斉藤和子

さいとうかずこ



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斉藤和子の2016年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月25日第190回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第1号
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○斉藤(和)分科員 日本共産党の斉藤和子です。  児童虐待、それに関連する児童相談所、一時保護所の問題について質問をいたします。  連日のように、目を覆いたくなるような虐待の報道が続いています。  ことし初め、埼玉県で、三歳の女の子が顔にやけどを負ったまま放置され、死亡した...全文を見る
○斉藤(和)分科員 現場で検証が行われているということです。  私が指摘したいのは、一回目の一一〇番通報は、昨年六月、夜十一時過ぎ、三歳ぐらいの女の子が布団にくるまって玄関前に出されて、しゃがみ込んで泣いている女の子を見かけての通報でした。親御さんは、自分たちがけんかしたから締...全文を見る
○斉藤(和)分科員 教材や研修でというお話でした。しかし、残念ながら、その中身が生かされなかったというのが今回の事件だったのではないかというふうに思います。  児童相談所の方にお話を伺ったときに、今は非常に理解のある警察の方が担当してくれているので本当に助かっている、協力も求め...全文を見る
○斉藤(和)分科員 幅広く使われるようにという御答弁でした。  やはり現場にかかわっている、要対協で専門的にかかわられている方はもちろんのこと、やはり現場で現に子供に接する方がどう判断するのかというのが一人でも多くの子供を救う意味で重要だと思いますので、この中身を私も読ませてい...全文を見る
○斉藤(和)分科員 児童福祉司の数を交付税で基本団体に三人ふやすという話がありました。しかし、児童虐待の相談件数はこの十五年間で七・六倍です。それに対して、児童福祉司の数は千二百三十人から二千九百三十四人。今おっしゃられた、さらにふやすというのを足したとしても二・五倍です。  ...全文を見る
○斉藤(和)分科員 子供たちの思いをきちんと支える、そういう点でも、子供たちの真の意味での成長を支えていくという面でも、人員の確保をしていくという御答弁でした。  現場の人たちの悲鳴というのは、まさに今大臣がおっしゃられたとおり、慢性的に、今抱えている事案が職員には相当重くのし...全文を見る
○斉藤(和)分科員 ぜひ抜本的な体制強化、特に、一八九をやはり自治体任せにしないで、国の責任で、体制だとか、回線を分けることだとか、ぜひ支援をしていただきたいということをお願いしたいと思います。  次に、一時保護所の問題についてです。  一時保護所は、児童福祉法に基づいて、児...全文を見る
○斉藤(和)分科員 ぜひ、補正だけではなくて、通常の予算の方でも三分の二にかさ上げをするぐらいのことをやらないと、やはりなかなかこうした実態というのは変わっていかない。財政難でなかなか自治体も大変、だからこそ、やはり国が音頭をとっていくということが非常に重要になってくるというふう...全文を見る
○斉藤(和)分科員 ぜひ前向きに検討をお願いいたします。  やはり現場は、子供を守ろうと必死に努力し、いろいろな工夫をして踏ん張っています。その現場の思いに応えて、一人一人の子供たちの状況に合わせた、今大臣がおっしゃられた個別のケアができる人的、施設的体制をぜひ国の責任で進めて...全文を見る
03月09日第190回国会 衆議院 農林水産委員会 第2号
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○斉藤(和)委員 日本共産党の斉藤和子です。  森山大臣に質問をさせていただきます。  まず、TPPの影響試算についてお聞きします。本格的な論戦はTPPの特別委員会で行われることになると思いますが、試算の前提について聞きたいと思います。  今、日本の農業、農村は、先ほど来話...全文を見る
○斉藤(和)委員 まさにやはり農業は今現実問題として高齢化しているけれども、高齢の方が頑張っているから今何とか日本の農業は成り立っているというふうにも私は言えると思っております。  二〇一五年の農業センサスによりますと、農業就業者の三分の一が七十五歳以上、農業就業者の六三・五%...全文を見る
○斉藤(和)委員 高齢化などのこうした問題は考慮していないという答弁でした。  私は北海道に伺いまして、中堅の酪農家の方々に離農が相次いでいるという問題を次にちょっとお聞きしたいと思っているんですけれども、酪農家の方々がなぜ離農しているかというと、経営に問題があるというよりは、...全文を見る
○斉藤(和)委員 対策を打つから大丈夫だろうと。畜産クラスターにしても、生産基盤の強化、規模拡大というお話がありました。これはこれで、畜産クラスターも非常に喜ばれていて、要望も高いというお話も聞いています。しかし、先ほど言った、六十頭ぐらい、五十頭、六十頭、でも設備更新には一億か...全文を見る
○斉藤(和)委員 意欲を持ってやっている方たちがいるのもよく知っています。やはり、一番最初に言った、現実問題として日本の農業は高齢化をしていて六十六歳が平均になっている、お年寄りが頑張っているから日本の農業は一定支えられている、ここをしっかりと見ていかないと、もちろん若い方が新規...全文を見る
○斉藤(和)委員 そういう、やはり現場の納得が得られない試算を出して、対策を打つから大丈夫なんだというのは、現場の方にとってみると、本気で俺らのことを考えてくれているのかよという思いになるわけです。  この問題は、引き続き特別委員会でも、やはりTPPを考える上で非常に大事な土台...全文を見る
○斉藤(和)委員 つまり、TPPの別枠輸入で七万八千四百トンは買い上げるけれども、需給調整として国産米が例えば米価が暴落しても、備蓄米として買い上げることは今後もやらないという理解でよろしいでしょうか。
