鈴木宗男

すずきむねお

比例代表選出
日本維新の会
当選回数1回

鈴木宗男の2001年の発言一覧

開催日 会議名 発言
06月20日第151回国会 衆議院 外務委員会 第15号
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○鈴木(宗)委員 田中大臣、パワフルに連日活動しておられて、私は心から敬意を表したい、こう思っています。  大臣が外務省の幹部の前で、人間には三種類しかない、人間には三種類しかないんだ、家族と使用人と敵だ、この三種類しかないという報道があるのですけれども、そういう話はないですか...全文を見る
○鈴木(宗)委員 もしそういう仕分けをしているならば、私はどっちに入るのかなと思ってお尋ねしようと思っていたのですけれども、それがないというものですから、聞くすべもないのでありますけれども。  きょう、私は、大臣には事実関係だけを率直にお尋ねをしたい、こう思っております。  ...全文を見る
○鈴木(宗)委員 東郷当時の局長、東郷局長の見解もお知らせをいただきたいと思います。
○鈴木(宗)委員 当時の東郷局長にお尋ねしますけれども、新聞ではイルクーツクの首脳会談の翌日、三月二十六日ですか、そこに発令になった、こうなっているんですね。発令はそうかもしれませんけれども、私は、大体外務省の人事の場合、少なくとも二十日間程度ぐらいの日数をもって、前もって人事課...全文を見る
○鈴木(宗)委員 東郷さん、三月の初めにこの人事の話を小寺さんにされた。さらには、それではもう人事課長等とも、関係者とは相談しているわけですね。
○鈴木(宗)委員 小寺課長、その点は間違いないでしょうか。
○鈴木(宗)委員 東郷さん、今、三月二十六日の発令は三月十日ごろ伺ったと言っていますね。  東郷さんは人事課長と、ではいつ相談して、正確には、いつ小寺さんにお話ししたのでしょうか。
○鈴木(宗)委員 今の東郷さんあるいは小寺さんのお話を聞いても、ここに出席の先生方も、三月二十六日の発令ではあるけれども、間違いなく、若干東郷さんと小寺さんでは時間の差がありますけれども、その差も一週間かあるいは五日ぐらいの差かと思いますね。ですから、ちゃんと二週間ぐらい前には小...全文を見る
○鈴木(宗)委員 そこで、私は非常に不思議に思うのですけれども、当時は河野大臣だったと思うのです。これはもう大臣まで決裁、上がっておったと思うのですが、その点は東郷さん、いかがでしょうか。あれは当時、官房長は飯村さんですか。
○鈴木(宗)委員 それはいつですか。
○鈴木(宗)委員 官房長に確認しますけれども、官房長も、東郷当時の欧州局長、そして、今、小寺さんがお答えになったラインで間違いないという認識をお持ちでしょうか。
○鈴木(宗)委員 よくこの人事をめぐって路線対立があったと、鈴木は二島先行だと。ここの委員会でも勉強不足の質問者がそんな話をしていましたね。私は、二島先行論というのはマスコミの造語であると思っています。二島先行返還論という言葉はありませんね、正式に、外交交渉の中でも。この点は私は...全文を見る
○鈴木(宗)委員 今、小寺さんから、四島だ二島だという議論がないということは、もう公の場所で言ってもらったからわかるんですけれども、しかし、当時の三月二十六日以降の新聞では、路線対立があった、こう書かれているんですね。  この報道に関し、小寺さんはどんな印象を持ちましたか。
○鈴木(宗)委員 いや、私は小寺課長と言っておりますから。
○鈴木(宗)委員 東郷さんにお尋ねをしますが、今、小寺さんは、新聞の一局面かという言いぶりでありましたけれども、私は、きょう、そこに条約局長さんにも来てもらっているし、あるいは東郷さん、前局長にも来てもらって、それは、私は、少なくとも、外務省というのは、主管課長あるいは地域局長、...全文を見る
○鈴木(宗)委員 しからば、私は非常に不思議なのが、相当な議論を積み重ねて、それは一つですね。それで、私は、内閣総理大臣のもとで外交は一元外交だと思っております、基本は。その実施の責任者が外務大臣だ、私はそんなふうに思っていますね。  しからば、そうやって積み上げていって決めた...全文を見る
