齋藤勁

さいとうつよし



当選回数回

齋藤勁の1998年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月05日第142回国会 参議院 外交・防衛委員会 第1号
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○齋藤勁君 ただいまの御質疑と関連するんですが、構造的問題だという失業者の問題です。失業者の中でも若年失業率が高い、それから女性が多いということ、ヨーロッパ共通だということはなぜなんだろうかと。一般的な感じとして中高年層の失業者がふえているんではないかという見通しですが、若年者、...全文を見る
03月25日第142回国会 参議院 本会議 第14号
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○齋藤勁君 私は、民友連を代表して、ただいま提案されました沖縄振興開発特別措置法の一部を改正する法律案について質問をいたします。  沖縄県の大田知事は、自由貿易地域の新たな展開、情報通信関連産業の集積促進及び国際観光・保養基地の形成の三分野を重点的に推進していくためには、税制上...全文を見る
03月31日第142回国会 参議院 外交・防衛委員会 第6号
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○齋藤勁君 おはようございます。齋藤勁でございます。  外務大臣、明日イギリスの方へお出かけということで、大変御苦労さまでございます。  所信表明に対します冒頭の質問でございますので、全世界の国際的な特徴とまで言い切れませんけれども、特に日ロ関係の現状認識についてが一つと、そ...全文を見る
○齋藤勁君 基本的には対日政策の変更はないだろう、そういう答弁でございますけれども、四月十一日から日本へのエリツィン大統領の非公式訪問、こうなっているわけです。これはたびたび外務省筋からも変更はないということで、今日まで準備をされているというふうに思いますが、着手気になりますのは...全文を見る
○齋藤勁君 なかなかロシア内部の動向でございますから発言そのものも大変難しいと思います。いわゆるエリツィン大統領の任期があとたしか二年で、今おっしゃったような次期大統領後継問題というのも大変注目になっているんですが、このロシア外交について、橋本首相とエリツィン大統領の個人的な色彩...全文を見る
○齋藤勁君 エリツィン大統領の個性と申しましょうか、権限が非常に強いというのを伺う中で、ロシア国内の政局の中で我が国のロシア問題についての外交が変わっていくといいましょうか、いろいろ変化はあるんでしょうけれども、国民の要求なり求めていることを貫く、そんなことが基本的には大切だと思...全文を見る
○齋藤勁君 オーストラリアの方へ来ていただきたいという御招請もあるようでございますので、ぜひ機会をとらえていただきまして、小渕外務大臣にもオーストラリア議会での演説を私どもも強く期待をしたいというふうに思います。そういったことがこれからの日豪関係というのを有意義なものにしていくわ...全文を見る
○齋藤勁君 ありがとうございました。  非常に国際的な話でございましたけれども、これからはちょっと内なる国際化の話で、地元の基地使用にかかわる問題について何点かお尋ねいたします。  神奈川県の池子の米軍家族住宅ですが、完成をされまして順次入居が順調にいき、ほぼ間もなく終わるわ...全文を見る
○齋藤勁君 病院の方は必ずしも国公立という性格ではなくても、例えば今自治体の病院はすべて赤字財政でもう大変な負担になっているのが実態なわけでありまして、例えば第三セクターという方式ならば今回の池子の敷地について病院として提供する、こういうこともあり得るというような、そういう答弁で...全文を見る
○齋藤勁君 運動場の使用は安くすることもあるということは無料じゃないということですか。無料は全く考えていないということですか。
○齋藤勁君 御案内だと思いますけれども、逗子市は既に予算議会は終わっているんですが、この運動場の使用料というのは計上していないわけなんですね。これはもう長い間の経緯の中で、確かに国の方からは無料にするという言葉は出ないまでも、この運動施設を利用したいときは市民が自由に利用できると...全文を見る
○齋藤勁君 地元の市民の方々あるいは代表する市長がどういうようなコメントを出すかわかりませんが、これまでの進められてきた経緯からいっても、当初約束した経緯からいえば、大変現段階での内容としては不満足だということを言わざるを得ないというふうに思います。  あと残り本当にわずかなん...全文を見る
○齋藤勁君 その原因は何だったんですか。それをおっしゃってください。
○齋藤勁君 時間ですから終わります。ありがとうございました。
04月02日第142回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○齋藤勁君 民友連の齋藤勁でございます。  前田、高山両公述人、ありがとうございます。前田公述人は医療の第一線で御活躍ということで大変生々しい御指摘もいただきましてありがとうございます。また、高山公述人はアメリカ、イギリスということで、この間のいわゆる外から日本を見られたという...全文を見る
○齋藤勁君 恐縮でございます。  医療技術の基礎からの開発とかあるいは安全性ということの評価がともすると我が国ではなくて諸外国にゆだねられて、そして日本としてはそういった医療技術をうまく普及していくということについては一生懸命やってきたけれどもと、振り返ってそんな総括的な点があ...全文を見る
○齋藤勁君 用意をしましたけれども、時間も来ましたので終わりたいと思います。  どうもありがとうございました。
04月07日第142回国会 参議院 外交・防衛委員会 第7号
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○齋藤勁君 おはようございます。  それでは、順次何点かにわたりまして質問させていただきたいと思います。  最初に、私も国会に参りまして幾たびか指摘をさせていただきまして、あるいはまた、地元自治体の首長さんとも外務省あるいは防衛庁、防衛施設庁等に要請をしている行動でいまだ実現...全文を見る
○齋藤勁君 ただいま御答弁いただきましたように、地元自治体住民の意向を米側の方に伝えてあるというふうな報告をいただきました。なお強く訴えていただきたいというふうに思います。  地元では、米側が毎年航空ショーをやるとたくさんの人たちが見に来てくれる、こういうふうなことをカウント、...全文を見る
○齋藤勁君 今御説明いただきましたうち、汚染土壌処理に約二億円でございますけれども、さらにこの二億円の細部について、どういうような汚染処理の内容を含めて二億円を予算に計上してい  るのかについてお尋ねをいたします。
○齋藤勁君 ただいまの御説明では、六十二年に米側の調査で土壌汚染が判明をした。政府の方は平成九年度の予算で状況調査をされたということですけれども、平成九年度予算の状況調査というのはおおむねどのような内容で、どういう結果だったんでしょうか。
○齋藤勁君 今の御説明ですと、平成九年から平成十年でまだ実態調査をやっている最中で、既に今二億円の汚染土壌処理の予算をつけているということですけれども、そうするとその二億円の処理費というのは、調査中であるけれども、とにかく何らかの処理をしなきゃならないからこそ処理対策費が入ってい...全文を見る
