坂井弘一

さかいひろいち



当選回数回

坂井弘一の1971年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月09日第65回国会 衆議院 本会議 第6号
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○坂井弘一君 私は、公明党を代表いたしまして、昭和四十五年度補正予算三案に対し、反対の討論を行ないます。  討論に入る前に、本日の予算委員会で問題となりました法務大臣の浜松における発言は、その根底においては議会制民主主義を否定するものであります。再びかかる事態を引き起こすことの...全文を見る
02月22日第65回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第3号
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○坂井分科員 去る一月二日の未明に発生しました和歌浦の観光旅館寿司由楼の火災につきまして、何点かの問題点についてお尋ねしたいと思います。  もう御承知のとおり、今回の火災で十六名のまことに痛ましい犠牲者を出しました。この十六名の旅館の宿泊者の犠牲者と、さらにもう一つ忘れてはなら...全文を見る
○坂井分科員 いま申しましたように、十六名という多数の死者、またほかに負傷者も出したわけであります。このような多くの死傷者を出したというその原因、理由、それは一体どこにあるのでしょうか。今日までの調査の段階でどういうところに問題があったか、お尋ねいたします。
○坂井分科員 理由をいまお述べになったのですが、私は、一番大きな理由は、自動火災報知器が設置されていなかった、これがこれだけ大きな事故になったという最大の原因ではなかっただろうか、こう考えるわけであります。なおまた、そのために旧館の三、四階にいた宿泊者が全員死亡というようなことに...全文を見る
○坂井分科員 確かにガス中毒死と、解剖の結果でしょうか、そういうことになっているようであります。そこで、これは建築の問題と大きに関係いたしてまいりますので、特にそのことについて後ほどまたお尋ねをしたいと思うのですが、その前に、この自動火災報知器につきましては、消防法施行令の改正に...全文を見る
○坂井分科員 そこで、先ほどこの大火になった理由をお聞きしたわけですけれども、一体この火災の教訓は何かということであります。これは和歌山市消防局の「寿司由楼火災概要 一月二十日現在」であります。この教訓といたしましては、やはり早期発見、早期通報、早期避難、この三原則、そうしてこの...全文を見る
○坂井分科員 要するに、これはわからないということなんです。
○坂井分科員 これは消防局の概要の報告ですが、「建築年月、内部詳細等について、旧館部分は大正年間から十数回にわたり、増改築等を行っており、新館部分にあっても、戦後展望台として使用していた部分を昭和三十年前後三回にわたり増改築して現在に至っていたため殆んど不明である。」、それから、...全文を見る
○坂井分科員 けっこうでございます。どうかひとつあれしてやっていただきたいと思います。  で、和歌山県におきましても、これは建築のほうではなくして設備のほうになると思うのですが、各県から市町村に対しまして、防災特別査察命令を出しまして、何でも今月の末までにその結果報告を出される...全文を見る
○坂井分科員 それから、この新建材にも非常に問題があるようなんですね。ガス中毒死、全員がそうであろう、こういうことでございます。これは新建材に一つは問題がある。本年一月から建材の規定がなされておるようでありまして、これはやはり既存のものにつきましても、この補助対象のワクの中に入れ...全文を見る
○坂井分科員 ひとつ強い措置で臨んでいただきたい。人命にかかわる問題です。そういうことがそのまま何回も指摘され続けておる現状にかんがみまして、各旅館とも非常に積極的な対策を進めていこうとしているようであります。先般和歌浦に参りましたときに、双子島荘という旅館がございまして、六階建...全文を見る
○坂井分科員 御答弁いただきましたので、この問題はこれでとどめたいと思いますが、ただ、遺族に対する補償の問題等、いま非常に難航しているようであります。旅館側は、平均でありますけれども四百七十万円提示をいたしましたところ、交渉が決裂をしたというようなことに相なっているようでありまし...全文を見る
○坂井分科員 通知は確かにいたしております。確かにいたしておりますが、私が調べましたのは、同じく十二月の二十八日に申請がありましたよという通報を桃山町に対し公文書でいたしております。ところで、この通報を受けた桃山町は、そういう通報を受けたわけでございますが、さてこの申請者に対して...全文を見る
○坂井分科員 じゃ、私のほうから申し上げましょう。その前に申請が出されたのは二十二日、これを受け付けたのが十二月二十四日であります。二十四日に受け付けまして、こう受け付けたということに対して桃山町に申請の通報が出されたのが、申請がありましたよという通報がなされたのが同月の二十八日...全文を見る
○坂井分科員 いま、事務手続上多少の不徹底というのか、それがあったのではないかと思われるという御答弁でございますが、私はそれをお受けするわけにはまいりません。それはきわめて遺憾であります。なぜかならば、あなたもよく御承知だと思うが、紀ノ川のいまの砂利採取の問題がどれほど地元で大き...全文を見る
○坂井分科員 改善命令なり適切な処置をいたしたい。もし違法であるとか、いま言ったようなことが懸念される、とするならばということを踏まえて、こういうことであろうと思いますが、そのことは採取法十九条の中にも明記されているところでございます。私が申し上げましたことは、従来そのような水の...全文を見る
○坂井分科員 終わります。
02月26日第65回国会 衆議院 交通安全対策特別委員会 第4号
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○坂井委員 私は、特に車と道路という点から取り上げてみたいと思うのですけれども、一口にいいまして車がどんどん大量に生産され、販売され、道路にあふれてきておる。この車と道路の戦いというのは、表現がいいかどうかはわかりませんが、道路は決して車の量に追いつかないのじゃないか。そこに一つ...全文を見る
○坂井委員 私いま申し上げたことは、一律にいま三メートルという話が出ておりますけれども、そういうことで規制をやってしまいますと、たいへんいろんなところがかえってそのことによって迷惑を受けるといいますか、いわゆるデメリットの分が相当出てくるのではないか。したがって、やはり別に考えま...全文を見る
○坂井委員 けっこうでございますが、その際、私一つ気になりますことは、車を通すために混合道路に歩道をつける、かりにそういうような発想でありましたならば、これはいささかおかしいんではないか。本来的に生活道路、混合道路といいますか、そういう道路は、いわゆる歩行者優先——本来は人間が歩...全文を見る
○坂井委員 確かに都市再開発というような大きな立場からとらえませんと、そうおいそれといく問題ではないと思います。特にそういう中で、マイカーを都市交通の中でどう秩序化していくかということが非常に大きな問題ではないか。マイカー自体が無原則に伸びてきた。そこに今日の都市交通の混乱が生じ...全文を見る
○坂井委員 私申し上げたとおり、大臣も同じ方向でまさに同感であります。私、実はマイカーはけしからぬ、けしからぬと、こう言いたくはないのです。ただ、いまも大臣おっしゃったように、また私も申しましたように、せっかくマイカーを持っても使いものにならぬ、そこに問題がある。しかも事故を一つ...全文を見る
○坂井委員 まさしくやらなければいけない問題だと思うのです。今日の事故の状態を見ますと、これはもう一刻もゆるがせにできないたいへんな事態でございます。したがって、そのようなあらゆる方法をもちまして、事故を最小限度に防いでいくということは、当然緊急のこととして私はやらなければならな...全文を見る
○坂井委員 私、これで終わりますが、きわめて建設的な御意見を申し上げたつもりでございます。いま大臣申されておりますようなことについては、いささかもひとつ御心配もなく、どんどん進めていただきたい。事は人命に関する問題でございます。これはもう各人だれも異論のないところであろうと思いま...全文を見る
02月26日第65回国会 衆議院 予算委員会 第16号
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○坂井委員 朝刊の報ずるところによりますと、国際石油資本からの原油の大幅値上げの通告に対しまして、四月一日を目標に製品値上げに踏み切る意向を固めた、こういう報道がなされているわけでございます。  そこで、このことにつきましては、すでにわが党の二見議員あるいはまた貝沼議員の質問に...全文を見る
○坂井委員 いまの発言は私はきわめて重大な発言だと思います。二見議員の質問の際には、これらはやはり産業界、ことに電力料金等の値上がりにはね返ってくるのではないか、そういう点をあらかじめ憂慮いたしまして、危惧いたしまして念を押してお尋ねをしたということに対する答弁であったはずであり...全文を見る
○坂井委員 この問題につきまして、私はあえてこれ以上は触れません。ただ、しかしながら、原油の値上げがやはり直接製品の値上げにはね返ってくるということになってまいりますと、これは私たち国民としても、ことに、今日物価の問題が大きく取り上げられておりますさなかにこういうことが許されてま...全文を見る
○坂井委員 同じく農業につきまして、パインアップルの問題でございますけれども、これは現在パインアップル産業振興法によりまして保護されております。しかしながら復帰後におきましてはこの保護措置がなくなる、こういうことになってまいりますと、生産者は非常に大きな不安をいま感じておるような...全文を見る
○坂井委員 次に漁業権の損害補償の件でございますが、本土におきましては、昭和二十四年に旧漁業権を消滅させまして、旧漁業権者に対して補償を行なっております。ところで、沖繩におきましては昭和二十七年に新たに漁業法を立法いたしまして、そして漁業権の切りかえを行なったのでありますけれども...全文を見る