○鈴木(宗)委員 わからないというよりも、じゃ、東郷さんならば東郷さんがブリーフを進めますね。何か会談等、あるいは局長ですから定例の記者懇なり記者会見もあるでありましょう。課長さんは課長さんで、私は当然、それなりの新聞記者さんとの触れ合いといいますか、あるいは情報交換等もあろうか...全文を見る
○鈴木(宗)委員 小寺さん、今の東郷さんの説明で、小寺さんも同じ認識を、当時、主管課長としてお持ちだったんでしょうか。
○鈴木(宗)委員 私は不思議でならないのが、大臣、よく聞いてください。主管課長も担当局長も同じラインなんですね。しかし、報道が一方的に先行する。  そこで、私は大臣にお尋ねしたいんですが、今の東郷さんの話や小寺さんの話を聞きながら、大臣は五月十八日のこの委員会で、ロシア課長人事...全文を見る
○鈴木(宗)委員 大臣はよくキーパーソンだという言葉を使っていましたね。会見等でも、キーパーソン、小寺さんがですよ、対ロ交渉のキーパーソンである、この人は大事なんだという話を大臣はみずからしておるんですね。  それで、ちょっと秘書官、大臣に、大臣がみずから言った記者会見の記録が...全文を見る
○鈴木(宗)委員 ちょっと待ってください。記録をまず、秘書官、大臣に。まず記者会見の記録を見て。
○鈴木(宗)委員 では、私から言いますから。  これは大臣が、五月の九日、四時五十分からの役所での記者会見ですね。たまたま御存じのロシア課長について、自分が着任したときに、ある幹部と外で極秘でお会いして、その方は信頼せざるを得ないポストにおられたので、秘書官も一緒にと、その方と...全文を見る
○鈴木(宗)委員 大臣、じゃ、ある幹部というのはどなた様でしょうか。
○鈴木(宗)委員 これ、皆さんどうでしょう。私は、何もこれは隠す話じゃないと思うんですね。話をした、当然、組織で自分の部下と話をするのは当たり前ですからね。その人の許可がないとしゃべれないというんだったら、じゃ、許可をとってください、済みませんが。(田中国務大臣「委員長、お決めく...全文を見る
○鈴木(宗)委員 いや、知りたいじゃなしに、記者会見で言っておられるから、それはだれですかということを聞いているんですよ。
○鈴木(宗)委員 今、大臣のおっしゃったことは、もう既に新聞では報道されているんですね。今の、加藤外務審議官がその相談にあずかったということは入っているんです。  そこで大臣、その日の記者会見で、新聞記者とのやりとりで、記者の方から、ロシア課長人事については具体的にどういう点が...全文を見る
○鈴木(宗)委員 大臣、じゃ、加藤外務審議官が小寺さんを戻した方がいいとおっしゃられたんですね。
○鈴木(宗)委員 細かいことじゃなくて、私は、人事というのは大変重いものだと思っております。これは、会社にしても、あるいは官公庁はもちろんでありますけれども、私は、極めて重いものだ、特に外交を預かるという話になれば、なお、私は極めて賢明な判断が必要だと思っているんです。  私は...全文を見る
○鈴木(宗)委員 大臣、私は何も大臣を責めているんじゃなくて、事実確認と、やはり正確を期すことが大事なんです。  同時に、民族の悲願だとこの領土問題を言って、五十六年たっているんですよ。そこで日本の外務省の中に路線対立があったと外に出るだけでも、それは国益を損なう話ですよ。いわ...全文を見る
○鈴木(宗)委員 しからば大臣、率直にお尋ねしますが、もう既に事務的な決裁も終わった、そしてしかも本人はハッピーだと言うぐらいのポストに、栄転ですよ、更迭じゃなくて、あのロンドン行きというのは。歴代の優秀なロシア課長は必ず一回通っている道ですよ。それを、あらかわいそうにと大臣が言...全文を見る
○鈴木(宗)委員 ですから、大臣、五千人もいるから人もわからぬと大臣はそう言いながら、小寺さんという固有名詞で大臣が連絡をとったわけですよ。(田中国務大臣「私がとったんじゃないですよ。秘書官がやってくれた」と呼ぶ)いやいや、大臣、ですから、私は大臣の記者会見の記録を読みながら言っ...全文を見る
