坂井弘一

さかいひろいち



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坂井弘一の1974年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月25日第72回国会 衆議院 予算委員会 第22号
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○坂井委員 公明党の坂井弘一でございます。  参考人の皆さんにはたいへん御苦労さまでございます。最初にお願いしておきたいと思いますが、時間に限りがございます。どうか御答弁は正確に、かつ簡明にお願いいたしたいと思います。  日商岩井の辻社長がお見えでございますのでお尋ねをしてい...全文を見る
○坂井委員 単なる通常の調査ではないということを、私はまず指摘をしておきたいと思います。相当大がかりな人数、そして期間、国税特別調査官による、いわゆる特官によるところの調査が進められておるということでありまして、ここでその際と申しますのは、昨年の十月でありますが、あなたの社の重要...全文を見る
○坂井委員 その際提出を求められた、ここにその書類のひな形がございますが、ブレークダウンリスト、これを確認いただきたいと思います。  私、簡単に申し上げますが、大阪ランバー、名古屋ランバー、福岡ランバー、ポートランドオフィス、バンクーバーオフィス、こういうふうにずっとありまして...全文を見る
○坂井委員 たいへん困る。これはあなたのところの重要なブレークダウンリストです。取り寄せて調べるということもないと思う。私は、念のためにこの形式についてわざわざ読み上げました。あなたが御存じないはずはないと思いますが、いかがですか。
○坂井委員 では、一番上の右のほうを見てください。TKランバーF-1とあります。つまり東京木材第一部第一課、あなたの社ではありませんか。
○坂井委員 おそらくそうだろう。――間違いございません。では私は、中身についてお尋ねをしていく中で明らかにしていきたいと思います。  端的に申し上げますが、辻社長、このリストを見ますと、この中に、価格操作が行なわれたその内容が明らかに表示されてございますが、あなたはそのことにつ...全文を見る
○坂井委員 もちろんこれは価格操作のための表ではありません。あなたの社のブレークダウンリストでございます。しかし、このリストの中に価格操作、価格のつり上げが行なわれたということが歴然としていることを私は申し上げておるわけであります。そのことを、まさかあなたは御存じないはずはあるま...全文を見る
○坂井委員 では、日本につきまして、内地の主要揚げ地を申します。確認してください。  秋田、新潟、敦賀、広島、岡山、姫路、神戸、大阪、岸和田、和歌山、田辺、名古屋あるいは清水、東京、千葉、日立、塩釜、小松島、鹿児島等々でございますが、いかがでしょうか。
○坂井委員 いかなる船で運ばれてまいりますかといいますと、おも立った船名を申し上げたいと思いますが、山下汽船では麗峰丸、峰玉丸、バンエンタープライズ、バントライアンフ、新和海運では晴山丸、アジアデイル、日本郵船は松原丸、飯野海運は昭島丸、大和海運はタコマ丸、これらが外地から木材を...全文を見る
○坂井委員 主要取引先は、関連会社といたしまして、富樫産業株式会社、それからスズ建、東林株式会社。富樫産業の社長は角田栄さんでありまして、日商木材第一部次長、兼職であります。スズ建につきましては、会長は大曽根誠一氏、元日商中近東支配人であります。東林につきましては、専務の藤沢信郎...全文を見る
○坂井委員 確認をいただきました。  それでは申しますが、いま確認を得ました積み出し港あるいは荷揚げ港、船名、取引先、これらがこのリストに記載されております。そして、このリストには原価に上のせした金額が明らかに書かれてあります。リストの上に、原価に上のせをした価格、それが書かれ...全文を見る
○坂井委員 そうではないのです。リストの中に、FASとさっき示しました、つまり積み地における船側渡し価格、それが上段にあります。金額が書いてあります。次がFアンドL、これは船運賃及び積み込み料、この金額、そのトータルがCアンドF、これが産地での本船渡し価格及び船運賃ですね。ところ...全文を見る
○坂井委員 私、はっきり申し上げておりますのは、わかりやすく言いますと、たとえばすでにアメリカを出港する際、その場合に原価に上のせされた原価、つまり仮装された原価、そういうものが記載されておる。しかも船が出港してからまた記載される、原価に上のせされる、そういうような例がこのリスト...全文を見る
○坂井委員 私は、そこまで申し上げればほぼお答えいただけるのではなかろうか、実はそう期待して申し上げてまいりました。しかるに、辻社長はあくまでもそれを否定されるようでもありますし、どうもはっきりいたしませんので、たいへん残念でございますけれども、このとおり、私はあなたの社の、根拠...全文を見る
○坂井委員 書かれてあるという事実については、御確認いただいたのでしょうか。いかがでしょうか。これはあなたの社の明細書です。ブレークダウンリストなんです。取引を示すことが歴然と、ここにあるわけです。
○坂井委員 これは、私はたいへんなことであります。アメリカで買い付けをする、外地で買い付けをする。その場合、たとえば三百五十ドルで買い付けたものを、本社の指示によって百五十ドルも上のせをして五百ドルにする。船に積まれる。その場合アメリカのいわゆる千スクリブナー、これが一つの単位で...全文を見る
○坂井委員 たいへんうつろなことばに聞こえてなりません。善処とは、一体いかなることでしょうか。このようなことをやられて、善処ということでもってあなたはお済ましになるという、つまり商社のいまの共通的な体質、姿勢、これを私はきびしく申し上げなければならぬと思います。  確かに、商社...全文を見る
○坂井委員 私は、責任をもちまして、きわめて根拠のある資料、つまり日商岩井さんの資料に基づきまして、ただいま質問をいたしました。これは事実であるということは、ほぼお認めのようであります。しかし、なおさだかでない点もあります。  したがって、今回のこの問題につきまして、これに類似...全文を見る
○坂井委員 では、なお申し上げます。  この問題は、先ほどから申し上げておりますように、物価問題と非常に重要なかかわり合いがあります。そのからみにおいて、私は、このような不当な価格操作、その実態をいま如実に申し上げました。率直に申し上げました。しかし、なお本委員会においては、そ...全文を見る
○坂井委員 単に承るということでは、私は非常に納得ができがたい。しかし、委員長の決断を期待いたします。  一言最後に申し上げておきたいと思いますが、私は何も、単に商社をいじめているのではありません。先ほど申しましたように、原材料の輸入、非常に大きな分野を占めておるその役割り、商...全文を見る
○坂井委員 参考人の方々に順次お尋ねしてまいりたいと思いますが、冒頭に、一言私、申し上げておきたいと思いますことは、国政調査権に基づくところのいわゆる審議あるいは調査、これを行なう場合の基礎的な条件といたしまして、一つは、真実の発見であり、かつ二つ目には、冷静な判断、これがまさに...全文を見る
○坂井委員 お答えいただきました仮装、隠蔽、まさにそのとおりであります。これは、通則法六十八条一項で明確であります。仮装、隠蔽がなされた。しからば、なぜ仮装、隠蔽がなされたのか。それは矢野質問におきまして明らかにされました。つまり、国税庁との間におきまして確認されました特徴的な海...全文を見る
○坂井委員 あらまし、いま申しました四つの点について御確認いただいたようでございます。  ところで、きわめて残念かつ遺憾に思いますことは、一月二十九日、同日の夕刻に、ジェトロにおきまして、三社の代表の方々が記者会見をされました。脱税ではない、インチキは決してしてない、あなたの社...全文を見る
○坂井委員 ところで、私は、これまた非常に大きな問題として、今後の反省としなければならない点が一つあろうかと思います。それは米国の、アメリカの内国歳入庁、これが日本の本社においては相当大きな利益をあげておる、にもかかわらず、海外現地法人は、トーメンさんの現地法人は少ない、非常に不...全文を見る
○坂井委員 丸紅の参考人、お尋ねいたしたいと思いますが、同じように、おたくの小山副社長が、やはり脱税ではない、利益の隠匿の事実は全くないと、これを強調されたというように聞いております。しかし、重加算税を追徴された、これは事実であります。仮装、隠蔽がなされたということであります。い...全文を見る
○坂井委員 たいへんのんきなような、驚いたようなお話を、あまり聞かしてもらいたくないと思うのです。つまり重加算税をつけられたということは、仮装、隠蔽があった、しかもその仮装、隠蔽は、海外取引を利用した、先ほど申しました四点にわたる、そのようなきわめて巧妙、悪質な手口なんだというこ...全文を見る
○坂井委員 三井物産さん、いかがでございますか。
○坂井委員 住友商事さんはいかがでしょうか。
○坂井委員 三社の参考人の方々に申し上げたいと思いますが、あなた方の社が公表されました決算報告がございます。損益及び剰余金結合計算書、私の手元に、大蔵省からこの資料をちょうだいいたしました。ここにも明確に脱漏所得が掲記されてございます。これは、すでにあなた方の社の監査役がこれを承...全文を見る
○坂井委員 あなたのほうの損益及び剰余金結合計算書です。
○坂井委員 よくお調べをいただきたいと思いますが、つまり、私がいま申しましたのは、脱漏所得に対する追徴税額を申し上げたわけです。つまり、当然納付しなければならない税金を納めていなかった。税務当局が調査を行なって、あなたの社はおかしいではないかと、更正を受けております。そして、納め...全文を見る
○坂井委員 ぜひお願いしたいと思いますが、本日のこの予算委員会終了までに、これは簡単に、会社それぞれお問い合わせいただければわかることだと思います。終了までにお調べになっていただきまして、回答をいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○坂井委員 どうしてもわからなければ、それでもけっこうですが、しかし、私が言っているのは、重加算税が取られてあったかどうか、電話一本で済むことだと思うのです。それくらいのことはお問い合わせできないことはなかろうと思ってお願いしたわけでありますが、いかがでしょうか。
○坂井委員 なお委員長、私がいま申し上げました数字につきましては、前段申し上げましたように、会社のきわめてはっきりした根拠のある資料に基づくものでございまして、少なくともこれだけのものは、追徴税額として追徴されたということでございます。したがって、これにつきましては、いま重加算税...全文を見る
○坂井委員 ありがとうございました。そういうお取り計らいをいただいた上で、またあらためて、この問題の具体的な内容に入っていきたいと思います。  ただ、一言最後に申し上げておきたいと思いますことは、海外取引を利用したそうした脱税行為、こういうものがひんぱんに行なわれておる。それが...全文を見る
○坂井委員 委員長、それは承知いたしました。  ただ、先ほど三社の更正通知書、これは四十五年から四十七年、過去三年と申し上げました。四十八年の上期まで提出をいただきたいと思います。
○坂井委員 四十八年の上期でけっこうであります。よろしくお願いいたします。
○坂井委員 ありがとうございました。
03月07日第72回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第3号
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○坂井分科員 最初にお尋ねいたしたいことは、一般向けの保育所の建設の際の国庫補助についてであります。  四十八年度の一般向け保育所の建設につきましては、全国で何カ所、金額にして幾ら国庫補助の対象になったでしょうか。まず数字だけ最初にお示し願いたいと思います。
○坂井分科員 問題は大阪府でございますが、大阪府に対しましては査定がゼロであったということを聞いておるわけでありますが、全国四十七都道府県といたしますと、四十六都道府県には保育所の国庫補助があった。大阪一つだけはゼロ、これは間違いございませんでしょうか。
○坂井分科員 お考え違いじゃないでしょうか。私は一般向けの保育所についてお尋ねをしておるわけであります。ただいまのお答えは同和関係の保育所じゃございませんでしょうか。
○坂井分科員 それではお伺いいたしますが、大阪府の一般向けの保育所の建設の実績でございますが、四十五、四十六、四十七年度、つまり三カ年間の国庫補助実績の説明をお願いしたいのですが、数と金額だけでけっこうでございます。
○坂井分科員 私の調査によりますと、大阪府では四十五年に一般向け十一カ所、三千九十万、四十六年が五カ所、一千三百五十万、四十七年が五カ所、一千六百五十万、こうなっておるのですが、御確認はいますぐにはしていただけないように思いますが、いかがですか。
○坂井分科員 そういたしますと、四十八年度の補助申請でございますが、一般向けの補助申請は大阪府からはどのくらい出されたのか、それもおわかりにならないでしょうか。
○坂井分科員 三十カ所ばかりの保育所の国庫補助申請が出された。同和向けにつきましては九カ所、一カ所は辞退でございますから八カ所が認められた。そういたしますと、先ほどの御答弁によりますと、一般向けはゼロということのようでございますが、一体一般向けがなぜ大阪府だけがゼロになったのか。...全文を見る
○坂井分科員 同和向けは九カ所。そうすると、その後追加によりまして、一般向けは五カ所追加した、こういうことでございますか。
○坂井分科員 そういたしますと、大阪府から、それは一般向けが査定がゼロになったから、再申請によって一般向けを復活してもらいたい、こういう手続に従っていまのような一般向け五カ所ということを決定されたんでしょうか。
○坂井分科員 私のお尋ねいたしておりますことは、大阪府から再申請が出されたかどうかということについてお尋ねをしておるわけであります。
○坂井分科員 実は大臣もとくと御承知のところでございまして、大阪府の摂津市が国を相手どりました超過負担訴訟、これはたいへん大きな政治問題化しております。すでに訴訟が行なわれておる。そうしたときに大阪府だけが、ただ一府だけが一般向け保育所の査定がゼロであった。これは言うなれば国のあ...全文を見る
