坂井弘一

さかいひろいち



当選回数回

坂井弘一の1988年の発言一覧

開催日 会議名 発言
04月14日第112回国会 衆議院 逓信委員会 第5号
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○坂井委員 よろしくお願いをいたします。  近年、新しいメディアが次から次から大変目まぐるしく登場してまいりまして、急速な進歩発展を見つつある、そういう状況の中で、放送衛星BS3、これが近く打ち上げが予定をされておるようでございまして、この一チャンネルを使ってハイビジョンの実験...全文を見る
○坂井委員 ハイビジョンも大変速いスピードで普及するんじゃないかなというようにも私は思うわけですけれども、そうなってまいりますと、いろんなメディアがありますが、メディア全体の秩序といいますかこれが大きく変わっていく。変容していくといいますか、ある部分では融合する部分もあるでしょう...全文を見る
○坂井委員 新しい情報通信の分野にほかの企業が進出をして、そして新しいサービスを始めようとしておる。見ていて本当に妙味あるほどのかわりばえといいましょうか、大きな変容がこれからなおなされていくのであろうと想定されます。  今大臣から御答弁をちょうだいいたしましたけれども、そうし...全文を見る
○坂井委員 民放労連もこのことについて次のような見解を表明いたしております。   番組審議会について、局からの独立を指向し、その活性化を図ろうとする点には賛成である。但し書きの「同一地域の複数局が一つの番組審議会を作る」規定は経済的理由からだけでなく推進されてしかるべきだと考え...全文を見る
○坂井委員 番組審議会の活性化も大事でしょう。がしかし、この番審の活性化以上に大事なのは制作者の質あるいは視聴者の厳しい目といいますか、それによって質的な向上を図る、ここのところが一番大事じゃないかなと私は思います。同時に、そういうことになりますと、放送局みずからのいわゆる自浄作...全文を見る
○坂井委員 改正放送法案第九条第三項、NHKのですが、NHKの施設、設備の一般利用とか外部からの委託による放送番組の制作業務、この進出を認めるという規定、これは新設かと思います。この業務は必然的に営利活動にならざるを得ないのではないか。ということになりますと、第九条第四項に、公共...全文を見る
○坂井委員 金額も微々たるものだという御答弁でございますが、そういう心配はないのでしょう。このNHKの副次収入というのが、今の受信料の集金努力がいささか減退をして、受信料制度そのものの崩壊にまでつながってしまうおそれはないのかというような指摘も一部にあるようですね。ですから、そう...全文を見る
○坂井委員 なかなか大変な問題かと思います。しかし、変容が大変激しくかつスピードが速いような感じが実はいたしますものですから……。  それと、メディアの特性がもう地上と衛星は全く違うわけですね。ですから、メディアの特性に応じた番組、地上と衛星で色合いをどう変えるか、これも難しい...全文を見る
○坂井委員 終わります。
04月20日第112回国会 衆議院 土地問題等に関する特別委員会 第4号
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○坂井委員 大変どうもありがとうございます。四人の参考人の先生方に一言ずつお願いしたいと思います。  なぜ東京集中なのかということを考えますと、私は、根本原因といいますか最大原因は地方分権ができなかったからだ、こう申し上げたいわけなんです。首都圏集中型の発展が、中央集権化、独占...全文を見る
○坂井委員 小さい政府、大きい地方といいますか、そういう方向にこれからの行財政改革というのは本格的に行財政権限配分の見直しということを——これはある意味ではソフトの遷都だろうと思う。ハード面だけで考えても、とても多極分散型の国土の形成なんかできようはずがないかなという実は半分あき...全文を見る
○坂井委員 ありがとうございました。
04月25日第112回国会 衆議院 土地問題等に関する特別委員会 第5号
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○坂井委員 本題に入ります前に、奥野長官は先ほど、日本だけが侵略国家と言われるのは当たっていない、こういう御発言でございました。そのことは、日本もやはり侵略国家には違いない。中国それから韓国も大変な大きな反発があるようでございまして、人民日報あるいは北京日報、それから韓国におきま...全文を見る
