斎藤文夫

さいとうふみお



当選回数回

斎藤文夫の1989年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月08日第114回国会 参議院 国民生活に関する調査会 第2号
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○斎藤文夫君 自民党の斎藤文夫でございます。  先ほど来お二人の大変参考になるお話を拝聴させていただきまして、まことに得るところ大でございました。  それでは、まず錦織参考人にお尋ねを一、二させていただきます。  我々地域におきましても、中央会が中小零細企業の指導、育成、と...全文を見る
○斎藤文夫君 もう一つお尋ねいたします。  ヨーロッパ等々に行きますと、土曜、日曜小売店はクローズしている。随分買い物客から見れば不便だなと。ましてや旅行客から見ればまことに土曜、日曜は史跡めぐり以外にない、こういう経験を皆さんよくされると思うんです。日本で土曜、日曜は小売商人...全文を見る
○斎藤文夫君 ヨーロッパはもっとも宗教的に日曜日働くのは罪悪というところから始まっていますから、大分日本とは歴史的に違うものですからよくわかります。  そこで、春山参考人にお尋ねをいたしたいと思っております。  先ほど来欧米との格差でもう我々もうなっておるところでございます。...全文を見る
○斎藤文夫君 ありがとうございました。  もう時間がありませんので、ただ一つ訂正を。私の西ドイツの二十七度、暑くなったらというのは、実は事務所の出来事でございまして、ちょっとまたいずれか御調査をしていただければありがたいと思います。  大変ありがとうございました。
03月29日第114回国会 参議院 大蔵委員会 第5号
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○斎藤文夫君 私は、自由民主党を代表して、租税特別措置法の一部を改正する法律案に対し賛成討論を行うものであります。  申すまでもなく、我が党は昨年、国民の期待にこたえるべく税制の抜本的改革を実現したところであります。これにより、高齢化社会の到来や経済の国際化に即応し、長寿福祉社...全文を見る
04月06日第114回国会 参議院 大蔵委員会 第7号
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○斎藤文夫君 私は、自由民主党を代表して、ただいま議題となりました国の補助金等の整理及び合理化並びに臨時特例等に関する法律案に対し、賛成討論を行うものであります。  御承知のとおり、高齢化、国際化時代を迎え、さまざまな社会変化、行政ニーズの多様化、多量化に対応できる足腰の強い財...全文を見る
06月21日第114回国会 参議院 大蔵委員会 第10号
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○斎藤文夫君 私は、自由民主党を代表して、ただいま議題となっております平成元年度の財政運営に必要な財源の確保を図るための特別措置に関する法律案に対し賛成の討論を行うものであります。  思えば昭和五十年度補正予算で、二兆円を超す特例公債を発行して以来、年々発行規模が拡大し、五十四...全文を見る
10月31日第116回国会 参議院 外交・総合安全保障に関する調査会 第1号
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○斎藤文夫君 時間が非常に制約されておりますので不十分でございますが、思うままにひとつお話をさせていただきたいと思います。  ただいま下稲葉団長から御報告がございましたように、大変ハードスケジュールの中、我々団員、朝から夜まで一生懸命勉強させていただき、お互い考え方を超えながら...全文を見る
○斎藤文夫君 実は、スウェーデンのSIPRIに行きましたときに、軍縮の手だてということで先方の一方的なお話を聞かせていただいたんですが、その中でもやっぱり本当の軍縮というものは検証をどうするかだということなんです。ソ連は、我々が得た印象では、もう核壊します、ミサイル壊しました、ど...全文を見る