○齋藤勁君 千円二千円、一万円二万円ではなくて二億円の金額でございまして、二億円の汚染土壌処理というのは大変注目に値する金額だというふうに私は思います。先ほどの二億円の予算を積算した根拠についてということですが、今の御説明をたびたび聞いていますが、非常に不明確であるということが一...全文を見る
○齋藤勁君 固形化した、密封した、そういう意味じゃ物体にするんでしょうが、それはどこでどういうふうに搬出をするのか、そのまま基地内に置くのか、その辺の処理策については考えられているんですか。
○齋藤勁君 あと、以下伺っていくんですが、その二億円の積算根拠というのがどうもあいまいにしか受けとめられないので、順次さかのぼってお伺いいたします。  昭和六十三年というと西暦ですと一、九八八年、これはある資料ですと、係留柱を建設しようと米海軍が行ったしゅんせつ工事で発覚をした...全文を見る
○齋藤勁君 日米合同委員会の環境分科会で、この十二号バースの土壌汚染の問題が一審最初に協議されたのはいつの会議でしょうか。すぐわかりませんか。
○齋藤勁君 西暦と昭和と平成でやっているからなかなかわからなくなってきちゃうんですけれども、平成五年ですから五年前、九三年ですね。そうすると、平成五年の一月ということですと九三年に本件の自由討議がされているということは、九六年の米側の独自調査の三年前ということになります。そうしま...全文を見る
○齋藤勁君 そうしますと、九六年の米側が独自に行った調査、こういう表現で私ども受けとめでおりましたけれども、それも政府の事前の説明では、バース周辺にある調査用井戸から汚染物質が検出をされたんだということであります。このデータは米側が調査を行ったけれども日本側も協議の上でということ...全文を見る
○齋藤勁君 この九六年の調査の結果というのは、数値というのは明らかにできますか。
○齋藤勁君 そういう調査をやったんでしょうけれども、その結果の数値について一般的には重金属類の汚染物質が検出をされたということであり、そして、冒頭お尋ねしましたが、土壌処理費についてはずっとつながっていくわけですから、その調査の結果の数値、膨大なデータがあるんでしょうけれども、重...全文を見る
○齋藤勁君 鉛とか砒素というのはどこでもあるわけですから、それが例えば鉛が基準の通常値の何倍あったとか砒素がこれだけあったとかそういう数字についてお知らせいただきたいということです。
○齋藤勁君 お答えになっていないんですよね。まだ経過については結構お尋ねしたいことがあるんですけれども、そこでそのぐらいにとまっちゃうと困っちゃうんですけれども、とめるつもりで私はやりとりしているんではなくて、もう既に今審議していることしの予算案の中に二億円という土壌汚染の処理対...全文を見る
○齋藤勁君 そうした数値の結果が、砒素、水銀そして鉛の数値を今言われましたけれども、異常に高い数値であったということについて判断をしたということはよろしいですか。
○齋藤勁君 そのすべての九六年の調査結果というのは、詳細について明らかにできませんか。
○齋藤勁君 後段言われました、政府が今行っている調査結果については発表するということはよろしいですね。
○齋藤勁君 これはいつ調査結果が出ますか。
○齋藤勁君 あらあらの米側の九六年の調査だそうですけれども、ざっくばらんに申し上げまして、このデータは地元の市民団体がアメリカの情報公開法のルールに基づきまして、米側の情報公開で数値が幾つか出ているんですね、詳細じゃないにしても。  米側の方は情報公開のルールでだれでも、他国民...全文を見る
○齋藤勁君 いずれにしましても、日米協議して調査を米側は行ったわけですから、その調査結果もあり、それは粗っぽいから日本側がやりましょうというふうに至ったわけですよ、九年度からの実態調査をしながら。そのベースになるものについて明らかにしていただきたいということを言っておるんです。日...全文を見る
○齋藤勁君 今お話があったのは、九六年の米側が独自に行った調査の結果ということでよろしいですか。
○齋藤勁君 私の質問の例示の仕方でお願いしたいんですが、米側が独自に行った調査結果ということでよろしいんですか。私が間違えているなら間違えている年数を言ってください。
○齋藤勁君 そうすると、私は九六年と言っているんですけれども、九四年の間違いだということですか。九四年に米側が調査を行った結果ということですか。
○齋藤勁君 そのときの調査で略図みたいなものをいただいているんですが、いわば三角形のついた地帯が土壌汚染地域だというんですが、この三角形の地域以外も調査をして汚染地域が三角形で絞られたというふうに見てよろしいんですか。
○齋藤勁君 そうすると、今回日本側が、政府の方が予算を見込んでいる汚染土壌処理はその三角形の地区をやるのか、それ以外の地区もやるのか、さらには海水部分も今度の調査に含まれているのか、お伺いいたします。
○齋藤勁君 時間が来たので終わりますけれども、横須賀市、地元の方は、この汚染処理が適切に処理されないうちに十二号バースの延伸工事は行うべきでないということを表明しているというふうに思います。ぜひ今回の調査をすべて公表し、そして市民から不安を除去するための努力をしていただきたいとい...全文を見る
04月16日第142回国会 参議院 外交・防衛委員会 第10号
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○齋藤勁君 民主党・新緑風会の齋藤勁でございます。防衛庁設置法等の一部を改正する法律案につきまして何点か質疑をさせていただきたいと思いますが、法案の具体的な中身に触れる前に一点お尋ねをしたいことがございます。  それは昨日の新聞報道で、久間防衛庁長官が閣議後の記者会見で、いわゆ...全文を見る
○齋藤勁君 きょうは法案の質疑もございますし、有事法制の是非について論じるつもりはないんですが、いずれにしましても、最近いろいろ閣内不統一、閣内一致がやはり何か随分乱れているのではないかなという危惧もございまして、大変重要な問題です。私は、官房長官というのは、総理がもちろん最高責...全文を見る
○齋藤勁君 それでは引き続き質問をさせていただきますが、今回の法改正の中で、まず統合幕僚会議の機能の充実ということについて触れさせていただきたいと思います。  まず、今回の機能充実に至った前提、理由、これについて伺いたいと思います。
○齋藤勁君 ただいま理由についても伺ったんですが、今度、統合幕僚会議がいわゆる出動時以外も長官の補佐を行えるようにする、こういうことですが、現行でも不都合な点が特に何かあった事例があるんだろうかということ。それから文言で「大規模災害派遣等」と、「等」という文言があるんですが、この...全文を見る
○齋藤勁君 そうしますと、今答弁があったのは「大規模災害派遣等」の「等」の部分ということでよろしいですね。
○齋藤勁君 そうすると、これも報道だったんでしょうか、今回の統幕会議の機能の充実というのはいわゆるガイドラインの法整備に向けての一つの布石ではないかと、こういう指摘もあるんですが、そのことについてのお考え方を伺いたいと思います。