○鈴木(宗)委員 大臣、読まれたら、連休中も自分は登庁しているとか、あらゆる方で自分にあなたの知恵をかしてくださいね、人事というのは極めて大事なことでもあるし、特に機密費に関しては日本人は関心を持っておられる、野党だけでなく自民党云々という前段に、あなたの責任でだれにも言わずにど...全文を見る
○鈴木(宗)委員 そこで、大臣、そう大臣は言いながら、記者会見で記者の質問に対しては、自民党の代議士の影響などもあったりというようなレベルであるかという質問に対し、まずそれがベースにあるのではないかと答えているんですよ。
○鈴木(宗)委員 同じことなんですけれども、大臣は小寺課長を引き戻したことは間違いないですね。戻したことは間違いないですね。(田中国務大臣「質問なさってください、どうぞ」と呼ぶ)  いや、ですから、そこで大臣は、このときの記者会見で、政治の関与があったというふうに認めているわけ...全文を見る
○鈴木(宗)委員 委員長も聞いておられると思いますが、先ほどは、加藤外務審議官と秘書官とで話をして、そこでこの人はいい人だという話になったら、私は加藤さんと相談したのはいいことだと言っている。今度は、今になると、外務大臣まで広がれば、先輩まで広がれば。そこで委員長、私が言っている...全文を見る
○鈴木(宗)委員 私が質問しているのは、大臣は政治の関与があったというふうに記者会見で言っているんですよ。いいですか、大臣、御自身の会見で言っているんですよ。しからば、自民党の代議士の影響などもあったんじゃないかという質問に対して大臣は、まずそれがベースにあるのでないかと明確に答...全文を見る
○鈴木(宗)委員 大臣。東郷前局長、小寺課長に私がきょう無理して来てもらっているのは、今の大臣の話に意味があるんですよ。  大臣が政治の影響があったという認識で新聞も書いたわけですよ、小寺課長を戻したということは。記者会見でそう言っているわけですから、大臣は。じゃ、担当の当時の...全文を見る
○鈴木(宗)委員 精通しておられるというのは、私は、後からついてくる言葉だと思っているのですよ。間違いなく、大臣、記者会見で大臣は言われているわけですから。  いいですか。自民党の代議士の影響などもあったりしたのではないかと、大臣はそれに、まずそれがベースにあるのではないかと明...全文を見る
○鈴木(宗)委員 委員長、これは、皆様方も委員会で聞いておって、私の質問に答えていませんよ。自分で政治の関与があったということを公で言っておきながら、外務大臣経験者に聞いた、うん、あれは外務省のOBに聞いた。じゃ、私は、少なくとも今外交をやっているのは現役の人だと思いますよ。現役...全文を見る
○鈴木(宗)委員 大臣、大臣はそういう打ち返しはとてもうまいんですよ。大臣は最初、加藤外務審議官の話だったんですよ。その次は、今度は先輩だ、OBだ、そして外務大臣経験者に拡大していくのですよ。  大臣、じゃ、少なくとも五月九日までに、OBの人だとか、さらには閣僚経験者、すべて意...全文を見る
○鈴木(宗)委員 大臣のいつもの語り口というか、答弁の手法ですけれども、私は、大臣、私の言っていることに答えてくれればいいんですよ。  記者の人が、自民党の代議士の影響があったんじゃないかという質問に対して、大臣は、まずそれがベースにあるのではないかと。そこで小寺課長を戻したと...全文を見る
○鈴木(宗)委員 これはちょっと、議員さん方、どう考えたって、すりかえの答弁になりますよ。大臣みずからが言っていることで、ほかの人ならばこれで済むけれども、これは私は看過できませんね。正確に、みずからの言った言葉には責任を持ってください。  いいですか、あなた自身が政治家の関与...全文を見る
○鈴木(宗)委員 これは皆さん、自民党の理事さんも聞いてくださいよ。  自民党の代議士の影響があったのかという質問に対して、大臣は、まずそれがベースにあるのではないかと言っているんですよ。しからば、じゃ、その自民党の代議士はだれか、言ってくださいよ。自分で言っておいて、おかしい...全文を見る