○斎藤文夫君 ちょっと田先生の質問で……
○斎藤文夫君 簡単にお答えします。  最初の北方領土の問題、相手が冷たいのはこっちにもそれなりの理由がある、そのとおりだと思います。なるがゆえに、先ほどお話ししたように、軍拡というのはお互いが、自分は平和勢力だよ、侵略はしないよと思いながら、結局は相手を信頼してないからどうして...全文を見る
12月01日第116回国会 参議院 税制問題等に関する特別委員会 第12号
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○斎藤文夫君 御指名をちょうだいいたしました斎藤文夫でございます。重要な税制特でこれから三時間御質問を申し上げます。率直にお尋ね申し上げますので、御答弁をされる皆様方におかれましては懇切簡明にお答えをいただきたい、まずもってお願いを申し上げます。  きょうは大蔵大臣にもおいでを...全文を見る
○斎藤文夫君 ただいまお聞きをいたしまして、まさに私どももそのとおりとなるがゆえに、日本のあすを期待しながら、より豊かな発展を日指して思い切った根本的な税制改革に踏み切ったと存じております。  ところで、その問題について久保さんはどのようにお考えになられますか、簡単にお答えをい...全文を見る
○斎藤文夫君 御説明がございましたが、税は消費税だけではございませんし、ましてや公平公正というのはあらゆる観点から判断をされるべきことである、このように思っております。  そこで、先ほど大臣からお言葉がございましたが、言うならば私どもは旧税制ではこれからの時代の変化には絶対対応...全文を見る
○斎藤文夫君 提案者の方にお尋ねをいたします。  二年後本格的な税制を再構築する、こういうお 考えのようでいらっしゃいますが、二年後まで現在のこのすばらしい優等生と言われる日本経済の各種のファンダメンタルズが続くとお考えになっておられますか。また、その保証はどこにありますか。
○斎藤文夫君 景気というのは当たるも当たらぬも八掛ですから、二年後順調にいっているということならばそういうことになるのかもしれません。ただ、万一物価が上昇する、あるいは景気が下降する、こういうときに税制改革をしたとしたら、経済そして国民の生活に及ぼす影響というのは大変なことだ。そ...全文を見る
○斎藤文夫君 ありがとうございました。  それでは、消費税に対する我が党の当時の御提案をされました竹下元総理が、国民に対する責任と理解を求めまして九つの懸念というものをみずから公表をされました。御承知のところでございましょう。この九つの懸念は間接税改革の最大の論争点でもございま...全文を見る
○斎藤文夫君 なるべく簡単にお願いします。
○斎藤文夫君 例えば消費税は水平的にはまさにだれが見ても公平です。しかし、いろいろ御議論が野党の方々はおありになる。それを補うのが逆の意味の垂直的な、累進的な公平さと。いろいろと一つのものを取り上げ一断面で論議をすればいろんなことが言えるわけでありますけれども、大方財政的に九つの...全文を見る
○斎藤文夫君 いろいろ御努力をいただいておりますが、特に高福祉社会を標榜する我が国そして我が党といたしましても、一層きめ細かな対応をお願いいたすものでございます。  なお、どうしてももう一つ懸念で私も問題になるのは、先ほど野党の方々からも厳しい御指摘がございましたように、政府委...全文を見る
○斎藤文夫君 いろいろ九つの懸念もひところよりははるかに中和されているという状況を私なりにも理解いたしたところでございます。  そこで、消費税の現状認識についてお尋ねをさせていただきます。  私の選挙区の八十歳をお超えになられた年金生活者の方から、今まで税金は全く払っていなか...全文を見る
○斎藤文夫君 それでは、大蔵大臣に最後にお尋ねをさせていただきます。  我が党は、各界各層いろいろと対話やヒアリングを通じまして、税制についての御疑問点、御不満、そしてまた手直しを考えていかなきゃならない、そういうような問題について広く聴取をさせていただいておるところであります...全文を見る