○坂井分科員 折衝の経緯につきましては私はつまびらかにいたしておりません。したがって、その限りにおいては私は何とも申し上げられる立場ではございません。ただ客観的に見まして、一般向けが当初の段階において大阪だけがゼロであった。補正において五つ復活したということは事実なようでございま...全文を見る
○坂井分科員 次の問題ですが、厚生省が策定いたしました社会福祉施設緊急整備五カ年計画、この中で寝たきり老人等の施設について、その進捗状況が非常におくれているようでございまして、つまり特別養護老人ホーム、養護老人ホーム、軽費老人ホーム合わせまして、これは四十六年からスタートして五十...全文を見る
○坂井分科員 おたくからいただきました老人福祉施設整備状況、これを見ますと、四十八年度におきましては当初実施計画二百七十九件、六十三億五千三百万、これに対しまして計画の変更減といたしまして、十九件、三億八千三百万、こうなっております。つまり、事業の中止が非常に多い。事由は何でしょ...全文を見る
○坂井分科員 大臣、お聞きしていただいたので具体的に申し上げますが、和歌山県の新宮市と東牟婁郡全町村の一部事務組合立の特別老人養護施設、南紀園です。これが当初、総事業費一億三千三百万、これに対します国庫補助が三千百十七万、県費補助が一千五百五十八万、これが出されたのですね。ところ...全文を見る
○坂井分科員 大臣、実はいまおっしゃいました補助率が二六・二%アップされておるわけです。これは四十七年から四十八年十一月、二回にわたって上げまして二六・二%も上げていらっしゃる。それでもなおかつできない。つまりそれ以上に資材、物価の高騰が激しい、こういうことでございます。一例を申...全文を見る
○坂井分科員 終わります。
03月08日第72回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第4号
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○坂井分科員 果樹のうちミカンについてお尋ねいたしたいと思いますが、昭和五十六年度を目標年度といたします農林省の「果樹農業振興基本方針」がございます。これを見ますと、昭和五十六年度における需要の見通しを四百九万九千トンないし四百二十三万八千トン、四十七年度から昭和五十六年度までの...全文を見る
○坂井分科員 現段階においては直ちに基本方針を変える必要はない、しかし将来の方向としてやはり検討せざるを得ないというのが、実情にかんがみた基本方針に対するいわゆる手直し、検討のし直しということのお考えがおありなような感じに私は受けとったのですが、そのように理解してよろしゅうござい...全文を見る
○坂井分科員 くどいように申し上げて恐縮なんですけれども、大臣、やはり基本方針は少なくとも五十六年度に至るまでの間には検討し直さなければならぬのではないか。私きわめて実情を客観的に見てそういう感じがしてならないわけですけれども、その辺は幾らかの含みを持ち、あるいは少なくともそうし...全文を見る
○坂井分科員 大臣のおっしゃること、私は理解するにやぶさかではございません。昨年、実は私当時櫻内農林大臣に基本方針のことについてたいへん見通しが甘いのではないかという点を指摘しながら、実態に即しながらいろいろとお尋ねをしてまいりました。その際櫻内大臣は、諸要素に基づく計算からは一...全文を見る
○坂井分科員 そういたしますと、まだ四十九年度の数字については見通しとしても立たないということでございましょうか。
○坂井分科員 実は四十八年度が三百三十万トンだったわけですね。私は必ずしもこの三百三十万トンというのは正確ではないと思っております。もっと上回るでしょう。しかし、少なくとも農林省においては三百三十万トンということを公表していらっしゃるわけでありますが、つまり裏年で三百三十万トンと...全文を見る
○坂井分科員 たいへんお苦しいと思いますよ。しかし大臣、やはり四百万トンは下回ることはまずあり得ないのではないか。まずことしは四百万トンはどうも生産が上がりそうだ、こういうことでずいぶん心配する向きが実はあるわけでございます。  それはさておきまして、たとえば四百万トンという数...全文を見る
○坂井分科員 ずいぶん甘いと思いますよ。しかし、かりにいまの数字を一応いただくといたしまして、果汁が五十五万トンないし六十五万トンといたしますと、全体で八十五万ないし九十万トンということになりますか。いかがでしょう。
○坂井分科員 では、一応その数字を私いただくとしましょう。そういたしましても、前段申し上げましたように、かりに四百万トンという生産量が見込まれた場合に、いかがでしょうか。輸出が最高伸びましても二十ないし二十五万トン。そういたしますと、やはり三百万トン内外というものが生食用に回さな...全文を見る
○坂井分科員 天然果汁ですね、これはたいへんけっこうじゃないかと思います。この加工工場をふやすということにつきましては、私はその方向はよろしいのじゃないかと思うわけですが、先ほど申しましたけれども、十三カ所ばかりはもう決定されたのじゃないでしょうか。
○坂井分科員 わかります。問題は標準事業費ですね。これは非常に現状にそぐわないのじゃないかということを申し上げたいわけです。つまり、補助率が非常に低いですね。これはいつおきめになったものですか。
○坂井分科員 標準事業費の決定したのはいつでしょうかということをお尋ねしたわけです。
○坂井分科員 四十五年の決定、補助率は四十五年をそのまま四十九年度も適用する、こういうことでございましょうか。
○坂井分科員 そのとおりでございますね。私も手元にありますが、これが予算の算出基礎となるものでございまして、農林省でお使いになっていらっしゃる。この補助基準に基づいて、四十九年度もこれをそのままそっくり当てはめまして加工工場をつくろう、こういうわけであります。つまり、申し上げたい...全文を見る
○坂井分科員 実は言うなればやっぱり一方的という聞こえ方になるわけですね。補助率はこれこれしかじかですよ、こういうことで、ただ、どうもやはり加工工場を持ちたい。しかし、補助率を四十五年のものを押しつけられて、いやとも言えないのがどうやら本音らしゅうございます。実際、加工工場を、申...全文を見る
○坂井分科員 ちょっと手が届かないのじゃないかという実は私は感じがいたします。  たとえて申しますと、和歌山県の場合でございますが、四十八年度が三十万一千九百トン、これは生産であります。このうち生食が三十六万六千トン、加工に三万四千トン。ですから加工率は和歌山県の場合は一三%で...全文を見る
○坂井分科員 最後に大臣に一言お聞きしておきたいと思いますが、冒頭申し上げましたとおり、「果樹農林振興基本方針」、これは農林省がすでに確定して公表されていらっしゃることでございます。この方針については、この方針どおり進められるという決意に立たれるか、さなくんば、いまの現状を——こ...全文を見る
○坂井分科員 終わります。ありがとうございました。
03月11日第72回国会 衆議院 予算委員会 第30号
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○坂井委員 最初に、辻参考人にお伺いいたしたいと思いますが、わが国で一億の国民が食っていくためには、その国内消費と、そして支払い用の輸出品、そのために実に九七%以上の原料あるいは材料等々、そうした基礎的な資源を海外に求めなければならぬ。したがって、その限りにおいては、これはわが国...全文を見る
○坂井委員 ここにその理由書をいただいております。いま申されたとおりと思いますが、私は、これについては、はなはだ異論がございます。  その前に、ブレークダウンリストをあなたにお見せいたしまして、書いてある事実について、この場で確認をしていただいたわけでありますが、その後も十分に...全文を見る
○坂井委員 お尋ねしている要旨をちょっとかわされているように思うのですが、原本が見当たらないとおっしゃる。  じゃ、もう一回質問の角度を変えますが、ブレークダウンリストは、おたくの社で使用していらっしゃると思いますが、いかがでございますか。
○坂井委員 私の質問にお答えいただきたいと思いますが、使用されていらっしゃるということでございますが、いつごろから使用されていらっしゃるのでしょうか。いつごろからブレークダウンリストをお使いになっていらっしゃるのでしょうか。
○坂井委員 現在どうなっておるでしょうか。そして、もしおわかりでしたら、概数でけっこうでございますが、何枚ぐらいおありなんでしょうか。
○坂井委員 では、お尋ねいたします。  あなたに見ていただいたリストに、はっきりと百五十ドル上のせ、こう書かれてありました。ごらんいただいたとおりでありますが、社内の同じリストをお調べになれば、すぐわかることだと私は思います。たくさん数がある。お答えいただきたい。
○坂井委員 上のせされておりませんと、あなたたはいまおっしゃいました。私は、上のせされておるという事実、それをあなたの社のブレークダウンリストによってこの場で御確認いただいたことでございます。  原本がないとおっしゃいました。しからば、あなたの社においては、このブレークダウンリ...全文を見る
○坂井委員 本社で作成されたブレークダウンリストの原本のコピーが送られたところがある。それをおっしゃっていただきたい、こういう質問であります。
○坂井委員 私は、何も麗峰丸に限って申し上げているのではありません。あの際、あなたの社が特に使われておるチャーター船、使用船、それは並べて申し上げたはずであります。その中の一つとして、百五十ドル上のせされたものがあるということの事実を指摘したまでのことでありまして、麗峰丸のことに...全文を見る
○坂井委員 どこへ送っておりますか。
○坂井委員 お答えになったとおりだと思います。  そこで、いまの五カ所を御調査になったでしょうか。
○坂井委員 私が質問の際に指摘し、御確認いただきました百五十ドル上のせというものがあったということを指摘いたしたわけでございますが、同じようなものが、いまの五カ所にコピーとして送られておる。そのコピーの中に、この五カ所に百五十ドル上のせを証明するようなコピーがあったかどうか、御調...全文を見る
○坂井委員 まだお調べになっていらっしゃらないということでしょうか。
○坂井委員 たいへんのんびりしていらっしゃるようでございますが、では、その問題はもう一回あとでお願いするといたしまして、もっとたくさんあなたの本社のほうにこのブレークダウンリストがある。私はFASと次にFアンドL、つまり最初のFASは積み地船側渡しの価格で、次に書かれているFアン...全文を見る
○坂井委員 私が指摘いたしましたことについて、事実であったということを御確認いただいたと思います。  これはまさに、原価にある種の額を上のせをする、そこで出てきた原価というものは、まさに仮装された原価であります。その原価をもって国内に持ち込む、販売をする、つまり販売価格の高騰と...全文を見る
○坂井委員 ちょっと聞き取れませんが、もう少し正確におっしゃっていただきたい。
○坂井委員 それでは重ねてお尋ねいたしますが、すでに国税局には提出をされたようであります。国会の場におきまして、私はこの事実を、日商岩井本社のブレークダウンリスト、そのものをもってここに指摘をいたしました。  そこで、四ドルないし十五ドル及び百五十ドルの上のせは明らかにされてお...全文を見る
○坂井委員 はい、それでけっこうでございますが、ただ、私はこの書類はいますぐにでも出せる書類だと思うのです。それを要求しておりながら、なぜ出せないのでしょうかということで申し上げたわけでありますが、何もこれからわざわざつくらなければならないというような書類ではない。  ただ、こ...全文を見る
○坂井委員 還元するという前提に立ちまして御検討されていらっしゃるようでありますから、それ以上に、この問題に対して具体的にお尋ねする時間のゆとりがございません。  ただ、ここで一つ申し上げておきたいと思いますことは、この一連の質問、お伺いする中で、やはり商社が今日非常に巨大化し...全文を見る
○坂井委員 あらためて明らかにしたいと思いますが、キーテンバー社は、日商岩井のダミー会社ともっぱらいわれていますね。  なお、IRナイン、これはインディアン財産区ですが、この伐採権を取得した年月日、価格、伐採の状況に関する書類、こういうものを、アメリカ材の基地でありますところの...全文を見る
○坂井委員 では、私のほうから、その点については資料を整えたいと思います。  最後に、密田参考人に一言お尋ねしたいのですが、四十六年二月二十二日の営業委員会は、単なる情報を交換したにすぎないと、こう石田質問にお答えになっていらっしゃいますが、間違いございませんか。一言でけっこう...全文を見る
○坂井委員 現在、審判係属中でございますけれども、石連では、それは被審人の決定に基づくものではない、つまり石連の決定に基づくものではない旨を主張されているようであります。これはみずからの意思ではないんだということになるわけですが、それを裏返して言えば、だれかの意中によったんだ。つ...全文を見る
○坂井委員 たいへんおかしな答弁ですが、私、時間が参りましたので、これ以上申し上げられませんが、ただその際に、被審人の決定に基づくものではないということを盛んにおっしゃっておる。つまり、通産省の行政指導がここに介入したんだと受け取らざるを得ないことは、実態に照らしても、先ほどの質...全文を見る
03月28日第72回国会 衆議院 本会議 第21号
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○坂井弘一君 私は、公明党を代表して、ただいま御説明のありました昭和四十七年度一般会計決算等につきまして、総理並びに関係大臣に若干の質問を行ないます。  いまや、国民の大多数は異常な物価高騰におびえ、国民生活は危機に直面しております。  過ぐる予算委員会の審議において、大企業...全文を見る
04月02日第72回国会 衆議院 決算委員会 第6号