○鈴木(宗)委員 大臣、よく聞いてくださいよ。大臣が記者会見で、小寺さんがかわいそうだ、私はちゃんとテープレコーダーもとっていますという、こう全部言っているんですよ。その流れの中で、よほどつらかったんだろうと思います、だからあなたはもうすべて私に教えてくださいと言って電話を切って...全文を見る
○鈴木(宗)委員 そういう話を私はしているんじゃないんですよ。私は、これは鈴木宗男の人権にもかかわる話だし、間違ったことはいけないと思っているんですよ。  大臣が知っているとおり、新聞報道はすべて、私が絡んだという、小寺課長と意見対立したから、その結果飛ばされたというのが当時の...全文を見る
○鈴木(宗)委員 大臣、どこでだれが言ったという話をしていないんですよ。あなたの言った話について、私、聞いているんですよ。  あなたが政治の関与があったというような会見をしておるから、しからば、では当事者がここに二人いるんですよ。二人いるんです。政治の関与がないと言っているのに...全文を見る
○鈴木(宗)委員 田中大臣、質問に答えてくれればいいんですからね。この点、誤解をせぬでください。大臣が言ったことについて私は聞いているんですよ。  同時に、大臣、私は人事というのは神聖なものだと思いますよ。神聖なことを、大臣はいろいろな人に今聞いたと言いますね。私は、組織として...全文を見る
○鈴木(宗)委員 この点で、きちっと私はしてもらわないと、これはだめですね。
○鈴木(宗)委員 大臣、私が言っているのは、例えば小寺さんだって今一番つらいと思いますよ。実際の話、大臣には重宝がられても、組織の中ではまた別な見方をする人もいるでしょう。同時に、東郷さんは東郷さんで、大臣からフリーズと言われて、アグレマンをもらっているにもかかわらず何日も据え置...全文を見る
○鈴木(宗)委員 大臣、いい外交をするには、やはり何といっても世論が一つだということが大事なんです。その中で大臣の言ってきている言動等は、意見が分かれておったから、あら、かわいそうに、ではそのかわいそうな人を引き上げて、それを使い……(田中国務大臣「そんな簡単なことじゃないですよ...全文を見る
○鈴木(宗)委員 大臣、いい人が来てほしいというならば、では、後任の課長は悪い人だったということですか。違いますか。私は、そういう失礼な話はないと思いますよ。それなりに私は——東郷さん、官房長、今の大臣の話を聞いておって、いい人を引っ張ったというならば、あなた方が判断した課長さん...全文を見る
○鈴木(宗)委員 東郷さんも、見解はどうですか。
○鈴木(宗)委員 大臣、今、官房長、東郷前欧州局長の話を聞いて、どういうふうに感じますか。
○鈴木(宗)委員 人事は、これは大臣の権限ですから。ただ、これは異常なのは、三月の二十六日の発令、しかも、聞きますと、内示があったのが三月の初め。三月の初め内示があったと言っている。そして、五月の七日か八日にロンドンに出発する、相当な時間がありますね。その間、私は、いろいろな人か...全文を見る
○鈴木(宗)委員 わかりました。  私は、きょう、ほかにも、ケニアの問題だとか、あのどす黒い利権がある、それまたイコール鈴木宗男と来ていますから、ここでも迷惑千万です。私は、何もやましいことをしていませんから。だから、大臣、ここでお願いしておきますが、ケニアの件でも、大臣は、国...全文を見る
○鈴木(宗)委員 大臣がお忙しいことはよくわかるし。ただ、私は、答弁されるときは、質問にだけ答えてくれれば何でもない話なんです。それが、質問に答えないから、むだな時間もかかっているということを、大臣みずから、またきょうの会議録、速記を起こして読まれたら、私はおわかりをいただけるん...全文を見る
06月27日第151回国会 衆議院 外務委員会 第17号
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○鈴木(宗)委員 官房長は同席もしていないし、所管でないから、ちょっとそれは無理でしょう。かわいそうですよ。