○斉藤(和)委員 本当に全く筋が通らないなというふうに思うわけですね。要は、国内で米価が下がって、もう生産が成り立たない、何とか支えてくれ、備蓄米を買い上げてくれと言っても頑としてやらなかったけれども、TPPで七万八千四百トン新たに買うとなったら、その頑としてやらなかった枠を変え...全文を見る
○斉藤(和)委員 主食用米として出ていかないということは、どういうふうにやるというお考えなんでしょうか。
○斉藤(和)委員 主食用として出ていくことはないという御答弁でしたので、これはしっかりと飼料に回すだとかしていただいて、主食に必ず影響が出ないようにするということは絶対に必要だというふうに思っております。それでなくても、米価は、農水省のものでも再生産可能なのは一万六千円、しかし今...全文を見る
○斉藤(和)委員 この在日米国商工会議所が出した意見書の中には、農協法の改正案の可決を歓迎し、一九五四年に農協法が制定されて以降、安倍政権が初めて大規模な農協の改革を実行したことを高く評価している。この改革は、有意義な構造改革の達成に向け、大きく前進していることを示しているという...全文を見る
○斉藤(和)委員 御理解を求めるというお話だったんですけれども、問題は極めて重大なことを指摘しているというふうに思うわけです。  農協共済の問題が、WTOのサービス貿易に関する一般協定上の、国際通商上の義務に抵触しているというふうにこの意見書は言っているわけです。これはTPPに...全文を見る
○斉藤(和)委員 今のは違うと思います。見直しというのは、多分、農協法の中での見直し規定の話ではないかというふうに思うので、今の話とはちょっと違うと思うんですけれども。  TPPがこれから審議になります。やはり、この農業共済の問題、さまざまな共済の問題というのは、私は必ずTPP...全文を見る
04月20日第190回国会 衆議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第8号
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○斉藤(和)委員 日本共産党の斉藤和子です。よろしくお願いいたします。  昨日も熊本で繰り返し余震が続いております。熊本県を中心とした九州地方の地震によって犠牲になられた方々に心から御冥福を申し上げると同時に、被災された皆様に私からもお見舞いを申し上げたいと思います。日本共産党...全文を見る
○斉藤(和)委員 全体の輸入がふえる、その中に食料品も含まれているということで、輸入はふえるということはわかることです。  言うまでもなく、日本の食料自給率というのは三九%です。先進国の中でも最低と言われる食料自給率になっているわけで、その結果、世界最大の食料輸入大国に日本は現...全文を見る
○斉藤(和)委員 現在の時点でもTPP加盟十一カ国からの食品衛生法違反の状況は百七十二件に上る。全違反件数の約二割ぐらいに相当するというふうになります。アメリカの違反件数は七十四件で、中国に次いで第二位です。ベトナムは五十七件で第四位。TPPで輸入食品の安全性が大変な事態になるこ...全文を見る
○斉藤(和)委員 検査率が下がるというのは輸入食品が増加するからだけではないというお話がありましたけれども、全体の輸入届け出件数は二百二十一万件です。そのうち検査されているのはたった十九万件なわけですね。そういう中で輸入食品がふえていけば、検査される数というのは今の体制のままでは...全文を見る
○斉藤(和)委員 食の安全は基本、しっかりやっていくというふうな御答弁でしたけれども、私は、サンプリング検査そのものについても抜け道があるというか、抜け穴があるというふうに思うんですが、それは別の機会に、もしあればやらせていただければと思うんです。  やはり、食品の安全性を確認...全文を見る
○斉藤(和)委員 全国で四百八名だ、そして、輸入の監視体制を強化するというふうに言われましたけれども、二〇一六年で増員された数はたった二人しかありません。先ほども言いましたが、全体の輸入届け出件数というのは二百万件を超えているわけですから、それを四百八人でさばくということ自体が無...全文を見る
○斉藤(和)委員 できる限りの確保をということですが、現時点で六割がTPP加盟十一カ国から入ってきている、この状態の中で、やはり抜本的に人数をふやさなければ検査体制が追いつかないということを繰り返し強調したいと思います。  人手が足らないからといって、パートやアルバイトでこの食...全文を見る
○斉藤(和)委員 共有するところがあるというお話でした。  とにかく、やはり輸入が抜本的にふえるということは目に見えているわけで、私は、改めて食品衛生監視員の抜本増員を本格的に行うということを求め、国民の食を守る立場で頑張り抜きたいというふうに思っております。  そうした点で...全文を見る
04月22日第190回国会 衆議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第9号
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○斉藤(和)委員 日本共産党の斉藤和子です。よろしくお願いします。  二十日に続いて、TPPと食の安全について質問をいたします。  TPPによる輸入食品の急増、それに基づいて検査率は低下するおそれがある、そして、輸入食品の安全、安心が確保できるのか、非常に不安な状態、重大な事...全文を見る
○斉藤(和)委員 回収するという問題ではなくて、もう既に国民の方の誰かがこれを口にしている、違反のものを口にしているということが非常に問題なわけです。  このような実態というのは、二〇一四年でこの表はつくりましたが、二〇一四年だけに限りません。二〇〇三年から現在までのモニタリン...全文を見る
○斉藤(和)委員 そもそも、前回言いましたけれども、検査されているものはたったの八・八%です。そのうちモニタリング検査は二・六%、しかも、その中で検査されたもので既に全量消費されているものが百四十件、トータルすれば二百件を超えるものが食べられている。これで本当に国民の食の安全、安...全文を見る
○斉藤(和)委員 いろいろおっしゃられましたけれども、やはり断言はできないわけです。  なぜ、市場に出回らないはずのものを食べてしまうのかということが問題だと思うんです。そこには、やはりモニタリング検査という制度そのものに問題があると私は思っています。  一九九五年の食品衛生...全文を見る