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○坂井委員 アメリカからリモコンされた日本企業の代理戦争であるというように巷間いわれておりますところの、いわゆる静止気象衛星の受注をめぐりまして激しい日本企業の代理合戦が行なわれてまいりました。結果的には日本電気に軍配があがりまして、この受注劇も幕を閉じようとしているようでありま...全文を見る
○坂井委員 すでに基本設計は納入されておりますか。おわかりでしたならば日にちもおっしゃっていただきたい。
○坂井委員 それでは科学技術庁長官にお尋ねいたしたいと思いますけれども、この基本設計に基づきまして、長官よく御存じだと思いますが、四十九年度中に詳細設計を完了いたしまして直ちに製作に着手する、こういう方針のようであります。そこで、この予算につきまして、つまり詳細設計、製作完成に至...全文を見る
○坂井委員 調達仕様書、これに対する回答がたしか昨年、つまり四十八年九月二十一日に提出されていると思いますが、この提出されました中に両社の最終価格、つまり三菱電機が示しました価格及び日本電気が示しました価格、それぞれ最終価格は幾らであったでしょうか。
○坂井委員 結論を言いますと、価格を言えないということですね。じゃどっちが高かったのですか。簡単におっしゃってください。
○坂井委員 どちらが高かったかという質問にはお答えいただけませんか。
○坂井委員 両社から示されました最終価格、その価格が多少日電が高かった、こう理解して間違いございませんか。つまり、その間には事業団なり科学技術庁なりの意思がそこに入って価格の調整をした、その調整されたものが多少高かったというのではなくして、日電から示された額そのものが三菱に比べて...全文を見る
○坂井委員 では、この値段の点は、私はあとで触れましょう。  関係者の間、あるいは専門家筋によりますと、三菱電機のほうが技術的にもはるかに上回っておる、かつまた値段も安い、そういうものが、最終的には日本電気にこれは逆転受注になってしまった、まことに不可解である、こういうことがも...全文を見る
○坂井委員 そうとしか答弁できないでしょうがね、これはきまったようなものですよ。つまり日電と契約するということにならざるを得ない。つまり、基本設計はここでできておるわけです。そういうことにならざるを得ない。しかし答弁は、いまの答弁しかできない。それはわかります。ですから私は、これ...全文を見る
○坂井委員 いや、御説明いただく前に、私のほうにも資料がございますから、この「GMS要求機能から見た両提案の技術評価」、これは技術評価は全部出ております。ですから、これに従って内容を明らかにしていくということは一番正確だと思いますから、私のほうから申し上げたいと思いますが、その前...全文を見る
○坂井委員 私も総合意見は見ました。いまのような趣旨のことが述べられてあります。しかし、ずいぶん無理な総合意見です。部分的に、具体的に、項目別に要求機能が出され、それに対する技術調査の結果が、M案つまり三菱案、それからN案つまり日本電気案、それがそれぞれ出されて、それに対する評価...全文を見る
○坂井委員 アメリカのヒューズエアクラフト社のカメラをたいへん信頼し、強調されますけれども、少なくとも三菱が技術導入、提携しようとしておりますところの同じくアメリカのフィルコ・フォード社、ここの場合につきましては、このVISSRはフランスのエンジン・マトラー社、先ほど申し上げてお...全文を見る
○坂井委員 では、会計検査院に要望いたしますが、私がいま申しましたような、値下げ工作等が行なわれたという節がきわめて濃厚である、そういう点につきましても、厳格な調査をして当委員会に報告をしていただきたい、いかがでしょう。
○坂井委員 長官にお尋ねしますが、この静止気象衛星は全部で五つ打ち上げるのですね。アメリカが二個上がります。欧州宇宙研究機構が一個、ソ連が一個、日本が一個、全部で五つであります。アメリカの二個につきましてはフィルコ社が受注したようであります。それからヒューズ社のほうは米国での受注...全文を見る
○坂井委員 時間が参ったようでございますので、最後に一問だけ長官にお尋ねして終わりたいと思いますが、さらに心配なことは、両社の提示いたしました価格というものが非常に安かった。専門家筋、関係筋では、これは技術的な面も含め、この詳細設計、製造にはかなりな金がかかるであろう、これが意外...全文を見る
○坂井委員 予算内で完成できますかどうかの御質問に対して御答弁いただきたい。
○坂井委員 終わります。
○坂井委員 日本住宅公団が行ないますところの住宅建設につきましてはいろいろと問題があるようでありまして、いわれるところの欠陥住宅あるいは欠陥団地ということでございますが、ただ、これは単に技術的な問題だけではなくして、むしろ家賃とのからみあるいはまた戸数消化主義、これらに基づきます...全文を見る
○坂井委員 住宅公団は住宅建設の実施機関であります。むしろ、住宅行政あるいは住宅政策あるいはそれに基づくところの指導、それはまさに建設省において行なわれなければなりません。いま、発注状況が非常に悪いその原因について、幾つかの問題点があげられました。私は、ただ単に、その原因は今日的...全文を見る
○坂井委員 特にこの中で再開時期未定のものが十件ございますが、どこの分でしょうか。さらにその理由について簡単に御説明いただきたいと思います。
○坂井委員 いまあげました十件以外に、それ以後の分としましても、なお新しい、再開見通しの立たない分があります。  たとえば日野大久保団地、この経緯を簡単に申し上げますと、四十三年三月に用地取得です。四十六年十月に仮換地指定の後に、四十六年度事業として、三十四条照会に対する回答が...全文を見る
○坂井委員 御説明いただいてけっこうなんですがね、問題は、やはり見切り発車なんですね。もっとありますよ。原因はもっと深いと思います。思いますが、そういうことがあったということ。  それから、この竣工期限が、最初の段階では四十九年三月三十一日、変更後におきましては四十九年九月十二...全文を見る
○坂井委員 これはあらためて契約をし直すということになろうかと思いますけれども、請負代金八億六千四百十万、これは高くなりますね。
○坂井委員 大臣、いずれにしましてもこれは高いものになりますね、どっちにしましてもね。私は、ここで価格まで云々しようとは思いません。思いませんが、高くなるであろうということは容易に予測できる、こういうことですね。  全体をあらましずっと申し上げましょう。  四十八年三月末現在...全文を見る
○坂井委員 それぞれの理由については、これは弁明もあろうと思うのですが、しかし、いずれにいたしましても当初の建設計画そのものが、いまのような理由によって大きく阻害されているということは事実なんです。少なくともこれだけの用地が、今日、住宅建設ができないままにあるということですね、こ...全文を見る
○坂井委員 いずれも完成したのが四十七年度なんですよ。ですから、一年半前後入居できなかったということですね。成田ニュータウンについてはまだ全然入っていない。この管理面につきましては私はたいへん問題があろうかと思いますが、それはまた後に譲るといたしまして、次に、宅地造成部門の工事の...全文を見る
○坂井委員 これは工事中止、再開時期未定というものもあるわけでございまして、やっぱり県の許可もなく見切り発車をしたというような理由に基づくものもあるようでありますので、後ほどひとつ十分御検討いただきたいと思います。  次に、未処分の宅地、これはおもなものをあげますと、四十八年三...全文を見る
○坂井委員 遠隔地でして、公共施設等は、この完成時点では環境整備も非常にできていないですね。最近においてようやくそれができつつある。特に近年、地価がどんどん高騰する。したがって、こういうところも買いましょうということになるわけですけれども、いずれにしましても、これは四十二年から四...全文を見る
○坂井委員 大臣に初めて御登場願うわけでありますが、以上七点にわたりまして、あらまし、現在の日本住宅公団の計画費、かつ、建設を進めようといたしますこの事業計画に対しましての実態について申し上げたわけでありますけれども、大臣はどのようにお感じになりますか、御見解をお伺いいたしたいと...全文を見る
○坂井委員 私は住宅公団を責めているのではございませんでして、むしろ、冒頭申し上げましたように、これはやはり建設省の住宅建設にかかる政策、住宅行政そのものに基因をしておるということでありまして、大臣の御答弁もそういう点を踏まえた御答弁であったかのように思うわけでありますけれども、...全文を見る
○坂井委員 それでは結論は出ないと思いますが、大臣、御答弁いただけますか。
○坂井委員 慎重に御検討されまして、責任のある決定を期待いたしております。  終わります。
04月04日第72回国会 衆議院 決算委員会 第7号
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○坂井委員 防衛施設庁の長官に来ていただいておりますので、最初に一般論としてお尋ねしたいのでありますが、通常、民有の財産を、必要のために米軍に対して提供施設として提供する場合、防衛施設庁は当該財産の所有権者と賃貸借契約を結ばれると思うのですが、そのような手続をおとりになるのでしょ...全文を見る
○坂井委員 では、お尋ねしますが、武蔵野市に所在いたします財団法人日本文化住宅協会、これにつきましては、長い間国と裁判でもって争われまして、結果的には昨年の十月に国が二十二億円の和解金——これは補償費ということになっておりますが、これにも問題があると思います。あとで明らかにしてま...全文を見る
○坂井委員 賃貸借契約を結ばないまま借料を予算計上して、これはまたあとで明らかにいたしますけれども、不用としあるいは繰り越しとしてきた。その借料が最終的には補償金という形に化けてしまった。しかもこの支出は予備費からなされた、額は二十二億でありますが。  賃貸借契約を結ばないとい...全文を見る
○坂井委員 国内法上の問題ということになりますと、どういうことに該当いたしますか。
○坂井委員 そうしますと、つまり無断占有といいますか、不法に国は米軍に他人の物件を提供した、こういうことになるわけですか。
○坂井委員 いずれにしましても非常にややこしいと言ったらいいのでしょうか、何と言うのですかね、奇々怪々と言ったほうがいいかもわかりません。実はここに私の手元にあるのは、日本文化住宅協会理事会の議事録であります。  この議事録の中を見ますと、「賃貸借契約をしていたことを認めてくれ...全文を見る
○坂井委員 いま私が示しましたのが、これは四十八年、昨年の一月の十八日の協会の理事会の議事録なんです。大蔵省は盛んに、損害賠償じゃ困るんだ。損害賠償まで出したということになると、これは国会で問題だということを主張なさったようなんです。だから、家賃相当の借料、使用料ということでもっ...全文を見る
○坂井委員 では、繰り返すようですけれども、昨年の十月に和解が成立をした。和解金は二十二億、昨年の十月九日予備費十七億二千九百十万円、この使用の決定をした。そして防衛施設庁の施設運営等関連補償費からこれを支払った。二十二億に対する不足分につきましては、四十七年度から四十八年度へ繰...全文を見る
○坂井委員 実質的には借料相当分とおっしゃいますけれども、これはそもそもおかしいですね。これは補償ですよ。しかもこれは、私から言わせれば賠償ですよ。国が出した弁償金ですよ。実質ということばを使うならば、むしろそのほうが当たっておる。大蔵省の予算事務提要によると、土地建物借料は、土...全文を見る
○坂井委員 それじゃ、もう一つ、もとへ戻りましょう。四億七千七百九万円というのは、これは防衛施設庁の借料で計上されてあったのですね。賃貸借契約を結ばんで借料で計上した、それをそのまま今回の二十二億に充当した、そういうことになりますね。
○坂井委員 もともと借料そのものが私はおかしいということを言っているわけですね。賃貸借契約を結ばないで借料として計上したこと自体も、もともとおかしい。それを言っておるわけですがね。  どうも非常に微妙な、複雑な内容もおありのようです。内容を申し上げていきますとずいぶんいろいろあ...全文を見る
○坂井委員 私は、従来の経過からしまして、これは、全く予見しがたいというその範疇には入らないのではないかという判断をするわけですね。少なくとも経緯があるわけです。それから同時に、和解したからといって、すぐにこれを支払わなければならぬということじゃなくて、やはり次年度の予算に正式に...全文を見る
○坂井委員 四十七年度についてはいかがでしょうか。
○坂井委員 四十七年度でありますと、計画が、資金運用部資金が三千二百十億、それから借り入れ額が千九百四十億、翌年度への繰り越しが千二百七十億ということになるのじゃないでしょうか。
○坂井委員 そういたしますと、前年度からの繰り越しを含めまして、いまのようにトータルで申しますと、簡易生命保険及び郵便年金積立金につきましては、計画額が二百六十億、それから借り入れが六十億、翌年度への繰り越しが二百億、それから民間資金につきましては、生命保険が九百五十五億、これに...全文を見る
○坂井委員 そうしますと、政府資金については翌年度へ繰り越しをしておりますね、いま申し上げたとおりでありますが、民間資金については繰り越しがゼロになりますが、これはどういうことでしょうか。
○坂井委員 それぞれの利子は幾らになりますか。資金運用部資金、それから簡易生命保険及び郵便年金積立金、それから民間では生命保険と信託銀行……。
○坂井委員 政府資金は利子が安いし、民間資金は利子が高い、これはもっともだと思いますけれども、利子の高い民間資金を全額使って、利子の安い政府資金は残した。もちろん、住宅建設の最初の計画がくずれたということが大もとにはありますよ。しかし、この政府資金と民間資金のバランスを見ますと、...全文を見る
○坂井委員 これは必ずしもそういう理由ばかりじゃないんじゃないですか。日本住宅公団の管理委員会がありますね。公団の業務運営の最高意思決定機関として管理委員会が置かれておる。建設大臣が任命する五名の委員及び日本住宅公団総裁をもって構成し、予算、事業計画及び資金計画並びに決算について...全文を見る
○坂井委員 四十七年度で見る限りにおきましては、生命保険それから信託銀行、これはきれいに全部消化した。一方、政府資金におきましては、資金運用部資金が千二百七十億も余してありますね。それで生命保険、信託両方合わせましても、ざっと幾らになりますか、千三百億そこそこ、これは利子が一%も...全文を見る