○坂井委員 次に、要請書を見ますと自由貿易地域のことについて要望いたしております。私は沖繩の自由貿易制度、いわゆるフリーゾーンにつきましては、これは本土法にないきわめて特殊な制度でございまして、長官のほうも非常に御熱意のあるところであると思います。このフリーゾーンが過去沖繩経済に...全文を見る
○坂井委員 もう一問だけお願いいたしたいと思いますが、対策庁の第一次の発表によりますと、税制の問題でございますけれども、これは観光税制だけでございまして、今度の二次分につきましてやはり大きな中心的な課題となるものは税制の問題ではなかろうかと思うのです。そういたしますと、市町村民税...全文を見る
○坂井委員 では次に交通問題に移りたいと思いますが、今日の交通戦争が非常に激増の一途をたどっておりますことは御承知のとおりでございます。まことに残念なことであります。試みに昨年四十五年度におきます交通事故による死者が一万六千七百六十五人、これは三十分に一人死んでおる、私の持ち時間...全文を見る
○坂井委員 交通局長、それは答えになっていないんです。私は単純に一万八千と申しましたけれども、それは四十七年度は一万七千に押える、ここで千の差がございます。それを積み重ねてまいりまして、昭和五十年には二万二千——このままならば二万二千と予測されるものを一万に押える、こういう一万に...全文を見る
○坂井委員 お答えによりますと、当初期待した効果はこれではあらわれない、期待できないということでございます。これをずっと私計算してまいりますと、昭和五十年、当初の要望されました予算の三千七百二十六億、これをこのまま持ってまいりますと、一万名には押えられる。しかし千六百億でございま...全文を見る
○坂井委員 私はどうしてもこの悲願であります死者半減、一万に押えるということはできない、こう思います。いま長官途中においても拡大改定するような方向のものが、こうおっしゃっております。もうできるだけ早い機会においてそうしなければいけないのじゃないか。いまもお話しございましたけれども...全文を見る
○坂井委員 あとでまた通行規制のところで関係ございますので、そのことにつきましてはまたあとで触れるといたしまして、例の五カ年計画のほうでございますが、管制センターは、当初は八十四を目標にしておりました。ところがこれが二十八に減ってしまいました。信号機が五万九千、これが三万五千、大...全文を見る
○坂井委員 自治大臣にお尋ねをしておきたいと思います。いまの安全施設でございますけれども、基準単価が旧単価で予算の関係で押えられてしまった、こういういきさつがあるようでございます。したがって、この差額、超過負担を見なければならない。あるいは安全施設の設置工事費、これは地方で見なけ...全文を見る
○坂井委員 もう一点、これは警察庁の五カ年計画で一つ致命的なのは、高速道路関係の対策費が全額削られておりますね。当初百八十七億盛っておりました。これは先ほど申しましたように、最近は車対車の事故が多くなっておる。特に高速道路の事故は激増しております。これを全部削除されてしまった。こ...全文を見る
○坂井委員 大蔵大臣に、取りまとめてひとつお願いいたしたいと思うのですが、大臣が昨年の閣議、五月でありましたか、その席上におきまして、道路の新五カ年計画十兆三千五百億、これのせめて三%ないし四%は道路安全投資のほうへ持っていくべきではないか、安全投資のほうに回すべきではないか、こ...全文を見る
○坂井委員 次に、私、交通遺児の問題に移りたいと思うのです。  これは非常に痛ましい交通事故の犠牲者の集約、象徴と申しますか、遺児の姿を見ますと、私、いつもほんとうに胸をかきむしられるような感じがいたします。昨年読売新聞の追跡調査によりますと、一時間に一人ずつの遺児が生まれてお...全文を見る
○坂井委員 大体その調査結果はいつごろまでにやろうというめどでもってお進めになるかという点なんでございますけれども、その点をひとつお願いいたしたい。同時にまた未就学児等の調査ですね、これを一体どうしてやるか。いわゆるゼロ歳から十八歳まで全国調査、全体的な調査になりますと全部をつか...全文を見る
○坂井委員 いまのようなことで積極的に調査を進めていただきたいとお願いいたしたいと思います。  この交通遺児育英会におきまして、募金目標四十億を掲げまして募金を始めました。現在でやっと約束分を含めまして十八億ほどだそうであります。政府はこれに対しまして自賠責保険の保障事業勘定の...全文を見る
○坂井委員 いま二千万円の援護をしていただいておるわけであります。いま大蔵大臣、確かに理論的にはこれを拡大していけないことはない、こういう御答弁でありました。したがって、この関係各位は非常に御熱意のある活動をなさっていらっしゃいます。しかしながら、いま申しましたように、なかなか四...全文を見る
○坂井委員 協会がやっておられる。私は、本来ならば、むしろ政府がやるべき仕事ではないか、それを私は言っておるわけです。幸いにいたしましてといいますか、そのような御熱意のある方々が、交通遺児のためにせっかくこうして一生懸命になってやっていらっしゃる。政府はお手伝いをするとか援助する...全文を見る
○坂井委員 数はつかんでないということですが、実は私は北海道の実態を調べてみました。北海道では一酸化炭素による死者が四十四年に十九名出ております。昨年四十五年は十六名。これはどういう状態で死んだかと申しますと、四十四年の十九名のうち、過失によるものが十五名、自殺が四名ございます。...全文を見る
○坂井委員 いま調査はそこではできないということですが、私、なぜこのことを申し上げるかといいますと、非常に排気ガス公害が深刻な状態でございます。たとえば現実に自動車の排気ガス、ことに一酸化炭素によります大気汚染、この環境破壊そのものが非常に進行しておる。現実に昨年アメリカのカリフ...全文を見る
○坂井委員 これは早くやらなければ意味がない、いよいよ汚染が進行するということを、私警告を申し上げているわけであります。同時にいまいわゆる排気ガスの排出ガス基準、これは使用過程車では五・五%ということでございますが、これをオーバーする分についてはすでに処罰をされております。一種の...全文を見る
○坂井委員 それからいま申しましたように道交法改正案によりますと排気ガスの規制値、これをオーバーした場合に罰則規定がより強化されるわけであります。そうなってまいりましたときに、車の構造上の欠陥はこれはドライバーの責任ではない。また排気ガスについてはドライバー自身は自覚することはで...全文を見る
○坂井委員 いま私申し上げておるのは、排気ガスの分です。それは新車につきましては、構造上の欠陥車についてはリコールをさせると、こういう意味ですか。
○坂井委員 いわゆる新車につきましては、排気ガスにつきましても構造上の欠陥によるものはリコールさせるべきではないか、こう言っているわけです。簡単であります、お答えいただきたい、簡単に。
○坂井委員 けっこうであります。  実際このような、これは農業試験場でとったものです。ほこりです。ダスト。これは鉛、それから自動車の排気ガスの中に含まれる物質。こういうような黒色のこれはダストでありますけれども、多量に含まれておる。ここに試験結果が出ておりますが、これを見ますと...全文を見る
○坂井委員 どうかひとつ国際協力、国際間の協定等もあろうと思います。そういう点で十分ひとつわが国がむしろリードしていくというような方向で、この自動車排気ガス公害、いわゆる無公害車の開発等十分なひとつ対策を進めていっていただきたい。排気ガス公害が起こりました後においてこの対策を考え...全文を見る
03月01日第65回国会 衆議院 予算委員会 第18号
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○坂井委員 サイミントン委員会における公明党の米軍基地総点検に対する報告がなされております。したがって、この際政府の米軍基地に対する考え方をただしておきたいと思うわけであります。  本来、在日米軍基地の実態を調査ないし把握することは、政府の国民に対する当然の責務であると私は思い...全文を見る
○坂井委員 答弁いただきましたのですけれども、米軍基地については数多くの問題がございます。したがって、内閣委員会あるいは外務委員会等、関係委員会においてこのことは追及してまいりたい。質問を留保いたしておきます。
○坂井委員 私は、公明党を代表いたしまして、ただいま議題となりました昭和四十六年度予算三案に反対し、社会、公明、民社三党共同提出の予算組替えの動議に賛成の討論を行ないます。  昭和四十六年度予算に与えられている課題は、従来の政府の大企業優先、国民生活無視の政策によって招き寄せら...全文を見る
03月12日第65回国会 衆議院 産業公害対策特別委員会 第5号
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○坂井委員 前もって的確なる御答弁をお願いしておきます。問題は三つございますが、まず最初に、これは場所は和歌山県和歌山市でございます。工場の排水、汚水ですね、これによる公害、同時にこれにかかる排水施設、処理場の建設の問題、同時に漁業被害に触れて数点質問をいたしたいと思います。 ...全文を見る
○坂井委員 この水質基準は守られておりませんですね。第二次規制の水質基準には、現状は適合しておらない。いかがですか。
○坂井委員 要するに、守られていないということですよ、水質基準は。いわゆる汚水処理場、塩屋汚水処理場という処理場をくぐってきた水が、同じ和歌川にやはり放流されているわけです。それはいまあなたがおっしゃるとおり、もうすでに第二次規制に入っておるわけです。したがってBODでは六〇、最...全文を見る
○坂井委員 法律上からいえば、まさにあなたのおっしゃるとおりでしょう。私はそこに非常に大きな疑問を感ずるわけですけれども、これは一体何のための法律だ。いわゆるこの汚水を何とかして早く浄化して、こういう汚水公害をなくさなければいけない、それが法律の本来の趣旨でなければならぬはずなん...全文を見る
○坂井委員 では角度を変えましょう。昨年の十月に公明党の和歌山県本部が、この指定水域の場所で汚水と、どろの採取をいたしまして、分析いたしました。その分析の結果は承知なさっていらっしゃいますか。
○坂井委員 では、第一回の調査の結果をひとつ御報告をしていただきたい。
