坂口力

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開催日 会議名 発言
02月22日第71回国会 衆議院 社会労働委員会 第3号
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○坂口委員 ちょっとかぜを引きましたために聞きにくいと思いますけれども、お許しいただきたいと思います。  過去五年間の間に社会労働委員会だけでも看護婦問題というのは八回に及んで取り上げられております。きょうもお昼までに社会党の金子議員さんからお話がございました。たいへん大事な問...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、看護単位のとり方というものが間違っていたために狂ってきた、こういう御意見でございますか。
○坂口委員 そういたしますと、現在の看護単位のとり方ですね。その考え方でいきますと、今後大体どのくらい先に看護婦というのは充足されるか、その現在のプログラム、これについて、ひとつお答えをいただきたい。
○坂口委員 けさ金子委員とのお話し合いのときにもお聞きしておったのですが、大臣も看護婦問題というのは非常に大事な問題である、これは急務の問題である、そういうふうにおっしゃっているわりには、順調にいって昭和五十三年というのはあまりにもおそ過ぎるのじゃないか。これは大臣のおことばと、...全文を見る
○坂口委員 頭を悩ましていただくのは、たいへんありがたいわけでありますけれども、悩ましていただいて昭和五十三年では、あまりにもおそ過ぎる。いま大臣も、単なる学校をふやすだけではなしに、やはりその労働条件というのが一番大事になる、給与体系というのが問題になる、これはもうおっしゃると...全文を見る
○坂口委員 大臣のおことばは、看護婦さん独自の機能というものが十分ある。看護婦さんというのは決して医者の手伝いをするだけのものではない、看護婦という独自の機能があるということを認めていただいたというふうに理解させていただいてよろしゅうございましょうか。
○坂口委員 これは金子先生の専門の部門でございますけれども、私どもも、看護というのは、患者、健康人を問わずに、その人その人の現状をよく知って、自分の力で立ち直れるように援助することにあるというふうに考えております。具体的にいえば、患者のふだんの状態、現状をよく観察をして、それで医...全文を見る
○坂口委員 これも、昼までの金子議員との間の問題で出ましたけれども、あるいはまたさっき大臣からお話しになりましたが、この給与体系の問題でございます。医療職(三)ですね、この給与体系で看護婦さんのほうは給与が支払われているわけでございます。この医療職(三)で供給されていることになっ...全文を見る
○坂口委員 医療の中の他のパラメディカルなスタッフと比べまして、たとえば栄養士さんだとか検査技師さんというような人と比べますと、大体三十代の前半でこういう人に抜かれるわけですね。そして今度は三十代の後半になりまして、高校卒のいわゆる事務の方に抜かれていく、こういういわば先細りの形...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、これがつくられた時点におきましては、先ほど大臣も御答弁をいただき、人事院の方にも納得していただきました、看護というものに対する考え方が、非常に何と申しますか、医者の手伝いだというような考え方でつくられた――たいへん極端な言い方でございますけれども、い...全文を見る
○坂口委員 それでは、ひとつ早急にこの看護婦の給与体系というものは、お考えをいただきたいと思います。  それからあわせまして、たとえば保険点数を見ましても、看護というものにつきましては、入院の場合には基礎看護料としてある程度認められておりますけれども、外来においては全然認められ...全文を見る
○坂口委員 時間がございませんので、あれでございますが、そのほか、これはお願いだけにとどめておきますが、助産婦さんがたいへんに少なくなってきております。昭和三十五年から昭和四十六年までの間に二万四千二百十人も助産婦さんが減っております。四四%も少なくなっております。現在のところ、...全文を見る
○坂口委員 まあざっと試算いたしますと、約二十億くらいの金額ではないかと思いますので、これは厚生大臣、ひとつ御検討いただいて、出すほうは無料だけれども、もらうときには、えらいたくさん要るというような国民感情の残らないようにひとつ今後御検討いただきたいと思います。  それから、い...全文を見る
○坂口委員 私のほうのは一本二百CCのを何本という数字になっておりますので、多少違いますが、献血のほうから民間のほうに回されておりますものが、昨年一年間、四十七年の一月から十二月まで十六万八千八百十五本でございます。いま言われましたとおり、この民間のほうの、私のほうも昨年四十七年...全文を見る
○坂口委員 けっこうでございます。まあ間違いはないと思うのでございますが、そういたしますと、大体百十四万人分の血液が民間で入手されているということになるわけでございます。これは先般もちょっと話が出ましたけれども、一部を売血という形で行なわれているというふうに私ども聞いておりますけ...全文を見る
○坂口委員 決して責めるわけじゃございませんけれども、薬務局のほうから出しております「血液事業の現状」がございます。この六ページを見ていただきますと、「買血によるものは四十三年三月をもってすでに姿を消した。」こう書かれております。これは一応保存血液ということで書かれたのであろうと...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、これは四百㏄とって、その中の二百㏄は返すわけですね。四百㏄とって、いま大体幾らで売買されておりますか。
○坂口委員 私どものほうも調べましたけれども、千三百円から千四百円の価格で売買されております。どうでございましょう、これはうわさでございますので、私もそれ以上は申し上げませんが、献血でございますと月に一回、それ以上はとらない。それからまた血圧でございますとか血液の濃さでございます...全文を見る
○坂口委員 これは大臣に最後にお願いをしたいわけでございますが、昭和三十八年くらいの最もひどいときには年間二百八十五万人くらいですね、三百万近くの人が売血をしていたわけでございます。最近でも形を変えて――私のほうの計算でいきますと、血漿製剤という名のもとに百万人からの売血が行なわ...全文を見る
○坂口委員 ちょうどいいところへ参りましたら、時間が来てしまいましたので、これ以上お聞きできませんが、(「いい質問だ、もう一問許す」と呼ぶ者あり)じゃ、おことばに甘えまして、もう一つ……。  供給体制のことでございますけれども、現在使いますほうの血液の本数そのものはだいぶある。...全文を見る
○坂口委員 もう一問で終わらせていただきますが、最後に大臣にお願いしたいと思うのです。  現在赤十字に対する国庫補助というものを年々増加をいたしておりますが、一部ではこのままいくと、だんだん上がってくるので、現在の一本千五百五十円という単価がまたつり上げられるんじゃないかという...全文を見る
○坂口委員 よろしくお願いいたします。どうもありがとうございました。
02月27日第71回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第4号
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○坂口委員 先日のこの委員会で岡本議員が大気汚染防止法における指定地域の問題をお聞きいたしまして、この大気汚染防止法において指定地域というのははずされましたけれども、公害に係る健康被害の救済に関する特別措置法においては指定地域というのが存在する。これを取るお気持ちはありませんかと...全文を見る
○坂口委員 いまお答えいただきました中にも含まれておりましたけれども、地域指定というのはかなりむずかしい問題を含んでいると思います。先日そのお答えを聞きましたときに私、感じたわけでございますけれども、非常に汚染の濃度の高いところだから普通のぜんそくとそれから公害によるぜんそくとの...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、この指定地域の決定ということは、先ほどお述べになりました汚染度合い、それから有症率というようなものが基準になっていると思いますが、このほかに、地域を指定されるにあたって基準にされているものがございましたらひとつお教えをいただきたいと思います。
○坂口委員 そういたしますと、その指定地域というのは、まあ工場の立地条件あるいはまたその他のいろいろの条件の変化によりまして変化し得るものだというふうに思うわけでございますけれども、これは大体何年目ぐらいにチェックをやられるのか、、その点ひとつお聞きをしたいと思います。
○坂口委員 たとえば四日市の例がいま出ましたけれども、非常に煙突等が最近高くなってまいりました。そういたしますと、限られた一つの地域でなしに、飛んで、その周辺部についてはわりにいいんだけれども、存外離れた地点へ非常に汚染した空気が行くというようなケースが、煙突が高くなればなるほど...全文を見る
○坂口委員 先ほど出ました四日市の問題にからみまして、四日市に隣接しております、たとえば楠町という小さな町がございますけれども、この場合に健康調査等をやってみますと、四日市市内、すなわち指定地域内と同程度と申しますとちょっと語弊がありますけれども、その指定地域内の軽いところより強...全文を見る
○坂口委員 この指定地域というものと関係なしに、それでは少なくとも公害によって発生したと思われるような患者さんを救う方法をお考えになっているか。これは政務次官、ひとつお伺いいたします。
○坂口委員 初めにも触れましたし、山本さんからもお答えになりましたとおり、この地域指定というのはたいへんむずかしい問題だと思うわけでございます。各個人による公害に対する感受性というようなもの、大気汚染に対する感受性というようなものも違いますし、非常に濃度がきびしいところだから発生...全文を見る
○坂口委員 指定地域をはずしてほしいという言い方が悪いかもしれません。いままでのように、非常に汚染の濃厚な場所を指定地域として一つ設ける、そうしてそれ以外のところはたとえ患者さんが出ても、数が少なければそこはもう指定地域にしないというような形ではなしに、私が申し上げているのは、た...全文を見る
○坂口委員 何とかして指定地域を拡大するなり、あるいはまた、その周辺部の、明らかに公害によってぜんそくあるいは慢性気管支炎といった病気にかかっているというふうに診断をされている人々の救済の道というものをぜひお考えいただきたいということを、政務次官にもう一度お願いを申し上げまして、...全文を見る
02月27日第71回国会 衆議院 社会労働委員会 第4号
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○坂口委員 限られた時間でございますので、二点だけひとつお聞きしたいと思います。一つは、企業内の労働者の定期健康診断でございますし、もう一つは労災の問題でございます。  まず企業内の労働者の定期健康診断の問題でございますけれども、労働安全衛生規則の第六章の健康管理のところに定期...全文を見る
○坂口委員 現在の定期健康診断のこの項目を見せていただきますと、以前の結核を中心にした健康診断のにおいが非常に強いわけでございます。最近も結核がなくなったわけではございませんで、あなどりがたい病気の一つには違いございませんけれども、現在の疾病構造から見ますと、結核も含めた感染性の...全文を見る
○坂口委員 大きい企業でございますと自発的に、血圧ですとか、中には心電図だとか尿の検査というようなものも大々的に取り入れてやっておりますけれども、中小企業になりますとなかなかそうはいきませんで、省略してもいいという形になりますと、ややもいたしますと省略しがちになるわけでございます...全文を見る
○坂口委員 一応四十歳になりまして病気ができあがってしまいまして、症状がいろいろ出てまいりましてからではたいへんおそいわけでございますし、それから初めに申されましたとおり、現在の健康診断というものが、いわゆる企業の労働力確保という面ではなしに、個々人の生涯における健康管理の一こま...全文を見る
○坂口委員 たいへんうまく逃げてあるわけですけれども、そういうふうな形になってしまいますと、正直なところ一つの企業の中で専門の医師がいるところはよろしゅうございますけれども、しかし少人数のところで、いわゆるふだんからの医師はいない、近所のどこかの開業医の先生にお願いをする、あるい...全文を見る
○坂口委員 ひとつ、この問題だけは真剣に前向きに御検討いただいて、ぜひこれは実現をしていただきたいというふうに思います。
○坂口委員 お願いいたします。  それからもう一つの問題は、先ほども鉛の労災の問題が取り上げられましたけれども、たとえば養護施設でございますとか、あるいは保育所の保母さん方の健康の問題が最近やかましくいわれております。またその中に働く看護婦さんなんかも含まれておりますけれども、...全文を見る
○坂口委員 頸肩腕症候群といいます場合に、症候群ということばがついておりますから、これは原因は一つでないということだと思います。したがいまして、指先だけを使うのだけがその原因にはならない。だから子供さんを抱きおろしをする、おむつをかえる、あるいはいろいろなさるということ、とにかく...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、近い将来の問題といたしましては、この判定基準というものを、そういうふうなものが非常に多ければ、つくられることになりますね。
○坂口委員 頸肩腕症候群の認定基準につきましては、昭和四十四年の十月に通達が出ております。それの内容を見せていただきますと、私はこの中にでも当てはまらないことはないという気がするわけでございますけれども、別途、保母さんなんかの場合にはあらためてそういうふうな基準をつくっていただく...全文を見る
○坂口委員 たいへんありがたいおことばではございますけれども、していただくのがどうしてもいつも長くなるものですから、もう少しが四年にもなりましたり五年にもなりましたりしていくことがあるものですから、大臣がそういういうふうにお考えいただくのであれば、早急にひとつ御検討をいただきたい...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、現在の段階では腰痛症につきましてはその対象になるというふうに考えてよろしゅうございますね。ところが、腰痛症というのはいろいろの原因があるということもございますけれども、申請をいたしましてもなかなか認定されないのが現状でございまして、また、されたといた...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、これはもう医師の診断にまつということでございますか。この作業の従事期間というような問題は、医師の診断によってこれが認定されるということになれば、もうそれでいいわけでございますね。
○坂口委員 医師の診断が出ましても、なかなかこれがスムーズにいかぬのが実情でございますので、ひとつこういった問題、もう時間が参りましたのでやめますけれども、迅速にこういうものの処理に当たっていただきたい。先ほどの鉛の問題も、これは同じだと思います。それとひとつ、先ほど大臣のお話も...全文を見る
03月03日第71回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第2号
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○坂口分科員 きょうは科学技術庁の方に対しましてお伺いをしたいわけでございますが、日本は二十一世紀に向かって進んでいるわけでございますが、それに対して科学技術庁の基本的な今後の取り組み方というものに対してお伺いをしたいと思うわけでございます。  いまわれわれが直面しております深...全文を見る
○坂口分科員 そういたしますと、各省にわたりましていろいろの具体的な問題がございますが、その各省の中でこまかくいろいろ研究をされたそういうデータを一応全部吸い上げて、吸い上げてということばが適当かどうかはわかりませんけれども、科学技術庁で全体を把握をなすって、そうして将来どういう...全文を見る
○坂口分科員 二十一世紀は生命の世紀ともいわれておりますけれども、私は科学技術の面でもこれから二、三十年の間あるいは四、五十年先を展望いたしましたときに、生命現象への挑戦が科学技術の大きなテーマになるだろうと考えております。しかし、過去の歴史が示しておりますように、生命現象への解...全文を見る
○坂口分科員 私がいまお伺いいたしましたのは、いまお答えいただきました一面もございますけれども、もう一つ、さらに今後産業が発達をし、人口がふえていきました時点において、私たちの健康を増進するための水と空気とそして食糧とエネルギー、これが確保されなければならない。現在の条件ではなし...全文を見る
○坂口分科員 皆さんのほうでおやりになっております特別研究促進調整費というのがございます。それの活用状況のまとめを実は見せていただきました。そこで感じますことは、確かにいろいろの面で研究等もおやりになっておりますけれども、いま私が申しましたような、二十年ないし三十年先のことを計算...全文を見る
○坂口分科員 われわれが当面いたしております問題の研究を進めることも重要でございますけれども、局長がおっしゃったように、より住みよい環境をつくっていくためには、もっと広い視野で、長期的な展望に立っての諸政策が講じられなければならないと思いますし、科学技術庁の果たす役割りというのも...全文を見る
○坂口分科員 先日発表されました精神神経学会の理事会から出ました倫理原則、これにつきまして、十分お読みいただいているかどうか、ちょっとわかりませんけれども、もしもこれをお読みいただいているようでございましたら、これに対する御批判なり、あるいはこの原則には賛成なのか、その辺のところ...全文を見る
○坂口分科員 決して門外漢ではないと私は思うのでございます。科学技術庁の局長さんとして、どうしてもこれに対するはっきりとした見解を私はひとつお持ちをいただかないとぐあいが悪いと思うわけでございます。  そこで、それではこの人体実験なるものに対して踏み切れない、これは一応できない...全文を見る
○坂口分科員 ちょっと人体実験に対する意見があいまいのままで私も議論を進めたものですから、私のほうも悪かったのですが、そういたしますと、人体実験におそれ入りますがもう一度話を戻させていただきまして、人体実験については一応現在の段階では行なわないという原則で進まれるという御意見でご...全文を見る
○坂口分科員 たとえば科学技術庁が、先ほどもありましたようないろいろな研究を委託されるような場合がございます。そういう場合に、研究方法でそういった問題も出てこようかと思うわけでございます。そういうふうな、科学技術庁が研究を委託されるような場合に、その方法なるものはすべて研究者に一...全文を見る
○坂口分科員 それでは時間がございませんので……。ほんとうはこの問題はもう少し詳しくお聞きしたいわけでございますが、次善の策として、先ほど局長が述べられましたお話、もう少し具体的にどういうプランなのかということを、課長さんでもけっこうでございますのでお話をいただきたいと思います。
○坂口分科員 そういたしますと、そういうふうな実験のプログラムというものはすでに進んでいるわけでございますか。これから四十八年度では、それはもう着手されるわけでございますか。
○坂口分科員 どれくらいの規模……。
○坂口分科員 そういたしますと、こういうことでございますでしょうか。人体実験というものは一応避けなければならない。そうすると、動物実験にたよらざるを得ない。ところが動物実験の結果が、はたしてそれがそのまま人間に当てはまるかどうかがわからない。だから、たとえば人間の皮膚にいろいろ影...全文を見る
○坂口分科員 そういった点もとおっしゃいますと、その点以外にはどういうふうな点を含んでおるのでございましょうか。
○坂口分科員 その血液や尿を見るのはわかるのですけれども、それは何のためになさる研究であり、計画なのかということを私はお伺いしておるわけでございます。時間がありませんので詰めることができませんけれども、今後いろいろの公害問題等が起こってまいります。それを詰めていく場合に、いま申さ...全文を見る
○坂口分科員 時間がなくなりましたので、もう少しこまかな面をほんとうはお聞きしたかったわけでございますけれども、きょうはこの辺にとどめたいと思うわけでございます。  いずれにいたしましても、科学技術庁におかれては、より基本的な問題というものに対して、今後もっと積極的に研究を続け...全文を見る
03月06日第71回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第6号
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○坂口委員 先日も実は楠町の指定の問題をお聞きをいたしまして、いままた田中議員から御質問があったわけでございますけれども、いま長官から前向きに検討をするというおことばをいただいたわけでございますが、これはもうかなり長い期間検討をしていただいておりますので、患者の発生率等を見ますと...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、一応国の基準でもう一度御調査をいただくというふうに理解さしていただいてよろしゅうございますでしょうか。
○坂口委員 ひとつよろしくお願いいたします。
03月06日第71回国会 衆議院 社会労働委員会 第6号
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○坂口委員 前回に企業内の定期健康診断の件につきましてお伺いをいたしました。前回お伺いいたしましたのは、現在の疾病構造というものが以前の結核中心の病気から成人病中心の形に変わってきている。だから現在の定期健康診断の内容というものも、やはり結核中心的なものではなしに、成人病中心型へ...全文を見る
○坂口委員 そこで、健康診断の場合にも大きな企業の場合には問題ないと言いますと語弊があるかもしれませんが、産業医がおりますし、いいわけでございますけれども、問題は中小企業にあるわけであります。現在中小企業の健康診断の状況というものが、皆さん方のほうで把握しておみえになる点からいっ...全文を見る
○坂口委員 実際問題としまして中小企業の健康診断、どのくらいのパーセント受けておりますでしょうか。こまかい数字がありましたらお願いしたいと思います。
○坂口委員 大きい企業と同じように提出されたりしておる場合があるものですから、ちょっとパーセントも私も出にくうございますのでお伺いしたわけでございます。  そこで、私お伺いしたいと思っておりましたことを局長から先に言われたわけでございますが、健康診断をしようと思いましても、中小...全文を見る
○坂口委員 昨年でございましたか、新聞にも出ましたとおり、この検診グループの診断をする医者が資格のない人がやっていたとかいうようなことでたいへん騒がれたことがございます。ややもいたしますと、この健康診断というのが非常に軽んぜられる傾向がございます。安全衛生法で定めていただいて、そ...全文を見る
○坂口委員 その点ひとつ単なる設備等の助成だけでなしに、全体的にその検診グループが成長するように、特別の指導を今後も続けていただきたいと思うわけでございます。  一応、時間がございませんので、その問題そこにとどめたいと思いますが、この健康診断がそうして一応なされた。そのなされた...全文を見る
○坂口委員 その場合に、その事業所の管理医なりあるいは衛生管理者なり、あるいは中には保健婦さん等置いているところもありますけれども、そういった人の意見がどれだけ十分に取り入れられるかということがいつも大きな問題になるわけでございます。ただこの検診が申しわけ程度にやられて、その結果...全文を見る
○坂口委員 その点、大臣からも一言御意見いただきたいと思います。
○坂口委員 初めにも申しましたように、この中小企業の定期健康診断がまだまだ全然やられていないところがかなりな率でございます。私ども以前に調査いたしましたときには、もう二年ほどたちますので若干数字が違っておると思いますけれども、三重県でやりましたときには、まだ六割方やっていなかった...全文を見る
