小見山幸治
こみやまよしはる
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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03月10日 | 第177回国会 参議院 予算委員会 第6号 議事録を見る | ○小見山幸治君 民主党・新緑風会の小見山幸治でございます。予算委員会において、こうして初めて質問をさせていただく機会をいただきましたことに心から感謝を申し上げます。 それでは、質問を始めさせていただきます。 まず最初に、菅内閣の国づくりの理念としている平成の開国についてお...全文を見る |
○小見山幸治君 玄葉大臣、どうもありがとうございました。玄葉大臣はこれで御退席をいただいて結構でございますので、どうぞよろしくお願いいたします。 今お話がございました平成の開国の具体策については、私も共鳴するところであり、全力で取り組んでまいりたいと思います。 国を開くに...全文を見る | ||
○小見山幸治君 どうもありがとうございます。 そこで、平成の開国の出入口について幾つかお話をしたいと思います。 我が国は、皆さんも御承知のとおり、海に囲まれた島国であります。我が国の物流は海を越えて、すなわち船舶に積まれて出入りをしています。今、世界の海運物流環境はどうな...全文を見る | ||
○小見山幸治君 ありがとうございます。 三十年前、世界のコンテナ取扱高は、我が国は神戸港の四位を筆頭にベスト二十位以内に三港が入っていました。大畠国土交通大臣にお尋ねをいたしますが、現在はどういう状況になっているでしょうか。 | ||
○小見山幸治君 今、大畠大臣から御答弁がありましたように、二〇〇九年の統計によれば、ベスト二十位以内には日本の港は一港もありません。日本一の東京港が御指摘のとおり二十六位であります。一方で、ベストテンには、三十年前には一港もなかった中国が二位の上海を筆頭に六港、そして一位のシンガ...全文を見る | ||
○小見山幸治君 ただいま大畠大臣から御指摘されましたとおり、港湾政策は新成長戦略の中でまさしく重要な位置付けにあり、その中で我が国が勝ち残っていかなければならないことは明白であります。 先ほど大畠大臣からもお話がありましたとおり、今世界における物流船舶は技術の進歩により効率化...全文を見る | ||
○小見山幸治君 今、大畠大臣から御指摘がございました国際戦略港湾とは具体的にどこの港を言うのでしょうか。 | ||
○小見山幸治君 ありがとうございます。 港湾政策は新成長戦略の観点からも我が国の最重要政策の要だと考えておりますので、引き続きよろしくお願いをいたします。 次に、海江田経済産業大臣にお尋ねをいたします。貿易立国でもある我が国の主要輸出産業とはどのようなものでしょうか。 | ||
○小見山幸治君 今、海江田大臣からお話がございましたように、日本の主要輸出産業は自動車や航空機産業などであります。 自動車産業について言えば、平成二十一年に日本から約三百六十二万台を輸出しており、自動車輸出台数第一位の名古屋港からは百七万台、二位の三河港からは六十七万台を世界...全文を見る | ||
○小見山幸治君 今、海江田大臣がおっしゃったとおりでございます。 自動車産業は、日本の製造業の出荷額三百三十六兆円のうち約二〇%の五十七兆円を占める巨大産業であります。中でも世界一の自動車販売数を誇るトヨタ自動車。我が国の自動車輸出は平成二十二年の新車のみの数値で言いますと、...全文を見る | ||
○小見山幸治君 しかし、先ほど大畠大臣からもお話がありましたように、国際戦略港湾には京浜港と阪神港の二つの港が選ばれました。残念ながら名古屋港は次点でありました。今後、その二港と比較するとかなりの格差が生まれることも予想されます。 例えば、仮に名古屋港の整備が遅れることによっ...全文を見る | ||
○小見山幸治君 今、海江田大臣がおっしゃったとおりでございます。 もし、仮にトヨタ自動車が海外に拠点を移してしまうようなことになれば、自動車産業に直接かかわっている方だけで三十万人もの雇用が失われる可能性があり、関連産業も含めますと、その五倍から六倍、約百五十万人以上の方々に...全文を見る | ||
○小見山幸治君 ただいま大畠大臣には非常に心強い答弁をいただきました。 今のお話からすれば、港湾法及び特定外貿埠頭の管理運営に関する法律の一部を改正する法律案附則三十一項において国際拠点港湾についての記載がありますが、ここでの国際拠点港湾とは伊勢湾であり、言ってみれば本附則は...全文を見る | ||
○小見山幸治君 どうもありがとうございます。港湾はまさに日本経済の出入口であります。今後、我が国が最も力を入れていく政策課題の一つであると思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 さて、今ほどは、港湾法改正を含め名古屋港の今後の方向性についてお尋ねをいたしました。世界か...全文を見る | ||
