坂井弘一

さかいひろいち



当選回数回

坂井弘一の1981年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月04日第94回国会 衆議院 予算委員会 第3号
議事録を見る
○坂井委員 ただいまの矢野委員の指摘はきわめて重要な問題提起でありまして、すべて事実関係を、証拠に基づきながらそれを一々挙げて、責任のある立場で聞いているわけであります。いま挙がっております日本製鋼所、これはもう総理、閣僚、皆さん御承知のとおりでありまして、防衛庁に対しまして主要...全文を見る
○坂井委員 ただいまの答弁、はなはだ納得しかねます。矢野委員の質問提起は、わが党竹入委員長が本会におきます代表質問において、武器の輸出については非常に問題がある、この際武器輸出禁止法を制定すべきであるという主張をいたしました。そういう必要はないんだ、厳格に守られておるからというこ...全文を見る
○坂井委員 矢野委員は、この問題に対して次の質問、これに関連する問題があるわけです。しかるに、いまの答弁では、これに関連した武器禁輸、それに向かっての質問ができない。したがって、たとえば見積もりを出すこと、このこと自体は禁輸三原則に一切抵触しませんか。全く関係ないとしますか。そう...全文を見る
○坂井委員 総理にお尋ねします。それは違反であるか違反でないのですか、二つに一つ、どっちかお答えください。
○坂井委員 私の聞いておるのは、その問題は……(発言する者あり)
○坂井委員 その問題は法律に違反であるのかないのか、こう聞いたわけです。違反なのか違反でないのか、そう聞いておるわけです。
○坂井委員 見積もりを出す行為は違反であるのかないのか、はっきりしてください。
○坂井委員 いまの答弁では納得できません。私は、その問題の内容が法に触れて、違反の内容ではないか、違反であるとするならば、政府の禁輸三原則あるいは政府方針は崩れてしまったという認識に立たざるを得ない。したがって、問題の内容は違反であるのか違反でないのかと聞いておるにもかかわらず、...全文を見る
02月16日第94回国会 衆議院 予算委員会 第9号
議事録を見る
○坂井委員 最初に、武器輸出に関しまして質問をいたしたいと思いますが、私は、きょうここで取り上げる武器輸出については、実は特に武器の生産技術の輸出ないしはその技術協力という面から具体的にお尋ねをしてまいりたいと思います。できるだけ私の方で要点をまとめましてお尋ねしたいと思いますか...全文を見る
○坂井委員 では、重ねてお尋ねをいたしますが、わが国の防衛庁に納入されます武器、これを生産しておりますいわゆる武器製造メーカーが、外国の国防省あるいは外国の武器製造メーカーと武器製造の技術提携を締結をした、このような事実は承知しておられませんか、あるいは承知されておりますか。
○坂井委員 お答えのとおりだと思いますが、この技術提携を締結したのは、わが方は日本製鋼所であります。相手側は英国の国防省。これは昭和五十年。この締結の事実はあるということをいま通産大臣はお認めになった、こう理解してよろしゅうございましょうか。
○坂井委員 では、同じく日本製鋼所に関してお尋ねをしたいと思いますが、昭和五十年八月、七四式戦車砲の技術提携をイギリスのヴィッカース社と締結をしておる、この事実については承知をされておりますか、いませんか。
○坂井委員 ヴィッカース社です。ヴィッカース社との提携……。
○坂井委員 それは前段において通産大臣が確認いただいたことなんで、頼んでいない。ヴィッカース社との間に日本製鋼所が技術提携の契約を締結をした事実がある、そのことを承知しているかいないかと、こう聞いている。
○坂井委員 確かな事実として、私はいま責任を持ってヴィッカース社との間において締結をした事実がある、こう申し上げた。申し上げた以上は責任を持って申し上げているわけでありますので、これは後刻調査をしていただきたいと思いますが、確認をしていただきたいと思いますが、質疑は以下続けて問題...全文を見る
