近藤正道

こんどうまさみち



当選回数回

近藤正道の2007年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月13日第166回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第2号
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○近藤正道君 社民党の近藤正道でございます。今日は、貴重なお話を聞かせていただきまして、ありがとうございました。  ODA予算が削減される中で、ますます何のためにこれを行うのかと、こういう本当に根源にさかのぼった議論、繰り返しやっていかなければならないということを改めて感じたと...全文を見る
○近藤正道君 もう一つお尋ねをいたしたいと思います。  国益、戦略的な思考と、こういう話が今日ずっと出ました。これを突き詰めていきますと、先ほど岡本先生のお言葉の中にも出ておりましたけれども、その国に対して日本は戦略的に何を求めるのかと。そのことがやっぱりあって、そしてそれを基...全文を見る
02月22日第166回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第3号
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○近藤正道君 近藤正道でございます。お二人の先生、貴重な御意見ありがとうございました。  質問が後になりますと、先の皆さんに問題一式、先に聞かれてしまいまして、私も今のFTA、ODAの関係を聞きたかったわけでございますが、ちょっとこれ以上の私もネタがございませんので、それは終わ...全文を見る
○近藤正道君 いや、いいです、いいです。済みません。
○近藤正道君 いいです。  私はODAの基本は一階部分だというふうに思っておりますし、二階はむしろこれは国益に資するという、そういうやつをはっきりさせた方が、国民の中で議論が活性化むしろすると、そういう意味で申し上げたわけで、国益を前面に掲げてやれというふうに言っているんではな...全文を見る
02月27日第166回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第4号
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○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  今日は、お二人の先生方、大変有意義なお話をしていただきまして、ありがとうございました。  私も今ほどの小林委員と似たような質問を実は考えておりましたけれども、重複は避けたいというふうに思っております。しかし、多少似たよ...全文を見る
03月07日第166回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  今年の一月の末に、東京電力の原発で不正、データ偽装、こういうものが二百件ぐらいあったということが発覚をいたしました。国の法定検査をごまかす、妨害をする大変悪質なものでございまして、新潟県の知事などは、国の検査をごまかす、...全文を見る
○近藤正道君 私の質問は、このまだ全貌明らかではありませんけれども、東京電力の原発のこの言わば不正についてどういうふうな受け止めをされておりますかと、こういうふうに聞いているんですが、これについて。
○近藤正道君 三月三十一日までにすべてを出せと、あらん限りの努力で洗いざらいうみを出せということでありますんで、是非そうやっていただきたいというふうに思いますが、とりわけ福島第一の一号炉につきましては、四年前、検査妨害がありまして、一年間の運転停止の処分を受けているわけでございま...全文を見る
○近藤正道君 対応が甘いんではないかという思いがしてなりません。今の福島第一の一号機、柏崎の一号機については、いずれも東京電力自身が保安規定に抵触しているということを自ら認めているわけでございます。ということであれば、せめて自発的にこの二つのプラントについてはいったん止めさせて、...全文を見る
○近藤正道君 再発防止はもちろんのことでありますけれども、やっぱり厳正な対応、行政処分をしっかりやる、そのことが企業風土を変えていく私は大きな契機になるというふうに思っています。  立地点の住民は、本当にやっぱりだまされた悔しさと無力感で一杯ですよ。そのことについて、やっぱりき...全文を見る
○近藤正道君 東京電力の言わば不正を見抜けず、検査を合格させていた国、保安院。この国、保安院に対しても、本当に何のために存在をしているのかと、そういう声は立地点では本当に渦巻いております。この責任について、是非大臣から見解を表明していただきたい。  私は、きちっと国の、つまりこ...全文を見る
○近藤正道君 原発立地の自治体では、今度の不祥事を契機に再び推進と規制の分離論、つまり具体的に言えば保安院の経産省からの分離独立論の声が四年前一度出ましたけれども、また今回かなり強烈に吹き上がっておりまして、地元自治体、大臣のところに、是非保安院をやっぱりしっかり経産省から独立し...全文を見る
○近藤正道君 ちょっと議論が食い違って、かみ合っておりません。  時間がありませんので最後の質問に行きたいというふうに思っていますが、原発問題の一番最後で、今高知県で議論になっております高レベル廃棄物の最終処分場の問題でございます。  高知県の東洋町で、ここに最終処分場を持っ...全文を見る
○近藤正道君 金でこの原子力行政を進めるというやり方は、私は基本的に間違っている、やめるべきだと、こういうことを申し上げまして、質問を終わります。
03月08日第166回国会 参議院 予算委員会 第6号
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○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  最初に、パート労働法の改正案のことについてお尋ねをしたいと思います。  今回の再チャレンジの言わば目玉の一つでありまして、割合はそんなに多くないけれども、パート労働者について差別禁止というこういう項目が設けられるという...全文を見る
○近藤正道君 どんぴしゃりのものはないと、それで最も近いものから推計をしたと、それが二十一世紀財団の今御指摘の資料ということでありますが、しかし、この資料につきましては、その契約期間、つまり期間の定めがあるかないか、この極めて重要なポイントについて混在をしている、両方のものが一緒...全文を見る
○近藤正道君 反復継続によって期間の定めのないものになる、あるいはそういう契約とみなすと。まあこれは判例がつくり上げてきた議論でありますけれども、しかしこれは正にケース・バイ・ケースで、判例がその具体的な事情の中でつくり上げてきたもので、かなりやっぱり幅がありますよ、これ。だから...全文を見る
○近藤正道君 ただいまの大臣のお話は全く誤解でありまして、私は、そうではなくて、この法案の本当の姿をやっぱりきちっとまずとらまえて、それから議論をしようと。そういうためには、この差別取扱い禁止の正確な対象範囲をきちっと押さえることが大事ですよ、この四、五%というのは、そういう意味...全文を見る
○近藤正道君 分かりました。  ところでですね、今与党と……
○近藤正道君 はい、一つだけ。  民主党が提出をしております国民投票法案には、内閣に憲法改正原案の提出権、これがあるというふうな記載になっていない。私は、これは認めていない、提出権は否定しているんではないかと、こういうふうに思うわけでございますが、今ほどの官房長官と法制局は内閣...全文を見る
03月09日第166回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  京都議定書の約束の年が来年から始まります。京都議定書の達成は、我が国にとりましては正に至上命令でございます。その一方で、欧米では、京都議定書以降をどうするか、枠組み対策についても削減の数値を示した議論が活発に行われており...全文を見る
○近藤正道君 政府は、究極の目的と、そして早期に世界全体で排出量を半分以下にすると、こういう考え方を持っているわけでございます。総理はその究極目的と、そして排出量の半減を目指す、そのためのポイントとなる時期と数値について是非これをお示しをいただきたいと、こういうふうに思います。
○近藤正道君 具体的な時期と数値が必ずしも明確ではないんではないかな、こういうふうに思えてなりません。  温暖化の最後なんですけれども、昨年の十一月の末に日本経団連がこの温暖化対策について意見書を発表いたしました。私もこれを読ましていただきましたけれども、結論として大変やっぱり...全文を見る
○近藤正道君 是非、日本経団連について、やっぱり温暖化問題に積極的に取り組むように総理の方から説得をしていただきたい、要請しておきたいというふうに思っています。  米軍再編の特措法についてお尋ねをいたします。  米軍再編の進捗に応じて、米軍再編の進捗に応じて再編の交付金を自治...全文を見る
○近藤正道君 私は、原発の場合も含めて、こういう金で、札束で顔をはたきながら事業を進めるやり方、これ全くおかしい、改めるべきだと、こういうふうに思っています。  最後に、政治と金のことでございますが、先日もあるいは今日も松岡農水大臣の話が出ました。本当にこの事務所費、あるいはと...全文を見る
○近藤正道君 しかし、具体的に、具体的にほかの人と比べて、とりわけ松岡大臣の場合、やっぱり不自然ですよ。何でゼロのところに一月に何百万も金が掛かるんですか。四百万も五百万も掛かるんですか。このことについては総理として、やっぱりおかしい、そのことについてはちゃんと説明しろと、内閣に...全文を見る
03月14日第166回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第5号
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○近藤正道君 社民党の近藤正道でございます。  今日は、お二人の参考人の先生、大変貴重な御意見いただきまして、ありがとうございました。私、たった五分でありますので、それぞれの先生に一問ずつ質問をさせていただきたいと思います。  最初に、高橋参考人でございますが、今日はアフリカ...全文を見る
03月15日第166回国会 参議院 法務委員会 第2号
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○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  実は私も今日、鹿児島の公職選挙法違反無罪確定事件を質問させていただきたいと、こういうふうに思っておりました。今ほど仁比議員の方からの質問がありまして、かなり重複をしておりますけれども、一応この準備ということでこの一本でや...全文を見る
○近藤正道君 多分、優秀なスタッフがそばに控えておられますんで読まなくても分かるんだろうというふうに思いますが、しかし、今ほどの議論ではありませんけれども、やっぱりしっかりと読んでいただきたいというふうに思っています。かなり控え目な、慎重な言い回しではありますけれども、本当に明確...全文を見る
○近藤正道君 今ほどの大臣のお話でございますけれども、しかし、今回につきましては、三人の方が厳重注意と、こういう形で決着をしておりまして、いわゆる職務義務違反をだれも問われていないと。これでいいんだろうかと、私は本当に納得できない、そういう気持ちで一杯でございます。  犯罪捜査...全文を見る
○近藤正道君 そうしますと、鹿児島の県警の本部長と、そして志布志の署長が言わば直接指揮の立場に立って、その下で志布志の課長が捜査主任官として具体的な指揮を執ったと、こういう構図でよろしいんでしょうか。
○近藤正道君 この犯罪捜査規範、これはどういうものなんでしょうか。これは、捜査の具体的なやり方を規定した正にその職務義務、捜査官の職務義務を直接定めたものではないかと私は思っております。刑事訴訟法はもちろんありますけれども、より具体的に警察の捜査方法、手法を明確に定めた、これに従...全文を見る
○近藤正道君 この犯罪捜査規範の百六十七条に取調べにおける留意事項、そして百六十八条に任意性の確保と、二つの規定がございます。百六十七条では、被疑者の利益となるべき事項、例えばアリバイなんかそうだと思いますけれども、こういうものについても明らかにするよう努めなければならない、こう...全文を見る
○近藤正道君 今度のその鹿児島の事件につきましては、これはもう判決の中でもかなりのことを言っていますよ。今ほど仁比さんの話もありましたけれども、判決文を見ても、取調官から執拗に追及されたため、苦し紛れに供述をしたり、捜査官の誘導する事実をそのまま受け入れた結果云々とか、こういう記...全文を見る
○近藤正道君 一般的な、私、話を聞いているんではなくて、これだけ違法な取調べが行われたという具体的な証拠が調書の中でも調書外でも様々出てきているわけですよ。そして、判決文の中にも裁判所は慎重な言い回しながらかなりそれを出しているわけですよ。ですから、私は、捜査員は具体的な固有名詞...全文を見る
○近藤正道君 そんな話じゃ駄目ですよ、それは。  今回の事件だけじゃなくて、それこそ富山の今の冤罪の事件もあって、正にこういう事件が噴出をしているわけですから、これはしかし法律的には一人一人やっぱり問われるべきでしょう、それは。何でそれをやらないんですか。何でやらないんですか。...全文を見る
○近藤正道君 それは他の都道府県でやっていただくのは結構なんだけれども、その前に個々の捜査官の責任を明確にしてくださいと、こう言っているわけですよ。裁判所での議論は、それはその彼が、捜査官が作成した供述調書を証拠として採用するかどうか、その観点からの議論なんですから。  今、私...全文を見る
○近藤正道君 全く悔い改めていないですよね。百六十八条は、疑念を抱かれるような方法を用いてはならないと明確に書いてありますよ、これ。私は全く納得できない。  しかし、時間がありませんので、次に行きますが、こういう警察の暴走、何で検察官は、検察庁はチェックできなかったんですか。そ...全文を見る
○近藤正道君 その結果はこの委員会に明らかにしていただけるんですか。
○近藤正道君 今日は時間がありませんので、これでやめますけれども、さらにこのことについては関心を持っておりますので、是非検討していただいて、結果を私たちの前に出していただきたいというふうに思っています。  今回、最高検は通知を出しまして、無辜の者を早期に刑事手続から解放すること...全文を見る
○近藤正道君 時間ですのでやめますけれども、もう二年後に裁判員制度が始まる、そういう中でこういう鹿児島そして富山の冤罪事件が起こってしまいました。この事件を見れば見るほど、取調べの可視化、これ以外にないというふうに思っておりますが、警察あるいは法務、とりわけ警察については全くこの...全文を見る
03月20日第166回国会 参議院 経済産業委員会 第4号
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○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。志賀原発事故についてお尋ねをいたします。  先日、事故現場に行って話を聞いてまいりました。所長も原子炉主任技術者も臨界事故のことを知りながら事故を隠ぺいいたしました。隠ぺいは立派なこれは犯罪行為でございます。しかも、これを会...全文を見る
○近藤正道君 制御棒の落下の事故が志賀原発のほかに昨日、今日、女川、浜岡でも発覚をいたしました。これをどういうふうに受け止めておられますか。とりわけ沸騰水型原発の制御棒の駆動機構に問題があるんではないでしょうか。どうでしょう。
○近藤正道君 女川と浜岡の事故が報告されていれば、私は、志賀の事故も起こらず、また隠ぺいも起こらなかったんではないかと、こういうふうに思っておりますし、志賀が起こらなければその後のジェー・シー・オーの東海のあの二人亡くなった大事故も起こらなかったんではないかと、こういうふうにも思...全文を見る
○近藤正道君 いろんな事実が明らかになってきておりますが、法令違反、罰則に触れる犯罪行為もありますけれども、みんな時効で手も出せないと、これは本当にひどいと思うんです。たまたま事故が起こりませんけれども、しかし、万一の原発の事故の被害の甚大さを考えれば、私は、最高刑はもっと重くす...全文を見る
○近藤正道君 終わります。
03月22日第166回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号
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○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  私は、沖縄の自立の問題を中心に何点かお尋ねをしたいというふうに思っています。  沖縄の本土復帰以降、本土との格差の是正などを目的に三次にわたりまして沖縄振興開発計画、そしてその上に今の沖縄振興計画が策定、実施をされまし...全文を見る
○近藤正道君 巨額な投資が沖縄の自立に私はつながっていないんではないか、こういうふうに思っているわけでありますが、沖縄の財政問題に詳しい大阪経済大学の重森暁教授、この方が著書の中で、沖縄振興政策の最大の弱点は、道路、港湾、空港等のハードなインフラ整備に目を奪われて、それらの基盤が...全文を見る
○近藤正道君 ちょっとかみ合わないんですけれども。  沖縄振興計画に基づく振興事業、これは基地交付金と似たようなもので、基地容認の見返りというそういう側面は否定できないんではないかと、こういうふうに思っています。また、使途が限定されております。いわゆるひも付きであります。国の補...全文を見る
○近藤正道君 公共土木事業におきまして国の補助事業を行う場合、他県では各省庁ごとの縦割りで自治体に補助金が流れます。ところが、沖縄振興事業では、旧沖縄開発庁、現在の内閣府の沖縄担当部局が内閣府の予算としていったん計上する、そしてそれを関係省庁に移し替えて執行する、これを一括計上方...全文を見る
○近藤正道君 この話はこれからも続けさせていただきたいと思います。  時間がありません。防衛庁、申し訳ありません、質問ができませんで、おわび申し上げます。
03月22日第166回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第6号
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○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  私は、平成十九年度の外務省のODA予算というか、アフリカに限定して質問をさせていただきたいと思っています。  無償資金協力が四十六億円のマイナス、JICAの交付金も十九億円のマイナスということで、大変厳しい状況の中での...全文を見る
