斉藤滋宣

さいとうしげのぶ



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斉藤滋宣の2000年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月10日第147回国会 参議院 予算委員会 第9号
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○斉藤滋宣君 おはようございます。自由民主党の斉藤滋宣でございます。質問主意書に沿いまして質問をしたいと思います。  まず、文部大臣にお伺いいたしますけれども、ことしの新規学卒者の就職状況が、昨年の十二月現在では、高校新卒者内定率七一・三%、短期大学新卒者の内定率四六・五%、大...全文を見る
○斉藤滋宣君 文部省と労働省の共管でこの一月二十七日に教育労働問題に関する連絡会議が開催されておりますけれども、この協議会はどのような目的で、そしてまたどのような内容の話し合いがなされたのか、お伺いしたいと思います。両省の共管ですので、どちらでも結構でございますけれども。
○斉藤滋宣君 この協議会、前回開かれたのが平成八年の五月二十七日なんです。四年間協議会は開かれていないわけであります。  そこで、平成八年の就職状況を見てみますと、平成八年三月末の卒業見込みの生徒においては、八一・六%が十二月現在で内定していました。三月末では九三・四%。前年度...全文を見る
○斉藤滋宣君 聞こうと思ったことを先に言われましたので聞けなくなりましたけれども。  今、政務次官のお話のあったとおり、確かに課長以下実務者レベルでは相当突っ込んだ議論をしているように聞いております。しかし、せっかくこういう協議会をつくるわけでありますし、そしていただきましたこ...全文を見る
○斉藤滋宣君 ぜひともよろしくお願いいたします。  次に、先ほど来、特に高校生の就職状況が悪いというお話が出ておりますけれども、やはりこの不況下で企業が採用を手控えている。その上に、今までどちらかというと高校生の求人領域であった分野までに大学生や短大生が進出してきている。大変厳...全文を見る
○斉藤滋宣君 私は、確かに就職の内定率が悪い中に生徒の質の問題ということもあろうかと思います。  これからちょっと具体的にお話を聞いていきたいと思うんですが、企業の採用担当者の中では七五三という言葉があるそうであります。せっかく就職をいたしましても、就職後三年たちますと、やめる...全文を見る
○斉藤滋宣君 今、大臣から専門高校で四五%、平均二五%のインターンシップ導入のお話がありましたけれども、仄聞するところによりますと、非常に積極的な学校とそれから非常に消極的な学校の濃淡がかなりあるやに聞いております。  確かに、このインターンシップをやるに当たっては、先生そして...全文を見る
○斉藤滋宣君 今、大臣から御答弁いただきましたけれども、そういう職場体験と同時に、やはり学内においてもそういう働く意味を学習するといいますか、そういったものをプログラムして生徒に教えていくということは大変大事なことだと思います。  先ほども大臣の答弁にありましたけれども、高校生...全文を見る
○斉藤滋宣君 先ほど来、就職がない就職がないという話をしておりますけれども、その一方で、労働省の外郭団体である中央職業能力開発協会が九六年に行った調査を見てみますと、高度熟練技能者が現在不足していると答えた企業が全国の製造業者の四七%。全体の六割の企業が技能者が将来不足が予測され...全文を見る
○斉藤滋宣君 ぜひともそういう取り計らいをよろしくお願いいたします。  それから、今までの議論の中で、やっぱり忘れていけないなと思うのは、高校に入学したけれども途中で退学してしまう、そういうのを文部省で調査しています、中途退学者の話でありますけれども。昨年、一昨年になりますか、...全文を見る
○斉藤滋宣君 もう少し今の問題でお聞きしたいんですけれども、政務次官、よろしくお願いします。  高知県でことし、これだけ厳しい就職状況でありますから、就職先の見つからなかった高校生に対して、その高校生を採用した企業に対しては三カ月間に限って一人につき月額最高十万円を支給するとい...全文を見る