○齋藤勁君 いわゆる統合幕僚会議というのは制服の方々の組織だというふうに思うんですが、長官自身のシビリアンコントロールのもとでの補佐という関係ですね。私も、この統合幕僚会議の中身というのはまだ詳しく研究といいましょうか、それなりに理解を深めていない部分もあると思うんですけれども、...全文を見る
○齋藤勁君 それぞれの今の御説明、答弁ですと、いわゆるシビリアンコントロールのもとですべてこれからも行い得る、行っていくものだというふうに理解してよろしいですか。
○齋藤勁君 次に、外国人の教育訓練の受託に関する制度でございますが、これまでも外国人の教育訓練というのは行っていると思うんですけれども、我が国におけるこの実績について、国別人員というのは、国がたくさんあれば何ですけれども、この場で言えるような時間の範囲で、国とできれば人員の実績に...全文を見る
○齋藤勁君 今回、教育訓練の履修を支援するということで給付金の制度が盛り込まれているんですけれども、これはそれぞれ今実績を報告していただきましたが、相手国と申しましょうか相手側の国の方からそういう強い要望があったのかどうか。今度給付金を支給することに至ったきっかけですかね、原因、...全文を見る
○齋藤勁君 今回の法律が成立をして、具体的に国の数がふえたり人員がふえたりしていくということについては見込んでいるんでしょうか。
○齋藤勁君 三十三年以来、五百二十名、現在八カ国七十名ということですが、これは先ほどの教育訓練の理由なり、これからさらに給付金制度により定着をさせるということがねらいでしょうけれども、言ってみればアジア諸国が中心ですから、先ほど信頼醸成措置という長官と須藤先生とのやりとりが別な角...全文を見る
○齋藤勁君 この制度につきましては、先ほど私自身も位置づけをしていますので、ぜひまたより積極的な取り組みをお願いしたいというふうに思います。  次に、日米地位協定に関しまして、何点かお尋ねさせていただきたいと思います。  外務省お見えですね。新年度から日米安全保障条約課に、今...全文を見る
○齋藤勁君 そこで、今国会の中でも、衆議院の論議を伺った中で、幾つか日米地位協定に絡む見直しあるいは運用の改善等についてやりとりがされております。私も本会議の中で、全国の渉外関係主要都道府県知事連絡協議会から政府に対する要望の中で、運用等適切な見直しを行ってほしいということで本会...全文を見る
○齋藤勁君 そこが大事だと思うんです。私は、地位協定はさまざまな国内法除外というような規定がありますが、原則としては国内法遵守だと思うんです。  それで、しかしということでさまざまな除外規定があるんでしょうけれども、いずれにしましても、駐留の外国の軍隊というのは少なくとも国内法...全文を見る
○齋藤勁君 時間も来ましたので終わりますが、いずれにしましても、六〇年代に結ばれた地位協定で、その後いろいろ状況も違っておりますし、それからいわゆる空の部分でも非常に技術が向上していろいろ訓練の形態も変わっている。私は、運用も大切ですけれども、地位協定そのものについて、やっぱり現...全文を見る
05月21日第142回国会 参議院 外交・防衛委員会 第17号
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○齋藤勁君 民主党・新緑風会の齋藤勁でございます。  議題となっております条約等につきましては、後ほど触れさせていただきたいと思います。その前に、インドネシア情勢等もございますが、防衛庁長官に先にお伺いさせていただく件は、昨日も本会議で若干のやりとりもございましたけれども、いわ...全文を見る
○齋藤勁君 報じられております過大請求分として東洋通信機から八億七千四百万円を返納させたと、しかし、本来の返納額は約二十億円に上っていたんだということで、十億円減額の疑いがあると。このことについての事実認識ですね。これは防衛庁内部での調査もされていたわけでありますけれども、これは...全文を見る
○齋藤勁君 そうしますと、東京地検のいわゆる捜査というのは、十億円減額の疑いがある、こういうふうに報じられていることについて見ますと、今の長官なり局長のお話を聞いていますと、八億七千万を返納させたということについては、これは事実としてお話しになっていますが、十億円をさらに減額した...全文を見る
○齋藤勁君 別な報道では、九四年三月から六月にかけて、防衛庁の内部で特別チームを組んで過大請求額を調査し、返納額を決定したと。今の八億七千四百万だというふうに思うんです。このとき既にこの会社は約二十億円に上っていることが判明したんだけれども、この出てくる元幹部という副本部長は、そ...全文を見る
○齋藤勁君 この段階まで来てなかなか資料がないとか防衛庁はおっしゃいますけれども、少なくとも刑事事件に発展する見通しとなったということで、これは多くの国民が見ているわけでありまして、この東京地検の捜査にゆだねることなく、再度やはりきちんとあらゆる限りを尽くして、この元副本部長のこ...全文を見る
○齋藤勁君 このことは私が言うまでもなく、防衛庁は内部に特別チームをつくって調査をしてきたと。そして、これは前段は内部告発等があったということや、加えてまた会計検査院も調査に入っているんですね。ですから、国としてのさまざまな機関、あらゆる情報を通じて調査をしてこの八億七千四百万を...全文を見る
○齋藤勁君 インドネシアの情勢ですが、今大量の邦人が帰国をしているということであり、我が国に限らずそれぞれ脱出をしているわけですけれども、こういった動きとかインドネシア政局にどうこれから動きとなってあらわれていくのか、邦人の問題やそれから国内政局への見通し等についてどう見られてい...全文を見る
○齋藤勁君 今度の大統領退陣をどう見ていくかということになると思うんです。確かに国内の動きが大きなポイントになっているというふうに思いますけれども、これは報道にも出ていますが、この間アメリカの大使館の動きが非常に活発でインドネシア国内でも働きかけがあったと。これはどういう内容の働...全文を見る
○齋藤勁君 やっぱり報道にアメリカ大使館の動きというのが出ますと、私は、過去の世界各国のいろんな動きの中でアメリカが背景に動いているというのは、今外務省も幾つも事例を御承知だというふうに思います。  先日、我が外交・防衛委員会でも、カーター元大統領をお呼びしたときにやりとりを聞...全文を見る
○齋藤勁君 また改めてしかるべき時期にインドネシア問題についてはいろいろやりとりをさせていただきたいと思います。  略称、外国公務員に対する贈賄防止条約について一点お伺いさせていただきたいと思います。  資料と申しましょうか、今度の条約の中で「効力発生」というのがございます。...全文を見る
○齋藤勁君 加盟国の輸出額を見ますと、トップはアメリカになっているんですが、アメリカについては、今の御説明の中では国名は出てこなかったというふうに承ったのですけれども、アメリカの状況はいかがでしょうか。
○齋藤勁君 とりわけ本条約のスタートは、アメリカの方からいろいろ強い働きかけもあったというような経緯もあるというふうに思います。これは他国それぞれが条約を締結していくという動きがあるでしょうけれども、せっかく締結をしていくということならば、二カ国よりもさまざまな国が同じルールに基...全文を見る
○齋藤勁君 御案内のように、この賠償請求をされた二十人のほかに、何年か前に既に日本人の元従業員三人がやはり損害賠償請求をされまして、四年前後をかけて決着がついている。これは請求金額は支払われているわけですね。その後、三人のうち既に二人が死亡されている。今回の請求も、二十人のうち三...全文を見る