○近藤正道君 ですから、その真水部分はどのぐらいになる見込み、あるいはどのぐらいにしたいと皆さんとしては考えておるんですか。それは後になって、まあそれはということではなくて、今時点でどのぐらいを真水で確保したいと、あるいはできるというふうに思っておられるんですか。具体的な数字を示...全文を見る
○近藤正道君 数字と言ったからそういうふうにおっしゃっているのかも分かりませんけれども、しかしある程度、全く分からぬということじゃないわけで、大臣、大体、割合でも結構なんですが、このぐらいは是非行きたいということは、それは言わなきゃならないんじゃないですか、それは。
○近藤正道君 はい、分かりました。是非その方向に向けて頑張っていただきたいというふうに思っています。  ノンプロジェクト無償の中に今回、六億ではありますけれども新たに貧困削減戦略支援無償、こういう制度ができました。我が国はプロジェクト型の支援が中心だったんですが、ヨーロッパでは...全文を見る
○近藤正道君 最後の質問でありますが、ミレニアム達成が二〇一五年ということでございます。アフリカに関しまして八つのミレニアム開発目標があるわけでありますが、この達成に向けたODAの現状がどうなっているのか、課題は何なのか。中間年の〇八年までに何をどう達成できるかなどをまとめた資料...全文を見る
○近藤正道君 終わります。     ─────────────
03月26日第166回国会 参議院 予算委員会 第13号
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○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  私も、能登地震の被害に遭われた皆様に心からお見舞いを申し上げたいと思っています。  その能登の志賀原発で、そして福島第一で臨界事故が長期にわたって隠ぺいをされておりました。多くの事故が隠されておりました。正に開いた口が...全文を見る
○近藤正道君 松岡大臣にお尋ねをいたしますが、光熱水費、掛かるわけがない光熱水費に年間五百万を超える、そういうものを計上されている、そのことを問われて、大臣は三月五日、何とか還元水を付けているとか、あるいは暖房機も付けていると、そういうことが含まれていると、こういう答弁をされまし...全文を見る
○近藤正道君 本当かうそかという、それだけ答えられないんですか。何で答えられないんですか。もう明らかに虚偽記載、明らかですよ。  私も、社民党としても、改めて松岡大臣の証人喚問、求めたいと思っています。検討してください。
03月27日第166回国会 参議院 法務委員会 第4号
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○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  今回、七十五名の裁判官増員の要求でございます。もう既にこれの関連の質問も出ているようでありますが、最初に、今回の増員要求そのものについて、まとめの意味も込めまして質問したいと思います。  司法制度改革のための人員体制整...全文を見る
○近藤正道君 先ほどと全く同じ答弁、ありがとうございました。  次に、私の地元で少し今議論になっていることについてお伺いをしたいというふうに思っています。  新潟でございますが、新潟は新潟地方裁判所の下で五つの支部がございます。新潟の本庁の隣に三条支部がございますが、この三条...全文を見る
○近藤正道君 どうして支部制度があるにもかかわらず全部事件を本庁に集めると、こういうふうなことをやるようになったのか。検察官の配置は検事正の権限というふうに聞いておるんですが、どうしてせっかく検察庁の各支部があるのにそこに検察官を配置しないで、そして本庁の方に集めるようなそういう...全文を見る
○近藤正道君 三条につきましては、検察庁の三条支部に一時期検察官が常駐をしていなかったということがありまして、事件をみんな新潟の本庁の方に持っていって本庁から新潟地方裁判所に起訴をする、三条の関係者はみんな新潟の方に出向いていかなきゃならぬと、そういう事態がありまして、三条で問題...全文を見る
○近藤正道君 ありがとうございました。  もう一回確認なんですが、今言いましたように、支部の制度があるにもかかわらず、支部に検察官が常駐していなくて本庁で処理をする、これは事件配分の関係で違法ではないというふうに今おっしゃったけれども、しかし、何のために事務配分をしているのかと...全文を見る
○近藤正道君 じゃ、実態調査をしていただくということでありますので、期待をしておきたい、待ちたいというふうに思っています。  あと三分ほど時間がありますので、もう一つ。去年の四月から始まりました地方裁判所、全国の地方裁判所で労働審判制度、始まっておりますが、この事件処理の状況が...全文を見る
○近藤正道君 まだ始まって一年もたちませんので断定的なことは言えません。しかし、私もこの労働審判制度にかかわる弁護士などにいろいろ感想を聞きました。とにかく、国レベルでも今労働相談が年間九十万件ぐらい、県とか市町村を入れればもっともっと膨大な相談があると思うんですけれども、それか...全文を見る
04月10日第166回国会 参議院 法務委員会 第5号
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○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  私も今日、部分判決制度にポイントを絞って質問をしようと思っております。  いずれにいたしましても、今ほど来の議論がございまして、この制度、区分審理判決、これが極めて例外的なものである、特に必要のある場合であり、かつ、こ...全文を見る
○近藤正道君 法務省の小津局長に部分判決制度について何点かお尋ねをしたいと思いますが、まず、いったん併合した事件を区分して審理することになるわけでありますね、部分判決制度というのは。それぞれの審理に加わる裁判員はすべて異なることになっているわけでありますが、構成裁判官三人は最初か...全文を見る
○近藤正道君 刑事訴訟手続におきましては、判断権者である裁判官が代わった場合、公判手続の更新をしなければならないことになっております。これは刑訴法三百十五条に規定がありますが、公判手続の更新をしなければならない。また、裁判員制度の下において裁判員が代わった場合においても公判手続の...全文を見る
○近藤正道君 局長、今のその必要な範囲で公判手続の更新をする、必要な範囲でありますのでそれ以上なかなか言い得ないところもあるかと思いますけれども、ポイントは何ですか。
○近藤正道君 いささかかなり技術的なところに入って申し訳ございません。  次に、もう一つ部分判決制度について小津局長にお尋ねをいたしますが、部分判決制度におきましては最後に併合事件審理手続が予定されております。この審判手続におきましては、区分されなかった事件の審理と、その結果及...全文を見る
○近藤正道君 分かりました。  刑事訴訟法では弁論の分離という制度がございます。部分判決制度におきましてはこの弁論の分離という既存の制度を使わずに、区分審理決定という制度を新たに設けたわけでございます。この趣旨、目的はどのようなことからそういうふうに行ったのか、弁論の分離と区分...全文を見る
○近藤正道君 分かりました。  これもまた手続的なことで恐縮でありますが、区分審理決定につきましては取消しあるいは変更の制度が設けられることになっております。これらの意義と違いについて説明してください。
○近藤正道君 部分判決制度におきましては、最初から最後まで構成裁判官三人は同一でございます。裁判員は区分事件ごとに及び併合事件審理とでは異なってくると、先ほど来繰り返し出てきている問題でありますが。となりますと、裁判官と裁判員との間で接している情報、知り得る情報についてどうしても...全文を見る
○近藤正道君 最後に、最高裁の小川局長にお尋ねをしたいと思います。  部分判決制度の導入によりまして連日開廷の要請がますます強くなるだろうと。実際のところ、そのようにして迅速な裁判運営がされていくのであろうと期待をするところでございますが、これに伴って書記官の作成する調書が間に...全文を見る
○近藤正道君 終わります。     ─────────────
04月11日第166回国会 参議院 行政監視委員会 第2号
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○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  先ごろ、特別会計に関する法律が成立をいたしました。しかし、これで特別会計改革が終わったわけでは断じてないわけでありまして、私は、今日、特別改革を更に進めるという観点から、ちょっと地味で細かい質問でありますが、何点か質問を...全文を見る
○近藤正道君 今ほど財務省の指摘に対する見解表明がございましたが、今度は指摘をいたしました会計検査院の方にお尋ねをしたいと思います。  会計検査院は、成立した特別会計法や十九年度予算に添付されております積立金明細書にある記述等、これをどういうふうに見ておられますでしょうか。 ...全文を見る
○近藤正道君 積立金の必要性の規定の整備、これが特別会計に関する法律で整ったということについては一歩前進というふうに私も思っております。  ただ、問題は中身でありまして、添付資料の中でもありますとおり、昨年の十二月に財務省が「特別会計改革の取組み状況について」という資料を出して...全文を見る
○近藤正道君 努力というか、私は会計検査院の指摘からいきますと、やっぱりなぜ必要なのかとか今おっしゃいましたけれども、適正な保有水準、合理的な客観的な水準というのはやっぱり限りなくそれに向けて努力すべきだと思うんですよ。  今回のような必要なものを必要なだけ積み立てるみたいなや...全文を見る
○近藤正道君 分かりました。大体質問の趣旨はお分かりいただいておられるようなんで、是非御努力をいただきたいというふうに思っています。  特別会計における財政統制、コントロールをどうするのか、様々な制度があるわけでありまして、その一つとして積立金の明細書を予算書に添付する、これを...全文を見る
○近藤正道君 皆さんはいつもそういうふうにおっしゃるんですが、しかし、予算を審議する国会が審議の必要性から予算書の添付書類に資産、負債の貸借対照表を是非付けてくれと、こういうふうに言っているのに、審議をお願いする、つまり審議される側の立場の皆さんが、あるいは財務省が、それは決算の...全文を見る
○近藤正道君 理解はできませんが、時間が来ましたので、このことについてはこれからもまだ議論させていただくということを申し上げまして、質問を終わります。  ありがとうございました。
04月16日第166回国会 参議院 本会議 第17号
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○近藤正道君 社会民主党・護憲連合の近藤正道です。  私は、会派を代表し、日本国憲法の改正手続に関する法律案について発議者に質問をいたします。  初めに、衆議院憲法調査特別委員会での質疑打切りと強行採決に断固抗議をいたします。それに関連をいたしまして、先ほどの保岡発議者の、参...全文を見る
○近藤正道君(続) 法案は、憲法改正について、公正、慎重に国民の判断を仰ごうという姿勢がみじんも見られません。憲法の改正権者は国民であり、国会は改正案を提案するにすぎません。このような国民不在の法案を作成し、改憲のプロセスだけを推し進めることは断じて許すことができません。
○近藤正道君(続) 法案を撤回し、憲法理念の実現に向けた努力を強く求めて、私の質問を終わります。(拍手)    〔衆議院議員葉梨康弘君登壇、拍手〕
04月17日第166回国会 参議院 法務委員会 第7号
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○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  近時、埼玉、いろんなところで悪質、重大な、かつ悲惨な交通事犯が発生をしておりまして、本当に心を痛めているところでございます。そういう中での今回の刑法改正、そして、関連して道交法の改正という問題がありまして、酒、あるいは重...全文を見る
○近藤正道君 では、それを今度は受けまして次の質問でありますが、自動車運転過失致死傷罪の最高刑が七年ということになったわけでございます。まあ率直に言いましてなぜ七年なのかということでありますが、業過致死傷の最高刑が五年、これが短くて七年は妥当だというこの根拠についてお聞かせをいた...全文を見る
○近藤正道君 先ほど来話がありましたけれども、とにかく悪質、重大な事犯がたくさん出ておるわけでございますが、これに対して厳罰で臨む、これは一つの方法でありますが、しかし、これだけで事は解決するかといえば、決してそうではない。最終的には交通安全の総合的な対策が不可欠であると、こうい...全文を見る
○近藤正道君 それで、一つお聞きしたいのは、先ほど来、昨年九月の埼玉県川口市の悲惨な事故のことでございます。保育園児ら二十一名が死傷するという、本当に大事故、大惨事になったわけでありますが、この道路の幅員は六メートルでありまして、ガードレールもない、車道、歩道の区別がない、こうい...全文を見る
○近藤正道君 皆さんの問題意識は分からぬわけではありません。多分相当たくさんありますし、いろんな個々ケースによって対応は違うと思うんですけれども、いずれにしましても生活道路にやっぱり事故が非常に多発している、それはやっぱり顕著な事実でありますので、一度、生活道路の整備や改善、安全...全文を見る
○近藤正道君 是非それはやるべきなんじゃないでしょうか。  法務大臣、いろいろ、これは内閣府も国土省も警察もいろいろ関連があると思うんですけれども、これだけ、今回は道交法の改正もある、自動車の過失致死傷の新設もある、こういう形で正に交通事故を、それも重大事故を撲滅しようという機...全文を見る
○近藤正道君 終わります。     ─────────────
04月18日第166回国会 参議院 日本国憲法に関する調査特別委員会 第3号
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○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  おとといの本会議でも質問させていただきましたけれども、今日はやはりこの間の衆議院の出口といいましょうか、終わり方と、そしておとといも話をさせていただきましたけれども、本会議のときの保岡発議人の発言についてやっぱり冒頭触れ...全文を見る
○近藤正道君 あの衆議院の審議の後、いろいろ世論調査、幾つか出ました。共同でもありましたし、いろんなところでも出ておりますけれども、憲法の改正の問題については意見は分かれております。しかし、九条、事九条については変える必要はないというのがどこを見てもやはり多数意見でありまして、私...全文を見る
○近藤正道君 じゃ、さっきの後半の私の質問でありますけれども、どうして憲法原案審査権の凍結という事態になったんですか。それはやっぱりそれなりの指摘を受けて、皆さんとしてはその懸念を認めたからこそ凍結にしたんではないか、私はそういうふうに思えてなりません。  その点の御答弁いただ...全文を見る
○近藤正道君 整理をいたしますけれども、憲法審査会でできることとできないことを整理して答えてください。
○近藤正道君 憲法に密接にかかわる法制というお話がございましたが、この中には集団的自衛権の行使、現在、集団的自衛権の行使については一定の整理が行われておりますが、これについて安倍総理は、見直す、除外例を含めて見直すと、こういうことを言っておられますけれども、この集団的自衛権の行使...全文を見る
○近藤正道君 私はその辺のところは大変懸念を持っていたものであります。集団的自衛権の行使について見直しの議論がここ進んでいると。内閣法制局の見解に対する様々な論議が巻き起こりつつありますけれども、この憲法審査会が国会におけるその正に舞台になるんではないか、こういうふうな懸念を大変...全文を見る
○近藤正道君 改憲原案の審査は三年間凍結をされましたけれども、現憲法の様々な調査という名目で、事実上の改憲原案作りといいましょうか、制度設計の議論が公然と行われるんではないか、それは公式にそういう場が設けられるんではないかと。もうそれ自身大変な政治問題だなというふうに思っておりま...全文を見る
○近藤正道君 私は、この広告のことというのは全くよく分かりませんでした。今でも基本的なところはさっぱり分かってないんだろうというふうに思います。新聞の意見広告ぐらいなものは多くの皆さんも経験があるんだろうと思いますけれども、テレビのスポットCMの世界というものがどんなふうに成り立...全文を見る
○近藤正道君 全く素人で分からないんで素朴にお尋ねをするんですが、テレビスポット、東京でいえば民放五局あります。そして、それがそれぞれのエリアで関東だとか関西だとかいろいろ流れていく、そういうシステムになっているようでありますが、どのくらいの本数を流すとどのくらいの効果があるのか...全文を見る
○近藤正道君 政党のことはいいとしまして。  そうすると、皆さんはある程度、私は当然そういうことはある程度モデル的に、このぐらいのCMを流すとこのぐらいの効果があって、このぐらいのお金が掛かるということは一つモデル的に持っておられて、その上でいろんなバランスを考えて投票日前一週...全文を見る
○近藤正道君 きちっと調べはされたんですか、されてないんですか。  何人かの方にちょっと聞いたというのは分かるけれども、私はそれなりのやっぱり試算、あるいはどのぐらい、費用対効果を調べてやったんではないかと。だって、今回だって、いや億掛かるとか十数億掛かるとか、中には数百億掛か...全文を見る
○近藤正道君 無料枠の話は別にするからいいですよ、今言わなくったって。  そのテレビCM、テレビ、ラジオの有料広告が極めて人の意識に働き掛ける度合いが現代社会においては大きいと、みんなの共通認識になっているから、このことが一つの大きな議論になって、ここをどうやって規制をしていく...全文を見る
○近藤正道君 私もよく分かりませんけれども、スイスだとかイタリア、ここではテレビCMを基本的に規制している。全面禁止している。そして、そこで金を掛けるということではなくて、討論番組とかそういうところをやっぱり充実させると、こういうふうなことがかなり広範に行われているというふうに聞...全文を見る
