小宮山洋子

こみやまようこ



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小宮山洋子の2000年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月06日第147回国会 参議院 行政監視委員会 第2号
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○小宮山洋子君 民主党・新緑風会を代表いたしまして、警察行政に関することで質問をさせていただきます。  まず、田中長官に伺いたいと思いますが、一連の神奈川県警を初め不祥事が続発をしています。ある日の新聞の社会面などを見ますと、半分以上が警察の不祥事の記事です。  新潟の女性監...全文を見る
○小宮山洋子君 法務省からも政務次官においでいただいていますが、京都府警の小学校二年生の男の子殺害事件の容疑者が自殺したことにつきまして、任意同行のやり方などいろいろ問題が指摘されています。  二月九日に京都府警の一連の捜査手続に問題がなかったかどうか地検が捜査を開始したと伺っ...全文を見る
○小宮山洋子君 その調査というのは、検察官は司法警察職員に対し捜査に関して指示や指揮ができるという刑事訴訟法の規定に基づいて調査が行われたのではないかと思いますが、教訓としてというだけで、それで終わってしまうものなんでしょうか。  それともう一点、新潟県警のいろいろな捜査の不備...全文を見る
○小宮山洋子君 先ほど読み上げましたように、指示、指揮ができるという規定があるわけですので、必要な場合にはしっかりその点を法務省の方としてもやっていただきたいというふうにお願いをしたいと思います。  次に、警察庁に伺いたいと思います。  まず、この新潟の女性監禁事件ですけれど...全文を見る
○小宮山洋子君 そのうその会見についても、配慮をいろいろしたとか、事実と異なるということはうそということですよね。警察の方でうその会見をする、しかもその担当地域で発見できなかったということですが、柏崎署と容疑者の自宅とは六百メートルしか離れていない。それなのになぜできなかったのか...全文を見る
○小宮山洋子君 自費でやったといいましても、ホテルの方としてはその経費は県警あてに切ったと。だけど、要らないと言われて捨てたという話もありますので、そのあたりの事実関係はしっかり調べていただきたいと思います。  さらに、図書券をかけてマージャンをしたと言われても、だれもそれを信...全文を見る
○小宮山洋子君 二月二十九日に新潟県警本部長、関東管区警察局長が引責辞任をいたしましたけれども、県警本部長が減給処分、管区局長は処分なし、これは懲戒免職に値することだと考えますが、そうした国民の声との間にかなりの乖離がある。  この処分についてはどのようにお考えになっていますか...全文を見る
○小宮山洋子君 申告してきたのが自首に当たるということだと思いますけれども、どう考えてもこれはやはり身内に甘い処分としか言いようがないのではないかというふうに思います。  そして、田中長官御自身が長官としては初の減給の懲戒処分というのを受けられましたけれども、これは全体に対する...全文を見る
○小宮山洋子君 六万円程度の減給ということだけではとても私は長官の責任に値する処分ではないのではないか、しっかり御自身で責任をおとりになるべきではないかというふうに考えます。  あと、国家公安委員長の責任についても伺いたいところですが、予算委員会と重なっておりましてきょうは委員...全文を見る
○小宮山洋子君 何かちょっと文書を読み上げられただけでよくわかりませんでした。  もう一度伺いたいんですけれども、私は保利国家公安委員長がまず責任をとることでスタートをすることではないかと考えておりますが、内閣としては任命権者としてどのようにお考えになっているでしょうか。
○小宮山洋子君 今のままでは十分にその責務を全うするということは私は難しいのではないか、やはりこれは内閣が罷免をなさって新たにスタートをすべきではないかと思いますが、官房副長官に申し上げてもまた文書をお読みになるだけだと思いますので、これで結構でございます。  次に、公安委員会...全文を見る
○小宮山洋子君 公安委員会は警察をチェックすることが任務なのだと思います。ところが、自前の職員も事務所もない。国家公安委員会の場合、警察庁が委員会の庶務を行っているわけですね。そして、独自の事務所もなく、会議は警察庁の二階奥にある会議室で行われている。もっと独立してしっかりとする...全文を見る
○小宮山洋子君 全然、前向きというかやる気のある御答弁ではないように感じます。  そして、新潟県の公安委員会につきましても、今回の事件についてどのような審議をしたのか。二月二十三日に一度開かれて、正確な発表に努めるよう注文したということしか聞いておりません。警察法の中の都道府県...全文を見る
○小宮山洋子君 公安委員の人選につきましても、国家公安委員は五年二期まで、五人いるわけですね。三人いる各都道府県の公安委員は三年三期までということになっておりますが、平均年齢が六十代の後半、国民の良識を代表する人がこう年輩の人ばかりだという、名誉職になっているのではないか、しかも...全文を見る
○小宮山洋子君 大体、公安委員会のあり方について警察庁長官が答弁されているというこの仕組み自体がおかしいのではないかと思います。  公安委員会をしっかりしていただくと同時に、やはり外部の第三者機関としてオンブズパーソン的な機能も必要なのではないかと思いますが、その点を伺いたいと...全文を見る
○小宮山洋子君 やはり公安委員会のあり方、それからそういう第三者の目が入ったチェックということ、これは政治の中立性ということで政府の方がかかわられるというのも限度があるかとは思いますが、せっかく官房副長官もおいでいただいておりますので、そのあたりのあり方についても国民全体の意見を...全文を見る
○小宮山洋子君 今回の女性の監禁事件、ある意味では子供に対する虐待の一つだというふうに思いますけれども、そうした虐待につきまして今の児童福祉法では虐待の定義がないわけですね。二十五条に通告義務というのはありますけれども、免責規定も含まれておりません。それから、三十四条の禁止規定の...全文を見る
○小宮山洋子君 今ある法律の規定をしっかり使ってでは足りないと申し上げておりますので、児童福祉法の改正並びに人的配置についてしっかりとお約束をいただきたいと思います。  もう残されたのは数分なんですけれども、もう一度田中長官に一点だけ伺いたいと思います。  現在の警察の中の二...全文を見る
○小宮山洋子君 その二本立てのあり方のほかに、研修の資料もいただきましたけれども、警察官として必要な知識、実務、柔道、剣道などございますが、もっと人間としての基本的な研修も私は必要なのではないかと思います。外部からも人を呼んでそういうことをしっかり教育をしていただきたいと思います...全文を見る
03月07日第147回国会 参議院 国民福祉委員会 第7号
