斉藤和子

さいとうかずこ



当選回数回

斉藤和子の2017年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月15日第193回国会 衆議院 農林水産委員会 第2号
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○斉藤(和)委員 日本共産党の斉藤和子です。  日米首脳会談にも関連をして質問をさせていただきます。  二月十日の共同声明には、「日本及び米国は、両国間の貿易・投資関係双方の深化と、アジア太平洋地域における貿易、経済成長及び高い基準の促進に向けた両国の継続的努力の重要性を再確...全文を見る
○斉藤(和)委員 今、トランプ大統領が立場をそう簡単には変えるわけではない、ただ、日本が推進する意図は伝わったというお話がありました。  ただ、アメリカが離脱を表明したもとでTPPが発効することは、ほぼないというか、もうないわけですね。それはTPP協定の発効規定からも明らかなわ...全文を見る
○斉藤(和)委員 要は、トランプ大統領が言ったことは、TPPの条文に基づいて、もう発効しない、要は離脱するということを表明されているというふうに思うんですが、ちょっとその辺は次回に持ち越したいと思いますけれども、いずれにしても、発効の見通しがない中で、唯一日本だけがそれを推進する...全文を見る
○斉藤(和)委員 TPPが発効されなければ実施はされないということは確認しました。  同時に、腰を据えて引き続きTPPはやっていくんだという立場だというふうに言われましたけれども、共同声明では、先ほど来言っているとおり、アメリカが環太平洋パートナーシップから離脱した点に留意し、...全文を見る
○斉藤(和)委員 形式は定まっていないと。何が最善であるかということですけれども、昨日の共同通信によりますと、アメリカ側が、日米自由貿易協定、FTAの締結を目指すとの文言を共同声明の中に入れるよう要求したというような報道があります。  もう一度確認しますけれども、形式は定まって...全文を見る
○斉藤(和)委員 具体的な要請はなかったということですが、最善の策をとるということで、アメリカ側からは要は文言に入れるように要求があったというようなことが日米関係筋から明らかになっているという報道がされているわけですけれども、さまざま言われましたけれども、結局は、形式は何とも今の...全文を見る
○斉藤(和)委員 アメリカ国内で、豚肉、牛肉の団体からFTA開始が求められている。そして、今大臣からもありましたけれども、日本等アジアへのアクセスが大事だということで、日本は牛肉、豚肉業者にとって最も価値が高い海外市場だというふうに指摘がされているという報道もあります。  また...全文を見る
○斉藤(和)委員 当たらないということだったんですけれども、現に、国会の答弁の中で、推進、加速材料になっているというふうに答弁されていたわけですね。  日豪EPAとTPPには連動規定があり、TPPによって日豪EPAより牛肉の関税が下がった場合は、それに準じて関税を引き下げるとい...全文を見る
○斉藤(和)委員 協議が大事だ、それは当然だと思います。その協議もやってTPPもやってきたんだけれども、農家の方々や、国会決議の、重要五品目は排除する、除外または再協議としていたものにも違反するような中身がTPPで出てきたわけですよね。  やはり本当に、農家の人たちの代弁者とな...全文を見る
○斉藤(和)委員 サイドレターの件で、TPPが発効することを前提で当然交わしたものだというお話が今ありました。  そこで、農林水産大臣にお聞きします。  このサイドレターの中にある米のアメリカ向け国別枠の運用やオーストラリア向けの国別枠の運用は、「TPP協定の効力発生の日に効...全文を見る
○斉藤(和)委員 効力は有しない、つまり国別枠は入ってこないということで確認しました。  もう一つ。  法的拘束力がないというふうにありました。それはお互いの国との理解の中でというお話がありましたけれども、サイドレター、交換公文は二十一あります。そのうち法的拘束力がないものが...全文を見る
○斉藤(和)委員 我が国が自主的に取り組んできたと。  何で自主的に取り組んできたかというふうにいえば、そもそもこの書簡を交わすことになった理由が、TPP参加表明の二〇一三年二月二十二日の日米共同声明で盛り込まれた日米事前協議が出発点になっていたはずです。この日米事前協議という...全文を見る
○斉藤(和)委員 有益なものもあるというふうに言われましたけれども、私は非常に危険なものもあると。  例えば、最後の章にありますSPSのところではこんなことが書かれています。収穫前及び収穫後に使用される防カビ剤について、農薬及び食品添加物の承認のための統一された要請、審議の過程...全文を見る
○斉藤(和)委員 アメリカが撤退すると明確に言っている中で、何かしがみつくようにすり寄っていくということは、逆に言うと、日米の二国間交渉になったときにもっとすり寄るというようなことになりかねないわけです。しっかりと、やはり農家の方たち、消費者の方たち、食の安全、この立場で頑張り抜...全文を見る
02月22日第193回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第1号
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○斉藤(和)分科員 日本共産党の斉藤和子です。  まず初めに、天下り問題で中間報告が出され、菅官房長官からも、教育行政をつかさどる省庁として決してあってはならないことで極めて問題だというふうな会見での言葉もありました。悪い意味で文科省が注目されている、こういうときだからこそ、教...全文を見る
○斉藤(和)分科員 義務教育の標準を定めたものだと。教育の機会均等と義務教育の水準を維持する上でこれを義務教育の標準として定めているということですから、最低ラインともいうふうにもとれると思います、標準。  一九八〇年にこの義務標準法は四十人学級になって以降、二〇一一年度から小学...全文を見る
○斉藤(和)分科員 教育の機会均等からいっても正規教員の配置が望ましいという御答弁がありました。それは国民の共通する思いだというふうに感じております。  しかし、実際は非正規教員がふえている実態がある。振り返ってみますと、二〇〇〇年以前の臨時教職員の配置というのは、産休、育休、...全文を見る
○斉藤(和)分科員 地方の自由度が高まったということで、各地では三十五人学級を既にやっているところが多いわけです。だからこそ、国がしっかりと三十五人にしていくということも逆に言えば求められているということも私は言えると思います。  ただ、確かに教員の給与の枠は定められている、確...全文を見る
○斉藤(和)分科員 実配置数は変わっていないけれども、その中で非正規がふえているというのが一番最初に示した資料ですから、それに対してしっかりとやはり地方の声も聞く必要があるというふうに思うわけです。教員の財政措置に対する地方の裁量をふやすのではなくて、国の責任をしっかり果たしてい...全文を見る
