなってしまうのですよ。むしろ、そういったPRは農林大臣ではなくて、総理府総務長官か厚生大臣か文部大臣あたりが、その辺が...全文を見る
○小林(正)委員 総理がおっしゃるような点は私もよくわかっておるわけでございまして、それに対する対案をお示しするというわけにいきませんから、もっぱら、ただ結果について大変影響の多い問題でございますから、これは鋭意努力をいただいて速やかなる解決を図っていただきたい、これはお願いをい...全文を見る
10月06日第85回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○小林(正)委員 私は、新自由クラブを代表して、昭和五十三年度補正予算三件に対して、賛成の立場から討論を行うものであります。  われわれは、当面する景気の動向は、政府の楽観的予測にかかわらず、企業の倒産件数等の指標に見られるように、景況に依然明るさが見られず、特に雇用状況はきわ...全文を見る
10月17日第85回国会 衆議院 内閣委員会同和対策に関する小委員会 第1号
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○小林(正)小委員 時間も遅いですから、端的に伺いますけれども、先ほどからこの同和対策事業に関して自治体の負担が大変過重になっておるということがしばしば指摘をされておるわけですね。  そこで、自治省は毎年予算編成前に、各省に対して財政局長名で要望されておるということでございます...全文を見る
○小林(正)小委員 大体いまの財政状態の中で大蔵省がそういう対応をしておるのは、まあまあ妥当だ、こういうことですか。
○小林(正)小委員 では、自治省は毎年そうやって財政局長名で各省にお願いをされておるわけですけれども、自治省としては毎年、毎年繰り返しそういう要望をしなければならないということは、財政当局の努力は別として、自治省としては大変不満足だということは間違いないですね。
○小林(正)小委員 大蔵省がいないから、この問題はこれだけにしておきたいと思います。  文部省、社会教育の立場から、昭和三十四年以来やられておる、そして一定の成果を上げておる、こういうふうに評価をされておられるわけですけれども、大体先ほど同和対策室長が言われたように、地方自治体...全文を見る
○小林(正)小委員 学校教育、社会教育を通じてお尋ねをするのですが、いまのように自発性ということから言いますと、たとえば同和問題を抱えている地域ではそういった問題が必然的に起こってまいりますね。しかし同和問題を抱えていない地域、同和地区のない地域といいますか、東北なんかそういうと...全文を見る
○小林(正)小委員 私が申し上げたいのは、なぜそういうことを伺ったかというと、社会教育の面から、いわゆる差別というものを精神的な面からなくしていくために、ただ単に同和地域のあるところだけでそういった教育をしてもだめなんですね。しり抜けになってしまう。やはりこれは日本人全体にそうい...全文を見る
○小林(正)小委員 いや、そういう理屈を聞いているんじゃない。
○小林(正)小委員 たまたま私は文部省だけ対象にしたけれども、皆さんについても言っておるのですよ。ですから、この同和教育、同和対策という問題をそんなに年限で何年で解決できるというふうな簡単なものではないと私は思うのですね。そういう認識を各省とも持っていただかなければならないし、特...全文を見る
○小林(正)小委員 せっかくの御努力を期待いたしまして、私の質問を終わります。