○斉藤滋宣君 政務次官のおっしゃろうとすることはよくわかるんですけれども、例えば今年度予算でも、労働省ではいわゆる雇用延長した場合には企業に対して助成をする助成制度の拡充を今やろうとしています。私は、これはこれで大変必要なことだと思いますけれども、先ほど来お話し申し上げているとお...全文を見る
○斉藤滋宣君 政務次官、お聞きしたいと思うんですけれども、今まで労働省が中心になりまして政府でも雇用対策というのは大変大きな柱になってきました。今までも総合経済対策緊急雇用開発プログラム、緊急経済対策雇用活性化総合プラン、そして緊急雇用対策と三次にわたって雇用対策を実施してきまし...全文を見る
○斉藤滋宣君 ありがとうございます。  佐藤一斎の「言志晩録」の中にこういう言葉があります。一灯を提げて暗夜を行く、暗夜を憂うることなかれ、ただ一灯を頼めとあります。  今、大変雇用環境が厳しい折であります。職のない人やまた学生さんたち、これから職を求めて活動する皆さん方にと...全文を見る
03月14日第147回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第2号
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○斉藤滋宣君 おはようございます。  小山委員に引き続きまして質問させていただきます。自由民主党の斉藤滋宣でございます。  まず最初にお聞きいたしますけれども、いろいろ政府では中期の経済計画そしてまた単年度の経済見通し等を発表しているわけでありますけれども、その中に完全失業率...全文を見る
○斉藤滋宣君 積極的にかかわっていると承知してよろしいでしょうか。  そこでちょっと質問したいんですけれども、例えば平成七年十二月一日閣議決定されました構造改革のための経済社会計画が出されました。  その中では、平成八年から十二年度の期間において実質経済成長率三%程度と見込ん...全文を見る
○斉藤滋宣君 私も不勉強でありますけれども、経済成長率と完全失業率の関係というものは少し勉強させていただきました。オーカン係数の中で見ていくのも承知しておりますし、完全失業率が一%減少した場合、〇・七%の経済成長の押し上げ効果があるというあの労働省の報告も聞いております。  私...全文を見る
○斉藤滋宣君 私、それはおかしいと思うんですよ。  確かにおっしゃるとおり、いろんな改革を行って、その効果としてこういうことがあらわれると失業率が下がる。それはもう理屈はわかるんですよ。でも、少なくとも政府が閣議決定をして、経済社会計画というのを国民に打ち出して、その中で構造改...全文を見る
○斉藤滋宣君 今、総括政務次官のお話のあったとおり、私自身、正直申し上げまして、この完全失業率を達成できなかったことを問題にするとか、そういう気持ちは全くございません。今答弁の中にもありましたけれども、やはり少なくとも国民に対する責任として、こういう数字をうたった以上はこれの数字...全文を見る
○斉藤滋宣君 これから質問しようとしているところの核心まで答弁いただきまして、ありがとうございます。  私は、先ほど来言うように、労働省がそれぞれの施策に対してどういう効果があってどういう効果がなかったか、だから新たな政策をやろうということで絶えずそういう検証はやっているという...全文を見る
○斉藤滋宣君 私、不勉強かもしれませんけれども、これは本文に入っていますでしょうか。
○斉藤滋宣君 私が見たのは「参考」というところにありまして、それはそれでいいんですけれども、今お話のあったとおり三%台後半、四%台前半というのは平成十一年七月八日に閣議決定された経済社会のあるべき姿と経済新生の政策方針の中に書かれている数字ですよね。  私が思うのは、労働省が経...全文を見る
○斉藤滋宣君 私は、そういう経済計画の中で数字が上がっているんですから、労働省のいわゆる基本計画なわけですから、その中にきちっとうたって、これはもうおしかりを受けるかもしれませんけれども、経済成長率も当たったことがないわけですから、ほとんど当たらないで来ているわけですから、完全失...全文を見る