○斉藤(和)分科員 千葉県の事例がありましたので、ちょっとそれは後で御紹介したいと思うんですけれども、ここで、なぜそういう本来いるべき学級担任が置けないような困難な状況が置かれているのか。私は、そもそもの基準が少ないのではないかというふうに思うわけです。  お配りしたもう一つの...全文を見る
○斉藤(和)分科員 適切に各都道府県でと言うんですけれども、財政措置でやられている標準はこれなわけですね。これに対して十分だというふうな見解を文科省が持っているとしたら、私はより深刻な事態が今後広がると。ここの認識を私は改めていただきたいというふうに思うわけです。  先ほども御...全文を見る
○斉藤(和)分科員 財源との関係でというお話なんですけれども、やはり国の未来をつくるのは子供たちなわけですから、子供たちに質のいい安定的な教育を行うというところに国が責任を持たなくて誰が責任を持つのか。やはり、国全体としてしっかりと義務教育、子供たちに質を確保し、誰でもが受けられ...全文を見る
○斉藤(和)分科員 それぞれの都道府県の対応ではどうにもならないから、こういう未配置が起こっているんです。だからこそ、国が本腰を入れて、どこまで大変な状況になっているのかを調査して、それに見合う対策を打たなければ、子供の教育を受ける権利が奪われかねない。さらに深刻になる。  ぜ...全文を見る
○斉藤(和)分科員 情報を共有しながらというお話がありましたので、ぜひ綿密に情報を共有し、やはり未配置になっている現状に対して、任命権者に任せるだけではどうにもならない。やはりしっかりと教員の必要性、複雑化している中で教育現場が大変になっているという御認識、ありました。だからこそ...全文を見る
○斉藤(和)分科員 これは重要な取り組みだと思うんです。  やはり、発達障害などを持っている子たちがいて、先ほどもありましたけれども、担任の先生が一人だったら、例えば出ていってしまった、そうすると、その子を追っかけないわけにいかないから、ほかの子を置いて担任がその子を追っかけな...全文を見る
○斉藤(和)分科員 適切な支援ができるように、ぜひ、自治体もなかなか財政難で苦労をしています、文科省として後押しをしていただきたいということと、根本的には、やはり、余裕のない教員配置、これを抜本的に変えていく、子供の学ぶ権利をしっかりと国が保障していく、未来をつくっていく、その立...全文を見る
03月08日第193回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
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○斉藤(和)委員 日本共産党の斉藤和子です。  食の安全にかかわって、消費者団体の中でも問題になっている、聞きなれないんですが、既存添加物の安全性の問題について質問します。  WTO協定を受けた一九九五年の食品衛生法改正で、それまで天然添加物としていたものを既存添加物としてか...全文を見る
○斉藤(和)委員 つまり、既存添加物について速やかに安全性の見直しを行い、有害であることが実証された場合には、使用禁止など必要な措置を講じるということが国会の意思として出されているわけです。  では、この附帯決議に沿ってどのような安全性の見直しがされてきたのでしょうか。また、安...全文を見る
○斉藤(和)委員 残り四品目というお話がありました。  二〇一四年、平成二十六年の「既存添加物の安全性見直しの状況」という表が出されています。これを見ますと、「基原、製法、本質等からみて安全と考えられ、早急に検討を行う必要はない品目」というのが百九品目あります。これは、平成八年...全文を見る
○斉藤(和)委員 つまり、平成八年の段階ではアカネ色素は安全だとされていたけれども、二〇〇四年、平成十六年段階で、遺伝毒性と肝臓への発がん性が認められているということで、使用を禁止され、削除されました。ですから、アカネ色素を安全だとしていた平成八年度の厚生科学研究の妥当性そのもの...全文を見る
○斉藤(和)委員 その他に係る問題、つまり、早急に検討を行う必要がない百九品目についても検討を、今後安全性の確認を行っていくという答弁がありました。  これは非常に私は重要だと思うんです。一番最初に附帯決議で読み上げていただいたところにも、「最新の科学的知見に基づき適宜見直しを...全文を見る
○斉藤(和)委員 品質や安全性を確保してまいるということです。  既存添加物というのは、そもそも、食品衛生法の附則に、既存添加物に関する経過措置というところで位置づけられています。本来食品添加物は食品衛生法第十条に基づき指定をされているわけで、だからこそ、既存添加物も安全性をき...全文を見る
○斉藤(和)委員 例外的にとして既存添加物が置かれている、それを私は整理統合して、しっかりと成分や規格、そして摂取量などもチェックをしていく、そういう方向にしていく必要があるのではないかというふうに考えるわけです。  食品添加物の成分だとか規格を決めている食品添加物公定書、この...全文を見る
○斉藤(和)委員 百五十二品目あるというお話でした。  つまり、安全かどうか、現に使われているから大丈夫だということでいえば、平成八年の段階で大丈夫だと言われていたアカネ色素は発がん性があるということがわかったわけですから、この百五十二品目も、現に使われているから大丈夫だという...全文を見る
○斉藤(和)委員 ぜひ、食は命にかかわる問題ですので、省庁を挙げて全体で取り組んでいただきたいということを重ねて強調して、質問を終わります。  ありがとうございました。      ————◇—————
03月23日第193回国会 衆議院 農林水産委員会 第4号
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○斉藤(和)委員 日本共産党の斉藤和子です。  質問が重なることもあるかとは思いますが、御理解をいただければというふうに思います。  まず、主要農産物種子法の廃止法案について質問をいたします。  今までも議論がありましたとおり、種子は人類共有の公的な財産です。最も基本的な農...全文を見る
○斉藤(和)委員 大臣から、種子法が果たしてきた役割というのは非常に大きい、大いに貢献してきたというお話がありました。私もそのとおりだというふうに思います。  種子を制する者は農業を制すと言われているとおり、種子は食料を生産する上でなくてはならないものです。だからこそ、種子の生...全文を見る
○斉藤(和)委員 そのとおりだと思います。  私も、農林総合研究センターに行って話を聞いてきました。皆さん方、やはり、少しでもおいしい米を、そして病気に強いお米をといって、現場で必死になって品種改良をやって頑張っているわけです。  しかし、その品種改良というのは簡単にできるも...全文を見る
○斉藤(和)委員 ある意味、都道府県の判断に任せて国は手を引く、こんなことは絶対に許されないわけで、法律がなくなったとしても、やはり予算を確保するという話がありました。それは必要です。しかし、やはり、種子法をなくすという意味は、財政当局との交渉の上でも非常に大きいウエートになると...全文を見る