○坂口委員 御存じのようにこの臭覚なるものは、程度というのはなかなかつけにくいものでございますけれども、先ほど寺前議員からもいろいろお話がありましたけれども、そういった場合に、取り上げられはしたけれども、程度がえらいことないというようなことですぐ切られてしまうというような場合もあ...全文を見る
○坂口委員 私の知っております例でも、それがなかなかならなかった例があるわけでございます。この労災の内容を見せてもらいましても鼻が外見上欠損をしましたりとか、そのために機能に著しい障害が起こったというような場合にはこれが適用範囲になる。ところが嗅覚の問題ははっきり書いてないもので...全文を見る
○坂口委員 これはきょうはもうお聞きしないつもりでおったのですが、ちょっと時間がありますので、もう一点だけお聞きをしたいと思うのですが、疾病の固定化の問題でございますね、先ほどから出ておりますこの労災のときの。この基準というのはたいへんむずかしい問題でございますけれども、ひとつど...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、たとえば三年たったからもう一応これを固定とみなすというようなことはないわけでございますね。念を押して、もう一度御答弁いただきたい。
○坂口委員 どうもありがとうございました。
03月07日第71回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第5号
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○坂口分科員 自衛隊の基地の問題につきまして二点ほどお伺いしたいと思うわけでございます。  第一の点は、いわゆる自衛隊の基地を今後新しくつくられるような場合、このときにその地域の市町村の状態、そういったものをどういうふうに考慮に入れてつくられるのか、その辺のところについてまず基...全文を見る
○坂口分科員 大臣もそういうふうなお気持ち、同じでございますでしょうか。
○坂口分科員 新しく基地ができるような場合には、少なくともその市町村の将来計画というものを十分考慮に入れられて、いまおっしゃったように、地域の発展に支障にならないようにすべきだと思うわけでございますが、問題はその新しくつくられる場合ではなしに、すでにもうつくられている場合でござい...全文を見る
○坂口分科員 それは決定される前のお話でございますね。
○坂口分科員 そこでお尋ねをしたいのは、その基地がつくられますときには、それが市の決して中心でも何でもなかった、あるいはまた、中心に隣接した場所でもなかった、ところが、その後の市の発展の状況、あるいは交通網の状況もございますでしょうし、いろいろの条件によりまして、市があるいは町村...全文を見る
○坂口分科員 そういたしますと、その基地の特性、任務、そういったものによっては、いかに現在あります基地が、その市町村にとって、あるいはその都市部にとって発展を妨げているものであっても、それはやむを得ない、こういうこともあり得る、こういう御見解でございますか。
○坂口分科員 そういたしますと、いま一番最後におっしゃいましたのは、周辺整備ということによって——その基地があることによってその市町村が非常に発展を防げられている、それを周辺の整備によってその市の発展の方向というものを変えられるものならば話し合いのもとに変えてもらうようにいく、こ...全文を見る
○坂口分科員 具体的な問題でないので話しにくいということでございましたので、具体例を出させていただきます。  たとえば三重県に久居市というのがございます。ここに自衛隊がございます。これもできますときには決してまん中ではございませんで、中心部に隣接をいたしておりました。ところが、...全文を見る
○坂口分科員 理論的には可能だというお答えでございますけれども、現実は違うという意味にもとれますし、前に御答弁いただいた中に、その特性、任務によるということでございました。いまお答えのとおり、別に公害が出ているわけではないわけでございます。公害というものは問題ではないわけですけれ...全文を見る
○坂口分科員 普通科連隊というのは移転の可能なものだということをお聞きしまして、私もたいへんありがたいわけでございますけれども、実際問題といたしまして、特に特別な施設があるわけでもございませんし、ただ隊舎が建っておりまして、多くの方が訓練をなさる、教育をなさるというような場所でご...全文を見る
○坂口分科員 それがそうなっていないものだから弱っているわけでございまして、たとえばこの久居市の場合にも、訓練場、これが国の評価では、これは坪当たりだと思いますが、六千九百七十円ということになっております。これが市のほうの評価になりますと、ところによって違うわけでございますけれど...全文を見る
○坂口分科員 そういたしますと、この市のほうの評価額というものが間違いである、こういうことでございますか。固定資産税の対象としてのこの評価がもしも間違いであればたいへんなことです。私ども、そんなべらぼうな差がついているんだったら、これは言わなければならぬと思うのです。国のほうの台...全文を見る
○坂口分科員 国のほうの場合には、その場所場所による差が出ておりませんのではっきりわかりませんが、固定資産税の対象物件としての評価を見ますと、先ほど申しましたように、約五万一千円から六千円というふうな、それぞれの地域による差が出ているわけでございます。そういうふうな差があるものを...全文を見る
○坂口分科員 これはものの考え方にもよると思うのです。三万五千円と六千九百七十円、その差は三万円弱しか離れていないじゃないか、五万円も離れているかと思ったら少ないじゃないか、そう言われればそうですけれども、しかし、同じ面積を見てこれだけの差があるというのは、統計学的にも有意の差が...全文を見る
○坂口分科員 この台帳価格については、県のほうから毎年皆さん方のほうに報告がある、こういうことでございますね。そうしますと、もしもこの台帳価格の評価が間違っていたら、これはいつでも変えられるということでございますか。
○坂口分科員 もう少しこの問題は詰めたいわけでございますけれども、時間がございませんので……。  大臣、これは直接のなにではないかもわかりませんが、いまお聞きのように、基地交付金につきましていろいろな問題があるわけでございます。それから、いまお聞きしませんでしたけれども、同じ場...全文を見る
○坂口分科員 最後に、もう一つだけお聞きをしたいと思うわけでございますが、自治省の方、いま大臣からも固定資産税のほうにできるだけ近づけるような努力をしてもらうように、自治省その他関係省のほうにも要望したいという、いわゆる防衛庁としての御見解を示されたわけでございますが、これは今後...全文を見る
○坂口分科員 どうもありがとうございました。
03月07日第71回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第4号
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○坂口分科員 きょうは二つの点をお伺いしたいわけでございますが、第一は医学教育の点についてでございます。  今日、日本の医療はたいへんいろいろの問題をかかえておりますけれども、それだけに、現在ほど医学教育にとりまして重要な時期はないと思うわけでございます。最近、新しい医学部が次...全文を見る
○坂口分科員 まあ、御指摘になりましたように、いろいろの面があると思うのですが、特に給与等の問題が一つの大きな原因になっていることは、もう間違いのない事実だと思うのでございます。いかに研究に情熱を持っておりましても、研究費が非常に少ないとか、あるいはまた給料が非常に少ないというふ...全文を見る
○坂口分科員 いま人事院のほうもそこが一つの大きな問題になっているというふうにおっしゃいました。確かに大きな問題であることに間違いないわけでございますけれども、この大きな差というものをどうするか。きょうは人事院の方に私お越しいただかなかったわけでございますが、その人事院の中で大き...全文を見る
○坂口分科員 給与体系そのものを変えていただくということがもう一番いいわけでありますけれども、給与体系というものはなかなか一ぺんに動かしがたい。いま言われたいろいろな問題があろうかと思います。そういうふうな意味では次善の策として、先ほどおっしゃった調整額あるいは研究費というような...全文を見る
○坂口分科員 これは今年はもう無理でございましょうけれども、少なくとも四十九年度くらいからはどうしても私が申しました願いというのは入れてあげていただきたい、強くお願いをいたしまして、第一の問題は終わらせていただきたいと思います。  第二の問題は養護学校の問題でございます。  ...全文を見る
○坂口分科員 特に身体障害児などの場合には低年齢と申しますか、小さいときの教育がたいへん大事だと思うわけであります。そういうような意味で、いわゆる養護学校に幼稚部というのがございます。ところがこの幼稚部があるところがわりあい少なくて、普通の小学校、中学校と同じような程度で、小中学...全文を見る
○坂口分科員 その幼稚部に関係してでございますけれども、幼稚部の教員ですね。小中学部の場合には特別教職調整額というのが適用になっておりますけれども、幼稚部の場合にはなっていないですね。この問題につきまして、ひとつ何とかこれも同じように適用範囲にならないかということをお伺いしたいと...全文を見る
○坂口分科員 そういたしますと、かなりこの面につきましては見通しは明るいわけでございますか。
○坂口分科員 現在、養護学校では一学級児童生徒の数は約八名だと思います。最近、御存じのように、重度身体障害者と申しますか、たいへん重い方がふえてまいりました。そこで、担当の先生の負担が非常に大きくなってまいりましたが、何とかして介助者、こういうふうな介助をする職員の人がありますと...全文を見る
○坂口分科員 これは私個人の意見でございますが、でき得れば、諸外国の例にもありますように、一学級二担任というような形が一番望ましいのではないかと思いますけれども、なかなか一ぺんにそこまではいきにくい、でき得れば、そういう方向で私はやっていただきたいと思うわけでございますが、いかな...全文を見る
○坂口分科員 あるいは御指摘のように、私のほうが少し間違っているかもしれませんけれども、私も一度調査をさせていただきます。  最後にこれは子供たちの声でございますけれども、寄宿に入っている子供は、入学しましてからそこを卒業しますまで、私の回りました養護学校、これは限りがございま...全文を見る
○坂口分科員 ありがとうございました。時間でございますので終わらせていただきます。
03月08日第71回国会 衆議院 社会労働委員会 第7号
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○坂口委員 前回看護婦問題を聞かせていただきましたが、そのときに時間がございませんで少し残っている問題がございますので、その問題から入らせていただきたいと思います。     〔委員長退席、伊東委員長代理着席〕  看護婦問題が非常に深刻な問題になっております。その中でも特に特異...全文を見る
○坂口委員 四十七年度の入学者は千二百人前後と思います。そして卒業する人が千人前後になるだろうと思うのですが、このくらいの数字でいくと、十年くらい先になりますと、たいへん深刻な事態が起こるわけでございます。いまでもたいへん深刻でございますが、いま以上に深刻な事態が起こるわけでござ...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、やはり五十三年にならないと充足ができない、看護婦と同じような計画のスケジュールであるということでございましょうか。
○坂口委員 大きい病院の病棟に必要な助産婦だけでも、まず一万人くらいは要るだろうと思います、このベット数からいきますと。そうすると、いま七千九百人くらいですから、まずこれだけでも二千人は足らない。そのほかに大きい病院の外来もございますし、一般診療所もございます。あるいは母子センタ...全文を見る
○坂口委員 それからもう一つこの問題でお伺いしておきたいのは、先ほど申しました母子センターですね。ここでお産をなさる方が存外に多うございます。一〇%前後あります。これは特に医療に恵まれないような地域にたくさん母子センター等ができておりますが、ここでの助産婦不足というものは病院以上...全文を見る
○坂口委員 保健所の保健婦の場合に、保健所では各地域に出張したような形で地域地域をきめ、そして担当をきめて入り込むというようなケースが行なわれております。助産婦が保健所にお見えになる場合もありますが、これは数は少ないだろうと思います。     〔伊東委員長代理退席、山下(徳)委...全文を見る
○坂口委員 今後保健婦の活動範囲というのは、だんだんと大きくなってまいります。たとえば老人問題も入ってまいりますでしょうし、あるいは難病の人なんかの訪問というものも入ってまいりますでしょうし、たいへん行動範囲が広くなってくると思う。そのときに、いま保健婦がいわゆる広い意味での助産...全文を見る
○坂口委員 無医地区の定義でございますけれども、私もここにございますし、すでに何度か見せていただいております。これを読んでみますと、半径四キロの区域内に五十人以上の人が居住していて、そこに医療機関がないというのが原則になっておりますが、そのほかに注としていろいろの条件がございます...全文を見る
○坂口委員 私も全国的に調べたわけではございませんし、そういう大きな府県の段階ではわかりませんが、たとえば私の出身の三重県あたりをとりましても、無医地区はもう少しあると思うのですけれども、総数からいきますと十九というような数字になっておりまして、たいへん少ないのに驚くわけでござい...全文を見る
○坂口委員 健康保険の問題が出てまいりましたが、この無医地区の人々というのは健康保険の掛け金を月々かけている人々でございます。しかもなお、その人々が医療を受けられない、そういう状態になっておるわけです。今度また掛け金を上げてまいりますと、この人々はよけい困るわけでございます。です...全文を見る
○坂口委員 医療に対しては非常に思い切った投資をしたいというお考え、これはもう全く大賛成でございまして、どうしてもそうしていただきたいと思うわけでございます。大臣は御就任になってから、まだ日がそうないわけでございますから、いまのような発言があると思うのでございますけれども、この無...全文を見る
○坂口委員 アイデア賞をいただいて、たいへんありがたいわけでございますけれども、アイデア賞をいただいただけでは無医地区はなくなりませんので、ひとつこのアイデア賞をいただきました時点で、それを積極的に取り入れていただいて、できるだけこれを実現していただきたい、こういうふうにお願いす...全文を見る
○坂口委員 医療情報システム、これはどちらかといいますと、一ぺん御病気になられた方、あるいは急患のような場合、あるいはある程度悪いことがはっきりしたような人、こういうふうな人に対してかなりの威力を発揮するだろうと思うのです。そのほかに、悪いかいいかわからないというような人、すなわ...全文を見る
○坂口委員 まあ、いま保健所等もやっておりますけれども、しかしその地域地域を一部分ぽつんぽつんとやっているわけですね。私が申し上げているのは、そういうふうなモデル地域的にぽつっとやるのではなしに、もうほかは、ぽつぽつやるにしても、無医地区だけは定期的に必ずやる、全地域まんべんなく...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、私がいま申し上げたのと、大臣が言っていただいておるのとは同じだというふうに解釈させていただいてよろしゅうございますね。
○坂口委員 構想をいただいたわけでございますので、構想に終わらずに、これは実現をしていただけるという意味で理解させていただいてよろしゅうごさいますね。――ありがとうございます。  時間がなくなってまいりましたので、身体障害者の問題をもう一つお聞きしたいと思いますので、これに移り...全文を見る
○坂口委員 この補装具の各患者さんの負担の問題でございますけれども、福祉元年といわれております昨今でございます。この身体障害者に対して、少なくとも補装具ぐらいは公費負担でしてあげてしかるべきではないかというふうに、率直に申しまして私、感じております。現在のところ、一部の方には無料...全文を見る
○坂口委員 この問題、ほんとうはもう少し詰めさしていただきたいのですが、時間がございませんので、もう一点、身体障害者の問題についてお聞きをしたいと思います。  身体障害者ができてしまいましてからの問題は、いろいろ論じられますけれども、身体障害者をどうしたらつくらずに済むかという...全文を見る
○坂口委員 大臣もこういうふうな問題にたいへん御熱心でございますししますので、ひとつ積極的にこの研究に取り組んでいただきたいと思うわけでございます。  時間がなくなりましたけれども、たしか兵庫県であったと記憶いたしておりますけれども、不幸な子を生まない運動、たしかそういう名前で...全文を見る
03月09日第71回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第7号
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○坂口委員 きょうは一番最初に総量規制の問題をお尋ねしたいと思うのでございます。  総理も環境庁長官も実現させるというふうに再三御答弁をなさっているわけでございますが、東京、千葉さらに七日の日には大阪のほうで総量規制の問題が発表になりました。この大阪の総量規制案に対する御見解と...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、この大阪の総量規制案に対しましては、今後国の段階でこれを参考にされまして全国的に取り入れていかれるという御方針でございますか。その辺のところをお伺いしたいと思うのです。
○坂口委員 そういたしますと、この方式としては幾つかある。しかし全体としては、今後この総量規制の方針を取り入れていくというお考えだというふうに承ってよろしゅうございますね。
○坂口委員 許容量は、大阪市が、行政目標としてではございますけれども、NO、NO2、NO3、いわゆる窒素酸化物に対しまして幾つかの値を示しております。これらの窒素酸化物に対しましては、環境基準が現在のところない状態でございますが、アメリカでは〇・〇二PPM、中公審でもやはり〇・〇...全文を見る
○坂口委員 窒素酸化物の人体に対する影響についてでございますけれども、疫学調査というのは、まだいままで本格的に行なわれていないと思いますが、この点につきましてはどうでございましょうか。
○坂口委員 この光化学スモッグの発生には、私もあまり詳しいことはわからないのですが、温度がかなり影響する、大体二十四度ぐらいが一つのポイントではないかということがいわれております。それから紫外線がこれに対して加わってくるということがいわれております。そういたしますと、季節によりま...全文を見る
○坂口委員 そうしますと、非常に発生率の多い夏を中心にしてきめていただくという以外にないと思いますが、その問題をあまり詳しくやっている時間がございませんが、総量規制ですね。これは方向としては国のほうでもお取り上げになるという方向であるということをいまお聞きしたわけでございますが、...全文を見る
○坂口委員 水の問題でございますけれども、技術的になかなかむずかしい問題があるということはよくわかるのですが、いわゆる科学的な意味での目標というものは、これはもうきまっていると思いますが、その辺はどれくらいでございましょう。あるいはまた、いまお隣からお話が出ましたように、もう少し...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、たとえば大気汚染の場合に四日市なんかでも一本一本の煙突に測定器をつけて、それを見るというような方針をとっておりますけれども、やはり水の場合にも一つ一つの排出口にそういうふうな測定装置をつけて、そしてそれを見るという、そこまでおやりになるつもりでござい...全文を見る
○坂口委員 特にいまおっしゃるとおり、水の中でも場所によってこれは違うと思うのでございますが、そういう意味では瀬戸内海なんかは特殊な場所ではないかというふうに思いますので、この瀬戸内海の環境保全に対しましては三木長官も非常に前向きな姿勢を示していく、積極的に取り組んでいくというこ...全文を見る
○坂口委員 二月の十四日でございますか、瀬戸内海環境保全知事・市長会と環境庁との合同会議がございました。そのときに三木長官は、十項目の地域、利害を越える共同歩調を求めた点を示しておいでになります。これは読むまでもないと思いますが、その内容につきましては、これは現在も変わっておりま...全文を見る
○坂口委員 この第一項目にありますところの、新たに埋め立てを当分の間やめる、こういっておみえになるわけでございますが、当分の間というのは、これは一体どのくらいなことなのかということをお聞きしたいのですが、政務次官お聞き及びの点、だけでけっこうでございますので……。
○坂口委員 防衛庁の方お見えいただいておりますでしょうか。——防衛施設庁の四十八年度一般会計予算の中で、施設運営等関連諸費として六百八十五億円、私の書き間違いがなければ、これが計上されております。その中で、山石国基地の移転調査費として計上されておりますけれども、これはどのくらいな...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、現在の段階ではこの調査費というのはついていないわけでございますか。
○坂口委員 現在その調査費というものはつかなかったけれども、しかし計画というものは現在の段階であるということでございますか。
○坂口委員 政務次官、いま調査費としては実際にはつかなかったというお話でございますけれども、こういうふうなお話が出ていることも事実でございますし、そしてそういう項目があることも事実でございます。  そこで、長官としては新しい埋め立ては一応しないというふうに都道府県に対しても市に...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、いまいろいろ調査をしなければならぬというふうにおっしゃいましたけれども、それは一応埋め立てを認めるという前提の上での調査という意味でございますか。長出目のおっしゃったのは、これはどうしてもこの瀬戸内海というものを守っていかなければならない、そのために...全文を見る
○坂口委員 私は、環境庁の御意見というのはこれはやはり政府全体の御意見だろうと思います。環境庁長官の申されたことは現在の田中内閣の御意見であろう、政府全体の御意見であろうと思います。政府全体としての立場からいうと、この防衛庁の問題は別ワクだ、これはちょっとおかしい。これらもすべて...全文を見る
○坂口委員 だいぶ力強いおことばをいただいたわけでございますが、この新しい埋め立てというのが、特に汚染されております瀬戸内海を今後守っていくためには、この埋め立ての中止はどうしてもやらなければならない、埋め立てというのはたいへん悪影響を及ぼすということを長官は言っておいでになると...全文を見る
○坂口委員 どういう目的で埋め立てがされるといたしましても、その埋め立てをすることによって瀬戸内海の環境というものがよくはならない。少なくともよくはならない。おそらく悪くなるであろう。だから、そういうふうな観点の上から、この埋め立て中止という長官のお話があったと思うわけでございま...全文を見る
○坂口委員 おっしゃるとおり、第一段として腹をきめられたわけでございます。その中には、いまおっしゃったようなお気持ちもあるいはあったかもしれませんけれども、しかし、何と申しましても、埋め立てということによって起こるこの自然生態系の変化というものは、非常にこの瀬戸内海の浄化というも...全文を見る
○坂口委員 岡安水質保全局長に重ねてお伺いしたいわけでございますが、いま政務次官にお聞きしましたのはお聞き及びのとおりでございます。長官が先日の知事あるいは市長会で取り上げられた十項目のまず最初に、新しい埋め立ての中止、進行中の計画のものは再検討する、そこまでおっしゃった。それは...全文を見る