○斉藤滋宣君 今の局長の答弁、決して異を唱える気もありませんし、確かにそういう要素だろうとは思うんですが、私は、先ほど大臣からも御答弁いただきましたし、予算委員会で総括からも御答弁いただいたんですけれども、私が大変危惧するのは、確かに今局長がおっしゃった四十数項目にわたるいろんな...全文を見る
○斉藤滋宣君 どうもありがとうございました。
04月20日第147回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第7号
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○斉藤滋宣君 自由民主党の斉藤滋宣でございます。  質問通告書は出してありますけれども、恐らく長谷川先生と大分ダブるところもありますので、なるべくダブらないようにしたいと思いますけれども、いつも我が党は一番最初に質問するものですから、二番手以降に質問する他党の先生の御苦労を今ま...全文を見る
○斉藤滋宣君 私も、失業率が一たん上がるとなかなか下がらないという履歴現象があることもよく承知しておりますけれども、先ほど長谷川委員の方からもお話がありましたけれども、雇用対策について現場の声を聞いているかという御質問も先ほどありました。  私は、せっかくこういう雇用対策をとる...全文を見る
○斉藤滋宣君 今回の法律案改正の問題に入りたいと思いますけれども、先ほども、ダブってしまって大変困っておるのですけれども、長谷川委員から御質問ありましたけれども、私が国会へ出てくる前の話なものですから、ちょっとお話をお聞きしたいと思うんです。  先ほどの質問の中にもありましたけ...全文を見る
○斉藤滋宣君 そうしますと、今の御答弁ですと、じゃ完全失業率を想定しておったのは、三%の後半ぐらいを想定しておったということでありますか。
○斉藤滋宣君 ちょっときつい言い方になるかもしれませんが、また後でも質問しますけれども、かつてなかったから四%台を想定しなかったという今御答弁ですけれども、では、今議論になっている雇用保険財政、どこまでもつかというと、今までかつて想像したこともない五%台の後半まで想定して今回の改...全文を見る
○斉藤滋宣君 まだ質問にお答えいただいていませんが、後でまた質問しますからいいんですけれども、確かに先ほど来お話のあるように、積立金残高が非常に高いということをおっしゃいますが、これは労働省からいただいた資料で先ほどから局長が御答弁されている中身でありますけれども、五年度から九年...全文を見る
○斉藤滋宣君 それではお伺いしますけれども、例えば今回の改正で失業率を四%台半ば、最大五%台半ばとしておりますよね、その範囲に耐えられると。しかし、例えば雇用政策研究会の見通しを見てみますと、特に対策を講じなければ、経済成長率にもよるけれども、四%台前半から五%台前半になる。それ...全文を見る
○斉藤滋宣君 大変申しわけないんですけれども、私は平成十年度において、そこにセーフティーネットとしての雇用保険というものを考えれば、当然に九年度における失業率に一%ぐらい上乗せしたものを考えて、今局長は四%台が今までなかったから想定していなかったと言いますけれども、そうではなくて...全文を見る
○斉藤滋宣君 時間がありませんので余り議論はしませんけれども。本当に私自身いただいている資料も大した資料でもありませんし、単純にいただいた資料を計算してみますと、例えば十一年度、これはもう仮定で結構ですけれども、十一年度でそれぞれ例えば保険料収入、国庫負担率、本則に戻していければ...全文を見る
○斉藤滋宣君 またもとに戻ってしまいましたけれども。私は公労使というのは大変大事な関係を持たなきゃいかぬと思いますが、少なくとも労働省というのはこの労働行政を一手に担う省庁だと思います。ですから、時には、大変言葉は悪いかもしれないけれども、国民の反発を受けても本当に労働省として国...全文を見る
○斉藤滋宣君 これもまた私の大変稚拙な資料の乏しい計算ですけれども、私は、弾力条項を使って千分の十四にしても、大体収支とんとんになるんでしょうけれども、若干支出が上回ってくるんではないのかなという感じがするんですが、いかがでしょうか。
○斉藤滋宣君 その五%台半ばまでというのは、弾力条項千分の十四を使って支出それから収入がとんとんという意味で考えてよろしいですか。