○斉藤(和)委員 強制するものではないというお話がありました。  都道府県は、農家の皆さんと一緒になって、農林一号というのがありますけれども、それ以来ずっと品種改良が積み重ねられてきたわけです。少しでもおいしい米をつくろうと積み重ねてきた。そういう中で、ノウハウが都道府県のそれ...全文を見る
○斉藤(和)委員 つまり、研究成果を提供する。これは重大な問題だと私は思うわけです。民間に開放するということは、開発に投入したコストに見合う利益を上げなければならない、これは当然です。品種改良には時間もコストもかかります。それが全て種子の価格に上乗せされることはないのかということ...全文を見る
○斉藤(和)委員 種子の価格は上がらないというような話ですけれども、先行投資で種子を買って八万円払えというのは、それ自体が、自分のうちで米をつくってというふうに考えている人にとってはできないわけで、やはり、多様な農家の人たちを、物がつくりたいと思っている農家の人たちをしっかりと支...全文を見る
○斉藤(和)委員 農業者の選択肢が拡大されて、いわば選択肢をふやすというのは、今までの体制で、多様な品種が、それぞれの都道府県、地域に合ったものが開発されている、種子法のもとだからこそ私は選択肢があるというふうに思うんです。  民間企業には、もちろん外国資本も入ってくるわけです...全文を見る
○斉藤(和)委員 そういう認識でいいのかというふうに思うわけです。  米ではありませんけれども、世界の遺伝子組み換え作物の栽培状況、二〇一五年の資料を見ますと、遺伝子組み換え品種の作付割合、大豆では八三%とも言われています。要は、作付面積の八三%はもう既に遺伝子組み換えになって...全文を見る
○斉藤(和)委員 つまり、充実を図り、型式検査のところでも、その情報を広く一般の人が利用できるようにウエブサイトで公開するような、そういうことが必要じゃないかとまで言われている。廃止なんてことはないわけですね。むしろ充実させる必要がある、そういうふうに中長期計画では定められている...全文を見る
○斉藤(和)委員 検査の成績内容、機種の特徴等を容易に検索、比較できるデータベースを充実させ、ウエブサイトを通じて広く一般の人が利用できるようにしようじゃないかというのが中長期計画に書かれていたわけですよね。むしろ、要は、廃止するということをいろいろ言われましたけれども、では、お...全文を見る
○斉藤(和)委員 種子法にしても機械化促進法にしても、現場の意見から上がってきたものではない、しかも、やり方が非常に乱暴過ぎる。こういうやり方は改めるべきだし、これは廃止させるべきではないということを最後に強調して、質問を終わります。  ありがとうございました。
○斉藤(和)委員 日本共産党を代表して、主要農作物種子法廃止法案及び農業機械化促進法廃止法案の反対討論を行います。  まず、主要農作物種子法は一九五二年に制定され、我が国の基本的、基幹的作物である稲、麦、大豆の優良な種子の生産、普及を都道府県に義務づけることで日本の食料自給を支...全文を見る
03月29日第193回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号
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○斉藤(和)委員 日本共産党の斉藤和子です。  三月二十四日に宮城県と千葉県で高病原性鳥インフルエンザが検出されたことについて質問します。  二十七日には、鶏の殺処分と埋却処分、消毒などを完了したとされています。鳥インフルエンザが検出された場合、当該農場から半径三キロメートル...全文を見る
○斉藤(和)委員 例外規定が設けられているということです。  移動制限と搬出制限に設定された場合、出荷ができないということが起こる。そうした場合に、損失が出た場合に補償する制度があります。これはどのようなものが対象になるんでしょうか。
○斉藤(和)委員 当該農家だけではなくて、周辺を含めて補償されるということは非常に重要だというふうに思います。  ただ、事業主による申請が必要だと思います。中小の養鶏場もありますから、制度を知らずに損失をこうむることがないように、移動や搬出制限の正確な情報とあわせて、例外もある...全文を見る
○斉藤(和)委員 ぜひお願いをして、質問を終わります。  ありがとうございました。
04月05日第193回国会 衆議院 農林水産委員会 第6号
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○斉藤(和)委員 日本共産党の斉藤和子です。  農業競争力強化支援法案について質問をします。  まず、法案に至る経過をお聞きします。  政府は、確認なんですけれども、二〇一五年十月のTPP合意を受けて、関税の撤廃などにより影響を受けることが想定される農林水産分野の対策として...全文を見る
○斉藤(和)委員 そのとおりであるという確認ができました。  つまり、TPP対策としてまとめられたものが土台になって、この競争力強化支援法がつくられているというふうにも見られるわけです。それが、アメリカのTPPからの脱退で、現在、TPPの発足自体はめどが立っていない状況になり、...全文を見る
○斉藤(和)委員 想定していないというお話でした。  しかし、ちょっと振り返りたいんですけれども、二〇一三年七月に自民党の皆さんが参議院選挙の際に発表された公約、農業・農村所得倍増目標十カ年戦略というのがあります。ここでは、今議論されている良質かつ低廉な農業資材の供給によって農...全文を見る
○斉藤(和)委員 先ほどの、自民党の皆さんの政策である農業・農村所得倍増目標十カ年戦略を踏まえたものであると。つまり、農業者の所得を倍増していかなきゃいけないというところには重きが置かれているということだと思います。  そこで、その十カ年戦略でも触れられている問題をちょっと次に...全文を見る
○斉藤(和)委員 いろいろな要因があるけれども、価格も低迷しているというふうに答弁をされました。  お配りしています資料にもありますとおり、大臣からもありましたお米の生産量で見ても、一九九四年が千百九十八万トンが、二〇一四年には八百四十三万トンに減っています。野菜では千五百四十...全文を見る
○斉藤(和)委員 所得と価格は連動しているというお話がありました。まさに本当にそのとおりだと思います。  論文でも指摘されていますが、「農業所得増大に向けた課題」として、生産コストの削減や六次産業化による付加価値の取り組み、農産物輸出増大の可能性を指摘するとともに、私、ここから...全文を見る
○斉藤(和)委員 ちょっと驚いたんですけれども、関税撤廃がさらにされてもということは、関税撤廃をしていくという方向を農水省は考えていらっしゃるということなんでしょうか。
○斉藤(和)委員 やはり、関税撤廃を前提に物事を考えていくということ自体が私は非常にゆゆしき事態だと思いますし、やはり世界の農業が、先ほど質疑でもありましたけれども、再生産可能な価格や所得をどう保障していくのかということによって農家を支えているというのが世界の流れになっている。そ...全文を見る