○齋藤勁君 時間ですので終わりたいと思いますが、ぜひ先ほど来申し上げているとおり、亡くなられた方、そして高齢の方がたくさんいらっしゃいますので、速やかな決着を強く求めさせていただきたいと思います。  加えて、冒頭の防衛庁長官に対します質疑、いわゆる東京地検が今捜査に入っていると...全文を見る
05月28日第142回国会 参議院 外交・防衛委員会 第18号
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○齋藤勁君 民主党・新緑風会の齋藤勁でございます。  角田議員のPKO法の改正に引き続きと思いましたが、時間の配分もございますので、後ほどまたさせていただくことにして、先ほどのパキスタンの核実験の非常に気になる動きがございます。  昨日、総理がパキスタンの首相と電話で会談をさ...全文を見る
○齋藤勁君 須田審議官が米国と協議というお話でございますが、具体的にはどのような内容が米国との協議になりますか。
○齋藤勁君 別な報道ですと、アメリカがパキスタンの方に対しまして、いわゆるF16戦闘機の引き渡し提案、核実験の断念を促すためのそういう動き、あるいはもう一つは核の傘案、これについても提起をしている、こういうことがございました。これはアメリカの動きでございます。  一方で、過日、...全文を見る
○齋藤勁君 過日のインドの核実験でございますけれども、これはアメリカ自身もみずから認めていますように、情報の収集、察知について非常に怠ったということがございます。今回の場合は、パキスタン国内のインドの核実験に対しての動き、これまでの歴史的経緯でそれなりに敏感にアメリカも対応してき...全文を見る
○齋藤勁君 インドそしてパキスタンの大変気になる動き、危険な動きがございます。いずれにしましても、新たな核実験に口実を与えちゃいけないわけです。  ですから、すべての国が核廃絶に真剣に取り組む。アメリカに行ってパキスタンの実験を何としても思いとどまらせるという動きの中で、アメリ...全文を見る
○齋藤勁君 だから、私はそのことが、後段の御答弁の組織的な、いわゆる集団ですよ、チーム、グループ、いろんな言い方がありますけれども、ばらばらになっちゃったらいろいろな出来事が起きるだろうからということで、集団的な行為あるいは組織的な行動じゃないんですかというふうに言っているんです...全文を見る
○齋藤勁君 これはもういわゆる憲法で禁止されている武力行使に当たるかどうかということがずっと議論のベースになっている。これは言うまでもないと思うんです。これは区別されているんですね。長官もずっと答弁で、いわゆる憲法で禁止されている武力行使に当たるというふうには考えていないんだと。...全文を見る
○齋藤勁君 いや、そういうふうに思って御説明をしているだけであって、そうじゃないんではないんですかと、幾らお話ししてもそういう御説明というのは無理がありますよというふうに私は申し上げているつもりなんです。  今回の改正の経緯として、PKOの部隊がいろいろ出かけられて、帰ってきて...全文を見る
○齋藤勁君 衆議院でも我が党の議員がこの質問をしてもいつも同じ御答弁しかないんです。ですから、憲法に抵触しない、憲法で言う武力の行使と、極めて平行線であるということを言わざるを得ないんです。多分、きょうこれをずっとやっていても同じ御答弁しか出ないのじゃないかというふうに思います。...全文を見る
○齋藤勁君 準備行為という文言がなくても、百条の八でそういうふうに類推して解釈をするということですか。
○齋藤勁君 自衛隊法百条の八、これを読むと時間がもったいないですけれども、派遣することができると。これは前段行為でしょう、いわゆる準備行為ですから、そのことは百条の八には記されていないわけですよ、今度のことに関しては。ですから、私は根拠について不明確ではないですかあいまいではない...全文を見る
○齋藤勁君 あいまいだから今すぐ改正をしろということを言っているんじゃなくて、幾つか私も思いがあるんです。今回の場合でいえば、邦人救出にもっとチャーター便なり民間機なりいろいろ手配をきちんと前からしてやるべきであったということが基本にございます。今なお私の知り合いも、今回の邦人救...全文を見る
○齋藤勁君 実際、日本からシンガポールに待機させたわけでしょう。出動させたわけですよ。国内でいろんな機の点検とか何かやっているわけじゃないですよ、実際もう出ているわけですから。
○齋藤勁君 時間ですので終わりますが、いずれにしろ私は、準備行為ということ自体が自衛隊法で言う百条の八、これでは明確になっていないということについて指摘をさせていただきまして、時間が来ましたので終わりたいと思います。
06月18日第142回国会 参議院 議院運営委員会 第36号
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○齋藤勁君 私は、自由民主党、民主党・新緑風会、公明、社会民主党・護憲連合、日本共産党及び自由党を代表して、議院における証人の宣誓及び証言等に関する法律の一部を改正する法律案に対し修正の動議を提出いたします。その内容は、お手元に配付されております案文のとおりであります。  その...全文を見る
09月10日第143回国会 参議院 外交・防衛委員会 第4号
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○齋藤勁君 民主党・新緑風会の齋藤勁でございます。  法務省お見えでございますか。  最初に、この防衛庁の調達実施本部をめぐる背任事件について、この被疑事実の要旨について法務省から御説明いただきたいと思います。
○齋藤勁君 ただいまの御説明の中で、これは刑法二百四十七条の背任罪で逮捕されたということの中での今回の被疑事実について御説明があったと思うんですが、公務員の背任罪適用をめぐりまして過去いろいろ歴史があるように私も拝見しているところです。  そこで、この背任罪ということで、「自己...全文を見る
○齋藤勁君 刑事局長には衆議院の方の委員会があるという中でいろいろ御都合をつけて出席をしていただいたんですが、なお捜査中であり、今後のいろいろ捜査の進展もあろうと思うんです。これは私も今回の事件、まだほんの一角しか分析をしておりませんが、この背任罪ということをめぐり、これまでも逮...全文を見る
○齋藤勁君 刑事局長、結構です。  防衛庁長官に以下お伺いいたしますけれども、今回、上野憲一そして諸冨増夫、元防衛庁幹部がそれぞれ逮捕されました。とりわけ私自身、諸冨前長官については旧内閣委員会でも質疑をし、沖縄問題でもさまざま論戦をした、ついきのうのように記憶に残っていまして...全文を見る
○齋藤勁君 ことしの百四十二回国会、さきの通常国会ですが、本院の外交・防衛委員会で及川さんの前の装備局長、鴇田さんが、東通の減額報道について、この時点まで、いわゆる現時点までの調査では八億七千万という金額は適切なものであったのではないかという認識を持っていると。五月二十一日の外交...全文を見る
○齋藤勁君 これ大変な問題なんですね、実は。ここの事実認識がどう立つかによって、これからの防衛庁のあり方、国民に対する姿勢、全部違っちゃうんですよ。ここがスタートだと思うんですよ。  何で外交・防衛委員会をこのときやったかというのは、既に報道でこの概要が明らかになっているからる...全文を見る
