近藤豊

こんどうゆたか



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開催日 会議名 発言
03月06日第91回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第3号
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○近藤(豊)分科員 昨今エネルギー危機が再燃いたしまして、油の値段が上がり、かつ電気料金が近々大幅に引き上げになる。これはあに農業だけではなくて日本の経済全般をヒットするわけですけれども、特に、作物がぜいたくであるとか、油をうんと消費し過ぎるとか、電気を使い過ぎるとかいうことで、...全文を見る
○近藤(豊)分科員 この二割から三割の節約率というものは非常に大きなものだと思います。しかし、油の値上がりというのは恐らく二割、三割をさらに超えていくだろう。そうしますと、施設園芸農家が使う油のコストが当然上がってまいりますので、採算が悪化する。そういう採算の悪化は、油の値上がり...全文を見る
○近藤(豊)分科員 この施設園芸の一つの分野で、実はミカンの温室園芸があります。これは私の郷里でかなりたくさん普及している農法なんですけれども、全体のミカンの生産の中ではまだまだ少ない。ところが、この地域にしてみたらこれはかなり重要な産業になっています。この温室園芸の中でもミカン...全文を見る
○近藤(豊)分科員 そうすると、いまの局長のお話を承りますと、ハウスミカンというのはまだまだ高く売れるのだから、したがって別に政府が何か特別のことを考えてやらなくても何とかやっていけるだろうというお考えが底にあるように思うのですけれども、御案内のように、日米間では柑橘類の問題が一...全文を見る
○近藤(豊)分科員 いずれにせよ、今後国際情勢も激しく変わっていくでしょうし、エネルギーをめぐる情勢もどんどん変わってくるわけです。したがって、ハウス園芸を含めて施設園芸全体については恐らく日本の中でいろいろな論議が行われる。  そこで大臣にお伺いしたいわけなのですが、施設園芸...全文を見る
○近藤(豊)分科員 油の問題というのは、たいて暖房用に使う油と、間接的に化学肥料あるいは農薬として使われる油があるわけなんですが、最近の議論の中で非常に注目すべきことは、要するに人間が生活をして、そしてこの地上で長い間これから繁栄をしていくためには、自然が還流することが好ましいん...全文を見る
○近藤(豊)分科員 現在非常に苦労してこの辺の努力をしておられることはよく承知しておるのですけれども、まだまだ不十分でして、たとえば家畜の死骸を夜、畑を掘って埋めているとか、ふん尿を処理したあとの水をこっそり川に流しているとか、それからこれは農林省に直接関係ありませんが、人ぶんの...全文を見る
○近藤(豊)分科員 そうしますと、そういう努力の中で非常に技術的に現実性のあるものあるいは非常に今後希望の持てるもの、そういうものは農業者団体に関係なくても、民間の企業であっても、農林省があるいは通産省と協力した上で助成をする対象となり得るということですね。
○近藤(豊)分科員 その開運でもう一点お伺いしたいのですけれども、こういう有機物をどんどん使っていくあるいは堆肥を使いやすくして使う、あるいはえさに転化していく、そういう技術の開発が行われる場合に、一応補助対象とか助成の対象にする前に検査結果とか試験結果を見ないといけないという場...全文を見る
○近藤(豊)分科員 ありがとうございました。  次に、米の減反の問題についてお伺いいたします。山間の僻地の米の生産者に対して、現在のところでは一律に減反を要求しております。転作を求めております。その結果、自分が食べる分までつくれなくなったり、あるいは地域としていままで足りていた...全文を見る
○近藤(豊)分科員 いまのような事態については大臣も御理解をいただけたわけなのですが、そういう状況にある特に山間僻地、そういうところでは大豆をつくれば虫食いが多くなるし、麦をつくれば実際は実の入ってないようなからが多くなって、そういう麦は精米所でも引き受けたがらない。精米所や精麦...全文を見る
○近藤(豊)分科員 そういう地域の事情があり得るということを理解していただいたということで、きょうは質疑を終わります。ありがとうございました。
03月06日第91回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第3号
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○近藤(豊)分科員 現在、日本の国民の生活に対して何が一番深刻な問題となっていくかということを考えますと、防衛とかエネルギーとかいろいろありますが、私は実はインフレの問題が一番直接はだ身に感じて大変な問題だと思っております。  そこで、国債の発行が昭和五十年より急激にふえて、そ...全文を見る
○近藤(豊)分科員 そうしますと、基本的な方向はもうだれも異存はないと思うのですけれども、昭和六十年に国債の発行残が百三十兆になる、それに対してうんと努力しなければいけない、そういう場合に、これはもう実は政治の問題だと思うのです。勇断の人であられる竹下大蔵大臣といたしまして、ショ...全文を見る