○斉藤(和)委員 大臣、もう一度聞きます。  違反の低いものをサンプリング検査でやっているんだけれども、違反事例が出ていて、食べてしまっている現状がある。私は、やはり結果が出るまでとめ置く必要があると思いますが、せめて、そういうモニタリング検査を、検疫検査、要はとめ置く検査に強...全文を見る
○斉藤(和)委員 とめ置くことがTPPの協定違反になるとは想定していないという御答弁だったんですけれども、これは強化してもいいのかどうかということがかかわってくると思うんですが、ちょっとこれは時間もないので次に送ります。  輸出国側に周知徹底していると言うんですが、これはこれま...全文を見る
○斉藤(和)委員 大臣、一問お答えになっていないんですが、こういう遺伝子組み換えの食品の貿易について、これまでの貿易協定の中でありましたか。
○斉藤(和)委員 つまり、日本が今結んでいる貿易協定の中で、遺伝子組み換えを、市場アクセスや、要は貿易を拡大するという条項の中に入れているということはないわけです。まさに、TPP協定で初めて、遺伝子組み換え食品の貿易ルールが定められたということになるわけです。  これは、先ほど...全文を見る
○斉藤(和)委員 HACCP企業については、省略だとか今年度中にやるというお話でしたけれども、HACCP企業だから大丈夫かといったら、例えばマクドナルド社のチキンナゲットをつくっていた中国の企業もHACCPを導入していたわけです。だから、それをもって安全だということは決して言えな...全文を見る
05月10日第190回国会 衆議院 農林水産委員会 第6号
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○斉藤(和)委員 日本共産党の斉藤和子です。  まず、熊本地震について質問します。  熊本県、大分県地方を中心に今も余震が続いています。避難生活を余儀なくされるなど、被害に遭われた皆さんの生活再建は待ったなしだと考えております。  昨日、熊本地震による農林水産関係の被害額が...全文を見る
○斉藤(和)委員 今の制度でできることを早急にやりながら、さらに創造的にという御答弁がありました。非常に私は大事だと思うんです。  熊本県が、十一項目に及んだ緊急要望を初めとして、さらに国に対して具体的な要望がこの間出されています。これはどれも私は現場からの切実な声であり、要望...全文を見る
○斉藤(和)委員 確認なんですけれども、県から出てきた要望に応える立場で頑張るという認識でよろしいでしょうか。
○斉藤(和)委員 できるだけを本当に全てにおいて県の要望に応えるという立場でぜひ取り組んでいただきたいというふうに感じております。  次に、先ほど大臣からありましたとおり、熊本県知事が昨日九日に政府に提出した、復旧・復興に係る特別の措置を求める要望の中で、特別要望事項として、「...全文を見る
○斉藤(和)委員 もう既に町の予算の一年分を超えているだとか、一割負担もできないという声が自治体の方から上がっているということもお聞きしています。ぜひ、本当に、できる限りというよりも、地方負担が最大限ないように取り組みを強化していただきたいというふうに求めます。  次に質問を進...全文を見る
○斉藤(和)委員 この非赤枯性溝腐病はサンブスギがかかりやすい。それは千葉県に多いので、これまで千葉県の問題だというふうにされてきました。しかし、このサンブスギの苗木というのは、昭和三十年から四十年代にかけて広く流通をし、最盛期では年間四百万本生産されていた。福島や関東一円、愛知...全文を見る
○斉藤(和)委員 本当に対策が待たれているんです。  ただ、千葉県の要は森林の一筆の面積が平均〇・三ヘクタールと非常に小規模で、所有者や境界が不明な山林も非常に多い。これは森林法の改正にもかかわるんですけれども、今後、市町村が林地台帳を整備する、自治体の作業負担の軽減だとか、そ...全文を見る
○斉藤(和)委員 ぜひ、被害林を優先するという形で推進していただきたいというふうに思います。  実は、この非赤枯性溝腐病の病原菌チャアナタケモドキ、これは杉だけの問題ではありません。コウヤマキの枝枯れだとか、サワラやヒノキの材質腐朽の原因菌もチャアナタケモドキだと言われています...全文を見る
○斉藤(和)委員 つまり、調査されていないんです。  私は、先ほども紹介しましたけれども、この梨の萎縮病というのは、秋田、福島以南、本州各県、四国、九州に至るまで、日本各地で発生していると。梨というのはそもそも沖縄県以外全ての都道府県で栽培されていますので、早急にこの梨の萎縮病...全文を見る
○斉藤(和)委員 ぜひ、被害状況をつかむという立場で取り組んでいただきたいと思います。  それと同時に、やはり農業者の皆さんは、防除方法、どうやったらこの梨の萎縮病を防げるのかということも非常に求めていますので、プロジェクトチームをつくるなどして、林業だけではなくて果樹にも広が...全文を見る
○斉藤(和)委員 はい。  ぜひ連携して原因究明を進めていただきたいということをお願いして、質問を終わります。  ありがとうございました。
05月11日第190回国会 衆議院 農林水産委員会 第7号
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○斉藤(和)委員 日本共産党の斉藤和子です。質問をさせていただきます。  まず、漁業保険の方から質問をいたします。  本改正案によって、全国に今四十五ある漁船保険組合が統合されて、新たな全国組合を設立できるようにすることになります。  その理由の中に、この二十年余り、加入隻...全文を見る
○斉藤(和)委員 必ずしも上がるものではなくて、安定した運営をということでした。  加入隻数が今後も減少し続けるということは、私はやはりどこかで食いとめなければならないということだと思います。根本的には漁業経営の安定化と有効な資源管理が必要だと考えるわけですが、この点については...全文を見る
○斉藤(和)委員 やはり過度な負担にならないような措置というのは今後も引き続きぜひ検討をしていただいて、この保険料の負担によって、漁業を再開しようと思ったけれども、やはり漁業をやめようというふうにならないような下支えをぜひしていただきたいというふうに強調したいと思います。  次...全文を見る