○坂井委員 この問題は余り私は深入りして議論するつもりはございません。ただ、他国のことはいざ知らず、我が国がかつて侵略をしたという歴史上の厳然たる事実、これを踏んまえて、中国を初めアジア近隣諸国に対して物議を醸すような御発言はひとつ慎んでいただきたい、そのことだけは申し上げておき...全文を見る
○坂井委員 総理、お答えいただきましたが、まさにこれは国会の問題として、国会の権限、責任において進めなきゃならぬ大変大きな事柄、問題だろうと思います。日本ほど集権的行政体制というのですか、こういう体制の国というのはちょっと外国には例を見ない。歴史的な背景までさかのぼるつもりはない...全文を見る
○坂井委員 隗より始めよということもありますし、あるいは国権の最高機関としてのこの国会の意思というものが、今私が提起いたしました中央集権から地方分権へ、こういう新しい時代の方向を形づくっていく、実現を期していく責任ある立場というのは国会だろう、まさに総理の御認識どおりと私も自覚を...全文を見る
○坂井委員 報道によりますと新行革審の土地対策委員会の答申が六月に出るようでございます。その中で国会、裁判所の移転、再配置の検討を期待する、こういうことで記述されるのではないかという報道があるのですが、これが出れば、これは私が今申し上げたこと、また長官がまさに国会の移転ということ...全文を見る
○坂井委員 私もそのような印象を実は持つわけです。ただ、国会の移転まで検討することを期待するというところまで仮に検討されているとすれば、これは相当思い切った国会に対する御注文だな、国会みずからが決めるべき事項に対してそこまで来てるかな、そういう意味で実は評価をしたい、私はそう思っ...全文を見る
○坂井委員 東京に来れば何でもあるんですね。ですから、人はやはり集まりますよ。魅力がなければ地方には人は来ません。道路交通網を整備すれば、そうしたらお金みたいなもので金利は高きに流れる、水は低いんだけれども、道路だって一緒で、道路がつけば魅力がある高い方へ、田舎から都会へ、都会か...全文を見る
○坂井委員 終わります。ありがとうございました。
04月27日第112回国会 衆議院 逓信委員会 第6号
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○坂井委員 最初にちょっと大臣にお尋ねしたいと思います。  いよいよ本格的な高齢化社会が到来をする。長寿社会とも言われますが、老後の生活設計、老後の所得保障、これをどうするかということで、年金の分野で見ますと、公的扶助、それから協力的扶助というのですか相互扶助、それから自助努力...全文を見る
○坂井委員 一説では、保険でありますとかあるいは企業年金、個人年金という分野は私的な貯蓄の部門だ、やはり公的年金の分野、公的年金が老後の生活保障、老後の設計を保障するこれは最大の柱であり、このことによって、公的年金によって最低限度の生活は保障されなければならないはずだ、こういう議...全文を見る
○坂井委員 そうしますと、相互扶助における企業年金それから自助努力の分野における個人年金、この二つの年金制度は公的年金を補完するという役割を期待しておる、そういう位置づけといいますか、そういうことになるのでしょうか。
○坂井委員 大臣にお尋ねしたいと思いますが、今企業年金等の分野に属するといいますか、企業年金を掛けられる人に対して、一般家庭の主婦でありますとか、あるいは農業の経営者、それから零細企業の被用者、これらの人々は企業年金の恩恵は受けるわけにはいかない、したがって国民年金、こういうこと...全文を見る
○坂井委員 今の国民年金というのは必ずしも十分ではない。そうしたときに郵便年金の利用者というのは、先ほど申しましたようにどちらかというと企業年金を初め年金制度の恩恵に余り浴さない人がその対象であるということになりますと、郵便年金の果たすべき役割というのは、通常の貯蓄手段とは全く違...全文を見る
○坂井委員 よくわかります。よくわかりますが、この三つのバランスというのは非常に微妙な難しい問題を含んでいるのかなというような感想、感じ、考えを私、持ちながら実は質問をいたしております。  昨年でしたか、企業年金関係の研究機関、二つの研究会が同じような趣旨の発表をしております。...全文を見る
○坂井委員 欧米諸国と日本とでは福祉のあり方とか社会保障制度そのもの、あるいは雇用における労使の関係等、非常に大きな相違がございますね。つまり、よく日本型の特殊な、そういうもろもろの今申しましたような点を踏んまえて日本型福祉社会というようなことが言われるわけです。  いろいろな...全文を見る