○斎藤文夫君 大変ありがとうございました。  私どもも消費税は必ずこのように定着をしてくるだろうと期待をいたしておったところでございますが、先ほどの新聞のアンケート、また大蔵大臣御自身のお手元に行かれた手紙のそういう数字を初めて拝見をさせていただきまして、やはり世の中は御理解を...全文を見る
○斎藤文夫君 持っていない、はい、わかりました。持っていないんですね。  どうぞ、峯山先生。
○斎藤文夫君 ちょっと補足です。  今、峯山さんからお言葉をいただきましたが、廃止法案をお出しになって二年間の暫定期間、これを復活してこうやっていくという案を御提示に なった。その御提示になった案について、疑問がイエスかノーか、こういうことです。
○斎藤文夫君 それは社会党さんと同じですね。
○斎藤文夫君 ないと思うと。  はい、どうぞ。本当に懸念はないんですか。
○斎藤文夫君 それだって懸念の一つです。  私どもは実は連日、先輩、同僚がいろいろ角度を変えて疑問点を指摘している、これは間違っているんじゃないですかと。皆さんの方も、やむを得ず修正に応じられたかどうかは別として、いろいろとお直しになっておられる。そういうような観点の中で、いや...全文を見る
○斎藤文夫君 それではもう少しイエス・ノーを続けさせていただきます。  そうしますと、二年後税制見直しはなさるんだということですから、これは了解をいたしますが、高齢化社会に対応するための税体系の構築の必要性を否定されますか、どうですか。イエス・ノーです、お答えください。――もう...全文を見る
○斎藤文夫君 それはわかりました。  しかしながら、それでは今現在これから直ちに高齢化へ向けての準備のための税体系をお考えになりますか。今は考える必要ない、そう言っていらっしゃるんですね。将来は考えますよと、こう言っているんですね。今はどうですか、イエス、ノー。
○斎藤文夫君 それでは、もう一つ二つ。  消費税を廃止するかどうかはさておきまして、個別間接税制度の改革は必要とお考えですか。イエス、ノーでお願いします。
○斎藤文夫君 二年後というので、二年の間は個別間接税。さまざまな矛盾があってこれを改定しようという中で消費税等が導入されたわけでありますが、根本的に見解の相違という形になるのはまことに残念だと思います。  法人税の負担も高いという指摘を私どもはしておるわけでありますが、国際的に...全文を見る
○斎藤文夫君 わかりました。この程度でイエス、ノーをやめさせていただきます。  この際、委員長、御許可をいただきまして、これからお尋ねするとりあえず十一項目に及ぶ私の考えた懸念の印刷物を委員の方々に配付をさせていただきたいと思いますが、よろしゅうございますか。
○斎藤文夫君 発議者の方に御了解をいただきたいと思いますが、よろしゅうございますか。    〔資料配付〕
○斎藤文夫君 まず、ごらんをいただければおわかりのように、十一項目ありますが、そのうちまず第一の懸念、私が考えた懸念ですからいろいろ文言も決してうまい文言がないかもしれませんが、お聞きをいただきたい。  国民生活と国民経済に混乱が生ずる懸念。  消費税を皆さんの御提案により仮...全文を見る
○斎藤文夫君 三千五百億、巨額な費用が要ったことを承知したわけであります。  したがって、これは御提案の皆様方にお尋ねをいたしますが、物品税の復活、そして二年後の再改革、まことに目まぐるしい制度の変更を国民に強いるわけでありますから、これは一回変えるだけで三千五百億、二度三度変...全文を見る
○斎藤文夫君 とはおっしゃいますけれども、二年間という短期間で、どっちにしても何度も仕組みを変える、それはお認めになるでしょう。これは確かに倍々に費用がかかるというようなことはお互いよくわかります。申し上げません。  しかしながら、現実に大きな混乱になるということだけは御認識が...全文を見る
○斎藤文夫君 混乱をお認めいただいておるわけですから、私どもならそれも疑念の一つにするところでございます。  続いて、第二の懸念に進みます。二年後どうなるかわからない懸念。  これはもう私どもの各質問者からいろいろな角度でただされました。税制改革協議会なるものが一体どういう機...全文を見る
