近藤豊
こんどうゆたか
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
---|---|---|
02月26日 | 第94回国会 衆議院 農林水産委員会 第2号 議事録を見る | ○近藤(豊)委員 私は、いまの大臣の島田議員に対する御答弁の最後の方にある、国際的な日本の農業との関連を、別の面から御質問をいたします。 大臣の所信表明の中で、冒頭に、日本の農業がいま食糧の安全保障という見地から非常に大事な問題に直面しつつあるということを触れておられます。も...全文を見る |
○近藤(豊)委員 大変いろいろとおっしゃったのですが、やはりいまの事態が重大な事態になるかもしれないという点についての取り組み方は足りないと思います。 まず、アメリカはアフガニスタン事件でソ連に禁輸をいたしましたけれども、今後ソ連との関係いかんでは食糧を有力な武器として使って...全文を見る | ||
○近藤(豊)委員 国際協力事業団の開発輸入に対するローコストの資金の融資援助の予算が、ことしは多分三十億ぐらい取ってあるはずですが、いまほとんど使われていないわけなんです。 〔菊地委員長代理退席、委員長着席〕 これはリスクが多過ぎて、ローコストの資金の融資を受けても...全文を見る | ||
○近藤(豊)委員 その意欲は非常に買います。しかし、融資援助だけではこれはだめなんです。国が投資するということは問題がありましょうから、特に土地の所有権などが絡んでくると、主権問題などで非常にデリケートな問題があります。そこで、むしろ補助金を出すとか助成金を出すとか、あるいは減税...全文を見る | ||
○近藤(豊)委員 実はそれだけではとても開発輸入の案件は進まないと私は思います。これは企業のリスクをカバーすることが必要なので、無償援助を出したり機材援助を出すということは相手国政府の財源を助けるだけなので、日本の企業が開発輸入にどっぷりつかった場合のリスクを回避することにはなら...全文を見る | ||
○近藤(豊)委員 それでは次に、ちょっと性質の違う問題ですけれども、韓国に対する米の輸出についてお伺いをいたします。 御承知のように韓国は日本以上の冷害で、百万トンの米の輸出を要望してきております。私の理解するところでは、三月期までに三十万八千トンの輸出契約が成約をしておるは...全文を見る | ||
○近藤(豊)委員 それでは食糧庁の方から量的な見通しについて、現時点でのなるべく正確な数字を承りたいと思います。 | ||
○近藤(豊)委員 きのう日韓議員連盟の総会を行いまして、一部議員の中から八月末までにあと五十万トンくらい出せるはずだという話がありましたが、この点については、食糧庁長官いかがですか。 | ||
○近藤(豊)委員 実は、一部の倉庫業者等は、お米を、この不景気な時代ですから倉庫に入れておきたいということで、できるだけ出さないでくれという運動をしております。私のところにもすでに数社の倉庫業者から、この問題つつかないでくれという要望がありました。はなはだこれは情けないことであり...全文を見る | ||
○近藤(豊)委員 終わります。 | ||
03月26日 | 第94回国会 衆議院 農林水産委員会 第6号 議事録を見る | ○近藤(豊)委員 私は畜産の問題で、きょうの委員会も生産と価格の問題で非常に関心を集めているわけですけれども、これからの畜産を考える場合に一番むずかしい問題がやはりふん尿の処理だろうと思うのです。農業の、全然別の問題ですけれども、昭和五十三年ごろから、土質の低下がはなはだしい、化...全文を見る |
○近藤(豊)委員 ではお尋ねしますが、現在の方法の中で、集めて乾燥して肥料にして土地に還元するということを中心にしてやっておられて、それ以外に余り決め手になる方法がないと思いますが、そういう方法で処理をしておられて、還元率というものはどのぐらいになっておりますか。つまり、家畜から...全文を見る | ||
○近藤(豊)委員 ちょっともう一回聞き直しますけれども、そうするとその家畜から出るふん尿の総量の九七・五%が還元されるということではなくて、いまお答えになったのは農家の九七・五%ですね。そうするといわゆるふん尿で還元されている割合というのはどれぐらいになりますか。 | ||