○坂井委員 民間個人年金とのこれからの競争関係、これがだんだんと問題になってくるんだろうと思うのです。抽象的な言い方をすれば秩序のある競争ということになるのでしょうけれども、ここの辺も運営上非常に難しい問題ではなかろうかなと思います。  年金というのは非常にインフレに弱いという...全文を見る
○坂井委員 五十六年に年金法の改正がございました。一時払い即時年金の問題でございますが、実はせっかくあった即時年金、これは五十六年の改正時になくなったのですね。当時は、郵便年金制度が改正でさらに改善をするということになりますと資金が郵便年金に集中をするということで金融秩序に大きな...全文を見る
○坂井委員 一時払い即時年金に加入する場合の掛金額でございますが、概算の数字で、六十歳で年額二十万円、これは平均の加入年金額年額二十万円の年金に掛金一時払い即時年金の形で加入する場合は、個人終身年金で三百七十六万円程度、それから定期年金、これは年金支払い期間が十年としまして約百六...全文を見る
○坂井委員 それから現行の加入年齢の範囲、これは終身年金で三十五歳から六十七歳、定期年金の場合は四十五歳から五十七歳、こういうことになっていますが、今回の改正で加入年齢はどういうように定める予定でしょうか。終身年金の三十五歳の方は五歳くらい下げて三十歳くらい、それから定期年金の五...全文を見る
○坂井委員 時間が迫っておりますので、まとめて二、三点伺って終わりたいと思います。  今回、郵便年金復活の制度が設けられました。大変妥当と思います。簡易保険は復活の制度がありまして、失効した契約のうちの一八%復活しておりますね。郵便年金の失効状況及びどれくらいの復活を予想されて...全文を見る
○坂井委員 ありがとうございました。
09月14日第113回国会 衆議院 税制問題等に関する調査特別委員会 第2号
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○坂井委員 リクルート問題のポイントは三つあると思います。その一つは、権力の中枢にある政治家の政治的、道義的責任。それから二つ目には、いわゆる非公開株の譲渡を受けて、そして何百万あるいは何千万あるいは億を超えるような多額の利得を得ながら全く課税がされない、つまりぬれ手でアワという...全文を見る
○坂井委員 証券市場が政治家らのといいますか、非常に不明朗、不透明、かつまた反道徳的な資金づくりの場になっているというこういう実態が一つある。権力を握る側がみずからを省みないで、それで幾ら立派な法律をつくってみても、これはしょせん意味がないのではないか。そこのところをまずしっかり...全文を見る
○坂井委員 七十六人がどなたなのかということで、随分国会に資料を出してください。総理は先ほど、余り人様のことをとやかく言うのはと。確かにそれはそうだと思いますね。ただ、この問題はちょっと違う。私の手元にもこんなにあるのですね。出回っているのです、この七十六人であろうと目される人々...全文を見る
○坂井委員 収集しているかいないかについても答弁できないと言う。  では、大蔵省に振り返ってもう一回お尋ねしたいと思います。この七十六人の方々の中には政府税調委員はいらっしゃいますか、いらっしゃいませんか。 
○坂井委員 法務、警察の方は、これは内容はつかんでいらっしゃるのでしょうけれども、それは何とも言えないと言う。大蔵省は法務省、警察庁にちょっとお尋ねになったらいかがでしょうか。照会されたらば、今私が申し上げた一点だけについて。つまり政府税調委員が入っているか入っていないか。その意...全文を見る
○坂井委員 それじゃ総理にお願いをいたします。政府税調委員が入っているか入っていないか、総理は法務あるいは警察に照会をされたらいかがでしょうか。
○坂井委員 私は断定して申し上げているわけでは決してありませんが、ただ、税制改革論議をやろうというんですね。江副さんが政府税調委員であった。おやめになった。その江副さんから非公開株の譲渡を受けたような人が七十六人の中の一人として政府税調委員として存在するならば、これはやはりゆゆし...全文を見る
○坂井委員 私は、政府税調委員がおられたら、やはりおやめになっていたたかにゃいかぬだろうと思いますから申し上げたわけです。 では法務大臣にお伺いします。法務大臣はこの七十六人については報告をお受けになったと思いますが、少なくとも政治家、国会議員が関与するという問題でありますので...全文を見る
○坂井委員 今の私の質問に真っすぐにお答えをいただきたいのです。つまり、七十六人のことについて報告をお受けになったかなっていないか。もしなっていなければ、これはやはり法務大臣は報告を求められたらよろしいんじゃないか。求めるに足る事案である。あるいは法務大臣の責任上からもそうあるべ...全文を見る