○坂口委員 いまもおっしゃったように、埋め立てることによって海流そのものが変わる、まあ埋め立てによる汚染というものもございますけれども、そういうふうな自然の流れを変えるということが、特に瀬戸内海のような非常に水の変わりにくい、限られた地域の中での埋め立てというようなことは、これは...全文を見る
○坂口委員 いずれにいたしましても、この議論を続けておりましても堂々めぐりになる可能性がございます。心の中ではよくおわかりをいただいておるというふうに私は思っております。政務次官もよくおわかりをいただいておるけれども、立場上そういうふうにおっしゃるのであろうと思いますが、何と申し...全文を見る
03月27日第71回国会 衆議院 商工委員会公害対策並びに環境保全特別委員会連合審査会 第1号
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○坂口委員 最初に通産省のほうにお伺いをしたいわけでございます。  水俣判決でも明確になりましたように、本来鉱害問題は行政当局の手抜かりから発生したものがいままでに多うございます。この休廃止鉱山に対します決議を商工委員会で四十六年に、それから公害環境特別委員会でも四十七年に行な...全文を見る
○坂口委員 環境庁にお聞きします前に重ねて通産省のほうにお聞きしたいわけでございますが、先ほどいろいろと御説明がありましたその中で、これは通産省のほうからいただきました資料によりますと、現在休廃止鉱山は五千三十七という数字であります。休廃止鉱山がこれだけあるわけですが、四十七年の...全文を見る
○坂口委員 いま六百三十八非常に危険度の高いものがあるという御答弁がございましたが、もう少し具体的にお願いしたいのは、その危険度が高いというのは、そこからの廃水の水の中にかなり重金属等がひどく、その周囲の住民の健康等に害を及ぼすほど含まれている、そういうことでございますか、六百三...全文を見る
○坂口委員 重ねてお聞きをしたいと思うのですが、たいへんこまかなことになりますけれども、そういう検査をなさいますときに、これはたとえば年に一回してしまったらそれでそこは終わりということでございますか。それとも、たとえば定期的に年に何回かというふうにおやりになっておるのかどうか。
○坂口委員 たとえばそういうふうな休鉱山がそこにあって、そしてその下流のほうで水道水をとるというような問題が現実問題として起こるわけでございますが、水道のほうは厚生省のほうですね。そのときに水道水を取るというような場合に、その上流のほうに休鉱山があるような場合には、通産省と厚生省...全文を見る
○坂口委員 そのときに、たとえば水道を引きますときには、取り口と申しますか、そこの水についていろいろきめられたこまかな項目がございますが、そこの水の検査で合格さえすればいいということでございますか。
○坂口委員 実は例といたしまして高山市に平金鉱山、休鉱山になっておりますけれども、あるわけでございまして、この鉱山の下流のほうから水を取っている例があるわけでございます。その場合に、これは最終的にいろいろなデータが整ったわけではございませんので具体的な問題を問題にしようとは思いま...全文を見る
○坂口委員 ひとつ飲み水のことでございますので、そういうふうな地形のところは十分注意をしておやりをいただきたいと思うわけでございます。  また、通産省のほうにお伺いしたいわけでございますが、いろいろこの総点検をなさいます場合に、検査の対象となります重金属、これはどんなものが含ま...全文を見る
○坂口委員 これは先ほどの島本議員の御質問の中にもあるいはあったかと思いますけれども農用地の土壌の汚染防止等に関する法律がございますが、この中では、砒素だとか、鉛だとか、亜鉛というようなのは除かれているわけでございます。除かれていますね。それで休鉱山等がありまして、その下のところ...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、これは間もなく取り入れていただくというふうに解釈してよろしゅうございますでしょうか。環境庁長官、先ほど向こうのほうの環境庁のほうの会議のときにお話が出ておりましたが、法律というのは、そのときどきに合ったように常にこれは変えていかなければならないのだと...全文を見る
○坂口委員 ありがとうございます。ひとつ早急にお願いをしたいわけでございます。  それから、時間がありませんので次に移らせていただきますが、この水質汚濁防止法、この中の十九条に損害賠償の項がございますが、ここに有害物質ときまった日以後の賠償というふうになっておりますが、これにつ...全文を見る
○坂口委員 この点についてもう一つだけお聞きしておきたいと思いますが、そういたしますと、その有害物質がその疾病との間に因果関係があるということがわかって、その有害物質が既存の——既存のものであるというと変ですけれども、すでにいままではっきりしているものであった。たとえば水銀なら水...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、私はそこでたいへんわかりにくくなるわけでございますが、たとえいままで明らかになった物質ではなくても、それがはっきりと因果関係が証明されればやはりその以前にさかのぼるというふうに改めるべきではないかと思いますが、この点いかがでございますか、もう一度お願...全文を見る
○坂口委員 この問題は、ほんとうはもう少しお聞きしたいのですが、時間がございませんので、日をあらためて、私も勉強さしていただいてお聞かせいただきたいと思います。  次に、いわゆる休廃止鉱山における鉱害の問題というのはいままでたくさんございましたが、それは企業にも責任はございまし...全文を見る
○坂口委員 この保安法の第二十五条、それから第二十六条についての通産省の命令交付状況の一覧表というのを私いただいております。これを見せていただきますと、これができました昭和二十四年から四十五年までの問は全然ない。四十六年からあとに実質的には何回かの命令交付状況というのがございます...全文を見る
○坂口委員 時間がなくなりましたので、いま通産大臣からお聞きいたしましたが、ひとつこういうふうなことがないように、保安法だって四十六年まで全然そういうふうな社会的な意識の場で問題になっていなかったことはなかったと思うのです。これはもう四十年ごろからいろいろ問題が出ていたわけです。...全文を見る
03月27日第71回国会 衆議院 本会議 第18号
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○坂口力君 私は、公明党を代表して、ただいま趣旨説明のありました健康保険法等の一部を改正する法律案に対し、幾つかの問題点を取り上げ、総理大臣及び関係大臣の明確なる答弁を求めるものであります。(拍手)  この改正案は、過去二回にわたって国会に提出され、いずれも廃案となったものであ...全文を見る
03月29日第71回国会 衆議院 社会労働委員会 第11号
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○坂口委員 今朝来、被爆者に対する特別措置の論議が続いているわけでございますけれども、多くの方から、多くの方面からいろいろの意見が出ましたので、あるいは重複するかとも思いますが、二、三の問題点を取り上げましてお考えを伺いたいと思います。  私は、被害者の健康管理について、特にお...全文を見る
○坂口委員 被爆による直接の原因があるかどうかということが、たいへんむずかしくなるわけですけれども、そういたしますと、先ほどの特別手当のほうは、これはいわゆる被爆時においていろいろの症状が出て今日に至っている人、それからしばらくあとで発病したような人は、この特別手当のほうには全部...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、たとえば昭和三十年くらいから白血病になった。これは直後に白血病になった人もあれば、三十年くらいになった人、あるいは去年からことしにかけてなってくる人もあるのですが、そうしますと昭和三十年くらいになったような人はどうですか。これは特別手当の中に入るわけ...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、その審査の段階で、これはいわゆる特別手当に該当する人だという申請さえ出れば特別手当のほうに入る、だから時期的な問題ではないというわけでございますね。  それからこのパンフレット等を見ると、特別手当のほうは、どちらかと言いますと、生活の安定をはかると...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、特別手当をもらっている人は健康管理手当というのはもらえないわけですね。特別手当というのは生活の安定をはかるためにもらっている。それから健康管理手当のほうは療養生活の安定という別ワクであれば、これは私、双方もらってもいいものだというふうに思いますが、ど...全文を見る
○坂口委員 そうしますと、初めちょっとお答えいただいたのは違ったという意味でございますね。広島県から出ておりますこのパンフレットを見させていただきますと、特別手当のほうは、生活の安定をはかるということが主目的で支給されるものであるということがここには書かれておりますし、それから健...全文を見る
○坂口委員 この特別手当というものが生活の安定というよりも療養生活の安定という意味で出されているということになれば、この特別手当をもらっている人というのは、たとえばその人が生活保護を受けているときには、これは収入認定になるわけですね。
○坂口委員 この特別手当が出されておる内容が生活の安定という意味ではなしに、療養生活の安定のためという意味であれば、これは当然別ワクのものであって、この特別手当が出ているから生活保護をもらっているのを、それだけ差し引くということは、これは全くおかしいと思いますので、いまそういうお...全文を見る
○坂口委員 ありがとうございます。じゃそれはよろしくお願いをいたします。  その次の問題は、健康管理手当についてでありますが、先ほどもお話が出ておりましたが、今回五十歳以上ということに改正されようとしております。先ほどから御説明もありましたように、療養生活の安定をはかることが目...全文を見る
○坂口委員 健康管理手当は「特別被爆者であって、造血機能障害、肝臓機能障害等の障害を伴う疾病にり患しているものは、日常十分に保健上の注意を払うことが必要であるが、そのうちでもとくに十分な保健措置を講ずることが困難な者に対し、その療養生活の安定を図るため支給される」そういうふうなも...全文を見る
○坂口委員 私が申し上げておるのは、たとえばこれが老齢健康管理手当というようなもので、被爆をされた方が、それによって疾病がある。そして老齢というものが加味されることによって、それがだんだんと悪くなる。そしていろいろなことが起こってくる。それに対してその手当を出そうというのなら、こ...全文を見る
○坂口委員 年齢というものが加味されるということ自体がこの趣旨から言うとおかしいのであって、健康管理手当なるものの趣旨はそういうふうな趣旨でつくられたものではない。そうでしょう。  先ほどから何度か申し上げておりますけれども、この健康管理手当というのは、いわゆる被爆者であって、...全文を見る
○坂口委員 半分たいへんありがたい意見だと思いますけれども、半分で、将来の研究ということになりますと、先がたの答弁にもございましたけれども、これもいつになるか、将来というのもたいへん長い将来でございまして、将来にもいろいろございますので、もう原爆が投下されましてからずいぶん長い間...全文を見る
○坂口委員 それでは、ひとつその点よろしくお願いいたします。大臣がかわられて、おれはもう知らぬなどと言われたら困りますので、ひとつ今年度中には、どうしてもこの問題をお詰めをいただきたいと思います。  その次に、健康診断の問題でございますけれども、年二回定期健康診断が実施されるこ...全文を見る
○坂口委員 一般検査の内容を見せていただきますと、特に血液疾患に重きを置いた検査のしかたでございます。医師の視診ですとか問診、聴診、打触診、こういったもののほかに赤血球沈降速度検査それから血球検査、血色素検査、それから尿の検査、それからふん便検査、血圧測定、これだけになっておるわ...全文を見る
○坂口委員 この統計の数字を見せていただきますと、胃ガンもさることながら肺ガンあたりも、かなりな数字になってきておるわけなんです。これは一般の疾病と重なるということもありまして、むずかしい面もあると思うのですが、しかし一般の人の発生率と、この被爆者の間の発生率とを比べて、もしこの...全文を見る
○坂口委員 いま御質問いたしましたのが一般検査でございますが、それから精密検査も一方にいろいろ出ておりますが、精密検査のほうも一般検査の中で異常のあるものがあがってまいります。そのあがってまいりましたそれぞれについて、いろいろ精密検査という形でするわけですけれども、この精密検査の...全文を見る
○坂口委員 たとえば事業所の一般健康診断等見ましても、現在のところ、これとこれとこれはどうしても必要最小限度やらなければならないという検査項目があります。そのほかに医師が認めれば、これこれこれのことは入れるという条件つきのものがございます。ですから私は、一般検診についても、ここに...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、指定以外の機関で医療を受けられた場合、これは保険を適用せずに払われるわけですか。
○坂口委員 よくわかりました。  それから指定を受けている病院などで、医師の承認を得て医師以外の者から特定の、たとえばはりですとか、きゅうですとか、マッサージ、こういったものを受けた場合には、これはこの支払いの範疇に入っておりますね。払い戻しの範囲内に入っておりますね。
○坂口委員 これを見せていただきますと、指定を受けている病院の医師の承認を得た場合だけ、はり、きゅう、マッサージを受けた場合に、それは払い戻しになっているわけですね。指定以外の病院のときは、なぜこれは入らないのですか。
○坂口委員 そういたしますと、たいへんこまかなことになって申しわけないのですが、はりなり、きゅうなり開業しておみえになるところがあります。他の機関で開業しておみえになる先生のところへ行って、あなたはあそこでちょっときゅうでもしてもらったほうがよろしいよと言われて、そして、そのはり...全文を見る
○坂口委員 その問題はよろしゅうございますね、間違いございませんね。それはそのくらいにしておきまして、先ほどから何回か出ております援護法のことでございますけれども、大臣のお話も何度かお伺いをいたしました。けさと申しますか、午前中に大臣がおっしゃったのに、法技術的にはむずかしいとい...全文を見る
○坂口委員 たいへん長い間悩んでいただいているわけでありますけれども、これはあまり長い間悩んでいただいておっては、先ほどの問題と同じでありまして、いつになることかわかりませんので、他の皆さんからも御意見がございましたけれども、ひとつ何とかして早急に決着をおつけをいただきたい、そう...全文を見る
○坂口委員 では大臣、もう一度この点もひとつお願いしたいわけでございますが、ひとつその決意をお聞きしたいと思います。
○坂口委員 ではどうぞ、ひとつよろしくお願いいたします。けさからいろいろな方のいろいろな御意見が出ておりますので、重複いたしますので、私はこの辺で終わらせていただきます。
04月03日第71回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第11号
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○坂口委員 だいぶ時間もおそくなってまいりましたので、重点的に申しまして、議事進行に協力させていただきます。  文部省の局長さんがお急ぎのようでございますので、具体例が先になって話が多少前後いたしますが、そちらのほうからやらせていただきたいと思います。  きょうお聞きしたいの...全文を見る
○坂口委員 レベルのとり方はいろいろあるかと思いますが、欲をいいますと、国際的な許容騒音レベルと申しますか、まあ教室等の中では、でき得れば四十ホンぐらいで押えられれば一番いいわけですけれども、最近の日本のように、どこでも騒音が非常にひどくなってきた現在におきましては、そういう無理...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、原因者がはっきりしている場合にはそこに言う。国道のような場合、この場合には、原因者が国だといえば国になりますし、はっきりしないといえばはっきりしないことになります。私は一応国だろうと思いますが、そういった場合にはそこへ防音装置等を要求する。そうしてそ...全文を見る
○坂口委員 そうです。
○坂口委員 わかりました。  いずれにいたしましても、教室内のいわゆる学校教育にとりましては一番大事な場でございます。そこがこういうふうに環境的に非常に悪いということは、子供の教育上これから非常に問題になってくることだと思うのです。この場合にも先に学校ができまして、そうしてその...全文を見る
○坂口委員 もう一問お聞きをしたいと思いますが、今度は先生のほうの立場になりまして、先生が教室でいろいろお話をなさる、その場合に、先ほどおあげになりました窓を締めて五十ホン以下であれば、大体その辺であれば、これは先生の声はうしろまで通る、こういう御意見でございますか。いわゆる先生...全文を見る
○坂口委員 大体、教室も大きい、小さいありますけれども、先生のところから一番うしろまでせいぜい九メートルか十メートルだと思います。九メートルぐらい離れておりますと、一応五十五ホンというのが専門委員会の大体のレベルになっている。そういたしますと、この学校の場合なんかは、ぴしゃっと窓...全文を見る
○坂口委員 重ねて環境庁のほうにお聞きをしますが、公害の防止に関する事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律というのがございますね。これの第二条に、公立の義務教育諸学校のことが書いてございます。この「移転又は施設整備の事業で、公害による被害を防止し、又は軽減するために実施される...全文を見る
○坂口委員 負担を軽減するのではなくて、三分の二ないし二分の一負担するということでしょう。
○坂口委員 長官、どうもありがとうございました。  建設省の方、お越しいただいておりますか。たいへんお待たせいたいました。  先ほどから出ておりますような問題が一例としまして具体的にはあるわけでございますけれども、一般論といたしまして、いま環境庁長官のお話にもございましたが、...全文を見る
○坂口委員 いまあげました四日市の道路の場合なんかも、できますときにはおらそく関係者もこれほどひどくはならないであろうと思われたと思うのです。反対をしましたPTAのほうも、反対はしたもののこれほどまでにひどくなろうとは思われなかったと思うのです。予想外に車の台数がふえ、しかも今後...全文を見る
○坂口委員 たいへん具体的な問題になりますけれども、私きょう写真を持ってこようと思ったら、ちょっと間に合わなくて皆さんにお示しすることができなかったわけですが、建っております校舎にすぐ接して道路になっておるわけです。それだけにその騒音が非常にひどいわけでございますが、この場合に、...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、いまもお話にございましたように、この道路騒音というものは、これはまた一つの基準が大事になってくると思うのですが、環境庁のほうではどうでございますか。道路騒音の基準というものについては、いままで御検討なすっておるでしょうか。
○坂口委員 先ほど私もちょっと説明不足だったのですが、基準の中で特に病院とか学校とかというような特別なものがありますときの基準という意味で、私申し上げたわけであります。  そこで、今後騒音の発生が予想されるような場合には、道路建設というのを一応許可しないというはっきりとした態度...全文を見る
○坂口委員 最後にもう一つ。建設省のほうにお聞きしたいわけでございますが、すでに発生してしまったこういうふうな公的な施設等に対しては、建設省の立場としては、でき得れば、そういうたとえば学校だとか病院だとかいうような場合には移転をしてもらうという方向に臨まれるのか、その辺のいままで...全文を見る
○坂口委員 もう一問だけで終わりにしたいと思いますが、いままでの問題をちょっと離れまして、新幹線の場合の騒音では、国鉄が二重窓等について設備をするというようなことも今回出ております。建設省としては、一般の家庭、一般住宅への騒音公害ということに対しては、やはり同じような考え方で進ま...全文を見る
○坂口委員 だいぶ時間もおそくなってまいりましたので、きょうはこの辺にさせていただきます。いま申しましたような学校が多々ございますので、ひとつ最大限の善処をしていただきたいということをお願いいたしまして、終わりにしたいと思います。  ありがとうございました。
04月03日第71回国会 衆議院 社会労働委員会 第12号
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○坂口委員 久々に天然痘の患者さんが出たわけでございますが、先ほどからいろいろお話がございましたとおり、これは防疫体制の問題になると思います。しばらくの間この防疫体制というもの、特にバングラデシュですとか、インドですとか、パキスタンとかいうような非常に流行地域からの出入りをなさる...全文を見る
○坂口委員 もう一つは、おとなはほとんど植えぼうそうをやっておりますししますけれども、専門家からのいろいろの御意見が出ていると思いますが、現在成人男女、これが伝播する可能性、この人たちがかなり伝染をされる可能性ですね。免疫というものがかなり落ちているかどうかというようなことについ...全文を見る
○坂口委員 それから種痘の問題でございますが、かなり長い間国内ではやるということがなかったものですから、種痘については任意にしてはどうかというような意見が出ておったやさきでございますが、小さい子供さんをお持ちのお母さんというのは、この病気に対する恐怖と、それから種痘禍による心配と...全文を見る
○坂口委員 ぜひその研究の強化をお願いをしたいと思います。  それからもう一点だけお聞きをしたいと思いますが、バングラデシュをはじめインド、パキスタンというようなところに流行があるということでございますが、日本として、これらの国に医療団を派遣するように国際協力をするようなお気持...全文を見る
○坂口委員 国際協力をこちらに申し入れられましたら、積極的な協力をお願いいたしまして、終わりたいと思います。
04月12日第71回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第14号
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○坂口委員 すでに多くの皆さん方からいろいろな問題が出されましたので、できる限り重複を避けて御質問をさせていただきたいと思います。  まず白井先生にお願いしたいわけでございますが、先生のお話に、外部環境の汚染というものは自然に内部環境の汚染に結びついていくというようなお話がござ...全文を見る
○坂口委員 次に、江川先生それから原田先生にお伺いしたいわけでございますが、先生方、お二人とも熊本のほうでそれぞれ御研究あるいは臨床にお携わりになったわけでございますが、この水俣病のこの問題に関して、いわゆる研究費の問題がございます。  先ほど宇井先生は、外国からの研究費でやっ...全文を見る
○坂口委員 ありがとうございます。私自身も考えておりましたことをお答えをいただいたわけでございます。  時間がございませんので、もう一問だけ、簡単でけっこうでございますので、白木先年と宇井先生にお伺いしたいわけでございますが、白木先生のほうには、先ほど農業の生産の質的低下、これ...全文を見る
○坂口委員 ありがとうございました。
04月17日第71回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第16号