○近藤(豊)委員 これは畜産局だけの問題じゃないと思うので、きょう御出席いただいているかどうかわからないのですが、現在土質の低下、これを何とかして防いで、そしてさらにもう一回地力を上げるために有機質の肥料を入れるとか、いろいろな方法があると思うのです。これに対してある程度の予算措...全文を見る | ||
○近藤(豊)委員 私は、実はこの有機質の肥料の利用がまだまだ不十分であって、地力が大分低下してしまったところをこれからもう一回回復させるには、ずいぶん有機質の肥料が必要だというふうに理解をしております。特に私の出身地の近くの渥美半島などはずいぶん土壌が悪くなっていて、八十センチぐ...全文を見る | ||
○近藤(豊)委員 この粒状の乾燥肥料を実は畜産局の方にも検討していただいて、そして実際この技術を開発した人たちは、畜産農家の若い人たちが自分たちで苦労してこれを開発したわけなんです。ですから、本当に畜産経営をしていてふん尿の処理に困って、何とかこれをうまいぐあいに活用できないかと...全文を見る | ||
○近藤(豊)委員 大臣のお答えに私は非常に力づけられるのですが、どうもいま御指摘のように、農林省に属する技官あるいは研究者あるいは委託研究先の人たちが開発した技術、それは記録のとり方もすべて非常にうまく、なれておられる。ところが、民間で開発したものというのは、そういう点でデータが...全文を見る | ||
○近藤(豊)委員 それから前にもこの場で飼料の問題について取り上げたことがございます。いま日本の畜産は大分生産量も上がってまいりましたけれども、こうして価格の問題やらを一生懸命討議いたしましても、仮にえさが外国の供給先の状況でがばっと値上がりしたりしますと、畜産経営というものはま...全文を見る | ||
○近藤(豊)委員 冒頭の部分に関連するのですけれども、小規模の備蓄とおっしゃいましたね。小規模の備蓄を各地に分散して持つ体制にあるということと理解していいですか。 | ||
○近藤(豊)委員 農協の備蓄はこれは非常に必要なことだと思うのですけれども、メーカーの方の備蓄は、してもらっても、いざ市況が変わってくるとすぐ値段を上げられる心配が起きてきますね。そういう事態に対してはどうやって対処なさるわけですか。便乗値上げではなくて、コストが安くて輸入したも...全文を見る | ||
○近藤(豊)委員 去年アメリカもそれからソ連の方も、日本も含めて穀物は非常に不作であったわけですけれども、ことしも仮にまた冷害が来ないとは限らない。そうした場合に、アメリカが引き続き大きな食糧供給余力、輸出余力を持っている場合はいいのですけれども、それが仮にだめになった場合は、九...全文を見る | ||
○近藤(豊)委員 いま御指摘のようにブラジル、アルゼンチンあるいは太平洋岸のペルー、そういうところは実は全くの後進国というわけではなくて、すでに長い間穀物生産に携わってきた歴史と経験を持っております。ですからこういうところは、増産をさせようとした場合に、アジアの国々のような場合と...全文を見る | ||
○近藤(豊)委員 終わります。 | ||
05月27日 | 第94回国会 衆議院 農林水産委員会 第17号 議事録を見る | ○近藤(豊)委員 両参考人には本日は大変御苦労さまであります。 まず確認をさせていただきたいのですが、先ほどからのお話を承っておりまして、秋田沖の方でソ連の艦船が日米の艦船にぴったりとついて行動しておった、そしてある時点で前へ出て対潜訓練を行う、特にそのときはソ連の潜水艦が前...全文を見る |
○近藤(豊)委員 この漁場は、大体一年間を通じてきわめて短い期間、かなり限られた水域で行われるということなんですが、これは毎年ほぼ同じ水域で行われる、つまりある程度その辺の情報に詳しい人なら、常識としてこの時期はあそこで訓練があるなというふうにわかっていることだ、あるいは今後わか...全文を見る | ||
○近藤(豊)委員 被害の金額についての話がいろいろと出ているわけですが、被害を受けた網あるいはなわは、切れてしまったものは全く残存価値がないものかどうか、これも専門的なことだと思うのですが、その辺のことをちょっと御説明いただきたいと思います。 | ||