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○小宮山洋子君 民主党の小宮山洋子でございます。  私からは、女性の年金につきまして厚生大臣に伺いたいと思います。  現在、七十歳代の六割は女性で、そのうち配偶者がいる女性は三割ぐらいということですので、老後の暮らしを支える年金は女性にとって特に重要な問題だと考えております。...全文を見る
○小宮山洋子君 今、第三号被保険者、雇用者の被扶養の配偶者で年収百三十万までの人の数が九八年末現在で千百八十二万人、そして第一号のうち女性が千四十五万人、第二号が千二百六十一万人、おおよそ三分の一が第三号の被保険者であるわけです。  それで、今、大臣は夫の保険料に上乗せしてとお...全文を見る
○小宮山洋子君 一九八六年の改正でできた第三号被保険者の問題ですけれども、今お話にもありましたように、それまでも七割から八割の専業主婦は自分で保険料を払って国民年金に入っていたわけです。それで現在も、今こういう仕組みになっていて、あなたの夫が払っているのではない、こうやって全体の...全文を見る
○小宮山洋子君 猶予したからその収入のない部分を取らないわけではないでしょう、先送りしただけですから。やはり、所得がないから取らないという論理は破綻しているということは申し上げておきたいと思います。  そしてさらに、また第三号の中にはパートタイマーが含まれているわけです。九七年...全文を見る
○小宮山洋子君 今回の年金審議会でも、第三号被保険者から保険料を徴収するか否か、徴収するとすればどういった方法で行うか、第一号と同様に本人が払う、または勤めている配偶者の厚生年金保険料に上乗せして支払うなど、具体的な案と資料を提出して審議をされたというふうに聞いております。また、...全文を見る
○小宮山洋子君 この問題は離婚した場合に一挙に大きな問題になります。老齢基礎年金だけになってしまうために、夫からの暴力を受けていても離婚できないというケースなども現実にあるわけです。  夫婦それぞれが婚姻中に形成した年金勘定の差額の二分の一を多額の方から少額の方に分配する、自営...全文を見る
○小宮山洋子君 次に、遺族年金について伺いたいと思います。  老齢厚生年金を受給している夫が死亡した場合、妻に厚生年金がないときは妻の基礎年金プラス夫の厚生年金の四分の三を受け取る。妻に厚生年金があるときは三つのケースの選択ということで、一つは妻の基礎年金プラス妻の厚生年金、二...全文を見る
○小宮山洋子君 またここでも、専業主婦に対して遺族年金を給付する費用を第二号被保険者が共同負担している、これが不公平だという問題もあるわけです。私は、夫婦間で年金分割ができれば遺族年金を廃止する、こういう方向も含めて検討していただきたいと思います。  次に、女性の年金が結婚や就...全文を見る
○小宮山洋子君 これは税の配偶者控除、配偶者特別控除あるいは医療保険、介護保険などもあわせて、省庁の壁を越えてぜひ早急に検討していただきたいと思います。  最後に、この女性の問題を先送りしたことに関しまして検討会をつくると言われました。これは審議会の審議が終了したらすぐに私はつ...全文を見る
○小宮山洋子君 どうも小渕内閣では、総理だけではなくて大臣の皆さんも二兎追う者は一兎をも得ずなどというわけのわからないことをおっしゃっておりますけれども、私は、決してこれは二兎を追うことではない、並行してでも一刻も早く発足をさせるべきだと思います。重ねて、そこに幅広いメンバー、女...全文を見る
03月14日第147回国会 参議院 文教・科学委員会 第3号
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○小宮山洋子君 民主党の小宮山洋子でございます。  中曽根大臣にせっかくおいでいただきましたので、できましたらいろいろなことについて率直に大臣のお考えを伺いたいと思っておりますので、余り用意されたものにとらわれることなく、御自身のお考えをできれば伺いたいというふうに思います。 ...全文を見る
○小宮山洋子君 中で道徳教育にも触れられていますけれども、私ちょっと心配しますのは、以前の教育勅語のような、また昔に戻るのではないかという危惧を持つ人もありますが、私はやはり、今の時代に合った人間として社会で生きていくルール、そういうものを教えるということではないかと思うのですが...全文を見る
○小宮山洋子君 あと、健全育成という言葉がよく使われますが、ちょっと辞書で引いてみますと、健全というのは心身ともに健やかで異常のないこととあるんです。今、何が正常で何が異常かということがわからなくなっているんじゃないか。これはどうしても大人の側からの、何かこういう形に仕立てたいと...全文を見る
○小宮山洋子君 そうですね。先ほど地方自治体、教育委員会というお話がございまして、お話の中で住民ということも出てまいりましたけれども、やはり学校の中の教職員だけではなくて、保護者、子供たち、それに地域の住民も加えるような形で、新しい発想でやっていただかないとなかなか教育改革といっ...全文を見る
○小宮山洋子君 今、検討中ということですが、私も以前に審議会とか検討会に入れていただいていたことがありますが、どうも時間がかかり過ぎる。急がれる問題についてはスピードアップをして、ぜひそういう体制を一刻も早く整えていただきたいというふうに思います。そうした仕組みとか組織を変えるこ...全文を見る
○小宮山洋子君 今、大臣おっしゃいましたように、一九八九年、国連で採択されまして、世界の百九十一カ国が守るという約束、批准をしている。国連の条約の中では一番批准国の多い条約なんです。おっしゃいましたように、日本が批准をして間もなく六年になります。  今、貧困、飢えとおっしゃいま...全文を見る
○小宮山洋子君 今ちょっと触れられましたけれども、勧告の中には、学校での体罰やいじめをなくすため、学校での暴力防止のための包括的なプログラムが考案され、その実施が綿密に監視されるよう勧告するということもございます。  現に、学校での体罰、新聞記事で最近のものを拾ってみただけでも...全文を見る
○小宮山洋子君 何となくそのあたりが本当に本気でやろうとしているとどうも私には思えないところがございますので、ぜひそのあたりは、もうこれは一番基本的なところだと思うんですね、力を入れてお願いしたいと思います。  そして、先ほどから子供の権利を守るとおっしゃっているんですけれども...全文を見る
○小宮山洋子君 重ねてもう一言伺いますが、学習指導要領にのっとって適切にということは、子供たちの中にも宗教とかいろいろなことが違うケースがございますね、無理に歌わせることはしないということだけ、もう一度確認をさせてください。
○小宮山洋子君 この問題ばかりやるわけにいきませんので次へ行きたいと思いますけれども、昨年、御存じのように男女共同参画社会基本法が成立をいたしました。学校現場でもぜひ小さいころから、そういう女性だから男性だからということではなくて、個人個人の力がちゃんと認め合えて発揮できるような...全文を見る
○小宮山洋子君 今のお話、健康診断とかそういうものの便宜上のことと子供たちの意識を育てることとどちらが重要かということで、私は今の御説明は納得するわけにまいりません。  例えば大阪の堺市では、小学校から高校まで八年かけて全体で取り組みをして、その結果、そうした事務的な処理による...全文を見る