○鈴木(宗)委員 田中大臣、連日御苦労さまです。  ちょうど一週間前ですけれども、この委員会で私と田中大臣との質疑が非常にワイドショー的に、おもしろおかしく取り上げられて、恐らく大臣も迷惑しているんでないかな、私も迷惑千万なんですね。外務委員会は中継じゃありませんから、発言の一...全文を見る
○鈴木(宗)委員 専門的に何度も説明を受けているということですから、しっかりと頭に入っているかなと思うんですけれども、田中大臣は、一九五六年日ソ共同宣言、さらには七三年の日ソ共同声明、一九九三年の東京宣言、九八年四月の川奈提案についても説明を受けておりますでしょうか。
○鈴木(宗)委員 そこで、田中大臣の対ロ政策、なかんずく平和条約に関する基本的な認識についてお尋ねをしたいんです。  それは、今田中大臣は、五六年、七三年、九三年、九八年、すべて説明も受けている、そして二〇〇一年三月のイルクーツクの話も説明を受けているということですからお尋ねす...全文を見る
○鈴木(宗)委員 そこでお尋ねするんですけれども、七三年の日ソ共同声明が基本認識であるとするならば、日本側が、未解決の諸問題という表現に北方四島問題が含まれると主張したのに対しまして、その後ソ連側は、領土問題は解決済みとの立場をとりまして、双方の立場は平行線になっているんですね。...全文を見る
○鈴木(宗)委員 この一九七三年の日ソ共同声明には、双方は一九七四年の適当な時期に両国間で平和条約交渉を継続することに合意した、こう記されているんですね。しからば、この七四年のいつ平和条約交渉が行われたか、教えていただきたい、こう思います。  大臣、今大臣の言われた日ソ共同声明...全文を見る
○鈴木(宗)委員 七五年、それは間違いないですか。私の知る範囲では、その後十三年間交渉がなかったんじゃないか、こう思っているんですが。
○鈴木(宗)委員 小町さんも先般聞いていると思いますけれども、例えば、パノフ大使が自由民主党の本部で講演されましたね。あのとき、パノフ大使は、その七三年の田中・ブレジネフ会談で、ブレジネフ書記長はダー、ダーと述べたと。しかし、それは未解決の諸問題がないという認識の中でダー、ダーで...全文を見る
○鈴木(宗)委員 大臣、七三年が基本認識で原則だとするならば、私は、イルクーツク声明とか、あるいは東京宣言だとか、あるいは川奈提案というのは、全く別のものだと思っているのです。  なぜかといいますと、日本は、ここはこの委員会でもいろいろな人が質問しておりますからはっきりしておき...全文を見る
○鈴木(宗)委員 どうぞ。
○鈴木(宗)委員 小町さん、ここは正確を期した方がいいと思います。九一年の秋以降、日本は、四島への日本の主権が確認されれば、実際の返還の時期、態様及び条件については柔軟に対応する考えであると正式に提案しているのです。この提案は、当時の中山外務大臣であります。ソ連邦ゴルバチョフ大統...全文を見る
○鈴木(宗)委員 大臣、今の小町局長の答弁を聞いて、そういう流れなんですよ。  ですから、私が言いたいのは、冷戦時代のソ連と、そしてソ連が崩壊してロシアになった、そのロシアは自由と民主なんですね。日本と同じ市場原理あるいは政治体制で、価値観を共有しているのです。そこで、今言った...全文を見る
○鈴木(宗)委員 大臣、これは五月の二十一日の参議院の予算委員会で、過去の成果とおっしゃられるけれども、その成果というのは具体的に何ですかということに対して、五六年の日ソ共同宣言から七三年の宣言まででございますと一回答えて、そしてさらに質問者が、では東京宣言だとか川奈の提案だとか...全文を見る
○鈴木(宗)委員 ですから大臣、その質問者は、過去の成果としてと言って聞いているものですから、そこで大臣が親切に時系列的に言っているんですよ。  ただ、私は、ここは大臣よりも事務方の認識がちょっと甘いと思いますよ。過去の成果に六〇年のこの覚書というのを入れていいんでしょうか、欧...全文を見る