○坂井委員 どうもこれは押し問答になりそうですから……。  総理、自民党総裁として、江副さんの国会招致については、総裁はもちろん賛成でしょうね。
○坂井委員 今日に至るも総理の態度、お考えは変わってはいらっしゃらない、そのことはわかりました。  江副さんを政府税調委員に任命されたのは前総理の中曽根総理であります。どなたを推薦するかしないか、そんなことは大蔵省が決めたわけではない。まあ事務的ないろいろな手続はあったのでしょ...全文を見る
○坂井委員 恐らく、当時大蔵大臣をお務めでありました竹下現総理、存じておりませんということですから、どなたが存じておるのだろうかな。だれかが推薦し、だれかがリストアップしなけれは、中曽根前総理が江副さんを政府税調委員に任命することはできないはずです。これは自明のことでありますね。...全文を見る
○坂井委員 総理にお尋ねをしたいと思いますが、非公開株、これはもう受けてはならないというのは法律上は決まっておりませんけれども、政治家ですね、国会議員は非公開株はもう買わない、譲り受けない、とりわけ隗より始めよで総理以下閣僚の皆さんは非公開株なんかはもう手をつけない。これは決めた...全文を見る
○坂井委員 閣僚の皆さんで申し合わせをされて、そういう非公開株等には手をつけない、それから国会の方も私はそうした方がいいんじゃないかな。  なぜこんなことを申し上げるかというと、まさにこのリクルート問題で、政治家が関与したということでもってこれだけ大きな疑惑と不信というものを招...全文を見る
○坂井委員 わかりました。  松原前室長がある友人に、楢崎さんに五百万円というのは、政治家にパーティー券を買うようなつもりで贈ったんだ、こう言われたとかいうことが、これは報道であります。金さえ渡せば人は動くんだというこのリクルートの金権体質といいますかこういう物の考え方、これは...全文を見る
○坂井委員 今までとちょっと私自身は事態は変わってきた。当然、情報収集されてきました警察はもっと専門的にこの事態を把握して、そしてこれからどういう進展になるのかということについてはもう十分検討されていると私は思いまして、実はお尋ねをしたわけでありますけれども、それはそれとします。...全文を見る
○坂井委員 我が党矢野委員長がさきの予算委員会で指摘をいたしました特別背任罪の問題、会社が保有する値上がり確実な株を勝手に売却をした、つまり言い直せば、会社に損害を与えた江副前会長は特別背任罪に当たるのではありませんか、こういう趣旨の質問でございました。刑事局長は、指摘のようなこ...全文を見る
○坂井委員 これは非常にはっきりしていますね。贈収賄事件に比べまして立証しやすい問題だろうと私は思っているのです。つまり、五十九年の十二月の段階で千二百円ですね。年が明けまして二月と四月、ここで二千五百円ですから倍以上になっている。ですから、この考え方は、二千五百円で買った人とい...全文を見る
○坂井委員 ディスクロージャーの問題で少しお尋ねをしていきたいと思いますけれども、アメリカでは未公開時の株主名の公開、つまりディスクロージャーが非常に徹底されておるようですね。SECの窓口に行きますとだれでも閲覧ができるという。  そこで、田淵日本証券業協会会長、この方が、店頭...全文を見る
○坂井委員 今アメリカでも、インサイダー取引の規制強化とかあるいは株式の公開買い付け、この制度改善の論議というのが米議会でも大変活発に行われておる。そういう状況の中で、アメリカ議会あるいはSECは不公正な取引に対するそういう国際的な捜査協力の整備、ここに一つ焦点を当てているようで...全文を見る
○坂井委員 それから一方、ディスクロージャーに関するインサイダー取引規制の問題でございますけれども、このポイントの一つは、重要事実の公表の原則と方法について一つの方針を大蔵省でもお決めになったようですね。そこで年末までに政省令で決めるということのようでございますが、企業の対応の仕...全文を見る
○坂井委員 十分運用には慎重を期して、報道の自由を阻害するようなことのないような一つの御配慮だけはぜひいただきたい。  去る八月の四日の予算委員会で、これまた我が党矢野委員長が、アメリカ証券取引所法第十三条に規定されていますところのいわゆる五%ルール、条項のことについて、我が方...全文を見る
○坂井委員 ぜひ前向きに、そしてこれは実現、実行を期していただきたいと思います。  実は、短期大口の株式売却益というものが、価格操作、株価操縦、法律違反の結果得られるというケースが非常に多いですね、実態的には。先ほどの質問では、そういう事実は余りないであろう。しかし、私の見る目...全文を見る