○齋藤勁君 上野氏が逮捕され、そして諸冨氏が逮捕され、それぞれ防衛庁が三日付、四日付でコメントを出していますね。全文は省略をいたしますが、とりわけ、元副本部長が背任容疑で逮捕されたときに、「当庁が司法当局による強制捜査の対象となるという事態が生起したことは誠に遺憾であります。」と...全文を見る
○齋藤勁君 長官に大変恐縮な質問だったのかもわかりませんが、役所というのは遺憾という言葉をよく使うんですね。たびたび、いろいろの質疑でもこのことは例示を出されますが、悔しいとか心残りだとか気の毒だとか、こんなことが辞書では出てくるというふうに思うんです。率直に今、反省という言葉が...全文を見る
○齋藤勁君 御答弁いただいているんですが、私は率直に言って答弁になっていないと思うんですね。  国民に対して疑問になっていることが答えられていないということを言わざるを得ないですね。地検と防衛庁にやりとりがあったはずですよ。それはやっぱり明らかにした方がいいんじゃないですか、き...全文を見る
○齋藤勁君 私の持ち時間がなくなったので、また別な機会にしたいと思いますが、大変不十分、不十分過ぎるなんという言葉はないんですが、大変不明朗である、このことを言わざるを得ません。  それから、先ほど天下りの問題が出ましたけれども、朝刊のコメントにもありますが、これも会社は天下り...全文を見る
09月17日第143回国会 参議院 外交・防衛委員会 第5号
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○齋藤勁君 民主党・新緑風会の齋藤勁でございます。防衛庁の調達実施本部の問題につきまして幾つかたださせていただきたいと思います。  先週の外交・防衛委員会でも質問をさせていただきましたけれども、その後、報道を見れば見るほど、一体どうなっているんだ防衛庁は、政府は一体何をしている...全文を見る
○齋藤勁君 そうすると長官、報道は一紙だけでなく幾つか更迭という見出しが載っているけれども、今日まで政府として秋山事務次官の更迭について検討したこともないし結論も出していないということで、再度お尋ねいたしますが、そういうことですか。
○齋藤勁君 私は、個人的に秋山事務次官の資質云々ということを申し上げるのではなく、事務方のトップとして今日まで仕事をされてきた者として、今日まその一連の調本問題の流れを見てきて、そのトップにあるリーダーとして、こういうような状況が起きたということについて直ちにその責任を国民の前に...全文を見る
○齋藤勁君 今度の問題は、過去に企業ぐるみとかいろんな事件があり、企業ぐるみではないんだ、あれは個人ぐるみだなんという笑い話のような、そんな事件もございましたが、今回は、防衛庁すべてとはなかなか言い切れませんが、少なくとも中枢をも巻き込んだ大変な事件だというふうに思います。本外交...全文を見る
○齋藤勁君 長官、きょうの報告にもございますが、昨年九月、本年五月における「関係書類の組織的な大量焼却・処分」あるいは「八月から九月初めの時期における関係書類の執務室以外での保管等」「現在事実の解明を急いでいる」と、こういう報告がございました。これはそんなに時間がかかることですか...全文を見る
○齋藤勁君 この四社事案関連文書の管理実態に関する調査委員会というのは、これはどういうメンバーですか。どういうポジションの方々が入っているんですか。先ほどの秋山事務次官、これはよしあしは別としましてまた指摘しますが、調査委員会はどういう構成になっていますか。
○齋藤勁君 その方たちは、過去の人事の経歴の中でいわゆる調本に携わってはいないんですか。調達本部に携わった方は含まれておりませんか、一切。
○齋藤勁君 私は、今回、政府全体の危機意識が全く感じられないですね。委員長を事務次官とする。報道ではもう更迭だと。それで長官は、究明に向けてがんばれという党内のいろいろな声があるということをきょう御披瀝いただいているんじゃないかと思うんですけれども、少なくともこれまでの長い間、こ...全文を見る
○齋藤勁君 長官、説明を国民が聞いていても納得しないですよ、事務次官は今度の流れの中でずっとトップでやってきたわけですから。  その人が調査委員会のトップに立つということについて、それはまじめにやるかもわからない。しかしそれはその任から外してあげるというのがこれは普通、組織のあ...全文を見る
○齋藤勁君 事件の解明に先頭に立って当たるという長官の答弁として、甚だもう心もとないですよ、本当に。今こういう機会に、可能な限りわかっていることを通じて公式な場で明らかにするということが政府の姿勢ですよ、長官、トップとしての。やはりそういう姿勢がなければ、まだ何かあるんじゃないか...全文を見る
○齋藤勁君 そうですか。  もう一つ、この上申書とまた別に、「自己弁護の内部文書」、起訴の裁量、これがあれば検察も背任、報告済み、これは会計検査院も同罪だ、薬なら原価の百倍だとか、何かいろいろ出てきていますね。これはいわゆる証拠隠し疑惑とともに、常識外れな対応ということで、防衛...全文を見る
○齋藤勁君 防衛庁ですね。これはなおさら、先ほどの理事会での対応につきましても、防衛庁としての公式な書類ですので、そういう意味での扱いをお願いいたします。  これは十六日付の読売新聞ですけれども、「自己弁護の内部文書」、これもあるんですか、防衛の中に。
○齋藤勁君 この内部文書は、「仮に今回の事案が背任行為というなら次の行為も背任となる」ということで、「検察の裁量で起訴不起訴を決められる「起訴便宜主義」」、「(検察には)便宜主義で起訴見送りの制度があるが、この制度自体も背任に当たるのではないか」と、こういうことが内部文書に書いて...全文を見る
○齋藤勁君 長官、それが遠いところに離れていて究明をするというのなら別でしょうけれども、すぐそばにあるんでしょう、建物の中に。どの書類がどうしたかということについて、焼却したかどうかというようなそんないいかげんな話はないわけでありまして、公文書を意図してもし焼却したり廃棄をしたと...全文を見る
○齋藤勁君 それは長官、決意はたびたび言われていますし、ここに文章が書いてありますから、これはもうそれはそのとおり聞いていますよ。今までの流れで信用できないからですよ。それから、防衛庁の自浄能力といっても、防衛庁内部の職員によって委員会をつくったって、またそれはというクエスチョン...全文を見る
○齋藤勁君 冒頭このことを私は取り上げさせていただいたときに、我が党はこのことは外交・防衛委員会でも引き続き究明させていただくと。しかし、一防衛庁だけではなく、一内閣全体、一政府、一国家の問題、大変な問題であるという認識をさせていただきまして、総理も出席していただく予算委員会等で...全文を見る
○齋藤勁君 これは、何でそうした時効がこれから三年になるんですか。私は、基本的に時効を適用するのが問題だということを言いながら、時効の起算点問題、じん肺裁判の判決では不法行為の短期消滅時効三年援用を乱用とし、債務不履行の十年の時効を慎重に援用しているというのがこの間の全体的な法の...全文を見る
09月25日第143回国会 参議院 本会議 第10号