○斉藤滋宣君 それではお伺いしたいと思いますが、いわゆる積立金残高、この残高の適正規模は労働省はどのぐらいの額と考えておられるでしょうか。
○斉藤滋宣君 そうしますと、例えばこれはいただいた資料の十二年度予定ですけれども、今積立金残高は二千六百九十三億。今までの保険料収入で比較すると一兆二千七百八億ですから、一兆円ぐらい下回っている、それから今回改正される支出で見ると二兆円弱下回っていることになりますね。  そうす...全文を見る
○斉藤滋宣君 確かにおっしゃるように収支とんとんでいくことはいいことなのかもしれませんけれども、それこそ中央職業安定審議会の専門調査委員雇用保険部会の中間報告の中で、雇用保険の見直しに当たっての留意すべき点、今まさに局長がおっしゃったようにとんとんということが望ましい、だけれども...全文を見る
○斉藤滋宣君 それではお伺いしますが、この積立金の積み増しはしなくていいんでしょうか。
○斉藤滋宣君 確かに状況は私も理解しているつもりであえて聞いているんですけれども、であれば、積立金を積み立てられないという格好で低いままにしておくということは、先ほども申し上げたように、要するに経済の好不況によってこの雇用保険の財政がかなり影響されるところがあるわけですから、それ...全文を見る
○斉藤滋宣君 そこが議論の分かれるところで、支出がふえたら弾力条項を使うということは、支出がふえるというのはただ単純に完全失業率が上がるということを指さないかもしれないけれども、でもいわゆる失業率が高まるから支出が多くなっていく、失業者が多くなるからそういう格好になるわけですから...全文を見る
○斉藤滋宣君 私は今局長の言わんとすることも理解できるんですけれども、ですから冒頭に聞いたのは、今までだって雇用対策、これ以上とれないという対策をとってきているにもかかわらず、完全失業率はどんどん上がってきているじゃないですか。これからも景気変動によってまたいろんな場面が想定され...全文を見る
○斉藤滋宣君 大臣のおっしゃることもよくわかるんですけれども、私が言いたいのは、なぜ最初に平成十年度のときのいわゆる国庫負担率を一四%に下げたときの完全失業率にこだわるかというと、大変申しわけないですけれども、やはりあそこの時点における労働省の甘さみたいなのを私は感じたものですか...全文を見る
○斉藤滋宣君 ちょっと今のは納得できないんですけれども、時間ありませんので移りますけれども、僕はやっぱり非常に不安があるんですね。今回の改正についても、確かに今まで課題となっておったいわゆる高齢者給付についての見直しだとか、そういうところに、いわゆるリストラに遭った方たちに手厚く...全文を見る
○斉藤滋宣君 ですから私は、何回も言いますけれども、平成九年度、十年度のときのその国庫負担率を下げたときの経緯というものをやっぱりいつまでもこれを一つの経験則とするために頭の中に生かしておいて、それで雇用対策というものを考えていただきたいな、そういうふうに思うんです。今の大臣の御...全文を見る
○斉藤滋宣君 私は、最終的にはやっぱり就職してもらうというところにねらいがあるわけですから、要するに給付を受けているときの方が待遇がよければなかなか就職は進まないと思うんです。ですから、これからの検討課題としてその辺も検討していただきたいと思いますし、それから先ほどいわゆる非自発...全文を見る
○斉藤滋宣君 それから、先ほどの再就職が究極の目的だという話の中から、私は気分的にちょっと割り切れないところもあるんですが、定年退職になった方が、本来定年退職になって働く意思がなければ失業給付をもらえないわけでありますけれども、働く意思がないのに例えば働く意思がありとして安定所に...全文を見る
○斉藤滋宣君 次に、教育訓練給付についてお伺いしたいと思うんですけれども、限度額が二十万から三十万に引き上げられた、大変いいことだと思っております。  しかし、先日、ある新聞によりますと、今大体一万一千ぐらいの対象講座があるように聞いておりますけれども、その講座の中に教育訓練給...全文を見る
○斉藤滋宣君 何かすごい駆け足で申しわけございませんが、特に今の教育訓練給付の関係でいえば、これは雇用保険の枠内でやっていることですから、保険加入者にしか適用されないのは当然だと思います。  しかし、今これだけ講座がふえて、いろんなところでそういう講座を受けられる。だから、私は...全文を見る