○近藤(豊)委員 そうしますと、もうほとんど残りの網もなわもなかった、そしてもちろんそこにかかっていた漁獲物もゼロに等しいのだ、したがって、被害を受けた網もなわも、そこにかかっていたものも、全部残存価値ゼロと考えてよろしい、こういうことでございますか、確認をしてください。 | ||
○近藤(豊)委員 網の標識の問題で、夜間にわたって艦隊が動いたりする場合、今後ともこれはあることかと思うのですけれども、標識は夜間でもはっきりと見やすい、目につく標識になっておるものなんでしょうか。私は実物を知らないのでこの辺を御説明いただいて、あわせてさらに目につくような標識が...全文を見る | ||
○近藤(豊)委員 そうしますと、可視ができないということになりますと、これは一定時期、一定水域、皆さんの漁場になる地域では演習が具体的にはもうできない、演習を遠慮してもらうしかないのだ、そうしないとこの限られた時期に行う皆さんの漁業はできなくて、これはもう生活権の問題にもかかわっ...全文を見る | ||
○近藤(豊)委員 終わります。ありがとうございました。 | ||
○近藤(豊)委員 きょうの朝、いろいろと漁業者の被害についてはヒヤリングをして話を聞いたわけですが、被害があることは実は確定されているわけです。問題は、加害者の特定が非常にむずかしいというのがこの問題の困難な点だと思います。 そこで、きょうあたりから新聞に出始めておりますが、...全文を見る | ||
○近藤(豊)委員 その点、松田参事官にもう一度お伺いしますけれども、何日にそれをプレスの方に流されましたか。 | ||
○近藤(豊)委員 情報はもちろん、外務省側の発表の仕方が、余りはっきりと記者クラブに言わなかったものか、あるいは日曜日であったために記者クラブの方が注意が薄かったものか、あるいはもうすでに米側が、日昇丸の事件の直後だったものだから、そこで被害があったら補償しますということを言って...全文を見る | ||
○近藤(豊)委員 そうすると、カラ級の八千トンというのも六、七メートルですか。 | ||
○近藤(豊)委員 カラ級の巡洋艦には喫水の六、七メートル以外にかなりの長さのソナーをぶらさげて行動をしておる、また行動している場合が多い。またその写真も何か出ていたようですけれども、ソナーを下げた場合には、そのソナーはどのくらいまで通常は下げて行動しているものですか。 | ||
○近藤(豊)委員 水産庁にお伺いいたしますけれども、きょうの朝の参考人等の説明によりましても、網の識別は飛行機からはもちろん、艦船の場合でもかなり困難であるという説明がございました。この幾つかの軍艦がなわの上を行ったり来たりしていたということになりますと、当然なわの切断が複数の軍...全文を見る | ||
○近藤(豊)委員 防衛庁の方、何かその点について……。 | ||
○近藤(豊)委員 この赤旗の記事によると、第十二喜栄丸が、十六日の午後一時ごろからそういう三つの船及びジェット機が二機から四機上をしょっちゅう徘回しておったということを述べているわけですけれども、この十六日の午後一時ごろからたとえば二時か三時ごろまでにかけて、その一〇四一、五六五...全文を見る | ||
○近藤(豊)委員 そうしますと、カラ級の八千トン、九千トンの大きな巡洋艦とアメリカのフリゲート艦あるいは駆逐艦、このいずれもが、少なくとも二の被害地域を問題の時期に徘回しておったわけであります。しかも、カラ級の巡洋艦の方は二トンもの重いものをぶら下げて歩いているということになりま...全文を見る | ||
○近藤(豊)委員 外務省の方にお伺いしますが、それぞれに対して、防衛庁も調査はするのですけれども、外務省の方からその調査に協力をするようにこうした事実を踏まえて申し入れをすでになさっていると思いますが、それについての先方の協力ぶりというか、反応はいかがであるか、その点をお答えいた...全文を見る | ||
○近藤(豊)委員 米側については、恐らく米側も一生懸命これには善意を持って協力をするというようですから、積極的な回答が出てくると思うのですが、ソ連側については、かなり先方の協力ぶりというものは悲観的ではないかというふうに懸念するわけです。 このことは、補償を要求する漁民の側に...全文を見る | ||