○斉藤(和)委員 無形文化遺産というのは、世代から世代へと伝承され、社会及び集団が自己の環境、自然との相互作用及び歴史に対応して絶えず再現し、かつ、当該社会及び集団に同一性及び継続性の認識を与えることにより、文化の多様性及び人類の創造性に対する尊重を助長するもの、非常に高い評価が...全文を見る
○斉藤(和)委員 あくまでも自己改革で促すんだと。でも、やっていることがそういうふうには見えないなというふうに感じるわけです。  この間、規制改革推進会議が、改革の進捗が見られない場合は、国は、生産者のために第二全農なる新組織を立ち上げるというようなことが提言されたり、農協法の...全文を見る
○斉藤(和)委員 任意のものでなければならないしというふうなお話でしたけれども、明らかに強制的な介入をしているようなことが、先ほども紹介したとおり、あるわけですよね。  今回の法案の中にも、非常にいかがなものかと思うものがあるわけですけれども、農協改革に関する意見が盛り込まれた...全文を見る
○斉藤(和)委員 先ほどの民進党の議員の方の答弁の中で、全農が、農協の改革集中期間、この中でやらなきゃいけないというような認識を持っているという御発言が、御答弁があったかと思われるんですけれども、そう考えますと、やはり偶然だという話ではなくて、かなりリンクをされて、全農の方や農協...全文を見る
○斉藤(和)委員 あくまでも任意であり、強制ではなく、全農による、協同組合による自己改革なんだ、それに政府が強制的な介入を行うことはないという御確認でいいかというふうに改めて確認させていただきたいと思います。  次に、昨年の十一月の当委員会でも、農業資材価格の引き下げ問題を取り...全文を見る
○斉藤(和)委員 その適正な価格に農業機械を下げるために、事業再編、事業参入を推進するんだということがこの法案にもあるわけです。  その農業機械で、コマツが、先ほどもありましたが、参入しようとしていますが、コマツは、ブルドーザーを活用して農業機械の参入をしようとしているわけです...全文を見る
○斉藤(和)委員 一助にはなるかというお話なんですけれども、先ほどもあった週刊ダイヤモンドで、コマツの会長さんはこういうふうに言っているんですね。「日本の農家はすでに農業トラクターを持っており、ブルドーザーの農業利用は急には増えないでしょう。農機メーカーも国内で大儲けしているよう...全文を見る
○斉藤(和)委員 雇用に影響を与えるから、条文が入っているわけですよね。  私、改めて思うんですけれども、本法案の目的というのが、農業及び農業生産関連事業の健全な発展に寄与することを目的としている。その前提となっている農業競争力強化プログラムにおいても、本法案の目的においても、...全文を見る
○斉藤(和)委員 やはり全ての農家を支えるというものにはなっていないということを改めて指摘し、それでは食料自給率は改善されないし、発展しない。やはり全ての農家に視点を当てた農業政策こそが必要だということを最後に指摘して、質問を終わります。  ありがとうございました。
04月06日第193回国会 衆議院 農林水産委員会 第7号
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○斉藤(和)委員 日本共産党の斉藤和子です。  本日は、参考人の皆様、貴重なお時間をいただきまして、また御意見をいただきまして、ありがとうございます。  早速質問をさせていただきたいと思います。  まず最初に、所得にかかわって、四名の参考人の皆様からそれぞれ御意見をいただき...全文を見る
○斉藤(和)委員 貴重な御意見をいただきまして、ありがとうございます。  ちょっとまた角度を変えまして、第八条の四のところで、衆議院ではもう通過をしたんですが、種子法の廃止が議論をされました。今参議院に行っています。  レジュメの方で鈴木参考人と小松参考人がそれぞれ種子につい...全文を見る
○斉藤(和)委員 ありがとうございました。  次に、丸田参考人にお聞きしたいんですけれども、新規就農をされて、最後の発言のくだりに、大規模だけではなくて、地域の篤農家の方々と両輪になってこそという御発言があったと思うんですが、どんな経験の中で、大規模だけではなくて、地域の農家、...全文を見る
○斉藤(和)委員 やはり私も、非常に多様な農業のあり方が求められているだろうなということを感じています。  最後に、今、農水省は必要ないと言わんばかりの論調が一方であるわけですけれども、今後の農政というか、農のあり方、その全般についてぜひ御意見を、今度は山下参考人の方から一言ず...全文を見る
○斉藤(和)委員 ありがとうございました。  やはり食料をどう安く安定的に供給していくのか、ここがやはり肝ですし、農業の持っている多面的機能、こうした包括的な、未来が明るくなる、そういうビジョンが求められているなということを痛感いたしました。  ありがとうございました。
○斉藤(和)委員 日本共産党を代表して、農業競争力強化支援法案の反対討論を行います。  反対の第一に、本法案が、農協、全農に介入する根拠法になり得るものであり、認められません。  本法案は、第四条、第五条で農業者や農業団体に努力義務を課し、第十六条で五年ごとの状況調査と必要な...全文を見る
04月10日第193回国会 衆議院 決算行政監視委員会第三分科会 第1号
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○斉藤(和)分科員 日本共産党の斉藤和子です。  きょうは、女性の人権にかかわる問題について質問をさせていただきます。  二〇〇一年に、配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律、いわゆるDV法が制定されました。お茶の水女子大学名誉教授の戒能民江氏が編著された「危機を...全文を見る
○斉藤(和)分科員 非常に重要だという御答弁がありました。本当に、やはり、わらにもすがる思いで助けを求めて来た方が、相談に来た人に、安全な場所で一時保護をし、支援を行っていくというのは非常に重要だというふうに考えます。  政府は、二〇〇二年から、この一時保護を委託できるようにし...全文を見る
○斉藤(和)分科員 一時保護をされた方の大体三割以上が委託先になっている。この間の推移を見ても、一時保護されている方の、同伴児童を含めると一万人ぐらいで推移をしている、そのうちの三、四割が委託先というようなことだと思います。  被害を抱えている、今御答弁ありましたとおり、さまざ...全文を見る
○斉藤(和)分科員 実態を踏まえて検討という、ぜひやっていただきたいと思うわけですけれども、一時保護をされた方の実に七二・七%が夫等からの暴力が理由です。子、親、親族、交際相手等を含めれば、全体の八五・一%が暴力被害となっている。心身ともに傷ついている相談者をしっかりと受けとめて...全文を見る