○近藤(豊)分科員 大変な勇気を持ってこれから当たられるということに、大いに私どもも声援を送ってまいりたいと思います。  ところで、きょうの朝刊を見ますと、六・一国債が七十九円八十三銭、とうとう八十円を割ってしまったのです。これは大変なことなんで、特にこの引き受けをしておる市中...全文を見る
○近藤(豊)分科員 大変苦慮をしておられる。そして国債の価格がこんなに下がってくるのは将来の先行き金利高という懸念があるからだといういまの局長の答弁でしたけれども、実は昭和五十年から国債の発行ががぐんとふえて以来、国債の引き受けあるいはプライシングについて何ら根本的な対策が講じら...全文を見る
○近藤(豊)分科員 いまの答弁の中にもあったように、われわれはまだ長期の見通しになれてないのだ、これはそのとおりだと思うのです。しかし、これだけ世界じゅうが荒れ模様になってきますと、もうどんな人でも、たとえいままでなれていた欧米の金融機関の専門家でも、視界はきかなくなってきている...全文を見る
○近藤(豊)分科員 要するに中期債を中心に公募入札をされるから、逆に公募入札がふくらまないわけなので、金利体系全体の中で金融債があったり長期債があったりいろいろしているわけですけれども、その金利体係が崩れることを心配しておられるのかどうか。やはり長期のものを公募入札されていかない...全文を見る
○近藤(豊)分科員 終了いたしました。ありがとうございました。
04月01日第91回国会 衆議院 農林水産委員会 第14号
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○近藤(豊)委員 農林年金制度が長期的に安定して運用せられるべきことも論をまたないわけでして、そのためには、加入者の見通しということがかなり問題になると思うのです。加入者の増減が激しい場合には、安定的な運用ということについては相当の工夫が要りますが、この点についての見通しをまずお...全文を見る
○近藤(豊)委員 四十六万人のレベルが変わらないであろうということは、これから実は農民、農家の数が減っていくであろうということが予想されているわけですけれども、その場合でもこういう関係団体の職員の数が減らない、あるいは、いろいろな面でのコンピューターの導入とかいうことで事業も合理...全文を見る
○近藤(豊)委員 私は、実は長期的な形では職員の数は減るであろう、あるいはそう急激な減り方はしなくても、ある程度減っていく傾向があるのではないかという気がいたします。しかし、これはまた別の機会に譲るといたします。  次に、そういう長期的な見通し、つまり四十六万人ということでこれ...全文を見る
○近藤(豊)委員 この配付された資料の中に積立金の運用状況の表がありますが、どうもまだ余り詳しくないので初歩的な質問かと思いますが、他経理貸付金と書いてある、約六百三十億弱のお金がありますが、これの主なたとえばアイテムなど二、三紹介していただきたいと思います。
○近藤(豊)委員 金銭信託の方についても同様説明してください。
○近藤(豊)委員 その有価証券じゃなくて、金銭信託の五十三年度の残として二十九億ですか出ている。こういうのはどういうやり方をして運用しているわけですか。
○近藤(豊)委員 この運用益がいま七・四%ということでしたね。この平均七・四%を標準にしていまやっておられるわけですが、これから御承知のように大変に高金利な時代であって、そしてこの高金利がそう簡単におさまる見通しもない。そうしたときにいろいろな有価証券などでも、たとえば国の国債で...全文を見る
○近藤(豊)委員 五十四年度の実績での七・四%ということですが、それはわかりました。ところが五十五年度については、恐らく予算をつくる段階でもう少し上のパーセンテージを考えておられるのではないかと思いますけれども、その点が一つと、それから他経理貸付金の方での還元貸し付け、その場合は...全文を見る
○近藤(豊)委員 この運用に関連いたしましてかなりの金額、恐らく約二割強だと思うのですけれども、それは国債とか地方債とかあるいは政府保証債とか、そういうわりあいと長期の債券に投じておられると思うのです。そうした場合、現在市中銀行がかなり大きな国債の損失をこうむって問題になっておる...全文を見る
○近藤(豊)委員 この問題に関連するのですけれども、各地の農協がやはり同様にたくさんの国債を抱えております。そういう国債を抱えていることによる損が現時点で相当の金額に達していると思うのですけれども、その辺についての実情は掌握しておられますか。
○近藤(豊)委員 これはある試算なんですけれども、単協が抱え込んでいる国債の値下がり、目減りによる損失が恐らく百二十億ぐらいに達するだろうという試算があるわけです。これはあくまでも試算ですけれども。これはやはり非常にゆゆしい問題であって、農協によっては大変な議論を巻き起こしている...全文を見る
○近藤(豊)委員 いま御両人とも、これは最後まで持っていれば損が出ないんだ、八%なり何なり利子が出るのだからいいんだというお話なんですけれども、これは組合員の側からしてみたら、なかなかそんな悠長なことは考えられない。それにいま局長は、いずれ国債の価格は持ち直すんだというようなこと...全文を見る