○斉藤(和)委員 職員を維持しながら、事務の合理化だとか、先ほども答弁の中にありましたけれども、北海道の船が鹿児島で事故に遭っても、そこに出張をわざわざせずに査定ができるということなどがありました。  やはり、そういう職員の皆さんをしっかりと維持しながら全国組織になったことによ...全文を見る
○斉藤(和)委員 この改正案を準備するに当たっては、かなり関係団体や組合でも議論をされて、既に全国で統合の決議も上がっていると伺っています。  ぜひ、今政務官からもありましたとおり、引き続き地域の声がしっかりと反映させられる、そのためにも、支所運営委員会が、おっしゃられたとおり...全文を見る
○斉藤(和)委員 今は十四でやられていないけれども、全国一律でこの無事戻しもやっていくというお話でした。  加入者の皆さんにとっても、事故がなければ保険金が返ってくるということは非常に利益になりますし、無事故を啓発していく上でも大きな後押しになるものだと考えます。非常に私は重要...全文を見る
○斉藤(和)委員 一つ、どのような契約になるのかという質問が。
○斉藤(和)委員 普通保険と特殊保険で分けているわけですよね。それは、特殊な場合というのは、海外に出ていく、その基本的な、どういう船がこの特殊保険を結ぶのかというところをお聞きしたんですけれども。
○斉藤(和)委員 ちょっと私が説明を受けたのと違うので、あれっと思ったんですけれども、普通保険は一年間で、特殊保険の場合は二から五カ月という枠があったかと思うんですけれども、四カ月というお話だったのでいいんですけれども、特殊保険の場合というのは、まさに海外の広い海域に出ていって、...全文を見る
○斉藤(和)委員 漁獲をもとに七割の人が入っているということです。  ここにちょっとこだわりたいんですけれども、漁業共済の現場のニーズをつかむ上でも、私は、漁獲量だけではなくて、経営体や漁業者の数でつかむ必要があるのではないかというふうに思っているわけです。  というのも、漁...全文を見る
○斉藤(和)委員 なかなか数字的につかむのは困難だけれども、小さな漁業者の方にもぜひ共済に入っていただくように促進するというお話でした。  地域の漁村を支えている方々というのはどんどん高齢化しているわけで、私はやはり、そういう実情をしっかりとつかんで、その零細な方たちが、何か災...全文を見る
○斉藤(和)委員 全てのウナギについて議論をする場を設けるというお話でしたけれども、その中で、貿易や資源の状況についての実態調査を行う必要があるのではないかというようなことが提案されるようなこともお聞きしています。  もしウナギについて調査を行うということになれば、日本政府とし...全文を見る
○斉藤(和)委員 資源管理には今後も取り組んでいくというお話でした。もし国際的に調査をやろうというふうになれば、やはり積極的に日本もかかわって、ウナギを継続的にしっかりと利用できる資源管理を行っていくということが必要だろうと思います。  資源管理にかかわって、藻場、干潟の問題を...全文を見る
○斉藤(和)委員 ぜひ、二十九年度からの計画も今回を上回るような造成計画にしていただければというふうに思います。  最後に、サミットの関係でちょっと質問をします。サミットの警備と真珠養殖の問題です。  伊勢志摩サミット開催に際する警備で、八日間の賢島への通行制限や海上航行制限...全文を見る
○斉藤(和)委員 賢島では、土産物店だとか飲食店を中心に、観光客がシャットアウトされるのではないか、影響が出るのではないかという話も出されています。  真珠養殖ではかなり配慮をされて、航行ができるようにするというお話でしたけれども、やはり十分な配慮をされて、影響が想定される関係...全文を見る
10月18日第192回国会 衆議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第4号
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○斉藤(和)委員 日本共産党の斉藤和子です。安倍総理に初めて質問をさせていただきます。  安倍総理は所信で、TPPの早期発効を大きなチャンスとしてと述べ、代表質問などでも、答弁で、TPPが拡大していく機運を積極的につくっていくことこそ我が国の役割でありますとし、さらに、国会でT...全文を見る
○斉藤(和)委員 活用という言葉をおっしゃられましたけれども、自由民主党の比例代表選挙の公報には、TPPという記述は一切ございません。その事実はお認めになりますか。
○斉藤(和)委員 総理、やはり自分の党の、しかも比例代表の選挙公報を見ていらっしゃらないというのは、私は問題だと思います。私は、参議院選挙の自民党の候補者の選挙公報を見させていただきました。ほとんどの候補者の方はTPPに触れていらっしゃいません。早期発効など触れていないというのが...全文を見る
○斉藤(和)委員 輸入食品の増加に見合って着実に検査体制を強めるというお話がありました。  前回、四月のこの委員会で、私、この問題を取り上げさせていただいて、石原大臣から、GDPの〇・六一%、すなわち、二〇一四年度のGDPで換算すると三・二兆円程度の輸入が増加する、この中に食品...全文を見る
○斉藤(和)委員 一般論として増加するだとか、増加の可能性があるという、その見通し自体がいかがなものかなというふうに思うわけです。  やはり、もう政府の関連政策大綱でも増加が見込まれるというふうに言っているわけで、つまりこれは、どういう見通しを持って、国の、要は、輸入された食品...全文を見る
○斉藤(和)委員 ぜひ総理にお答えいただきたかったんですけれども、ちょっと次に進みます。  要は、水際作戦だとか、水際対策でしっかりチェックするというふうなお話がありました。現在、輸入食品の監視指導がどうなっているのか。  こちらの表をごらんいただきたいと思います。最新のデー...全文を見る
○斉藤(和)委員 体制を強化するといいながら、わずか二名なわけです。  安倍総理、このTPPで輸入食品がふえると言われている中で、現場からはもう悲鳴にも近いような声が出ているわけです。食品衛生監視員をふやしたといっても二名。この今の輸入食品の検査体制、監視指導のままでいいとお考...全文を見る