○小見山幸治君 安全性に関する課題は全国一律のものであります。実証実験の結果を踏まえて、一刻も早く我が国において四十五フィートコンテナ積載トレーラーの通行が全国展開できるように、是非進めていただきたいと思います。 次に、荷物が港から陸に揚がった後の物流の効率性向上、物流コスト...全文を見る | ||
○小見山幸治君 ありがとうございます。 今、大畠大臣から御答弁いただいたとおり、幹線道路ネットワークのミッシングリンクについては一刻も早く解消しなければ、我が国がアジアの物流、運輸の拠点になるなど絵にかいたもちだと私は思います。 例えば、先ほどからお話があります名古屋港を...全文を見る | ||
○小見山幸治君 御指摘のとおり、港湾と道路の連携強化の促進は、物流の要となる政策軸であります。その中でも、特にかねてから議論になっております東海北陸自動車道の四車線化について具体的にお尋ねいたします。 二車線の四車線化事業が全国では六区間あります。この六区間中四区間については...全文を見る | ||
○小見山幸治君 ただいま大畠国土交通大臣からお話をいただきましたその検討会のフレームワークが今週又は来週に決まるということでございますでしょうか。 | ||
○小見山幸治君 では、もう少し具体的にお尋ねいたします。 その検討会は、東海北陸自動車道四車線化の早期実現に向けた検討の場であると理解してよろしいでしょうか。 | ||
○小見山幸治君 ありがとうございます。是非その方向で積極的に早期に進めていただきますことを強くお願いをいたします。 今までの議論を進める中で、財源という観点からも総括する意味において、財務大臣にも御意見をお伺いいたします。 | ||
○小見山幸治君 どうもありがとうございます。 政府は、コンクリートから人へのキャッチフレーズの下、公共事業費を平成二十二年度予算では前年度比一八%の一兆三千億円の削減を行いました。平成二十三年度予算案でも、今お話がありましたように、一括交付金の分を除き四兆九千七百億円となり一...全文を見る | ||
○小見山幸治君 今の大畠国土交通大臣の御答弁を受け、改めて野田財務大臣にもお伺いいたします。どうぞよろしくお願いいたします。 | ||
○小見山幸治君 地方経済にとって社会資本の整備は雇用という観点からも極めて重要な政策であります。私は、必要なコンクリートは造らなければならないという観点からしっかりと進めていただけるよう強く要望をいたします。 港湾政策は、まさに菅内閣の平成の開国の出入口であります。私は、来月...全文を見る | ||
05月26日 | 第177回国会 参議院 国土交通委員会 第13号 議事録を見る | ○小見山幸治君 皆さん、おはようございます。民主党・新緑風会の小見山幸治でございます。 本日は、被災地の下水処理整備の問題を中心に質問をさせていただきます。 震災後二か月半が過ぎました。今回の震災による下水処理場及び管路の被害と応急復旧状況について、まずお伺いをいたします...全文を見る |
○小見山幸治君 今御説明がありました仮設沈殿池では、先ほど説明がありましたように、上澄み液を消毒をされた後放流されていると聞いておりますが、放流水質はどのような状況ですか、お答えください。 | ||
○小見山幸治君 ただいま国土交通省から報告がありましたBOD数値の放流水質について環境省はどのようにお考えか、お聞かせいただけますでしょうか。 | ||
○小見山幸治君 汚泥処理も深刻な状況だと思いますけれども、一日当たりの発生汚泥量と最終処理方法を含めた対応策についてどのようになっているか、お答え願えますでしょうか。 | ||
○小見山幸治君 私は、下水処理場から発生する汚水や汚泥が被災者の方々及びその周辺環境に与える影響について大変不安を感じております。特に、これから雨季を迎え、夏を迎えますと、蚊やハエが発生しまして、それらを媒介として感染症を発生するおそれがあることは否定できないと思います。国交省と...全文を見る | ||
○小見山幸治君 今お話が出ておりました南蒲生の浄化センターは、仙台市民の七十万人が利用している浄化センターであります。聞くところによると、その復旧には二年以上掛かると聞いております。一刻も早く復旧するために、私は一つの案として、かねてから申し上げておりますように、合併浄化槽の活用...全文を見る | ||
○小見山幸治君 次に、放射性物質を含む下水汚泥問題について質問をいたします。 今月十二日に、政府原子力災害対策本部は、福島県内の下水処理副次産物の当面の取扱いに関する考え方を発表いたしました。 現在、十万ベクレル・パー・キロを超える脱水汚泥、また、それを下回る脱水汚泥の一...全文を見る | ||