○坂井委員 私たちが昨年これを分析いたしましたのは、依頼した先は国立衛生試験所大阪支所でございます。そこで分析をした。この採取にあたりましても、採取の技術的な専門的な人が採取に当たった。したがって、この採取並びに分析の結果については、信頼のおける私は結果だと思っております。少なく...全文を見る
○坂井委員 いま初めて出てまいりましたけれども、カドミウムについては〇・〇三、これは私たちの調査よりも上回っております。あるいは鉛につきましては〇・二PPMが検出された。クロムはまだ分析中だというので、出ませんが、こうなってまいりますと、この活性汚泥方式による処理場は、こういう重...全文を見る
○坂井委員 私は、ですからいままでの現実の分析の結果から見まして、この処理場が十分機能しないのではないかという点をおそれてお尋ねをしているわけであります。現場におきましても、そのことが非常に問題になっているようであります。少なくともそういう重金属、あるいはPHにいたしましても三内...全文を見る
○坂井委員 除害施設は、実際問題としてなかなかできない工場が多かろうと私は思います。それがために、今日まで行き詰まってきたというのが実情のようでございます。ですから、共同の前処理施設をつくらすとか、現実性のある方法を講じていきませんと、通り一ぺんの前処理施設をつくりなさいよという...全文を見る
○坂井委員 それで、一つは、いま確かに除害施設等をつくらせなければいけないという問題もそこに起こってきておりますし、同時に、負担金をどういう形で公平な形で徴収するかというような問題、そういう問題の中から、先ほども申し上げておりますように、非常に小企業が多うございまして、資金的にな...全文を見る
○坂井委員 最初に返りますけれども、そういうことで、仮ぜきがありますけれども、この仮ぜきは早期に撤去すべきである。その撤去の前には、ここに相当量のヘドロが堆積しております。海草橋から小雑賀のあの間で約二十万立方メートルの膨大な量であります。この捨て場にも非常に困っておる。一部河道...全文を見る
○坂井委員 では、建設省にお尋ねいたしますけれども、どうでしょうか、四十八年ないし五十年のめどというようなお話でございますけれども、大体どれくらいのところをめどにしていらっしゃるか。
○坂井委員 最終的に、いつになったらきれいになるのか、ちょっと見通しが立たぬようですが、ひとつ積極的に進めてもらいたい。県、市だけではなくして、国と三者一体になった形でございませんと、これはなかなか進んでいかない。いままでもいろいろないきさつがあったようでございます。その中身につ...全文を見る
○坂井委員 和歌川に関する問題を終わりまして、次に、和歌山北港でございますが、これは住友金属の専用港になっているところでございます。住友金属といいますと、これは世界一の鉄鋼生産量を誇る大工場でございますが、まさにこの北港周辺は死の海になっております。この北港の沖の加太、田倉崎周辺...全文を見る
○坂井委員 水の中には現在シアンは検出されておらぬ、こういうことでございます。このシアンの検査の方法、測定方法に非常に問題がある。これは東京都の公害研究所も指摘しておりますようですけれども、現在のJISによりますところのあの測定方法は〇・五PPM以下のものは出てこない。これは測定...全文を見る
○坂井委員 さっき、誤りでない、こうおっしゃっておりますけれども、いまになって、その濃度の問題で測定の段階において正確な数値の出るような方法にあなた方のほうでは指導していらっしゃるわけです。採水の量だって三倍にしろ。いままでほったらかしだったわけでしょう。だからそれは検査するほう...全文を見る
○坂井委員 〇・五以下のものは、比色法ですから検出されないことはないですよ。ないけれども、きわめてあいまいだということを言っておる。したがってどれをとるか、〇・二、〇・三、〇・四あるいは〇・一以下なら定量限界以下だから全然検出されず、こういうことになるわけですよ。その間のとり方が...全文を見る
○坂井委員 なお一点ですが、専売事業審議会がたばこの有害表示を見送ったということがいま非常に大きく取り上げられておるわけでございますけれども、最近、たばこにも水銀が検出された、こういうことで、非常にショッキングな報道がございます。これにつきまして専売公社としてどう考えていらっしゃ...全文を見る
○坂井委員 いまおっしゃるとおり、残留農薬ですから、土壌が問題ですね。そういうところについては、やはり関係省、農林省あたりといろいろ検討なさっていらっしゃると思いますけれども、その辺の心配はございませんか。方法を検討されていらっしゃいますか。
○坂井委員 では、また後の機会に譲ることにいたします。長時間どうもありがとうございました。
03月19日第65回国会 衆議院 大蔵委員会 第22号
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○坂井委員 二、三お伺いしたいのでありますけれども、短い時間でございますので、大蔵省の、今後の方向なり、また総理、大蔵大臣の御見解を伺っておきたいと思います。  一つは課税最低限の問題でございますけれども、わが国の一人当たりの国民所得、また蓄積水準が欧米諸国から見て非常に低い。...全文を見る
○坂井委員 大蔵大臣、いつも国際水準で対比されるわけですが、確かに中位といいますか、アメリカあるいはフランスに比べてはこれは及ばぬ、しかしイギリスあるいは西ドイツに比べるとこれは上回る、こういうことをおっしゃるわけですね。しかし、いわゆる住民税、日本のような所得税の分身であるよう...全文を見る
○坂井委員 住民税込みでひとつ御検討をして、課税最低限をできるだけ引き上げるように、早い機会に大幅にということ――大蔵大臣からいま御答弁があったわけですけれども、その辺のところをひとつ総理の御決意なり方針なり伺って……。簡単にひとつ。
○坂井委員 次に、法人税率ですけれども、昨年の改定によりまして三六・七五%。このままほっておきますと、四十七年の四月には時限立法で、もとの三五%に返ってしまいます。これを一体どうするか。このままでいくのか、あるいはまたアップするのか。どういう方向をとるのか、伺っておきたい。
○坂井委員 期限が来るとアップということは考えぬ、しかし、どうするかということをこれから考えるということです。これはもとへ戻すということじゃないと思うのです。おそらく、前回アップしたという背景には、四十一年、四十二年の不況対策、ここでもって三%アップをした。やはり景気調整の大きな...全文を見る
○坂井委員 残念ですけれども時間が来たようでございますので、これで終わりたいと思います。また機会をあらためましてお尋ねしたいと思います。
03月23日第65回国会 衆議院 大蔵委員会 第23号
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○坂井委員 租税特別措置制度の中におきます探鉱準備金及び新鉱床探鉱費のいわゆる特別控除制度の問題でございますけれども、この適用期限を今回また三カ年延期するということでありますが、延期の理由はいかがな理由でございましょう。
○坂井委員 お答えによりますと、昨年も同じような答弁だったかと思うのです。そこで、いろいろこの制度の是非について論議がありまして、そういう経過の結論として、大蔵省としてはこの制度はやはり改善しなければならない、いわゆる合理化をしなければならぬというような結論になったような答弁であ...全文を見る
○坂井委員 それでは重ねてお伺いしますが、昨年末に大蔵省は、この減耗控除制度を四十五年限りで廃止をしたい、こういう結論をお出しになったと私は承知をしておるのですが、私のいまの受け取り方が正しいかどうか。同時に、税調に対しし当然大蔵省は打ち切るという方向を示されたと思うのですけれど...全文を見る
○坂井委員 その判断が、私をして言わしむればきわめて不可解な判断であるといわざるを得ないわけであります。大体この制度が始まったのが昭和四十年、四十三年まで三年間でもって始まりました。そこでさらに二カ年の延長がございまして、四十五年まで、そして一年間の延期で四十六年。こういう三年、...全文を見る
○坂井委員 そうしますと、縮小という方向は、元来そういう方向でなければならぬと私は思うのですが、そのときそのときの政策目標で、今回三カ年間延長されたということは、一応拡大の方向をとったと理解してよろしゅうございますか。
○坂井委員 本来この制度の目的は何ですか。
○坂井委員 そうすると、この制度は国内、国がともに及びますか。
○坂井委員 いまの問題は一応おきまして、たとえばこの制度の適用を受けることによりまして、税法上非常にこの特典にあずかっておるのがいわゆる非鉄金属大手八社である。この減収額が全体の税の減収に対する大体何%くらいに当たりましょうか。
○坂井委員 はい、そうです。
○坂井委員 額はいかほどになりましょうか。
○坂井委員 百四十億、これは八社、六年間の総額ですか。あとの二十四億というのはどういう意味でしょうか。
○坂井委員 私、手元に少し資料があるのですが、たとえばこの大手八社のうちA社は、四十二年の三月期におきまして二十四億円の鉱業所得がありまして、その中でこの特例を受けますために課税の対象になったのが大体半分くらい、五〇%ですね。約十二億、そういうことであります。そこで五年間にこの大...全文を見る
○坂井委員 おおよそそのとおりだということでありますが、そういたしますと、この制度の適用によって、一般の企業に比べました場合に、法人税は大体半分くらいになっている、こう私理解しておるのですけれども、それでよろしゅうございますか。
○坂井委員 それでは通産省にお尋ねしたいのですが、現在国内鉱、それから海外開発、二つの行き方があると思うのですが、これら非鉄金属、主要金属のこの減耗控除制度が発足する以前の需要の状態、それから四十年に発足いたしまして今日に至る需要の推移、これのあらましのところをひとつお聞かせいた...全文を見る
○坂井委員 四十三年はわかりましたが、一番近い年度でおわかりにならないでしょうか。
○坂井委員 そういたしますと、むしろ国内依存よりも国外依存が比重がきわめて大きくなっている、こういうことだと思いますが、そのとおり間違いございませんか。そう解釈してよろしゅうございますか。
○坂井委員 そういたしますと、先ほどの御説明によりますと、たとえば銅の場合、昭和四十四年度は全体で八十三万トン、国内依存分が二十三万トン、あとは全部海外となりますと、国内分が四分の一で海外が四分の三、こういうことになるわけでございますが、海外に依存している分の形態と申しますか、た...全文を見る