○坂井委員 なおその問題は続けますが、その前に防衛庁に一言伺っておきたいわけです。  七四式戦車の砲尾環、それからいま申します駐退復座機構、こうした砲座一式は防衛庁の秘密の保全に関する特約、これがかかっておりませんか、おりますか。特約条項が適用されていると思います。
○坂井委員 砲座一式……
○坂井委員 実は、先ほど若干申しましたが、この日本製鋼の技術によります砲尾環、駐退復座機構、これは実に世界にも冠たる優秀なものであります。これがいかにすぐれておるかということを論評したものがありますので、若干引用させていただきます。  「七四式戦車に装備するにあたり、砲塔の上面...全文を見る
○坂井委員 通産大臣、それはあなた、ずいぶん苦しい答弁だろうと私は理解するのです。私の方は、政府の立場を実は最大理解しようと思って努めている。五十三年の四月一日、ここで一区切りして、つまり五十三年三月末までは、標準決済内であれば、これのチェックはなかなかしがたかった、法的には。政...全文を見る
○坂井委員 ちょっと総理に聞いていただきたいのです。  実はは私はこう考えたわけなんです。武器の輸出と言いますね。するとすぐ、わが国内でつくられた武器ないしはその部品が外国に出る、これはまかりなりません、それはそのとおりです。これは物なんですね。しかし、大体三つあるんじゃないか...全文を見る
○坂井委員 通産大臣、よくわかるのですよ。しかし、現実にいま動いているものに対してどうするのですかということに対するお答えにはなっていませんね。  厳にとおっしゃることはわかるのです。今後の問題なんです。いま、すでに出たものに対しては、それはもうどうしようもないのですと言うのな...全文を見る
○坂井委員 残念ながら、相変わらず御答弁にならないのですね。私はいま、汎用性の問題とか汎用品を言っているのじゃないのです。明確に武器生産技術だ、こう申し上げておる。しかも、それは何かというと砲尾環であり、駐退復座機構というきわめて高度な武器の技術なんです。汎用性の問題じゃないので...全文を見る
○坂井委員 余りむだな時間をとりたくないのですね。それから、いまの局長さんの御答弁は、あなたの方のお考えをおっしゃったので、私の提起している問題に対するずばりのお答えにならないわけなんですよ。  私は先ほど申しましたが、技術を受ける場合は技術導入だ、それから相互に技術を持ち寄る...全文を見る
○坂井委員 通産大臣、総理でも結構なんですが、法律的な解釈というのはいまのとおりだと思うのですよ。そして同時に、そういうことがあるならばということを前提に置きながらただいまの御答弁ですけれども、これは政府の憲法上の要請に基づく武器輸出三原則並びに五十一年二月二十七日の政府方針とい...全文を見る
○坂井委員 一例として申し上げたのです。個々にそれに対して対処されるということも当然かと思います。しかし、大きな方針の中の話でありまして、事例として、私は実はまだ幾つも申し上げたいつもりなんですが、一つの例として申し上げたのであって、いま直ちに私は、日本製鋼がけしからぬとか通産省...全文を見る
○坂井委員 よくわかりました。  総理に、なお重ねてひとつお答えをちょうだいしておきたいと思うのですが、武器生産技術の輸出及び技術提携による武器の国際共同開発、これはかつてもこんなやりとりがございまして、それはやらぬのだ、しかし、そんな事実は承知したこともないし、もしそういうこ...全文を見る
○坂井委員 したがって、かなり私は現実的に申し上げた。実際問題として、世界のいかなる国に対しても国際共同開発に対する武器生産技術の輸出あるいは技術提携はしない、いかなる国に対しても事実上やらない、こういうことでよろしいですか、理解は。
○坂井委員 武器でえらい時間をとってきますので、一点、資料としてお願いしておきたいと思うのですが、実は先般の矢野委員の質問に関してであります。次の機会に、日本製鋼所の戦車用アーマープレート、この戦車用のアーマープレート製造に関しまして防衛庁との関係をお尋ねしたいと思っております。...全文を見る