○小宮山洋子君 はいといいお返事をなさいましたけれども、そうしたことも含めたジェンダー教育ということが必要だと思っておりますが、その点についてお答えいただきたいと思います。
○小宮山洋子君 ぜひよろしくお願いいたします。  もう一点、情報化への対応ということがございますけれども、インターネットなどの使える設備は整えましても教えられる先生が少ないのではないか。これについては、やはり外からできる方に随時来てもらって教えるというような仕組みが必要なのでは...全文を見る
○小宮山洋子君 私の持ち時間はあと八分ほどなんですけれども、科学技術について一点伺いたいと思います。  東海村のジェー・シー・オー事故のフォローアップなんですけれども、民主党では先月二十一日に再度現地調査をいたしました。村や住民、健康への不安、それから風評被害への対策、それから...全文を見る
○小宮山洋子君 確かに検討委員会をおつくりになるのもいいんですけれども、住民の方は日々その心配の中で暮らしているわけですから、せめて希望者全員に健康診断をするぐらいは大臣がおっしゃってもいいんじゃないでしょうか。  やはりこの健康の問題というのは十年二十年先まで、将来にわたって...全文を見る
○小宮山洋子君 重ねて、やはり希望者全員への健康診断ぐらいはしていただきたいということを要望しておきたいと思います。  また、風評被害によりまして、野菜の段ボールから東海の文字を消したり、それでもやはり特産の干し芋はそうはいかない、半値近くに値下がりしているというような金銭的な...全文を見る
○小宮山洋子君 どういうふうに子供の時代から教育をしていくと、そういうモラルをきちんとわきまえた形で人間がつくられていくか。それは、先ほど来次官もいろいろおっしゃっていましたけれども、日本人をこれからどういう形で育てていくというか、つくっていくのかということにつながるのだと思いま...全文を見る
04月26日第147回国会 参議院 共生社会に関する調査会公聴会 第1号
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○小宮山洋子君 四人の皆様、いろいろな御意見ありがとうございました。  私自身もおととしまでは議員ではなくて、外でNGOでせっせとクオータ制を導入せよということを言っていた側なのですけれども、中に入りますとなかなか外で言うほど簡単ではないという実感を今持っております。ですから、...全文を見る
○小宮山洋子君 あと五分ほどしか私の持ち時間がないんですけれども。  例えば、生活者ネットワークで交代制で女性の議員が出ていらっしゃるという方法、それから三井さんがおっしゃったような、99女性と政治キャンペーンというのは、私も、女性議員ゼロの県議会をなくそうというので、十の県議...全文を見る
○小宮山洋子君 今、政党の中でも、ここにいるほかの議員もそうだと思いますけれども、女性たちが何とか女性の議員をふやそうということでそれぞれ努力していまして、私たちも女性議員の、ではクオータにしようと言いますとどこに女がいるんだという話になりますから、女性をまず公募して、その人を候...全文を見る
04月26日第147回国会 参議院 本会議 第20号
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○小宮山洋子君 私は、民主党・新緑風会を代表して、ただいま議題となりました児童手当法の一部を改正する法律案について、厚生大臣並びに大蔵大臣に伺います。  法律案の内容に入る前に、少子化のとらえ方と国の役割について伺いたいと思います。  平成元年の合計特殊出生率、一人の女性が一...全文を見る
04月27日第147回国会 参議院 国民福祉委員会 第17号
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○小宮山洋子君 きょうは、母体保護法の時限の期限を更新するということですけれども、せっかくの機会ですので、母体保護法とかリプロダクティブヘルス・ライツなどにつきまして、持ち時間十五分ほどですが、私は大野次官とお話をしたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。  ...全文を見る
○小宮山洋子君 今伺いましても、厚生省の取り組みは、母子というんでしょうか母親に対するところの部分がどうも大き過ぎるように思うんですね。リプロダクティブヘルス・ライツのそもそもの考え方からいきますと、それこそ小学校ぐらいからの性教育から始まって更年期まで、産む産まないというところ...全文を見る
○小宮山洋子君 今回、時限立法が更新されます受胎調節指導員ですけれども、その役割もやはり時代の中でかなり変わってきているんじゃないでしょうか。そのあたりの受胎調節指導員の役割についての研修を含めて、それは先ほども申し上げました昨年のピル解禁などのことも含んだ形でどのように行われて...全文を見る
○小宮山洋子君 私は、少子化対策として避妊、中絶、不妊治療などが決して論じられてはならないと考えております。産む産まないの自己決定、これは非常に大切だと思うんです。それがリプロダクティブヘルス・ライツの一つの中心にあると言ってもいいと思うんですが、どうも一般的に、男性と言っては申...全文を見る
○小宮山洋子君 そもそもこの母体保護法ができたときに、優生保護法を改正してこういうふうになったわけです。優生思想を廃したというのはもちろんいいことなんですが、そのときにこの母体保護法自体のあり方についても本当は論議をされるべきところだったのが、全く審議なしに中絶を許可する部分だけ...全文を見る
○小宮山洋子君 個人的にはとおっしゃいましたけれども、次官でいらっしゃるんですから、ぜひそのあたりをリードしていただきたいというふうに思います。  確かにいろんな考え方があることはわかっておりますが、やはり国際的にもこれは合意して、日本政府もちゃんと進めるという約束をカイロでも...全文を見る
○小宮山洋子君 そろそろ時間でございますけれども、ずっと申し上げたように、やはりリプロダクティブヘルス・ライツを守る法律というのが私はぜひ必要だと思っておりますので、NGOの方々の意見も受けて、こういうのは超党派で、できれば女性議員の側から提起もしたいと思いますので、ぜひ厚生省と...全文を見る
05月09日第147回国会 参議院 国民福祉委員会 第18号
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○小宮山洋子君 民主党の小宮山でございます。  引き続き質問をさせていただきます。  私は、先日、本会議でも大臣に伺いましたけれども、本会議はどうも一方通行ですので、きょうは存分にお答えをいただきたいというふうに思っております。  まず、具体的な中身の前に、少子化ということ...全文を見る
○小宮山洋子君 どうも政府が取り組んでいらっしゃる方向が私は基本的に違うのではないかというふうに思う点があります。というのは、それぞれ年齢がどうであれ、どういう形の結婚の形態をとっていても、持ちたい人が安心して産み育てられるようになっているかというと決してそうではない。今、少子化...全文を見る