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○坂口委員 きょうはセメント公害についてひとつお伺いをしたいと思います。  まず第一に、セメント公害の場合にはやはり大気汚染防止法で規制されるものと思いますが、他の粉じんと違って特殊な点を多く持っておりますので、これについての取り扱いをいままでどういうふうになさっていたかという...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、製造工場におきましてはすでに規制があるというふうに理解させていただいてよろしゅうございますね。
○坂口委員 セメントの場合は、ほかの粉じんあるいはばいじんと違いまして——他の粉じんの場合には、どちらかといいますと、健康破壊のようなものが先行してまいります。しかしセメントの場合には、そういったものがあまり表面に出なくて、それよりもかわらとか家屋の被害あるいは農作物に対する被害...全文を見る
○坂口委員 工場内におきましてはいわゆるじん肺の形で一つの職業病としての問題がございますが、特別にそういうふうな例があれば教えていただきたいと思いまして、お伺いしたわけでございます。実は、一例といたしまして、三重県の藤原町という小さな町がございますが、そこにセメント工場がございま...全文を見る
○坂口委員 一説によりますと、申し出られた方にのみ健康診断をするというようなこともいわれておりますが、こういった問題はその地域全体の健康診断をしなければいけないと思います。その点、健康診断等が行なわれますときには、その地域全体の健康診断が行なわれるようにひとつ御指導をいただきたい...全文を見る
○坂口委員 きょうは重金属等の問題につきましては触れないでおこうと思ったのですが、いまたまたま出していただきましたので、申し上げるわけでございますが、先日地元に行きましたときに、中部地方の技術センターで、いま持参いたしましたといの中にたまりましたセメントを中心にして重金属の調査を...全文を見る
○坂口委員 次官のたいへん前向きなお話を伺いまして、たいへんありがたいと思います。企業がその原点ではなしに、地域社会のほうが原点であるというお話、たいへんありがたいことだと思います。ひとつ、事後処理の環境庁ではなしに、先手をとった環境庁ということで、こういうふうな問題も、やかまし...全文を見る
○坂口委員 実は、この藤原町の場合にも、この工場がやっているわけじゃございませんで、下請のところが採石をやっているわけですが、近くに簡易水道がございまして、それに土砂が流れ込むということが起こっておりますので、下請にもしもそういうことが起こった場合には、やはり親会社が責任をとると...全文を見る
○坂口委員 その問題はわかりました。  そういたしますと、初めにちょっと戻って、結局、今回のようないわゆるセメント公害と一口にいっておりますけれども、まだ中身が判明しない点がある。これはこの例だけではなしに、こういうふうな例は日本各地にもあるであろうと思いますが、そういった事例...全文を見る
○坂口委員 物品の被害につきましては……。
○坂口委員 ありがとうございました。以上で終わらせていただきます。
04月17日第71回国会 衆議院 社会労働委員会 第16号
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○坂口委員 きょうは労働安全衛生法のいろいろな部門についてお尋ねをいたしたいと思います。  労働安全衛生法が成立しましてから一年ばかり経過したわけでございますけれども、その第十八条にいわゆる衛生委員会を設けなければならないという項がございます。また第十九条には安全委員会あるいは...全文を見る
○坂口委員 私お聞きしましたのは、労働安全衛生法に基づくところの衛生委員会または安全衛生委員会のことを言っているのです。そういう意味でございますね、いまお答えいただきましたのは。
○坂口委員 ただし資料はない、こういうわけでございますね。資料はないけれども、できているものと思われる、こういう御意見であろうと思います。正直申しまして、私も資料がありません。ただし当たれるだけ当たってみましたが、かなりできていないわけです。私の当たりました範囲内では、どちらかと...全文を見る
○坂口委員 この法律ができました意味につきましてはいまおっしゃったとおりであろうと思います。また皆さん方がそういうお考えであるということはよくわかりますが、しかし事業所等におきましてはそういう考えは必ずしもないということを私申し上げたわけでございます。そこで半年だということを強調...全文を見る
○坂口委員 私もきょうデータがちょっとそろわなかったのでまことに残念だったのですが、間に合いませんでした。私のほうも近いうちにまとめたいと思います。私の現在まで当たりましたところに関しましては、かなりできていないところがございます。そういうふうな意味で、これが一日も早くできて、そ...全文を見る
○坂口委員 いまおっしゃいましたのは年二回必ず行なっているという意味でございますか。年一回は、これは多くの事業所で行なわれておりますが、年二回というのがこれだけ行なわれているかどうかということが一つ。  それから皆さん方の数字はたいへん高うございましてびっくりするような数字でご...全文を見る
○坂口委員 その問題は前回も少しお聞かせをいただきましたので重複いたしますが、前段の年二回というのが非常に行なわれていない。一回は皆さんがおっしゃるとおり九〇何%、これは行なわれていると思いますが、年二回やらなければならないところが一回割愛されているところが非常に多い、こういうこ...全文を見る
○坂口委員 大臣、少し今後の計画等について重ねてお願いいたします。
○坂口委員 せっかくの機会でございますので、その産業医科大学の構想のもう少し詳細をお聞きしたいわけでございますが、この産業医科大学の御構想は、ここでは臨床医はつくらない、特に産業衛生活動をする医師を養成をする大学である、そういうものでございますか。
○坂口委員 そういうふうな大学をおつくりいただくのは、私けっこうなことだと思うのですが、結局は、そこを出ました医者がはたして産業医になってくれるかどうかだと思うのです。現在の体制では、こういうふうな大学をつくっても、ここを卒業した人でもなおかつ私はなかなかなってくれないのじゃない...全文を見る
○坂口委員 その問題ですね、大学をつくっていただくのとあわせまして、周辺の整備をひとつお願いをしたいと思うわけでございます。  この産業医の問題とからみまして、産業保健婦さんの問題がございます。看護婦の問題につきましては社労委員会におきましても私以前取り上げさせていただきました...全文を見る
○坂口委員 いまおっしゃった衛生管理者の資格を保健婦に与えるということで、非常に何か特別な資格を与えたようなおことばでございましたけれども、衛生管理者は御存じのように大体四、五日の講習で、試験を受けてパスしたら衛生管理者なんです。私もその講義に何度か行ったことがあるので、よく知っ...全文を見る
○坂口委員 私がいまお聞きいたしておりますのは、安全衛生法ができますときに専門衛生管理者として位置づけられなかった、その理由は何かということをお聞きしたわけでございますが、いま説明されました意味は、私もよく理解できました。しかしながら、いまおっしゃった中に、やはり保健婦というもの...全文を見る
○坂口委員 これは大臣にもちょっとお聞きをしておきたいと思うのですが、いま申しましたとおり、給与体系というものも高校卒というような段階にとどまっておりまして、たいへん低い形になっております。これも一つのネックになっておることは事実でございます。いま政府委員の方から少し前進的なお話...全文を見る
○坂口委員 ありがとうございます。たいへん前向きな意見をいただきましたところで、終わりにさせていただきます。     〔橋本(龍)委員長代理退席、竹内(黎)委員長代理着席〕      ————◇—————
04月20日第71回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第17号
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○坂口委員 私も昨日千葉ニッコーのほうにおじゃまに上がりまして、いろいろ見せていただきました。カネミ油、PCBの問題から今回の千葉ニッコーの問題、同様な問題が続いているわけでございますが、今後このような事件を繰り返さないように、いろいろの点で注意をしていかなければならないと思うわ...全文を見る
○坂口委員 こまかいことを言うようでございますが、確かに三百八十五施設で年六回ということになりますと、二千三百十回ということになります。私が四カ所ばかりきのうからこういうふうな施設を持っている保健所へ電話をかけて調べましたところでも、そのうちの三カ所は大体二回くらいしか回る能力が...全文を見る
○坂口委員 それならば私の考えていたのと大体合うわけです。おそらくそれくらいしかこれは監視されていないであろうと思うわけです。いま全国で私の調べました数字では、五千五百名の食品衛生監視員がお見えになるという数字であります。先ほど五千九百名ということでございましたが、私が厚生省で調...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、法律上この食品衛生法においては年十二回ないし六回あるいは四回、二回というような数字が示されているにもかかわらず、食品衛生監視員の数は非常に限られた数しかない。まあ現実問題としてもうどうにもならない数字である。これがもう何年も続いてきているわけでござい...全文を見る
○坂口委員 先ほど点検項目の問題については触れられておりましたけれども、たとえば食用油なんかの場合につきましては、どういうふうなところを点検するということは、一応そのチェックする項目というのはさまっていると思うのですが、その辺は各食品衛生監視員にまかされている問題でございますか。...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、もしも食品衛生監視員が各事業所等に行きまして、この工場の工程を一度休ませて、そしてすべて点検をすべきであるというふうに判断をしましたときには、それはさせることができるのですか。
○坂口委員 一昨日の視察のときにも、向こうの県の方からお聞きしましたけれども、こういうふうな工場に行きましたときに、中までは見ることもできないしするから、外からながめて帰るというような話を聞きました。これだけ多くの施設があって、そして監視員が非常に少ないということになりますと、そ...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、一定の資格を与えましたあと、いわゆる講習会でございますとかそういう指導会のようなものはあるのでございますか。
○坂口委員 千葉県の場合にはどうです。そういうふうな点はなされておりましたでしょうか。
○坂口委員 そうしますと、これはそういうふうな協会のほうで自主的にやるということになっておりますから、たとえばそれに参加しなくても——そのままに捨てられるというような感じもするわけでございますが、そういうふうな自主的にやっていただくのはけっこうだと思いますけれども、あまり協会等に...全文を見る
○坂口委員 その点ひとつよろしくお願いしたいと思います。  それから、環境庁の方お見えでございますが、これは環境庁への問題というわけでもございませんけれども、今回の事件、いろいろ各省にわたっての問題でございますが、各省からのいろいろの討議の中で、政府委員の皆さん方からのお話を総...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、今後新しいこういうふうな化学物質が食料に、あるいはその製造工程で使われるというようなときには、これは厚生省から環境庁のほうにもそういう連絡はあるわけでございますか。
○坂口委員 こういうふうな問題は各省庁にまたがる問題でございまするし、一つの省で済まない多くの問題を含んでいると思います。けさからの討議にもありましたように、各省の持ち場というものの間に漏れる点もあるわけであります。そういう漏れる点がありますところに今回のような事件の発生する大き...全文を見る
04月25日第71回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第19号
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○坂口委員 去る二十一日に海上保安庁から昭和四十七年におきます海洋の汚染発生状況が発表になりました。監視体制の充実強化ということもあろうかと思いますが、汚染現象の増加ということもなおかつ続いていることは事実のようでございます。きれいな海を取り戻しますことは、国民全体の願いでもござ...全文を見る
○坂口委員 港則法その他が適用されているようでございますが、この廃棄物処理法の十六条につきましても、やはり港湾内での取り締まりというものには適用されておりますかどうか。
○坂口委員 もう少し詳しく、これは何海里まで入っておりますか。
○坂口委員 そういたしますと、厚生省の御見解としましては、この廃棄物処理法の十六条で定められておりますのは、一応海面においては三マイルまでという意味でございますね。——海里でございますか。
○坂口委員 実はこの問題で、朝日ジャーナルの中に田尻さんが書いておみえになります文章がございまして、それをお見せいただきましたら、各省によってかなり見解が違うようなことが書かれております。  と申しますのは、厚生省のほうは、一応この文章では三マイルという書き方になっておりますが...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、一応この法律は三海里というものを明記しておるというふうに私のほうも理解させていただいてよろしゅうございますか。
○坂口委員 明記ということばがたいへん悪うございましたが、一応三海里という点で皆さん方の御意見が一致しているというふうに理解させていただいてよろしゅうございましょうか。これはたいへん大事な問題でございますので、大臣から承っておきたいわけでございます。  この雑誌に出ております内...全文を見る
○坂口委員 これは本来ならば最後に伺うべき問題でございますけれども、大臣にもう一点だけ、話が初めでありますが、まとめのような形でひとつ御意見を賜わっておきたいわけでございます。  水質汚濁の場合は、大気汚染のように直接人体の疾病といったものには結びつかないことが多うございます。...全文を見る
○坂口委員 長官、どうもありがとうございました。  では、初めに戻らせていただきます。先ほど申しましたとおり、特に東京湾、伊勢湾、瀬戸内海、こういったところが集中的によごされているわけでございますが、その防止対策につきまして、関係官庁の見解を賜わりたいと思います。  海上保安...全文を見る
○坂口委員 先ほど申しましたように、廃棄物処理法、これによって取り締まりができ得なかったということはなかったわけですか。
○坂口委員 他の省の見解を賜わりたいわけですが、通産省のほうもこの廃棄物処理法につきましての先ほどの三海里、これには御異議ございませんね。
○坂口委員 そのほかの厚生省のほう、先ほど申しました防止対策というものについてどういうふうな御計画があるか、その点をお伺いしたいと思います。
○坂口委員 取り締まり体制の問題でございますけれども、先ほど三木長官からもお話がございましたが、たとえば伊勢湾について保安庁にお聞きをしてみますと、明野の航空自衛隊の隣にヘリコプターが二機いる、一日に二回、一回二時間程度飛行をして監視をしているということでございました。しかし、夜...全文を見る
○坂口委員 全体的に一機ないし二機の飛行機で夜間の監視をしようということも、なかなかこれは無理なことであろうと思うわけであります。地元の漁業組合等もたいへん心配いたしておりますのは、夜間の廃棄物の問題でございます。昼に検査をしていただきますと、最近は非常にきれいになっている、とこ...全文を見る
○坂口委員 通産省のほうにお聞きをしたいと思いますけれども、漁業協同組合等の意見を聞いてみますと、先ほども申しましたとおり、どうしても夜間の海の汚染というものが非常に問題になる、どうしても夜間によごされがちになるということを申しております。企業に対して廃棄物あるいは廃液についてど...全文を見る
○坂口委員 クローズドシステムもけっこうでございますし、いろいろ行政指導をなさっているお話はよくわかるのですが、その結果が一体どうなっているというふうに評価をされているのか。この指導が非常に行き渡ってずいぶんよくなってきているというふうにお考えなのか、それとも行政指導はしておるけ...全文を見る
○坂口委員 特に夜間の廃液について、これはたいへんむずかしい問題でございますけれども、特に夜間の問題についてどういうふうにお考えになっているのか、もう一度だけお伺いしたいと思います。
○坂口委員 夜間の場合には、それこそだれも見ておりませんのでどこが出したかわからないという現状からいきますと、そういうことにならざるを得ない。ところが夜間にそういう廃液等が多いということは、その地域の人たちには十分にわかっておるわけなんです。特に農林漁業などをやっておる人にとりま...全文を見る
○坂口委員 夜間に多くのものが捨てられているというようなケースはないかどうか、それをお聞きしているわけです。遠慮なく言ってください。
○坂口委員 何となく奥歯に物のはさまったような発言でございますけれども、私どもが皆さん方の現場のほうに電話をかけて聞いてみますと、みんなそういうふうにおっしゃってお見えになりますので、間違いない事実であると私どもは考えております。ひとつその点厳重な体制をお願いしたいと思います。 ...全文を見る
○坂口委員 この油の処理剤でございますけれども、その毒性がかなり言われております。私は、油の処理剤の使用については、十分な配慮をしていただきたいと思うわけでございます。  それから、この回収船、回収技術の開発ですね、これらの問題につきましては、これはもう長官はお帰りになりました...全文を見る
05月08日第71回国会 衆議院 社会労働委員会 第19号
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○坂口委員 この法律の目的は、大きく分けまして三つの柱からなっておると思います。一つは労働力の確保であり、一つは雇用の安定であり、福祉の増進ではないか。この三つの柱からなっていると思うのですが、特に福祉の増進についてお聞きしたいのですけれども、その福祉の増進に入ります前に、基本的...全文を見る
○坂口委員 いまのお話に出てまいりました不就労日数の問題でございますけれども、数字の上では確かに多くなってきております。この不就労日数がだんだん増加したという、この原因についてはどういうふうに分析をしておられますか。
○坂口委員 そういたしますと、現実に即応できなくなったおもな原因というのはいわゆる事業主の側にある、こういうふうに受け取っておみえになるわけでございますね。  それから、不就労日数の問題等も出ましたので、その点をはっきりさせておきたいと思うわけでございます。事業主側に問題があっ...全文を見る
○坂口委員 制度に問題がたとえあったといたしましても、やはりその制度の運用の問題だと思うわけであります。行政に問題があった、あるいは先ほど御指摘になったようにおもに事業主の側に原因があった、私はそのいずれかであろうと思います。こういうふうな不就労日数がふえたということも、御指摘の...全文を見る
○坂口委員 大臣の御熱意のほどはよくわかったのですが、最初の質問をさせていただきました点につきましてははっきりしないわけでございますけれども、今回の改正案が事業主に港湾労働対策上の責任を分担させるんだ、あるいは自主性を持たせるんだという点に力点が置かれてできているところを見ますと...全文を見る
○坂口委員 不就労日数が非常に多くなったということについては、先ほどおっしゃった、事業主のほうが自分たちの労働者という認識の場に立ってなかったからだという御意見だったんですけれども、私はそれよりも、労働者のほうが自分たちの働く場だという希望を持ち得なかった、そこに大きな問題がある...全文を見る
○坂口委員 月のうちの三分の一に当たる十日前後も不就労日数がある。これはやはり先ほど申しましたとおり、自分たちの働く場だという、そこに希望がなかったがゆえにこういう結果が生まれたろうと思います。そういうふうな意味で、その人たちに希望を与える具体的な方策はあるかということをお聞きし...全文を見る
○坂口委員 現在でも、いわゆる暴力的労務管理ということが問題になってまいりまして、法改正によって再び暴力手配師が復活するのではないかという心配があることは、今朝来の討議の中で本出てまいりました。大臣及び政府委員の皆さん方の答弁は、絶対それはないという御答弁であったと思うのです。皆...全文を見る
○坂口委員 いま大臣がおっしゃった歯どめは、具体的には二十五条の二十七のことでございますか。
○坂口委員 二十五条の二十七ですけれども、これはすでに役員になった人がこういうふうなもろもろのこと、たとえばここに書いてありますように「労働基準法第五条若しくは第六条又は職業安定法第四十四条の規定に違反して罰金以上の刑に処せられた者で、」云々というのがありますね。これは、一度役員...全文を見る
○坂口委員 ちょっと私の言い方が悪かったのですが、私申したのは、たとえば一番最後に「刑の執行を終わり、又は執行を受けることがなくなった日から二年を経過しないもの」という書き方がございますね。そうすると、「二年を経過しないもの」というこの書き方は、二年を経過したものならば役員になれ...全文を見る
○坂口委員 その辺が非常に甘くはないかということなんです。大臣の非常にかたい御決意の表明が先がたあったわけでございますけれども、二年を経過していれば過去にそういうふうなことがあってもそれはいいというのは、いささか甘くはないか。やはり断固としてそういう暴力手配師等が入り込まないよう...全文を見る
○坂口委員 またあとでその問題出てまいりますので、一まずおきます。  港湾労働の近代化が進んできているわけでございますが、けさからもお話ございました合理化が港湾労働者に重大な影響を与えることは、もうこれは必至でございます。この昨年ですか出ました建議の中にも、特別の離職者対策を講...全文を見る
○坂口委員 これは現在働いておみえになる方も含めての話でございますけれども、近代化された機械の運転等があるわけでございますが、職場で近代化されてまいりますと、そういうふうな職場の近代化に従いましていろいろの職業訓練をやっていかなければならないと思うわけであります。現場で問いてみま...全文を見る
○坂口委員 離職者に対して特別な職業訓練というような計画はないのですか。
○坂口委員 話を進めたいと思いますが、港湾労働者の福祉の増進の問題でございます。いままでどのような増進がはかられてきたのか、これはかなり心細い点があったと思うわけでございます。今回の法改正によってどのようにそれを前進させようとしておみえになるのか、アウトラインからひとつ御説明をい...全文を見る
○坂口委員 たとえばこの年金の問題についてでございますが、これは港湾調整審議会の建議にも取り上げられておりますし、午前中の田口委員の発言の中にもございました。今回の改正案の中に私はその大綱は示すべきではないかというふうに思うわけですが、午前中の討議でも、今後の問題としてこれは取り...全文を見る
○坂口委員 局長、どうぞ。
○坂口委員 いまちょうど年金の問題も出ているときでございますし、私はちょうど出していただくのにいいところだったと思うのですね。それが次のツーステップという形でその後に取り上げられて、第一番目に出てこなかったことをたいへん残念に思う一人でございます。大臣も今後熱意を持ってやるという...全文を見る
○坂口委員 大臣、労働大臣ですから、自信を持って言ってもらえばいいのですよ。労働大臣なんですから、ほかに遠慮は要らぬ。私はこうやります……。非常に遠慮しておる面がある。ぼくは言うべきだと思うのです。どうですか。
○坂口委員 お返事をいただいたようないただかぬような、どうも煮え切らぬことになってしまいましたけれども、これは先ほども申しましたとおり、福祉ということばを出す限りは、やはり年金をどうしても前面に押し出してもらうべきだと思うわけです。その問題が二番目になって、そうして今後努力いたし...全文を見る