○斉藤滋宣君 大分きつい言い方をしまして大変失礼いたしましたけれども、これをもって質問を終わりたいと思います。
05月18日第147回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第13号
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○斉藤滋宣君 おはようございます。自由民主党の斉藤滋宣でございます。  通告に従いまして順次質問したいと思いますけれども、まず、法律案に入る前にお聞きしたいと思います。  言うまでもなく、現下の雇用情勢は、三月の完全失業率が引き続き四・九%と過去最高水準にあります。雇用情勢は...全文を見る
○斉藤滋宣君 非常に御丁寧な御答弁、ありがとうございます。  今、大臣も若干触れられましたけれども、私も質問のたびにお話しさせていただいておりますけれども、今回の対策もそうでありますが、今まで四度とられてきた雇用対策、その中身をいろいろ政策的に見てみますと、先日本会議でも御指摘...全文を見る
○斉藤滋宣君 その場合、合併の場合ですけれども、そうしますと労働者にはとりたてて不利益はない、そういう判断でよろしいでしょうか。
○斉藤滋宣君 それから、よく議論されることでありますけれども、民法六百二十五条との兼ね合いでいえば、今局長の説明でいいますと包括承継ですから、この場合は、六百二十五条の解釈は特定承継ということでありますから、この六百二十五条というものは適用されない、そういうことでよろしいですか。
○斉藤滋宣君 それでは、今と同じことですけれども、営業譲渡の場合はいかがでしょうか。
○斉藤滋宣君 時間がないのではしょって質問させていただきますけれども、営業譲渡の場合、今局長の説明にあったとおり特定承継です。そうしますと、労働者を承継することは、もとの会社、譲渡会社と譲り受け会社との話し合いで決めることができる。そうなりますと、承継排除の不利益があるのでいわゆ...全文を見る
○斉藤滋宣君 はい。
○斉藤滋宣君 今お聞きしたのはそのとおりの話で、要するに承継強制の不利益が出てくるから、当然承継というのは、ある意味では雇用確保という面ではいいかもしれないけれども、移りたくないという人の場合は問題が出てくるわけですから、そこのところについて、これ以外にもまだ不利な場合というのが...全文を見る
○斉藤滋宣君 ちょっと時間がないので先に進みます。  次は分割についてお伺いしたいんですけれども、今回の法律案では、分割承継の場合、いろんな問題が想定されるので部分的な包括承継という考え方に基づいている、そのように理解しているわけでありますけれども、いろいろな問題があったがゆえ...全文を見る
○斉藤滋宣君 じゃ労働協約の場合は。今と同じ質問ですけれども。
○斉藤滋宣君 この法律案では、承継営業に主として従事する労働者については本人の同意を要せずに当然承継とされることになっております。この場合、承継強制の不利益が考えられると思いますけれども、なぜこのようなことになっているのか。そしてまた、労働者の不利益というのはそんなに大したもので...全文を見る
○斉藤滋宣君 そのとおりだと思うんですけれども、私は、我が国の雇用慣行の中でいわゆる終身雇用システムがとられてきたときに、いわゆる愛社精神というものが非常に企業側から求められたり、それからそういう愛社精神の涵養とか発露という問題が非常に何かいい従業員だという時代があったのも事実だ...全文を見る
○斉藤滋宣君 局長のおっしゃることは私も十二分に理解しているつもりなんですけれども、今そこの話の中で私はちょっと一つ問題ではないのかなと思うのは、企業の立場から考えれば、企業の質を高めていく、そしてまたそのことによって日本の経済力を高めていくということは大変重要なことだと承知いた...全文を見る
○斉藤滋宣君 そこで、今のお話に出ました指針のことなんですけれども、いわゆる主たる営業についている方と従たる営業についている方の立場が今回の法律はきちっと分けられているわけでありますけれども、ここで主と従という考え方が指針の中でこれから検討されるんだと思いますけれども、非常に線引...全文を見る