○小宮山洋子君 この話だけをしていますと夜が更けてしまうかと思いますので、具体的な話に移りたいと思います。  その前に、先ほども大野次官から、子育てに夢を持てるように、少子化対策の一環としてというようなお話がありましたけれども、どういう形の夢を持つか持たないか、それはそれぞれの...全文を見る
○小宮山洋子君 私はとてもその方向性が示されているとは思いません。  それで、検討してきました中央児童福祉審議会とか社会保障制度審議会の中でも今回のようなやり方については十分な検討がなされていないという指摘が出ているわけです。そのことについてはこれからも検討を加えていくという御...全文を見る
○小宮山洋子君 その支給開始の年齢も、児童手当の児童ということですけれども、厚生省が扱っていらっしゃいます児童福祉法の中では児童というのは十八歳未満、子どもの権利条約などからしても国連でも十八歳未満を言っています。ところが、労働の場面では十五歳未満を児童という形で言っていますし、...全文を見る
○小宮山洋子君 もちろん、私もこれは子育て支援の一つの柱にすぎないというふうに思っております。ただ、その一つの柱としての役割も果たさないのではないかという懸念があるのは、財源の問題があってということでしょうけれども、去年、子育て減税と銘打って十万円増額した年少扶養控除を廃止して、...全文を見る
○小宮山洋子君 二つありましたので、二点に分けて御質問とお答えをいたします。  最初の控除と手当について性格が異なる、それは私も思います。ですから、厚生省としては、控除でなさるのか手当でなさるのか、その方向性がまず最初にあるべきなのに、去年は控除で子育て支援をして、ことしは手当...全文を見る
○小宮山洋子君 そうすると、去年やった方向はちょっと違った、これからこの方向でやっていこうということかと思いますから、それは審議会からのいろいろな御意見なども含めて、私、先ほど申し上げましたように、若い人たちの声も、それからさまざまな人たちの声も聞きながら、しっかりその方向を間違...全文を見る
○小宮山洋子君 ですから、私も児童手当にするか育児休業の所得保障にするかどちらか一方にしろと言っているのではなくて、このことも勘案して、やはり整合性のとれた、きちんと方向性が見えるような形で進めていただきたいというふうに思います。  それから、三点目に申し上げましたサービスの給...全文を見る
○小宮山洋子君 確かに今回の児童手当のことは子育て支援の一つの柱、その柱にしても今回のは余りにもビジョンがない上に、財源も去年に比べますと朝令暮改でばらまきとしか言えない、問題が多過ぎるので、無責任なのではないかというふうに私は思っております。  今、質疑をさせていただく中で、...全文を見る
05月09日第147回国会 参議院 文教・科学委員会 第15号
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○小宮山洋子君 民主党の小宮山でございます。  きょうは、参考人の皆様、いろいろな御意見をありがとうございました。  持ち時間が十分しかございませんので全員の方に伺うわけにはまいりませんので、私は嶺井参考人を中心にお話を伺いたいというふうに思っています。  嶺井参考人は、手...全文を見る
○小宮山洋子君 これまでも別に明治の日とか大正の日とかがあったわけではなくて、昭和の日だけをなぜこういう形で祝日にするのかというのは、心のうちの問題も含めて各人の個々の思いをしっかりと検証した上でなければ、特にこういうような形の日を設けることは、私もこれは反対だというふうに考えて...全文を見る
○小宮山洋子君 もう一点伺いたいんですが、もう一回戻るかもしれませんけれども、相手国との関係も含めて相互検証した上でなければ昭和ということを位置づけられないという、それはかなり時間のかかることだと思いますけれども、どのようにそういう形を進めていけばいいというふうにお考えになってい...全文を見る
○小宮山洋子君 一点だけ佐高参考人に伺いたいというふうに思います。  先ほど御意見をお述べになった最後に、国を愛するというのは、愛するだけじゃなくて憎む心も含めて、そういうゆとりのある形でなければというふうにおっしゃって、私もそういうふうに思うんですけれども、そのことと今回のこ...全文を見る
○小宮山洋子君 終わります。
05月10日第147回国会 参議院 共生社会に関する調査会 第7号
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○小宮山洋子君 今お話しされていたことにもう少しつけ加える形なんですけれども。  例えば、審議会の委員はすぐにでもできるというんですが、そのすぐにでもがなかなか難しい一つの原因は、審議会の中にそれぞれの組織とか団体の代表として出る部分という割り当ての部分があって、そこの部分が一...全文を見る
○小宮山洋子君 ここではアファーマティブアクションと書いてありますけれども、クオータというのも同じことというか、使い分けをしているだけで、積極的是正措置ということでは同じだと思うんですが、先ほどから出ていますように、一つは審議会については今男女共同参画審議会だけが四割のクオータと...全文を見る
05月17日第147回国会 参議院 共生社会に関する調査会 第8号
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○小宮山洋子君 民主党の小宮山洋子でございます。総理府、労働省、文部省に順次伺っていきたいというふうに思います。  まず、総理府に伺いたいんですけれども、まとめられました実態調査、これは全国の実態調査としては初めて取り組まれたものですので、それなりの全体像がわかったという意味で...全文を見る
○小宮山洋子君 一部分重ねて伺いますけれども、では、さらに、先ほど申し上げたような突っ込んだ調査を問題のあるケースについて個別になさっていくというような予定はございませんか。
○小宮山洋子君 男女共同参画審議会では二つの部会を持っていて、基本法をつくるための部会の方の成果で昨年基本法ができたわけです。それに比べまして、両方一遍に動かすわけにいかなかったというのはわかりますけれども、この女性に対する暴力の問題も、日々被害に遭っている人がいますから急いで対...全文を見る
○小宮山洋子君 しようがないでは済まないのではないかなというふうに思うのですけれども。  もちろんいろいろな体制整備をして、すぐにも例えばシェルターなどをきちんと国の方もバックアップして充実するというような体制整備の面に加えて、やはり法律の面でも対応を早急にしなければいけないと...全文を見る
○小宮山洋子君 積極的にという言葉、しっかり覚えておきたいというふうに思っております。  私ども、この共生調査会でも、去年一年かけてこの暴力のことにずっと取り組んでまいりまして、ついせんだって、超党派でこの暴力のためのプロジェクトチームを設けて、法律について積極的に、それこそ総...全文を見る