○坂口委員 まあひとつ本腰でお願いをしたいと思うのです。どうもそれにしてもちょっとはっきりしませんので、こちらといたしましてはたいへんたよりないわけでございますが、時間がございませんので進めさせていただきます。  港湾労働者の福祉水準の向上につきましては、ILOの、これはもう一...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、いままでは実施されていなかったということですね。  それからもう一つ、健康診断にかかわってお教えをいただきたいのは労働災害の問題でありますけれども、これは職業柄かなりな災害が私出ていると思うのですが、データがありましたらお示しをいただきたいと思いま...全文を見る
○坂口委員 いま示されました数字は、これはなまの数字でございますか。それとも労働者数千人に対して何人というデータですか。
○坂口委員 そういたしますと、たとえば昭和四十四年には一万一千何人、そのときの労働者数は何人くらいですか。
○坂口委員 福祉の増進の中には健康管理の問題が大きなウエートを占めると思いますが、そういうふうに減ってきていればたいへんけっこうなことだと思うのですが、その減りましたおもな理由は何であるか。数字がだんだん減ってきていますね。その減った一番大きな理由は何です。
○坂口委員 数字はたいへんおりてはきておりますけれども、いままでがあまりにも高過ぎたということが言えると思うのです。ほかのよく似た職種に比べましては、落ちてはきたけれども、なおかつまだ高いというのが現状ではないかと思いますが、今後福祉増進のために具体的にさらにこの数字を減らしてい...全文を見る
○坂口委員 最近はいろいろの物資の発達によりまして、取り扱うものも非常に多様になったと思うわけであります。取り扱いによっては非常に有毒なものも中には含まれているというふうに聞いております。現場で聞きましても、それが流れ出て非常に危険な場合も再三あるというようなことを聞いております...全文を見る
○坂口委員 お役人の方は、通達が出してありますと、それですべてが済んだようにおっしゃるわけでございますが、その通達に従って、現場においてそれがなされているかどうかということが一番重要な点だと私は思うわけです。なかなか現場では、これは労働省関係のほかの点でも同じですけれども、やられ...全文を見る
○坂口委員 年金の問題、それから一番最初に申しました暴力手配師を締め出すということ、この二点につきまして特に強い要望を申し上げまして、終わらせていただきたいと思います。
05月31日第71回国会 衆議院 社会労働委員会 第22号
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○坂口委員 この健保の問題を論じるにあたりましては、いろいろこまかな問題もございますけれども、医療制度あるいは医療保険制度を今後どうするかという大きな流れの問題、これが非常に重要な問題であるというふうに考えております。こまかな問題をお聞きいたします前に、医療の大きな流れ、これを今...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、いま大臣のお話をお伺いいたしますと、保険そのものはざっと分けましても、いまおっしゃったように、九種類ございます。こういう保険の一本化ということについては、なかなかむずかしいけれども、その内容については一本化をしていこう、そういう方向に進んでいきたいと...全文を見る
○坂口委員 一本化は非常にむずかしいというふうにおっしゃるわけでございますけれども、大臣は、これは一本化したほうが好ましいとお考えになるのかどうか、その点どうでしょうか。
○坂口委員 今回出されましたこの健保の改正案でございますが、この改正案は、そういたしますと、いま大臣がおっしゃった、いわゆる一本化への道を進むという方向に進んでいるというふうにお考えになるのかどうか、まずそれをお伺いします。
○坂口委員 これはいままでも、いろいろ議論されたところでございますけれども、同じ健保の中でも、政管健保と組合健保の間にはいろいろの差がございます。その二つの間を比較いたしましても、今回の改正案は必ずしもそれを一本化する方向に向かっていないというふうに、われわれは考えているわけであ...全文を見る
○坂口委員 いま無医村におきます保健婦の問題が出ましたけれども、昨年の八月に保健婦の補助金交付要綱の改正がございました。これによりますと、いわゆる農山村型あるいは都市型、その中間型ということで十分類されておりまして、そしてその地域、地域で大体被保険者何人に対して保健婦何人という線...全文を見る
○坂口委員 たとえば都市型の場合、多いところでは被保険者八千人に対して保健婦一人という形になっております。総人口じゃなしに、都市の中で国保にお入りになっている方といいますと二、三〇%だと思いますが、その中でそれが八千人に一人ということになりますと、たいへん広い範囲を一人で持たなけ...全文を見る
○坂口委員 大臣から保健婦の問題が出ましたので、私も保健婦の問題を先に取り上げさしていただいたわけでございますが、この無医地区等におきましては、保健婦の活動がまことに重要でございますので、いま申し述べたことに、大臣、何とかひとつ前向きに取り組んでいただきたいと思うわけでございます...全文を見る
○坂口委員 四十六年一月現在の数でございますけれども、全国で二千四百七十三カ所の無医地区がございます。県によって非常なばらつきがございますが、人口当たり一番医者の多いところと申しますと京都ではないかと思うのですが、京都でも二十七カ所の無医地区があるわけでございます。もちろん医者の...全文を見る
○坂口委員 実はその政策を聞きたいわけでございまして、それを先ほどから皆さんにお答えをいただきたいと思っているわけでございますが、お聞きしたいのは、いわゆる現在の医療点数制度、これは人数が多くなければやっていけない制度になっております。これもたいへんむずかしい問題ではございますけ...全文を見る
○坂口委員 この健康保険等を問題にするときには、これは結局皆保険でございますし、そうしてだれしも必要に応じてやはり受けられるという原則のもとに考えられているわけでございます。その保険について、いまいろいろと討論されているわけでありますが、一方においてそういう討論をしながら、一方に...全文を見る
○坂口委員 これは前回の委員会のときに、私この問題を一度やらしていただきました。そのときにこの無医地区で診療をなさる方にはただそれだけじゃなしに、たとえば研究費だとかなんとかというような名目ででも、あるいはまた保険点数そのものに何割かプラスするとかというような方向でも、何らかの方...全文を見る
○坂口委員 単なる大臣の思いつきじゃなしに、ひとつ政策として、私はまとめていただきたいと思うわけです。
○坂口委員 千人の人口のところと三百人の人口のところと、これはもうおのずから違うわけであります。だから、たとえ三百人の人口のところでも、そこに一つの診療所を置いて、その地域の人々の健康を守ろうというのであれば、それができる体制というものを、やはりつくらなければならない。その点につ...全文を見る
○坂口委員 厚生省からの資料をいただきますと、もう看護婦は何か充足されているような資料があります。だいじょうぶだというような資料がありまして、これだけ末端では足らない、大学病院等でもベッドの半分が遊んでいるというような現状であるにもかかわらず、厚生省から資料をいただきますと、何か...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、この問題ばかりやっておるわけにまいりませんので、先を急ぎますが、いわゆる看護教育というものについては、これは現在のように各病院まかせの教育であったり、あるいは医師会に頼んだりというような形ではなしに、はっきりとした体系の一本化をして、そうしていわゆる...全文を見る
○坂口委員 現実的でないとおっしゃいますけれども、現実的でないというのは具体的にどういうことですか。
○坂口委員 そんなことは私は理由にならぬと思うのです。ただし、この問題あまりやっておれませんので、きょうはこの辺にしておきますが、医療法によります看護基準の四対一の問題がございます。これは四対一と申しましても、その医療機関によりまして、これはかなり違うと思うのです。  たとえば...全文を見る
○坂口委員 私がいま申しましたのは、耳からとっているからどうのこうのという問題ではなしに、そういうふうにせざるを得ない現在の体制をどう思うかということなんです。そういう人を雇っていかないことには、正規に決められた人数ではどうしてもやっていけない。そういう体制をどう思うかということ...全文を見る
○坂口委員 その点、ひとつよろしくお願いしたいと思います。  それから公立病院の問題につきまして、非常に経営的に成り立たないというような公立病院からの報告がございます。これを見ますと、昨年の報告でございますが、九百四十四の自治体の病院の中で八割が赤字だと、この人たちはいってお見...全文を見る
○坂口委員 赤字の原因について、どういうふうに認識されるかということは、午前中にもいろいろ話が出ておりましたし、あるいは私の前にも話が出ておりましたが、今後の医療費の値上げ等と大きな関連を持ってくることですから、その赤字の原因について、どういうふうに認識しておられるのか。  た...全文を見る
○坂口委員 現在の診療費等の問題は妥当であるというふうに厚生省は思っておられるのかどうかということを私は聞きたかったわけであります。これはあとにもまた関連してまいりますので、この辺にしておきます。  もう一つ大事な問題は、これも先ほど出ておりましたが、医療点数のいろいろな問題点...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、いま個々の非常にこまかな例をあげたわけでございますが、個々の例は別にいたしまして、全体的に一度この総点数を見直すということはやられるわけなんですか。  たとえば先ほどの作業療法士の問題もしかりでございますし、先ほどあげました看護婦の問題でもしかりだ...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、中医協ではその点についての検討というのは始まっているわけでございますか。
○坂口委員 先ほどもあるいはまた先日も薬品の問題が出ました。いろいろと議論をされましたが、薬品と並んでいわゆる医療器具、医療器材あるいは材料、そういった問題がございます。医療器具等の値段等につきましても、非常にそのときによりまして値段なんかも高いものもございますし、その値段のつけ...全文を見る
○坂口委員 やはり医療用具あるいは材料、こういったものの値段の値上がりというものは、いつかは必ず一般のわれわれの医療費としてはね返ってくるわけであります。だから、そのときには病院とこういうふうな器材の販売店との間の問題でありましても、知らず知らずの間にわれわれの問題になってくるわ...全文を見る
○坂口委員 いま局長からお話がありました種々の原因というのは、これは業者の人が言っておるのを私も聞いたわけです。先ほども申しましたとおり、材料の値上がり、賃織りの値上がり、そういったことをおっしゃるわけですが、いま数字をあげましたとおり、現場で調査をしましたら、上がってはおります...全文を見る
○坂口委員 お願いいたします。  いままでいろいろと健康保険を取り巻きます医療制度、あるいは医療保険制度全体にわたって、いろいろ御意見をお聞きしたわけでございますが、健保そのものにつきましても、続いてお聞きをしたいと思うわけでございます。  健健保険のいわゆる赤字解消の問題に...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、赤字の原因は、いわゆる制度的欠陥によるものである、こういうことでございますか。
○坂口委員 そこで一番最初の問題に戻っていくわけでございますが、私どもはこの保険の一本化あるいはせいぜい二本化と申しますか、統合をしていくべきであるという立場をとっているわけでございます。いまおっしゃいますとおり、確かに、私どもが調べてみましても、たとえば組合健保の被保険者の平均...全文を見る
○坂口委員 たとえば、今回の改正案の中で特別保険料を新設する、それからいわゆる、先ほどから問題になっておりました弾力的調整を計画している、こういった点は、たとえば健保の中でも政管健保と組合健保の間に差を固定化するものになりはしないか。先ほどから申し上げますとおり、改正が行なわれる...全文を見る
○坂口委員 北川保険局長は基金幹事長会議でも、今国会で審議中の健保法改正案について「給付の大幅な改善を盛り込んだもので、一部から非難されるような単なる値上げ法案ではない。」こう力んでおみえになるわけであります。まさしくそのとおり、いまの御意見のとおりだと思うのですが、これは単なる...全文を見る
○坂口委員 いまおっしゃるとおり、計算のしかたによっても多少違うと思いますけれども、ざっと私どもがやりましたもので、これでもしも政管健保の被保険者の平均標準給与が組合健保並みに引き上げられた場合、保険料収入の増加分は約千三百億円くらいになるであろう、こう思います。これだけの差があ...全文を見る
○坂口委員 数字はそうなるのですよ。私も言いましたとおり、そうなるだろうと思うのです。それに対してどうお考えになりますかということを聞いている。数字はそのとおり、私が言うておるとおりですから。
○坂口委員 政管健保には体質的な弱さがあるというお話がございました。そうですね。──確かに私もそうだと思います。その体質的な弱さは今後とれていくのですか。私は、体質的な弱さというのは今後も続くであろう。たとえば定年制の問題がどうなりますかわかりませんが、いまのように五十五歳なら五...全文を見る
○坂口委員 大臣、一番最初にお聞きしたところにまた戻ってきてしまったわけでございますが、先ほどから何回も申し上げておりますとおり、大臣も最初におっしゃったとおり、一本化、これはなかなかむずかしい問題があるかと思います。しかし、一本化はできないまでも、やはり一本化を目ざしていくため...全文を見る
○坂口委員 大臣の政管健保に対する体質的な弱さがあるというお答え、ゆえに国庫補助を定率一〇%出した。体質的に弱い、そして国庫補助を出す、そこまでは私も全く大臣の御意見に賛成なんです。ところが将来の問題として、そしてまた赤字になってきたら保険料率を上げて、それに見合っただけは国庫補...全文を見る
○坂口委員 大臣は、これさえ通ったら、あとは全部考えるというけれども、これさえ通ったらと、何を聞いても、そういうお話でございますけれども、そういうわけにはいきませんで、この保険の中で、そういったことが考えられないかということを、これはこれで一ぺん通してしまって、そしてあとの問題と...全文を見る
○坂口委員 大臣は、現在の病気は病気としてあって、そのほかにいわゆる健康診断を受けるから、その分だけよけいかかる、こうおっしゃるのでしょう。だからそれだけの財源はない。私の言っているのはそうじゃないわけです。健康診断、まあ予防と申しましょう。疾病予防のために、この保険の金を使って...全文を見る
○坂口委員 赤字があることはよくわかっております。しかし、赤字があるから、そういうようなことが手がけられないというのであれば、これはいつまでたっても体質上私はできないと思います。その辺のところはどこかで一ぺん切って、思い切ってやるときがなければならぬと思うのです。それはひとつ大臣...全文を見る
○坂口委員 これは不確定要素も非常に多いと思いますけれども、実際問題といたしまして、分べんに要します費用というものは四万円で済まないことは、もう一般の方がよく御存じのことでございます。話はややっこしくなりますので、保険の現金給付として認めるとか認めないとかいう問題は、ひとつ置いて...全文を見る
○坂口委員 それでは、この問題については私のほうもいろいろ試算をやっておりますので、一ぺん試算の詳しいものをひとつ教えていただきたい。あとでけっこうでございます。それの積算基礎になるものをきちっとお出しをいただきたい。それによってこれは議論をさしてもらわないと、ものさしがはっきり...全文を見る
○坂口委員 どうも大臣のお話は、全部一ぺんこれを通してからということに終始一貫をして御答弁をしておみえになるようでございますが、通ってしもうてから次という形ではなしに、現在の健保の議論の中でコンセンサスを求めれば、そこに行くということをわれわれは申し上げているわけでございます。 ...全文を見る
○坂口委員 いままでの経過としましては、おそらくそういう結果であったろうと思います。それは六割を七割に上げれば、それだけ金が要ることも当然でございます。しかし、これだけ議論が尽くされてまいりまして、いろいろのデータも示されました。厚生省のほうも御勉強をいただいたと思いますが、われ...全文を見る
○坂口委員 私も同じことを何べんか言うのは気がひけるわけでございますけれども、今回の議論の中で、今後も幾日間かこの問題が議論をされると思います。その中で、やはり何と申しましても最後まで残ってまいります問題、結局最重点の問題になってまいりますのは、この点ではないかと思います。私ども...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、これは看護の問題というのは単なる看護婦の問題ではなくて、先ほどからも申しましたとおり、これは現在の医療の最も端的にひずみのあらわれた部分として、全体の問題であるわけでございますので、私何度か念を押してお聞きするわけでございますが、この給与の改定という...全文を見る
○坂口委員 そこで問題になりますのは、これは前回にもあるいは申し上げたかもわかりませんし、金子議員からも前回出た問題でございますが、公立のほうはそれで済むわけでございます。ところが、病院等は公立だけではなしに、どちらかと申しますと、私立のほうが多いわけでございます。で、現在でも看...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、いわゆる診療報酬の改定によって私立の病院の看護婦の問題については決着をつける、こういう意味でございますか、そういうふうに当局としては希望しているということでございますか、そういうふうに理解させていただいてよろしゅうございますか。
○坂口委員 これはいわゆる医療費の値上げ等にも結びついてくる問題でございますので、われわれとしましても慎重に発言をしなければならないところではございます。しかし、これはこの前も申しましたが、現在の制度がすべて、いわゆる看護というものを認めていないということについては、たいへん私ど...全文を見る
○坂口委員 この人数としては、今後もふやしていかれる御用意はございますか、いわゆる学生数としては。
○坂口委員 そういたしますと、いわゆる教育制度も含めて看護問題というのは、今後根本的に検討をされる、しかも非常に近い時期に、それはなされるというふうに理解してよろしゅうございますか。
○坂口委員 それからさっきお尋ねした中で確約と申しますか、はっきりと最後のほうを理解しなかったのですが、いわゆる作業療法士、OTの問題でございますね。  結局、ああいうふうな制度ができておりますが、しかし、先ほど申しましたとおり、現在それに対する評価というのはなされていない。こ...全文を見る
○坂口委員 いままでこれに評価がなされなかったというのは、こういう職種の人ができましても、こちらに改定その他がなかったからなんですか。それとも、こういうOTの人たちが卒業してからずっと仕事をして、それからこちらに改定があったんだけれども、何らかの事情があって、それはその場で取り上...全文を見る
○坂口委員 その問題はありがとうございました。よろしくお願いいたします。  いろいろな問題についてお聞きをさせていただいたわけでございます。初めにも申しましたとおり、何と申しましても健保の問題を論ずるにあたりましては、やはりその健保の背後にありますところの医療の流れというものを...全文を見る
06月05日第71回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第23号
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○坂口委員 去る五月三日夜に三重県の神島沖の海上で発生いたしましたタンカーの日聖丸と西ドイツ貨物船のメリアン号の衝突事故につきましてお尋ねをしたいと思うわけでございます。  四月末のこの委員会におきまして、海上事故によります油汚染の問題を実はやらせていただきました。そのときには...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、長官の御意見としては、いまお述べになりましたように、原因者がそれを支払うまでの間かなり時間的なものがございますので、その間のことについては真剣に取り組んでいくという御意見でございますね。  そういたしますと、結局は私が先ほど申しました被害対策の基金...全文を見る
○坂口委員 水産庁のほうお見えでございますか。——ではひとつ水産庁のほうの御意見を伺います。
○坂口委員 そういたしますと、一般論としてはお話もよくわかるのですが、今回のように原因者も非常にはっきりしている、そして何年かあとにはおそらくはっきり解決もつくであろうという目星もある、しかしながら、いまおっしゃるようにつなぎとして非常にその間がどうにもならない、零細な漁民にとっ...全文を見る
○坂口委員 海上保安庁のほうにお聞きします。  最初にちょっとお聞きをしたわけですが、今回の衝突事故にからみまして、最近外国船の事故が非常に多いというふうにいわれておりますし、事実多いと思います。外国タンカーのダンプ運航がなされているきらいがある、こういう報道がございます。中に...全文を見る
○坂口委員 時間がございませんので、ほんとうはもう少しお聞きしたいわけでございますが、次の問題に移らしていただきたいと思います。  油処理の問題でございますが、これは、前回も私、この委員会でお聞きいたしましたが、油処理の安全性につきまして、まだ現在研究段階にあるということがいわ...全文を見る
○坂口委員 今回の事故を通じてみましても、こういう問題が起こりましたときに、それを解決する体制の弱体化が非常に目立つわけでございます。そこで、私、考えますのに、油の流出等につきましては、これは企業に対してやはり回収船なるものを一応義務づけるべきではないかということを考えるわけでご...全文を見る
○坂口委員 ひとつ、こういう問題が起こりますごとにたいへん大きな社会問題にも発展をしていきます。したがいまして、この油の処理等につきましては、保安庁で十分まかなえるだけの処理船というものはなかなかむずかしいと思います。企業への回収船の義務づけということは、ぜひこれはやっていただき...全文を見る
06月07日第71回国会 衆議院 農林水産委員会 第29号
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○坂口委員 参考人の皆さん方にはたいへんお忙しいところを御出席をいただきましてまことにありがとうございます 今回の事故に対しましての御努力にまず感謝を申し上げたいと思うわけでございます。  いま角屋先生から総論的にいろいろとお話がございましたので、もう少し突っ込んでいろいろと御...全文を見る
○坂口委員 ただいま両県からお話しございましたとおり、一度起こってしまってはもうどうにもならないということでございます。  そこで、これは二度とこういうふうなことを繰り返さないためにどうしたらいいかということでございますが、一つは、先ほどもお話のありました油の回収船の増設の問題...全文を見る
○坂口委員 それから、安全確保の問題でございますが、どうしてもこういう事故が再発をしないために手を打っていかなければならないと思うわけでございますが、外国船の場合に、何と申しますか、ダンプ運航と申しますか、非常に荒っぽいのが多いというようなことがいままで再三いわれております。これ...全文を見る
○坂口委員 時間がございませんので先に進ませていただきます。  先ほど宮原参考人からいろいろお話がございましたが、その中で米国のような水質改善法をつくるべきだという御意見がございました。事故を未然に防ぐためには、事故がいかに高くつくかということを知らしめる必要があるという御意見...全文を見る
○坂口委員 もう一点お聞きいたしました海底の状況の調査につきまして……。
○坂口委員 海底が複雑なのは昔から複雑なんでして、いま始まったことじゃないわけですけれども、今回の事故等によって起こった災害の現状についての調査が今後どう進められるかということを私はお聞きしておるわけです。時間がございませんので簡単にお願いします。
○坂口委員 今後それをどうされるかということをお聞きしているわけです。いまされておりませんから。