○坂井委員 大臣、おっしゃることわかるんですけれども、現実に翌年度に繰り越したのは千二百七十億あるいは二百億という政府資金がある、これをもっと効率的に使ったらどうですかということを言っておるわけです。つまり、四十八年度へ資金運用部資金が千二百七十億、それから簡易生命保険、郵便年金...全文を見る
○坂井委員 どうも納得しかねますが、時間が参りましたので終わります。
○坂井委員 私は、公明党を代表いたしまして、予備費等の承諾を求める件につきまして、不承諾の意を表明したいと思います。  理由として、まず最初に、総理府所管の防衛庁予備費使用についてであります。  財団法人日本文化住宅協会に対する借料で、昭和四十六年度分土地一億二千九百七十八万...全文を見る
04月23日第72回国会 衆議院 決算委員会 第8号
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○坂井委員 海外経済協力基金の投融資の実態につきましてお尋ねしたいのであります。  まず、投融資の相手国をインドネシアに限定いたしまして、基金からインドネシアに対します投融資業務の実績、四十七年度末で、それも直接借款と一般案件の二つに分類されますが、直接借款はさておきまして、一...全文を見る
○坂井委員 承諾が百六十二億で実行が百六十億、残高が五百九十三億といいますと、金額的に合わない。
○坂井委員 わかりました。  いかがでしょうか、インドネシアに対します一般案件の貸し付け、投融資につきまして、その回収はほぼ順調なんでしょうか。
○坂井委員 私どもの調査によりますと、いま高木理事から特別のものを除きましてと言われました特別のものといいますと、カリマンタン森林開発協力株式会社に対する融資案件、これをさしておっしゃったのではないかと思われますが、このとおりでしょうか。——では、前段としてお聞きしておきますが、...全文を見る
○坂井委員 では、後ほどカリマンタン森林開発協力株式会社に対する分に限ってお尋ねするといたしまして、その前に、このカリマンタン森林開発協力株式会社に対する融資は、いつから始まっていつまでで、その承諾額、貸し付け実行額、回収額、残高、それぞれお示しいただきたいと思います。
○坂井委員 承諾額が幾らで、貸し付け実行額が幾らで、それに対します回収額が幾らで、最後に残高は幾らかという順序でお答えいただきたいと思います。
○坂井委員 つまり、たいへんな額が焦げついてしまった、こういうわけでございますね。この事業は完全に失敗でしょうか。
○坂井委員 高木理事、そういう御答弁でよろしいのでしょうか。これは私はいささかいただけないのですね。それは納得できないです。少なくともカリマンタン森林開発協力株式会社、これに対します融資二十六億九千五百万を貸し付けて、回収されたのがわずかに七千八百万、残高が二十六億一千七百万、今...全文を見る
○坂井委員 最初のPS方式、つまり生産物分与方式、これが失敗に終わった。それでもって、いま理事のおっしゃる新しい方式と申されましたのはコントラクター方式、つまり請負方式、これでやろうとしている。まだかかってませんか。
○坂井委員 おいおい申し上げたいと思いますけれども、社長さん、この間インドネシアまで飛ばれたらしいですね。これも御存じのとおりずいぶん経緯がありまして、協定を結び、実行契約まで結びながら今日までなおこの新しい方式が出発できない、たいへん難航しておりますね。  話はまた前後いたし...全文を見る
○坂井委員 いつ回収されたのでしょうか。年月日をおっしゃっていただきたい。
○坂井委員 PS方式が失敗いたしまして事業が中止されたのが一九七〇年六月、つまり昭和四十五年の六月、こういうわけでありますから、先ほどの御答弁のとおりだと思います。これは事業が失敗だということが——つまり、順序を追って申しますと、貸し付けたのは、最初は昭和三十八年が四億四千四百万...全文を見る
○坂井委員 二年据え置きでしょうか。
○坂井委員 個々につきましてはそれぞれ入り組んでおるようでございますが、第五ユニットまでありますね。そこで、平たくお尋ねしますが、つまり、二十六億九千五百万円の貸し付け額に対しまして回収をされたのがわずかに七千八百万円。その回収が四十二年の六月及び四十二年の十二月に七千八百万円あ...全文を見る
○坂井委員 それではお尋ねしますけれども、第一ユニットの分で追加したものがございますね。及び第二ユニットも追加されたようであります。追加貸し付け、これはいつ、及び金額をお示しいただきたい。
○坂井委員 三十八年から貸し付けまして、その中で回収されたのがわずかに七千八百万円、しかも、これは四十二年の六月及び十二月であります。つまり、もう焦げついた、回収不可能であるというような状態にありながらも、四十四年に至りまして、いまお示しのとおり合計で二億三千三百万、これだけ第一...全文を見る
○坂井委員 再建できなかったですね。全部失敗に終わった。  あらまし、私のほうから経緯を申し上げましょう。  インドネシアのほうはインドネシア林業公社、これはプルフタニといっています。このプルフタニと本邦企業ではカリマンタン森林開発協力株式会社、略称FDCといっております。こ...全文を見る
○坂井委員 いやに、他のPS方式の成功への一つの土台といいますか、なったというようなあれですけれども、ほかは確かにおよそ成功していますよね。一覧表がございますが、必ずしも満足とは言えませんけれども、南カリマンタン森林開発事業、これは貸し付け先は三井物産。それからインドネシアのプル...全文を見る
○坂井委員 コントラクター方式でいきますと、まずプルフタニが事業主となるわけですね。FDCに事業を請け負わせる。つまり本邦企業です。カリマンタン森林開発協力株式会社、これが請け負う。請け負いましたFDCが、さらに下請負人、つまりサブコントラクター、これを指名する。その指名するサブ...全文を見る
○坂井委員 そうしますと、焦げつきましたこの基金の貸し付け資金、これが回収されるのにどれぐらいかかりますか。
○坂井委員 これまたずいぶん気の長い話。一立米当たり三ドル五十セントずつ。一立米といいますと三・八石でございますか、三ドル五十セントずつ積んでいくのですね。そうしてそれが、どれぐらいの量が日本に輸入されてくるかといいますと、三百三十四万立米かける三ドル五十セント、それで大体焦げつ...全文を見る
○坂井委員 かりに木材があるとしましょう。それで入ってきましても、御承知のとおり木材の需給関係というのは非常にむずかしいわけですね。相場商品であります。その限りにおきましては、国内の木材価格というものは、特に輸入価格を高くして持ち込んでもこれは売れない。大体国内相場、これに見合っ...全文を見る
○坂井委員 また協定のやり直しということになりかねぬと思いますね。そういう心配、多分にありますね。  会計検査院にお尋ねしますが、ざっとこのような調子で、これだけ多額な基金の金が焦げついてしまった、こういうことでございますが、会計検査院はおそらく御承知であろうと思いますが、これ...全文を見る
○坂井委員 会計検査院にお願いしておきたいと思いますが、本件につきまして、これがやがてこの事業の再開のめどが立って、なお調査が大体完了いたしました時点で、会計検査院から当委員会に対してその経過なり結果、あるいはまた見解等につきまして御報告をいただきたいと思いますが、いかがでしょう...全文を見る
○坂井委員 大臣にひとつ御見解を承って終わりたいと思いますが、確かにこの木材の輸入需要に対します有力な供給源を確保する、そいう意味合いにおきましては、この種の海外経済協力、これに対しまして基金の金を投融資するということは、開発途上国に対しますところの経済協力、産業の伸展、そうした...全文を見る
○坂井委員 終わります。
04月24日第72回国会 衆議院 決算委員会 第9号
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○坂井委員 最初にあらまし伺っておきますが、防衛医料大学校が本年度から開校されました。入学者の定数が八十人でございますが、実際入学した学生が非常に少ない。いま実数、何名なんでしょうか。数だけでけっこうであります。
○坂井委員 この原因でございますが、御説明を伺ったのですが、私には非常に理解がしがたいのであります。ずいぶん応募数が多かったのですね、三千四百五十九名。で、合格数が八十三名、補欠が七十三名。     〔委員長退席、綿貫委員長代理着席〕  ところが、辞退が相次ぎまして、補欠の中...全文を見る
○坂井委員 たいへん甘かったというようなこと、あるいは腕だめしということをおっしゃっているのですけれども、来年はだいじょうぶでしょうか。私は、実はこの理由は、原因はもっと深いのじゃないかなという感じがするわけなんですね。     〔綿貫委員長代理退席、委員長着席〕  先ほどの...全文を見る
○坂井委員 では、医科大学校については慎重に御検討いただくということにいたしまして、次に、実は航空機の減耗状況についてでございますけれども、かなり減耗が出ているようであります。  そこで、四十五年、四十六年、四十七年度、三年間、陸海空に分けまして、それぞれトータルでけっこうでご...全文を見る
○坂井委員 この減耗の理由でございますけれども、返還、取りこわし、それから喪失。なお、いまの価格改定、これは四十五年度にありますが、返還と取りこわし、これは別といたしまして、喪失というのは墜落でございまますか。なお、喪失の分につきまして、原因別に件数と金額をひとつ御説明いただきた...全文を見る
○坂井委員 数がたいへん多うございますね。取りこわし必中にも墜落というのがあるのですか。それはございませんか。
○坂井委員 それは何件ございますか。
○坂井委員 では、喪失ではっきりしました墜落あるいは海没でございますね、二十九件ということですね。いまお聞きいたしますと、操縦上の問題、それから監督上の問題、次に機体の整備の不備でございますか、八件は機体の欠陥と受け取ってよろしゅうございますか。
○坂井委員 器材の欠陥といいましても、これは墜落ということに結びついた重要な欠陥だ。だから、飛行機全体の状態から見まして、この器材の欠陥が、墜落という事故を起こすに至った非常に重要な欠陥であったと見なければならぬと思うわけです。  いま二十九件と御説明ございましたが、私のほうか...全文を見る
○坂井委員 そういたしますと、いずれにしましてもトータルでは二十四機ということになりますか。
○坂井委員 このトータル金額は出ませんか。
○坂井委員 じゃ後ほどにお願いします。  人命の損傷でございますが、いかがなことになっておりますでしょうか。
○坂井委員 たいへんな人命を失ったわけですね。ここで私は非常に注目しなければならないと思いますことは、先ほど申した機体の欠陥です。  一つ事例を申し上げますが、いま申し上げました機種の中には欠陥機がありましたね。ずいぶん御検討をされたと思いますけれども、欠陥機の機種名をまず明ら...全文を見る
○坂井委員 では、まずその中のバートル107、V107でございますね、二機、これはいつの事故でございますか。なお、その内容についてもあらましお伺いしたいと思います。
○坂井委員 バートル107はどこでつくりましたか。
○坂井委員 これは、もともと開発は米国のボーイング・バートル社ですね。いま国産で川崎重工でつくっておる。これは自衛隊の主力大型ヘリですね。二十六人武装兵員を搭載できる。現在主力ヘリ、大型ヘリとして採用されているということでございますけれども、現有機は何機でしょうか。
○坂井委員 そういたしますと、陸上ではトータルで四十三、海上が七、航空が十六という機数になると思いますが、なお四次防におきまして、原案においてはこのバートル107、何機くらい購入する予定になっておりますか。
○坂井委員 そういたしますと、先ほどの四十八年度末でバートル107の現有機数がトータルいたしますと六十六機かと思いますが、さらにこの四次防の完成末の予定しております機数は何機になりますか、現有機と合わせますと。  いまわからなければけっこうです。あとでお調べいただきまして、お願...全文を見る
○坂井委員 そうしますと合わせますと八十三機ということになるわけですね。  問題はバートル107の墜落事故でありますが、最初四十六年三月一日とおっしゃいました。次の事故が四十六年十一月十二日。原因につきましては、先ほどのようなことが原因であったようでありますか、非常に大きな欠陥...全文を見る
○坂井委員 合わせて、バートル107につきましては三機、こういうことになりますか、この三年間におきまして。
○坂井委員 実は、この四十六年度におきます事故が二件相次いだバートル107は、川崎重工でつくっております大型ヘリ、これは自衛隊の主力ヘリコプターですね。非常に重要な欠陥があるのではないか。一時、訓練等も中止されて、原因の究明等に当たられたようでありますけれども、それがその後また四...全文を見る
○坂井委員 そうすると、原因別の中の操縦上のミスという中に入っておるのでしょうか。原因不明の中の一機に入るのでしょうか。
○坂井委員 これは必ずしも操縦上の過誤ということが確認されたわけじゃありませんね。やはり機体あるいは器材の欠陥ということもかなり考えられるのじゃないかと思いますね。  いずれにいたしましても、これは相当連続してこういう重大な事故になったということ、この点については、これはやはり...全文を見る
○坂井委員 MU2は遭難の捜索機ですね。これは三菱重工が自主開発している機種でしょうか。
○坂井委員 これは三菱重工に対しまして、その後この事故にかんがみて何らかの検討ないし調査なりされましたか。
○坂井委員 T34というのはレシプロ練習機で、これは富士重工でしょうか。
○坂井委員 F86F、戦闘機、これが四機ですね。これは三菱のライセンス生産かと思いますが、これはいかがでしょう。
○坂井委員 この欠陥の内容はどうだったんでしょう。
○坂井委員 大臣、いまお聞きのとおり、かなり多くの航空機が喪失、つまり墜落事故を起こした。その中には、重要な機体の欠陥ということが墜落の原因であった。しかも、それがとうとい人命の死亡事故につながった。これはやはり、この原因を徹底的に究明する中で、少なくとも今日、航空機が日本におい...全文を見る