○小見山幸治君 今お話がありました十万ベクレル・パー・キロを超えた場合は、お手元にお配りしました資料のように、ピット処分にしなければなりません。また、超えないものについてもトレンチ処分にしなければなりません。 我が国には、放射性廃棄物施設、いわゆるピット処分ができる施設は青森...全文を見る | ||
○小見山幸治君 法的枠組みに向けた早急な対応を是非お願いをしていきたいと思います。 次に、浜岡原子力発電所の全原子炉停止についてお尋ねをいたします。 今回、菅総理は、要請という形で浜岡原発の停止を行いました。しかしながら、要請というものの、先週の金曜日の参議院予算委員会に...全文を見る | ||
○小見山幸治君 そもそもこのように総理の要請とはいえ、明らかに国が国民の安心、安全を守るために下した政治決断と思います。そうであれば、この度の防潮堤は国がしっかりと建設すべきではないかと考えます。津波対策のための防潮堤を造ることが重要ということであれば、一刻も早く国が責任を持って...全文を見る | ||
○小見山幸治君 ただいまの中山政務官の御答弁により、今回の浜岡原子力発電所の安全対策は国も技術的な面、財政的な面においてしっかり支援していくことが確認できたと思います。 そこで、このことを受け、国交省としても我が国が世界に誇る港湾整備のインフラ技術を生かして全面的な支援体制を...全文を見る | ||
○小見山幸治君 是非、積極的な支援をお願いしていきたいと思います。 最後に、被災リスクと我が国の社会資本整備についてお尋ねをいたします。 今回の災害でも明らかなように、まず発災した緊急時において、人命救助、食料支援等全てにおいて道路の確保が必要であります。こうした観点から...全文を見る | ||
○小見山幸治君 ありがとうございました。これで質問を終わります。 | ||
07月25日 | 第177回国会 参議院 本会議 第27号 議事録を見る | ○小見山幸治君 私は、民主党・新緑風会の小見山幸治でございます。 ただいま議題となりました平成二十三年度第二次補正予算案について、会派を代表して、賛成の立場から討論をいたします。 三月十一日の東日本大震災から既に四か月が過ぎました。被災地におきまして、今なお一万八千人余り...全文を見る |
12月01日 | 第179回国会 参議院 環境委員会 第4号 議事録を見る | ○小見山幸治君 おはようございます。民主党・新緑風会の小見山幸治でございます。 今国会より環境委員会の所属となりまして、与党の次席理事という重責を担わせていただいております。各党会派の理事の皆様、委員の皆様、何とぞ御指導を賜りますことをよろしくお願いをいたします。 なお、...全文を見る |
○小見山幸治君 ありがとうございます。 今大臣の方からは国の責任について言及されました。正確に言いますと、福島県内に設置する中間貯蔵施設やその後の最終処分の安全性について国が責任を持つというお話だと思いますけれども、具体的にそれはどういうことか、国が果たす責任の内容をもう少し...全文を見る | ||
○小見山幸治君 ありがとうございます。 今大臣からお話がありましたとおりでございます。スピード感を持って是非着実に進めていただきたいと思います。 それでは、除染の現状と今後の見通しについて更に質問させていただきたいと思います。 震災から九か月近くたっているわけでありま...全文を見る | ||
○小見山幸治君 ありがとうございます。 今ほどお話をしていただいたとおりであると思いますが、先ほど大臣が御答弁された基本方針、ロードマップとの関係で、いわゆる中間貯蔵施設の役割が重要であると考えます。震災廃棄物については減容化を行った上で中間貯蔵施設に封じ込めることが必要不可...全文を見る | ||
○小見山幸治君 ありがとうございます。 一昨日の委員会の派遣で南相馬市へ伺いまして、桜井市長と面談した際にもこの件については具体的にお話がございました。南相馬でも、仮置場を造らなければいけない、地域の住民の同意を得なければいけないというお話の中で、やっぱりその先の中間貯蔵施設...全文を見る | ||
○小見山幸治君 ありがとうございます。 これらの実証実験を、具体的な現場で優れた技術を是非生かしていっていただきたいと、そう思っていますので、よろしくお願いいたします。 次に、除染作業について質問をさせていただきます。 先日、細野大臣も福島の伊達市で除染ボランティアと...全文を見る | ||
○小見山幸治君 その除染をする作業の人員、これは大変たくさんの方が必要ではないかと思います。 先ほども視察の報告にもございました。これも南相馬市長がおっしゃっておられたことでございますけれども、南相馬市の除染をするには一日百軒の除染をして二年掛かると、そういうお話でございまし...全文を見る | ||