○斉藤(和)委員 十九名の要求が出ている、これは非常に私は重要ですし、これをしっかりふやしていくということが大事だと思うんです。  同時に、輸入の監視体制を強化していくということには皆さん変わりはないと思うんですけれども、現在でも輸入の届け出は二百二十五万件、それを、先ほど来あ...全文を見る
○斉藤(和)委員 いろいろ言われましたけれども、実際に検査率は下がっているわけです。  安倍首相、輸入食品の安全性の検査を実際に行っている検疫所の現場というのは、ごらんになったことがございますでしょうか。
○斉藤(和)委員 輸入食品の検査というのは、先ほど検査機器の能力を上げるとかありましたけれども、検査機器に入れる前の前処理過程というのが全て人の手で行われているわけです。つまり、人をふやさなければ検査率を上げることはできません。  全国に二カ所、神戸と横浜にありますが、輸入食品...全文を見る
○斉藤(和)委員 しっかり輸入食品の安全確保をするということですけれども、やはり、そのためにも体制を強化していく、食品衛生監視員を抜本的にふやしていく必要がある。来年度の要求で十九人というお話がありましたけれども、現場からは、以前から、三千人体制ぐらいないと輸入食品の安全性を確保...全文を見る
○斉藤(和)委員 人手が足らないからといって、パートやアルバイトで食品衛生監視業務というのは補うことはできません。検査施設の国際標準規格からも、正規職員でなければならないというふうになっているわけです。食品衛生監視員を抜本的にふやす、こういう政府の姿勢が求められていると思いますが...全文を見る
○斉藤(和)委員 人員にかかわる問題ですので、ぜひ総理にお答えいただきたいんですけれども、食品衛生監視員を抜本的にふやす、そういう必要性があると思いますが、いかがでしょうか。
○斉藤(和)委員 大きな問題がないということを言われましたけれども、私は今でも問題があるというふうに思っているわけです。  国が行っているモニタリング検査には欠陥があります。こちらのパネルをごらんください。  これは、二〇一四年、国が行っているモニタリング検査で食品衛生法違反...全文を見る
○斉藤(和)委員 健康の影響はないと言いましたけれども、国が定めている残留農薬基準を違反しているんです。本来出回ってはいけないという要は決まりのもとでやられている、それが出回って消費者に食べられているというこの実態を真摯に受けとめないということに、私は非常に怒りを覚えるわけです。...全文を見る
○斉藤(和)委員 いろいろ言われましたけれども、私、大事なのは、食料自給率三九%、各国と比べても六割を輸入に依存しているという現実があるわけですね。そのもとで、健康に影響がないから、そういう考え方でいいのかということを問うているわけです。基準を守らなくていいのかということです。 ...全文を見る
○斉藤(和)委員 輸入している量が違うというところに立ってしっかり検査率を上げていかないと、現に二・五%なわけです。こういう検査結果が、先ほども言いましたけれども、違反率の低いものを検査した結果、二十六倍の残留農薬が出ているものまで検出されて、しかも食べられているというのが実態な...全文を見る
10月27日第192回国会 衆議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第8号
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○斉藤(和)委員 日本共産党の斉藤和子です。  鈴木先生、田代先生、本日は本当にありがとうございます。  早速質問に入らせていただきます。  今、TPPの審議の中でも、農業は、攻めの農業、強い農業などなど、TPPを利用して輸出で攻めるんだということがよく言われています。それ...全文を見る
○斉藤(和)委員 田代先生の方から牛肉の話がありましたけれども、やはり牛肉・オレンジの自由化によって、牛肉は国産のものは高くて手が出せないと。こうした状況の中で、TPPによって豚肉なども関税がかなり下げられる、安くなる、もうなくなる、そういった状況の中で、豚肉も国内産は食べられな...全文を見る
○斉藤(和)委員 鈴木先生の方がというお話だったので、それに触れていただきながら、配付資料の九ページに、農業政策は安全保障政策というお話があります。先ほど、食料自給率三九%もありましたけれども、食料、農業の問題と食料安全保障の問題との絡みで、先生の御見解、そして田代先生にもお話を...全文を見る
○斉藤(和)委員 国内を見失うのではないかというお話がありました。  先ほど田代参考人の方から、先進国の農政の標準から日本は外れているというお話がありました。その辺をもう少し詳しくお話しいただけないでしょうか。
○斉藤(和)委員 直接的にやはり農業を支えていくということがなければ、本当に食料自給率三九%を維持するということはあり得ないし、TPPによってさらに日本の農業が壊滅的状態になるということは、先ほど来先生方からあったと思います。  その中で、よくTPPと韓米FTAは似ているという...全文を見る
○斉藤(和)委員 本当に、韓国でもさまざまな影響が予想をしなかったところにも出ているというお話がありました。  鈴木参考人の方から先ほどあった、遺伝子組み換え食品の問題や、学校給食に地元のものが使えなくなるというお話、また、田代参考人からもありました、地元のところでとれた木を使...全文を見る
○斉藤(和)委員 本当に、先生方、ありがとうございました。TPPは、農業だけではなくて、地域経済、あらゆる問題に波及する。こういうものを徹底的にやはり審議すること、強行採決は絶対に許されないし、そもそもTPPからは撤退すべきだと私も改めて感じました。そのことを最後に述べて、質問を...全文を見る
○斉藤(和)委員 日本共産党の斉藤和子です。引き続きよろしくお願いいたします。  本当に貴重な御意見をいただきまして、ありがとうございました。  先ほど内田参考人の方から、遺伝子組み換えでTPP協定の交渉の中で、大企業だとか投資家のロビー活動がかなり行われていたというお話があ...全文を見る
○斉藤(和)委員 大筋合意後も各産業界のトップと言われる方々がロビー活動を進めている、そして再交渉を求めるような動きもあるというようなことをお聞きしますと、本当に、先ほどもありましたが、安全だと言いながら行き先のわからないバスに乗せられる、まさにこのTPPは誰のためにあるのかとい...全文を見る