○坂井委員 願わくは、この防衛力増強というものがただ量を求めるのあまりこのような事故につながったというようなことのないように、これはひとつ厳に慎しんでいただきたい、注意をしていただきたいと思います。  時間がございませんので、最後に一点だけ簡単にお聞きいたしますが、同じように物...全文を見る
○坂井委員 これはひとつ十分対策を考てください。アメリカに比べて云々という話が前にも出ておったようですけれども、マーク44が主力魚雷でありまして、ほかのマーク32あるいは34、37あるいは54式、これはほとんど事故がないわけですよ。うまく機動しているわけですよ。ところが、マーク4...全文を見る
○坂井委員 これで終わりますが、大臣に一言だけ御所見なり御見解をお伺いしておきたいと思いますけれども、私が言いたいことは、先ほどちょっと申しましたように、つまり数をそろえようというようなことにあせりまして、ともすると欠陥の航空機であるとかあるいは魚雷等にいたしましても――ほかもそ...全文を見る
○坂井委員 終わります。
04月25日第72回国会 衆議院 決算委員会 第10号
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○坂井委員 三十分程度時間をいただきたいと思います。  会計検査院法第三十六条によりますと、「検査の結果法令、制度又は行政に関し改善を必要とする事項があると認めるときは、」その処置を要求することができる、こうなっておりますが、法令、制度の改善要求につきまして、会計検査院は近年こ...全文を見る
○坂井委員 法令の改善要求はされたことはござ  いますか。
○坂井委員 具体的にお尋ねしたいと思いますが、政府が出資しておりますところの日本航空株式会社、最近たいへんもうかっているようであります。ところが日本航空株式会社法第十条でございますか、これによりますと、民間持ち株への配当が八%、これをこえませんと政府に対する配当はゼロ、免除されて...全文を見る
○坂井委員 方向としては私はよくわかりましたが、徳永運輸大臣がことしの初めにこう言っていますね。政府所有の株式に対する配当免除は必要ないと判断、四十八年度からは政府に対しても配当金を支払わせる意向を固めた、このため早急に事務当局に具体的な措置を検討するよう指示する考えである、こう...全文を見る
○坂井委員 ここで一つ問題点を指摘しておきたいと思いますけれども、一回も検査に入っていないところがございますね。海外移住事業団、これは四十六年も四十七年も四十八年もゼロでありますね。ほかは幾つか、抽出的であるかどうかわかりませんが、検査を行なっておるようであります。問題は、海外移...全文を見る
○坂井委員 海外移住事業団におきます検査はぜひひとつ厳重に、的確におやりいただきたいと思います。  なお、それに関連いたしまして、海外で使われているこの国の金には、国、出資団体の在外機関のほかに、いわゆる対外投融資によるもの、これはたいへん巨額にのぼるわけでありますけれども、最...全文を見る
○坂井委員 海外経済協力というのは、直接借款あるいは一般案件等によります、最近のそうした関係のきわめて好ましからざる事例といいますか、事案と申しますか、そういうことが幾つか出てきておりますね。したがって、会計検査院としては、国内のことはもちろんのことながら、海外におけるそうした検...全文を見る
○坂井委員 それから、変わりますが、国債でございますが、現在国債につきましては、予算総則におきまして発行限度額がきめられ、必要に応じてその限度内で発行されております。ところが、年度が終了してみますと、相当額の予算が不用額として処理されているわけですね。こういう事情からみまして、国...全文を見る
○坂井委員 なお、時間の関係で次のことを伺っておきたいと思いますが、租税検査の第一課、二課、三課ございますけれども、ここはほとんど十年以上のベテランの方ばかりいらっしゃるようであります。これは租税の特殊性がありますので、そうした関係から、どうしてもそう、租税検査ということについて...全文を見る
○坂井委員 あえて申し上げるわけではございませんけれども、特定の職員が長期間同一の検査を行なっているということになりますと、これは利点もございますけれども、また反面いわゆる有利な面も出てくるというような点については、やはり慎重であらねばならぬと思いますし、同時に受検庁とのなれ合い...全文を見る
○坂井委員 私が申し上げておるのは、会計検査院がこれこれしかじかというのは、さらにこまかい具体的な内容等にわたって資料の提出を求めた、そうした場合、いわゆる通り一ぺんのといいますか、そういう資料しか出ない、したがって、検査が非常にしづらいというようなことを実は聞くわけでありますの...全文を見る
○坂井委員 よろしくお願いいたします。  終わります。
05月15日第72回国会 衆議院 決算委員会 第13号
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○坂井委員 まず大蔵省にお尋ねいたしますが、いま私がこの場所で、つまり衆議院決算常任委員会の場におきまして法人税の滞納一覧表を個人別に提出を求めた場合、出していただけるでしょうか、どうでしょか。出せれば出せる、出せなければ出せない、お答えはそれだけでけっこうであります。
○坂井委員 御答弁はおかしいんではありませんか。誤りじゃありませんか。国家公務員法上の規定により提出ができない、間違いありませんか。法人税法のことについて私がお尋ねしたわけです。
○坂井委員 三月二十八日の本会議におきまして、私はこの件について質疑を行なっております。その際、大蔵大臣の答弁によりますと「法人税法第百六十三条がありまして、この条項によりまして、税務職員が、企業の秘密、これを漏らしてはならないと、厳重な罰則が付されておるのであります。」云々、「...全文を見る
○坂井委員 じゃ、言い直しましょう。特定の企業、法人名を衆議院決算常任委員会の場において私が指摘した場合に、その法人税の滞納している企業名をこの場所でおっしゃっていただくことはできますか。もしできないとすれば、その法律根拠。
○坂井委員 法人税を滞納した個人的な企業名を本委員会の場において発表してもらいたいという要求に対しては、それはできない、できない根拠は法人税法百六十三条の規定による、こういう御答弁であります。  そこで、自治省にお伺いいたしますが、自治省は、もしかりにこの場所を県議会決算常任委...全文を見る
○坂井委員 それはあなたの新解釈でございますか。新しい解釈ですか。
○坂井委員 解釈が全然おかしいですよ。そんなあいまいな答弁をされてよろしいですか。そういう答弁をされるとはなはだ困る。  じゃ、順序立てましょう。これは昭和三十三年六月二十一日自治省の回答でありますが、「秘密漏えいの範囲について」、よくおわかりのとおりなんです。   次の場合...全文を見る
○坂井委員 じゃ、法制局にお伺いいたしますが、私は実態の上からこの法律の解釈、運用についてお尋ねをしているわけであります。あなたも御存じのようにまたいま解釈論として申されておりましたように、ここで一例をあげまして法人税、これは国会の場においては公表することはできない、何となれば法...全文を見る
○坂井委員 法制局はよほど頭をひねりながら御答弁いただきました。よほど賢くありませんとなかなかずばりとはお答えがいただけないようで、たいへん回りくどい言い方でございましたが、およそわかりました。了案いたします。  それで、これは三十三年六月とそれから四十四年の三月、二回にわたる...全文を見る
○坂井委員 まだ結論が出ていらっしゃらない、協議中ということでございますが、もう大臣、五十日にもなります。三月二十九日の地方行政委員会においてもこれが質疑されております。その際、政務次官は大至急とおっしゃった。どうも政府の大至急というのは、五十日たっても大至急でないらしい。事の重...全文を見る
05月23日第72回国会 衆議院 決算委員会 第15号
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○坂井委員 日本航空株式会社につきましては、最近とみに企業体質の強化がなされているようでありまして、ちなみに、過去十年間の年度別の売り上げを見ますと、昭和三十八年が三百八十七億、三十九年が四百六十二億、四十年が五百二十五億、四十一年が六百七十一億、四十二年が八百四十五億、四十三年...全文を見る
○坂井委員 大臣、検討したいという御意図は、政府に対しても配当金を支払わせるという方向での検討ということであろうと思うのですが、その場合二つの方法があろうかと思います。  一つは、やはり日本航空法第十条を改正するということ、もう一つは、この規定をそのままに置いておきまして、その...全文を見る
○坂井委員 検討中だそうでございますので、これ以上この問題に触れませんが、どうかひとつ前向きで検討していただきたいし、もう私からくどくど説明申し上げるまでもなく、やはり国民の税金によって、金の部分が政府出資として、日本航空を今日まで体質強化、国際競争力に十分伍し得るまでに成長を来...全文を見る
○坂井委員 ここに運輸技術審議会の答申がございますね。a、b二つございますが、一つは「炭化水素七%以上及び窒素酸化物二〇%以上をそれぞれ低減させるものであること。」「b、炭化水素又は窒素酸化物のうちいずれか一方の成分を三〇%以上低減させるものであること。」この二つの要件が必要であ...全文を見る
○坂井委員 ここに宣伝紙があります。「日本車両検査協会の厳密な検査をうけてその基準のすべてに合格したのはシンコウハイスターで、現在ガソリン車用として適用されるのはハイスターただ一社となっている。」——日本車両検査協会の厳密な検査を受けて、その基準に全部合格しておりますか。
○坂井委員 まだ続きがありますが、「使用過程車(中古車)の浄化装置として運輸省技術審議会では運輸大臣に対し指定機種に認定するよう申請しているもので、公害防止機種としてすぐれているとされており、間もなく指定される見通しである。」——間もなく指定されますか。
○坂井委員 運輸技術審議会から申請が出ておりませんか。
○坂井委員 私、なぜこのことを聞くかといいますと、大臣、聞いておいていただきたいのですけれども、先ほどの質問にもございましたが、確かに公害防止というのは非常に重要なことであります。特に自動車の排気ガス対策、これはもう運輸省においても、今日まで前向きで取り組んでこられました。しかし...全文を見る
○坂井委員 私、あえて意見とし、あるいはある意味でお願いとして申し上げておきたいと思いますが、待っていて、それでよかった、悪かったというような判断は、そういう消極的なお考えはおやめいただきたい。これは実際ユーザーは、いいのか悪いのかわからないわけですね。また整備工場にいたしまして...全文を見る
○坂井委員 問題を変えますが、会計検査院にお尋ねいたしたいと思います。  四十八年の十一月に国鉄総裁あてに出されておりますところの「しゅん功図及び保守台帳の作成について処置を要求」をいたしておるようでありますけれども、この内容のあらまし、それからその後これがどう改善されましたか...全文を見る
○坂井委員 ずいぶん長い間むだなことをなさってこられたのですね。マイクロ写真なんというのは常識化されているわけでありますが、この設計図をわざわざ手書きしてまた複写するというようなむだな作業を、きわめて非合理的なことを長いことやっていらっしゃった。私はこのことについて、目くじら立て...全文を見る
○坂井委員 総裁、思い切ってやってくださいよ。これはずいぶん問題があるようです。国鉄OBのかなりえらい人がこういう会社をつくっているのですな。そして自動的に流れていくわけですね。一説によりますと、これだけで相当多数の社員をかかえて、会社としてほとんどこれを主体にしてやっているとこ...全文を見る
○坂井委員 大臣に最初に一言伺っておきたいのでありますが、実は私は、当面する経済政策の達成目標は二つだと思うのです。一つはいわゆる物価の安定化、いま一つは不況転化への歯どめ、この二つにつきましては、これは同時に等重視して解決しなければならない問題ではないか。しかしながら、昨年末来...全文を見る
○坂井委員 大臣、私はなおコスト要因が進行するだろうと思うのですね。とりわけ、公共料金の相次ぐ値上げというものが控えておりますし、そういう中でおそらく、物価安定といいましても、高値安定どころか、なおじりじりと物価がつり上げられていくのではないかという点を実は非常におそれるわけであ...全文を見る
○坂井委員 告発を府警が受けたということは事実のようであります。協力依頼があれば当然のことだと思いますが、なおやはり大蔵省は大蔵省の立場で積極的に協力する姿勢をもって臨んでいただきたいということを要請いたしておきたいと思います。  さて、私のきょうの本題でありますところのアラス...全文を見る
○坂井委員 御説明がございましたが、このアラスカパルプ株式会社につきましては、アメリカのアラスカ州における国有林、これの払い下げをまず受けるということでもって閣議了解までなさっていらっしゃるようでありますね。簡単に、閣議了解は一体いつで、どんな内容であったか御説明いただきたいと思...全文を見る
○坂井委員 この閣議了解に基づきまして日本輸出入銀行法、これを改正をした。つまり海外投資の融資を含める。直接の動機と申しますか、輸出入銀行法が改正される、その根拠になった非常に大きな一つがこの閣議了解に基づいた、こう解しているわけでございますが、それでよろしゅうございましょうか。
○坂井委員 率直にお答えをいただきたいと思いますが、重ねてくどいようでございますが、つまり改正の一つの理由となったと解して間違いないと思いますが、いかがでしょうか。
○坂井委員 それではお答えいただきたいと思いますが、このアラスカパルプ株式会社に対する貸し付け額、これをひとつ年月別に御説明いただきたいと思います。
○坂井委員 そうしますと、貸し付けの総額は百三十二億七千六百万円でございますか。
○坂井委員 わかりました。百三十三億八百万円、これが総額でございます。返済された元本及び利息、これはいつ、幾ら償還されておりますか。
○坂井委員 そういたしますと、貸し付け総額が百三十三億八百万に対しまして、元本で返ったのが三千二百万と十一億九千万、合わせまして十二億二千二百万。利子は一銭も入っていないということでしょうか。
○坂井委員 利率は年利で何%でしょうか。