○坂井委員 大口取引というのは、現行基準を見直しまして、売却益では一億円、それから売買株数では百万株、これを軸にして調整するというようなことが言われておりますけれども、そういうお考えでしょうか。当然重課ということになりますが、それを含めてひとつ大蔵省の方針といいますか、大体の検討...全文を見る
○坂井委員 創業者利得の問題で、総理は参議院でしたか、御答弁で、これは無制限であっていいとは思わないというお答えがあったように思うのですが、どうなんでしょうか。申告分離課税で二〇%ぐらいとかというようなことが出ているようですけれども、総理はどんなお考えですか。
○坂井委員 創業者の功績とか御苦労に報いる、当然だと思うのですね。ただ、今度の江副さんが、御自身の株だけれども、売却益百四十七億円ごっそり入ってそれに税金が一銭もかからぬ、こう聞きますとそれはやっぱりこれでいいのかということに相なるわけでありまして、莫大な売却益が創業者に入ってく...全文を見る
○坂井委員 この議論はまた今後具体的にに掘り下げていきたいと思っております。  問題を変えます。   このリクルート社の企業戦略というのでしょうか、情報ネットワーク、この事業をひとつ柱にしようということであったのだろうと思います。二つありまして、データ通信のサービスを行います...全文を見る
○坂井委員 名前を申し上げて大変恐縮なんですが、NTTの元役員でありました長谷川寿彦氏、この方はNTTのデータ通信事業本部長をされました。今私が申し上げておりますRCS、スーパーコンピューターに関する直接の最高の責任者であります。この長谷川さんは昨年の五月にNTTを退任をいたしま...全文を見る
○坂井委員 現在なお捜査中ということですね。そうしますと、捜査中の立場の方がリクルートの顧問に迎えられた。ちょっと世間常識からしましてこれは非常に不可解なんです。この長谷川氏は、リクルートコスモス株約二万株、売却益五千万あるいは五千数百万、公開直前に譲渡されて今申しましたような利...全文を見る
○坂井委員 リクルート側に問い合わせをいたしましたらば、余り話したくないということのようでございます。つまり肯定も否定もなさらない、こういうことであります。ただ言えることは、七十六人の中にはありませんと、これははっきりリクルートさんの方はおっしゃっているということですから、かなり...全文を見る
○坂井委員 視野の中に人れて検討をされている、当然そうでしょうね。事実関係というのは相当はっきりした証言者もおるようでありますので、ぜひ一連の疑惑の解明の一つの大きなポイントとして、ここに焦点を当てた解明をお願いをいたしたい。  ただ、これは刑事事件という範疇の話に相なりますの...全文を見る
○坂井委員 よろしくお取り計らいをお願いしたいと思います。  私は、このリクルート疑惑の解明とそれからキャピタルゲイン課税等不公平税制の是正、これは表裏の関係だろうと思う。したがって、解明を進める中で不公平税制の中のある意味では最たる資産課税、株の取引の実態における税制上の不備...全文を見る
○坂井委員 この機会でありますので、総理に一つ御提案申し上げたい。  閣僚の皆さんはそれぞれが所管する指導監督下にある企業、団体からの政治献金は受けない、みずからの指導監督下にあるといいますか、所管するそういう企業、団体からの政治献金はいただかない、こういうようにお決めになった...全文を見る
○坂井委員 終わります。
10月14日第113回国会 衆議院 税制問題等に関する調査特別委員会 第8号
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○坂井委員 今国民が一番知りたいこと、そして国会が解明しなければならないことは、これはもう言うまでもなく、あの江副さんが一体何の目的で、そしてだれに、いかほどの利得といいますか、あるいは恩恵というのでしょうか、を与えたのであろうか、こういうテーマであろうと思います。そこで、一昨日...全文を見る
○坂井委員 江副さんが政界あるいは官界との間でどういう関係を御本人が持ちたいと考えたかというようなことについて、幾つかのコメントがありますので、若干御紹介を申し上げたいと思います。  これは、去る七月六日、江副さんがこの件で辞任をされまして、その発表後、管理職の方々五百人の皆さ...全文を見る
○坂井委員 逐次お尋ねをしてまいりたいと思いますが、ドゥ・ベスト社の資料が公表されたということで先ほども質問がございました。  宮澤大蔵大臣、あなたの秘書の服部さん、この方を通じて河合さんの要請がありましてということで、先ほどの御答弁では、宮澤大蔵大臣御本人の名前になっておりま...全文を見る