○近藤(豊)委員 いずれにせよ、この国債の問題というのは、発行の量の抑制と同時に、プライシングについてもっともっと自由にしていかなければいかぬ。もう、国民が国債を出していれば国債費というものは高くつくんだということをやはり知る方向に、国が勇気を持って進めていくべきことだと思うので...全文を見る
○近藤(豊)委員 終わります。
04月03日第91回国会 衆議院 農林水産委員会 第15号
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○近藤(豊)委員 油の値段が非常に上がってきまして、省エネのための工夫が最近は官民を通じて非常に盛んに行われておるわけですが、当然、農林水産省においても施設園芸等で使う油など、この省エネの努力を予算化をしておられるわけです。  この点について最初にまずお伺いをしたいのですけれど...全文を見る
○近藤(豊)委員 このグリーンエナジー計画の中で太陽熱利用による蓄熱あるいは集熱、蓄熱、放熱の研究、いろいろ行われておるわけですけれども、特に私がいま関心を持っておりますのはミカンのハウス栽培のことなんです。ミカンのハウス栽培はもともと農林省が先に立って推進されたものではないわけ...全文を見る
○近藤(豊)委員 基本的な研究はどんどん進めていただかなければいかぬわけですが、それではお伺いいたしますけれども、いずれにせよわれわれが石油を節約しなければいかぬというのは当然なことなんです。その場合に、農林省がいろいろな研究をされるあるいは外部の研究を委託研究等でどんどん助成さ...全文を見る
○近藤(豊)委員 そのハウスミカンをどんどん伸ばすべきではないし、また伸ばしたらいまやっている人が困るだろうということはよくわかるのです。  そうしますと、問題は、ハウスミカンに限らず、施設園芸に使い得る太陽熱利用のディバイスは、いいものがあれば、それは農林省あるいは国の実験所...全文を見る
○近藤(豊)委員 いまそういうことで念を押させていただいたのは、とかくわれわれ——私も前は公務員だったのですが、国の中で、政府の組織の中で生まれてきたものはすぐ信用しやすいのだけれども、民間の創意で出てきたものは、とかくためつすがめつ試してみたり何かしないとなかなか信用しないとい...全文を見る
○近藤(豊)委員 取りまとめ中ということなんですが、伝え聞くところによりますと、大体昭和六十五年あたりに三百七十万トンぐらいを見込んでおられる。これは総量についてはある程度増減があり、変化があるかもしれませんし、私の申し上げた数字が正確じゃないかもしれない。しかし、その中で大事な...全文を見る
○近藤(豊)委員 加工部分を全部輸入に頼れというのではなくて、もちろん温州ミカンの中、あるいはいまどんどんできてきているネーブルとか新しいものの中にも、ジュースにしかならない品質の悪いものもできてくるわけです。それは当然ジュースに回すわけなんです。しかし、そうではなくて、生果用で...全文を見る
○近藤(豊)委員 いまの局長の御説明の中のアメリカの真意なんですけれども、これはいろいろと議論が分かれるかもしれません。しかし、西海岸の方と東海岸の方は大分違うわけなんです。現在圧力がかかってきているのはむしろ東海岸の方の、南東のマイアミ、フロリダ、あちらの方から大分圧力がかかっ...全文を見る
○近藤(豊)委員 いずれにせよ、もちろん日米関係を崩すということはできないわけですから、日米関係を崩さない範囲で極力この点はがんばっていただきたいということは、この際特にお願いをしておきます。  それから次に、ミカンの栽培で、あちこちで木が老化してきてある程度植えかえをする場合...全文を見る
○近藤(豊)委員 柑橘の問題はこれで終わります。  次に、えさの問題について少しお聞きしたいのですが、現在の大豆とかコウリャンあるいはトウモロコシなどの需給は、どこでも売ってくれる状態だと思うのです。八五年ぐらいまで、あと五年間ぐらいは恐らく需給関係はそうタイトになることはない...全文を見る
○近藤(豊)委員 もちろん、これみんな試算の段階で、いまお話のあった一億トンもサーブラスが出てくるということなら全然心配要らないのですけれども、そうじゃなくてむしろ、七七年から八五年くらいまでは、たとえば大豆の需要の伸びは四・七%、これに対する供給の伸びがやはり四・六から四・七く...全文を見る
○近藤(豊)委員 とかく発展途上国というのはなかなか横着なものですから、先進国と違って売る努力が足りないわけなんです。特に金融の力がありませんから、ついつい相場がいいと相場がいい方へ売ってしまって安定的な供給者として信用できないということで、日本もこれまでそれほど強いてつき合う必...全文を見る
○近藤(豊)委員 ひとつその方向で、いまブラジルとはかなりいろいろなことが始まっておると思います。しかし、今後はやはり潜在的な農業生産増加の可能性を秘めているアルゼンチン、それからコロンビア、ペルー、こうした国についてもぜひひとつ大いに研究を始めていただきたい、こう思うわけです。...全文を見る
04月22日第91回国会 衆議院 農林水産委員会 第22号
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○近藤(豊)委員 まず、農業委員会に関する改正案について関連してお尋ねいたします。  この農業委員会が、今回の農地三法の改正の結果、農地の利用権の集積がどんどん進みそして合理化が進んでいくために一つの大きな役割りを果たしてもらおうということであると思うのですけれども、具体的にこ...全文を見る