○坂井委員 もう一度元本に戻りますが、そういたしますと、百三十三億八百万から十二億二千二百万円償還されたといたしますと、貸し付け残高は百二十億八千六百万円、こういうことでございましょうか。
○坂井委員 これはほとんど焦げついてしまったようなことでございますが、回収がこうして焦げついたという主たる理由というものは何でしょう。
○坂井委員 いずれにいたしましてもこの貸し付けは失敗した、つまり、多額の百三十三億になんなんとする輸銀の資金がこげついたということを私は申し上げているわけであります。返済の期限はいつだったでしょう。
○坂井委員 冒頭申し上げましたように、輸銀の融資につきましては、債務が確実に履行される、非常に確実性の高いところに融資をするのがたてまえのようであります。一方におきます経済協力基金、これは前にも東カリマンタンに対する融資案件、このことで幾らか議論をしたわけでありますが、パイオニア...全文を見る
○坂井委員 そこで、輸銀のほうでは四十七年の九月でございましたか、貸し付け条件の変更を行なっているようでございますが、その変更の内容について御説明をいただきたいと思います。
○坂井委員 そういたしますと、この返済につきましては二つであったかと思いますが、まず一つ目の元本、輸銀分約百三十三億、これにつきましては、今後発生する利息につきましても昭和五十二年九月から十八年間というわけでありますから昭和七十年まで、その間に元本を優先して分割弁済せしめる。いま...全文を見る
○坂井委員 利息が幾らぐらいになるんでしょう。計算はされていらっしゃいますか。
○坂井委員 六十三億、たいへんな額でございますね。いずれにいたしましても、元本百三十三億とこの六十三億を合わせまして百九十六億でございますか、これが昭和七十年までに分割弁済される、こういうことになるかと思います。  二つ目の、すでに経過しておりますところのいわゆる未収利息でござ...全文を見る
○坂井委員 これは孫利子はとれないということでしょうか。それとも孫利子については特に免除いたしましょうということに相なるのでしょうか。
○坂井委員 たいへん寛大な、特別な配慮をされたようでございますね一これ、たいへんな額になりますね。元本が百三十三億、それからその百三十三億に発生するところの利息が六十三億、それからすでに経過いたしております未収の利息が約三十一億、三つ合わせますと二百二十七億、これが最終は昭和七十...全文を見る
○坂井委員 この際、会計検査院に、この融資案件についての検査院としての見解を承っておきたいと思うのですが、検査院はかなり注目をしておられるのではないかと思うのですが、質問書等も出していらっしゃらないようでありますし、調査をなさっていらっしゃるのか、いかがなことなのか、同時に見解を...全文を見る
○坂井委員 大臣、お聞きのとおりであります。もう多くを申し上げませんが、いずれにいたしましてもこの件は非常に特殊な件であったかと私は思いますが、輸銀の大口融資の中でこの種のような焦げつきが出た、しかもこれが閣議了解に基づいて、そしてその後の経緯を踏まえながら、いまのようなことでも...全文を見る
○坂井委員 終わります。
05月24日第72回国会 衆議院 決算委員会 第16号
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○坂井委員 いま問題になっております食品添加物のAF2についてお尋ねしたいのでありますが、申し上げるまでもなくAF2はハム、ソーセージあるいはチクワ、とうふ等々、広く使用されているわけでありますが、このAF2、つまり殺菌剤の毒性につきまして、去る十六日の国立予防衛生研究所の研究発...全文を見る
○坂井委員 第四条の二項を見ますと、「厚生大臣は、一般に飲食に供されることがなかった物であって人の健康をそこなうおそれがない旨の確証がないもの又は」云々とありまして、「食品衛生調査会の意見をきいて、その物を食品として販売することを禁止することができる。」こうなっておりますね。食品...全文を見る
○坂井委員 従来、食品衛生調査会からの答申で、ある種のそうした食品添加物を大臣が答申を受けて認可する場合に、この種のような付帯条件が付せられるというようなことは間々あるのでしょうか。
○坂井委員 つまり、このような追加すべき付帯条件が付されたということは、この安全性についてはさらに確実性を要するという趣旨で付帯条件が付されたということであろうと私は思う。その後において、最近とみにこのAF2の安全性が非常に疑問視される。少なくとも、先ほどの宮地論文というものがこ...全文を見る
○坂井委員 きわめて慎重に対処されようとされる大臣のお考えに対して、私はここであえていちゃもんをつけるという気持ちはさらさらございませんけれども、しかしながら大臣、私とは、残念ながらちょっと意見を異にいたします。少なくともこの種の、非常に衛生、生命の安全にかかわる重要な問題なるが...全文を見る
○坂井委員 二つあるということはわかりますが、禁止すべきかどうかについては数カ月のうちに——これか早急ということになりますと、数カ月という時間の経過はきわめて貴重だと思いますよ。現に、たとえばこのAF2を使用しておりますところのとうふの製造業者、とうふ屋さん、これは神経性の障害だ...全文を見る
○坂井委員 実態を調査されたということでありますれば、厚生省の調査の結果の見解はいかがでございますか。
○坂井委員 農林省ではAF2に対する行政指導をしておりますね。どういう内容でございますか。
○坂井委員 そうしますと、これは少なくとも厚生省と農林省と、そうした実際のAF2の使用にあたって行政指導上の食い違いというものが最末端においては起こってきますよ。一部の府県でありますが、当日売りのとうふはこれを禁止する。じゃ、それが厚生省に問い合わせが来たら、厚生省はどう回答され...全文を見る
○坂井委員 つまり、大臣、混乱が起こってくるということを心配するわけですよ。心配ないのかあるのか、毒性があるのかないのか、これがいまの段階でわからないわけです。確かに大臣おっしゃるとおり、学者の専門的な意見の中に食い違いがあるわけでございますから、それらは衛生調査会においてその再...全文を見る
○坂井委員 調査会だって神さんじゃないんですね。あやまちもあるかもしれませんよ。あやまちを改むるにはばかることなかれでしてね。大臣、実はたいへん心配しているわけですよ。ハム、ソーセージはもう子供には食べさせられないというんですね。これはやめましょう。それからおとうふもあぶないらし...全文を見る
○坂井委員 並行して十分研究、検討を進めていただきたいと思うのです。少なくともこれだけAF2の毒性あるいはその安全性というものが危険視されておるさなかでございますので、これを禁止するということは、これを緊急の課題とするかどうかということについては非常に大事な、早く結論を終えなけれ...全文を見る
○坂井委員 それから、この際一言触れておきますが、一昨年食品衛生法が改正されましたね。それによりまして食品衛生調査会では、企業に関係するような人は入れない、やはり純粋に学術的な立場で、とこういうことに相なりました。ところが、この食品衛生調査会の委員に上野製薬の監査役が入っています...全文を見る
○坂井委員 後任者は慎重にしてください。  それからもう一人おりますね、聖城稔さん。この方は食品衛生協会の理事をやっていらっしゃる。業界といえば常にそういう代表的な方でございますからね。この人も食品衛生調査会の委員をやっていらっしゃる。ちょっと疑義を感ずるんですがね。委員として...全文を見る
○坂井委員 いろいろ申し上げましたが、大臣、諮問機関の非常に大事な食品衛生調査会だとぼくは思うのですよね。特に、一昨年わざわざ食品衛生法を改正して、そして企業とそういう結びつきがある人はまずいからこれは排除しなければいかぬということになったのでしょう。それがこのように、お二人の名...全文を見る
○坂井委員 そういたしますと、とりあえずはやはり製造も中止するようにという要請はされているわけでございますか。
○坂井委員 つまり要請でありますので、メーカー側はこれに対する回答としては、製造中止いたしますということには相なっておらない、つまり自粛というぐらいの意味でしょうか。
○坂井委員 わかりましたが、そうしますと、出荷の停止も、これも協力しましょうということだろうと思いますが、商品の回収ということについてはいかがですか。
○坂井委員 いずれ早急にこの結論が出るのでしょうが、その結果、廃棄ということが最末端ではなかなか容易ではないということになりますと、やはり回収ということにならざるを得ないのではないかと私は思うわけでございますが、そうなった場合に、やはり回収しましても、相当な量だろうと思いますし、...全文を見る
○坂井委員 時間がだんだん参ったようでございますので終わりたいと思いますけれども、最後に大臣に、私、私見を交えながら大臣の御所見を伺っておきたいと思います。  いまの塩ビ使用の殺虫剤にしましても、塩ビの毒性ということがいまになって諸外国でいわれ出した。アメリカからそのデータなり...全文を見る
○坂井委員 終わります。
10月15日第73回国会 衆議院 決算委員会 第3号
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○坂井委員 時間に限りがございますので、御答弁はできるだけ簡明にお願いしたいと思います。  九電力会社の財政の運用のあり方に触れましてお伺いしたいのでございますが、あらかじめ大蔵当局に御調査をお願いいたしておりますので、まず確認の意味で承っておきたいと思います。  日本開発銀...全文を見る
○坂井委員 そういたしますと、トータルは四千八百六十三億、こうなると思いますが、一方、九電力会社の、これもトータルでけっこうでございますが、四十九年三月三十一日現在の総借り入れ金残高、これは幾らでございますか。
○坂井委員 そういたしますと、総借り入れ金残高に対します開銀、輸銀の融資残高の割合は二五%、こういうことでございましょうか。
○坂井委員 つまり、政策金融の残高でございますけれども、約四分の一、開銀、輸銀の金が融資をされておる、こういうことでございますね。  さらに伺いますが、この開銀、輸銀の金利、これは平均でけっこうでございますが、幾らになりますか。
○坂井委員 いろいろあろうかと思いますが、大体平均七・五%くらいじゃなかろうか。そういたしますと、この借り入れ金の中には一般市中銀行からのものもございますが、普通市中銀行は大体平均しますと、金利はどれくらいになりますか。
○坂井委員 では、通産省に伺いますが、この九電力会社、これが出資をいたしまして多くの関連子会社を持っているわけですね。この関連子会社に対して、親会社の九電力会社からかなりな出資がございます。その実態について伺いたいのでありますが、数字の上で伺います。九電力会社の会社別の出資件数、...全文を見る
○坂井委員 それぞれの数字につきましては、実は私のほうの調査と幾らかの食い違いがあるようでございます。これはとらまえた時点でも多少違うかと思います。いまの通産省のお答えはそのままいただいておきますが、配当率につきまして、これは私どもの調査では非常に低い。実は二・六%という配当率が...全文を見る
○坂井委員 実は私どもは、通産省からいただいた資料に基づきまして、なおこの配当等につきましても、これは半期しか出ていない分もございます、そういうものはこれは一年分として、つまりかける二というようなことでの計算に基づくものでございますが、この配当率をそういう試算に基づいて出してみま...全文を見る
○坂井委員 あなたのおっしゃっていることは、私はよくわかりますよ。よくわかる。無配当、ゼロ配当が、先ほど示されたように百四十四社の子会社の中で五十五社ある。出資額の合計が六百二十一億九千七百万円ということですね。百四十四社のうち五十五社が無配当である。しかし、事情は確かに個々にい...全文を見る
○坂井委員 そういう子会社の不動産会社の業務内容、つくった目的は一体何ですか。
○坂井委員 その実態については、通産省はつまびらかに掌握をなさっていらっしゃいますか。
○坂井委員 私は実態をここに提示します。その上で、電気事業法との関係もございますので、その是非について後ほど伺いたいと思います。  まず、いまあなたのほうから言われました東電不動産管理株式会社、これは東京電力が四百万株、一〇〇%出資です。金額は二十二億余円ですね。社長さんは中村...全文を見る
○坂井委員 じゃ、次々あげましょう。  中部電力関係。永楽不動産。これは新聞の折り込みです。土地分譲、宅地分譲。これは三万株。一〇〇%です、中部電力が。金額にいたしまして千五百万、その上に中部電力からさらに三億、貸し付けをしておりますよ。しかも、その利率が年わずかに六分五厘、貸...全文を見る
○坂井委員 指導していらっしゃるとおっしゃいましたね。では、その行政指導のめどですね。どういうような具体的行政指導をなさっておりますか。たとえば、私はここではっきり申し上げますが、関係会社に対する投資比率と、その投資された子会社と親会社との関係における取引比率、こういうものを一つ...全文を見る
○坂井委員 なお具体的に出しますが、まずこれでひとつ明確に聞いておきましょう。こういうパンフレットを出し、新聞折り込みを出してやる行為、これはこのまま野放しにされますか。これでよろしいですか。
○坂井委員 あなた、もっと常識的に答弁してもらいたいと思いますね。納得できませんよ。  それならばほかでもあげますが、たとえば北海道電力、これは私ども調査しました。北海興業というのがあります。これは投資比率が八六・五%、取引比率は、いわゆる北海興業と親会社たる北海道電力との取引...全文を見る
○坂井委員 では、私どもの調査を申し上げましょう。株保有率が一〇〇%で、現役の電力会社の役員が関係会社の役員を兼務しているもの、東北電力五社、役員二十六人中兼務が六人。東京電力についても五社、四十一人中五人。中部電力については二社、三十七人中四人。北陸電力につきましては二社、十一...全文を見る
○坂井委員 森下通産政務次官から御答弁いただきましたので、大蔵大臣、この際伺っておきたいと思いますが、前段申し上げましたように、政策金融として、これは公共性、公益性が非常に高いということでもって輸銀、開銀の金がこの電力会社に非常に多額融資をされておる、私はこのことを認めるにはやぶ...全文を見る