○斎藤文夫君 しつこいようでございますけれども、今までの論議を聞いておりまして、なるほど二年後にバラ色かどうかは別として本建築をお示しいたしますということで、どうしてもそこの論がかみ合ってまいりません。しかしながら、大型間接税を行わないとももろん言っておられるんですけれども、何と...全文を見る
○斎藤文夫君 また民社党さんには後ほどいろいろその辺の問題についてもお尋ねをさせていただきたいと思いますが、とにかく二年間、御提案をされた今日の廃止法案、代替財源法案、全く懸念がないと、このようにお考えになる提案者の政治的な感覚というものを私は根本的に疑問に思うものでございます。...全文を見る
○斎藤文夫君 もう一つ取っかえてお尋ねをいたします。  問題をすべて二年後に先送りしておられる。これは率直に言って、皆さんの明確な意思を表明していない、こう私はとっております。今日の廃止法案にそれでは哲学がありますか。理念がありますか。全くないじゃありませんか。そうなりますよ、...全文を見る
○斎藤文夫君 もうまさにお聞きをすればするほど霧が全く晴れません。私どもとそこが、今お話がございましたが、意見をまさに異にする分岐点だと思います。  続けてお尋ねをいたします。  再改革法案第五条、土地税制等資産課税の適正化についてお触れになっておりますが、これは増税強化の方...全文を見る
○斎藤文夫君 公明党さんは御自分の大綱の中で平成二年度から土地増価税を導入する、こう言っておられましたが、これは公約でございましょうね。今どうなっておりますか。
○斎藤文夫君 また、社会党さんはひところ土地保有税、富裕税というようなことを御提案されておりましたが、今はこう何となく沈んでおられますが、これは一体どうなりましたか。今後税制の中で具体化されていかれるんでしょうか。
○斎藤文夫君 まだお話を続けたいんですけれども、時間がありますから。  続いて、第三の懸念、全くむだな対応を国民に強いる懸念。  これは、先ほど来いろいろございましたが、まず第一に、二年後の税制再改革で導入される間接税はどんなタイプなのかお聞かせをいただきたい。
○斎藤文夫君 私どもの谷川先生の質問の中でもお尋ねしましたけれども、どうもはっきり見えてきません。要するに、消費に広く課税する間接税は対象外なのかどうか。例えば間接税の類型も個別と消費に広く課税する間接税、またその間接税の広く課税する間接税には多段階の付加価値税とか単段階とか、さ...全文を見る
○斎藤文夫君 それではやむを得ませんので、次に第四の懸念に移ります。個別間接税の問題点が噴き出し、国際的な批判が生ずる懸念。  私は大変国際化時代は重要だと思っております。これはもう今までも論議をされましたが、例えばコーヒー、ウーロン茶、テレビが課税で、紅茶、緑茶、パソコンが非...全文を見る
○斎藤文夫君 私は今の梶原先生の御答弁と違いまして、時代逆行の個別間接税の復活は絶対に新たな貿易摩擦を起こすだろう、そしてまたジャパンバッシングに火をつけかねない懸念が大です。こういうのをやっぱり懸念として対応をお考えにならないというところに、私は皆さんの提案者としての根本的な理...全文を見る
○斎藤文夫君 転嫁ができないできないと大変な御指摘が野党の皆様から出た。そういうことで、いかに中小零細企業が転嫁ができなくて下請企業が転嫁ができなくて困るか、そのための対応ということであの当時配慮したことは十分に承知をしております。  また同時に、消費税導入によって物価が上がる...全文を見る
○斎藤文夫君 大変な行政の手間暇がかかることだけは間違いございません。  そこで、第六の懸念、転嫁しにくい懸念と挙げさせていただきました。  これは今消費税の転嫁は割合円滑に行われたということになりて、私どもも大変安心をしておるところでございます。しかしながら、今回は特定の物...全文を見る
○斎藤文夫君 第七の問題に進みます。番号制度を無理に導入する懸念がございます。  基本法の中で、納税者番号制度の導入を検討するとされておりますが、一体どうお取り組みになられますか。納税者番号というのはいろいろとプライバシーの問題等長い間論議をされている問題でございますが、それら...全文を見る