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○齋藤勁君 私は、ただいまの小渕総理の国際連合第五十三回総会及び日米首脳会談出席等に関する報告について、民主党・新緑風会を代表して質問をいたします。  今回行われた小渕総理就任以来初の日米首脳会談は、世界じゅうの人々やマーケットから注目をされていましたが、米国の新聞の論調は、来...全文を見る
10月01日第143回国会 参議院 外交・防衛委員会 第7号
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○齋藤勁君 最初に、両大臣いらっしゃるんで、2プラス2の話も出たんで、具体的な中身に入る前に今回の防衛庁の調達実施本部をめぐる背任事件なんですが、とりわけアメリカに行かれたときに、アメリカ側からこの事件、調達実施本部にかかわる背任事件について、提起をされたとか、話題になったとか、...全文を見る
○齋藤勁君 日本側から説明することもしなかったと。
○齋藤勁君 後ほど幾つか整理しながら究明していきますが、今回の事件というのは単に防衛庁の調達本部だけの問題ではない、既に防衛庁総体のものであり、そして総理大臣も徹底究明ということを言ってあるわけであり、自衛隊の隊員の士気とか再就職の問題だけでなく、大変大きなこれは防衛全体の問題に...全文を見る
○齋藤勁君 今のやりとりの中ではそういう認識であったし、今も認識であるということでしか受けとめられないということで、引き続き私の方はそういう認識で今も長官は当たられているのかなということしかないんで残念に思いますが、幾つかここ最近になりまして政府の皆さん方の方が、先ほどの吉村委員...全文を見る
○齋藤勁君 となると、防衛庁は起訴された時点で、防衛庁の考え方と違ったということで防衛庁の考え方について改めたと。これは起訴されたわけで、これからいわゆる裁判、訴訟の段階へ入っていくと思うんですが、起訴された時点で防衛庁の考え方は間違っていたんだということなんですか。
○齋藤勁君 そうすると、起訴された事実と、当時の幹部の発言によってというのが二つ目ですね、今の長官の御説明ですと。その当時の幹部というのは、今逮捕されている幹部が事情聴取の中で明らかにしたということが報道あるいは別なルートを通じてわかったということ、いや、そうではなく当時の、何年...全文を見る
○齋藤勁君 もう少し具体的に言っていただきたいと思うんです。このことは、長い間の調査をめぐって防衛庁の方が返還を求めた、そしてそれなりに解決を役所レベルではしていた。ところが、そうではないというような流れの中で、しかもことし七月にはいわゆる上申書というものが前防衛庁長官久間さんの...全文を見る
○齋藤勁君 上申書の考え方が起訴された事実とそして当時の幹部からの説明により間違っていたということをお認めになり、そしてこの間も防衛庁の方からは記者会見やあるいは衆参の委員会の中でこの上申書については間違っていた、そして地検に対して撤回をしていくということを公式発言していますけれ...全文を見る
○齋藤勁君 上申書の撤回、間違っていた、撤回をしたという事実の受けとめ方というのは、長官どのように受けとめられますか。
○齋藤勁君 長官、今度の上申書の適切でなかった、配慮に欠けていた、撤回していく、間違っていたということについての方向転換というのは大変重大な問題だと私は思うんです。国務大臣久間さんの名前で七月十四日ですか、出されたということも明らかになっています。そうですね、上申書ですよ。
○齋藤勁君 防衛庁として出したと、当時の防衛庁長官は久間さんであったということであります。防衛庁として出したと、でも防衛庁の責任者は久間大臣だということはこれまた事実である。そして、今の橋本政権にかわる小渕内閣が七月三十日に発足をされて、今両大臣も御活躍されておりますけれども、こ...全文を見る
○齋藤勁君 事の重要性についていまいち、重大な問題であるという認識が若干欠けているんじゃないかということを私は思わざるを得ないですね。少なくとも、七月三十日に防衛庁長官に就任されまして、上申書については見ていると。そして、今日まで国会の中でのやりとりもあったわけでありまして、これ...全文を見る
○齋藤勁君 防衛庁は防衛庁で積算をして、そしてその決定に当たっては法務当局と相談するということですか。
○齋藤勁君 それは法務当局からもそういう何か指示はあるんですか。
○齋藤勁君 私は不勉強でよくわからない部分もあるんですけれども、訴訟手続上これはすべて確定しているわけではないですね、このことについては。背任容疑で逮捕されて、捜査もされて、そして起訴されたということ、そういう過程の中でのことが、金額を防衛庁と法務当局で相談し合って決定していくと...全文を見る
○齋藤勁君 考え方が間違っていたということになれば、防衛庁自身が主体的に金額を算定して、そして防衛庁自身が決定して請求していくということじゃないんですか。訴訟とは何か別の問題じゃないんですか、この訴訟上の問題とは。
○齋藤勁君 このやりとりを聞いていると、もう何か法務省から全部コントロールされてやった方がいいんじゃないかというふうに思ってしまうような、質疑を聞いていますと、防衛庁の主体性はどうも見失っているというふうにしか見受けられないですね。  私は、何も上申書をずっとかたくなに、そのこ...全文を見る
○齋藤勁君 適切なものじゃなかったとか、そういう表現で私もずっとやりとりしておりますが、たくさんあるんでしょう上申書の中身というのは。間違いであったということを認めているわけですが、主にどういう点が間違いだったんだということを少し、上申書を資料でということで出したんだけれども残念...全文を見る
○齋藤勁君 今回の東通以外も三社あるいは四社以外もございますね、そして新聞にたびたび報道されている会社以外にもさまざまな会社と契約をされていると思うんですけれども、防衛庁としては今回の考え方の方向転換によってあらゆる契約について見直しをするというそういうスタンスに立たれるんですか...全文を見る
○齋藤勁君 長官、改めてお尋ねしますけれども、今度の上申書が間違っていたということに関して、いわゆる防衛庁の考え方が全面的に改まったんですが、責任問題についてはどういうふうに認識をされていますか。
○齋藤勁君 長官の最高責任者としての言葉はもう一、二点あってもよろしいんじゃないんですか、責任問題について。今度の上申書問題というのはもう根本的に流れが変わったわけですよ、流れが。  上野氏とか諸冨氏とか、これはまた天下り問題だとかいろいろありますね、背任に至った、もう一つの背...全文を見る
○齋藤勁君 この前までの質疑と同じですよ。配慮に欠けていたとか遺憾だとかいう言葉について。これから同僚議員の質疑もあるだろうし、きょう衆議院の予算委員会でもこのことがあるんでしょうけれども、今私たちに語っている言葉というのは国民、納税者に対して話している言葉ですから、そういう言葉...全文を見る
○齋藤勁君 防衛庁が考え方を改めたということについては、内閣あるいは閣議とか総理とか官房長官、それらにはお伝えをしてあるんですか、説明をされているんですか。
○齋藤勁君 そのときはどういう内容だったんですか、やりとりは。ただ伝えたということでしょうか。
○齋藤勁君 ちょっと違う角度からお尋ねさせていただくんですが、過日の十日付で防衛庁長官が私どもの委員会に報告した中で、「日本航空電子工業株式会社との契約において工数計算に問題があることを発見いたしました。」「平成四年度分から調査を進めているところでありますが、関係省庁とも連絡を取...全文を見る