○坂井委員 もうちょっとその辺をお詰めになるお気持ちはありませんか。それは、例えば服部氏を通して直接河合氏に大蔵大臣お会いになって、その辺のところをただす。本当はだれからなのか、相手はどなたですかということをはっきりさせた方が私はよろしいのではないかと思うのですね。そんなお気持ち...全文を見る
○坂井委員 こだわって、私は言っていかがかと思いながらですけれども、大蔵大臣個人に対する御迷惑を超えて、これはもう実は大変な迷惑ですね、国会も国民も。この辺のところがもう少しはっきりしませんと、国民の皆さんの目から見て、一体何だ、どこかに何かのごまかしがあるぞ、隠し事があるんじゃ...全文を見る
○坂井委員 じゃ、ほかのことでお尋ねをしながら進めていきたいと思います。  リクルートコスモスの取締役会議事録、これは六十年四月五日の議事録ですね。出席された取締役は五名、監査役が三名。第一号議案では、「第三者割当による新株式発行の件」、これが議せられまして、割り当て先及び株数...全文を見る
○坂井委員 わかりました。  有価証券報告書あるいはこの議事録によりまして、この三十七社の中に、今問題になりましたドゥ・ベスト、これが八万株、それからどうにもおかしいぞと思われるのがビツグウエイ株式会社、これが十二万株、それからエターナルフォーチュン社二十万株。これは確認されま...全文を見る
○坂井委員 エターナルフォーチュン社、これは私の方からコスモス社に問い合わせをいたしましたけれども、さっぱり教えていただけませんでした。会社のあるところすらも言えない、こういう回答でございました。  今証券局長御答弁でございますけれども、今申しましたこの三社につきましては、内容...全文を見る
○坂井委員 楢崎代議士が恐らく、エターナルフォーチュン社、この内容等については検察庁に資料として出されているのだろうと思いますが、総理、つまり今のような御答弁でございまして、何と言ったらいいんでしょうな、ほとんど輪郭すらもと言った方がいいんでしょうかね。取締役会の議事録にはちゃん...全文を見る
○坂井委員 総理、大いに勉強というか前向きにというのでしょうか、これはむしろ考えていただきたい。やはり今総理がおっしゃる国政調査権の問題、これは国民に対する奉仕の問題、国民の側からすれば、主権者としてこのことだけは知り得たいという、これはやはり主権者の一つの権利がありますね。もう...全文を見る
○坂井委員 五十九年十二月の七十六人につきましては、私の方でも調査をいたしました。ほとんどやはり江副さんがチェックされたようですね。それから今問題になっております六十年四月の第三者割り当て増資、三十七法人一個人等々につきましても、相当深く江副さん御自身が御関係されているようでござ...全文を見る
○坂井委員 このドゥ・ベストの代表取締役の菅原茂世さんは、リクルートコスモスの常勤監査役をされましたね、六十年七月三十日まで。五十八年の六月二十七日に就任されまして、六十年の七月の三十日まで常勤監査役。それからファーストファイナンスの取締役は六十三年の三月の三十一日までお務めであ...全文を見る
○坂井委員 加藤さんを守りたいという気持ちはわかりますよ。わかりますけれども、私から言わせれば、お役人が、自分の指導、指揮監督下にあるそういう相手から、非公開株というのを、向こうにお金を出してもらってそんな株を買うなんというようなことは、およそばかげた行為ですよ。これはもう常識以...全文を見る
○坂井委員 私は本当に驚いたとしか言いようがないぐらいですね。これは単なる経済行為ではありませんよ。お役人ですよ。高級官僚ですよ。  あるいはNTTの式場さん、六十一年秋ごろ江副氏から頼まれ五千株を購入した。この方も江副さんから頼まれた。ちょっと江副さんと式場さんの御関係を申し...全文を見る
○坂井委員 大臣、もう一度NTTの方に、この式場さんのこと、それから次に申し上げます長谷川さん、この前に私指摘いたしました、このことにつきまして、もっときちんとした調査といいますか、それをもう一度やり直しなさいと言われた方が私はいいと思う。大臣の方からですね。
○坂井委員 式場さんは、先ほど触れましたように、このリクルートの新しい事業展開に対しましてはNTTは後押しをしますと言って、非常に力強く激励をする、こういうことであります。一方、後ほどまた申し上げますけれども、江副さんの方は、NTTと我がリクルートあるいはリクルートグループは一体...全文を見る
○坂井委員 あわせて警察庁に伺いますけれども、この長谷川さんについてはその後どうでしょうか、捜査はなお続行されていると思いますが、かなり進展を見ておりますか。あるいはその見通し等につきまして、いつごろ終結するめどをお持ちでしょうか。あわせて、川崎市の前助役小松さんについてはどうで...全文を見る