○坂井委員 そうすると、先ほど海外資源の開発を目標とする、こういうことでございますが、いま海外依存のいろいろな種別を聞かしてもらったわけですが、いまの中で一般買鉱だとかあるいは地金であるとかブリスターであるとか自主開発鉱だとか、いろいろあるわけですが、その中のどれに力を入れていく...全文を見る
○坂井委員 そうしますと、銅の場合で自主開発による分が四十四年度の場合、八十三万トンのうちどれくらいありますか。
○坂井委員 そうすると、その自主開発による四万トンの分には減耗控除制度の適用は受けておりますか、どうですか。
○坂井委員 部分的に受けているといいますと、実際にはどういう具体的な例でしょうか。
○坂井委員 じゃ、通産省にお尋ねしますけれども、自主開発による分はいかなる形態をとっておりますか。たとえば合弁会社という形もあるでありましょうし、海外での資源開発でありますから、これは鉱業権の設定をしなければならぬという問題があろうと思います。そういたしますと、いわゆる現地法人で...全文を見る
○坂井委員 そういたしますと、カナダにおいていまのような形をとっておるということになりますと、現地法人に対して投融資の形をとっておる。したがって、この減耗控除制度の適用は受けておらない、こういうことでございますか。
○坂井委員 そうすると、先ほど答弁のありました大蔵省の、部分的にはこの制度の適用を受けるというのは一体どういう部分ですか。
○坂井委員 重ねて通産省にお伺いしますが、将来の形として、合弁会社の形をとろうというような動きはございませんか。
○坂井委員 開発ということになりますと合弁会社という形も考えられる。むしろそういう方向に行くのではないか、私はこう判断するわけであります。その場合には減耗控除制度の適用を受けられると判断されておられますか。
○坂井委員 そのとおり、大蔵省、間違いございませんか。
○坂井委員 そうしますと、なお私非常に納得のいかないことは、海外資源の開発、これは重大な一政策目標であり、国策等から考えて大きな目標として、今後進出をしていかなければならぬという点についてはよくわかります。よくわかりますが、そうした場合に、先ほど御答弁のありました海外進出、これを...全文を見る
○坂井委員 企業の力をつけるためにこの制度が必要である。その企業の力をつけるにはこの制度のメリットは何かというと、国内における探鉱でありあるいは新鉱床の探鉱である。そういたしますと、国内の今後の探鉱の見通しはいかがなものでしょう、通産省。
○坂井委員 十二万トンの開発が国内で可能だ、そういうことですか。
○坂井委員 ふやしていきたいというのは希望的な見通しではないかと私は思うのですけれども、国内資源の枯渇ということは常々非常に言われておることです。どれぐらい国内資源を開発していくという見通しを持っていらっしゃるか。
○坂井委員 十三万トンから十四、五万トンということでございますが、そういたしますとさらに将来の目標といたしまして、たとえば昭和五十年ないし五十五年には国内、国外全体で、銅の場合どのぐらいの需要の目標をお立てになっていらっしゃいますか。
○坂井委員 百四十二万トンの供給の目標だ、こういうことでございますが、その根拠はどこにありますか。根拠としてお立てになったものは何でしょうか。
○坂井委員 いずれにいたしましても海外依存率がきわめて大きくなってくるということは事実のようであります。そういたしますと、国内資源の開発ということは、今後も銅の場合には十二万トンから十三、四、五万トンぐらいまで伸ばしていきたい。これによってこの減耗控除制度の恩典、特典を受けて企業...全文を見る
○坂井委員 そういたしますと、一方においては、従来の石油開発投資損失準備金制度、これを改組いたしまして、今回資源開発投資損失準備金制度に改める。この中には、いわゆるいま言うところの非鉄金属等が含まれる。したがって、海外資源の開発は、今回されておりますところの資源開発投資損失準備金...全文を見る
○坂井委員 では、もう一回もとに戻りますが、この制度による減収が非常に大きいわけですね。鉱業所得の五〇%をまた免税にしておる。特に大手八社であります。私はこれははきわめて公平を欠いておると思う。税制の制度としてこれほど——好ましくない制度はほかにもありますけれども、その中の一つの...全文を見る
○坂井委員 そこで、この税の公平という問題と、一方におきますところの海外資源の開発、この二つを、このバランスの問題ということで御判断されて先ほどからの御答弁が返ってきておるのだろうと思うのですけれども、私はこれはバランス論ではないと思うのです。むしろ、税法上こういう特別措置をもっ...全文を見る
○坂井委員 まことにむずかしい御答弁を局長はなさる。こういう税制を、好ましくないものをいつまでも置いて、さらに検討を重ね重ねしていく、三年が二年になり、そして一年になり、また三年に逆戻りして、これからあと一体どうなるのか。こういうものを置いておきますと、他の産業、企業から見まして...全文を見る
○坂井委員 大蔵大臣、語尾がはっきりしないのですが、十分見てまいりたいのですが、三年間延長しまして——少なくともこの前には一年間の延長期間をもって、その間において合理化を検討したい、改めたいということをおっしゃっておるわけです。きわめて不合理であるということはお認めになっていらっ...全文を見る
○坂井委員 大臣、重ねてですが、考え方の方向として、こういう税制は改めて——海外資源の開発、資源政策の面から見てきわめて重要であることはよくわかります。したがって他の助成手段、政策手段をもって検討していくべきが筋である。少なくともこの税制については、そういう手だてをしながら合理化...全文を見る
○坂井委員 もう一回重ねて聞いておきたいのですけれども、この制度の適用は海外進出、海外において探鉱あるいは開発をやる場合には税法上の適用は受けることになっておりますね。
○坂井委員 制度として両方に適用できるのだが、現実の問題としては海外においては適用されない、となってまいりますと、この制度自体がきわめてあいまいではないか。このままこの制度を置いても、そういう点では制度上、税法上問題はございませんか。
○坂井委員 だんだん時間が参ったようですから終わりますが、私一点要望しておきたいことは、いわゆる資源開発という国策的な見地あるいは国際競争の上から、わが国も海外資源の開発に伍していかなければならぬというきわめて重大な問題があろうと思います。そのことを認めるにはやぶさかではございま...全文を見る
04月27日第65回国会 衆議院 地方行政委員会交通安全対策特別委員会連合審査会 第1号
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○坂井委員 自動車の大衆化時代、これに伴って激増する交通事故に対処するために今回の道交法の改正がなされたということでございますが、この道交法のあり方について突き詰めて考えてみますと、道交法そのものが、いわゆる大衆化時代ということから考えまして、すべからくこれは国民のための道交法で...全文を見る
○坂井委員 御参考までに申し上げますが、公明党で交通安全の実態調査を行ないました。ここに資料がまとまってございますが、この中に、この道交法を全然知らないと回答した人が非常に高い比率を示しております。四八・九%、約半数ですね。半数は知らない。やはりこれは内容がかなり複雑でありむずか...全文を見る
○坂井委員 これはもう一度大臣にお尋ねしたいのですけれども、交通安全、交通事故を抑止するという点について、この道交法自体がもうこれ以上改正の余地はなかろうというぐらいまで抜本的にあるいはきめこまかく改正をされた、こう言われておるわけでありますけれども、車自体がどんどんとふえる、異...全文を見る
○坂井委員 まあかなり防げるということでございます。この問題はあとに譲りまして、次に駐車問題を承りたいのですが、この駐車対策というものは、交通安全対策の中でも重要課題の一つであろうと思います。ところが、都市における駐車対策、これのおくれが指摘されているわけでございますが、今回のこ...全文を見る
○坂井委員 いろいろな理由があるのでしょうが、やはり特定の人の利用場所にさせれば、せっかくのパーキングメーター制度も効果が十分期待できないのではないか。一つにはやはり監視体制がなければ、相手は機械ものでありますし、その辺が少し不十分であったのではないか、こう考えられるわけでありま...全文を見る
○坂井委員 確かにわかりますが、そうなりますと、駐車違反ということはきびしく取り締まっていく、こういう必要性があると同時に、車と駐車ということは切っても切れない、そこで秩序ある駐車体制の確立ということが大事になってくるのではないかと思うわけであります。そこで、いま言いますところの...全文を見る
○坂井委員 交通規制の問題で一、二お聞きしたいのでございますけれども、近年交通規制が、従来のような車の流れをよくするただ単なる経済効果をねらったそういう目的から、いわゆる交通安全を期そう、危険を防止しようという生活環境の確保を目的としたそういう規制に変わってきた、こう判断している...全文を見る
○坂井委員 道路から車道を取った残りが人道、歩行者の道である、いまの道路の実情というのはそうだと思うのですが、私がいま申しましたように、本来的に、たとえば混合道路、生活道路という道路から見れば、これはまさにさか立ちした——さか立ちの発想であったのでは、交通事故をなくそうとしても、...全文を見る
○坂井委員 三・五メートル以下は原則として通行を禁止するという考え方ですね。私の言っているのは、そうしますと、いまもおっしゃるように、道路の実情、その地域の事情というものがおのおのあろうと思うのです。そこで、なぜ規制をするかという考え方の根本には、そうした生活道路等においては人間...全文を見る
○坂井委員 時間が参りましたので、次の機会に残して質問を終わります。
05月18日第65回国会 衆議院 大蔵委員会 第34号
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○坂井委員 数多くの問題点について連日論議がかわされているわけでございます。  まず、私は順序としてお尋ねしたいと思いますが、今回この自動車重量税が創設をされる、しようとするその理由をひとつ明確に示していただきたい。