○近藤正道君 記憶程度なんですか。是非やっぱり、ここでこういう教訓があってこうしたという、そういう話はないんですか、提出者の方から。
○近藤正道君 私は皆さんの答弁を聞いていて、なぜ投票日前二週間なのか、納得のいく合理的な説明が全くなされていないと。ここはやっぱりもっときちっと、私どもは全面的に禁止すべきだというふうには思っておりますけれども、なぜ二週間なのかということについては、単に広告主との表現の自由とのバ...全文を見る
○近藤正道君 私は、報道の領域はともかくとして、そもそもテレビ広告の世界は表現の自由の世界というよりは経済的自由の世界、ここが主流ではないかと、こういう基本的な認識を持っておりますんで、このことについては今後の少し議論に譲りたいというふうに思っています。  一点お聞きしたいのは...全文を見る
○近藤正道君 皆さんの修正案の中に、最終的に放送法の三条の二第一項留意の規定が入りました。私は、放送法第三条の二第一項を見まして、これがどういうふうに現実に運用されているのかいろいろ話を聞きましたけれども、他に対する批判というものについてはかなり厳しくこの条項を適用して規制がどう...全文を見る
○近藤正道君 時間がありませんので、最低投票率の問題について質問をさせていただきたいというふうに思っています。  今日も何人かの方がこの最低投票率、是非設けるべきだと、こういう質問をされましたし、私も国民の総意に基づく憲法改正、そして硬性憲法の本質を貫くという意味では、これは、...全文を見る
○近藤正道君 なかなか正直にお話しになっていただけないなと、こういう思いがするわけでありますけれども、先ほどの仁比議員もそうでありますし、皆さんの議論の中でも出てきましたけれども、この最低投票率、憲法事項だということで、理由が三点ほどありました。  私は、憲法九十六条が最低投票...全文を見る
○近藤正道君 これは国会の、まず正に制憲国会で十分議論をして確立した憲法でありますんで、今ほどの保岡議員のGHQが作ったという、そういう言い方はやっぱりこれ大変誤解を招きますよ。これは後でまた議論さしていただきますが。  一つ最後にお聞きしたいんですが、世界の最低投票率を定めて...全文を見る
○近藤正道君 しておりません。
○近藤正道君 これはやっぱり、どうやったら、一人一人の国民、主権者である国民、この憲法改正は正に間接民主制の中で唯一国民が直接出張ってここに関与する、自ら憲法を作る、こういうところであります。ですから、民意が本当にしっかりと制度設計の中に盛り込まれていなきゃならぬと思うんですけれ...全文を見る
○近藤正道君 終わります。
04月19日第166回国会 参議院 経済産業委員会 第9号
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○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。質問時間十分でありますので、端的にお尋ねをしたいというふうに思っています。  最初に、永原参考人にお尋ねをいたします。  私は、志賀原発事故直後に発電所にお邪魔をいたしまして、いろいろ事故の報告聞かせていただきましてありが...全文を見る
○近藤正道君 全くこれは納得できないというふうに思いますよ。  さっき言いましたように、事故の隠ぺい経過についてはほとんど不明で分からない。八年前なんというのはそんな大昔じゃないですよ、それは。ここについて全部分からない、これではとてもうみを出したことにはならない。それはもう総...全文を見る
○近藤正道君 厳正な対処を私は安倍総理にも求めましたし、安倍総理も、体質改善をしてもらうと、今回の隠ぺい、改ざんについては厳正に対処する、こういうふうに言っておられます。  私は、今も言いましたように、やっぱり信賞必罰は明確にすべきだと、そのことをしっかりやった上で原発が残るん...全文を見る
○近藤正道君 もう一つでありますが、即発臨界のことですね。  先ほど石川参考人からお話をお聞きしました。ケースによってはその危険は非常にあるということで、同時に日本の原発については即発臨界の防止対策は必ずしも十分なのかなという、そういう問題提起もあったようでありますが、保安院、...全文を見る
○近藤正道君 終わります。
04月19日第166回国会 参議院 日本国憲法に関する調査特別委員会 第4号
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○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  最初に、ちょっと通告外の質問を一つさせていただきたいというふうに思います。  実は、私もこの委員会の審議に専念をしておりましたんでごく最近まで気が付かなかったんですが、実は今、私たちは今ほど来審議を始めておりますが、衆...全文を見る
○近藤正道君 自民党の内部の国対の手続、赤松先生もおられますけれども、それはともかくとして、院の手続というのは私全く若輩で分かりませんが、どういう手続なんでしょうか、教えていただけますでしょうか。
○近藤正道君 院の手続といって何か特別なものがあるのかなと思ったら、今程度のものですよね。こういうことがあっていいのかなと私は思うんですが、赤松先生、いかがですか。
○近藤正道君 例えば衆議院の特別委員会の審議の際にほぼ連日のように審議をしておったということであれば、私も今ほどの保岡委員、赤松委員の話は分からぬわけでもない。しかし、衆議院の時点では基本的に定例で週の限られた日に審議をやっておって、そして今度は参議院に来ると突然それが連日審議に...全文を見る
○近藤正道君 えっ、各党。
○近藤正道君 党内の手続はそれはともかくとして、衆議院レベルでも、野党の方は全くこれについては関知をしてない、意思表示をしてないと。もちろん私どもも全くそういう事態は言わば気が付かなかったということでありますけれども、これは本当に重大なことでありまして、この在り方については是非、...全文を見る
○近藤正道君 つまり、このことについては、冒頭、撤回はされましたけれども、保岡委員の、とにかく衆議院で足りないところをここに集中して審議をしていただきたいと、言わば二院制を無視をして、そして参議院の審議に言わば介入したと受け取られてもやむを得ないようなそういう経過が実はありました...全文を見る
○近藤正道君 それでは、法案の中身に入っていきたいというふうに思います。  改憲案の出し方について、つまり、内容において関連する事項のことについてまたお聞かせをいただきたいというふうに思っています。  発議の仕方につきましては、いわゆる個別方式、そしてその対極の一括方式、あり...全文を見る
○近藤正道君 私、代表質問でもこのことについて質問をさしていただきました。  内容において関連する事項とは何ですかと、一くくりにするその基準みたいなものを明確にしていただく必要があるんではないですかと、こういう質問をいたしましたら、皆さんはそれに対して、これは最終的に国会でお決...全文を見る
○近藤正道君 内容において関連する事項には当たらないという代表的な例として、今の自衛軍の創設と環境権の問題、これよく議論になります。今ほど船田委員の方からも、こういう場合は内容において関連しない、正に典型的なケースだという形で御説明がありましたけれども、それはそれで分かるんですが...全文を見る
○近藤正道君 今、船田委員が、軍隊、自衛軍でいいですよ、自衛軍の創設と軍事裁判所の話を例に挙げて、これは関連性があるんではないかというお話をされましたが、船田委員としては、発議者としては、この自衛軍の創設と軍事裁判所、軍法会議、これは関連性ありと、関連ある事項だと、こういうふうに...全文を見る
○近藤正道君 もう一つお聞かせをいただきたいと思います。  代表質問でも質問をしまして、国会で決めていただきたいと、こういうふうに当時は逃げられてしまいましたけれども、自衛軍、軍隊の創設と軍隊の機能面といいましょうか、その一つとしての海外での武力行使、海外への派兵、これは内容に...全文を見る
○近藤正道君 専守防衛の自衛軍には賛成ではあるけれども、海外派兵、海外活動には反対だと、こういう意見は国民の中には相当多数ありますよ。  そして、今回の内容において関連する事項という話をするときによく出る話は、自衛軍の創設と環境権の話、もう一つは、今の自衛軍の創設と海外での自衛...全文を見る
○近藤正道君 保岡発議者、いかがでしょうか。同じ質問です。
○近藤正道君 聞けば聞くほど分からなくなりますよ、それは。だから、このことが非常に大きな議論に私はなると思うんですよ。  だって、これは、国民は最終的な決定者なんですよ。決定者なんですけれども、国民に対する発議権は、それは国会がやる。国会がどういうふうな発議をするかによって、国...全文を見る
○近藤正道君 私は、基準は不明確だと思いますね。全く分からない。  そこで、じゃ加憲の立場にお立ちになる赤松委員に質問をしたいと思いますが、公明党さんは、例えば九条については一項、二項堅持の立場、それ以外に何があるかということの立場だということをずっと言っておられますけれども、...全文を見る
○近藤正道君 いや、議論は幾らでも、いつでも大いにやればいいと思うんですが、今はその前の、この法案を通すか通さないか、賛成するか反対するかという今議論をしているわけでありまして、その態度を決めるに当たって、この法案の内容に、発議の仕方、これはどう解釈したらいいんだろうかと。解釈い...全文を見る
○近藤正道君 葉梨先生はまた、じゃ葉梨先生もお聞かせいただけますか。
○近藤正道君 非常にやっぱり微妙な問題であると。今の段階では、赤松先生のおっしゃる立場、船田先生も基本的にお認めになっておられる、ほかのお二人も基本的にお認めになっておられる、これは別だという立場なんですけれども、これは議論の仕方によって随分変わってくる要素があるな、これはやっぱ...全文を見る
○近藤正道君 切り出し方によって無効票はかなり出るということについては発議者の皆さんもお認めいただいたというふうに思います。  その上で、そういうふうにならないようなくくり方、これは非常に肝要だというふうに思いますが、それでもやっぱり出てくる懸念があるということを押さえた上で、...全文を見る
○近藤正道君 しかし、この憲法九十六条の文意からいえば、私は、なぜ有効という、賛成、反対を明確にした、それ以外は分母に入れないと、こういう解釈どうして出てくるんですか。  皆さんは最低投票のところでは、午前中も議論があったようだけれども、かたくなに最低投票は入れないと、それが憲...全文を見る
○近藤正道君 実に個々の具体的なケースで御自分の立場に有利なように解釈されるんだなと私は思えてしようがない。  何で最低投票制度の問題が憲法事項で、今の過半数の分母、母数の問題が単なる立法政策の問題なのか、私には理解できないですよ。もっときちっと説明してくださいよ。  私は両...全文を見る
○近藤正道君 全く納得できません。引き続いて議論させていただきます。  終わります。
04月23日第166回国会 参議院 日本国憲法に関する調査特別委員会 第5号
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○近藤正道君 社民党・護憲連合の私、近藤正道と申します。  今日は、四名の先生方、貴重な御意見、御提言をいただきまして、ありがとうございました。大変参考になりました。これからの審議の中に是非生かしていきたいと、こういうふうに思っております。  最初に、最低投票率の設定のことに...全文を見る
○近藤正道君 福井参考人にお尋ねいたしますが、比較憲法という立場ではなくて、今の現行憲法の九十六条の解釈という立場に立ったときに、最低投票率の設定は憲法事項ですか、憲法事項ではありませんか、どっちですか。
○近藤正道君 そうしますと、四名の方のうち三名が明確にこれは立法事項であると、憲法事項ではないと、こういうふうにおっしゃって、福井参考人は更に検討をしたいと、こういうことでございます。だから、明確に憲法事項というふうにおっしゃる方はおられないということであります。  そこで、立...全文を見る
○近藤正道君 最低投票率の話はそれくらいにいたしまして、次に福井参考人に一点お聞かせをいただきたいと思います。  先ほど木村参考人が国民投票法案の問題点について幾つか問題提起をされました。国民に正しい情報を伝える、これはもう国民投票制度が機能する大前提であります。正しい情報をや...全文を見る
○近藤正道君 分かりました。有益な示唆をいただきまして、ありがとうございました。  木村参考人にお尋ねをしますが、先ほど冒頭にレジュメをいただきましたけれども、時間の関係でレジュメの最後の項目、つまり個別投票の方式の問題だとか、あるいは無効訴訟、あるいは改憲の、憲法改正の限界の...全文を見る
○近藤正道君 今ほどのお話の一番最後のところでありますが、憲法改正の限界の点ですよね。与野党とも改正には限界があるという点ではほぼ一致しているんですけれども、しかし何が限界を超えているのか、超えたときにどこがチェックするのかというところで意見が分かれるわけですよね。それは、それも...全文を見る
○近藤正道君 最後に一点、福井参考人にお尋ねをしたいと思います。公務員、教員の国民投票運動規制の問題であります。  公務員、教員については、地位を利用して国民運動をやった場合には刑事罰の対象にはならないけれども行政罰の対象になると。そしてもう一つ、教員も含む公務員については政治...全文を見る
○近藤正道君 終わります。どうもありがとうございました。
04月25日第166回国会 参議院 日本国憲法に関する調査特別委員会 第6号
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○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  憲法改正の手続法案の審議でございますけれども、改正には限界があると先ほど船田議員もおっしゃっておられました。国民主権、基本的な人権の尊重、そして平和主義、この三つは現憲法の正に根幹を成すものでありまして、改正といえどもこ...全文を見る
○近藤正道君 私は、国会に置くということは基本的におかしいんではないかと、こういうふうに申し上げているわけで、ここが基本的にその共通認識として確立されるならば、じゃ国会以外のどこで、より公平中立な機関として何がふさわしいのかと、議論はその次また別のところで発展していくわけでありま...全文を見る
○近藤正道君 中身を中立公正にやると、これは法案の中に書いてあります。それは分かっているんですけれども、私はそれ以前に、広報協議会のやっぱり構成の在り方がおかしいんではないか。これは衆議院でもいろいろ議論がございまして、議席数で配分するというのはこれは発議までだと、発議が過ぎたら...全文を見る
○近藤正道君 私は全くおかしいと思いますよね。  さっきも言いましたように、議員の比率でもって決めるというのはこれは発議まで、発議以降はそれは賛否平等でその協議会を構成をして、それでいろいろ仕事をする。だって、広報協議会の仕事ってやっぱり結構範囲がありますから、いろんな仕事があ...全文を見る
○近藤正道君 広報協議会の仕事といいましょうか広報事務というのは、当初、公報の発行、パンフレットの発行だけだったんですけれども、その後、公報の発行だけではなくて、放送だとかあるいは新聞広告にまで事務を拡大しております。放送だとか新聞広告ということになりますと膨大な国費を伴うわけで...全文を見る
○近藤正道君 私は、さっきも言いましたように、国会の関与は発議までだと、それ以降は基本的に関与すべきではないと。しかも、広報協議会の構成が改憲派が圧倒的に多数を占める。そういうところが公報の発行のみならず放送あるいは新聞広告まで全部やっぱり出張ると、どうしてそこまで拡大をさせるの...全文を見る
○近藤正道君 これは確認の質問なんですけれども、改憲賛成党派と改憲反対党派と総体として平等に扱うと、個々の政党間の平等じゃなくて、賛成派、反対派トータルで平等に扱うと、こういう理解でよろしいんですね。
○近藤正道君 少し細かい話で恐縮でありますが、法案の百六条の六項、これは、憲法改正案に対する賛成の政党と反対の政党の双方に対して同一の時間数及び同等の時間帯を与えるなど同等の利便を提供すると、こういう趣旨の規定でございます。  放送の場合の取扱いなんですが、例えば、いわゆる幾つ...全文を見る
○近藤正道君 実質的な平等の確保であるというお話がありました。具体的には広報協議会で協議という話でございますので、承っておきたいというふうに思っています。  更に細かい話で恐縮でありますが、広報協議会の広報事務は、いわゆる公報と、それから政党の賛否の意見、賛成意見、反対意見、そ...全文を見る
○近藤正道君 広報と賛否の両方の意見、一対一対一、これが理想じゃなくて、一対一対一が原則だというふうには明確に言い切らないんですか。
○近藤正道君 そういうことになりますと、まず改正案の説明があります。そして、それに対して賛成、反対の意見があります。それぞれ一対一対一だということでありますが、外から見ますと、改正案の説明と賛成案というのは大体これは同じ中身になるんじゃないですか。そうしますと、公報の三分の二は実...全文を見る
○近藤正道君 国民投票法案が公正中立な手続法であるためには幾つかのやっぱり条件が必要だというふうに思っています。  その大きな柱の条件の一つが、正しい情報が公平に主権者である国民に伝えられるということだと思いますよね。そういう観点から、今、例えばテレビの有料広告、この議論が巻き...全文を見る
○近藤正道君 幾らその条文の中で公平中立にやりますと言ったって、私たちに見えてくる公報の中身から見るとなかなかそういうふうには見えない、そういうふうに思うのでいろいろ聞いているんですよ。  その公報の中身である改憲案、要旨、その他の参考となるべき事項、ありますよね。この改憲案は...全文を見る
○近藤正道君 ですから、その公報の中身、改憲案、要旨、その他の参考となるべき事項、これは実質的に憲法改正賛成意見と一体となるものじゃないんですか、これは。その割合の方が反対意見の倍あるわけですよ。これは不平等、不公平というふうになるんじゃないですか。  ならばこそ、なおのこと、...全文を見る
○近藤正道君 時間を超過いたしました。  これは、参考人質疑でも公聴会でも、今私が指摘していることは何人かの人から出ております。  私は国民の立場から見れば、是非見ていただきたい。そこから見れば、私は決してこれ、公平なものだというふうには私は言えないんではないか。かなりやっぱ...全文を見る
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  四名の公述人の皆さん、大変貴重な御意見をいただきまして、ありがとうございました。  最初に、笠松公述人にお尋ねをしたいと思います。  先ほど、広報協議会の問題についてお話をいただきました。広報協議会につきましては、広...全文を見る