○齋藤勁君 日本航空電子工業については、既に幾つかの調査のうち確定をして返還を求める金額はありませんか、その部分について。あるんじゃないですか。
○齋藤勁君 約十億円と言ったんですか。
○齋藤勁君 今、調査をされているのはそれにとどまらないということで、どういう対象の契約であり、そしてこれは遡及できるのは五年間ですか、五年間遡及できるということになりますが、いつ確定する見込みなのか、他の部分についても。それらの内容について、今の状況についてお尋ねいたします。
○齋藤勁君 これは、会社側の方はこの間のやりとりの中で主張している点があるんですか。
○齋藤勁君 私どもは細部は本当にわからないわけでありまして、この間の報道というのはある意味では非常にショッキングに入ってくるわけであります。十億円という金額について目にする報道と、さらに過大請求というのが百億ほどに上っていくんだと、こういうこの会社に対してあるわけでありまして、今...全文を見る
○齋藤勁君 これらは法務、検察、地検の、いわゆる捜査も当然並行してされているのでしょうけれども、地検の捜査を待ってということではなくて、みずから防衛庁内部として契約した分について自浄能力と申しましょうか自助努力で明らかにしていくという姿勢はおありですね。
○齋藤勁君 先ほどの日本航空電子の、いわゆる返納させていくということについては今後実務的に進めていくのでしょうけれども、例の証拠隠滅問題なんですけれども、その後幾つか明らかになっていくんですが、日本航空電子の資料も別の契約伝票も別の場所に運び込んだというような、そんな報道もされて...全文を見る
○齋藤勁君 長官、この間の報道とそれから質疑の中で明らかになっているんですが、いわゆる大量に、組織的に証拠隠滅が図られたということで、報道されたようなことが何回あって、そしてそれがいつの時期を対象にして今調査をされているのか、ちょっと具体的に事実を教えてくれますか。
○齋藤勁君 九月二十六日のある報道によりますと、何か青山墓地でこっそり積みかえた、こういう報道が出まして、まあ何たることかと思ったんですが、例えばこういうことはすぐ調べて、そういうことの事実があったかどうかというのはわかっているんですか。
○齋藤勁君 大変いろいろ手の込んだことをされているなということしか、さまざま不愉快な気持ちはありますけれども、語るのにも何も言葉が出てこないほどです。  今回、前半の質疑の中で私は上申書を中心にやりとりをさせていただきまして、長官の責任問題について申しわけないという言葉を発言さ...全文を見る
10月09日第143回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第8号
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○齋藤勁君 民主党・新緑風会の齋藤勁でございます。  経済再生に向けて、再生内閣、小渕内閣、小渕総理大臣を迎えての質問でございます。私と関連の簗瀬議員、あわせて民主党・新緑風会をそれぞれ代表いたしまして幾つか質問をさせていただきたいというふうに思います。  総理、大変恐縮でご...全文を見る
○齋藤勁君 今も御答弁ございましたけれども、総理がいわゆる民間企業を、金融機関を官邸に呼び、合併についてのそういった話し合いをされたと。今回、それでは住信の社長さんからきのうの記者会見の前に総理にこういう会見をしますというようなことは何か御報告なり説明がございましたですか。
○齋藤勁君 住信・長銀合併問題をやりますと長くなりますので、次に、いわゆる経済・金融問題は日本、アジアあるいは世界を取り巻く暗雲、そしてまた暗雲の中に光明を見出さなきゃならないということで、私たちは大変大きな課題をしょっていますが、もう一つ我が国にとりまして、数日来と申しましょう...全文を見る
○齋藤勁君 今回の事件はまさに前代未聞であり、国家の防衛をつかさどる防衛庁として私はいささかというよりも危機感が欠如しているのではないか、緊張感がないのではないか。加えて、国民の大切な血税をいわゆる裁量によって少なくして会社の方に水増し請求ということが起きているわけですけれども、...全文を見る
○齋藤勁君 その場合、私は、事件の徹底究明と、そして責任の問題があると思うんですね。  国防の最高責任者は総理であることは言うまでもないと思うんですが、今回の事件が起きる相当前から長い間報道されております。特に私は大変問題だなと思いましたのは、七月十四日だと思いますけれども、防...全文を見る
○齋藤勁君 総理がそういうお考えですから、私どもは任命権者でもありませんし、国民の声を代弁して主張しているつもりでございますので、すれ違いがあろうと思います。  あえて私がきょうこの金融問題・経済活性化特別委員会で話をさせていただいていますのは、金融、財政が今日までさまざまな問...全文を見る
○齋藤勁君 そこで、地方六団体初め、減税、そして地方財政の影響ということで、大変深刻に今県民も受けとめながら今度の税制改正に向けていろんな取り組みをしているわけでございますが、自治大臣、引き続き、いわゆる法人事業税ですけれども、これは外形標準課税をするというような検討、これは地方...全文を見る
○齋藤勁君 時間の関係で、ちょっとまた整理させて伺わせていただきますが、先ほど地方六団体の話をさせていただきました。小渕総理が八月七日、所信表明で、望ましい税制の構築に向けてというようなくだりの中で、「六兆円を相当程度上回る恒久的な減税を実施」ということを表明されています。  ...全文を見る
○齋藤勁君 ぜひ自治大臣と詰めた議論をしていただきまして、地方が、これは地方といっても国と地方は同じ国民ですから、ただ地方自治体の財政が非常に今逼迫をしているということで、これから地方自治体も予算査定、予算の作業に入っていくわけですが、早く国の方針が出されることを期待します。 ...全文を見る
○齋藤勁君 地方分権は財源を伴ってのということを再度訴えさせていただきまして、地方自治体が安心して、また市民が安心して生活できるような、そんな政府としての取り組みを強く求めたいと思います。  私自身の持ち時間がもうあとわずかになりました。財政と金融の分離について幾つかたださせて...全文を見る
○齋藤勁君 私の質問を終わります。
10月15日第143回国会 参議院 外交・防衛委員会 第9号
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○齋藤勁君 たびたび私は調本問題を質疑してまいりまして、中間報告が出たということできようは柳田理事に今日時点での長官の考え方をたださせていただきました。それ以外の問題についてやるつもりでございましたけれども、一点だけ長官にお尋ねします。  この中間報告が出された時点で、今防衛庁...全文を見る
○齋藤勁君 持ち時間がたっぷりあるときにやりたいんですけれども、ないので、答弁はいいです。  きょうの報告の中でいろいろ疑義の点がたくさんあるんですけれども、中間報告ですら、五番に「四社事案関連資料の処分を行ったとの聞き取り結果は得られておりません。」と、ここじゃない、失礼しま...全文を見る
○齋藤勁君 現時点では、汚染防止対策の工事等について、どういう段階ですか。