○坂井委員 お話でございますと、自動車の増加に伴う社会的なコストの問題、同時にまた第六次道路五カ年計画の財源不足を補てんしなければならぬ、そういう理由、同時にまた交通社会資本の充実を期さなければならぬ、こういうようなお答えであったかと思うのですが、そういたしますと、そこで出てくる...全文を見る
○坂井委員 そういたしますと、この重量税法案の今回提出をされたという理由に、自動車その他の社会資本の充実云々とございますが、自動車及びその他の社会資本と、この二つに考えてよろしいのか。それとも、それは同列に、同じような同等の立場を持たしていまのような理由の表現になっているのかどう...全文を見る
○坂井委員 私はその辺の考え方がきわめてあいまいだといわざるを得ないのです。要するに、この自動車重量税の創設が今回提案された主たる理由、目的は、いわゆる第六次道路五カ年計画の財源不足、国費分については三千億の不足を生じたので、したがってこれの補てんに充てるために新税を創設しなけれ...全文を見る
○坂井委員 いまの御答弁ですと、要するに、今回のこの新税による税収入の使途というものが明確にされないままに、先ほどもお答えございましたけれども、従来ありましたが、いわゆる総合交通体系なるもの、これを総合交通関係閣僚会議でございますか、それらがこれから考えていく。中身はこれからの問...全文を見る
○坂井委員 登録免許税、いわゆる権利創設税ということでありますが、そういたしますとこれは目的税ではない。したがって一般財源だ。ですからこの使途を道路その他の社会資本の充実に充てるというようにしたのだ、こういうことだろうと思うのです。そうしますと、どうしても道路の社会的なコストなり...全文を見る
○坂井委員 いまお答えのようなことももちろん理由の中の幾つかでありましょうけれども、私はこの新税創設を提案してきたという理由はもっとほかにあるのではないか。意図するものはほかにあるのではないかという気がしてならないわけなんです。確かに、たとえば軽量車に比べて今日の重量車が現行法に...全文を見る
○坂井委員 わかりました。そうしますと、いわゆる一般財源の対象にするには、重量税を道路利用者税と見ないで間接税と見なければならぬ、そういうことですか。——そうしますと、物品税あるいは自動車取得税との関係でございますが、従来の論議を聞いておりまして私は非常にわかりにくい。もっと納税...全文を見る
○坂井委員 まことにもっともらしいようなお答えですが、そうしますとこの新税は、保有税と利用税という二つの分け方をかりにすれば、どっちなんですか。
○坂井委員 車検時においてということでありますので、これは要するに権利創設税である。それから道路を利用しようという目的に対して課税をする、こういうことなんだろうと思うのです。先ほど家の例での説明がございましたけれども、自動車というのは保有した段階で、すでにそれを利用しよう、走らそ...全文を見る
○坂井委員 午前中の時間が来たようでございますので、質問を午後に譲りたいと思います。
○坂井委員 先ほどの質問に関連するわけでございますけれども、いわゆるイコールフッティング論なるものがございますね。このイコールフッティング論が持ち出されてきた背景のものは、今日の鉄道の財政の問題にからんで自動車新税ということがイコールフッティング論の立場で論ぜられているわけでござ...全文を見る
○坂井委員 いまの後段の、必ずしも適当でない、私はその部分を考えるわけです。今回イコールフッティング論が云々されているのでございますけれども、重量税提案にあたって出されたところのこのイコールフッティング論というものは、私をして言わしめれば、これが非常に不明確かつ御都合主義的な、か...全文を見る
○坂井委員 それがもしこの社会的費用を道路の利用者に正確に負担させるのならば、ある程度交通量は減るのではないか。ひっくり返して言いますと、今日道路の交通容量というものが不足を来たしているということは、現実にその負担させている額が下回っている、低いからです。ですから交通容量が不足し...全文を見る
○坂井委員 重ねて確認させていただきたいと思います。そういたしますと、重量税を提案した理由の中には、いささかも自動車の使用または保有を抑制する意図はない、こう受け取って間違いございませんか。
○坂井委員 すなおにそのことばそう了解しておきましょう。  社会的コストの問題ですが、確かに今日社会全体がモータリゼーション化されて、今日の自動車の激増、それに伴うところの事故あるいは公害の多発は大きな社会現象というか、社会的な深刻な問題になってきておる。そこで自動車に対してそ...全文を見る
○坂井委員 道路自体が非常に劣悪である。そのために今日の道路環境そのもの全体が非常に悪くて、そこで事故なりあるいは公害が多発しておるということは率直に認めざるを得ないし、またそういうお考えだろうと思うのです。  そこでさらに建設省にお伺いしますが、現在わが国における道路の容量そ...全文を見る
○坂井委員 第六次五カ年計画が完成した時点ではどのくらいになりますか。
○坂井委員 私は、質問の意図は後ほど申し上げますけれども、可住地面積に対する道路容量の問題ですが、これは諸外国との対比の問題も含めて論議をしないと、私がいま考えております質問の趣旨というものは正確なものは出てこないのではないか、こう思うのです。あらかたのところの考え方を申し上げま...全文を見る
○坂井委員 私は最終的なものを聞いているわけですよ。日本の国土面積ないし可住地面積に対する道路容量は一体どこまでが限界と考えておられるのか、またその目標を持っておるのかどうか、こういう問題なんです。いまのお答えですと、昭和六十年に二・七%、可住地面積に対しては八%、こういうことで...全文を見る
○坂井委員 あなた方はそういうような考え方で計画を立てるからおかしいのです。いいですか、日本の国土面積は倍にも三倍にもなるはずはないのですよ。自動車の台数は野放しに、ふえるのです。どんどんふえる。今日までの道路行政のあり方というものはどういうことかといいますと、自動車が生産される...全文を見る
○坂井委員 それはもう少しあとで詰めますが、その時点になって考えるなんということ自体がおかしいんだということを私は指摘しているわけなんです。  一方において、閣僚会議でもって交通機関別の内容を検討しつつ、それらが相互に相補完する関係にあるということから、最も理想的な交通総合体系...全文を見る
○坂井委員 いまの御答弁でありますと、可住地面積当たりの自動車保有台数は日本が一番高いわけですね。日本が一位、それから西ドイツ、イギリス、イタリア、フランス、アメリカ、大体そういう順位になろうかと思うのです。ですから、いまの答弁によりましても、もうすでに可住地面積当たりの自動車保...全文を見る
○坂井委員 その総合交通体系なるものができ上がりますと、今度は——大臣、せっかくいま御答弁いただきましたのであわせてお尋ねいたしますが、今回は一般会計、四十七年度は特別会計にという御答弁でございますけれども、そうするとこの特別会計というのは、総合交通特別会計なるもののような性格の...全文を見る
○坂井委員 ではまだ何もきまってないのですね。盛んに総合交通政策あるいはまた体系ということをおっしゃいますからこちらも聞きたくなるわけですけれども、現実には総合交通体系なりその青写真なんかはいまのところ一切ない、あるいはまた検討の積み重ねといういわゆる行政ベースの努力も何もない。...全文を見る
○坂井委員 大臣、そのとおりでしょう。この総合交通体系なる名称がいつ生まれたかといいますと、これはもう御承知なんでしょうが、昭和三十六年に発表せられました所得倍増計画及び全国総合開発計画、この交通部門計画の表題はそのものずばりで、総合的交通体系、こうなっているのです。これ以前に、...全文を見る
○坂井委員 そうすると総合交通閣僚会議というのは一体どのような性格で、どういう意味を持たしておるのでしょうか。
○坂井委員 大臣、こんなことをいわれているんですよ、閣僚会議は今度の新税の財源ぶんどり合戦の休戦の産物である。いかがでしょうか。これは非常にきびしい言い方であるか、あるいはまた全然当を得ない言い方であるかはいざ知らず、そういうようなこともいわれておるというくらいに、総合交通体系な...全文を見る
○坂井委員 次へ進みますが、今回、たとえば日本自動車工業会なんかが計算しますと、自動車の需要は急激に落ちるのではないか。急激とは私は思えない。ある意味ではスローダウンするのではないかというような御意見もあるようですが、たとえば自工会では一八%の減を見込んでいるようでありますけれど...全文を見る
○坂井委員 やはりある程度はダウンするのではないか。主税局長はいま自工会のことをおっしゃっておりますけれども、大蔵当局としてはどういうように考えていらっしゃいますか。
○坂井委員 これは考え方の相違だろうと思いますが、やはりある程度はダウンするのではないかということは当然考えなければならないのではないか。そうなりますと、ことに自動車産業というものが総括産業である。したがって波及効果が非常に大きい。それが関連産業、ことに部品製造等下請零細企業に及...全文を見る
○坂井委員 質問を変えますが、私は先ほど申しましたとおり、日本の道路環境そのものが非常に劣悪である。したがってそれに伴って事故が多発する。いわゆる道路の責めに帰すべき部分が非常に多いんではないか。このこと自体が今日の日本の道路行政のあり方に大きな反省を求めなければならぬ、こういう...全文を見る
○坂井委員 まあ十分配慮するということをおっしゃっていますが、もっとも配慮してもらわなければ困るわけです。困るわけですけれども、話をもとへ戻して私は言っているわけです。本来的には、最初から道路建設の際にはそうした道路環境そのものを考慮して、安全施設の完備された道路というものが本来...全文を見る
○坂井委員 死亡事故を半減させたいということを考えているとおっしゃっていますが、これは半減にならないのですよ。交通安全特別委員会でも議論が集中したところでございますが、これだけのことで交通事故が半減するなんて思ったらとんでもないことです。たとえば警察庁だって三千七百二十六億ですか...全文を見る
○坂井委員 それから、同じく提案いたしますが、先ほど申しておりますように、道路というものが輸送の手段の中の一つとしてどうしても不可欠のものなんだという考え方で、いたずらにどんどん延長するというのではなくして、いわゆる道路以外の他の代替交通手段というものをその間考慮しながら適切な道...全文を見る