○近藤正道君 私は、憲法九十六条の解釈としましても、国会は発議まで、発議の後は国会は関与は基本的にできないと、こういうふうに思っておるんですが、そういう立場からいたしますと、今の法案は、発議後もかなり国会がいろいろ出張ってきていると、今の放送あるいは広報についても仕切っていると、...全文を見る
○近藤正道君 鈴沖公述人にお尋ねをいたします。  先ほど芝委員の質問のところで少し答弁が落ちていたような気がするのでもう一度お尋ねをいたしますが、最低投票率、日沖公述人、笠松公述人、網中公述人、三名の公述人はいずれも最低投票率を設けるべきだというふうにおっしゃいました。鈴沖公述...全文を見る
○近藤正道君 そうすると、今のお話は最低投票率を設けると憲法違反という、そこまでは思っていないけれども、いろんな諸般の情勢を総合的に考慮して最低投票率は必要ないんではないかと、こういう立場でしょうか。
○近藤正道君 次に、笠松公述人以外の三名の方にお尋ねをしたいというふうに思います。  今、国会で、今日もそうなんですけれども、国民投票法案の審議が行われております。衆議院でもかなりいろんな議論がありまして、それを受けて今参議院で審議が行われておりますが、この間の国会における国民...全文を見る
○近藤正道君 最後の質問でありますが、笠松公述人にお尋ねをしたいと思います。  先ほどのお話の中で国民投票無効訴訟について言及がありまして、この無効訴訟の規定については、要件、手続、効果、いずれの点においても検討が極めて不十分である、このことについてはもっと論議を尽くすべきであ...全文を見る
○近藤正道君 ありがとうございました。  終わります。
04月26日第166回国会 参議院 法務委員会 第9号
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○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  戸籍法の改正でございますが、冒頭、松岡委員の方から、この間の戸籍の不正取得あるいは不正利用の実例を指摘をしながら、そのことによってどういう事態が起こったのか、そういうことを根絶するためにも今回の戸籍法の改正がやっぱりしっ...全文を見る
○近藤正道君 是非、窓口で混乱が起こらないように十分な対応方が行われますようお願いをしたいというふうに思っています。  そして、次の質問でありますが、先ほどの議論でもありますけれども、戸籍の不正取得、不正利用、これを根絶させるための重要なポイントとして本人通知制度をやっぱり導入...全文を見る
○近藤正道君 次の質問でありますけれども、改正案では、婚姻等の届出に当たって届出人の本人確認ができなかった場合、届出人に対して婚姻等の届出がされたことを通知することとしておりますけれども、この通知は当該住所に、届出人の住所に発信することで足りると、こういうふうに記載になっておりま...全文を見る
○近藤正道君 不受理申出の制度は、それはそれでまた別に議論するとして、今の点なんですけれども、やっぱり圧倒的に多くのケースはこういう場合に当たらない、本人確認ができるケースなんだろうというふうに思いますが、しかし、数は少ないけれども、やっぱり本人確認ができないケースがあります。 ...全文を見る
○近藤正道君 役所の事務処理を優先させたということを事実上お認めになって、なおかつ、実際やって、その弊害があった場合には考えるということでありますが、私は、数はそんなに多くないわけでありまして、役所の事務処理としてもそんなに膨大なものでもありませんので、確認ができない場合にはやっ...全文を見る
○近藤正道君 終わります。     ─────────────
05月08日第166回国会 参議院 日本国憲法に関する調査特別委員会 第9号
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○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  今日は、四名の参考人の先生方から本当に掘り下げた貴重な意見をいただきまして、本当にありがとうございました。大変参考になっておりますし、更に私の質問でその度合いを深めていきたいというふうに思っています。  今ほど仁比議員...全文を見る
○近藤正道君 そこまでおっしゃるなら、例えばどういう文言がありますか。
○近藤正道君 同じ質問について西原参考人、今井参考人に。  今まで話がありましたので、条文の上でより絞りを掛ける工夫についてお知恵を拝見したいんですが、いかがでしょうか。
○近藤正道君 分かりました。  もう一度宮里参考人にお尋ねをしたいと思います。  憲法の九十九条で、憲法尊重擁護義務、公務員にも憲法尊重擁護義務があるわけでございます。そういう意味では教員も公務員も憲法尊重の義務を負っているわけでございますが、この公務員の憲法尊重擁護義務との...全文を見る
○近藤正道君 西原参考人にお尋ねしたいと思います。  先ほど宮里参考人の方から猿払事件の最高裁の判決の射程のことについてお話がございました。今回は、公務員、教員の地位利用の問題と同時に、国公法、国家公務員法、地方公務員法、教員も国家公務員法に準用になりますから適用になりますが、...全文を見る
○近藤正道君 終わります。
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  今日は四名の先生方、ありがとうございました。私も、最初に合同審査会のことについて御質問をさせていただきたいというふうに思っています。  先月の二十六日の当院の憲法調査特別委員会における議論、先ほど来から問題になっており...全文を見る
○近藤正道君 是非将来そういうことになりましたら、今、小林先生がおっしゃられたことを常に頭の中に置きながら頑張りたいというふうに思います。  今回、ここの国民投票法案のところで非常に問題になっているのは、憲法九十六条は非常に簡単に作られていると。そこに、九十六条に書かれていない...全文を見る
○近藤正道君 今は無効訴訟をテーマとした参考人質疑をやっているわけですから、私が聞いているわけで、そういう言い方はそれはないですよ、それは。じゃ、聞けなくなっちゃうわけですから。  それで、もう一つ、せっかく高見参考人が最低投票率の話をされましたんでちょっとお聞きしますけれども...全文を見る
○近藤正道君 あっ、隅野参考人ですか、済みません、間違えました。
○近藤正道君 時間が押していますので、あと一つ。じゃ、隅野参考人にお尋ねをいたしますが、最低投票率の議論がこの委員会でももう本当にしばしば行われておりますが、最低投票率を持ち込んだときの一つの弱点としていわゆるその民意のパラドックス、これをどうするんだという、そういう議論がありま...全文を見る
○近藤正道君 ありがとうございました。終わります。
○近藤正道君 社民党の近藤正道でございます。  今日は四名の公述人の先生方、大変貴重な御意見を披瀝をいただきまして、ありがとうございました。これからの特別委員会の論議の中で是非生かしていきたいと、こういうふうに思っています。  時間がありませんし、私の質問したいと思っていたこ...全文を見る
○近藤正道君 もう一つお尋ねをしたいと思います。  国民投票における国民の権利行使の在り方について、山口公述人、お話しになられました。そして、できる限り、これは憲法制定権力にかかわることであるんでできるだけ自由に行われるべきだ、規制は最小限度にとどめるべきだと、こういうふうにお...全文を見る
○近藤正道君 小坂公述人にお尋ねをしたいというふうに思います。  ポイントを絞って発言されておりまして、その中で、今参議院でも大きな議論になっておりますテレビの有料広告のことについての御発言がございませんでした。小坂公述人の主張の傾向からいけばこれについても一定の問題意識をお持...全文を見る
○近藤正道君 最低投票率のことについてお尋ねをしたいと思います。  今日は、四名の公述人のうち山口公述人、越前屋公述人、小坂公述人三名とも、この最低投票率を設けるか設けないかということは憲法事項ではないと、これは国会が自由な裁量の中で決めることができるという立場を明確におっしゃ...全文を見る
○近藤正道君 そうですか。  参議院の参考人質疑の中で、ある憲法の専門家が、最低投票率は非常に有効だけれども、いわゆる民意のパラドックスという弱点があると、こういうお話をされていました。今の絶対得票率というのは、この民意のパラドックスを克服する、そういうねらいもあるんでしょうか...全文を見る
○近藤正道君 ありがとうございました。  最後の質問でありますが、無効訴訟の中で、無効訴訟の対象をどこまで拡大をするかと。今の与党案だと、憲法の改正の限界を超えた場合にはこれは対象にならないというふうになっております。つまり、改正には限界があるけれども、限界を超えたか超えてない...全文を見る
○近藤正道君 ありがとうございました。
05月09日第166回国会 参議院 日本国憲法に関する調査特別委員会 第10号
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○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  私も、公務員、教員の国民投票運動規制に絞って質問をさせていただきたいというふうに思います。  法案の百三条の問題でございますが、公務員、教員について地位利用という形で規制が行われるわけでございます。    〔委員長退...全文を見る
○近藤正道君 公職選挙法でもこれだけ規制していいんだろうかと、こういう問題が、指摘がいろいろ出されているわけでありますが、今問題にしておりますのは国民投票運動でありまして、公職選挙法で言うところの選挙とはもう質的にも全然違うと。とにかく原則自由、投票の公正を担保する、必要最小限度...全文を見る
○近藤正道君 船田委員、私の質問に全く答えてないですよ。  罰則の適用を外したと、それはいいです。私が聞いているのは、公職選挙法、これも投票の公正を担保する。しかし、それをそのまま国民投票運動の方に持ってくる、これはやっぱりまずい、それは皆さんの認識でもあるわけでしょう。ですか...全文を見る
○近藤正道君 じゃ、新たに文言上縛りを掛けたと、そういうことは、じゃ、ないんですか。判例の言葉をそのまま持ち込んできた、それがある意味では縛りだ、今までそういう言い方してなかったでしょう。構成要件の上で更に縛りを掛けたと、本当に公正を担保するための最小限度のものに絞り込んだと、皆...全文を見る
○近藤正道君 私は、従来の公選法の規定に更に絞りを掛けた、皆さんはそういうふうに言ってきた。しかし、具体的に聞いてみると、決して縛りは掛けていないと、そう言われてもやっぱりしようがない。そういうことになりますと、普通の選挙、人を選ぶ選挙と、国家の基本を決める、それに参加する国民投...全文を見る
○近藤正道君 私は、聞けば聞くほど非常にやっぱり分からなくなる。今言ったように、黙示の場合を考えると、国民投票運動という概念もそれなりにやっぱり広い概念、地位利用は非常にやっぱり境界、限界が分かりにくいと。  こういうことを考えますと、やっぱり教師が教壇で憲法を語る、あるいは大...全文を見る
○近藤正道君 それで、先ほどの仁比さんの話に少し関連をして、時間が少ないわけでありますが、お聞きしたいというふうに思っています。  国公法の百二条の規定からいきますと、国民投票運動はそれは規制の対象にならないわけでありますんで、改めてこの三年間の論議の中では、国民投票運動は国公...全文を見る
○近藤正道君 結局、概念としては三つあると思うんですよ。  いわゆる国民投票運動、それと皆さんがよく言う国民投票運動にかこつけた運動、国民投票運動に名をかりた政治的行為、それともう一つはお互い重なり合う行為、政治的行為と投票運動が重なり合う行為、両方の意味も持っている場合、これ...全文を見る
○近藤正道君 非常に分かりにくいんですけれども、更に聞いてみたいというふうに思っています。  問題は、部分的に重なり合う場合。皆さんは国民投票運動の自由、原則自由という趣旨を大事にしていきたいということでありますが、部分的に重なり合う場合にどうなるのかということがさっぱり分から...全文を見る
○近藤正道君 これは簡単にいかないと思うんですよ。地位利用はそれは懲戒処分ですけれども、政治的行為の場合は刑事罰の対象になるわけですよ。一体だれがどんな基準、物差しで判断をするのか、それによって随分変わってくる。今ならそれは国民投票運動、国公法の場合自由なわけですよ。それがケース...全文を見る
○近藤正道君 結局、これで終わりますけれども、公務員、教員は、やっぱり地位利用と、そして政治的行為規制という非常に不明確な二つの規制でやっぱり縛られることになる、これが非常にはっきりした。一方で、公務員とか教員は憲法尊重の擁護義務を負うという、そういう立場にあるわけでありますが、...全文を見る
05月10日第166回国会 参議院 日本国憲法に関する調査特別委員会 第11号
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○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  今日は、お二人の参考人の先生、大変貴重な御意見いただきまして、ありがとうございました。  時間がありませんので、早速質問に入らせていただきたいというふうに思っています。  今ほどの仁比議員の質問の続きのようなものでご...全文を見る
○近藤正道君 次に、テレビの有料広告の規制もこの委員会で大変議論になっております。今回の法案では、投票日前二週間に限ってテレビの有料広告を禁止をしているわけでありますが、それ以前については全く野放しの状況であります。このことに、この十四日以前についてどうするかという議論が全くない...全文を見る
○近藤正道君 小澤参考人にお尋ねをいたしますが、先ほど最低投票率制度を是非盛り込むべきだと、その方がやっぱり憲法の九十六条の理念により近い、合致をしていると、こういうお話がございました。私も同感でございます。  この最低投票率の問題については、設けた場合の問題点がいろいろこの委...全文を見る
○近藤正道君 もう一つ、小澤参考人にお尋ねをしたいと思います。  法案では、発議から投票日まで最低六十日、長くて百八十日と、こういうことであります。私は短過ぎるというふうに基本的に思っています。最低六十日というのは大変問題だというふうに思っています。  そういう問題意識の中で...全文を見る
○近藤正道君 テレビの有料広告の規制、当初投票日前七日間だったんですが、期日前投票のときにはやっぱり規制しておかなきゃならぬという形で、期日前投票と合わせて二週間になった。ところが、広報協議会の公報についてはそれが満たされていないと。  私は、憲法上大きな問題であるし、この法案...全文を見る
○近藤正道君 そのためにも、それは関連する問題として、最低六十日、発議から投票まで六十日、ここがやっぱり短過ぎると、ここのところをやっぱり大きく変えていかなければ私はこの問題の解決はできないというふうに思いますが、この六十日をもっと長期化するという点について、お二人の先生、どのよ...全文を見る
○近藤正道君 終わります。
05月11日第166回国会 参議院 日本国憲法に関する調査特別委員会 第12号
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○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  仁比議員から思いを託されましたので、そうするとこのことについても少し話をしなきゃならぬのかなと、こういうふうに思います。  私、おとといの日でしょうか、この間の質問のときにも、公務員、教員の地位利用、とりわけ教員の地位...全文を見る
○近藤正道君 葉梨発議者はいつも質問に端的にお答えにならない。本当に私は、もっと注意をして答えていただきたいと思うんですよ。私は罰則のことも聞いてないし、公職選挙法のことも聞いてない。ただ、今まで出てきた話を全部総合しますと、やっぱり職務との関連性、そして職権濫用的な勧誘行為、こ...全文を見る
○近藤正道君 保岡議員かあるいは船田議員にお答えいただきたいんですが、私の問い、つまり職務関連性と職権濫用的な形態で勧誘行為をした場合、この二つの正に本質的な要素をストレートに条文の中に書き込む、そういうものに変えるべきだと。それができないんなら私はこの規定は削除すべきだと。どう...全文を見る
○近藤正道君 私は、国民投票運動は原則自由だと、投票の公正さを担保する、そのための必要最小限度のものに限るべきだと、そういうふうに考えたときに、今皆さんが法案の中で用いている影響力、便益、こういう非常に包括的な無限定なやり方ではなくて、もっとやっぱり限定した書きぶりに変えるべきだ...全文を見る
○近藤正道君 分かりました。  時間がありませんので最後に、最後になるかどうか分かりませんが、憲法審査会のことについてお尋ねをいたします。  このことについては、改憲原案の審査権限については三年間凍結ということでありますが、憲法の調査については行使可能と。私としては、憲法調査...全文を見る
○近藤正道君 それぞれ発議者の今個人的な、個人的なというか一つの基本的な考え方を示されましたけれども、しかし、一部マスコミ報道によりますと、改憲原案審議の凍結期間に、自民党の場合は、大綱は作成できるんだと、この期間内に大綱を作ろうということをそれなりに意思統一をして文書を作成して...全文を見る
○近藤正道君 今日、総理に対して、それぞれの皆さんが総理の憲法観いろいろ聞いておられました。立憲主義としての言わば憲法というお話を総理はされておりましたけれども、まあしかし、この憲法観については随分いろんな人がおりまして、私、昨日さいたまへ行きましたら、与党の皆さんの推薦、議員の...全文を見る
○近藤正道君 いずれにいたしましても、聞きたいことはたくさんあります。公聴会、あるいは参考人質疑で議論はたくさん出ているにもかかわらず、今日こういう形でとにかく審議が打ち切られて採決という事態になりました。私どもは同意をしておりませんけれども、本当にこれは私はひどい、参議院の名誉...全文を見る
○近藤正道君 社会民主党・護憲連合を代表し、与党案に対する反対討論を行います。  初めに、本日の憲法調査特別委員会をもって審議が打ち切られたことに強く抗議をいたします。これは与党と民主党の両筆頭理事間の合意を基に、我々の意見を聞くこともなく一方的に決められたことであります。我々...全文を見る
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道と申します。今日はお忙しい中お出掛けいただきまして、ありがとうございました。  何を聞こうかというふうに思っておったんですが、四名の皆さんの冒頭の話を聞いて、そしてまた南部公述人の問題提起の一番最後に、憲法の多義性という概念がありましたの...全文を見る