○齋藤勁君 米側の調査でも日本側の調査でもこの原因がはっきりと特定されていません。今後、日本側としては、この原因について徹底的に明らかにしていくという姿勢と、その調査をしていくのかどうか、御答弁いただきたいと思います。
○齋藤勁君 汚染物質が検出されて、それがどこから出されたのかというような、物質の対象によって、完全な究明は別にしても、どこから出てきたんだということについては明らかになるのではないかというふうに思います。したがって、徹底的に私は原因の究明を求めたいと思います。  ここは、確かに...全文を見る
○齋藤勁君 今回の調査の中で、砒素が検出をされています。砒素はこの検出の分析の中では自然界から出てきたものではないかという、そんな指摘もありますが、仮に自然界だとしたら、今後確かにバースの延長工事が三年延びたとしても、海上に約三百本のくいを打ち込む予定があると思います。そうすると...全文を見る
10月16日第143回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第11号
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○齋藤勁君 おはようございます。民主党・新緑風会の齋藤でございます。  今、市場の話が出ました。大臣、我が国の経済が深刻な不況の中で、私たちの国会での動きというのが市場にどう影響を与えるかということについて、日々それぞれ関心を持って取り組んでいることはだれも異存がないというふう...全文を見る
○齋藤勁君 ありがとうございます。  次の質問は、大蔵大臣に御答弁いただくか金融監督庁に御答弁いただくか、ぜひ聞いていただきましてそれぞれ御判断いただきまして答弁いただきたいと思うんです。  これからどう運営をされていくかという大臣の答弁でございますけれども、過日、十月一日に...全文を見る
○齋藤勁君 ぜひ覚書を履行していただきたいというふうに思います。  さて、そこで、この臨時国会の中でも長銀と住信の合併問題というのがずっと議論になりました。これはこれからもずっと続いていくというふうに思いますけれども、例えばこのことについては、総理官邸での私企業に対する、大蔵大...全文を見る
○齋藤勁君 金融監督庁としては、今度のいわゆる一時国有化についての長銀からの働きかけというんでしょうか、事前の申請に当たっての相談とか協議というのはまだ今されていない、長銀側があくまでもされているということで、監督庁自身はないということですか。
○齋藤勁君 本特別委員会には長銀問題等をいろいろ検討し解明する小委員会が設置をされておりまして、残念ながら今日まで審議の関係で開催をされておりません。既に特別委員会理事会でも、今後、閉会になってもこの特別委員会なり小委員会を活発化していくかということについて協議をされておりますの...全文を見る
○齋藤勁君 私も、この答申は本当に十年前の答申とは思えないほど、答申の提言がとにかく早期に生かされていたら、今日の金融混乱の多くの部分というのは回避されていたのではないかというふうに思っております。  言ってみれば、金融業界、民間金融機関の執拗な抵抗というのを、今大臣もお述べに...全文を見る
12月11日第144回国会 参議院 外交・防衛委員会 第2号
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○齋藤勁君 ただいまの質疑を伺ってみても、過日発表されました報告が最終報告なのかと。最終報告なんですか、長官。最終報告だというふうに受けとめられないんではないですか、今の率直な気持ちとして。いかがですか。
○齋藤勁君 長官、私は今そちらの答弁席にいらっしゃる方々、こうしてきょう委員会にお呼びしているわけですけれども、この問題は額賀前長官、そしてその前の久間長官からずっとやりとりさせていただいていますが、メンバー変わった方々には、多分おれたちのいた時代じゃないんだという思いがあるかも...全文を見る
○齋藤勁君 今の答弁は、この報告書の中身にすべて網羅されていて、かかわったそれぞれの三幕の監部のいわゆる職員等を処分することを年内に行うという、こういう理解でいいんですか。この報告書の中に、それらについては、きょうの新聞報道等についても織り込まれているんだということなんですか。そ...全文を見る
○齋藤勁君 そうすると長官、今ここに報じられている「百人前後を処分」ということについて、防衛庁の内部調査の結果、そういう方針を出したということは事実ではないということですか。
○齋藤勁君 そうしたらこれは大変な報道ですよ、長官。お読みになっているでしょう、今お手元に持っているのを。大変な報道ですよ、これは、防衛庁に対する。これは誤報ですね、そうすると。新聞社に対して抗議するんですか。
○齋藤勁君 人数とか数字は多少これはあるかもわからない。だからここに書かれている数字は別にして、年内に調査結果と処分を公表するという、そういった今取り組みをしているわけではないということですか。改めて伺います。
○齋藤勁君 ここに書いてある、抗議をしなさいとかということを私、別に要求するわけじゃないんですけれども、事実でないんだったら大変なことですよということを言っているわけで、数字がそうじゃなかったら、数字はそうじゃないけれども全体的な流れはそうですと答弁してくださいよ。
○齋藤勁君 じゃ、大筋はこの新聞に書かれていることと同じことじゃないですか、長官の言われていることは。年内に全部明らかにして、調査結果と処分を明らかにするということなんでしょう。数字は今確定をしないけれども、ということじゃないですか。
○齋藤勁君 処分も公表するんですか。
○齋藤勁君 だから、最終報告じゃないということなんですよ、率直に。  それから、額賀前長官がみずから、案として報告案が出たときにいろいろ手直しをされたということも幾つかの報道でされていますし、記者会見でも言われているというようなことを私も聞いています。この「前言」あるいは「総括...全文を見る
○齋藤勁君 これは、引き継ぎ引き継ぎで大臣も来られるわけですけれども、今の長官の気持ちはやはり最終報告を出したと。そして、私の冒頭の質問の中でいわゆる資料移動にかかわって今再度調査をして処分についても検討をしているということで、これからまだまだ事件の全容解明をしていく、文字どおり...全文を見る
○齋藤勁君 この報告書の中で「地検の資料提出要請への対応」ということで、「昨年十一月中旬、地検から原価管理課に対し、四社事案関連資料のうち、標準個別経費率ファイルの任意提出を要請してきた。」、以下省略しますが、「全ての資料を提出するよう地検から要請があったにもかかわらず、これを提...全文を見る
○齋藤勁君 この報告書の中で、最初のその資料を抜き取って、今その原価管理課長の処分を伺いましたけれども、「原価管理課長の了解の下、」というふうな記述をしてあるんですが、これは原価管理課長の指示のもとではないんですか。  この報告書ですと、職員が地検から文書なり口頭で、口頭という...全文を見る
○齋藤勁君 一番最初から、最終報告ではないのではないかというやりとりをずっとさせてもらっているんですけれども、この報告書もいろいろ練りに練ったんでしょうけれども、どうも地検からの資料提出要請に対する役所の流れ等が不正確ではないかというふうに思います。  この表現というのは、地検...全文を見る
○齋藤勁君 終わります。