近藤豊

こんどうゆたか



当選回数回

近藤豊の1983年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月23日第98回国会 衆議院 建設委員会 第2号
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○近藤(豊)委員 国土庁長官がおられますから、まず過密過疎の対策の問題から質問させていただきます。  日本の現在の都市人口がどんどん集中していく傾向を見ておりますと、都会においては非常に公共事業等の単価が高くなる、仕事もやりにくいから夜仕事をする、ますますそれで高くつく。そして...全文を見る
○近藤(豊)委員 確かに、一つ一つの公共施設の利用料金の設定の仕方がそれぞれの主管庁あるいは地方自治体で一応の縦割りのルールがあるものですから、なかなかそのルールを変更するのはむずかしいということかもしれません。しかし、たとえば人口集中の度合い等によって、自治体の——もちろん、自...全文を見る
○近藤(豊)委員 そういたしますと、税金の問題にはまだまだはっきりしない面があるとした場合に、最近は電源立地あるいは水源立地ということでダムをつくる場合は、非常に過疎化に対して有効な手段がない。過疎化をとめる有効な手段がないということから反対が多いわけです。これはもう御承知のとお...全文を見る
○近藤(豊)委員 いまの局長の答弁の中で触れられました豊川水源基金というものがあって、それの概要について国土庁から簡単なペーパーをもらったわけですけれども、この中で、事業内容の中に、一つには、「その他基金の目的を達成するために必要な事業」というのが第六番目に書かれてあるのです。こ...全文を見る
○近藤(豊)委員 そうしますと、これは現在使われていない、私はこう承知をしておるわけです。そうしてこの基金が現在のところ残が四億九千万ぐらいたまっているにもかかわらず、事業費がそうたくさんは予定されていない。五十七年度の予定が五千万円になっています。これは使い方にいろいろと制約が...全文を見る
○近藤(豊)委員 たとえば豊川水源基金に関連してくるのですけれども、現在北設楽郡というところがありまして、そこの設楽町にダムの建設の話が出ておるわけです。そのダムの建設をめぐって、その地域の住民が真っ二つに割れて賛否両論が渦巻いておる。これは何らかの形で反対派が納得をしませんと、...全文を見る
○近藤(豊)委員 主計局から主計官が来ておられるので、いまの関連でちょっとお伺いしたいのですが、電気税というものが、いま消費地の自治体に地方税の部分については帰属しているのですけれども、これを上流の水源地の、電源の方の市町村に還元する方法については、これは火力発電等の問題もあるで...全文を見る
○近藤(豊)委員 そこで、これは長官に要望するわけですけれども、いまのような、たとえば水源地を振興するためのこの電源の特別税、あるいはいま議論のやりとりの間に出ました水源基金のようなもの、そのあらゆる方法を使いながら、過疎地に対する、より住みやすい状況づくり、それから暮らしていけ...全文を見る
○近藤(豊)委員 そこで、今度は今回の建設大臣の所信表明の方に主に関連があるわけですけれども、現在御承知のように非常に景気が悪い。この傾向は世界的なものであって、むしろ日本などは相対的には景気がいい方であると言われておるわけです。そうしますと、今後みんなの期待どおりにアメリカの景...全文を見る
○近藤(豊)委員 私も実はそうではないかと予想をしておったのです。なぜこういうことを申し上げるかといいますと、実はおととしあたりウサギ小屋批判というのがありました。ECの連中が、日本人はウサギ小屋みたいなちんちくりんの家に住んで働き中毒だということを文書で書きまして、われわれ非常...全文を見る
○近藤(豊)委員 そういう努力がもう常に行われてきていることは、私も事実だと思うのです。しかし、いま何をやってもなかなか景気がよくならないという場合は、これは思い切って住居を広くする方向に国民の目を向けていく。一朝一夕にはできないと思うのです。住居を広くすれば、それこそ私の家内も...全文を見る
○近藤(豊)委員 住宅を広くしていくためには、実は、広い住宅をつくるときにローコストの、低い利子のお金が借りられることも重要ですし、それから上限がどんどん上がっていく、融資限度額が上がっていくことも重要です。だけれども、それはもうすぐ財源の制約がありますから、そう簡単にできない。...全文を見る
○近藤(豊)委員 五十七年九月六日付の建設事務次官通達が出されましたけれども、それ以後、その通達が実施に入っている段階で、まだはっきりとした結果は出てきていないと思いますが、その状況について中間的にわかったことを報告していただきたいと思います。
○近藤(豊)委員 この線引きを弾力的に運用してどんどん見直しを促進し、大いに宅地の供給にプラスが出てくることを期待するわけですが、もう一つは、開発許可制度、この適切な運用を図ると大臣は言われているのですが、簡素化しようということは余り言われていないのです。しかし、適切な運用の中に...全文を見る
○近藤(豊)委員 いろいろなことをして宅地の供給をスムーズに、そして量的にも拡大するようにしなければいけないのですが、たとえば線引きを見直すあるいは建築基準法を少し緩和してよりたくさんの面積が建つようにしますと、途端に土地が値上がりするわけです。また新幹線ができれば何百倍になると...全文を見る
○近藤(豊)委員 いま内海大臣は、私的な見解であっても、土地の価格騰貴による差益について何らかの措置を考える必要があるかもしれないと言われたわけですが、たとえば公共事業をやってどんどん土地が値打ちが出て高くなってくる。これは国の金で、つまり税金で公共事業をやるわけですから、そのこ...全文を見る
○近藤(豊)委員 公共投資によって値段が上がった分だけを吸収する必要は実はないわけで、とにかく土地の値上がりについては、その差益は国に帰属させるということにすれば、今後の新たな土地の値上がりは起きなくなる。長官おっしゃったとおり、二・三%しか騰貴してないから、いま土地は価格が安定...全文を見る
○近藤(豊)委員 もう時間が余りないので、もう一点だけ伺いますが、農地の宅地並み課税が実は去年から始まったわけです。この宅地並み課税の対象となるところは三大都市圏の百九十九か二百ぐらいの都市だと思います。そうしますと、それ以外の都市がまだ抜けていること、それからC農地という坪当た...全文を見る
○近藤(豊)委員 まだ幾つかの問題を残してしまいましたが、時間が来ましたから、次のチャンスに譲ります。  いま両大臣から土地の差益吸収の問題については非常に示唆に富む発言があったことを私としては大変喜んで、終わりたいと思います。ありがとうございました。