○小宮山洋子君 心強いお言葉をいただいたと思いますので、ぜひよろしくお願いをいたします。  次に、労働省に伺いたいと思います。  労働省からはセクシュアルハラスメントについてのペーパーをいただいておりますけれども、均等法の中にセクシュアルハラスメントの管理者の責任が盛り込まれ...全文を見る
○小宮山洋子君 私がグレーゾーンと申し上げたのは、なかなかどこまでがセクシュアルハラスメントでどこからがそうでないかというようなことは、いろいろな認識の違いなどもございまして、例えば仕事が終わった後どこか外へ行ったときの部分はどうなるのかとか、やっぱりそれはお互いの信頼関係などと...全文を見る
○小宮山洋子君 都道府県の労働局の雇用均等室にはセクシュアルハラスメントカウンセラーが配置されているということですけれども、いつも労働省の方では均等法の問題などについても一生懸命いろいろ取り組んでいらっしゃるのはわかるのです。なかなか人手が足りない、十分に行き渡らないという実情が...全文を見る
○小宮山洋子君 この御報告をいただいたところ、まず第一番にセクシュアルハラスメントカウンセラーを配置しましたと書いてあるわけですね、都道府県の部分については。それで都道府県全体に一人ずついないわけですよね、三十人というと。その数字を次官も御存じないということは、次官はやはりこのセ...全文を見る
○小宮山洋子君 その周知とか行政指導をなさるのにもやっぱりそれをする人が要るわけですから、その辺の人員配置を含めて、今、答弁書ではなくてみずからお答えいただきましたところをぜひ実行していただきますようにお願いを申し上げたいと思います。  続きまして、文部省に伺いたいと思います。...全文を見る
○小宮山洋子君 そして、使っていらっしゃる教科書の中だけではなかなか十分でないし、検定についてもちょっと意見がありますが、いろいろ言っていますと時間がないので、教科書を既定のものを使うだけではなくて、今いろいろなところで工夫されたものができていますので、そうしたものを副教材として...全文を見る
○小宮山洋子君 今お話が出ました、小さい子を持っている家庭のための家庭教育手帳、それから小中学生のための家庭教育ノート、これはこれまでの感じからするとかなりよく考えてつくられているとは思うのですけれども、例えばこうした挿絵の中に、子供の手を引いているのはやっぱりお母さんとおばあさ...全文を見る
○小宮山洋子君 それから、私が男女平等という意味で非常に大きいと思っていつも伺っているものに名簿のことがございます。男女混合名簿。これはたかが名簿、されど名簿でありまして、男の子をずっと毎日いつも先に呼んで、渡辺君まで行って青木さんとなったら、やっぱり男が先なんだというふうになっ...全文を見る
○小宮山洋子君 いろいろ伺いたいんですが、残りが少なくなってまいりまして、最後の質問かと思いますけれども、性に関する教育というものがどうも私はスタンスが違ってスタートしてしまったのではないかという気がしております。  というのは、エイズにかからないようにというところから実態面か...全文を見る
○小宮山洋子君 もうあと四十秒ほどになりましたけれども、社会教育の中で依然として「婦人教育における取組」とあるんですが、今、婦人という言葉は余り使わないのではないか。このあたりもやはり男性と女性とどういうふうな教育を社会教育でしていくかということも考えていただきたい。  あと、...全文を見る
05月18日第147回国会 参議院 文教・科学委員会 第18号
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○小宮山洋子君 民主党の小宮山洋子でございます。  今度新しく独立行政法人教員研修センターになるに当たりまして、そこで働く人たちの身分保障の問題、あるいはこのことによって研修の内容がどのように充実していくのか、そうしたことを中心に伺っていきたいというふうに思っています。  ま...全文を見る
○小宮山洋子君 では、働く方々の身分保障などについてまず最初に伺いたいと思います。  この独立行政法人のうち教員研修センターは、人事管理面からしますと国家公務員の身分を与えないものに当たるわけですけれども、団結権、協約締結件を含む団体交渉権、争議権の労働三権が保障されていると考...全文を見る
○小宮山洋子君 そうしますと、勤務時間とか身分保障などは就業規則によって定めるとされているわけですが、その就業規則というのはこれまでも使用者と労働組合の側で決めてきているわけですね。ですから、独立行政法人になる教員研修センターに、今も企業と同じように労働組合もとおっしゃいましたけ...全文を見る
○小宮山洋子君 とにかく、労働者の過半数を占める労働者側の代表と就業規則については決めていくということでよろしいわけですね。
○小宮山洋子君 そして、今度できます教員研修センターは、文部省の担当部局から三十人、現在の国立教育会館から二十人の合わせて五十人で発足するとされているのだと思います。国立教育会館の職員八十人いたうち、昨年もう既に二十人はいろいろな形で仕事をしていないということで、現在の職員の数は...全文を見る
○小宮山洋子君 今大臣も言われましたように、平成七年二月二十四日の閣議決定、「特殊法人の整理合理化について」という中で、「雇用の確保と安定」、「他の特殊法人及び政府・政府関係機関などにおける受入措置を講ずるとともに、労働条件の悪化及び年金の支給の低下を来さないよう留意する。さらに...全文を見る
○小宮山洋子君 次に、これからの研修のあり方、内容について幾つか伺いたいと思います。  この法案の一番のポイントとしては、教員研修を総合的、一元的に実施するとされておりますが、具体的には、国立教育会館で行ってきたものと文部省の各担当部局が行ってきたものがすべてこのセンターに一元...全文を見る
○小宮山洋子君 やはりこれからの教員の研修につきましては、国が実施する研修と、それから都道府県、市町村など地方が行う研修の役割分担をしっかりしていく必要があるのではないかというふうに考えます。  特に教育につきましては、それぞれの地域でいろいろ特色を生かした教育をするために、必...全文を見る
○小宮山洋子君 そのように考えていただきたいと思うのですが、教員研修の実施体系という一覧表をもらったのですが非常に複雑でありまして、教職経験に応じた研修、機能に応じた研修、専門的知識・技術に関する研修というように種類別になっているものと、今おっしゃったようなリーダー研修、全教員対...全文を見る
○小宮山洋子君 先ほどから申し上げていますように、せっかく新しく一元化されて、喫緊の課題にも対応とおっしゃっているのですから、ぜひそういうものも積極的に検討していただきたいというふうに思います。
○小宮山洋子君 喫緊の課題、それはこれから起こるものもございますし、例えば、情報化、英語を含めた国際化、それから先日来いろいろ議論をさせていただいています男女共同参画を含めたジェンダーの問題とか、きのうも次官と共生の調査会で大分いろいろ議論をさせていただきました人間教育としての性...全文を見る
○小宮山洋子君 それから、私も子供三人学校へ行かせておりまして、もう卒業したのもいますけれども、いろいろ学校の運営にかかわるところにも参加させてもらったりなんかしまして、とにかく学校というところは何か社会の中から特別の囲われた社会になってしまっていて、みんながふだん家庭の中で考え...全文を見る