○斎藤文夫君 ひとつ視点を変えてお尋ねします。  この背番号制度、プラス、マイナスこれも両面あることはお互い御承知のところです。導入によって不公平是正、税収の増加というものに期待をかけておられるんでしょうけれども、過大な税収増にはならないんじゃないか。  時間がありませんから...全文を見る
○斎藤文夫君 株だけになりますよ、現実には。どうですか、ほかのものまでチェックできますか。
○斎藤文夫君 ああそうですか。  背番号制度という大きなものを考えるのに株の取引だけのためという発想では、これは根本的にさらに大きな疑念を抱かせます。この導入による把握手段の強化は皆さんの税制改革の私は最大の柱だと思っている。その最大の柱の背番号制度が株取引だけのような印象を与...全文を見る
○斎藤文夫君 なるほど、峯山先生のうんちくのある御経験のお話を聞かせていただきました。攻める側ですとつい力が入りますから、皆さんも絶対廃止、こうおっしゃっているから、絶対という言葉も何回か使わせていただきました。  さて、第八の懸念、インフレ及び景気悪化の懸念、私は素直にそうい...全文を見る
○斎藤文夫君 これは、インフレ論議というのは実際どういうふうに動いていくかによってもたらされるものですから、お互いそれぞれに注意を配ればいいということです。ただ、本当に消費税の廃止で六兆円浮いて物品税で取り立てても、本当に大きな資金が動く、こういうようなことから見ますと、インフレ...全文を見る
○斎藤文夫君 年二回ぐらいという御算定ですけれども、株というのはそんなにもうかるものではない。この間もお話がありましたが、山高ければ谷深し、まさに今の過熱的な状況がいつまでこれまた続くか。ブラックマンデーも東京からというようなこともないとは限らぬ。これが相場ですね。となりますと、...全文を見る
○斎藤文夫君 いろいろございます。特に、今峯山先生お立ちになりましたからいろんなあれですけれども、公明党さんは、キャピタルロスの差し 引きを認める総合課税、源泉分離課税ね、売却額の三%という案。私はそれをお聞きしたときは、これは筋がそれなりに通っている、このように思っていたんで...全文を見る
○斎藤文夫君 それでは進めます。  昨今の金利自由化とか財テクブームの中で投資の金利選好というのは非常に強くなっている。御承知だと思います。これが例えば株式譲渡益課税一%引き上げられる、かつ有価証券取引税が〇・一%引き上げられれば、番号制度の導入とあわせまして、先ほど二千二百万...全文を見る
○斎藤文夫君 それは確かに株価というのはそう単純にいくものではありませんけれども、例えば連合政権誕生となればこれは株価は暴落します。私はそういうふうに思っていますね。ですから、これはいろんなファクターで株の上下というのはある。ただ会社の内容とか金融状況とか、それだけでは決定できな...全文を見る
○斎藤文夫君 小川先生の意見でいいよ。人の意見は要りませんよ。
○斎藤文夫君 あなたにそれを質問したわけじゃない。僕はあなたに産業空洞化を聞いているんですよ。
○斎藤文夫君 それはそういう御答弁をずっとされておることも承知をしているんです。でも今度の代替財源案でも既に課税ベースが拡大しているんですから、一体これ以上何を措置すれば本当に法人税率を引き下げるということをなさるのか、私は大変疑問に思っております。  それはそれとしまして、今...全文を見る
○斎藤文夫君 続いて、第十一に進みます。赤字公債を発行し無節操な財政運営に陥る懸念。  これはやはりいろいろ御指摘を申し上げてきたところでありますが、最近の好調な税収というのは三高二安、株、土地、円高、そして原油、金利安、こんなような格好で支えられてきた、言うなら、長期的な観点...全文を見る
○斎藤文夫君 一・七兆円の財源不足、いろいろ試算をされるとまず来年度は不足が三兆円になると先般来指摘をされているわけでありますが、確かに赤字国債依存体質脱却というのは今日までの我々政府・与党のもう大命題でありました。本院においても、特に野党の方々は機会あるごとに、実現不可能なそん...全文を見る