○坂口委員 今回の事故で海底におけるその汚染の状態あるいはまた水産物に対する被害の状況がどうなっているかということについての調査。
○坂口委員 ぜひひとつ早期の調査をお願いをしたいと思います。  時間がございませんが、一昨日でございましたか、公害のほうで質問させていただきましたが、そのときに、先ほどもお話がございました漁業被害対策基金制度の問題、これにつきまして三木長官にお尋ねいたしましたところ、三木長官は...全文を見る
○坂口委員 もう少し突っ込んでお聞きしたいのですけれども、時間が来てしまいましたので、あと一問だけお許しをいただきたいと思います。  実は四月の二十五日に、この事件の起こる前でございますけれども、私、公害特別委員会でこの油汚染の問題をやらしていただきました。そのときにも、この緊...全文を見る
○坂口委員 ありがとうございました。
06月12日第71回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第25号
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○坂口委員 先ほど木下委員から出ました四日市の問題でございますが、関連で少し、二点ほど質問させていただきます。  実は私、地元でもございますので、二、三日前から現地に行ってまいりましていろいろと様子も見てまいりました。先ほど長官から、地方自治体のことは一応地方自治体が責任を持つ...全文を見る
○坂口委員 長官のおっしゃいますとおり、県や市が積極的にみずからの責任でこれを解決をしていくということは最も重要な基本的なことであると思いますが、しかしそれが、いまも長官もおっしゃるように、たいへんこじれまして、そして患者さんがすわり込んでいるというような事態を招いているわけでご...全文を見る
○坂口委員 もう一点だけお聞きしたいと思います。  今回の話がこじれてきましたその原因は、生活保障金の性格をめぐっての問題でございます。この性格をめぐりまして、いわゆる加害責任を踏まえたものか、あるいは社会的責任かについての論争が起こって、それがもとになりまして今回のすわり込み...全文を見る
○坂口委員 最後にもう一言だけお願いをしておきたいと思うわけでございます。いまおっしゃったように、当事者間で意見を戦わさなければならないわけでございますが、その場がなかなかできない。それは先ほど木下議員も言われたとおりでございます。そこでその場をつくるべく、もう一度重ねて申し上げ...全文を見る
06月18日第71回国会 衆議院 社会労働委員会公聴会 第1号
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○坂口委員 私は、この健保の議論の中で常に主張し続けてきたことが二つございます。その一つは、先ほど白木先生のお話にもございましたが、疾病構造の変化に伴ってどのような医療の流れの中でこの健保というものを考えていくかということでございました。もう一つは、この健保が改正されるならば、そ...全文を見る
○坂口委員 続いて、白木先生にもう一つお聞きしたいことがございます。これは医学教育に関することでございますけれども、先日も「医学のあゆみ」をちょっと見ておりました。たしかアメリカだったと記憶しでおりますが、外国からレポートがございまして、それに医学教育のあり方について出ておりまし...全文を見る
○坂口委員 次に、疾病構造の変化に伴いまして、やはりこれに伴ったと申しますか、見合った保険というものが今後できていかなければならないと思うわけでございますが、私はこの健保のいろいろの審議の中で、少なくとも年一回ぐらいの健康診断は保険で受けられるようにしなければならない、いわゆる予...全文を見る
○坂口委員 この問題は、ほんとうはもう少しお聞きをしたいわけでございますが、時間がございませんので、次の問題に移らせていただきます。  もう一点は、先ほど申しましたとおり、健康保険が改正されるならばそれは一本化していく方向に改善をされるべきである、こういうことを私は主張してきた...全文を見る
○坂口委員 ありがとうございます。これで終わります。
06月19日第71回国会 衆議院 社会労働委員会公聴会 第2号
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○坂口委員 いろいろお聞きしたい点がたくさんあるのでございますが、時間がございませんので、お一人にしぼって質問させていただきたいと思います。  先ほど小口公述人から詳しいデータの印刷されたものをいただきまして、いろいろお話をいただいたのですが、その中で年金点数制の問題について、...全文を見る
○坂口委員 ありがとうございました。
06月21日第71回国会 衆議院 社会労働委員会 第30号
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○坂口委員 ラストスピーカーになりましたので、ひとつよろしくお願いいたします。  先ほども一例報告がありましたので、私もまず一例報告からやらしていただきたいと思います。児童扶養手当法に関しまして私はまずお聞きをしたいと思います。  これは私のほうの新聞に四月四日の日に出たもの...全文を見る
○坂口委員 その中でいわゆる空室になっているものはどのぐらいございますでしょうか。私どもが調べました資料では、その調べました日が違いますので数字が多少違っております。全国で五百一カ所、収容能力が九千五百四十八世帯というふうになっておりますが、いま言われたのは収容能力でございますか...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、何割ぐらい残っていることになるのでしょうか。私どもが調べました時点では約三割、ときによれば四割ということを聞いたことがございますが、この聞いた時点では三割の空室があるということを聞いております。いまお話しいただいたその数字でも大体三割ぐらいな空室では...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、現在母子寮がこれだけたくさんあいているというのは、一つには、母子寮の大都市偏在、あるいは建物の老朽化、立地条件の不備、あるいは帰寮時間だとか訪問者の制限、一般市民から寮の人だという白眼視をされる、こういうふうなことが原因だというふうにわれわれは思って...全文を見る
○坂口委員 先ほどおっしゃったように、これは終戦直後建ったという歴史的な経過もございます。しかしながら、もう四半世紀もたったわけでございますし、こういうふうな母子家庭の人たちが非常に老朽した中でみじめな思いをして入っているというのは、一日も早く何とかしてあげないといけないと思うの...全文を見る
○坂口委員 母子寮の問題でございますが、新しく建てかえるという場合に、また母子寮というような形で建てますと、いまのような年齢制限とか、あるいはまた訪問時間を制限しなければならぬとか、いろいろなことが出てきている。私は訪問時間の制限というのは、どういう意味かよくわからないのですが、...全文を見る
○坂口委員 先ほどもう一つ申しましたのは、進学の問題ですね。これはこの法律だけの中で当てはめて考え得るものかどうかということも、私もちょっとよくわかりません。ほかの法律との間の連動で考えるべきものかもしれませんが、やはり現実問題としてはそういうことが起こっておりますので、それに対...全文を見る
○坂口委員 では、その点をひとつお願いをしまして、時間があれでございますので、次に進ましていただきます。  年金の問題に入らせていただきますが、いままで多くの方からいろいろの質問がございました。できるだけ重複を避けたいと思いますが、重なる点もあるかと思いますので、落ち穂拾いのよ...全文を見る
○坂口委員 それからもう一つ、各年金間の格差がある、その間についてはどうでございますか。
○坂口委員 さっきちょっと聞き漏らしたのですが、年齢をだんだん下げていく、おくらしていく方向だとおっしゃったのは、それは定年制とのからみの話でございますか。
○坂口委員 まあいろいろの面での格差がありますが、これもどなたかがお触れになった問題と思います。たとえば年金額の計算方法ですね。公務員の場合には退職時前三年間の平均賃金ということになっておりますし、厚生年金では被保険者期間の平均標準報酬、こういうことになっております。こういうふう...全文を見る
○坂口委員 先日の公聴会において公述人として出ていただきました小口さんのお話を聞かせていただきました。このときの小口さんの御意見として——私自身年金についてはしろうとでございますので、これがほんとうにいいかどうかということがよくわかりませんが、小口さんの御意見は、算定基礎のとり方...全文を見る
○坂口委員 念のために、こういうふうに書いておみえになります。「各人の被保険者期間中の名目貨幣賃金を算定基礎にすることは不合理で、ヨーロッパで採用している年金点数制の考え方を採用する必要がある。年金点数制は、各人の保険料納入の基礎となる標準報酬とその年度の全被保険者の平均標準報酬...全文を見る
○坂口委員 それからもう一つ、最低年金給付額の問題がございます。これは聞くつもりではなかったのですが、先ほどちょっとお話が出たものですから、ついでにお聞きするのですが、たとえば生活保護の場合に扶助基準額というのがございますね。たとえば男六十五歳、女六十歳で二万九千何がしか、約三万...全文を見る
○坂口委員 たとえば、いまおっしゃった老齢福祉年金、障害福祉年金あるいは母子福祉年金といったいろいろの年金がございますが、これらの額を見ましても、かなり差があるわけですね。たとえば障害福祉年金をもらっている人と母子福祉年金をもらっている人が、いわゆる最低の生活保障として何ぼ要るか...全文を見る
○坂口委員 その中で障害福祉年金でありますが、先ほどの質問にも出ておりましたけれども、この野党案は一級の人は三万三千円、二級の人は二万四千七百五十円、差をつけて上げております。政府案では、二級の障害者には全くついていないわけですね。ところが、それじゃこの二級に当たる人たちが正常に...全文を見る
○坂口委員 実は先日もろうあの方々とお話し合いをする機会がございました。この人たちが言いますのに、仕事にもよりますが、男の人も女の人もおりましたが、多くの人は洋裁あるいは洋服仕立てですね、そういう仕事をしている人がかなりございました。こういうふうな人たちは仕事の内容からいけば、正...全文を見る
○坂口委員 ひとつ来年あたりから、これを入れるように検討するというぐらいなお返事はいただかないと、そうぶっきらぼうな御答弁ではどうも……。
○坂口委員 お願いします。  この障害者の問題で、いわゆる国民年金は一級、二級と分かれておりますし、それから厚生年金のほうは一級から三級に分かれておりますので、その分け方あるいはその分けることに対する基礎的な考え方、これには多少の違いはあると思います。この問題は私のほうの大橋委...全文を見る
○坂口委員 この問題は、年金のほうではどういうふうにお考えになっておりますか。
○坂口委員 もう少し申しますと、たとえば耳の聞えにくさというようなものでも、一方は九十デシベルというような具体的な行き方をやっておりますし、片方では耳のはたで大声で呼んでも聞えないというような非常にあいまいもことした表現をとっております。こういったことが同じような年金の中であちら...全文を見る
○坂口委員 医学的な面で等級をきめるのに、これをどこに当てはめるかということについてはいろいろの議論があると思うのです。しかし、それをそれぞれの保険の中でどういうところに使うにしても、それをあちらとこちらで別々にしていくとか、あるいは同じものにしていくというようなことに対しては、...全文を見る
○坂口委員 そうなんですけれども、だからこの人たちを何とか救う方法がないものであろうかということを聞いているわけなんです。
○坂口委員 大臣、どうでございましょう。これも谷間の谷間の問題でございますが、近い将来のうちにどうしても救ってもらわなければならない問題だと思いますが、ひとつ御所見を賜わりたいと思います。
○坂口委員 谷間の老人の問題につきましては、先日橋本私案なるものが示されまして、月額三千五百円の支給案が出されました。しかも、それが四十九年一月から実施というような形で出されております。これは大臣に聞きましたら、皆さん方でお話し合いをいただいてということになって、大臣はお答えにな...全文を見る
○坂口委員 いま大臣は、本来ならばもらえない人だというふうにおっしゃいましたけれども、これは本来ならばもらえる人なんです。それが制度上の欠陥からもらえなくなった人なんです。その辺の見解がだいぶ違っておると思うのですが、そういう見解に立ってもらわないと、これはお気の毒だと思うのです...全文を見る
○坂口委員 ほどほどなる額については、これはいろいろのとり方があろうかと思います。私どもも五千円とかいうような額ではなしに、本来ならば、少なくとももっと上の額を言いたいわけでございますが、いろいろと今日までそれに対する回答等もございましたし、全体の流れを見ての発言として、まず五千...全文を見る
○坂口委員 まあ周囲からも声が上がっておりますように、さらに前進した話し合いが与野党の間でなされれば、私は拘束する資格はないとおっしゃるのだから、ひとつそれをお認めいただきたいと思うわけであります。  さらにもう一つ、三千五百円にしましても、四十九年の一月からというのはいささか...全文を見る
○坂口委員 準備につきましては、これはかかるとかりにいたしましても、別にさかのぼってやれば済むことですから。それに対する準備期間というのは別にいいのですから。ですから準備にかかるから一月でなければならぬということは、大臣、通らないと思うのです。この問題についても、与野党間の話し合...全文を見る
○坂口委員 事務的な段階で厚生大臣は来年の一月まではかかるということをおっしゃいましたが、事務的な段階ではたしてどうなのか。たとえば十月なら十月、八月なら八月にさかのぼって——事務的なことはそれは一月までかかったとしても、十月とか八月なら八月にさかのぼっていくということが不可能な...全文を見る
○坂口委員 たいへん思いやりのある大臣のことばでございました。その思いやりを、ひとつ現在谷間にあります老人のほうにも向けていただきたいと思うわけでございます。  これは、これ以上申しましても、大臣の口からは出ないと思いますが、しかしこの委員会において、さらにこの問題を詰めまして...全文を見る
06月23日第71回国会 衆議院 社会労働委員会 第32号
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○坂口委員 日雇い健保につきまして、二時間ばかりの時間をちょうだいしてありますが、大臣のほうが御用がおありのようでございますので、重点的に三点だけお聞かせいただきたいと思います。  日雇い健保の被保険者またはその御家族の医療の利用状況を見てみますと、ほかの保険に入っておみえにな...全文を見る
○坂口委員 やはりそういった予防給付が行なわれるとしましたら、弱い体質の保険——経済的には非常にむずかしいかもわかりませんが、しかしその弱い層の人々のところでまず行なわれるのが、筋道としては一番順当ではないかと思うわけであります。今後この予防給付の問題が検討されると思いますが、ぜ...全文を見る
○坂口委員 受給の要件でございますけれども、入院しておりますときに、受給要件を満たすことがなかなかむずかしいわけでございます。そういう意味で、こういうふうな一つの条件つきではなしに条件を取った形で何とかならないものであろうかということを私どもは考えておりますし、それをお願いするわ...全文を見る
○坂口委員 ぜひ私どももお願いしたいと思いますし、でき得れば大臣、法律の中の一部を修正して、そういうふうな形にしていただければ、われわれとしては一番いいわけでございますが、いま大臣がおっしゃったように段階的にということも決してわからないではございません。しかし、ほかの保険と比べま...全文を見る
○坂口委員 重度の身体障害者の場合に比べて、脳性小児麻痺の子供さんの場合のほうが、かえってまあ頭はいいわけでございます。頭はさえているわけです、からだは言うことを聞きませんけれども。だからよけいに世話がかかる。重度の身体障害者よりも、むしろこの脳性小児麻痺のお子さんのほうにかえっ...全文を見る
○坂口委員 実は大臣、いまお話しさせていただいたようなわけでございまして、この内容が重度の身体障害者と脳性小児麻痺と——おわかりにくいかと思いますけれども、実情は脳性小児麻痺のお子さんのほうが世話がかかりますので、これは指導費というのは、ぜひ重度の方と同じだけの額をひとつつけてい...全文を見る
○坂口委員 そのほかお聞きしたいととは、まだたくさんございますが、たとえば分べん費の問題でございますとか、埋葬料の問題でございますとか、やはりこういった問題も、ほかの保険の方に比べまして、日雇い健保の方は非常に少のうございます。今回の場合でもちょうど半分でございます。分べん費は健...全文を見る
06月28日第71回国会 衆議院 社会労働委員会 第36号
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○坂口委員 討論に入ります前に一言申し上げたいことがございます。  私は他党の内政干渉をする気は毛頭ございませんが、自民党に原因があって、その結果が国民大衆に多大の迷惑を及ぼすようなことがあるとすれば、これは黙ってはおれません。いかなる党内事情があるにせよ、悪を助け、善を憎むが...全文を見る
06月29日第71回国会 衆議院 本会議 第48号
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○坂口力君 私は、公明党を代表いたしまして、健康保険法等の一部を改正する法律案並びに同修正案に対し、反対の意見を表明するものであります。(拍手)  私たち公明党が終始一貫して主張してまいりました第一の点は、急激な変化を続ける社会的な諸現象の中で、わが国の医療をどう位置づけていく...全文を見る
07月06日第71回国会 衆議院 社会労働委員会 第39号
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○坂口委員 先ほどからもいろいろ御審議がありましたけれども、去る二月二十七日のこの委員会におきまして、保母さん、それから看護婦さん等の頸肩腕症候群あるいは腰痛症の問題を質問させていただきました。そのときに、腰痛症につきましてはすでに労災等の対象になっている、しかし頸肩腕症候群につ...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、スタートしていただいたわけでございますが、大体どのくらいのスケジュールで結論をお出しいただく予定でございますか。
○坂口委員 その点はひとつよろしくお願いをいたします。  それから、きょう午前中にも多賀谷先生のほうから、いろいろこまかな問題につきまして御意見が出ておりました。私も一、二だけ聞かせていただきたいと思いますが、たとえば通勤途中で交通事故等でけがをいたします。そのときのけがはさほ...全文を見る
○坂口委員 もう一点は出張の場合なんですが、たとえば非常に出張の多い職種の人がございます。出張の場合には、いつも通勤しておる、いわゆる会社と住まいとの間のいつも行き来をしておる場所ではないわけで、その日その日によって行き先の違う人がございます。その場合に、いわゆる任務は現地で終わ...全文を見る
○坂口委員 現地で仕事を終わって、それからあとも出張の範囲に入るのであれば、これは問題ないわけですが、そうじゃなしに、現地で仕事が終わったその時点で出張という考え方は切るんだという考え方もあるわけでございます。現に私が日赤におりましたときに、日赤等ではそういう考え方をしていたよう...全文を見る
○坂口委員 ありがとうございました。それはそれでけっこうでございます。  その次は脊髄損傷の方ですね。最近労働災害がふえるに従いまして脊髄損傷の方が非常にふえてきたわけでございますが、脊髄損傷者というのは労働能力が一〇〇%喪失するわけでございますし、再び職場へ帰るということの困...全文を見る
○坂口委員 年間ですか。
○坂口委員 私のほうで調べたものを見ますと、平均年齢四十一・七歳ということになっておるわけです。一人の労災補償、月額でございますけれども、平均しまして三万一千円という数字が出ておりますので、これは私の場合は数字がちょっと違うようですが、いずれにいたしましても若い年齢層の人に比較的...全文を見る
○坂口委員 ぜひ給付の改善に取り組んでいただきたいと思います。  次に、従来から労災保険法の適用労働者の業務災害につきましては、年金制度によりまして必要な期間必要な給付が行なわれているのに対しまして、労働基準法のみの適用労働者については一時金のみによる保護が行なわれているという...全文を見る
○坂口委員 今後のスケジュールとしましては、大体何年間ぐらいで決着をおつけいただけるお考えでございますか。
○坂口委員 それでは、それはひとつよろしくお願いいたします。  それから次に、自賠保険の給付との関係についてお伺いしたいわけでございますが、通勤災害のうちの多くのものは自動車事故だろうと思うわけでございます。このような場合に、自賠保険の給付と労災保険の給付とが競合する場合がある...全文を見る
○坂口委員 ちょっと労働省の範囲からはずれるかもしれませんが、医療費のことです。この自賠の場合には自由診療、それから健保等の場合には一点が十円、それから労災の場合には一点が十一円五十銭ですか十二円ですか、こういうふうに多少ばらばらになっておりますけれども、これは通勤途上災害の場合...全文を見る
○坂口委員 このほかの、健保とたとえば労災といま同じにする、そういうふうなことについてはそれぞれの歴史もあるでしょうから、一足飛びにはいきがたいと思いますが、たとえば労災の内部で私立の場合には十二円、官公立の場合には十一円五十銭という同じ中での差、これは一つにまとめることができる...全文を見る
○坂口委員 わかりました。先ほどもILOの問題が出ておりましたけれども、わが国のILO条約批准の現状から見まして、今後もこの批准をさらに促進していくべきだというふうに思いますが、特に百二十一号、業務災害の場合における給付に関する条約ですね。今回の通勤災害保護制度を内容とする法案が...全文を見る
○坂口委員 一応、批准をされるというふうに理解さしてもらってよろしゅうございますね。
○坂口委員 それでは、いままでこれが、批准が非常におくれていたのは、やはり今回のこれができなかったからですか。
○坂口委員 最後に、この労災保険の給付水準の問題でありますけれども、給付の基礎日額の問題がございます。けさもこれは議論されたと思いますが、現在、給付基礎日額といいますのは労働基準法の平均賃金に相当する額とされております。平均賃金はこの算定に際して発生した日以前三カ月間にその労働者...全文を見る
○坂口委員 もう一つ、この給付水準の問題で、今回の通勤災害にかかわるこの給付というのは業務災害の給付水準に準ずることになっております。この準ずることになっている業務災害の給付そのものについてでありますけれども、諸外国の例と比較いたしましても、わが国がそう高いとはやはりこれ自身も思...全文を見る
○坂口委員 最後に一言要望しておきたいことがあるわけでございますが、これは別にお答えをいただかなくてもけっこうでございます。  いろいろ災害が起っておりますが、ややもいたしますと、企業の中でできるだけ災害の件数を減らそうと申しますか、押えておこうという傾向がございます。減らすと...全文を見る
07月12日第71回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第37号
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○坂口委員 時間がないようでございますので、二問だけに限ってお聞きをさしていただきたいと思います。  一問は、菱田参考人にお伺いをいたします。先ほどゾーンディフェンスというお考えを示されまして、そして自動車による、いわゆる移動発生源による害がかなりなパーセントを占めるというお話...全文を見る
○坂口委員 笠松参考人に一つお伺いをしたいと思いますが、いわゆるもらい公害ということばがございます。先ほど出ました指定地域ですね、内ではなしにその周辺部で、指定外にはなっているけれども非常に公害がある、そういう問題がございます。そこから患者さんがたくさん出ている。ところが、いまま...全文を見る