○斉藤(和)分科員 学習支援や保育というお話がありましたが、私は、やはり心的ケアができるような体制も、一方で、早い段階から、傷ついている子供たち、なれ親しんできた人たちと離れる、しかも、お母さんはみずからが被害を受けて、みずからの意思で逃げてきているからいいんですが、子供にとって...全文を見る
○斉藤(和)分科員 処遇改善をされたということで、これは非常に私は重要だというふうに思います。それでも、十四万九千三百円ということですから、率直に言って、婦人相談員の高い専門性を持つソーシャルワーカーとしての位置づけからいくと少ないし、さらなる処遇改善が必要かなというふうに思いま...全文を見る
○斉藤(和)分科員 ちょっと時間がなくなってしまったので、その検討を受けてどういう対応をして、今後どうするかということは飛ばして、この間、こういう検討も受けて、婦人相談所のガイドラインだとか先ほどの指針なども出されたということがあります。  やはりこの検討会でも指摘されていると...全文を見る
○斉藤(和)分科員 関係省庁ともぜひ真剣に検討していただきたい。  やはり、人権侵害を受けた全ての女性たちに光が当てられて、見守られて、切れ目のない支援が受けられる、そういう中長期にわたる支援ができる体制をぜひつくっていただきたいということを、済みません、本当はAVの強要とJK...全文を見る
04月11日第193回国会 衆議院 本会議 第18号
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○斉藤和子君 日本共産党を代表し、農業競争力強化支援法案に反対の討論を行います。(拍手)  本法案は、農業が将来にわたって持続的に発展していくことを目的として競争力を強化するとしていますが、日本農業が直面している課題に応えるものにはなっていません。  この間、自民党農政のもと...全文を見る
04月18日第193回国会 衆議院 農林水産委員会 第8号
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○斉藤(和)委員 日本共産党の斉藤和子です。  きょうは、砂糖の需要や食の安全にかかわる人工甘味料スクラロースについて質問をします。  スクラロースは、イギリスで開発をされた砂糖を原料とする甘味料です。日本では一九九九年七月に食品添加物に指定をされました。砂糖の六百倍の強い甘...全文を見る
○斉藤(和)委員 このように、スクラロースは、それぞれの使用品目ごとに使用量が設定をされているわけです。  このスクラロースが一体どこで製造をされているのかということなんですが、日本では製造をされていないので、全て輸入されているという理解でよろしいでしょうか。
○斉藤(和)委員 全て輸入だということです。  このスクラロースというのは、イギリスのテイト&ライル社というところによって開発をされました。なので、製法の特許があるために日本ではつくられていないということで、全て輸入だということです。  日本でつくられていないということですの...全文を見る
○斉藤(和)委員 それで、このスクラロース、食品添加物については、その生産量と輸入量に基づいて、摂取量調査というのが行われています。  平成二十六年三月にまとめられたものがあるわけですけれども、平成二十五年、厚生労働科学研究費補助金で行われた食品添加物の規格試験法の向上及び摂取...全文を見る
○斉藤(和)委員 マーケットバスケット方式で二十七年があるというお話でした。その前に、研究調査としては二十六年三月にまとめられたものが最新だということですので、この研究調査に基づく、この平成二十六年三月にまとめられた調査結果、ここでスクラロースの状況はどのように記載をされているで...全文を見る
○斉藤(和)委員 つまり、十八万キログラムということですから、スクラロースの純食品向け出荷量は、トンに直すと百八十トン、純食品向け査定量が百四十トン、摂取量が百十二トン。百トンを超えているわけです。  スクラロースは、先ほど御答弁があったとおり、確認したとおり、全て輸入されてい...全文を見る
○斉藤(和)委員 二〇一一年から区分を変更したというお話がありました。  そのスクラロースの区分、HSコードで検索をしますと、まさに今おっしゃったとおり、二〇一一年より前は輸入量がゼロの記載なんですね。  そうすると、区分を変更されたということですが、区分を変更する前は、では...全文を見る
○斉藤(和)委員 スクラロースのみの輸入量は把握していないという御回答でした。  ただ、二〇一一年、今言われているのは、記載されているのが十六トンというお話がありました。厚生労働省の数量でいえば、先ほど確認したとおり、スクラロースの純食品向け出荷量は百八十トンなわけですね。貿易...全文を見る
○斉藤(和)委員 それにしても違い過ぎるわけですね。  スクラロースは、一九九九年七月から食品添加物に指定をされて、先ほど紹介したとおり、多くの加工食品に使われていて、流通をしているわけです。いろいろ、さまざまな調査が行われているわけですけれども、十年間はスクラロースとしては把...全文を見る
○斉藤(和)委員 つまり、私人の利益にかかわるものは貿易統計には記載しない、そういう要請が企業側なりからあれば貿易統計には載せなくていい、公表もしないという理解でよろしいでしょうか。
○斉藤(和)委員 財務省の、貿易統計とは何か、どのようなことがわかりますかというホームページにこういうふうに書かれているんですね。「貿易統計は、経済統計に関する国際条約及び関税法に基づき、我が国の貿易の実態を正確に把握し各国の外国貿易との比較を容易にすることにより、国や公共機関の...全文を見る
○斉藤(和)委員 財務省貿易統計の記載事項の変更あるいはホームページに記載される事項の変更というのは、先ほど御答弁があったとおり、私企業の営業の秘密に当たるものであれば消せるということですよね。  そうすると、例えば、関西のある企業が近畿財務局にお願いをすれば、ホームページに掲...全文を見る
○斉藤(和)委員 いや、もう本当に、そういうことをやっていたら、何を一体私たちは信じて統計を見るのかということになるわけですよね。  厚生労働省の調査では、先ほどもあったとおり、自主申告に基づいて、輸入量の大半を占めているある一企業の数量も記載をされている。財務省は、逆に言うと...全文を見る
○斉藤(和)委員 この場ではお答えを差し控えるということでしたので、ぜひ調べていただいて、どんな品目が非公開になっているのか、これをぜひ資料として提出していただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。
○斉藤(和)委員 非公表ということで、これではやはり議論できないわけですから、ぜひ、営業上の損害にならないような形で、せめてどれぐらい数量が、正確に、輸入されているのか、これぐらいは、やはり国民に責任を持つ政府として、私は提出すべきだと思うんです。  ぜひ、委員長、お取り計らい...全文を見る
○斉藤(和)委員 ぜひよろしくお願いします。  最後に大臣にお聞きします。  人工甘味料、これは甘味料ですから、砂糖の需要にも影響をするわけです。  独立行政法人農畜産業振興機構が、近年における人工甘味料の動向だとか甘味料の需要実態調査というレポートをまとめているんです。そ...全文を見る