○坂井委員 わかりました。お願いいたします。  次は、行政改革に関係いたしまして、特に補助金について、これまた的をしぼりましてお尋ねしてまいりたいと思うのですが、現在の補助金論議を見ますと、交付手続の簡素化あるいはメニュー化、さらに類似のものの整理合理化等が言われておるわけです...全文を見る
○坂井委員 国庫補助あるいは負担金、これを地方に振りかえをする、地方財政の強化というのですか、自主財源の形に振りかえをする、これはいま効率的な政府をつくるという目的に私はきわめて合致しているという立場から申し上げているわけでありますけれども、御承知のとおり全国知事会は、国庫補助金...全文を見る
○坂井委員 杞憂に過ぎるんじゃないかなという感じを実は私は持つのですよ。これは後ほど触れますが、俗にひもつき補助といって、あらゆる分野に補助金の網がかかっておりますね。この補助金が財政を悪化させ、あるいは税負担を重くしておるということも非常に大きな問題ですが、私は、むしろそのこと...全文を見る
○坂井委員 全国市長会でも、もうこんなのは要らぬから廃止してくれ、わざわざ廃止してくれと言うのを、またこれを廃止しないで乗っけているわけですな。聞いてみますと、それぞれ理由があるんだと、それなりの理由をおっしゃるけれども、要らないよとまで言ってきているのを、わざわざ国はつける必要...全文を見る
○坂井委員 それから、いまのは五十四年度ですね、五十五年度の補助金、委託費調査による改善措置状況、これはどうなっているのでしょうか。内容を聞いておりますと時間がございませんので、早く提出をしていただきたいと思います。できるだけ早く。いつごろお出しになれるでしょう。
○坂井委員 先ほどの冒頭申し上げました質問に戻りたいと思います。  各省庁に補助金はまたがっておりますが、とりわけそのうち——右へならえで農林大臣、ごしんぼういただきたい。農林省関係の補助金はざっと千二百件、全体の補助金の件数が三千八百件でありますから、農林省だけで約三分の一と...全文を見る
○坂井委員 そういうふうに理解したいと思いますがね。しかし、ずいぶん奇妙な話じゃないでしょうか。必要なものならば、概算要求段階で出すのがあたりまえでしょうね。それが出ないから内示はゼロだ。しかるに、復活折衝の中でまた、ぽんと出てくる。こんな奇妙なことがあっていいんでしょうか。 ...全文を見る
○坂井委員 としたら、農林大臣、御存じないのかもわからぬ。農用地利用増進特別対策事業、これは何ですか、八十一億二千五百万。
○坂井委員 さて、お答えになれば、そういうきれいなお答えになるのです。これはもともとつかみ金と言われておる。このつかみ金は、衣がえをしながら今日、五十六年度予算においてもなお生きておるということを私は申し上げたい。農用地利用増進特別対策事業に八十一億二千五百万円計上されております...全文を見る
○坂井委員 御説明を聞けばそういうことなんでしょう。そういうことなんでしょうが、いま私が申し上げておるとおり、そのことは言うなれば、あなたの御答弁でも確かにそのとおり続いておるということです。新規政策としてそういう必要性があるならば、私はそれを否定しません。しかし、元来これはつか...全文を見る
○坂井委員 時間がございませんので、問題を変えたいと思います。  会計検査院法の改正問題です。このことにつきましては、昭和五十二年五月に衆議院本会議で議決があって以後、私がざっと数えてみただけでも衆参両院本会議での同種の決議が合わせて六回、当予算委員会を初め衆参各委員会での質疑...全文を見る
○坂井委員 せっかく宮澤官房長官御答弁ですが、私は、これは会計検査院側の院長の方の問題ではないと思うのですね、事の経緯から見まして。改めて一通りずっと目を通してみました。そうすると、政府の答弁は、昨年の大平総理の非常に前向きの答弁があっただけでして、それ以来、また二年前の答弁に逆...全文を見る
○坂井委員 もう一つの反対理由であります、会計検査院の検査が入るということになりますと借り手が減って政策金融の推進に支障を来す、こういうことを反対理由にしておる。この点についても、官房長官を初め総理、関係大臣も、特に中小企業者あるいは農民、いわば弱い立場の人々を前面に出して、この...全文を見る