○近藤(豊)委員 農業委員会の実際の活動ぶりというのが、やはり地域によってずいぶん違っていると思うのです。私の郷里の方でも、中には農業委員の面々が非常に地域の指導的な役割りを果たされて、そして農地の集積に、利用権の集積等に、もうすでに大きな役割りを果たしておられるところもあります...全文を見る
○近藤(豊)委員 もしそういう重大な使命を期待をしているのだとすれば、やはり農業委員がかなり時間を割いてその仕事をしてもらうことが必要になってくるわけなんです。ところが、名誉職的な形でいま位置づけられておりますから、報酬などというものもほとんどスズメの涙と言っては悪いのですけれど...全文を見る
○近藤(豊)委員 二十億という予算が小さくない予算だということはよくわかります。そこで、この経費の分担は国が出している部分と市町村段階で出している部分と両方あると思うのですね。それに対してさらに農民自身が一部の経費を負担をする、拠出をするというようなことについては検討しておられま...全文を見る
○近藤(豊)委員 いままでの御説明でまだはっきりとした方向がもう一つよくわからないのですが、そうすると、こういうより強化された農業委員会の役割り、それからより重大な期待をかける農業委員会、その農業委員の面々に対して——定員が今度十名減ったわけですね。定員は減ったのですが、その一人...全文を見る
○近藤(豊)委員 いわゆる報酬そのもの、二十億、これを上げようということは財政当局としょっちゅう——恐らくこういう種類のお金はびた一文上げてはいかぬということだろうと思うのです。しかし、業務の方の仕事に直接かかわる面でより活動がしやすいように、実際にいつもただ働きだという考えにな...全文を見る
○近藤(豊)委員 しかし、要するにある意味において飛躍的にこれを増大するということはなかなか困難である。そうしますと、今後たとえば、恐らく引き続き公選法の対象として農業委員の選出が行われていくだろうと思うのですけれども、政府としてはどういうような手段で、あるいはどういうような呼び...全文を見る
○近藤(豊)委員 農業委員会については以上で終わります。  さて、今回のこの農地法の一部改正の法律案の提案理由説明の中に、今回の改正は、わが国農業の体質を強化し、総合的な食糧自給力の向上と国民生活の安定を図る、これが農政の基本目標であり、これを実現するためのものだというふうに書...全文を見る
○近藤(豊)委員 そうしますと、まず対象面積がふえていく。そこでつくるものが問題になります。御承知のように、いま日本の穀物の自給率というものが、常識では考えられないぐらい非常に下がっております。三〇%台の下の方に張りつきかけておる。しかも、それが上がる見込みが当面ない。そういうと...全文を見る
○近藤(豊)委員 そこで、いまの大臣のお話はよくわかりますし、そのとおりだと思うのですが、米価の算定基準というのが一般国民に非常にわかりにくくて、私も一度もわかったことがないわけですけれども、米価の算定基準というものがまたしょっちゅう変わっている。もう少し国民全体がわかりやすいよ...全文を見る
○近藤(豊)委員 これは簡単なことではないと思いますから、もちろんいま議論を詰めることはできないと思います。しかし、今後はだんだんいわば締まりん坊の時代になっていくと申しますか、非常に景気のいいことばかり言っていられない時代だと思います。そうしますと、国民各層は、それぞれ自分以外...全文を見る
○近藤(豊)委員 先ほどの大臣の御答弁にありました、規模の拡大がコストを下げていくことになる。そうしますと、一つ大事な問題として、飼料米の問題があると思うのです。米は、食べる米だけではなくて、飼料米はずいぶん荒っぽいやりようでも強力に生えてくるものだと思いますが、飼料米について、...全文を見る
○近藤(豊)委員 コストがメーズだとかあるいはマイロなんかよりもかなりまだ高いんだ。しかし、それは対象面積が非常に広くて、そしてたとえば種をまくにもべたまきでずっとまくんでしょうし、いささか飛躍をしているかもしれませんが、その場合にうんと広ければ、ヘリコプターを使ってまくこともで...全文を見る
○近藤(豊)委員 いろいろな作物についての経済性との関連はあると思いますが、今後大規模な耕作をどんどん進めていくということだと思いますが、やはり何かつくり出すと、あちこちでつくり出すから過剰になってしまう。私の郷里などもミカンをやっておりますが、ミカンをつくれということでつくった...全文を見る
○近藤(豊)委員 地域的に事情を踏まえながら適地適作でやっていくということは、私は非常に建設的なことだと思うのですけれども、やはりどうしてもある程度地域のばらつきが出てくるのですね。そこで、おれの地域はこれをやった方が得だ、いやこの作物の方が得だということが出てくる。それに対して...全文を見る
○近藤(豊)委員 次に、やはり需要と供給の問題に大変関係があると思うのですけれども、米の輸出について、最近米国からクレームがついて輸出を減らされるということなんですが、これは、売っているからマーケットで競合する。しかし、これを本当に食べられない人に無償で援助するならば、それについ...全文を見る