○小見山幸治君 ありがとうございます。 原子力行政を推進する側、規制する側が相互に独立し、チェック・アンド・バランスを作用させるというのが今回の原子力安全庁の設置の趣旨であると理解しています。来年の四月といってももうそれほど準備期間はないと思いますので、大臣の指導の下、スピー...全文を見る | ||
○小見山幸治君 被害状況については今お答えがあったとおりだと思います。その復旧に向けて先般第三次補正予算が成立したところでありますけれども、予算執行のスケジュール感というか、どのような政策をどういう行程で今後進めていくのか、現時点での見通しをお聞かせいただきたいと思います。 | ||
○小見山幸治君 ありがとうございます。 迅速な予算執行は言うまでもありません。その一例として、被災地の中で最も象徴的、衝撃的な被害があったケースとして、仙台市の南蒲生浄化センターの事案に具体的に触れていきたいと思います。 仙台市宮城野区にある南蒲生浄化センターは、仙台市民...全文を見る | ||
○小見山幸治君 生活排水処理は、いつ何どきでも国民の生活に密着した重要な問題であります。是非これからもしっかりした対応をお願いしたいと思います。 さて、生活排水が話題になったところで、改めて被災地の現状に照らした質問を続けさせていただきたいと思います。 政府の東日本大震災...全文を見る | ||
○小見山幸治君 今お話がありましたとおり、先ほど取り上げた仙台南蒲生浄化センターの事例でも分かるように、集中した下水処理ではなく、浄化槽を適宜適切配置して生活排水処理が機能不全に陥らないようにすることが肝要だと思います。 つまり、危機管理、災害対策の観点からも浄化槽が優位では...全文を見る | ||
○小見山幸治君 ありがとうございます。 それほど環境省と私の間に認識の違いがないということがよく分かりました。 そこで、生活排水に関し、我が党が政権交代以前から取り組んでいる下水道法改正について幾つか質問をしたいと思います。 我が党は、野党時代から下水道法の改正を訴え...全文を見る | ||
○小見山幸治君 今国土交通省からお話がありました。 私は、後ほどもう一度述べさせていただきますが、下水道と浄化槽のベストミックスがこれからは必要ではないかと、そういう立場でございます。 そこで、下水道と浄化槽の比較優位の議論について確認をしたいと思います。 今国土交通...全文を見る | ||
○小見山幸治君 今、国土交通省からは明確な答弁がなかったわけですけれども、環境省からお話がありましたように、水質については、住民の人が生活していくという意味においては、決して、浄化槽であれ下水道であれ、問題はないのではないかと、私はそのように認識をしております。 そこで、もう...全文を見る | ||
○小見山幸治君 ありがとうございます。 財政上これだけの問題があるということが客観的に明らかになったと思います。本来は、下水道事業は特別会計及び料金収入で賄わなければいけないということであります。しかしながら、一般会計からかなり繰入れをしないと下水道は成り立たないというのが今...全文を見る | ||
○小見山幸治君 どうもありがとうございました。 今、政務官からもお話がありましたように、私もベストミックスが必要だと思いますので、是非、下水道法改正については今後具体的に進めていきたいと思います。 残念ながら時間が来てしまいましたので、まだ地域主権改革やCOP17について...全文を見る | ||
12月22日 | 第179回国会 参議院 環境委員会 閉会後第1号 議事録を見る | ○小見山幸治君 前回の委員会に続きまして質問をさせていただきます。 今、政府・与党内において地域主権改革の議論が盛んに行われているわけでありますが、私も地域主権調査会の方に、環境部門会議を代表して副会長としてその議論に参加をしております。その中で今、出先機関の改革について議論...全文を見る |
○小見山幸治君 ありがとうございます。 今説明がありましたとおり、環境事務所は国立公園の保護管理が中核であるということが分かりました。我が国の国土の五・五%しかない保護区において、それが地方自治体に移管されるということは大変危険なことではないかと、私はそう思っています。 ...全文を見る | ||
○小見山幸治君 今御説明がありましたように、専ら環境保全に責任を持ち開発利益から離れた立場の環境省だから、こうした開発に対して厳しいチェックができるんだと思っています。今回の原子力発電所の事故を受け、規制と利用の分離の観点から、開発推進の経済産業省から原子力安全行政を分離させ、環...全文を見る | ||
○小見山幸治君 ありがとうございました。大臣も私と同じ思いであるということを認識いたしました。 これについては、これから政府内で厳しい調整が行われると思います。自然保護を守るという観点から、大臣始め政務三役の皆さんにおかれましてはきちっとした対応をしていただきますよう、日本の...全文を見る |