○坂井委員 私は、この反対理由は全く杞憂にすぎないと思っております。総理も本当に心底から御心配だと思います。御心配であれば、法案審議の過程で十分に論議を尽くせばいいことではないかと思いますし、同時にまた、国会の立場としましても、そこには一つの歯どめ措置として、国会の意思として国会...全文を見る
03月07日第94回国会 衆議院 本会議 第10号
議事録を見る
○坂井弘一君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました昭和五十六年度予算三案に対し、反対の討論を行います。(拍手)  まず、私は、鈴木総理が唱える和の政治とは一体何だろうか、残念ながらその欺瞞性を糾弾せざるを得ません。  私ども公明党・国民会議は、日本社会党...全文を見る
03月07日第94回国会 衆議院 予算委員会 第20号
議事録を見る
○坂井委員 財政問題から同和問題、さらに院法改正、定数是正等々、実は盛りだくさんなんですが、それを後にいたしまして、最初に、武器の輸出の問題についてお伺いしておきたいと思います。  総理にちょっとお尋ねいたしますが、わが党は、昭和四十五年と四十七年の二回にわたりまして武器の輸出...全文を見る
○坂井委員 私は、禁止法をつくることがよろしいという立場に実は立つわけでございます。そこで、若干武器輸出禁止法制定に向かわしめるといいますか、そういう方向をにらみながら一、二問題点につきまして、参考にし得ればというつもりで申し上げたいと思います。  たとえば、韓国には防衛産業企...全文を見る
○坂井委員 照会されたと思いますけれども、韓国側の回答はいかがですか。
○坂井委員 たとえば東亜目報でありますとか韓国内外経済等には、防衛産業企業体は二十八社あるんだというわけで、二十八社の実は名前を挙げておるわけですね。御承知でしょうか。
○坂井委員 では、この二十八社とわが国企業が資本提携をしておる、つまり合弁企業、こういう形のものは何社あるでしょうか。
○坂井委員 では同じように、この二十八社の中で、技術提携をしているのはわが国企業で何社あるかについても御承知ないですか。
○坂井委員 念のために調査というのでははなはだ困るわけでして、念には念を入れて慎重に調査をされた方がよろしかろうということを実はまずもって申し上げておきたいわけです。  それで、せっかく調査をされるというならば、韓国に限らず、わが国のいわゆる武器等製造法に基づく許可法人、武器製...全文を見る
○坂井委員 御参考までに申し上げます。  ここにありますのが韓国関税庁発行の貿易統計月報、実はこれを抜粋してまいりました。今国会でも問題になっておるようでございますが、これを丹念に見てまいりますと、実に重要視せざるを得ないことが記載されております。  一つは、品目番号八七〇八...全文を見る
○坂井委員 品目番号八七〇八で輸出などできるはずはないのです。そんなことは自明のことなんです。私の方から調査を要求いたしました。それに対しまして、通産省はずいぶん調査をされた。その間に相手側とテレックスの交信もあった。全部承知をいたしております。そういう中で実態的にはどうなのかと...全文を見る
○坂井委員 通産大臣、いま申しました一連の調査をお願いしたわけですが、結果については本委員会に報告いただけますか。
○坂井委員 報告をしていただきたいとお願いしたのですが、調査の結果を報告いただけますか。
○坂井委員 それでは宮澤官房長官にお願いいたしたい。  実は去る四日でございましたか、会計検査院法の改正問題をめぐりまして、自民党は今国会見送りだ、こういうことをどうやら御決定になったようだ。それでもって政府に対する申し入れがあった。恐らく宮澤官房長官がこの申し入れをお受け取り...全文を見る
○坂井委員 そうしますと、総理、いま官房長官にお答えいただいたわけですが、つまり、この院法改正については与野党合意でもって国会決議をした。言うなら、これは国会の意思として院法改正。二つあるのだといういまのお話は確かにそうでしょう。そうでしょうが、院法改正すべきや否やということで今...全文を見る