○坂井委員 時間がございませんので次に行きますが、東大教授の公文俊平氏、九月三十日付で一身上の都合によりということでもって辞職をされてございます。辞職の意向を表明されたのがことしの四月でございました。教授会等を経まして文部大臣が承認されたのが九月の三十日でございますが、この方は政...全文を見る
○坂井委員 政府税調委員で株を取得されたということ、ちょっと不都合だと思いますね、総理、どう考えてもこれは。ちょっとその辺は、総理、お調べになった方がいいんじゃないでしょうか。いかがでしょう。
○坂井委員 私は非常にまずいなと思うのですよ、こういうのは。これはまずいと思います。どうですか。やはり非公開株で先ほどのと根は一緒ですよ。少なくとも、ドゥ・ベスト社から、こう言われているのですね。だからここら辺は調べられた方がいいんじゃないですか。ほかの人のことについてとかく言っ...全文を見る
○坂井委員 ますますあれですから、では、時間がございませんので、ビツグウエイ、先ほど申しました東京都北区、細江さんが社長でございます。何回か私の方もお尋ねをいたしました。新聞報道等もございます。もうあのとおりでございますと、さきほどもまた回答がございました。あのとおりでございます...全文を見る
○坂井委員 時間が参りましたので、最後に委員長にお願いいたしたいと思います。  証人として次の二人をさらに加えていただきたい、お呼びをいただきたいということでございます。その一人は、株式会社ドゥ・ベスト代表取締役菅原茂世氏、いま一人は、リクルート国際バン株式会社代表取締役長谷川...全文を見る
○坂井委員 終わります。
10月20日第113回国会 衆議院 税制問題等に関する調査特別委員会 第11号
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○坂井委員 最初に、リクルートコスモス株の譲渡に関しまして、現職閣僚の宮澤大蔵大臣が御本人名義でその名前がリストアップされていた。行政府の長であります竹下総理にお伺いいたしますが、この政治的、道義的責任というものを行政府の長として総理はどう受けとめておられますか。あわせて、大変う...全文を見る
○坂井委員 宮澤大蔵大臣に。  大臣、私はやはりこういう国会の場をかりてといいますか、御本人名義になっておるけれどもそうではない、大蔵大臣はどちらかというと名義を使われたといいますか、ある意味では御答弁を承っておりますと被害者のような立場、どうも名義が使われたということであれば...全文を見る
○坂井委員 けさほどの答弁を承っておりますと、売買約定書は見ていない、また売買通知書は来ていない。どうも客観的にそれを伺っておりまして、説得性がないのではないか。むしろ、それならば大蔵大臣、やはり大蔵大臣という申し上げるまでもなく大変枢要なお立場でありますから、この問題、大蔵大臣...全文を見る
○坂井委員 こんなことは言わずもがな、聞くべくもないと思いますけれども、国会で証人喚問ということを決めれば、それはもうそのとおり、大蔵大臣とすれば結構でございます、こういうお立場でしょうね。
○坂井委員 法務省刑事局長にお伺いいたしたいと思います。  きのうリクルート及びリクルートコスモスの強制捜査に踏み切った、本日は松原前社長室長の逮捕ということでございます。この強制捜査は、一義的には楢崎代議士の告発を受けての贈賄罪ということは当然のねらいでありましょうが、ただそ...全文を見る
○坂井委員 捜査が進展してきますと、当然この株譲渡問題に行き着かざるを得ない、これはまあ常識といいますか当然の理合いだろうと私は思うのですけれども、そういうことになりますと、政界、官界、あるいは前回私はここで指摘いたしましたがNTT、こういう関係にまで捜査は及ぶであろうということ...全文を見る
○坂井委員 まあ、慎重にそういう御答弁でしょう。  そこで、今回の強制捜査は、松原前社長室長が他の数人と共謀した、この数人と共謀というのは、これまたけさほどの答弁を伺っておりますと、まあほかにも共犯者がいるであろう、こういうことだ。したがって、これから捜査が進展する段階で特定さ...全文を見る
○坂井委員 それじゃ、これだけは確認願いたいと思いますけれども、松原前社長室長は私単独、しかもそのことにつきましてはリクルート、会社側が全く松原氏個人、会社は一切関与していない、こう言ってきたわけでございますけれども、これはそうではなかった、少なくとも会社が関係していた、これだけ...全文を見る