○坂井委員 いまはもう故人になりましたマッカーサー元帥が、日本には道路予定地はあるけれども道路らしい道路はないというようなことを評した。これは当時の、かつての日本の道路事情をさしてそう言ったということでありますが、それ以来だんだんと舗装もされた、あるいは延長もされたということであ...全文を見る
○坂井委員 主税局長、簡単にお答えいただきたいのですが、自動車関係諸税の徴税コストは一体どのくらいになっておりますか。
○坂井委員 税目別にわからぬということですが、私が聞いた限りではかなりな徴税コストが必要になっているのではないか。東京都なんか徴税官七千人くらいですか——人数でいうとあれですけれども、二千人近くの人が自動車関係諸税の徴税に当たる。かなりな徴税ロストがついているのではないか。新税と...全文を見る
○坂井委員 それから、こまかいことになりますが、販売会社から自動車を購入する契約をする。ところが、これは販売会社のほうがあるいはまた自動車を購入する人、どちらのミスかわかりませんが、契約をいたしまして、そして車検なら車検、あるいはまたその際に重量税、これらの手続は実際問題としては...全文を見る
○坂井委員 ないように気をつけろといったって、実際問題、そういうことがあるわけですね。それは最初から重量税というものを意図して、そして契約するわけじゃないのですよ。たまたま車検の際にひっついてくるわけですよ。これは徴税の技術的な問題としてそういうような方法をとるのでしょうが、どう...全文を見る
○坂井委員 この際運輸省に伺っておきますが、軽自動車については車検はいつからやるのですか。
○坂井委員 いま軽自動車の使用過程車には課税されません。非課税ですね。車検制度が今度採用されますと、重量税は当然新しい車からは全部取るということですね。この車検制度が始まる始まらないにかかわらず、軽自動車の新車は全部重量税の対象になる、こういうことですか。
○坂井委員 それから、これは運輸省に一つ提案しておきますが、いわゆる重量税ですから、特に大型自動車なんかはその重量によって課税をする。そうすると過積載の問題が非常に大きな問題になるんじゃないかと思うのです。つい最近も積載過重でもって事故を起こした。ですからそういう自動車に対しては...全文を見る
○坂井委員 時間がないようでございますので私は終わりたいと思いますけれども、実は考え方の方向についてだけに私は質問の範囲をとどめました。部分的な問題については、ずいぶんたくさん問題点がございますが、時間がございませんので非常に残念でありますが次の関連の質問者に時間を譲りまして、こ...全文を見る
08月10日第66回国会 衆議院 交通安全対策特別委員会 第4号
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○坂井委員 三人の参考人の方々からたいへん貴重な御意見をお聞かせいただきまして、二、三お尋ねをいたしたいと思いますが、今回の大事故によりまして、いわゆる緊急対策が決定されたわけでございます。先ほど、この緊急対策の内容につきましても、松田参考人から、特別管制区等における問題等必ずし...全文を見る
○坂井委員 松田参考人にお尋ねしたいのですけれども、航空法の改正につきましては、先ほど関川参考人から御意見がございました。私、心配しますことは、先ほども御指摘のありましたように、今回のこの緊急対策によって、自衛隊機対民間機、この事故に対する対策はある程度立てられたとしても、いわゆ...全文を見る
○坂井委員 行政に大きな問題がある、こういう御指摘でございます。確かに飛行機そのものの技術革新というのですか、たいへんな革新をなし遂げる。ところが、それに対応するところの、管制を含む航空行政あるいは航空政策といいますか、これが非常に立ちおくれてきたのではないかというようなことが一...全文を見る
○坂井委員 次に、航空管制の問題で関川参考人にお尋ねしたいのですが、たとえば東京航空交通管制部、東京コントロールセンター、自衛隊機も民間機もあるいは米軍機も、全部このコントロールセンターを通る、ここでもって管制をしておるのだ、言うならば、形の上では管制の一元化はここでできておると...全文を見る
○坂井委員 いまの同じ問題につきまして、専門の松田参考人にお尋ねしますけれども、この管制の一元化ということ、非常にむずかしいいろいろな問題があろうかと思うのですが、一体この管制の実質的な一元化というものはできるのかどうなのか、いま問題はここにあって、ここがガンになって一元化できな...全文を見る
○坂井委員 それからニアミス、まあ今回問題になり、あるいは空中接触を何とか防止することはできないかというようなことで、いろいろの方法等が議論されているようでございますが、ただその中で、この空中接触を防止する防止装置というのですか、警報装置でございますか、そういうものの技術開発がか...全文を見る
○坂井委員 防止装置がなかなかそう簡単にはいかないとすれば、その前に飛行機全部にラジオ交信の装置——いま民間機はVですか、自衛隊と米軍のほうはUですか、これらを何とかうまく調整するといいますか、できなければ、VもUもどっちも包み込む、そうすればお互い飛行機同士の交信ができて、ニア...全文を見る
○坂井委員 時間がございませんので、最後に一問だけ関川さんにお尋ねしたいと思いますが、ローカル空港で欠陥空港ということを最近非常にやかましく言われるわけですが、定期便の飛ぶようなローカル空港の空港保安施設の最低要件といいますか、それには、まずVORと滑走路の延長、この二つは最低条...全文を見る
○坂井委員 ありがとうございました。  終わります。
09月16日第66回国会 衆議院 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第1号
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○坂井小委員 原参考人にお伺いいたします。  いまも出ておりますが、輸出が非常にむずかしくなるのではないかということでございますが、九月といいますと、例年輸出が急増する。商社あるいはメーカーにしましても、やはり資金繰りの問題もありまして、例年ならば急増したわけです。今回はやはり...全文を見る
○坂井小委員 それからもう一点だけ簡単にお尋ねいたしますけれども、最近ユーロダラーがもう四百億ドル以上になってきた、こういう状況下において国際通貨を安定させるということはきわめて困難なことであるということでございますが、こういうばく大な投機的な資金に対する対策はどうあるべきか、い...全文を見る
○坂井小委員 端的に一問だけお尋ねいたします。  最近証券会社では国際投資信託の募集を相当盛んにやっていらっしゃるようでございます。今日のドル不安の状況下におきまして、こうした国際投資信託がはたして将来において心配ないかどうか。かつての、国内におきまして投資信託がたいへんな状態...全文を見る
○坂井小委員 十場参考人にお尋ねをします。  中小企業が予想外の深刻な打撃を受けておる、お説のとおりだと思う。為替面だけでなくして、税制あるいは金融面でもって中小企業の救済策を講じていこう、またいかなければならない。税制の問題は別としましても、金融面では、ワクの拡大であるとか、...全文を見る
○坂井小委員 高城参考人にお尋ねいたします。  中小企業の輸出の新規商談というのは、一部はほとんどストップしておる。課徴金の交渉が双方で、先ほども十場さんからお話がございましたけれども、しかしケース・バイ・ケースで交渉がなかなかスムーズにいかないというようなことも、新規商談がな...全文を見る
09月30日第66回国会 衆議院 決算委員会 第3号
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○坂井委員 ただいまは赤字ローカル線が問題になりました。私は、ローカル新線の建設に関係いたしましてはなはだ好ましくないような事例がかなりございます。そこで、その問題にしぼりまして、具体的な事例をあげながら事実関係を明らかにしていく中で、国鉄並びに運輸大臣の答弁をいただきたいと思い...全文を見る
○坂井委員 そういう手続だということでございます。要するにこの鉄道建設に至るまでには二つの認可の手続が必要である。最初には路盤工事の計画申請、これに対する認可、続いて開業設備工事、これに対する協議申請、これに基づく認可、こういう手順をくぐって、そして最終的には工事完了、こういうこ...全文を見る
○坂井委員 それでは、急ぎますので、具体的に事例をあげてまいりますが、通告をいたしておりました北海道の白糠線、それから九州の油須原線、この工事の概況、いま現在どうなっておるか、今後の見通し、これについてひとつ的確に御答弁願いたい。
○坂井委員 御説明いただいたのですが、私のほうから申し上げますと、いまの白糠線につきましては総予算が七十八億、上茶路−白糠間は六億かけましてすでに開業いたしております。三十九年十月七日運転開始。ところで上茶路−釧路二股間、これは十億投じましたけれども、ただいま説明のありましたよう...全文を見る
○坂井委員 国鉄は国鉄の言い分として総裁はおっしゃるのですが、いずれにしても一年以上経過しておる。レールは敷いているのですが、草がはえているのです。地元民は何と言っておるか。しかも十億の工費を投じておる。国鉄が引き受けられないということは、おそらく、これを走らせたのではますます赤...全文を見る
○坂井委員 きれいなことをおっしゃいますけれども、総合交通体系なんというものはいまになって初めて言い出した問題じゃないのですね。すでに昭和三十三年に出ておりますし、それから三十六年と、もう長い間言い古されてきたことであって、そして今日、陸、海、空にわたる交通政策がもろもろのひずみ...全文を見る
○坂井委員 大臣が早急に検討をして結論を出すと言うんですから、私はそれを信じてその結果を待ちます。  鉄建にお聞きいたしますけれども、いまのような路盤工事がほとんど終わりまして、そして完成している線で、いま問題になりました白糠線あるいは油須原線と類似したような線はほかにございま...全文を見る
○坂井委員 では国鉄に尋ねますけれども、いまのとおり、ございませんか。
○坂井委員 公団も国鉄もないとおっしゃるのですけれども、私の調査した中では同じようなものがあるんです。だからもう少しはっきりとお答えいただきたいと思います。路盤工事が終わりまして、冒頭にお尋ねしましたとおり開業設備工事の計画書を提出した、しかるに未回答である、そういう事例はござい...全文を見る