○斉藤(和)委員 需給に影響しないというような御答弁で、私は非常に驚いているわけですけれども、やはり、幾ら入ってきているのかというのを政府全体が輸入量としてつかめていない、統計を見てもわからない、こういう実態は異常だと思います。  ぜひ、しっかり実態も調査をして、影響がないとい...全文を見る
04月20日第193回国会 衆議院 農林水産委員会 第9号
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○斉藤(和)委員 日本共産党の斉藤和子です。  土地改良法等の一部を改正する法律案について質問をします。  そもそも、土地改良は農業者の私的財産に影響を及ぼし負担を強いる、だからこそ、地域の話し合いと合意形成をつくり、農業者の申請と同意を基本要件として進められてきたという原則...全文を見る
○斉藤(和)委員 二〇一五年の三月末で、農地中間管理機構の全体の集積率は五〇・三%と出ています。このトップが北海道の八七・六%、このほかの県の、北海道を除く県を見ると、平均は三三・五一%という現実があるわけです。  PRがとか、いろいろ地域の話し合いとか連携がというお話があった...全文を見る
○斉藤(和)委員 担い手じゃなきゃいけないのかという問題があると思うんですよね。やはり、一定の規模がなければ担い手にならないわけで、中山間地では、四ヘクタールの規模というのを一気に引き受けるというのは、なかなかそれはそれで大変なわけで、この辺はちょっと、担い手にという、農業をやり...全文を見る
○斉藤(和)委員 一定の規模の要件を満たせば、土地改良、自己負担なくという話だったんですけれども、やはり実際問題として、条件不利地で、担い手もいなくて、中間管理機構も借りてくれずに返してしまっているというところが、本当にこの法律によって前進していくのかというところは、ちょっと実情...全文を見る
○斉藤(和)委員 一定規模、現行のものよりも引き下げるということだったんですけれども、やはり法律をつくる上で、このぐらいの要件のところはこの法律が適用されますよというのがわかるようにしていかないと、自分たちの地区が対象になるのかどうかわからないというのは、ちょっと私はどうなのかな...全文を見る
○斉藤(和)委員 分散が解消しない側面があるというんですけれども、その側面にはやはり地域の都合があって、その地域の実情や、そこに暮らしている農家の皆さんの思いがあるから、そういう集積が簡単にいかない。  逆に言えば、農地中間管理機構に出しているところでも、人・農地プランでこうい...全文を見る
○斉藤(和)委員 世界では、農業の再生産可能なように国が責任を負っているというのが流れだ、そこに日本も踏み出していく、それがやはり、意欲を持って農業をやろうという人、担い手をつくっていく一番の近道だし、確実な持続可能な農業の発展につながるということをちょっと指摘しておきます。 ...全文を見る
○斉藤(和)委員 換地はあくまでも同意をとってやるんだ、所有権の管理に勝手に踏み込むことはないということです。それは当然だというふうに思います。  次に、ため池について申請、同意が不要というふうになっているわけですけれども、確かに、ため池の耐震化は喫緊の課題であって、申請を待っ...全文を見る
○斉藤(和)委員 ありがとうございました。終わります。
○斉藤(和)委員 私は、日本共産党を代表し、修正案に賛成し、内閣提出、土地改良法等の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  内閣提出法案は、過疎化が進展し、農地の担い手不足に苦しんでいる地域の課題に応えるためには、本法案のように農地中間管理機構の活用に依拠せず、実態に見...全文を見る
05月11日第193回国会 衆議院 農林水産委員会 第11号
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○斉藤(和)委員 日本共産党を代表して、農村地域工業等導入促進法の一部改正案に反対する討論を行います。  本改正案に反対する理由は、安倍政権が進める農業構造改革のもと、農地の集団化をさらに促進することを目的規定に盛り込むとともに、農村地域への導入対象業種指定を廃止することで、法...全文を見る
05月17日第193回国会 衆議院 農林水産委員会 第12号
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○斉藤(和)委員 日本共産党の斉藤和子です。  前回、四月十八日に引き続いて、貿易統計について質問をします。  前回の質問で、財務省の貿易統計が全ての輸出輸入を示したものではなく、取引の単価など輸出入業者の営業上の秘密が営業上の不利益となる場合は公表しない場合があるという驚く...全文を見る
○斉藤(和)委員 今後の方針、どうされるのかということと、経過というふうに聞いたんですけれども、この秘匿処理というのはいつから行われているんでしょうか。(発言する者あり)
○斉藤(和)委員 昭和二十九年から秘匿処理が行われていたと。  お手元に配付しました資料、これが財務省の輸出入貨物の秘匿処理の依頼書です。秘匿処理をしてほしい企業が、この依頼書に必要事項を記載して、財務省に提出することになっているようです。  しかし、さまざまな疑問が湧いてく...全文を見る
○斉藤(和)委員 つまり、相談を受けたと。他の企業がこういう処理の仕方があるよと、業界団体からこういう処理があるよということを、要は秘密裏に、ネットワークがあるのかどうか知りませんけれども、行われて、秘匿処理が行われていると。  つまりこれは、この理由についても、依頼書には何の...全文を見る
○斉藤(和)委員 つまり、今問題にしているのは、税関を通ったものが貿易統計から秘匿をされているということで、それは今副大臣がおっしゃられたとおり、個別に判断をして秘匿処理をしているということですから、税関を通り輸入された、輸出された、そのものの中に廃棄物や武器輸出三原則に抵触する...全文を見る
○斉藤(和)委員 つまり、否定をされないわけですよね。  私、非常にこれは大問題だと思うんです。確かに、秘匿処理をされているのは、先ほど答弁あった〇・二%です。しかし、どの品目が秘匿処理をされているのかというのは、この処理をやっている方しか知らないわけですよね。そうなれば、貿易...全文を見る
○斉藤(和)委員 照会があれば答える、つまり、そこの存在を知っていれば答えるけれども、知らなければ貿易統計が全てだと他の省庁の方も思っていると。私は、これは政府間で本当にこれでいいのかということをやはり検討していただく必要があると思いますよ。農水省も含めて、このことを知らせてなか...全文を見る
○斉藤(和)委員 私人の利益というのが国の政策のあり方を根本から誤らせるような事態が起こっている、やはりそういう認識を私は持つべきだと思います。  システム上といいますけれども、つまりそれはシステムを変えればできるわけで、やはり早急にやる必要がある。少なくとも各省庁に、こういう...全文を見る