○近藤(豊)委員 それから防衛庁の方にお伺いいたしますけれども、このような事故が起きることも、結局ある特定の時期には、はえなわや流し網がほとんど毎年例年の場所で行われているということについて、十分の配慮が関係者一同に足りなかったということだと思うのです。 そこで一つの大事なス...全文を見る | ||
○近藤(豊)委員 もちろん外務省と相談をしていただくのですが、防衛庁と米軍の間には通常事務レベルでもいろいろなルートがあるわけなんで、そういうルートを通じて事務の上でのインフォメーションとして先方にインプットされるのはあたりまえだと思うのです。その点いかがですか。 | ||
○近藤(豊)委員 外務省としてもこれは米ソ双方に対して、お互いの関係が悪くならないために、今後またいやな問題が起きないために、ぜひこれは正確なところを知らしめることが必要だと思いますが、この点についての御回答を求めたいと思います。政務次官、どうぞ。 | ||
○近藤(豊)委員 農林大臣は被害者の立場で大変つらい立場にあると思うのですが、ひとつこれまでの議論を踏まえて、閣内で特に対ソ交渉についてあぐむことなく総理、外務大臣に強く進言しながら、本件の解決のために交渉を進めていただきたいと思います。要望いたします。 | ||
○近藤(豊)委員 終わります。 | ||
06月03日 | 第94回国会 衆議院 農林水産委員会 第18号 議事録を見る | ○近藤(豊)委員 まず一つ緊急の問題として、アサリの乱獲について質問いたします。 昨年から愛知県の三河湾付近において、現在は違反になっております圧搾空気を使用したポンプを使う漁法によってアサリを密漁している漁船があらわれました。これはアサリをとるということだけにかけては大変能...全文を見る |
○近藤(豊)委員 その最後の部分をもう少しはっきりしていただきたいのです。確かに漁具を載せているだけで違法行為を犯したこととすることには通常の考え方でいけば無理があると思うのですけれども、この場合は現場を取り押さえなければだめだということになりますと大変なことになる。たとえば現在...全文を見る | ||
○近藤(豊)委員 では、林業の問題に移ります。 林業は最近、今年度になってから間伐の促進総合対策が実はスタートしているわけですけれども、間伐をするにせよあるいは新しく造林をするにせよ、いずれにせよ林業に働く人たちが次第に少なくなっているということが問題だと思うのです。政府の職...全文を見る | ||
○近藤(豊)委員 賃金の額面そのものはあるいは接近した地域があるかもしれません。だけれども、現在私などが仄聞しておるところによりますと、道路の関係の仕事に行けば大体七、八千円にはなる、そして作業着もほとんど支給されることが多い。山に入る場合も、直用の人たちは作業着も支給されており...全文を見る | ||
○近藤(豊)委員 次は直用労働者、直用の作業員の問題なんですけれども、直用の作業員の待遇に関して能率給が数年前から導入されているはずなんです。この能率給の支給が、労使関係の交渉の過程で実は月給の一〇%程度に頭打ちになっているのではないか、こういうことが考えられるのですが、その点い...全文を見る | ||
○近藤(豊)委員 この八%、九%という数字は、本来ならばもっと高くなっても事務的には行政上は差し支えない数字だと思うのですけれども、その辺の限界の問題はどういうふうに財政当局あるいは予算上なっておりますか。 | ||
○近藤(豊)委員 そうしますと、直用労働生産性についてのデータを見てみますと、数年前に非常に落ち込んで、そして請負にした方が倍近く能率が上がるのだなんという時代があったのですが、それからだんだんここ数年回復してきて、そして直用の生産性は請負の場合に比べてほぼ八、九割のところまで回...全文を見る | ||
○近藤(豊)委員 それから、民間の営林業者あるいは山を持っている人たちからよく聞く苦情は、営林署の人たち、特に幹部の人たちは二年くらいでどんどんかわっていってしまうのだ、そうすると、たとえば病気が出て聞きに行っても何も教えてもらえない、知らない。結局民間にいる人間の方がかえって知...全文を見る | ||