○斉藤滋宣君 今具体的な話が出たので、ちょっとお聞きしたいと思うんですけれども、今、一定期間というものを考えて、いわゆる承継営業についている期間というものを勘案するということでしたから、ある意味では、例えば転勤してたまたまその承継営業部門に入ってきた、何カ月もたっていない人たちは...全文を見る
○斉藤滋宣君 承継営業に主として従事する方は不服申し立てができないわけでありますから、やはりそこの指針の組み立てが非常に重要になってくると思いますので、慎重かつ労働者の立場もよく勘案した上で検討していただきたいことを要望しておきたいと思います。  そして、これまでのいろんな議論...全文を見る
○斉藤滋宣君 どうもありがとうございました。
10月12日第150回国会 参議院 選挙制度に関する特別委員会 第5号
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○斉藤滋宣君 自由民主党の斉藤滋宣でございます。  きょうは両参考人に大変貴重な御意見をいただきまして、まことにありがとうございます。  先ほど前田参考人の方からはこの異常な委員会の御指摘をいただきました。佐藤先生以外の野党の先生方が出ておらない状況を御指摘いただきました。恐...全文を見る
○斉藤滋宣君 私も安易に定数を削減するということに対しては反対の立場であります。やはり参議院議員として、また院として職責をどのように全うするかということが問われるのであって、その数という問題ではないんではなかろうかというふうに考えているわけであります。  そこで清水参考人にお伺...全文を見る
○斉藤滋宣君 それから、清水参考人にお伺いしますけれども、先ほど日出委員からの御質問のときに大選挙区制のお話がありまして、十ブロックに分けるということでありますけれども、私ども考えるに、大選挙区制にした場合に、先ほど有権者の資質というお話がございましたけれども、今の選挙区域を広げ...全文を見る
○斉藤滋宣君 私もやはり参議院のありようというのは、いわゆる衆議院の議論をさらに深めていき、そして衆議院との差異をつけることによって参議院の独自性を出していく、政党色を薄めていくとか、そういう中に参議院の存在価値というものがあろうかと思います。  そこで前田参考人にお伺いしたい...全文を見る
○斉藤滋宣君 どうもありがとうございました。
10月31日第150回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第1号
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○斉藤滋宣君 おはようございます。自民党の斉藤滋宣でございます。  昨日この委員会室に入りまして、大変立派になったのはいいんでありますけれども、余りにも広くなりまして、大臣を初め委員の先生方の御尊顔が遠くなったことを少し寂しく感じますし、何か委員会も閑散とした感じがするわけであ...全文を見る
○斉藤滋宣君 政府の見解によりますと、景気の底は昨年の四月だったと言われております。有効求人倍率、いろんな指標を見てみますと、昨年の五月に底を打ちまして、それ以降上昇している。また、先行指標である製造業の所定外労働時間も、昨年の夏ぐらいに底を打って、前年同月比プラスに転じていると...全文を見る
○斉藤滋宣君 ということは、まだピークが過ぎていないという見解と認識してよろしいでしょうか。
○斉藤滋宣君 そこで、さらにお伺いしたいと思いますけれども、先ほど言ったように、確かに求人倍率の底から完全失業率のピークを打つまでそのタイムラグが、遅効性があってタイムラグがあるのはわかりますけれども、今までのパターンからするとちょっとその足取りが遅いような気がするんですけれども...全文を見る
○斉藤滋宣君 次に、ことしの労働白書を見てみますと、完全失業率のうち、需要不足による失業が全体の約四分の一、それ以外の約四分の三、三・五%ほどが構造的・摩擦的失業というふうに言われております。そこで、白書に載っている「構造的・摩擦的失業率、需要不足失業率の推移」を見てみますと、需...全文を見る