○斉藤(和)委員 九九%対一%というお話もありますし、貿易の拡大によってさらに利潤を得ようとする動きがあると。  この貿易の拡大にかかわって、四十八時間通関制というのが協定の中に書き込まれてあります。このもとで、四十八時間で通関させる、移動させるということになると、検疫体制など...全文を見る
○斉藤(和)委員 検疫の面からでも非常に懸念があるというお話です。  そもそも何をもって安全とするのかという話で、先ほど山浦先生が、SPS委員会が設けられて、科学的根拠を示さなければ、それを安全かどうか判断することさえ許されないというような趣旨の御発言がありました。この辺が、や...全文を見る
○斉藤(和)委員 そういう点で、消費者がやはりきちんと、それが自分の判断として大丈夫かどうかというのを最低限選べる権利、知る権利というところでいうと、表示が非常に大事だと私は思っているんです。  その点で、内田参考人にお聞きしたいんですけれども、先ほど、アメリカの中で遺伝子組み...全文を見る
○斉藤(和)委員 表示の問題で、非常にアメリカで活発に、やはり自分たちの子供だとか自分が食べるものがどうなのかというところで運動が起こっているというお話がありました。  やはり、選ぶ権利というところで、表示という動きがアメリカでも起こっているわけです。この表示をめぐっては、IS...全文を見る
○斉藤(和)委員 済みません、時間ですので。  ありがとうございました。
10月28日第192回国会 衆議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第9号
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○斉藤(和)委員 日本共産党の斉藤和子です。  遺伝子組み換え食品について質問をさせていただきます。  遺伝子組み換え食品は、TPP協定の中で、第二章、内国民待遇及び物品の市場アクセス、第二十七条、現代のバイオテクノロジーによる生産品の貿易に位置づけられています。こうした、T...全文を見る
○斉藤(和)委員 つまり、今までの貿易協定の中に、市場アクセスというような場所に遺伝子組み換えは入っていないということでよろしいでしょうか。もう一度お願いいたします。
○斉藤(和)委員 つまり、貿易協定の中に入っているものは日本は結んでいない、今までとは違う新たな遺伝子組み換え食品の貿易に関するルールを今回のTPPで導入するということになります。その意味をどのように石原大臣は捉えていらっしゃるでしょうか。
○斉藤(和)委員 つまり、この新しく結ぶTPPで遺伝子組み換えの貿易のルールというのを新たに結ぶわけですけれども、これによって遺伝子組み換え食品の貿易が拡大するということはないというふうにお考えでしょうか。
○斉藤(和)委員 御懸念は当たらないということですけれども、懸念はあるわけです。  この規定は、承認されていない遺伝子組み換え食品の微量混入による貿易の中断の影響を縮小することや、そもそも中断をさせないためにどうするかという構成になっています。  例えば、二十七条の八には、未...全文を見る
○斉藤(和)委員 そうおっしゃいますけれども、穀物メジャーの有名なカーギル社は、我々は、農業バイオテクノロジーの条項が盛り込まれたこと、作業部会が設置されたことに勇気づけられていると、米国の貿易委員会公聴会準備書面で明言しています。  この条項の真の狙いが、まさに、穀物メジャー...全文を見る
○斉藤(和)委員 コンセンサス方式と言いますけれども、やはり、穀物メジャーがここまで言っているということに私は危機感を持つべきだというふうに思うんです。そういう危機感を持たない中で、相互協力だ、コンセンサスを得るんだ、そういう立場に、私は非常に、本当にこれで国民の食料が守れるのか...全文を見る
○斉藤(和)委員 そもそも作業部会に誰が入るのかということもブラックボックスになっていて、まだ明確になっていないわけですね。  今私が質問したのは、この作業部会で表示というのは協議の対象になり得るんですかというふうに聞きました。いかがでしょうか。
○斉藤(和)委員 つまり、全てのものが協議の対象になるということです。  ことしの例えば七月二十九日、オバマ大統領がアメリカの遺伝子組み換え食品表示法に署名をし、アメリカ史上初めて遺伝子組み換え食品表示が法律で義務化されました。  問題は、アメリカの遺伝子組み換え食品表示法で...全文を見る
○斉藤(和)委員 要するに、遺伝子組み換えの表示のQR表示やバーコード表示があったとしても、日本では認められないと。  アメリカの食品メーカーというのは、先ほどもう既に答えられましたけれども、QR表示やバーコード表示は日本ではやらないというふうにおっしゃいました。しかし、QR表...全文を見る
○斉藤(和)委員 情報交換という言葉だけだったらよかったんです。協力という言葉が入っている。そこに、私は、もっと真剣にこのことの意味を政府として考えるべきだというふうに思うわけです。  表示は、国民の選ぶ権利、まさに基本的人権の権利に当たるわけですから、絶対にこういう圧力に負け...全文を見る
○斉藤(和)委員 つまり、日本にとって初めて期限を切って結ぶのが今回のTPPということになるわけです。  そこで、財務省にお聞きします。  日本における一般貨物と他法令該当貨物の輸入手続の平均所要時間、二〇〇九年と二〇一五年分、それぞれ明らかにしてください。
○斉藤(和)委員 つまり、現時点、二〇一五年の時点でも、一般貨物で五十九・五時間、動植物検疫などにかかわる他法令該当貨物においては八十五・六時間で今現在通関がやられているわけです。これを四十八時間で通関させるということは、どう考えても無理があるというふうに思うわけです。  これ...全文を見る
○斉藤(和)委員 皆さん、要は四十八時間以内に通過させなければならないというふうなものではない、必要な手続は行うというふうに答えられていらっしゃいました。  先ほども言ったんですが、時間を書き込む協定というのは、今まで日本は結んでいないわけです。それをあえてTPPでは四十八時間...全文を見る