○近藤(豊)委員 いまお答えの中にありましたように、人事がある程度の期間よどんでしまうということは林野庁としても非常に困ると思うのです。しかし、山は生きているわけですから、二年、三年、五年とたっていくに従って山の中の暗さも違ってくれば相も違ってくるわけなんで、そういう点をよく把握...全文を見る | ||
○近藤(豊)委員 現在の林業の問題の中でよく言われることは、間伐をどうしてもやらなければいけない時期に来ておるのになかなか進まない。そこで、今年度から総合施策が始まったわけなんですけれども、これが間伐をどんどん促進していかなければいけない時期にスタートして、そしてこれが行革の対象...全文を見る | ||
○近藤(豊)委員 いま大臣御指摘の林業は機械化がむずかしいという点、全くそうだと思うのです。林業の機械化に関連して、林業をもっと近代化して、たとえ老齢化していく林業労働者でも仕事ができるようにしていく、これはいまの社会の趨勢からして不可避なことだと思うのです。 その場合に、ど...全文を見る | ||
○近藤(豊)委員 そこで、行革をしなければいけない大変苦しいときに、困難なこととは思うのですけれども、せっかく林業について根本的に洞察されて理解の深い大臣がおられるのですから、来年度の林道予算についてはその点を考慮されて、林業関係予算では最優先の配慮をしていただくべきだと要望した...全文を見る | ||
○近藤(豊)委員 林道の普及ということがないと余り実効が上がらないかと思うのですけれども、いまはどんどん間伐を促進していくことをやっておりますが、それとやや違った考え方で非皆伐施業方式というのですか、大きなものから択伐していく、そうすれば単価も高い。間伐した材は口径が小さいですか...全文を見る | ||
○近藤(豊)委員 いずれにせよ、林業の荒廃を防ぐことが日本の将来のために絶対に必要なことなんですけれども、現在進行を始めた間伐促進総合対策の進捗状況は、まだ年度が始まったばかりですから正確なことは掌握できないかもしれませんが、いまどのような進捗状況でありますか、ちょっと説明をして...全文を見る | ||
○近藤(豊)委員 間伐を促進していく段階で、杉やヒノキのようにやわらかい木の地域は、これはやわらかい木は実はだめなんですけれども、私は炭について関心を持っているわけなんです。 炭やまきの利用というものが効果的にできるようになりますと、これは間伐をして出てきた材の有効な利用にも...全文を見る | ||
○近藤(豊)委員 この木炭のほかに実はまきを、長いまきではなくて細かく切ったまきで、そしてそれをかまにくべるあるいは炉にくべて石炭のかわりにするあるいは重油のかわりにする、そういうことは一部、たとえばバッテリーメーカーが鉛を溶かすのに使う炉などではそういう方式をやっているようです...全文を見る | ||
○近藤(豊)委員 この林業の荒廃を何とかして防がなければいけないということは、ある意味においてはそのまま過疎対策になるわけなんですが、かねがね議論がされております発電税、つまり現在電力を出している、水がある地域は一回限り補償をもらったり、あるいはある程度のお金を電力会社から県が受...全文を見る | ||
○近藤(豊)委員 最後に、行革で今後営林署の統廃合が計画されていて、そしてこれが話題にさらになってくると思うのですけれども、五十三年度に九署の統廃合をされたと思います。これは数の上だけで、行管的な感覚でいきますと大変りっぱな数字だということになるのですが、実態はそれによって大した...全文を見る | ||
○近藤(豊)委員 現場で働く人たちが、たとえば請負の人たちより能率が悪いとかいうことで先ほども指摘しましたけれども、そういう点は十分改善をしながら、しかもなおかつ現場で働く人たちのモラルの点は考慮を払っていただかなければ困る。そういうことで、単に数合わせの営林署の統廃合ということ...全文を見る | ||
10月21日 | 第95回国会 衆議院 農林水産委員会 第2号 議事録を見る | ○近藤(豊)委員 チチュウカイミバエの発生が伝えられて、そして一時中断された加州産の柑橘類の輸入が、EDBを使用した薫蒸、それから密閉して汚染地域を通過すべしというわが方の要求が入れられて再開されたわけですが、現在、横浜の本牧埠頭には船から陸揚げされたコンテナが開梱されないまま放...全文を見る |