○小宮山洋子君 時間が少なくなりましたが、もう一点だけ。  英語教育というのは、これから国際語としての英語をどう身につけるかは小さいときからすごく大事な問題だと思います。これまでは英語担当教員海外研修事業ということで海外に六カ月とか十二カ月研修に行かれたりしていますけれども、こ...全文を見る
○小宮山洋子君 伺ってまいりましたように、ぜひ組織改編だけに終わらせずに、地方と中央のあり方の問題、あるいは喫緊の、あるいは取り組みのおくれたものの研修についてプラスになる方向でやっていただきたいと思います。  終わります。
05月25日第147回国会 参議院 法務委員会 第17号
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○委員以外の議員(小宮山洋子君) 通称の使用を社会的に認知すればよいのではないかという御意見ですけれども、その通称を混乱なく旧姓を使えるようにするためには戸籍に書き込むことがぜひ必要で、そうでないと戸籍名と旧姓の関係をどうするのか、旧姓に戸籍名と全く同じ効力を持たせない限り戸籍名...全文を見る
○委員以外の議員(小宮山洋子君) 今の問いのお答えの前にもう一言だけ、先ほどの千葉議員の答えをフォローしたいんですが、一言よろしいでしょうか。
○委員以外の議員(小宮山洋子君) わかりました。  離婚制度を外した理由でございますけれども、裁判所の判例などを見ましても、有責の側からの離婚請求を認める判決などもございますし、世論調査などでも支持をする意見が多くはあったのですけれども、五年別居で離婚を認めるとなりますと一般的...全文を見る
○委員以外の議員(小宮山洋子君) 私もできればこの方向でやった方がいいと思っておりますので、今後御一緒に検討していければいいと思いますが、ただ、先ほど申し上げました子供の養育費などにつきましても、どこが本当に非常に困窮しているかという見きわめのあたりが心配な点がございます。  ...全文を見る
○委員以外の議員(小宮山洋子君) おっしゃいましたように、特に一九七〇年代以降、各国でさまざまな形を認められるような法の改正が行われております。  国際的に見ましても、日本のように同姓を強制していますのはインドとタイだけです。夫婦同姓、別姓の選択を認めているのがアメリカ、イスラ...全文を見る
11月01日第150回国会 参議院 共生社会に関する調査会 第1号
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○小宮山洋子君 三人の参考人の皆さん、本当にありがとうございます。  きょうは、この共生の調査会では新しいテーマとして女性の健康・権利、リプロの話をしましたので、一回目の参考人のお話としては初めてお聞きになる方にはかなり難しかったのかなという感じもいたしますが、そこから入るとこ...全文を見る
○小宮山洋子君 それで、そのリプロヘルス・ライツの中でも特に、わかりやすく言えば産む産まないの自己決定を女性ができるということにもなると思うんですけれども、その点からいって、何人かの方がおっしゃいましたように、今、日本の中では刑法に堕胎罪があって、女性の側だけ、それを行った医者と...全文を見る
○小宮山洋子君 法律については、今それぞれ取り組んでいる党もあると思いますし、ぜひいろいろな形で、一足飛びにそこまで行くかどうかわかりませんが、その地ならしをここの共生社会でできればいいなというふうに私も思っております。  それで、もう少し具体的な話で言いますと、今現状でそうし...全文を見る
○小宮山洋子君 残された時間が五分ちょっとで、これから切り出すには大きな問題なんですが、時間がなくて余りお触れいただけなかった生殖医療の問題、これから非常に大きいと思います。  おっしゃったように、厚生省の委員会が秋から年末にかけて報告を出すと言われておりますけれども、例のクロ...全文を見る
○小宮山洋子君 ちょうど時間ですので、終わります。ありがとうございます。
11月15日第150回国会 参議院 共生社会に関する調査会 第3号
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○小宮山洋子君 先ほどせっかく生産的に議論を進めるためにということで大森委員がおっしゃったことについて、ちょっと私の考えていることを申し上げたいというふうに思います。  これは女性の自己決定ということで問題提起をされたわけですけれども、私はやはり、羽田委員も驚いたような堕胎罪と...全文を見る
○小宮山洋子君 今の八田委員の意見と大体同じなのですけれども、厚生省の取り組みなどを見ましても、相変わらずまだ母子保健、母子と、子と一緒の母の部分だけは守られているけれども、あとはどちらかというと不妊治療とかそういうところにしかいかなくて、先ほどから話のあるような性教育からずっと...全文を見る
○小宮山洋子君 法整備については、一番最初の自己決定のところで堕胎罪などを話したことがそのことに当たるのだと思います。  それで、きょうはちょうど時間にもなるようでございますし、以前、一年目にDVのことをずっとやって、それで法整備のため、今超党派のプロジェクトでやっておりますの...全文を見る
11月16日第150回国会 参議院 国民福祉委員会 第4号
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○小宮山洋子君 民主党の小宮山洋子でございます。  私は、患者の立場、生活者の立場ということで、持ち時間四十分でございますので、私にもわかるように、わかりやすく簡潔に御答弁をまず最初にお願いしたいと思います。  最初に、制度の抜本改革について伺いたいと思います。  何人かの...全文を見る
○小宮山洋子君 今、広範で難しい問題とおっしゃいましたが、それは前回の改正のときからわかっていたことなんじゃないでしょうか。その十年の改正のときに法律の付記に明記されたことはどういう意味があるのでしょうか。  当時の小泉厚生大臣が国民福祉委員会で、どのように抜本的に制度改革をし...全文を見る
○小宮山洋子君 前回もその猶予を許さないことだったのではないでしょうか。そのとき約束されたことが守られなかったのに、次の十四年度はやりますということをどうやってみんなに信用しろというのかということを伺っているのです。  そして、今回の審議の中でも平成十四年度に抜本改革に着手をす...全文を見る
○小宮山洋子君 私は、衆議院の厚生委員会での議事録をずっと読みましたけれども、十月十八日、近藤保険局長は、平成十四年度を目途に改革の具体的な措置を提案できるように取り組むとおっしゃっています。そして、二十五日には津島厚生大臣が、平成十四年度には抜本改革に着手したい、あるいは十四年...全文を見る
○小宮山洋子君 何度も繰り返し質問をして申しわけないんですが、わからないのでもう一度。  十四年度の改革をということは、そこからスタートするということなんですか、なかなか難しいと思いますが。トータルあるうちのまたほんのちょっとだけをやって、あとはまた先送りということにならないと...全文を見る