○坂井委員 だからあるかないか聞いたら、ないとおっしゃる。少し詰めてみれば、あるのだ、追分だ、こう言うのです。まさにそうです、追分ですよ。私は調査しました。追分線のほうがいまの白糠、油須原よりも問題は悪いですよ。悪いといいますか、これは大臣、問題ですよ。いまのような形で、ないと言...全文を見る
○坂井委員 回答いたしておりますか。
○坂井委員 四年間になりますけれども、まだ回答しない。その理由は何でしょうか。
○坂井委員 大臣、お聞きになったとおりなんです。この追分線が完了しても国鉄は引き受けない。なぜか、それだけの効果がないと言うのです。いわゆる石勝ルート、つまり紅葉山線と狩勝線、これと追分線をつないで、そして石勝ルートが貫通してはじめてここに効果があるのだ、こうおっしゃる。だから追...全文を見る
○坂井委員 五十年度完成の見通しだというのです。そうすると、これは一体どうなりますか。もう追分線は二十数億投じて、ある程度完成しまして、いままで四年たってしまったのです。そして五十年だ。これではまだ四年ないし五年で、九年ないし十年、これは利子がついておるでしょう。利子だってばく大...全文を見る
○坂井委員 時間が来ましたので終わりますけれども、いまも大臣のお答えがあったようでありますけれども、私最後に一つ念を押しておきたい。ということは、私は相当具体的な事例をもって詰めていきたいと思ったのですけれども、時間がございません。大臣いろいろお答えがございましたけれども、要する...全文を見る
○坂井委員 終わります。
○坂井委員 二点ございます。一つは国鉄の未利用地の売却の問題、それからいま一点は、バス、タクシーそれからトラック等の運賃値上げに関係した問題。  最初に、国鉄の遊休地、未利用地ですか、この売却の関係がございます。この計画のあらましについてまずひとつ御説明いただきたいと思います。
○坂井委員 そうしますと、全体の売却の予定と、現在までどれくらい売却できたのか、さらに現在までの経緯にかんがみて、将来の売却の見通し等についてもう少し詳しくお願いいたしたい。
○坂井委員 なお、もう少し詳しくお願いしたいと思うのですが、要するに、いま国鉄が線路敷も含めて全国で五千万平方メートルの用地を持っておる、その中で千二百万平方メートルが遊んでいるのではないか。遊んでいるということばが適当かどうか、いわゆる未利用地、そしてそのうちの三分の二、すなわ...全文を見る
○坂井委員 そうしますと、やっぱり八百八十万平方メートルは大体売却の予定ということだと思いますが、八百八十万平方メートルの売却をいたしますと、大体どれくらいの収入があるのか、見込んでおるのか。おそらく見込みは立っておるだろうと思うんですけれども、御答弁できればひとつお願いいたした...全文を見る
○坂井委員 一説では約百億くらいじゃなかろうかなんていわれておるようですけれども、いずれにしましても、この国鉄のいわゆる未利用地に該当するようなそういう土地の払い下げ売却ということは、これはあながち悪いことではないと思います。同時にまた、この売却の方法が一般公開競争入札による、こ...全文を見る
○坂井委員 いまの御答弁了承いたしますが、ただ、この際、私あえて申し上げておきたいと思いますことは、こうした、従来ともすれば国有地ないし公有地の払い下げに関してきわめて不明朗な事例が間々ございました。したがって、そのようなことの断じてないように、慎重かつ適正な払い下げをやっていた...全文を見る
○坂井委員 決定に基づいてかなり改善されたという、しかし部分的な問題もというような御答弁でございますが、私はやはり一口に申しまして、あながち改善への効果というものはあがってないんではないかといわざるを得ないような問題が幾つかあるわけですね。  一、二聞いていきたいと思いますが、...全文を見る
○坂井委員 要するに、そういう事例があるわけですね。認可申請を出さないで協定を結んだですね。それらが十一件、四件は破棄で七件は取り下げという指導をしたということですね。さらに、提出するように指導中のものが一件ある。あるいは認可申請の内容が不適切のために取り下げるようにすでに指導中...全文を見る
○坂井委員 累進歩合制については改善されておるということですけれども、いま数字をあげられた範囲内では、少なくとも違反率も上がっておるわけですね。もちろん問題のある事業場について特に監督実施をしたということでありますので数字的に上がっておるのだという御説明ですけれども、しかしそれに...全文を見る
○坂井委員 行管の御答弁でございましたが、内容的にはかなり問題があると思われます。したがって、行管としては相当な決意で真剣に監督、監察を行なうということであろうと思われますけれども、少なくとも私は、前回の値上げの際に、もろもろの条件を合理化し、改善をするんだという約束のもとに値上...全文を見る
○坂井委員 タクシーの近代化センターの内容につきましては、私はもう少し詰めたいと思ったのですが、きょうはあえてあまり深い内容には触れませんが、しかし実際の効果、仕事の内容等々については、いろいろと巷間言われる、いうならば風評といいますか、そういうものもあるようであります。やはり適...全文を見る
○坂井委員 運賃の適正化ということで政務次官おっしゃったのですが、端的にお尋ねしますけれども、いま直ちに値上げに応じようというようなことはないということですか。やはりいまおっしゃったような、しばらく事態の推移を見ながら、改善し、サービスの向上がはかられ、企業体質等にも進歩が見られ...全文を見る
○坂井委員 では、私は最後に要望として申し上げて終わりたいと思いますが、サービスの向上あるいは体質の改善その他、もろもろの事項等について十分効果が見られた、そういう時点までは運賃の値上げはいたさないという、そういう政務次官の答弁であろうと思います。したがって、そういう方向に対して...全文を見る
10月29日第67回国会 衆議院 決算委員会 第1号
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○坂井委員 私は、たばこの製造それから販売に関係いたしまして、専売公社が従来ややもするといわゆる財政専売という制度に依存いたしまして、合理的な経営、運営には少し配慮の欠ける点があったのではないか。こういうことにつきましては、すでに公社が出されました長期経営計画の中にもこれは率直に...全文を見る
○坂井委員 営業倉庫が二億一千万、社有庫が二億六千何がし、比率から見ますと大かた半分、いささか営業庫は少ないようでございますけれども、営業庫に依存する度合いがきわめて高いわけですね。大かた五〇%に達しようとしておる。  そこでお尋ねしますが、しからば公社がこうした営業倉庫に対す...全文を見る
○坂井委員 競争入札ですか、随契ですか。
○坂井委員 随意契約で契約がなされるということであります。  それでは、この営業倉庫に対する保管料の支払い額、実績でけっこうでございますが、四十年度から四十五年度まで、その間どれくらいの寄託保管料が支払われたか、それをひとつ伺いたいと思います。
○坂井委員 年々額がかなり上がってきております。いずれにいたしましても、その比率がまず半々というところですね。相当な額でございます。ですから、このバランスは私は決して適正ではないと思います。これは私なりの断定です。  そこでお尋ねをいたしますけれども、公社のほうでは葉たばこの倉...全文を見る
○坂井委員 簡単でけっこうですけれども、少し具体的にお答え願いたい。   どれくらいの拡充をされる計画でございますか。まず四十六年度予算において、社有庫拡充等のための予算要求をなさったかどうか、額ないしどれくらいふやすかという、その量に対する算定の根拠をひとつ簡単に示していただ...全文を見る
○坂井委員 それによって、先ほどの社有庫と営業倉庫、これのバランスがどの程度社有庫が拡充されますか。この計画によりますと何%くらいの程度になりますか。
○坂井委員 わかりますがね、その辺の考え方は。決してこの計画に対して私は異論は申しません。ただ、しかしあえて言わしていただきますが、しからば今日までなぜ社有庫を拡充してこなかったのですか。裏返せば、私をして言わしめれば、営業庫にたより過ぎている。こういう状態が在庫量がうんとふえて...全文を見る
○坂井委員 いまおっしゃったことも一つの理由ではございましょう。しかし私は、それはより根本的ないしは本質的な理由ではない、そう見ております。したがって、そういう問題について、私がこれにガンがあるという点についてこれから論証していきたいと思います。  順序としてお尋ねいたしますけ...全文を見る
○坂井委員 二十カ月ないし二十四カ月というと約二年ですね。その間倉庫に保管しなければならない。非常に特殊なそういう保管といいますか、いわゆる貯蔵の期間を置かなければならぬという保管ですね。そういたしますと、なおさらそういう特殊性から考えても、いまあなた方おっしゃいました、示してい...全文を見る
○坂井委員 これは答えは出ないでしょう。きょうは大臣も政務次官もお見えでないのでやむを得ません。これはまた後ほどに譲ります。  そこで、さきに返りまして、要するに、熟成期間約二年を要するということでございます。そうしますと、いま倉庫に保管しておる一番古い葉、これはどれくらいの期...全文を見る
○坂井委員 私のほうで調べましたら、古いものはまだ四十年くらいの葉があるんですね。これは倉庫をひとつお調べください。これは、公社のほうでわかっていないというのはおかしいんです。毎月受け払いがあるんでしょう。受けて払って、そして月末の在庫残がありまして、翌月に繰り越す。翌月において...全文を見る
○坂井委員 その三月中の受け払いはわかりませんか。幾ら受けて幾ら払ったか、幾ら入って幾ら出たか。——直ちに出ないようならば、けっこうです。あとでひとつ資料を提出していただきたい。  ただ、私あえて申し上げておきますが、いま申し上げたことは何かといいますと、要するに、毎月の受け払...全文を見る
○坂井委員 私の資料では、葉たばこの営業倉庫に寄託した額は、四十四年度においては九十三社、三十二億二千万、四十五年度は九十社、二十九億三千七百万でございますが、間違いございませんか。
○坂井委員 それでは、この葉たばこ倉庫業者に対します保管寄託料の支払い実績で、上位一位から五位までの会社名をあげてください。