○坂口委員 もう一つだけつけ加えさせていただきますと、先ほどお伺いしました中の一つの問題、時間的な問題がございます。現在は濃度は薄くなっているけれども、以前に非常に濃厚に暴露された、いわゆる時間的な問題がございますが、そのときに線引きが非常にむずかしくなるわけでございます。いずれ...全文を見る
○坂口委員 丸屋先生にもお伺いしたいのですが、これはお昼からお伺いさせていただきます。  これで終わらせていただきます。
○坂口委員 まず丸屋先生にお伺いしたいと思います。  午前中のお話の中で私の聞き違いでなければ、公害地域の学童の健康度、そういったものを見られた場合に、健康度だとかあるいは症状などに質的に異なる点があるということをおっしゃったように思いましたが、もし質的に異なる点がありとすれば...全文を見る
○坂口委員 次に、金谷参考人にお伺いをしたいと思います。  一つは、きょう薬事的な面から先生いろいろとお話しになりましたが、結局今回のこの法律案の中には薬害あるいは食品公害、騒音、そういったものが対象として含まれていないわけです。これに対して先生はどうお考えになるかということが...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、たとえばPCBならPCBというものによる害がある、それ一つだけを追っておりますとさほどでもない結果が出たとしましても、他のもの、たとえば水銀なら水銀というようなものとの相乗作用ということを考えると、今後はさらにおそろしい結果を予想しなければならないと...全文を見る
○坂口委員 白木先生にお願いをしたいと思います。  白木先生のお話、何度か聞かせていただきまして、健康に対するお考え方等も前回お伺いをしたわけでございますが、きょういわゆる人間を中心に考えなければならないというお話を先ほど伺いました。私ども人間中心主義を唱えておるものといたしま...全文を見る
○坂口委員 ありがとうございました。  豊田参考人にひとつお願いをいたします。実は公害保健福祉事業に関係してのことでございますが、豊田先生おわかりいただいておればお答えをいただきたいと思うのですが、四日市の子供さんの場合にいわゆる小児ぜんそく、四日市ぜんそくと申しますか、それが...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、公害保健福祉事業のような形でああいうふうな施設に対して手を差し伸べることができれば、もう少しみんなが安心をして子供を預けることができるものになり得る、こういうことでございますでしょうか。現在の段階は県の一つの施設としてすべてが行なわれているのでしょう...全文を見る
○坂口委員 それから先ほどの豊田参考人のお話の中に、四日市の場合にもいろいろの問題が起こってから国が手がけるまでにたいへん長い時間がかかったというお話がございました。これはなぜそんなにかかったかということについて、私のほうが聞くのはたいへんおかしな話で、そんなことを聞いたら、そち...全文を見る
○坂口委員 ありがとうございました。終わります。
07月16日第71回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会公聴会 第1号
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○坂口委員 公述人の皆さんにはたいへん長い間申しわけございませんが、私で終わりでございますので、しばらくよろしくお願いいたします。  まず加藤公述人と改井公述人にお願いをしたいと思います。  改井市長さんのほうの様子につきましては私はあまり存じませんが、加藤助役さんの四日市の...全文を見る
○坂口委員 ありがとうございました。予防にまさる治療なしということばもございますし、あるいは改井市長さんからのおことばは三割自治の悲劇というような点もあろうかと思います。  次に、楠町の阪野公述人にお願いをいたします。  楠町の場合に、四日市のいわゆるもらい公害としていろいろ...全文を見る
○坂口委員 続けて阪野公述人にもう一つお尋ねいたしますが、先ほどもお話が出ておりましたが、いままでいろいろと地域指定の中に入れてほしいという要望をなすってきたと思いますし、運動も進められてまいたと思いますが、現在までの荒々でけっこうでございます、どういうふうなことをおやりになって...全文を見る
○坂口委員 河野公述人にお聞きをしたいと思いますが、いわゆる医師としての立場からひとつお教えをいただきたいと思います。  いま阪野公述人からお話が出ました以前に非常に空気がよごれてそのときにぜんそくになって、しかる後にだんだん空気はきれいになっているけれども、依然としてその病気...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、一度なってしまった者はもとに戻らないということでございますと、そのときのいわゆる大気汚染の度合いをもって地域指定をするということは非常に不適当であるというふうに私どもいままで主張してまいりましたし、いま先生のお話を聞いてさらにその感を強くするわけでご...全文を見る
○坂口委員 もう一度阪野公述人にお願いをしたいと思いますが、いま河野公述人からも御意見がございましたし、おそらく阪野公述人も同じようなお考えをお持ちではなかろうかと思うわけでございます。  そこで現在楠町には苦しんでおみえになる患者さんがたくさんおみえになりますし、この人たちを...全文を見る
○坂口委員 阪野公述人からの切々たる訴えがございましたけれども、この法律案なるものが、いままでの現行法と申しますか、現在までの考え方と同じようにその地域指定の問題を考えているとしましたら、やはり新しい法律案ができてもなおかつそこからはずれるということもあり得るわけでございます。私...全文を見る
○坂口委員 第四十六条に公害保健福祉事業というのが書かれているわけでございますが、この中で、公害福祉事業として事業を行なうことができるということになっておりまして、「指定疾病によりそこなわれた被認定者の健康を回復させ、その回復した健康を保持させ、及び増進させる」云々とございます。...全文を見る
○坂口委員 私どもも、この公害保健福祉事業というふうなものは必要なことは必要でしょうけれども、しかしこれが公害をカモフラージュするための一つの道具であってはならないということを考えております。そう信じております。何と申しましても公害発生源を押えるということが最も重要でございまして...全文を見る
○坂口委員 ありがとうございました。  これで終わらせていただきます。
07月17日第71回国会 衆議院 社会労働委員会 第42号
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○坂口委員 七月一日から献血推進月間が始まっております。今国会の最初にも一度この献血問題、取り上げさせていただきましたが、引き続きまして、本日献血問題をやらさせていただきたいと思います。  御承知のように昭和三十九年八月の閣議決定以来、全国で献血の輪は広げられましたし、制度上い...全文を見る
○坂口委員 今後の問題といたしまして、これはどこが配給体制をとるにいたしましても、より迅速に患者さんに届くということが第一条件でございますので、それを考えますときに、特に山間僻地の多いような地域あるいはまた病院等の設備の非常に少ないようなところ、そういうところにお住まいの方々のこ...全文を見る
○坂口委員 諸外国の例を見ました場合に、中にはリトルバンクというような呼び方をしまして、大きい病院、特に公立の市民病院級でございましょうか、そのぐらいな病院に常時保管をしておく、そしてその地域の緊急の場合に備えるというような方針をとっておるように聞いておりますが、日本の場合にはそ...全文を見る
○坂口委員 この保存血液の配給体制にかかわりまして、やはり一番関係の深いのは、いわゆる血液製剤と申しますか、分画製剤と申しますか、そういったたぐいのものが、あわせて非常に大事になってくると思うわけでございます。保存血液が急に運び得ないというときに、しばらくの間それにかわるものとし...全文を見る
○坂口委員 実際問題といたしまして、各病院でそういう製剤が自由に使われるようになるには、あとどのくらいかかるのでありましょうか。現在委員会ができて、そこにおいて各専門の方々によって話が進められている。次の段階としまして、そういう工場等もつくっていかなければならないと思いますが、そ...全文を見る
○坂口委員 私も直接聞いた話ではございませんが、特に産婦人科医師会等から赤十字等に対しまして、緊急の出血に際して保存血液が十分に間に合わないことがあるので、そういう緊急のときのためにフィビリノゲンといったような製剤を何とかして全産婦人科に置けるような体制に一刻も早くしてほしいとい...全文を見る
○坂口委員 いまこの体制がとりにくいのは、一つはいわゆる原料になります血液の問題がございますが、もう一つは結局どこにつくるかは別にいたしまして、やはり財源の問題でございますが、これがスムーズにいかないためにできにくい。血液の原料は、これはいままで全血でたくさん使っておりますのを、...全文を見る
○坂口委員 いずれにいたしましても、私どもの生命に直接関係のある分野のことでございますので、一刻も早くその体制というものをつくってもらわなければならないと思うわけでございます。  そこで、政務次官にもこの際ひとつお願いをし、また御意見を伺っておきたいわけでございますが、いまお聞...全文を見る
○坂口委員 ひとつその点を十分にお願いをしたいと思います。それに対するスケジュール等ができましたら、またお知らせをいただきたいと思うわけでございます。  それから、時間がございませんので次に移らせていただきますが、いわゆる一本の血液をつくるに要します代金の問題がございます。私、...全文を見る
○坂口委員 できるだけ低い単価で優秀な製品がつくれれば、それにこしたことはないわけでございますが、ただ私が心配いたしますのは、低くできればよいで必要なこともせずに手を抜いてこしらえるというようなことがあってはならないと思うわけです。これを見せていただいて、かなりなばらつきがあった...全文を見る
○坂口委員 今年最初のころの委員会におきまして、この問題を取り上げさせていただきましたときに、献血というのはただ血液を出し合う運動だけでなしに、優秀な血液を持っている人というのは、やはりすぐれた健康の持ち主である、このささげる献血運動というのは、すこやかな血の献血運動でなければな...全文を見る
○坂口委員 今後この献血運動というものはそういった方向に私は進まなければならないと思いますし、この方向というのは、おそらく近い将来において世界の各国において取り上げられていく方向であろうというふうに私は考えております。そういうふうな先駆的な意味もありますので、ひとつ何とか日本で優...全文を見る
07月18日第71回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第40号
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○坂口委員 指定地域の問題につきましては、先般来多くの方からいろいろと御意見が出ておりますが、たいへん重要な問題でございますので、重ねてお聞きをしたいと思います。  まず最初にお聞きをしたいと思いますのは、この指定地域、それから続きます指定疾病についても同じでございますが、この...全文を見る
○坂口委員 公害に係る健康被害の救済に関する特別措置法、このほうはあくまでも健康被害の救済ということが中心でございますし、今回のこの補償法案のほうは、健康被害にかかわる損害をてん補するということにあるわけでございます。この内容からいきましても、同じというのではなしに、やはりその考...全文を見る
○坂口委員 具体的な問題からそれでは入らせていただきますが、第二条に、「この法律において「第一種地域」とは、事業活動その他の人の活動に伴って相当範囲にわたる著しい大気の汚染が生じ、その影響による疾病が多発している地域として政令で定める地域をいう。」こうなっております。この最後の「...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、いままでの現行法と申しますか、健康被害の救済に関する特別措置法のほうでは、いわゆる有症率、先日もお話が出ておりましたが、それからいわゆる汚染濃度というものの双方から推して、その範囲を、指定地域をきめるということが言われておりましたし、事実そうであった...全文を見る
○坂口委員 同じような考え方でいきますと、以前に高濃度で、そして疾病が起こる、そして現在はその濃度が下がっている地域というのは、いままでの考え方からいきますと入らないわけですね、皆さんの考え方でありますと。そしてやはりいまお答えになったように、現在はそこまで下がっているけれども、...全文を見る
○坂口委員 確かにいま御説明いただいたとおりだと思うのですが、私が、お聞きしましたのは、先日、公述人の方あるいは参考人の方に来ていただきまして、いろいろお話が出ましたときにも問題になったことでございますが、将来のことよりも、いままでの過去の問題として多くの公害患者が多発していると...全文を見る
○坂口委員 指定疾病、特に非特異疾患の場合には、たとえばぜんそくの場合等は、これは言うまでもなくいろいろの原因で起こってまいりますし、一つの地域の疾病の多い少ないということも、これもいわゆる公害以外の原因によって高くなるということも、これは当然考え得るわけでございますから、ただ一...全文を見る
○坂口委員 先日公述人としてここにも出られました、そしてまた、以前に私、ここでお聞きしたことがございます、たとえば四日市、それからその周辺の楠町の問題にしましても、いままで〇・〇三何がし、〇・〇三五くらいであったかというふうに記憶しておりますが、平均いたしますと、あの場合もそれく...全文を見る
○坂口委員 おっしゃるとおり、必要条件であって十分条件ではないと思います。それ以外に、そういたしますと、暴露要件はひとつ別にしまして、多発ということを考えます場合に、いわゆる統計学上有意にその地域がその疾病が多いということのほかに、そういう一つの必要条件、それからそのほかの必要条...全文を見る
○坂口委員 私もほかにどういうふうな必要条件というものがあるかということを考えてみるのですけれども、やはり非特異的疾患であるがゆえに、統計的な処理以外の問題というのはなかなか出てこないわけでございます。いずれを考えましてもたいへんにむずかしい要素が非常にからんでまいります。そうい...全文を見る
○坂口委員 この指定地域の問題は非常に大事な問題でございますので、長官のおことばもいただいておきたいと思いますが、先日も参考人としてお見えいただきました白木先生が、やはり法律というものは人間中心主義でなければならない。何のための法律かわからなくなってはどうにもならない。だから、患...全文を見る
○坂口委員 どこかに線を引かなければならぬということは私どももよくわかりますし、それは法律であります以上やむを得ないことだと思います。個々のばらばらと点在する人を救うということはたいへんむずかしいわけでございますが、しかし、一定の地域に他の地域に比べて多発しているという現実があれ...全文を見る
○坂口委員 続いてお聞きしたいと思います。  もしもこの法案ができ上がって、これが運用されるようになってからあと、その地域から出ていって、どこかへ転居するという場合ではなしに、いままでもしある市の中にいて、そこが非常に公害がひどくて、そこでぜんそくならぜんそくになった。その人が...全文を見る
○坂口委員 それじゃ、その点ひとつまたあとででもお教えをいただきたいと思います。  この第四条の一に、「指定時間以上の時間を当該第一種地域の区域内で過ごすことが常態であった期間」云々のことばがございます。たとえばぜんそくになってしまって、さっきの申しました場合とよく似ております...全文を見る
○坂口委員 私ちょっと不勉強なものですからよくわかっていないのですが、現行法におきましては、他の地域から公害地域に働きに来ていて、そしてそこで公害疾患になった人というのは、いま認定の対象になっているのですか。
○坂口委員 もう一つ、この指定疾病のことでお聞きをしておきますが、今回の場合に大気汚染あるいは水質汚濁、空気と水が中心になっておりますが、それ以外の問題は、ここにはずれておるわけですけれども、この問題につきましては先日来いろいろ御議論がございました。たとえば騒音の問題なんか非常に...全文を見る
○坂口委員 第二十二条ですか「診療方針及び診療報酬」とありまして、「環境庁長官が中央公害対策審議会の意見をきいて定める」ということになっております。これはどんなワクがはめられるのか、これがはっきりしないわけでありますが、これは主治医のいわゆる方針というものが最優先されるのか、主治...全文を見る
○坂口委員 これはやはり主治医にまかせていただくべきだというふうに思いますし、先日来公述人でお見えいただいた方々の意見の中に、いろいろ意見の違い等もございました。いろいろ御意見も出ましたが、川崎からお見えになりました河野公述人がおっしゃいましたように、やはり医療従事者というのは、...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、いままでのいわゆる保険における診療方針あるいは診療報酬、そういうふうなワクを越えて、新しい角度からこの公害病の場合には対処をしていこうという趣旨のもとに、これはこういう結果になっているというふうに理解をさしていただいてよろしいのでしょうか。
○坂口委員 この公害の患者さんにとってどういう治療が最もいいのか、そしてその人たちの治療をしていく上で必要なことは何かという点からこのワクができ、そして、少しでもその人たちの治療の妨げにならないような範囲のものであれば私どももこれはいいと思うのですが、ややともいたしますと、そうい...全文を見る
○坂口委員 この診療の問題につきましては、現在老人医療でございますとかあるいはゼロ歳児の問題等でも起こっておりますように、一般の診察する医師の事務量が非常に問題になっておりまして、そのために、各地域で老人医療の無料化だとかあるいはゼロ歳児の無料化を受け入れないというようなことが起...全文を見る
07月19日第71回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第41号
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○坂口委員 昨日指定地域あるいは指定疾病についてお聞きいたしましたけれども、その中で二、三落としております点につきまして重ねてお聞きをしたいと思います。  指定疾病による障害の程度ですけれども、これはいわゆる労働能力の喪失度を尺度とするのか、あるいはまた生活全体の能力の喪失度を...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、ただ疾病の症状だけを尺度にするのではなしに、公衆衛生的な立場あるいはまた検査の結果等を総合してきめるというお話でございますし、そういたしますといわゆる労働能力全体あるいはまた生活能力全体からの把握ということになろうかと思います。たとえば現在は労働能力...全文を見る
○坂口委員 もう一つ、これは特異な考え方かもしれませんが、労働能力だけからもしも見たといたしますといろいろ見誤りと申しますか、その人をほんとうに救うことができない場合があると思うわけでございます。たとえば心臓病なんかの合併症を起こしてきているような場合、日中の労働は十分とまではい...全文を見る
○坂口委員 それでは、それはひとつお願いするといたしまして、次は、私こまかなデータを決して持っておるわけじゃございませんで、ある程度仮定の問題になりますけれども、いつかアメリカのほうのデータで大気汚染の非常にひどいところ、そこではいわゆる肺ガンの発生率が非常に高いというようなデー...全文を見る
○坂口委員 たばこで逃げられてしまいましたが、一応たばこの問題は別にしまして——別にしてというと差しさわりがあるかもしれません。どの地域において、たとえばAの地域、Bの地域ですね、ともにその地域に住んでおる人がそれじゃたばこを吸っておると仮定して、なおかつそれで大気汚染があります...全文を見る
○坂口委員 次に公害保健福祉事業、この件につきまして先日公述人の方で、特に市町村の市長さんですとかあるいは助役さんだというような市町村の代表の方の御意見を伺っておりますと、確かに重要なことであるけれども、しかしなかなかこの保健福祉事業まで市町村ではどうしても手が回らない、また経済...全文を見る
○坂口委員 この保健福祉事業ですけれども、これはいま御説明になりましたように、いろいろ範囲も広うございますでしょうし、その目的も多いと思いますが、これはどれぐらいおつくりになるつもりか。たとえば日本に二カ所とか三カ所ほんとうにモデル的につくられるものなのか、それとも、非常に公害で...全文を見る
○坂口委員 それから次は遺族補償の問題でございますが、遺族補償の場合に、子供が十八歳に達したとき、これはもう十八歳に達しますと支給されないわけですね。十八歳に達しましても、たとえば高等学校、大学というふうに学校に行っているようなとき、これは免除されるのかどうか、たとえ学校に行って...全文を見る
○坂口委員 いまおっしゃったのは、たとえば十八歳になりましたときに、ほかの人でもらう人がなかったときに、十八歳になってそこで打ち切られるという形になりますと、もしほかにそれを継ぐ人がなければやはり困るわけです。そういった場合も考えられますので、十八歳になったとしても、続いて大学あ...全文を見る
○坂口委員 もう一つ最後にお聞きをしたいと思いますが、現在の医療制度の中でいろいろ問題点がございますが、差額ベッドでございますとか付き添い看護料あるいはリハビリ施設の問題等々ございます。現在は保険給付以外として差額ベッド料あるいは付き添い看護料というものがばかにならない値になって...全文を見る
○坂口委員 確かに付き添い看護料等も現在のこの保険制度の中にも取り入れられてばおりますけれども、現実問題といたしましては、いわゆる付き添い看護料というものが非常に高額になってきておりまして、現実とのギャップがかなり大きいわけでございます。また差額ベッドにつきましては、それ以上にい...全文を見る
○坂口委員 最後にもう一つだけお聞きしておきますが、この法案は五十四カ所もの政令で定める部分があるわけでございますが、いわゆる中公審の意見に従って政令で定めるという御答弁も、聞いておりますとたいへん多いわけであります。そういたしますと、この中公審というのが非常に重要な位置を占めて...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと新しく十名加わるわけでございますね。その十名の人の職種と申しますか、それは医学関係者、法律関係者、そのほかに何か特別な職種の人ございますか。
○坂口委員 やはりこういう中公審等の中には患者さんの意見等も十分に反映させなければならないと思うわけでございますが、患者さんの代表そのものが入れなくとも患者さんなんかの推薦をするような人が入り得るのかどうか、この点はいかがでございましょうか。
○坂口委員 ひとつ患者さんの意見をよく反映できる人を私はこの中にどうしても加えていただきたいと思うわけでございます。そういう意味でこの中公審の人選というものを今後特に留意をしていただいて進めていただきたいと思います。  以上で終わらしていただきます。
09月11日第71回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第47号
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○坂口委員 どうもおそくまでありがとうございます。  福田参考人からまずお聞きをしたいと思うわけでございますが、二千分の一という模型でいろいろの研究をいまからなさろうとしておるのでありまして、今後非常に期待をさせていただくわけでございますけれども、私どもしろうと考えで聞かせてい...全文を見る
○坂口委員 ありがとうございました。
09月18日第71回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第50号