○小宮山洋子君 なかなか私はわかりません。納得がいきませんが。  先ほど、午前中の清水委員へのお答えの中で、国会で議論をする、これを超える議論はない、政治のリーダーシップでとおっしゃっていますが、十四年度から実施をするということは、国会で議論をするためには来年の通常国会にはある...全文を見る
○小宮山洋子君 今申し上げた前段の方の質問ですけれども、これからの手順ですが、国会へはそれではいつそのたたき台が出されて、十四年度、実施できるようになるのでしょうか。
○小宮山洋子君 私は全然医療保険制度の専門家でも何でもございませんので、もちろん国会議員ではございますから御質問をしているんですけれども、生活者の立場、国民の立場から伺いたいと申し上げたので、こちらの永田町の用語でお答えいただくとわからないのですね。  忙しいということは、めど...全文を見る
○小宮山洋子君 どうもストレートにお答えいただけないので私は混乱してしまうのですが、来年度中にやらなければいけないということは、来年度中に国会に提出をなさるということですね。イエスかノーかでお答えください。
○小宮山洋子君 もう一回伺います。  来年度中に法案を提出されて審議をするのですねということを伺ったのです。
○小宮山洋子君 わかりました。  次に、抜本改革をしないままの今回の健保法改正の目的、そして老人の薬剤一部負担制を実質廃止したこととの関係について伺いたいと思います。  老人の薬剤一部負担は、薬剤に係るコスト意識を喚起して薬剤使用の適正化を図る観点から九年の法律改正で導入され...全文を見る
○小宮山洋子君 この廃止には、これも午前中の審議でもございましたが、日本医師会が自民党に働きかけて覚書を交わしたことが背景になっているというふうに聞いています。午前中は厚生省や与党へも働きかけがあったとはお答えになっていますが、そして衆議院の質問でもあったと思うという答弁がされて...全文を見る
○小宮山洋子君 今回の一部負担の実質廃止につきましては、平成十一年度の予算編成時にその一部負担の免除を決定して臨時特例措置として千二百七十億円を計上し、そのように行ったことについて、医療保険福祉審議会の運営部会、これは塩野谷さんが部会長をしていらっしゃるところですけれども、この特...全文を見る
○小宮山洋子君 今のことについて、大臣からもお答えを伺いたいと思います。
○小宮山洋子君 審議会というのは、今直接国民がなかなか審議に参加することができないわけですから。審議会というのは国民の代表ですよね。国民を交えて一緒に議論をしていこうというのに、その審議会から出たことについてそういうお答えというのは私は納得できないのですが。
○小宮山洋子君 そこには国民の意見というのは入ってこないわけですね。  このことをこれ以上伺ってもしようがないと思いますが、今回、老人の薬剤一部負担制を実質廃止して、それで先ほどのお話にもありましたけれども、若い人の負担はまだ続くわけですね、その一部負担を廃止して定率制にしたこ...全文を見る
○小宮山洋子君 そうしますと、若い人の部分の薬剤の一部負担も将来は廃止されるということでよろしいんでしょうか。
○小宮山洋子君 今回、薬剤の一部負担制を実質廃止して定率制という形をとることについて、定率制にしても老人の負担は現行と大きく変わらないというふうにおっしゃっていると思うんですけれども、その大きく変わらないという根拠をお示しいただきたいと思います。
○小宮山洋子君 今回の定率負担の意味合いにつきまして、医療を受ける人と受けない人との均衡を図る、コスト意識を喚起するという御答弁が当初あったかと思うんですが、審議の後半の方になりまして、医療機関によっては終末医療などもあり、コスト意識が見られないケースがあるからという、医療機関の...全文を見る
○小宮山洋子君 ということは、受ける側の人と医療機関と両方のコスト意識を促すと。その医療機関のコスト意識というところで終末医療などもあってコスト意識が見られないケースがあるというのは、終末医療はコストを考えて余りやらない方がいいということではないわけですね。
○小宮山洋子君 確かに、医療費がこれだけ膨大になってくる中で、コスト意識ということがわからないわけではありませんけれども、やはり先ほど大臣もセーフティーネットが大事だとおっしゃいましたよね。安心して受けられるセーフティーネットというところにやはり私はウエートが置かれるべきだと思い...全文を見る
○小宮山洋子君 今おっしゃったのは、上位所得者をつくったことと、それから一%上乗せしたことと、それぞれどういうふうになっていますか。
○小宮山洋子君 このことによって、高額療養費の制度というのはもともとそういう大変な高額の医療を受けなければいけない人の自己負担額を軽減するというために導入されているわけですよね。そのことの根幹にかかわることなのではないかと私は思うのですけれども、いかがでしょうか。
○小宮山洋子君 今、幾つかの配慮があるというお話はありましたけれども、その一%上乗せというところが、ごくわずかの人かもしれませんけれども、その人にとってはかなり大きな負担になる可能性があるのではないかということを心配しているんです。  例えば、健保連がまとめました平成十一年度の...全文を見る
○小宮山洋子君 先ほどから再三おっしゃっていますけれども、大臣がお払いになりたいかどうかということではなくて、一般の人たちにこれはあまねく通じる制度になるわけですから、ちょっとそこは区別をして考えていただきたいと思うんですね。  それで、病気になったときに安心して療養できるのが...全文を見る
○小宮山洋子君 やはりしっかりその辺の実態把握をしていただく。払う側からしますと、ここの部分が何のお金でということではなくて、入院した場合に十日なりあるいは半月単位でまとめて払うわけですから、そのあたりのことがあいまいなもので非常に負担が多くなると、トータルとして負担がとても大き...全文を見る
11月21日第150回国会 参議院 国民福祉委員会 第5号
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○小宮山洋子君 参考人の皆様、いろいろな御意見、ありがとうございました。  私も十分という限られた時間でございますので、花井参考人を中心に質問させていただきたいと思います。  まず、抜本改革についてですけれども、三回裏切られたとありましたが、またまた先送りをされています。そし...全文を見る
○小宮山洋子君 今もありました二〇〇二年度に先送りされた抜本改革の中心になります高齢者医療制度について、連合はどのように考えているのか。先ほど、日本医師会の方から個別方式というお話もございましたが、そのことも含めて連合の考え方を述べていただきたいと思います。
○小宮山洋子君 もう一点、もう一つの問題として、保険者機能の強化ということがあるかと思います。  これは健保連の方に聞いた方がいいかと思うんですけれども、ちょっと時間の関係で花井参考人に伺いたいんですが、民間である健保連としてはいろいろな権限とか調査権が現在はないわけですね。 ...全文を見る