○近藤(豊)委員 そうしますと、五万トン以上にもし非常に要望が強く、かつその地域が困っていることが客観的にわかれば、無償の援助の米の量というのはどんどんふえ得る、たとえば古米、古古米、特に古々米などはもっともっとこれからやってもいいわけですけれども、そういうことですか。
○近藤(豊)委員 いまの問題は大変エンカレッジングなお話ですので、大いに今後そういう方向が進むように期待いたします。  さて、もう余り時間がありませんが、小作料の物納が今度の改正でできるようになる。これはいわゆる食管法そのものがなし崩しになる可能性も一部に出てくるのではないかと...全文を見る
○近藤(豊)委員 もう一つ、農業生産法人の要件が今度緩和されるわけですけれども、この緩和によって、全く農業と関係のないところが利用権を取得して、そして農業に大資本で参入してくる、あるいは参入してくるふりをして実はほかの目的で利用権の集積を行う、そういう可能性があると思うのですけれ...全文を見る
○近藤(豊)委員 終わります。
07月31日第92回国会 衆議院 農林水産委員会 第2号
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○近藤(豊)委員 まず最初に事務局に数字だけをお聞きしますけれども、今回の二・三%のアップによってふえる財源、必要な予算、それから激変緩和補助金あるいは水田再編奨励金、そのように今度カットされるもの、プラスとマイナスでどういう数字に相なりますか。ちょっと数字だけ教えてください。お...全文を見る
○近藤(豊)委員 食管法の三条に「其ノ他ノ経済事情」とある。これは先ほど大臣のお話でも、米穀需給事情、それから現在の財政困難なる状況という二つが主なことだと思うのですが、今回の米価の諮問に至る経緯を見ておりますと、どうやらこの「其ノ他ノ経済事情」だけがもっぱら意識されておって、生...全文を見る
○近藤(豊)委員 どうも私、理解の度が通常より低いかもしれませんが、なかなか難解な御答弁であります。これは国民一般はもとより、農家の方はもう当然のこととしてなかなか理解できないだろうと思うのです。平たく申し上げれば、恐らく財政事情がこれまでのいろいろな積年の弊で苦しくてしょうがな...全文を見る
○近藤(豊)委員 ですから私が申し上げるのは、ころころ変える算定方式なら、何もこういうシグマだとか何だかわけのわからない数字を言われても国民はわからないので、そんなむだな作業はおやめになって、もっとストレートにその経緯を発表して国民の理解を求める、協力してくださいとおっしゃる。そ...全文を見る
○近藤(豊)委員 時間がもうほとんどありませんから締めくくりますけれども、恐らく米価の問題というのは今後とも大変むずかしい問題であり、同時にそれは日本の食糧自給度を引き下げないように、しかも確保していこうという上では非常に中心的な問題だと思うのです。もういままでみたいにだれにでも...全文を見る
○近藤(豊)委員 これまでずっときょうは米価の上げ幅の問題等が議論されておるわけですが、政府の考え方の根底に、先般の農業白書で都市生活者と農業に従事する人たちの生計費あるいは所得の格差の問題が出ておりました。これは一昨年から比べれば昨年は格差が開いてきておる、一〇%から一二%に開...全文を見る
○近藤(豊)委員 もちろんそういうお答えにはなるのでしょうけれども、しかし実際に査定をされる場合、あるいは農林省の方で今後の農林予算全体の伸び等についての規模を考えられる場合、最初はこれはゼロだったわけですから、それがきのうになって二・三%に上がったわけですが、まだ足踏みさせてお...全文を見る
○近藤(豊)委員 恐らく同じようなお答えが主計官からも返るのでしょうから、これはまた後ほど触れていただくとして、私は実は幾つかの安全保障、特に食糧、エネルギー、軍事なんでしょうが、特に食糧の問題を考える場合は、長期的に見てやはりわが国が飢えることのないようにする必要があると思うわ...全文を見る
○近藤(豊)委員 次に、過剰米の処理対策についてお伺いいたします。  結局、現在の食管赤字の中の大きな部分が過剰米を抱えているから経費がかかるわけでして、過剰米がなくなれば当然そういう経費はどんどんなくなるわけですから、それを目的として努力をしておられると思います。  まず第...全文を見る
○近藤(豊)委員 外務省の援助予算は、これはもう非常にふところが浅いわけで、毎年援助予算をどんどんふやしておられるようですけれども、やはり国全体の立場から見れば、一つの食管会計の赤字に使う予算、そして援助に使う予算、いずれも金が要ることは同じなんで、この点については大蔵省にお伺い...全文を見る
○近藤(豊)委員 その範囲内でというのは予算の枠の範囲内ということですか、それとも、枠の問題についても弾力的に考えながら、需要があればこれにはできるだけ応じていくということですか、どっちですか。
○近藤(豊)委員 恐らく今後、特に現在アメリカで熱風の被害が多い、今度のアメリカの穀物生産は相当ダウンする可能性があると思うのです、現状が続けば。そうした場合には世界じゅうに食糧は需給関係がタイトになり得るわけで、こうしたことは、われわれ数年見ておりましても非常に気候が全世界的に...全文を見る