○近藤正道君 次の質問に移ります。  先ほど南部公述人が冒頭、両院合同起草委員会、大変刺激的な、刺激に満ちた問題提起をされました。それに対して三輪公述人が、それは言わば二院制のメリットを踏みにじる、そういう可能性があるんではないか、こういう指摘がありました。これは、この間参議院...全文を見る
○近藤正道君 再度、三輪公述人にお尋ねをいたしますが、三輪公述人の議論の中で、憲法改正の手続は討論に基づく、正に熟慮と討論が保障されたものでなければならないと、徹頭徹尾そうでなければならないということの中で幾つかレジュメに書いてありますが、その一つで、運動期間という問題がございま...全文を見る
○近藤正道君 ありがとうございました。  終わります。
05月14日第166回国会 参議院 行政監視委員会 第3号
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○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  今日は、今年の一月の初めから各地の電力会社でデータの改ざんだとかあるいはトラブルの隠ぺい、こういうものが続出をしまして、それをきっかけに経産大臣あるいは国交省、大臣が不正の総点検を指示をいたしました。三月の末に期限を切っ...全文を見る
○近藤正道君 今ほど院長が厳しい評価、そしてこれに基づく対応をやったということでございますが、中身的には保安規定の変更が中心であると。保安規定でありますので、原発運転の言わばルールですよね、運転のルールを変えなさいよと、こういうことが中心です。  このことについては私は、皆さん...全文を見る
○近藤正道君 どこが適切なのか、私には全く分かりません。  三月の二十六日の参議院の予算委員会で、私は総理大臣に、総点検の結果を踏まえて厳正にとにかく対処すべきだという質問をいたしましたら、総理大臣は、「今月末までの総点検の結果を踏まえまして、信頼性の回復に向けて厳正な措置を講...全文を見る
○近藤正道君 今ほどの保安院長の原子炉等規制法三十三条の解釈について、私は到底納得ができません。  院長の今ほどのお話は、保安規定違反の事実プラス現在も保安規定の違反の事実が続いていると、この二つの要件を満たすということが三十三条違反を問うためには必要な要件だと、こういう立場に...全文を見る
○近藤正道君 原子炉等規制法三十三条のどこに書いてありますか。現在もそういう状態が続いていると、そういうものが必要だというものは三十三条のどこに書いてありますか。そんなこと書いてないんじゃないですか。それが一点。  それともう一つ、今ほど院長がおっしゃった保安規定違反に加えて、...全文を見る
○近藤正道君 くどいようですけれども、私は今ほどの院長の説明には全く納得ができません。  皆さんは、原子炉等規制法の三十三条のどこにも書いていない言葉を法全体の趣旨のようなところから持ち出してきて、不当に、何というかな、要件を加重させて今回の厳正処分を回避した、極めて差別的で恣...全文を見る
○近藤正道君 全くあきれるばかりだというふうに思います。  私は、電気事業法等で原発についての刑事責任については時効の壁があります、責任追及についてはね。ところが、行政処分についてはその時効の壁がないと、そういうことを皆さんもずっと言ってきた。だから、原子炉等規制法三十三条で悪...全文を見る
05月15日第166回国会 参議院 法務委員会 第11号
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○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございますが、今ほど、午前中来の話を聞いておりまして、ポイントのところで立法事実が極めて不明確であるということがこれほど明らかなケースはないんではないかというふうに思っています。  今ほど、触法少年に対する警察の調査ということであります...全文を見る
○近藤正道君 じゃ一つ一つお聞きしますけれども、少年人口に占める刑法犯の検挙人員の割合の増加ということでありますが、たしかこの法案が一番最初に出された平成の十五年くらいはそれなりに高いところにありましたけれども、その後、つまり十六年以降、十六年、十七年、十八年、今年十九年でありま...全文を見る
○近藤正道君 いずれにしても、皆さんはその十六年以降の減少が続いているということはお認めになっておられます。  二つ目の強盗等の凶悪犯、この検挙人員が平成十六年以降減少を続けている、これもお認めになられますか。
○近藤正道君 若干じゃないですよ。見事に低下を続けていますよ。  三番目の重大事犯の低年齢化、これについては私は最近の状況が顕著なものとは思えない。近年に限ってこういうものが増加しているというふうには、この長いスパンで考えたときに思えないんですけれども、いかがですか。
○近藤正道君 私は、データを見る限りは、少年非行は深刻な状況を強めているということは必ずしも言えないんではないかと。ただ、ないんではないかという、それはそれなりに数字の上ではっきりしていると思うんですよ。  そこで、法務大臣は最近になって、増大をしているという言葉を使わないで、...全文を見る
○近藤正道君 我が国の少年法の運用というのは非常に先進国の中でうまくいっているというふうに思っています。犯罪白書を見ましても、少年の事件数は非常に先進国の中でも少ない。成年もまた少ない。これは数年来の傾向です。なぜ少ないのか。つまり、少年法の運用がうまくいっているのか。皆さんはど...全文を見る
○近藤正道君 私は、この国のやっぱり少年法の今言いましたようにいいところといいましょうか、そのところをやっぱり是非守りたいと、そういう思いで今申し上げたわけでございます。  話を別のところに移しますが、先ほどの話、今回、警察に調査権限を与えます。午前中も議論がありましたけれども...全文を見る
○近藤正道君 ですから、その令状主義と適法手続の立場からいけば、今の供述拒否権だとか、正にその任意性を担保するようなきめ細かな刑事訴訟法の規定に準じたような、そういう手続が盛り込まれて当然なんじゃないですか。今そういうものは全くないでしょう。しかも、犯罪捜査規範についても、もっと...全文を見る
○近藤正道君 そんな常識に合わないことなんかないですよ。皆さんこれでもって対物の強制処分権限を持つわけですよ。しかも、少年法で調査権限が明記されるわけで、これは、皆さんそういう必要があるからこういう法改正をやったわけでしょう。法改正をやっても何の今までと変わりもありませんなんて、...全文を見る
○近藤正道君 じゃ、マニュアルを検討するというのは、これはどういう趣旨なんですか、これは。マニュアルを午前中は検討するって言ったでしょう。どういう趣旨なんですか。違うじゃないですか、それは。  しかも、今度は公務所に対する照会、まあ私はこの後、学校のこともちょっと聞きたいと思う...全文を見る
○近藤正道君 ちょっと、先ほどの事実認定は多少違いますけれども、犯罪の言わば凶暴化、凶悪化というものを前提にして、そして諮問が二つ出ているわけですよ、それは。それは明らかに、そういう子供たちがやっぱり犯罪の傾向、非行化が進んでいるという前提で、それに対して皆さんが適切に対応できる...全文を見る
○近藤正道君 これは更に続けます。  せっかく政務官に来ていただいたんで、学校のことについてお尋ねをしたいというふうに思っています。  今言いましたように、今回は警察が調査権を持って、そして対物の処分権を持つし、あるいは公務所等に様々な照会の権限を持つ。当然、そういうことにな...全文を見る
○近藤正道君 処遇年齢の引下げ等については次、聞かさせていただきたいと思っています。  終わります。
05月16日第166回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第7号
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○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。  五分でありますので、私は、谷山参考人に一、二点お聞かせをいただきたいというふうに思っています。  ODAの仕事は本当に大事なことだというふうに思っておりまして、憲法上の根拠はやはり前文なんだろうというふうに思っています。是非私...全文を見る
05月17日第166回国会 参議院 法務委員会 第12号
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○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  今日は四名の参考人の皆さん、本当に貴重なお話をいただきまして、ありがとうございました。とりわけ、武参考人のお話、胸に迫るものがございまして、深くこれからいろんなお話を更に反すうをしながらよく考えてみたいというふうに思って...全文を見る
○近藤正道君 ありがとうございました。  今回、少年院への収容年齢のことで、児童自立支援施設というものについていろいろ勉強する機会を得まして、その中で、少年院はかなり過剰収容、それに比べて児童自立支援施設は空きの状態がかなり続いていると。さらに、専門性を持った、科学的な知見を持...全文を見る
○近藤正道君 終わります。
05月22日第166回国会 参議院 法務委員会 第13号
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○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  前回に引き続いて警察の触法少年に対する調査権限のところから入っていきたいというふうに思っています。  十四歳未満触法少年につきましては、これは児童相談所、ここが優位の立場を占めると、これが言わば大原則なわけでございます...全文を見る
○近藤正道君 今の大阪地裁の所長襲撃事件の調査、取調べを見て思うんですが、児童相談所がその取調べ、調査の過程に介入をしたり、ちょっとこれは行き過ぎだから少しやめてもらいたいとか、あるいはこういう範囲で少し調べていただきたいと、それ以外はちょっと困るとか、そういう指示の権限というの...全文を見る
○近藤正道君 分かりました。  今ほどの、児童相談所の指揮の下で行うと、児童相談所がこれやめてもらいたいというその指示があればそれはやめますよと、これは間違いないですか。これ、実務ではこの辺のところ非常にあいまいになっているんですが、今ほどの警察庁の答弁は非常に重要だと思います...全文を見る
○近藤正道君 分かりました。  次に、憲法の適正手続が触法少年事件にどの程度効力を及ぼすのか、前回も議論をさせていただきました。私は最高裁の判決の趣旨、学説等を見ても、触法事件であっても様々な不利益を少年に及ぼすものでありますので、適正手続の理念は可能な範囲で調査にも及ぶという...全文を見る
○近藤正道君 与党の修正発議者にお尋ねをいたします。  衆議院で法案が一部修正をされまして、少年の情操の保護に配慮する、あるいは付添人の選任権を認める、質問に当たっては強制は許さないと、この三点が加わりました。私は、一歩前進だというふうに思いますけれども、これでは、この程度では...全文を見る
○近藤正道君 理屈ということではなくて、しかし、そういう権利があるということを認めるんなら、その権利ができるだけ行使できるようにしてやる、これはもう当然の話ではないかと思うんですよ。どうして言わば告知まで及ばないんですか。それをしてやれば、それはああなるほどという形で権利行使する...全文を見る
○近藤正道君 望ましいことであるならば、むしろ積極的に伝えてやれと、そういう方向をあらゆる形で周知徹底させればいいじゃないですか。  私、今回の調査の中で、一部対物の強制が入りますよね。つまり押収とか捜索。これは、やっぱり私はこういうものを入れるんなら、私は少年に、とりわけ触法...全文を見る
○近藤正道君 付添人の選任の権利を少年、触法少年とかあるいは保護者に告げる、告知をすると、これは義務付けというところまではいかないけれども是非大いにPRをしていただきたい、それを警察に望みたい、それが与党発議者の意向であるということで確認してよろしいですか。
○近藤正道君 じゃ、警察の方にお聞きしますが、皆さんは、つまりマニュアルを、触法少年の調査のマニュアル、つまりその虚偽自白が起こらないように、そういうものを是非検討したいということでございますが、そのマニュアルの中に、今ほど与党発議者ですね、付添人の選任の告知ということを是非盛り...全文を見る
○近藤正道君 これは正に根幹にかかわる話なんですよ。  それ以外にも、黙秘権だとか供述拒否権、供述拒否権については、少年審判規則の中で裁判所において分かりやすく子供に、触法少年に伝えろと、こういう規定があるわけですよ。そのことに関連して、先ほども言いましたように、日弁連の黒岩弁...全文を見る
○近藤正道君 先ほどは、大阪地裁の判事の場合は児童相談所の一時保護のところでやられたんだけれども、ほとんどの場合は警察の密室の取調べ室ですよ。それは大人の場合であれば今ほど警察庁の答弁は分からぬわけでもないけれども、触法少年ぐらいは少なくとも外形的な枠をやっぱりきちっと決めるべき...全文を見る
○近藤正道君 これで終わります。
05月24日第166回国会 参議院 法務委員会 第14号
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○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  今日は午前の十時から長時間にわたって質疑が続いておりまして皆さんお疲れだと思いますけれども、あと四十分、是非最後までお付き合いをいただきたいというふうに思っています。  最初は、やはり触法少年に対する警察の調査に伴う触...全文を見る
○近藤正道君 随分自信のない言い方じゃないですか。だってこれは、少年事件については、皆さんもお認めのように被暗示性が強い、被誘導性が強いと。これ少年一般の特性ですよね。触法少年については、十四歳未満であれば更にこれが強いわけですよ。ですから、皆さんとしては言わば通達で、原則、調査...全文を見る
○近藤正道君 実にいい加減な言い方だと思いますよ。この通達を見れば原則立会いと、これもうはっきり言っているでしょう、これ、原則立会い。適当な大人を立ち会わせろと、これもうはっきりしていますよ、文言の上で。それ、どうして原則と例外を逆転させるようなことを言うんですか。それはやっぱり...全文を見る
○近藤正道君 非常に勝手な、皆さんの都合いい解釈だと思いますよ。  先ほど来の議論をもう一回整理して言いますと、それは大臣もお認めのように、保護事件についても、やっぱり不利益処分なんですから、できる限り憲法三十一条以降の適正手続というのは、やっぱりそれは事柄の性質に反しない限り...全文を見る
○近藤正道君 そうしますと、これは例示だということであれば改めて確認をいたしますけれども、現在でも、弁護士たる付添人が立ち会いたいと、触法少年の調査、つまり面接に立ち会いたいというふうに言った場合には、原則これは応ずる、立会いを認める、これがそうするとルールだというふうに理解して...全文を見る
○近藤正道君 今場外がありましたけれども、正に付き添わせるか付き添わせないか、立会いを認めるか認めないか、それ警察が判断するんですか、そうすると。そんなばかなことないでしょう、それは。本人も希望している、保護者も希望している、付添人、弁護士も希望している。そのときに、皆さんは勝手...全文を見る
○近藤正道君 余りごちゃごちゃごちゃごちゃ幾つかのレアケースを議論したってしようがないでしょう。私はあくまでも一般的な大原則を言っているわけですよ。先ほど来、話あるけれども、とにかく繰り返し繰り返し少年事件、とりわけ触法事件については虚偽の自白、冤罪事件が出ているわけですよ、これ...全文を見る
○近藤正道君 概念的な言葉遊びしたってしようがない。  私はよほど、例えば子供が拒否をしているとかそういう場合は別として、一般的に特段の事情のない限り同席は認める、そうあるべきなんじゃないですか、これは、任意であろうがなかろうが。そのことをマニュアル、これはまあ多分警察内部の通...全文を見る
○近藤正道君 皆さんはとにかくこの今の通達でさえも守っていないんですよ。だから、やっぱりきちっと付添人もこの中に明記をして、そしてこれをやっぱり遵守させる。警察の現場にきちっと徹底してください、それ。  その上で、もう一つお尋ねをいたしますが、私は、先ほど来議論がありますけれど...全文を見る
○近藤正道君 全く説得力ないですよ。可視化されたからといって真実を話さないなんて、そんなことはあり得ない。それは、皆さんが勝手な取調べができなくなる、都合が悪いと、もうその一点以外の何物でもないですよ、これは。  次の質問に入ります。  少年院の収容下限年齢のことでありますが...全文を見る
○近藤正道君 結局、今回はおおむね十二歳ということで、おおむねは一歳ということですから、一挙に三歳下がったわけですよね。それまでは十四歳まで、この人たちはつまり集団的な規律の下で一定の矯正教育をやっていくと。ところが、それ以下の人たちは集団の下での矯正教育ではなくて、正に愛着の形...全文を見る
○近藤正道君 さっきも言いましたように、私も国立の武蔵野学院に行ってきましたし、この間までここの院長をやっておられました徳地さんは、この間参考人質疑で来られました。衆議院の議論も、議事録を読ませていただきました。徳地さんの話によりますと、一人大変なのはいたけれども、自分の長い人生...全文を見る
○近藤正道君 私は、だって、ここの参考人で出てこられた徳地さんはそんなこと言ってないですよ。また、衆議院で参考人で出てこられた奥山さんだってそんなこと言ってないですよ。廣瀬さんだって言ってないですよ。皆さん、開放ですからなかなか大変だと。  しかし、国立の二施設、武蔵野学院を含...全文を見る
○近藤正道君 私はそんなに知見はないけれども、ここで参考人の皆さんの話を聞く、衆議院の議事録を読む、そして定められた視察へ行って見る、あるいはこの間仁比議員がここで提出をしてくれた武蔵野学院のドクターの論文を読む、どれを見ても、やっぱりここで何でやれないんだろうかと思いますよ。だ...全文を見る
○近藤正道君 例外の例外という、そういうことにはならないんですか。大臣が相当まれだと言っているから、私は普通の我々が使う言葉で例外の例外だと、そのぐらいだというふうに理解していいですか。
○近藤正道君 終わります。
○近藤正道君 私は、社会民主党・護憲連合を代表し、政府提出の少年法等改正案に対する反対討論、民主党提出の修正案に対する賛成討論を行います。  まず、政府案に対する反対理由を申し上げます。  第一の理由は、立法事実がないということであります。  今、少年非行が増加、凶悪化、低...全文を見る