○小宮山洋子君 もう少しだけ時間がございますので、今の保険者機能の強化について健保連のお考えを対馬参考人に伺いまして、私の質問を終わりたいと思います。
○小宮山洋子君 ありがとうございました。
11月28日第150回国会 参議院 文教・科学委員会 第6号
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○小宮山洋子君 私は、民主党でヒト胚を大切にする立場からの法案をつくってきたということと、それから提供者としての女性とこれは深いかかわりのある法律案であるという立場から質問を幾つかさせていただきたいと思います。  まず初めに、これまでも議論になってきていますけれども、クローンを...全文を見る
○小宮山洋子君 伺いたいことがたくさんございますので、恐れ入りますが、なるべく簡潔にお答えをいただけるようにお願いをしたいと思います。  次に、この法案は一部の特定胚の母胎への移植だけを禁じていまして、クローン研究を広く認める。審議してきた科学技術会議の小委員会の答申とはちょっ...全文を見る
○小宮山洋子君 はい、結構でございます。  やはり今回の法案の最も大きな問題は、生命の萌芽であるヒト胚を保護して、提供者の意思を確認しながら利用を規制する、そういう根本的な視点が欠けている点ではないかというふうに思います。  民主党では、ヒト受精胚のもとになる卵子の提供者であ...全文を見る
○小宮山洋子君 法律が通りますと、法律案というのは一般の人がすぐ知ることができますけれども、なかなか附帯決議の中身を一般の人が知るというのは難しいかと思うんですが、そのあたり、今指針にとおっしゃいましたけれども、どれぐらいそれが一般の人にわかりやすくなるかということは大切な問題か...全文を見る
○小宮山洋子君 クローンなどの研究には不妊治療で余った余剰胚が使われているわけですね。不妊の女性たちのグループからいろいろな意見書が科学技術委員会の委員の方にも寄せられたと思うんですが、クローン研究の際に、保存している胚だけではなくて、体外受精や顕微授精のために採卵した卵を使うこ...全文を見る
○小宮山洋子君 今御紹介しましたように、不妊治療をしている方からも密室という言い方で述べられているわけなんですけれども、現在五百を超える医療機関で不妊治療が行われていると聞いております。  届け出制で行うということですけれども、届け出をしなかった者に対しては報告を求めることも当...全文を見る
○小宮山洋子君 それは大島大臣のように善意の方ばかりがいらっしゃればいいのですけれども、どうすると言われてどうしようもないって、だから届け出制は無理なんじゃないかと言っているんですね。  現実に産婦人科のそういう治療をしていらっしゃるところは本当に規模の小さいところからいろんな...全文を見る
○小宮山洋子君 それでもやはり届け出制より許可制の方が規制としては強いと思っておりますが、これをやっておりますと夕方までなってしまいますので、私としてはやはり許可制であるべきだというふうに申し上げて、次の質問にしたいと思います。  特定胚の作成につきましては指針で決めることにな...全文を見る
○小宮山洋子君 厚生省に伺いたいんですけれども、研究目的、特にクローン胚作成研究ですとかES細胞作成研究への卵子や胚の提供を厚生省の立場としては認められるのかどうか。その際、医療目的での提供と研究目的での提供、どちらを優先されるのか、伺いたいと思います。
○小宮山洋子君 今、生殖補助医療を第一にというお答えだったかと思うんですけれども、私はやはり生殖補助目的が最優先されて、そしてさらに医療目的が研究目的より常に優先する、このことを明確にしておく必要があるのではないかと思いますが、この点について厚生省と、もう一度科学技術庁のお考えを...全文を見る
○小宮山洋子君 そうしたことも不妊治療のために提供している女性たちは不安に思っているわけです。当然のことだとおっしゃるような御答弁の仕方ですけれども、そういうような形にはみんな余り受けとめていない。だから、ここで私はあえてその優先順位を確認させていただきたいというふうに思いました...全文を見る
○小宮山洋子君 私は、後半にも申し上げた受精卵で行うのだとすると、この法案でいえば文部科学大臣が届け出を受けるということになるわけですね。
○小宮山洋子君 それはわかっておりますけれども、その自主規制もなかなか皆さんが入っていらっしゃるわけではないし、従われているかどうかわからないというのが現状なんだと思います。  それで、次に、特定胚の指針、先ほどから話題になっております指針については総合科学技術会議の意見を聞く...全文を見る
○小宮山洋子君 ありがとうございます。ぜひそういう方向でしていただければと思います。  女性の側も確かにいろんな意見がございますけれども、今申し上げた不妊治療をしているグループですとか、あるいは今女性たちもいろいろなNGO活動などもしておりまして、はっきり理論的に物の言える女性...全文を見る
○小宮山洋子君 ぜひお願いしたいと思います。  そして、この法案は、科学技術庁、そして厚生省以外にも関係する省庁があると思います。政府案の認める特定胚研究の中には、ヒト以外の哺乳類の卵子、細胞、母胎を用いる研究が含まれております。牛、豚、ヤギなどを用いる畜産研究分野との協力のも...全文を見る
○小宮山洋子君 また、ES細胞研究では広範な産業での応用ということが期待されているのだと思います。医療を越えた他業種の参入などが予想されます。無償で提供されるヒトの胚を用いた研究で企業が上げる利潤の適切な社会還元のあり方ですとか特許の扱いなどの問題については、通産省、これからなる...全文を見る
○小宮山洋子君 まだちょっと先の話みたいなお話でしたけれども、やはりこういうのは早く進む可能性があるのですから準備はしっかりしていただいた方がいいのではないかと思います。  今お話にありましたヒトゲノムについては、既に四省庁共管でつくられているわけですね。クローン規制、ヒト胚利...全文を見る
○小宮山洋子君 民主党では、最初にも申し上げましたように、生命倫理、生殖医療をもとにして法律をつくるべきだと主張してまいりまして、法案もつくってきました。  衆議院での修正で、附則に「政府は、この法律の施行後三年以内に、ヒト受精胚の人の生命の萌芽としての取扱いの在り方に関する総...全文を見る
○小宮山洋子君 これでもう私の持ち時間を終わるのですけれども、私はやはり当然生殖医療の枠、どちらかというと生殖医療、生命倫理の枠内でクローン技術を考えるべきだと思っておりますので、私は同じテーブルに乗せて考えるべきだというふうに思っております。  それから、先ほどの厚生省からの...全文を見る
11月30日第150回国会 参議院 本会議 第15号
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○小宮山洋子君 私は、民主党・新緑風会を代表して、ただいま議題になりました健康保険法等の一部改正案及び医療法等の一部改正案について、反対の立場から討論を行います。  まず、医療法、健康保険法の抜本改革の約束を再三先送りし、国民にツケだけを回す政府のやり方に多くの国民が怒りを持っ...全文を見る