杉尾秀哉

すぎおひでや

選挙区(長野県)選出
立憲民主・社民
当選回数1回

杉尾秀哉の2016年の発言一覧

開催日 会議名 発言
10月11日第192回国会 参議院 総務委員会 第1号
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○杉尾秀哉君 民進党・新緑風会の杉尾秀哉でございます。  この度、長野県選挙区、参議院選挙にて初当選させていただきました。前職は、御承知の方もいらっしゃるかと思いますけれども、ニュースキャスターをやっておりました。テレビでお目にかかった方、たくさんいらっしゃると思うんですけど、...全文を見る
○杉尾秀哉君 そこで、過去こういった基金方式を取ったのは、例えば雲仙・普賢岳、それから阪神大震災、そして新潟中越、東日本大震災ということですが、東日本大震災については継続中だと思いますけれども、さきの三つの基金については、これはどういう状況になっているんでしょうか。
○杉尾秀哉君 もう一つ、今回の補正予算、東日本大震災からの復興事業に係る百六十五億円、これを震災復興特別交付税の総額に加算することとされております。  そこで伺います。この百六十五億円の具体的な事業の内訳と地域ごとの特色などあれば教えていただきたい。また、震災復興特別交付税につ...全文を見る
○杉尾秀哉君 冒頭申し上げましたとおり、私どもとしてはこの今審議中の案件については賛成の立場を取っているんですけれども、補正予算本体については、先ほど委員会で採決ありましたけれども、私どもは反対という立場でございます。  例えばその理由の一つなんですけれども、未来への投資と言い...全文を見る
○杉尾秀哉君 私が聞いているところでは今年度中に三千万枚の交付を目指しているということなんですけれども、今の申請状況を聞きますと、一日一万件もないという状況の中で、もうこれは到底三千万件の到達というのは無理ですね。
○杉尾秀哉君 先ほど申し上げましたが、今般の補正予算で九十三億八千万円、システム改修費、これ女性の活躍のためということなんですけれども、旧姓の併記ができるようにシステム変更するということで予算が組まれています。さらに、同趣旨で、来年度予算の概算要求でも三億四千万円が計上されている...全文を見る
○杉尾秀哉君 一体全体幾ら掛かるんですか、言ってください。
○杉尾秀哉君 今の答弁にもありましたけれども、一体全体幾ら掛かるかも分からない。こういう状況のマイナンバーカードで、しかも申請件数がこれだけ低調な状況で、本当に住基カードの二の舞になるんじゃないかという心配する声がすごくあります。  そもそも、そもそも、これ女性の活躍のための旧...全文を見る
○杉尾秀哉君 本当は大臣御本人の見解を伺いたかったんですけれども、ちょっと時間が余りないということなので、私は元々前職がテレビの仕事だったもので、ちょうどBPOの放送倫理検証委員会の活動が十年目に入ったばかりですので、このBPOと、それから言論、表現の自由との問題について質問した...全文を見る
○杉尾秀哉君 私が申し上げているのは、こういう報道が減ることによって、選挙、政治に対する有権者の関心が薄れて、それが投票率の低下につながるんじゃないかという、その危惧なんですね。私自身もテレビにいましたので、よく分かるんです、肌感覚として。  そして、今、その取上げ方の問題にさ...全文を見る
○杉尾秀哉君 今、高市大臣は、私は停波と言っていないというふうにおっしゃいましたけれども、これ、やり取りが停波の可能性についてのやり取りなので、私は言っていないというのは、全くそれは答弁になっていないというふうに思います。  今、放送法のお話されましたけれども、四条、これ、ここ...全文を見る
○杉尾秀哉君 それからもう一つ、この予算委員会の中で、今もちょっとおっしゃっていましたけれども、これまでは放送法のあの四条について番組全体で判断すると、こういう考え方が定着していたわけですけれども、高市大臣は一つの番組だけで判断する可能性に触れられている。さらに、ここに行政指導、...全文を見る
○杉尾秀哉君 私は三十五年近くテレビ局で飯を食ってきましたけれども、第一次安倍政権のときもそうだったんですが、特に第二次安倍政権になってから、これメディアと政権をめぐる問題が次々と起きている。本当に次々と起きている。  私は一種異常な状態だと思っているんですが、例えば、おととし...全文を見る
○杉尾秀哉君 総務省はテレビ局の免許の許認可権を持っているわけですから、権力の行使はやっぱり極力抑制的にしてほしいということなんですね。  それと、冒頭申し上げましたBPOの委員会ができて十年ということなんですけれども、ちょうどこのBPOの意見が出た後です。これ、例えば、もっと...全文を見る