○坂井委員 そうしますと、上位五社というのは、公社の元幹部が就職した会社ばかりですね。天下り会社、それが上位五社を占める。これはどうもまことにけげんなことでございます。  また、これは私の資料でございますけれども、いま示していただきました七人の七社、この七社は上位二十社——ここ...全文を見る
○坂井委員 そうしますと、先ほど申しましたとおり、四十四年度の支払い実績が三十二億二千万、四十五年は二十九億三千七百万、約三億の減額です。減じております。にもかかわらず、いまあげられました会社についてはふえておる。これは天下り会社です。これはどういうわけですか。
○坂井委員 もっともらしい御答弁です。  ではお伺いしますけれども、それでは上位二十社の中でいまの七社を引きましてあと十三社、その十三社中ふえているのはわずかに三社ですね。これはどういうわけですか。四十四年に比べて四十五年がふえている会社はわずかに三社しかありません。
○坂井委員 総裁、お聞きになったとおりなんですが、私はここであえてこの問題についてこれ以上の議論を進めようとは思いませんが、どうですか。これは私は決して好ましいとは言えないと思う。これは明らかに天下りの弊害が出ている端的な事例だ、こう見ているのですが、好ましいことではないと思いま...全文を見る
○坂井委員 私、先ほど前の決算委員会での議事録を読みました。そうしますと、総裁のいまの答弁は前回の答弁に比べますときわめて前向きであろうとは思います。問題は別でございましたけれども、こういう問題ではございませんが、その点は私はわかりますが、しかしなお具体的に、どういう方向に持って...全文を見る
○坂井委員 総裁、世間的にはすでに非難を受けているわけですね。その点の世間的な常識の責任を踏まえなければいけない。これは法的な問題、法律的な問題ではないのです。まずそこをお考えになっていただきたいと思います。同時に、いまも申しておりますように、これは非常に密接な関係にあるわけです...全文を見る
○坂井委員 保留していただいてけっこうです。  もう一つ言いましょう。言いたくないのですけれども、あえて私は申し上げます。  それは、先ほど七人の方がこの七つの会社に就職をされた、そのとおりであります。それでは、それ以前に公社から、いまおっしゃった七つの会社に就職をされて、お...全文を見る
○坂井委員 三井埠頭を見ますと、藤原さん、三十一年の六月に就職しまして三十六年の十月退職ですね。しばらく期間を置きますが、そのあと岡さん、三十八年三月、退職は四十一年九月。その二カ月ばかり前ということになっておりますが、同じ四十一年の七月にいまの古山さんが就職。あるいは日通を見ま...全文を見る
○坂井委員 ずいぶん、この営業倉庫に対する契約の方法にも私は問題があろうかと思います。この辺は、きょうは深く触れる時間がございません。まず、そのつど、この寄託契約書、通知書ですか、これによって行なっているようでございますけれども、つまり年間の総量というものは契約しておらないのです...全文を見る
○坂井委員 在庫量が四十三万トンございますね。間違いございませんか。国内産の葉たばこの年度末在庫数量です。
○坂井委員 それは何カ月分の使用数量に該当するのでしょうか。
○坂井委員 そうしますと、公社の標準在庫月数は何カ月になっておりますか。
○坂井委員 三十一カ月分を持っている。標準在庫月数は二十四カ月、七カ月分持ち過ぎているという勘定になるわけですね。
○坂井委員 これも公社の資金を固定化する、あるいは金利の問題があるでしょう、あるいは保管料がかさむでしょう。在庫数量は決して正常であるとは言えませんね。在庫数量の正常化につとめるような具体的な措置は講じておられますか。
○坂井委員 いずれにしましても在庫量が非常に多いわけですね。それにもかかわらず、この社有倉庫の利用効率がきわめて悪い。会計検査院から指摘を受けた。私はきわめて遺憾だと思う。ですから、そういう中で営業倉庫に寄託する量を、いま申しましたようなさまざまな観点からいたしまして、大幅に営業...全文を見る
○坂井委員 では、さらに念を入れてお尋ねしますけれども、営業倉庫の分は減らす、こういうお考えですね。
○坂井委員 委員長からの要望でございますし、本会議の時間も近づいておりますので、私はあえて一問も行ないません。ただ、最後に要望だけ申し上げておきますが、どうか、いま申しましたような点につきまして、こうした原料倉庫の適正にしてかつ効率的な運用、運営、この配慮につとめると同時に、いま...全文を見る
12月10日第67回国会 衆議院 決算委員会 第4号
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○坂井委員 質問の要点に対しましてはひとつ簡明に御答弁をお願いいたします。  問題は手形の取り扱い高で日本最大といわれております株式会社日証、貸し金業者でございます。この日証にかかる問題でございますが、日証の資本金は四千五百万、これが手形取り扱い高が年商七百億ともいわれておりま...全文を見る
○坂井委員 調査の目的と、それからこの日証を調査しているのは一体どこが調査しているのでしょうか。大阪国税局でありますか、あるいは南税務署でありますか。
○坂井委員 一般調査ではあるけれども、日証の実態を把握したいという目的がある。この日証に関係をしていろいろの問題がある。そのいろいろの問題というのは、いわゆる日証を舞台としたところの金主——多額の金を日証に導入しておる、日証に貸しておるそういう金主の中に大口の脱税者がある。すでに...全文を見る
○坂井委員 それではお伺いしたいと思いますが、最近におきます日証の手形扱いの総高、それから買い入れて割り引いた総額、それからこれをさらに、いわゆる金主に対する再割りに出しますその額、それからその間の利率、口証の利ざやと申しますか、利益はいかほどになっておりましょうか。
○坂井委員 そういたしますと、金主の実態、金主がどれくらいおって、どれくらいの規模の金を日証に提供しておる、そういうような事実についてもまだ把握されておりませんか。
○坂井委員 私の知り得た範囲におきましても、この金主の中には非常に規模の大きな人がおります。年間数億、数十億、あるいは百億を突破する、そういうそのあらましについては国税庁はつかんでいらっしゃると思いますけれども、その辺はいかがでしょうか。
○坂井委員 前段申しましたように、日証それ自体の資本金は四千五百万、自己資金というものはきわめてわずかだ。これが年商七百億といいますと、その多くはいわゆる他の金主によって提供されておる。したがって、この巨額の財源の出所というものは、その大部分は金主であろうということは推測されるわ...全文を見る
○坂井委員 それでは、出資法、正確には出資の受入、預り金及び金利等の取締等に関する法律、この解釈についてお尋ねをいたしたいと思いますが、これは第九条におきましては、手形の割引については金銭の貸借とみなすとなっておりまして、第二条におきましては、不特定かつ多数から業としての預かり金...全文を見る
○坂井委員 それでは、この再割引の際に、金主と日証との間に何らかの証拠になるようなものが発行されておりますか、どうですか。
○坂井委員 金主から金を受け入れた際に、これは「代金取立手形受託証」の写しであります。こういうものを国税庁は手に入れていらっしゃると思いますが、いかがですか。
○坂井委員 それでは一体この「代金取立手形受託証」なるものは、何の目的をもって発行された、出されたと解されていらっしゃいますか。
○坂井委員 それでは申し上げたいと思いますが、まさにいまおっしゃるとおりの預かり証的な意味もあります。しかしながら表現は受託証であります。言うならばこの受託証は元本を保証しますという一種の約束だと私はとっております。これを見ますと、金を出した金主の名前は出ません。額面は出ます。そ...全文を見る
○坂井委員 では銀行局。
○坂井委員 それではもう一ぺん元へ戻しますが、一体この出資法が制定されたその立法の趣旨は何でしょうか。
○坂井委員 立法の趣旨につきましてはいま答弁があったとおりだと思います。経済秩序を維持し、ないし投資家に対して不測の損害を生ぜしめないという目的がある。この法律が制定される以前にもずいぶんいろいろ問題があったのですね。そういうことからこれは制定されたということであります。貸し金業...全文を見る
○坂井委員 進まぬようであります。私はまさに問題があるということを指摘申し上げたい。立法の趣旨に照らしても二、三点問題があります。少なくとも問題はある。それから第二点、これは法に照らしてです。第二条、いわゆる預かり金としての経済的性質のきわめて濃厚であるということを事実をもって申...全文を見る
○坂井委員 それでは、もう一回銀行局にお尋ねしますけれども、こういう受託証なるものが日証を舞台として出ておる、そしてこれを一つの媒体として数多い金主の中に大口な悪質な脱税者を出しておる、そういう事実は歴然とあります。しかも先ほど申しましたように、これは日証だけがやっておる特殊なシ...全文を見る
○坂井委員 少なくとも非常に大きな問題があろう、こう私はとっております。十分な調査をされたいと思いますが、ただ、この受託証は、日証の社長自体も、いろいろ問題があるのでこれは廃止したい、こういう意向を漏らしているようであります。したがって、そういう点も踏まえられて、勘案されまして、...全文を見る
○坂井委員 まさにおっしゃるとおり、たとえこれが法律に直ちに抵触しないまでも、道義的には非常に大きな責任もあろうと私も思います。ただ、いま申しましたように、私はあくまでもこれは法律に抵触するおそれ多分にあり、そういう見方をしておりますので、そういう点をあわせてひとつ強い態度でもっ...全文を見る
○坂井委員 すでに国税庁からいただいた資料があります。いまおっしゃった三名の方、しかし事実は十月以前には六名いらっしゃった。私は、たまたまここに天下ったというのならば、ことさらにこれを問題にしようという気持ちは実はありませんでした。歴代の署長であります。試みに申し上げます。  ...全文を見る
○坂井委員 このほかに国税庁関係の方も多数いらっしゃいます。これはここで皆さん国税庁のほうから御報告をしてもらいたいと思いますが、国税庁のほうでは実態をつかんでいらっしゃらないということでありますので、あえて私申しませんけれども、少なくとも国税庁に関係した方々が十五名もいらっしゃ...全文を見る