○近藤(豊)委員 そうしますと、このミバエの防遇のために農水省が八月十七日付で在京アメリカ大使館の農務参事官あてに要請書を出しておられる。この要請書に対して、先方がその要請内容を着実に実行してくれさえすれば、今回のミバエの発生状況がいま以上にどんどん広がるとか大変な拡散状況になる...全文を見る | ||
○近藤(豊)委員 この問題が起きましてから、やはり日米間の経済貿易上のインバランスが非常に大きいこと、それから去年からことしにかけて自動車問題で騒いだわけですけれども、アメリカ側には日本の貿易上のいろいろなNTBについてはどうしても不満があります。 そこで、これは大臣にお伺い...全文を見る | ||
○近藤(豊)委員 そこで、今度はこのチチュウカイミバエの薫蒸に使われるEDBの有害性、あるいはこれは発がん物質であるというような話が伝わって、またカリフォルニアで港湾労務者が荷役を一時拒否をした、ストライキをしたというようなことから、日本でもこの荷役がいま拒否をされておるわけです...全文を見る | ||
○近藤(豊)委員 いまの話にも出てきましたが、〇・一三ppmを定めたカリルォルニア州はアメリカの中でも恐らく例外的に最も厳しい基準をとっている州だと私も思います。それからなお、ハワイは日本へ大量のパパイヤを輸出をしているわけですけれども、ハワイの州知事等は、OSHAが定めた〇・一...全文を見る | ||
○近藤(豊)委員 これはあくまでも暫定的に定めた基準だということですね。 そうしますと、いま課長の説明にもあったとおりWHO、FAOいずれも〇・五と〇・一という基準を定めておる。それから、八月二十一日にはアメリカのEPAの次長が記者会見をして、現在の取り扱いの状況ではその果実...全文を見る | ||
○近藤(豊)委員 まさしくいま課長の最後の答弁の部分の、国際基準があればそれに準拠する、しかし非常に危険ということが懸念される場合には、それは例外的に定めてもいいんだということはよく承知しているのですが、日本の港湾労働組合、本牧にコンテナが揚がって、そのコンテナをいま荷役すること...全文を見る | ||
○近藤(豊)委員 いまの答弁まだ不十分でして、これはあくまでも仮定の話としてで構わないのですけれども、あなた方専門家が考えられて、コンテナをフォークリフトなどを使って運び、あるいは戸を開いてそれを外に出すという作業をするときに直接手に触れるわけでもないと思うし、またその空気を吸う...全文を見る | ||
○近藤(豊)委員 アメリカの連邦FDAはこれを一〇ppmまでは果実中の安全許容度としているわけですね。それに対してわが方は、もうほとんど百倍の安全許容度ということで〇・一三を暫定的に決められた。この暫定を確定的な基準にするまでにはあとどういう条件を厚生省としては詰める必要があるわ...全文を見る | ||
○近藤(豊)委員 現在柑橘類は現地で薫蒸されて、そして汚染地域を通過するときは密封されて港へ運び込まれてそのまま船に積まれてくるわけですけれども、ハワイでのパパイヤの場合にはEDBを使って薫蒸をして、その箱を今度薫蒸したときに使っていない全く新しい段ボールに詰めかえて持ってきてい...全文を見る | ||
○近藤(豊)委員 外務省にひとつここで伺いたいのですけれども、いまのように非常にテクニカルな問題があって、そうして加州産の柑橘類のせっかく日本へ輸入再開されたものが、陸揚げされても市場に持ち出せないという状況にありますね。これは、アメリカ側にとっては非常に大きな懸念をしていること...全文を見る | ||
○近藤(豊)委員 そうしますと、このEDBの問題は、まだアメリカ側で火がついていないとすれば当分時間的余裕があるわけですから、ひとつ厚生省の方と農林省の方で十分打ち合わせをしながら、安全基準の確認を急いでいただきたいと思います。 そこで、もう一つ大切なことは、やはり柑橘類だけ...全文を見る | ||
○近藤(豊)委員 この穀物の在外での備蓄の問題は、今度別の機会に改めて質問いたします。 きょうの肝心のこのチチュウカイミバエの問題は大臣からもぜひ確認をしておいていただきたいのですけれども、実は、われわれは日本の柑橘生産を守ろうという立場にはあります。しかしその日本の柑橘類が...全文を見る | ||
○近藤(豊)委員 終わります。 |