○坂井委員 時間がございませんので、私は、いまの大平大蔵大臣の御答弁はきわめて前向きに検討するというように理解をいたしまして、その結果を期待してお待ちいたしたいと思います。  なお、念には及ばないかと思いますが、この際、やはり当時この電気事業法が制定されまして議論された際の主た...全文を見る
10月16日第73回国会 衆議院 決算委員会 第4号
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○坂井委員 ラロック証言とアメリカの政府見解、これを並べまして、どちらが信用できるかという議論、また一方、事前協議がないから核は持ち込まれていないんだという政府の態度、それに対して国民は決して信用できない。むしろ今回の問題は、そのような従来の安保条約運営上の形式論理というものの繰...全文を見る
○坂井委員 では、その前に重ねて大臣にお伺いしておきますが、大臣は承知しておらない、こう解してよろしゅうございましょうか。
○坂井委員 では、私のほうから読み上げてみたいと思います。これは議事録の写しであります。これを翻訳いたしまして、「極東に米海軍基地を置く必要性」こういうテーマについて。最初にジョンソン——ジョンソンは当時国務省国務次官てあります。「基地を保持することを望まないというあなたの御意見...全文を見る
○坂井委員 何をおっしゃるのですか、あなた。そういう解釈はおかしいじゃないですか。これをはっきり読まれたらどうなるかというのです。横須賀の工務員はきわめて熟練しています、核関係作業以外なら彼らはどんな艦上の作業もできます、彼らはその資格は持っていない。つまり日本人労務者は核を扱っ...全文を見る
○坂井委員 では、ここでニュークリアワークと、こう明確に言っていることについては、あなたはどう説明されるのですか。納得できませんね。
○坂井委員 では、別の角度から言いましょう。  フィリピンとアメリカとの間において米比軍事基地協定、これが一九四七年三月二十一日、続いて米比相互防衛条約が一九五二年八月二十七日、さらに一九五九年十月十二日の発効で米比基地防衛条約合意覚え書き、これがなされております。この内容は、...全文を見る
○坂井委員 何としても私は納得できませんですね。むしろ、ごく自然にこれを解釈すれば核関係の仕事、つまり核兵器、こう訳さざるを得ない客観的な条件というものが、これを立証し得るものが幾つもあるじゃありませんか。たとえば、後ほど示していきたいと思いますが、ラロック氏はさらにそのことにつ...全文を見る
○坂井委員 ラロック氏は記者会見でこういうことを言っております。ソ連から帰りまして、きのうです。核兵器を途中でおろすのは危険だと言われたが、それはどういうわけか。答え、入港する前に洋上で核を弾薬補給船など他の船に移す場合二隻の舷側を並べてケーブルなどで移送することになるが、その途...全文を見る
○坂井委員 正確に聞いてくださいよ。サイミントン委員会の証言の中では、ニュークリアワークが、横須賀という地名も出るのですよ、しかも艦上とはっきりしているのです、そこで行なわれているということを言っているのですよ。このことを証言した人は在日米軍司令官のスミスさんなんです。あなたはこ...全文を見る
○坂井委員 あり得ないと考えるのはあなただけの考えなんですよ。あるいは外務省、あるいは日本政府の考えなんですよ。そう言わなければたいへんだ。非核三原則でなくなってしまう。だからそう強弁していらっしゃるのだとしか私には受け取れない。しかし一方、少なくともいま言ったれっきとしたアメリ...全文を見る
○坂井委員 私はなぜこれを全部最初から読んだかといいますと、そのつながり等について御認識していただきたいと思ったから申し上げたわけです。スビック・ベイも出てまいります。そうなりますと、先ほどの米比条約、そういう覚え書きの中にも、すでにフィリピンにおいては、アメリカ側と合意して核の...全文を見る
○坂井委員 大臣の態度で私はこれは承知できません。  ならば、さらに申しますが、核の一時通過ということに対して日米の秘密協定がある。それに対して明確に、そういうものはないということを明言されておりますが、そのことに関連いたしまして、先ほど入りましたニュースによりますと、日米秘密...全文を見る
○坂井委員 少なくともそう簡単に片づけられる、一方的にきめつけられる問題ではないと私は思いますよ。答弁ございますか。
○坂井委員 それじゃさらに、核が持ち込まれたであろうということを言う立場からお尋ねしたいと思いますけれども、けさほどからの議論の中で、日本の領海内、ただいま三海里、領海内に入る場合にはこれは当然事前協議、持ち込む場合には事前協議ということになる。ないから一切持ち込まれてはいない、...全文を見る
○坂井委員 通常、核を積載して公海を航行しているアメリカの軍艦が、日本の領海内へ入る際に核をおろして入るというようなことは、これはもう常識的には全く考えられぬことでありまして、こういうことについてはラロック氏も、幾つかの例をあげながらそれを具体的に言っているわけでありますが、あく...全文を見る
○坂井委員 この両地区にどのような弾薬が保管されているか、御承知ですか。
○坂井委員 吾妻地区は、ここの弾薬庫は写真撮影を外からできますか。そういう状態ですか。
○坂井委員 私が聞いている意味は、外から写真をとろうとしてとれる状態であるかどうかと、こう聞いているわけです。
○坂井委員 あなたのほうは防衛庁だ。防衛庁がそういうようなたよりないことを言われたら困るんだよ。教えてあげましょうか。外からとれません、これは。ヘリコプターで上からとればとれる。外からとれないです。  そういうことで、あなたに聞いても全然わかってないですね。わかっていないから、...全文を見る
○坂井委員 できないのはわかっている。できないのはわかっているけれども、ここで具体的なことを言う時間がないから省略しておきますけれども、大改造されたのを知っていますか、この弾薬庫の大改造。知っているか知ってないか、それだけをおっしゃってください。
○坂井委員 時間がなくなりましたので、最後に一言、外務大臣にお尋ねしておきますが、国連海洋法会議で十二海里が正式に決定して、国際海峡の自由通航が認められた場合、外務大臣は非核三原則に抵触すると判断されておりますか。国際海峡の自由航海が認められたとした。場合、非核三原則にこれは抵触...全文を見る
○坂井委員 では、あえて伺いません。  最初申し上げましたスミス当時在日米軍基地司令官、このサイミントン委員会における証言記録の中のあのニュークリアワーク、この証言について、先ほど私は問い合わせる意思はないかということをお尋ねしたわけでありますけれども、重ねてこのことについて聞...全文を見る
○坂井委員 終わります。
12月05日第73回国会 衆議院 決算委員会 第6号
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○坂井委員 不潔と不公正な政治というものは断じて一掃しなければならぬと思います。いやしくも公的な立場にある者は、違法行為であるとか脱法的なこと、あるいはまた不正があっては相ならぬ、当然のことであります。また、違法性の問題あるいは公的な立場における地位利用というようなこと、ひとしく...全文を見る
○坂井委員 つまり、実際に効力が発生した場合ということは、代金決済が完済してそれが転売されていく、こういう形ということに理解をいたします。後ほど具体的なケースについて申し上げたいと思いますが……。  これまた確認の意味で建設省にお尋ねしたいのですが、計画局長にお願いいたしますが...全文を見る
○坂井委員 同じく計画局長にお尋ねしますけれども、宅建業法第五条、つまり免許の基準でございますが、この四項、五項の中にある不正、あるいは不当、つまり免許の排除規定がございますけれども、この場合の不正というのは一体どういうことをさすのか、不当とはどういうことをさすのか、具体的に簡単...全文を見る
○坂井委員 じゃ、具体的な問題に入りますが、新潟大学の教養学部の用地の問題であります。四十一年から購入を始めまして、四十七年に完了いたしておるようでございますけれども、この用地取得につきまして、四十一年以来の購入の経過につきまして概要を、簡単でけっこうでございますから御説明いただ...全文を見る
○坂井委員 いま御説明いただきましたこの代理人でございますけれども、つまり新潟市開発公社、この代理人は、国と地主との間にありまして、土地の引き渡しの責任を負うことはもちろんのこと、国から受け取ったこの土地代金を地主に支払う、こういう立場にあると理解してよろしゅうございましょうか。
○坂井委員 それでは、ただいま説明ありました四十一年度分、つまり契約年月日が四十二年三月十一日で、この面積が三万九千七百八十一・六〇平方メートル、購入額が一億、これは、代理人は当然新潟市開発公社でございますが、古俣政三さん外二十七名ということでございます。この面積でございますが、...全文を見る
○坂井委員 そういたしますと、代理人に支払った実測面積による代金一億円、これを各地主に配分するにはどういう支払いの方法がなされましたか。
○坂井委員 文部省に話を事前にお願いしておきました。新潟市開発公社、これは代理人であります。この代理人を通じて国費が支出されているわけです。実測面積と公簿面積との開きがある、そのことについて、実際に地主にはどのように国から出た金づまり国費が配分されたかということを、新潟市の開発公...全文を見る
○坂井委員 新潟市の開発公社から拒絶された、こういうことでございますか。
○坂井委員 形式だけを考えるような冷ややかな答弁をされては困る。  実態を申しましょう。四十一年度分に限っていま申し上げているわけでございますが、ここで支払われた一億円の金は、地主は受け取っていないのです。文部省はこの事実を知っていますか。
○坂井委員 法律上問題はない、つまり形式的な手続上の書類が全部完了しているから問題はない、こういうことなんです。問題があるということを私はいま申し上げた。つまり、金は渡っていない。なぜ新潟市の開発公社にお問い合わせにならないのですか。わかることじゃありませんか。  これは金が渡...全文を見る
○坂井委員 私は、事実関係について申し上げておるわけです。あなたは、手続的には完了していると、こうおっしゃっておる。手続的に完了しても、国の金が、国民の血税が、当然払わるべき地主に渡っていないという事実を指摘しているわけです。文部省はいまのような説明に終始されるようでございますの...全文を見る
○坂井委員 いま私が指摘したこの事実についてはどういう見解を持たれますか、こう尋ねているわけであります。あたりまえのことだとおっしゃるのか。いかがですか。
○坂井委員 農地法違反の疑い十分あり、つまり転々としているわけです。代金決済が終わりながら土地がころがされた、こういう事実について私は申し上げたわけであります。  さらに問題になりますのは、この土地を国有地に登記するときに地主の印鑑、これは一体どうしたか、盗用された疑いすらあり...全文を見る
○坂井委員 私は絶対承服はできない。何ですか、その態度は。何もないとは何ですか。私は事実関係を言っているのだ。手続的にうまくいっているから、書類も全部つくられているから、判こも押されているから問題はありません、何たることですか。国民の血税ですよ。文部省の国有地を、一般の農民の土地...全文を見る
○坂井委員 私は、時間が来ましたから一応やめますけれども、建設大臣、お考えいただきたいと思いますよ。  少なくとも農林省の見解は、農地法から見ればこういうことは許されないことなんです。あなたは建設大臣ですから、所管として宅建業法ということに限られるというワクの中での御答弁ですか...全文を見る
○坂井委員 終わります。
12月20日第74回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○坂井委員 国民の心を政治の根幹に据えると、三木総理は所信表明で言明をされました。また、いま何よりも大事なことは、失われた政治に対する国民の信頼を回復することであるとも申されております。私もまことにそのとおりであろうと思います。そこで、いま国民が最も知りたいこと、また強く求めてい...全文を見る
○坂井委員 そういたしますと、さらに自治大臣にお尋ねいたしたいと思いますけれども、今日まで八条違反の具体的な事例というようなことはあったでしょうか。
○坂井委員 つまり、届け出がされていないのですからその実態は不明である、したがって八条違反はない、こういうことであろうかと思います。  総理にお尋ねしたいと思いますが、三木総理が御関係される政治団体には、どのような団体がおありなんでしょうか。
○坂井委員 政策懇談会、近代化研究会、これは三号団体としてお届けになっているようであります。ほかに政策調査会、政経同志会、政策同志会、政経研究会、同じような名前で非常にややこしゅうございますが、この四つの団体がありますが、この四団体というのは一体どなたの関係の政治団体でしょうか、...全文を見る
○坂井委員 では、その後お調べになったかと思いますけれども、念のために申し上げたいと思います。政策調査会、政経同志会、これは千代田区五番町の十二、番町会館、つまり総理のあの三木事務所でございます。政経研究会、政策同志会、この二つは衆議院第一議員会館七百十二号室、つまり総理のお部屋...全文を見る
○坂井委員 総理にお伺いしたいと思いますけれども、あの本会議の浅井質問、あのあと届け出ていないことが初めてわかった、こういうことでございますが、少なくともあなたの事務所でございます。お部屋でございます。知らなかったということはずいぶんうかつだったのだなとしか言いようがないのですが...全文を見る
○坂井委員 総理が、いまこれが真相だということでお述べになりました。私もすなおにお聞きしたいと思いますが、ただ、申し上げましたように、これは北海道とか沖繩とか、遠いところにある事務所ではございません。総理がいつもいらっしゃる議員会館のあなたの部屋なんです。番町会館のあなたの事務所...全文を見る
○坂井委員 総理、勘違いなさっていらっしゃるのでしょうか。それは届け出られた政治団体なんです。私、申し上げておるのは無届けの四団体、つまり政策調査会、政経同志会、それから政経研究会、政策同志会、この四団体の会計責任者、責任者はどなたでしょうか、こうお伺いしているわけです。