○坂井委員 では、問題を移しますが、同和対策事業特別措置法の問題です。  もう申し上げるまでもございませんが、来年三月末にこの期限が切れます。さきに三年延長を決めた、そのときの三項目の附帯決議をめぐって、本委員会においてもあるいは分科会等におきましても、ずいぶん議論がございまし...全文を見る
○坂井委員 一歩踏み込んでいただきたいと思うのですね。  そこで申し上げますが、なぜ特別措置法が必要なのか、あるいはまた法の総合的改正が必要なのか、実はこのことを国民に啓発し理解を得ないままに、極端に言えば、ただ単に予算をつぎ込むということだけで今日まで来たところに根本的な問題...全文を見る
○坂井委員 そこで一歩、総理の御決断を促したいわけでありますが、冒頭の質問に入りますが、いずれにしても、そうした法の強化、総合的改正、同時にまた法の延長というものをにらんで、今国会中にその見通しについて総理はひとつ御決断をされて、これだけの問題でありますから、それだけに比重の重さ...全文を見る
○坂井委員 衆議院の定数是正の問題は、実は五十一年に高裁の判決が出た。その前にすでに定数の是正のことが議論になりまして、是正された後で違憲判決が出たわけですね。今回の場合、総理、これは十分意をとどめていただきたい。最高裁判決がいつになるかわかりませんが、いろいろなことが伝えられま...全文を見る
○坂井委員 ですから総理、総理は国会で十分譲論を尽くし、こうおっしゃるのだが、このことについては、われわれはかねがね、それはちょっと無理だろうから、権威のある公正な第三者機関にゆだねるべきじゃないか、こういう主張があるわけで、提案を申し上げてまいりました。このことについてはきょう...全文を見る
○坂井委員 時間がなくなりましたので一言だけ。  大蔵大臣、私は前回、行政改革に関連いたしまして補助金の問題を申し上げました。実は大蔵省から、補助金の新設だ、廃止だ、合理化だ、どういうものがどうなったのかというわけで、一度資料として早くお出しいただきたい、こういうことをお願いい...全文を見る
○坂井委員 それでも出していただけますね。そういうものでもいいです。
○坂井委員 では終わります。
○坂井委員 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました昭和五十六年度予算三案に反対の討論を行います。  まず私は、本予算委員会において五十六年度予算案を強行採決した政府・自民党の暴挙を糾弾せざるを得ません。議長裁定によって国会は正常化されたというものの、政府・自...全文を見る
10月03日第95回国会 衆議院 予算委員会 第1号
議事録を見る
○坂井委員 行財政改革に取り組む基本姿勢から伺ってまいりたいと思います。  総理は施政方針で、行財政改革というのは二十一世紀を展望した国家の大計で避けて通れない国民的な課題だ、この認識には全く同感であります。そうだとすれば、問題は、しからばその総理御自身がお考えになる行財政改革...全文を見る
○坂井委員 大変長々と御説明いただきました。総論的な、抽象的なことを実は私は聞いているわけではないのであります。  国民が行財政改革という言葉を聞きまして、それに賛意を表する、その場合、国民の気持ちというのは、それはやはりいま総理がおっしゃるように、確かに高度成長時代から肥大化...全文を見る
○坂井委員 総理の本当に本来的な、本格的な行財政改革の姿というのは、どうも私には浮かんでこないわけです。  それはまたおいおい聞いてまいるといたしまして、増税なき財政再建とおっしゃる。ただ、これは五十七年度限りの話で、どうも五十八年度以降余り自信がおありでないようです。増税なき...全文を見る
○坂井委員 総理、それでは増税なき財政再建と言うのは余りにもおこがましいと私は思うのです。増税なき五十七年度の予算編成、とりあえず増税しないで五十七年度だけは予算編成しましたにしかすぎないのじゃないか、実はこう思うのです。  そこで、そういうことであったならば、これは実は先々の...全文を見る