○斉藤(和)委員 慎重に検討をしていきたいということがありました。  今、総務省が、平成二十一年四月から全面施行された統計法に合わせて、公的統計が社会の情報基盤としての役割を十分果たすことを目指して、統計法に基づいて、公的統計の整備に関する基本的な計画というのを平成二十一年三月...全文を見る
○斉藤(和)委員 慎重に見直しをということでした。でも、少なくとも他の省庁には早急に、こういう処理が行われているということを周知すべきではないか。  最後に、大臣にお聞きします。  四月十八日の質疑で、人工甘味料スクラロース、ここの輸入量から私はおかしいというところで貿易統計...全文を見る
○斉藤(和)委員 ぜひ注視してください。皆さんもお買い物をするときに、ドレッシングだとか、飲料水だとか、栄養ドリンクだとか、ガムだとか、ほとんどここに挙げられた人工甘味料が含まれています。それだけ多用されている。それが影響はないということは言い切れないと思いますので、そのことを改...全文を見る
05月25日第193回国会 衆議院 農林水産委員会 第15号
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○斉藤(和)委員 日本共産党を代表して、畜産経営の安定に関する法律及び独立行政法人農畜産業振興機構法の一部を改正する法律案の反対討論を行います。  反対の理由の第一は、複数の指定業者の参入により、生産者の所得が低下するおそれがあることです。  本法案では、農林水産大臣や都道府...全文を見る
06月01日第193回国会 衆議院 農林水産委員会 第17号
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○斉藤(和)委員 日本共産党の斉藤和子です。  農業災害補償法の改正案について質問をします。  今回の農業災害補償法の改正案は、新たな収入保険制度の導入と、現在の農業災害補償制度の改正でなされており、論点が数多くあると感じています。今回質問し切れなかった問題は次回に回したいと...全文を見る
○斉藤(和)委員 つまり、青色申告は、必ずしも複式簿記だけではなくて単式の簿記でもいいという選択制になっている。しかも、二〇一四年の改正のときに、白色も帳簿をつけることになっているわけですね。そうしたら、収入をきちんと管理するというのであれば、白色でも私は十分可能ではないかと。先...全文を見る
○斉藤(和)委員 加入できない、なぜ加入できないようにしたのかというところをお答えお願いします。
○斉藤(和)委員 要は、マルキンは収入保険の対象外だということで、農業共済と重複加入は認められているわけですよね。これはちょっと矛盾があるのではないかと率直に言って思うわけです。だからマルキンやめろとか重複加入をやめろと言っているわけではなくて、要は、わざわざ税金の二重取りだから...全文を見る
○斉藤(和)委員 希望的観測で、複合経営の若手などが入ってくれるのではないかということですけれども、先ほど来あるとおり、目標を設定してではなくて選択制なのでという話なんですけれども、本当に運営が成り立っていくのかという疑問が払拭されないなというふうに思うわけです。  今後この制...全文を見る
○斉藤(和)委員 全品目のセーフティーネットができると。  その一方で、農業者の選択を奪わないためにも、ナラシだとか畜産マルキンだとか野菜価格安定制度はなくさない、収入保険に全て集約して一本化することはないということでよろしいでしょうか。
○斉藤(和)委員 一本化せずに農業者の選択の幅を広げる一つだというふうに理解をいたしました。  さらに、今回の収入保険は経営単位が対象になって、品目別の販売収入を対象にしていません。経営単位の収入保険では、先ほどもあった、複合経営している場合、ある品目が価格下落で損害を受けても...全文を見る
○斉藤(和)委員 今、五千件にアンケートをとって、四三%加入を考えていると。これを高いと見るか、低いと見るかという問題もあると思うわけですけれども、経営体全体で収入を補填する全相殺というのが現在の共済制度の中でも余り好まれていないということはよく見ていただきたいなというふうに思う...全文を見る
○斉藤(和)委員 本当にそれで大丈夫かというふうに懸念するわけですけれども、その理由は、日本の農業共済の大きな特徴というのは、農家みずからが組合員として組合の運営に参加をして事業の推進や損害評価を行っている。これは全員加入だから、大変だけれども俺やるよという、そういう力というか、...全文を見る
○斉藤(和)委員 それで、この任意制も問題だということとあわせて、私はさらに危険だと思うのは一筆方式をなくすことなんです。  今でもやはり災害が少ないところでは、もういいやというような声も、任意性になればやめるわという声も聞かれる。しかし、一筆方式が残っていれば、何かあったとき...全文を見る
○斉藤(和)委員 いずれにしても、やはり小規模な農家も含めて災害があったときにきめ細かく受けられる共済制度というのがやはり地域を守ってきたと思うんです。そこを掘り崩すようなことはぜひやめていただきたいなということを強調して、次に質問させていただきたいと思います。  ありがとうご...全文を見る
06月06日第193回国会 衆議院 農林水産委員会 第18号
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○斉藤(和)委員 日本共産党の斉藤和子です。  四人の先生方、貴重な御意見をいただきまして、本当にありがとうございます。  まず、高橋参考人と鈴木参考人に、共済の問題、農業災害補償の方からお聞きしたいと思います。  農業共済が果たしてきた役割というのは、農村を維持し発展させ...全文を見る
○斉藤(和)委員 ありがとうございます。本当に共済は重要な役割を果たしていると。それをやはり本当に維持する方向で頑張らなきゃいけないというふうに思っております。  次に、収入保険の問題についてお聞きします。  青色申告者でなければということで、現に七割ぐらいの農業者の方は収入...全文を見る
○斉藤(和)委員 次に、ちょっと全体像としてお聞きできればと思うんですけれども、農業の共済にしても収入保険にしても、セーフティーネット、山下参考人はそれが必要なのかという御指摘もありましたけれども、やはり共通しているのは、日本の農業は、必要ないというふうにはならないというふうに思...全文を見る
○斉藤(和)委員 四人の参考人の先生方、本当にありがとうございました。  時間が来ましたので、終わります。
06月07日第193回国会 衆議院 農林水産委員会 第19号
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○斉藤(和)委員 日本共産党の斉藤和子です。  前回に続いて、農業災害補償法の改正案について質問します。  前回、六月一日の審議で、農作物共済の当然加入から任意加入制度に変更する問題について質問しました。任意加入によって、逆選択、いわゆる保険加入者が幅広い層に行き渡らずに被害...全文を見る