○杉尾秀哉君 とすると、BPOに例えば政府関係者を入れてくれとか、そういうことはないというふうな理解でいいんでしょうか。  それともう一つは、今のままのBPOの組織、今おっしゃいましたけれども、大臣、今のままでいいとお考えなのか、それとも改善すべき、こういうふうに変えてほしいと...全文を見る
○杉尾秀哉君 ということは、今のままの組織でいいし、今のまま、果たしている役割をそのまま続けてほしいということですね。
○杉尾秀哉君 これ、民主党時代からずっと出しているんですけれども、やっぱり日本は総務省、これ、監督官庁が電波の許認可権を握っている。しかも、それが行政指導とか、要するにいわゆる役所の胸先三寸、大臣の胸先三寸でいろんなことが、例えば厳重注意なりなんなり出ていくという、こういう今の日...全文を見る
○杉尾秀哉君 これ、素人目で考えても、ワンセグの携帯で見る画面というのは本当に見にくいし、しかも画面がよくフリーズしたり音が止まったりして、そういう放送に対する課金と、家にあって例えば4Kとか8Kみたいな形、ああいう大きな要するにブラウン管で見る、これが全く同じ要するに料金体系だ...全文を見る
○杉尾秀哉君 これ、実はカーナビもそうなんですよね。これ、一般に物すごく影響があって、しかも、今度、今はネットの同時配信、こちらの方の話も出ていますので、これまでと全く、技術の進歩によってこのテレビをめぐる環境って変わっていますので、これ、NHKの受信料の問題というのはこれも大き...全文を見る
11月09日第192回国会 参議院 本会議 第9号
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○杉尾秀哉君 民進党・新緑風会の杉尾秀哉です。  ただいま議題となりました社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための地方税法及び地方交付税法の一部を改正する法律等の一部を改正する法律案について、民進党・新緑風会を代表して質問します。  我が党は、さきの参院...全文を見る
11月16日第192回国会 参議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第5号
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○杉尾秀哉君 民進党・新緑風会の杉尾秀哉でございます。  TPP、アメリカのトランプ新大統領の誕生が決まりまして、このままの発効は絶望的、これは総理もお認めになられているわけですけれども、そうした状況の中での国会審議にどういう意味があるのかと思いますが、ただ、安倍政権がこの国会...全文を見る
○杉尾秀哉君 私が伺いましたのは、日本が譲歩してアメリカが勝利したと、こういう世間一般の評価に対してどういうふうに思われているかということでございます。
○杉尾秀哉君 今、石原大臣、余り日本が譲歩したと認めたくないということだと思いますけれども、では、そもそも論でございます。この知財分野で日本はどういう戦略で交渉に臨んだのか、これをお聞かせください。
○杉尾秀哉君 私は、今回のTPP合意によってクールジャパン戦略にそんなに大きなプラスにならないと、こういう前提で今日は質問させていただこうと思っております。具体的なことはこの後、逐次伺いますが、この知財分野も含めてTPPに対する国民の理解が全く進んでいない、この国会の論戦が始まっ...全文を見る
○杉尾秀哉君 それでは具体的に聞いてまいりますけれども、資料一の知財条項の①に著作権等の大幅延長という項目がございます。これについて具体的に伺います。  資料二を御覧ください。我が国の著作権などの使用料についての国際収支のグラフでございます。  著作権料、国際的な支払額、一貫...全文を見る
○杉尾秀哉君 今まさに世耕大臣がおっしゃいましたように、アメリカはこの分野で大幅な出超になっているんですね。  今度は資料三、御覧ください。アメリカのサービス収支のグラフでございます。  これ、縦の軸のゼロのところが収支ゼロでございまして、このゼロより上の部分、つまりその黒字...全文を見る
○杉尾秀哉君 今御説明にもありました、アメリカにとってはそれだけ、いわゆるライセンスを含めた、コンピューターももちろんそうでございますけれども、重要だと。そのアメリカ、知財大国のアメリカにとって著作権の保護期間というのは死活的に重要な問題ということなんですね。  ちょっと歴史的...全文を見る