○斎藤文夫君 次は、新たな不公平が生ずる懸念。  これは軽自動車のことでありますけれども、現行消費税では三%でありまして、普通乗用車の六%に対して競争力とかあるいは大衆性、庶民性といいますか、それを考慮して税負担に差が設けられたということであります。今回皆さんの御提案は、普通乗...全文を見る
○斎藤文夫君 実態は仮に大したことがなくても、そこへ決まった経過というものを実は問題にしたかったわけであります。  それから次は、法案のミスの懸念でありまして、これはもう我が党の質問の中で国民の前に明らかになりましたように、今回の提案には失礼ですけれどもあっちこっちにミスがござ...全文を見る
○斎藤文夫君 人間です、ふなれです、それはもうよくわかります。てにをはのミスはわかりますけれども、私どもは憲法違反の疑いがあるとまで追及した大きな問題もあったわけでございます。これは仮にそういう重大な過ちがあった場合、一度決まってしまえば法律である以上は国民を縛ることになるわけで...全文を見る
○斎藤文夫君 それでは最後に、もう一つ疑問点を指摘したいと思います。  十月二十四日に公表された消費税廃止に係る法案等の共同提案について添付された代替財源の増収額について、これは最初精査中とこうなっておりましたが、そしていつ明示されるのかと見ておりましたところ、久保先生の趣旨説...全文を見る
○斎藤文夫君 代替財源として相続税、贈与税の最高税率の引き上げで平年度増収額を七十億円と見込んでおられますね。これは先般野末先生も御指摘をしたところでありますが、その計算方法というのを資料としてやっと我が党の要望に対してきょうちょうだいをいたしたところでございますが、一つお尋ねを...全文を見る
○斎藤文夫君 お気持ちはわかりますけれども、七十億円を平年度増加額と見込んでおられる。そしてその計算方法は、きょうのちょうだいした回答によりますと、税務統計、税収見積もり等により増収見込み額を算出した、こうなっておるんです。  ところが、今委員長の方にお申し入れになったのはとり...全文を見る
○斎藤文夫君 そうですか、私はこれはちょっと平年度とは、最初四月一日からとこういうことになっているんですから、初年度の七十億、そうとるのが久保先生、普通なんです。それが、今度は平年度に引き延ばした、引き延ばしても七十億だ、同じだということはこれはちょっと納得ができない。こう思いま...全文を見る
○斎藤文夫君 これ実は金額七十億だよ、まあその程度のことはこんな大きな予算の中だからとおっしゃるのかもしれませんが、そのアバウトこそ私は大変大きな問題だと思っているんです。今日提案されているこの法案というものが、結局全体像としてはこの七十億で象徴されるように実はアバウトなんだとい...全文を見る
○斎藤文夫君 その点は私もちょっとあれでございましたので、了解いたします。  それでは、もう一つこの問題についてお尋ねいたします。  皆さんは、廃止法案をぜひ通して我々の税制改革をと、こういうことになるのでございましょうけれども、もしも御要望のとおりになったとすると、これから...全文を見る
○斎藤文夫君 それから、実は新聞報道の中には、野党の法案ミスにつきまして、国会は立法府だから審議の中で直していけばいいんじゃないか、よいものにしていけばいいんじゃないかと、こういう論調を私拝見して、本当のことを御理解いただいていないなとちょっとがっかりしたんですけれども、審議の過...全文を見る
○斎藤文夫君 選挙の公約違反とかいろいろな問題で御指摘になっておられるそういうお立場の方々からまたいろいろそういうような気になる御発言があるということでありますから、あえて言うならば、お互いに十分注意をしていただかなきゃいけないと思います。  さて、我が党の久世委員から二十八日...全文を見る
○斎藤文夫君 そういたしますと、「所得、消費、資産」の順は応能原則軽視、応益原則重視、私はそういうふうに思います。  そこで、野党の税制再改革の趣旨にはむしろ合わないような意味を持っているんじゃないかな。この逆になっていることに意味があるということを承知したわけでありますが、峯...全文を見る