○斉藤(和)委員 もしそのようなことがあれば改善もという言葉がありましたが、本当に、先ほどもあったけれども、当然加入だから入っているという声を私も聞いてまいりました。  改めて考えてみますと、農業は自然災害の影響を受けやすい特性があります。農業者の栽培管理によって被害を防ぐこと...全文を見る
○斉藤(和)委員 私は、危険段階別で本当に大丈夫かという非常に疑問があります。  先ほど、もしそういう状態になれば検討もするというお話でしたので、ぜひ実態に即して、決して無保険者が生まれるような事態にならないように対応していただきたいというふうに思います。  都道府県別に見て...全文を見る
○斉藤(和)委員 つまり、危険段階別にしなくても、今の段階で地域ごとにやっているわけですよね、そういうことは。ですから、やはり任意ということの意味が、本当に今までのような状態が保たれるのかというところに非常に疑問があるわけです。  さらに、私、この任意加入にするということも問題...全文を見る
○斉藤(和)委員 きのう、参考人質疑の中で、鈴木宣弘先生がこう指摘されていました。農業共済の農地一筆ごとに損害を評価する方式は維持しつつ、人手不足にはドローンによる調査で代替するといった農家へのサービスを低下させない方向性を追求すべきだと。つまり、人手不足だというのであれば、最新...全文を見る
○斉藤(和)委員 農村社会の基盤がより強固なものになっていく、そういう方向にならなければならないというふうに思っています。  ただ、当然加入だからこそ、私は、農家の結びつき、基盤があった、ある意味、扇のかなめだったと思うんです。確かに、自発的な農村の結びつきもありますけれども、...全文を見る
○斉藤(和)委員 万々々が一にならないようにと思いますけれども、その場合は支援もするし融資もするというようなことが検討として考えられるという御答弁がありました。  共済制度をしっかりと支えていく、これは本当に農村社会の基盤であるというふうに私も思いますので、ぜひ、立ち行かないこ...全文を見る
○斉藤(和)委員 全く考えていないと。こんなことになれば、自己負担が上がれば畜産農家には大打撃になるので、絶対にあってはならないと思います。  一つ気になるのは、診療回数の縮減、そのためだと。でも、私、これは非常に問題だと思うんです。  農水省の資料にも、「人間の病傷について...全文を見る
○斉藤(和)委員 初診料をちなみにお聞きしましたら千二百円ということですので、初診料が受診抑制になっているというふうには余り考えられないわけですので、やはり負担感を畜産農家が感じないように、一割負担になったとしても、これは私は変えるべきだというふうに思いますけれども、絶対畜産農家...全文を見る
○斉藤(和)委員 確保はできると。  しかし、米価がずっと下がっていけば、その所得、補償される額も下がっていくということですから、農業所得が確保できるのかというところは、やはりしっかりと岩盤、価格補償なり再生産を補償する、そういう仕組みがないとだめだと思うんです。  しかし、...全文を見る
○斉藤(和)委員 リンクしているわけではないと。しかし、やはり岩盤がなければどんどん底なし沼のように補償される額が下がっていくというのはよく受けとめていただきたいというふうに思います。  そもそも、この収入保険、当然加入制の撤廃は、二〇〇七年に経済同友会の規制改革委員会副委員長...全文を見る
○斉藤(和)委員 農業者の決して不利益になってはならないということを最後に強調して、質問を終わります。  ありがとうございました。
06月15日第193回国会 衆議院 農林水産委員会 第21号
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○斉藤(和)委員 日本共産党の斉藤和子です。  冒頭、きのうから本日にかけて、自由民主党、公明党、与党は、参議院法務委員会での質疑を拒否し、いきなり本会議で中間報告を押しつけました。憲法違反の共謀罪を強行採決したことに、言葉に尽くせない満身の怒りを込めて強く抗議します。  こ...全文を見る
○斉藤(和)委員 その規格の中身は具体的に今後検討するということです。  そもそも、先ほど大臣からありましたとおり、機能性表示食品というのは、おなかの調子を整えますとか、脂肪の吸収を穏やかにします。議員会館にセブンイレブンがございますけれども、そこにもこの表示が書かれた商品が置...全文を見る
○斉藤(和)委員 まさに、JASの信頼を損ないかねないような事態が起こりかねないというふうに私は思うわけです。  大臣は、試験証明書の特性を共有する者の間では問題が起こらないというふうに言いました。そして、そのために情報提供もするし、そういう周知もしていくんだというお話でしたけ...全文を見る
○斉藤(和)委員 信頼性の確保というところで、今大臣から登録試験業者という話がありました。この今回のJAS法で登録試験業者というのが創設されます。これは、農林物資に関する試験の方法についての規格が追加されることに伴い、試験業者の登録制度を創設し、登録を受けた試験業者は、JAS規格...全文を見る
○斉藤(和)委員 罰則を高めることで抑止効果はあり得る。あり得るではだめで、やはり、しっかりと違反があるようなものを出さない、それが、JASの信頼を損なうようなことにならない、その効果を担保しなければならないというふうに思います。  職員の能力向上というお話だったんですけれども...全文を見る
○斉藤(和)委員 新たな混乱を招かないようにというのは本当にそのとおりだと思います。テレビのCMというのは影響力が絶大です。それだけに、もし虚偽の広告が打たれるようなことがあれば、品質と違う広告が打たれるようなことがあれば、被害が本当に拡大するわけです。  結局、今回の改正とい...全文を見る
○斉藤(和)委員 食品の表示の偽装というのは常に問題になるわけです。JASのこだわりだとか取り扱いだとか成分の分析だとか、それが本当にその表示のとおりやられているのかどうか、それが安心感につながるのか、それが不信になるのか、それはやはり検査体制、ここをしっかりさせる、ここにかかっ...全文を見る
○斉藤(和)委員 収載されないという既存添加物はもう整理した方がはっきり言っていいと思うんですね。この第九版の食品添加物公定書に収載されない百五十二品目の既存添加物については、既存添加物として残さずに消除する、そういう立場できちんと整理をする必要があると思うんですけれども、いかが...全文を見る
○斉藤(和)委員 使用実態のないものは消除するという方向で検討というお話がありました。  既に消費者団体からもたびたび指摘がされているわけですけれども、この既存添加物というのは、二十年前の食品衛生法改正時の附則の第三条で定められています。経過措置というふうになっているわけですね...全文を見る
○斉藤(和)委員 ぜひ、経過措置が二十年というのは長過ぎるということを改めて強調したいと思います。  JAS法の改正にしても、この既存添加物についても、やはり国民の皆さんの命にかかわる問題です。そしてまた、権利にかかわる問題です。やはり、国民の権利や自由を奪うような、そして脅か...全文を見る