○斉藤(和)委員 つまり、検査を簡素化する動きというのは既に始まっているわけです。  さらに、問題は、前段の第五章九条には「危険度に応じた管理手法」というのが明記されています。「危険度の低い物品の通関及び移動を簡素化する、」と書かれています。これは重大な問題です。  なぜなら...全文を見る
○斉藤(和)委員 簡素化することではないというふうに言われていますけれども、第五章の九条の二には、「貿易を円滑にするため、」「危険度に応じた管理手法の制度を定期的に見直し、及び更新する。」というふうになっているわけです。日本の制度は変わらないという保証は全くないわけで、極めて重大...全文を見る
○斉藤(和)委員 つまり、金融サービスのこの章に適用されるものもある。二十条、二十一条にかかわることもあり得る。  ISDSについては想定されていないということだったんですが、提訴そのものを相手国がやってくる場合、それを防ぐということはできるんでしょうか。
○斉藤(和)委員 つまり、提訴できないわけではないということです。この規定を使って共済が攻撃されかねないという懸念があるわけです。  既に、よく考えていただきたいのは、二〇一五年十二月に在日米国商工会議所が、「共済等と金融庁監督下の保険会社の間に平等な競争環境の確立を」との意見...全文を見る
○斉藤(和)委員 内容について当たらないという回答でしたが、意見書にはこうも書かれています。共済等への優遇措置は政府が日本の金融資本市場の健全な育成を促進する能力を損なっているとまで批判をし、さらにこう言っています。日本政府による共済等の優遇措置は日本政府に課されているGATS上...全文を見る
○斉藤(和)委員 いずれにしても、共済がTPPのターゲットになりかねないということは、アメリカが繰り返し求めていることをいっても、あらゆる部面で我々が今持っている権利、こういうものがTPPによって侵されかねないということを改めて強調して、質問を終わります。  ありがとうございま...全文を見る
11月10日第192回国会 衆議院 本会議 第10号
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○斉藤和子君 私は、日本共産党を代表し、ただいま議題となりました山本有二農林水産大臣に対する不信任決議案に賛成の討論を行います。(拍手)  第一に、山本有二農林水産大臣の二度にわたる国会審議を愚弄する暴言は断じて許されません。  山本大臣は、十月十八日、佐藤勉議院運営委員長の...全文を見る
○斉藤和子君(続) 今からでも遅くはありません。日本でも、全国津々浦々に怒りの声が渦巻いています。この声に耳を傾け、TPP協定及び関連法案の採決はやめるべきです。  以上、賛成討論を終わります。(拍手)
11月17日第192回国会 衆議院 農林水産委員会 第2号
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○斉藤(和)委員 日本共産党の斉藤和子です。  早速質問させていただきます。  昨年、都市農業振興基本法が制定をされて、ことし五月に都市農業振興基本計画が閣議決定をされました。  大臣は、残念ながら所信で都市農業には触れられていませんが、都市農業振興の基本計画が策定されたと...全文を見る
○斉藤(和)委員 大臣からもありました、今までの宅地化すべきものから都市にあるべきものと農地の位置づけを大きく転換したということは、私も非常に重要だというふうに思っております。  それを受けまして、農林水産省は、平成二十九年度税制改正要望で、都市農業の振興として、相続税、固定資...全文を見る
○斉藤(和)委員 今、財務省、そして総務省からお答えをいただきました。いずれにしても、土地利用の規制について、関係省庁からの提案を待っているという御回答でした。  都市農業振興基本法では、第八条で、政府は、都市農業の振興に関する施策を実施するために必要な法制上、財政上、税制上、...全文を見る
○斉藤(和)委員 連携して、検討していきたいというお話でしたけれども、来年度の税制改正に、この都市農業の一番かなめだと思うんですよね。やはり、相続税だとか固定資産税が高いがために、逆に言えば、相続税を支払う、それが払えないから農地を手放さざるを得ない、こういう状態が都市農業では進...全文を見る
○斉藤(和)委員 都市のあり方の中に農地が大事だというふうに位置づけたわけですから、前向きに、積極的に、来年度盛り込まれるようにぜひイニシアチブを発揮していただきたいというふうにお願いしたいと思います。  その上で、地価が高い都市部において、振興にとって、宅地と同等の資産価値に...全文を見る
○斉藤(和)委員 今大臣から、必要性はわかるという答弁がありました。  まさに、確かに、農家の施設用地だとかは広いわけですね。でも、それは無駄に広いわけではなくて、収穫したものを、泥を落とすために洗う、乾かす、仕分けして段ボールに入れる、それをやるために施設用地が必要だし、庭が...全文を見る
11月21日第192回国会 衆議院 決算行政監視委員会第一分科会 第1号
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○斉藤(和)分科員 日本共産党の斉藤和子です。  四年ぶりに決算委員会が開かれたということで、しっかりと今後は審議していくということが必要かということを最初に指摘させていただいて、質問に入ります。  防衛装備庁が昨年十一月に発表した「木更津駐屯地における日米オスプレイの共通整...全文を見る
○斉藤(和)分科員 五年に一度、米側が規則上行う定期整備だというお答えがありました。  この定期整備を受けていない機体というのは、飛ばすことができるんでしょうか。
○斉藤(和)分科員 もう一度、米軍の規則がどうなっているかという、確たることは言えないというお話だったんですけれども、五年に一度、しっかりと定期整備はやるということは、米軍の規則で決まっているということでよろしいでしょうか。
○斉藤(和)分科員 つまり、五年に一度、必ず定期整備は行うということです。  普天間基地にオスプレイが配備されたのが、二〇一二年の十月に十二機、二〇一三年の四月に十二機と、二十四機が配備され、既に四年が過ぎています。  これまでに、定期機体整備はどこでやっていたんでしょうか。