○鈴木(宗)委員 いや、ですから小町さん、反論したのであって、成果ではないでしょう。ここは正確を期そうじゃありませんか。反論したのであって——どうですか、皆さん、話を聞いておって。安保条約を結んだ、その安保条約に反発して当時のソ連は日本に言ってきたわけでありますからね。これは成果...全文を見る
○鈴木(宗)委員 小町さん、時間のむだですから、ちょっとそこにいてください。どうぞそこへ座ってください。  ここに前欧州局長もおりますけれども、例えばイルクーツクにしろ、さまざまな会談には前欧州局長が立ち会っていますけれども、前欧州局長、先ほどの小町局長の答弁の説明にあなたもそ...全文を見る
○鈴木(宗)委員 大臣、今の両局長の答弁を聞いて納得いただけたと思うのですよ。やはり成果は成果、あるいは外交ですから、反論するのは反論する、これは当然ですね。ですから、ただ一つ大事なことは、やはり日本の主張すべきは主張をすることで、言った方がいいですね。しかし、向こうもまた言って...全文を見る
○鈴木(宗)委員 そこで大臣、私が言っているのは、冷戦時代、ソ連時代の言いぶりと、ロシアになってからの言いぶりは全く違っていますよということは、共通認識でよろしいですね。ちょっと確認します。
○鈴木(宗)委員 ここは各委員も聞いてほしいのですが、ここでも間違った判断で質問されている人が結構おりましたからね。  私がはっきりしたいのは、冷戦時代は四島一括返還、その一括返還の上に即時をつけておったということ。しかし、九一年以降はその四島一括返還という言葉は日本政府は取っ...全文を見る
○鈴木(宗)委員 大臣、今条約局長から私の質問に対してその認識は一緒だということで、これは大臣もよろしゅうございますね。
○鈴木(宗)委員 ありがとうございます。  そこで大臣、今のように、条約論的には、歯舞、色丹のツー、それで国後、択捉のツーが今異なった状態にあるということなんですね。  そこで、私は、歯舞、色丹のツーと国後、択捉のツーが異なった状況にあるならば、異なったアプローチがあっても当...全文を見る
○鈴木(宗)委員 大臣、それはもうさっき確認したから当然のことなんですよ。四島の帰属の問題を解決して平和条約、これはもう当然なんです。  ですから、四島の帰属の問題を解決する具体的なアプローチ、じゃ大臣、どうとったらいいでしょうか。私はツー・プラス・ツーだと思っているんです。し...全文を見る
○鈴木(宗)委員 ですから、大臣、四島の帰属の問題の解決をしてからでないと平和条約だって結べないんですよ。いいですね。しかし、間違いなく二島についての言及はあったわけですよ。五六年宣言を公式に去年の九月のプーチン来日のときに記者会見で言ってもらった。それで、十一月の十六日のブルネ...全文を見る
○鈴木(宗)委員 大臣、大臣のその言いぶりはわかるんですけれども、もう事務的の専門家もきちっと申していますから。同時に、大臣も今までの流れはこれは尊重しなくてはいけないと。そして、その今までの流れの中でまたどう対応するか、対応といいますか、相手といい交渉をするかということでは変わ...全文を見る
○鈴木(宗)委員 ちょっと不規則発言で二島か四島かという、全くこれがばかげた議論なんですよ、あえて私は言わせてもらうならば。二島先行返還論なんて言葉はないんです。これはマスコミの造語なんです。あくまでも四島の帰属の問題を解決して平和条約なんですよ。これは日本の変わらざる姿勢なんで...全文を見る
○鈴木(宗)委員 ということは、森・プーチン会談があった。その前にさかのぼれば小渕・エリツィンがあった。そしてあと、残念ながら小渕・プーチンはなかったんですけれども、橋本・エリツィンもあった。この流れを十分やはり尊重しながらといいますか、同時に、今あるのは、森・プーチン会談のイル...全文を見る
○鈴木(宗)委員 とにもかくにも、大臣、五十六年たって、本当にこれは民族の悲願と言ってもいいし、元島民の皆さん方は、もう高齢化しております、何とか元気なうちにあの島を見たい、こんな思いでおりますから、ここはしっかりやっていただきたい、こう思っているんです。  あと、大臣、私は、...全文を見る