05月29日第166回国会 参議院 文教科学委員会 第15号
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○委員以外の議員(近藤正道君) 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  ただいま私のために委員の先生方から委員外発言、特別に認めていただきまして、本当にありがとうございます。心から感謝を申し上げます。  教育三法でございますけれども、私は、教育免許法及び教育公務員特例法の...全文を見る
○委員以外の議員(近藤正道君) 質問にストレートに答えていただかなかったようでありますが、今の御答弁でも、主たる目的ではないけれども従たる目的の中には入っているようにお答えになっているように思うんですが、再度お聞きしたいというふうに思います。  世論は、このことについては、例え...全文を見る
○委員以外の議員(近藤正道君) ですから、同義反復なのか分かりませんが、私は、いわゆる第二義的あるいは間接的、結果的に不適格教員の排除、こういうものもその目的の中に含まれる、これむしろ明確にやっぱりされるべきなんではないか。  その上で、いわゆる不適格教員の排除、これは本来は分...全文を見る
○委員以外の議員(近藤正道君) 私が申し上げたいのは、むしろ位置付けを明確にして、やっぱり残滓が、不適格教員排除のやっぱり残滓が免許更新制の中にあるんですよ。だから、それをもう完全に排除して、これはもうとにかく基本的にみんなこれ受かると、よほどのことがない限り不合格になるなんとい...全文を見る
○委員以外の議員(近藤正道君) 私は、まず大前提として、その免許更新制度といいましょうか、終身免許がここへ来て有限の免許になった、それ自身のやっぱり合理性に基本的な疑問を覚えておりますんで、それをクリアするための免許更新講習は、基本的に、よほどのことがない限りそこで落ちるなどとい...全文を見る
○委員以外の議員(近藤正道君) 次に、更新講習の中身についてお聞きしたいというふうに思うんです。  こういうことを言うと大臣は怒られるかも分かりませんが、この免許更新制度が出てきたとき、とりわけ昨年ぐらいまでは、新聞の社説等にも、これは教員の個人の思想の踏み絵の役割を果たすんで...全文を見る
○委員以外の議員(近藤正道君) 講習内容の話ですよ。
○委員以外の議員(近藤正道君) 私は、公務員や教員が非違行為をやって、そのことが地方公務員法等で問われるということ、それはあるかもしらぬ。私が今申し上げているのは、更新講習の内容においてそういう個人の内面に触れるような、そういうものの吐露を求めるような、そういう内容は厳に慎重であ...全文を見る
○委員以外の議員(近藤正道君) 分かりました。  そういうことをきちっとやっぱり担保する意味でも、私は、これは更新講習、一定の大学等でいろいろお願いをすると。その開設の認定基準だとかあるいは講習内容等については、少し第三者の目も入れたところできちっと議論をして大綱をお決めになっ...全文を見る
○委員以外の議員(近藤正道君) 時間がありませんので最後の質問に入りたいというふうに思っています。  いずれにしても、今度は不適格教員の問題については地教行法ではなくて教特法、教育公務員の特例法で対応すると。私は、基本的に地教行法があるのに、なぜ教特法を改正してまでそういうこと...全文を見る
○委員以外の議員(近藤正道君) 最後ですけれども、今まで地教行法でガイドラインがある、それぞれ地方自治体は自分たちの立場で不適格教員の認定だとかいろんな手続をやっていた。今度は文科省が新たにそれを作ってその指導をするというのは、私は、場合によっては文科省がこういう形でやりなさいと...全文を見る
○委員以外の議員(近藤正道君) 終わります。
05月31日第166回国会 参議院 法務委員会 第16号
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○近藤正道君 お疲れさまです。社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  何点か質問を用意しておりましたけれども、もう既に皆さんに聞かれてしまいまして、虫食い状態になっておりまして大変苦慮しておりますが、二十五分の短い時間を仮釈放と被害者の意識聴取、ここに絞って聞きたいというふ...全文を見る
○近藤正道君 法案の第三十四条に仮釈放及び仮出場の申出という規定が新たに盛り込まれております。施設の長から地方の更生委員会に対して、今まではその仮釈放の申請という行為ができるものだったんですが、これが今度は申出に変わるということでございます。  お聞きしたいのは、申請から申出に...全文を見る
○近藤正道君 それは全く私は分からない。それは意味があって概念を申請から申出に変わるわけでしょう。基本的に、申請の場合は応答の義務があるけれども、申出の場合はないですよね、聞きおくだけ。これは、皆さんは実態は変わらぬなんて言っていますけど、法的には大きなやっぱり私は変化ではないか...全文を見る
○近藤正道君 もう一回聞きますけれども、今、皆さんは、施設の長と地方委員会の関係をおっしゃいましたね。  そこのところは少し明確になったかなというふうに思うんですけれども、しかし法的には、これは地方委員会の職権の発動を促すだけであって、きちっと報告する義務というのはあるんですか...全文を見る
○近藤正道君 それはいいです、聞いていないです。
○近藤正道君 施設の長に一定の場合に申立ての義務がある、その限りにおいて地方の委員会は応答の義務があるといっても、それはあくまでも職権の発動が促されるだけであって、そのことについて仮に職権発動をしなくても別にとがめられることもないし、そのことを施設の長に、あるいは受刑者に報告する...全文を見る
○近藤正道君 私が聞いているのは、今の制度では、現行制度ではほとんど収容者本人の関与というのは認められていないですよ。ところが有識者会議は、まあ権利とまでは、請求権を認めろとまでは言わないけれども、やっぱりある程度認めてあげなさいと、あげるべきだという形で幾つか提言しているけれど...全文を見る
○近藤正道君 しかし、いろいろ応援もありますけれども、まあ、こんなこと言うのはおかしいんですけれども、もし大臣があれなら局長の方から、なぜこれほどまでにこの点については、本人関与の点についてはゼロ回答に徹したのか。私は、この有識者会議の扱いについての差別性みたいなものが非常に気に...全文を見る
○近藤正道君 法案三十五条の、必要があると認めるときは職権で審理を開始することができると。その必要があるときの場合に、収容者の本人から申出があるということも運用で可能なんですか。可能にすべきなんじゃないですか。
○近藤正道君 そうすると、収容者本人が地方の審査委員会のところに文書を、お願いの、職権発動を促す文書を出して、それが受け入れられる余地もケースとしてはあるということなんでしょうか。
○近藤正道君 最後の質問でありますが、被害者の意見聴取のことについてお尋ねしたいと思います。  これは今までも規則の三十三条の四つの要件の一つの社会感情の中に実は含まれているわけですよね。今度は新たに法案の中にこれが書き込まれる、三十八条に書き込まれる。このことによってどこがど...全文を見る
○近藤正道君 終わります。
06月05日第166回国会 参議院 法務委員会 第17号
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○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。  今日は、四名の参考人の皆さん、大変貴重な御意見、問題提起をいただきまして、ありがとうございました。大変参考になりました。  それでは、皆さんに質問をさせていただきたいというふうに思いますが、最初に藤本参考人に二点ほどお尋ねをい...全文を見る
○近藤正道君 ありがとうございました。  土井参考人にお尋ねをいたします。  先ほど、仁比議員の質問の一番最後のところで仮釈放審理の本人関与についてお話をされました。私も前回の質問の中で仮釈放審理における本人関与のことについていろいろお聞きをしたんですが、今世界は厳罰化の方向...全文を見る
○近藤正道君 宮川参考人にお尋ねをいたします。  三十数年の保護司の御奮闘、本当に敬意を表したいというふうに思いますが、私も宮川参考人の有識者会議に出された意見なども拝見をいたしまして、保護観察官をやっぱり増やさなければならないなというふうに思っておりまして、どういうときにもっ...全文を見る
○近藤正道君 最後に、堀野参考人に一つお尋ねをしたいというふうに思います。  冒頭のお話の中で、受刑者本人の関与ということで、せめて、申請権を付与するという点についてはともかくとして、職権発動を促す意味での申請権はつくるべきだというお話をされておりましたし、運用上実現することを...全文を見る
○近藤正道君 終わります。
06月07日第166回国会 参議院 法務委員会 第18号
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○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  冒頭、私も、質問はいたしませんけれども、観察官の大幅増員につきまして今ほど大臣の方から決意の表明がございました。是非、御奮闘いただきたい、実現方に向けて御努力をいただきたいと要望を申し上げさせていただきたいと思います。 ...全文を見る
○近藤正道君 研究者である土井参考人は、地方委員会の委員の数が限定されていたので、出願のすべてについてそれを時間を掛けて審査するというのがなかなか難しい、だからやめた、つまり面倒くさいからやめたと、大量に上がってくるものを一々審査するのは、それはもう煩雑でしようがない、だからやめ...全文を見る
○近藤正道君 私は、今の憲法の下でどうあるべきなのかという議論をやっぱりきちっとすべきだというふうに思います。  今日は私は権利とまでは言わないけれども、せめて堀野参考人がおとといおっしゃった、これはまた土井参考人の意見でもあるし、衆議院の参考人質疑の中でも出ていることですし、...全文を見る
○近藤正道君 私は、膨大に出るなんて思えないですよ。それは、前提として仮釈放の基準を今見直しをしますと、より主観的なものから客観的なものに見直しをしますという御答弁が法務大臣の方からもありますので、そういう基準をきちっとやっぱり確立をして、それを示した上で、収容者本人が施設の長か...全文を見る
○近藤正道君 いずれにしても、戦後の一時期、我が国でも受刑者本人の仮釈放出願権というものを認めていた、そういう時期がやっぱりあったという厳然たる事実がある。それを結局、出願権、まあ職権発動を促すということですけれども、しかしそれは、結局その人数が少ないために煩雑だということでこれ...全文を見る
○近藤正道君 これも先ほど少し出ましたけれども、東京ルールでは、遵守事項違反が直ちに拘禁処分に直結する制度であってはならない、こういうふうに定めております。しかしながら、本法案によりますと、仮釈放者については遵守事項違反が直ちに拘禁処分に結び付く運用が可能になるのではないか、でき...全文を見る
○近藤正道君 先ほど来、伝家の宝刀とかいろんな話がありました。違反があったときに直ちに拘禁処分にならない、何度も手続を踏むということでありますが、弾力的に行う、最後の最後の手段だということは、政省令だとかあるいは通達等でそれなりにきちっと担保されるんでしょうか。
○近藤正道君 違反があったときのその後の対応等について、通達あるいは省令等でこれからきめ細かく定めるということを確認をさせていただきたいというふうに思っています。  次に、これは厚労省にもかかわることでありますけれども、出所者の就労、定住その他社会復帰支援対策についてお尋ねをし...全文を見る
○近藤正道君 これは厚労かな。あっ、法務だな。政省令ということですけれども。
○近藤正道君 厚労省の関係者の方から御答弁いただきたいと思います。
○近藤正道君 満期の出所者対策のことでございますが、満期釈放者に対する就労、居住対策の重要性につきましては有識者会議の提言でも指摘されているところでありますが、この点の対策についてお伺いしたいというふうに思っています。特に、五月の二十七日の朝日新聞に出ておったわけでありますが、満...全文を見る
○近藤正道君 終わります。     ─────────────
06月12日第166回国会 参議院 法務委員会 第19号
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○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  私は、犯罪被害者の支援、大変重要なものであるというふうに考えておりますが、しかし、今の時点で直ちに被害者参加制度を導入するということにつきましては、刑事裁判の構造だとかあるいは本質とのかかわりでいろいろ問題があるんではな...全文を見る
○近藤正道君 分かりました。  じゃ、具体的な質問に入りたいというふうに思いますが、三百十六条の三十三の関係でございます。  参加の決定の時期のことでございますが、裁判所は犯罪の性質、被告人との関係その他の事情を考慮して参加を許すかどうかを決定する、時期については定めていない...全文を見る
○近藤正道君 一般論で大変聞いて恐縮でございますが、無罪を争っている、犯人性を争っている、先ほど話がありましたけれども、調書のその任意性を争うというときに、その段階から被害者参加人が入って任意性をめぐるいろいろ質問、尋問に被害者が参加するということはあり得るんでしょうか。これは積...全文を見る
○近藤正道君 多分これは具体的なケースでいろいろ争いになるんだろうというふうに思っています。だから一般論で聞いてもちょっと難しいかなと思いながら、私も刑事法廷に以前立っておりましたので、そこら辺のところが大変気になりまして今聞いたわけでございます。  次に、被害者参加人の被告人...全文を見る
○近藤正道君 私は、本人が尋問をする、質問をする、それを全否定するわけではないんですが、私自身の体験から見ても、あるいは結局その当人同士が人間的にぶつかるわけですよね。そのときのことを考えますと、やっぱりその感情的な部分、これがやっぱり出るのはこれは避け難いと。これは決しておかし...全文を見る
○近藤正道君 私は、弁護士を付ける場合と付けない場合の不公平というのは、これ当然あると思います。ですから、こういう制度を導入する場合にはだれでも弁護士を依頼することができる、そういう制度をやっぱり国が財政的にきちっと支援の上で確立をすると、こういう前提で申し上げているわけです。 ...全文を見る
○近藤正道君 だから、訴因の範囲内で独自に訴訟活動ができるわけでしょう、被害者参加人が。そうすると、検察官の主張、立証と違うところから攻撃、防御を行う可能性があるではないかと。そうすると、被告弁護側の攻撃、防御が混乱を来さないかと、こう言っているわけです。
○近藤正道君 それが適切になされればいいんですけど、例えば同じ殺意でも、検察官は未必の故意を言っていると、それに対して被害者参加人が確定的故意を最終盤で主張する、あるいは共謀事件について、検察官は現場共謀を主張していたのに、被害者参加人が事前共謀を最終盤になってそういう立場で質問...全文を見る
○近藤正道君 時間がなくなりました。済みません。  私は、精一杯被害者参加制度というものの趣旨、理念をやっぱり取り入れていっていいというふうに思うんだけれども、しかし被害者が求刑をするということについては、どうしても私としてはこの点はやっぱりちょっと問題だなというふうに思うし、...全文を見る
06月13日第166回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第8号
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○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  私は、フィリピンにおける政治的暗殺や人権侵害の問題について伺いたいと思います。  この問題につきましては、昨年私と福島みずほ議員がこの委員会で質問をしております。日本政府がこの問題について関心を持ってフィリピンの政府に...全文を見る
○近藤正道君 総理は五月の首脳会談で、二十七次の円借款にかかわる未解決の問題についてフィリピン側の努力を要請されておられます。  そして、今ほどお話がありましたけれども、昨年十二月の首脳会談の際に円借款問題と絡ませてフィリピンの人権状況に言及をされております。五月の首脳会談でも...全文を見る
○近藤正道君 ODA大綱、ODAの援助実施の四原則の中で、開発途上国における民主化の促進、基本的人権及び自由の保障状況に十分に注意を払う、こういう規定が明確に掲げられております。このことをもっとフィリピン側に伝えていただきたいというふうに思っています。  この間、政府は、今ほど...全文を見る
○近藤正道君 私は、フィリピンのODAの実施に絡んで、サンロケ・ダムで殺害をされて、そしていまだもって犯人が分からない、そういう人の話をしながら、日本のやっぱりODAの実施の在り方について質問をさせていただきました。  たくさんのこういう問題がフィリピンにはあるわけでございまし...全文を見る
06月13日第166回国会 参議院 法務委員会 第20号
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○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道ですが、今日はありがとうございました。私は、氏家参考人と番参考人にお尋ねをしたいというふうに思っています。  最初に、氏家参考人にお尋ねをしたいというふうに思いますが、お話を聞いておりますと、日弁連としては、この損害賠償命令制度について、...全文を見る
○近藤正道君 そうすると、今現在はいろいろ問題点があって、まだこの制度を全面的に支持できるというそういう立場ではないということなんですか。
○近藤正道君 ああ、そうですか。  それは分かりました。今ほど来聞いていて、そのようなスタンスがちょっといまいちよく分からなかったんでお聞きをしたんですが、ただ、裁判員制度との関係で、いろいろ先ほどの冒頭のお話の中に、配慮をしていただきたいということが三か所ほど出てくるわけです...全文を見る
○近藤正道君 そうですか。  それと、私は、この損害賠償命令制度がやっぱり刑事訴訟手続の長期化、混乱化、それをある程度引き起こすことは避けられないんではないかと基本的に思っているんですが、先ほど番参考人の話の中に大変衝撃的な少し体験談の披瀝がございましたよね。番参考人がストーカ...全文を見る