○坂井委員 総理、そういうことをお答えになりますと、たいへんおかしいなということになるんですよ。総理、適当な措置をされたとおっしゃいましたから、おそらく当然、会ですから、その会を主宰する責任者がある、あるいは会計責任者がある。つまり五億三千万というたいへんなお金を扱っているわけで...全文を見る
○坂井委員 総理、人ごとのようなことをおっしゃっておる。確かに別人格、それはわかります。しかし、この政治団体はあなたに関係のある政治団体なんですよ。その辺の認識を十分お持ちでありませんと、せっかく総理が、政治資金規正法を前向きに改正するんだというようなことをおっしゃってみても、総...全文を見る
○坂井委員 協同主義研究会というのは、あなたの大番頭である井出官房長官御関係の政治団体なんです。そこから三木総理の御関係の政治団体に政治献金がされておる、こういうことを私は申し上げておるわけです。  そこで総理、お調べになったんでしょうから、せめてこのぐらいはおわかりでしょう。...全文を見る
○坂井委員 責任者がだれかもわからない。お金を受け取ったのは、それもわからない。五億三千万という大金が少なくとも三木総理の御関係のところに入ったことだけは間違いない。これはあなた自身の届け出された後援会がそれを証明しておるわけだ。そんなようなことであれば、五億三千万はどこかへ宙に...全文を見る
○坂井委員 私がいま申し上げておるのは、届け出されていない政治団体、収支が全然わからない。とりわけ支出が全く不明である。通常政治団体として届け出たならば、その収支については、少なくとも現行政治資金規正法のワクの中で、われわれは収支を報告いたしております、透明度が悪いとかなんとかい...全文を見る
○坂井委員 法務大臣、あなたは政治資金規正法をお読みになったのですか。何をおっしゃるのですか。具体的であるのでお答えできないとは、一体どういうことですか。法務大臣、第八条を一回お読みください。
○坂井委員 警察当局の判断の結果と法務大臣おっしゃいますけれども、それならば、あなた御自身がいま私が申し上げることを具体的にお聞きになって、これはもしかりにあなたの言をかりるならば、警察当局の判断にゆだねるべきであるというようなことに――法務大臣が、あなた自身がそのように御決定さ...全文を見る
○坂井委員 それでは、これだけ具体的に申し上げたわけでありますが、なお主宰者、会計責任者、金を受け取った人、これは明らかでないわけでありますから、調査されますか。
○坂井委員 要求があってやる問題ではないです。政治資金規正法に厳然としておるわけなんです。無届けで金の出し入れをした場合には罰則二十三条を適用すると、はっきりしておるわけなんです。あなた、いまのようなことをおっしゃって、言を左右にしながらのらりくらりされますから、それなら調査され...全文を見る
○坂井委員 非常に簡単なんです。いま電話でお問い合わせください。責任者はだれか、会計責任者はだれか、それだけでもけっこうです。すぐにわかる話じゃありませんか。時間をとる問題ではありません。責任者名だけは明確にしてください。
○坂井委員 そういうことになりますと、私は次の質問が続けられない。次の質問も、いまの答弁をいただいて、そして政治資金規正法の改正案の中身について、私は具体的な問題を提起しながら、三木内閣の、三木総理の見解を求めていきたいということでの質問でございます。したがって、これだけ具体的に...全文を見る
○坂井委員 私も決して無理な要求を申し上げているわけではございません。会があるのですから、責任者は当然おありのはずです。会計責任者もいらっしゃるであろう。しかるに、その支出が不明なものですから、会計責任者をここではっきりしてもらえれば、そのことについてもまた、問題の具体的解明の中...全文を見る
○坂井委員 収支明細をお出しになるのでしょうね。
○坂井委員 臨時国会中に。本国会中に。
○坂井委員 では質問を続けます。  なお、念のために総理に申し上げておきたい。  政策懇談会、近代化研究会、この二団体から、あなたの、つまり三木派の国会議員の方々に、その政治団体に対しまして賛助費、つまり寄付金名目でかなりの資金が支出をされております。ところがそれを見ますと、...全文を見る
○坂井委員 総理、私は、あなたがごまかしているというようなことは、つゆほども思ってはおりません。そんなつもりでは言ってはおりません。  中央公論の九月号に、総理、あなたが「企業から多額の献金を受けた候補者は企業の代弁者となり易い」、こうおっしゃっておる。全く私もそうだと思う。そ...全文を見る
○坂井委員 総理、あまり私は時間をとりたくないと思います。思いますが、いまあなたのそのような答弁を聞いて、国民はたいへん失望すると思います。偽りのない政治をやるのだ、公約です。金の問題、これは大事なことなんだ。金権政治というものは打破しなければいかぬ。だからこそ私はあなたに期待し...全文を見る
○坂井委員 次の質問では、いわれるところの裏献金という問題について、問題解明の一端として、この際あえて申し上げておきたいと思います。  裏献金というのは五倍から十倍ある、世上こういわれております。うわさされております。具体的事実を提起します。大商社が政治献金をしなければならぬそ...全文を見る
○坂井委員 押し問答をいたしません。私は問題として、具体的な事実だ、こういう立場を踏まえながら責任を持って申し上げました。総理、お聞きになっていただいたとおりでございますが、そういうような大企業が、政治献金をしなければならぬ、そのために脱税をする、こんなばかなことが行なわれるとい...全文を見る
○坂井委員 まことに遺憾なことであります。機会を別の場所に移したいと思います。少なくとも総理、先ほど申されておりました政治資金規正法を改正しなければならぬ、しかし望ましい方向というものは個人献金に限る、企業からの献金は受けない、そして収支を明確にする、こういう方向、これは評論家が...全文を見る
○坂井委員 最初に商工中金のほうから、その融資について伺ってまいりたいと思いますが、四十九年九月現在の総貸し出しの残高の内訳といたしまして、組合貸しと、組合貸しの中でまた共同事業分、転貸分、この二つがございますが、それに分けて、同時に構成員貸し、つまり直貸しですが、それぞれ幾らに...全文を見る
○坂井委員 大事だから、私聞いたわけですがね。総貸し出し残がざっと二兆六千二百億ですね。そのうち組合貸しが一兆五千三百億あるわけです。お調べになってください。あなたのほうが御専門だからよくわかっておるはずなんだ。その組合貸しの一兆五千三百億のうち、共同事業分につきましては二千六百...全文を見る
○坂井委員 十分認識していただきたいのですよ。いま申しましたのは一部、二部ですよ。非上場でも大企業が一ぱいあるわけです、あとでお聞きしますが。一部、二部とっただけでもそれだけあるということ、つまり四百三億ですね。一・五%だとおっしゃるけれども、そういうことにはならぬですね、全大企...全文を見る
○坂井委員 つまり調査していないので全然わかりませんというわけですな。商工中金の金は、本来的にはこれは中小企業者向けに……。総理、政府の中小企業三機関の一つとして、中小あるいは零細業者にとりましては、いまたいへん苦しい状態の中で、この政府系の商工中金の融資に大きな期待をいたしてお...全文を見る
○坂井委員 公式的な、形式的な、通り一ぺんの御答弁、通産大臣御用意なさったのでしょう。それはそのままちょうだいします。そのとおりなんです。あなたのおっしゃるとおり。ところが、私が申し上げたいのは、現状はそうではなくして、本来的に商工中金の融資を受けることのできない大企業が、いろん...全文を見る
○坂井委員 協同組合法と金庫法の間に、私はその接点にずいぶん問題があろうと思うのですね。これはあとでお伺いいたしますけれども、いずれにしても、具体的ないまの金融の現状というものをよく見てみる中で、いまあなたがそのような御答弁でございますけれども、必ずしもそうではないわけであります...全文を見る
○坂井委員 私のほうで聞きました。調査しました。組合員は五社だそうであります。この組合の理事長は、呉羽自動車工業の社長が理事長であります。この組合の理事長が社長でありますところの呉羽自動車工業、これは大企業ですね。これは三菱系の大企業であります。資本関係、株の関係、それから人的関...全文を見る
○坂井委員 この会社の四十九期有価証券報告書、これによりますと、組合の出資金総額が七百万に対しまして、その一〇〇%の七百万を同社が出資しております。これは明らかに報告されております。有価証券報告書であります。これは協同組合法違反じゃありませんか。商工組合中央金庫法違反じゃありませ...全文を見る
○坂井委員 お調べください。これは提出されました有価証券報告書に基づいて、私は申し上げておるわけです。これははっきりある。あなた方はこんなものを提出させながら、なぜごらんにならないのですか。これはずいぶんおおらかな、ばかにした話じゃないかと思いますよ。ここにちゃんとある。この工業...全文を見る
○坂井委員 お調べください。こういうような実態がたくさんある。非常に大企業は悪質巧妙です。協同組合を隠れみのにしておる。そして中小企業を食いものにしておる。こういうことが許されるはずはないと思う。会計検査院、検査をされていらっしゃるかどうかわかりませんが、いかがですか、このことに...全文を見る
○坂井委員 河本大臣に申し上げますが、あなた、ひとつ厳格にやってくださいよ。そうでありませんと、とかくこのような実態がありますと、通産大臣もどうもおかしいのじゃないかというようなことを勘ぐられますと、あなた自身も立場上ぐあいが悪いかと思いますし、厳正にやってもらいたいと思いますね...全文を見る
○坂井委員 総理、お聞きになっていただいたとおりですけれども、中小業者等ほんとうにたいへんな状態であることをよく御認識だと思います。そういう中で、少なくとも商工中金、こういう金が大企業に食われるということは、私は決して好ましいことではないと思う。大企業はそれだけの資本力もあります...全文を見る
○坂井委員 最後に、独禁法の改正問題について、かなり時間が迫っておりますので、はしょってお尋ねをしておきたいと思います。  総理が前向きに取り組むということを再三おっしゃっておるわけであります。これは社会的、経済的な不公正を生み出す独禁法違反というものをきびしく取り締まっていか...全文を見る
○坂井委員 中身について、実は時間がございません、別の機会に譲りたいと思いますが、大企業が政府系の多額の融資を受けながら、この独占禁止法違反を繰り返し行なう、物価をつり上げる。そして物価をつり上げながら、どんどんどんどん政治献金をする。特に国民協会に対する政治献金というものはずっ...全文を見る
○坂井委員 いわゆる政治団体ではない、問い合わせた結果そういうことだという総理の御発言でございますけれども、私は、これは明らかに政治団体であるということを申し上げておったわけでございます。この問題につきましては、ここで重ねて議論をしてまいりましても、限られた時間でございますし、こ...全文を見る
○坂井委員 時間をかしてくれということですから、確かに三年間という期間にわたるわけでございますから、かなりな時間を要するだろうと思います。それを待ちまして御提出をいただくということでございますから、それを待ちまして、その上で重ねて質問をさしていただきたい、こう思います。  そこ...全文を見る
○坂井委員 御確認いただきました。三回以上審決を受けた大企業ですが、十八社あるようですね。そのうちおよそ同時期に十三社までが多額の献金をしておる。狂乱物価の全く主役を演じた。物価つり上げがなされた。先ほど、あまり物価には関係ないんだというような、通産省のたいへん不謹慎な発言だと思...全文を見る
○坂井委員 総理に最後に一言だけお伺いしまして終わりたいと思いますけれども、ただいま高橋公取委員長は、現下の情勢に最も即し適当なと、こういう発言であります。総理はどうかこの公取試案を尊重されまして、そして次の国会に改正案を提出される、ひとつこの御決意を御披露いただきたい。
○坂井委員 いずれあらためまして独禁法改正の問題につきまして議論をいたしたいと思います。これで終わりたいと思います。
12月24日第74回国会 衆議院 決算委員会 第1号
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○坂井委員 国政調査権と守秘義務との関係につきましては、昨日政府が統一見解を示されました。私は、法律上公式論あるいは形式論として、きのう出された見解はまあまあ妥当であろう、したがって、ことさらここで異議を申し上げるつもりはございません。ただ、一番大事なことは、この実際上の運用をど...全文を見る
○坂井委員 了解いたしました。  総理に申し上げたいのですが、確かにいま、金権によるところの政治の腐敗と申しますか、このことは、いわゆる民主主義体制の根幹にかかわるきわめて憂慮すべき問題である。ましてや、国民の大きな疑惑というものが政治に対する不信という、そういう不信感、それを...全文を見る
○坂井委員 まさに総理おっしゃるとおりですね。事案によっては、国政調査権の発動といいますか、要請に応じて政府がこれを開披するという判断をすべきであろうと私は思う。ですから、いま一連の問題につきまして、あくまでも守秘義務をたてにとって、何もかも一切黙秘だ、言えないというようなかたく...全文を見る
○坂井委員 総理、もう少し具体的にお伺いしますが、福田副総理は、やはり物価抑制というものか今日の最大の政治課題である——これは三木総理も、その考え方については全く同じであろう。ですから、凍結すべしと、こういう考え方を強く出されている。その中で、国鉄料金、郵便料金、酒、小麦、電信電...全文を見る
○坂井委員 二、三日うちに明らかになるということですから、二、三日待たないとわからない。では、私は要請をいたしておきます。  おそらく総理の心中まことに微妙なゆれがあろうと思います。わからぬではありません。しかし、私は先般も、予算委員会におきまして総理に申し上げました。やはりい...全文を見る
○坂井委員 終わります。
○坂井委員 私は、公明党を代表して、昭和四十六年度一般会計歳入歳出決算外三件の議決案に対して反対の意を表し、討論するものであります。  議決案第一項におきましては、当委員会での決算審査の際、各委員より指摘され、政府のすみやかにして厳正な措置を強く望まれたものばかりであり、毎年の...全文を見る