○鈴木(宗)委員 委員長がここでみんなと信頼関係でやっているというのは、大臣が言っても、また聞く側が腹の中で私はそうでないよと思われては困っちゃいますから、先ほど大臣がいみじくも言いました、信頼という形は目に見えないと言いましたけれども、しかし大臣、やはり人間というのは相身互いと...全文を見る
○鈴木(宗)委員 はい。今大臣からそういうお話があったから、後でよく説明はしたい、こう思っておりますね。  これは私は、外務省の人も一生懸命やっておりますけれども、中にはやはり向いていない人もいるかなという感じがしますよ。  そこで大臣、時間もありませんけれども、せっかくこの...全文を見る
○鈴木(宗)委員 大臣、今の話では一致、先ほどまでの話でも一致はしていますよね、日ロ政策も。使い分けされたら困るものですから、大臣、その点はしっかりお願いしたいと思いますね。  あと大臣、今、外務省職員の1種職員のうち五%、専門職員の約四分の一、あと3種職員の三分の一は女性です...全文を見る
○鈴木(宗)委員 ぜひとも大臣、この改革、杉浦副大臣を中心に政務官、きょうも小島政務官がおられるし、あと山口政務官もおられて、土屋政務官もおられて、一生懸命つくられたものですから、この文言……(発言する者あり)ああ、丸谷、丸谷、失礼しました。土屋さんでなくて丸谷さん。丸谷政務官も...全文を見る
○鈴木(宗)委員 あと、この改革案を読みながらも、私は、やはり外務省が足腰の強い体制をとるためには、専門家集団というものをもっともっと養成した方がいいと思いますね。  例えば、これから心配されるテロなんかに対するどういった対応をするかとか、具体的に言うならば、こういった専門家集...全文を見る
○鈴木(宗)委員 あと大臣、私は日本外交の戦略のカードの一つとしてODAがあると思うんです。それをよくODAはいろいろな、大臣も記者会見等で何かどす黒い疑惑があるとかという表現もありましたけれども、私はやはり不正だとか悪事があってはいけぬと思いますね、これは。しかも、国民の税金を...全文を見る
○鈴木(宗)委員 例えばアフリカなんかでも、お金を借りたらそれを借りたまま、そのままでいいんだみたいな安易な考え方を持つ国もありますね。私は、そういうところは厳しく言っているのです、借りたものは返すというのが、これがやはり最大のルールですよと。その裏づけがあって初めて、また信頼関...全文を見る
○鈴木(宗)委員 大臣と私では美女と野獣みたいなものですから、大臣が必ず私とこういう話し合いをするときは得しますから、いかようにでもまた使ってほしいな、私はこんなふうに思っているのですね。  最後に、大臣。大臣は、外務省は、正面玄関から入られますね。正面玄関に入って突き当たりに...全文を見る
○鈴木(宗)委員 私は、そこに書いてある言葉が大事だ、こう思っているのです。  あの顕彰碑には「我が国の今日の平和と繁栄は、多くの先人の労苦を礎として築かれたものである。外務省職員とその家族の中には、このために尽くし、とうとい生命を犠牲にした者が少なくない。これらの人々をしのび...全文を見る
○鈴木(宗)委員 大臣、その抵抗勢力が中にあるとか外にあるというのは、私は黙ってやった方がいいと思うんです。言ってしまったら、せっかくの大臣の思いも私は逆に誤解されるときがあると思うんですね。  私はお願いしたいんです。さっきも言ったけれども、内に秘めた話でいいんです、今の。言...全文を見る
07月10日第151回国会 衆議院 外務委員会 第19号
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○鈴木(宗)委員 去る七月五日、沖縄県北谷町における在沖米軍軍人による事件に関する実情等調査のため、沖縄及び北方問題に関する特別委員会とともに、沖縄県に委員派遣を行いました。私が委員長代理を務め、調査を行ってまいりましたので、派遣委員を代表して、調査の概要について御報告申し上げま...全文を見る