○坂井委員 どこかで効果を生まなければ確かにゼロシーリングの予算編成はできないでしょう。二兆七千七百億の要調整額、これは埋めなければいけない。いま大蔵大臣御答弁ですけれども、そういう試算を早く一度まとめられた方がよろしかろうと思うのですね、従来の経験があるわけですから。それによっ...全文を見る
○坂井委員 いずれにしましても、一本化の方向にということは総理はやはりお考え、また、そうすべきだということのように受けとめました。  そこで、戻りますが、先ほども厚生年金の減額分の返済についてのやりとりがございまして、どうも総理、お答えを聞きますと、年金財政に支障を来さないよう...全文を見る
○坂井委員 要するに、期間が過ぎまして、六十年に入ってその後考えましょうということにも似たような御答弁でございまして、実は大変不安が残ります。このことについては、やがて特別委員会の場も設けられることでございますので、またそこで改めてただしてまいりたいと思います。  児童手当制度...全文を見る
○坂井委員 特例法案に関連いたしまして、一つは地方への肩がわりと言われますが、国民健康保険、児童扶養手当、特別児童扶養手当、このことにつきましては本年末までに検討するといたしておるわけでございますが、今度の概算要求を見ますと、これがすでに出てきておりますね。児童扶養手当で約二戸六...全文を見る
○坂井委員 そこの推移を見守りながら、十分これは議論してまいりたいと思います。  老人医療の無料化措置の問題に触れまして、これは自治大臣から実は御答弁いただきたい。  地方自治体は非常に財源に乏しい。しかし、そういう中でも、何とかやりくりをして老人医療の無料化、そのかさ上げあ...全文を見る
○坂井委員 自治体はいろいろなところで合理化をしよう、確かにむだのある部分は刈るとかいうことで、具体的な措置をしようということで、いろいろな知恵を働かしているというような点についても、ただ要するに勘定といいますか、物を皮相的に見て、周辺にそういうような空気があるからといって、一刀...全文を見る
○坂井委員 所得捕捉の格差の問題は実態調査を始められた。まあ大体年内に終わって一月に取りまとめということなんでしょう。これが施策への具体化につきましては見守りたいと思いますが、お手元に資料としてお配りをいたしました。実は私も国税庁の税務統計資料等によりまして計算をしてみたわけです...全文を見る
○坂井委員 前提は環境整備だ、財政再建期間中にもやはりそういう環境整備をして減税すべきだ、こういう判断にはお立ちになりますか。
○坂井委員 大蔵大臣にお伺いしますが、さきの通常国会でわが党正木委員の質問に対しまして、前提条件つきながらも所得減税は政策判断だ、こう言われましたね。これは財源があればということです。現在もそのようなお考えだろうと思いますが、財源があればということであれば、その財源を行革に求める...全文を見る
○坂井委員 いろいろ突っ込んだ議論をしたいところでございます。時間がございません。非常に残念でございますが、ことしわれわれが要求いたしましたのは剰余金四百八十四億円、これは減税に回す、これに予備費を活用するとかいうようなことで一千億ぐらい積めば約千五百億、それぐらいの規模で減税す...全文を見る
○坂井委員 じゃ、それはそれなりにひとつお言葉をいただいて、総理、時間がございませんので、人事院勧告、仲裁裁定完全実施――仲裁裁定の方は国会待ちということですが、総理としては仲裁裁定はもう早期に実施すべし、そういうひとつ腹づもり、御決断をいただきたい。同時に人事院勧告制度、これは...全文を見る
○坂井委員 時間が参ったようでございますが、総理、完全実施を速やかにやるべきだと私は強く主張しておきます。  いずれにいたしましても、われわれはあの公務員二法等についても早期の成立だ、同時にまた、公務員についても、われわれは中道四党で五%、四万五千人純減すべきだ、それによって人...全文を見る