○斉藤滋宣君 先ほども申し上げたとおり、構造的・摩擦的失業と、それから需要不足による失業、この線引きはなかなか難しい、両方がダブっているダークゾーンというのもあるのはよくわかります。  白書の説明の中にもあるわけでありますけれども、この区分というものは厳密に線引きされるものでは...全文を見る
○斉藤滋宣君 私は、やっぱり完全失業率を下げる、極端な言い方かもしれませんけれども、そのためには有効需要政策だとかマクロ経済政策だけではもう下がってこなくなってきているのではないか。ですから、今大臣がおっしゃったように、その報告を受けて法的な整備も含めて考えていくということ結構で...全文を見る
○斉藤滋宣君 労働力の減少下にあっても今までと変わらない一人当たりのGDPの伸びを維持していくためには、幾つかの方策があろうかと思います。ざっと考えましても、一つには労働力率の低下を上回って労働生産性を伸ばしていく、それから減少労働力の代替として若年労働者の就職率のアップや女性や...全文を見る
○斉藤滋宣君 ちょっと前段よく聞き取れなかったんで申しわけございませんけれども。  そうすると、両方足して四%という、そういう簡単な数字ではないでしょうけれども、それぞれの要素が違うわけでありますから、それに近い数字での経済成長率は可能というふうにとっていいんですか。
○斉藤滋宣君 きょう、ちょっとダイジェスト版を持ってきたんですが、たしか本文の方では、表の六十表だったと思いますけれども、こちらでは第三十四表に表はあるわけですけれども、二十四ページですね。  ちょっと最初の方がよく聞き取れなかったんで、もう一回この分析についてお伺いしますけれ...全文を見る
○斉藤滋宣君 なぜ、私ここにこだわるかというと、今やはり若年労働者の失業率が非常に高いわけでありますよね。けさの数字でも十五歳から二十四歳の完全失業率は九・三%、もう男性に至っては一〇%を超えているという状況にあるわけですね。この人たちが、今仕事がない、中には働きたくない、そうい...全文を見る
○斉藤滋宣君 今、説明を聞いて理解はできるんですけれども、ただ、どれだけの人がこういうのに目を通すかわかりませんけれども、やはり白書を出す以上は数多くの人に目を通していただきたいというつもりで書いているわけですし、そのためのダイジェスト版だと思うんですね、そういう機会を多くするた...全文を見る
○斉藤滋宣君 労働白書によりますと、各国の学卒無業者について比較可能な統計資料がないので、就職者に占める正規就業についていない者の比率を比較しております。その中で、諸外国では我が国以上に学校から正規雇用への移行が円滑にいっていないという、そういう指摘がなされています。  この問...全文を見る
○斉藤滋宣君 私も、今政務次官から御説明あったように、インターンシップの効果というものは評価するものでありますし、労働省でいろんな施策をとられて、そういう若い人たちの必要な知識を多く持たせるようにしたり、そういう体験を多くしたりとか、そういうことは非常に評価するのでありますけれど...全文を見る
○斉藤滋宣君 表現が当たっていないかもしれませんけれども、今まではどちらかというとそういう就職にかけるコスト、意識改革だとかそれから学校での技能習得だとか、そういった部分というのが意外と教育の場では、大変労働省側から言うのは言いづらいことなのかもしれませんけれども、私はやっぱり手...全文を見る
○斉藤滋宣君 そこで、今局長からお話のあった年齢制限の緩和について、同じように女性の立場からだけではなくて、高齢者側でもそういう問題はあろうかと思います。  先ほど来ずっと議論してきたように、労働力人口の減少の中で、女性と同様に高齢者の活用が言われてきたわけでありますけれども、...全文を見る
○斉藤滋宣君 もう時間がありませんので、またその問題につきましては、後日議論させていただきたいと思います。  最後に、労働白書を見ますと、若年者と中高年齢者の雇用トレードオフ論には否定的な御意見だと思います。  その根拠としては、挙げられているのをちょっと読ませていただきます...全文を見る
○斉藤滋宣君 おっしゃることはよくわかるんですけれども、やはり私はここで若年者と中高年齢者のベストミックスということを言うのであれば、もう少し例えばワークシェアリングに踏み込んでみるとか、今の賃金体系のフラット化の問題に踏み込んでいくとか、そういった議論をもう少し深く掘り下げてい...全文を見る