○鈴木(宗)委員 私は、自由民主党、民主党・無所属クラブ、公明党、自由党、日本共産党、社会民主党・市民連合及び無所属柿澤弘治君を代表して、ただいま議題となりました動議について、その趣旨を御説明いたします。  本件は、今月五日、本委員会が沖縄県北谷町における在沖米軍軍人による事件...全文を見る
10月16日第153回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第7号
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○鈴木(宗)委員 総理大臣、きのうは韓国訪問、そしてまたきょうは国会審議ということで、大変御苦労さまであります。ただ、おかげさまで各党の協力も得まして、この特別委員会もきょうは大詰めで、これからは締めくくり総括質問ということで総理にお越しをいただいているわけであります。  この...全文を見る
○鈴木(宗)委員 総理、私は、今回のこの自衛隊法の改正案なりテロ特措法ですね、あるいは海上保安庁法の一部改正もそうですけれども、こういったすぐ目に見えた形でやるという行為は必要ですね。特に、先般、パキスタンに自衛隊機が人道支援で行かれた。あの日の丸をつけた飛行機、さらには日の丸が...全文を見る
○鈴木(宗)委員 あと、私は、物の分野では、例えばアフガニスタンでは世界の七割の麻薬をつくっているという話も聞いておりますから、こういったやはり物の移動に対するチェック、あるいは危険なものの輸出入管理のチェック、ここら辺も日本はできる、こう思うのですね。  さらには、お金の面で...全文を見る
○鈴木(宗)委員 官房長官、例えばアメリカなんかは、大統領令が出されれば、個人のプライバシーも何も関係なくすぐ情報が開示されて、オープンになって摘出ができるようになっていますね。日本の場合、どうしても捜査情報と行政情報の垣根がありますね。同時に、それはまたいい面ですけれども、個人...全文を見る
○鈴木(宗)委員 総理、テロ撲滅に向けての日本のやるべき形、あわせて、アフガンの和平がまたリンクしているわけでありますから、そのアフガン和平についても、私が言った、総理が特命の大使なり特使を設ける、あるいは平和、和平に向けてのプロセス達成のための日本としての何か組織もつくって貢献...全文を見る
○鈴木(宗)委員 今この「タリバン」という本が何か売れているそうです。タリバン研究にはこの本しかないそうなんですね。この本をあけますと、こう書いていますね。初めの前書きで、「アフガニスタンで最もよく知られている日本人外交官は高橋ヒロシ氏で、かれはアフガン諸語を話し、アフガニスタン...全文を見る
○鈴木(宗)委員 ぜひとも私は、中央アジア、日本はまっさらな感じでつき合いもできますし、同時にユーラシア外交、シルクロード外交がこれまた国の政策として流れてきているわけでありますから、その一環としても、あのウズベキスタンあるいはタジキスタン、さらにパキスタン、アフガニスタンという...全文を見る
○鈴木(宗)委員 今の私の質問に不規則発言の人がおりましたけれども、私は何もこの不規則発言した人を相手にしなくていいんです。自衛隊の皆さん方が体を張って頑張っている、その人たちに我々政治家はいかに誇りや勇気を与えることが大事かということだけをわかってもらえれば、私はいいと思ってお...全文を見る
○鈴木(宗)委員 総理、この法律がきょうこの委員会で採決されますから、また参議院でもしっかり議論をしてもらいたい、こう思いますけれども、早くやはり目に見えた姿形の国際貢献と、そして二十一世紀、世界に責任を持つ日本だという姿を示す意味でもこの法案は大事でありますから、私は、総理大臣...全文を見る
○鈴木(宗)委員長代理 委員以外の方は、御静粛にお願いします。
11月26日第153回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第10号
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○鈴木(宗)委員長代理 これにて山口君の質疑は終了いたしました。  次に、辻元清美君。