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○坂口委員 きょうは道路騒音につきましてひとつ御質問をさしていただきたいと思います。  以前にこの委員会におきまして道路騒音のことを一、二回取り上げさしていただいたことがありますが、最近いろいろな公害の中で特にこの騒音に対する一般の皆さん方からの苦情というものが多くなっておりま...全文を見る
○坂口委員 特に騒音、振動のために生活上あるいはまた健康上もはや限界に来ているところがかなりございます。公的な施設等に対しましては、防止に財政上の措置がある程度ございます。しかし一般的な住民に対しましては現在そういう法的な措置も何らございません。特に現在すでに生活上あるいは健康上...全文を見る
○坂口委員 健康被害という問題が起こってまいりますけれども、騒音の場合には他の公害のときの健康被害とはだいぶ様相を異にいたします。水銀ですとかあるいはカドミウムとかいうようなものに対する人間のからだの症状の出方とは違った形で、たとえば工場なんかで非常にやかましい場所で仕事をする方...全文を見る
○坂口委員 もう少し詳しく申しますと、四日市の公害課がまとめておみえになります数字は、朝夕で、午前六時から午前八時までと午後七時から十時まで、この平均値が七十八・四八ホンでございます。それから昼間、午前八時から午後七時までの平均値が八十・五ホンでございます。それから夜間、午後十時...全文を見る
○坂口委員 二重窓はどうですか。
○坂口委員 この防音壁などをつくられる場合には、これは道路公団等が独自でおやりになるのでしょうか。それとも建設省がやはり許可をされておやりになるのでしょうか。
○坂口委員 二重窓等についていままで許可をおやりになったところございますか。
○坂口委員 むずかしいとおっしゃるのはどういう理由でむずかしいわけでございますか。それは法律上むずかしいのですか。
○坂口委員 この同じ名四国道で、いわゆる地盤沈下に対しまして昨年末の十二月に補償が出されておりますが、これにつきましては御承知でございましょうか。
○坂口委員 先ほど騒音のことについてもお聞きをいたしましたが、たとえば国道ができる。そうしてその地域で地盤沈下が起こる、こういうことかありましたときに、たとえば公団がそれに対して補償する必要があると認めた場合には、これはできるわけでございますか。いわゆる建設省が中心になってそれに...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、この地盤沈下もまあ公害の六種類の中の一つでございます、騒音もその中の一つでございます。その場合に地盤沈下についてはできるけれども騒音についてはできないという何か根拠があるわけでございますか、その点お答えいただきたいと思います。
○坂口委員 そういたしますと、騒音あるいは振動の場合でも、道路構造そのものを変えるとか防音壁をつくるとかいうこともございますが、各個々の家庭にとりましては、その振動によって家が少し柱がかたいだりとか、あるいはそれでどうにもこうにもやかましくて生活ができないという現実があるわけです...全文を見る
○坂口委員 三重県の長島町を中心といたしました約四十戸に対しまして、昨年末に総額にしまして二千五百万円の補償金が出ております。これは私出ていることを責めているわけじゃ決してございませんで、出していただいたことにたいへん感謝をしているわけでございます。よくぞ出していただいたと私思っ...全文を見る
○坂口委員 少し明確にだけはしておきたいと思いますが、そうしますと、その昨年地盤沈下について出ました補償につきましては、これは道路公団がおやりになった、そういうことでございますね。――それでこのときにおきましては建設省には御相談があったわけでございますか。
○坂口委員 そういたしますと、現在問題にしております名四国道――いまは名四国道てございますが、一般的にもう少し範囲を広めまして、現存公団管轄のところもまだほかにございます。その公団管轄のところについては、もし騒音あるいは振動というようなものを、これは非常に生活を脅かしているという...全文を見る
○坂口委員 そのように公団側からもし申し入れがあった場合、あなたがおっしゃるとおり、確かに非常にティピカルに騒音ないし振動についてこれは周囲の住民の生活権を脅かしている、そう公団が判断をして申し入れられたときには、建設省としては許可なさるお考えでございますね。
○坂口委員 先ほどの御答弁で非常にティピカルなものについては補償を認めるんだというお話であったものですから、だからそれは地盤沈下だけじゃなしに騒音とて振動とてぼくは同じことだと思う。公団側がそういうふうに騒音なりあるいは振動なりに対してこれは非常にティピカルだというふうに判断すれ...全文を見る
○坂口委員 いや、今後どうなさるかということをお聞きしているのです。現在すでにもう騒音で弱っている人があるわけなんです。八十ホンないし九十ホンでとにかく話もできぬ、子供が泣いてもその声もわからぬ、あるいは病人が出てもどうにもこうにも置いておけない。事実そういうところがたくさんある...全文を見る
○坂口委員 たいへん抽象的なお答えだものですからよくわからないわけですが、抽象的なことではなしに、現実問題、そういうふうな人に対して前向きに取り組んでいくのかどうか、そしてその人たちを救う方向に検討していくのかどうか。いつもこういう問題になりますと委員会をつくって審議をするとかど...全文を見る
○坂口委員 その、頭を痛めていただくのはよくわかるわけですが、頭を痛めていただいたあと、それがどういうように結果としてなったかということを私は知りたいわけです。困った問題だ困った問題だでは、これはもう済まされないわけであります。それだったらいつまでたってもこれは解決しないわけです...全文を見る
○坂口委員 そうしましたら、これは建設省としましてもあの地域一帯の騒音状態あるいは振動の状態あるいは家屋にどういう影響を与えているか、そういう調査をなさいますか、もう一度。
○坂口委員 それじゃひとつ早急に建設省のほうで御調査をいただいて、そしてその結果をおまとめいただいて、その段階においてもう一度私質問をさせていただきたいと思います。  最後に長官、初めお聞きいただいておりましたように、いま道路騒音の問題が非常に大きな問題になりました。総合的な立...全文を見る
○坂口委員 これ以上きょうはお聞きいたしましてもこれ以上のお答えも出ないようでございます。きょうはこの辺で一応終わらせていただきますが、じゃ建設省のほうひとつ調査を早急におやりいただきまして、その結果に基づきまして再びこの問題を取り上げさせていただきたいと思います。ありがとうござ...全文を見る
11月13日第71回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第53号
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○坂口委員 石油コンビナートの問題に入ります前に、先日、東海公衆衛生学会で「大気汚染と佝僂病様症状」という発表がございましたが、時間がございませんので簡単にこれを先に触れさせてもらいたいと思います。  以前にも東京の糀谷保健所で同様の発表をなされたことがございますが、大気汚染の...全文を見る
○坂口委員 因果関係は、いま皆さん方が御説明になりましたとおり、はっきりいたしておりませんが、しかし大気汚染地域でほんとうに、こういうふうなことが起こっているということになりますと、これは外国の文献にもございますし、やはりほっておけない一つの問題だというふうに思うわけでございます...全文を見る
○坂口委員 けさ通産大臣は管理不十分であったというふうに発言をしておみえになりますし、また生産よりも安全第一ということを各企業に申し渡した、こういう発言がございましたが、この安全第一という大臣の発言でございますけれども、もう少し具体的に、これはどういうことであったのか、ひとつ御答...全文を見る
○坂口委員 いまの御答弁でございますと、通産省も、それから消防庁のほうも、どちらかと申しますと、誤操作に基づくミスというふうに判断をしておみえになるようでございますが、それが事実といたしますと、いわゆる合理化の問題、人減らしの問題による質の低下あるいは操作担当者数の減少というもの...全文を見る
○坂口委員 時間がないものですから、この点もう少し御質問したいのですけれども、あまり詳しくできません。いまおっしゃったように週末から週の初めにかけまして、金曜、土曜、日曜、月曜、そういったところに事故が発生していることは私も存じております。こういう時期に集中しているということは、...全文を見る
○坂口委員 もう一つの重要な点は、今後企業をつくる、あるいは企業を大きくするというときに、現在住んでいる人たちとの間の距離をどうするかという、いま長官がおっしゃった点だろうと思うわけです。その点につきましては、先日通産省から出ておりますエチレンセンター総点検報告書にも書かれており...全文を見る
○坂口委員 審議会の結果は、いつごろ出ますか。
○坂口委員 それから、断片的になってまずいのですが、けさからのいろいろの討議の中にもありましたとおり、会社は、消防署は正門で食いとめろ、こういうような指示をしているというようなことがいわれております。消防庁は、そのような事実をつかんでおられるのかどうか。この点、まず消防庁にお聞き...全文を見る
○坂口委員 もう一つ重ねてお聞きをしたいと思います。  そういたしますと、今後企業内で何か爆発事故でも起きました場合、もしも企業の側が正門でそれを中へ入れないというようなことが起こったら、これはそういったことには、徹底的に皆さん方は挑戦をなすって、中にお入りになるということでご...全文を見る
○坂口委員 この水俣裁判における証言者の記録等を見ますと、そういうふうな企業側の態度に対しまして、消防署はそうですかといって帰っていったこともあるというような記録が出ております。こういうふうなことでは困るわけです。もっとしっかりとした態度をひとつとってもらいたい。  それから通...全文を見る
○坂口委員 時間がございませんので、もう一つだけ質問しておきたいと思います。  通産省は、十月の二十六日に、コンビナート保安規則の検討に着手したということが出ております。これは省令段階の検討で済まされない重大な問題であると私どもは考えております。コンビナートに対する取り締まり法...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、長官もこの権限は地方に委譲すべきである、そういう御見解であるというふうに承ってよろしゅうございますか。
○坂口委員 時間が参りましたので、終わります。
12月18日第72回国会 衆議院 社会労働委員会 第3号
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○坂口委員 最近の物価高あるいはまた石油問題を中心にしまして、来年の経済成長率の見込みの問題がいまいろいろと言われております。きょう午前中にもこの問題が確かに出ました。けさからの議論を聞いておりますと、まだはっきり固まっていないという御回答でございましたけれども、しかし、現在の情...全文を見る
○坂口委員 私どもも、できる限りこの問題がスムーズに進みまして問題が少ないことを願っているわけでございますけれども、しかし現在の情勢では、たとえば石油の問題を取り上げましても、一〇%ぐらいのカットはあるいは続くかもしれないという予測でございます。もしもこの一〇%のカットが続くとい...全文を見る
○坂口委員 最近労働省から出ましたこの資料でございますが、これは日がいつかちょっと私のほうも調べておりませんけれども、石油危機による四十九年度の雇用・失業の見通しというものを立てておみえになりますが、これは新聞に出ておりますけれども、これを見せていただきますと、一〇%の石油供給削...全文を見る
○坂口委員 予測でございますので、もちろんこまかな数字がぴたっと出るというわけではございませんけれども、やはりこれだけ社会の状態が緊迫をしてまいりまして、もうあとわずか一カ月もたたないうちに四十九年を迎えるわけでございます。その時期に及んで来年度のいわゆる日本の経済状態に対応する...全文を見る
○坂口委員 インフレであるかどうかということについては、田中総理もなかなか微妙な発言をしておみえになりますけれども、現在のような経済状態の中で何と申しましても一番影響を受けるのは、やはり中小企業であることに変わりないと思うわけでございます。倒産は十月だけをとってみましても八百八十...全文を見る
○坂口委員 石油の緊急対策の具体的な実施の際に、特に雇用問題について配慮する必要があると思うわけでございます。この雇用問題について、私は、労働大臣は関係各省に雇用問題を中心にして石油対策というものを立ててほしいということをやはり申し入れをしてもらうべきだと思う。この点、いままでそ...全文を見る
○坂口委員 石油だけが問題じゃございませんけれども、いま石油に限って申しますと、この石油の供給量がいわゆる失業というものを左右する、こう思うわけです。特に中小企業、中でも小企業ですね、これが石油あるいは石油関連物資をどうしても必要とするものがかなり多うございます。この小企業が石油...全文を見る
○坂口委員 これはもう一度念を押しておきますけれども、一〇%カットの場合に、一〇%まではやむを得ないとしても、一部のそういう小さな企業だけが二割とか三割とかというようなカットがされることが絶対にないように、もしもそういうようなことが起こってまいりましたら、労働大臣としても徹底的に...全文を見る
○坂口委員 庶民の味方、労働大臣に期待するところ大であります。  次に、失対法の第六条に「労働大臣は、地域別の失業情況を調査し、多数の失業者が発生し、又は発生するおそれがあると認める地域ごとに、その地域に必要な失業対策事業の計画を樹立しなければならない。」こういう項目がございま...全文を見る
○坂口委員 そういうふうな中で、もしも失業者が増加するということになったといたしますと、現在の失対者の問題をあらためてもう少し見直してみる必要があると思うわけでございます。  その問題に入っていきます前に、昭和四十八年度当初のいわゆる失対賃金、これをほかの公務員だとかあるいは公...全文を見る
○坂口委員 たとえば生活保護世帯と比べて、それではどうでございますか。
○坂口委員 生活保護世帯の場合、これは級地によっても違いますし、人数によっても違いますが、  一級地で二人世帯の場合に四万四千二十円、四万四千円ばかりでございますね。ところが失対賃金の場合は、これも地域によっても多少違いますけれども、大体三万二、三千円から多くても三万五千円ぐら...全文を見る
○坂口委員 私も生活保護と比べるというのは、ちょっと比較が悪いと思うのですが、同じような立場の、非常に弱い立場の方々でございますので、あえて比較をするわけでございますが、たとえば失対賃金の上昇率を見ますと、昭和四十年ごろからことしの四十八年にかけましてずっと見てみますと、それを生...全文を見る
○坂口委員 さっき生活保護のほうが高い場合もあるとおっしゃいましたけれども、少なくとも昭和四十年以降は、生活保護のほうが全部高くなっておりまして、失対のほうが低い数字。それからこれは平均値ですから、地域によってかなりな差があろうかと思いますけれども、たとえば東京で軽作業をなさるよ...全文を見る
○坂口委員 たとえば中学校を卒業なさった方の初任給、これは現在でも約三万六千五百円という数字が出ておりますし、高校卒になりますと四万三千六百円という数字が出ております。先ほど保険のことをいわれましたけれども、保険は一応別でございますので、全国平均で失対賃金の場合には一日が千五百十...全文を見る
○坂口委員 初めも申しましたとおり、五%確かに上がりましたけれども、その額はわずかな額ですね。五%上がったとおっしゃいますけれども、もとが少ないですから、私のこの計算が間違いなければ、全体で三千七百円、四千円弱の上がりだというふうに思います。それに加えて今度もしもこの三日間のなに...全文を見る
○坂口委員 話がちょっと前後して申しわけないのですが、私は、先ほど失対のほうの五%アップのときに三千七百円くらいな上がりと申しましたけれども、私ちょっと見方が間違っておりまして、五%アップですと千四百円ちょっとにしかならないわけですね。だから、さらにこの千二百円を加えましても二千...全文を見る
○坂口委員 この問題もう少しお聞きしたいのですけれども、時間がなくなってまいりまして、もう一ぺんまたあらためてお聞きをしたいと思いますが、最後に、いわゆる公共事業の抑制が来年はやられるだろうと思うのです。この問題だけ、もう一つだけ聞かしていただきたいと思うのです。公共事業が抑制さ...全文を見る
○坂口委員 よろしくお願いします。ありがとうございました。終わります。
12月20日第72回国会 衆議院 社会労働委員会 第4号
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○坂口委員 私も、きょうは生活保護の問題を取り上げてやりたいと思っておりましたが、いま食費の問題等につきましては寺前議員から出ましたので、できるだけ重複は避けたいと思いますが、しかしいま議論が出ておりましたとおり、非常にいまの議論は重要な部分だと思いますので、一つだけ私も念を押さ...全文を見る
○坂口委員 私が聞きましたのは、先ほどのお話に出ておりました一食八十五円未満のその食費で、健康で文化的な生活水準が維持できるというふうにお考えかどうかを聞いたわけでございます。
○坂口委員 しかしながら、全体のワクを割り振って、そして一食当たりにすればそうなるわけです。一日当たりにすれば、二百五十円前後でございますか、それを一カ月にすれば、その額が出るわけでございます。全体のワクがきまっておりますので、その中でそれを三十日を一日に割り、一日を三食に割ると...全文を見る
○坂口委員 そうじゃないですよ。そうじゃないでしょう。
○坂口委員 八十五円がたとえ九十円であったとしても、あるいは七十五円であったとしても、その少々の上下は別にどうこうじゃないのです。ただ健康で文化的な生活水準を維持する額でないということが皆さん方にわかってもらえばいいわけです。厚生大臣にわかってもらえばいいわけです。非常にあたたか...全文を見る
○坂口委員 こういう議論をいたしておりますと、政治は何のためにあるかという、まことに基本的な問題を私は問わなければならなくなってまいります。時間もございませんので、この問題は一応きょうはこの辺で打ち切らしていただきます。またあらためてやらせていただくことにいたします。  次に、...全文を見る
○坂口委員 そういたしますと、この特別一時金というのは、いわゆる物価手当というふうに考えてよろしゅうございますか。
○坂口委員 大臣にお伺いしたいわけでございますが、現在のこの物価の高騰というものは、今後も続いていくであろうというふうに政府自身もいってお見えになります。大臣は、この物価高騰が今後どのような推移をたどっていくというふうに厚生大臣としてお考えになっておられますか。それによりまして今...全文を見る
○坂口委員 特別一時金は、ことばのあやはございますけれども、一応物価手当という形で出されたものというふうに先ほどのことばを理解させていただきました。また大臣も、現在のこの物価高騰というものは何とかして一日も早くおさめなければならない。しかし、まだ来年前半は物価高騰というものは続く...全文を見る
○坂口委員 ありがとうございます。しかし、先ほど一九%ということばが何回か出てまいりました。確かに一九%上がりました。それは物価のほうの一三、四%の上昇に比べて高いという御指摘でございますけれども、物価のほうが一三%あるいは一四%といいましても、しかしその内容をこまかく見てみます...全文を見る
○坂口委員 それをせめて十二月に限ってだけでもどうにかならないものであろうか、確かにこれは次官通達で出ていると思います。これは、それこそ皆さん方の中に何とかしてあげようというお気持ちさえあれば私はできることだと思うのです。市町村は確かに苦しゅうございます。苦しい中でも、何とかして...全文を見る
○坂口委員 これは大臣、いまいわゆる事務的な内部の事情でそういうことができにくい。この額を上げなければならぬという趣旨はわかるけれども、事務的な手続等でできにくい、こういう話があったわけでございます。これは実際問題としては、少々事務的な手続はおくれて出されても間に合う問題じゃない...全文を見る
○坂口委員 もしも厚生省のほうでそういうふうな次官通達を出していただくならば、これは市町村が多少混乱しましても、市町村は喜んで受けてくれると思うのです。それは私、考え方が少しかたくなであり過ぎはしないかと思いますね。市町村だってこれがもしもとれたらと思っているところはほんとうにた...全文を見る
○坂口委員 その二千円のほうを主にお考えになったということはよくわかりましたし、それはそれなりにまた評価もされると思うわけです。しかしながら、いわゆる二千円を限度とするこの考え方もあわせてとっていただいてしかるべきではないかと私は思います。  と申しますのは、先ほどからも申して...全文を見る
○坂口委員 わかりやすさからいいますと、二千円を五千円にしてもらうのが一番わかりやすいので、これほどはっきりわかることはないのです。ただこれも、いつまで言っておりましてもなかなか決着のつく問題じゃございませんが、それじゃもう一歩進んで申し上げますと、じゃ来年は必ずこの二千円という...全文を見る
○坂口委員 具体的な問題を一つ申し上げたいと思います。  これは一部テレビ等でも放映されましたし、活字にもどこかでなっていたというふうに思いますが、あるところにお年寄りと子供さんのお二人暮らしがあって、福祉事務所でいわゆる生活保護受給申請を出した。その面談では、受給できる条件は...全文を見る
○坂口委員 たてまえとしてはよくわかるわけでございますけれども、しかしこの十万円は、聞くところによりますと、もう十何年もかかってほんとうに十円、二十円、こつこつとためにためてためたこの十万円であったと聞いております。この人は、もし自分が死んだときの葬式代にという意味で、ないところ...全文を見る
○坂口委員 大臣、いろいろ御意見はあろうかと思います。しかし、英国では利子は収入とみなしますけれども、元金はある程度までそのままこれは生活保護のときも認めておりますし、西ドイツにおきましては百万円ぐらいまでは可能であると聞いております。ですから、この十万円ということをきめられたの...全文を見る
○坂口委員 私も決して浪花節を言っているわけではございません。そして、いまの大臣のおことばが全く全部わからないというわけではございません。法律であります限りは、どこかに線を引かなければならないということはわかります。しかし、その線の引き方があまりにも現実離れをしたところに引いてあ...全文を見る
○坂口委員 この看護婦給与の改善とともに、あわせて今後考えていかなければならないのは、いわゆるよりよい看護を確立するということだろうと思うわけでございます。そのよりよい看護の確立のためには、どうしても基準看護料というものをここではっきりとさせる必要があると思います。この点につきま...全文を見る
○坂口委員 時間がありませんのであまり詳しく聞いていることができないわけでございますけれども、大臣、けさからも中医協の問題がかなり出ておりまして、これは看護問題とは少しはずれた形になりますけれども、この医療費改定問題の中で、いわゆる技術料の評価ということが、いままでからもずいぶん...全文を見る
○坂口委員 ついででございますので、もう一問だけ大臣にお聞きをしておきたいと思うわけでございますが、御存じのように、国民総医療費というのは年々上昇を続けているわけでございます。病院に行くというのはだれも好きこのんで病院に行くわけではございませんで、これがこれだけふえてくるのにはそ...全文を見る
○坂口委員 きょうはこれ以上聞かないことにいたします。またあらためてお聞きをしたいと思います。  最後にもう一度看護婦問題に戻りますけれども、前回お聞きいたしましたときにも、この看護婦を完全にと申しますか、十分に満たすためには一応昭和五十三年を目途にしていくというようなお話がご...全文を見る
○坂口委員 時間が参りましたのでもう一つだけ申し上げておきますが、看護婦さんが職場を離れていかれるというのは、やはりそれはそれなりの理由があってそうなっておるわけなんです。潜在看護婦がたくさんお見えになるというのは、現在の職場に問題があるからそうなっているわけです。その職場の改善...全文を見る
○坂口委員 ありがとうございました。終わります。