○杉尾秀哉君 今御説明されたのは私が説明したことをただなぞっているだけなんですね。官僚がそういう答弁を書いてきたからそれを読まれているんだと思いますけれども、私は大臣の御認識が伺いたかったんです。いかがでしょう。
○杉尾秀哉君 それ、物すごく大きな問題だと思いますよ。交渉するときって、相手方の意図を読み取りながら、どうやってそのカードを切りながら最善の自分たちの利益になるかということを考えて交渉するのが国際交渉、特にこういうTPPみたいな難しい交渉は当然なんじゃないですか。そういう認識でさ...全文を見る
○杉尾秀哉君 松野大臣が衆議院の委員会のやり取りの中で、保護期間の延長により、我が国はコンテンツ、著作権料収入の増加が期待されると、こういうふうに松野大臣も答弁されているんですよ。これ、衆議院の委員会です。  これ実は、保護期間延長の影響による著作権使用料の、じゃ、一体どれぐら...全文を見る
○杉尾秀哉君 今、海賊版の話されましたけど、海賊版を多く作っているのは中国ですよ。TPPに入っていないんですよ。  そういうことも含めて、例えば今回のTPP発効でGDP十四兆円増えると、こういう政府の試算ありますが、この中にこういう知財分野というのは入っているんですか、入ってい...全文を見る
○杉尾秀哉君 つまり、こういう十四兆円という都合のいい数字を出しておいて、こういう分野については計算できないということで逃れようとしているんじゃないですか。余りにも私はこれ御都合主義の数字だと思いますよ。農業分野のマイナスもそうですけれども、さらに、この保護期間のデメリットという...全文を見る
○杉尾秀哉君 私が聞いているのは、そうじゃなくて、保護期間の延長というのはデメリットの方が大きいんじゃないかと、それに対する対策はどうなっているのかということを聞いているんです。
○杉尾秀哉君 もう一つ伺いたいんですけれども、これ、実はアメリカでもこの著作権の期間というのが大変問題になっておりまして、これデジタル化権に逆行するということで、著作権の保護期間の短縮の議論も出ていると、こういうふうに伺っているんですね。  実は日本でも二〇〇七年に著作権の保護...全文を見る
○杉尾秀哉君 質問に対して全く正面から答えられていないんですけれども、ちょっと時間がありませんので、もう一つ大きなテーマがありまして、いわゆるコミケなんかの例の著作権の非親告罪化の問題なんですけれども、時間を短縮して、短くポイントだけ伺います。  これ、資料の一の②のところにな...全文を見る
○杉尾秀哉君 書いてあるものを読むんだったら、もうちょっとちゃんと読んでもらえませんか。今みたいな読み方されて、国民分かると思いますか。だって、棒読みしているだけでしょう。自分で理解されていないんじゃないですか。  私は、規定が曖昧だから、その辺をどういうふうに担保するのかとい...全文を見る
○杉尾秀哉君 時間がありませんので、塩崎大臣にもお越しいただいておりますので、一問だけ伺います。  この知財条項の③のデータ保護ですね、ジェネリック医薬品の規制なんですけれども、これ、バイオ医薬品のデータ保護期間、これはアメリカが主張していたのよりも期間は短縮されました、八年と...全文を見る
○杉尾秀哉君 全体に、あと二分ぐらいでございますので、二問だけ聞きたいと思います。主に石原大臣に伺います。  冒頭にもお話ししましたけど、アメリカのトランプ大統領の誕生で、TPP発効は極めて厳しい状況になった、これは総理もこの委員会でお認めになっております。そもそもこの著作権法...全文を見る
○杉尾秀哉君 一部報道もありますけれども、このままアメリカがTPP承認しないんだったらアメリカ抜きで発効しようと、こういう動きも一部にあるという報道もございます。そして、この委員会でも何度も話に出ておりますRCEP、それから日本とEUの間のEPA、そして日中韓のEPA、こういった...全文を見る
○杉尾秀哉君 これ、総理もそうなんですけれども、一つ同じようなこういう問題が起きると、本当壊れたテープレコーダーみたいに同じことを何度も何度も繰り返し言うんですよね。ここはやっぱり状況の変化に応じて外交というのは変わっていかなきゃいけないし、余りにも硬直的過ぎる、今の政権の姿勢は...全文を見る
11月22日第192回国会 参議院 総務委員会 第6号