○近藤(豊)委員 十万円が大変だということ、確かに十万円、大変なお金ですけれども、金利と保管料だけお考えになっても相当の金額になるはずですね。ですから、置いておけば置いておくほどお金がかかるわけですから、恐らく金利と保管料だけでも三万七千円から四万円近いお金でしょう。したがって、...全文を見る
○近藤(豊)委員 保管料や金利の問題は、これは余り細かい問題ですからいいですけれども、やはり米は置いておけば財産として、金券として残るわけじゃなくて、どんどん減価していくわけなんです。いまおっしゃったみそ、しょうゆや、あるいは菓子用に使われるということですけれども、これでもずいぶ...全文を見る
○近藤(豊)委員 やはり依然として同じような答弁が繰り返されるので、どうもまだ納得しかねるのですが、大体嗜好の問題については、これは先般国会議員もたくさん出席しましたし、農林大臣や前の委員長も出席しておられましたけれども、みんなで純米酒を飲んで、決してべとつかない、おいしい。そし...全文を見る
○近藤(豊)委員 たとえばもみ備蓄にすると非常にかさがふえるから、容量が大きくなってむずかしい問題があるようなんですけれども、米について大ざっぱに考えて、精米ともみ備蓄の量的な目安をどのように考えているのですか、その点もう少し具体的に大体の考えを言ってください。
○近藤(豊)委員 終わります。
10月29日第93回国会 衆議院 建設委員会農林水産委員会連合審査会 第1号
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○近藤(豊)委員 農住組合法で予定されている農地が宅地になるこの宅地供給量が大体対象の期間の間で四千ヘクタールだということなんですが、これはもう現在のニーズから見てきわめて少ない面積でしかない。この程度のことに農住組合法というようなものを仰々しくすることのジャスティフィケーション...全文を見る
○近藤(豊)委員 大体第三期の住宅建設五カ年計画までの間に、三大都市圏で必要とされてきた住宅地の供給増はかなりの面積であったと思うのですけれども、今後、この四千ヘクタールという目標を一応掲げてはいるものの、大体このままの状況で、しかも宅地並み課税ということについて本格的に方針をま...全文を見る
○近藤(豊)委員 それでは今度は宅地並み課税との関連についてお伺いをしたいと思いますが、この宅地並み課税が仮にはっきりとした方向をとるならば、かなりこの農住組合法のメリットが変わってくるだろうと思うのです。そこで自民党サイドあるいは政府の税調の方もすでに五十七年からは宅地並み課税...全文を見る
○近藤(豊)委員 この点それでは建設省の方の考え方、国土庁の方の考え方、あわせて答弁をしていただきたい。
○近藤(豊)委員 では、この農住組合に参加をした人の農地については、たとえば少なくとも宅地並み課税はしないんだということはこの際確認は  できないんですか。
○近藤(豊)委員 これは今度は農林省の方の都市農業をどうするかということに大きく関係があるわけだと思いますが、先ほどの官房長のお話によると、要するに都市農業は全体の耕地の中でのインパクトも小さいし、それから大体もう市街地ということで考えているわけなんだから、市街化地域の中に含まれ...全文を見る
○近藤(豊)委員 そうしますと、都市あるいは市街化区域の中で一生懸命農業をやっていこうという人たちには配慮を加えるんだというくだりが先ほどの宅地並み課税についての問題に関する税調の意見の中にあると思うのですけれども、十年後ぐらいにはそれが農地でなくなってしまうんだということだと、...全文を見る
○近藤(豊)委員 そうしますと、いまの農林省のお答えに対応して国土庁の方のお考えをもう一回聞きたいのですけれども、一生懸命農業をしようとしておる人たちに対してはしかるべき考慮を払えということで、そういう人たちが農住組合に入って、一方では宅地の供給に協力しながら農業も続けていくのだ...全文を見る
○近藤(豊)委員 そうしますと、農住組合に入らなくとも、つまり農業を一生懸命やろうと思っていなくとも、ひどい場合にはたとえばクリでも植えておこうとか、いまいろいろな非難が出ていますけれども、いいかげんにとにかく農地のかっこうだけとっておれば後は値上がりするのだという人たちも、農住...全文を見る
○近藤(豊)委員 そこで、いまの問題に関連して農林省にお尋ねしますけれども、都市農家と称される人たち、市街化区域の中での農家の平均の保有面積というのは一戸当たり大体どれだけですか。
○近藤(豊)委員 いま実は、農地法の三条には、ある一定の面積以下の農地を取得して新しく農業をやろうという人たちはある一定以上の面積を取得しなければ農地が取得できないようになっておりますね。それがたしか北海道を除いて内地では五十アール以上というようなことになっていると思うのですけれ...全文を見る
○近藤(豊)委員 ちょっと問題がもとへ戻るのですけれども、市街化区域の中でこうした農住組合をつくって宅地の供給を増進させようというこの案が非常に効果的であるためには少しインセンティブが足りないような気がするのです。農地の方の造成等については先ほどすでに答えておられたと思いますけれ...全文を見る
○近藤(豊)委員 宅地の部分についてはある程度のインセンティブがあると思うのですが、いま国土庁の方で言われた安心して営農ができるということを初めとして農業面でのインセンティブということはきわめて低いのではないかと思うのです。特に、かなり土地代が高い市街化区域の中で自己負担の大きな...全文を見る