○近藤正道君 理論的にはよく私も分かりますけれども、しかし、先ほどの番参考人のような話を、非常にショッキングな典型的なケースで話をされますと、もう少し何か説明、反論が必要なんではないかなと思ってお聞きするんですが。
○近藤正道君 番参考人にお尋ねをいたします。  先ほどの番参考人の体験の話は一つの極端なケースだというふうに思っておりますが、私、体験してないから分かりませんけれども。  しかし、一般論として、やっぱり刑事と民事が同一裁判官で直結をしていて、刑事事件の決着の後、民事訴訟という...全文を見る
○近藤正道君 それと、先ほど氏家参考人の冒頭発言の中に、裁判員制度との整合といいましょうか、新たにこういう制度ができるわけですけれども、裁判員制度の下でこの損害賠償命令制度がスムーズにちゃんとフィットしていくのかと、いろんな点で配慮をする必要があるという話をされておりまして、聞い...全文を見る
○近藤正道君 時間はありますけれども、これで終わります。
06月14日第166回国会 参議院 法務委員会 第21号
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○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  私は、被告人質問の問題に少し絞って質問をさせていただきたいというふうに思います。  今日、午前十一時過ぎから東京地方裁判所に見学に行かせていただきまして、大変勉強になりました。  そこで、私は、これは現実の事件ではあ...全文を見る
○近藤正道君 制度論は言わずもがなでありまして、それはいいんですけれども、ただ、私は今日、所長まで出られて刑事部長まで出られて、そして一つのモデルを示された、私はあれは東京地裁で日常的に行われている被害者の意見陳述だと思うんですよ。正に、極刑に処していただきたい、そして具体的に犯...全文を見る
○近藤正道君 ここのところは論理的に整理が付かないんだろうなというふうに私自身もある程度分かった上でお聞きをしているわけでございます。  一番やっぱり懸念すべきことは、裁判員制度の中でこういうことが行われる。私は、被告人質問を仮にやったとしても、そこで被害者が正に被告人と対峙を...全文を見る
○近藤正道君 アメリカでは死刑評決で被害者参加が陪審員に影響を与えるという報告があるというふうに聞いております。そしてまた、日本の国内でも現行の意見陳述権の行使で判決に影響を与えているというそういう調査結果もあるようでございますが、この辺の内外の被害者参加制度と量刑の関係に関する...全文を見る
○近藤正道君 そうすると、被害者参加制度とその量刑との関係については、その研究発表について、そういうものはどの程度あるかということも含めて調査というのは余り十分にはされていないという、そういう受け止めでもいいんですか。ちょっと聞かせてください。
○近藤正道君 ですから、そういう研究がないんで特段調査はしなかったということなんですか。
○近藤正道君 いや、私は量刑との関係をさっきからいろいろ聞いているわけですよ。その一つの前段として今ある被害者の意見陳述の話を聞いたんだけれども、しかし外国では、それは訴訟構造は違うけれども、職権主義の国あるいは当事者主義の国で被害者の参加制というのはそれなりにありますよね。だか...全文を見る
○近藤正道君 私は、国内ではないんだから、そのきちっとしたものなんかないですよ。せいぜい被害者の意見陳述、ついこの間始めたところ、そのぐらいしかないんで、せめてその調査をしましたかということと、私が本当に聞きたいのは、海外では被害者参加の制度というのはそれなりにある、それは訴訟構...全文を見る
○近藤正道君 そのような情報って何ですか。その重罰化という、そういうことですか。何ですか。
○近藤正道君 それはしかし極めて重要な問題なんではないでしょうかね。法案を出す、あるいは制度設計する場合の重要な私は前提ではないかと思いますよ。  しかも、これ先ほど来話ありましたけれども、裁判員制度を導入する際に、皆さんはそれなりの議論をしたと、こういうふうにおっしゃっている...全文を見る
○近藤正道君 はい。私は、少なくともこの被害者参加と量刑の関係についての議論なんというのはほとんどなかったというふうに思っています。  いずれにしましても、時間がありませんので、私はやっぱり更に続けさせていただきたいというふうに思っておりますが、極めて重要な問題が本当にしっかり...全文を見る
06月19日第166回国会 参議院 法務委員会 第22号
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○近藤正道君 最後の質問になると思います。社民党・護憲連合の近藤正道でございます。多少今までの質問と重複するかもしれませんが、最後でございますのでお許しをいただきたいというふうに思っています。  被害者の刑事裁判への参加に伴う様々な問題が議論されているわけでありますが、改めてお...全文を見る
○近藤正道君 私は、被告人と被害者双方についてお尋ねをしたんですが、今ほど被害者側についての調査検討の報告はありましたが、被告人側についてはありましたでしょうか。
○近藤正道君 そうしますと、いずれにいたしましても、被告人の心理的な状況等についての調査はどうもないようでございます。これを一つ確認しておきたいというふうに思います。  次に、今ほど来議論がありました現行の二百九十二条の二、それと今度新設されます三百十六条の三十八の関係でござい...全文を見る
○近藤正道君 私、いろいろ聞いてみました。法制審に参加している方についてもそうなんですが、法曹実務家の中でやっぱりそういうことをおっしゃる方はたくさんいますよ。そして、結局のところ、似たようなものを続けざまに行う、その本当のねらいはやっぱりそこにあるし、多分実務的にはそういう形で...全文を見る
○近藤正道君 二年後に裁判員制度がスタートするわけでありますが、その下でこの制度が導入された場合、証拠調べの一番最後に現行二百九十二条の二の意見陳述が行われ、そしてその後に検察官の論告求刑が行われ、そしてその後に被害者側の弁論が行われる。三つ続けて行われるわけですね。この何という...全文を見る
○近藤正道君 死刑判決でも様々な形態がありますのでなかなか一概には言えないところがあるんだろうというふうに思いますが、私は、被害者の参加制度が死刑制度のないヨーロッパで言わば導入をされてきたこと、一方、それに対して我が国においては死刑制度が現にあるということが大変気になるわけでご...全文を見る
○近藤正道君 現在はそうでなくなったという話でありますが、少なくとも一時期、アメリカで死刑事件について被害者の意見陳述制度をやっぱり持ち込むということはやっぱり非常に問題があるよという形でかなりの議論が行われた。  日本でも、死刑制度との関係で被害者に求刑までさせるということに...全文を見る
○近藤正道君 分かりました。もうこれでやめますけれども、私は、とりわけ今の被害者意見陳述の下での、以降もやっぱり重罰化というものはそれなりにやっぱり実感せざるを得ない。こういう多くの法曹の意見の下で、死刑制度について、とりわけ、裁判員制度の下での死刑事件について被害者の求刑まで認...全文を見る
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  二〇〇四年に犯罪被害者等基本法が全会一致で制定され、犯罪被害者が刑事手続に関与できる道が開かれました。基本法の下、真に犯罪被害者の権利利益の保護を図る法整備が進められるべきであります。このことを表明し、政府案に反対、民主...全文を見る
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  この法案、議員立法で提出ということでございますが、本当に敬意を表したいというふうに思っています。本法案に賛成する立場で、発議者には今日、済みません、質問はございません。行政側に、限られた時間ではありますが、何点かお尋ねを...全文を見る
○近藤正道君 是非、財政支援という面も含めて、あるいはDV被害者のニーズでもありますんで、保護の点だけではなくて、ケアだとかあるいは就業支援、自立支援、パッケージで是非委託が民間シェルターに対して行われるよう強くお願いをしておきたいというふうに思っています。  次に、DV案件に...全文を見る
○近藤正道君 三番目の質問でありますが、職員等へのケアについてでございます。  DVを受けた被害者を保護する職員もまた大変な精神的な負担が掛かるわけでございます。公的機関、民間機関を問わず職員のケアが大変重要でございます。とりわけ、直接被害者のケアを担当する職員らの負担が非常に...全文を見る
○近藤正道君 最後の質問でございますが、先ほどもDV被害の広域連携の話がございました。  とにかく加害者の追及は非常に執拗で厳しいと、この中でどうやってその被害者の、DV被害者の保護と言わば自立を図っていくかということが問題になっているわけでありますが、とにかく追及が厳しいと。...全文を見る
○近藤正道君 終わります。
09月25日第168回国会 両院 内閣総理大臣の指名両院協議会 第1号
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○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  さきの参議院選挙で、国民の自公政権ノーの意思がはっきりと示されました。国民は、格差と年金、政治と金の現状に怒りを示したわけであります。戦後レジームからの脱却など望んでいないことを示したわけでございます。安倍さんの言葉をか...全文を見る
10月16日第168回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  私は、地震と原発のことから質問に入らせていただきたいと思います。  中越沖地震は柏崎原発に深刻な被害を与えました。現在分かっているだけでも、損傷、トラブル、不適合は二千八百八十五件、原子炉本体の点検はすべてこれからであ...全文を見る
○近藤正道君 今ほど、最強地震動三百ガル、これは過去の地震動から想定した最大の地震動。その上に、およそ起こらないけれども念には念を入れてということで、さらに四百五十ガルという値を設定してそれに耐える原発を造ったといっているのに、現実はその二倍を超える揺れなんですね。これは本当にや...全文を見る
○近藤正道君 ですから、結果から見ると、皆さんのこれまでの評価、念には念を入れて、絶対起こり得ないと、およそ起こり得ない、念には念を入れてと、それも更に倍超えたわけですから、私は結果としてやっぱり評価に甘さがあった、これは認めてもよろしいんじゃないですか。それはどうですか。
○近藤正道君 結果として評価が甘かったことは間違いない、それはやっぱり認めるべきだと思うんです。  敷地地盤なんですけれども、最高で百六十センチ沈下しているんですよ。そして、最高で六十センチ隆起しているんです。しかも、わずかではありますけれども、原子炉の建屋は傾いているんです。...全文を見る
○近藤正道君 地震の後設置されました中越沖地震における原子力施設に関する調査・対策委員会、この性格を教えてください。
○近藤正道君 そうですよね。原因を徹底的に調査する委員会。ところが、何かこれを運転再開のための委員会などというふうに誤解をしている。この委員会のトップ、委員長がそういう趣旨の発言をしている。私はとんでもないことだと思うんです。きちっとやっぱり注意をしていただきたい。  この委員...全文を見る
○近藤正道君 白紙で調査をしていただいて結構なんだけれども、これが何ともなければ再開、しかし問題がある、安全性が確保されないということであれば廃炉ということだってあり得るんでしょう。どうですか。
○近藤正道君 そんなことないですよ。だから、英知を結集して安全が確保できないということであれば廃炉というケースだってあり得るんでしょう。それを聞いているんですよ。
○近藤正道君 安全が確保されなければ廃炉も当然あり得ると、私はそういうふうに考えております。  今こそ情報公開をやっぱり徹底してやっていただきたい。具体的には、東京電力が収集して保安院が現に保管をしている海底を含む原発周辺の地質データがあるんですけれども、これが公開されていない...全文を見る
○近藤正道君 次に行きたいと思います。  被災者生活再建支援法の改正の問題でございます。  今日で中越沖地震から三か月目であります。今月で中越地震から三年がたちます。今も仮設住宅で新潟県だけでいっても千を超える世帯の人たちが生活をして、この被災者生活再建支援法の改正を心待ちに...全文を見る
○近藤正道君 次に行きたいというふうに思っています。  自衛隊のインド洋での給油の問題であります。  市民団体のピースデポ、これが頑張りまして、テロ特措法に違反して油がイラク戦争に流用された、この疑惑が私はどんどん深まったというふうに思っています。昨日そして今日の議論を聞いて...全文を見る
○近藤正道君 全然説得力ないと思います。  この市民団体でありますけれども、アメリカと防衛庁に同時に航泊日誌の情報公開を請求いたしました。その結果、アメリカはほぼ開示がされた。しかし、防衛庁、当時でありますけれども、ほとんど非開示だと。日本の秘密主義がこれでもう非常に私は明らか...全文を見る
○近藤正道君 いや、総理に聞きたい。アメリカへ行けば見れるものが何で日本で秘密になるんですか。総理に聞きたい。総理に。
○近藤正道君 次に行きます。  集団的自衛権についての憲法解釈について総理にお尋ねをいたします。  総理は、集団的自衛権の行使は憲法上許されないと、こういうふうに言っておられます。  ところが、集団的自衛権の行使に道を開くために四つのケースを挙げて議論している安倍前総理が始...全文を見る
○近藤正道君 やめるんですか、やめないんですか。
○近藤正道君 私の質問に全然答えていない。  やめるんですか、やめないんですか、どっちなんですか。
○近藤正道君 ここでやめますが、安倍流の改憲路線とやっぱりちゃんと決別しなきゃ駄目ですよ。そのことを申し上げまして、私の質問を終わります。  以上です。
10月30日第168回国会 参議院 法務委員会 第2号
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○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  私は、九月二十五日の大臣のいわゆる死刑発言について関連をしてお尋ねをしたいというふうに思いますが、今日も何人かの先生方、このことに言及をされておりますので、重複をできるだけ避けたいというふうに思いますが、ともかく最初の大...全文を見る
○近藤正道君 今でも死刑判決確定後、局付けの検事がその辺の記録の精査をしているんだろうというふうに聞いておりますけれども、それを第三者のより複数の専門家集団に任せると、その整理が付いたらスムーズにということは、私はやっぱりお聞きする限りにおいては、問題の所在を先延ばしをする、ある...全文を見る
○近藤正道君 時間がありませんので残念ながら議論はできませんので、次へ行きます。  大臣が死刑廃止を訴える団体がどう考えているのか聞く機会を持ちたいと、こういうふうに発言していただいたことは大変結構なことだというふうに思っておりますし、国会の死刑廃止議連の保坂展人衆議院議員と、...全文を見る
○近藤正道君 昨日お会いしていただいたということを今日聞きまして、大変結構なことでありますが、いずれにいたしましても、アムネスティ・インターナショナルとか日本にはかなり歴史と伝統を誇る廃止を目指す団体があるわけでございますが、この人たちとこれからあれでしょうか、かなり精力的に話合...全文を見る
○近藤正道君 精力的という言葉は何となくこの場にはそぐわない、一生懸命というそういう趣旨で申し上げたわけでございますので、少しニュアンスを訂正させていただきたいというふうに思っています。  次に、裁判員制度について申し上げて、質問をさせていただきたいというふうに思っています。 ...全文を見る
○近藤正道君 思想、信条を理由に裁判員の辞退を認めるかどうかって、これ議論になっておりますけれども、今ほど大臣が、心身に不都合があるという場合、これは正に思想、信条を理由にして裁判員を辞退するケースそのものであるというふうな趣旨の御発言をされましたけれども、それでよろしいんですか...全文を見る
○近藤正道君 もう一つ、今日は死刑の話が幾つか出ましたのでお尋ねをいたしますが、例えば人を二人以上殺したような場合にはこれはやっぱり死刑の問題と向き合わざるを得ない、そういうケースになるというふうに思うんですが、自分は死刑廃止論者であると、こういう死刑が具体的に問題になるようなケ...全文を見る
○近藤正道君 分かりました。  最後の質問でありますが、共謀罪についてお尋ねをしたいというふうに思っています。  大臣は所信の中で、共謀罪の早期成立について触れられていました。しかし、この共謀罪は、与党が衆議院のみならず参議院でも過半数を占めていた時代であっても成立しなかった...全文を見る
○近藤正道君 終わります。
11月05日第168回国会 参議院 行政監視委員会 第2号
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○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  私は、独法の国民生活センターについて質問をさせていただきます。  福田総理は所信の中で、真に消費者や生活者の視点に立った行政に発想を転換し、悪徳商法の根絶に向けた制度の整備など、消費者保護のための行政機能の強化に取り組...全文を見る
○近藤正道君 今年の八月に行われました国民生活センターの在り方に関する検討会の中間報告、これに対してパブコメが行われたわけであります。このパブコメで示された国民の意見、上位五つの意見を資料として皆さんのところに配付をしてありますけれども、このパブコメでは国民生活センターの機能拡充...全文を見る
○近藤正道君 大臣は国民生活局長の単なる私的懇談会における意見だと、こういうふうにおっしゃいましたけれども、今ほどの最終報告によりますと、外部化される商品テストの担い手、これは製品評価技術基盤機構とか、あるいは国立の健康・栄養研究所とか農林水産消費安全技術センター、そして各種の試...全文を見る
○近藤正道君 日本の消費者行政でありますけれども、産業育成官庁、産業推進官庁、ここが付随的に担ってきたと、こういう歴史があるというふうに思っています。事故や被害が生ずると関係法律を後追い的に整備してその権限や予算を拡大させ、言葉は悪いけれども焼け太ってきたと、こういう経過、これは...全文を見る
○近藤正道君 大臣には是非頑張っていただきたいというふうに思いますが、アメリカを中心といたしまして、イギリスだとかオーストラリアとか韓国、産業中立的な行政機関が消費者行政を担っております。日本でも消費者行政を包括的に進めていくための体制の確立がやっぱり求められている、こういうふう...全文を見る