○坂井委員 これはここで示していただけるでしょうか。今まで任意で何人ぐらい事情をお聞きになったでしょうか。その中には政界、官界の関係者はあったでしょうか。それから見通し等につきまして、この場で刑事局長のお立場で、ここで報告できる範囲内ぎりぎりのところでひとつ御答弁いただければ大変...全文を見る
○坂井委員 そうすると、これも無理でしょうか。株の購入資金を融資をいたしましたファーストファイナンス、それから証券会社、この辺にも捜査が及ぶと見るのは、これまた当然だろうと私は思うのですけれども、いかがでしょうか。
○坂井委員 法務大臣にお伺いしたいと思います。  これから捜査が進展していくでありましょう。一方、国会におきましては、この真相解明のために国会は国会としてやはり機能し、国政調査権に基づきまして十分な疑惑の解明が今後においてもなされていかなければなりません。ただ、捜査権を持った検...全文を見る
○坂井委員 では、国会の方で中間報告をお願いをしたいということを決めて要請をした場合には、その内容いかんはまた別に議論があるでしょうが、中間報告をすることにはやぶさかではない、報告はいたしましょう、こういうふうに受けとめてよろしゅうございましょうか。
○坂井委員 わかりました。ぜひ協力をいただきまして報告をお願いしたい、要請をしておきたいと思います。  それから、捜査終結という余り先を見たことで恐縮でございますが、これまた一般論として承っておきたいと思います。捜査が終結した段階で、その段階での不起訴資料につきまして、その公表...全文を見る
○坂井委員 証人喚問をめぐりまして、一部に証人喚問を今行うことは捜査の支障を来すのではないかというような意見が既にちらほらあるようでございます。これは大変おかしい議論だと私は思います。例えば、例えばということで申し上げましょう。江副さんあるいは菅原さんあるいは長谷川さんを証人とし...全文を見る
○坂井委員 全くそのとおりだと思いますね。ロッキード事件の際にも私は、五十一年の六月三十日、ロッキード問題調査特別委員会で証人喚問につきまして質問をいたしました。国会における国政調査権によるところの疑惑の解明、そして片や司法捜査権を持った検察、この両者はまさに車の両輪のごとき関係...全文を見る
○坂井委員 証券局長にお願いしたいのですが、証券業協会も調査をするということのようですね。当然報告がなされるでしょう。そうしますと、その辺の株の流れ等につきましてある一定の報告は国会の方にしていただけますか。
○坂井委員 ちょっと総理に伺っておきたいのです。  加藤前労働事務次官、この方がコスモス株の譲渡を受けていたということでもって総理は記者団の質問を受けられたようで、事務次官が在職中に監督すべき会社の株を取得していたことをどう思うか、たしかこういう質問をお受けになった。そのときに...全文を見る
○坂井委員 わかりました。  労働大臣、この加藤さんの件につきましては調べたところ要請はなかったというような御答弁であったのですが、実は私は非常に心配するのですよ。やはり当時の職務ということは明確にあるんですね。それでファーストファイナンスから融資まで受けて、そして二百万円でし...全文を見る
○坂井委員 検察がこれからどういう動きになりますか、予断はできません。できませんが、昭和五十一年五月二十四日のロッキード特別委員会で私の質問に対します刑事局長の答弁をちょっと御紹介申し上げておきたい。「行政指導と申しましても、それがたとえば直接その指導することが法律に書いていなく...全文を見る
○坂井委員 これは大蔵省証券局長に。住友信託銀行が、インサイダー取引の未然防止ということでしょう、その一環として、住友信託銀行の全役員を対象にいたしまして、すべての株の売買を禁止する、こういう申し合わせをしたという報道がございました。これまでの例で見ます一と、取引先に限定をいたし...全文を見る
○坂井委員 総理に伺いますけれども、私は前回総理に、政治家なかんずく閣僚は新規公開株によって利得、利益を得るようなことはやめた方がいいのではないか、つまり非公開株等には閣僚の皆さんはこれから御縁を結ばないように、もう非公開株は買わないといいますか、やめた方がいいのじゃないでしょう...全文を見る
○坂井委員 最後に、委員長に証人としてぜひお願いしておきたいと思いますけれども、前回まで、菅原さん、長谷川さん、それから当然江副さん、三人の要請をいたしておりました。あわせて、服部さん、河合さん、証人としてぜひお呼びをいただきたい。  あわせて、資料のお願いでございますが、これ...全文を見る
○坂井委員 以上踏まえまして、あとは坂口委員に。関連で質問がございます。よろしくお願いいたしたいと思います。