○斎藤文夫君 ところで、公明党の「八九国政選挙にのぞむ―公明党重点政策」、さらには公明党の税制改革基本法案、六十三年に御発行になっていますが、を見ましても、「所得、消費、資産」の順になっているんですね。これは非常に微妙な問題を含んでおります。今度お出しになった方は「所得、資産、消...全文を見る
○斎藤文夫君 「所得、消費、資産」、「所得、資産、消費」、この並びに相当な意味をお持ちになっているとするならば、政策の継続性ということを公党としてお考えになったときにはこれはもう大変大きな私は問題だと、やっぱり公約違反の一つかな、このように考えておりますが、いずれこの問題はまた別...全文を見る
○斎藤文夫君 連合の方は新しくおいでになりましたが、大変な騒ぎの中でこういう取り決めがあったということを御存じでいらっしゃいましたか。知らなきゃ知らないで結構です。新聞で見たら見たでも結構です。
○斎藤文夫君 それでは、社会党にお伺いいたします。  このことをきっと御存じであったと思うんですが、今共同提案のお立場にあられる現在、この問題についてどうお考えになりますか。
○斎藤文夫君 公明党にお尋ねを申し上げます。  公明党さんは、在宅三本柱、福祉の充実を中心に九項目にわたってお申し入れをいただきました。我が党としても一生懸命誠意を持って回答したと思いますが、そのときの回答はいかがでございましたか。印象で結構です。
○斎藤文夫君 九項目中御希望に特にこたえられる、消費税そのものについてのいろいろ見解は別といたしましても、一項目、それは消費税の実施時期を一年延長するということであったと思っておりますが、実施延長というお申し入れは、真っ向から消費税を否定した、反対ではあるけれどもいろいろ諸般の将...全文を見る
○斎藤文夫君 いろいろ物の考え方というのは裏表ございます。私の方は、きょうは敵であってもあすは味方になれるかな、こんなようなことだって長い歴史の流れの中で、うねりの中で考えられることだと思っておりますが、残念ながらいろいろなお立場の御意見もありますから、この程度にさせていただきま...全文を見る
○斎藤文夫君 反省までされたんじゃちょっと簡単に後ろへ引けなくなりました。  ほとんど私は文言で読ましていただいて満額回答と、俗に言えばそう言うことができるんじゃないでしょうか。重ねてお聞きします。
○斎藤文夫君 民社党の「豊かさを実感できる生活先進国をつくろう」という印刷物がございますね。その中の消費税対策の項では、導入の混乱を防止するため、半年間の弾力的運営や見直し規定の創設などの修正をかち取ったと述べておられますが、御存じですか。
○斎藤文夫君 消費税対策のそのうち一項から七項まで、見直しや適切な措置を講ずるとは書いてございますけれども、廃止や反対という言葉は一言一句書いてない。これはどういうことでしょうか。ごらんになっていただければわかる。一言一句書いてない。
○斎藤文夫君 にもかかわらず、今日廃止法案の提案者になられた真意を率直にお聞かせいただきたい。
○斎藤文夫君 なるほど、おっしゃられますように参議院選間近の六月三十日、民社党さんとしては中執の決定で欠陥消費税の撤回とかやり直しとかいろいろお決めになった、あるいはまた米沢書記長が補足をして消費税は欠陥税制だとかいろいろおっしゃられたこと、これは事実ですが、しかしその一方で参議...全文を見る
○斎藤文夫君 今説明を聞きまして、何も民社党の御要求だったから全部そうしたというわけではありません。国民の消費税導入に伴うところのいろいろな混乱を本当に緩和しようということの中でありましたが、特に民社党さんの強い御要望で六カ月間の弾力運用を実施したということは、当時の税制特の論議...全文を見る
○斎藤文夫君 御説明は御説明なりにもちろんお聞きをしたところでありますが、民社党さんのあの選挙の前、そしてその関係の書類を私も幾つとなく見させていただきました。おうちの公約である政策大綱の中等においても、消費税を廃止するなんていう言葉は率直に言って一言も出ていない。だからこそ、お...全文を見る
○斎藤文夫君 それでは、ありがとうございました。  私どもも税制全体像を早く完成して日本の平和と繁栄、国民のために立派な税制をつくりたい。その意味で見直し案も立派に出てくると確信をいたしております。まことにありがとうございました。(拍手)