○近藤(豊)委員 結局、だから四千ヘクタールぐらいなんでしょうけれども、宅地並み課税が一応五十七年度からというようなことが非常にみんなの関心の的になっているときに、一番効果的な方法というのは、農住組合に入った人は宅地並み課税から逃れるんだ、入らない場合については、もちろん事情によ...全文を見る
○近藤(豊)委員 次に、先ほども武田議員の質問に答えておられましたけれども、三大都市圏だけを当面対象にするんだ、それでいて、宅地の需要がかなり大きいのに三大都市圏だけで事足れりとする根拠がきわめてあいまいだと私は思うのです。同じ東海道ベルト地帯でも神奈川県から愛知県に来るときに間...全文を見る
○近藤(豊)委員 それでは、余り値上がりが激しくないという中で、たとえば札幌と福岡の辺の値上がりの状況と三大都市圏と比較した数字をお持ちだったらひとつここで述べていただきたい。
○近藤(豊)委員 しかしこの五十万都市云々といういまの数字以外に、これは後で結構ですから、福岡、札幌の辺と、そして名古屋周辺との比較の数字をちょうだいしたいと思います。  農林省に伺いたいのですけれども、この農住組合法との関連で都市農業の問題がこれから非常にクローズアップされて...全文を見る
○近藤(豊)委員 いずれにせよ農住組合というものがこれから出現して、そして宅地の供給増に寄与していくかいかないかは、やはり最も左右する要素がこの宅地並み課税の扱い方だと思うのです。そしてまじめに農業をしていこうとしている人たちとそうでない人たちの識別の問題というのははなはだむずか...全文を見る
10月30日第93回国会 衆議院 本会議 第10号
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○近藤豊君 私は、民社党・国民連合を代表して、郵便法の一部改正及びその修正案に対し、強く反対の意を表明するものであります。  現在、郵便事業は慢性的な赤字体質に陥り、郵政事業特別会計は二千億円余に上る累積欠損金を抱えるに至っております。私どもは、この事態を正面から率直に受けとめ...全文を見る
11月05日第93回国会 衆議院 農林水産委員会 第4号
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○近藤(豊)委員 無資源国の日本にとっては、山林の資源というものは非常に重大な数少ない資源の一つなんですが、すでにきょうの審議の過程でも明らかになっているように、きわめて厳しい状況にある。そしてこのことは、ある意味では有権者の中に林業に関係する人が比較的少ないということ、そしてま...全文を見る
○近藤(豊)委員 一番大きな問題は、私は零細化の防止ということがまず日程に上がってくると思うのですが、農業基本法の方には零細化を防ぐ配慮が幾つも行われておる。しかし、林業の関係ではそうした配慮が実は法体系としては全然ないわけなんですけれども、これは非常にアンバランスだと思いますし...全文を見る
○近藤(豊)委員 山林の所有者が亡くなりますと、相続についての税金の問題が実はすぐ起きてくるわけです。御承知のように山林は相当の時間がたたないと収入につながらない、しかるに相続する時点で相続税を払わなければならないわけです。これについて一応十五年間の延納制はあるようですが、もっと...全文を見る
○近藤(豊)委員 この延納制の十五年なんですけれども、十五年で救える場合と救えない場合があると思うのです。林野庁ではこの延納制の効果について、たとえば十五年では不十分なんだというケースあるいは十五年で救えるケース等、比重をどのくらいに認識をしておられますか。
○近藤(豊)委員 私の地方の愛知県の北部の方では、どうも十五年の延納制では少ない、もっと長くしてほしいし、できれば利子も安くしてもらいたいんだ、こういう非常に強い要望がありますけれども、その実態について今後もし調べることが可能であれば調べていただいて、また報告をしていただきたいと...全文を見る
○近藤(豊)委員 その総合対策の中には、いま長官御指摘のように林道が少ないという問題があるわけですが、その林道が少ないという現実に対処する方途などは含まれているわけですか。
○近藤(豊)委員 この間伐林道というのはとりあえず一番早く手をつけなければいけないのでしょうが、大体林道全般が整備がおくれているわけなんですから、これは大臣、いかがでしょう、ひとつ林道法でもつくって林道の必要性というものを大いに強調をする、そして行政の中でもその優先順位を高めると...全文を見る
○近藤(豊)委員 間伐の促進については、現在の総合計画の中で、間伐経費の補助だとか何か、そうしたコストの面での軽減を図って、そして林業経営者がもっと意欲的に間伐に乗り出すような、そういう措置は含まれておるわけですか。
○近藤(豊)委員 その経費をもう少し具体的に、どのぐらいで、しかもその補助率がどのぐらいなのか明白にしていただきたいと思います。
○近藤(豊)委員 次に、木質系エネルギーの問題について質問します。  御承知のようにこういうエネルギー難時代で、炭がかなり見直されてきている。木質系エネルギー全体が見直されてきているわけですが、これについてどうも具体策等についてはまだコンセンサスがないような気がするのですが、こ...全文を見る