○斉藤(和)分科員 第一回ということは、今までやっていないということだと思います。  防衛省が出した資料によると、一機当たり三から四カ月、年間五機から十機程度というふうになっているわけですが、それでいくと、五年以内に二十四機を定期整備するというのは不可能だと思うんですが、いかが...全文を見る
○斉藤(和)分科員 つまり、二十四機というのは、初めて定期整備を行って、私の計算でいくと、このままでいっては間に合わないと思うので、どこかでやっていたのではないかというふうに思うわけですけれども、それはあくまでも推測で。  つまり、先ほど御答弁があったとおり、定期整備というのは...全文を見る
○斉藤(和)分科員 今も米軍の管理下にあるというお話でした。これは驚きなわけです。地元の人たちも含めて、誰しもが自衛隊の木更津基地だと思っているわけです。  その背景には、一九四五年九月に米空軍の基地として使用される、その後、一九五六年に航空自衛隊木更津基地として発足し、一九六...全文を見る
○斉藤(和)分科員 今ありました一九六八年十二月の日米の協議の中で、木更津飛行場は、日本政府に返還後も、米軍の不可欠な任務のための本飛行場の継続使用権を必要とするということが言われて、いまだにそれがそのままになっている。  しかし、先ほども言ったとおり、一九七五年に米海軍の部隊...全文を見る
○斉藤(和)分科員 適切に処理をされても、四十年間、米軍が駐留していないにもかかわらず、木更津基地は米軍管理のままになっている。つまりそれは、木更津は米軍にとって必要不可欠なものであって、手放したくないということにほかならないということだと思います。  地元の人たちは自衛隊基地...全文を見る
○斉藤(和)分科員 契約、第三者であるので答える立場にないというお話だったんですが、お配りさせていただいた資料をごらんいただきたいと思います。  これはNAVAIRニュースリリースです。つまり、報道で公開されている、しかもインターネット上にあるニュースです。このNAVAIRとい...全文を見る
○斉藤(和)分科員 今副大臣からお答えがありました西太平洋艦隊即応センターというのは、高度な航空機のメンテナンス、修繕、整備を行っているということです。  しかも、このFRC、艦隊即応センターは、世界に八カ所置かれているという話もありました。厚木のセンターに置かれているのは、グ...全文を見る
○斉藤(和)分科員 契約はどこかということは第三者であるから言えないとおっしゃいましたけれども、既に、米海軍はプレスリリースで、インターネット上で、ウイナーは富士重工業だというふうに書いてある。  しかも、この先にありましたとおり、艦隊即応センター、これは厚木にある司令官が来た...全文を見る
○斉藤(和)分科員 つまり、アメリカの世界に展開する整備部隊と木更津の整備基地化というのは、まさに密接に関係しているということが読み取れるというふうに思うわけです。  木更津基地の、定期整備をここで行うということは、実は、昨年の安保法制の議論のときに、アメリカの司令官と懇談した...全文を見る
○斉藤(和)分科員 繰り返し契約者はこことは限らないということをおっしゃられますけれども、では、この記事はウイナーと書いてあるけれども間違いなのか、そうしたら抗議したらいいんじゃないでしょうか。いかがですか。
○斉藤(和)分科員 勝者なわけですよね、富士重工業は。それで、その先は何かといえば、厚木に置かれている西太平洋艦隊即応センターだということが書かれている。この事実はあるわけです。  それを防衛省が、これだけ言っても認めたくないということは、それだけやはり、世界的なアメリカとの一...全文を見る
○斉藤(和)分科員 必ず一月の運用開始前までに協定をつくるということでよろしいでしょうか。
○斉藤(和)分科員 これだけ地元自治体から、賛成の人もいるという答えが先ほどあって、非常に私は驚いたわけですけれども、千三百人という多くの県民、市民、木更津市民だけではない皆さんが懸念を持って、大丈夫なのかという声を上げている。  これだけ大きな問題をオスプレイは抱えている。定...全文を見る
11月22日第192回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
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○斉藤(和)委員 日本共産党の斉藤和子です。  けさ福島県沖でマグニチュード七・四の地震が起き、津波警報、注意報なども出されました。政府におかれては情報収集と万全の対策をとられることをまず初めに求めて、質問に入らせていただきます。  生産資材の価格引き下げ問題で、これは農業者...全文を見る
○斉藤(和)委員 地に足のついた改革が必要だからこそ、自己改革が必要であり、自主的な改革が必要なんだということを改めて強調したいというふうに思います。  農業資材の中でも、農家の負担が非常に強い、重いのが農業機械の問題です。例えば、トラクターやコンバインは、高いものでは一千万円...全文を見る
○斉藤(和)委員 改善をしていただきたいという話がありましたけれども、例えば、私が調べたところによると、二〇一一年の一月、クボタが、海外向けのトラクター、コンバイン、田植え機などを日本市場で開放する、高い基本性能、耐久性、シンプル機能、低価格で低コスト農業に貢献するというような、...全文を見る
○斉藤(和)委員 米価が、本当にこの間、ことしはちょっと回復のようですけれども、やはり、再生産可能な生産費が賄えないという低米価が続いたもとで、コンバインが壊れたら終わりだ、米づくりはやめるしかないという嘆きとも悲鳴とも言える声を私もあちこちで聞いてきました。  こうした生産費...全文を見る
○斉藤(和)委員 これはアルゼンチン産ということもあって、寒いところでは繁殖しないということで、関東の、千葉県はなかったんですが、ここに来て拡大している、千葉県、茨城ぐらいまで来ているわけですね。温暖化が進んでいくと、さらに広がる可能性があるわけで、やはり被害が出ていない地域にも...全文を見る
○斉藤(和)委員 ぜひ、これ以上拡大しない、そして今被害に遭っているところに適切な支援と対策をしていただくことを最後に強調して、質問を終わります。  ありがとうございました。