○近藤正道君 総理が所信で、消費者保護のための行政機能の強化に取り組むと、こういう決意を申されておりますし、その後、今月の一日にも、全面的にそういう立場で見直せと、こういうふうに指示をされたということ、私はこれ、大変評価をしたいというふうに思っております。  是非その方向に沿っ...全文を見る
○近藤正道君 福田内閣の使命は、繰り返しお話しになっておられますけれども、小泉、安倍内閣の負の部分、ここを徹底的にやっぱりメスを入れていく、そこにあるんだと、こういうお話でございます。  私は、いろいろ意見はありますけれども、これを是とするならば、やはり今言った、効率一点張りで...全文を見る
11月08日第168回国会 参議院 法務委員会 第3号
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○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  私も以前質問をさせていただきましたし、前回のこの委員会で議論になりました冤罪、富山、志布志、両事件でございます。  あの後、私は志布志の元被告人の皆さんとお会いする機会ありまして、話を聞く中で、改めてこの事件のひどさを...全文を見る
○近藤正道君 私は、やっぱり世界の流れは取調べの可視化、欧米でもそうですし、韓国でも台湾でもそうでありますけれども、この可視化がやっぱり流れだというふうに思っているんですね。そういうところで真実の発見が遅滞をしている、障害になっていると、こんな話は全く聞きません。なぜ外国でできて...全文を見る
○近藤正道君 それはもちろんそうでありますけれども、私は今大臣の認識を聞いているんですが、私は全面的な可視化をすべきだ、部分的な可視化というのは逆の意味で問題が出てくるというふうに思っておるんですが、大臣は部分的な可視化論者なんですか。
○近藤正道君 部分的にやっぱり認めていかなければならないということは大体御認識されているようでありますが、一方、これに対して警察の方は非常に頑迷に、とにかく可視化はいけないと、こういう立場のようでございます。  外国の例を見ても、どこでも警察は最初非常に抵抗する。しかし、それを...全文を見る
○近藤正道君 原則的なスタンスは変えないという、そういう立場を堅持しつつ、従来よりは少し変わったかなと。つまり、協議会の中に参加していくわけでありますので、従来のようなゼロ回答、一切可視化は駄目よという態度は取らない、真摯に耳を傾けて受け入れるところは受け入れたいよ、そういうスタ...全文を見る
○近藤正道君 冒頭申し上げましたけれども、これから民主党さんの方で法案を出されますんで、その段階で本格的な議論になるんだろうというふうに思って私も期待しておりますが、いずれにしましても、取調べの可視化、これは世界の潮流、これがやっぱり客観的な事実ではないかと思うんですね。取調べ室...全文を見る
○近藤正道君 時間がありませんので先を急ぎますが、私はそんなことは決してないというふうに思っております。イギリスでも可視化が始まって、逆に取調べの方法について批判されることがなくなった、警察官の方も取調べ技術を飛躍的に向上させていった、そういう経緯があるわけでありますんで、是非そ...全文を見る
○近藤正道君 終わります。
11月14日第168回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第3号
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○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。私は、ミャンマーとそのODAのことについて質問をさせていただきます。  八八年の軍の弾圧以降、日本はミャンマーへの円借款を中止したということでありますけれども、配付の資料にも明らかなように、実際は既存の貸付案件を継続して実質...全文を見る
○近藤正道君 政府は〇五年と〇六年、アメリカとEUで軍政の翼賛団体としてリストアップされております連邦連帯開発協会、それとミャンマーの母子福祉協会に無償資金協力を行っております。  供与に当たって実施主体をよく調べられたのか、そしてこれはODA大綱に反するんではないかと思います...全文を見る
○近藤正道君 実施主体をしっかり調べたんでしょうかと、私はそういうふうな質問をいたしました。  ODA大綱は、国際協調と連携、この原則を定めております。連邦連帯開発協会は、〇三年のスー・チーさん襲撃事件への関与が指摘されております。これは、アメリカの国務省が報告書の中で言ってお...全文を見る
○近藤正道君 今日は時間がありませんけれども、いずれにいたしましても、アメリカの国務省だとかアムネスティ・インターナショナルは、ホームページ等も使って公然とこれを事実として知らしめていると。あるいは、そこの幹部の皆さんは、EUがあるいはアメリカが具体的な制裁措置の発動対象にしてい...全文を見る
○近藤正道君 アメリカのみならずEUということも申し上げておりますので、付け加えてもう一度言っておきたいというふうに思っています。  長井さんが殺害をされました。軍事政権に真相解明、まあ犯人の処分も含めてでありますが、真相解明、すべての遺留品の返還、遺族への謝罪、補償、こういう...全文を見る
○近藤正道君 今ほどの外務大臣のお話は私も理解できるところはございますけれども、ただ、ミャンマーへのODAは、私はこの間の一つの結果として民主化の促進に効果を上げなかったと、これはやっぱり否定できない事実なんではないか。そればかりか、民主化の促進あるいは人権及び自由の保障状況に十...全文を見る
11月29日第168回国会 参議院 法務委員会 第5号
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○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  最初に、裁判官と検察官の給与法案に関連をいたしまして、裁判所の令状審査について質問をさせていただきます。  今ほど議論がございましたけれども、富山と鹿児島志布志での冤罪事件で捜査当局の違法が厳しく批判をされました。幸い...全文を見る
○近藤正道君 全然答弁になってない。  つまり、今言いましたように、昭和四十五年と今の平成十八年を比べますと却下率が五分の一に低下をしていると、この流れをどういうふうに見ているんですかと。まさか、昔が捜査がずさんで今が良くなったというふうには私は一概に思えないんだけれども、五分...全文を見る
○近藤正道君 これ、数字は冷厳な事実を物語っておりますんで、今日は時間がありませんので、また改めてお聞きしたいというふうに思っています。  次に、徳島刑務所の医療問題についてちょっとお聞きしたいんですが、マスコミ報道、週刊誌だとかテレビでありますけれども、徳島刑務所の医務課長さ...全文を見る
○近藤正道君 M医師はどうなったんですか、今。M医師は今どうなっているんですか。
○近藤正道君 この質問はこれからも続けていきたいと思いますが、去る十一月の十六日に徳島刑務所の第二工場で、まあマスコミはこの医療行為が原因ではないかというふうに言っておりますけれども、受刑者が暴れる、こういう事件が起きました。これはあってはならないことだというふうに思っております...全文を見る
○近藤正道君 大臣の前に。一言いいですか。
○近藤正道君 はい、済みません。  やっぱりおかしいと思うんですよ。だって、今のようにカーテンで全部閉められている、開けないということになると、目隠しするところ、首にロープを付けるところ、足を縛るところ、そして下が、落下するところ、みんな見えないですよ。これは立会いということに...全文を見る
○近藤正道君 終わります。
12月04日第168回国会 参議院 外交防衛委員会 第9号
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○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  守屋氏は、〇三年の八月一日付で事務次官に就任をいたしました。福田総理は当時、小泉内閣の官房長官として閣議人事検討会議を主宰しておりました。この検討会議で、識見を有する清廉な人材、清廉な人材として守屋氏を事務次官に自主的に...全文を見る
○近藤正道君 総理、総理。早く答えてください。
○近藤正道君 報道によりますと、今ほど来議論がありました外務省所管の社団法人日米平和・文化交流協会、これは今総理が、単に名前だけの理事だと、中身は全く分からぬみたいな、こういうお話をされておりましたけれども、この交流協会に対して東京地検が防衛省の疑惑の問題でどうも家宅捜索をしたよ...全文を見る
○近藤正道君 私の調査では、この協会の常勤理事であり、日米軍需利権のフィクサーとして何度も名前の出てきた秋山直紀氏は、任意団体の安全保障議員協議会の事務局長や協会に附属する安全保障研究会の所長、さらにはアドバック・インターナショナル・コーポレーション日本支社、以下アドバック社とい...全文を見る
○近藤正道君 いやしくも総理がこの間まで理事長をやっていた、あるいは現職の閣僚がこの間まで理事をやっていた、そういうところが捜索を受けた。幾つかの新聞が報じていますよ。だから、その真否についてはしっかりとやっぱり報告をしていただきたい、こういうふうに思っております。  また、報...全文を見る
○近藤正道君 答えてください。
○近藤正道君 あなた理事じゃないですか。分からないんですか。
○近藤正道君 全く、理事になっておりながら実態が分からない、実に無責任な態度だというふうに思っています。  入手した資料によりますと、本年四月二十七日から五月七日にかけて行われました安全保障議員協議会、この訪米プロジェクトでは、日米平和・文化交流協会が丸抱えしているわけでありま...全文を見る
○近藤正道君 キャピトル東急での秋山直紀氏と一緒でのボーイング社との会合、これはどうもお認めになっているようでございます。このような軍需産業との癒着が疑われる大臣の下で装備調達や米軍基地再編が行われるということに私は大変大きな問題を感じざるを得ません。  装備調達の在り方につい...全文を見る
○近藤正道君 原本を出させる、あるいは原本、これが間違いないか、コピーは間違いないか、この制度をやっぱりつくるということに今大臣前向きな御答弁をされたというふうに受け止めさせていただきます。  次に、この種の問題の正に温床的なこの背景でありますけれども、天下りのことについてお聞...全文を見る
○近藤正道君 基本的な問題意識についてはお分かりいただけたかなと、こういうふうに思います。  私がいろいろ聞いたり調べたりしている範囲では、大体将官クラスは顧問という肩書で納入企業、営利企業の方に天下っていると。だから、具体的な仕事がなくて、正に顧問ですから顔を利かせるというと...全文を見る
12月06日第168回国会 参議院 総務委員会 第7号
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○委員以外の議員(近藤正道君) 御質問いただきましてありがとうございました。  お答えを申し上げたいと思います。  利用者、国民へのサービス低下についてでございますけれども、例えば、せっかくでありますんで、私の地元、新潟県のことについて御紹介をいたしますが、中山間地を中心にい...全文を見る
12月11日第168回国会 参議院 法務委員会 第6号
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○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。  最初に、前回に続きまして死刑執行についてお尋ねをいたします。  去る七日の夜でありますが、国連の人権高等弁務官事務所から一つの声明が出たと聞いております。この中で、国連人権高等弁務官は、事前に受刑者や家族に死刑の執行が...全文を見る
○近藤正道君 じゃ、大臣にお尋ねをいたしますが、こういう異例の声明、どう受け止めておられますか。
○近藤正道君 前回私は、刑事訴訟法の第四百七十七条の検察官、拘置所長らの死刑執行への立会いについて大臣と議論をさせていただきました。大臣は七日の衆議院の法務委員会で、保坂展人委員への答弁でこう言っておられます。法に従って死刑を執行するわけですから見届ける人がいるべきだと思いますと...全文を見る
○近藤正道君 そうですか。そうすると、ああいう上も下もカーテンで覆われていると、ああいう形で刑が執行されるというのは東京拘置所だけだと、ほかのところはやられていないということを今お話しになられましたけれども、大臣としてはやっぱり一部始終をちゃんと見届けると、これがやっぱり本来の姿...全文を見る
○近藤正道君 じゃ、あの東京拘置所の上下カーテンで仕切るというやり方は早晩改善がされると、改められると、こういうふうに理解をさせていただきたいと思います。  引き続いて、前回もお尋ねをいたしました徳島刑務所の医療問題、いうところの、余り言いたくありませんが、肛門の虐待についてお...全文を見る
○近藤正道君 矯正局ですが、本年六月に高松の矯正管区と合同で現地調査を行って、前回大臣がおっしゃったように、問題ないと、こういう結論を出されたわけでございます。にもかかわらず大臣は、その後いろいろ視察委員会の意見などを見られて、最初の報告とは随分違うというふうな認識を前回衆議院の...全文を見る
○近藤正道君 でも、しょせんやっぱり内部の人ばっかりじゃないですか。これは徳島の弁護士会も非常に厳しく今回の徳島刑務所の医療問題について、つまり松岡医師の対応については批判していますよ。皆さん意見書も読まれたと思うけれども、本当に生々しく、厳しいことやっぱり書いてありますよ。これ...全文を見る
○近藤正道君 それはちょっとおかしいんじゃないですか。告訴、告発の問題が出るので、言わば対抗策として外部の人は入れないみたいな、今そういうふうに聞こえたんだけど、そんな言い方おかしいでしょう。正にそういうことであれば、より公平、客観的に第三者の人も入れて、本当に徳島刑務所の中の医...全文を見る
○近藤正道君 分かりました。ちょっと私が誤解して聞いたところもあるんで、訂正するところは訂正しなければならないと思いますが、いずれにいたしましても、松岡さんは刑務所の中におられるけれども、事実上更迭という形なのかなと今受け止めさせていただきました。  いずれにしても、この方の不...全文を見る
○近藤正道君 はい。時間であります。まだ聞きたいことがありますので、またこれはこの次にさせていただきたいと思っています。  終わります。
12月18日第168回国会 参議院 外交防衛委員会 第13号
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○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。  私は、一番最初に、午前中議論になりました防衛省の報償費を裏金化している問題についてお尋ねをしたいというふうに思っております。  マスコミの報道でありますけれども、報償費の多くを架空の領収書を使って裏金化をしているということを防...全文を見る
○近藤正道君 この裏金の問題につきましては、数年前、各県あるいは都道府県の警察で大きな問題になりました。それぞれの経緯は大臣も御承知だろうというふうに思っています。とにかく領収書が偽造されておりますので、形式的に調べてもこれなかなか真実は明らかにならない、なかなか根の深い問題だと...全文を見る
○近藤正道君 裏金の真相解明については、各都道府県みんなあれですよ、第三者を入れてやっていましたよ。それでやっと出てきているわけですよ。ですから、私は第三者を入れなければならないと。ましてや防衛省は、それはとても自浄能力なんかはないと国民が断定していますよ。  第三者を入れて、...全文を見る
○近藤正道君 私は、是非、年内にある程度の第一弾の報告ぐらいは是非していただきたい。そして、正に事実無根なのか、それとも、詳細は今後明らかにするけれども裏金の事実はあるというぐらいのことは私はできるんではないか。だって複数の人たちが、OBが証言をしているという報道がなされているわ...全文を見る
○近藤正道君 法案についてお聞きしたいというふうに思います。  OEF―MIOを中心で担いますアメリカの第五艦隊、これはイラクの戦争、OEF、OEF―MIOという複数の任務を帯びて行動をしております。  衆議院で外務大臣は、渡した油の量だけの間はずっとOEF―MIOの活動をし...全文を見る
○近藤正道君 法案では、給油の対象から、補給艦、アフガンを空爆する航空母艦、強襲揚陸艇などが除外されておりません。こういう、旧法ではこれらの艦船への給油が流用ということでいろいろ議論になりました。なぜはっきりと、これらの艦船への給油は行わない、禁止をすると、こういう法文にしなかっ...全文を見る
○近藤正道君 交換公文や現場における確認があっても流用が行われたという事実があるんで、そういう事実があるんであれだけの議論になって、それで今度の新法ではせめてそういうことができないように明確に法律で担保すべきなんではないか、私はそういう質問をしているつもりなんですが。
○近藤正道君 流用があったかどうかという点、政府は流用はなかったとおっしゃっているけれども、私どもは、やっぱりこの間の衆議院あるいは参議院の議論、これ旧法における議論も含めて、その事実はあった、あるいはそういうふうに、あったというふうに疑うのが、やっぱり相当な事由があったというふ...全文を見る
○近藤正道君 〇三年の十月の七日でありますが、参議院のテロ防止等特別委員会で当時の福田官房長官、自衛隊の海外派兵については国会承認は必要だと、大変大事なことだと、こういうふうに御答弁をされております。どうですか。
○近藤正道君 繰り返しますけれども、自衛隊を海外に出すことができるということと現実に出すことを了解するということは違う。現実に自衛隊を外に出すということについて衆議院の了承だけで構わない、こういうやり方は、私はシビリアンコントロールに対する重大な背信だというふうに思います。これは...全文を見る
○近藤正道君 終わります。
12月19日第168回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第5号
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○近藤正道君 二つほどお聞きしたいと思いますが、最初に……
○近藤正道君 分かりました。じゃ、一つに絞らせていただきたいと思います。  今回のこのODAの仕事は、コンサルから設計、施工、監理まで全部日本の企業が行うと。不況ということもありまして、全部日本がやるというそういうケースなんですが、このことについていろいろこの事件を経まして批判...全文を見る