○近藤(豊)委員 木質系エネルギーもそうですし、間伐についてもそうなんですけれども、機械化という点で、機械化をもっと促進をしていく、あるいは機械化をしてもそれが林業労働者に病気をもたらすようなものでは困るわけなんですけれども、この林業一般についての機械化、省力化、それに伴う生産性...全文を見る
○近藤(豊)委員 時間がないので最後の質問をしますが、外材の供給がだんだん困難になるという点も同僚議員の質問にもあったわけですが、供給が困難になってくるので値段も上がってくると思うのです。そうした場合に、ガット等の問題はあろうかと思いますが、課徴金を取ってその課徴金を国内林業の振...全文を見る
○近藤(豊)委員 最後に要望したいことは、このように林業も非常にたくさんの問題があるわけですけれども、補助金をできるだけ統合して、そして地域によってかなり違うニーズがあるのですから、その地域によってある程度融通性を持った補助金の効果的な活用ができることが非常に好ましいと思うのです...全文を見る
11月06日第93回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号
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○近藤(豊)委員 きょうはお三方大変御苦労さまでした。  農政審の報告によりますと、中核農家を中心にしてどんどん経営規模の拡大をし生産性の上昇を図ろうとしております。そしてその方向というのは、その中に、言わずもがなだと思いますが、二種兼農家と言われるような農家については、これは...全文を見る
○近藤(豊)委員 二種兼農家のように、大体ほかの仕事をしていて土曜日、日曜日にだけ機械を使って米をつくるという人たち、この人たちはある程度の生産性向上はできるのですけれども、専業農家のようにそう生産性向上に取り組むわけにはいかない。ところがこの人たちの割合が非常に多いですから、価...全文を見る
○近藤(豊)委員 谷本参考人にお伺いしたいのですが、確かに二種兼農家が協業化をしていったりあるいはその他の理由で農地を貸したりすることが、次第に農業全体の経営規模の拡大に進展することだと私は思うのですが、谷本参考人は、その場合の協業化というようなことは、多分中核農家との組み合わせ...全文を見る
○近藤(豊)委員 次の問題、最後の問題ですが、世界の食糧需給、これは当分は心配ないのだということを逸見先生おっしゃっておられましたが、ことしのようにアメリカがかなりの干ばつで相当の被害がある、日本も冷害、あるいは韓国も大変な冷害が報道されております。このようないわゆる地球物理学と...全文を見る
○近藤(豊)委員 終わります。
11月28日第93回国会 衆議院 外務委員会 第8号
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○近藤(豊)委員 日韓関係の基本問題について御質問いたします。  私は、過去にソウルに一年間外務省から在勤をし、かつつい数日前に、数日間の滞在を終えてソウルから帰ってきたわけですが、いままでこの委員会で展開されたこととはいささか質の違った議論をきょうはしてみたいと思います。 ...全文を見る
○近藤(豊)委員 そうしてみますと、私は、金大中氏の問題についての扱い方に当初から大変な疑いを抱いておるわけです。日本の言論機関の大方の報道ぶりにも、私ははなはだ不安とそして不満の念を抱いております。  すなわち、金大中氏の例の拉致事件の問題は別にいたしまして、最近の問題、すな...全文を見る
○近藤(豊)委員 確かに拉致事件ということがあったのです一そして、その後で二度にわたっての政治決着も行われたわけです。そして、現在はこの金大中氏の問題というものを考えるとき、大臣も先ほど土井委員の質問に対してお答えになっていたように、日本の安全にとって韓国の安全というものは非常に...全文を見る
○近藤(豊)委員 実は、その最初の新聞発表が出たとき、私はソウルにいたわけなんです。そしてその次の日の各紙の反発がどんどん出ておるのですが、こういう新聞記事は、総理がああした発言をなさらなければ出てこないわけなんです。つまり、常に反日的な動きが起き得る土壌が韓国にあるということを...全文を見る
○近藤(豊)委員 米の延べ払いがアメリカとの間に問題があることはよく承知しております。この際、百万トンの要望に対して三月ごろまでには十七万五千トンぐらいしか出せないのだということを私は一部から仄聞しておりますが、その理由は集荷等の能力に限りがあるからだということであります。私は、...全文を見る
○近藤(豊)委員 米の無償援助を新たに考えていただきたい。もちろん延べ払いについては最大限の努力をしていただくと同時に、無償援助を含めて韓国側はどうしても百万トンが日本から来ることが必要なんです。その百万トンをできるだけこたえてあげることが、いまの反日運動等を鎮静化させるのに役に...全文を見る
○近藤(豊)委員 最後に一点。いまの慎重に考えていただくのは、金大中問題にひっかけてこの問題を検討されるのではなくて、全く無関係に人道上の問題として、あるいは安全保障に直接かかわる援助の問題として考えていただく、こう了解してよろしいですか。
○近藤(豊)委員 終わります。