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○杉尾秀哉君 おはようございます。民進党・新緑風会の杉尾秀哉でございます。  まずもって、今朝方、東北福島沖で大きな地震がありました。被災された皆様にお見舞い申し上げます。それとともに、現在も津波警報、注意報が発令中でございます。避難されている皆さんが一日も早く、一刻も早く自宅...全文を見る
○杉尾秀哉君 籾井会長、もう少し簡潔に答えていただけませんでしょうか。実は、私の方でも事実関係は確認しておりまして、十一月八日の経営委員会の中で値下げの提案があって、かなり執行部側と経営委員の間でやり取りがあったというふうに聞いております。  そこで、石原委員長に伺います。 ...全文を見る
○杉尾秀哉君 再度、石原委員長に伺いますが、値下げについては消極的ということでよろしいんですね。
○杉尾秀哉君 先ほど籾井会長は、余剰資金については還元すべきであると、こういうお考えをお話しされました。  これまでも受信料の値下げについて籾井会長は積極的な発言を繰り返しておられまして、例えば九月の定例会見、余剰が出たときは返すとずっと言ってきた、経営計画の中で建て替えの計画...全文を見る
○杉尾秀哉君 そうしますと、籾井会長は続投は希望されておられないんですか。
○杉尾秀哉君 確かに経営委員会が決めることではあるんですけれども、その経営委員会ですね、過去、例えば平成二十四年、最大月額百二十円の引下げをしておりますが、このとき実は経営委員会は一〇%の還元を求めたんですけれども、執行部側が慎重で七%の値下げにとどまっているんですね。今回と全く...全文を見る
○杉尾秀哉君 これから4K、8K、そしてまたネットでの同時送配信と、こういう幾つかのテーマがあるわけですけれども、まだここについてはどれぐらいの資金計画が必要なのかというのがはっきりしていないと思います。私は、一視聴者としては返せるものは返していただきたいと思うんですが、高市総務...全文を見る
○杉尾秀哉君 ちょっと受信料から会長選びの方に少し話を移したいんですけれども、この二枚目の資料を御覧ください。会長選びの流れをざっと整理しました。  七月二十六日に経営委員会に指名部会が設置されております。そして、十二月をめどにして会長候補を一本化して就任を要請するということな...全文を見る
○杉尾秀哉君 先ほどの指名部会で決めた会長の資格要件、資料三枚目に御用意してございます。政治的に中立であること、人格高潔、リーダーシップ。籾井さんが人格高潔であることを疑う人はそういないというふうに思いますけれども、ただ、この政治的中立という点においては、あの有名になりました、政...全文を見る
○杉尾秀哉君 籾井会長自身は、例えば内外からの厳しい声が相次いでいるということについてはよく認識されていると思います。  十月三十一日に有識者らのグループがアピールをしました。四枚目の資料、申入れを経営委員会にしております。籾井会長の再任をしないように求めると、こういうアピール...全文を見る
○杉尾秀哉君 残念なお気持ちは分かりますけれども、資格要件に政治的中立というのが入っているということ自体はよく認識されていた方がいいと思います。  そもそも問題は、会長選考のプロセスが不透明なことなんですね。前回、三年前、籾井さんが会長になられるその決定のいきさつについてです。...全文を見る
○杉尾秀哉君 御自身が推薦されたんじゃないんですか。
○杉尾秀哉君 そもそも安倍政権、第二次政権以降、重要な人事が官邸やその周辺の意向で次々と決められている。例えば日銀の黒田総裁、そして、亡くなられましたけれども内閣法制局の小松長官。そして、このNHKの籾井会長の人事もその文脈の中で捉えられているのは事実でございます。先ほどは読売新...全文を見る
○杉尾秀哉君 この会長人事について、高市総務大臣にも一言だけ伺います。  次期会長の政治的中立性、そして政治介入排除の重要性、監督官庁の総務省のトップとしてどういうふうに思われますか。御見解を伺わせてください。
○杉尾秀哉君 私は民放出身でありますので、テレビマンとして、長年テレビ報道に携わった者として、NHKの報道には長く敬意を払ってまいりました。例えば調査報道として一例を挙げますと、あの東日本大震災の復興予算の使い道、丹念に追ったNHKスペシャル、あれはすばらしかった。あれはNHKで...全文を見る
○杉尾秀哉君 時間がありませんので、最後の質問です。  今の放送法上の今のこの会長選びの仕組みが、時の政権の意向に沿った形で人事が進められる大きな原因になっている。石原委員長と高市総務大臣にもそれぞれ伺いたいんですけれども、この有識者のグループの提言の三にもありますけれども、こ...全文を見る
○杉尾秀哉君 時間が来たので、終わります。